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平成 5年 2月12日厚生委員会−02月12日-01号

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  1. 調布市議会 1993-02-12
    平成 5年 2月12日厚生委員会−02月12日-01号


    取得元: 調布市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-20
    平成 5年 2月12日厚生委員会−02月12日-01号平成 5年 2月12日厚生委員会                         開議 午前10時16分 ○清水 委員長   おはようございます。先日の行政視察大変御苦労さまでございました。  それでは、ただいまから厚生委員会を開会いたします。  なお、開議に先立ちまして、説明のための職員の出席を求めておりますので、御了承をお願いいたします。  それでは、請願第5号「乳幼児医療費無料のための助成制度実施を求める請願」を議題といたします。本請願につきまして、理事者側の方から見解等がございましたらお願いいたします。笹本参事。 ◎笹本 福祉部参事   それでは、請願第5号につきまして、その後の経過及び対応について御説明申し上げたいと思います。  東京都におきましては、既に御承知のとおり、予定どおり平成6年1月から区市町村と一体となりましてこの制度を実施する方向で、その準備を進めているようでございます。  そこで調布市につきましては、この東京都の制度に合わせまして実施するため、その対応に当たっておりますが、東京都の条例準則及び規則等準備が若干おくれている関係から、この3月の定例会にはちょっと間に合わないと思いますが、本年9月の定例の市議会におきまして、関係条例の上程、また予算の計上をお願いする予定になっております。そのほか、担当職員1名どうしても必要だということで、この配置をお願いする関係調整を今いたしております。いずれにいたしましても、平成6年1月からこの乳幼児医療無料化制度調布市において実施するということになっております。  以上でございます。 ○清水 委員長   それでは、本請願につきまして質疑意見を求めます。雨宮委員。 ◆雨宮 委員   結果が出ましたので、採択をお願いいたします。 ○清水 委員長   そのほか(「それから質問します」と呼ぶ者あり)。雨宮委員。 ◆雨宮 委員 
     以前の委員会助成率の問題、たしか3分の2を要求するというお話があったと思うんですが、都の制度が2分の1ということなんで、考え方としてはそれでいくということなんですか。 ○清水 委員長   笹本参事。 ◎笹本 福祉部参事   市長会の方から、これについて一人親家庭医療と同じように3分の2補助してほしいということで要望は入れておりますけれども、現時点では2分の1という回答をいただいております。  以上です。 ◆雨宮 委員   この問題について、私は以前から採択要求していたこともありますけれども、1つは、東京都の制度年齢制限所得制限がありまして、日本共産党としては、この2つの問題については制限を設けるべきでないという従来からの要求というか、主張はあるんですけれども、それは今後も引き続きこの委員会の中でもいろいろと取り上げていきたいと思っていますが、この請願自体については先ほど申しましたように採択を主張いたします。 ○清水 委員長   ほかに御発言ございませんようでしたら、お諮りいたします。  本請願については採択とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   それでは、御異議なしと認め、請願第5号は採択とすることに決しました。  続きまして、陳情第7号「下布田保育園に隣接する区画を保育園の用地として利用し、保育園園庭等を広くしていただくための陳情」についてを議題といたします。  本陳情につきましては、提出者の方で取り下げ意向があるようでございますが、当委員会までに間に合いませんので、本日は継続審査として取り扱うことに御了承願いたいと思いますが、御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   それでは、御異議なしと認め、陳情第7号は継続審査とすることに決しました。  続きまして、陳情第11号の1「都民の医療福祉充実を求める陳情(第1項〜第3項)」までを議題といたします。  本陳情について理事者の方で見解等がございましたらお願いいたします。