台東区議会 2019-02-14
平成31年 2月産業建設委員会-02月14日-01号
平成31年 2月
産業建設委員会-02月14日-01号平成31年 2月
産業建設委員会
産業建設委員会会議録
1
開会年月日 平成31年2月14日(木)
2 開会場所 議会第3会議室
3 出 席 者 委員長 伊 藤 萬太郎 副委員長 中 澤 史 夫
(9人) 委員 望 月 元 美 委員 本 目 さ よ
委員 鈴 木 昇 委員 冨 永 龍 司
委員 君 塚 裕 史 委員 小 菅 千保子
議長 河 野 純之佐
4 欠 席 者
(0人)
5
委員外議員
(0人)
6
出席理事者 区長 服 部 征 夫
副区長 荒 川 聡一郎
○委員長 初めに、案件第1、第15号議案、東京都台東区
手数料条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案は、
理事者報告事項、
都市づくり部の5番、
建築基準法の一部改正に伴う手数料の新設についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議がありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第15号議案及び
報告事項について、理事者の説明を求めます。
建築課長。
◎松﨑晴生 建築課長 それでは、第15号議案、東京都台東区
手数料条例の一部を改正する条例及び
報告事項、
建築基準法の一部改正に伴う手数料の新設についてをご説明いたします。
まず、
報告事項をご説明申し上げます。資料10をごらんください。
項番1、手数料の新設理由でございます。昨年、
建築基準法が一部改正されたことによるものでございます。
項番2、新設する手数料でございます。今回新たな手数料を六つ新設いたします。最初に、(1)用途地域における規制の適用除外に係る手数料の新設についてでございます。お手数ですが、裏面をごらんください。①でございます。用途地域に応じて建築できる建物の用途が定められておりますが、特例として、公聴会を開催し、
建築審査会の同意を得た上で許可を行うことが可能となっております。このたび現行の規定に追加して、既に特例許可を受けている場合などは、
建築審査会の同意を不要とするなどの特例措置を設けました。
次に、(2)建蔽率の制限の緩和に係る手数料の新設についてでございます。②をごらんください。道路から壁面線まで建物を後退した場合などは、建てられる面積が小さくなることから、建てかえを促進するため建蔽率を緩和することといたしました。
次に、(3)用途変更に係る全体計画認定に係る手数料の新設についてでございます。③をごらんください。建物の一部の用途を変更する場合でも建物全体を法に適合する必要がありましたが、このたび階ごとの改修など段階的・計画的に行うことが可能となりました。
お手数ですが、表面にお戻りください。(4)
既存建築物の用途変更による
仮設建築物に係る手数料の新設についてでございます。一時的に建物を使用する
仮設建築物は、新築のみとなっておりましたが、このたび
既存建築物の用途変更でも可能となりました。
次に、項番3、今後の予定でございます。本手数料は、
建築基準法の一部を改正する法律の施行日から実施いたします。
報告事項の説明は以上でございます。
続きまして、第15号議案でございます。
新旧対照表をごらんください。条例別表第2の4、建築の部でございます。さきにご説明いたしました手数料の新設のほか、法改正による条ずれの修正を行っております。
条例の説明については以上です。よろしくご審議の上、可決賜りますようお願い申し上げます。
○委員長 それでは、第15議案及び
報告事項について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ないですか。
これより採決いたします。
本案については、
原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、
原案どおり決定いたしました。
なお、
報告事項についても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第2、第22号議案、東京都台東区
道路占用料等徴収条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案は、
理事者報告事項、土木担当の1番、
道路占用料の改定についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議がありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第22号議案及び
報告事項について、理事者の説明を求めます。
道路管理課長。
◎遠藤成之
道路管理課長 それでは、議案及び
報告事項についてご説明をいたします。
初めに、
報告事項です。資料12をごらんください。
道路占用料の改定についてです。
項番1、改定の経緯です。
道路占用料の改定は、3年ごとの
固定資産税評価額の改定に合わせて行っております。本区では、台東区の
固定資産税評価額に基づき
道路占用料を見直しております。
項番2、平成31年度の改定案でございます。(1)算定方法ですが、台東区の道路価格を採用し、記載の計算式により積算をしております。
②激変緩和措置です。従来どおり算定した
道路占用料に対して、
現行条例額の1.2倍を上限とする
激変緩和措置を講じます。(2)改定の内訳です。改定後の単価は、議案の
新旧対照表をごらんください。
次に、項番3、
看板占用料についてです。資料最後の別紙、こちらをご参照ください。(1)袖看板等につきましては、
区内中小事業者の負担軽減を講ずる観点から、徴収単価を据え置いてきているところでございます。景気動向などを踏まえまして、従前の特例措置を継続して行います。
次に、(2)規格化された軽易な看板についてです。これは、
電柱広告等についてです。一定の算出方法を用いて減額してまいりましたが、今回も従前の方法を用い、減額するものでございます。
恐れ入ります、資料の1枚目にお戻りください。最後に、項番4、今後の
スケジュールです。本年4月1日から新たな占用料を適用してまいります。
報告事項につきましては以上でございます。
次に、議案のほう、第22号議案をごらんください。こちらは、ただいまの報告内容とするため、条例の一部を改正するものでございます。よろしくご審議いただき、
原案どおりご決定くださいますようお願いします。
ご説明は以上です。
○委員長 それでは、第22号議案及び
報告事項について、ご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 これより採決いたします。
本案については、
原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、
原案どおり決定いたしました。
なお、
報告事項についても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第3、第23号議案、東京都台東区
公共溝渠管理条例の一部を改正する条例を議題といたします。
本案は、
理事者報告事項、土木担当の2番、
公共溝渠使用料の改定についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第23号議案及び
報告事項について、理事者の説明を求めます。
道路管理課長。
◎遠藤成之
道路管理課長 それでは、議案及び
報告事項につきましてご説明を申し上げます。
初めに、
報告事項です。資料13をごらんください、
公共溝渠使用料の改定についてでございます。まず、項番1、改定の経緯です。
公共溝渠使用料の改定は、3年ごとの
固定資産税評価額の改定に合わせて行っております。今般算定をいたしました
使用料予定額が現行条例の上限額の範囲を超えるため、条例の一部改正を行うものでございます。
次に、項番2、条例の一部改正案です。(1)平成31年度の
使用料算定についてですが、
本件使用料は、台東区
行政財産使用料条例の規定により算定をし、予定額は、
月額平米当たり104円となります。
次に、(2)条例の一部改正についてです。
新旧対照表もあわせてごらんください。
使用料予定額が現行条例の範囲、月額61円から102円までを超えるため、
現行使用料の月額94円を中間値とし、上限額と下限値の比が
現行どおりの約1.6倍となるよう、月額70円から118円までに改正をいたします。
次に、(3)
激変緩和措置についてです。
使用料予定額の
現行使用料に対する
値上がり率は約1.1倍であるため、
激変緩和措置は講じないものでございます。
最後に、項番3、今後の
スケジュールについてです。本年4月1日から新たな使用料を適用してまいります。
報告事項については以上でございます。
次に、23号議案でございます。こちらは、ただいまの報告内容とするため、条例の一部改正をするものでございます。よろしくご審議いただき、
原案どおりご決定いただきますようお願いいたします。
ご報告は以上です。
○委員長 それでは、第23号議案及び
報告事項についてご審議願います。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 なし。
これより採決いたします。
本案については、
原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、
原案どおり決定いたしました。
なお、
報告事項についても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第4、第24号議案、東京都
台東区立公園条例の一部を改正する条例及び案件第5、第25号議案、東京都
台東区立児童遊園及び
運動公園条例の一部を改正する条例の2議案は、関連する案件でありますので、一括して議題といたします。
また、本案は、
理事者報告事項、土木担当の5番、公園・
児童遊園占用料等の改定についてが関連いたしますので、説明と一括して報告を聴取し、審議を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
それでは、第24号議案、第25号議案及び
報告事項について、理事者の説明を求めます。
公園課長。
◎平林正明
公園課長 それでは、議案及び
報告事項についてご説明いたします。
初めに、
報告事項についてです。資料16をごらんください。項番1、改定の経緯でございます。公園・児童遊園の占用料につきましても、3年ごとの
固定資産税の評価がえの際に、
道路占用料に準じて改定を行っております。
項番2、平成31年度の改定案について。(1)占用料の算定方法です。改定の考え方や算定方法は、
先ほど説明がありました
道路占用料と同様でございます。また、改定単価の
激変緩和措置につきましても、同様に1.2倍までに抑制しております。
次に、(2)公園施設の
使用料算定方法についてです。本件につきましては、後ほどご報告いたします
隅田公園休憩所の機能強化に伴う
施設使用料徴収の根拠とするもので、今回の改正で新たに追加するものです。算定方法は、(1)により算定した土地の使用料に
行政財産使用料条例の規定に基づき算出した建物の使用料を合算、合計した額といたします。
(3)占用料等の改定内訳につきましては、第24号議案及び第25号議案の
新旧対照表に記載のとおりでございます。
次に、項番3、今後の
スケジュールです。新たな占用料・使用料につきましては、本年4月1日からの適用を予定しております。
報告につきましては以上でございます。
続きまして、第24号議案及び第25号議案でございます。こちらは、ただいまご報告させていただきました内容とするために、条例の一部を改正するものでございます。よろしくご審議いただきまして、いずれも
原案どおりご決定くださるようお願い申し上げます。
○委員長 それでは、第24号議案、第25号議案及び
報告事項について、ご審議願います。
鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 この公園関連での利用料金の改定ですけれども、公園とかで民主団体などが集会を開く、そういう方たちにこの値上げの話をすれば、やはり、もともと営利を目的としているわけではないので、すごく費用の面で負担になると、そういうお話を伺っています。そういう意味では、もちろん公益企業が使っているようなスペースの値上げなどはやむを得ないというか、理解はできるところなんですけれども、この区民を中心とする集会であったり、そういう人たちが使うところでの値上げというのは、これは、そうですね、わかりましたということにはならないというふうに思っています。ただ、今回のこの条例案全体としては、反対はいたしませんけれども、今後この値上げをしていくに当たっては、そういう民主団体がやるような集会などでの負担軽減という部分はしっかりと考えていただきたいなと思うのと、もう一つは、公衆電話のところでもやはり値上げになっているんですね。公衆電話は今、コンビニ前も含めて、かなり台数が減っていて、携帯を持っていない人たちなどが公衆電話を探すのが非常に困難だ、何とか台東区としても頑張ってほしいんだという、そういう声も聞いてはいるんですけれども、これもやはり公衆電話を撤去する一つの要因になるのではないかと、すごく懸念をしているところです。そういう意味では、今後そういうところに関してはしっかりと考えていただきたいということを伝えさせていただきます。以上。
○委員長 質問ではないのね。はい、わかりました。
いいのかな、ないですね。
これより採決いたします。
(「すみません、ちょっと今」と呼ぶ者あり)
○委員長 君塚委員。
◆君塚裕史 委員 ちょっと一つ聞きたいんですけれども、これは減免に何か充当するものとかはあるんですかね。
○委員長 減免。
公園課長。
◎平林正明
公園課長 減免に該当するものがあるかというご質問ですか。
◆君塚裕史 委員 はい、何か。
◎平林正明
公園課長 これにつきましては、当然その国と区ですとか、そういった公共団体、それから町会ですとか、そういった地域団体につきましては、それと、あとは区の施策に協力しているような事業につきましては免除というような形をさせていただいています。
◆君塚裕史 委員 わかりました、いいです。
○委員長 君塚委員、いいですか。
◆君塚裕史 委員 いいです。
○委員長 これより採決いたします。第24号議案及び第25号議案の2議案について、一括して採決いたします。
本案については、いずれも
原案どおり決定することにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本案については、いずれも
原案どおり決定いたしました。
なお、
報告事項についても、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第6、陳情30-23、旧アリの街跡地に案内板の設置を求めることについての陳情を議題といたします。
本件は、前回の委員会で継続審査となったものであります。
それでは本件について、ご審議願います。
鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 この旧アリの街案内板の設置ということでの陳情、前回も採択を求めて、継続にはなりましたけれども、やはり、過去の歴史というものをしっかりと残すというのが今、大分希薄になってしまっていることがある世の中になってしまっているなと、すごく実感をしています。やはり、隅田公園沿いにあったこのまちというのかな、その跡地というところをしっかりと後世に残すためには、やはり案内板、案内板だけでいいのかといったならば、もちろん案内板と何かその歴史的一文というのが必要になるんだと思うんですけれども、設置をするということについては、これは設置をすべきだと私自身は思っています。そういう意味では、この陳情は採択をして、区としてもこの陳情者と一緒に、では今後どういうふうに案内板をつくっていくのか、その案内板の文章を考えていくのかというのも議論しながらこの設置を進めていくべきだと思いますので、この陳情については採択を求めます。
○委員長 ほかに。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 やはり、ちょうど一番大変な昭和25年から昭和33年に言問橋の上流で旧アリの街があったという、その事実を私自身も知りませんでした。やはりいろいろな経緯があって、その当時の大変な状態であった子供たちや、また人々に対して力を注いでくださったということに対する歴史的な史実というものをしっかりと残し伝えていくということは、やはり大事なことだと思っておりますので、今回のこの案内板を設置していただきたいということについては、趣旨を了として採択をしていく、この結論であります。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 本区は、やはり江戸時代から長い歴史のもとにさまざまなことで発展してきたまちであるということで、こうしたものが本区の中にはたくさん、いろいろ歴史的なものはあると思います。
ただ、こうしたことを案内板にしていくということに関して、その基準的なものというのは何かあるんでしょうかね。何を、こういうことは案内板に載せようとか、何しようとか、例えば、それを決めるような委員会があるのかとか、そういうところは何かわかりませんかね。
○委員長 決めるか、決め方だな。
総務課長。
◎野村武治 総務課長 ご承知のように、区内にはさまざまな案内板や説明板が設置されております。それぞれ一定の基準や考え方のもとに設置をしているということでございます。委員会等は、詳細についてはちょっとわかりかねますが、一定の基準と考え方に基づいて設置しているというところでございます。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 私としては、こうした今回出ているこの旧アリの街、それ以外にもたくさんあると思うんで、やはり、この辺というのはどこかでしっかり一定の基準を持つということも大切であると私は認識しています。全部やっていくと、本当に多分うちは案内板だらけになってしまうぐらいたくさんの歴史とたくさんの物語があるまちだと私は思っていますので、その辺をやはり今後ちょっと検討していただく。こうしたこともその一つであるということで、一つ何か基準というものを考えていただくという機会と思うとともに、今回は趣旨を了として……
○委員長 趣旨採択ね。
◆冨永龍司 委員 はい、趣旨採択であります。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 前回やはりその案内板、歴史的なことはすごくたくさん台東区にはあるのでという、今、冨永委員がおっしゃったようなことを発言させていただいて、その基準も含めて考えなくてはいけないのではないかということで、継続という主張をさせていただきましたが、もし皆さんが趣旨採択ということでしたら、基準を検討していくべきではということにおいてでしたら、趣旨採択ということでも構いません。
なかなか台東区としては、先ほど鈴木委員のところで歴史的なことがなかなかあまりやられていないのではないかみたいな風潮があるという話でしたけれども、でも、その中でも台東区は、かなり歴史的なことというのは大切にしているまちだと思うんですね。大切にしているからこそ、恐らくこういうことも陳情として上がってきて、でも、本当に案内板だらけのまちで、では観光のまちでいいんだろうかというところは、やはりそれはいろいろと考えていかなければいけないことだと思いますので、そういったところも踏まえてしっかりと検討をしていっていただきたい、基準的なものをではどういうふうにしていくのかというところを考えてほしいという意味で趣旨採択ということでしたら、継続でなくても結構です。
○委員長 はい、わかりました。
君塚委員。
◆君塚裕史 委員 私も同じように趣旨採択で。
○委員長 趣旨採択、はい。
どうぞ、鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 台東区は本当に歴史的な史跡、人物、そういう方々がずっと脈々とその地域を守って、それでつなげてきたという、そういう地域なので、もちろんそういう歴史のまちを案内板とか名跡板とかいろいろなもので案内をしていくということは、これ自身はもう大切なものだと思います。それこそ浅草戦跡めぐり、谷中戦跡めぐりなどを見ていてもいろいろな場所がありますし、上野公園などでは、子供会などでもいろいろな史跡を回ってスタンプラリーなどという企画を立てたりというのも、そういうふうにも活用しています。
今回、各会派の皆さんが、その案内板を設置することに対して趣旨を了とするというのであれば、趣旨を了とすることに対しては、反対はいたしません。ただ、この案内板設置については、やはり、代表の方も含めて多くの人たちが求めているものですから、塩漬けにせずに、速やかに議論をしていただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
○委員長 では趣旨採択ですね。
◆鈴木昇 委員 はい。
○委員長 これより採決いたします。
本件については、趣旨採択の意見が多数でありますので、趣旨採択にすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、案件第7、特定事件の継続調査についてを議題といたします。
おはかりいたします。本委員会の特定事件については、議長に閉会中の継続調査の申し出をいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 ご異議ありませんので、本委員会の特定事件の継続調査については、そのように決定いたしました。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、本委員会の行政視察の報告書について申し上げます。
昨年11月に実施いたしました岩手県二戸市、オガール紫波株式会社及び盛岡市への行政視察について、このたび正副委員長にて報告書案を作成し、お手元に配付させていただきました。この案文についてご意見がありましたら、正副委員長までお知らせください。調整後、議長に報告いたします。その後、議長が全ての委員会報告書を取りまとめ、台東区議会委員会行政視察報告書として全議員及び理事者に送付いたしますので、よろしくお願いいたします。
以上で、案件の審議を終了いたしましたので、
事務局次長に委員会報告書を朗読させます。
なお、年月日、委員長名、議長名及び陳情者の住所、氏名の朗読については省略いたします。
(伊東議会
事務局次長朗読)
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、理事者から報告がありますので、ご聴取願います。
なお、同じ所管からの報告については、一括して聴取いたします。
また、補正予算及び平成31年度予算については、報告を聴取するのみで質疑は行いませんので、よろしくお願いいたします。
初めに、
文化産業観光部の補正予算について及び平成31年度予算について、
文化振興課長、報告願います。
◎三瓶共洋
文化振興課長 それでは、平成30年度第5回補正予算のうち、
文化産業観光部関係の予算を説明させていただきます。資料1をごらんください。
まず、歳入でございます。補正の額1,579万5,000円の減額、補正後の額21億7,639万7,000円でございます。課別、事業別の予算概要でございますが、産業振興課における新元気を出せ商店街事業に対する補助金の減額として1億2,802万3,000円、商店街チャレンジ戦略事業に対する補助金の増額として1億1,222万8,000円でございます。
2ページをごらんください。歳出の部でございます。補正の額1億1,357万9,000円の減額、補正後の額44億1,136万5,000円でございます。課別、事業別の予算概要でございますが、文化振興課は、書道博物館の空調機器更新等工事に係る経費について914万円を減額しております。産業振興課は、商店街振興対策のうち、街並み環境整備、商店街外国人観光客おもてなし支援、地域産業振興対策、江戸下町伝統工芸館のリニューアルに係る経費、中小企業融資のうち、利子及び信用保証料補助に係る経費などについて減額を行っております。
簡単ではございますが、
文化産業観光部関係の補正予算の説明は以上でございます。
続きまして、平成31年度一般会計予算のうち、
文化産業観光部の予算概要をご説明いたします。資料2をごらんください。
まず、歳入の予算総額は22億219万5,000円で、前年度と比べ5,040万4,000円、率にして約2.2%の減となっております。
減となった主な要因でございますが、資料の3ページ、文化振興課でございますが、中段にございます上野「文化の杜」新構想推進に対する国庫補助金の補助制度変更による減、また資料の4ページ、観光課における歩行者用観光案内標識設置等補助金の減、資料5ページ、産業振興課における新元気を出せ商店街事業に対する補助金の減などでございます。
資料の6ページをごらんください。歳出の部でございます。予算総額39億132万4,000円で、前年度当初予算と比べ6億8,812万円、率にして約15%の減となっております。
9ページをごらんください。文化振興課でございます。増の主な要因といたしましては、講演会シリーズ「江戸から学ぶ」講演記録集作成による増、下町風俗史料館の昇降機修繕工事等による増でございます。減の主な要因といたしましては、上野「文化の杜」新構想推進における国庫補助金の補助制度変更に伴う拠出金の減、旧東京音楽学校奏楽堂改修工事の終了による減などでございます。
10ページをごらんください。観光課でございます。増の主な要因といたしましては、浅草文化観光センター運営に対する外階段落下防止工事等による増、フィルム・コミッションの外国語対応支援スタッフ体制整備による増でございます。減の主な要因といたしましては、観光統計・マーケティング調査の隔年実施による減、インフォメーションボード整備における観光案内板新規設置数減による減でございます。
12ページをごらんください。増の主な要因といたしましては、イベント・サービス向上支援における補助対象事業費の見込みによる増、伝統工芸産業の振興における江戸たいとう伝統工芸館の再開館及び管理体制の強化による増でございます。減の主な要因といたしましては、伝統工芸館のリニューアルに向けた改修工事の終了による皆減、中小企業融資における利子及び信用保証料補助の見込みによる減でございます。
簡単ではございますが、
文化産業観光部の平成31年度の予算の説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告については、聴取のみとさせていただきます。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
信用保証料補助返還金の誤請求について、
産業振興課長、報告願います。
◎上野守代
産業振興課長 それでは、
信用保証料補助返還金の誤請求についてをご報告いたします。資料3をごらんください。
項番1です。平成31年1月18日金曜日、職員が納付された返還金の確認作業をしていた際に、補助金を交付していない方から返還金が納付された記録があったことに気づきました。同様の案件がないか調査をしたところ、融資を繰り上げ完済した区内中小企業13社に対し、信用保証料補助制度を申請していないにもかかわらず、区が当該補助金の返還金を請求していたことがわかりました。この誤った請求により、区は、13社のうち7社から総額18万7,650円の支払いを受けております。
項番2、原因でございます。融資斡旋システムから出力されている「保証料補助金返還対象者一覧表」に、これまで補助金の未申請者が含まれていたことに気づかず、そのデータで印刷された請求書を発送しておりました。
項番3、区の対応でございます。対象の13社に対し謝罪するとともに、支払われた金銭について、速やかに返金いたします。
項番4、再発防止策でございます。資料に記載した2点を実施し、事務処理におけるチェック体制を強化してまいります。
このたびは区内中小企業の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことについて、深く反省し、再発防止と信頼回復に努めてまいります。
報告は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。いいですか。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 起こってしまったことでね、でも、むしろ職員の方が気づいてくださって、速やかに対処できたということについてはよかったと思います。
ただ、やはりここにあるように、再発防止策ということで、今、課長もしっかりと弁を述べていただきましたけれども、やはり、区内の、本当に中小企業の皆様、大変な思いをして信用保証協会から融資を受けて、そして産業をされている、また、それを受けないで頑張っている方もいるという中で、やはり、この再発防止策をしっかりと対策を善処していっていただきたいということを一言だけお願い申し上げます。以上です。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 小菅委員と同じように、本当によく気づいたなとは思います。
その上で、再発防止策のところに「システム改修を行い」とあるんですが、そもそもこのシステムをつくったときに、このシステムは仕様として、こういう設計ミスではないですけれども、仕様としてこういう状態だったのかどうかというのを知りたいんですが。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 本システムは、平成22年度から使用しております。区の業務を網羅するシステムをパッケージとして購入しており、一部を区の仕様として新たに機能を追加したり、改修を行って利用しているものでございます。今回の返金に係る帳票につきましては、こうした改修は行っていない部分でございまして、区とシステム会社との間でこういったことを想定した出力テスト等の確認が不十分であったことが原因と考えております。
今後は、こういったチェックを入念に行い、システムの帳票の出力チェック等を行っていきたいと考えております。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。恐らくこのシステムのパッケージを導入したときの仕様チェックというところのミスがあったのかな、ミスというか抜けがあったのかなというふうに思うんですけれども、それは多分、産業振興課だけの問題ではなくて、全庁的な課題だと思うんですね。
