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令和 4年 12月 都市整備常任委員会-12月02日-01号
令和 4年 12月 福祉保健常任委員会-12月02日-01号

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  1. 世田谷区議会 2022-12-02
    令和 4年 12月 福祉保健常任委員会-12月02日-01号


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    令和 4年 12月 福祉保健常任委員会-12月02日-01号令和 4年 12月 福祉保健常任委員会 世田谷区議会福祉保健常任委員会会議録第十八号 令和四年十二月二日(金曜日)  場  所 大会議室  出席委員(十名)    委員長         津上仁志    副委員長        桜井純子                阿久津 皇                菅沼つとむ                岡本のぶ子                いそだ久美子                大庭正明                中里光夫                金井えり子                佐藤美樹  事務局職員    議事担当係長      菊島 進    調査係主事       小山内沙希  出席説明員    副区長         中村哲也
      世田谷総合支所    保健福祉センター所長  土屋雅章   玉川総合支所    保健福祉センター所長  玉野宏一   保健福祉政策部    部長          田中耕太    次長(保健福祉政策課長事務取扱)                有馬秀人    保健医療福祉推進課長  小泉輝嘉    生活福祉課長      工藤木綿子   高齢福祉部    部長          山戸茂子    介護予防地域支援課長 望月美貴   障害福祉部    部長          須藤剛志    障害者地域生活課長   山田一哉   子ども・若者部    部長          柳澤 純    児童課長        須田健志    児童相談支援課長    木田良徳   保育部    部長          和田康子    保育課長        伊藤祐二    保育認定調整課長   松岡敏幸   世田谷保健所    所長          向山晴子    副所長         松本幸夫    健康企画課長      大谷周平    感染症対策課長     高橋千香    副参事         荒木義昭   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.議案審査   ・ 議案第八十九号 世田谷区児童養護施設退所者等奨学基金条例の一部を改正する条例   ・ 議案第 九十 号 世田谷区学童クラブ条例の一部を改正する条例   ・ 議案第九十一号 世田谷区立保育園条例の一部を改正する条例   ・ 議案第九十二号 世田谷区立障害者福祉施設指定管理者の指定  2.報告事項   (1) 令和四年度補正予算について(当委員会所管分)   (2) 世田谷区認知症在宅生活サポートセンター運営事業者の選定結果について   (3) その他  3.請願の継続審査について  4.閉会中の特定事件審査(調査)事項について  5.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前十一時五十八分開議 ○津上仁志 委員長 ただいまから福祉保健常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 本日は、議案審査等を行います。  まず、委員会運営に関しましては、引き続き新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者からの報告は簡潔明瞭に、委員からの質疑も要点を絞っていただくなど、会議時間の短縮に向けた御対応をお願いいたします。  なお、発言の際は、お手元のワイヤレスマイクを御使用ください。  それでは、1議案審査に入ります。  まず、議案第八十九号「世田谷区児童養護施設退所者等奨学基金条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件につきまして、理事者の説明を願います。 ◎柳澤 子ども・若者部長 議案第八十九号「世田谷区児童養護施設退所者等奨学基金条例の一部を改正する条例」につきまして御説明いたします。  