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令和6年1月25日海外修学旅行調査特別委員会-01月25日

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  1. 港区議会 2024-01-25
    令和6年1月25日海外修学旅行調査特別委員会-01月25日


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    令和6年1月25日海外修学旅行調査特別委員会-01月25日令和6年1月25日海外修学旅行調査特別委員会  海外修学旅行調査特別委員会記録(令和6年第1号) 日  時  令和6年1月25日(木) 午後1時29分開会 場  所  第5委員会室出席委員(8名)  委 員 長  榎 本 あゆみ  副委員長  小 倉 りえこ  委  員  新 藤 加 菜     琴 尾 みさと        野 本 たつや     三 田 あきら        二 島 豊 司     阿 部 浩 子 〇委員外議員(3名)        とよ島くにひろ     森 けいじろう        福 島 宏 子 〇欠席委員
      な し 〇出席説明員  教育長     浦 田 幹 男  企画経営部長  大 澤 鉄 也  財政課長    山 越 恒 慶  総務部長    湯 川 康 生  契約管財課長  江 村 信 行  教育推進部長  長谷川 浩 義  教育長室長   佐 藤 博 史  学校教育部長  吉 野 達 雄  学務課長    鈴 木  健   教育指導担当課長  篠 崎 玲 子 〇会議に付した事件  1 報告事項   (1) 港区中学校海外修学旅行事業業務委託受託事業者の選考について  2 審議事項   (1) 発 案5第16号 区立中学校海外修学旅行に関する調査について                               (5.10.6付託)              午後 1時29分 開会 ○委員長(榎本あゆみ君) ただいまから、海外修学旅行調査特別委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、野本委員二島委員にお願いいたします。  傍聴者から撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) それでは、そのようにさせていただきます。     ────────────────────────────────── ○委員長(榎本あゆみ君) それでは、報告事項に入ります。報告事項(1)「港区中学校海外修学旅行事業業務委託受託事業者の選考について」を議題といたします。  理事者の説明を求めます。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) それでは、資料№1に基づきまして、報告事項(1)「港区中学校海外修学旅行事業業務委託受託事業者の選考について」、御説明をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  1ページを御覧ください。今回、公募型のプロポーザル方式により選考いたしまして、業務委託契約を締結しましたというところで、詳細についてお話をさせていただきたいと思います。  では、項番1を御覧ください。まず、選考委員会の設置というところでございますが、こちらは、公募型プロポーザル方式により厳正かつ公平に選考するために、学識経験者5名及び教育委員会事務局職員2名の計7名で、港区中学校海外修学旅行事業業務委託事業候補者選考委員会を設置させていただきました。この7名で選考するのですけれども、中学校の状況を踏まえることができるよう、現在、中学校長会長である港南中学校佐々木校長にもオブザーバーとして参加をしていただきました。  こちらは全部で3回、選考委員会があったのですけれども、中学校長の発言を御紹介したいと思いますので、104ページを御覧いただけますでしょうか。別紙11の104ページになります。下の方のE委員が発言したところから紹介いたします。今回、オブザーバーとして中学校長にも参加してもらっているので、伺いたいことが2つあると。今までの国内修学旅行では学校ごとに事業者が違っていたので、その事業者についてどのように評価をして選定していたのですかというような御質問と、あともう一つが、今回の修学旅行の実施に当たって、特に事業者に求めることはありますかというような質問をしていただきました。これに対して、オブザーバーである校長としては、これまでの決め方について、各学校ごとに事業者を呼んでプレゼンテーションしてもらって、そのときの担任、管理職、保護者、PTA会長等が、それは学校によって違うのですけれども、入ってもらって選考していると。喫緊の課題としては、コロナ禍であったので、保険について、どこまで補償ができるか、そのようなことも保護者の意見を聞きましたというような話がございました。あと、海外修学旅行に向けては、食物アレルギーのことがすごく心配ですので、しっかりと子どもたちに寄り添って、事業者を通してやり取りができることが大事というような御意見もいただいて、これを受け、委員の先生方の選考が始まったという形でございました。  1ページにまたお戻りいただきまして、選考委員会の構成員というところで、お名前をここに出させていただいてございます。委員長1名、副委員長1名、委員5名という構成になりました。  項番2です。選考過程になります。こちらは、以前にも御報告させていただいていたかと思いますが、11月1日に第1回選考委員会を行いまして、12月25日に二次審査結果通知を事業者に出したというところまで、このスケジュールで上げさせていただいております。  項番3です。参加事業者は7者の事業者が参加しました。  2ページを御覧ください。審査方法についてでございます。今回、一次審査は書類審査、二次審査がプレゼンテーション及びヒアリングとあるのですが、この2つでやらせていただいています。  まず、一次審査からですが、こちら、選考委員会が決定した採点基準というものがございまして、それに基づいて審査をしたということになります。101ページを御覧いただけますでしょうか。こちらに一次審査の表がございます。こちらの中で、選考委員会の中でここはしっかりと見てもらった方がいいというところで、評価係数として4倍してつけている点が3項目ございます。2番の企画提案の評価のところの(4)海外修学旅行の内容の充実についてというところで、ここはやはりプログラムについてもしっかりと見せていただきたいというところで4倍、それから(7)の安全確保、これは子どもたちの安全というのは大事ですので、その部分。3点目が、見積額の評価のところで、こちらの3点の項目について、評価係数を4倍つけた方がいいのでは、と委員会で決めたということになります。こちら、例えば、1点をつけた場合、4倍なので4点になる。5点をつけた場合に、4倍なので20点というような形になります。  この後、御説明するのですが、別紙1、4ページのところに点が入っているわけなのですが、こういった関係で、奇数点がないのは、この評価係数がある関係でございます。  4ページに戻っていただきまして、4ページ、5ページを御覧いただけますでしょうか。この書類審査で実際につけていただいた点数がこちらになります。全体の6割以上の得点の事業者は第二次審査に進むということでなってございますので、こちらのA、B、E、F事業者が第二次審査に進みました。  二次審査のところの御説明をさせていただきます。102ページを御覧いただけますでしょうか。こちらが選考委員会の方で決めた二次審査の採点基準でございます。こちらにつきましては、委員の中で話し合った結果、傾斜をつけるというよりは、全て大事ということで、全て4倍にさせていただいています。  なお、一次審査と二次審査で、一次審査が2、二次審査が1という2対1の割合で計算をすることになってございますので、このような配点になってございます。  6ページを見ていただけますでしょうか。6ページに、こちらの一次審査から残ったA、B、E、F業者がいまして、審査の結果、B事業者が受託するという形になりました。  2ページにお戻りいただけますでしょうか。選考結果、項番5のところでございます。事業者は、東武トップツアーズ株式会社です。  企画提案書を別紙3につけてございます。7ページから34ページまででございます。こちらを実際に用いて委員の方々に採点をしていただいたという形になります。  見積額ですが、3億8,164万6,690円という形になります。  選考理由のところですが、選考委員会での委員の評価として書かせていただいていますが、3点大きく挙げられます。海外修学旅行教育的意義を的確に捉えており、それを強く意識した提案になっている。それから、シンガポールを行先とした海外修学旅行の実績が豊富であり、それを踏まえた生徒に寄り添ったプログラムが細部まで綿密に練られている。それから、プログラムの実現に安定性があり、また、生徒の安全や危機管理の面への配慮にも優れていたという、この3点が挙がりました。  