○
委員長 庶務課長。
◎
小澤隆 庶務課長 これは
委員からもお話がありましたように、さまざまな要因で
学級数が増になったり減になったりというところがございます。それぞれ状況を捉えまして、
学級数がふえる場合は、先ほど
学務課長からもご説明させていただいたように、
特別教室だとか、あるいはほかのようなものをアイデアで転用したり、例えば
具体例といたしまして、今回、
パソコン室を
普通教室に転用したケースがございました。これは、
パソコン室のところに
無線LANの環境を整備して、そこにタブレットだとか
ノートパソコンを持ち込んでいただくというようなことでの対応をしたこともございますので、やはり
子供たちの良好な環境が確保できるように、きちんと
教室の確保については対応してまいりたいと考えております。
○
委員長 小坂委員。
◆
小坂義久 委員 では、よろしくお願いします。
もう1点。ちょっと心配なのが、
幼稚園ね。これもさんざん
委員会でも今までもいろいろな議論があったと思うんですけれども、この見解については、どう今、お考えですか。
○
委員長 学務課長。
◎
福田兼一 学務課長 区立幼稚園の
園児数が減少している理由につきましては、
保護者の
就労状況ですとかライフスタイルの変化ということが主な要因ではないかと考えております。
区立幼稚園の目的と役割を踏まえながら、そして、特色を生かしながら、
保護者の多様な
ニーズに対応した取り組みを検討し、
幼稚園の魅力を高めていくことが必要だと考えております。
○
委員長 小坂委員。
◆
小坂義久 委員 いや、全くそのとおりだと思うんですけれども、現にこのような形でやはり
人口減というような形になってきていますよね。いろいろな意味で多分この
園長会などでもいろいろな議論がなされていると思うんですが、やはりこういう形でずんずん人口、人口というか、園児が減少していくという形になってくると、ちょっとやはりこれは
教育委員会としてもいろいろなことを考えていかなくてはいけないとは思うんですけれども、とりあえずはこのままで、まだ様子を見るという見解でよろしいんですか。自然の流れに任せるという形でいいの。
○
委員長 学務課長。
◎
福田兼一 学務課長 今、大きく変更ということは考えておりませんが、やはりこういった
入園児の減少というところはございますので、状況をしっかり見ながら、今後の対応については研究を進めてまいりたいと考えております。
○
委員長 小坂委員。
◆
小坂義久 委員 まあ頑張ってください。
○
委員長 よろしいですか。
◆
小坂義久 委員 はい。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 今、
幼稚園の話があったので、ちょっと
幼稚園のところから話をさせていただきますけれども、やはり私も自分の
子供で
幼稚園20年通い続けていますけれども、
保護者の家庭の状況というのはすごく大きな変化があるなと思っています。20年前は、
共稼ぎだったけれども、
おじいちゃん、お
ばあちゃんがいるから、
幼稚園に行っていても、
おじいちゃん、お
ばあちゃんのお迎えがあるというのもあったけれども、ここ最近を見ると、
共稼ぎというのが、だから、
保育園に預けなくてはいけない、
幼稚園に行けないという
保護者がふえたなというふうに思うんですけれども、未就園、ゼロ、1、2、3の
子供たちを持つ親に対して、
幼稚園にしますか、
保育園がいいですかみたいな選択を聞くような
アンケートとかいうのは何か機会はあるんですか。
○
委員長 学務課長。
◎
福田兼一 学務課長 事前にというところでは特にないんですけれども、今回、
ニーズ調査という形で、今後、
幼稚園を利用したいかとか、
保育園を利用したいか、そういったことを広く
保育園を伺って
アンケートをとっているということはございます。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 そういう意味では、その
ニーズ調査の中で、今後の政策的なところでやっていくんだろうというふうには理解しています。ただ、本当に
幼稚園もふえたの、減ったのの一喜一憂の部分ではなくて、
幼稚園自体も特色を持っているというのがありますので、その特色を生かした
幼稚園生活を迎えていただきたいなと思うし、
区立幼稚園の
PTA連合会の方々と懇談をした中でも、
幼稚園の延長を考えてもらいたいんだというような意見も確かに出たし、受け入れる側の
幼稚園も、今の体制で長時間を、はい、そうですねとは言えないなという話も聞いていますので、そういうところはしっかりと、この議会も含めてやっていきたいなというふうに思っています。
それと、あわせてお伺いしますけれども、
中学校の
学校選択制になって、もう何年たつんでしょうか。ちょっと私もホームページとかで調べたんですけれども、ちょっと追いかけ切れなくてなんですけれども、この
中学校の
学校選択制というのが始まるきっかけとか、基本的な考えというのはどういうものがあったのか、ちょっと教えていただけますか。
○
委員長 学務課長。
◎
福田兼一 学務課長 本制度につきましては、
お子さんの興味や関心に合った
中学校をご家庭で話し合っていただいて、みずから希望する
学校に入学することによって、積極的に学習し、伸び伸びとした
学校生活を送れるようにするということを目的としております。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 学校選択制の中で、これも何年間かの
生徒の増減を追いかけてみると、やはりその時々の
学校が、あの
学校はよさげだよという
うわさ先行で人がふえたり、ちょっと荒れてきたぞ、目が行き届いていない点があるぞという
うわさ先行で
