部長 知久孝之
教育総務課長 井上徳広
学務課長 斉藤洋子
学校健康推進課長 山下裕光
教育環境課長 青木 徹
副参事
池田あゆみ
教育政策部
部長 小泉武士
学校職員課長 前島正輝
教育指導課長 毛利元一
副参事 井元章二
教育総合センター担当参事
平沢安正
生涯学習部
部長 内田潤一
生涯学習・
地域学校連携課長
加野美帆
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本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1) 令和四年度補正予算(当
委員会所管分)について
(2)
新型コロナウイルス感染症に係る
教育委員会事務局の対応について
(3) 区立学校における会計事故の発生について
(4) 令和五年度
区立小・中学生海外派遣事業の公募について
(5) その他
2.請願の継続審査について
3.閉会中の
特定事件審査(調査)事項について
4.協議事項
(1) 次回委員会の開催について
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午後三時開議
○福田たえ美 委員長 ただいまから
文教常任委員会を開会いたします。
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○福田たえ美 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行いますが、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をいただきたいと思います。
また、発言の際は、お手元の
ワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。
それでは、1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和四年度補正予算(当
委員会所管分)について、理事者の説明をお願いいたします。
◎井上
教育総務課長 それでは、令和四年度補正予算の当
委員会所管分につきまして御説明させていただきます。
本補正予算でございますけれども、第四回区
議会定例会に御提案し、本日午前中に行われました
企画総務常任委員会において審議をお願いしている案件でございますけれども、その中で
教育委員会事務局の所管事項に関わるものについて御説明をさせていただきます。
資料の令和四年度補正予算(案)概要を御覧ください。
一般会計補正予算(第五次)でございます。
資料右上の
ページ番号で七ページを御覧ください。
一般会計部別一覧の表になりますけれども、この表の一番下に
教育委員会事務局の補正額が百万円単位で記載がございます。補正額でございますけれども、六千百万円の増額となりまして、財源内訳として、特定財源はなく、一般財源のみの六千百万円となってございます。
なお、ただいま御説明した当
委員会所管分の個別事業の補正内容及び
繰越明許費の補正内容、
債務負担行為の補正内容、こちらにつきましては、右上の
ページ番号一〇ページから一二ページに記載させていただいているとおりでございます。
簡単でございますが、報告は以上でございます。
○福田たえ美 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○福田たえ美 委員長 次に、(2)
新型コロナウイルス感染症に係る
教育委員会事務局の対応について、理事者の説明をお願いいたします。
◎井上
教育総務課長 それでは、
新型コロナウイルス感染症に係ります
教育委員会事務局の対応等につきまして御説明させていただきます。
資料を御覧ください。
まず、1の
区立小中学校についてでございますけれども、前回の委員会での御報告と同様でございますが、通常登校による授業を基本といたしまして、
感染防止対策を徹底した上での教育活動、また、ICTを活用した児童生徒の実態等に応じました支援を継続してございます。
また、2の
区立幼稚園から5の図書館・図書室・
図書カウンターまでにつきましても、これまでと同様でございますけれども、資料記載のとおり、それぞれ
感染防止対策を徹底した上で、
通常どおり、運営等を行ってございます。
続きまして、6といたしまして、
区立小中学校での
感染発生状況の数値、また、7といたしまして、
区立小中学校での
学級閉鎖状況の数値、それぞれ直近三か月の推移といたしましてお示ししてございますので、御確認をいただければと存じます。
私からの説明は以上でございます。
○福田たえ美 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
田中優子 委員
感染症対策という中で、本会議でも我が会派の
ひえしま議員から質問させていただいているところですけれども、黙食についてです。ちょうど質問が終わったその日の夜に文科省のニュースが流れまして、文科省のほうでも黙食を続けるという必要はないであろうというような見解が出されたわけです。やっぱり
子どもたちの成長に著しく不都合を生じているのかなというふうに、お友達の顔も知らない、誰ともしゃべれない、前を向いてただ黙々と食べるというのは尋常なことではないことだと思うんです。
ですから、そろそろそれはやめたほうがいいんじゃないかという
保護者たちの要望もありますし、
ひえしま議員は御自身にお子さんがいる中で、本当にその状況を心配しているということで、質問させていただいたわけですが、ちょっとはっきりしない検討しますみたいな答弁に終わっていたと思うんです。その件について、さらに、いつ頃から黙食はもうやめるというふうに、
教育委員会事務局から学校現場に指示というか、通達というか、お知らせを出しますよという
スケジュール感を教えていただけたらと思うんですけれども、お願いします。
◎山下
学校健康推進課長 黙食の御質問をいただきましたけれども、一昨日、
ひえしま議員のほうから御質問をいただきまして、その際、今後の
感染状況を見ながら、学校現場の意見も確認し、黙食を見直すことも含めて対応を検討するというふうに答弁をしたところでございます。文科省のほうからの通知は、以前より、文科省としては必ずしも黙食を求めていないけれども、今般、
基本的対処方針が改められたことから、
感染状況を踏まえつつ、地域の実情に応じた取組を検討いただきたいというような趣旨の通知になってございまして、一昨日、答弁させていただいた内容と同じ趣旨かなというふうに理解をしております。
現在、
