渋谷区議会 2022-03-25
03月25日-06号
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書 議案第3号 渋谷区組織条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。
◆10番(斉藤貴之) ただいま議題となりました議案第3号 渋谷区組織条例の一部を改正する条例につきまして、総務委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、部の新設及び廃止並びに分掌事務の移管等を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、図書館、社会教育館、美術館、郷土博物館・文学館、文化財保護を教育委員会の所管から区長部局へ移管することは、区長の独断で、施設や事業の改廃や他施設と複合化・共用化、有料化もできることになり、区民から社会教育や文化・教養・教育の機会を奪いかねない組織改正であり認められない等の意見がありました。 また、賛成の立場から、区民の多様なニーズに応えるため、組織構成を硬直化させたままにせず、必要な組織改正で機動的に行政サービスを提供することは区民利益に資すると考える。 これまで渋谷区が培ってきた図書館文化、芸術・文化、生涯学習が、教育委員会から区長部局へとしっかり引き継がれ、区民がこれまで以上に芸術・文化、生涯学習に触れられる機会が増えることを要望する。 区長部局の責務や負担が増大することで、区民との距離が生じないよう、教育委員会との連携を行い、組織改正の目的である区民サービスの向上、区民目線の施策の実現に努められたい等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、指名いたします。 26番田中正也議員。
◆26番(田中正也) 私は、日本共産党区議団を代表して、ただいま議題となりました議案第3号 渋谷区組織条例の一部を改正する条例に反対の討論を行います。 本案は、渋谷区組織条例にデジタルサービス部、産業観光文化部、生涯活躍推進部、まちづくり推進部を新設し、財務部を廃止するとともに、これに伴って各部の所掌事務を移動または整理するものです。 反対理由の第1は、組織改正によって、渋谷区の組織の在り方を一層大企業のもうけに奉仕する体制にしようとしていることです。 今回の組織改正では、デジタルサービス部を創設し、
デジタルサービス推進担当課を新設、スマートシティ推進室を経営企画部から移管することで、
自治体デジタルトランスフォーメーションを推進し、行政サービスの質の向上を図るとしています。 政府と財界は一体となって新自由主義経済政策を進め、国民の命と生活を守ってきた規制を緩和し、格差と貧困を広げてきました。渋谷区でも容積率の緩和などで渋谷駅周辺再開発など大規模開発を進め、PFI、PPPなどで公共サービスや空間を民間営利企業に利活用させ、大企業のもうけに奉仕しています。 さらに政府は、個人情報をもうけの種にしたビッグデータ利活用を成長戦略として位置づけ、
官民データ活用推進法やデジタル改革推進法と自治体DXによって、行政手続や業務のオンライン利用を原則化し、国や自治体保有の個人情報を民間企業が活用できるようにしました。自治体DXについて、経済産業省のガイドラインは、「業務そのものや組織、プロセスなどを変革し競争上の優位性を確立する」と定義しており、データの利活用が優先され住民サービスの後退や個人情報の保護も後回しにされかねません。 今回の組織改正は、財界戦略に沿って個人情報の利活用による大企業の利益追求を可能にする体制を構築するものであり認められません。まず個人情報やプライバシー権保護のルールを確立すべきです。 デジタル化は、利便性の向上の面で必要ですが、デジタル化自体が目的となり、住民サービスが後退する事態が起きています。中小企業の持続化給付金の申請は、オンラインに限られたため、インターネットを利用しないかできない個人零細事業などの利用に大きな障害となりました。渋谷区でも、コロナワクチン接種の予約でインターネットを利用しないかできない高齢者などが予約しにくいという事態が既に発生しています。 渋谷区の責任は、全ての区民に等しく福利を受ける権利を保障するために、誰一人取り残さず行政サービスを提供することであり、デジタルを利活用できない区民への支援こそ重視すべきです。 今回の組織改正は、渋谷区の組織を個人情報の利活用による大企業の利益追求に奉仕する体制をつくるもので認められません。 反対理由の第2は、図書館、社会教育館を生涯活躍推進部へ、美術館、郷土博物館・文学館、文化財保護を産業観光文化部へ、それぞれ教育委員会の所管から区長部局へ移すことです。条例案の附則では、図書館、郷土博物館・文学館、美術館及び社会教育館の設置、管理及び廃止に関する権限を教育委員会から区長に変えています。つまり、全ての権限を教育委員会から外し、区長が握るものです。 これでは、社会教育のための施設を、区長の独断で施設や事業の改廃や他施設との複合化・共用化、有料化もできることになり、あらゆる人の学びの機会を広く無料で保障する社会教育の視点より、産業振興やもうけ、効率化が優先され、区民から社会教育や文化、教養、教育の機会を奪いかねません。 質疑の中で、今回の条例改正の中に、これまで同様、社会教育の機会が保障されることを担保する条項はないことや、23区の中で、図書館や社会教育館、美術館などを区長部局に移している区はないことも明らかになりました。 既に、長谷部区長は、区民や青少年の大切な施設である富山臨海学園や山中高原学園、新島青少年センターを廃止し、今度はトップダウンで渋谷図書館まで廃止しようとしています。これまで教育委員会の所管にある社会教育の施設については、教育委員会で教育的な視点から集団的に熟議して決めていたものが、今回の組織改正によって区長のトップダウンで決められることになります。 国会が根拠法の改正の附帯決議で、公共社会教育施設が国民の知る権利、思想・表現の自由に資する施設であることに格段の配慮を求めたのは、社会教育の視点が後回しにされる危険性を指摘したものにほかなりません。 渋谷区のかけがえのない社会教育の場を奪いかねない組織改正は認められません。社会教育館、図書館、郷土博物館・文学館、文化財保護は、教育委員会にとどめるべきです。 以上、反対討論といたします。
○議長(斎藤竜一) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第6を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第7を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第7 議案第4号 渋谷区手数料条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書 議案第4号 渋谷区手数料条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。
◆10番(斉藤貴之) ただいま議題となりました議案第4号 渋谷区手数料条例の一部を改正する条例につきまして、総務委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、手数料の新設等を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、本区が目指す区民視点に立った非来庁型サービス実現のための効果が期待され、区民負担も軽減されることから必要な改正と判断し賛成する。 オンライン申請時の手数料の支払いについては、渋谷区独自のデジタル地域通貨も利用できるよう検討されたい等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第7を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第8を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第8 議案第8号 渋谷区印鑑条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 議案第8号 渋谷区印鑑条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議案第8号 渋谷区印鑑条例の一部を改正する条例につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、オンラインによる印鑑登録証明の申請に係る規定の整備を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、LINEを活用し、郵送での印鑑登録証明書発行に対応するものであり、利用者の選択肢を増やすものである。 利便性の向上に伴い、オンラインによる申請が増加することを期待する。 制度とマイナンバーカード申請の周知を推進することを要望し、賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第8を採決いたします。 本件は原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第9を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第9 議案第9号 渋谷区国民健康保険条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 議案第9号 渋谷区国民健康保険条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議案第9号 渋谷区国民健康保険条例の一部を改正する条例につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、保険料率の改定等を行うため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、自営業者や非正規雇用の労働者など低所得者が多い被保険者にとって、コロナ禍で暮らしは厳しさを増している。保険料の引上げは、社会保障としての国民健康保険制度の否定につながるものであり、認めることはできない等の意見がありました。 また、賛成の立場から、少子高齢化や診療報酬の改定など医療費増大によるものであり、渋谷区国民健康保険事業の運営に関する協議会からも適当と答申を受けていることから、妥当と考える。 未就学児の被保険者均等割額を半分に減額するなど、子育て世帯の経済的負担軽減に配慮した改定である等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第9を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第10を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第10 議案第11号 渋谷区が管理する道路における道路構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 議案第11号 渋谷区が管理する道路における道路構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議案第11号 渋谷区が管理する道路における道路構造の技術的基準に関する条例の一部を改正する条例につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、歩行者利便増進道路の指定制度が創設されたことに伴い、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、歩行者の安全な通行を確保するために広げた歩道を商業的に活用させるための改正であり、開発事業者による住民の意向を無視した開発を可能とすることとなるため、反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、にぎわい空間を創出するために、憩いや滞留の空間としてベンチや街灯などを設置する区域を設けることを可能とするものであり、魅力的なまちづくりを後押しするものと期待する。 地域と連携し、歩行者の安全に十分配慮するよう要望し、賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第10を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第11を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第11 令和3年議案第43号 渋谷区立図書館条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 令和3年議案第43号 渋谷区立図書館条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま議題となりました令和3年議案第43号 渋谷区立図書館条例の一部を改正する条例につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、渋谷区立渋谷図書館を廃止するため、条例の一部を改正しようとするものです。 審査の中で、反対の立場から、子どもから高齢者まで多くの方々が利用してきた渋谷図書館を、地域住民や利用者の意見に耳を傾けることなく廃止をすることは許されない。 渋谷図書館は、渋谷区で最初につくられた由緒ある図書館であり、広尾中学校との複合施設として図書館を建て替えるならば、条例改正により廃止するのではなく、休館の扱いとすべきである等の意見がありました。 また、賛成の立場から、本条例については、区民や地域への説明のほか、議会への報告がなく、渋谷図書館廃止後の方針も示されなかったため継続審議となったが、その後示された広尾中学校との複合化案が、最も早期に、同規模の図書館の再開につながるため、賛成する。 渋谷図書館が現在の場所で整備できない以上、条例改正により本図書館を廃止することは妥当である等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案のとおり可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。 34番苫 孝二議員。
◆34番(苫孝二) 議案第43号 渋谷区立図書館条例の一部を改正する条例について、私は日本共産党渋谷区議団を代表して、反対の討論を行います。 私が、本条例に反対する第1の理由は、地域の宝物で、文化、教養、教育の拠点である渋谷図書館を廃止することは許されないからであります。 渋谷図書館は、大正4年に渋谷区で最初につくられた図書館で、昭和52年に現在の東一丁目に移転改築され、昨年度は1日200人、年間5万3,700人が利用する図書館です。 利用者や住民にとって渋谷図書館は、静かな環境で本や資料を閲覧し、学ぶことができる。子どもたちは、児童室で好きな本を読むことができるかけがえのない施設となっています。 区立図書館について。条例の第1条で「区民の教養、調査研究、レクリエーション等に資する」と定められております。その大切な施設である渋谷図書館を一方的に廃止することは、条例に反し、区の責任を放棄するもので、断じて認めることはできません。 反対理由の第2は、区が渋谷図書館の廃止理由に挙げた老朽化の責任は区にあり、廃止の根拠としては成り立たないからであります。 渋谷図書館の廃止理由について、長谷部区長は突然、エアコンが故障し修理不能、建物が老朽化し、雨漏りしているなどとしています。 しかし、渋谷図書館がこうした状況になっていることについて、長谷部区長は、区議会はもとより利用者や住民に一切知らせず、突然廃止を打ち出してきたのです。このやり方は、あまりにも乱暴で道理がなく、区議会は全会派一致で継続審議としました。また、地元住民は、渋谷図書館を存続してほしいという声を上げたのであります。 今回の渋谷図書館を廃止するという事態が起こったのは、屋上防水工事を30年もせず、雨漏りを発生させてしまった区の施設管理に責任があります。この責任に頬かむりし、利用者・住民に負担や不便をかけ、挙げ句の果てに廃止を強行することは、行政として許されないものであります。 どんな公共施設でも、老朽化すれば休館して改修や建て替えるのが当たり前であります。老朽化は、条例上の廃止の根拠として成り立ちません。この条例こそ廃案にすべきです。 改めて、長谷部区長の区民の大切な文化施設である図書館を廃止するという姿勢が厳しく問われております。 第3の理由は、区長のトップダウンで、住民の声を無視して廃止を強行することは認められないからであります。 区民の共有財産である渋谷図書館について、現状を利用者や地域住民に知らせ、どのように改善していけばよいか、話合いを進めていくべきでありますが、そうしたことも行わず廃止することは、利用者、住民無視の暴挙と言わなければなりません。 今議会で長谷部区長は、渋谷図書館について、突如、広尾中学校を建て替えて、そこに図書館を設置すると発言しました。委員会の質疑では、広尾中学校の図書館の設置自体、今年1月に決められたことが明らかになりました。当然、広尾中学校に今年入学する新1年生は、全く知らされないまま学校を選択し、区長の提案した計画どおり進めば、中学3年生の受験期は、仮設庁舎での不自由な生活が余儀なくされることになります。子どもや学校関係者、住民にとって、これほど理不尽な話はありません。 しかも、広尾中学校の建替え自体が、関係者の合意形成が得られないにもかかわらず、図書館存続のロードマップとは言えないものであります。まさに区民を欺くものと言わなければなりません。 廃止条例が提案されて以来、日本共産党区議団には、存続を求める多数の声が寄せられています。「渋谷図書館は立地がよく、行くことが楽しみでした。コロナ禍で収入が減ったり、失業を余儀なくされ本を買う余裕のない人が多いと思います。そんなとき本に出会うことができるヒントや元気をもらえると思う場所であります」「渋谷図書館は、三十数年前から子どもたちが利用し、また、孫たちも利用していた図書館です。親として子どもの成長を喜び、安心して通わせられる場所でした。是非、地域住民から文化的施設を奪わないでください」などの声が多く寄せられたのであります。 また、今議会に5,764人という大勢の方から、渋谷区立図書館の廃止条例見直しを求める請願が提出されており、100年の歴史があり、利用者が多く、地域の宝物である渋谷図書館を存続してほしいという願いが込められているものであります。 今回の条例は、利用者、住民の願いに反し、区民の大事な文化、教養、社会教育の施設を区長の独断で廃止するもので、全く道理のない条例であり、どう考えても認めることはできません。否決すべき条例であります。 以上、反対討論といたします。