子供が減ったりというね。非常にこれ、そろそろ制度の見直しも考えていかなくてはいけない時期なんだろうなというふうに私自身が思っています。この
選択制をやるに当たって、本当に
学校の
先生たちも、特色あるというところでいえば、うちの
学校はこういうところにすごく力を入れているんですというのも
ケーブルテレビなどを見ていてもわかるし、
学校を訪問すれば、
学校での特色、三つの
何とかとか五つの
何とかとかいうものを上げながら、
子供たちと一緒に
学校を
何とか、教育を充実させようというのをやっているところはあると思うんですけれども、今の基準、今、
課長がお話しされたように、この
学校選択制の基本的な考えの部分で、今後、この
選択制について、ずっとこのまま続けて、この
選択制をずっとやり続けるのかどうかというのは、何かそういうのは指針とか方針とか、今は今の現状のままですよとかいう、何か
方向性みたいなもの出ているんですか。
○
委員長 学務課長。
◎
福田兼一 学務課長 今現在、この
選択制につきまして、
保護者もしくは入学した
生徒の
アンケートをとっておりますが、その中でも
保護者の方からの意見として、約85%程度の方がこの
選択制度につきましても肯定的な意見があったということと、
生徒につきましても、今の
学校に入学してよかったという意見が約95%ということで、制度が広く受け入れられているものと考えておりますので、現状、このままということで今のところ考えております。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 子供の
アンケートをとれば、
子供はその
学校しか基本的に行っていないでしょうから、点々と区内を渡り歩いている
中学生というのは私も聞いたことないですから、行ってよかったというのはもう当然の答えだろうなと思います。
地域にも、地域の
小学校などは、
学区域をしっかり決めておいて、
まちぐるみで
子供たちを見守ろうという機運がすごく高まっているということもあるんですよね。それなのに、
中学生になると、
選択制だからと、その
子供や親が望む
学校に行ってしまうということで、地域の
人たちなどは、何であっちの
学校に行ってしまうんだという、その戸惑いなどもあるので。やはり今、台東区の全体として、地域の
子供を地域で見られる、そういうバックアップの体制をしていこうというようなことも議論をされているわけですから、この
学校選択制については、基本的には
学区域、そして、その
学校の特徴があって、部活が
何とかでというのであれば、それこそ今の法律にある中での越境というのかな、別の
学校に行くという中での範囲で可能なのではないかなというふうに私自身は思っていますので、ぜひそこは要望として今後検討していただきたいというふうに思います。
それと、
特別支援学級、
小学校も
中学校も
固定級や通級の
教室がありますけれども、そこに通っている
お子さんの
保護者と
子供と一緒に話をすると、やはりふだんの
教室ではない場所での緊張というものもあるんだけれども、やはり
支援員がマンツーマンで、ごく少人数でその
学級でその
子供のことを見てくれるということで、
子供の
集中力であったり、その子は字を書くのが余り得意ではなかったけれども、約2年ぐらい通って、
大分字を書くことが得意になったんだというのを話をして、それは
子供も書くということですごく喜んでいるという話を先日も話をしましたけれども、その方とお話をしましたけれども、この
柏葉中学校の
固定級というのは、かなり
台東区内でいろいろな地域から通級されているんだろうなと思っているんです。今、ずっと話にあるように、人口がどこかのタイミングまでずっと伸び続ける。台東区の南のほうでいえば、ファミリーが住むようなマンションもこんなにできてしまっていいのかと思うぐらいつくられているということを考えると、やはり
特別支援学級の
固定級が1カ所でいいのかというところはどのように考えとかをお持ちなんですか。
○
委員長 学務課長。
◎
福田兼一 学務課長 現在、
特別支援学級につきましては、これまでの
在籍児童・
生徒数の状況から、
小学校で3校、
中学校で1校に設置をしております。それぞれ
設置校におきましては、学年に応じた
学習指導ですとか
球技等の
集団競技や
学芸会、そういったものの行事に取り組んでいるところでございます。これらの活動を維持していくために、現状がおおむね適切な規模であると判断しておりますので、現時点で
設置校をふやすということは考えておりません。
○
委員長 鈴木委員。
◆
鈴木昇 委員 急にふやせというものでもないですし、今、
柏葉中学校のこの27人、4
学級というのが今すぐに満杯になってしまうという状況ではないんだろうなというふうに思いますけれども、やはり多様な
子供たちが遠くまで、台東区狭いといっても、やはり
交通機関を使って行けば、それなりの距離になりますので、この
固定級も
中学校で今1カ所しかないものは、今後、さまざまな要因を踏まえて、ふやしていくというのもぜひ視野に入れて行政としてやっていただきたいなと。今、
外国籍の
子供たち、本当に多い地域がありますよ。
幼稚園によっては、11カ国、その方が入っている
幼稚園もあるんですよ。そういう
子供たちが大きくなってきたときに、やはり言葉の壁の問題であったり、
生活習慣の問題であったりというの、これいろいろな課題がやはり解決できずに大きくなってしまうというのがあったりするので、ぜひ今の、これはもちろん
特別支援学級だけで解決するものではないというふうに私自身も思いますけれども、そういうのを大切に検討していただきたいと要望として伝えておきます。以上です。
○
委員長 ほかにはよろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、
