富里市議会 > 2023-02-06 >
02月13日-01号

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  1. 富里市議会 2023-02-06
    02月13日-01号


    取得元: 富里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-31
    令和 5年  3月 定例会(第2回)告示第18号 令和5年第2回富里市議会定例会を次のとおり招集する。  令和5年2月6日                             富里市長 五十嵐博文1 期日 令和5年2月13日2 場所 富里市議会議場応招議員   1番 荒野峰之君      10番 沖田健二君   2番 河田厚子さん     11番 戸村喜一郎君   3番 國本正美君      12番 田口勝一君   4番 藤田 幹君      13番 大川原きみ子さん   5番 井上 康君      14番 布川好夫君   6番 柏崎のり子さん    15番 江原利勝君   7番 岡野耕平君      16番 高橋益枝さん   8番 鈴木英吉君      17番 猪狩一郎君   9番 櫻井優好君      18番 野並慶光君不応招議員  なし         令和5年第2回富里市議会定例会会議録(第1号)                  2月13日出席議員   1番  荒野峰之君          10番  沖田健二君   2番  河田厚子さん         11番  戸村喜一郎君   3番  國本正美君          12番  田口勝一君   4番  藤田 幹君          13番  大川原きみ子さん   5番  井上 康君          14番  布川好夫君   7番  岡野耕平君          16番  高橋益枝さん   8番  鈴木英吉君          17番  猪狩一郎君   9番  櫻井優好君          18番  野並慶光君           …………………………………………………欠席議員   6番  柏崎のり子さん        15番  江原利勝君           …………………………………………………地方自治法第121条の規定により、説明のため出席した者の職氏名  市長        五十嵐博文君  都市建設部長    相川裕史君  副市長       山根康夫君   教育長       吉野光好君  総務部長      粕谷幸夫君   教育部長      金杉章子さん  企画財政部長    鈴木隆次君   消防長       山室俊夫君  健康福祉部長    森 秀樹君   総務課長      五十嵐信幸君  経済環境部長    長谷川敏彦君  社会福祉課長    池田幸市君           …………………………………………………出席した事務局職員の職氏名  議会事務局長    高橋正浩    主査補       関口昌孝  主幹        岡村和宏    主査補       吉田貴一           …………………………………………………議事日程               議事日程(第1号)           令和5年2月13日 午前10時開議 日程第1 会期決定の件 日程第2 会議録署名議員の指名 日程第3 承認第1号及び同意第1号(説明・質疑・討論・採決)       承認第1号 専決処分の承認を求めることについて       同意第1号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについて 日程第4 議案第1号から議案第21号まで(説明)       議案第1号 令和5年度富里市一般会計予算       議案第2号 令和5年度富里市国民健康保険特別会計予算       議案第3号 令和5年度富里市介護保険特別会計予算       議案第4号 令和5年度富里市後期高齢者医療特別会計予算       議案第5号 令和5年度富里市水道事業会計予算       議案第6号 令和5年度富里市下水道事業会計予算       議案第7号 富里市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定について       議案第8号 富里市情報公開及び個人情報保護審査会条例の制定について       議案第9号 富里市情報公開条例の一部を改正する条例の制定について       議案第10号 富里市職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第11号 富里市長、副市長及び教育委員会教育長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定について       議案第12号 富里市手数料条例の一部を改正する条例の制定について       議案第13号 富里市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について       議案第14号 富里市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について       議案第15号 富里市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について       議案第16号 富里市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について       議案第17号 富里市工業団地企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について       議案第18号 富里市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定について       議案第19号 令和4年度富里市一般会計補正予算(第10号)       議案第20号 令和4年度富里市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)       議案第21号 令和4年度富里市介護保険特別会計補正予算(第3号) 日程第5 委員会提出議案第1号 富里市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について(説明) 日程第6 一般質問(会派代表)           …………………………………………………本日の会議に付した事件  1 開会  2 市長の発言  3 諸般の報告  4 会期決定の件  5 会議録署名議員の指名  6 承認第1号及び同意第1号(説明・質疑・討論・採決)  7 議案第1号から議案第21号まで(説明)  8 委員会提出議案第1号 富里市議会の個人情報の保護に関する条例の制定について(説明)  9 一般質問(会派代表)           ………………………………………………… △開会 午前10時00分 ○議長(野並慶光君) ただいまから令和5年第2回富里市議会定例会を開会します。             …………………………………              午前10時00分 開議             …………………………………出席議員  16名欠席議員   2名 柏崎のり子さん   江原利勝君 ○議長(野並慶光君) これから本日の会議を開きます。 本定例会におきましても、議会運営委員会確認のとおり、会議における新型コロナウイルス感染防止対策に努めた運営により行います。 また、タブレット端末を使用したペーパーレス会議を実施します。議案及び資料等につきましては、お手元に配信しておりますので、御了承願います。………………… △市長の発言 ………………… ○議長(野並慶光君) 日程に入るに先立ち、市長から発言の申出がありました。これを許します。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 定例会の開会に当たり、議長より発言のお許しをいただきましたので、令和5年度当初予算案をはじめ、諸議案の審議をお願いするに先立ち、私の市政運営に関します基本的な考え方など所信を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。 私は、市長就任以来、歳入改革を政策の一丁目一番地として次代へつながる行財政に向けた改革を推し進めてまいりました。 中でも、成田国際空港の機能強化による産業集積や、就業人口等の増加に対応した土地利用の誘導等を目指し、企業誘致専門員や企業立地支援制度によるサポートなどを行うとともに、土地利用の促進を図るため、市街化区域は用途地域を大幅に見直し、市街化調整区域については、市街化調整区域における土地利用方針及び地区計画ガイドラインの改定を行いました。 さらには、総合計画実現に向けた新たな手法として、千葉県条例の改正による規制緩和の要望を続けてまいりましたところ、令和4年12月定例県議会において可決され、企業立地の受皿が拡充されてきております。 そのような中、地区計画ガイドラインに沿った都市計画提案制度を活用し、企業による本社移転や複合型商業施設の立地などが進み、積極的な企業誘致が実を結び始めております。 一方で、本市の財政調整基金残高は、令和元年房総半島台風などの影響により、令和元年度決算では、約5億5,000万円となりましたが、令和3年度決算では、約20億円という近年にはない回復を果たし、財政再建への兆しが見えてきております。 今後は、歳入改革の取組をさらに加速するとともに、とみさと元気なまち宣言で示したように、子供から高齢者まで全てのニーズに合わせた行政サービス並びに地域や関係機関と連携した切れ目のない支援体制を強化し、市民の元気につなげてまいりますので、御理解、御協力のほどよろしくお願いいたします。 また、新型コロナウイルス感染症につきましては、長期にわたり感染防止対策に御尽力いただき、医療従事者の皆様をはじめ、市民の皆様並びに市内事業者の皆様には改めて敬意を表し、深く感謝申し上げます。 世界で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症との闘いが始まってから3年が経過しましたが、感染拡大が市民生活や社会経済活動に与えた影響は、想像以上に大きく、また長期に及んでおります。 一方で、政府は、重症化率が低く、抑えられている状況等に鑑み、季節性インフルエンザと同じ5類へ引き下げる方針を決定しております。 本市といたしましては、今後、5類への変更が速やかに行われ、また市民の皆様に混乱が生じないよう、国・県との連携により、周知等の徹底をはじめ、関係機関等との協力など、ウィズコロナ、アフターコロナでの対策について取り組んでまいりますので、御理解、御協力をお願いいたします。 次に、総合計画の基本構想に掲げる将来像「心ひとつに 未来に向かって飛び立つ 躍動のとみさと」の実現のため、歳入改革の強化、効果的な行政経営への発展、将来負担の抑制などを基本方針とし、令和5年度の予算編成を行いました。 各会計の予算規模につきましては、一般会計では、国の施策で実施した住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業や、新型コロナウイルスワクチン接種に係る経費の減額があるものの、市民ニーズにきめ細かに対応できる地域公共交通を目指すデマンド交通を推進する総務費のほか、統合型校務支援システムやICTを活用した教育の環境整備を推進する教育費の増額などの要因により、前年度と比較して0.3パーセント増の159億7,300万円、国民健康保険特別会計など、三つの特別会計では、前年度と比較して2.8パーセント増の95億9,441万円としたところでございます。 また、公営企業会計の水道事業収益は、前年度と比較して0.6パーセント減の10億1,894万8,000円、資本的収入は、前年度と比較して16.7パーセント減の1億1,000円、下水道事業収益は、前年度と比較して0.4パーセント減の9億8,620万2,000円、基本的収入は、前年度と比較して28.5パーセント減の1億1,225万6,000円としております。 令和4年度からスタートした総合計画では、豊かで美しい自然に包まれた富里の景色を守り、活力と創造力に満ちあふれた光り輝く富里の未来の景色をつくるため、市民一人一人が希望と活力を持って自分らしく輝いて暮らす10年後の富里の将来像として「心ひとつに 未来に向かって飛び立つ 躍動のとみさと」と掲げております。 この将来像を実現するために基本構想に掲げる八つの分野ごとに目指す未来の景色をまちづくりの目標とし、その実現に向け、前期5年間の施策の基本方針、展開を示した基本計画及びより具体的な3年間の各施策の柱となる事業を示す政策実行計画に沿って、主要な事業の概要について申し上げさせていただきます。 福祉のまちの景色では、「地域でつながり守り合う 子どもから高齢者まで全ての人が安心して暮らせる元気なまち」を目指します。 まず、地域福祉の充実につきましては、令和4年度に引き続き富里市社会福祉協議会へ市職員を派遣し、連携強化を図るとともに、福祉サービスに携わる民間事業所に向けたセミナーを開催し、人材の育成、包括的な相談支援体制の構築を進めてまいります。 次に、子育て支援の分野では、安心して子供を産み、子育てがしやすい環境づくりとして、子ども家庭総合支援拠点の強化を図るとともに、学童クラブの運営、幼児教育、保育の充実に努めてまいります。 また、子育て世帯の経済的負担を軽減するとともに、安心して子育てができる環境を整備するため、医療費の助成対象者を高校生等に拡充いたします。さらに、小学校、中学校に入学される児童の就学準備費用の一部として、市独自に入学お祝い金を支給し、次世代を担う子供たちを応援してまいります。 次に、住み慣れた地域で安心して暮らすことができる高齢者福祉の充実につきましては、令和6年度から令和8年度までを計画期間とする富里市高齢者保健福祉計画・第9期介護保険事業計画を一体的に策定するとともに、介護保険制度の安定的な運営を図るため、市内の介護サービスにおける人材育成支援に努めてまいります。 次に、障害者の暮らしづくりにつきましては、令和6年度から令和8年度までを計画期間とする第7期富里市障害福祉計画・第3期富里市障害児福祉計画を一体的に策定し、住み慣れた地域で自立した生活を送ることができるよう、総合的な障害福祉サービスなどの提供を実施してまいります。 さらに、子育て世代包括支援センターにおいて、母子保健施策と子育て支援施策を一体的に実施し、切れ目のない支援を提供しておりますが、伴走型相談支援と併せて経済的支援を行うことにより、妊娠期から子育て期を安心して過ごしていただけるよう支援の充実に努めてまいります。 次に、生涯を通じた健康な生活を実現する健康づくり・地域医療の充実につきましては、各種検診等の保健サービスの提供や医療機関との連携を図りながら、疾病の重症化予防対策に取り組むなど、市民の健康の保持増進を図ってまいります。 また、令和5年度では、包括連携協定を締結している順天堂大学の協力の下、新たに壮年期からの健康づくり教室を開催するとともに、健康な体づくりを推進するため、新たに子供の歯科健診時に併せて父母に対する歯科健診を実施するほか、地区保健推進員の協力の下、塩分摂取量を低く抑える工夫や、富里産の野菜を使い、おいしく食べるお勧めレシピを広報や市公式ホームページ等を通じて連載し、具体的な取組を推進してまいります。 さらに、次世代を担う子供たちにおいても、コロナ禍で体を動かす機会が少なくなり、子供たちの運動不足が懸念されることから、運動習慣の見直しの一つとして、多様な動きが含まれる鬼ごっこを取り入れた幼児期の運動遊びを展開することで、基礎体力の向上や体のバランス、コミュニケーション能力などが育まれるよう取り組んでまいります。 都市基盤の景色では、「誰もが暮らしやすい 未来へとつむぎ輝くまち」を目指します。 本市の富里市都市計画マスタープランに掲げる将来像の実現の一つである七栄北新木戸地区においては、市の玄関口にふさわしい良好な市街地形成を図るため、引き続き土地区画整備事業により、富里インターチェンジ前の14街区の整備を進めるとともに、早期の企業の立地が図られるよう取り組んでまいります。 また、本市の骨格となる道路ネットワークと地域交通の総合的な整備を推進するため、都市計画道路3・4・20号成田七栄線では、円滑な用地の協力が得られるよう取り組むとともに、流末排水の整備工事を実施するなど、引き続き令和8年度の完成を目指して事業を進めてまいります。 次に、子供から高齢者まで全ての市民が利用しやすい地域公共交通として、令和4年10月から市内全域にて運行し、多くの市民の皆様に御利用いただいております「新デマンド交通」につきましては、愛称が「キャロリン号」に決定いたしました。 この愛称は、富里北中学校3年生の生徒が考案したもので、ニンジンのキャロットと、運ぶキャリーを組み合わせ、幸せを運ぶデマンドであるようにという思いが込められていると伺っております。 市内小・中学校に通う児童・生徒の皆さんから募集し、決定した愛称「キャロリン号」は、包括連携協定を締結している日本大学理工学部交通システム工学科の学生の皆さんに作成していただき、市民投票を経て決定したロゴマークと組み合わせ、車両や停留所への掲示、制度の周知など、様々な場面で活用し、市民の皆様に親しみを感じながら御利用いただければと考えております。 キャロリン号は、今後も引続き、ドア・ツー・ドアの実証運行による検証などを行いながら、市民ニーズにきめ細かに対応できる地域公共交通を目指してまいります。 次に、上水道の安定供給につきましては、命を支える水の安心・安全な循環の推進を図るため、布設から年数が経過している石綿セメント管を耐震性の高い管へと更新を進めております。令和5年度は、久能地先において約600メートルの更新を予定しており、水道の安定供給の推進、地震による断水被害の軽減及び漏水防止を図ってまいります。 また、浄水場施設の老朽化に伴い、監視制御施設の更新を計画的に進め、水道の安定した供給に努めてまいります。 