○議長(斎藤竜一) 31番伊藤毅志議員。
◆31番(伊藤毅志) 継続審査となっている令和3年議案第43号 渋谷区立図書館条例の一部を改正する条例について、私はシブヤを笑顔にする会を代表して、賛成の立場から討論を行います。 そもそも昨年11月に条例提案がなされた際、文教委員会として継続審議にせざるを得なかった大きな理由は、次の点に集約されます。 1点目は、渋谷図書館を廃止するという重大な条例改正の内容が、議会にも利用者にも全く説明されていない中、突如提案されたこと。 2点目として、仮に渋谷図書館を閉館した後、この図書館が存する氷川地区が図書館空白地域へとなることへの対案が、ロードマップを含め一切示されていなかったこと。 3点目は、施設がボイラー故障や水漏れで利用者、職員が安全に使用できない状況下でも、真夏、真冬の時期を除き図書貸出しの取次ぎができるサービススポットを現地で開設していましたが、サービススポットでの図書館機能の継続という対案も明確に示されなかったこと。 そして、4点目として、廃止された後の渋谷図書館跡地の利活用方法が不明だったことなどでした。 これでは、長谷部区政を支え、共に戦い区民福祉の向上を図る立場の我がシブヤを笑顔にする会であっても、とてももろ手を挙げて賛成するとは言えない状況でありました。 条例施行日は令和4年4月1日、その直前には本令和4年第1回渋谷区議会定例会があります。その間に教育委員会、区行政が真剣になって問題解決に汗を流し、利用者や地域住民、議会への説明を尽くし、図書館空白地域をつくらないための対案と、そのロードマップを示すよう求めて継続審議とさせていただいた経緯があります。 教育委員会では、議案継続が決まった直後から、氷川地区町会連合会、青少年対策氷川地区委員会、地元町会のときわ松町会への説明があり、それぞれの団体からの要望を受けました。 長谷部区長は、今定例会冒頭の所信表明と各会派からの代表質問に答える形で、対案が示されるとともに、所管の文教委員会でも議案の継続審査、請願審査、予算分科会での質疑など、この問題解決のための精力的な審議が行われました。 その結果、明らかになったことは次のとおりです。 渋谷図書館に代わる地域図書館を早期に建替えを予定している広尾中学校に複合した形で建設をすること。また、これは、氷川地区の図書館の空白期間を最小限にするための方策であり、令和8年度末を目途に整備し、従前の渋谷図書館並みの面積も確保できること。地域の図書館機能の維持のため、渋谷図書館のサービススポットは、ゴールデンウイークを目途に、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館の1階に開設し、予約した本の貸出し、返却業務を実施すること。 今定例会で我が会派、岡田幹事長の先人がつくり上げてきた区内図書館10館体制の堅持をとの質問に答える形で、いずれの図書館も建替えを考える時期が来ているので、学校の建替えに合わせて複合化する案、学校施設に図書館を複合化しない場合でも、建て替えた学校図書館をできるだけ区民の皆様に利用していただけるよう考慮し、図書館体制を判断すること。そして、現在の渋谷図書館の跡地については、常盤松小学校の建替え時期も考慮しながら検討を進めることなどです。 これで、私は、条例改正を行うための一定の条件整備はできたものと考えます。その上で、新年度から図書館行政を担うこととなる長谷部区長に、何点かの要望をお伝えさせていただきます。 まずは、広尾中学校に複合化する形で整備される新図書館についてです。 区長は、本会議の答弁で、「学校施設と図書館の親和性の高さから、教育効果と地域コミュニティの拠点機能の相乗効果が十分に発揮できるような計画とする」と述べられていますが、まさに図書館とは、区民の文化と教養を担保するコミュニティ施設だと考えます。 私は、通常の方より、かなり長い期間、学生時代を経験しましたので、自宅に近い渋谷図書館や旧中央図書館には大変お世話になりましたし、思い出もたくさんあります。特に、旧中央図書館地下階にあった食堂は、カレーライスが安くおいしく、その場所は蔵書の持込みも自由でおしゃべりもできましたので、本来的な意味で地域の方や学生たちのコミュニティの場所になっていました。 新しくできる図書館にも、是非、蔵書を読んだり会話も楽しめるカフェやレストランの整備をお願いしたい。また、図書館が本を借りる場所であるだけではなく、レファレンス機能を駆使し、区民が調査研究にいそしめる場所であってほしいと願います。さらには、スペシャルニーズがある子どもたちに図書を親しんでもらうための「りんごの棚」を、新しく整備する図書館には必ず設置していただきたいと考えます。 また、渋谷区の誇る10館の地域図書館体制の堅持を強く求めるとともに、区長答弁にあったように、学校施設の建替えに対応して図書館機能を強化されること、大いに期待します。 次に、白根記念渋谷区郷土博物館・文学館1階に整備するサービススポットについての要望です。 今定例会の予算分科会で、当初、教育委員会は、サービススポットの開館時間を郷土博物館の開館時間に合わせ、午前11時から午後5時までとする意向を示されました。暖房機能を失った渋谷図書館では、3月いっぱいまで三寒四温の陽気の中でも、午前9時から午後7時までサービススポットを開き続け、地域の図書館機能の維持を図っていますこと、評価しています。 しかし、郷土博物館に移設した後に、現在より計4時間も開館時間を短縮することは、現行の区民サービスを低下させることであり、ここからしばらくの期間、迷惑をおかけする地域への対応としては、全く納得のできるものではありません。 分科会では、指摘を受けた教育委員会から「開館時間の見直しをしたい」との発言がありましたが、所管が区長部局に移られても、このことは確実に実行してもらいたいと存じます。そして、郷土博物館の1階スペースは、決して広いものではありませんが、本の貸し借りのみの受付場所とするのではなく、渋谷図書館サービススポットのように、雑誌を置き、座って閲覧ができるよう配慮を、そして親子で楽しめるスペースなど確保してほしいと考えます。 さらには、サービススポットを訪れた人が、思わず郷土博物館・文学館にも足を運んでしまうというような仕掛けも用意していただけますよう要望いたします。 また、現在の渋谷図書館の跡地については、今後、時間をかけて利活用の検討をお願いします。なかなか難しい場所に建築されていることは理解した上で、耐震強度については問題ない旨、答弁をいただいていますから、リノベーションで済むのか建て替えるのか、どのような利用がベストなのか、是非、地域の意見を聞きながら進めてほしいと思います。 最後に一言申し上げます。 昨年11月末、文教委員会で、現在の渋谷図書館の惨状を視察しました。ボイラーの故障や多くの箇所での漏水、タイルの剥がれ落ちなど老朽化が進み、とても区民の利用に供することができないことは一目瞭然で理解しました。 しかし、昭和52年建築の鉄筋コンクリート造の建物が、ここまでひどい状態に置かれていることに、私はとても悲しく残念で、暗たんたる気持ちになりました。 聞けば、最後に防水工事を施したのは平成3年とのこと、これは31年も前のことであり、私が区議会に初当選した年です。当時の区長は天野房三氏、その後、小倉区長、桑原区長、長谷部区長と3代区長にわたり大きな改修工事も行わず、地域が愛する区民施設をここまで傷めてしまったこと、本当に遺憾です。二度とこういう見るに堪えない施設管理をしてほしくないと強く求めます。 そして、渋谷図書館の廃止見直しを求める請願に署名された5,700名余の皆様にも約束いたします。皆様が求められている地域図書館の堅持と図書館サービスの向上という目指す頂は、私たちも全く同じです。 現在は、ピークを目指すルートに若干差異があるかもしれません。しかし、数年後には、「近所にいい図書館が戻ってきたよね」と言っていただけるよう、新図書館建設に当たっては、皆さんの声に耳を傾け、長谷部区長としっかりスクラムを組んで、すばらしい図書館をつくっていくことをここにお約束し、本条例の賛成討論とさせていただきます。
○議長(斎藤竜一) 7番小田浩美議員。
◆7番(小田浩美) 私は、議案第43号 渋谷区立図書館条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。 本議案は、令和3年第4回定例会で上程されましたが、継続審議となり、改めて今定例会で審議されたものです。 提出されている条例改正の説明には、渋谷区立渋谷図書館を廃止するため条例の一部を改正する必要があるので、この案を提出すると記載されており、渋谷図書館廃止ありきの改正案には賛成することができません。 昨年11月の議案提出時においては、地域住民、区民、利用者の皆様に渋谷図書館を廃止することは全く説明されておらず、また、地域の図書館機能が今後どうなるのかも全く示されないままの議案提出であったため、地域住民、区民、利用者に大きな動揺と混乱を生じさせ、区政への信頼失墜を招くことになりました。行政手法として尊重されるべき地域住民、区民、利用者を無視した傲慢な進め方であった点を反省するべきだと申し上げます。 渋谷図書館廃止の理由として挙げられたのは、施設の老朽化、旧式のボイラー修繕が困難である、修繕費用が高額になるということでした。その後、屋上の防水工事を30年間行わず放置したことで、館内全域に水が回り施設を傷めることにつながったという事実を知った区民からは、行政の怠慢で無責任な施設管理の末、区民の財産である施設が使用できない状態にまでなったことには、区行政への怒りの声が多く上がりました。 「渋谷図書館そのものは、今も耐震基準をクリアしている。しっかりリノベーションして現在の場所で続けてほしい」「修繕が全く不可能だとする理由を、まず区民に開示してほしい」「ほかの施設建替えには、デザイン料や建設費に高額な予算が投じられているのに、渋谷図書館は修繕費用が高額だから廃止するとの理由には納得ができない」「この地域に絶対図書館を残してほしい」「図書館の跡地は地域のための施設としてほしい」などの声が多数寄せられています。 この点も踏まえ、ここまで文教委員会委員各位、各会派の皆様に、地域図書館の役割、必要性について慎重な審議をいただいている中で、区長は、本定例会初日の2月22日の本会議において、質問への答弁という形で、「渋谷図書館の今後について具体的に申し上げれば、早期に建替えを予定している広尾中学校に複合化する計画で検討しています」と新たな発言をされました。 ただただ廃止するのではなく、地域内に図書館を置く検討をするという発言には、地元地域への一定の配慮が見えますが、このことも地域住民からしてみれば寝耳に水で、広尾中学校の建替えにしても複合化にしても、当該地域への説明が全くない状態での発言となってしまいました。 特に、今年4月に広尾中学校に入学する生徒は、3年生で仮校舎への通学になるため、「建替えは本当に決まったんですか」と不安になる声もあります。一連のプロセスに大きな問題があると言わざるを得ません。 3月15日、渋谷区立渋谷図書館の廃止見直しを求める請願が5,764人もの連名の下、提出されました。請願事項は、渋谷区立図書館条例の一部を改正する条例による渋谷図書館の廃止を取りやめ、存続させることとあります。 区長は渋谷図書館の今後ということで、広尾中学校複合化案に言及しているわけですから、実現を目指すのであれば、渋谷図書館を廃止する条例改正は必要ないと考えます。 また、広尾中学校建替え計画は、まだ形になっておりません。現在と同様規模の図書館にしてもらえるかどうかも分かっていません。複合化することがベストなのか、地域内での移転、また、現在地でのリノベーションも含め、図書館の今後が確実に決まるまでは休館とし、渋谷図書館の存在をなくすべきではないと考えます。 具体的計画が決定していない中、渋谷図書館廃止の条例改正だけを先行することが強引で拙速過ぎる、条例廃止を急ぐのは、ほかに目的があるからではないかなど、行政の新たな不信を招きます。 区長は、「地域町連会などの意見を伺って」との発言もされていましたが、図書館のひどい状態について、地域関係団体に説明を行ったのは3回で、延べ60人ほどです。多くの人は地域の重要な公共施設に関する変更について、十分な説明もなければ、生活環境、空間の一部であった図書館が、今後、地域でどのように存在するのが望ましいかの意見や要望も聞き取ってもらっていません。 これは、まちづくりの問題でもあります。ササハタハツまちづくりでは、住民も参加して丁寧にやっているように、東・広尾エリアの図書館の在り方については、地域住民、区民、利用者の声に行政は耳を傾け、共に地域の公共を考えるべきであります。 提出された請願からも分かるように、5,764人の方々が渋谷図書館の存在そのものの廃止を取りやめてくださいと訴えています。本請願は、近隣の保育園や小学校の保護者、地域の住民の皆様が一人一人声を掛け合い、また街頭で呼びかけながら集まった署名5,764筆で、非常に多数であり、これらの思い、訴えを軽視するべきではないと考えます。 今現在、一方的に物事が進められていると感じている区民が多くいることは確かで、より丁寧な対応と意見を聞き取る姿勢が求められています。 渋谷図書館は、大正初期に一般市民が図書に親しむ利便性を重視し、社会教育に資するために整備された近代公共図書館の先駆けです。その後、戦時下の空襲で桜丘の大和田尋常小学校内にあった渋谷図書館は焼失するも、徳川公爵邸の一部を借りて開館にこぎ着けました。 しかし、公爵邸が占領軍に接収されたため、蔵書の全てを常盤松国民学校に移して再開するなど、紆余曲折ありながらもその名を守り、戦後直後、早急に再開された当時数少ない図書館の一つです。 昭和25年には、東京都から渋谷区に移管され区の所有となりましたが、渋谷図書館という名の下、日本の図書館発展のために、共に歩んできた歴史ある図書館のその存在と名を一旦でも消してしまうという条例改正は、先人たちの思いに反する軽率な愚行でしかありません。 状況が変化し、未来を指向した図書館に生まれ変わることになっても、渋谷図書館の存在は消すことなく、その名称とともに存続させるべきです。 かつて、本会議において、渋谷公会堂のネーミングについて議論された際にも、ある議員からは、「新しくなる施設は当然いろいろ考えていくべきだと思うが、渋谷公会堂という名前で親しんできた人が多い。その名前を大切にするべきだ」と意見された議員がおりました。まさしく、区民や利用者にとって施設の存在と名前は、同様に大切なものであると考えます。 渋谷図書館を廃止する条例改正を行うことは、渋谷区と渋谷区民にとって大きな損失となることから、本議案は取り下げられるべきであることを強く申し上げ、反対の討論といたします。ありがとうございます。
○議長(斎藤竜一) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第11を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 日程第12を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第12 議員提出議案第1号 渋谷区公契約条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書 議員提出議案第1号 渋谷区公契約条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。
◆10番(斉藤貴之) ただいま議題となりました議員提出議案第1号 渋谷区公契約条例の一部を改正する条例につきまして、総務委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、渋谷区が発注する事業で働く労働者の労働条件を向上させるため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、本区では労働報酬審議会が設置されており、労働報酬下限額や公契約に係る施策に関する重要事項についての調査や審議など、労働者の労働条件を向上させる取組は十分に行われているので反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、公契約条例の対象工事について、現在1億円以上を5,000万円以上として対象工事を拡大することにより、労働者等の適正な労働条件の確保と事業の質を向上させるために必要な改正である。 支払い賃金や社会保険加入状況の有無の提出を条例上明記することで、条例の実効性を高めることとなるので賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第12を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者少数。 よって、本件は原案を否決されました。 日程第13を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第13 議員提出議案第2号 渋谷区立河津さくらの里しぶや条例を廃止する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 議員提出議案第2号 渋谷区立河津さくらの里しぶや条例を廃止する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議員提出議案第2号 渋谷区立河津さくらの里しぶや条例を廃止する条例につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、河津さくらの里しぶやは、住民合意がなく不要であり廃止するため、条例を廃止しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、区内小学校の校外学習の場としても利用され、幅広い区民に必要とされている保養所であり、廃止する必要性は全くないと考える。 大型バスの駐車場確保の計画もあり、利便性が高まることが期待される等の意見がありました。 また、賛成の立場から、区民からは遠くて不便との声があるにもかかわらず、毎年1億数千万円もの運営費と多額の改修費をかけている。年間数千人にすぎない保養施設の運営維持に多額の税金投入はやめて、コロナ禍に苦しむ区民の支援を優先することが区の役割である等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第13を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者少数。 よって、本件は原案を否決されました。 議事進行上、日程第14及び日程第15を一括議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第14 議員提出議案第3号 渋谷区特別区税条例の一部を改正する条例
△日程第15 議員提出議案第4号 渋谷区地球温暖化防止
