板橋区議会 > 2024-06-12 >
令和6年6月12日文教児童委員会-06月12日-01号
令和6年6月12日都市建設委員会-06月12日-01号

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  1. 板橋区議会 2024-06-12
    令和6年6月12日都市建設委員会-06月12日-01号


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    最終取得日: 2024-09-09
    令和6年6月12日都市建設委員会-06月12日-01号令和6年6月12日都市建設委員会  都 市 建 設 委 員 会 記 録 開会年月日  令和6年6月12日(水) 開会時刻   午前10時00分 閉会時刻   午後 3時49分 開会場所   第2委員会室 議題     別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長      さかまき 常行      副委員長     間 中りんぺい  委員       ひはら みちこ      委員       大 野 ゆ か  委員       内田けんいちろう     委員       大 森   大  委員       荒 川 な お      委員       鈴 木こうすけ  委員       中 妻じょうた 説明のため出席した者  都市整備部長   内 池 政 人      まちづくり推進室長田 島   健  土木部長     宮 津   毅      都市計画課長   千 葉 亨 二  建築指導課長   廣 木 友 雄      住宅政策課長   志 村 晃 一
     まちづくり調整課長宇 高 雄 大      地区整備課長   板 橋 慎 寛  鉄道立体化推進課長正 木 崇 裕      高島平まちづくり推進課長                                 佐 伯 和 宏  土木計画・交通安全課長           みどりと公園課長 河 島 一 郎           菊 地 利 幸 南部土木サービスセンター所長         北部土木サービスセンター所長           宮 村 宏 哉               歌 津 知 己 事務局職員  事務局次長    舟 山 百合子      書記       石 川 実 生               都市建設委員会運営次第 1 開会宣告 2 理事者あいさつ 3 署名委員の指名 4 議案審査    議案第48号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例                                          (3頁)    議案第47号 東京都板橋区緑化の推進に関する条例の一部を改正する条例(14頁)    議案第44号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例(16頁) 5 報告事項  (1)都市建設委員会関係補正予算概要について(27頁)  (2)令和5年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について     (中台二丁目公園斜面地補強工事)(28頁)  (3)板橋公園の都市計画変更について(33頁)  (4)大山駅周辺等のまちづくりの状況について(37頁)  (5)上板橋駅南口駅前地区のまちづくりの状況について(47頁)  (6)板橋駅西口周辺地区のまちづくりの状況について(57頁)  (7)高島平地域のまちづくりの状況について(64頁)  (8)所管事務概要について(71頁) 6 調査事件について    都市計画及び都市基盤整備等の区政に関する調査の件(72頁) 7 行政視察について 8 閉会宣告 ○委員長   ただいまから都市建設委員会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、理事者のご挨拶をお願いいたします。 ◎土木部長   皆さん、おはようございます。本日は、新しい委員構成となってから初めての都市建設委員会でございます。さかまき新委員長のリーダーシップの下、活発な議論によりまして区のまちづくり行政がより一層適切な形で進んでいきますよう、区民の代表である委員の皆様からの多様な視点からのご意見を頂きたいと思っております。1年間、どうぞよろしくお願いいたします。さて、本日は議案3件の審査をお願いいたしますとともに、8件の報告がございます。理事者一同、適切で簡潔明瞭な答弁に努めてまいりますので、ご審議のほど、よろしくお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、署名委員をご指名いたします。  ひはらみちこ委員、荒川なお委員、以上お二人にお願いいたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、本日の委員会の運営につきまして申し上げます。  報告事項1の都市建設委員会関係補正予算概要については、6月13日の企画総務委員会における関連議案の審査前に報告を受ける必要があります。よって、本日中に報告案件が終了する見込みがない場合は、3時休憩後、当該報告事項を先議することといたしますので、ご承知おき願います。  また、本日の委員会は案件が多数ございますので、各委員、理事者におかれましては、簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、議案審査を行います。  初めに、議案第48号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎土木計画・交通安全課長   それでは、自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例についてご説明させていただきます。議案書は15ページ、議案説明資料は9ページ、新旧対照表は35ページをご覧ください。それでは、議案説明資料を基に説明させていただきたいと思います。議案説明資料の9ページをご参照ください。今回の条例改正については、令和6年秋頃から実施する大和町29番13号にございます板橋本町駅第1自転車駐車場の改修工事による休止に伴い、同じく大和町36番に今度新たに設置します仮自転車駐車場、こちらのほうを代替の施設として設置するものでございます。項番2の改正概要ですけれども、10ページをご覧ください。上段に工事開始、休止、今回改修する板橋本町駅第1自転車駐車場の所在地、構造、収容台数を、その下段には今回開設する、旧板橋保育園園庭に設置する大和町36番仮自転車駐車場の所在地、構造、収容台数を記載してございます。本町駅第1自転車駐車場につきましては、現在、定期利用のみになってございまして、定期利用の契約者のみを、新たに開設する大和町36番仮自転車駐車場に一時期間、移転していただくものでございます。次に、項番3ですけれども、施行期日については規則で定める日となっておりまして、現在の予定としては10月1日から新たな大和町36番仮自転車駐車場を開設したいということで、準備をしたいと思っております。仮自転車駐車場については、年度内に仮駐車場開設期間、本町駅第1自転車駐車場を改修いたしまして、新たに4月1日に、本町駅第1自転車駐車場を整備、改修いたしまして、利用開始したいというような予定で、現在計画を組んでいるところでございます。説明は以上でございます。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   判断材料として、1点ほどお聞かせいただきたいと思います。こちらの議案が通らなかった場合ですけれども、改修工事ができないですとか、もしくは代替地の再選定が必要になって、やはり区民に影響が出るところはありますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   こちらの改修工事に当たって区民の皆様への影響ですけれども、地域のほうについては地元調整ということで、去年の9月と10月に町会長会議、大和町と富士見町でございますけれども、こちらのほうで工事の概要を説明させていただきまして、あと最近では、令和6年度になりまして、本町駅第1自転車駐車場の近隣の住民の方にご挨拶を済ませたところでございます。当然、今回の大和町36番のほうに自転車駐車場を開設いたしますので、工事着前については、町会関係者をはじめ、新たに開設される駐輪場の周りの方々にチラシ等で周知して、必要に応じて個別説明を行いたいということで考えております。 ◎土木部長   ちょっとお答えが足らなかったようなので、お答えさせていただきます。今回の議案が通らなかった場合には、恐らく代替の駐輪場の確保ができないということで、工事が難しいと思います。その場合には区民の方にも影響が及ぶものと思いますし、また代替駐輪場を設置せずに工事すればその影響はさらに大きくなると思いますので、ぜひ皆さん、議案を通していただければと思います。 ◆鈴木こうすけ   議案第48号ですけれども、まずその前に、我々は区議会でいろいろと区民の皆様の声を間近で何年か聞いている中で、今回に関しては台数も一緒で、自転車駐車場ということでの移動なんですけれども、特に板橋本町周辺は、今まで定期利用をしていたのに当日利用になったりとか、当日利用が定期利用になったりして駐輪場があまりよく分からなかった現状があったんですね。当然、これは民営化も踏まえて、しっかりと区側の方針というか、方向性というのはるる分かっている状況なんですけれども、しっかりとこういった、今回123台のスライドということで、定期利用なので分かりやすいのかなというふうに思うんですけれども、まずもって、今後こういうふうな整備ですとかいろんな方針が出てくると思うんですけれども、区民に対する周知ですとか、今まで定期利用が当日利用になったりとか、やっぱり区民の皆さんは、結構錯綜しているんですよ。ですから、そういったところはしっかりと区側で丁寧に利用者の方にはご説明していただきたいというふうに思うんですけれども、ご意見があればお伺いします。 ◎土木計画・交通安全課長   今、区の駐輪場については70か所ございまして、皆さんもご存じのとおり、全ての自転車駐車場については指定管理者に移行したものでございます。これまでもそうなんですけれども、今後整備する予定の、区民に対する利用形態の変更については、当然のことながらですけれども、指定管理者を通じて、状況に変化がございましたときにはしっかりと利用者に対して周知をさせていただきたいと思っております。 ◆鈴木こうすけ   今、課長から、指定管理者を通じてって話がありましたけれども、指定管理者に全部任せるのではなくて、やっぱり区側もしっかりとそこはサポートをしていくというところがないと、先ほど来お話ししましたけれども、我々に頂く声も、民営化になったけれども、駐輪場に関しては、定期利用、当日利用があまりよく分からない、今まで置いていたところに置けない、そういった不平不満というのが、大変申し訳ないんですけれども、区民の皆さんの多分実情の声だと思います。ですから、そういった部分はしっかりと、先ほど来お話ししましたけれども、民営化したのでそういった委託業者に全部任せるのではなくて、区側も一緒にそういったところは丁寧にフォローしていただきたいなというふうに思うんですけれども、ご意見があればお伺いします。 ◎土木計画・交通安全課長   委員のおっしゃるとおり、管理運営については指定管理に移行したことで、管理主体は指定管理者のほうに移ってございます。ただ、施設の設置主体は区でございますので、こちらについては区と指定管理者と毎月毎月打合せも行っていますので、そういう中でしっかりと利用者に対しても周知が一人ひとりに届くように心がけて、自転車駐車場の管理運営に努めていきたいということを思っております。 ◆鈴木こうすけ   最後にしますけれども、板橋本町駅第1自転車駐車場が出来上がった後、大和町36番仮自転車駐車場は何になるとか、今は収容台数が123台だけれども、ここも自転車駐車場にして、例えば246台とかに倍増するとか、そういうふうな計画があるのかどうか、最後にお示しいただければと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   こちらの大和町36番仮自転車駐車場については、本町駅第1自転車駐車場の改修工事が終わりましたら廃止にしていきたいということで考えております。現時点としては、跡地の活用については、昨年の9月に文教児童委員会でご報告があった、板橋保育園跡地暫定活用についてで、貸付先についてはあすなろ保育園ということで報告されている状況でございまして、その後の件については、すみませんけれども、所管外なので、私のほうとしては把握していないところでございます。 ◆荒川なお   今、跡地利用のところ、私も聞きたかったのは少し分かったんですけれども、園庭と建物のうち、建物のほうも来年度以降使われるということで、今年度は更地というか、まだ何も使用はないっていう認識でいいのか、そこを確認させていただきたいんです。 ◎土木計画・交通安全課長   旧板橋保育園の跡地の暫定活用については、先ほどの答弁で申し上げたとおり、あすなろ保育園が貸付先ということで報告されているものでございますので、それ以降のことについては、すみませんけれども、所管としては分かりません。ただ、今回、本町駅第1自転車駐車場を区が改修するに当たって、こちらの駐車場の中に地元の防災倉庫がございまして、中にお祭りの資材とか、いろいろと入っているらしいんですけれども、工事期間中、こちらについては、常時使うものは区民事務所のほうに置いて、常時使わないものは旧板橋保育園の施設の建物の中に一時的に仮置きをするということで、私のほうでは聞いているところでございます。 ◆荒川なお   今は何も使われてないっていう、今の答弁は曖昧だったんですけれども、そういう認識をしましたけれども、それで先ほど定期利用のみっていうことで、現在もそうで、それは今回同じ台数なわけですけれども、先ほど鈴木委員からもありましたけれども、もっと自転車駐車場の利用ニーズというか、高くしてほしいというのはほかの駅でもあるんだと思うんですけれども、これは数が同じになったのは面積的な問題なのか、例えば当日利用とか、置く場を広げるとか、そういうことは検討されなかったのかをお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎土木計画・交通安全課長   本町駅第1自転車駐車場の利用形態についてのご質問だと思いますけれども、こちらについては、基本的に仕様書上は、指定管理者と利用形態についても一応決定していく事項になっておりまして、今回123台というところについては、改修工事もこれから始まるところでございますので、そういう意味では、それ以上の利用を増やしてないところもございまして、工事の影響も考えて、定期利用台数を123台で、今現在として設置しているところでございます。 ◆荒川なお   あと、大体板橋本町駅を利用するに当たって、駐輪場を利用している方が多いかなと思うんですけれども、地図を見たら、150メートルから200メートルぐらいですか、駅から距離があるということで、例えばこの辺は住宅地が多いんですけれども、もうちょっと近くにとか駅に近いところに設置をするとか、そういうところまでは検討されたのか、その検討の結果等をお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎土木計画・交通安全課長   今回の改修工事に当たっては、やはりもう少し近い代替地がないかということで幾つか検討したところでございましたけれども、ただ、用地の確保ができなかったというのが一番の原因でございまして、今回たまたま今年の3月で旧板橋保育園が閉園して空いたということで、その園庭を今回活用させていただきまして、改修工事に当たるということで準備ができましたので、今回はこういう形で進めていきたいと、区のほうとしては考えているところでございます。 ◆大森大   こちらは、園庭の入り口をそのまま駐輪場の入り口に利用するということで間違いないでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   今回の仮駐車場の設置に当たっては、従来の園庭側の入り口のところを駐輪場の入り口に使うということで間違いございません。 ◆大森大 
     先ほど近隣住民に説明を行うとありましたけれども、入り口のところとかも一軒家がずらっと並んでますよね。目の前にあって、朝方に100台ぐらいがどっと来るとそれなりの騒音にもなってくると思うんですが、そういった説明はきっちりと行っていくということで間違いないでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   近隣の説明についてはしっかりと進めていきたいと思ってます。そういうことで近隣住民からのご要望もちょっと受けておりまして、当然この駐輪場については24時間営業になるということでございまして、幾つか要望事項もございまして、例えば入り口は北側のみにしてほしいとか、照明については周辺に漏れないようにしてほしいとか、あと園庭と園舎の間をバリケードで押さえてほしいとか、近隣の住民の皆さんからはそういう要望を聞いておりますので、しっかりと対応して、整備につなげていきたいということで考えております。 ◆大森大   あと、今の園庭の入り口を入ってすぐ右側に大きな木が生えていて、左側に登り棒がある状況ですよね。これらは撤去とか伐採とかってする予定なんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   園庭を入ったところに遊具がちょっと置いてあるんですよね。それについては、バリケードで囲って、入れないようにしたいということで考えております。それと、樹木も一部あったと思いますけれども、そちらについても基本は残して、そこにかからないような形で自転車駐車場を整備していきたいということで現在のところは考えているところでございます。 ◆大森大   そうするとかなり入り口のところは、狭い状況になりますか。 ◎土木計画・交通安全課長   入り口のところは、自転車が通れるスペースをしっかりとつくりますので、通常ですと擦れ違う程度は当然しっかりとつくらなきゃいけないと思いますので、大丈夫だと思っております。あと、先ほど委員から質問がありました樹木の件ですけれども、今回仮囲いをするときに若干当たってしまいますので、その支障部分についての剪定は進めさせていただきたいということで考えてます。そういう意味では、少し通路が広がるような感じでイメージをしていただければと思います。 ◆大森大   今、貼り紙で、3月1日から受付を再開していると、夏頃に工事予定で、場所はまだ未定ですという貼り紙が貼ってあると思うんですけれども、これは決定次第、たしか新しい場所は、1か月契約ですよね、だから契約しない方もいらっしゃると思うんですけれども、場所がそこだったらっていう、これはいつ頃、発表になる予定ですか。 ◎土木計画・交通安全課長   利用者についての周知ということでの質問だと思いますけれども、こちらについては、今日こういう形で委員会報告をしてますので、それを受けて、利用者についての周知は、議案が通ったらしっかりと進めていきたいということで思っております。 ◆大森大   議案が通った後に近隣住民の説明とかって始まるんですよね。 ◎土木計画・交通安全課長   先ほどちょっと答弁させていただきましたけれども、近隣住民の方には4月と5月にご挨拶は済まさせていただいておりますので、これから改修工事に入りますということを近隣の方は知っているような状況でございます。 ◆大森大   それ、了承を得てるというふうに。 ◎土木計画・交通安全課長   そのような状況でございます。 ◆大野ゆか   2点ほどお聞きかせください。まず、1点目なんですけれども、4月に新しい駐車場が出来上がるということで説明を受けておりますが、例えば仮自転車駐車場の利用をいただいた方への優先利用枠みたいなのは設ける予定なのでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   こちらの仮自転車駐車場については、現在、本町駅第1自転車駐車場の定期利用者にそのまま仮自転車駐車場をご利用いただくということで考えていますので、優先とか優先じゃなくて、本町駅第1自転車駐車場を使っている方にそのまま利用していただくということで、例えば改修工事が終わったら、仮自転車駐車場から新たに改修した自転車駐車場にそのまま移っていただくというようなことを考えているところでございます。 ◆大野ゆか   分かりました。そうすると、基本は今おっしゃっていただいたとおり、利用者が場所を移動する、ただ、遠くなるですとか、いろんな理由によってキャンセルされる方も中にはいらっしゃるかもしれないという想定をされていることでよろしいでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆大野ゆか   あと、もう一点、ほかの委員からも周知のことでご質問を頂いておりますが、これは、今10月の頭から仮駐車場を利用できるようにするということで、大体四か月後ぐらいの移動になると思うんですけれども、大体そのぐらいの期間を設けて行っているものなのか、何か区の基準のようなものがあれば教えていただけますでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   利用者については、やはり一定程度の期間がないといけないと思ってますので、計画が決まりましたら適切な時期に利用者に対して周知をしていくというスタンスでおりますので、今回については4か月程度の期間を設けて、利用者に周知をしていくというものでございます。 ◆大野ゆか   適切な期間について、特に区で決まりがあるかどうかを聞いているんですけれども、大体四、五か月とかあるのでしょうか、すみません。 ◎土木計画・交通安全課長   周知期間については特に決まったものはございませんが、利用者にしっかりと伝わる期間ということで、我々もある程度決まったということであれば早めに利用者にお伝えするという、当然利用者のほうもその期間で、定期利用であれば、定期の料金体系も1か月、6か月、12か月という形もございますので、そういうことも考えなければいけない期間もございますので、そういう意味では、ある程度早めに計画が分かり次第お伝えするというスタンスで臨んでいるところでございます。 ◆内田けんいちろう   駐車場の場所が変わるというところで、一定利用者の方にはご不便がかかるのかなと思いますので、その点を踏まえて質問させていただきたいと思います。まず初めに、本工事のスケジュールについて、もう一度確認させてください。 ◎土木計画・交通安全課長   今回の本町駅第1自転車駐車場の改修工事については、10月頃に仮自転車駐車場を開設できた、整備できた後から年度末にかけて改修工事を行うものでございます。具体的には大体4.5か月程度の期間をこの工事に充てるものでして、年度末には工事が終わりまして、区の検査も終わりまして、供用開始という形のスケジュールを考えてございます。改修する本町駅第1自転車駐車場の前ですけれども、36番仮自転車駐車場については、9月に入ってからですか、工事の準備を始めまして、実際の工事は、園庭なんですけれども、地元のお祭り等で使っているという話がございますので、そのお祭りの期間を過ぎた後、本工事っていうんですか、整備工事を進めていきたいということで考えてるところでございます。 ◆内田けんいちろう   もう一度確認したいんですけれども、いつから利用者さんが使えなくなっちゃうのかっていうスケジュールは利用者さんにとってすごく大事だと思うので、こちらの話ではなくて、利用者さんがどれだけ使えなくなるかという点でスケジュールを教えていただけますか。 ◎土木計画・交通安全課長   利用者の皆さんが本町駅第1自転車駐車場を利用できなくなる期間というのは、10月から来年度の3月の約半年の期間でございます。その間は仮自転車駐車場を使っていただくということになります。あと、もう一点、すみません、先ほど定期利用の期間ということで、先ほど1か月、6か月、12か月とお話ししたんですけれども、間違ってございまして、1か月と3か月と6か月になってございます。大変申し訳ございませんでした。 ◆内田けんいちろう   お祭りの話が先ほどちらっと出たんですけれども、それが終わったり、片づけが進んだりしないと、仮駐車場の整備が始まらないというお話もありました。ということは、ずれ込む可能性もあるということで、それまでは現在の駐輪場が使えるような状況を保てるという話でいいですか。 ◎土木計画・交通安全課長   すみません。先ほどの答弁が間違っておりまして、今回のお祭りではこの園庭を使わないということで地元ではなったそうなので、すみません、工事のほうは改修工事に間に合うように、仮の36番の駐輪場については整備をしていくということになりますので、使えない期間はないように、しっかりとスケジュールを組んで進めてまいりたいと思っております。 ◆内田けんいちろう   3月末頃まで使えなくなる予定という話で、もうちょっとしたら年度をまたいじゃうのかなというところを感じておりました。補正予算では、インフレスライドによる予算の増加というのもありましたけれども、物価高とか材料不足などで、こちらの工事への影響は考えられますか。 ◎土木計画・交通安全課長   今回の本町駅第1自転車駐車場の改修工事については、確かに材料とかの部分では、もしかしたら影響が出る可能性はあるかもしれません。ただ、今回、大きな改修というよりも維持工事をメインで行うものでございます。具体的には、外壁とか屋根とかの防水、建具の改修とか、あとは内部の塗装、耐火被覆補修とか、中の建具の改修と、あとは照明が結構暗くなってますのでLED化したりとか、あとは防犯カメラの設置や非常警報設備をつけるとか、これまでよりも利用勝手がいいような、防犯上もいいような改修をしたいということで考えております。あと今回の設計については最新の単価で設計いたしますので、そういう意味では価格の上昇なんかも最小限でいけるような形の工事を発注できるのではないかということで考えているところでございます。 ◆内田けんいちろう   維持工事がメインなんですけれども、半年もかかるんですか。 ◎土木計画・交通安全課長   本町駅第1自転車駐車場は一応3層構造になってございまして、外壁をやるにも、当然幕を張ったりとか足場を組んだりとかも出てくるだろうと思いますので、そういう意味では格子も多数ございますので、これだけの工期がかかるということで認識しているものでございます。 ◆内田けんいちろう   続いて、ニーズについて把握したいんですけれども、収容台数が123台ということでしたけれども、定期利用の契約数というのは、何%ほど契約されている状況なんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   本町駅第1自転車駐車場についてはほぼ100%という状況になってございます。 ◆内田けんいちろう   非常に利用されているというところで、先ほども他の議員からも、利用者が多いので駐輪場の在り方みたいなお話もございましたけれども、私も以前、例えば民間のアプリを使った私有地の活用の提案というのをさせていただいたと思うんですけれども、その後の検討状況を教えてください。 ◎土木計画・交通安全課長   委員さんのほうからいろんなご提案も受けているところでございます。