目黒区議会 2024-05-08
令和 6年都市環境委員会( 5月 8日)
令和 6年
都市環境委員会( 5月 8日)
都市環境委員会
1 日 時 令和6年5月8日(水)
開会 午前10時00分
散会 午後 0時11分
2 場 所 第三委員会室
3 出席者 委員長 田 島 けんじ 副委員長 岩 崎 ふみひろ
(8名)委 員 増 茂 しのぶ 委 員 金 井 ひろし
委 員 小 林 かなこ 委 員 坂 元 悠 紀
委 員 は ま よう子 委 員 吉 野 正 人
4 出席説明員 照 井 都市整備部長 清 水
街づくり推進部長
(13名)濵 下 参事(
都市計画課長) 原 土木管理課長
清 水
みどり土木政策課長 久 能 道路公園課長
林
道路公園サービス事務所長
鵜 沼 住宅課長
渡 邊
木密地域整備課長 堀 内 環境清掃部長
佐 藤 参事(環境保全課長) 和 光
清掃リサイクル課長
細 野 参事(清掃事務所長)
5 区議会事務局 小 川 議事・調査係長
(1名)
6 議 題 都市計画、都市整備、環境保全、清掃事業及び
リサイクル等について
【報告事項】
(1)建物の高さ制限に関する説明会の開催及び
区民意見等募集について
(資料あり)
(2)
木造住宅密集地域内の公園用地の取得について (資料あり)
(3)工事等報告(3件)について (資料あり)
(4)令和5年度目黒区みどりの実態調査結果と今後の取組について (資料あり)
(5)工事報告(2件)について (資料あり)
(6)令和6年度
住宅用再生可能エネルギー及び
省エネルギー設備設置費
助成事業の実施について (資料あり)
(7)
気候変動適応法改正に伴う区の対応について (資料あり)
(8)目黒区
一般廃棄物処理基本計画に基づく令和6年度の取組について
(資料あり)
【情報提供】
(1)原町一丁目7番・8番地区新設広場の利活用等に向けた実証実験に
ついて (資料あり)
(2)訴訟事件の判決について (資料あり)
(3)
総合庁舎屋上庭園における芝生・キッズパークエリアの再整備につ
いて (資料あり)
【その他】
(1)次回の委員会開催について
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○田島委員長 おはようございます。
ただいまから
都市環境委員会を開会いたします。
本日の署名委員には、小林委員、はま委員にお願いたします。
本日は、報告事項8件の情報提供3件でございます。
それでは、始めたいと思います。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(1)建物の高さ制限に関する説明会の開催及び
区民意見等募集について
――
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○田島委員長 報告事項の(1)建物の高さ制限に関する説明会の開催及び
区民意見等募集について、説明を受けます。
○濵下
都市計画課長 それでは、建物の高さ制限に関する説明会の開催及び
区民意見等募集について、御報告します。
初めに、1の経緯等ですが、昨年4月に改定した
都市計画マスタープランや、昨年8月2日の本委員会におきまして、建物の高さ制限の在り方の見直しに向けて取り組むことですとか基本的な考え方等をお示しをしたところでございます。
その際に、今後の進め方として本日資料でつけております区の
土地利用現況調査結果、こちらを踏まえ、現状分析や課題整理を行い、今年度区民への説明会や意識調査を実施する旨の御説明を、そのときいたしましたので、本日は説明会の開催と、この区民意見等の募集、それに併せて調査結果の概要を御報告したいと思います。
初めに、説明会等の内容の説明に入る前に、資料の2枚目、別紙、それから別冊で
土地利用現況調査結果、こちらの概要ですけれども、冊子本体、こちらの項目数も多いので、本日は資料の2枚目の別紙、調査結果の概要で補足をいたしまして、冊子本体は後ほど御確認をいただきたいと存じます。
なお、この
土地利用現況調査結果ですけれども、昨年12月に取りまとめてございましたが、現在こういった形で区の現状とか高さに関する分析、課題整理、こちらに活用していたということもありますので、今回の報告のタイミングに併せてお示しをするということを御理解いただきたいというふうに存じます。
それでは、資料2枚目の別紙、こちらの項番1です。
調査の概要ですけれども、本調査は都市計画法に基づきおおむね5年ごとに行う基礎調査で、土地利用の現況と変化の動向の把握が目的で、令和3年度の東京都の調査を基に取りまとめたものです。
次に、2、調査結果の概要ですけれども、表の太枠が今回の調査結果で、全体的に5年前の構成比の推移の傾向にも大きな変化はございません。
まず、(1)土地利用ですけれども、前回、平成28年調査時と比較しますと、真ん中の住宅用地、こちらが0.6%増えておりまして、住宅地主体の土地利用が引き続き進んでるという状況です。
次に、(2)建物のア、用途別の棟数割合ですけれども、住宅が0.9%増ということで、引き続き増加傾向。
それから、(2)建物のイ、構造別の延べ床面積、こちらの割合ですけれども、前回に引き続きまして耐火構造、それから準耐火構造、こちらの割合が増えていると。それから、表の右端ですけれども、建物の燃えにくさを建築面積比で見た不燃化率となってございまして、今回は75.4%、前回と比較して3.7%の増で、伸びている傾向が継続をしているというところです。
次の、ウ、階数別の棟数ですけども、3階以下の低層建物が区内全体の9割を占める傾向は変わっておりません。表の右端の平均階数ですけども、今回2.6階ということで、前回よりも0.1階増えているという状況です。
次の、3、公表ですけれども、本日以降、記載のとおり公表をしてまいります。
次の、4、その他ですが、こちらは参考として、冊子に掲載はないんですけれども、昨年12月時点の区内の用途地域の指定状況で、第一種
低層住居専用地域の割合が引き続き多いという状況でございます。
恐れ入りますけども、資料、かがみ文の1ページにお戻りいただきまして、中ほどの2、説明会及び
区民意見等募集の目的ですけれども、(1)と(2)、こちらに整理をした2点になります。
まず、(1)区の現状と
見直し対象区域等の周知ですけども、まず、ア、先ほど御説明した調査結果から、区の土地利用や建物の現状、こちらに加えて、区が平成20年に建物の絶対高さ制限を現在の基準にした後の、社会状況の変化などを周知してまいります。
次に、イ、特に区の4割強の面積を占めている第一種
低層住居専用地域については、平成20年の変更のとき同様に見直し対象の区域ではないこと。それから今回の
説明会実施時点では、高さ制限を見直す場合の具体的な高さ、こちらの数値は示さないことなど周知をしてまいります。
次に、(2)高さ制限の在り方の見直しの必要性、こちらの周知ですけども、ア~ウの3点、それぞれ具体例も示してございます。まず、ア、住まい方や働き方の変化、求められる居住・執務環境の向上への対応ですけれども、こちらは平成20年以降の社会状況の変化等としまして、コロナ禍以降急速に進展したテレワークですとか、開放的な空間、ライフスタイルの変化に伴う快適な住環境の確保などです。
それから、次のイ、大規模地震や都市型水害への対応ですけども、本年発生しました
能登半島沖地震ですとか、今後想定される大きな地震等を踏まえて、老朽化した建物の耐震性向上のための建て替えですとか、近年頻発する集中豪雨などへの対応としての設備の浸水対策の対応などでございます。
それから、ウ、
環境負荷低減への対応ですけれども、屋根の高断熱や省エネ機器などの
環境負荷低減に資するための対応など。それから、現時点で高さ制限の在り方の見直しに必要性として整理をした内容、こちらを周知してまいりたいというふうに思ってございます。
次に、3、説明会及び意見募集の方法ですけども、(1)
地区別説明会のア、内容ですが、
オープンハウス型によるパネルと説明動画、こちらによる説明。それから、区民の皆様の御質問ですとか御意見など、こちらを職員が対面で伺いまして、不安な点ですとか区の現状を伝えてまいりたいと思います。
次に、イの日程等ですけども、6月19日の中央地区を皮切りに、裏面にまいりまして、表に記載のとおり各地区1回に加えて、7月20日には全区を対象に総合庁舎で開催と、平日の夜間に4回、土日の昼間に2回、合計6回を予定してございます。
次に、ウの周知方法ですけれども、5月15日号の区報への掲載をはじめ、区のウェブサイトやSNS、チラシ、ポスターなどで周知をしてまいります。
次に、(2)区ウェブサイトでの説明動画公開と意見の募集ですけれども、ア~ウに記載のとおり、説明会でも使用します説明動画を、説明会の初日の6月19日から区の
公式YouTubeチャンネルで公開をしまして、御視聴いただいた方などから御意見の募集ということで、7月26日まで
オンラインフォームなどにより受付をいたします。なお、この説明動画ですけども、意見の募集が終わった後も継続して公開をしてまいります。
次に、(3)区民の
意識等アンケート調査の実施ですけども、住民基本台帳から無作為抽出した区民2,500人に対して、建物の高さ制限に関する意識等の
アンケート調査、こちらを8月に実施をしたいと考えております。
なお、こちらのアンケートの調査項目ですけども、今回実施をこれからいたします説明会での目的ですとか、周知事項、こちらへの意見等の確認に加えまして、
アンケート実施前に説明会や説明動画の意見等もいただくということでございますので、こういった意見等の内容も踏まえて、区民の意識の確認、収集をしてまいりたいというふうに思ってございます。
最後、4、今後の予定ですけれども、5月21日開催の
都市計画審議会、こちらに本件を報告の後、令和7年には建物の高さ制限に関して
都市計画変更の原案の案、令和7年度には原案と案の取りまとめ、その後、
都市計画決定の後、令和8年度に施行ということで、これは昨年の8月にお示ししたイメージのとおりですけども、今このように予定をしてございまして、まずは、ですけれども、区の現状ですとか建物の高さ見直しの必要性に関して、区民の皆様に説明会等を通じて丁寧に説明をしまして、御意見をいただきながら取組を進めてまいりたい、そのように考えてございます。
説明は以上です。
○田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑を受けます。
○金井委員 建物の高さ制限に関する説明を今ちょっと受けて、まず聞きたかったのは、前回、5年前の意見募集について、どれだけの参加者がいたのか、また多くの意見を占めたのは何かというのが、もし分かれば教えてください。まずはその1点です。
○濵下
都市計画課長 今、委員のお尋ねの5年前というのは、この調査は5年前にやったんですけども、実際に区の高さの見直しを行うのは平成20年の時点でございますので、そのときも、今回予定しているように原案の案、原案、それから案というふうな形で、丁寧に説明をしてきたという経緯があります。
平成20年のときも、約2年ぐらいかけて丁寧に説明をして、御理解いただきながら進めてきたという状況でございました。その際の御意見ということですけども、やはり高さ、そのときは高さを制限するというような形での御意見ですので、それに関しての御意見ということで幾つかいただいたということではございますけども、高さの制限の地区、その地区によっては高い物が建つんじゃないかというような御心配をされるような御意見もあったかと思いますので、今回、高さの見直しということで、区側の考え方をお示ししていく際には、前回いただいた意見の内容等も踏まえて丁寧に説明してまいりたいというふうに思ってございます。
以上です。
○金井委員 ありがとうございました。
この、項番2のイの中で、第一種
低層住居専用地域というのは、高さ制限の見直しは行わないということなので、9割方の住民からすれば、何らもめるようなことはないのかなというふうには思っておりますので、そこら辺がしっかり説明ができればいいのかなと思うのと、実際問題、この高さ制限が少し緩和されることで、今、例えば建築中の建物というのが計画変更とかで少し高さを上げることができるのかどうかというのが、ちょっとよく分からないので、もし分かっていたら、少し教えていただきたいなと思っております。
以上です。
○濵下
都市計画課長 まず、1点目の第一種低層、一低層と言われる地域への説明ということでございます。今回、書かせていただいたとおり、見直しの対象には、こちらはなりません。これは、前回、平成20年のときも同じでございます。こちらは法律等によりまして、高さについては目黒区は10メートルということにしてございますので、こちらの変更は今回もないということは、一低層にお住まいの方にはしっかりお伝えしてまいりたいと思います。