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 議員提出議案第3号 渋谷区特別区税条例の一部を改正する条例 議員提出議案第4号 渋谷区地球温暖化防止条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま一括議題となりました議員提出議案第3号 渋谷区特別区税条例の一部を改正する条例、議員提出議案第4号 渋谷区地球温暖化防止条例の2議案につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議員提出議案第3号 渋谷区特別区税条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、区民生活の実態から見て減免制度の拡充を図り区民生活を支援するため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、既に生活困難者への減免制度があり、これ以上の区分を定めて減免制度を設ける必要性はない。 具体的な支援については、重層的支援整備体制の中で、包括的に講じられるべきである等の意見がありました。 また、賛成の立場から、自治体の判断でできる税の減免制度の拡充は、コロナ禍の低所得者の生活を支える有力な施策である。 僅かな税収を減らすだけで、区民の暮らしを守る自治体の役割を果たすことができるもので、実施すべきである等の意見がありました。 次に、議員提出議案第4号 渋谷区地球温暖化防止条例につきまして、本案は、地球温暖化による気候危機が深刻化する下で、区内における二酸化炭素の排出量を削減し、地球温暖化防止対策を推進するため、条例を制定しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、渋谷区環境基本計画の見直しや渋谷区地球温暖化対策実行計画の策定が行われており、これらを着実に遂行していくことが重要である。 改めて条例を制定する段階ではないと考える等の意見がありました。 また、賛成の立場から、自治体レベルでも地球温暖化対策の強化を進める取組が加速している。 条例制定により地球温暖化防止に積極的に取り込むことは、未来の世代に対する区の責任である等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、それぞれ原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第14及び日程第15を一括採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 以上2件は、賛成者少数。 よって、それぞれ原案を否決されました。 日程第16を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第16 議員提出議案第5号 渋谷区高齢者の医療費の助成に関する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 議員提出議案第5号 渋谷区高齢者の医療費の助成に関する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました議員提出議案第5号 渋谷区高齢者の医療費の助成に関する条例につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、高齢者の医療費の負担軽減を図るため、条例を制定しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、多額の財源が必要であり、少子高齢化社会においては若い世代に負担がさらに偏るものであり、反対する。 有病率の高い高齢者に配慮した措置が導入されており、条例制定の必要はないと考える等の意見がありました。 また、賛成の立場から、低所得者の医療費無料化を行うことは、全ての住民に医療にかかる機会を保障する重要な施策であり、住民福祉の向上を責務とする自治体の模範となるものと考え、賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第16を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者少数。 よって、本件は原案を否決されました。 議事進行上、日程第17及び日程第18を一括議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第17 議員提出議案第6号 渋谷区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
△日程第18 議員提出議案第9号 渋谷区こども
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 議員提出議案第6号 渋谷区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例 議員提出議案第9号 渋谷区こども条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま一括議題となりました2議案につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議員提出議案第6号 渋谷区子どもの医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、子育て中の保護者の負担を軽減するため、条例の一部を改正しようとするものです。 審査の中で、反対の立場から、高校生までの医療費助成については、現時点では制度の詳細が明らかになっていないため、今後の東京都との協議を踏まえて慎重に判断すべきであり、反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、医療費の無料化を高校生まで拡大することは、保護者の経済的な負担軽減となるため、区として率先して取り組むべきである等の意見がありました。 次に、議員提出議案第9号 渋谷区こども条例につきまして、本案は、子どもの権利条約に基づき、一人一人の子どもが尊重され、自らの意思で生き生きと成長していくことが大切にされるまちを実現するため、条例を制定しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、東京都が制定した東京都こども基本条例とほぼ同じ内容であり、渋谷区においては、東京都の基本条例を踏まえて施策を講じていくことが望ましい等の意見がありました。 また、賛成の立場から、本条例の制定により、「こども施策推進会議の設置」など、子どもが大切にされるまちづくりに向けて施策を充実できるため、賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、それぞれ原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第17及び日程第18を一括採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 以上2件は、賛成者少数。 よって、それぞれ原案を否決されました。 議事進行上、日程第19及び日程第20を一括議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第19 議員提出議案第7号 渋谷区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例
△日程第20 議員提出議案第8号 渋谷区学校給食費の助成に関する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 議員提出議案第7号 渋谷区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例 議員提出議案第8号 渋谷区学校給食費の助成に関する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま一括議題となりました2議案につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議員提出議案第7号 渋谷区奨学資金に関する条例の一部を改正する条例につきまして、本案は、経済的理由によって貸付金の返還が困難なために、子どもが進学を諦めることがないよう、条例の一部を改正しようとするものです。 審査の中で、反対の立場から、これまでも返済猶予など個別に丁寧な対応を行っており、現行制度の運用で十分な対応が可能である。 奨学資金の原資は区民の税金であり、貸付金の安易な免除はすべきでない等の意見がありました。 また、賛成の立場から、経済的な理由で高校や大学等への進学を諦めることがないよう、区として進学希望者を支援することは必要であり、賛成する。 コロナ禍においては特に、返済の猶予ではなく免除が求められている等の意見がありました。 次に、議員提出議案第8号 渋谷区学校給食費の助成に関する条例につきまして、本案は、渋谷区学校給食費の保護者の負担軽減を図るため、条例を制定しようとするものです。 審査の中で、反対の立場から、経済的援助が必要な世帯には、就学援助により負担軽減を行っており、一定の受益者負担は必要であると考える。 食育の観点からワンダフル給食が始まったが、オーガニック食材の活用など安全安心な給食の提供を保護者より求められているため、反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、義務教育は無償が原則であり、給食費の無償化は保護者の経済的負担の軽減と食育のために必要である。 保護者の経済的負担の軽減を解消するとともに、学校における教育の一環として給食を充実させるため、賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、それぞれ原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第19及び日程第20を一括採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 以上2件は、賛成者少数。 よって、それぞれ原案を否決されました。 日程第21を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第21 議員提出議案第10号 渋谷区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 福祉保健委員会審査報告書 議員提出議案第10号 渋谷区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 福祉保健委員会委員長 沢島英隆 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 福祉保健委員長の報告を求めます。 沢島委員長。
◆22番(沢島英隆) ただいま議題となりました議員提出議案第10号 渋谷区
心身障害者福祉手当条例の一部を改正する条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、心身障害者福祉手当の対象外とされた人々を救済し、心身障がい者の生活の向上を図るため、条例の一部を改正しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、年齢制限や所得制限の撤廃については、複数の制度との整合性や、負担の公平性などから、改正は難しい等の意見がありました。 また、賛成の立場から、年齢制限の削除、施設入所者も手当の対象に加えることは、経済的負担を軽減し、障がい者福祉の増進を図るものであり賛成する等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、福祉保健委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第21を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者少数。 よって、本件は原案を否決されました。 日程第22を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第22 議員提出議案第11号 認知症の人と家族にやさしいまちしぶや
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 福祉保健委員会審査報告書 議員提出議案第11号 認知症の人と家族にやさしいまちしぶや条例 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 福祉保健委員会委員長 沢島英隆 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 福祉保健委員長の報告を求めます。 沢島委員長。
◆22番(沢島英隆) ただいま議題となりました議員提出議案第11号 認知症の人と家族にやさしいまちしぶや条例につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本案は、認知症と共に生きる人の権利が尊重され、希望を持って暮らすことができる渋谷をつくるため、条例を制定しようとするものであります。 審査の中で、反対の立場から、渋谷区では、既に認知症の人への支援策を丁寧に進めている。 第8期渋谷区高齢者保健福祉計画及び介護保険事業計画にもあるように、福祉施策には多くの対応課題があるため、認知症に関するもののみ取り上げることには同意しかねる等の意見がありました。 また、賛成の立場から、認知症対策は、社会全体で取り組んでいくべき課題であり、認知症の人の権利を守り希望を持って生活できるよう理念を明確にするための条例制定は必要である等の意見がありました。 本委員会は、慎重審査の結果、原案を否決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、福祉保健委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第22を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、本件に対する委員長の報告は、否決であります。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者少数。 よって、本件は原案を否決されました。 日程第23を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第23 委員会提出議案第1号 渋谷区議会委員会条例の一部を改正する
条例-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 提案理由の説明を求めます。 28番丸山高司議員。
◆28番(丸山高司) ただいま議題となりました委員会提出議案第1号 渋谷区議会委員会条例の一部を改正する条例につきまして、提案理由の説明をいたします。 本案は、4月1日からの組織改正に伴い、常任委員会の所管に関する規定の整備を行うため条例の一部を改正する必要があるので、この案を提出するものであります。 どうぞ提案どおり御議決いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第23を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり決定されました。 議事進行上、暫時休憩いたします。
----------------------------------- 休憩 午後2時40分 再開 午後3時
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○副議長(薬丸義人) 休憩前に引き続き、会議を開きます。 日程第24を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第24 議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算
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○副議長(薬丸義人) 予算特別委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 予算特別委員会審査報告書 議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月24日 予算特別委員会委員長 下嶋倫朗 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○副議長(薬丸義人) 予算特別委員長の報告を求めます。 下嶋委員長。
◆20番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算につきまして、予算特別委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 令和4年度一般会計予算は、歳入歳出の総額がそれぞれ1,062億6,700万円となっており、一時借入金の借入れ最高額は20億円、そのほか債務負担行為などであります。 本案に対しては、牛尾委員ほか3人の委員から修正案が提出されました。 その内容は、歳入歳出予算をそれぞれ19億6,896万2,000円増額し、それぞれ1,082億3,596万2,000円に修正しようとするものです。 本委員会は全議員33人をもって構成され、審査の方法は、総務分科会、区民環境分科会、文教分科会及び福祉保健分科会の4分科会を設け、各所管部門別に慎重に審査を行ってまいりました。 各分科会での審査結果につきましては、既に24日の予算特別委員会において御報告のとおりでありますので、省略をさせていただきます。 反対の立場から、大企業を優遇し、不要不急の事業を継続していることは認められない等の意見がありました。 本特別委員会では慎重審査の結果、議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算に対する修正案を賛成少数で否決し、原案を可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、予算特別委員会の報告といたします。
○副議長(薬丸義人) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。 27番牛尾真己議員。
