目黒区議会 2023-03-16
令和 5年予算特別委員会(第8日 3月16日)
令和 5年
予算特別委員会(第8日 3月16日)
目黒区
議会予算特別委員会会議録
〇 第 8 日
1 日時 令和5年3月16日 午前9時59分
2 場所 目黒区
議会議場
3
出席委員(32名)
委員長 おのせ 康 裕 副
委員長 いいじま 和 代 委員 かいでん 和 弘
委員 青 木 英 太 委員 川 端 しんじ 〃 白 川 愛
〃 岸 大 介 〃 梅 田 まさみ 〃 金 井 ひろし
〃 芋 川 ゆうき 〃 吉 野 正 人 〃 佐 藤 ゆたか
〃 小 林 かなこ 〃 西 村 ち ほ 〃 橋 本 しょうへい
〃 斉 藤 優 子 〃 松 嶋 祐一郎 〃 川 原
のぶあき
〃 山 宮 きよたか 〃 鈴 木 まさし 〃 河 野 陽 子
〃 たぞえ 麻 友 〃 鴨志田 リ エ 〃 岩 崎
ふみひろ
〃 石 川 恭 子 〃 関
けんいち 〃 武 藤
まさひろ
〃 松 田 哲 也 〃 佐 藤 昇 〃 田 島 けんじ
高齢者は、複数の
慢性疾患に加え、
フレイル状態になりやすいなどあるが、
疾病予防は、
医療保健の領域で
広域連合、
生活機能維持は、
介護保険の領域で区が担当するため課題があったと。この
課題解決のために、一体的な事業をしっかりと行っていくことが求められます。
具体的には、
広域連合からの委託を受け、保健師を配置し、取組を行うというものです。
高齢化社会であること、また団塊の世代が
後期高齢者医療制度に移ることで、さらに
医療制度の人口は増えると考えられます。
そのような中で、保険料に影響してくる医療費の抑制に寄与する本事業はとても大切であり、運用が成功すれば、本人にとっても、
健康寿命の延伸につながる意義の高いものになっていくと思います。高齢になっても、病気になっても、安心して暮らしていけるまちにするためにも、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。
質問ですけれども、この事業の要になっていくのは、保健師と
高齢者が集まれる場の提供だと思っています。一例なんですけれども、島根県雲南市等では、人とつながり、まちを元気にする取組として、
コミュニティナースと呼ばれるような看護師・保健師さんなどが、まちに入っていろいろ企画するというようなものもやっているようです。目黒区は、どのような段階、プロセスを経てどのような事業にしたいのか、これを確認いたします。
以上1点です。
○
斎藤国保年金課長 それでは、目黒区における
一体的実施の具体的な取組というお尋ねでございます。
こちら御案内いただきましたように、令和5年度から、区が
広域連合からの委託を受けまして、
高齢者の
保健事業と
介護予防の
一体的実施に取り組んでいくこととしてございます。
実施に当たりましては、まず医療の
データ分析ですね。医療であるとか介護、健診、そういったデータを、まずは分析をいたしまして、区の
健康課題というのを明確にした上で、課題を解決するための施策、そちらを企画することになります。
この企画をした上で、具体的な事業ということなんですけれども、今、目黒区のほうで、新たに取り組もうと考えておりますのが、
健康状態不明者の
状態把握、それから必要な
サービスへの接続、要は
ハイリスクの方へのアプローチをしていこうと、こういった事業を考えてございます。
令和3年度におきまして、健診であるとか医療、未受診になっていらっしゃる方が一定いる状況でございますので、まず令和5年度につきましては、
健康診査の未受診歴がより長い方、こういった特にリスクが高い
高齢者に的を絞りまして、優先的に取り組んでいこうというふうに考えてございます。
健康状態不明者の中には、やはり
地域包括支援センターであるとか、各課の
サービスを利用しているか、また相談があるか、そういった内容につきまして、情報を共有した上でアプローチしていこうというふうには考えてございます。
具体的には、対象者の方に、郵送や電話などによりまして、その方の
健康状態の確認を行いまして、その方の
健康状態、そちらを区として把握していこうと考えておりますけれども、一方で全く反応がない方、こういった方も想定されますので、その場合には、自宅を訪問するなどしまして、状況を把握するといったことを想定してございます。
その後、その方の状態、状況に応じまして、今、委員が御紹介いただいたように、通いの場、そういった
コミュニティのあるような場所に御案内するのか、様々な区の
サービスを、その方の状況に応じまして御案内していく、そういった想定をしております。
ただ、医療や介護、健診の情報が全くない対象者でございますので、現在どのような状態、状況にあるか、全く予想できないということでございますので、そういった様々なケースがあることから、こちらの
区民生活部だけではなくて、
健康福祉部、
健康推進部などと、各課と課題、
進捗状況の共有を図りながら、まずは協力連携して取り組んでまいりたいと、そのように考えているところでございます。
以上でございます。
○おのせ
委員長 芋川ゆうき委員の質疑を終わります。
ほかに御質疑ございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おのせ
委員長 ないようですので、
歳入歳出全般の質疑を終わります。
以上で、議案第16号、令和5年度目黒区
後期高齢者医療特別会計予算の質疑は終了をいたしました。
説明員の交代がございますので、しばらくお待ちください。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
議案第17号 令和5年度目黒区
介護保険特別会計予算
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○おのせ
委員長 次に、議案第17号、令和5年度目黒区
介護保険特別会計予算を議題に供します。
本件につきましては、
歳入歳出の
補足説明を一括して受けます。
○
青木財政課長 それでは、予算書478ページをお開きください。
まず、歳入でございます。
1
款保険料、1項
介護保険料、1目1節、
説明欄1、現年度分は、前年度に比べ9,900万円余の増で、(1)第1号被
保険者数は、前年度に比べ1,156人の減でございます。
収入歩合は前年度と同様の計上でございます。
2節、
説明欄1、現年度分は、前年度に比べ4,800万円余の増で、(1)第1号被
保険者数は、前年度に比べ1,370人の増、
収入歩合は前年度と同様の計上でございます。
480ページにまいります。
2