実際にこの提案書を使って、どのような提案であったかということを御説明させていただきたいと思います。10ページを御覧いただけますでしょうか。こちらですが、2日目のプログラムのことが書いてございます。教育委員会としては、現地学生と交流をする日ということで、生徒4名と現地学生1名で行動してということを柱として出させていただいていて、それに対して事業者の方から出された提案というのがこちらでございます。  こちらですが、項番4のところに書いてあるのですが、オリジナルのイングリッシュチャレンジプログラムというものが提案されています。こちら、どのようなものかというと、まず1つ目が、ワークシートを活用したスカベンジャーハントと書いてあるのですが、ミッションを与えて、それを町なかで集めていきながら何か目標を達成するというようなものです。  次に11ページを見てください。インタビューリサーチプロジェクトといって、町なかでインタビューをしたりという想定をしていたのですけれども、その中で、ただやみくもにインタビューするのではなく、両国の食文化であったり、スポーツであったり、音楽であったり、そういったテーマを持って、事前にリサーチした上で、現地学生のサポートを得ながら、現地でインタビューをしてみるというようなプログラムが組まれていて、こういったところでも、事業者のノウハウ、今までの蓄積が生かされるような提案だったというところでした。  少しプログラムとずれてしまうのですが、この11ページの項番5を御覧ください。現地学生の確保、欠員時の対応というところなのですが、こちらはシンガポール国立大学南洋理工大学等の学生も集めてという具体的な提案もございました。  それから、6番の移動、食事のところを御覧いただけますでしょうか。この日は皆さん、グループの組合せによって行程が違うので、各自で地下鉄に乗っていただいたり、お水を飲んだり、お食事をしたりというような想定をしていますと、私もこれまで事務局としてもお答えしていたのですが、こちらの提案の中に、日本でいうSuicaやPASMOのようなチャージ式パスの中に、日本円でいうと5,500円ぐらいの金額が入れられて、それを全生徒に配り、それを2日目の移動や食事のときに使うというような提案がございましたので、こちらを採用させていただこうかと思っています。  それから、項番7の安全の確保・緊急連絡体制というところでございます。こちらについては、子どもたちが実際に持っていくiPadの中にアプリを入れて、位置情報を確認できるようになるというような提案がございました。こちらも採用させていただこうかと思います。  では、12ページを御覧ください。3日目のプログラム内容です。こちら、セントーサ島の中での見学や体験プログラムということを柱として出させていただいていましたが、こちらの提案では、大きく分けると、午前と午後で内容が分かれています。午前中のコースで8つ、午後8つとあります。例えば、午前中のもので言いますと、セントーサアドベンチャープログラムといって、体を動かすアクティビティーや、セントーサチームビルディングというところで、チームワークを構築していくようなプログラムであったり、あとは、シロソ砦での平和講話であったりというところが提案されています。午後が、こちらに書いてあるようにユニバーサルスタジオシンガポールであったり、マダムタッソーシンガポールであったりというような形になります。  こちらの想定ですが、全学校同じ形ではなく、例えば、学校によっては、午前も午後も子どもたちが組合せを選ぶという学校もあれば、例えばですが、午前中は5番のシロソ砦での平和講話をうちの子たちには全員聞かせたいと選んで、全員が聞いた上で、午後は子どもたちが実際に自分たちが行きたいところを選んで行くような組合せもできるというところで、今後、学校とも詰めていくようになるかというところでございます。いずれのコースを選択しても、金額が増えたりなどがあるものではございませんので、そこはしっかりどのコースを子どもたちが選べるか、学校もどのようなところを学ばせたいかというところを詰めていくという形になります。  14ページを御覧いただければと思います。4日目です。これまで教育委員会としては、この日はSDGsのプログラムであったり、キャリア教育について学んでいただきたいという形の柱を出してございました。こちらは事業者の提案なのですけれども、2日目にやったような現地学生子どもたち4名のグループ学習を、4日目でも探究型フィールドワークといった形でできるという提案がありました。書いてあるとおり、スマートシティコース、イノベーションコース多様性コース、サステナビリティコースの食と農業、それから環境というように分かれていて、こちらについても子どもたちが選びながら、自分たちの学びたいところを学習していくというようなものになっています。こちらがプログラムでございます。  あと、22ページを御覧いただけますでしょうか。相談・問合せ対応についてというところで、もちろん保護者の方も困ってしまう、学校も困ってしまうということではいけないので、しっかりとこちらで対応する相談窓口を設置するという考えではございましたが、今回、電話や対面以外でも、こうした相談窓口を設置いたしまして、24時間、Googleフォームを使っての問合せに対応できるようなものも、学校ごとに設置をするような提案がございましたので、そちらを実施させていただきたいと思ってございます。  では、本編の2ページにお戻りいただけますでしょうか。2ページの5の(5)公表のところでございます。選考結果につきましては、海外修学旅行調査特別委員会のこの報告後に、区のホームページで公表する予定でございます。  契約締結ですが、令和6年1月15日付で選定事業者契約締結をいたしました。  3ページを御覧いただけますでしょうか。参考資料といって、今回、とてもボリュームの多いものをつけさせていただきましたが、項番1が選考関係書類で、別紙4から別紙8は公募をするときに使った資料でございます。  2の採点基準ですが、別紙9と別紙10です。こちらについては、選考委員会が立ち上がった後に、どこに重きを置いてしっかりと採点してもらうかというところで決めたものでございますので、事業者に示しているものではございませんが、今回、こちらも見ていただいてというところでつけさせていただいているものでございます。  項番3です。選考委員会の会議要録というところで、議事録についてもつけさせていただいています。  大変長くなりましたが、報告は以上になります。 ○委員長(榎本あゆみ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(三田あきら君) 御説明ありがとうございます。まず、17ページを御参照いただきたいのですが、プログラム内容の効果検証のところですけれども、気質診断、それからコンピテンシー自己評価、相互評価というのが出てくるのですが、この評価システムというのはどういったものか、御説明いただけますでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) タブレットを利用して、質問に答えていくと、そういった診断が出るような形になっているものと聞いています。 ○委員(三田あきら君) この後で結構なのですが、サンプルを見せていただくことは可能かどうか、お伺いします。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 資料にまとめて提出させていただきたいと思います。 ○委員(三田あきら君) お願いいたします。  次に、48ページでございますけれども、様式4というのがございまして、平成26年から令和5年までの実績を記入していただくシートがあるかと思います。今回選定された事業者が、シンガポールへの修学旅行の経験が豊富だということなのですが、海外の修学旅行などというのは今までだと私立学校が多いのかと思うのですけれども、公立学校の経験をお持ちなのかどうかをお伺いしたい。それから、この様式4、事業者に御記入いただいたものですが、差し支えない範囲で、具体的な学校の名称は伏せていただいて結構なのですけれども、参考資料として御提出いただくことは可能かどうか、お伺いいたします。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 公立学校の実績もあるという報告を受けています。少し調製いたしまして、またそれも資料にしてお渡しできればと思います。 ○委員(三田あきら君) よろしくお願いいたします。  次に、少し進みまして、51ページでございますけれども、様式6でございます。従事者の配置計画、スケジュールというところ、このシートについても可能な範囲でお示しいただきたいと思うのですが、可能でしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) こちらにつきましても、少し調製をさせていただいて提出させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○委員(三田あきら君) ありがとうございます。  