本件は、世田谷区児童養護施設退所者等奨学基金の使途及び対象者を拡大する必要があるため、条例の一部を改正する必要が生じましたので、御提案したものでございます。  なお、内容につきましては、十一月十一日の当委員会で御報告、御説明したとおりでございます。条例施行日は令和五年四月一日を予定しております。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆大庭正明 委員 本会議等でも申し上げたとおり、また、前回申し上げたとおり、これはこれでいいんですけれども、これを横に広げる、対象者を増やすということは区長もやるというふうに言っているわけですよ。どうも答弁を聞いていると、前回、えっ、みたいな形で、区長答弁が現場に伝わっていないような形だったんですね。さらにやったら、令和七年までに、令和六年に検討するみたいな形の状態で。  やっぱり三年もたっちゃうと、若い人たちの年が、三年間もチャンスを失う可能性があるわけですよ、せっかくのチャンスを。その辺、やはりきちっと議会での議論を、または区長との答弁の整合性を保つために、きっちりやってほしいという意見です。 ◆中里光夫 委員 今回の拡充は賛成です。これまでも委員会の中でも述べてきましたけれども、寄附型の奨学金ということでは、生活保護受給家庭も非常に困難な状況にあるので、そういったところにも広げていく施策を今後ぜひ進めていただきたいと要望して、賛成いたします。 ○津上仁志 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第八十九号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、議案第九十号「世田谷区学童クラブ条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎柳澤 子ども・若者部長 議案第九十号「世田谷区学童クラブ条例の一部を改正する条例」につきまして御説明いたします。  本件は、区立中丸小学校増築棟の整備に伴い、世田谷区学童クラブ条例別表中丸小新BOP学童クラブの活動場所を変更するため、条例の一部を改正する必要が生じましたので、御提案したものでございます。  なお、内容につきましては、十一月十一日の当委員会で御報告、御説明したとおりでございます。条例施行日は令和五年一月四日を予定しております。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 では、これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第九十号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、議案第九十一号「世田谷区立保育園条例の一部を改正する条例」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を願います。 ◎和田 保育部長 議案第九十一号「世田谷区立保育園条例の一部を改正する条例」について御説明いたします。  本件は、区立保育園の統合に伴い、区立奥沢西保育園及び区立深沢保育園を廃止するとともに、区立等々力中央保育園を設置するため、条例の一部を改正する必要が生じましたので、御提案申し上げた次第でございます。  内容につきましては、十一月十一日の当委員会において御報告させていただきましたとおりです。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。 ◆中里光夫 委員 この条例は、奥沢西保育園深沢保育園の統合の条例ですけれども、この間、私たちは区立保育園再整備方針で区立保育園を統廃合するべきではないと、区立保育園は減らすべきではないということで議論をしてきました。これは統廃合ですので、認めるわけにはいきません。区立保育園の数は維持すべきであり、反対をいたします。
    金井えり子 委員 生活者ネットワークは、これには賛成ではありますが、ただ、くれぐれも利用する子どもたちや、また保護者の負担軽減に努めていただきますよう、また、通園が遠くなる方もいらっしゃるかもしれませんので、通園の送迎時などの交通安全の対策もしっかりとしていただくよう求めまして、賛成といたします。 ◆岡本のぶ子 委員 公明党としましては、この条例改正には賛成いたします。  その上で、やはり待機児童が解消されて約二年を経過して、民間の認可保育園のほうの定員が割れてしまうとか、そういったことで、全体として保育の需要に応えられない状態が起きてしまうということが一番懸念されるところでもあります。