◆27番(牛尾真己) 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算に反対する討論を行います。 新型コロナウイルスの感染第6波では、オミクロン株により介護・障がい者施設だけでなく学校、幼稚園、保育園などにも感染が広がり、感染者数も死者数もこれまでを大きく上回りました。感染のピークは過ぎたとはいえ、今も収束の見通しは立っていません。区民の命と健康が脅威にさらされ、暮らしや営業はかつてなく深刻な影響を受けており、今ほど命と暮らしを守る自治体の役割が求められているときはありません。 ところが、区長が提出した新年度の予算案は、コロナ対策は専ら国や東京都任せで、区民の暮らしや営業を直接支援する区独自の施策はありません。また、国民健康保険料や後期高齢者医療保険料を引き上げて暮らしを圧迫し、渋谷図書館を廃止して教養や文化の拠点を奪おうとしています。その一方で、渋谷駅周辺再開発への多額の税金投入や、公園や区有地を使った営利事業を拡大するなど自治体本来の役割を放棄するもので、認められません。 日本共産党渋谷区議団が提出した予算修正案は、1,211億円の基金を活用してコロナ禍で困窮する区民や中小事業者を支援することをはじめ、予算の約5%の使い方を切り替えれば多くの区民の願いが実現できることを示しました。 以下、5点にわたって予算に反対する理由を述べます。 第1に、新型コロナ対策が極めて不十分であるからです。 当区のコロナ対策は、感染が拡大してから国や都の施策に基づいて補正予算を組むやり方で、日頃からの感染症に対する備えがありません。新型コロナ感染症が今後も続くことは明らかであり、いつ感染拡大が起こっても対応できるようにすることが求められています。 ワクチン接種とPCR等検査について。 新型コロナの感染拡大を防ぐためには、予防と診断を抜本的に拡充することが求められています。しかし、予算で検査費用を削減していることは認められません。希望する全ての区民に対し、ワクチン接種を安全、迅速に受けられる体制づくりを国や都と連携して進めるとともに、PCR等の検査の抜本的拡充が必要です。介護施設や障がい者施設、学校や幼稚園、保育園などでの感染拡大を防ぐための定期的検査ができるようにすべきです。また、感染状況に即して、無症状の人を含め、いつでも誰でも無料で検査できるようにすべきです。 区民、中小事業者への支援では、低所得者や子育て世帯の暮らしを守り、小規模零細事業者が事業を続けられるように、国や都の支援の届かない人たちにきめ細かい支援を行うことが必要です。しかし、予算には区独自の直接支援はなく、認められません。足立区が実施したように基金を活用して、世帯所得が200万円以下の世帯に対する10万円の給付金を支給すべきです。 保健所の体制強化では、新年度の保健師の定数を1人しか増員しておらず、全く不十分です。今後の新型コロナや新たな感染症に備えて常勤の保健師を増員するとともに、墨田区のように保健所で検査が実施できるよう、検査技師の配置などの体制強化を図るべきです。 第2に、区民が必要とする認可保育園や特養ホームの増設に背を向け、渋谷図書館など、福祉、教育を切り捨てていることです。 区長はこれまで、山中高原学園、富山臨海学園、新島青少年センターなど、教育や青少年のための施設を次々と廃止してきました。新年度からは区立渋谷図書館を廃止し、区が各地域に図書館をつくってきた方針を転換して公共施設の統廃合に踏み出し、区民が求める施設の増設にも背を向ける姿勢を続けていることは許されません。 渋谷図書館は区民の教養と文化のための大切な社会教育施設で、子どもからお年寄りまで年間5万3,000人が利用していますが、区は改修も建替えもせずに廃館することを決め、運営経費を全額削除していますが、認められません。廃止を知った区民からは「子どものための施設が次々となくなっているのに、図書館まで廃止するなんて納得できない」「憩いの場、学びの場を区民から取り上げて何に変わるのでしょうか。絶対に必要です」などの声が寄せられ、本定例会には5,764人もの廃止の見直しを求める請願が寄せられています。区民をはじめ多くの人々が利用している渋谷図書館を廃止する理由はなく、存続して、住民や利用者の意見を踏まえて今後の在り方を検討すべきです。 認可保育園は今年4月入園申込みでゼロ歳児53人、1歳児54人が募集定数を上回り、入れない子どもが出ることは明らかです。来年度の認可保育園の整備は僅か1件、ゼロ歳児も1歳児も各6人しか増えず、全ての希望者に認可基準の保育が保障されていないのに保育実施義務を放棄することは認められません。直ちに今後の増設計画を立てるべきです。 特養ホームの入所待機者は昨年10月時点で430人もいるのに、区は、代々木二・三丁目の国有地の取得を断念したまま新たな増設計画を示していないことは許されません。定期借地権での活用や、幡ヶ谷二丁目の都営住宅跡地や本町一丁目の警察寮跡地の取得、ケアコミュニティ・原宿の丘の再整備など、あらゆる手法を駆使して特養ホームを整備すべきです。 区型介護サービスは、国が制限した軽度者や同居家族がいる世帯のサービスを区独自に提供し、高齢者の生活を支える全国に誇れる制度です。区長は区分限度額を超える利用を認めず、総合事業の緩和サービスに置き換えて年々削減し、新年度も492万円削減していることは認められません。 生活保護や家賃補助などは、低所得であっても人間らしい生活を営めるようにするための区民にとって命綱の制度です。区は、生活保護の夏と冬の見舞金を廃止したまま復活しようとせず、住宅扶助の基準では3分の1近い受給者が家賃の全額を賄えていないのに、特別基準を適用せず、生活費を削って家賃に回している事態を放置していることは許されません。区民生活の底上げを図るため、生活保護の法外援護の見舞金を復活し、住宅扶助の特別基準を適用すべきです。 また、昨年度で若者や子育て世帯向けの家賃補助制度が終了したにもかかわらず、予算には新たな補助制度の実施はなく、認められません。区営住宅の増設と、終了した家賃補助制度を復活し、住み替え家賃補助の補助額も引き上げて、低所得者が区内で安心して住み続けられるようにすべきです。 第3に、子育て支援の充実など区民の切実な願いに背を向け、福祉増進の役割を放棄していることは認められないからです。 少人数学級の効果が広く認められ、長年の関係者の運動に押されて、国は小学校の35人学級の段階的実施に踏み切りました。渋谷区では新年度、7人の教員を増員すれば小中学校全学年での35人学級が実現できます。速やかに実施し、さらに30人以下学級へと少人数学級を推進するべきです。 高校生までの医療費無料化は、東京都が来年度からの実施を打ち出し、当初の3年間は補助額の全額を助成することを決めました。保護者からも強い要望が出されており、全国的にも高校生までの無料化が主流になりつつあります。東京都の実施を待つことなく、区として速やかに実施を決断すべきです。 小中学校の給食無償化は、憲法第26条の義務教育無償の原則に基づく要請であり、子育て支援の施策として全額無償が80自治体、一部実施が138自治体となっています。学校給食は、子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣が身につくよう教育の一環として実施されているものだけに、直ちに無償化すべきです。 第4に、コロナで苦しむ区民に背を向ける一方で、財界戦略に従い、国際競争力を高め、大企業のもうけを最優先にするとともに、無駄遣いの施策を温存しているからです。 渋谷駅桜丘口地区再開発は、多くの住民や小規模事業者が追い出され東急中心の再開発になっていますが、新年度は27億8,600万円が計上され、23年度には29億8,400万円が見込まれています。また、駅街区北側自由通路に5億6,000万円、南口北側自由通路にも1億5,200万円が投入されます。大企業中心のまちづくりのために多額の公金をつぎ込むことは認められません。 区の美竹第二庁舎と区立美竹公園を東京都の旧児童会館跡地と一体の敷地として民間に定期借地させ、営利事業を展開させるステップアップ事業や、北谷公園に続き恵比寿南一公園をPark-PFI手法で整備しようとしていますが、これらは民間事業者の資金で区有地や公園に施設をつくらせ、営利事業を営むことを可能にするものです。区は新年度、玉川上水旧水路緑道公園でもPark-PFIの検討を継続しますが、大企業の利益のために区民の大切な財産である公有地を差し出すことは認められません。 スマートシティ推進事業には、渋谷区の様々な情報を官民で利活用するためのシティダッシュボードの整備などに1億1,725万7,000円が計上され、交通調査、コミュニティバス、放置自転車などの情報を活用するとしています。政府が成長戦略として描くスマートシティは、営利企業とともに個人情報を官民で利活用するもので、住民のプライバシー権の侵害や監視社会に道を開くものです。個人情報の利活用については自己コントロール権を確立し、住民合意を前提にして行うべきです。 河津さくらの里しぶや運営として、運営費に1億2,073万3,000円、施設維持管理費に157万8,000円が計上されています。今年度の宿泊利用者は、コロナ禍の影響で1月までの宿泊者は2,869人にまで落ち込みました。無駄遣いがいよいよ明らかになっているのに、新年度予算には、駐車場に大型バスが出入りできるようにと隣地の土地購入を検討するための鑑定評価の経費71万6,000円を計上していることは、無駄遣いを拡大するもので、認められません。この施設は廃止すべきです。 第5に、区民や議会に説明し、意見を聞くこともなくトップダウンの区政運営を進めているからです。 区長は渋谷図書館の廃止について、住民や利用者に対する説明会も行わず、意見も聞かず、議会にも報告しないまま廃止をトップダウンで決め、廃止条例を議会に提出しました。昨年の第4回定例会で住民への説明が一切ないなどとして議会が表決をせず、継続審議にしても、今定例会での所信表明で一切の説明も反省の言葉もありませんでした。 また、代表質問への答弁の中で、学校関係者への事前の説明も了解もないまま突然、広尾中学校の建替えの際に複合化する方針を表明しました。区長が示した方針どおりに建替えが進められれば、今年広尾中学校へ入学する生徒は、高校受験を控えた3年生になったときから旧青山病院跡地に建設予定の仮設校舎に移らなければなりません。学校選択制の希望校を申し込む際には全く知らされないまま、不便な仮設校舎で受験生としての生活を送らなければならなくなるなど、子どもたちを無視した建替えが新たな矛盾を拡大しています。 区民に重大な影響を与える施策をトップダウンで決めることは、住民自治の原則に反し、区民の区政に対する信頼を損ねるもので、認められません。区長の姿勢を改めることを強く求めるものです。 以上、令和4年度渋谷区一般会計予算に反対する討論とします。
○副議長(薬丸義人) 4番神薗麻智子議員。
◆4番(神薗麻智子) シブヤを笑顔にする会を代表いたしまして、議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算に賛成の立場から討論いたします。 令和3年度は、予測不可能な社会が毎年続くのだということを象徴する1年でありました。新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている中での歴史的なチャレンジとも言える無観客での東京2020大会の実施、気候変動による全世界規模での風水害や干ばつ、火山の噴火や地震、先日、渋谷区議会でも抗議を決議したロシアによるウクライナ侵略、北朝鮮の相次ぐ弾道ミサイル発射など、様々な危機が全世界で毎年のように起こるという覚悟で臨機応変に区政運営に取り組む必要があると実感しています。 さて、令和4年度の一般会計予算案ですが、歳入歳出予算額は1,062億6,700万円と前年度の予算に対して68億1,800万円、前年比6.9%の増であります。主立った歳出の構成を見ますと、令和2年度から続く最重要課題である新型コロナウイルス感染症対策、デジタルを生かしたニューノーマルな社会への対応、渋谷区最大の可能性であり魅力である、シティプライドを持った渋谷民がつながり、共創できる仕組みやまちづくりに予算を割いている点をまず評価したいと思います。 さらに、30年計画となる学校をはじめとした公共施設の大規模な長寿命化計画も踏まえ、基金に大きく依存することのない、バランスの取れた編成になっている点も評価いたします。 歳入に目を向けますと、一般財源の大宗を占める特別区税は、株式等譲渡所得の増を見込み534億7,092万3,000円となり、額にして35億6,968万4,000円、率にして7.2%の増収となっています。また、寄附金も、ふるさと納税を活用した戦略的な取組などもあり、複雑化する区民ニーズや不安定な国際情勢等を鑑みた予算案には相当の苦心があったものと拝察いたします。 以下、基本構想の分野に沿って、シブヤを笑顔にする会の提案で実現した事業を中心に、評価のポイントをまとめます。 まず、子育て分野について2点です。 1点目は、渋谷区子育てネウボラのさらなる進化のため、約14億4,700万円をかけて対応する点です。 今年度夏に施設がオープンした渋谷区子育てネウボラですが、コロナ禍で入場など一定の規制がある中、半年で2万8,229名の来場者があり、SNS等での積極的な発信やフォロワーの保護者の方々との丁寧なコミュニケーションなど、まさに子育て世帯に寄り添う活動を行っています。 次年度の展開として、オンラインを生かした親子番組の配信や対面のイベントの強化を通じて、多様な子育て、例えば障がいのあるお子さんやシングルマザー、ステップファミリーなどにもフィットするコンテンツを提供し、困ったときにいつでも相談できる体制を構築いただきたいと思います。 さらには、令和4年度4月に渋谷区子育てネウボラ内に東京都児童相談センターのサテライトオフィスが設置され、児童虐待の予防や虐待への迅速な対応をする取組が推進されること、大変評価しております。今後、渋谷区子育てネウボラは、後で触れます重層的支援の子ども分野の要にもなりますので、是非各所との連携強化をお願いいたします。 2点目は、入園申込みのオンライン申請を令和4年度秋ごろからスタートするため、約6,700万円を予算化している点です。 非来庁型サービスをデジタルで推進することは、コロナ禍の感染症対策はもとより、小さい子どもを抱える保護者世帯にとっては手続の負担軽減につながり、運営業務を行う職員にとっては業務効率化につながります。RPA事業を導入することで、手作業で行っていた時間が500時間程度短縮されると報告がありました。内部の処理を効率化し、保育園を検討する際の保護者のニーズや不安に寄り添う窓口対応を行っていただく時間を増やすことは、入園後の満足度に直結すると考えます。 また、保育の質ガイドラインの作成や運用、国の制度を生かした保育士等の処遇改善を実施することで、さらなる保育の質向上を目指している点にも期待します。 次に、教育分野について3点です。 1点目は、学校施設長寿命化の基本計画策定のため、約1億600万円の予算を投じる点です。 今年度中にロードマップを作成するため、詳細の報告はこれからですが、小学校は神南小学校、中学校は広尾中学校、松濤中学校で第1弾として計画策定が始まると報告がありました。「ちがいを ちからに 変える」ことができる次世代人材を育む新しい学びの場づくりがスタートします。公共施設の老朽化も進んでいるため、建設を効率化するために施設の複合化を意識した動きになっていますが、これはハード面だけではなく、ソフト面でも重要な観点と考えています。 前段でお伝えしたように、渋谷区の一番の資産は人、イコール渋谷民の方々であると思います。日本で一番多様で面白い人の集まる街が渋谷区です。学校が地域の学びや活動の拠点と一体化することで、子どもたちも百人百通りの学びや居場所を得ることができます。まさに大人も子どもも共に学ぶ、活動する、そんな場所ができるということに心からわくわくしています。是非仮校舎の計画段階から新しい学びに対応できる設備を整えていただきたいと思います。 2点目は、コミュニティスクールの進化のため約1,600万円を予算化している点です。 令和元年度に、渋谷区では全ての小中学校がコミュニティスクールになりました。当初は学校運営協議会が中心となって進めていましたが、令和2年度に設置した地域学校協働本部との役割を明確化し、予算の組替えなども含めて充実した内容になっています。他自治体の事例を研究し、コミュニティスクールが形骸化してしまう要因をしっかり捉え、機能的な仕組みと予算編成であると大変評価しております。 コミュニティスクールは、今後、学校長寿命化の計画が進んでいく際に魂を吹き込む役目を担うと考えます。学校と地域が子どもたちや地域の未来を共に考え、共に活動していく起点となる重要な取組です。学校や地域のニーズを把握し、つなぐ役目を担うコーディネーターとも連携しながら、さらなるコミュニティスクールの進化を期待します。 教育分野では、そのほかにもコロナ禍でのイレギュラーな学校運営、感染症対策、ICTを生かしたデジタル教育の進化、特別支援教育の手厚いサポート、放課後クラブのさらなる充実、教育センターでのきめ細やかなサポート、図書館の登録手続のオンライン化、各施設を安心・安全に使うための改修工事など、子どもたちや教員、利用者の方々の学びをしっかりと保障する予算立てになっていることも評価いたします。 次に、福祉分野について3点です。 1点目は、重層的支援体制の整備事業に約5,000万円の予算を投じる点です。 令和4年度から専門の担当組織を設置し、具体的な施策の検討、実施計画の策定などが行われます。これまでの体制では課題が複雑化し、解決が困難だった方々を切れ目なく支援する体制になるということで、大いに期待します。 地域福祉コーディネーター4名の新たな設置、把握し切れていなかったヤングケアラーやひきこもりなどの課題についても様々な媒体や手法を用いて調査するという報告がなされています。包括的な相談支援、地域と社会とのつながりをつくる参加支援、様々な世代や属性が交流できる居場所を整備する地域支援の三つの柱を軸に推進いただければと思います。 2点目は、高齢者デジタルデバイド解消事業のさらなる進化について、約3億1,600万円を予算化している点です。 今年度は9月からスタートしたスマホの無料貸与は、現在1,500名程度の方が継続利用しており、75%の方が生活へよい影響があったと回答しています。次年度はデジタル支援員を50名さらに増員し、町会やシニアクラブへのサポートも充実させ、区内スタートアップ企業との連携による健康増進プログラム、区内大学との連携によるスマホ利用データ分析などが進みます。高齢者の方々のQOL向上に資する活動と期待します。 3点目は、障がい者理解促進啓発事業として約2,300万円を投じる点です。 神宮前六丁目地区第一種市街地再開発事業で2022年度に竣工予定のランドマークのビルに、一般社団法人シブヤフォントが入居するための予算計上があると報告がありました。シブヤフォント事業は今年度の4月に一般社団法人化し、渋谷区の目指す「ちがいを ちからに 変える街」を渋谷区の福祉作業所や桑沢デザインの皆さんと一緒に体現し、その成果を認められ、内閣府第4回日本オープンイノベーション大賞選考委員会特別賞など複数の賞を受賞しています。現在は文化総合センター大和田8階にありますが、神宮前六丁目の商業施設に移転することで、区民の方のみならず来街者の方々にもシブヤフォントに触れてもらう機会になり、理解促進や啓発につながると期待しています。