款使用料及び手数料、1項手数料、1目1節、
説明欄1、各種証明手数料は、前年度と同様、6万円を計上しております。
482ページにまいります。
3
款国庫支出金、1項国庫負担金、1目1節、
説明欄1、現年度分は、(2)に記載の対象費用額について、(3)に記載の国の負担率である施設等給付費の100分の15、居宅給付費の100分の20を計上しております。
なお、これ以降、これと同様に、対象費用等について、それぞれの負担割合により計上しているものについては、負担割合のみの読み上げとさせていただきます。
484ページにまいります。
2項
国庫補助金、1目の補助率は、100分の4.72でございます。
2目の補助率は、100分の20。
3目の補助率は、100分の38.5でございます。
4目は、
高齢者の自立支援・重度化防止等の取組を推進するための交付金を計上するもので、
科目存置でございます。
5目は、
介護予防・健康づくりに資する取組に対する支援のための交付金を計上するもので、
科目存置でございます。
486ページにまいります。
4款支払基金交付金、1項1目及び2目の負担率は、いずれも100分の27でございます。
488ページにまいります。
5
款都支出金、1項都負担金、1目の負担率は、施設等給付費が100分の17.5、居宅給付費が100分の12.5でございます。
490ページにまいります。
2項
都補助金、1目1節、
説明欄1、地域福祉推進区市町村包括補助事業費は、第三者評価に係る補助の計上でございます。
2目の補助率は、100分の12.5。
3目の補助率は、100分の19.25でございます。
492ページにまいります。
6款財産収入、1項財産運用収入、1目は、基金利子等の計上でございます。
494ページにまいります。このページは省略させていただきまして、496ページにまいります。
7
款繰入金、1項
一般会計繰入金、1目の負担率及び2目の補助率は、いずれも100分の12.5。
3目の補助率は、100分の19.25でございます。
4目1節、
説明欄1、
職員給与費等繰入金は、前年度に比べ1,200万円余の増。
2節、
説明欄1、その他
一般会計繰入金は、職員給与費以外の事務費分を計上するもので、前年度に比べ600万円余の減でございます。
5目1節、
説明欄1、現年度分は、低所得者の
介護保険料軽減措置の実施に伴う区負担分を一般会計から繰り入れるもので、前年度に比べ90万円余の増でございます。
498ページにまいります。
8
款繰越金、1項1目は、
科目存置でございます。
500ページにまいります。
9
款諸収入、1項延滞金、加算金及び過料、1目から4目までは、いずれも
科目存置でございます。
502ページにまいります。
2項
預金利子、1目は、
説明欄記載のとおりでございます。
504ページにまいります。
3項雑入、1目及び2目は、
科目存置でございます。
3目1節、
説明欄1、
介護予防・日常生活支援総合事業自己負担金は、
介護予防・日常生活支援総合事業のうち、
介護予防・生活支援
サービス事業の実施に伴う利用者負担金を計上するものでございます。
2節は、
科目存置でございます。
以上で歳入の説明は終わりまして、506ページにまいります。
ここからは歳出でございます。
1
款総務費、1項
総務管理費、1目、
説明欄3、
介護保険システム運用の
臨時経費は、
介護保険システムの借り上げ経費でございます。4、保険事業一般管理の
臨時経費は、第9期
介護保険事業計画の策定支援業務
委託経費等でございます。
2目、
説明欄1、趣旨普及の新規経費は、パンフレット等の追加経費でございます。
508ページにまいります。
2項徴収費、1目、
説明欄1、賦課徴収事務の新規経費は、郵便物集荷の廃止に伴う追加経費等でございます。
510ページにまいります。
3項介護認定審査会費、1目は、
説明欄記載のとおりでございます。
512ページにまいります。
2
款保険給付費、1項介護
サービス等諸費、1目は、居宅介護
サービスの
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ4億6,100万円余の増。
2目は、地域密着型介護
サービスの
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ7,300万円余の増。
3目は、施設介護
サービスの
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ2億3,600万円余の減。
514ページにまいりまして、4目は、ケアプラン作成に係る
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ2,900万円余の増でございます。
516ページにまいります。
2項
介護予防サービス等諸費、1目は、要支援者に対する
介護予防居宅介護
サービスの
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ2,300万円余の減。
2目は、地域密着型
介護予防サービスの
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ400万円余の増。
3目は、
介護予防ケアプラン作成に係る
保険給付費を計上するもので、前年度に比べ100万円余の減でございます。
518ページにまいります。
3項高額介護
サービス等費、1目は、前年度に比べ3,700万円余の減でございます。
520ページにまいります。
4項高額医療合算介護
サービス等費、1目は、前年度に比べ1,800万円余の増でございます。
522ページにまいります。
5項特定入所者介護
サービス等費、1目は、前年度に比べ3,600万円余の増でございます。
524ページにまいります。
6項その他諸費、1目は、東京都国民健康保険団体連合会への委託料を計上するもので、前年度に比べ50万円余の増でございます。
526ページにまいります。
3款地域支援事業費、1項
介護予防・日常生活支援総合事業費、1目、
説明欄2、一般
介護予防事業の
臨時経費は、フレイルサポーター養成講座の実施経費等。
528ページにまいります。
2項包括的支援事業・任意事業費、1目、
説明欄1、包括的支援事業・任意事業の新規経費は、新たに開設する
高齢者福祉住宅のライフサポートアドバイザー派遣
委託経費等。
臨時経費は、生活支援コーディネーターの増員のための経費等でございます。
530ページにまいります。このページは省略をさせていただきまして、532ページにまいります。
4款基金積立金は、
