目黒区議会 2019-06-20
令和元年都市環境委員会( 6月20日)
令和元年都市環境委員会( 6月20日)
都市環境委員会
1 日 時
令和元年6月20日(木)
開会 午前 9時59分
散会 午後 0時44分
2 場 所 第三
委員会室
3 出席者 委員長 鴨志田 リ エ 副委員長 関 けんいち
(9名)委 員 かいでん 和 弘 委 員 川 端 しんじ
委 員 岸 大 介 委 員 梅 田 まさみ
委 員 松 嶋 祐一郎 委 員 河 野 陽 子
委 員 田 島 けんじ
4 欠席者
(0名)
4の今後の予定でございます。
第3回目の懇談会を7月11日木曜日、18時半から、世田谷区の下北沢の
北沢タウンホールで行います。今回は
沿道地区の模型、250分の1のスケールの模型を見ながら、立体視しながら、
意見交換を行う予定でございます。今年度の懇談会は、その後10月ごろ、それから2月ごろと、あと2回予定をしております。令和2年度以降は、やはり年に3回程度、懇談会を開催していく予定でございます。
私からの御報告は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、質疑をお受けいたします。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 特にございませんか。わかりました。
ないようですので、
報告事項(1)補助26号線沿道(駒場四丁目の一部)の
街づくりの
取組状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(2)
東京音楽大学の
まちづくり計画書に関わる
取組状況について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、
報告事項(2)
東京音楽大学の
まちづくり計画書に関わる
取組状況について報告を受けます。
○
小林地区整備課長 それでは、私から
東京音楽大学の
まちづくり計画書に関わる
取組状況について御報告いたします。
東京音楽大学の
街づくりにかかわる
取り組み状況につきましては、区は東京都と連携しながら
進行確認を行っており、例年、この時期の当
委員会において
取り組み状況を御報告しているものでございます。
まず、項番の1、経緯等でございます。
区と都の
共同事業である上目黒一丁目
地区プロジェクトにつきましては、若干、口頭で補足しながら説明いたします。この平成31年4月に開校した
中目黒代官山キャンパスの部分は、御存じかと思いますが、もともとは区と都の所有地でした。この土地の使い方については、
民間活力の活用による事業といたしまして、地域の
街づくりに資するものであることを条件に、
公募型プロポーザル方式により
事業予定者を決定したものです。その後、平成27年9月の上目黒一丁目
地区プロジェクト基本協定の締結及び上目黒一丁目
地区プロジェクトまちづくり計画書の承認等を得まして、
建設工事に着手し、この平成31年4月に
東京音楽大学中目黒・
代官山キャンパスが開校いたしました。
区と東京都は、
東京音楽大学の
取り組みについて、
基本協定及び
まちづくり計画書に基づきまして、事業の
進行確認を毎年1回行っているところでございます。
続いて、項番の2、
まちづくり計画書にかかわる
実施状況でございます。
こちらは
基本協定において、「
まちづくりの
誘導目標」の実現に資する方策の
実施状況を、
東京音楽大学が年に1回、区と都に報告することになっております。このたび
東京音楽大学から平成30年度の
活動報告及び
令和元年度の
活動計画の報告があったものです。
初めに、
まちづくり計画書に掲げる
東京音楽大学が行うとした「
まちづくりの7つの
誘導目標」について御説明します。
そちらに記載されておるとおり、
誘導目標としましては、①緑の保全・確保や
オープンスペースの創出、②景観への配慮、
周辺環境との調和等、圧迫感のない
施設計画、
③環境対策、省資源及び
省エネルギーへの配慮、④地域に開かれた
防災機能の確保、
⑤周辺地域が育んできた歴史や文化への配慮、
⑥周辺地域と
コミュニティーの形成、⑦二つのまちを結ぶ散歩道の形成、以上の7つでございます。
それでは、改めまして、7つの
誘導目標ごとの詳しい内容を御説明いたしますので、
東京音楽大学から提出されたお手元の
別紙資料、A3横使いのシートをごらんください。
まず、こちらの表の構成なんですけれども、それぞれ一番左側に番号、その右隣に
まちづくり計画書における7つの
誘導目標を記載してございます。それぞれの
誘導目標に対しまして、真ん中の列には30年度の
活動報告を記載し、一番右側の列には
令和元年度の
活動計画を記載するといった構成でつくられております。
まず、大きな1番、緑の保全・確保や
オープンスペースの創出の部分を御説明します。
誘導目標の下に丸が1、2、3とございますが、これが
誘導目標に対して具体的な
取り組みの方法を記載しているものでございます。こちらについて30年度の
活動報告としましては、主に開校後の
取り組みとなりますので、レストランやカフェの営業時間、みどりの
鎌倉街道といった
オープンスペースの開放時間などについて検討したものでございます。
また、
令和元年度の
活動計画につきましては、定期的な樹木の
状況確認を初め、昨年度に決定した
オープンスペースの開放などについて、新
キャンパスの開校から既に実施されているところでございます。
次に、大きな2番、景観への配慮、
周辺環境との調和等、圧迫感のない
施設計画の部分を御説明いたします。
①といたしまして、目黒区
景観条例を踏まえた
景観計画を策定すると記載しておりますが、30年度の
活動報告におきまして、目黒区
景観アドバイザー会議の意見を踏まえ、外壁色について、
周辺建物と調和する計画に変更し、建物が完成したものでございます。
令和元年度の活動としましては、既に建物が竣工していることから、今後、外壁色の変更等がある場合には、区の
景観条例に従い
周辺建物との調和を図るとしているものです。
次に、大きな3番、
環境対策、省資源及び
省エネルギーの配慮の部分を御説明します。
①といたしまして、建物を建てる際に、環境の指標となる
CASBEEであるとかPALなど、こういったものの具体的な数値の削減を目指していくということにしてございます。30年度は建物の竣工に合わせて、
CASBEEの最
上位ランクである
Sランクの評価を取得するなど、具体的な
数値目標を達成しているところです。
令和元年度の
活動計画としましては、
エネルギー使用量の把握を行い、利用していない部分の消灯や
空調負荷の低減を行いながら、既に省エネに努めた運営を実施しています。
また、②の
大学施設内のCO2使用量の見える化の
システムにつきましては、30年度に
システムを設置しておりますので、
令和元年度以降は、その使用量を把握した上で、今後の
実施目標を検討していくというものでございます。
次に、大きな4番、地域に開かれた
防災機能の確保の部分を御説明します。
①といたしまして、目黒区と
防災協定の締結と記載しております。こちらにつきましては、昨年度に防災課と協議し、