さらに、公共下水道の整備につきましては、老朽化した下水道施設の維持管理に努めるとともに、木戸前地区約200メートルと南平台団地約200メートルの管渠の布設工事を進めてまいります。 次に、デジタル化への推進につきましては、富里市DX推進計画に基づき、市民にやさしいデジタル化を推進するとともに、市全体におけるデジタル化に取り組んでいるところでございます。 令和4年度は、運用を開始したオンライン施設予約については、スポーツ施設に続き、新たに中央公民館、富里北部コミュニティセンター、中部ふれあいセンターにも導入するとともに、デジタル化への基盤整備として、市役所庁舎、中央公民館、社会体育館などの公共施設にWi-Fi環境を整備するなど、デジタル化の推進を図ってまいります。 安心・安全なまちの景色では、「災害などのリスクから地域を守り 安心して暮らせる安全なまち」を目指します。 まず、災害対策及び危機管理体制の強化につきましては、大規模災害が発生した際も、機能不全に陥らない強靭な富里市をつくり上げるため、災害への事前の準備や対策の取組が着実に実行できるよう、富里市国土強靭化地域計画を推進してまいります。 また、自然災害等に備えるため、行政、自主防災組織及び関係団体等と協力体制の強化を図るとともに、災害時に必要な備品の計画的な整備に努めるほか、市主催の土砂災害防災訓練に加え、各地域の自主防災組織と連携し、新型コロナウイルス感染症の影響により、訓練規模の縮小や訓練が中止となるなど、活動に制限があった地域においても、コロナ禍前の実践的な防災訓練を再開し、地域防災力の向上による災害対策を強化してまいります。 さらに、多様な危機への対応力を強化するため、有事の際に職員が迅速に行動するための危機管理指針等を適宜見直すとともに、防災行政無線や防災・防犯メール等を活用し、市民が必要とする情報の周知啓発などを実施するほか、危機管理体制の強化を図るため、千葉県防災行政無線設備の更新に対して、費用の応分負担をするなど計画的に施設更新を実施してまいります。 次に、消防力の安定的な維持につきましては、消防団の消防力向上を図るため、計画的に消防車両や消防団拠点施設等の整備・更新を進めており、令和5年度においては、日吉倉地区の第1分団の消防機庫が建築後46年経過し、老朽化していることや、消防ポンプ自動車が配備から24年が経過していることから、それぞれ整備・更新し、災害対応能力の強化に努めてまいります。 次に、交通安全施設につきましては、市民の安心・安全を確保するため、ガードレール、区画線、カーブミラー等の交通安全施設の整備・補修を計画的に実施してまいります。 また、通学路の安全対策につきましては、児童・生徒の安全を確保するため、関係機関で構成する通学路安全推進会議を中心に安全対策事案をまとめ、通学路の路側帯を緑色に着色するグリーンベルトや道路面の通学路表示、看板などの整備を進めており、児童・生徒への安全指導の徹底や、運転者への注意を促すことで通学路の安全対策を講じてまいります。 産業のまちの景色では、「地域の良さを活かした 富里ならではのにぎわいのまち」を目指します。 まず、農業振興と経営の安定化に向けた取組につきましては、持続可能な展開による農林業のさらなる振興の一環として、本市の基幹産業である農業の継続的な発展のために、園芸生産施設、省力機械、園芸施設の改修等に対する整備事業を実施し、農業振興と経営の安定化に向けた取組を行うとともに、担い手の支援を行ってまいります。 また、本市の特産品であるスイカについては、富里市すいか条例の基本理念である富里のスイカを守るため、すいかの里生産支援奨励金を引き続き交付するとともに、生産者をはじめ、関係者の方々と協議しながら、将来にわたりスイカの生産を維持するための効果的な施策の検討、検証を積極的に実施してまいります。 さらに、有害鳥獣による農作物被害を防止するため、被害防止対策を総合的に実施し、有害鳥獣被害防止対策協議会と鳥獣被害対策実施隊との連携した取組を支援するとともに、引き続き実施隊員の活動に即して、捕獲のための資機材の充実や団員の増員に関する支援を行ってまいります。 次に、企業の誘致につきましては、市街化区域における一層の土地利用の促進を図るとともに、市街化調整区域では、地区計画制度に加え、企業立地奨励金制度の活用による産業の振興と雇用の機会の拡大を図ってまいります。 次に、産業の振興につきましては、引き続き富里市商工会と連携し、商工業の振興を促進するとともに、市内での創業・事業承継を応援する創業・事業承継応援補助金を新たに創設し、地域の活性化に取り組んでまいります。 次に、観光・交流拠点づくりにつきましては、旧岩崎久彌末廣農場別邸公園と末廣農場の一体的な活用により、本市への来訪者の新たな目的地としての定着を目指し、来訪者に本市の魅力を発信するとともに、地域をつなぎ、関係人口の拡大を図ってまいります。 また、末廣農場につきましては、今後も指定管理者や地域関係者と一丸となり、にぎわいを創出し、市民の日常的な交流の場としての機能をさらに発揮できるよう展開してまいります。 自然・生活環境の景色では、「豊かな自然に抱かれた 安心して暮らせるまち」を目指します。 まず、森林の再生と保全につきましては、令和元年の台風被害による倒木や、所有者による適正管理ができていないことにより荒廃している森林を、富里市森林再生プランによってさらに推進し、森林の有する多面的機能が発揮できる森林へと再生してまいります。 引き続き、地球温暖化防止など、環境に配慮しながら、持続可能なエネルギー資源として木質バイオマスの利用を促進し、次世代に本市の緑をつなげるよう森林環境保全を図ってまいります。 次に、地球温暖化対策の推進につきましては、市域の温室効果ガス排出量削減に向け、住宅用設備等の設置支援として、引き続き設置に対する補助を実施してまいります。 令和5年度は、住宅用太陽光発電設備を併設した電気自動車、プラグインハイブリッド自動車の購入に対する補助や充電設備など、新たに5項目を追加し、全部で9項目を補助対象として、さらなる地球温暖化対策の推進を図ってまいります。 また、公共施設の省エネルギー化につきましては、市役所庁舎及び中央公民館の照明器具のLED化を行うことで、省エネルギーの推進に取り組んでまいります。 次に、分別収集・資源化の推進につきましては、令和4年4月から紙類・布類の収集を開始するなど、可燃ごみの削減に取り組み、市民の皆様に御協力いただき、令和5年1月現在の家庭系可燃ごみ委託収集量は7,756トンで、前年同月比で約75トンの削減となっております。 令和5年度におきましても、引き続き紙類・布類の収集場所収集を推進するとともに、クリーンセンターへの直接搬入や拠点回収など、市民の皆様が利用しやすい資源物の排出機会を提供することにより、資源化の推進を図り、可燃ごみの削減に取り組んでまいります。 教育のまちの景色では、「ふるさとを愛し 心の豊かさと未来を切り拓く人づくりのまち」を目指します。 まず、ICTを活用した教育の環境整備につきましては、GIGAスクール構想に基づき、ICT支援員を配置し、個に応じた最適な学習環境を構築してまいります。 また、次代を担う人材を家庭・地域社会とともに育成する学校教育では、ICTを活用した統合型校務支援システムの活用や個別指導補助員を配置するなど、個のニーズに応じたきめ細かな支援ができるよう努めてまいります。 次に情報・芸術・文化の発信拠点づくりにつきましては、令和4年10月1日に、とみらいテラスとして生まれ変わった図書館は、図書館機能に生涯学習機能を加え、市民ギャラリーの設置や、機能をつなぐ場として、テラスや交流の庭の環境を整備し、複合施設としての活用を図ってまいります。 令和5年度においては、千葉県立美術館と連携した作品展示の実施や、包括連携協定を締結している日本大学芸術学部の協力の下、機能強化を進めてまいります。 次に、旧岩崎家末廣別邸の保存活用につきましては、本市の貴重な歴史資源である国登録有形文化財、旧岩崎家末廣別邸の活用を図るため、主屋の修復を引き続き実施し、修復状況を見据えながら、安らぎの空間を多くの来場者へ提供できるよう努めてまいります。 次に、誰もがスポーツを楽しむ環境づくりにつきましては、気軽にスポーツに触れることができる機会を提供するため、包括連携協定を締結している日本大学スポーツ科学部の協力の下、市民の体力向上や運動・スポーツへの関心、実践意欲や競技力の向上を目指し、新たに連携事業を開始いたします。 まずは、体力低下が見られる小学生を対象に、体力の向上や運動・スポーツへの取組につながるよう同学部の学生を市内小学校に招き、楽しいスポーツ教室を開催するとともに、小・中学校教職員を対象に、スポーツ栄養学に基づいた食育研修会の開催を予定しております。 次に、青少年の健全育成につきましては、地域社会が一体となって子供たちを支援する放課後子ども教室を令和5年度から全ての小学校で実施し、学習や体験活動、地域住民との交流の機会の提供により、地域全体で未来を担う子供たちの成長を安心・安全に支えてまいります。 連携と交流のまちの景色では、「多様な主体と連携・交流するまち」を目指します。 まず、地域課題の解決と持続可能でよりよい社会の実現を目指すSDGsの目標達成に向けて、令和3年度から活動している若者プロジェクトチームにつきましては、令和4年度では、ニンジンを使った商品開発や、小学生たちに楽しく体を動かす機会の提供、地域ボランティアの方々との協力による公園のトイレ環境を整える取組が行われました。 今後も、次代を担う若者がまちづくりに参画する機会を提供・支援し、地域に誇りと愛着を持ち、持続可能な自立したまちづくりを推進するため、引き続き若者プロジェクトチーム事業を実施してまいります。 次に、市民活動サポートセンターの充実・強化につきましては、協働のまちづくりを推進するため、地域課題の解決に取り組む市民活動団体等の拠点として、市民活動サポートセンターの機能強化に努めてまいります。 また、まちづくりコーディネーターの資質向上を図るほか、これから市民活動を始める市民向けの講座や、市民活動団体が活動に必要なスキルを身につけ、自立した活動が行えるよう支援する講座を開催するなど、人材の発掘、育成を図ってまいります。 次に、民学産官連携の推進につきましては、地域住民や大学、企業など、多様な主体とのパートナーシップを構築し、あらゆる分野において多様な視点やノウハウを各種事業に取り入れ、持続可能で良質な市民サービスの提供を目指してまいります。 次に、多文化が共生するまちづくりにつきましては、本市では外国人住民の増加により、総人口に占める外国人の割合が千葉県内1位であり、国籍の多様化も進んでおります。 このことから外国人住民が、安心して暮らせるよう外国人支援窓口の開設日を週2日から週5日、午前9時から正午までを午前9時から午後5時までとして、充実を図ってまいります。 また、転入された際には、市内の公共施設や市民活動団体の紹介のほか、分かりやすい税金の仕組みやごみの出し方など、生活していく上で必要な情報について提供してまいります。 次に、新たな魅力発信ツールとして、令和4年4月に創設したとみさとファンクラブにつきましては、令和5年1月末日時点において、4,300人を超える会員登録をいただいております。 会員の皆様には、季節に合わせた本市の魅力やイベントの情報をメールマガジンで配信するほか、特産品のスイカやトマトが当たる抽せん会を実施するなど、楽しんでいただけるよう企画を実施してまいりました。 また、4年ぶりの開催となる富里スイカロードレース大会やスイカオーナー制度においては、会員限定の特別枠を設け、会員全体の8割を超える市外在住の方々にあっては、本市に訪れていただき、魅力を肌で感じていただける取組を、現在、展開しているところでございます。 今後は、ファンがファンを呼ぶ新たな取組として、会員の皆様にお友達を紹介していただく、お友達紹介プレゼント企画も計画しております。会員としての魅力を感じていただくことでファンの皆様と本市の絆をさらに深め、魅力あるまちへの展開を目指してまいります。 行政経営の景色では、「運営から経営へ 歳入改革による持続可能なまち」を目指します。 次代へつながる行財政に向けた改革を推し進めるに当たり、市街化区域の再編や地区計画制度等の活用、企業立地サポート制度の活用などによる企業進出の促進に加え、末廣農場を柱に地域の魅力を市内外へPRし、来訪者の増加や地域住民との交流などを通じて、関係人口の創出、拡大に努めてまいります。 次に、職員のスキルアップにつきましては、研修の実施や研修機関への派遣などにより、職員の職務遂行能力を向上させ、良質な市民サービスの提供につなげてまいります。 まず、庁内研修といたしましては、新規採用職員研修などのほか、自発的に行動できる人材の育成を目指したコーチング研修を実施し、職員同士が学び合い、成長することによって職員の職務遂行能力の向上を図ってまいります。 また、担当分野における知識の習得などを目的として、全国市町村職員研修所などの外部研修機関へ職員を派遣いたします。その他、高度な知識・技能の習得を目的として、全国市長会、千葉県などの他団体へ職員を派遣するとともに、帰庁後に派遣先で得た知識・技能を職場内に還元させるよう取り組んでまいります。 以上、市政に対する所信の一端と主要施策の概要を申し上げさせていただきましたが、最後に、令和5年度は今まで積み重ねたものが実を結ぶ年であり、本市にとって重要な年であると思っております。 どのような状況下においても、各分野における課題と真摯に向き合い、施策の効果をより高みへと引き上げていくことこそが市政の本質であります。そのためには、現状に満足することなく、挑戦し続ける職員の力が不可欠です。現状をよしとするのではなく、日々創意工夫を重ねる姿勢が令和の時代の自治体職員であると考えております。 私自身がリーダーシップを発揮し、躍動する富里へ向けて、今後も全力で市政運営に邁進してまいりますので、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。………………… △諸般の報告 ………………… ○議長(野並慶光君) この際、諸般の報告を行います。 まず、議員派遣結果の報告について、お手元に配付の文書のとおり議員の派遣を決定したので、御報告します。 次に、市長から専決処分の報告が、監査委員から例月出納検査結果報告がありました。それぞれ写しをお手元に配付しましたので、御了承願います。 次に、議長の出席要求に対する出席者については、写しをお手元に配付しましたので、御了承願います。 これで、諸般の報告を終わります。………………………………… △日程第1 会期決定の件………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第1、会期決定の件を議題とします。 お諮りします。 本定例会の会期は、本日から3月14日までの30日間としたいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 会期は、本日から3月14日までの30日間と決定しました。…………………………………………… △日程第2 会議録署名議員の指名…………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、富里市議会会議規則第82条の規定によって、高橋益枝さん及び猪狩一郎君を指名します。………………………………………………… △日程第3 承認第1号及び同意第1号………………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第3、承認第1号 専決処分の承認を求めることについて及び同意第1号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについてを一括議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) ただいまから本議会に提案いたしました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。 まず、承認第1号 専決処分の承認を求めることについては、千葉県市町村総合事務組合規約の一部改正について、令和5年4月1日から施行するために、千葉県の規約の一部改正手続の都合上、同年1月25日までに千葉県市町村総合事務組合に報告する必要があるため、緊急を要したことから、地方自治法第179条第1項の規定により、専決処分いたしましたので、その承認を求めるものです。 次に、同意第1号 教育委員会教育長の任命につき同意を求めることについては、教育委員会教育長の吉野光好氏が、令和5年3月31日をもって任期満了となるため、同氏を再度任命するに当たり、議会の同意を求めるものです。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 全員協議会開催のため、しばらく休憩します。              午前10時37分 休憩             …………………………………              午前10時50分 開議出席議員  16名欠席議員   2名 柏崎のり子さん   江原利勝君 ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 これから質疑を行います。 質疑はありませんか。……質疑なしと認めます。 お諮りします。 ただいま議題となっています承認第1号及び同意第1号は、委員会への付託を省略したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 承認第1号及び同意第1号は、委員会への付託を省略することに決定しました。 これから討論を行います。 討論はありませんか。……討論なしと認めます。 これから承認第1号及び同意第1号を採決します。 採決は、分割して行います。 まず、承認第1号は、承認することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立)
