御宿町議会 2016-09-15
平成28年 9月15日
日程第 5 議案第13号 平成27年度御宿町
一般会計歳入歳出決算の認定について
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本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
追加日程第1 会期の延長の件
出席議員(12名)
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1番 瀧 口 義 雄 君 2番 北 村 昭 彦 君
3番 堀 川 賢 治 君 4番 大 地 達 夫 君
5番 滝 口 一 浩 君 6番 貝 塚 嘉 軼 君
7番 伊 藤 博 明 君 8番 土 井 茂 夫 君
9番 大 野 吉 弘 君 10番 石 井 芳 清 君
11番 髙 橋 金 幹 君 12番 小 川 征 君
欠席議員(なし)
─────────────────────────────────────────────────
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
町
長 石 田 義 廣 君
教 育 長 浅 野 祥 雄 君
-131-
議
日
総 務 課 長 大 竹 伸 弘 君
企画財政課長 田 邉 義 博 君
産業観光課長 吉 野 信 次 君
教 育 課 長 金 井 亜紀子 君
建設環境課長 殿 岡 豊 君
税務住民課長 齋 藤 浩 君
保健福祉課長 埋 田 禎 久 君
会 計 室 長 岩 瀬 晴 美 君
代表監査委員 綱 島 勝 君
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事務局職員出席者
事 務 局 長 渡 辺 晴 久 君
主
事 鶴 岡 弓 子 君
-132-
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◎開議の宣告
○議長(大地達夫君) 皆さんおはようございます。
本日の日程はあらかじめお手元に配付いたしました日程のとおりです。よろしくお願いいた
します。
本日の出席議員は12名です。
よって、定足数に達しておりますので、本日の会議は成立いたしました。
次に、議長の出席要求に対する出席者について報告いたします。
執行部のほか、本日は
決算認定議案が提出されておりますので、
綱島勝代表監査委員に出席
大分涼しくなりましたが、議場内暑いと思われる方は上着を脱いで結構です。
いただきました。
直ちに本日の会議を開きます。
なお、議会だより編集のため、議場内の写真撮影を許可いたしました。
傍聴人に申し上げます。傍聴にあたっては傍聴規則に従い、静粛にお願いいたします。
また、携帯電話のたぐいは使用できませんので、電源をお切りください。
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(午前 9時32分)
日程第1、議案第9号 平成27年度御宿町
水道事業会計決算の認定についてを議題といたし
◎議案第9号の上程、説明、質疑、採決
○議長(大地達夫君) これより日程に入ります。
ます。
殿岡建設環境課長より議案の説明を求めます。
殿岡建設環境課長。
○
建設環境課長(殿岡 豊君) それでは、議案第9号 平成27年度御宿町
水道事業決算につ
いてご説明申し上げます。
初めに、事業の概況でございますが、決算書の11ページをお開きください。
年度末における給水戸数は3,792戸となり、前年度に比べ5戸の増となりました。平成26年
度中において消費税率の
駆け込み需要等があったことから、平成27年度中の新築件数が伸び悩
み、利用休止等も含めわずかな伸びとなっております。
次に、中段のハ、給水量の欄をご覧ください。
-133-
立米でございました。
年間の総給水量は91万5,820立米、対前年度比マイナス0.76%であり、
日最大給水量は4,481
1日平均給水量では2,502立米で、前年度に比べ26立米の減となりました。給水人口が年々
減少傾向にあり、過去10年間のピーク時と比較しますと、年間総給水量、
日最大給水量ともに
10%を超える減少がうかがえることから、施設更新等にあたっては施設稼働率を充分に考慮し、
適切な施設能力を見きわめながら維持していくことが重要であると考えております。
なお、1日1人当たりの平均使用量は314リッターと横ばいであり、利用者のご協力により
節水環境が保たれているものと思われます。
続いて下段、年間給水量に対する有収水量でございますが、ニ、使用水量として表にお示し
しましたとおり87万1,777立米となり、有収率では95.19%、前年度に比べ1.09ポイント改善い
たしました。
各配水池における配水量等を職員により小まめに確認し、深夜時間帯における配水量等の変
化により、初期の段階で漏水を発見、早期の対応に努めた成果があらわれたものと分析してお
ります。最近では、地震等の影響により本管漏水がたびたび発生しておりますが、日常のデー
タ分析はもちろん、現場での速やかな対応により、商品としての上水を無駄にすることなく、
高い有収率を維持できるよう、引き続き努めてまいります。
なお、総給水量のうち
南房総広域水道企業団からの受水量は34万7,353立米となり、全体の
約38%を占めております。
続いて、工事概況でございますが、10ページをご覧ください。
建設改良にかかわる工事について、中段の表にまとめさせていただきました。主な内容とい
たしましては、御宿台地先にある配水池の屋根防水修繕や、災害時における緊急遮断弁の改修
のほか、浄水場における
送水ポンプ用配管改修や、濾過池水位計更新工事を実施し、税抜き
3,240万円を執行いたしました。平成26年度において、繰越事業費を含め、浄水場計器類の更
新や汚泥かき寄せ機の改修など、機能更新計画に基づき大規模改修を実施したことから、前年
度に比べ建設改良費の執行額は約7,000万円の減となっております。
次に、経理状況についてご説明させていただきます。決算書の1ページをご覧ください。
収益的収支の決算状況は、
水道事業収益が3億3,350万8,582円で、前年度に比べ0.9%の減
です。内訳といたしましては、水道料金など営業収益が2億3,794万3,516円、高料金対策にか
かわる町・県補助金や、みなし償却廃止に伴う長期前受金、
当年度収益化分など営業外収益が
9,556万5,056円です。
-134-
収入決算全体では若干減少しておりますが、固定資産の償却に伴い、長期前受金、当年度収
益化分の減少によるもので、給水収益については有収率の改善により増加していることが特徴
点として挙げられます。
支出ですが、
水道事業費用は3億794万5,626円となり、対前年度比2.3%の減となりました。
内容といたしましては、受水費や減価償却費など営業費用が3億80万257円で全体の9割以上
を占めており、その他企業債利子など営業外費用が714万617円です。前年度に比べ費用が700
万円ほど減少しておりますが、修繕費や動力費の抑制に加え、減価償却費の減によるものです。
続いて、資本的収支の決算状況でございますが、決算書の3ページをお開きください。
資本的収入額は496万8,000円となり、内容といたしましては水道加入金です。内訳でござい
ますが、13ミリが15件、20ミリが13件、30ミリが1件、口径変更が2件となっております。
また、資本的支出は4,332万6,821円で、内容といたしましては、先ほど事業概要で申し上げ
ました
建設改良工事費と
企業債償還金です。
収入が支出に対し不足する3,835万8,821円につきましては、
当年度分消費税資本的収支調整
額222万4,000円と、
過年度分損益勘定留保資金3,613万4,821円で補塡することとしました。
続いて、5ページをお開きください。
損益計算書についてご説明申し上げます。消費税抜きでの記載となっておりますので、先ほ
どご説明申し上げました収支決算とは
消費税相当額の差異が生じておりますので、ご承知おき
ください。
1、営業収益でございますが、給水収益が2億2,001万4,169円で、前年度に比べ100万円ほ
どの増加となりました。年間総給水量においては約7,000立米が減少しておりますが、有収率
の向上により収益ベースでは伸びており、経営改善が進んでいるものと判断しております。
2の営業費用でございますが、総額2億8,872万637円となり、収益的収支の状況で申し上げ
ましたとおり、修繕費や動力費など、経常費用の抑制を初め、施設設備のメンテナンスにより
設備更新等を抑えていることなどから、減価償却費が減少し、営業費用全体で1,000万円ほど
の抑制を図ることができました。
続いて、3、営業外収益でございますが、(1)受取利息及び配当金で14万3,675円です。
議会からのご助言も受け、留保資金の効果的運用に努めているところであり、
ステップアップ
定期預金等の運用益が徐々に効果をあらわしてきております。
次に、5、特別損失でございますが、
過年度損益修正損で4,400円、平成26年度賦課分にお
いて二重納付があり、還付処理を行ったものです。
-135-
この結果、収支ベースで見ますと、2,333万3,836円の当年度純利益が発生し、平成25年度か
ら3年連続の黒字決算となりました。また、ページ末尾に当年度未
処理利益剰余金として、3
億3,988万1,571円を計上しておりますが、本年度から2カ年にわたり、浄水場操作卓の更新を
予定しており、多額の資金が必要なことから、剰余金処理については本更新事業の完了後に適
切に行ってまいりたいと考えております。
次に貸借対照表についてご説明申し上げますので、7ページ及び8ページをお開きください。
1、固定資産でございますが、土地や建物、機械設備等に係る帳簿上の残存価値であり、平
成27年度末
固定資産合計は23億4,828万3,733円となりました。平成26年度末と比較し8,500万
円ほど減少しておりますが、
当年度減価償却分1億1,700万円ほどに対し、建設改良費で取得
した資産3,200万円ほどを新たに加えたものです。内訳で見ますと、構築物で約1,100万円、機
械及び装置で2,100万円の追加です。
2の流動資産でございますが、合計で8億7,465万1,221円となり、前年度に比べ5,000万円
強増加しておりますが、有収率の改善や資本的収支を中心とした支出抑制によるものです。特
徴点といたしましては、(2)未収金が6,344万1,049円となり、前年度に比べ約620万円の減
少です。未収金徴収の定期実施や、納期限到来後の電話入れの徹底など、料金徴収の重点を図
ったことによる成果があらわれました。
また、(4)有価証券では、議会初め監査委員のご助言もいただきながら、資金の効果的運
用に努め、安全面や
運用メリットを充分に吟味した上で、新たに1億円の債券運用を行ったも
のです。運用利率については、初年度を0.7%とし、5年目以降0.05%上乗せされるステップ
アップ方式を採用しており、本年度から年間70万円の運用収益が見込まれております。
8ページに移り、3の固定負債でございますが、企業債残高のうち平成29年度以降支出予定
額を計上しております。残債の内訳でございますが、第3次拡張事業に係るもので、平成9年
から平成12年債の計8本、借入利率は1.9%から2.3%となっております。
なお、
企業債明細書については19ページに添付しておりますので、ご参照いただければと思
います。
次に、4、流動負債でございますが、合計1,459万9,351円となりました。(1)企業債につ
いては平成28年度償還額を計上しており、(2)引当金については、次年度、6月賞与に係る
当年度期間割の引当分です。(3)未払金については、
消費税精算納付に係るもので、平成27
年度は、資本的支出の抑制により借受消費税が大きく上回り、473万2,100円となっております。
5の繰延収益でございますが、みなし償却制度の廃止に伴い、平成26年度決算から仕分けし
-136-
ださい。
りました。
ているものであり、これまで償却を行わなかった国・県補助金や納付金について、長期前受金
として計上し、これまでの
収益化累計額は18億1,331万7,690円となっております。
続いて、7、剰余金になりますが、主として損益勘定に係る累計額を計上しており、損益計
算書でご説明申し上げましたとおり、累積欠損は発生していないことから、(2)ハ、当年度
未
処分利益剰余金は3億3,988万1,571円となり、減債積立金を含む剰余金合計は3億7,004万
571円となっております。
次に、現金の動きを示す
キャッシュフローについてご説明いたします。14ページをお開きく
上段になりますが、収益的収支にかかわる当年度純利益については、2,333万3,836円の黒字
となりました。また、減価償却費が1億1,716万9,031円と大きいことや、未収金の解消効果が
622万1,677円あることなど、業務活動による
キャッシュフロー全体では9,500万円超の増とな
一方、中段に示す投資活動による
キャッシュフローにつきましては、
有形固定資産の取得、
いわゆる
資本的支出額が3,248万1,000円と比較的抑制されたものの、資金の効果的運用の観点
から、有価証券に1億円を振りかえたことにより、投資活動全体では1億2,800万円ほどのマ
イナスが生じております。この結果、平成27年度末の資金期末残高は7億1,113万2,222円とな
り、平成26年度期首残高7億5,215万1,047円に対し、4,101万7,825円の減少となっております。
次に、各指標に基づく経営分析でございますが、26ページをお開きください。
中段の経営分析(2)でございますが、1立米当たりの水の利用料を示す供給単価は252.37
円となりました。前年度に比べ0.13円の増となり、年々増加傾向がうかがえ、料金等の改定を
行っていないことから、使用水量が基本水量を下回る世帯が増えていることがうかがえます。
一方、1立米当たりの水をつくる費用を示す給水原価は 335.58円となり、前年度に比べ
14.74円の減となりました。経常費用の抑制はもちろん、有収率の向上による効果がうかがえ
ます。
0.35ポイント減少しました。
また、経営分析(3)で示す施設利用率でございますが、32.96%となり、前年度に比べ
広域水道からの受水が約4割を占めることから、60%程度が実質的な上限となりますが、給
水人口や総給水量が減少傾向にある中で、施設の適正規模等を充分に踏まえ、施設利用率を高
めることにより、効率的な事業運営に一層努めてまいりたいと考えます。
今後につきましても、引き続き安全な水の供給と安定した経営を維持するため、有収率の向
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上や経常経費の抑制はもちろん、