説明欄記載のとおりでございます。
534ページにまいります。
5
款公債費は、
説明欄記載のとおりでございます。
536ページにまいります。
6
款諸支出金、1項償還金及び還付金、1目は、過誤納還付金の計上でございます。
538ページにまいります。
7
款予備費は、前年度と同額の計上でございます。
以上で
介護保険特別会計の
補足説明を終わります。
○おのせ
委員長 補足説明が終わりましたので、
歳入歳出全般の質疑を受けます。
478ページから539ページまでです。
○鈴木委員 それでは、私のほうからは、地域支援事業について、ちょっと質問させていただきます。
一般会計の総括質疑のところで、コロナ禍が長期化して、
高齢者の外出自粛っていうのが生活習慣化していると。ここを非常に大きな課題として質疑しました。そのときには、コロナフレイルだとか、巣ごもりフレイルとか、こういったところ悪化しないように防止していきましょうとか、あるいは実際に転倒防止をするとか、あとその骨粗鬆症検診の導入、うち、我が会派からの要望していったものですけど、こういったこと、あと老人クラブの名称変更に伴って、活動の喚起していきましょうとか、こういったことを総括ではやりましたけど、ここでそこは関連するので、その地域支援事業と
介護予防、それから重度化防止、この観点でちょっと質問しますね。
まず1つは、今回のこの予算編成のところなんですけども、見ますと、まずこの地域支援事業って大きく3つの事業があると思うんですが、まずその一般
介護予防事業のところの予算を見ると、予算全体では、前年度と比べて88万円余の増と。一方、その内訳を見てたときに、一般財源は432万円余の減になってますね。次のページ、528ページ見ると、今度、包括的支援事業、それから任意事業、ここを見ると、やはり予算の総額としては631万円余の増。内訳を見ていったときには、一般財源のところが441万円の減というふうになっています。
これを見る範囲でいくと、これからそのコロナが5類に引下げになって、行動制限も緩和されていく中で、
高齢者の行動喚起をしていかなきゃいけないということで、やはりその地域の支援事業は強化していくんだけども、国とか都の補助金を積極的に活用して、一般財源は抑えていくと、こういう取組に見えます、予算編成が。そういう考え方でよいのかどうかというのをまず1つ伺います。
それから、2点目ですけども、その3つの事業のうちの一般
介護予防事業のところです。ここはやはり、特にやっぱりそのコロナフレイルだとか、巣ごもりフレイルの防止にとっては、ここが非常に重要な取組になっていくわけですけど、今までコロナ前っていうのは、シニア健康応援隊だったりとか、いきいきポイントだとか、あるいは
介護予防教室なんていうのをやってました。これから恐らく来年度、いろいろと本格的にこの辺も再開していくんだと思います。
その中で、シニア健康応援隊は、もう既に活動はしてますけども、しっかりと、来年度っていうのは、基本的な感染防止対策は取りつつも、やっぱりコロナ前のようにしっかり活動再開してかなきゃいけないと思うんですけども、そこの方針を伺いますね。
3点目ですけども、先ほどちょっと話しした地域支援事業、主にその3つの事業があるということで話しました。その3つの事業の中で、日常生活支援総合事業と、それから包括的支援事業と任意事業って3つあるわけですけども、その中の3つ目の任意事業のところ、ここっていうのは、要するにその地域の実情だとか、あるいはその現在の状況だとか、置かれている背景だとか、こういったことを見ながら、
高齢者の自立した日常生活を支援してく事業になるということで、非常にここが独自性のところになっていくと思います。
これまでも、目黒の取組って見てると、例えばその介護する側の交流だったりとか、学習会とか、そういったことをやってきていたとか、あと成年後見制度の利用の支援だとか、非常に目黒の独自性を出しながらこうやってきてると思うんですけども、今の現状というのは、言ったとおり、そのコロナで引きこもってる人たちの生活習慣とか、フレイル防止に重きを置いていかなきゃいけない、あるいは認知症ですよね、自宅に引きこもると。こういったところが非常に重要になってくるんですけど、ここの任意事業は、来年度どこに重点を置いていくのかということを伺います。以上3点。
○相藤
介護保険課長 それでは、今の委員の1点目と2点目の御質問について、
介護保険課のほうから回答いたします。
まず1点目ですけれども、新年度予算における地域支援事業費、
介護予防・日常生活支援の総合事業費ですけれども、この点につきましては、御利用される機会が、やはりコロナがこれから縮小していくという部分を踏まえて、御利用される機会が増える事態等を想定いたしまして、若干ではありますが、昨年度の当初予算よりも、予算額を増額した形となっております。
委員御指摘のとおり、
新型コロナウイルス感染症の5類への今後の引下げですとか、行動制限の緩和等がこれから想定をされていますけれども、それによって、
介護予防、そして日常生活支援の総合事業も、今後は利用が増えていく、そういう想定の中で、国ですとか東京都が各自治体のほうに出す補助金を積極的に活用することにつきましては、区が支出をする一般財源の負担を抑制するという観点からも、非常に必要なことと考えております。
介護保険制度を利用される方は、これからの高齢化の進展とともに増加することはほぼ確実視されておりますので、今後も、国ですとか東京都からの補助金ですとか各種交付金、これらの積極的な活用を念頭に入れた上で、適切な
介護保険に係る予算編成を行っていきたいと考えております。
続きまして、2点目の御質問ですけれども、長引くコロナ禍の影響によりまして、外出の自粛、これを要因とするフレイルが広がることが懸念されております。フレイルは、心身の虚弱ということを表す言葉ですけれども、この3年にわたるコロナ禍においても、めぐろ手ぬぐい体操、これ目黒区のオリジナルの体操なんですけれども、このめぐろ手ぬぐい体操の普及を支えるボランティアであるシニア健康応援隊の方々の活動は、着実に行われているところでございます。現在は、区内11拠点で活動が行われております。
従来までは、この11拠点で行われてるシニア健康応援隊、それぞれ独立して活動していたんですけれども、やはり横のつながりも重要だということで、めぐろ手ぬぐい体操の活動拠点の代表者の方が集まる連絡会、これを今年度以降は、定期的に開催をしているところでございます。次年度も、当然定期的に開催を予定しております。シニア健康応援隊の方々の横のつながりですとか、情報共有、連携強化を目指していきたいと考えております。
