北沢総合支所
総合支所長 髙木加津子
拠点整備担当課長 岸本 隆
都市整備政策部
部長 畝目晴彦
都市計画課長 清水優子
建築調整課長 小田代貴彦
住宅管理課長 蒲牟田和彦
防災街づくり担当部
部長 小柴直樹
みどり33
推進担当部
部長 笠原 聡
みどり政策課長 山梨勝哉
道路・
交通計画部
部長 田中太樹
土木部
部長 関根義和
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
本日の会議に付した事件
1.報告事項
(1) 令和二年第二回区
議会定例会提出予定案件について
〔議案〕
① 財産(
世田谷区立玉川野毛町
公園拡張用地)の取得
② 世田谷区営住宅の明渡し及び
使用料等の支払に係る和解
(2)
事務事業等の
緊急見直し状況について
(3) 令和二年度
主要事務事業について
(4)
下北沢駅南西口西側区間における
小田急線上部利用等の施設整備について
(5) 東京都
屋外広告物条例の一部改正に伴う
申請手数料の追加について
(6) その他
2.協議事項
(1) 次回委員会の開催について
◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇
午前九時開議
○
河野俊弘 委員長 ただいまから
都市整備常任委員会を開会いたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 本日の委員会に上川委員、くりはら委員より遅参の届出が出ておりますので、御報告いたします。
本日は、報告事項の聴取等を行いますが、引き続き
新型コロナウイルス対策を講じてまいります。理事者の報告は簡潔明瞭に、委員の質疑は要点を絞るなど、会議時間の短縮に御協力をいただきたいと思います。また、今回から発言の際は、お手元の
ワイヤレスマイクの使用をお願いいたします。
それでは1報告事項の聴取に入ります。
まず、(1)令和二年第二回区
議会定例会提出予定案件について、
議案①財産(
世田谷区立玉川野毛町
公園拡張用地)の取得について、理事者の説明を願います。
◎山梨
みどり政策課長 それでは、令和二年第二回区
議会定例会提出予定案件でございます財産(
世田谷区立玉川野毛町
公園拡張用地)の取得について御説明いたします。
1の主旨でございます。
世田谷区立玉川野毛町
公園拡張用地としまして、予定価格が六千万円以上で、かつ面積が五千平方メートル以上の土地を取得するため報告するものでございます。
2のこれまでの経過でございます。平成二十八年六月に
関東財務局、国が区に対しまして
都市計画公園敷地として時価売払いする処分方針を決定し、平成二十九年二月、区が拡張区域の追加の
都市計画変更を行いました。その後、本
拡張用地につきまして、平成二十八年度、平成二十九年度、平成三十年度と三か年に分けまして世田谷区
土地開発公社により代行買収を行いました。その間、平成二十九年から平成三十年にかけて
既存住宅解体撤去工事を行い、平成三十一年三月に
都市計画公園の事業認可を取得しております。
裏面を御覧ください。その後、令和元年七月に、平成二十八年度に
土地開発公社で代行買収した土地について取得をしております。
3の今回
取得予定の土地についてでございますが、平成二十九年度に世田谷区
土地開発公社で代行買収した土地となります。
土地の所在は、記載のとおりでございまして、別紙で添付しております案内図の黒塗りの部分でございます。
買収面積は九千百二十六・三〇平方メートル、買収金額は二十三億九千六百七十六万二千四百八円で、契約の相手方は
土地開発公社でございます。
取得予定日は記載のとおりでございます。
なお、取得の特定財源としまして、国の
社会資本整備総合交付金と
都市計画交付金の充当を予定しております。
4の今後の
スケジュール(予定)でございます。令和二年七月に本日御報告の
拡張用地を取得し、令和三年度に、平成三十年度に世田谷区
土地開発公社で代行買収しました
拡張用地を取得し、令和四年度に
公園整備に着手、令和五年度に
公園整備竣工、開園の予定でございます。
御説明は以上です。
○
河野俊弘 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
ひうち優子 委員 今御説明あった国の補助金が出るとお聞きしたんですけれども、その割合を教えてください。
◎山梨
みどり政策課長 本
拡張用地の取得につきましては、国の
社会資本整備交付金、補助金につきましては用地費の三分の一を予定しています。その取得費から
社会資本整備交付金の補助金を除いた二五%について
都市計画交付金を充当する予定です。
◆中里光夫 委員 確認なんですけれども、令和三年度
取得予定になっている斜線の部分ですけれども、ここについても
土地開発公社による先行買収は済んでいるという理解でよろしいでしょうか。
◎山梨
みどり政策課長 今、委員おっしゃられたとおりでございます。こちらの令和三年度
取得予定箇所につきましては、平成三十年度に
土地開発公社により代行買収を行っております。
◆中里光夫 委員 もう一つ確認ですけれども、そうしますと、今回の
取得予定と、来年度また
取得予定というのを合わせて、取得が終わった後に、全体を一体として整備していくという計画だということでしょうか。
◎山梨
みどり政策課長 整備に当たりましては、現在、昨年度より
基本計画の策定を住民参加により進めておりまして、実際の現場の
公園整備としましては、平成四年度からを予定しておりますが、それまでに
基本計画、
基本設計等を進めまして、つまり委員おっしゃられましたとおり、全ての土地を取得した後に現地での整備が始まるということでございます。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に、
議案②世田谷区営住宅の明渡し及び
使用料等の支払に係る和解について、理事者の説明を願います。
◎蒲牟田
住宅管理課長 では、令和二年第二回区
議会定例会提出予定案件につきまして御説明いたします。
案件名、
世田谷区営住宅の明渡し及び
使用料等の支払に係る和解。
1主旨でございます。区では、区営住宅の
家賃滞納者に対しまして、様々な事情があることを鑑み、督促だけではなく、生活再建を含めた相談の機会を設け、
分割納付等に応じてございます。本件は、納付折衝の結果、相手方が現年分の納付を行うとともに、滞納分につきましては分割での支払いを希望し、支払いを継続していることから、今後、支払いに不履行が生じたときに備えまして、住宅の明渡しと
使用料等の請求の債務名義を得るため、訴え提起前の和解の申立てを行うものでございます。
2経緯につきましては記載のとおりでございまして、昨年七月、弁護士に対応を委任し、相手方との折衝の結果、昨年十月から現年分の納付が行われ、滞納分につきましても、本年一月から保証人により継続して支払いが行われてございます。