    ○議長(野並慶光君) 起立全員です。 よって、承認第1号は、承認することに決定しました。 次に、同意第1号は、同意することに賛成の方は、起立願います。          (賛成者起立) ○議長(野並慶光君) 起立全員です。 よって、同意第1号は、同意することに決定しました。………………………………………………………… △日程第4 議案第1号から議案第21号まで………………………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第4、議案第1号 令和5年度富里市一般会計予算から議案第21号 令和4年度富里市介護保険特別会計補正予算(第3号)までを一括議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 議案第1号から議案第21号までにつきまして、提案理由の説明を申し上げます。 まず、議案第1号から議案第6号までの6議案は、令和5年度富里市一般会計及び各会計当初予算です。 議案第1号 令和5年度富里市一般会計予算は、歳入歳出それぞれ159億7,300万円で、前年度比0.3パーセント、5,200万円の増です。 主な歳入としては、市税は前年度比4.6パーセント増の64億6,394万8,000円を、地方譲与税は前年度比1.5パーセント増の1億4,876万9,000円を、各交付金は前年度比12.4パーセント増の14億5,519万5,000円を、地方交付税は前年度比8.9パーセント増の19億9,000万円を、国庫支出金は前年度比7.4パーセント減の27億1,737万4,000円を、県支出金は前年度比12.7パーセント減の12億4,525万6,000円を、繰入金は前年度比12.7パーセント減の4億7,934万7,000円を、市債は前年度比15.8パーセント減の3億9,280万円をそれぞれ計上いたしました。 次に、主な歳出としては、議会費は前年度比1.4パーセント増の1億7,940万6,000円を、総務費は前年度比10.7パーセント増の19億6,251万7,000円を、民生費は前年度比2.4パーセント減の68億2,565万2,000円を、衛生費は前年度比6.2パーセント減の13億7,759万4,000円を、農林水産業費は前年度比20.1パーセント増の3億3,548万2,000円を、商工費は前年度比21.1パーセント増の2億1,301万7,000円を、土木費は前年度比5.5パーセント減の11億4,417万8,000円を、消防費は前年度比0.9パーセント増の7億5,622万8,000円を、教育費は前年度比7.7パーセント増の14億7,107万6,000円を、公債費は前年度比1.4パーセント減の16億7,784万7,000円を、予備費は前年度同額の3,000万円をそれぞれ計上いたしました。 継続費は新たに、子ども・子育て支援事業について経費の総額及び年割額の設定を行うものです。 債務負担行為は、クリーンセンター車両交通誘導委託料ほか1件について、債務を負担することができる事項、期間及び限度額の設定を行うものです。 地方債は、千葉県防災行政無線再整備事業ほか13件について、起債の目的、限度額、起債の方法、利率及び償還の方法の設定を行うものです。 次に、議案第2号 令和5年度富里市国民健康保険特別会計予算は、歳入歳出それぞれ60億731万4,000円で、一般被保険者療養給付費負担金などの増により、前年度比2.7パーセントの増です。 次に、議案第3号 令和5年度富里市介護保険特別会計予算は、歳入歳出それぞれ29億8,817万8,000円で、介護サービスに係る保険給付費などの増により、前年度比3.3パーセントの増です。 次に、議案第4号 令和5年度富里市後期高齢者医療特別会計予算は、歳入歳出それぞれ5億9,891万8,000円で、千葉県後期高齢者医療保険基盤安定制度負担金などの増により、前年度比0.9パーセントの増です。 次に、議案第5号 令和5年度富里市水道事業会計予算は、収益的収支として、水道事業収益は前年度比0.6パーセント減の10億1,894万8,000円、水道事業費用は前年度比0.4パーセント増の10億991万4,000円を計上し、資本的収支として、資本的収入は前年度比16.7パーセント減の1億1,000円、資本的支出は前年度比0.8パーセント減の3億9,814万6,000円を計上いたしました。 次に、議案第6号 令和5年度富里市下水道事業会計予算は、収益的収支として、下水道事業収益は前年度比0.4パーセント減の9億8,620万2,000円、下水道事業費用は前年度比1.7パーセント増の9億7,485万3,000円を計上し、資本的収支として、資本的収入は前年度比28.5パーセント減の1億1,225万6,000円、資本的支出は前年度比18.3パーセント減の2億8,075万9,000円を計上いたしました。 次に、議案第7号から議案第18号までの12議案は、条例の新規制定及び一部改正です。 まず、議案第7号 富里市個人情報の保護に関する法律施行条例の制定については、個人情報の保護に関する法律が改正され、地方公共団体においても、令和5年4月1日から同法が直接適用されることから、現行の富里市個人情報保護条例を廃止し、同法の施行に関して必要な事項を定めるため、新たに条例を制定するものです。 次に、議案第8号 富里市情報公開及び個人情報保護審査会条例の制定については、現在、設置している富里市情報公開及び個人情報保護審査会について、所掌事務等を整理する必要があるため、新たに条例を制定するものです。 次に、議案第9号 富里市情報公開条例の一部を改正する条例の制定については、富里市情報公開及び個人情報保護審査会の設置に関し、新たに条例を制定することから、関係規定について整理するなど、所要の改正を行うものです。 次に、議案第10号 富里市職員の給与等に関する条例の一部を改正する条例の制定については、職員の住居手当について、市内居住者と市外居住者の手当額の差をなくし、同額とするため、所要の改正を行うものです。 次に、議案第11号 富里市長、副市長及び教育委員会教育長の給与の特例に関する条例の一部を改正する条例の制定については、市長、副市長及び教育委員会教育長の給料について、近年の大きく変革する社会情勢の中においても、市総合計画を着実に推進し、将来にわたって持続可能なまちづくりを進めていくために、減額期間を令和6年3月31日まで延長するものです。 次に、議案第12号 富里市手数料条例の一部を改正する条例の制定については、動物の愛護及び管理に関する法律の改正により設けられた狂犬病予防法の特例で登録をした場合における、犬の登録手数料を徴収しないこととするため、所要の改正を行うものです。 次に、議案第13号 富里市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。 次に、議案第14号 富里市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い、所要の改正を行うものです。 次に、議案第15号 富里市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定については、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い、所要の改正を行うとともに、放課後児童支援員とみなすことができる経過措置期間を延長するものです。 次に、議案第16号 富里市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定については、健康保険法施行令が改正されたことに伴い、出産育児一時金の支給額を引き上げるものです。 次に、議案第17号 富里市工業団地企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定については、富里工業団地及び富里第二工業団地に立地する企業の恒久的かつ安定的な操業を推進するとともに、さらなる設備投資などの事業規模拡大にも対応できるよう、本条例の有効期限を3年間延長するものです。 次に、議案第18号 富里市企業立地促進条例の一部を改正する条例の制定については、市の市街化調整区域における土地利用の適正化及び地域の活性化と企業の立地の促進に必要な奨励措置を講じることにより、産業の振興及び雇用機会の拡大を図るため、本条例の有効期限を3年間延長するものです。 次に、議案第19号から議案第21号までの3議案は、令和4年度各会計補正予算です。 まず、議案第19号 令和4年度富里市一般会計補正予算(第10号)は、歳入歳出それぞれ4億2,823万1,000円を減額し、総額を188億337万円とするものです。 主な歳入は、市民税1億1,000万円、普通交付税4億1,150万2,000円などの増額、財政調整基金繰入金3億4,896万2,000円、介護施設等整備事業交付金3億3,829万1,000円などの減額です。 主な歳出は、基金事業3億5,384万円、障害者総合支援介護・訓練等給付事業5,211万8,000円などの増額、介護施設等整備事業3億3,829万1,000円、住民税非課税世帯等臨時特別給付金支給事業3億62万4,000円などの減額です。 繰越明許費の補正は、戸籍住民基本台帳事業ほか5件について設定し、介護施設等整備事業を廃止するものです。 地方債の補正は、富里南中学校既存不適格改修事業の追加、市道1-0247号線ほか、排水整備事業ほか1件の廃止、八富成田斎場維持管理事業ほか7件の借入限度額の変更を行うものです。 次に、議案第20号 令和4年度富里市国民健康保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ1億7,561万円を追加し、総額を60億3,351万1,000円とするものです。 最後に、議案第21号 令和4年度富里市介護保険特別会計補正予算(第3号)は、歳入歳出それぞれ5,309万1,000円を追加し、総額を31億3,147万5,000円とするものです。 継続費の補正は、一般介護予防事業の総額及び年割額の変更を行うものです。 よろしく御審議くださるようお願いいたします。…………………………………………… △日程第5 委員会提出議案第1号…………………………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第5、委員会提出議案第1号 富里市議会の個人情報の保護に関する条例の制定についてを議題とします。 提出者から提案理由の説明を求めます。 議会運営委員長、戸村喜一郎君。          (議会運営委員長 戸村喜一郎君登壇) ◆議会運営委員長(戸村喜一郎君) 委員会提出議案第1号の提案理由について説明申し上げます。 委員会提出議案第1号 富里市議会の個人情報の保護に関する条例の制定については、個人情報保護法令の一元化に伴い、個人情報の保護に関する法律が令和5年4月1日から地方公共団体に適用されることになりますが、議会は同法の適用除外となるため、当市議会に係る個人情報に関し必要な事項について、条例を新たに制定するものでございます。 よろしく御審議のほどお願い申し上げます。…………………………… △日程第6 一般質問…………………………… ○議長(野並慶光君) 日程第6、一般質問を行います。 本定例会におきましても一問一答方式により実施いたしますので、質問者、また答弁者におきましては議事進行について御協力願います。 なお、第1回目の質問及び答弁は登壇して行い、第2回目以降の質問及び答弁は自席にて着席のまま御発言願います。 本日は、通告により会派代表質問を行います。 質問時間につきましては、答弁を含め、富里自民の会90分以内、公明党70分以内、とみさと至誠会70分以内です。また、関連質問は認めないこととしておりますので、議事進行に御協力願います。 初めに、富里自民の会の会派代表質問を許します。 富里自民の会代表、戸村喜一郎君。          (戸村喜一郎君登壇) ◆(戸村喜一郎君) 富里自民の会の戸村でございます。議長のお許しをいただきまして、ただいまから富里自民の会の会派代表質問をさせていただきます。 質問に入ります前に一言お願い申し上げます。 新型コロナウイルス感染症は、既に3年間猛威を振るい、長期にわたる自粛生活、またニュースになっているとおり多くの情報に翻弄され、孤独感や孤立感、さらに昨今の物価高騰等により経済面の影響など、社会全体が重い空気に包まれ、不安を感じていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。 そのような中、日頃から新型コロナウイルス感染症対策に御尽力いただいております医療従事者をはじめとする関係者の御労苦に改めて感謝申し上げる次第です。 それでは、質問に移させていただきます。 先ほど市長から施政方針が示されました。この施政方針で述べられることを含め、お尋ねいたします。 1 市長の政治姿勢について (1)令和4年度に実施された組織改編、特に班編成見直しの結果をどう捉えているか。 次に、令和5年度は昨年スタートいたしました総合計画の2年目ということになります。総合計画では、「心ひとつに 未来に向かって飛び立つ 躍動のとみさと」をスローガンといたしまして、将来像を未来の景色として捉え、大きく八つの柱を目標に掲げ、その実現を図っていくこととしております。 市長の施政方針にも、この柱に沿って主要事業を展開していくと述べておられます。もちろん、市政全般にわたって数多い施策でございますので、このたびは、その柱として施政方針で取り上げております項目を中心に何点かお伺いをいたします。 2 基本構想に掲げる八つの政策について (1)福祉のまちの景色について  ア 子育て世帯の経済負担軽減対策の具体的な内容は。  イ とみさと元気なまち宣言に基づく事業について (2)都市基盤の景色について  ア 都市基盤整備に関連する法令の市への影響と今後の取組は。   (ア)千葉県の都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部改正について   (イ)成田空港周辺地域における地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の弾力的な活用について  イ 新デマンド交通の現状と今後の推進策は。  ウ デジタル化推進と公共施設のWi-Fi環境整備計画は。 (3)安心・安全のまちの景色について  ア 消防団の消防力向上対策について  イ 災害から地域を守る自主防災組織・関係団体との連携強化は。 (4)産業のまちの景色について  ア 本市の農業振興と経営の安定化に向けた具体的な取組は。  イ 新たに創設される創業・事業承継応援補助の内容は。 (5)自然・生活環境の景色について  ア 富里市森林再生プランの現状と今後の推進方策は。  イ 地球温暖化対策の推進について (6)教育のまちの景色について  ア とみらいテラスの現状と今後の取組は。  イ 誰もがスポーツを楽しむ環境づくりについて (7)連携と交流のまちの景色について  ア とみさとファンクラブの現状と令和5年度の取組について (8)行政の景色について  ア 庁内研修としてのコーチング研修について 以上、よろしくお願いをいたします。 大変失礼をいたしました。 一部抜けておりまして、最後のところですけど、8番の行政経営の景色についてと、訂正をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 富里自民の会代表、戸村喜一郎君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 富里自民の会、戸村議員の会派代表質問にお答えいたします。 まず、私の政治姿勢についてでございますが、令和4年度に実施された組織改編、特に班編成見直しの結果をどう捉えているかとの御質問につきましては、組織改編により、効率的かつ効果的な業務執行体制を構築し、市民ニーズに対応したサービス向上に努めております。 広報情報課に設置したデジタル推進班は、令和3年11月に策定した富里市DX推進計画に基づき、市民にやさしいデジタル化の実現のため、行政手続のオンライン化、マイナンバーカードの普及促進による行政サービスの向上に努めました。 また、行政経営をより効率的に行うため、内部情報系システムの合理化・適正化、ペーパーレス推進のための庁内環境整備を実施いたしました。 次に、経営戦略課に設置した公共交通推進班は、これまでの地域公共交通を子供から高齢者まで、全ての市民が利用しやすい地域公共交通として令和4年10月から市内全域を運行する新デマンド交通への移行に取り組み、多くの市民の皆様に御利用いただいております。 また、環境課に設置した環境保全班、環境対策班、環境衛生班、クリーンセンター内に配置したリサイクル推進班は、環境施策を総合的に推進するための体系を整えたことで、富里市環境基本計画に掲げる地球温暖化防止対策の推進及び気候変動への対応の推進を図りながら、本市独自の森林再生プランに基づく、森林の再生と木質バイオマスの利用を促進し、環境に優しいまちづくりを進めております。 そのほか、令和4年4月から紙類・布類の収集を開始するなど、資源化の推進を図り、可燃ごみの削減に取り組んでおります。 今後も、市民起点に基づき市民の立場と経営の視点に立った成果重視の行政経営への転換に取り組みながら、良質な市民サービスの提供を目指してまいります。 次に、基本構想に掲げる八つの政策についてでございますが、福祉のまちの景色について、子育て世帯の経済負担軽減対策の具体的な内容はとの御質問につきましては、現在、中学3年生までとしている子ども医療費助成制度の助成対象者を、さらに高校3年生までに拡充し、子育て世帯の経済的負担軽減を図るとともに、安心して子育てができる環境を整備してまいります。 また、本市独自の子育て支援策として、新たに小学校と中学校に入学される児童を持つ子育て世帯に、就学前準備費用の一部として、児童1人につき2万円の入学お祝い金を支給し、子育て世代と次世代を担う子供たちを応援いたします。 次に、とみさと元気なまち宣言に基づく事業についてでございますが、宣言の3本の柱である食・運動・地域に関する取組を相互に展開することにより、市民が健康寿命を延伸し、元気で生き生きと暮らす市民が増えることで、「元気なまちとみさと」の実現を目指し、各施策に取り組んでいるところでございます。 次に、健康な体づくりの推進として、市民が健康寿命を延伸し、元気で生き生きと暮らすまちづくりを推進していくため、食・運動・地域をキーワードとした総合的な事業を新たに展開してまいります。 