また、従来まで、このめぐろ手ぬぐい体操は、椅子に座って行う負荷の比較的低い体操だったんですけれども、より負荷の高い体操がやはり必要ではないかという御意見もありまして、実は先日、このより負荷の高いめぐろ手ぬぐい体操の立位バージョン、立って行うですね、立位バージョンを作成する等、今後も様々な取組の幅を広げていきたいと考えているところでございます。
以上でございます。
○保坂
福祉総合課長 3点目の、任意事業のお尋ねでございます。
任意事業におきましては、例えば委員御指摘にございました、家族介護の教室などで、介護者の負担軽減、また介護技術や知識の習得を目的とした事業など、様々な事業を行っております。また、高齢化の進展や、特にこの3年間のコロナ禍で認知機能の低下など、認知症
高齢者の増加が見込まれており、認知症に関する地域理解促進のために、認知症サポーターの養成講座を行っております。
現時点で、今年度、区や
地域包括支援センターなどが行ってきた認知症サポーターの養成者は310人ということで、延べ1万3,200名を超える方を養成しているところでございます。
これまで、課題でありました認知症サポーターの活用でありますけれども、特に令和5年度の重点として、今後、試行で今年度は見守りの訓練を行ってきたというところです。この見守り訓練におきましては、認知症サポーターの方と警察などの協力も得ながら、声かけの工夫で、例えば認知症の方に対しては、驚かせないだとか、急がせない、自尊心を傷つけないですとか、そういった声かけのポイントがあります。そういったところですとか、実際の警察の方の協力を得ながら、包括支援センターや警察に対して、そういった方を見かけたときの連絡の訓練などを行っておりました。
参加者からは、非常に好評でありまして、例えば、活動の再認識ができてとてもよかった、なかなか声かけをすべきか迷うときもあるのは事実であるが、困っている方への声かけ方法が分かって参加してよかった、また、実際にロールプレイを行うことで、支援者側が意識して気をつけるポイントがよく分かり今後に活用していきたいと思った、また、試行ということだが、もっと多くの方に見ていただき、ポイントの説明もとても分かりやすく参加してよかった、各地域でもぜひ実施してほしいなどと伺っております。
来年度には、各地区、東西南北、中央、5か所ありますけれども、順次こうした訓練を拡大して、認知症サポーターの養成と併せて、地域の見守り体制を充実していきたいと考えております。
私からは以上でございます。
○鈴木委員 分かりました。今、手ぬぐい体操だとか、見守り訓練だとかっていうことで御答弁いただきました。活動、いろんな支援事業が再開していっているなと。今後、来年度は、もっとそこをしっかりと本格的にやってかなきゃいけないということで、歳出のところでは、特に行動喚起のところです。
要するに、いろいろと、例えばそういった行事等も再開しても、家の中から出てきてくれなきゃいけない、引きこもったままじゃ駄目なので、どうやって行動喚起をしていくかっていうところが次のポイントになってるかと思うんですけども、そこで、歳出で聞きたいのが、包括的支援事業のほうになります。
地域包括支援センターの運営のところになっていくわけですけども、包括支援センターも、本当にこのコロナ禍の中で、本当にすごく頑張っているなというふうに思います。職員の皆さんが感染防止対策を取りながら、いろんな相談を聞いてきている。必要に応じては、やっぱり現場にも行かなきゃいけなかったという3年間であって、本当に私はよく頑張られていたのを見ています。
特に、その令和4年度っていうのは、いわゆる地域へ出向いてく出張相談も始まってますね。ただ、コロナ前に比べると、やはりいろいろと人数を制限したりとか、まだマスクをしてなきゃいけないとかっていう中で、やっぱりいろんな制約がある中で、出張相談も一生懸命再開してるんですけども、参加している人たちの話をちょっとこう聞いたりすると、お友達に声をかけられて一緒に連れられてきましたとか、そういうのをよくちょっと最近耳にするんですよ。要するに、そこがきっかけになってたりする、ずっと引きこもってたんだけど、一緒にちょっと行かないかみたいな形で声かけられて出てきました。ここがきっかけで、また行動喚起につながっていくというケースを、ちょっと幾つも見てきてるんですね。
出張相談は、特にフレイル予防体操もやってるし、そういう講座もやってるしっていうことで、やはりこういった出張相談なんかに声をかけて、どんどんお友達を誘ってきてもらうというのが、ひきこもりの生活習慣化の防止にもつながっていくので、ぜひその出張相談とかやったときに、来てる人たちに、次回来るときはぜひお友達を誘って声をかけてきてくださいみたいな、声かけ運動じゃないけども、そういったことをぜひやっていってもいいんじゃないかなと思うんですが、お伺いします。
もう1点は、ちょうど
介護保険法が平成26年に改正になって、いわゆる通いの場というところですね。出張相談も通いの場の1つなんだと思いますけど、改正前っていうのは、この通いの場っていうのが、いわゆる体操だったりとか、茶話会みたいな、そういう位置づけになってたわけですけど、改正後っていうのは、もうすごく広く捉えられていて、学びの場だったり、趣味の場だったり、ボランティアの場だったりということで広く位置づけされています。
これがコロナになって、ここの部分も、ちょっと今はまだそこまで広がっていっていない状況にはあるわけですけど、これ都内のある地域で調査した数字なんで、ちょっと参考までに言っとくと、これある地域なんですが、コロナ前に通いの場を利用していた
高齢者っていうのが、その地域の中の約4割だったそうです。そのコロナ前に利用していた4割の人に、今度はコロナ禍になって、その後行動制限が緩和されて、その4割の人に、再び通いの場に行っていますかって聞いたら、行ってるって答えをした16%だったと。
だから、一旦自粛しちゃうと、外出を、なかなかこう外にやっぱり出ない人たちっていうのは結構いるんで、この人たちにまた外へ出ていただくように、
健康寿命を延伸していただくって、これってやっぱり大変なことなんだなっていうふうには思っています。
さっき声がけっていう話ししましたけど、もう1つ、この通いの場っていうところで、来年度はそろそろ、しっかりと基本的な感染防止対策は続けるんですけども、やはり学習の場だとか趣味の場だとかボランティアの場っていったところも再開していくというところの支援をしていっていただきたいと思いますのでお伺いします。以上2問です。
○保坂
福祉総合課長 それでは、出張相談に関するお尋ねでございます。