小林課長。 ◎小林 健康課長   特にその後の状況情報等は得ておりません。  それから、都立病院もろもろの機関の統廃合というような状況は今のところは見えておりません。 ○清水 委員長   それでは、これより質疑意見を求めます。雨宮委員。 ◆雨宮 委員   これは、陳情のそもそもの趣旨が、関係機関に対する意見書提出など適切な処置をとられるようにという内容ですよね。それで、第1項について、実態としては、統廃合等々については今のところは予定されていないというお話なんですが、もう一つ、特養の建設、あるいは訪問看護充実等と、今後の施策展開をより積極的なものに、そして公的福祉充実を図ることというふうにいわれているわけなんですが、この部分についてはまだまだ非常に不十分と言わざるを得ないと思うんです。  それで、私、ここに「都政新報」の2月5日付のやつをちょっと持ってきているんですが、ちょうどこの中で93年度の東京都の予算の概況について報道されている内容を示してあるんです。これは「都政新報」という一つのジャーナリズムというかマスコミの調査ですから、これをもってすべてとは私も思いませんけれども、ただこの中でも指摘しているんですが、93年度の東京都の予算を見たときに、臨海関連は非常に整備化されてお金も多額の投資をしているけれども、片やいわゆるここの陳情で言われているような福祉健康関連部分については、鈴木都知事が策定した第3次長期計画そのものと比較をしてみても、非常に達成率が低いという指摘をしているんです。ですから、そういう点では、これから、これだけ高齢化社会だとか、それから今調布でもいろいろと問題が起こっているようですけども、例の障害者の問題とかいうふうなことを含めて、本当に公、行政がもっともっと力を入れて施策展開をしていく、お金も投入していくということをしていかないと、この陳情が述べているようなものがなかなか実現でき得ないんだと思います。  それから、もう一つは、市そのものとしてはいろいろ努力しているけど、やはりお金も非常にかかる問題が多いですし、特養一つつくるにしても、地価がやや安定したとはいえ、それだって億単位のお金がかかるわけでしょう。ですから、そういう意味でいえば、東京都や国そのものが、国に対していってみれば政策的な方向転換を求めるというか、充実を求めるための動きというのは、末端の地方自治体としては本当に力を入れてやっていく必要があると思うんです。  ですからそういう意味では、私はここに書かれている1項についてはぜひ──これは具体的な問題をこれこれこういうふうにしてくれというふうなことでないし、割と一般的な、抽象的な表現をとっているし、またさっきも言いましたけれども、「関係機関に対して意見書提出するなど」というふうな述べ方をしておりますので、この陳情趣旨に照らして、採択し、当調布市議会としても意見書提出するよう求めたいというふうに思うんです。ですから採択を要請したいというふうに思います。 ○清水 委員長   ほかに御発言はございませんか。関口委員。 ◆関口 委員   我々も1項だけならばあれなんですけれども、第1項から第3項という陳情のあれですね。そういうことになりますと、3項の老人医療費無料化を図るということは、どうしても考えられないということになりますので。いろいろと考えると不採択とも思うんですけども、そんなこともあれですから、継続にして、またもっと審議するということ、そういうことで我々は継続を(「ちょっと済みません」と呼ぶ者あり)。 ○清水 委員長   雨宮委員。 ◆雨宮 委員   それと、ちょっとさっき漏れたというか、落としたんですけど、1から3項の中で既に事実上実現したものがありますね。白内障の問題なんかは健康保険適用、そこに書いている以上の中身ですし、それから乳幼児無料化というか、乳幼児医療費も事実上達成できたということですから、そういう意味では陳情内容の整理ということはひとつ調整する必要はあるのかなというふうに思うんですが、その辺については委員長ないしは副委員長との協議で調整はしていただいてもいいかなと思うんですけれども。 ○清水 委員長   ほかに御発言は。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   それでは、御発言がございませんので、お諮りいたします。  本陳情採択要求がございましたけれども継続審査意見2つに分かれております。したがいまして、挙手により採決をいたしたいと思いますが……(「継続が先」と呼ぶ者あり)。ごめんなさい。継続が先でしたね。  お諮りいたします。