• "名称位置"(/)
ツイート シェア
  1. 港区議会 2023-06-27
    令和5年6月27日建設常任委員会-06月27日


    取得元: 港区議会公式サイト
    最終取得日: 2024-07-21
    令和5年6月27日建設常任委員会-06月27日令和5年6月27日建設常任委員会  建設常任委員会記録(令和5年第11号) 日  時  令和5年6月27日(火) 午後1時00分開会 場  所  第2委員会室 〇出席委員(9名)  委 員 長  うかい 雅 彦  副委員長  石 渡 ゆきこ  委  員  三 田 あきら     兵 藤 ゆうこ        なかね  大      根 本 ゆ う        玉 木 まこと     二 島 豊 司        風 見 利 男 〇欠席委員        な し 〇出席説明員
     副区長                    野 澤 靖 弘  芝地区総合支所長街づくり事業担当部長兼務  岩 崎 雄 一  芝地区総合支所まちづくり課長         大久保 光 正  麻布地区総合支所長街づくり支援部長兼務   冨 田 慎 二  麻布地区総合支所まちづくり課長        傳法谷 大 樹  赤坂地区総合支所まちづくり課長        杉 谷 章 二  都市計画課長                 野 口 孝 彦  住宅課長           吉 田  誠  建築課長                   松 山 正 樹  土木課長           海老原  輔  土木管理課長                 香 月 佑 介  開発指導課長         増 田 裕 士  再開発担当課長                池 端 隼 人  品川駅周辺街づくり担当課長  冨 永  純  地域交通課長                 佐 藤 雅 紀 〇会議に付した事件  1 審議事項   (1) 議 案 第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例   (2) 議 案 第38号 港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例   (3) 議 案 第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)   (4) 議 案 第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)   (5) 議 案 第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)   (6) 議 案 第62号 指定管理者の指定について(港区立住宅)   (7) 議 案 第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)   (8) 議 案 第65号 特別区道路線の認定について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)   (9) 請 願5第6号 地上げにおける暴力的な行為の防止に関する請願                             (以上5.6.22付託)   (10)発 案5第7号 街づくり行政の調査について                               (5.5.30付託)              午後 1時00分 開会 ○委員長(うかい雅彦君) ただいまから、建設常任委員会を開会いたします。  本日の署名委員は、二島委員、風見委員にお願いいたします。  この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入上、御提出ください。なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますようお願いいたします。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) それでは、審議事項に入ります。初めに、審議事項(1)「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○土木管理課長(香月佑介君) ただいま議題となりました審議事項(1)「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」について、補足説明をさせていただきます。それでは、令和5年6月26日付当委員会資料№1を御覧いただきたいと思います。  初めに、サイドブックスの2ページを御覧ください。まず、項番1の改正内容でございますが、港区立児童遊園条例第二条関係の別表中の、南一児童遊園と北青山三丁目児童遊園に関する項目(名称・位置を削除するものです。  次に、項番2の改正理由でございますが、都営南青山一丁目第二アパートの解体に伴い南一児童遊園を廃止するほか、北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業の施行に伴い北青山三丁目児童遊園を廃止するものです。  なお、北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業につきましては、令和4年5月20日に開催されました当常任委員会におきまして都市計画案を御報告させていただき、都市計画決定された案件でございます。  次に、項番3の施行期日でございます。北青山三丁目児童遊園の項を削る改正規定は令和5年9月1日から、南一児童遊園の項を削る改正規定は区規則で定める日として、令和5年11月1日を予定しております。  続きまして、3ページの新旧対照表を御覧ください。第2条関係の別表でございますが、下段が現行、上段が改正案となっております。下段の現行の表を御覧ください。改正部分に傍線を引いておりますが、右から2列目にある南一児童遊園、左から2列目にある北青山三丁目児童遊園の名称と位置に関する項目を削除し、上段の改正案のとおりとするものでございます。  続きまして、4ページを御覧ください。まず、南一児童遊園の概要です。上段の案内図を御覧ください。所在、面積は記載のとおりでございまして、地図上赤く示している場所が、当児童遊園の位置です。  下段の現況平面図を御覧ください。赤い一点鎖線で囲まれた部分が南一児童遊園でございまして、都営南青山一丁目第二アパートの敷地内に東京都から行政財産使用許可を受けて設置しておりましたが、都営住宅の解体が決定し、用地の返還が求められていることから、廃止するものです。  次に、5ページの北青山三丁目児童遊園の概要を御覧ください。上段の案内図を御覧ください。所在、面積は記載のとおりでございまして、地図上赤く示している場所が当児童遊園の位置です。  下段の現況平面図を御覧ください。赤い一点鎖線で囲まれた部分が北青山三丁目児童遊園でございまして、都営青山北町アパート敷地内に東京都から行政財産使用許可を受けて設置しておりましたが、北青山三丁目地区第一種市街地再開発事業の進捗に伴い、用地の返還が求められていることから、廃止するものです。  最後に、6ページの北青山三丁目地区の街づくりについてを御覧ください。北青山三丁目児童遊園が含まれる北青山三丁目地区のまちづくりの概要です。資料上段中央の位置図を御覧ください。当地区は、青い一点鎖線で囲んでおりますが、港区北西部と渋谷区の区境に位置している、約5.9ヘクタールの区域です。  続いて、資料右上の主要な公共施設等配置図を御覧ください。平成28年10月に当地区の地区計画が都市計画決定され、区域内がA地区とB地区の2つに分けられており、左側のA地区においては、既に建築物、広場等の整備が完了しております。図面にはございませんが、A地区のまちづくりに合わせて廃止した青山五丁目児童遊園と、今回議案となっております北青山三丁目児童遊園の2園の代替施設としまして、左上に示しております青山北町児童遊園が整備され、既に供用を開始しております。  以上、甚だ雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(うかい雅彦君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(玉木まこと君) 北青山三丁目の児童遊園については、集約されることによって公園の面積が増えて、緑地オープンスペースもさらに増えるということで、街区全体として公園オープンスペースが増えると理解をしています。それはすごくすばらしいことだと思っています。  一方で、従前の公園というのが分散されているからこそ、例えば、ボール遊びであったり、児童向け、来街者向けというような形で、ある程度緩やかにすみ分けというのもなされてきたのかと思います。  総面積自体は公園は増えるわけですけれども、そういった多様な利用というものをしっかりと集約された公園の中で、さらに言えば、オープンスペースの活用という部分で担ってほしいといいますか、フォローしていただきたいと思っています。  それについては、エリアマネジメントであったり、事業者であったり、住民の方々と、できた段階でこれからいろいろと調整していくことになると思いますので、その点については総合支所がしっかりとそういったニーズを拾いながら、丁寧に進めていっていただきたいと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 現在、先行して整備を終えております青山北町児童遊園でございますけれども、こちらにつきましては、隣にできております広場と一体に、今、玉木委員からもお話がございました、エリアマネジメント団体である一般社団法人まちづくりののあおやまで児童遊園の維持管理もしていただいております。  また、広場と児童遊園を合わせまして、いろいろなにぎわい創出のイベント等をしていただいているところでございまして、引き続き、今回のエリアで広場もさらに拡張されるということで、児童遊園、広場と一体的なにぎわい創出エリアマネジメントに実施をしていただくよう、総合支所としても調整をしていきたいと思ってございます。 ○委員(玉木まこと君) ぜひ総合支所の調整能力というところを発揮していただいて、よい環境をつくっていっていただきたいと思います。  南一児童遊園について、また、北青山もそうですけれども、廃止されることに伴って、資料要求で歩いて行ける範囲で代替となるような公園があるかないかというものも調製いただいて、確認が取れていますので、しっかり今の利用者にもその辺りをアナウンスしていただいて、子どもたちが遊ぶ場所というのがしっかり確保できるように、また、保育園の代替園庭というような使い方もきっとあると思いますので、そういったところもほかの部署ともしっかり連携していただいて、情報共有していっていただければと思いますので、お願いします。  あとは、南一児童遊園、昨日見たときも確認しましたけれども、今後の都営住宅の活用策というのがまだこれから検討されるという中で、やはり近くに代替の公園があるとはいえ、住宅地の中にあるポケットパーク、そのような南一児童遊園は位置づけかと理解、捉えたのですが、そのようなものがあって悪いことはないですし、あった方が絶対いいと思いますので、東京都に対してはぜひ積極的に、現況、公園があったということを踏まえて、次の開発というものの計画に反映してもらうように要望していただきたいと思いますし、東京都の開発の計画を待つだけではなくて、区としてこの土地で何ができるのか、何が必要なのか、そういった声も、また、区役所内部での行政需要というものを整理していただいて備えていっていただければと思いますので、それは関係部署にも関わることだと思いますので、こちらでは要望させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員(兵藤ゆうこ君) 北青山三丁目の地区のまちづくりについてなのですけれども、こちら、計画地の位置、地区の概要というものを見させていただいている中で、A地区において、都営住宅棟と民活事業棟の整備が完了していると。  一方、B地区は、青山通り沿道などに旧耐震建物が存在し、ということで、課題も記されているわけなのですけれども、この課題についての対策というものが分かれば、教えてください。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 地区内の老朽化した、耐震基準を満たしていない建物等につきましては、再開発事業により集約、建て替えをしまして、耐震性の高い、防災性の高い建物に建て替えていくことになっております。  また、地区内に公共の道路がございませんでしたので、今回、地区の中央に区画道路1号という道路を区道として開通しまして、地区内の交通ネットワークを円滑に処理していくという計画になってございます。 ○委員(風見利男君) 2つの児童遊園を廃止するわけですけれども、北青山三丁目はスポーツ広場もなくなるわけですが、廃止する前に近隣への説明会はやらないのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 2つの児童遊園の廃止に向けまして、おおむね閉鎖2か月前から、現地には看板設置と併せまして、周辺町会、住民の方々にチラシ等で、町会の掲示板、区の掲示板等、また、回覧板等で周知をしていく予定にしております。  説明会に関しましては、地元の町会とも意見を聞きながら考えていきたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) それは廃止が議決された後ということでしょう。そうですよね。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 今回議案を提出しております、議決後のお話でございます。 ○委員(風見利男君) 基本的にやはり決まってからというのは説明にならないわけで、決まったことで、それに従ってくださいという、このようなお知らせになるわけですよね。  ですから、今回、南青山一丁目はいつ廃止でしたか。 ○土木管理課長(香月佑介君) 現在のところ、11月1日を南一児童遊園については予定しております。 ○委員(風見利男君) あそこの南青山一丁目の児童遊園は、近隣に警察の社宅も2棟ありますし、最近小さなマンションが幾つもできているわけで、小さな子どもたちがいっぱいいるわけです。  ですから、私は、11月1日まで期間があるわけで、ぜひ近隣に、11月1日で廃止する予定ですけれども、廃止についてのいろいろな御意見を聞かせてくださいという。あるいは、看板も設置するという話ですので、そこにぜひ御意見をお寄せくださいというやり方を私はすべきだと思うのですけれども、それはいかがですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) ただいま風見委員の御指摘いただいたとおり、看板等に皆さんの御意見を賜るような記載等もしていくことを検討してまいりたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 近隣にチラシは配らないのですか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) チラシの掲示等も行ってまいります。町会等と打合せをしながら、チラシの配布等も検討してまいります。 ○委員(風見利男君) 警察の社宅があるので、よく注意していただいて、黙って入ると捕まってしまいますので、よく管理人とも相談して、このようなチラシを配るのだという案内をした上でやっていただきたいと。  今、公園を造る場合は、近隣の方々にいろいろ御意見を伺うということで、ワークショップという形で、やはり皆さんの意見をなるべく生かした公園づくり施設づくりを進めているわけで、例えば、廃止するときも、議案として出す前に、このような東京都からの意向もあって返還せざるを得ないので、このような方向に考えているのですけれどもどうですかなどというやり方が私は基本に据わっていくのが、これから区政の進むべき、区民参加区民参加と言っていて、実は議会で決まりましたから、11月1日から廃止です、9月1日から廃止ですというやり方は駄目だと思うのです。  ここだけで決められないので、そのような区政の進む方向というのは、ぜひ区民主体に考えていくというやり方を検討していただきたいと思うのですが、いかがですか。 ○土木課長(海老原輔君) 風見委員御指摘のとおり、新設される公園につきましては、意見交換会など、ワークショップを開いて、地域の方々の御意見を聞きながら、公園の施設等を整備してきたものでございます。  今回、廃止に伴いまして、風見委員御指摘のとおり、やはり地域の声を聞きながら、廃止についての丁寧な御説明も含めて、各総合支所のまちづくり課と連携して、地域の方々に御意見等を伺ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○委員(風見利男君) ぜひお願いしておきたいと思うのです。  それで、南青山一丁目の児童遊園が、小さな公園ですけれども、先ほど言ったように、子どもたちが結構遊んでいるのです。お母さんがベンチに座って、小さな子どもたちを遊ばせるという光景もあるわけで、あそこがなくなったらどこに行けということになるのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 近隣の誘致距離250メートル範囲といたしまして、東側に乃木公園、そして、南側には都立青山公園、また、北側にも都立青山公園、青葉公園と、誘致距離の範囲内には入ってございます。 ○委員(風見利男君) 乃木公園は、外苑東通り、信号を渡っていくわけです。お母さんが一緒に行く場合でしたら別ですけれども、小さな子ども同士で乃木公園に行きなさいという、これはないと思うのです。青山公園と、もう一つ、区立の青葉公園、距離があり過ぎです。小さな子たちがそこに本当に行けるのかという。私は代替にならないと思うのです。ですから、そのことはぜひ言っておきたいと。  南青山一丁目の児童遊園の底地は東京都から借りているわけですけれども、更地にして返還した後、東京都が使う予定というのは何か聞いているのですか。 ○土木課長(海老原輔君) 現時点では、特段、土地活用についてはまだ情報等は入っていない状況でございます。  また、今年度解体が行われまして、来年度以降の検討ということですので、区といたしましても、今後の土地活用についての情報につきましては、注視していきたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) ちょうど都営住宅の隣地は区が取得をして、特別養護老人ホームと高齢者の認知症グループホームができるわけで、隣の土地なので、区としてもぜひ取得の方向で今から準備を進めて、東京都が都営住宅の敷地から、行政財産にしなければ、処分の方向に決まらないと思うのですけれども、そこは本当に注意深く見守って、処分する場合は港区の方に意見照会があるとは思うのですけれども、事前に、あそこを取得した場合、どのような区として使い道があるのかということもよく検討して対応していく必要があると思うのです。  これは土地の取得の部門ともよく相談していただいて、抜かりなく進めるということが大事だと思うので、その辺はいかがですか。 ○土木課長(海老原輔君) 現時点でも東京都からの意見照会はございませんが、東京都所管の住宅局に対しましては、土木課として、土地の活用につきましては、区からも、土地の活用についての申出、また、要望等については口頭にて申し伝えているところでございます。 ○委員(風見利男君) ぜひ抜かりなく準備を進めていただきたいと。  それで、児童遊園の隣の都営住宅が廃止をするということで、北青山三丁目の新しくできた都営住宅が移転先と聞いているのですけれども、それ以外にも区内の都営住宅に移転するという話もあるのですが、その辺、状況というのは分かりますでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 東京都に確認をしたところ、周辺の区内の都営住宅というものを提示をしていると聞いてございますけれども、それぞれ戸数が少なく、個人が特定されるおそれがあるため、建物名の公表は控えさせていただきたいということでございました。 ○委員(風見利男君) 誰がどこに行くかというのは全然興味がないのですけれども、あそこができたときは、若い御夫婦が居住されて、子どもも生まれて、家族で住んでいたわけですけれども、最近の状況を見ると、子どもたちが独立をして、連れ合いの方も亡くなった方もいらっしゃるので、ひとり暮らしの方がかなり多いのです。そうなると、北青山三丁目のひとり暮らしの部屋、1人用の部屋というのはすごく狭くて、長年住み慣れたところで、荷物もたくさんあるわけで、本当に1人用の住宅にはなかなか住めないということで、いろいろ東京都とも折衝しているようですけれども、そのような人たちが、今、住宅課長から話があったように、近隣の比較的、若干広いところですかね、そのようなところも選択肢の一つとして入っているという理解でいいわけですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 東京都に確認いたしましたところ、都営住宅は世帯人数に応じて入居できる住宅の面積、間取りが決まっているということでございました。お一人でお住まいの方に関しては、単身向けの住戸をあっせんするということになるというお答えでございました。 ○委員(風見利男君) 単身用でも、北青山三丁目と南青山一丁目など、多少広さが違うようなので、これは大家の都合で住宅を転居してもらうわけで、そこは居住者の意向もよく聞いた上で対応するように、これは住宅局によく要請していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 移転される方に対して丁寧な対応を取っていただきたいということは、私どもからも要望としてはお伝えしてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) ぜひお願いしたいと思います。  北青山三丁目の通称くじら公園、これは小さな子どもたちの貴重な遊び場になっているわけですけれども、あと、サッカーや野球のできる、キャッチボールができる広場がなくなるわけで、こちらの公園については、あるいは広場については、利用者にどのようにお知らせをする予定なのでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 先ほども御答弁させていただきましたけれども、議決後になりますが、約2か月前に現場には看板を設置いたしまして、周知を徹底したいと思ってございます。
