• "石川ナオミ"(/)
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  1. 世田谷区議会 2022-12-20
    令和 4年 12月 都市整備常任委員会−12月20日-01号


    取得元: 世田谷区議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-03
    令和 4年 12月 都市整備常任委員会−12月20日-01号令和 4年 12月 都市整備常任委員会 世田谷議会都市整備常任委員会会議録第十四号 令和四年十二月二十日(火曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         石川ナオミ    副委員長        中塚さちよ                真鍋よしゆき                和田ひでとし                平塚けいじ                江口じゅん子                上川あや                ひうち優子                神尾りさ                くりはら博之  事務局職員    議事担当係長      岡本俊彦    調査係主任       遠藤大輔  出席説明員    副区長         岩本 康
       技監          松村浩之   都市整備政策部    部長          畝目晴彦    都市計画課長      堂下明宏    住宅管理課長      白木裕二 ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 世田谷区営住宅明渡し及び使用料等支払に係る訴え提起について   (2) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会開催について   ◇ 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ◇     午前九時開議石川ナオミ 委員長 ただいまから都市整備常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 本日は、報告事項聴取等を行います。  委員会では引き続き、新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者説明は簡潔明瞭に、委員質疑は要点を絞るなど、御協力いただきたいと思います。  また、発言の際は、お手元のワイヤレスマイク使用をお願いいたします。  それでは、1報告事項聴取に入ります。  (1)世田谷区営住宅明渡し及び使用料等支払に係る訴え提起について、理事者説明を願います。 ◎白木 住宅管理課長 世田谷区営住宅明渡し及び使用料等支払に係る訴え提起につきまして御説明いたします。  1の主旨です。本件は、区営住宅使用料及び共益費対応につき、相手方合意書に基づく支払いを行わず、区からの再三の連絡にも応答しないなど、支払いの意思が見られないため、専決処分を得た上で住宅明渡し、及び滞納使用料等支払いを求めて訴訟提起するものでございます。  2これまでの経緯です。平成二十七年に相手方区営住宅に入居しましたが、平成二十八年一月から滞納が始まりました。相手方連絡がつかないことが多く、毎月、督促状を送付し、納付を促しておりました。平成三十年八月からは滞納頻度が増えたため、電話催告に加え訪問催告も行いましたが、相手方からの連絡はなく、督促状の送付などにより滞納の解消に向け、働きかけておりました。  その後、相手方連絡がついたことから令和三年一月に滞納分について分割納付すること、また、分割納付が履行されない場合は住宅を明け渡す旨の合意書を締結いたしました。合意書の締結後、一月には支払いがありましたが、二月にはなされなかったため、三月に連絡をいたしましたが、相手方とは連絡がつかず、その後も連絡がつかない状態が続きました。  その後、数回の支払いはございましたが、十一月には再び履行されず、分納分に加え、現年分支払いもされなくなったため督促状を送付するとともに、頻繁に連絡を取るよう試みましたが、全く取れない状況となりました。  令和四年一月に入り、改めて督促状を送付しましたが、連絡がつかず、滞納金がさらに増える状況となりました。八月に弁護士による対応に切り替え、弁護士から相手方連絡を取ったところ、相手方から支払うとの回答がありましたが、結局支払いはなされず、その後は再び連絡がつかない状況となりました。  弁護士からは、面会を希望する文書を送付するほか、電話連絡する時間帯を変えるなど様々試みましたが、相手方連絡を取ることはできませんでした。  このように分割納付が履行されないばかりか、現年分滞納額も増加しており、度重なる弁護士からの連絡にも応じないといった状況も続いていたことから、区といたしましても事態の打開を図らざるを得ないと判断し、十月、合意書に基づき住宅使用許可取消通知書を送付し、十一月以降の使用料、これは近傍同種家賃となりますが、これを損害金として計算し、納付書を送付するとともに、速やかな退去を求めております。  