本件については継続審査にすることに賛成の方の挙手を求めます。      〔賛成者挙手〕 ○清水 委員長   挙手多数で、陳情第11号の1は継続審査と決しました。  続きまして、陳情第35号「特別養護老人ホーム早期建設を求める陳情」を議題といたします。  本陳情については、提出者岡部長利氏から貝川正也氏に変更になりました。新提出者から議長あて取り下げ願提出されている旨、議長から連絡を受けておりますので、お諮りいたします。  本陳情については取り下げ了承することに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   御異議なしと認め、取り下げ了承いたします。  続きまして、陳情第40号「65歳以上の高齢者敬老祝金1万円支給に関する陳情」を議題といたします。  本陳情について、理事者の方で見解等がございましたらお願いいたします。志村課長。 ◎志村 高齢福祉課長   この件につきましては、その後、動き、変化、ございません。  以上でございます。 ○清水 委員長   説明は終わりました。それではこれより質疑意見を求めます。佐々木委員。 ◆佐々木 委員   これは金額的な面とか年齢的な面についての要望でもあるんですけども理事者の方も財政的な面とかいろんな面で、実現するには非常に当面不可能というお話もありますが、やっぱり高齢者医療に対しての問題に関すること含めて、生活が大変だということもありますので、そういう点を見ながら、継続して検討していきたいと考えております。 ○清水 委員長   ほかに御発言はございませんか。広瀬委員。 ◆広瀬 委員   私も同趣旨継続をお願いします。本当だったら採択方向でいきたいところなんですけれども、もう少し議論した方がいいように思います。 ○清水 委員長   雨宮委員。 ◆雨宮 委員   私も結論としては継続で結構なんですけども前回委員会でも、ここに盛られている内容について事実上ゼロ回答みたいな答弁がなされたわけですけれども、先ほどの広瀬委員発言にもありますように、それから、ますます今後、医療費体系の問題とか年金の支給年齢の引き下げの問題というふうな、高齢者を取り巻く社会状況が悪化の一途をたどるというのは客観的に存在していると思うんです。ですから、そういう点ではぜひ、考えはないということでなくて、積極的に検討していただいて、75歳を65になるかどうかとか、あるいは金額は1万円すぐいくかどうかというのはともかくとしましても、とにかく前進方向変化をしていくということの検討継続的にお願いしたいなと。積極的に。このことを要望して、継続ということで。 ○清水 委員長   ほかに御発言がなければ、お諮りいたします。  本陳情継続審査とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   それでは御異議なしと認め、陳情第40号は継続審査とすることに決しました。  続きまして、陳情第48号「埋蔵文化財発掘調査委託契約にかかわる陳情」を議題といたします。  本陳情については、提出者から議長あて取り下げ願提出されている旨、議長から連絡を受けております。  お諮りいたします。  本陳情については取り下げ了承とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   御異議なしと認め、取り下げ了承いたします。  続きまして、陳情第49号「私立保育園存続に関する陳情」を議題といたします。  本陳情について理事者の方で見解等がございましたらお願いいたします。倉田課長。 ◎倉田 保育課長   それでは、陳情49号につきまして、その後の経過について御説明を申し上げます。  昨年の12月の末になりますが、28日に、相続人であります石原氏から児童福祉施設廃止承認申請書、さらには児童福祉施設設置認可申請書がそれぞれ出されました。最初の廃止承認申請書というのは、曽我部房子さんが亡くなられたということで廃止の申請書。それから、設置認可申請書というのは、法人化にするまでの暫定的に個人立として認可をするというものでございますが、その2つ書類がそれぞれ出されております。  前回委員会でも申し上げましたように、相続人であります石原氏の方から、法人化に向けて準備するということで、向こう3ヵ年間猶予をというようなことでございますので、これは前回説明申し上げております。それを受けまして、私どもの方で、年を明けまして1月の半ば過ぎに、市を経由して都知事あて進達をしたところでございます。  