そういう意味では、施設の利便性がよくなるよう、今回この指定管理においてもかなり、DX化ということじゃないんですけれども、例えばオンライン定期利用の契約とか、あとは満空情報が見れるとか、幾つかの利便性が向上したところもございますので、これからまだまだいろいろと、当然利便性がよくなるようなアプリの利用とか、もし可能であればそういうところも検討していきたいということで考えております。まだ検討には入ってございませんけれども、そういうご意見も頂戴していますので、指定管理者との協議も毎月ございますので、その中でそういうご意見も議会からも出てるということでお話をして、利用改善につながるようなことを考えていきたいと考えております。 ◆内田けんいちろう   アプリについてのご検討状況を教えていただいてありがとうございます。アプリを使った私有地の活用という点で質問させていただいたので、私有地の活用という点についてもお答えいただけますか。 ◎土木計画・交通安全課長   すみません、勘違いしてございまして、民営のほうのアプリの活用ということだと認識しているんですけれども、こちらについては、先日ぐらいですか、民営の駐輪場のアプリを使って利用を広げたいという業者からお話も頂戴しておりまして、区ももし連携できるようなところがあれば、民営の駐輪場をどこかに開設したときには、そういうことも区の自転車対策上は非常に有効だと思っていますので、何らかの活用や連携ができればということでお話は頂戴しておりまして、区としても前向きに、その意見については一応聞いているようなところでございます。 ◆中妻じょうた   何点かお伺いします。まず、基本的なところを確認させていただきたいんですが、収容台数123台中、当日利用は何台、定期利用は何台でしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   こちらの本町駅第1自転車駐車場については定期利用でございますので、時間利用のものは入ってございません。先ほど答弁させていただきましたけれども、全て契約期間が1か月、3か月、6か月の期間の方が収容しているものでございます。 ◆中妻じょうた   当日利用の方が路頭に迷って、どこだっていう話にならないのは一つ安心なんですけれども、今まで周知の話も出ておりますけれども、定期利用の方に対する周知方法って貼り紙だけなんでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   定期利用者については、当然施設での貼り紙もございますけれども、あと手紙等も活用して、しっかりと手元に届くような形でこの工事の周知をしていきたいということで考えております。 ◆中妻じょうた   手紙はぜひ必要だと思っていますので、やっていただけるということで安心いたしました。もう一つ気になっているのが敷地面積について、これは議案にも、説明資料にも書いていないので、大体同じような面積なんだなっていうことが何となくうかがい知れる、収容台数も123台ということなんですけれども、お伺いしたいのは、1台当たりの駐車スペースは変わらないのでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   1台当たりの駐輪スペースは変わらないのかというご質問でございますけれども、今回改修する本町駅第1自転車駐車場も平置きの3層の駐輪場でございまして、今回新たに整備する仮自転車駐車場についても平置きで設置することで考えております。そういう意味では、駐輪スペースについては変わらないということで考えております。 ◆中妻じょうた   考えていらっしゃるとは思うんですが、念のために要望として申し上げておきますけれども、ありがちなのが、収容台数が同じまま敷地面積が減っちゃうということが考えられるんです。そうすると1台当たりのスペースが少なくなって、例えば子ども乗せ自転車のような大きな自転車が入らなくなることがありますので、民営の駐輪場の場合、そういう相談も受けたことがあるので、そういったことがないですよねっていうことを、念のために最後確認して終わりたいと思います。 ◎土木計画・交通安全課長   平置きの自転車の駐車場のスペースについては、しっかりとそれぞれ自転車が置けるように確保してまいりたいということで整備を進めていきますので、特にご不便になられないような形になるということで考えているところでございます。 ◆間中りんぺい   2点ほど伺いたいんですけれども、収容台数も変わんないということだと、ラック幅も変わらないっていうことでしょうか。 ◎土木計画・交通安全課長   こちらの新たに整備する仮自転車駐車場についてはラックは設置しませんので、平置きで整備させていただくことになっております。 ◆間中りんぺい   分かりました。前に一般質問でもちょっと言ったことがあるんだけれども、自転車そのものが、やっぱり横幅がどんどん大型になっているんですね。志村坂上もすごく駐輪場が使いにくくて、区営のラック幅って30センチなんだけれども、隣の銀行とコンビニは幅が45センチで、やっぱり民間のほうがどんどん使いやすくなっているけれども区営はなかなか使いにくいってことがあるので、平置きということですけれども、その辺が改善されつつ、自転車の大型化に合わせた改善がなされればなというふうに思っていますので、お願いします。  もう一点、整備とか改修って、何かを変えるのにすごくいいタイミングなので、私が志村坂上とか志村三丁目の自転車駐車場を利用してても、駐輪場が駐輪場だけで使われているのはすごくもったいないなって感じてるので、ただ自転車を止めるスペースだけになっちゃってるんですよね。今回も箱じゃないですか。例えば屋上が空いているから、今回の工事に併せて屋上を民間のビアホールに貸して、工事費を回収するとか、あそこだったら絶対に広告効果があるから、壁そのものを広告にして、これからの維持費を回収するとかってこともできるだろうし、例えば前にニュースで見たんだけれども、静岡駅の北口の駐輪場は災害対応型に改修して、災害になったときに車とかが使えないから自転車を使うんだけれども、電動自転車が使えなくなるから電動自転車を充電できるような設備を入れて、災害対応とかにしているんですって。やっぱりこの改修とか整備のタイミングにしかできないと思うので、今回の整備に当たっても産業振興課とか危機管理部とか、庁内で連携をして、より付加価値をつけることができたんじゃないのかなと思うんですけれども、そういった何かをなされたか、できそうかどうかとかっていうのはいかがでしょう。 ◎土木計画・交通安全課長   先ほどちょっと答弁させていただいたんですけれども、一応工事の内容としては維持工事ということをメインに現在計画しているところでございまして、確かに本町駅から近くて、環七に面していますし、すごくロケーションもいいので、いろんな広告効果なんかも、もしかしたらあるのかもしれません。そういう意味では、そういうことについては、また改めて庁内で研究してくような感じになるかと思っております。 ◎土木部長   少し補足させていただきます。例えば屋上に太陽光パネルを置いて、災害時に対応できるようなご提案というのはすごくありがたかったなというふうに思ってございます。一方、今回は維持補修工事ですので、建物の躯体等をいじるものではございませんので、今後、例えば建物の躯体自体をいじって、上部に荷重が増えても大丈夫なような場合については、少し多様な使い方ができるような検討を事前に行っていきたいと思います。ただ、一方でなかなか駐輪場って区有地だけではなくて、例えば民間の土地をお借りしているような場合もあったりするので、工事の期間とか周知の期間も限られることもございますので、区有地を中心に多面的な活用ができるようにこれからは検討していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。
     意見のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   我が会派としましては、本議案に賛意を表します。先ほど理事者からもお話があったように、地域住民へのお話もされているということ、それから工事の内容もお聞きしましたところ、必要な工事であるということも理解させていただきました。今までに近い利便性を確保するためには、やはり仮自転車駐車場の設置、こちらの条例改正は必要な改正になりますので、我が会派としては賛意を表したいと思います。 ◆鈴木こうすけ   議案第48号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例について、我が会派としても賛意を表させていただきたいと思います。先ほど、定期利用と当日利用の在り方というふうな形で私から述べさせていただきましたけれども、まずは民営化したということではございますけれども、しっかりと区がバックアップするということが、区民の皆様のサービス向上につながるんではないかなというふうに思います。それと、先ほど内田委員からもありましたけれども、今、特にインフレスライド、物価高騰等で、令和7年4月1日までというふうな期日がありますので、約6か月間だと思うんですが、しっかりとこういった納期を守っていただきながら駐輪場の整備を行っていただければというふうに思いますので、よろしくお願いします。 ◆荒川なお   結論から申し上げて、議案第48号、賛成します。ただ、まだ課題も結構あるなというのは、例えば先ほど跡地利用が、今回たまたま保育園であったというところですけれども、駅の近くになかなか探せない問題であるとか、そういう課題はまだ大きいなと。やっと見つかったところでは、例えば先ほど大森委員からもありましたけれども、住宅地であったり、少し狭かったりもするので、そうすると近隣との説明というのも、全てがうまくいくということもなかなか難しいところもあるのかなというふうに思います。ただ、この半年間で改修するっていうことは必要なことですので、その代替地として確保するという意味では、先ほど言いましたが、本議案には賛成をいたします。 ◆大森大   我が会派としましても、議案第48号は賛意を表します。必要な改修工事による休止ですし、板橋本町駅近郊には代替地はほかには見当たりませんので賛成とさせていただきますが、短期利用とはいえ、やはり近隣の住民の方にはしっかりと理解を得ていただきたいと思いますので、そこら辺はよろしくお願いいたします。 ◆大野ゆか   議案第48号につきまして、我が会派といたしましても賛意を表します。他の委員からもございましたけれども、やはり近隣の方々、また利用者の方々がご不便をおかけにならないようにぜひ努めていただきたいと思います。また、代替地については平置きで特にラックもないということで、多分置き方ですとか自転車の整理ですとか、そういったものが、現地に管理人さんがいらっしゃるんでしょうか、そういった方のご負担も増える可能性もあるかと思いますので、そういった点もぜひフォローいただければと思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  議案第48号 自転車等の駐車場の整備及び放置の防止に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認めます。  よって、議案第48号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、議案第47号 東京都板橋区緑化の推進に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎みどりと公園課長   議案47号 東京都板橋区緑化の推進に関する条例の一部を改正する条例につきましてご説明いたします。議案書は13ページ、それから新旧対照表は33ページになります。なお、改正内容が所要の規定整備となりますので、議案説明資料はございません。説明は新旧対照表でさせていただきます。新旧対照表の33ページをご覧ください。第13条の3第1項第2号の部分でございます。条例で引用しております宅地造成等規制法が改正され、名称も宅地造成及び特定盛土等規制法に改められるとともに、宅地造成に関する工事だけでなく、土砂堆積に関する行為などの危険な盛土等を全国で一律に規制することとなりました。それに伴い、開発行為等を行う土地及び建築物の緑化義務において、従前の宅地造成等規制法の許可を受けて行う宅地造成を対象とするものは存続させる一方で、法改正で追加された、宅地を農地等の宅地以外の土地にする盛土等や、一時的な土砂の堆積などの危険な盛土等は対象外とし、所要の規定整備をするため、条例を改正するものでございます。施行期日につきましては、東京都宅地造成及び特定盛土等規制法施行条例の施行日としております。 ○委員長   本件に対する理事者への質疑並びに委員間討論のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   1点だけ、質問させていただきたいと思います。旧法に比べて、新法のほうは文言の定義が複雑、煩雑になっていると思うんですけれども、申請者、相談者への説明が必要になることが多くなるのかなと思うんですけれども、事務手続への影響等はありますでしょうか。 ◎みどりと公園課長   おかげさまで、特に影響はございません。 ◆ひはらみちこ   では、職員の負担とかの増減もないということでよろしかったでしょうか。 ◎みどりと公園課長   ございません。 ◆鈴木こうすけ   私も1点だけいいですか。今、課長からお話しいただいた法改正の経緯というところで、令和3年7月、ニュースでも報道がありましたけれども、静岡県熱海市でかなり大きな土石流が発生したというふうなところの盛土の規制法ということで理解をしております。これ、区で言いますと、大雨、洪水等、災害があった場合に、そういった危険なエリア的なところっていうのは、区側で今どのぐらいあるのかとか、そんな細かいところまではいいんですけれども、そういったところはあるのかっていうのは、課長のほうでは答えられない、所管外になるんですか、申し訳ございません。 ◎都市計画課長   前回ご説明させていただきました宅造法の改正の件でございますので、都市計画課のほうから簡単にお答えさせていただきます。区ですけれども、もともと宅地造成規制区域というのを持っておりまして、主には斜面地を対象にしておりましたので、過去、危険性のあるというところまでいかないんですけれども、人の手が加わると、より安全なところをかなり配慮してやっていかなければいけないということで規制をかけてきたところです。今回の法改正については、熱海の土砂災害、これを受けた国で、国中の市街地について安全性を担保するということで、切れ目なく、隙間なくということで改正をしたというふうに伺っております。なので、板橋区においてはもともと斜面地について規制をかけていたという経緯もございますので、今回の法改正によって、何か新たに出るということはなく、また当然もともと斜面地を抱えておりますので、危険かどうかという部分は除きまして、そういった地形というところは、大分区として考えてきたなというふうに思っております。なので、今回のことで区民に対して周知が行き届くことをやっていきたいというところと、また今回、もともと規制がかかっていなかったところに対してもどんどん相談に乗れる体制になったのかなと考えておりますので、そういったことで全体的な安全を目指してやっていければというふうに思っています。ご質問にあった危険な箇所を把握しているかについては、これと別の崖、擁壁等の件では区のほうでも別途やっておりますので、そういったところとも連携してやっていきたいと思ってます。 ◆荒川なお   私からも1点なんですけれども、新旧対照表のところに一番下の下線のところで、「宅地を宅地以外の土地にするため」というところで、先ほど説明もあった、農地等というふうにお話しをされていたと思うんですけれども、私も農地がほとんどメインだと思うんですけれども、ほかに想定されてるものがあるっていうことなのか、そこを確認させてください。 ◎みどりと公園課長   農地も含んでいるんですけれども、定義としましては、それ以外に採草放牧地、いわゆる牛や馬たちが食べる草を育む、採取する、そういうところ、もしくは放牧する採草放牧地、板橋区の中では今ないと思いますけれどもそういったものですとか、あとは森林が等の中には含まれるということになります。 ◆荒川なお   そうすると、板橋区としては、文言はそうだけれども、農地だけだという認識でいいっていうことなんですか、等って、すみません、再度確認です。 ◎みどりと公園課長   定義としては森林という言い方をしていますけれども、樹林地というのは板橋区の中もございますので、宅地以外ではそういったものが考えられる、畑以外では考えられると思います。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   我が会派としては、本議案に関しまして賛意を表します。熱海の盛土の流出を受けての国の改正、こちらの規定の変更によりまして条例の改正も必要となるものですので、こちらは妨げる理由はないとして、我が会派は賛意を表したいと思います。 ◆大森大   我が会派としましても、議案第47号は法改正に伴う文言整理ですので、賛成とさせていただきます。 ◆荒川なお   議案第47号については、結論から申し上げて、賛成をします。緑化の推進ということで、この後の議案にも関係しますけれども、盛土の問題については熱海のことがありまして、そこからの改正ということで、必要であるというふうに思います。今、質疑の中でも、どこがという範囲も分かりましたので、そこについては反対するものではないということで、賛成をいたします。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  議案第47号 東京都板橋区緑化の推進に関する条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認めます。  よって、議案第47号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、議案第44号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。  本件について、理事者より説明願います。 ◎都市計画課長   それでは、議案第44号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例につきましてご説明いたします。こちらの条例改正につきましては、前回の都市建設委員会のほうで内容についてご説明させていただきましたので、本日はそこを割愛させていただいて、手数料の件についてご説明いたします。議案書でございますが、3ページから8ページ、議案説明資料は3ページから4ページ、新旧対照表は3ページから23ページになります。説明のほうは議案説明資料で行わせていただきます。宅地造成等規制法の改正等に伴う改正についてでございます。まず、改正理由及び改正概要を順にご説明いたします。まず、項番1、改正理由でございますが、まず(1)について、宅地造成等規制法の改正により、名称も宅地造成及び特定盛土等規制法と改められまして、宅地造成に関する工事だけではなく、土石の堆積に関する工事が規制対象となるほか、中間検査等が義務づけられることになりました。これに伴いまして、宅地造成に関する工事許可申請手数料等に係る規定を改める必要があるために改正をするものでございます。(2)につきましては、都市計画法に基づく開発許可制度について、開発許可を受けた場合に、盛土規制法に基づく許可を受けたものとみなされ、中間検査等が必要となる等、盛土規制法と密接に関係するため、開発許可申請手数料に係る規定につきましても改める必要があるため、改正するものでございます。次に、項番2、改正概要でございます。(1)についてですが、宅地造成等規制法が盛土規制法に改正されたことによる、盛土規制法に基づく工事許可申請等に係る手数料の変更及び許可対象行為の拡大による手数料の新設を行うものでございます。これは、別表の97の項から97の4の項までに関するものでございます。次に、(2)につきましては、盛土規制法に基づく許可申請手数料の見直しに伴い、都市計画法に基づく開発許可に係る手数料についても変更等を行うものでございます。これは、別表の98の項、99の項、105の項に関係するものでございます。次の(3)については、所定の規定整備を行うものでございます。なお、項番3の施行期日につきましては、東京都宅地造成及び特定盛土等規制法施行条例の施行日としておりまして、7月31日でございます。 ◎建築指導課長   続きまして、建築指導課が所管します手数料条例改正部分を説明させていただきます。議案書では6ページの一番下の行以降、議案説明資料は3ページ中段以降、新旧対照表は17ページ下段以降になりますが、説明につきましては、委員会資料と一緒に配付をしております参考資料で説明させていただきます。A4右上に参考と書かれております手数料条例改正案説明資料(概要)をご覧ください。初めに、建築基準法の改正に伴う改正について説明させていただきますので、建築基準法改正内容をご覧ください。建築基準法第4条については、建築副主事を置くことができるようになる法改正になります。続いて、建築基準法第6条第4項、第18条第3項については、新たに創設された建築副主事でも建築確認済証を交付することができるようになる法改正になります。小規模な建築物の建築確認を担当する建築副主事を継続的かつ安定的に確保することで建築確認関係事務の担い手を増やせるため、建築確認関係事務の執行体制の確保につながると考えて、創設をされました。建築主事・建築副主事の業務範囲は下の表のとおりになります。建築副主事の業務範囲といたしましては、一級建築士ではないとできない規模以外の建築物となっております。したがいまして、建築副主事の創設に伴い、手数料条例の中の建築主事の次に、または建築副主事という文言の追加を行います。  続いて、建築基準法施行令の改正の内容について説明させていただきます。参考の裏面の2ページ目をご覧ください。竣工時に適法であったが、法改正等により現在の法令に適合しなくなった建築物である既存不適格建築物であっても、大規模改修等を行う際には現在の法律に適合させる必要があり、省エネ改修工事が断念される状況がありました。その解消を図るため、令和4年6月に、脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律が公布され、一定の要件を満たして、特定行政庁が認定した場合は、大規模改修等の施工が可能となりました。今回の改正により該当が想定される建築物は、建築基準法が施行されました昭和25年11月以前に建築された建築物となりますので、板橋区内においても軒数は少ないと考えています。省エネ改修工事等を行う大規模改修等については、外壁の断熱改修及び太陽光パネルの設置に伴う屋根改修などが考えられます。新たな認定申請の創設に伴い、手数料条例に審査手数料を新設いたします。以上の内容につきましては、東京都では第1回定例会において議決されており、今回の区の条例改正におきましては基本的に東京都に準拠した形となっております。雑駁ではございますが、説明は以上となります。ご審議のほど、よろしくお願いします。 ○委員長   これより本件に対する理事者への質疑を行いますが、先ほどの議案審査と同様の法令に基づくところもありますので、質疑が重複しないよう、ご協力をお願いいたします。  それでは、質疑のある方、挙手願います。 ◆ひはらみちこ   今回、建築基準法及び建築基準法施行令の改正に伴う改正につきまして質問させていただきたいと思います。こちら、建築副主事が創設されるってことだったんですけれども、やはり建設業者側にとってはとても便利になる、現在働き方改革ですとか人材不足で悩んでいる建設業者も多いと思うんですけれども、こちらの法改正によってこれがよかったとかっていう業者からの意見等は届いてますでしょうか。 ◎建築指導課長   今回の改正に基づきまして、そういうご意見等につきましては区のほうには頂いてはおりませんが、国のほうには頂いているという話は聞いております。 ◆ひはらみちこ   区はないんですけれども、国のほうでは、やはり様々なところから頂いているということで理解させていただきました。もう一点なんですけれども、先ほど建物としては区は該当が少ないというお話だったんですけれども、数としてあったら教えていただきたいんですけれども、お願いします。 ◎建築指導課長   建物の軒数については、現在区のほうでは確認はできてはいないんですが、かなり軒数は少ないと見ております。といいますのは、平成30年の土地統計調査、23区の区内の状況から推測しますと、23区内が平均して建物が建てられたとしますと、区内に基準法以前の建物が約2,000軒ほどあります。その2,000軒の中でも、今回の認定に該当するような案件は、板橋区内では数える程度しかないと区のほうでは見ております。 ◆ひはらみちこ   数える程度しかないんだけれども、やはり該当があるというところで確認をさせていただきました、ありがとうございます。 ◆鈴木こうすけ   今、質問の中で、数えるほどしかない、これ、もう少し聞いていきたいなと思うんですけれども、建築基準法の施行令改正内容ということで、先ほど来、昭和25年以前の建物というところが対象ということで、先ほど平成30年に23区で土地統計の調査を行ったというところなんですけれども、これ、逆に言うとどうなんですか、省エネ改修工事とか大規模改修工事、例えば地区でいうと、昭和25年ですから74年ぐらい前になると思うんですけれども、そういった、幾ら件数が少ないとはいえ、そういった需要は区としてはあるというふうに見込んでらっしゃるのか、法改正なので、東京都がやるので並びで、そのような形で法改正をする。何が言いたいかというと、こういった法改正をした後の区の取組はどういうふうな状況なのかというのをお聞かせいただければと思います。 ◎建築指導課長   まず、件数につきましては、先ほど言いましたように、昭和25年以前の建物の軒数が少なくて、大規模改修とか改修工事の件数自体が少ない、区の中でもここ近年、大規模改修工事の申請件数が、近々の3年間でいいますとゼロ件という件数で、そういう案件が出てきておりません。なおかつ、問合せ等、相談を含めて、そういう件数がいまだに出てきてないところを見ますと、75年たった建物について、改修して省エネ化するのはほぼゼロに近いと、区のほうとしては見ておるところでございます。 ◆鈴木こうすけ   ゼロに近いというふうな、今、回答でしたけれども、逆に言うと74年、そういった老朽化した建物ですから、私が考える限りでは、空き家が多いんじゃないかなっていうふうなところもあるんですけども、大規模改修工事が数える程度、ここ数年はゼロ件という統計が出てる中で、区としてはこういった、例えば老朽化した、通常、一般的に考えると、やはり建て直しですとか、例えば大規模改修をして、新しい建物に変えたりとか、そういうふうなところだと思うんですけども、ごめんなさい、言い方が間違っていたら恐縮なんですが、建築基準法の法改正された後に、空き家対策等というところとの、例えば老朽建築物ですとか、そういったところと区側としてはリンクをしていくのかというところだけ、最後お聞かせいただければと思います。 ◎建築指導課長   委員がおっしゃられるように、築75年もたちますと老朽化されてる可能性もありますし、その頃に建てたものですと、当然新耐震にはなってない、旧耐震になってますので、当然、耐震性能上もあまり好ましくない状況になりますので、区としては、その辺につきましては建て替え等をして、耐震化も進めていただくほうがよいと考えておりますので、今後老朽建築物の対策のほうの担当部署とも連携を取って、もしそういう案件が出た場合には対応を考えていきたいと思います。 ◆鈴木こうすけ   すみません。今お話があった中で、ぜひともそれは、こういった法改正あった後、ちょっと質問の角度が違ったら申し訳ないんですけども、区でも75年以上たっている建物がまだ、やっぱりかなりあったりはするじゃないですか。ですから、そういったところのリサーチを含めて、しっかりと持ち主の方に、例えば建て替えのアプローチをしっかり区側でして、今、区としてもゼロカーボンというところで、2030年、2050年というふうなところの目標値を持ちながら、省エネ改修というところにもしっかりと、そういった部分では取組が必要なんじゃないかなと思うんですけども、最後、それだけご意見を聞かせていただければと思います。 ◎建築指導課長   今後、こういうふうな、先ほどの繰り返しになってしまうんですけれども、耐震性能とかが満足しないような建物であれば、耐震性能を向上させるようにアドバイスをするとかしていかないと安全な建物が維持できませんので、その辺については区としても対応のほうを考えていきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆荒川なお   私のほうからも建築基準法改正のところで、まず第4条のところ、それで根本的なところになるんですが、建築主事と建築副主事、今回、副主事を置くことができるというふうになるわけですけれども案では、少し触れていたと思うんですけれども、資格がどういうふうに違うのか、触れてない部分でお示ししていただけたらと思います。