区長は、保育の体制は維持しつつ、その上でいろいろ用途転換を考えるという話もありましたので、今回の統廃合はその一環ではないかと思っておりますし、我が会派としても、子どもたちを育てる環境はきちんと維持しながらも、適時適切な行財政運営、また民間の参入をずっと促してきたという点では、区としても責任を果たしていただくということを引き続きお願いしたいと思います。 ◆菅沼つとむ 委員 これは賛成いたします。それと、認証、認可を含めて保育園全体、稼働率が大変悪くなっています。それから、これから世田谷の人口、子どもたちの人数も減るような傾向になっています。やっぱり基本的には、区立の場合は潰れませんけれども、ほかのほうがそのためにだんだん辞めていったり、赤字が増えたり、潰れたりするということが出てくるので、やっぱりこの辺で全体的に区のほうも考え直す時期に来ているというふうに思います。  以上です。 ○津上仁志 委員長 それでは、これより採決に入ります。採決は挙手によって行います。  お諮りいたします。  本件を原案どおり可決することに賛成の方の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕 ○津上仁志 委員長 挙手多数と認めます。よって議案第九十一号は原案どおり可決と決定いたしました。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、議案第九十二号「世田谷区立障害者福祉施設指定管理者の指定」を議題といたします。  本件について、理事者の説明を求めます。 ◎須藤 障害福祉部長 それでは、議案第九十二号「世田谷区立障害者福祉施設指定管理者の指定」について御説明いたします。  本件は、世田谷区立障害者福祉施設条例に基づき、適格性審査により選定した候補者について、世田谷区立障害者福祉施設指定管理者として指定するものでございます。  内容につきましては、十一月十一日の当委員会で御説明したとおりでございます。  御審査のほどよろしくお願いいたします。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 それでは、意見に入ります。  本件について御意見がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 これより採決に入ります。  お諮りいたします。  本件を可決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 御異議なしと認めます。よって議案第九十二号は可決と決定いたしました。  以上で議案審査を終わります。  ここで理事者の入替えを行いますので、委員の方はしばらくお待ちください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、2報告事項の聴取に入ります。  まず(1)補正予算について(当委員会所管分)について、理事者の説明を願います。 ◎田中 保健福祉政策部長 令和四年度一般会計第五次の補正予算について御説明いたします。  各部より右上、七ページの一般会計部別一覧を基に御説明いたします。なお、八ページ以降に各歳出事業の概要を掲載しておりますので、後ほど御確認ください。  それでは、七ページを御覧ください。保健福祉政策部一般会計第五次の補正予算案について御説明いたします。  補正額は約三億七千六百万円です。そのうち特定財源として約三億五千三百万円となっております。内訳は、社会的検査体制の確保及びオンライン診療体制の拡充として約三億四千八百万円、申請期限の延長に伴う生活困窮者自立支援金の増として約二千八百万円、そのほか障害福祉サービス事業所への支援事業経費財源更正となります。  保健福祉政策部の説明は以上です。 ◎和田 保育部長 保育部の一般会計第五次の補正予算案について御説明いたします。  補正額は約一千三百万円でございます。約一千三百万円の全額が特定財源となっております。内訳は、①子ども・子育て関連施設への支援事業経費財源更正②認可外保育施設へのエネルギー価格物価高騰等対策として約一千三百万円となります。  保育部の説明は以上です。 ◎向山 世田谷保健所長 私からは、世田谷保健所関連補正予算案につきまして御説明申し上げます。  補正額は約十四億一千百万円でございます。このうち特定財源として約十三億七千百万円となっております。内訳は、1今後の感染拡大に備えた保健所体制の確保として約九億二千二百万円、2高齢者インフルエンザ定期予防接種全額公費負担として約四億八千九百万円となります。  世田谷保健所関連の説明は以上でございます。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、(2)世田谷区認知症在宅生活サポートセンター運営事業者の選定結果について、理事者の説明を願います。 ◎望月 介護予防地域支援課長 世田谷区認知症在宅生活サポートセンター運営事業者の選定結果につきまして御報告させていただきます。  