    ○委員(風見利男君) 先ほど玉木委員も言っていましたけれども、代替の場所というのは全く検討する余地がないということなのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 今年の8月に、市街地再開発事業の認可が予定されております。その後、31日がたった日に、権利変換計画に記載する従前資産の評価基準日を迎えます。東京都の方針によりまして、権利変換計画において、児童遊園の土地を宅地として評価する必要があるということです。  さらに、都営住宅の土地に公園や児童遊園のような機能を持たせてしまいますと、従前資産の評価が一般の宅地よりも下がってしまうというところから、東京都の方針として、この事業区域の中での代替地というのは確保できないと聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 何もない広場でも駄目ということなのですか。それは法的にどのようになるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 都営住宅の土地は、住宅の用に供する土地として評価すると聞いてございます。その中で児童遊園や公園のような不特定多数の一般の方が利用する部分については、住宅用地として評価できないと聞いてございます。 ○委員(風見利男君) それは法律か何かで決まっているわけですか。都営住宅の敷地であることは明らかなわけで、そこを一般の人が広場として活用するということは、住宅としての評価ができないという決まりか何かあるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 一般的な鑑定評価の中で、宅地、高度利用できるなど、建物を建てられる土地とそうでない土地ということで、評価基準が変わると聞いてございます。  あと、ここの都営住宅の用地を住宅用地として見るか、それ以外の土地として見るかというところは、東京都の方針だと聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 本当に貴重な子どもたちの遊び場なわけで、昨日見た新しくできた公園では、とてもキャッチボールも、サッカーボールを蹴ることもできないわけで、あのような貴重な、都心の本当に遊び場の少ないところでの広場なので、ぜひ最大限活用できるように頑張っていただきたいと。  今回の児童遊園の廃止は、今説明のあったとおり、青山通りにあるUR賃貸住宅と裏の都営住宅の跡地を一体化した市街地再開発を進めるためのものなわけで、まだUR賃貸住宅にも居住者が残っていると聞いていますけれども、どれぐらいの方が残っているのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 現在の時点で、総住戸251戸のうち、8世帯12名の方が居住されており、そのうち3世帯3名の方については、既に合意解約契約が結ばれていると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) まだ5世帯の方が残っていらっしゃると。8世帯のうち3世帯は移転を決められているということで、5世帯はまだ合意されていないわけですよね。  あと、かなりお店も残っているわけですけれども、その辺の状況というのは分かりますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) UR賃貸住宅が入居しております第一青山ビルのテナントですけれども、現在、7件と聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 大家との話合いの結果、どのような状況かというのは分からないわけですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 現在、再開発事業の施行予定者と、既存建物の所有者及びテナントが個別協議を行っておりまして、既存テナントのうち何件が再入居するか、もしくは移転していくかというところの詳細までは把握してございません。 ○委員(風見利男君) 今回、公園を返してほしいということは、権利変換計画をつくるためということを言っているわけで、権利変換計画をすると、一気に再開発に進んでいくと。このように思わざるを得ないのですけれども、そのような流れになるのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 権利変換後、建物の明渡しを経て、建物の解体、新しい再開発ビルの新築工事という流れになってまいります。 ○委員(風見利男君) スケジュール的にはどのような流れになるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 権利変換計画の認可が、令和6年4月頃を予定しております。権利変換の期日が令和6年5月に来まして、令和6年6月頃に明渡しの期日になります。その後、解体工事に着手をし、令和11年度までに新築工事が完了する予定になっています。 ○委員(風見利男君) この地域は高さ制限があると思うのですけれども、高さ制限は何メートル以上が制限されているのですか。 ○都市計画課長(野口孝彦君) 北青山三丁目につきましては、地区計画が策定されたときに、高さ制限は廃止してございます。 ○委員(風見利男君) その前の話を。高さ制限があったわけで、それは何メートルですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) それでは、まず、A街区について御説明をさせていただきます。A-1地区、都営住宅棟につきましては、従前35メートル、一部50メートルの高度地区を従後指定なしとしております。  また、民活事業棟、A-2地区につきましては、従前35メートルのところを、従後指定なしという形にしております。 ○委員(風見利男君) 今度の新しいところを聞いているわけですが、そちらはどうですか。 ○品川駅周辺街づくり担当課長(冨永純君) 大変失礼いたしました。B地区につきましては、従前35メートル、一部50メートル、60メートルの高さ制限があったところについて、指定なしという形になってございます。 ○委員(風見利男君) 今回、B地区は何メートルのビルが計画されているのかということと、あと、A-1の都営住宅と、民間活力導入の民活ビルのそれぞれの階数と高さを教えてもらえますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) B地区に建設予定の建物については、約180メートルの高さになります。  また、A地区につきましては、A-1地区につきまして、地上20階建て、高さとしましては約69メートル、A-2地区、こちら、民活棟になりますけれども、こちらについては、地上25階建て、建物の高さとしては約90メートルになってございます。 ○委員(風見利男君) 再開発の今回計画されているB地区は、大半が都有地なわけですよね。今回計画されている土地の総面積と、東京都が持っている土地の面積の割合を教えていただけますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 土地の合計面積としましては、2万4,206.64平方メートルでございます。そのうち東京都が所有している面積が、1万9,031平方メートルでございます。割合としましては、約78.6%でございます。 ○委員(風見利男君) もともとの都営住宅、何世帯あったか分かりますか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) A地区につきましては336戸、B地区につきましては250戸、合計で586戸でございます。 ○委員(風見利男君) あそこに586戸の都営住宅があったわけですよね。  今の新しい都営住宅は何戸ですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 都営住宅棟に302戸の整備がされております。 ○委員(風見利男君) 先ほどUR賃貸住宅が251戸というお話でしたから、ここに800以上の方々が住んでいたわけです。今回、再開発を進めるということで、都営住宅は302戸に大幅に減らされてしまったと。  先ほどお話のあった、まだUR賃貸住宅でも残っている方がいらっしゃる、あるいはテナントでもまだどうするか決まっていない方もいらっしゃるわけで、これで権利返還計画がどんどん進むということになると、追い立てられるわけですよね。ですから、本当にUR賃貸住宅にお住まいの方々が何を望んでいるのか、あるいはテナントの方々が何を望んでいるのか、そこをしっかり準備組合としてもつかんで、強引に追い立てをするようなことがないように、区としても要請すべきだと思いますが、いかがですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) UR賃貸住宅につきましては、建物の老朽化等に伴いまして、平成30年3月に賃貸住宅の用途廃止を決定しております。ですので、再開発事業による移転ということではございませんで、建物の老朽化に伴う移転でございます。  一方、UR都市機構としまして、きちんと相談事務所を開設する、移転説明会を実施する、あと、お住まいの方々個別の協議をして、別のUR賃貸住宅へのあっせん等、丁寧な対応をしております。そういった丁寧な対応を今後もきちんとやっていくように、港区からも求めてまいります。  第一青山ビルのテナントにつきましては、再開発事業に関係して一部退去される方もおられますので、丁寧に移転先の協議等を行うように施行者を指導してまいります。 ○委員(風見利男君) UR賃貸住宅も耐震上いろいろ問題だということで当初説明がありましたけれども、実際は裏との再開発を進めるために、居住者に出ていってもらうと。それが最大の目的だったわけです。  ですから、今、UR都市機構がいろいろな相談窓口をつくってやっていると言いますけれども、何年もたって、なおかつまだ8世帯の方々が残っていらっしゃるという実態をどう捉えるかですよね。本当にその方たちが何を望んでいるのかということがなければ、話合いは進まないわけで、その辺、本当に居住者の方々の意向をしっかり聞いていくと。これは非常に大事なことだと思うのです。本当にあそこは東京オリンピック以降に出来上がってから長年住んでいる方々なわけで、やはり住み慣れたところから離れていくというのは大変な思いがあるわけですから、その辺、UR都市機構がしっかりお住まいの方々の気持ちに沿った上で対応するという。これは区としても、長年住んでいた区民が区を離れるかどうかということにもつながりかねないわけで、その辺、しっかりUR都市機構に働きかけると。これは当然だと思うのですが、いかがですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 従前の居住者の生活の様式、例えば、御高齢でバリアフリーの住宅でないと住めないという方々もいらっしゃると聞いておりまして、そういった方々については、バリアフリー機能が備わった住宅をあっせんするなど、UR都市機構として丁寧に対応していると聞いてございます。  引き続き居住者の皆様の生活様式に配慮した移転先のあっせん等を行うように、区からもUR都市機構に対して求めてまいります。 ○委員(風見利男君) ぜひそこはしっかり対応していただきたいと。  あと、東京都の都有地が78%という。大半を持っているわけですよね。ここは事業主体がUR都市機構が開発を進めるようですけれども、できるビルというのは180メートルで、用途は何なのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 主要な用途としましては、事務所、店舗、宿泊施設、公益施設、駐車場等となってございます。 ○委員(風見利男君) 都有地がそのような形で、何割が事務所ですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) まだ正確に建物の床面積の割合までは決定してございませんけれども、大部分が業務床になると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 業務床は、東京都も土地に合わせて床を取得するということなのですか。それとも、売ってしまうということなのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 東京都の意向としましては、再開発事業では転出せずに、権利変換を受ける予定と聞いてございます。オフィスの床を取得し、賃料収入を得て、その収入を財源に充てて、都民、区民のために活用すると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) 都営住宅の不足分をそこで補うという考えは全くないということですね。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 都営住宅の整備予定はございません。 ○委員(三田あきら君) 4ページの南一児童遊園の図面を見ていただきたいのですが、南側に防災資器材格納庫とあるのですけれども、これは都営住宅の自治会の倉庫ということなのでしょうか。それとも港区の防災倉庫なのか、確認をさせてください。 ○土木課長(海老原輔君) こちらの防災倉庫につきましては、南青山一丁目町会の防災倉庫でございます。 ○委員(三田あきら君) こちらは移転先は決まっているのでしょうか。 ○土木課長(海老原輔君) 現在、この移転先につきましては、防災課と併せて協議中と聞いてございます。 ○委員(三田あきら君) すみません。あと、東側の掲示板が2か所ございますが、これは区の掲示板なのか、町会の掲示板なのか、どちらでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 今、三田委員御指摘の2か所あるということで、私ども、今確認ができておりませんけれども、掲示板であれば、町会のものもあると考えてございます。申し訳ございません。 ○委員(三田あきら君) こちらは移設予定はないということでしょうか。 ○赤坂地区総合支所まちづくり課長(杉谷章二君) 大変失礼しました。今、写真がございまして、町会の掲示板でございました。これについては、町会と移設先等を調整していきたいと思います。 ○委員(三田あきら君) 今、防災については、非常に地域としても真剣に取り組んでいかなければいけないことでございますし、それから、高齢の方については、この掲示板が重要な情報源になっておりますので、可及的速やかに移設先を決定していただきたいと思います。これは要望でございます。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、質疑はこれで終了いたします。  簡易採決でよろしいですか。            (「態度表明で」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」について、自民党議員団は賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」について、みなと未来会議の態度表明をいたします。  資料要求にて、廃止される児童遊園の周辺の代替の公園などの確認をいたしました。また、開発によって公園が集約され、児童遊園全体の面積が増えることも、区にとっては大変貴重なことだと理解いたしました。  質疑の中で申しましたポケットパークであったり、多様な利用というところについては今後の課題だと思いますので、関係部署と検討していただくことを再度お願いいたしまして、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 公明党議員団としまして、議案第37号の態度表明をさせていただきます。  公明党議員団としまして、「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」については、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の態度表明をさせていただきます。  「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」について、みなと政策会議は賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 港区維新の態度表明をさせていただきます。  議案第37号につきまして、北青山の児童遊園に関しましては、集約されて、公園がしっかり確保されているというところと、あとは、南青山につきましては、東京都に返還しなければいけないところでやむなしというところですが、今後の東京都での事業を注視いただくことによって、ほかの代替地はないか、これからもう一度区として借りて、再度利用できるようにするなど、そういった最大限の努力をしていただくということを前提に、賛成させていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 質疑の中では言いましたけれども、廃止するに当たっては、廃止前にやはり区民の意見を聞くというのが当然のことで、それはこれから検討していただく、あるいは議決の後に意見を聞くと。これはこれで当然なことなわけですけれども、やはり根本は、廃止前に意見を聞く、これがないという。ここが私は一番の今回問題だと思うのです。  それと、もう一つは、児童遊園の廃止だからといって、2本を一緒に出すというのは、できれば別々に私は出すべきだと。それも意見として言っておきたい。  特に北青山三丁目児童遊園については、広場もそうですけれども、市街地再開発事業を進めるという、このための廃止なわけです。ここは貴重な都有地が圧倒的に多いわけで、先ほどの質疑の中で明らかになったとおり、できるのはオフィスビルなわけです。一部、港区の児童館の跡地が中に、スポーツ施設が入るというのはありますけれども、全体としては、やはり住んでいた都営住宅の人たちが狭いところに追いやられて、UR都市機構を中心とした事業者のもうけのために活用されると。都民の貴重な財産がそのような形で使われていいのかどうかという。そのために児童遊園を廃止するという議案ですので、これについては反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  「議案第37号 港区立児童遊園条例の一部を改正する条例」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第37号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第37号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、審議事項(2)「議案第38号 港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○建築課長(松山正樹君) ただいま議題となりました審議事項(2)「議案第38号 港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」について、提案の補足説明をさせていただきます。  まず初めに、事前に提出いたしました説明資料を差し替えたことについて、おわびいたします。条例改正の基となった法律の改正内容について丁寧な説明を目指したところ、かえって不適切な表現となっておりました。誠に申し訳ございませんでした。なお、審議いただく条例案に誤りはございません。よろしくお願いいたします。  それでは、改めまして、6月26日付建設常任委員会資料№2を御覧ください。サイドブックスの資料は、資料①から⑤までを一つのファイルとしており、表紙を1ページとしております。本条例は、地区計画の内容として定められた建築物の制限について、条例で制限として定めることで、建築基準法における審査対象とするものでございます。  それでは、本条例の改正概要について御説明いたします。18ページの資料②港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例について(改正概要)を御覧ください。まず、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律及び建築基準法の一部改正に係る地区計画の変更に伴う本条例の改正についてでございます。風俗営業等の規制及び業務の適正化に関する法律及び建築基準法がそれぞれ一部改正されたことにより、既決定の地区計画において引用している条文の条項番号にずれが生じていました。これまで区は、地区計画を変更する際に個別に対応を取ってまいりましたが、令和5年3月に、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律等の改正に対応するよう、地区計画が一括して変更されたため、このたび条例に反映するものでございます。ページ下部には、風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の改正概要を図で示しております。  19ページを御覧ください。建築基準法の改正でございますけれども、図右側にありますとおり、田園住居地域が追加されたことにより、項番がずれたものでございます。
