• "農業委員会報告"(1/2)
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  1. 板橋区議会 2021-02-16
    令和3年2月16日区民環境委員会-02月16日-01号


    取得元: 板橋区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-09
    令和3年2月16日区民環境委員会-02月16日-01号令和3年2月16日区民環境委員会  区 民 環 境 委 員 会 記 録 開会年月日  令和3年2月16日(火) 開会時刻   午前10時54分 閉会時刻   午後 2時31分 開会場所   第3委員会室 議   題  別紙運営次第のとおり 出席委員  委員長     山 内 え り       副委員長     安 井 一 郎  委員      小野田 み か       委員       こんどう秀 人  委員      吉 田 豊 明       委員       しいな ひろみ  委員      大 野 治 彦       委員       し ば 佳代子  委員      田 中 いさお 説明のため出席した者  区民文化部長    森     弘     産業経済部長    堺   由 隆  資源環境部長    渡 邊   茂     地域振興課長    町 田 江津子  文化・国際交流課長 折 原   孝     スポーツ振興課長  金 子 和 也
     産業振興課長    木 内 俊 直     赤塚支所長     宮 津   毅  環境政策課長    田 島   健     資源循環推進課長  新 井   悟  板橋東清掃事務所長 森 下 真 博     板橋西清掃事務所長 木 村   徹 事務局職員  議事係長      龍 野 慎 治     書記        岩 渕 真理絵                区民環境委員会運営次第 1 開会宣告 2 署名委員の指名 3 報告事項  (1)「いたばしNo.1実現プラン2025」について(3頁)  (2)農業委員会報告について(18頁)  (3)東京二十三区清掃一部事務組合議会会議結果について(18頁)  (4)専決処分の報告について(直営清掃車両によるごみ収集作業中に発生した事故に係る示談処理)(18頁)  (5)「板橋区災害廃棄物処理計画」の素案について(19頁)  (6)「(仮称)板橋区地球温暖化対策実行計画(区域施策編)2025」策定に係る素案について(27頁)  (7)区民環境委員会関係組織改正について(41頁)  (8)「いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2025」(原案)について(43頁)  (9)板橋区立文化会館大・小ホール天井板落下防止工事について(49頁) (10)キャッシュレスポイント還元事業実施結果について(52頁) 4 継続審査の申し出について 5 調査事件について    地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件(55頁) 6 閉会宣告 ○委員長   ただいまから区民環境委員会を開会いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   初めに、署名委員でありますが、分科会と同様にこんどう秀人委員、しば佳代子委員、以上、お二人にお願いいたします。  本日の委員会は、緊急事態宣言下での開催であり、案件も多数ございますので、各委員、理事者におかれましては、簡潔な質疑、答弁、そして円滑な議事運営にご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   それでは、報告事項に入ります。  初めに、「いたばしNo.1実現プラン2025」については、個別の事業に対する質疑となりますので、説明は省略し、直ちに質疑を行います。  質疑につきましては、お配りしております資料の別紙2、質疑応答担当所管一覧の範囲内で質疑を行っていただくとともに、先ほどの分科会同様、事前に提出いただいている理事者の範囲内で質疑していただくようご協力をお願いいたします。  質疑については、事前に申出をいただいておりますので、小野田委員、吉田委員の順番で行います。  初めに小野田委員。 ◆小野田みか   おはようございます。よろしくお願いいたします。  それでは、質問させていただきます。  いたばしNo.1実現プラン2025の31ページのブランド戦略についてなんですけれども、絵本のまちについて質問させていただきます。  こちらの絵本のまち、板橋区は絵本のまちとしてブランディングを考えていらっしゃるということで、今年の3月に中央図書館も開館するとお伺いしておりまして、インスタグラムのほうもフォローさせていただいておりまして、どんどん新しい図書館ができていて、イタリアのすてきなアーチとかができているのも拝見しているんですけれども、先日、令和3年度プレス発表で、屋外で空と緑のおはなし会ですとか、春のおはなし会、音読イベントなどを企画していらっしゃるという、いろいろな新しい企画のお話もお伺いしております。  その中で、先日もお伺いしているんですけれども、例えば子育て中のお母さんたちですとか、会社員の方ですとか、ご高齢の方ですとか、大人向けの癒やしや楽しみ、趣味としての絵本という視点もぜひ区から発信していただきたいなという思いがございます。  先日、私の一般質問をさせていただいたときに、区議会だよりに大人向け絵本のお話をご紹介いただきましたら、区内の方から数名お手紙を頂きまして、ぜひ大人向けの事業も充実させてほしいというお言葉をいただいているので、「いたばしNo.1実現プラン2025」の中に、せっかく中央図書館もオープンするこのきっかけで、大人向けの例えば朗読会の開催や絵本づくりワークショップなどの事業の展開を希望いたしますが、そこら辺についてはどのようなお考えか、あとこちらのいたばしNo.1実現プラン2025のほうに記載していただけるのかどうか、お聞かせいただけますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ただいま絵本のまちを通じた大人向けの事業というお話をいただきましたけれども、この絵本のまちブランドを推進していくためには、絵本という文化のツールを活用して、需要であったり、供給であったり、消費、そういったものを生み出す社会づくりというのが最終的な目標と考えております。  大人向けの絵本というところも、そういった部分で一端をなす部分だと思いますので、文化・国際交流課、当課では、美術館を所管しておりますので、やはりそういう側面からいうと、創造階級というんでしょうか、デザイナーさんであったりだとか、あとは作家の方ですね、そういった方との関係というのが非常に近しいものがありますので、そういった部分でそういった大人向けの絵本と絡めた事業展開というのも構築、考えていきたいと思っております。  あと、美術館のほうでもいろいろとワークショップをやっておりまして、ボローニャの絵本原画展などにおいても、絵本作家を目指すためのいろいろなワークショップをやっておりますので、あと来年度は絵本関係でポール・コックスというフランスの方を招いた、絵本作家としても有名な、様々な分野で活躍している方ではあるんですが、そういうところでもちょっと大人を交えた、大人への絵本の推奨というものを交えた事業も検討はしてみたいと考えております。  以上でございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。絵本というと、やっぱり子ども向けというイメージが皆さんの意識の中に結構強くて、大人が絵本を読むのがちょっと恥ずかしいとか、少しそういうハードルがあるのかなというふうに感じているので、板橋区がせっかく絵本のまちっていう、とてもいいブランド戦略を考えていらっしゃるので、板橋区から大人に向けた絵本ということを発信して、ぜひ大人向けの絵本の先駆的な存在になって、ほかの自治体もまねするような、そんな事業というか、取組をしていただけたらなと思っております。このブランド戦略の中に大人向けという言葉を入れるのはちょっと難しいということでしょうか。  また、ワークショップというのは、今までは子ども向けの絵本づくりワークショップだけだったと思うんですけれども、今考えていらっしゃる、今おっしゃっていたワークショップは大人に向けてということも考えていらっしゃるのかどうかお聞かせください。 ◎文化・国際交流課長   大人向けの文言の追記に関しましては、いただいたご意見をですね、こちらを作成している部署が政策企画課のほうになるんですけども、情報を共有させてもらいまして、検討はさせていただきたいと思います。 ◆小野田みか   ありがとうございます。あと、ワークショップの開催についてなんですけれども、今までは子ども向けだけでしたけれども、今後は大人向けの絵本づくりワークショップも考えていらっしゃるという認識でよろしかったでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   おっしゃられたとおり、今年度はちょっと残念ながら、コロナの影響で大人向けのワークショップは開催できなかったんですけど、実は例年夏に行っているボローニャ国際絵本原画展でも、大人向けのワークショップを開催しておりまして、次回、来年度以降については、そこをしっかり復帰するような形で、大人向けのそういった絵本づくりのワークショップというのも開催していきたいなと思っております。 ◆小野田みか   ありがとうございました。  次に、同じページ、31ページのモンゴル国「文化・教育交流協定」についてなんですけれども、ちょっと今、コロナ禍で国際的な交流というのは難しいのと、ちょっとそういう時代でもありますので、タイミングが合わないかと思うんですけれども、せっかく区民環境委員会に所属させていただいておりますので、このタイミングで申し上げさせていただきたいと思います。  板橋区は、モンゴルと姉妹都市として、以前は文房具とかを送ったりして、交流をされていたと思うんですけれども、私も自分のカシミヤの仕事で、議員になる前は年4回ぐらい、モンゴルに行っておりまして、やっぱり日本の国土の4倍に300万人ぐらいしか人口がいないので、かなり広い広大な土地で、日本では想像もできない規模の大草原が広がっていて、360度見渡す限り草原という、物すごい体験をできる国なんですね。  せっかくこのような国と姉妹都市なので、以前、板橋区でも子どもたちで興味のある子どもは、有料でモンゴルに行ったりという交流をしていたとお伺いしているんですけれども、近頃はそういう取組がないということなのですが、例えば不登校の子どもとか、鬱病の子どもですとか、もちろん健全な心の持ち主の普通の子どもでもいいんですけれども、子どもが小学校とか、中学校のときに、そういうところに行って、大草原で馬に乗ったりとか、そういう体験ができたら、やっぱり大人になってからの心の財産になると思っておりまして、ぜひ姉妹都市なんで、そういう取組もまた再開というか、考えていただきたいなと思っておりますので、今はちょっと難しいんですけれども、そこら辺についてのお考えをお聞かせいただけますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ありがとうございます。今、現状でコロナのこういう状況もありますので、先方のモンゴル国との状況の共有という関係で、いろいろ連絡を取り合っているところなんですけど、先方のほうも、引き続き板橋区との交流をどんどん深めていきたいというご意見をいただいておりますので、区としても、今は自治体同士の交流という部分がどうしても強調されてしまう内容なんですけども、いずれは住民同士のおっしゃられたような学校、子どもたち同士の交流であったりとか、そういったところに最終的にはつなげていきたいと考えておりますので、アフターコロナの機には、ぜひそういった事業を実施できるよう準備を進めていきたいと考えております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。やはり東京のこういうごみごみした中でずっと生活しているんですけれども、たった5時間ぐらいで直行便だと行けるところで、現地の人との触れ合いとかも、動物とかの触れ合いとかも大変貴重な体験になると思いますので、モンゴルのほうにも、子どもたちを受け入れるような遊べる施設みたいなものもございますし、あと経済的にも比較的物価が安いので、行きやすい国かなと思いますので、ぜひ数年後、もしコロナが収束しましたら、よろしくお願いいたします。  次、このままお伺いさせていただきます。  31ページの板橋ブランド戦略事業のところなんですけれども、これは簡単な質問なんですが、300万円の予算がついているんですけれども、この内訳が板橋オプトフォーラムの開催に約200万円なんですが、そのほか100万円の内訳を教えていただけますでしょうか。 ◎産業振興課長   こちらのほう、100万単位ということなので、200万を超えていたので、繰り上がって300万というところで、予算的には板橋オプトフォーラムの予算となっております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。  もう一つ、最後に質問させていただきます。52ページの18番についてなんですけれども、企業誘致促進PR、1件というところについて質問させていただきます。  こちらの令和3年度の企業誘致促進PR、1件の予算がお幾らかということと、あと今、コロナで世の中がかなり大きく変わってきて、いろいろ区内の中小企業も大変な思いをされている方が多く、悲しいかな、閉業してしまう企業も多いと思うんですね。  そんな中で、やはり新しいライフスタイルに合わせた新しい産業、会社というか、企業も生み出される時期だと、大きな変革の時期だと思っておりまして、今の時点でアフターコロナも視野に入れながら、ベンチャー企業、こちらにも書いてあるんですけれども、予算の概要の37ページにも書いてあるんですけれども、新しい企業の誘致やベンチャー企業とか、起業家の支援というのはとても大事な取組になってくると考えておりまして、創意工夫を凝らして、企業誘致に力を入れていってほしいと思っております。  その中で、52ページの企業誘致促進PR、1件というところの内容、どんなPRをされたのかということと、漠然とただ企業の誘致をしているのか、それともある程度例えばIT関係とか、若い起業家に向けたPRなのか、ターゲットを絞ってPRされたのか、そこら辺についてちょっと詳しくお聞かせいただきたいと思います。 ◎産業振興課長   こちらの企業誘致促進というようなところでは、今後、できれば板橋に特に工業関係の部分で来ていただければというようなところで、PRする部分でのホームページ等で検索すると、板橋のホームページのほうでつながるというようなところをお願いしているところでございます。  