ただ、一低層にお住まいの方でも、その周囲の用途地域によっては影響が及ぶ可能性もなくはないという状況もございますので、そういった点については丁寧に説明をしてまいりたいというふうに思ってございます。
それから2点目、今建設中の建物ということでございますが、これから高さの見直しについてどういった内容にするかというのは決めていきますので、これは最終的に
都市計画決定をされた後に建築を予定される物が対象になるというようなことですので、現在行われている物については、現在の基準によって建てられるものでございます。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
○岩崎副委員長 第一種
低層住居専用地域については、これは東京都の
都市計画決定で決められる部分だと思うので、そういうこともあって、今回見直しの対象にしないというようなことだと思うんですが、その他の用途地域の部分については、見直しをすることも含めて検討していくということだと思います。
それで、今回高さ制限を見直す場合の具体的な高さの数値は示さないということで、これは前回の8月のときの当委員会の説明にはなかった部分じゃないかなと思うんですが、ここはどういうことなのかちょっと改めてお聞きします。
以上です。
○濵下
都市計画課長 今回、高さを見直す場合の具体的な高さの数値は示さないというところでございますけども、これは昨年8月に御報告した際に、今回行った土地利用の状況ですとか建物の状況、こういった状況を分析して、区として今後どのような方向に進んでいったほうがいいのかというのを、現在分析をしている最中でございます。
そういった分析をしている中で、分析が終わった物については、今回区民の皆様にもちろん今後説明会を通じてお示しをしていくんですけども、高さについて、この時点で何か具体的にこうするとか、高さをここまで上げるとか下げるとかというようなことについては、現時点でまだ白紙といいますか、検討はしていない状況でございますので、これは区民の皆様の意識ですとか御意見等を聞いて、今後の予定でもお示ししている原案の案、こちらを取りまとめる際に、区としての高さの考え方をお示ししてまいりたいということで、今回はあくまでも区民の皆様に必要性についてお示しをして意見を聞いていくというようなことで考えているところでございます。
以上です。
○岩崎副委員長 そうすると、今回の説明会及び区民意見の募集というのは、具体的にこの絶対高さをどれぐらい緩和するとか数値についてどうするかということよりも、要するに区のほうの考え方として、どういう趣旨あるいは目的で見直すのかということと、いわゆるまちづくりの在り方というようなことも含めた、そういう考え方とかこういう方向でというようなことを指し示して、そういうことについて区民から意見を募集したいというような趣旨で行うのかどうか、ちょっとその辺について確認します。
○濵下
都市計画課長 説明会の目的、趣旨ですけども、今副委員長がおっしゃった内容が大まかな内容になってくると思います。
今回の資料の2番でお示しをさせていただいてる、この目的、(1)と(2)、こちらにお示しをした内容について、区民の皆様に区の考えというものをしっかりお伝えして、見直しの必要性、区としてはこういうことを考えているということを伝えてまいる機会にしたいというふうに思ってございます。
以上です。
○岩崎副委員長 考え方の部分で、区民にも説明し、区民の意見も募集するというのが今回の手順だということだと思います。
それで、原案の案を作成するに当たってということをおっしゃいましたけれども、今後、原案をつくり、案をつくり、具体的なこの
都市計画変更原案等をつくっていくという手順を踏んでいくんですけれども、課長もさっき説明の中でもおっしゃったとおり、絶対高さ制限を導入するときには、一次案、二次案とかいうことで結構いろんな段階を踏んで案も示してきたんですけれども、その辺、今回も見直すにせよ、このままにするかということも含めて、今後の検討ということになるんですけれども、やはり前回の絶対高さ制限を導入したときと同様に、考え方をまとめ、それから具体的な
都市計画変更の原案を第何次かにわたって示していくというような手順を取られるつもりなのかどうか、ちょっとそれについても確認したいと思います。
以上です。
○濵下
都市計画課長 今回、見直しに当たっての区民への説明を含めた点ということですけども、副委員長がおっしゃるように、前回、平成20年度のときに第一次案、第二次案を示してまいりました。
今回も、原案の案という形からお示しをしていく、それから原案、案となりますので、その段階でそれぞれ説明会、前回も実施をしてございますので、原案の案を出したときの区の考え方についてしっかり説明会等も開催していきながら、改めて
パブリックコメントということで、区民の皆様の意見を丁寧に伺って決めていきたいと思ってございますので、そのように取組を進めてまいりたいと思ってございます。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
○増茂委員 高さ制限の在り方の見直しの必要性ということなんですけども、これはやはり建て替えを促すという目的ということでよろしいんですか。
○濵下
都市計画課長 今回の高さ制限の見直しに関して、建て替えを促すというようなこともあるか、ということですけども、内容的にはそのような内容も含まれるというふうには思います。
今回の調査で、昭和55年以前に建てられた建物の区の状況というのも把握をしてございます。5年間で大きな数値の変化はないんですけども、そういった古い建物についても、今回建物の更新というのは進んでるという状況も一定程度は確認をしております。
今回、この高さ制限を見直すに当たって、既存不適格の建物等もあろうかと思いますので、それを今後建て替えをしていくに当たって、この高さ制限の緩和といいますか見直しが影響してくるところも大いにございますので、そういったところも、今回説明会の中でしっかり区民のほうに説明していきたいと思ってございます。
以上です。
○増茂委員 では、そうすると建て替え、高さ制限が高くなるということによって、例えばたくさん建っていた住宅をまとめて大きなマンションが建つとか、そういうこともあり得るんですか。それはないですか。ごめんなさい、ちょっと分からないので、すみません。
○濵下
都市計画課長 委員がおっしゃるような状況は発生しないかなというふうに思います。今、現状の建物、敷地、それぞれあって、そこには用途地域がかけられていて、それぞれ高さ等、容積率、建蔽率が決まっております。その範囲の中で建物は建つ。今回、区における高さ、絶対高さのところを見直すに当たっては、今の状況よりも少し高い建物が建てられるようになるというような地域も、見直しの内容によっては生じてきますので、そういったところについて丁寧に説明していきたいというふうに思います。
以上です。
○増茂委員 今、少し高くなるという、少しという言葉でありましたけれども、その少しというのが、まだ分からないということでよろしいですか。
○濵下
都市計画課長 申し訳ございません。高さの具体的な数値というのは、今の時点では、先ほどの副委員長のお答えにも申し上げたとおり、どれぐらいにするかという具体的なところは持っていないです。
今の規制の高さで、例えば17メートルとか20メートルとかというのが、少し高くなれば、それだけ建て替えをする際に既存の高さの制限の中で建てられるようになるということもありますので、少しという言い方はあれですけれども、見直しを行って、原案の案の中でこれぐらいの高さというような数値が示せるようになった場合は、これぐらいの高さの物は建てられるというようなことは、しっかり御説明していけると思いますので、そのように取組を進めてまいりたいと思います。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
○坂元委員 高さ制限の話をしてるときに、区民の不安って、一つ緑が減ってしまうとか、開発で、という部分があると思って、僕もそう思ってたんですけど、この間、中目黒の東急の跡の再開発のちょっと話を聞いたときに、高い建物を、例えば2倍の建物を建てられたら、余った土地の部分を緑化することができるというような可能性をおっしゃってたんですよ。それが結構僕は目からうろこで、そういった可能性も示しながら区民に理解を求めていくということが非常に大事なところだと思ってます。
ここの環境負荷の部分で、緑についてあまり言及されてなかったんで、その辺もしよろしかったら説明していただくことはできないか、お伺いしたいんですけど。
○田島委員長 坂元委員、ちょっと建物の高さ制限の、ちょっと違っているような……
(「すみません、分かりました」と呼ぶ者あり)
○田島委員長 それはそれでいいんですけど、取りあえず答弁できたら。
○
照井都市整備部長 今、坂元委員がおっしゃったように確かに、この後また
みどり土木政策課のほうでも緑の話をさせていただきますが、やはりどうしても最近緑がなくなるということで、今回の関係は当然一般の住宅またはマンションなんですけども、どうやって緑を増やしていくかというのは、やはり区としては喫緊の課題ではあるというふうには認識しております。
そういった中で、今回の高さについての具体的な話にはちょっとなりづらいんですが、また別の内容で、例えば緑被率を増やすためにどういったことができるのか、
屋上緑化なのか接道緑化なのか、沿道のほうの緑化なのかというのを、我々はこれから真摯に考えていかなきゃいけませんので、そっちについては鋭意また別件で検討してまいります。
以上です。
○田島委員長 報告事項(4)で、ありますので、また聞いてください。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは(1)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(2)
木造住宅密集地域内の公園用地の取得について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 次に、(2)
木造住宅密集地域内の公園用地の取得について、説明を受けます。
○渡邊
木密地域整備課長 それでは、
木造住宅密集地域内の公園用地の取得につきまして御説明いたします。
項番1の経緯等でございます。
区では、
木造住宅密集地域内におきまして、地域の皆様方と様々な取組を行ってきました。その中でも、公園といいますのは、先ほど緑の話もございましたけども、木密地域内においては特に重要な施設でございます。そうした中、公園用地として区へ売却意向が確認できた土地所有者と協議を進めてきた結果、売却の内諾が得られる見込みであることから、当該地を取得するために売買契約締結に向けた手続を進めていくものです。なお、用地取得の取組につきましては、令和4年に1件、令和5年に2件を報告してございます。今年は初めてでございます。
項番2の土地概要でございますが、ここで次ページの位置図を御覧ください。
当該地は、点線の木密地域のエリアの南西部に位置してございます。近隣には、原町児童遊園がございます。住所は、住居表示で原町二丁目の3番1号及び17号、地積は276.26平米、北側はバス通りである区道、東側も区道に接してございます。現状は建物があるほか、駐車場として利用されてるという状況です。
1ページ目にお戻りをいただきまして、項番3の今後の取組でございます。
地元町会がメインとなりますけども、地域住民と整備内容等を検討し、都市公園として整備していく予定です。なお、現況の建物は補助金を活用して区で除却します。
項番4の今後のスケジュールでございますけども、6月ごろに売買契約を締結したいと思ってございます。その後、企画総務委員会で契約報告、
都市環境委員会で契約した旨の情報提供をする予定でございます。
その後、検討会や設計、建物の除却といったものを行いまして、令和7年度中に整備工事、開園の予定でございます。
説明は以上です。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
○小林委員 ありがとうございます。所管の職員の皆様の努力のおかげで、この木密地域における公園の整備、それからオープンスペースの確保は本当に着実に進められていて、地域の方からも非常に感謝の声が届いています。本当にありがとうございます。