3和解申立の内容でございます。申立人は世田谷区、相手方は使用者と
連帯保証人、滞納金額は三百四十二万九千二百円でございます。
申立の趣旨につきましては、相手方らは、申立人、世田谷区に対し、滞納金の合計額を和解期日の属する月の翌月から完済まで毎月五万五千円ずつ分割して支払うこと。
相手方らが分割金の支払いを二回以上怠った場合、相手方らは当然に期限の利益を失い、残金を連帯して直ちに一括して支払うこと。
三つ目が、支払いを怠り、期限の利益を喪失した場合には、申立人、世田谷区は本件建物の使用承認を
取り消し明渡しを請求することができ、明渡しを請求したときは、相手方は直ちに本件建物を明け渡すことでございます。
4対象物件は、区営深沢四丁目アパートの
深沢環境共生住宅の五号棟でございます。
5
訴訟提起日は、第二回定例会で御審議いただき、御承認いただいた場合に、令和二年七月上旬、
東京簡易裁判所へ和解の申立てを行う予定となってございます。
説明は以上でございます。
○
河野俊弘 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
河野俊弘 委員長 ここで理事者の入れ替えを行いますので、しばらくお待ちください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に、(2)
事務事業等の
緊急見直し状況について、理事者の説明を願います。
◎清水
都市計画課長 それでは、
事務事業等の
緊急見直し状況について御説明いたします。
なお、本件は企画総務、
区民生活、福祉保健、
都市整備、文教の五常任委員会あわせ報告とさせていただいています。
1の主旨でございます。四月二十二日の
企画総務常任委員会において、五月中を目途に議会に報告するとしておりました
緊急見直しの取組状況をこのたび取りまとめましたので、御報告申し上げます。
2の取組み内容でございます。
区民生活への影響や緊急性等の観点から検証を行い、必要不可欠な場合を除き事業の拡充は行わないことに加え、休止、先送り、
事業規模縮小等の見直しを行いました。
別紙1を御覧ください。
緊急見直し状況の概要になります。概要に記載のない
緊急見直し内容につきましては、今般、当委員会に御提出している
主要事務事業に、
緊急見直しである旨、表示してございますので、後ほど御確認ください。
初めに、
新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休止等する事業で、主に
イベント等でございます。オリンピック・
パラリンピック機運醸成事業をはじめとした、多くの集客や移動のある事業になります。
中段は建設・工事になりまして、公共施設の新築・改築や
中長期保全・
改修工事等になります。学校の耐震改修や台風十九号の浸水被害を踏まえた水防対策などの安全性、緊急性の観点から必要不可欠な事業については計画どおり実施することとしており、それらを優先する中で先送りの判断をさせていただいたものです。
続いて、新
実施計画(後期)事業についてです。
区民生活への影響を考慮し、前年度と同規模までは実施することとし、新規拡充は行わないこととしました。
その他を含めますと、歳出総額で約マイナス二十九億七千万円、特定財源を除いた一財ベースではマイナス二十三億四千万円の見直し結果となりました。
しかしながら、今回のコロナ禍による財政への影響は
リーマンショック時を大きく上回る見込みで、今回の見直しにより捻出される財源は、その一部を補填するにすぎない状況です。
かがみ文にお戻りください。3の今後の取組みについてでございます。引き続き
事務事業等の見直しを進めていく必要がございますので、第二次補正予算の内示の際に各部宛てに依命通達を発出しました。別紙2として写しを添付しておりますので、後ほど御確認ください。
恐れ入ります、かがみ文の4を御覧ください。今後の
スケジュールでございます。
スケジュールについては記載のとおりです。
私からは以上でございます。
○
河野俊弘 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に(3)令和二年度
主要事務事業について、理事者の説明を願います。
◎畝目
都市整備政策部長 それでは、私からは令和二年度
主要事務事業について御説明をさせていただきます。
まず、説明に当たりまして表紙の裏面を御覧ください。A4判横の
主要事務事業の表紙の裏面になります。こちらは、現在、区内の事業活動や
区民生活を支える
緊急対策に取り組むとともに、先ほど御説明させていただきましたとおり、財源不足への対応としまして
事務事業の
緊急見直しを行ってございます。そのため、
緊急対策といたしまして、新規や拡充をする
事務事業については【
緊急対策事業】、また、現段階で休止、または今後休止する
事務事業については【
緊急見直し対象事業】としまして、本文中の一番右側に「
事務事業の内容及び手法」の欄の項目がございまして、そこにそれぞれ記載をしているところでございます。
なお、
新型コロナウイルス感染症の影響が長期化することを想定いたしまして、厳しい社会環境の中で、今後も
緊急対策及び
事務事業の
緊急見直しは継続的に実施してまいります。また、
事務事業を従来どおりに継続することを前提とせず、事業の在り方や手法をどう変えていくかなど、本質的な見直しを行ってまいります。
ページをおめくりいただきまして、当
委員会所管の
新型コロナウイルス感染症対策に関する
事務事業を一覧の表にまとめてございます。それぞれ表の一番右側に
緊急見直し対象事業とございます。こちらの下に数字があります。これはそれぞれ該当のページを記載しておりますので、後ほど御確認をいただければと思います。
恐れ入ります、ページを一枚戻っていただきまして、今度はこちらは目次になります。資料のつくりとしまして、左側から
基本計画の
重点政策、事業名、そして各担当所管となってございます。数字は資料のページで、そのページには該当の事業の内容が掲載されているということになってございます。
目次から二枚おめくりください。下にページ数を振ってございまして、一ページとなってございます。
初めに、
都市整備領域全体における新
実施計画(後期)の推進についてでございます。右の欄の一番上に太字で記載してございます新
実施計画(後期)事業につきましては、一番右の欄ですね、令和元年度の水準で実施することを原則とし、休止、先送り、事業規模の縮小等の見直しを図ってまいります。
次に、その下の1で、
基本計画重点政策に基づく取組みとして記載の四点を掲げてございます。
続きまして、裏面の二ページを御覧ください。
基本計画の
重点政策に加えまして、2の
基本計画分野別政策に沿った新
実施計画事業を中心に取組を推進してまいります。
そして3の
行政経営改革に基づく取組みでございます。(1)の