決算審査意見書にご指摘いただいた内容を充分に踏まえ、経
営の健全化に努めてまいりたいと考えております。
以上で説明を終わります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(大地達夫君) ここで、
綱島監査委員より監査報告をお願いいたします。
綱島監査委員。
につきまして監査報告をいたします。
○
代表監査委員(綱島 勝君) それでは、私のほうから平成27年度の御宿町水道会計の決算
平成28年8月24日、役場会議室におきまして、
伊藤監査委員とともに
地方公営企業法第30条
第2項の規定により審査いたしました
決算報告書並びに関係書類は、いずれも関係法令に準拠
して適正に作成されており、関係諸帳簿により精査、照合をした結果、その計数及び会計記録
は正当であると認められました。
なお、詳細につきましては、平成27年度御宿町
水道会計決算意見書によって報告させていた
だいております。よろしくお願いいたします。
○議長(大地達夫君) これより質疑に入ります。
10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
水道事業会計決算でございますが、ただいま担当及び監査委員から報告がありました。大き
くは
水道事業損益計算書当年度純利益ということで、いわゆる黒字会計となっているというこ
とでございます。
も認識をしております。
報告にもありましたが、9ページ等にもありましたが、いわゆる有収率1.09%増ということ
で、95.19%という報告がありました。これも県内で非常に高い有収率であるというふうに私
そうした中で、丁寧な説明もいただきましたが、こうした企業会計、いわゆるそのとおりで
ありまして、通常の一般会計と全く違うという中で、ひとつひとつの数字、また現場、住民、
これが住民の生活実態、それから経済の実態、そうしたものを参酌しながらひとつひとつの数
字を見て経営をしていくと。
水道そのものについて商品だという報告は初めて私は聞きました。
まさにそのとおりだというふうに思います。
数年前でありますけれども、この
水道事業会計でありますが、当初予算を執行できないまま
年度末を迎えたということがかつてあったと思います。その中で、最終予算は当然ながら否決
となりました。新年度予算は大幅な組み替えになりました。そのときの大きな反省の一つとし
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て、
水道事業会計、これは企業会計でございますので、私が議員になった当時は水道委員会と
いうのがございました。その中で個々の状況も含めて指摘をいただきながら、水道会計を運営
していったというふうに理解をしております。
一般的に、一般企業であれば、当然経営責任をとって代表は辞任をするのが当然かというふ
うに思います。これを見ましても、水道会計の管理者は町長がなっているというふうに理解を
しております。
ここ数年というか、この27年度決算を見まして、監査委員の報告を見まして、本当にきめ細
かなところまで目が届いているなと。
キャッシュフローを見ましても、あの
数字そのものがま
さに経営改善をされているというように思うんですね。これもその教訓の中から、議会という
立場の中で、たしか
産業建設委員会が所管であったろうなと思います。当時の委員長も、これ
はたしか企業経営者だったというふうに理解しています。
私は当時委員ではなかったので、細かいことは承知をしておりませんが、その委員会の中で、
数々の指摘、助言があったやに伺っております。そしてそういう中で、今日のこういう結果、
いわゆるプラス、全体的には、先ほど報告もありましたけれども、1世帯当たりの人数の減少、
省資源、省エネルギー、洗濯機だとかそういうものもどんどん省資源化されていると思うんで
すけれども、エコ化されていると思いますが、節水機器、そうしたものの中で本来であれば赤
字というか、マイナスになるはずなのですが、有収率のほうが上回ったというご報告ですよね。
そういう中で、前年度よりも黒字額が増えたという結果を見たと思うんですね。
町長、ここでお聞きしたいんですけれども、こうした結果が出たというのは、今私が幾つか
感想的に述べましたけれども、町長としてはこの決算に対する所感というのはどのように思わ
れているのでしょうか。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) 今、いろいろ担当課長から詳細なご報告がございました。また、監査
委員さんからもご報告いただきましたが、いろいろな項目といいましょうか、内容について、
非常にレベルアップされていると。非常に効果が出て、企業的には非常にいい面に移行しつつ
あると。そこで、やはり各職員の、担当職員、課長を初め水道事業に携わる課の職員の皆様の
努力に感謝を申し上げたいと思います。一生懸命やっていただいていると思っております。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
一生懸命やっていただいているのは、ずっと過去からやっていただいていますね、職員の皆
-139-
さん。
先日、町長も同行された紫波町の視察をいただきました。何が違うかということは、やはり
行政というのは公平、公正と、もう一つは次年度の継承ということがあろうかと思うんですね。
その中で、やはり行政職員の中では難しいというのは、前段にも申し上げましたけれども、経
営的観点だと思うんです。特にこれは企業会計ですので、なかなか公務員職員の皆さんでは、
ちょっとなかなか難しいと。特に企業感覚というのは一般的に公務員の方はお持ちでない方が
大多数だと思いますね。
この間、さまざまな問題で住民の皆さんから議会等にいろんなご意見をいただいております。
しかし、私、これを束ねましたのは、私もこの所管になってからまだ1年たっておりません。
前議会の
産業建設委員会の方々のご助言じゃありませんか。違うんですか。所管していたのは
ずっと石田町長ご自身じゃありませんか。一般的には経営破綻ですよ、町長。1年間の当初予
算が執行できない。執行責任者は町長じゃありませんか、管理者、違いますか。
職員の皆さんはずっと一生懸命やってきていただいていますよ。違いますか。もう一度。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) 今、ご発言がございましたように、以前、事業を推進する上で非常に
よろしくない面がございました。そういう中で、皆様方からいろいろなご助言、ご指摘をいた
だきました。そういう中で、私自身も人事といいましょうか、体制を組みかえまして、しっか
りと事業を遂行していかなくちゃいけないということで、現在に至っております。そういう中
でこのような結果が出ておりますので、実質的に現在の担当されている職員の皆様のご努力に
感謝をしたいと思います。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 議会というのは議決とともに、政策の提言、助言という大きな役割
を担っております。ですから、この間の大きな成果は、やはり前議会の、
産業建設委員会の議
員の皆さんのご努力のたまものだと。職員もあるんですよ。私はそういうふうに理解をしてお
ります。
私はそうした前期の委員の皆さんのご努力、私も委員の一人、今所管でありますので、委員
の一人としてですね、さらにそうした努力を無にしないような形で、委員としても職責を果た
してまいりたいというふうに考えております。そのことを重々承知した中で、水道事業管理、
運営をしていただきたいというふうに思います。
そういう努力はあるわけでありますけれども、一方で、単価、各項のほうにご紹介いただき
-140-
ましたけれども、各種経営分析ということで、26ページ、1立方当たりということで、供給単
価、原水原価等ございますけれども、この中で数値的に計算をしていただきたいんですけれど
も、口径20ミリで20立方、月額ですね。御宿町の場合はいかほどになるのか。ちょっと説明し
ていただきたいと思います。
○議長(大地達夫君)
殿岡建設環境課長。
○
建設環境課長(殿岡 豊君) 口径20ミリの20立方というご質問でございますが、月額で申
し上げますと、メーター使用料が1カ月当たり200円になります。20ミリですので、月額10立
米を基準として超過水量が10立米分、そうしますと4,200円が水の使用料になりまして、その
ほかメーター使用料がプラス200円かかります。ですので、合計4,400円の税というような形に
なります。
失礼しました。税込み4,752円となります。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
4,752円ということで、これは平成25年に県内の水道統合化ということで、過去、資料をい
ただきましたので、今日はたまたま持ってきておりますけれども、この中の3ページに、県内
の水道の家庭水道料金一覧があります。これは口径13ミリということと、消費税率が多分違っ
ておりますので、単価そのものは違うんでしょうけれども、当時から、たしか御宿町は水道料
金を改定していないというふうに思っております。このときの順位が一番高いのが勝浦市とな
っております。勝浦市、旭市、鋸南町、大多喜町、香取市、次が御宿町ということで、県内で
も非常に水道料金が高いということが県の資料でも示されております。
私もよく都内、それから神奈川県方面から移住された方に、水道メーターが壊れているんじ
ゃないかというお電話をいただいたことがあります。非常に高いんですね。それで、ちょっと
水道料金の全国を調査したインターネットのホームページがありまして、それを見てみました。
これは、このデータがいつ出典されたのかがわからないんですけれども、それを見ますと、全
国で一番安いのが、口径20ミリで20立方で月額何と210円だそうです。これは簡易水道という
ことであります。この中の20位の中で、関東近辺だと茨城県龍ケ崎市ですか、これも簡易水道
でありますけれども1,200円。それから通常の水道だと山梨県笛吹市というんですか、これは
水道事業だと思いますね、659円と。
じゃ、御宿町はどうなのかという中で、今4,752円ですか。同じ額を見てみますと、ここは
ちょっと御宿町とは、たまたまここのサイトには載っておらなかったんですけれども、ちょう
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ど4,752円ですと、1,054円、山形県天童市とか、山形県南陽市ですか、それから南相馬市です
ね、御宿町と縁の深いという中では南相馬市、それから県内では富津市が4,752円となってお
ります。ここのサイトでは、全国1,228団体ということでございますので、全国的にも一番高
い水道料金がこの御宿町だというふうに思うんですね。
その中でお聞かせ願いたいのは、昨年地方創生、そしてまた定住等で調査研究されたという
ふうに思っておりますけれども、それについてこの水道料金はどのように参酌をされたのかに
ついて伺いたいと思います。
○議長(大地達夫君)
殿岡建設環境課長。
○
建設環境課長(殿岡 豊君) 水道料金につきましては、地方創生、定住の関係では、その
タイミングにおいては水道料金についての検討はしてございません。
以前から、いろいろ水道料金についてはご指摘をいただいているところですが、現在、広域
水道の統合化に向けた検討が進められており、その中であわせて実施をしていきたいというこ
とで、地方創生の段階においては、検討をしていないのが実情です。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
わかりました。
じゃ、最後にお聞かせ願いたいんですが、町長、この水道料金、確かに今後の予定というの
はありますけれども、まだまだ10年以上かかるのかなと、現実的な料金改定まで、と思うんで
すね。そうしますと、アクションプランもあと五、六年ですよね。要するに今の総合計画。昨
年も今後の人口推計というか、ものも一番最新の状況の中でお示しいただきましたけれども、
やはり非常に厳しいですよね。御宿町はいわゆる生産人口というのがどんどん減っていくとい
うのもその中に示されております。
町長、この水道料金、これ何とかしていかなきゃいけないと思うんですよね。私は定住の大
きな阻害要因の一つになるというふうに認識をしておりますけれども、町長としてはどのよう
に考えるのか、所感を承りたいと思います。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) ご指摘のとおり、人口減少、定住化問題、非常に大きな問題が面前に
あるわけでございますが、そういう中で、いろいろな要素の中でこういった人口減少に歯どめ
をかける、あるいは定住化を推進できる項目につながるように、水道料金につきましても、近
隣市町村、県内市町村の比較検討、また、御宿自体の内容をよく精査しまして、今ご指摘がご
-142-
ざいましたように、より一人でも多く定住に結びつくような検討をしてまいりたいと思います。
○議長(大地達夫君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 質疑なしと認めます。
本案につきましては、討論を省略して採決いたします。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
これより採決を行います。この採決は、挙手によって行います。
議案第9号に賛成の方は挙手願います。
(挙手多数)
○議長(大地達夫君) 挙手多数です。
よって、議案第9号は原案のとおり認定することに決しました。
─────────────────────────────────────────────────
◎議案第10号の上程、説明、質疑、採決
○議長(大地達夫君) 日程第2、議案第10号 平成27年度御宿町国民健康保険特別会計歳入
歳出決算の認定についてを議題といたします。
埋田保健福祉課長より議案の説明を求めます。
埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 議案第10号 平成27年度御宿町国民健康保険特別会計歳入歳
出決算の認定についてご説明いたします。
初めに、歳入歳出決算収支ですが、決算書の27ページをお開きください。
平成27年度国民健康保険特別会計決算は、歳入総額で15億5,979万1,680円、歳出総額14億
2,102万204円で、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支額は1億3,877万1,476円の黒字
決算となりました。平成28年度へ繰り越すべき財源はないことから、実質収支額は形式収支額
