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  1. 港区議会 2023-10-05
    令和5年10月5日総務常任委員会-10月05日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和5年10月5日総務常任委員会-10月05日令和5年10月5日総務常任委員会  総務常任委員会記録(令和5年第18号) 日  時  令和5年10月5日(木) 午後1時00分開会 場  所  第5委員会室 〇出席委員(8名)  委 員 長  池 田 たけし  副委員長  阿 部 浩 子  委  員  森 けいじろう       ませ のりよし        小 倉 りえこ       鈴 木 たかや        榎 本  茂        なかまえ 由紀 〇欠席委員        な し 〇出席説明員  副区長                          青 木 康 平
     高輪地区総合支所長デジタル改革担当部長兼務       白 井 隆 司  企画経営部長                       大 澤 鉄 也  企画課長                         西 川 杉 菜  区役所改革担当課長デジタル改革担当課長兼務  多 田 伸 也  連携協創担当課長                     野々山  哲   区長室長                    小 笹 美由紀  財政課長                         山 越 恒 慶  施設課長                    伊 藤 太 一  情報政策課長・政策広聴担当課長兼務            菊 池 太 佑  用地・施設活用担当部長(用地・施設活用担当課長事務取扱)  大 森 隆 広  防災危機管理室長                     太 田 貴 二  防災課長                         鳥 居 誠 之  危機管理・生活安全担当課長           原 谷 英 樹  総務部長                         湯 川 康 生  総務課長・伝わる日本語推進担当課長兼務          若 杉 健 次  人権・男女平等参画担当課長           藤 咲 絢 介  人事課長                         茂 木 英 雄  契約管財課長                  江 村 信 行  会計管理者会計室長事務取扱)              西 川 克 介  選挙管理委員会事務局長選挙管理委員会事務局次長事務取扱)遠 井 基 樹  監査事務局長                       山 本 隆 司  監査事務局次長                      伊 藤 忠 彦 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 議 案 第74号 令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)                              (5.9.12付託)   (2) 発 案5第5号 地方行政制度と財政問題の調査について                              (5.5.30付託)              午後 1時00分 開会 ○委員長(池田たけし君) ただいまから、総務常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、ませ委員、榎本委員にお願いいたします。  傍聴者から撮影・録音の申出がありました。これを許可したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、そのようにさせていただきます。  日程に入ります前に、本日の運営について御相談させていただきます。  現在開会されている区民文教常任委員会において、当委員会資料№4、4-2、4-3について、資料の共管となっていることから、説明を受けることになっております。当委員会においては、前回に引き続き日程に沿って議案第74号の審査を行います。質疑終了後、採決を行いますが、区民文教常任委員会で説明を受ける内容については、当該議案に関連することから、採決は区民文教常任委員会終了後に行うこととします。採決後、委員会を休憩し、委員長報告・中間報告の案文を調製した後、委員会を再開して案文についてお諮りしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  本日の委員会の運営については、このような進め方でよろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、そのように進めさせていただきます。  次に、青木副区長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○副区長(青木康平君) 本日は、委員会の冒頭に貴重なお時間を頂戴しまして、ありがとうございます。  初めに、今定例会に提出させていただきました議案第74号令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)の審議に当たりまして、海外修学旅行に係る事前の御説明が不足いたしたことにより、議員の皆様に混乱を招いてしまいました。この場をお借りして、おわび申し上げます。  また、本案の審議に当たりましては、必要な資料が整っていなかったことや、9月15日、そして、19日の当委員会におきまして、答弁が十分ではなかったこともあり、本日も本案件におきまして御審議いただくことになりました。重ねておわび申し上げます。  本日も、大変遅れましたけれども、保護者等へのアンケート結果など、新たな資料を御提出させていただきました。御審議のほどよろしくお願いしたいと思います。  最後になりますけれども、今後、議会での審議等に当たりましては、議員の皆様に混乱を招くことがないよう、全庁にその指示を徹底しまして、丁寧な御説明をしていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「議案第74号 令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)」を議題といたします。  ここで、山越財政課長から発言を求められておりますので、これをお許しいたします。 ○財政課長山越恒慶君) それでは、9月19日の当常任委員会におきまして、様々な質疑をさせていただいております。その中で資料の要求をいただきましたので、その内容について御説明をさせていただきます。常任委員会特別委員会フォルダ総務常任委員会フォルダ、9月14日から19日及び10月5日のフォルダをお開きください。  初めに、資料№4-2のファイルをお開きください。こちらにつきまして、令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)の補足資料の追加ということで、調製をさせていただいたものでございます。  内容でございますが、まず、2ページを御覧ください。区立中学校における海外修学旅行の実施の経緯について記載をさせていただいております。1の背景、そして、3ページにお進みいただきまして、修学旅行先を海外とする目的、そして修学旅行の内容ということで記載をさせていただいたものでございます。  4ページを御覧ください。こちらは行程表の予定ということで記載をしているものでございます。特に前回の御質疑の中で御質問いただいておりますプログラムの内容について、(4)の体験内容ということで、より記載を充実させていただいております。  続きまして、少しページが飛びます。6ページを御覧ください。こちらは、今回の海外修学旅行の決定に関わる経緯についてということで、教育委員会事務局、そして区長部局の間でのこの間の検討経過におけるやり取りを対比させる形で、資料として調製させていただいております。後ほど御覧いただければと思います。  続きまして、少しページが飛びまして、11ページを御覧ください。海外修学旅行費用の全体像について、記載をさせていただいております。前回の常任委員会の中で御質疑をいただいている中の見積りの金額につきまして、徴取した事業者の内容をこちらで分析をさせていただきまして、その内容についてさらに細分化、細かく内訳として記載をさせていただいているものでございます。こちらは、1社目の見積書の内容を分析、細分化したものとなっております。  前回、航空機代というところについては、30万5,000円という形で記載をしていたところでございますが、上段の航空機、航空券と燃料サーチャージ・諸税の部分と、下の方の諸経費というところの添乗等と企画料というところに分けております。  そのほか、プログラム①のところにつきましては、事前の準備経費、そして、現地の学生との交流、現地での授業体験という形で、プログラム①の内容についても細かく記載をさせていただいております。  あわせまして、12ページでございますけれども、保険料、それから、同行する看護師、引率者の日当などの費用について、その積算の内容について記載をさせていただいている資料となっております。  同様に、13ページから実地踏査、いわゆる下見の部分についても、同様の形で費用を細かく細分化させていただいております。こちらの内容、航空機、それから諸経費というところを中心として細分化しておりますので、御覧いただければと思います。  また、15ページのところでございますけれども、保護者の費用負担の部分について、内容が分かりにくいというお話をいただいております。そうしたところも踏まえまして、旅行代金の部分、そして私費の部分、こちら、左側が国内の修学旅行における現状でございます。真ん中のところが、今回の海外修学旅行になった場合にどのように変わっていくのかというものを、図柄でお示しをさせていただいております。  続きまして、16ページを御覧ください。こちらは、特別支援学級の生徒の国内の修学旅行の参加状況についてを表にまとめたものでございます。過去3年の状況について記載をしております。  また、17ページ以降でございますけれども、区立中学校における海外修学旅行に関する区民等の意見ということで、9月4日から9月25日までに寄せられた113件について、こちらについては内容はそのまま、いただいた声のまま記載をさせていただいておるものを資料として調製をしております。  続きまして、ファイルが変わりまして、資料№4-3をお開きください。令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)の補足資料の追加の②という資料になっております。  まず2ページを御覧ください。前回の総務常任委員会での質疑の中で、もう1社、事業者の見積りを取っているということで御答弁をさせていただいております。その事業者についての見積りを踏まえて、先ほどの資料№4-2と同様の形で費用を精査して、記載をさせていただいているものがこちらの資料となっております。旅行会社の見積書に沿った形ということになりますので、旅行代金、そして保険料、実地踏査という形で記載をさせていただいているものでございます。  次に、5ページからでございますけれども、こちらがアンケートの結果になります。今回、中学校2年生の生徒を対象としたアンケート、そして、中学校2年生の保護者を対象としたアンケート、そして、特別支援学級の保護者に対して実施したアンケートの結果についてをまとめているものでございます。  甚だ簡単ですが、説明は以上となります。よろしくお願いいたします。 ○委員長(池田たけし君) 前回に引き続き、質疑を行います。御質問等ございます方は、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(ませのりよし君) 詳細な資料の作成、ありがとうございました。大分ブレークダウンして、分かりやすくなってきたのですが、まだ少し細かなところで質問させていただきたいと思います。  まず、資料№4-3で、載っていないのが実はあるかと思います。私も実際、学校の校長などにヒアリングを行っているのですけれども、1年生、彼らが、今の2年生が、去年の段階から、実は奈良・京都の列車は押さえていますということで、積立ても始めているなどという話も出ております。校長によると、そのキャンセル費用というのは行政で見るので、各校は見なくていいという話は伺いました。  