まず、食では、健康寿命と深く関連のある歯の健康にアプローチし、毎月の2歳児歯科健診の場を活用し、親世代に対する歯科健診を行い、若い世代に向けて新たに啓発を行います。 次に、運動では、包括連携協定を締結している順天堂大学の協力を得て、科学的根拠に基づいた効果的なトレーニングと食生活を見直すための栄養指導を併せて行う総合的な教室を、壮年期からの市民を対象に実施してまいります。 また、市民に広く親しんでもらえるよう、体操や筋力トレーニングの動画を作成し、市公式ホームページなどの媒体を通じて提供してまいります。 地域といたしましては、各地区に委嘱している地区保健推進員が、地元の野菜を使い、減塩に配慮した野菜たっぷりレシピを市広報紙や市公式ホームページを通じて連載し、積極的に情報発信してまいります。 さらに、幼児期の運動遊びを支援するため、鬼ごっこを取り入れた取組を展開してまいります。現在の傾向として、長引くコロナ禍で家の外での運動機会が減るなど、生活環境が変化したことにより、体力不足や体の操作が未熟である子供が増えています。そこで、市内の認定こども園、保育園、幼稚園等の園児を対象に、一般社団法人鬼ごっこ協会に技術支援を仰ぎ、鬼ごっこを取り入れた運動遊びを展開し、子供たちに元気を取り戻すとともに、幼児期の子供の創造性やコミュニケーション能力など、心身の発達を期待するものでございます。 次に、都市基盤の景色についてでございますが、都市基盤整備に関連する法令の市への影響と今後の取組はとの御質問につきましては、まず、千葉県の都市計画法に基づく、開発行為等の基準に対する条例の一部改正は、これまで本市から千葉県に対し提案してきたものです。 県改正条例により、市町の都市計画マスタープランに位置づけられた産業拠点等の開発行為の実現手法が追加され、市街化調整区域への流通業務施設や工業施設の立地基準が新たに加わることとなります。このことは、市域の9割以上を市街化調整区域が占めている本市にとって、歳入改革の礎となる企業誘致の受皿づくりに大きな効果を生むものと期待しております。 今後の取組につきましては、千葉県が作成する区域指定方針や基準に沿って、市域の調査等を実施し、提案市としていち早く当該条例を活用できるよう、区域指定に向けた準備を加速してまいります。 次に、成田空港周辺地域における地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化における法律、通称「地域未来投資促進法」の弾力的な活用についてでございますが、成田空港の更なる機能強化を契機として、成田空港の物流拠点機能の強化を図ることを目指し、千葉県が行った土地利用規制緩和の提案について、令和4年度の「国の規制改革実施計画」に位置づけられたことから、「国家戦略特区ワーキンググループ」において検討が行われ、その中で地域未来投資促進法の活用が農林水産省より提案されました。 令和5年1月31日に、3回目のヒアリングが行われた中で、地域未来投資促進法の弾力的活用により、成田空港周辺地域において、事業者による土地利用の予見可能性を確保するという方針について、千葉県、農林水産省の両者から説明を行ったところ、委員からは前向きな取組であるとして評価され、令和4年度中に実施すべき規制改革に沿ったものと認められたところでございます。 この弾力的な活用については、成田空港ゲートを高速道路等のインターチェンジ、国道と国道の交差点周辺において、成田空港の機能と一体的利用の観点から、必要となる物流施設等の整備を図る場合は、農用地区域を含む土地であっても地域未来投資促進法に基づき、千葉県及び市町が重点促進区域を基本計画で設定することを可能とするもので、千葉県としても成田空港の国際物流拠点機能の強化に資するものと受け止めております。 このような中、千葉県は、まず、成田空港を核にした国際的な産業拠点の形成を目指し、令和5年3月末までに、地域未来投資促進法に基づく、基本計画を作成し、物流施設を対象として成田空港周辺9市町の全域を促進区域に設定することとしており、また農林水産省からは、地域未来投資促進法の弾力的活用に関する取扱通知を発出する予定となっております。 なお、重点的に地域経済を牽引する事業の促進を図る重点促進区域の設定は、地元市町と協議の上、令和5年度以降を予定していると伺っております。 市域面積の9割以上が、市街化調整区域である本市といたしましては、地区計画制度や、令和5年3月に施行予定の千葉県の都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部改正など、今回の地域未来投資促進法の弾力的な活用のほかに、市街化調整区域での立地基準もあることから、これらを照らし合わせながら、有効なものをしっかりと選択し、富里市都市計画マスタープランの実現に向け、まちづくりに取り組んでまいります。 次に、新デマンド交通の現状と今度の推進策はとの御質問につきましては、富里市地域公共交通計画に基づき、市民のさらなる交通利便性の向上を図るため、令和4年10月に運行を開始した新デマンド交通は多くの市民の皆様に御利用いただいております。 令和5年1月末現在の現状といたしましては、登録者総数は3,399人で、1日平均の利用者数は83.2人、利用者の約70パーセントが70歳以上の方となっており、商業施設、病院、駅への御利用が多いところでございます。 また、本市と包括連携協定を結んでいる日本大学理工学部の交通システム工学科の学生により、新デマンド交通のロゴマークの候補作を作成していただき、令和4年12月1日から23日まで実施した市民投票により採用作品が決定いたしました。さらに、令和5年1月10日から25日まで、新デマンド交通の愛称を市内小・中学校の児童・生徒から募集し、応募293点から「キャロリン号」に決定したところでございます。 決定したロゴマークと愛称は、より市民の皆様から親しみを持っていただけるよう、車両や停留所への掲示、制度の周知など、様々な場面で活用してまいります。 次に、今後の推進策といたしましては、現在、ドア・ツー・ドア方式の対象者拡大など、さらなる利便性の向上に向け、関係機関と協議を行っており、今後も引き続き持続可能な地域公共交通として安定した運行体制の構築を図り、市民の皆様が利用しやすい「キャロリン号」となるよう取り組んでまいります。 次に、デジタル化推進と公共施設のWi-Fi環境整備計画はとの御質問につきましては、デジタル化の推進を図るため、令和3年11月に策定した富里市DX推進計画に基づき、ICTの活用を通じ、市民にやさしいデジタル化を念頭に、国が運営するマイナポータルの電子申請機能を利用したぴったりサービスによる子育て、介護に関する手続や、転出届・転入予約など、オンラインで申請ができるサービスの開始など、市全体におけるデジタル化に取り組んでいるところでございます。 今後の推進につきましては、令和4年度に運用を開始したスポーツ施設のオンライン施設予約に続き、富里中央公民館、富里北部コミュニティセンター及び中部ふれあいセンターの貸出し施設等についても、スマートフォン等を使用した施設の空き状況の確認や予約のオンライン申込みをいただける予約システムの整備を進めてまいります。 また、デジタルを活用した市民サービスの向上を図る上でのインフラ基盤となる、Wi-Fi環境整備については、本庁舎、分庁舎及びすこやかセンターの全体にエリアを広げるとともに、新たに富里中央公民館及び社会体育館の整備を進めてまいります。 なお、市民にやさしいデジタル化の実現に不可欠となる、デジタルの利用に関する格差の解消に向けたデジタルディバイド対策の一環として取り組んでいるスマートフォン講座についても、民間事業者等との連携により、継続して開催するなど、本市としてのデジタル化を図り、市民サービスの向上に努めてまいります。 次に、安心・安全のまちの景色についてでございますが、消防団の消防力向上対策につきましては、減少傾向にある消防団員の確保策として、女性や若者をはじめとする多様な人材に対して、消防団の存在意義や役割、やりがいが伝わるようなポスターやリーフレットなど、広報を充実させ、入団を促進することとしております。 また、令和5年度においては、日吉倉地区の第1分団の消防機庫が建築後46年経過し老朽化していることや、消防ポンプ自動車が配備から24年が経過していることから、それぞれ整備・更新し、災害対応能力の強化に努めることとしております。 今後も、計画的に消防団員の処遇改善や、加入促進に努めるとともに、消防車両や消防団拠点施設等の整備・更新を進め、消防団の消防力向上に努めてまいります。 次に、災害から地域を守る自主防災組織・関係団体との連携強化はとの御質問でございますが、台風や地震などによる大規模災害に備えるためには、日頃から市民、地域への防災意識の啓発や訓練等を通じ、避難行動の定着を図る必要があります。 このことから、本市主催の土砂災害防災訓練において、関係団体等に御協力いただくとともに、各地域の自主防災組織と連携し、新型コロナウイルス感染症の影響により、訓練規模の縮小や訓練が中止となるなど、活動に制限があった地域においても、コロナ禍前の実践的な防災訓練を再開してまいります。 今後も、地域防災力の向上による災害対策を実施して、行政・自主防災組織及び関係団体等との連携強化を図ってまいります。 次に、産業のまちの景色についてでございますが、本市の農業振興と経営の安定化に向けた具体的な取組はとの御質問につきましては、農業従事者の高齢化などを背景に農業は厳しい環境下にあることから、現在、本市では、担い手の育成、生産基盤の整備、富里ブランドの確立などの課題解決に向け、取り組んでいるところでございます。 特に、低コストで効率的な大規模園芸産地や地域特産品目等の産地育成を図るため、野菜等の生産省力化や、品質の向上に必要な施設、省力化機械等の整備に対する支援を継続してまいります。 また、農地の集約化や担い手の確保に向けた取組を加速化させるため、地域での話合いにより、目指すべき将来の農地利用の姿を明確化する人・農地プランの作成につきましては、令和4年度は高松入地区と宮内地区の2地区の公表を行ったところでございます。 現在は、新橋地区、二区地区において話合い等を開始し、人・農地プランが市内各地域で作成されるよう努めております。 今後も、本市の基盤産業である農業の振興と発展のため、持続可能な富里農業の実現に向けた取組を推進してまいります。 次に、新たに創設される創業・事業承継応援補助の内容はとの御質問についてでございますが、市内で創業や事業承継をする方を対象に、創業や事業承継に係る必要経費の一部について、50万円を上限に2分の1以内で補助を行うものです。 創業準備期から創業期における資金調達は最も重要であり、十分な資金がなければ人材や設備も整わず、円滑な事業展開に向けた準備が不十分になる、また経営者の高齢化が進む中で、中小企業や小規模事業者の事業承継は社会的な課題にもなっております。 このような状況から、本補助金が資金調達の一助となり、円滑な創業や事業承継を促し、地域活性化によるにぎわいの創出と元気で活力ある商工業の振興を図ってまいります。 次に、自然・生活環境の景色についてでございますが、富里市森林再生プランの現状と今後の推進方策はとの御質問につきましては、令和元年の台風による倒木や手入れ不足等で荒廃している森林に対し、本市独自の森林再生プランにより、令和4年度から森林環境整備に係る助成制度を開始しております。 令和4年度の森林再生プランによる森林整備面積は約1.7ヘクタールでございますが、令和5年度は約3.5ヘクタールの森林整備を予定しております。 今後の推進方策としましては、引き続き市広報紙や市公式ホームページにより、森林再生プランによる整備状況を市民の皆様へ周知していくとともに、森林再生プランの活用を希望する森林所有者に対して、積極的にコーディネートを行ってまいります。 次に、地球温暖化対策の推進につきましては、市域の温室効果ガス排出量削減に向け、住宅用省エネルギー設備等の設置支援として、令和4年度は家庭用燃料電池システム、定置用リチウムイオン蓄電システムなど、4項目に対し補助を実施してまいりました。 令和5年度においては、家庭における地球温暖化対策の推進に加え、さらなる電力の強靭化を図るため、住宅用太陽光発電設備を併設した電気自動車、プラグインハイブリッド自動車の購入に対する補助や、V2H充放電設備など、新たに5項目を追加し、全部で9項目に対する補助を実施するなど、地球温暖化対策として脱炭素社会の実現に向けて取り組んでまいります。 次に、教育のまちの景色についてでございますが、とみらいテラスの現状と今後の取組はとの御質問につきましては、現在、これまでの図書館機能に生涯学習機能を加え、新たな情報・文化・芸術の発信拠点として活用を行っております。 まず、図書館事業を含めた情報の分野においては、新たに保育士資格を有する親子読書支援コンシェルジュを配置し、子供が本に触れ合うきっかけづくりや、子育て中の保護者が安心して読書をすることができる環境を整えるとともに、親子の遊びやものづくり教室を開催し、多くの親子に御参加いただいております。 また、図書館の本の市内小・中学校へ提供する回数を増やし、子供たちの読書機会の拡充を図ったところでございます。 文化・芸術の授業においては、市民ギャラリーを設置し、質の高い芸術作品に触れることができる場とするとともに、児童・生徒の作品展示などを計画的に実施しております。 さらに、障害者福祉施設の御協力により、軽食などの販売を行うとともに、飲食や読書を楽しむ場として、オープンテラスと交流の庭をくつろぎの空間としたところでございます。 令和5年度は、千葉県立美術館との連携による千葉県移動美術館の開催施設として選定されるとともに、包括連携協定を締結している日本大学芸術学部の協力の下、新たに彫刻作品の展示やワークショップを実施し、市民の生活に豊かさが実感できるよう、とみらいテラスの充実を図ってまいります。 次に、誰もがスポーツを楽しむ環境づくりについてでございますが、これまで市民が楽しく気軽に運動やスポーツに触れ、体力の向上や運動・スポーツへの関心、実践意欲や競技力の向上を目的に競技大会や教室等のスポーツイベントを新型コロナウイルス感染症の影響により、規模を縮小しながらも開催してまいりました。 令和5年度においては、日本大学スポーツ科学部の協力により、新たな連携事業を開始いたします。 まずは、子供たちの体力の低下が顕著であることを受け、就学前の幼児を対象とした運動遊びに引き続き、就学後においても、子供たちの体力の向上や運動・スポーツへの取組につながるよう、同学部の学生を市内小学校に招き、楽しいスポーツ教室を開催するとともに、小・中学校教職員を対象に、スポーツ栄養学に基づいた食育研修会の開催を予定しております。 今後も引き続き、技術やルールが比較的簡単で容易に楽しむことのできるボッチャやショートテニス、バトポンといった競技を中心とした、とみさとスポーツ健康フェスタや、ニュースポーツ教室の開催をはじめ、各種スポーツ団体と一層の連携を図り、スポーツイベントが充実したものとなるよう支援を行ってまいります。 次に、連携と交流のまちの景色についてでございますが、とみさとファンクラブの現状と令和5年度の取組につきましては、令和4年4月に、本市の新たな魅力発信ツールとして、とみさとファンクラブを創設し、初年度である令和4年度において、様々な取組を展開してまいりました。 創設と同時に開始した会員募集につきましては、ファンクラブ専用サイトや、市公式ホームページ、SNS等によりファンを募ったほか、市外で行われたイベント開催時において、会場内にブースを設置するなど、募集の呼びかけを行っております。 会員の登録状況につきましては、市民の皆様をはじめ、千葉県内、また、北は北海道、南は熊本県の全国各地からお申し込みいただき、令和5年1月末日現在で、4,382人の方に御登録いただいております。 御登録いただいた皆様には、会員証の発行をはじめ、旬な情報をお知らせするメールマガジンの配信、また、富里市農業協同組合の協力を得て、特産品の抽せん会を実施し、その様子を動画配信するなどの取組を行ってまいりました。 さらには、本市の魅力を肌で感じていただける取組として、4年ぶりの開催となる富里スイカロードレース大会において、会員限定300人分のエントリー特別枠を設け、また、スイカオーナー制度においても20株分を御用意し、会員全体の8割を超える市外在住の会員の皆様にも、本市に訪れていただけるよう取り組んでいるところでございます。 今後は、これまでの取組を発展させつつ、ファンがファンを呼ぶ新たな取組として、会員の皆様の協力を得て、お友達を紹介していただく、お友達紹介プレゼント企画や、SNSなどを活用し、会員独自の視点で本市の魅力を発信していただけるよう取組を展開するとともに、市内協力店と連携し、ファンの皆様と本市との関係をさらに深め、魅力あるまちづくりを目指し、取り組んでまいります。 次に、行政経営の景色についてでございますが、庁内研修として、コーチング研修につきましては、コーチング研修は自発的に行動できる人材の育成や、職員のマネジメント力の向上などを目的として実施するものです。 本研修では、職員間の指導の場面などにおいて、単に仕事のノウハウを教えるだけではなく、相手の潜在能力やポテンシャルを引き出す力を身につけ、最大限の効果を発揮させることなどを学び、職員の指導力の向上を目指します。 また、庁内研修として行うことによって、職員間の学び合いによる好循環を生み出し、職員の成長を良質な市民サービスの提供につなげてまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) 丁寧な御答弁を本当にありがとうございました。 質問順に従いまして、何点か再質問をさせていただきたいと思います。 組織、班編成の見直しの結果ですが、組織改編で市民サービスの向上のための施策を推し進めることができたと受け止めました。 組織もいい意味で変化が必要であると考えております。今後も、市民起点に基づいた組織改編をぜひお願いしたいと思います。 次に、2番の(1)福祉のまちの景色でございますが、一点目の子育て世帯の経済負担軽減対策の内容として、高校3年生までの医療費助成の拡充と市独自の入学お祝い金の支援、子育て世帯の応援として期待をしております。 