それから、先ほどの御報告の中で、1月15日に契約が締結されたという御報告でございましたが、契約に当たってのための仕様書というものがあるかどうかということと、参考資料として御提出いただけるかどうか、お尋ねします。 ○契約管財課長(江村信行君) ただいまの契約に当たっての仕様書でございますが、こちらはございます。資料として調製するように調整いたします。 ○委員(三田あきら君) ありがとうございます。委員長、御調整の方、よろしくお願いいたします。 ○委員長(榎本あゆみ君) ただいま三田委員から、資料要求の発言がございました。正副委員長にて調整させていただきたいと思いますので、理事者の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 ○委員(新藤加菜君) まず、21ページなのですけれども、延泊に係る宿泊費・食事代についての記載があると思います。こちら、1人当たり2万5,000円の補償プランがあるということなのですけれども、これは上限額が1日当たり、生徒1人当たりにつき2万5,000円ということで合っていますでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) おっしゃるとおりです。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。となると、宿泊予定のスイソテル・ザ・スタンフォードですが、こちらの宿泊料金を調べますと、年間通じてどこのベストプライスを検索しても、1泊6万円を下回ることは大体ないような掲載になっていまして、ハイシーズンになってくると10万円を超えるようなこともあります。当然、宿泊に関しては、大人数でやる分、個人で予約するよりもベストプライスを出している可能性がありますけれども、それにしても、スタンダードとなる価格が6万円を下回ることはないということで、この2万5,000円で果たして同じクオリティーのもの、安心・安全も含めて、それが保障できているのかというのが不安なのですけれども、そこら辺、どうなのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 延泊した場合にも、同じクオリティーを保てるようにというところで、事業者とは今、詰めているところでございます。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。同じクオリティーでというと、安全面というところなのですか。それとも、立地も含めてなのですか。要は、スイソテル・ザ・スタンフォードと同じエリアになるのかどうか。ホテルというのは、一般的にエリアによって全然値段が違うと思うのですけれども、やはり宿泊をする場所なので、貴重品なども含めて、生命の安全も考えて、宿泊場所というのはすごく大事なところだと思うのです。その点について、この2万5,000円で果たして提案されているもののクオリティーが担保できるとは思えないのですけれども、具体的に今後詰めていくのはどういった形なのか教えてください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今、延泊した場合には、スイソテル・ザ・スタンフォードにこのまま延泊をするような流れで事業者とは詰めているところです。ただ、ほかのところになる場合でも、グレードを落とすことなく、安全性も担保できるということはもちろんのことだと思っていますので、再度確認をして、そのような形にしたいと思います。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。では、基本的には同じホテルでということなのですけれども、ということは、予備の方の、ホテルの翌日の部屋というのも仮でリザベーションしているということなのですか。要は、欠航などで延泊しますといっても、これだけ多くの数の生徒が、100人を超えるような単位でもう1泊延泊をお願いしますといっても、基本的に空き部屋は、人気のホテルですから、あまりないのかと思うのです。分泊の可能性もありますけれども、ここにも記載されていますけれども、部屋の確保、特に同じホテルの確保を前提としているのであれば、仮のリザベーションを入れているなど、そういったものはあるのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今はまだきちんと最終的な打合せまで行けていないところですので、おっしゃるとおり、そこがなかったというと大変なことになってしまいますので、きちんとリザベーションをかけているかなど、そのようなことも確認をしていきたいと思っています。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。そうしましたら、実際には分泊になってしまう可能性というのもあるとは思うのです。その場合に、どういったホテルが候補になっているのかというのも、今後共有いただくことは可能なのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 可能です。ただ、今の想定ですと、このホテルのままで延泊するという想定でいますので、そちらも含めてまた御報告します。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。それについては了解しました。  次に、12ページのところです。選択候補プログラムについてです。こちらに、午前と午後に分かれていますけれども、午前、午後それぞれ8種類のプログラムがあると思うのですが、このプログラムというのは、この候補で確定なのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今、提示された中で学校が選んでいく、子どもが選んでいくというような形になりますが、ある8というのは決まりです。 ○委員(新藤加菜君) 分かりました。ありがとうございます。  では、午前の(5)番のシロソ砦での平和講話について、もう少し具体的に質問させていただきます。これは第一次世界大戦の時期に造られて、第二次世界大戦においてはシンガポールが日本の領土になったような場所ということで、平和教育という観点では大変いいのかとも思うのですけれども、やはりシンガポールの方から見たこの場所というのと、日本の立場から見たこの場所というのは大きく意味合いが変わってくるものだと思います。その中で伝えていかなければいけない事実だったり、歴史観がある中で、あまりにも向こうの方の立場になり過ぎてしまうことをとても敏感な中学生に伝えていくというのは、今回のシンガポール修学旅行の目的とは少し逸脱してしまうというか、あまりにかけ離れてしまう可能性もある。結構リスクも大きい事業なのかと。ほかに比べると、ここが過激になり得る可能性はあるのかと思うのですけれども、その点はどうでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 実際に、今、学校も、どこに行こうかという候補を出しています。その中で、今度実踏に行く際にも、ここを見るという点を確認をして、どんな話になるかなど、今御指摘いただいたような点でなく、しっかりと事実認識と、そのようなことがあったということと、そのような文化につながっているなどということも入れて、しっかりと内容を確認した上で子どもたちに受けてもらうような形にはなるかと思います。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。ということは、実地踏査の際には、ほかも含めてなのですけれども、全てのプログラムを体験されるということなのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 10校の先生が選んで、行きたいというところが全部に当てはまっていれば全部行きます。それぞれ分かれてですけれども。ただ、もしこの(5)番のシロソ砦のところをどこの学校も選んでいない場合は、ここについては実踏しない可能性もあります。実際に行くところをメインに見て、そこで子どもたちがどこでお手洗いに行ったりなどということも含めて見てきますので、そのようなことになります。
    ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。では、今回、今年の学校が希望しなければ、実地踏査はされないということで理解をしたのですけれども、今後、このシンガポール修学旅行という事業自体が継続していく予定ではないですか、今年度だけではなく。というと、同じプログラムで継続した場合に、来年度はここを希望する学校も出てくる可能性というのは十分にありますよね。その場合も実地踏査というのは再度されるという認識で合っていますか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) はい。来年でいえば、令和7年度に向けての実地踏査をやるということになります。 ○委員(新藤加菜君) 分かりました。ありがとうございます。  現段階で、希望する学校があるのかどうか、行く生徒がいるのかどうかというところは分からないということなのであれですけれども、やはり今回、国内修学旅行ではあり得なかったリスクというのをここで一つ大きくはらんでいると思います。歴史認識というのは、本当に各国によっても違うものであって、日本人という立場からすると、ここで起こったことというのは、シンガポールの方からしたらすごく悲しい出来事だったかもしれないけれども、いろいろな価値観の違いによって戦争というのは起こっているわけで、必ずしもマイナスの部分だけではないというか、日本がもたらしたいい面というのもあると思っています。このシロソ砦においても、やはり日本が占領していたことによって、シンガポール軍の統率が取れるようになったみたいなデータも出ています。簡単にしか調べていないのであれですけれども。  とにかく、海外に行くことによって誤った日本に対する自虐史観みたいなものがもたらされてしまうというのは非常に大きな問題だと思いますので、ほかのプログラムは、アドベンチャーだったり、自然を楽しむみたいな、そこまで国の対立だったりという価値観、政治的なところは絡んでいないのですけれども、ここに関しては、かなり問題になり得る可能性をはらんでいると思っています。希望する学校があるのかどうか分からないということですけれども、実地踏査も含めて、あと、今後、この候補があることが正しいのかも含めて検討していってほしいと思うのですけれども、議事録を読んだところ、ここが候補になっていることは、審議の段階だったり、プロポーザルの段階では何か話題になったのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) ここの部分について、シロソ砦だけの議論は、特にはないです。全体を見て、子どもたちにどうかというような議論でした。 ○委員(新藤加菜君) 大体言いたいことは言ったのであれですけれども、本当にここに行くとなると、これは一つ大きな問題になり得る可能性があります。一方で、決して政治的なことだったり平和教育ということにつなげていくことが悪いというわけではないのですけれども、ここに関しては、本当に誤った歴史認識を与えない。日本人としての誇りを失うような、そのような自虐史観を植え付けるような体験にならないように、最大限の配慮をもっていただきたいということは明確に伝えておきます。 ○委員(琴尾みさと君) 実地踏査の件について触れられていたので、私からも少し伺いたいと思います。まず、実地踏査に誰が行くのかと、宿泊場所についてもあまり触れられていなかったのですけれども、中学生が泊まるところに実際に泊まるのかというところを伺います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 実地踏査には、各校1名の代表の教員と、あと代表の校長が1人、それと事務局が2名で実地踏査に行きます。  宿泊先のところに触れていなくて申し訳ございませんでした。子どもたちが泊まるスイソテル・ザ・スタンフォードに、実地踏査の際も泊まる予定でございます。 ○委員(琴尾みさと君) 分かりました。ありがとうございます。  あと、事業者が決まった後に、介助職員、また、看護師などの契約を進めていくという話だったのですけれども、それはいつ頃になるのか、伺います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 前々回に資料としてお示しさせていただいたときに、あくまでも現時点での人数ですといって、子どもたちの数や先生の数を出させていただいているかと思います。あれも、学校から、この人数でというところで出していただいているものなので、基本、あの人数で決定という形になります。  ただ、この後、転校生が来たりした場合には少し変動しますが、最終的には、行く何日前などに確認してということになります。 ○委員(琴尾みさと君) 分かりました。  介助員や看護師というのは、もともと事業者が決まった後に契約などをするわけではなくて、既に行く人が決まっているということですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) すみません。私が今、少し勘違いをしていました。修学旅行に行く人数については今決定しているのですけれども、看護師や介助員は別の会社に4月以降に委託する形になり、各校から申し出のあった人数をこちらの会社に委託するような形になります。 ○委員(琴尾みさと君) 分かりました。6月という結構タイトな日程ですので、できるだけ早めにお願いしたいと思います。  また、Wi-Fiルーターなども、今後、4人に1つ、グループで持つという話だったのですけれども、今回、子どもたちの移動を把握できるように、GPS機能を備えたアプリを導入するということですが、それはWi-Fiルーターが近くにあればいいのですけれども、仮にですが、万々が一はぐれてしまった場合、Wi-Fiの届く範囲から外れてしまった場合、そのGPSというのは捜すことができるのかどうかを伺いたいと思います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) Wi-Fiから外れた場合にはGPSでは探せないということになっていますので、可能な限りはぐれないことをしっかり指導するとともに、子どもたちがどこにいるかということは事前に確認して、コースを決めることになっていますので、そこに引率者等も含めて立つような形で、今、計画はしています。 ○委員(琴尾みさと君) ありがとうございます。本当にはぐれないことが一番いいのですけれども、仮にはぐれてしまったときに、例えばフリーWi-Fiだったら、いろいろなホテルだったり、いろいろな施設などにもあるはずだと思うのです。例えば、本当にはぐれてしまった場合には、このようなところに行った方がいいなど、何かそういったレクチャーを、万々が一のために生徒にはしておいた方がいいのではないのかと思いますので、もし今後、万々が一のために備えてお願いしたいと思っています。  あと、シーアクアリウムについてなのですけれども、いろいろと説明文が書かれてあったのですが、13ページのシーアクアリウムのキャリアプログラムのところで、この中の説明に、組織について理解を深め、ホスピタリティについて学ぶことで、将来のキャリアの手がかりにしていきますという文言があったのですけれども、よく分からなかったので、もう少し具体的に教えていただければと思います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) こちらはシーアクアリウムに行きまして、どのような組織なのか、一人で別にそこを管理しているわけではないので、会社としてどう組織立てて経営されているかなどを学ぶというところと、あとは、おもてなしの体験をするようなプログラムだと聞いております。水族館の仕事を個人でやるのではなくて組織でやり、それを理解する中で、おもてなしの体験をするという流れです。 ○委員(琴尾みさと君) ありがとうございます。シーアクアリウムを調べると、魚や水槽が出てくるのですけれども、そのようなところも見つつも、どうやって組織運営されているのかだったり、何かそれについての心がけだったりというのを、その施設の人が教えてくれるという理解でよろしいですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) はい。そうです。 ○委員(琴尾みさと君) ありがとうございます。分かりました。  あと、11ページのインタビューリサーチプロジェクトについてなのですけれども、これは先ほど三田委員との質疑でもおっしゃられていたように、東武トップツアーズ株式会社公立学校の実績もあるということでしたが、もっと分かりやすいサンプルというか、実際に使われているようなものがあれば、ぜひ見せていただきたいと思うのですが、いかがでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) そういったものがきちんとプログラムとしてあると聞いているのですが、実際使ったものがどうかということについては、調整をさせてください。 ○委員(琴尾みさと君) 食事の件についてです。食事のアレルギー対応などを気にされる方が以前からも多かったということで、今回いろいろ対応されると思うのですけれども、資料を見たところ、班別に行動するときがあるではないですか。そういったときの御飯の提供の仕方について、詳しく伺います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 2日目の想定なのですけれども、グループで散策をしたり、学んでいって、そのエリアの中のレストランやホーカーのようなところでこのようなものを食べるという計画をしたときに、そのカードも使えて、原材料というのですかね、入っているものについてはこうだということが事前に分かるような形にしておいて、そこに行くというようなイメージでいます。 ○委員(琴尾みさと君) 事前にお話を伺ったときに、ビュッフェ形式になるところもあると伺ったのですけれども、そういったところでも、どういったアレルギーの原因食物があるのかというのはその子が分かるような対応をされているという認識でよろしいですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) ホーカーのようなレストランの場合には、この食べ物はこうだというのを事前に調べていく。