それでは、平成27年度決算概要で説明させていただきますので、決算概要の1ページをご覧
と同額となりました。
ください。
上から2行目の国保の加入状況でございますが、平成27年度平均加入者数は対前年度比
2.8%減の3,039人、世帯数は対前年度比0.4%減の1,822世帯となっております。全住民との比
較では、加入者数が39.1%、世帯数が49.6%という状況です。
-143-
さい。
続きまして、歳入決算の状況でございますが、決算概要の6ページ、決算の比較をご覧くだ
歳入総額でございますが、15億5,979万1,000円、前年度と比較いたしますと、1億8,775万
2,000円、13.7%の増となっております。平成27年度は、県内の共同事業である保険財政共同
安定化事業の対象が拡充されたことに伴い、歳入歳出ともに大幅に増額となっております。
次に、歳入決算の主な特徴についてご説明いたします。
1款国民健康保険税ですが、決算額2億8,994万1,000円、構成比は全体の18.6%、前年度比
で1,663万3,000円、5.4%の減となっております。加入者数の減少や所得低下等に伴い減額と
なっております。
ります。国保税の督促手数料です。
2款使用料及び手数料ですが、18万1,000円、前年度比1万3,000円、7.7%の増となってお
3款国庫支出金ですが、2億4,749万3,000円、構成比15.9%、前年度比2,084万9,000円、
9.2%の増となっております。27年度は、保険給付費の増に伴い、療養給付費負担金及び財政
調整交付金が増額となっております。
4款療養給付費等交付金ですが、2,819万5,000円、構成比1.8%、前年度比251万5,000円、
8.2%の減となっております。退職被保険者数の減少に伴い医療費が減少したため、前年度と
比較して減額となりました。
5款前期高齢者交付金ですが、4億3,912万3,000円、構成比28.1%、前年度比932万8,000円、
2.2%の増となっております。前期高齢者の増加に伴い増額となりました。
6款県支出金ですが、1億492万9,000円、構成比6.7%、前年度比2,288万8,000円、27.9%
の増となっております。27年度は、財政調整交付金の一部として、保険財政共同安定化事業の
拡充による調整分として約3,000万円の交付があったことが増額の主な要因となっております。
7款共同事業交付金ですが、2億4,481万8,000円、構成比15.7%、前年度比1億3,504万
2,000円、123%の増となっております。27年度は、保険財政共同安定化事業の対象が、従来の
30万円以上の医療費から1円以上の医療費に拡充されております。そのため、歳出の共同事業
拠出金とともに、大幅に増額となっております。
8款繰入金ですが、1億405万7,000円、構成比6.7%、前年度比913万1,000円、9.6%の増と
なっております。27年度は、国保税の低所得者に係る軽減の拡充と、保険者支援制度の対象拡
充等に伴い、保険基盤安定繰入金と財政安定化支援事業繰入金が増加しております。
9款繰越金ですが、1億16万4,000円、構成比6.4%、前年度比1,324万7,000円、15.2%の増
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となっております。
10款諸収入ですが、89万円、構成比0.1%、前年度比359万8,000円、80.2%の減となってお
ります。第三者納付金の該当者が少なかった等の理由により前年度と比較し減額となりました。
次に歳出でございますが、歳出合計14億2,102万円、前年度と比較いたしますと1億4,914万
5,000円、11.7%の増となりました。
歳入決算の主な特徴についてご説明いたします。
1款総務費ですが、1,500万6,000円、構成比1.1%、前年度比145万円、8.8%の減となって
おります。前年度と比較しますと、システム改修に係る経費が少なかったため減額となってい
ます。
2款保険給付費ですが、8億2,995万1,000円、構成比58.4%、前年度比1,885万2,000円、
2.3%の増となっております。加入者数は減少しておりますが、1人当たりの医療費は増加し
ているため、前年度と比較して増額となっております。
3款後期高齢者支援金等ですが、1億7,243万9,000円、構成比12.1%、前年度比49万9,000
円、0.3%の減となっております。後期高齢者医療制度における給付金は増加傾向にあります
が、御宿町国保の加入者数が減少している影響により前年度とほぼ同額となっております。
4款前期高齢者納付金等ですが、12万1,000円、前年度比1万6,000円、11.7%の減となって
おります。前々年度の精算により減額となっております。
5款老人保健拠出金ですが、7,000円、前年度と同額でございます。
6款介護納付金ですが、6,511万7,000円、構成比4.6%、前年度比1,008万1,000円、13.4%
の減となっております。第2号被保険者の減少に伴い減額となりました。
7款共同事業拠出金ですが、3億297万3,000円、構成比21.3%、前年度比1億6,202万円、
114.9%の増となっております。歳入の共同事業交付金でもご説明いたしましたが、27年度は
保険財政共同安定化事業の対象が、従来の30万円以上の医療費から1円以上の医療費に拡充さ
れております。そのため、歳入の共同事業交付金とともに大幅に増額となりました。
8款保健事業費ですが、1,082万9,000円、構成比0.8%、前年度比17万9,000円、1.7%の増
となっております。
9款基金積立金ですが、2,000万円、構成比1.4%、前年度比600万円、42.9%の増となって
おります。条例に基づき前年度剰余金の5分の1を目安に積み立てを行いました。
11款諸支出金ですが、457万7,000円、構成比0.3%、前年度比2,586万円、85%の減となって
おります。前年度と比較して国庫支出金返還金及び一般会計繰出金が少なかったため減額とな
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りました。
以上、説明を申し上げましたが、決算審査の意見を踏まえ、今後も国保運営の適正化に努め
てまいりたいと考えます。また、本決算につきましては、8月30日に開催されました国保運営
協議会においてご承認をいただいておりますので、ご報告させていただきます。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(大地達夫君) ここで
綱島監査委員より監査報告をお願いいたします。
綱島監査委員。
○
代表監査委員(綱島 勝君) それでは、私のほうから平成27年度の御宿町国民健康保険特
別会計歳入歳出決算につきまして、監査報告をいたします。
平成28年8月24日、役場会議室におきまして、
伊藤監査委員とともに地方自治法第233条第
2項の規定により審査いたしました
決算報告書並びに関係書類は、いずれも関係法令に準拠し
て適正に作成されており、関係諸帳簿により精査、照合した結果、その計数及び会計記録は正
当であると認められました。
なお、詳細につきましては平成27年度御宿町
決算審査意見書によりご報告させていただいて
おります。よろしくお願いします。
○議長(大地達夫君) これより質疑に入ります。
10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
国保会計決算でありますが、8ページの歳入という中で、国民健康保険税ということで収納
率が66.67%、これは過年度分も含めてということであるようでありますが、という調製とい
うふうに理解をしております。この数値を見ながら、やはり非常に景気が悪いということと仕
事がないということの2点が一番大きな要因じゃないかなというふうに思います。
お尋ねしますけれども、8ページ、ここに年齢別国保加入者数というものが、表が載ってご
ざいます。5歳ごとの棒グラフとなってございます。それで、国保加入者の職業ですね、主に
どういう方々が国保に加入をされているのか。その中で、今特に若者の中で大きな問題となっ
ております臨時ですとか、派遣ですとか、こういう方々はこの国保に加入されているのかいな
いのか。それも含めまして、この国保加入者の主な職業、もし承知しているとすればその内容
についてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 国保加入者の職業につきましては、主に自営業であると理解
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しておりますが、一部には所得の少ない臨時職員さんですとか、そういう方も含まれていると
思います。含まれます。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
いわゆる企業、団体以外ということですね。ですから、自営業、農業者、漁業者、商店、民
宿、企業運営されている方も若干いらっしゃるかもわかりませんけれども、そういう方々が、
ですからそういう面ではサラリーマン以外の方、一般的にサラリーマン以外の方ほとんどが国
保の加入者だというのが一般的でもあろうと思いますし、特に本町の場合は5割近くでしたか、
3,600世帯ですよね、世帯で49.6%ということで、半数の方々が国保の加入者だと。しかもこ
の収納率、それから今日も最後には一般会計の決算の審査もございますけれども、この内容を
見ましても、町民税の全体の額が下がっているという中で、そういう面では町民の生活ですね、
実態、非常に厳しいということが言われるというふうに思います。
しかし、国保そのものについては医療費を加入者というか世帯で割るという中で、近年非常
に国保税そのものが高くなるという中で、収入が下がってくるということの中で、負担が非常
に大きくなってくると。それから、特に青年の方々にとっては、派遣だとか臨時とか含めまし
て、この本会計だということでありますので、これも大変大きな、やはり障害になってくるん
ではないかというふうに思うんですね。
その中で、この国保会計におきましては、2018年度から都道府県化に移行されるというふう
に伺っております。県内一本化というふうになってくるわけでありますけれども、こうした中
で、今後、これはもう直近になってございますので、加入者における国保の負担状況が要する
に下がっていくのかと、その見通しはあるのかどうかということも含めまして、この国保会計、
来年が多分最後の会計になるんじゃないかなというふうにも思うわけでありますけれども、今
の状況、それから国保税の今後の見通しについて、決算でございますので承りたいと思います。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 平成28年度なんですが、本年度におきましては、平成30年度
に予定されております国保の広域化に向け、資産割の税率を下げさせていただきました。また、
平成30年度に国保の広域化がスタートしますが、県から御宿町の国保事業費納付金の額が示さ
れることになります。御宿町におきましては、同じく県から示される標準保険料率を参考に、
収納率を考慮し、国保事業費納付金を納められるように保険税率を決定することになります。
今の段階では、御宿町の保険税率が現状より上がるのかどうかにつきましてはわからない状況
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です。今年の10月以降に県が試算を行う予定ですが、はっきり示されますのは平成29年の秋ご
ろになるのではないかと思われます。
このような状況でございますので、平成30年度になってもし保険税率を現状より上げること
になった場合、平成27年度決算黒字でございますが、そうした繰越金や基金を活用し、調整に
役立てていきたいと考えております。もし、保険税率を下げるようになり、その後の見通しが
立つようであれば、そのときに保険税率の軽減について検討したいと考えます。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
14ページでありますけれども、今の基金の話を課長は報告されましたけれども、この基金保
有状況の推移表を見ますと、特に平成22年ごろから、22年、24年を境に22年当時と比べても倍、
18年当時と比べると相当な額、そしてまた決算を見ますとほぼ同額、本年度決算では1億
3,000万円強ですか、の繰り越しというような数字になっているかと思いますので、約2億円
の現金を持っていると。
それで、いわゆる町民の生活、先ほど申し上げたとおり、ご報告いただいたとおりだと思い
ますけれども、確かに直近もう間もなくという中ではありますけれども、町民が非常に厳しい、
なかなか過年度についても納め切れない状況が生まれている中におきまして、国保会計のみが
毎年黒字黒字、大幅黒字と。これはやはり通常であれば、現年度の税は現年度使うということ
が、自治法上の基本的な観点だろうというふうに思いますので、これは間もなく試算が出ると
いうことでございますので、ぜひそういうことも見ながら、町長、これも大きなやはり障害に
なってくると思うんですよ。
現実的には、来るというよりも住んでいる住民の皆さんですよ。特に今商店街は大変じゃあ
りませんか。昨日も民宿のお話、火災報知器ですね、集合型、あれもやっぱり10万円、20万円
という中で、それだったらもうやめてしまおうかという民宿もあるやに伺っていますよ。ほと
んどが国保加入者じゃありませんか。経済を起こしていくと同時に、直近で、先ほどの水道料
金、国保をどうしていくのか。私はやはりこの辺、町長、判断をいただきたいというふうに思
ぜひこのところを参酌されて、運営をしていただきたいというふうに思うんですけれども、
いますよね。
所感を伺いたいと思います。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) 国保の徴収率が66%ということでございます。非常に厳しい状況にあ
-148-
るわけでございますが、ご指摘のように基金の基金残高、基金の積み上げ高と、現在の税率で
す。非常にこの差配について研究、検討しなければならないところでございます。ご指摘の点
は充分に踏まえまして、事業を進めていきます。よろしくお願いします。
○議長(大地達夫君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 質疑なしと認めます。
本案につきましては、討論を省略して採決いたします。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
