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  1. 世田谷区議会 2016-02-08
    平成28年  2月 区民生活常任委員会-02月08日-01号


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    平成28年  2月 区民生活常任委員会-02月08日-01号平成28年 2月 区民生活常任委員会 世田谷区議会区民生活常任委員会会議録第二号 平成二十八年二月八日(月曜日)  場  所 第三委員会室  出席委員(十名)    委員長         岡本のぶ子    副委員長        桃野よしふみ                石川ナオミ                上島よしもり                山口ひろひさ                平塚敬二                藤井まな                桜井 稔                あべ力也                高岡じゅん子  事務局職員    議事担当係長      下村義和    調査係主任主事     寺澤弥生子  出席説明員    副区長         宮崎健二
      世田谷総合支所    総合支所長       内田政夫    地域振興課長      山田 実   北沢総合支所    副支所長        西澤 滋   玉川総合支所    総合支所長       堀川雄人    地域振興課長      加藤政信    地域施設整備担当課長  羽川隆太   砧総合支所    総合支所長       寺林敏彦   烏山総合支所    副支所長        池田恒彦    地域振興課長      知久孝之   生活文化部    部長          齋藤洋子    市民活動推進課長    原田茂実    文化・国際課長     清水昭夫    人権・男女共同参画担当課長                岩渕博英    区民健康村・ふるさと交流課長                齋藤 稔   スポーツ推進担当部    部長          五十嵐慎一    オリンピック・パラリンピック準備スポーツ施設整備計画課長                玉野宏一   産業政策部    部長          花房千里    商業課長        望月敬行    工業・雇用促進課長   川村健一郎   清掃・リサイクル部    部長          松下洋章    管理課長        畠山育也    世田谷清掃事務所長   中里 忍    砧清掃事務所長     辻  正   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成二十八年第一回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立男女共同参画センター条例の一部を改正する条例   〔報告〕    ① 議会の委任による専決処分の報告(自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)    ② 議会の委任による専決処分の報告(塀損傷事故に係る損害賠償額の決定)   (2) 平成二十八年四月一日付け組織改正(案)及び平成二十八年七月一日付け組織改正(案)について   (3) 生活保護基準の見直しに伴い影響の生じる事業への区における経過措置の取り扱いについて   (4) 「世田谷区総合戦略(案)」について   (5) 世田谷区新実施計画(平成二十六年度~平成二十九年度)推進状況(案)について   (6) 車座集会(第三期)の開催結果について   (7) 仮称世田谷地方合同庁舎の工期延長等について   (8) (仮称)若林複合施設の整備について(まちづくりセンターと、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備及び区民集会所、公園管理事務所、土木管理事務所との合築について)   (9) 世田谷区立宮坂区民センターの大規模改修工事について   (10) (仮称)九品仏複合施設基本構想について(まちづくりセンターと、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備について)   (11) 用賀出張所の所管区域の分割及び(仮称)二子玉川複合施設基本構想について(出張所等と、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備について)   (12) 玉川総合支所庁舎等の改築に伴う仮庁舎の整備について   (13) 地域包括ケアの地区展開のモデル事業について   (14) 烏山総合支所改修工事について   (15) 世田谷区立みどり会館の利用料金について   (16) 東日本大震災復興支援金の寄贈(第八次分)及び募集期間の延長について   (17) 第二十一回ウィニペグ市中学生親善訪問団の受入について   (18) 公正取引委員会及び労働基準監督署による(公財)せたがや文化財団に対する指導等への対応等について   (19) 世田谷区民健康村ふじやまビレジ温浴施設の増築について   (20) 世田谷区スポーツ施設整備方針(案)について   (21) 世田谷区産業基礎調査報告書概要版について   (22) 社会保険・労働相談の相談態勢の変更について   (23) 自動車事故の発生について   (24) その他  2.資料配付   (1) 行事予定等について   (2) 企業向け女性の活躍支援情報誌 せたがや+Wの配布について  3.協議事項   (1) 参考人の出席要請について   (2) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十九分開議 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまから区民生活常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 本日は、報告事項の聴取等を行います。  それでは、1報告事項の聴取に入ります。  まず、(1)平成二十八年第一回区議会定例会提出予定案件について、議案①世田谷区立男女共同参画センター条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 それでは、世田谷区立男女共同参画センター条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。  1の主旨でございますが、仮移転につきましては、昨年九月二日の本委員会にて御報告申し上げたところでございますが、記載のとおり、北沢総合支所の一体化という政策的課題を実現するため、民間施設である王寿ビル内に仮移転することとなり、このことに伴いまして所在地変更等がございますので、変更等による条例改正でございます。  2の改正内容でございますが、ごらんのとおり、所在地の変更、区の複合施設から単独施設となることから、施設管理上の一般的な規定文言の追加、また、研修室の広さが異なることによる使用料の移動がございますので、その変更の三項目につきまして改正を行うものでございます。  3の施行時期は、本年十月一日でございます。  4、その他の(1)に記載のとおり、本年九月の一カ月間を休館期間とし、十月一日より開館いたします。また、(2)のとおり、休館期間中につきましても研修室の予約を受け付けいたします。  5のスケジュールにつきましては記載のとおりでございます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 まず、研修室の予約受け付けについては休館期間中も行うと書いてありますが、これは、九月一日から三十日も従来のらぷらすの研修室が使えるという意味なんでしょうか。さらに、次の十月一日からの新たなところの予約の取り方について、できるだけ早くに今利用している区民団体の皆さんに周知をして、区民団体の方たちが今までにできるだけ近い形でここを使えるようにしていただきたいと思うんですが、それについての配慮について、何か考えていらしたらお教えください。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 二点の御質問でございますが、まず一点目につきましては、先ほど申し上げましたように、九月は移転準備ということで休館させていただきますので、新たな仮移転先での予約の受け付けをするという意味でございます。  また、委員御心配の周知につきましては、本委員会、議会での御議決とあわせて、登録団体にはなるべく早く、二月とかに通知して、またあわせて現在の館内にも掲示して周知する予定でございます。あわせて、新年度早々に「区のおしらせ」でも広報するというような段取りで準備してございます。 ◆高岡じゅん子 委員 確認で、九月一日から三十日の間は、らぷらす関係は予約業務だけが継続になり、それ以外の業務は全く、例えば一般の区民相談的なものも相談室を使って継続するということはなしに、一カ月間完璧にお休みということですね。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 予約につきましては先ほど御説明したとおりでございますが、後段の相談、特にDV相談につきましては、これは緊急のことでございますので、継続して実施する予定でございます。 ◆桜井稔 委員 この新旧対照表の一番下の別表とありますでしょう。研修室が1から4まであるんですが、使用料の違いはこれはあるんですか。何が違うのかもう少し説明してくれますか。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 この使用料につきましては、行政財産使用料の考え方がございまして、例えば三時間以内でございますと五十平方メートル未満が三百円で、それ以上、五十平方メートル七十平方未満が七百二十円となってございます。  この新旧対照表をごらんになっていただきますと、ほぼ広さの配分は同じでございますが、例えば研修室1が、旧来だと五十平方メートル以上ですが、仮施設ではそれ以下ということで、逆に研修室4をごらんいただきたいんですが、今現在、研修室4のほうは五十平方未満で三百円、仮移転先のほうでは……。  申しわけございません。右側が旧です。現行は右側の研修室1が狭いということになっております。基本的な料金の変更の考え方には違いがございません。ただ、位置によって名称とそれが変わったので変更になったということです。説明が違ったので申しわけございません。 ◆平塚敬二 委員 一カ月かけて移転するというんですけれども、この間、今の話だとDVとかの相談は受けるということですから、一カ月休むという意味がよくわからないんですけれども。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 移転の準備のための物品整理とか、図書コーナーとかもございますので、やはりその期間、荷づくりというような形でイメージしていただきたいんですが、それがどうしても一カ月。  DVにつきましては、電話相談が軸でございますので、これは場所を工夫して継続したいと考えてございます。
    ◆平塚敬二 委員 一カ月かかるというのはかかるんでしょうけれども、なるべく短くしたほうがいいと思います。こっちの話ですよね。要は整理をして、移転をして、準備をして開設するという話ですから、事前にやれるものは事前にやりながら、なるべくこの期間は一カ月もかけないでやったほうがいいと思うんですけれども。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 今の御指摘を受けながら、なるべく精査しながら、ただ今現在の予定ですと、やはり移転先の改修工事とのタイミングあわせなども含めながら、今一カ月の予定をとって、それ以下にできるかどうかというのはちょっと検討なんですけれども、なるべく速やかにできるような形で準備を進めていきたいとは考えております。 ◆平塚敬二 委員 今おっしゃっていただきましたけれども、区民の方にとっては相談窓口が閉まるということは、なるべく避けたほうがいいというか、短いほうがいいわけですから、そこは努力をしていただきたいと思います。要望しておきます。 ◆桜井稔 委員 もう一つ、新旧対照表の新しいほうでは入館の制限が入ったでしょう。これは今までなくて今度入れたのは、理由を教えてくれますか。 ◎岩渕 人権・男女共同参画担当課長 その点につきましては、今現在らぷらすが北沢タウンホールの中に入ってございまして、全体の管理業務が北沢タウンホールの規定の中で包括されております。この仮移転につきましては、残念ながら、ほかの所管が入るとか、総合的に多所管で施設管理をするということではございませんで、私どものほうで館の管理になるということで、一般的に区民施設に規定されている文言を追加させていただくという意味でございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは次に、報告①議会の委任による専決処分の報告(自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。 ◎中里 世田谷清掃事務所長 それでは、議会の委任による専決処分の報告(自動車損傷事故に係る損害賠償額の決定)について御説明いたします。  本件は昨年十一月九日開催の当委員会で、収集作業における車両損傷事故についてということで発生報告を行ったものです。この件につきまして、損害賠償額が決定し、専決処分を行いましたので報告するものでございます。  事故の概要でございますが、発生日時、場所、相手方は資料記載のとおりでございます。  内容でございますが、恐れ入りますが、資料裏面の現場状況図をごらんください。  当該集合住宅の可燃ごみの入ったかご台車を移動して可燃ごみを収集車両へ積み込む際、その下の路面が緩やかに傾斜していたのに認識のないまま作業を行ったため、台車から職員が手を放したすきに、その台車が傾斜の下手に向かって転がり出し、駐車場にとめてありました相手方所有の自家用車に衝突し、損傷させたものでございます。  なお、かご台車につきましては、これを所有いたします管理組合の方に確認していただき、損傷はなく、賠償等の必要はないとの了解を得ております。  また表面にお戻りいただけますでしょうか。損害の程度でございますが、相手方所有の自家用車の右前のドア及び右後ろドアを損傷いたしました。過失の割合は区側は十割でございます。  損害賠償額は十万八千五百七十三円で、内容は車両損傷個所の修理に要した費用でございます。  専決処分は、平成二十七年十二月十六日に行っております。まことに申しわけございませんでした。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 次に、報告②議会の委任による専決処分の報告(塀損傷事故に係る損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。 ◎辻 砧清掃事務所長 議会の委任による専決処分の報告(塀損傷事故に係る損害賠償額の決定)について御説明いたします。  本件につきましては、昨年九月二日に事故が発生し、同九月二十四日、当委員会において発生報告させていただいたものでございます。  発生場所は、千歳台四丁目八番九号、賃貸マンションの敷地内でございます。  恐れ入りますが、裏面をごらんください。当事務所の運転職員が運転する収集車両が収集を終えまして敷地内集積所から公道へ出て左折した際、公道左側電柱と路上駐車していた軽自動車の狭い間を通ろうといたしまして、右側ぎりぎりまでハンドルを切った後左折いたしたところ、車両後部右側が内輪差によりまして集積所の塀に接触し、塀の一部を損傷してしまったものでございます。  表面にお戻りください。過失割合は世田谷区側が十割でございまして、相手側への損害賠償額は四万六千六百四十五円でございます。自動車保険において全額補填いたします。  また、専決処分日は、平成二十八年一月七日でございまして、これをもって示談に至る予定でございます。大変申しわけございませんでした。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 では次に、(2)平成二十八年四月一日付け組織改正(案)及び平成二十八年七月一日付け組織改正(案)について、理事者の説明を願います。 ◎原田 市民活動推進課長 それでは、平成二十八年四月一日付け組織改正(案)及び平成二十八年七月一日付け組織改正(案)について御説明いたします。  なお、本件は五常任委員会あわせ報告となってございます。  まず、1、基本的な考え方でございます。区政の重点課題、緊急課題への対応や事業見直し等に伴う体制を整備するため、平成二十八年四月一日付け及び七月一日付けで組織改正を実施するものでございます。  次に、2、平成二十八年四月一日付け組織改正の主な内容でございます。  総合支所を初め、各領域ごとに内容をまとめさせていただいております。区民生活領域について御説明させていただきます。  まず、四月一日付け組織改正のうち、(1)総合支所でございます。世田谷総合支所の移転等施設整備の検討を推進するため、世田谷総合支所に地域施設整備担当副参事を新設いたします。  次に、(3)区民生活領域をごらんください。  まず、生活文化部です。生涯現役推進課を市民活動推進課へ移管し、市民活動・生涯現役推進課に改称します。  また、東京オリンピック・パラリンピックを契機として区内の国際化や文化の振興を推進するため、文化・国際課を文化・芸術振興課と国際課に改組するとともに、国際化や文化交流等を総合的に推進するため、総合調整担当参事を新設します。  次に、スポーツ推進担当部です。こちらも、東京オリンピック・パラリンピックに向け庁内外との調整を効率的に進めるため、課名をオリンピック・パラリンピック担当課に改称します。  次に、環境総合対策室です。エネルギー施策の推進体制を強化するため、エネルギー担当副参事を廃止し、エネルギー施策推進課を新設します。  最後に、産業政策部です。消費者と事業者との連携協働を進め、消費者全体の動向を産業政策へ迅速に反映するとともに、一層の消費生活の安定と向上及び区内産業の振興を図っていくため、消費生活課を生活文化部から産業政策部へ移管します。  裏面をごらんください。一番下の3の七月一日付け組織改正でございます。  地域包括ケアの地区展開の全地区実施に合わせ、出張所のまちづくり機能を分割し、二十七地区全てにまちづくりセンターを設置するとともに、地域振興課を地域振興課と区民課に改組します。  なお、別添資料といたしまして組織図案をおつけいたしておりますので、後ほどごらんいただければと存じます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 消費生活課を生活文化部から産業政策部へ移管させることに関して質問いたします。  消費生活課が生活文化部の中にあるのは、区民生活と区民自身の自主的な活動の活発化の先に消費生活の啓蒙の振興とかそういったものがあるというような視点で、以前は産業政策部にあったものが、そういう視点で生活文化部のほうに移ったように理解しておりますが、まず、ことしの時点で産業政策部に移管させるというところの意図について、もう少し詳しくお教えください。 ◎望月 商業課長 今、委員御説明のとおり、平成十一年度までは消費生活課は産業政策部門の中にありまして、要は、消費者活動以外の多くの活動団体のつながりを通じて消費者被害の未然防止などに取り組んでいくということで、生活文化部に平成十二年度から移管したという経緯がございます。  ただ、当時も議会の中の御意見としては、消費者と事業者の連携がとれなくなることを危惧するという発言もございました。そうした中で、消費生活課を産業政策部に移管するということは懸案となっておりまして、産業ビジョンであるとか産業振興計画の中でも消費者と事業者の連携というようなことがうたわれておりまして、そうした経緯もありまして、あと議会などからの御意見も踏まえまして、今回、関係所管部と検討しまして、移管の方向で進めるということでございます。 ◆高岡じゅん子 委員 これから消費者活動をより活発化して、そして消費者保護、今一番消費者保護といったときに注目されているのはオレオレ詐欺の防止ということになるのかと思うんですが、そういったことに関して言うと、産業政策だけではなくて、危機管理室、生活安全の部分とか、もっと広い意味でのマッチングとかを求められている、大変消費生活課には私たち生活者ネットワークは大きく期待しているわけなんですけれども、今後そういう、つまり産業政策に限らず、生活安全とか、防災、防犯、それからさまざまな活動とのマッチングを大きく進めていくという意味で、生活文化部のままでいるというのもひとつ意味があるのではないかと思うんですが、ここであえて産業政策部に行かなければならないということについて、もう少し踏み込んだ答弁がいただければと思います。 ◎齋藤 生活文化部長 現在、生活文化部の中にあるわけですけれども、例を申し上げますと、昨年インターネット社会における消費者生活行政ということで、消費生活審議会、今でもございます。そのとき非常に思ったんですけれども、審議会の中には学識経験者、法律家の方たちのほかに、消費生活団体の代表の方、産業団体の代表の方もお入りになっていらっしゃいまして、商業、工業、農業の方もいらっしゃいました。  ちょうど議題がインターネット社会におけるということがございましたので、オレオレ詐欺も含めまして、いろいろ若い方から高齢者の方までそういった事件ですとか事故ですとか、そこに巻き込まれる件数、相談件数もかなり飛躍しました。  そのとき話し合った中でも、これからの消費者行政となりますと、おっしゃったような自立した消費者の育成ももちろん大切なんですけれども、やはり産業担当と連携していきませんと、例えば一般区民向けに講座をやるにしても、皆さんが行き来をする商店街でそういった産業関係の方たちと連携して講座を打ったり、PRをするための啓発のものをいろいろつくったときも、一般の方がお立ち寄りになるお店とかそういったところと連携して置いていただくとか、今後いろいろな形で連携していくことが区民にとっても大切でありますし、また、昔の、十年前の消費者行政と今現在の社会状況は変わっておりますので、今後ますます連携することによるメリットというのを生かしていければと思っております。 ◎花房 産業政策部長 現在、産業政策部の振興計画、つなぐをキーワードにしております。今、委員おっしゃったお話を踏まえまして、危機管理室等その他所管と連携しながら来年度以降も進めてまいりたいと思っております。 ◆高岡じゅん子 委員 ぜひ区民の立場に立った消費生活の施策を確実に進めていただくのと、今までもやはりひとえの会を初めとしてさまざまな区民活動団体が消費生活活動を支えてまいりましたので、そういった団体の方たちにぜひこの移管がプラスに進む、あと連携体制、つなぐということで、より活発化する方向に行くように、確実にその辺の理解をつくって、そして四月に向かって進んでいただきたいと思いますので、そこをぜひ丁寧にお願いいたします。 ◆あべ力也 委員 今、高岡委員からも御質問があった内容について重ねて質問しますけれども、これは所管を移転することによるわかりやすい、産業政策部のほうでこれを引き受けて、今まで生活文化部ではできなかったことを産業政策ではできるので多分移管をするんだと思うんですけれども、何ができて、逆に生活文化部では今までどういう限界があって、産業政策の所管に移転することによって何が可能になるのか。わかりやすく説明してください。 ◎花房 産業政策部長 生活文化部でもいろいろな取り組みをされて、消費者のために事業を推進してきているところでございますけれども、産業政策部に移ったときには、事業者との連携が産業ビジョンの中でも懸案になっておりましたので、それをまず強化していきたいと思っております。二十八年度から産業ビジョンの検討も始まりますので、そのときに組織として一体としてやっていきたいというのが一点ございます。  それから、商店街のイベントなどで、例えば消費生活の区民講師などに出前で来ていただいて、具体的に消費者の皆さんに講座を開いていただいたり、それから、区の事業はなかなか伝わっていないという区民意識調査の結果もございまして、そうした消費者のための啓発を行っているということを、商店街やその他の機関で広めていくというのはもう一つメリットになるのではないかと考えております。 ◆あべ力也 委員 消費生活課が今まで担っていた内容の中には、いわゆる消費者相談であったり、さまざま消費生活を取り巻くトラブルとかに関する区民の皆さんの御意見を伺ったり、また相談に乗ったりという事業もあったわけですけれども、逆に産業政策のほうに行って、連携であったりという話の中で、どちらかというと消費者ということのほうが埋没してしまって、いわゆる売り手、買い手で言えば、売り手のほうの連携であったり、情報であったりということに優先が置かれてしまって、消費者である区民の立場での視点というのが所管を移すことによってぼやけてしまうんじゃないかなという気がするんですが、その点については、今まで生活文化部で担ってきた区民の消費者としての権利を守ったりということについては、どのように取り組んでいくのか。それと、今までやってきた事業の継続についても、どういうふうに取り組んでいくのかということをわかりやすく言ってください。 ◎齋藤 生活文化部長 ここのところ、やはり消費者の方からいただく相談がかなりふえてきまして、昨年、六千件を超えていますし、今なお年度途中でありますけれども、相当な件数行っています。前に一回、消費生活課長から御報告させていただきましたけれども、やはりITがかなり生活の中に入ってきましたので、そういったことで扱い方も含めたモラルの問題から、あとは相手がなかなか見えないというところもありまして、若い方から高齢の方から、物すごい件数で深刻な問題とかいろいろありました。  高齢者の方には時間をとっていろいろ御説明したりあるんですけれども、そういったことを通じながら、いただいた要望ですとか、打たなければならない対策ですとか、それに向かっては企業の協力が必要なんですね。そこを今回は、今度は産業ときっちり連携することによってもっと早く伝えて、こういう対策が必要だからこういうふうにしてくれないかとか、そういったことへのアプローチがもっとやりやすくなるということが大きな利点かなと思います。  また、事業自体は今までもいろいろ行ってまいりましたけれども、PRにしましても、言われていたのは、生活文化部としても、つくった資料とかPR冊子はなるべく皆さんの目につくところに置こうとはしているんですけれども、そういう冊子を配っていたことを知らなかったりとか、そういったこともいただきますので、今後は産業団体と連携することによって、お店の普通の窓口ですとか、皆さんが普通にお買い物をするところに置かせていただいたり、もっと区民の生活に密着したところに入っていってPRすることもできます。また、商業団体のところでいろいろな講座を開くときも、我々のほうでそういった講師を養成しておりますので、直接出向いて、直接区民の方にアピールするという機会がもっともっとふえてくると思います。  また、ここ二、三年で特に力を入れていますのは、学生さんの啓発をやっております。特に区内は大学が多くございますので、若者がITも含めたいろいろな詐欺とか事件に巻き込まれないようにということで、大学の入学のガイダンスにも手を挙げさせていただいて、なるべく直接お伝えしたいということもやってまいりましたので、そういったことも含めて、より一層、間口を広げていろんな取り組みができたらいいなと考えております。 ◆あべ力也 委員 部長が言われるのは理解できないではないですが、世田谷区民は、別に世田谷の企業からものを買っているばかりではなくて、今おっしゃったように、さまざまインターネットを通じて買い物をしたり、世田谷のいわゆる産業政策にかかわる区内業者さんが、例えば区民の消費生活にかかわる苦情の対象になるということは逆に言ったら極めて少なくて、それよりは、もっと大がかりな消費に伴うことによっていろんな苦情相談が出てくるということが現実のことだと思うんです。  その上で、今まで消費生活という中で生活文化部にあって、しかも、区民生活の中で大変被害に遭ったり、オレオレ詐欺なんかもそうですよね。そういう問題とか、消費に伴うことで物すごく広範囲に問題があったと思うんです。  そうすると、企業さんとの連携だけではなくて、司法である法律の専門家との連携であったり、先ほど申されたように、警察との連携であったり、さまざまな連携の中で区民生活のそごを解消していくという関係から言えば、大変広い視点でやらなくてはならないので、だから、私は生活文化部に置いておいたのは極めて適所だったんじゃないかと思うんです。  今度は産業政策ということで、役所の視点で産業政策で企業さんとの連携が大切だという視点もあるんでしょうけれども、今までそういう連携をさまざまとってきたものに関してしっかりと、逆に産業政策に移ることによって今までの視点がなくなってしまうんじゃないかという危惧もありますので、今まで生活文化部で大きな関係の中で世田谷区の区民の消費生活の安全について取り組んできたという視点を継続していただきたいと思うんですが、副区長、どうですか。 ◎宮崎 副区長 御指摘の点の御懸念の部分については十分留意していきたいと思っています。具体的な話については、先ほど来、両部長から御説明したとおりですけれども、基本的な消費者保護の部分については独立性をどういうふうに担保していくのかということが重要な観点だと思っています。そこのスキームについては、部が変われども審議会方式も担保していきますので、そこで一定線の部分についての第三者的なものの反映は引き続きやれるんじゃないかと思っています。  また、今あべ力也委員からお話しのあったこの間の消費者保護の部分については、受け皿を含めて相談の充実ということに重きを置いてきたということが実態としてございます。  ただ、先ほどの部長からの説明もありましたように、消費者動向そのものがかなり変わってきています。ですから、やっぱりそこの部分については一定線、こちらのほうから、どちからかというと消費者保護については前に出ていくことを今後していかなければいけない。となると、どちらの部に置いておいたほうがベターかという中で、今般、産業政策部のほうに置きかえるということを考えているところでございます。 ◆あべ力也 委員 地方自治体はどうしても国のいろいろ取り決めたことに基づいて、法律に基づいて動くわけですから、そうすると消費者保護とかいう観点になれば、今は国で言えば消費者庁なんですか。消費者庁の決めた問題について世田谷区がどう対応するかといった場合の機関としては、生活文化部なんですか、それとも産業政策部なんですか、双方ということになるんですか。 ◎宮崎 副区長 消費者庁の位置づけで言うと、いわゆる基礎的自治体の組織というのは。国のほうと必ずしも連動はしていないわけです。ただ、言ってみれば、一般的にこういうケースの保護というのは内閣府が動き始めるんですけれども、私たちの部署で言うと、そういう意味では総務になってしまいますので、それはより区民に近いところの部署にあったほうがいいという視点からは、生活文化部か産業政策部ということになろうかと思います。  今般、その部分についての区として区民目線に立った場合にどちらがベターかという判断から、産業政策部に今回位置づけをさせていただくということでございます。 ◆山口ひろひさ 委員 エネルギー施策の推進体制を強化するために推進課を新設するということですけれども、今度の予算でも川場のバイオマスでしたか、川場との関係もわかるんですけれども、今区民まつりの関連自治体とエネルギーに特化して会議とかやっていますけれども、そういうのをどんどんこれから進めていこうということでこの部を新設したという理解の考え方でいいんですか。 ◎宮崎 副区長 こちらの組織改正でございますけれども、現在、今委員からも御説明があったように、まずは川場村とモデル的な部分で進めたいということと、従前よりエネルギー問題についての区としての取り組みの仕方ですけれども、今般御提示をしていますファンド式をやりたい。言ってみれば、区が直接に資金を出していくというよりは、区民から賛同を得られる形で、一言で言うと、資金面と実需、そこの観点からいきたいということでこのような組織改正をしたところです。  あと、御質問の中にございました確かにこういう自治体との広め方についての課題については認識しているところですが、必ずしもどの自治体においても、この部分を限定的に、例えば世田谷区と結びつきをということではないと思っています。  したがいまして、ある段階でいろいろPRとか、例えばそれが資金面も含めて区民からの支援につながるようなものをお互いで享受できるというようなことがない限りは、必ずしも区側のほうが思惑の中で全体を進めていくということでは済まないと思っております。 ◆山口ひろひさ 委員 川場との関係はわかるんですけれども、今自然エネルギー、区長は大好きだからあれかもしれないけれども、僕は、単なる二十三区の一自治体の中で余りにも自然エネルギーに特化して自治体との交流とかそういうことというのは、もっと総合的な観点で考えるならいいんですけれども、そういうところはちょっと違うんじゃないかなと思います。  それで、自由化というのもあって、川場だって地産地消ということで、川場の電気を変えるんだというふうにやっていますけれども、実際に川場で発電できる電気が、もちろん電気に色がついていないからあれですけれども、それほどのこっちで使えるほどの発電があるわけではないし、そういうことを考えると、余りにもそこに力を入れ過ぎるというのは、僕はちょっと疑問を感じているので、意見として申し上げておきます。 ◆あべ力也 委員 今、山口委員がおっしゃった意見に賛同させていただきたいんですが、特に(「賛同してくれるの」と発言する者あり)賛同しますよ。  一自治体、特に都市部にある自治体が、エネルギー政策ということで推進課という単独の課を設けることは、もちろん区長が好きで自然エネルギーということは、それは御自身のいわゆるポリシーとしてやられる分には私は別に構いませんけれども、ただ役所としてのコストを使って、役所というのは費用対効果で、それなりのコストに対してどれぐらいの効果があって見合う事業をやるかということは、最大限の使命だというのは、これは地方自治法にもあるとおりです。皆さん御存じのとおりだと思います。  そういう観点からすれば、川場で発電をして、先ほど言われたように、電気に色はないからどの電気だとわからないでしょうけれども、たかだか二百戸ぐらいですか。私が聞いているのは、二百世帯ぐらいの電気をつくるためにわざわざ単独の課をつくってこれを推進しているんだというポーズをするには、区長にとってはいいかもしれませんよ。でも、これは区民の税金でやるわけですから、私はその点については、やっぱり区民の立場からすればいかがなものかなと。区民の税金を世田谷区の区長のポリシーの宣伝のために使われるというのは、私は納得できないと思うんですが、副区長、いかがですか。 ◎宮崎 副区長 現行の組織図にも書いてありますように、現在副参事を置かせていただいて、職員含めては、環境計画課、環境保全課の職員と連携して職務を進めているという状況でございます。  今委員からの区長の進め方についての御質問ですけれども、今般のエネルギー施策については、確かに川場の部分については、今委員から御紹介ありましたように、この戸数そのものの中で世田谷区との部分でどれほどの効果含めてが、先ほど税を使って役所は運営しているんだからということもそのとおりだと思っています。  ただ、先ほどちょっと申しました今後の再生エネルギーを進めていく上では、区が直接的な投資をしていくというのは、やはりこれは国全体の部分の中で考えていくべき課題であろうと思っていますので、先ほど言った区民の中でそういうような御照会もございますので、言ってみれば、先ほど言った両方が、自治体も、それから自治体間の両方が享受できるようなスキームを今後検討していく中では、ここは副参事から、いわゆる独立した課を立ち上げたほうがいいだろうということで判断をしたものでございます。 ◆あべ力也 委員 これは単独の課ということになりますから、職員体制というのはどういうふうになるんですか。 ◎宮崎 副区長 この後、定数という形のものでは整理をしていくことになるわけですけれども、現在の環境計画、環境保全課と連携を、職員間で言うとそこに指示をして現在職務をしているものをばらすような形でエネルギー施策推進課に張りつけるということになろうかと思います。 ◆あべ力也 委員 具体的に何人ですか。 ◎宮崎 副区長 今定数の部分につきましては持ち合わせをしていませんので、数字については、現在交渉も含めて進んでいますので、大体二月の下旬ぐらいだと思いますけれども、そこで数字が固まってくると認識しています。 ◆あべ力也 委員 副区長の御認識から言うと、およそ何人になるんですか。 ◎宮崎 副区長 現在のエネルギー担当で動いている人間が四、五人いると思いますので、環境計画のほうは今後計画づくりに入りますので、そこと数の部分ではほぼばらすような形で現在の体制が継続してくるんじゃないかというふうには認識しています。 ◆あべ力也 委員 四、五人ということは、それは人件費がかかって、この課をつくることによっての維持管理コストというのがかかるわけですが、もちろん移行して、今までのエネルギー担当という副参事から課の新設をするということで、一部は現状のものを継承することになるんでしょうけれども、新たにこの課をつくることによって増加するコストというのはどれぐらいを見込むんですか。  まさにこれから予算を決めるわけですけれども、予算というのは予算査定をして、案が出てくるわけですから、およそとしてはどれぐらいを見込んでいるんですか。 ◎宮崎 副区長 お答えになるかどうかわかりませんが、先ほど四、五人と御紹介申し上げたのも、副参事のところと連携を図る環境計画課、環境保全課の人間のうち一人、二人、丸々の年間の業務が全部いっているわけじゃありませんので、ここの精査を今しているところです。  したがいまして、コスト的な部分という評価の仕方で言うならば、一人の人件費のところが、例えば現在六百から七百ぐらいだと思うんですけれども、その人間の分のコストが今後ここに集中してくるというようなことにはなろうかと思いますが、正確には今現在コストのところの数字までは把握できておりません。 ◆高岡じゅん子 委員 私自身は、このエネルギー施策推進課ができることは意義があるものだと考えています。
     そこで、先ほどの消費生活課の質問とちょっと関連していくんですが、早くもこのエネルギーの自由化に関して問い合わせというのか、オレオレ詐欺まがいの問題というのが既に起こっているというような話も聞いております。  区民に対してのそういったエネルギーの大転換時期に対して、消費生活課とエネルギー施策推進課、連携してもちろん取り組んでいくと思うんですが、区民に対しての例えば省エネであったり、新たなエネルギーの活用に関しての啓発事業や、そういったものに対して連携して取り組んでいく中で、どのように取り組んでいくのか、何かありましたら教えていただきたいと思います。 ◎宮崎 副区長 まず、オレオレ詐欺的な部分の話が入った際は、今現在、消費生活課のほうが受けているという状況でして、その話を環境のほうに伝えています。  それから、環境のほうは現在の照会が来ているものは、やはり自由化が目の先にありますのでこの照会がかなりあるんですけれども、こちらについては、区民の方がどのようにすればいいんだというまだ素朴な疑問で来ています。そこについて何かをお勧めするということではないんですが、今回の四月一日の法施行についてどのような観点で整備されているかということまでは御紹介しているということで、そこについては御案内しているというところまでを、今度は消費生活課のほうに伝えているという状況でございます。 ◆高岡じゅん子 委員 前回、二月一日の環境総合対策室でやったシンポジウムに出させていただいたんですが、やはり急いで契約を無理やり変える必要がないというような啓発は非常に必要だと思いますので、両課が協力し合って区民に被害が起こらないようにぜひ対処していただきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 では、(3)生活保護基準の見直しに伴い影響の生じる事業への区における経過措置の取り扱いについて、理事者の説明を願います。 ◎原田 市民活動推進課長 生活保護基準の見直しに伴い影響の生じる事業への区における経過措置の取り扱いについて御説明します。  なお、本件は五常任及び公共交通機関対策等委員会あわせての御報告とさせていただきます。  1の主旨ですが、平成二十五年度から二十七年度までの三カ年にわたる国における生活保護基準見直しが今年度で終了となり、この間の区の経過措置をその実績から三月末で終了といたします。なお、一定程度実績のありました就学援助等は据え置きとし、その影響の分析を今後進めます。  2の経過措置と実績につきまして、二枚目の別紙1をごらんください。  平成二十五年度、二十六年度、二十七年度の約三カ年にわたり、国の制度である生活保護基準が段階的に見直しとなり、三年間の合計で約七%引き下げられ、この間区では、その下にありますように、二つの経過措置を実施してきました。  一つは、今回の見直しでほぼ廃止となった方が引き続き非課税である場合に、保護受給者とみなして各サービスの使用料や施設利用料を免除するなどの五十三事業の措置です。二つ目は、生活保護基準を参照して基準を適用している事業では、その基準を二十五年八月の見直し前に据え置く十事業での措置です。  次に、三枚目の別紙2、こちらがこの三年間の実績となってございます。主に就学援助等での実績となっています。  一枚目にお戻りいただき、3のとおり、二つの措置につきましては、国の措置期間満了に伴い終了とさせていただきます。  次に、裏面をごらんください。4に記載のとおり、経過措置終了に伴う対応につきましては、経過措置のために附則を追加した関連条例の改正や、規則、要綱の改正をしてまいります。また、区民周知を図ってまいります。  なお、5のとおり、就学援助事業等につきましては、二十八年度も二十五年八月の基準に据え置き影響分析を進めてまいります。  6のスケジュールにつきましては記載のとおりです。  御説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 就学援助について、このまま現在のものを据え置いていき、そして影響の分析を進めるというふうに書かれています。  こちらの別表2を見ますと、この適用を受けている方たちがこの三年間で二倍以上、二・何倍という量でふえていっていますが、これに対して現在での分析はどのように考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎原田 市民活動推進課長 現在では、実績がこの間非常に多かったということで、今後の影響の分析を進めるということですけれども、平成二十八年度については引き続き基準前の状況に据え置くということで聞いておりますが、現在の状況をどのように分析しているかにつきましては、申しわけございません。所管外なのでわかりません。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(4)「世田谷区総合戦略(案)」について、理事者の説明を願います。 ◎原田 市民活動推進課長 それでは、引き続きまして、「世田谷区総合戦略(案)」について御説明いたします。  総合戦略につきましては、九月の企画総務常任委員会で素案を報告後、議会での御議論を初め、区民意見募集や首長会談を実施するなど御意見をいただくとともに、庁内で議論を進めてまいりました。本日は検討の結果、案としてまとめたものを御報告させていただくものでございます。  なお、本件につきましては五常任委員会でのあわせ報告とさせていただきます。  お手元の世田谷区総合戦略(案)概要版をごらんください。  (1)の位置づけと(2)の期間については記載のとおりでございます。  2の策定に当たってをごらんください。国の長期ビジョンでは、東京圏への過度の人口集中が日本全体の人口減少に結びついているとして、東京一極集中を是正することを基本的視点としております。  一方で、区の総人口は増加傾向が継続し、出生率も増加しておりますが、全国規模で見ると出生率は非常に低いところに位置しています。  東京一極集中は、視点を変えれば、これから高齢化が一番進むのも東京、出生率が一番低いのも東京といった深刻な課題を多く抱えている東京への課題提起であると見ることができます。