バイキング形式のようなホテルの場合ですと、ホテルで食べたりするときにはそういった形式なのですが、そこにはきちんと教員もついて、あなたはこれだったよねという確認をするとともに、個別食が基本となるので、バイキングで取るとなったときには、小麦は駄目など、そのような表示もしてもらうなど、そのようなことは工夫していくような形で今詰めているところです。 ○委員(二島豊司君) 選考委員の人選についてお伺いしたいと思います。一応、これは所属の大学等々が書かれてあるのですが、学識経験者の5人の方は、それぞれの御専門などを踏まえて選考委員を選考するという話が事前にあったのですが、どの方がどれということでなくても構わないのですが、選考委員を選考した基準についてお聞かせください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 5人、学識経験者の方が今回いるのですけれども、まず1人目が、東京都にお勤めだった方で、教育政策に優れた見識を有する方。2人目が、教育学の中でも教員目線に立った研究をしていて、海外修学旅行プログラム内容や事前事後学習についての教員目線での事業提案の判断がとてもたけている方。3人目が、文部科学省でやっているスーパーグローバルハイスクールというのがあって、将来世界で活躍できる人材を育成するという、そういったプログラムの企画評価委員を務めているような方。それから、4人目が、教育内容や教育方法学を専門としている方で、今回の海外修学旅行の行程が生徒の学びにとってふさわしいカリキュラムになっているかという視点で見られる方。最後、5人目が、障害を持つお子さんや疾患を持つお子さんに対しての心理的な専門家である方で、そういった配慮が今回考えられるからということで、そこの部分で専門的な見識を有する方の構成になります。 ○委員(二島豊司君) 分かりました。一次審査、二次審査の点数の表など、かなり細かく出していただいて、横に見ても縦に見ても、今回選ばれた東武トップツアーズ株式会社B事業者のところの得点が、テーマで見ても、またそれぞれの委員ごとに見ても、ほぼ一致して高い評価を得ていたということで、満場一致的な決定であったかと思います。  この東武トップツアーズ株式会社に決定したということで、これからしっかりとコミュニケーションを取っていただいて、学校の先生方とのやり取りもこれから発生してきましょうし、また、保護者説明会がこれから開かれていく。その説明会に同席していただきたい、こうしていただきたいというのが、これまでの検討委員会で先生方からも意見として出てきたりしていたと思うので、その辺り、丁寧に御対応をいただいて、不安なく事業が実施できるように、万全に準備を整えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員(野本たつや君) 御説明いただき、ありがとうございます。プログラム内容もかなりたくさん選択肢があったり、あと、事前学習も本当に聞いているだけではなくて、参加型だったり、現地とオンラインでつなぎながらやり取りするなど、そういったところはすばらしいと思いました。  1点、プロポーザルの基本的な方法について伺いたいのですけれども、プレゼンしている事業者をほかの事業者は見られない状況で、1者ずつプレゼンされているという形になるのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) どの事業者が来ているかも分からない状況で、その事業者が来て、プレゼンを見せてもらって、採点するという形です。 ○委員(野本たつや君) ありがとうございます。建築などのプロポーザルとはまた少し違うと思うのですけれども、例えば、今回採用されなかったほかの事業者にも、それぞれいい部分があると思うので、そういったいい部分をエッセンスとして取り入れたりする可能性はあるのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今回は、事業者ごとの提案を見て評価をしているので、ほかの会社のいいところを入れてくださいというのは、今回はないです。 ○委員(野本たつや君) ありがとうございます。  あと、今回、応募事業者が7者ということで、かなりほかのプロポーザルより応募があったと思うのですけれども、何か多く集まった要因などがあれば、教えていただけますでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 募集開始する際に、約90者にこちらからメールで連絡させていただいて、たくさんの事業者に集まっていただきたいというようなことはさせていただきました。 ○委員(阿部浩子君) すみません。少し金額のことでお聞きしたいのですけれども、23ページになるのですが、添乗員と現地ガイドで、添乗員の単価が47万5,000円というのは、4日間で47万5,000円だと思います。最近添乗員にどれくらいかかるのかというのが分からないのですけれども、結構高いように思うのですが、この方たちのお仕事というのは主にどのようなことなのでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) この方たちは、現地での案内というか、子どもたちを誘導したり、安全確保、それから、内容などを案内したりがメインです。 ○委員(阿部浩子君) それで、例えば御成門中学校だったら2人ついているのですけれども、この添乗員の価格というのはシンガポールの相場なのですか。その辺よく分からないので、お聞かせください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 学校の出発から帰校するまで、現地も全部案内してという形でやっていって、事業者の提案だとこちらでしたので、相場かどうかと言われるとあれなのですけれども。 ○委員(阿部浩子君) 私もその辺がよく分からなくて、日本だったらそんなにするのか。今、円安になっているので、この辺が相場なのかとも思いますが、普通の感覚でいったら、少し高いのではないかと気になっていたのです。  あと、現地ガイドも、御成門中学校だと3名ついて、18万1,000円なのですが、現地ガイドは主にどのようなことをされるのかを伺わせてください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 現地ガイドは、日本語が話せる現地の方で、グループで散策するときなども分かれて、一緒に行っていただいて、困ったときに少し助けてもらうという形になります。 ○委員(阿部浩子君) 海外だから、添乗員も現地のガイドもシンガポールに対してすごくいろいろなことの経験がある方だと思うのですが、少し金額的にどうなのかというところで気になったので、確認をさせていただきました。  あと、もう1点、先ほど来アレルギーの問題が出ているのですけれども、20ページにアレルギー対応と書いてあるのですが、今の説明をお聞きすると、中学校3年生ですよね。アレルギーを持っている方を見ていても、大体自分で何を食べてはいけないなどが分かっていて、全部、成分表示などを見て確認をしているので、そんなに心配することはないのかと思っているのですが、ただ、海外なので、その辺はどうなのだろうと、正直なところ思っています。  アレルギー対応が必要な人で、エピペンが必要な方はいらっしゃるのですか。それは本人が持っていくのかどうか確認させてください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) アレルギーにつきましては、子どもが実際に自分で理解していると、先生もおうちの方も理解していきます。  エピペンは個人で持っていって、ここに入れているということをきちんと周りに伝えるし、班の中でも、私がもしこうなったらエピペンがここに入っているからということは子どもたち同士で共有しておくということを想定しています。 ○委員(阿部浩子君) ありがとうございました。このようにアレルギーに対して対応を考えると、本人もすごく意識が高いというか、命に関わることだから、自分が一番よく知っているという感じで、そこまでなのだと私なんかは思ったことがあります。あと、周りのお友達や先生、添乗員の方も含めて、皆さんがそのように管理してくださるのであれば、万が一のことがもしかしたらあるかもしれないので、気になるけれども、二重三重のチェックがされている、対応されているということを確認させていただきました。ありがとうございます。 ○委員(三田あきら君) 1点質問をさせていただきたいのですが、選考委員会の会議要録の中で、佐々木校長先生がおっしゃっていることで、今まで各学校で事業者の選定をされていたというお話なのですが、これはやはり学校としては自分たちで事業者を決めていきたいという意向がそれなりに強いということなのか。