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  1. 豊島区議会 2018-07-11
    平成30年環境・清掃対策調査特別委員会( 7月11日)


    取得元: 豊島区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-30
    平成30年環境清掃対策調査特別委員会( 7月11日)   ┌────────────────────────────────────────────┐ │             環境清掃対策調査特別委員会会議録              │ ├────┬─────────────────────────┬─────┬───────┤ │開会日時│平成30年7月11日(水曜日)          │場所   │第2委員会室 │ │    │午前10時 〜 午前11時01分         │     │       │ ├────┼─────────────────────────┼─────┼───────┤ │出席委員│清水委員長 ふま副委員長             │欠席委員 │       │ ├────┤ ふるぼう委員  村上(典)委員  芳賀委員   ├─────┤       │ │    │ 高橋委員  河原委員  村上(宇)委員     │     │       │ │ 9 名│ 渡辺委員                    │な し  │       │ ├────┼─────────────────────────┴─────┴───────┤ │列席者 │磯議長  根岸副議長                             │ ├────┼───────────────────────────────────────┤ │説明員 │宿本副区長                                  │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │ 兒玉環境清掃部長  小野環境政策課長環境保全課長)  井上ごみ減量推進課長     │ │           峰田豊島清掃事務所長                       │ ├────────────────────────────────────────────┤ │ 宮川土木担当部長  柴土木管理課長                          │
    ├────┬───────────────────────────────────────┤ │事務局 │渡辺議会総務課長  関谷議会担当係長  松村書記               │ ├────┴───────────────────────────────────────┤ │                 会議に付した事件                   │ ├────────────────────────────────────────────┤ │1.会議録署名委員の指名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1  │ │   芳賀委員河原委員を指名する。                          │ │1.委員会運営・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・  1  │ │   正副委員長案を了承する。                             │ │1.平成29年度豊島ごみ収集量資源回収量について・・・・・・・・・・・・・  1  │ │   井上ごみ減量推進課長より説明を受け、質疑を行う。                 │ │1.次回の日程について・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12  │ │   9月4日(火)午前10時 委員会開会することとなる。              │ └────────────────────────────────────────────┘   午前10時開会清水みちこ委員長  それでは、ただいまから環境清掃対策調査特別委員会開会いたします。会議録署名委員を御指名申し上げます。芳賀委員河原委員、よろしくお願いいたします。 ───────────────────◇──────────────────── ○清水みちこ委員長  委員会運営について、正副委員長案を申し上げます。  本日は、案件1件を予定しております。最後に、次回の日程について、お諮りいたします。以上ですが、運営について何かございますか。   「なし」 ───────────────────◇──────────────────── ○清水みちこ委員長  それでは、次に、本日の案件に移ります。  平成29年度豊島ごみ収集量資源回収量について。理事者より説明がございます。 ○井上ごみ減量推進課長  それでは、平成29年度の豊島ごみ収集量資源回収量がまとまりましたので、御報告させていただきます。資料をお取り上げ願います。  まず、1のごみ収集量について、でございます。平成29年度の可燃ごみ不燃ごみ粗大ごみ、それぞれの区収集量区民1人1日当たりごみ量でございますが、可燃ごみは5万2,435トンで、前年度より86トンの増加不燃ごみは2,030トンで、前年度より4トンの減少粗大ごみは2,166トンで、前年度より153トンの増加。そして区民1人1日当たりごみ量は541グラムで、前年度より2グラムの減少、となっております。  下のグラフごみ収集量推移をごらんいただきますと、可燃ごみは、平成25年度から順調に減少していたところが、平成29年度は微増したことがわかります。不燃ごみは、平成25年度から順調に減少していることがわかります。粗大ごみは、平成25年度から増減を繰り返しておりますが、ほぼ横ばい状況であることがわかります。区民1人1日当たりごみ量は、平成25年度から順調に減少していることがわかります。  このことから、ごみ量減少傾向にあることには変わりないことがわかります。平成29年度の合計増加しているのは、人口増加、そして転出入などに伴い、粗大ごみ増加していることなどによるものと考えられます。  次に、2の資源回収量について、でございます。表に記載されているとおり、区が行っている行政回収は、1万971トンで前年度より411トンの減少町会に御協力いただき進めております集団回収は、3,119トンで前年度より363トンの減少という状況でございます。  