武蔵野市議会 > 2019-03-06 >
平成31年 厚生委員会 本文 開催日: 2019-03-06
平成31年 厚生委員会 名簿 開催日: 2019-03-06

  • "事業系持ち込みごみ"(1/1)
ツイート シェア
  1. 武蔵野市議会 2019-03-06
    平成31年 厚生委員会 本文 開催日: 2019-03-06


    取得元: 武蔵野市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-15
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                                ○午前10時00分 開 会 【木崎委員長】  ただいまより厚生委員会を開会いたします。  まず初めに、傍聴についてお諮りをいたします。定員の範囲内で傍聴の申し込みがあった場合、本日の傍聴を許可することに異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 2 【木崎委員長】  異議ないものと認め、さよう決定いたしました。  次に、山本ひとみ委員より、本日の委員会を体調不良により欠席する旨の連絡がありましたので、御報告をいたします。  それでは、議案に入ります。日程第1、議案第7号 武蔵野市廃棄物の抑制・再利用と適正処理及びまちの美化に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  直ちに質疑に入ります。 3 【大野委員】  よろしくお願いいたします。  それでは、幾つか質問させていただきます。  今回の改正は、環境美化推進員の廃止に伴うものというふうに理解しておりますが、これが12期にわたって運営されてきたということで、戸別回収が開始された平成16年10月以降、ごみステーションの美化の問題は解決しており、その後どのような活動をこれまでされてきたのか、また廃止された背景について、もう少し詳しくお伺いできればと思います。 4 【齋藤ごみ総合対策課長】  よろしくお願いいたします。  平成16年に戸別有料化が開始されまして、それ以降の美化推進員の活動ということで御質問をいただきました。それ以降につきましては、戸別収集を開始した当初は、分別またはごみの出し方がまだ徹底されていないということがありましたので、そういう部分を中心にまちの情報のほうを美化推進員を通じていただいてきたというところがございます。それ以降は、主な活動をタウンウォッチング、タウンクリーニングという形で、基本的には各季節1回、多いところですと毎月、地区の美化推進員さんが地域を回って、その中で美化の状況が悪いところの情報を市にいただいていたという経緯がございます。  昨今、そのいただいている情報のほうを拝見しますと、工事中の箇所のポイ捨てがひどいだとか、植え込みのポイ捨てがひどいというような形で、いわゆる通常の路上というよりは、よくごみが捨てられてしまうところの美化の徹底が難しいという情報を主としていただいておるところでございます。翻って考えますと、そういう情報が入ってくるということは、全般的な美化の状況が改善しているというようなことの裏返しなのかなというふうな判断を事務方のほうでいたしまして、当初の設置目的が、ステーション回収をしていた際、路上での美化状況の情報を主として把握するというような役割をした中での位置づけとしては、一定、役割を果たしていただけたのかなということで、今回廃止というような取り扱いをいたしたいというふうに考えておるところでございます。 5 【大野委員】  ありがとうございます。  私の理解では、環境美化推進員というのは行政側から用意されたもので、クリーンむさしのを推進する会というのは市民の側からできてきたものというふうに理解しておりますが、もし間違っていたら指摘してください。そのクリーンむさしのを推進する会の皆様への、この美化推進員が廃止されることへの影響などはありますかどうか、お伺いいたします。 6 【齋藤ごみ総合対策課長】  委員御指摘のとおり、美化推進員とクリーンむさしのを推進する会は別組織という形で、別の活動をしていただいております。人によっては、両者、ともにやられているような方もいらっしゃいますけれども、基本的には別組織でございますので、その廃止に伴う影響というものはないものというふうに考えております。 7 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  これより討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり)
    8 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  議案第7号 武蔵野市廃棄物の抑制・再利用と適正処理及びまちの美化に関する条例の一部を改正する条例、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。                    (賛成者挙手) 9 【木崎委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────────── 10 【木崎委員長】  次に、日程第2、議案第11号 平成30年度武蔵野市一般会計補正予算(第5回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費(人件費及び第2項児童福祉費を除く。)、第4款衛生費(人件費を除く。)を議題といたします。  直ちに質疑に入ります。 11 【大野委員】  それでは、よろしくお願いします。  まず、150、151ページの老人福祉費ですが、1億8,600万円程度のマイナスになっておりますが、これについて御説明をお願いします。  次に、158、159ページの生活保護費の扶助費、これが2億5,600万円程度のマイナスになっておりますが、これについても詳しく理由をお願いいたします。  次に、160、161ページの予防費、予防接種等の事業かと思いますが、これも1,500万円程度のマイナスで出てきておりますが、これの理由をお伺いいたします。 12 【小山高齢者支援課長】  ただいま大野委員のほうから、150、151ページの老人福祉費、こちらが1億8,667万8,000円ほど補正減が入っているけれども、その内容についてという御質問をいただきました。こちらのほうの詳細につきましては、151ページから152ページにかけまして、それぞれ細かい費目ごとに出ておりますが、特に大きなものについてお話をさせていただければと思います。  1,000万を超えるような、今回大きく減額したものとしましては、この中で14節の使用料及び賃借料、こちらのほうが1,115万円ほど減額しております。こちらは、福祉型民間アパート借り上げのほうが下がったというような形で、1,115万ほど今回、補正減をさせていただきました。  そのほか、19節、こちらのほうは153ページになりますが、補助金1,717万6,000円ほど減額させていただいております。こちらの中で一番大きかったものは、介護保険施設等整備事業補助金を1,181万2,000円ほど減額しております。こちらのほうは、小規模特別養護老人ホーム、具体的にはゆとりえ、武蔵野館、親の家の運営費補助金が当初見込みを下回ったほか、吉祥寺ナーシングホームへの運営費補助金も下回ったということで、1,180万円ほど減額させていただきました。  それと、続いて20節扶助費ですが、扶助費のうち施設援護費、こちらのほうが1,550万ほど減額をしています。こちらは、老人ホームへの入所援護という形で、利用者が当初予定を下回ったため減額をしております。  それと、28節繰出金ですが、こちらの一端は後期高齢者医療に関する繰出金の減、それと介護保険事業会計の繰出金が7,500万円ほど減額をしています。こちらにつきましては、介護保険事業のほうの関係がございますが、介護保険事業の244ページをちょっとごらんいただきたいのですけれども、こちらのほうで一般会計繰入金7,500万円ほど減額となっておりますが、基本的には介護保険の給付費のほうが下がったために、市のほうからの繰出金についても減額したと、そのようになっております。  以上です。 13 【毛利生活福祉課長】  生活保護費の扶助費の減についての御質問でございます。  補正額2億5,625万円のうち、生活保護法による扶助が2億5,500万円となっております。その内訳でございますけれども、生活扶助費、いわゆる生活保護の基本的な生活費の部分ですけれども、こちらが4,000万円の減でございますが、この原因としましては、平成29年8月1日に公的年金制度の財政基盤及び最低保障機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律が施行されまして、これにより、年金の支給要件となります保険料納付期間が25年から10年に短縮されたということがございます。いわゆる年金10年化でございますが、この影響で、29年度は約半年間の効果でございますけれども、その際に裁定請求の対象者が102人、効果額が1,670万円ということでございますので、30年度はその倍ぐらいになっているということがありまして、その影響であろうというふうに考えております。  また、大きなものとしては、住宅扶助費が5,200万円の減でございますけれども、こちらについては、平成27年度に生活保護制度の改正、基準改定がございまして、住宅費について、例えば2人世帯の場合は、それまで6万9,800円が上限だったところが6万4,000円に減額されるということがありまして、平成27年にお引っ越しをされたという方がたくさんいらっしゃいます。恐らく29年度に最初の更新を迎えて、29年度の額が大変大きかったということがございますので、そこに倣って30年度予算を立てたということもございまして、本年度、これだけ減が発生しているのかなというふうに思っているところです。  また、大きなものとしては、医療扶助費が1億4,500万円の減でございますけれども、こちらについては、高額医療費の方が昨年度、受給世帯数はいずれの扶助もそんなに変わっていないというのが現状でございますけれども、例えば20万点以上の高額医療費の方が、平成29年ですと25件いらっしゃったのが、30年は15件であるということですとか、また、こういう高額医療の方も含めての入院が、前年の29年の同期よりも88件、約9,800万円ほど減になっているということがございますので、そういったことによる減と考えているところでございます。  以上でございます。 14 【一ノ関健康課長】  続きまして、160、161ページにございます予防費の約1,500万円の補正減でございます。医薬材料費につきましては、予防接種の接種者が当初予算の見込みよりも数が減ったということで、500万の減をしているところでございます。これは、法定接種等ですので、かなりの高い率、100%に近い率で予算を要求していますが、実際にはそこまではいかないということで、例年減額をさせていただいているものでございます。  その下の委託料の事業運営委託料につきましては、特定健診につきましても受診者が1人受診するだけで、多い人だと上乗せ分も入れると3万とか4万円かかりますので、多目に見ている部分が、結局は例年ぐらいの受診率だったということで、約1,500万円下げるというものでございます。  そのほかにプラスの要因としましては、大人の風疹の抗体検査と予防接種を、まず東京都が昨年11月から対象者を、妊婦、あとは妊娠を予定している方の同居者に拡大しましたので、その分で約1,000万円の増を見込んだということでございます。  以上でございます。 15 【大野委員】  ありがとうございました。  生活保護費については、さまざま説明をいただきましてありがとうございます。減になっているので、受給者が減ったのかなというふうに予想したのですが、そうではなくてということで、理解いたしました。  次に、162、163ページのごみ処理場費が約2,000万円程度の減になっておりますが、この内訳を見ますときに、需用費と委託料が大きな減なのかなというふうに思いますけれども、この辺について詳しくお知らせください。 16 【和地クリーンセンター所長】  ごみ処理場費の補正減について説明をいたします。  まず、消耗品については、捕集された飛灰を固定化して搬出することがありますので、今回、そういった固定化して緊急的に搬出するということがなかったので、その部分は減額しております。あと、消耗品の部分で電気料、ガス料が大きいのですけれども、今回、電気料については、燃料調整費がマイナスにシフトしていたためのその減額であります。  そして、委託料については、破砕不適物、これはうちで処理できないごみを業者に依頼をして処理をしていただきますけれども、今回は想定より少なかったということで、減額をしています。  さらに、実施設計委託費が、これは700万円ほど契約差金がありましたので、そのことについて減額をしております。  以上でございます。 17 【土屋委員】  今、大野委員のほうから質問があったところ、もう少し詳しくお伺いしたいのですけれども、150ページの老人福祉費のところで、桜堤ケアハウスの賃借料は減になったということで、これは今後ともこの金額がずっと安くなるというふうに捉えてよろしいのでしょうか。それとも、どういうふうな感じでその賃借料が減になったかという具体的なところを聞きたいと思います。  