そういった形で進めていく部分等ございまして、今後、特にベンチャー企業というようなところで、こちらは今年度から始めているのですが、賃料の補助というようなところをやっているところでございます。特にベンチャー企業については、最大家賃の2分の1で、上限を20万ということで、一般のところですと10万にしておりますので、そういった部分でベンチャー、新たな挑戦をしていくような企業さんたちが、できるだけこちらに来て、板橋区に根づいていただけるようにというようなところのきっかけづくりということで行っているところでございます。  予算については、およそ190万というようなところで行っているところでございます。それが企業誘致の促進事業で、ベンチャー企業等については、およそ3,700万ということで、家賃の助成をしていきたいというようなところで出ておりますが、ここ自体には具体的には数字としては、また別途出ているところではございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。PRについて、ちょっと分からなかったので、もう少し詳しくお聞かせいただきたいんですが、PRから板橋区のホームページに飛ぶということなんですけれども、そのPRというのはどういう画面だったんでしょうか。 ◎産業振興課長   具体的には、ヤフーとか、グーグルで検索する際に、リスティング広告ということで行っておりまして、こちらのほうはウェブのマーケティング業者のほうに委託させていただいているところでございます。いろいろと誘致に関するPRだけではなくて、技術支援であったり、産業見本市などのソフト事業、こういったものも幅広くPRしていきながら、板橋区の産業というようなところで着目していただけるような取組でございます。 ◆小野田みか   すみません、勉強不足で申し訳ないんですけれども、リスティング広告ってどういうことなんでしょうか。 ◎産業振興課長   例えば検索するときに、事業用地とか、工場とかというようなところで、板橋区というようなところが検索すると上位のほうに出るには、グーグルのほうでそういう操作をしてもらうために、できるだけ、それをお願いする、お金を払って、上のほうに出していただくというような形でございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。SEOとか、そういうのかなというふうに何となく、私、詳しくないんですけれども、思ったんですけれども、そういう仕組みをつくって、板橋区のホームページを上のほうに上げるということですよね。  板橋区のホームページの産業に関するところのPRということですか、それとも板橋区全体のPRということですか。ベンチャー企業とかの誘致に関して、そこを産業振興ということでやっていらっしゃるのかどうか。 ◎産業振興課長 
     板橋区というよりは、板橋区の産業というようなところで限定したものでございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。そうしましたら、リスティング広告で産業振興の部分が上に上がってくるような仕組みをつくるために、企業に外注して、190万円を支払って、PRしているという認識でよろしかったでしょうか。 ◎産業振興課長   委員おっしゃるとおりでございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。そうしましたら、やはり先が見えないコロナの時代ですので、ライフスタイルの変化が起こっておりますので、現状、もちろん商店街のにぎわいですとか、空き家とか、公衆浴場とか、いろんな取組があると思うんですけれども、現状を維持しながら、やはり新しい将来への投資というところで、企業誘致とか、ベンチャーとか、起業家の支援というところにも、しっかり力を入れていっていただきたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。  以上です。 ○委員長   それでは、次に吉田委員の質問を行います。  理事者入退室のため少々お待ちください。          (理事者入退室) ◆吉田豊明   よろしくお願いします。  まず、地域振興課にお聞きしたいんですけれども、いたばしNo.1実現プラン2025の93ページ、経営革新計画なんですけれども、ここの区民集会所、廃止対象が9か所、陳情でも清水町集会所が入っています。それから、検討対象が8か所、検討・調整・対応ということで、令和6年度、7年度まで続いています。実施計画のほうでは全く書かれていません。具体的な状況は今どうなっているのか教えてください。 ◎地域振興課長   こちらは公共施設のあり方検討ということで、集会所が今おっしゃったように廃止対象9か所、そして検討対象8か所ということで、令和5年度まで検討・調整・対応というような矢印を引いているところでございます。  まず、廃止対象のほうなんですけれども、こちらは地域や利用者のご意見を踏まえながら、建物の老朽化や併設施設の状況に応じて、廃止に向けた調整を進めていかせていただきたいと思っております。ただ、廃止に当たりましては、跡地活用も含めて、ご説明できるようにしなくてはいけないので、検討と調整を進めさせていただくということでございます。  なので、一応5年度までという矢印があるんですけれども、決まり次第、例えば実施計画に乗せるなり、もしくは地域の方へのご説明、議会への報告などを重ねながら進めていくようになります。具体的には、廃止対象9か所の中の前野町三丁目と山中児童遊園のものについては、実施計画のほうに除却の日程が載っておりますので、そういったような形で反映させて進めていくような形になってございます。 ◆吉田豊明   議会への報告と住民への協議と報告、よろしくお願いしたいというふうに思います。  今ご発言があった68ページの実施計画のほうの地域コミュニティの活性化と協働の推進、事業名は区民集会所の改築等という中で、令和3年度、来年度に前野町三丁目の集会所のアスベストの調査が始まります。そして、その1年後には、除却が行われます。  つまり建物を壊すということだと思うんですけれども、ご存じのように前野町三丁目集会所は、まえの福祉作業所が入っているところで、当初の計画では、前野地域センターに福祉事務所が入って、その玉突きという言葉がよく使われましたけれども、前野ホールに地域センターが移るという計画だった。  エリアマネジメント自体も今止まっているので、分からないんですけれども、こうした中で前野町三丁目集会所が除却されるということになると、当初の計画は、そういう方向では進まないというふうに理解してよろしいのですか。 ◎地域振興課長   私の認識している範囲内のことでお知らせしたいと思います。  前野町三丁目集会所には、併設にまえの福祉作業所がご存じのとおりございます。こちらにつきましては、今、おとしより保健福祉センター内へ移転するという方向で調整しているというふうに伺っております。時期につきましては、こちら経営革新計画の006番に載っている障がい者福祉施設のあり方検討のところのページを見てみますと、年度別計画には令和3年度に結論・対応となってございますので、このスケジュールで見れば、令和3年度中に移転するというような方向で動くのではないかなというふうに私の中では認識しているところでございます。 ◆吉田豊明   そうすると、まえの福祉作業所のことは決着済みの方向で進んでいると。担当が違うから、答えられないことはあれなんですけれども、でも前野町三丁目集会所の除却が再来年に行われますから、まえの福祉作業所が地域センターに入るとなると、そのことは当然ここには書かれるべきことですよね。だから、玉突きのほうは、現状はペンディングになっているというふうに理解してよろしいですか。 ◎地域振興課長   もう一度お話しします。まえの福祉作業所は、おとしより保健福祉センター内のほうに行きます。それにあわせまして、まえの福祉作業所がなくなり、なくなった後に前野町三丁目集会所を除却するということで、建物自体が全てなくなるという計画で進んでいるところでございます。 ◆吉田豊明   そうすると、玉突きの考えはなくなったことでいいんですねということなんです。 ◎地域振興課長   前野につきましては、番号が001番の公共施設の集約・複合化の推進ということで、今までエリアマネジメントと言っていたところにつきましては、令和5年度、結論となっておりますので、ここの状況につきましては、政策企画課のほうで進めております公共施設の集約・複合化の推進の検討の中で調整を図っていく状況になっております。 ◆吉田豊明   今度、変わりまして、資源循環推進課なんですけれども、実施計画の54ページ、廃プラスチックの分別回収に向けた基礎調査が来年度から始まり、モデル地区による調査、それから調査を踏まえた事業検討というふうになっています。  それで、今後プラスチックごみの分別回収に向けての事業だと思うんですけれども、どのくらいの期間で実施しようというふうに考えているのか、またそれの重要性についてどう考えているのかについてお聞かせください。 ◎資源循環推進課長   こちらは廃プラスチックの分別回収というところでございます。この回収を区民の皆様方にお願いするというような形になるわけなんでございますが、その時期につきましては、まだ現在、今のところでは未定ということになっております。  実際来年度、令和3年度に廃プラスチックがどのぐらいごみの中に混じっているのかといった調査から始めまして、令和4年度には一部の地区の皆様方にもアンケート調査等行いながら、どういうやり方が適切なのかというのを検討した上で、実施年度を決めていくというようなことでございます。  また、廃プラスチックの分別ということに関しましては、国等でも製品プラスチック等も一緒に一括してというようなお話等もございます。それらも踏まえた上で実施年度を決めると同時に、やはり板橋区としましても、分別収集、ごみの減量化ということに関しては、喫緊の課題というふうには捉えているところでございます。 ◆吉田豊明   プラスチックの分別回収の重要性についてもう一度お聞きしたいと思います。 ◎資源循環推進課長   現状では、今、可燃ごみで収集しまして、清掃工場のほうで燃やしているというような形になっております。サーマルリサイクルというような形になっているところでございますが、ただ燃やすということでなく、きちんとまた同じようにプラスチックとして生まれ変わらせるというようなこととか、ただ燃やすということではなく、きちんとリサイクルというようなことで進めていきたいというふうに思っているところです。 ◆吉田豊明   CO2を削減していくという点でも重要な点ではないかというふうに思うんです。それで、未定ということなので、進行を確認、状況を見ながら、決まり次第、議会に報告のほうをよろしくお願いします。  それから、その上のところなんですけれども、いたばし環境アクションポイント事業についてお聞きします。  来年度から始まる3か年の計画というふうに理解してよろしいでしょうか。先ほどの補正予算のところでは、新エネルギー・省エネルギーの事業が打ち切られて、それに代わる事業として、いたばし環境アクションポイント事業が3か年ということなんですけれども、この事業の必要性といいますか、事業計画も含めて説明をお願いいたします。 ◎環境政策課長   こちらの事業ですけれども、来年度から開始する予定の事業になっておりまして、後ほどご報告させていただきます(仮称)板橋区地球温暖化対策実行計画も含めまして、脱炭素社会の実現を目指していくという部分になります。  区内の温室効果ガスの排出量は、CO2が9割以上を占めるということになりまして、そのうち家庭部門ですね、家庭と、あと事業所、産業部門と業務部門があるんですけれども、それを2つ合わせますと、80%がこれらの家庭と事業所から出ていることが分かっております。その方にどういうふうにCO2を減らしていくのかというところを、より取り組んでいただくというために、この事業を企画させていただきました。  こちらですけれども、世帯、事業所において、エネルギーの使用量をおよそ3%削減するということを目標として、令和3年度から令和5年度の3年間で年間3%減らしていくということです。  こちらですが、1,000世帯の家庭の方と、あと40事業所の方に取り組んでいただきたいということで、来年度から募集を始めて、取組をお願いしたいというふうに考えております。 ◆吉田豊明   この1,000世帯と40事業所、申し込まれた家庭、事業所が整えなきゃいけない資料とかはどのようなものなのかお願いします。 ◎環境政策課長   基本的には、前年度の検針票とか、そのあたりをそろえていただいて、今年度やっていただく、その該当する年にやっていただくものと比較できるものが必要になってきます。 ◆吉田豊明   それをそろえると、ポイントがいただけて、それが商品券に変わる事業だということですね、分かりました。  続いて、赤塚支所なんですけれども、53ページの実施計画の農業の継承支援と農にふれる環境の充実ということで、農のサポーター制度の確立ということで、来年度は一応計画をつくり、再来年から実施と思うんですけれども、これについて説明をお願いいたします。 ◎赤塚支所長   これにつきましては、従来の実施計画の中では、農業ボランティア、援農ボランティアの育成を掲げていたところでございますが、実際に農業者さんのところにお手伝いに行くに当たっては、ボランティア程度のスキルだと、お手伝いが難しいというようなことが分かってまいりました。  それを踏まえまして、今後につきましては、ボランティアさんから、さらに一段スキルを上げてもらった農業サポーターというのを育成して、実際には学校給食の食材提供をしているようなふれあい農園会の会員の農業者さんのところに派遣できるようなサポーター、区内の方ですけれども、サポーターを育成していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   前計画と今回の来年度からの制度設計が始まるこのサポーター制度なんですけども、前計画がどういった課題があって、このサポーター制度はどのような改善の下、行われるというふうに理解してよろしいですか。 ◎赤塚支所長   前計画におきましては、成増にあります農業体験学校を開校いたしまして、そこで一定程度の実力がある援農ボランティアさんを誕生させ、その方を区内の農家さんのところに派遣しようということで組み立てたものでございます。  実際その中で問題がありましたのは、先ほど申し上げたとおり、ボランティア程度ではなかなか実際の農業者さんを手伝うにはスキルが足りなかったというような反省を踏まえまして、今後3年間の計画の中では、ボランティアさんをさらに育て上げて、スキルを上げたサポーターをつくって、区内の農業者さんの農業支援に生かせるような人材育成を図っていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   一応改善点があって、それでスキルを上げた段階でマッチングしていくというふうに理解しました。