防災協定の締結に向けて手順等を確認したところです。これに基づきまして、
令和元年度の
活動計画につきましては、今年度中の
防災協定の締結を予定しているところでございます。
次に、裏面をごらんいただきまして、大きな5番、
周辺地域が育んできた歴史や文化への配慮の部分を御説明します。
①といたしまして、
目切坂沿いにつくるみどりの
鎌倉街道、こちらが
都市緑化機構の開催する第28回
環境大賞おもてなし部門の大賞を受賞されたことから、その
受賞プレートを設置したものです。
今後の
活動計画としましては、定期的に樹木の
状況確認を行いながら、
広報誌等で
情報発信を行っていくものでございます。こちらの
情報発信につきましては、既に計画書に基づき実施されております。
次に、大きな6番、
周辺地域と
コミュニティーの形成の部分でございます。
②をごらんいただきますと、
連携分野として
音楽教育、
国際交流、防災の分野で連携を実施しますと記載されております。昨年度秋に開催された、めぐろ
オータムアートへの参加や、生涯学習課と連携した音楽史の講座などを開催しております。
令和元年度の活動としましては、一番右側に記載のとおり、既に計画書に基づき事業を実施しています。引き続き、
文化交流課や生涯学習課など所管課と連携しながら、さまざまな活動を実施する予定となっています。
また、③の
地域コミュニティー活動や
連携事業につきましては、
中目黒桜まつりのコンサートに参加するなど、地域のさまざまな
イベントにも参加をしているところです。
なお、
令和元年12月のNAKAMEGURO CHRISTMAS2019に
参加予定と記載されておりますが、現時点では今年度の開催については未定となっております。
今後もこのような
地域貢献イベントを実施していく中で、
令和元年9月までには
エリアマネジメントの
実施体制を
決定予定としているところでございます。
最後に、大きな7番、2つのまちを結ぶ散歩道の形成の部分を御説明します。
①といたしまして、音楽のみち、またはみどりの
鎌倉街道を24時間開放とありますが、音楽のみちにつきましては、学生の防犯面を考慮した結果、夜10時以降は閉鎖することといたしまして、みどりの
鎌倉街道につきましては24時間開放することとなっております。
このように各分野において順調に
取り組みがなされ、今年度予定されている事業についても既に実施されており、今後、実績を重ねていく予定であるということが確認されております。
かがみ文にお戻りいただきまして、項番の3、今後の
取り組みでございます。
区では東京都とも連携しながら、
東京音楽大学の行う
芸術文化の発信や
防災機能の確保等につきまして、引き続き
庁内連絡調整会で
進行確認を行ってまいります。
私からの報告は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○
田島委員 東京音大がやっとといいますか、待望の4月開校ということで、本当にいいものをつくっていただいたなというのが第一義的な私からの感想でございますけれども、先日も目黒区と
ポーランド大使館と、それから
東京音大の共催の音楽会もやっていただいて、
区議会委員も御招待いただきまして、それは感謝を申し上げるところでございます。
本当にそういった意味では、いい施設をつくっていただいたなと。今までずっと跡地がそのままで活用されていないことを考えると、非常にいいものをつくっていただいたんだなというふうに、これは目黒区としても、それから中目黒の街の方も喜んでいるところだと思います。
ただ、このような形でもともと誘致する前から協定を結んで、計画に基づいてやっていくということで、非常に今回もこうやって御報告をいただくということはいいことだと思います。
ただ、中を見てみますと、今4月にオープンしましたので、これからもっともっとこの計画を進めていくというような形になっていると思いますので、それはそれで行っていっていただきたいと思うんですが、これ
一つ一つということではなくて、大きく聞いておかないと、細かいことに入っていっちゃうと、なかなか
一つ一つ、まだまだ計画が全て実行されているわけではないので、大きくお伺いしますけれども、この
活動計画をつくりまして、音大と協議をしながら、
まちづくりを含めて、また防災等も、それから防犯も含めていろんな部分で御協力をいただきながら、この計画を進めているということだと思いますけれども、目黒区としましては、大体
計画どおりに進んでいるな、ということでございましょうか。まず、それを1点、大きくお聞きしておきたいと思います。
特にちょっと中に入りますと、やはり我々が一番気にするところは、やっぱり防災的な部分で、何かあったときに、やはりあそこが
防災広場といいますか、あれだけの空間もありますし、それから用地もありますので、その辺について所管じゃないんで、なかなか答えられないところもあるかもしれませんけれども、一応聞いておかなければならないのかなと思いまして、そこの辺の計画の
進行状況というのを改めてお聞きしておきます。
以上です。
○
小林地区整備課長 今、2点にわたる御質問いただきました。私のほうからお答えさせていただきます。
まず、
まちづくり計画書に基づく
取り組み状況なんですけれども、こちらにつきましては順調に進んでいると区のほうは認識しております。まず、
東京音楽大学が4月に開催しまして、今ちょうど運営も始まってまだ数カ月という段階で、さまざまな
取り組みを今、音大さんの中でも再度もまれているところもあるんですけれども、計画書に基づいた、まず
ハード整備というゴールにつきましては、これで一つ予定どおり完成したというところになりますので、今後、
ソフト分野につきまして、区の各所管とも連携して、今後の
取り組みについてさらに深めていく段階に来ていますので、今後はソフトを中心とした
取り組みをより深化させていくということになってございます。
2点目、防災的な部分のところでございますが、計画書の中におきましては、当然、今、所管課の防災課とも協議中でございますが、まず二次
避難施設、区民用の
備蓄倉庫設置、
防災無線の設置、
大学職員による
人的支援など、さまざまなものを今、音大さん側でも考えられていまして、まさにそれをベースとした協定を、今、防災課とも詰めているところでございます。災害時の例えば
受け入れ想定人数等でございますけれども、例えばあそこには400人収容の音楽ホールがございますので、例えば音楽ホールで400人ですとか、あとホワイエ等につきましては300人ですとか、具体的に計画書の中には受け入れの人数も計画としてはございます。今、実際に運営が始まった中で、実際、各諸室の中でどれぐらいの人数が入るのか、そういったところを再度、今、防災課とも精査しながら、協定締結に向けて音大さんも取り組まれているという状況でございます。
私からは以上です。
○
田島委員 ありがとうございました。
所管じゃないんで答えられないと思うんですけど、やっぱり気になるのは防災の部分でどれだけ受け入れてくれるかとか、今後その補完する避難所だとか、避難所という部分の扱いをしていってもらえるんだろうかということも含めて、ひとつ所管のほうに、これの計画のことも説明していただいて進めてほしいということを言っておいていただければ、答弁は大丈夫です、結構です。ありがとうございました。