パッケージを導入することというのは、恐らくどの課でもあることで、ではそのパッケージが自分の、この台東区の区役所の業務にきちんと合っているかどうかというのと、もし合っていないようだったら、パッケージに合わせるのか、それとも台東区の業務に合わせるのかというところをきちんとやっていかなければいけないというのは、どこも多分起こり得ると思うんですけれども、そのあたり全庁的にどういうふうにこういったことが起こらないようなシステムづくりというのを進めていくかというのは、どなたか答えていただくことは可能ですか。
○委員長 全庁的な感じ。
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 今回は私どもの使用しているシステムでこのような事故が起こりました。これにつきましては、情報システム課にも情報提供をさせていただき、そちらで対応のほうもあわせてご検討いただけるよう、お願いしてまいりたいと思っております。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 今は多分いらっしゃらないと思うんですけれども、情報システム課のほうで、しっかりとでは今後どういうふうに各所管でやっていけば、もしくは情報システム課がかかわっていけばこういったことが起こらないのかというところを、しっかりとこの再発防止策の中に入れていただければと思います。
○委員長 しっかりやってください。
君塚委員。
◆君塚裕史 委員 これちょっと一つだけ怖いのは、全然知らないで、請求が来たから払ってしまったという部分がありますよね。今、特にその振り込め詐欺だとかいろいろな問題で、やはり非常にこういう問題は大きくなっているんで、この辺はやはり本当に慎重にやっていただかないと、区役所の名前が出ているということになって、またこれ、どこかで悪影響で何かに使われてしまったりなどするといけないので、その辺のチェックというか、あれは重々気をつけていただいて、ぜひともやはり払っているほうの方々は、区役所という話だけで来ていて、払っている方は払ってしまっているわけですから、現実にね。それで、本来であれば、普通の人はどこかで調べて、払うほうも調べて、そんなの受けていないよというのが普通の話なんですけれども、やはり特にこういう話というのは簡単に払ってしまうところがあるんで、その辺は十分ちょっとチェックをしっかりしていただければと思いますので、それだけ言っておきます。
○委員長 ほかに。
鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今、課長からのお話の中で、印刷物を印刷して、そのまま請求者に、未請求に気づかず請求書を印刷、発送してしまったというところなんですけれども、このシステムからその請求者に紙ベースでプリントアウトをして、そこを職員が目で見て整合性がとれているとか、合っている、合っていないというチェックは、そういう目検でのチェックというのはどういうふうにされていたんですか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 こちらの先ほどご案内いたしました返還対象者一覧表というものと印刷された請求書をチェックすることはございましたが、同じデータで出力された帳票同士を比べておりましたので、誤りに気づかなかったというところでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 そういう意味ではね、本当に、一つはシステム上のふぐあいという部分かな、パッケージ物の問題が、課題があるのかなと思いますし、そのチェックをしていたというものが、帳票と請求書というのが同じデータを扱っているものだというのが、多分、見れば数字に変わりがないから大丈夫だったんだろうというのもあるのかなと思います。
私自身も以前の仕事の中で請求関係にかかわっていた時期もありましたけれども、基本的に機械がやるものは間違いがないだろうというのが8割方、頭の中にあって、目検チェック漏れもあったのかなと思うんですけれども、全体的に言えば、きっと今の産業振興課の職員の人員的体制というのもあるかと思いますので、そういうところも含めて今後しっかりと検討していただきたいなと思っております。以上です。
○委員長 ほかにございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長 では、しっかりやってください。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、台東区
産業フェア2018の実施報告及び2019の実施概要について、
海外プロモーション推進事業について及び若者と女性のための
就業支援事業について、
産業振興課長、報告願います。
◎上野守代
産業振興課長 それでは、台東区
産業フェア2018の実施報告及び2019の実施概要についてご報告させていただきます。資料4をごらんください。
まず、項番1、今年度開催しました2018の実施報告についてです。(1)実施時期、(2)実施内容、(3)の出展企業数につきましては、資料のとおりでございます。
(4)来場者数については、2日間で2,004人となり、前年比762人の増となっております。商談や各アンケート結果については別紙A3カラーの開催概要にまとめております。おおむね前回よりも商談や出展者満足度ともに向上しております。詳細につきましては後ほどごらんいただければと思います。
(5)は、海外アピールといたしまして、大使館関係者を招いた会場内ガイドツアーを実施いたしました。
(6)の東京都中小企業振興公社との連携による相乗効果につきましては、両方の展示会場に来場された方が749名、197名の増となりました。今回は来場促進といたしまして、両会場を訪問した方に、抽せんで商品をプレゼントする企画なども実施したところでございます。
(7)の広報媒体への掲載は資料のとおりで、プレスにより台東ケーブルテレビ、J:COMで放送があったほか、朝日新聞デジタルなど36件の掲載がございました。
(8)の成果でございますが、1点目といたしまして、各催しを同一会場にて実施したことによる回遊性の向上、2点目として、江戸創業事業所の紹介ブースを設置し、全41社の紹介及び一部の事業所の商品を展示いたしまして、多くの来場者にその魅力を伝えることができました。3点目として、当公社主催の東京くらしのフェスティバル及び独立行政法人中小企業基盤整備機構主催のSWBS海外ビジネス総合展との同時開催を実施したことにより、相互来場につながっております。入場者数の増や
産業フェアのアピールができたとともに、出展者にとっても都の展示会、国の海外支援を知る機会となったと考えております。
恐れ入りますが、裏面2ページをお開きください。項番2、2019の実施概要についてです。これまでと同様に区内各産業関係団体と実行委員会を設け、これまでの各種アンケート調査で得られた結果や意見を参考にしながら内容を検討し、実施してまいります。
(1)目的は、これまでと同様にビジネス商談会を基本としつつ、一般来場者も楽しめる販売や体験、企画をあわせて実施し、台東区ブランドの国内外への発信に努めてまいります。
(2)の実施内容については、①から⑥までは資料のとおりでございます。実行委員会で検討した強化項目として、⑦情報発信・参加者交流につきましては、出展者の増加やバイヤーを集客するため(ア)海外向けのPRを強化し、(ウ)の出展者同士の交流促進として、出展者交流会の日程を変更して参加しやすくいたします。
(3)平成31年度の予算額(案)につきましては、英語版ホームページ作成等の経費がふえ、歳出として3,259万円を計上しております。また、歳入といたしまして、東京都地域産業活性化支援事業に対する補助金として1,627万4,000円を計上しております。
(4)の今後の
スケジュールについては、実行委員会として6月上旬に出展者企業を決定し、以降、バイヤーの招致活動や一般来場者への周知活動を行い、区内産業のアピールに努めてまいります。
報告は以上でございます。
次に、
海外プロモーション推進事業についてでございます。資料5をごらんください。
項番1、実施概要でございます。(1)目的です。海外に向けて、区内産業のPRを行うほか、海外展開に意欲的だが、まだ方向性の固まっていない中小企業に対して支援を行い、海外の販路開拓のきっかけをつくることを目的としております。
(2)支援内容でございます。①海外展示会出展です。表をごらんください。本展示会は、食品やホテルで使用する備品等を中心とした生活雑貨全般を取り扱う展示会でございます。30カ国約4,000社以上が出展し、ASEANを中心にバイヤーや一般消費者が60カ国、2万8,000人以上が来場する規模でございます。この展示会に平成29年度から2回続けて出展しております。展示規模は資料に記載のとおりで、経験を積みながら出展規模を充実させてきております。
②海外展開支援についてでございます。展示会に合わせ、現地に同行した出展者に対して、現地事務所を持つジェトロや信金中央金庫において、タイの情勢や海外取引を行う上での注意点などを学ぶ勉強会を行うほか、現地企業との商談支援や商業施設の視察を行っております。
裏面をお開きください。続きまして、項番2、実施結果でございます。(1)海外展示会に出展した結果については、資料のとおりでございます。
(2)海外展開支援につきましては、現地バイヤーの意見を取り入れた商品の試作や独自に海外リサーチを開始するなど、海外販路開拓に向けた取り組みが各企業で始まっているところでございます。
項番3、31年度事業についてです。本事業は、展示会を通じて商品を知っていただくだけでなく、商談の相手や支援者の広がりを構築する必要があるため、31年度も同展示会に出展してまいります。
(1)事業内容です。①展示会出展については、これまでのバイヤー等からの意見を参考に、より興味や関心を持っていただけるよう、出展品目と出展支援する企業をふやして展示内容を強化してまいります。②海外展開支援につきましては、引き続き現地支援機関での勉強会を開催するほか、台東区ブランドに興味関心を持つ企業との商談機会の拡大につなげてまいります。
(2)予算額(案)につきましては、海外展示会の出展に係る経費として、出展料、ブース設置代等で231万5,000円を増額し1,259万5,000円を計上しております。
報告は以上でございます。
続きまして、若者と女性のための
就業支援事業についてでございます。資料6をごらんください。
まず、項番1、事業目的です。区内で就業を希望する若者と女性を対象に人材育成や雇用・就業支援等を行い、地域での雇用・就業機会を創出するとともに、区内中小企業の労働力を確保することを目的としております。
次に、項番2、実施概要でございます。(1)支援対象者は、資料の記載のとおりでございます。(2)支援内容です。29年度と同様に、①から④までを実施いたしました。
続きまして、項番3、事業実施状況でございます。まず、(1)、29年度の事業対象者に向け、6カ月後の定着状況アンケートを実施いたしました。その結果でございます。表をごらんください。支援対象者15名の方全てにアンケートを実施し、11名の方から回答をいただいております。このうち9名の方が就職を継続し、離職した2名については、1名が休職中となっております。今後、アンケートでいただいたご意見も参考にしながら事業を進めてまいります。
裏面をごらんください。平成30年度の実施状況でございます。まず、①支援対象者は、表に記載の計15名でございます。次に、②、1月末現在の支援実績でございます。この時点で就職できた方は11名、他4名の方は、引き続き一般求職に向けて、面接時のアドバイスや相談、また求人情報の提供など、現在進行形で支援を継続しております。これを受けまして、一番直近のデータで申し上げますと、今回につきましては、2月5日時点で15名中14名の方の就職が決定いたしたところでございます。引き続き1名の方につきましては、3月末までの就職に向けて支援を強めてまいりたいと考えております。
そして、続きまして、③の前年度からの改善点でございます。前年度の事業実施においては、希望するOJT企業がないという参加者の声をいただいております。そこで、今年度はOJT受け入れ先の拡大を図るため、企業活動に有益な情報提供を目的とした人材確保・育成をポイントとした区内企業向けのセミナー、こちらを実施し、15社がOJT受け入れ先として応募いただいたところでございます。
最後に、項番4、31年度事業についてです。当補助金を活用した計画の最終年度となります。本年度と同様に実施をしてまいります。(1)事業内容として、①の29年度、30年度の対象者へのフォローを継続して行います。②OJT受け入れ拡大として求人を拡大し、人材確保や継続雇用等の労働力確保に向けたセミナー等を実施することで、離職防止に資する情報提供などの支援を企業側にも行ってまいります。
次に、(2)予算額(案)といたしましては3,794万1,000円を計上しております。特定財源と補助率は、資料のとおりでございます。
若者と女性のための
就業支援事業の実施結果についての報告は以上でございます。
○委員長 初めに、台東区
産業フェア2018の実施報告及び2019の実施概要について、ご質問がありましたら、どうぞ。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 まず、資料がカラーになっているので、非常にわかりやすいなというのをまず評価させていただきます。大体モノクロだと、何が何だか、せっかく写真を載せていただいても様子がわからないんですが、よく伝わってまいります。
最初にお伺いしたいのが、今回大使館関係者の方にもご来場いただいて、それぞれ様子を見ていただいたと思うんですけれども、何か反響とか、実際何か成果がございましたらご披露ください。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 今回につきましては、特にインドの方につきまして、デザイナーズビレッジの卒業生がインドとの輸出入の取引を開始したということもございまして、名刺交換をさせていただき、商談の広がりといったところでも、実際に会場内でお会いすることができたというところが評価できるところかなと思っております。
また、出展された企業で、東南アジアに向けての輸出入を積極的に行っている事業者にも今回立ち寄りをさせていただきました。こうした区が知り得ている情報と実際お見えいただく各国の方との商談というものの機会につなげていければというふうに考えてございます。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 非常に積極的にやっていただいて、感謝します。
それと、一つ伺いたいのが、こちらの別紙のほうなんですけれども、マッチング商談会、参加バイヤー数13社、総商談数39件ということで、非常に今後の成果が見込めるものであったということで5割、50%となっているんですけれども、100%というのはまずないとは思うんですけれども、やはり、余り成果はなかった、それから成果がなかったというところが大事なのかなというふうに思っております。そういう中で、何かこのあたりをどういう、何か分析はされているんでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 こちらの表のその他の自由意見等にもございましたが、こちらに出展された方は、初めて展示会に出る方が非常に多くいらっしゃる展示会で、バイヤーの方も、こういう工夫をすると、もっとバイヤーとの商談がしやすくなるよですとか、今回こういった価格帯だとか中心価格帯を表示するなど、そういった工夫をされたほうがいいというご意見をいただいたところでございます。これにつきましては、次回募集の企業にこういったご意見がありますということでお伝えをしていただき、レベルを一つでも二つでも上げられるように取り組んでいきたいと考えております。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 その辺またしっかりと取り組んでいただきたいと思います。