令和元
年度国際理解重点教育中学生海外短期留学派遣生徒選考結果等について、
指導課長、報告願います。
◎
小柴憲一 指導課長 それでは、
資料2に基づきまして、
令和元
年度国際理解重点教育中学生海外短期留学派遣生徒選考結果等について、ご報告申し上げます。
項番1、
事業概要につきましては、この2行記載のとおりでございます。
項番2、応募・
選考状況についてですが、第一次選考及び第二次選考を経まして、
派遣生徒を決定いたしました。
項番3、派遣期間につきましては、
資料に記載のとおりとなっておりますが、これは昨年度より1週間ほど遅い時期の派遣となっております。理由といたしましては、昨年度、現地の受け入れ校より、本区の派遣団の訪問する時期が、日本でいうと4月10日くらい、いわゆる年度の初めで、進級したばかりの多忙な時期で、ホームステイ先の選定についても、日本でいえば、春休み中から
保護者とやりとりをしなければならないということで、もう少しおくらせていただけると助かるというご要望を受けました。そこで、
中学校長会とも協議をした上で、1週間ほど遅い時期、記載の時期といたしました。
項番4、内容につきましては記載のとおりですが、現在、(1)の現地校訪問・交流に関しましては、現地校の授業参加などについて依頼をしているところでございます。
項番5、引率につきましては、現在、
中学校長会へ推薦を依頼したところでございます。今後、推薦を受け、派遣教員を決定し、当該教員等へ委嘱してまいります。
項番6には、結団式等の日程を記載しております。3行目の報告会、9月28日土曜日につきましては、広く小学生、
中学生、
保護者の皆様にご案内申し上げてまいります。
なお、
派遣生徒の安全確保に万全を期すため、外務省のホームページを随時確認するとともに、現地大使館との連携や、委託業者を通して現地の状況把握に努めてまいります。
報告は以上でございます。
○
委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
田中
委員。
◆田中宏篤
委員 すみません、新人の田中です。ちょっとふなれな点があろうかと思いますけれども、よろしくお願いします。
まず、こちらの選考基準をちょっと簡単にご説明いただければなと思うんですけれども。
○
委員長 指導課長。
◎
小柴憲一 指導課長 選考は記載のとおり、第一次選考、第二次選考となっております。第一次選考につきましては、志望動機、あるいは学習状況、
生徒会活動、
学校行事や部活動等、
学校に関する活動の成果、出欠状況などで選考しております。第二次選考につきましては、個人、グループ面接を実施しておりまして、個人では応募動機や自己PRをさせたり、グループでは、今回は海外派遣と私たちができるおもてなしということでグループで協議をさせ、その際の
子供たちの様子を見て、意見を表現できる態度や、あるいは意見を聞き入れる態度、あるいは自分の考えが変わったことを理由とともに説明できるかどうかなどを総合して評価しております。
○
委員長 田中
委員。
◆田中宏篤
委員 ありがとうございます。非常にこの制度ですね、私が中学のときはマンリー市だったかと思うんですけれども、ずっと長く続いている中で、非常に先日、実際に行った同級生と飲んだときに、30年近くたっても、すごくいい思い出だったというぐらい、すごく大変すばらしい制度だと思いますので。
私のほうからちょっと思うのは、むしろもっと規模を拡大して、人数をふやすとか、では、例えば姉妹都市、ほかにもオーストラリアの旧マンリー市のノーザンビーチ市ですとか、オーストリアのウィーン市とかあるので、では、例えば時期をずらして複数回開催するだとか、人数をふやすだとか、ちょっとそういった拡大したほうがいいのではないか、大変すばらしい制度なので、広げていったほうがいいのではないかというふうに個人的に思ってはいるんですけれども、その辺は今後の
方向性としてはどのようにお考えでしょうか。
○
委員長 指導課長。
◎
小柴憲一 指導課長 グローバル化が進んでおります現在、やはり国際化、また、多様化に対応できる人材育成をしていくことは重要であると思っております。そのような視点からも、この本派遣制度を拡大するかどうかということについては、また、その一つの方法として検討は入れなければいけないかもしれませんけれども、グローバル化、多様化に対応できるような人材育成のために今後も事業について研究を進めてまいりたいと思っております。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ
委員 とてもいい事業だというふうに聞いていますが、ただ一方で、ご家庭の負担がやはり少し、自己負担がある、少し重いと感じられている方もいるというふうな話を聞いています。1人当たり3万円の自己負担と、あとは、ホームステイの受け入れをしなければいけないということで、諦めた、応募自体を諦めたという方を、何年か前なんですけれども、聞いたことがありますが、これはホームステイの受け入れは必須なのかというところと、あと、自己負担が3万円ということで、本当に経済的に厳しい家庭の方が行けていないんではないかという懸念があるので、生活保護家庭、また、就学援助家庭のもし数がわかれば、教えていただきたいんですけれども、行かれる方ですね。
○
委員長 指導課長。
◎
小柴憲一 指導課長 来日するデンマークからの
生徒たちにつきましては、ここ3年はたしか来てはいないんですが、確かに4年前ほどは来ていました。また、毎年ではないんですが、来日することがあり、そのとき、やはりこちらから派遣したご家庭にホームステイの受け入れをお願いしたという経緯はあります。例えば応募数が減少するということがもしあった場合、どんなことが理由かということを考えたときに、やはりそのご負担を避けているということも考えられなくもないとは思います。ただ、やはりこちらから派遣生として行った場合、やはりその受け入れもぜひともご協力をいただきたいというのは
