調査係主事 山口孝一
出席説明員
清掃・
リサイクル部
部長 堀川能男
参事 溝口 猛
管理課長 杉野憲三
事業課長 松下洋章
副参事 大石智康
世田谷清掃事務所長 栗原英昭
砧清掃事務所長 和久弘幸
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本日の会議に付した事件
1.
報告事項
(1) 第一回
定例会提出予定案件について
〔報告〕
・ 議会の委任による
専決処分の報告(
着衣等汚損事故に係る
損害賠償額の決定)
(2) 第十八回
世田谷清掃工場建設協議会開催結果について
(3)
自動車事故の発生について
(4)
粗大ごみの
区民持ち込みの
本格実施について
(5)
粗大ごみリユース品の
有償頒布について
(6) その他
・
世田谷清掃工場の操業の一部開始にかかる協定の締結について
2.
協議事項
(1) 次回委員会の開催について
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午前九時五十九分開議
○岸武志 委員長 ただいまより清掃・
リサイクル対策特別委員会を開会いたします。
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○岸武志 委員長 本日は、
報告事項の聴取等を行います。
それでは、1
報告事項に入ります。
(1)第一回
定例会提出予定案件について、報告、議会の委任による
専決処分の報告(
着衣等汚損事故に係る
損害賠償額の決定)について、理事者の説明を願います。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 それでは、お手元の資料に基づきまして、議会の委任による
専決処分の報告(
着衣等汚損事故に係る
損害賠償額の決定)について報告いたします。
この件につきましては、平成十九年九月六日の当委員会において
事故発生報告をさせていただいたものでございます。
1、事故の概要でございます。発生日時、平成十九年六月二十一日、午前八時三十分ごろ、
発生場所は世田谷区北沢二丁目三十番先路上でございます。裏面に地図を載せてございますので、ご参照いただければと思います。相手方は世田谷区代田五丁目在住の方でございます。
事故内容ですが、
世田谷清掃事務所職員が
可燃ごみの
収集作業中に発生したものでございます。収集車にごみの
積み込み作業を行っていた際にごみ袋が破れ、
油性汚物等が
車両後部に飛散しまして、通行中の乙に飛散物がかかり乙の背広などに被害を与えたものでございます。裏面に
事故発生説明図をつけてございますので、状況についてご確認いただければと思います。(5)損害の程度でございますが、相手の方の背広上下と
手提げかばんを汚損してしまいました。
2、過失割合でございますが、区側が十割ということにさせていただきました。
損害賠償額ですが、合計で四万一千八百円となりました。
専決処分日が平成十九年十二月二十日でございます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆
重政はるゆき 委員 これは六月に発生して、
専決処分日は十二月二十日ですか、半年かかるというのは何でなんでしょうか。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 相手方との交渉を何回かして損害額を確定したりとか、そういうものにどうしても時間がかかってしまうということで、半年余りかかってしまった結果となっております。
◆
重政はるゆき 委員 こういうもので何回ぐらい交渉するものなんですか。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 事例の困難さとかそういうのにもよるわけですけれども、この件に関しては、少なくても五回以上、相手方の方とやりとりをするというような状況だったと思います。
◆竹村津絵 委員 この件は、やはり区民側の
ごみ出しのルールが悪かったということがまず原因ではないかと思うんですが、これはどこの集積所のものだったということは多分わかると思うので、例えばルールを徹底するというか、こういう油性の液体のようなものを袋の中に直接入れないということを
一言集積所のところに
お知らせしてもいいというか、するべきではないかと私は思うんですが、そのあたりはいかがですか。
◎栗原
世田谷清掃事務所長 実際上お願いをさせていただきました。また、
区民皆さん一般についても、
ごみ出しのときにはぜひとも水分を絞っていただくようにPRをしているところでございます。
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○岸武志 委員長 それでは、(2)第十八回
世田谷清掃工場建設協議会開催結果について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 去る十二月十三日に
世田谷清掃工場の
建設協議会を開催いたしました。資料を一枚おめくりいただきましたところに
議事要旨をまとめております。主として、前回の当委員会にご報告を申し上げました