入学お祝い金の支給につきましては、令和4年度では、補正対応でございまして、令和5年度は当初予算ということでなります。先の話になりますが、今後とも、ぜひ続けていただけるようなお考えをしていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。 とみさと元気なまち宣言に基づく事業につきましてお尋ねをいたしました。 とみさと元気なまち宣言、改めて申し上げるわけでもございませんが、市制施行20周年を記念して宣言でございます。食・運動・地域を各分野の事業展開を図るということ、私もぜひ応援していきたいと思います。 答弁の中で、壮年期からの健康づくりをはじめとする運動づくり事業、また、鬼ごっこを取り入れた幼児期の運動事業、運動遊び支援、一部定例記者会見でも発表されておられますが、もう少し具体的な内容をお聞かせ願えればと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 戸村議員の再質問にお答えをさせていただきます。 とみさと元気なまち宣言の事業展開の中で、特に壮年期からの健康づくりと幼児期の運動遊びについて、具体的な内容はとのお尋ねでございます。 まず、壮年期からの運動づくりといたしましては、運動習慣の少ない壮年期からの年代を対象に、来所が難しい方でも御参加いただけるよう対面型と併せて、オンラインによる通信型でも参加ができる教室を予定しているところでございます。 具体的な内容といたしましては、3か月のカリキュラムで、順天堂大学に協力いただき、教室開始前後に体力測定と血液検査を実施し、併せて段階的に強度を上げながら筋力トレーニングを行うものでございます。 また、食生活の見直しも行っていただき、栄養指導を実施することで総合的に健康づくりを支援する内容となっております。 加えまして、短時間でできるトレーニング動画を作成し、市公式ホームページを通じた動画配信により、広く市民の皆様方に普及啓発を図ってまいりたいと考えております。 一方、鬼ごっこを取り入れました幼児期の運動遊びの具体的な内容でございますが、市内公立・私立の保育園、幼稚園及び認定こども園、合計15施設の保育士、幼稚園教諭等を対象に、まず鬼ごっこ協会の講師によります講義を受けていただいた後、4か所の園を選定いたしまして、実技演習という形で保育者と3歳から5歳の園児と共に、年齢に応じた運動遊び、例えば3歳児であれば、だるまさんが転んだや、4歳児であれば、宝集め鬼ごっこなどを実践しまして、運動習慣を身につけ、創造性やコミュニケーション能力など、幼児期の子供の心身の発達を形成していこうとするものでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) ありがとうございました。 次に、都市基盤の景色についての中からお伺いいたします。 都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する千葉県条例の改正ですが、市街化調整区域の開発行為、なかなかハードルが高いものと思っております。 当然のことながら、市街化調整区域は、原則として開発が抑制されているわけでございますので、そういった意味で非常に開発等は、ハードルが高いということでございます。 本市の市街化調整区域の中では、今現在は、連檐の建物とか、あるいは一定の条件下の下で開発行為が若干認められているだけで、さっき市長も答弁されておりましたように、本市は9割方がこの調整区域ということになるわけです。 そういった中で、改正に向けて千葉県に提案、あるいは要望を重ねてこられました、市長をはじめとする関係担当職員の皆様に、まず御労苦に感謝申し上げたいと思います。 そこで、再質問ですが、今度の改正で影響を受ける市町は、本市はもちろんなんですが、県内ではどの地域まで対象となり得るのでしょうか、まず一点お伺いします。 それともう一点、都市マスタープランに位置づけられた地域が対象となるということですが、現時点で結構でございます、現時点で予測される本市内での具体的な地区が、地区って細かいところではなくて結構ですけど、こういった地区ということが、もしあり得る可能性があれば教えていただければと思います。 お願いをいたします。 ○議長(野並慶光君) 相川都市建設部長。 ◎都市建設部長(相川裕史君) 戸村議員の再質問にお答えいたします。 まず、今回の県条例の改正で影響を受ける団体についてのお尋ねでございますが、県内で市街化区域と市街化調整区域を区分し、都市計画を持つ、いわゆる線引き市町のうち、千葉県が開発許可権限を有する、本市を含みまして5市2町、こちらが対象となっております。 本市以外の市町を申し上げますと、君津市、袖ケ浦市、富津市、四街道市、栄町、酒々井町が該当することとなっております。 あともう一点、次の御質問でございますが、今回の改正の対象となる地域、本市内での地域に関してのお尋ねでございますけれども、本市では都市計画マスタープランを補完するものといたしまして、市街化調整区域の土地利用方針を定めております。 今回の県条例に基づく区域指定は、この土地利用方針に沿った区域を指定することができるとなっておりまして、具体的には富里インターチェンジの周辺や、酒々井インターチェンジ出入口からおおむね2キロメートル圏内、それから成田空港の北口ゲートからおおむね5キロメートル圏内、あるいは富里第二工業団地周辺などが対象となり得るものと考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) ありがとうございました。 いずれにいたしましても、今後の地権者の理解とか、あと事業者の進出が前提となってくるわけでございます。その辺の誘導策もぜひ対応していただければと思っています。 ただ、この条例に基づいて区域が指定されておりまして、さらにインフラ整備が整うような状況が整ったとしても、次に大きなハードルになってくるのが、農業振興地域の整備に関する法律、農振法ですね、農振法の農地区域の扱いでございます。 本市では、農地区域を避けての地区選定というのはかなり難しい、かといって農地区域の農転は非常に難しいということになるわけでございます。 そこで、次にその立地を考えるときに、次に出てくるのが、次に質問いたしました地域未来投資促進法の弾力的な活用ということでございます。この成田空港周辺地域における地域未来投資促進法の弾力的な活用ということでの新聞報道、そして、千葉県からの国家戦略特区ワーキンググループのヒアリング結果の報告とか、さらに先ほども含めて市長からいろんなお話、詳しい御答弁をいただいてございます。 今後の進め方については、県との協議が調った機会でお聞かせ願えればと思うんですけども、一点確認の意味でお伺いいたします。 新聞報道では、国家戦略特区の指定協議は終結というような内容で載ってございます。2021年1月に指定を求めて、4項目ほど提案をしているうち、既に3項目はほぼ解決しているということで、次に、一番その問題になっている土地利用の4項目が、今度の弾力的活用という中で、少し進むのかなということで、終結というような報道でされているんですけど、その辺については、市はどのように捉えているのかお聞かせ願えればと思います。国家戦略特区ですね。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 戸村議員の再質問にお答えいたします。 県から正式な通知というものはございません。市長答弁にもございましたように、これまでの経過をお答えいたしますと、令和3年1月に千葉県が提案しました土地利用規制の緩和を求めた国際戦略特区につきましては、令和4年6月7日、閣議決定によりまして規制改革実施計画に位置づけられ、これまで国家戦略特区のワーキンググループのヒアリングが重ねられてきたというところでございます。 その中で、国際戦略特区に代わって、地域未来投資促進法の弾力的な活用をすることで規制緩和を図る方針が示されたというところが、公表されたというものでございます。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) 今後、先ほど御答弁にもございましたように、令和4年度中に基本計画が策定、令和5年度に重点促進区域の設定、協議というのが予想されます。 かなりの作業量と大変な事務量が出てくるかと思うんですけども、このことについては、市当局が一丸となって進めていただかなければならないというふうに考えておりますので、その辺市長何か答弁ございましたら、お願いたします。 ○議長(野並慶光君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐博文君) 私のほうから答弁させていただきます。 まず、この市街化調整区域でこれだけのメニューがそろったということは、富里市にとっては非常に大きなチャンスだと思っております。そうした流れの中で、今まで同様に職員と共に、県との調整というのは、非常にまた今後も続きますが、粘り強く続けさせていただいて、いち早く形にできるように取り組ませていただければと思います。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) ぜひ、その方向に向かって、しっかり取り組んでいただければと思います。 よろしくお願いをいたします。 デマンド交通以降の再質問につきましては、先ほどの市長から大変丁寧な御答弁をいただいてございます。さらに、この後、予算審査特別委員会等の審議もございますので、そちらのほうに審議のほうを委ねたいと思います。 ここで大変恐縮ですが、施政方針の関係で、市長にお伺いしたいと思います。 市長は常々、市民起点に基づき、市民の立場と経営視点に立った成果重視の行政経営の展開に取り組みながら、総合計画の着実な進行、管理をしていくと言われております。 御承知のように、我々現議員の任期は令和5年4月でございますが、その後8月に富里市長の任期も来るわけでございます。 令和5年度の施政方針、当然のことながら、数年の運用を想定して提案されていること、また市長の積極的な政治姿勢から、8月に予定しております市長選挙に、五十嵐市長は再出馬の意向をお持ちでしょうか。僣越ながらお伺いをいたします。 ○議長(野並慶光君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐博文君) お答えさせていただきます。 ともかく、今までコロナ対策を最優先としてやらせていただきました。その一方で、歳入改革を取り組ませていただき、財政再建の兆しも見えてきて、いよいよ新たな富里市に向けたスタートが切れたというふうに私は思っております。 今後は、この新たな富里の姿を明確に映し出して、そして、また軌道に乗せる責任が私には残されているかと思います。そういったことから、次期市長選挙につきましては、出馬させていただきたいというふうに思っております。 よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 戸村喜一郎君。 ◆(戸村喜一郎君) 明確な御答弁ありがとうございました。 ぜひ、御健闘をお祈り申し上げます。 以上で、富里自民の会の会派代表質問を終わります。 ありがとうございました。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 先ほど、戸村議員からいただいた再質問に対する答弁ですが、国家戦略特区と言うところを、国際戦略特区と言ってしまったようです、訂正いたします。 以上です。 ○議長(野並慶光君) これで富里自民の会の会派代表質問を終わります。 しばらく休憩します。              午後0時00分 休憩             …………………………………              午後1時00分 開議出席議員  16名欠席議員   2名 柏崎のり子さん   江原利勝君 ○議長(野並慶光君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、公明党の会派代表問を許します。 公明党代表、布川好夫君。          (布川好夫君登壇) ◆(布川好夫君) 議長のお許しをいただき、会派公明党を代表し、布川好夫、一般質問を行います。 新型コロナウイルス感染症との闘いが3年が経過したこの春以降から、インフルエンザと同じ5類へ引き下げるとのことです。ウィズコロナ、アフターコロナ対策を医療機関や行政と協力し、市民が安心・安全に暮らせるよう取組をしていただきたいと思います。 それでは、大きく三点にわたって質問いたします。 1 施政方針について (1)待機児童について (2)障害福祉サービスについて (3)子育て世代包括支援センターについて (4)デマンド交通について (5)通学路の安全対策について (6)企業誘致について (7)電気自動車等の購入補助について (8)ICTを活用した学習環境について (9)外国人支援について (10)職員のスキルアップについて 2 令和5年度予算について (1)新規事業について  ア 高校生等の医療費助成について  イ 入学お祝い金について  ウ オンライン施設予約について  エ 創業・事業承継応援補助金について  オ 庁舎等照明器具のLED化について  カ その他政策実行計画における新規事業について 3 政治姿勢について (1)給食費の無償化について (2)外国語教育について (3)成田空港周辺地域における土地利用規制の弾力化について (4)防犯灯や防犯カメラの必要性について よろしくお願いいたします。 ○議長(野並慶光君) 公明党代表、布川好夫君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) 公明党、布川議員の会派代表質問にお答えします。 なお、教育関係の御質問につきましては、教育長が答弁いたします。 まず、施政方針についてでございますが、待機児童につきましては、安心して子供を産み、子育てがしやすい環境づくりとして、幼児教育、保育の充実に努め、直近5か年のピークは令和2年4月1日時点の56人となっており、以降、令和3年では18人、令和4年では12人と年々減少傾向に転じております。 待機児童の減少の要因といたしましては、ゼロ歳から5歳までの人口の減少による影響のほか、新たに民間幼稚園1園の認定こども園化や小規模保育事業所5か所が開所されたことなどによるものと考えます。 今後も引き続き保育士等の処遇改善など民間特定教育・保育施設等への支援に努め、待機児童ゼロを目指してまいります。 次に、障害福祉サービスについてでございますが、障害に関するサービス費は年々増加傾向にあり、受皿となる市内のサービス事業所についても、令和2年度末は17か所でしたが、令和4年12月末日現在では23か所と6か所増えております。 本市といたしましては、障害福祉サービスを希望される障害者が必要なサービスを継続的に利用できるよう、市内・市外のサービス事業所と協力しながら対応しております。 また、令和5年度に策定する第7期富里市障害福祉計画・第3期富里市障害児福祉計画においては、これまでの計画の進捗状況を検証し、生涯にわたり地域で安心して暮らすことができるよう、総合的な障害福祉サービスの充実を図ってまいります。 次に、子育て世代包括支援センターについてでございますが、現在、子育て世代包括支援センターでは、妊産婦及び乳幼児期の健康の保持及び増進に関する包括的な支援を行い、地域の特性に応じて切れ目のない支援を提供しております。 令和5年2月1日からは、出産・子育て応援交付金事業を開始し、伴走型相談支援と経済的支援である「とみちゃんからの贈りもの」と称した出産応援ギフトと子育て応援ギフトの受付をスタートいたしました。 令和5年度の取組につきましては、国が示す実施要綱に基づき、地域の子育て支援力の底上げにつながるよう、葉山キッズランド内にある子育て支援センターと連携して、妊娠後期に希望者へ行う面談を予定しており、併せて組織体制の強化に努めながら子育て支援の充実を図ってまいります。 次に、デマンド交通についてでございますが、富里市地域公共交通計画に基づき、市民のさらなる交通利便性の向上を図るため、令和4年10月に運行を開始した新デマンド交通は、多くの市民の皆様に御利用いただいております。 令和5年1月末日現在の現状といたしましては、登録者総数は3,399人で1日平均の利用者数は83.2人、利用者の約70パーセントが70歳以上の方となっており、商業施設、病院、駅への御利用が多いところでございます。 また、本市と包括連携協定を結んでいる日本大学理工学部の交通システム工学科の学生により、新デマンド交通のロゴマークの候補作を作成していただき、令和4年12月1日から23日まで実施した市民投票により採用作品が決定いたしました。 さらに、令和5年1月10日から25日まで、新デマンド交通の愛称を市内小・中学校の児童・生徒から募集し、応募293点から「キャロリン号」に決定したところでございます。決定したロゴマークと愛称は、より市民の皆様から親しみを持っていただけるよう新デマンド交通の車両や停留所への掲示、制度の周知など、様々な場面で活用してまいります。 今後につきましては、現在、ドア・ツー・ドア方式の対象者拡大など、さらなる利便性の向上に向け、関係機関と協議を行っており、今後も引き続き持続可能な地域公共交通として安定した運行体制の構築を図り、市民の皆様が利用しやすいキャロリン号となるよう取り組んでまいります。 次に、通学路の安全対策についてでございますが、毎年教育委員会をはじめ、成田警察署、道路管理者や市PTA連絡協議会の代表者などで構成される富里市通学路安全推進会議を開催し、通学路の合同点検等を行い、継続的に安全対策の実施及び検証に取り組んでいるところです。 令和4年度は、カーブミラーや横断歩道の設置などの新たな要望があり、これまでの要望と合わせて69件の対策について現地調査を踏まえた協議を行い、48件の対策を講じたところです。残る21件につきましては、関係機関との協議を継続し、令和5年度以降、計画的に取り組んでまいります。 また、通学路の整備については、富里市通学路安全推進会議の方針の下、庁内の関係部署で組織する富里市通学路安全点検連絡会で十分な協議を行い、子供たちへの安全指導とともに、計画的に進めているところでございます。 