そのキャンセル費用というのはどのぐらいの金額で、今回の予算の5億1,200万円の中のどの部分にその予算が含まれているのか、もしくは含まれていないのか、お聞かせください。 ○財政課長山越恒慶君) キャンセル費用というところでございますけれども、今回の旅行代金の中には入っておりません。  キャンセル料につきましては、既に準備という形で実施をしているというところがあると聞いております。キャンセル料につきましては、学校ごとによって若干違うということでございますけれども、一人につき6,000円程度のキャンセル料が発生する見込みであると聞いております。 ○委員(ませのりよし君) 学校によってばらつきがあるとは思いますが、聞くところによると、修学旅行の列車、新幹線を1両チャーターして、いろいろな学校で分配するという列車は、有識者によると、キャンセルできないみたいな、もしくはキャンセルも全額支払わなければいけない。その代わり、通常の学生料金の半額ぐらいでチャーターできるという話を伺ったのですが、それが6,000円なのでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) こちらのキャンセル料のところでございますけれども、修学旅行の実施の準備のためということで、新幹線代は入っていないということで、いわゆる企画料に相当する部分についてのキャンセル料ということで発生する金額として6,000円程度ということで聞いております。  新幹線についてですけれども、現時点ではその発生についての確認は取れていないという状況でございます。 ○委員(ませのりよし君) 分かりました。では、おおむね6,000円掛ける760人分相当が、恐らくかかるであろうキャンセル料という認識ですね。承知しました。  頂いた資料№4-2、4-3を拝見させていただきまして、資料№4-2の資料でいう11ページと、資料№4-3の資料の2ページで少し同じような項目で、1社目、2社目と比較して拝見したのですが、複数の項目で、極端に値段が違う、金額が違うというところが散見されました。  経費の内容のところでは同じようなことが書いているのですが、例えば、ガイドの費用など、片方の資料では20万9,000円、片方の資料では6万円、掛ける25名、25台のバスだと思うのですけれども、向こうの人件費に相当するところだと思うのですが、この内容が1社目、2社目で解釈が違うのかと。ここまで含めた料金があるから、片方が20万円を超えていて、片方は本当の人件費で6万円など、その辺のプロポーザルの仕様のところで少しばらつきがあって、解釈が違って、この金額の差になっているのかとお見受けします。  あと、食事代も、多分幾らと指定していないから、大体このくらいだろうというのが各社違いますけれども、片方は昼食3,600円、片方は3,300円、片方は夕食が5,400円で、3,850円など、そこもまちまちで、そこも仕様書で決めることによって、逆に決めないと、比較ができないのかと。精査する方も比較が難しいのではないかと思います。  その辺、まず、今後、3社目、4社目に対してどのようにプロポーザルの仕様を決めていくか、お聞かせいただけますか。 ○財政課長山越恒慶君) こちらにつきましては、標準的なモデルという形で設定をしていく必要があると考えております。公募の段階で、どのようなホテルとして宿泊をするのか、1室何名にするのかというところなどの条件をきちんと細かく定めていくことが、比較ができるようになっていくと考えておりますので、そこをしっかりと詰めた上で公募をしていくという形で公募要項をまとめていくということで対応させていただきたいと考えております。 ○委員(ませのりよし君) 分かりました。そこ、やはり受け手の事業者にとっても、あと、精査する選定委員会も、そういったところの基準が同じでないと比較が難しいと思いますので、ぜひそこは検討していただければと思います。  あと、プログラム①のところ、こちらも事前準備の経費が、片や350万円掛ける10校、片や41万円、ここも見積条件のところに書いてある文言は一緒ですけれども、ほぼ10倍の差があるというところと、あと、現地校での授業体験のところも、200万円に対して80万円掛ける10校、このようなところも、内容がこれだけの資料では分からないのですけれども、この仕様がやはり明確に、このようなことをやってほしいプログラム、あのようなことをやってほしいプログラムなど、この辺はそのような認識で、まだ内容が各社ばらばらだからこの値段の差になっているという認識でよろしいでしょうか。それとも、単純に金額が単価が違うのか、教えてください。 ○財政課長山越恒慶君) こちらにつきましては、プログラムとして実施する内容で、想定しているモデルケースという形でお伝えをしているものでございます。  内容についてでございますけれども、どのような経費をどこに計上してという条件設定までは、細かい段階までしていないというのが実情でございます。そこも含めて、公募に当たっての金額の示し方といいますか、様式というところで、しっかりこのような内容についての経費をここに計上してくださいということを御案内した上で、公平な選考ができるということを目指していかなければいけないと考えております。 ○委員(ませのりよし君) ぜひそのようにお願いしたいと思います。  あと、プログラム①のところで、現地学生本部会議室借用費用等とあるのですけれども、少し余談なのですが、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会のとき、お台場学園が、御存じのように、Team GB、イギリスチームに建屋ごと使っていただいた。校長の話によると、その利用費というのは、電気代も含めて1円も取っていないということを伺ったのですけれども、こういった交流をするときに、迎え入れる学校、そこは財政の問題、いろいろあると思うのですけれども、そういった学校の施設を借りるのに、文化も違えば国も違うのであれなのですけれども、一概には言えないと思うのですが、その辺も複数の学校で、私立なのか公立なのかも含めて、そういったところもある程度こちら側でも、こういった学校と交渉してみてくださいなどというのがあれば、事前に事業者には、丸投げではなくて、ある程度絞ってお願いした方がいいのではないかと思います。  めくって、オーガナイザー保険のところも、片方は詳細に内訳の仕様が書いてあったりするのですが、そういったところも気になりました。  先ほどの資料№4-2の資料の15ページのところで、個人負担のところ、保護者負担、網かけにされている中で、個人加入の海外渡航保険5,000円とあるのですけれども、解釈の仕方によっては、任意なので、入らない生徒、入る生徒がばらつきが出てしまうのではないか。入らなかった生徒が同行した場合、どういったデメリットがあるのか。修学旅行の旅行の観点からいって、この子はけがをしても保険が出る、この子はけがをしても保険が出ないなど、ばらつきがない方がいいと思うので、この辺は保護者負担ではなくて、経費の方で全員一律に入ってもらう方がいいのではないかと思うのですけれども、その辺をお伺いします。 ○財政課長山越恒慶君) 団体保険以外の、個人加入による海外渡航保険という形で想定をしている部分でございます。  今、ませ委員から、団体で入った方がいいのではないかというお話をいただいたところでございます。現時点での想定としましては、こちらの個人加入の海外渡航保険でございますけれども、オーガナイザー保険だけでは十分にカバーができないというところを踏まえて、各校保護者の方に御加入をお願いするというところでございます。  ここの部分について、全体として一律に入るかどうかというところについては、申し訳ございません、現時点では結論は出せておりませんけれども、そのような御提案があったということについては、教育委員会にも伝え、検討してまいりたいと考えております。 ○委員(ませのりよし君) やはり、今まで奈良・京都の扱いだと、そういったばらつきは多分出なかったと思うので、参加する受益者、生徒がそういった格差が生まれないようにした方がいいのではないかと思います。 ○委員(なかまえ由紀君) 事業者選定、非常に重要になってくると思うのですけれども、今までの一般的なプロポーザルの選考だと、委員が5名なのですが、半分以上が有識者など、やはり今回もそのような基準で、既に選考というか、大体目星はついているのか、これが議決されればですけれども、いつぐらいから第1回を行おうとするのかなど、選考委員会について教えてください。 ○財政課長山越恒慶君) プロポーザルの選考委員でございますけれども、予算規模を踏まえて、原則、現状では5人という形になっております。このうち半数以上、過半数を外部委員とするということになっており、外部委員の選定に当たっては、公正な選考が実施できるように、十分に配慮していくということになっております。現時点では、教育学、それから英語教育、教育心理学といった有識者を選定することを予定しております。  この間の議論の中で、プロポーザルの委員について増やした方がいいのではないかという御意見も頂戴しております。プロポーザルの委員の増員については、今後検討してまいりたいと考えております。  なお、プロポーザルの実施時期でございますが、議決をいただいた後ということになりますので、現時点では想定ということにはなりますけれども、11月の初旬には第1回目を実施をしていきたいと考えているところでございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 初め、予算の関係で5人とお伝えされたと思うのですが、その後、増員も考えているなどという。5人から増える可能性もあるということですか。 ○財政課長山越恒慶君) 現在検討しているところでございますので、まだ確定はしておりませんけれども、そこも含めて検討しているという状況でございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 学識者に関しては、教育学や心理学など、そのようなことをおっしゃられていて、決算特別委員会でも話題になったように、学識者という肩書であっても、元港区の学校長だったりなどというお話があって、だから悪いというわけでもないと思うのですけれども、やはりなかなか慣れた人間関係の中でということで、今、注目を浴びているので、何かと変に疑惑の目を持たれないためにも、その辺の第三者的と言えるのかどうかなど、その辺りはどのようにお考えでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) 原則5人とした場合に、学識経験者3人で、区の職員が2人ということになります。この区の職員については、海外派遣事業の引率経験のある学校長を入れるということも今検討しておりますので、そのような形で対応していくことを準備しているという状況でございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 元港区の学校関係者は入れないということですか。 ○財政課長山越恒慶君) 外部委員の選考に当たってというところについては、客観的に公正な選考が実施できるようにということで、有識者の選定をしていくということで聞いております。 ○委員(なかまえ由紀君) 入れないと断定して排除するということではないけれども、しっかりと公平性を担保するように心がけてくださるという理解でよろしいですか。 ○財政課長山越恒慶君) そのように心がけてまいります。