先ほど配られた目黒区の土地利用の資料も見ていても、目黒本町五丁目の昭和45年以前に建てられた建物がまだ313棟もあったりと、まだまだやっぱり、そういうのが現状なんだなということを改めてデータを見ても感じていたんですが、今回のこの公園の整備も進めていかれる中で、地図を見ると本当にバランスよく公園ができてるなという感じではあるんですが、やはり長年の懸案事項である目黒本町五丁目の東町会の公園がなかなかできないという大きな課題があります。
そこの部分の、今後の見通しというか、非常に情報収集は職員の方も現地にたくさん入られて、ヒアリングをしたり現場を見たりされてはいると思うんですけど、この五丁目の東町会のところは今どんな情報というか、見通しになっているのかをお聞きしたいです。1点だけ。
○渡邊
木密地域整備課長 小林委員からのお褒めの言葉をいただきまして、ありがとうございます。所管課長としては非常にうれしく思ってございます。
御質疑の、目黒本町五丁目東町会さんですね、この位置図を御覧いただきますと、武蔵小山の駅東側、この点線でいうと東側の部分が空白地になってございます。この町会、1個も公園がない状況で、長年、もう30年以上懸案となってる案件でございます。
今後の見通しでございますけども、昨年度、特にこの東町会の皆さん方が率先してまち歩きをしていただいて、新たな公園用地の掘り起こしといったものにも積極的に御協力いただいてるところです。我々もそういった活動をしっかり支援をさせていただくと同時に、少しでも可能性があるところについて登記簿で確認をする、そしてお手紙をお送りする、反応があればちゃんと御訪問させていただいて、協議をできるかどうかの努力をすると。そんな取組をやっていきたいと思ってはおるんですが、まだ協議をするところまで至ってないというのが現状でございますので、ここ強化をして、今年度、取組をしっかりと地域の皆さんの情報をいただきながら、協議にたどり着けるような努力をしてまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○田島委員長 ほかに。よろしいですか。
○金井委員 またまた新たな公園用地が増えるということで、僕もすごい喜ばしいなと思っております。
当該地からずっと北側に行ったこの目黒本町六丁目公園という仮称にはなっていて、ここの公園は公園利用しかできないというような話だったんですけれども、この当該地というのは、緑化は緑化であるんですけども、もうちょっと制限が緩やかなのかどうかというのをちょっとお伺いしたいんですけれども、それについていかがでしょうか。
○渡邊
木密地域整備課長 ただいまの委員の御質疑でございますけども、こちらの今私どもが協議をさせていただいている土地所有者様との協議の中では、やはり地域にしっかりと貢献をしたいと。この町会は、公園としては3つ目になる予定なんですけれども、やはり地域の活動にうまく利用できるようなものを非常に御期待をしてるのかなというふうなものは感じ取れますので、一般的にはなろうかと思いますけども、まちかど公園的な利用のされ方というのを御希望されていますので、そういったことを地域住民の皆様とも情報共有をしながら検討を進めていくものになるのかなというふうに、私どもの現状としては理解しているという状況です。
以上です。
○金井委員 今年の6月以降の検討会の中で、いろいろ決まっていくんでしょうけれども、もうちょっとまちかど公園という、何となくよくある公園ではなく、もっと何か特色あるような公園づくりというのを、積極的に区側のほうからも少し働きかけるというようなことというのも検討しているかどうかというのを教えていただけたらと思います。
○渡邊
木密地域整備課長 ただいまの御質疑でございますけど、特色ある公園づくりでございますけども、このあたりも、今回を受けて地元の町会長だとか、これから町会の例えば役員さんの皆さん方といろいろお話を伺うことがあろうかと思います。そういったところで、いろいろな声を拾い上げてくと。検討会前に拾い上げていきながら検討会を進めていくというような流れで努力してまいりたいというふうに考えてございます。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 ないようでございますので、(2)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(3)工事等報告(3件)について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 (3)工事等報告(3件)について、報告を受けます。
○清水
みどり土木政策課長 それでは、工事等報告(3件)について、御報告いたします。
おめくりいただきまして、2ページ目、工事報告についてでございます。
件名が河川維持工事(目黒川)でございます。
場所が、下の案内図、目黒川、黒塗りの箇所になりまして、田楽橋から太鼓橋の区間になります。
請負者、契約金額については記載のとおりでございます。
工事の概要でございますが、1番の河床整正工は、河床をブルドーザーでならして川の流れをよくする工事でございます。2番の護岸洗浄工ですが、護岸についたヘドロを高圧洗浄機で洗い流す工事でございます。3番の浚渫工でございますが、太鼓橋から目黒新橋の区間で、バキュームでヘドロを吸い取る工事になります。
工期につきましては、令和6年4月8日から12月6日までの期間になります。
続きまして、3ページ目、委託報告でございます。
件名が新設公園設計委託(原町二丁目地内)でございます。
場所が、先ほど御報告のあった原町二丁目3番1号、17号でございます。
受託者、契約金額については記載のとおりでございます。
委託の概要でございますが、基本計画、基本設計、実施設計、それと住民協議をして公園づくりを進めてまいりますので、その支援という形で1式でございます。
委託期間でございますが、本年4月1日から令和7年1月31日までの期間になります。
恐れ入ります、4ページ目でございます。
件名が新設公園設計委託(目黒本町六丁目地内)でございます。
場所でございますが、4月10日に本委員会に整備に向けた取組を御報告いたしました目黒本町六丁目21番10号の場所でございます。
受託者、契約金額については記載のとおりでございます。
委託の概要でございますが、先ほどと同じ4本立ての内容となっております。
委託の期間でございますが、本年4月1日から令和7年1月31日までの期間でございます。
説明は以上でございます。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 よろしいですか。
それでは、(3)を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【報告事項】(4)令和5年度目黒区みどりの実態調査結果と今後の取組について
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――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○田島委員長 (4)令和5年度目黒区みどりの実態調査結果と今後の取組について、説明を受けます。
○清水
みどり土木政策課長 令和5年度目黒区みどりの実態調査結果と今後の取組について、御報告いたします。
まず、項番1の経緯でございます。
令和7年度に改定を予定しております、みどりの基本計画及び生物多様性地域戦略の基礎資料となります「みどりの実態調査」を令和5年度に実施したものでございます。
調査の内容でございますが、前回調査、平成26年度に行いました緑の量や機能の調査、これに加えまして、今回緑視率の調査を新たに導入しております。今後、この調査結果を基に、緑の経年変化を把握しまして、設定しました指標の達成度を確認し、達成状況に応じまして今後の指標や施策の見直し等を行っていくというものでございます。
下の箱書きのところでございます。
緑視率ですが、人の視野に近い地上から高さ1.5メートルの位置から、まち並みを写真撮影しまして、その写真に占めている緑の割合を示したものが緑視率になります。
項番2の調査結果でございます。
まず、(1)の緑の量の調査でございますが、これは上空から見て、緑で覆われた面積と割合について航空写真を撮影して調査したものでございます。
まず、緑被のところでございます。こちらは、樹木や草地、屋上緑地、農地等、平成26年度の調査から10年たちまして、真ん中の小計のところ、一番右を見ていただきますと、約5万266平方メートル減っているというところでございます。下の裸地につきましても9万7,300平方メートル余が減っているという状況でございます。水面、その他については、一応増えているというところ、その他については増えているという状況でございます。
次に、(2)緑視率でございます。
区内90か所の緑視率調査を行った結果、平均値は13.4%という状況でございました。この緑視率が25%以上で、「緑が多い」と感じるという調査結果が国交省から出されているというのがございます。
(3)緑の機能の調査でございますが、別紙の概要版を、恐れ入ります、御覧ください。
1枚おめくりいただきまして、左側の紙面、みどりの実態調査のところですが、機能としましては、木の枝のところにありますように7つの機能がございます。これについて実際に調査をしてみたというところでございます。
もう一枚おめくりいただきますと、先ほどの緑被の調査の結果でございます。目黒区の緑被率でございますが、左側の紙面、右上のところですが、17.3%から今回17%ということで、微減しているところでございます。その他、右側の紙面、樹木、
屋上緑化、生け垣等については、詳細につきましては後ほど御覧いただければと存じます。
もう一枚おめくりいただきまして、緑の機能の概要でございます。左側の紙面でございますけれども、環境保全機能としましては、緑につきましてはヒートアイランド現象を緩和する効果があるというところで、温室効果ガスの削減も試算できるというものでございます。図の5でございますけれども、こちらの図ですけれども、地球観測衛星から取得しました熱赤外線画像、これは昨年7月27日のデータでございますけども、それを基に熱いところ、それと31度未満のところと色分けされている図になっております。
それと、左下、生物多様性保全機能でございます。これまでも、めぐろの森、8つの森ということでお話しさせていただいております。この森には多くの生き物が生息しているという状況でございます。このめぐろの森につきましては、区外からの生き物の導入、また地域の生き物の供給機能を持つ核となる緑地となっている状況でございます。各森の中で、生物種が多数確認されているというのを確認しております。
右側の紙面に移りまして、レクリエーション機能でございます。目黒区区民1人当たりの公園面積でございますが、1.75平方メートルでございます。この状況の中で、身近な公園が少ないという状況になります。身近な公園の誘致圏距離を半径250メートルとした場合に、この誘致圏距離の及ばないところが、ピンク色に塗られたところが、誘致圏距離が及ばない地域という形になってございます。
それと、その下、景観形成機能でございます。緑道や生け垣、社寺林など、区内にも多く残っております。図8でございますけれども、令和5年に区民、大学生、自然通信員を対象としまして、身近なお気に入りの緑のある風景というのをアンケートで調査しまして、図面上にプロットしたものが図8の状況でございます。プロット数が多いところが、お気に入りの場所というところでございます。
こういった7つの機能の確認をした調査を行っております。
恐れ入ります、かがみ文にお戻りいただきまして、裏面2ページ目を御覧ください。
項番3、今後の取組でございます。
結果からも、屋上緑地は増加しております。一方で、緑化されてない屋上は依然として多いということから、建築行為に伴って緑化協議ですとか緑化の助成事業を通じまして、緑化の推進を図る必要があると考えております。また、減少傾向にある農地や大径木、樹林地等を保全しまして、生物の生息環境の保全、また潤いのある景観形成を図るために、保存樹木の登録制度また生物多様性保全林事業、これに加えまして、担保性の低い民有地の緑の保全施策、どうやって保全していくかというのを推進していく必要があると考えております。
これらの状況を踏まえまして、みどりの基本計画、それと生物多様性地域戦略の改定の中で必要な施策を検討してまいりたいというふうに考えております。
項番4、今後の予定でございますが、5月9日以降に区ウェブサイトでこの実態調査の結果を公表してまいります。
説明は以上でございます。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
金井委員、実のある質疑をお願いします。
○金井委員 実のある質疑を行いたいと思います。