    建築指導課長   お手元の参考の資料をご覧ください。1ページ目の下のほうに建築主事、建築副主事の業務範囲という形で書かさせていただいております。建築主事であれば、ここの表にあります全ての建物について確認申請を行うことができるんですけれども、建築副主事につきましては、規模が小さい、網かけの部分の建築のみ、確認申請の業務ができるという形になっております。資格につきましては、今までの建築主事につきましては、資格としては、今後は一級建築基準適合判定資格という資格になります。新しくできました建築副主事につきましては、二級建築基準適合判定資格の資格になるという形になっております。 ◆荒川なお   何でそれを聞いたかというと、単純に副主事も置くことができるっていう、将来的な部分も含まれていると思うんですけれども、将来的に、例えば副主事だけが担当になるとか、そういうこともあり得るのかなというふうに、そうすると後退になってしまうという印象もあるんですけれども、そうじゃない部分もあるとすれば、再度ご説明を求めたいんですが、お願いします。 ◎建築指導課長   建築副主事につきましては、大規模なものについては建築確認ができませんので、当然大規模なものも区のほうには出てきますので、当然板橋区には建築主事を置く必要があるという形になりますので、建築副主事のみということはあり得ないという形になります。 ◆荒川なお   あと、確認なんですけれども、建築主事が今何人いるとか、その辺を確認させてください。 ◎建築指導課長   今、建築主事の試験を合格している者が、区の中には14名ほどおります。 ◆荒川なお   14人いるということで、今後もその方たちがさらに増えてくるということ、結構大変な資格だと思うので、すぐには多くは増えないと思うんですけれども、ある程度、今後も長くはこの方たちが中心にやっていけるっていう認識でいいということなんですか、それもお願いします。 ◎建築指導課長   今言いましたように、現在は資格を持ってる方が14名ですし、今説明させていただきました建築副主事も今年度から設置されたものですので、まだ資格取得者はおりません。今年から採用される形になりますので、今のところ板橋区のほうでは、建築副主事を置く予定としてはございません。ただ、今後事務量が増えたりしまして、1人の建築主事では対応ができないような業務量になった場合には、そのような副主事も置くような検討が必要かと考えております。 ◆大森大   前の方々と重複しているのが多いので、1点のみなんですが、確認申請をするとき、当然仕事としてやってらっしゃいますから、建築主事とかには料金が発生していますよね。これは、建築主事も副主事も基本的に同じ値段なんでしょうか。 ◎建築指導課長   同様の金額で、今回、手数料条例に盛り込まれます。 ◆大森大   分かりました。そうすると、建築副主事がやれる仕事を主事のほうにやってもらったとしても、値段は変わらないということでしょうか。 ◎建築指導課長   そのとおりでございます。 ◆中妻じょうた   まず伺いたいのが新旧対照表の3ページなんですけれども、こちらで手数料が細かく、もちろんこれ、議案に書いてあるものを新旧の対照にしているんですが、上から見ていくと、500平方メートルのときは旧で1万8,000円、新で2万円、1,000平方メートルのときは1日で3万1,000円が、新では3万4,000円ということで、ぱっと見ると値上げをしていますね。この値上げは、議案説明資料で言われているところのどの部分にかかって、この値上げになってるんでしょうか。 ◎都市計画課長   ご説明の中でさせていただいた中間検査というものが、まず一つございます。それと、手数料を算定するに当たりまして、東京都のほうで算定をしているところなんですが、やはりというところで、作業ですとか、あと審査をするに当たりまして、人件費が一番、基となっておりますので、大きくは人件費の上がった分というところが大きいというふうに伺っております。 ◆中妻じょうた   よく分からないので説明していただきたいんですけれども、板橋区としては、要は盛土等規制法が入ったことによる作業の変化はないっていうのがこれまでの説明だったように思うんですけれども、ここと手数料の関係って、ちょっと私は、ぴんときていないんですよね。何か新しい作業が発生しているのか、新たに人を雇わなきゃいけなくなってるのかっていうところが、人件費が上がりましたっていうだけではよく分からないので、もう少し、どうして上がるのかを分かるように説明していただきたいんですが。 ◎都市計画課長   人件費というご説明を今させていただいたところなんですが、今回、東京都で先行して、手数料の算定をし直しているところなんですね。板橋区のほうでノウハウを今まで持っていて、審査の仕方としては変わらないというご説明も、前回の中でもさせていただいたところでございまして、審査のやり方自体は、もともと宅造法というものをやっておりましたので、大きくというか、変わるところではないというのはご説明のとおりなんですが、東京都の手数料を算定するに当たりまして、今回、多分全体を見直したというところになると思うんです。全体の中に、例えば人件費の基礎額が恐らく久しぶりの改定になると思いますので、そこが含まれたことによって見直した結果、金額が上がったというふうに聞いておりまして、そういったところが今回の金額の変わったところの大きな要因かなというふうに理解しております。 ◆中妻じょうた   それでしたら、人件費の全体的な上昇っていう話になるので、そういった説明って、今までないので、それは最初から説明するべきかなというふうに思うんですよ。ちょっと腑に落ちなかったので、そこを確認させていただいたところでございます。人件費が全体的に上がってるという説明であれば、それはしようがないところはあるんですが、今後につきましては注意していただきたいなと思うところです。  もう一つは、多くの委員が質問されてる省エネ改修等に伴う既存不適格建築物の改修を認めるということなんですけれども、先ほど鈴木委員より空き家問題との関係という質問もありました。鈴木委員のおっしゃる気持ちはすごい分かる。私も空き家問題と関係していると思ってます。あまり掘り下げ過ぎると時間がかかっちゃうので手短に申し上げますけれども、例えば参考資料で出されている接道義務のこの図って、とてもよくあるケースなんですね。2メートルの接道がないがゆえに、その後ろ側の既存不適格建築物の建て替えもできないと。先ほど概算で例えば2,000軒、旧耐震のものがあるのに、なぜほとんどこういうところに申込みが来ないと推測されるのかっていうのは、流通しないからですよ。不動産屋さんとしても、既存不適格なので貸し出してもいいでしょうかってなると、なかなか難しいってなると思うんですよね。ここが、もしちゃんと解決されるなら、私、以前、例えばこの図でいうところの手前の白いエリアの既存っていうところがもう少し区画整理等できれば接道義務が解消できるので、後ろの不動産価値が復活するんじゃないかと、区がそういうことをやったらどうかという質問もしたんですが、そういったことは今まで進んでいません。なかなか大変だとは思うんですけれども、こうした機会を捉えて、例えば省エネ改修等で大規模修繕した既存不適格建築物については区が紹介しますよと、空き家バンクのような形で、これまで他自治体ではやってますけれども、板橋区ではやってない、省エネ改修をやった、今まで紹介されてなかった物件ってやったら、これは結構ニーズがあると私は思うんですよね。そういった取組はなされないんでしょうか。 ◎建築指導課長   参考に書かれている既存の奥の建物のようなものにつきましては、ご相談があれば建物を建てられる方法、例えば位置指定の道路を取り付けるとか、隣接地と共同で建て替えるとか、そういうご相談には乗っておりますので、そういう形で対応していきたいと、今のところは考えております。 ◆中妻じょうた   今まで、こうした既存不適格建築物については改修も何もできなかったけれども、省エネ改修という名目って言ったら悪いですけれども、そこが含まれている大規模改修であればできるということになれば、一つ朗報だと思うんですよね。ほとんど申請はないと思いますという消極的な姿勢ではなくて、これをてこにして、眠っている不動産をもうちょっと流通させるためのてこ入れを区としてやっていただきたいと思うんですけれども、最後そこをお伺いして終わります。 ◎建築指導課長   今回、既存不適格で省エネについて緩和措置が取られましたのが、ここに書いてあります道路の接道と道路突出のみですので、今回こちらのほうはこういう形で提案させていただいております。 ◆中妻じょうた   もう一回言いますけれども、こうした改修をてこにして、これまで眠っていた不動産資産を表に出すような動きを区としてもやってほしいという質問なんですが、いかがですか。 ◎建築指導課長   失礼しました。こういう建物については、先ほども言いましたけれども、75年近くたっていますので、そういう建物に関しては建て替え等をしていただくのがよろしいかと思いますので、そういう方向に進めるように考えていただくという形で、区のほうとしては進めたいと思います。 ◆中妻じょうた   それができないから、今まで困っていたんだっていう話なんですよね。これは要望にしておきますけれども、空き家問題の大きな一つの要因なんですよ、既存不適格は。空き家問題は、全国的な問題ですから、法改正などでチャンスは出てくると思うんですよ。そういうときに、大して申請もないだろうっていう姿勢じゃなくて、それをうまく利用して、積極的に空き家の解消やまちの再生につなげていただきたいということを、最後に要望申し上げて、終わります。 ◆大野ゆか   私からも建築基準法施行令の改正について、何点かご質問させてください。今、他の委員からありました、接道が取れていないがゆえに建て替えができない空き家問題というのは、私も非常に同感であります。なので、区としてしっかりと取り組むべきものだというふうに感じております。そういった中で伺いたいのが、今回省エネ改修をすることになった場合、耐震の工事というのはできないということでよろしいんでしょうか。 ◎建築指導課長   耐震工事はできないということではございません。 ◆大野ゆか   ということは、今までは既存不適格がゆえにリフォームも何もできなかった建物が、省エネ改修、また耐震改修を行うことで、住めるようになったり、貸せるようになったりするという可能性は十分にあるということでよろしいですか。 ◎建築指導課長   委員のおっしゃるとおりでございます。 ◆大野ゆか   そういうことであれば、私がこの質問をする前にちょっと心配だったのが、省エネ改修だけで耐震性が高まらないのであれば、やはり築75年ということで不安なところもあるのかなというふうには十分感じたんですけれども、耐震性が高められるということであれば、他委員からもありましたが、十分有効な活用方法は見いだせるかなと思うんですけれど、なので、先ほどからありましたが、消極的な話ではなくて、2,000軒眠っている可能性もありますので、しっかりと区としてアプローチ方法を考えていただきたいなというふうに感じます。これは意見としてお伝えをしておきます。  もう一点なんですけれども、図のところに、利用者の増加が見込まれる用途変更を伴わないものに限り許可するという旨で書かれているんですけれども、この文章というのは、例えば家として使われていたものを、例えばですけれども、古民家カフェですとかに改修するものについては適用ができないですとか、そういった何かイメージがあれば教えてください。 ◎建築指導課長   そちらに書いてありますように、こちらの認定を受けるためには、用途の変更はしないという形の条件がついております。 ◆大野ゆか   すみません、不勉強で。用途の変更ということは、例えば住居だったものを一部カフェにするというような形は用途変更になるので、そういったものはできないということでよろしいですか。 ◎建築指導課長   そのとおりでございます。 ◆内田けんいちろう   私も建築基準法の改正について、1点ご質問させていただきたいと思っています。私の場合は、少し皆さんと考え方が違うのかもしれないんですけれども、接道義務とか道路内建築制限というのは、長い歴史の中で、建築基準法の中で安全面を考慮した上で絶対に必要なものだと判断された上でこれまでの歴史があると思いますので、逆に私としては安全面において心配だなというところが、一つ思うところがあります。例えばですけれども、既存不適格に対して大規模修繕する場合、建築基準法に適合させた工事を行う必要があったことから省エネ工事を断念する者がいる状況であったという理由が、僕は既に違和感を感じていて、その場合に限って接道義務の規定を適用しないこととされたってありますけども、既存不適格だけれども、省エネ改修工事をするならば要件緩和をしますよっていうことのリスクもあるんだろうなと私は読み取っていまして、さらに読んでいくと、そこで特定行政庁が交通上、通行上、安全上、防火上及び衛生上支障がないと認める事務が追加されたとありますけれども、これ、判断を板橋区に任されてしまったっていうことなんでしょうか。 ◎建築指導課長   委員がおっしゃられるように、特定行政庁が、交通上、安全上、防火上、衛生上を満足しないと認定はしないと。その認定をするための、区には任されてはおるんですけれども、ではどのような判断をしようかというのに関しましては、今、国のほうには指針等を出すように各自治体で要望しておりますので、その指針を受けて、区のほうでもその辺の判断基準を定めていきたいと思っております。 ◆内田けんいちろう   課長のほうから質問を上回るお答えを頂いたので、本当にまさしくそこをこの次に聞こうと思っていたところなんですけれども、法律が決まったっていうのは、そういうものだというのは認識しているんですけれども、その上で板橋区があとは判断してくださいっていう状況なのがおかしいんじゃないかなと私は思っていて、板橋区では、これで判断するマニュアルは準備できているんでしょうかっていう質問をしようかなと思っていたところで今のお答えを頂いたところであるんですが、これは実際に施行されるところまでに間に合いそうなんですか、こういった準備は。 ◎建築指導課長   すみません。こちらの法律の施行が今年の4月ですので、もう施行はされております。国のほうには要望しておるんですけれども、まだ出てきておらない段階になります。 ◆内田けんいちろう   では、これが、数は少ないということですけれども、万が一来てしまったときの対応はどのようにされますか。 ◎建築指導課長   そちらにつきましては、区だけでは判断できない部分がある場合もありますので、そういった場合には、各区の状況を踏まえ、あるいは東京都の意見を聞きながら、区としても判断していきたいと思います。 ◆内田けんいちろう   法第44条第1項のほうは、屋根が少し飛び出てるとか、そういった話ぐらいで収まるのかなというふうにも思いますけれども、特に敷地の設置のほうに関しては、やはり消防車とか緊急車両が通れるスペースを確保とか、そういった意味合いも当然入っていると思いますので、慎重に判断する必要があると私は思いますので、慎重にご判断いただきたいなというふうに思いますという意見を最後に述べたいと思いますが、何かあれば。 ◎建築指導課長   区のほうでも、当然建物の安全上、防火上は区民の生命に関わりますので、その辺につきましては十分配慮しながら、認定をする際には考えていきたいと思いますので、お願いします。 ○委員長   以上で質疑並びに委員間討論を終了し、意見を求めます。  意見のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   議案第44号につきまして、我が会派としては賛意を表したいと思います。国での法改正によるもので、必要な法改正で、必要な条例改正になるものかと思うんですけれども、先ほどの質疑の答弁のように、区の判断が必要なところですとか区の対応が必要なところにおきましては、区でしっかりとした対応への準備をしていただくことを前提として、賛意を表したいと思います。 ◆鈴木こうすけ   議案第44号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例に関して、我が会派でも賛意を表させていただきます。先ほど来、各委員からありました、私も先ほど建築基準法の改正に伴う空き家対策というお話もさせていただきましたけれども、中妻委員もお話ししていましたけれども、やはりなかなか、こういった数える程度というところはあると思うんですが、しっかりと区側でも、やはりあまり積極的、前向きな感じではないところがすごく印象としてあるので、こういった法改正というのは本当にチャンスというか、新たに何かを見つける場所でもあるんじゃないかなというふうに私自身も思いますので、法改正があったところは前向きに捉えていただきながら、先ほど言いましたけれども、省エネの改修等もありますので、そういったところを絡めながら、ぜひとも積極的に行っていただきたいなというふうに申し上げ、議案第44号に関しては賛意を表させていただきたいと思います。 ◆荒川なお   我が会派としましても、議案第44号については、結論から申し上げて、賛成をします。先ほどの議案でもありましたけれども、宅地造成及び特定盛土等規制法に関しては、今回質疑はしませんでしたけれども、熱海市の盛土の問題を受けて、改正をしたということは、必要なことだと思います。5月閉会中にいろいろと質疑をさせていただいたところではあるんですけれども、事務量が増えてくるというところで、今回1人増えるっていうところではありますけれども、さらに、以前の答弁では、適切な人数でこれからやっていくと、これはかなり不透明な部分があり、質疑をしても、多分やり取りにならないと思ったので言わなかったんですが、適切な人数でしっかりとやっていただきたいというふうに思います。もう一つの建築基準法のところに関しては、まだ、これは、将来的な部分が大きいのかなというふうには思うんですけれども、建築確認関係の担い手を増やしていくところでは少し後退する部分があるんじゃないかという不安はなくはないんですけれども、反対するものではないというふうに考えます。なので、併せて賛成をしたいというふうに思います。 ◆中妻じょうた   議案第44号につきまして、賛成をしたいと思います。ただ、まず手数料に関しましては値上げになっているということ、それが東京都全体の人件費の見直しに伴うものであるということは、きちんと説明が必要だったんではないかなと思います。それと、建築基準法施行令、既存不適格建築物について、省エネ改修等の大規模修繕が認められるとなりましたので、ここは積極活用をして、区として空き家問題の解消やまちの再生に尽力をしていただきたいなということを要望を申し上げた上で、必要な法改正と認め、議案第44号に賛成いたします。 ◆大森大   我が会派といたしましても、議案第44号には賛意を表します。法改正に伴う変更ですので、賛成とさせていただきます。 ◆大野ゆか   我が会派といたしましても、議案第44号に関しましては賛意を表します。法改正に伴う条例改正ということで、こちらは賛意を表します。ただ、質疑の中でもお伝えいたしましたけれども、やはり安全性に考慮しながら、できることは積極的に取り組んでいただきたいと思います。 ○委員長   以上で意見を終了いたします。  これより表決を行います。  議案第44号 東京都板橋区手数料条例の一部を改正する条例を原案のとおり可決することにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認めます。
     よって、議案第44号は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、報告事項に入ります。理事者の皆様におかれましては、報告事項の背景、意図、狙いなど、ポイントを絞って簡潔にご説明くださいますようお願い申し上げます。  それでは初めに、都市建設委員会関係補正予算概要についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎住宅政策課長   本報告につきましては、現在建設工事を進めております(仮称)区営仲宿住宅改築工事の建築工事の請負契約について、インフレスライド条項適用対象工事となったことに伴いまして、住宅建設費を増額補正させていただくものでございます。それでは、お手元にございます資料1をご覧いただければと思います。歳出予算となります住宅建設費の(仮称)仲宿住宅改築経費につきまして、インフレスライド条項適用により請負業者から契約金額の変更の請求がなされ、変更となる金額が認められたことから、補正前の予算から3,990万9,000円を増額補正するものでございます。説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   ご説明ありがとうございます。こちら、3,990万円の内訳はどのようになってますでしょうか。 ◎住宅政策課長   こちらの3,990万円につきましては、今回のインフレスライド条項によりまして、主にこちらの建築工事の増額分が入ってるものが大半を占めているというものになります。具体的な内訳につきましては、そもそもインフレスライド条項というのが、基準日を設けさせていただきます。そちらにつきましては、例えば令和6年3月に契約管財課のほうから、インフレスライドがございますよということで通知をさせていただいておりまして、その基準日から最終的な工期が終わるところの工事のところの部分、記載部分ということになりますけれども、その部分について、今回インフレーションによって増額する部分、そちらを反映させていただいているものでございます。 ◆ひはらみちこ   こちら、内容について、人件費ですとか材料費、その他あると思うんですけれども、どのようなものになっていますでしょうか。 ◎住宅政策課長   今回、まず国のほうから労務単価の上昇が通知されておりますけれども、まず労務単価の上昇率につきましては、前年度から比較して、全国平均になりますけれども、5.9%の上昇というふうに言われております。ですので、労務単価につきましてはそういった上昇分を見込んでいるところでございます。そのほか、物価上昇分も反映しているというふうに聞いております。 ◆ひはらみちこ   そうしますと、労務費、人件費だけでなく、材料費もこちらの補正額にも大きく入ってるのでしょうか。 ◎住宅政策課長   物価上昇分ということで、例えば家具ですとか、今後また新しく取る見積り、そういったものも上昇しているというふうには聞いております。 ◆荒川なお   1点確認なんですが、今回は企画総務委員会にも仲宿住宅のほうは上がっているわけですけれども、こちらだけは補正になるっていう、ルールなのかは分からないんですけれども、その辺がどういうふうになってるのかをお聞きしたかったんですが、お願いします。 ◎住宅政策課長   企画総務委員会のほうにお出ししてございますのは、1月の閉会中にもご報告させていただきましたけれども、建築工事ではなくて、電気設備工事と機械設備工事の工期を3か月延長するものでございます。それに伴いまして、企画総務委員会のほうでは、電気工事と機械工事の工期延長に伴う契約変更というのをさせていただいてるところでございます。今回につきましては建築工事のインフレーションによるものでございますので、そこは少し異なる部分でございます。 ◆荒川なお   分かりました。そうすると、今回は1件だけですけれども、同じようなことがあれば、やっぱり同様のことがまた今後、今年度もあるっていう認識でいいんですか、そこを最後、確認させてください。 ◎住宅政策課長   委員のご指摘のとおり、今回は建築工事になりますけれども、今後電気設備工事または機械設備工事というのが、今後インフレスライド条項に該当している工事というふうに聞いておりますので、今後請求が来ると見込んでいるところでございます。先ほどの企画総務委員会のほうは契約の変更に係るものでございまして、今回のこちらの都市建設委員会でご報告させていただくのはあくまで補正予算の増額によるものになりますので、そちらの部分も、先ほどのご答弁の中で、異なる部分かなというふうに認識しておるところでございます。 ◆大森大   初歩的なことで申し訳ないんですが、要は労務単価の値上がりによって、インフレスライドでこの予算をつけてるっていうことだと思うんですけれども、これが確実に作業員の賃上げに反映されてるのは、最終的な確認とかはなされるものなんでしょうか。 ◎住宅政策課長   今回、改めて基準日というのを3月15日に契約管財課のほうがホームページ等で公表しているところでございまして、そこから今回請負業者のほうから請求がなされたのが3月25日というふうに聞いております。ですので、そこからの労務単価の上昇分というのは適切に見込んでるというふうには認識しているところでございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  理事者の入替えがありますので、しばらくお待ちください。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、令和5年度東京都板橋区一般会計予算繰越明許費に係る繰越計算書について(中台二丁目公園斜面地補強工事)についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎みどりと公園課長   本件につきましては、中台二丁目公園斜面地補強工事、令和5年度の工事でしたが、デッキ等の基礎の干渉の問題で設計の変更をする必要が生じましたため、繰り越すものでございます。繰越額としましては1億2,560万円になります。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   こちら、納期が大幅に遅れたということ、令和6年に繰り越したことということで、先ほどの報告事項では人件費の上昇とかも上がっていたんですけれども、こちらに関しましては、人件費の上昇のあおりですとか反映とかはなかったものでしょうか。 ◎みどりと公園課長   こちらも同様に、昨年度当初の単価と令和6年度の当初単価で、およそ6%ぐらいの人件費の上昇というのはありますので、それを見込んだ形で考えております。 ◆鈴木こうすけ   今、課長から説明がありましたけれども、やっぱり傾斜地の補強工事なので、どうなんですか、今、災害が結構頻発しているってところもあったりするので、繰り越すのは、これは致し方ないと思うんですけれども、かなり中台二丁目エリアというのは、そういった崖用地ですとか、かなり多いところでの公園というふうな形で認識はしていますけれども、区側として、当然こういった既存の擁壁の基礎に当たることが、いろんな理由があるにせよ、こういった形で延ばすということが、あまり私は、よくないんじゃないかなっていうふうにも思うんですね。