これより採決を行います。この採決は、挙手によって行います。
議案第10号に賛成の方は挙手願います。
(挙手多数)
○議長(大地達夫君) 挙手多数です。
よって、議案第10号は原案のとおり認定することに決しました。
─────────────────────────────────────────────────
◎議案第11号の上程、説明、質疑、採決
○議長(大地達夫君) 日程第3、議案第11号 平成27年度御宿町後期高齢者医療特別会計歳
入歳出決算の認定についてを議題といたします。
埋田保健福祉課長より議案の説明を求めます。
埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 議案第11号 平成27年度御宿町後期高齢者医療特別会計歳入
歳出決算の認定についてご説明を申し上げます。
初めに、歳入歳出決算収支でございますが、決算書の9ページをお開きください。
平成27年度歳入歳出決算は、歳入総額1億1,986万3,847円、歳出総額1億1,968万1,060円で、
歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支額は18万2,787円の黒字決算となりました。また、
平成28年度へ繰り越すべき財源はないことから、実質収支額は形式収支額と同額となりました。
それでは、平成27年度決算概要の1ページをお開きください。
後期高齢者医療制度は、高齢者世代と現役世代の負担を明確化し、公平でわかりやすい医療
制度を設けることとされ、平成20年度に創設されました。運営は都道府県内の全ての市町村が
加入する広域連合が主体となり、保険料率等決定、保険料賦課、医療の給付等の事務を行い、
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市町村は保険料の徴収事務及び窓口での申請業務を担っています。
被保険者は広域連合の区域内に住所を有する75歳以上の方、及び65歳から74歳までの重い障
害のある方が加入対象者です。75歳以上を平成26年度と比較しますと、御宿町においては31名
の増となっております。医療費の患者負担は一般で1割です。現役並み所得者は3割負担とな
っております。
続きまして、歳入決算の状況ですが、決算概要の2ページをご覧ください。
歳入総額は1億1,986万3,000円となり、前年度と比較しますと14万7,000円、0.1%の増とな
りました。歳入構成比は、後期高齢者医療保険料が76.2%、一般会計からの繰入金が23.5%、
諸収入が0.1%、繰越金が0.2%となっております。
次に、歳入決算の主な特徴についてご説明をいたします。
後期高齢者医療保険料は9,132万5,000円で、前年度と比べますと73万7,000円、0.8%の減と
なりました。平成27年度は保険料率の変更はありませんが、所得の減により保険料額が減とな
っております。収納率は3ページに推移の表がありますが、保険料の 現年度分の収納率は
99.8%となっております。
2ページにお戻りください。
繰越金は2,816万7,000円で、前年度と比べますと72万8,000円、2.7%の増となりました。こ
れは保険基盤安定繰入金の増額によるものです。保険基盤安定繰入金は、低所得者に対して保
険料の軽減措置があり、この軽減分は、県と町の公費により補塡されるものです。平成27年度
は、軽減措置が拡大されたことにより増となったものです。
諸収入は16万円で、保険料の還付金であり、歳出還付をした場合、広域連合から返還される
ものです。
使用料及び手数料は1万1,000円で、保険料の督促手数料です。
繰越金は20万円となり、前年度からの繰越金です。
次に、歳出決算ですが、歳出総額は1億1,968万1,000円となり、前年度と比較しますと16万
6,000円、0.1%の増となりました。歳入構成比は、総務費が0.8%、後期高齢者医療広域連合
納付金が99.1%、諸支出金が0.1%となっております。
次に、歳出決算の主な特徴についてご説明をいたします。
総務費は91万4,000円で、電算の保守と郵便料や徴収用封筒、納付書の印刷費です。平成27
年度は、徴収用封筒と納付書を作成しており、8万7,000円の増額となっております。
後期高齢者医療広域連合納付金は1億1,859万4,000円で、千葉県後期高齢者医療広域連合へ
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の増額となっております。
納付する被保険者の保険料と基盤安定負担金です。基盤安定負担金の増により、6万6,000円
諸支出金は17万3,000円で、保険料の過年度還付金及び一般会計繰出金です。
3ページには、後期高齢者医療制度の負担割合を円グラフにて表記いたしました。国の負担
率が33.4%、県と町がそれぞれ8.3%で、公費負担が50%となっております。残りの50%は、
保険者支援金が40%、加入者の保険料が10%となっております。
以上で説明を終わります。よろしくお願いいたします。
○議長(大地達夫君) ここで、
綱島監査委員より監査報告をお願いいたします。
綱島監査委員。
○
代表監査委員(綱島 勝君) それでは、平成27年度の御宿町後期高齢者医療特別会計歳入
歳出の決算につきまして監査報告をいたします。
平成28年8月28日、役場会議室におきまして、
伊藤監査委員とともに地方自治法第233条第
2項の規定により審査いたしました
決算報告書並びに関係書類は、いずれも関係法令に準拠し
て正当に作成されており、関係諸帳簿により精査、照合した結果、その計数及び会計記録は正
当であると認められました。
なお、詳細につきましては平成27年度御宿町決算監査意見書でご報告してございますので、
よろしくお願いいたします。
○議長(大地達夫君) これより質疑に入ります。
10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
後期高齢者医療制度特別会計決算ということでございますが、今担当から説明もありました
が、いわゆる保険料の収受事務しかないというのが実態でしょうか。
決算概要の3ページに収納率の推移がございます。20年度、これは創設時からだと思います
けれども、27年度ということで、収納率を見ますと22、23、これは100%、2カ年ですね。そ
れからまた、収納率下がってございます。この内容というか、要因を含めまして、どのように
なっているのか説明を受けたいと思います。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 収納率の低下ということでございますが、ちなみに本年度の
不納欠損した方の状況について申し上げさせていただきますと、2名おりまして、1名の方は
亡くなられた方でございます。相続人の方から相続放棄受理証明書が郵送されたために、この
-151-
ざいます。
以上です。
方については不納欠損させていただいたと。ですけれども、不納欠損した方も徴収率の低下に
関係があります。あとは一般的なお支払いいただけない方が数名いらっしゃるということでご
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 了解いたしました。一般的には天引きで、あと町そのものは普通徴
収事務、これは保険料減免度ということだろうというふうに思います。
この後期高齢者については、収納事務でありますけれども、ではこの後期高齢者、この方々
の結果としての医療という中の保険料ということになると思うんですけれども、やはり健康づ
くり、そうしたものが非常に大事になってくると。逆に言うと、そのぐらいしか保険料を下げ
ることも含めてなかなか難しいと思うんですね。それについては、町としてどのようなことが
できるのか、実際どのようにやっているのか伺いたいと思います。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 今現在、後期で行っております健康事業につきましては、特
定健康診査と人間ドック、あとまた町の一般会計で行っております保健事業で行っております。
後期高齢者につきましては、昨年度千葉県の連合のほうでデータヘルス計画というのを策定
いたしております。その中の目標の一つが健康診査の受診率の向上、もう一つが75歳到達者の
歯科健康診査事業ですか、これが新規事業でございまして、今年度から行っております。町の
行う事務につきましては、75歳到達者にその健診のお知らせを送るということで、その後の結
果については連合に行くということになっております。
ちなみに、その特定健康診査につきましては、データヘルス計画ですと、本年度の目標は27
年度受診率のプラス0.9%、うちの受診率27年度が14.4%でしたので、目標は15.3%というこ
とになります。実績といたしましては15.1%でした。
また、来年につきましては、今年度の実績プラス0.8%増という目標を連合のほうで示され
ておりますので、それに少しでも近づけるように努力してまいりたいと考えております。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
非常に限られた条件の中でやっていくということで、難しいことは重々承知しておりますけ
れども、今、特定健康診査だけで15.8とおっしゃられましたか。
(発言する者あり)
-152-
○10番(石井芳清君) 1ですか。ということで非常に低いわけですよね。
確かに連合の目標としてもそんなに大きな数ではないんですけれども、医療機関を含めたこ
の医療過疎というのが一番大きいのかなというふうに、私個人的には思ってはおりますが、こ
こはやっぱり大きく上げていくと。
高齢者になっても健康な方が、急に大病されるという事案も多く伺います。ということであ
りますので、日々の健康管理、これがやはり非常に大事になってくるのではないかなというふ
うに思います。例えば骨折などをしても、それがもとで寝たきりになるということもあろうか
と思います。そうしますと、そういう方が一人でも増えると家族が、若い人が、例えば奥さん
とか旦那さんが仕事をやめて対応するとかも含めた状況になると思います。直接的には医療費
の反映、保険料の増長になるとは思うんですけれども、それよりも先に、そうした健康づくり
という中で、この会計は非常に厳しいわけでありますけれども、一般会計と連携をとりながら、
安心して、笑顔膨らむ、そういう健康づくり、これを第一の課題として連携をとって運営をし
ていただきたいというふうに思うんですけれども、その辺について、最後回答を求めます。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 広域連合と連携をとりながらやってまいりたいと考えており
ます。よろしくお願いします。
○議長(大地達夫君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 質疑なしと認めます。
本案につきましては、討論を省略して採決いたします。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
これより採決を行います。この採決は、挙手によって行います。
議案第11号に賛成の方は挙手願います。
(挙手多数)
○議長(大地達夫君) 挙手多数です。
よって、議案第11号は原案のとおり認定することに決しました。
ここで休憩といたします。再開は午後13時30分といたします。
─────────────────────────────────────────────────
(午前10時54分)
-153-
○議長(大地達夫君) 休憩前に引き続き会議を続けます。
─────────────────────────────────────────────────
◎議案第12号の上程、説明、質疑、採決
○議長(大地達夫君) 日程第4、議案第12号 平成27年度御宿町介護保険特別会計歳入歳出
(午後 1時31分)
決算の認定についてを議題といたします。
埋田保健福祉課長より議案の説明を求めます。
埋田保健福祉課長。
算の認定についてご説明を申し上げます。
初めに、決算の概要について申し上げます。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 議案第12号 平成27年度御宿町介護保険特別会計歳入歳出決
平成27年度は、第6期介護保険事業計画の初年度であり、制度発足から16年が経過し、介護
サービスに係る適正な給付を行うとともに、高齢者からの多様な相談や複雑な事例などに対応
しております。このほか、認知症対策や運動機能の維持向上など介護予防事業に取り組み、介
護認定者数は若干の減となり、認定者出現率は0.4ポイントの減となりました。急速に進む高
齢化の進展の中で、高齢化率も47.4%となり、保険給付費も大きく伸びております。また、65
歳以上の第1号被保険者数は、平成27年度末で3,628人、前年度と比べますと64人の増加とな
っております。
次に、歳入歳出決算収支でございますが、決算書の21ページをお開きください。
平成27年度
介護保険特別会計歳入歳出決算は、歳入総額で9億9,362万8,162円、歳出総額9
億6,826万2,385円で、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支額は2,536万5,777円の黒字
決算となりました。また、平成28年度へ繰り越すべき財源はないことから、実質収支額は形式
収支額と同額となりました。
算概要の7ページをご覧ください。
続きまして、歳入決算の状況でございますが、決算概要で説明させていただきますので、決
歳入総額は9億9,362万8,000円となり、前年度と比べますと2,088万3,000円の増額、2.1%
増となりました。増額の主な要因といたしましては、介護保険料について額の改定や制度改正
に伴う財源構成の引き上げがあったことによるものです。
次に、歳入決算の主な特徴についてご説明をいたします。
1款介護保険料でございますが、1億8,406万4,000円で、前年度と比べますと1,672万円の
-154-
増となりました。収納率は横ばいであるものの、制度改正により第1号被保険者の保険料にお
ける所得段階が6段階から9段階に細分されたことに伴い、財源構成においても21%から22%
に引き上げられたことによるものでございます。
2款使用料及び手数料は2万8,000円で、介護保険料の督促手数料でございます。
3款国庫支出金ですが、2億1,933万5,000円となり、保険給付費や地域支援事業費の増に伴
い法定割合分が増となったことから、前年度と比べ901万6,000円の増となりました。
4款支払基金交付金は2億5,371万5,000円となりました。社会保険診療報酬支払基金から交