教育委員会としては考えているところでございます。
2点目の生活保護、また就学援助等についてでございますけれども、年によって、これは率が変わるとは思うんですが、昨年度の応募者数の中で就学援助の世帯が25.4%、今年度の応募者数では12.8%というふうになっております。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ
委員 ありがとうございます。
まず、ホームステイの受け入れなんですけれども、もちろん受け入れたほうがいいと思いますし、受け入れていただけるなら、それが望ましいんですけれども、物理的に
台東区内、非常に狭いおうちも多いので、一部屋あけられませんとか、普通に多分あると思うんですね。しかも、経済的に厳しいご家庭が一部屋あいている部屋があるかどうかというところも、そこはちょっと課題に思えるので、そういった
教育委員会の思いはわかりますけれども、そこを必須とすることはぜひしないでいただきたいなと。そこを強く希望、希望というか、これは絶対やってくださいねみたいな形で強く主張する、強調するというのは控えていただきたいなという希望が1点と、あともう一つ、昨年度が25%、ことしが12%ということで、台東区の就学援助をもらっている
子供のパーセンテージよりは低いと思うんですね。それは何が原因なのかというのはわかりませんけれども、でも、就学援助だったりとか生活保護家庭にとって、3万円は大きな多分値段だと思います。でも、この公的な機関が、区がやるこういった海外に派遣するというのは物すごく貴重な機会で、今後、留学をするとなったときに、何百万円かかるということも多分多くあると思うんですね。何十万円、何百万円かかるけれども、でも、区の
中学生のこの応募で通りさえすれば、もう行けるというのがあるんだとしたら、このあたり、就学援助の項目の一つに入れるのか、減免を考えるのか。何かしらのぜひ配慮をしていただきたいなと、今後検討していただきたいと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
○
委員長 指導課長。
◎
小柴憲一 指導課長 まず、前段のほうの受け入れのことについてですけれども、受け入れることが必須とはなってはおりません。また、過去の例で、お願いはいたしますけれども、今、
本目委員がおっしゃったような、そういう環境の関係で、ちょっと申しわけないですけれども、受け入れられませんというご家庭には、無理にお願いはせず、そのほかの、また、前の代のところとかいうふうにして、受け入れていただけるところにお願いをしております。
後段のほうですけれども、就学援助の制度への配慮、あるいは減免等、何らかのということでございますけれども、減免等というふうになった場合、他の事業でどのようなことをしているかということもやはりバランスをとって考えていかなければならないかと思っておりますので、これについては、他の事業も研究したいと思っております。
○
委員長 よろしいか。
◆本目さよ
委員 いいです。
○
委員長 ほかにはよろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、台東区
学校教育ビジョン中間のまとめについて、
教育改革担当課長、報告願います。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 それでは、台東区
学校教育ビジョン中間のまとめについて、
事前資料をごらんいただければと存じます。
本件につきましては、昨年10月の本
委員会において、新しい台東区
学校教育ビジョンの策定を進めていくことについてご報告したところでございます。このたび本ビジョンの中間のまとめを作成いたしましたので、ご報告を申し上げます。
まず、項番1、本ビジョンの策定の背景・経過について改めてご説明を申し上げます。
現行の台東区
学校教育ビジョンは、未来の台東区を築く
子供たちを育む教育施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、
学校教育に特化して、平成25年3月、おおむね10年先を見据えて策定されたものでございます。その後、新
学習指導要領の改訂や国の教育振興基本計画の決定、台東区基本構想の策定があったため、このたび現行のビジョンを踏襲しつつ、新たなビジョンを策定していくことといたしました。
続きまして、項番2、本ビジョンの構成についてでございます。
(1)基本理念につきましては、現行のビジョンの理念を踏襲して、同様のものとなってございます。また、基本理念をあらわすキャッチフレーズといたしまして、まちを学びのキャンパスとし、世界に飛躍し未来を創造する人を育成するといたしました。基本理念に基づく育てたい人間像は、ビジョン策定
委員会の
委員や専門部会の
委員のご意見を踏まえて、現行のものを引き継ぎつつ、よりシンプルにブラッシュアップしたというところでございます。
恐れ入りますが、裏面をごらんいただければと存じます。(2)本ビジョンの体系についてご説明を申し上げます。
現行の
学校教育ビジョンと同様に、四つの施策の目標と16の施策の方向により構成してございます。施策目標1及び施策目標2につきましては、
子供たちの育成に主眼を置いた目標となってございます。また、施策目標3及び施策目標4につきましては、
子供たちを取り巻く環境の整備、関係者間の連携、教員、保育士の資質向上等に関する目標となってございます。
次に、それぞれの施策目標についてご説明を申し上げます。
まず、施策目標1でございますが、