また、私たちの暮らしが農業等の第一次産業に支えられてきたことを考えますと、地方が衰退していくことは私たちの生活基盤にも大きな影響があるということでもあります。  区の総合戦略は、総人口減少という全国的な課題解決に向けて、地方とともに相互に発展成長し、一層活性化する共存共栄の取り組みを展開していくことが重要であるという考えを大切な視点として構成いたしました。  まず、人口ビジョンについて御説明いたします。  初めに(1)人口動向の特性についてでございます。総人口の推移を見ますと、年齢三区分別では、年少人口が大幅に減少した一方、高齢者人口、特に七十五歳以上が大幅に増加しました。人口ピラミッドでは、二十代前半の人口は平成七年から平成二十七年の二十年間で半減しております。人口構造の状況を見ますと、全国では団塊世代が最も人口が多くなっていますが、世田谷区におきましては、団塊世代の一世代後に当たります団塊ジュニア世代の人口が最も多いことが特徴となっております。  自然動態を見ますと、出生数は昭和四十八年以降、二十年以上にわたり減少が続き四割以下にまで低下いたしました。社会動態を見ますと、東京圏としましては、転入超過が一貫して続いてまいりましたが、世田谷区においては、昭和四十五年から平成六年までの間におおむね転出超過が続いておりました。その後、平成七年以降は転入超過による社会増が続いております。  近年の動向ですが、都内では平成二十四年以降自然減となっておりますが、区では出生数増加の中心であります三十代の母親年齢層の増加により自然増を維持しております。社会増の要因は、二十歳代前後を中心とした若年層の大幅な転入超過にあります。三十歳以降、ほとんどの年齢層で転出超過となっております。  資料の右側をごらんいただきたいと思います。(3)の人口推移における基本認識ですが、先ほど御説明しましたとおり、団塊世代より団塊ジュニア世代の人口規模が多いこと、出生率低下による二十代前半の人口が約半減していること、上記に示した人口推計のパターンⅢにあるように、転入超過が解消されますと人口が大きく減少することを示しております。  その上で、地方において若い世代が減っていることを踏まえますと、現時点で人口が増加しているからといって、世田谷区は人口減少社会と無関係と認識することは適切とは言えない状況にあるとの認識を示しております。  (4)人口変化が与える影響につきましては、どの人口推計パターンにおきましても、従属人口比率が上昇し、このことが区政に影響を与えることを指摘しております。  (5)今後の基本的視点といたしまして、人口減少によって人口構成が大きく変化し、社会を支える基盤が揺らぐことがないよう、戦略的取り組みの重要性を行政のみならず区民事業者とも共有することの必要性を示しております。  (6)目指すべき将来の方向として三点お示しし、総合戦略につなげております。裏面をごらんください。  人口ビジョンの課題から、総合戦略の三つの基本的目標をつなぐ考え方として記載をしたのが、4、総合戦略の基本的な考え方でございます。  戦略ではまず、今後、五年間人口が増加する見込みだが、将来的に大きな課題を抱える大都市の自治体こそ戦略を策定し備えるべきという問題認識のもと、目指すところを住みたいまち、住み続けたいまち、魅力あるまち世田谷を創出することとし、記載のとおり、三つの基本目標を掲げました。  右上の表をごらんください。三つの基本目標ごとに平成三十一年度までの目標値を設定し、それぞれの目標ごとの重点取り組み及び数値的な指標として設けた重要業績評価指標の主なものを記載してございます。  基本目標のうち、目標③につきましては、新実施計画に含まれない新たなものとして盛り込んだものでございます。  最後に、重点取り組みを実現するための方策を、7の実現に向けてにまとめました。  私からの説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桜井稔 委員 この総合戦略そのものの人口の変化に伴う戦略ということですごくいいんですが、案そのもののところで、二二ページに書いているような人口変化が与える影響ということで、福祉的環境影響とか住環境とか生活利便性と交通利便性というのをそれぞれ分析されているんですよね。  ちょっとわからないのが、この人口変化が与える影響で、保育や介護ということで書かれていたりするんですが、ここで言っている住環境の問題などで子育てのファミリー向け世帯への住宅とか、単身者向けの住宅が求められますということが書かれているんです。生活利便性でも商業の問題が書かれていて、生活利便性を確保するということを商業の活性化ということで商業問題まで書かれているんです。交通利便性でも、交通不便地域の問題ですよね。  そこまで含めて、今後の基本戦略というか、総合戦略の基本方向というか、それがなぜそこまで書かれないのかなと。例えば住宅の問題とか商業の問題、あと交通の問題、なぜそこまで解明しないでこの部分で終わっているのかというのが、これは毎回疑問に思っていたんです。  区は、分析はいいんですよ。だったら、それを本当に将来的に考えなくてはいけないんじゃないかというところまでもっと目標にしたほうがいいんじゃないかと私は思っているんですが、その辺をなぜこれだけにとどめたのかというのがちょっとわからないんですけれども、教えてくれます。 ◎原田 市民活動推進課長 総合戦略は、将来人口推計がどのようになっていくかにかかわらず、世田谷区としては住みよい町というものを推進していくということで、福祉的環境整備とか、今委員がおっしゃられたことにつきまして、今後重要に取り組んでいくということでございまして、こちらも基本的な目標として進んでいくということで記載しているものと認識しております。 ◆桜井稔 委員 では、重点取り組みのところで、どこに例えば住宅問題とか、さっき言った商業問題とか、もう一つ交通の問題、利便性、これがどこにどう入っているのかというのは私には読めないんですけれども。福祉的なところはよくわかるんです、これはすごくよくわかるんですね。でも、そのほかのところの二二ページ、二三ページに書かれているような課題の、こういうことが求められますということを言っていながら、重点取り組みのところにどう反映されているのかというのは私は読めないので、これを教えてほしいということを、毎回読んでいて疑問に思っていたんですけれども。 ◎原田 市民活動推進課長 今いただいた御意見につきましては、政経部のほうに伝えさせていただきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (5)世田谷区新実施計画(平成二十六年度から平成二十九年度)推進状況(案)について、理事者の説明を願います。 ◎原田 市民活動推進課長 それでは、世田谷区新実施計画(平成二十六年度から平成二十九年度)推進状況(案)について御説明いたします。  なお、本件につきましても五常任委員会でのあわせ報告とさせていただきます。  推進状況(案)概要をごらんください。新実施計画につきましては二十六年度のスタートから二年目を迎えておりますが、それぞれの項目につきまして、二十六年度実績と二十七年度末見込み、そして二十八年度以降の年次別計画の事業について調整したものでございます。  計画の修正や追加の内容ですが、各事業の充実を加えたものですとか、進捗状況に応じたものについて反映してございまして、主な変更点につきまして、健康・福祉から都市づくりの四角い囲みの中に記載してあるとおりでございます。  裏面をごらんいただけますでしょうか。行政経営改革の推進でございます。三十六の項目に分けて効果額を記載してございます。  次に、計画書本体でございますが、基本計画の分野別政策と行政経営改革について、一九ページの健康・福祉から始まり、一七七ページまででございます。例えば区民生活領域では、暮らし・コミュニティとして環境施策の充実を初め、七五ページから一〇五ページのほうに記載してございます。  全庁的な行政経営改革の取り組みは、一四四ページから一七七ページに記載しております。加えて、分野別の各事業においても、充実と行政経営改革の一体的な取り組みを今後推進してまいります。  続いて、外郭団体改革基本方針に基づく取り組みです。こちらは一七八ページ、一七九ページに全体説明、一八〇ページ、一八一ページに全団体の財政状況や人員状況の一覧を掲載した上で、一八二ページから各団体ごとの取り組み項目や改善内容、財政状況等をお示ししてございます。  最後に、公共施設整備方針に基づく取り組みです。こちらは二四二ページ、二四三ページに全体を、計画の進捗状況につきましては二四五ページから二五五ページまで掲載し、各施設種別ごとの取り組みの方向性や整備方針を、それから、二五六ページから二五七ページに公共施設跡地等の有効活用(方向性)を示してございます。  新実施計画推進状況(案)の御説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 では、(6)車座集会(第三期)の開催の結果について、理事者の説明を願います。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 車座集会(第三期)の開催結果について御報告いたします。  本件は五常任委員会あわせ報告でございます。  車座集会につきましては、第一期を七月十八日から二十六日に、第二期を九月十二日から十月十一日にそれぞれ開催し、それぞれの開催の結果を本常任委員会で報告させていただきました。  今回は、十一月十五日から十二月十二日に開催しました第三期の開催結果について報告いたします。  車座集会につきましては、記書きの1にございますとおり、地区におけるまちづくりについてをテーマに、地区の防災力の向上や高齢者の見守りなど、各地区に応じたサブテーマを設定し開催しました。  2の開催結果でございますが、第三期につきましては、用賀地区を皮切りに計十地区で開催いたしました。各地区の開催日時、意見交換のサブテーマ、参加者数及び発言者数は記載のとおりでございます。ちなみに、第三期の参加者の総計は二百七人、発言者数の総計は百三十五人でございます。  裏面をごらんください。3にございますとおり、開催当日にいただいた意見、質問は、資料1の第三期意見・質問等要旨のとおりです。  資料1をごらんください。表紙には、先ほどのかがみ文と同様に開催結果を記載しております。  一枚おめくりください。以下、意見、質問の要旨等を掲載してございます。福祉や防災等、主な項目別に分類し掲載しております。項目の右隣には質問、意見をいただいた地区名を記載しており、意見、質問等の要旨、区側の回答要旨を記載しております。  なお、例えば一ページの上から三番目には、二カ所の地区名と(2)と記載してございますが、同様の趣旨の意見、質問が出された場合はこのようにまとめて掲載させていただきました。括弧内の数値は、その意見、質問数の合計を記載しております。また、お一人で複数の項目にわたって質問された方も多くいらっしゃるため、意見・質問等要旨の項目数は発言者数よりも多い数になっております。詳細は後ほどごらんいただきますようお願いいたします。  それでは、かがみ文の裏面にお戻りください。  4にございますとおり、開催結果及び意見・質問等要旨は区のホームページに掲載するほか、出張所・まちづくりセンター、区政情報センター、区政情報コーナーで閲覧できるようにする予定でございます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの質問に対して御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(7)仮称世田谷地方合同庁舎の工期延長等について、理事者の説明を願います。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 それでは、仮称世田谷地方合同庁舎の工期延長等について説明させていただきます。  なお、本件につきましては、福祉保健常任委員会、文教常任委員会とのあわせ報告となります。  初めに主旨ですが、仮称世田谷地方合同庁舎の整備事業を国、東京都、世田谷区で進めているところでございますが、このたび工事を実施している国土交通省より、整備におくれが生じたため工期を延長する旨の説明があったことから、今後の予定も含めて御報告するものでございます。  工期延長の理由といたしましては、契約の相手方である国土交通省から、地中障害物の撤去等の対応により工期が四カ月延長となり、平成二十八年七月三十一日となる旨の説明があったためでございます。  工期延長による影響でございますが、工事費、工事管理費、備品設置工事費、国事務費の世田谷区負担の増額はございません。地中障害物の撤去に伴う経費の増加額約六百万円は、原因者の東京都の負担となります。  保健福祉センター分室は、二十八年八月まで仮の健診会場で業務を続け、二十八年八月下旬に合同庁舎で新たに開設をする予定でございます。この工期の延長のために、二十八年度当初予算に保健福祉センター分室の建物リース料九百七万二千円を追加計上しております。  世田谷図書館につきましては、二十八年八月まで、旧若林中学校内の仮事務所で予約した本の貸し出し中心の業務を続けまして、二十八年九月に合同庁舎で開設予定でございます。  裏面に行きまして、工事延長のため、二十八年度当初予算に世田谷図書館の図書類保管料等百三十四万円をやはり追加計上しております。  庁舎の維持管理でございますが、引き渡し後は、東京国税局が合同庁舎全体を管理する予定でございます。  土地の賃借料でございますが、引き渡し後は、東京都に対して世田谷図書館分の土地の賃借料が生じます。二十八年度予算に月八十万円掛ける九カ月の七百二十万円を計上しています。
     庁舎の名称につきましては、世田谷合同庁舎となります。  5の基本協定等の主な変更点につきましては、記載のとおりでございます。  この二十八年第一回区議会定例会に議案を提出する予定でございます。  6のスケジュールについても記載のとおりでございます。  私からの説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(8)(仮称)若林複合施設の整備について(まちづくりセンターと、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備及び区民集会所、公園管理事務所、土木管理事務所との合築について)、理事者の説明を願います。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 (仮称)若林複合施設の整備につきまして御説明させていただきます。  本件につきましては、福祉保健常任委員会及び都市整備常任委員会とのあわせ報告となります。  初めに、1の経緯、主旨でございますが、記載のとおり、表題の六施設を合築、複合化することによりまして、地域包括ケアの地区展開、防災まちづくりの強化などの課題に対応するため、地区の拠点としてふさわしい施設を整備するものでございます。  次に、2の基本構想(案)の概要でございますが、基本構想案としてまとめてその概要を記載してございます。  (1)は基本方針として五点ほどまとめております。⑤の防災機能の確保につきましては、発災から出張所・まちづくりセンターにおいて拠点隊の初動体制を確立するため、設置型発電機の配備による七十二時間の電源を確保してまいります。  (2)の施設の現況ですが、複合化する施設の現在の所在地等を記載しております。  (3)の計画の概要でございますが、計画地として現在の土木公園管理事務所及び若林区民集会所の所在する敷地内に改築するものでございます。  所在地、面積等は記載のとおりでございます。  (4)の新施設の主な諸室、機能といたしましては、表記の諸室、機能等を計画しております。②の社会福祉協議会は、地域包括ケアの地区展開の取り組みにより、若林まちづくりセンター内に相談窓口、執務スペースを設ける予定でございます。  3の経費についてでございますが、平成二十八年度、二十九年度の二カ年の基本設計・実施設計費として、記載の金額を平成二十八年の第一回定例会に付議の予定でございます。工事費については現在調整中でございます。  4の工事の進め方でございますが、公共施設等総合管理計画の基本計画に基づきまして、工事中の仮設事務所等を設けないことで建設費の節減を図るため、全体工程を第一工区と第二工区に分けまして、それぞれ第一期工事を世田谷公園、土木の各管理事務所側、第二期工事として残りの施設を建設していく予定でございます。  配置のイメージといたしましては、表記のとおりでございます。おおむね、図の第二工区部分に現在の土木・公園管理事務所の事務室及び若林区民集会所がありますので、第一期工事が施工した後は、それぞれの管理事務所を移設し、第二工区側の既存施設を解体した第二期工事を施工いたします。現地にあります既存の施設は営業しながらの工事となりますが、区民集会所につきましては、第二期工事期間中は休館する予定でございます。  最後に、5の今後のスケジュールですが、議会に報告の後、三月に基本構想案の説明会を開催し、近隣の区民、集会所等の利用団体等の意見を伺った後、基本設計に向けての課題を抽出し、基本構想として策定する予定でございます。  平成二十八年度から平成二十九年度にかけて説明会等を開催し、区民等の御意見を伺いながら設計を進め、平成三十年一月より工事に着工し、平成三十一年の五月ごろ竣工する予定でございます。  三十二年度上半期を目標に全工区を竣工させ、全施設を開設する予定でございます。  説明は以上です。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 これはまちづくりセンターとあんすこを一つにすると思うんですけれども、あんすこは民間の所有物で、まちづくりセンターは区有地ですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 区有地でございます。 ◆藤井まな 委員 まちづくりセンターの建物は残すんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 工事の間はそこで営業を続けて、完成後は複合施設ですので、基本は売却ということになるでしょうけれども、ただ、まだその検討結果についてはまとまっていないところでございます。 ◆桜井稔 委員 これは、今、土木管理事務所があるところで、倉庫とか車庫があって、いろいろ車とかそういうのがあるんだけれども、新しくできるところは、やっぱり倉庫、車庫が入るような設計にはなる、その構想でもちろんまちづくりセンターとか、あんすこが入ってこられるということなんだろうけれども、どんな感じなんですか。今の倉庫、車庫は新しくできたところでもとれるんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 まだ設計の段階ではないんですけれども、いわゆるボリュームチェックというものをしたところでは入るということでこのようになっております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(9)世田谷区立宮坂区民センターの大規模改修工事について、理事者の説明を願います。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 世田谷区立宮坂区民センターの大規模改修工事につきまして説明させていただきます。  初めに、1の主旨ですが、記載とおり、建物の竣工後約二十五年経過し、施設全体の老朽化が著しい状況にあるため、公共施設中長期保全計画に基づき大規模改修工事を行うものでございます。  次に、2、改修概要ですが、(1)から(7)に記載のとおりでございます。  3の経費概算ですが、建築、電気機械工事を含む総額で四億四千五百四十万円程度の見込みとなります。  4の改修工期でございますが、改修工事は二十八年七月一日から二十九年一月下旬の予定でございます。  5の改修工事期間中の対応でございますが、宮坂区民センターと喫茶室につきましては、全面休館となります。シルバー人材センター本部につきましては、工事期間中は用賀ワークプラザへ一時移転する予定にしております。  裏面の6の周知方法でございますが、「区のおしらせ せたがや」二月二十五日号に掲載の予定でございます。また、区ホームページへの掲載、けやきネットシステムへの掲載、けやきネット登録団体へのお知らせ送付、施設内ポスター掲示においても周知をしていく予定でございます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆桜井稔 委員 改修すること自身はいいんですが、利用者から意見を聞いているかどうかわからないんですが、二階の大会議室の六十人部屋があります、一番大きいところ。あれは音響がすごく悪くて、全部コンクリートが表に出ているんです。それで反響しちゃって、会議室なんだけれども音がすごく悪くて聞きづらいんですよね。そういう大きなところでの防音というか、音を吸収する板とかそういうのも含めてやったほうが、改修をどうせするなら今後利用するにはいいんじゃないかと。その辺は声は来ていませんか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 声を伺っております。 ◆桜井稔 委員 じゃ、やってください。要望でいいです。 ◆高岡じゅん子 委員 エネルギーの(7)の太陽熱システムや再生エネルギーを利用したシステムを入れることは大変賛成なんですが、屋根貸し事業で再生エネルギーを活用したシステムを入れるというほうがより効率がいい場合もあるので、屋根貸しについても検討していらっしゃるかお教えください。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 それについては、私はちょっと聞いていなかったです。済みません。 ◆高岡じゅん子 委員 屋根貸し事業としてできるかどうかというのも視野に入れて検討していただければと思いますので、要望しておきます。 ◆平塚敬二 委員 ここはけやきでとると思うんですけれども、ここを主体としてけやきで登録されている団体はどれぐらいあるんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 約六百八十ほど。 ◆平塚敬二 委員 その六百八十の方が当然この期間使えなくなっちゃうわけですよね、ここが。そういう場合、この近所にそうないと思うんですけれども、どうされるんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 裏面のけやきネット登録団体へのお知らせ送付と記載しているかと思いますけれども、これがその方々へのお知らせ送付で、いわゆるホームグラウンドをこの時期は変えていただくということで、今までは宮坂区民センターに五件まで、抽せん前の予約ができたんですけれども、それをほかのところにしてもらって、ほかで予約をしていただくと変えていただく手続をお願いするということになります。 ◆平塚敬二 委員 当然そうなるんでしょうけれども、足りるのかね。この近所で分散できそうですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 確かに弦巻だとか太子堂というとちょっと距離的に遠くなってしまうところがあるかもしれないんですけれども、そのお願いをしていくしかないということなので、お願いをさせていただくことになります。 ◆桃野よしふみ 委員 これは喫茶室は休業ですけれども、働いている方なんかはその間どうなるんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 既にお話をしておりまして、了解もいただいておるところでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 その了解というのはどういうことですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 全くお休みになってしまうということで、お願いをしに行ってまいりました。 ◆桃野よしふみ 委員 確認なんですけれども、福祉的雇用の方とかは入っていらっしゃるんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 ここにはたしか入っていなかったと思います。 ◆あべ力也 委員 今の副委員長の話でちょっとわからなかったので、施設が新しくできた場合には、今お休みをお願いした方がまた働けるということなんですか。 ◎山田 世田谷総合支所地域振興課長 そのような話になっております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 では、(10)(仮称)九品仏複合施設基本構想について(まちづくりセンターと、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備について)、理事者の説明を願います。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 最初に、この(仮称)九品仏複合施設基本構想につきましては、案件名の括弧書きの部分を委員の皆様へ御連絡後に修正させていただきました。申しわけございませんでした。  それでは、(仮称)九品仏複合施設基本構想について説明いたします。  なお、本件は福祉保健常任委員会とのあわせ報告でございます。  最初に、1の経緯、主旨でございます。新実施計画等に基づきまして、九品仏まちづくりセンターと九品仏あんしんすこやかセンター等との一体整備を図り、(仮称)九品仏複合施設を整備いたします。  本件は、施設の基本構想を取りまとめましたので報告するものでございます。  次に、2の基本構想の概要でございます。  (1)の基本方針といたしましては、①の施設の複合化から⑤のみどり豊かな景観づくりまで五つございます。  (2)の施設の現況でございますけれども、①の九品仏まちづくりセンター、②の九品仏あんしんすこやかセンター、③の奥沢地区会館の三施設につきましては、記載のとおりでございます。  次に、(3)の計画予定地の概要でございます。裏面に施設位置図と敷地図を掲載しておりますので、こちらもあわせてごらんください。  まず、①の所在地は、現在の九品仏まちづくりセンターの敷地でございまして、②の敷地面積は約七百五十八平方メートル、③の用途地域等につきましては記載のとおりでございます。  次に、(4)の新施設の主な諸室、機能でございます。九品仏まちづくりセンターには事務室や活動フロア等、社会福祉協議会には執務スペース等、九品仏あんしんすこやかセンターには事務室や相談室等、集会機能としては集会室の機能がございます。  裏面をごらんください。次に、3の経費でございます。基本設計費と実施設計費、解体設計費を合わせまして三千八百万円を予定しておりまして、解体工事費と建築工事費については、現在調整中でございます。  次に、4の工事の進め方でございます。こちらの工事におきましては、まず、奥沢地区会館を改修いたしまして九品仏まちづくりセンターをそちらに仮移転いたします。移転後に、現在の九品仏まちづくりセンターを解体いたしまして、複合施設を整備する予定でございます。  最後に、5の今後のスケジュールでございます。二十八年度から二十九年度にかけまして基本設計と実施設計、解体設計を行いまして、二十九年度に奥沢地区会館を改修しまして、九品仏まちづくりセンターをそちらに仮移転いたしまして、二十九年度から三十一年度にかけまして解体工事と建設工事、そして三十一年度中に新施設を解体する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 当初通知でもらったときには、地区会館との合築ということが書いてあったのがなくなったということは、九品仏の地区会館とかは残っていくということですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 ただいまの地区会館でございますけれども、まず当複合施設におきましては、九品仏まちづくりセンター、九品仏あんしんすこやかセンター、それから奥沢地区会館を移転の上設ける施設としまして、平成二十七年の二月に既に御報告したものでございます。  変更の理由は、地区会館とこの施設のあり方についてこれから検討してまいるというのが関連でございまして、御報告しましたとおり、九品仏の複合施設につきましては集会機能を盛り込むものなんですけれども、その位置づけについては、今後のあり方の検討状況を踏まえてまいりたいと考えておりますので、現時点での表記につきましては集会機能とさせていただいたところでございまして、奥沢地区会館については、ただいま申し上げましたこの考え方に変更はございません。 ◆藤井まな 委員 ごめんなさい、結局、奥沢地区会館と九品仏地区会館はどうなるんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 九品仏地区会館についてはそのまま継続してまいります。そして、奥沢地区会館につきましては、既に御報告いたしましたように、移転の上、この複合施設に設ける施設というふうに考えてございます。 ◆藤井まな 委員 奥沢地区会館はなくなるということでよろしいんですね。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 奥沢地区会館については、現在の場所においての今後の運営というのは、現在のところでは考えていないということです。 ◆藤井まな 委員 ここは区有地ですか。区有地であるとするならば、さっきの話にもちらっと出ましたけれども、これはまた売るとか、売却するとかいうことが基本路線になっていくんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 こちらのように、複合化等により生じる跡地につきましては、基本的な考えとしては原則として売却するということにしておりますけれども、地域の方々の御意見をお聞きしながら今後検討してまいりたいと考えております。 ◆あべ力也 委員 これは、今のを全部あれすると、九品仏地区会館はそのまま残るんでしょう。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 九品仏地区会館についてはそのままでございます。 ◆あべ力也 委員 今ほかのところもいろいろ合築を進めている中で、ここは九品仏地区会館だけ残して、九品仏まちづくりセンターの新たないろんな施設をあれしたやつをつくるというのは、ほかのところはみんなそこにまとめちゃうのにここだけ残すというのは、新たな代替地に関して、それだけの広さの面積がとれなかったからということなんですか、その理由を聞きたいんです。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 まず、この複合施設の中に集会機能等を持たせる予定ですけれども、この位置づけについては、現時点では奥沢地区会館というふうに決定をしてはおりません。また、この施設の中に集会機能を残す理由でございますけれども、現在でも奥沢地区会館には利用者等がいらっしゃいますので、その方等の利便性を考慮したものでございます。 ◎堀川 玉川総合支所長 申しわけございません。ちょっと補足させていただきます。  裏面の地図につきましては、この周辺の施設ということで、九品仏地区会館も書かせていただきました。当初から、この複合化施設につきましては、まさに委員御指摘いただいたように、容積、ボリュームの点で限度がございますので、奥沢地区会館と九品仏まちづくりセンター、それから南側のあんしんすこやかセンター、この三つを一体化しようというような考え方でございました。ですので、九品仏は当初から難しいということだったわけでございます。 ◆桜井稔 委員 奥沢地区会館はなくなるという方向で、新しい集会機能を設置するということなんですが、その新しい集会機能というのはけやきネットでとれる施設なんですか、それとも単なるまちセンの施設なんですか、その辺を教えてくれる。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 詳細につきましては今後検討しますけれども、けやきネットでとれるという方向で現在のところは考えてございます。 ◆桜井稔 委員 地区会館がなくなって、区民集会室みたいな名称というか、位置づけというか、位置づけはどうなるかわからないと今言いましたけれども、地区会館は何しろ外そうと。集会室になってけやきネットのあれで入っていくと。  今後、けやきネットの改修でまちセンも入れようかという議論がありますけれども、この位置づけとしては区民集会室みたいな感じになるんですか。
    ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 そちらの点につきましては、今後、区民利用施設の検討を進めてまいりますので、その状況等を踏まえて考えたいと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(11)用賀出張所の所管区域の分割及び(仮称)二子玉川複合施設基本構想について(出張所等と、あんしんすこやかセンター、社会福祉協議会との一体整備について)、理事者の説明を願います。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 用賀出張所の所管区域の分割及び(仮称)二子玉川複合施設基本構想につきまして説明いたします。  なお、本件は企画総務常任委員会、福祉保健常任委員会、地方分権・本庁舎整備対策等特別委員会とのあわせ報告でございます。  最初に、1の経緯、主旨でございます。新実施計画等におきましては、用賀出張所の所管区域を分割いたしまして、二子玉川分室にまちづくり機能を追加いたしまして、出張所として整備することとされております。本件は、用賀出張所の所管区域の分割案を取りまとめましたので、報告するものでございます。  また、二子玉川地区会館を改築し、(仮称)二子玉川出張所及び(仮称)二子玉川あんしんすこやかセンター等を設置する(仮称)二子玉川複合施設の基本構想をまとめましたので、こちらについても報告いたします。  なお、本年七月より出張所のまちづくり機能を分離いたしまして、まちづくりセンターを設置する予定であることに伴いまして、平成三十一年度中に開設予定の当該複合施設には、(仮称)二子玉川出張所及び(仮称)二子玉川まちづくりセンターを設置することとなります。  次に、2の用賀出張所所管区域の分割(案)でございます。  次のページの図1、出張所所管区域図(分割後)をごらんください。分割後の用賀出張所の区域は用賀、上用賀、玉川台の全域となりまして、(仮称)二子玉川出張所の区域は玉川、瀬田の全域と考えてございます。  最初のページにお戻りください。次に、3の基本構想の概要でございます。  (1)の基本方針につきましては、①の施設の複合化から⑤のみどり豊かな景観づくりまで五つございます。  裏面をごらんください。次に、(2)の施設の現況でございますけれども、①の用賀出張所二子玉川分室、②の用賀あんしんすこやかセンター相談分室、③の二子玉川地区会館の三施設につきましては、記載のとおりでございます。  次に、(3)の計画予定地の概要でございます。最後のページに施設位置図と敷地図を掲載しておりますので、こちらもあわせてごらんください。  ①の所在地は現在の二子玉川地区会館でございまして、②の敷地面積は四百六十三平米で、うちセットバックが十二平米ほどございます。③用途地域等は記載のとおりでございます。  次に、(4)の新施設の主な諸室、機能でございますけれども、(仮称)二子玉川出張所には、窓口や事務室等、(仮称)二子玉川まちづくりセンターには活動フロアなど、社会福祉協議会には執務スペース等、(仮称)二子玉川あんしんすこやかセンターには相談室等、そして、二子玉川ふれあいルーム等にはふれあいルームや集会機能がございます。  次に、4の経費でございますけれども、基本設計と実施設計費、解体設計費も含めまして三千八百万円を予定しておりまして、解体設計費等につきましては調整中でございます。  次に、5の今後のスケジュールでございますけれども、本年六月に出張所設置条例改正議案を提出させていただきまして、二十八年度から二十九年度にかけまして設計、二十九年度から三十一年度にかけまして解体工事と建設工事を行いまして、三十一年度中には新施設を開設する予定でございます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 今の二子玉川出張所がない状況の人員と二子玉川出張所ができてからの人員配置だと、当然人数は変わると思うんですが、どれぐらい人員配置の規模は変わっていくんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 現在の二子玉川分室でございますけれども、正規職員が現在八名、再任用職員一名、事務嘱託員三名、出張所嘱託員が二名の計十四名でございまして、これから出張所を設置するに当たりまして、まだ明確に職員数等は決定してございませんけれども、現在の職員数よりは、まちづくりセンターがふえることもございまして、ふえるというふうに考えてございます。 ◆あべ力也 委員 ちょっと教えてほしいんですけれども、世田谷区は出張所を設置するといった場合の要件として、例えばそこをカバーする地域の世帯数であったり、人口数であったりというのは、どういう基準になっているんでしたか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 今回分割いたしましたけれども、今御指摘のような、人口が何人以上、世帯数が何人以上、例えば面積が何キロ平米以上だとか、そうした明確な基準というのは世田谷区では設けてはございません。 ◆桜井稔 委員 さっきと似ているんだけれども、これは地区会館がなくなって、そこにできる集会機能というのはどういう機能なのというのを教えてください。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 こちらは地区会館の跡地を活用いたしますけれども、この集会機能がどういうものなのかというのは、これから設計を進める中でどれだけ面積が確保できるのか、それによりまして考えていきたいと思います。 ◆桜井稔 委員 では、そこは地区の集会所という位置づけではなくて、集会機能の範囲というさっきと似たようなところでとどめておくということと、もう一つ、図のほうに描いてある別館というのがあるんですけれども、これは何か変わるんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 現在の別館については変更点はございません。 ◆桜井稔 委員 だから、地区会館になるんですか。単なる別館だから、地区会館の本館がなくなっちゃったら別館だけ残るというのはおかしいので、地区会館になるんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 この集会機能につきましては、ただいま説明させていただきましたように、どれだけの平米が確保できるのか、それを考えながら地区会館についても考えていきたいと考えております。 ◆桜井稔 委員 この大きさによって、地区会館の大きさは決まっているんだ。だから、これは別館になっていて、これは地区会館の位置づけに高められないということなんですか。  さっき、新しくできるところも、集会機能というのも何ができるかわからないと、けやきネットでとれる集会所でもない、わからないと、それはさっきの二点と同じなんですが、この別館のほうも地区会館に位置づけられないという大きさなんだ。そういうことなんですか。 ◎加藤 玉川総合支所地域振興課長 別館について、地区会館に位置づける、位置づけられないということは、今回の検討では議論してございません。  なお、再度の説明になりますけれども、新しくつくります複合施設の中に、地区会館を設けるか設けないかという点につきましては、やはり地区会館を設けるためにはある程度床面積を確保するという必要性がございますので、その点を把握してから考えるという意味でございます。 ◎堀川 玉川総合支所長 ちょっと補足させていただきますと、確かに床面積でどれくらいのスペースが作れるかというようなところもございます。  もう一点が、今区のほうといたしまして、区民の皆様の集会施設の機能、これについてどうあるべきかというような点もいろいろ議論をさせていただいておるところでございます。そういうところも踏まえて、今後先ほどの九品仏とあわせて、三十一年度にできていくと。その時点での区民集会施設系の施設をどういうふうに位置づけというか、その一方で、検討を見ながら位置づけを決めていきたい、設計も進めながらと思っております。  それともう一点は、よく議会からも御指摘いただいていますけれども、二子玉川のほうは公共施設が少なくなっておりますので、そのあたりの施設、その整備も一方で考えながら、そういうバランスの中でこの集会機能をどう位置づけていくかということになってこようかと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (12)玉川総合支所庁舎等の改築に伴う仮庁舎の整備について、理事者の説明を願います。 ◎羽川 玉川総合支所地域施設整備担当課長 玉川総合支所庁舎等の改築に伴う仮庁舎の整備について御説明申し上げます。  1の主旨でございます。玉川総合支所庁舎等の改築に当たっての仮庁舎の整備につきましては、こちらの資料2の(1)、(2)に記載しております三カ所での整備を検討しております。今後、用地の借り受けに向けまして、東京都等の地権者との交渉を進めるとともに、仮庁舎整備の設計を進めてまいります。  2の仮庁舎の整備場所でございます。  (1)は用地の借り受け交渉を進めている場所でございます。表の上段でございますが、こちら昨年十二月の本委員会で口頭で御報告申し上げました旧玉川高校跡地でございます。こちらにつきましては、現在、世田谷都税事務所仮庁舎の敷地となっております約二千七百平方メートルを借り受けまして、生活支援課、保健福祉課、街づくり課、地域振興課の一部、また集会室機能、そういったものを設置する予定でございます。  表の下段は、等々力駅の南側にございます旧下水道局の世田谷出張所の建物がございました跡地及び隣接する民有地でございます。こちらにつきましては、合わせて約一千平方メートルを借り受けまして、主に等々力地区内で設置する必要がございますまちづくりセンター機能を含む等々力出張所やあんしんすこやかセンター、戸籍係を含みます地域振興課等、そういったものを設置する予定でございます。  続きまして、(2)の区の施設の活用についてでございます。目黒通り沿いにございます玉川総合支所分庁舎でございます。現在、こちらのほうは健康づくり課の健診会場として利用しておりますが、庁舎建設時には健康づくり課の事務室を移転いたしまして、仮庁舎とする予定でございます。  なお、現在分庁舎内にございます保育室につきましては、仮庁舎として使用する期間中も継続して運営する予定でございます。  3の借受等のスケジュールでございます。(1)の下水道局用地につきましては現在更地でございますが、仮庁舎の設計に当たりまして敷地・地盤等の調査が必要となることから、平成二十八年度に入りまして、東京都との協議が整った段階で借り受けを開始する予定でございます。  (2)の旧玉川高校跡地につきましては、世田谷都税事務所が世田谷合同庁舎に移転されてから後に借り受けになることから、先ほど世田谷総合支所より世田谷合同庁舎の工期については報告を申し上げたところですけれども、合同庁舎のスケジュールに伴いまして、借り受けの開始予定時期が平成二十九年二月からになってございます。  裏面をごらんください。スケジュールを表にしたものでございます。表の左側が仮庁舎にかかわるスケジュール、右側が新たな支所庁舎等にかかわるスケジュールでございます。  左側、仮庁舎のスケジュールを申し上げますと、平成二十八年四月以降に、下水道局の用地、隣地の民有地、旧玉川高校跡地を順次借り受けまして、仮庁舎の整備を行います。平成二十九年七月に、今の支所機能を仮庁舎へ移転を行う予定としてございます。  また、右側、総合支所庁舎等につきましては、基本設計につきましては、四月に御報告を申し上げ、二十九年五月に実施設計を完了する予定でございます。その後、二十九年七月に庁舎機能を仮庁舎に移転した後、解体・建設工事着工にいたしまして、平成三十一年度に新庁舎等の竣工、業務開始を目指してまいります。  