付される第2号被保険者の保険料であり、国庫支出金と同様、保険給付費や地域支援事業費の
増に伴い法定割合分が増となるところですが、第1号被保険者の保険料の財源構成が引き上げ
になった一方で、第2号被保険者においては29%から28%に引き下げられたことから、前年度
と比べ552万5,000円の減となりました。
5款県支出金ですが、1億4,042万2,000円となり、前年度とほぼ横ばいでございますが、介
護給付費の伸びにより県の法定割合分も増となることから、実績に伴う不足分については精算
により追加交付されます。
6款繰入金は1億5,275万7,000円となり、前年度と比べますと1,767万9,000円の減となりま
した。主な要因といたしましては、保険給付費や地域支援事業費の増に伴う町の法定割合分が
増となるものの、介護給付費準備基金からの繰り入れを1,840万円減額したことによるもので
す。
7款繰越金は4,314万9,000円となり、前年度からの繰越金でございます。
8款諸収入は15万8,000円ですが、認定調査の受託事業による収入や給付費返還金であり、
平成26年度において、交通事故等による第三者納付金があったことから減額となりました。
次に、歳出決算でございますが、決算概要の8ページをご覧ください。
歳出総額9億6,826万2,000円、前年度と比較いたしますと3,866万6,000円の増額、4.2%増
となりました。保険給付費の増加が主な要因となっております。
1款総務費ですが、職員人件費を含め、介護保険料賦課徴収や介護認定調査などの事務費に
係るもので、2,271万1,000円となりました。制度改正に対応するためのシステム改修を行いま
したが、職員の配置がえに伴い、人件費が減となったことから、前年度と比べ589万7,000円の
減となりました。
2款保険給付費でございますが、居宅サービス、施設サービス、高額介護サービスなどに係
る給付金で、9億1,325万9,000円となり、前年度と比べますと3,631万6,000円の増額となりま
-155-
した。要支援の方の介護予防サービス諸費で減額となったものの、要介護者の方の介護サービ
ス諸費において増となりました。制度改正により、介護報酬のマイナス改定、特別養護老人ホ
ームの入所が要介護3以上に限定されたことなどにより、施設給付費の減を見込んでいたとこ
ろですが、入所者の増のほか介護度の入所要件がない老人保健施設の利用の増加により、施設
サービスが増えたことが主な増額要因となります。
また、施設利用に伴う居住費、食費などの補足給付を行う特定入所者介護サービス費におい
ても増となったことが、給付費増額の要因となっています。
3款地域支援事業費でございますが、2,146万5,000円となりました。転倒予防や生活機能の
維持改善を目標とした鶴亀教室、鶴亀クラブ、元気いきいき教室、ほのぼの健康教室など、介
護予防事業を実施したほか、介護費用適正化のための介護給付費明細通知や、家族介護支援の
ための家族介護用品給付券の交付を行いました。増額の要因といたしましては、主任介護支援
専門員の採用に伴う職員人件費の増によるものです。
4款諸支出金は1,082万7,000円となり、前年度の保険給付費や地域支援事業費に対する法定
割合分の平成26年度精算であり、国・県支払基金への返還、町一般会計への精算繰り出しのほ
か、過年度の介護保険料の還付を行いました。
以上、平成27年度歳入歳出決算の概要を申し上げましたが、
決算審査意見書におきましてご
指摘をいただいております事項につきまして、充分分析、検討を行い、今後の財政運営を進め
てまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
以上で説明を終わります。
綱島監査委員。
○議長(大地達夫君) ここで
綱島監査委員より監査報告をお願いいたします。
○
代表監査委員(綱島 勝君) それでは、平成27年度の御宿町介護保険特別会計歳入歳出決
算につきまして監査報告をいたします。
平成28年8月24日、役場会議室におきまして、
伊藤監査委員とともに地方自治法第233条第
2項の規定により監査いたしました
決算報告書並びに関係書類は、いずれも関係法令に準拠し
て適正に作成されており、関係諸帳簿により精査、照合した結果、その計数及び会計記録は正
当であると認められました。
なお、詳細につきましては平成27年度御宿町
決算審査意見書によって報告してございます。
よろしくお願いします。
○議長(大地達夫君) これより質疑に入ります。
-156-
10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
平成27年度御宿町介護保険特別会計決算ということでございますが、ただいまの説明により
ますと、本会計は第6期介護保険事業計画の初年度であるということの説明であるわけであり
ますけれども、対前年度比での決算の説明をいただいたわけでありますけれども、計画の数値
との乖離があるのかないのか、その特徴点があるのかないのかと。
と申しますのは、たしか介護保険会計におきましては、都合3年度の需要サービスを見込ん
で保険料を算定するというふうにも伺っております。ですから、そういう面ではこの第6期、
要するに第5期の期間に第6期の計画をたしか策定しておったと思うんですね。そのときの予
測とこの1年経過した中での決算という中で、繰り返しますけれども、対前年度ではなく計画
との乖離があるや否やについて、特徴点があるのかも含めて説明をいただければと思います。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) この件につきましては、平成27年度の補正予算でも一度申し
上げさせていただきましたが、決算におきまして、27年度の計画値を上回っております。28年
度予算につきましても、計画値を上回った予算編成をさせていただいております。
積算誤りということではないんですが、介護給付費が伸びている状況でございます。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。
じゃ、その中で15ページでありますが、決算概要の中で、第1号被保険者の状況、要介護度
認定者の状況、そして一番下段がサービス利用者の状況ということで、これを見ますと、今お
っしゃったことの説明かなと思いますが、前年度と比べまして、年度末、3月末の利用状況が
83.6%から88.2%ということで、約5ポイントですね。それまで見ると、ほぼ横ばいもしくは
約2ポイント程度ですか。ということで、余り変化がないんですけれども、特に27年から28年
については大きく利用率が高まっているという表であろうかと思います。
そのことと、逆にもう一つ伺いたいのは、もともと保険でございますので、先ほど説明もい
ただきましたけれども、認定者や支援する方にとっての負担軽減を図っております。その一方
で、介護状態区分によって受給可能なサービスに制限があるなど、制度上個々のニーズに適応
できない面があるため、全ての認定者のサービス利用が困難な状況もありますというふうに先
ほど説明いただきましたね。
それで、例えば私なんかも相談を受けるのは、介護認定を受けても、その全てのサービスを
-157-
ます。
受け切れないという方も何人かいるようでございます。そういうことも含めまして、これが利
用率が88.2ポイントになっているということかというふうに思うわけでありますけれども、こ
の受給可能なサービスに制限があるなど、個々のニーズに適応できない面があるという具体的
な事例について説明を求めたいと思います。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 細かい資料がないということであれば、今私が一般的に、余り人数
はないんですけれども、何人かにそういう相談を受けたことがございます。そうした状況は多
分ほとんどの方がそうであろうなと。逆に一定の所得のある方については、介護保険以外も個
別の民間の保険でありますとか、さまざまなことを利用されているというふうにも伺っており
そういう中で、国保のほうも申し上げましたけれども、介護保険は全ての方が対象者となっ
ておりますので、当然その中には国保、先ほど申し上げました農業者だとか、商業者だとか、
そういう方も当然たくさんいらっしゃると、民宿だとか、商店主とかね。
ということでもございますので、そうした中で一般的にはそうすると、国民年金加入者が多
いのかなというふうに思うわけであります。そうしますと、最低年金というのは当然かなりの
低い額でございますので、例えば施設入所だと賄い切れないという中で、例えばせがれさん夫
婦とかが、家族でそういう費用を賄うという事例が多いんだろうなと思うんですね。そういう
中では、なかなかサービス全てを使い切れない部分が現実的にはあるのではないかというふう
に思うわけであります。
そういうことも含めまして、それを地域支援事業、ホームヘルパーも含めまして包括支援の
ほうで支えていく、もしくは一般会計による保健福祉、老人福祉の中で支えていくんだろうな
というふうに思うわけでありますので、その辺は単なる帳面とか制度じゃなくて、その人の本
当に生活できる、安心して暮らしていける、介護を受けられる、それは制度の問題じゃないん
ですよ、ここはたまたま介護保険制度であるんですけれども、そこでどうしても支え切れない
部分というのは、当然町としてきちんと生活相談、要するに生活設計ですね、乗ってあげると
いうことが私は非常に大事じゃないかというふうに思うんですけれども、そういう形でよろし
いのか。またそうした対応をとっていただけるのかどうかについて伺いたいと思います。
○議長(大地達夫君) 埋田保健福祉課長。
○保健福祉課長(埋田禎久君) 先ほど説明した中にありましたけれども、27年度からの主任
ケアマネを採用いたしまして、社会福祉士、保健師と3職種がようやくそろった状態となりま
-158-
した。このことによりまして、より専門的な相談を受けることができます。また、いろんな事
例も解決してきております。
今後も町民の方のいろいろな相談に乗りまして、解決に向けて助言等、または補助等してい
きたいと考えております。
○議長(大地達夫君) 10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 了解いたしました。
本町では、事業所ではなくて町が直営で包括支援センターを運営しているというふうにも伺
っております。決して高齢者の方が路頭に迷わないようにしっかりと、いわゆるワンストップ
サービスで御宿町は対応できるというふうに思いますので、きめ細やかな事務を引き続きとっ
ていただきたいというふうに思います。
また、そういうことの中で適切な介護、また、健康づくりの中で介護保険料の縮減ですか、
本案につきましては、討論を省略して採決いたします。これにご異議ありませんか。
究極的にはそういうものも図っていただきたいと思います。
以上です。
○議長(大地達夫君) ほかに質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 質疑なしと認めます。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
これより採決を行います。この採決は、挙手によって行います。
議案第12号に賛成の方は挙手願います。
(挙手多数)
○議長(大地達夫君) 挙手多数です。
よって、議案第12号は原案のとおり認定することに決しました。
─────────────────────────────────────────────────
◎議案第13号の上程、説明、質疑
○議長(大地達夫君) 日程第5、議案第13号 平成27年度御宿町
一般会計歳入歳出決算の認
定についてを議題といたします。
田邉企画財政課長より議案の説明を求めます。
田邉企画財政課長。
-159-
てご説明申し上げます。
お開きください。
○企画財政課長(田邉義博君) 議案第13号 平成27年度御宿町
一般会計歳入歳出決算につい
初めに、歳入歳出決算収支でございますが、決算書の115ページ並びに決算概要9ページを
平成27年度
一般会計歳入歳出決算は、歳入総額で36億8,875万2,973円、歳出総額34億3,450
万6,858円で、歳入総額から歳出総額を差し引いた形式収支額は2億5,424万6,115円の黒字決
算となりました。また、平成28年度へ繰り越すべき財源3,303万1,120円を差し引いた実質収支
額は2億2,121万4,995円となり、実質収支の額の標準財政規模に対する実質収支比率は9.1%
続いて、歳入決算の状況でございます。決算概要の4ページをご覧ください。
歳入総額36億8,875万3,000円、前年度と比較しますと2億7,645万9,000円、8.1%の増額と
となりました。
なりました。
歳入決算の主な特徴についてご説明いたします。
1款町税の決算額は8億8,421万8,000円です。前年度と比べて3,518万4,000円の減額となり
ました。各税目の内訳につきましては、決算概要19ページをご覧ください。
主なものを申し上げます。
まず、個人町民税の決算額は2億8,155万5,000円で、所得割のうち主に営業所得の減により、
前年と比べ973万1,000円の減額となりました。
固定資産税の決算額は5億1,280万5,000円で、このうち土地分につきましては1億4,921万
6,000円、家屋分については3億766万1,000円となり、固定資産の評価がえの影響により、土
地分は前年度に比べ1,567万3,000円、家屋分は1,454万9,000円の減額となりました。
4ページにお戻りいただきまして、2款地方譲与税以降は、内容や増減に特徴のある項目に
6款地方消費税交付金の決算額は1億2,576万6,000円で、地方消費増税の影響により5,097
ついてご説明いたします。
万2,000円の増額となりました。
比べ302万円の増額となりました。
8款自動車取得税交付金の決算額は1,055万9,000円で、販売単価の増などにより、前年度に
10款地方交付税のうち普通交付税の決算額は11億8,080万3,000円で、人口減少等特別対策事
業費の創設などにより、前年度と比べ1億7,254万円の増額となりました。
特別交付税の決算額は8,643万2,000円で、前年度とほぼ同規模の額が交付されました。
-160-
した。
12款分担金及び負担金の決算額は2億631万円で、保育所運営費負担金の収入科目が、13款
使用料及び手数料に変更となったため、前年度に比べて1,860万4,000円の減額となりました。
13款使用料及び手数料の決算額は8,966万1,000円で、保育所運営費負担金を当科目で使用料
として収入することとなったこと、及び観光施設の使用料が増加したことなどにより、前年度