○
鴨志田委員長 議事の都合により暫時休憩いたします。
(休憩)
○
鴨志田委員長 休憩前に引き続き
委員会を再開いたします。
ほかに御質疑は。
○松嶋委員 今回の
東京音大の
まちづくり計画書の御報告をいただいて、それで私からは何点かお伺いしたいんですけれども、まず音楽のみちと、それからみどりの
鎌倉街道の開放についてですけども、最初、24時間開放だということだったんですけども、実際始まって防犯上の問題があるということで、音楽のみちについては午後10時まで開放するということで、それについて、地域の皆さんとしては、あそこは代官山に抜ける道ということで、非常に通行されることがあると思うんですけども、そういうふうに24時間と聞いていたのに午後10時以降はだめですよというふうになったその経緯と、それから、そういうことの地域の皆さんへの周知はきちっとできているのかということをお伺いしたいと思います。
それから、緑化の問題ですけれども、緑の保全ということが計画書の一つの
誘導目標になっています。それで、緑化の協議については、さまざま緑化計画書に基づいてされているということで、前回、昨年度の質疑なんかも見ていますと、15%という基準になってるような議論だったんですけども、これが実際開校してから守られているのかどうか。緑豊かな大学というイメージが一つ、この
東京音楽大学で最初にできるときにアピールされていたと思うので、実際のところ、それは現状がどうなっているのかということです。
それから、1点、新たに大学が開校して、中目黒駅に学生さんが来ます。それから、代官山も利用されるので、一定の交通量が通学路としてふえていくと思うんですけれども、そこの部分で混雑というところで、やっぱり地域の近隣住民の皆さんもいらっしゃる中で、その辺の交通の関係で一定の協議をしていく必要があるんじゃないかなと。こういう
まちづくり計画書の中でそういう部分が入っているのかどうか、それを伺いたいと思います。
それと、
まちづくり計画書の6番目ですけども、地域
コミュニティーの形成という部分で、いろいろ大学ができてから地域といろんな協力してやっていくということが具体的になってきて、非常によいことだと思っているんですけども、
活動計画書、今後、これをやっていくということでは、包括的な連携・協力に関する
基本協定の協議内容を踏まえて、具体的な連携事項について検討するとあるんですけども、具体的な連携事項について、具体的に区としてどういう話し合いをしているのか、もし明らかにできるんであれば、そこの部分も教えていただきたいと思うんです。
以上です。
○
小林地区整備課長 では、4点にわたる御質問に私からお答えさせていただきます。
まず、最初に、みどりの
鎌倉街道、あと、この音楽のみちの24時間開放できなくなったところの点でございますが、みどりの
鎌倉街道につきましては、目切坂に併設しまして設置されている、どちらかというと建物の外の部分における通路部分になってございます。
一方、音楽のみちにつきましては、学校敷地内を代官山に抜けていく、貫通していく形の通路の形態となっております。当初、こちらにつきましても、学校が24時間としていたところでございますが、やはり建物の中を貫通する音楽のみちにつきましては、当然防犯カメラ等は設置しているところではございますが、やはり夜間、建物内への不審者の侵入、あと学生への防犯という側面から、24時間の開放は難しいだろうという運営上の判断から決定がなされたものでございます。
地域の皆さんにどれほどの周知は、今ちょっと手元に資料がなくて申しわけないんですが、学校側の判断としてはそういう安全面を考慮したというところになってございます。
2点目、緑化率の件でございますが、こちらにつきましても、15%という緑化面積の基準がございまして、そちらにつきましてはクリアしている状況でございます。あわせまして、建物をつくる際の緑化の基準はそれぞれにあるところでございますが、建築物の緑化、鉄道緑化、そういったところにつきましても、基準値を超える形で余裕を持った緑化計画がなされているところでございます。
あと、代官山を通行する方への配慮の面でございますが、計画書の中につきましては、当然、学校が開校することによって生徒数がふえ、中目黒から学校側に通る方は非常にふえてきますので、目切坂と西郷山、そういったところも踏まえて、バリアフリーだったりセキュリティーに配慮し、安全・安心な施設、散歩道をつくるという中で、やはりその地域の回遊性、利便性の向上、目黒区の交通バリアフリー推進基本構想、そういったものを踏まえた施設設計等をしまして、一定規模の生徒数増に対しても配慮していくというものが計画書の中でも計画されているところでございます。
また、最後の包括協定のところでございますが、今、
目黒区内、庁内の音楽大学と今後、連携、
取り組みがなされるであろう所管課と地区整備課のほうでまとめて、今、打ち合わせをしているところでございます。今後、さまざまな所管課と、例えば文化・交流課でしたら、
芸術文化の振興、芸文財団との
取り組み、例えば教育指導課でしたら、学校教育との連携、そういったものについて、今、具体的に音楽大学さんと話して、既に取り組まれている所管もあるところではございますが、具体的な窓口と具体的な
取り組みについて、まさに今、協議を進めているところでございます。
私からは以上であります。
○松嶋委員 まず、音楽のみちについてですけども、24時間は防犯上難しいということで、最初、24時間できますよと言っていたんですけど、実際運用する中ではいろいろやっぱり問題が出てきて、そういうふうになったのはいたし方ないと思うんですけども、あそこを通過していくと、一定の時間短縮になったりもするので、せっかく行ったのに封鎖されていたというようなことがあっては残念ですので、その辺は周知いただきたいなということと、また、地域の人の声としては、正面の門から入りにくいと。実際そこは通り抜けできるんだということが案内がなくて、進んでいいのかわからないというような声もあって、実際建物の中に入ってもなかなか案内が、サインがなくて入りづらいとかいうような声もあったんですけども、その辺、区として大学に働きかけ、見えやすいように、入りやすいようにというところでは、
オープンスペースというか、通路ですので、そういう部分もしっかり言っていただきたいなというふうに思うんですけども、いかがでしょうか。
それから、緑化についてですけども、クリアしていますと、基準を超えている、余裕を持っているという御答弁ですけども、実際その目切坂の部分で、前回の質疑の中でも、ケヤキの木が一定、みどりの
鎌倉街道をつくる際に伐採があったというような中で、緑の保全をきちっと目黒区として協定に基づいて、計画に基づいてお願いをしていく必要が、継続的にやっぱり必要じゃないかと。大学側としても、必要な施設で、これからまたつくったりとか増改築とかということもある中で、そういうときにきちんと緑が守られているかって定期的に、ここの
活動計画の中でも、定期的にその報告というのも入っていたと思うんですけれども、その辺の定期的な樹木の