それと、老人ホームの利用者が減で減額だったと言いますけれども、ちまたでは老人ホームに皆さん、入りたいと言っているわけですので、その人数が減ということがいま一つよく理解できないのですが、その辺のところをもしあれだったら教えていただきたいと思います。 18 【勝又相談支援担当課長】  老人ホームの件でございますが、こちらは老人福祉法に基づく措置の対応のホームでございます。30年度の入所の措置者数については、30年度24名ということで、過去、26年度当初は30名ほど御利用いただいていますので、そのあたりの数になります。 19 【小山高齢者支援課長】  ただいま土屋委員のほうから、賃借料が下がったのはケアハウスの賃借料が下がったというお話があったのですが、ケアハウスについては賃借料ではなくて、こちらのほうは市の施設ですので、今回下がっていません。賃借料につきましては、私の答弁がちょっとわかりづらかったかもしれませんけれども、借り上げの福祉型民間住宅になりますので、住宅対策課のほうより答弁させていただきます。 20 【大塚住宅対策課長】  シルバーピアの借り上げの減でございますが、金額的には1,100万円ほど減になってございまして、シルバーピアの借上料につきましては、近傍同種家賃ということを参考に建物ごとに契約しているということでございまして、平成30年度の予算策定後に契約更新をした物件が4件ございますので、その4件について、おおむね15%程度でございますが、賃料、借上料を下げていただいたということで、1,100万ほど減になってございます。 21 【土屋委員】  シルバーピアの件ということで、わかりました。  それから、先ほどのほうは措置対応の方の部分だということですので、今までは30名程度いたのが24名ということで、武蔵野市の中ではそういう方が少し減ったというふうに理解しました。わかりました。  では、そのほかのことで、ひとり親家庭対策事業ということで、157ページでしょうか。実績に合わせて下げたとありますけれども、ひとり親家庭もここのところずっとふえていたと思いますけれども、まず、もしできればこの数年のひとり親家庭の人数をもう一度確認させていただきたいと思います。それで、どうしてそれがふえているのか、人数によっては、その事業費が減るということはわかるのですけれども、その辺のところを具体的に教えていただきたいと思います。 22 【木崎委員長】  土屋委員、これは児童福祉費なので別です。文教。よろしいですか。 23 【土屋委員】  わかりました。 24 【下田委員】  162、163ページの駅前周辺清掃事業、業務委託料が減になっているのですけれども、委託料というのは年で決まっている中で、減になった理由というのをちょっと教えていただければと思います。 25 【齋藤ごみ総合対策課長】  こちらの委託料につきましては、駅前の禁煙マークの張りかえの委託料になっております。実は、今デザイン変更を検討しておるところでございまして、今年度、通常の張りかえの回数を抑制してきたというところで、実際に張りかえをしなかった部分の委託料について、今回、補正減をさせていただくというところでございます。 26 【下田委員】  具体的にその張りかえにかかる日数、量をどのぐらい想定していて、それで張りかえなかったかというのを具体的に教えていただければと思います。 27 【齋藤ごみ総合対策課長】  デザイン変更を今年度中に行った場合につきましては、通常の張りかえとあわせて全てを張りかえるというような作業が必要になってまいります。デザイン変更を今現在、検討しておるところですので、その全面張りかえの部分を執行しなかったということでの補正減でございます。 28 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  これより討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 29 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  議案第11号 平成30年度武蔵野市一般会計補正予算(第5回)第1表 歳入歳出予算補正中、歳出 第3款民生費(人件費及び第2項児童福祉費を除く。)、第4款衛生費(人件費を除く。)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。                    (賛成者挙手) 30 【木崎委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────────── 31 【木崎委員長】  次に、日程第3、議案第13号 平成30年度武蔵野市国民健康保険事業会計補正予算(第1回)を議題といたします。  直ちに質疑に入ります。 32 【土屋委員】  それでは、207ページの保険者努力支援という具体的な事業を教えていただきたいと思います。 33 【稲葉保険課長】  こちらは、都道府県化によりまして制度改正になったのですけれども、各自治体が医療費の適正化を進めるに当たって、例えば糖尿病の重症化予防などを積極的に行うとか、あと、それぞれの保険者としての効果が一定程度出ているところについては、各自治体に対して、その成績分に応じて、それを交付するといったものでございます。  以上でございます。 34 【土屋委員】  ということは、これが減額されているということは、これはどういうふうに判断したらよろしいですか。内容はわかりましたけれども、交付金額が少なくなったというふうに捉えると、それだけ効果があるような形だったかということで、済みません、その辺のところをお願いします。 35 【稲葉保険課長】  平成30年度に制度が変わりましたので、今回は保険者努力支援制度の中で、一部、209ページのところの特別調整交付金のほうにその分が回っているといったところでございます。ただ、特別調整交付金も約1億円減額になっているのですが、これについては、制度改正で国民健康保険事業費納付金の算定に繰り込まれることになったために、こちらの分は減額になっているといったところでございまして、保険者努力支援制度はその結果で評価されますけれども、最初は制度改正の中での、その歳入の費目が一部変わってしまったといったところでございます。 36 【大野委員】  よろしくお願いします。  212ページの保険給付費の第1目一般被保険者療養給付費が9,000万の増ということでございますが、この点について何か押さえていることがあれば、お伺いします。  それと、その次の214ページの、本会議場でも御説明があったかと記憶しておりますが、出産育児一時金ということで、これが減額補正されておりますけれども、見込みを下回ったということで、出生率が低下する方向に進んでいるのか、この傾向としてどのような傾向にあるのかということをお伺いします。ちなみに、平成29年の決算額が5,040万円になっていたので、平成29年度の決算よりも減っているという感じになっておりますけれども、出生率についてどのような傾向にあるか、お伺いします。 37 【稲葉保険課長】  まず、214、215にあります出産育児一時金ですけれども、こちらのほうは当初150件の方を対象にと考えておりますが、補正としては110件ということになりまして、40件の減となっております。委員御指摘のとおり、出産育児一時金については少し減少傾向にあるかなと思いますが、これは国民健康保険に加入している方の出産育児一時金ですので、市全体の少子化がどうかということについては、保険課のほうでは推察が難しいかなと考えております。  また、212、213の保険給付費の中の一般被保険者療養給付金につきましては、12月までの実績を出しまして、それで月の大体の医療費の額を定めまして、それで年間の予算トータルと差額を出して約9,000万円の増額が必要だろうといった判断をしたところでございます。  以上です。 38 【下田委員】  218、219で特定健康診査等事業費、当初の見込みを下回った補正減で600万というふうな部分で、市としては特定健診というふうな部分をいろいろと進めるというか、周知して受けてもらいたいという中で、この600万円補正減になった理由というのをちょっと教えていただければと思います。 39 【稲葉保険課長】  こちらの補正予算を組むのが、昨年までの実績をもとに予測を立てるのですけれども、その時点では29年度と比べると、かなり落ち込みがあったところでございます。ただ、年明けから、健康課のほうでも受診勧奨などのはがきを出すことによって、今のところは昨年度から大きく落ちる可能性は低いかなといったところでございますので、補正は減額させていただいたのですけれども、最終的には受診者の大きな減は余りないかなと考えております。当然、データヘルス計画も定めましたので、こういった形で受診勧奨などを進めることによって受診率を上げていきたいなと考えております。  以上でございます。 40 【下田委員】  また予算もあるので、そこのときに詳しくは聞きたいのですけれども、高額療養費が上回っているというふうな部分で、この特定健診を促すことによって、予防だったりすると思うので、そこはデータヘルス計画もありますし、ぜひとも今後いろいろと周知徹底して、早期発見だったりしていっていただければと思いますが、いかがでしょうか。 41 【稲葉保険課長】  委員の御指摘のとおり、私たちもそういった形で、被保険者の健康のためにも、まず健診を受けていただくことが第一歩だと思っておりますので、引き続き受診率の向上に努めていきたいと考えております。  以上です。 42 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  これより討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 43 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  議案第13号 平成30年度武蔵野市国民健康保険事業会計補正予算(第1回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手を願います。                    (賛成者挙手) 44 【木崎委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────────── 45 【木崎委員長】  続いて、日程第4、議案第14号 平成30年度武蔵野市後期高齢者医療会計補正予算(第1回)を議題といたします。  直ちに質疑に入ります。 46 【大野委員】  1点だけお伺いします。226、227の3款1項一般会計繰入金の中で、4節の保険料軽減措置費繰入金というのが3,000万程度減額補正されておりますけれども、これの意味を教えてください。 47 【稲葉保険課長】  226、227の今、御指摘のありました保険料の軽減措置の繰入金につきましては、均等割など、後期高齢者についても保険料の軽減を行っているのですけれども、その対象者が当初予算より少なかったといったところで、減額補正となっております。  以上でございます。 48 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  これより討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 49 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  議案第14号 平成30年度武蔵野市後期高齢者医療会計補正予算(第1回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                    (賛成者挙手) 50 【木崎委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────────── 51 【木崎委員長】  次に、日程第5、議案第15号 平成30年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第2回)を議題といたします。  直ちに質疑に入ります。 52 【大野委員】  よろしくお願いします。  介護保険、非常に悩ましいですけれども、246ページのところに2款保険給付費、1目の保険給付費ということで、106億6,800万程度ですか、それが減額補正されて103億2,800万ぐらいになっておりますが、間違っていたら指摘してください、武蔵野市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画の中で、総給付費の30年の予測が100億1,800万程度というふうに出ておりますけれども、この給付費について、予測よりも増加傾向にあるのか、誤差の範囲なのか、給付費についてのお考えを伺います。
