世田谷区議会 > 2020-03-23 >
令和 2年  3月 企画総務常任委員会-03月23日-01号
令和 2年  3月 予算特別委員会-03月23日-08号

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  1. 世田谷区議会 2020-03-23
    令和 2年  3月 企画総務常任委員会-03月23日-01号


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    令和 2年  3月 企画総務常任委員会-03月23日-01号令和 2年  3月 企画総務常任委員会 世田谷議会企画総務常任委員会会議録第三号 令和二年三月二十三日(月曜日)  場  所 第一委員会室  出席委員(十名)    委員長         加藤いき    副委員長        羽田圭二                おぎのけんじ                山口ひろひさ                河村みどり                津上仁志                桃野芳文                つるみけんご                そのべせいや                青空こうじ  事務局職員    議事担当係長       岡本俊彦    調査係主任        阿閉孝一郎  出席説明員    副区長          宮崎健二
      政策経営部    部長          中村哲也    財政制度担当参事    松永 仁    政策企画課長      松本幸夫    経営改革官民連携担当課長                中西成之    副参事         岡部尚徒   総務部    部長          田中文子    総務課長        菅井英樹   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 新型コロナウイルス感染症に対する区の対応について   (2) その他  2.閉会中の特定事件審査調査事項について  3.協議事項   (1) 次回委員会開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午後六時五十九分開議加藤いき 委員長 ただいまから企画総務常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤いき 委員長 本日は、報告事項聴取等を行います。  それでは、1報告事項聴取に入ります。  (1)新型コロナウイルス感染症に対する区の対応について、理事者説明を願います。 ◎松本 政策企画課長 新型コロナウイルス感染症に対する区の対応について御報告いたします。  まず、1の主旨ですが、区は、新型コロナウイルス感染症への対応について、この間、感染拡大防止取り組み区民生活等への支援を行ってきました。その主な取り組みを改めて整理し、御報告するとともに、今後の新たに取り組む対策や、大幅な減収が見込まれる区財政への影響を踏まえた対応等検討状況について御報告するものです。  2のこの間の主な取組みですが、まず、(1)の感染拡大防止取り組みについては、国内における感染状況や国の要請等を踏まえまして、①の区立小中学校休業対応を初め、②の区立小中学校卒業式等対応、③の一部施設利用休止、④の区主催イベント延期中止など、記載のとおり取り組んでまいりました。  二ページをごらんください。(2)の区民生活地域経済に対する支援については、新型コロナウイルス感染症による影響を踏まえ、①の社会保険労務士による臨時労働電話相談実施や、②の学校休業期間中の緊急的なお弁当配達事業実施、③の四月入園に内定した保護者への対応について、記載のとおり対応しているところでございます。  次に、3の今後新たに取り組む対策ですけれども、(1)の取組みを決定したものですが、学校休業期間中の区立中学校校庭活用について、区立小中学校休業により、子どもたちが運動する場を提供する必要が高まっていることから、三月二十四日から区立中学校校庭活用し、子どもの居場所、運動の機会を確保してまいります。  (2)の現在検討中の取り組みについて、その検討状況ですが、まず、①の区立小中学校授業等実施について、三月十九日に行われました政府専門家会議見解や、全国一律という形での学校休業は求めないとする政府見解区内における新型コロナウイルス感染症状況等を踏まえまして、春季休業期間終了後の授業入学式等の取り扱いについて、現在検討しているところでございます。  ②の学校休業期間中の緊急的なお弁当配達利用に対する継続的な支援について、今年度から開始しております既存の子ども配食事業をこの機会に広く周知し、春休み以降について、引き続き家庭の経済的な理由や保護者病気等により、昼食を食べることが困難な状況にある場合には、子ども家庭支援センターにおいて同事業活用を図り、必要な支援実施する方向検討しています。  ③の仮称ですけれども、世田谷コロナウイルス感染症対策緊急融資実施について、新型コロナウイルス感染症影響を受ける区内中小事業者支援のため、区独自の融資制度実施に向けて、融資利率信用保証料等実施内容について現在検討しているところでございます。  ④の区主催イベントについて、四月に開催予定イベントについては、延期中止のほか、規模縮小を含め、引き続き慎重に判断する方向検討しています。規模を縮小して実施する場合でも、三月十九日の政府専門家会議で示している換気の悪い密閉空間、人の密集、近距離での会話や発声の三つの条件が重なる場合や場面を徹底的に回避する対策を行う必要があると考えています。  三ページの⑤の社会福祉施設医療機関に対するマスクの配付については、ア)の東京都の備蓄等マスクや、イ)の区の備蓄マスク活用し、区内社会福祉施設医療機関マスクを順次配付する方向で調整をしています。  (3)の生活福祉資金貸付制度における緊急小口資金等特例貸し付けについてですが、こちらは東京社会福祉協議会事業となります。低所得世帯等に対して、生活費等の必要な資金貸し付け等を行う生活福祉資金貸付制度実施しておりますが、貸し付け対象世帯を拡大し、休業失業等により、生活資金が必要となった方を対象に、緊急小口資金等特例貸し付けを三月二十五日より実施する予定であり、区では、ぷらっとホーム世田谷で受け付けと相談対応してまいります。  そのほか、ここに記載のほか、今後、国や都が行います経済対策等支援策区民生活区内事業者への影響等を踏まえまして、必要な対策検討し、議会のほうに御報告、御相談させていただきたいと考えています。  4の区財政への影響を踏まえた対応についてですが、新型コロナウイルス感染症影響により、今後、特別区税や特別区交付金の大幅な減収が見込まれます。新聞報道等ではリーマンショックを超える影響も懸念されており、区といたしましても、早急に検討を行ってまいります。  まず、(1)の事務事業中止延期について、新実施計画事業を含めた事務事業の見直しの方針を早急に取りまとめ、令和二年度の事務事業について中止延期判断してまいります。  また、(2)の施設整備延期について、今後、改築改修予定しております公共施設のうち、利用者安全性区民生活への影響等を考慮して、改築改修延期の可否を判断してまいります。これらにつきましても、まとまり次第、議会のほうに御報告、御相談させていただきたいと考えております。  御報告については以上です。 ○加藤いき 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桃野芳文 委員 予算委員会の中でも、きょうも我々は大庭幹事長コロナ関係も質問したんですけれども、区民に対してメッセージを出すときに、区がどういう考え方をしているのかというのを早目早目に出していったほうがいいと思うんですよね。国が何か判断したときに、世田谷区はこうしますというふうに決めて発信しているように、多分区民の方からすると見えているんだと思うんですよ。国が発表したことに対して区が追っかけていくというふうに見えていると思うんです。  きょうの宮崎区長答弁を聞くと、いや、そうじゃなくて、中でもいろいろ考えているんだと、事前に考えているんだというような答弁がありましたけれども、そうであるならば、例えば高校野球の春の選抜をやるかやらないかというあの発表を高野連がしたときに、無観客試合でやるということをベースに考えながら、もしかしたら、今後中止という選択肢もあり得るよというような発表をしたというふうに思うんですけれども、ああいう形で、現時点ではこういうことを考えているけれども、今後、状況が悪化したらこういうこともあり得るとか、そういう早目早目区民皆さんメッセージを出していったほうが伝わりやすいんじゃないかなというふうに思うんですよね。  私も最近よく御相談を受けるのは、卒業式に出たかったけれども、親が一人しか出られなくて残念だったと、寂しかったという思いとともに、今度入学式はどうなるんだろうと、入学式ももしかして出られないのかなみたいな話もやっぱり意見として寄せられるんですよね。