企画経営部長 大 澤 鉄 也
用地・
施設活用担当課長 平 野 順 一 財政課長 若 杉 健 次
用地・
施設活用担当部長 坂 本 徹
防災危機管理室長 岩 崎 雄 一
防災課長・危機管理・
生活安全担当課長兼務 鈴 木 健
総務部長 新 宮 弘 章
総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務 荒 川 正 行
契約管財課長 加 茂 信 行
〇会議に付した事件
1 報告事項
(1) 令和3年第3回港区
議会定例会提出予定案件について
(2)
庁有自転車の交通事故の概要について
(3)
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)
(4) 港区
地域防災計画(令和3年度第1回修正)について
2 審議事項
(1) 請 願元第4号 港区における
特定遊興飲食店営業の
指定地域追加願いに関する請願
(元.6.20付託)
(2) 請 願3第7号 全国知事会が求める「
米軍基地負担に関する提言」についての請願
(3.6.10付託)
(3) 発 案元第3号
地方行政制度と財政問題の調査について
(元.5.29付託)
午後 1時30分 開会
○委員長(杉本とよひろ君) ただいまから
総務常任委員会を開会いたします。
本日の署名委員は、二島副委員長、阿部委員にお願いいたします。
この際、傍聴者の方にお伝えいたします。委員会の撮影・録音を希望される方は、あらかじめ申出書に御記入の上、御提出ください。なお、撮影・録音は、申出が許可された後にしていただきますようお願いいたします。
初めに、当
常任委員会の説明員についてです。8月1日付、8月10日付及び8月16日付の人事異動に伴い、当
常任委員会の説明員について変更がありましたので、変更となった説明員の紹介をお願いいたします。
○
企画経営部長(大澤鉄也君) それでは、去る8月1日付、同月10日付及び同月16日付をもちまして説明員の異動を行いましたので、順次御紹介いたします。
まず、総合支所の
課長級職員を御紹介いたします。
高輪地区総合支所副
総合支所長で同
総合支所管理課長を兼務いたします沼倉賢司です。
次に、
防災危機管理室の
課長級職員を御紹介いたします。
防災課長で危機管理・
生活安全担当課長を兼務いたします鈴木健です。
なお、前の危機管理・
生活安全担当課長、金田幸大は、8月16日付で警視庁に転出しております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明員につきましては、皆様に資料をお配りしておりますので、御確認願います。
次に、陳情書についてです。陳情書が議長宛てに提出され、当
常任委員会に送付されました。皆様にお配りしておりますので、御参照ください。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、報告事項に入ります。初めに、報告事項(1)「令和3年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」、理事者の説明を求めます。
○総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務(荒川正行君) それでは、報告事項(1)「令和3年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」、御説明いたします。資料№1、令和3年第3回港区
議会定例会提出予定案件一覧を御覧ください。
提出案件は、区長報告が3件、議案が39件の合計42件になります。
おめくりいただき、参考の表を御覧ください。内訳ですが、区長報告は、
工事請負契約の変更が3件です。次に、議案ですが、条例の一部改正が6件、令和3年度補正予算が3件、令和2年度決算が4件、
工事請負契約の承認が2件、物品の購入が3件、和解が1件、
指定管理者の指定が20件です。また、追加案件といたしまして、港区副区長の選任の同意についてが1件です。
それでは、当
常任委員会に付託が予定されております案件につきまして、順次御説明いたします。資料№1-2、令和3年第3回港区
議会定例会提出予定案件(概要)を御覧ください。
まず、区長報告第7
号専決処分について、所管は
総務部契約管財課です。本件は、平成30年第2回定例会で承認された芝五丁目
複合施設新築工事請負契約の変更について専決処分しましたので、報告するものです。専決処分の日は、令和3年7月8日です。変更内容は、契約金額85億8,600万円を88億352万5,000円に変更します。2億1,752万5,000円の増となります。理由は、
地中障害物の撤去に係る追加工事によるものでございます。
次に、区長報告第8
号専決処分について、所管は
総務部契約管財課です。本件は、令和元年第3回定例会で契約金額の変更を報告した
港区立赤坂中学校等整備工事請負契約の変更について専決処分しましたので、報告するものです。専決処分の日は、令和3年7月14日です。変更内容は、契約金額92億2,241万8,000円を92億8,046万5,000円に変更します。5,804万7,000円の増となります。理由は、
地中障害物の撤去に係る
追加工事等による変更でございます。
次に、区長報告第9
号専決処分について、所管は
総務部契約管財課です。本件は、令和2年第3回定例会で承認された港区
高輪地区総合支所等大
規模改修工事請負契約の変更について専決処分しましたので、報告するものでございます。専決処分の日は、令和3年7月14日です。変更内容は、契約金額25億2,268万5,000円を25億4,279万3,000円に変更します。2,010万8,000円の増額となります。理由は、
福祉総合窓口の設置に係る追加工事によるものでございます。
次に、タブレットですと、35分の6ページになります。議案第49号令和3年度港区
一般会計補正予算(第4号)、議案第50号令和3年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)及び議案第51号令和3年度港区
介護保険会計補正予算(第2号)、所管は
企画経営部財政課です。後ほど財政課長から御説明いたします。
ページをおめくりいただきまして、次に、議案第56