ですから、区としては、こういった形でしっかりと延ばさなきゃいけないっていう理由は分かるんですけれども、今後、例えばこういった中台エリアですとか傾斜地にある公園についてはしっかりと下見をしたりとか、当然みどりと公園課さん、今日は、南部土木サービスセンターの所長もいらっしゃってますけれども、そういった形でしっかりと現場の下見等も、やっぱりしながら、こういったとこの傾斜地の工事に関してはしっかりと対応していただきたいなというふうに思うんですけれども、課長から何かあればお示しいただきたいなと思います。 ◎みどりと公園課長   ご指摘ありがとうございます。我々としても、崖の崩落ということが起こらないようにするための補強工事ですので、できる限り迅速に速やかに行えるよう、今後こういう工事を出す際には設計の段階からきちんと、より丁寧な調査等をしながら、こういうことが起こらないように努めていきたいと考えております。 ◆鈴木こうすけ   最後にしますけれども、やはり今そういったお話を課長から頂きました。やはりこういった傾斜地の補強工事というのは、特に時期がずれるというところは、しっかりと住民の方ですとか町会の方とか、そういった方々にはご納得していただいてるのか、周知的なところも含めて、最後お聞かせいただければというふうに思います。 ◎南部土木サービスセンター所長   そこに関しては、やはり地元の方のご理解を得て進めさせていただかなければいけないことと認識しております。そういった関係もあって、そういった周知については漏れのないようにさせていただこうというふうに考えております。 ◆鈴木こうすけ   ですので、そういった周知ですとか遅れた理由とか、補強工事をしっかりとやるために工事の工期が遅れたんですよというところは、地元の方々にやっぱり明確に、さっきからしつこくて恐縮なんですけれども、中台ですとか、そういった傾斜地に関しては、そういうふうな周知が私は、やっぱり必要だと思いますので、よろしくお願いします、これは要望で。以上で終わります。 ◆荒川なお   今、鈴木委員からあったところで、私も同じところが聞きたかったので、大体分かったところではあるんですけれども、それで今回中台二丁目の、私もたまに通りますけれども、かなり急なところですよね。それで、同様の工事っていうのは災害時の対策とかも含めてやっているんだと思うんですけれども、今後ほかにもこういう工事が予定されているのか、そこをまず確認させてください。 ◎みどりと公園課長   今回の斜面地の補強工事というものにつきましては、平成23年度末に土砂災害防止法という法律に基づいて点検した結果、東京都が指定したものに当たります。それが区内の区立公園におきましては、その後、平成30年度、令和元年度に区のほうで調査を再度いたしました。対象となる36か所の公園について調査した結果、実際に耐震補強、斜面地の補強工事が必要だという公園を4か所確認しましたので、その4か所についてやっているところでございます。4か所というのは具体的に、中台南坂緑地、これは令和元年度に工事済みでございます。そして、中台二丁目公園、これが今まさに動いているところでございます。そして、西台公園、これは今年度、令和6年度に実施予定です。そして、最後、日暮台公園というのが、これは来年度、令和7年度実施予定で今設計を詰めているところでございます。 ◆荒川なお   今4つ挙げたところ、重要なところですので、だから、やっぱり繰り越してやらなきゃいけないっていったら、それはそうなんですけれども、過去もありますよね、下に埋まっていたっていうのがあって、工事が遅れたとかいうの。だから、やっぱり調査が毎回甘くて、それでその経験が生かされていないのはすごく感じるところではあるので、今後しっかりとやっていただきたいというふうに思います。  あと、この間通ったときに、書いてあるように、令和6年7月に完了っていう看板と、去年度のが置きっ放しになっているのか分からないんですけれども、あるんです。だから、そうすると、近隣住民からすると、それしか周知方法がないので、よく分からないんですね、どういうふうになってるのか。工事をやっているのは見れば分かるんですけれども、ただ、やっぱりしっかりと分かるように、3月31日で終わったところで、6月になってまだ置きっ放しなので、そういうところに関して、少し見直すっていうか、改善しなきゃいけない点があると思うんですけれども、そこについてお願いします。 ◎南部土木サービスセンター所長   ご指摘の点については早急に確認して、是正すべき点は是正させていただきたいというふうに思います。 ◆大野ゆか   何点か確認させてください。先ほど費用の件で他委員からの質疑でございましたが、人件費等の上昇も出ているというお話があったかと思うんですけれども、現在の予算と繰越額は同額で、過去に増額がされていたということでよろしいですか。もしそれが増額されていたのであれば、もともと幾らだったものがこの額になっているのかというのを教えてください。 ◎みどりと公園課長   もともと、昨年度の当初予算としましては1億890万円という予算でございました。それに対して補正を令和5年度に行っております。その補正額というのはプラス1,670万円ということで、1億2,560万円というものになっております。それを今回繰り越したということでございます。 ◆大野ゆか   そうすると、1,670万円の増額はインフレスライドに起因するものであって、あくまでも工期が遅れたことによって増えたものではないということでよろしいでしょうか。 ◎みどりと公園課長   そうではなくて、当然インフレスライドの要素もございますが、工期が延びたというところで、まず諸経費等、交通整理員、誘導員等の人件費なんかも当然伸びますし、増えますし、それからあと設計変更するための測量ですとか、設計をし直した結果、デッキの延長が少々延びましたので、そういったものも含めてのトータルの金額で、今のところこれぐらいの金額が必要だということで設計変更いたしまして、それを繰り越した次第です。 ◆大野ゆか   工期が変更になったことでの費用の影響というのを確認できました。最後なんですけれども、今の公園の、ここの補強工事をされているエリアの利用状況なんですけれども、周辺は多分子どもが入れないようになっているとは思うんですけれども、安全対策としてどのようになっているのかや、子どもの遊び方への影響等は何かあるのかというのを教えてください。 ◎南部土木サービスセンター所長   現在のところ施工中ということもありまして、現在、安全対策という意味で、これについては閉鎖させていただいたところです。 ◆大野ゆか   なるほど、公園全体が、今、閉鎖中ということでよろしいですか。 ◎南部土木サービスセンター所長   トイレは一番道路側に近いところにありますので、現在そういったトイレは使えるような状態にはなっております。 ◆大野ゆか   貴重な公園ということで、子どもたちの遊び場が使えない期間が延びてしまったのは、やっぱり子どもにとってもすごく悲しいことだなというふうに思います。先ほども、費用が工期延長になったことで増えたということもございますので、十分承知だとは思うんですけれども、ぜひ再発防止に努めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆内田けんいちろう   先ほどより斜面地の補強工事が話題になっていますけれども、繰越明許の理由っていうのは、新設デッキ階段工事の再設計による延期が理由でよろしいんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   基本的にはそのような形で結構でございます。 ◆内田けんいちろう   繰越明許の理由を、私が見ていまして、少し疑問に思ったところがあったのでここから質問させていただくんですけれども、新規に設置するデッキ階段が既存の擁壁基礎に干渉することが事前に分からなかったっていう点が疑問を生じさせています。このような事態は、通常は事前の調査や計画の段階で検出されるべきものではないのかなと考えておりました。既存の擁壁基礎の位置が事前に把握されていなかったのか、どのような調査を行ったのか教えてください。 ◎みどりと公園課長   ご指摘のように、もっと事前に分かれば、そういうことが生じなかったということは我々としても考えるところなんですけれども、まず擁壁が古い構造物で、設計図面等がございませんでした。基礎というのが、露出しているところではなく、ちょっと地中深めのところにあったものですので、そういうところで我々としては想定はしたんですけれども、微妙に接してしまうことになりましたので、こういう事態となりました。 ◆内田けんいちろう   私も考えたのが、やっぱり既存の構造物に関する情報が事前に提供されなかったのかなというところはすごく気になるところだったんですけれども、それは存在しなかったということで、それは前の人の責任だと思うので仕方ないと思うんですけれども、今後こういうことが起きないような対策について、どのようにお考えですか。 ◎みどりと公園課長   実際に、なるべく資料がないものにつきましては、現地のほうを今後試掘をして、試掘し切れるものとし切れないものがございますので、状況にもよりますけれども、可能なものについては試掘する等、現地の確認を、地中のほうもできる限りやるような方向で、こういうことがないように努めていきたいと考えております。 ◆内田けんいちろう   最後に、今回補強工事をするに当たって、既存の擁壁の基礎並びに新設デッキ階段を今後造っていくための基礎、この2つというのは明確に図面化されると思うんですけれども、これをしっかりと残していただきたいですし、ほかの工事にもこの反省を生かしていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。
    ◎みどりと公園課長   現在につきましては、公園台帳というものを、工事が完成した後のデータを含めた図面等についてはきちんと保存しておりますので、今後はそのようなものはないと考えております。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  委員会の途中ではありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  なお、再開は午後1時5分といたします。 休憩時刻 午後零時09分 再開時刻 午後1時03分 ○委員長   休憩前に引き続き、都市建設委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、板橋公園の都市計画変更についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎みどりと公園課長   板橋公園の都市計画変更についてご説明いたします。本件は、既存の板橋公園に加えて、隣接する旧大山小学校の跡地を新たな公園として拡張する形で整備することに伴いまして、都市計画変更を行い、既存のところに加えて全体を大きくした形の都市計画決定を目指して変更するものでございます。概要としましては、1.0ヘクタールの現公園がございますが、そこに0.41ヘクタール、旧大山小学校の跡地の部分を加えまして、そこからさらに隣接する道路が4メートルとなっておりますので、そこの部分を今回の整備に合わせて6メートルに拡幅するということで公園側を下がる形で整備をいたします。その関係で、削除面積というのが0.07ヘクタールございまして、最終的にトータルで1.34ヘクタールの面積の都市計画公園ということになります。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   先ほどのお話にもありましたけれども、公園周辺の道路を6メートルに拡幅するということだったんですけれども、こちらは拡幅したところで歩道もつけていただけるんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   公道としての道路は4メートルから6メートルに拡幅をいたします。そして、歩道につきましては、道路という取扱いではないんですけれども、公園の敷地内の園路という形の扱いで、見た目は歩道と同じ形になる2メートルの幅員のものを公園の隣接する道路のところには設置をする予定でございます。 ◆ひはらみちこ   そうしますと、こちらは公園の周囲全体に歩道のような道路をつけるということでよろしかったでしょうか。 ◎みどりと公園課長   そのとおりでございます。 ◆ひはらみちこ   板橋交通公園は今もなんですけれども、子どもたちが親と一緒ではなく、子どもたちだけで来て遊ぶということが結構放課後多いので、そういう点についてはやはり安全性を確保できるのかなと思います。特に道路の角っことかですと、もしかしたら植栽とかも植えたりする方向性もあるかもしれないんですけれども、植栽を植えると子どもたちの視界が悪くなって見えにくいというところもあるので、やはり車道と歩道を分けていただくことでより安全性も担保できるので、ぜひともこちらの計画を進めていただきたいと思います。  もう1点なんですけれども、2ページ目の今後のスケジュールにつきましてお聞かせいただきたいと思います。一番最後、令和8年度に施工2年目、そして開園ということなんですけれども、こちらの公園の都市計画の変更を今回することで、この開園の時期というのは変わるものでしょうか。 ◎みどりと公園課長   今回の都市計画変更することにおいて変わるということはございません。それから、先ほどのちょっと補足なんですけれども、歩道が全部つくんでしょうかということで、一部北側にある千川上水に面した側につきましては、準歩道という言い方を一般的にしているんですけども、ガードパイプが既にございますので、あそこにつきましてはさらに内側に2メートルをつけるということは今のところ、考えてございません。 ◆荒川なお   最初に、1番の真ん中のほうに書いてある、地域の防災性の向上を図るためというところで、たしか広域避難所にもなっていると思うんですけれども、ちょっと公園の役割、面積が広がるというところでちょっとどういうふうになっていくのかというところ、考え方をお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎みどりと公園課長   ここの地域につきましては、都営住宅等も含めた板橋公園を含んだエリアというのが広域的な避難場所という形になってございます。避難場所というのは、そもそも火災等が災害時に発生したときに、その火から逃れられる場所として避難できるスペースが必要なことから、今回はここの公園の中には一定程度のそういうもし災害が起こって避難しなければならないときにでも人が集まれる、そういう広場スペースというのを設けることを考えております。 ◆荒川なお   そうすると、そういう広いところ、何となく今回の報告から想像できたんですけれども、公園なので、先ほども言ったように子どもたちの遊ぶ場でもあるので、遊具であるとか、いろいろもう既に要望を聞いていると思うんですけれども、ちょっとそことの矛盾というか、広いスペースを持つというものと子どもたちの遊び場っていうところで、ちょっと矛盾が少しあるのかなというのは考えたところではあるんですけれども、その辺をどういうふうに対応しているのかお願いします。 ◎みどりと公園課長   そこにつきましては、我々としては基本計画の中でも申し上げていますけれども、ゾーニングという形でエリアをそれぞれの場所という空間を設けて、その中で様々な要望というものをうまくエリア分けできたらなと考えております。例えば遊具があるところはその遊具があるエリア、空間として、そういったものをある程度集中させる。それから、スペースというものは災害時の避難というものだけでなく、地域の方がお祭りをするとか、いろいろなそういう多目的に使えるようなスペースとして空間というのが必要になりますので、そういった空間というのを分けることで、一定の面積がございますので、可能だと考えております。 ◆荒川なお   それは、地域住民、町会とか等も説明会をやっていると思うんですけれども、住民説明会をどのくらいやられているのか分からないんですけれども、そういうところでいろいろ意見が反映されているものであるというふうな認識でいいですか。 ◎みどりと公園課長   ここの板橋公園につきましては、令和3年度に策定した板橋公園の基本構想というものをする上でも様々なあり方検討会をして、それで地域住民の声を聞いたりしているというところが最初なんですけれども、それから令和4年度、令和5年度にかけては板橋公園の基本計画というものを策定するために、様々な公園に関わる団体の皆様、なるべく少人数の個別グループというもので、30以上のそういう方々から、団体からヒアリングをしたり、それからワークショップを実際にして、お隣にいらっしゃいます大野ゆか委員もご参加いただいたり、そういうこともそれぐらいかなり密にやってございます。それから、そのほかにも社会実験としてマルシェを開いてみたり、町会が主催する夏祭りに参加したり、そんなところで我々としても区としてブースを出して、いろんな意見収集をしたり、こちらからこういう計画だという内容を説明したりということで、地域住民の方々、それから利用者の方々とのコミュニケーションというのは最大限に図っている状況でございます。 ◆荒川なお   参加された本人もいると何かやりにくいんですけれども、ある程度受け入れられているということだと思うんですけれども。それで、あともう一つが、この資料の中で赤いところの今回追加区域と現在の公園のところとの間にも道路というんですか、これで北側から南のほうに抜ける道として、簡単に抜けられますし、そういう意味では地域としては、私なんかもこの辺で生まれ育ったまちですので、使っていましたけれども、これがなくなるということに対してはちょっと単純にそれでいいのかなと、ちょっと聞いていて思ったんですけれども、それについてはもう多分いろいろやり取りはしていると思うんですけれども、地域で。どういう意見が出て、こういう結論になったのかというところですね、お願いします。 ◎みどりと公園課長   ここの現道につきましては、今4メートルの幅員を持つ道路が、公道が走っております。当初の基本構想の中では、この道路につきましては付け替えをして今のマンション、新しく旧大山小の跡地に建てられているマンション側のほうに移設をする予定としておりましたが、やはりいろいろとこの公園の基本計画を策定する中で検討した結果、廃道という形にして公園というものを一体的に使えるようにすることで、公園の利用者が公園の敷地から1回外に出て、また反対側の敷地に行くという、道路を横断するようなことで事故に遭うという危険性も廃道にすることでなくすことができますし。それから、先ほど申し上げた防災的なところで、大きな広場を造るということもこれをすることで実現しやすくなりますし、様々なメリットというのがございましたので。ただ、当然今まで使っていたものがなくなるということは、地域住民の方々にもご不便をおかけする可能性というのがございましたので、昨年の7月に周辺の住民の260世帯にアンケートを実際に実施しまして、それでいろいろと意見聴取いたしました。具体的には、反対というのは6件ほどございましたけれども、絶対にこの道路をなくしてくれるなという、そういうお話ではなく、最終的には区のほうの判断としてこれを廃道にして整備をするという方向でまとまった次第でございます。 ◆荒川なお   最後に、地元説明会というのを来月、7月31日にあると書いてあるんですが、これはあくまでもこの今回の計画だけということなのか。本当は多分一番聞きたいのは皆さん、公園の中のことで、多分何か認識が違ってくる方も恐らくいるんじゃないかなと思うんですけれども。また新たに、この間もやっているということだからどうなるか分からないんですけれども、その公園のあり方については全体が令和8年度なので、もうちょっと期間を見てやるということなのか、ちょっとそこだけ最後確認させてください。 ◎みどりと公園課長   2ページ目の3の(2)に書いてございます地元説明会につきましては、あくまでも都市計画変更についてのご説明ということに特化した説明会として考えております。ですので、皆さんが非常にこの公園についてはリニューアルについて期待をいっぱい持たれていらっしゃる方おりますので、勘違いされないようにあくまでもこれは都市計画変更についての説明だということが分かるようなアナウンスの仕方というのを工夫していきたいと考えております。 ◆荒川なお   それは分かりました。必要だと思うんですけれども、あと別としてその公園の利用というか、そっちのほうは再度、別途説明会を設けるという認識でいいのですか。 ◎みどりと公園課長   ここにつきましては、本来でしたら基本計画策定の際に、スケジュールの中にも書かせていただいているんですけれども、令和6年4月末頃公募ということで事業者募集をするという予定になっております。実はまだできておりません。調整がまだ整い切ってなくて、少々遅れているところなんですが、もう少しで公募できる状況になりますので、公募をして、そして事業者が決まって、それからのスタートになりますので、我々としてもタイミングがちょっと難しいんですけれども、適時ご報告という形、住民の方にもそんな形で情報というのは共有できたらなと考えております。 ◆大森大   こちら、追加区域ですよね。今、現段階でこれ柵が設けられて芝生になっていると。非常に静かで、なおかつ非常に日当たりがいいという状態で、この隣接しているブリリア大山パークフロント、この追加区域のほうに全てベランダが向いているという状況なわけですよね。そうすると、ここで大規模な工事が始まると例えば幕がかけられたりとか、日照権とかを侵害するような可能性というのはあるんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   最終的に事業者決定して、どういう工事をするかというのが決まらないと、なかなかその養生の仕方というのが何とも今現段階では申し上げられないんですけれども、ただ一定程度マンションとは、敷地としては余裕がございますので、恐らく日照問題というのが大きく影響するような養生の仕方というのはしない形でいけるんじゃないだろうかと今の段階では考えております。 ◆大森大   あと、ここが今柵で空き地になっているのが、当然そこに子どもが大量に開放されれば入ってくる状況になるので、当然騒音というものが発生してくると思うんですが、そういったものも地元の方は、もう納得されているんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   その点については、これは実際に起こってみないと、皆さん想像の中で答えを出すには限界があると思いますので。我々は、皆さんの声を聞きながらできるだけ皆さんに寄り添った公園にしていきたいと考えていますということは伝えていますし、それからあと近隣住民の方からも特に言われているのが、日中の子どもの声とかの騒音というよりは夜間の子どもたちが、子どもたちと言っても中学生とか高校生あたりが、例えば原付バイクで侵入して中の自転車のコースをレースをするように走り回ってしまうだとか、そこで花火をやって騒いだりとか、そういうことでの苦情が非常に多いという話は周辺住民の方からも伺っていますので、ここの公園につきましては、特に夜間の対策というのが肝かなと考えております。そして、それについては、特定の例えば一般の公園ではやっていませんけれども、夜間の閉鎖をする夜間閉鎖管理ということをここではきちんとやって、そういう騒音のコントロールというのをしていきたいと考えております。 ◆大森大   これ夜間の閉鎖というのはもう決まっていて、それも含めて説明というのはされているんでしょうか。 ◎みどりと公園課長   もう絶対にやりますという100%の話ではございませんが、そういう方向で我々としては皆さんとの問題解決ということは考えていきたいということはご説明しております。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  理事者の入替えがございますので、少しお待ちください。  次の報告事項に入る前に、報告事項4から7につきましては、各地区のまちづくりの状況について適宜報告をいただいておりますので、進捗に応じた質疑となるようご協力をお願いしたいと思います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、大山駅周辺等のまちづくりの状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎まちづくり調整課長   大山駅周辺等のまちづくりの状況について、お手元の資料を基にご説明差し上げます。まず、項番1番の市街地再開発事業についてですが、大山駅西側地域では防災性の向上や良好な居住環境の形成を図り、誰もが暮らしやすくにぎわいに満ちた安心・安全なまちの実現に向けて、2つの市街地再開発事業が実施されております。まず、(1)のクロスポイント地区再開発事業では4棟の建築物を建設しておりまして、昨年度末にそのうち2棟のB・C街区の建築物が完成しております。残る2棟については、D街区が今年11月、A街区が12月に工事完了予定となっております。(2)のピッコロ地区再開発事業につきましては、昨年度に組合設立認可が下りまして、今年度については、令和7年度の権利変換計画認可に向けて権利変換計画の作成を行ってまいります。項番2の大山駅の駅前広場についてですが、東京都が事業主体として進めている東武東上線の連続立体交差事業等と併せ、令和元年12月に都市計画決定、令和3年12月に事業が認可されました。駅前広場整備に向けて用地取得を進めており、令和5年度末時点の事業用地取得率は約5%であるため、今年度も引き続き用地折衝を進めてまいります。項番3の大山駅東地区地区計画ですが、平成27年12月の都市計画決定では、駅前周辺地区については建築物のルール等を最低限の内容とさせていただきましたが、大山駅の駅前広場整備事業等の都市計画決定及び事業認可がされたことから、地区整備計画を変更するものです。これまで、変更検討会、素案・原案説明会、都市計画審議会への報告と進めてまいりましたが、今年4月から5月に都市計画案の公告・縦覧と意見書の提出を受け付けさせていただきました。今後は今年9月に都市計画審議会への付議を経て、10月に都市計画決定を予定してございます。項番4の不燃化特区事業ですが、燃え広がらない・燃えないまちづくりを進めるため、(1)大山駅周辺西地区と、(2)大谷口一丁目周辺地区にて、老朽建築物の建て替え助成として、建物の除去工事費用、建築設計費、建て替え工事費などの助成等を実施しております。(2)大谷口一丁目については、消防活動困難区域の解消等に向けて令和6年度・7年度に主要生活道路の拡幅工事を行ってまいります。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   私から3点ほど質問させていただきます。1点目が、3の大山駅東地区地区計画につきましてなんですけれども、こちら令和6年4月から5月で都市計画案の公告・縦覧及び意見書の提出がされたということなんですけれども、こちら意見書は何件ほどありますでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   こちらの都市計画案の公告・縦覧及び意見書の提出ということで4月から5月にかけてさせていただきました。こちらの意見書の提出につきましては、今回ゼロ件でございます。そのほか、インターネットのホームページ等で周知してございまして、そちらについては20件程度の閲覧数があったというところで、そのほかに縦覧、窓口のほうに来られた方というところですとゼロ人となっております。 ◆ひはらみちこ   ゼロ件というのは驚きだったんですけれども、こちらゼロというと逆に周知していなかったんじゃないかなという不安もあるんですけれども、周知はホームページ以外ですとどのようにされていましたでしょうか、地域の方ですとかに。 ◎まちづくり調整課長   周知の方法ですね。先ほどのホームページ等以外につきましては、こちらの東地区の地区内にお住まいの方々や営業されている方々につきましてはポスティングで周知させていただきましたのと、それと地区外にお住まいでもこの地区内に権利をお持ちの方につきましては郵送で周知をさせていただいたところでございます。 ◆ひはらみちこ   ここに住む人プラス所有者の方々にも郵送でやるということで、もう確実に周知もされていてのゼロ件ということですので、説明もしっかりされていたのかと思います。  次に、こちら東地区も入っている、2の大山駅の駅前広場につきまして質問させていただきたいと思います。令和5年度末での事業用地取得率は約5%ということだったんですけれども、それから2か月ちょっとたって現状は何%ぐらいまでありますでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   令和6年6月時点で今現状では7%になっております。今、ご報告差し上げた資料につきましては、1画地の取得ということで5%ということでございますが、現状で6月時点では先ほどのとおり7%というのが最新情報でございます。 ◆ひはらみちこ   ここ2か月で2%増ということで、もうがんとやっぱり上がるものではないんだなという感じはしたんですけれども、かなり大変な用地折衝というこちら事業なんですけれども、こちら用地折衝についての課題は区として、どのような認識がありますでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   今、課題ということでございますが、地権者の皆様は様々な事情を抱えているところではございますが、個別なところはこの場では差し控えさせていただきますが、大きなところでございますと、まず用地を取得するに当たりまして代替地を希望されている方等もいらっしゃいます。そういったところに関しまして、区として様々な生活再建支援等をしているところでございますが、なかなか皆様の需要にマッチしたところが見つからないというのは課題として認識しているところでございます。 ◆ひはらみちこ   課題を受けて、ほかにも区民の方にどのようにこれから対応していくとか、そういう方向性はありますでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   区のほうといたしましては、これまでにこの用地折衝に伴いまして、例えば電話での個別相談というのを令和2年から引き続き今やっているところでございます。それから、個別説明会ということで、これは令和4年からスタートして今年で3回目になります。ついこの間、6月7日から9日まで個別説明会をさせていただいて、10名の方に出席していただいたところです。生活再建等につきましては様々な支援を今しているところでございますが、主だっては東京都の宅地建物取引業の協会とそれから全日本不動産協会と協定を結びまして、そういった代替地をご希望される方に対して情報提供等を区としても円滑に進めるように今やっているところでございます。