この施設でも区民や来街者がシブヤフォントのグッズなどを購入できるように要望します。 次に、健康・スポーツ分野についてです。 1点目は、感染症予防対策の事業に約37億4,100万円を投じる点です。 新型コロナウイルス感染症対策として、ワクチン接種体制や保健所体制の強化、オンラインの健康相談事業や休業協力給付金などはもちろんのこと、今年度11月末に厚生労働省から積極的勧奨の再開の通知があったHPVワクチン接種についても、令和3年度予算と比較すると8,800万円の増額、令和4年度の4月より本格的に進めるという報告がありました。迅速な対応を評価いたします。 全てのワクチン接種に関して言えることと思いますが、未成年者の接種に関しては特に、ワクチンをなぜ打つ必要があるのか、ワクチンの種類などを丁寧に説明し、親子で理解促進をするための対応強化をお願いいたします。 2点目は、パラスポーツレガシー推進事業に約6,400万円を予算化している点です。 区は平成28年から6年かけて、東京2020大会を起点に、多様な人々がパラスポーツとコミュニケーションを通じてダイバーシティー&インクルージョンを実現する取組を行ってきました。東京2020大会終了後も、気軽に体験できるパラスポーツフェスタ、区長杯大会や国際大会での区民観戦、SHIBUYA CITY VOLUNTEERのスキルアップや活躍の場の創出、区内小中学生とトップアスリートの交流などを行っていくことがインクルーシブな共生社会へつながると考えます。 また、令和4年度新規に取り組む北渋RUNRUNフェスタや、スポーツ庁のSport in Lifeアワードの最優秀賞を受賞したどこでも運動場プロジェクト、高齢者や障がい者向けのeスポーツの体験教室など、誰もが楽しめる取組として発展していくことを期待しています。 3点目は、一般社団法人渋谷ユナイテッドの事業費に約9,800万円の予算を投じる点です。 文部科学省でも、生徒たちにとって豊かな部活動の環境づくりと教員の働き方改革も考慮し、令和5年度以降、休日の部活動を段階的に地域移行する検討を進めていますが、渋谷ユナイテッドの取組は、まさにその最先端を行く活動と認識しています。行く行くは誰もが生涯にわたってスポーツや文化活動を楽しめる総合型地域クラブへ発展させていく取組であり、この動きも学校長寿命化計画と連動していくかと思います。現在は区の財源を基に運営がスタートしていますが、将来的には独立して運営ができる体制づくりも要望します。 次に、防災・安全・環境・エネルギー分野についてです。 1点目は、防災に関する取組の約2億1,700万円の予算化についてです。 コロナ禍で実施が難しかった防災訓練に関しても、6月から11月にかけて恵比寿、大向、上原、笹塚、神宮前の5地区で対面での防災キャラバンが先行実施され、実践的な訓練と併せてARやVRなどの体験型訓練など、新しい活動が行われることを評価いたします。 また、避難所の備品に関しても継続的に拡充が行われ、ペット用テント11張りが追加配備されます。ペットの同行避難のルールも各避難所で整備するとともに、2年続けて中止になっている避難所一斉点検の実施もお願いいたします。 2点目は、プラスチック資源回収事業の約3億8,800万円の予算化についてです。 令和4年7月から、可燃ごみとしていた廃プラスチックを一括回収し、資源としてリサイクルする取組が始まり、地球環境の負荷軽減にも寄与します。ごみ分別案内アプリの導入でごみの資源化を住民の方々にも意識して取り組んでいただき、子どもたちへの環境教育も推進いただきますよう要望いたします。 3点目は、ふれあい植物センターリニューアルに約1億6,900万円、恵比寿南一公園リニューアルに約3,300万円といった施設や公園の予算についてです。 まずは、渋谷清掃工場の地域還元施設として平成17年度より運営してきたふれあい植物センターが、農と食の地域拠点として令和5年度夏にオープンするため、令和4年度にリニューアル整備を行います。また、恵比寿南一公園では、北谷公園に続くPark-PFI事業を活用し、令和4年9月に子ども向けプレイパークや、ペットと共に利用できるカフェなどを併設します。人のつながりが生まれ、広がる公園や施設ができることによって、地域に日常的なつながりを生み出し、持続可能なまちをつくることに寄与すると期待します。 これまで以上に地域の方々へ丁寧な周知や告知をし、コミュニケーションをしっかり取って、愛される施設になることを要望します。 次に、空間とコミュニティのデザイン分野について2点です。 1点目は、地域の状況に合わせた魅力ある空間づくりに約13億4,100万円の予算を投じる点についてです。 令和元年に策定されたまちづくりマスタープランを踏まえ、大山街道は道路と沿道が一体となった歩いて楽しい道づくり、玉川上水旧水路緑道は「FARM」をテーマに地域コミュニティを育む緑道へと再整備されます。また、西参道に面している高架下施設と道路は参道にふさわしい賑わいのある空間に整備され、いずれも官民や地域が連携し、推進していくことでそれぞれの魅力を引き出し、新たなコミュニティ拠点になることを期待します。 2点目は、本町木密地域の整備に関して約1億3,900万円の予算化している点です。 令和3年度に策定された本町地区防災都市づくりグランドデザインを踏まえ、主要生活道路の整備や無電柱化、不燃化、耐震化、防災や復興拠点の整備、旧神田川支流遊歩道や水道道路沿道の魅力化、子どもたちによる防災力向上方策の検討など、防災力を高めながら地域やコミュニティの可能性が引き出されるまちづくりが進んでいることを評価いたします。本町地区で得られたノウハウを渋谷区全域に生かすことを期待します。 次に、文化・エンターテインメント分野です。 エンターテインメント事業の支援費として約990万円の予算を投じています。ウィズコロナでのライブハウス等の音楽施設への支援を継続的に行いながら、エンターテインメント事業者と渋谷区のネットワーキングや海外での実践事例研究なども新たに進める点を評価いたします。カルチャーの発信地として、コロナ禍で苦しい状況に置かれる事業者の支援をしつつ、渋谷の街の魅力を最大化する新しい取組を期待します。 次に、産業振興分野です。 1点目は、デジタル地域通貨事業に約2億7,100万円予算化している点です。 コロナ禍における様々な事業者支援の課題感から生まれた、持続的に産業振興を行っていく新しい取組です。区内の商店街や中小企業等の活性化支援とともにソーシャルアクションポイントのような仕組みを導入することが、前にも申し述べた、様々な事業で取り組んでいるコミュニティの活性化や地域活動の促進にもつながっていくと大いに期待しています。 デジタルならではのログが残るという特性も生かし、データ活用や検証を行い、より効果的、効率的な運営も要望します。 2点目は、スタートアップ支援事業のさらなる進化に約1億9,600万円の予算を投じる点です。 この3年間の様々な取組を振り返り、世界と比較した際の課題点を解決するため、起業家を育成するアクセラレーター組織やスタートアップ企業が集えるオフィスを設置することについて評価します。渋谷区で日本のスタートアップ業界を牽引するエコシステムが創出されることを期待しますし、区の課題解決につながるための仕組みづくりを要望します。 3点目は、ふるさと納税を生かしたNPO支援です。 ふるさと納税による本区の減収は、令和元年度からの蓄積で見ると100億円を超え、看過できない状況です。打破する一手として「こと」消費を中心とした渋谷区らしい返礼品の用意をしてきました。令和4年度は区内に500あるNPO法人などを対象に、ふるさと納税を生かした支援をスタートします。予算は500万円と少額ですが、町の課題解決にも寄与する取組として評価いたします。コロナの状況を踏まえてになりますが、将棋のプロ棋士との対局やコンサートなどの返礼品も要望します。 最後に、区政運営についてです。 デジタルコミュニケーションプラットフォームの構築に約1億2,000万円の予算を投じる点です。 区民の方々の個々のニーズや属性に合わせ、最適な情報や窓口を提供し、利用者本人の同意に基づいて登録された情報を関連部署で共有し、組織横断的な支援ができるように基盤整備がされます。9月の子育てネウボラ関連事業でのリリースを皮切りに、令和5年度は重層的支援体制整備事業への展開も検討されています。お一人お一人に合った情報や寄り添ったサポートがしづらいという課題に対して寄与する取組と期待します。 センシティブな個人情報の取扱いになるので、セキュリティ面のシステム及び運用の強化を要望します。 以下、述べましたように、令和4年度渋谷区一般会計予算は、喫緊の課題にスピーディに対応しながらも未来への投資に多く予算を割いている点、また、数々の先進的な取組と、共創できる仕組みやまちづくりに注力している点を高く評価しております。 結びになりますが、シブヤを笑顔にする会は、誰もが笑顔で暮らせる渋谷区を実現するために全力でその役割を果たしていくことを表明いたします。 議案第15号 令和4年度渋谷区一般会計予算の賛成討論といたします。
○副議長(薬丸義人) 17番堀切稔仁議員。
◆17番(堀切稔仁) 議案第15号 令和4年渋谷区一般会計予算にれいわ渋谷は反対いたします。 審査に当たり、役所という区民の皆様から先にお代を頂戴しているということからですね、最大限のサービスと、公平で明朗な予算であるかという視点について視点を置き、審査をさせていただきました。その中でも、次年度も、今年度もそうですけども、非常に重要なのが、再三我が会派が指摘しております、区民が望むときにですね、いつでもPCR検査ができるような体制や、家庭内での感染を防ぐためにですね、独自の隔離施設を確保するとか、中小零細企業などやフリーランスの方を含めてこの給付金が支給されるなど、こういう予算が全くないというのがですね、今回非常に、印象の中で、やはり非常に残念だなと思っております。 以下、部別にですね、予算別に指摘をさせていただきたいと思います。 総務費の官民連携事業の一般社団法人渋谷未来デザインですけども、この1,406万1,000円ですけども、局長の人件費がですね、1,200万円近くこれカットされることは非常によいことですけども、残り3名の職員が派遣されていることですが、これもやめるべきだと思いますし、さらに、せっかくこの人件費がカットされたにもかかわらずですね、渋谷ソーシャルイノベーションウィークへまた1,100万が投入されるというのはですね、とてもこれ、認められるものでありません。 理由としてですね、令和元年までに提出されていた事業項目別の予算・決算書の書類の中でですね、渋谷区が詳細を記載されていた書類をですね、令和2年以降、保存していません。つまり、何をやっているかをコントロールできていないわけです。説明できない運営をやっている以上ですね、税金投入できる団体ではないということを指摘させていただきます。 総務費、総務管理費、区政資料コーナー。これは僅か473万2,000円でございますけども、これ委員会でも金子議員から指摘させていただきましたが、ここにお勤めの職員の方は高齢化で退職を望んでいるので図書館流通センターへ委託するということですが、我が会派の調査ではですね、当該職員に聞き取りしました。当該職員はですね、僅か2万円の交通費をいただければ仕事を続けていきたいと希望しております。 将来的には、区のほうでは、同予算のデジタルアーカイブ費なんかのこの4,551万8,000円なんかにもつながるのかもしれませんけども、区政資料コーナーに関してはデジタル化を行うと。そのことによってですね、この職員を体よく首にしてしまいたいのかなと思うんですが、資料コーナーはですね、実は多くのこの渋谷区内の職員をはじめ、初めて役所を訪れる方々から区内外の事業者、歴史、地理の有識者までが本所を利用しております。本所の仕事は幾ら電子化してもですね、電子化と電子化を幾らを結んでもですね、じゃ、情報と情報がその中でドッキングしていくかということだけじゃ済まされないんですね。 なぜかといえばですね、現在やっている職員の方は役所の元職員でありまして、各所がどういう仕事をして、どういう資料を使って仕事をしているのかを熟知しています。さらに、統計資料の元データはどういう法律に基づいてつくられているかということからきちっと御案内をしています。 さらにですね、戦前戦後の非常に地理に詳しい方でですね、各地区の変容から現在の所在地に関する歴史なども全て熟知しています。これは幾らAIがやってもですね、働く経験をしたことがないわけですから、情報を結びつけることはできないと思うんですね。つまり、この行政マンの知識と経験がこの資料コーナーをですね、動かしているわけですね。 区民が何を求めているのか、来ている方が何を求めているか、それぞれの顧客のレベルに合わせた知識の案内をしていることで、この職員にですね、代え難い人材は私はいないと思うんですね。 さらに、法令と組織のこの仕組みを熟知していることから、当該職員が労働意欲があるのにそれを無視して委託と、鍛練した職員の知識を無視して変えていくというのはとても認められる予算ではありません。僅か400万円弱の予算ではございますけども、本当にですね、我が区が「ちがいを ちからに 変える街」というのであれば、こういう力こそ我が行政、そして我が渋谷区には必要なんじゃないでしょうか。 さらに、財務部の財産価格審議会事務費でございますが、これも27万4,000円でございますが、渋谷区のオーナーである区民の区有財産を扱うのにですね、区民がその審議内容を知ることも傍聴することもできないことは、傲慢な予算執行であるとしか言えません。明朗な、これは予算の使い方とは言えません。ですので、これもきちっと公開してやるべきだと指摘させていただきます。 さらに、危機管理対策部のですね、アロープロジェクトですけども、昨日もですね、監査委員から報告書が上がってきました。我が会派でも何度も指摘していますけども、その事業の必要性もなくですね、この報告書で見ますと10団体のうち代表者でない方が参加していたりですね、財政支出の要綱にも従っていないなどですね、とても税金を預ける団体とは言えないと思います。ですから、この予算に関してはやはりやめるべきですし、無駄な予算としか言いようがありません。 さらに、私はこの監査の報告から指摘をされたものを見ますとですね、同一のこの部署内には渋谷公会堂プロジェクトチーム、ちがいをちからに変える共同体など、全て区長決裁であり、今年度、次年度もですね、この予算が執行される予定になっていますけども、これ分科会審議が終わってからこういう書類が議会に提出されるというのはですね、非常に、監査事務局に対しても、これ区長部局も知っているんだとすれば議会軽視ではないかと思うんですね。本来は、審議の前にこういうものは出すものだと思います。これに関しては指摘をさせていただきます。 さらに総務費、区民施設の環境部、ふれあい植物センターの各所改修工事1億6,915万5,000円ですが、そもそも区民に愛されていた文化施設もある熱帯植物園をですね、植物を譲渡してコンセプトをなぜ変えるのか、不明快であります。さらに、植物センターである限り種の保存と展示、さらに種の最低限の繁殖を維持するのが本来、植物園や動物園などの役目です。 担当課長に聞きましたけども、コンセプトを種の保存から展示でなくてですね、食せるものを中心とした植物だったり水耕栽培、しかもですね、植物に関しては二毛作、三毛作を考えていますということで、そうするとですね、展示品がどんどん変わっていくという話になってきますよね。そういう予算だとするとですね、皆目何のために行われる施設なのかというところがですね、コンセプト上、全く分かりません。こういうものに税金をかけていくということに関しては、一切認められません。 さらに、同区民部の河津さくらの里しぶやの運営費1億2,703万3,000円でございますが、施設維持管理費157万8,000円でございますけども、昨年のコロナ禍で利用率52.9%です。年間の半分は空気しか入っていないということですよね。 この施設の東館に駐車場があるのに、また不動産鑑定をかけてですね、また税金を使って、そこを不動産鑑定していくということは、これは税金の無駄遣いしかありません。土地が余っているにもかかわらず、公社を中心としている指定管理者はそもそもこの施設の真裏に駐車場を借りてですね、一昨年まで借り続けてですね、調査に私が向かうと真裏の駐車場には、このサービス公社はこの駐車場を全く使っておらずですね、サービス公社といいますか、ここの職員は全く使っておらずですね、東館の跡の区民用の駐車場に職員用の車がずらっと並んでいる。伊豆ナンバーですよ。こういうことが状況でありまして、土地もですね、場所もですね、全て余っているんじゃないでしょうか。 さらに、私がこれ住民監査請求、訴訟をかけた後、駐車場は元の持ち主に返されましたけども、そもそもこのような状態でですね、利用率から見ても、近隣の施設を借り上げてですね、本来地域貢献していく、この施設を設けないというほうがよほど地域貢献になるんじゃないでしょうか。 私はですね、そうであれば、もともとまだ区が持っている富山などを復活してですね、区内から利便性がいいですから、海洋臨海学園なんかはこちらで行ってですね、それ以外の施設は区民施設として使うべきじゃないかなと思います。これも指摘させていただきます。 さらに、今回の予算審議の中で重要なのは、教育委員会の社会教育費に関わる生涯学習、文化財保存、さらにですね、郷土博物館、文学館費、全図書館の予算費、全社会教育館の予算、松濤美術館などの予算が次年度は産業観光文化部、生涯活躍推進部に分割されます。4月1日からの組織改定にもかかわらず全く区民に周知されておらずですね、このようなこと、実は豊島区もやりました。しかしながら豊島区はきちっと、豊島区長はですね、1年をかけ区民に住民説明を行い、パブリック・コメントを行って、徹底的な周知と区民意見の周知を徹底しました。そのことで豊島区はですね、同じこの移管に関しても、非常に混乱がありませんでした。 一方で、今回の文教分科会の審議の中でですね、教育委員会はこの区民アンケートを次の部ときちっとやっているというふうにはですね、きちっと行われていないようですし、教育委員会から離れるにもかかわらず、図書館法で定められたり博物館法で定められている館長などに諮問できる図書館協議会や、さらに博物館協議会なども設置する予定は、次のところであるかどうかは不明だと言っています。非常にこれは怖いことですね。 区長部局に移行されるということは、前も申しましたが、私権の導入があるかもしれません。そのことによって社会教育が今後とも公正で公平に、しかも無償で保障することすらなくですね、このような部の移管に関しては認められません。 最後に、これは全体的なことでございますけども、今年度、会計年度職員の予算がですね、総務部職員人事のところに、全て人事費にですね、集約されました。人事部によってですね、これは的確に再配分されると私は願っておりますが、しかしながら、一方で文教分科会の中でですね、子ども家庭部を例えて言いますが、保育園の予算などは毎年度の年度会計職員は令和元年度から令和4年度まで、例えば7時間45分の職員は5名、6時間の職員は34名、土曜日の職員は4名、さらにですね、3時間の職員は35名、2時間の職員は61名とですね、これ、実はコロナ後、コロナ前と全く変わっていないんですね。今回の質疑でも同じでした。つまりですね、教育委員会のこの予算もそうなんですが、各課から上がっている起案どおりにしかですね、次年度ももし人事費が配分されない、人が配分されないとすると、とても各部の今のコロナ禍で逼迫している情勢に耐えられないんじゃないか。 きっとですね、私は一応区長にこれ期待してますけども、今回いろんなところから集められた人事費に関しては区長がきちっと再配分を人事部とやっていただいてですね、区民の住民サービス向上のために適切に欲しいという部にですね、人事配置をしていただいて、運用をしていただきたいなということは指摘させていただきます。 もう一点、最後ですけども、同じ人事でございますが、職員のちょっと体制についてですね、総務分科会の中でも金子議員から指摘させていただきました。私もここで指摘させていただきます。 職員の休憩などについてですね、私も気晴らしというのは、外出ていくのは構わないんですけどもですね、ただ、たばこを吸うのにどこまでも行くというのは、これはやっぱりあり得ないんですよね。私たちが会派で調べただけでも20分も30分も帰ってこないなんていう職員もいたり、そのまま帰っちゃったりなんていう職員もいたりもしました。非常に残念なことです。 それでですね、一つ提案をしたいのは、喫煙所をきちっと、区長、つくってください。所内のどこかに。そうでなければですね、逆にですよ、私たちは責めるだけじゃなくて、きちっと職員が吸う場所、休憩できる場所がないからどこかへ行っちゃうんだと思うんですよね。そういう方々を含めましても、職員の人事に関して、福利厚生に関しても、徹底的にですね、区長には改善を願いたいと思っています。是非職員の方々がですね、時間内にどこか行ってしまうようなことがないように、区民から指摘がされないようにですね、していただきたいと思います。 以上、反対の討論といたします。