その中身でございますが、相続人であります石原氏の方から出されたその3ヵ年間の将来計画につきます具体的な解決策といいますか、いろいろ問題を抱えているというようなことから、具体的な計画を3ヵ年の間に明記してほしいという部分が、12月に出された文書だけでは酌み取れないというようなことから、再度、相続人石原氏に対して東京都の方から、もう少し具体的な将来計画を出してほしいというようなことで、書類申請が不受理になってございます。  そんなことを受けまして、私どもとしては、2月3日に再度、都の意向を受けて相続人石原氏に対してお話し申し上げ、一応今後の計画としましては、今月の20日前後を目安にしまして、将来計画の具体的なものを出してほしいというようなことをお願いしているというのが実情でございます。  以上でございます。 ○清水 委員長   それでは、これより質疑意見を求めます。佐々木委員。 ◆佐々木 委員   そうすると、理事者側の方からこの親の会の方には、市の立場ですか、そういった状況と、それから現園長の不断の精神で明確な計画を出していかなければならないんだということ含めて、具体的に同時進行代表等説明されているんでしょうか。 ○清水 委員長   倉田課長
    倉田 保育課長   親の会の方には今の段階ではまだ説明はやっておりません。一応、先ほど申し上げました2つ申請書が正式に都が受理をされた段階で、そういったことを考えていきたいというふうには考えております。 ◆佐々木 委員   一部というよりは大方の人は、どちらかというと市の姿勢が廃止させようというように誤解をされて、市の責任でというようなことを考えられて署名されたり、または心配されている人が大方だと思うんですね。そういった意味においては、市の方でも誤解されて困られている事情もあると思いますし、その都度、はっきりした段階で代表の方にきちっとした説明をしていただくと同時に、親の会とか署名された人の不安を解消するための努力はしていただいて、これだけ市も一生懸命努力しているわけですから、それが正当に評価されるように努力されたらいかがかと思います。 ◎倉田 保育課長   基本的には、先ほど申し上げた形で親の会の方には話を申し上げたいというふうに思っておりますが、昨年でしたか、おいでいただきましたので、その段階で、市の考え方というのはこうですよというようなことについては、役員さん、約7、8人の方がおみえになりましたので、その方々には一応申し上げたということでございます。  なお、今後につきましては先ほど申し上げたような形で取り扱いをしてまいりたいと思っています。 ◆佐々木 委員   じゃ、継続して、また慎重審議したらと思います。 ○清水 委員長   雨宮委員。 ◆雨宮 委員   質問なんですが、先ほど課長の御説明ですと、東京都の方から申請した段階で3年間での開設展望というんですか、計画を提示してほしいということだったようですけれども、その具体的な中身をここで聞こうとは思いませんけれども、そういった問題について、市の方の見通しとしてはクリアできるというふうな見通しをお持ちなんでしょうか。 ○清水 委員長   倉田課長。 ◎倉田 保育課長   前回委員会でも申し上げておりますんですが、相続人石原さんの方から、法人化に向けて準備している、準備期間として向こう3ヵ年間の猶予をいただきたいというような文書を昨年の12月10日過ぎにいただいております。これを尊重するということが基本になるわけでございますけども、あそこの場所そのものが、御案内のとおり道路が狭い、袋路地になっているというようなこと、それらを考えますと、建築基準法上の問題だとか、それから東京都の安全条例上の問題だとかという問題もございます。一方、土地につきましても、すべてが相続人の土地になっていないというようなこと等々がございますので、そういったことの問題は幾つかありますが、ただ、基本的には相続人の方からのそういう申し出でございますので、そのことを基本に考えたい。御相談があれば、私どもとしてもできるだけ積極的に援助していきたいというふうに考えております。 ◆雨宮 委員   申請者というか事業当事者の意思がはっきりして、市の少なくとも担当部というか所管の姿勢も、今のお話のように、非常に積極的ではっきりしていると。そこでいろいろ問題が出てくるとすれば、先ほど課長お話しされたような、いわば保育課の所管以外の部分での障害というのが予想できそうな感じもするんですけれども、それはある意味では市挙げてぜひいろんな面での、ある意味では財政的な部分まで含めて援助をしていただいて、石原さんの事業をしたいという意思が成就できるようにぜひよろしくお願いしたいと思います。これを強く要望しておきたいと思います。