行政経営改革の十の視点に基づく取組み、(2)として
公共施設等総合管理計画に基づく取組みなど、
都市整備領域全体で「
行政経営改革の取組み」を推進してまいります。
それでは、これより各部から御説明いたしますが、説明に際しましては、例年は全
事務事業について御説明しているところですが、こうした状況でございますので、会議時間の短縮や簡潔な御説明に努めるため、各部の重点事業をさらに絞って御説明させていただきます。
◎髙木
北沢総合支所長 では、私から、各
総合支所の
街づくり課、
北沢拠点整備担当課の
主要事務事業について御報告いたします。
まずは資料三ページを御覧ください。
事務事業名「安全で災害に強い
まちづくり」でございます。
木造住宅密集地域の解消につきまして、世田谷、北沢両
総合支所街づくり課で取り組んでまいります。三ページの
①密集事業、また、おめくりいただきまして五ページの
②都市防災不燃化促進事業、
③地区防災不燃化促進事業につきましては、記載の各地区の事業を進めてまいります。
引き続きまして六ページを御覧ください。④の
不燃化特区制度につきましては、引き続き都の制度を生かし、助成などを進めるとともに、都の
事業化延伸方針がございました地区の事業継続の判断をしてまいります。
続きまして七ページを御覧ください。こちら七ページから一〇ページにかけましては、地先道路の
整備事業が記載してございます。
引き続き一〇ページから一一ページを御覧ください。
駅周辺街づくりの推進でございます。小田急線、
京王線連続立体交差事業を契機とする
まちづくりにつきましては、記載のとおりとなってございます。
続きまして一二ページを御覧ください。「豊かな
コミュニティ活動の発展と住民自治の推進」では、各地区の
街づくりの推進といたしまして、各
総合支所街づくり課におきまして、一六ページにかけて記載がございますとおり取り組んでまいる予定でございます。
次に一六ページ、
ユニバーサルデザインの
まちづくり、そして一七ページの
拠点まちづくりの推進、また、
街づくり条例による誘導、そして一八ページ、良好な
民間住宅等の誘導につきましては記載のとおりとなってございます。
二〇ページを御覧ください。外かく
環状道路周辺街づくりにつきましては、
砧街づくり課で
地区計画の手続を今後進めてまいります。
二一ページにおきましては「
基本計画分野別政策に基づく取組み」でございます。魅力ある
風景づくりの推進、魅力あるにぎわいの
拠点づくりとなってございます。三軒茶屋駅
周辺地区街づくりの推進につきましては、
市街地整備課と
世田谷街づくり課が共に進めていくものでございます。引き続き
基本計画の取りまとめを進めるとともに、方針に基づく
まちづくりの検討を行ってまいります。
恐れ入ります、二三ページを御覧ください。
連続立体交差事業等による安全安心の
拠点づくりでございます。
小田急線上部利用施設整備、茶沢通りから下北沢駅への
アクセス道路整備を進めます。なお、本日、後ほど
下北沢駅南西口西側区間における
小田急線上部利用等の施設設備につきましては、報告案件として御説明いたします。
各
総合支所街づくり課等の
主要事務事業の説明は以上でございます。
◎畝目
都市整備政策部長 続きまして、
都市整備政策部に関する
事務事業について御説明をさせていただきます。資料二四ページをお願いいたします。
二四ページ、
重点政策「安全で災害に強い
まちづくり」の
都市復興プログラム実践訓練でございます。被災後の円滑な
復興事業を見据えた事前の準備を進めてまいります。例年継続して実施しております職員訓練につきましては、今年度は
都市復興プログラム実践訓練の規模を縮小し、実施してまいります。また、
都市復興プログラムの改定、更新に向けた取組を引き続き進めてまいります。
次に、二五ページから二七ページを御覧ください。こちらは
重点政策「高齢者・障害者等の在宅生活を支え、孤立させないための
地域包括ケアシステムと住まい」の様々な
住まいづくりと居住支援でございます。
二六ページの一番上に記載がございます
マンションの適正な管理・運営への支援としまして、新規の
②マンション管理状況届出制度による、管理不全の兆候のあった
マンションへの調査、指導、助言等を行い、適正管理の促進につなげてまいります。
また、住まいの確保と居住支援といたしまして、新規の④見守り
サービス初回登録料補助制度により、さらなる入居支援に取り組んでまいります。
続いて二七ページ、二八ページです。公的住宅に関してで、公的住宅の改修工事について、今年度予定しておりました一部団地の改修工事は、延期による事業の見直しとしてございます。引き続き国の補助金を活用し、長寿命化による
コスト縮減に努めてまいります。
続きまして、二九ページから三〇ページになります。「豊かな
コミュニティ活動の発展と住民自治の推進」でございます。
地区街づくりの推進では、
地区計画等策定に係る業務委託を一部延期することで事業の見直しを行ってございます。各
総合支所街づくり課と連携のもと、
街づくり計画等の策定に向けた区民主体の取組を支援し、地域特性に応じた魅力ある
街づくりの推進に努めてまいります。
続きまして、三一ページから三三ページは、
ユニバーサルデザインの
まちづくり、そして三三ページから三五ページ、こちらは
建築行政関連の事務でございまして、
建築確認事務等による審査、検査、指導等を行い、安全な建築の誘導を進めてまいります。
最後に三九ページから四〇ページ、魅力あるにぎわいの
拠点づくりでございます。三軒茶屋駅
周辺地区街づくりの推進としまして、先ほど御説明しましたとおり
世田谷総合支所と
市街地整備課と共に、昨年度、区民、事業者が参加しました
まちづくり会議での成果を踏まえて、
素案づくりに取り組んでまいります。また、市街地再
開発準備組合の支援、助言にも取り組んでまいります。
都市整備政策部に関する事業の説明は以上でございます。
◎小柴
防災街づくり担当部長 続きまして、
防災街づくり担当部に関する
事務事業について御説明いたします。
四一ページを御覧ください。
実施計画の
重点政策「安全で災害に強い
まちづくり」から御説明いたします。
木造住宅密集地域の解消につきましては、右下に記載しております地区において、地域特性に応じて、四一ページの①から四三ページの④にかけた事業を活用してまいります。四三ページ記載の
不燃化特区制度につきましては今年度までとなっておりますが、東京都は取組の継続を表明しており、
次期エントリー地区について各
総合支所と連携して選定作業を進めます。
次に、建築物の耐震化の促進についてですが、計画期間が本年度までとなっております世田谷区
耐震改修促進計画の改定作業を進めます。
耐震支援制度として、四四ページ①から四六ページの⑧にかけて、これらの事業を展開してまいります。
次に四六ページ、狭あい
