酒 井
産業経済部長 勝 島
文化・
スポーツ部長
千 田
文化・
交流課長 平 野
スポーツ振興課長
保 坂
健康福祉部長 佐 藤 健康推進部長
(
福祉事務所長) (
保健所長)
香 川
健康推進課長 藤 田
生活衛生課長
5
区議会事務局 中 野 議事・
調査係長
(1名)
6 議 題
【陳 情】
(1)
陳情6第15号
目黒区
美術館40周年
記念行事、
企画展、式典について
企画
・運営を
区民と共に進める
プロジェクトチームを作るよう求
める
陳情(新規)
(2)
陳情5第31号 行政が
運営主体となる
新規火葬場建設を求める
陳情ほか1件
(継続)
【その他】
(1)次回の
委員会の開催について
─────────────────────────────────────────
○
西村委員長 それではただいまから、
生活福祉委員会を開会いたします。
本日の
署名委員は、上田副
委員長、
佐藤委員にお願いいたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【陳 情】(1)
陳情6第15号
目黒区
美術館40周年
記念行事、
企画展、式典について
企画・運営を
区民と共に進める
プロジェクトチームを作るよう求める
陳情(新規)
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
西村委員長 それでは、
陳情審査に入ります。
(1)
陳情6第15号、
目黒区
美術館40周年
記念行事、
企画展、式典について
企画・運営を
区民と共に進める
プロジェクトチームを作るよう求める
陳情を議題に供します。
本
陳情に関し、
理事者から
補足説明があれば受けます。
○
勝島文化・
スポーツ部長 補足説明は特にございません。
以上です。
○
西村委員長 補足説明はなしということです。
質疑を受ける前に、去る6月11日に正副
委員長のほうで
陳情者から
趣旨説明を受けましたので、概略を御報告いたします。
まず、
陳情の趣旨の部分ですね、本文のほうの1行目の2027年11月25日とありますが、25日ではなく15日の間違いであるというお申出が
陳情者からありましたので、各自訂正をお願いいたします。
陳情の趣旨については記載のとおりですが、その下の
陳情事項の初めの部分、
区民を含む多様な
関係者というのは、創設時に関わった方、また、
学芸員、
評議員、アーティストなど幅広く声をかけて有志を募るなど、現時点で携わっている以外の方も含めて加わっていただいたらどうかということでした。
また、今回40周年が2027年11月ということで、3年以上前の今
陳情を出した背景といたしましては、2028年度から
区民センターの
建て替えの動きが出る関係で、2027年という年に40周年の
記念事業が開催できず、前倒しの
可能性があるかもしれないというふうに案じまして、また、どれぐらい時間をかけて
記念事業を
企画するものなのか不明なため、このたび提出をされたということです。
記念行事、
企画展、式典など記載がありますけれども、これ何をするかについては、特に指定して要望するものではなく、出来上がった
プロジェクトチームの中で考えていってほしいというお考えです。
以上が
趣旨説明での概略でございます。
それでは、質疑を受けます。
○
小林委員 私から2点伺います。
まず、
美術館では、2年前も35周年、それから、30周年と、これまでも様々な
周年事業をされてきているわけなんですけれども、この
陳情事項の中では、
区民を含む多様な
関係者で、
目黒区
美術館40周年
記念行事、
記念式典など
企画・運営する
プロジェクトチームを立ち上げてくださいということで、ここには
プロジェクトチームというのがありますが、このPTに当たるようなもの、例えば
実行委員会だとか、そういった何か
会議体のようなもので、この
企画展、
周年行事というのは準備、実施がされてきているのか、その部分について1点伺います。
それから、これまで長い歴史がある
美術館ですから、いろいろな形でこの
周年事業が行われてきました。これまでのその
周年事業の
区民の反応とか、どういった効果があったかというような、区の中での把握している所感というかをひとつ伺いたいと思います。
以上2点です。
○
千田文化・
交流課長 今お尋ねのあった2点につきまして、御回答させていただきます。
まず、1点目、
美術館のこれまでの
周年事業の経過、そして、どういう
会議体でどのように
実施準備をしてきたかという点についてでございます。
まず、
美術館の
周年事業、こちらについては、10周年を皮切りに20周年、25周年30周年、35周年というふうな形で、おおむね10年から5年刻みで
周年事業を実施してまいりました。
そのいずれも
学芸員を中心とした、
美術館内部での
検討会議で
企画を検討してきていると。
周年事業の大体準備の期間については、おおむね3年前ぐらいから
企画をしているんですというふうなところでございます。
今回の
周年事業の
企画立案の過程においては、先ほど内部で
学芸員を中心とした