継続で結構です。 ○清水 委員長   ほかに御発言はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   それでは、ほかに御発言がなければ、お諮りいたします。  本陳情継続審査とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   御異議なしと認め、陳情第49号は継続審査とすることに決しました。  続きまして、陳情第50号「公的保険充実し、よい医療看護を実現するための陳情」を議題といたします。  本陳情について理事者の方で見解等がございましたらお願いいたします。小林課長。 ◎小林 健康課長   本陳情は、昨年の12月2日に受理されたものであります。陳情趣旨は、診療報酬の大幅な改善や公的な保険制度充実を求める内容になっております。また、そういう広い意味でのとらえ方から、陳情事項も広範囲なものとなっております。  そこで陳情事項を見てまいりますと、いわゆる公的保険制度に関する内容が多くなっているわけですけれども制度に関するものは、健康課サイドは余りこの情報は入ってきておりませんで、むしろ地域保険立場をとっております。国民健康保険の方がこの種の情報は入ってくるというのが現状でございます。  それで、 (3)の「保険でよい入れ歯……」のところですが、これは昨年の12月の議会におきまして意見書が既に採択されておりますし、この種の陳情で全国では 100の地方自治体においてこの内容が決議されているというふうに聞いております。 (5)につきましても、いわゆる保険制度に関する部分でありますので、むしろ私どもとしてはこれに関するコメントはございません。  陳情事項の2につきましては、老人病院からの追い出しということなんですが、これは連日、お年寄りを地域で見ておりますと、年寄りのいわゆるたらい回し現状というのをよく耳にする内容になっております。これもやはり今の現行の医療制度の中では、お年寄りを入院させますと、3ヵ月過ぎますと、診療報酬上、大幅な制限を受けるというような現状があるために、3ヵ月過ぎたら退院しなさいというような現状が起きていることは事実でございます。  それから、陳情3につきましては、看護婦の確保の問題なんですが、この看護婦の問題も診療報酬の中に、いわゆる処遇の改善に至るまで診療報酬上保障されていない関係上、どうしても看護婦の数が病院医療経済の中で大きく圧迫をしていて、また処遇も改善されていかないというようなのが現状だと思います。  以上です。 ○清水 委員長   説明は終わりましたので、これより質疑意見を求めます。佐々木委員。 ◆佐々木 委員   今、課長さんの方からいろいろと具体的に説明があったんですけども、やはり個々のことを中心とした内容が多いということで、むしろ総務委員会の方の内容ではないかという趣旨お話もありましたり、それからそれぞれ多岐にわたっているということも事実です。それで、すぐに結論が出せないような問題が多いもんですから、私たちでさらに継続して慎重に審議できるところはきちんと審議していきたいと思いますので、継続で。 ○清水 委員長   ほかに御発言ございませんか。雨宮委員。 ◆雨宮 委員   継続で私もいいんですが、問題は、この陳情中身保険にかかわる部分と、もう一つは大きく言えば診療報酬体制の問題が大きなウエートを占めていると思うんです。実はこの診療報酬の問題というのは──これは労働組合でしたでしょう。そうですね。医労連ですから労働組合サイドからの陳情なんですが、医師の方の、保険を使っている医師というか、保険医療行為を行っている医師の団体に保険医協会というのがあります。実はこれは保険医協会から送られてきた資料一つなんですけど、全く同じことを言っているんですよ。例えば、先ほどの課長お話にも少しありましたけれども診療報酬の中で例えば外来の看護婦には報酬点数が全然見てないとか、どこからどう見ても欠陥としか言いようのない実態があるんです。ですから、診療報酬そのものの絶対額の引き上げ、改善ということはもちろんですし、それから今言ったように制度的に全然保障されてないという問題も非常にあるわけですよ。ですから、そういう点では、私はぜひ、きょう全部資料というふうに言いませんけれども診療報酬にかかわる部分についてできる限りの資料を次の委員会に用意していただけないかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○清水 委員長   小林課長。 ◎小林 健康課長   私どもは、その診療報酬の範囲の資料健康課としてはないんです。