道路拡幅整備の促進でございます。幅員四メートルの道路整備を進めるとともに、一つの整備時期を捉えて近隣にも働きかけ、連続的な拡幅整備について推進してまいります。
続いて、がけ・
擁壁等防災対策でございます。がけ・
擁壁等防災対策方針に基づき、次のページにまたがる制度を活用して事業を推進します。また、避難路における
ブロック塀等の撤去工事についても、引き続き助成制度を活用して推進してまいります。
次に四八ページを御覧ください。空家等の対策でございます。著しく管理不全な空き家等の中で、区がこれまでに
特定空家等と判断した全八棟について、昨年度末までに解決が図られましたが、それ以外の管理不全な空き家等の対策を含め、世田谷区
空家等対策計画に基づき、各施策を着実に進めてまいります。
本事業では、本年度予算措置されている
行政代執行などの事業費について、
行政代執行予定案件が、昨年度末に所有者自ら解体したため、
緊急見直し対象事業として計上しております。
続いて、四九ページの
建築安全関連事務でございます。
違反建築物につきましては、引き続き是正指導に取り組んでまいります。
最後に、
駅周辺街づくりの推進につきまして、小田急線二駅について、
密集事業を活用して、各
総合支所の
まちづくりを支援してまいります。
防災街づくり担当部に関する事業の説明は以上です。
◎笠原 みどり33
推進担当部長 それでは、みどり33
推進担当部の
主要事務事業を御説明させていただきます。
まず、五〇ページをお開きください。
重点政策「自然の恵みを活かして小さなエネルギーで暮らす豊かなまちの実現」のうち、世田谷らしいみどりの保全・創出でございます。
世田谷みどり33の目標実現に向けて、みどりの
基本計画及び、生きものつながる
世田谷プランに基づき、区民・事業者と区の協働により、以降五三ページまでに記載の民有地のみどりの保全、農業公園に関する事業等について推進してまいります。
五一ページをお開きください。このうち、区民参加の植樹など、みどりに関するイベントや講習会の開催において、
緊急見直し対象事業といたしまして、せたがやガーデニングフェアの開催を休止する、また植樹祭の開催の休止、以上を決めております。
続きまして、五三ページをお開きください。同じく水環境の維持・増進の事業におきまして、来年度に延期が可能な特別保護区のしゅんせつ作業を見直し対象事業として計上してございます。
同じく五三ページ中ほどの「安全で災害に強い
まちづくり」事業のうち、公園・緑地の計画的な整備でございます。みどりの創出・保全を目指し、コミュニティ・憩い・スポーツ・災害時の広場機能を持つ公園・緑地の整備、再生を区民と協働して計画的に推進してまいります。
下段の五四ページを御覧ください。公園等長寿命化改修計画に基づく取組みでございます。老朽化する公園施設に的確に対応するため、財政負担の平準化と抑制を図りながら計画的な維持改修に取り組み、公園利用者の安全安心を確保してまいります。本事業では、道路拡幅事業や企業者工事の進捗等との関係から先送りが可能となった公園・身近な広場のアメンボ広場改修工事を
緊急見直し対象事業として計上してございます。こちらは五五ページの中段を御覧ください。公園・身近な広場改修、
緊急見直し対象事業でございます。
続きまして、その下段の五六ページを御覧ください。「
行政経営改革の取組み」でございます。五七ページにかけまして、寄附文化の醸成とふるさと納税対策の推進、また、クラウドファンディングの活用、公園を活用した税外収入の確保に取り組んでまいります。
みどり33
推進担当部に関する事業説明は以上でございます。
◎田中 道路・
交通計画部長 私からは、道路・
交通計画部の
主要事務事業について御説明いたします。
五八ページをお開きください。
重点政策の「安全で災害に強い
まちづくり」の道路ネットワークの計画的な整備でございます。本事業につきましては、せたがや道づくりプランに基づき計画的に取り組んでまいります。まず、都市計画道路用地取得でございます。資料記載のとおり、約三千五十六平方メートルの用地取得を予定しております。
緊急見直しとして、用地取得の先送りがございます。
続きまして、その下、主要生活道路用地取得でございます。記載のとおり、用地取得面積約五百二十二平方メートルを予定しております。
次に六〇ページをお開きください。六〇ページの地先道路用地取得でございます。用地取得面積、約八百八十三平方メートル、その下、地先道路築造、延長約二百四十メートルを予定しております。
緊急見直しとして、築造工事の延期などがございます。
なお、地先道路の整備計画と用地取得につきましては、五地域の
総合支所がそれぞれ担当し、築造につきましては土木部が担当いたします。
最後に、六一ページでございます。地籍調査事業でございます。今年度につきましては、資料記載のとおり、新規三地区を含めた六地区で地籍調査事業を進めてまいります。
緊急見直しとして、新規二地区において規模縮小をいたします。
道路・
交通計画部、その他の
主要事務事業は、記載のとおりです。
道路・
交通計画部の説明は以上でございます。
◎関根 土木部長 それでは、私からは、土木部に関する
主要事務事業について御説明いたします。
資料六二ページを御覧ください。豪雨対策の推進でございます。豪雨対策行動計画に基づき、流域対策として、雨水浸透施設や雨水タンクの設置助成を行ってまいります。そのほか、道路などにおいて雨水貯留浸透施設の整備を推進する一方で、透水性舗装の清掃を規模縮小するなど、事業の見直しを行いながら進めてまいります。
続きまして六三ページを御覧ください。道路ネットワークの計画的な整備でございます。主要な生活道路の築造として、下北沢駅前広場の仮整備等を、地先道路築造といたしまして、東北沢駅前広場、世田谷代田駅前広場の築造工事等を実施いたします。なお、当事業においては、仮整備や測量、設計等を、記載の内容のとおり推進する一方で、見直し可能な整備については、規模縮小または延期しながら進めてまいります。
続きまして、六五ページを御覧ください。水防対策でございます。昨年の台風第十九号の被害を受け、浸水被害の検証、風向風速計の増設、土のうの備蓄強化などに取り組んでまいります。また、令和元年度からの繰越明許事業として、排水ポンプ車二台や救命ボートの導入、土のうステーションの増設、多摩川専用の土のう倉庫の設置等も進めてまいります。
続きまして、六六ページを御覧ください。エコ区役所の実現と環境に配慮した公共施設整備です。街路灯の消費電力縮減のため、小型、大型水銀灯及び蛍光灯のLED化を進めてまいります。
続きまして、六七ページを御覧ください。無電柱化の推進でございます。無電柱化整備五カ年計画に基づき、世田谷区役所通りをはじめとした区内各所の無電柱化を進めてまいります。
続きまして六八ページを御覧ください。
連続立体交差事業等による安全安心の
拠点づくりでございます。京王線の連続立体交差事業に関連し、側道整備等を進めてまいります。