1主旨でございます。世田谷区認知症在宅生活サポートセンターについて、本年七月六日の常任委員会において認知症在宅生活サポートセンター事業者選定を行うとの御報告をいたしましたが、プロポーザル方式による公募の選定結果の御報告でございます。  2選定事業者は、医療法人社団プラタナス、現在当センターを運営している事業者でございます。  3選定経過につきましては、記載のとおりです。  4契約期間(予定)は、令和五年四月一日から令和十年三月三十一日の五年間でございます。  5選定方法等につきましては、記載のとおりです。  6選定結果ですが、応募があった一事業者について、選定基準に基づき、項目ごとに五段階評価で採点を行い、総合計の得点のうち、合計基準である七〇%以上を獲得したため、本事業の運営事業者として選定いたしました。  点数につきましては記載のとおりで、総合計点数が千百九十点中九百十点、得点率が七六・五%です。  7総合評価ですが、現在の認知症在宅生活サポートセンターを運営している事業者であり、区政を取り巻く状況や課題を的確に捉えている点、法人としても認知症ケアの経験のある医師や看護師、作業療法士等の専門職が多く在籍し、認知症初期集中支援チーム事業在宅医療訪問看護等認知症分野における実績も豊富である点、また、世田谷区認知症とともに生きる希望条例の理念や地区の取組を把握しており、区と協力しながら、同条例に基づく事業を通じて、地域福祉の向上に寄与する熱意が感じられた点が評価されました。  本事業の実施に当たりまして、医師会や認知症サポート医、世田谷区認知症ネットワーク研究会等の既存組織のほか、地域の関係団体等との連携、協働を重視すること等を附帯条件とした上で、当該事業者の提案を採択するとの評価に至りました。  8今後のスケジュール(予定)につきましては、これから急ぎ、契約締結に向けた各種調整を行い、令和五年四月に契約締結し、委託開始の予定でございます。 ○津上仁志 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 認知症のこれをつくるのはいいんだけれども、結局、昭和二十二年か、団塊の世代が今ピークになっている、七十五歳になっているんだ。それで、認知症の希望条例もつくったんだけれども、全体的に世田谷区で何人ぐらい確保しようとしているの。 ◎望月 介護予防地域支援課長 今、認知症の方、世田谷区内に、令和四年四月一日現在で要介護認定を受けている方の中で二万四千四百十三人いらっしゃるということです。この中で、各あんしんすこやかセンターのほうで御相談を受けたケースなどを認知症在宅生活サポートセンターのほうにつないで、例えば初期集中支援事業ですとか、もの忘れチェック相談会ですとか、そういったところにつないで支援をしているという状況です。 ◆菅沼つとむ 委員 今二万四千人以上いるという話なんだけれども、認知症だから毎年毎年当然増えてくるわけですよね。それで、今、こういうふうな認知症サポートというのはこれが初めてなの。今どのくらいいるものなの。 ◎望月 介護予防地域支援課長 今現在、例えば認知症の初期集中支援事業等でつながっているケースにつきましては、百四十件程度になっておりますが、相談件数につきましては、あんしんすこやかセンターのほうから上がってくる相談件数につきましてはもっとたくさんございます。  いずれにいたしましても、認知症の方や、その御家族の相談に対応しているというあんしんすこやかセンターを後方支援しているところでございます。 ◆菅沼つとむ 委員 今二千四百人いるけれども、毎年毎年これは増えてくる話なんだけれども、そのときに、同じことを聞いて申し訳ないんだけれども、今あんしんすこやかセンターも含めて、認知症のこういうふうな認知症サポートというのはおよそ何人ぐらいいるの。 ◎望月 介護予防地域支援課長 認知症サポーター養成講座は、令和四年三月から世田谷版認知症サポーター養成講座に移行したんですけれども、それも含めて、現在三万七千六百五十五人の方が累計でサポーターとなっております。これは令和四年八月時点での数字になっております。 ◆菅沼つとむ 委員 これから増えてくるのに、世田谷区として希望条例もつくって、当然、あと五年ぐらいするともっと増えるはずなんですけれども、そのときにあんしんすこやかセンターも含めて、認知症対策というのはどのくらいのサポーターがいるのか、そういうことをこれから増やすのか、どういうふうにしていくのか、その辺はいかがでしょうか。 ◎望月 介護予防地域支援課長 認知症の希望計画に基づく目標値といたしましては、令和五年度末までに五万三千四十人を目標にしております。今各あんしんすこやかセンター等が中心になってアクション講座を地域で行っておりまして、進めております。