世田谷清掃工場の試運転の状況、また一部の
工期延長、さらに今後の予定、こういったことについて説明を行いました。また、資料の数字が通しページで打ってございますが、五ページにまとめておりますけれども、
外構整備工事、また植栽部分の工事についての説明を行いました。
前回、第十七回の
建設協議会の概要につきましては、あわせて色刷りの「建協だより」というリーフレットの中で住民の皆様に
お知らせをさせていただいておりますので、参考までに添付をいたしております。今回の
建設協議会の概要につきましても同様にまとめまして、地元の町会、
自治会等への回覧、配布という形で
お知らせをしてまいります。
以上の内容につきまして、二枚目にお戻りいただきまして、
議事要旨の下のほうに主な質疑応答として記載がございますけれども、当日協議会の場での主な質問といたしましては、
工期延長によって
ダイオキシン類などの対策は万全となるのかといったこと、また、炉の詰まりにより排ガスの処理に影響はないのか等についてのご質問がございまして、一部事務組合からご説明をし、ご理解をいただいたところでございます。
説明は以上です。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
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○岸武志 委員長 次、(3)
自動車事故の発生について、理事者の説明を願います。
◎溝口 清掃・
リサイクル部参事 お手元の資料によりまして、
自動車事故の発生につきましてご報告をいたします。
まずは事故の概要でございますが、去る一月十八日の午前九時半過ぎに
車両接触事故が発生をいたしました。まことに申しわけありません。
(2)の
発生場所でございますが、奥沢二の十番地先、裏面をちょっとごらんいただきまして、下の地図をごらんいただきたいと思います。東急の奥沢駅電車庫の北側の住宅街の一角でございます。軽自動車による収集の地区でございます。
表にお戻りいただきまして、(4)の事故の内容でございますが、当事務所の軽小型車の
運転職員が
ごみ収集作業中に発生をいたしました。再度裏面をお開きいただきたいと思います。上の図でございますが、軽貨物車が最徐行をいたしまして、相手方の
訪問入浴ワゴン車と、それから右側の下の部分になりますが、電柱がございまして、この間を徐行して通過しようとした際に、左右を十分に注意しながら通り抜けようとしたのでありますが、
ワゴン車がたまたま後部のハッチをはね上げておりまして、そこに左側のほろが接触をした事故でございます。
(5)損害の程度でございますが、相手方の車には
後部ハッチの角のへこみ、塗装のはがれなどがございました。
事故後の対応といたしまして、相手方とは今誠意を持って示談交渉に当たっております。また、
当該職員はもとより、全職員に対して改めて注意喚起を行いまして、交通安全、事故の再発防止などに今努めているところでございます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆菅沼つとむ 委員 ご存じのように、ここの道は細いんだよね。だから、もっと慎重にやっていただきたい。それから、さっきご意見があったように、事故の示談をスムーズにお願いしたいというふうに要望しておきます。
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○岸武志 委員長 それでは、(4)
粗大ごみの
区民持ち込みの
本格実施について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 粗大ごみにつきましては、世田谷区の
粗大ごみ受付センターのほうにお
申し込みをいただき、基本的には、区のほうから収集の車両を排出者の方の門前まで配車をいたしまして収集する、そういう
スタイルがいわば標準的な仕組みでございますが、年度末
引っ越しシーズン、また
年末年始、こういった繁忙期を中心にしまして、どうしても収集までの日数がかかってしまう状況がございました。
そこで、
粗大ごみを区民の皆様が直接
集積ポイントのような場所にお
持ち込みをいただけるような仕組みを、収集の補完という機能として何とかできないかというご要望を多数ちょうだいいたしましたことを踏まえまして、平成十八年三月から区民の皆様にお
持ち込みをいただける仕組みというものを試行の形で実施をしてまいりました。本年度、平成十九年度からは、
粗大ごみの
収集運搬の効率化、端的に申しまして民間活力の活用でございますけれども、こちらを進めまして、それによりましてお
申し込みいただいてから収集に伺うまでの期間を大幅に短縮いたしております。
一例を申し上げますと、本年度からの新たな仕組み、直近の状況でございますと、おおむね待ち日数三日程度という形で収集ができるような状況がほぼ整っておりますが、かつてはこれが二週間程度の待ち日数ということが、時期にもよりますが常態化しているような状況がございました。これを大幅に短縮したということを受けて、この
持ち込み制度というものが果たしてどのように影響していくのかというところも含めまして試行を延長するという形をとってまいりましたが、依然として、やはり区民の皆様からは、このように