出張相談におきましては、各地域の住区センターなどを中心に、より身近な場所で相談を受けやすいよう、健康相談、体操や講座など、各出張相談で工夫しながら、相談場所を拡充してまいりました。現在は16か所で行っておりまして、昨年11月には、碑文谷にある大型小売店舗でも始めたというところでございます。令和4年12月末現在で222名の方の相談を受けておりまして、講座の参加者も113名に上っており、これは前年度の参加人数を上回る見込みで推移しております。
委員の御指摘にもありますように、友人・知人に声かけをしていくということについては、例えば、まだ
地域包括支援センターの出張相談を利用したことがない方、また特に
高齢者にとっては、非常に有効な手段であると認識しております。
地域包括支援センターや出張相談のこういった相談の場の周知と併せまして、様々な声かけも含めた手法を活用しながら、相談支援体制の充実に取り組んでまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。
○竹内
健康福祉部長 それでは、2点目の御質問にお答え申し上げます。
高齢の方がいつまでも元気に過ごすためには、運動、栄養、社会参加が重要であり、中でも社会参加の機会を確保することは、様々な効用があると思っております。
厚生労働省では、地域の住民同士が気軽に集い、一緒に活動する内容を企画し、様々な触れ合いを通して、生きがいづくりや仲間づくりの輪を広げる場所としての通いの場づくりを行っております。従来まで通いの場を利用されている方々が、コロナ禍により利用中断した場合、再度の御利用に至るまでの工夫というのは、重要になってくると考えております。
先ほど課長からも答弁いたしましたとおり、
介護保険制度における
介護予防事業や、シニア健康応援隊等の活動に加えまして、高齢福祉課でも様々な事業を行っておりますので、そうした事業の御案内や、通いの場を利用すること、社会参加を再開することのメリットというか重要性について、様々な機会を通じて、積極的に御案内をしていきたいと考えております。
また、委員からお話がありましたように、通いの場の内容につきましても、さらに充実できるよう、検討してまいりたいと思っております。
以上でございます。
○おのせ
委員長 鈴木まさし委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
○岸委員 2点、大きく伺いたいと思います。
まず、介護給付費等準備基金積立金について伺いたいと思います。
予算書の532ページを見ております。黄色の概要のほうですと124ページなんですけども、本年度の積立金が5億8,000万円余計上されておりまして、令和4年度末の現在の見込み積立高が、ストックとして32億7,000万円余となっております。
一方で、前年の積立てが予算書のほうでは3億8,000万円余と記載されておりますが、概要のほうの基金状況では、4年度の純積立ては6億1,000万円余、取崩しが506万円余となっておりますから、これを相殺しても、6億円ちょっととなります。この6億と3億8,000万円の食い違いは何なんでしょうか。
読み解くなれば、これはどのような調整があって、表記としては減額されての積立てでなっているのか。または、起債ができないのか含めて、この見えなくなってしまった2億2,000万円について、御説明いただければと思います。
次に、
介護保険の財源は、被保険者から徴収する保険料で50%、国と区たる公のほうの負担合計が50%になっており、つまり区民一般から徴収する
介護保険料が、
介護保険財政における歳入の半分を占めていると、制度ですから理解しております。
現在は、令和3年度から令和5年度の3か年を計画期間とする目黒区第8期
介護保険事業計画の2年目が終わるところです。この8期の最終年度となる令和5年度につきましては、次の期間、令和6年度から8年度にくくってある第9期における
介護保険料を決定するための指標年となると認識するわけです。現行の第8期の計画では、目黒区の1か月当たりの
介護保険料基準額は6,200円となっており、第7期では、
介護保険料基準額が6,240円でしたので、40円の減額となっております。
質問のほうなんですけれども、この5億8,000万円余の介護給付費等準備基金積立金について、どのような使い方を想定しているのか。基金に積み上がった金額は、令和6年度から始まる第9期の計画における
介護保険料の算定時にどのように反映されるのか伺いたいと思います。
○相藤
介護保険課長 それでは、委員の2点の御質問につきまして、順次お答えいたします。
まず、予算書の532ページに記載の3億8,000万円余につきましては、令和4年度、昨年度当初における想定する保険料と公費負担の総額から、その時点で想定をする介護給付費等の差、この差に基づく基金積立額を記載しているところでございます。
御指摘をいただいた予算編成概要の124ページのほうの令和4年度中の増減見込額、これにつきましては、令和4年度当初予算作成から1年が経過した現時点における最新の積立ての見込額を記載しているところでございます。
この双方の差額である2億2,000万円余につきましては、令和3年度におけるコロナ減免に係る国からの交付金の支給額ですとか、保険者機能強化推進交付金等の交付金、これらが令和4年度中に精算された結果となっているところでございます。
続きまして、2点目の御質問ですけれども、
介護保険につきましては、区民の方の生活を支える社会保険制度の1つでありまして、この財源につきましては、区と、そして国の支出分に加えて、区民の方々からお預かりする
介護保険料によって成り立っているところでございます。
高齢者人口が増加することが確実視されている現状を踏まえますと、
介護保険サービスを御利用される方も増加することが想定されており、歳出としての
サービス給付、これに見合った歳入の確保は必要になるところでございます。
歳入については、皆様からお預かりする
介護保険料の基準額、これをこれから検討することとなりますけれども、この点については、令和5年度、来年度に行う第9期計画期間における給付の想定が非常に重要となってきます。保険料につきましては、この給付の想定ですとか、5年度末時点の介護給付費等準備基金の残額等、これらも踏まえて、総合的に検討していきたいと考えております。
以上でございます。
○岸委員 すみません、再質問させていただきます。
介護給付費等準備基金が積み上がっているにもかかわらず、この第9期における
介護保険料に関して、よもや値上がりするという事態は、区民の理解がやっぱ得られないと思うんですけども、この点についてはどう思っておりますでしょうか。