そういうときに、今現時点では世田谷区はこういう考え方をしていて、状況の変化によってはこういうこともあり得るというようなことが何か情報として出していければ、皆さんそれなり準備できることは準備するだろうし、心の準備準備なのかもしれないですけれども、何か皆さん手を打てるところはそれぞれが打っていける部分もあると思うんで、そういった意味早目早目にぜひ情報は出していっていただきたいなというふうに思います。これは意見です。 ◆山口ひろひさ 委員 この中で、いわゆる中小企業に向けた部分ですとか、あと生活困窮の方への融資貸し付けというのが出ていますけれども、国でもまだ議論の中で、決まっているわけじゃないんですけれども、結局、借りた分は返さなくちゃいけないわけじゃないですか。国でも、本当に今回の場合、困窮した場合は、貸し付けは当初するけれども、返済を免除するという部分まで――決まっていないですよ――考えているというようなところがあるんですけれども、区のほうではそういった部分に関しては検討されていますか。 ◎松本 政策企画課長 融資につきましては、まだ現在、検討段階のところでございまして、こちらの資料の二ページのほうに記載のようなところで考えているとこでございますけれども、具体の利率であるとか、保証料等、そういった詳細につきましては現在まさに検討しているところでございます。国等融資制度なども見ながら、また、区内状況も見ながら、区としてどういうふうにしていくかというのを考えたいと思っております。 ◆山口ひろひさ 委員 ごめんなさい、国でもまだ議論中のことですけれども、例えば国が本当に困窮した場合に、その免除をするという体制をとった場合に、区でもそれに倣うという可能性もあるという理解でよろしいでしょうか。 ◎宮崎 副区長 国のほうがそこまで踏み込んでくれば、世田谷区民だけが国の制度設計に乗れないというのは、これはおかしな話ですから、それは何とか切りかえたいと思います。  今現在ここで示しているのは、一つは、事業主向けのほうは、もう各自治体はほぼ出そろった状態になっていまして、特に中小企業の逼迫した状況というのは刻々と悪化しているというのはわかっていますので、これはなるべく早く打ち出したいという意味では、理想的には、国の制度設計を、朝も答弁しましたけれども、ある意味詳細部分を今待っている状態なんですが、今示されていないのと、先般の首相の発言ですと、この大がかりな話は、多分四月以降の分のところに回そうとしているのかなというのは想像がつくので、これではさすがにちょっと区としても待っていられないという踏み切り方をしたい。ですので、さっき言ったほかの状況と、世田谷区にもリーマンのときに大体二千五百件ぐらい動いたんで、この辺の状況もつかみながら、ほぼ同規模か、それよりも少し長期にわたって見なきゃいけないのかということの組み合わせを今検討させていただいて、そこで対応していきたいと思っています。  また、山口委員がおっしゃっていただいたように、国がもし乗っかってきたら、これはできれば、区としては、単費というよりは切りかえたいと思うんですけれども、これにも融資関係で難しいのは、区民の方がどこと契約をするかというふうなことで、乗りかえてほしいという気持ちは何とか伝えたいですけれども、必ずしも義務はしょわないんで、その出し方はちょっと慎重にしたい。これが一つです。  それから、個人のほうが今もう既に動いている話で、これは都社協のところを言っているわけですけれども、ここの部分の額が、今既に保健福祉センターのほうにいろいろ御紹介をいただいている。この中に、先ほど来議会で出たフリーランスとか、そういう方々も、今までほとんどこちらに来られなかった方が今相談に来ているという状態の中の、今後、逼迫した状況からすると、なるべく早く手を打ちたいということと、これは東京都も早く動きそうだということなんで、そこは何とか組み立てを早くつくって、早くメッセージを出してあげないと、本当に疲弊してきてしまうというような状況となって、そんなふうに今ちょっと使い分けをしている状況です。 ◆山口ひろひさ 委員 本当に緊急性を要する部分もありますし、区独自のまたタイムリーな対応を期待申し上げます。 ◆津上仁志 委員 今後の取り組む対策としての検討中という①と③、これの実施予定日というか、いつごろ区から発表があるのか、そのあたりについて教えてほしいんですけれども。 ◎宮崎 副区長 まず①のほうですけれども、今晩、この後、東京都が都知事の記者会見をしています。