むしろ国民健康保険課の方が具体的に診療報酬請求書なり持っているわけですし、そこら辺の制度の問題も含めて、内容についても分析は出ています。 ◆雨宮 委員   それでしたら、健康保険の担当の方にぜひそういう形の資料を……。というか、これはここに出されている陳情ですから、ここでやっぱり審議する必要があるわけですね。  この種の問題になってくると、いつも継続にはするんだけども、具体的な中身の審議がほとんど行われてこないで、次、次、次と先送りされているのが実態だと思うんです。ですから、ちょっと健康課には御足労ですが、何とか資料提出していただけないかと思うんですが。ちょっと委員長の方で後で調整をお願いできないですかね。 ○清水 委員長   この場で、健康課長の方はどうですか。 ◎小林 健康課長   診療報酬資料はかなり膨大になると思いますので……検討はさせていただきたいと思います。用意できるかどうかは、まだちょっと自信はありませんけど。 ○清水 委員長   逆質問。雨宮委員、その診療報酬内容というと、今お話が出たようにすごく膨大になると思うんですが、個人見解ですけれども中身的に資料請求という形で国民健康保険課の方ですか、そういうふうにはできませんか。 ◆雨宮 委員   と言いますのは、今もちょっと示している、これは保険医協会から送ってくれた資料なんですけども、要するにこういう共通のもので各委員さん手にしていただいて議論しないと。例えば、私がたまたまこういう資料を持っていて、これに基づいてこういう問題がありますよということを言っても、議論がかみ合わないし、一方的に言いっ放しと。もちろん、こういういわば国の制度にかかわる問題ですから、理事者の皆さんもそんなに踏み込んだ答弁もできないでしょうし。だから、そういう意味では、むしろ委員同士がこの陳情に即して審議、議論をするという意味での資料をお願いしたいということです。  ですから、診療報酬制度そのものを全部ここに出してくれというつもりは私もないんですよ。今、例えば一般的に言われているようなことで問題点を指摘されていることだとか、さっきの外来看護婦報酬点数が全然ついていないだとか、そういうふうなこの陳情内容に則した形で資料となり得るようなものがあればということなんで。これももし差し支えなければ、私の方で資料として皆さん方にお配りしても構わないなと思っているんですけれども、そういうことなんです。 ○清水 委員長   それでは、副委員長と後でちょっと相談いたします。  ほかに御発言ございませんか。佐々木委員。 ◆佐々木 委員   確かにこの陳情以外に、さっき申し上げたような多面的な形で、内容が豊富な形で盛り込まれて、将来の医療とか生活とかそういったことに対しての陳情が出てきているわけで。例えば (5)の「健保本人10割給付の復活など……」というこの1項目とっても、即私たちの方でどうなるということを言えば、国の方にその意見を具申してくれというようなことになってくるんですけれども、そういったことを含めて、この種のものが今、雨宮委員さんからあったように、先送りといいますか、検討するといいながらどうしても先送りになるという実態はあるんですけども、逆に言うと、各委員情報とか資料については新聞とかテレビとかの報道機関、またはそれぞれの立場情報源がないわけでもないし、またそういうものをにらみ合わせならが、国とか、ある面においては東京都とか、いろんな形の広域な形で進めていく。それを見守ったり、またそういう情報を得たり、また意見を言ったりという立場がありますので、決して単に先送りしているわけじゃないということも含めて、やはり項目がこういう形で出てきているということについての困難性ということはだれしも認識するわけですから、そういったことを含めて慎重審議ということについては、実態としてはそれぞれが慎重審議していることは間違いないので、そういうことも含めて理解しながらやっていきたいなというふうに申し上げたいと思います(「はい、済みません」と呼ぶ者あり)。 ○清水 委員長   雨宮委員。 ◆雨宮 委員   今の佐々木委員さんのそれに反論ということじゃなくて、ちょっと言葉足らずで、誤解されないように弁明するんですけども、それぞれの皆さんがそれぞれの情報で、当然情報をとりながらここに臨まれているというのは十分承知しているつもりですけれども、その際に、例えば、ほかの案件でも審議する場合に議案書という共通のものがあるわけです。ところが、こういう陳情請願については、ここに書かれていること、しかもかなり抽象的──多岐にわたっていますけども、抽象的な述べ方しかされていないんで、それを共通の一つの物差しではかる材料として資料をという意味合いなんで、決して委員の皆さんが何もしてないとかそういうことじゃありませんので。  