それで、その中で違うことなんですけども、同じ箇所で、収穫体験事業の拡充と、それから学校給食食材提供というふうにありますが、これについても具体的にお願いいたします。 ◎赤塚支所長   この事業自体が農業の継承支援と農にふれる環境の充実ということで、大きく2本立てでございます。農業を実際にできる人材を育てていくという一方で、区民の皆さんに農にふれていただく環境を増やそうというようなところでございます。  この2つの目的を何とか達成するために、ボランティアさんをサポーターにスキルアップするときに、収穫体験事業をまず手伝っていただく。この中で、例えば大根の収穫体験だったりとか、以前やっておりましたサツマイモの例えば収穫体験みたいなものを手伝ってもらう中で、農業体験学校では、あまり量がやれなかったところをたくさんの量をいっぱいやることによって、スキルが上がっていくはずですので、そういった収穫体験事業を手伝ってもらいながら、将来的には学校給食の食材を作っている農家さんのところに派遣できるような方をつくっていきたいとともに、一挙両得なんですけども、収穫体験事業もメニューを増やすことによって、区民の皆さんにさらに農業に、あるいは農にふれてもらう環境を増やしていきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   続いて、産業のほう、産業振興課に聞きたいんですけれども、お隣のページ、52ページの実施計画の光輝く板橋ブランド・産業活力ということで、下のほうに3か年の事業量として、年度別の計画が書かれています。  まず、今年から始まるものづくり企業地域共生推進助成事業、これはどのようなものなのか、それでこれは来年度から始まるというふうに理解してよろしいですかということと内容をお願いします。 ◎産業振興課長   こちらのほうは、これまでもやっている事業でございます。地域共生というようなところでございまして、実際には私どものほうで工場の立地を継続するに当たって、騒音とか、あとは振動とか、そういったものを新たな設備投資というようなところでやるに当たって行っている、補助をする事業でございます。最大で上限が375万円ということで、4分の3まで補助するものでございまして、これまでも3か年やってきたところでございます。 ◆吉田豊明   普通、新規事業3年間で変わってしまうというようなイメージを持っていたんですけれども、この事業は3年間終わって、これから3年間も実施というふうに理解してよろしいですか。 ◎産業振興課長   引き続き3年間というようなところで考えているところでございます。 ○委員長   吉田委員、間もなく20分になります。  ほかに質疑がある方はいらっしゃるでしょうか、大丈夫ですか。          (発言する人なし) ○委員長   では、残り、よろしくお願いします。 ◆吉田豊明   その下のソリューションスタッフの派遣事業、令和4年度で終了というふうになっていますが、これはどういう理由で令和4年度で終わろうということになるのでしょうか。 ◎産業振興課長   こちらのほう、いろいろと企業さんたちがこれからというようなところで考えている中で、専門家のスタッフを派遣しながらやっていくというようなところでございます。一定程度、こちらのほうも令和4年度までというようなことで今事業計画をしているところでございまして、今後については、また実績等も踏まえながら考えていきたいというようなところで、期間を限定してやっているところで、令和4年度までというようなところで考えているところでございます。 ◆吉田豊明   区の考え方として、一つの事業が3年を目安に行われるということが大本にあるというふうに思うんです。ものづくり企業地域共生推進助成は6年ということなんですけれども、こういう考え方が、3年ごとで事業を切ってしまうという考え方が、産業振興としてはあまりなじまないんじゃないかというふうに私は思うんですけれども、その辺についてはどうでしょうか。 ◎産業振興課長   事業については、やはりその時々に適切に必要なものを施策として実施していきたいというふうに考えております。ソリューションスタッフ派遣事業というところも、区切りを持ちながら考えていくということで、限定的に行わせていただきながら、またその効果等々は勘案させていただきながら、必要であれば、また引き続きというようなことは検討してまいりたいというふうに考えております。 ◆吉田豊明   一つひとつの事業をきちっと総括して、続けるものは続けていくというふうな考えが必要だというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
     最後に、スポーツ振興課にお聞きしたいと思いますが、その上の植村冒険館のことなんです。東板橋体育館の中に植村冒険館が入るということで、リニューアルオープンされるということなんですけれども、今まで東板橋体育館の中にあった会議室など、地元の人にとっては、数少ない集会施設になっているんですけれども、これの存続についてはどうなっているのかお聞かせください。 ◎スポーツ振興課長   改修後につきましては、会議室の数につきましては、当初の計画どおり、これまでの利用率などを考慮しまして、4つから2つに変更となります。  ただし、新たに整備されます1階のコミュニティラウンジが、減少する会議室を補完する役割になると考えておりまして、さらには地下1階の板張りの武道場を多目的化し、会議室としても利用できるよう検討するなど、施設の有効活用を図りながら、会議室の減少分につきましては対応していきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   そうすると、従来あそこは4つあったんですかね、4つが今回の改修で何か所になったんですか、3か所と理解してよろしいですか。 ◎スポーツ振興課長   会議室自体は4つから2つに変更しております。 ◆吉田豊明   それで、会議でも使える武道場を入れると3つというふうに理解してよろしいですか。 ◎スポーツ振興課長   板張り武道場を多目的化しまして、会議室としても利用できるよう運用の中で対応してまいります。さらには、会議室ではございませんけれども、1階に整備されますコミュニティラウンジ、こちらにつきましては簡単なミーティングですとか、そういったものに対応できるようなスペースとなっておりますので、有効活用していただきたいというふうに考えているところでございます。 ◆吉田豊明   最後の質問になります。利用料は、会議室とは変わらないのでしょうかということと、武道場を借りた場合、会議室より高くなってしまうんじゃないかなと思うんですが、その辺はどうなんでしょうか。 ◎スポーツ振興課長   今回の改修に伴いまして、体育施設、東板橋体育館のアリーナ、プール等含めまして、全て使用料につきましては改定する予定でございます。それに伴いまして、当然武道場ですとか、そういった施設も改定するというところでございます。 ◆吉田豊明   会議室は4つから2つに減らされたけれども、使用料は改定されるんですか。 ◎スポーツ振興課長   会議室につきましても、同様に使用料の改定は行っていく予定でございます。 ○委員長   ほかに質問なければ、よろしいでしょうか。          (発言する人なし) ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、農業委員会報告について、東京二十三区清掃一部事務組合議会会議結果については、既に配付してあるとおりでございますので、特段の質疑がなければ、ご了承願います。  本件については、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、専決処分の報告について(直営清掃車両によるごみ収集作業中に発生した事故に係る示談処理)について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎板橋東清掃事務所長   特段状況の変化等はございません。よろしくお願いします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆吉田豊明   中山道、17号という幹線道路での事故だということで、非常に重要だというふうに認識しています。それで、3車線の道路の左側にトラックが手前に止まっていて、その先に軽トラがあって、そこで何か話をされていた方にミラーを引っかけてしまったということなんですけれども、今回の損害賠償額は、ドライバーの責任は何%ぐらいになったんですか。 ◎板橋東清掃事務所長   今回は、人身事故ということもございまして、基本的に損害賠償のほうはいわゆる10、ゼロ、全てこちら側ということでお支払いさせていただいているものでございます。 ◆吉田豊明   今後の事故防止策の実施として、当然のように対策がとられています。それで、特に幹線道路だったということが重要だと思うので、幹線道路の場合は、一般の自動車の講習と同様に、収集車は細い道もいろいろ入ってくるから、いろいろ講習もするじゃないですか。  でも、一般道路については、なかなか講習なんていうのはあまり受けないのかななんて感じているんだけど、17号という幹線道路で起きたということで、今後の防止策の徹底として、講習を非常に強める必要があるというふうに思いますが、ここにも書かれていますけれども、再度答弁をお願いします。 ◎板橋東清掃事務所長   現在、警察の方のご協力をいただきながら、実技講習というのをやっているわけなんですが、そうした中で今回こちらの図のほうにもありました3車線で、もっと右側によけなければいけないところ、右後方からの車両も気になって、言わばすり抜けのような形で行こうとして、左側の歩行者と接触したという状況でございます。  今、委員のほうからご指摘ありましたように、こうした大きな道路で、そのような左側の歩行者、もしくはまた右側からの通過車両含めて、すり抜けといったような運転をしないように、やはり譲るなり、少し待つなり、減速するなり、安全確認なりということを、再度こういった実技講習も含め、徹底して事故防止に努めていきたいと考えております。 ○委員長   ほかに質疑のある方はいらっしゃいますか。          (発言する人なし) ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「板橋区災害廃棄物処理計画」の素案について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎資源循環推進課長   こちらは若干追加説明がございます。  資料、素案の本編のほうになります。  本編の12ページ、水害を想定した災害廃棄物発生量でございます。  ①に荒川流域の外水氾濫を、②で石神井川及び白子川流域の内水氾濫による災害廃棄物発生量を記載いたしましたが、新河岸川の内水氾濫も載せるべきとご意見をいただいておりまして、掲載に向けて、今調整しているところでございます。  追加の説明は以上でございます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆吉田豊明   今回の災害廃棄物の処理計画が策定されるのは初めてですよね。それで、地域防災計画が2014年に策定されて、一般廃棄物の処理計画が2018年に板橋区では策定されました。また、災害廃棄物の処理については、特に荒川流域の北区は2019年、足立も2019年、江戸川も2019年に策定しています。なぜ遅れたのかということ、まずそのことの答弁をお願いします。 ◎資源循環推進課長   私どものほう、今回初めて策定ということになります。しかし、一般廃棄物処理基本計画の中でも、災害廃棄物の処理計画ということでの策定ということで決まっていたところでございますが、実は私どものほうのこの災害廃棄物の処理計画以外でも、特別区におきましては、特別区災害廃棄物の処理対策ガイドライン、こちらが平成27年3月に区長会で了承されていると。これが大体マニュアル的なものになっております。  これに基づいて、何かあったときには対応が可能ということと、東京都のほうの災害廃棄物の処理計画、こちらのほうは策定するようにというような形になっておりまして、23区、特別区のほうにつきましては、順次これらを踏まえた上での策定ということになっております。私どもも策定支援ということがございまして、これが今年度までというところもあり、今般、私どものほうでもこれを計画したというところでございます。 ◆吉田豊明   本編のほうの4ページなんですけれども、今回報告があった板橋区災害廃棄物処理計画が策定されて、その右側に○○災害におけるというのが、まだこれからというふうに理解するんですけれども、これは先ほどあった地震の場合、それから河川の場合、河川の中でも新河岸川も含めた河川の場合、そういった具体的なものが策定されるということで理解していいのか、それからそれはどのくらいの期間で策定されようとしているのか教えてください。 ◎資源循環推進課長   今、委員おっしゃったような形で、この右側の点線で囲ってある○○災害におけるということでの処理実行計画、これはその災害の都度策定するというものになります。もちろんある程度の想定は今回のこの災害廃棄物処理計画の中でしているわけでございますので、実際に災害が起きたときに、それに合わせた形で策定していくということになります。実行計画につきましては、その都度、実際いろいろな場面で状況が変わってくると思います。それに合わせた形で適宜直していくというような、見直しを行っていくというものでございます。 ◆吉田豊明   時期的にいうと、どの辺でその辺はつくられるのか教えてください。 ◎資源循環推進課長   発災後、大体2か月以内に第一版というんですか、最初のものができまして、それ以後、いろいろな状況に合わせた形でつくっていきまして、大体1年後ぐらいには最終版というような形では、記録の部分も含めて、修正していくというものでございます。 ◆吉田豊明   分かりました。これは具体的な災害が起きた場合の報告書みたいな形というふうに理解してよろしいんですね、分かりました。ありがとうございます。  それと、仮置場の問題なんですけれども、本編のほうの32ページでいくと、第一仮置場というのは、国とか、自治体などが責任を持って、道路の障害物を除去すると。それで、区民にとって非常に重要なのが第二仮置場だというふうに思うんですが、こうした場合、まず区民の行動はどういう行動をしなければいけないのか、まず教えていただきたいというふうに思います。 ◎資源循環推進課長   まず、区民の皆様方は、こういう発災ということになりましたら、一番最初にやっていただくことは、身の安全を確保していただくと。まず、ご自身のほうの身体、こちらを考えていただくと。その後にごみ等が排出されるような状況になると思います。その場合に、第二仮置場というところで、ある程度区民の皆様方が直接運び込んでいただく場合もありますし、あとは第三仮置場ということで、大きい部分で私どものほうで設置するところにお持ち込みいただくというような形を想定しているところでございます。 ◆吉田豊明   そうすると、まず発災が起きて、例えば地震だとすると、家庭の中で出た瓦礫といいますか、そういったものは、取りあえず第二仮置場に区民が運ぶ。そして、それを回収して、第三仮置場に運ぶというふうに理解してよろしいですか。 ◎資源循環推進課長   第二仮置場から第三仮置場というような形になりますと、私どものほうも収集、運搬するところでございます。ただ、もちろんこういうような状況、震災の場合、かなりおうちの中もぐちゃぐちゃになっている可能性もございます。そうしますと、避難所にまずは逃げていただくというのが第一かなと思っております。その後、片づけ等でこういったものが出てくるかと思います。  ただ、場合によっては、ここの仮置場でなく、道路等にも可能性としてはあるかなというふうに思っているところでございます。いろいろな状況は、ある程度私どものほうも現在で想定はしているところでございますが、実際その場でどういうふうになるのか。区民の皆様方、お手伝いされるボランティアの皆様方にも、こちらのほうに持ち込んでほしいというような形での広報、こちらのほうもしっかりやっていきたいというふうに思っているところです。 ◆吉田豊明   そうすると、第二仮置場等、大きなところでいうと、第三仮置場をどう設定するかという問題が出てくると思うんですけれども、具体的にこの計画の中では書かれていませんが、どういったスペースを想定していて、具体的に答えられればいいんですけど、第三仮置場、それから区民にとって最も密着、密接な第二仮置場については、ここの設定は発災後に行うというふうに理解してよろしいですか。 ◎資源循環推進課長   本編のほうの36ページにもポイントとチェック項目ということがございまして、第三仮置場候補地の選定に当たってということで、いろいろな条件等がございます。こちらのほうを照らし合わせながら、広い土地、例えば大きな公園であったりとか、非出水期、水が出ない時期であれば、荒川河川敷もその一つかというふうに思っているところでございます。  こちらのほう、実際に使える使えないもございます。それらもありますので、私どものほうとしては、ある程度の想定はしておりますが、実際その場になって、どことどこというような指定をさせていただきますし、もちろん区立の公園等使う場合でも、場合によっては、この公園はどういうもの、こっちの公園は可燃物というような形で分けたりとか、そういったことも考えていきたいというふうに思っております。 ◆吉田豊明   あと、この間、全国各地で様々な災害が起こっています。板橋区として、支援に行ったといいますか、要請があって、職員を派遣した事案が幾つかあると思うんですけれども、その中での教訓と、今回の災害廃棄物の処理をめぐっての報告、策定されるんですが、実際に現地に行って、収集活動を行ってきて、教訓や課題というのはどのように考えているのか、最後にお聞かせください。 ◎資源循環推進課長   一昨年、台風、暴風雨ということで、私どものほうとしましては、房総のほうの館山市等に職員が収集職員ということで行かせていただきました。それらの状況、やはり仮置場とはいえ、そこまで運んでくるということが少なかった。それこそ家の前に出ている勝手仮置場とよく呼んでいますが、そういったものがあるとか、実際受援の体制についても、委託が進んでいたりすると、なかなか状況が把握できないというようなところもあったり、そういったものがいろいろ私どものほうもストックしているところでございます。  実際問題としまして、計画というよりかは、この後に策定していきますマニュアル関係、実際の行動のマニュアルについて、そういったものをどんどん反映させていきたいというふうに思っているところでございます。 ◆吉田豊明   マニュアルはどのくらいの時期で作られるんですか。 ◎資源循環推進課長   この計画が策定後、私どものほうとしましては、マニュアルの策定にすぐにかかっていくというような形で考えております。 ○委員長 
     ほかに質疑のある方。 ◆大野治彦   本編の13ページの各主体の役割について質問させていただきたいと思うんですけども、まず板橋区の役割はこれから策定しているんで、計画の段階だと思うんですけども、特別区の役割もうたわれているんですが、これは特別区、23区のほうで話合いが定期的に行われていると思うんですけども、どのような形で行われているのかお聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   特別区のほうでも災害廃棄物の処理計画の検討会を立ち上げております。私ども板橋区もその役員という形で入っておりまして、3年になるわけでございますが、実際各区等の協力協定、そういったものも締結させていただいておりますし、それぞれの状況、やはりこれも一昨年になりますが、世田谷、大田区、多摩川の決壊で水害が出たというような状況、そういったものも話していただく。あわせて国の環境省からも、平成28年4月14日だったと思いますが、熊本市のほうの災害廃棄物の関係、そういったものもお話を聞いたり、事業者、団体等の皆様方からもお話を聞く機会というものを今後設定していくというような予定で、23区としましても、足並みをそろえながら行っているというような状況でございます。 ◆大野治彦   そうしますと、今後、処理計画の中には特別区のほうとの関係についてもうたわれていくというようなことで進んでいくということでよろしいですか。 ◎資源循環推進課長   直接具体的なことは、こういうふうな形での記載になるわけで、具体的なことは出ませんが、28ページのほうにも記載がございます。こちら23区の特別区の災害廃棄物の初動本部の役割であったり、対策本部の役割であったりというような形で、相互の協力協定という形での災害廃棄物処理等に関する協定ということで、23区と清掃一組とで協定を結んでいるところでございます。この中には、具体的なことも記載がございます。 ◆大野治彦   それと、(5)の東京都の役割というのが出ているんですけども、甚大な被害を受けて、区市町村の廃棄物所管部署の執行体制が喪失した場合は、東京都が代わりに処理主体となって、直接廃棄物処理を担いますとなっているんですけども、東京都というのは、車とか持ってないと思うんですけど、どのような形で東京都は区に代わって処理を行うかというイメージをちょっとお聞かせいただきたいと思うんですけども。 ◎資源循環推進課長   東京都のほうとしましては、区民の皆様方の収集、運搬は私ども区のほうで行っております。東京都のほうは、産業廃棄物関係の許可を出しているところでございますので、そういう事業者、団体、そちらのほうとのお付き合い等もございます。  そういったものの関係もございますし、ここで書いてある一番大きなものとしましては、やはり実際動かなければいけないというときに、例えば区の状況が壊滅的な打撃を受けるというようなときには、代わりに動く。例えばなんですが、大島のほうでも災害等がございました。こちらの場合は、まちのほうが機能していませんでしたので、東京都が代わりに災害廃棄物、国とのやり取りですとか、ごみの処分の手配ですとか、そういったものを代わりにやるというような状況になっております。 ◆大野治彦   最後に、仮置場なんですけども、区のほうでも多分苦慮されていると思うんですが、仮置場について、東京都とか、国が連携していただいて、もし何かあったときには、この場所を提供しますよというような情報提供とかいうのは行われているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎資源循環推進課長   先ほどもちょっと申し上げましたが、環境省との報告会ですとか、いろんな情報収集は行っておりますし、逆に環境省からの事例の報告ですとか、そういったものもございます。そういった中で実際荒川河川敷等の話も出てきておりますし、また先ほど申し上げました特別区の災害廃棄物の検討会、こちらの中にも東京都の課長が一緒に入っております。そういった連携を取りながら行っているというような状況でございます。 ◆大野治彦   私が言いたいのは、国や都から何かあったらここを使っていいよということをはっきりとやっぱり言っていただかないと、この計画もなかなか進められないと思うので、こういうのは、何て言って表現したらいいのか分からないんですけども、区から、ここを使っていいよというようなことをはっきり言ってくれと、じゃないと計画が立てられないよということをもっと言ったほうがいいと思います。答弁いただければあれですけど、お願いします。 ◎資源循環推進課長   都立の公園をはじめとしまして、都有地、板橋区内にもございます。そういうところの利用、活用ということに関しては、積極的にアプローチしていきたいというふうに思います。 ○委員長   ほかに質疑のある方はいらっしゃいますか。 ◆安井一郎   すみません、お昼にかかってしまいまして、私が多分最後の質問になる。  し尿処理のことをちょっとお聞きしたいんですけど、11ページの災害廃棄物(し尿)収集必要量、これに「非水洗化区域のし尿収集人口とは、平常時からし尿汚泥や浄化槽汚泥の収集が必要な住民のうち避難者以外の人の数となります」と書いてあります。  これがちょっと理解できないんですけど、これは何を言わんとして、避難者以外の人の数となりますと。避難者も当然し尿処理は必要な人なわけですよね。ですけど、ここには非水洗化区域のし尿収集人口、65と書いてある。これしかいないんですか。ちょっとこの辺が私には理解ができないんで、その辺をもう一度よく教えていただきたい。 ◎資源循環推進課長   この非水洗化区域のし尿収集人口ということでは、現在水洗化されていない11戸の世帯がございます。こちらの皆様方の分という形になっておりまして、これは通常でも浄化槽というような形でやっておりますので、実際仮設トイレが必要ということでの想定人数ということでは、11万7,000人必要ですよというような状況になっております。 ◆安井一郎   そうしますと、11万7,000人の仮設トイレは、水洗として考えているわけですよね。仮設でマンホールトイレだったり、あとくみ置きにしても、水が流れるという想定の下の数、この非水洗化区域のし尿収集人口の数に入れているということは、これは水が流れないということとして見ていい数だということですね。 ◎資源循環推進課長   この①の仮設トイレの必要人数ということに関しましては、水洗ということではございません。やはりくみ取りということになります。こちらのほうのくみ取り、それと非水洗化区域、今現状でもくみ取り等もございますので、そちらのほうの両方合わせた数字という形になります。ですから、①の仮設トイレも水洗ということではございません。くみ取りというような形になります。 ◆安井一郎   そうしますと、23区の清掃一組が持っているバキュームカーというんですか、これが実際発災時にどれだけ役に立って、必要量をくみ取れるかということが問題だと思うんですが、区は協定していますよね。京葉興業とか、太陽油化とか、太陽油化は私もよく存じ上げているんですけど、あれはふだんは廃油、油、汚泥等を収集する会社です。そこであっても、課長ご存じか、分かるのか分からないですけど、太陽油化の車が置いてあるところって、新河岸川、笹目橋のすぐ左側、水没危険地域なんです。  そういうところにあって、車が、協定しているからといっても、いざというときには、震災だったら大丈夫だろうと思う。水災だったら、荒川河川敷が決壊した場合なんかは、全然使い物にならなくなっちゃう可能性もあるんですよね。そういった先のことも考えて、災害対策というのは何か手を打っておかなきゃいけないのかなと私は思うんです。  ですから、こういう基本的計画の設定に当たっては、よくそういう部分も漏れのないように考えて計画をつくっていただきたいなということで、もし答弁がおありになるならお願いします。 ◎資源循環推進課長   今、安井委員がおっしゃったような形でのことは、30ページ、こちらのほうに民間事業者との協定というようなことがございます。この中でやはり今現状は水洗が多うございますので、今、安井委員がおっしゃったような形でのバキュームカー、こちらのほうの台数がかなり少なくなっているところでございます。  ただし、民間等にはまだまだございます。ここの表8の上から2段目のところに、災害時におけるし尿の処理、処分等に関する協定ということで、今お話が出ました太陽油化さん、それと京葉興業さん、それとその一つ上にし尿の収集及び運搬に関する協定ということで、東京環境保全協会さんと東京廃棄物事業協同組合さん、こちらのほうもバキュームカー等持っている事業者さん、団体になっております。こういったところの応援を受けながら、23区でこの辺うまく調整しながら、板橋のほうにも収集に来るというような形になって、想定しているところでございます。  あと、すみません、水没についてでございます。こちらし尿等に限らないんですが、ごみのほうも含めまして、トータルで考えていきたいというふうに思っているところでございます。 ○委員長   本件につきましては、この程度でご了承願います。  委員会の途中でありますが、議事運営の都合上、暫時休憩いたします。  再開時刻は午後1時10分といたします。よろしくお願いします。 休憩時刻 午後零時09分 再開時刻 午後1時10分 ○委員長   休憩前に引き続き、区民環境委員会を再開いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「(仮称)板橋区地球温暖化対策実行計画(区域施策編)2025」策定に係る素案について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎環境政策課長   変更点につきまして、改めてご説明させていただきます。午後もよろしくお願いいたします。環境政策課長です。  それでは、今回お示しいたします(仮称)板橋区地球温暖化対策実行計画(区域施策編)2025の策定に係る素案につきまして、昨年、ご報告させていただきました中間まとめ(骨子案)につきまして、それからの主な変更点を中心にご説明させていただきます。  資料4をご覧になっていただければと思います。  まず、資料4の1ページ目の第1章になりますけれども、こちらの別紙の本編につきましては、デジタルトランスフォーメーション、パリ協定、SDGsの記述、あと気候変動適応計画の記述、あるいは地球温暖化対策実行計画、区域施策編と事務事業編との関係性等についての記述や図を改めて掲載させていただいております。詳しくは、別紙になりますけれども本編のほうに掲載させていただいております。  続きまして、資料4の2ページ目になります。  こちらに第2章というふうにありまして、こちらが将来像と計画の目標というふうになっております。こちらですけれども、計画の目標といたしまして、温室効果ガスの排出を令和7(2025)年度までに平成25(2013)年度比で30%削減するということで、これは当初は19%という表記をさせていただいたものが30%というふうになっております。その後、29%という表記になりまして、最終的には30%ということで現在考えております。  