     次に、今回条例改正の対象となる地区整備計画は、(2)に記載の8地区となります。なお、田町駅東地区と品川駅東地区につきましては、米印に記載のとおり、名称を変更いたします。  20ページを御覧ください。対象地区の位置、区域を示しております。  ページをお戻りいただきまして、19ページを御覧ください。項番2、建築基準法の改正に伴う本条例の改正についてです。令和5年4月に、脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律が施行され、一団地の総合的設計制度及び連担建築物設計制度の対象が変更されました。これまで規定されていた新築、増築、改築または移転の建築行為に、大規模の修繕及び大規模の模様替が追加されたため、条例に反映するものでございます。  続きまして、ページをお戻りいただきまして、2ページを御覧ください。条例の新旧対照表でございます。条例における改正部分に傍線を引いております。まず、第15条につきまして、これまで表の下段で「建築される」、「建築する」としていたものを、改正された法律の表現に合わせて、表の上段のように、「建築等をされる」、「建築等をする」としております。  次に、3ページを御覧ください。別表第1となります。本条例の対象である地区整備計画の名称、区域の一覧となっております。都市計画の変更に伴いまして、告示番号を更新しております。  続きまして、5ページを御覧ください。別表第2の変更につきましては6ページ以降に記載しておりますが、ここでは付則といたしまして、この条例は公布の日から施行するとしております。  次に、6ページを御覧ください。別表第2、各地区整備計画における制限内容を示しております。6ページから11ページまでが改正案、12ページから17ページまでが現行の条例でございます。  次に、21ページを御覧ください。21ページ以降は、条例改正の根拠資料となっております。39ページまでの資料③は、地区計画の告示文及び変更概要一式でございます。  続いて、40ページを御覧ください。43ページまでの資料④及び44ページの資料⑤につきましては、建築基準法の改正に関する官報でございます。ここでは説明を省略させていただきます。  以上、甚だ簡単ではございますが、議案第38号の説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願いいたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いいたします。 ○委員(風見利男君) あまりよく分からないので教えてもらいたいのですが、この条例改正で、新旧対照表で「建築される」が「建築等をされる」と、「等」が加わったわけですけれども、これが先ほど説明のあった大規模修繕や大規模模様替えというか、そのようなものが入るということでいいのですか。あとは名称を改正に合わせて改正するという理解でいいのでしょうか。 ○建築課長(松山正樹君) 風見委員の御指摘のとおりでございます。「建築等」の中には、大規模修繕、模様替えを含むものでございます。また、その他につきましては、地区計画決定された内容を本条例に、機械的にと申しますか、反映する変更内容となっております。 ○委員(風見利男君) そうすると、内容は従来と変わらないという理解でいいわけですか。 ○建築課長(松山正樹君) 地区計画の制限の内容としては、従来から変わりません。また、先ほどの「建築等」の部分につきましては、新たな行為が追加されているということになります。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問はございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  簡易採決でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) 採決については、簡易採決でさせていただきます。  それでは、「議案第38号 港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」について採決いたします。  「議案第38号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) 御異議なきものと認め、「議案第38号 港区地区計画の区域内における建築物の制限に関する条例の一部を改正する条例」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、審議事項(3)「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」を議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいま議題となりました審議事項(3)「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」につきまして、補足説明をいたします。6月26日付資料№3を御覧ください。  最初に、1ページを御覧ください。項番1、施設名称でございます。施設名称は港区立一の橋公園自転車駐車場、所在地は港区東麻布三丁目9番1号でございます。記載してございませんが、施設の構造は地下機械式が2基、収容台数は合計で400台でございます。  次に、項番2、非公募による指定管理者候補者の選定の経過及び理由でございます。  (1)経過でございます。港区立一の橋公園自転車駐車場、以下、本施設と言いますが、本施設につきましては、港区自転車等の放置防止及び自転車等駐車場の整備に関する条例、以下、説明上、条例と言いますが、条例の一部を改正する条例に基づき、令和5年7月31日に開設予定でございます。同日から指定管理者制度を導入するため、本年5月10日に開催しました港区指定管理者選定委員会におきまして、非公募により候補者を選定いたしました。  (2)非公募の理由でございます。麻布地区の自転車駐車場は、既に4つの施設をグループ化し指定管理者制度を導入しておりますが、本施設におきましても、行政サービスの向上やスケールメリットを生かした施設管理の観点から、ほかの自転車等駐車場とグループ化し、同一事業者により管理運営することが適切でございます。以上のことから、指定管理者制度運用指針に基づき、非公募で候補者を選定いたしました。  次に、項番3、選定された事業者につきまして、名称は、NCD麻布グループ、3社による構成でございます。代表団体は、日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社でございます。2ページになりますが、代表団体のほかに、株式会社ニッケイトラスト、株式会社エグゼクティブプロテクションが構成団体となってございます。  次に、項番4、指定管理期間につきましては、令和5年7月31日から令和6年3月31日までの約8か月間でございます。  次に、項番5、今後の予定につきましては、記載のとおりでございます。  続きまして、3ページ以降が関係資料でございます。  4ページを御覧ください。関係資料1、指定管理者候補者選定調書(非公募用)でございます。指定の概要につきましては、重複しますので、割愛いたします。  主な事業提案でございます。3つ記載してございます。1段目、運営方針・取組につきましては、同種である地下機械式設備の取扱いに精通していることに加え、本施設長には、麻布地区内の機械式自転車駐車場の施設長経験者を配置すること、統括場長が巡回することにより、安定的かつ効率な管理運営を実施する点でございます。  2段目、利用者サービスの向上への取組でございます。最初の2時間無料サービスを含め、既存の施設と同一料金とし、使いやすく分かりやすく、商店街利用者や公園利用者も気軽に利用できることを目指します。また、定期利用受付の夜間帯実施、外国人利用者向けの取組、安全利用の啓発活動などを推進するとされております。  3段目、安全安心な管理運営体制でございます。朝の繁忙時間帯は、歩行者と自転車の交錯を防ぐため、歩道に面する出入口に管理員を配置するほか、5ページになりますが、公園管理者と連携し、公園内の事故に対する即時連絡体制を構築します。また、24時間体制のサポートセンターによる緊急時の対応など、万が一の事故に備えます。  次に、収支計画でございます。令和5年7月31日から令和6年3月31日までの約8か月間を記載しております。歳出の合計は2,697万6,000円となっており、内訳につきましては、記載のとおりでございます。この歳出に対しまして、利用料金は800万円、指定管理料は1,897万6,000円を計上してございます。  その下、非公募の理由につきましては、重複しますので、説明を省略いたします。  続きまして、6ページを御覧ください。関係資料2、指定管理者指定申請に対する審査表でございます。  項番3、申請に対する審査等を御覧ください。条例及び条例施行規則に基づく審査項目につきまして、表の一番右側に結果を記載してございます。上から2段目の経営基盤に関しましては、公認会計士の分析において、財務状況は可、資金計画はAとなっており、安定した経営状況であると判断いたします。それ以外の項目につきましても、麻布地区のほかの駐車場施設の管理実績等から、適切な運営がなされるものと判断いたします。  続きまして、7ページから12ページまでが、関係資料3、法人等の概要でございます。3社分ございますので、御確認いただければと思います。  次に、資料13ページを御覧ください。関係資料4、指定管理施設職員の配置表でございます。常勤の施設長1名のほか、夜間・早朝時の管理員を警備会社から4名、昼間の管理員として、シルバー人材センターからの派遣による8名により、必要な配置を想定してございます。  最後に、14ページが、関係資料5、再委託を予定している業務一覧でございます。機器の保守や管理室の機械警備など、専門性の高い維持管理業務などにつきましては、再委託となってございます。  大変雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(うかい雅彦君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございましたら、順次御発言願います。 ○委員(二島豊司君) 現在、麻布地区で、NCD麻布グループ、何か所の駐輪場、自転車駐車場を管理しておりますでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまの二島委員の御質問につきまして、回答いたします。現在の麻布地区内のNCD麻布グループが管理してございます駐輪場におきましては、三河台、六本木駅周辺、広尾駅前、麻布十番の4か所でございます。 ○委員(二島豊司君) これが5か所目ということになってくるわけですね。分かりました。  今回、この指定管理期間が、その残りの4か所の指定管理期間とお尻を合わせる形で、令和6年3月31日までということだと思うのですが、ここの一の橋公園自転車駐車場を含む5駐輪施設の指定管理の来年度以降の公募というのは、いつ行われる予定ですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまございました来年度以降の5施設の管理につきましては、現在、公募を経まして、選考委員会を実施中でございます。8月に選定委員会を行った上で、第3回定例会の議案として付議する予定でございます。管理開始に関しましては、来年度4月1日からを予定してございます。 ○委員(二島豊司君) では、取りあえず実質的には8月から8か月間、現状のNCD麻布グループでお受けいただいて、来年度以降に関しては、今まさに審査中で、次の定例会に議案として上がってくるということですね。分かりました。結構です。 ○委員(根本ゆう君) 資料の13ページに、今回の本件に関する人員配置の人数が記載されていると思うのですけれども、少し詳しく、どういったところにどういった業務をしていくのかみたいなところを教えていただければと思います。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ただいまの御質問につきまして、御回答します。資料13ページにつきまして、施設長につきましては、常駐で、平日の昼間、全体を統括するような方を配置してございます。  管理員につきまして、警備4名と書いてございますが、こちらは、先ほどの構成団体でいきますと、ニッケイトラストという会社から夜間、夜9時から朝8時までの間の警備業務を行ってもらう予定でございます。  管理員(シルバー人材)につきましては、8名の方を昼間、朝8時から夜9時までの間、シルバー人材センターからの派遣で、時間中1名から2名ぐらいの配置を想定してございます。 ○委員(根本ゆう君) ありがとうございます。新しく始まるサービスなので、しっかりサービス提供できるように、安全な体制でというところはあると思うのですけれども、指定管理料の次に人件費がかかってくるところだと思いますので、今後のこれからの次の公募以降の中で、どれぐらい人が必要なのかみたいなところは精査していく項目として注視していただければと思います。 ○委員長(うかい雅彦君) 要望でいいのですか。 ○委員(根本ゆう君) はい。要望で。 ○委員(玉木まこと君) 5ページのところで、一番上の方に表が、切れているところといいますか、あると思うのですけれども、その中に、場内の巡回及び公園管理者と連携し、公園内の不慮の事故等に対する即時連絡体制という話があります。私は非常に、このように公園の指定管理者と駐輪場の指定管理者が手を取ると。お互い自転車の方は管理棟があって、常時体制、管理体制している現場にいる。公園の方は有栖川宮記念公園が拠点ですので、常時はいないというところで、補い合う関係というのはすごくいいと思っています。  ただ一方で、しっかりとした役割分担というものを結んでおかなければ、何かあった際のトラブルというのもあると思いますので、このような連携というのはぜひ加速していっていただきたいですし、逆に他地区でも、駐輪場の管理棟はあるけれども、公園の方は不在など、そのような事例もあると思いますので、これはしっかり区として、モデルと言うまでのあれか分からないですけれども、このような形で役割分担をしていこうというようなものをしっかり固めた方がいいのかと思ったのですが、この点について区としてどのように関与していくのか、また、サポートしていくのか、お考えがあれば教えてください。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) ありがとうございます。ここに記載してございますのは、やはり常駐している駐輪場の管理員に対しまして、やはり公園利用者から御相談があるのかと思ってございます。駐輪場の管理者につきましては、管理の最中に見える異常があれば、都度区に報告しますし、区がしっかり間に入った上で、各管理者との調整役をすることが、責任問題含めて、円滑に進むと思いますので、引き続き前向きに検討してまいりたいと思ってございます。 ○委員(玉木まこと君) ありがとうございます。区がきちんと責任を持って間に入ってということで、その辺の3者の共有の場みたいなもので、何かしら現場で気づいたこともあると思いますので、セッティングしていただいて、いい公園の管理、駐輪場の管理につなげてほしいと思います。  事前の資料要求といいますか、際に、同規模の駐輪場の費用というのはどうなのかということでお聞きしました。もし同規模のものと比べて、何かここは特筆すべき違いがあるなどというのがあれば、御説明いただきたいのですけれども、いかがでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 同規模、同種の駐車場施設につきましては、桜田公園のものが該当されます。桜田公園につきましては、地下機械式で2基、駐輪台数も408台と、ほぼ同規模になってございます。  費用につきましては、若干、人件費が本施設の方が高めとなってございます。こちらにつきましては、新しい施設でもあることから、シルバー人材センターの方が入れ替わることなく、1時間ぐらい引継ぎができるように、若干ラップするような時間帯の配置を工夫してございます。  あと、ほかの案件であれば、7時がシルバー人材センターの方が管理しますが、本施設につきましては、歩行者と錯綜があるものですから、7時は、警備会社の方が担当するような配置の工夫もしてございます。  そのほか、新しい施設でもございますので、初期投資としまして、いろいろな管理室の備品やテーブルなど、この辺を集めるようなお金も若干かかっているところでございます。  あとは、やはりこの8か月という短期間で人を雇うような人の配置、手配も含めて、他施設と比べると、若干なりとも高くなっているようなことはありますが、内容として妥当かと考えているところでございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。  公園の本格施設ができることで、駐輪場ができることで、公園の利用者というのが、実態として今、公園の脇に止めて、一時的に公園で遊ぶという姿も見られます。駐輪場ができたから、そこにやれというのが、そこに止めてくださいというのが基本方針だとは思うのですけれども、一時的な利用であったり、お子さんが2人いてなど、いろいろな状況のときに、少しだけ止めたいというニーズはあると思いますので、その辺というのは、まさに現場の管理される方のさじ加減みたいな部分が出てきてしまうのかと思いますけれども、実態に合わせて、どのような管理がいいのかというところを、しっかり区も状況を見ていただいて、明らかに地下鉄利用者で長く止めているというのも多分出てくると思いますし、そのようなところの取締りと、一時的な公園の利用というところで、実態を見て、そこはしっかり区で、区民サービスの向上というところ、新しい駐輪場ができたから全部取り締まるというのだと、やはり全体として皆さん満足度は高まらないと思いますので、その辺はうまく考えていっていただければと思いますので、よろしくお願いします。  あと1点、この指定管理者、グループ化というところで、先ほど二島委員からも、何地区やっているのだという話がありました。今後の課題だと思いますけれども、5地区でそれぞれやるというのが今の方針だとは思いますが、これは今までも私、建設常任委員会でお話しさせていただいていますけれども、スケールメリットというところで、5か所の駐輪場というのが果たしてスケールメリットになるのかという議論というのはぜひ考えていただいて、区内で統一していくのか。実際、今、NCD麻布グループはほかの地区もやっていると思いますので、そのようなことも今後検討していっていただきたい。  現在、4か所やっている管理の中では、多分、機械の新しい、古いなどによって、出し入れで結構トラブルになっているケースも六本木の方であると伺っているので、そのようなことも、来年更新されるということですけれども、その辺もうまく対応していっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。