今後も通学路の安全対策に万全を期し、児童・生徒の交通事故ゼロを目指してまいります。 次に、企業誘致についてでございますが、本市ではこれまで、市街化区域の用途地域の大幅な見直しや、市街化調整区域における土地利用方針及び地区計画ガイドラインの改定、企業立地促進条例に基づく企業立地奨励金制度などにより、企業が進出しやすい環境づくりに努め、令和5年2月に酒々井インターチェンジ前に東京中央木材市場株式会社が本社機能とともに移転、開業したところであります。 また、令和4年8月には、富里市企業立地サポート制度を策定し、商工観光課に配置した企業誘致専門員による企業ニーズの把握や、土地所有者と企業のマッチングなどに向け、富里市事業用地等情報の収集及び提供に関する協定を、公益社団法人全日本不動産協会千葉県本部及び一般社団法人千葉県宅地建物取引業協会印旛支部と締結し、土地情報の提供について御協力をいただいているところでございます。 さらには、令和4年12月の千葉県議会において可決され、令和5年3月施行予定である都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部を改正する条例については、企業誘致の受皿づくりに大きな効果を生むものと期待しており、この契機を確実に捉え、企業誘致をより積極的に行うとともに、雇用の創出・拡大に努めてまいります。 次に、電気自動車等の購入補助についてでございますが、脱炭素社会の実現に向けて、令和5年度に住宅用太陽光発電設備を併設した電気自動車、プラグインハイブリッド自動車の購入に対する補助を新たに予定しております。 補助対象の内容といたしましては、電気自動車及びプラグインハイブリッド自動車の購入に際し、住宅用太陽光発電設備を併設する場合は、補助金限度額10万円、また住宅用太陽光発電設備及びV2H充放電設備を併設する場合は、補助金限度額15万円でございます。 今後も、地球温暖化の防止、環境負荷の低減及び災害時の備えとして、家庭での地球温暖化対策と電力の強靭化を推進してまいります。 次に、ICTを活用した学習環境についてでございますが、GIGAスクール構想に基づく児童・生徒1人1台端末について、令和3年度に全小・中学校への導入を完了し、令和4年度には学習用クラウドサービスなどの利用で大規模校などの一斉利用時の通信帯域不足を改善するため、中学校3校をはじめ、小学校では規模の大きい富里小学校、富里南小学校の2校において、インターネット回線の増強工事等に取り組んでいるところでございます。 さらに、教育のICT利用を推進していくために、ICT支援員を2名増員し、教職員のスキルをより一層高めながら、子供たちの興味、関心を引き出し、学習意欲の向上とそれぞれに最適な学習環境を形成するとともに、協働的な学びの充実を図ってまいります。 また、統合型校務支援システムの活用では、効率的に校務を進めることで子供たちと向き合う時間を増やし、それぞれに寄り添った指導、支援等を推進してまいります。 次に、外国人支援についてでございますが、これまで各課窓口において外国人住民との円滑なコミュニケーションを図るため、令和2年度に多言語音声翻訳機を導入したほか、令和3年度、4年度においては、易しい日本語の習得を目的とした職員研修会を開催し、職員の意識向上に努めました。 令和5年4月からは、外国人支援窓口の機能充実を予定しており、具体的には月曜日、金曜日の週2日、午前9時から正午までの窓口対応だったところを、月曜日から金曜日までの週5日、午前9時から午後5時までに拡大するとともに、メール相談等の手法を取り入れ、多様なニーズに対応してまいります。 また、転入手続を終えた外国人住民に対し、市内の公共施設や市民活動団体の案内、分かりやすい税金の仕組みやごみの出し方など、ウェルカムデスク機能を持たせ、生活に必要な情報を提供していきます。 今後も、外国人と日本人が同じ地域住民として安心して暮らせる、多文化共生・共創の推進を図ってまいります。 次に、職員のスキルアップについてでございますが、市民サービスの向上につなげるため、職員の知識、技能の習得を目的として、全国市町村職員研修所や千葉県自治研修センターなどの外部研修機関へ職員を派遣し、職員の職務遂行能力の向上を図っております。 また、全国市長会や千葉県などの他団体に職員を研修生として派遣するとともに、帰庁後に研修生を講師とした庁内研修を行うなど、派遣先で得た知識や技能を職場に還元させるよう取り組んでまいります。 庁内研修の充実につきましては、新規採用職員研修などのほか、各課等が主体となって行う庁内研修の充実を図るとともに、自発的に行動できる人材の育成や職員のマネジメント力の向上を目指したコーチング研修など、職員の成長を促進する研修を実施し、良質な市民サービスの提供につなげてまいります。 次に、令和5年度予算についてでございますが、新規事業につきましては、高校生等の医療費助成として、現在、中学3年生までとしている子ども医療費助成制度の助成対象者をさらに高校3年生までに拡充し、子育て世帯の経済的負担軽減を図るとともに、安心して子育てができる環境を整備してまいります。 また、入学お祝い金についてでございますが、本市独自の子育て支援策として、新たに小学校と中学校に入学される児童を持つ子育て世帯に、就学前準備費用の一部として児童1人につき2万円の入学お祝い金を支給し、子育て世代と次世代を担う子供たちを応援いたします。 次に、オンライン施設予約についてでございますが、富里市DX推進計画に基づき、施設利用者の利便性向上を図るため、新たに富里北部コミュニティセンター及び中部ふれあいセンターにオンライン施設予約システムを導入いたします。 円滑なオンライン施設予約への移行を図るため、従来の申請書による受付を継続しつつ、令和5年10月をめどとして、いつでも空き状況の確認が行えるよう予約状況を公開し、併せてオンライン予約に必要なユーザー登録を開始いたします。 令和6年2月からは、令和6年4月以降の予約がいつでもどこからでも可能となるオンライン予約を開始いたします。 システムの導入に当たりましては、円滑に御利用いただけるよう十分な周知期間と丁寧な説明に努め、引き続き導入に向けた調整を指定管理者と行ってまいります。 次に、創業・事業承継応援補助金についてでございますが、市内で創業や事業承継をする方を対象に、創業や事業承継に係る必要経費の一部について、50万円を上限に2分の1以内で補助を行うものです。 創業準備期から創業期における資金調達は最も重要であり、十分な資金がなければ人材や設備も整わず円滑な事業展開に向けた準備が不十分になり、また経営者の高齢化が進む中で、中小企業や小規模事業者の事業承継は社会的な課題にもなっております。 このような状況から、本補助金が資金調達の一助となり、円滑な創業や事業承継を促し、地域活性化によるにぎわいの創出と元気で活力ある商工業の振興を図ってまいります。 次に、庁舎等照明器具のLED化についてでございますが、富里市総合計画において、省エネルギー、新エネルギーの推進として、公共施設における温室効果ガス削減が掲げられているとともに、昨今の高騰する電気料金への対応としてLED等の省エネルギー機器の導入が望まれているところです。 そこで、庁舎照明をLED灯などの省エネルギー機器へ更新することについては、費用対効果などを検証した結果、既存器具をそのまま活用し、蛍光灯を交換することにより一部の照明をLED化することといたしました。 なお、交換した照明に係る電力量は約45パーセントの節電効果が見込まれており、また劣化等で活用できない既存器具につきましては、令和6年度以降、器具交換によりLED化を進めてまいります。 今後も施設の改修等に合わせるなど、庁舎等照明器具のLED化の取組を行い、温室効果ガス排出量削減などを進めてまいります。 次に、その他の政策実行計画における新規事業についてでございますが、「とみさと元気なまち宣言」を構成する食・運動・地域の三つのキーワードの一つである運動をテーマとして実施する幼児期の運動遊びの支援について、福祉のまちの景色の中に位置づけて進めてまいります。 事業の内容につきましては、官民が連携して市内の認定こども園、保育園、幼稚園等の園児を対象に、一般社団法人鬼ごっこ協会に技術支援を仰ぎ、鬼ごっこを取り入れた運動遊びを展開し、幼児期の子供の創造性やコミュニケーション能力など心身の発達と併せて、明るく元気で笑顔いっぱいの富里の子供を育んでまいります。 また、健康な体づくりの推進として、市民が健康寿命を延伸し、元気で生き生きと暮らすまちづくりを推進していくため、食・運動・地域をキーワードとした総合的な事業を新たに展開してまいります。 まず、食では、健康寿命と深く関連のある歯の健康にアプローチし、毎月の2歳児歯科健診の場を活用し、親世代に対する歯科健診を行い、若い世代に向けて新たに啓発を行います。 次に、運動では、包括連携協定を締結している順天堂大学の協力を得て、科学的根拠に基づいた効果的なトレーニングと食生活を見直すための栄養指導を併せて行う総合的な教室を、壮年期からの市民を対象として実施してまいります。 また、市民に広く親しんでもらえるよう体操や筋力トレーニングの動画を作成し、市公式ホームページなどの媒体を通じて提供してまいります。 地域といたしましては、各地区に委嘱している地区保健推進員が地元の野菜を使い減塩に配慮した野菜たっぷりレシピを、広報とみさとや市公式ホームページを通じて連載し、積極的に情報発信してまいります。 次に、政治姿勢についてでございますが、給食費の無償化につきましては、現在、本市において千葉県と連携し、子育て世帯の経済的負担の軽減を図るため、一定の要件を満たしている保護者に対し、富里市立小・中学校に通う第3子以降の学校給食費を令和5年1月分から無償としております。 令和5年度につきましても、第3子以降の学校給食費無償化を継続する予定でございますが、さらなる制度の拡充については、今後様々な課題を整理した上で総合的に検討してまいりたいと考えております。 次に、外国語教育についてでございますが、令和2年度から小学校の5、6年生では年70時間、3、4年生では年35時間実施しております。外国人による外国語指導助手のALTや日本人による外国語指導補助員のJTEと連携し、知識・技能や思考・判断・表現のほか、主体的に学習する取組の充実を進めているところでございます。 中学校では、令和3年度実施の新学習指導要領により、聞くことや話すことに係る学習が今までよりも重視されており、外国人のALTを各学校に配置して、よりコミュニケーション能力を高められるよう学習を進めております。 子供たちの発達段階にふさわしい英語教育の目的を明確にしながら、系統を重視した指導を行い、より一層外国語教育の充実を図ってまいります。 次に、成田空港周辺地域における土地利用規制の弾力化についてでございますが、成田空港の更なる機能強化を契機として、成田空港の物流拠点機能の強化を図ることを目指し、千葉県が行った土地利用規制緩和の提案について、令和4年度の国の規制改革実施計画に位置づけられたことから、国家戦略特区ワーキンググループにおいて検討が行われ、その中で地域未来投資促進法の活用が農林水産省から提案されました。 令和5年1月31日に3回目のヒアリングが行われた中で、地域未来投資促進法の弾力的活用により、成田空港周辺地域において事業者による土地利用の予見可能性を確保するという方針について、千葉県、農林水産省の両者から説明を行ったところ、委員からは前向きな取組であると評価され、今年度中に実施すべき規制改革に沿ったものと認められたところでございます。 この弾力的な活用については、成田空港ゲート、高速道路等のインターチェンジ、国道と国道の交差点周辺において、成田空港の機能と一体的利用の観点から必要となる物流施設等の整備を図る場合は、農用地区域を含む土地であっても、地域未来投資促進法に基づき、千葉県及び市町が重点促進区域を基本計画で設定することを可能とするもので、千葉県としても成田空港の国際物流拠点機能の強化に資するものと受け止めております。 このような中、千葉県は、まず成田空港を核にした国際的な産業拠点の形成を目指し、令和5年3月末までに地域未来投資促進法に基づく基本計画を作成し、物流施設を対象として成田空港周辺9市町の全域を促進区域に設定することとしており、また農林水産省からは、地域未来投資促進法の弾力的活用に関する取扱通知を発出する予定となっております。 なお、重点的に地域経済を牽引する事業の促進を図る重点促進区域の設定は、地元市町と協議の上、令和5年度以降を予定していると伺っております。 市域面積の9割以上が市街化調整区域である本市といたしましては、地区計画制度や令和5年3月に施行予定の千葉県の都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部改正など、今回の地域未来投資促進法の弾力的活用のほかに、市街化調整区域での立地基準もあることから、これらを照らし合わせながら有効なものをしっかりと選択し、富里市都市計画マスタープランの実現に向け、まちづくりに取り組んでまいります。 次に、防犯灯や防犯カメラの必要性についてでございますが、防犯灯につきましては、夜間における市民の安全な通行と犯罪の抑止を図るために有効な防犯対策設備の一つであることから、令和5年1月末日までに主要幹線道路及び指定通学路上に2,315灯を設置しており、区・自治会等が所有する防犯灯と合わせ市内全域では6,000灯以上の防犯灯が設置されております。 区・自治会等が行う防犯灯の設置及び維持管理につきましては、富里市防犯灯設置等補助金による支援を行っておりますが、令和5年度からは既設LED防犯灯の修繕費補助についての見直しを行い、自然災害による故障以外も補助対象とし、維持管理費のさらなる負担軽減を図ってまいります。 また、防犯カメラにつきましても、犯罪抑止等に有効な設備であることから、公道その他の不特定多数の人が往来する場所には、県補助金を活用し市内10か所に防犯カメラを設置しておりますが、令和3年度からは区・自治会による防犯カメラの設置に対する補助制度を開始し、防犯カメラの設置促進に努めているところです。 今後も補助制度の見直しによる地域負担の軽減を進めるとともに、市民が安心して暮らすことのできる犯罪のない地域社会の実現を目指してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 教育長、吉野光好君。          (教育長 吉野光好君登壇) ◎教育長(吉野光好君) 公明党、布川議員の会派代表質問にお答えいたします。 令和5年度予算についてでございますが、新規事業について、オンライン施設予約につきましては、富里市DX推進計画に基づき、令和4年10月から富里社会体育館で導入し、運用を開始しているところでございます。 富里中央公民館においても、従来の申請書による受付を継続しつつ、スマートフォンなどの端末で施設の空き状況の確認、使用許可申請が行えるオンライン施設予約システムを令和5年10月に導入してまいります。 令和6年1月からは、令和6年4月以降の予約がいつでもどこからでも利用可能となるオンライン予約を開始いたします。 システムの導入に当たりましては、円滑に御利用いただけるよう十分な周知期間と丁寧な説明に努めてまいります。 次に、庁舎等照明器具のLED化についてでございますが、富里中央公民館では、公民館棟の照明についてLED器具の更新を令和5年10月頃に予定しているところでございます。器具更新を行うことで電力使用量を抑え、温室効果ガス排出量削減に努めてまいります。 今後も、市民の皆様の生涯学習、社会教育の拠点として、快適に利活用できるよう推進してまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 御答弁ありがとうございます。 何点か再質問をお願いしたいと思います。 初めに、施政方針について、(1)待機児童について、答弁では、現段階では待機児童については流動的でありますが、年々減少しているとのことですが、令和5年度は新しい保育施設が予定されておりません。そんな中で既存の保育施設等を工夫をしていただき、また保育士等の人材も確保していただき、希望される全ての家庭が保育施設等に入れるよう、市としての責任で待機児童ゼロを目指していただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 次の(2)については答弁いただいておりますので、次に移らせていただきます。 また(3)子育て世代包括支援センターについて、確認をさせていただきます。 公明党は、昨年11月8日に子育て応援トータルプランを掲げています。その中で、妊娠から出産、子育てまでの切れ目のない支援の充実を目指しています。子育て世代包括支援センターの役割は重要で、誰一人取り残さない子育て準備のスタートとして充実した相談窓口をお願いしたいと思います。 また、(4)に移ります、デマンド交通につきましては、昨年の10月から新デマンド交通として市民の皆さんから聞かれるのは、大変助かりますと喜びの声をお聞きいたします。今後も、ドア・ツー・ドア方式の対象者拡大やさらなる利便性の向上を期待しておりますので、よろしくお願いします。 また、富里市におかれましては、鉄道駅のない本市において、持続可能な地域交通をぜひとも継続的によろしくお願いしたいと思います。 また、(5)、(6)、(7)、(8)については、答弁もいただいておりますので、このまま進めさせていただきます。 (9)の外国人支援について確認をさせていただきます。外国人支援窓口をウェルカムデスク等で充実とのことですが、生活していく上で必要な簡単な動画での紹介とか他市においてはかなり進んでいるというふうにお伺いをしていますので、その辺の検討もぜひ言葉が分からない方については動画で分かっていただけるような体制づくりというのをぜひともお願いをいたします。 次、(10)番の職員のスキルアップについて、以前から会派としては、民間との人事交流を、ぜひ職員の皆さんにもスキルアップの一助としてやっていただければなということでお話をさせていただいておりますので、いろいろな条件があるかと思いますが、そういった方向性もぜひ検討していただきたいというふうに思います。 