そして下のグラフ資源回収量推移をごらんいただきますと、25年度からの資源回収量合計は、減少傾向推移しております。回収量増加傾向に至らないという状況につきましては、インターネットの普及、利用などにより、新聞や雑誌などの回収が減収をしていることなどによるものと考えられます。  雑駁な報告でございますが、以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○清水みちこ委員長  説明が終わりました。質疑を行います。 ○村上典子委員  順調に減っているということですけれども人口がやはり、先日29万人を迎えたということで、1人当たりごみ量というのは、この辺は人口が、ふえた人口に対してのごみ量であって、その辺どういうふうな評価をしているんでしょうか。順調だというところと、流出入による粗大ごみ増加というところぐらいでしょうか、人口増加が与えるごみ収集量のことに関しては何かコメントありますでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  簡潔に申し上げますと、人口がふえている割にはごみの量がふえていないということになるんです。これを概算で申し上げますと人口増が28年度から29年度ですと、プラス2,804人で、増加率が100.99%というところがございます。ところが、ごみのほうは、プラス合計で236トンで100.42%の増加ということで、人口増のほうが、ごみ増加率よりも上回っているという状況ですので、1人1日当たりの量は減ってきているという傾向でございます。  あと人口お話ですと、転出入豊島区の場合は例年、大体3万人程度、やはり転出入がございます。ですので、その方々が、やはり転出入の際に粗大ごみを出されるというのは、この4年続いていることだと思います。また中には安価な家具とかで、いわゆる寿命といいますか、買いかえの速度が早まっているんではないかということも考えられます。粗大ごみがちょっと、突出してふえてきているというところがございます。 ○村上典子委員  人口がふえている割には、ごみはふえていないということで、ごみを出さない生活というか、あと資源に、その割には、資源はどうなのかなという気はするんですけど、資源回収量は、先ほどのようにこれは新聞も含めてですので、新聞を読まない人もふえているというところで、社会状況が変わってきている部分もあるのかなと思います。  そこで、第三次豊島一般廃棄物処理基本計画と、2014年から2028年まで15年間の長期計画の中の最後に、ごみ量の予測と計画目標というのがありまして、これが平成30年度、今年度が短期目標のところで見直しが入るのかなと思うんですけれど、これに比べて、これは大きく人口が違うのかなというふうに思うんです。この長い計画目標に対しての、平成29年度の実績というのはどのように評価しているか。 ○井上ごみ減量推進課長  今の御指摘、大変、重要なところでございまして、実は平成30年度の1人1日当たり目標は、540グラムというふうに定めました。以前の計画です。それが、29年度は541ということで、ほぼ同じ、1年前倒しで達成しているという状況がございます。それに加えて、人口は多くなっているというところですので、それを勘案しますと、実際、目標値をかなり上回っている状況というふうに、私ども分析しているところでございます。  ですので、計画を立てた当時の人口予測、これから、また計画を改定していく際には、その人口予測に基づいて、この5年なり10年の減少率などを勘案して、目標値もこれからまた定めてまいりたい、というふうに考えております。 ○村上典子委員  具体的に、長期計画なんで、いつ見直しはやるんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  計画見直し、何といいましても、大もとといいますか、大切なデータはごみ量になりますので、実は今年度から、豊島区では池袋周辺繁華街地区ごみ収集見直しというのを行っております。そして、あと不燃ごみ資源化というのも始めましたので、今年度終わった後、要するに、新しい状況でのごみ量はどうなってくるか、その辺を踏まえて、次の計画に入りたいと思いますので、早くても、平成31年度以降になるかと思っております。 ○村上典子委員  着実に計画に基づいて行われているというところと、あと人口増のところをどう考えるか、ということなんです。この間、ちょっと一般質問でも、ごみ回収等では、かなり大きな税金を使っているというところで、そうしますと1人当たりごみの量は減っているんですけれども人口がふえていることによって、今年度の収集予算等に影響するほどかどうか、という部分を教えていただければと思います。 ○井上ごみ減量推進課長  ごみ収集量予算上への影響というのは、今年度は認めてございません。今年度の予算範囲でできる状況でございます。  また、資源回収につきましても、本年度ちょっと業者が変わったということもございましたけれども、前年度よりも、下回るような予算でできる範囲で、今、努力しているところでございます。 ○村上典子委員  ぜひ、安定的なごみ収集、また、できるだけ燃やさないでリサイクルにいくように、それで、またリサイクルよりはリデュースということで、ごみの出ない生活というものの普及啓発に関しても、努力していただきたいと思います。 ○渡辺くみ子委員  何年ぶりかに戻ってきたという感じで、済みません、頭下げることないですけど、失礼しました。  だから、ちょっとずれている部分があるかなというふうな認識を持っているんですが、今の御質疑の中で、ちょっとその全体像がふえているのは、人口増とそれから転出、転入等関係というようなお話がありました。今後、いろんなまちづくりを、さっき池袋駅周辺の話もありましたけれども、この数年間の中で、開発がものすごく行われて、相当数区民の方がふえるという感じもあるんですけれども、そういうことに対する構えとか、何かあるんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  人口増によりますやはりごみ排出量ごみといいますか廃棄物排出量というのは、当然、増加してくる傾向にあります。ただ、私どもの場合は、啓発事業に力を入れて分別して出していただく、そして、また豊島区の場合は、可燃ごみにつきましては、全域で週2回という体制になりましたので、そういったところからごみ減量を推進していく。資源をふやせばその分ごみが減ります。