まず、これは前回の調査というのが約10年前ということで、この調査を行った時期というのが、今回と前回とはちゃんとそろっているのかどうかというのが、まず1点お伺いしたいのと、この概要版の中で、今説明をいただいた最終ページ、身近な遊び場を提供する緑で、ピンク色に塗られている誘致圏の及ばない地域というところについて、この誘致圏の及ばない地域というのは、そのまま放置をするのか何かしらの区側の働きかけをするのかというのをお伺いしたいです。
以上2点です。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目の前回調査との時期の相違ですけれども、前回、平成26年の調査のときには8月に調査をしております。今回でございますけれども、7月15日からセスナを飛ばしまして、実際に上空を飛ばして緑被の確認をしたというところでございます。
それと、2点目の、区側の、ピンク色の部分、不足地域の状況、働きかけでございますけども、先ほど木密地域整備課のほうからも説明がありましたけれども、そういった状況を捉えて、土地所有者への働きかけ等については時期を見てやっていくということと、あとそういった土地の情報を一番御存じなのは地元の方でございますので、そういった情報をいただければ区側としても積極的に考えてはいきたいというふうに考えております。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
○はま委員 こちらの調査結果のほうで、樹木被覆地の減少がやはりちょっとあるなというふうに感じました。開発とか、宅地の細分化等により消失、減少、縮小をしていることが原因かと思うんですけれども、しっかりそこの原因というのを調査して、次につなげていただきたいということと、あとこちらの目黒区のみどりの実態調査報告書の概要版のほうで、壁面緑化が最後に書かれているんですけれども、この間、ゴールデンウイークに東京駅のほうに行く機会がありまして、八重洲のほうがすごく今再開発が進んでおりまして、新しいビルがたくさん建ってるんですが、そのほとんどが緑で覆われてるみたいな、ビルが覆われている感じで、かなり壁面緑化が進んでいたんですけれども、目黒区の中も、今後いろいろと、学校施設の建て替えでありましたり、いろいろ開発が進んでいくこともありますので、その中で壁面緑化というところをしっかり捉えて取り入れていくというのも一つの手かなと思うんですが、その辺いかがでしょうか。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目の、そういった原因をしっかりと確認して次の施策につなげていくということでございます。委員がおっしゃるとおりだと思います。樹木の被覆地で、緑被の部分で一番減ってる、この10年で大規模なところで申し上げますと、平成31年の東京音楽大学、あそこの草地だったところが、高い建物が建ったりとか、東が丘一丁目の大学のグラウンドがあったところが、建物が建ってしまったというところ、また、この10年の中で八雲五丁目に、自由通りのところに区民農園があったんですけれども、そこもたしか有料老人ホームでしたか、が建ったという状況でございます。
その私有地の中で、土地利用につきましては様々な理由があってやられるというところでございますけども、そういった建築が行われる中でも、緑化の基準がございますので、その中で、できる限りは緑化をしていただくということで、これからも進めてまいりたいと考えております。
それと壁面緑化の件でございます。今回の調査で、壁面緑化、結構倍増しているところがございます。これは、これまでの緑化指導、建築計画に関わって、その際の緑化指導で職員が一生懸命指導した結果かなというふうに思っております。
壁面緑化につきましては、先ほどお話ししました緑視率のところにも関わってくるところでもございますので、そういった中で、どういった支援もしくはどういった推進をしていけばいいのかというのは、今後の改定の中で検討してまいりたいというふうに考えております。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
○吉野委員 ちょっと確認なんですけども、今回、緑視率というのを新たに導入したということで、これは季節によって葉がついてたりついてなかったりとかということがあると思うんですけども、この調査時期というのはいつやられたのかというのをちょっと確認をしたいと思います。
○清水
みどり土木政策課長 調査の時期ですけれども、飛行機を飛ばして緑被を調査したのは7月15日でございます。その時期と合わせて7月に調査を行っております。
○田島委員長 坂元委員、いいですか。大丈夫ですか。
ほかに。
○増茂委員 3つほどお聞きしたいんですけれども、公園用地の取得とか進んでいるところもあって、緑がそれに伴って増えるのかなとは思うんですけども、公園以外に、やっぱり区民に育ててもらうということもすごく大切だと思うんですが、屋上とか壁面以外に、苗を、以前、苗をプレゼントして木を増やしていただいたらどうかなということを申し上げたら、ちょっと木が大きくなってしまってというようなお答えをいただいたんですけども、大きくなり過ぎないような木の種類なんかもありますので、そういったことも検討してはいかがかなというふうに思うのと、あと、街路樹というのもすごく緑視率とか緑の多さというのを増やすというのは大切な役割かなと思うんですけど、街路樹がないところに木を植えるということは可能なんでしょうか。
あともう一点なんですけど、碑文谷とかあの辺でよく見るんですけども、シェア畑という民間がやられてる畑で、会費を払って自分もお世話するんですけど、やれないときはシェア畑さんのほうでやってもらえるというような仕組みの畑があるんですけど、そこがいいなと思って見てると、なくなってしまって建物が建ったりということが1回あったんですね。シェア畑というのは一体どんなふうになってるのかなというのを把握してらっしゃるのかどうかということと、民間で畑を持ってらっしゃるということなんで、それを区のほうで買い取ったりすることができるのかどうかというのをちょっとお聞きしたいです。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目の公園用地の取得についてでございます。区民に見てもらうような緑地等があってもいいんじゃないかということでございます。
今、区のほうでは、友好都市の角田市からの苗木を受け取って、それを区民の方に配布しているという事業も行っているところでございます。それは大きな木ではなくて、やはり低木で、自分のところに、例えばお庭とかに植えて緑を増やしていきましょうというような取組も行っているところでございます。
それと、2点目の街路樹のところ、今ないところに植えることは可能かというところでございます。街路樹を植えるとなりますと、やはり歩道のところになるかと思うんですけれども、歩道のところは、歩行者を守る観点からも、やはりバリアフリーの観点で2メートル以上の有効幅員がないと、そういったガードレール、樹木等が植えられないという状況でございます。そういったところで、確認しながら植えられるような場所があれば、緑化について検討してまいりたいというふうに考えております。
それと、3点目のシェア畑でございます。これは民間で行っている、民間の農地の活用という形でやっております。調べたところでいきますと、やはり月6,000円ぐらいですかね、年会費は別に払って月6,000円ぐらいで二、三平方メートルを通年通してお世話をするというような取組をしていると聞いております。
一方で、区民農園でございますけれども、区民農園は土地の所有者の方から区が無償でお借りをして、運営費という形で年間4,000円、今5,500円に上がりましたけれども、年間で5,500円でお貸ししてやっているというところでございます。
そういった状況については確認しておりますけども、公園用地として買取りできないかというところでございますけれども、そういった財政の状況、補助が、国費が充てられるかどうか、あと都費が充てられるかどうかというのは、やはり確認していく必要があるかなと。
以前もお話ししましたけども、国費、公園用地として買う場合には、基本2ヘクタール以上が国費の充当になる。防災公園として整備するということであれば、1ヘクタールからというところになります。なかなかそれに該当するような用地が区内で出ないというのが状況ではございますので、毎年主管課長会もしくは特別区の区長会でその要件を撤廃してくれというような要望は国にも出しているという状況でございます。
以上です。
○田島委員長 ほかに質疑ございますか。
○岩崎副委員長 生産農地の件ですけれども、やはり目黒区でも年々ちょっと減ってきているということで、なかなかそれを抜本的に増やしていくというのは難しいところではあるとは思うんですが、今、民間の家庭菜園事業者の話も出てきたんですけれども、なかなか生産緑地が減っている中で、そういう業者が参入するというのは一つの試みという部分もあるのかなということですけれども、全体的に都市農地のことについては、23区でも協議会に入っている区も幾つかありますけれども、そういう中で、そういう民間菜園などの活用といったようなことが緑を増やす上でいろいろと話題になっているのかどうか、そんな動向がちょっと分かればお聞きしたいなということが1点と、それから、保存樹木の登録なんですが、今この登録数などについては、どういう状況なのかについてお聞きしたいと思います。
以上です。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目でございます。生産緑地等の民間の活用状況、動向というところでございます。まず、緑被、緑地のところなんですけれども、各区の実態調査も区のほうで調べたところ、恐らく生産緑地であろうというところがやはり多く減ってきて、宅地化されてるという状況は、各区の実態調査からも見えている状況でございます。
民間も、そういった一つの試みとしてというのは、委員のおっしゃるとおりかなと思いますけれども、生産緑地についても、やはり買取請求等、買える手だては別にあるところもまたございますので、そういったところを十分注視しながら、まずは公園としてできないか、またはほかの緑地としての活用ができないかというのは、そういった動向を確認しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。
それと、2点目の保存樹木の登録の状況でございます。指定の、今の現数でございますけども、まず樹木につきましては236件の652本でございます。樹林につきましては、25件の8万1,500平方メートル余でございます。それと、生け垣については、保存生け垣でございますが、71件の2,718メートルでございます。
以上です。
○岩崎副委員長 民間の畑というか家庭菜園事業者についても、当然その企業の活動としてやっているので、採算が取れなくなると当然撤退して、あとはマンションなどが建ってしまうというようなことにもなってしまうということで、緑地を残していくという取組ということで、例えば区とそういう農地への参入事業者などと力を合わせて緑を残していくというような、そういう取組ないしは制度などというのは、今あるのかどうか、そういう取組をしている自治体などがあるのかどうかというようなところをお聞きしたいということと、あと保存樹木の登録ですけれども、一定程度登録されている樹木もありますけれども、何人かの委員の方も指摘をされていましたが、宅地開発などでせっかくあった樹木も伐採されてしまうというようなこともあるので、やはりその辺の啓発なども強めていく必要があると思いますし、またそういう樹木を残すために行政としてのやるべき働きかけということも強める必要があるんじゃないかなというふうに思いますが、その辺の取組状況についてお聞きをします。
以上です。
○清水
みどり土木政策課長 まず、1点目の、農地の民間事業者との連携ということだと思います。各区の状況については、細かいところまでは把握しておりませんけれども、そういった事業者との連携という形では、何らかの形でできるかどうかは今後の施策の検討の中でもやってまいりたいと思います。
また、今、市民緑地制度というのもございます。土地の所有者の承諾を得た上で、そこの部分、一定期間、その土地を公開するということが前提になりますけれども、そういった市民緑地制度というのがあるのも承知しておりますので、そういったところ、これはシェア畑の参入事業者だけではなくて、これは例えば大学の緑地であったりとか、ほかの緑地にも適用できると聞いておりますので、そういったところの機を捉えて、営業というんじゃないんですけれども、PRはしていきたいというふうに考えております。