収集期間が短縮された後においても、さらに
持ち込みをしたいというご要望があることを踏まえまして、試行から
本格実施に移行をしていく、改めて
粗大ごみの収集の補完機能としての位置づけをしていく、このようなことをこの四月から、新年度からスタートをさせていただきたいということでございます。
なお、あわせまして、手数料につきまして、
持ち込みの部分のご負担を区民の皆様に担っていただく一方で、処理については通常の収集した
粗大ごみと同様に行っていくことになりますので、この部分を勘案いたしまして、通常の収集への排出者との負担の公平化を図るために手数料は徴収するという形をとらせていただきたいということでございます。
2の経緯のところに、ただいまご説明を申し上げたことと若干重複をいたしますけれども、平成十八年の三月から四月にかけまして繁忙期における
持ち込みの試行を行い、一たん五月以降中断をしておりますが、十二月から、いわば
年末年始という期間も含めた
持ち込みの試行、さらに本年四月からは
収集運搬の効率化を図り、この間も
持ち込み制度というものを試行という形で延長をしてきておりますが、先ほど申し上げたような状況がございまして、今回
本格実施に移行したいというものでございます。
実施の概要でございます。区民の皆様が事前に
粗大ごみ受付センター、五七一五―一一三三番という番号でございますが、月曜日から土曜日までの朝八時から夜九時まで
受け付けをしております。
インターネット受付のほうは二十四時間
受け付けでございますが、こちらのほうにお
申し込みいただく。これは通常の収集の場合と同様でございます。その際に
持ち込みたいという旨のご希望をおっしゃっていただいて、その上で
持ち込み日を事前に調整して、何月何日と設定したお
持ち込み日の当日に区民の民様が直接
実施場所のほうにお
持ち込みをいただく、こういう
スタイルでございます。したがいまして、流れとしては、現在の試行により行っている仕組みと基本的には同様の流れでございます。
持ち込みを
受け入れる日にちでございますけれども、
粗大ごみの
受け入れをする施設は通常の収集した
粗大ごみの
中継作業も同様に行っている場所なものですから、それに極力支障を来さないようにということで、毎週の土曜日、日曜日という形に限らせていただいております。
受け入れ時間が午前九時から午後三時三十分、これも試行の段階と同様でございます。
受け入れ場所でございますが、船橋七丁目にございます
業務委託による
民間施設でございますが、
船橋粗大中継所という名称の場所にお
持ち込みをいただくということでございます。
手数料でございますが、試行の際は、試行期間ということもございまして無料という取り扱いを行ってまいりましたが、こちらにつきましては、収集をする場合のおおむね半額という形で金額の設定をいたしたいと考えております。新年度から
手数料改定がございます。
粗大ごみについては現行二百円から千九百円という範囲での設定になってございますけれども、改定後は三百円、六百円、千六百円、二千二百円、こういったような価格設定になってまいります。
持ち込みの金額につきましては、基本的にはこれらの半額という形で設定をしてまいりますが、最低の部分につきましては、手数料として
粗大ごみの
有料処理券を用いてという形で手数料のご負担をお願いしていくという通常の
粗大ごみ収集と同様の方法でご案内をしてまいりたいと計画をしておりますので、最低の場合は、二百円という
手数料額の最低額、
有料処理券の最低額という形での設定をさせていただきます。
なお、
個数制限でございますが、これは現在も
持ち込み場所の施設のキャパシティーの関係もございまして、一世帯一回につき十個までという形をとらせていただいておりますが、この
個数制限につきましては、
本格実施後も現在の仕組みで継続をしてまいりたいと考えております。
スケジュールでございますが、三月下旬から区民の皆様への
お知らせをしてまいりまして、三月、四月という、いわゆる
引っ越しシーズン、繁忙期のところが一段落をいたしました以降、五月の
申し込み分からという形で
本格実施に移行してまいりたい、このように考えております。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆
飯塚和道 委員
粗大ごみに関することなんですけれども、例えば身寄りのない方が亡くなったと。当然家の中のごみの問題が大きな課題になると思うんですけれども、そういう場合の区の手順、また費用等についてはどのような見解なのか。
◎松下
事業課長 粗大ごみの場合は、お
持ち込みをいただいて、しかるべき
有料処理券を張った形でご自宅の門前まで出していただくというのが基本のルールになっておりますが、例えばご高齢であって、ご自分でお出しになるのがなかなか大変だと、障害のある方の場合であってもそうでございますが、何らかのご事情によってそういった対応が困難なような場合には
粗大ごみの運び出しという仕組みを持っておりまして、門前までといわずおうちの中まで入らせていただいて
収集作業に当たるという、これは