号工事請負契約の承認について、所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立一の橋公園整備工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模、整備面積4,998.82平方メートル。(2)契約金額、3億5,420万円。(3)工期、契約締結の日の翌日から令和5年3月17日まで。(4)契約の相手方、港区三田四丁目7番27号、日比谷・
かたばみ建設共同企業体。
次に、議案第57
号工事請負契約の承認について、所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港資源化センターびん中間処理設備等改修工事について、
工事請負契約の承認を求めるものです。内容です。(1)工事の規模、
びん中間処理設備1基及び
缶中間処理設備1基の改修。(2)契約金額、3億3,726万円。(3)工期、契約締結の日の翌日から令和5年2月28日まで。(4)契約の相手方、台東区東上野五丁目16番5号、
新明和工業株式会社産
機システム事業部環境システム本部営業部。
次に、議案第58号物品の購入について、所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立三田図書館の
予約資料受取棚などを購入するものです。内容です。(1)購入の目的、
港区立三田図書館の移転に伴う
予約資料受取棚などの整備。(2)購入品目及び数量、
予約資料受取棚5台、
セキュリティゲート3基。(3)
購入予定価格、4,818万円。(4)購入の相手方、港区白金三丁目12番12号、
株式会社ニシダ。
次に、議案第59号物品の購入について、所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立芝浜小学校の什器等を購入するものです。(1)購入の目的、
港区立芝浜小学校の開設に伴う備品の整備。(2)購入品目及び数量、机1,172台、椅子2,035脚、棚253台、その他58点。(3)
購入予定価格、9,526万円。(4)購入の相手方、港区六本木三丁目7番1号、
ジャンボ株式会社港営業所。
次に、議案第60号物品の購入について、所管は
総務部契約管財課です。本案は、
港区立芝浜小学校の
ちゅう房機器を購入するものです。内容。(1)購入の目的、
港区立芝浜小学校の開設に伴う
ちゅう房機器の整備。(2)購入品目及び数量、
ちゅう房機器156点。(3)
購入予定価格、9,669万円。(4)購入の相手方、港区白金六丁目6番3号、
合資会社佐藤栄次郎商店。
次に、議案第61号和解について、所管は
総務部総務課です。本案は、
国家賠償請求訴訟事件について、和解するものです。内容です。(1)事件の要旨。平成28年9月10日、港区元麻布一丁目5番先の特別区道第1,023号線を自転車で下っていた相手方が当該道路の歩道上の段差でバランスを失い転倒し、負傷した事故について、当該道路の設置及び管理に瑕疵があったことにより損害が生じたとして、令和2年2月6日、相手方は、区に対し、損害賠償を求める民事訴訟を
東京地方裁判所に提起しました。その後、審理が行われてきましたが、今般、当該裁判所から和解勧告がなされたので、和解により本件事件の解決を図るものでございます。(2)和解事項。区は、相手方に対し、本件事故に基づく解決金として、500万円の支払義務があることを認める。相手方は、その余の請求を放棄する。区は、区の所管する道路の適正な管理に努める。相手方と区は、相手方と区との間には、本件事故に関し、本和解条項に定めるもののほかは、何らの債権債務がないことを相互に確認する。訴訟費用は、各自の負担とする。
それでは、引き続き、補正予算につきまして、財政課長から御説明いたします。
○財政課長(若杉健次君) それでは、引き続き、補正予算3案について御説明いたします。本
日付委員会資料№1-3、PDFの
ページナンバーですと23ページ以降でございます。概要を御覧ください。
まず、議案第49号令和3年度港区
一般会計補正予算(第4号)概要についてです。
2ページおめくりいただいて、下の記載番号ですと3ページ、通しですと25ページになります。
歳入歳出予算補正です。
歳出合計欄に今回の補正の規模をお示ししています。全体で32億6,901万円増額し、補正後の
一般会計歳出合計額は1,700億7,422万2,000円になります。
補正の概要について御説明します。2ページお戻りいただいて、下の記載ですと1ページ、通しですと23ページを御覧ください。第2款総務費を4億5,604万7,000円、第3
款環境清掃費を1,594万2,000円、第4款民生費を2億2,984万7,000円、それぞれ増額します。次のページを御覧ください。第5款衛生費を7億6,899万5,000円、第6
款産業経済費を4億6,976万3,000円、それぞれ増額します。次のページを御覧ください。第7款土木費を1億3,890万円、第8款教育費を1億8,463万3,000円、第10款諸支出金を488万3,000円、第11款予備費を10億円、それぞれ増額します。補正額の財源内訳は
歳出合計欄の下の囲みにありますとおり、特定財源を10億2,458万6,000円、一般財源を22億4,442万4,000円、それぞれ増額します。
次のページを御覧ください。2、
繰越明許費補正が2件、3、
債務負担行為補正の追加が3件、変更が2件です。後ほど御説明いたします。
次に、議案第50号令和3年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)概要について御説明します。次のページを御覧ください。1、
歳入歳出予算補正です。補正額は最下段の
歳出合計欄のとおり4,827万5,000円の増額となり、補正後の
歳出合計額は233億53万6,000円になります。
補正の概要について御説明します。第3
款国民健康保険事業費納付金を4,827万5,000円増額します。補正額の財源内訳は、繰越金を増額するものです。
次に、その下になります。議案第51号令和3年度港区
介護保険会計補正予算(第2号)概要について御説明します。1、
歳入歳出予算補正です。補正額は最下段の
歳出合計欄のとおり10億9,288万7,000円の増額となり、補正額の