続きまして七〇ページを御覧ください。橋梁長寿命化修繕計画に基づく取組みとして、野川の上野田橋外の補修工事や、区内四十六の橋梁の定期点検を実施いたします。
土木部、その他の
主要事務事業については記載のとおりでございます。
土木部に関する事業の説明は以上です。
○
河野俊弘 委員長 それでは、御質疑がありましたら、どうぞ。
◆
真鍋よしゆき 委員 本来ですと、
主要事務事業について個々お尋ねすることは委員会でも控えていたんですけども、その前に
緊急見直しの総論の説明がありまして、この
都市整備領域の中では、
主要事務事業の見直しのところで詳しく説明を受けるということでありましたので、あえてここで、異例ですけれども、こういう緊急の見直しですので、質問させてもらいたいと思います。
それで、
緊急見直し対象事業と表記するという中身で、休止・先送り・規模縮小等の見直し対象事業ということで、今ずらっと説明を受けたんですけれども、具体的には、例えば京王線の連続立体交差事業に伴う
駅周辺街づくりの計画の事業が、それぞれ、明大前、下高井戸、烏山等、この
緊急見直し対象事業に記載されているわけです。文字どおり読むならば、中止・先送り・規模縮小、これをやっていて開かずの踏切が直るのかな、今、都市計画の決定を受けて、それぞれの地権者が大変な思いをされていて、代替地も決まっていなくて、どうなることやらという中で、一生懸命それぞれで協議をされているところで、それらの事業が
緊急見直し対象事業と、こうやって冠がついてしまって大丈夫かなと率直に思うんです。このことについて区はどのように考えているのか、まずお尋ねします。
◎髙木
北沢総合支所長 この間、コロナ禍の中で、四月から六月、今月にかけまして、地元に入るとか、そういった懇談会をするとか、そういうことを計画しながら住民参加でやってきてございますが、その部分が、今回手をつけられないという状況になってしまいました。私たちといたしましては、この状況下が終わりましたらば、地元に入りつつ事業を進めていくということで準備はさせていただいておりますが、その間の委託作業等についての若干の部分のお金、委託料が削減、払えないという状況になっておりまして、その部分が今回お金として縮小するという状況になってございます。
ですので、できなかった部分は期間として発生しておりますが、事業というのは、この事業が終わりましたら、工夫しながらしっかり進めていくということで準備はさせていただき、遅れることのないように、これから一層スピードを上げるなど工夫をしながら進めていきたいということでやってございます。
◆
真鍋よしゆき 委員 今の説明で、そういう形で、もう支出が伴わない時期があった、だから、それを計上しているということならば、理解できるんですけれども、このことが尾を引いて、結局は、小田急の例でも、工期が決まっていても、どんどん先延ばしになっていって、なかなか開かずの踏切はなくならなかったという例もあるので、このことについては、それぞれの方々の人生をかけた、大変な思いをされている部分ですので、今言われたとおり工夫をしてやってもらいたいと思います。
それから、それと同じような形で二つばかり気になったんですけれども、例えば都市計画道路を整備するに当たって、
地区計画等を策定しなければ、今、用途地域の一斉見直しもしていません。これからあるのかもしれませんが、それで、例えば、たしか補助五四号線の中にあったと思いますが、これも、やろうと思った会議ができなかったので、その部分を計上しなかったというのは分かるのですけれども、前にもお話ししましたけれども、これは東京都が整備をしていて、用地買収も都がやっているのですけれども、残地について建蔽率、容積率が上がるから協力してよと言いながら、実際は四〇の八〇のままで、世田谷区が今、一生懸命そこの地区の計画を立ててくれて、沿道計画をつくって、建蔽率、容積率を変えていくと。それによって残地が整備されていくだろうということで、住民の方々も世田谷区に期待しているのですが、それが
緊急見直し事業となっているのですが、その辺のところの今までのいきさつを考えても、ここに書かれているとおり、縮小、先送り、休止みたいにされたら困るのですけれども、この辺の考え方はどうなのでしょうか。
◎畝目
都市整備政策部長 都市整備の領域の中でも、
緊急見直しの中で、今お話がありました、それぞれ現在進めている
地区計画、それから地区
街づくり計画等の策定業務の中で、見直しに載っかっているところがあります。これも先ほど
北沢総合支所長のほうからもお話がございましたが、この間、区民とのワークショップですとか、意見交換ですとか、説明だとか、そうした場がなかなかできなかったというところがございます。こうしたところについて削減というところがございます。
あと、今現在進んでいるところについて、今回の見直し対象というところでは区民への影響がある安全性、それから緊急性、こうしたものを踏まえた中で検討するとになってございます。今まさに進んでいるところ、継続しているところについては、事業と相伴いまして、
まちづくりを進めているところになりますので、今回のコロナの事情等が解消された後には進めていくという形になってございます。現在も、こうした中で、各
総合支所街づくり課においては、それぞれの
まちづくりの地域について検討は進めているところでございます。
◆
真鍋よしゆき 委員 今お答えいただいたような形で進めてもらいたいと思います。
それから、例えば五八ページに、都市計画道路の用地取得で、見直し内容で、用地取得(延期)一か所とありますけれども、これも、もうちょっと説明を聞けば、多分分かるんだと思いますが、せっかく相手も同意されていて、用地買収にこぎつけたけれども、こういう
緊急見直しでお金がないから先送りするというのでは困るわけで、今はいいかもしれないけれども、先にいったら気持ちが変わるかもしれないし、万が一相続でも起きたら大変なんだけれども、そういうことではなくて、この用地取得を見送っていても事業は大丈夫だということなんでしょうか。
◎田中 道路・
交通計画部長 用地取得の先送りにつきましては、地権者の皆様の生活再建がかかってございますので、相手方の状況をよく踏まえた上で判断することが必要でございます。このたびの見直しにつきましては、地権者との調整状況を踏まえ、先送り可能な事業について取り急ぎ抽出したものでございます。
◆
真鍋よしゆき 委員 今緊急に行っている事業を、どこを縮減できるかということや、物理的に経費がかからなかったわけで、その部分はカットできたということは分かるんですけれども、大きな考え方として、それこそ相手があること、相手の私権を制限すること、また生活再建をすること、例えば朝の一時間で五十何分も閉まっている踏切を一刻も早くなくすこととかなどというのは、誰もが、こういう緊急事態だけれども、一刻も早く直してもらいたいという思いがあると思うんですよ。