では、これについては以上です。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 回を重ねるごとにこの
産業フェアも来場者の人数がふえてきて、かなり商談も成立していくというところで、評価はしております。
その中で、こういうイベントなりフェアを開催したときに、やはり、この人が来ていただくという中で、特にSNS上でインスタグラムやツイッターでの口コミで来場される方というのがやはり多いと思うんですが、実は、この出展企業の方に言われたんですが、なかなかその口コミで広げていただくためにも、例えば、このハッシュタグなどをつけて、そういう広告などを広める工夫というのができればしていただきたいというご要望があって、今回のこの開催概要の別紙の一番右下に、特に一般来場者のところのアンケートを見ると、一番下に「お知らせが来たらもう少し知人を連れてこられそう」というアンケートの回答があったりなどしているんですけれども、やはり、そういう意味でのそういう工夫というのは今後していただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 私どもも出展者に対しての説明会の際に、こちらのホームページやフェイスブックにリンクを張ってくださいというお願いはしたところですが、積極的にハッシュタグをつけて公開してくださいというお願いは、実はしておりませんでした。今回は出展されている会社名ですが、ハッシュタグに工夫は必要かとは思いますが、できるだけ多くの来場者を出展者側からも集めていただくような工夫という点でご説明を差し上げて、ご協力いただけるよう取り組んでまいります。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 特にこの2019年度などでも、その来場のところの情報発信・参加者交流のところでも、特にこの区民を中心とする一般向けのPRというところで、こういうふうに新聞折り込みのチラシとかでも強化していただけるところがあると思うんで、そういうことも含めて今後また進めていただければと思いますので、よろしくお願いします。以上です。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 この
産業フェア、回を重ねるごとに認知度もふえ、来場者もふえているということは評価いたしますけれども、私は、一番最初から、この
産業フェアに関しては、やはり本来はビー・ツー・ビーであると、やはりビジネス・ツー・ビジネスでやることが大事で、ビー・ツー・シーの方がいらっしゃることに対して、私は言いませんが、やはりビーの方がどれだけいらっしゃって、実際に商談がどのぐらい行われ、結果として取引に結ぶかというのは、なかなかそれはそれで事業者間の問題であるとは思いますけれども、やはりそういう機会がどれだけふえていくかということが一番大切であるということは、やはり一番根本であると思うんで、そこは忘れないで進めていただきたいと。
その中で、先ほど成果がなかったというところが少しありましたけれども、こうしたことが、その出展業者が求めるようなビジネス相手がなかなかいらっしゃらないからないのか、やはりその辺も偏りがあるのかもしれないんで、例えば、そういった業種に。そうしたら、そういうところが求める事業者さんに案内を出していただくなどして、やはり少しずつでもそういった成果に結びつくようにしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 冨永委員のご意見も実行委員会のほうにお伝えをさせていただき、出展される方からもバイヤーを集めていただくようなご提案をいただきながら進めてまいりたいと思います。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 その辺をしっかりとですね。こういったことは、やはり本当に浅草という場所でやっているんで交通面もすごくいいですし、いろいろありますので、まちとも一緒に協力しながら進めていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○委員長 ほかにございませんか。
それでは、ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
海外プロモーション推進事業について、ご質問がありましたら、どうぞ。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 今回また新たに29年度、30年度ということで、少しずつ前進しているんだろうなというふうに評価いたします。
そういう中で、裏面でアンケートをいずれもとっていただいているんですが、この中で特筆すべき何かご意見等があって、それを実際参考にさせていただくようなものがもしあれば教えてください。
それと、あと逆に、出展された側の意見などお聞かせいただけたらと思います。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎川田崇彰
文化産業観光部副参事 中小企業、参加された企業に、我々、個店支援という形で事業団が同行いたしましたので、私のほうから答弁させていただきます。
29年度、30年度、先ほどアンケートを実施いたしました。これ具体的に、例えばどういった、さまざまな商品を持っていきましたので、その中でどういった商品が目にとまりましたか、実際に購入してみたいと思いますかということでアンケートを実施しました。結果としましては、それぞれ持っていきました伝統工芸品、地場産品、また出展企業さんの製品それぞれについて、すみません、具体的な数値はあれなんですけれども、満遍なく実際に購入したいという声もたくさんいただいたところでございます。
もう1点、今度出展者側のご意見としてはどうだったのかということなんですけれども、実際に29年度が初出展という形で、タイの現地バイヤーさんに直接意見を伺う機会ができまして、現地ではこういった色が望まれているよだとか、サイズ感ももうちょっと小さいほうがいいとか、大きいほうがいいとか、そういった具体的な意見を直接参加企業の方が聞くことができました。それを踏まえまして、30年度、2回目を出展した際には、実際にその意見を取り入れて、新しい商品の試作をして、それをまたそこの30年度の展示会で実際に現地のバイヤーさんに見ていただいて、それが今回の成約にもつながった、そういったものも成果として上がっております。以上です。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 今、成約にもつながったというお話がございました。ちょっとそこもご披露ください。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎川田崇彰
文化産業観光部副参事 具体的に申し上げますと、桐箱なんですけれども、29年度のときは一般的な桐箱でお持ちをしたんですけれども、現地バイヤーの方のご意見を踏まえますと、タイの方は金色だとか、そういった派手な装飾が好まれるというご意見をいただきましたので、その意見を踏まえまして、30年度は桐箱を金色で装飾をしまして、実際に風神雷神といった、日本をほうふつさせる装飾も施したものが実際にバイヤーさんの目にとまりまして、現地の高級日本料理店のほうで調度品として採用されたという実績がございます。以上です。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 非常に具体的にね、そうやってその都度その都度また意見をいただきながら新しい展開をしていくということで、本当に海外プロモーションの意義というものもますます深まってくると思いますので、また継続してしっかりとよろしくお願い申し上げます。
また、区内のさまざま事業者さんもたくさんありますので、よくご理解いただく、こういう形でこういう成果も出ていますよということをやはり披露していただくことで区内の参加を希望される事業者さんもふえてくると思います。そういう中で新たな展開をまさに望むことができると思いますので、その辺の拡大も広めながらよろしくお願いいたします。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 この事業も毎年拡大をしつつ行われているということで、いろいろな成果も上がっているということですけれども、来年度行われるということで、その中でも30カ国、400社以上と書いてありまして、でも、来年のパンフレットを見ると、うちの6社、会社が多いんですけれどね、6社ぐらいのコメントが出て、その中で唯一、台東区の梶部長のコメントもちゃんとパンフレットに掲載されておりまして、やはりしっかりと台東区としてのアピールもできているのかなと私は思いますが。
今説明があって、この海外支援展開のところで現地企業との商談支援というんですけども、これはかなり幅広い国の方がいらっしゃって、バイヤーの方もいらっしゃっているということで、やはり、そうなってくると、台東区内の企業が相手の国、さまざまな言語等々ある中で、この中の商談支援はどのような形で行われていくんでしょうか。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎川田崇彰
文化産業観光部副参事 まず、この現地企業等との商談支援なんですけれども、具体的には、まず、事前に7月の段階で職員が出張をしまして、まず、向こうで展示会に来場していただける現地バイヤーさんに来ていただけるようにというお声がけをしました。その現地バイヤーさんの多くは日本人の方になっております。ですので、言語は日本語で対応させていただいていました。
また、それ以外の、独自に招聘したバイヤー以外にも、当然展示会当日、本番に見えられるバイヤーさんもいらっしゃいます。多くがタイ語とあと英語で対応させていただきましたので、我々もタイ語と英語が使える通訳を委託しまして対応したところでございます。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 本当にありがとうございます。確かにさまざまな言語、今いろいろな機械もあるので、通訳がなくてもできることもありますけれども、あとは、やはりその後のフォローというのもしっかり各企業さんにしていっていただけるということをお願いして、それは意見でよろしいです。結構です。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員
海外プロモーション推進事業で、29年で6社、30年で11社となっているんですけれども、継続的にこの2年出た企業の数というのは幾つなんですか。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎川田崇彰
文化産業観光部副参事 29年の6社のうち5社が30年度も継続して参加していただきました。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 この出展企業の、30年度で言えば11社なんですけれども、この企業の規模というのは、大体従業員が何人ぐらいとか何百人ぐらいとかいうのは、何かつかんでいるものはあるのかというのが一つと、基本的にこの出展企業というのは、台東区内に本社がある中小企業、地場産業企業ということなのかというのだけ、ちょっとその点だけお願いします。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎川田崇彰
文化産業観光部副参事 まず、規模の件ですけれども、正確には、すみません、それぞれちょっと具体的な数値はあれなんですけれども、いずれにしても、この11社、おおむね従業員20名以内の会社さんでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 あと本社なのか。
○委員長
文化産業観光部副参事。
◎川田崇彰
文化産業観光部副参事 失礼しました。はい、区内に本社を構えている企業さんでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 会社によってその従業員の数の違いはあるにしろ、20名ぐらいの企業というと、本当に会社としてそんな大きな会社ではない、本当に中というよりも小に近いのではないかと思うような企業が多いなというふうに思いました。そういう会社が継続的にこの海外プロモーションというので地場産業のPRとかご商売に対しての意欲というのはすごく感じるから、こういうふうに海外にも出展していこうというふうに思ったんだろうなというふうに推測ができるんですけれども、ぜひ今後、この11社から今度15社へふやしていくというところで言えば、その企業が海外も含めてこういうところにPRしてみたいんだという人を一生懸命集めていただいて、そこを後押しできるような支援を考えていただきたいなというふうにお願いをしておきます。
○委員長 ほかにございませんか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
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―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、若者と女性のための
就業支援事業について、ご質問がありましたら、どうぞ。
本目委員。
◆本目さよ 委員 この事業、とてもいい事業だというふうに思っています。特に女性の出産や子育てで一度離職した方が、ではどういうふうにしたらまた復帰できるのか、復帰したい方が復帰できるのか、働けるようにできるという事業ということで、非常に高く評価しています。決算特別委員会の中ではどうなのという意見もありましたけれども、これはぜひ続けていただきたいと私は思っております。
さらに、もう一つのメリットとして、職住近接が可能である。やはり子育てしながら働いている保護者の方々は、通勤時間をなるべく短縮して働ける、フルタイムで働けたら、そうしたら時短勤務しなくていい、遠くに働きに行くと、どうしても通勤時間がかかるけれども、近くだったら時短勤務しなくていいよねということで、できれば台東区内で就職先を探しているんだという保護者の方の話を聞くこともあります。ぜひこういった事業を通じて、職住近接を推進もしていっていただきたいと思います。
そこで、保護者の方からは、そういった要望を聞くことはあるんですけれども、この参加の区内事業者がふえたということで、これもすばらしいなと思うんですが、評判はいかがなんでしょうか。ニーズといいますか、この参加してみてどうなのかとか、これに対する要望だったりとか、そういったところはどういうふうになっているのか教えてください。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 企業からにつきましては、この制度は企業側の負担がなく、区の委託事業者の契約社員という形で研修を行えるという点では、非常にメリットを感じていただいているところでございます。