状況確認ですよね。区としてやっぱり下回っているような場合は、きちっと緑をふやしてくださいというようなところも働きかけしていただきたいと思うんですけども、いかがでしょうか。
それから、通学路についてなんですが、実際に大学があって、私は駒沢大学の駅の近くに住んでいるんですけれども、駒沢大学の学生さんが駒沢大学駅から通学をするわけですけども、国道246号沿いが大変な混雑になって、警備員が10メートル、20メートルおきぐらいにプラカードを持って、歩きスマホしないでくださいとか、速やかに移動してくださいとかという、ガードマンが立っているんですね。それは大学がやっぱり学生さんの交通安全と、それから近隣の歩行者の皆さんの安全のためにそういう配慮をされていると思うんですけども、この目黒区の
東京音大についても、4月から開校して中目黒駅も混雑する、代官山駅も今ですら混雑をしている状況なんですけどね。それで、学生さんがいっぱい集まってくる中で、私が心配なのは交通の問題です。だから、そういう一定のガードマンの人、警備員ですね、その人にやっぱり朝の混む時間帯なんかは通路にいていただいて、誘導していただくというようなことも必要なんじゃないかなと思って、区にその辺をどう思うか、お伺いをしたいと思います。
以上です。
○
小林地区整備課長 私のほうから3点の再度の御質疑にお答えさせていただきます。
まず、音楽のみちの閉鎖になることの周知でございますが、
東京音楽大学側で10時の閉門とあわせて、どういった周知をしているか。また、その前において、10時に閉鎖しますという、何かそういった周囲がわかるような周知しているかどうか、これについては私のほうでも確認していきたいと思っております。既に対応しているかもしれません。
続きまして、緑の保全のところでございますが、今回のランドスケープデザイナー等も入って計画され、当然これには生物多様性なんかを見据えた形の緑化計画をいろいろつくっているところでございますが、今後、引き続き樹木の確認等をした上で、当然傷んだ樹木、もしくは少し弱ってきた樹木については、当然そういったものについても再度、緑化が戻るような手はずは、当然、音楽大学で計画書に基づきやることとは思いますが、今後、増築等がもしなされる場合には、その際にも当然、緑の条例ですとか、一定のそういった法律の基準に基づきまして緑化がされていきますので、一定の法律に基づく基準以上のものは緑化されていくということになるかと思います。
また、今、駒沢大学の国道246号沿いの生徒さんによる混雑のガードマンの件等もございましたが、やはり
東京音楽大学が開校したのはこの4月でございます。これから学校さんのほうで、生徒さんの登校等の状況を見ながら、そういったところの配慮、対応が必要であれば恐らく検討されていくのかなというところもございますので、運営につきましては、やはり大学側の考えるところにお任せになるところもあるかと存じます。
私からは以上でございます。
○松嶋委員 ぜひやっていただきたいと思うんですけども、ちょっとさっき聞いたのは、音楽のみちですけど、周知もそうですけども、中へ入ったときにやっぱり案内が少ないというところで、入りづらいとか、通り抜けしていいのかなとか、そういうのが地域の人の声としてあったので、その部分もちょっと協議してやっていただければな、見やすいように案内というのをやっていただきたいなということがあって、いかがでしょうか。
それと、緑化ですけれども、今後そういう計画に基づいてとおっしゃるんですけども、計画というのは、もちろん区としてちゃんとあるんだと思うんですけども、実際に、じゃ、その
計画どおりにいっているかというと、緑被率にしても
計画どおりいってないように、ちゃんとできてない部分がいっぱいあります。だから実地で見て、定期的にちゃんと区として見て、ここの部分でやっぱり足りていませんからやってくださいということを、具体的に実際に基づいてやっていただきたい、そのチェックをしていただきたいというのがあったので、それは区の姿勢として必要だと私は思うので、その辺いかがかということです。
以上です。
○清水
街づくり推進部長 まず、第1点目の地元からそういったような声があるということであれば、その点についてはそういう声があるんだということは、
東京音大のほうにちゃんと伝えたいというふうに思います。
それから、2点目ですけれども、緑の量については、やはり大学側もとても気にしていて、これからもいい状況を保っていきたいというふうに言っております。それから、きょう御報告したのと同じように、今後まだ、内容がもちろん変わるような場合は、必ず当然報告される項目でもございますし、区としても、もともとの協定の内容が守られているかどうか、これはしっかり把握をする必要があるというふうに思っておりますので、その点については十分留意して、これからも対応してまいりたいと思っています。
以上です。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
○かいでん委員 ありがとうございました。2点確認させてください。
1点目、いただいたこの別紙の
活動報告書というのは、これは概要版なのか、それともこれが、もう、そのものなのかという点。
それから、この
活動計画をまた報告させるというのは、いつまでやられるというような取り決めがされているのかお聞かせください。
○
小林地区整備課長 まず、この概要かどうかというところにつきましてなんですけれども、確かに委員がおっしゃるとおり、実際の
イベント等につきましては、ここに書き切れないもの等も細々したもの、あろうかと思います。例えば、
東京音楽大学さんの大きな6番の
取り組みの中ですと、平成30年度の
活動報告の横に元年度の活動予定とありますが、既にここに書かれている内容以外でも、音大さんのほうで取り組まれている事例は多々ございますので、そういう意味ですと、まさに概要というところがあろうかと思います。
あと、何年までかというところでございますが、こちらの協定が今後50年という形の協定が結ばれてございますので、毎年そこまでは区と都に音大から報告が来るという形になってございます。
私からは以上です。
○かいでん委員 ありがとうございます。
この主な経緯等を見ていると、この
まちづくり計画書というのは、あくまで
プロジェクト、
基本協定が締結された後につくられていると。要は
東京音楽大学さんが来ることがわかった上でつくられた
まちづくり計画書だと思うんですが、その割に何か音楽大学らしさというものが余りないような。
まちづくり計画なので、それはやむを得ない部分もあるとは思うんですけれども、本来、音楽大学たる、その肝の部分というのは、多分この6番の
周辺地域と
コミュニティーの形成というところの中の、例えば
音楽教育ですとか、
国際交流ですとか、そういった分野かなと思うんですが、その分野を、今話し合っていらっしゃる包括的な連携、協力に関する
基本協定の中で多分詰めていくことになるんですが、じゃ、その中で決められたものについて改めてその報告をするような、例えば文教子ども