これは私の個人的な持論ですけれども、逆に都市計画道路などで、幅員が計画どおりの十五メートル、十六メートルないかもしれないけれども、例えば十二メートル、十一メートルあります、歩道と車道が分離されていますという、いわゆる概成ね。これまでも世田谷区は、これからもそれをやるんだ、これからも整備するんだと言っているけれども、例えばこういうチャンスで、道路はつながって初めて生きるわけですよ。そうすると、それなりに概成の道路があるならば、それを生かしてつなげていくと。では、そういうところはもうこの際、何十年も私権を縛っているのだから、この際、今回こういう事態が起きたのだから見直していくとか、何か大きな筋を立てて、こういうものはこうしますよ、こういうものがこうしますよと、何か大きな物差しがあって、我々にも説明してくれて、その下でこういう見直しをするんだというような、何か一つの基本的な大きな考え方というものが私は必要だと思うんです。そういう中で、では、どういうふうに事業を見直していくかというのはあると思うのですけれども、そのような検討はされているのでしょうか。
◎田中 道路・
交通計画部長 今後、せたがや道づくりプラン、また見直しの時期がやってまいりますので、そういったときには、そういった委員おっしゃったことも踏まえて検討してまいりたいと考えております。
◆藤井まな 委員 さっきの報告の紙と、今の説明の紙を見比べて質問をしたいんですけれども、見直し状況について別紙1で道路・土木臨時的経費と道路・土木経常的経費、両方合わせると大体二億八千万円ぐらいになるのですが、これが、この
都市整備委員会の所管の現在の見直しによる効果額の合計が二億八千万円ぐらいだということでよろしいのですか。
◎清水
都市計画課長 こちらは、二億八千万円のほかにも、新
実施計画に掲げているものも幾つかございますし、例えばこの別紙1の中では、空き家等の地域貢献活用助成金の縮減ですとか、その他の空家等対策事業
行政代執行の件、地籍調査等も入っておりますので、ちょっとこの資料の中では、端的に
都市整備の部分が幾ら効果があったかというのがちょっとお示しできておりません。
○
河野俊弘 委員長 もう少し大きい声でお願いします。
◎畝目
都市整備政策部長 当初予算において、今こちらに載せているものについては、見直しの項目、
主要事務事業の中でのものですとか、
実施計画の中に入っているものになってきますが、そのほかにも特定財源ですとか一般財源等を含めた中でいきますと、削減額としましては、トータルで約四億九千万円ぐらいの計算になってございます。
◆藤井まな 委員 では、今、現時点で削減額が大体四億九千万円ぐらいだということなんですけれども、これに見直し状況についてと書いてあるということは、今後もっとこの削減額を大きくしていくのか、もしくは全体で、
都市整備委員会の所管だけで目標があるのかどうかは分からないですけれども、各所管で見直し額の目標があるのか、教えてください。
◎清水
都市計画課長 現時点では財源不足の幅が読み切れませんので、金額はちょっと想定できないんですけれども、八月の財政見通しを示す中で、財源不足を埋めなければならない幅が明らかになるということで、コロナの経済への影響をどこまで把握できるかは、ちょっと不明な点はありますが、八月の財政見通しを示すまでに詰めてまいります。
◆藤井まな 委員 あと、これを見ていると、主な
緊急見直し内容とかで、補助一五四号線の用地取得の先送り一千四百万円と、多分これが、さっき真鍋さんもおっしゃっていた五八ページの用地取得の延期とかになるのだと思うのですけれども、つまりこれは一か所一か所削減内容、見直し内容の細かな金額が出ているけれども、ここには書いていないという理解でよろしいのですか。
◎清水
都市計画課長 委員のおっしゃるとおりでございます。
◆藤井まな 委員 今後、第二回定例会とかもありますし、ぜひともそういった数字が、細かい数字が分かるような形にしていただいて、我々にもそういった議論の詳細が分かるような数字をぜひとも出していただきたいということを要望しておきます。
◆中里光夫 委員 都市計画道路の土地の用地取得、
緊急見直し対象ということで議論になっていますけれども、やはり
リーマンショックをはるかに超える大きな財政的な負担というか、問題になるという中で、事業を縮小して、経費を削減していく、財源をつくるというのは非常に大きな問題だと思っていて、その中でも特に用地の取得、土地を買うというのは、非常に金額の張る大きなものなので、ここは本当に真剣に取り組んでいく必要があると思います。地権者の方の生活再建であるとか交渉の経過等々も当然あるでしょうけれども、土地の取得の見直しの方針ということで出ていて、都市計画については一か所ということですけれども、今後さらに見直しの対象、地権者との交渉も進めて、延期できるものは延期するということで、これをさらに延期を進めていくという考えがあるのかどうかを確認したいと思います。
◎田中 道路・
交通計画部長 先ほど、取り急ぎ抽出した一か所について御説明させていただきまして、今後、新型コロナウイルスの感染拡大が収まって、地権者の方々との交渉が再開できる見込みですので、まずは相手方の生活再建を優先した上で、また道路整備等の事業
スケジュールなども踏まえて、引き続き事業休止可能箇所の追加等について検討し、総合的に判断してまいります。
◆中里光夫 委員 交渉を進めて、さらに延期、縮小を追求、しっかり進めていただきたいと要望しておきます。
それから、このコロナの関係で、住民参加の
まちづくり、世田谷は本当にこれを大事にしてきて、いろいろ進めてきたと思うのですが、説明会であるとか、ワークショップであるだとか、そういう機会が今全部できなくなって、いろいろ止まっていると思うのですが、今後この住民参加を進めていく、いろいろ住民の意見、意向をしっかりと聞かなければ進まないものばかりだと思うのですけれども、そこはどのように進めていこうと考えているのでしょうか。
◎笠原 みどり33
推進担当部長 住民参加、ワークショップは、うちの領域それぞれの部署でやっておりますけれども、例えばみどり33
推進担当部で、先ほど用地取得の件で御案内した玉川野毛町公園、今、
基本計画を策定しているところなんですが、実は今年の二月に実施予定だった最終回のワークショップ第三回が延期になっております。委員お話しのとおり、このワークショップで区民の声、また地域の声を集めながら計画づくりをしておりますので、ここでいろいろ考えましたけれども、そのワークショップを飛ばして絵をつくって、それで合意に持っていくということではなくて、この後のコロナの状況にもよりますけれども、何とかワークショップの開催を前提として、そして感染予防対策を取りながら、少しずつでも住民参加の機会を取り戻していって、その後、自由度が増すにつれて、事業についても加速していって、何とかそれぞれの事業を
スケジュールどおり進めていきたい、そういったところを現在模索している最中でございます。