また、働き方改革というものが間もなく皆様の事業所にも対応していただく時期の期限が来ておりますので、関心はお持ちの企業は多くあるというふうには感じておりますが、何分にもいろいろな就業規則の見直しですとか、個別に事業も違っております。私どものほうにご参加いただいたことを契機に、ワークライフバランス認定企業の支援のお知らせですとか、そういった複合的なものをお示ししつつ、皆様の改革に向けての機運醸成というのも側面から支援してまいりたいというふうに考えております。
特段何かアンケートとかをとってまとめたものはございませんので、あくまでも所管の感覚というところではございます。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。ワークライフバランスも推進できる企業になっていくことで、より多分、人材採用が中小企業なかなか難しいところが人手不足を解消できる、多様な人材を活用することで、さまざまなその企業としても採用ができるし、さらに業績も上がるみたいな、いい循環を産業振興課としても、また全庁的にもつくっていただきたいなと思います。
あとママインターンとして、ほかの地域でやられているこういった事業もあると思うんですけれども、例えば武蔵村山市とかのママインターンだと、実際の参加者の体験記とかをブログみたいな形で情報発信をされたりしているんですね。世田谷区だと、何年か前の事業でも受け入れ企業側の体験記みたいなところも発信をしていたりするんですが、台東区では、そういった発信などはしているんでしょうか。
また、武蔵村山市だとNPO等でも受け入れをしているようなんですけれども、台東区でも、その対象企業はNPOも含まれているんでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 まず1点目でございますが、残念ながら、まだ体験談を公表するということは考えてございませんでした。今後、ご協力いただけるかどうかも含めて検討してまいりたいと思います。
また、OJTの受け入れ企業でございますが、区内の中小企業に一応限定をしているところで、NPO法人という今、状況というのは含んでいないところでございます。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。ぜひ匿名でも構わないので、武蔵村山市とかだと9年の専業主婦から再就職、ママインターン体験記みたいな形で、実際にではそれだけブランクある人でも実際にできるのかなというふうに、実際の体験記があると思わせてくれるような気がするんですね。中小企業の方が中小企業の体験記を読むかどうかというのは、ごめんなさい、ちょっと私もニーズがあるかどうかはわからないんですけれども、少なくとも主婦の方のそのニーズはあるように感じますので、ぜひそこは検討していただきたいのと、あと区内のNPOがどこまで人を必要としているかというのが、そこもちょっとわからないので、ニーズがあればということなんですが、たしか経済産業省のほうでも中小企業対象の補助金に対して、NPOも含まれるみたいな答弁を前、国会でしていた事業もあったと思いますので、これがどこまで含まれるかも含めて、ぜひNPOも必要であれば含めていただきたいのが、こちらも要望です。
あと最後に、この東京都の10分の10の事業だと認識していますけれども、この多分、年度が限定的だと思うんです。ずっと10分の10でやっていただけるんだったら、台東区としてもずっとやっていただきたいと思うんですけれども、でも、10分の10ではなくなったとしても、すごく重要な事業であると思っていまして、事業がなくなるときには再就職をしたい主婦の方とかがいないという状態、ブランクがあるけれども、課題がなくなったときには事業をなくしてもいいと思うんですけれども、今の時点ではまだまだ必要な事業だと思っていますので。そして、そのときに、東京都の補助が減ったりとかなくなったときに、今後継続して、台東区として継続するに当たって、ではどのような形がいいのかというのを31年度の事業の中でしっかりと見きわめていっていただければなと思います。これは要望ですが。
あと平成29年2月の
産業建設委員会では、この事業の課題として、保育所との連携とか、あとは学童を含めてとの連携が課題として上げられていますけれども、このあたりの課題の解決は進んでいるのでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 まず、OJT、Off-JTの受け入れ期間中の保育所の確保というところでは、提案事業者のほうに用意をさせまして対応したところです。今回たまたま今年度使用される方が保育園にもう入所中だったということもありまして、ご使用になる方はいらっしゃいませんでしたが、そういった対応はとっております。
また、児童保育課等で申し込みを受け付けしている際、就業活動中の場合の点数の評価もございますので、こういったものにこういった事業が活動されているという証明をしっかり出していただいてお申し込みをしていただけるようにはご案内をしていきたいというふうに考えております。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 昨年度とかにもちょっと指摘をしましたけれども、ちょうど保育園の締め切りよりはどうしても就職が決まるのが遅くなってしまうと、結局、では就業しているけれども、でも近々なので、少し継続期間が短かったりとか、なかなか、そもそも就職が決まっていない状態だとしたら申し込みができない可能性もゼロではないと思いますので、そのあたりしっかりと連携をしていただいて、今回は対象者の方がいらっしゃらないということですけれども、また恐らく保育所だけではなくて、ほかの仕組みとかも、では企業主導型を使うのかとか、恐らく区内の中小企業だと、区内の企業主導型と契約をしていただくことで従業員枠を使えるみたいなところもきっとあると思うんですね。ですので、産業振興課のほうでいろいろ情報収集大変だとは思うんですけれども、そういった企業主導型の保育所との連携みたいなところも含めて、実際に区内の企業主導型保育では、夏の時点とかだと企業枠はあいているので、企業さんと契約さえ結べば行けますよという話はちょっと聞いたことがありますので、そういったところも含めてあらゆる角度から就業支援を推進していっていただきたいと、これは強く要望して終わります。
○委員長 ありがとうございました。
鈴木委員どうぞ。
◆鈴木昇 委員 この若者
就業支援事業を始めて2年目で、本当に
本目委員がおっしゃるように、これは継続的に続けていただきたい事業だなというふうに思います。やはり、支援対象者の立場はいろいろありますけれども、こういう事業があることで就職ができたというのが、本当に一人ずっと私、お話を伺っておりますけれども、事業としてはいいものだというふうに思っています。
それで、少しお伺いをしたいんですけども、仕事についた人側のアンケートも含めてなんですけれども、前年度この制度を利用して就職した方への追いかけアンケートみたいなものは何かされているんでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 今回の資料でもお示ししたとおり、29年度の実施者につきましては、アンケート調査を半年後、10月に行いまして、結果をお示ししたところでございます。今回はアンケートにお答えいただけなかった方が4名いらっしゃいました。就業継続の方からのアンケート回収が多かったため、おおむねアンケートでは非常によかったという、満足だったというご意見が多く占めてございます。残念ながら離職されてしまった方について、個別の内容なので、ここでは詳細は申し上げませんが、いろいろ課題を抱えていらっしゃるということがございましたので、私どもの就労相談員を中心に、今後、後フォローをさせていただきたいと考えているところです。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 ぜひその追っかけについても、これから先、この制度を利用した人をずっと最後まで追いかけるというのはなかなか大変かもしれないですけれども、やはり制度としてその就労相談とかいろいろな相談事業があるというのもお伝えしつつ利用していただきたいなと思うんです。
というのも、この第1回目の事業で就職された方と先日もお話しする機会があって、話をしたんですけれども、やはり働く側の権利というのは、このOJTの中で聞いた、有給休暇がこうですよ、何とか休暇がこうですよというのは制度としてあるのは聞いたけれども、なかなか会社へそれを言い出すのが難しいんだというお話も伺いました。ぜひこれは、働き方改革の中ではもちろん企業側の努力も必要ですし、働く側の努力も必要ですけれども、働きやすい環境をとっていただくように、会社側には有給休暇の問題、病欠とかの休暇の問題、働く人たちにも権利としてこういう休暇というもの、こういう権利があるんですよというのもしっかりと伝えていただきたいと思いますけれども、その点はどうでしょうか。
○委員長
産業振興課長。
◎上野守代
産業振興課長 最近は、直接会社側に自分の意見を言うことがマイナスになるというふうにお考えで、なかなか言い出せないという事案もあると聞いております。私どもは専門の相談員がおりますので、慎重に皆様の効果と会社側、受け入れ側の会社の方との間をどうやって取り持っていくかということに課題はいろいろあるかとは思いますが、できるだけ皆様が就業を継続する、職業をお持ちになるということが私どもの目指すところでございますので、それに向けて努力してまいります。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 ぜひですね、もちろん区という中立な立場でこうしろああしろというのはなかなか言えない、それは十分理解はします。働きやすい職場環境をつくっていくという方向性はしっかりと持っていただきたいことを伝えておきます。以上です。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 先ほども報告いただきましたけれども、支援の実績のところで、2月現在で15名中14名の方の就職が決まったということは、非常に大きな成果だと思います。また、その求職中は1名ということで、この数字を見ただけでもね、いろいろな多分、配慮をしていただき、またいろいろな部署との連携をしていただいての成果だというふうに、高く評価させていただきます。
そういう中で、やはり、今現在ひとり親家庭の子育て・若者支援課で行っている就労訓練ですとかありますけれども、やはり、そこのこのつなぎもね、また今後、引き続きしていっていただきたいなということを一つ要望したいのと、あと先日もある方とお話をしたときに、やはり、こういう支援があるということが、まだやはり周知がなかなかされていないというところもございます。非常に人数が限られているので、周知の仕方も難しいなというところもやはり感じるんですけれども、ちょうどある程度、子供がちょっと育ってきて、介護がなくなってというときに、ではこれから自分はどうしていこうかという立ち位置に立つ年代の女性もいらっしゃいますので、やはりその辺のバランスは難しいんだと思うんですけれども、その周知ということもある程度進めていっていただけるといいのかなと、全く知らない人は知らないまま終わってしまうということではもったいないと思いますので、その辺の工夫もお願いをしたいと思います。以上です。
○委員長 要望ですか。ほかにございませんか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○委員長 次に、
都市づくり部の補正予算について、平成31年度予算について及び台東区
都市計画マスタープランについて、
都市計画課長、報告願います。
◎原嶋伸夫
都市計画課長 それでは、資料7をごらんください。今定例会に提案しております30年度補正予算のうち、
都市づくり部所管分について説明をいたします。
まず、歳入は、補正前が36億7,480万9,000円、補正額が5億5,967万7,000円の減額で、補正後は31億1,513万2,000円となります。中段の表は部課別の内訳でございます。
次に、課別の明細のうち、主なものの補正額を申し上げます。都市計画課でございます。都市整備基金繰入金、2億円の減でございます。2ページをお開きください。中ほど建築課でございます。国庫支出金、社会資本整備総合交付金1億4,667万円、都支出金、緊急輸送道路沿道建築物等耐震化促進事業費1億4,208万円、いずれも減額でございます。事業実績でございます。
3ページをごらんください。歳出でございます。補正前は65億1,430万円、補正額1億1,587万2,000円の減額で、補正後は63億9,842万8,000円となります。中段の表は、同じく部課別の内訳でございます。
次は、課別の明細で、主なものの補正額でございます。都市計画課、都市整備基金積立金が5億円の増でございます。4ページをお開きください。地区整備課、密集住宅市街地整備促進5,659万7,000円の減、それから北部地区まちづくり推進4,592万円の減。建築課でございます、緊急輸送道路沿道建築物の耐震化助成で3億1,994万8,000円の減。土木課、私道舗装助成の7,786万8,000円の減でございます。いずれも事業実績によるものでございます。
30年度補正予算の説明は以上でございます。
次に、資料8でございます。31年度当初予算のうち、
都市づくり部所管分の概要をご説明申し上げます。説明の中で増減額を申し上げますが、いずれも30年度当初予算との比較でございます。
まず、歳入でございます。総額37億2,042万円で4,561万1,000円の増でございます。表は部課別の内訳です。なお、表をごらんいただく際、
都市づくり部は31年度に組織改正しますので、ご留意いただきたいと存じます。
2ページをお開きください。課別の歳入予算です。以降、増減額の大きなものや、皆減それから皆増のものをご説明申し上げます。都市計画課では、表の下、繰入金の都市整備基金繰入金、予算額3億5,000万円で1億5,000万円の増、計画調整課では、都支出金の鉄道駅総合バリアフリー推進事業費、予算額1,850万円で、前年度は地区整備課で5,500万円の計上をいたしましたので、実質では3,650万円の減でございます。
3ページをごらんください。中ほど建築課でございます。この表の中ほど、国庫支出金の耐震診断及び耐震改修工事等、予算額1億7,372万円で5,365万2,000円の減、それから都支出金の緊急輸送道路沿道建築物等耐震化促進事業費、予算額1億4,913万5,000で5,391万5,000円の減、いずれも実績見込みによる減でございます。
4ページをお開きください。住宅課では、使用料及び手数料の住宅で、予算額1億7,089万2,000円、借り上げ棟数の減によりまして6,252万1,000円の減でございます。
6ページをお開きください。交通対策課で、下のほう諸収入の台東・墨田 東京下町周遊きっぷ分配金、予算額140万円で、皆増でございます。
7ページをごらんください。道路管理課で、使用料及び手数料の道路占用、予算額15億2,656万7,000円で、占用料改定による1億6,799万7,000円の増でございます。
8ページをお開きください。土木課でございます。都支出金の環境対策型舗装事業費、予算額1,650万円、皆増でございます。公園課では、国庫支出金、社会資本整備総合交付金、皆減でございます。都支出金の暑熱対応設備整備費、予算額500万円、それから諸収入の公益財団法人都市緑化機構緑化装飾事業助成金、予算額2,020万円は、いずれも皆増でございます。
以上が歳入でございます。
9ページをごらんください。歳出でございます。総額62億2,613万5,000円で、2億6,696万円の減でございます。表は部課別の内訳でございます。