    ○委員(なかまえ由紀君) あと、決算特別委員会で、私が言ったのではないのですけれども、教育委員会事務局が委員に入ることの是非というお話を誰かがされていたこともあると思います。もちろん教育委員会の方がいろいろな実務や実情を知っていらっしゃるので、ぜひ入ってはいただきたいのですけれども、それが委員である必要があるのか。その辺に関してはどのようにお考えですか。 ○財政課長山越恒慶君) 事業の当該担当課長が委員として入るケースもあれば、事務局として運営をした方がいいというケースもあり、ケース・バイ・ケースだと思います。今回のケースについては、現在、教育委員会の方では、担当課長は事務局の方でという形で、事務の運営の方を担うという方向で検討しているということで聞いております。 ○委員(なかまえ由紀君) そうすると、最低5人として、半数以上は学識経験者なのですけれども、教育委員会の方は委員ではなくて事務局に入るとしたら、5人全員が学識である可能性もあるということですか。 ○財政課長山越恒慶君) 教育委員会の担当課長は事務局という形になった場合でも、区職員2名という形になりますので、1人は海外派遣の経験のある校長先生に入っていただくということになった場合、もう1人は教育委員会事務局の内部の職員という可能性もまだあるという状況ではございますけれども、そこについてもしっかりと客観的な審査ができるようにということで、メンバーは選定していくというものでございます。 ○委員(なかまえ由紀君) 海外派遣事業の経験のある学校長というのは、区職員の2名に該当するということですよね。区職員をもう1人ということですけれども、私、プロポーザルの基準の資料を持っていないのであれなのですけれども、5名のうち半数以上が学識なのですが、区の職員を2名は入れなければいけないのですか。 ○契約管財課長(江村信行君) 選考委員会の構成の委員でございますが、原則として5人ということになっております。こちらのうち学識経験者については、半数以上をということになっております。ですので、全員学識経験者ということも制度上はあり得るということになります。  ただ、区の職員が入らなければいけない一つの必要性という意味におきまして、やはりこのような区の事業目的、理解度をどの程度事業者が理解をしているのかというところは、区の職員でなければきちんとした評価をすることができませんし、また、区のある種の課題の解決の実現性、区の事務事業として、政策としてそれが妥当かどうかというところも判断する必要がございます。これもやはり区の職員の方がより適しているところになります。  あわせて、見積価格の適正性という意味におきまして、やはり職員として予算を、少しでも経費を節減するという意識をしっかりとした責任を持って見ているという意味もございます。そのような意味で、区の職員を入れることが必要があるというように、通常のプロポーザルでは判断をしているところでございます。本件についても同様かと存じます。 ○委員(なかまえ由紀君) 分かりました。ありがとうございます。確かに、区の職員に入っていただいて、経費などという意識なども含めて、評価の一員になっていただくということは、決して悪いことではないのだと思います。  ただ、だからといって、逆に、学識経験者はすごくいろいろな立派な学術的な知識をお持ちであっても、そういった意識が乏しいということもないでしょうけれども、そのようなことを考えたときに、5人で決めてしまうというのは、非常に一人一人の影響が大きいので、皆さん、立派な知識のある方がやられるのだと思うのですけれども、あまり属人的というか、偶然性などに左右されずに、しっかりと客観的にここがいいというような選定がされるといいと思っています。  学術の先生方が大学の先生なりということなので、そういったプログラムに対しての見方や、そういった中身の問題というのはしっかり判断してくださると思うのですけれども、これがやはり5億円ということで、1社目と2社目を比べても、いろいろな費用がこちらがこれで高くてなどというのも、この中身がどうしてこのようなものが出てきたか、私は全然分からないですし、教育委員会事務局の方も、かなりこれ、一つ一つ事業者から精査して、何でここはこんなにほかと比べて高いのか安いのかなど、別に高いから悪いわけでもないので、その辺をしっかりやろうと思ったら、逆にそういった旅行業界を知っていたりして、これは高いけれどもいい内容だからなど、そのような、この費用の妥当性を判断できる方というのが、選考委員会なのか、その後の契約では遅いと思うので、選考の段階でこの費用が妥当かなど、そういったことを見られる方というのは必ず必要だと思うのですけれども、その妥当性も5人が事業者からいろいろ聞く中で判断をするということなのでしょうか。 ○契約管財課長(江村信行君) まず、金額でございますけれども、金額が幾らかということと、それに対してプログラム、提案の内容自体がそれに見合うものなのか、その両方の視点を持って、プロポーザル選考委員会というのは進める必要がございます。  基本的には、見積価格というのは、まずは事務局でしっかり評価をするという必要がございます。これは行政の目でしっかり見るということと、あと、選考委員会におきましても、プログラム、提案内容の中身と、その経費とが釣合いが取れているのかというところも判断する必要もあると存じます。  ですので、これは全体の、採点の際の配点比率にもそのようなところが影響してくるのですけれども、提案の内容と価格とを両方合わせて評価をしていくということになります。  委員の中には、いわゆるビジネス的な意味での経費が妥当かどうかという知識等を持った方がいる場合、いない場合もあるかと思いますけれども、そこは見積価格という意味で、きちんとした評価をしていくということです。  また、プロポーザルの際に提示する予算の価格というものが、イコール契約額になるというわけではございません。そうではないという、そこの注釈もつけた上で公募を行うというのが通常の選定でございますので、あくまで規模を示すようなものになるのかと思います。 ○委員(なかまえ由紀君) ありがとうございます。選考委員会というのは、普通は1回目が公募要項など、そういったこと、いろいろな注意点をチェックして、2回目で一次審査、書類などの内容で事業者を見て、そこを通った方たちが3回目で二次でいろいろプレゼンテーションしてもらったりして決めると思うのですけれども、今回もそういった形で3回で決めるということでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) なかまえ委員御指摘のとおり、3回を予定しております。 ○委員(なかまえ由紀君) 1回数時間などだと思うのですけれども、何社応募されるか分からないですが、やはり選考委員だけで何時間かで、どこが本当にいいのかという比較をするのはかなり難しいと思うのです。なので、どこかの段階で、プレゼンテーションを聞いたり、プログラムの中身のよしあしというのはこの選考委員の先生方でいいと思うのですけれども、やはり費用と中身がどうなのかという、そこのもう少し分かりやすい資料展開をして選考委員に投げる。事務局が事前にそれを解析して、事業者から聞いて、資料化して提示するなど、何かきちんと比較ができるような、事前にどこかの段階でそのような作業というか、方が入っていないと無理な気がするのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) プロポーザルの応募書類の提出期限から第一次の審査までの間、この時間がすごく大事になってくると思います。この期間に事務局でしっかりと金額の精査を行った上で、審査委員の方に応募書類等の状況というものを事前に御覧いただく形で御送付をさせていただきまして、その内容を基にして、各選考委員の方が審査をしていただくと。そのような形でしっかりと事前に解析を行った上で、各選考委員の皆様方にお送りできるように、しっかりと準備をしてまいりたいと考えております。 ○委員(なかまえ由紀君) 前回こういった事業に手を挙げられる可能性のある事業者が80社はあるのではないかというお話があって、実際どれぐらいの方が応募してくださるか分からないのですけれども、どのような形で今、事業者を募集していますということを周知をされるのか。より多くの方に手を挙げていただける工夫は何かありますか。 ○契約管財課長(江村信行君) 今現在、最新の時点で、入札参加資格を持つ事業者、旅行業では93社いるということが判明しております。  こちらの93社には、もちろん区からのホームページ等での周知というのは今後していきますし、場合によっては、X、旧ツイッターや、場合によっては、この93社へメールを送るという形でも周知をすることはできるかと思いますので、極力より多くの事業者が参加をして競争原理が働くような、そのような工夫は区から働きかけていきたいと思います。 ○委員(なかまえ由紀君) 93社ということで把握もしていらっしゃって、それほどすごく膨大でもないので、ぜひこちらから直接ダイレクトにメールなりでこのようなことを募集しているのでということで、よりいろいろな多くの事業者の中で比較をして決められるようにしていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○委員(小倉りえこ君) 今のなかまえ委員の続きのところもあるのですけれども、プロポーザルのところで何点か確認をさせてください。通常、このようなものは3回開催して決まるというお話でしたけれども、改めて3回というものがどうして何をするというのを、分かりやすく説明いただけますか。 ○契約管財課長(江村信行君) まず、第1回目でございますけれども、プロポーザルの公募要項を固めるという作業を行うということになります。  2回目は、第一次の書類選考で上がってきた書類を審査をして、評定を行うということ。そこで第一次の通過者を決定することになります。  第3回目として、第一次選考を通過した事業者を呼んで、プレゼンテーション、またはヒアリングを行って、そこで最終的な候補者を決定をしていくという作業になります。それが通常の一般的な流れでございます。 ○委員(小倉りえこ君) 分かりました。改めてというところでお答えいただいたわけですけれども、今後のスケジュールという、先ほどの質疑の中で、11月初旬に第1回をというワードが出たと思います。その11月初旬というところの第1回というものは、おっしゃっていた1回目を開くのか、それとも応募を開始するのかなど、何をするのかというところをもう一回、仕様を固めるとはおっしゃっていましたけれども、大体初旬のどのぐらいの日にちで、港区から何をどのようなアクションを起こして周知をしていくというところの、改めてスケジュール感というところを教えてください。 ○財政課長山越恒慶君) 失礼しました。先ほど1回目は11月という形で申し上げてしまったのですけれども、10月の下旬から11月の上旬にかけてということになります。まずは議決をいただいた後ということになりますけれども、公募要項の案を事務局で作ります。これはどのような内容として募集していくかという案を、まず事務局で作成をしていくというものでございます。  公募要項を、1回目の選考委員会におきまして、事務局が提出した公募要項について妥当であるかどうかというところを御審査いただいたり、あるいは、このようなところをもっと入れた方がいいのではないかというところを意見をいただきます。公募要項の中身を決める、確定させるのが第1回目の選考委員会ということになります。こちらがおおむね10月の末から11月の頭ぐらいになると想定をしております。  決定した公募要項に基づきまして、今度は事業者に公募をかけるという形になります。公募期間については、3週間程度かけて事業者に提出をしていただくような流れになってくると思います。その提出をいただいた後に、事務局で、各委員の方が審査できるように、提出された資料を整えまして、事前に各選考委員の方に、第一次審査、いわゆる書類審査の実施を依頼いたします。それを受けまして、第2回の選考委員会を開いて、一次選考で書類選考として行う形で実施をするものでございます。  第2回目の選考委員会におきましては、書類選考という形で、通過する事業者を決定いたします。その通過者に対しては、今度は、通過した旨のお知らせをするとともに、プレゼンテーションという形での実施を通知いたします。  そのプレゼンテーションを実施するタイミングが3回目の選考委員会ということになります。そこで、最初の書類の審査の状況、それから、プレゼンテーションの状況等を総合的に点数化したものとして、通過する事業者、最終的には候補者というものを決定していくという流れで、最終的には12月までに決定をするという形で現在予定を組んでいるというような状況でございます。 ○委員(小倉りえこ君) 詳しい説明をありがとうございます。10月末から11月のところが時期的に大切なところだとは思っています。やはり公募を、プロポーザルをすることを前提で今お話をさせていただいていますけれども、何をどのようなことを求めていくのかというところの、固めるというところですよね。それに関しての、このようなものを出してくださいという資料を要求するのも、当然役所ですから、先ほどうちのませ委員がいろいろ質疑の中で、温度感というのですか、温度差というのですか。認識が事業者ごとに異なって、出してくるものが違うから、それに対してどのように何を見ていくのかというところがばらばらになると困るので、しっかり何を港区は求めていくのかというところは知っていただけなければいけないと思います。  