    53 【小山高齢者支援課長】  ただいま大野委員から、保険給付費について、計画との差について御質問いただきました。今回、106億6,800万という形で今年度当初予算を組んでいまして、補正予算では3億3,900万ほど減額をとっておりますが、計画では、委員おっしゃるとおり、それは少ない額であったと。基本的にこの予算を組むときには、介護保険会計3年間で収支の均衡をとるという形で計画を立てておりますので、初年度の予算額というのは、計画値に基づいて予算をとっております。ただ、計画を確定する時点と予算を立てる時点で多少の時間的なタイムラグ等がありますので、差が出ていると。そのように御理解いただきたいと思います。  なお、今回、3億3,999万7,000円ということで、非常に大きな減額をしているのですが、状況としましては、地域密着型サービスのほうが当初の予定よりも多少少なかった。それで、その辺の原因としましては、30年度の年度当初に開設する見込みであった看護小多機のほうが12月に開設になったという形で利用がおくれたために減ったり。そのほか大きなものとしては、施設サービス費として、特養を除いたものの市内での整備が多少おくれているという中で、今回、当初見込みよりも下がっているという状況にございます。 54 【森安健康福祉部長】  若干補足をさせていただきます。  大野委員からは、計画の予測・推計と違っているのではないかというお話でございますけれども、計画の算出した数字は124ページにございますけれども、そこでは総給付費と高額介護サービス費等のそれぞれの給付費を全て足し上げた金額が106億2,700万というふうに推計をしておりますので、今回の予算額自体は、この計画数値をそのまま使っているというふうに考えていただいて結構かと思っております。 55 【大野委員】  御説明ありがとうございます。  ということは、高齢者の方から、介護保険が高いというお話はすごくよくお伺いするところなので、その保険料に対して、今後これが影響していく、上がっていくという要因にはならないというふうに考えてよろしいでしょうか。 56 【森安健康福祉部長】  今年度は、第7期の介護保険事業計画の初年度でございますので、先ほど課長からも御説明を差し上げましたけれども、第6期の3カ年の間に施設系の給付費がかなり高くなっていたのです。そのトレンドをもとにして第7期の介護保険事業計画は策定しておりますので、そのトレンドのままで少し伸びるだろうということを前提にしておりましたが、今回については、その反動減だったのかもしれないですけれども、この初年度につきましては、施設系の給付費が4%ちょっと減になっております。なので、これだけの金額の減としておりますけれども、しかしながら、今後3年間におきましては、高齢者の数もふえてまいりますし、要介護の高齢者の数もふえていくというふうに推計しておりますので、保険料が低くなるということもなかなか想定もし切れないでしょうし、3年間の全体の給付費で推計しておりますので、それを見て、3年後にどういう給付実績があったのかということによって、次の計画期間中の保険料は定まってくるということになってくるかと思っております。 57 【大野委員】  高齢者の皆様、限られた年金で生活されている方が多いので、保険料に対してはぜひ配慮していただきたいと思います。要望です。 58 【土屋委員】  それでは、保険料収入が減額したということでありますけれども、これはどういう理由なのかなということ。例えば、高齢者の人口はふえているということで、人数が減っているというわけではないと思うのですね。階層別のあれが違ってくるのか、その辺の具体的なところをちょっと確認させていただきたいのと、来年度以降の見通し、減額になるのかどうなのかということで、今期だけが減額というふうな感じに考えていいのかということも含めて質問させていただきます。 59 【小山高齢者支援課長】  今年度、歳入のうち保険料が減額になっていると、その理由について御質問いただきました。実は本年度、保険者機能強化推進交付金という制度が国のほうで導入されました。この制度は、国から補助金を自治体に交付する際に、介護予防とかを頑張った自治体にはより多くの補助金を出そうというような制度になっているのですけれども、こちらのほうの制度が導入されたことによって、その充当する対象事業が介護予防ですとか総合事業等に限られておりますので、そういう事業を選定してやって、その分、第1号保険料分として充当したと。結果として、第1号保険料のほうが減額になった。だから、減額になったけれども、その分は補助金として充当されていると、そのように御理解いただきたいと思います。 60 【土屋委員】  では、次の質問も多分、今の推進交付金のことにかかわるのかなと思うのですけれども、地域支援事業交付金も下がりましたね。ということで、武蔵野市の場合は介護予防とか生活支援サービス事業をしっかり進めていくという中で、この減額ということは、内容がどうだったのかなということをちょっと感じたのですが、その辺のところ、どういうふうな形になっているかを教えてください。 61 【森安健康福祉部長】  もう少しわかりやすくというか、説明をいたしますと、この保険者機能強化推進交付金というものは新たに制度化されたものでございますけれども、243ページの一番上にございます。こちらが新設された交付金でございますけれども、これは第7期の介護保険事業計画、今年度に入ってから評価のデータをお出しして、それについて評価をしてもらって、武蔵野市の場合には介護予防・重度化予防の取り組みが進んでいるということで、かなり高い交付金をいただけたわけでございますけれども、その金額は当初から想定できないものですから、後から入ってくると。それで、後から入ってきたそのお金は、介護予防・重度化予防の事業、地域支援事業ですとか、そういったものにしか使えませんよということなので、そこに入れ込みます。  そうすると、そこで浮いたお金があるので、それの持っていき場所というのが、本来入ってくる介護保険料のところから減額することによって、今回は減ってきているということでございますので、来年度以降もことしと同じような評価のされ方をすれば、同等程度のお金が入ってくるだろうと思っておりますので、介護保険料全体の、そこにしか充当することができませんので、そうすると、そこから押し出されたお金は保険料のところから引くしかなくなってしまいますので、相当額の金額が減になりますけども、保険料自体の収入とか納付率が下がるということではございません。 62 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  これより討論に入ります。                  (「なし」と呼ぶ者あり) 63 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  議案第15号 平成30年度武蔵野市介護保険事業会計補正予算(第2回)、本案を原案のとおり決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                    (賛成者挙手) 64 【木崎委員長】  挙手全員であります。よって、本案は原案のとおり可決されました。      ──────────────────────────────────── 65 【木崎委員長】  日程第6、陳受31第2号 石炭火力発電の段階的廃止を求める意見書の国への提出に関する陳情を議題といたします。  本陳情につきましては、本日までに17名の方より追加署名が提出されていますので、御報告をいたします。  陳情者の方がいらっしゃっておりますので、陳情者の方より意見を聞くため暫時休憩いたします。                                ○午前10時43分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午前11時00分 再 開 66 【木崎委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより質疑に入ります。 67 【大野委員】  今、陳述者の方からバイオマス発電をベースロード電源として考えていったらどうかというような話がありましたけれども、クリーンセンターもバイオマス発電ですけれども、武蔵野市におけるバイオマス発電で武蔵野市で必要な電力がどの程度補えるのかの可能性について、お伺いいたします。 68 【朝生スマートシティ推進担当課長】  クリーンセンターのバイオマス発電ということでお答えしたいと思います。  割合的に言いますと、武蔵野市全体でのエネルギーの割合からすると、ごめんなさい、具体的な数字が今、手元にないので、厳密な数字というのはあれですけれども、おおむねの感覚的な部分で言いますと、数%に満たないような、ごくごくわずかな数字になるかと思います。 69 【大野委員】  ありがとうございました。  そうすると、今、武蔵野市で使っている電力を、東電等の電力会社の電気を使わないでバイオマス発電に代替していくということは、相当大きなバイオマス発電の発電所が必要というふうに考えればよろしいのでしょうか。 70 【朝生スマートシティ推進担当課長】  あくまで先ほどから申している武蔵野市内のことで言いますと、事実上、クリーンセンターはそういう意味での発電所とは違いますし、規模感からいっても現実的ではないというふうに考えてございます。 71 【土屋委員】  関連してですけれども、今の方は太陽光発電のことを物すごく言っております。現在、太陽光発電のパネルのほうも、当初から十数年たってきているということで、廃棄とか。それと同時に、各地で災害が起こったときの処理の方法とか。武蔵野市の場合では、太陽光発電のパネルを使った方が一般的に廃棄物として出されるという形とか、その辺のところは現状余りないと思うのですけれども、今後どういうふうに想定しているのか。それと、他区市とか他県では、そういうことで話がどのようになっているのかということを1点伺いたいと思います。 72 【朝生スマートシティ推進担当課長】  太陽光発電のモジュールパネルのことでございますけれども、太陽光発電自体が何十年も前からずっとやっているわけではなくて、ここ何年かでどかんと来ているところがありまして、まさに委員御指摘のとおり、今その処理についてどうしていくかというのは、これからの課題になっていく部分かと考えてございます。現在、こういう形というものがなかなか確立されている状況ではないというふうに理解しておりますけれども、今後の課題というふうに考えてございます。  以上です。 73 【木崎委員長】  災害に対する考えとかというのはどうですか。 74 【土屋委員】  もう1回。被災地のほうで、そういう事例でどういうふうに処理しているのかというのが、もしわかればと思って伺いました。 75 【朝生スマートシティ推進担当課長】  失礼しました。  災害時の問題でございますけれども、事実としまして、その感電の問題でありますとか、話を聞いたことはございます。それに対しましても、申しわけございません。そこに対して、明確な具体的な方針だとか、そういうものが確立されているというふうには、今のところ理解しておりません。 76 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  陳情の取り扱いについての意見を伺います。                  (「採決」と呼ぶ者あり) 77 【木崎委員長】  「採決」との声がありますので、これより討論に入ります。 78 【大野委員】  それでは、反対の立場で討論させていただきます。  陳情者の御指摘のとおり、脱炭素への取り組みは非常に重要であると思います。そのことには賛同するものであります。CO2の排出量が多い石炭火力発電については、段階的に低減していかなければならないということも賛同するところであります。そのために、国は二国間クレジット制度のほか、火力発電の高能率化等を推進し、国際的な枠組みであるパリ協定で我が国が約束した温室効果ガスの26%排出削減の達成に向けて取り組んでいるところであります。  公明党としても、発電コストが高い中小水力発電を開発する事業者に対する補助金の支援や、風力発電、バイオマス発電への実証事業に対する支援など、再生可能エネルギーを普及していくための予算確保に努めているところであります。また、CO2排出量が比較的多いとされている産業界についても、省エネ法の改正によって省エネに取り組む事業者に対する予算・税制措置を講じております。  このように既に取り組みは進められているところでございますので、脱炭素への動きは行われているということで、意見書を出すまでに至らないかと思いますので、反対とさせていただきます。 79 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  陳受31第2号 石炭火力発電の段階的廃止を求める意見書の国への提出に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手を願います。                    (賛成者挙手) 80 【木崎委員長】  挙手ゼロであります。よって、本件は不採択と決しました。      ──────────────────────────────────── 81 【木崎委員長】  次に、日程第7、陳受31第4号 「エネルギー地産地消プロジェクト」代替案に関する陳情を議題といたします。  陳情者の方より意見を聞くため、暫時休憩いたします。                                ○午前11時08分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午前11時20分 再 開 82 【木崎委員長】  休憩前に引き続き会議を開きます。  これより質疑に入ります。 83 【藪原委員】  1点だけお願いします。  蓄電池に5億円投じてもCO2は1グラムも減りませんということで、先ほど陳述がありましたけれども、これを受けて、実際どのようにお考えなのか、御見解を伺いたいと思います。 