それから、慎重な審議ということはそのとおりだと思いますから、よろしくお願いしたいと思います。 ○清水 委員長   ほかに御発言はございませんか。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   御発言がなければ、お諮りいたします。  本陳情継続審査とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   御異議なしと認め、陳情第50号は継続審査とすることに決しました。  続きまして、陳情第51号「看護婦等保健医療従事者の確保を促進するための陳情」を議題といたします。  本陳情について理事者の方で見解等がございましたらお願いいたします。小林課長。 ◎小林 健康課長   本陳情も昨年の12月に受理されたものでございます。  看護婦の確保対策につきましては、昨年の6月に看護婦人材確保法なるものが超党派で国で法律として成立しております。この法律を受けまして、国はもちろんのこと、都道府県におきましても、看護婦の需給計画を今策定中であります。これは平成12年を目途にして、各地域別に看護婦の需給──看護職員になっていますけれども看護婦、保健婦、助産婦、または関連する医療従事者も若干入ってきますが、いわゆる需給計画を今策定中であります。  また、今もう既に作業に入っているわけですが、地域医療計画をブロック別ですけど東京都レベルで策定をしておりますので、その中には各地域別に看護婦の需給計画が何らかの形で示されていくものと思っております。  いずれにいたしましても、看護婦の今の不足の問題はかなり深刻でありまして、あらゆる機関があらゆる努力を精力的にやっていきませんと、今盛んに言われております高齢化社会には追いついていかないような現状でございます。  そこで、市内の看護婦数の不足の問題をちょっと聞いてみましたら、慈恵第三病院でも看護婦の数が絶対的に不足しているために病棟を閉鎖しているというようなことも聞いていますし、市内の一般病院の3病院もかなりの入院患者を制限せざるを得なくなっているというような状況は聞いております。医師会におきましても、医師会立の準看学院で看護婦さんを養成しているんですけれども、いろんな意味で処遇改善が必要な状況もありそうで、なかなか看護婦が定着してきていないというのが現状でございます。  以上です。 ○清水 委員長   それでは、これより質疑意見を求めます。佐々木委員。 ◆佐々木 委員   国、都も実際に悩んで大変に努力されていることですし、また市としても内容的に望ましい内容でございますので、採択を主張します。 ○清水 委員長   広瀬委員。 ◆広瀬 委員   私も、看護婦さんを確保するというのは、いろんなところで努力されていると思うんですが、看護婦さんというのは女性なわけで、働く女性の労働条件全般がやっぱり整備されていかないといけないと思います。特に看護婦さんの場合は、夜勤を伴っているということが非常に就労継続を困難にしている大きな原因だろうと思いますし、資格は持っているけれども、子供を持って家庭と仕事と両立できないというところにやっぱり今の人材確保の難しさというのは非常にあると思うんです。  そういう意味からいきましても、ここら辺の点については十分対応していかなければいけない。これは意見書ということでの陳情ですけれども、市内の病院看護婦さんたちが働きやすくするというためには、調布市そのものがそういった働く女性、看護婦さんたちに対して働き続けられるような条件を地域社会の中で整備していくということが非常に大きい問題じゃないだろうかというふうに思います。  それで、この陳情趣旨はそういう形で書かれておりますので、ぜひ行政側の方も今後努力していただきたいと思いますし、ぜひ意見書提出していただきたいということで、採択を主張いたします。 ○清水 委員長 