事業を
企画立案しているというふうにお伝えしましたけども、
美術館には、
区民を中心とした
ボランティアの方、
ボランティアチームということで、
様々事業の運営の
手伝いをしている方がいらっしゃいますので、そういった方からの御意見、これを伺いながら作業を進めているというふうな状況でございます。
2点目、これまでの
周年事業の反応、こちらは、来場された方に
アンケートは毎回実施しておりまして、その
アンケート結果については、
文化・
交流課のほうにも共有されていると。
一部お伝えしますと、
美術館の中では、
ワークショップも行っていますので、
子どもがとても喜んでいたと。別の機会にまた来たいっていうふうなお声があったりですとか、美術が好きな方からは、
着眼点が非常にユニークであると。
目黒区
美術館らしいすばらしい
企画展でしたというふうな形で、おおむね好意的な反応が多く見受けられます。
やはりこの
企画展を通しては、
区民に寄り添う
美術館というところが一つの
美術館の目的でございますので、
美術館が楽しい場所なんだと。自由に見に来られる場所なんだということを伝えるために、非常に重要な場なのではないかなというふうに認識しております。
以上でございます。
○
小林委員 そうすると、今のお話だと、大体3年ぐらい前からこの準備をされているということで、40周年はちょっと3年後なので、もう準備が始まっていることでよろしいんでしょうか。
そうすると、今おっしゃった
区民の
ボランティアの
チームの方々からも、お話ももう既に
ヒアリングとか、
企画のほうにもう既に携わっていただいているような現状について、ちょっと確認をさせていただきます。
それから、35周年のとき、30周年もなんですけれども、すごく目標の
来場者数なんかも掲げて、3万人を超えるような目標でというふうに、35周年のときは
議事録も見ると残っていたんですけども、実際にはもうそれも超える来場の方がいらっしゃっていました。非常に区のほうも広報にも力を入れて、多くの方に来ていただきたいということです。コロナの明けた直後だったということもあったかもしれませんが、そうすると、また今回も40周年の
事業、既存のこの
美術館で行える、多分最後になるかと思うので、そうするとまた、より多くの方に来て、
ワークショップであったり、
企画展のほうもぜひ見ていただきたいと思うところなんですが、
広報課、あるいは
関係所管との連携、より密にしていくと思うんですけども、例えば学校との例えばコラボレーションとかもあるのか、そういった40周年に向けて今現在区で考えている、より多くの方に来ていただいて、美術、アートに触れてもらうというようなことに対する
意気込みというか、40周年にかける思いをちょっと伺えたらと思います。
○
千田文化・
交流課長 いただいた2点の質問、順次御回答いたします。
まず、1点目の今の
企画展、40
周年事業の
準備状況でございます。
先ほど私のほうから、こちら通常3年程度前から開始するというふうにお伝えしましたけども、実は今回の40
周年事業の準備というのが、既に2年前からもう検討を開始しているという状況でございます。
というのは、新たな
区民センターの
建て替えの構想、こちらが出てきたのが大体それぐらいの時期ということでございまして、その中で、
目黒区
美術館が令和10年度に解体されて、新しく生まれ変わっていくというお話がもう既に出ていたと。
その中で、前年の令和9年が
美術館40周年であるということから、ここはやっぱりその時点でも多分これが最後の
周年事業になるっていうところで、
美術館も思いがありまして、最後に向けて何をやるかっていうのは2年前から検討して、今現在、どういう作品を集めるか、どういうものを借用してくるかというところは
企画をしているという段階。
また、先ほども申し上げました
ボランティアチームの方、こういった方々の声というのも、その
会議体の中には
メンバーとして入っているわけではないんですけども、日々の業務の中で、
ボランティアの方とは
学芸員常に接していますので、40周年に向けて、どういうふうな形で何をしていくかっていうのは、常にそのお話を聞いているというふうに伺っております。
今回のこの
陳情の中で、新たに
区民の方を入れて
プロジェクトチームを立ち上げたほうがいいのではないかというお声につきましては、今申し上げたとおり、既に計画が2年前から進行しているという状況。
その状況の中で、今から新たに
区民の方を選定して、その
会議体に入れて、構想を練り直すということになれば、これはもう全体の計画に大幅な修正が生じる話ですし、
最悪実施自体が難しくなるということも想定されますので、そこについては慎重に判断する必要があるのではないかなというふうに考えております。
2点目、40
周年事業に対する
意気込みというところでございますが、こちら今まで
目黒区
美術館というのが
目黒区の
芸術文化の発信の拠点として、
区民の方に愛されてきたというところでございます。
学校のお話もありましたけども、学校との