また、長期目標といたしまして、温室効果ガスの大部分を占める二酸化炭素排出量を令和32(2052)年度までに実質ゼロ、ゼロカーボンシティの実現ということにつきまして記述を掲載させていただいております。  また、将来像と6つの基本方針についても修正を加えさせていただいております。  続きまして、3ページになりまして第3章がございます。  こちらですが、将来像の実現に向けた取組ということで大幅に変えさせていただきまして、区の施策、区民、事業者の取組を記述する章というふうになりますが、4ページをご覧になっていただければと思います。  その見せ方につきまして、大幅に改めるということをさせていただきました。区民、事業者、区が一体となって取り組むとともに、区民や事業者の取組を区が支援するといった姿、形をより前面に打ち出すということで、施策の中にそれぞれ区民、事業者を記述するとともに、それに対して区が何をするのかを明記させていただきまして、1つのパッケージの形で表すということで、区民、事業者により分かりやすく見ていただけるように掲載させていただきました。詳しくは、別紙の本編のほうをご覧になっていただければと思います。  また、基本方針をⅠからⅥまで掲載させていただきまして、現行計画に明記されておりませんでした適応策についても基本方針Ⅵに盛り込ませていただいております。  また、最後のページ、6ページの部分になりますが、こちらの上のほうに進捗管理に資する指標の設定という部分がございます。こちらにつきましては、施策、取組の後ろのページになりますが、本編で言うと後ろのほうのページになりますけれども、一括して記述させていただきまして、指標の設定が可能な施策につきましては、重点施策に関わらず、指標に追加可能ということをさせていただけるように考えております。  続きまして、同じページの第4章、実効性のある計画の推進ということになりまして、こちらもPlan(計画)、Do(実行)、Check(点検)、Act(改善)というPDCAサイクルに基づきまして、毎年度、進捗状況の点検・評価を実施するよう内容を掲載させていただいております。  続きまして、同じページの参考資料というふうに書いてありますが、こちらが本編で言いますと65ページから142ページにわたって参考資料が載せられていまして、この中で参考資料1、本計画の策定経緯・体制、参考資料4、板橋区における温室効果ガス排出量の現状と将来予測、参考資料7になりますが、用語解説というのを新たに追加させていただいております。  骨子案からの主な変更点は以上になりますが、細かい部分についても訂正等を実際には行っております。多いところを言いますと、第3章のほうが大分変わっているというような状況になっております。  また、中間まとめ(骨子案)からの現在までの世界や国との動向や区の人口、温室効果ガスの排出量などの情報につきましては最新のものに変えさせていただいております。  また、最後になりますが、今後のスケジュールですけれども、2月20日から来月の3月6日まで本素案につきましてのパブリックコメントを実施する予定でおりまして、最終的には本年、来年度になりますが5月中旬に本委員会にて最終案をご報告させていただく予定というふうになっております。  誠に簡単でございますが、変更点の説明は以上となります。よろしくご審議のほど、お願い申し上げます。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆田中いさお   よろしくお願いします。今日初めて話すわけですけれども、この実行計画がいよいよできたということで、最初の大きな題目になると思いますから、実際は具体的に何をしていくかというのが非常に重要になってくるというのは間違いないと思うんです。  大野委員もいますけれども、区議会に来たとき、サーマルリサイクルがちょうど始まった頃になりまして、非常にびっくりした記憶がいまだに覚えているんです。今まで分別してダイオキシンの問題ですごく騒いでいたのが、全部燃やすという話になって大丈夫なんですかという話が、今回また分別にするという話になって、大きな変化のときだと思いますから、区民の皆様の中には戸惑いとかいろいろなことがあると思います。  実際問題、分別にするとなると、週に月水金で来たのが、回収日が毎日になるのかとか、燃えるごみ、燃えないごみ、あと粗大ごみがあるわけですから、それに対しての日数にしても問題あるでしょうし、今、ごみの問題で自分の家の目の前にごみを置きたくないという方がいっぱいいるわけです。その中でまた日数が増えると、私は乗れないという区民の方も結構いるんじゃないのかというのも不安の要素として感じているところです。  その点、清掃関係のふれあい指導員さんが現場に行って、周りのご理解をいただきながら、ごみの場所の確保等をやっているのは伺うところでもあるんですけれども、まずは、これはこれとして大きな目標ですからいいと思いますよ、理想ですから。  ただ、これを現実にやるとなると、これは細部にわたる制度設計なんですか、実際、現場でどうやっていくかというのが、そこが一番大変なところで、区民の皆さんにどう理解してもらいながら、協力してもらいながらというのがすごく課題になるんじゃないかと、私自身、感じているところなんですが、まず、その点、実際に本当に30%まで日数的に言うとすぐですよね。令和7年度ですか、あっという間のことなので、ここら辺、本当にできるかどうかも含めて、区民の皆様のご理解を深めないといけないという部分もあると思うので、その点のお考えがあればお聞かせいただいていいですか。 ◎環境政策課長   委員のおっしゃるとおりで、先ほど、午前中のいたばし環境アクションポイントのところで申し上げさせていただきましたけれども、板橋区の二酸化炭素の排出量というのは、ほとんど4割が家庭用、あと残りが事業用でして、産業と、いわゆる業務部門が占めている。それだけで合わせると8割が事業者の方と家庭の方が出しているということになります。残りは廃棄物とかそういうものになるんですけれども、やはり、その8割を出している方々にどうアプローチをしてCO2を減らしていただけるように行動していただけるかというところが、この計画の肝になるのではないかというふうに考えております。  そこで、今までもホームページ、あるいはSNS、あるいは環境関係の会議とかそういうところでも広めていったんですけれども、啓発のほうは、今までもずっと行ってきたんですが、具体的に何をしていただくかというのが、別紙の55ページのところに今回載せさせていただきまして、こちらは地球温暖化防止活動推進センターという東京都の環境公社のほうで出している家庭の省エネ対策ハンドブックというのがありまして、具体例がここに1つずつ書いてあります。家庭の方々がこういうことをしますと、年間、これくらいお金が減りますよ、CO2が減りますよという目安を改めて今回載せさせていただきまして、あと、58ページには事業者の方々が1つの目安としてやっていただけるようなものも載せさせていただいています。  今回、こういうものを身近に感じていただいて、なるべく取り組んでいただくように、様々な手段を使って広めていきたいというふうに考えております。 ◆田中いさお   切りがないので、これで終わりますけれども、区独自では絶対無理な事業になると思いますので、やはり、区民の皆様のご協力とご理解、あと事業者の皆様もそうだと思います。そこの協力をどうやってしていただくかに力を入れていかないとできないことだと思いますので、今後も英知を振り絞ってやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ◆しいなひろみ   別紙のほうで気になったところが幾つかあるので確認させていただきたいと思うんですが、まず、12ページを開きますと、本文上から12行目に4つのシナリオと書いてあるんですけれども、ここを幾ら精読しても4つシナリオが出ていないんです。RCPの最も低いシナリオと、相当するシナリオというので、残りの2つはどこに記載されているんでしょうか。 ◎環境政策課長   こちらの4つのシナリオにつきましては、大変申し訳ありません、この中に4つは記載されていませんので、実際には特徴的な一番低いシナリオと一番排出する量が大きくなるシナリオを対比するために、ここにあえて2つにしているんですが、実は、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)で平成26年度に公表されました第5次評価報告書・統合報告書というのがあるんですけれども、その中で4つのシナリオが記載されています。この2つが書いてありますが、RCP2.6とRCP8.5というふうに書いてありますが、実は、その中間に中位安定化シナリオといいましてRCP4.5というものと、高位安定化シナリオというRCP6.0というのがございます。今回、記載させていただくのに、一番特徴的な高いものと低いものを強調させていただくために2つというふうにさせていただいています。表記の方法は今4つというふうに書いてありますので、このあたりは表現の方法については検討させていただきたいというふうに思います。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。しっかり読み込んで見当たらなかったので、どうしちゃったのかなと思いまして、この場をお借りして確認させていただきました。  今、田中委員のほうからもご指摘があったように、やはり、実効性のあるようにしていくためには、ご家庭での協力が肝になっていくんじゃないかと、とても思います。そういったときに、やはり、いつも意識してもらうというところで、55ページ、56ページの、先ほども開いたページなんですけれども、区民(家庭)の省エネ対策事例というのが出ていて、これはすごく分かりやすいなと思ったんですが、ちょっと気になったのが冷房の温度設定28度だとか、暖房の温度設定20度と数字で書いてあるんですけれども、今、高齢者の家庭ですと、夏場28度にこだわらず、しっかり涼しくしないと体熱が上がって熱中症にもなりかねないという啓蒙もしていますので、この表記はもう少し知恵も絞ってもいいのかなと思いました。  この中で、子どもさんにもぜひ協力してもらいたいなと思って、できそうなところが、テレビをつけている時間を1日1時間減らすという表記があったんですが、これは学校の道徳の時間でも、こういった意識づけをしてもらうことで達成感が子どもさんにも持てるような参加型の取組になるんじゃないかなと思いましたので、そのあたりのお考えをお聞かせいただけたらと思います。 ◎環境政策課長   こちらの表ですけれども、たしかに、20度、28度というのが1つの目安として書かせていただいていまして、必ずしも、これに限らないということで、ご家庭の状況でいろいろ変わると思いますので、その辺はご家庭ごとに判断していただければというふうに思います。  あと、お子さんのことですけれども、確かに、お子さんが自発的にいろいろ考えて行動していただけると、非常に家庭の方々も、またそれにつられてやっていただけるというふうなことは期待されるところだと思います。  来年度に考えております、先ほどのいたばし環境アクションポイントの中で、先ほどの説明に不足の部分がありましたが、電気とガスの削減量についてポイントを付与させていただくというふうな制度になっておりまして、その中で、どういうことをすれば電気量が減るのか、ガス量が減るのかというのが、なかなか一般の方だと分かりづらいというのがありますので、この表をつくらせていただいたんですが、来年度、いたばし環境アクションポイントの中でもチェックリストというのをつくらせていただこうというふうに考えております。ご家庭で身近に、例えば貼っていただけるようなものを考えておりまして、その中でも、このような表を工夫させていただいて掲載させていただくとか、そういうことで考えております。
     また、学校等に対しては、今も環境教育の中でいろいろ啓発等を図らせていただいているんですけれども、また、こういう点ももし啓発の一つになるというふうに考えられれば、また教育委員会のほうと協議させていただいて、環境教育の中でどのように取り入れていくのかというのは考えていきたいというふうに思っております。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。ぜひ家庭で取り組むときには、お子様も一緒に参加していただけますと、有効性がより出るんじゃないかと思いますのでお願いしたいと思います。  それと、最後なんですけれども、文章構成がちょっと気になったんですが、20ページを開きますと、上から5行目に「メルクマール」と片仮名表記してあって、「(目標)」となっているんですが、上から2行目ですと、「脱炭素社会」が漢字表記で、括弧の中で片仮名になっているので、特に何か問題ないのなら、どちらかに統一したほうが見やすいんじゃないかなと思いますが、そのあたりいかがでしょうか。 ◎環境政策課長   表記方法につきましては、原則的には、やはり、統一を図ることがいいのかなというふうに考えております。  ただ、いわゆる片仮名表記のほうが意識の中に入りやすい、より一般的な表現として片仮名表記のほうが使われている場合には片仮名表記を優先するということも考えられると思いますので、そのあたりは文章構成を含めて見やすさの点も併せまして検討させていただきたいと思っております。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。ぜひよろしくお願いいたします。  以上です。 ○委員長   ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。 ◆吉田豊明   ちょうど、しいな委員が13ページのところで説明していただいたので13ページなんですけれども、地球温暖化の問題が、やはり、人類の生存に関わる問題であるという受け止めを区民の皆さんにどう伝えるかというところが、まず最初に重要だというふうに思いました。  それで、とにかく文章というよりも視覚で訴える必要があるだろうし、近年の台風の大型化であったり、諸外国で非常に焼失面積の大きい山火事が起きていたりというようなことを視覚で訴えるという点では、13ページの真ん中にある表が適していると思うんですが、いかんせん小さ過ぎるというか、もう少し大きくならないのかなというふうに思ったんですが、その辺、どうでしょうか。 ◎環境政策課長   確かに、この表は、グラフのところについては、かなり字が小さくて見えづらいのかなというふうに感じます。全体的にレイアウトの関係も含めまして、重要なところの絵を見やすく大きくできるように、可能な限り考えていきたいというふうに思っております。 ◆吉田豊明   多分、出典があって、そこから引っ張ってきた資料だと思うので、こういうことになると思うんですけれども、やはり、区独自の計画ですので、そこをもう一歩踏み込んで、区独自の作成でできるといいなというふうに思うんです。  まず、地球の温暖化が、例えば2050年にプラス・マイナス・ゼロと言われても、多分、私も課長も生きていないだろうということを考えると、そんなこともないか、2100年は生きていないよね。