ですから、我々としても、ごみを減らして資源をふやしていこうということで、今も取り組んでいますし、直接すぐ効果が出るわけではございませんけれども出前講座といいまして、分別の大切さ、あと食品ロス削減の大切さ、そういったことについて、小学校で出前講座をしていたんですけれども、2年ぐらい前から保育園でも行っております。昨年は保育園でかなり人気がございまして、10園以上の保育園で、果たして幼児がわかってくれるんだろうかと不安にはなったんですけど、職員が非常に上手に説明して、園長先生からも非常にお褒めの言葉をいただいたりしておりまして。ですから、そういうお子さんが御家庭へ帰って、やっぱり分別の大切さ、リユース、リデュース、そして最後リサイクルの大切さ、そんなことがありますと、広がってかなり実効性あるんじゃないか、というふうに見ているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  本当に、保育園とか幼稚園とかというのは、全然考えませんでしたんで、すごいなというふうに思っています。日常的には、私たちもきちんと孫に伝えたほうがいいわけですね。学んでいきたいというふうに思います。  それで、もう一つ、去年もやっぱり同じ時期に、ごみ減量等関係質疑があったと思うんですけれども、そのときに課長が、2Rとの関係では徹底していくという、今のお返事というか御答弁のとおりの中身をされているんです。いわゆる平成20年、ちょうど10年前にサーマルリサイクル廃プラが導入されて、導入されたそのころというのは、それまで相当細かく分別をしていたのが、全然そうじゃなくなったということで、すごく戸惑った印象を持っているんですよね。今の状況に定着してきているんだろうというふうに思うんです。基本的にこういう動きに対して、どのようにお考えになっていらっしゃるんでしょうか、この10年間の総括というか。 ○井上ごみ減量推進課長  今、御指摘ございました平成20年の廃プラサーマルリサイクル、こちらは、埋め立て処分場東京湾のところにあるんですけれども、そこへ行きまして、いわゆる埋め立てている地層を見ますと、あるところに、要するにペットボトルや何かが破砕されたのが、ぶわっと層になっているんですね。ですから、それまでは結局、破砕して埋めるしかなかった、それがでも6割近くあったというふうにも聞いています。ですから、それが要するに、燃やす技術ですとかそういうことができて、熱回収もできるということで、サーマルリサイクルが始まりまして、これはこれで非常にそういった埋立処分場延命化については、確実に効果が出ていることでございます。  そして、ただその後にペットボトルどもリサイクルして、製品としても再生できる、かなりそれも良質なものが出てくるということになりまして、全国で、ペットボトルペットボトル資源として回収しよう、という動きになってまいりました。それで豊島区も、当然それを今、実施しているところでございます。  ですので、そういう意味では、技術の革新で、今まで、直接埋めていたものが燃やせるようになって、当然ごみ量が減っていく、そういう流れがあって、一方で、またそれを製品として再生するという方向、今、二つの方向で来ているというふうに認識しております。ただ、リサイクルの場合、やはりそれなりに経費もかかるし、排出していただく区民の皆様に、今お話も出ましたように、分別の、やっぱりお手間をとらすようになるというところがございます。  ただ、いずれにしましても、ごみを減らしていくということは至上命題ですので、そのためにどうしていくか、ということをやはり念頭に、これからも進めていきたいと考えています。 ○渡辺くみ子委員  何でしたか、何とかリサイクル、あれが導入されるときというのは、後ろ向きになるような、そういう印象をすごく持ちまして、サーマルリサイクル。結局、今まで、徹底してプラスチックとか、それからお菓子セロファンみたいな、ああいう袋とか、いろんなことを相当意識して分けていたのが、急に、もう燃やせる、燃やしていいごみというふうになって、やっぱり、ああいうことが徹底をされる中で、資源に対する意識というのは相当根づいてきたんだろうというふうに思うんです。今は、もちろんペットボトルとか部分的には徹底したやり方をされていますけれども、やっぱり意識からいうと揺らいでくるんじゃないか、というふうに思うんですね。この間の区の御答弁というのは、やっぱり循環型社会をきちんとつくっていくという基本路線というのを、お持ちでいらっしゃるわけですけれども、そういう部分見直しとか、何らかの改めての関わり方というか、さっき村上委員もおっしゃいましたけれども、基本計画的なところの見直しをしていくとか、そんなような方向づけとかというのは、何かお考えでいらっしゃるんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  ごみを減らすためにどうしたらいいか、というところから考えまして、やはり資源回収というのは大切でございます。豊島区の場合は、平成7年のパイロットプランから始めて、資源回収を続けてきておるわけですけれども、この間、そういったパイロットプランに基づいた瓶、缶、ペットボトルですとか、紙類、布類のほかに、いわゆる粗大ごみの中から金属を抽出して資源化したり、そして、今回この4月から不燃ごみ資源化ということで、昨年、水銀に関する水俣条約も発効されましたので、その点をきちんとしなければいけない、ということもございましたけれども、やはり資源を大切にするということで、この4月から始めております。  ですので、そのときそのときの段階で、私ども資源化に向けて着実に進めてきたつもりではございますが、まだやはり、プラスチックお菓子の袋を、豊島区では、今、燃やしています。燃やさないで資源化している区もございます。ただ、やはりそれには手間とお金もかかるとか、あと、限られた集積所をどういうふうに使うか、ということなど、課題がやっぱりありますので、そういった課題についても、やっぱり検討をこれからしていきたい、というふうに考えているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  ちょうど東京湾埋め立てに限界があるとか、いろんな経過というのは、見てきましたからわかってはいるんです。だけど、循環型社会をどうつくっていくかというのは、やっぱり一人一人の思いの中でどう定着化させていくというのが、私は一番大事なことなんだろうというふうに思いますので、そういう点では、小さいお子さんに対しても、そういうような御指導、御援助をやっていただけているというのは、もうすばらしいことだと思うんです。  