それと、保存樹木と大径木等の啓発、それと働きかけの取組状況ということかと思います。保存樹木は昨年度も何件か指定してございますけども、実際に職員が出向いて、その樹木の状況等を確認した上で指定をしていってるという状況でございます。そういった中で、そういった大きい樹木をお持ちの土地の所有者の方からよく聞くのは、そこの樹木の維持管理について、助成金は年間1万円弱ですけれども、それではやはりとても足りない状況があるんだというのは、お話は聞いているところでございます。
木は植えて終わりではありませんので、今後施策については検討してまいりますが、どういった支援、区側としての支援ができるかというのはしっかり検討してまいりたいと考えております。
以上です。
○田島委員長 (4)を終わります。
議事の都合により、5分間休憩します。
再開は11時10分。よろしくお願いします。
(休憩)
○田島委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
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【報告事項】(5)工事報告(2件)について
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○田島委員長 (5)工事報告(2件)について、お願いいたします。
○久能道路公園課長 それでは、工事報告を2件させていただきます。
なお、本案件につきましては、本日の企画総務委員会におきましても契約報告されてる案件となっております。
1枚おめくりいただきまして、裏面の工事報告書を御覧ください。
件名になりますが、道路維持工事及び道路改良工事(自由が丘一丁目)でございます。
場所でございますが、案内図で黒く塗られた路線が工事箇所になりまして、緑ヶ丘小学校の前の路線の一部でございます。
請負者、請負額につきましては、資料に記載のとおりでございます。
工事の概要になりますが、施工中心延長が284メートルで、工事の詳細については記載のとおりでございまして、主に傷んだ道路の車道舗装の打ち替えを行う工事でございます。その後、車道の滑り止め舗装である薄層カラー舗装と歩道のガードパイプを更新する工事でございます。
工事の期間でございますが、4月2日から7月4日までの65日間を予定しております。
続きまして、おめくりいただきまして、2件目の工事報告書を御覧ください。
件名になりますが、小型街路灯取替工事(北部地区)でございます。
工事の場所でございますが、案内図を御覧ください。
黒く塗られた路線が工事箇所になりまして、この路線の街路灯をLED化するというものでございます。
請負者、契約金額については記載のとおりでございます。
工事の概要でございますが、主な工事といたしまして、小型街路灯共架灯具取替工になります。これは東京電力等の電柱に固定された街路灯の灯具を取り替える工事で、この灯具の取替えが125基になります。他の工種は記載のとおりとなっております。
工期でございますが、4月24日から8月20日までの80日間でございます。
私から説明は以上でございます。
○田島委員長 ただいま報告が終わりました。質疑を受けます。
よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 (5)を終わります。
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【報告事項】(6)令和6年度
住宅用再生可能エネルギー及び
省エネルギー設備設置費助成事業の実施について
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○田島委員長 (6)令和6年度
住宅用再生可能エネルギー及び
省エネルギー設備設置費助成事業の実施について、説明を受けます。
○佐藤環境保全課長 それでは、令和6年度
住宅用再生可能エネルギー及び
省エネルギー設備設置費助成事業の実施につきまして、御説明をいたします。
資料を御覧いただきまして、項番1の目的でございますが、二酸化炭素の排出量の削減に配慮した住宅用の再生可能エネルギーの設備、省エネルギー設備の設置費の一部を助成することによりまして、環境負荷の少ないエネルギー利用を促進いたしまして、このことをもって地球温暖化対策の推進を図っているところでございます。
なお、本事業につきましては、地球温暖化対策の推進に関する法律に基づく地方公共団体の実行計画として、平成20年3月に、本区では目黒区地球温暖化対策地域推進計画を策定して、温室効果ガス削減に向けて具体的な取組を進めてまいりました。
令和5年度には、目黒区環境基本計画を改定する際に、計画の一本化を図ることをしてございまして、今回御報告しております事業につきましても、もともとの計画から平成21年度から開始をしておりますが、これまで事業内容等を修正しながら継続をして充実を図ってきているところでございます。
次に、項番2、助成対象となる設備及び助成額につきましては、昨年度と同様に表に記載をいたしました。①~⑨の設備について助成をしてまいります。
表記載のとおり、①の太陽光発電システムにつきましては、発電容量が1キロワット当たり3万円、その他②~⑧の設備につきましては、本体価格の3分の1以下として、また表の右欄には、各設備の助成金額の上限を記載いたしましたが、この助成上限額は昨年度と同様の額でございます。
なお、⑨に関しましては、国及び東京都の補助金が出ているものについて、区が上乗せをするということでございまして、一律30万円としているところでございます。
令和5年度には、事業の成果を加速させるということで、昨年度でございますけども、新たに助成項目を2項目増やして、助成金額の上限も増額をして、あわせて、これまでの予算額1,000万円、令和4年度までは予算額1,000万円ということで対応しておりましたが、2倍の2,000万円に増額をして実施をしてまいりました。その結果、令和4年度には135件であった実績が、資料一番下の欄、項番7に記載をいたしましたが、令和5年度につきましては約2倍の275件に向上したところでございます。
この令和5年度の実績といたしましてでございますけれども、CO2の削減量、令和4年度のところでは、年間で200トンCO2であった削減量でございますけども、令和5年度につきましては倍を超える418トンCO2まで向上したところでございまして、累計といたしましては、平成21年度から令和5年度までで累計をすると、4,273トンCO2を削減してきたということでございます。
次に、項番3の申請対象者でございますが、こちらも昨年度と同様でございまして、区内の個人住宅または集合住宅を対象としてございます。変更がございません。
次に、項番4の予算額でございますが、昨年度2,000万円に増額をしたと先ほど申し上げましたけれども、本年度はさらに1,000万円を増額し、3,000万円余に増額をしたところでございます。この増額につきまして、また一番下の項番7に昨年度の実績を記載しております。昨年度は本年度と同様の助成内容、それから期間で実施をして、予算額2,000万円余で実施をいたしましたところ、実績といたしまして、予算額が600万円余ちょっと超過するというようなことになって、他の予算等流用のような形で何とか対応してきたところでございます。
このような実績を踏まえまして、本年度3,000万円に増額をしたところでございます。
次に、項番5、申請受付につきまして、こちら、これまでは郵送での申請を受け付けておりましたけれども、これに加えて、本年度から新たにLoGoフォームによるオンライン申請も受け付けるということで実施をしてまいります。なお、申請の期間につきましては、昨年と同様で、記載の期間となってございます。
次に、項番6に記載しております6月15日発行のめぐろ区報への掲載、それから区ウェブサイト等におきまして周知を図ってまいりますけれども、ちょっと時期的に違いがございまして、めぐろ区報については6月15日号で掲載をしてまいりますけれども、区ウェブサイトにつきましては、この委員会報告が終わってからということでございますけど、5月27日を予定してアップをしてまいりたいと考えてございます。
説明は以上でございます。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
金井委員、実のある質疑を。
○金井委員 ありがとうございます。
この予算についてなんですけれども、確認なんですが、この令和4年度135件で、令和5年度が275件で倍増してきた。その伸び率に合わせて3,000万円というような当初予算でいくんですが、本年度も申請した方については全て、やはり例えば補正や何かで対応していくお考えなのかどうかというのを、まず1点確認させてください。
以上です。
○佐藤環境保全課長 この制度は、これまでやってきた中で、275件の申込みというのが実は過去最高でございました。やはり助成率、助成する金額をちょっと上げてみたり、項目を増やしたというところが功を奏したのかなと思っておるところではございますけれども、昨年度につきましても、特に補正ではなくて、何とかやりくりの中でどうにかこなしたというところでございます。
過去を見ていきますと、予算の中で収まった年もあれば、ちょっとだけはみ出してしまうというときもあって、これまでお断りしたことはなくて、何とかどうにかこうにかやりくりでやってきたというところでございます。本年度につきましても、基本的には、お受けできる部分につきましては全部受けたいという思いはそこにございますけれども、その額が昨年よりも明らかにすごく多くなってしまうとかに何かなってしまった場合には、またちょっと補正であるとか何か別なことも考えなければいけないかと、そのように考えてございます。
以上でございます。
○田島委員長 ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、(6)を終わります。
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【報告事項】(7)
気候変動適応法改正に伴う区の対応について
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○田島委員長 (7)
気候変動適応法改正に伴う区の対応について。
○佐藤環境保全課長 それでは、
気候変動適応法改正に伴う区の対応につきまして御報告をいたします。
まず、項番1の背景でございますけれども、区では、地球規模の気候変動への対応が重要となっていることを踏まえまして、昨年3月に、目黒区環境基本計画を、気候変動適応法第12条のほうの規定でございます目黒区気候変動適応計画に位置づけたというところでございます。
一方で、今年の4月に改正をされました改正気候変動適応法では、近年の気温上昇の状況などを踏まえ、このまま温暖化が進行した、進んでしまった場合には、極端な温度上昇の発生リスクが高まることを想定いたしまして、このような中でも熱中症の発生を抑制するための仕組みとして、新たに熱中症特別警戒情報の発表や、指定暑熱避難施設の指定等が創設されたところでございます。
これら新たな取組に対する区の対応といたしまして、今年2月には、目黒区温暖化対策推進本部の中に、気候変動適応専門部会を新たに設置いたしまして、区における連絡体制、それから指定暑熱避難施設であるクーリングシェルターの指定について検討をしてまいりました。その結果といたしまして、現在において各課がそれぞれに行っている熱中症対策事業、数々ございますけども、これらはこれまでどおり継続をして取り組むことといたしますが、特別警戒情報発表時の区の連絡体制及びクーリングシェルターの指定につきまして、まだ一部調整中のものもございますけれども、おおむねその方向がまとまってまいりましたので、御報告をするものでございます。
なお、今回の気候変動適応法の改正の概要につきましては、資料別紙にて環境省の資料を併せてつけさせていただいております。後ほど御確認をいただければと存じます。
次に、項番2には、改めて熱中症特別警戒情報について記載をいたしました。
東京都におきましては、黒い括弧の参考の欄を御覧いただければと思いますが、島嶼を含めて都内11か所の拠点の全てが暑さ指数35に達する場合にのみ特別警報が発表されるものでございます。
比較をいたしますけれども、現在も行われている熱中症警戒アラートにつきましては、いずれかの地点において暑さ指数が33以上になった場合に発表されているものでございまして、全てが超えないと発表されないというものと、どこかが超えたときに発表されるということで、条件としては大きく異なるものでございます。