感染状況は拡大傾向にありますので、直ちにというのは難しいかなというふうに思っております。状況が落ち着きつつある
タイミングを見計らって、黙食については見直しをしてまいりたいと考えております。
◆
田中優子 委員
新型コロナ自体が、発症当時と比べて、大分、感染しても、その状態とか、症状とか、いろいろ変わってきている部分があると思うんです。国のほうも、もうワクチンは無償にすべきではないみたいな検討がなされているような状況というのもありますし、それがいいかどうかというのは、この場で判断しかねるところではありますけれども、ぜひ本当に子どもにとってどうなんだろうというところを
教育委員会はしっかり踏まえて、早めに検討結果を出していただきたいということを要望しておきます。お願いします。
◆藤井まな 委員 コロナじゃないんですけれども、
インフルエンザとかは、状況は今どうなっているかとかは分かりますか。
◎山下
学校健康推進課長 インフルエンザですけれども、日々、数名の児童生徒がインフルを理由に欠席をしてございます。ただ、今のところ増加しているというような傾向は見られておりません。
◆高橋昭彦 委員 これは、やっぱり十一月になって、感染者数も、また学級閉鎖も増えているという報告でよろしいんですね。また、この第八波と言われる状況の中で、翌日から三日間、学級閉鎖になる。この間は、やっぱり
オンライン授業になっているんですか。それはどんなふうにされているのかとか、また、休みのときの
子どもたちの給食の状況とか、どういうふうにされているのか、改めてちょっと教えていただけますか。
◎毛利
教育指導課長 学級閉鎖時に関しましては、
オンライン学習を提供するようにということで指示をしております。
◎山下
学校健康推進課長 学級閉鎖になった際の給食ですけれども、学級閉鎖は突発的にというか急になるものでございますので、食材の変更というのはできる限りしておりますが、ほぼ間に合わないような状況になろうかと思います。なので、そこの分につきましては、
通常どおり授業を行っているクラスのほうに配分して、できる限り食べていただくというような対応を各学校のほうで取ってございます。
◆加藤たいき 委員 先ほどの
田中優子委員の関連じゃないんですけれども、
アクリルボードについて聞きたいんですが、これは使っている学校と使っていない学校があるようで、これは
教育委員会でそういう指示をしているのか、学校ごとの判断にしているのか。というのも、
アクリルボードに
子どもたちが触り続けて不衛生になっている部分もあったりというところを聞いたりするので、ここの管理の部分はどういう判断で今行っているのか、確認でお願いします。
◎山下
学校健康推進課長 今お話があった
アクリルボード、我々のほうで
パーティションと呼んでいますけれども、それにつきましては、
パーティションがあれば必要に応じて使用してくださいというふうにしていまして、必ずしも使用を求めているわけではございません。また、給食時に使用している学校が多いですけれども、先ほど黙食の御質問をいただきましたが、現状としては、黙食など
感染対策を徹底していれば、
パーティションを使用する必要はありませんよというような案内をしているところでございます。
感染状況が落ち着いた頃を見計らって黙食については見直しをしたいというふうに先ほど申し上げましたけれども、併せて
パーティションの使用につきましても、基本は不要だというようなことでの見直しというのを今後考えていきたいと思っております。
◆
田中優子 委員 すみません、ちょっと関連で給食費のことを伺いたいんですけれども、突然、コロナとかじゃなくて、出席停止のような
インフルエンザでもなく、普通に病気とか何かほかの事情で休んだ場合、給食の食材費を、例えば、休んだ日の分はもらわないということになっているのかどうか。多分なっていないと思うんですが。それと、
インフルエンザ、または
新型コロナのように、出席停止、来ちゃいけないとなって休んだ場合の学級閉鎖も含めですが、そのときの食材費というのはもらわないという、日割りでちゃんと削除されることになっているんですか。そこの確認をお願いします。
◎山下
学校健康推進課長 給食をもし止めるということになれば、あらかじめ届出を出していただく必要がございます。それをもって食材の発注変更をかけますので、その変更が利くのであれば、それ以降の給食費は頂かないというふうになっております。なので、現在、コロナのほうで急にお休みになるとかというような場合については、給食費のほうは頂いている状況になります。
◆
田中優子 委員 かかってしまったのは、個人の責任と言われてしまうとそれはしようがないかもしれないけれども、今、誰がかかるか分からないような状況で、出られないという、出ちゃいけないというふうなことになっても、今の状況だともう間に合わないわけです。そういうことを考えますと、これも本会議で質問させていただきましたけれども、
給食費無償化というのは必要なのかなというような気もしましたということだけ付け加えて、意見させていただきます。
◆
山口ひろひさ 委員 私も、ちょっとよく分からないんですけれども、この黙食を実施してもう二年以上になるのかな。本当、給食というのは楽しい時間なわけですけれども、感染症の関係で、先ほど
田中優子委員がおっしゃっていましたけれども、当初の状況と症状も変わってきているということで、それで、黙食の解除に対して、感染の状況ということでありましたけれども、これはいろんな考え方があるかもしれないけれども、こうやって黙食して、マスクまでしてやりながら感染拡大しているわけですよね。ということであれば、しゃべらせることによって、黙食を解除すると、さらに感染が広がっちゃうんじゃないかという考えで、
感染状況を見ながらという答弁だったんでしょうか。
◎山下
学校健康推進課長 コロナに関しましては、
いろいろ人それぞれお考えがあろうかと思います。そういった中で、今感染が拡大している状況の中で、あえて感染対策を緩和するというのは、コロナの
感染対策にかなり慎重になっている方からすると、ちょっと理解を得るのは難しい
タイミングかなというふうに考えておりまして、基本的に、
感染対策は徹底しつつも、今までのような学校生活をなるべく取り戻していくというような方向性で
教育委員会としては考えておりますので、より理解を得られやすい、そういうような
タイミングを見計らって、ちょっとそういった見直しをしていきたいと、そういうような考えでございます。
◆
山口ひろひさ 委員 たまたま私の家内の友人にアメリカでずっと暮らしている方がいて、その方が日本に戻ってこられて、やっぱり、正直、日本は異常だと。アメリカでは、コロナは実際ありますけれども、かかった方、陽性と判明されたら何日間というのはありますけれども、ここまでまだマスクをして、こういう状