    ◆ひはらみちこ   個別に様々なことをやられているんだなと理解をさせていただきました。続きまして、4の不燃化特区事業につきまして、(1)大山駅周辺西地区の老朽建築物の建て替え助成等、事業期間が平成27年度から来年度までということだったんですけれども、平成27年度の時点でのこちら不燃化率と現在の不燃化率、もしご存じであれば教えていただきたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   大山駅周辺西地区の不燃化特区ということでご質問頂いたと思いますけれども、平成27年度といいますと、ちょっと事業期間としてはこのときから開始したんですが、不燃化特区制度として認められたというか我々が申請したときのスタート時点というところかなと思ってございますので、そちらについて回答させていただきますと、こちら平成25年度に不燃化特区制度、都の制度としましてありまして、そちらに申請したときには不燃領域率は約68%でございます。現在の不燃領域率なんですけれども、こちら今現在約74%でございます。 ◆ひはらみちこ   70%、おおむね達成されたというところで伺っていますので、こちらももう達成されているということだったんですけれども、やはりまだ古い建物ですとか、消防車が入っていけないような道路とかもこちらの地域にありますので、引き続きこちらも進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆荒川なお   先ほど、ひはら委員からもあったところで、ちょっと答弁を聞き漏らしていたら申し訳ないんですけれども、2番の大山駅の駅前広場のところで、私も現在が事業用地取得率が5%、現状で7%に上がっているということなんですけれども、それで代替地が見つからないというのが先ほどあったかと思うんですけれども、それで例えばその代替地というのは結構これ場所がいい場所ですよね。なかなかここからというところでは条件が少ない、そういう具体的なことをもう言われているということなんですか。その辺が分からなかったので、お願いします。 ◎鉄道立体化推進課長   個別のところは、具体的なところはあるんですけれども、差し替えているところもあるんですが、やはり地権者の皆様が言われているところを押しなべてお伝えしますと、やっぱり現状の場所からなるべく近いところをご希望されている方もいらっしゃれば、駅に近ければいいよと。要するに大山駅ではなくても別の駅でもいいよとか、そういったことをいただいている方もいらっしゃいまして、そういった代替地を先ほどの協定を結んでいる宅建業界の協会等と情報を共有しながら、そういった土地が開けばそういったところがありますよという情報を提供したりということをしているところでございます。 ◆荒川なお   やっぱり、そうするとほかの駅とかでも、どこまで入ってくるのか範囲は分からないですけれども、同じようなことをやっぱり言う方というのは結構想定できるとは思うんですけれども、やっぱりちょっとその競合というか、そういうふうになってしまって、なかなか解決にはならないのかなというのを聞いていて思うんですけれども、そこについての対策をお願いします。 ◎鉄道立体化推進課長   委員がご指摘のところ、確かにおっしゃるとおりというところもございます。やっぱり、代替地を見つけるにはいろいろと粘り強くこの協会と締結している情報共有を基に探していく。もちろん原則としては地権者の方が見つけていただくのが一番ですから、それが一番理想的なんですけれども、区としてもそういったところは粘り強くいろいろと情報収集活動を進めていきながらやっていきたいと思っているところです。 ◆荒川なお   地権者の方が見つけるって、それができるぐらいだったら多分もうやっていると思います。何かある程度もうちょっと数字もこう上がってくるのかなと。そうじゃないからこそ、今そういうふうになっているのかなというふうに思うんです。  あと、3番の大山東地区地区計画のところで建物のルール等の最低限、これ変更されていくわけですけれども、どういうふうな具体的にルールというところですか、ちょっとそこについてもお聞きしたいんですがお願いします。 ◎まちづくり調整課長   建物のルールということで具体的に言いますと、例えば遊座大山商店街等を連続しているところ、我々は駅前地区①と呼んでいるんですけれども、そういったところの建物の例えば高さを制限したりだとか、1階を店舗に誘導していくとか、そういったところを地区計画でルールとして定めているところでございます。 ◆荒川なお   今、1階を店舗にするというところで、このルール化という、今私は全部知っているわけじゃないですけれども、2階とかあまり3階とか高いのないので、2階とかにちょっと店が入っているとかいうところはあると思うんですけれども、それは例えば建て替え、いつされるか分からないですけれども、そういうときには1階へ、両方入っているところもちょっとあるような気もしますけれども、そういった場合とかはどういうふうになるのかどうかについてもお聞きしたいんですが、お願いします。 ◎まちづくり調整課長   今ある建物についてはそのままといいますか、今のルールではなくて既存のものなんですけれども、今回この都市計画決定を受けて建物のルールが決まってきますと、新たに今度建て替える建物についてはそういったルールを適用するといったところになってございます。 ◆荒川なお   それは、もうルールとして今いる人たちと基本的に合意というんですか、ある程度の理解がされているということでいいんですか。 ◎まちづくり調整課長   こちらの大山駅の東地区の地区計画なんですけれども、まず地区計画の変更の進め方としまして、地域の方々から変更することの提言書をまず区として受け取ってございまして、地域の方々の意見を頂いて変更してきたといったところもございますし、ここまで進めるに当たって素案説明会、原案説明会等、都市計画審議会の報告等も受けてございますので、地域の方々からの意見として頂いているといったところでございます。 ◆荒川なお   あと、4ページの大谷口一丁目周辺地区のところで、この事業区域図というのがあって、紫色の矢印がついているところが6メートルに広げていくというところで、私も過去何度か現地を見る機会もあったんですけれども、実際今はどれぐらいまでいっているのかを具体的にお聞きしたかったんですが、まだ残っているところとか、ちょっとそういう合意が得られていないところとか、その辺をお願いします。 ◎まちづくり調整課長   まず、工事自体は令和6年度のこれからと、令和7年度に着手していくところなので、現地自体はまだその工事が進んでいるといったところではございません。その前にまず用地取得がもちろん必要になってくるんですけれども、そちらの用地取得に関しましては約91%まで行っているところでございます。 ◆荒川なお   その残りの9%が何軒ぐらいになっているのかというのもあるんですけれども、今合意できない、もう数が少ないからちょっと個人情報的な部分もありますけれども、どういうところで今合意に至らないのか答えられる範囲になりますけれども、お願いします。 ◎まちづくり調整課長   合意いただけないところですと、ちょっとご高齢な方々もいらっしゃいますし、建て替えになかなか前向きになれないというところと、やはりご家庭内での合意形成も必要になってきますので、そういったところでなかなかその用地取得ができていないといったところになってございます。 ◆荒川なお   それでも基本的に数が少ないから、令和7年度以降は90%のところだけでもやってしまうということでいいんですか。 ◎まちづくり調整課長   今回取得ができていないところがある程度固まっているといいますか、一部分に集中してございますので、それ以外のところにつきましてはまとまって道路整備ができると考えておりまして、令和6年・7年度にかけて2か年で整備していくといったところになってございます。 ◆荒川なお   それで、これ事業期間が来年度までですよね。今の事情を聞くと、あと1年でどうにかなるという感じでも、これはあくまでも想像ですけれども、ないのかなと。大山の西地区のほうも同様なところがあるのかなというふうに思うんですが、令和8年度以降というのはこの事業期間が一旦終わることになるんですけれども、その後の見通しと板橋区としてこれは東京都に働きかけるということになるのか、どういうふうに考えているのかを最後お聞きしたいと思います。 ◎まちづくり調整課長   こちら、国と都の補助制度を活用しながらやっているところでございまして、そちらの事業期間につきましては令和7年度までとなっているところでございます。ですので、引き続き令和8年度以降につきましては、そういった補助制度がそもそも続くかどうかというところとかも踏まえて、総合的に検討してやっていきたいなと思っているのと、区としてはできるだけ引き続き助成制度を続けていきたいなと思っているところもございますので、そういったところを国だとか都と協議しながら進めているところでございます。 ◆荒川なお   不燃化というところで、できるできないというのがあると思うんですけれども、区として、ちょっとこの間いろんなところが様子見というか、国と東京都が言うままになっているところというのは、ほかの地区でもいろいろあるのが気になっているんですけれども、やっぱり区としてもちゃんと要望をしていただくということはやっていただきたいというふうに思います。以上になります。 ◆大森大   2番の大山駅の駅前広場の件なんですが、令和5年度で事業用地取得率が5%で現状7%ということで、これ全体的に取得が終わるってかなりの年月を多分要するんじゃないかとまず思うんですが、現状もう7%の取得しか終わっていない段階で、実はここら辺のお店は幾つも閉店して、なおかつ空き家がぽつんぽつんとある状態なんですよね。これまた取得が進んでくると多分そこを更地にしてくと思うんですが、どういうふうに利用していくつもりなんでしょうか。 ◎鉄道立体化推進課長   委員がご指摘のその後の利活用というところかと思っておりますが、今現状、現場を見ていただきますと2画地が更地になっております。それは、それぞれが別々の場所になっておりまして、今現状で何か再利用というか事業が行われるまでの間使うといったところはまだない、検討のところではないんですけれども、今後という意味で何画地か連続的に用地を取得できたところがもしありましたら様々な活用が考えられるかと思います。そのフェーズになった段階で、区としてもどういった活用がよいか検討をして、そういったところは進めていきたいと思っているところです。 ◆大森大   ここ遊座大山商店街からすると、駅からの一番の入り口になるので、ここがずっとちょっと暗い状態が続くのはあまり、商店街のにぎわいという意味ではかなりマイナスになってしまうような気がするので、ここは何かしら活用というのを早い段階からやっていただければなというふうに思います。以上です。 ◆大野ゆか   3点ほどお聞かせください。まず、1つ目の大山町クロスポイント周辺地区の件でございますが、12月にはD・A街区が完了して、引渡しがどんどん進んでいくということで聞いておりますが、現在補助第26号線がB棟とA棟の間にも通る形になろうかと思うんですけれども、補助第26号線の工事の進捗具合ですとか、そういったものを多分引っ越された方とかも気にされる方はいらっしゃるのではないかと思うんですが、都の事業なので板橋区はお願いするベースになると思うんですが、その説明の機会というのは今後考えられているのかを教えてください。 ◎まちづくり調整課長   補助第26号線につきましては、おっしゃるとおり、都の事業になってございまして、こちら工事といいますか、まだ現地については着手していないといいますか、まだ用地を取得している段階になっているところになってございます。その用地の取得の状況につきましては、用地取得率が約51%というふうに聞いているところでございます。 ◆大野ゆか   今、取得率は51%ということで、ここに引っ越された方からするとまだまだ先なのかもしれないということを感じると思うんですが、そういった情報ですとか、いつぐらいをめどにしているのかですとか、そういったものが知りたい区民の方がいっぱいいらっしゃると思うので、何かしら検討いただければと思うんですがいかがでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   いつまでというところでは、東京都のほうから令和7年度までというふうに伺っているところでございます。こういった大山地区では、先ほどの再開発、クロスポイントとか補助第26号線、いろいろな事業が進んでいるところでございますので、まちづくりのお知らせというものを年に1回パンフレットとして発行してございまして、そちらで地域の方々には周知しているところでございます。それと併せて区役所の1階のギャラリーモールのところでパネル展を開催したりしてございますので、そういったところを引き続き続けながら皆様方に周知していければと思っているところでございます。 ◆大野ゆか   まちづくりのお知らせ等で周知されていくということで理解いたしました。ぜひ区民の方が不安にならないような形で、ぜひ進めていただければと思います。  続いてなんですけれども、先ほど来から出ております2番目の大山駅の駅前広場の件で取得率のお話が出ているんですけれども、そもそもの権利者が何人で、今取得には至っていないですけれどもお話合いができている方ですとか、ある程度合意を示されている方が何名ぐらいいらっしゃるのかというのを教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   先ほどのご質問ですけれども、駅前広場の地権者の数ということで約71名でございます。合意率というのは、私どもとしてはそういったものを実は取っておりません。その理由としては合意点、どこをもって合意かといったところがありまして、折衝をして用地取得ができているというところは用地取得率に反映させていただいておりますが、なのでそういった合意率というのはないんですけれども、区のほうで事前に測量の通知ということで駅前広場等をこれから測量させていただきますよという通知をして、それぞれの地権者の皆様に立会いをしていただいたところでございますが、そちらにつきましては約7割の方がその立会いをしていただいている状況でございます。 ◆大野ゆか   立会いにご協力いただいている方が7割いらっしゃって、そこにもちょっと応じていただけない方が3割いらっしゃるということで理解をいたしました。伺っている話だと、令和12年にこちらの駅前広場は完了予定ということで都市計画決定もされて進められているということで、まず前提はよろしいか確認させてください。 ◎鉄道立体化推進課長   委員のおっしゃるとおり、令和12年度を事業完了ということにしております。 ◆大野ゆか   そうすると、都市計画決定されている事業なわけなので、近づいてくると協力いただけていない3割の方々に対してある程度強制力が働いていってしまうものなのか。そうではなくて、交渉を続けて令和12年以降もずれ込む可能性があるのか教えてください。 ◎鉄道立体化推進課長   今、現状では用地取得率も最新で約7%というところで、先ほどの測量の立会いについては何も反対されているからということではなくて、いろんな事情でお立会いしていただけていないのかなと認識しているところでございますが、用地取得の方法については、区としては、地権者様の任意で契約を進めていくというスタンスは今後も引き続きしていくというところと、先ほどひはら委員からもご指摘等々ございましたけれども、生活再建といったところが一番大きいかなと思いますので、今後も一人ひとりの生活再建に寄り添いながら進めていきたいなというふうに考えているところでございます。 ◆大野ゆか   理解できました、ありがとうございます。最後なんですけれども、不燃化特区事業の大山駅周辺西地区の件で1点お伺いいたします。まず、こちらの令和5年度の除却助成については、事務概要を確認させていただいたところ3件になっていて、一方で専門家派遣が令和5年はゼロ件になっているということで、何か令和6年は増える見込みが立っているのか。立っていなければ、どういった方策が考えられるのかという何か検討されているものがあれば教えてください。 ◎まちづくり調整課長   こちらは、なかなか先ほどのコンサルタントといいますか、専門家の派遣がちょっと少ないよというところだと思うんですけれども、先ほど申し上げましたとおりこちらの不燃領域率がもう7割を超えているというところで、燃え広がらないまちの形成には大体おおむね7割を超えていれば問題ないというところもございますので、そういったところからだんだんそういった建て替えの需要がなくなってきているのかなと思っているところでございます。一方で、建て替えを進めていけば燃え広がらないじゃないですけれども、耐火構造の建築物が増えまして、まちの防災性は高まってくると思いますので、引き続き不燃化事業については住民の皆様方に周知していきたいと思っているところでございます。 ◆大野ゆか   不燃化領域率が74%に今なっていて、すごく重点を置いてとても積極的に住民の方々に働きかけるというよりは、事業期間もありますので、ご興味を持っていただいた方には誠意を持って対応するというスタンスなのかなということで、今理解をいたしました。以上です。 ◆中妻じょうた   大山駅周辺のまちづくりですけれども、長年にわたって議論しておりまして、いろいろ紆余曲折ありながらここまで来ているのかなと思います。やはり、大きな主眼としては大山駅周辺のまちを整えていって、東京都の都市計画の一環の中で補助第26号線を整備をして、最終的には東武東上線の立体化を目指すというその大きな流れにできるだけ早く到達していくようにというところが大事なことなのかなというふうに私としては思っております。まず、この補助第26号線の整備予定範囲があると思うんですけれども、踏切のあるところ、大山駅北側の健康長寿医療センターの角、交番のあるところからクロスポイントに至る間、スーパーのよしやさんとかそういうところがある範囲について、ここまでの計画の中でどういう位置づけになっているのかがちょっとよく分からないので、この範囲をどうするかという議論がないと補助第26号線は進まないと思うんですが、この点は今どういう位置づけになっているでしょうか。 ◎まちづくり調整課長   今、ご指摘頂いたのは、大山駅の北側にある交番のところから、この図でいいますとクロスポイントのA街区とかその辺りかなと思っているんですけれども、そちらにつきましても東京都の事業で進めてございますので、用地取得を目指して地元の地権者の方々と調整しているというふうには聞いているところでございます。 ◆中妻じょうた   それは、東京都が行っているということですか。区は特に関わっていないのですか。 ◎まちづくり調整課長   こちらは、都の事業となってございますので、主体としましては都がやっているところではございますが、区としましては月1回の定例会とかを通じまして情報共有等を行っているといったところになってございます。 ◆中妻じょうた   ここの部分についても住民の方は情報が欲しいと思うんですよ。よしやはどうなのとか、そういうことはみんな気にすると思うので。そこは、都の事業だからと言わずに情報をちゃんと集めて、問合せがあったときにはそれをちゃんと説明できるようにする必要があるというふうに思います。それから、本当に気になることはいろいろあるんですけれども、今質問できることというとなかなか難しいですね。資料2ページ目の駅前広場、こちらもいろいろと質疑もありましたけれども、正直もうちょっと何とかならないのかなという状態のまま進んでいるわけでしようがないところはあるんですが、道路にやっぱり背向けの住宅が並んでしまうという問題については何とかならないんだろうかという思いがあるんですが、その点は何か進展というか計画はあるんですか。 ◎まちづくり調整課長   こちらは、大山駅の東地区の地区計画の範囲にも入ってございまして、今後建て替えのときにはこの地区計画のルールにのっとってやっていただくというところなのかなとは思っておりますけれども、あくまで地区計画ですので、その建て替えのルールを決めるといったところで、その建て替えを促すものではないので、そこまでなのかなというところがちょっと。 ◆中妻じょうた   駅前広場というとやっぱりにぎわいの中心地になってくるわけで、そこに面して背向けの住宅が並んでいるのはどうなんでしょうかとなっちゃうと思うんですよね。行く行くはそこも含めて何か手を打つ必要があると。今あまり明言はできないかとは思うんですけれども、そこは引き続き課題なのではないかなと思っているところでございます。ちょっと時間をかけて議論をしていくしかないものが多いんですが、あとは大谷口一丁目の主要生活道路の拡幅、こちらも、私が都市建設委員会に所属しているときには土地評・財評の視察で何度も見に行きまして、ごく僅かな部分をお譲りいただくのを一つひとつやっていくというのは大変な事業だなと思っているんですけれども、これは令和7年度までの事業期間ということなんですが、用地取得率が100%にならないとこの間の区間が幅6メートル確保は全部できないという理解でよろしいんですか。 ◎まちづくり調整課長   用地取得ができていないところにつきましては、幅が4メートルになってございまして、用地取得ができているところにつきましては幅6メートルに拡幅するといったところになってございます。 ◆中妻じょうた   そこはやはり通行をよくして、防災、消防活動等に資するというためには、本当は全区間6メートルを確保すべきなんじゃないかと思うんですが、それは正直難しい話なんですか。 ◎まちづくり調整課長   この用地取得ができていないところにつきましては、この範囲で地区計画がかかってございますので、建て替えのときには用地取得ができなかったとしても地区計画上のセットバックが必要な地域になってございますので、そういった意味での空間としての6メートルは確保できるのかなというふうには思ってございます。用地取得につきましては、引き続き周知させていただいて、用地取得をお願いするといったところになってございます。 ◆中妻じょうた   それは、令和7年度を過ぎてもそこは頑張るというふうに思って大丈夫ですか。