学習指導要領の内容や
委員のご意見等を踏まえ、新しい時代に対応する資質、能力といたしました。施策の方向は、ごらんの4点でございます。特に施策の方向④新たな価値を創造する社会を生きるために必要となる力の育成では、今後到来する超スマート社会を見据えた急速な技術革新にも順応できる資質、能力の育成について示してございます。
次に、施策目標2でございますが、基本構想が掲げる「世界に輝く ひと まち たいとう」の実現を目指し、グローバルな社会で活躍する人材を育成するといたしました。施策の方向は、ごらんの4点でございます。世界で活躍する人材の育成には、郷土を愛する心やこころざし教育、職業につくための能力や態度の育成を通して、自分の夢を実現していく教育が大切となります。そのような考えを施策の方向でお示ししてございます。
次に、施策目標3及び4につきましては、新
学習指導要領への対応を踏まえ、施策目標3は、多様な
ニーズを具現化する教育を展開する、施策目標4は、持続可能な社会を創造する教育を展開するといたしました。施策の方向は、ごらんのそれぞれ4点となってございます。特に施策の方向11、教員・保育士の資質・能力の向上には、教員、保育士の働き方改革に関連をし、持続的な教育活動の維持、向上を図ることについてお示ししてございます。また、施策の方向12につきましては、時代の変化に対応した環境整備の推進といたしまして、ICT教育環境の充実についてお示ししてございます。
続きまして、項番3、今後の進め方についてでございます。
(1)中間のまとめのパブリックコメントを5月28日から6月17日まで、ごらんの場所において実施いたします。
(2)今後のスケジュールにつきましては、ごらんのとおりでございます。最終案につきましては、10月の本
委員会にてご報告いたします。
最後に、項番4、個別事業への反映についてでございます。
本ビジョンを策定後、本ビジョンで示しました理念や
方向性を具現化するために、本ビジョンの体系に合わせ、新規事業、拡充事業及び現行の継続事業について記載した行動計画である学びのキャンパス台東アクションプランを策定してまいります。
なお、このアクションプランの取り組みは、
令和2年度以降、3年間の取り組み事業目標を掲げ、事業を推進していく予定でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いします。
○
委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
本目委員。
◆本目さよ
委員 こちら、読めば読むほど、いろいろ聞きたいことがたくさん出てきてしまうんですけれども、まず根本的なところから、すみません、ちょっと私が聞き逃していたら申しわけないんですが、この
学校教育ビジョンについては、来年度からおよそ10年間のビジョンということで合っていますでしょうか。
○
委員長 教育改革担当課長。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 10年を見据えてというところで、10年間という言い方ではございません。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ
委員 ありがとうございます。
そうすると、行政側の
長期総合計画と同じような位置づけなのかなというふうに私の中では捉えているんですけれども、もしそうだとすれば、かなり具体的に書いてあるなという印象があります。例えば20ページの下の施策のほうに、グローバルに活躍する人材の育成でALTとなれ親しむことなどが書いてあるんですけれども、では、10年後を見据えたときに、10年後も果たしてネーティブなALTに来ていただくのかというのは、10年後も本当にそうなのかというのが非常に気になります。また、例えば27ページの防犯ブザーですね、もしかしたら10年後には防犯ブザーではなくて、もうみんな、スマホを持ち歩いていて、スマホの何かかもしれないですし、技術革新や、また、社会の状況の変化によって結構変わると思うんですね。
長期総合計画だと、多分そこまで細かくは書いていないと思うんです。そのあたりについて、今やっている事業だから、入れているのかもしれないんですけれども、ただ、防犯ブザーの貸与などなのか。多分目的とすることは、
子供たちの安心・安全、
長期総合計画とかだと、目指す姿がこういう、10年後にはこうなっていてほしいみたいなことが書いてあるんですけれども、これだと、本当に細かいなという、アクションプランだよと言われても、まあそうかもしれないぐらいのことを思ってしまうんですね。なので、そこをちょっと整理していただきたいなというのが1点。それについては、いかがでしょうか。
○
委員長 教育改革担当課長。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 まず1点目のところでございますが、ALT等の授業面につきましては、あくまでも当面継続していく見込みということで記述をしたものと捉えていただきたいと存じます。先々の
ニーズに関する検討もこれまでどおり、時代の変化に合わせて柔軟に進めていくことが望ましいと考えております。本ビジョンのこれまでの検討会でも、区民の代表の方から、時代の変化は激しいので、10年を見据えてといっておりますが、ビジョンは短い期間で策定することが必要になってくるかもしれないというようなご意見をいただいております。時代とともに変わらない方向と、時代の要請に合った
方向性の両面を今後も十分に議論してまいりたいと考えているところでございます。
そして、2点目の防犯ブザーのことでございますが、防犯ブザーが10年後も配布されているかどうかということについて、現時点で言及できるものではないのかなというふうに認識しております。ただ、