況というのは異常だということを感じながら、またアメリカに帰って行きましたけれども、症状がこれだけ風邪と同じようになってきて、
子どもたちに給食のときの楽しさのしゃべるのを、僕自身はもういいんじゃないかなと思うんです。例えば、保護者の方から、いや、絶対に感染の関係でやめてくれという声が本当に強いのか、それとも、逆に現場で給食を楽しく食べたいよという子どもの声が強いのか、その辺を僕は考えて、あまり感染拡大、感染拡大ということを考えるよりも、
子どもたちの学校生活の本当の楽しさというか、そういうのを少し、やっぱりいろんなことで我慢しているわけですから、考えてあげたほうがいいんじゃないかなというふうに思いますけれども。
◎渡部 教育長 これからは
ウィズコロナの時代になるかなというふうに思います。今、第八波ですが、これが終わったからといって、全てもう終わりになって、全ての生活が元に戻るということは考えられないと思います。百二十日ごとに波があるというデータもあることから、今後は、教育の中身もそういうふうなところとうまく共存していくという考え方に変えていく必要があると思います。学校生活をこれから見直しをしていきますが、その中の一つに
パーティションや黙食ということもあります。
お声としては、やはり子どもがマスクをしないで登校していたとか、マスクをしないで遊んでいたというお怒りのお声もいただくこともあります。私の周りで子どもがマスクをしないで遊んでいたのは危険じゃないかというお声もいただくし、逆に、大人の方から、もう黙食は要らないんじゃないか、それと、黙食よりもマスクを外した生活をするべきじゃないかというお声をたくさんいただいています。
私たちとしても、今後は、こういう生活を見直すという観点から、黙食に関しては判断をしていくべきだというふうに考えているところです。ただ、まだこの世の中では皆さんがマスクをしている、それからなるべくまだマスクをしながら会話をしましょうとかと言われている中で、それを出していくという時期を今考えているという話をさせていただきました。この御理解をいただいた上で、そういうことを始めたいというところで、その時期を考えたいと言っているだけで、今後はそういう考え方に切り替えていこうというふうな思いはあります。ただ、今、感染が上りつつあるというときに出すのがどうかなというふうに考えているだけでございます。今後、時期を見て、そういう時期には出していこうというふうに考えています。
それから、
パーティションに関しては、先ほどお話しいただきましたが、学校それぞれです。それは、教室に入っている人数とか、様々なことを考えているんだと思いますが、使わなくなった学校のほうが多いと、今、回っていっては感じています。これに関しても、学校の地域性や学校の施設のところということで、一律にはいっていませんが、だんだんと使わない学校が増えてきているように感じています。
◆
山口ひろひさ 委員 今まで感染の波がありましたけれども、だんだん、今度第八波になってきて、コロナの症状も変わっている中で、正直、今いろいろ居酒屋さんとかに行くと、昔というか一時期は本当にすいていましたけれども、今、もう列ができているお店もあったり、正直、大人はマスクを外して、焼き鳥を食べて、お酒を飲んでいるんです。だから、僕も、今、教育長が言われたことは分かりますけれども、日常を取り戻すということをやっぱり重点に置いていただいて、こういう行動に批判をする方というのは必ずいるわけですから、そういう中でも、
子どもたちの日常が一日も早く戻れる観点で取り組んでいただければと要望して終わります。
◆
田中優子 委員 関連で、すみません。
山口委員の御意見に大賛成でありまして、教育長はまた再任されたということで、私たちが期待しているのは、必ず批判はあります。
山口委員がおっしゃったように、私たちのところにも、マスクを徹底しろとか、もうマスクをいいかげん外すべきじゃないかと相反する意見が届くわけです。そういったときに、どういう理由でどういう方針を打ち立てるかということをはっきり自信を持って決めれば、
教育委員会としてはこれを重視しますと、どっちつかず、どっちの言い分も配慮しながらなんてやっていると、いつまでも結局現状打破できないと思うんです。
ですから、私たちの会派は要望というか賛成意見の中でも述べさせていただいたのは、やっぱり
リーダーシップがすごく必要だと思うんです。仮に、違うだろうとか、そんなのおかしいとかという意見があったとしても、本当に
子どもたちに今何が必要なのか、早く日常を取り戻すべきだと
山口委員がおっしゃっていたように、体は成長するんだけれども、心とか、友達の
コミュニケーションの関係とかが一体どうなっちゃっているんだろうと、すごく私は心配です。今後の将来、
子どもたちが成長した先に、このコロナ禍の三年間は失われた三年間ですよね。まともに
コミュニケーションを取れない、顔も知らないんです。マスクを外したら全然イメージが違った顔だったということを、この間、高校の先生が、卒業式で初めて卒業写真を撮ったときに、想像と違っていたという生徒がたくさんいたと驚かれていたぐらい、もう異常な世界になってしまっているわけです。
ですから、やっぱりこういうところは信念を持って、子どもにとって何が一番いいかと考えたら、多少のことが、今またコロナが増えちゃっていますよねとか、いろんなことがあるかもしれないんですけれども、できるだけ早く、私は子どもの一番の利益を考えて判断していただきたいと、そこは私たちが望む
リーダーシップなんだな、
教育委員会全体としての
リーダーシップなんだと思うんですけれども、教育長、そこはどのようにお考えか、お願いします。
◎渡部 教育長 今日、私は午前中に学校に行ってきましたが、そこの学校はもう黙食をやめていました。学校によって、考え方も、条件も違っているので、
教育委員会から一律に出すときには、やっぱりそれなりの判断として出すことが必要だと思っています。いろんな行事を行うときも、本当に
普通どおりにもう行っている学校もあれば、人数が物すごく多いので、なかなかそうならなくて、学年ごとだったり、二学年ごとだったりと、学校の状況を理解していくということは私は重要なことだというふうに考えています。
ただ、黙食に関しては、私は早急にやるべきだという考えを持っていて、昨日もそういうふうに述べさせていただきましたので、先ほど課長のほうから時期を見てというふうにお話がありましたが、それも早急に変えていこうと思ってはいたところでの御答弁です。
◆
田中優子 委員 確かに、