    ◎まちづくり調整課長   この事業が都とあと国の補助事業、補助制度を活用した事業になってございますので、令和8年度以降そちらの事業が続くかどうかは国と都と調整をしているところでございまして、板橋区としましては引き続きこちらを進めてまいりたいと思ってございますので、そういったところを国や都のほうに意見として伝えていきたいと思っているところでございます。 ◆中妻じょうた   最後になりますけれども、今おっしゃられたように国の不燃化特区事業に伴って行われているわけで、全国的にもちろんそれはずっと続けていくべきものだと思います。普通の考えであれば続けるはずだと私は信じたいところなんですけれども、そういったところも活用して板橋区内には、まだまだこの道路拡幅事業は必要だと思うんですよ。この近くで言えば、まさにこの給水場の辺りから小茂根のほうとか、あるいは日大病院のほうとかの道路をちゃんと確保してほしいですとか、あるいはほかの地域、離れた地域でも木密地域があって防災上かなり懸念があるという地域はあります。引き続き、こうした不燃化特区を活用しての道路拡幅は、国や都が続けるという前提でも構わないので、それは区として継続してほしいと思うんですけれども、この点はいかがですか。 ◎まちづくり調整課長   委員のおっしゃるとおりだと我々も考えるところでございまして、引き続き国や都に働きかけながら進めていきたいと思っているところと、あとこちら用地取得率が100%にはなってございませんが、道路拡幅事業を進めることによって機運の上昇とかにも関わってくるのかなと思っているところでございますので、引き続き防災性の高いまちづくりを目指して、続けていきたいと思っているところでございます。 ◆中妻じょうた   ぜひよろしくお願いします。以上です。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、上板橋駅南口駅前地区のまちづくりの状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎地区整備課長   それでは、上板橋駅南口駅前地区のまちづくりの状況についてを資料5によりご説明します。項番1の市街地再開発事業についてです。当地区では、道路が狭く、木造住宅等が密集し、防災面での課題が多い市街地における災害に強い都市づくり、また駅前のにぎわい形成、利便性が高く魅力あるまちの実現に向けて市街地再開発事業が実施されております。右側の位置図をご覧ください。市街地再開発事業は2つの地区に分かれておりまして、図の右側が先行する東地区、左側が後続の西地区でございます。このうち、東地区では国道254号、川越街道から上板橋駅前へとアクセスする幅員16メートルの都市計画道路及び面積約3,900平方メートルの駅前広場等の公共施設が整備される計画となっております。(1)は東地区のご説明です。東地区では、昨年5月に解体工事に着手しまして、これまでに全73棟のうち、駅ビルを除く72棟の解体が完了したところです。今年度は、電線共同溝の整備に向けて、電気、通信、ガス、上下水道等のインフラ関係の工事に既に着手しているほか、年度の後半、年明け1月には建築物の工事に着手する予定でございます。令和10年度には建物が竣工予定でございます。裏面をお開きください。(2)は後続の西地区のご説明です。西地区では、令和3年度に設立された準備組合により今年度内の組合設立認可を目指して、引き続き建物基本設計等の事業計画の検討や関係権利者の合意形成を図っていく予定となってございます。項番2、地区計画策定検討についてです。右側の図に赤枠で示しました再開発のエリアを含みます約20.5ヘクタールのエリアを対象といたしまして、昨年度から検討を開始しているところです。今年度は、勉強会等や意見把握を実施しまして、例えば一丁目の木造住宅の密集エリア、また二丁目の区画整理の施工済みエリアなど、地域ごとの特徴を捉えながら目標や将来像を定め、その実現に向けて土地利用、建築物等の具体的な誘導方策を検討していく予定となっております。都市計画手続は、令和7年度以降を予定しております。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   私から、2点ほどお聞かせいただきたいと思います。西地区の経緯と今後の予定なんですけれども、令和4年・5年・6年をかけて合意形成を図っていくとのことだったんですけれども、今現在の合意形成の状況につきましてお聞かせいただきたいと思います。 ◎地区整備課長   西地区再開発事業についてのご質問でございます。西地区の再開発事業につきましては、昨年度まず区で都市再開発法に基づきます区域公告、借地権申告というものを実施しました。これにより権利者数の把握を行ったところでございます。西地区につきましては、合計48名の土地・建物所有者が存在していると把握しているところです。直近の意向調査の状況としましては、全体ではおおむね7割を超える同意があったとは聞いているところではございますが、一方で組合設立の法定要件である3分の2の同意というのが一部の属性では満たさない部分があるというところでございまして、引き続き合意率を高める取組が必要だと聞いているところです。ですので、今年度も引き続き事業計画の検討を行いながら合意形成を進めていくものと認識しております。 ◆ひはらみちこ   状況につきまして確認することができました、ありがとうございます。続きまして、次の2、地区計画策定検討なんですけれども、令和6年度は勉強会等の開催により計画案の検討を行う予定ということだったんですけれども、こちらは誰が参加できるものなのでしょうか。この地域の人たち全員が参加できる勉強会になっているんでしょうか。 ◎地区整備課長   これまで、上板橋駅南口まちづくりではこの地区計画の検討にかかわらず、例えば商店街であるとか、町会の皆様、再開発組合、地域の皆様というところで、広く区が定期的に意見交換をするような場というのはセッティングしてきたところでございます。今回、事業の状況に応じまして、より地区計画の検討というフェーズに入っていきますけれども、引き続き同じような枠組みで課題とか方向性を意見交換しながら、将来像、目標を考えていきたいというふうに考えております。 ◆ひはらみちこ   今までも意見交換はされていたとのことだったんですけれども、これからは地域の方も主体的に参加して、地域の意見も受け入れてというような勉強会等にもなっていくんでしょうか。 ◎地区整備課長   今回、やはり必要なのはまずは情報の共有からだと思っております。すなわち、このまちづくりの取組と言いましても、例えば東地区の状況、西地区の状況、そして全体の状況、様々な情報をまず広げる必要があると認識しております。そういったところを通して、情報共有を図りながら将来像を考えていくという進め方を検討していきたいと思っております。 ◆ひはらみちこ   今、まだ情報提供の段階だということだったんですけれども、やはり地域の方々が主体的に関わってくるようになるともっと機運が広まって、よりよいまちづくりになると思うので、ぜひとも進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ◆鈴木こうすけ   私、2点ありまして、まず1点目は何度か課長にはお尋ねさせていただきましたけれども、川越街道の国道254号線から南街区、中街区、東街区を通って、都市計画道路を通って上板橋駅に行く道路ですけれども、これ前もお話ししたんですけれども、もう一度お聞きをしたいんですが、池袋方面から川越街道の下り車線から上板橋駅に入る右折レーンというのは具体的には、川越街道国道なので大体どのぐらいのイメージになるのか。やはり、これかなり一番皆さんが興味深いなというところがあるし、当然我々も車を運転しますので、こういった駅前がかなり整備されれば、当然これは車、当然タクシーですとかバスですとかいろんな車両が入ってくると思うんですけれども、今の現時点では大体どのぐらいのイメージで、どういうふうな形で整備されるのかが分かればお示しいただきたいなというふうに思います。 ◎地区整備課長   上板橋駅は、やはり2023年に準急が停車するようになり、また南口にこうやって駅前広場が整備されるということで、非常に車両でのアクセス性が高まり、乗り換えの利便性が高まるということが期待されるところでございます。そういった意味で、委員のご質問のとおり川越街道、都心方面といいますか、池袋方面から進んできた車両が駅前広場へアクセスするというためには必ず右折レーンが必要になるということで、区としても必要な整備であるとは考えているところです。現在、おっしゃるとおり交通管理者の警視庁だけでなく国道を管理する東京国道事務所とも協議中の段階ではございますけれども、そういった区の考えとしては必要であるということをしっかり伝えている状況でございます。右折レーンを設置できる方向で、今のところは協議を進めているというところでございます。 ◆鈴木こうすけ   大体スケジュール感が出たらまたお示しいただければというふうに思うんですけれども、それと上板橋駅南口がかなりきれいになるというふうなことで、地元の方もかなり期待をされている状況だと思うんですけども、この都市計画道路から都立城北中央公園に向かうやはりアプローチというのも、本当にこの緑と文化の板橋というコンセプトからするとすごく大事な視点なのかなと思います。これ所管が少しずれてしまうのかなというふうにも思うんですけれども、都立城北中央公園については、例えばスタジアムを造ってくれですとか、本当ににぎわいを当然これ板橋と練馬のちょうど間なので、いろんなものが考えられるんじゃないかなというふうに思うんですけれども。区としても、こういった都立の防災の公園でもある、拠点の公園との一体化というのはやはりこういった上板橋駅前のまちづくり同様、しっかりトータル的には考えていかなきゃいけないんじゃないかなというふうには思うんですけれども、現時点で地区整備課長のお考えなり、坂本区長がどういうふうなお考えを持たれているのかというのを、具体的に分かる範囲で構いませんので、トータル的なところをお示しいただければというふうに思います。 ◎地区整備課長   まず、委員がご指摘のとおり、駅前広場を中心にこのような南口におきましてまちづくりといいますか、再開発事業が進むことによりまちの姿というのは大きく変わるのかなと思っております。特にもう今既に解体工事も大分進んで、駅の辺りから川越街道のところまで非常に見通しが利くようになって、恐らく大分南側のまちへのルートというのもイメージしやすくなったというのは認識しているところです。そこで、やはり城北中央公園というのは比較的広域から、例えばスポーツを目的とする方とか、健康を目的とする方、いろんな方にご利用いただいている公園かと思いますので、そのあたりがまさに南口のこのまちづくりというのが起点になって、さらにブランドといいますか、魅力をしっかりと定住とか、交流とか、そういうところにつなげるというのが必要なんだろうと思っています。具体的には、やはり東京都の事業ですので、何ができるできないというのはそれは東京都に要望していくとか、そういう手段しかないところではありますけれども、しっかりと選ばれるまちになるようにという取組を伝えていくというのが区として必要な取組だと考えています。 ◆鈴木こうすけ   今、大きな少しちょっと夢のあるといいますか、全体像のまちづくりってところなんですけれども、やはりこういった形で当然これ大山、上板、板橋駅、そして高島平も今日この後報告がありますけれども、その全体的なまちづくりを考えると、やはりこういった駅前づくり、特に上板橋駅南口だけではなくて、例えば北口には教育科学館があったりとか、中央図書館もあります。ですから、そういった一体的なまちづくりをしっかりと考えていく上でのやっぱりこういったまちづくりという話の流れになるんじゃないかなと思うんですけれども、全体的なお話で恐縮なんですけれども、もう一言あればちょっとお示しいただきたいなと思います。 ◎地区整備課長   ご指摘頂きまして、ありがとうございます。我々、事業としましては、今まさに再開発事業を目の前では取り組んでいるものの、やはり地域の資源としましては、おっしゃるとおり上板橋周辺には豊かな公共施設、特徴のある公園、様々なもの、またはにぎわい、歴史ある商店街等もあります。やはり、そういった訪れるスポット、もしくは例えば食べられる商店街、運動できる公園といった様々な要素が加わることでまちを一体的に、例えば回遊いただくとか、そういう健康的なまちとか、恐らくそういう防災面だけではなく、いろいろな文化、緑等を兼ね合わせることにより、より区民もしくは利用者の視点でよりよいまちづくりができるだろうというふうに考えていますので、今南口で取り組んでいるところをまずは取り組んでいきますけれども、そういった南北の融合であるとか、周辺の資源を生かすといった視点は今後も検討していきたいということで考えていきたいと思います。 ◆鈴木こうすけ   ぜひともそういったトータル的な、やっぱりまちづくりというのは部分部分だけじゃなくて、やっぱり一体化ってすごく大事だし、違う所管の課長なりというところのやっぱり横串を刺すというところもいろんな情報共有につながって、ぽろっと言ったことがすごくヒントになって、いいまちづくりになるんじゃないかなというふうに私も思いました。  あともう1点だけ、この2ページの地区計画策定検討ということで、先ほど来各委員からそういったお話をいただいていますけれども、私これ一番大事だなと思うのは、やはりこのまちづくりの中では商店街、既存の商店街の活性化って真ん中に書いていただいていますけれども、やはりまちづくりをするに当たって、先ほども大山の報告で大森委員からもあったけれど、アーケードがちょっと分断されて、そういったその駅前がすごくちょっと暗くなっちゃったよというふうなお声も私も何個か聞いている。そんなような状況の中で、こういった上板橋も既存の商店街、例えばそのまちづくりで、まちづくりのそういった計画に、ここをどかなきゃいけないというところのお店の店主から「どういうふうな形に生まれ変わるのかね」というふうなお話も聞いていますので。この既存の商店街の活性化は本当に私一番大事だなというふうに思うんですけれども、区としてこういった地区の計画の検討、策定の検討というふうに書かれていますけれども、具体的にはどういうふうな、1軒1軒の商店街さんと、これ当然板橋のいっぴんのお店もあるわけじゃないですか。多分ご存じだと思うんですけども、そういったところの活用も含めて全体的なまちづくり、検討というスケジュールも含めた形の今現在の区の考え方を最後にお示しいただければと思います。 ◎地区整備課長   まさに商店街のにぎわいというのは、このまちの特徴、資源として生かすべき部分であり、それは再開発事業で一旦の影響を受ける部分もあるかもしれませんけれども、今後のまちづくりにおいてよりどのように相乗効果をもたらしていくかという観点は非常に重要だと思っています。その中では、一つの取組としては、まず商店街におきましては入り口のところに駅前広場がちょうど当たるようになります。そういう意味では、やはりまちに来ていただいた方がどのように時間を過ごすかという意味では、例えば駅前広場側にしっかりと集えるような空間をつくったりするというところで商店街のにぎわいというところと、その入り口にある駅前広場で滞留できる空間、そういったものが連携して相乗効果を生み出すというのは一つ活性化のポイントになるのではないかなと思います。一方で、このような地区計画というのは、これから先、恐らくこういったまちづくりが進むと周囲の民間開発というのもさらに促進されていくんだろうなと想定しています。その中でこのような適切なルールを入れていく中で、例えば他地区ではございますけれども、商店街沿いにあえて用途制限をかけまして、商店をより誘導していくために商店以外を規制するみたいなルールをやっている事例というのもございます。そういったところも、やはり商店街の皆様、業種とか業態とかいろいろな持分、建物所有者なのか、テナントなのか、いろいろな形態はあろうかと思いますけれども、そのあたりをしっかりと議論をしていきながら適切なルールというのを一緒に考えていきたいと思っています。 ◆荒川なお   私も、今西地区のところで、先ほども質問がありましたけれどもちょっとお聞きしたいんですが、合意形成が先ほどの答弁だと70%ぐらいですかね。ちょっと違ったら訂正の答弁を頂きたいんですが。48件でしたので、大体十数件が合意できていないというか、そういう判断ができていないというところだと思うんですけれども、ちょっとその合意ができない、あとはまだ迷っているのか、その辺は何が理由なのか分かればお聞きしたいと思います。 ◎地区整備課長   先ほどの答弁のところで、少し詳細な補足をさせていただければと思います。先ほどの答弁の中身、まさに48名の土地・建物所有者が存在し、全体では7割を超える同意がある、そして、法定要件である3分の2の同意を一部満たさない属性があると申し上げました。その属性という意味合いが、法律に基づきますと大きく3つございます。すなわち土地の所有者の3分の2、借地権の3分の2、そして面積の3分の2、これら全ての3分の2というものが必要になるというところで、全体では7割程度というところですが、一部属性でそれを満たさない部分があるというのは申し上げたのはそういう意味合いでございます。ただ、どの部分がというのは少し繊細な部分もございますので、ここでのご説明は割愛させていただきます。 ◆荒川なお   私が気になっていたのは、これ西地区は商店もちょっとこの中には含まれてくるかなと思うんですけれども、商店街の中で特に商売をやられている、先ほどお話がありましたけれども、今後の生活と物すごい影響がありますから、特にここは私も重視していかなきゃいけないのかなというふうに思っているんですけれども、そことの兼ね合いでちょっと合意できないと、どこまで答えられるか分からないんですけれども、区が把握している範囲でお答えいただけたらと思うんですけれども、お願いします。 ◎地区整備課長   大変申し訳ありませんが、合意形成に関する状況というのはやはり繊細な状況でございますので、ここでは答弁を控えさせていただきたいと思います。 ◆荒川なお   ちょっと答弁いただけないというところで。この間、私自身も10年ぐらい前からこういう勉強会であるとか、いろいろこれに向けてどうこうというところではお話を聞いていく中で、やっぱり一つ気になっているのはこれだけ大きなビルが建っていく中で、何が入ってくるかというところによっては商店街としてもかなり影響が大きいと思うんです。ほかの地区の視察もしたことがありますけれども、やっぱり大きいものが建ち、例えば墨田区であればスカイツリーなんかが建ってしまえば、個人商店は近くにありますけれども、やっぱり客が流れてこないという話も当時から聞いていましたし、やっぱり、ちょっとそういう影響は出てきてしまうんじゃないかなと思っています。先ほど、答弁の中で、駅前広場の中ににぎわいというか集まれる場ということなんですかね。どういうものを想定しているのか、分かればお願いします。 ◎地区整備課長   まず、今墨田区の事例もありました人の流れという観点で少しお話をさせていただきますと、今現在は南口銀座商店街の人の流れというのは基本的には駅前から桜川地域に行く唯一の動線であるというところで、そういった歩行者の動線がございます。実はその歩行者の動線等は引き続き維持していかないといけないだろうと、そうすると商店街のにぎわいというところが少し影響が大きくなってしまうのではないかという観点で、基本的には整備後におきましてもその商店街の人の流れというのは維持できるように、基本的には歩行者の通行機能はそこの商店街を通っていただいて桜川地域まで行くというような動線は確保していきたいなと考えています。その上で、先ほどの駅前広場の話でございますけれども、東地区で今取り組んでいる部分はまさに駅前広場が含まれます。駅前広場の中に、先ほど申し上げました集えるような空間、滞留できるような公共空間というような話をしました。イメージでは、例えばベンチであるとか、座ってくつろげるような場所、それが例えば商店街で買ったものをそこで食べられるであるとか、少しそこで滞留しておしゃべりができるであるとか、単なる通過する空間だけでなく滞留できる空間をつくれないかということでご説明を申し上げたところです。 ◆荒川なお   どういうふうな在り方というのは、これからも時間をかけて見ていく必要もあるかなと思いますし、あと先ほど城北公園のお話もありましたけれども、上板橋体育館とかもかなりスポーツをやっている方が夜とか、相当多分遠方から来ている方も駅を利用しているのでいるのかなというのは想像もできるところなのでやっぱりそういうところがもっと連動するというか、そこがもっとイメージされないと、逆にそこがなくなると商店街の活性化というか地域の活性化も見えてこなくなるんじゃないかなというふうに思うんですが、そこについても考えをお願いします。 ◎地区整備課長   おっしゃるとおり、城北中央公園の魅力の一つとしては豊かなスポーツ施設という部分があり、そういった利用者の方が一定程度上板橋南口から桜川のほうへ動線としてあるんだろうなと思っております。その中では、沿道にはあまりほかの地域では見られないようなスポーツショップとかも中には出店されているというような状況で、まさに地域の特徴がそういった健康、スポーツ文化といったところなのかなと考えていますので、引き続きそういった地域の特性を生かしながら、そっちに商店街があって、スポーツがあって、そうすると回遊性が高い利用者、区民にとって魅力的なまちというのはつくっていけるのではないかなというふうに考えているところです。 ◆荒川なお   あと一つ、ちょっと戻るような形なんですけれども、1ページの東地区のところで、今年度から始まって令和10年だから、あと4年、5年かけて竣工を目指していくというふうにあるんですけれども、順序としてはこの地区でどういう建物とかから始まるとか、もうそういう計画まで示されているのか、まだちょっと示されていない部分もあるのか。今分かっている範囲で、最後お聞きしたいのでお願いします。 ◎地区整備課長   本地区では、大きく3つの施設、街区が計画されているところでございます。資料のまず位置図で申しますと、上から順に東街区、中街区、そして飛びまして川越街道沿いの南街区、こちらの3つの施設でございます。そして、計画概要を下の表に書かせていただいているとおり、規模感が大分違うところでございます。例えば東街区は地上26階、中街区は地上19階、南街区は地上5階ということで、当然規模に応じて工期というのも変わりますので、まず真っ先に来年1月に着手と申し上げたのはこの一番大きな規模の東街区と想定をしております。そして、来年度には中街区の恐らく着手というのもなされます。一方で、南街区については工期が非常に短い建物になるかなと思いますので、もう少し後の年度の工事になるかと思います。いずれにしろ、令和10年度の竣工を目指すというのは、3つの施設が令和10年度までには全て完成するという意味合いで書かせていただいています。 ◆大森大   私からは1点のみをお伺いしたいんですが、この先行区域とありますよね。ここはもう取得が終わって工事が進んでいて、この真ん中にちょうど道が通っているんですよ。これが駅前から旧川越街道に続く道で、そしてこれが日中は工事している方とか、作業員とかがいらっしゃったりとか、交通誘導員がいるんですけれども、夜になるとここがもう真っ暗で、一応街灯はあるんですけれども、明るさはある程度保たれているんですが、人通りが少なくて、両サイドがもう完全に工事現場で、ここを通過する方たちからすると結構怖いという女性からも意見があるんですが、ここは防犯カメラとかも何も設置もされていませんし、私もこの前8時ぐらいに行ったんですけれども、やはり女性が1人でぽつんと歩いているというのが何人かいらっしゃったりとかして。ですから、例えば何かしらの事件とかに巻き込まれてしまったら、これ目も当てられない話になるんですが、この状態をずっと維持されてしまうんでしょうか。 ◎地区整備課長   今ご質問頂きましたのは、現道といいますか、現在の通る道、そちらのご質問かと考えております。現状では、委員のおっしゃるとおり電柱に短い間隔で街灯が設置されていますほか、実は路線の中央辺りには防犯カメラが1台、町会により設置はされているところでございます。今後の見通しというところもお話しいただきました。この道路は、区の条例に基づく管理通路に該当いたしまして、敷地的には東街区、中街区と書いてある部分の一部食い込んでいる部分です。そうすると、まさに来年1月以降に予定する建築工事においては当然建築敷地の一部となるという兼ね合いもありますので、こちらは年末までにこの通路の廃止というまず手続を行うことになります。ただ、これは廃止だけですと当然通行する機能が失われてしまうというところになりますので、基本的にはその代替ルートとしましては新設する都市計画道路、まさに真っすぐ南のビル予定の地内に歩行者の動線というのを確保していきたいと思っております。そうすると、恐らく現在の曲がった道で多少死角の多いような線形よりは、真っすぐな動線になることで死角がなくなって、恐らく夜間でも安心な環境づくりには寄与するものかなと期待しているところでございます。 ◆大野ゆか   私も1点のみお聞かせください。こちらの上板橋の再開発によって消防活動困難区域が解消されるということで記載がされているんですが、裏面にあります今後地区計画を検討されているこの上板橋一丁目、二丁目、この全体を見ると、再開発で解消されることによってこの全エリアも解消されるのか、そうではなくてこの範囲以外のところについてはまだまだ検討をしなければいけない状態なのか、その点だけお聞かせください。 ◎地区整備課長   防災面のお尋ねかと考えております。まず、このまちの背景といたしまして、実は防災面での課題がある地域と比較的少ない地域がございます。その背景としましては、ちょうど商店街を挟みまして東側が一丁目、西側が二丁目になるんですけれども、この二丁目のエリアというのは実は昭和35年4月までに換地処分が終了した土地区画整理事業、当時の町名で上板橋町七丁目土地区画整理事業というのが既に施行されているエリアになります。そうすると、基本的には区画整理を行いますと道路とか、公園とか、街区というのは狭い道路がなくなりまして広い道路、そうすると基本的に整っているまちということになります。そちら側は防災性の課題というのは比較的低い地域です。今回、この防災性が課題が残るであろう地域は、挟んで東側の一丁目の区域、特に再開発による取組の効果としましては、今委員がおっしゃったとおり消防活動困難区域の解消、これはおおむね解消されます。これの具体的な定義としましては、やはり消防車というのは広い幅員がないと入っていけない。特に塀とかが壊れてしまっても入れる幅員となると、災害時であれば6メートルの道路、かつホースを連結すると140メートル以内にホースが届くというところで、そういった狭い道路しかない地域だとそれが困難であるという区域です。これは基本的に解消されるものと認識しております。一方で、面的にはやはりまだ木造の密集状況であったり、狭隘な道路というのはまだまだ残っていきますので、その中でどのように建て替え時の誘導を図っていくかという視点では、まだ取り組める部分があるというふうに認識をしているところです。 ◆中妻じょうた   この上板橋駅南口も上板南口商店街の昔ながらの商店街の姿がもう既に激変してしまっていて、まちは変わってくるなって思いは本当にありますけれどもね。もちろん進めていかなければいけないと思うんですけれども、先ほど鈴木委員からもお話がありましたとおり全体的なビジョン、もうちょっと言うと高島平だけグランドデザインというのがあるんですけれども、本当は上板橋はグランドデザインが必要なんじゃないかなと。いろいろありますから、ハレーションもあるでしょうから、いつそういうことが言えるかという問題はあるとは思いますけれども、綿密な話合いを大勢の関係者の方々としながら、そういった名前を何と言うかはともかく、全体ビジョンを策定していく必要はあるんじゃないかなというように考えております。私も城北中央公園との接続は気になっていたんですが、これは質問がありましたので、ぜひよろしくお願いしたいということで。あとは上板北口との接続、こちらもやはりちゃんとつなげたほうがいいと。南口、北口との連絡をちゃんとしたほうがいい。行く行くは北口のほうをどう考えていくかって話にしなければいけないと思うんですが、この点はいかがですか。 ◎地区整備課長   上板橋の北口側、まさに今別の課になりますけれども、鉄道立体化推進課のほうでまちづくり協議会を設立をしたというのは先日の5月閉会中の都市建設委員会でも報告させていただいたところでございました。現状の背景といたしましては、やはり上板橋の南口のまちづくりはもう長らく、平成16年の都市計画決定よりはるか前からまちづくりにずっとずっと取り組まれていた地域だと認識しております。一方で、北口ではそのような機運醸成がまだまだこれからの部分があるかなと思っていますので、現状といたしましては南口は南口でしっかりと事業を進めながら将来像を考えていく。そして、北口はまずは機運醸成を高めていった上で、恐らく将来的にはこの南北というものを一体的に見ていくというところは局面として必要なのかなと、将来的には考えているところでございます。 ◆中妻じょうた   もう一つ全体ビジョンということでいうと、上板橋二丁目、上板南口商店街の西側は現在もそのまま残っているという状態なんですけれども、なかなかあれここに東口のイメージ、東街区のでかいビルが、タワマン的なものが建ってすごいですよね。これの反対側が昔ながらの商店街という、これはどうなっていくのかと。多分いろんな思いがあるとは思うんですが、なかなかそのままってわけにもいかないんじゃないのかなと、自然に考えて。上板橋二丁目についてもみんなで話し合うような場というのが必要だと思うんですけれどもいかがですか。 ◎地区整備課長   委員がご質問の上板橋二丁目というのは、まさに商店街の通りを挟んで西側の部分の地域だと認識しております。