ただ、やっぱり豊島区も相当やっていて、そういうのが豊島区から他区に波及していった部分も当然ありますし、そういう状況の中で、今でも頑張っている区なんかは、実際にはあるわけじゃないですか。ぜひ私は、今どういうところの区がどういうような形で頑張っているのか、とかというような資料をぜひ提出していただきたい、というふうに思います。今後、人口に関しては減ることなくどんどんふえるわけですし、それから、若い方が転入するというのも相当多いと思うんですよね。そんなようなことの中で、どう徹底させていくか、どう政策的にやっていくかということが、やっぱり問われるんじゃないかな、というふうに思うんで、それに関してはお願いしたいと思いますが、どうでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  各区の今、委員指摘のような取組み、やはり23区でも資源に対する取組みはさまざまでございますので、ちょっと23区の状況を改めて確認して、また資料で提出させていただきます。 ○渡辺くみ子委員  もう一つ、ちょっと直接、この御報告とは今日は関係ないというか、あれなんですけれども民泊問題が今、具体的に出ているじゃないですか。つい最近も東池袋四丁目だったかな、あそこの2階建てのお宅を民泊にしますというんで、手続的には、きちんとされていて、責任者の方が地域の町会にもきちんと資料を持って説明に来ている、というようなことがあったんですけれどもね。ただ、その経過の中で、日常的に、家主というか建物の管理を委託されている人が、日常的に住んでいるわけではありませんので、やっぱり地域から出るのは、生活習慣の違いから、ごみの問題とか、それから早朝から荷物のケースのがらがら音が出るんじゃないかとか、日常生活の中での率直な意見というのが、結構出ていて、こういうものに対して、きちんと対応できるんだろうかという、そういう心配な声が寄せられたんです。特に、ごみ問題に関しては、外国の方がいいとか悪いとかではなくて、日本の習慣とは大分違う部分というのは、たくさんあると思うんですね。これからオリ・パラを迎えるようなこういう経過の中で、そこら辺に関しての構えというか、啓蒙というか、そういうのはどういうふうにしていらっしゃるんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  まず外国人に対することについて、私のほうからちょっとお話しさせていただきます。  豊島区の場合は、従前は、外国版で、英語、韓国語中国語お知らせをつくって配布していたんですけれども、この2年ぐらい、ベトナムミャンマーネパール人の方が非常にふえております。ですので、急遽、そういったベトナム語ミャンマー語ネパール語でのお知らせも作成しまして、当然ホームページにもアップしまして、それを配布しています。このような国の方々というのは、どちらかというと一緒にお住まいになるといいますか、同じマンションに集まったりする傾向があるようでございまして、そこのオーナーから、例えば、50部ベトナム語版が欲しいとか、そういった御依頼があったりしまして。また、私どもそういったところと連携をとりながら、そういうお知らせを直接入れたりとか、なるべくそれで外国人の方にも、日本のそういうごみの出し方について、きちんと守っていただくように努力はしているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  民泊が今、徐々に許可されてきていますよね、6月15日以降。膨大な数に今なっているわけではありませんけれども池袋保健所生活衛生課でしたか、あそこが直接かかわっているというようなことで、私はやっぱり、情報の共有というか、どういうところが、そういう民泊をやるというふうになっているのかとかいうのを、やっぱり知っていただいて、今のように申入れがあって配るということではなくて、やっぱり民泊に対しては、そこの家主なり、担当する人に、きちんと徹底をさせるとか、そういうような動きは、やっぱり今からやるべきじゃないか、というふうに思うんです。 ○峰田豊島清掃事務所長  民泊業者に関しては事業者ですので、区は収集をいたしません。業者を紹介しております。今、委員がおっしゃったように、もう既に保健所とは連携しておりまして、打合せも何回かしておりまして、保健所に言ったら、ごみのことについて何か業者を紹介してくれとか、そういうことあれば、必ずこちらに来てくれるということで、もう電話を含めて100件ぐらい連携しております。ただし、なかなか小規模で、民間だと採算が合わないとか、そういう相談がありますので、そうしたら、比較的多数の業者を紹介しておりますので、保健所からまわって来る業者とのトラブルは少ないです。やっぱり困っているのは、届出のない、いわゆる違法な民泊、うちのほうでも10数件つかんでいるんですけれども、そちらのほうは、なかなかオーナーというか、そういう方に会えなかったりして、それこそ敷地も守らない、集積所どころか道にも出しちゃうみたいな形で、かなり苦情が来ておりますので、その情報も保健所にバックしておりますので。違法に関しては非常に困っているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  本当に、いろいろやっていただいてありがたいな、というふうに思うんです。違法民泊そのものが、もうこれはこれできちんと対応せざるを得ないというか、しなきゃいけないんだろう、というふうに思うんですね。  だけれど、もう一つは、例えば普通の民家が民泊をするようになったときに、例えば、私なんかの感覚だと、そこにごみの出し方をこうしてくださいとか、というような感じの紙が張ってあるといいな、とかと思うんです。ただ、さっきのお話でいくと、これは事業だから業者との関係で、一般回収の対象ではないという認識にしなきゃいけないわけですね。 ○峰田豊島清掃事務所長  そのとおりでございます。事業所でございますので、根本的には、全ての事業者の方が民間というのが大原則なんですけれども、清掃事業が東京都時代から、事業者の方が集めております。ただ日常10キロ未満の方は、区が今も集めております。ただし、民泊に限らず、新規事業者の方は、全て民間に行っていただくということになっておりますので、基本的には、きちんと出してくれたら。少量だという気持ちもあるんでしょうけれども。多分、どこの区も原則はそのとおりだと思います。 ○渡辺くみ子委員  全体像はわかりました。