令和六年度以降も同じように、あんしんすこやかセンターや、そのほかにもアクション講座を運営していけるような人材もまた増やしていきまして、こういったアクション講座から地域でのアクションにつながっていくように進めていき、認知症観の転換を進めていきたいと考えております。 ◆菅沼つとむ 委員 そうすると、増えても大丈夫なようにサポートしていくという話だろうと思うんですけれども、じゃ、実際にこれはどのくらいの予算がかかるの。基本的には団塊の世代と、昭和二十二年、二十一年、二十三年の人が亡くなるまではずっと続くわけですよね。そうすると、どのくらいの予算でこれから運営していこうというふうに考えているの。 ◎望月 介護予防地域支援課長 一応提案限度額といたしましては九千五百八十万円というふうに考えております。 ◆菅沼つとむ 委員 九千五百万円、それで足りる。 ◎望月 介護予防地域支援課長 やはり毎年、認知症の数は増えるということもございますので、その時々に応じて年度ごとに状況を見据えてまいりたいと考えております。 ◆菅沼つとむ 委員 七十五ぐらいになったら、私も含めて認知症予備軍みたいなものだけれども、だけれども、認知症といったって幅広いじゃないですか。本当に自分の言ったことが分からない。今日、朝飯食べたのと言ったら、また食べたいとか、それからどこかへ行きたいといって、自分の家に帰れなくなったり、それから結構今は若い人も、六十代も認知症になる人が多くなっているわけ。だから、そんな認知症というものは簡単なサポートではなかなか難しい話なのよ。だから、その辺というのはどういうふうにサポートしていこうとしているの。個々によってみんな違うから。 ◎山戸 高齢福祉部長 委員おっしゃるように、やはり認知症というのは、なかなか個々の症状でありますとか、また対応方法にも千差万別であろうかと思います。そういったことも含めて世田谷区では認知症とともに生きる希望条例というのを施行させていただきまして、地域の皆さんで、そもそも認知症の方たちが自分らしく過ごせるような地域づくりをしていこうというような取組を始めているところでございます。  委員おっしゃるように、やはりいわゆる介護が必要であるとか、細かい個々に合わせたサポートというのには、やはりプロの手も必要かと思いますが、まずは世田谷区といたしましては、地域の中で認知症の方々が自分らしく過ごせるような取組を進めていきたいと思っております。  先ほど予算のお話が出ましたけれども、先ほど課長がお答えしましたのは、今回出しております認知症在宅生活サポートセンターの運営費でございます。そのほかについては、あんしんすこやかセンターの人件費でございますとか、そういったものについてはほかの経費で賄っていくことになっております。 ◆菅沼つとむ 委員 私だけしゃべっているとほかの委員に怒られそうだからやめるけれども、本当に認知症というものは大事だし、サポートだけでできることない、それだけじゃできないし、あんしんすこやかセンター自体でもできない。地域が一体になるといっても個人情報が入ってきて、様々難しい話が入ってくるわけですよ。だから、条例をつくったときに、本当にこの条例が機能するのかなというのは、ずっと今でも疑問に思っています。その辺を含めて、具体的には地域で見なさいといったって、そんな簡単に地域だって見られないし、その辺も、条例をつくったんだから、しっかりと予算をかけて、サポートしていただきたいというふうに要望しておきます。 ◆佐藤美樹 委員 現在の認知症在宅サポートセンター運営事業者でありますし、このアーバンクリニックはいろんなところで耳にもする法人であるので、なので、少しあれと思っている点が一点あって、こういうものなのかもしれないんですけれども、財務審査の得点が少し、ちょうど六割、六〇%の得点になっていて、これほどの法人なので、ちょっと七〇%に行っていないことが、別にそれでどうのというわけじゃないですけれども、何かあるのか。もしその法人の経営として、財務の点ではこういうところがとか、何かあったのであれば、お聞かせいただきたいと思います。 ◎望月 介護予防地域支援課長 このたび財務診断につきましては、専門の公認会計士のほうに依頼をしましたが、結論から申しますと、平均的な法人ということで、この点数、六〇%というふうになっております。ただ、例えば医師会ですとか、様々ちまたの情報等を聞いても、特に問題となるようなことは聞こえてまいりませんので、契約をした際に、しっかりとその辺も確認しながらやっていきたいと思います。  具体的には総評というところで、売上げ及び利益は年々堅調に伸びているということ、また、流動負債に依存する財務体質であり、収益性はよいが、反面、財政面ではやや劣るということにはなっておりました。 ◆佐藤美樹 委員 売上げが伸びているというところを加味しての、ちょっと流動負債が多いけれどもという判断だということで理解をしました。  あと同じように、もう既に今五年間やってこられている法人であるので、この附帯条件も、地域の関係団体との連携、協働を重視することを附帯条件というのが、もう既に医師会との連携とか、こういう既存の研究組織の連携、地域団体の連携というのもやっているのではないかなと思ったんですが、これは一応引き続きやってください的な確認みたいな形で、こういう条件というのを文字にしていらっしゃると、そういう位置づけですかね。 ◎望月 介護予防地域支援課長 委員おっしゃるとおりでございまして、現在やっているんですけれども、まだ不足しているところもございますというところで、引き続き区としてはしっかりとこの辺をやっていくように見ていきたいと思っております。 ◆阿久津皇 委員 これは応募が一者だったということで、理想的にというのか、できたら、やっぱり複数の事業者が手を挙げていただいて、よりよいサービスみたいなものを提案いただくのがいいのかなというふうに思うんですけれども、ただ、これは一つしかなかなか手が挙がらないというのは、やっぱり内容的に割と専門的で、ほかに請け負えるような事業者が少ないようなものなのか、あるいは業務内容と比べて、先ほどおっしゃった予算がなかなかマッチしないというか、ほかが手が挙がりづらいようなものなのか、どういったところに一者しか手が挙がらなかったということをお考えか、教えてください。 ◎望月 介護予防地域支援課長 委員おっしゃるとおり、複数の事業者から応募がなかったというのは本当に残念だったと思うんですけれども、まず、今回募集要件について、結構厳しい条件にして、都内の事業者であることですとか、訪問看護ステーションの実績があることですとか、仕様書についてもかなり細かく規定をしておりましたけれども、その辺、またもう少ししっかりと、募集要件についても緩和したりですとか、あと仕様についても見直したりですとか、あともっとプロポを行っている広報を広げるですとか、より多くの事業者が手を挙げられるように、次回のプロポでは工夫してまいりたいと思います。 ◆阿久津皇 委員 先ほども意見でありましたけれども、やっぱり認知症のサポートというのは、きっとこれからどんどん需要が増えてくると思うので、安全性みたいなところもきっとあるんでしょうし、継続性というところもあるなと思うので、なかなかたくさん手が挙がればいいというわけじゃないのかも分からないですけれども、いずれにしても、逆に今度このプラタナスさんがもうやりませんとなったときに、次、引き受け手がないとなってしまったら、それはそれで困るでしょうから、難しいとは思いますけれども、バランスを見ながら、よりよい選定条件みたいなものを見つけていただきたいと思います。要望です。 ◆岡本のぶ子 委員 認知症在宅生活サポートセンター、これは世田谷区としてうめとぴあができるときに、かつてうめとぴあができる前段階から、認知症在宅生活サポートセンターをということで、会派としても要望し続けてきたものなので、ずっとこの状況を見守っているところなんですけれども、その上でちょっと伺いたいのは、先ほどの菅沼委員とのやり取りの中で、初期集中支援チームについての御答弁があったんですが、あんすこさんのほうからいろいろつなげていただく中で、百四十件ほどつながっているという答弁があったかと思うんです。この百四十件というのは五年間で、実件数なのか、年間の件数なのか、教えてください。 ◎望月 介護予防地域支援課長 年間でございます。 ◆岡本のぶ子 委員 年間ということであれば、五年間でいうともう六百件、七百件近い方々とつながっているということになるので、少し安心は安心なんですが、その上で伺いたいのが、この法人さんは、認知症のケアの経験のある医師、看護師、作業療法士さん等が複数いらっしゃるというところで選定の理由になっていると思います。この年間百四十件という数が、あんしんすこやかセンターから上がってくる要望に対して、どれぐらいカバーできているのかというところが気になるところなんですけれども、いかがでしょう。 ◎望月 介護予防地域支援課長 今現時点では、特に枠をもっと拡大してほしいというような要望をあんしんすこやかセンターからは出てきておりませんので、充足はしていると思います。 ◆岡本のぶ子 委員 ちょっと地域の中におりますと、ふと認知症になりつつある怪しいという方々のお声があり、そしてあんしんすこやかセンターにおつなぎをするということをさせていただく中で、なかなかお医者様へのつなぎが難しい。