委員ご指摘のとおり、
子供の安全・安心のための措置をしているということには変わりないというふうに考えておりまして、ご指摘のとおり、防犯ブザーは
子供の安全に資する物品の現時点での代表的なものでございます。配布する物品をどのようなものにするかという事業への具体的な検討については、その時代の変革とかさまざまな要因に基づきまして、関係課と調整を図っていくようなタイミングも出てくるかなというふうに認識しております。
○
委員長 本目委員。
◆本目さよ
委員 ありがとうございます。
ビジョンに書いてしまうと、やめづらくないのかなというのがちょっと個人的な懸念として。具体的な事業を書いてしまうと、書いてあるからということで、それがないということで、これが必要なんだということでしたら、書いていただいても構いませんが、書き方についてぜひ検討していただきたいというのが1点です。
あと、幾つかぜひ中身についてなるべく簡単に、簡潔に述べさせていただきます。
まず、23ページ、真ん中のまちや社会の期待に応える人材の養成とあるんですけれども、まちに貢献し、まちを支えるような区民の願いと期待に主体的に応える
子供の養成に努めるとあるんですが、これちょっとうがった見方をしてみると、いわゆるいい子を育てるみたいな形なのではないかというふうに思ってしまうんですね。それはそれでもいいんですけれども、ただ、今後、未来の予測ができない中で、大人の期待に応えるような
子供だと、その大人が想像をするところしか行けないのではないかというのが、大人の想像の範囲内でしか
子供が育たないんのではないかという懸念があるんです。そこはぜひちょっと考えていただきたいなと思います。多分それを、大人の多分想像も超えた、10年後は、基本構想の中でもありましたけれども、今ある職業がなくなっているとか、今ない職業があるとか、そういったこともあると思います。そういったところにも配慮をしていただきたいと要望をします。
そして、30ページ、ボランティアや地域の方々と連携をするということで、今、現実的に多くの方々に協力していただいて、
支援していただいていて、それはぜひ今後も引き続きしていただきたいと思います。ありがたいし、もう連携すべきだと思います。けれども、今後について、ちょっと懸念をしています。70歳まで働くというふうに国が
方向性を出していて、また、先ほども話にありましたけれども、
保護者の就労環境も変わってきています。共働き家庭もふえてきています。何が言いたいかというと、ボランティアをしてくださる方が減ってしまうのではないかというふうに思っています。ボランティアさんありきで区の何かを考えてしまうと、ちょっと危険なことになるのかなと思うので、そこの認識はぜひ持っておいていただきたいと要望します。
あと、戻ります。24ページ、一番下の個人の性的指向などの話ですね。その時々に応じた
支援を進めるとともに、適切な配慮をしますということで、
学校と
保護者とが緊密に連携を図りながらとありますが、ぜひ、もしこの
保護者の方が、
子供がそういうことを認めたくないといった場合に、本人の意向とは関係なく、例えば男子でスカートをはきたいというふうに本人は言っているけれども、
保護者はそれは嫌だというふうに言っていたとしたら、
保護者と
学校で話し合ったら、では、ズボンはいてねとなってしまうと思うんですね。細かいところなんですけれども、本人の意思を尊重するということを入れてください。
あと最後、35ページです。4番の教育行政の役割のところですね。「ひとづくり」を推進する、
学校教育の多様な
支援をすると書いてあるんですが、その隣の家庭の役割として、
子供の教育について第一義的な責任を有しているというふうに書いてあります。ただ、それがなかなかしづらい状況である可能性もありますので、行政として、その家庭を一義的な責任を有しているという、
保護者を支えるというところもぜひとても大事なところだと思うので、入れていただきたいなと。以上、要望したいと思います。以上です。
○
委員長 ほかにはありますか。
田中
委員。
◆田中宏篤
委員 19ページのところで、施策の方向4で、超スマート社会の到来が予想され、それに対応する人材を育てていく。これは非常に大切なことで、もちろんもうこの部分に関しては強く進めていかなくてはいけないという認識でおりますが、反面、例えば私どももそうなんですけれども、漢字の書く能力が、PCを使う、そういった機器に頼って、あれ、どうやって書いたっけとか、細かいことを言えば、そういう部分があったりとか、それこそ携帯電話ができたことによって、待ち合わせとかは、昔はどうしていたっけというところで、すごく文明の利器に頼り過ぎてしまって、なかなかみずからそういったことが、では、例えば大規模停電があったりですとか、そういったことになったときの対応力というのがどうしても、スマート社会になるにつれ、それを使いこなすこと、非常に大変なんですけれども、そこに頼ってしまって、逆にそこに何かがあったときに、なかなか行動しづらいと。迷子になってしまうというようなこともありますので、では、例えばそういったところで、根本的な生きる力的なものに関して、例えば、あくまでビジョンですので、施策の方向2のところにある、2番目の自ら学び考える教育、みずから考えることによって、その場面でどうすべきかというところに行き着くのかもしれないんですけれども、ただ、こういった社会だからこそ、そういった機器に頼り過ぎない、文明の利器に頼り過ぎないで、生きる力を育んでいくというような趣旨のところをちょっとどこかに明文として入れたほうがいいのではないかなというふうに個人的に考えてはいるんですけれど、その辺どのようにお考えでしょうか。
○
委員長 教育改革担当課長。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 例えば、今、