清掃事務所にご相談をいただいてという仕組みになってまいりますけれども、そういった手法もとらせていただいております。
なお、
手数料額については、例えば火災であったり水害であったりといったような
風水害等、または何らか、所得等の関係で
生活保護世帯など一定の減免のルールに従ってという形で、該当する部分については所定の減免割合でという形の対応をとらせていただきますが、その要件に当たらない場合は正規の
手数料額をちょうだいするという形になってまいります。
◆
飯塚和道 委員 今の質問の趣旨がちょっと違うんだけれども、今高齢者の方はそういうルールはわかるんですけれども、私が言っているのは、例えば
ひとり暮らしで、その方が亡くなったと。これは民間のアパートの場合もあるだろうし、いろいろケースが考えられるけれども、そういう場合どのような、例えば福祉と連携をとってやるとか、その辺をちょっと具体的にお伺いをしたいんです。
◎松下
事業課長 本年度においても、実は
委員お話しのような事例が生じたケースがございます。お話のとおり、
保健福祉部門と
清掃事務所と連携をいたしまして、しかるべき相続を受けるであろう方、またはそういう方が設定しがたいような場合には管財人に当たられるような方、こういった方々も含めまして連携を図る中で、この間対応を図っているところでございます。
◆菅沼つとむ 委員 これは大変いいシステムだと思います。今
引っ越し時期だとか四月の時期だとかは多くなるから、自分たちで持ち込むというのは大変いいかなと思います。
それからもう一点考えていただきたいのは、
粗大ごみでも使えるやつは今
エコプラザ用賀のほうに持っていっていますよね。その辺が、使えそうなやつだけじかに持っていくともっと便がよくなるんじゃないかと思いますので、検討していただければと思います。
◎松下
事業課長 できるだけ有効に活用する方法をということの中で用賀の施設に収集を経て搬入されたもの、また船橋の施設に持ち込まれたもの、いずれについてもできる限り
リサイクルの拡大を図ってまいるべく検討をぜひ進めさせていただきたいと存じます。
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○岸武志 委員長 (5)
粗大ごみリユース品の
有償頒布について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 現在、用賀駅至近のところにございます
エコプラザ用賀と申します清掃・
リサイクルの
普及啓発施設がございますが、こちらのほうで
粗大ごみからの
リユース、すなわち再使用が可能な、状態のいいものでございますけれども、こういったものをお掃除して簡便な修理をいたしました上で、現在は抽せんにより区民の皆様、また
区内在勤在学の方も含めまして無償で提供をさせていただいております。
このうち、特に区民の皆様からの需要が高くて、また安心して使い続けられるようなものにつきまして
有償頒布とすることによりまして、安易にごみにすることのないように、また物を大切にするというふうな意識の一層の醸成を図るべく、さらなる
リユース、再使用の拡大につなげていきたいと、こういったことで
有償頒布を導入させていただきたいというものでございます。
2の具体的な流れでございますけれども、収集をいたしました
粗大ごみのうち状態のよろしいものを洗浄、修理いたしまして、
リユース品として展示をいたします。その際に、有償のもの、無償のものと最初から明示をした形での展示をさせていただきます。有償のものについて、
申し込み多数の場合は、
公開抽せんの上
当せん者の方に提供をいたしますが、その際は納付書により納付確認の上引き渡しをさせていただくという形をとらせていただきます。なお、
申し込みがない有償品は改めて無償品としての展示をし、現在も行っている同様の方法でございますが、
公開抽せんの上で
当せん者へ提供をする、このような形をとってまいりたいと考えております。
3の
有償額でございますが、これは一律千円と設定をさせていただきます。これは、実際にこの用賀の
施設利用者の皆様方に
アンケート調査を事前に行わせていただきまして、幾らぐらいの金額が妥当かというご意見をちょうだいいたしましたところ、千円以内、また千円から若干上回る程度というところを支持される方が非常に多うございまして、区民の皆様の意識の中ではこれぐらいの金額水準が妥当ではないかという、大方の皆様のご理解はいただける水準ということで一律の形の設定とさせていただきたいと考えております。
スケジュールでございますけれども、事前の周知期間というものも一定程度必要であろうかと考えておりまして、施設での予告という形で三月から順次
お知らせをし、三月下旬の
広報紙特集号で掲載をし、四月から
有償頒布開始という手順で進めさせていただければと考えております。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆竹村津絵 委員 これはここの目的にあるように、安易にごみにすることなく大切にする意識の一層の醸成ということで、有償になったということは一歩前進だというふうに考えております。ただ、今ご説明がありましたけれども、千円というと、コストをかけて、手間をかけてきれいにしたものがわずか千円で、逆に受け取る側が気楽な金額が千円以内ということなので、もしかするとその金額に設定するとまた安易にごみにされてしまうかもしれないということをちょっと感じております。ほかの自治体ですとこれを