ただ、基本的考え方としては、お話のとおり住民参加や説明会、これは、実際に開けるかどうかは個々の事業によって違いますけれども、それに代わるものも考えながら進めてまいりたいと思っています。
◎髙木
北沢総合支所長 駅周辺の
まちづくりにつきましては、地域の方々の盛り上がりが非常にあった部分で、こういった状況下になっております。ただ、地域の方々との対話につきましては、なるべく絶やさないようにということで、大きな集まりは持てませんけれども、例えばZoom会議を一部で活用したり、あとは、今後になりますけれども、ワークショップなり大きな説明会などを開けない状況下では、なるべく情報をこちらから出すというような工夫もこれからしていくということで、今考えております。
この間、Zoom等をやれるような方々等も出てきておりますので、今後そういったことも、一部の方々にはなりますけれども、まちの方々とやりながら、また、大きいそういった説明会、懇談会等もうまく活用しながらやっていくという手法を今後工夫して取っていきたいということで、今取り組んでいるところでございます。
◆中里光夫 委員 住民参加を大事にするということで、いろいろ工夫もされているということですけれども、さらに進めて、こういう状況だから、住民の声を聞かずに進めてしまうということのないように、ぜひ進めていただきたいと思います。
それから、質問は替わりますけれども、住宅耐震化の計画が今度改定になるというお話だったのですけれども、耐震化は非常に遅れているという印象があるのですけれども、たしか耐震化率は九五%を目指している計画だと思うのですが、現状到達がどうなっていて、次回の計画はどのようなことを考えているのか、簡単に説明してください。
◎小柴
防災街づくり担当部長 今、御質問があったのは耐震化促進計画の改定だと思われますけれども、今現在、前年度までの達成率を検証している最中です。次期計画については今年度いっぱいでつくる予定でおりますので、その検証終了後、東京都が今、同じ計画を、見直し作業をやっているので、それらの整合性も含めて、年度途中で、また議会に御報告できればと思っています。
◆佐藤弘人 委員 円滑な議事運営への協力の意味で、要望にとどめますけれども、るる御説明していただいた
事務事業の見直しということでくくられているのですけれども、この見直しの中身が非常に重要で、この間やむを得ずできなかったというケースもあるし、それから、一旦延期もしくは休止で、これはいずれやるという前提だと思います。
ただ、そうはいっても、これからどういった状況になるかというのを大体、私は個人的に思うには、例年であれば収納されてくる税などが、特に今、確定申告も期間がずれれば、その方の税金が確定しないと。確定しなければ、住民税から国民健康保険料から介護保険料まで全て確定しなくなる。だんだんキャッシュが確保できない。事業は進めたくてもキャッシュが確保できないといった中では、やむを得ずもう中止とか、それは事業を廃止するということも当然出てくると思うのですね。
ですから、そういった、単に見直しというくくりだけではなくて、中身もしっかり表していただきたいということなのですね。これも私の個人的な意見ですけれども、今はなかなか経済的に厳しい状況だからこそ、私としては公共事業は、そういうときだからこそしっかり進めていくべきだと。投資をしていかないと、これは公共から経済的な投資をしていかない限りは、経済は回復していかないと思っておりますので、ぜひ歩みを止めないでいただきたいと言いつつも、これは財源が確保できなければ、やむを得ないということもあると思いますから、そこら辺の見極めをしっかりしていただいた上で情報をまとめていただいて、そういった中身を明記をして、私たちにも示していただきたい、そこからいろいろな議論をさせていただきたいと思っていますので、これは要望としてお願いをしたいと思います。
○
河野俊弘 委員長 ここで理事者の入れ替えを行いますので、しばらくお待ちください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に、(4)
下北沢駅南西口西側区間における
小田急線上部利用等の施設整備について、理事者の説明を願います。
◎岸本
北沢総合支所拠点整備担当課長 下北沢駅南西口西側区間における
小田急線上部利用等の施設整備につきまして御説明させていただきます。
小田急線の上部利用につきましては、上部利用計画に基づき、世田谷代田駅周辺及び東北沢駅周辺においては、通路、緑地、小広場などの整備が本年度をもって完了予定となっており、今後は下北沢駅駅前広場を含めた下北沢駅周辺の施設整備を順次進めてまいります。
また、小田急電鉄の施設につきましても、世田谷代田駅東側の宿泊施設や東北沢駅西側区間における商業施設や宿泊施設などにつきましても、年度内の完成予定となっており、区施設同様に、今後は下北沢駅周辺の施設整備が主となってまいります。上部利用における連続した歩行空間の整備などに向け、駅
南西口西側区間の整備に着手する旨、報告させていただきます。
お手元の資料の裏面、別紙を御覧いただけますでしょうか。下北沢駅周辺の今後の整備
スケジュールなどになってございます。これまでの経過や今後の
スケジュールなどにつきましては、こちらの別紙を基に御説明させていただきます。
下北沢駅周辺につきましては、今年度、駅前広場の整備に着手し、地盤面の掘削工事や公共下水道新設工事などを進めてまいります。また、下北沢駅南西口におきましては、青色波線で囲っているエリアでございますが、小田急電鉄による立体緑地の機能を有した施設整備が始まる予定となってございます。
下北沢駅南西口の西側区間につきましてのこれまでの経過といたしまして、平成二十七年度に小田急線上部利用計画を策定し、立体緑地の計画期間として位置づけており、これまで立体緑地整備に向けた地域との意見交換などを重ねてきたところでございます。ですが、生活環境や景観上からも改善を求める御意見や、駅南西口前にも、にぎわいのある広場空間を求める多くの声などが寄せられてきたところでございます。
その後、地域の方々や鉄道事業者である小田急電鉄との意見交換などを重ね、民間に委ねる事業上のメリットなどについても検討を行った結果、この立体緑地の駅南西口に接続する一部区間、青色破線の記載があるところにつきましては、事業主体を区から小田急電鉄へと変更することにつきまして、平成三十一年二月の本委員会において御報告させていただいたところでございます。
その後、事業主体の変更に向け、小田急電鉄とはこの間、整備後の管理のあり方や費用負担も含めた詳細などについて協議調整を行ってまいったところでございます。
また、小田急電鉄が整備する施設の先の区間、別紙で言うところの鎌倉通りから換気棟にかけての暫定整備区間と記載しているところでございます。こちらにつきましては、引き続き区にて立体緑地の延伸整備を行う計画となっているところでございますが、延伸整備に当たりましては、鉄道事業者を含めた地域との細やかな協議調整等が必要であり、整備に着手するには一定の時間を要する状況となってございます。