今回以降の海外修学旅行の関係で、何かそういった御意見というのは聞いていらっしゃるかどうか、お尋ねしたいと思います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) こちらの発言の意図は、委員が質問した中で、今までどうしていたのですかというだけの、深い意味がある質問ではございませんでした。今までは各学校で行き場所も、京都・奈良なのですけれども、違っていたりするし、内容なども違うので、個別に大体二、三者を呼んで選んでいましたということを説明していたということでございます。 ○委員(三田あきら君) ありがとうございました。  これも事業者ではないので分からないかもしれないですけれども、10校一括で見積もってもらって、各校分を足して総額を出していると思うのですけれども、個別にお願いしていくのと、全校一括でお願いしていくのと、費用というのは結構変わってくるものなのか。どうなのでしょうか。難しい質問かと思いますけれども、すみません。分からなければ、分からないで大丈夫です。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今回、区が契約をしますので、10校だと1本の契約の中に、各学校ごととなり1回の契約で済むので、事業者としては1回の方があれなのかと。すみません。事業者が判断することですけれども、これをばらばらに学校とやる、10校分けて契約することになり、それぞれ1校ずつしなくてはならないので、どうかというところがあるのですが。お答えになっていなくて、すみません。 ○委員(新藤加菜君) 先ほどの質疑に関連して質問させてください。先ほど学校側から要望があった場合に実地踏査でその場所に行かれるということだったのですけれども、その場合、お手洗いの場所を確認するなどをおっしゃっていたので、基本的には、そこに行くというのを決めてから実地踏査に行くという形なのですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 全て決定してから行くわけではないのですが、例えば、3つの候補があって、1つになってしまうかもしれませんけれども、3つ行っておかないと、知らないところに連れていくことになってしまうので、選ぶ可能性があるところは、学校として絶対全部見るようにしています。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  先ほどのシロソ砦の話に戻るのですが、そこに行くかどうかの最終判断というのは、実地踏査をされた校長、学校側がするということなのですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) はい。校長が学校ごとに決めるということになります。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  先ほどからシロソ砦についての資料などをずっと見ながら今質問させていただいているのですけれども、中の写真などを見ましても、日本の統治時代のことを「HELL ON EARTH」と書いてあったり、かなり過激な内容があることは間違いないです。  それで、今回のシンガポール修学旅行は、真の国際人育成が目的であるとすると、その中にはやはり国内から国外になったことに対して、果たして真の国際人育成のためには、日本のことをもっと知ってから海外に出るべきではないかみたいな反対意見も多くあったということは記憶に新しいというか、アンケートでもあったと思います。そのような中で、かなり日本に対してのネガティブイメージを持たせるところに学校側の判断だけで子どもたちが行くということは、到底区民の理解が得られないものなのではないかと。日本に対して「HELL」と言っているわけですから、日本の統治下を。そういう場所ということに関しては、これは問題なのではないかと思うのですけれども、どうでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 歴史の事実を伝えるということと、あとは、やはり多様な考え方、先ほど新藤委員もおっしゃっていましたが、この国から見るとこうなるのだけれども、この国から見るとこうだということ自体を学ぶということも学習の一つであるかと思うので、そこに行く場合には、そういったところに配慮した内容にしなくてはいけないかと思っています。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  事実とおっしゃっていましたけれども、果たしてこちらのシンガポール側が今展示していることが事実かどうかの判断というのは、専門家でもない我々がするものではないというのは一つあるのですが、その上でここに展示されているものが全て事実というわけではないということもあると思います。  そのような中で、多様な考え方、こちらから見たらこう、こちらから見たらこうということはもちろんあるのですけれども、これは本当に逸脱しているのではないかと思うのと、あと、ここは、資料を少し見ただけなのですし、今、阿部委員から教えてもらったのですけれども、日本の発表だと亡くなった人の数は5,000人、でも、シンガポールの発表だと5万人になっているそうで、そこでも明らかに歴史認識、どれが事実なのかという認識に大きな乖離がある場所だと思うのです。やはり、そのような場所に行くというよりも、候補になっているということ自体が個人的には信じられないというか、問題になり得る危険性をすごくはらんだものではないかと思うのですけれども、この展示の歴史認識の差に、死亡者数に10倍の差があるということに対して、どうお考えでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) そのようなことも含めて、どういった場所かをきちんと子どもたちに示した上で行きますので、いきなり行って、こんなことが書いてあるなどということは絶対にあってはならない。ほかの場所もそうですけれども、事前学習する際に、こういった認識でシンガポールではこうなっている、日本だとこうだという違いも実はあるということも含めて、それは指導していかなくてはいけないかと思います。このようなことがあったというか、そのようなことから今も展示されているのだという学習になるのかと。今はやはり平和について、最終的にしっかりと世界平和を目指してやっていく必要はあるよねというところの話になるのかと思っています。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  ただ、ここに行くとして、このツアーの説明員というのは基本的に現地のガイドということなのですか。詳しいことは分からないですけれども、博物館やこのような展示のある場所だと、大体ツアーをしてくれる人が常駐でいらっしゃるではないですか。そのような方がやるツアーということですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今、実地踏査にしっかり行って、この方がするというところももちろん確認してくるところなのですけれども、そこの施設の現地の方が説明をしてくれるような形になるかと思います。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  というと、その現地踏査においても、現地の方はまだ決まっていないということなのであれですけれども、その方がどういった形でどういった文言を言っていくのかというのは分からないところだと思うのです。  例えば、平和教育一つにしても、教科書などだったら、いろいろな方の意見があって、一つの文言に対して、すごくディスカッションされて、それを教えていくということがあると思うのですけれども、今後、ここに子どもたちが本当に行くとして、選択していくプロセスの上で、適正にそれが判断されているとは思えません。  もうこうなってしまっていますという話で、特に候補から外すみたいなことも特段ないですし、8個の候補で決まりましたということで、今後調整していきますということではあるのですけれども、あまりにシンガポール修学旅行の中で、これはとてもエキセントリックなところであるし、問題になり得る誤った価値観、誤った自虐史観を子どもたちに伝えるものだと思うのです。そういった可能性も含めて、もちろん平和教育は大事だと思いますけれども、選択していくプロセスにおいて、そのような可能性がある場所だということは、きちんとお子さんにも御共有いただきたいと思いますし、行くとなった場合には、伝え方のプロセスや、一つの文言に関してもきちんと精査していく。それからあと、そのプロセスに関しても、どういった形でどのような文言なのかということも、今後、委員会でも御共有いただくということはお願いできますでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今日、新藤委員にいただいた意見も、考えとしてこちらとしては承らせていただき、実際に実地踏査に行ったときに、歴史学習にふさわしいかも含めて、ほかのものもそうなのですけれども、確認してまいります。その際に、事務局も実地踏査に行っていますので、少しふさわしくないということであれば、そこについては違うところに行くという判断もあるかとは思っています。第1回目なので、まずは行くところをしっかり確認してきて、その上の決定かとは思ってございます。