3の訴訟の内容です。原告、世田谷区、被告使用者で、世田谷新町在住の方でございます。  訴えの要旨は、被告に対して本件建物を明け渡すこと、また、滞納金八十四万二千七百十円及び令和四年十一月一日から建物明渡しが完了するまで、一か月当たり十一万六千三百円の割合を支払うこと、訴訟費用被告の負担とするでございます。  訴訟の目的の価額は、住宅明渡しを求めることから、建物価額を加えた二百三十四万四千十三円でございます。  4今後のスケジュールにつきましては、令和五年一月に専決処分を行った後、東京地方裁判所訴訟提起する予定となっております。また、二月の本常任委員会専決処分報告をさせていただくとともに、令和五年第一回区議会定例会に同じく専決処分報告をさせていただきます。  説明は以上でございます。 ○石川ナオミ 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆平塚けいじ 委員 区のほうも一生懸命やられてこういう結果になっていると思うんですけれども、この文書だけだとちょっと見えてこないのが、どういった家族構成なのかというのと、この方は仕事をちゃんとされているのかどうかというのを確認したいと思います。 ◎白木 住宅管理課長 家族構成は、御本人、女性の方です。それからあとは、小学生お子さんが一人いらっしゃいます。  勤務状況につきましては、課税状況を見る限りは収入コンスタントにございまして、直近弁護士相手方の方と先週、接触をすることができまして状況を確認しましたところ、いわゆる一般の会社員の方でございました。 ◆平塚けいじ 委員 ということは、会社員であれば給料の差押えみたいなものはできるんですか。 ◎白木 住宅管理課長 差押えは最終的な手段ということになります。当然、訴訟を起こしまして、区が勝訴し、それに基づいて相手方支払いを求めていくわけですけれども、支払いがなされない場合には、その次の手段として差押えというところもあり得ます。 ◆平塚けいじ 委員 いずれにしても、先ほど家族構成を聞いたときに小学生お子さんがいらっしゃるということなので、その辺は丁寧に対応していただきたいと思います。要望しておきます。 ◆江口じゅん子 委員 私も関連なんですけれども、年末にかけて、小学生お子さんがいてシングルマザー家庭を立ち退かせる通知書も送るというのはなかなか穏やかではないなと思っています。収入コンスタントにあるということなんですけれども、例えば、小学生お子さんがいて、給食費とか、ほかの様々なものも滞納しているのかというのも聞きたいんですけれども、ただ単にお金を払わないということではなくて、お子さんもいるということなので福祉的なアプローチ対応など、状況も伺いたいと思います。 ◎白木 住宅管理課長 おっしゃるように、この御家庭小学生お子さんがいらっしゃいます。こういう状況でございますので、我々としてもこの明渡しといったところについては慎重に判断をしなければならないということで、弁護士からも度重なる呼び出し、連絡を取りたいというところでお話をさせていただいたんですが、なかなか連絡がつかないという状況がありましたので、苦渋の決断といいますか、ここは訴訟を負わせざるを得ないという判断に至ったものでございます。  一方では、御家庭、特にお子さんに対しての配慮というのは、やはり我々も一番に考えていたところでございまして、現在、新町にお住まいですので、管轄の玉川保健福祉センターたまがわ子ども家庭支援センター連携を既に取っております。こういった御事情でといったところも踏まえてお話をさせていただき、子ども家庭支援センターのほうとしても様々な支援手段がありますので、そのあたりを用意して相談を受けたいというふうに言ってくれておりますので、弁護士のほうからこのお母さんに対して、子ども家庭支援センター相談に行くようにというところを言っていただいております。  弁護士からは、御本人と先週、接触をした結果、やはり収入がありながらも、必要なこういった支払いができていないといったところは、家計管理、収支の管理があまり上手にできていない。例えば、食費であるとか携帯代であるとか、御本人支払わなければいけないと思いながらも、ついそっちのほうに使ってしまったというようなことをおっしゃっていたそうです。  ですので、例えば、今後は、そういった家計管理ができるような支援とかということであれば、ぷらっとホーム世田谷とかいう支援手段もありますので、そういった様々な支援のメニューをたまがわ子ども家庭支援センターのほうでも考えてくれておりますので、直近、こういった状況もまた改めて向こうのセンターとも共有をしながら、一緒に連携をして支援をしていきたいというふうに考えております。 ◆江口じゅん子 委員 今お話を聞いただけでも福祉的なアプローチが必要な家庭なんだなというのが分かるんですよね。本来だったら払わなきゃいけない家賃を、収入がありながらほかのことに使ってしまう。しかも弁護士が折衝して、ぷらっととか子家センに行く必要があるという、その福祉的な対応というのがもう必要ということが見えているわけですよね。  