あと、一番最初の段階の話に戻りますけれども、一番最初の委員会の質疑のときに、某1社から、そのときオンリーワンの事業者でしたけれども、飛行機代が30万5,000円という数字が出てきていました。後に我々からもっと中身をブレークダウンしてどうのこうのというお願いをしていなかったら、多分そのままで来ていたと思うのですけれども、あの時点で、今から言うと過去の話になってしまうかもしれませんが、30万5,000円というところに対して疑問というのは感じたことはあったでしょうか。それとも、あれが本当にそのまま航空機代だと思っていましたか。それだけ今のお考えを聞かせてください。 ○財政課長山越恒慶君) 添乗員代が入っているという認識はあったので、航空機代だけという認識はなかったのですけれども、諸経費が入っているというところまでの認識ができておりませんでした。 ○委員(小倉りえこ君) ありがとうございます。教育委員会の方では、そこまで考えることなく、30万5,000円がそのままどうやらチケットだと思っていたらしいのです。なので、やはり財政課といいますか、実際の修学旅行云々のところは教育委員会というところになるのでしょうけれども、そこまでに至る全てというところが、財政課含めて区長部局の皆さんのところでしっかり確認をしていただかなければいけない内容というのは山ほどあるというか、むしろそこしかないのではないか。今の総務常任委員会で当然話されている中身は、皆さんがしっかり内容を把握して、こうするのだという気持ちを持っていただかないと、何の確認もできないし、何も進まないということが改めて分かったと思っています。  なので、過去のことを今さら言っても仕方がないので、先のことを、着実に何かを進めていくのであれば、それを見据えて動かなければいけないわけですけれども、先ほどからいろいろな質問が出ております。この後もまた出ると思いますけれども、一丸となって、あまり私、このような言葉を使うのは好きではないですけれども、本当に区が一丸となって進めなければいけない話なのであれば、どこが中心になって、修学旅行プログラムや費用の内容を精査して、プロポーザルなど、所管課、ラインが違うところでどのようにまとまってやっていくのか。どのようにお考えなのか、伺います。 ○財政課長山越恒慶君) 今、費用についてのお話をいただきました。費用のことだけではないと思います。費用の部分に関して、財政課の役割として、しっかりと中身を精査してというところについては、財政課として果たしていかなければいけない役割だと考えております。  そうした点で、今回の総務常任委員会の質疑の中でこのような御指摘をいただいたというところは、大変申し訳ないと考えております。事業実施を一丸となってというところについてでございますけれども、やはりそれぞれのセクションで役割があるというところの中で、そこの連携をしっかりし、一丸となってできる仕組みという形でやっていかなければいけないと考えております。  補正予算の事業が上がってくることの情報共有というところを、総務部、あるいは企画経営部内のほかの課とも共有しながら、どのように進めていくのがいいのかというところ、あるいは、このようなことが漏れていないのかというところもしっかりそこは連携をして、漏れのないように進めていくということをしっかりやっていかなければいけないと感じております。 ○委員(榎本茂君) 今、小倉委員からも航空機代のことがあったのですけれども、当初、伺ったときに、30万円は高いのではないかということで、これだけの人数だったら、もっと工夫の余地があるのではないのかと。ストレートに金額を聞いただけでも、やはりそのようなものを思うのです。  添乗員代は入っていたと思ったけれども、企画料が入っていたという、ここもびっくりしたのですが、何でこんなに高いのですかという質問の回答で、人数が多くなればなるほど高くなるのだという御答弁をいただいたと思うのですけれども、これについて、やはり私、どう調べても、人数が多くなるから高くなるという理屈が分からなくて、例えば、海外のサッカーを応援しに行くといったときに、多くはローコストキャリアのチャーターをするわけです。あれですごく安く行けてしまうわけです。やはりローコストキャリアのチャーターなどというのは、エコノミーで行くのだから、大して中身が変わらなくて、このような発想など、安くするためにどうしたらいいのかという発想がなかったのかと思うのです。その辺の検討というのはされたことがありますか。ローコストキャリアのチャーターなど、検討してきた中に今まで入ったことはありますか。 ○財政課長山越恒慶君) 大変申し訳ございません。ローコストキャリアのチャーターの検討というのは、正直、ございませんでした。 ○委員(榎本茂君) では、人数が多くなると、どんどん1人当たりのコストが高くなるのだというのは、どのような理屈なのか、もう一回説明してもらってもいいですか。 ○財政課長山越恒慶君) 特に航空代金のところでございますけれども、まず、1社目の状況ということでのお答えということになりますけれども、まず、実施時期が6月から9月であるということでのハイシーズンに当たるというところ、それから、海外修学旅行の際の早期確保の予約ということで、単価が高くなる傾向があるということで聞いているところでございます。 ○委員(榎本茂君) 季節で高くなるというのではなくて、人数が増えると、1人当たりのコストが割高になるという理屈がよく分からないので、御説明いただきたいと思います。 ○財政課長山越恒慶君) まとまった座席を早期に確保するということで、金額的には割高になっているという状況で聞いているところでございます。  修学旅行に関して、旅行会社から、航空券を取るというところのルートの関係で、早期確保での予約については少し高く出ているということだと聞いております。 ○委員(榎本茂君) コスト意識というのを、苦言を呈しているわけではないのです。やはり、区外からの声を聞いていると、お金に対して工夫がないというところだと思うのです。税金を使うに当たっても、もう少しみんなが感心するような工夫があったら、こんなにたたかれないのだろうと私も思っていて、ただ、やはり事業者の言葉をうのみにし過ぎていると思います。航空機代の中に企画料が入っていたという、これ、本当にばかにした話だと思います。普通は外づけで企画料というのをつけるものではないですか。やはり航空機代といったら航空機代だし、見て、高いと誰でも思うし、あれがすとーんと出てくれば、みんなもう少し工夫があってもよかったのではないのかという質疑は当然出てくるし、その辺がやはり精査されないままに我々の前に出てきたから、こんないろいろな質疑につながってしまっているところもあると思うので、事業者の企画料が入ってしまっているというところで、本当にここの事業者と最初にやったのが間違いの発端なのかという気もするし、数が集まれば安くなるという、これ、世の中の道理ですから、ぜひ本当にチャーターなども検討に入れて、港区は上手だと言われるような検討をしてほしかったと思います。これから本当にあらゆる工夫をやっていただきたい。指摘されないように、ぜひともやっていただきたい。普通、聞いて分かるようなことを、うのみにしないでいただきたいと思います。一言申し上げておきます。 ○委員(森けいじろう君) ありがとうございます。私からアンケートについて質問させていただきたいのですけれども、まず実施していただいて、ありがとうございます。区としてはこの結果を、保護者としてということでもあるのですけれども、どのように捉えて、これをどのように生かしていくお考えか、お聞かせいただけますか。 ○財政課長山越恒慶君) 海外修学旅行に向けたアンケートでございますけれども、保護者の方、それから生徒の方、もちろん反対の意見もありましたし、賛成の意見も、期待する声というところもいただいているところでございます。  やはり、この海外修学旅行につきましては、しっかりと目指すところを達成する、目的を持ってというところ、そして、海外修学旅行ならではの部分というところを並立させていける部分は並立させていかなければいけないと考えております。そうしたところで、生徒、保護者の方、海外修学旅行についての実施に向けた経緯や、どのような目的でやっているのかというところについてをやはりしっかりと共有して、事業として実施をしていく必要があると考えております。  当然ながら、いろいろな御意見もある中でということになりますけれども、やはりそこをしっかりと説明をして、どのようなことを目指してやっていくのかというところをまずしっかりお子さんにも分かっていただきたいと思いますし、保護者の方にも御理解いただきたいと思っていますし、やはり区民の方に御理解をいただいた上で実施をしていくということがまず一番重要なことではないかと考えております。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  このアンケートの項目が、行く前提の質問の感じにも捉えられる項目になっていまして、そもそもが意向をこれで酌み取るというのが難しいところもあるのですが、唯一、この3つの項目でいうと、その他、意見があれば記入してくださいのところで意向を何とか酌み取れるのかというところは感じるのですけれども、ここを見ると、空欄であったり、特にないですというのが非常に多くて、もちろん楽しみですというのもあるのですけれども、生徒の方だと非常に少ないというのを考えると、少し不安に私としてはなってしまうのですが、ここはどのように捉えていますか。単に設問の問題なのか。区のお考えをお聞かせください。 ○財政課長山越恒慶君) アンケートの設問でございますけれども、修学旅行の内容に期待するところ、不安に感じるところ、その他ということなので、ある程度、期待の部分と不安の部分、それぞれのところに記入をいただいていると考えております。  その上で、海外修学旅行についての自由な意見という形で記入がされているというところかと思いますので、右側の欄の記入がないという方につきましては、おおむね期待するところと不安なところの方に書き込んでいただいているということで捉えてよろしいのではないかと感じているところでございます。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。あくまで推測の話になってしまうので、これはこの辺でやめておいて、あと、回答していただいている方が結構多いのは多いのですけれども、未回答の方も結構多いと。未回答、生徒が160名、保護者が443名ですかね。これも推測になってしまうのですけれども、そんなに関心が薄いという方なのか、それとも反対という意思表示なのか、それとも単に時間的な問題で回答できなかったのか、やり方の問題なのか、区としてはどのように。 ○財政課長山越恒慶君) 今回の海外修学旅行に関する保護者のアンケートでございますけれども、特に保護者については、9月22日に送付させていただいて、28日までに御回答をお願いしているところなので、短い期間となっております。  そうしたところから、やはりお忙しくされている保護者の方もいらっしゃる中で、この期間に全ての方からの回答は得られなかったというところがございますけれども、原因としまして、やはり期間が短いということが一番大きな要因かと感じているところでございます。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  あと、一番最初の、楽しみにしていることは何ですかというところ、生徒のところを見ますと、印象に残ることとしては、飛行機やホテルなど観光、これが非常に多いという。もちろん学習、交流だと書いている方もいらっしゃるのですけれども、でも、印象としては、圧倒的に観光に関わるところを書いている生徒が多いと。私も多分当事者だったらそうなるか分からないですけれども、気持ちは分からないわけではないのですが、こういった中で、メインがあくまで交流であったり、英語教育というところをメインとされていると思うので、そこをしっかりと子ども、生徒たちにも説明していかないと、実行したけれども観光がメインでしたみたいな結果になってしまうのかというのが心配されるのですが、そこはどのようにお考えですか。 ○財政課長山越恒慶君) 海外修学旅行に当たって、これは国内も同じなのですけれども、かなり前から、実施に向けていろいろな勉強をしていくということがあります。現時点ではまだシンガポールの海外修学旅行ということを現に決定できているわけではございませんので、今のイメージでアンケートを取ると、やはり観光でというアンケートの結果になるのではないかと考えております。  