要望です。 ○委員(兵藤ゆうこ君) 法人(団体)等の概要で、日本コンピュータ・ダイナミクス株式会社の関係資料3を見ると、障がい者雇用率が未達成ということでなっておりますけれども、こちらは未達成に対してどのような努力をしているのか、あとは、障がい者の方がどのような仕事に就いているかというのを分かる範囲で教えてください。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) こちら、資料8ページに記載しております障害者雇用率、雇用すべき人数23名に対して19.5名雇用となってございます。  こちらにつきましては、区としましても、関係する法、条例含めて指導しているところでございまして、具体的に言いますと、今般取り組んでいただいているのは、ホームページ上で、IT関連で仕事ができる方の障害者につきまして、在宅ワークを前提とした雇用の募集などもされているところでございます。  まだ数字は道半ばではございますが、1年前と比べると0.07%ほど上昇してはございますので、引き続き区も指導しながら、ほかの優良な企業も含めて、あらゆる事例を紹介しまして、状況の改善を図っていきたいと思ってございます。 ○委員(なかね大君) まず、今、この地域というか、ここの場所に自転車駐車場がないということで、その他のいろいろな地域に駐輪されていると思うのですけれども、今現在の周辺地域の駐車場の状況と、あと今回、400台整備されるということで、その課題がどれぐらい解消されるのかというのも教えてください。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現在、当施設ができるまでの間、主に麻布通りを中心とした都道上に暫定施設をつくってございます。こちらは合計334台という施設がありまして、かなり稼働率が高いという状況が見て取れるところでございます。  ただ、一方、放置自転車につきましても、昨月でいきますと、54台ほど周辺に放置した自転車がありますので、今の暫定施設と放置数を足したものが新しい施設に入るところでは、ほぼ今の現状での利用プラス、今の放置の状況が改善するということが見込まれるところでございます。 ○委員(なかね大君) 今回、これが運用開始になると、その暫定の駐車場というのは即廃止になるということですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現在の暫定につきましては、東京都との占用許可の関係で、本年10月末をもって閉鎖するという予定で動いてございます。ですので、本施設を7月31日に供用開始した後に、8月、9月と撤去するようなことで想定しているところでございます。 ○委員(なかね大君) その周知は何か看板を立てられたり、チラシの、自転車駐車場の御案内などを立てられるのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現在、暫定施設を定期利用で利用している方につきましては、この4月に、時期は未定ですけれども動いていただきますというような御案内をしているところでございます。当然、現状、定期利用されているので優先的に受け付けますというような御案内をしたところでございます。  その他につきましては、本議案議決後に速やかに、広報紙や、現地の自転車に案内板をかけるなど、そのような周知で対応していこうと考えているところでございます。 ○委員(風見利男君) ここの利用時間、利用料金を教えてもらえますか。あと、定期利用と一時利用との配分をどれぐらい考えていらっしゃるのか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 料金につきましては、通学が月1,300円、通勤が月1,800円を予定してございます。一時利用につきましては、1回150円というところで、2時間無料サービスを超えても、24時間以内は150円と想定しています。  台数の配分につきましては、現在のところ、定期利用と一時利用半々で、今、運用をかけますが、申込みの状況によって、適宜フレキシブルに対応していこうと考えているところでございます。  あと、運用時間につきましては、鉄道利用を前提としているため、朝4時30分から夜中の1時30分まで、24時間中21時間稼働するような予定で考えてございます。 ○委員(風見利男君) ありがとうございます。  管理室にAEDというのは設置されているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 現地に配置してございます。 ○委員(風見利男君) たしかまだ看板は設置されていないと思うのですけれども、これから設置するのですか。あと、全ての駐輪場の管理室にはAEDが設置されているという理解でいいのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 看板につきましては、現在設置中でございます。  ほかの管理室につきましても、AEDは配置されているところでございます。 ○委員(風見利男君) ありがとうございます。  あそこは大型車が利用できるということで、従来にない利用が増えるのではないかと思っているのですけれども、前に建設常任委員会で一の橋のそのような計画が報告されたときに、ほかの駐輪場はどうするのだということをお伺いしたときに、改善していきたいというお話だったのですけれども、その計画というのはあるのでしょうか。
    地域交通課長(佐藤雅紀君) 風見委員御指摘の、現行の既に稼働している機械式自転車駐車場につきまして、4か所ございまして、現在、改修計画を作成している段階です。 ○委員(風見利男君) 4か所改修するという意味なのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 対象となる自転車駐車場が4か所ございまして、4か所とも改修するか、あるいは、そのうちの何か所かは現状のままとするのかというのも含めて、今、改修計画を策定している段階です。 ○委員(風見利男君) その4か所を紹介してくれますか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) こうなん星の公園、三河台公園、桜田公園、六本木駅でございます。 ○委員(風見利男君) それと今回の一の橋公園。計画をその4か所で全てやるのかどうかというのは、何を基に判断するのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) 現在、計画を策定している段階ではございますけれども、一つは、ニーズもそうですし、あとは、例えば1基しかない場所、例えば三河台公園などは1基しかないものですから、その代替施設が確保できない。どうしても改修をする場合には、一旦利用を休止しなくてはいけなくなってしまうものですから、そういったことも視野に入れながら、4か所全てを改修するかどうかを今検討している最中でございます。 ○委員(風見利男君) 今の既存の施設だと、改修しても台数の変化はないのですか。 ○地域交通課長(佐藤雅紀君) どうしても現在のままの台数というわけにはいかないと思っております。減る方向ではあると思っています。 ○委員(風見利男君) 分かりました。なるべく早く、最近みんな、自転車が大型化しているので、ニーズがないということはないと思うので、ぜひそこは早急に検討していただいて、お願いしたい。  あと、NCD麻布グループというのが港区の駐輪場の指定管理者になったのはいつからですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 今、総合支所ごとに、指定管理している契約以前から、NCD麻布グループとは指定管理の協定を結んでございます。一番遡りますと、平成21年度に4施設の指定管理からスタートしている状況でございます。 ○委員(風見利男君) 平成21年度からずっと港区の駐輪場の管理をやっていらっしゃるという理解でいいわけですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 5年ごとの公募の結果といたしまして、NCD麻布グループが継続して指定管理をするという結果でございます。 ○委員(風見利男君) 先ほど障害者雇用の話が出ましたけれども、今、港区の公募要項の中に、障害者の雇用の促進に関する法律が掲載されていて、これは守るべき法令の一つなわけです。今回も障害者雇用率が達成していないわけで、今、目標、令和5年度でいうと、2.3%なのです。来年また4月になると、2.5%に上がると。その先もまた上がる。このような計画になっているわけで、先ほど今、募集をしているというお話なのですけれども、今回非公募なので、若干通常と違うのですが、障害者雇用をしていなくても、それが選考委員会なり選定委員会の中で、議事録を見る限りでは、全然問題になっていないのです。何でなのですか。自ら守れと言っておいて、守っていなくても、そのことが選考委員会の中でも論議されていないし、区として事業者に対していつまでにどうするのだというのを求めている記録もどこにもないわけで、その辺はどのようになっているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 障害者雇用につきましては、過去からこのような場で課題があるというようなことが議論されてございますので、課題として認識してございます。  選定委員会、選考委員会につきましても、実際に評価要素の一部としてはありますが、そこはしっかり議論して、ただ単に足りないだけではなくて、どうすればできるかを含めて議論しながら、事業者にも指導できるようにしたいと思ってございます。 ○委員(風見利男君) 今まで選考委員会なり選定委員会の中で、障害者雇用が不足しているという議論がされた議事録を私は見たことないのですけれども、議論されているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 議論というよりは、各採点する委員が問題意識を持ってそこは評価していくというところが、今までの状況だと認識してございます。今後はきちんと議論して、そこを前向きに進めていくような取組が必要だと考えているところでございます。 ○委員(風見利男君) 今までの区の姿勢を見ていると、障害者雇用が達成されていない指定管理というのは、ここだけではなくて、幾つもあるのです。だから、本当に何のために公募要項にうたっているのかというのが分からないわけです。やはり障害をお持ちの方も社会参加してやるということで、いろいろな法律ができているわけで、指定管理というのは、区と同じ立場で仕事をされているわけでしょう。そこが守らないというのが本当にいいのかどうなのかということですよね。  だから、本当にそこは曖昧にしないでやるべきだと。これは本家本元である指定管理を受け持つところが、本来イニシアチブを発揮してやるべきことなのかも分かりませんけれども、そこをぜひ曖昧にしないで、私はやるべきだと。その点では、区の姿勢が問われるのではないかと思うのです。その辺、いかがですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 風見委員御指摘のとおり、指定管理を所管する企画課担当と議論、相談してまいりたいと考えてございます。 ○委員(風見利男君) ぜひしっかりやってもらいたいと思うのです。  来年の麻布地域全体の指定管理の期限に合わせて、今回は3月末まで、8か月間ということなわけですけれども、今回の中身を見てみると、本当に一の橋公園自転車駐車場の管理だけで、再委託先も3か所なわけです。あとはシルバー人材センターの方を雇ってやるというのがありますけれども、本当に一旦立ち止まって、区が直接やってどうなのかと、私は検証するいいチャンスだと思っているのですけれども、そのような考えは全くないのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 自転車駐車場につきましては、民間事業者等のノウハウやアイデアを活用した事業の充実、あと、専門性を有した職員の配置であったり、サービスの提供など、一括してスケールメリットで管理するというところがもともと原点にございますので、今回もその方針に基づくものでございます。 ○委員(風見利男君) そうなのです。区は盛んにそれを言うわけだけれども、公の施設の管理運営で継続的なサービスの提供、社会状況に応じたサービスの迅速な提供と。このようにうたって指定管理を導入しているわけですけれども、実際、本当に駐輪場とは関係ない話なのですが、児童遊園の管理で物すごくいいかげんな事例があって、私、住民からさんざん怒られたのです。  どのようなことかというと、一の橋公園はじめ、麻布地域の公園の指定管理者というのは誰ですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 日比谷・アメニス・ケイミックスグループでございます。 ○委員(風見利男君) 事件というのは、西麻布二丁目児童遊園であったことなのですけれども、一つは、男性用のトイレの自動洗浄装置、いわゆるセンサーがついていて、男子が使った後に、そこを離れれば、センサーが働いて水が流れるという仕組みになっているのですけれども、この機能が全く果たされていないと。  それから、砂場に看板がついているのですけれども、それが剥がれて壊れたままになっていると。水道の蛇口が、ハンドルをずっと押さえていないと、ぱっと離すと、すぐ水が止まってしまうから、手も洗えないと。それから、植栽への散水が全くやられてないと。植栽が伸び放題という。このような事態なのです。  指定管理者は、その公園を管理するのに、定期巡回などはされていないのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 西麻布二丁目児童遊園の件につきましては、指定管理者からの相談がなく、昨日把握したところでございまして、至急対応しているところでございます。  具体的には、アメニス・ケイミックス・日比谷花壇グループにつきましては、定期的に巡回点検をしているところで、トイレ清掃につきましても、1日2回であったり、園内清掃も週4回などしてございますが、今後とも引き続き巡回点検をしっかり管理して、問題があれば、ほかの公園でも問題がないかという視点で、定期的に共有すべきところでございます。 ○委員(風見利男君) よく聞こえないのだけれども、週何回巡回しているのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 植栽等、公園につきましては、2週間に1回の巡回になってございます。このほか、機械関係につきましては、ケイミックスという会社が週1回巡回してございます。 ○委員(風見利男君) トイレや水道などというのは、1週間に1回回って点検しているということなのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 風見委員御指摘のとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 私が言われたのは、1か月以上、ずっと放置されたままということなわけで、何でそのようなことになるのですか。 ○委員(二島豊司君) うかい委員長、駐輪場の話をしていただきたいと思うのですけれども、いかがですか。公園の話とは少し。 ○委員(風見利男君) いやいや、指定管理の話をしているので、指定管理がいかに……。 ○委員(二島豊司君) 少し違うのではないですか。 ○委員(風見利男君) 指定管理がいかにひどいかという話をしているわけで。 ○委員(二島豊司君) 論点がずれ過ぎですよ。幾ら何でも。 ○委員(風見利男君) いやいや、区が指定管理は全部持ち上げて言うから、実際、指定管理というのはこのようなひどいところもあるのですと言っているわけで、論点は私はずれていないと思うのですけれども、そのようなチェックというのはしないわけですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 公園の管理につきましても、維持担当の職員含めて、定期的に情報交換はしているところでございます。今後も続き、管理職も入りまして、その辺の確認等をしていって、漏れがないように対応していこうと思ってございます。 ○委員(風見利男君) いや、公園だけではなくて、駐輪場も、そのほかの指定管理も、区の職員が定期的に回って、状況を調査しているのではないのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 自転車等駐車場につきましては、職員も定期的に巡回して、管理職員とも意見交換しながら、問題がないか等、確認しているところでございます。 ○委員(風見利男君) 職員も回っているのですよね。西麻布二丁目児童遊園というのはいつ回ったのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 先ほどお答えしましたのは、自転車等駐車場に対する職員の巡回でございますので、公園につきましては、都度、状況報告を受けた上で、各案件ごとに現地に行っているところでございます。 ○委員(風見利男君) 指定管理者制度運用指針というのに基づいて、皆さん、指定管理の仕事をやられていると思うのですけれども、この中で、所管部門においては施設の管理・運営を指定管理者に任せきりにすることなく、日頃からのモニタリングのほか、積極的に施設に足を運び、指定管理者とコミュニケーションを図りながら施設の利用者の声や施設の運営状況を的確に把握することで、職員の施設運営に関するノウハウを蓄積し、継承していきますとなっているわけです。  だから、私は、職員の方々が行ったときに、私は今児童遊園の話をしていますけれども、自転車駐輪場も、いろいろな施設も、その近隣の方々にはいろいろな御迷惑をかけるわけで、近隣の方々が日頃どのような思いをされているのかということも含めて意見を把握して、施設の整備を進めていくという。これがあるべき姿だと思うのです。そうではないのでしょうか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) おっしゃるとおり、公園につきましても、職員自ら現地に赴いて、地域の方々の意見を聞くということが大事だと思ってございます。今後はそのような頻度も増すようにして、区民サービスの向上に努めたいと思っているところでございます。 ○委員長(うかい雅彦君) 風見委員、そろそろ駐輪場の方に戻していただけますか。 ○委員(風見利男君) はい。ぜひ、指定管理がそのような形で決められたとおりやられていないという実態があるわけで、そこはしっかり区としても、だって定例会というのもやっているわけでしょう。ですから、そこもしっかり把握した上でやってもらいたいと。近隣の方は本当に怒り心頭なわけで、ぜひ早急に直すべきところは手を打って、早急に直してもらうようにお願いしておきたいと。  一の橋公園自転車駐車場とは直接関係はないのですけれども、飯倉公園自転車駐車場が、近隣の皆さんのいろいろな意見で、公園ではないところに、首都高速道路の下を使った駐輪場を整備するという方向になっているというのを聞いているのですけれども、その辺の状況はいかがですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 飯倉公園に以前設置を想定していました駐車場につきましては、現在、首都高速道路の高架下や都道を活用した暫定施設の整備について、協議、調整中でございます。  スケジュールとしましては、今年度中に暫定施設を設置するように、東京都、首都高速道路及び国道等々と協議していきたいと思っているところでございます。 ○委員(風見利男君) 首都高速道路の下と、それ以外にも、東京都の施設を使って整備する方向で調整をしているという理解でよろしいですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) 従前、放置自転車の数が約60台ございました。そのうち首都高速道路下に収まるのが20台程度の状況になってございます。残る40台分、これはコロナ禍後を踏まえて、現況調査をもう一度やりますが、不足する40台につきましては、都道の上であったり、国道の上のところに配置するように、今後協議、調整してまいります。 ○委員(風見利男君) その話合いは進んでいるという意味でいいのですか。まだ向こうと合意がされている段階ではないのでしょうけれども、向こうにお願いをして、話合いが進んでいるという理解でよろしいのですか。 ○麻布地区総合支所まちづくり課長(傳法谷大樹君) まず、東京都には、区の方針を打診してございます。現在は、どこに置けるかというところの配置計画につきまして区で検討しておりまして、具体的にラックのメーカーなどを含めた詳細な検討を今進めているところでございます。