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  実地踏査の上で、ふさわしくないとなった場合には、選択肢から外すということもあると今、御答弁をいただいたのですけれども、具体的にどのような場合にふさわしくないというのを想定されていますか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 私も実際に見ていないのであれなのですけれども、安全性に欠けるような、とても危ないところを歩くような体験であったりすると、これは危ないので、アクティビティーだからといっても参加させられないなどがあります。あとは、先ほどの歴史認識の話でも、そういった誤解を招くような説明がなされるのであれば、それについては子どもたちにやはり聞かせることは、隠すというわけではないのですけれども、そこについて今回は受けさせないで、違うところを選ぶという形になるかと思っています。あくまでも仮定でのお話しかできないのですが、安全性と内容については確認をしっかりしていきたいと思います。 ○委員(新藤加菜君) ありがとうございます。  安全性と内容ということで、安全性についてはおっしゃるとおりだと思います。子どもたちが何かプログラムの内容とは関係なく事故に遭ってしまったら仕方ないので、そのとおりだと思います。  2個目の内容に関しては、やはりふさわしいか、ふさわしくないかの判断基準は今のところは具体的にはないということで、行く人たちの個人的な主観になってしまうのかと思います。  ただ、本当にずっと同じことを繰り返すようで申し訳ないのですが、歴史認識の問題というのは、個人の主観ではなくて、やはり客観的にいろいろな価値観を持って取り組んでいかなければいけないことですし、今回の真の国際人育成という目的に対して、日本に対する誤った歴史認識を植え付けることが正しいと私は全く思いませんので、本当にその辺りは実地踏査も踏まえて、かなり慎重に取り扱っていただきたいと重ね重ねになるのですが、申し伝えさせていただきます。今後も資料共有だったり、どのようなものだというのも、できる限り、最大限で、特にこのプログラムに関してはいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○副委員長(小倉りえこ君) 何点かお伺いしていきます。以前の委員会でも、議会で上がっていた懸念点などをはじめ、特別委員会が立ち上がった経緯というものも選考委員に十分お伝えいただいて進めてくださいというような御提案というか、お願いが我々の会派からもありまして、それがあったからこそ、議事録を拝見しても、しっかりと意見が交わされて、その提案も含めて、選考プロセスが進んでいったのかと思っています。これは素直にお礼を申し上げます。  質問なのですけれども、8ページの提案書の中で、11月23日の時点で、エアラインの座席というものが確保されております。航空業界、オーバーブッキングが当たり前のチケッティング業界なわけですけれども、応募されていた7者というのは、全てこのように事前の座席を確保された上でプロポーザル参加をされているのか。教育委員会の方も、そもそもそのように想定されているとは思うのです。当たり前の話なのかというのと、参考までに、これ、実際、今取られているところのエアラインのブッキングクラス、もしお分かりでしたら教えていただきたいのですけれども。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 私どもとしては、事前に予約してください、しないでくださいではなく、あくまでも選考されたときにきちんと座席を確保してくださいということしか事業者には伝えていないので、この事業者が、私たちはここで確保していますというところです。なので、ブッキングしたかどうかというのは、私たちが関与していないところなので、分からないです。 ○副委員長(小倉りえこ君) それは本当にそのとおりだと思います。だから、7者全部が、ひょっとしたらブッキングした状態で出てきているのではと想像はしているのです。そうでもなければ、例えば、決まったときに、これから慌てて予約を取りますみたいな状況では、取れませんでしたということになりかねませんので、これはこれでいいと思うのです。  ただ、7者全部が恐らく予約をしてきたであろうとして、そこから一次選考、二次選考で脱落していく中で、当然、キャンセルをかけていくのでありますけれども、逆に考えますと、オーバーブッキングによって、ほかの、例えば個人の方々やツアーの方々がいる中で、ここに港区の人数が加わっていると。よくありますよね。当日行ったら確保できていなかったみたいな話がよくありまして、ここは恐らく大丈夫だと私は思ってはいますし、事業者も経験があるということなので、その辺りは今後またきっちりと確認をしながら詰めていかれるという理解でよろしいのですよね。  ということと、そのときにブッキングクラス、ごめんなさい、これは参考までに聞いておきたいのですけれども、お分かりでしたら。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今、事業者とのやり取りの中では、確実に席は確保できたと伺っています。そこしか分からないです。 ○副委員長(小倉りえこ君) ありがとうございます。  改めて今これを見てみますと、仕様書の段階で、各学校の日程が指定はされていたわけですけれども、もとより学校が国内の修学旅行で行っていた日にちというものがばらばらで、違いますよね。秋口に、10月、11月に行ったり、またはそうではないところで行ったりというところを、今回は夏休みを挟んで、6月から9月の間で受験のシーズンを避けながら、準備もコンパクトにやったスケジュールになると思うのです。学校が同じ時期に行くのをもちろん避けるというところもあると思うのですけれども、かぶらないように、上手な日程になっていますけれども、その中で、航空券の費用のレンジが結構ありまして、12万8,100円から23万1,800円と。これ、いつ行くかで、ひょっとしたら費用面で大きく左右されるのかと。それがチケッティングの業界は当たり前な話ですからとは、思っていたのです。  全体の総額、これ、航空券代だけで大体約3割、3億8,000万円余の事業費というところの約3割少し切るぐらいを占めているのです。細かく学校ごとに見ていくと、シンガポール航空より日系キャリアの方がコストが高い。これはよくあるものなので、いいかどうかは別ですけれども、大体倍ぐらいの開きがある。ひょっとしたら、これ、シンガポール航空を取ろうと思ったけれども、フルブックだったのかなと思うのですが、コストカットが全てではないのですけれども、例えば、これまでの経験で、できるだけ費用を抑えていくなどという観点で、比較的ハイシーズンとなる時期に海外の修学旅行に行くということについては、やはり事業者は物すごくいろいろなことを知っているとは思うのです。
     ヒアリングをされたり、有識者や選考委員の話の中で、議事録にないということは、多分、そのような話題は出なかったのでしょうけれども、チケットの値段と行く時期などで何か検討されるトピックというものは出たことがあったでしょうか。取り留めのない質問になってしまったかもしれないのですけれども、事業者からそのような提案が、例えばいつの方がよくあるシーズンですよとか、取り合いがあったり、選考委員の方から時期をずらした方がいいのではないかなど、もう少し先を見据えた話があったかどうかというのを聞かせてください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) 今、なぜ全部同じ航空機の会社ではないのかということは、事業者が決まってから確認したところ、3校だけ別の会社なのですけれども、そちらは7校で使用する航空会社が取れなかったので、そちらにしたというようなことは聞いています。  今回、タイトなスケジュールで、来年実施ということで、この日程で決めさせていただいたのですけれども、来年度は、航空機の値段など、そのようなことも含めたスケジュールで検討していければいいのかと。例えば、9月がハイシーズンですので、そういったところをずらしたりできれば本当はいいのかなど、そのようなことは、事業者が決まった後に事務局では話をしていますが、そういった選考委員からの意見というのはございませんでした。 ○副委員長(小倉りえこ君) ありがとうございます。選考委員から出なくても、事務局の中でそのような話題が既に出ているというのであれば、特にこうしたらいい、ああしたらいいというところまではいかないのですけれども、では、ハイシーズンはいつなのだろうというところを考えると、やはりエアラインの人気にもよりますが、空きがないときは別の航空会社でやはり高い値段で出たりするので、いまいちここがいいなどというのは確かに言いにくいところがあるのです。今後に生かしていただければと思います。  あと2点ありまして、現地の学生も一緒に回るということなのですけれども、大学生を中心にリクルートしていく予定となっています。