続きまして、項番3には、特別警戒情報発表時の区の対応を記載いたしました。
特別警戒情報は、原則として前日の10時時点における翌日の予測値をもって発表するかどうかを判断され、前日の14時に発表されるものでございます。発表があった場合につきましては、環境省から都道府県へ、さらに都道府県から各区市町村へメールで通知がされてまいります。
東京都からのメールにつきましては、(1)と(2)のほうで記載をさせていただきました。特に影響が大きい9つの課に一斉に東京都から発信されるという形を取っていくということでございますが、さらに環境保全課におきましては、その東京都からの情報を各課へ情報発信をして共有を図ってまいります。
また、(3)に記載のとおり、各施設では利用者に向けてポスター等での注意喚起をするということと、翌日のクーリングシェルターの開設の準備を行っていくということになります。
また、(4)に記載のとおりでございますが、施設利用者だけではなくて、区民一般につきましても、区の公式ウェブサイト等によりまして周知と注意喚起を図ってまいります。
恐れ入りますが、資料裏面を御覧いただきまして、項番4、クーリングシェルターの指定でございますが、区では、改正気候変動適応法に基づきまして、指定暑熱避難施設の最低限の基準とされております、具体的には適当な冷房設備があり、併せて住民等が滞在するために適切な規模の施設、この2つの条件を満たす施設として、表に記載しましたとおり、総合庁舎、図書館、体育館、これら合計して14施設と、区内にあります都立施設1施設を併せ、合計15施設をこの後指定してまいります。
なお、今回初めてのクーリングシェルターの指定ということで、まだちょっと調整がついていない施設もございます。まだ調整中でございますけども、今後、コミュニティ施設、住区センターであるとか、地区サービス事務所、それから高齢者施設、いこいの家なども含めて拡大を図っていく予定でございます。
次に、項番5、熱中症に関する普及啓発についてでございますが、これまでやはり区の中でも健康、福祉、教育、スポーツ振興など、各所管が関係する施設の利用者に対して、それぞれに注意喚起を行ってきているところでございます。今回の気候変動適応法を契機にいたしまして、各課との連携を深めて、あわせて区報や区ウェブサイトなどの活用を図りながら、熱中症の危険性や、一人一人の区民の方が対処するその方法について周知を深めてまいりたいと考えてございます。
今後の予定につきましては、項番6に記載のとおり、本日この委員会の終了後には、公式ウェブサイトにてこのクーリングシェルターの指定等につきまして周知をしてまいりたいと存じます。
なお、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、この熱中症特別警戒情報の対応につきましては、現在も私どもは東京都、それから各区との情報というのも密に取りながら、情報の共有なども図って、そういったことをしながら区の動きをいろいろ検討してきているところでございます。まだやはり、今回初めてということで、全てがこの形でいくんだということで、細部にわたって検討が済んでいるわけではございませんけれども、今後につきましても区内での連絡体制、それからクーリングシェルターの指定、先ほど申し上げた増設をしていくということ、それから情報発信の方法などにつきましても検討を継続してまいりたいと存じます。
また大きな修正が生じた場合につきましては、当委員会等でまた報告をさせていただきたいと存じます。
私からは以上でございます。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
○金井委員 クーリングシェルター、初の試みということで、御説明いただきましてありがとうございます。
確かに、もう夏になると大変過ごしづらいのがもうずっと続いてますけれども、今の説明の中で、この項番4、クーリングシェルターの順次拡大のところが、住区、高齢者施設とは調整中という説明がありました。その少し上のほうを読んでいると、これは公共施設とは書いていないわけですね。例えば、スーパーであったりコンビニであったり、そういった民間施設と一緒に、共に取り組んでいく考えがあるかどうかというのを1点お聞かせください。
○佐藤環境保全課長 全くその御指摘のとおりかと存じます。
私どものほうで、私がちょっと申し上げ忘れてしまったところもございますが、まずは公共施設でどうにかというところと、併せて民間のほうにつきましても今後取り組みたいと考えてございます。
やはり、そこで考えていく施設というところで、冷房というのが通常、大型商業施設というんでしょうか、スーパーであるとかああいったところは入っているのが普通なのかなと思うんですけども、例えばコンビニエンスストアなんかだと、棚が並んでいて、中で人が滞在するというのが難しい場合もあるのかなと思うようなところもございます。そういったところ、今後ちょっと専門部会もございますので、検討を進めながら、何とか梅雨明けというんでしょうか、そういったところまでには何か動きができればと考えているところでございます。
以上でございます。
○金井委員 そこも含めて考えているということは分かりました。ありがとうございます。
行政が一方的にやるのではなく、民間と一緒にやることで、やっぱり民間も一緒にそういう意識が高まってくれたらいいなと思っております。
大型の商業施設は、確かに人をのみ込むあれはあるんですけれども、例えばコンビニといったところでも、例えば僕なんかも涼みに行こうと思ったときには、やっぱり何か買物をしちゃうんですよね。そういったちょっとした売上げにアップするかもしれないといったところも併せて協力を仰いでいったらいいのかなというふうに思いました。なので、初めての試みということで、うまくいくことを祈っておりますが、そういった横の展開を今後もしっかりと進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○佐藤環境保全課長 御意見ありがとうございます。御意見の趣旨を踏まえまして進めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
○田島委員長 ほかに。
○小林委員 春、この4月とかからも真夏日になったりとか、本当に異常気象ということが本当に年々深刻化してる中で、今回のこのクーリングシェルターの方向性についての報告がありました。まだまだ調整中な部分がたくさんあるということだったんですけども、とはいえ、気温の上昇が日に日に強まっていく中で、急がなきゃいけないから報告されたのかなとも思いつつ伺ってたところなんですが、まずこの暑さ指数なんですが、四捨五入して35というと、非常に命に関わるぐらい暑い、本当に危ない危険な指数だと思います。たしか学校だと、もう31くらいで運動とか体育とかそういうのが中止になってるぐらいなので、やっぱり35ってなると、本当に外にもう不要不急では出ないでくださいと言うぐらいの指数だと思うので、そんなに1年の中ではあんまりないのかなとは今のところ思うんですが、2年後、3年後はどうなるか分からないので、準備をということだと思います。
開設準備について、今指定されているところは、図書館、学校が今のところは出ていますけども、要するに、椅子を準備したり、少し数時間滞在ができるようなお部屋を確保するのか、その施設の開設の準備というのは、具体的にどういったことが今想定されているのかということを伺いたいのと、あとやはり日頃から暑さに慣れる体づくりというか、暑熱順化というか、そういった自分の生活も、この気候に合わせて体づくりというか、そういうのもしていかなきゃいけないので、そういった啓発も一緒に兼ねて、このクーリングシェルターの指定の広報と一緒に、暑さに負けない体づくりをというようなとか、あと自宅でやはりちゃんとエアコンをつけましょうとか、涼む対策を一人一人が考えましょう、防災にもなってきちゃうんですけど、課長前いらっしゃったからね、あれなんですが。そういった、一人一人ができることのやっぱり啓発も強めながら、やはりシェルターに指定されたところにいざ行くというよりも、その前にできる予防策、小まめに水を取るとか当たり前のことなんですけども、そういったことの改めての啓発も含めての取組を強めていくのかなと思ってるんですが、そういう考えでよろしいですよね。
○佐藤環境保全課長 まず、1点目の開設の準備でございますけれども、現在のところまだ細部検討し切ってはいないんですけども、とりわけやらなければいけないこととして、前日の2時の時点で、明日は危険な温度になるということが分かりますので、この時点におきましては、施設もそうですけども、区のいろいろな手段を通じて区民の皆さんに、危険になりますよということをお知らせしていくというようなことで考えてございます。
施設につきましては、その情報を受けて、明日は危険になるんだよというポスターであるとか、何かを貼り出していくということとか、ここがクーリングシェルターですということが分かるように、例えば旗なりのぼりなり何かを立てていくとか、そのようなことをやったほうがいいのかなということで、現在検討してるところでございます。
併せてもう一点、すごく大きなところを御質疑いただきました。
委員のおっしゃるとおりで、やはりシェルターをつくる、それから情報を流すという、それだけ、ここにシェルターがあるんですと流すという、これだけではもう全く足りない部分でございまして、今回、初めて専門部会を開いて、関係する各課が集まったというところでございます。各課が、先ほども申し上げましたが、それぞれに自分のところの施設の利用者であるとか、主には保健予防課のほうが熱中症という症状についての予防ということはやっておりますけど、各課では、例えば体育施設であれば体育施設、学校であれば学校、みんなそれぞれに今までやってきたところが、やっと見えるような、話ができるようなことになってまいりました。
こういった機会、本当に契機といたしまして、今後、もちろんそれぞれにやることも大事なんですけども、区として今後どうやって進めていこうかというところは、検討してまいりたい、そのように考えてございます。
以上でございます。
○田島委員長 結構まだまだ決まってないことが多いみたいなんで、決まりましたら何らかの形で報告を、次の改変になってしまうかもしれませんけど、よろしくお願いします。
ちょっと具体的な策がまだ示されてないので、結構この夏に向かってクーリングシェルター、大事な部分だと思いますので、よろしくお願いします。
○堀内環境清掃部長 今、委員長のほうから御指摘いただきましたこと、至極ごもっともでございます。
それで、熱中症対策につきましては、これまでも区として何もやってこなかったということではなく、各所管がそれなりのストロングポイントを生かして普及啓発をやってきたという、そういう経過がございます。
今回の法改正で、やはり関係所管がしっかりと一体となってやっていくということになろうかと思います。その中で、じゃ、具体的にやっていく部分については、当然今まで各課がやってきた部分をブラッシュアップする、それをまとめていくと、そういった部分について一定の固まりというんでしょうか、お示しできるような状態を早めにつくらせていただいて、当委員会も含め報告させていただければと思っております。
以上でございます。
○田島委員長 よろしくお願いします。
よろしいですか。
○岩崎副委員長 今の説明で大体分かったんですけれども、この特別警戒情報の発表時に、当面は環境保全課が事務局となって必要な連絡体制も取り、クーリングシェルターも開設に向けて準備をするようにということで、指示を出していくという役割を果たすんですが、特別警戒情報の発表がない場合も、それはもちろん場合によっては熱中症のリスクというのはかなり残ってる場合もあるので、そういう場合というのは、環境保全課のほうとしては対応しないのかどうか。あくまでも、この警戒情報の発表時だけ行って、あとはこれまで各所管が積み上げてきた熱中症対策で対応するのか。その辺、当面の対応というのはどうなるのかお聞かせください。
以上です。
○佐藤環境保全課長 まず、今回御報告をさせていただいた部分、委員から、副委員長からも御指摘あったとおりで、本当に2点、特別警報が出たときの、区の対応の、連絡を取る体制のことと、それからクーリングシェルターという施設をどう指定するのかという2点について、まず御報告をさせていただきました。