この間、御報告を聞く限り、区としても接触する努力は続けてきたけれども、しかし、様々な努力をしていただいて、こういった訴え提起に至る前に、もうそのぷらっととか子家センとか福祉的な対応が必要というのが分かったので、本来だったら、まずそこをやってから訴え提起にかかる必要があったんじゃないかなと。  訴えをして明渡し通知書を送付したからといって、今すぐ出て行かせる、強制的に立ち退かせるということはないかとは思うんですが、ただ、お子さんもいるシングル家庭で福祉的な対応が必要な状況がかいま見えるので、やはりその訴えというところや、それから、明渡しというところは本当に慎重に慎重に判断していただきたいと思うんですけれども、やはりその福祉的なアプローチなどが必要という状況が明らかになる中でも、この支払い訴訟というのはもうやむなしという御判断なんですか。 ◎白木 住宅管理課長 特にこの御家庭が、先ほど御説明しましたような状況であるということは、弁護士相手方の方と接触をして初めて具体的なところが分かったような次第です。当然私どもとしても、なぜその支払いができないのかといったところ、それから、具体的な家計状況なんかも含めて把握をしたいというふうに思って連絡を様々な手段を通して取ろうと試みていたわけですけれども、なかなか相手方の方が応じていただけないといったところで、そのあたり把握が本当に直近になってしまったというのが実情でございます。  ただ、その実情が分かった以上、やはりこのあたりは当然支援をしていかなければいけないというのは玉川保健福祉センターとも共有しておりますし、また、必要な支援はしていきたいというふうに考えております。  弁護士と御本人お話をした中で、御本人は、やっぱり滞納の結果、こういうふうになっている、住宅を出なければいけないといったところは理解をされ、承諾をされたということでございました。近くに御親族の方もいらっしゃるというようなことも聞いておりますし、そういったことから退去に向けての準備を、今、御本人も始めているということでございました。  当然やっぱりお子さん学校の話であるとか、退去に伴ってまた必要な支援というのは様々出てくるかと思いますが、それらについても丁寧に御本人の御希望であるとか、あるいはお子さんの今後のことも踏まえて、子ども家庭支援センターのほうと連携をして支援をしていきたいというふうに思っております。 ◆江口じゅん子 委員 弁護士の方と会って、初めていろいろな実情が分かったということですけれども、弁護士さんが初めて会ってというのはいつなんですか。 ◎白木 住宅管理課長 先週のことでございます。 ◆江口じゅん子 委員 これまでの経過を見る限り、平成二十八年、二〇一六年から滞納頻度が増えて、それで住宅課としてもずっと折衝の御努力をされていたということですけれども、ただ、数年かけて、もういよいよ訴えにならざるを得ないという状況の中で、弁護士さんが時間も変え、いろいろする中で、ようやく先週会えたというところでは、何でもっと早くこういった状況も明らかになって福祉的なアプローチもして、訴えによらずに解決できなかったのかというところが、やはり疑問として残ります。  御本人様がもう出なくちゃいけないということは御理解をされていて、退去に向けての準備をされているということですけれども、お子さん学校や、お子さん自身のメンタルとか、お母様自身のメンタルというのも、子育てというところでは子どもに直接関わってくると思うので、やはり本来だったら訴えに至る前にもっとできることがあったのかというのを区としても真剣に振り返っていただきたいですし、やはり今回の明渡し訴えについては専決処分ということですけれども、より慎重な判断は求めたいと思います。 ○石川ナオミ 委員長 要望ですね。 ◆江口じゅん子 委員 はい。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 次に、(2)その他ですが、報告事項はございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 特になければ、以上で報告事項聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 次に、2協議事項に入ります。  (1)次回委員会開催についてですが、年間予定であります二月七日火曜日午前九時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 それでは、次回委員会は二月七日火曜日午前九時から開催することに決定をいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━石川ナオミ 委員長 そのほか、何かございますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○石川ナオミ 委員長 以上で本日の都市整備常任委員会を散会いたします。     午前九時十六分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   都市整備常任委員会    委員長...