歳出合計額は180億6,827万円になります。
補正の概要について御説明します。第4
款基金積立金を6億4,348万7,000円、第5款諸支出金を4億4,940万円、それぞれ増額します。補正額の財源内訳は、繰入金及び繰越金をそれぞれ増額するものです。
次に、補正予算の内容につきまして、本
日付委員会資料№1-4、
補正予算補足資料により御説明します。
ページをおめくりください。議案第49号令和3年度港区
一般会計補正予算(第4号)、(1)補正額の説明です。初めに、
新型コロナウイルス感染症に関する増額、アといたしまして、8事業について、合計15億4,838万9,000円増額します。
まず、総務費です。
会計年度任用職員において、
感染症対応等に従事する
会計年度任用職員の報酬に要する経費として1億5,680万4,000円追加するなど、2事業を増額します。
次に、衛生費です。次のページになりますが、
感染症入院医療費公費負担において、感染症の感染拡大に伴い、
入院医療費の公費負担に要する経費として4億4,452万5,000円追加するなど、4事業を増額いたします。
次に、
産業経済費です。
区内共通商品券発行支援において、
プレミアム付き区内共通商品券の発行の補助に要する経費として4億3,776万3,000円追加するなど、2事業を増額します。
次に、イ、その他の増額補正です。総務費の区有施設の浸水対策など21事業について、合計17億2,672万1,000円増額します。
次に、ウ、
減額補正事業です。少しページが飛びます。通しのページですと33ページ、下のページの記載ですと6ページでございます。民生費の
高齢者在宅サービスセンター維持補修において、
北青山高齢者在宅サービスセンターの
改修スケジュールの変更に伴い、610万円減額します。
次に、その下になります。(2)
繰越明許費補正の説明です。
産業経済費の
区内共通商品券発行支援など2事業において、経費の支出が令和4年度に及ぶため、その経費と財源を繰り越します。
次のページを御覧ください。(3)
債務負担行為補正の説明です。土木費の麻布十番一・二丁目道路整備において、
道路整備工事が令和5年度に及ぶため、期間は令和4年度から令和5年度、限度額は2億85万6,000円とするなど、3事業において
債務負担行為を追加します。
また、民生費の
北青山高齢者在宅サービスセンター改修において、工期の変更に伴い、期間と限度額を変更するなど、2事業において
債務負担行為を変更します。
次のページを御覧ください。議案第50号令和3年度港区
国民健康保険事業会計補正予算(第1号)、(1)補正額の説明です。
国民健康保険事業費納付金の一般被
保険者医療給付費分納付金において、東京都に納付する経費を428万2,000円追加するなど、3事業を増額します。
最後に、議案第51号令和3年度港区
介護保険会計補正予算(第2号)、(1)補正額の説明です。基金積立金の
介護保険給付準備基金積立金において、前年度の繰越金等に関する
介護保険給付準備基金への積立てに要する経費として6億4,348万7,000円追加するなど、2事業を増額します。
今回の
補正予算案についての御説明は以上です。
○総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務(荒川正行君)
提出予定案件の説明につきましては以上でございます。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。議案審議に当たらない程度での発言をお願いいたします。また、
資料要求等ございましたらお願いいたします。
○委員(阿部浩子君) 資料要求をお願いしたいのですけれども、補正予算の
会計年度任用職員と
派遣職員等管理のそれぞれの人数、あと、業務内容はどのようなものをやっているのかというのと、職員1人当たりの1時間の単価みたいなものが分かればお願いしたいと思います。
それともう1点なのですけれども、補正の中で土木費の
麻布地区歩道整備の補正額が1億3,390万円増えているのですが、この内訳について資料をお願いいたします。
○財政課長(若杉健次君) ただいま資料の御要求をいただきました補正予算に関する
会計年度任用職員並びに派遣職員についての人数、業務内容等について、資料を調製の上、提出させていただきます。また、麻布十番一・二丁目歩道整備につきましても、補正額の内容について、資料を調製し、提出させていただきます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等ございますでしょうか。よろしいですか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、この際、皆様に御相談をさせていただきます。当
常任委員会の定例会中の視察についてですが、何か御意見ございますでしょうか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) それでは、今後の新規請願の状況と、他の
常任委員会との調整もありますので、正副に一任ということでよろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、報告事項(1)「令和3年第3回港区
議会定例会提出予定案件について」の報告は、これをもって終了いたします。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、報告事項(2)「
庁有自転車の交通事故の概要について」、理事者の説明を求めます。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) それでは、報告事項(2)「
庁有自転車の交通事故の概要について」、御説明いたします。資料№2を御覧いただきたいと思います。
項番1の発生日時及び項番2の発生場所については、記載のとおりでございます。
2ページを御覧いただきたいと思います。上段の位置図で赤丸で示された箇所、こちらが
事故発生場所である
西麻布交差点の歩道上を示しており、
電動自転車同士の出会い頭の衝突事故でございます。
事故の状況でございますが、下の拡大図に示しますように、職員が
電動自転車で
六本木通りを西麻布方面へ走行中、