委員会さんに報告するような、その方針があるのか、その進行管理をちゃんとできるのかどうか。もしそこでしないのであれば、この計画書、先ほど御答弁いただいたとおりに、50年間報告させるということですから、例えばこの6番についてもっと細分化して、
音楽教育について、概要版じゃなくて、ちゃんとこういうことを目黒区と一緒にやっていますよみたいなことを、もうちょっと詳細に音楽大学らしく
活動計画書、変えていくべきなんじゃないかなと私は思うんですが、その点についていかがでしょうか。
○
小林地区整備課長 まさに委員御指摘のとおりでございまして、実はこのフォーマットは、建物の竣工までに係るハード面の整備の部分が実は多くございまして、昨年度までがこのフォーマットでメインで使われていた内容です。今後、実は、今、音楽大学さんとも話しているんですが、今後はハード面の内容というのはほぼほぼなくなりまして、まさに今、委員がお話しされたとおり、ソフト面でこういった活動をしているよという形の内容が、来年度以降出てくる予定となってございますので、より音楽大学らしい
取り組みの内容が、来年度以降は報告が上がってくる予定となってございます。
以上でございます。
○清水
街づくり推進部長 1点だけ補足なんですが、実はこの7つの
誘導目標ですけど、これはもともと、この
プロジェクトをやるに当たって、募集要項の中に既に入っているものなんですね。ですから、音楽大学が決まった後にこういう内容を決めたわけじゃなくて、もともとどんな
プロジェクトであっても、こういうものをまずちゃんとやってくださいと。こういうのに対して、自分たちはこういう形でちゃんと物事をつくりますよ、物事を運営していきますよという、そういう提案を出させたというものなんです。ちょっとその点だけは御説明が不十分だったかと思いますので、補足させていただきます。
以上です。
○かいでん委員 プロポの段階で示されているというお話でしたけれども、この28年7月に変更承認というのを行われていると思うんですが、そこの機会で何か音楽大学、もう決まっているわけですよね。そこで何か変わったんじゃないかなと思ったんですけれども、どうなんでしょうか。
○
小林地区整備課長 変更内容でございますが、計画書自体のおおむねの骨子は特に変更はされておりません。1回目の7月の変更というものは、音楽のみちですとかオーケストラ広場、そういったものに面して、学生食堂、地域の方々が交流できるような平面プランに若干変えましたという、プラン上の話でございます。
2点目の10月の変更につきましても、建物をつくる際の建築確認申請後におきまして、建築確認が検査機関からおりた際に、面積の若干の変更があったというような内容になってございますので、音大の方向性として変わっているものはございません。
以上です。
○かいでん委員 ありがとうございます。
ですから、私の思いとしては、やっぱり音楽大学なので、この包括協定ですか、
基本協定ですか、これの内容をしっかりと報告させるような、網羅するような仕組みにしてほしいなという思いがありまして。ですから、この
基本協定の中身については、また別の
委員会さんで報告するというのであれば、それはそれでいいですけれども、二重報告に結局なってしまいますし。それならば、50年間、これを報告させるのであれば、音楽大学のらしさというものを、こっちのフォーマットを合わせていって、もうちょっと細分化したりだとか、そういうことでもっと、らしさを出してほしいなと考えております。御答弁結構です。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしいですか。
ないようですので、
報告事項(2)
東京音楽大学の
まちづくり計画書に関わる
取組状況についてを終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【
報告事項】(3)
自転車安全利用促進条例(仮称)制定に向けた取組について
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
鴨志田委員長 次に、(3)
自転車安全利用促進条例(仮称)制定に向けた取組について、説明を受けます。
○澤田
土木管理課長 それでは、
自転車安全利用促進条例(仮称)でございますが、制定に向けた取組について御報告いたします。
項番1、背景でございます。
区では第9次目黒区交通安全計画に基づきまして、総合的な自転車対策を推進しているところでございます。しかしながら、最近の自転車利用者の状況を見ますと、一時停止しない、スマートフォンを操作しながらなど、危険な運転が多くなってございます。平成30年に、区内で発生した交通事故件数でございますが、約500件ございました。このうち約4割は自転車が関与する事故でございます。自転車事故をめぐりましては、9000万円を超える損害賠償の支払いが命じられた事例もございます。都内における自転車保険の加入率は約5割にとどまっている状況でございます。
こうした中、区では自転車走行環境の整備や自転車シェアリング事業など、利用促進をしてございますが、事故の抑制につなげていくための仕組みが喫緊の課題と認識しているところでございます。
経緯等でございます。区ではこうした課題を解決していくため、平成31年4月でございますが、目黒・碑文谷両警察署と庁内の関係所管による検討会を設置いたしました。検討会では、自転車利用による交通ルールや運転マナーの認知度の向上、賠償責任保険の加入促進などの仕組みづくりに検討を着手したところでございます。仕組みづくりといたしましては、ルール違反やマナー無視の危険性、高額な損害賠償支払い事例、自転車保険の加入確認の推奨など、多角的な周知等により、自転車の安全利用に関する意識改革、これを働きかけていくため、条例の制定にて検討を進めることとしてございます。
項番3の条例制定の考え方でございますが、4点ございます。交通ルールや運転マナーの認知度の向上及び教育機会の確保。次に、損害賠償責任保険の加入促進、これは義務化を目指してございます。3点目でございますが、ヘルメット着用の推進。4点目でございますが、関係機関との連携でございます。
これらの考え方を条例としまして、自転車安全利用に関する意識改革への働きかけ、きっかけづくりをしていきたいと考えてございます。
今後の予定でございます。
本年7月に条例骨子のたたき台を作成する予定でございます。その骨子のたたき台をもとに、目黒区交通安全協会等から8月に意見聴取をいたしまして、9月には条例の骨子案を作成する予定でございます。9月から10月にパブリックコメントを実施いたしまして、来年の2月に、第1回定例会に条例案を提出、4月に条例公布を目指しているところでございます。
なお、施行は令和2年度内を予定してございます。
報告は以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
説明が終わりましたので、御質疑をお受けいたします。
○河野委員 この種の条例に関して、他区でも既に制定されるところもあると思うんですが、この中で1点、損害賠償責任保険の加入促進なんですけれども、義務化を目指していくということですが、既にもう義務化にしている区もあったように聞いておりますけれども、こういった義務化したことで、どの程度他区で効果があったのかというところを、ちょっと1点伺いたいと思います。