多分これからもっといろんな想像できないこととか、それから違法かどうかというのはともかくとしても、地域の中で一定の期間、生活される外国の方がふえればふえるほど、いろんなそういうトラブルは起きるんだろうなというふうにも思いますんで、そういう点では、ぜひ即効性のある対応をしていただければありがたい、というふうに思います。 ○ふるぼう知生委員  いろいろと質疑を聞かせていただいて、平成28年度と29年度を比較しますと、ごみの総量はふえているけれども人口がふえているという中では、区民1人当たりごみ排出量は、わずかではあるけれども減ったというふうなことで、目標のラインに来ているというようなことで、確認をいたしました。  ごみ収集量推移というグラフで、この区民1人当たりごみ量が25年度から結構下がってきているなという中で、28年度から29年度にかけては、ちょっと右下に下がる度合いといいますか、少なくなっているという、この辺については、もうその限界に来ているのかとか、その辺の分析はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  先ほども申し上げましたけれども、1年前倒しで目標はほぼ達成している、というところございます。ですから、区民の皆さんには大変御努力いただいているというのは、これでわかるんですけれども、まだ、やはり資源回収に回る部分がやはりふえてくれば、まだまだごみは減っていく、というふうには思っているところでございます。 ○ふるぼう知生委員  それで、資源化率というのがあって、それの目標平成30年度には25.8%となっていますけれども、直近では、今どれぐらいになっているんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  資源化率ですね、ちょっと28年度で申し上げますと20.9%に今なっております。ですので、目標に対しては、実は下回っているという状況でございます。これを予測を立てたときに比べますと、やはり急速ないわゆる新聞発行部数の減少、要するにスマホなどの増加というのが、この計画を立てたころには、まだそこまで予測できてなかった、というのがちょっと大きいかと思っております。  ちなみに、新聞などはかなりやはり減っていまして、ちょっと新聞協会のデータを見ると、2000年のとき5,300万部ぐらいだったのが2016年では4,300万部、朝刊夕刊セットで1,000万部ぐらい減っているとか、やはり、あと雑誌も1995年のピーク時から62%減っているとか、このようなデータもやっぱりありますので、やはり紙の減少というのはかなり大きいかなと思っております。ですから、今後はやはり、電子媒体もますます活用されると思いますので、その辺を踏まえて予測もきちんとしていきたいと思っております。 ○ふるぼう知生委員  新聞のことを聞きたかったんですけど、先にもう情報提供していただいてありがとうございます。  やっぱり、おっしゃるとおり、そういう紙媒体といいますか、どんどん比率が低くなっていくといいますか、部数が減っていくという流れだと思います。私自身も正直、4大紙とか5大紙とか、いろいろと言われますけれど、それを見るよりも、やっぱりインターネットで、大分、情報がわかるわけで、必要ないなというふうに思って、私は正直、新聞を買ってないんですよ。ただ、雑誌とか、そういったものも出ますので、集団回収のときには提供していたりするんです。  いずれにいたしましても、先ほど平成28年度の結果では20.9%、この平成24年度だと21.5%だったわけですから、そこからも減ってきている、これからも、そういう傾向がまだ続くのかという意味では、区のほうの目標値、そういったものの見直しというのが必要なのかな、というふうに確認させていただきました。  この資源回収量、2番目の資源回収量というところで集団回収ですけど、今申し上げました、これは町会とかお願いしている部分というか、自主的にやっている部分だと思いますけれど、私の町会もやっていまして、毎月第1水曜日でやっているんです。そうですね、これは町会とかという単位でいうと、どれぐらいの町会でやっていらっしゃるのか、ちょっとその辺をお聞かせください。 ○井上ごみ減量推進課長  町会と、あと数は少ないんですけれども、その他の団体などで行っておりまして、現在140の団体が集団回収というのを行っております。 ○ふるぼう知生委員  町会は、ほぼほぼ全部という、全てということですか。 ○井上ごみ減量推進課長  町会は、現在129町会のうち117町会でございます。未実施の町会が12町会というふうに把握しております。 ○ふるぼう知生委員  わかりました。なかなか御事情もあるでしょうから、うちの町会のほうも、私も参加しているんですけど、本当に高齢化が進んでおりますので、もう重いものを持って運ぶのは本当に大変で、見るに忍びなくてお手伝いさせていただいているんです。そういった意味では、できない町会もあるというのは、よくわかるようなところでございます。また、頑張った分だけ、多少なりともお金が入ってくればいいんでしょうけど、今のお話だと、部数もどんどん紙媒体が減ってきているという中で、もうやめざるを得ないというか、そういったことがあるというのは、理解をさせていただくところでございます。  いずれにいたしましても、そうは言っても、そういう資源回収というものを総量はどうなるか、これはわかりませんけれども、なるべくまたふやしていくというふうな中で、トータルとしてごみ減量を図っていくという意味では、今後どういうふうなことを、展開を考えていらっしゃるのか、ということをお聞かせください。 ○井上ごみ減量推進課長  先ほどから申し上げていますとおり、1人1日当たりごみ量は減ってきています。かなり皆さんに御努力していただいています。ただ、可燃ごみの内訳などを見ますと、やはり一番多いのは生ごみでございます。40%以上になります。そしていわゆる紙類、雑紙と言われているような紙、それが30%程度、25、26から30%ぐらいというところで、この数年、推移しています。  ですので、まずやはり雑紙と言われている、新聞とか雑誌とかそういった書籍でなくて、いわゆるお菓子の箱、紙製のお菓子の箱ですとかティッシュの箱ですとか、そういったものを、可燃ごみじゃなくて資源として出していただくとか、それが進みますと、もうかなりやはり資源化率も上がります。当然それでごみが減ります。  次は、これは、なかなか難しいんですけれど、生ごみを減らす、そのためには、やはり単純なところからいきますと、やっぱり水切りをするだけでも重量減るわけです。それによって工場の炉も傷めなくなりますし、エネルギーも使わなくなるということで、やっぱり生ごみ対策ですね。