私、生で見ていないので、どこまで触れてきたのかということと、文科省はきょうの部分で何らかのメッセージを出してくるということ、さらには、先ほどもちょっと答弁しましたけれども、エリアの単位がはっきりしなくなってきましたんで、世田谷独自で判断ができそうであれば、世田谷としてどう考えるかということにも入っていかないと間に合わないと。その部分については、なるべくならば、それぞれの、今問い合わせが既に区に来ている入学式の問題とその後の授業再開、さらには給食の手配、この逆算逆算で考えますと、あと数日の中で、とりあえず、さっき桃野委員からおっしゃっていただいている、まずはこう考えているということだけでも何とか出したいと思っているところです。  そうじゃないと、その後に、確かに日々情報が、陽性となった人の情報だとか、そういうのも入ってくる中に、正直言えば、学校影響があるのかないのかということを一回ずつ判断しているという状況ですので、必ずしもこの言ったことが、きっちり全校を挙げて授業再開というふうにいけるのかどうかというところで、少し検討しなきゃいけない部分はあるのかもしれません。それはちょっと刻々と変わるんで、現時点での状況の中で判断をさせていただいて、それでまずは、今考えていることはこうだと、その上で状況が変わればまた変わったでこういうふうにしたい、それから万が一の場合はこうしたいというのをフルセットで出してあげないと、学校もなかなかちょっと対応し切れないという状況に既に入っていますので、そんなことを3の(2)の①については思っています。  それから、③ですけれども、これについては、なるべく早くとしか申し上げられないですけれども、それこそ数日を待たずという言い方が正しいかもしれないですけれども、なるべく早く、もう窓口に皆さんが来ているので、なるべくその部分については発表したいというふうに思っています。 ◆津上仁志 委員 あと保育園入園についてなんですけれども、今、二ページ目の(2)の③のような対応をされていますけれども、先ほどの予算委員会の中では、介護施設お話をされていましたけれども、高齢者施設お話をされていました。人がお休みしているとか、マスクとか、消毒とか、その辺を今実態を調査して、それに対応するようなことをされているということなんですけれども、保育についても同様にされているとは思うんですけれども、保護者の中では、会社から休みなさいと言われた場合は、籍を残したまま、入園しなくても大丈夫、お休みしても大丈夫という、今、世田谷区は措置をしています。  品川区は、反対に、もうマスク消毒液もちょっと不足するかもしれないから、対応できないから、自粛してくださいという自粛要請保護者側に出して、それに対して保護者は、いや、そうはいってもお仕事があるから行きますという方は預けるし、逆に、やっぱり怖いんで、会社に言って休みをとるので、お休みしますという形の対応をされているんですけれども、世田谷区は今後そういう品川区のような対応検討されているのか、あくまでも、もう今のこの対応のままいかれるおつもりなのか。その消毒液とか、マスクの不足が生じないというふうな、それがしっかり確保できているんであれば、それを発信してあげることで保護者の方も安心すると思うんですけれども、そのあたりについての対応はどうお考えですか。 ◎宮崎 副区長 品川区のスタンスと、品川区は、正確には今のおっしゃった部分のところが、意図がちょっとわからないところもありますけれども、品川区と同じような考え方に今立っているわけではありません。極力今、これは総務のほうがまとめて、マスクアルコール類消毒関係について、できる限りその必要なところには出したい。ただ、確かにその供給元のほうの調達が今のところ見えていません。したがって、その場合には、シミュレーションとして、例えば行けるところまで行ってというのは、例えば五月末ぐらいまでの試算はちょっとしているんですけれども、その先がもし供給されないときはどうするということまではちょっと今考えているわけではないです。  逆に言うと、そのときには、放出する部分のところをどこかとめてでもいくのかどうかというのは、その時々の状況と、先ほど来出ている調査と言われているのは、施設の、例えば高齢者施設というところをくくったのがちょっと言い方としてよくなかったかもしれませんけれども、施設単位ではストックをお持ちになっているところもあるんです。そこは自分のほうを優先して使ってくれないかということもやっています。これは私立の認可保育園も実は同じような状況がありますので、一律パーでやらずに、みんな協力し合っていただいて、必要なところにはとにかく出すからというところも、これはキャッチボールというよりも、その受け答えを一発でちょっとやりたいと思っています。