10ページをお開きください。都市計画課で、中ほどです、上野駅公園口周辺整備は、予算額2億686万1,000円、皆増でございますが、これは30年度補正対応につきまして皆増ということでございます。下のほう北部地域活性化検討調査、
都市計画マスタープラン策定、いずれも終了による皆減でございます。次に、計画調整課で、鉄道駅総合バリアフリー推進事業助成は、予算額3,700万円で、前年度は地区整備課で1億1,000万円計上しており、実質では7,300万円の減でございます。
11ページをごらんください。建築課で緊急輸送道路沿道建築物の耐震化助成は予算額3億3,968万3,000円で、実績見込みによる減で1億2,269万8,000円の減でございます。
12ページをお開きください。住宅課で、中ほど特定優良賃貸住宅、予算額1億3,929万2,000円で、借り上げ棟数減によりまして1億1,703万4,000円の減、また、表の下のほうです、マンション実態調査の終了による皆減でございます。
14ページをお開きください。交通対策課でございます。表の下、循環バスめぐりんの運行は、予算額1億9,206万6,000円で、車両購入減で1億950万5,000円の減でございます。道路管理課、一番下のほうでございますが、凌雲橋調査は皆減でございます。
15ページをごらんください。土木課でございます。さわやかトイレ整備は、皆減でございます。また、中ほど道路維持は、予算額4億6,104万9,000円で9,443万6,000円の増、それと、その下、道路改良ですが、道路の舗装改良、それから安全・安心な道づくりの2事業と電線類地中化モデル実施の終了、皆減によりまして、合わせて予算額11億6,959万6,000円で、4億5,532万5,000円の増でございます。
16ページをお開きください。公園課でございます。表の下のほう、公園施設管理システム導入の終了によりまして、皆減でございます。桜橋の維持管理、予算額1,215万8,000円で、舗装改良終了による4,298万1,000円の減、それから、さわやかトイレ整備は、工事終了によりまして皆減でございます。
説明は以上でございます。
続きまして、事前資料1でございます。本件は、30年9月の本委員会に中間のまとめを報告し、その後、最終的な案がまとまりましたので、本日は、報告以降の主な修正点などを説明いたします。
1番の検討経過は、30年度の欄四つ目、本委員会でご意見を頂戴した後、パブリックコメントの実施、区民懇談会を開催しました。さらに、都市計画審議会においては9月20日に既に諮問しておりましたので、1月30日には配慮すべき事項を付して承認する旨、答申がありました。これらによる意見等は、検討の上、必要に応じて本編に反映しました。さらに、東京都や区関係課への意見聴取の反映を初め、精査を通じた修正なども並行して進めております。
2番、
都市計画マスタープラン(中間のまとめ)以降の主な意見と対応から4番、
都市計画マスタープラン(案)までは、別紙で後ほど説明いたします。
5番、
スケジュール、本日報告の後、3月下旬のプラン発行を予定しております。
別紙1をごらんください。本委員会及び都市計画審議会の意見への対応をまとめています。いずれも左の欄が意見概要、右に対応内容等を記載しております。数多くの意見、指摘を頂戴しましたので、あくまで主なものを記載しております。
なお、本編の記載内容は、後ほど説明いたします。
①、9月27日開催の本委員会でのご意見です。表内1番は、ユニバーサルデザインの考え方の重要性でございます。この考え方はまちづくりを進めていく上で大切な視点ですので、プランのさまざまな箇所で記述をしております。
表内2番、居住者視点の充実とのご意見で、表内のとおり対応しております。
また、表内3番、企業誘致の視点の追加のご意見には、基本構想の内容を反映させ、修正いたしました。
裏面2ページをお開きください。②は、都市計画審議会での主な意見と答申に付された配慮事項への対応でございます。
表内1番の用語集の追加は、巻末で対応します。
2番の地域名称の表記方法は、これらの地域で代表的な地域名称の設定が難しく、対応表等を追加しました。
3番は、北部地域における地域の成り立ちに関する記述の充実とのご意見で、これは精査し、充実を図っております。
4・6番は、プラン全体の構成、各章の役割や記載内容を明確にすべきとの指摘で、追記して対応します。
また、5・7・8番は、台東区の特徴である歴史・文化資源に関する記述の充実とのご指摘で、章ごとの記述レベルをあわせて追記するなど、修正をいたしました。
別紙2をごらんください。パブリックコメントの実施結果でございます。記載のとおり、5人の方から21件の意見が寄せられました。意見は多岐にわたっており、2番は土地利用方針図の指摘で、整合性を図る必要があり、修正しました。
また、3ページ、2段目、6番は、建物への新エネルギー導入に関するご意見で、必要な取り組みと考え、追記いたしました。
そのほかは、本編中に既に記載のあるものや、7番以降は具体的なまちづくりや事業の提案などが多く、マスタープランになじまないため、本編修正は行っておりません。
別紙3は、参考として、区民懇談会の実施結果を添付しました。記載の日程で実施をしましたが、55人の来場があり、パネルディスカッションでは来場者との質疑応答も行い、その内容を記載してございます。
続いて、本編の主な修正箇所をご説明申し上げます。別添の本編でございます。4ページをお開きください。このプランがまちづくりの将来イメージや取り組みの基本的な考え方を示すものであることを追記いたしております。
36ページをお開きください。基本的な考え方の四つ目の黒丸に、都心への近接性や空港へのアクセス性のよさを生かした企業誘致の考え方を追加いたしました。また、一番下の黒丸ですが、居住者視点が明確になるように記述を変えております。
61ページをお開きください。地域名称は、地図上で区域の色分けのみでございましたけれども、町名表示とページ左下のように対応表を加えて表記をいたしました。また、ページ右側には、この章の各項目の記載内容と構成の説明を加えました。さらに、この章の地域別の記述には、地域の歴史・文化資源の保全・活用の考え方をそれぞれ追記しております。
さらに、109ページ以降に巻末資料として用語集を加え、パブリックコメントの概要や図面、地図などを記載した資料編も作成予定でございます。今後とも3月下旬のプラン策定発行を目指して精査を加え、仕上げてまいります。
説明は以上でございます。
○委員長 それでは、台東区
都市計画マスタープランについて、ご質問がありましたら、どうぞ。
なしですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、
上野地区まちづくりの進捗状況について、
都市計画課長、報告願います。
◎原嶋伸夫
都市計画課長 それでは、
上野地区まちづくりの進捗状況について報告をいたします。資料9でございます。
本件は、29年9月の本委員会で、
上野地区まちづくりについてとして報告いたしましたが、本日は、その後の検討状況や今後の進め方などを報告いたします。
1番の経緯は、平成29年度の二つ目、11月には長期的なまちづくりの指針である
上野地区まちづくりビジョン策定のため、学識経験者を初め、まちづくり協議会、町会、国土交通省、東京都、鉄道事業者などによるビジョン策定委員会や実務的に検討する部会を設置、開催し、30年度にはまちづくりの検討部会を運営し、現在に至っております。
2番、ビジョンの検討状況の(1)、①、上野地区の将来像や裏面の②、取り組みの方向性は、後ほど別紙資料でご説明を申し上げます。
裏面の(2)です、策定委員会などでの主なご意見ですが、上野の特色である杜の文化・芸術の集積とまちの文化の両立、新たな上野らしさ、多様性を受け入れる上野の懐の深さ、回遊性向上のための歩行者や駅周辺の空間創出や充実などについて意見がございました。
3番、予算額でございますが、案でございます。31年度は2,107万9,000円の予算で、策定委員会を中心に検討や調整を引き続き深めるための経費でございます。
4番、
スケジュールでございます。今後とも策定委員会での検討を深め、31年には中間のまとめを経て最終的な取りまとめを行い、事業化のための取り組みに移りたいと考えております。
1枚おめくりください。
上野地区まちづくりビジョン骨子イメージの案でございます。検討内容をご説明申し上げます。この資料は、30年12月に開催いたしました策定委員会に提出した資料の一部で、あくまで検討途中の現段階のものです。縦に三つの構成で、一番左が上野の成り立ちや現況、課題等のまとめ、その右が地区の将来像、その右が将来像を実現するための取り組みの方向性を示しております。
左の上、ビジョンの目的でございます。このビジョンは、
都市計画マスタープランのまちづくり推進重点地区である上野地区の長期的な地区まちづくり計画で、目標年次を2040年代ごろとし、まちの将来像や実現のための取り組みの大きな方向性を記し、計画的なまちづくりの指針や適切な開発の誘導等を担うものです。その下は、上野の形成過程である歴史を振り返り、江戸、東京の歴史における希有で特徴的な意味を掲げています。その下は、地区の現況と課題で、次に、まちづくりのために大切な上野らしさを示しております。
その右の欄が、これらを踏まえて描く地区の将来像です。内容は記載のとおりでございますが、一つの漢字、「すい」と「いき」ですね、読み分けることで上野の多様性をあらわしたものでございます。
その下に三つの目標像を掲げています。一つ目は、世界に誇る、世界の粋(すい)の集まる、杜の文化・芸術資源をさらにきわめる、これは、上野が国の主導する文化芸術立国を牽引する拠点になるということにつながります。二つ目は、上野のまちが東京の粋(いき)を代表する多様で特色ある文化資源を包摂しているということでございます。三つ目は、杜とまちの融合により、暮らし、訪れる世界の人々の上野での感動・営みがさらに新たな「粋(すい)」や「粋(いき)」を生み出すとしております。
その右が取り組みの方向性を示したものです。同じく3点で、①として、杜の魅力のさらなる向上やまちへの広がり、機能誘導等の取り組み、それから②として、まちを育み広げる取り組み、③として、杜とまちの融合による地区全体の魅力向上のために必要な基盤整備等の取り組みです。これらの取り組みの方向性を具体化するには、今後ともさまざまな検討・調整が必要で、並行して粘り強く進めてまいります。
説明は以上でございます。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。ないですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
――
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○委員長 次に、
高齢者住宅(シルバーピア)の
新規借上げについて、住宅課長、報告願います。
◎杉光邦彦 住宅課長 それでは、お手元に資料11をご用意願います。本件は、昨年の第1回定例会の本委員会においてご了承いただきました、シルバーピア新規供給における事業者募集の結果の報告でございます。
資料項番1には、シルバーピアの現状を示してございます。
項番2でございます。提案事業者は株式会社共栄プランニングでございます。区内で不動産業を営んでいる業者でございます。
項番3の物件の概要でございます。敷地、所在地は、松が谷三丁目1番、かっぱ橋道具街に面してございます。面積、土地所有者は記載のとおりでございます。借地権者におきましては、提案者でございます。
(2)の建築物でございますが、地上12階建ての建物で、各階の用途でございますが、1・2階に店舗、3階から11階までを
高齢者住宅として提案事業者が建設するものでございます。整備戸数でございますが、26戸でございます。予定工期でございますが、ことしの10月ごろに着工を始めまして、おおよそ15カ月間の工事を予定してございます。
項番4の借上げ期間でございますが、20年間といたしまして、項番5でございます、今後の予定でございますが、本委員会報告後、平成33年1月に開設・入居に向けて準備を進めてまいります。
高齢者住宅(シルバーピア)の
新規借上げについての説明は以上でございます。よろしくお願いします。
○委員長 ただいまの報告について、ご質問がありましたら、どうぞ。
鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 やっとシルバーピアの新規借り上げができたなというのが印象でした。
今回新たにできるシルバーピアの1・2階部分が店舗というふうになっていて、ここは商店街に隣接をしているところが改築というかな、新たにつくられるということなんですけれども、この1・2階を店舗にというのは、何か行政側からアイデアを出したとか、何かそういう誘導的なものはあったんですか。
○委員長 住宅課長。
◎杉光邦彦 住宅課長 私どもで誘導したというよりも、事業者側が、やはりその立地の状況ですとか環境を配慮した上での企画提案ということで承っております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 ぜひですね、今後こういうふうにシルバーピアだけではないですけれども、やはりこういう中高層が建つとき、特に商店街に隣接するときというのは、1階が店舗になるように誘導策を一生懸命考えていただきたいなと思うし、その集合住宅であっても、いわゆる普通の分譲マンションであっても、
高齢者住宅が一部分になるような、そういう施策展開というので住み続けられる台東区というのをぜひ展開していただきたいなと、これは要望として伝えます。ありがとうございます。
○委員長 大賛成です。
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 新たに26戸、単身、世帯両方合わせてなるということで、これ26戸ふえることによって、今の応募現状を含め、シルバーピアとしての今後、大体一つのめどがつくという形になるのか、その辺の考え方はあるんでしょうか。
○委員長 住宅課長。
◎杉光邦彦 住宅課長 今回整備をしますと、18棟で310戸を整備するということになります。今後の展開につきましては、例年単身ですと6倍程度、世帯ですと4倍程度の倍率がございます。整備が整った状況で、そういった応募状況、また住宅状況もさることながら、シルバーピアですので、高齢の福祉サービスとかの状況を見ながら今後は検討していきたいというふうに考えてございます。
◆冨永龍司 委員 わかりました。
それも含めて、このシルバーピア、ある一定の条件、さまざまな条件のうちの幾つかがあると、抽せんによって入れるという形だと思うんですけれども、少しその辺ですね、やはり緊急性というのも少し今後は考えていく、どうしても、すぐアパートを引き払わなければいけない、追い出されてしまうので出なくてはいけないという方もいたり、少し待てる方もいると思うんですけれども、それぞれの考え方はあると思うんですけれども、やはりその辺の入り方の基準というのかな、緊急性も含めて、少しは今後、検討していっていただきたいと要望しておきます。
○委員長 要望ですね。ほかにございませんか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、遮熱性舗装について及び無
電柱化推進検討調査について、土木課長、報告願います。
◎齋藤洋 土木課長 初めに、遮熱性舗装についてご報告します。資料14をごらんください。