オークションにしてみたり、あともう少し高い設定で出しているところもたくさんあると思いますので、今後は、この辺はもう一度検討していただきたいなというふうに感じます。
ちなみに伺いたいのは、今この
粗大ごみの修理をする人件費ですとかコストはどの程度かかって、月額とか年額とかでわかる数字があれば教えていただきたい。それから、今まで無償ですけれども、今実際に展示をして果たしてしっかりとこれが回っているのか、その二点の状況を伺いたいんですが。
◎松下
事業課長 この用賀の
エコプラザの施設と、
あとリサイクル千歳台というもう一つの
普及啓発施設もあわせまして、
NPO法人に施設の運営業務の委託を行っております。こちらの年間の委託経費は、修理再生の部分だけではなくて、それ以外の
受け付け、ご案内等々の業務をすべて含んででございますけれども、年間で約二千五百万円でございます。
それから、実際の
リユースの展示の状況でございますけれども、年間の展況件数といたしましては約一千三百点という状況でございますが、私どもとして、
リユース点数をふやすというよりも、むしろその
リユースの現場も見ていただいて、用賀の施設が開設をいたしましてから、定期的に修理の講習会なども実は行っておりまして、先般も、土曜日でしたけれども、実は私も開催しているところを見てまいりました。家具の修理の講座、またおもちゃの修理の講座、包丁研ぎの講座、再使用するということについての講座・講習会にさまざまな方がお越しいただいているという状況がございます。展示の件数もさることながら、そういったさまざまな講座・講習会などとのいわば複合的な効果ということで有効に機能し始めているのではないかなと感じているところでございます。
なお、ご質問の中で、いわば展示品がまた戻ってきてしまうという事例なども含めてのお尋ねがおありになるかもしれませんけれども、直近のところで、頒布品がすぐ戻ってくるという実態はここのところは見かけていないという状況がございます。
◆竹村津絵 委員 ごめんなさい。私は回っているのかという言い方をしたので戻ってくると解釈されたかもしれませんが、要は展示したものが欲しい人の手に渡っていっていますかということ。
◎松下
事業課長 現在のところ、品物にもよりますけれども、おおむね平均をしますと五倍とか十倍というふうなレベルでの競争率になっておりまして、お
申し込みがないものにつきましては無抽せんという、先着順でお持ちいただけるような仕組みも現在併用しておりますので、こういった形で、ほぼ大方は
リユースとして生かされているという状況がございます。
◆山内彰 委員 ここでちょっと気になったのは、
申し込みに当たっては郵便はがきを使用するということになっているけれども、もちろん講座とか講習ということでそのことを知らしめるということも大事なんだけれども、五倍とか十倍ということで、それを待って物を出していくということは、それだけ在庫をするという意味で物の流れがとまっているということなので、非常に効率が悪いと思う。
できれば、最初に見た方がいいと思ったらすぐに出せるようなシステムにしないと、我々の感覚からいうとこれは遅過ぎと。そのところにたまっちゃっている分効率が悪いということなので、その辺をきちっとしていかなければ、ただただ研修だ、講習をするからそれがいろいろな効果になっていいだけじゃなく、それをあわせて、もっとスピーディーに物の動きをやっていかないとだめだと思う。その辺を少し考えてもらいたい。答えてほしい。
◎松下
事業課長 今回のこの一部有償という形を取り入れるに当たりまして、これまでの事務の通常の流れでございますと、有償にして抽せん
申し込みがなければまた翌月という形になるんですけれども、それではちょっと時間が長くなり過ぎてしまうであろうということで、極力期間を圧縮いたしまして、基本的には同月のうちに流れていけるような形を何とか組んでいきたいと考えております。
私どもは、この展示品自体が修理をするとこんなになるんですよということの一つの貴重なディスプレーといいますか、見本というふうな意味合いもあわせて持っているという認識も持っておりますので、期間をできるだけスピーディーにというふうな部分も含めまして、今回の
有償頒布をさせていただく状況を、区民の皆様のご利用状況も十分に把握をした上でまたさらなる改善という部分を検討してまいりたいと考えております。
◆山内彰 委員 ディスプレーもいいけれども、それはまた別な場所で少しやっておけばいいことであって、一カ月在庫というのは大変なものだよ。普通の商売だったら一日だよ、一日何時間というのが勝負だよ。それだけで赤字か黒字かが出てきちゃうんだから、その辺はもっと考えて、一カ月はちょっと長過ぎ。せいぜい三日ぐらいにして。そのぐらいのことを考えてやらなかったら、これは効率が悪過ぎだよ。
◆
小泉たま子 委員 この
有償頒布については、数年前から議会で取り上げられていましたから、これが実現をするということは本当にすごくよかったと思います。