そうして、あとは本当でしたらまだ使える部分、いわゆる野菜の皮とか茎の部分とか、そういったものを捨てずに使う、あとは、あるいは計画的な購入ですね。要するに未利用で捨てられている、やはり食品というのが多いですから。この2年ぐらいフードロス削減対策ということで、女子栄養大学の先生などに御協力いただいて、区民講座を開催したりして、取り組んでいるところでございます。  こういった取組みが区民の皆様に浸透、定着していけば、生ごみも少しずつですけれども減っていく。そのことによって、ごみ減量が図れるのではないか、というふうに考えております。 ○ふるぼう知生委員  わかりました。じゃあ、その辺については、区民の皆さんに御理解していくためにどのような方法というか、どのようなことを考えていらっしゃるんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  フードロス削減対策につきましては、今、申し上げたように、区民講座を開催したり、あと、そういった3Rのときにフードロスということについて、フードロスというのは、この2年ぐらいでかなり広まってきましたけれども、まだやはり、言葉自体なじみがない区民の方も多いと思いますので、そういった広報ですとか、いろいろな機会を捉えて、私どももいろいろなイベントにブースを出して、ごみ減量資源増加を訴えていますけれども、そこでもいわゆるフードドライブといいまして、御家庭で余っている食品を提供してください、それを私どもで預かって、また困っている方に提供するという、そういった活動も、昨年から始めていますので、そういったことを通じて取り組んでいきたいと思っております。 ○ふるぼう知生委員  先ほどおっしゃっていたフードロスもあれなんですけれど、生ごみの水切りだとか、雑紙の資源化とか、そういったことも消費者というか、区民の皆さんには大変は大変ですけれど、でも効果的かなというふうには思いますので、ぜひ周知をしていただいて、資源化の量が多くなっていく、それが、また区民の皆様の意識喚起にもつながると思いますので、ぜひともその点よろしくお願いしたいと思います。 ○河原弘明委員  済みません、いろいろ聞かせていただきまして、ありがとうございます。ごみが減ってきているということ、確認ができました。  今、ふるぼう委員から出ました集団回収の件なんですけれども町会においては、いわゆる一つの資金源にもなっていて、各町会の皆さんが一生懸命やられている、というのがあるんですけれども、最近、ワゴン車で来て、出している古新聞を持っていっちゃうということが、ちょっと地域で言われてきているんですけれど、そのあたりはどのように把握されているんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  資源の持ち去りということで、地域の方ではアパッチという言葉も使われているようでございますけれども、本当に悪質なものは車で乗りつけて、そういった新聞ですとかを、はっきり言って、盗っていってしまうということでございまして、私どものほうではパトロール隊というのを組みまして、年末年始とか日曜を除き、毎日、豊島区内、めぐっています。そして、そういうものを見つけた場合は、注意をして、そして警察とも連携をとっていますんで、すぐ警察に来てもらいまして、そして警察署に連行して警告とかを出しているわけでございます。この数年見ましても、実際に注意、指導の件数というのが、だんだん減ってきているというところがあります。ある程度、豊島区はなかなか厳しいというのが浸透してきて、これは、あまり、ほかの区にとってはよくないんでしょうけれど、どこかに移っているのかもしれません。ただ、豊島区では、そういった点で活動が以前に比べては残ってはいますけれども、かなり減ってきている。  あと、一番大きいのは、ことしに入りまして告発を行いました、1件。非常に悪質な常習者がおりましたので、こちらのほうは、昨年、決算特別委員会でもお話しさせていただきましたけれども、告発を視野に入れて取組むということで、ことしに入りまして、1件やりましたので。これからもそういう悪質な常習者に対しては、告発で臨んでいきたい、そういうことによりまして、持ち去りを少しでも減らしていく、区民の貴重な財産でございますので、それを守っていきたいというふうに考えております。 ○河原弘明委員  ぜひ、しっかりと取り締まりをしていただければなと思います。組織的にやっているのかなって感じもしますので、いわゆる空き缶を持っていくのとは、またちょっと違うような感じもいたしますので。結局、それが逆に言えば、ごみが減っているというような感じにもなっちゃうわけですよね、実際、豊島区で処理をしないわけですから、その分が減ってきているというのもこの数字にも反映されて、いい意味なのか悪い意味なのかはあれですけれども、反映されてしまうというのもありますので、その辺ちょっと頑張ってやっていただけたらなと思います。  そこでもう一つ分別回収なんですけれど、業者が変わると回収の仕方が毎回何か変わるような感じで、今、うちのほうですと以前の業者は、分別されたものを全部一緒に持っていっていたんですけれども、今は何か特殊なこういう一つのものだけを置いていって、後から別なトラックで来るという。最初、あれ、忘れてっちゃったんじゃないのと、いろいろ地域の方に言われたんですけれども、そのあたりは入札とか、そのときにそういうふうな回収をしますとか、そういうのは言われているんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  この点につきましては、ちょっと今までとシステムが変わったということで、御迷惑をおかけしております。実は瓶、缶、ペットボトル回収日がありまして、今まで瓶、缶、ペットボトルを、業者が一緒に持っていっていたところが、瓶、缶を先に持っていって、ペットボトルは、またその後から回収していく。といいますのは、ペットボトルは、プレッシャーで潰して持っていけるシステムを入れました。そうしますと、一度に迅速に大量に運べるわけですね。その時間差がどうしても出てきてしまうということで、なるべく早く、そして、効率よく回収を進めるために、業者としましても、そういう方法を採った。その点が、ある程度予算の削減にもつながっているというところがございます。ですので、この点、この4月、5月、6月でいろいろとお問い合わせもいただきまして、私ども反省しまして、いろいろと丁寧に御説明はさせていただいております。今後もその点につきましては、周知をできるだけ前もってさせていただくように努めてまいりたいと思います。 ○河原弘明委員  費用の削減も含めて、そういう業者で今やっているということなんで、その辺はいいんですけれども、今の周知徹底の中で、町会の回覧板とか広報とか、そういうところで、回収の仕方が変わりましたとかいう、そういうアナウンスをしていただけるとすごくよかったな、というふうに思いますので、これからも、ぜひよろしくお願いいたします。 ○芳賀竜朗委員  今まで、さまざまな委員の方の質疑の中で、大変よく理解できたところであります。3万人の転出入のある本区にあって、目標値に近づく中で、ごみも1人当たり排出量が減っているということで、さまざまな対策や御努力の中で、この数字が達成できているんだな、ということもよく理解をさせていただきました。それとともに、インターネットの普及によって紙媒体そのものが減少したり、ライフスタイルの変化の中で、ごみの質自体も多分変わっているんだな、ということもよく理解をさせていただきました。  また、先ほど雑紙、あとごみ、またフードロスに対しては広報、また啓発活動を進めていただくということもお聞かせいただきましたし、私も住んでいるところが、周りが外国人が非常に多いエリアですので、それに対するごみの啓発、地元のマンションのオーナーからも時折相談があって、注意しても、やっぱり言葉が通じないので、その場合どうすればいいの、なんて話も時々いただくので、そこについても、多言語化の対応をしていただくことをお願いするところであります。先ほどライフスタイルの変化なんていう話の中だと、けさのニュースで、プラスチックのストローが廃止されるなんていうニュースも出てましたけれど、やっぱりごみの質も変わってくる中での対応、非常にご苦労なさっているんだろうなと思うんです。
     ごめんなさい、ちょっとこの資料の中で、根本的なところ少しお伺いしたいんですけれど、この数字の中に事業所系のごみというのは、カウントされているんですか。 ○井上ごみ減量推進課長  この量の中に、ごみ収集量の中にいわゆる事業者が出されるごみも含まれています。ただ、ごみ処理券といいまして、シールを貼って出す事業者ごみは含まれているんです。ごみ処理券を貼って出す事業者というのは、1回につき10キロ未満。ですから可燃ごみですと週2日で、1週間で20キロ未満。要するにそれぐらい少量のごみでも、原則は民間の収集業者と契約してやらなきゃいけないところなんですけれども、少量なので民間の収集業者との契約が難しい、というような事業者については、1回10キロ未満で可燃ごみ週2回はシールを貼って出していただける、それは区で収集しますということです。その分が含まれております。これは資源についても同じでございます。 ○芳賀竜朗委員  というと、それ以外、民間で回収されたものはカウントされていない、ということでよろしいですか。 ○井上ごみ減量推進課長  民間収集業者回収している事業者廃棄物は、カウントされておりません。 ○芳賀竜朗委員  そこでちょっとお伺いしたいのが、民間のごみ収集業者回収しているごみの量の推移というのは、把握していらっしゃったりするのかなと。 ○井上ごみ減量推進課長  いわゆる我々、持ち込み業と呼んでいるんですけれども、こちらのごみ量についても把握しております。ちなみに28年度ですと、4万1,193トンという数字になっております。  この5年間見ますと、いわゆる持ち込み事業者の民間収集ごみというのは、ふえている傾向があります。ただ、28年度だけはちょっと落ちたんですけれども、ふえている傾向にあります。といいますのは、清掃事務所などで、そういった民間収集業者への移行を指導したりしているということがございまして、少しずつですけれども民間に移行して、要するにごみ処理券ではなくて、民間と契約して収集するという事業者がふえてきている。そのために、いわゆる持ち込みごみ量がふえている、という状況がございます。 ○芳賀竜朗委員  民間のごみ収集がふえているということで、区で一生懸命、啓発活動だったり、御努力いただいて減ってきている中なので、民間の事業者ともうまく連携しながら、ごみの総量自体を減らすことがやっぱり大事だと思いますので、引き続き、御努力いただいて、真の循環型社会を達成できるように御努力いただければ、と思います。 ○高橋佳代子委員  先ほどフードロスの削減について、さまざま御報告がありましたが、いろいろ提案もさせていただきながら、一つずつ、区民への意識啓発の活動を広げていっていただいていることには、大変、感謝を申し上げるところであります。  一つ、先ほど出たフードドライブ、これは、どうしても買いためてしまうような、食べられるのに、食べずに結局、期間を過ぎて廃棄してしまうようなものを削減するためのフードドライブですけれども、文京区なんかは常設化をしておりますが、これも、やはり、そういう意味では、ごみ削減に役立つものと考えますが、区の考えはどうなんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  私どもフードドライブの常設窓口の設置が、大変重要だというふうに認識しておりますので、今年度、設置に向けて今、取り組んでいるところでございます。 ○高橋佳代子委員  これまでは、いろいろ何か、区の行事があるときにブースをつくっていただいたりなんかして、やっていただいていたと思うんですが、常にどこかにあれば、区民の皆さんの意識に浸透すれば集まってくるのかなと。また、そういったものが区内の、例えば必要な方々に配布ができるような、そういう循環をしっかりつくっていけばいいのかな、というふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 ○井上ごみ減量推進課長  いろいろなイベントでのフードドライブを、今年度も継続していきますけれども、それとは別に、具体的に申し上げますと、常設の窓口を清掃事務所の中に設けて、区民の皆様がいつでも届けていただけるような常設窓口の設置を、今、具体的に、検討に入っているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  済みません、もう一つ伺いたいんですけど、この間の討議の中で、やっぱり資源循環型ということで、ごみ減量に全体的に取り組んでいく、今以上に取り組んでいくという感じの方向性が出されているな、というふうに改めて思っているんです。  もう一つ、ちょっと気になるのは発電の関係なんですよ。それで、たしか今年度の予算だったか、環境のほうで再開発の東池袋一丁目地区のところに、あれ、売電というんですかね、何だかよくわかりませんけど、そういうような状況を検討しているというようなことが、ちょっと資料の中に入っていたと思うんですけど、あそこはどういう感じなんでしょうか。 ○小野環境政策課長  先日の第2回定例会で、補正予算で上げた事業でございまして、現在、清掃工場でごみを燃やしたときに出る熱を、今は、発電とそれから池袋スポーツセンターにお湯として供給しているんですけれども、それ以外でも、まだまだ使える熱を煙突から捨てている、というような状況がございます。その熱を、今後、池袋の東口と西口のほうで再開発をしておりますけれども、そこの冷暖房に使えないか、という調査をする、そんな事業を補正予算で組ませていただいているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  捨てているものを使うということ自体、否定するものではないので、あれなんですけど、ただイメージが、売電するとかというイメージというのはわかるんですけれども、それを一定程度離れているところで使うというのが、どういうようなシステムで、どういうふうになっていくのかというのがちょっとわからなくて、済みません。 ○小野環境政策課長  いろいろと排熱、排熱と言ったら怒られちゃうんですかね、熱を利用するというところで、勉強会なども内部ではやっていたところでございます。熱の移動の方法としては、例えば、お湯だとか、あるいは水蒸気だとか、そういうものを配管を使ってそれぞれの再開発地域に運ぶ、というようなことは考えられるのかな、というふうに考えております。  ただ、あそこはJR、それから東武線で分断されているといいますか、少し離れたところにございますので、鉄道、軌道の上をどのようにして移動させるかとか、そういった技術的なところもございます。そういったところをコンサルタントに調査をお願いしながら、実現の可能性、可能であれば、どういう技術が必要なのか、あるいはお金の問題もございます。再開発の時期もそれぞれ異なっておりますし、清掃工場自体のちょっと仕組みも変えなきゃいけない、というようなところもございます。そういったところを実現可能性も含めて、可能であればどのような手法でやっていくのか、というところをこれから調査していくというものでございます。 ○渡辺くみ子委員  いや、先日というか、旧高田小の公園化の関係で、施設をつくるんですけれども、そこの施設に、太陽パネルを設置するというんで、ちょっと単位を忘れちゃいましたけど。1,000万円ぐらい金がかかる。ちょっと1,000万円というのは高過ぎるんじゃないかとか、いろんな話があったんですけどね。  この清掃工場をつくるときに充電をして、充電というか、やっぱりその電気をきちんと効率的に使おうという、地域の中にも還元していこうというのが、やっぱり清掃工場をつくる上での一つの課題だったような気がしているんですよね。それが今までの経過の中ではほとんどなくて、あえてすぐ近くにできる再開発の部分とか、それから、それなりに離れている西口の部分とか、そういうような発想というのは、どこが関連するんですか。これは民間の施設じゃなくて、区有施設に提供しますというのなら、意外とすとんと落ちるんですけれど。 ○小野環境政策課長  今の発電の部分は、かなり売電をして、収入もあるということでございますので、その部分をあまり邪魔しないように、今、再利用できる、熱を改めてどこかに使えないか、ということで始まったお話でございまして、これによって二酸化炭素の排出量削減ですとか、資源循環型の社会をつくるとか、そういったところを考えている事業でございます。  どのようなところにそれを使っていくか、ということだと思うんですけれども、かなりの熱量が採れるというふうに認識しておりますので、そういう意味では、区の施設だけということではなくて、かなり広い地域で利用できるような、そんな仕組みをつくって、この熱を利用していこうということで、今、池袋の東口と西口で動いている、その地域に使っていこうということで今、考えているところでございます。 ○渡辺くみ子委員  これから御検討ということですけれども、やはり、私は本当にそれぞれさまざまな区有施設の中で、積極的にソーラーパネルなんかを設置しながらでも頑張っていこうと、それから災害にきちんと備えたものを設置していこうとか、そういうような方向づけが出ている中で、これだけのある程度のまとまった量の電気を、きちんとしたつくることができる、というような状況は最初からわかっていたわけです。やっぱり、区民全体に還元できるような使い方というのも、方法をきちんと検討していただきたい、というふうに思います。  東池袋一丁目地区のほうは、目の前なんで施設が近いからかなと、一瞬思ったんですけど、西口との関係でいくと、やっぱり配管とかいろんなことが出てきますよね。だから、そういう点での検討というのは、そういう区民に還元をするという部分を含めて、私は考えていただきたいというふうに改めて思います。  それと、もう一つ関連なんですが、結局、資源循環型でごみ減量になれば、これは毎回委員の皆さんが質問していて、御答弁もいただいているんですけれども、燃やす量が減っている。減っていけば、いわゆる発電の部分が少なくなるというのは、当たり前の流れだと思うんですよ。他に使うから、じゃあ燃やす量をふやしましょう、というような発想がもしあったとしたら、それは本末転倒だと思いますし、そこら辺の部分を含めてどうなんでしょうか。 ○井上ごみ減量推進課長  確かに今、御指摘のとおり、燃やす量が少なくなれば、当然、発電量も少なくなる、売電量も少なくなるということでございます。ただ、これは、さかのぼれば、単純に燃やしている状況から、要するに熱エネルギーを回収して、そういった発電などに利用できる、というふうになってきてからのことでございますので、燃やす量を減らすと売電が減るかもしれませんけれども、燃やしながらもそれを有効活用もできてはいるんだという考え方であれば、成り立つんじゃないかな、というふうに私は考えます。 ○渡辺くみ子委員  私も、今の御答弁のとおりだと思いますので、基本は本末転倒にならないような形で、またやっていただければありがたい、ということで終わります。 ───────────────────◇──────────────────── ○清水みちこ委員長  それでは、最後に次回の日程についてお諮りをいたします。  次回は9月4日火曜日、午前10時から開会いたしたいと存じますが、いかがでしょうか。よろしいでしょうか。   「異議なし」 ○清水みちこ委員長  それでは、そのように決定をいたします。  以上で、環境清掃対策調査特別委員会を閉会いたします。   午前11時1分閉会...