ただ、事前学習をこれから積み重ねていく中で、いろいろなことに興味が出たり、あるいは関心を持ったりということで、それが観光地であるケースもあると思いますし、歴史ということになるかもしれません。その部分は事前学習を進めていく中で出ていくのではないかと感じております。  そうしたところをしっかりと事前の準備という部分でやっていく必要があるということは、先ほど申し上げたとおり、これをどのような目的でやっていくのかというところも併せながら、事前学習というところでしっかりと学んでいければということで考えているところでございます。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  あと、最後に、教員のところで質問なのですが、今回、78名、教員の方が行かれるとなっているのですけれども、これはどのように選定をされるのでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) 当然ながら、行程では月曜日から金曜日までの5日間ということで学校を不在にするということになります。その間の授業の組立て、ほかの学年の対応など、そのようなところを勘案して、引率する教員については、学校ごとに決めていくということになると思います。 ○委員(森けいじろう君) 分かりました。ありがとうございます。  あと、前回も要望させていただいたのですが、もちろん子どもたち、生徒、保護者のケアも必要なのですけれども、先生の負荷が本当に増大すると思いますので、そこについてのケアもしっかりやっていただきたいと思います。ヒアリングされるなり、何かしらあると思うので、そこのフォローはしっかりやっていただきたいと思います。そもそもどのような課題があるのか、先生の視点で、そこもすくい上げていく必要はあると思いますので、御検討をお願いいたします。 ○委員(鈴木たかや君) すみません。いろいろありがとうございます。こんなに短期間で資料も用意していただいて、ありがとうございます。  今すごく思っていることが、金額だけが先行していて、やはり議会のやり取りをずっと聞いていても、5億円という金額と、突然降って湧いたようなこの企画が取り上げられたことで、私たち議会の責任として、コストをカットしていかなければいけないというような議論がすごく多いような気がするのです。それは間違えてほしくないのは、無駄をなくしてもらいたいということで、安くしてくれという話ではないということはぜひ理解をしていただきたいと思います。  山越課長の答弁の中に、この事業に対して何を求めるかということがとても大切なことなのだとありました。前にもお話ししましたけれども、修学旅行、子どもたちの思い出の場を、こんなに大人が余計な提案をしたことで、本当に余計なことをしてくれるなと思うのが正直なところで、どこに行っても子どもたちは楽しいし、友達と行けたら思い出になるしということだと思うのです。  事前学習という話もありました。事前学習もすごくやはり大事だから、これを無駄なものにしてほしくないという思いは確かにあるのだけれども、それは何だろうとずっと考えていたのですけれども、勉強しろという話ではないのです。これ、5億円というお金が、突然、港区の中学生が享受できたことが世間から注目されて、このようなことになっているのですけれども、すごくいいことだと思うのです。区長の英断で、子どもたちに対して、国ができないこと、東京都ができないことを区でやろうということに対して、すごくいいことだと思うのだけれども、それが無駄かどうかというのは、勉強がどうのこうのなど、そのようなことではなくて、今一番大事なのは、社会の中で、今このタイミングで5億円を使ってもらえるということがどのようなことなのかということを知って行っていただきたいと思います。  やはり、老人の人たち、高齢者の人たちから意見を言われると、本当に反対してくれと。冗談ではないと。前も言ったと思いますけれども、私たち、熱海も連れていってもらっていないと言っている世代の人がいる。これは、山と谷の部分で、山が大きくなる、谷が沈むみたいな話だと思うので、どこでボトムアップしていくかということがこれから大事なことで、港区全体として、高齢者の皆さんにはこのようなことができるのだなどというのを、港区だからできることというのはほかにいっぱいあると思うのです。恐らく今、バランスが悪いからこうやって注目されてしまっていることが問題なのだと思います。  逆に言うと、この事業をいいものにしようと思って努力をして、事業者を選定したら、5億円では足りませんでしたということもあっていいと思うのです。そこのところは絶対に誤解してほしくないと。安かろう悪かろうという言葉がある。飛行機代を安くしようと思ったら、LCCでも何でもいろいろあるではないですか。そのようなことではないのだと思います。だから、10億円使おうと、その子たちが得たものが10億円の対価に等しいものがあれば、誰も文句を言わないと思うのです。だけれども、公平性という意味で、社会が今許さないから、恐らくこのような目に遭っているのだと思うのです。  だから、子どもたちに今学んでほしいことは、それだけのことを君たちが期待をされているのだ。区長や教育長の答弁にありましたよね。行ったらいろいろなことが得られるのだ、そのような体験をしてほしいということが、そこを、もう少し事前に、学習という言い方をすると、何か勉強してそこの国の歴史を学べ、あとは、日本のことをもっと知ってもらいたいなど、それは多分、行った子が気づいてくれればいいことで、行った子が気づいてくれたらいいと思う反面、やはり行けるということがどれだけありがたいことなのかということだけは忘れずに連れていってもらいたいと思います。  ここは総務常任委員会ですが、後ろに教育委員会の職員も多少いらっしゃっています。ぜひ子どもたちにそこは理解して行っていただきたいと思うし、議会だからこの後どうなるか分かりませんけれども、予算が執行されたら、もしかしたら足りないということもあるのだということ、だけど、逆に言うと、胸を張って、これだけのものを用意したら幾らかかったと言ってもらいたいと思います。というのは、今正直、ここまでずっとやり取りを聞いていて、個人的に思っていることというか、恐らくここにいる人たちも同じようなことを考えてくれているのだろうと思いますけれども、そのように思いますが、いかがでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) ありがとうございます。やはり、海外修学旅行に向けて、今、コロナ禍から脱却しようという中で来年度実施に踏み切るということの意義、これについては教育委員会、学校を通じてお子さんたちにぜひ理解していただくように、頑張って伝えていくようにしてまいります。 ○委員(鈴木たかや君) それで言うと、今、すごくタイミングとして分かりやすいのは、2年生が連れていっていただけるという状況が生まれていて、そこには行けなかった3年生と、これから行けるかもしれない1年生、その子たちの気持ちというのがあるではないですか。そこの間でも、平等だの不平等だのいろいろなことがある中で、例えば、3年生が京都・奈良に行ったと。自分たちはすごく楽しかったという子もいるわけです。そのようなことが、みんなが知ってもらうということが大事で、そのようなことがあるのだということは、少なくともこの760人全員と、あと、3年生や1年生が理解をした上でみんなで行くということがすごく大事なことだと思いますので、お願いします。 ○副委員長(阿部浩子君) 幾つか確認をさせてください。アンケートを拝見しました。このアンケートの中で、生徒の意見で、京都・奈良・広島に行きたかったという声が意外に多くて、私たち会派としても非常に驚いたのですけれども、この声をどう受け止めていらっしゃるのかということを一度お聞きしたいです。 ○財政課長山越恒慶君) 私の方でもアンケートはもちろん拝見させていただいておりますけれども、京都・奈良というところについては、もともと現時点で、そのような思いでこれまで修学旅行の準備をしてきているというところも、もちろん背景としてあったと思います。そうしたところから、先ほどの答弁と重なる部分もありますけれども、なぜ今回海外に行くのだというところをしっかりと理解をしていただき、共有していくことで、そこのお子さんたちに対しても、そこの狙い、思い、そうしたものを伝えていく必要があると感じているところでございます。 ○副委員長(阿部浩子君) それと、不安なところ、心配なことで、飛行機の墜落やハイジャックがすごく多かったのです。なかなか飛行機というのは考えるほど墜落はしないと思っているのですけれども、子どもたちにとってはそこが不安なのかと思っています。あと、受験のことも心配な要素、部活動も入っていました。  教育委員会として、生徒、保護者に、この不安要素について説明をしていく必要があると考えています。それがいつ頃になるのかというのがお分かりでしたら、教えてください。 ○財政課長山越恒慶君) 具体的には、議決をいただいた後という形になりますけれども、令和6年1月に、保護者の方には御説明をしていきたいと考えているところでございます。 ○副委員長(阿部浩子君) 子どもたちへは。 ○財政課長山越恒慶君) 保護者の説明会とお子さんたちの説明というのは、1月に予定をしております。 ○副委員長(阿部浩子君) 1月ということなのですけれども、今回、もし議案が可決された場合には、やはり今どのような状況なのかと、保護者の方も生徒もすごく不安な思いでいっぱいいると思うのです。そのようなこともあるので、1月に本格的にやったとしても、やはりこういった不安というのは、アンケートだけ取っておいて、1月までほったらかしにしておくというのは、私はどうかと思います。それについては、一日も早くこういった不安は解消してもらうように教育委員会としてしっかりやっていくべきだということを述べさせていただきます。  委員会でも確認しているのですけれども、最終的に、今定例会で最後の確認をさせてください。就学援助についてなのですが、自己負担金を前払いという形ではなく、できるだけ就学援助を前払いにして、その子どもが修学旅行に行ったら、帰ってきたら区からお金を振り込む。そのために立替えするお金がないという保護者がいたということをずっとお話をしてきました。今回、それがなくなるようにということで、自己負担金を前払いではなくて、区の会計の中でやり取りをしてほしいと考えているのですが、いかがでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) 現在の就学援助における修学旅行費につきましては、就学援助の支給認定を受けた後、修学旅行を行った学期末に支給をしている形になっております。  要保護世帯につきましては、前年の所得によらず、4月1日時点で受給が可能、認定が可能であるという状況の方につきましては、事前の負担を求めることなく、修学旅行に参加していただいているところでございます。  今回の海外修学旅行の実施に当たりましては、これまで学校が主体となる私費会計での処理であったというところから、教育委員会による公会計での処理に移行するということになります。今回、修学旅行費の徴収方法も見直しを行ってまいります。徴収方法の見直しに併せて、要保護世帯に限らず、全ての就学援助世帯の支給方法の見直しを検討してまいります。 ○副委員長(阿部浩子君) 確認をさせていただきました。やはり、お金がないということで行けないという子どもたちを生んでほしくないと思っています。  あわせて、パスポートの取得についても委員会で確認をしたのですけれども、それも前払いで支払うということだったのですが、それについても確実にお願いします。  それと、特別支援学級の生徒について、教育委員会がいらしたときの答弁で、行けない子どもに関しては、訓練をして行けるようにするということでした。飛行機内、やはり時間が長時間になるということと、また、そのことにおいて、海外に行くことで、保護者の心配がすごく、今回のアンケートの中もあるのです。それについては丁寧に説明をして、また、介助員をしっかり配置することで、誰も今回、この海外に行くことに当たって取り残さないとしていただきたいと考えますが、区のお考えはどのようなものでしょうか。 ○財政課長山越恒慶君) 基本的には、対象となるお子さん全員を連れていくということを基本として、事業は実施してまいりたいと考えております。 ○副委員長(阿部浩子君) それで、決算特別委員会のときも確認というか、お話をさせていただいたのですが、やはり今回こうやって不安に思っている点もあり、引率者8名程度と今なっています。各教員の方々の負担も大きいということから、引率者の数については、今8名程度となっていますけれども、程度ではなくて、今後やはりこの子どもたちから出ている、海外に行くことで迷子になったらどうしよう、そんな不安も多いと思います。やはり、その負担を、先生もそうだし、引率者の方もそうだし、子どもたちの不安もそうだし、少しでも解消することができるように、引率者については適切な数の配置をお願いしたいと思います。これを最後に確認させてください。 ○財政課長山越恒慶君) 11月を目途に、担当教員の先生を交えた修学旅行検討委員会を設置をし、検討を進めていきたいというところでございます。その中で、引率者の部分につきましても、各学校から集まった先生方との意見交換をしながら、引率者についての考え方というのを決定していきたいと考えております。