○相藤
介護保険課長 介護給付費等の準備基金ですけれども、この基金につきましては、積み立てることを目的としてる基金とは性質を異にするものでございます。当該基金の残額の現状ですとか、今後の
高齢者人口の推移、介護給付費に係る動向等を注視した上で、介護給付費等準備基金の適切な利用、これを検討していきたいと考えております。
以上でございます。
○岸委員 すみません、今度、歳出とはちょっと趣旨が反対のことを伺うんですけども、いわゆるベルシェイプっていうんですかね、本区内だけでなくって、日本の人口動態の予想からすると、給付される側の人口割合が増えていることは、はっきりしてるわけで、御答弁のほうでは、積立てを目的としてるわけではないとのことでしたし、歳入と歳出をバランスさせることが大事と理解するところなんですけども、しかしながら、年金基金はいわゆる減債基金のようでもあって、今からちゃんと積み立てておかないと、制度に変更がない限り、将来の明らかに少ない割合の現役世代への負担が大きくなってしまう。社会保障の世代間受給の不均衡を懸念するわけです。
そうした懸念からすれば、積立て、積み上げが膨らむこと、大きくなることに関しては、考え方としては僕はありなんじゃないのかなって思うんですけれども、ただでさえ出生率の低下ですとか、人口に対しての
高齢者の比率の伸びがニュースに乗っかってくるわけですから、この点を加味した上で、もう一回考え方の整理を伺えればと思います。
○竹内
健康福祉部長 再度のお尋ねでございます。
今、委員から社会保障の世代間受給の不均衡への懸念という御意見もございましたが、
介護保険制度につきましては、
介護保険法におきまして、
介護保険事業に要する費用に充てるため、保険料を徴収しなければならないと定められているとともに、保険料率は、おおむね3年を通じ、財政の均衡を保つことができるものでなければならないとされております。
この3年を通じて財政の均衡を保つというこの法の趣旨を踏まえますと、介護
保険給付費等準備基金の積極的な積立ては行っていないということでございますので、御理解をいただきたいと思います。
以上でございます。
○おのせ
委員長 岸大介委員の質疑を終わります。
ほかに質疑はございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おのせ
委員長 ないようですので、
歳入歳出全般の質疑を終わります。
以上で、議案第17号、令和5年度目黒区
介護保険特別会計予算の質疑は終了いたしました。
以上で、本委員会に付託されました4件にわたる議案の質疑は全て終了いたしました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。再開は放送をもってお知らせいたします。
〇午前11時04分休憩
〇午前11時39分再開
○おのせ
委員長 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。
○岸委員 すみません、私、先ほど委員会での発言中に……
(「立てよ」と呼ぶ者あり)
○岸委員 私、委員会の先ほどの発言中に、不適切にも後ろ向いて手を挙げてしまいましたことを失礼した次第でありまして、そのことに関して、関係者の皆様には陳謝申し上げたいと思います。失礼いたしました。
(「何やったか分かんねえよ」「分かんねえだろ、それじゃ」と呼ぶ者あり)
○おのせ
委員長 よろしいですか。
(「
委員長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○いその委員 岸さんの発言がありましたけど、何を言っているのか全然分かんないんだけど。
○岸委員 私の発言の冒頭に、
委員長に対して手を挙げるときに、後ろを向いて手を挙げてしまいましたこと、失礼しましたと思っております。どうも申し訳ありませんでした。
(「
委員長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○そうだ委員 何で後ろ向いたのかっていう話ですよ。後ろ向いて手を挙げた、本来は、
委員長に対して発言を求めるところを、後ろ向いてるということは、何かあったんだと思うんですよね。そこをちゃんと教えてくれないと、おわびを、陳謝をというか、されたとしても、内容が分からないですよ。
○岸委員 私が後ろを向いたのは、最後の発言でありましたので、知人が来てないかなと確認する意味合いも含めて、後ろを見てしまった、そういうことです。
○おのせ
委員長 よろしいでしょうか。
○いその委員 私が、ちょうど人数調整のために、議場を出てるときに起こった話なんで、我が会派の議員から聞いた内容と、やはり違うんですよ、今の説明は。いわゆるこれ目黒区議会会議規則第100条に抵触するおそれがあるから、しっかりと陳謝するんだったら、内容も含めてちゃんと説明しなきゃいけない。
要は、何でかっていうと、あんまりにも緩過ぎるんだよね、今回、本当に。これ遊びでやってんじゃないんだから、ちゃんと謝るんだったら、内容も含めてきちっと陳謝しなさいよ、と思うんだけど、
委員長どうですか。
○おのせ
委員長 今、岸委員から自分の行動に対しての陳謝がございました。陳謝の際に、内容としては事実関係を申し述べ、そして、これに対しての陳謝の気持ちを皆さんに表明をするということが形かと思っております。
岸大介委員の御発言の内容と、周りにいた方の認識が違う部分もあるかと思いますが、基本的に、後ろを向いて、
委員長のほうに発言の許可を得なかったということは、御本人も認識をしておるということだと思います。それに対して、議事進行をいただきましたが、それに対しては、今の陳謝をもって、私のほうに御一任いただきたいと思います。よろしいでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○おのせ
委員長 ありがとうございます。それでは御一任いただきたいと思います。
それでは議事に戻ります。
これより、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算について討論を行います。
まず、反対の意見から伺います。
○
芋川委員 日本共産党目黒区議団は、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に反対いたします。