と比べ2,450万円の増額となりました。
14款国庫支出金の決算額は2億4,859万3,000円です。主な内容は、介護給付事業負担金、地
域住民生活等緊急支援交付金、児童手当負担金、臨時福祉給付金事業補助金でございます。地
域住民生活等緊急支援交付金の交付などにより、前年度と比べ6,150万9,000円の増額となりま
15款県支出金の決算額は2億1,418万7,000円です。主な内容は、保険基盤安定負担金、介護
給付事業負担金、地域グリーンニューディール基金事業補助金、産地水産業強化支援事業補助
金でございます。地域グリーンニューディール基金事業補助金、産地水産業強化支援事業補助
金の交付により、前年度と比べ4,322万1,000円の増額となりました。
16款財産収入の決算額は2,448万円で、町有地の売り払い収入があったために、前年度と比
べ557万円の増額となりました。
17款寄附金の決算額は6,507万1,000円で、全て活力あるふるさとづくり基金寄附金でござい
ます。返礼品の充実などにより、前年度と比べ6,216万2,000円の増額となりました。
18款繰入金の決算額は2,585万7,000円です。平成26年度に地域の元気臨時交付金基金の繰り
入れがあったため、前年度と比べ4,489万6,000円の減額となりました。
21款町債の決算額は1億9,870万円です。主な内容は、臨時財政対策債、中山間地域総合整
備事業債、認定こども園建設事業債でございます。前年度と比べ950万円の増額となりました。
次に、歳出決算でございます。5ページをご覧ください。
歳出総額34億3,450万7,000円、前年度と比較しますと2億358万7,000円、6.3%の増額とな
りました。翌年度への繰り越し事業費を除いた執行率は98%でございます。
それでは、歳出決算の主な特徴についてご説明いたします。
1款議会費は、議員の活動経費や議会の運営に係る経費を支出し、決算額は7,475万円でご
ざいます。
2款総務費は、全般的な管理事務、企画調整事務、財務管理事務、各種統計調査、戸籍、徴
税、選挙等に係る経費を支出し、決算額は7億6,504万2,000円でございます。平成27年度は、
国の経済対策による地域住民生活等緊急支援交付金事業の実施や、活力あるふるさとづくり基
-161-
額となりました。
金寄附金の収入に対応した基金積み立てのほか、社会保障・税番号制度に対応するためのシス
テム改修などを行いました。これらの事業実施により、前年度と比べ1億1,106万8,000円の増
3款民生費は、社会福祉、障害福祉、児童福祉等に係る経費を支出し、決算額は9億2,093
万9,000円でございます。平成27年度は御宿認定こども園の建設に係る建設設計業務等のほか、
低所得者等に向けた臨時福祉給付金事業を実施しました。国民健康保険特別会計繰出金が増額
になるなど増加要因があるものの、平成26年度には児童福祉施設建設等基金積立金があったこ
とにより、前年度と同規模となりました。
4款衛生費は、感染症予防、保健健康指導、環境衛生、じん芥処理、し尿処理等に係る経費
を支出し、決算額は5億514万3,000円でございます。平成27年度は、保健衛生に関しては中学
3年生までの医療費補助を継続して実施したほか、環境衛生に関しては環境負荷に配慮したご
みの減量や資源化、道路、河川の美化活動に取り組みました。清掃センターの施設補修工事費
が減少したことなどにより、前年度と比べ1,065万3,000円の減額となりました。
5款農林水産業費は、農業委員会、農業生産基盤整備、水産資源確保、農漁業者支援等に係
る経費を支出し、決算額は1億1,950万5,000円でございます。平成27年度は、アワビの漁獲量
増大に向けた魚礁の設置工事を行ったほか、御宿産品の研究と普及活動、有害鳥獣対策の拡充、
新規の農業・漁業従事者の確保育成のための給付事業に取り組みました。これらの事業の実施
により、前年度と比べて4,836万9,000円の増額となりました。
6款商工費は、商工業の振興、観光施策に係る経費を支出し、決算額は1億6,975万4,000円
でございます。平成27年度は、消費を喚起するプレミアム付き商品券の発行や、外国語観光ガ
イドブックの作成、多言語観光案内看板の設置、おもてなしトイレの整備に取り組んだほか、
雇用対策として町内就業者への家賃補助や企業誘致・雇用促進奨励金制度を創設しました。こ
れら事業の実施により、前年度と比べ5,346万4,000円の増額となりました。
7款土木費は、道路や橋梁の維持補修費や改良費、河川管理費、公営住宅管理費などを支出
し、決算額は8,220万9,000円でございます。平成27年度は、平成26年度に詳細設計を行った地
曳橋について補修工事が完了したほか、老朽化した舗装や排水施設の修繕を進めました。地曳
橋補修工事の実施などにより、前年度と比べ671万4,000円の増額となりました。
8款消防費は広域消防及び町消防団の運営経費、消防施設の整備費を支出し、決算額は2億
916万6,000円でございます。平成27年度は消防団第8分団の消防ポンプ車を更新したほか、消
防団員の活動環境の改善等のために、団員報酬等の改正を行いました。前年度と比べ197万
-162-
5,000円の減額となりました。
9款教育費は、教育委員会、小学校、中学校、社会教育等の教育関係の経費を支出し、決算
額は1億9,693万5,000円でございます。平成27年度は中学校体育館に太陽光パネルを設置し、
避難所として使用した際の電力確保を図ったほか、小学校校舎のトイレの洋式化など、教育環
境の充実を図りました。平成26年に野球場トイレ改修工事や、小学校擁壁改修工事を実施した
ことから、前年度と比べ1,255万円の減額となりました。
最後に、11款公債費の決算額は3億9,106万3,000円でございます。平成24年度に借り入れた
中学校屋内運動場整備事業債の据え置き期間が経過したことなどから、前年度と比べて2,779
万5,000円の増額となりました。
なお、性質別歳出決算の状況につきましては、決算概要の6ページ、政策別歳出決算の状況
につきましては7ページにまとめてございます。また、財務書類につきましては、その分析等
も含め、10ページから18ページにまとめてございますのでご参照願います。
以上、平成27年度歳入歳出決算の概要を申し上げましたが、
決算審査意見書におきましてご
指摘いただいております事項につきましては、充分分析を行い、今後の財政運営に生かしてま
いりたいと考えております。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(大地達夫君) ここで
綱島監査委員より監査報告をお願いいたします。
○
代表監査委員(綱島 勝君) それでは、平成27年度御宿町
一般会計歳入歳出決算につきま
綱島監査委員。
して監査報告をいたします。
平成28年8月24日、役場会議室におきまして、
伊藤監査委員とともに地方自治法第233条第
2項の規定により審査いたしました
決算報告書並びに関係書類は、いずれも関係法令に準拠し
て適正に作成されており、関係諸帳簿により精査、照合した結果、その計数及び会計記録は正
当であると認められました。
なお、詳細につきましては平成27年度御宿町決算意見書によって報告させていただいてござ
います。よろしくお願いします。
○議長(大地達夫君) これより質疑に入ります。
1番、
瀧口義雄君。
○1番(
瀧口義雄君) 1番、瀧口です。
綱島さん、監査ご苦労さまでございます。
-163-
それでは、ちょっと四、五点まとめて質問させていただきます。
まず、88ページ、一般職時間外休日勤務手当についてお聞きしたいと思います。
平成26年が713万円、今決算をやっているのが、27年度が1,166万4,000円、本年度が当初予
算1,598万8,000円で、今、働き方が問われております。一億総活躍でもどういう働き方をする
かと、また、都知事ですね、きのうですか、8時だよというような言い方をして、公務員、特
にほかの職業を持っていませんので、働いた分だけ適正に支払っているかという中で、まず各
課の執行状況という形でいいますと、各課大変なので、まとめて総務課長、お願いしたいと思
いますけれども、全体で結構です。
まず、時間外についての支払状況と単価ですね。また、休日出勤の支払い、代休があるのな
ら、代休の処理をどうしているかと。また、休日出勤の単価ですね。また、支払い状況と有給
の消化率ですね。代休があるかどうか質問して、ご答弁いただいてからにしたいと思います。
○議長(大地達夫君) 大竹総務課長。
いただきたいと思います。
○総務課長(大竹伸弘君) 一般会計ベースで、総額のほうでちょっとお答えを、一旦させて
まず、時間外勤務手当、平成27年度につきましては、時間外勤務手当につきましては846万
4,000円支出してございます。また、休日勤務手当については42万1,000円でございます。合計、
こちらの合計をいたしますと888万5,000円というような支出の状況でございます。
こちらにつきまして、昨年度と比較をいたしますと、時間外勤務手当、休日勤務手当合わせ
まして58万8,000円の増額というような状況にございます。これらにつきましては、例えばふ
るさと納税で非常に多くの寄附をいただいて、そのための処理の事務でありますとか、あと国
の関係になりますが、臨時福祉給付金ですとか、そういった単年度の事務があったことによる
ものというふうに考えてございます。
それから27年中になりますが、有給休暇の日数ということでございますが、こちらにつきま
しては、平成27年中は平均8.6日というような状況でございます。こちらにつきまして、平成
26年時点では9.1日ということでございますので、0.5日減っているような状況にはございます。
こちらにつきましては、平成27年から夏期休暇を従前から設けておりますが、こちらの日数を
3日から5日に変更し、それから取得の期間を7月から9月というものを、7月から10月に1
カ月間延長して27年は行いました。その中では、この5日間に対する取得率は4.76日というよ
うな平均の状況でございます。こうしたものも踏まえた中では、若干有給休暇に影響したのか
と。トータル的には増やしていかなきゃいけないんですが、この部分が切りかわりの年で影響
-164-
したのかなというふうには考えてございます。
○1番(瀧口義雄君) 単価が抜けている。
○議長(大地達夫君) 大竹総務課長。
○総務課長(大竹伸弘君) 時間外勤務手当の単価につきましては、個人の単価に、時間外で
すと1.25ですとか、休日の場合は1.35とかそういった係数を掛けた金額で支払うということに
なりますので、個々の単価というふうになります。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 1,166万円のこの内訳がどうなっているか。足しても880万円ですよね。
そういう中で、ほかの勤務手当が入っているんでしょうけれども、時間外休日勤務手当と、あ
と残業というか、時間外が840万円、確かに予算ベースでも約400万円ですか、そのくらい上が
っていますから、当然処遇をよくしているという中で、代休という形の休日出勤の処理はない
ということでよろしいんですね。
○議長(大地達夫君) 大竹課長。語尾までゆっくり発言しましょう。
○総務課長(大竹伸弘君) 申しわけありません。代休の処理につきまして、今手元に数字は
持っておりませんが、代休処理は、勤務をして、そのかわりの日を休むということも勤務管理
上必要なことだというふうに考えておりますので、日数は発生しておりますけれども、数字の
ほうは手元に、申しわけありません、持ってございません。
○議長(大地達夫君) 今決算書ですか、予算書ですか。
瀧口義雄委員。
○1番(瀧口義雄君) 1番、瀧口ですけれども。
総計、時間外とか、それを総計すれば1,166万円になるわけですよ。ところが、予算はそう
いう形で載っていますけれども、決算で載っていないから、じゃ、その内訳は、電卓がないで
すから、総計して出すのが普通じゃないですか。
じゃ、各課で1つずつ足していって言ってください、それなら。そういうことでしたら、各
課の時間外と休日出勤と勤務手当と、足して幾らになるかということですよ。決算に載ってい
ますから。それを各課でやると大変でしょうからまとめてやってくださいと。
休日出勤を代休で処理すると、それを、仕事して疲れているから有給という処理は、ちょっ
と言いわけとしてはよくないんじゃないですか。というのは、さっきの有給の話だと消化率
8.1と、通常20日いただけると、繰り越していくという形では40日あると。40日までないでし
ょうけれどもね。そうしたら、それが残ったら休日出勤がまた代休の部分が残っていると、現
-165-
金決済が普通なんじゃないですか。本人が希望すればともかく、現金支給しないという方針で
すか。というのは、この1,166万円、これは補正がないんですよ。減額、増額が全然ないんで
すよ。ということは、宛てがいぶちみたいな形で、それで計算しているんじゃないかなと思う
んですけれども。
課長、この1,166万円ね、さっき言った。それについては、要するに増減がないんですよ。
ぴったりそれでおさまっているんですよ、決算書で。ということは、そういう処理の仕方をし
ているんですか。
○議長(大地達夫君) 大竹総務課長。
○総務課長(大竹伸弘君) 当初予算の中におきまして、人件費の明細の部分での1,166万
4,000円ということ、これは当初予算の計上額で、時間外とそれから休日勤務手当ということ
で計上させていただいた額でございます。先ほど申し上げましたのは、この枠の一般会計の中
で、27年度の決算において支出した額ということでございます。
それから、先ほどちょっと言い方が私のほうちょっとよろしくなかったかもしれませんが、
要は週休、休みの日に、週の中で休みとされている日に出た者を代休で処理するというのを推
奨しているということではありませんし、支払いしないということではなくて、ただその勤務
の仕方としては常にお金だけだと、例えば結果的に休めなかったらという観点もありますので、
そうした処理もさせていただく場合があるということでございます。
○議長(大地達夫君) 答弁漏れありますか。
1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 休日出勤が、要するに週休2日制だという中で休みをとれということ
はわかりますよ、それは理屈としては。でも、本来働いたものは現金ですよ。現金で請求した
ら払うということでよろしいんですね。
というのと、さっき言ったように、予算ベースと決算ベースが同じなんですよね。違います
か。じゃ、27年度当初が1,166万4,000円ありますけれども、これは減額でも増額でもいいです