ワークショップというのは、非常に密に行っていまして、例えば今年でいっても、4月20日~6月9日に開催していました
青山悟さんという方の刺しゅうを用いた
企画展がございまして、これ皆様も見られたのではないかなと思うんですけども、1階の吹き抜けのホールのところに、
五本木小学校の児童と一緒に作ったワークのものがあって、美術の授業の2コマを借りて、
展覧会に出品する作品を児童と一緒に作った。こういったことってすごく重要で、
目黒区の
美術館といえば
ワークショップっていうところで、全国的にも定着している中で、これは40周年に向けても、もう確実に一つのテーマになってくるだろうなというふうに感じますし、数年後に新たな
美術館として生まれ変わるということですので、今まで
美術館が区に残してきた実績、こちらを振り返りながら、また新たな
美術館へその思いをつないでいけるような
記念事業、こういったものにしていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○
西村委員長 小林委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○かいでん
委員 私からも2点伺いますが、30周年とか35周年のときには
記念展、
企画展ですかね、を実施されていたとお見受けするんですけれども、この
陳情のタイトルでは40周年に当たってのこの
記念行事とか式典とか、そういうことについて触れられており、今回40周年の検討の中で、そういった式典みたいなことっていうのが俎上に上がっているのかどうか、教えていただきたいと思います。
それから、もう一点が、先ほどの御答弁の中で、
ボランティアの
区民の方から、その
会議体の
メンバーに入っているわけではないけれども、日々の業務の中で意見交換していて、その中で40周年についても
意見聴取をしていると。恐らく
陳情者の方は、そういうことではないんだとお思いなんじゃないかと思うんですが、とはいえ、もう既に2年前から始まっているわけですので、ここから入れるっていうのは難しいという事情も、私は承知しています。
そうなったときに、じゃ、今度はその
記念行事の本編といいますか、やっぱりその
企画の中身のほうでは、
区民参画というのは大事だと思うんですけれども、そこら辺で何かこう
区民の方を巻き込んだ
企画みたいな、考えていることがあるかどうか、教えていただきたいと思います。
以上です。
○
千田文化・
交流課長 1点目ですけども、
記念行事、式典についてというところです。
例年、この
周年事業において、大々的に
記念行事とか式典というのは特に行っていないところなんですけども、当然これはもう40周年ということであれば、翌年解体ですというところですので、まだ具体的には進んでおりませんけども、例えば
美術館を
建て替える前に、何か
モニュメントになるような、
美術館の今の
モニュメントになるようなものを新しい
美術館に移していくわけですから、そういったものを記念として、式典という形かどうか分かりませんけども、何かしら実施していくというところにはなっていこうかなというふうに思います。
2点目、
企画展、40周年
記念事業の中身についてですけども、中身については、やはりこれはもう専門的な話にはなるので、基本的には
学芸員の方の気持ち、思いというところにはなるんですけども、先ほど私からもお伝えしましたけども、
目黒区
美術館が今まで区に残してきた実績というのは非常に大きいものでございますし、今区のほうで、今年からめぐろ
芸術文化振興プラン、こちらを改定しますということは、この
委員会の中でも報告があったと思うんですけども、その中で
美術館が残してきた価値の継承、こういったものも今
事業者と検討していますので、例えば
目黒区
美術館で今まで何が行われてきて、どういった思い出があって、どういうふうに生かしていきたいんだというのは、そういった
ワークショップの中でも
区民の方の御意見を拾っていきますし、それが全て反映できるか分かりませんけども、そういった思いを
企画展の中で実施できるように、我々も
学芸員も考えながら進めていきたいなというふうに考えております。
以上でございます。
○
西村委員長 かいでん
委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○
後藤委員 かいでん
委員の質問と少し重なるところがあるんですけれども、
ボランティアチームの声を
ヒアリングをしているという話ですけども、その
ボランティアチームというのも
美術館に関わっている、恐らく
美術館に座って見守ってくださる方々のことなのかなというふうに認識しているんですけども、ではなく、全く
美術館のことを知らない、初めて40周年ということがあるんだということを知るような
区民の方の意見も、私は中身について反映していくことがいいのではないかなって、その
プロジェクトチームに入れるのは今からは難しいという御意見でしたので、そこは一定私も理解できるところですが、幅広く、美術に関わらない、全く分からない
人たち、