西麻布交差点で信号待ちをするため、ゆっくり停止をした際に、
外苑西通りを青山方面から広尾方面に走行してきた相手方の
電動自転車と衝突した人身事故でございます。
3ページの写真を併せて御覧いただきたいと思います。上段の写真は、職員の走行ルートである
六本木通りから事故現場を写した写真でございます。下段の写真については、相手方の走行ルートである
外苑西通りを広尾方面に見た写真となっております。隅切り部分には建物の擁壁があるため、見通しがあまりよくない箇所でもあり、警察による実況見分及び防犯カメラの検証の見解としては、出会い頭の衝突事故とのことでございます。
1ページに戻っていただきまして、項番4、損害状況についてです。こちらは記載のとおりでございます。職員及び相手方の負傷については、まだ完治していなく、現在も治療中ではございますが、事故の翌週から職務は通常に行っております。
項番5、
損害賠償等については、現在交渉中でございます。
最後に、項番6、
事故再発防止等の対応でございます。事故翌日に全職員に対して、自転車の安全利用や事故が発生した場合の処理方法の資料を用いまして、注意喚起、再発防止、万が一事故が発生した場合の適切な初期対応に関する研修を実施してございます。
簡単ではございますが、説明は以上になります。このたび、このような事故を起こしまして、大変申し訳ございませんでした。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。
○委員(
丸山たかのり君) 事故の内容は今の説明で大体分かりました。それで、損害賠償額に関しては今示談交渉中ということなのですけれども、示談交渉されている責任者は、
麻布地区総合支所協働推進課長ということでよろしいのでしょうか。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 本件のような
自転車同士の交通事故に関しては、所属長が責任を持って相手方と示談交渉をするという形になっています。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。
それで、以前から区の職員の方の
自転車事故に関して、今、説明があったように、所管の課長が示談交渉に当たると決められているということではあるのですけれども、課長の負担が大変大きいということを大変懸念しています。以前確認した話では、自治体向けの
自転車保険に関しては
示談交渉つきのものが存在しないので今のような形になっていますというような説明を受けたと認識しているのですけれども、現時点でもやはり自治体向けの
自転車保険には
示談交渉つきのものはないのでしょうか。もし分かれば教えていただけますでしょうか。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 以前、大手の
損害保険会社に、自転車で、あくまでも法人向けの
示談交渉つきの保険があるかどうか問い合わせた結果、商品はないといった回答でした。今回も、ある程度時間がたっておりますので、その点、確認をしたのですが、やはり現在もそのような商品はないといった回答をいただいております。
○委員(阿部浩子君) この事故なのですけれども、職員の方は横断歩道で待っていて、それでぶつかったということなのですか。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 職員は、信号待ちをするために徐行でゆっくり下りてきまして、一旦止まった状態です。ずっと止まっていたわけではなくて、1秒ぐらい止まった後に衝突したといった状況です。
○委員(阿部浩子君) ここに自転車道があって、ちょうど写真のところなのですけれども、職員側から見たところに自転車道があって、ほかの方は車道を走っているのです。当事者の方々は2人とも自転車道を走っていなかったということなのでしょうか。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 現場の自転車道のマークは、これは交差点のみに引かれていまして、とはいえども、自転車は軽車両になりますので、本来、車道を通行していなければいけないといったことになります。職員の方は確かに車道を通行していなくて、歩道を通行していたといったところとなっております。相手方なのですけれども、相手方は車道を通行していたと。ただ、信号待ちか何かで渋滞していましたので、その手前の切下げ部分から歩道に乗り上げて、少したった辺りで突然職員の自転車が出てきたように見え、衝突したといったところになります。
○委員(阿部浩子君) そもそもどちらとも車道を走らなければいけないのに歩道を走っていたということが原因だと思うのです。あと、その事故の後も、ここが横断歩道しか、自転車道がないということであれば、やはりきちんとここも警察として自転車道をつけるべきだと思うのですけれども、その話合いはされているのでしょうか。区として、事故があった場所において、ここは危険だから自転車道をきちんと整備していただきたいということは警察に申入れはされているのですか。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 警察に対して、自転車専用通路のラインに関しては、恐らくラインが引かれているのは比較的新しい線なので、何かしらの協議があってその場所に引かれたとは思います。ただ、区から、車道の方まで引く、引かないという話は、現在のところはしておりません。
○委員(阿部浩子君) やはり事故があるということは危険な場所でもあるので、それは区としても、自転車道というのは、今、自転車がこれだけ走っている中で、自転車道が切れているところは港区の中でも結構あるのです。そのようなところはすごく危険なところなので、自転車が推奨されている中で、自転車道をきちんと整備していっていただきたいということを区からも言っていただきたいと思います。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 今の御意見を踏まえまして、仮に引けないのであれば、それなりの理由があるとは思います。その状況も確認しながら、相手方と話をしていきたいと思います。
○委員(阿部浩子君) お願いいたします。