○議長(斎藤竜一) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第24を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。
○議長(斎藤竜一) 議事進行上、日程第25から日程第27までを一括議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第25 議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算
△日程第26 議案第17号 令和4年度渋谷区介護保険事業会計予算
△日程第27 議案第18号 令和4年度渋谷区
後期高齢者医療事業会計予算-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 予算特別委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 予算特別委員会審査報告書 議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算 議案第17号 令和4年度渋谷区介護保険事業会計予算 議案第18号 令和4年度渋谷区
後期高齢者医療事業会計予算 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月24日 予算特別委員会委員長 下嶋倫朗 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 予算特別委員長の報告を求めます。 下嶋委員長。
◆20番(下嶋倫朗) ただいま一括議題となりました議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算、議案第17号 令和4年度渋谷区介護保険事業会計予算及び議案第18号 令和4年度渋谷区
後期高齢者医療事業会計予算につきまして、予算特別委員会の審査経過並びに結果を御報告いたします。 令和4年度
国民健康保険事業会計予算は、歳入歳出の総額がそれぞれ254億8,518万円となっており、一時借入金の借入れ最高額は15億円となっております。 本案に対しては、牛尾委員ほか3人の委員から修正案が提出されました。 その内容は、歳入予算の内訳を変更し、一般被保険者国民健康保険料を2億1,670万7,000円減額し、一般会計繰入金を同額増額しようとするものでございます。 次に、介護保険事業会計予算は、歳入歳出の総額がそれぞれ167億5,187万2,000円、同じく
後期高齢者医療事業会計予算は、歳入歳出の総額がそれぞれ67億1,716万7,000円となっております。 各会計予算に対する討論につきましては、3会計全てに反対の立場から、まず、
国民健康保険事業会計予算では、保険料の引上げは社会保障としての国民健康保険制度の否定につながるもので、反対する等の意見がありました。 次に、介護保険事業会計予算では、利用者の負担増分について助成すべき等の意見がありました。 最後に、
後期高齢者医療事業会計予算では、この制度を廃止して元の制度に戻すべき等の意見がありました。 本特別委員会では慎重審査の結果、議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算に対する修正案を賛成少数で否決し、原案を可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 また、議案第17号 令和4年度渋谷区介護保険事業会計予算及び議案第18号 令和4年度渋谷区
後期高齢者医療事業会計予算につきまして、それぞれ原案を可決すべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、予算特別委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、順次指名いたします。 27番牛尾真己議員。
◆27番(牛尾真己) 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま一括議題となった3議案のうち議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算、議案第18号、同
後期高齢者医療事業会計予算にそれぞれ反対の討論を行います。 初めに、
国民健康保険事業会計予算についてです。 予算案で示された新年度の保険料の値上げは、医療分の均等割が3,300円、賦課限度額が3万円で、低所得者ほど重い負担増になります。年収400万円の40代夫婦と学齢期の子ども2人の世帯では7,041円の値上げで、52万6,311円となり、収入の13%を占め、協会けんぽ加入世帯と比べて2.3倍に格差はますます広がります。また、保険料の滞納率は23.14%に上っており、誰もが無理なく払える保険料にすることが強く求められています。 国保料は、被保険者の実態を踏まえて区市町村が決定することになっており、コロナ禍の住民の生活を考慮して、都内では立川市、稲城市が新年度の保険料を据え置くことを決定しています。また、保険料の据置きは23区の区長会でも提案されたと聞いており、コロナ禍の区民生活を考えれば実施すべきでした。 新年度から未就学児の子どもの均等割保険料が半額に軽減されることは、保険料の軽減を求める世論と運動に応えるものとして評価するものですが、そもそも他の医療保険制度にはない人頭割の保険料であるだけに、さらに進めて対象年齢を18歳までに引き上げ、保険料を無料にすべきです。 国保の被保険者には、自営業者や非正規雇用の労働者など低所得の方が多く、暮らしはコロナ禍でいよいよ厳しさを増しています。社会保障としての国民健康保険制度の否定につながる保険料引上げの予算案は認められません。 次に、
後期高齢者医療事業会計予算についてです。 令和4・5年度の保険料率は均等割が2,300円、所得割が0.77%、賦課限度額が2万円それぞれ引き上げられることにより、渋谷区では平均で2万4,667円増の18万9,739円となる大幅な引上げになる見込みです。また、今年10月から課税所得が28万円から145万円の高齢者の窓口負担が2割に引き上げられ、対象となる全国で370万人、区内で約4,400人の高齢者にとっては負担増で医療が受けにくくなります。高齢者からは、「生活と健康を天秤にかける選択が迫られる」と怒りの声が上がっています。 後期高齢者医療制度は、制度発足の直前に厚労省の幹部が「医療費が際限なく上がっていく痛みを、後期高齢者が自分の感覚で感じ取っていただくことにした」と語っているように、高齢者に際限のない負担増を押しつけ、痛みを強いる、社会保障の名に値しない制度です。東京都後期高齢者医療広域連合が示した保険料算定の見通しでは、今後、団塊世代が75歳になって急速に給付が増えていくことが予想され、ますます保険料の値上げが苛酷になっていきます。国民の医療を守る国と自治体の役割を発揮するため、この制度を廃止して、元の老人医療制度に戻し、国や都の負担を増やして高齢者が安心してかかれる医療保険制度を構築すべきです。 以上、
国民健康保険事業会計予算及び
後期高齢者医療事業会計予算に反対する討論とします。
○議長(斎藤竜一) 4番神薗麻智子議員。
◆4番(神薗麻智子) シブヤを笑顔にする会を代表いたしまして、議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算、議案第17号 令和4年度渋谷区介護保険事業会計予算、議案第18号 令和4年度渋谷区
後期高齢者医療事業会計予算のそれぞれにつきまして、賛成の立場から討論いたします。 まず、令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算についてです。 歳入歳出予算額は254億8,518万円と、前年より額にして14億9,667万9,000円、率にして6.2%の増となっております。予算増の主な理由は、療養給付費の増によるものです。 特別区では、これまでも独自で一般財源を投入し、保険料の負担軽減を図っており、令和4年度は新型コロナの影響を考慮して約2億3,000万円を増額、保険料の上昇抑制を図っています。併せて健康増進につながる特定健診や、オンラインでの面談など保健指導を推進、システム改修に関してRPAや納付方法の拡充等によって効率化が図られることでの区民サービスの向上など、適正な予算と考えます。 次に、令和4年度渋谷区介護保険事業会計予算についてですが、歳入歳出予算額は167億5,187万2,000円と、前年度より額にして11億5,880万6,000円、率にして7.4%の増となっております。 重層的支援体制の準備期間ということで、新たに2名の生活支援コーディネーターが追加されます。また、福祉保健委員会でも力を入れて提案しておりました認知症予防プログラムの取組が新規でスタートします。専門職のアドバイスも取り入れながら、運動、知的活動、座学などのプログラムを組み合わせた効果的な対策になると期待しています。 最後に、令和4年度渋谷区
後期高齢者医療事業会計予算についてですが、歳入歳出予算額は67億1,716万7,000円と、前年度より額にして7億3,983万7,000円、率にして12.4%の増となっております。 増えている理由は、保険料負担金被保険者数の増加が見込まれる中で、広域連合負担金が増加したことによるものです。 令和4年10月1日から、医療機関等の窓口で支払う医療費の自己負担割合が現行の1割または3割に新たに2割が追加され、3区分となり、渋谷区では4,400名の方が2割の対象になると推定しております。変更に当たって、急激な自己負担額の増加を抑えるための経過措置が3年間行われます。 また、新規として糖尿病患者に対する保健指導が入り、重症化を防ぐ事業も始まります。被保険者が増加する中で、持続可能な社会保障システム確立に向けて保険者としての責務を果たすべく、均衡の取れた予算編成になっていると評価いたします。 以上申し上げて、議案第16号、議案第17号、議案第18号それぞれについての賛成討論といたします。
○議長(斎藤竜一) 17番堀切稔仁議員。
◆17番(堀切稔仁) 議案第16号 令和4年度渋谷区
国民健康保険事業会計予算に、れいわ渋谷は反対いたします。 今回もですね、予算審議の中で、先ほどの一般財源と同じですが、本当にこれは明朗で公平なものなのか、徹底的に考えました。その中でも我が会派の中では、やはりこの30億692万3,000円というですね、前年度比からは4億8,452万3,000円増額されているということは評価しますが、その中でもですね、今回においては未就学児、我が会派も望んでいた未就学児に対する世帯の均等額がですね、5割にされたということは非常によいことであります。 しかしながら、一方でですね、区民の3割近くの方々が利用する国民健康保険でですね、平均的な児童のいる4人家族ではですね、年収200万円では4,150円、400万円では7,441円と軒並み増額しております。さらに若者や単身の高齢者の方々で多い年収200万円ぐらいがですね、やっぱり853円、もっと貧困の方ですと1,409円とですね、どんどん増額されちゃっているんですね。コロナ禍で逼迫している国民健康保険を必要とする区民のですね、生活をどんどん追い込んでいる状況に逆になっているわけですね。 この2年間、コロナ禍で政府の景気対策は本当に失敗してですね、最近も日銀のですね、この低金利政策にドル高がどんどん進んでいます。物がだんだん買いにくくなっている状況です。その中でですね、国民保険を必要とする区民の方々が今後増加してですね、そのためには大胆に区民税の中からですね、ここには、やはり国民保険のほうに投入をしてですね、やはり軽減措置を行わなければならないんじゃないかという、令和4年度中にも私は起こってくると思っています。 さらにですね、渋谷区のこの国民健康保険の値上げをすればですね、よりまた支払いにくくなる状況が、これお金がない人で起こります。そしてその分をですね、多くの被保険者がまた負担をするという悪循環がどんどん始まっていくわけですね。そのためにはですね、より丁寧に説明すること。これは強制的にやるということじゃないですよ。そして、そのことによって少しでもお支払いいただいてですね、未納をどんどん減らしていくこと。そしてですね、支払いのこの努力について区民とともにですね、やっぱり区として一緒に考えていただく方法を、私は区長にも提案していただきたいなと思っております。 令和4年度のこの渋谷区国民健康保険事業会計に関しては、非常に残念ですけども、以上の理由で反対といたします。 以上です。
○議長(斎藤竜一) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結いたします。 これから日程第25を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 これから日程第26を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 これから日程第27を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり可決されました。 これをもって予算特別委員会は任務を終了いたしましたので、解消いたします。 委員の方々には誠に御苦労さまでございました。 この際、会議時間の延長をいたしておきます。 議事進行上、暫時休憩いたします。
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○議長(斎藤竜一) 休憩前に引き続き会議を開きます。 お諮りいたします。 ただいま総務委員会、斉藤貴之委員長から議案第26号、第27号、第28号の委員会報告書がそれぞれ提出されましたから、これを日程にそれぞれ追加することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、以上3件は日程にそれぞれ追加することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま日程に追加した3件については、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 議事進行上、追加日程第1から追加日程第3までを一括議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△追加日程第1 議案第26号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設建築工事請負契約
△追加日程第2 議案第27号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設電気設備工事請負契約
△追加日程第3 議案第28号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設機械設備工事請負契約-----------------------------------
○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 総務委員会審査報告書 議案第26号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設建築工事請負契約 議案第27号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設電気設備工事請負契約 議案第28号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設機械設備工事請負契約 本委員会は、付託を受けた上記議案を審査の結果、それぞれ原案を可決すべきものと全員一致をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月25日 総務委員会委員長 斉藤貴之 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 総務委員長の報告を求めます。 斉藤貴之委員長。
◆10番(斉藤貴之) ただいま一括議題となりました3議案につきまして、総務委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 初めに、議案第26号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設建築工事請負契約は、共立建設株式会社と契約金額14億4,100万円で、契約の日から令和6年1月31日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 次に、議案第27号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設電気設備工事請負契約は、岸野電気株式会社渋谷営業所と契約金額2億2,550万円で、契約の日から令和6年1月31日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 最後に、議案第28号