教育委員会が上から押し付けてこうやれと学校現場に言うことは、私はよくないと思っているので、そのことを言ったわけではないことは御理解いただきたいと思うんですけれども、本当に、大人たちは今何も規制がないじゃないですか。何時までに居酒屋を閉めろだとか、酒類を出しちゃいけないとか、大人も我慢しているから
子どもたちもねというのは分かるんですけれども、世の中、全然そうじゃなくなっているにもかかわらず、学校だけどうなのよみたいな話だと思うんです。ですから、ぜひ必要な
リーダーシップをしっかりお願いしたいと思います。
◆
田中みち子 委員 今、教育長からも、できるだけ早い段階でということで、黙食について、きっと改善されるんだろうなと思って安心しました。ただ、一応、これから
ウィズコロナというふうになっていったときに、みんなでどういうふうにしていったらいいのかということで、ぜひ
子どもたちにも聞いていただきたいなと思っていて、やっぱりクラスによってどういうふうにしていったらいいのかな、黙食もこれからどういうふうにしてったらいいのか、
パーティションだってどういうふうにしたほうがいいということで、みんなが考える場として、こういったこともきっかけにして、話し合っていただきたいと思うんです。これまで、子どもの権利とか、子どもの最善の利益というふうに言ってきたのであれば、やはり子どもの意見を聞く場面というのをぜひ積極的につくっていっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
◎渡部 教育長 コロナのことに関して
教育委員会にお声をいただくのは、保護者の方がすごく多いということが私はとても気になっていました。様々なことを打ち出したときに、必ず反応されるのが保護者の方からです。
子どもたちは、あまりそれに対して考えを持っていないというところが私はずっと気になっていました。今回、法律が変わった、
こども基本法が成立されたということもありますが、その前から、やはり子どもの意見というのを大事にしなければいけないというふうには感じています。コロナに対して、やはりもう
子どもたちにとっても、どのように自分の身を守るのが大事なのかというところは考えさせていく必要があると思っています。
今後は、
教育委員会としても子どもの意見を聞くというところに視点を置くというふうに打ち出そうと考えているところです。そういうことからも、今後は、様々なときに保護者から意見をもらうというのも大事ですが、子どもの意見からいろんなことを考えていきたいというふうに変えていきたいというふうに考えています。
◆
田中みち子 委員 ぜひよろしくお願いします。やっぱり私たちのところにもマスクを外してほしいとか、つけてほしいとか、本当に双方から御意見をいただきます。やっぱり保護者の方たちの御意見なんですけれども、お子さんはどうですかと聞かせていただくと、結構、皆さん、うってなる場面は本当に多いんです。それで、お子さんの中には、不登校というか不登校ぎみだったお子さんがマスクをつけたことによって学校に行けるようになったんだというお子さんもいたりして、本当に一人一人違う気持ちを持っているなというところというのは、ぜひ多くの人に知っていただきたいと思います。
子どもたち一人一人がそういったことをちゃんと言えるような場面というか、環境というのをぜひ教育のほうでつくっていっていただきたいと思います。
◎渡部 教育長 マスクを全員がしているときに、文科省のほうから、登下校や、休み時間や、体育のときは外していいというのが出たときに、すぐに登下校はマスクを外しましょうということを打ち出したんです。でも、子どもはそれをとても嫌がりまして、なかなかマスクを外すことができなくなっています。今もそうです。保護者の方からマスクを外しましょうというお声はいただいていて、学校でもマスクを外しましょうと言っても、なかなか子どもが外さないということを実態として聞いています。もちろん、中には外したい子どももいるんですが、先ほどお話しいただいたように、不安があってマスクをしているほうが人の前に出られるというお子さんもいるので、一律に外しますだけではなくて、そこは大事にしながらいくことが必要だと思います。
それとともに、やはりマスクを外すことに抵抗感を持ってしまった
子どもたちに対する対応というのも、ただ一律に外しましょうだけでなく、必要だというふうに今考えているところです。
◆青空こうじ 委員 今日も、朝、
子どもたちの登下校ですか、朝は、必ず、うちのほうの
子どもたちはマスクを全部しています。学校に行っていて、授業はどうなのかなと思うし、それから、授業の中で、体育の時間はどういうふうにしているのかということをお聞きしたいんですが、体育の時間、マスクをしているのか、していないのか。
◎渡部 教育長 体育のときはしていないことが多いです。強制的に外しましょうとか、やっぱり息が苦しいので、命に関わりますので、体育は外しましょうというふうにすごく推奨している学校が多いと思います。
◆青空こうじ 委員 テレビで、小学校、中学校の運動会のときの映像が出ていると、そういうときに結構マスクをしているのがいたから、どうなっているのかなと思って聞いたんですが、それは、体育の時間はマスクはなしでオーケーなんですね。
◎渡部 教育長 その場面によって違うときがあるかもしれません。見学をしているときとか、それから、中には、外しましょうと言っても外さない子どももいるということも報告を受けていますので、そういうお子さんも中にはいらっしゃると思います。運動をしながらも外したくないというお子さんもいらっしゃると思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○福田たえ美 委員長 では次に、(3)区立学校における会計事故の発生について、理事者の説明をお願いいたします。
◎斉藤 学務課長 私からは、区立学校における会計事故の発生について御報告いたします。
まず、1事故の概要です。
発生しましたのは、(1)に記載のとおりの区立中学校においてです。
相手方は、(2)に記載のとおりです。
(3)事故の内容としましては、令和三年七月七日に、八十四円切手二百枚、五十円切手五十枚、二円切手五十枚、合計一万九千四百円分を購入しました際、納品時に相手方から請書兼請求書を受領したにもかかわらず、事務担当者が支払いを怠りました。支出処理を令和四年三月三十一日に行いまして、相手方への支払い完了が令和四年四月六日となっております。