子どもも含めてそういった方々から意見を聞いたものを、全部取り入れることはもちろん難しいことは分かっていますが、参考になるようなところもたくさんあると思うので、そういったところの意見を集めるということはいかがでしょうか。1点です。
○
千田文化・
交流課長 今おっしゃっていただきました、確かに
ボランティアチームというのは、常に
美術館と一緒に
事業をしたり、運営の
手伝いをしていますので、当然美術に対する造詣も深いという方々になるかなと思います。
今、
委員おっしゃっていた、例えば
美術館に今まで行ったことないぞという人もいるでしょうし、これから新しく
美術館が
建て替え終わって生まれ変わるっていうことを知らない人も、当然大勢いるかなというふうに思います。その
人たちの声を拾うというのをどうしていこうかなというところは、今、内部でも検討していまして、例えば同じ敷地で開催される
目黒区民まつり、こちら
来場者数がおおむね3万5,000人から5万人ぐらいいらっしゃいますので、例えば
区民まつりの中で
1つテントを設けて、
美術館が40周年を迎えるということ、そして、新しく生まれ変わるというところで、それについて、来た方から例えば
アンケートや、
目黒区
美術館、
区民まつりのときは無料開放していますので、実際に行っていただいて、そこで例えば
QRコードとかで感想を聞くとか、そういうような形で、いろんな方の声というのは吸い上げていく必要があるかなというふうに考えていますので、それについては、多少まだ時間があるかなというところでございますので、今後よりよい方向について、検討していきたいかなというふうに考えております。
以上でございます。
○
西村委員長 後藤委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
○
白川委員 ベースの部分のことをちょっと聞きたいんですけれども、30周年の
事業、
目黒区
美術館開館30周年、35周年の記念の
企画展も、いずれも主催は
公益財団法人目黒区
芸術文化振興財団となっていまして、それに一般の企業の方の協力もあり、
あと協賛も他の財団が入っているという状況で運営されてきたようですが、それは基本的に40
周年事業で、
美術館があそこの現在の場所で最後っていうこともあったとしても、その
運営形態主催者は変わらずということでいいのかっていうところを1点確認です。
それと、一応
外郭団体なので、
目黒区も当然出資とか
補助金ということで、
財政面では援助してやっていますし、
事業もお互いに協力しながら進めているっていうのは分かるんですが、こういったものに関して、この主催があくまでも区ではなくて財団であるものに対して、どこまで区が要望とかを今の段階で入れていくことができるのか、また、そういうことっていうのはいいというかあれですけど、あることなのかどうか、ちょっとそのあたりを伺えればと思います。
○
千田文化・
交流課長 それでは、まず1点目の主催についてですけども、こちらは今おっしゃっていただいたとおり、主催が
目黒区
芸術文化振興財団ということでございます。
運営形態としては、例えばこの
企画展であれば、翌年こういう
企画展をやるというところが区のほうに上がってきて、それに対して当然予算もかかってくるわけですから、その予算を精査して、
補助金として
芸文財団に付与すると。それは
芸文財団が自主的な
企画展として運営していくという形態でございます。
これは40周年についても、基本的には同じ形になろうかなというふうに考えております。
2点目の区がどの
程度企画展の内容に関与していくかどうかという点については、我々のスタンスとしては、
目黒区の
芸術文化振興については、基本的には
芸術文化振興財団、こちらが運営して考えてやっていくというところでございますので、区がそこに、我々は
芸術分野の中では素人といえば素人でございますので、ある程度その部分については、
芸術文化振興財団に任せて、そこを
スタート地点として
企画を運営していくという点については、今までもそうですし、40周年だからということで、こうこうこうしたほうがいいということをすることは、現状では考えていないというところでございます。
以上です。
○
西村委員長 白川委員の質疑を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
西村委員長 ないようですので、質疑を終わります。
議事の都合により、暫時休憩します。
(休憩)
○
西村委員長 休憩前に引き続き、
委員会を再開いたします。
ただいま議題に供しました
陳情6第15号、
目黒区
美術館40周年
記念行事、
企画展、式典について
企画・運営を
区民と共に進める
プロジェクトチームを作るよう求める
陳情につきましては、引き続き
調査研究を要するため、閉会中の
継続審査とすることに賛成の
委員の挙手をお願いいたします。
〔
賛成者挙手〕
○
西村委員長 賛成少数と認めまして、本
陳情を
継続審査とすることについては否決されました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。