それと、車道を走ることになっているのであれば、そういった注意というか、職員の方に関しても指導をしていただきたいと思います。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君) 事故が起きた直後に、自転車の安全利用という資料を用いて指導をしました。これは本当に基本の基本のものが書いてありまして、あくまでも自転車というのは軽車両で、車道を走ると。ただ、13歳未満や70歳以上の高齢であれば歩道を走ってもやむを得ないと。また、工事か何かによってその車道が塞がれているのであれば歩道を走ってもしようがないと。そのような基本的なラインがありますので、そこら辺を徹底指導しまして、遵守するような形で努めてまいりたいと思います。
○委員(
丸山たかのり君) すみません。追加で申し訳ないのですけれども、御本人たちの名誉のためにというか、確認なのですが、3ページの2枚目の写真のところで、歩行者優先と書いてある標識がついていて、これは、もちろん歩行者が優先ですけれども、歩道でも自転車も走行してもよいという標識になっていて、これは外苑西側にそういった標識がついているということなのですが、これは
六本木通り側も同じように、歩行者優先ですけれども、両方が走ってよいという標識がある、要は自転車の走行も認められるような歩道だったということでよろしいのでしょうか。
○
麻布地区総合支所協働推進課長(瀧澤真一君)
六本木通りは確かめてはいないのですが、一般的に言いますと、やむを得ず歩道を走るときにはすぐに止まれるスピードで走行しなさいというものがありますので、それに沿った形で
六本木通りの方もなっていると思います。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。一般的なお話はもちろんそのとおりなのですけれども、要は歩道を走ることが違法かどうかという話で、別に違法ではなかった状況ではないかと思います。ただ、おっしゃるとおり、徐行はしなければいけない場面だったところであり、徐行というのは本当にブレーキをかけたらすぐに止まれるスピードなわけですから、その辺、徐行を超えていたのかと推測される点ではやはり今後注意が必要かと思います。もちろん一般的には先ほど
麻布地区総合支所協働推進課長が説明したとおりなのですけれども、念のため確認させていただいた次第です。ありがとうございます。
○委員(阿部浩子君) すみません。私、ここの標識のところを確認していなかったもので、警察に申入れをしてほしいということをお願いしたのですけれども、この標識がある以上、やはり今の丸山委員の御指摘のとおり、自転車はここを走ってもいいのかと思います。
ただ、港区の中でも、この標識だけではなく、自転車道が切れているところがあるので、そうすると車の方にはみ出たりして、自転車が走っている上で大変危険なこともあります。それについては、タイミングを見て、全部自転車道を整備していただきたいという申入れはお願いしたいと思います。
今の件については、ここに標識がある以上、このことについてお願いということは取消しをさせていただきます。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかによろしいでしょうか。
私から1点だけ。今の質疑を聞いていて感じたのですけれども、基本的にどうしても歩道を走る場面というのが、やむを得ない場合があると思うので、職員の方はやはり仕事のために結構自転車を活用していると思うのですが、むしろ私は区に、要するに事故が起きたときはいつも気をつけてくださいと注意喚起しているのだけれども、そのようなことも大事なのだけれども、それよりも、歩道を走る場合は、基本的には歩道の車道側を走ると。これは原則なのですね。
例えば、実際にこの写真を見た限りでは、相手方、壁の死角になっているわけで、区の職員の下りてくる自転車は見えなかったというか、一瞬のことなのでしょうけれども、例えばそのような場合に、できるだけ事故を防ぐ方法としては、車道側を走ることによって死角から少し遠くに例えば職員の自転車が見えるわけですから、意外とそこら辺はそのままになってしまって、急いでいるあまりに歩道の中央を走ったり、逆に内側を走ったりすると、特に角というのは壁がある場合に死角になりますので、基本的にやむを得ないときは歩道の車道側を走るということも併せて。そうすると、こういった事故も少しは緩和できるのかと感じた次第なので、私の感想ですけれども。答弁は要らないです。
○委員(清原和幸君) 1点、すみません。自転車の整備や点検を徹底していただきたいと思います。
○委員長(杉本とよひろ君) 分かりました。
では、ほかによろしいでしょうか。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) ほかになければ、報告事項(2)「
庁有自転車の交通事故の概要について」の報告は、これをもって終了いたします。
──────────────────────────────────
○委員長(杉本とよひろ君) 次に、報告事項(3)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」、理事者の説明を求めます。
○用地・
施設活用担当課長(平野順一君) 報告事項(3)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」について、御報告させていただきます。
それでは、1ページを御覧いただきたいと思います。まず、事業の概要でございます。都市計画道路補助線街路第7号線は、港区三田二丁目から渋谷東二丁目までの延長約3,630メートルの補助線街路でございます。この路線は、震災時の緊急道路障害物除去対象路線でございまして、優先的に整備を進めているところでございます。本事業につきましては、現在3区間において事業認可を受けております。
次に、本事業の経緯について御説明させていただきます。補助第7号線は、昭和21年4月25日に戦災復興院告示第15号として都市計画決定されて、事業の進捗を進めてまいりました。直近では令和3年度に用地取得をして、本委員会でも報告させていただいております。
続きまして、事業の進捗率でございます。本区画の取得予定面積は約2,220平方メートルでございます。そのうち、現在までに取得した面積は603.94平方メートルで、本件を含めますと620.26平方メートルとなり、進捗率は約28%となります。