○澤田
土木管理課長 都内での自転車の安全利用に関する条例とか規則の制定状況でございますが、7区5市1町で条例を作成してございます。
このうち保険の義務化をしている自治体につきましては、今のところございません。ただ、新聞の情報でございますが、豊島区が今回の2定に議案を提出していると聞いてございます。また、足立区のほうでも義務化に向けた動きを進めているということで聞いてございます。
それと、義務化によってどのような効果が上がったかということでございますが、他の自治体、都外の自治体でございますが、自転車の保険に関心が高まったと。加入率も上がったというふうな報告は得ているところでございます。
以上でございます。
○河野委員 こういった条例を制定するのであれば、やはりぜひ目で効果が見れるというか、ルールのあれもそうですし、例えば販売店なんかともきっと協力して保険加入なんかも推進していくんだと思うんですけれども、あと、それにあわせて道路の整備なんかも一緒に進めていくというところだと思いますけれども、ぜひ、いまだに私は車の運転をしているのであれなんですが、もう目黒通り逆走、駒沢通り逆走なんていうのは本当に日常茶飯事で、例えばヘッドホンして自転車してるとか、やっぱり本当にそのマナー、あれじゃあ事故起こすよねというような状況も非常に見受けられるので、ぜひ実になるというか、条例制定することによってその効果がきちんと見えるような形に、その条例だけをつくれば終わりではなくて、取り組んでいっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○澤田
土木管理課長 委員がおっしゃるとおりでございまして、本当に自転車利用者の一部の方だと思いますが、本当にルール、マナーを無視した運転は多く見られることでございます。
条例をつくっても、紙でございますので、それをどういうふうに効果をあらわしていくかと、一番重要なところだと認識してございます。そのために、今回、自転車利用者の意識改革をしていきたいと。
法律があれば、自転車は軽車両でございまして、道路交通法を守らなきゃいけないというのがあるんですが、なかなか取り締まりも十分効果がきいてないということもございます。
ということで、その意識改革をどのようにしていくかと、ルール、マナーを守ることですね。今回は、そこを重点に置いた条例にしていきたいですし、条例制定後は施行まで若干お時間をいただいて、どういったことを知っていけばいいのかということを検討してまいりたいというふうに考えております。
先ほど委員がおっしゃいました自転車販売店さんとも協力しながら、保険加入をしましょうねとか、入っていますかという確認もしたり、いろんなことを今、検討会の中で話し合っておりますので、委員がおっしゃるとおり、効果のある条例にしていきたいと考えてございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
○松嶋委員 自転車の安全利用促進条例は、これ自体は本当に必要なものだと思いますし、自転車の走行のマナーとか向上とかということは今もやっていかなくちゃいけないというふうに思うんですけども、この自転車保険の加入の問題では、保険に入っておくことが必要だということなんですけれども、結局、努力義務ということでいえば、入るか入らないかというのは、やっぱり最終的には自転車に乗る人の個人的な判断だということで、やっぱり一定の義務といっても、目黒区として本気でこの加入をふやしていくんだという意味では、とりわけ中学生とか高校生とかという、通学で使ったり、そういう人たちに加入については、区としてお金を出して加入できるようにするということが必要なんじゃないかなというふうに思っています。
川崎市では、2015年10月から自転車保険加入を市として義務化し、通学している中学生の保険料を市が負担するというような
取り組みがあるそうです。区としても、一定のどれぐらいお金がかかるのかというのもあるんですけれども、区内にいる中学生、高校生、大学生まで入るのか、未成年の方を入れるのか、ちょっとその辺は数がわかりませんけれども、精査していただいて、お金のかかることですけど、本当に保険の加入という部分でいえば、そういうことも考える必要があるんではないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
○澤田
土木管理課長 自転車保険の加入に関するお尋ねでございます。
目黒区ではこれまで安全教室等を開催しまして、幼児、小学生対象でございますが、そのほかには住区住民会議のほうでは大人の方、御高齢の方とかも対象にした安全教室をしてございまして、その中には目黒区と警察も入って安全教室を開催しているところでございます。
そういった中では、保険の加入につきましては、その教室を開催するたびにお伝えしておりますし、検討会の中では、やはり継続した教育が必要だということで、幼児の教育、小学校の教育、それから中学校、高校の教育も必要ではないかと。それが大人になってルール、マナーを守っていくのではないかという、そういった御意見もいただいております。ただ、今のところ中学校、高校での対象にした教室というのは開催してございませんので、それは今後の課題かなというふうには考えてございます。
委員のお尋ねの保険加入に当たっては、区のほうから補助金等を出して加入促進を進めるべきだというお尋ねでありますが、保険にはいろんな加入の仕方がございまして、例えば火災保険の特約であったり自動車保険の特約、傷害保険の特約、あとクレジットカードに附帯した保険などさまざまでございまして、利用者の方が自分で入っているかどうかもわからないというのが今の実態でございます。そのためには、皆さん、保険に入っていますか、という確認する機会をまずつくろうと。それが保険加入へのきっかけになるのかなと考えてございますので、今後そういった、補助金というよりも、そういったいろんな保険に加入しているかもしれないので、それをまず確認しましょうという
取り組みを進めていきたいと。そうすることによって保険の加入率も高まるでしょうし、自分が保険に入っているかどうかもわかってくると思っております。
また、シェアリング事業を進めておりまして、そのシェアリングの中でも自転車を利用していただいておりますが、利用料金の中に保険料も含まれた利用料金になっておりますので、そういったシェアリングを進めている中でのそういった保険の加入への対策といいますか、そういったことも進めておりますので、保険につきましては、自転車利用者の意識に委ねていきたいと。そのためのきっかけづくりをしていきたいと考えてございます。
以上でございます。
○松嶋委員 最終的には、一定の自治体として加入を、全ての自転車を利用される方が保険に加入しているというような状況をつくっていくという、その大きな目標を目指して頑張っていくんですけれども、川崎市なんかでは、そういうふうに一定のお金を自治体が出してやっているよということで、これは目黒区としてもぜひ検討してやっていただければなというふうに思って、今お伺いしました。