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問等ございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) なければ、質疑はこれにて終了いたします。  態度表明でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 今、質疑でもありますとおり、新しくできた施設でありますので、この業務に当たってくださるグループは、既に麻布地区の中でしっかりと経験を積まれた方だと思いますけれども、公園と一体化されているという部分もありますし、指定管理者の方と、麻布地区総合支所、街づくり支援部も含めて、しっかりと連携を取って、区民の皆さんが快適に使いやすく便利に適切に利用していただけるような管理がなされることを、しっかりと監督なさっていただくことをお願いいたしまして、「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」については、自民党は賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」、態度表明をいたします。  工期の遅れなどがあり、8か月という短期間の指定ではありますけれども、提案書の中で人員確保、質疑の中で人員確保の工夫であったり、管理運営の面で大変な提案もたくさんあったと思っています。警備であったり、工夫も見られました。地下鉄利用者、そして公園利用者の双方が満足できる運用を目指していただきたいと思います。  また、管理棟による有人管理について質疑をさせていただきました。麻布地区でも三河台公園、ほかでも桜田公園ということで、公園内に管理棟があると思いますので、区としても課題として今後調整していっていただけたらと思います。  これから運用されていく中で、様々な要望、意見が出ると思いますけれども、引き続き区には丁寧な対応をお願いいたしまして、議案第59号には賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 議案第59号につきまして、公明党議員団を代表しまして、態度表明をさせていただきます。  当地域の自転車駐車場等の整備については、これまでの地域の自転車の駐輪状況を見ましても、大変待ち望まれていると感じます。そのためにも、早期に運用が開始されることが望ましいと考えております。  同時に、安全で安心な運用が求められてまいると思います。このたびの選定された事業者におきましては、これまでも麻布地区内の同事業を安定的に運用されているということが分かり、事業を委託するに値すると判断します。  よって、「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」は、公明党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の態度表明を行います。  「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」は、みなと政策会議は賛成させていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 港区維新の態度表明をいたします。  機械に入らない子どもの自転車等の軽車両をどうしていくのか、随時利用の利便性など大丈夫かなど、課題が上がることを想定いただき、そのほか、区民の皆様からの御意見等々、次回の公募で改善をしていくという思いを持って進めていただければと思います。  本件指定管理者は、区内でのほかの実績もあるということで、区民の利便を促進するために、議案第59号につき賛成といたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 今回の一の橋公園自転車駐車場は、8か月という短い期間なわけで、管理自体も、区が本当は直接やって、一部事業者にお願いをして運営が十分できるわけで、この間の指定管理、それ行けどんどんで進めてきたわけですけれども、一度立ち止まって、区が十分やっていけるのだということも私は検証していく時期だと思うのです。  先ほど関係ないという話がありましたけれども、児童遊園の管理も指定管理者なわけで、本当にずっと同じ事業者がやっていると、そのような結果になりかねない。その典型が、今回の西麻布二丁目児童遊園のことだと思うのです。  そのような点では、本当に一度きちんと立ち止まって、指定管理を根本から見直すという点で、私は区が直接運営するといった、そのような方向に転換をしていくいいチャンスだったと思うのですけれども、残念ながらそうならないわけで、今回の議案については反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  それでは、「議案第59号 指定管理者の指定について(港区立一の橋公園自転車駐車場)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第59号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第59号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、審議事項(4)「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」、審議事項(5)「議案第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)」、審議事項(6)「議案第62号 指定管理者の指定について(港区立住宅)」の3案を一括して議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○住宅課長(吉田誠君) それでは、ただいま上程されました審議事項(4)「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」、審議事項(5)「議案第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)」、審議事項(6)「議案第62号 指定管理者の指定について(港区立住宅)」、以上3件について、一括して補足説明させていただきます。  港区特定公共賃貸住宅、港区営住宅、港区立住宅指定管理者につきまして、シティハイツ竹芝にございます港区立障害者住宅も併せて、新たな指定管理者を一括して公募し選定しまして、このたび議案として御提案するものでございます。  サイドブックスの資料№4、1ページを御覧ください。項番1、施設名称等についてです。(1)港区特定公共賃貸住宅につきましては、この表に記載されている5施設でございます。なお、シティハイツ高浜につきまして、現在建て替え中でございます。港区営住宅につきましては、表に記載の8施設でございます。なお、シティハイツ車町につきましては、現在建て替え中でございます。(3)港区立住宅につきましては、表に記載の3施設でございます。  2ページを御覧ください。項番2、事業者選定の経過についてです。今回の公募に際し、1事業者から応募がございました。(1)に記載されている委員で構成された指定管理者候補者選考委員会を、(2)に記載されているように3回開催し、候補者を当選考委員会において選定いたしました。
     3ページを御覧ください。項番3、選定された事業者でございます。事業者の名称は、東急コミュニティー・東急セキュリティ共同事業体でございます。  指定期間は、項番4に記載されている令和6年4月1日から令和11年3月31日までの5年間でございます。  項番5、選定の理由です。要旨を御説明いたします。(1)多くの公的住宅、また、住宅等の複合施設の管理運営実績を有し、豊富な経験と専門的な知識を活用できる点です。(2)企業規模の大きさを生かした組織体制、職員の欠員リスクに対するバックアップ体制が構築され、安定的な管理運営が可能。指定管理者事務所と防災センターの指揮命令系統が明確で、防災センターへのサポート体制も構築されている点です。(3)複合施設を適切に管理するために必要な技術資格を保有する職員を配置し、防災センターには、複合施設における管理経験があり、必要な技術資格を保有する職員を配置している点です。(4)24時間365日の緊急体制が構築可能な点です。また、個人情報保護の取組は非常に具体的な提案がありました。(5)災害リスクの事前把握、災害情報をリアルタイムで取得できるシステムの活用、住民の防災訓練参加率向上の取組、避難地図の作成などが具体的。(6)障害者・高齢者への戸別訪問、子育て交流、コミュニティーイベントの開催等の提案は実現性が高く、高齢者、子育て層及び地域の支援につながる取組は評価できますという点でございます。  続きまして、4ページの項番6、今後のスケジュールです。議決をいただいた後、来年度に向けて事業者と協議を開始します。今年度のうちに基本協定、年度協定の内容を固め、平成6年4月1日から管理運営を開始します。  続きまして、関係資料について、要点を御説明させていただきます。関係資料1が、選考委員会の報告書でございます。右下のページ番号で14ページを御覧ください。第1次審査としましては、まず、財務状況分析等を区が委託した公認会計士により報告を受けました。これは、応募事業者の財務状況等を分析するものです。その結果、財務状況の分析では、安定的に経営基盤を有していること、資金計画分析では評価B、優れていると評価されてございます。  右下の16ページを御覧ください。最上段に得点の集計結果がございます。審査した結果、総合得点は2,100点満点中1,609点、得点率として76.6%となりました。内訳といたしまして、第1次審査で得点1,109点、第2次審査においては500点となってございます。  関係資料2、第1次審査、第2次審査それぞれの選考基準と採点表、関係資料3は、第1次審査、第2次審査の各委員の採点内訳、関係資料4は選考委員会の会議録でございます。こちらについては、説明は割愛させていただきます。  続きまして、関係資料5、右下のページ番号でいうと36ページ以降でございます。選定調書でございます。こちらの右下の38ページをお開きください。上段に収支計画がございますけれども、こちらに記載されております指定管理料は、令和6年度につきましては、5億1,239万9,000円となっております。  関係資料6につきましては、代表事業者の株式会社東急コミュニティーと構成事業者の東急セキュリティ株式会社の法人の概要が記載してございます。  関係資料7の指定管理者公募要項、こちらの右下の55ページをお開きください。指定管理者が行う業務について記載してございます。項番1、基本事業として、(1)基本業務の範囲、(2)提案事業、(3)自主事業、(4)職員体制としてございます。  また、項番2、施設の運営及び維持管理としまして、(1)施設の維持管理業務、(2)施設の修繕に関する業務、(3)入居者等に関する業務でございます。57ページを御覧ください。(4)特定公共賃貸住宅等に関する相談業務、(5)特定公共賃貸住宅等の管理上必要となる業務、(6)管理運営において留意すべき基本的事項でございます。右下58ページを御覧ください。(7)安全・安心に関する業務とあります。これらが指定管理者が行う業務でございます。  続きまして、関係資料8、右下のページ番号で83ページを御覧ください。事業提案書になります。候補者からの具体的な提案が記載されております。資金計画、施設管理、入居者対応、危機管理、高齢者・障害者への対応、高齢型住戸、入居者間コミュニティー醸成支援に関する提案事業、入居者の利便性向上と区民向け住宅の管理運営業務効率化につながるデジタル技術の活用に向けた取組などについて記載されております。  関係資料9、右下のページ番号209ページ以降ですが、こちらにつきましては、第三者評価報告書、改善状況報告書でございます。  関係資料10、右下のページ番号で260ページ以降ですが、指定管理施設検証シートになります。  説明は以上でございます。甚だ簡単な説明となりましたが、補足説明とさせていただきます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(うかい雅彦君) 提案理由の説明は終わりました。  ここで御相談なのですが、ここで一旦休憩を挟みたいのですけれども、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、休憩にいたします。再開時間は15時15分に再開したいと思います。              午後 2時54分 休憩              午後 3時15分 再開 ○委員長(うかい雅彦君) 休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  これより質疑を行います。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。 ○委員(二島豊司君) 株式会社東急コミュニティー、構成会社は少し変わったりしているかもしれないのですが、これ、過去何年間、指定管理業務をしておられますでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) このような指定管理を導入したのは、平成21年度からでございます。今回で4期目でございますけれども、この間、指定管理者は全て株式会社東急コミュニティーでございます。 ○委員(二島豊司君) 今回も1者の応募ということですが、関係資料9にある指定管理者第三者評価の評価も非常に高いSとAしか見当たらないような状況で、非常に管理が行き届いている状況を保っていただけているのだと思います。  居住者の方から、例えば、何か区に苦情が寄せられたようなケースというのは、ここ一、二年ありますでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) ここ数年で、私どもが把握している範囲では、そういった苦情は出てございません。 ○委員(二島豊司君) すみません。少し質問が前後してしまったのですが、今回4期目の指定管理者の指定の今議案が上がっているのですけれども、過去3回、事業者の応募者数というのはどういった推移でしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 一番最初は、4者の応募がございました。その次が2者、その次が1者で、今回4回目で1者という応募状況でございます。 ○委員(二島豊司君) 1者の応募ということで、競争が働いていないと見る見方もできようかと思いますが、少なくとも現状、居住者の方から、何かしらの目立った苦情や、対応に対する問題点の指摘といったようなことも見受けられませんし、私も、入居したいけれども入居できないといったようなお話はしょっちゅう伺うのですけれども、実際に入居されている方から、シティハイツであったり、区営住宅の方から、何かしらの改善の要望といったものは実は受けたことはないので、非常によく管理をしていただけるのだと思います。  ここも、区とのコミュニケーションが大切だというような指摘が、第三者評価のところも、今後改善を求められるとしても、単独というよりも、区とのコミュニケーションが重要だというようなまとめになっているわけでありますけれども、区としてこれから、留意されてきた点や、今後留意していくべき点と考えている点、指定管理者とのコミュニケーションというところでお答えいただければと思います。 ○住宅課長(吉田誠君) 指定管理者と我々につきましては、週1回、定例会ということで情報交換を行って、情報を全て両者で共有するような配慮をしてございます。  また、今御指摘のありました第三者評価、こちらでは地域コミュニティーにもう少し積極的にという御意見を頂戴してございます。これに対しまして、今回の公募では、高齢者住戸がございますシティハイツ港南、こちらで提案を求めたところでございます。それに対しまして、マルシェやキッチンカーなどの提案がございましたので、こちらにつきましては、私どもと連携して、いい形で実現できるようにしていきたいと思います。 ○委員(二島豊司君) また新たな、コロナ禍も明けまして、いろいろな提案があれば、それは区も連携をしてやっていただきたいと思います。  これだけ長くやっていただいていて、非常に管理も行き届いて、住民の方からの信頼も厚いという部分にあぐらをかかずに、また、よく指摘があるように、指定管理者がしっかりやってくれるあまり、区側が現状を把握し切れない、区側にノウハウがなくなってしまうというような御指摘もありますので、そこは区としてきちんと指定管理者の管理なされている状況は可とした上で、区の内部のそういった部分については、しっかりと意識をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 私どもは、逆に指定管理者からノウハウを吸収するぐらいの、そういった気概で、一緒に連携をして、いいサービスが提供できるように努めてまいりたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) 前回の平成30年度の事業提案書というのも拝見させていただきました。ありがとうございます。  これまでいろいろな指定管理者制度の中で、現行の事業者の1者しか応募がないということについては、私だけではなくて、議会の中でも様々指摘があったことだと思います。それに対して、令和4年度に、港区としても、指定管理者の在り方を見直しされてというところで取り組んできているということはまず承知しておりますが、いろいろな民間サービスをよりよくしていこうといったときに、多様な事業者が手を挙げてもらえる環境というのは、引き続き努力していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  その上で何点か質問します。災害時の対応について、選考委員会の中の議事録でも多々指摘があります。災害弱者というものに対する記述が薄いというか、甘いというか、質疑、ヒアリングした中でも、もう少し答えてほしかったというところがあります。この点について区はどのように捉えているのか、教えてください。 ○住宅課長(吉田誠君) 本業務につきましては、高齢者に対する日常的な配慮については、施設の維持管理の一環として公募要項に含め、求めているところでございます。それに対しまして、事業者から、日頃からの配慮向上の提案がなされているところではございますけれども、議事録にございますとおり、災害時に余力があった際の協力について、事業者から発言があったものが資料として手元に届いているところでございます。  こちらにつきましては、あくまでも災害時に余力があった際ということと、少なくとも区の関係部署との連携や協力などが必要になってくると思いますので、この点については、保健福祉部門にも、今の委員の発言なども含めてお伝えしてまいりたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) すみません。不勉強で申し訳ないのですけれども、そもそも今の御答弁の中だと、災害時というのは、高齢者の何か支援であったり、弱者と呼ばれる方々の支援というものは、指定管理者制度のメニューには区は求めていないと。そのようなことでよろしいのでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) そのとおりでございます。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。その前提だということで、委員の方々もそのような前提の下で、提案についての突っ込んだ発言だったのかと理解いたします。  災害時に、区は何をこの指定管理者制度に対して求めているのか。もう1点議論の中であったのが、参集の在り方というところの指摘がありまして、3.11のときに、3月11日にあって、3月13日ですかね。2日後ぐらいには九十何%回ったというような議論、質疑のやり取りがあったと思うのですけれども、区として、この指定管理者に対して災害時に求めているメニューというものは何なのか、教えてください。 ○住宅課長(吉田誠君) 災害時において指定管理者に求めるものとしましては、障害者がスムーズに避難できるよう、平時から入居者に、避難動線や階段を避難者が使い方を確認していただく、そういったことが大事だと思っております。避難の動線を説明したり、防災訓練の内容を工夫したりしていくよう、指定管理者に働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(玉木まこと君) 特に災害時の参集など、そのような体制みたいなことは求めていないということでよろしいのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) まず、指定管理者に私どもが求めたいのは、施設管理でございます。  