副委員長御指摘のとおりで、もう本当に、例えば特別警戒情報までいかないまでも、これまでどおりに、もう夏の暑い日は連日のように警戒アラートは出ているということでございますので、この場合、今まででも、例えばテレビでニュースでももちろん出るんですけど、Lアラート(災害情報共有システム)が出て、画面にL字でわーっと警戒情報が出てますと、アラートが出てますというようなことも出てまいります。そういったところで、私どもこれまで区のほうでも対応してきているところでございます。各施設でも、十分にこれまで経験を積んで対応してきてくれているのかなと思います。
まずは、これまでの警戒のアラートの対応の仕方について、やはり各所管が責任を持ってやってくれるということを、今後も継続をしていくんだということが大事なのかと存じます。その上で、先ほど部長からもお話をいたしましたけれども、何かやっと区が、区の中で、全庁でとまではまだ言えないかもしれませんけど、横のつながりを持って検討ができる組織ができたということでございます。その辺も今後活用ができるよう検討してまいりたいと考えてございます。
以上でございます。
○田島委員長 よろしいですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○田島委員長 それでは、(7)を終わります。
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【報告事項】(8)目黒区
一般廃棄物処理基本計画に基づく令和6年度の取組について
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○田島委員長 (8)目黒区
一般廃棄物処理基本計画に基づく令和6年度の取組について、説明を受けます。
○和光
清掃リサイクル課長 清掃リサイクル課より、目黒区
一般廃棄物処理基本計画に基づく令和6年度の取組について、御報告いたします。
項番1、目的でございます。
区は本年3月に目黒区
一般廃棄物処理基本計画を改定し、ごみ減量、リサイクル、食品ロス、こういったものへの新たな目標を掲げたところでございます。本計画に掲げる目標の達成に向け、今年度、以下の取組を実施することといたしましたので御報告いたします。
まず、項番2、実施内容でございます。
古着・古布の資源回収事業について、まず御説明をいたします。
これまで、古着・古布は、町会や自治会が主体となった集団回収による資源回収を行ってきましたが、新型コロナウイルス感染症の影響などにより、海外への輸出ルートが断たれる等がございまして、多くの回収事業者が事業を撤退したという状況がございます。現在も再開のめどが立たない状況にございますので、区といたしましては、停滞している古着・古布のリユースやリサイクルの活性化を図る、こういったことを目的に、古着・古布の資源回収を開始するというふうにいたしました。
回収方法でございます。2通り今考えてございまして、1つは回収ボックスを設置した拠点回収と、それからもう一つは、区の施設を活用した巡回回収の2通りで実施をいたします。
拠点回収につきましては、回収ボックスを目黒区総合庁舎、清掃リサイクル課執務室前と、あとイオンスタイル碑文谷店の3階に設置いたしまして、区民から古着・古布の回収を行います。イオンスタイル碑文谷店につきましては試行実施のため、7月から1か月間の期間限定実施といたします。
それから、もう一つの方法、巡回回収についてでございます。こちらにつきましては、月1回程度、区の施設に回収会場を設けまして、職員が古着や古布の回収を受け付けます。回収会場は開催の都度変更いたしまして、区内の様々な地域で実施することといたします。
こういった新たな区としての古着の回収につきましては、区報、ウェブサイト、SNSなどを用いまして、丁寧に事前周知のほうを図ってまいります。
次に、2点目、使い捨てプラスチック削減事業でありますエコテイクアウト推進事業につきまして、補助対象事業者の拡大を行ってまいります。
これまで、区内事業者に対して、テイクアウト等で使用するエコな容器包装の購入費につきまして補助を行ってまいりました。今年度からリユース容器も補助対象に加えることといたします。また、食べ残した料理の持ち帰りについて対応する場合に、エコな容器包装等を用いて実施する、そういった事業者につきましては、持ち帰り用の容器購入費を助成いたします。
裏面にお移りください。
こうした補助対象事業者の拡大を図りますので、補助上限額につきましては3万円のほうに変更をして実施を行います。
補助金の申請期間でございますが、6月1日から12月27日までとしてございます。
それから、3点目でございます。食品ロス削減推進事業でございます。
先月の当委員会で報告いたしました、アのフードシェアリングサービスの推進に加えまして、イとして、食べきりレシピの区報連載を行います。食品ロス問題に取り組む区内の料理研究家と連携し、めぐろ区報にて、捨てられがちな食材を使いきることをテーマとした食べきりレシピを連載いたしまして、おいしく楽しく食品ロスを削減できる工夫というものを区民の皆様に提案していく、そういったことを考えてございます。
項番3、今後の予定でございます。
5月中旬に広報、周知を行いまして、6月からエコテイクアウト推進事業の申請受付、7月から古着・古布の回収を開始いたします。
御報告は以上です。
○田島委員長 ただいま説明が終わりました。質疑を受けます。
○はま委員 古着・古布の回収についてちょっと質疑させていただきたいと思います。
こちらは、回収をした後、その古着・古布というのはリユース、リサイクルに回せる物は回せられると思うんですけれども、その後、リユース、リサイクルできなかった物についてはどのようにされるのかということ、まずはそこをお願いします。
○和光
清掃リサイクル課長 1点目の御質疑でございます。
リユース、リサイクルにつきましてですが、原則リユース、リサイクル可能な物を区民の皆様から回収するというふうな仕切りで進めてまいります。と申しますのも、やはりこういうリサイクル事業というのは、かなり経費がかかってございますので、やはり入り口である程度リユース、リサイクル可能な物ということで、設定をした上で回収するということが重要かなと考えてございますので、そういった仕切りで回収のほうを行っていくということを考えてございます。
以上です。
○はま委員 そうしますと、リユース、リサイクルできる古着・古布に限って回収をするということなんですが、環境省などのウェブサイト等を見ますと、国内新規供給量の約9割が使用後に手放すという形になっておりまして、リユースに関しては大体18%ぐらい、リサイクルに関しましては17.4%ぐらいで、64%以上が実際には廃棄されてるということで、実はその64%という非常に多い量、ここの廃棄されるところをどうしていくかということを考えないと、なかなか古着・古布の廃棄というものが減っていかないのかなというふうに思いまして、結局その廃棄される物というのは、燃やされたりとか、そういったことで環境にもよくないというところで、区としては、その廃棄される物についてどのようにしていくかということも同時に考えていかなくてはいけないと思いますし、また食品ロスと同じように、ごみを出さないこと、大切に着て、古着・古布というものを出さないというところを普及啓発していくことも重要と考えますが、いかがでしょうか。
○和光
清掃リサイクル課長 まず、1点目の廃棄に関する考え方でございます。
確かに、国などで盛んに言われておりますように、議員御指摘のとおり、古着・古布に関しましては廃棄される物が多いと、これは実情でございます。
ですので、区といたしましては、今現状、町会等で行っている集団回収のほうが停滞しておりまして、ほとんどこちらで資源回収ができていない、すなわちほとんど廃棄されている、燃やすごみに含まれてしまっているという、そういう現状がございますので、まずそこに手をつけたいというのがございます。ですので、現状なかなかリサイクルしたくてもできないという区民の皆様に、一つ区としてリユース、リサイクルの方法を提示するというのがまず第一でございます。
回収した後、資源化するリサイクラーにつきましては、基本的に全量リサイクルなりリユースなりするということが前提で、今業者のほうを検討してございます。ただ、実際やってみたときに、それがどうなるのか、そういったところもまず回収業者、リサイクラーと意見交換しながら、よりよい方法というのを検討していけたらいいなというふうに考えてございます。まずは、今廃棄に回っているものを回収して資源化する。そこが第一目的として考えてございます。
それから2点目、普及啓発につきましては、現在もエコライフめぐろなどと連携しながら、こういうごみ減量リサイクルに関する普及啓発を行っております。
今年度、区としてエシカルな消費を普及啓発する買物ルールを改定いたしまして、ルール5として、これまで長く繰り返し使おうというのを、みんなで長く繰り返し使おうというふうに変えまして、リユース、リサイクル、そういったものを意識した購入の仕方、服であれば、長く使える物を買うですとか、あとは使い終わったらリユースに回す、そういったところを普及啓発するためにルール5を改定してございますので、そういった買物ルールの普及啓発というものを、SNS、区報、そういったものを様々な媒体を使って実施していく。そういった普及啓発の方法も一つ有効かなというふうに考えてございます。
このほか、様々な関係所管と連携しながら普及啓発のほうは行っていきたい、そういうふうに考えてございます。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○金井委員 私からは2点ありまして、まず古着・古布の資源回収事業の中で、このイオンスタイル碑文谷店が協力してくれるというのは、すごい大きいかなと思うんです。であれば、もっとほかにも区内には別の事業者もいっぱいあるので、今働きかけてるのか、働きかけて断られちゃったのか、その辺をまずちょっと1点お伺いしたいのと、次に(2)のエコテイクアウト推進事業について、補助金の上限額を下げて事業者の拡大を図るというふうにあるんですけれども、具体的にはどうやって拡大を図るのかというのをちょっと教えていただけたらと思います。
以上です。
○和光
清掃リサイクル課長 まず1点目、協力事業者についてでございます。
今回イオンスタイル碑文谷さんのほうで御協力いただくということで、昨年度に交渉いたしまして、まず1か月間やっていただくということになりました。これにつきましては、古着・古布というのは、非常に容量が多くて重量もあってかさばるものでございますので、その管理の手間が一定発生いたします。そこについて、初めてやることなので、まずどのくらいの手間になるのか、それから管理スペースがどのぐらい必要なのか、そういったことがまず全く分からないので、まずはちょっと1か月間だけやってみよう、そういうふうな形になりました。
そのほかの事業者につきましても、実は何件か昨年度当たっておりまして、その段階ではやはり今申し上げたような懸念から、ちょっとなかなか御協力をいただくには至らなかったというところもございます。
ただいずれにいたしましても、今年度、イオンさんが協力してくれますので、そこである程度、いわゆる事業者側が抱える懸念に対する何らかの解決策なりが見えてくるのかなと考えておりますので、引き続き協力への交渉等は続けていきたいというふうに考えてございます。
それから2点目、エコテイクアウトの事業者の拡大についてございます。
こちらについては、従来から、このエコテイクアウトは例年20者ぐらいの募集がございます。こちらにつきましては、ウェブサイトで今回公表することで、事業者さんのほうが応募してくると、そういうふうな形になってございます。
費用につきましては、3万円というところの根拠といたしましては、例年の申請実績がおおむね4万円~4万5,000円であることとか、あとは、今回ちょっとメインに広めたいと考えているのがリユース容器なんですけども、こちらのほうが、大体年間一般的なプランで2万円ぐらいというふうに聞いてございます。それからあと、追加する食べ残しの持ち帰りについても、実際に行ってる事業者からお話を聞くと、1万円ぐらいだよというようなお話がございますので、それらを考慮して3万円というのが妥当かなと。事業者としてプラス10件ぐらい増えればいいかな、そんな形で今ちょっと検討してございます。
事業者の募集につきましては、従来のウェブサイトに加えまして、SNSを使った発信ですとか、あと区内の関係所管と連携をした普及啓発、周知啓発ですかね、そういったところでもって広めていきたいな、そんなふうに今考えてるところでございます。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、報告事項(8)を終わります。
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【情報提供】(1)原町一丁目7番・8番地区新設広場の利活用等に向けた実証実験について