学校現場では、ICTを授業で活用する場面というのはあります。教員がタブレットを使う授業で申しますと、例えば漢字、今、
委員おっしゃっていただいたとおり、これまでは教員が黒板に書き順を書きます。そのときの教員の目線は黒板を向いていて、
子供たちの様子がわかりません。だけれども、タブレットを使って大きな画面で書き順を1画目が赤、2画目が青というような形をクリックをしながら、
子供たちの様子を見て、正しく書き順を指導することができます。ただ、実際に書き順を理解して、書いて理解するというのは、いわゆる紙に、ノートを使って一生懸命
子供たちが書いて学習をします。今、
学校現場では、デジタルのツールを効果的に使って、そして、アナログの書く、読む、実際に触れる、体験する、そういうところをうまくバランスとりながら授業をしているところでございます。ですので、引き続き
学校教育においては、そのバランスを欠かないようにしっかりと教育を進めていきたいというふうに考えております。
○
委員長 田中
委員。
◆田中宏篤
委員 ありがとうございます。
ICT機器の活用というところを決して否定しているわけではなくて、結局のところ、そこの依存を、授業での依存ではなくて、
子供たちがそういった便利な機器になれ過ぎて、依存しないような根本的な生きる部分、生きる力というところを育むという趣旨を何がしかの形で、あくまでビジョンですので、明確に入れ込んでいただければなという、要望として、一意見として申し上げておきますので、はい。
○
委員長 望月副
委員長。
(発言する者あり)
○
委員長 では、先に、
小坂委員。
◆
小坂義久 委員 1点だけ、すみません。計画策定に当たって、先ほどあったように、10年を見据えてというこのビジョンの流れなんですけれども、平成25年3月にこの前のビジョンが発表されて、それ以降、結構やはり教育的にいろいろな流れというか、いろいろあったと思うんですね。こちらの策定の背景にも触れられているとおり、台東区の教育大綱が発表され、平成30年6月には教育振興基本計画が閣議決定され、そして、去年の10月には基本構想という流れを受けて、今回のこのビジョンの今、策定に当たっているということは、そのとおりで認識はしています。認識はしているんですけれども、このビジョンを、前回の現行のビジョンを踏襲しつつということで、今回新しいビジョンを今、策定しているんですが、結構前回のビジョンで私もちょっといろいろと見比べて、いろいろと勉強しました。結構、でも、施策目標にしてもそう、先ほどご説明のあった施策目標にしてもそうですし、
方向性もそうですし、何かがらっと結構、
方向性というか、何かある意味でいうと、変化があるのかなという、すごくある意味で、結構前のビジョンとか前の計画を踏襲する。そのとおり、ある程度やる、ある程度は変えるけれども、それを追っていくというのは割と多いではないですか。結構この今回のビジョンは、もう見ていて、あれ、すごいなというか、目標も結構変わっているし、何かね。ただ、先ほど
本目委員が指摘したように、細か過ぎるかなというのは確かにあります、10年を見据えた。親切なのかな。基本的に、だから、そこも含めた上で、この施策目標とか、今回がらっと変わりましたよね。ある程度の流れは踏襲しているかもしれないんだけれども、ちょっとその辺のところのこの施策目標とか
方向性の今回、前ビジョンとの違い、そこのところだけちょっと説明してください。それだけでいいです。
○
委員長 教育改革担当課長。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 ご指摘ありがとうございます。確かに現行のビジョンの理念を踏襲しつつ、今回、新たに策定していったというところで、今ご指摘いただいたとおりでございますが、さまざまなこの7年間の中で、国が10年後、20年後を見据えたいわゆる教育全体の動きというところが示されたのが教育基本振興計画であったりとか、あと
学校現場では一番大きい
学習指導要領が変わったというところがとても大きなインパクトがありまして、その中で、これまでには明記されていなかったような情報活用能力とか、新たな
子供たちが身につけなければならない資質、能力というところがあったりとか、そのような中で、これまでのビジョンのいわゆる柱、施策目標四つと16の
方向性を改めて見たときに、何か似ているような施策とか
方向性がいろいろなところにちょっと散らばっているようなことがあって、そういうところも整理しつつ、カテゴリーをし直しながらつくっていった結果、意外とたくさん変わっていますよねというようなところになっているのかなというふうに思います。ただ、教育は不易と流行がございまして、これまで培ってきてやってきたことを引き続きやるべきところもございます。そういうところも残しつつ、新たな時代に求められているような、そういう表現とか内容とかいうところを入れていった結果の表現でございますので、細かく具体的にどことどこが入れかわったとかというようなところがなかなかうまく説明できないというところでご理解いただければと存じます。
◆
小坂義久 委員 いや、理解していますよ。
○
委員長 小坂委員。
◆
小坂義久 委員 いいです、はい。
○
委員長 望月副
委員長。
◆
望月元美 副
委員長 それでは、私のほうはちょっと内容的なもので、26ページの教員・保育士の資質・能力の向上の中の施策の三つ目の働き方改革の推進、これは25年度版にはなかった、今回初めて入れていただいたというところなんですが、やはりこの問題には、特に教員、保育士の長時間勤務が深刻化している中で、やはりこの施策に掲げたということは大変評価しております。