けれども、補正されているんですか。わからないなら後で計算しておいてください。
○議長(大地達夫君) 大竹総務課長。
○総務課長(大竹伸弘君) 記憶の部分でございますが、年度の途中で、例えば先ほど申し上
げたふるさと納税の関係で、やはりかなり事務が非常に大変になっておるということで、補正
をさせていただいたという記憶はございます。
先ほどの一千何万円というのは、当初予算の中での予算の中に計上されておる金額というこ
-166-
とで、今回先ほど申し上げた888万5,000円といいますのは、27年度の決算において、そうした
補正の部分による執行も含めまして、実際に支出をした額ということでございます。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) よく話が伝わっていないようですけれども、1,166万円云々は、さっ
きのところで、88ページのそれを総計するとそうなるんですよね。確かに夏の時期とか、いろ
んな時期、例えば税務課は申告の時期と精算の時期ね、観光課は夏のシーズンとかイベントで
忙しいと。いろんな形のもので、それはそういう形で事業をやっていくのはわかっています。
時間外が出ていくのはわかっていますけれども、そうしますと、これだけで約880万円ぐらい
だと、あと勤務手当があると。じゃ、残り全部勤務手当なんですか。
というのは、28年度のこの予算書の中に、27年度の決算ベースとは言わないんですけれども、
予算でそう載っているじゃないですか、ぴったんこで。変更がない。28年度の予算書の時間外、
休日等々載っているんですよ。あなたたちが出したものを私は出しただけで、計算がとろいか
ら電卓で全部を集計することはできないけれども、あなたたちはデータでぴっと出るでしょう
から、そういうことを聞いているんですよ。じゃ、残りの約300万円はどこへ行ったんですか
ということなんですよ。それは後で結構です。
次にいきます。ページ45、報償費。ON19サミット参加報償。まずこれについて、21万420
円ですね。これについて、予算執行とどういう効果があったのか。あと支払明細ですね。
○議長(大地達夫君) 田邉企画財政課長。
○企画財政課長(田邉義博君) ON19サミット参加報償の21万420円でございますが、これ
はON19サミットの開催に係る参加者の報償でございます。学生26名、先生2名、あと住民15
名、これ1回目でかかりまして、2回目は学生の津田沼から御宿までの電車賃ということで2
万1,420円、それと参加していただきました住民の皆さん6名分、3,000円掛ける6名分という
ことで、合計で21万420円の支出をさせていただきました。
1回、2回と2回年度内に、昨年の10月には総合戦略をつくりましてからやりまして、これ
によって町の概要等を、ディスカッションなどを2回していただきまして、これがもとになり
まして今年度商工会青年部と一緒に、御宿工務店という小学生とご家族、あと学生さんで、一
旦岩和田小学校のほうで、工務店ということで遊具のような、また公園で使えるようなベンチ
のようなものを一緒につくろうというのを、1回企画しております。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) CCRC、この間ちば総研がそのプロポーザルで選定されましたけれ
-167-
ども、あそこにも学生交流という言葉がいっぱい載っています。また、大学連携という形が載
っていますけれども、これを見ると1校だけという感じなんですけれども、総務課の行政班の
ほうの資料で、御宿に学生交流というか、いろんな形で調査研究している大学がずらっと載っ
ています。そういう中で、何で1者だけだったんですか。ずっとCCRCのやつを見ても、1
校だけなんですよ。包括協定、地と知の連携で結んでいます。それはわかりますよ、今後は。
私の記憶しているのは、ちょっと後にしますけれども、今後こういう形でやる場合、多種多
様の大学があるわけですよ。1校だけじゃなくて、そういうものが必要じゃないですか。きの
うも申しましたけれども、大学によって、また総合大学からいろんなものがありますけれども、
そうじゃなくて体育関係だ、レクリエーション関係なら武道大学もある。医療、福祉、介護な
ら亀田医療大学、順天堂、千葉大の医学部、貸し農園でしたら千葉大の園芸学部、東京農大
等々、それに準じたものがあるじゃないですか。テーマによって違ってくるわけでしょう。
工学院の学生も来ている。補助なんか全然もらっていない、手弁当ですよ。この差は何なん
ですかと。開かれた町、協働のまちづくりと言っている中で、1者だけじゃないですか、1校。
何でそんなに偏ってしまうんですか。去年包括協定を、その部門によって結んだらどうですか
といって、1年過ぎています。
それともう一つ、一番大事なことは、前木原総務課長がこの包括協定、地と知の連携じゃな
いですよ。そのときに予算は使いませんと。だから議決案件ではないと言ったじゃないですか。
僕ら何度も議決すればそれはそういう形のほうがいろいろとよろしいんじゃないですかと、そ
れ本人が言っているんですよ。予算は使いませんと。ただしと1項だけ入りましたけれどもね。
教育課であそこに行くのだけは了解してくれということは言っていましたけれども、それはず
っと継続してやっていますから。スカイツリーですけれどもね。それは了解しています。
こういう事業に金がかからないと、大学に関しては費用は使わないという言い方をした。そ
れで議決案件じゃないんですよ。でもこれお金でしょう。その違いはどうなんですか。
今後は地と知の連携があますから使いますよ。どっちを使っていくのか、私なんかわからな
いですから。同じ大学で2つあると、前も言ったじゃないですか、精査しなさいと。これだっ
て5年後どうなるかという話もありますけれども、お金を使わないと、使っているじゃないで
すか。これは条例で決まっているんですよ。木原総務課長、前のね、それは使わないと言って、
今もって議決案件じゃないんですよ。だから予算使わないと。空手形だったらわかるんですよ、
でも現金ですから。
○議長(大地達夫君) 田邉企画財政課長。
-168-
○企画財政課長(田邉義博君) ON19サミットにつきまして、今工大だけだというようなご
指摘をいただきまして、確かにそのとおりでございますが、この件に関しましては、前にも滝
口一浩議員さんからご質問いただいておりまして、その1校に絞るということではなく、その
時々のテーマによって、いろいろ開いていきたいということを答弁しております。今後もその
ようなスタンスで、必要に応じてはほかの大学も入っていただく等、考えております。
また、千葉工業大学との包括連携協定につきましては、締結前に総務委員会議員協議会で、
その点についてのご説明をしたというような記録を見ておりまして、協議の際に参酌いたしま
した全国議長会の議事調査部の見解では、協定の締結後に具体的な予算項目が発生した場合に
議決を求めることとなるという、それで担保されるものと考えるというようなことで、ご了解
をいただいているものと認識しております。
○議長(大地達夫君) 1番、
瀧口義雄君。
○1番(
瀧口義雄君) おっしゃるとおりですよ。予算かかるような状態ができたら、議案と
して出してくるということは聞いておりますよ。出していないじゃないですか。予算執行終わ
っているじゃないですか。年度内に出さないじゃないですか。監査どうなんですか。
監査は正当だと判断しているんです。僕はこの支出に関しては、真っ当に使われていると思
いますけれども、条例に反して執行しているんですよ。僕は使ってもらいたいんですよ。とこ
ろが、議案として出さないと言っているんですから。
御宿の議決すべき事件という条例がありますね、それで予算のかかるものは議決案件だとい
うことで、御宿は条例で定めております。何度も言ってあります。滝口議員も何度も言ってい
ます。予算がかかるなら議決案件にすると、そういうことも言っていましたよ。でも一向にや
らなかった。そのまま執行しちゃったじゃないですか。
監査、これは何にあたるんですか。あなたは正当だって言っているよ。
○議長(大地達夫君)
綱島監査委員。
○
代表監査委員(綱島 勝君) 今回の決算審査におきましては、予算に基づきまして支出負
担行為、そしてそれに基づき、その支出が終わった時点で支払命令、それに基づいて帳簿、そ
れから歳入歳出簿等、諸帳簿を調査して監査をしているわけでございます。例月監査とあわせ
て、決算監査もそういう形で行っているわけでございまして、支出負担行為や町長の決算によ
り、また支払命令も町長の支払いでございます。それが出納室で支払えということの中で、数
字が適正かどうか、そういうことについて審査しているわけでございまして、1つの案件につ
いて条例までひとつひとつ監査しているわけではなく、今回の決算については、そういう形で
-169-
正当であるというような形で認めたものでございます。
○議長(大地達夫君) 1番、
瀧口義雄君。
○1番(
瀧口義雄君) 1番、瀧口です。
監査、それやったら何でもスルーになっちゃいますよ。条例に基づいて審査すると書いてあ
るじゃないですか。その条例を知らないあなたは監査として問題がありますよ。そうでしょう。
これは私も少し勉強しました。広域でやっていますから。
条例に基づいて適正に予算審査するんですよ。ところが、あなたは条例は知らないと。議決
案件だということは、御宿町は条例をちゃんとネットで載せているんですよ。そういう中で、
条例に反して出しているんですよ。僕らはちゃんと使ってもらったほうがいいんですよ。とこ
ろが条例に基づいて出すと。読みましょうか、全部。読まなくて、あなたはずっとやっている
からわかるでしょう。それを知らないで監査にならないですよ。それは、出したんだと、使っ
たんだと、合っているから、合っていると言ったら監査法人なんか要らないですよ。
○議長(大地達夫君)
綱島監査委員。
○
代表監査委員(綱島 勝君) 一応、その予算に対して議決権があって、予算が議決されて
いるということをもとに、基づいて支出が行われているということの解釈でございまして、も
し予算の審議のときにそれが条例で出される前に支出するようなことであるんであれば、当然
またそこでいろいろと協議がなされるものじゃないかというふうに思います。
○議長(大地達夫君) 1番、
瀧口義雄君。
○1番(
瀧口義雄君) 予算審議、ここに書いてあります。議決どおりに執行されているかと
いうことは書いてありますよ。それはそのとおりです。議決のないものは専決処分ぐらいしか
ない、この災害みたいに。それは了解していますよ。
そうじゃなくて、議決のときに、議案のときに、大学1校だという話じゃない。執行したと
きにそうなんだから。それは僕らは知らない。議決して、1校だという、包括協定にかかわる
1校だって知らない。それはあなたの仕事だよ、監査の。条例に適しているかどうかというの
を監査するのがあなたの仕事だよ。それで条例に基づいていない執行が、数字だけ合っていて
正しいと言われるようなことじゃしようがないじゃないですか。明らかに条例に則していない
から、違反とは言わないけれども、則していない。それをあなたは知らないと言うんなら、話
にならないじゃないですか。田邉課長。
それで、執行できないんだよ。やるんなら議案として出してくれと、石井議員も前に言って
いましたよ。何度も言っています、私たちは。あなたたちは出さなかったんだ。僕ら大学の連
-170-
携は一生懸命やってもらいたいと、いろいろと関係ありますから。そういう中で、正当に適正
に働いてもらうような形にしなきゃいけないでしょうよ。後ろに隠してがちゃがちゃやるよう
な話じゃないでしょう。学生が堂々と来て、町と協力して、住民と協力してやるような執行を
しなきゃいけないでしょう。これ現実的に、条例で予算使わないって、前の総務課長が、やめ
た木原課長が言っているんですから。どうしようもないじゃないですか。それが正当だと言う
んですか。監査。おかしいじゃないですか、条例に予算は使わないというものを使っていると。
で、使うときは出すと、議案として。出していないじゃないですか。
地と知の連携はね、4月以降オールオーケーですよ。これは27年度の決算ですよ。
○議長(大地達夫君) ここで暫時休憩します。
─────────────────────────────────────────────────
○議長(大地達夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後 2時36分)
(午後 4時12分)
─────────────────────────────────────────────────
○町長(石田義廣君) 大変貴重なお時間を、長時間いただきまして、誠にありがとうござい
○議長(大地達夫君) 石田町長。
ます。
ここで、今問題となっています審議の対象となっております件につきまして、この御宿町議
会の議決すべき事件に関する条例についての私の見解、考え方を申し述べさせていただきます。
今問題となっておりますのは、この第2条の16項目めの「他団体と結ぶ提携及び協定のうち、
予算を伴うものの策定及び改廃」とございます。この第16項目めの理解について、非常に見解
の相違が私はあると。瀧口議員さんを初め議員の皆様方、わかりやすく言えば、包括連携協定
を結んだ千葉工業大学と連携を結んだことは条例違反じゃないかということでありますが、私
はそんなことは絶対にないという理解でございます。
そしてこの問題は、地方自治法に基づいて、別に各自治体が議決案件を設定することはでき
るということで来ているんですが、非常に項目が多過ぎる。これだったら全く町が進まない。
ここにひとつひとつやっていたら。だから私の見解は、ぜひ今後この内容について、議員の皆
様方にぜひ再検討していただいて、改正をお願いできればなと思う次第でございます。
全く私は、千葉工業大学と包括連携を結んだことが条例違反であると、法律違反であるとい
う認識は全くございません。これは深く、私の執行権、代表の執行権、代表権ともかかわりが
-171-
ございますから、そのような見解を申し上げまして……
(「議長、おかしいぞ」と呼ぶ者あり)
○町長(石田義廣君) 私の考えを述べさせていただきます。
あり)
○議長(大地達夫君) 瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) ご意見は賜りました。
(「包括協定を結んだらいけないって言っていないぞ、誰も」と呼ぶ者
まず、条例自身にいちゃもんつけること自体はおかしいんじゃないですか。これはこれで条
例で、悪法でも何でも条例ですよ。それがおかしいと言うんなら、日本にいられないですよ。
というのと、包括協定を結ぶのが、千葉工大と包括協定を結ぶのがいけないなんて誰も言っ
ていないじゃないですか。議決案件にしたほうが予算を使うなら、より有効的に使えると、そ