この地域は、先ほどの背景でも申し上げたとおり、土地区画整理事業が基本的には昭和35年まで取り組まれていた地域なので、基本的な道路とか、公園とか、そういった基盤は整っている地域かなと思っています。一方で、例えば敷地規模の大きい駐車場であるとか、恐らく今後このまちづくりの機運に合わせた形で民間の開発というのももしかしたら促進されていく部分はあるのではないかなと認識しています。その中で、恐らく住環境をどのように維持しながらも駅前との調和を図っていくかという観点では適切なルールづくりというものが必要なタイミングではないかと考えておりますので、委員がご質問のとおり、上板橋二丁目についても二丁目の地域の特徴、背景を踏まえた上での目標、将来像ということを考えていくべきと考えております。 ◆中妻じょうた   細かくはいろいろあるんですけれども、南街区と旧川越街道の接続は大丈夫かなとか、心配事はいろいろあるんですが、あまり細かく言っていてもしようがないので、総じて言いますと、特にこの東街区の整備に伴って全体的な機運が高まってくるんではないかなと。高島平のほうでは、起爆剤なんて言い方をしますけれども、まさに先行区域が起爆剤となって上板橋全体のまちづくりを議論していくのにふさわしい土壌が整っていくというタイミングが近づいているんではないかと。そろそろ上板全体のビジョンを掲げる時期が近づいて、そういうことが可能な時期が近づいているんではないかと思いますけれども、そういったことをぜひ進めていただきたいと思うんですが、いかがですか。 ◎地区整備課長   まさに上板橋のまちづくり、これまでずっと平成16年の都市計画決定以来、長らく合意形成等が進まなかった状況もありましたが、令和5年にようやく工事に着手し、まさにまちの変化が起きているというのが今大きな変化のタイミングだと思います。ですので、このタイミングを逃すことなく、やはりおっしゃるとおり、目標、将来像というのを語り合っていく、それが必要なタイミングではないかということは区としても認識しているところでございます。まさにこのタイミングを逃さないように、まちの皆様と引き続き意見交換をしていきたいというふうに考えているところです。 ◆間中りんぺい   僕もちょっと2点だけ。バスと電車について確認をしたいと思います。さっき鈴木委員からも駅前広場のバスの話が出まして、僕も当然駅前広場にはバスが来るんだろうと思っていますけれども、バス会社は民間なので民間の都合もあると思って、これまであまりどうなっているかというのを聞いたことがなかったので、バス会社が入るのかどうかとか、城北中央公園に行くんだったらその路線が新設されるされないとか。あと、駅前広場から例えば川越街道までバス停をつくるんだったら、どこにつくって、バスの都合もあるだろうから道の形も変わってくるのかもしれないし。そのバスについての現状のやり取りと、もう1点は電車ですね。東上線とのやり取りについてもこれまであまり出てきてなかったので、さっきのお話だとこれから駅前ビルの解体が始まると。中には、これを機に立派な駅ビルにしてほしいという方もいらっしゃるし。でも、商店街なんかはそこに全部入っちゃったら周辺店舗に人が流れてこなくなるという人もいるし。その辺も踏まえて、バス会社、それから鉄道会社とのやり取りとか、今後の計画についてどうなっているかという点を確認をしておきたいと思います。 ◎地区整備課長   まず、お尋ねのうちの1点目、バスについてのお話でございます。委員がご指摘のとおり、バスについては最終的に路線をどのように導入していくかというのはバス事業者が決定していくものであり、区は要望する立場であるというふうに認識しています。この周辺の地域の状況で申しますと、恐らく川越街道の南側、桜川地域等であるとか、周辺には恐らく相対的に公共交通サービスの水準の低い地域というのも恐らくあろうかなと思っています。そういった課題を解決していくために、例えばどのようにバスルートを設定いただけるかというのは重要な視点だと考えておりますので、バスは少なくとも駅前広場には導入できるような線形にはしていきたいということでは考えておりますけれども、路線の導入についても適切な時期に今後具体的な取組をバス会社と協議をしてまいりたいなと考えています。  2点目でございます。鉄道会社との連携でございます。鉄道会社におかれましては、まず動きとしましては2023年の3月にダイヤ改正により上板橋駅が準急停車駅になりました。やはり、2022年から2023年の乗降客数の変化を見ますと、路線全体で言えば5%程度しか上がっていない、東上線全体でございましたから、区内の駅で唯一乗降客数が7%増えたというのが上板橋駅の特徴でございます。恐らくこれは多分に準急停車というのが影響しているのかなと思っております。まさにこういった状況を捉えまして、まちのポテンシャルが高まる時期にどのようにこのまちとしての在り方を考えていくかというのは重要なタイミングだと考えていますので、そういう意味では東武鉄道というのは単なる敷地の所有者とかそういう観点だけではなく、そういう沿線の在り方というのも含めて議論をしていくべきと考えておりますので、それは北側のまちづくりも含めて、併せて我々まちづくり推進室全体で東武鉄道と協議していきたいなと考えているところです。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、板橋駅西口周辺地区のまちづくりの状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。
    地区整備課長   それでは、続きまして板橋駅西口周辺地区のまちづくりの状況についてを資料6によりご説明いたします。項番1の市街地再開発事業についてです。当地区は、3線3駅に囲まれた交通利便性の高い地域でございます。2つの市街地再開発事業により、板橋区の玄関口にふさわしい魅力ある駅前空間の創出や暮らしやすく活気があふれる市街地の形成を目指しております。(1)は、西口地区のご説明です。こちらの地区は、令和4年7月に設立されました再開発組合により昨年度から権利変換計画の作成が進められているところです。今年度内の権利変換計画認可を目指しておりまして、令和11年度の工事完了に向けて事業が推進されているところです。(2)につきましては、板橋口地区の説明です。令和9年度の工事完了を目指して、既に令和4年に工事に着手しており、現在は基礎の工事、土工事が行われているところでございます。なお、4階には区が公益エリアの整備を行う予定でございますが、所管は政策経営部となっておりますので、ご了承願います。裏面をお開きください。項番2は、駅前広場再整備についてでございます。こちらの駅前広場は、戦後の戦災復興事業として区画整理により駅前広場が整備されました。それから、約50年が経過したところです。近年の社会情勢の変化等を捉えながら、交通結節機能や広場機能の更新を図るため、令和10年度の工事完了に向けて再整備を行ってまいります。今年度は、駅前広場に隣接する2つの再開発事業と連携いたしまして、一体的な駅前空間が形成されるよう区がコーディネートを行いながら、道路の線形の検討、トイレ、喫煙所等の施設の設置の検討を含む基本設計を進めてまいります。項番3は、エリアマネジメントについてです。当地区では、板橋口地区の公益エリア整備あるいは駅前広場の再整備、こういったハード面での整備後も公共空間等の利活用によりにぎわいや魅力が持続的に維持向上していくように、ソフトの取組として、エリアマネジメントの推進に取り組んでおります。昨年度は、ワークショップ等を開催し、まちづくりの担い手を求めてきたところでございますが、今年度につきましては官民連携の補助金を活用いたしまして、地域の多様な人材や組織、団体の参加を可能とするエリアプラットフォームの構築に取り組む予定でございます。私からの冒頭説明は以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   1点ほど質問させていただきます。裏面2ページの2、駅前広場再整備の施設についてお聞かせいただきたいと思います。こちら、トイレについては存続を希望する意見が多かったために設置に向けた検討を進めているというようなことだったんですけれども、喫煙所については在り方について継続検討していくという書きぶりになっております。こちらは、区民の意見の聴取はされていますでしょうか。それと併せて、されている場合は、どういう意見の方向性になっているかお聞かせいただきたいと思います。 ◎地区整備課長   喫煙所に関する区民意見というご質問でございます。まず、ここに書きました昨年度実施したまちづくり説明会、こちらは7月に開催したところでございますけれども、こちらでは特に喫煙所のご意見というのはなかったところでございます。一方で、近年駅前広場の整備に向けたワークショップ等も今開催をしているところなんですけれども、そういった意見の中では、やはり現状の喫煙環境の課題というのをおっしゃっている方が多くいらっしゃいました。特に今は駅前広場の中央の島のところにケヤキが生えていまして、その足元に喫煙スペースがあるんですけれども、その辺りになかなか近寄り難いというような雰囲気が中にはあったというところもございました。そういったご意見があったところです。 ◆ひはらみちこ   まだ喫煙所に関しましては意見が少ないといったところで、これからコーディネートとかエリアプラットフォームを設置していくと、これもどんどん意見とかも集まってくるものになるんでしょうか。 ◎地区整備課長   おっしゃるとおり、やはりこの基本設計業務の必須の要件としましては設計条件の確定でございまして、すなわちこういった一つひとつの施設をそもそも設置するかしないか、また設置するとしたらどのような規模、形態であるかがこの業務の基本的な成果要件でございます。当然のことながら、この喫煙所につきましてもそもそもの設置の有無、そして設置の形態、そのあたりを込みで検討していくというところになっています。 ◆ひはらみちこ   喫煙所は喫煙者、そして非喫煙者でやはり意見が真っ二つに分かれるところで、すごく判断も難しいと思うんですけれども、両方の意見を聞いて、設置するのであればここの地域に合った喫煙所の設置等もしていただけたらと思います。 ◆荒川なお   今、私も駅前広場再整備のトイレの施設についてのところで、トイレの設置に向けた検討は進めるというところで、それはある意味トイレって当たり前のことだと思うんですけれども。それで、これから設置するに当たって、今求められるのはただ便器が男女別で例えば1基ずつあればいいとかそういう話ではないと思うんですけれども、どのように設置を考えているのか。あと、面積というか場所をどういうふうなところでというのもあると思うんですけれども、その辺について課題とかお示しください。 ◎地区整備課長   まさに今委員がおっしゃったトイレの規模であるとか位置、これは検討、全て対象になってくると思います。やはり、視点としましてはどのような位置に当然設置するか、そしてどのような規模のものになるか、それは維持管理上どのような維持管理を考えているか、どの程度のコストがかかるか。そういった多面的な、総合的な判断の中で、設置に向けた検討ではありますけれども、そういった部分の設置の在り方については引き続き検討していきたいということで考えています。 ◆荒川なお   そうすると、これまではというのは、どこが管理していたのか分からないですけれども、公園公衆トイレとかなんですかね。ちょっと認識が違ったら、すみません。24時間多分使えていたと思うんですけれども、例えば24時間使えなくなる可能性はあるけれどもいいものができるとか、そういうところまでは。場合によっては、例えばハイライフプラザの施設内とかになっちゃうのかなとかということも考えたりはしているんですけれども、そういうところまで結構幅広くというところなのかもお願いします。 ◎地区整備課長   今、トイレの利用時間等についてのご質問を頂いたと思っています。例えば利用時間のご質問でありますと、恐らく視点としましてはそういった夜間の状況をどのように捉えるか、どのようなニーズに対してこういうトイレはあるべきかというところで、区民もしくは利用者の方にどのようなニーズがあるかというところにかかってくるのかなと思います。一方で、当然維持管理上の問題、コスト面の問題、いろいろあろうかと思いますので、そのあたり我々、駅前広場はあくまで魅力ある空間をつくる一方で、機能も最低限のものは必要なものは持っていく。そのあたりの兼ね合いで検討していくことになろうかと認識しています。 ◆荒川なお   これ意見ですけれども、例えばタクシーの運転手さんなんかは24時とか結構遅い時間、バスの運転手さんだとちょっと時間はあんまり遅い時間はないのかもしれませんけれども、というふうになると、やっぱり今まで利用してきた人たちが最低限利用できるような視点がなければいけないのかなというふうには思うので。最大限今あるものを、今ある部分を残しつつ、そういった様式とかそういうのはもう当たり前なんですけれども、ウォシュレットであるとかそういうところもしっかりと、誰でもトイレも設置できるようにというところでは、最低限やっていただけたらなというふうに思います。  あと、この4番のスケジュールのところで、板橋口地区再開発事業のところで、これはこの表でいくと令和9年、3年後ぐらいに工事が完了するというふうになるかとは思うんですけれども、今どのくらいのところまで工事が進んでいるのかというところ、今後の状況についても細かく分かるところを教えていただけたらというふうに思います。 ◎地区整備課長   ご質問は、板橋口地区再開発事業に関する工事の進捗と今後の見通しについてのご質問かと思います。全体の工事としましては55か月の工事でございまして、着手としましては2022年12月に着手をしたところでございます。今現在は、先ほども口頭で申し上げましたが掘削工事といいまして、具体的には地下を掘っていくところになりますので、その土工事、土の工事と書いて土工事と読みますが、そういった工事の内容を今年度については行っていくというふうに聞いているところでございます。 ◆荒川なお   全体としては、結構こういう工事が延びたりというのは、駅前だからあまり大きいのはないのかもしれないですけれども、基本的には予定どおりでいけているという見込みでいいんですか。 ◎地区整備課長   順調に進んでいると聞いているところです。 ◆大森大   私からも1点のみなんですが、この地域の方々とずっとお話をしていると、圧倒的に多い要望が一つあって、それははっきり言えば交番なんです。板橋駅の北区側には交番があって、板橋区側にはないないので、板橋区で何かあったとき、北区のほうに回って北区の交番で通報すると。そうすると、北区の交番が板橋警察署とかに連絡するみたいな流れになってしまっていて、効率的ではないし非常に治安も悪くなってしまうんじゃないかということを毎回お聞きするんですね。ここは、やっぱり交番を設置するという流れには、この開発に合わせてというそういう話はないでしょうか。 ◎地区整備課長   交番の設置につきましてのご質問かと思います。まず、こちらにつきましては、町会連合会からも毎年のようにご要望頂いている内容だと認識しているところでございます。一方で、当然のことながら交番の設置の判断というのは警視庁になっていますので、基本的には区の立場といたしましてはそういった背景も説明をしながら要望はしていくところでございます。一方で、警視庁としましては、そういった交番の設置であるとか移設、そういった計画というのは現状この交番についてはないと聞いているところでございまして、当面のところその交番の設置を警視庁に求めるというのがなかなか難しい部分があろうかなと思っております。一方で、そういった所轄のはざまといいますか、東が北区側でございまして、こちらは滝野川警察署、そして西口は板橋区の板橋警察署ということで、まさに所轄の警察の所管が分かれてしまうことによるやはり区民利用者の連携が取れないという部分の弊害があってはいけないと区としても考えております。このあたりは、例えば落とし物が以前であれば板橋駅側で拾ったものを滝野川署が受け付けてくれなかったとかということは聞いているんですけれども、最近そのあたりは大分連携が改善されたと聞いておりまして、警視庁のほうでも所轄のはざまの利用者に弊害のないよう、努めていただいていると聞いているところです。 ◆大森大   この開発が成功しますと、人口も爆発的に増えるわけですし、当然にぎわいをつくろうって話を今しているので、にぎわいができれば人がいっぱい集まってくるわけですから。ぜひ私はもう一回強く要望して、実現していただきたいと思います。以上です。 ◆大野ゆか   私からは、3点お聞かせいただければと思います。1点目なんですけれども、板橋口地区の保育施設について、先ほど所管が政策経営部ということでお話を頂いたんですけれども、この政策経営部の方たちがいろいろ検討されるに当たりまして、まちの人の声というのは生で聞く機会ですとか、そういったものは持たれているんでしょうか。 ◎地区整備課長   こちらは政策経営部の話ですので、間接的に得ている情報だけで申しますと、つい直近ですと令和6年3月14日と16日にこの公益エリアの整備に関する説明会を行ったというふうには聞いているところです。 ◆大野ゆか   そうすると、昨年度やられていたワークショップなどで、その担当の方たちも来られてお話をされているですとか、そういったことは特にしていないということでよろしいでしょうか。 ◎地区整備課長   先ほど申し上げましたワークショップというのは、この公益エリア整備とは全く趣旨が違うものでございまして、先ほど申し上げたワークショップというのはどちらかというとエリアマネジメントに向けた、まさに担い手づくりの機運醸成という面での取組でございます。 ◆大野ゆか   ありがとうございます、理解いたしました。2点目なんですけれども、裏面、今後の予定のところの両再開発とのコーディネートというところなんですが、先ほどひはら委員からもありましたが喫煙所のお話、例えば駅前広場に造る、もしくは再開発の中のテナントですとか、そういったところにも入れるという可能性もあろうかと思うんですが、そういったやり取りというのはこのコーディネートの中に入ってくるものなのか、誰が担当されているのか、もし分かれば教えてください。 ◎地区整備課長   こちらの路上喫煙に関する取組、まさに受動喫煙の防止というのは、恐らくまちづくり推進室だけではなく資源環境部との連携というのが非常に重要になってくるかなと思っています。まさに資源環境部のほうで指定しています路上禁煙地区というのも、この駅前広場よりは少し広いエリアで設定されているというふうに認識しています。そういった意味では、この駅前広場の整備と喫煙所の整備をどのように組み合わせるかというのは、まさにもう少し広いエリアの視点で資源環境部と連携して方針を決めていきたいというふうに考えているところです。 ◆大野ゆか   今、他の課とも連携を進めていくということでお話いただきました。成増駅で店舗の中で造られている例とかもあると思いますので、ぜひこの利用者の方々、吸う人、吸わない人の両方にとって心地よい喫煙所ができるようにしっかり連携して進めていただければと思います。3点目なんですけれども、エリアプラットフォームについてちょっとお聞かせいただきたいんですが、そもそものところでお聞かせいただきたいのが、各再開発が完了した後の残る権利者というのは、それぞれのマンション等の管理組合とあとは区、それ以外に何か権利を持つ登場人物というのはいるものなんでしょうか。 ◎地区整備課長   今、エリアプラットフォームの構成員のイメージについてのご質問かと思います。今、委員がご指摘頂いたのはまさに再開発ビルの中の住民の皆様であるとか、あと区であるとか、そういった主体の例示をいただきました。一方で、この地域には例えばですけれども周りには6つの例えば商店街があったりします。さらには、こういった事業者も単に住民の方だけではなく、商業施設の事業者もいらっしゃるかと思います。そして、区に関連する方という意味では、単にお住まいの方だけではなく、板橋に例えばファンになっていただいて、板橋に遠くから来ていただける方であってもここで活動いただけるのではないかなと考えていますので、そういう意味ではお住まいの方が比較的中心にはなるかなとは思っているところでございますが、そういった門戸は広く、区域の外にもいきたいというふうに考えているところです。 ◆大野ゆか   エリアマネジメントと聞くと、例えば丸の内、日本橋とか、そういったところは大きな不動産業者さんがしっかりとマネジメントされているイメージがあるんですけれども、こちらの板橋駅でそれを旗振りをする役割というのは誰が担うのかというのがあまりイメージできなくて、もしあれば教えてください。 ◎地区整備課長   今、対比いただきました都心型のエリアマネジメントというのは、例えば丸の内とかあるかと思います。そちらは、基本的には大手デベロッパーといいますか、周辺の施設の収益につながるような価値向上の取組として取り組まれているケースがあるのかなと思います。やはり、こういったエリアマネジメント活動で課題になりますのは、お金の面であるとか、どのように人を出していくかといったところと、あと具体的な活動の材料であるとか、そういったものがあると認識しています。そのあたりは、中心になるのは今のところまずは区がリードしていく部分もあろうかなと思いますので、どちらかというと参加いただく方にご負担が強くなってしまうと、かえって参加する意欲を減らしてしまうという、ハードルを高めてしまうデメリットもあるかと思いますので、しっかり門戸を広く低く置きながら中心になるような取組というのをちょっと構築していきたいというふうに考えているところです。 ◆大野ゆか   一旦は区がリードしていくということで、お話を伺いました。やっぱり、持続可能で続いていくことがこのエリアマネジメントに大切だと思うので、ぜひそういった視点も含めてよろしくお願いいたします。以上です。 ◆中妻じょうた   板橋駅西口ですが、一番心配なのは駅ビルの公共施設エリアなんですけれども、これは企画総務になっちゃうんで。喫煙所の問題等もこの辺はぜひよろしくお願いしたいと思います。今まで出ていない話でいいますと、せっかくのこの板橋駅とそれから新板橋駅、それから下板橋駅とさほど離れていないので、ウォーカブルなまちづくりということが言われている現在、何とかもうちょっと乗換えの利便性を高める、歩きやすくする、周辺のにぎわいを確保していくというような施策を取っていくべきじゃないかと思うんですけれども、そういった考えはございませんか。 ◎地区整備課長   この地域の特徴として、まさに3線3駅に囲まれている地理的状況であるというのをしっかりと生かしていくというのが、まちづくりにおいて必要な視点であろうと認識しています。特に板橋駅から新板橋駅の乗換えというのは一定程度人の流れが多いところでございまして、1日当たりおおむね1万3,000人程度が往来しているということで、まさに大きな人の流れができていると思っております。一方で、そういったウォーカブルという視点はまさに歩きやすさという意味では安全性を高める取組だけでなく、歩いて心地いい、居心地がよい、そういった観点も含めてウォーカブルだと認識しています。そういった意味では、まさに駅前広場を起点として取り組むべきところではあると認識していますが、一方でそういった各駅をつなぐ軸線をどのように考えていくか、または近くにも例えば観光資源等もあったりすると思います。そういった方々にとって例えば歩きやすい、もしくは歩いて分かりやすい案内みたいなものも、恐らくウォーカブルだと考えています。そういった意味では、もう少し幅広い視点でエリアを捉えながらいろいろな取組というのを考えていきたいと思っています。 ◆中妻じょうた   ぜひよろしくお願いしたいと思うんですけれども、これ道でいうと例えば板橋駅から新板橋駅まで歩こうと思うと、旧中山道のところで信号のある横断歩道がなかったりとか、これなかなか大変なんですよ。そこでもうまた暴論を言っちゃいますけれども、やっぱりペデストリアンデッキなんではないかと。もう何でもペデストリアンデッキで解決しようと思っていますけれども、線路沿いにペデストリアンデッキを伸ばして、ハイライフプラザの横を通して、ビュータワーの後ろのほうにつなげてしまうと。デビュータワーのほうはもう既に歩行者空間がありますから、これは裏側を通して新板橋駅につなげば大分楽に歩けるんじゃないかと思うんですけれども、こういうことを考えませんか。 ◎地区整備課長   駅前のデッキというのは、恐らくまず駅の構造というものが多分に与条件として影響してくるかと思います。板橋駅につきましては、今ご案内のとおり、改札階のほうが下にありまして、地上に向かって出てくる出口動線となっている関係から、デッキがあることによりその駅からの接続がよりスムーズになるという観点ではなかなか課題があろうかなと思います。今、ご質問、ご意見として頂いたのはまさに旧中山道の横断の安全確保という機能をどのように確保するかという視点かと思いますので、そのあたりはデッキも選択肢にあるかというところも研究はしていきたいと思いますけれども、安全を確保する取組というのは様々あるかと思いますので、その中でしっかりと区民の往来の安全確保を考えていきたいと思っています。 ◆中妻じょうた   せっかく駅ビルを造るわけですからね。こことつなげればいけると思うんですけれどもねというところは思っているので。地元のご意見等もありますでしょうから、今日はちょっと投げかけてみたというところで、引き続きの検討をお願いしたいと思います。以上です。 ◆間中りんぺい   1点だけ。板橋区の玄関口をどう再現するかというのが、まちづくり中でもそんなに見えてきていないなと思っているんですね。板橋の玄関口という言葉自体は、向こうの政策経営部とかになっちゃうのかもしれないけれども、他区というかよその地域から板橋区に入ってくる玄関口ですよね。あまり板橋の玄関口が板橋だってあまり、ただ板橋って名前だから玄関口となっているだけだろうぐらいに僕は思っているので。板橋区の玄関口と言ったときに、その玄関口って何なのかというのと、その玄関口を本当に再現しようとしたら住宅と商業施設が調和した駅前にはならないような気がするんですよね。僕はやっぱり玄関口がずっと気になっちゃっているので、本当に玄関口を体現するんであれば、また何かまちづくりのやり方が変わってくるのかなと思うけれども、その辺はどうですか。 ◎地区整備課長   まず、板橋区の玄関口というのは、これはもう地元の方々が以前からまちづくりプランというまさにまちの将来像とか、目標とかを設定する中で、やはりこの地域の特徴としてまさに区の名前を冠した板橋の地域でございます。中山道の歴史のある宿場町としてのルーツという誇りがある地域でございますので、まさにその意味では板橋区の玄関口というのを定めた最大の理由は地元の方々のそういったご意見でございます。一方で、じゃ板橋の玄関口って何なんだというのは、まさにあまり具体化できていない部分があるのかなというのは課題としておっしゃるとおり感じているところです。今回、我々が整備する対象としては、例えば駅前広場がございますし、政策経営部のほうでは公益エリアの整備がございます。そういったところをうまく連動していきながら、駅を降りた方にどのように駅前広場をご覧いただけるか、もしくはそこから公益エリアで利用して例えば区の玄関口をスタートしてどこか区のほうに導いていけるか。そういった区民もしくは利用者の視点で考えるともう少し連携していける部分はあるのかなと考えております。その中で、駅前広場というのがまさに単なる道路の機能だけではなくいろいろな交流機能、例えば憩いであるとか、にぎわいであるとか、そういった機能がより充実することで、恐らく印象も大分変わってくるのではないかなと考えていますので、そのあたりは丁寧に我々コーディネートという業務をやる以上は、両再開発と駅前広場を一体となった利用の目線というのをちょっと検討していきたいとは考えています。