そういうことを考えると、自分の問題としてなかなか捉えられなくて、やはり、自分の子どもや孫たちがどういう影響で困るのかというのを訴える必要があるというふうに思います。  それとともに、インセンティブを与えるというのが非常に重要だと思っていて、例えば、先ほど、しいな委員がここで言ってくれたんだな、55ページの右の上の絵なんですけれども、これはクールネック東京の絵なんですけれども、機器を買い替えたらこれだけ安くなりますというのが、下の表よりも明らかに分かりやすい。だから、ここを大きくする必要もあるんじゃないかというふうに独自に考えていただきたいと思いますから、ほかのところも含めてよろしくお願いいたします。答弁だけお願いします。 ◎環境政策課長   確かに、私も2050年に生存しているかどうか分かりませんが、やはり、皆様に伝えていけるような計画にしていきたいというふうには考えております。  この図ですが、やはり、分かりやすいというところもありますので、もう一つ工夫を凝らしまして表現できるように考えていきたいというふうに思っております。 ◆吉田豊明   多分、大きな議論になる削減目標、2025年度までに30%という目標、これは前回骨子から大きく変わった点だというふうに思うんです。  それで、まず1つ、今回、大きく変わっているので、前回の骨子からの継続性というか、その辺が保たれているのかというのが思うんですが、その辺はどう説明されるんですか。 ◎環境政策課長   骨子からの継続性の点なんですけれども、確かに目標数値を上げたりとか、そのあたりは骨子から少し変わっていまして、このあたりは2050年をゼロというふうに考えたときに、ある程度、逆算をすると、板橋区の場合では、やはり、2025年の時点では30%を減らさないと難しいというところの国や都との整合性を考えまして、この数値を設定させていただきました。  あと、継続性ですが、やはり、区民の方、事業者の方にどうやっていただくかというところを、表現の仕方は少し変わりましたが、そこをやっていただくことの変化というのは特になく、言葉の表現は変わりましたけれども、継続してやっていただきたいことには何も変わりはないということになります。 ◆吉田豊明   21ページの計画目標の2025年までに30%削減というのは、2050年までにプラス・マイナス・ゼロいうのは、東京都も国も板橋区も一致していると思うんです。  ただ、2030年とか2025年がどうなるか分からないけれども、国とか東京都はどのように考えているんですか。 ◎環境政策課長   2030年につきましては、国のほうは26%減ということで考えています。都のほうは30%減というふうに今のところはなっています。  ただ、国も都も、これからまた目標を2050年のゼロというほうを逆算したときに、果たして、その数字でいいのかどうかというのは検討がなされているというふうなお話は聞いております。  2025年というのは、この計画が2025年ということで2030年ということが終わりではなかったので、少し比較するのが難しい点はありますけれども、5年ほど違うというところはあるんですけれども、基本的には、私どもも国あるいは都のほうで、これから発せられると想定される目標があるとすれば、またそれも含めまして設定というのはまた考えていきたいというふうに、国も都のほうも、今後引き上げるというふうな報道がされているというところもありますので、またそれに合わせて私どもも検討していきたいというふうになっていくというふうに考えております。 ◆吉田豊明   先ほども田中委員がおっしゃっていたけれども、目標が絵に描いた餅ではどうしようもないんです。それで、これを人類の生存を脅かす課題として削減していく必要があると思うんです。  それで、その点で言うと、板橋区は2025年まで、これから約4年をかけて2013年度比で30%まで行こうとしている。そうすると、1年当たりで言うと、どのくらい減らしていくという計算になるんですか。現状は、2013年から比べると、何%ぐらい減っていて、これから毎年どういった進行管理をしているのか、教えてください。 ◎環境政策課長   基本的には年割で行きたいと思っているんですけれども、ただ、なかなか理屈どおりいかない部分もありますし、今、コロナの件で経済活動がどちらかというと縮小している状態ですので、これからまたコロナが収束に向かって、それから経済活動が上がっていくと、またCO2が増えるというのは多分比例関係にあるというふうに考えておりますので、基本的には、委員のおっしゃるとおり毎年毎年決まった数字を年で割って、その部分を下げていきたいというふうには考えております。具体性がなくて申し訳ありません。 ◆吉田豊明   具体性があるのが、この46ページ、47ページなんです。例えば46ページのⅠ-2の2、エネルギーと環境に配慮した公共施設等の整備ということで、2019年度には街灯がこれだけ、公園灯がこれだけ、目標値は2023年度でこれだけと。こうなると、毎年の進行管理はこれに沿ってやっていくというふうに理解していいわけでしょう。そうすると、この全体の46ページ、47ページ、48ページ、49ページまで及ぶ、それぞれの項目について進行管理をきちっとしていくというふうに考えてよろしいんですか。お願いします。 ◎環境政策課長   委員おっしゃるとおり、この指標に関しては、重点施策を中心に設定しているという面がありますが、これにまたさらに加わる部分も出てきます。その部分も含めまして、基本的には毎年進行管理を図っていくということになります。  その暁には、ホームページ、あるいは審議会等で、この進行管理の状況についてはご報告させていただくというふうな感じになると思います。 ◆吉田豊明   一定のところで、例えば議会への報告とかは検討されないんですか。 ◎環境政策課長   審議会の中に区議会議員の方が所属されていまして、基本的には、その中でご報告させていただくということとともに、あと、ホームページ等も含めまして発信して、皆様にご理解いただきたいというふうに感じております。 ◆吉田豊明   やはり、多くの委員の皆さんが言っていたように、非常に人類の生存に関わる問題として、これを取り組むんだけれども、家庭であったり、教育の場であったりで、どう理解していただくかということが非常に重要になってくるので、そういった取組を強めていくことが必要だというふうに思うんです。  それで、事業者と家庭を、産業も入れて、ここに対してどうインセンティブをつけて削減していくかという1つの例が先ほどのいたばし環境アクションポイントだと思いますが、それで足りるのかどうかと思いますけれども、今後もできるだけの手は打っていく必要があると思いますので、そういう点では、その都度、報告をしていただけますように、よろしくお願いして質問を終わります。答弁がありましたら、お願いします。 ◎環境政策課長   委員のおっしゃるとおり、2050年に向けて、あるいはその手前の2025年に向けて、この計画をどう進めていくかによってCO2の削減量がどう変わっていくかというところがあると思います。皆様が一緒になってやっていただけることで、板橋区に限ることではないんですけれども、CO2の削減に貢献していただけるというふうになっていくと思いますので、様々な手段を使って、この計画の周知あるいは実効性を持って進めていきたいというふうに考えております。 ◆吉田豊明   すみません、もう一つありました。  区の境は人間が定めているけれども、空気も土地もずっとつながっているわけです。東京は23区と多摩地域で構成されているし、日本は47都道府県で構成されているわけです。そうすると、削減目標も凸凹があることは好ましくないというふうに思うんです。できる限り積極的に削減する方向で、他区や23区、または多摩地域とも協力をして削減していくという枠組みが必要だというふうに思うんですが、現在、そのようなものはつくられているのか、そして、それが機能しているかどうか、最後に答弁してください。 ◎環境政策課長   国及び例えば都とかなんですけれども、例えば23区では環境主幹課長会みたいなものがあったりとか、そのほかにも様々な会議体というのがあります。その中で環境問題というのは常に情報交換が行われ、いろいろな計画等、制定等がされていると思いますので、そのあたりを含めまして、各区あるいはほかの自治体等と協力しながら進めていきたいというふうに考えております。 ○委員長   ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。 ◆大野治彦   また国とか東京都のことを言ってしまうんですけれども、国も2050年までに脱炭素ということでゼロにすると。東京都もそれに取り組んでいくという方針を発表されています。  板橋区も今、報告いただいているように、実行計画について今説明いただいているわけですけれども、この中で区民の皆様が果たす役割、そして事業者が果たす役割等は、事業者の方にはヒアリング等をしたりして具体的に減らすためにはどうしたらいいかという方策を今立てられている最中なんですけれども、国も大風呂敷を広げたわけですから、ただ言っているだけではなくて、それをするためには国民や企業に何を求めるとか、東京都も同じで、掲げたからには具体的にどうしてくださいということを言うのが筋だと思うんです。先ほども質疑でお話がありましたけれども、板橋区だけが減らそうとしても減るわけがないので、その辺の周知に関して、先ほど田中委員からもありましたけれども、小さい自治体で区民の皆様に広告宣伝を打つわけにもいかないですから、国のほうから、東京都のほうから国民の皆様、こうしてくださいよというメッセージを発する必要があると思うんですけれども、そういったことについて連携というか、どういうふうに進めていくかという話合いみたいなことは行われているのかどうか。先ほど、東京都の場合は区の何とか会というのがありましたけれども、それは23区の課長が集まって話をしているだけであって、東京都から国からの具体的な発信をどうしますかということは出ていないと思うので、そこをやはり、区民の皆様、国民の皆様に発信していかないと、減らそう、減らそうといっても減らないと思うんですが、その辺の状況についてお聞かせいただきたいと思います。 ◎環境政策課長   国のほうも、都のほうも2050年にゼロということで、それぞれ表明を発して進めていくという話になっております。  区のほうも、先ほどおっしゃるとおり、同じく2050年にゼロというところで進めていきたいというふうに思っておりまして、実は、温室効果ガスの削減や緑の保全につきまして、東京都内の全62市区町村が連携して共同している取組の事業というのがありまして、オール東京62市区町村共同事業というのがございます。これは、平成19年度から東京市長会とか、あるいは特別区長会、東京都町村会の主催ということで、東京市町村調査会あるいは特別協議会の企画運営等で意思決定機関として、この事業を機動的に効率的に進めるために、それぞれの団体の代表によって運営されているものがございます。その中で、都あるいはほかの市区町村と連携して、この事業を行うということで進めているところです。  国とは直接的には、私どもは何か会議体があって、そこに参加しているというのは特段ないんですけれども、そのような東京都のほうを通じまして、国のほうも働きかけ、あるいは都、あるいは区民の方々に働きかけるということで進めていきたいというふうに考えております。 ◆大野治彦   会議体はそれでいいんですけれども、私が言いたいのは、区が細かく設定温度は何度にしてくださいとか、いろいろ出ていますけれども、その内容と国が発信する内容と都が発信する内容が変わっていたら混乱してしまうと思うんです。やはり、統一的に、国民の皆さん、区民の皆さん、都民の皆様にこうしてくださいということを発信することをしなければ、幾ら減らそう、減らそうといっても減らないと思うんです。  そういったことで、区が一生懸命取り組んでいるのはすごいことだなと思うんですけれども、一地方自治体だけが取り組んでいることで減るわけがないので、その辺は具体的に何をしたら減りますよということを国からも東京都からも発信する必要があると思うんですけれども、区は今、一生懸命取り組んでいるから報告いただいているわけであって、私の考えなんですけれども、やはり、大きなメディアを使って、本当に深刻化していますから、国民の皆様、こうしてくださいよという発信をする必要があるというふうに考えていますけれども、区としてはといっても国のことなのでお答えすることはできないと思いますので、これは意見にさせていただきます。  あと、この計画ものというのは非常に分厚いですから、これをずっと見るといっても、区民の皆さんは見る機会もないでしょうし、ホームページにアップしても、多分、全部見る人もいないと思うので、やはり、分かりやすく発信する方法というのも今後検討していかなければならないと思うんですが、この計画ができた暁には、区民の皆様、事業者の皆様にどのように分かりやすく発信していくかということは、現状、考えられているのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎環境政策課長   委員のおっしゃるとおり、この素案を見ていただくだけでも相当なページ数になっております。ですので、まず、これに関する概要版を作ろうということで作成にも取りかかっております。それを例えばホームページ、あるいは各施設等に配布させていただいたりということも含めて発信していきたいというふうに考えております。  また、最近、様々なメディアで発信方法というのもありますので、例えばネットとかでも発信方法はありますので、そのようなものも工夫しまして、あらゆる可能性を考えまして発信していきたいというふうに考えております。 ◆大野治彦   先ほど、課長からもお話がありましたことを東京都の会議の中でも、テレビ等で目に触れるとか、耳に入ってくるという方法もすごく有効だと思いますので、もし、そういう会議体に参加されるようなことがあれば、そういうことを発信していただきたいと思います。  最後に1点なんですけれども、年ごとに、これぐらい減りましたという数値というのはなかなか見えないと思うんですけれども、その数値というのはどこで目に見えるような判断をされているのか、お聞かせいただきたいと思います。 ◎環境政策課長   こちらも、先ほどのオール東京62市区町村共同事業のほうで2年遅れでCO2の排出量というのは発表されるようになっています。ですので、情報が2年ごとになってしまいまして、2年遅れになってしまうというところがありますので、そのあたりを含めてまた進捗の状況というのは考えていきたいというふうに考えております。 ◆大野治彦   測り方です。分からないですよね。CO2は目に見えるものではないので、どこかに測定器があったりして何%減ったのかが分かるのか、どういった形で減った量という具体的な数値というのはどこで分かるのか、お聞きしているんですけれども。 ◎環境政策課長   申し訳ありません。94ページを開いていただきますと、表がございまして、二酸化炭素排出量の算定方法概要というのが書いてありまして、ここに文章でしか載っておりませんが、実際には計算式等がございまして、各部門ごとにこのような算定方法を用いて推定というか、想定の数値を割り出しているということになると思います。  実際の排出量については、場所によって、例えばCO2の測定器があったりとかというのもありますけれども、想定の数値になってしまうと思いますので、実際には、こちらの表を使いまして計算して想定しているということになります。 ◆大野治彦   ありがとうございます。 ○委員長   ほかに質疑のある方いらっしゃいますか。          (「なし」と言う人あり) ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、区民環境委員会関係組織改正について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎環境政策課長   環境政策課のほうで改めてスマートシティ・環境政策係というふうに名称を変えさせていただくという点がございます。今まで環境政策推進係という係でしたが、スマートシティ・環境政策係というふうに名称を変更させていただくということがあります。  実際には、板橋区らしいスマートシティの早期実現に向けて、高島平グランドデザイン等のまちづくり部門と連携して、スマートシティの推進に関する実証実験を検討するなどを加速していくということで名称変更あるいは職務の内容を少し変更するという部分になります。