ただ、今山内さんもおっしゃったように、一カ月待たなければいけないというのは、私もさっきから言おう言おうと思って待っていたんですけれども、でも初めてですからとにかくやってみると。せめて、まず二週間とか、それからだんだん縮めていくのかなと。
それで一つ質問したいのは、この千三百点のうちの何点ぐらいを大体有償にするのかということを伺いたい。
◎松下
事業課長 当初の段階では、こちらの目的のところにも書かせていただいていますけれども、需要が高くて安心して使い続けられる、要は長持ちしそうなものというところで、おおむね全体の件数の一割程度、月では十件ぐらいのところからまずはスタートをさせていただきたいと考えております。
◆
小泉たま子 委員 十点なわけですよ。ですから、やっぱりもっと頑張っていただいて、足しげくそこに何があるかなと区民が通えるような、そういうスポットにしてもらいたいと思いますよね。あそこに無料で展示されているものは十分に使えて、私のうちの家具をそっくり取りかえてもいいぐらい、いつもいいなと思って帰ってきますので、私は十分だと思いますよね。みんな一生懸命仕事をしていますよ。ぜひその方向に、だんだんそうやっていっていただきたいと思います。
それと、あそこは
リサイクルの施設としては駅にも近いし、今度は清掃工場が新しくなって、見学者も多いと思うんですよね。だから、あそこと、筏道を通れば歩いて十五分から二十分ぐらいで行きますので、小学生にしても中学生にしても本当にいいところだと思うんですね。あわせて美術館に行けばもっといいかもしれない。それは時間がないかもしれないけれども、そういうふうにもっと多方面から考えて、あそこにたくさんの人が行けるように、何かそんな構想はないでしょうかしら。
◎松下
事業課長 世田谷清掃工場の隣接地に、ガラス瓶の
リサイクルのための資源循環センター、そしてこの
エコプラザ用賀と、このかいわいに、砧公園も含めますと、環境について学べるような場面、場所というのがさまざま展開をしてまいります。一部事務組合、また資源循環センターを運営するのはもちろん手前どもでございますけれども、こういった関係各施設が、一カ所をごらんになったらこちらもありますよという形の連携が十分図っていけるように、例えば共通のマップのようなものの作成であったり、環境学習プログラム、既存のものの中にきちんと位置づけていくであったり、このような多方面からの取り組みをしていくことで、一カ所だけではなく複数のところをごらんいただけるような、できるだけそのような行動を促進していくように努力してまいります。
◆
小泉たま子 委員 教育委員会との連携も密にして、教育面でもお願いしたいと思います。要望です。
◆菅沼つとむ 委員 今まで全部無償だったわけですから、今度は千円という金額を出すわけですから、何で千円になったかというものをきちんと消費者に対してPRをしていただきたいと要望しておきます。
○岸武志 委員長 (6)その他、
世田谷清掃工場の操業の一部開始にかかる協定の締結について、理事者の説明を願います。
◎松下
事業課長 世田谷清掃工場につきましては、さきの当委員会でもご報告を申し上げましたけれども、昨年の十二月十四日に設備の一部が竣工するという形になりました。建設事業者から清掃一部事務組合が設備の一部について引き渡しを受けたということを受けまして、この部分の操業開始に当たって、世田谷区と清掃一部事務組合で公害防止に関する協定を締結いたしました。
この案件につきましては、区のほうの主管としては環境総合対策室ということがございまして、区民生活委員会にご報告をさせていただいているわけでございますが、清掃工場に関連する案件ということもございまして、本日資料はございませんけれども、口頭の形でご報告をさせていただきます。
○岸武志 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。
◆竹村津絵 委員 これはどういう協定かという資料などはないわけですか。
◎松下
事業課長 協定の内容につきましては、公害防止のための一部事務組合が行う調査の項目でありますとか排ガスに関しまして、法律で定められた基準を上回る形で自己規制値などを設定しておりますけれども、こういった内容でありますとか、何らかの事故の発生または発生が起こるおそれがある場合の運転停止などの必要な措置、また区への報告、こういった区とのやりとりにかかわる部分について協定として文書化したものというふうに承知をしております。
◆竹村津絵 委員 先ほど、「建協だより」でお話があった建築協議会のほうでも、今ガス化溶融炉のトラブルがあって引き渡しが延びているということで、やはりダイオキシンがどうなのか、排ガスの影響がどうなのかということで、周辺区民のご心配も大きいところだと思うんですね。これは、区民生活常任委員会のほうには環境総合対策室として簡単な資料を出されていると思うんですけれども、ここは特別委員会で、この件に関しては特に取り上げてという委員会ですので、ここの委員に対しては必要な情報提供を行ってほしいと思うんですが、これはこちらの委員会にはなぜ出されないのか、伺います。
◆山内彰 委員 後で、ここの委員に資料を出してくれるようにお願いします。