今回の条例については、意識改革を働きかけていくということで大変重要なことで、今、課長がおっしゃったように、保険に自分が入っているかどうかというのも知らない人がいっぱいいますし、都内では5割にとどまっているということですけども、火災保険の特約とかいろんな保険のところ、自分でどういうあれがついてるのかというのも、確認してみたらついていたということでいえば、もうちょっと加入率というのは上がっていくのかなというのもありますし、その辺のみんながそういう自転車保険に意識を向けていく、どうだろうかというのも大変重要なことだと思っています。
それでいえば、教育現場でやっぱりしっかりやっていくということも大事で、中学生とか高校生とか、学生さんは自転車でマナー違反して、よく飛ばしたりして事故になっているという率も高いと聞いておりますので、そういう学生さんに対して、保護者にも生徒、児童が入っているかどうかというところも一定、区として、あるいは教育
委員会からでも、保護者に対して、ぜひ加入してくださいということでやっていく、現場でやっていくということが必要じゃないかなと思うんですけども、いかがでしょうか。
○
中澤都市整備部長 損害賠償保険の関係と、今、区のほうで、課長のほうからも説明がありましたように、加入促進ということでございますが、1点、要は保険に入ったらもうそれで安心で、ばんばん自転車を走行しちゃうと。逆に言うと、それは非常に困った話でございます。保険というのはあくまで、これは自分たちみずからが何かあったときのための相手に対するもの、あるいは自分に対するものでございます。基本は、先ほど言ったように意識改革ということで、まずは乗っている方々がルール、マナー、これをちゃんと認識した中でやってもらって、あくまで保険というのはその一つの補う点のものでございます。だから、保険がメインではございません。ですので、そういった意味で、区としては、やはりそっちを重要視していろんな施策を展開していきたい、あるいはそういうほうに予算も考えていかなきゃいけないかなと思っております。
結果的に、その流れで保険に加入する方がふえていただければ、これは自分を自分で守るものが保険でございますので、これを行政が出すんだったらいいやといって入って、そのままルール守らないじゃ困っちゃうわけでございますので、やっぱり大事なことは、その視点で、それを小さい子たちから保育園あるいは小学校、中学校と、やっぱりそういうところでちゃんと積み上げた教育をしていかないと。申しわけないですけど、今、大人が全く守っていない。全くといいますか、一部の方が、守ってない人がいます。非常に本当に、この間も私が注意したら、逆ギレして、ひいてねえじゃねえかよ、と言われて、ひいたら危ないなと思ったんですが、そういうおじいさん、70過ぎの方でしたね。
だから、今、高齢者の方も含めて、これからちゃんとそういう対応をしなきゃいけないなと常々思いまして、今回こういう
取り組みを進めておりますので、委員がお話しの部分も含めて、ぜひ調査して検討してまいりたいと存じます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
○岸委員 済みません、私も自転車通勤という意味では、これは10年以上ずっと私もやってきているサイクリストの一人なんですけれども、そのサイクリングする側の人間としてすごく思うんですけれども、やはりこの環七を走っていても目黒通りを走っていても、そこの駒沢通りを走っていても、サイクリングをしている側の人間に対して、いわゆる施設として標識ですとかって、こちらの自転車の乗り手の側に対してサインを出しているというものがあんまり感じられないんですね。区でこういう条例を何かつくっていく、法的に網をかけていくという方向になるんであれば、やはり設備ですとか道路サインとかもあわせて施設としてつくっていくということも一緒にやっていかないと、多分、モチベーションの向上といいますか、意識の向上といったところには伝わっていかないんじゃないのかなというふうに思うんですが、区のほうはどのようにお考えでしょうか。
それと、設備のほうというのはどのようなことを考えられているんでしょうか。
○澤田
土木管理課長 今、お尋ねの、自転車の乗り手側からサイン、ルールですとか、こういった自転車の安全走行に係るサインが少ないというお尋ねでございますが、目黒区では自転車走行環境整備計画を策定してございます。これは、歩行者と自転車が安全に同じ道路の中を行き来していただこうというようなことを目的にしてございます。
目黒区としましては、区道の平均幅員は4.8メートルと狭いもんですから、本来であれば自転車通行帯と歩行者の歩く部分をきちっと物で分ける。物というか、仕切りをつくるというのが一番よろしいんですが、なかなかそういう状況がございません。ただ、都道とかを見ていただきますと、環状六号線でございますが、目黒警察署前は自転車専用のレーンと歩行者が歩けるレーンが分かれてございます。
じゃ、目黒区はどうするかということでございますが、そちらの計画の中でナビマーク、自転車が走る位置と走る向きですね。それを表示したナビマークというものを整備してございます。道交法では自転車は軽車両でございますので、原則、車道の左側を通行ということになっておりますので、そういったナビマークというものを整備してございます。
今現在、これまでの整備した箇所、平成25年から整備してございまして、主に中目黒駅周辺と都立大学駅周辺で整備してございますが、道路の中心延長に対して約8キロに対してその両側、ですので16キロほどのナビマークを、今、整備してございます。そういったことで、自転車の御利用の方も道路の左側を安全に走っていただこうと。
ナビマークも、実際、絵でございますので、意味は……
(「サイン」と呼ぶ者あり)
○澤田
土木管理課長 何でしたっけ、サインでしたっけ、失礼しました。サインでございますので、理解されない方もいるので、例えば目黒銀座商店街は巻き看板で、これが自転車が走行する場所ですよということを表示したりして、工夫しながら、自転車の運転をされる方も、そうやって安全に走っていただこうという
取り組みを進めているところでございます。その設備につきましても、区道の幅員は平均4.8メートルと狭いものですから、それを今後どんどん進めていくということでございます。
ここの都道につきましては、同じく、当然広い歩道があれば、歩道と車道を分けていきますし、例えば都道、国道の狭い道路がありましたら、ナビマークと同じように走行位置と進行方向を示したものを整備しておりますので、今後、全区展開になっていこうかというふうに考えております。
以上でございます。
○
中澤都市整備部長 ちょっと補足いたしますけど、例えば東京都のほうは、自転車走行環境整備計画というのをつくっていますし、目黒区も環境整備計画、それと国道、国のほうは法律なのか方針なのか、何かそういうのを定めてやっていると思いますので、いずれにしても、このうちの自転車走行環境整備計画をまとめるときには、都道、東京都と、あるいは隣接区、それを調整しながらやってございますので、いずれにしても、交通管理者である警察署さんと調整をして、その道路管理者が適切なサインをしていくと。ただ、基本的には分離して危なくないよう。はっきり言いますと、狭い歩道は、基本は、自転車はだめですので、子どもさんと高齢者の方とかとなるので、例えば駒沢通りはナビマークを使っていますし、そういうのもありますので、その辺で見ていただいて、駒沢大学は坂ですから、なるべくスピードを出さないで走行してもらえれば幸いかなと思っております。