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○田島委員長 次に、情報提供でございます。
ちょっと時間押しますけど、午前中に終わらせたいと思いますので、よろしくお願いします。
それでは、情報提供の(1)原町一丁目7番・8番地区新設広場の利活用等に向けた実証実験について、説明を受けます。
○渡邊
木密地域整備課長 それでは、原町一丁目7番・8番地区新設広場の利活用等に向けた実証実験について、御説明いたします。
項番1の経緯等でございますが、委員の皆様方におかれましては、今年の3月に原町一丁目7番・8番地区の防災街区整備事業のうち、防災施設建築物の竣工に伴う視察をしていただいたところです。
今後、周辺道路の無電柱化、新設の広場整備などを実施していく予定でございます。
経緯等の2段落目、広場につきましては、西小山街づくり整備計画の中で、地域主体の利活用等に関する施策を掲げてございまして、地域住民主体の西小山街づくり協議会におきまして、地域や商店街の活性化に資するオープンスペースとしての整備内容とともに、利活用等に対する多様なアイデアや意見が出されている状況です。
今後、広場の利活用は、運営管理の在り方等について、さらに具体的な検討を進めるに当たって、これまで出されたアイデアまた意見を一度実際に試すべきという協議会からの御提案があり、区としては整備計画の施策が実現できるよう、広場の利活用等の実証実験を支援したいと考えてございます。
項番2の実証実験の概要でございます。
実施日時は記載のとおりです。
実施場所は、広場が工事中でございますので、西小山公園を代替施設という形で使います。
実施主体は協議会でございます。
実施内容は、これまで協議会等で出されたアイデア、具体的には未就学児の居場所、マルシェ、本の読み聞かせ、ダンス発表、映像体験などを基に、実施できそうなものを実施し、進め方としては、協議会主催で行う企画会議で具体的に検討を進めると聞いてございます。
2ページ目にまいりまして、項番3の今後の取組でございますが、協議会による検証を踏まえつつ、第1回、第2回実証実験に向けて企画会議を複数回実施し、11月から管理運営体制の検討、広場整備の工事を実施し、そして令和7年3月末には、広場が開園される予定で、以上の取組を支援させていただく予定です。
説明は以上です。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 よろしいですね。
それでは、情報提供の(1)を終わります。
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【情報提供】(2)訴訟事件の判決について
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○田島委員長 (2)訴訟事件の判決について。
○原土木管理課長 それでは、訴訟事件の判決について情報提供を申し上げます。
なお、本件につきましては本日の企画総務委員会でも報告をさせていただいております。
まず、項番1、訴訟事件名は、行政処分の不存在確認等請求事件でございまして、令和3年に提起された訴訟事件につきまして、(5)のとおり令和6年4月12日に判決が言い渡されたものでございます。
項番2、事案の概要は、被告である区が、昭和57年に公示した特別区道の区域変更決定及び昭和59年に公示した特別区道の供用開始決定のうち、原告らが所有する宅地にかかる特定部分について、道路の区域変更決定等が存在しないことの確認を求めるものでございます。
次に、項番3、判決内容につきましては、(1)主文のとおり、本件訴えのうち原告らが特定する部分について却下し、その余の請求をいずれも棄却するもので、訴訟費用は原告らの負担とするというものでございます。
また、裁判所の判断の概要は(2)に記載のとおりでございまして、アでは、昭和57年の区域変更決定等については、歩道部分を新たに道路とする旨の区域の変更と、その供用開始に係る処分であり、従前から道路となっていた部分につき何ら変更を生じさせるものではないこと。
また、イでは、昭和57年の区域変更決定等について、原告らが特定する部分に存在しないことの確認を求める法律上の利益がないこと。
さらに、ウとして、昭和57年の区域変更決定等に係る不存在確認の訴えはいずれも不適法であるからこれらを却下するというものでございます。
なお、資料に記載はございませんが、今回の判決に関しまして、原告側で控訴されたと情報提供がございましたので、口頭で御報告をさせていただきます。
説明は以上でございます。
○田島委員長 ただいま説明が終わりました。
質疑を受けます。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 それでは、(2)を終わります。
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【情報提供】(3)
総合庁舎屋上庭園における芝生・キッズパークエリアの再整備について
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○田島委員長 (3)
総合庁舎屋上庭園における芝生・キッズパークエリアの再整備について、情報提供を受けます。
○清水
みどり土木政策課長 こちらの案件につきましては、本日の企画総務委員会において報告してる案件となります。
まず、項番1の目的でございます。
区では、子どもが安全・安心に過ごせることのできる居場所の拡充に取り組んでいると、環境整備を行っているというところでございます。
今般、子どもたちが元気に過ごすことのできるまちを目指しまして、本年2月にベビーファースト宣言を目黒区が表明し、アクションプランに基づく取組を進めていくこととしているものでございます。
そこで、地域における子どもの多様な居場所づくりを目的としまして、目黒区
総合庁舎屋上庭園の芝生・キッズパークエリアの再整備を行うということで、総合庁舎の屋上からの景色を楽しみながら親子でくつろげる空間を新たに創出することとするものでございます。
項番2の事業の概要でございます。
詳細につきましては、今後、公募型プロポーザルによりまして、事業者からの提案を受ける中で決定してまいります。
なお、現時点で想定している事業の概要は、次のとおりとなります。
その概要でございますが、まず下の図を見ていただきますと、芝生エリアの拡張、①の部分を行いまして、遊具を設置、①及び②の部分、またちょうど整備の③の赤の斜線のところが議場の上になりますけれども、ここにベンチ等を設置するとともに、三輪車等を配備するものでございます。
あわせまして、低木等を部分的に植栽して、
屋上緑化の普及啓発も行ってまいります。
裏面2ページ目を見ていただきまして、開園時間ですが、原則、屋上庭園の開園時間、9時から4時半までとする予定です。
(3)のイメージ図ですが、整備後のイメージ図にあるように、どちらかというと幼児向けの遊具を設置するイメージで考えております。
項番3、今後の予定でございますが、5月中旬に事業者公募、選定いたしまして、10月に整備を完了し開放していくということで考えているというものでございます。
説明は以上でございます。
○田島委員長 説明が終わりました。質疑を受けます。
○増茂委員 三輪車等を配備するとありますけども、三輪車はどこで乗る感じになるのか、何台ぐらい予定されているのか、安全面ではどういう対策があるのかをちょっとお聞かせ願います。
○清水
みどり土木政策課長 三輪車等を配備する場所、あと遊ぶ場所ですけれども、基本的には、1ページ目の右側の整備の③の赤の斜線のところを想定しております。ここの広場の空間、平らな部分の空間を整備しております。
また、台数でございますけども、三輪車のほかにも、自転車のペダルがない、両足でこぐような自転車等もありますので、そこら辺は今後のプロポーザルの中で事業者の提案を聞きながら、台数等も決めていきたいというふうに考えております。
以上です。
○増茂委員 安全面の対策というのは。
○清水
みどり土木政策課長 一般の公園広場もそうですけれども、利用上の注意に当たっての制札板、注意板等々を掲示するとともに、そこら辺状況を見ながら、安全域、乗り方も含めてそういった周知をしていきたいというふうに考えております。
以上です。
○田島委員長 よろしいですか。
ほかに。
○はま委員 親子でくつろげる空間を新たに創出ということになってるんですが、もちろん近くの保育園の子どもたちが遊びに来たりとか、そういったことも全然オーケーということでよろしいんですよね。
○清水
みどり土木政策課長 そういった空間、くつろげる空間ということで考えておりますので、保育園の利用を妨げるものではないというふうに考えておりますので、どうぞ御利用いただければというふうに考えております。
以上です。
○田島委員長 いいですか。
○はま委員 すごい大人気になってしまって、そんなことはないと思うんですけど……
(「いや、あると思うよ」と呼ぶ者あり)
○はま委員 油面公園とか、本当に近所の公園のない保育園の子どもたちが、すごく午前中とかいっぱいになっていて、すごいたくさんいたりとかして、結構スペースがちょっと狭くなっていたりとか、そういったこともあったりして、多分大丈夫だと思うんですけれども、いっぱいになってしまったときの安全面とか、そういったことの対策とかというのはちょっと考えてらっしゃいますか。
○清水
みどり土木政策課長 三輪車とか乗り物に乗れる公園ってあまり区内には、衾町公園とか乗れる交通施設の公園ありますけれども、あまりないので、もしかしたらそういった保育園に入る前のお子さんとかには結構人気になるのかなともちょっと思ったりもしています。
遊び切れないほど人が来た場合の対応としましては、ちょっと状況を見て、あまり制限するようなことはしたくないんですけれども、状況を見ながら安全管理を行っていくということで、庁舎管理のほうからも聞いております。
以上です。
○田島委員長 ほかに。
よろしいですか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○田島委員長 (3)を終わります。
それでは、報告事項8件、情報提供3件を終わらせていただきます。
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【その他】(1)次回の委員会開催について
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○田島委員長 その他の(1)次回の委員会開催についてですが、こちらにつきましては、次期の体制の下で決めることとなりますので、省略させていただきます。
以上で、次回の委員会開催について、を終わります。
本日は、今期最後の委員会になりますので、正副委員長から一言ずつ御挨拶させていただきます。
じゃ、最初に私のほうから。
どうも、皆さん昨年の4月の改選後、
都市環境委員会という形で皆さんにお集まりいただきました。1年目の委員の方もいらっしゃいますが、大変に実のある委員会ができたと自負しております。これもひとえに委員の皆様、そして理事者の皆様の御協力のたまものと感謝申し上げます。
引き続き、また改選後委員会も変わってはいくと思いますけれども、それなりの形で頑張っていただければと思います。本当にありがとうございました。(拍手)
○田島委員長 それでは、副委員長から御挨拶をいただきます。
○岩崎副委員長 まずは、委員長、どうも1年間お疲れさまでした。
委員の皆さん、理事者の皆さん、どうもお疲れ様でした。
今期は
一般廃棄物処理基本計画とか、住生活マスタープランですとか、あと地域バスの運行など、そういう計画類の改定や、また新たな施策にも乗り出せたという、そういう1年だったんではないかなというふうに思います。
まちづくりの問題というのは、もちろん今年だけで終わるわけでなく、今後もどんどんと続いていくんですけれども、来期、いろんな委員会にこのメンバーが散らばっていくことになるというふうに思いますけれども、引き続き予特や決特などでも質疑する場、もちろん一般質問、代表質問などでも質問する場がありますけれど、また私たちこのメンバーも、引き続きいろんなところでまた質疑する機会もあると思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。
どうも1年間ありがとうございました。(拍手)
○田島委員長 どうもありがとうございました。
それでは、
都市環境委員会を閉会とさせていただきます。
御苦労さまでございました。ありがとうございます。...