要は御本人が自分は認知症じゃないというふうに言われてしまったりして、なかなか診断に至らないという方々が滞留しているといいますか、お困りを抱えたまま地域にいらっしゃるという状況も数件私は経験をしているものですから、こういうときに初期集中支援チームの認知症のケアに精通した方々が、もうちょっとサポートに入ると、そういう方がうまくつながるのかなと思うことがあったものですから、不足していないと今区は認識されているんですけれども、現場的には、もうちょっと早くスムーズにつながらないものなのかなという声も実際地域の声としてはあるんですけれども、そういったところは――申し訳ありません、長くなっちゃいます。初期収集支援チームは、この在宅生活サポートセンターのここだけでやっているものですか。 ◎望月 介護予防地域支援課長 区の中ではそのとおりでございます。ただ、次の契約から、一つのあんすこを、年間で五件ではなくて、六件に増やしていく計画でございます。合計で百六十八件ということになる予定でございますが、またニーズに応じて回数については精査してまいりたいと思います。 ◆岡本のぶ子 委員 何度もすみません。医療機関の、お医者様の中でなかなか認知症という特性を把握し切れない町場のお医者さんもいらっしゃるという中で、認知症の特性を把握できるお医者様を増やすことも必要だと思いますし、かつ、認知症初期集中支援チームとして今機能しているこの在宅サポートセンターのキャパをもうちょっと広げる、どちらか、両方をやらないと間に合わなくなるのかなという気がするものですから、そういった視点で、今後、意見交換もしていただきながら、体制を整えていただきたいということを要望させていただきます。  以上です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 それでは次に、(3)その他ですが、ほかに報告事項はございませんか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 なければ、以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、3請願の継続審査についてお諮りいたします。
     令元・九号「保育園入園選考における男性育休取得者、並びに自営業者に対する取扱いについての陳情」外十件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、4閉会中の特定事件審査(調査)事項についてお諮りいたします。  1. 社会福祉について  2. 保健衛生について とすることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 次に、5協議事項に入ります。  (1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は、年間予定である十二月二十日火曜日正午から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○津上仁志 委員長 それでは、次回委員会は、十二月二十日火曜日正午から開催することに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━津上仁志 委員長 その他、何かございますか。 ◆大庭正明 委員 今日、報告事項が少なかったんですけれども、世の中いろいろ慌ただしいというか、物価高騰だとか、いろいろ困窮されている方も多いし、コロナもどんどん増えているというような中で、何か報告すべきことというのが少ないことにこしたことはないんですけれども、我々のほうは何回も、後から聞いて、えっということが多いので、今現在何かそういうことが起きているようなことというのはないんでしょうね。再三言っているのは、全貌が解決してから報告ではなくて、第一報だけでもいいから、そういう重大案件というのか、重要案件みたいなこと、区民生活に関する非常に重要なことであれば、第一報だけでも入れてくれというのは再三再四この委員会で言っているんですけれども、そういうことはなく、平穏な世田谷区があると、福祉領域においてはあるということ、いろいろ虐待事件とかなんか報道されているので、そういうことの第一報というのがもしあれば、それは報告すべきだと思うんだけれども、そういうことはないという認識でよろしいんですよね、二十七日までは。 ◎中村 副区長 報告事項は以上だと思っています。ただ、今日予定されています国の補正予算成立、それを総合経済対策の中で子ども・子育て応援の交付金ですとか、様々なものが示されると思います。それに対する対応は、引き続き、まだ全貌、詳細が見えていないので、引き続き検討して、しかるべきときに御報告をさせていただきます。 ○津上仁志 委員長 以上で本日の福祉保健常任委員会を散会いたします。     午後零時四十分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   福祉保健常任委員会    委員長...