れを議案として出してこない。そしてこの議案自体が変だと言われたら、審議も何もできない
じゃないですか。私たちは、可決された条例、また、この条例が法律に違反しているんなら、
これはみんな謝らなきゃいけないよ。こっちサイドとしては。条例に違反していないんですよ。
法律に基づいて条例を制定したんです。それで、全部計画、全てこれ予算を伴う計画ですよ。
だから審議するに必要にあって、条例にしたんですよ。
この包括協定は、予算を使わないとさんざん言っているじゃないですか。そこが違うんです
よ。今度は地と知の連携のやつは、議決されていますから、それは使えますよ。それは28年度
からです。それが、法律がおかしいとか、包括協定云々が、私たちは言っていないじゃないで
すか。
千葉工大と議案として出してくれば誰も反対しなかったですよ。と思います。それはほかの
議員はわからないけれども。明らかにこの条例に基づいて執行された予算、これが包括協定の
15、16、これに値すると、だから違反していると。あなたは違反していないと言って、これ自
体がおかしいと言ったら、こんな議論できないですよ。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) この条例の内容につきましては、私も今後よく研究はいたしますが、
わざわざここに、協定のうち予算を伴うものと書いてありますけれども、現時点の私の見解は、
予算を伴わない協定などあり得ない、ないんじゃないかというような気がいたします。わざわ
ざここに書いてあるのは、協定時に予算を伴うものと私は今現時点では理解しておりますけれ
ども、協定時には予算を伴わなかったからあの協定を結ばせていただいた。その後に、いろい
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ろな、当然のことながらいろいろな予算が発生する。その都度予算については審議をいただく。
これが普通の形かなと考えているところでございます。
現時点の私の見解はこのようなものでございます。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 要するに予算がかかってくるということが想定される協定なんですよ。
それで、何を言っているかというと、田邉課長は、先ほど言ったように、予算がかかるとき
には議案として出すということを隣の隣で言っているんですよ。町長と見解が違うんです、そ
れは。もう一回読み上げてください。
予算がかかるようなときは、議案として出すということをあなた言ったでしょう。やくざも
んじゃないんだから、言った言わないは言わないで、ね。そういう中で、事務方は予算がかか
るような、はっきり言って金がかかるような事業が出たら議決案件としますと言っているじゃ
ないですか。この条例自体がおかしいというなら議論できないですよ。そうしたら何でもあり
になっちゃいますよ。
はい、田邉課長、読み上げてくださいよ、はっきり。
○議長(大地達夫君) 私から一言、現実に今執行されている条例に関して、それがいい悪い
という議論はいかがなものかという気がします。
それは置いておいて、これは決算議会でございます。もう一度そちらに話を戻していただき
たいと思います。
1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 議長のおっしゃるとおりだと思っています。この条例悪い云々じゃな
くて、決算がいいかどうかという中で、私は執行した21万何がしがね、ということを言ったら、
担当課長は予算を伴う場合はという話をしたから、条例に反していると言っただけですよ。
この条例に基づいて予算執行をなされたということが、この条例に反していると。現実的に
これ予算案の話で、決算の話です。そういう形でこれは条例に則さないという言い方をして、
その条例自体がおかしいと言ったら、もうやっていられないですよ。
(「おかしいよ、議長、そのまま進めるのは」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 審議を続けます。
ほかに質問ありませんか。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 1番、瀧口です。
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これでこのまま議論を終わりにするんですか。議長。
○議長(大地達夫君) サミットの件に関しては、既に3回を超えておりますので……
○1番(瀧口義雄君) いや、サミットの件じゃないよ。そうかもしれないけれども、私は違
反だと、則していないと言って、法律自体がおかしいと、後で見直してくれと。これであなた
終結しちゃうんですか。
○議長(大地達夫君) 条例違反ということの討議があったということですね。
○1番(瀧口義雄君) 聞こえない。
○議長(大地達夫君) 条例違反というテーマに変わったということですね。
○1番(瀧口義雄君) だから条例違反じゃなくて、予算執行が、この条例に、御宿町の議決
された条例に沿っていないということを言っているんですよ。そうしたらこれ自体がおかしい
といったら、どこで議論するんですか。
私は予算執行が、予算は議決しましたけれども、執行にあたってそういう状態、包括協定に
お金を使わないというものに対して、それはこれに反しているよと言った中で、田邉課長は、
そういうときは先に、事業執行の前にこの議案を出すというのがという話をして、結局出さな
かったということで、この条例に反しているということを認めているんですよ。
それで町長は、この予算を伴うといったら全部なるということがおかしいと言っている。私
たちは議決すれば、それで予算オールマイティーですよ。それをこれに言われたんじゃ困りま
すよ。こっちの人がこの条例を可決したの、これはおかしいと言われている。このこと自体が、
それはそっちが言ったからこう言っているので、3回云々の話じゃないでしょう。
私は予算執行はという話の中で、条例自体が変だと、はっきり言えばこれが、この条例自体
がおかしいと言っているんだから。今ある条例で私たちは審議しているんですから。終わりに
(「議長、議事進行」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 議事進行の声が出ましたが、進めてよろしいですか。
しないでください。
10番、石井芳清君。
○10番(石井芳清君) 10番、石井です。緊急発言をさせていただきます。
ただいまの町長の発言は、議会を冒瀆するものであると理解いたします。
御宿町議会は、憲法、条例に沿って運営していると確信しているものでございます。そして
また、そうであるならば、現年度内に訂正を長として求めるべきであるというふうに理解して
おります。現年度内にそういう対応がなかったと私は理解をしております。
-174-
でありますので、町長も憲法、条例に基づいて予算を執行したというふうに理解をしており
ます。そうであるならば、全く議会は不毛であります。審議する要件はありません。
議長、それでよろしいんでしょうか。
○議長(大地達夫君) 町長からはコメントございますか。
石田町長。
○町長(石田義廣君) 先ほど申し上げましたけれども、この条例に関する私の理解が、今、
瀧口議員さんを初め、問題になっている部分で理解が異なっているという、私は認識をしてお
ります。そういう中で、具体的には、地域の包括連携協定ということが出ておりますけれども、
そのことについては、私はこの条例には触れていないのではないか、そういうことが私の基本
的な考えでございます。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 1番、瀧口です。
町長の言うとおり、その町長と大学とを結んだ包括協定は、それは包括協定で生きています
よ。ただ、そのときに執行するにあたっては、これに抵触するということをさんざん言ってい
るわけですよ。包括協定自身がアウトだとかセーフだとか、一言も言っていないですよ。それ
は、そういう形で任意で結んだやつだから、それはそれで結構なんですよ。ただ、それを、予
算を伴ったときにこれに抵触するという話ですから、わざわざ木原課長は、予算は使いません
ということを言ってきたわけですよ。だから、包括協定自身は違反でも何でもない。大変立派
な協定です。ただ、予算を使うときは、御宿町はこの条例があるから条例に則してくれと。田
邉課長が言ったじゃないですか。あなたの部下ですよ。予算を伴うような事業が出てきたら議
案として出すと。議事録を見てくださいよ。彼の言っていることが正当なんですよ。
事業はいろんな事業がある。そういう中で私たちが心配したのは、人が動けば金がかかる。
中で予算を伴わなくていいのかと、誰しも心配していたわけですよ。これはおかしいと言い出
したら、もう議論の余地はないですよ。はい。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) 今、瀧口議員さんがおっしゃっていただきましたが、地域包括連携協
定はそのまま生きているということでございます。しかし、予算を伴う場合はそのときに検討
する。それは予算を伴ったときに予算審議をお願いする。予算が伴ったときにもう一度戻って、
その包括連携協定のことをこの議案とか議題に上るという意味でおっしゃっておりますか。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
-175-
○1番(瀧口義雄君) 1番、瀧口です。
町長、それは条例をよく見てくださいよ。田邉が言っていることが正論なんですよ。それは
木原課長が言ったときも、予算を伴わないと。だからそのまま協定を結ばせくれと。町長の権
限で結ぶんですから、それはオーケーですよと。ただし、予算を伴うときは、田邉課長が言っ
たように、議案として出して正式に御宿町議会の議決すべき事件に関する条例、これに基づい
てやると。条例は生きているんですよ。予算を伴って、そういう事業が当然出てくる中で、そ
のときに条例として可決するということですよ。
はい、何度でも言いますよ。
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) 包括連携協定が生きていると、予算を伴うときには、また審議といい
ますか、審議するということは、包括連携協定自体を議案に出して、生きていれば議案に出し
て審議するは必要ないと思いますが、いかがですか。
○議長(大地達夫君) 1番、瀧口義雄君。
○1番(瀧口義雄君) 1番、瀧口です。
御宿町は反問権はないんだよ。まず言っておきます。
そういう中で、事業、この16、15もそうなんですけれども、事業を伴うような形、それは金
がかからないという言い方をしたから、予算を伴うんでしたら、その事業に対しては予算審議
があると、当然予算ですから議会を通らなきゃいけない。ただ、それともう一つ議案として、
議案というのは御宿町の議決すべき事件に出さなきゃいけないんですよ。それは田邉課長も木
原課長も、前のね、言っているんです。予算を伴わないから出している。町長が町長の権限で
結ぶと。今でも生きていますよ。誰も死んでいるなんて言っていないですよ。ただ、予算を伴
ったような事業が出てきたら、当然議決案件として、予算審議は当然予算だからしなきゃいけ
ないけれども、議決しなきゃいけないということをこの条例でうたっているんですよ。その条
例にいちゃもんつけちゃしようがないじゃないですか。
○議長(大地達夫君) 審議の途中ですが、暫時休憩します。
─────────────────────────────────────────────────
○議長(大地達夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後 4時31分)
(午後 4時49分)
─────────────────────────────────────────────────
-176-
○議長(大地達夫君) 会議は午後5時を過ぎる場合で、お諮りいたします。
間もなく午後5時になります。議事の都合により、会議時間を延長したいと思います。これ
◎時間延長の件
にご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
よって、会議時間を延長します。
ここで暫時休憩いたします。
議会運営委員会を開きたいのでご参集ください。
─────────────────────────────────────────────────
○議長(大地達夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
(午後 4時50分)
(午後 5時28分)
─────────────────────────────────────────────────
○議長(大地達夫君) 石田町長。
○町長(石田義廣君) 貴重な時間を長時間いただきましてありがとうございました。
先ほどの私の発言の中で、御宿町議会の議決すべき事件に関する条例にかかわります件につ
きまして、私の見解、また、この条例の改正に関する意見要望的な発言をさせていただきまし
たが、この改正に関する意見要望的な発言につきましては、言い過ぎであるということであり
─────────────────────────────────────────────────
ますれば、私はおわびを申し上げます。
◎日程の追加について
○議長(大地達夫君) お諮りいたします。
議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
会期の延長の件を日程に追加し、追加日程第1として議題にしたいと思います。これにご異
したがって、会期延長の件を日程に追加し、追加日程第1として、直ちに議題とすることに
決しました。
─────────────────────────────────────────────────
-177-
○議長(大地達夫君) 追加日程第1、会期の延長の件を議題にします。
◎会期の延長の件
お諮りいたします。
本定例会の会期は本日までと議決されていますが、議事の進行の都合により、10月14日まで
29日間延長したいと思います。ご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(大地達夫君) 異議なしと認めます。
したがって、会期は10月14日まで、29日間延長することに決しました。
─────────────────────────────────────────────────
◎散会の宣告
○議長(大地達夫君) 以上で本日の会議は終了いたしました。
長時間お疲れさまでございました。
(午後 5時30分)
-178-
...