続きまして、1枚めくっていただきたいと思います。2ページを御覧ください。購入する土地の所在でございます。港区南麻布一丁目111番2の一部でございます。地目は宅地です。地積は16.32平方メートルとなります。購入価格は5,160万3,840円です。1平方メートル当たりの単価は316万2,000円でございます。なお、契約に際しては、土地収用法に規定する修正率の例によりまして、契約時までの物価変動に応ずる修正率を乗じた額といたします。契約の相手方でございます。こちらは今回、法人となります。
購入理由は、
都市計画道路事業用地購入のためでございます。
土地購入費の財源は、令和3年度一般会計予算から購入いたします。なお、国庫補助金及び都市計画交付金を受ける予定となってございます。
次に、3ページにお進みください。こちらは案内図でございます。本事業区間を黄色で着色しておりますが、赤い四角で表示されている部分が今回購入予定の箇所でございます。
1枚めくっていただけますでしょうか。4ページを御覧ください。こちらは公図の写しでございます。対象地、南麻布一丁目111番2の一部を赤く着色した部分が今回購入予定の土地となります。購入する地積は16.32平方メートルになります。
もう1枚めくっていただけますでしょうか。5ページを御覧ください。当事業区間、二の橋から仙台坂の事業計画図になります。青色で着色した部分が既に取得済みの土地でございます。黄色で着色した部分は未買収地を表しております。赤く着色した部分が今回購入の土地でございます。なお、今回購入する土地につきましては、更地として引渡し後に仮整備を行いまして、歩道として供用する予定でございます。
本件につきましては、当委員会に御報告するとともに、9月3日に開催される建設
常任委員会にも報告してまいります。
今後の予定ですが、契約の相手方とは、両委員会への報告後、契約の準備が整い次第、9月中旬までに契約をしたいと考えております。
甚だ簡単でございますが、
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)の報告は以上でございます。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございましたら、順次発言をお願いいたします。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) よろしいですか。特にないですね。
(「はい」と呼ぶ者あり)
○委員長(杉本とよひろ君) なければ、報告事項(3)「
都市計画道路事業に伴う土地の購入について(南麻布一丁目)」についての報告は、これをもって終了いたします。
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○委員長(杉本とよひろ君) 次に、報告事項(4)「港区
地域防災計画(令和3年度第1回修正)について」、理事者の説明を求めます。
○防災課長・危機管理・
生活安全担当課長兼務(鈴木健君) それでは、報告事項(4)「港区
地域防災計画(令和3年度第1回修正)について」、本日付資料№4に基づきまして御説明いたします。サイドブックス資料№4の1ページを御覧ください。サイドブックスの仕様上、余白が多くなってしまっていますが、適宜拡大して御覧いただければと思います。
今回の御報告は、平成28年に修正いたしました港区
地域防災計画について、避難所機能の強化や感染症対策など、これまで区が先進的に取り組んできた内容を速やかに反映するため、修正を加えたものです。
なお、第1回とありますのは、これまでの取組を反映させる今回の作業とは異なりまして、今後、関係機関との調整や上位計画との整合など、大幅な修正を加えていくことを年度内にもう一回予定していることから、今回の修正を第1回修正としております。
項番1、経緯及び背景です。港区
地域防災計画は、災害対策基本法に基づき、区の地域に係る災害に関し、区、区民、事業者、防災関係機関等が連携を図り、地域並びに区民の生命、身体、財産を災害から保護することを目的として、港区防災会議が作成するものであります。
基本法では、防災会議は、災害の未然防止、被害の軽減、災害復旧のための施策について毎年検討を加え、必要があると認める場合には修正をしなければならないと定めております。また、同法では、
地域防災計画は、「防災に関して区市町村が処理すべき事務又は業務の大綱」、「災害予防、災害応急対策及び災害復旧計画並びにそれらの措置に要する事項に関する計画」として定めるものとしております。
区は、平成28年の修正以降、区の取り組む災害対策の成果や課題を毎年防災会議で報告するとともに、令和元年台風19号を踏まえた避難所機能の強化や
新型コロナウイルス感染症対策等、喫緊の課題に対する先進的な取組を実施してまいりました。
これらを踏まえまして、港区
地域防災計画を区の実情に沿った計画とするため、今回、近年実施してきた取組を反映した内容に計画修正をしたものでございます。修正の範囲としましては、
地域防災計画の震災編、風水害編、資料編、それぞれについて修正を加えております。
項番2、令和3年度第1回修正の概要についてです。サイドブックスでは資料の3ページ、見開きカラーの別紙1を御覧ください。主な修正箇所を概要として示した資料ですが、これらを中心に、適宜、4ページ以降の別紙2、新旧対照表の修正箇所にも触れながら御説明させていただきます。なお、別紙2は、港区やインフラ事業者等、防災関係機関別に、前計画との修正箇所を朱書きの新旧対照表で示したものとなっております。
それでは、別紙1でございますが、今回の修正として、5つの項目、令和元年台風19号等を踏まえた避難所機能の強化に関わる事項、がけ・擁壁対策に関わる事項、感染症対策に関わる事項、震災復興及び新型インフルエンザ等感染拡大防止基金に関わる事項、その他各防災関係機関において早急に修正が必要な事項について、修正を加えた主なものを記載しております。
まず、項番1、令和元年台風19号等を踏まえた避難所機能の強化に関わる事項についてです。丸印で主な項目を目出ししております。避難所の環境改善のための物品の配備、災害時協定による物品輸送体制の強化などとなっております。