(4)事実把握に至る経緯です。令和四年九月二十六日に、当該中学校において定期監査、これは事務局による監査ですけれども、定期監査が実施されました。その定期監査の結果として、十月十四日に、監査事務局次長から副校長宛てに、当事故の内容を指摘する文書、定期監査結果への対応について(依頼)が発出され、学校が受領しております。同月二十五日に、副校長から次長宛てに、確認事項の報告として、支払いの遅延が生じていた事実を報告する文書を送付しています。
教育委員会事務局には、同月二十八日になって、校長から
教育総務課長宛てに、定期監査での指摘の事実、これが当事故の内容になりますけれども、指摘の事実と加えて遅延損害金の支払いが必要になることについて、電話にて口頭報告がありました。この報告を受け、以降、
教育委員会事務局内関係各課が連携して事実確認を行っております。
2事故後の対応です。事故判明後、副校長及び事務担当者から事実関係の聞き取りを行った上で、校長と学務課長が相手方を訪問し、改めて謝罪をしております。契約条項第十四条に基づき、検査合格の日から三十日を本来の支払い期日としておりますので、支払い期日を経過した日から支払い完了までの日数について、年二・五%の割合で計算した遅延損害金を支払うこととなっております。支払い期日から三十日を経過した令和三年八月七日から、支払いが完了しました令和四年四月六日までの二百四十二日間について、遅延損害金三百円、これは百円未満は切捨てとなっておりますけれども、遅延損害金三百円の支払いを予定しております。
3今後の再発防止です。まずは、収支命令者である校長、検査員である副校長、事務担当者に対し、金銭会計処理におけるミスの影響を十分認識し、適正な事務処理を行うよう指導いたしました。また、校内で支払い状況の進行管理を徹底することについて、
区立小中学校の全校長に改めて周知し、全校の事務担当者へ当事故を踏まえた会計事務の適正な処理について説明するなど、各学校とともに再発防止に取り組んでまいります。
誠に申し訳ございませんでした。
御報告は以上でございます。
○福田たえ美 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
田中優子 委員 今おっしゃった再発防止策で再発防止できるんですか。というのは、つまり、これをやっていなかったということですか。今まで、校長、副校長、事務担当者に、このような流れでそれぞれが十分に事務処理を行えるようにしてくるということはやっていなくて、会計担当者だけがやっていたから、その人が忘れてしまうと、このような事故が起こる、そういう状況だったんだけれども、今度からそのようにしないから再発防止できますよということなんでしょうか。
◎斉藤 学務課長 支払いの処理がきちんと行われるかどうかについては、当然のことながら、校内で確認をしておくべきことでした。ただ、今回の学校では、ここの部分が十分にはなされていなかったという事実が判明いたしましたので、ほかの学校でも同様のことが生じないよう、改めて周知を行うという趣旨でございます。
◆
田中優子 委員 つまり、この学校では本来やるべきチェックがなされていなくて、担当者一人だけがやっていればいいやみたいな状況で、このような事故につながってしまったということのようなので、改めて周知して、ほかにもそういう学校があるかもしれないのが正されればいいと思うんですけれども、一つちょっと疑問なのは、納品した業者というんですか、納品した相手方がいるわけですよね。その人というかその業者は、支払いの日が過ぎているんですけれどもと、連絡を学校に直接するということはできないことになっているんですか。
◎斉藤 学務課長 当然、御連絡をいただくことは可能です。ただ、今回の事例に関しては、特に事業者のほうから御連絡はいただいてはいなかったという事実でございます。
◆
田中優子 委員 だから、遠慮して言わなかったのか、言えない状況なのか、よく分かりませんけれども、それで監査が入るまで全く気づかなかったと、すっかり忘れたままだったと、そういうことですか。
◎斉藤 学務課長 支払いを怠った事実については、今回の事故の購入は、昨年の七月の郵便切手に関してですけれども、支払いを怠ったことについては、今年の三月に、新たに別の切手を購入しようとした際に、そういえば七月に払っていなかったということについて、事務担当者のほうで思い起こしたというところで、支払いをその時点で完了したといういきさつでございます。
◆
田中優子 委員 重ね重ね、ちょっとどうなのという状況だな、あきれてしまうなという気はするんですけれども、払っていなかったら請求してくださいということを相手方に伝えるのも一つの手というんですか、遠慮なく言ってくださいねということを
教育委員会からも伝えてもいいのかなというような気はしましたけれども、本来、チェック体制があるはずのものができていなかったということは、全学校に改めて周知したということですから、徹底されるように要望しておきます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○福田たえ美 委員長 では次に、(4)令和五年度
区立小・中学生海外派遣事業の公募について、理事者の説明をお願いいたします。
◎井元 副参事 私からは、令和五年度区立小・中学生の海外派遣事業の公募について御報告させていただきます。
まず、1の主旨でございますが、本件につきましては、令和四年九月の本委員会において、姉妹都市派遣事業の再開の取組について御報告を申し上げたところですが、現在、令和五年度からの再開に向けて準備を進めておりますので、その進捗状況を御報告申し上げます。
2の事業概要につきましては、お手数ですが、二ページの別紙1を御覧ください。令和五年度の再開を予定しているのは、令和元年度以前と同様に、中学生はオーストラリアのバンバリー市、小学生はオーストリアのウィーン市と、オーストラリアのバンバリー市でございます。派遣時期や日数、対象者、児童生徒数等につきましては、記載のとおりでございますが、いずれも令和元年度以前と同時期、同規模を予定してございます。令和五年度の概算経費及び一人当たりの経費につきましても記載のとおりでございますが、令和元年度以前と比べると、燃料費の高騰や円安の影響を受けて増額をしております。事業の概要の説明につきましては以上でございます。
続きまして、公募について御説明を申し上げます。一ページにお戻りください。
(1)の選考方法等につきましては記載のとおりでございますが、いずれも令和元年度と同じ内容でございます。
(2)の今後のスケジュールですが、来週から家庭へ周知いたしまして、十二月中に申込みを完了させ、令和五年一月に第一次選考の作文選考、二月に第二次の面接選考を行い、新年度の四月に派遣者を決定し、合否の通知をする予定でございます。