    ○委員(ませのりよし君) 2点だけ、すみません、最後、質問させてください。  1点は、先ほど森委員もおっしゃっていた、教員の方も多少なりとも不安なところが多いかと思います。教員の方へのアンケートを今後実施する用意があるのかどうかが1点と、あと、現地でお子さんに何かあった場合、けが、病院、病気など、そういったところで、保護者ないしは身内の方が引取りに来なくてはいけなくなったときに、御両親がパスポートを持っている、持っていないなど、海外派遣でも同じような事例はあったかと思うのですけれども、その辺、どのようにお考えになっているのか、お聞かせください。 ○財政課長山越恒慶君) 当然ながら、現地での疾病等が生じた場合に、保護者の方が迎えに来なければならない状況というのは、全力で避けるように努力をしていくということがまず大前提になりますけれども、基本的には、引率する教員、それから、今回委託する事業者の中でも、添乗員という者が必ず同行する形になっております。また、同行する看護師も、各学校1名、必ず同行していくというところでございます。そうしたところで、まずはその場での対応というところについては、全力で対応させていただきたいと思います。  その上で、保護者の方への御連絡というところについては、その状況、ドクター等の判断等もあると思いますので、そこに応じて適切に対応していきたいと考えております。  失礼しました。答弁が漏れている部分がございました。教員へのアンケートというところについてお答えが漏れていて、大変失礼いたしました。教員についての意見というところについては、現時点では、学校長を通じて意見を確認をしているところではございますけれども、11月に改めて教員に対して意見交換をさせていただくということで対応してまいりたいと考えております。 ○委員(ませのりよし君) 先生のアンケート、校長を通してということですが、やはり言いにくいこともあると思うので、ダイレクトの方がいいのではないかと思います。  それと、親の引取りなのですが、引取りに来なければいけないということは本当に不測の事態だと思うのですけれども、アンケートの中には、保護者の方で、それで私たち親はパスポートを持っていないので参加ができませんみたいなことを少し書いてある方がいらっしゃったので、そのようなことがないようにしていただければと思います。 ○委員長(池田たけし君) ほかにございませんか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○副区長(青木康平君) 先ほど何人かの委員からお話がありました。これは教育委員会の事業ですけれども、実際に今までの皆さんのいろいろな場でのお話を聞いて、さらに思ったのは、先ほど小倉委員がおっしゃられたとおり、なかまえ委員もプロポーザルの話もされていました。それで、鈴木委員におかれましては、この内容を、単なる無駄を省くということだけではなくて、中身の濃いものにしてほしいというお話も頂戴しました。そのためには、この総務常任委員会にいる説明員、それぞれ担当を持っておりますけれども、例えば、先ほど質疑の中でありましたプロポーザルのやり方、これはこのようなルールになっているからこれでやってくださいという契約管財課の話だけではなくて、当事者意識を持ってプロポーザルに関してはこうしていこう、あるいは、先ほどいろいろお話を頂戴しましたけれども、場合によっては、この総務常任委員会の説明員だけではなく、外国に行った場合は、産業・地域振興支援部国際化・文化芸術担当、こことのつながりも出てくると思います。そのような意味では、仮に皆さんに行っていいというような結論が出た場合には、区全体でこの事業を子どもたちのためによりいいものにしていきたいと思っておりますので、少々時間を頂戴しましたけれども、よろしくお願いします。 ○委員長(池田たけし君) ほかになければ、質疑はこれをもって終了いたします。  なお、現在、区民文教常任委員会が開会中ですので、ここで休憩したいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) では、休憩といたします。再開時間は追って御連絡いたします。 午後 2時22分 休憩 午後 3時32分 再開 ○委員長(池田たけし君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。 ○副委員長(阿部浩子君) すみません。最後に1つだけ確認をさせてください。ませ委員から個人加入の海外渡航保険のお話があったのですけれども、やはりアンケートの中を見ても、病気にかかるのがすごく心配だと、医療費が高いから心配という声があるのですが、それについて、これは区の負担でやっていただきたいということで、先ほどそのような答弁をされたと思うのですけれども、もう一度お願いできますか。 ○財政課長山越恒慶君) 当初の想定としましては、保護者の御負担ということで事業の設計をしているところでございます。今回の様々な御意見を踏まえて、海外渡航保険の加入についても検討をしてまいります。 ○委員長(池田たけし君) 質疑はこれにて終了いたしました。  それでは、審議事項(2)「議案第74号」の採決に入ります。  態度表明は。           (「お願いします」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次、お願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(小倉りえこ君) これほど議会内外で意見が割れたことはあったでしょうか。会派が割れんばかりに議論した会派というものも1つだけではないです。相当な時間をかけて、私たち、連日、議論をこの件に関してしてまいりました。  行政による事業検討からこの議案を上程するまでの流れ、議会への報告と、区民に向けた報告に関連する在り方とやり方と、これは決して見逃されるべきものではありません。  この議案審議が始まって一番最初に、私は、今回の件はいろいろ順番が違ったというのと、様々なことが明確になっていないということを申し上げました。港区行政は、これを反省していただかなくてはなりません。部門によっては、完全なる人ごとと見られる態度、この定例会をただどうにかやり過ごそうとする姿勢、そのような表に出にくいところまでが全てがよくなかったと思っています。  何でこんなことになってしまったのでしょうか。皆さんに問うまでもなく、起こるべくしてこれは起きてしまったことだと思っています。我々議会は、少なくとも自民党議員団は、これまで警告してきました。一緒に両輪だというのであれば、それ相応に我々と向き合うべしと。そう機会あるごとにお伝えをしてまいりました。  そもそもこんなやり方と進め方はありますか。私たち議会は何かを盾に取られて、判断を迫られている、決断を迫られているに等しいと御理解いただけますでしょうか。そのくらいの苦渋の決断を私たちは迫られています。  私たち議会は、行政のやりたいことを黙認するのが役目ではないし、何の確認もせずに事業執行にゴーサインを出すべき役目でもないです。今回は、私たちは全員賛否両論の意見を毎日のように、たくさんの区民の皆さんからぶつけられています。賛成したら許さない、反対したら許さない、そのような怒りの声を、まちを歩いているだけでも呼び止められて、お叱りを受けている毎日です。今審議をしているところですとお伝えをしても、審議していないものをなぜ発表するのだ、決定事項として発表されるのかというお叱りも受けます。分かりますか。何でこんなことになってしまったのかと。この責任は行政サイドにあります。これは重く受け止めてください。決して今だけをやり過ごそうとしないでほしいし、これからもそんな気持ちは一切持たないでいただきたいと思います。  今回、この件を受けまして、一番港区のことを考えたのは、それこそ一番子どもたちのことを考えたのは、私たち議会です。議決の前から実施前提で対外的に通告をして、当事者の期待だけを膨らませて、丼勘定にも等しく見える事業費の概要、中身も思いも伝わらない海外修学旅行の意義、それでも行政が言ってしまった以上、私たち議会はどうやってやめさせるかではなくて、どうやって区民の皆さんが理解できるような情報を確認することができるのか。どうやったら当事者となる子どもたちが後ろめたさを感じないようにしてあげられるかというところにシフトしなければなりませんでした。それが今回議会に求められた役割です。  反対するのは簡単です。ただ、大人の事情に子どもを巻き込んではいけない。幾ら大人がミスをしたとしてもです。私たちには説明責任が伴います。だから、議会の役割を果たすために、様々な資料を提出してください、これを作り直してくださいと毎回要求をしてきました。このような実務の中身を確認することなく、いいことだ、よくないことだと、それだけが面白おかしく独り歩きをしています。報道の在り方が問われると同時に、行政の情報提供の在り方というのも問われていることは忘れてはいけません。  区立中学校に通う生徒に向けて、家庭環境によることなく、人生の転機となるかもしれない機会を教育の中で提供したい、家庭の意識の差を縮めていきたいという気持ちはよく分かりました。決算特別委員会をまたぐという異例の運営をしながらこの審議を続けて、腑に落ちない点もある中、決められた時間の中で最大限お互いの努力をして、不明点を徐々に明らかにして、ここまで来ました。  結論を申し上げます。議案第74号令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)について、自民党議員団としては、後に述べる付帯意見を希望した上で、賛成いたします。  この補正予算議案の中に、来年度からの海外修学旅行実施に向けたプロポーザルを行うための補正予算、債務負担行為が含まれております。しかし、この点については、我々がなすべき議論が尽くされているとは言い難く、腑に落ちない点も多々あります。しかしながら、一部内容については、プロポーザルを実際に実施してみないと分からないこともあります。より意義あるプログラムが適正なコストで実施されることについてはもとより、実施に至るまで様々に発生するであろう個別具体的な事案についても丁寧に対応すること、これらを徹底することについては、特に所管課、そして全庁に対して厳にお伝えください。  そして、この海外修学旅行に関しては、本来、総務常任委員会において中身が議論されるべきものではありません。所管の委員会で改めて議論をより深めていただく必要があると。  このようなことを付帯意見としてつけることを希望いたします。  その上で、港区の子どもたちが後悔なく、子どもたちの夢を壊すことなく、子どもたちに後ろめたさを感じさせることなく、安全で楽しく無事に修学旅行に行かせてあげられるようにしてください。実際の当事者である区立中学生とその保護者、それだけではなく、全区民に向けて、可能な限りの理解を得られるようにしてください。まだ多くの方は納得をされていません。継続した丁寧な説明に全力で努めてください。  池田委員長、付帯意見の調整をよろしくお願いいたします。 ○委員長(池田たけし君) ただいま付帯意見について動議がございました。取扱いについては、後ほど御相談をさせていただきます。  次に、みなと未来会議。 ○委員(なかまえ由紀君) みなと未来会議の態度表明を行います。  この補正予算には、来年度から実施予定の海外修学旅行に関しての準備費用77万5,000円と、債務負担行為の補正に約5億1,200万円が限度額として計上されています。  海外修学旅行に関しては、今まで議会への報告がなく、急に出てきた話でしたので、庁内での検討の経緯、経費の妥当性、経済的に大変な家庭への支援など、多くの疑問が提起され、質疑と資料要求を重ねてきました。  