なお、詳細につきましては、後日、本会議場にて申し述べます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○小林委員 自由民主党目黒区議団は、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細につきましては、後日の本会議にて我が会派の議員より申し述べます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○川原委員 公明党目黒区議団は、議案第14号、令和5年度目黒区一般会計
歳入歳出予算に賛成いたします。
なお、詳細につきましては、我が会派の議員から、後日、本会議で申し述べさせていただきます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○橋本委員 フォーラム目黒(立憲民主・無所属の会)は、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細につきましては、後日の本会議にて我が会派の議員より申し述べます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○青木委員 新風めぐろは、議案第14号、令和5年度目黒区一般会計
歳入歳出予算について賛成いたします。
なお、詳細につきましては、我が会派の議員が後日、本会議にて申し述べます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○梅田委員 私、梅田まさみは、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細については、後日の本会議にて申し述べます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○川端委員 川端しんじでございます。議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に賛成いたします。
詳細につきましては、後日、本会議にて申し述べます。
以上です。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○岸委員 私、岸大介は、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に賛成いたします。
なお、詳細につきましては、後日、本会議にもって申し述べます。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○白川委員 私、白川愛は、議案第14号、令和5年度目黒区一般会計
歳入歳出予算に賛成いたします。
なお、詳細につきましては、後日の本会議にて申し述べます。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○たぞえ委員 私、たぞえ麻友は、議案第14号、令和5年度目黒区一般会計に賛成いたします。
詳細につきましては、後日の本会議にて申し述べます。
○おのせ
委員長 次に、賛成意見を伺います。
○松田委員 日本維新の会に所属する議員として、議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算に賛成をいたします。
理由につきましては、後日、本会議場で申し上げます。
○おのせ
委員長 以上で討論を終わります。
これより、採決に入ります。
議案第14号、令和5年度目黒区
一般会計予算につきましては、原案どおり可決すべきものと議決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○おのせ
委員長 賛成多数と認めます。御着席願います。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
次に、議案第15号、令和5年度目黒区
国民健康保険特別会計予算につきましては、意見・要望がございましたら伺います。
○
芋川委員 日本共産党目黒区議団は、本案に反対します。
新年度の保険料は、
介護納付金分は394円と若干引下げになったものの、基礎分と支援金分は1人当たり10,083円の大幅な引上げとなりました。また、今年度から均等割軽減が行われましたが、対象は未就学児の子に対してのみであり、来年度も変わりません。年収に対する保険料の負担割合が高くなるのが、子どもがいる世帯です。物価上昇が区民の生活に負担を強いる中、均等割軽減の対象者拡充や、保険料抑制の独自の財政措置を国に強く要望するとともに、積極的に行うべきです。
今後、国や都は、財政健全化計画など、法定外繰入れの解消を進めようとしています。これでは、今でさえ高過ぎる保険料の引上げに歯止めがかかりません。こうした動きに目黒区として反対し、区独自の支援をさらに強化し、区民の命と暮らしを守る責任を果たすことを強く要望します。
以上です。
○おのせ
委員長 芋川ゆうき委員の意見・要望を終わります。
ほかにございませんか。
○川端委員 川端しんじでございます。本案に賛成の立場で、意見・要望を申し述べます。
国民健康保険制度は、1938年、国内初の国民健康保険法が制定され、相扶共済の文言があったとおり、相互に助け合い、力を合わせることを目的に、地域医療の確保と住民の健康の保持、推進に貢献し、基礎自治体として積極的に努めていただきたいと考えるところであります。
本案は、令和になってから、過去最大の予算規模であります。しかしながら、被
保険者数は過去最低であり、その反面、被保険者当たりの保険料も保険給付額も大きく増える現状であります。国民健康保険法施行令の改正により、出産一時金が増額された背景や、賦課限度額の増額、コロナ影響分の高額な保険料抑制など、取り巻く財政環境は著しく変化している中、保険料の急増のリスクを踏まえ、統一保険料方式で激変緩和措置割合を全区据え置き、維持されたことを評価いたします。
次期特定
健康診査等実施計画、次期データヘルス計画の策定作業に当たっても、重要な年度となりますことから、さきの相扶共済の精神を最重要視して、法令遵守、公平負担のもと、しっかり執行していただきたいと思います。
最後に、特別会計の保険料等の延滞金については、予算計上に
科目存置として残されております。その意味を十分に理解し、条例規則に正しく従って執り行っていただきたいと強く要望いたします。
以上です。
○おのせ
委員長 川端しんじ委員の意見・要望を終わります。
ほかにございますか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おのせ
委員長 ないようですので、意見・要望を終わります。