なお、新庁舎等の業務開始等につきましては、仮庁舎の移転時期が平成二十九年七月となったことから、今説明したとおり、三十一年度中の竣工、業務開始、そのような予定とさせていただいてございます。  この表の下の米印のところでございますが、スケジュール表の右側、総合支所庁舎等のところにも同じように米印をつけてございますが、新庁舎等の実施設計の完了時期を平成二十九年五月としたスケジュール変更に伴い、庁舎等の基本設計、実施設計の債務負担行為を平成二十八年度、二十九年度に期間を変更する補正予算案を第一回定例会に御提案させていただいたところでございます。  なお、本補正による限度額の変更はございません。金額に影響はございません。  以下、参考といたしまして、整備の予定地の位置図を添付いたしました。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対して御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 当然、東京都と民間の方たちと、事前に水面下でお話しはされていると思うんですけれども、借りるときに、借りる土地代は大体お幾らぐらいだという話なんですか。東京都は普通の一般の相場で貸してあげるよみたいな感じなんですか。 ◎羽川 玉川総合支所地域施設整備担当課長 そちらにつきましては、まだ具体的なところの交渉のほうはそこまで実は進んでおりませんけれども、おおむねといいますか、今後具体的に進めさせていただくところでございます。 ◆藤井まな 委員 隣接民有地に関しては、相場で当然借りるのが当たり前だと思いますけれども、ここの玉川高校であるとか、下水道局というのは、都の持ち物ということですから、そこら辺は行政と行政でうまく交渉していただいて、借りるお金も何とか抑えられたらなとこれを見ていて思いましたので、そういったところを要望させていただきます。 ◆桃野よしふみ 委員 借りる玉川高校跡地の仮庁舎整備というのもスケジュールの中に入っていますけれども、これは割と手間のかかるというか、お金とか手間が結構かかるものなんですか。そのまま居抜きで入れて、結構楽だったねというイメージなのか、整備と書いてあるから結構ここでまたお金とか手間もかかるんですか。 ◎羽川 玉川総合支所地域施設整備担当課長 こちらの現在の玉川総合支所の仮庁舎でございますけれども、建築基準法上の仮設建築物でございますので、そのまま引き続き使用するということはできない状況でございます。新たな整備ということになってございます。 ◆桃野よしふみ 委員 ということは、一回更地にしたものを借りて、そこに建てるということですか。 ◎羽川 玉川総合支所地域施設整備担当課長 そのとおりでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 その辺の大まかな予算とかはわかっているんですか。 ◎羽川 玉川総合支所地域施設整備担当課長 こちらの整備につきましては、現在精査していただいているところでございまして、リースになりますので、二十九年度から支出が発生するというようなことになってございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (13)地域包括ケアの地区展開のモデル事業について、理事者の説明を願います。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 地域包括ケアの地区展開モデル事業報告をさせていただきます。  地域包括ケアの地区展開のモデル事業についてでございますが、本件は福祉保健常任委員会とのあわせ報告となります。  1の主旨でございますが、平成二十六年十月から砧地区でモデル事業を開始しました出張所・まちづくりセンターあんしんすこやかセンター、社会福祉協議会の三者が連携し、身近な地区で相談の充実と地域人材、社会資源の開発を行います地域包括ケア地区展開でございますが、二十七年七月から五地区に広げております。来年度の全地区展開に向けて、今回は五地区での取り組みや今後の対応等の中間のまとめを行いましたので御報告するものです。  内容につきましては、資料1の概要版にて御説明させていただきます。概要版をごらんください。  まず、1の地域包括ケアの地区展開の取組みですが、ただいま主旨で御説明させていただいた内容でございます。省略をさせていただきます。  2のモデル事業推進に当たっての取組みでは、今年度取り組みました広報、窓口環境の整備等、研修・マニュアル等の充実について記載してございます。  右に行きまして、3では、地域包括ケアの地区展開の取り組みの二本の柱の一つ目である相談事業についての取り組み状況を記載しております。  出張所・まちづくりセンターの取り組みといたしましては、区民に最も身近な行政機関として、区民のさまざまな生活の相談を受け対応し、受け付けた相談を適切な窓口へつないでおります。あんしんすこやかセンターでは、高齢者だけでなく障害や子育てに対しても相談を拡充して対応し、適切な組織や専門機関等へつなぎ、支援に結びつけております。社会福祉協議会では、行政サービスでは対応できない相談について、社会福祉協議会の独自のサービスへつないだり、地域活動希望者へは情報提供することで参加に結びつけているところです。  次に、三者による連携で取り組んだ内容をまとめさせていただきました。  一例目は、まちづくりセンターが手続に来られた方の認知機能の低下に気づき、あんしんすこやかセンターがケアマネと連携し支援に結びつけた事例です。二つ目の事例ですが、介護保険のサービスでは対応できない方への生活支援サービスについて、社会福祉協議会のサービスに迅速に結びつけた事例です。  いずれにしましても、連携することで、課題に対しその場で支援に結びつけることができた事例だと認識しております。  裏面をごらんください。今回の取り組みのもう一つ目の柱である参加と協働による地域づくりの取り組み状況です。  出張所・まちづくりセンターでは、三者連携会議の開催を中心に、地区課題の解決に向けた取り組みについての調整や取りまとめを行ってまいりました。また、あわせて、地域の方々とともに地域づくりの機運の醸成を図ってきたところです。  あんしんすこやかセンターでは、地域ケア会議等で地区課題を把握し、三者連携会議に提起してまいりました。また、高齢者以外の会議にも出席することで、地区内でのネットワークづくりを進めているところです。  社会福祉協議会においては、地区課題の把握、分析を行うほか、社会資源開発を進め、サロンの新規開設や他団体とのネットワークづくりを図っております。また、人材バンクを開設し、活用を進めているところです。  三者連携の取り組みといたしましては、サロンの新規開設に至った事例やボランティアの確保ができた事例を掲載させていただきました。  右に行っていただきまして、5の全地区実施に向けた運営に関する課題でございますが、記載しているように、相談結果のフィードバックの仕組みづくり、一体整備未完了地区における相談の引継ぎの方法、また、引き継ぎ個人情報の取り扱いの徹底や、プライバシー確保については課題があると認識しているところです。  また、全地区展開に当たり、区民の皆様にお知らせするに当たり、制度についてのキャッチフレーズや相性についても検討が必要であると思っております。  6の今後の対応ですが、課題に合わせ一体整備未完了地区での三者のコミュニケーションの取り方や区民の利便性の確保、また組織改正を踏まえ、まちづくりセンターと支所との機能や役割の明確化等に取り組んでまいります。  最後、7につきましては、地域行政本部の報告にもありますが、今後のまちづくりセンターのあり方とあわせ地区展開を進める中で見直しを進めてまいります。  詳細につきましては、後ほど報告書をごらんいただければと思います。  表紙に戻っていただきまして、今後のスケジュールです。五月に五モデル事業につきまして、区民生活常任委員会と福祉保健常任委員会で最終報告をいたします。七月には全地区展開を行ってまいります。  報告は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆高岡じゅん子 委員 三者の連携について、今手探りで進めていくという状態だと思うんですが、先ほど車座集会のときに、用賀のことに関して何個か見せていただいたんですが、用賀の区民の方から、こういった一体整備が始まった中で、民生委員であったり、児童委員であったり、青少年地区委員であったり、既にいろいろな地域の情報を持っていて活動している方たちが、このシステムの中でどのような位置づけになり活躍していけるのかということについて、ちょっと疑問を持っているような質問が車座の中で出ているように見受けたんですけれども、そういったことのつなぎ役というのは主にどこがなさると考えていらっしゃるんでしょうか。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 ただいま御質問の件でございますが、今御説明いたしました4の参加と協働による地域づくりの取組み状況の中で、出張所・まちづくりセンターの取り組みといたしまして、ポツの四つ目に記載させていただきました。  町会長会議、見守りネットワーク等の住民と連携した会議の中でということで、例えば身近なまちづくりの協議会ですとか、今御説明のありました青少年地区委員会、また民児協等の会議等で情報提供して、解決に向けた取り組みとともに地域づくりの機運の醸成を図ってはまいりますが、まだそこまで情報の伝達がなかなか進んでいない部分がございまして、各団体の方々につきましても、そうした意味で御心配をおかけしているところだと思いますが、できるだけそういった会議の場でも、地域課題、まとまって地域のほうに発信をしていくということはまちづくりセンター等の役目と考えております。 ◆高岡じゅん子 委員 多分そういう会議体の中に出ていらっしゃる例えば民生委員さんの中の代表の方、地区青少年委員さんの代表の方までは、結構新しい仕組みについてわかってくるんですが、実際に町を歩かれるのは一人一人の委員さんだったりするので、そこの方たちがどのぐらい地域包括ケアに参加していただけるかというのがすごく大切なことだと感じています。ぜひ本当に動いてくださる方が意義を理解して、積極的に動けるようなバックアップを、ぜひまちづくりセンター中心に強化していただきたいと思います。 ○岡本のぶ子 委員長 要望でよろしいですか。 ◆高岡じゅん子 委員 要望です。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(14)烏山総合支所改修工事について……。
    ◆あべ力也 委員 委員長、もう十二時になりましたので、トイレ休憩とかはとらないんですか。 ○岡本のぶ子 委員長 あと二件でトイレ休憩を考えているんですけれども。 ◆あべ力也 委員 あと二件、我慢しろということですね。 ○岡本のぶ子 委員長 もしつらいようでしたら、どうぞ行かれてください。よろしいでしょうか。  (14)烏山総合支所改修工事について、理事者の説明を願います。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 烏山総合支所改修工事について報告いたします。  主旨ですが、烏山総合支所の公共施設中長期保全計画に基づく大規模な改修工事の実施につきましては、平成二十七年十一月九日の区民生活常任委員会等での関係常任委員会で報告したところでございますが、このたび平成二十八年第一回区議会定例会に契約議案として提出するため報告するものでございます。  2、工事概要でございますが、前回の報告と変更はございません。  工期でございますが、平成二十八年三月七日から平成二十九年四月二十八日を予定しています。  契約金額及び相手方でございます。支所改修電気設備工事、機械設備工事につきまして、一般競争入札により、契約金額、契約相手方は記載のとおりです。  スケジュールにつきましては、ここに記載してありますとおりでございます。第一回定例会で契約議案の提出と、議決後、工事着手、平成二十九年四月工事完了となります。  支所施設概要を6に記載させていただきました。また、参考で各階の配置図、平面図等を添付しておりますので後ほどごらんください。  報告は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (15)世田谷区立みどり会館の利用料金について、理事者の説明を願います。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 世田谷区立みどり会館の利用料金について報告いたします。  主旨でございますが、平成二十八年四月からの区民斎場みどり会館の指定管理者として選定されました株式会社JA東京中央セレモニーより、同会館の利用料金改定の申請が提出され、このたび世田谷区立区民斎場条例第十七条第二項の規定により承認しましたので、報告するものです。  資料の2、3を飛ばして、4をごらんください。利用料金改定の理由ですが、当事業者は、みどり会館の現在の指定管理者でもございますが、利用料金制のもと、平成二十三年度から二十七年度の指定管理期間中において、条例の上限額を下回る利用料金を設定し、創意工夫によりサービスの向上に努めながら施設の効果的な運営を行っております。このたび平成二十八年度からの次期指定管理に当たり、さらなる利用料金改定が提案されました。  区では、事業者の収支状況や区民への利益還元の視点、また、近隣区における同様の施設の利用料金との比較などから、今回の利用料金改定につきましては妥当であるものと判断し、承認をしたところです。  改定後の利用料金でございますが、戻って3をごらんください。通常、式場は通夜から告別式の丸一日御利用いただいておりますが、①に記載しましたとおり、午後四時半から翌日午後四時までの式場等一式利用料を現行の七万六千円から六万六千円へ減額いたします。なお、条例に規定する限度額を括弧書きで記載しております。八万四千円となっております。  そのほか、各施設の午前、午後、夜間、終夜使用区分の利用料金も、総額が改定後の一式利用料金と同額となるよう、②に記載しましたとおり減額をしてまいります。  なお、参考で近隣自治体の式場等一式利用料金を記載させていただきました。  報告は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 これを見ると安くなるんだというふうに見てとれるんですけれども、ここに理由として、創意工夫によるサービスの向上に努めながら効果的な運営を行っていくと書いてあるんですけれども、みどり会館は大変いいところではあると思うんですけれども、交通の便からするとなかなか駅からも遠いなというところだと思うんですね。  利用者数の推移とかは出ているんですか。要は何が言いたいかというと、利用者数が少なくなっているから料金を下げてもっと利用してもらおうという意図があってこういうふうにしているのかとも、そういう裏があるのかどうかというところも含めてお伺いしたいんですけれども、そういう利用者数の推移というのはどうなっているか報告はありますか。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 現在、平成二十三年度から二十七年度の五カ年ということで運営をしていただいておりますが、直近のその前、平均利用率については六四%ということでございます。現在おおむね七割程度、七〇%で推移をしておりまして、受託された二十三、四年については七五%程度まで近づいていたということがございます。 ◆石川ナオミ 委員 実際に今回創意工夫によるサービスの向上を努めていくところではありますが、例えば人件費といったところでも工夫をされていらっしゃるのかなというのもありますし、実際、利用者の方々からの満足度調査ではないんですが、そういったところの調査などはあるんでしょうか。もしあれば御紹介いただきたいと思います。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 今手元に具体的な事例は持っておりませんが、施設のほうでそうした利用者の声は聞いていると聞いております。 ◆あべ力也 委員 直接ではなくて、関連したことでちょっと伺いたいんですが、私は世田谷で身内が亡くなって葬儀をやったということがないものですから、いろいろ知り合いの方から葬儀をやったんだけれどもという話をよく聞くんですね。  そのときに、一番皆さんが言われるのは、これはみどり会館というのは斎場ですけれども、斎場を選んだり、火葬場を選んだりというのは、亡くなって行う作業がいろいろあるわけですけれども、その場合に、これは例えばみどり会館なんかは区が委託して、指定管理者がいるにしても、区の関係の施設ですよね。そういうところから、例えば臨海斎場の利用についての案内とかそういうようなものがないですよというふうに言われるんですね。民間の斎場の案内をどちらかというとされて、すごく高い料金で、高かったんだよねという話で、それじゃ臨海斎場のほうが安いんじゃないのという話で、それは知らなかったというようなことを結構区民の方から伺うんですね。  それで、このみどり会館を利用する場合も、臨海斎場の案内ということに関しては、指定管理者のほうでしっかりやられているのかどうかということは、区のほうでは確認されているんですよね。 ◎知久 烏山総合支所地域振興課長 臨海斎場への御案内について、どのように今のみどり会館でされているかというのは把握してございません。申しわけございません。 ◆あべ力也 委員 行政の中での施設ということで考えれば、世田谷区としては広域斎場として臨海斎場を設けているわけですから、それに対する、斎場利用される方に対してしっかり案内をしていただきたいと思うんですけれども、今後の利用者に対する案内を徹底していただきたいと思うんですが、現状わからないということだからちょっとわからないですが、ぜひやっていただきたい、これは要望しておきたいと思います。 ○岡本のぶ子 委員長 それでは、ここで理事者の入れかえを行います。  その上で、先ほどおトイレ休憩のお話もあったんですが、十二時を回っておりますが、休憩と合わせてお昼の休憩を入れてよろしいか。  トイレ休憩ということで考えますと十分ということで、二十五分に再開ということです。     午後零時十三分休憩    ──────────────────     午後零時二十五分開議 ○岡本のぶ子 委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、(16)東日本大震災復興支援金の寄贈(第八次分)及び募集期間の延長について、理事者の説明を願います。 ◎原田 市民活動推進課長 東日本大震災復興支援金に関しまして、第八次分の被災地への寄贈と募集期間の延長について御報告いたします。  なお、本件は災害・防犯・オウム問題対策等委員会とのあわせ報告になります。  1の主旨でございます。東日本大震災復興支援金につきましては、平成二十三年六月から募集を開始して以来、区民や事業者の方々から多くの御賛同をいただき、これまで十九自治体に総額一億五百九十万円を寄贈したところです。寄贈した自治体からは、支援金を保育所や学校の復旧工事などに大変有効に活用しているとの報告を受けています。  そこで、今回第八次分として寄贈をすることにいたしました。なお、寄贈自治体や寄贈金額の決定に当たりましては、被災地の状況や派遣職員からの情報などをもとに、区長を本部長とする被災地支援本部で決定いたしました。  また、ことしの三月で震災から丸五年が経過しますが、昨年現地を視察してきた状況や被災自治体へのアンケート結果により、被災地への支援は今後も継続する必要があることから、募集期間もさらに一年間延長し、被災地への支援を継続することといたしました。  2の支援金の募集状況ですが、現在までに一億二千四百万円余りの御支援をいただいておりまして、うち一億五百九十万円は既に寄贈しております。  3の寄贈先ですが、前回と同様、岩手県、福島県の被災二県と、職員を派遣している二自治体、区民まつり等で交流のある八自治体の計十二自治体に寄贈したいと考えています。寄贈金額の合計は千五百万円とし、配分は記載のとおりです。  4ですが、募集期間につきましては平成二十八年度まで一年間延長いたします。  5の募集方法につきまして、口座振り込みのほか、引き続き区内で実施する各イベントでの募金箱を設置し協力を呼びかけます。  6のスケジュールは、記載のとおり、三月下旬に寄贈を予定しています。  御報告は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 この震災に対する世田谷区からの支援ということで、このことについてはしっかりやっていくべきだし、いいことだと思っているんだけれども、ただ、募集の方法については、今までやってきた募集の方法だけじゃなくていろんなやり方があると思うんですね。  その上で、私も議会で何度も提案させていただいているふるさと納税を利用した他自治体への支援というやり方も検討できるんだと思うんですが、今までも議会質問の中でも申し上げてきていて、区の中でこうした世田谷区に対する寄附で他自治体への支援をしていくというようなことですから、基本的には他自治体を支援するという意味では余り変わらないんですが、ただシステムとして、ふるさと納税という制度を利用するということですけれども、副区長はこの考えについては現時点でどのように思われていますか。 ◎宮崎 副区長 ふるさと納税そのものの仕組みと関連すると思うんですけれども、直接当該自治体を含めまして、ふるさと納税を既にされている方もいらっしゃるんじゃないかと思うんですね。  今、委員からの御指摘の部分については、世田谷区を経由する形ということなんでしょうけれども、それは結果として御本人の意思がそこまではっきりしているものはできないことはないと思いますけれども、ただふるさと納税のスキームだけではなかなかその確認というのは難しいんじゃないかと認識しております。 ◆あべ力也 委員 ふるさと納税のいろいろ募集の仕方があって、例えばポータルサイトもありますよね。ああいう中で、特定の目的のために納税というシステムを使って寄附をしていただくというようなことをやられている自治体が結構あるということを、私も確認しております。  今言ったような内容についても、全く被災地と関係のない九州の自治体が、例えば被災地に関する寄附として寄附金を呼びかけているというようなこともございますし、また被災地の産品をふるさと納税の返礼品として検討されているというところもございます。  