経済状況にかかわらず全ての子どもに海外を経験させてあげたいという、教育委員会と区長の思いは分かりました。しかし、5億円で760人がシンガポールにという予算の大きさと、そして、それに対し受益者限定的であるということへのバランス感覚、事業の優先順位、そして、税金である以上、費用対効果に対して敏感でなければならないということは忘れないでいただきたいと思います。  原資が税金であるということ、そしてまた、いろいろな意見を持つ区民の方に少しでも納得をしてもらわなければならないということを考えても、政策決定には、主観だけではなく、客観的な根拠の積み上げが必要です。  みなと未来会議としては、今回の審議の中で感じました課題について、以下要望させていただきます。  プロポーザルでの事業者選定における公平性の確保、事業者の提案内容の費用と質に対するチェック体制の強化、就学援助家庭の事前の旅行費用負担の廃止、修学旅行支度金の拡充、区立の中学校に通う生徒以外も対象とした国際理解教育の拡充、地域資源を生かした国際理解教育の推進をお願いいたします。  そして、まだ議論が尽くされているとは思えませんが、今回の議案は、債務負担行為及びプロポーザルを行うための最低限の予算ということです。最終的には来年度の予算特別委員会の判断もあることを申し添えて、議案第74号令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)に賛成いたします。 ○委員長(池田たけし君) 次に、みなと政策会議。 ○副委員長(阿部浩子君) みなと政策会議の態度表明をさせていただきます。  このシンガポールへの修学旅行について、今定例会の多くの時間が費やされました。なぜ補正予算計上だったのか、理事者の説明ではまだまだ理解できない点が多いです。  また、一番の問題点は、今まで区の考えを明らかにしてこなかったことです。ずっと非公開で進めてきたこと、委員会への報告もなかったこと、それについては、昨日、教育長、また、本日、副区長から謝罪をいただきました。  そして、何よりも生徒、保護者にシンガポール修学旅行の実施についてを通知したことです。そのために、子どもたちが楽しみにしております。5億2,000万円の区の支出の対象が760人だったことが、区民の意見の賛否が分かれました。区民も分断させてしまったこと、重要な問題だと思っています。事前にアンケート調査などを行っていれば、生徒や保護者の思いを含めた判断ができたのではないかと思います。  今後、この修学旅行については、プログラムについて、契約金額の妥当性、また、検証なども行っていかなければなりません。  この発表をされてから、35日間、毎日ずっと考え、悩んできました。区民の皆様の多くの意見も聞いてきました。質疑をしてもまだまだ審議不足です。この修学旅行が補正予算で計上されており、21億2,135万円で25事業を含んだ補正予算です。新型コロナウイルスワクチン接種や区内共通商品券の発行支援、区内商店街消費喚起ポイント還元事業10億円があります。今回、継続審査を求めれば、ほかの補正予算の計上事業も滞ってしまいます。緊急性を考えれば、賛成せざるを得ないという状況です。  そして、生徒の多数が海外修学旅行を楽しみにしている今、その夢を壊すことはできません。大人の事情に子どもを巻き込むべきではないと思っています。誰も取り残すことなく、不登校生徒も、また、生活困窮世帯の生徒も、特別支援学級の生徒に対する十分な支援をお願いいたします。  そして、納税者である区民への説明責任を果たしていただくことを強く要望します。  また、公平性や機会の平等の観点からも、私立中学生への支援策が明らかになっていません。こちらも早急に検討策をまとめることをお願いいたします。  以上の点から、まだまだ十分な審議が不足しています。また、事業の検証も必要です。みなと政策会議は、今後も審議を継続するために、付帯意見をつけて、議案第74号は賛成とします。 ○委員長(池田たけし君) 付帯意見につきまして、動議がございました。取扱いについては、後ほど御相談をさせていただきます。  次に、港区維新。 ○委員(榎本茂君) 本当に長時間にわたる審議がありましたが、スタートのボタンの掛け違いから、非常に多くの無駄な時間を費やしたと思っております。生徒、保護者、区民の意見を聞かず進められた今回の計画、また、議会軽視で進め、発表した区には、強い苦言を申させていただきます。喜ぶ子どもの顔と、お叱りをいただく多くの方との板挟みで、議員は悩んだ日々だったと思っております。  思うのは、もっとよいものができたのではないかと。もっと当初からボタンの掛け違いをせず、同じ方向を向いて議論ができたらという思いで、非常に残念であります。  本来は継続審査としたいところでありますが、予算執行に支障を来すため、これもまたできません。今後、所管の委員会で議論を続けることを条件に、債務負担行為補正の予算、議案第74号令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)つきましては、我が会派、賛成とさせていただきます。 ○委員長(池田たけし君) 次に、港区れいわ新選組。 ○委員(森けいじろう君) 国際人の育成を目的とし、生徒たちに海外の現地で国際教育をさせたいという区の意向や、生徒たちの教育にお金をかけることについては賛成です。否定いたしません。他の課題とともに、教育に関しても積極的に投資をしていくべきだと考えます。  ただし、これまでの答弁から、意図せずのことだったとはいえ、議会での審議の前に、あたかも決定事項のような報道やプレスリリースの先行実施、本来であれば当初予算の審議とすべき大きな事案と考えますが、当初予算ではなく補正予算での審議という進め方、そういったところに大いに疑問を感じております。  さらに、当件の当事者であり、主役である子どもたち、そしてその保護者、そして現場の先生方への意向調査、実態調査が不十分であり、行政側や学校側がよいと主観的に決めたことも、当事者にとっては苦痛を与えることにもなりかねないとも考えております。  また、アンケート結果を見ましても、国際文化を学びたいとの声も多くあり、国際人の育成には自国の文化への理解が基礎として必要であるが、海外修学旅行を行う代わりに国内修学旅行をなくすという対応が本当にそれでいいのか、検討も必要だと思います。  私立学校との不公平感の解消に関しても、具体的な対策や支援が明示されておりません。  加えて、経済的に不安を抱える生徒とその保護者への支援、その他何らかの理由で海外修学旅行に行きたくない、または行くことにより生じる懸念点を抱える生徒、保護者への具体的な支援策がこれから検討ということを含め、多くのことがこれから協議、検討という状況、そして、昨今の急激な物価高で生活が苦しくなっている区民が多くいらっしゃる中で、これまで以上に積極的な経済対策が優先されるべきである状況を考慮しますと、現時点で賛成することが非常に難しいと考えております。  繰り返しになりますが、生徒たちに若いうちに海外で貴重な体験をさせてあげたいという区の思いには賛同いたします。多くの子どもたちに貴重な経験をさせてあげたいという気持ちも、一緒です。教育や子ども関連の政策における積極的な投資も続けていくべきとも考えております。  当補正予算の海外修学旅行に関すること以外については賛成いたしますが、この海外修学旅行に関しては、引き続き継続して協議が必要と考えます。  よって、港区れいわ新選組としては、当議案、議案第74号令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)については、継続審査とすることを求めます。 ○委員長(池田たけし君) 態度表明は終わりました。  ただいま付帯意見の動議がございました。正副で案文を調製したいと思いますので、ここで休憩を入れさせていただき、調製でき次第、再開いたします。  再開時間は追って御連絡いたします。それでは、休憩といたします。 午後 3時51分 休憩 午後 4時12分 再開 ○委員長(池田たけし君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  これより、本案に対し付帯意見を付すべき動議がございますので、まず原案について採決いたします。  継続との意見が出ておりますので、まず継続についてお諮りいたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第74号」について、今期継続とすることに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(池田たけし君) 挙手少数と認めます。よって、継続は否決されました。  引き続き、原案について採決を行います。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第74号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(池田たけし君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第74号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、付帯意見についてお諮りしたいと思います。案文は皆様にお配りをしております。  それでは、付帯意見案を私から朗読をさせていただきます。  「議案第74号「令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)」に付する付帯意見(案)。国際人育成事業にかかる補正予算及び区立中学校海外修学旅行にかかる債務負担行為補正については、所管の委員会で質疑、了承のうえ、執行されたい。」  この文言を付帯意見として付したいと思いますが、いかがでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) 採決はいかがいたしましょうか。            (「簡易採決で」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、採決を行います。
     「議案第74号」に今の付帯意見案を付すことに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) 御異議なきものと認め、付帯意見を付することに決定いたしました。  それでは、委員会を休憩といたします。再開時間は、追って御連絡いたします。 午後 4時18分 休憩 午後 4時47分 再開 ○委員長(池田たけし君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  初めに、9月15日に当常任委員会で採択いたしました、「請願5第9号 固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願」に関わる意見書について、皆様にお配りしたとおり正副委員長で案文を調製させていただきました。朗読は省略いたします。お配りした案文にて、議長宛て提出の手続を取りたいと思いますが、御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、そのようにさせていただきます。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 次に、審議事項(2)「発案5第5号 地方行政制度と財政問題の調査について」を議題といたします。  本発案について、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) なければ、本発案につきましては、今期継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) それでは、今期継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 委員長報告並びに中間報告の案文を調製いたしましたので、書記に朗読していただきます。    (書記朗読)     ──────────────────────────────────  ただいま議題となりました日程第 から日程第 につきまして、総務常任委員会を代表して、審査の経過と結果について御報告申し上げます。  最初に、区長報告第11号「専決処分について」であります。  本件は、麻布十番一・二丁目道路整備工事(Ⅱ期)請負契約の変更について、専決処分したので、報告を受けたものであります。  