最後に、4のその他ですが、まず、各国の水際対策ですが、現時点の状況は記載のとおりですが、日本入国時にワクチン接種証明書三回、またはPCR検査証明七十二時間以内が必要となっております。今後、国の方針が変更されることも想定されますので、その動向を注視しながら、児童生徒が円滑に入国できるよう適切に対応してまいります。
最後に、姉妹都市からの中学生の受入れでございますが、現在、文化・国際課を通じて、バンバリー市と再開に向けて調整をしているところでございます。
私からの御報告は以上でございます。
○福田たえ美 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆高橋昭彦 委員 これは、姉妹都市に対する派遣の計画ですけれども、コロナでずっとやっていなかった。コロナ前に始めた都市がありましたね。フィンランドに関してはどんな状況になっていますか。
◎井元 副参事 令和元年度以前のことも鑑みまして、フィンランドにつきましても派遣候補地域として検討いたしましたが、次年度は不安定な国際情勢、また円安等による渡航費の高騰等の理由から、派遣しないという判断をいたしました。しかし、次年度以降も引き続き検討していく予定でございます。
◆高橋昭彦 委員 フィンランドは、コロナというよりも隣国の状況がということですか。そうですか、それは非常に残念ですね。分かりました。
あと、検討していたものがありましたね。台湾とアメリカでしたっけ。これはどうなっているんですか。
◎井元 副参事 令和元年度以前には、フィンランド以外にポートランド市、それから高雄市も派遣候補地域として検討していたという状況がございますが、いずれにつきましても、先ほどと同様の検討状況でございます。(「同様」と呼ぶ者あり)つまり、次年度以降も引き続き検討してまいります。
◆高橋昭彦 委員 検討していくということは、五年度はまだできないけれども、それ以降の機会を探るということですか。
◎井元 副参事 おっしゃるとおりでございます。
◆高橋昭彦 委員 無理に行くわけにはいかないわけですけれども、なかなか、この人数の概要を見ても、やっぱり派遣の人数が少ないじゃないですか。できるだけ多くの
子どもたちに経験していただけるような体制ということで、特に世田谷の小中学校はこれほどまで国際化が進んでるよというような状況ができるように、また調整をしていただきたいとも思います。
もう一つ、先ほど言った円安と燃料が高くなってきているというんですけれども、前回に行ったときより、例えば、これはどのぐらい上がっているんですか。
◎井元 副参事 概算ではございますが、令和元年度以前と比べますと、各国によって違う状況はありますが、三百万円から五百万円ぐらい増額をして予算として経費を見積もっているところでございます。
◆高橋昭彦 委員 どこがどうと、ちょっと詳しく教えてもらえますか。
◎井元 副参事 まず、オーストラリアのバンバリー市でございますが、平成三十一年度の予算要求では五百三十六万円要求をしておりました。そのところ、現在、このような、小学生でいきますと約七百五十万円計上しているというところでございます。また、ウィーン市につきましては、約七百万円計上をしていたところでございますが、現在は一千百五十万円計上をしているというところでございます。
◆高橋昭彦 委員 ありがとうございました。
◆
田中優子 委員 この予算のところなんですけれども、バンバリー市の中学二年生は派遣日数十四日で一人約二十五万円となっているんです。同じバンバリー市で、派遣日数は九日、小学校五年生は一人三十五万円の費用となっているんですけれども、これはどうしてですか。ちょっと素朴な疑問なんですが。
◎井元 副参事 そちらにつきましては見積りの額でございまして、見積りを取った業者が違ったために、このように経費が違うというところでございます。
◆
田中優子 委員 十四日なのに二十五万円のところと、九日なのに三十五万円かかるって。何でそもそも相みつとか取らないんですかみたいな、見積り業者が違うからこうなっちゃうという説明では全然分からないんですが。
◎小泉
教育政策部長 私のほうから、ちょっと事務的なことを説明させてください。所管課を見ていただくと分かりますように、これは所管課が違っておりまして、ここに書いてある予算につきましては、我々が今進めている予算編成の前の段階であらあらで示しているものですから、特に業者決定に際しては当然入札とかをやるので変わってくるんですけれども、まずは我々が予算要求をする上での参考でということで、一社、それぞれお付き合いのある業者というか、そういうところに取っているものですから、若干、そこで変わってしまっているということで、条件を詰めていない状態で示しているので、そういった条件とかで変わってきているものということで御理解いただきたいと思います。
その上で、今度、予算編成をしまして実際に執行できる段階になりましたら、入札条件を合わせて入札していくので、当然、中学生ですと大人料金になりますし、小学生だと子ども料金ということで、小学生のほうが下がってくる可能性はありますし、日数も中学生のほうが多いので、当然、その面では中学生のほうが高くなってくるんじゃないかというふうに思っております。現状では、入札等を取っていない一社の見積りを示しているということで御理解いただければと思います。
◆
田中優子 委員 見積り段階の参考資料的な金額ということは分かりましたが、それにしても縦割り過ぎるといますか、こんなに違ったら出すのは恥ずかし過ぎるじゃないですかと思うんです。どう考えても、中学生だと大人料金になって、小学生は子ども料金でもっと安くなるという御説明がありましたけれども、その子ども料金のほうが日数が少なくて高いんです。これは、教育指導課と文化・国際課で見積りに関しても相談は全くしていないんですか。
◎渡部 教育長 ここに出すのが不適切だったものを出してしまって、本当に申し訳なく思います。これは全く見積り段階で急いでつくったもので、このような形に出てしまっていて、特に不安を与えるものだと思います。文化・国際課のほうからいただいたものをそのまま多分載せてしまっているので、こういう形になっているんだと思います。現実にはこれはあり得ない形ですので、これに関してはもう一度きちんとしたものを出させていただきます。申し訳ありません。
◆