済みません、今は連携してやっていくというところでございます。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
○かいでん委員 ありがとうございました。
今後の予定ということで書いてありますが、本
委員会へまた御報告いただけるのは、次はいつになるでしょうか。
○澤田
土木管理課長 今後、条例の骨子案につきましてパブリックコメントを実施してまいりますので、パブリックコメントを実施する前には当
委員会に御報告させていただきたいと考えてございます。
以上でございます。
○かいでん委員 ありがとうございます。そうすれば、骨子案の段階でいただけるということで、この条例制定の考え方だけだとざっくりされていて、正直、自転車の安全利用のためには、自動車を運転する人の意識だとか、あるいは自転車シェアリングを行う、使う人の保険だとか、そういうことで細かい部分でちょっと気になることはあったんですけれども、そのときにまた考えてみようと思います。御答弁は結構です。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
○
田島委員 済みません、1つだけ。さきの委員から出た質疑のことなんですが、会派の意見聴取はパブリックコメントですか、その前にはしないと。たたき台のときには
委員会報告だけだということですか。今、結構質疑が重なってきているので、会派の意見も入れていただきたいなということは要望しておきます。
以上です。結構です。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
○関副委員長 先ほど部長の答弁の中にもあったんですけれども、高齢者の方がやっぱりすごい危険な運転というか、やはり反応がなかなか、そうやろうと思ってもできないとか、最近、高齢ドライバーの事故が多発してしまいまして、それで今回は自転車のことに変わってきたとしても、電動アシスト自転車になってきまして、結構威力があって、だけどそれもやっぱり使い方によってはかなり、よく熟知していかないと、なかなかそこに反応し切れないで本当に出張っちゃったりとか、交差点をやっぱりブレーキしないで出ていってしまうというのがすごく多くて、そういったところも。
今回、この検討メンバーの中に健康福祉計画課は入っているんですけれども、例えば高齢者の目線の高齢福祉課の方とか、そういったところをしっかりと見て、どういう動作の環境があるんだとか、そういったところをしっかりと入念に入れていかないと、これから超高齢社会になって、みんな自転車を多分多用していく時代にもなってきて、これから未来永劫、この条例というのはずっと長くよくしていかないといけないという視点があるので、そういったところをしっかりと入れていただきたいなと思うんですけれども、いかがでしょうか。
○澤田
土木管理課長 今、委員がおっしゃったとおり、御高齢になりますと、やはり運動神経が鈍ってくる、体力が衰えるということで、自転車の操作もなかなか、自転車を操れないというような現象も起きているかと思います。
そういったところで、今回の検討の中では、御高齢の方の運転につきましてもどういった対策をしていくのかということで意見が出ておりますが、まだ整理をしているところでございますので、委員からの視点を含めた検討を進めてまいりたいというふうに考えてございます。
そういった検討の際には、当然、関係所管につきましても意見を聞いてまいりますので、そういった関係所管課に意見を聞きながら反映してまいりたいと考えてございます。
それで、今回、高齢福祉のメンバーは入ってございませんが、議論が進む中で、必要に応じてメンバーを追加していくというふうにしてまいりたいと考えております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ほかに御質疑は。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○
鴨志田委員長 よろしい。
じゃ、確認ですけども、7月のこの定例
委員会のときにたたき台が示されるということでよろしいでしょうか。7月、たたき台と書いてある……
(「委員長、よろしいでしょうか」と呼ぶ者あり)
○
中澤都市整備部長 一応、その辺は、たたき台ということで、この目黒区の交通安全協議会とかいろんなところがありまして、あと、関係団体もございますので、その辺ちょっと、聴取の仕方についてはこれから検討させていただきたいと思います。基本は、大きな視点でいくと、骨子案のところでということは思っていましたけども、そのたたき台の段階で出せるものであれば出せるんですが、なかなかちょっと整理がつかないと思いますので、あくまで交通安全協議会、これは区長が座長でいろんなメンバーが入っている、相当な人数だよね、あれ。
(「そうです」と呼ぶ者あり)
○
中澤都市整備部長 関係団体が全部入っていますので、要は、いわゆる交通安全運動を毎回そこで確認してやる団体でございます。ですので、まずは意見を、団体で意見を聞いてからまとめた中で、議会のほうには骨子案ということでお出しして、それで皆様、会派も含めて御意見をいただこうかなと思っていますし、なおかつ、いずれにしても条例を出しますので、条例のときの一定程度の考え方がまとまれば。
ただ、条例案を出すと、条例案はあくまで本会議で決めていただくといいますか、議会で決めていただくものでございますので、その段階で条例のそういう、例えば物が必要であればもう一回出すということもございます、
補足説明としてですね。ですので、何回かそういう議会の意見をいただくところはあるかと思いますけども、たたき台の段階では、本当に、たたいてる段階でございますので、関係団体からもいろいろ意見を聞かなきゃいけませんので、もうちょっと整理をした中で議会のほうに出したいと思っています。それが一応、今の段階での所管の考え方です。
その辺また、いずれにしても私どもでちょっと考えさせていただきたいと思います。今の段階では、一応9月の段階で、骨子案がまとまった段階で、議会の皆様にお出しして、それでパブコメにいきたいというふうには思っております。
以上でございます。
○
鴨志田委員長 ありがとうございました。
じゃ、以上よろしいですね。
それでは、
報告事項(3)
自転車安全利用促進条例(仮称)制定に向けた取組についてを終わります。
――
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【その他】(1)次回の
委員会開催について
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○
鴨志田委員長 次に、その他(1)次回の
委員会開催ですが、あす6月21日金曜日午前10時から開会いたします。
以上で本日の
委員会を散会いたします。
お疲れさまでした。...