千駄ヶ谷区民複合施設(仮称)
建設電気設備工事請負契約は……
○議長(斎藤竜一) 機械設備。
◆10番(斉藤貴之) 失礼しました。 機械設備工事請負契約は、
株式会社アペックエンジニアリング渋谷営業所と契約金額1億7,160万円で、契約の日から令和6年1月31日までの工事請負契約を締結しようとするものであります。 審査の中で、建設資材の高騰や労働者不足など困難な状況の中で、予定価格を見直し、適正かつ迅速に契約が進められていることは評価する。 コミュニティセンター及び保育所型認定こども園が併設される区民待望の複合施設である。こども園の附帯保育サービスとして病後児保育及び地域の子育て支援が計画され、子育てニーズに応える施設となっており、安全に配慮し、令和6年4月予定の開設に遅れが生じないよう進捗管理を徹底されたい。 駐輪スペースについては、ラックを設置するなど駐輪台数確保に努められたい等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、それぞれ原案のとおり可決すべきものと全員一致をもって決定いたしました。 以上、総務委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから追加日程第1から追加日程第3までを一括採決いたします。 以上3件は、それぞれ原案のとおり決定することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、一括された議題はそれぞれ原案のとおり可決されました。 日程第28を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第28 国民健康保険料を引き上げないことを求める請願
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 区民環境委員会審査報告書 国民健康保険料を引き上げないことを求める請願 本委員会は、付託を受けた上記請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 区民環境委員会委員長 田中匠身 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿 意見 請願の趣旨に沿い難いため
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○議長(斎藤竜一) 区民環境委員長の報告を求めます。 田中匠身委員長。
◆15番(田中匠身) ただいま議題となりました国民健康保険料を引き上げないことを求める請願につきまして、区民環境委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は、渋谷区千駄ヶ谷、渋谷社会保障推進協議会代表者、林さん外36団体から提出されたものです。 本請願の趣旨は、高過ぎる保険料を引き上げず、国保料の抜本的な改善と均等割を軽減するための財政措置を国と都に求め、18歳までの子どもについても均等割保険料を軽減するよう国に求めるものです。 審査の中で、反対の立場から、請願の趣旨は理解するが、国民健康保険料の引上げは国民健康保険制度を維持するためにはやむを得ないと考える。 未就学児の均等割半減などの負担軽減が実施されることもあり、申請が必要な軽減制度の周知を強化することが先決と考える等の意見がありました。 また、賛成の立場から、今回の値上げはコロナ禍とともに被保険者を苦しめるもので、国や23区の軽減策が段階的に削減されれば被保険者にとって耐え難いものになる。特に学費等で負担のかかる世帯に対する軽減措置を求めていくべきと考え、賛成する等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、区民環境委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 これから討論に入ります。 事前に討論の通告がありますから、指名いたします。 33番五十嵐千代子議員。
◆33番(五十嵐千代子) 私は、日本共産党渋谷区議団を代表して、ただいま議題となりました国民健康保険料を引き上げないことを求める請願に賛成の立場から討論します。 本請願は、渋谷社会保障推進協議会外36団体から提出されたものです。 請願者は、毎年値上げされ高過ぎる国保料に、加入者から、通知が届くたびに「払えない」「払ったら生活を維持するのは困難」などの声が上がり、2021年度の滞納世帯率も25%を超え、苛酷な実態になっていると述べています。また、2年に及ぶコロナ禍で営業も雇用も暮らしも厳しい状態が続いていることから、高過ぎる国保料を引き上げないこと、国保料の抜本的な改善と均等割を軽減するための財政措置を国と都に求めること、18歳までの子どもの均等割の軽減を国に求めることの3点を求めています。 請願に賛成する理由の第1は、2年余りになる新型コロナウイルス感染拡大による売上げや収入減少、非正規雇用の人たちの失業などが増加している中で、区民生活をさらに圧迫する国保料の値上げは認められないからです。 我が党区議団が昨年秋から今年の初めまで行った区民アンケートでは、56%の人が生活は苦しくなったと答えています。年金暮らしの高齢者からは「年金の受取額は毎年減らされ続け、そこから介護保険料や国保料を払ったら生活が成り立たない」との怒りの声や、シングルマザーでダブルワークをしていた方から「収入が半分になってしまい、子どもに我慢をさせているのは辛い」など深刻な声が寄せられました。 区長提案の2022年度の保険料の値上げは、18年連続となり、その内容は、医療分と支援金分の合計で所得割を0.1%引き下げるものの、全員にかけられる均等割で3,300円引き上げるため区民1人当たりの保険料は5,272円の値上げとなり、13万9,091円となり、23区平均の13万1,813円より7,278円高くなっています。結果として、当区では未就学児のいる世帯を除くほとんどの世帯が保険料の引上げとなり、低所得者により重い負担がかかることになります。 都内では、自治体独自の財源で立川市と稲城市が保険料を値上げせず、据え置きました。当区の保険料据置きに必要な額は2億7,267万円です。2021年度の繰越金等を活用すれば十分できると考えます。 賛成理由の第2は、子どもに均等割を課しているのは国民健康保険だけで、ほかの医療保険にはありません。子どもが1人増えるごとに保険料が増えることは子育て世帯に重い負担となっており、廃止すべき制度です。 長年、子育て世帯の人たちが子どもの均等割をなくしてほしいとの声を全国で上げ続けた結果、全国の首長も国に対して財源措置を求め、2022年度から未就学児の均等割の半額を国2分の1、都、区がそれぞれ4分の1ずつ公費負担することとなりました。しかし、渋谷区で18歳以下の子どもの加入見込みが3,887人いるうち半額軽減になる対象の子どもは1,440人で、残る2,447人は大人と同じ5万5,300円の均等割を負担することになります。実際、年収400万円の夫婦2人と学齢児2人の4人世帯の国保料は21年度より7,041円の値上げとなり、52万6,311円、協会けんぽの22万8,830円と比べ2.3倍にも上ります。18歳以下の子どもたちの均等割をなくすことは1億1,202万円で実現できるのですから、是非実施すべきです。 賛成理由の第3は、国民健康保険制度は国民皆保険制度の根幹であり、国と地方自治体が最優先すべき社会保障制度だからです。 国民健康保険法の第1条、目的では、国保事業の健全な運営を確保することをもって社会保障及び国民保健の向上に寄与するとしています。また、国、都、区の責務として、国は、国保事業の運営が健全に行われるよう必要な措置等を積極的に推進する、都は、安定的な財政運営等について中心的役割を果たすと規定されています。しかし、この間、国の国保に対する国庫負担割合は、2005年までは40%だったものが2006年から2011年まででは34%に、さらに2012年から現在では32%に削減され続けているのです。これを元に戻すべきです。 とりわけ、2022年度の国保料値上げの大きな要因となっているのは急拡大した新型コロナウイルス感染症の医療費の増大で、国保で賄うのではなく、災害規模のパンデミックであるのですから、23区の区長会が今年の2月に求めたように、23区で106億円のコロナ医療費分は公費で負担すべきで、保険料を値上げすることで賄うことではありません。 以上、賛成討論とします。
○議長(斎藤竜一) 以上で通告による討論は終了いたしました。 これをもって討論を終結します。 これから日程第28を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、委員長の報告は、不採択であります。 それでは、表決ボタンを押し、本件を採択することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 賛成者少数。 よって、本件は不採択とされました。 日程第29を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第29 認可保育園を増設し待機児童の解消を求める請願
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 認可保育園を増設し待機児童の解消を求める請願 本委員会は、付託を受けた上記請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿 意見 請願の趣旨に沿い難いため
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○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳直宏委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま議題となりました認可保育園を増設し待機児童の解消を求める請願につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は、渋谷区千駄ヶ谷、公的保育・福祉を守る渋谷実行委員会、竹村さん外52筆から提出されたものです。 本請願の趣旨は、子どもの健やかな育ちを保障し、保護者が安心して子どもを預けられる認可保育園…… 〔「違う」「57だよ」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 52とさっき言いました、57筆です。
◆11番(一柳直宏) 失礼いたしました。 本請願は、渋谷区千駄ヶ谷、公的保育・福祉を守る渋谷実行委員会、竹村さん外57筆から提出されたものです。 本請願の趣旨は、子どもの健やかな育ちを保障し、保護者が安心して子どもを預けられる認可保育園の増設が求められているため、区が責任を持って区立を中心に認可保育園を整備し、早急に待機児童を解消するよう求めるものです。 審査の中で、反対の立場から、渋谷区では、最重要課題として待機児童の解消に向けてあらゆる資源を活用して保育の充実を進めた結果、令和3年度には待機児童ゼロを達成している。現在、認可保育園には空きがある状態であり、反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、認可保育園への入園希望者のうち、ゼロ歳児、1歳児及び2歳児については希望する園に入園できないこともあるため、賛成する。 兄弟姉妹を同じ認可保育園へ預けられるようにするためには、認可保育園の増設が必要である等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告はありませんでした。 これから日程第29を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、委員長の報告は、不採択であります。 それでは、表決ボタンを押し、本件を採択することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 賛成者少数。 よって、本件は不採択とされました。 日程第30を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第30 安全・安心な保育の実現を求める請願
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 安全・安心な保育の実現を求める請願 本委員会は、付託を受けた上記請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿 意見 請願の趣旨に沿い難いため
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○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま議題となりました安全・安心な保育の実現を求める請願につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は、渋谷区千駄ヶ谷、公的保育・福祉を守る渋谷実行委員会、竹村さん外429筆から提出されたものです。 本請願の趣旨は、一つ目に、保育施設で働く職員の賃金を引き上げるよう国と都に求めるとともに、渋谷区としても独自の処遇改善を行うこと。 二つ目に、子どもの安全を確保し発達を保障する質の高い保育を実現するために、認可保育園の2歳児以上の面積基準と4・5歳児の保育士配置基準の引上げを国と都に求めるとともに、渋谷区としても独自に基準を引き上げることを求めるものです。 審査の中で、反対の立場から、渋谷区においては保育士等キャリアアップ補助金や保育従事職員宿舎借り上げ支援事業など、保育施設で働く職員に対する処遇改善として既に独自の施策を講じている。 渋谷区は地価も高く、面積基準の引上げが認可保育園の経営に支障を来たし、待機児童を増やす要因になりかねないため、反対する等の意見がありました。 また、賛成の立場から、保育士は子どもたちを育てる責任の重い専門職員であるにもかかわらず、国による賃金引上げ策は不十分であり、保育士不足の解消のためにも賃金の引上げを国や都に求めるべきである。 面積基準と保育士配置基準については、欧米と比較して格段に低いため、改善が必要である等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第30を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、委員長の報告は、不採択であります。 それでは、表決ボタンを押し、本件を採択することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 賛成者少数。 よって、本件は不採択とされました。 日程第31を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第31 渋谷区立渋谷図書館の廃止案に関する請願
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 渋谷区立渋谷図書館の廃止案に関する請願 本委員会は、付託を受けた上記請願を審査中のところ、3月16日付けをもって取下願出があり、これに同意することに全員一致をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま議題となりました渋谷区立渋谷図書館の廃止案に関する請願につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は令和3年12月1日に本委員会に付託され、継続して審査中のところ、令和4年3月16日に請願者より取り下げたいとの申出がありました。 本委員会は、本請願の取下げに同意することに全員一致をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第31を採決いたします。 本件は取下げに同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は取下げに同意されました。 日程第32を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第32 渋谷区立渋谷図書館の廃止見直しを求める請願
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 文教委員会審査報告書 渋谷区立渋谷図書館の廃止見直しを求める請願 本委員会は、付託を受けた上記請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 文教委員会委員長 一柳直宏 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿 意見 請願の趣旨に沿い難いため
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○議長(斎藤竜一) 文教委員長の報告を求めます。 一柳委員長。
◆11番(一柳直宏) ただいま議題となりました渋谷区立渋谷図書館の廃止見直しを求める請願につきまして、文教委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は、渋谷区広尾、渋谷区の図書館を考える会代表、宮崎さん外5,763人から提出されたものです。 本請願の趣旨は、渋谷区立図書館条例の一部廃止……
○議長(斎藤竜一) 一部改正。
◆11番(一柳直宏) すみません。渋谷区立図書館条例の一部改正による渋谷図書館の廃止を取りやめ、存続を求めるものです。 審査の中で、反対の立場から、利用者や地域住民は老朽化により図書館機能を喪失した渋谷図書館の存続ではなく、区民サービスとして早期に図書館が再び利用できることを切望していると考える。 現存する渋谷図書館と同じ位置で施設更新をすることは難しく、広尾中学校との複合施設化や、新たに図書館が開設されるまでのサービススポット設置により利用者や地域住民の負担を最小限にとどめつつ、地域に根差した図書館を開設できる等の意見がありました。 また、賛成の立場から、渋谷図書館の現状は、渋谷区と教育委員会が施設管理を怠ったことが原因であり、その責任を果たさず本図書館を廃止することは本末転倒で、許されない。 唐突に渋谷図書館を廃止するのではなく、利用者や地域住民に状況を説明するとともに御意見を伺い、まずは本図書館の存続に向けて議論すべきである等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、文教委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第32を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、委員長の報告は、不採択であります。 それでは、表決ボタンを押し、本件を採択することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんね。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 賛成者少数。 よって、本件は不採択とされました。 日程第33を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第33 安全・安心の医療・介護を実現し、国民のいのちと健康を守ることを求める意見書を国に提出することを求める請願