84 【朝生スマートシティ推進担当課長】  蓄電池の関係です。お答えいたします。  まず、基本的な考え方としまして、蓄電池はもちろん具体的に入れるのですけれども、今回のこの地産地消プロジェクトは全体で一つの事業として考えてございます。説明が以前に行政報告した内容を繰り返す部分もあるのですけれども、環境省の公共施設等先進的CO2排出削減対策モデル事業という枠組みの中でやっております。こちらの中で、従来は施設ごとに設備の省エネなどを対応していたケースが多いのですけれども、今後、自立分散的なエネルギーシステムをエリアとして構築していくというところのモデル事業でございますから、蓄電池を初め、陳情者の方から御指摘いただいている、ほかの自営線とか自己託送とかこういったものを全て含んでパッケージで事業自体を組成しておりますので、そういう中で蓄電池の、確かにロスというのはあるのですけれども、そういうものを全部見込んだ中で、蓄電池自体の総合的評価は有効という形で考えてございます。  以上です。 85 【大野委員】  よろしくお願いします。  先ほど陳述者のほうから、屋根貸し等で太陽光パネルを屋根に設置していただいて、そのエネルギーを使うというようなお話がありましたが、陳述者もおっしゃっていたとおり、初期投資が非常に多く、日本における太陽光発電はヨーロッパ等の2倍ぐらいの費用がかかっているというふうに、非常に単価の高い電力であるというふうに理解しておりますが、太陽光発電に対する価格というのでしょうか、その辺はどのようにお考えか。あと、屋根貸し等、初期投資を市のほうから補助を出してすることに対する、実現可能性というか、そういうことが可能であるのかどうか、その辺のことをお伺いいたします。 86 【朝生スマートシティ推進担当課長】  太陽光発電に関する事業として、価格も含めて、屋根貸し事業としての成立性等々につきまして、お答えします。  これは、市の環境政策課のほうで、具体的に例えば屋根貸し事業を武蔵野市でやったらどうかということについては、実際に検討しております。屋根貸し事業、武蔵野市の場合は、こういう高密度な住宅市街地ですから、大変たくさんの住宅を集合させて屋根貸し事業という形が成立する。これは、公共施設を使う、使わないとか、またいろいろあるのですけれども、いろいろ条件はある中で、今この場なので、そんなに細かな条件等まではあれですけれども、大きく考えた中では、その事業成立自体がなかなか難しいだろうと。それは、FIT価格の公定買い取り価格自体がだんだん下がってきているという部分もありますし、委員御指摘のとおり、一時期に比べてイニシャルコストも下がってきてはおるのですけれども、全体として事業がペイするかという採算性の問題で言うとなかなか難しいと。  そういったものに税金とか公的な力を入れて後押しするかということも検討はしておるのですけれども、考え方としていろいろあるとして、今の段階で税金などの公的主導的な形でやっていく方針自体は、まだはっきり確立しているわけでもございませんので、そういった公的主導でさらに税金とかを投入していくかということにつきましては、また今後、環境基本計画等々の考え方の中でしっかり整理していくべきものだと考えてございます。  以上です。 87 【土屋委員】  一定程度の検討をしている中での様子は伺いましたけれども、その中で、近隣の自治体だと、例えば世田谷区、調布市、多摩市とか、武蔵野市の近隣にあるので、そのあたりの自治体からのそういう内容等は伺っているのか、もし聞いているのであれば、その辺のところをお聞かせいただきたいと思います。 88 【朝生スマートシティ推進担当課長】  屋根貸しに限定して、特に近隣に限定してという形ではないのですけれども、先ほど陳情者の方からもありましたように、今いろいろな自治体で新電力会社をつくった運用ですとか、いろいろな再生可能エネルギーを活用した仕組みというのが、電力の自由化以降、出てきておりますから、そういった情報につきましては、担当のほうでは収集して研究していると、そういう状況でございます。 89 【土屋委員】  収集している段階であって、すごくうまくいっているという話は伺っているのかどうなのかというところを最後に聞かせてください。 90 【朝生スマートシティ推進担当課長】  その事業自体が全部押しなべて同じではなくて、いろいろなやり方があるのです。それは、いろいろな自治体の特色だとか抱えている課題だとか、そういうものがありまして、そういうものにうまく当てはめていっているようなところが。ですから、地方ではそういう部分でうまくいっているケースは確かにあると思います。  では、武蔵野市でそれを実際に適用したらどうか。武蔵野市では何が問題か。今、武蔵野市の場合、課題につきましては、太陽光発電を初めとして、そういう再生可能エネルギーを普及させるという目的で考えた場合に、先ほど言った屋根貸しなどのモデルは採算性に関しては課題があります。地方だと、例えば雇用の創出であるとか、ほかの住民サービスの向上とか、そういうものとセットになって目的を設定する場合もございますから、武蔵野の場合、あくまで再生可能エネルギーの目標に関して検討した結果では、成立がなかなか難しいということでございます。 91 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  陳情の取り扱いについての意見を伺います。                  (「採決」と呼ぶ者あり) 92 【木崎委員長】  「採決」との声がありますので、これより討論に入ります。 93 【大野委員】  それでは、反対の立場から討論させていただきます。  今回、この陳情に上っております、エネルギー地産地消プロジェクトというものは、私どもにも8月の閉会中の委員会で報告がありましたが、その中で私が理解するところでは、これはもちろんバイオマス発電等のCO2の削減という狙いもございますし、今、非常にエネルギーマネジメントということが世界の中で注目されており、限られたエネルギーをいかに有効に使っていくかということへの挑戦であると考えておりますので、これはこの事業として行っていくことが妥当ではないかというふうに思います。  陳述者がおっしゃる屋根貸し等の太陽光発電に関しても、今後いろいろな可能性はあると思うのですが、今回のこのエネルギー地産地消プロジェクトについては、エネルギーマネジメントという観点から、ぜひ行って、先進的な技術を地方自治体として推進していくという立場で事業を進めていただきたいと思います。  以上の観点から、反対とさせていただきます。 94 【木崎委員長】  これにて討論を終局し、直ちに採決に入ります。  陳受31第4号 「エネルギー地産地消プロジェクト」代替案に関する陳情を採択することに賛成の方は挙手を願います。                    (賛成者挙手) 95 【木崎委員長】  挙手がございません。よって、本件は不採択と決しました。      ──────────────────────────────────── 96 【木崎委員長】  次に、行政報告に入ります。  行政報告は5件ありますが、一件一件、行わせていただきます。  まず初めに、武蔵野市国民健康保険財政健全化計画(仮称)の基本的な考え方について御説明をお願いいたします。 97 【稲葉保険課長】  武蔵野市国民健康保険事業の財政健全化について、武蔵野市国民健康保険運営協議会での意見交換を経て、武蔵野市国民健康保険財政健全化計画(仮称)の基本的な考え方がまとまりましたので、報告いたします。  初めに、2の運協での意見交換につきましては、今年度、5回にわたり実施し、第1回及び第2回では、計画策定の背景、国保の現状と課題等について、第3回及び第4回では、計画に係る主な論点、検討事項及び他保険者・自治体の動向について、第5回で、4回までの議論を整理し、計画の基本的な考え方をまとめさせていただきました。  運協での主な意見については、3に記載のとおりとなっておりますが、予防事業については、もっと積極的に展開していくべきであるといった要望、他の市区ほど急がずに穏やかにやっていくという方針で理解するといった御意見をいただきました。  裏面をごらんください。  武蔵野市国保財政健全化計画(仮称)の基本的な考え方について御説明いたします。  基本的な考え方の○の2段目となりますが、制度改正に伴う激変緩和措置が平成35年度まで実施されているが、赤字繰入金の額には激変緩和の額を加えて算定するとしております。理由としましては、平成35年度をもって激変緩和措置が終了する予定であり、その後の急激な保険税の増額を防ぐため、あらかじめ考慮しておくことが望ましいと考えたためでございます。
     ○の3段目ですけれども、今回策定する計画では、一定の期間を定め、一定程度削減する計画とするとしております。理由としては、国保事業を取り巻く状況は変化しており、一定期間終了後、改めて目標、解消・削減期間の調整を図ることが望ましいと考えたためでございます。  ○の5段目ですが、保険税率等の改定は、2年に一度の改定とする。ただし、課税限度額の改定は、法令改正後、運協への諮問を経て速やかに行うこととする。理由としましては、本市の改定案を国民健康保険運営協議会で審議するに当たり、他の自治体の複数年度の改定状況を踏まえるなど丁寧な議論を行うためと考え、課税限度額の改定は、今後の税率改定に伴う中・低所得者の負担に配慮すべきであると考えたためでございます。  下から3段目の○ですが、赤字繰入金の解消に当たっては、被保険者の急激な負担増とならないよう、10年未満での解消は目指さないことを計画本文に記載する。下から2段目の○ですけども、被保険者世帯への影響も鑑み、市独自の多子世帯の負担軽減策の実施等について検討する旨を計画本文に記載するとしております。理由としましては、赤字繰入金の解消に当たり、被保険者に新たな負担をお願いする場合であっても、急激な負担増とならないよう配慮する必要があると考えたためでございます。  表に戻っていただきまして、4の今後の予定ですけれども、今回の基本的な考え方をもとに平成30年度の国保事業会計決算見込みの状況も踏まえ、平成31(2019)年6月に計画(案)を運協へ諮問し、答申を経て、計画を策定していく予定でございます。  説明は以上です。 98 【木崎委員長】  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。 99 【大野委員】  御説明ありがとうございました。  幾つか質問させていただきます。  まず、表面の3のところで、運協からの主な御意見ということで、一番最後のところに長期計画との整合性についてということが書かれておりますが、そのことについて、どのようなお考えをお持ちか、伺います。  裏面に行きまして、項目の2つ目に、平成35年度をもって激変緩和措置が終了する。あらかじめそのことを考慮しておかなければならない。その考慮しておくというのは、具体的にどういうことなのかということと、3項目めのところに一定期間を定めとありますが、その一定期間に対する考え方、どの程度が一定期間という考え方なのかということをお伺いします。 100 【稲葉保険課長】  まず、最後に御質問いただきました一定の期間を定めという「一定」につきましては、運協のほうでも具体的な現時点での期間はどのくらいかという御質問をいただいたのですけれども、これについては、申しわけありませんけれども、6月に正式に諮問させていただく計画の中で記載していきたいと考えております。  あわせて、最初に御質問いただきました、市の長期計画・財政計画との整合性につきましては、現在、第六期長期計画が策定されておりますが、6月に私どもの計画については、具体的な削減目標について記載をしますので、当然、それがある程度固まった段階で長期計画のほうに反映させていくといったスケジュールを考えております。  2つ目で御質問いただいた、激変緩和措置が終了することにつきましては、平成30年度の国保の事業費の東京都に対する納付金等につきましては、激変緩和されているということで、その金額が大分抑えられているということがございます。それが、5年後には激変緩和がなくなりますので、そういったマイナス的な、ふえてしまう要素については、赤字の対象の金額に加えて、長期的な視点で考えていくほうが被保険者にとって望ましいだろうといった考えでございます。  以上です。 101 【大野委員】  ありがとうございます。  長期計画の財政見込みについては、6月の計画の中でというお答えでございましたが、今、赤字繰り入れをしている額が10億に及ぶ。その激変緩和についてもそこに組み込んでいくということでしたので、非常に大きなボリュームの額であるかと思うのですが、それをただ単に財政のほうに繰り入れるのか、これは国保から出たお金なので、そういう健康維持と申しますか、皆さんの健康を維持・増進するためのゼロ次予防などに使う方向で考えるのか、何かそういう方向性のようなものというのは既に考えられているのか、それも6月以降のことになるのかということをお伺いします。 102 【稲葉保険課長】  まず、私どもの考えとしましては、赤字繰り入れを武蔵野市として短期で解消すべきではないだろうと。先ほど基本的な考え方でも述べましたけれども、10年未満の1桁の年数で解消すべきではないということを考えますと、赤字解消の額が、2年に1回、国保税の税率改定をしたとしても大きな金額にはなりづらいだろうと考えております。それが1点。  