アテンド経験がある方々を当然集めていかれるのだろうと勝手に推測をしているのですけれども、これまでの事業者の経験で、どのような方々の実績があるか分かりませんが、特に語学学校のネットワークを通じた人材確保というところもあったので、シンガポールに留学されている方なども踏まえて、要は、母国語が英語である必要はないなど、そのようなところからも集めると思うのです。シンガポールに留学している日本人もいるかと思いますし、それは教育委員会として、もしそのような方々がいた方がいいのかどうかについては、教育委員会としての考えもあるでしょうけれども、アテンドされるに当たって、事前の研修や指導などをどのようにされるのかといった情報はお持ちでしょうか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) これまでの実績の中で、大学の日本語サークルに入っている現地の学生を使ったプログラムでやったことがあると聞いているので、そういった日本語サークルに入っているような方が学生としていらっしゃるかと。シンガポール国立大学、南洋理工大学など、あと、ほかの私立大学でも経験済みで、そういったアテンドをしたことがあるような方をメインとすると聞いていますが、その方がいない場合は、しっかりと育成してもらって、引率してもらう形でおります。 ○副委員長(小倉りえこ君) ありがとうございます。  最後なのですけれども、以前の委員会で、学校と教育委員会海外修学旅行検討委員会の中で、学校の方から上がった質問で、修学旅行中のパスポートの取扱いは、事業者が決まってから考えていきますというような記載がありました。これについては、学校関係者の方からも、この点をすごく心配しているというのを直接聞いておりまして、その理由が、中学生は全体的に物の管理というものが少し甘く、上手ではないということで、本当に真剣にというか、本当に心配をしておりました。  なので、パスポートを個人に持たせていると、絶対になくすのではないかという恐怖感が先生方にはどうやらあるようで、これから事業者と相談するという話にはなると思うのですけれども、経験豊富な事業者であるわけですから、何かその辺りの話を聞いているかどうか。12月の選考中の時点で、この質問が恐らく検討委員会で上がっていた。前なのかな。その以前にたしか学校側から上がっている話なので、その辺り、確認されていることがもし今ありましたら、教えてください。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) プロポーザル選考の前に学校から今の意見は上がっていて、ホテルが決まらないと、施設の関係などもございますのでというところでしたが、今回ホテルが決まり、事業者とは話をしているところです。  各部屋にセーフティーボックスがある仕様になっているお部屋で、そこに子どもたちが2人1組で部屋に入りますので、その2人のパスポートを入れてセーフティーボックスを閉める。帰国するまでそこに入れる。帰る前の日に、先生たちで確認して、パスポートあるよねという確認をして持っていく運用で進める形となっています。 ○委員長(榎本あゆみ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) ここで、委員外議員である福島議員から発言を求められております。発言を許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) 発言は許可されました。  では、福島議員、お願いいたします。 ○委員外議員(福島宏子君) ありがとうございます。2点質問があります。  1点目が、23ページの見積書のところなのですけれども、費用が一番最初に出されていたものよりもかなり抑えられていると思います。その上で、下の段のところの(2)番の総価契約分のプログラム経費というのが2日目、3日目、4日目とそれぞれありまして、2日目、3日目、4日目とそれぞれ分かれている理由と、1人1枚なのかと。後ろの方を見ると人数分という形で計算されているように思えたのですけれども、この詳細を伺います。あと、それ以降の保健室、引率者会議室という辺りや、あと企画料なども、その詳細が分かれば教えていただきたいと思います。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) まず、23ページのところで、企画料、保健室、引率者会議室というのは、事業者が独自に入れてきたものなのですけれども、実際にホテルの中で打合せをしたり、子どもたちの班長だけを集めて話すなどということをするので、そういったときに引率者の会議室を使ってやったりすることもあるのです。宿泊施設によってはそれがなかなか難しいので、その部屋を取るということで、この部屋が取られています。  あとは、保健室は、具合が悪くなった子が使うというところで、企画料についても、これは事業者の考え方でいろいろな雑費や、手配するに当たってのお金でここに入れているものということで、事業者が提案している形になります。  それから、プログラム代が2日目、3日目、4日目と分かれているのは、すみません、先ほどの私の説明が不足していたのかもしれないのですが、2日目のプログラム、3日目のプログラム、4日目のプログラムで内容がそれぞれ違うので、そこで10校分足し上げて計上させていただいています。 ○委員外議員(福島宏子君) そうすると、行動日程表というか、プログラムというものは、こういったものでいいのですか。結構金額的に多いと思ったので、何かもう少し一日一日必要なものが別にあるのかと思って今伺ったのですが、プログラムというのは、その日の予定という、そういった中身ですか。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) こちらのページでいいますと、10ページのところが2日目のプログラムの内容です。例えば10ページでいうと、スカベンジャーハントと、11ページのインタビューリサーチプロジェクトをやるに当たっての準備経費であったり、そういったプログラムが、こちらの金額になっているという形になります。それが3日目、4日目とあるのですが、こちらが総価になっているのは、例えば、残念ですけれども、お一人具合が悪くてお休みされたとしても、ここはプログラムとして組んでいるものなので、金額が変わらないため総価としているというところも、すみません、答えが漏れていましたので。 ○委員外議員(福島宏子君) 分かりました。  あともう1点、企画計画書の中で、15ページのところに事前事後学習の内容というところで、6回の事前学習と2回の事後学習というところが、15ページから16ページにかけて書かれています。110ページの選考委員会の会議要録の中にも、事前学習などに触れられている委員の方もいらっしゃるのですが、事前学習をやるということで、今後詰めていくと思うのですが、日程やその場合の資料など、そういったものはまた決まり次第、この委員会に出していただけるということでよろしいのかどうか、確認をお願いします。 ○教育指導担当課長篠崎玲子君) プログラムの事前事後学習に当たっての、例えば3番のオリジナルワークブックなど、そういったものについては提供させていただきたいと思います。  あと、学習日程は予定を学校が組むので、かっちり決まって、何か説明会をするというわけではなく、授業の流れの中でやっていくもので、日程がかっちりと決まったものではないので、そこは少し御相談させてください。 ○委員長(榎本あゆみ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) ほかになければ、報告事項(1)「港区中学校海外修学旅行事業業務委託受託事業者の選考について」の報告は、これをもって終了いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(榎本あゆみ君) それでは、審議事項に入ります。審議事項(1)「発案5第16号 区立中学校海外修学旅行に関する調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) なければ、本発案につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) それでは、本発案につきましては、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(榎本あゆみ君) 次に、次回の委員会ですが、既に皆様にお伝えしておりますとおり、2月8日木曜日に開会いたしたいと思いますので、御承知おきください。     ────────────────────────────────── ○委員長(榎本あゆみ君) そのほか、何かございますでしょうか。 ○委員(二島豊司君) 時間が少しずれていますね。 ○委員長(榎本あゆみ君) そうですね。3時30分からとさせていただきます。  大丈夫でしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(榎本あゆみ君) なければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 2時50分 閉会...