本委員会におきましては、現地視察を行い、理事者より補足説明を聴取した後、引き続き採決いたしましたところ、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。  次に、区長報告第12号「専決処分について」であります。  本件は、庁有車の交通事故の和解について、専決処分したので、報告を受けたものであります。  本委員会におきましては、理事者より補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、責任割合の妥当性について、損害賠償額の処理方法について、庁有車におけるカーナビゲーションの設置状況について等であります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本件は満場一致をもって報告のとおり了承すべきものと決定いたしました。  次に、議案第66号「港区職員の給与に関する条例の一部を改正する条例」であります。  本案は、新型インフルエンザ等対策特別措置法及び地方自治法の一部改正に伴い、手当の名称等を変更するものであります。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、派遣手当の支給額について、派遣依頼における一連の流れについて等であります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第74号「令和5年度港区一般会計補正予算(第5号)」、議案第75号「令和5年度介護保険会計補正予算(第1号)」であります。  まず、議案第74号は、歳入歳出予算の補正、繰越明許費の補正及び債務負担行為の補正で、歳入歳出予算の補正額は21億2,135万1,000円の増額であります。  補正額の財源としては、国庫支出金、都支出金、繰入金及び繰越金をそれぞれ増額するものであります。  その内容は、総務費で主に過誤納還付金等に要する経費を計上し、環境清掃費で主に創エネルギー・省エネルギー機器等助成に要する経費を計上し、清掃車両等運営に要する経費を減額し、民生費で主に区立保育園等安全対策事業に要する経費を計上し、衛生費で主に新型コロナウイルスワクチン接種に要する経費を計上し、産業経済費で主に区内商店等消費喚起ポイント還元事業に要する経費を計上し、土木費で主に赤坂地区歩道整備に要する経費を計上し、教育費で主に御田小学校改築に要する経費を計上するものであります。  また、繰越明許費として、区内共通商品券発行支援など2件について、翌年度に繰り越して使用することができる経費を定めるものであります。  さらに、債務負担行為の補正として、既定の債務負担行為に、区有施設止水板等設置(実施設計)など6件を追加し、御田小学校改築について、限度額を変更するものであります。  次に、議案第75号は、補正額7億2,668万3,000円の増額で、その内容は、基金積立金及び諸支出金を増額するもので、補正額の財源としては、支払基金交付金、都支出金及び繰越金を増額するものであります。  本委員会におきましては、2案一括して理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、事前に見積りを取得した事業者のみがプロポーザルに応募した場合の有効性について、教育に関する企画、提案の在り方について、全ての生徒が修学旅行に参加できるようにする配慮や欠席者へのフォローについて、生徒や保護者への意向調査について、海外修学旅行に関して区に寄せられた意見について、議会として責任を果たす場の検討について、事業経費削減に向けた努力について、アンケート結果の受け止めと今後の事業展開について、生徒への本事業の意義を真に理解してもらうことについて等であります。  質疑終了後、まず、議案第74号の態度表明をいたしましたところ、港区れいわ新選組の森委員より、継続審査とすべき旨の意見が述べられました。  態度表明終了後、まず、継続審査について諮りましたところ、賛成少数をもって継続審査とすることは否決されました。  引き続き採決いたしましたところ、本案は賛成多数をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  なお、議案第74号を可決した後、本委員会として、「国際人育成事業にかかる補正予算及び区立中学校海外修学旅行にかかる債務負担行為補正については、所管の委員会で質疑、了承のうえ、執行されたい。」との付帯意見を付すことについて採決いたしましたところ、満場一致をもって付帯意見を付すことに決定いたしました。  次に、議案第75号につきまして、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第80号「工事請負契約の承認について」であります。  本案は、将監橋塗替塗装工事について、工事請負契約の承認を求めるものであります。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、工事経費に係る内訳について、PCB塗料が使用されている橋梁の確認状況と対策について等であります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本件は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、五之橋架設工事に伴う工事請負契約の承認を求める2議案についてであります。  まず、議案第81号は、五之橋架設工事(下部工)の工事請負契約の承認を求めるものであります。  次に、議案第82号は、五之橋架設工事(上部工)の工事請負契約の承認を求めるものであります。  本委員会におきましては、現地視察を行い、2案一括して理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、区内橋梁における歩車道一体の道路の状況について等であります。  質疑終了後、順次採決いたしましたところ、2案いずれも満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第83号「工事請負契約の承認について」であります。  本案は、霞橋塗替塗装工事について、工事請負契約の承認を求めるものであります。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第84号「工事請負契約の承認について」であります。  本案は、港区特定公共賃貸住宅シティハイツ桂坂等外壁等改修工事について、工事請負契約の承認を求めるものであります。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、改修費における東京都と区の負担割合について等であります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第85号「物品の購入について」であります。  本案は、内部情報系システム用ファイアウォール等を購入するものであります。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、ベンダーロックインに対する区の考え方について等であります。  質疑終了後、採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第95号「指定管理者の指定について」であります。  本案は、男女平等参画センターの指定管理者を指定するものであります。  本委員会におきましては、理事者より提案補足説明を聴取した後、質疑を行いました。  主な内容は、退職者数が多い状況に対する区の考え方について、指定管理者と区の連携体制について、応募事業者が1者だったことに対する区の考え方について、第三者評価における評価の仕方の工夫について等であります。  質疑終了後、態度表明を行い、引き続き採決いたしましたところ、本案は満場一致をもって原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  最後に、今定例会で新たに付託された請願についてであります。  すなわち、請願5第9号「固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続について意見書の提出に関する請願」についてであります。  本請願は、固定資産税及び都市計画税に係る軽減措置について、令和6年度以後も継続されるよう、東京都に意見書を提出することを願うものであります。  本委員会におきましては、慎重に審議を行いました。引き続き採決いたしましたところ、本請願は満場一致をもって採択すべきものと決定いたしました。  なお、本請願に関連して、「固定資産税及び都市計画税の軽減措置の継続を求める意見書」を本委員会として取りまとめ、東京都知事に対して提出されるよう、議長に申し出ることに決定いたしました。  以上にて委員長報告を終わります。何とぞ皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。  続いて議題となっております日程第 につきまして、総務常任委員会を代表して、委員会で審査中の案件について、中間報告を申し上げます。  すなわち、発案5第5号「地方行政制度と財政問題の調査について」であります。  本委員会におきましては、理事者より、令和5年度港区政策評価の結果について、白金一丁目西部中地区市街地再開発事業における権利変換計画の同意について、街頭防犯カメラ補助事業の見直しについて、保育園等における労働時間の調査結果について、工事請負契約について(港栄橋改修工事)等の報告を聴取し、質疑を行うとともに、意見、要望を述べました。  以上が本委員会の審査の経過でありますが、本発案につきましては、今後もなお調査・検討の必要がありますので、閉会中の継続審査を申し出ることに決定いたしました。  以上にて中間報告を終わります。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) いかがでしょうか。よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(池田たけし君) 案文は了承されました。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) 次回の委員会ですが、既にお知らせしておりますとおり、10月27日金曜日午後1時からを予定しておりますので、よろしくお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(池田たけし君) そのほか、何かございますか。  お疲れのところ大変申し訳ないですけれども、2分間だけお時間をいただきまして、私より一言、申し述べさせていただきます。  今回の定例会では、時に議会と行政との関係を問う場面がございました。区長からは、車の両輪ですとのお答えがありました。車は当然、片輪だけでは走ることはできません。また、両輪が同じ速度で回っていなければ、直進することはできません。さらに、安定して真っすぐに走るための仕掛けとして、両輪がそれぞれ少しずつ内側を向いております。専門的な話で申し訳ないのですけれども、これ、トーインというようでございまして、トー、爪先が内側を向いていると。両輪が互いに内側を向いて進もうとして、せめぎ合い、釣り合って、結果、直進をするということだそうです。
     Uターンなどをして、思い切りハンドルを切った後、少しアクセルを踏めば、くるくる勝手にハンドルが戻って、中立のところに戻ってくると。セルフアライニングトルクというようでございます。真っすぐ進むのであれば、両輪が真っすぐついていればいいと思うところですけれども、道は曲がり、上り、下り、凸凹して、うねっていて、傾いております。真っすぐの取付けでは、外からの圧力を受けると、車輪が影響を受けて、暴れてしまうと。外力がかかっても、真っすぐ進める力が自らに備わっていて、保っていると。その左右がセットになって、役目を果たす両輪であります。  議会、行政もいろいろな圧力の道を走ることもありました。今回もいろいろな御意見を賜りました。今後もそのようなことがあると思います。両輪が互いに見合って、それぞれの力を発揮し、区民福祉の道、そこを真っすぐに進むと。そのような両輪でありたいと感じた次第であります。  長々と申し訳ございません。皆様、大変にありがとうございました。  それでは、本日の委員会を閉会いたします。              午後 4時57分 閉会...