一方で、小田急電鉄による駅南西口の施設整備は、令和三年度の完成予定となっていることも踏まえ、立体緑地整備の準備が整うまでの間について、駅からの連続的な歩行空間などの確保を図るとともに、小田急電鉄施設開業に合わせた、
南西口西側区間における上部施設の利用開始に向けて、濃い緑で記載している通路整備に併せまして、薄緑色で塗られている部分、凡例では緑地・小広場と記載しているところにつきましては、暫定形態での整備に向けた設計等の準備を進めてまいりたいと考えております。
今後の予定につきましては、今年度、小田急電鉄と
南西口西側区間の施設整備につきまして、覚書もしくは確認書などを取り交わし、小田急電鉄との連携をもって、立体緑地計画区間の一部について整備完成を図っていくとともに、通路整備並びに緑地・小広場などの暫定整備に向けた設計等の準備を進めてまいります。そして来年度、小田急電鉄施設の整備進捗を踏まえながら、区施設の整備を進め、
南西口西側区間の上部施設の利用開始を目指してまいります。
○
河野俊弘 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
◆中里光夫 委員 南西口の部分で、小田急が立体緑地機能を有する施設を造ってというお話ですけれども、当初の計画から変わってきていて、当初この立体緑地の下は全部駐輪場になるということだったかと思うのです。この計画変更で、当初の確保を予定していた駐輪場の台数は確保できるのかということと、それから小田急の商業施設が隣接して造られるという、ここの部分は小田急の商業施設ということですから、その施設の設置義務のある駐輪場も併せた部分をきちんと確保できるのか、どうなのでしょうか。
◎岸本
北沢総合支所拠点整備担当課長 商業施設に伴う附置義務台数、まずこちらにつきましては、駅舎、商業施設の分がおよそ八十四台というようなところを伺っているところでございます。また、駅南西口、この青色破線で記載されているところの商業施設の附置義務台数につきましては、現在まだ届出が出てきていない状況なので、台数的にはまだ未定となってございますが、届出をもって担当所管と連携し、この連立事業に伴う七百台と合わせた形で、事業者の責務として設置していただけるよう指導、協力要請を引き続き行ってまいります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に、(5)東京都
屋外広告物条例の一部改正に伴う
申請手数料の追加について、理事者の説明を願います。
◎小田代
建築調整課長 標記の件ですが、1主旨でございます。区では、特別区における東京都の事務処理の特例に関する条例に基づきまして、東京都
屋外広告物条例に係る事務を行ってございます。このたび、オリンピック・パラリンピックの機運醸成にプロジェクションマッピングが活用されることなどに対応するため、
屋外広告物条例の一部が改正されまして、広告物の種類として、プロジェクションマッピングが位置づけられ、同条例第二十九条で許可
申請手数料が追加されました。これに伴いまして、世田谷区手数料条例の一部を改正するものでございます。
なお、本件につきましては、総務部より令和二年第二回定例会に御提案いたします。
2の改正内容でございますけれども、屋外広告物許可
申請手数料といたしまして、プロジェクションマッピングということで、(1)が、面積が千平方メートル以内のものにつきましては、面積五平方メートルまでごとにつき三千二百二十円、面積が一千平方メートルを超えるものにつきましては六十四万四千円となってございます。こちらについて手数料額の項目に追加するとともに、項ずれに伴う規定の整備を行います。
3施行予定日でございますけれども、東京都の条例施行日に合わせまして、令和二年七月一日としてございます。
4が条例の改正新旧対照表でございますけれども、別紙のとおりでございまして、別紙のほうを御覧ください。左が改正後、右が改正前となってございます。先ほど御説明いたしましたプロジェクションマッピングにつきまして3番に入れてございます。その他、4番以降は、3番を入れたことに伴いまして項ずれということで生じてございます。
説明は以上です。
○
河野俊弘 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に(6)その他ですが、何かございますか。
◎清水
都市計画課長 昨日、東京都から都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、いわゆる都市計画区域マスタープランの改定原案の縦覧、公聴会開催についてプレス発表がございましたので、口頭で御報告させていただきます。
本年二月の当委員会において、都市再開発の方針改定に関する御報告をしておりますが、東京都は「未来の東京」戦略ビジョンや都市づくりのグランドデザインで示す都市像や将来像の実現に向けて、都市計画に関する各種方針等の改定を予定しておりまして、都市計画法に基づく都市計画区域マスタープランはその一つでございます。
今後の予定としましては、七月一日から十五日まで、原案の縦覧及び意見書の受付、八月十三日から、公聴会の開催、令和二年度末の決定を予定しているとのことでございます。
プレス発表の資料は、後ほどポスティングをさせていただきます。
○
河野俊弘 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
河野俊弘 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 次に、2協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、第二回定例会の会期中であります六月十六日火曜日の、時間については、同様に午前九時から開催予定としたいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○
河野俊弘 委員長 それでは、次回委員会は、六月十六日火曜日午前九時から開催予定とすることに決定をいたします。
以上で協議事項を終わります。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○
河野俊弘 委員長 その他、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
河野俊弘 委員長 特にないようですので、以上で本日の
都市整備常任委員会を散会いたします。
午前十時十一分散会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
署名
都市整備常任委員会
委員長...