長期計画につきましては、もう既に議論が進んでおりますので、財政計画のフレームについては、国保の部分の赤字繰り入れの部分がどの程度削減されるかというところが、財政計画にはのると思うのですけれども、その分、余力のある財政をどう活用していくかという議論については、今の段階では庁内の議論にのっているわけではございません。  以上です。 103 【土屋委員】  国保のほうの繰入金額が10億を超えると、というのは、私も議員になりたてのころから言われていました。とうとうここまで来たかという感じを持っております。その中で、今、制度が変わっていくことも含めて、国保の一定期間ということは、この35年度まで実施されているということで、そこで赤字繰入金の額を少しずつ少なくしていくというお話だと思うのですけれども、運協のほうの話では、国民健康保険にかかわっている人たちの負担度が急激に上がるということはしないようにするというのは、武蔵野市のそれはすごく大事な点だと認識しましたし、その方向でいるということは安心しておりますけれども、最終的に赤字繰入金の解消に当たって、今、10億前後だと思いますけれども、今までの過去5年間の、もしわかればその数字。それから、35年度までの見通し、赤字繰り入れをどのぐらいにしていって、35年度ではどのぐらいになるのかというところは、もしわかれば教えていただきたいのですが。 104 【稲葉保険課長】  まず、赤字繰り入れの状況ですけれども、平成29年度の決算におきましては、その他一般会計の繰入金が約9億5,600万となっております。そのうち、一部、決算補填等目的のその他一般会計ではない部分がありますので、それを除きますと約8億6,000万ほどになるといったところでございます。これについては、今後の激変緩和措置がなくなる部分が入っておりませんので、それを含めると、また金額がふえてしまうといったところでございます。  庁内のほうでは、具体的に何年にというところについて、平成30年度の決算見込みをベースに考えていきたいというところがありますので、具体的に数字的なものはこれから策定するということになりますけれども、昨年、平成30年度の税率改定の際にも、運協においても、また審議会においても、国保税の税率改定については、被保険者の急激な負担にならないよう配慮してほしいという要望をさまざまな場面で受けておりますので、そこの視点はしっかりと受けとめさせていただきまして、急激な負担にならないような形での計画を作成していきたいと考えております。  以上です。 105 【土屋委員】  一定程度わかりましたけれども、財政の健全化計画ですので、一般財源からの繰り入れ、ほかの社会保険にかかっていらっしゃる方たちもいらっしゃいますので、税金の中からの分配ということを考えるといろいろな御意見もあるかと思いますので、その辺のところはしっかりとした、財政にどのぐらい繰り入れていくのかという見通しをきちんと出した上での計画にしていっていただきたいなと思っております。  これは要望しておきます。 106 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  次に、武蔵野市エコプラザ(仮称)事業の進捗状況について御説明をお願いいたします。 107 【山中環境啓発施設開設担当課長】  それでは、武蔵野市エコプラザ(仮称)事業の進捗状況につきまして、資料に沿って報告いたします。  まず、1のオープンハウスの開催状況ですが、2月19日から21日の3日間、クリーンセンターホール1で、24日はアトレ吉祥寺、プレイスギャラリーの2カ所で開催いたしました。  内容としましては、クリーンセンター敷地内の模型やパネルを使って、エコプラザ(仮称)の概要について御説明しますとともに、管理運営方針案の概要、あるいはパブリックコメントの募集期間であることなどをあわせて55名の方に御説明いたしました。  続きまして、2のワークショップですが、環境市民団体の皆様によるワークショップを2月15日、23日の2回シリーズで実施しました。1回目が20団体24名、2回目が13団体20名、計21団体32名、延べ44名の方に御参加をいただきました。  実施の目的としましては、管理運営方針案と意見募集の周知、団体間の交流や情報共有の場・機会づくり、具体的なプログラム検討に向けた基礎資料づくり、連携会議への参加協力依頼などでございます。  続きまして、3のパブリックコメントですが、実施期間は2月15日から3月4日まで。こちらの資料では、資料送付の関係上、2月28日現在の状況で作成してございます。この時点では、5名の方からパブリックコメントをいただきました。  主な意見ですが、まず、賛同の御意見としましては、持続可能な社会・地域づくりに向けて、市民一人一人が日々の暮らしの中から環境問題に気づき、考え、行動するための啓発施設として、エコプラザはますます必要な施設になっている。  反論の御意見では、箱物がなくても環境啓発は可能。規模を縮小して、予算を身近な行政サービスに充てるべき。エコプラザ(仮称)の機能は、クリーンセンターを活用するべき。環境部内で職員を派遣するなら、現任職場を含めた環境部全体の職員の定員を厳格に監視・管理する仕組みを用意する必要があるといった御意見がございました。  また、御意見・要望としましては、パブリックコメントのより効果的で実質的な活用を求める。旧クリーンセンターの一部を再利用したエコプラザを通じて、ごみゼロを目指して市民全体で努力するなら、この地でのクリーンセンターの建てかえもやむを得ない。エコプラザの実現によって、それが可能になることと認識している。それから、エコプラザの整備をしっかり進めてほしい。あわせて、市民や市議会議員の皆様に理解していただけるような取り組みも進めてほしいといった御意見・御要望をいただいております。  4の今後のスケジュールにつきましては、平成31年度に連携会議について追記いたしました。  なお、3のパブリックコメントにつきましては、一昨日の4日月曜日が締め切りでしたので、口頭で若干補足をさせていただきたいと思います。  本日の資料に記載をしました御意見を含めまして、パブリックコメントの総件数は8名・団体の方から24件いただきました。そのうち、2名の方の4件が反対の御意見で、7名の方が市内にお住まいでございます。資料に記載のない3月1日以降にいただいたパブリックコメントは、3名17件でございます。主な意見としましては、環境に関した施設をつくることに感謝したい。もともと新クリーンセンターとエコプラザは一体で機能を果たすものと考えているので、エコプラザが必要ないというのは、クリーンセンターも必要ないと言っているのに等しいといった賛同の御意見や、ものづくり工房は、これまで市になかった重要な機能で、家にない工作機械を充実させて、家でできない工作ができるとよい。環境やものづくりには、科学の視点が必要。市民が皆、平等に気兼ねなく使える施設であってほしい。誰もが気軽に利用し、参加できる場であることを期待する。世界的に問題になっているマイクロプラスチックの問題意識を強く持ち、削減に取り組んでほしい。SDGsの観点からも積極的に取り組むとよいなどといった御意見・御要望をいただいております。  なお、最終的な取り扱い方針を含めましたパブリックコメントの実施状況につきましては、予算審査前にポスティングで対応させていただきたいと考えております。  報告は以上でございます。 108 【木崎委員長】  報告が終わりました。  それでは、これより質疑に入ります。 109 【下田委員】  この武蔵野市エコプラザ事業の進捗状況についてですが、予算委員会があるので、そこで詳しく予算審査させてはいただくのですが、いろいろと今、まちに出る機会が多くて、この管理運営方針に関してもいろいろと質問されることが多かったのですが、そもそもその想定コストなのですが、実質2,740万円の増というような部分だと思います。でも、実際このエコプラザができて、人件費、正規職員3名、嘱託職員4名等で運営していくと思います。正規職員の人件費などを入れた場合は実質どのぐらいかかるのかというのを、まず、ちょっとお示ししてください。 110 【山中環境啓発施設開設担当課長】  前回、2月5日にも同じ御質問をいただいていると思います。そのときにも、人件費については、1人1,000万程度ということで、3,000万がプラスになるということをお話しさせていただいたのですが、その後、人事ともお話をして、900万程度だろうということですので、掛ける3で2,700万程度が2,740万にプラスされるというふうに考えていただければと思います。 111 【下田委員】  わかりました。  この管理運営方針だと、なかなか見えない部分があるというふうに言われたのです。エコプラザが環境部に移管してくるとはいえ、そのぐらいのコストはかかるというのは丁寧に説明しなければいけなかったのかなと僕は思っております。  今、市議会のほうにも要望書が来ておりました。反対している意見もあるからこそ、このように整備実現に向けての要望が出ていると私は思っておりますので、きょうは行政報告ということで、主な意見ですとかパブリックコメントの実施状況に関しての報告は承りました。理解できましたので、予算委員会で詳細はもう一度聞きたいと思います。  以上です。 112 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  次に、武蔵野市一般廃棄物処理基本計画(中間とりまとめ)について御報告をお願いいたします。 113 【齋藤ごみ総合対策課長】  それでは、一般廃棄物処理基本計画(中間取りまとめ)につきまして説明をいたします。  資料といたしましては、概要版と、あとちょっと分厚くなっておりますけれども、本書という2つの資料を配付させていただいておりますが、概要版に基づきまして、まずは説明をさせていただければと思います。  まず、計画策定の背景と目的でございますが、新クリーンセンターができました。また、あわせまして、平成32年度からを計画年次とする第六期長期計画が控えておるというところでございます。現状の計画につきましては、計画年次が平成27年度から36年度ということではありますが、本計画につきまして、長期計画と連動させることでより実効性を高めるというような視点の中で、平成31年度を初年度とする計画として一部改定を行うものでございます。  そして、計画の位置づけでございます。こちらにつきましては、本書の2ページをごらんください。  2ページの下の部分に計画の位置づけということで、図を記載させていただいております。基本的な構造については現計画と同様でございますが、今回の一部改定に当たりまして、真ん中の黒枠の中を見ていただきますと、右側部分に災害廃棄物処理計画、そして施設整備維持計画という2つの計画を新たに加えて計画の改定を進めておるところでございます。  計画期間につきましては、平成31年度からの10年間の計画という形で見直しを行います。  そして、現計画の達成状況でございます。目標年次が平成36年ということでございますので、途中経過ということにはなりますが、現状、順調に推移しているところです。  続きまして、ごみ処理基本計画部分につきまして説明をいたします。  基本理念、基本方針につきましては、現計画と同様でございます。記載のとおりでございます。  2ページをごらんください。  計画の一部改定を行うに当たりまして、ごみ排出量の将来推計を行ったところでございます。新たに目標年次が平成40年ということになりますと、人口が15万4,130人と、平成29年と比べまして約9,200人、人口が増になるという見込みでございますので、(2)にございますように、ごみの排出量見込みにつきましても増の見込みが出ておるところでございます。現状のトレンドとしましては、1人当たりのごみ排出量は減少しておるのですが、それを上回るペースで人口がふえていくという状況がございますので、現状、何も目標設定をせずに推移した場合につきましては、ごみ発生量につきましては4万2,648トンにふえていくという推計をしておるところでございます。  そのため、計画目標といたしましては、計画年次が変わることによりまして目標値の見直しを行うというところでございます。目標値としましては、1人当たり588グラムということで新たに設定をしたところでございます。現状、1人当たり排出量633グラムですので、現状から45グラム削減をするという計画でございます。そして、事業系持ち込みごみにつきましても目標値を5,649トンとするというところでございます。  そして、最終処分量の削減や、ごみ処理・資源化コストの効率化と環境負荷の低減につきましては、現計画を踏襲するような形で目標設定をしておるところでございます。  そして、5番、計画目標を達成した場合のごみ排出量の将来推計結果というところでございます。下から4行目の記載にございますように、1人当たり588グラムの排出量を達成した場合、平成29年度より約400トンの削減になると推計されるものでございます。  続きまして、3ページでございます。  6番、ごみ収集の課題と将来的な構想につきましては、本書の24ページをごらんください。  こちらにつきましては、昨年9月に行政報告をさせていただきましたけれども、ここ数年来、資源ごみの隔週化等の収集につきまして検討しておりました、ごみ収集の在り方等検討委員会で示された中長期的な構想の部分につきまして本計画に位置づけをするということで、その内容をこの部分に記載をしてございます。こちらの意図といたしましては、中長期的な視野で継続的にごみ収集・処理について改善をしていくと、そのような趣旨でこの内容のほうを記載させていただいておるところでございます。  