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  3時休憩の時間ではありますけれども、委員会終了まで継続をしたいと思いますが、よろしいでしょうか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   それでは、このまま継続をしたいと思います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、高島平地域のまちづくりの状況についてを議題といたします。  本件について、理事者より簡潔に説明願います。 ◎高島平まちづくり推進課長   資料7になります。高島平地域のまちづくりの状況についてご説明させていただきます。まちづくりの経緯につきましては、お手元の資料の項番2のとおりでございます。本年3月に交流核プランを策定するとともに、区とURによる基本協定及び実施協定を締結したところです。これにより、高島平のまちづくりは今年度から実行期へと移行してまいります。本日は、主にこの交流核プランに基づきまして、令和6年度、今年度から始まります具体的な取組についてご報告をさせていただきます。交流核プランにいきますと、3章のところに都市づくりの実現方法という章がございます。こちらに明記してある内容を主に資料のほうにまとめてございます。資料のほうめくっていただいて、2ページ目になります。項番4、(1)、こちらは今年度から、おおむね二、三年かけて委託調査で実施する予定の主な取組になっております。まず、駅前拠点エリア、高島平駅の駅前になりますが、駅前拠点エリアにつきましては高島平駅の駅前を地域の顔となる拠点として、公共機能をはじめとします多様な機能の集積を想定しておりまして、その実現のために公共空間や公共施設等の具体的な検討を進めてまいります。もう一つ、分野別方策といいますのは、長期にわたる高島平の連鎖的都市再生について、関係者間で共通の目標を持ったまちづくりを継続的に進めていく必要がございまして、主にウォーカブルですとか、交通計画ですとか、そういった分野横断的な取組を行うものでございます。続きまして、(2)は今年度都市計画手続を予定しております地区計画による良好なまちの誘導についてでございます。交流核プランの中でお示ししております地区計画の検討区域、地区計画のルール、イメージ、あとは地区計画による誘導イメージに基づきまして、区としての案、これをいわゆる素案と呼んでおりますが、素案を作成いたしました。この素案の内容は、別紙、高島平二・三丁目周辺地区地区計画策定に向けた区案としまして、A4の横の資料になりますが、そちらのとおりでございます。この内容につきまして、今後意見の募集ですとか住民説明会というのを予定しております。資料の3ページ目になります。②今後の予定についてでございます。地区計画の策定に向けましては、素案、原案、案と段階を踏みながら一歩ずつ進めていくことになりますが、説明会ですとか、都市計画審議会を経まして、おおむね来年6月頃の都市計画決定を目指して進めていきたいと思っております。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆ひはらみちこ   1点ほど質問させていただきたいと思います。先ほどもお話ありましたウォーカブルの推進方策につきましてですけれども、今までの議題にも結構上がっていたんですけれども、やっぱり世界的な潮流として、車道の用途を変更して、歩道ですとか、広場ですとか、公共空間に変えていくというのが結構やられているということを聞きました。丸の内ですと歩行者天国化して、それを常時設置したりですとか。あとは銀座スカイウォークの取組等もございます。板橋区としては、こちらの高島平地域では今まで車主体の場所を人主体のものとして車道を減らしていく方向なのか、今現在時点のところをお聞かせいただきたいと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   ウォーカブルに関しましては、交流核プランの中でまずは打ち出しをしております。考え方としましては、特に交流核の中に関しまして、これまで車中心の社会でありましたが、これからのまさにトレンドであります人中心の歩いて居心地のよいまちというのを目指したいというのがまず一つ。そのために、令和6・7・8年度で検討する内容が、先ほど資料の2ページ目にお示しした内容でございます。例えばですけれども、分野別方策のウォーカブルの検討ですとか、交通計画の検討なんかも予定しています。このあたりは現況の交通量等をしっかり把握しながら、将来のこの交流核の中に立地されるであろう施設も想定しながら、この地域の中でどういった交通の在り方があるかというのをまず検討していきたいと。併せて、その中で今の時代に合った、本当に皆さんにとって居心地のいいまちというのはどういうまちか。例えば車道の幅員、車線数含めて本当の在り方もしっかり検討した上で、東京都のこれ都道も含んでいるので、その辺も一緒に協議しながら在り方を検討することがまず今年度から始まるという状況でございます。 ◆ひはらみちこ   現段階での状況をご説明いただきまして、ありがとうございます。もしこれウォーカブルが推進されて、車の車線が少なくなるとドライバーからの反対等も多分出てくるかと思います。ドライバーというと地域だけじゃなくて、そこを通るほかの地域の人たちもドライバーとしてここを通るので、そこの方々の意見とかも、調査が難しいかもしれないんですけれども、そのあたりも含めて計画の方向性もつくっていただけたらなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ◆荒川なお   先日の本会議でも我が会派からも質疑をさせていただいて、ただ答弁があまりよく分からなかった部分もあったので、ちょっとそこに関わるような形になりますけれども、まず、二丁目33番街区のところで、今1,900世帯というか、世帯というか軒ぐらい住んでいるというふうにはなっているんですが、今回この計画で例えば立ち退きじゃないですけども、移転とかは迫られるということがあるとは思うんですけれども、例えばちょっとそのときにどういう状況が想定されるのかというのをちょっとこの間質疑をしましたけども、あまり答弁がよく分からなかったんで、ちょっと再度のような形になりますけれども、答弁を求めたいと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長   33番街区、いわゆる駅周辺エリアと呼んでいるところ、今URの賃貸住宅がございまして、約2,000戸の住宅がございます。ここは、今建て替えのまず対象になっておりまして、建て替える際に新しく建物、賃貸住宅を建てる必要があるということで、昨年度交流核プランとあと区と協定を締結することで、まずはその再整備地区の一角にそういったURさんの建物を建てられるような協議をしていこうという状況が今整いつつあるところなんですけれども、2,000戸ございますので、この中で今後URの賃貸住宅を建築していくことに今後なっていくわけなんですけれども、まだその再整備地区内にどういった建物を建てるのかというのはまだこれから検討が始まるというふうなURの状況が、まず一つございます。ですので、まず具体的な計画がない中ではどういったことというのがなかなか今お答えできる状況にはないんですけれども、やはり地域の方、特に賃貸住宅にお住まいの方のお話を聞くと、やはりいつ自分たちがどうなるのか分からないとすごく不安の声をやっぱりよくお聞きするので、URにもしっかりその辺の不安の声にもちゃんと対応するようにというのは伝えていきたいなと思っています。 ◆荒川なお   そういうのは当然のことだと思うんですけれども、いつどこかで引っ越さなきゃ、しかも50年前に建てられ、ご高齢の方でそのまま住んでいる方も結構いらっしゃるというのは聞いていますので、なかなか選択肢としていないですし。あと、例えば条件によって家賃が下がるってことは多分ないと思うんですけれども、そういう不安とかにもしっかりと、今現在だと自分たちのところはなくなるというところだけの計画になってしまっている。やっぱり、ちょっとその補償までを今後ちゃんとつくらないといけないんじゃないかと思うんですけれども、その辺についてもちょっと考えをお示しいただけたらと思います。 ◎高島平まちづくり推進課長 
     まず新しい建物等の計画がまだ決まっていない中なので、なかなかお答えできる状況に実はないんですけれども、やはり移転となるといろいろご事情もございますでしょうし、新しい建物に本当に移転したいのか、そうでいない場合にどういう選択肢があるのかというのはしっかりURのほうでも考えていただく必要がありますし、家賃に関してもまだはっきりとしたことは実はURは言えないんですけれども、例えばですけれどもURの話を聞けば、新しくそういった建設される賃貸住宅は基本的に設備水準がよくなるというんですか、ハイスペックになっていく状況もございますので、一般的には家賃が高くなる傾向というのはもちろんあると。そういった中で、UR賃貸からUR賃貸へというふうな移転の場合には、そういった家賃が高くなる、差異が生じた場合には一定の条件下で例えば家賃の減額措置みたいなものがあるというふうなのはご案内があったところです。 ◆荒川なお   先ほども言ったように、もう50年住んでいるとかになればもう働いていない方ですので、家賃とかやっぱり限界がありますので。今そういったところもしっかりと示された上で、そうじゃないとただ単に高島平まちづくりをやるといっても、住んでいる人たちがこれから住めるか分からないという状況になってしまって、何のためにやるんだって話になってしまいますので、そこについてはしっかりと。今全然答えは、事実上この間の本会議と同様にないわけですけれども、示されていかなければいけないのかなというふうに思います。  あともう一つ、これ3ページの地区計画のところで、これも今後適切に住民の意見を聞いていくみたいなことも答弁しているんですけれども、このスケジュールを見ると、今年9月にだけ住民説明会というのがあって、あとはちょっとそういう場がなくて、しかも説明なので、どちらかというと区が大体説明会って一方的に説明しているパターンになってしまうんじゃないかということはちょっと心配なんですけれども、そこについても説明をお願いします。 ◎高島平まちづくり推進課長   資料でいきますと3ページ目の②今後の予定となっています。説明会に関しましては、まず6月21日、23日に、今回ご提示します地区計画策定に向けた区案、いわゆる素案への住民説明会をまずは行いたいと思っています。その後、説明会としましては9月に今度は地区計画の次の段階、原案と呼びますけれども、この原案からは都市計画手続、正式な法的な手続になるんですが、そちらに関しても原案の住民説明会を予定しています。この素案、原案、両方ともしっかり説明をした上でご意見を聞く場も設けながら、しっかりそこはお答えしていくというふうに我々も、区としても考えていますし、やはり一方的な説明になってしまうようなことにはならないように、本当にしっかり向き合いたいなと思っております。 ◆荒川なお   今の答弁だと、この2回だけということだと思うんですけれども、ちょっとほかでもやっぱり期間が結局都市計画の決定・告示等も来年6月というふうになっていますので、意外と、今から見たらあと1年しかないわけですから、その2回だけで何かいろんなことが決まっていくというところが、本当にいいのかなというふうには私は思うので。全然違いますよ、説明をするのと、意見を聞くのとでは、やっぱり、そういう意見を聞く場を設けていかなければいけないんじゃないかと思うんですけれども、再度答弁を求めます。 ◎高島平まちづくり推進課長   ご意見を聞く場ですとか、やはりご説明する場、あとは考えを聞いてもらう場ってやっぱり必要だと私たちも、区としても思っていまして、地区計画だけによらずまちづくり全体の動きを何とかしてお伝えしたいと私たち区としても思っているところなので、いろんな形でその辺は説明会という場だけではなくて、そういった区民の方とお話をしたり、ご意見を聞いたり、いろんなお悩みにちゃんとお答えする場というのはいろんな形で設けたいなとは区として思っています。 ◆大森大   今後の予定で、意見の募集というのは3回ほどあるんですけれども、これは高島平の住民のみになんですか、これを募集しているのは。 ◎高島平まちづくり推進課長   ご質問ですけれども、意見の募集がこの資料の3ページ目、②の今後の予定ですとまず6月の最初に素案の意見の募集がありまして、その後、9月に原案に関しての意見書の募集を行い、こちら法的な手続です。あと、最後に案の意見書の募集というのがそれぞれ全部で3回ございます。これまず素案の意見の募集に関しましては、特に対象を設けておりませんので、どなたでも構わないです。原案に関しましては、これが法的な都市計画法の手続になってくるんですけれども、対象としては地権者と言われるものです。いわゆる土地・建物所有者を対象とした意見書の募集となります。説明会にお越しいただく際に、それが別にどちらかどうかで差別するものではないので、そちら全く問題ないんですが、意見書の募集という手続においてはそういった制約が出てきます。そして、最後の案、最終的にこの決定の前の最終段階の案になりますけれども、ここでは地権者によらず、また広く意見書の募集をかけるような手続になっています、ちょっと分かりづらいんですけれども。 ◆大森大   こういった意見書を募集しているって、私は大山在住なんですが、全く知らなかったんですが、これはもっと板橋全域にちゃんと告知するという形でしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   周知の仕方は何パターンか行っていまして、広報いたばし、こちらのほうには掲載しますので、これはかなり広い範囲で、区内全域に広がります。あと区の公式ホームページにも載せます。あと、地域SNSのピアッザ、あとは区の公式SNSにも掲載をしながら周知を図っているところでございます。あと、地域に関しましては町会自治会の回覧板で周知を図るなどを行っているところでございます。 ◆大森大   この高島平地域というのは、特に西高島平って多分たしか23区で1番地価が安い状況だというふうにお聞きしたことがありまして、西高島平って三田線の始発で、大手町まで30分ぐらいで行けるので、あそこの開発がうまくいくと、多分逆に高級住宅地になり得るポテンシャル持っていると。そうすれば、多分三田線沿線って一気に地価が上がっていくと私は思うんですよね。だから、三田線全体に結構関わる開発だと思いますので、ぜひそういった全体の意見というのは集約していただきたいなと思います。以上です。 ◆中妻じょうた   高島平住民ですが、各委員のご意見大変参考になります。本当に高島平も大事な1年になってまいりまして、来年になりますと旧高七小の取壊しが始まりまして、いよいよ本格化していく。この団地の新しい新棟がどういうものになっていくかということがとても重要なんですけれども、ちょっとこれ私失念してたので確認したいんですが、この再整備地区、旧高七小跡地に建てられる団地の新棟の戸数って、あくまでこれ比較としてお聞きしますが、この新しい団地の新棟の戸数と現在の2-33-1号棟の戸数で比較すると全部収容できたりするんですか。 ◎高島平まちづくり推進課長   すみません。ちょっと戸数に関しての詳細は、後ほどお答えしますが、まず計画に関しては、今の再整備地区に予定していますURの建物というのはまだ実は計画が決まっていませんので、戸数に関しては分かりません。今の33番街区全体でいけば、先ほどお話しした2,000戸弱の戸数がございまして、その辺のまだどのぐらいを想定して新しい再整備地区に計画されるかというのはまだ未定でございます。 ◆中妻じょうた   これURの計画はこれからなんで、あくまでも私個人の想定としておきますが、常識的に考えれば2-33-1号棟に最初に手につけるんじゃないかと普通思うんですよね、駅前開発を考えたら。そう考えると、2-33-1号棟の方々が心配されるんじゃないかと、どういうふうに考えていったらいいか、参考としてお伺いしましたんで、これはまた今後のURの発表等も待ちながらお伺いしていきたいと思っております。交流核形成まちづくりプランの話に戻しますけれども、こちら私も提案してきたペデストリアンデッキですとか、水害対策も踏まえた団地の在り方といったことをかなり盛り込んでいただいて、本当にありがとうございます。これ、何で私がペデストリアンデッキをずっと言い続けてきたかというと、車との共存が必要だからですね。板橋区というのは、北部と南部で結構車に対する考え方が違います。北部のほうでは、やっぱり車がないと困るねという考え方が大きいと思うんですね、戸建ても多いですし、駐車場とセットになった建売なんかもかなり多いので。そういうことを考えると、本当に板橋というのは板橋宿と言われているとおり、もともとその境界線、ボーダーなまちだと。今、高島平というのは本当郊外なのか、都心なのかというそのボーダーにあるまちとして、どういうふうに位置づけるかという考え方が非常に重要で、そのために、私は総括質問では駐車場の確保が非常に重要だということを申し上げてきました。それとウォーカブルを両立させるためにはペデストリアンデッキだと、こういうふうに申し上げてきたんですね。今のところ、交流核形成プランはそういったことを大分踏まえてつくっていただいていると思うんで、大変よくご理解いただけているなと思うんですけれども、このペデストリアンデッキをどこまでつなげるかというところについては、住民からもご要望が寄せられておりまして、区民館、地域センターまではつなげてほしい、こういうご意見があるわけですけれども、どうでしょうか。そこら辺まで延ばせるものでしょうか。 ◎高島平まちづくり推進課長   ペデストリアンデッキという構造物というんですか、どこまでつなぐかというのはまだ本当に今年度から具体的に検討をしていくところです。交流核プランの中で実はうたっている一番の肝というんでしょうか、ポイントとなるのはデッキで全てを区の施設で何から何までをつなぐというよりは、せっかくこの再整備地区と駅周辺エリアで建物も併せて施設が建築されていくので、建物の一部をうまく使いながら建物同士をつなぐような計画で、結果としてそういったペデストリアンデッキというのか、歩行者のネットワークがつながっていくような計画を今想定しております。それがちょっとどこまで延ばせるかというのはまだこれからの話と、あとは連鎖的都市再生と呼んでいます、段階的に計画は進めていくので、その辺順番順番にやりながらもしっかりネットワークが構築できるようにというのは、しっかり今年度から検討してまいりたいと考えています。 ◆中妻じょうた   そういった、既にもう計画、説明会も行われて、いろいろなご意見も出てきていますので、ぜひしっかりよりよいものを考えていただきたいと思います。あとは、やっぱりこれしつこいようですが、どうしても言わなきゃいけないのは駅前広場、絶対必要だと思っているんですけれども、今のところ交流核形成プランではそこのところが曖昧であると。今回の6月21日、23日の住民説明会ではそのあたりの進展がお聞きできたりするんでしょうか、いかがですか。 ◎高島平まちづくり推進課長   駅前広場というんですか、いわゆるそういう乗換え機能も含めた機能みたいなものがどうあるべきかというのはこれから今年度、この資料でいきますと2ページ目の今年度取り組むべき中の例えば交通計画ですとか、ウォーカブル推進方策みたいなところで、現状を把握しながら、将来の需要も予測しながら検討していくべきことの一つなのかなというふうには考えています。今月の21日、23日の説明会は、あくまでも地区計画のこの素案のご説明になってくるので、この地区計画の素案の中に盛り込まれる内容のまずはご説明になるので、ちょっとその先にある検討結果みたいなものには及ばないというふうに考えています。 ◆中妻じょうた   まだまだ議論が必要だと思いますので、引き続き、住民説明会にもいつも私は出席して住民のお話を伺っていますけれども、またちょっとどっちかの日で行きたいと思っていますので、この場で発言しませんけれども、よろしくお願いしたいと思います。交流核形成プランからちょっと外れるんですけれども、ちょっと西高島平の話が出ましたんで、これもちょっと申し上げたいと思いますけれども、高島平四丁目、五丁目というのは高級住宅街として設計されたものなんですね。あそこは敷地面積も広く、地区計画もしっかり組まれていて、高島平団地に住んでいた若い方々の収入が増えて、高島平四丁目、五丁目に住んで、こういった家族を育てられる、子育てにいい、老後も安心して暮らせるという、そういったライフプランに合わせて高島平の中を移動していっていただくというイメージでつくられたものなんですが、課題としては団地のほうが高齢化していってしまって、高島平四丁目、五丁目というところの活気がちょっとなくなってきている。そういう中で、もともと広い敷地だった高島平四丁目、五丁目エリアの敷地を分割したりとか、あるいは単身向けのワンルームマンションにしてしまうとかということが出てきていて、そのために賃料としてはちょっと安くなるケースが出てきているといったような、50年前の想定と違う状態に高島平や西高島平がなってきているというそういう背景があると思うんですよね。西高島平については、もう本当に単なるもう終点、ぶつ切りの終点という状態をいかにして脱出するかということが本当に大事で、西高島平については、道の駅を造れとか、バスターミナル、タクシープールを造れと言っていますが、これはもうしつこく言っていきますけれども、今後西高島平駅周辺についてもう少し計画をちゃんと見える形で出していってほしいというふうには思うんですけれども、この点はいかがですか。 ◎高島平まちづくり推進課長   西高島平につきましては、課題認識はもちろん持っております。今取り組んでいるのは、あくまでも高島平の交流核と呼んでいる、まずはここからというのが今の区の考えであります。ただ、ここで終わらせないようにするのが使命だとも考えていますので、交流核から重点地区へ、重点地区から高島平全域というのが、私たちグランドデザインから続いているこの区の本当の考え方になっているので、その課題認識とそういったタイミングというんでしょうか、ちゃんと捉えながらこの効果をしっかりとほかの駅にも波及させられるように取り組んでいきたいなと思っております。 ◆中妻じょうた   ぜひよろしくお願います。以上です。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、所管事務概要についてを議題といたします。  本件については、今後の調査等に向けて、事業の現状や所管の範囲を確認するための議題となりますので、特段の質疑がなければご了承願います。質疑につきましては、現状確認程度にとどめ、意見や要望を述べたり、理事者に見解を求めるのは他の機会に行っていただくようお願いいたします。また、質疑の際は所管事務概要のページ数を述べていただいてから質疑くださるようご協力をお願いいたします。 ◆荒川なお   43ページの9番のところ、こどもの池の利用状況についてなんですが、まずここには昨年度の経過がいろいろ書いてあるんですけれども、令和4年度と比べてどういうふうに変化したのか。開催日とかはちょっと大きく減ったというのはいろいろと出ているんですけれども、特徴的なところ、あと運営協議会とかからどういう声があり、この1年間で変化があったのか、その辺をお聞きしたいと思います。 ◎北部土木サービスセンター所長   まず、令和4年度の利用の状況につきまして、こちらの43ページに出ております表の流れに沿って答弁したいと思っております。まず、南部におきましては運営施設が7か所、開催日時は23日間で南北部変わりはありません。利用人員ですけれども7,714人。その内訳ですが子ども4,500人、付添人が3,214人となってございます。それから、1施設の1日当たりの平均の人数ですけれども、48人となってございます。続きまして、北部です。施設数が8か所、開催日時は23日で同じ。利用人員が5,396人で、内訳は子どもが3,188人、付添人が2,208人。1施設当たりの1日の平均人数が30人となってございます。全体合計が施設数で15施設。次、利用人員が1万3,110人です。内訳、子どもが7,688人、付添人が5,422人、1日の平均が38人とこのような状況になってございます。協議会からの声につきましては、令和4年度はちょっとまだコロナのこともありましたので、一部その利用を制限するなどを行っておりました。それから、令和5年になってコロナが5類に移行されたということから、フリーな状態で開催をしたわけですが、ただ非常に暑い日が多くて、どうしても暑さ指数との関係で開催が限られたというようなことがあったということで、そのあたりは何とかならないかというようなお声を昨年度頂いたというような状況でございます。 ◆荒川なお   今、暑さ対策というところは、今年も求められてくると思うんですけれども、それは何か特別去年度と今年度で何か、場所とかにもよるのかもしれませんけれども、ここではこういうふうにやるとか、ちょっとそういうのがもし具体的にあればお示しください。 ◎北部土木サービスセンター所長   本年度、令和6年度につきましては、暑さ指数に関しましては昨年と同じ基準で実施はいたします。ただし、昨年度までは1日通し、朝9時から午後1時でしたか、通しでやるという前提の下、熱さ指数でもう前日からその数字が出ちゃうということになれば、もう1日中止という体制で行っておりましたけれども、本年度は二部制、朝は9時から11時までの一部、それから二部として11時から13時。おのおのの二部制を取ることにいたしまして、こうすることで比較的9時から11時というのは割と暑さ指数が上がりにくいという傾向が昨年度の感じから見てもありましたので、それによっては実施が僅かな2時間ですけれども、実施が可能になるのではないかというふうに考えております。特に暑さ対策というか現地の対策につきましては、でき得る限り現地の状況にもよりますけれども、日陰をつくる対策というのはできる限り取っていきたい。いかんせんこれ現場のプールの施設の状況によりますので、完全に囲むとかそういうところは無理ですけれども、できる限りの範囲を考えてつくっていきたいというふうに考えております。 ◆荒川なお   あと、運営施設数が去年度もその前も15か所というふうになっているんですけれども、今年度は何か所かもう決まっていればお示しください。 ◎北部土木サービスセンター所長   本年度、令和6年度は、南部で1施設増、北部で1施設増、計2施設増ということになりまして、昨年の15施設から17施設に増えるという状況でございます。 ◆荒川なお   後で、今年のやる場所を具体的に資料で頂けたらと思いますので、お願いします。 ◎北部土木サービスセンター所長   資料につきましては、また後ほど南北合わせた形で資料作成したものを事務局を通してお渡しできるように準備いたします。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、調査事件でありますが、引き続き都市計画及び都市基盤整備等の区政に関する調査の件につきまして、別途議長宛て継続調査の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、行政視察につきましては、お手元に配付しております案のとおり、地方都市における施策を参考とするため、8月22日から23日にかけて、岩手県盛岡市では河川空間とまちの一体的な整備による賑わい創出の取組について、宮城県仙台市では多様な主体との連携によるまちなかウォーカブル推進事業について視察する旨、別途議長宛て行政視察の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、都市建設委員会を閉会いたします。...