でないと、またとまってしまいますので。  その上に、先ほどのもともとこの事態が起きた後に、極力御自宅のほうで対応してほしいということを前提にこの事業というのは、今、世田谷区は進めてきているスタンスですよね。このスタンスは今変えていません。ただ、今度は入園の手続とか云々という話のところが入ったときに、改めてそのメッセージを出したいと思いますけれども、そのことによって、御本人さんやお子さんが不利益になるようなことはないことだけは確認しているというような状態なので、それぞれの園の部分の言い分は出るかもしれませんけれども、区としてはそういう支援の仕方をしていきたい、そういうふうに思っているところです。 ◆津上仁志 委員 わかりました。保護者側としては、やっぱり特に今、乳幼児を預ける場合なんかは、テレビの報道なんかを見ていると、保育士さんがお休みをとっていて、足りていないとかいう状況の園もあるみたいな報道もあったりして、かなり不安に思われているんです。初めて預ける園でもあるし。そういった意味では、世田谷区から、もうしっかり対策をとれていますよとか、そういうメッセージが出せるんであれば、そういう発信をしてあげることで、保護者も安心して預けることができるんじゃないかなと思ったんです。  もしそういう今後の消毒液の分量とか、コロナが終息すればいいですけれども、このまま長期になれば、その辺のことも危惧が出てくるんであれば、品川区のような、国の要領にのっとって対応されていますけれども、世田谷区のほうから自粛、ちょっとこういう状況なので、お休みできる方は休んでくださいというような要請をするのも一つの手段ではあるのかなと思ったので、そういう保護者の不安の声があるということを認識して、今後ちょっと検討していただければなと思いますので、よろしくお願いします。 ◆おぎのけんじ 委員 区内感染者情報の公開のあり方についてちょっとお聞きしたいんですが、保育所勤務の方の情報が三月上旬に流れましたけれども、あれは企業主導型保育園で、企業発表して、区としても、それをホームページでリンクを張ったということだと理解しているんですけれども、今、東京都のサイトとかで、個人は当然特定できないまでも、職業とか、年齢とか、会社役員だとか、医療従事者とかなっていて、特に医療従事者とかがなった場合、結構それを見ると、どこの病院だとかというふうな騒ぎ方になるわけですよね。  仮にそれが例えば区内病院医療機関だとか、あるいは保育所だとか、学校だとか、そういうちょっとクリティカルな場所だった場合、区として園名場所を含めて、公開していくというような、そのガイドラインというのは定めていらっしゃるのか、そのあたりを聞きたいんですけれども。 ◎宮崎 副区長 緊急事態になったときの対応というのは、施設対応によってはちょっと違うものですから、それは全部今そろえようとしています。全部がそろえ切ったわけじゃないですけれども、先般の保育関係部分を、実はあそこに精緻なものをちょっとつくったんで、これを例にして、ほかのところでも例えば出たときにはどうするということと、今、おぎの委員のほうからあったどこまでを出すかということについてですけれども、今のところの世田谷区のスタンスは、先般の対応もありますので、区独自で、言ってみれば、東京都が今のところ全部一括して、県単位でやっているところももちろんありますので、それに倣えのような形になっていますが、世田谷区としても、世田谷区民にここはお伝えしなきゃいけないというところについては、東京都とも協議する中で、実は出しているつもりです。それがたまたま先般でいうと、企業主導型だったわけです。  では、ほかのところについて発生していないのかというと、実は報告はどんどん来ます。来ますが、例えば発表しなくても、個人の、例えばきのうの埼玉の例が典型ですかね。年齢とか、性別発表しないでほしいという、あれはもう亡くなっているから、御遺族の御意向ですかね。というようなことはやっぱり受けざるを得ないというのは同じだと思いますけれども、ただ、我々としては、そこの部分には、何とか御本人さんやその家族関係部分についての御趣旨も踏まえながらも、ここは区民に知らさせてくださいというスタンスは持っているつもりです。逆に言うと、出していないのは、例えば影響がない、そのままどこかで、感染はわかったわけですけれども、そこは既にもう御自宅で控えていらっしゃるということで、症状も出ていないという方も陽性として発表されてしまうので、この差があるので、そこについてはあえて数をカウントして、世田谷区内で今どうですというような形のものの必要性はないというふうに、今のところは判断しているところです。 ◆おぎのけんじ 委員 例えば学校とか、保育園感染者が出た場合ですけれども、今の話からすると、学校名だとか、園名は出すとして、何歳で、性別がどうだとか、そういうところまでは出せなくなる可能性もあるという理解でいいのか、それとも、そもそも園名自体を出せなくなる可能性もありますよということなのか、それはどうなんですか。 ◎宮崎 副区長 この場でこういう言い方はないですけれども、悩んでいまして、なるべく、例えば学校部分で出たときに、一応聞き取りを含めて、小さいお子さんですと、学校関係者は全部つぶさにヒアリングをかけます。それから、高学年になりますと、御自身の行動範囲が広くなりますんで、そこについては、一応どこをどういうふうにきょう遊んだとかということを含めて、全部お聞きしていこうとしています。それは、結局影響度の部分を判定するときに、行動範囲がわかればもちろんなんですけれども、特に高学年以降の部分とかになりますと、行動範囲としては、御自宅までの経路も含めてですけれども、どういうふうに広がっているかはわからないと、こういうところも正直あるんじゃないかと思っています。  したがいまして、でき得る範囲の部分情報をつかんで、リスクを考えて、この可能性は出てくるとすれば、どちらかといえばリスクヘッジのほうに傾こうと思っていますんで、そうなると、この範囲の部分までを例えばクローズするということは起きますけれども、そのときに、そのことをやってしまいますと、どの学校のどの学年というぐらいのことを言わないと協力が得られないということになりますと、ここは悩んでいますけれども、今のところ、これから協議なんですけれども、何とかどうやって周知を図ろうかというところには持っていこうと思います。そうでないと、逆にそれに関連するところの協力を得られないと困りますし、また、逆に変な詮索が始まると、守るべきところが守れないというふうに思っていますので、何とかそこは、今のような対応ぐらいを組み立てたいなとは思っているところです。  ただ、都のほうにも言い分があるし、それだと人権の問題だと、来るのかどうかわからないですけれども、我々としては、今はそこはその範囲の部分を特定するときは、ちゃんとその説明をしないと理解されないと思いますんで、そこは何とか頑張りたいなと、そんなふうに思っています。 ◆おぎのけんじ 委員 本当に難しい問題だと思うんですけれども、考え得る限り、一番混乱が少ないと思われる手法でぜひお願いしたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤いき 委員長 次に、(2)その他ですが、ほかに報告事項はありますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤いき 委員長 なければ、これで報告事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤いき 委員長 次に、2閉会中の特定事件審査調査事項についてお諮りいたします。 1. 区政の総合的企画及び調整について 2. 行財政運営について とすることに御異議ございませんでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤いき 委員長 異議なしと認め、そのように決定いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤いき 委員長 次に、3協議事項に入ります。  (1)次回委員会開催についてですが、前回の委員会で確認したとおり、四月二十二日水曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤いき 委員長 それでは、そのように決定します。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○加藤いき 委員長 そのほか何かありますでしょうか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○加藤いき 委員長 ないようですので、以上で本日の企画総務常任委員会を散会いたします。     午後七時二十八分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   企画総務常任委員会    委員長...