     ほかに御発言雨宮委員。 ◆雨宮 委員   採択という意見が出ているんですけど、私も採択をお願いしたいと思います。  特に保育に関連する条件整備と、いわば財政というかお金の面から、ほかの業種よりか少し──言葉はきれいじゃないですけど、うまみをつけて看護婦につきやすいということをここで言っているんだろうと思うんですよ。例えば院内保育所の問題でも、かつて慈恵医大病院には院内保育所があったようなんですね。ところが、いろいろな事情でこれがなくなって……なくされたというか、なくなったというか、なくされてしまったと。それはやっぱり公的な立場からの側面援助というんですか、こういうものがその当時なかったから、企業努力だけで維持し切れなかったというふうな話も聞いているんです。そういう点でやはり、この陳情趣旨にもありますように、都や国の努力とともに直接の自治体、調布市なら調布市のこういう問題に対する積極的な具体的な検討をぜひ陳情趣旨に基づいて手がけていくように取り組んでほしいというふうに思います。 ○清水 委員長   ほかに御発言ございませんか。大須賀委員。 ◆大須賀 委員   私も同様に採択を主張したいと思います。陳情内容にもありますけれども看護婦が確保できないから病棟の縮小や閉鎖をする病院が出てきたり、市民のための地域医療の確保にも支障を来すというふうに書いてあります。先ほどの課長説明にも、調布病院の中の具体的な例を挙げて、いかに困っているかという例がありました。また、幾つか市内の病院を回ってみるとわかりますけども看護婦募集という掲示がかなり出ているんですよね。実際に知り合いのお医者さんのところへ行って聞いてみてるんですけども、多くの個人病院では看護婦が1人か2人ですよね。ですからその1人や2人がいなくなったら、本当に病院を続けていくかどうかの大変なところにありますから、国、都、市それぞれが全力を挙げて取り組んでいくためにも、ぜひこの陳情採択して意見書提出していただきたいと思います。 ○清水 委員長   これは20何年も前の、いろんな看護婦不足、ずっと続いている問題ですよね。国会でも2・8闘争なんていって、2人夜勤8日勤務というのが出てきたんですけれども、それがいまだに実現されていないという長い闘いが中にあるわけですけれども、それではほかに御発言がなければ、お諮りいたします。  当陳情採択とすることに御異議ございませんか。      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   御異議なしと認め、陳情第51号は採択とすることに決しました。  それでは、きょう2件採択をいたしておりますので、意見書提出につきましては、案について正副委員長に一任ということでお願いいたしたいと存じます。  それでは、以上で当委員会に付託された案件の審議はすべて終了いたしました。  次に報告事項がございますので、報告をお願いいたします。倉田課長。 ◎倉田 保育課長   昨年の8月から進めておりました上布田保育園の改修工事でございます。この改修工事が、工期的には今月の末ということであったんですが、若干工期が早まりまして既に完成しております。そこで、昨年の8月24日から仮園舎で保育業務を行っていたわけですが、その本園舎の引っ越しを行いたいということでございます。引っ越しが一応今月の20日、21日、この土曜、日曜日を使いまして2日間で引っ越しをいたしたいと考えておりますので、御報告をさせていただきます。  なお、22日月曜日からの保育については通常どおり保育をしてまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○清水 委員長   御質問はございますか。雨宮委員。 ◆雨宮 委員   予定より早く園舎の改修が終わったということで、これ自体は非常に喜ばしいことだと思うんですけど、ちょっと私、気になっていたのが、今の小島町の仮園舎を使うことによって通園に非常に困難を来すということで父母会の皆さんからいろんな要望があったようですけども、仮園舎に移ったことによって具体的に例えば退園をしたとか転園をしたとかという事例はありますか。 ○清水 委員長   倉田課長。 ◎倉田 保育課長   4月以降ではございません。4月の段階で──4月1日というか3月末だと思いますが、そういう申し出があったというのは伺っておりますけども、4月以降はございません。 ◆雨宮 委員   それは4月1日の年度変わりの申請ということですね。 ◎倉田 保育課長   そういうことでございます。 ◆雨宮 委員   継続申請がなかったということですか。 ◎倉田 保育課長   そうです。 ◆雨宮 委員   何件? ◎倉田 保育課長   お1人さんというふうに伺っております。 ○清水 委員長   ほかに御質問は。      〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○清水 委員長   報告事項は以上で終わりました。  ほかにございませんようでしたら、これにて委員会を散会いたします。どうもお疲れさまでした。                         散会 午前11時3分...