項番1、目的は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会のマラソンコースにおいて、円滑な競技運営や観客、来街者へのおもてなしの観点から路面温度の上昇を抑制する工事を実施するものでございます。
項番2、整備概要ですが、工事箇所は並木通りと雷門通りの一部、箇所図の黒い実線の部分でございます。施工延長は約230メートルで、遮熱性舗装等の工事を実施いたします。
項番3、工事期間(予定)につきましては、本年5月から8月までとしております。
項番4、予算額(案)につきましては、記載のとおりです。
遮熱性舗装についての報告は以上です。
続きまして、無
電柱化推進検討調査についてです。資料15をごらんください。
項番1、目的でございます。地上機器等の設置場所である歩道が狭い、または歩道がない道路については、現状では無電柱化が技術的に困難と言われております。本調査は、このような区道において無電柱化を推進するために、既存の整備手法以外の手法も含めた調査検討を行うものでございます。
項番2、調査対象は、浅草一・二丁目及び谷中三丁目、下の図のとおりでございます。
裏面をごらんください。項番3、調査内容は、現況調査、配線計画の検討、無電柱化整備手法の検討、概略図面等の作成の4点でございます。内容は、項番4、調査状況でご説明いたしますので、別紙をごらんください。
初めに、電柱や架空線、上下水道、ガス管等の地下埋設物の状況を調査いたしました。次に、(2)配線計画ですが、沿道建物の状況から、どの程度の電力や通信の設備が必要かを検討いたしました。次に、(3)無電柱化整備手法ですが、無電柱化の課題として、歩道が狭い、または歩道がない道路が多いこと、工事期間が長いこと、コストが高いことの3点が上げられます。本調査では、これらの課題に対して、地上機器設置箇所の検討及び低コスト手法を導入した技術検討を行っております。
それでは、①地上機器設置箇所の検討についてご説明いたします。資料の下段をごらんください。谷中三丁目につきましては、現況調査等の結果をもとに地上機器設置箇所の検討を行いました。この路線は幅員が狭いため、道路上に地上機器を設置することが難しいことから、防災広場「初音の森」等の公共用地を活用するよう検討しております。右の図は、地上機器の設置を検討している公共用地を示したものです。これらの公共用地を活用することで、この地域の電力需要を賄えることが確認できております。
裏面をごらんください。次に、浅草一・二丁目でございます。この地域は電力需要が高く、通常の整備手法では多くの地上機器が必要となるため困難であることが判明しました。そこで、地上機器台数削減に向けた検討を行ったところ、東京電力より新たな整備手法について提案がありました。それを用いることにより、通常の整備手法と比べて地上機器の台数を削減できることが現在わかっております。具体的には、以前に東京電力が単独地中化を進めていた際に設置した設備を有効活用することにより、地上機器の台数が削減できるものでございます。
続きまして、②低コスト手法を導入した技術検討でございます。表は、検討した主な低コスト手法ですが、記載のとおりでございます。
最後に、概略図面等の作成ですが、検討結果をもとに概略図面を作成し、それをもとに概算工事費を算出し、事業
スケジュールを作成するものでございます。
資料2ページへお戻りください。項番5、事業化に向けた主な課題でございます。施工面では、車両通行どめや夜間工事による工事の音など、沿道への影響がございます。次に、制度面ですが、新たな手法は施行者や費用負担等の取り決めがないため、関係機関との合意が必要となってまいります。
項番6、予算額(案)につきましては、記載のとおりでございます。
項番7、今後の
スケジュール(予定)でございます。浅草、谷中それぞれ3月にこれまでの調査状況について、地元説明を行いたいと考えております。また、来年度の検討内容として、浅草一・二丁目は関係機関との新たな手法に関する協議、谷中三丁目はレーダー探査による地下埋設物の調査を行う予定でございます。
ご説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長 初めに、遮熱性舗装について、ご質問がありましたら、どうぞ。
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 東京オリンピックに合わせて遮熱性舗装をするということですが、ここの道路に関して、今度整備する、おもてなしの庭のところの並木通りと雷門通りということですけれども、これは、やっている最中、例えば駐車場の利用がどうなっていくのかと、あとこの時期を見ると、三社祭と花火大会等々の、あと最後、8月はわからない、サンバのある時期なのかなと思うんですけれども、その辺に対する何か配慮はどのように考えているんでしょうか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 その辺は、これから工事を調整させていただきまして、安全第一で工事を進めていきたいというふうに考えております。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 そして、これはちょっと伺いたいなと。遮熱性舗装をした場合に、これ例えば、耐久、年度耐久はあるんですかね。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 東京都の資料で参考までにご紹介させていただきますが、10年ほど経過しても、見た目は塗料ですので少し薄くなってくるんですけれども、遮熱性の効果はある程度維持できているというような情報がございます。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 そうすると、これはオリンピックのためということを認識しているんですけれども、その辺は、国道のほうもこれは一緒にやっていくと思うんですが、例えば、その劣化した後というのは、それをまた遮熱化するのか、あと普通に戻すのかというのは、今、検討されているんですか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 基本的には道路ですので、一旦そういった形で区が管理していくというふうに決めた場合は、例えば、他企業が工事をしたときでも、基本的には原状で元に戻すということになってくるんですが、道路全体が劣化したときにどうしていくかについては、今後その劣化状況も見ながら検討していきたいというふうに思っております。
◆冨永龍司 委員 わかりました。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 今、報告がありましたように、この並木通り、雷門通りがマラソンコースのためにということなんですが、そうすると、マラソンコースを考えますと、江戸通りのほうは今後どのような形になるのか教えてください。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 江戸通りは国道となりますので、国のほうで整備していくというふうになってございます。
○委員長 望月委員。
◆望月元美 委員 そうすると、来年の夏に向けての間に工事が始まるということでよろしいんでしょうか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 一部区間では既に実施をしておりますので、それに向けて整備していくものと考えております。
◆望月元美 委員 はい、結構です。
○委員長 大丈夫ですか。
◆望月元美 委員 はい。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 耐久年数が10年と聞いて、意外と長いんだなと思いました。浅草通りなどを見ると、お試しだったのかもしれませんけれども、何かあっという間に色が変わってしまって、遮熱されているのかなというのが気になっていたところはありますけれども、大分技術的なものも上がってきたんだなと思います。
今この遮熱性舗装、ここの部分だけではなくて、台東区内でどこどこをやっているという把握は、区としてはされているんですか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 こういった車道を全面的に遮熱性舗装を施すというのは、台東区内でこれが初めてでございます。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 今、国道の部分、望月委員の質問からも出ましたけれども、私は最近、原付で走っているもので、遮熱性舗装をされていると、幾らか暑さが違うなというのを実感しながらバイクで走りますけれども、ぜひこれが、今後国道だけではなくて、都道であったり、区道でもこのエリアはというのが出てくるのかもしれませんけれども、ぜひ全体把握をしていただいて、このエリアはこういう人たちが多いから遮熱性舗装が必要なのではないかという検討の一つの題材、調査の結果にしていただきたいなと思いますので、今後進めていくのであれば、そういう全体的に見て進めていただきたいと要望しておきます。
○委員長 要望ですね。ほかにないですか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、無
電柱化推進検討調査について、ご質問がありましたら、どうぞ。
冨永委員。
◆冨永龍司 委員 浅草一・二丁目、谷中三丁目の無電柱化促進ということですが、これは、特に浅草一・二丁目、地元なんですけれども、地元の皆様から区長のほうに要望とか出された中で、地元の願いということで進めていただけるということですが、これは、確かに一部景観という表現もありますけれども、やはり今、大変大勢の方が出ていて、やはりこうした電柱、電信柱が災害時に倒壊等々すると、そういったところの被害というのは大変大きなもの、避難経路もとれなくなるということで、大変大切であるということは思っています。
その中で、確かに歩道のない場所での無電柱化というのは、本当に大きな問題が、課題というのかな、難しさというのは私もよく認識していて、今回新たな手法ということで、ご検討で少し見込みが出たのかなということはわかりました。
ただし、これを進めていく中で、私たちも見ていますけれども、やはり地元のご協力、ご理解がないとなかなか本当に進まない事業であるということは、特に私自身は認識しておりまして、こういった対象の商店街の方たちには、やはり地元の協力、理解は絶対に必要であるということは、私も何度も何度も会うたびに申し上げてきました。そうでないと、なかなか工事したのにうるさいや何やらができないといってしまったら、なかなかこれはできないんですよと。ですから、やはり皆さんが少し、商売をやりながらでも、どこか我慢をして、一緒に進めていくという気持ちは必要ですということは私もずっと伝えて、これからも伝えてまいりますので、ぜひとも早目にこうしたことが行えるように要望して終わります。
○委員長 要望ですね。
それでは、
本目委員、ではお願いします。
◆本目さよ 委員 こちら地上機器の設置を谷中三丁目には、多分今後整備をしていくのかなと思うんですけれども、上野公園の地上機器には西洋美術館のラッピングがしてある地上機器ですとか、そういったものもありますので、ぜひ景観という意味からも、ラッピングをではどういうふうにしていったほうがいいのか、なじませるラッピング的なものにするのか、それとも地域の掲示板だったりとか案内板的なラッピングもできたりするという話も聞いていますので、費用対効果の面も考えつつ、ただ、景観というところも考えつつということで、そういったことについても今後検討をしていっていただきたいと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 地上機器にラッピングをしていくということ自体は、私たちも情報はつかんでおりまして、ただ、まだ具体的に、例えばどういった内容あるいはどのような主体がラッピングをしていくのかとか、その辺についてはいろいろ検討課題が多いと思いますので、それも含めて今後検討してまいりたいと思います。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。区の情報を出すのか、それとも区で持っているものとなるのかなと思いますが、区有施設になるのか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 地上機器は、東京電力の施設でございます。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。ただ、区が持っているエリアに建てるということですので、どういうやり方がいいのかというところも含めて、ぜひそこは検討をお願いしたいと思います。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 谷中三丁目、六阿弥陀通りのところの調査を始めたよというところでまちの方と話をしていると、いつ地中化できるんだ、まちづくり協議会の人たちなども、特に防災広場に行き来をするところなので早くに進めてほしいと、もう区長に直談判行くかなどという話も何人もから伺っていますけれども、この地上機器設置の検討箇所3カ所、多分こういうエリアではないと置けないんだろうなというふうに思いますけれども、この辺は、この道路沿線の人とかまちづくり協議会の人とかと、例えば、このぐらいの大きさになるよという段ボールを持っていって、こういうふうに置いたらどうだろうかみたいな検討とか打ち合わせというのはどういうふうにされているんですか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 先ほどご報告させていただいたとおりで、3月から地元のほうに検討の状況とかもご説明してまいりますので、そういった細かい部分についてはその後になっていくのかなというふうに考えております。
○委員長 鈴木委員。
◆鈴木昇 委員 地上機器の部分で言えば、本当に防災広場の一角にそれを置くのであれば、非常用電源がとれるのかなとかいう話もありますし、岡倉天心記念公園に、あそこにどこに置くんだろうというのとか、そういうのもありますので、ぜひそういう設置場所に関しては、大体このエリアだったらこのぐらいの大きさになるというのは、東電さんと打ち合わせをすれば物の大きさというのはわかるんでしょうから、そういうところを丁寧にやっていただきたいなと思うのと、東電さんの持ち物なので、先ほど
本目委員からの質問で、東電さんとの協議というのが必要だというのは理解はしますけれども、やはり町並みとかまちのカラーというのかな、色合いにそぐわないような、普通の国道沿いにあるようなやつだと、ちょっと谷中としては色合い的にも残念だなというふうに思ってしまいますので、その辺も十分協議をしていただきたいし、東電の持ち物であるということを大前提にいろいろなことを検討していただきたいなというふうに思います。
やはり、六阿弥陀通りと朝倉彫塑館の前の初音の道などは谷中で唯一大きな、唯一でもないな、大きな広い車がスムーズに通れる道路というふうになっていますので、そこのところの災害時の避難経路確保の点からも考えても、いろいろな手法を議論していただきたいということを要望しておきます。
○委員長 要望ですね。ほかに。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 この無電柱化が進むことで、やはり先ほども冨永委員がおっしゃったように、実は、災害のときに、やはり東日本大震災のときもね、電柱が揺れて、電線が揺れて、どこに逃げたらいいんだろうという思いを実際鳥越のほうでいたしました。それを思うと、この無電柱化というのは非常に大切な整備手法だというふうに思っております。