そして、7番、今後求められる取り組みでございますが、これは本書25ページ以降に記載がございます。  現計画との大きな変更点としましては、収集頻度の見直し、先ほど申し上げましたごみ収集の在り方等検討委員会での方向性がございますので、そちらのほうの内容を加筆・修正して記載したところでございます。  そして、中段、III生活排水処理基本計画の進捗管理体制につきましては、現状を踏まえた形での記載という形になってございます。  次ページをごらんください。  第2編といたしまして、武蔵野市災害廃棄物処理計画につきましても、今計画の位置づけの中で策定を進めているところでございます。こちらにつきましては、非常災害、震災・水害等により生じた一般廃棄物の処理に当たって、その処理を迅速にするための計画ということでございます。  計画の対象につきましては、廃棄物及びし尿ということになります。  そして、この中の記載といたしましては、右側囲みにありますように、災害廃棄物処理基本方針ということで、8つの項目について整理をしておるところでございます。  また、あわせまして、災害廃棄物対策といたしまして、(1)平時の備え、(2)初動期という形で、時期区分ごとの対策を整理し、そして5番といたしまして、右下のほうになりますが、処理計画の継続見直し、対策訓練という形で記載をしてございます。  なお、こちらの内容につきましては、ごらんいただければわかるように、大きな方向性と考え方が記載してあるところでございます。と申しますのは、先ほど申し上げました災害廃棄物処理基本方針の第8にありますように、この災害廃棄物処理に当たっては、東京都、国、他の市区町村、関係機関等との連携が不可欠というふうに考えておりますが、今、この計画の策定自体、多摩の地域を見ておりましても緒についたところでございまして、まだその部分については、他の自治体の動向を見ながら肉づけをしていく必要があるというふうに考えておるところでございます。ですので、この計画の策定をいたしましたら、本計画に基づきまして別途マニュアルを策定し、実効性を高めてまいりたいと考えておるところでございます。  そして、第3編廃棄物処理施設等の施設整備・維持管理計画でございます。こちらは60ページ以降に記載してございますが、公共施設等総合管理計画における廃棄物分野等の類型別方針を踏まえて策定したものでございます。主な対象といたしましては、ミカレット、クリーンセンター工場棟、事務所棟、そしてエコプラザということになります。それらにつきまして、背景及び目的、現状、課題、管理方針等を整理したものでございます。  内容については以上でございますが、本書の表紙をごらんになっていただければと思います。今、説明した内容につきましては、あくまでも中間とりまとめということでございます。こちらの内容につきましては、ここに記載のとおり、3月15日からパブリックコメントを実施いたしまして、市民からの意見をいただき、この計画の取りまとめを行ってまいりたいと思っております。  報告につきましては以上でございます。 114 【木崎委員長】  暫時休憩します。                                ○午前11時58分 休 憩      ────────────────────────────────────                                ○午後 1時00分 再 開 115 【木崎委員長】  休憩前に引き続き、会議を再開いたします。  武蔵野市一般廃棄物処理基本計画(中間とりまとめ)についての質疑を行います。  直ちに質疑に入ります。 116 【大野委員】  御説明ありがとうございました。  それでは、幾つか聞かせていただきます。  まず、この概要版の最初のところに計画策定の背景と目的ということで、前計画の前倒しをして、長期計画に合わせて本計画をつくられたという説明がございました。前計画と比べますと、第2編の災害時の廃棄物処理、第3編廃棄物処理施設等ということで書き加えられているというふうに見えますが、この災害時の対応というのは非常に重要な観点かと思います。これらを追加されたいきさつ等をもう少し詳しくお伺いできればと思います。災害時の部分は、前半の1編に比べて比較的ざっくり書いてあるという印象を得たのですが、その災害時の対応について、これを基本計画として、さらに詳しい詳細な計画が今後立てられるのかという部分をお伺いいたします。 117 【齋藤ごみ総合対策課長】  なぜ災害時のこの計画が新たにつけ加えられたかという部分につきまして、まずお話をさせていただきますと、昨今の災害の状況というのはかなり激しいものがございまして、昨年度の水害だとか、あとは北海道の地震もございましたし、その中で武蔵野市として災害時の廃棄物をどうするべきかというような課題というのは、実は従前からありました。その従前の課題がある中で、ちょうど長期計画と連動するような形で、この廃棄物処理計画を位置づけたほうがより実効性が上がるのではないかというような思いの中で、今回、一部改定をしたものでございます。そういう意味では、そのタイミングに合わせて、この災害廃棄物の計画も加えて策定をしたというところがいきさつでございます。  また、あわせまして、内容がざっくりではないかというような御指摘は、まさにおっしゃるとおりだと思っております。と言いますのは、これを見て具体的に市民の方がどうするのかという視点で見た場合に、これだとわからないだろうというふうには思っておるところでございます。ただし、この構成といいますのは、東京都の災害の計画の骨格に倣った形で、まずは武蔵野市として検討しなければいけない大枠という形で策定したものでございます。具体的な内容につきましては、別途マニュアルをつくるような形で実効性のほうを担保してまいりたいと思ってはおるのですが、あわせまして、他自治体もまだ、それこそ廃棄物の処理というのは最終処分場だとかということが不可欠ではあるのですが、東京たま広域資源循環組合のほうで、二ツ塚の災害時についての住民との協定だとか受け入れ基準が現段階であるかというと、まだそこも検討の段階ということでございます。そういう意味で言いますと、まずは検討する土台を明らかにし、そして別個のマニュアル等で実効性のほうをより磨いていくという枠組みとして、この形がまずは必要ではないかということで、このような形での計画を策定したということでございます。 118 【大野委員】  わかりました。  本当に災害時の廃棄物の処理、非常に重要な観点かと思います。また、首都直下地震は本当にいつ来るかわからないということも懸念されておりますので、ぜひ早い時期にその詳細について、また計画をお知らせ願えればと思います。  次に、ちょっと細かい部分をお伺いいたします。  1つは、ごみ処理費の実績ということで7ページに記載されておりますが、この中で非常に大きいのが収集・運搬費ということで14億円程度ありますけれども、これの内訳というのでしょうか、パッカー車で収集するのに何割ぐらい、運搬するのに何割ぐらいというのをお伺いできますでしょうか。  それと、36ページに将来の話として広域化ということが述べられておりますが、その収集・運搬費ともかかわる部分ですけれども、中間処理、最終処分場へと、武蔵野市は東京都の中で東側に寄っているので、最終処分場等も遠いので、その運搬費という部分も大きいかと思いますが、広域化というのはどの程度現実味があるというか、大変に難しい問題かと思うのですけれども、検討のぐあいがどのようになっているのかという部分をお伺いいたします。 119 【齋藤ごみ総合対策課長】  収集に係る経費のごくざっくりとした内訳ということをお話しさせていただきます。  可・不燃ごみの収集とあわせて、ふれあい訪問収集とか有害ごみの収集等も合わせた金額としては、4億。そして、瓶、缶、古紙、容器包装、ペットボトル等の収集に7億3,000万。また、あわせまして、有料袋等の取り扱いの手数料として3,700万程度というようなところでございます。
     また、あわせて、広域化の可能性ということでございますが、それこそ今すぐにというようなことで言いますと、それは難しいだろうというふうに思っております。ただ、クリーンセンターもそうですけれども、おおむね30年程度で施設の更新というような課題は、どの自治体、または一部事務組合も直面する課題と思っております。そのときの社会状況としてどういうことになるかといいますと、日本全国の一般的な考え方としては、人口が減る。当然ながら、処理量が減るということがございます。ですので、そのような施設更新等のタイミングを逃さずに、要は武蔵野市としてもメリットがある形、そして仮に受け入れていただく自治体があるとしたら、そちらのほうもメリットがある形、また、相互にどのような形で負担を持ち合うのかということも踏まえて、常に問題意識を持って考える必要があろうかと思っております。基本的には長期的な課題。ただ、長期的な課題ではありますけれども、問題意識を持ちつつ、良好な関係性を近隣自治体や組合と持ち続けていくということが、まず、その検討に入る大前提だというふうに考えておるところでございます。 120 【大野委員】  ありがとうございました。  先ほど来、CO2の削減という話も出ておりますが、そういう意味でも、車を使って遠くまで運搬するというのは環境にとっては余りよいことではないし、財政の面からもよいことではないと思いますので、広域化がうまく、今後数十年たつ中でまとまっていくとよろしいかと思います。  もう1点、最後に、従前、課長にも申し上げておりましたミカレット。陳情も上がっておりましたが、計画が61ページ、62ページに工程表として示されております。三鷹駅のミカレットがしょっちゅう故障して使えない状態が長引いていると。三鷹駅は、結構この辺から皆さん、バスで旅行とかに行かれるときに、独歩のところの前で待ち合わせをされて、トイレをあそこで済ませてバスに乗るというような旅行が多いようにお聞きしております。この計画では、31年から35年に、しかも施設の長寿命化を図るということで、建てかえではないのでしょうか。長寿命化を図るというふうに計画としては書かれているのですけれども、2020年にはオリンピックもありますので、オリンピックのときにあの状態のミカレットが残るというのは、武蔵野市としてどうかなというふうに私は思うのですけれども、その辺をどのようにお考えか、お伺いいたします。 121 【齋藤ごみ総合対策課長】  委員御指摘のとおり、あの施設を早急に機能として回復したいというふうに考えている中で、きちんとした方向性につきましても、あわせてこの中で記載させていただいて改善をしていくというような方向性で検討のほうを早期に進めたいというふうに思っておるところでございます。陳情にございましたようなバリアフリーの対応もそうですし、そもそも機能として、一部が使えないという今の状況は望ましい状態ではございませんので、基本的にはその機能を回復して良好な使用環境にしていくということが基本的な考え方というふうに考えております。 122 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  次に、クリーンセンター可燃ごみピット内の火災について御報告をお願いいたします。 123 【和地クリーンセンター所長】  このたびは、クリーンセンターの火災で、周辺の皆様、市役所にお越しの市民の皆様に御迷惑、御心配をおかけして、大変申しわけありませんでした。  では、クリーンセンター可燃ごみピット内の火災について報告をいたします。  1、可燃ごみピット内火災。日時は、2月14日9時59分ごろ。発生場所は、可燃ごみピット。  経過についてでございますが、9時59分ごろ、可燃ごみピットで発煙・発火を確認、直ちに初期消火、消防通報を行いました。10時7分消防隊到着、10時10分可燃ごみピット発煙のみの状況、消防隊による消火開始、12時40分に鎮火確認がされました。ごみ搬入は13時30分から再開をしました。  別紙1をお願いいたします。  図の可燃ごみピットの左下箇所で発火をしました。  右側の写真が鎮火後の発火箇所で、白くなっているのは、消火の際、泡消火による消火を行いましたので、白くなっています。なお、泡消火剤は石けんと同じ成分で、その後のごみ処理には問題はありません。  もとのページをお願いいたします。  (4)消防署の見解でありますが、原因は不明でありました。  (5)市の推測原因として、1)可燃性粗大ごみ破砕機において、木製家具等の中にリチウムイオン電池など何らかの着火原因となるものが混入し、破砕の際、発火した状態で投入口より可燃ごみピットに落下した可能性があると推測をしております。  2)搬入された可燃ごみにライターなどの何らかの着火原因となるものが混入し、可燃ごみピット内で発火した可能性が推測されます。  3点目として、可燃ごみピットへ搬送される不燃ごみ残渣に、リチウムイオン電池など何らかの着火原因となるものが混入した可能性があると考えております。  再び別紙1をお願いいたします。  図の可燃ごみピットの下に可燃性ごみ破砕装置室という表記がありますが、その上の長方形のバツ印で示しているのが可燃性粗大ごみ破砕機です。この破砕機で木製家具などは破砕後、可燃ごみピットへ投入されます。この破砕したごみの中に発火物が混入していたことが推測されます。また、不燃残渣は発火箇所の丸印の左側から可燃ごみピットへ投入をされます。  もとのページをお願いいたします。  (6)運営協議会への対応でございますが、発生当日、運営協議会委員へ電話連絡を行いました。また、2月19日の運営協議会で詳細の報告を行っております。  (7)クリーンセンター南側市道の封鎖対応。クリーンセンター南側市道を10時15分に封鎖、市役所利用者への車両誘導などのため、職員を配置しました。12時5分に市道の封鎖が解除されております。  2 今後の対策についてでございますが、(1)可燃ごみピット内には火災感知の温度センサーがありますが、今回の発火場所付近上部に専用の温度センサーを設置し、早期発見とともに迅速な消火対応を図ってまいります。  (2)可燃性粗大ごみ破砕機投入前に、充電式小型家電製品などの処理不適物の有無を確認します。  (3)可燃ごみ、不燃ごみ、有害ごみの分別周知を継続的に行っていきます。  (4)現在工事中の新管理棟周辺に防火水槽100トン、敷地内に消火栓2カ所の増設を6月末までに完了することから、場内での円滑な消火活動が図れるよう、消防と協議を行っていきます。また、7月以降、消防との連携した消防訓練を実施していきます。  現在、建設工事中で、敷地内に防火水槽が設置されておりませんが、工事終了後は防火水槽が設置されるため、敷地内に消防水利が確保でき、ポンプ車など消防車両も敷地内に収容できる見込みです。  以上で説明を終わります。 124 【木崎委員長】  説明が終わりました。  これより質疑に入ります。 125 【大野委員】  御説明ありがとうございました。  まず、今回の火事、可燃ごみのところということで、この前、9月の定例会のときに、これまでの火災状況の流れを全部まとめて報告していただいておりましたが、これまでと少し違う傾向のものだというふうに考えられるのかどうかということと、このあたりというのは、何かモニターのようなものがついていて、その録画画像などが残っているのか。  また、リチウム電池を除去するのは本当に悩ましいことかと思うのですけれども、その辺の研究と申しますか、何かそういう技術というものを研究されたりしているのかということをお伺いします。 126 【和地クリーンセンター所長】  今回の発生場所は可燃ごみピットですが、これまでの発生場所はコンベヤー内ですとか不燃ごみピットでした。ただし、旧のクリーンセンターでは、30年間運営する中で、4回ほど可燃ごみピットで火災は発生しております。  また、今回の発生場所の可燃ごみピットなのですけれども、中のごみ量ですとか、万が一、発火した場合だとかを想定して、モニターで監視はしております。ただし、残念ながら録画だとかは今のところ行っておりません。  また、今回の可燃ごみピットについては、ピット内の温度が上昇すると、室温プラス80度以上になった段階で警報が鳴るように温度センサーが設置されております。その温度センサーによって温度が上昇したことは確認できるようになって、早期の消火ができる体制をとっております。  また、リチウムイオン電池の対策というか、入ってくることがないような何か防止対策ということですけれども、これは今、メーカーだとかに話しているところですけれども、将来の対応としては、例えば映像だとか、そういったものを見ながら、リチウムイオン電池の混入がないかということを、そういった映像技術を駆使してやっていきたいというようなことは聞いておりますけれども、それがいつ実現できるのかというところはまだ不明の段階です。  以上でございます。 127 【大野委員】  わかりました。  あと、こちらの今後の対策ということで、4番目に書かれております防火水槽等のものというのは、もともと計画にあったもので、それを利用するということでしょうか。それとも、火災が多発するので、このような設備が入ったということでしょうか。 128 【和地クリーンセンター所長】  防火水槽については、今回、まちづくり条例に基づいた設置ですので、防火水槽100トンのものと、それから今、消火栓が1カ所ついておりますけども、2カ所の増設についても、そういった条例に基づいたものです。  また、防火水槽100トンのものが入ってきますけれども、今回消火に要した水量は全量で76トンほどですので、十分な水量はあるかなと消防のほうとも協議しているところでございます。 129 【土屋委員】  それでは、御説明いただきましたけれども、2月14日にも関係部署からのお手紙をいただきました。事故があったということだけで、今回丁寧にいただきましたけれども、現実的にそこのピットの中から発火したということなのですけれども、これは破砕してすぐ落として、それで発火したのか、一定程度置いてあったものが、その何時間後に発火したのか、その辺が具体的によくわからないので、その辺がどういうふうな仕組みになっているのかなというところはちょっと感じました。普通であれば、摩擦が起こったとか、何かがあれば、あそこに投入した段階で発火するのかなと簡単に予測するのですけれども、たまっていたものが自然に、よくたばこで布団から火災が起きる場合というのは、時間が経過してからという形になるのかとか、その辺のところもあるので、原因はその辺の時間差がどうなっているのかというところをもう少し伺いたいなと思います。それが入ってから着火したのか、それとも破砕中に発火したのかとか、その辺のところを具体的にちょっと聞きたいなと思っております。  それと同時に、9時59分ごろということですから、多分その日は普通の一般ごみの収集とかがありますので、その辺のところの被害はあったのか。結局、全部ストップしてしまったということですので、多分、午前中、搬入ができなかったのではないかと思うのです。その件については何も記載がされてないので、普通の一般ごみはどうだったのかということもちょっと伺っておきたいなというふうに思っております。  あと、先ほどの説明の中では、80度になったら警報が鳴るという形だったけれども、今回はそれが鳴らなかったのか、鳴ったのか。そこは書いていなかったので、その辺のところも具体的にどうだったのかなというところもちょっと確認させていただきたいと思います。それでなかったら、結局またそういう設備をつくっても、温度が上がらなかったら鳴らないで、また目視で119番しないといけないのかということになってしまいますので、その辺のところを確認したいと思います。  以上、お願いいたします。 130 【和地クリーンセンター所長】  まず、発火について時間差があったかどうかという御質問ですけれども、これはあくまで推測ですけれども、今回のまず、1つ目の可燃性ごみ破砕機というのが9時50分から9時55分ぐらいの間に稼働しておりますので、その破砕した際にすぐ発火したものがこのピット内に落下したものと考えられます。また、収集で入ってきたものについては、収集車の中では煙っている状況で、それが時間差があって発火したという可能性もございます。ただし、時間差といっても、30分とか、そのぐらいだろうと考えています。  次に、もう1点の不燃残渣についても、8時半から動き出しておりますので、こちらについても時間差といっても3分とか、そのくらいで発火したのではないかというような推測をしているところでございます。  次に、もう1点のごみの搬入についてなのですけども、実際に10時からごみの搬入をストップしておりますので、再開したのが13時半ですので、その間の可燃ごみについては、お隣のふじみ衛生組合のほうに相互支援という形で協定を結んでおりますので、緊急に受け入れていただきました。また、不燃ごみについても緊急の相互支援を小金井市さんと締結しておりますので、1台分、小金井市さんのほうで支援をいただいております。  3点目の御質問として、80度のセンサーが設置されているということで、発報はしていなかったのかという御質問ですけども、実際にこのセンサーで検知したのは214度まで上がっています。ほぼ火が上がると同時に214度と検知しておりますので、消火体制に入るというのが目視で確認するのとセンサーと同時に行われたような形になっております。  以上でございます。 131 【土屋委員】  経緯はわかりました。そうすると、目視のほうがかなり早いということですから、温度何とか機はどうなのだろうというところがあるということを今、感じました。  それと、ピット内の火災についてということだから、火災のことだけ書かれているけれども、本来このクリーンセンターの事業はこれだけではないわけです。一般的な日々の事業が滞ったわけです。だから、この行政報告の中にそれはきちんと入れるべきではないですか。ほかの自治体に御迷惑をかけているわけです。ですから、幾ら提携しているとは言いつつも、お願いできる形になっているということは安心ですけれども、きちんとこの報告書の中に書くべきです。なぜ書かなかったのですかということを1点伺っておきます。  あと、家具とか何かの中にリチウムが入っているのかというところ、その辺も一般的に考えるとちょっとどうなのかなと思いますし、そういう粗大ごみを持ってきたときは、破砕機にかける前に一応あけたりとか、そういう一般的なことはしないで、持ってきたものをそのままばんと入れるのかなというのがちょっと疑問に思いますので、どこかに金具がついているとか何かあるのかというのも、入れる際には点検しているのではないかなと一般的に思うのですけれども、そういうことがなくて、それが入っていた可能性があるということの理由づけがいま一つよく理解できないのですが、その辺、何かあればちょっとお話ししていただきたいと思います。  確かに今回は可燃ごみのほうですけれども、これだけ2年間の中で6回、試運転を含めたら7回の火災事故があるわけですから、その際に全体的なクリーンセンターのどこに探知器をつけるのかどうなのかというところ、これからの危険度ですか、火花が散るとか火災が出そうなところに対する再点検は今までしたのかというところを1点聞きたいと思います。火災の可能性がある場所を総点検したのかということです。今までのクリーンセンターでも、可燃ごみの中でも3回か4回あったのを私も記憶しておりますけれども、ということであれば、新クリーンセンターの中であってもそういう可能性はある。何かの火災の中でも、こういうクリーンセンターの中ではそういう火災が発生するということを伺っておりましたけれども、それを最小限度に済ませるためには、それだけの点検設備とか、それからこれだけ何回も火災を起こしているわけですから、先にもう一度どうなのかという、その辺の点検があったかというところを確認させていただきたいと思います。 132 【和地クリーンセンター所長】  まず、1点目のクリーンセンターの搬入に支障があったことについては、今回は収集をとめることなく他施設で支援をいただいたということもありますけれども、こちらの報告には漏れてしまいましたので、今後このようなことがあった場合には、そこも注意して明記していきたいと考えております。まずは、今後このようなことがないように、体制づくりも含めてやっていきたいと思っております。  次に、家具の中身の確認ですけれども、全く何も行っていないわけではなく、現状のやっている方法について申し上げます。まず、中に異物、例えば乾電池といったものが残っていた場合、家具をおろすときにがらがらという音がしますので、そのときに中をあけて取り出します。また、大きな家具は粗破砕をして機械にかけますので、粗破砕の際に中に混入物があればわかります。そして、特にソファーだとかのお尻の部分に小型家電とかが入っている可能性もありますので、そこについては、ソファーの下のスプリングの部分を解体します。解体しているときに中からころころと乾電池が出ているようなケースはこれまでも見られたということですので、全くそのまま破砕機にかけるということではなく、一定の確認行為は行っているところであります。  そして、施設全体の再点検というお話だったのですけれども、これまで不燃・粗大ごみ処理施設の中で起こっていた火災について、起こり得る可能性のあるコンベヤーだとかには、散水設備だとか発煙をすぐ確認して検知する装置をつけました。その中で、可燃ごみのピットですとか、そういったほかの部分にも可能性があるのではないかということで、事業者を含めて確認をしております。ただ、今回は、その可燃ごみピットについては温度センサーが設置されているということで、旧クリーンセンターにはなかったものが設置されておりますので、確かに今回は発報と同時に起こっていますけれども、これはふだんであれば80度とか100度の段階で警報が鳴るようになっています。現在のところでは、その対策で十分だろうという判断をいたしました。  また、それ以外のところでもし起こってしまったときの対応ということで、年2回消防訓練をしたりですとか、早期に消火をするということで事業者みずから自主的に訓練したりとか、そういったところで直ちに消す体制もとっておりました。そういったところでございます。  以上でございます。 133 【土屋委員】  一定程度わかりました。  皆無ということはなかなか難しいと、こちらも理解しておりますけれども、より一層の点検と安全がスムーズに行くように、ぜひお願いしたいと思います。  それと、今後の対策の中に、水利ができれば外側の道路に消防車がとまらなくても済むというお話もありましたけれども、本当に大丈夫なのかなというところがあります。そうなると、逆に今回は9時と午前中ですから時間帯が早かったということもありますけれども、今、武蔵野市のクリーンセンターは視察がすごく多いです。だから、こういうときに、自主訓練は自分たち運営側の避難訓練とか初期消防をやっているようですけれども、視察に来ている方とか、それから今、エコプラザですか、そういうふうな形で市民の方を隣のところに寄せてくるというような方向性を考えていると、あってはならないですけれども、今までの2年間でこれだけの頻度、回数があったら、あそこのそばに人を寄せておきたくないなと、すごく心配なのです。