田中優子 委員 私たちとしては、出してもらって、へえと思ったから、逆によかったかもしれないですけれども、そうなると、予算要望の見積りの根拠がおかしくないかということなんです。教育指導課は、何でこんな高いところ、お付き合いの業者さんにちょっと聞いてみた段階なんですけれどもという話ですけれども、それを基に予算要望しているとしたら、実際の実施段階ではこんなにお金がかからないとしたって、予算要望自体が間違いじゃないですかというふうに思います。その根拠となる数字がそれは駄目でしょうと思うんですけれども、それについてはどのようにお考えですか。
◎小泉
教育政策部長 おっしゃるとおり、ここに書かれているものだけ見ると、確かに中学生のほうが日数が多くて安いというのはおかしなものだと思っています。現在、我々のほうで予算査定といいますか、予算のほうを調整しているところでございますので、そこのところで同じような御指摘は当然あるものですから、現在、調整しているところでございます。なので、どちらの金額のほうに寄せられていくのかというのはまだちょっと分からないところでございますけれども、見積りを取り直すなりなんなり、あと、中身を詰めてもう一度見積りを出してもらうとか、そういうことも考えられますので、今、そこのところの調整はしているところでございます。
◆
田中優子 委員 予算要望の段階からきちんと、担当所管が違うとはいえ、同じ事業なわけですよね。なので、こっちはこっちでここの業者に聞いたらこれになりました、こっちはこっちでこうですよというんじゃなくて、もうちょっとお互いにどの業者さんだったらリーズナブルできちんとやってもらえるのかという情報交換も必要ですし、そうやって、こんなに乖離したようなそれぞれの予算要望を出すということも改めてもらいたいということは要望しておきます。
◆
山口ひろひさ 委員 僕も、
田中優子委員がおっしゃった部分を疑問に思っていたんですけれども、ひょっとしたら、中学生はホームステイがあるから、ホテルの宿泊の日数が違うからじゃないかななんて思っていたんですけれども、そういうことではないですね。
◎井元 副参事 中学生も、小学生も、同様にホテルステイ、それからホームステイも予定しております。
◆
山口ひろひさ 委員 それはすっきりいたしました。
それで、まず作文の選考というふうにあるんですけれども、この作文の選考というのはどういう基準というか、僕は期待をしているのは、作文というと、やっぱり国語のときにこう書いて、いろいろ将来の僕の夢とかあるんですけれども、その中で、例えば、てにをは語の使い方だとか、文法の使い方だとか、やっぱりこの子は優れているねということが選考基準になっちゃうのか、例えば、僕は、そういうところは多少あれでも、自分の気持ち、夢を本当に素直に出している方を、そういうところで選んでもらいたいなというふうに思うんですけれども、その辺はどういう基準でやられるんでしょうか。
◎井元 副参事 作文のテーマが何を学び、学んだことをどのように生かしていきたいかということに主眼を置いておりますので、やはり意欲がありまして、帰国後にも様々なところで自身の経験を生かそうとする、そういった意欲が感じられる作文を選んでまいりたいと思っております。
◆
山口ひろひさ 委員 私も本当に勉強が嫌いなほうだったのであれですけれども、やっぱり文章力とかいろいろあると思うんですけれども、多少文章がおかしくても何か熱意が感じられる、そういうところで選考してもらえたらありがたいなということで要望しておきます。
◆加藤たいき 委員 手を挙げるつもりはなかったんですが、今の話で、予算の部分で、私は時期の部分でバケーション部分が絡んだりとかしてこの金額なのかなというふうには思ったんですけれども、そうではなさそうな雰囲気だったので、あえてちょっと苦言は言わせてもらいますが、今、部長からも話があって、予算が引っ張られてどっちに行くか分からないという発言がありましたが、数字が出ている以上、上のほうに引っ張られることはあっては正直いけないと思うんです。さっきのは、私は問題ある発言だなと思うので、これはもう答弁を求めないので、苦言だけは言わせていただきます。
ちょっと質問しようと思ったことが、今回、来年度の五年生と中学二年生が対象で、相手があることなので何とも言えないということは重々承知で発言しますけれども、これまでも議会では人数の拡充を求めてきたわけですが、今回、コロナ禍で丸三年間失われている時間で、川場も行けなかった、また、修学旅行も行けなかったということで、中学三年生なんかは受験もあったりとかすることでかなり難しいと思うんですが、ほかの学年の子たちに何とか門戸を広げてあげる方策というのを、何かしらでもいいので、オンラインでやってきたというのも承知はしていますけれども、できないかなというのが率直な意見なんですけれども、この辺の議論はあったのかというところをまずちょっと伺わせてください。
◎井元 副参事 再開に当たりましては受入れ先等との調整も必要なことから、まずは、前回と同規模での実施を前提として計画をしてまいりました。令和六年度以降につきましては、今回のことを評価検証を行って検討をしてまいります。また、オンライン等につきましても、今年度も拡充してやってまいりましたが、次年度以降も、国内での事業につきましては拡充する方向で検討をしているところでございます。
◆加藤たいき 委員 オンラインよりも、やっぱり実際足を運ぶというところの拡充は、本音としてはしてもらいたいところなんですが、相手もあることなのでというところは言っておきますけれども、私は前期で一回バンバリー市に行かせていただいたときの話の中で、もうちょっと高学年の方のほうが受け入れやすいという環境も実際問題あるという発言を、あちら側からそういった意見もいただいてきたわけなんです。とすると、中学校、行けなかった今の中三の子だったりというところも含めて、公立中学を卒業しましたけれども、その環境がなかった子たちに何とかちょっと考えていただけたらなというのが、これは意見なので、もう答弁を求めないんですけれども、そういった気持ちを持って、今後は拡充に取り組んでいただきたいなというのは、一人の大人としての意見です。
◆
田中みち子 委員 公募のところで、選考の方法についても教えてください。これは全生徒が対象にということなんですけれども、たしか十年ぐらい前は全員ではなくて、例えば、海外旅行に行ったことがない生徒とかという形で、たしか対象が限られていたような気がするんですけれども、これは、いつ頃からというか、経緯はどういうことでしょうか。
◎井元 副参事 海外での生活等の経験があるということで応募が制限されるということはございません。
◎渡部 教育長 私も長く現場におりましたので、そのときは、ずっと前は各学校で出していた時期がありました。学校の代表として一名出すという形になっていました。そのときには、大昔は海外のなるべく経験がない子どもをということがありましたが、最近、そういう子どももなかなか少なくなってきたりとかしているので、それは、条件の要項はかなり前に消しているところでございます。