これより、採決に入ります。
議案第15号、令和5年度目黒区
国民健康保険特別会計予算につきましては、原案どおり可決すべきと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○おのせ
委員長 賛成多数と認めます。御着席願います。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
次に、議案第16号、令和5年度目黒区
後期高齢者医療特別会計予算につきまして、意見・要望がございましたら伺います。
○松嶋委員 日本共産党目黒区議団は、本案に反対します。
昨年10月から、75歳以上で一定の所得がある
高齢者の医療費窓口負担は2倍になりました。物価高騰や年金収入が減らされ、暮らしが大変苦しいという声が上がるもとで、
高齢者をさらに追い詰めるものです。
さらに、厚生労働省は、
高齢者の医療費の増大や、
出産育児一時金を増額する財源負担などを理由に、75歳以上の人が所得などに応じて支払う保険料の上限額を、今の年間66万円から、2024年度、2025年度には、80万円に引き上げる案を示しました。
広域連合として、値上げはやめよと国に声を上げるとともに、特別区から一般財源の投入をさらに進めて、保険料の引下げに向けた努力をすべきです。今、
高齢者に相次ぐ医療費負担増を押しつけている
後期高齢者医療制度そのものを廃止すべきです。
以上。
○おのせ
委員長 松嶋祐一郎委員の意見・要望を終わります。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おのせ
委員長 ないようですので、意見・要望を終わります。
これより、採決に入ります。
議案第16号、令和5年度目黒区
後期高齢者医療特別会計予算につきましては、原案どおり可決すべきと議決することに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○おのせ
委員長 賛成多数と認めます。御着席願います。
本予算につきましては、これを可決すべきものとして議決いたしました。
次に、議案第17号、令和5年度目黒区
介護保険特別会計予算につきまして、意見・要望がございましたら伺います。
○松嶋委員 日本共産党目黒区議団は、本案に反対します。
コロナ禍の中で、介護の利用抑制などで利用減に伴う減収、過度の人手不足、クラスター発生による対応などで、事業者の撤退が相次ぎ、介護基盤が揺らぐ事態です。目黒区の介護事業者への支援が緊急に必要です。また、物価高騰と年金引下げが
高齢者の暮らしを脅かす中で、
介護保険の改悪が狙われています。
2024年度の第9期
介護保険事業計画の改定では、厚生労働省は、利用者2割負担の対象拡大、要介護1、2の保険給付外しやケアプランの有料化など、7項目の過去最悪と言われる提案をしました。社会保障審議会での反対意見、20万を超える反対署名が集まり、結論は先送りになりましたが、第10期の策定までに結論を出すと、引き続き改悪の検討が続いていきます。
こうした
介護保険改悪を許さないよう、目黒区として国に声を上げるとともに、令和6年度の第9期
介護保険計画に当たっては、介護給付費等準備基金6億円余を保険料の算定に反映し、引下げすることを強く要望し、本案に反対します。
○おのせ
委員長 松嶋祐一郎委員の意見・要望を終わります。
ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○おのせ
委員長 ないようですので、意見・要望を終わります。
これより、採決に入ります。
議案第17号、令和5年度目黒区
介護保険特別会計予算につきましては、原案どおり可決すべきものと議決するに賛成の委員の起立を求めます。
〔賛成者起立〕
○おのせ
委員長 賛成多数と認めます。御着席願います。
本予算につきましては、これを可決すべきものと議決いたしました。
以上で、本特別委員会に付託されました議案4件の審査は全て終了をいたしました。
最後に、正副
委員長から御挨拶を申し上げます。
皆様の御協力によりまして、史上最速で、無事予算審議を終了させることができましたこと、
委員長として、一言御挨拶をさせていただきたいと思います。
まずは、3月8日からの1週間、この
委員長席から見えた姿は、まさに区議会議員の仕事でございました。現場の声を真摯に訴えて、そして予算に反映し、また現場に花を咲かせる。私は
委員長として、この席から、このすばらしい仕事を再確認させていただきました。皆様方に、心より感謝を申し上げたいと思います。ありがとうございました。
また、運営に当たりましては、区長をはじめとした理事者の皆様、また細かい
委員長をお支えいただきました事務局の皆様に、心より感謝を申し上げたいと思います。中でも、髙橋部長、本橋部長、そして松原課長、髙雄所長をはじめとした、この後ろの席にも多くお控えになっております退職予定の職員の皆様方におかれましては、最後の最後まで真摯に答弁に御対応いただきましたことを感謝申し上げたいと思います。ありがとうございました。
また、議会におかれましては、これから最後の討論に臨まれます石川恭子委員、また桜のような優しさで私を包んでいただきました、いいじま和代副
委員長におかれましては、今期最後の
予算特別委員会ということで、御勇退という予定でございますので、本当にお疲れさまでございました。
最後に、私も含めて、この議場で皆様と討論した予算を、しっかりとこの議場で全員そろって決算審議できますよう御祈念を申し上げて、予算特別
委員長の御礼の御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
それでは、いいじま副
委員長から御挨拶をいただきます。
○いいじま副
委員長 6日間にわたりまして、
予算特別委員会を大変スムーズに、無事終わらせていただくことができました。本当にありがとうございました。
これも委員の皆様方、そして理事者の皆様方、事務局の皆様方のおかげでございます。心から感謝をしております。ありがとうございました。
委員の皆様方は、様々な区民相談を受け、現場を走り、その区民の皆様の声を届けた貴重な6日間となりました。区民の皆様方の声を形にして、新たな希望ある目黒区のスタートとなるよう、どうぞよろしくお願いいたします。
議員として最後の副
委員長を務めさせていただき、感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。(拍手)
○おのせ
委員長 以上をもちまして、
予算特別委員会を閉会いたします。
〇午前11時59分閉会...