1つ目の丸の避難所の環境改善については、これまで暑さ対策や停電対策、プライバシー確保用物品の配備などの取組を行っており、その内容を記載したものとなっております。具体的には一例としまして、サイドブックスの91ページ、別紙2の資料上では85ページを御覧いただければと思います。第2節の備蓄、整備に関しまして、第1として近年の災害を教訓とした基本方針を示すとともに、以下、ページを繰り下げて御覧いただきますと、避難者のストレス緩和等、環境改善のためのパーティションの整備や暑さ対策のための
冷風機等の整備、スマートフォン用の充電池の配備等、区が直近で進めてまいりました取組を新たに記載してございます。
また、同様に、物資輸送体制の強化の取組としましては、運送事業者との協定締結に関する事項を修正しております。
別紙1にお戻りください。項番2、がけ・擁壁対策に関わる事項についてです。近年の水害や土砂災害の状況、特にがけ・擁壁が多い港区の特性を踏まえまして、これまで取り組んできた内容を反映させております。区内の土砂災害警戒区域の周知やがけ・擁壁対策に係る支援の拡充などの取組となっております。
具体的には、土砂災害の警戒については、別紙2の222ページ、サイドブックスでは230ページとなります。風水害編の箇所となっております。令和元年9月に東京都が土砂災害警戒区域、特別警戒区域を追加指定しましたので、新たなハザードマップを作成し、区民への周知を進めてまいりました。
さらに注意喚起を強化するため、震災編では、別紙2の35ページ、サイドブックスでは41ページになりますが、がけ・擁壁・ブロック塀の項目の中で、区域内の区民・事業者に取るべき行動や所有者の責務、区の支援制度等をまとめたがけ・擁壁安全ハンドブックを作成・配布し、啓発していることを記載しております。また、がけ・擁壁改修工事等の支援としまして、同じく開始しました改修工事アドバイザー派遣制度や充実させた改修工事支援事業の内容も記載しております。また、大阪府北部地震の事案を基としましたブロック塀等除却・設置工事支援事業についても同じく記載してございます。
続きまして、別紙1、項番3、感染症対策に関わる事項についてです。感染症対策物品の配備として、
新型コロナウイルス感染症対策として進めてきた体温計、衛生用品やテント等の物品の配備について、別紙2の86ページ、サイドブックスですと92ページの資機材の備蓄・配備に関する項目などで新たに記載しております。
また、別紙1の右側に移りまして、感染症の対策強化としましては、これまで取り組んできた1人当たり避難スペースの6平米への拡大や、令和2年度に策定した感染症対策マニュアルの取組を、別紙2の133ページ、サイドブックスでは139ページなどの箇所で新たに記載しております。
続きまして、別紙1、項番4、震災復興及び新型インフルエンザ等感染拡大防止基金に関わる事項についてです。平成29年4月、震災時に国や東京都の財政上の措置・支援、またはその有無にかかわらず速やかな復旧・復興を行うための原資として設置した震災復興基金については、昨年度、さらに活用を想定する復旧・復興事業を整理するとともに、新型インフルエンザ等が発生した場合にも適用できるよう、内容を改めております。別紙2の168ページ、サイドブックスでは174ページ以下で基本的な考え方や復旧・復興事業等を整理した内容を記載してございます。
続きまして、別紙1、項番5、その他各防災関係機関において早急に修正が必要な事項についてです。今年5月に施行されました災害対策基本法一部改正による避難情報の見直しに伴う区の発令基準の改定や、電線類地中化の取組などを反映しております。
また、右下の方に「等」とありますが、ほかにも東京都の浸水被害想定の変更や港区業務継続計画(震災編)の改定、性的マイノリティへの配慮等の取組も反映してございます。
それでは、資料4にお戻りください。最後に、項番3、今後のスケジュールでございます。本日の御報告の後、今回の第1回修正を公表してまいります。その後、網羅的な修正となる第2回修正の作業を始めてまいります。なお、第2回修正につきましては、第1回修正のような区の取り組み済みの項目の反映とは異なりまして、国や東京都の制度改正や関係機関との調整等を踏まえた抜本的な修正となることから、逐次本委員会に御報告させていただきながら、年度末に決定していく予定としてございます。
長くなりましたが、説明は以上です。よろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) 説明は終わりました。これより質疑に入ります。御質問等ございます方は、順次発言をお願いいたします。
○委員(
丸山たかのり君) 港区
地域防災計画、以前から女性の視点からの防災対策ということをかなり充実していただいていまして、今回も、網羅的な修正はまだですけれども、それでも液体ミルクの備蓄であったり、新たな視点が加えられていることは大変評価すべきことかと思っております。
それでお伺いしたいのは、
地域防災計画を立てた港区防災会議の委員の方々が何名かいらっしゃると思うのですけれども、その中に女性の委員の方々は何人ぐらいいらっしゃるのでしょうか。委員の総数と、その中に占める女性の数を教えてもらえませんでしょうか。
○防災課長・危機管理・
生活安全担当課長兼務(鈴木健君) 会長を除き、委員の総数は69名でございます。
○総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務(荒川正行君) 女性の委員の人数は、私どもで数字を捉えておりますので、少しお時間をいただいて、すみません、すぐにお返事できるようにいたします。申し訳ありません。
○委員(
丸山たかのり君) すみません。では、よろしくお願いいたします。やはり、女性の防災委員の方々が入って、直接当事者として意見を述べていくということがされていることが望ましいと思ったものですから、聞かせていただきました。分かれば教えてください。
続けてよろしいですか。
○委員長(杉本とよひろ君) はい、どうぞ。
○委員(