ですから、あらゆる不可能なことはなくて、こういう方法を使って被災地に対して少しでも寄附という形での貢献ができるということの考え方というのは、これは無理でこれはあれだということの垣根は余りないと私は思うんです。  逆に言えば、ふるさと納税を使ってどういうことができるんだろうという発想が、私は行政の側に必要だと思うんですが、何かその一歩を踏み出すのにどうも躊躇されているのか、そういう部分に関しては、また今年度のふるさと納税の結果というのが恐らく四月以降に出てくるでしょうから、それの結果によって、世田谷区の考え方もまた変わるかどうか、私も見ものだなと思って見守っているところなんですが、いずれにしてもそういうことの考え方というのは私はできると思うので、今副区長がおっしゃられた内容だと、どうも躊躇されているというふうにしかとれないんですが、私が申し上げた内容も含めて、発展的にぜひ考えていただきたいと思うんですが、改めていかがですか。 ◎宮崎 副区長 御趣旨の結局ふるさと納税というチャンネルも使って寄附そのものの部分を声をかけていくということについては理解できますので、改めてふるさと納税のスキームと、他自治体の事例も挙げられていますので、そこの検討状況を確認させてください。 ◆桜井稔 委員 ちょっと教えてほしいんですけれども、金額、県と、職員を派遣しているのと、交流自治体。この金額は、職員を派遣しているのが三百万円、前からそうだったのかちょっとわからないですが、なぜ差が、傾斜がつけてあるのか、その辺をちょっと教えてくれる。 ◎原田 市民活動推進課長 被災自治体は全部で五十近く市町村があるんですけれども、その中で区民からいただいている貴重な支援金について有効に配分するために区長を本部長とする配分委員会を開いているんですけれども、県レベルでは基金というものを設けていまして、既に数十億円単位で寄贈を集めているということから五十万円としたところです。  それで、職員を派遣している二自治体につきましては、全国の首長会等のマッチングで世田谷区は縁があって気仙沼と南三陸町に四人ずつ職員を派遣しているところなんですけれども、そういった全国の役割分担、それから派遣している職員からの情報から、まだまだかなり復興についてスピードアップしなければいけないという状況がありまして三百万円。あとは、区民まつり等の交流自治体に一律百万円とさせていただいたところでございます。 ◆桜井稔 委員 この活用事例というのは下に書いてありますけれども、職員が派遣されているから確かに職員からの情報が入ってくるかもしれないですけれども、イのほうの交流ある自治体での活用先というのもいろいろ聞きながらも書いてあったと思うんですが、被害の大きさが違うというわけではなくて、情報によって三百万円か百万円かという感じで分けているんですか。今これはちょっとわからないんですけれども。 ◎原田 市民活動推進課長 職員を派遣しているところ以外でも、全て寄贈先にはアンケート調査を実施しています。それぞれ小学校の改築とか保育園の改築、あるいは学校図書が全部流されてしまったのでそれに充てているとか、いろいろ使い道については確認しております。やはり職員を派遣しているというところのつながりの中から三百万円と。ほかについては、特に被害状況で幾らという算定はなかなかできませんので、本部の中でこうしようということで決めさせていただいているところです。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 次に、(17)第二十一回ウィニペグ市中学生親善訪問団の受入れについて、理事者の説明を願います。 ◎清水 文化・国際課長 第二十一回ウィニペグ市中学生親善訪問団の受入れについて御報告いたします。  本件は、文教常任委員会とのあわせ報告です。  昨年九月に、世田谷区中学生訪問団がウィニペグ市を訪問いたしました。このたびウィニペグ市の中学生十六名と引率の先生方が世田谷区を訪問されます。  期間は三月八日から二十日までとなっております。この間、ホームステイや中学校の授業等に参加をいたします。また、区長、教育長、区議会への表敬訪問を三月十七日木曜日に予定しております。よろしくお願いいたします。  報告は以上です。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 これは姉妹都市交流の一環で、ウィニペグ市との姉妹都市交流の一環で中学生が来るということですけれども、現在、議会の中で新たな親善交流の都市を模索しているという動きがあって、行政の側も、この前予算の説明があったときに、新たな親善先、姉妹都市候補地を見つけるために視察をするんだと、今年度予算で既に予算はついている話だということなんですが、いまいち解せないのでここで質問させていただきます。  議会のほうも、候補地はどこなんだろうと今いろいろ考えているんですが、行政のほうはシンガポールとブルネイに行かれるという話なんですが、そもそもこういうところがどういう経緯で挙がってきて視察地になるのか。あと、視察に当たってどういうことをされてきて、経費に関しても御質問して、どなたが行かれるのかということに関しても資料をいただきたいと申し上げましたけれども、いまだに私のもとには届いておりませんので、改めてこの委員会の中で資料について、担当者はどの方が行かれて、何名で行って、幾らでどういう日程で、どういうことをされてくるのか。区民の予算でどういうことをされてくるのか、しっかり教えていただいて、それに伴う質問等も議会の中でしっかりしていただきたいと思いますので、行ってくるんですと言われて、何がなんだかよくわからないけれども、ブルネイですよ、シンガポールですよと言ってもちょっと解せないので、しっかり御報告していただきたいと思います。 ◎清水 文化・国際課長 これまで議会からいろんな形で海外との新たな交流先ということで御要望等をいただいている経緯がございました。アジア諸国等ということで、世田谷区のほうでもいろいろこの間検討してきたところなんですけれども、新たな海外交流ということで区のほうで捉えておりますのは、まず治安の関係、衛生問題の関係、あと政治経済等の情勢で、アジアの中でどこがふさわしいのかということで検討を模索してきたところでございます。  このたび自治体国際化協力会のシンガポール事務所のほうで、先ほど申し上げました条件等で、安定をしていますシンガポールとブルネイということで、学校の御紹介をいただけるというふうな経緯がございまして、今回視察を予定しているところでございます。  経費等については、現在手元にございませんので、後ほど御報告したいと思います。 ◆あべ力也 委員 これからまた議会で質問させていただくかは検討しますけれども、いずれにしても資料請求をしていますので、その資料に関しては早急に提出していただきたいと思います。改めて申し上げておきますので、よろしくお願いいたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (18)公正取引委員会及び労働基準監督署による(公財)せたがや文化財団に対する指導等への対応等について、理事者の説明を願います。 ◎清水 文化・国際課長 公正取引委員会及び労働基準監督署による(公財)せたがや文化財団に対する指導等への対応等について報告いたします。  1、概要でございます。せたがや文化財団は、昨年七月に公正取引委員会より指導を受け、十月に渋谷労働基準監督署より是正勧告等を受け、指摘に基づいた対応状況について、昨年十二月十五日開催の当委員会に報告しておりますが、追加報告をするものでございます。  2、労働基準監督署からの是正勧告等の(1)に一部の労働者への割増賃金未払いの概要でございます。  文化生活情報センター劇場部職員三名につきましては、週休日、休日に出勤し、予定していた振替日に出勤することとなりました。本来であれば予定していた振りかえ日に勤務することとなった場合、超過勤務手当の支給となりますが、規定にございます当該日から八週以内であれば振りかえが可能を、年度内であれば再度の振りかえが可能と誤認していたとのことでございます。  ②文学館の一名につきましては、出勤日に超過勤務が発生し、速やかに管理職に報告し事後報告すべきところ、報告がおくれたためとのことでございます。  超過勤務手当及び支給については、前委員会で報告したとおりでございます。前委員会でも御答弁申し上げておりますが、雇用する側、される側双方に服務規定について十分な把握がされていないことが一因としてあるかと存じます。  3、関係職員の処分についてでございます。財団において六名の管理職員に対し、一月二十九日に処分を実施してございます。  (1)訓告を文化生活情報センター劇場部長に、(2)口頭注意を記載しております五名に行っております。  4の改善についてでございます。公正取引委員会の指導、渋谷労働基準監督署からの是正勧告等については、期限までに対応を行っているところでございます。財団として、このような指導等が今後されることのないよう改善の取り組みを図ることとしております。  (1)の組織体制につきましてでございます。劇場部を組織改正し、労務管理を徹底強化する部門を新たに設置いたします。  (2)出退勤管理といたしまして、昨年十一月より出勤確認簿の運用を行っておりますが、さらに客観的に把握するため、一月中にタイムカードを導入いたしました。  (3)全職員への研修の実施として、このたびの指導等については、法改正の理解や服務関係の誤認等が要因としてあることから、全職員を対象に外部講師による各種研修を実施し、財団職員としての自覚を再度促すこととしております。  (4)(仮称)改革委員会の設置です。外部委員による(仮称)改革委員会を設置し、これまで御指摘いただいている点や、財団の特殊性を踏まえた上で予定していない業務執行がされるよう検討改善していくこととしています。  御報告は以上でございます。
    ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 タイムカードとか研修を実施していくということは、改善として大きいんだろうなと思うんですけれども、まだこれを読んでいても、どういう働き方をしていたかが明確に見えてこないんですね。まだ見えてこないと思うんです。  例えば今の発言の表現がまずおかしいなと思うのは、出勤した日に超過勤務が発生したためという表現が今あったにもかかわらず、報告がおくれたためと、文章としてもう矛盾しているんですよね。だって、この委員会で同じことを言って本当にしつこいと思われるかもしれないですけれども、超過勤務は組織が出すわけであって、報告がおくれるという表現があること自体がまずおかしいと思うんですよね。  だから、僕は働き方というのをもっと区が把握する必要があると思っているんですけれども、それに関しては、まだ詳しい働き方、こういう働き方だったということの解明に至っていないようにこの文章から見ると思うんですけれども、そこはどうですか。 ◎清水 文化・国際課長 委員おっしゃるように、管理者がおりまして、その者が今回の今御指摘いただいている勤務をした後の超過勤務ということで職務命令が発せられる状態というのが一つあるかと思いますが、管理者がいない、退勤したという形においては、例えば翌日とかに速やかに職員が勤務したことを報告したことによって、それが超過勤務に当たるということで勤務をするということも事実上ある話でございますので、そういった場合が今回の事例というふうに認識してございます。 ◆藤井まな 委員 これを読んでいて、勝手な想像ですけれども、働いている人と管理職の人のコミュニケーションをとっていないんじゃないのかなと単純に見えてくるんです。勝手に超過勤務をしたり、勝手に休日に働きに来るって、組織としては本当はあり得ないわけですよね。あり得ないですよね。  それが、例えば一つのプロジェクトをやるにしても、そのプロジェクトをするに当たって働いている人と管理職の人が話し合ってこういうプロジェクトで進めていきましょうといって、このプロジェクトがまだまだうまくいっていないから、うまくいっていないというか、時間が足りないからもっとやらなきゃいけないから超過勤務してくれとか、休日出勤してくれという話を組織としてしなければ発生しないはずなのに、これが普通に発生しているということは、今後、自分たちが勝手に超過勤務をしたり、休日に出勤するという体質があったら、研修したところで結局それが本当に解決していくのかなと、根本的にそこがまだ疑問で、そういったところをもっと区は把握をしていく必要があると僕は思っているんですけれども、それはどうですか。区がどういう働き方をしていたか、今の発言を聞いてもまだ把握していないように聞こえるんですけれども。 ◎宮崎 副区長 まず、先ほどの報告というのは、今課長のほうから申し上げたとおりで、これは区にも認められている制度です。労基法上もこれは認めています。要は、管理者が不在の場合等については、事後で報告しなさい。本来は翌日に報告するというマニュアルがあるわけですけれども、それを怠っていたということでありまして、要は本人もその意識がない、それから管理者のほうもその報告を、仮にコミュニケーションと今おっしゃっていたので、きのうどうだったということで把握するというケースもあるわけですけれども、それができていないということで、これは基本的に怠っていたケースだろうと思っています。  それから、もう一つの業態として、仕事の中身によっては、私たちの制度を横引きしてきたというところから発足しているんですけれども、ルーチンワークを含めてという業態ではないということで、今のようなケースの場合に、本来身分的なことも含めてどうあるべきなのかということについては、まず御本人も知ってもらわなきゃいけない、労基法はこう定められていますよと。もちろん管理者のほうはそれを上回る形で承知していなければいけない。  その中で両方が、いってみればコミュニケーションをとることによって、この業態の部分についてはどういう形ならばいいんだろうと。要するに、勤務時間の拘束性を持ったほうが仕事ができるのか、できないのか、こういうところに及ばざるを得ないだろうということで、これらは第三者を入れたほうがいいだろうということで、ここに御提起の外部委員の方々、専門家を入れて、業態の部分についても、それぞれから聴取をして、その上で今と同じような、いわゆる身分関係が雇用・非雇用の関係がいいのか、契約関係のほうがいいのか、時間の拘束性を持たないでこういう仕事をしてくださいだけで、あとは自己管理のもとでやったほうがいいのか。  ただし、施設としては当然そこの出入りの問題がありますから、そこもいいのか悪いのかということも含めてトータルで判断させていただきたいということで、ここについてはそれぞれの部分でヒアリングを含めて、次年度にかけてになりますけれども、やりたいと思っております。 ◆藤井まな 委員 今十分、これで最後にしますけれども、仮にルーチンワークが発生しづらいところであったとしても、事前にそれをしっかりと計画を立てるのが組織だと思っているので、もう言わないですけれども、それは言いわけにはならないよということがまず言いたいのと、改革委員会が設置されて、これはどういう、これから外部委員の方の選定が行われるんだと思うんですけれども、それは当然区のほうにも、どういう委員会の話し合いが行われたかというのは報告が上がってくるという認識でよろしいんですか。 ◎齋藤 生活文化部長 お尋ねの(仮称)改革委員会に関しましては、今、副区長が申し上げましたけれども、こういったことがないようにということと、あとは、確かに文化財団の場合は、展覧会ですとか、公演ですとか、どうしても九時―五時で終わる内容ではないので、夜間にわたったり、土日にわたったりございますけれども、そういったことも含めまして、まずは職員一人一人が外郭とはいえ職員なんだという自覚を持ってほしいと。本当にイロハではございますけれども、作品をつくる前に、職員としての服務とか規程がきちっとあるわけなので、お恥ずかしい話ですけれども、もう一回これをきちっと頭にたたき込んでほしいと。まずは職員としての自覚をきちっと持ってほしいということがまず一つ。  それから、この改革委員会に関しましては、ここにも記載がございますが、弁護士とか社会保険労務士等ということで、外部の専門委員を入れてそれできちっと見ていきます。そのときに区への報告はということですので、区の担当も入る、それから財団の管理に当たる者も入るということで、その中できちっと話し合って進めていくという形になろうかと思いますので、どういったことをやっているのか、実施しているのか、それから結果はどうだったのかというのは当然報告を求めたいと考えています。 ◆あべ力也 委員 関係職員への処分ということで載っていますけれども、職員の方も、文生センターにいらっしゃる方も人事でしょっちゅうかわるものですから、この役職で報告を受けていますけれども、この劇場部長というのはどなたなんですか、財団事務局長というのはどなたで、事務局次長というのはどなたで、文化情報センター副館長というのはどなたで、文学館副館長、学芸部長というのはどなたですか。それぞれ教えていただけますか。 ◎清水 文化・国際課長 こちらの職員は、この職名にある職員になります。 ◆あべ力也 委員 誰ですかと聞いているんですよ。言えないんですか。 ◎清水 文化・国際課長 文化生活情報センターの劇場部長は安澤という部長でございます。財団事務局長は千葉でございます。事務局次長は杉中、文化生活情報センター副館長は小池という職員でございます。文学館の副館長は城倉でございます。文学館学芸部長は瀬川でございます。 ◆あべ力也 委員 この件で今個人名をお伺いしましたけれども、認識として副区長に伺いたいんですが、皆さん、公務員でいらっしゃいますからいろいろ役職もあるんでしょうけれども、こういういろいろ問題があって訓告を受けた、何をされたという場合に、役職だけではどなたなのかよくわからない場合がございますよね。これは名前とセットで出していただきたい。何かこれは出せない理由が法的にあるんですか。 ◎宮崎 副区長 法的ということであればちょっと私も不勉強ですけれども、ないと思いますけれども、一般的には役職名で公表しているんじゃないかと思います。 ◆あべ力也 委員 人事異動等でやっと覚えたなという課長がかわってしまうということが多々ありまして、現在どの方がその役職をされているかということが、我々もたくさんの職員の方がいらっしゃって、人事異動も多いものですから覚え切れない。あの部長が訓告になったのかなと勘違いしてしまう場合もありますので、役職だけじゃなくて、個人名もぜひ今後は報告書の中に入れていただきたいと要望しておきます。よろしくお願いします。 ◆山口ひろひさ 委員 処分のところで、訓告、口頭注意とあるんですけれども、具体的にはどういうふうになるんですか。口頭注意といったら、君、こういうことをやっちゃだめだよ、これから気をつけろよで終わっちゃうのか、口頭注意とか訓告というのはどういうふうになるのか。 ◎清水 文化・国際課長 訓告は文書をもって戒め告げるという内容でございます。口頭注意は口頭を持って同様に戒め告げることということでございます。 ◆山口ひろひさ 委員 結局、これからちゃんと管理をやれよと注意を受けたら、これが口頭注意ということの理解でいいですか。 ◎宮崎 副区長 例えばこの日にここの財団内でやられた処分の形式についてはちょっと存じ上げていないので、一般的な区の中を申し上げますと、任命権者のほうから当然該当者が呼び出されまして、文書の通知、口頭の場合は、当然事故扱いみたいな形で、こういう事態が起きたことの報告をまず任命権者は求めます。それを提出した後にその文章を見て、例えばこういうところができていないからだというのを個々に、その辺のところについて注意するのが一般的な口頭注意になります。  ですから、気をつけなさいというような言い方だけではなくて、例えばこういうことができていないからこういうことが起きているんじゃないかということについてのものを受けて、それに対して例えば長として、これはもっと足りないとか、この辺のことについてはきちっとやるべきだ、あなたですよという形で注意はなされるはずです。 ◆山口ひろひさ 委員 例えば口頭で注意したとして、それがサッカーのイエローカードじゃないけれども、それが何回目、何回目ということは記録に残らないわけでしょう、口頭注意というのは。 ◎宮崎 副区長 いわゆる履歴搭載という言い方にはしませんが、今申し上げたことについては記録をつくるんですね。要するに、先ほど言ったイエローカードの例ではありませんけれども、口頭注意も重なった場合については、当然のことながら同じ繰り返しであれば処分は重くなるというのが一般的なルールです。 ◆あべ力也 委員 今の山口委員のにつけ足しですが、いわゆる人事考課上の影響は、今イエローカードが何枚重なればという話ですけれども、人事考課上の影響として、訓告であるとか口頭注意であるとかいうことは、それぞれの役所での職歴の中でしっかり残るということですよね。現状の例えば何か人事考課に関して影響するという認識でよろしいんでしょうか。 ◎宮崎 副区長 財団のほうのルールというのは、私の頭に入っていませんので御紹介できないですけれども、区のほうについては、一応そういうことが例えばどの時点で起きているかということについては当然把握した上で人事考課は行われるということだと思います。 ◆あべ力也 委員 今回は、財団の訓告と口頭注意ということのようでありますけれども、それを監督している世田谷区本体の中では、この問題についての関係職員であったりに対しては、行政側の当局としてはどういう対応をされるんですか。何もないということですか。 ◎宮崎 副区長 区の中の形をどういうふうに今総括しているのかということでしょうけれども、先般区長から、いわゆる生活文化部長と該当の課長が私も立ち会いの上で呼ばれまして、当然こういうてん末についての御報告を申し上げ、区長から、例えばどういう対応をとったということの御意見をいただきまして、かつその時点で注意を受けているということでございます。 ◆あべ力也 委員 今の話だと注意ということですか。注意という規定上の職員に対する何か人事的に残るということはあるんですか。 ◎宮崎 副区長 私のほうがちょっと使い分けをしまして注意と申し上げたのは、ここは財団の中ではございませんので、区のほうは確かに指導調整の立場ではありましたが、その関係でもう少しここをきちっと把握していくべきだというようなことを含めて注意を受けたということでございます。 ◆桃野よしふみ 委員 この2の(1)の①、②というところに、なぜこういう是正勧告を受けたのかということが書いてあるわけですけれども、これを読んでも、先ほど藤井委員も似たような趣旨でおっしゃったのかなと思うんですが、私も正直余り釈然としないんですね。これは誰がどういう経緯でこういうふうに書いたのかわかりませんけれども、結局、是正勧告を受けた原因というのが事務的なうっかりミスだというような形でこれは読めるんですよね。誤認していたとか、報告がおくれたとか。本当にそういうことで片づけていいのかという、そもそも労務環境として問題があったんじゃないかと。事務的なミスじゃなくてね。  例えば上司部下の関係の中で非常に強い圧力がかかるとか。そういったことがあるのかないのか、そういうことをきちっと考えて取り組んでいかないと、こういう事務的なミスということで片づけていいのかなと。  ただ、後段を読んでいくと、いわゆるこれは懲戒処分ではないにしても、訓告とか口頭注意とか処分が出ているわけですよね。あと、改革委員会というのは結構名前としては大きな名前というか、結構大きなことに取り組んでもらえそうな感じの名称がついている割には、この是正勧告を受けた原因というのが、誤認とか、報告がおくれたというところで少し矮小化されているような印象なんですけれども、これはこういう認識でいいんですか、事務的なミスということで。 ◎清水 文化・国際課長 私どもも財団からそういった聞き取りといいますか、報告を求めて、こういった形での報告をいただいているところで御報告させていただいております。  当然、今後いろいろな部分で改革委員会を立ち上げていく中で、こういったことが再度起こらないようにということでいろいろ検証していく過程があるかと思いますので、その中で確認できる部分は確認していくということになろうかと思います。 ◆桃野よしふみ 委員 確認しないで発言したんですけれども、確認すると、訓告とか口頭注意というのは懲戒処分ではないんでしょう。 ◎清水 文化・国際課長 懲戒処分ではございません。 ◆桃野よしふみ 委員 その処分が重い軽いというのは、私もここでこうだということは差し控えますけれども、いずれにいたしましても、①、②の部分が事務的な単純ミスみたいなところに矮小化されているというような印象を持っていて、それが非常に気になるので、この改革委員会ですか、まだどういう議論でどういうメンバーがどういう議論をするかというのはこれからでしょうけれども、そういうところ、事務的なミスがなぜ起きたかみたいなそんな話じゃなくて、きちっと働く環境みたいなところの議論をしていただかないと困るなと思いますけれども、そういう視点でこれはやっていただけるということでいいんですよね。 ◎宮崎 副区長 まず、処分の関係の部分については、本来事務的なミスということだけでこういう事態が起きたということであれば、これは当該本人に対してもいわゆる注意なり何なりが出てくるということですが、ここに見ていただいたように、これはあくまでも組織の管理者の部分について限定をしているということからしますと、確かに事態としては記載のとおりでありますけれども、やはりその管理監督をしていく立場の人間がきちっとそこの遂行ができていないということがあるものですから、こういう内容になったということで御理解いただきたいと思います。  それから、今、副委員長のほうからお話しのあったように、それぞれが今やっている仕事の中で、一言で言うと労務管理と言われているものを、雇用、非雇用の関係、それぞれの立場できちっと認識をして、その上で今のルールでは、その仕事を含めてやれるのかやれないのか、こういうことについてのものを掘り下げないと、それが先般ちょっと御報告していますけれども、組織改正を今般やるつもりですので、そこには今まで例えばこれは誤解を生んでいるわけですけれども、課長職といういわゆる管理者ではない職をつくってきたということも経過としてあります。この辺もはっきりさせましょうということで、今回の組織改正を実行するということ、これは四月からやる予定ですけれども、その辺の認識から内部のところで双方ともにきちっと把握をしないといけない。  その上で、それぞれ先ほど生活文化部長から申し上げたように、事業の中身については公演を含めて、いろいろ季節の繁閑が激しい中での仕事になりますから、果たして今の、先ほど藤井委員からもありましたルーチンワークと言われている部分が本当になじんでいるのかどうかというところに入っていかないと本質的な解決策にはならないと思っていますので、それぞれの部分がもしその認識に立つというのであれば、改めて労務管理をしていく部分についてのルールで直すところは直すということになりますし、その実態は、言ってみれば、区のそういうルールみたいな話の中ではおさまらないということでは、身分的な問題を含めてやっていかなければならないんじゃないかと、そのように認識しています。 ◆桃野よしふみ 委員 改革委員会がどういう活動をしてくれるかというのは大事なところだと思いますので、それは今後のことですから期待してみるしかないと思いますけれども、今の副区長の説明ですと、①、②のところは、今おっしゃった内容をしっかりと読み取れるような、行間を読むんじゃなくてきちっと書いて、振りかえ可能と誤認していた、この本人が誤認していた、本人が報告がおくれた、そういう感じにやっぱり読めてしまうので、組織としてそういうことが起こる土壌があって起きるべくして起きたんだというような書き方できちっと委員会報告はしていただきたいと思います。 ◆あべ力也 委員 現状のいわゆるせたがや文化財団の組織そのものの意思決定をしたり、権限は、財団の要綱、規定を読ませていただくと、理事長にかなりの権限が集中していて、人事的な問題に関しても理事長が決めるというような内容になっているわけでありますけれども、今般のこの問題に関して、理事長の責任というんですか、それについては区はどう考えているんですか。  あの財団の決まりごとを読んだら、全て大体理事長に権限があって、これは理事長が決めます、理事長の何とかのもとにみたいな、ほとんどそうなっているんですよ。人事に関しても理事長が決めますよと。  そういった中での今回の例えば訓告が部長だとか、口頭注意がほかの方のいろいろ名前が出ていますけれども、そもそも組織のトップである理事長の責任というのは、区側はどういうふうに考えているんですか。全く理事長の話は出てこないし、財団の運営をしている理事会であったり、そういうもので組織運営上の人事の問題とかに関して、これまでそういうことが問題になってこなかったのかということとか、そもそもの運営主体、運営責任者である理事長なり、理事会の責任というのは、区側はどう考えているんですか。 ◎宮崎 副区長 まず、理事長の立場としては、私たちと区長、任命権者と同一の立場にあると思っています。当然、人事におきましてのいわゆる今回の記載のとおりで、先ほど副委員長から記載の仕方がいかがかという話がございましたけれども、事実としては、今言った双方ともの認識不足というところが原因としては大きいと判断していますので、3に書かれました関係職員の処分についての内容としては、記載のとおり、それぞれの担当セクションのいわゆる管理者が対象になったということでございます。  ただ、これだけの状況が生まれているわけですから、当然この報告後に、我々も議会で報告した内容のことを今度財団のほうに伝えますので、その時点から理事長としての御自身としての判断をしてもらわなければいけないと思っております。 ◆あべ力也 委員 そうすると、この財団の職員に対する今回の処分というのは、理事長名でされたということですね。 ◎宮崎 副区長 訓告を含めて理事長がやられています。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (19)世田谷区民健康村ふじやまビレジ温浴施設の増築について、理事者の説明を願います。 ◎齋藤 区民健康村・ふるさと交流課長 初めに主旨でございますが、世田谷区と川場村の縁組協定は三十五年目を迎え、移動教室を初めとする交流も深まり、開設当時に目的としました交流事業はさまざまな形で成熟いたしました。この交流は、都市と農山村の交流による地域おこしの先進事例として全国から注目されており、昨年四月には、世田谷区と川場村の相互協定や、区民による山づくり事業などの活動が評価されて、緑化推進功労者の内閣総理大臣表彰を川場村が受賞いたしました。  平成二十七年十二月までの区民健康村利用者統計は、移動教室に参加した延べ人数が五十六万人、区民の延べ宿泊数、その他日帰りを加えると、昭和六十一年四月の区民健康村完成以来、三十年で百九十万人に達しました。しかし、現在の利用者は七割以上がリピート客であって、里山塾などのイベント参加者が年々減少しており、区民健康村としても新規訪問者の掘り起しが課題になっております。  一方、道の駅川場田園プラザは、全国有数の道の駅として非常に高い人気を博しており、利用者は年間百五十万人にも及びますが、その利用者のほとんどが道の駅にとどまり、区民健康村施設まで客足が伸びていない状況にあります。これは、新鮮な野菜が買える市場やピザ工房などの食事どころで満足して川場田園プラザまでで帰ってしまうことと思われますが、この川場田園プラザ内には入浴施設がない状態で、せっかくの近隣の区民健康村ふじやまビレジの温泉施設へ来ていただいておりません。そこで、新たな需要を掘り起こすために、日帰り温浴を増設することで天然温泉という施設のメリットを最大限活用する方針といたします。  なお、築三十年の老朽化が進む既存内風呂施設は、漏水対策など改修し、移動教室と区民利用の両立を図るなど、より一層の利用者サービスの向上を図る予定です。こうして川場村の魅力を今以上にアピールして、世田谷区と川場村の交流による地方創生の実現の一端を担うことを目的といたします。  増築の考え方としましては、以下、(1)から(4)にまとめましたが、特に(2)に記載させていただいたとおり、既存の内風呂施設の改修工事は数カ月にわたりますが、その間、ふじやまビレジを休館させることなく、移動教室や区民利用が通常にできる施設計画といたします。  また、(4)につきましては、昨年十一月に二子玉川ライズで行いました首長会議でも話されたとおり、地方創生の考えのもと、東京オリンピック・パラリンピックに向け、今後増加が予定される世田谷区の外国人観光客などのおもてなしの一環として、都市部から地方に誘導し、川場村でこそ感じられる日本のふるさと原風景を満喫していただくことを目指します。  新施設の内容は記載のとおりでございます。  概算経費につきましては、地盤の調査、基本設計、実施設計など約二千万円としております。  また、障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律等の対応を含め、新温浴棟とフロントや、既存内風呂施設等のエレベーターの設置計画も含まれております。  今後のスケジュールにつきましては記載のとおりでございます。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 では、(20)世田谷区スポーツ施設整備方針(案)について、理事者の説明を願います。 ◎玉野 オリンピック・パラリンピック準備スポーツ施設整備計画課長 私からは、区内におけるスポーツ施設整備の考え方を示すものとして、これまで庁内での検討、区民意見募集などを行いまして、世田谷区スポーツ施設整備方針を案としてまとめましたので御報告いたします。  この施設整備方針につきましては、1の主旨にあるとおり、世田谷区スポーツ推進計画の重要な取り組みの一つである場の整備の実現を目指しまして、今後取り組むべきスポーツ施設整備の判断材料となる役割を果たしてまいります。  1の主旨と同様に、2の方針の考え方ですとか、3の期間につきましては、これまでの素案などの御報告と変更はございません。  4、修正内容につきましては、別紙の1をごらんください。素案から案にする段階で五点の修正をしております。  なお、5、方針の内容といたしましては、別紙2で概要版と案の本編をつけさせていただいております。  6の今後のスケジュールといたしましては、3月の末に案をとりまして、スポーツ施設整備方針として策定する予定でございます。  説明は以上です。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆山口ひろひさ 委員 このスポーツ施設整備方針のスポーツ設備の運用面のことなんですけれども、所管なのでちょっとお聞きしたいのは、私の耳に入っているんですけれども、うちの会派のほかの議員も耳に入っているんですが、温水プールの個人指導というか、そういうところで、僕も八年か九年前くらいにそんな問題があったなと思っていたんですけれども、いろいろクレームがあったり、プール側というか、施設のほうもそれに対応する張り紙をしていたりしていたらしいんですけれども、その辺がどうなっているのか教えてもらえますか。 ◎五十嵐 スポーツ推進担当部長 個人指導ということで、本来ならばそういうことはしたくなかったんですが、悪質な個人指導をされる方がまずいらっしゃったというのが事実としてあります。そうはいっても全ての個人指導をやめなさいという話ではなく、または親族の方とか、高齢者、六十五歳以上の方、未就学児の方とか、障害者を対象とした指導については、事前審査とか必要になりますけれども、一応個人指導については認めています。ただ、小学生から六十四歳までの間の個人指導については原則おやめくださいということにしております。  ただ、これは区民の声にも、実は個人指導を受けている方々から、何とかならないかという御相談を受けているのも事実でございます。  今現在、そのことにつきましては、小学生から六十四歳までの人につきましては、スポーツ振興財団のほうで新たなプログラム、そういうことを受け入れられるようなプログラムの検討に今入っております。そういった意味でも、我々も財団さんのほうと連携しながら対応できないかどうかということは考えていきたいと思っております。 ◆山口ひろひさ 委員 営利が絡んでいるというようなところもあって、公共の場所を使って営利というのはあってはならないことだと思いますし、前にもこういうトラブルはあったと思うんですけれども、区のほうとしては財団と相談しながらということで、区としてはどうしようという方向というのは全然考えていないんですか。 ◎五十嵐 スポーツ推進担当部長 今委員おっしゃられたように、そういった営利というか、個人指導は基本的にはおやめくださいという基本スタンスがございます。  ただ、そういう中で、創意工夫とかができるところについては、やはりいい部分もあろうかと思いますので、いい部分というのは営利のことを言っているのではなくて、本当はプールが苦手なお子さんだとか、そういう方から個人指導で教えていただきたいという方もいらっしゃるみたいなので、それで先ほど申しましたように、財団さんのほうで新たなプログラムみたいなものをつくってそういう方々の受け皿みたいになってはどうかなということで、それは我々としても賛成でございますので、進めてまいりたいと思っております。 ◆山口ひろひさ 委員 結局イタチごっこじゃないけれども、そうなっちゃうので、僕個人の考えですけれども、やっぱり公共の施設なんですから、どこかできちっとした線引きを出さないと、こう言っているからいいじゃないかというところをまた一つ一つ理由をつけて認めていっちゃうと、また同じことの繰り返しになっちゃうので、どこかである程度線引きじゃないけれども、きちっとしたそれをしないといけないと思いますので。 ○岡本のぶ子 委員長 要望でよろしいですか。 ◆山口ひろひさ 委員 はい。 ◆平塚敬二 委員 まだ全部読んでいないんですけれども、オリンピック・パラリンピックを考えると、パラリンピックのほうで、世田谷区としてどう取り組んでいくのか、競技人口も含めて、場の確保とか、新たにパラリンピックに参加していただくための方をふやす施策はあるんですか。聞いているんですけれども、質問なんですけれども。要は、障害者スポーツをどう進めていくのかということ。 ◎五十嵐 スポーツ推進担当部長 障害者スポーツにつきましては、まだ世田谷区としても、今一生懸命やっている部分はあるんですが、まだまだ浸透していない部分も確かにございます。  実は先日、日本体育大学で、野村先生という先生がいらっしゃいますけれども、そこで障害のある方もない方も一緒に楽しめるというか、体験会というのがあったんですね。私も初めて参加させていただいたんですが、非常にいい取り組みだと思います。そういった大学との連携も含めまして、あと、総合型地域スポーツクラブもございます。そういう方とも連携しながら障害者の方々のスポーツについてもこれから広めていかなければいけないと思いますし、また力を入れてやっていきたいなと思っています。 ◆平塚敬二 委員 あとは、競技をする場というか、そういうのは今後どういう感じですか。 ◎五十嵐 スポーツ推進担当部長 その問題につきましては、確かに競技する場、例えば車椅子だとかいうことになりますと、普通の状況とはまた違ったもので用意しなければいけない部分があります。それについては簡単には、やりたい気持ちはあるんですが、やはりお金の話もございますし、場所の問題が、今は健常者にとっても非常に不足している部分がございますので、それについては、そういう大切さはわかりつつ、これから例えば大学の活用だとか含めて、ともかく幅広く、民間施設等も含めて調整をしたり、考えていかなければいけないなと思っていますが、今すぐにやりますというか、今すぐにはできない部分もございますので、それについては課題としてしっかり捉えていきたいと思っています。 ◆平塚敬二 委員 今後、当然ですけれども、東京都も力を入れていくと思うので、その辺は連携して、少しでも場を確保していただいて、今までスポーツはできないと思っていた方々が、スポーツができるんだと思っていただくことが大事だと思うので、ぜひお願いしたいと思います。 ◆石川ナオミ 委員 追加で、私も障害者のスポーツ推進というところで、施設整備は本当に大事だと思っております。今、健常者の施設整備で大変だというところも十分理解はしておりますが、この資料をさっと見ただけでも、そうした障害者の施設整備というところが見られないというようなところもございますので、同時に進めていくということがこれは非常に難しいのでしょうか、いかがでしょう。 ◎玉野 オリンピック・パラリンピック準備スポーツ施設整備計画課長 本編になりますけれども、十三ページ、基本方針ということで、多世代のスポーツニーズに応えるとともに云々ということで、障害者スポーツの推進、今部長からも御答弁申し上げました内容ですとか、いつでも、どこでも、だれでも、いつまでも気軽にスポーツに親しめる幅広い対応を進めていくと。ここの部分に関しましても、ユニバーサルデザインの導入を検討ということを今回修正の一つの大きな柱として入れさせていただいておりますので、同時にできないということではなくて、基本的には皆さんが使えるような施設、そういったものを考えていく必要があるといった方針になっております。 ◆藤井まな 委員 本編の八ページ、九ページを読んで、これは読まなくてもわかっていることですけれども、オリンピックのアメリカ選手団のキャンプ地が予定されていると。それを考えると、ことしはすごく重要な年で、リオオリンピックがあるわけで、ことしのリオオリンピックに向けたアメリカオリンピック選手団のキャンプ地はどういう感じでやるのかというのは、調査をしに行ったりしているんですか。区が何か派遣したりするんですか。 ◎玉野 オリンピック・パラリンピック準備スポーツ施設整備計画課長 今の御指摘の点につきましては、事前キャンプもしくはキャンプ、そういったものの経験が私どもはないものですから、やはりリオをできたら見に行って、例えば地域との交流をどういうふうにやっているのかだとか、お子さんとの交流をどういうふうに進めているのかだとか、またそれが積極的なのかとか、そういったことを含めて、今後細かな調整を図らなければいけないので、やはり見に行きたいなと思っています。 ◆藤井まな 委員 さまざまなキャンプの方法があるみたいで、ブラジル国内でやったりやらなかったり、いろんな国があると聞いていますけれども、アメリカはどういう感じだというふうに今把握しているんですか。 ◎玉野 オリンピック・パラリンピック準備スポーツ施設整備計画課長 実はセキュリティの関係から、恐らく直前まで明らかにはされないんじゃないかというのが一つあります。実際にお話が具体的には聞けていません。ただ、ブラジル国内でリオを中心に事前キャンプをする候補の場所が幾つかあるということまでは聞いております。そこまでしか聞けていないのが実態です。