     以上になります。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆吉田豊明   確認なんですけれども、係長以下、人員体制の変化があるのかどうか。  それから、先ほど、高島平等での環境政策というんですか、住宅での環境政策というんですか、そういう点も加味したということでいいのかな。そうすると、つまり、今までの環境政策推進係がスマートシティ・環境政策係というふうになると、随分変わってしまうような気がするんだけれども、高島平の住宅での環境などを追加したものというふうに理解していいのかどうか、お願いします。 ◎環境政策課長   高島平に限ることではないんですけれども、基本的には高島平というところにつきまして、例えば高島平地域につきましては都市基盤とか、あるいは建物の老朽化、あるいは少子・高齢化など諸課題を抱えているという部分になります。  平成27年度では、高島平グランドデザインを策定したということもありまして、区では現在、高島平グランドデザインの策定後のSDGsやSociety5.0などの社会情勢の変化も踏まえるということで、高島平地域と都市再生実施計画を今策定しているところだと思いますが、そちらのほうと連携して、スマートシティの取組を進めていきたいというふうに考えております。  今までまちというフィールドというのを環境政策課としてはなかなか連携がなされていなかった部分があります。今後、まちづくりと連携して、今まで個々の例えば建物とか事業所の方に対して助成制度等を行ってきたんですが、まちづくりを全体としてCO2の削減に向けてスマートシティ化を進めていきたいというふうに考えております。 ◆吉田豊明   最初に聞いた人員体制の変化等はどうでしょうか。 ◎環境政策課長   基本的には大きな変化というのはございません。 ◆吉田豊明   変わらないということですか。分かりました。 ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、「いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2025」(原案)について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ポイントを絞りまして、少し概要について触れさせていただきたいと思います。  資料6をご覧いただけますでしょうか。  いたばし文化芸術・多文化共生ビジョン2025の原案について、ご報告です。  かがみ文の項番の1をご覧ください。  本件につきましては、11月の区民環境委員会で素案についてご意見をいただいた後、11月14日から30日にかけての17日間、パブリックコメントを行いましてご意見を頂戴しました。  結果としては、1名の方から1件のご意見をいただいております。1件の内容としては記載のとおりでございまして、ビジョンの方向性にご賛同を後押しいただけるようなコメントでしたので、パブリックコメントを受けてのビジョンの修正はございません。  項番2の表は、素案の時点からの変更点を列挙しております。前回委員会で様々なご意見をいただき、ありがとうございました。11月の委員会でいただいたご提案に伴う変更となりますが、全てのご意見についてご対応、追加等をさせてもらっております。大きく7つの項目となりますけれども、一覧表に記載の内容となっておりますので、よろしくお願いいたします。  原案本体のご説明としては以上になるんですが、今回初めてお示しさせていただく資料といたしまして、別紙の3をご覧いただけますでしょうか。カラー刷りのA3型のペーパーとなっております。パンフレット形式の資料となっております。  こちらに関してなんですけれども、作成の目的につきましては、まず、ビジョンを多くの人に知ってもらうことが何より大切だと考えておりますので、それを手に取っていただくことが、まずこの計画を知っていただく入り口だと感じております。そのきっかけづくりとなるツールとして、このほど概要版という形で作成いたしました。今回のビジョンで特にお伝えしたいポイントに絞って、図表であったり、写真、グラフ等、広角的に利用することで理解しやすいつくりというものを心がけました。  以上になりますが、最後に、今後のスケジュールについてご説明いたします。  先ほどのかがみ文の下部の項番3をご覧いただけますでしょうか。  項番3の表の今後の予定の部分になりますが、本日の区民環境委員会でご報告、ご了承いただいた後、パブリックコメント結果公表、策定という段取りで進めていく予定となっております。  以上でございますが、今後は、板橋区と文化・国際交流財団が連携、協力しながらビジョンの実現に向けて取り組んでいきたいと考えております。  以上でございます。ご審議よろしくお願いします。 ○委員長   こちらは原案となりますので、質疑につきましては前回からの修正点など最終確認として行っていただきますようお願いいたします。  本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆しいなひろみ   よろしくお願いいたします。  先ほど、吉田委員からもご意見があったように、可視化させるというのはすごく大切なことだと思うんです。特に文化芸術とかは、特に気をつけなければいけないなと思うんですけれども、概要版とか、こういう冊子というのは専門のデザイナーさんとかに頼んでいるんですか。 ◎文化・国際交流課長   今回のビジョン本体、そして、概要版を含めてですけれども、デザイナーであったりだとか、いわゆるコンサルだとか、そういった委託は一切行わずに、職員のマンパワーで対応しております。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。こういったところに長けているセンスの良い職員さんがその課にいらっしゃるということなんですよね。  次なんですけれども、今回のビジョンの特徴というのは、文化と多文化の一体化ということなんですが、これを最終的にどのような形で反映させるのか、そのあたりの意気込みとかがあったらお聞かせいただきたいんですが、いかがでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   まず、一体化の背景についてなんですけれども、平成29年に国の法律の文化芸術基本法というものが改正されまして、その中で、振興に当たっては国際交流も含めて検討していくことが理想というお話が改正のポイントとされました。  一方でなんですけれども、多文化共生のほうを推進していく、そちら側の視点からも外国の方が住みよくなる社会をつくっていくためには、日本の文化に触れてもらうような機会をつくっていくということも重要となっています。両方の側面があるんですけれども、このような点を、今回、行政として進めていく必要があるので、文化と多文化を一体化させた珍しい形ではあるんですけれども、ビジョンをつくった次第でございます。  ポイントとなってくるのは、文化をツールに、多様性を受け入れるような社会をつくっていくということになると思うんですけれども、例えば今回のビジョンで重点目標というのを幾つかお出ししているんですけれども、その中で絵本のまちというのもありますが、そういったところは絵本という板橋の特色あるオリジナリティある文化をツールに、需要、供給、最終的にはそういった供給、消費まで生み出すような社会をつくり出していければなということで、そういう社会の中で誰もが活躍できる社会をつくっていくと。  あと、別の視点からリニューアルしたばかりの美術館なんかもあるんですけれども、そういったところで視覚障がいの方も楽しめるような展示のイベントをやれば、そういったところで文化を通じて障がいを持った方も楽しめるという社会がつくり上げていける。こういった形で文化をツールに多文化を実現するという姿勢をビジョンで打ち出して入れているのかなと思います。  SDGsに関する取組というのも、今回、特設のページを作って設けているんですけれども、SDGsの目標というのも誰1人取り残さない社会というのがあるので、そういった部分で共通する部分がありますので、こういったビジョンを達成することがSDGsのゴールの達成にもつながるものではないかと考えております。  以上です。 ◆しいなひろみ   ありがとうございます。  先ほど、小野田委員からもご意見があったように、大草原のモンゴルで馬に乗るとか、そういったイメージを持つだけでもすごく心が満たされてすばらしいと思います。  少し現実的な話なんですけれども、概要版とか冊子というのは、販売経路とか価格とかの設定というのはあるものなんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   概要版は本体に関心を持ってもらうツールとして作ったところなんですけれども、販売の有償頒布という形の表現なんですが、区役所1階の入ってすぐのところにある区政情報課のほうで販売を予定しております。  それとあわせて、閲覧に関しては、区政情報課に併せて、11か所ある区立の図書館のほうでも閲覧が可能ですし、当然、文化・国際交流課でも閲覧いただくことは可能となっております。  あとは、紙ベースでは必要ない方というのは多くいらっしゃると。かなりお金もかかりますので、ホームページのほうでご覧いただくという形でのホームページでの公開も行う予定でおります。  値段のほうなんですが、本体の冊子は少し検討中の部分もあるんですけれども、大体1,000円前後を予定しておりまして、概要版、先ほどの最後のパンフレットは180円ぐらいになるのかなと。ただ、いずれもホームページでカラーバージョンのデータを公開しますので、必要に応じて、活用する方法を使っていただければなと考えております。  以上です。 ◆しいなひろみ   1,000円と聞いてちょっと驚いてしまったんですけれども、ここはまたよく精査されるということでよろしいんですよね。ありがとうございます。  以上です。 ○委員長   ほかに質疑のある方。 ◆小野田みか   よろしくお願いします。  簡単な質問なんですけれども、子どもとかの情操教育のお話をされたんですが、これについて、板橋区の区立の小学校とか中学校とかと何か連携していることはあるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   今回のビジョン策定に当たっても、教育委員会の担当者も含めて策定に関わっておりまして、いろいろ子どもたちを絡めた事業というのを実施しております。  例えば、分かりやすいところですと、区立の美術館のほうで区内の小学校のお子さんたちに鑑賞してもらうような教室、板橋らしい施設でもありますので、そういったものを活用した教育というのも実施しているところでございます。 ◆小野田みか   その教室というのは、どういうことを学ぶ教室なんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   区の美術館の展示のタイミングに合わせて各種展示しておりますので、その時期に合わせまして、必要に応じ、少し離れたような学校であれば、バスを活用した移動という形にはなるんですけれども、学年単位でお子様にそういう美術に触れてもらうきっかけというものを感じてもらう機会という形になっております。  学校の都合もあるので、こちらが一押しにしている時期と学校のカリキュラムの関係もあったりで、なかなか難しい部分もあるんですけれども、そのような形の事業は展開しているところでございます。 ◆小野田みか   ありがとうございます。  ということは、区内の区立小学校、中学校の生徒さんたちが、そういう美術館とかそのほかの区の施設で文化芸術に触れて心を豊かにするような取組を積極的に行っているという認識でよろしいんですね。 ◎文化・国際交流課長   はい、おっしゃるとおりです。 ◆小野田みか   ありがとうございます。  もう一つなんですけれども、デジタルトランスフォーメーションが進んでいる社会ということなんですけれども、板橋の特色ある文化芸術とかを、例えばGIGAスクールで子どもたちのタブレットに板橋区のこういう文化芸術といって動画とかも見られるようなシステムをつくりやすいと思うんですけれども、そういうDX社会との関係とか取組みたいなものがあったらお聞かせいただけますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   DXの推進に向けた取組ということでございますけれども、今回の原案の中でも47ページの中で、今回、コロナという感染症の拡大という中で対応したものの中で「板橋おんらいん寄席」というものを行いました。これは、板橋には板橋落語会というものがございまして、そういった伝統文化を、ちょうど緊急事態宣言が発せられて学校が休校中のときに、休校中でご自宅にいるお子さんたちに向けてこういったものを発信していったものがあったんですが、これも実際、教育委員会と連携しながら話を進めていったという背景もございますので、こういったいろいろなものをバリエーションを増やしながらDXの推進に努めていきたいと考えております。 ◆小野田みか   ありがとうございます。  DXの推進というか、いろいろなバリエーションを増やしていただけるということでとてもいい取組だと思うんですけれども、DXを利用して文化芸術を区民の皆様に発信したりとか、体験していただいたりとか、そういう視点で取り組んでいただけたらいいと思いますので、よろしくお願いいたします。  ありがとうございました。 ◎文化・国際交流課長   もしよろしければ、追加でもう一点だけよろしいですか。  美術館のほうでの取組になるんですが、美術館のほうで収蔵している作品をデータ化して美術館のホームページでこういったものを館蔵品として保有しているというものを発信しているという取組もあります。  あと、コロナ中においては、各種展示を動画でスピーディに配信したという実績もございますので、そういった部分でもDXも実行している状況でございます。 ○委員長   ほかに。