◆
田中みち子 委員 こちらは、広く募集するということでいいと思うんですけれども、一方で、今回、ヤングケアラーの実態調査なんかもやって、やっぱり一定数、世田谷区内でもそういうお子さんがいらっしゃるということが分かった。ただ、これまで学校でスクールカウンセラーさんの全員面接をやってきたけれども、やっているのに、ケアラーのそういった実態というのが見えてこなくて、調査していてもつながっていないとかというのは、私はちょっと課題じゃないかなと思って、今回、質問でも取り上げたりしたんです。
子どもから見れば、これは魅力的で、本当にたくさんの
子どもたちが行きたいと思う内容に違いないと思うんです。ただ、例えば、自分が親の精神的なケアもしているとか、ちょっとした弟、妹の面倒を見ているという子であれば、そもそも手を挙げられないんじゃないかなとかというふうにちょっと危惧したりして、配慮が必要なお子さんとか、家庭については、やっぱり何かしらの周知というところとかも工夫されたり、あるいは、これをきっかけにして、そういう状態にないですかということで、再度、声かけ、すぐーるなんかを使って、ヤングケアラーのリーフレットとかをもう一回入れて、どうですかという形で、再度、子どもの声を聞けるような感じにするとかというふうにして、何かうまい工夫での周知とかというのを考えられないかと思うんですけれども、いかがでしょうか。
◎井元 副参事 まずは、周知の方法につきましては、全家庭にしっかり行き届くように、すぐーるを活用して、学校から周知をするという形を取っております。また、配慮の必要なお子さんに関しましても、担任等が日頃からしっかりとお子さんのケアをして、様子を見ながら必要に応じて声かけをするなど、対応してまいりたいと考えております。
◆
田中みち子 委員 これまでもやっていただいてはいると思うんですけれども、ただ、なかなか自分でもヤングケアラーは、今回、どういったことの状態がヤングケアラーなのかという説明もないままに調査していたりとか、ちょっとやっぱりいろいろ課題があると思うので、やっぱりもう少し担任の先生がこれを周知するに当たってはきちんと説明をして、行きたいんだけれども、行けないとか、そういった子がいないかなぐらいの、それこそ全員出しちゃえぐらい、分からないけれども、先生の周知するときの働きかけは、やっぱり工夫してやっていただきたいなと思うんです。教育長、それこそ現場にいらっしゃっていてどうでしょうか。
全員面接、二次選考でも、作文をやってさらに面接となれば、やっぱり上手に文章を書ける人とか、面接でも上手に対応できるお子さんとなるんでしょうけれども、やっぱり困難なお子さんというのは気持ちはあるけれども、うまく作文にも書けないとか、面接でもちょっと人見知りになって、うまく自分の気持ちが出せないという子もいらっしゃると思うんですけれども、やっぱり海外に行きたいなという気持ちはあるお子さんはいらっしゃるんじゃないかと思うんです。そういった子たちも、ちゃんとチャンスだよというところが分かるようにとか、うまく背中を押せるようなとか、何かそういう工夫は必要じゃないかなと思うんですけれども。
◎渡部 教育長 教員の役割というのは、そういう
子どもたちを見つけて、どのような支援が必要かというところを考えて入れていくことだと考えています。様々なときに、そういう子どもの声というのは聞けるので、今回の海外派遣というところもそういうふうな形で使うことはできると思います。例えば、子どもがこの話を聞いたときに無理かなとつぶやくとか、そういういろんなところであると思います。
それから、それは文章力では決してなく、
子どもたちの本当の心に焦点を当てるべきで、文章力が高いから海外に行けるとか、そういうことではなく行くべきだと思っていますので、こういう場を使って様々な子どもの状況を把握すべきだと思っていますので、そういう点でも使わせていただきます。
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○福田たえ美 委員長 では次に、(5)その他ですが、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○福田たえ美 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。
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○福田たえ美 委員長 次に、2請願の継続審査についてお諮りいたします。
令元・一二号「世田谷区立
池之上小学校改築に伴うスクールバス運行を求める陳情」外二件を閉会中の継続審査とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福田たえ美 委員長 御異議なしと認め、そのように決定いたします。
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○福田たえ美 委員長 次に、3閉会中の
特定事件審査(調査)事項についてお諮りをいたします。
1. 児童生徒の教育環境について
2. 生涯学習について
とすることに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福田たえ美 委員長 御異議なしと認め、そのように決定をいたします。
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○福田たえ美 委員長 次に、4協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は年間予定である十二月十九日月曜日午後三時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福田たえ美 委員長 それでは、十二月十九日月曜日午後三時から開催することに決定をいたします。
以上で協議事項を終わります。
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○福田たえ美 委員長 その他、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○福田たえ美 委員長 特にないようですので、以上で本日の
文教常任委員会を散会いたします。
午後四時五分散会
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署名