また、プラスアルファとしまして、平時からの防災力の向上ということで、入居者に対する配慮、こちらが公募の中でプラスアルファとして求めて、提案として上がってきているという状況と捉えております。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。  先ほど二島委員からの質疑の中でも、長いことやっていただいている事業者で、令和4年に改定した区の方針の中でも、単なる発注と受注という関係ではなくて、パートナーとして指定管理者制度を今後やっていくという区の方針が示されました。その前提に立つのであれば、災害時というもの、例えばあとは、この指定する事業者の提案書の中で、区のほかの施設の管理もされているということは触れられていると思います。  そのときに、区全体の中で、この事業者がいろいろな形で施設の管理をしている、プラスアルファをしているというところがあると思いますので、まさにそこは、先ほどのノウハウではないですけれども、全体で様々な施設を管理している事業者で、拠点があって、指示系統なども当然、社内の協議というのもできると思いますし、そこは港区の中で分野を横断してしっかりと取り組めば、非常に大きな力を発揮できると思いますので、特にやはりそれを発揮すべきところというのは災害時だと思いますので、他分野の指定管理をしている施設も含めて、どういった災害時の対応ができるのか、それは指定管理の業務というよりは、協定などという別ラインになるかもしれませんけれども、考えていっていい時期なのかと思いますので、検討していっていただけたらと思います。  マルシェやキッチンカーという提案がありました。これは前回の平成30年度の提案の中にも記載がありました。質疑の中では、マルシェなど、取り組んでほしいというような委員のやり取りがあったと思うのですけれども、現行の1者しか応募されていないといったときに、コロナ禍というものがありましたけれども、前回の提案がどう評価されてきたのか、どう実施されてきたかなど、そういったものが正しく評価されていないというのは、単純な話として、どうなのかと思いました。  今回も選考の議事録の中で、マルシェであったりというものが評価されているわけですけれども、前回も提案をされているということを考えたときに、もう少し違った評価が必要ではないかと思うのですけれども、その辺りについては区はどう考えていますでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 5年前の提案を見ますと、マルシェというものの提案はございました。ただ、現行の指定管理期間の中で実施ができていない状況ですので、また私ども、港南においてという形でまた提案を求めましたので、これについてはしっかり実現させていきたいと思います。  また、キッチンカーにつきましては、手元の資料を見たところ、前回のところで確認ができなかったのですが、申し訳ありません。今回、新たな提案と受け止めております。 ○委員(玉木まこと君) 分かりました。すみません。キッチンカーは確かにこの年、今回が初めてで、マルシェの部分が重複ということがあると思いますので、前回できていなかったということを新たにやっていくということですけれども、再提案というような形だと思うので、その辺のできなかったことなども含めて、しっかり評価すべきかと思います。  また、指摘のあった障害者の雇用に関しては、福祉部門との連携というのはもちろんやっていただきたいと思いますし、こちらの事業者も、ほかの自治体などでも様々な事例があると思いますので、そのようなことも引き出しながら、福祉では今、超短時間就労というのもやって、雇用というのを進めていると思いますので、業務の洗い出しを含めて、事業者と一緒に、福祉部門と一緒にやっていくということもぜひ進めていただきたいと思いますので、要望させていただきます。よろしくお願いします。 ○委員(三田あきら君) 指定管理者の選考に当たって、財務状況についての分析を公認会計士の先生から受けていらっしゃるかと思うのですけれども、また、先ほどの議案でも、一の橋公園自転車駐車場の指定管理者の際にも、安定的な経営基盤を有しているということについて、公認会計士の先生の分析を受けていらっしゃると思うのですが、これは、同一の先生による分析なのか。その辺と、あと、区の指定する公認会計士の先生の指定のプロセスというのも、分かったら教えていただきたいと思います。 ○住宅課長(吉田誠君) 私どもがお願いした公認会計士につきましては、団体に推薦をお願いして、推薦していただいた方にお願いをしたというところでございます。 ○委員(三田あきら君) そうしますと、案件ごとにその都度、協会に御推薦をお願いをして、その都度、推薦のあった先生にお願いをしているということでよろしいでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 都度、適切な方を御推薦いただいていると認識しております。 ○委員(三田あきら君) 協会の御推薦なので、専門性のある先生を御推薦いただいているということで、安心をしております。  引き続きこういった業者の選定に当たっては、公平性、公正性というものが重視されると思いますので、そういった分析をされる方についても、引き続きそういった観点での選定をお願いしたいと思います。要望でございます。ありがとうございます。 ○委員(なかね大君) まず、ページでいうと20ページにあります採点集計表を見させていただくと、審査項目の項番5で、効果的で質の高いサービスの提供ということで、障害者への支援、また、高齢者、高齢型住戸入居者への支援についてということで、ここでふれあいサービス、ふれあいサポートのことがプレゼンの中でお話があって、評価の一つになっているかと思うのですけれども、これ、全住戸というか、全シティハイツに、このふれあいサポートというのは回られているのかということを教えてください。 ○住宅課長(吉田誠君) 今回の提案では、全住戸にそれぞれ6回訪問するとなってございます。  また、本実施については、今回の選考に当たっても、非常に評価をいただいた点でございますので、本実施の詳細については、指定管理者とよく相談をして、ぜひやってまいりたいと思います。 ○委員(なかね大君) これから当然、高齢者の方が増えてきます。また、障害者の住宅もこれから増やしていくという中で、やはり建物の管理プラス、こういった福祉サービスの部分というのは強くなってくるのかと感じていまして、その部分では、そういった管理とサービスというものが一緒にできる事業者というのはなかなか大変難しいのかと感じています。そうした部分が今後、これまでも、その先も一緒にやっていくのか、また、そうした部分を委託できるような形にするのかということは、ぜひ検討が必要なのではないかと感じています。  あわせて、今回の評価が高かった部分では、先ほど玉木委員からもありましたマルシェの開催のことが評価が高かったと思うのですけれども、ページ数で33ページのところで、事業者が質疑の中でお話をされている中で、コミュニティーの醸成等の提案について、マルシェの開催についても自治会の了解をいただく必要があると書いてあって、そもそも開催に当たっては、株式会社東急コミュニティーの提案をやるには、自治会のきちんと理解が必要だとあると思うのですけれども、そもそも今回入っているシティハイツの中で、自治会があるところというのはどれぐらいあるのでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 現在、住宅単位での自治会が組織されている住宅は、7住宅でございます。 ○委員(なかね大君) 幾つのうちの7つでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 13のうちの7でございます。 ○委員(なかね大君) ありがとうございます。  その7つの地域には、シティハイツには自治会があるので、できるけれども、逆に言うと、6つについては自治会がないので、恐らく事業者独自に何かをやるというのが難しいのかと感じているのですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) なかね委員御指摘のとおり、やはり建物単位で自治会があるところとないところというところは差があろうかと思います。  また、今回、コミュニティー醸成の一環として提案が事業者からされましたので、まずはシティハイツ港南で実施をしていきますけれども、これが軌道に乗れば、ほかの住宅というところでの展開も働きかけてまいりたいと考えております。 ○委員(なかね大君) 私の地域にもやはりシティハイツがありまして、そこは自治会がないシティハイツでありまして、近隣の町会などが、シティハイツの敷地を使って様々催しをこれまでもされているのですけれども、よりシティハイツの方たちを巻き込んで、地域のコミュニティーの醸成につなげていっていただきたいと思うのですが、そうした際に、ぜひ町会ともしっかり連携を取りながら、シティハイツの指定管理の事業者と連携を図りながら、より地域一体となったコミュニティーの醸成に努めていただきたいと考えておりますが、この辺は区としてどのようにお考えか、お聞かせください。 ○住宅課長(吉田誠君) 第三者評価でいただいた指摘、御意見につきましては、まさにその点と考えておりまして、今後、充実して取り組んでいかなければならない点と思っておりますので、指定管理者と一緒にしっかり取り組んでまいりたいと思います。 ○委員(なかね大君) ぜひ独居老人ですかね、おひとり暮らしの高齢者の方もたくさんいらっしゃいます。そのような方たちが地域の中にしっかりとつながっていけるような取組をぜひお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○副委員長(石渡ゆきこ君) 今回の東急コミュニティー・東急セキュリティ共同事業体、非常に第三者評価の評価も高いということでは、安心して委託できる事業者であるということは客観的に明らかだと思います。  ただ、1点気になりますのが、選考委員会の中でもかなり複数の委員から指摘がありましたシルバー人材センター、それから区内事業者への再委託先、こちらの件について、再委託先として、できれば港区としては、区内事業者、シルバー人材センターを中心に考えてほしいと。当然そのような方針があるとは思うのですけれども、それが守られているのだろうかということと、あと、指定先として、計画倒れというか、あまり具体性がないのではないかというような指摘がありました。  これが例えば、手を挙げたのが最初の事業者だったら、これから今後改善していくなど、今回の特殊事情というようなことがあるのかもしれませんけれども、既に株式会社東急コミュニティーの場合には何回もやっていて、港区の方針というのはよくよく知っていての、それでの実際の再委託先の選定だと思うのです。  これを区はどのように考えるのか。それでも区としても今後、再委託先としてシルバー人材センターや区内事業者を増やしていく、何か具体的な提案を東急コミュニティー・東急セキュリティ共同事業体に求めていったりすることができる余地はあるのかどうか、そこのところを教えてください。 ○住宅課長(吉田誠君) まず、シルバー人材センターでございますけれども、指定管理者の方では、シティハイツ高輪の自転車置場の整理業務というのをシルバー人材センターにお願いをしてございます。さらなる活用というところも検討したようですけれども、なかなか実現が難しかったという経緯があると聞いております。すみません。間違えました。シティハイツ港南でございます。  あと、区内事業者でございますけれども、今回、再委託先として65入ってございますけれども、メーカー系、指定管理者で選定ができない相手方が36ほどございます。残りの29の9が区内事業者で、おおむね3分の1という状況でございます。  ただ、シルバー人材センターにつきましても、区内の事業者の再委託先につきましても、もっと活用していただきたいと私ども考えてございます。指定管理者に対しましては、指定管理期間中であっても、シルバー人材センターに頼めそうな仕事があれば、見積りを取っていただく。相談してもらう。あと、区内事業者にお願いできそうな業務があれば、こちらから見積りを取って、条件が合うようであれば、採用していただくと。そういった働きかけをしておりまして、その点については、指定管理者候補者の指定管理期間中も対応してまいりたいということを聞いてございます。ですので、さらなる活用というところをしっかりと我々からも引き続き働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) 少し今、シルバー人材センターの話が出たので、そのことをお伺いしたいのですけれども、自転車駐輪場の整理を今、シティハイツ港南でやっていらっしゃるということですか。 ○住宅課長(吉田誠君) そのとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 今のやり取りの中で、実現が難しいというお話でしたけれども、どのようなことなのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) シルバー人材センターへのさらなる発注の検討を指定管理者も行っております。具体については、剪定業務をお願いできないかということで相談をしてきたようですけれども、なかなか自治会の要望に対してタイムリーに実施するのは難しいといったようなことから、発注を断念した経緯があると聞いております。 ○委員(風見利男君) それはシルバー人材センターの都合で実現できないという意味ですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 一番は剪定の量ということで、シティハイツの周りの樹木全体を剪定していただきたいというものに対して、業務量が多くて難しいということで、実現しなかったようでございます。 ○委員(風見利男君) それはシルバー人材センターの都合ということですよね。  駐輪場というのは、全ての住宅にないのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 駐輪場は各住宅に置いてございますけれども、シティハイツ港南につきましては、きちんと並べていただけない状況が以前見受けられたということから、朝の2時間、自転車を整列させるような業務をシルバー人材センターに頼んだというのが経緯でございます。 ○委員(風見利男君) 今やっていて、また来年の提案も再委託先で入っていますよね。1年やったけれども、うまくいっていないという意味なのですか。私は、駐輪場の整理というと、全部の駐輪場があるわけで、本当にシルバー人材センターの仕事を、もううたっているのですかね。区内業者とシルバー人材センターに優先的に発注しますと。あちらの提案文書の中にも書いてあって、見たら、シティハイツ港南の駐輪場1か所で、シルバー人材センターを優先的に活用しますと本当に言えるのかという。本当に駐輪場の整理というのは、シティハイツ港南だけの問題なのですか。ほかの駐輪場は全然そのような必要性がないということなのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) そのほかの住宅の駐輪場については、人を配置するといったような状況にはなってございません。 ○委員(風見利男君) 港南というのは、ほかと比べると台数が物すごく多いということなのですか。
    ○住宅課長(吉田誠君) 駐輪台数が、すみません、今手元にない状況ですけれども、ただ、部屋数でいいますと、約200戸ということで、非常に大きな規模の住宅でございますので、駐輪台数も非常に多くなっております。 ○委員(風見利男君) 駐輪場が台数に見合っていないという。普通であれば、台数がそろっていれば、置く場所がみんな決まっているわけで、そんな大混乱はないのではないかと思うのですけれども、どのような状況になっているのでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) 自転車で御利用いただいている方も多くて、非常に駐輪場がかなり満車に近い状態になっているということと、きちんと決められた場所に止めない方も散見されたりということで、駐輪をするその場で見張っているということが必要になっているということ、また、きちんと置かれていない自転車が出てきた場合に、それを人の手で直す必要があると。そのような状況がシティハイツ港南の駐輪場で起きていたので、配置をしたということでございます。 ○委員(風見利男君) あと、先ほどいわゆる区内業者が少ないという話がありまして、保守を指定されたところというと、基本的にはエレベーターなどを考えるのですが、それ以外にもたくさんあるということですか。先ほどの答弁を聞いていると、すごく多いわけですよね。 ○住宅課長(吉田誠君) エレベーターだけではなくて、例えば、シャッターや自動扉、こういった動力で動くような機械、こういったものがたくさんございます。  また、住宅もたくさんありまして、メーカーの数も多くなっているということから、メーカー系の再委託先が多くなっている状況です。 ○委員(風見利男君) でも、エレベーターは3社か4社なので、住宅ごとにやっていないですよね。エレベーター会社ごとに契約をやっているみたいですよね。だからそんなに、エレベーターの台数が多いから、いわゆる保守系の、エレベーター会社に直結する保守会社がやるということだけではないと思うので、その辺が、業種ごとにどのようなものが系列で決められているのかというのも、今は必要ないので、後で結構ですから、少しまとめて、これからのことにも直結する問題なので、その辺、ぜひ教えていただきたい。いかがですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 後ほど調製をして、御提出させていただきたいと思います。 ○委員(風見利男君) それと、1事業者しか応募しないという問題なのですけれども、5年前のときにもやはり1者しかなくて、選考するのに大変だったと選考委員会報告書の中に書かれているわけですけれども、これ、選考委員会の責任ではないのですよね。区としてどうするのかということが問われているわけで、今回も1者なわけで、どうすれば改善できるのでしょうか。  選考委員会の人たちは、出された提案がいいか悪いかということしか評価できないわけで、比べようがないわけで、ほかの提案と比較するということはできないので、それは選考委員会の先生には何の責任もないので、区として、やはり今のやり方で本当にいいのかどうかということがないと、応募企業というのは出てこないのではないかと思うですが、その辺はどのように考えていますか。 ○住宅課長(吉田誠君) 今回の公募に際しましては、複数者、聞き取りを行いましたところ、指定管理の移行期間、これがもう少し時間があった方がいいということ、また、応募書類を作る期間が通常1か月なのですが、ここはもう少しあった方がいいということがありましたので、今回はスケジュールを見直しまして、公募の期間を3か月、また、今回、第2回定例会でお諮りしておりますけれども、議会の承認をいただくのを1回早めてございます。こういった形で応募しやすい環境に、応募しやすいという状況を整えてきたところでございます。  また、1者であったということから、以前、説明会に参加した事業者の中で、私ども、ヒアリングをしてございます。なぜ応募しなかったのですかということで、率直に聞きました。そうしたところ、やはり株式会社東急コミュニティーの評価が非常に高くて、なかなか勝算が持てないということ。私どものスケジュール感、そちらはどうですかと聞いたところ、全く問題ないと。また、本事業、この指定管理の業務を請け負えますかと聞いたところ、請け負えるということでしたので、現在の状況としては、やはり株式会社東急コミュニティーが実績を重ねて評価を得ているというところで見合わせている状況かと思います。  ただ、この状況がいいとは思いませんので、引き続き企画など、所管部署と連携して、応募しやすい環境づくりというものはしっかり考えていきたいと思っております。 ○委員(風見利男君) あと、先ほどのシルバー人材センターに戻るのですけれども、剪定の仕事があるというお話でしたよね。そのことを全部を一手にやってくれということではなくて、分割してやるという可能性はないのですか。あと、今、剪定の仕事はどこがやっていらっしゃるのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 剪定につきましては、かたばみ興業株式会社という、赤坂にあります区内の剪定業者、区内業者でございます。  分割につきましては、恐らく建物単位で業務を打診しているかと思いますけれども、引き続き、どのような形であれば請け負えるのかといったことの相談なども含めて、事業者に働きかけてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) あと、区内業者の関係でいうと、原状回復、修繕というのがありますよね。