    ◆藤井まな 委員 日本でやるときは、東京オリンピックでやるときは世田谷に来ますと、ブラジルのリオでやるときは事前キャンプ地が決まっていないということなんですか。 ◎玉野 オリンピック・パラリンピック準備スポーツ施設整備計画課長 アメリカオリンピック委員会は、決まっていないということをおっしゃっているわけではなくて、決まってはいるんだけれども、幾つかに分けてやるというところまでしか聞いていないということです。 ◆あべ力也 委員 これも直接は関係せずに、逆にさっきの山口委員のお話を聞いて、これもちょっと聞いてみようかなと思ったので聞きます。  先ほど区の施設を利用した個人指導に関する問題だったと思うんですけれども、スポーツ施設の場合には、大体そこを利用しようと思うと施設利用料を取って、指導する側も指導される側も施設利用料を払っているんでしょうけれども、そうではなくて、例えば大蔵運動公園の敷地を利用して週に一回とか、いわゆる排他的に占有をして、そこを利用して例えばサッカー教室をしていますよというものに関しては、世田谷区としてはどういう把握をして、どういうコントロールをしているんですか。これは別に構わないということなんですか。(「排他的じゃないんじゃないの」と呼ぶ者あり)排他的だよ。だって、パイロンを立ててやっているんだから。ここから中には入るなというようなことでやっているんですよね。  そういうものに関しては、募集なんかもビラか何か配っちゃって、世田谷の運動公園の中のここで定期的に行いますよということで会員さんを募集しているということなんですが、こういう実態については、世田谷区としてはどういう把握をして、いわゆる世田谷区の公共施設の管理上、どういうふうにスポーツ推進課はお考えになっているんでしょうか。 ◎五十嵐 スポーツ推進担当部長 大蔵運動場の隅のほうでやっているというのは承知しています。その部分については、確かに本来であれば、みんなが使える場所であれなんですけれども、ただ、何というんでしょうか、そこのところはやっぱり難しい部分、いけないところもあろうかと思います。  ただ、子どもたちにサッカーを教えるということで、ある意味で排他的になっている部分もあるかもしれませんけれども、少年スポーツというか、そういうことを指導というか、教えている部分については、はっきりとその部分をばしっとできない部分があるのは事実です。 ◆あべ力也 委員 公共施設の利用に関して、それぞれ区民の良識にお任せになっている部分もあるんだと思いますけれども、ただ、いわゆるお金を取って営利で指導されていて、公共施設に、例えば公共施設で世田谷区のスポーツ施設にお金を払って利用できる、しかも、そういう教室をやるんですよということが全く機会としてないのであれば、それも仕方がないかなと思いますけれども、ただ、ほかの団体さんでは施設の利用料を払ってやられているところもありますよね。例えば野球の団体さんもそうだし。ところが、一種、目こぼし的に、それはもう子どもに対する指導だから仕方ないだろうということが、ほかの団体も世田谷区の施設利用で仕方がないということになるんですか。  その辺の線引きは、先ほど線引きの話をしていましたけれども、どう交通整理をして、こういう場合ならオーケーですよというのを逆に挙げてあげないと、実際に青少年の健全育成だったり、スポーツ振興だったりということを真剣に取り組まれている指導者の方からすれば、極めてその立場が不安定な状況でそういう活動をされているというのは、大変僕も心もとないんじゃないかと思っていますので、その辺についてはしっかりと検討していただいて、本当に指導したいという方が指導できるような環境と、明朗な区に対しても報告をしていただくとか、何か検討していただきたい。実行力ある部長ですから期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 ○岡本のぶ子 委員長 要望でよろしいですか。 ◆あべ力也 委員 要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (21)世田谷区産業基礎調査報告書概要版について、理事者の説明を願います。 ◎望月 商業課長 それでは、世田谷区産業基礎調査報告書概要版について御説明します。  1、主旨です。平成三十年度からの新たな産業ビジョン及び産業振興計画の策定を進める上での基礎資料等とするため、区民及び区内事業者を対象として区民の区内産業に対する認識や区内事業者の経営状況や課題等を把握するためのアンケート調査、区内事業者へのヒアリング調査を実施し、前回は平成二十年度に実施しましたが、その結果を集計したので概要を報告するものでございます。  2、調査期間です。アンケート調査、事業者へのヒアリング調査はそれぞれ記載のとおりの期間で実施しています。  3、調査対象・抽出方法です。(1)区民アンケート調査は、十八歳以上の男女四千九百七十七人を住民基本台帳より無作為抽出し、(2)事業者アンケート調査については、商業・サービス関連で七千三百十一事業者、建設・製造・その他として二千四百二十九事業者をタウンページデータベースより無作為抽出しました。  4、調査方法です。(1)アンケート調査は郵送配付、郵送回収により、(2)ヒアリング調査は特徴のある三十事業者に、対面インタビュー形式で実施いたしました。  5、アンケート調査の回収結果です。回収率等は、区民、事業者、それぞれ表のとおりでございます。  6、主な調査項目としては、区民の生活行動や就労意欲、区民の地域社会とのかかわり、区内事業者の雇用環境、区内事業者の資金繰り状況、事業承継状況、区内事業者の新たな事業課題への取り組みなどで、調査票は別添の資料1が区民、資料2、3が事業者向けとなっておりますので、後ほどごらんいただければと思います。  かがみの裏面をごらんください。7、主な調査結果です。詳細は別添の資料4、概要版のとおりで、詳しくは後ほどごらんいただければと思いますが、一部を御説明しますと、(1)世田谷区の産業の重要性ということで、概要版の二五ページの下の図表37でございますが、区民が区の産業や地域の魅力アップのために重要と思うかどうかの項目については、上のほうにございます、日々の暮らしを支える商業・サービスの環境が充実している、魅力のあるお店が多く立地している、下のほうでございますが、区内には農地があり、都市の緑化等に貢献しているなどが重要であると考える区民が多いという結果になってございます。  また、(2)就労するにあたって求める支援ということで、概要版の三一ページの上の図表でございますが、区民が現在の仕事、もしくはこれから就労するに当たって求める支援については、資格・技能習得の機会の情報提供、就業・就労相談、キャリアカウンセリングなどが多くなってございます。  また、(3)事業者の個別の事業課題への取組実態と意向ということでございますが、概要版の四二ページから四三ページでございます。  個別の事業課題に対する取り組み状況については、商業・サービス関連、建設・製造・その他事業者のいずれも経営改善に向けた相談相手の確保、企業間や産業間の連携、地元金融機関との連携、若年層の積極的雇用に関する現在の取り組み状況や今後の取り組み意向が多くなってございます。  また、最後でございますが、(4)区や都等に対して望む支援ということで、概要版の最終ページとなってございます。五〇ページでございます。事業者が区や都等に対して望む支援は、商業・サービス関連、建設・製造・その他事業者のいずれも、融資等資金対策が多く、雇用促進、従業員の福利厚生支援と続いております。詳細については、後ほどごらんいただければと思います。  かがみ文をごらんいただいて、次に、8、今後の取組み等でございます。  まず、(1)でございます。今後、三月以降となりますが、事業者ヒアリングの結果なども含めまして、報告書本編を取りまとめまして、概要版と合わせて区政情報センター、区政情報コーナー、図書館等に配架するとともに、ホームページで公開いたします。  (2)です。当面調査結果から読み取れる課題につきましては、当初予算案、概要に示す重点項目事業を初めといたします今後予定、または現在実施している産業施策により対応してまいります。また、調査結果につきましては、分析評価を進めまして、新たな産業ビジョン及び産業振興計画の策定を進める上での基礎資料等として活用するとともに、今後の産業施策に反映させてまいります。  下に、抜粋ということで来年度の予算概要に記載された重点項目を掲げておりますが、区民や事業者のニーズとして読み取れます融資と資金対策などの中小企業支援、商店街施策、雇用や就労支援策などに取り組んでまいります。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆藤井まな 委員 後学のために教えていただきたいなというのが正直なんですけれども、この調査の項目とかいうのは、もとにするものがあったのか、それとも全部オリジナルでつくったのか。  何でかというと、例えば二ページのお買いもののところの欄で、新宿と渋谷という項目があったり、隣に東京・有楽町・銀座と細かく分かれていたりだとか、あとは三七ページに行ったら、資金調達先にきちんとベンチャーキャピタルというのがあったりだとか、結構細かくつくってあるなとすごく思ったんですけれども、それはもともとそういうものがあったのか、それとも区で全部独自でオリジナルでつくったのか、それはどうですか。 ◎望月 商業課長 冒頭説明しましたように、前回、平成二十年度に実施してございまして、基本的には経年の経過等も見るために、ほぼ同じような項目を設けています。ただ、そうした中で、起業に関することとか、若干現在の状況を踏まえまして追加しているもの、また若干減らしたものもございます。全体のボリュームをある程度ふやさないように、そうしたことで詳細をつくっております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(22)社会保険・労働相談の相談態勢の変更について、理事者の説明を願います。 ◎川村 工業・雇用促進課長 それでは、社会保険・労働相談の相談態勢の変更について御報告いたします。  1の主旨でございますが、現在、世田谷区産業振興公社が実施しております社会保険・労働相談につきまして、平成二十八年度より定期開催会場での実施曜日を追加するとともに、事前予約による相談、また区内事業所訪問による相談について変更いたします。  2の変更後の概要でございますが、まず(1)定期開催会場での相談につきまして、現在、三茶おしごとカフェでは毎週火曜日午後の実施でございますが、それに加えまして、金曜日の午後もあわせて実施いたします。  次に、(2)事前予約による相談につきまして、各総合支所での相談については廃止させていただきます。  次に、(3)区内事業所を訪問して行う相談につきましては、同一事業所に対して年度内一回までの相談でございますが、これを三回までの訪問に拡充いたします。  3のスケジュールでございますが、三月一日より、区及び公社のホームページなどで周知しまして、四月一日より、変更後の相談体制で実施してまいります。  説明は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆山口ひろひさ 委員 総合支所での相談を廃止しちゃうのね、これ。総合支所での相談はなくなっちゃいますよということの理解でいいですか。 ◎川村 工業・雇用促進課長 そういうことでございますが、現在、各総合支所の相談、事前予約制でやってございますが、それぞれの相談実績、昨年度の実績でございますが、年間多いところで三件、ゼロ件のところもございまして、見直したいと思っていまして、ただ、その分、三軒茶屋のほうがハローワークの窓口等におきまして利用者がふえてございまして、そちらのほうが利用者、利用の部分でもやりやすいということもございまして、全体を考えてそちらをふやしていきたいと思っております。  ただ一つだけ、烏山区民センターでございますが、三軒茶屋からの場所が遠いのと、こちらは月に一回でございますが日曜日の相談があるということを考慮しまして、こちらについてだけは残しておきたいと思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (23)自動車事故の発生について、理事者の説明を願います。 ◎中里 世田谷清掃事務所長 自動車事故の発生について御報告いたします。  この事故は、区は無過失の事故、いわゆるもらい事故でございます。  発生日時は、平成二十七年十二月二十一日月曜日の午前八時五十分ごろでございます。  発生場所は、目黒区上目黒二丁目九番先の環状六号線、通称山手通りの外回りの路上で発生しました。  相手方は、資料に記載のとおり、練馬区の個人タクシー及び千葉県習志野市の運送会社でございます。  事故の内容でございますが、世田谷清掃事務所の職員が運転するごみ収集車、これは軽小型ダンプ車ですけれども、目黒清掃工場へ一回目の作業で収集したごみを搬入した後、次の収集現場に向かう途中に発生したものでございます。  申しわけありません。資料裏面の位置図及び現場説明図をごらんください。区の車両は、位置図右の下、目黒五反田方向から東急東横線の中目黒方向に向かって走行しておりました。中目黒駅手前、中目黒立体交差、駒沢通り下付近で信号待ちのため停車していたところ、直後で同じく停車していたタクシーに後方から運送会社のトラックが追突し、その反動でタクシーが区の車両に追突したものです。  事故の翌日、運送会社の車両の保険会社より、区及びタクシーには過失はなく全ての過失は運送会社の車両にあるとの申し出がありました。このことにより本件事故において区に過失がないことを確認しております。  また、表面にお戻りいただけますでしょうか。損傷等の程度ですけれども、区職員にけがはありませんでした。車両につきましては、後部のナンバー灯が外れました。相手方の損傷等の程度は資料記載のとおりでございます。  事故後の対応でございますが、運送会社とは保険会社を通じて示談交渉を行っております。  今回はもらい事故ということでありますが、改めて職員に対しまして安全運転、安全作業に努めるよう徹底を図りました。今後も事故防止に向けまして、職員への指導を継続して行ってまいります。  報告は以上でございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。 ◆あべ力也 委員 何の意味はないんですけれども、清掃関連なのでちょっと伺っておきたいんですが、清掃工場の関連というのは今回委員会の中で御報告がないんですけれども、現状とまっていて、どういう状況なのかというのも、委員会を開催するスパンも長いものですから、現状どうなっているのかというのは大変気になるんですが、そういう御報告は委員会ごとに御報告いただけたらと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎畠山 管理課長 現在、世田谷清掃工場のほうは、二月の頭でしたか、一週間か二週間前くらいでしたか、皆様方にファクス等で情報提供させていただきましたが、二号炉の試験稼働中の作業環境測定が別の故障でできない状況になりまして、そのまま予定しておりました定期点検のほうに入りました。一号炉のほうは通常稼働を今現在続けておりまして、また近々定期点検のほうに入りますので、その状況を見まして、折に触れまして御報告はさせていただきたいと思っております。 ◆あべ力也 委員 確かに情報提供いただいているんですけれども、それはあくまで情報提供で、委員会で御報告をいただくのとは、これは性質的に僕は違うと思うんです。ですから、各委員に情報提供したから委員会ではいいかと省かれてしまうよりは、委員会でしっかりと状況の報告と説明等、委員会の中でしていただきたいと要望しておきます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 それでは、(24)その他ですが、何かございますか。 ◎羽川 玉川総合支所地域施設整備担当課長 私のほうからは、奥沢区民センター等耐震改修に向けた進捗につきまして、口頭ではございますけれども、御報告申し上げます。  昨年の十二月十五日の本委員会で御報告いたしましたが、奥沢センタービル・三敬ビル全体管理組合の総会につきましては、平成二十七年十二月二十三日、天皇誕生日でございましたが、こちらの日に開催をいたしまして、耐震改修設計の実施や費用負担に関しまして総会の決議を得ることができました。全体管理組合理事会では、総会の決議を受けまして、現在、耐震改修設計の業者選定を行っているところでございます。  また、奥沢子育て児童ひろばにつきましては、昨年九月以降、新BOP室等で事業を継続しながら、一日を通して事業が実施できるような場所を探しておりましたが、今般、奥沢駅や、あるいは奥沢区民センターより南のほう約三百七十メートルほどの奥沢四丁目にございます店舗後につきまして、建物の賃貸借契約を締結する運びとなりました。三月下旬の開設予定に向けまして、緊急で床改修等の工事などを実施して準備を進めてまいります。  こちらの詳細につきましては、明日、九日の福祉保健常任委員会で、子ども・若者部より報告を申し上げるところでございます。 ○岡本のぶ子 委員長 ただいまの説明に対し御質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 以上で報告事項の聴取を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 次に、2資料配付ですが、補足説明などはございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 それでは、資料については後ほどごらんになってください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 次に、3協議事項に入ります。  (1)参考人の出席要請について協議いたします。  外郭団体の経営状況等の報告につきましては、議会運営委員会においてそれぞれの団体を所管する常任委員会で報告を受けることとし、団体の職員を参考人として招致すること、開催については、一回目を九月、二回目を二月から四月の間とし、それぞれ各委員会の判断により実施することが確認されております。  当委員会が所管する外郭団体は、公益財団法人せたがや文化財団、株式会社世田谷川場ふるさと公社、公益財団法人世田谷区産業振興公社、公益財団法人世田谷区スポーツ振興財団、公益社団法人世田谷区シルバー人材センターの五つの団体となりますが、それぞれの団体の職員を参考人として当委員会に招致するかどうか協議したいと思います。  御意見がございましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 特に御意見がないというか、招致すべきというお声が多いので、従来どおり、四月の当委員会に参考人招致する方向で準備を進めることでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 それでは、そのように決定いたします。  日程などについては、団体及び理事者との調整の上、次回の委員会で協議しますので御承知おきください。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 (2)次回委員会の開催についてですが、第一回定例会の会期中となりますが、二月二十九日月曜日午前十時から開催したいと思いますが、よろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 それでは、次回委員会は二月二十九日月曜日午前十時から開催することに決定いたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ○岡本のぶ子 委員長 その他、何かございますか。 ◆桜井稔 委員 きょうは報告がなかったんですが、各会派にはもう説明済みなんだけれども、地域包括ケアの地区展開とまちづくりセンターの充実についてという案が、地域行政推進本部から出されているんですが、さっき地域包括ケアのモデル実施の報告がありましたけれども、この案の中で、区民利用施設の利用拡充ということで、さっきの地区会館、区民集会所の地区レベルでの公共施設の問題や、その見直しや管理運営の問題、また使用料の問題も含めてすごく細かく書かれていて、ぜひこの区民生活常任委員会でもこれが議論できるように報告か何かをぜひやっていただきたいということを強く要望したいんですが、委員長、いかがでしょうか。 ○岡本のぶ子 委員長 皆様、今、桜井委員のおっしゃったことは。 ◆桜井稔 委員 報告していただければ、その問題は議論できるじゃない。(「報告事項として報告してくれればということですね」と呼ぶ者あり)そうそう。まだこれは案の段階だから、どこまで報告できるかちょっとあれなんですが。 ○岡本のぶ子 委員長 二月二十九日のときに。
    ◆桜井稔 委員 ぜひ。各会派に説明があったからね。よろしいですか。 ◎宮崎 副区長 こういう御要請で、委員会のほうでもそういう取りまとめということであれば、改めて御説明の機会をいただきたいと思いますが、御質問してよろしいですか。 ○岡本のぶ子 委員長 どうぞ。 ◎宮崎 副区長 特別委員会との関係なんですね。結局、今までの議会側の中が、例えば単発のものについては、今回も特別委員会とのあわせ報告の形をとっていますが、いわゆる特別委員会にずっと継続して出してきて、今回の報告もずっと特別委員会でやってきていますので、それを今般の部分のところは、確かに区民生活領域とかかわると言えばそのとおりなので、例えばその部分だけの報告なのか、全体の報告書はそこも一部としてつくられていますのでどうするのか。 ◆桜井稔 委員 さっき奥沢とか幾つかのところの集会所機能をどうするかという、それはさっき言ったように、これもあわせて集会機能をどうするかとなっていて、実際に地区会館、区民集会の地区レベルの管理運営見直しの問題は、やっぱり区民生活常任委員会も含めて、さっき改築の問題ではいろいろ言いましたけれども、実際にはこれがそのベースなんですね。だから、ぜひ全体は地域包括ケアの地区展開になっていますが、その中の一部の五番のところにそういうのが書かれているので、これは区民生活で一番議論する、ほかとの地区会館との関係も含めてそうだと思うんです。(「今、五番だけか全体かという話ですよね」と呼ぶ者あり)いや、私は、だから区民生活の施設の利用拡充という問題については報告していただいて、議論していただきたいと。(「これだけで」と呼ぶ者あり)地域包括ケアのこと全部を言っているわけじゃないんですが、そういうことなんですけれどもね。 ○岡本のぶ子 委員長 今、副区長から、特別委員会で話し合いが行われる、協議が行われるわけですけれども、そこから抜き出して区民生活領域でもという御要望ですか。ある面議会の中でダブるということですけれども。 ◆桜井稔 委員 さっき言ったように、いろんな施設の改築も進めて、集会機能をどうするんだという議論をしていながら、肝心なこれが大もとなんです、利用施設の拡充の問題。そこが抜けて議論するから、さっきの答弁もわかるようでわからないんだけれども、こっちがベースになっているから、これはちゃんと区民生活常任委員会で議論すべき内容じゃないかと思っているんです。ここの利用拡充、今後三十年、三十一年にどうなるかというのがありますから。 ○岡本のぶ子 委員長 次回の委員会でそれを取り上げてやるという方向で望まれていると思ってよろしいですね。 ◆桜井稔 委員 ぜひお願いしたいです。 ○岡本のぶ子 委員長 また調整させていただくということでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 それでは、そのほかにございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○岡本のぶ子 委員長 ほかになければ、以上で本日の区民生活常任委員会を散会いたします。     午後一時五十五分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   区民生活常任委員会    委員長...