丸山たかのり君) LGBTの方への配慮というのも今回新たに加わっていることかと思うのですけれども、今、改定した内容を見せてもらうと、網羅的な話はこれから修正が入るからかもしれませんが、具体的な内容が少し分かりづらいという印象を受けました。性的マイノリティの方々も、LGBTという言い方をしますけれども、いろいろあるわけで、その中で、例えばプライバシー確保のためのパーティションを避難所運営の際には活用するというのが、下のページ数だと186ページ、タブレットだと194ページのところにあります。プライバシー確保のためのパーティションを活用するというのがLGBTのうちのどの方に対する配慮なのかというのがいま一つ分かりにくいと思いました。トランスジェンダーの方が、外見とは違う性別であるから外見と同じような扱いをしないという、そのような配慮なのかなど、いろいろ想像してみたのですけれども、いま一つ、この配慮の意味合いがよく分からないというか、配慮の視点が少しずれているのではないかと思ってしまったのですが、性的マイノリティの方への配慮、特に避難所運営における性的マイノリティの方への配慮という部分、これは具体的にどういったことを示しているのでしょうか。
○防災課長・危機管理・
生活安全担当課長兼務(鈴木健君) 基本的にこちらのパーティションの使用は、個々の避難者の方のストレス軽減のためのプライバシー確保という意味で配備をしているものでございます。
一方で、トランスジェンダーなど、性的マイノリティの方々の生活上のストレスに対応し、大勢の方が、いろいろな属性の方がいらっしゃる避難所において、希望される場合には、例えば服の着替えなど、何らかの日常所作の中で配慮を必要とする場合にパーティションを用意するなどの事例も想定しております。
具体的にはケース・バイ・ケースの対応になろうかと思いますけれども、基本的には個々人のプライバシー確保とストレス軽減という視点で、その延長で性的マイノリティの方にも対応させていただくということでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。性的マイノリティの方への配慮自体は本当にすばらしいことだと思いますので、そこの点は大変高く評価すべきかと思っています。ただ、今の説明を聞いても、性的マイノリティの方への配慮として、それが一番望んでいることなのかどうかというのが私としてはやや疑問なところがあって、私が伺っている性的マイノリティの方の避難所での御苦労ということだと、一番はトイレの問題が大きいです。トランスジェンダーの方が、どうしても外見で判断されて、外見の性別と違うトイレに行くときに、非常に奇異な目で見られたり、使わせてもらえなかったなどといったようなお話を聞いたりするので、この辺、性的マイノリティとひとくくりにするのではなく、逆にもう少し、今後網羅的な改定がなされるという話ではありますけれども、トランスジェンダーであればトランスジェンダーの方への配慮ですし、そのほかの性的マイノリティの方であれば、そこは個々具体的に切り離して計画を立てられるのがよいのではないかと思いますので、その点、要望させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
最後に1点、災害ボランティアセンターへの支援についてなのですけれども、ここは今回、網羅的な部分で改定していただけるかと思ってはいるのですが、昨年の決算特別委員会で質問させていただいたのですけれども、災害ボランティアセンターの支援の在り方が変わり、災害救助法が改正され、国庫負担で災害ボランティアセンターの運営の支援ができるようになったということを紹介させていただいて、区としても今後、運営支援をしっかりお願いしますというようなことを要望させていただきました。この点、災害ボランティアセンター、今回は連携のことしか書いていないのですが、できれば、そういった経済的な支援などもできるようになっているわけなので、その辺もきちんと計画の中に位置づけていただけないかと思っているのですけれども、その辺は何か検討されているようなことはありますでしょうか。
○防災課長・危機管理・
生活安全担当課長兼務(鈴木健君) 社会福祉協議会と連携を取っている部署と、この件については共有しております。現在の進捗についてはこの場では把握してございませんが、第2回修正で網羅的な修正をする中では、一定の整理をした形の表現としたいと思います。
○総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務(荒川正行君) お時間いただいて大変申し訳ございませんでした。令和3年4月1日現在で、12名の方が女性の委員ということでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 69名中12名ということでしょうか。
○総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務(荒川正行君) はい、そのとおりでございます。
○委員(
丸山たかのり君) 分かりました。ありがとうございます。
○総務課長・人権・
男女平等参画担当課長兼務(荒川正行君) 失礼しました。70名中12名が女性の委員ということでございます。
○委員(阿部浩子君)
地域防災計画の新旧対照表を見ていて気がついたのですけれども、従来からそうだと思うのですが、249ページの計画方針のところ、区の役割なのですけれども、男女共同参画や性的マイノリティ等の視点に立った避難所運営を推進しますと。これが新しく入っています。その後の、本当に細かくて申し訳ないのですけれども、251ページの④のところ、女性の視点からの避難所運営とあって、男女のニーズの違いによる男女共同参画の視点に立った運営となっているのです。さらに、253ページのところに、区民避難所となっている港区立男女平等参画センターに、男女平等参画に関する内容となっていて、やはり統一した方がいいと思うので、港区では男女平等と言っているのですから、共同ではなくて、直すのだったらここも一緒に直してほしいと思うのですけれどもいかがでしょうか。
○防災課長・危機管理・
生活安全担当課長兼務(鈴木健君) 表現の統一性については、男女平等の部署と調整して検討したいと思います。
○委員(阿部浩子君) 港区には港区男女平等参画条例があるので、やはりそこは統一していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(杉本とよひろ君) ほかに御質問等よろしいでしょうか。