    ◆吉田豊明   最終的な確認の委員会だということで、19ページの伝統芸能を加えていただいた点は非常によかったというふうに思うんです。  それと、コロナ感染拡大の下での芸術活動の記述はもう少し強めたほうがいいんじゃないかというふうには感じました。もしスペースがあるようでしたら検討していただきたいということと、写真にキャプションをつけたというふうになっているんですけれども、例えば概要版のほうで言うと、この写真には全てキャプションがなくて、知っている人は分かるんだけれども、知らない人は何をやっているんだか分からないということ。  それから、この本体のほうについても、大きなところの写真はこれが何なのかという説明が入っているんですけれども、小さい写真のところはほとんど全て入っていないという点は、これは改善していただいて書いていただく。例えば概要版で言えば、開いて左側のページの右側の上は美術館ですよね。真ん中は分からなくて、3番目は旧粕谷家、4番目は分からなくて、5番目も分からないという感じなので、ここら辺を分かるように記入していただきたいということをお願いします。どうでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   3点いただきまして、まず、1点目のコロナのスペースについての検討をもう少し追加でというお話をありがとうございます。こちらに関しましては、やはり、重要な部分とこちらも認識を持っておりますので、今回、新たにお配りした概要版、パンフレットのほうに、最終ページになるんですけれども、少し大きめのスペースを取ってご紹介しておりますので、こちらの対応でご了承いただければと思います。  2点目の写真についてのキャプションをというお話ですけれども、おっしゃられた本体のほうにつきまして、前回の委員会でキャプションをというご指摘をいただきまして、本体のほうの例えば10ページとかをご覧いただくと、左側に大きな写真があって、右側に中程度の写真があるんですけれども、大きな部分の写真については、今回、キャプションを加えました。右側の写真については、説明する文章の中で事業の説明がございますので、今回、こちらの右ページ部分の写真については省略させていただいているというのが状況でございます。  あわせて、概要版のほうにキャプションをつけるべきではないかというお話をいただきましたが、確かにおっしゃられるとおり、我々分かっている人間からすると、この写真でイメージが伝わってくるものがあるんですけれども、やはり、写真の大きさが限られている部分があるので、そこにどれだけの量の文章、キャプションを載せられるかという部分も含めて検討しながら、可能な範囲で対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○委員長   ほかに質疑のある方。          (発言する人なし) ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、板橋区立文化会館大・小ホール天井板落下防止工事について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   ポイントを絞って概要を説明させていただきたいと思います。  資料7番をご覧いただけますでしょうか。  項番1、工事の趣旨でございますが、平成23年3月に発生いたしました東日本大震災におきまして大規模空間を有する建築物の天井落下事故というものが発生いたしました。平成26年にこの事故を受けまして、法律、建築基準法施行令が改正されたところでございます。関連の事故として知られているものが千代田区にある九段会館で起きた事故というものが知られていると思います。  このことによって、特定天井と言われる天井については、該当する箇所については新しい基準への脱落対策というのを適合すること、対応していくことが求められることとなりました。文章になくて補足なんですけれども、区立の文化会館につきましては、直ちに新基準に適合、法令上、義務を負う施設ではございません。文化会館は既存不適格という位置づけとなっておりまして、建築時は法律で合法であったんですけれども、その後のいろいろな法改正によって現行法に対して不適格な部分が生じている状況の建築物という説明になります。そのまま使用していても違法ではないんですけれども、増築であったり改築を行う際に、そのときに併せて法令に適合するように建築しなければならない扱いとなっております。とはいえ、大勢の皆様にご利用いただく施設でもありますので、少しでも早い時期に安心してご利用いただきたいという思いがありまして、今回、この時期に工事に着手するという状況でございます。  続いて、項番の2番に移っていただきたいんですが、工事の概要に移りますが、対象の施設は文化会館の大・小両ホールになります。  工期につきましては、大ホールが令和4年4月1日から9月30日までの6か月間になります。小ホールについては、令和4年2月1日から9月30日までの約8か月間になります。工期の始まりが令和4年なので、1年ぐらい先の話になるんですけれども、大ホールの予約が1年前からスタートしてしまう状況でありますので、来月、スタートする状況でありますので、この時期にご報告させてもらうという状況でございます。  工事期間中については、文化会館を休館にするのではなくて、大・小ホールの利用のみを休止する方向で今検討しております。  工事の対策については、落下防止措置という形で、これは施設経営課のほうに執行委任をいたしまして、専門的な見地から工事を進めていく形となります。  最後に、一番下の項番3の周知方法についてなんですけれども、委員会に報告した後に、可能な限りの手段を用いて、今7つ予定しているんですけれども、発信していく予定でおります。  まず、広報紙については、今週末2月20日号で早速周知させていただく予定です。  こちらには記載がないんですが、文化会館の利用のお得意様の文化団体等にも会議等を通じて私のほうから説明していく予定でおります。  裏面をご覧いただきたいんですが、それぞれこちらをグラフで表していますが、大・小ホールそれぞれの今後のスケジュールを図式化したものでございます。  説明は以上でございます。よろしくお願いします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆しいなひろみ   よろしくお願いいたします。  1点だけ教えていただきたいんですが、大ホールと小ホールの工事期間なんですが、大ホールのほうが大きいのに工事期間が短くて、小ホールのほうが長いのは何か理由があるんでしょうか。 ◎文化・国際交流課長   基本的な工事の方法は大きくは変わらないんですが、小ホールについては、天井板を軽量化したものに取り替えた上で、フェイルセーフという形でネットを張る工事を行うという形になるので、天井を交換するという作業が大ホールに比べて追加となるので、工期についても2か月余分に見ているという形になります。 ◆しいなひろみ   分かりました。ありがとうございます。  以上です。 ◆吉田豊明   1つは、既存不適格という中でこうした状況にあるということを、例えば議会や区民が知ることができるのかどうかということと、もう一つは、この工事の際に、特に大ホールのほうは音響が課題であるということはかねてから芸術家の方々から言われているんですけれども、こうしたことの解決する課題があって、この工事と一緒に音響の工事もやる必要があるんじゃないかという、この辺についての認識と、それから、具体的にこの工事はどのように行うのか、教えていただきたい。3点お願いします。 ◎文化・国際交流課長   既存不適格という位置づけについてのご説明になりますけれども、今回の議会、委員会でのご説明と併せて、これから、やはり、一番多く使っていただくのが文化施設というところもあって文化団体の方になりますので、その方々への今後の説明の中でも、そこの部分については丁寧に説明していきたいと考えております。  あと、音響に関しては、今回、保守の業者ですので、音響設備に関して管理している専門家の業者にも、今回の工事がどのような影響を与えるかというのを確認しながら進めているところなんですけれども、今回の工事で音響の環境が悪くなるということは全くありません。  あわせて、改善という部分に関しましては、音響の工事となると、施設全体の手を入れていかないとならない大規模な工事になりますので、その点については、また改めて大規模改修であったり、そういう時期に対応していきたいと考えております。  あともう一つ、具体的な工事の方法になりますけれども、工法の名前といたしましては、フェイルセーフ工法という形を取ります。方法といたしましては、天井の落下を防止するという形になりますので、天井付近にネットを張り付けるような形で、落下したとしても下の地面のほうまで到達しないような形での工事を大・小ホールともに行うという形になります。この件については、国土交通省のほうでも認めている工法でございまして、実際に近隣の区、北区の北とぴあも同様の多目的のホールになっておりまして、同じつり天井の状況を抱えていたんですけれども、今回と同様のフェイルセーフ工法を活用して対応しているという状況でございます。 ◆吉田豊明   ありがとうございます。以上です。 ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、キャッシュレスポイント還元事業実施結果について、理事者より追加の説明はありますでしょうか。 ◎産業振興課長   補足の説明をさせていただきたいと思います。  昨年の新型コロナウイルスの感染拡大、特に第1波、第2波の影響によりまして、飲食店をはじめとする小売・サービス業などを営む板橋区内の個店の売上というところは大幅に減少したところでございます。そうした個店を支援いたしますとともに、感染症の予防対策につながるキャッシュレス決済の推進を図るために、昨年10月、11月の2か月間、PayPay株式会社とコラボレーションいたしまして、キャッシュレス決済での支払いにより最大20%分のポイントを利用者へ還元するキャンペーンを実施したところでございます。  資料のほうの項番7の事業実績にもございますように、実施期間中の経済効果額(決済額)につきましては9億5,800万円に上りまして、区内の消費喚起に一定の効果を上げることができたと考えております。  また、参加店舗数が事業実施前と比較いたしまして619店舗増加の2,942店舗となったほか、利用者数は推定でございますが12万5,000人となり、その増加率は1.89倍、決済回数につきましても、推定22万2,000回に及び、その増加率は3.36倍と、いずれも大幅に増加しており、キャッシュレス決済の活用に弾みをつけることができたとも考えております。  一方で、当初、還元額を最大で2億4,000万円と試算していたところでございますが、実際のところは約1億5,200万円にとどまったところでございます。こちらのほうの要因といたしましては、11月中旬からいわゆる第3波によりまして飲食店等への営業時間短縮の要請が出されまして、利用者数、利用回数が伸びなかったことなどが影響したと推察しているところでございます。  項番8の総括にもお示しいたしましたように、経済効果額、参加店舗数、利用者数、決済回数とも増加していることから、新しい生活様式に対応した上で、区内の消費喚起に効果を上げ、事業目的を達成することができたというふうには考えております。  補足説明につきましては、以上でございます。ご審議のほど、よろしくお願いいたします。 ○委員長   本件について質疑のある方は挙手願います。 ◆吉田豊明   項番7の(2)の還元額が1億5,200万円ぐらいで、当初の予算では使うお金が2億4,000万円ということで、この事業の中で国の補助金はどのくらいになっているのか。そして、還元額が若干低かったことで国に返さなきゃいけないというようなことがあるのかどうか、教えてください。 ◎産業振興課長   地方創生臨時交付金につきまして1億5,198万円ほど充当したところでございまして、それは上回っているところなので、国に返すというようなことはございません。 ◆吉田豊明   そうすると、計算して、区費でこの事業が最終的にどのくらいの費用を費やしてこの事業が終わったのかについて、数字とかが分かるようでしたら教えていただきたいんですけれども。 ◎産業振興課長   還元分をおおよそ充当したような形になっておりますので、ほかの部分で使ったところは、およそ区の単独の経費とすると400万円ぐらいというところでございます。 ◆吉田豊明   これは、当初からそうなるということを想定していたものではないとは思います。それで、PayPayでの支払いができるお店で、より多くのものを買っていただこうということが必要だというふうに思うんです。そういう点で、こんなに余らせたので、例えば、どこかの機会でこれを再度、短期間でも行うというようなことは考えていらっしゃらないのかどうか、お伺いします。 ◎産業振興課長   こちらもいろいろと耳にするところでは、小売店の方々からも非常に好評いただいているところでございます。また、区長への手紙につきましても、またやってほしいというような小売店からのリクエストとかもあることがございます。  一方で、現時点ではなかなか環境的には非常に難しい状況かなとは思っておりますので、アフターコロナというようなところで消費喚起が必要な場面では、こういった形で、また同じくキャッシュレス決済でやるかどうかというところも含めて、消費喚起についての施策というところは展開していきたいというふうに考えております。 ◆吉田豊明   ありがとうございます。 ○委員長   ほかに大丈夫でしょうか。          (発言する人なし) ○委員長   本件につきましてはこの程度でご了承願います。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、1月19日の閉会中の委員会で継続審査と決定した陳情第5号ほか2件につきましては、別途議長宛て継続審査の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   次に、調査事件でありますが、引き続き地域自治の振興、産業の振興及び環境保全等の区政に関する調査の件につきまして、別途議長宛て継続調査の申出を行うことにご異議ございませんか。          (「異議なし」と言う人あり) ○委員長   ご異議がないものと認め、さよう決定いたします。  ──────────────────────────────────────── ○委員長   以上をもちまして、区民環境委員会を閉会いたします。...