そういう中で、トランスの大きさが、もし今後、東電さんのトランスの大きさというのは、大体私たちの身長ぐらいの大きさがあって、結構高さがある。それで、あと厚みもある。それも色もある程度統一されているということであります。
例えば、中部電力ですとか地方の電力に行くと、かなりトランスのサイズがもっと小さいんですよね、半分ぐらいの高さであったりしますので、やはりその辺の手法が東電さんとまたほかの電力会社とは違うのかもしれませんが、もしそのトランスが小さくできるんであれば、そこはぜひ今後お願いをしたいなというのを一つ要望です。これは東電さんとの話し合い、東電さん側のご都合がおありになると思いますので、ぜひそこは一度ご検討していただく余地があるのかどうか含めて、提案をしていただければと思います。
それと、あとこの低コスト手法を導入したということで2ページに書いてございますが、実際にこの、なかなか素人ですから、私たち聞いてもわからないかもしれませんが、具体的に何かこうなったので低コストになりました、コストが下がりましたというようなことがもしありましたら教えていただけますでしょうか。
○委員長 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 一番わかりやすいのが、普通の方にもわかりやすいのが、埋設で入れる深さをいろいろ検討、研究しまして、国とか東京都もいろいろ研究していただいているんですが、今までよりも浅いところに入れても安全上問題がないということが確認とれていまして、そういったことを含めた検討になります。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 それから、浅草一・二丁目のところで、東電さんの提案で、少しでもそのトランスの数を減らすために、地下の部分というんですかね、地下という表現でよろしいんでしょうか、道路の下を貸していただけるということになるかと思うんですが、その際のその費用面はどのような考え方になっていくのか。
(委員長退席、副委員長着席)
○副委員長(中澤史夫) 土木課長。
◎齋藤洋 土木課長 これについては、今まで事例がないものですから、これからいろいろ協議させていただきたいと思っております。
○副委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 一般の集合住宅などでも、集合住宅の中に東電さんの大きな変圧室みたいな、あれはやはり無料で、その地面をお貸しして電力を私たちは供給していただいているということがございますので、その辺よくご相談いただいて、ただにしろとは申しませんが、その辺のこともぜひご配慮いただけたらありがたいなということを要望させていただきます。
○副委員長 ほかにございませんか。
ただいまの報告については、ご了承願います。
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○副委員長 次に、
隅田公園休憩所の機能強化について及び平成31年度の主な
公園等整備について、
公園課長、報告願います。
◎平林正明
公園課長 それでは、まず資料17をごらんください。本件は、
隅田公園休憩所の運営形態を事業者の自主性が発揮しやすい形へ変更することで機能強化を図っていくものです。
項番1、背景及び目的です。本施設は、開設以来4年以上が経過し、外国人利用者の増加など、ニーズ等が変化してきております。また、開設当初は公園内に設置できなかった定期旅客船の券売所の設置が可能になるなど、都市公園法の解釈が柔軟になってまいりました。こうした動向を踏まえまして、公園利用者へのサービス向上と二天門船着き場の利用拡大等、機能強化を目的としております。
次に、項番2、運営形態及び名称の変更です。(1)、運営形態を現在の区直営から都市公園法の管理許可へ変更いたします。これは、公園管理者がみずから管理するよりも、第三者が有するノウハウや企画力、資金力により当該都市公園の機能が向上する場合や当該公園施設の管理コストが削減する場合とされております。許可予定事業者は、公園休憩所の案内業務、二天門船着き場の管理業務等の受託者である東京水辺ライン運航事業者の公益財団法人東京都公園協会を予定しております。
次に、(2)、施設名称につきましては、新たな機能が追加されますので、「隅田公園案内所」に変更いたします。
続きまして、項番3、新たに付加される機能です。(1)から(4)に記載の機能につきましては、事業者による実施事業として付加されます。(5)めぐりん等の周遊切符やシェアサイクルとの連携なども関係課と連携しながら実施していきたいと考えております。
次に、項番4、管理コストの削減効果です。これまで区が行っていた清掃や光熱水費などを事業者が負担することによる管理経費が年間で約200万円の削減となります。また、管理許可とすることで、土地建物の施設使用料を年額で約300万円徴収することになりますので、コスト削減効果は年間で約500万円となります。
最後に、項番5、今後の予定です。本年4月1日より管理許可への移行を予定しております。
説明は以上になります。
続きまして、資料18をごらんください。本件は、平成31年度当初予算に計上されております主な公園等の整備についてご報告するものです。
項番1、特色ある公園の整備についてです。31年度は山谷堀公園の第3期工事として、一番下流の聖天橋から今戸橋間、それから、北上野二丁目にあります山伏公園の改造工事を実施いたします。整備
スケジュール及び予算額については、記載のとおりでございます。
次に、項番2、公園トイレ洋式化工事についてです。2020東京大会を控えまして、30年度から開始した公園トイレの洋式化ですが、31年度に12公園23基を洋式化することで、区内の公園トイレ全てで必ず洋式便器のブースが設置されているという状況になります。整備
スケジュール及び予算額については、記載のとおりでございます。
続きまして、項番3、並木通り「おもてなしの庭」整備についてです。これは、前回の委員会で整備内容についてはご説明したところですけれども、予算額については、記載の金額で4月より整備を開始いたします。
説明は以上になります。よろしくお願いいたします。
(副委員長退席、委員長着席)
○委員長 初めに、
隅田公園休憩所の機能強化について、ご質問がありましたら、どうぞ。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 また新たな形で利用者の方の利便性が高まるということでは、評価させていただきます。
ただ、ちょっと確認をさせていただきたいのが、今まで休憩所ということでやっていただいていましたので、当然トイレの貸し出し、それから椅子なども置いてあって、少し休憩できるような形になっていたかと思いますが、その辺のご利用される方についての配慮というのは従前どおり行っていただけるのかどうか、そこを確認させてください。
○委員長 公園課長。
◎平林正明 公園課長 これまでもトイレと授乳室、それから休憩スペース、また周辺の観光案内等、業務をやっておりましたので、それにつきましては従前どおり残したまま、そこに新たな機能を付加するということでございます。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 そういう中で管理経費の削減もでき、また徴収ができるというところでは非常にいい方向だと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 今回隅田公園の休憩所の機能強化ということで、新たに民間に委託して、区の経費とか下がるということで含め、この件については了承いたしますが、我が会派の早川議員が平成28年の第2回定例会において、隅田公園のランニング環境の整備ということで、ランニングステーションの整備について、教育長にそのとき質問をさせていただいておりますが、今回この機能強化のことに関して、ランニングステーションということに対しての検討はされたんでしょうか。
○委員長 公園課長。
◎平林正明
公園課長 この休憩所につきましては、もともとその二天門船着き場の休憩所機能を有するというようなことで整備しておりますので、そこをもとに考えましたので、特にこのランニングステーションというのは別の場所というようなことで、今回は検討はいたしておりません。
○委員長 冨永委員。
◆冨永龍司 委員 今後こうした民間が使える形というのができてくるんでしたら、その際は、やはり我が会派としては、ランニングステーションの整備ということを、一応検討にしっかりしていただきたいと要望をさせていただきます。
○委員長 要望ですね。
中澤副委員長。
◆中澤史夫 副委員長 今回こういう形でこの休憩所から案内所に変わるということで、舟運の活用については私もいろいろ質問させていただいて、もう少し皆様が使いやすいような機能云々を言わせていただいたんですけれども、中に新たに機能が追加されるということなんですけれども、これ建物自体には何か、今シンプルなんですけれども、少し変えるとか、あと見た目の感じで、例えば表のほうにモニターをつけて、今の船の運航のところを流すとか、そういうのはまだ追加で考えることはできるんでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎平林正明
公園課長 今、副委員長おっしゃるとおり、非常にシンプルな、さっぱりしたというか、そういった外観になっております。そこで、今現在ちょっと意匠につきましては、何か浅草にある施設でございますので、江戸まち風とか、そんなことも含めて今、施設課と検討を進めているところでございます。
○委員長 中澤副委員長。
◆中澤史夫 副委員長 ぜひ今後、皆様が行ったときに、ああここにあるんだという存在感があるような感じの、そこでも一つおもてなしができるような形にしていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長 要望ですね。
◆中澤史夫 副委員長 はい。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
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○委員長 次に、平成31年度の主な
公園等整備について、ご質問がありましたら、どうぞ。
本目委員。
◆本目さよ 委員 公園トイレ洋式化工事についてお伺いします。これは建築物ではないので、ちょっとお伺いをしたいんですけれども、前回の定例会で、一般質問で子連れに優しい設備のチェックリストをつくったらどうかということで、区長のほうからも利用者の視点に立ったガイドラインなどを作成して、外出の際に、子育てに必要な使いやすい設備の整備を目指していきますという答弁をいただいたんですけれども、そのチェックリストは、この公園トイレの洋式化などにも生かされるものなんでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎平林正明
公園課長 このトイレの洋式化につきましては、現在のブースをそのまま生かした形で、便器を取りかえて、扉の向きを逆にするとか、その程度の工事になります。
ただし、今後さわやかトイレ計画にのっとってトイレの改築等を進めていく中では、だれでもトイレの中に、大人用だけではなくて、子供用の小さな便器も設置するとか、そういったことも含めて、今、検討いたしております。
○委員長
本目委員。
◆本目さよ 委員 ありがとうございます。だれでもトイレの中にその子連れの人が使いやすい施設をつくるのがいいのかどうかという議論もありますので、ぜひ、今チェックリストをつくっていただいているところで、既存の施設にプラスアルファすればできるみたいなところも恐らくあると思います。例えば、荷物を掛けるフックが二つあったら便利だよねだったりとか、あとはおむつがえシートを男性トイレにも、その設置スペースがあるかどうかというのはありますけれども、つけるとか、親子便座とか、あとは子供の優先トイレですというふうにマークをつけるとか、何かそういったところですね。あとは、立位でのおむつがえ、立って子供のおむつがえができる着がえ用のシートをつけるとか、何か多分いろいろプラスでちょっとつければ、ただ、今のスペースでもできるものも恐らくあると思いますので、そういった、今でも既存のものでもできるものに関しては、せっかく工事をするチャンスですので、そこも含めてチェックリストを見て、ああ、これだったらできるよねというのを追加していただきたいと思うんですけれども、その辺はいかがでしょうか。
○委員長 公園課長。
◎平林正明
公園課長 委員のご提案というかご指摘の件につきましては、また内部的にちょっと検討を進めて、なるべく使いやすいトイレになるように努めていきたいと思います。
○委員長 よろしいですか。
小菅委員。
◆小菅千保子 委員 一つ確認したいのが、山伏公園の改造工事なんですけれども、もしこれ前に委員会で報告があったら申しわけないんですが、ちょっとどんな改造工事なのか教えていただけますでしょうか。
○委員長
公園課長。
◎平林正明
公園課長 詳細につきましては、5月の例月の
産業建設委員会でちょっとご説明したいと思いますけれども、地元の町会さんですとか公園管理協力員さん等々、さまざまな方のご意見を頂戴した中で設計を進めておりますので、また5月にちょっと詳細につきましてはご報告させていただきます。
◆小菅千保子 委員 ちょっと要望だけ。
○委員長 小菅委員。
◆小菅千保子 委員 ここは子供たちが少年野球も使わせていただいていて、区内でも少ない練習場になっていますので、その部分についてはぜひ残していただくというかね、地域からも声が当然あるかと思いますが、配慮をお願いしたいと思います。要望させていただきます。
それから、公園トイレ洋式化ですけれども、現状の中ではなかなか難しいかとは思いますけれども、台東区も公園というとさまざまな形の公園がありますし、非常に町なかに近い公園もございます。そういう中で、これはあくまで提案ですけれども、有料トイレがあってもいいのかなという考えを持っております。
と申しますのが、今、海外からの方も非常に多くお見えいただいているというところを考えていくと、やはり、難しいとは思いますが、すぐにつくれということではございません。ただ、やはり考え方の中にそういう発想があってもいいのかな。やはり、おもてなしということを考えたときに、安心して清潔な空間で気持ちよく使える、それもまた、時には、女性の場合にはちょっと身だしなみを整えたり、履物をかえたりというようなこともありますので、そういう面で考えていくと、やはりそういう視点も持っていてもいいのかなということだけ要望させていただきます。以上です。
○委員長 いいですか。
◆小菅千保子 委員 はい。
○委員長 ただいまの報告については、ご了承願います。
理事者からの報告は以上であります。
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○委員長 以上で、本日予定されたものは、全て終了いたしました。
その他、ご発言がありましたら、どうぞ。
(「なし」と呼ぶ者あり)
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○委員長 これをもちまして、
産業建設委員会を閉会いたします。
午後 0時19分閉会...