◎堂馬 書記 事務局のほうでご説明さしあげます。今までの議会の委員会の仕切りとしましては、所管課のほうの委員会に資料を提供してご説明すると。今回の件につきましては、清掃の委員会ということで
世田谷清掃工場の話もありますので、うちのほうとしては、要は操業協定を結んだという情報の提供を受けるという形ですので、今の仕切りとしては、資料としては所管の委員会で報告してご説明するという流れになっていますので、そこはご了解いただくということで。
基本的には、もしご要望ということであれば、環境総合対策室にお話はして、資料としてご提供するかどうかというのはありますけれども、ただ、今までも、そういうふうにしてほかの委員会で報告が出されたものについては、それぞれ会派の委員さんで入られていますので、入られていない会派の方についても資料は一部ご提供さしあげていると思いますので、それで見ていただくというのが今までの流れかなとは思っておるんです。そういう仕切りの中で、今回、きょうの委員会は進めさせていただいたということでご理解いただければと思います。
◆山内彰 委員 ただ、関連がかなりあると思いますので、先ほど竹村委員からも出ていますので、この委員会の委員には、もしできるんでしたら後ほど提供していただければありがたいかなと思っています。その辺は要望として委員長、副委員長にお任せしたいと思います。
◆上杉裕之 委員 ちょっと今確認なんですけれども、理事者側の説明を聞いていて、公害防止とか排ガス法とかということが出てきていたという話がありました。それが入っている内容かどうかというのをもう一度、聞き漏らしたかもしれないので確認したいんですけれども。
◎松下
事業課長 協定書というのは、従前の清掃工場の中でも協定というのは結んでおりました。今度新しくできる清掃工場においても、清掃一部事務組合が、これは環境アセスメントの中で担保しているものを、いずれもそういう項目でございますけれども、このような項目について調査をしますということ。ばいじんであるとか硫黄酸化物、窒素酸化物、塩化水素、
ダイオキシン類、こういった項目でございますが、こういった事柄について調査をしますということ、これについてはこういう方法で調査をしますということ、さらに、操業に当たってこういう自己規制値として設定したこの水準を遵守しますといったような事柄が盛り込まれているということでございます。
◆上杉裕之 委員 説明ありがとうございました。さっきも要望がありましたけれども、詳しくは後からいただけそうだということで、もらえなければ会派の委員からもらいますけれども、今の話を聞いていますと、この当委員会では陳情が出されていますよね。新しい清掃工場ができるので環境影響調査についてかくかくしかじかのものをとってもらいたいと。私どもは多環芳香族炭化水素類というものがよくわからないのでという話になりましたよね。私は、地方自治法で公聴会を開催していただくのも一方ではないかということを申し上げて、本日の午後、それがある種勉強会という形でやられるわけですね。
ちょっと教えていただきたいんですけれども、当然工場が本格稼働する前に、そうった協定書を今の段階でこの時期に結ばなくてはいけないとは思うんですが、環境影響調査の中身が入っているとすると、まだ勉強中なわけですから、その辺のところは事前に教えていただきたかったし、現在も説明をしていただいた上で、例えばきょうの午後の勉強会、勉強した上で陳情について改めて審査するんだと思いますけれども、内容が反映をしていく可能性もあるものですよね。ですから、その辺のところで、このタイミングでというのはちょっと説明をいただきたいんですけれども。
◆菅沼つとむ 委員 今の話で、終わってからそんな話があるの。きょうの勉強会の話、上杉委員はそう言ったけれども、そんなのがあるの。
○岸武志 委員長 当該のご指摘の陳情については、前回の委員会では継続審査の扱いになっているかと思います。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○岸武志 委員長 その他、何か報告はございますでしょうか。
◎大石 清掃・
リサイクル部副参事 私のほうから二点ご報告申し上げます。いずれも資料はございません。
一点目につきましては、前回当委員会でご報告いたしました千歳清掃工場での実証確認結果報告書につきましてきめ細やかな情報提供をしていくために、一月二十七日、清掃・
リサイクル特集号で概要を周知するとともに、区民の方々にとって身近な地域の出張所やまちづくり出張所、各総合支所の区政情報コーナーや地域振興課、図書館で窓口配布してございます。
二点目でございますけれども、モデル地区に関しまして、四月以降も引き続きモデル実施への協力をお願いしていくため、四月以降の収集曜日カレンダーを作成いたしまして、三月以降、モデル地区への全戸配布を予定しております。また、収集曜日カレンダーにつきましては、でき上がり次第各委員にお配りしてまいりたいと思います。
○岸武志 委員長 ただいまの説明についてご質疑がありましたら、どうぞ。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 ないようですので、以上で