ですから、避難訓練ですか、そういう視察に来ている方、それからエコプラザを開館した段階では、万が一のときにどういうふうにするのかということもしっかりと押さえておかないと。  クリーンセンターには火災が一定程度はつきものと言うと変ですけれども、そういう可能性がある場所であるということをよく自覚してやらないと、人命に何かあった場合には困ると思いますので、その辺を考えているのかどうなのかというところをぜひ聞かせていただきたいと思います。 134 【和地クリーンセンター所長】  済みません、私の説明が不足しておりました。  消防訓練については、年2回、事業者と市も含めた形でやっておりますけれども、その内容として、これは総合訓練として、館内にいらっしゃる方の避難・誘導ですとか、それから搬入車両の排出、または誘導、それから119番通報、そういった中身の消防訓練を年2回やっております。その中で、昨年の2月になりますけれども、消防署の方にチェックしていただいて、その消防訓練の中身について確認をしていただいてアドバイスをいただきました。そのアドバイスはというと、まずは、連絡員、これが責任者同士で連絡をおのおのとるようになっておったのですけれども、それは責任者同士でなく、連絡担当者をつけて、そこから連絡したほうがいいですよとか、連絡の方法については内線電話を使うといったことも有効です。また、館内の消防本部の中にホワイトボードあるいは模造紙で状況が皆さんにわかるような情報の伝達方法をとったらどうですかということで、そういったことを今、受け入れて、次の回からは、11月からは、そういったことを入れながら消防訓練をやっていたところでございます。  以上でございます。 135 【土屋委員】  紙でとか、机上でつくっていくことはすごく大事ですけれども、実際にこれから人がたくさん来ているときの段階、その辺のところを、どこの保育園でも幼稚園でも小学校でも実際に訓練しています。でも、それは、いつもいる人たちの中での訓練ですけれども、その時々に一般的に来た方というのは、皆さんの一声でということは、なかなかスムーズに行くことは少ないと思いますので、その辺はしっかりとした体制も含めて今後やっていかないと。ましてクリーンセンターはテレビにも出たというお話も伺っていますけれども、それだけ集客をしようとしているのであれば、そのときの対応というのはそれに付随してきますので、その辺のところもしっかりとやっていただかないと、武蔵野市で何かあったということでは大変残念なことになりますので、その辺のところをしっかりやっていただきたいというふうに要望しておきます。 136 【下田委員】  今回、可燃ごみピット内でという新たなケースの火災だと思います。この2年間で非常に多くの火災が起きて、市民の方からは常態化しているのではないかという御意見もあります。当日、2月14日、先ほど館内誘導ですとか消防訓練ですか、市のほうとしているということだったのですが、その当時の館内の状況を教えていただければと思います。というのは、その早い時間帯、保育園ですとかの保育士さんが館内とかを案内していることをたびたび見て、小さな子どもたちがいることが多いように感じます。そのときの館内の状況、どういった方がいたのか、何名ぐらいいたのか。そして、その館内をどういうふうに誘導していったのかというのを教えていただければと思います。 137 【和地クリーンセンター所長】  当日の館内の状況でございますが、火災が発生したのが9時59分ごろということですので、見学の対応は10時から17時になっておりますので、ちょうどあける直前のところで発報いたしましたので、館内には来所者の方は、この時間帯ではいませんでした。  以上でございます。 138 【下田委員】  わかりました。  午前中、保育園の子どもたちが結構見学しているように見受けられますので、もしこれが例えば1時間遅かったりしたら、そういった小さい、2歳、3歳の子どもたちは本当にどういうふうにするのか。そこにあのような大量の消防車が、緊急事態というか、サイレンを鳴らして来る中で、非常に危険だなというふうに思っております。今後、市役所のほうもエコプラザの開設に向けて動いている中でこういうふうに常態化している中で、今後の対策というのは非常に危機感を抱いてやっていってほしいというふうに要望しておきます。あのようなクリーンセンターの火災はあってはならないと思いますので、ぜひともそこら辺は危機感を持ってやっていただければと思います。要望です。 139 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  次に、国有地活用による地域密着型特別養護老人ホーム等の整備・運営法人の推せんについて御説明をお願いいたします。 140 【小山高齢者支援課長】  それでは、国有地活用による地域密着型特別養護老人ホーム等の整備・運営法人の推せんについて報告いたします。  武蔵野市高齢者福祉計画・第7期介護保険事業計画で、用地確保が困難な都市部において、新たなスキームを活用した地域密着型の特別養護老人ホーム等を整備する方針を決定し、昨年7月から整備・運営を担う法人の公募・選定手続を進めてまいりましたが、このたび国に事業者を推せんいたしましたので、報告いたします。  まず、決定した法人の概要ですが、記載のとおり、社会福祉法人徳心会になりました。徳心会は、桜堤2丁目で特別養護老人ホームさくらえんを運営している法人であります。市内のほか、青梅市や大田区など、都内において特別養護老人ホームや地域包括支援センター、居宅介護サービス事業所、通所介護事業所等を運営しております。  事業内容ですが、定員29名の地域密着型特別養護老人ホームと小規模多機能型居宅介護(登録29名、通い15名、宿泊5名)を計画しております。そのほか、地域交流スペースを設置し、地域との交流についても積極的に進めていくとのことです。  整備予定地は、記載のとおり、中町3丁目の経済産業省宿舎跡地に整備をいたします。  公募及び選定の経過ですが、公募に対し、2法人から応募がございました。選定に当たり、学識経験者や地域福祉関係者、公募市民等で構成する武蔵野市地域包括ケア推進協議会において、応募事業者によるプレゼンテーション及びヒアリングを実施し、その後、協議会の意見を踏まえ、外部委員として協議会会長を含む武蔵野市指定地域密着型サービス事業者等選定委員会において審査し、市として事業者を選定、その事業者を国に推せんしたところでございます。  裏面をお願いいたします。  今後の予定ですが、国から決定通知を受けましたら、市と事業者で近隣住民説明会を開催する予定としております。また、国のほうで事業予定地に残っている既存建物解体工事をことしの秋ごろまでに行うことになっております。そして、更地になってから国と法人が定期借地権契約を締結し、施設の建設工事に着手する予定となっております。  施設の開設は、再来年度末、2021年3月末ごろを予定しております。  報告は以上です。 141 【木崎委員長】  御報告が終わりました。  これより質疑に入ります。 142 【大野委員】  御説明ありがとうございました。  この施設ですが、公募をかけて2法人ということで、法人数としては少ないのかなと思いますが、この応募が2つだけだったということに関して、どのように分析というか、お考えになっていらっしゃるかというところをお伺いします。 143 【小山高齢者支援課長】  最終的な応募は2法人でしたが、事業者向けの説明会を開催した際には6法人が参加しています。その中で、この事業地等の説明とか、今回公募する事業内容等を説明したところ、それぞれの法人のほうで事業計画として、それがうまくいくのかどうか等を判断した結果、2法人になったと、そのように判断しております。 144 【大野委員】  ありがとうございます。  小規模多機能型居宅介護がついているということで、小規模多機能、非常に使い勝手がいいので、武蔵野市にできることは喜ばしいことだと思うのですが、法人さんのほうとしては、小規模多機能はちょっと大変という感覚があるのかなというふうにも思うのですけれども、その説明会等で法人さんのほうから、小規模多機能を併設するということに対して、何か御意見などはあったでしょうか。 145 【小山高齢者支援課長】  事業者説明会の中で、小規模多機能事業所を併設することに対する意見等はございませんでした。それを単体で運営するとなると、経営上も非常に厳しいものがあるかと思いますが、今回の事業に当たっては、基本的に地域密着型の特別養護老人ホームを設置し、それに併設という形になっておりますので、24時間、もともとそういう体制をとる形になっていますので、小規模多機能を併設するということは特に大変になるということはないかと思っております。 146 【土屋委員】  それでは、公募に関して伺います。  説明会には6法人がいたけれども、それぞれの状況で皆さん、御辞退なさったということですね。それで、2法人から応募があってその選定に当たった、そのところの差というのは何か。どこの法人かということは伺いませんけれども、どういう点で差がついたのかというところだけを聞かせていただきたいと思います。 147 【小山高齢者支援課長】  今回、2法人にプレゼン、ヒアリングという形を行いましたけれども、この際、どういう点がというと、まず、最終的に残った法人については、非常にプレゼン内容がきちんと計画が立てられていた。実際に運営ができるだろうなということがわかるようなプレゼン内容だったというのが、まず1点ございました。  それに対して、もう1法人については、どこの法人というのはちょっと申し上げられませんが、東京の法人ではなかった関係もあるかと思いますけれども、残念ながら武蔵野市の地域状況等に対する事前の調査等が多少不足をしていたのか、東京において事業をするには、計画としてちょっと未熟なものがあったという印象を持っております。  また、今回、プレゼン、ヒアリング等の中で財務状況等についても報告をいただきましたが、選定された法人のほうは非常に健全な財務状況であると、そのように判断をしたということが決定した要因になっております。
    148 【土屋委員】  ありがとうございました。  確かに大事なところですので、それがうまくいったと。まして、武蔵野市で、境のほうでも、さくらえんさんがすごく評判もよくてやっていらっしゃるようですので、私どもとしては安心してお願いできるかなということをきょう確認させていただきましたので、ぜひ武蔵野市のほうでもバックアップしていただきまして、しっかりとしたものができるようによろしくお願いいたします。 149 【下田委員】  今の他の委員の質問である程度理解したところなのですけど、いろいろと何点かお尋ねしたい。  財務状況はよかったと。ホームページのほうでも、経営状況、財務状況を見たら、健全ということは理解しているところです。  1点心配なのが、同じ時期に目黒のほうにまた100人以上規模の大きな特養を建てると思います。この介護人材不足の中で、介護人材の部分とか、多分いろいろとヒアリングの中であったと思いますが、法人さんはどんな御意見だったりですとか、見通しだったりですとか、そこら辺の確保というふうな部分は非常に重要な部分なので、ちょっと教えていただければと思います。 150 【小山高齢者支援課長】  ただいま人材の確保について御質問いただきましたけれども、こちらの法人、徳心会さんで、市内ではさくらえんを運営していますけれども、さくらえんのほうでも、1例ではございますが、EPAを活用して外国人の介護人材等も活用しています。また、そのほか、法人の方針として、東京だけでなく、法人のそういうスカウト担当者みたいな形で日本全国に直接出向いて、若手の人材を確保するような取り組みも積極的に行っておりますので、今、委員のほうから御指摘あったように、目黒区のほうでもう1施設、武蔵野よりもはるかに大きい施設を実は計画しておりますが、そちらとあわせてやることは十分可能だと。また、既に青梅とか大田区のほうでやっている人材も、経験を積んだケアスタッフがおりますので、そういう者たちの人事異動等も含めるような中できちんと対応していくと、そのように聞いております。 151 【下田委員】  わかりました。  同じ時期に目黒に非常に規模の大きい施設ができます。先日、地域の桜野の青少協の年度末の集まりに、さくらえんの事務の方が出席しておりました。人材確保に結構力を入れていると、数々の就職説明会ですとか転職博的な部分に非常に積極的に力を入れて、お金もそこの部分は非常に使っていると。介護人材という部分で喫緊の課題だと思って、結構若い人も多いみたいです。それでモチベーションが非常に高いというふうな部分で、ほかの施設に比べて人材確保はまだできているほうなのではないかという御意見もありましたが、何分、目黒が非常にでかいので、そのときにどうなのだろうかという部分を、徳心会さんとも連携して、そこら辺は注視しながら、箱をつくりましたが人手がいなかったとか、そういうふうにならないように、そこは非常に連携して、密に連絡をとって開設していっていただければなと要望しておきます。 152 【木崎委員長】  これにて質疑を終わります。  以上をもって本日の日程は全部終了いたしました。  本日の厚生委員会を閉会いたします。                                ○午後 1時49分 閉 会 Copyright © Musashino City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...