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 福祉保健委員会審査報告書 安全・安心の医療・介護を実現し、国民のいのちと健康を守ることを求める意見書を国に提出することを求める請願 本委員会は、付託を受けた上記請願を審査の結果、不採択とすべきものと多数をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 福祉保健委員会委員長 沢島英隆 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿 意見 請願の趣旨に沿い難いため
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○議長(斎藤竜一) 福祉保健委員長の報告を求めます。 沢島委員長。
◆22番(沢島英隆) ただいま議題となりました安全・安心の医療・介護を実現し、国民のいのちと健康を守ることを求める意見書を国に提出することを求める請願につきまして、福祉保健委員会の審査経過並びに結果を報告いたします。 本請願は、渋谷区広尾、日本赤十字社医療センター第一労働組合執行委員長、関原さん外29団体から提出されたものです。 本請願の趣旨は、新型コロナウイルスのほか、新たな感染症拡大や自然災害などの事態に対応するために、公衆衛生、医療、介護等の拡充を求め、国に対して意見書の提出を求めるものです。 審査の中で、反対の立場から、現在、国においては医療提供体制の整備に既に取り組んでいる。公立・公的病院の再編・統合等の見直しについては、地域の状況もあり、一律の見直しは難しい等の意見がありました。 また、賛成の立場から、恒常的な人員不足の中で奮闘している医師、看護師、介護職等の増員と処遇改善は、区民が安心して暮らせる社会の実現に必要である等の意見がありました。 本委員会は慎重審査の結果、本請願を不採択とすべきものと多数をもって決定いたしました。 以上、福祉保健委員会の報告といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第33を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、委員長の報告は、不採択であります。 それでは、表決ボタンを押し、本件を採択することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 賛成者少数。 よって、本件は不採択とされました。 日程第34を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第34 デフリンピックの東京開催を求める意見書
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○議長(斎藤竜一) 提案理由の説明を求めます。 12番近藤順子議員。
◆12番(近藤順子) ただいま議題となりましたデフリンピックの東京開催を求める意見書の提案理由を説明させていただきます。 意見書案の朗読をもって提案理由の説明に代えさせていただきます。 デフリンピックの東京開催を求める意見書(案)。 東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会は、昨年様々な困難を乗り越え開催され、選手たちの活躍は、多くの人々に感動と希望をもたらした。 そして、現在国内では、令和7年に開催される聴覚障がい者の国際スポーツ大会デフリンピックの日本開催招致に向けた取り組みが進められている。 デフリンピックの開催は、聴覚障がい者への理解及び手話の普及を推進しうるものであり、渋谷区が令和3年4月に施行した「渋谷区手話言語への理解の促進及び障害の特性に応じた意思疎通手段の利用の促進に関する条例」の趣旨である「全ての区民が障害の有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら共生する地域社会の実現に寄与」するものである。 加えて、障がい者スポーツへの感心が高まり、新たにスポーツに取り組む障がい者が増えていくことは、障がい者の社会参加の促進にも繋がり、渋谷区が取り組む多様性を尊重する社会の推進においても重要な意義を持つと考える。 日本で初めてとなるデフリンピックの開催地には、東京2020大会のレガシーの活用、様々なスポーツの国際大会開催の実績などを鑑み、東京都が最適である。 よって、渋谷区議会は東京都に対し、令和7年のデフリンピックの東京招致を強く求める。 以上、地方自治法第99条の規定に基づき、意見書を提出する。 なお、提案者は松本 翔議員、神薗麻智子議員、斉藤貴之議員、松山克幸議員、田中正也議員、岡田麻理議員と私、近藤順子の多様性社会推進特別委員会所属の全議員であります。 提出先は、東京都知事であります。 何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件は委員会付託を省略することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は委員会付託を省略することに決定いたしました。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第34を採決いたします。 本件は表決システムにより採決したいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それでは、表決ボタンを押し、原案のとおり決定することに賛成の方は青ボタンを、反対の方は赤ボタンを押してください。 〔ボタンにより表決〕
○議長(斎藤竜一) 押し忘れはありませんか。 〔「なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) なしと認め、確定します。 本件は、賛成者多数。 よって、原案のとおり決定されました。 日程第35を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△日程第35 第32回オリンピック競技大会及び第16回
パラリンピック競技大会に関する調査並びに対策の件
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○議長(斎藤竜一) 委員会の報告書を事務局次長に朗読させます。 〔
前崎次長朗読〕----------------------------------- 五輪・パラリンピック対策特別委員会調査報告書 第32回オリンピック競技大会及び第16回
パラリンピック競技大会に関する調査並びに対策の件 本委員会は、付託を受けた上記の件について、別紙の理由により、調査を打ち切ることと全員一致をもって決定した。 以上報告する。 令和4年3月22日 五輪・パラリンピック対策特別委員会委員長 伊藤毅志 渋谷区議会議長 斎藤竜一殿
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○議長(斎藤竜一) 五輪・パラリンピック対策特別委員長の報告を求めます。 伊藤委員長。
◆31番(伊藤毅志) ただいま議題となりました第32回オリンピック競技大会及び第16回
パラリンピック競技大会に関する調査並びに対策の件につきまして、五輪・パラリンピック対策特別委員会の調査経過並びに結果を報告いたします。 本特別委員会は、令和元年第2回定例会において設置され、本付議事件について鋭意調査を行い、諸課題に取り組んでまいりました。 その間の経緯等につきましては、お手元に御配付の報告書を御参照いただくとともに、昨年本特別委員会が制作した活動動画を御覧ください。 (動画再生)
◆31番(伊藤毅志) 御視聴ありがとうございました。 本特別委員会は、今期、開催を間近に控えた東京2020大会に向け、開催都市の中心区の一つとして様々な活動を加速していきました。しかし、全世界を席巻した新型コロナウイルス感染症拡大により、大会開催が1年延期され、オリンピック競技大会、
パラリンピック競技大会とも無観客での開催となりました。本当に様々な障壁を乗り越え、特別委員会が一致して精力的に活動する中、東京2020大会を終えることができました。 大会の終了後は大会レガシーについての提言なども行い、特別委員会として一定の役割を終えたものと思料いたします。よって、これをもち、付託された事件の調査並びに対策の件について打ち切ることに全員一致をもって決定いたしました。 最後に、本特別委員会の活動に御理解、御協力を賜りました議員の皆様をはじめ--なお、この中には既に鬼籍に入られた3名の先生方もいらっしゃいます。そして渋谷区行政の皆様、さらには全ての関係者の皆様に深く感謝を申し上げ、五輪・パラリンピック対策特別委員会の報告といたします。 大変ありがとうございました。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 本件については討論の通告がありませんでした。 これから日程第35を採決いたします。 本件は調査を打ち切ることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は調査を打ち切ることと決定されました。 これをもって五輪・パラリンピック対策特別委員会は任務を終了いたしましたので、解消いたします。 委員の方々には長期間、誠に御苦労さまでした。 ただいま下嶋倫朗議員外1名から、御配付のとおり
官民連携事業調査特別委員会設置に関する動議が提出されました。賛成者がありますので、動議は成立しております。 お諮りいたします。 ただいま動議で成立いたしました事件を日程に追加することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、日程に追加することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま日程に追加した件については、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 追加日程第4を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△追加日程第4
官民連携事業調査特別委員会設置に関する件
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○議長(斎藤竜一) 提案理由の説明を求めます。 20番下嶋倫朗議員。
◆20番(下嶋倫朗) ただいま議題となりました
官民連携事業調査特別委員会設置につきまして、提案理由の説明をいたします。 令和3年6月18日に閣議決定された「経済財政運営と改革の基本方針2021」--骨太方針において、PPP--パブリック・プライベート・パートナーシップ、PFI--プライベート・ファイナンス・イニシアチブなどの官民連携手法を通して民間の創意工夫を最大限取り入れるとされ、PPP、PFIの一層の推進が求められています。 本区においても、区民施設の老朽化や今後の人口減少に伴う財政状況の変化に適切に対応しながら、区民サービスを維持・向上させていくには、行政の持つリソースに民間ならではの発想やノウハウを取り入れて、費用対効果を上げていくことが喫緊の課題です。 今回、時代の変化に対応しつつ質の高い区民サービスを継続的に提供していくに当たり、諸問題の解決を図り、調査・対策を行うため、特別委員会を設置することを提案いたします。 提案の内容につきましては、名称を「官民連携事業調査特別委員会」とし、調査事件は官民連携事業に関する調査並びに対策の件とし、委員定数は10人とするものであります。 なお、提案者は伊藤毅志議員と私、下嶋倫朗でございます。 何とぞ皆様の御賛同を心からお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。
○議長(斎藤竜一) これから質疑に入ります。質疑はありませんか。質疑なしと認めます。 お諮りいたします。 提出された動議のとおり、官民連携事業調査特別委員会を設置することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、さよう決定されました。 官民連携事業調査特別委員10人につきましては、本職から指名することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、さよう決定されました。 10人の委員につきましては、本職から直ちに指名いたします。 中村豪志議員 小田浩美議員 金子快之議員 鈴木建邦議員 田中匠身議員 下嶋倫朗議員 沢島英隆議員 丸山高司議員 伊藤毅志議員 苫 孝二議員 以上のとおり指名いたしました。 被指名者をそれぞれ官民連携事業調査特別委員に選任することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、さよう選任することに決定されました。 官民連携事業調査特別委員の方々は別室において委員会を開会し、正副委員長を互選の上、本職まで御報告を願います。 議事進行上、暫時休憩をいたします。
----------------------------------- 休憩 午後7時46分 再開 午後7時57分
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○議長(斎藤竜一) 休憩前に引き続き会議を開きます。 休憩中、官民連携事業調査特別委員会が開会され、正副委員長互選の結果について報告がありましたから、その氏名を発表いたします。 官民連携事業調査特別委員会委員長下嶋倫朗議員、同副委員長伊藤毅志議員。 以上のとおりであります。 お諮りいたします。 ただいま官民連携事業調査特別委員会、下嶋委員長から、閉会中も継続して調査を続行する特定事件として官民連携事業に関する調査並びに対策の件の申出がありましたから、お手元に御配付の本件を含む特定事件継続調査事項表に記載のあります各件について閉会中も調査を続行するよう付託する件を急施事件と認め、これを日程に追加することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、本件は日程に追加することに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま日程に追加した件については、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 追加日程第5を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△追加日程第5 閉会中の調査事件について
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○議長(斎藤竜一) お手元に御配付いたしました特定事件継続調査事項表に記載のあります各件については、それぞれ所管の委員長からさらに調査を要するとの申出がありましたから、閉会中も調査を続行するよう付託することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、さよう決定されました。 お諮りいたします。 本会議休憩中、伊藤毅志議員から議会運営委員の辞任願が提出され、本職において本日付で辞任を許可いたしました。 議会運営委員会の欠員補充のため、委員1人の選任をいたしたいと思いますが、これを急施事件と認め、日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、日程に追加して議題とすることに決定いたしました。 お諮りいたします。 ただいま日程に追加した件については、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、日程の順序を変更し、直ちに議題とすることに決定いたしました。 追加日程第6を議題に供します。 〔
前崎次長朗読〕-----------------------------------
△追加日程第6 議会運営委員1人選任の件
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○議長(斎藤竜一) 議会運営委員1人につきましては、本職から指名することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、直ちに指名いたします。 下嶋倫朗議員 以上のとおり指名いたしました。 被指名者を議会運営委員に選任することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」の声あり〕
○議長(斎藤竜一) 御異議ないと認めます。 よって、さよう選任されました。 区長から発言の通告がありますから、これを許可いたします。 長谷部区長。
◎区長(長谷部健) このたびの定例会では令和4年度当初予算をはじめ多くの重要議案の御審議をお願いし、加えて厳しい日程の中、本日にも3件の追加議案の御審議をお願いすることになりましたが、それぞれ原案のとおり御議決を賜り、厚く御礼申し上げます。 また、令和3年第4回定例会に提出いたし、継続審議となっておりました渋谷区立図書館条例の一部改正案につきましても本定例会におきまして御議決を賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。 御審議中にいただきました御意見、御要望等につきましては、今後の区政執行に当たり十分検討し、対処してまいります。 ありがとうございました。
○議長(斎藤竜一) 長時間にわたる会議、お疲れさまでございました。 本日の日程は全部終了いたしました。 これをもって本日の会議を閉じ、令和4年第1回渋谷区議会定例会を閉会いたします。
----------------------------------- 閉議・閉会 午後8時2分
-----------------------------------上会議の経過を記載し、その相違ないことを認め署名する。渋谷区議会議長 斎藤竜一渋谷区議会副議長 薬丸義人渋谷区議会議員 鈴木建邦渋谷区議会議員 牛尾真己...