報告事項の聴取を終わります。
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○岸武志 委員長 次に、2
協議事項に入ります。
(1)次回委員会の開催についてですが、次回委員会は第一回定例会の会期中になりますので、後日決定される議会運営委員会での会期日割にもよりますが、三月四日火曜日午前十時から開催するということで予定したいと思いますが、よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 それでは、次回委員会は三月四日火曜日午前十時から開催する予定といたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、前回の委員会でお話しさせていただきました多環芳香族炭化水素類に関する勉強会については、お手元に配付のとおり、本日午後一時三十分から第一
委員会室で行いますので、ご参加のほどよろしくお願いいたします。
以上で
協議事項を終わります。
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○岸武志 委員長 その他、何かございますか。
◆羽田圭二 委員 一点だけお聞きしておきたいことがあるんですけれども、当委員会で廃プラ問題について焼却以前にやれることはきちっとやっていこうといった内容で確認がされてきたかと思うんですけれども、それを受けて区民の方々が区長に一定の要望書を昨年提出されているというふうに聞いておりますが、その点については多分了承しているかと思うんですね。それの回答日が一月十五日ということだったんですが、それが大幅におくれているということも含めてその内容が了承されているのかどうか、あわせて一月十五日という回答日がおくれている理由等についてお聞きしておきたいと思います。
◆菅沼つとむ 委員 それは区長の判断ですけれども、ここで答弁する話なの。この委員会に来た話じゃないでしょう。仕切りをお願いします。
◆羽田圭二 委員 答えられる範囲でいいですから。
○岸武志 委員長 事実確認を含めて、答えられることがあればお願いしたいと思います。
◎松下
事業課長 区長あての要請ということで、予算案にかかわる要請としてちょうだいをしていることは事実でございます。ご回答申し上げる時期につきましては、お申し立てをいただきました方ともやりとりをさせていただいて、二月上旬ないしは中旬という形で日程設定をしていこうというお話になってございます。
◆竹村津絵 委員 私も一点確認をさせていただきたいことがあるんですが、プラスチックを全区域で
可燃ごみに切りかえる、いわゆるサーマル
リサイクルの
本格実施は二十年度からということですが、これが何月かということは今まで議会のほうにも示されていませんでしたけれども、今回、予算の一環の事業計画の中ですか、十月と一言示されていたものを見ましたが、昨日、テレビの報道番組で課長が、現時点ではまだ何月になるかは決まっていませんというコメントがありました。もちろんこれはタイムラグがあると思うんですが、十月ということを決定しているのか、それとも昨日の報道のほうがニュースソースとして新しいのか、きょう一定のご報告が何かあるかと思ったんですが、そのあたりの確認をさせてください。
◎松下
事業課長 まず一つはタイムラグの問題がございます。取材をいただきましたのは実は、今月ではなくて先月の段階でございました。事実確認として、まずそれは一点申し上げます。
その上で、全区展開の時期につきましては、ご承知のとおり
世田谷清掃工場が現在建てかえ工事中ということもございまして、千歳清掃工場ではモデル収集
可燃ごみの実証確認を行っておりますが、
世田谷清掃工場ではまだ行っておりません。したがって、私どもとしては、竣工後準備が整い次第、モデル収集
可燃ごみの焼却実証確認を
世田谷清掃工場でも行い、その報告をきちんと取りまとめ、また当委員会等にもご報告をさせていただいて、その後にモデル収集区域の拡大、全区実施というふうな部分については、私どもとしてきちんと改めてご報告をさせていただくべきものと考えております。したがいまして、予算案の中ではあくまでも予定という形での書き方をさせていただいた次第でございます。
◆竹村津絵 委員 この委員会に出された陳情で、焼却の前にできるだけ資源化を求めるという区民の大きな声だと思います。これは、この委員会、議会全会一致で趣旨採択という結論を出しておりますので、委員会としても一定の責任があることだというふうに思いますので、状況がどのようになっているのかということはきめ細かく報告をしていただきたいと思います。これは要望としてお願いいたします。
○岸武志 委員長 その他、何かございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○岸武志 委員長 特にないようですので、以上で本日の清掃・
リサイクル対策特別委員会を散会いたします。
午前十時五十五分散会
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署名
清掃・
リサイクル対策特別委員会
委員長...