その中で、ちょっとここのところなんですが、やはりその大きな、大変重要な課題でもあるところで、この3行でおさめてしまっていいのかなというところがあって、せっかく昨年の12月に台東区立
学校における働き方改革プランをつくっているわけですから、せめてそれに基づいて云々というところを入れてもいいのではないかと思うんですが、それについてはいかがでしょうか。
○
委員長 教育改革担当課長。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 ご指摘ありがとうございます。おっしゃるとおりであるなというふうに、すごく今、感じております。貴重なご意見として感謝を申し上げるとともに、
委員おっしゃったとおり、昨年12月に策定された台東区立
学校における働き方改革プランが示す
方向性というところについて確実に進めていくためにも、本ビジョン、最終案、まだこれから、今は中間のまとめでございますので、最終案に向けて議論を重ねて、根拠を示すような記述となるように努めてまいりたいというふうに考えております。
○
委員長 望月副
委員長。
◆
望月元美 副
委員長 もちろんこれ自身がまあまあ、ビジョンなので、理想や、その辺の書いているというところもあって、余りプランにはというところはそぐわないのかなというところもあるんですけれども、この例えば29ページの、次のページの施策の1番目の
幼稚園・
保育園・こども園の連携の推進のところでも、例えばこの括弧書きの「台東区幼児教育共通カリキュラム ちいさい芽」に基づいてという、そういう面もありますから、ぜひやはりこの辺は、せっかくそういうふうに台東区で打ち出しているプランも含めて、やはりここというのは先ほども言いましたように本当に深刻な問題でもありますし、なかなかこれは短期間で改善される問題ではなくて、やはり教育の現場ではこれも大切な施策なので、そういう意味では、この辺の書き方については検討いただきたいと要望しておきます。以上です。
○
委員長 ほかには。
太田
委員。
◆太田雅久
委員 今、いろいろお話が出ましたが、ごもっとも、皆さんが言うこと、本当にすばらしいと思います。当初、きょうは3人います、
本目委員も
小坂委員も基本構想の策定
委員として、私は分科会でこの教育のほうに入ったんで、流れもよくわかってきています。この基本構想を受けて、今回、10年目を見据えて平成25年に策定したものですけれども、7年で改定ということですよね、今回は。だから、いろいろそれも苦労もあると思います。しかし、これからの10年と考えると、その場で私も言ったんですが、IT、インターネットの世界の躍進や、あるいは通信関係も想像できないぐらいスピードの速さだとかいうの、その中で想像すると、
子供たちが育っていくというのは本当に大変だなと私は今すごく思っています。ですから、今出ましたように、10年目を見据えてやっているけれども、今現在、これやっても、どうなるかわからない状態で策定しなければいけないというのは本音だと思いますね。思うのは、やはりここだと思ったときには、もうちゅうちょせず、いろいろ、これは今回のビジョンだけに限らないですけれども、そういった判断をしっかりして、その時に合った、そのときに合ったビジョンをしっかりこれからも策定する、そういう気概を持ってこれからもやってもらいたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○
委員長 教育改革担当課長。
◎
倉島敬和 教育改革担当課長 現行のビジョンにもうたっているところなのですが、国の動向や社会の大きな変化があったときには、速やかに改定をするとか策定するというような文言がございます。今回の本ビジョンにおいても、そのような大きな社会的な変化が生じたときには検討すべきというふうに認識をしております。
○
委員長 太田
委員。
◆太田雅久
委員 我々や
教育長が生まれたときは、十年一昔と、本当に10年ゆっくり動いていたんだけれども、今、全くそういう時代ではないですよね、本当。だから、それはいつも、それは教育だけに限らずですけれども、しっかりとそれを踏まえて取り組んでいただきたいと要望しておきます。以上です。
○
委員長 ほかよろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○
委員長 きょうは中間のまとめということで、この後のスケジュールの中にもありますとおり、第3回定例会に最終案を出すということですので、また、それぞれご意見がある方は、個別にお話を進めていただきたいし、また、さらにはアクションプランにつながることですので、そのことも踏まえて、皆さん、今後も課題に取り組んでいっていただきたいと思います。
ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上であります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 次に、本
委員会の行政視察について申し上げます。
時期については、第3回定例会終了後、第4回定例会までの間に実施いたしたいと思います。
視察都市及び視察テーマについては、正副
委員長にて案を作成し、
委員会におはかりいたしますので、よろしくお願いいたします。
なお、ご意見等がございましたら、正副
委員長までお寄せください。
行政視察については以上であります。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了しました。
その他、ご発言がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○
委員長 これをもちまして、案件、
特定事件についての審議を終了し、
区民文教委員会を閉会いたします。
午後 3時04分閉会...