前の居住者の方が転出されて、その後、新しい入居者を募集するに当たって、中を改修して、新品同様に改善するのだと思うのですけれども、その仕事はどこがやっていらっしゃるのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 指定管理者が複数社に見積りを取った上で、発注先を選定しております。そこにつきましても、極力区内事業者から見積りを取るようにということで働きかけている状況でございます。 ○委員(風見利男君) そこは再委託先には仕事として入っていないですよね。 ○住宅課長(吉田誠君) 原状回復工事につきましては、工事費、工事になりますので、委託先の対象にはしておりません。 ○委員(風見利男君) では、それは事業者が、先ほど言った、どのような形で選定するのか分かりませんけれども、事業者を選んでやっていらっしゃるということなのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) そのとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 私は、区民向け住宅の中に畳の部屋が今どれほどあるか分かりませんけれども、再委託先を見たら、畳の補修の業者が全然出ていないわけですよね。事業者が、株式会社東急コミュニティーがお願いした部屋の改修、原状回復工事をやるところが、自分のところで全て賄うということなのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 株式会社東急コミュニティーが請負を出している、いわゆる工務店のようなところでございますけれども、比較的様々な補修を自社の職員がやると聞いてございます。ただ、今、風見委員がおっしゃいましたような畳など、特殊な補修によっては、協力業者に協力していただくケースもあると聞いております。 ○委員(風見利男君) 港区は今、大きなマンションがどんどん建って、フローリングがどんどん増えているわけですけれども、畳屋の仕事がどんどん減っているわけですが、まだまだ頑張っている畳屋もあるわけで、そのようなところも区内の下請として使うということも、やはり区内業者育成ということ、あるいは区内の経済の活性化の上からもすごく大事なことだと思うのですけれども、その辺、区としても、株式会社東急コミュニティーへの働きかけというか、そのような相談も私はしていく必要があるのではないかと思うのですが、その辺はいかがですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 株式会社東急コミュニティーが発注している工務店、さらに協力業者がいるようであれば、そういったところも含めて、極力区内の事業者に協力を求めていただくような働きかけはしてまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) ぜひ本当に区内業者が様々な形で仕事に携われるように、特にシルバー人材センターの人たちを積極的に活用すると言いながら、シティハイツ港南の駐輪場だけでは、やはりシルバー人材センターの活用となかなか言えないので、シルバー人材センターの活用もぜひ積極的によく相談していただいて、対応していただきたい。  今回の資金計画の中で、本部経費が非常に、規模が大きいから当然指定管理料も多くなるのでしょうけれども、1億数千万円のその他経費があるわけで、その他経費というのは区民の税金なわけで、私はどのような形で使われているのかというのは非常に大事なことだと思うので、来年度の計画では1億8,700万円あるわけで、この具体的な中身を教えていただけますでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) その他経費の内容でございますけれども、事業者から聞いておりますのは、まず、株式会社東急コミュニティーでございますけれども、事務管理経費としては、所管部署の間接人件費や会議費、出張費、あと、運営費としましては、本社等の間接人件費、また、自社のセキュリティーセンター維持費、研修センター費、このようなものの金額と聞いております。  また、東急セキュリティ株式会社につきましては、事務管理経費としては、本社の人件費、品質管理部署の人件費、また、運営費としましては、移動作業にかかる費用や研修費、こういったものの金額と聞いております。 ○委員(風見利男君) これは、ですから、その他経費として計上されて、その詳細については、区の方で中身を精査するというのはあるのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) その他経費の詳細につきましては、各事業者のノウハウにも当たることですから、これ以上詳細をということは考えておりません。 ○委員(風見利男君) でも、これは区民の貴重な税金なわけで、それがどのように使われたかというのをチェックしないということがあっていいのでしょうか。そのほかの維持管理経費など、そのようなものは詳細に検討されるわけでしょう。その他経費だけは別扱いというのは、どう考えてもおかしいと思うのですけれども。 ○住宅課長(吉田誠君) 事業者から上がってきております資金計画書は公認会計士にも見ていただき、妥当性を審査をしていただいているところでございます。  また、今回上がってきた資金計画に基づいて、今後、基本協定、年度協定、また、予算要望といった中で、金額の妥当性について私どもとしては精査してまいりたいと思います。 ○委員(風見利男君) いいです。施設管理など、いろいろな資金計画は細かく出ているので、それはそれで具体的に協定を結ぶ際に、詳細、金額が妥当かどうかというのは細かくチェックできるわけですよね。  ところが、この本部経費だけは丸めてこうですと提案されて、そこを、何もチェックしないわけでしょう。それが本当にいいのかどうなのかということです。これはまちづくり部門だけではなくて、全体にも共通することなので、そこの部門との話合いも当然必要だと思うのですけれども、区民の税金がこのような形で何に使われているか曖昧だということで本当にいいのかどうかということです。  もう少しそこを詳細に分析をして、本当に妥当かどうかということをやっていく必要が私はあるのではないかと思うのですけれども、その辺は本当に必要ないのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 妥当性につきましては、先ほど申し上げた中で妥当性というものは審査をしましたし、これからもしていくつもりではございますけれども、繰り返しになりますが、詳細につきましては、企業のノウハウにも当たってきますので、詳細について事業者に確認をしていったところは、一定のところまでと思っております。 ○委員(風見利男君) 例えば、事務管理経費でいうと、本社にいる方が、区民向け住宅の管理に関わる人たちのいろいろな経費の部分や、それを管理する職員の人件費、あるいは、先ほど会議費や出張費などありましたけれども、その他経費というのは、精算の対象ではないのですよね。 ○住宅課長(吉田誠君) 精算項目ではありません。 ○委員(風見利男君) だから、それが本当に妥当かどうかというのは、どこで判断するのですか。だって、中身が明らかでないのに、それは公認会計士も判断しようがないのではないですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 公認会計士でも妥当性を審査したということと、私ども、先ほど御説明したような内容の経費と聞いてございます。また、本社でも、一定の発注関係の業務や、職員の採用や研修、そういったものは当然かかってくる経費だと思ってございますので、当然、事業者にとっても必要な経費と思っておりますので、この部分を事業者に対して求めていくというところは、一定のところまでであると思っております。 ○委員(風見利男君) いや、一定も何もないのです。だって、向こうが提案した金額そのものでしょう。だから、別に区から何も求めているわけではないのです。言われた数字がいいかどうかという、それだけではないですか。だから、その中身が本当に事業者が言うとおり、必要な経費かどうかという判断を誰がするかということです。だって、今、チェックするものが何もないのです。公認会計士の人も、内訳が明らかにならない限り、数字だけ見て、それが妥当かどうか、判断しようがないではないですか。そうではないのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 資金計画上、明らかにおかしい点があれば、指摘をされているところではないかと思っております。  あと、全体の経費に対しまして、一定割合という考え方が妥当であるということを確認しているところでございます。 ○委員(風見利男君) そのようにいいかげんに言っては駄目です。指定管理のあれによって、その他経費の割合が本当にばらばらなのですから。議会でも何度も問題になっているではないですか。  だから、やはり本当に所管部門と、今のままで本当にいいのかどうかという。だって、ある意味、これはブラックボックスですよ。区民の税金が使われているという。そこはだから、ここだけでは結論は出ないのでしょうけれども、きちんと専管部門とよく相談をして、本当に今のままでいいのかどうかということを、私はやはり検討する時期だと思うのです。ずっとやっているわけだから。いつまでたってもここだけメスが入らないわけです。それでいいのかということです。ぜひ担当部門とよく相談してください。 ○住宅課長(吉田誠君) その他経費としまして、一定の経費が本社でかかってくるといったところは、私ども十分理解しているところでございますけれども、本日のいただいた意見、やり取りにつきましては、所管部署と共有したいと思います。 ○委員(風見利男君) 私も、本社の経費が必要ないと言っているわけではないのです。本当に向こうが提案しているのが妥当かどうかというチェックをする、今、何もないわけです。そこが問題なわけで、そこがやはり改善していく必要があるのではないかということなのです。ぜひ相談してください。  次に移ります。最近、非常に地震が多く、区内のエレベーターも停止をするという事故がたくさん起こっているわけですけれども、最近起こった地震で、区民向けの住宅でエレベーターの停止事故というのがあったのかどうか。あと、どれぐらいあったのかというのと、閉じ込め事故があったのかどうか、その辺、教えていただきたい。 ○住宅課長(吉田誠君) 直近の事例で申し上げますと、5月11日の午前4時16分頃に起きました地震、港区の震度は3だったのですけれども、こちらの地震で、シティハイツ赤坂のエレベーターが1基、S波を感知して停止をしてございます。  メーカーのメンテナンスのスタッフが急行いたしまして、エレベーターに異常がないということが確認できて、速やかに復旧しているという事例がございました。 ○委員(風見利男君) その1基だけですか。ほかにはなかったのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 同じ地震でシティハイツ港南でもP波による停止をしてございますけれども、こちらについては自動復旧がされておりますので、メンテナンスの職員が来て確認ということまでは至っておりません。シティハイツ港南につきましては、1号機から3号機までの3台が止まってございます。ですので、この日は合計4台ということになります。 ○委員(風見利男君) 報道によると、その日の地震で首都圏で6,000台などというエレベーターが停止をしたなどと言われているわけで、幸い閉じ込め事故がなかったからいいわけですけれども、危機管理体制のことがかなり提案の中でも言われていますが、エレベーターに閉じ込められた場合の対応をどうするかなどという訓練などはされているのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 指定管理者の方で訓練は実施してございます。  また、このような停止の事案があった際には、速やかに私ども職員に連絡が入って、内部できちんと情報を共有しているということを日常的に行っております。 ○委員(風見利男君) 閉じ込められた場合の救出訓練というのをやられているということですね。 ○住宅課長(吉田誠君) 時間がかかりまして、申し訳ございません。指定管理者の方で、エレベーター救出訓練としまして、閉じ込め事故に対する訓練を定期的に実施していると聞いてございます。 ○委員(風見利男君) それは社内でということですね。居住者の方々を含んでやっているということではなくて、社内でということですね。 ○住宅課長(吉田誠君) 指定管理者の方でということでございます。 ○委員(風見利男君) それは区の住宅を使ってやっていらっしゃるということですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 先ほどの答弁、少し誤認がございまして、申し訳ございません。今回の提案の中で、構成企業である東急セキュリティ株式会社、こちらがそういった訓練を今回提案してきてございます。恐らくシティハイツではなく、外部の施設を使っての訓練かと思われます。 ○委員(風見利男君) では、今、やっているわけではないのですね。来年から、今度の提案でやっていくという理解でいいわけですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 風見委員のおっしゃるとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 閉じ込めの事故がなければいいわけですけれども、閉じ込められる可能性があるのは、そこにお住まいの方なわけですよね。ですから、その人たちを含んでやっていくということがないと、あまり効果がないというか、それは救出側からすればいいのでしょうけれども、中に閉じ込められた人の立場からすると、それでいいのかどうかということが気になるのですが、その辺の提案というのはないのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 一般的な防災訓練というものは、お住まいの方でやっている状況でございます。  また、エレベーターの閉じ込めに関しましては、入居者の方の訓練というものはございませんけれども、ただ、指定管理者として、そのような事案が発生した際には、丁寧な対応、落ち着いて行動していただくように投げかけたりといった配慮につきましては、指定管理者も十分認識をしているという状況でございます。 ○委員(風見利男君) これは港区が勝手に居住者を巻き込んでやれなどとはならないのでしょうけれども、実際、閉じ込められた場合に、居住者が閉じ込められるということになるわけで、そこがパニックになりやすいわけですから、閉じ込められた場合にどうしたらいいかということを居住者に徹底していくという。今本当に首都直下地震がいつ起きても不思議ではないということですから、最近のエレベーターは、何かあった場合に最寄り階に止まるなど、いろいろな工夫はされていますけれども、実際はそのようなエレベーターばかりではないわけで、その辺もぜひ工夫していく必要があるのではないかと思うのですが、そこはよく株式会社東急コミュニティーの意見も聞いて対応すべきだと私は思うのですけれども、あと、居住者の意向なども聞いていただいて対応していくという。その辺はいかがですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 実際5月にエレベーターが停止するという事案が発生しましたので、どういった配慮が取れるかということは、指定管理者と一緒に考えたいと思います。 ○委員(風見利男君) ぜひ居住者の意向なども聞いていただいて、対応できるようにぜひお願いしたいと思うのです。  今回の株式会社東急コミュニティーの提案で、65も委託契約というか、再委託するわけで、主にエレベーターやシャッターなど、メーカー専用のことが中心だとは言うのですけれども、さらに区内業者を選定すると同時に、これだけ再委託すると、株式会社東急コミュニティーの人たちは何を中心に仕事をされているという理解でいいのでしょうか。 ○住宅課長(吉田誠君) まず、区内4か所に防災センターという拠点を設けて、そこで施設管理、また、入居者対応の拠点を設けてございます。こちらの業務というものがございます。また、虎ノ門オフィスに事務を行う拠点も設けて、そこにも複数の職員が配置をしております。  こういった専門の業種につきましては再委託しているところでございますけれども、そのほかの部分というものは、指定管理者が直接担っているという状況です。 ○委員(風見利男君) 公募要項の中に、AEDの保守点検をしっかりやりなさいとなっているのですけれども、区民向け住宅の全てに管理室がついているわけではないですよね。AEDが設置されている住宅というのは、どれぐらいあるのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) AEDが設置されているのが、シティハイツ桂坂、港南、神明、芝浦、六本木、以上でございます。ついているのは以上でございます。 ○委員(風見利男君) シティハイツ赤坂の方はないのですか。防災センターがあっても、ないのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 住宅として設置されているのは、今申し上げた住宅でございます。 ○委員(風見利男君) 防災センターがあるところにないというのはあれだと思うのですけれども、赤坂地区総合支所にあるからといっても、夜間は入れないから。そこはいろいろ工夫していただいてやっていただきたいのと、それ以外は巡回をされて、定期巡回はどれぐらいやっていらっしゃるのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 住宅の中で防災センターが設置されているところは、毎日、巡回の点検を行っております。また、防災センターがない住宅でも、管理人を置いている住宅が幾つかございます。管理人を置かない住宅でも週に1回は回るようにということをやってございます。 ○委員(風見利男君) 管理人室がある住宅というのはあるのですか。ではなくて、管理室があれば、そこにAEDを設置する可能性があるわけだと思うのですけれども、管理人室がある住宅というのは幾つあるのですか。 ○住宅課長(吉田誠君) 住宅管理人が常駐しておりますのが、シティハイツ赤坂、高輪、港南、竹芝、神明、桂坂でございます。最初に申し上げた4住宅につきましては、防災センターがあって、夜間は防災センター、日中は管理人室に職員がいるものでございます。シティハイツ神明とシティハイツ桂坂につきましては、日中のみ、管理人を配置しているという状況でございます。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかに御質問ございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、1件1件採決してまいります。  態度表明でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、態度表明が必要ということですので、各会派、順次お願いいたします。  まず、審議事項(4)「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」について、態度表明をお願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」は、自民党として賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) これまで指定管理者の指定については、現行で指定されている1者のみの応募が区内の多くの施設等で起きており、区も安定的なサービスの提供に課題があると認識し、令和4年4月に港区指定管理者制度運用指針の見直しを行っていただきました。  指定管理者を受注者ではなくパートナーとして捉え、連携・協働で行うとされていますので、質疑で御指摘した点については、今後のよいパートナーとして在り方を検討していただければと思います。  選考委員会議事録を見ますと、再委託先の理由の透明性であったり、区内企業、シルバー人材センターへの優先発注の拡大については、第1次審査、第2次審査いずれにおいても指摘がありましたので、引き続き指定期間において、関係部署と連携して改善に取り組んでいただくことを強くお願いいたしまして、議案第60号については、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 議案第60号について、公明党議員団の態度表明をさせていただきます。  今後シティハイツには安定した管理業務が求められるほか、ますます高齢者、障がい者支援が求められると考えます。当事業者は、こうした点でノウハウを保有し、実績もあり、高い評価を得ています。また、プレゼンテーションの中でも、地域コミュニティーの醸成の取組が評価されていますが、限られた箇所だけでなく、より広く積極的に取り組んでいただけることを期待します。  以上の理由から、「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」は、公明党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。
    ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の議案第60号の態度表明を行います。  今後も、居住者、利用者の御意見が出たら反映していただけるよう、そして、複合施設も多い中で、複合施設の連携を踏まえていただき、今回、議案第60号は、みなと政策会議は賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 議案第60号につき、港区維新の態度表明をいたします。  今回、公募期間を通常より長く取られているということで、努力は感じられますが、引き続き競争力を高めるため、多くの業者様に応募いただけるよう、公募については努力を求めますが、こちらは賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」について、態度表明を行います。  今回明らかになったように、本当にやはり1者しか応募しない。これも2期連続なわけで、本当に指定管理導入の意義が非常に薄れてきているわけで、今、本当に見直す一番のチャンスだと思うのです。指定管理業者が再委託の仕事を64以上も指定しているわけで、このようなことからすると、区が本当に独自に管理運営をやって、業務委託すれば、十分やっていく可能性ができるわけで、その点でぜひそのような方向に転換してもらいたいと。やはりシルバー人材センターはじめ、区内業者を本当に育成するという点から、引き続き事業者への強い働きかけを強くお願いして、この議案には反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  それでは、「議案第60号 指定管理者の指定について(港区特定公共賃貸住宅)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第60号」について、原案どおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第60号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  次に、「議案第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)」について、態度表明をお願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)」も同じく賛成させていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 議案第60号と同様の理由で、議案第61号についても賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 議案第61号につきまして、態度表明を行います。  先ほどの議案第60号と同じ理由で、「議案第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)」についても、公明党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議の議案第61号の態度表明を行います。  議案第60号と同じ理由で、議案第61号の議案も賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 議案第61号につき、港区維新の態度表明をいたします。  先ほどの議案第60号と同様の理由にて、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 議案第60号と同様に、議案第61号についても反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  それでは、「議案第61号 指定管理者の指定について(港区営住宅)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第61号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第61号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  それでは、続きまして、「議案第62号 指定管理者の指定について(港区立住宅)」について、態度表明をお願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第62号 指定管理者の指定について(港区立住宅)」も同様に、賛成させていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) 議案第60号と同様の理由で、議案第62号については、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 公明党議員団。 ○委員(なかね大君) 議案第62号につきましては、議案第60号と同様の理由で、指定管理者の指定について、公明党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) 議案第62号につきましても、議案第60号、議案第61号と同じ理由で、みなと政策会議は賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 議案第62号につきまして、港区維新の態度表明としましては、議案第60号、議案第61号と同様の理由につき、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 議案第60号、議案第61号に続いて、議案第62号については反対いたします。  なお、先ほど言いましたけれども、その他経費の不透明さ、闇の中というのは本当に徹底して明らかにしていく必要があると思うのです。そのことを強く求めて、この議案には反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  それでは、「議案第62号 指定管理者の指定について(港区立住宅)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第62号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第62号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 次に、審議事項(7)「議案第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」、審議事項(8)「議案第65号 特別区道路線の認定について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」の2案を一括して議題といたします。理事者から提案理由の説明を求めます。 ○土木管理課長(香月佑介君) ただいま議題となりました審議事項(7)「議案第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」と、審議事項(8)「議案第65号 特別区道路線の認定について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」の2案件について、一括して補足説明させていただきます。  それでは、本日付資料№5を御覧ください。本案は、虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業の施行に伴い、街区再編を前提に協議された都市再開発法第7条の12による公共施設の管理者の同意に基づき、特別区道の廃止を行うものです。なお、虎ノ門一丁目東地区第一種市街地再開発事業は、令和4年7月20日に開会されました当常任委員会におきまして、市街地再開発組合の設立認可を報告いたしました案件でございます。  それでは、まず初めに、3ページ、虎ノ門一丁目東地区の街づくりについてを御覧ください。資料上段中央の位置図を御覧ください。当地区は、赤い一点斜線で囲まれた部分でございまして、東京メトロ銀座線虎ノ門駅に隣接する約1.1ヘクタールの区域です。位置図に青線で示しております虎ノ門駅南地区では、整備が段階的に進められており、当地区においては、先行する周辺開発と連携して、虎ノ門駅のさらなる機能拡充を行う計画となっております。  続いて、資料右上の配置計画(案)を御覧ください。整備する主な公共施設等として、駅前広場を地上と地下に整備することや、地上の南西角に広場を整備することが計画されております。資料右下には、今回計画している建築物のイメージパースを掲載しております。  次に、サイドブックスの2ページを御覧ください。特別区道の廃止・認定略図となっております。議案の起終点につきましては、場所を特定するため、直近の地番を表示しておりますが、本日の説明の中では、分かりやすいよう、路線番号によりお話しさせていただきます。  本案のような起終点の変更を伴う路線の廃止については、道路法第10条第2項の規定による部分的な道路の廃止、変更ができないため、特別区道の廃止、また、開発区域以外の既存路線については、新たな特別区道として道路認定の議決をお願いするものでございます。  まず、資料左側の廃止路線図を御覧ください。廃止する路線は、紫色で着色しております特別区道第86号線、特別区道第1,179号線の2路線です。特別区道第86号線の起点は、左側の一般国道1号に接する部分から、終点は右側の特別区道第84号線に接する部分までの延長約269メートルの路線でございます。  特別区道第1,179号線の起点は、左側の特別区道第1,166号線に接する部分から、終点は右側の特別区道第81号線に接する部分までの、延長約242メートルの路線となっております。  次に、資料右側の認定路線図を御覧ください。新たに認定する路線は、青色で着色しております特別区道第1,199号線、特別区道第1,200号線、特別区道第1,201号線の3路線です。  特別区道第1,199号線の起点は、左側の一般国道1号に接する部分から、終点は右側の特別区道第1,166号線に接するまでの延長約74メートルの路線となります。  特別区道第1,200号線の起点は、左側の都道白山祝田田町線に接する部分から、終点は右側の特別区道第84号線に接する部分までの延長約52メートルの路線となります。  最後に、特別区道第1,201号線の起点は、左側の都道白山祝田田町線に接する部分から、終点は右側の特別区道第81号線に接する部分までの延長約110メートルの路線となります。  なお、新たに認定する路線につきましては、時間を置かず一般交通に供用させなければならないため、路線の廃止、認定、供用開始を同日付で行うことといたします。  以上、甚だ雑駁ではございますが、説明は以上でございます。よろしく御審議の上、御決定くださいますようお願い申し上げます。 ○委員長(うかい雅彦君) 提案理由の説明は終わりました。これより質疑を行います。御質問等ございましたら、順次御発言をお願いします。 ○委員(風見利男君) この特別区道路線の廃止、虎ノ門一丁目と二丁目の廃止の目的は何でしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 当該地区を含む虎ノ門駅南地区につきましては、街並み再生方針というのが東京都の方で策定されておりまして、街区再編を進めていく地区になっております。虎ノ門一丁目東地区の再開発事業に伴い街区再編を行うことから、区道を廃止するものでございます。 ○委員(風見利男君) 再開発のためというお話なわけで、建設常任委員会、あるいは港区都市計画審議会の中でも明らかにいたしましたけれども、いわゆる同意率を上げるために、ようかんの薄切りのように土地を分割するという、ひどいやり方がありました。私は、そのことは港区都市計画審議会の中でも大分お話をさせていただいて、市街地再開発事業については、港区都市計画審議会の中で多数で決まりましたけれども、その中で、異例なのですが、付帯意見がつけられました。その付帯意見の中身を説明していただけますでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 付帯意見は3点ついております。  1点目として、事業計画の深度化に当たって、小規模地権者や従前居住者など関係権利者との協議調整を丁寧に行い、丁寧な合意形成を図られたい。  2つ目として、従前地が分筆されているが、同意率を上げるためではないかという観点からの質疑がなされた。事業を進めるに際して、この点に十分留意するよう、適切に事業者を指導されたい。  事業化に当たっては、コロナ禍の影響を見通し、過大な開発とならないように留意するとともに、新しい生活や働き方を踏まえて事業計画の内容に反映するよう、適切に事業者を指導されたい。  以上、3点でございます。 ○委員(風見利男君) その当時からここで長年お住まい、あるいはお仕事をされていた方が、どれぐらい転出をされたのでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 組合設立の当時と比較しますと、53件の土地所有者がいらっしゃいました。現在は49件になっておりますので、4件の方が転出をされております。借地権者の方につきましては、従前10件に対して今も10件ですので、転出者はいらっしゃいません。 ○委員(風見利男君) 組合設立時点の所有権者は、個人法人合わせて何人ですか。あと、組合認可後は、所有権者の数は何人でしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 組合設立認可申請時点の権利者数ですが、個人の方は32.53件、法人の方が23.47件でございました。合計で56件です。  あと、現在ですけれども、個人の方の土地所有者が20.53件、法人の方が24.47件、合計で45件でございます。借地権に関しては、推移はございません。 ○委員(風見利男君) これでいうと、所有権者でいうと、個人法人合わせて11件の方がいなくなっているという認識でよろしいですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 風見委員御指摘のとおりでございます。 ○委員(風見利男君) 結局、その方たちはこの地域から転出をされたと。いわゆる土地を売られて、権利を売られて転出をしたということでよろしいでしょうか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 御指摘のとおりでございます。 ○委員(風見利男君) まだ残っている方はいらっしゃるのですか。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 現地に今まだお住まい、もしくは営業継続されている方というお答えでよろしければ、2つの建物でまだ権利者が残っている建物があります。 ○委員(風見利男君) その方たちは、組合、いわゆる権利変換するか、そこを売って出られるかという結論は出ているわけですね。 ○再開発担当課長(池端隼人君) 地区外への移転が決定をしておりまして、移転先の内装工事や引っ越し準備ができていないということで、まだ現在残っていらっしゃいます。 ○委員長(うかい雅彦君) ほかにございますでしょうか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、1件ずつ採決をしたいと思います。  まず、「議案第64号」は、態度表明でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) では、態度表明ということでございますので、それでは、「議案第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」について、態度表明をお願いいたします。まず、自民党議員団。 ○委員(二島豊司君) 「議案第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」、自民党として賛成をさせていただきます。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと未来会議。 ○委員(玉木まこと君) これまでもこちらの開発については、建設常任委員会で報告があったとおりだと思っています。今、質疑の中にありましたけれども、生活再建、また戻ってこられる方々というものは、一日でも早い竣工というものを待ち望まれていることと思います。  虎ノ門駅の駅前整備という公共性の高い事業であり、特別区道の廃止の判断というのも妥当だと思いますので、議案第64号には賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、公明党議員団。
    ○委員(なかね大君) 「議案第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」は、公明党議員団として賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、みなと政策会議。 ○委員(兵藤ゆうこ君) みなと政策会議といたしまして、議案第64号は賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 港区維新。 ○委員(根本ゆう君) 議案第64号について、港区維新の態度表明をいたします。  再開発の推進により、区道と都道の再整備がされることで、防災機能向上、そしてまちの機能が強化される、そういったことを期待しまして、賛成いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 次に、共産党議員団。 ○委員(風見利男君) 本当に長年住み慣れた方々、あるいは仕事をされた方々が、再開発によってやむなくこの地を離れざるを得なかったという方が11件もいるわけで、本当にこのようなことがあっていいのかどうかという。やはり住み慣れた港区から離れざるを得ないという結果が今回の再開発の中身なわけで、ですから、本当にとことん、大体港区は8割超えたら、それでゴーサインが出るわけですけれども、本当にそれでいいのかどうかということが、私は今回も問われたのではないかと思うのです。ですから、この道路廃止については反対いたします。 ○委員長(うかい雅彦君) 態度表明は終わりました。  それでは、「議案第64号 特別区道路線の廃止について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」について採決いたします。採決の方法は挙手採決といたします。  「議案第64号」について、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手をお願いいたします。                (賛成者挙手) ○委員長(うかい雅彦君) 挙手多数と認めます。よって、「議案第64号」は原案のとおり可決することに決定いたしました。  「議案第65号」は、簡易採決でよろしいですか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、「議案第65号 特別区道路線の認定について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」について採決いたします。  「議案第65号」は、原案のとおり可決することに御異議ございませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) 御異議なきものと認め、「議案第65号 特別区道路線の認定について(虎ノ門一丁目、西新橋一丁目)」は、満場一致をもって原案のとおり可決することに決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) 本日審議できなかった請願1件、発案1件につきましては、本日継続といたしたいと思いますが、よろしいでしょうか。              (「はい」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) それでは、本日継続と決定いたしました。     ────────────────────────────────── ○委員長(うかい雅彦君) そのほか、何かございますか。              (「なし」と呼ぶ者あり) ○委員長(うかい雅彦君) ほかになければ、本日の委員会を閉会いたします。              午後 4時50分 閉会...