次の2、令和5年度の予算について、今年は8月に市長選にもかかわらず、例年になく市独自の事業が新たに盛り込まれているように思います。先ほど代表質問で市長は次期市長選に挑戦をするということであったので、納得ができるかなというふうには思っております。 この中で、令和5年予算について、会派公明党からの予算要望の中から何点か再質問をさせていただきます。 新規事業について、(1)のア、高校生等の医療費助成について、子育て世帯の生活の支援を行うため、子ども医療費支援制度を高校生等まで拡充を、我々会派としても大変評価をしたいと思います。 次のイについて、入学お祝い金についてお願いをしたいと思いますが、次世代を担う子供たちを応援する本市の考え方は会派としても共感するものであります。ただ、この出産か入学時か、またまた現物支給なのか現金かについては、これ議論があって行われたというふうには考えますが、その辺についてだけ一点お尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 森健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(森秀樹君) 布川議員の再質問にお答えをさせていただきます。 入学祝い金に至ります経緯あるいは支給方法についての議論があったかどうかのお尋ねかと思います。 妊娠期から出産・子育てに係る費用につきましては、このたびの国の出産・子育て応援交付金事業において、全ての妊婦、子育て家庭への伴走型相談支援と経済的支援が実施されているというところでございます。 本市といたしましては、コロナ禍の中、また物価高騰の影響により子供たちを養育する費用が増加していることも認識しているところでございます。 そこで、市独自の子育て支援策を検討した結果、義務教育に当たります小学校と中学校に入学される児童をお持ちになっていらっしゃる子育て世帯を対象に、入学お祝い金を支給させていただきまして、子育て世帯への経済的支援を実施することとしたところでございます。 また、その支給方法につきましては、就学に係る準備品が多岐にわたることから、養育者がより自由度を持って就学準備品を購入できるよう、品物を限定する形ではなく、現金給付としたところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今の答弁を聞くと、やはりいろんな形の角度から議論をされた上での結果だったのかなというふうには思っているんですけど、その中で一つ、現物また現金も大切なことなんですけど、教育費という、そういった観点からすると、非常に教育費のほうの先生方とか、またこれから考えられる事業内容とかにも補助金としてつけるというような形も考えられたのかなというふうには思いますので、今後の課題としてまた期待をしておりますので、よろしくお願いします。 次のウ、オンライン施設予約について、大変御苦労されて、全ての公共施設の予約がオンラインで可能になります。職員の負担軽減を考えますと、今後一括管理というのが望ましいのではないかなというふうに思うわけですが、その辺の今後についてはいかがでしょうか。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) 布川議員の再質問にお答えをさせていただきます。 施設のオンライン予約システム導入に伴う体制についてのお尋ねでございます。 まず、コミュニティセンター北部と中部につきましては、指定管理を行っている関係から従来と同じオンラインによる予約に関する事務につきましても、これまでと同様に各指定管理者が行うこととなります。 オンラインシステムの導入により、市民の皆様の利便性の向上はもとより事務の効率化も図られるものというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) ぜひともいろんな課にまたいでいる状況下にある中で、せっかくオンラインをやるわけですから、一元管理ということで職員の軽減も含め、コストの面も含め、非常にやりやすいのではないかなと思いますので、今後もぜひ検討していただきたいと思いますので、また大変いいことなので共感はさせていただいていますし、よろしくお願いします。 次に、エの創業・事業承継応援補助金について、この事業によって他市への流出を防ぎ、市内で創業者を増やす、事業承継を期待するものでございます。また、金額云々というよりもやはりこういったことをやっているということが僕は非常に大事ではないかなと思いますので、今後とも継続的にお願いしたいと思います。 次のオ、庁舎等の照明器具のLED化について、電気代の高騰で本市も庁舎等照明器具のLED化が推進されることを会派公明党として環境が整ったとして歓迎いたします。 全体の電気料は、LED化で想定される1年間の電気料の予想差額についてお尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 布川議員の再質問にお答えいたします。 市役所庁舎のLED化による1年間の削減額につきましては、現在の蛍光管と交換するLED管の1本当たりの消費電力から試算しますと、令和5年度に実施するLED化によりまして、市役所庁舎の節減効果を1年間と換算した場合、約134万円の削減となる見込みでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 135万円が高いか安いかというのを考えると非常に大事なことで、これがずっと1年、2年、3年、5年、10年と続いたときには、丸が1桁増えるわけですので、いい決断をされたなというふうに思っておりますので、今後も引き続きお願いしたいと思います。 次のカに移らせていただきますが、その他の政策実行計画における新規事業については、先ほどの答弁で二つの事業が答弁としていただきましたので、こちらについては再質問はありませんので、次に移ります。 3番目の政治姿勢についてお尋ねをしたいと思います。 (1)の給食費の無償化について、答弁でも本市では第3子目のお子さんから無償化に取り組んでいますが、千葉県内で進む給食費の無償化について、まずどう認識されているのか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 布川議員の再質問にお答えいたします。 学校給食無償化の他市町村の動向につきましては、千葉県内の状況では、33の市町が第3子以降の給食費無償化が実施されております。また、14の市町で完全無償化が実施されているところでございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 先ほど市長が次の市長選に立候補するということですので、あえてお伺いをしますが、市長におかれましては、8月改選を迎えます。ぜひとも公約の柱として再選を目指していただきたいと思いますが、そのような考えはお持ちなのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 五十嵐市長。 ◎市長(五十嵐博文君) お答えさせていただきます。 まず、子供たちの成長を社会全体で応援することというのは非常に重要であると私は思っております。そして、給食費につきましても、この無償化は私自身今後加速して取り組んでいくべき項目であるというふうに受け止めております。 ですので、公約云々かんぬんというよりも、ともかくやるべきものであるというふうに受け止めさせていただきます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 非常に前向きな答弁で、公約に入れなくてもやるんだという、そういう意気込みが感じられましたので、ぜひとも一日も早い時期に給食費の無償化を実現できるようお願いしたいと思います。 次に、(2)外国語教育についてお尋ねをしたいと思いますが、これ、2回、3回と質問させていただいておりますので確認をしますが、令和3年9月議会での答弁では、富里市が目指す外国語教育について、今後さらにグローバル化が進み、子供たちが外国人と出会い、交流する機会が増えてきます。また、生涯にわたり様々な場面で外国の方とコミュニケーションを図ることとなります。このような国際化の波に対応できる生きる力の育成を踏まえた外国語教育を推進していきたいと考えています。 また、富里市が目指す外国語教育についてのお尋ねですが、本市の外国語教育に関しては、小学校では早い段階から外国語教育を推進してまいりました。外国語の教科化によりほかの教科と同様に学力向上が求められるものとなっております。中学校では、千葉県英語学力状況調査の結果から申し上げますと、昨年度、これは令和3年のときですので、令和2年度と比較すると理解力が高まってきております。また、学力向上についての課題がございますという答弁だったのですね。 その答弁を踏まえて、この1年半たっておりますが、その後の外国語の学力というのは、千葉県内でどう評価されているのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 金杉教育部長。 ◎教育部長(金杉章子さん) 本市の外国語の学力状況についてのお尋ねにお答えいたします。 本市では、学年末に千葉県標準学力テストを実施しております。英語のテストを実施しているのは中学生となりますが、この結果が出ている令和3年度の平均値で見ますと、中学1年生では千葉県平均と同等でございます。中学2年生では5ポイント、3年生では4.9ポイント下回っており、2年生以降の英語の学力に課題が見られる状況でございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 非常に残念な答弁だったなという気はするのですけれど、やはり空港圏というこういった地の利からすると、こういったものに力を入れていくというのが非常に大切だというふうに答弁では言っていましたから、あえて言わしてもらっているんで、その辺だけは今後ぜひとも努力をしていただきたいなというふうに思っておりますので。 本市は成田国際空港に近く、外国語と触れ合う機会が多い環境であることから、本市の子供たちが国際理解を深め、外国語でコミュニケーション能力を備え、将来グローバル化の進む社会において活動できるよう、地域の特性を生かした外国語教育の推進に取り組んでまいりたいとも答弁をされています。 ですので、ぜひともそういった方向性でやっていただきたいなと思いますし、他市を見ると、いろいろな補助金をつけて英語検定とかもやっていますので、そういった特化した形でぜひとも今後とも考えていただけるようにお願いします。 次に、(3)についてお尋ねをしたいと思いますが、成田空港周辺地域における土地利用規制の弾力化について、土地利用規制の弾力化により富里市が将来どのように変わる可能性があるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 鈴木企画財政部長。 ◎企画財政部長(鈴木隆次君) 布川議員の再質問にお答えさせていただきます。 今回の地域未来投資促進法の弾力的活用で、本市が将来どのように変わる可能性があるかとのお尋ねでございます。 市長の答弁にもございましたが、地域未来投資促進法の弾力的活用を本市のまちづくりに生かしていくためには、基本計画が策定された後、重点的に地域経済を牽引する事業の促進を図る重点促進区域を設定する必要がございます。 重点促進区域の設定に当たりましては、空港ゲートやインターチェンジなどからの距離要件のほか、本市の都市マスタープランや市街化調整区域での開発許可基準等を踏まえるとともに、地権者の御理解や企業ニーズについても十分に調査の上、具体的な区域を設定する必要がございます。 したがいまして、現時点でどの地域がどうなるかといったお示しはできないところではございますが、重点促進区域を設定した地域につきましては、成田空港の物流機能の一翼を担う地区になるとともに、富里市の物流拠点となるものと考えてございます。 以上です。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 本当に難しい言葉で言われているんで、多分今日もし市民の方が聞いていると、将来どう変わるのかなというのの答えとしてはちょっとあれだったかなとは思うんですけど、実際に夢を語れるような形で今後ぜひ取り組んでいただきたいなというふうには思いますし、こういうふうになったので富里市はこう変わりますというのも含めて今後検討していただきたいと思います。 土地利用の規制の弾力化により物流拠点の計画が、先ほども答弁ありましたが、成田空港周辺地域では進みます、間違いなく。その中で富里市は東京に一番近い立地を、これは生かすべきだと僕は思っているんですけれども、生かしていただいて、県とかNAAとかよく連携を取っていただきながら、事業者または地権者の理解を得て取り組んでいくことが非常に大切だなというふうに思っておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 次に移ります。(4)、これ最後の項目になりますが、残念だなと思ったのは、ここ数年主要事業にも全然入ってないんですね、防犯灯。また、防犯カメラも。なぜ消えてしまったのかなと。何か防犯灯に防犯カメラも市としてはもうやり切ったというような形でいるのか、非常に残念なことがありましたので、あえて入れさせてはいただきました。 防犯灯や防犯カメラは、市民の安全な通行と犯罪の抑止を図るため有効な設備でありますが、施政方針に全く一言も触れてないのは非常に残念です。 本市では、防犯灯については、夜間における市民の安全な通行と防犯の抑止を図るため、主要幹線道路や通学路に設置しています。生活道路では、防犯灯設置等補助金を活用し、地元の区や自治会等で設置、維持管理をお願いしています。 社会情勢や環境が変化する中で、暗くて危険な生活道路については、市の責任で設置を推進するべきだと私は思うんですが、市の認識についてお尋ねしたいと思います。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) お答えさせていただきます。 防犯灯の設置につきましては、防犯灯の設置管理を地域の皆様で行っていただくことで、その地域の防犯に対する意識向上につながるという側面も有しております。このことから、市と地域の皆様それぞれ防犯対策として設置を今まで行ってきている状況でございます。 市といたしましては、引き続き、市、区・自治会等の地域団体による設置管理を行っていただきたいというふうに考えており、防犯灯の補助制度のさらなる見直しを行い、地域の皆様の維持管理経費の負担軽減を図ってまいりたいという考えでおります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 今の答弁で確認しますけれど、地域の人たちと共にという、そういう中では多分区に入ったり、また自治会に入っている人のことを指しているんだと思うんですよ。ところが、今の現状は、状況が変わって5割を切っているような状況の中でやられているわけですから、その辺はやっぱり市がちょっと変わっていただかないと前へ進まない防犯灯の設置だというふうに思っていますので、その辺はぜひとも今後検討していただいて、考えを改めていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。答弁は結構ですんで。 次に、同じように、これ防犯カメラの設置について、本市は残念なことに私は遅れていると思っております。答弁では、市内10か所の設置が語られていますけど、答弁されていますけれど、この10か所というのが多いのか少ないのか、はっきり言って私は少ないのではないかなというふうな気はしているんですね。 特に昨今では非常に社会情勢変わってきまして、小学校や学校の周辺の通学路に防犯灯を設置するとか、そういった行政が増えてきているというふうに伺っております。この10個でではどういうところに設置をされて、どういった形で考えられて、今後どうするのかというのだけ答弁をいただいて、私の質問は終わりたいと思うので、よろしくお願いします。 ○議長(野並慶光君) 粕谷総務部長。 ◎総務部長(粕谷幸夫君) お答えいたします。 昨今の凶悪事件の発生によりまして、防犯カメラ等の防犯対策に対するニーズが増しているものというふうに認識しております。 これまで設置しました市内10か所の防犯カメラにつきましては、県補助金を活用させていただいております。必要な要件としまして、様々な要件がある中で、警察署との協議またプライバシーの配慮なども鑑みながら設置のほうを行ってまいりました。 引き続き、市としましては、この県補助を活用し、警察とも協議しながら、防犯効果が最大限発揮できる場所の検討を行い、設置の促進に努めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 布川好夫君。 ◆(布川好夫君) 市民の方、また子育て中のお子さんをお持ちの方が安心して暮らせるような形で、補助金を活用するのも大事ですけれども、単独でやれるような形で子供たちを守るとか市民を守るというのをぜひとも期待しますので、今後検討をよろしくお願いいたします。 私の質問は以上で終わります。 ○議長(野並慶光君) これで、公明党の会派代表質問を終わります。 消毒が入ります。そのままお待ちください。 次に、とみさと至誠会の会派代表問を許します。 とみさと至誠会代表、岡野耕平君。          (岡野耕平君登壇) ◆(岡野耕平君) とみさと至誠会の岡野耕平です。議長のお許しをいただきましたので、とみさと至誠会を代表して、会派代表質問をさせていただきます。 五十嵐市長におかれましては、市長就任後の大型台風、大雨被害を受けられ、翌年には新型コロナウイルスの流行で、以降3年間にわたる対応と、そして市制20周年を迎えられ、大変な御尽力だったと推察いたします。 そこで、令和5年度の施政方針をいただき、光り輝く富里の未来の景色の10年後に向かい、八つの分野ごとの未来の景色についてお伺いいたします。 (1)主要施策の概要にある八つの政策について  ア 福祉のまちの景色について   (ア)子ども家庭総合支援拠点の強化に関する具体策について   (イ)小・中学校に入学の児童・生徒への市独自の入学お祝い金の支給とあるがその内容について   (ウ)妊娠・出産・子育てにおける伴走型相談支援と経済的支援の具体策について  イ 都市基盤の景色について   (ア)都市計画道路3・4・20号成田七栄線の沿線周辺のまちづくりに関する構想について   (イ)令和5年度における道路計画の概要は。 駅のない富里市にとって新デマンド交通も大事だと思いますが、社会基盤整備である道路整備という件についてお伺いいたします。   (ウ)地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律の活用によるまちづくりについての考えは。 成田空港の機能強化に対しての当市の取組はいかがと思います。 また、1月末から2月初めに、新聞等によりますと、県は国家戦略特区の指定ではなく……ちょっとすみません、前後しましたので、ちょっと訂正させていただきます。 農水省が地域未来投資促進法による空港周辺9市町を促進区域とする基本計画を2023年度中に策定するようであり、県総合企画部は、農水省の地域未来投資促進法は特別な措置であり、県が求めてきたものだと言明しております。また、県知事も千葉県が求めていたものだと。 そして農水省は、空港ゲートや高速道路のインターチェンジ周辺、物流施設の整備に農用地区域の土地も含めることも可とする通知を9市町に通知と新聞に掲載されておりますので、その辺も含めて御答弁をお願いしたいと思います。   (エ)市街化区域における住宅用地についての考えは。  ウ 安心・安全なまちの景色について   (ア)市内防災倉庫の備品の更新について 富里市には、大きな川や湖はございませんが、線状降水帯や地震等に対しての対策は必要と思われます。そこで、いま一度備品の見直しを検討されることに対してお聞きしたいと思っております。  エ 産業のまちの景色について   (ア)農業に係る連作障害や薬害対策等のソフト面への対応について 本市の基幹産業である農業の継続的な発展とありますが、私は富里市の農業は基盤産業と思います。園芸施設、省力化機械、園芸施設の改修等とありますが、ハード面も重要でありますが、やはりソフト面の対応も必要かと思いますので、お尋ねいたします。   (イ)創業・事業承継応援補助金の詳細について  オ 自然・生活環境の景色について   (ア)国の動向を踏まえた本市の住宅用省エネルギー支援の具体策について 住宅用省エネルギー施設の支援整備は引き続き行っていただけるということでございますが、国では屋根用のソーラー発電に買取り価格の割増しを計画しているようでございますので、併せまして市の考えをお伺いしたいと思います。   (イ)市内公共施設照明LED化の進捗と今後の展望について  カ 教育のまちの景色について   (ア)GIGAスクール構想におけるタブレット端末の利活用状況について   (イ)旧岩崎家末廣別邸の保存活用における景観に関する考えは。 市民からお聞きしますと、旧岩崎家末廣別邸を末廣牧場側から見ますと、高木のみが目に入り、別邸がよく見えないという声を聞きますので、それに対するお考えをお聞きしたいと思います。   (ウ)日本大学スポーツ科学部との協力による新たな連携事業について  キ 連携と交流のまちの景色について   (ア)市民活動団体に係る支援の具体策について  ク 行政経営の景色について   (ア)本市への企業進出促進に関する具体策について 運営から経営へ、歳入改革による持続可能なまちとあります。次の代へつながる行財政改革を進めるに当たり、市街化区域の再編や地域計画制度の活用、企業の進出とありますので、併せてそれをお伺いしたいと思います。   (イ)魅力発信の柱としての末廣牧場のさらなる活性化に対する具体策について   (ウ)本市の職員に対してのスキルアップに関する具体策について 以上、八つの景色についての質問をさせていただきます。御答弁をよろしくお願いいたします。 すみません、言葉が抜けておりました。1 施政方針について、そして一番最後のクの行政経営の景色についての中の(イ)魅力発信の柱としての末廣農場のところを、牧場と言ってしまいましたので、訂正させていただきます。 以上について質問させていただきます。 ○議長(野並慶光君) とみさと至誠会代表、岡野耕平君の質問に対する当局の答弁を求めます。 市長、五十嵐博文君。          (市長 五十嵐博文君登壇) ◎市長(五十嵐博文君) とみさと至誠会、岡野議員の会派代表質問にお答えいたします。 施政方針についてでございますが、主要施策の概要にある八つの政策について、福祉のまちの景色における子ども家庭総合支援拠点の強化に関する具体策につきましては、近年子供やその家庭における相談内容等は複雑・多様化しており、本市においてもより専門的で適切な支援相談体制の整備が求められております。 そこで、令和4年4月から子育て支援課に子ども家庭総合支援拠点を設置し、子供やその家庭における相談窓口として保健師等の専門職を配置し、児童相談所等の関係機関と緊密に連携しながら支援しているところでございます。 次に、小・中学校に入学の児童・生徒への市独自の入学お祝い金の内容についてでございますが、新たに小学校と中学校に入学される児童を持つ子育て世帯に、就学前準備費用の一部として、児童1人につき2万円を支給し、子育て世代と次世代を担う子供たちを応援するものでございます。 次に、妊娠・出産・子育てにおける伴走型相談支援と経済的支援の具体策についてでございますが、まず伴走型相談支援につきましては、妊婦や低年齢期の子育て家庭に寄り添い、出産・育児等の見通しを立てるための面談や情報発信等により、必要な支援につなぐ取組を行うものです。 また、経済的支援につきましては、妊娠届出や出生届出を行った妊産婦等に対し、出産育児関連用品の購入や子育て支援サービスの利用に係る負担の軽減を図るため、現金を支給するものとなっております。 これらを一体的に支援することにより、必要な支援が確実に妊婦・子育て家庭に届き、支援の実効性が高まることによって、子育て支援の環境をより一層整備していきたいと考えております。 次に、都市基盤の景色についてでございますが、都市計画道路3・4・20号成田七栄線の沿線周辺のまちづくりに関する構想につきましては、当該地域は富里市都市計画マスタープランにおいて、日吉台地区と富里インターチェンジ周辺のにぎわい拠点を結ぶ地域間交流軸として位置づけられ、利便性の高い軸状空間の形成を図ることとしております。 また、都市基盤施設の整備のため、現在取り組んでいる七栄新木戸地区土地区画整理事業により、市の玄関口にふさわしい良好な市街地の形成を目指しております。 なお、日吉台地区と七栄新木戸地区に挟まれた区域は、市街化調整区域に指定されており、隣接する市街化区域と一体的な土地利用の形成を図るとともに、地区計画制度などを活用して民間活力を誘導したまちづくりを進めてまいります。 次に、令和5年度における道路計画の概要はとの御質問につきましては、都市計画道路3・4・20号成田七栄線を含む8路線、総延長約589メートルの事業を計画しております。このうち、主な幹線道路に係る事業といたしましては、富里第二工業団地方面と七栄市街地を結ぶクリーンセンター前の市道01-006号線並びに酒々井インターチェンジにアクセスしている市道01-008号線と七栄市街地を結ぶ市道01-007号線について、合わせて約1,023平方メートルの道路用地の取得、物件移転補償及び一部歩道工事を予定しております。 また、都市計画道路3・4・20号成田七栄線につきましては、約5,726平方メートルの道路用地の取得、物件移転補償費及び雨水排水管渠工事のほか、一部歩道工事を予定しております。 次に、地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律、通称地域未来投資促進法の活用によるまちづくりについての考えはとの御質問につきましては、地域未来投資促進法の弾力的な活用は、成田空港ゲート、高速道路等のインターチェンジ、国道と国道の交差点周辺において、成田空港の機能と一体的利用の観点から必要となる物流施設等の整備を図る場合は、農用地区域を含む土地であっても、地域未来投資促進法に基づき、千葉県及び市町が重点促進区域を基本計画で設定することが可能となり、事業者においては当該用地を利用した事業の予見可能性が高まるとされております。 千葉県としては、事業者の当該用地を利用した事業の予見可能性が高まり、成田空港の国際物流拠点機能の強化に資するものと受け止めております。 本市といたしましては、地区計画制度や県改正条例など、今回の地域未来投資促進法の弾力的な活用のほかに、市街化調整区域での立地基準もあることから、これらを照らし合わせながら有効なものをしっかりと選択し、富里市都市計画マスタープランの実現に向け、まちづくりに取り組んでまいります。 次に、市街化区域における住宅用地についての考えはとの御質問につきましては、幹線道路沿道は住民の日常の利便性に配慮した店舗等の立地を許容しつつ、住宅の環境を守るための地域として、第一種住居地域または第二種住居地域を指定するとともに、幹線道路沿道の背後地や計画的に整備された住宅地等は、閑静な住環境の住宅地として第一種低層住居専用地域などを指定しております。 また、令和3年7月30日の市街化区域における用途地域の見直しにおきまして、主に幹線道路沿道を中心とした地区の第一種低層住居専用地域を第一種住居地域や第二種住居地域に変更することにより、中層住宅の建設が可能になるなど、市街化区域の土地利用の高度化を図っているところです。 引き続き、市街化区域内の土地利用の高度化により住宅を確保していくとともに、低層住宅地等の良好な住環境の維持に努めてまいります。 次に、安心・安全なまちの景色についてでございますが、市内防災倉庫の備品の更新につきましては、防災倉庫で保管している備蓄品については備品として扱っており、本市では賞味期限等がある食料、飲料水などを計画的に更新し、その他の備品につきましては、適宜状態を確認し、更新することとしております。 令和2年度から令和4年度までに更新した備品の状況といたしましては、食料、飲料水、災害対策用資機材に使用する燃料などのほか、女性や乳幼児に配慮した生理用品、粉ミルクや哺乳瓶、新型コロナウイルス感染症対策に関連したマスク、消毒薬などを更新しております。 今後も、SDGsや男女共同参画の視点も踏まえ、計画的な備品の整備、更新に努めてまいります。 次に、産業のまちの景色についてでございますが、農業に係る連作障害や薬害対策等のソフト面への対応につきましては、市の基盤産業である農業を持続的に発展させるため、市を代表する特産物であるスイカの栽培を中心に、農林業センターに設置した試験圃場において、生産者、県、農協、企業、大学等と連携し、より持続性の高い農法への転換に向けた土づくりや病害虫対策等の試験を実施しております。 今後は、この試験で得られた成果を農業関係団体に報告するなど、市内農家に還元し、個々の生産技術の向上による高品質かつ安定的な生産につなげてまいります。 次に、創業・事業承継応援補助金の詳細についてでございますが、市内で創業や事業承継をする方を対象に、創業や事業承継に係る必要経費の一部について、50万円を上限に2分の1以内で補助を行うものです。 創業準備期から創業期における資金調達は最も重要であり、十分な資金がなければ人材や設備も整わず、円滑な事業展開に向けた準備が不十分になり、また経営者の高齢化が進む中で、中小企業や小規模事業者の事業承継は社会的な課題にもなっております。 このような状況から、本補助金が資金調達の一助となり、円滑な創業や事業承継を促し、地域活性化によるにぎわいの創出と元気で活力ある商工業の振興を図ってまいります。 次に、自然・生活環境の景色についてでございますが、国の動向を踏まえた本市の住宅用省エネルギー支援の具体策につきましては、本市としましては、豊かな自然に抱かれた安心して暮らせるまちを目指して、市域の温室効果ガスの排出量削減に向け、新たな補助対象項目を追加し、さらなる住宅用省エネルギー設備等の支援を行ってまいります。 また、再生可能エネルギーの太陽光を利用した発電について、国では令和5年1月31日に経済産業省で開催された調達価格等算定委員会の中で、2024年度以降の再生可能エネルギーの固定価格買取制度、企業の工場や倉庫、オフィス等の屋根に設置する10キロワット以上の屋根置き事業用太陽光発電設備による電気に対し、現在の地上に設置する太陽光発電と区分けし、買取り価格を高く設定する予定であると認識しております。 本市といたしましても、脱炭素社会の実現や地球温暖化対策の観点から、再生可能エネルギーの導入に向け、情報提供や啓発を行ってまいります。 次に、市内公共施設照明LED化の進捗と今後の展望についてでございますが、本市の全施設における照明器具の総数は2万4,352灯であり、このうちLED化されている照明器具は4,521灯で、令和4年度のLED化率は18.6パーセントとなっております。令和5年度において市役所庁舎及び富里中央公民館の1,784灯をLED化する予定であり、LED化率は25.9パーセントとなる見込みです。 今後の展望についてでございますが、国においては施設等の既存照明のLED化率を2030年までに100パーセントとすることを目標としておりますので、本市の公共施設のLED化につきましても、施設の改修等に併せるなど、順次進めてまいります。 次に、教育のまちの景色についてでございますが、GIGAスクール構想におけるタブレット端末の利活用状況につきましては、本市におきましても、令和3年度までに全児童・生徒に1人1台端末を整備し、個別最適な学びの実現や協働的な学びの充実に向けた環境整備に努めているところでございます。 学年別のタブレット端末の利用状況といたしましては、小学校低学年では、カメラを使って情報を集める、写真を加工する、集めた情報を比べたり、順序を考えたりするような場面で活用し、小学校中学年ではインタビューやウェブによる情報収集、スライドによるプレゼン資料の作成、アンケートの作成、集計、分析などに活用しています。 また、小学校高学年では、表計算アプリを使って表やグラフをつくる、文書作成アプリを使っての文書作成など、中学校では、小学校の内容に加えて、共同編集やファイル共有などのクラウドシステムの活用のほか、学習内容の共有などに活用しているところです。 今後、タブレット端末の活用では、効果的な場面や従来の指導方法との比較、検証を進め、子供たちの学習意欲の向上とともに、それぞれにふさわしい学びと協働的な学びの充実を図ってまいります。 次に、旧岩崎家末廣別邸の保存活用における景観に関する考えはとの御質問につきましては、三菱地所株式会社との寄附契約による歴史的価値の向上、建築的価値の向上、自然的価値の向上の遵守事項にのっとり、土地建物を維持管理しております。令和2年度に一般公開に当たり、安全対策の一環として、調査に基づき、空洞化など倒木等のおそれのある支障木について大規模な伐採を実施いたしました。 旧岩崎家末廣別邸の建物を取り囲む景観は、明治時代の植林地を切り開いて建築した歴史の一つでもあります。 今後も引き続き来場者の安全を確保するとともに、旧岩崎家末廣別邸の持つ歴史的背景や景観がもたらす当時の趣を後世に残すことが重要であると考えており、多くの方に御満足いただけるよう整備を進めてまいります。 次に、日本大学スポーツ科学部との協力による新たな連携事業についてでございますが、全国的に子供たちの体力低下が顕著であり、本市においても令和4年度の体力、運動能力テストでは、小・中学校全ての学年において20メートルシャトルランや50メートル走で、令和3年度の千葉県平均を下回っていることを踏まえ、就学後の子供たちの運動能力の向上に取り組んでまいります。 具体的には、同学部の学生を市内小学校に招き、小学生を対象とした楽しいスポーツ教室を開催するとともに、小・中学校教職員を対象にスポーツ栄養学に基づいた食育研修会の開催を予定しております。 今後も引き続き、子供たちが元気で暮らし続けることができるよう、運動やスポーツをすることが楽しいと思える事業を、市スポーツ団体等とも連携、協力し、事業の実施に取り組んでまいります。 次に、連携と交流のまちの景色についてでございますが、市民活動団体に係る支援の具体策につきましては、市民活動団体が自主的、継続的に行う公益的な活動を後押しすることを目的とし、本市独自の市民活動支援補助金を創設しているほか、市民の皆様が安心して活動できるよう市民活動総合補償制度を導入し、万が一の事故に備えております。 また、市民活動団体などが継続して自立した活動を行うためには、これからの活動を支える人材の発掘や育成が重要であることから、活動の活性化につながるヒントを得る場としてとみさと協働塾を開催し、これまでに多くの方々に受講いただいているところです。 今後も市民活動団体の活動の活性化につながるよう支援策の充実に努めてまいります。 次に、行政経営の景色についてでございますが、本市への企業進出促進に関する具体策につきましては、これまで市街化区域の用途地域の大幅な見直しや市街化調整区域における土地利用方針及び地区計画ガイドラインの改定、企業立地促進条例に基づく企業立地奨励金制度などにより、企業が進出しやすい環境づくりに努め、令和5年2月に酒々井インターチェンジ前に東京中央木材市場株式会社が本社機能とともに移転、開業したところであります。 また、令和4年8月には、富里市企業立地サポート制度を策定し、商工観光課に配置した企業誘致専門員による企業ニーズの把握や土地所有者と企業のマッチングなどに向け、富里市事業用地等情報の収集及び提供に関する協定を公益社団法人全日本不動産協会千葉県本部及び一般社団法人千葉県宅地建物取引業協会印旛支部と締結し、土地情報の提供について御協力いただいているところでございます。 さらには、令和4年12月の千葉県議会において可決され、令和5年3月施行予定である都市計画法に基づく開発行為等の基準に関する条例の一部を改正する条例については、企業誘致の受皿づくりに大きな効果を生むものと期待しており、この契機を確実に捉え、企業誘致をより積極的に行うとともに、雇用の創出、拡大に努めてまいります。 次に、魅力発信の柱としての末廣農場のさらなる活性化に対する具体策についてでございますが、令和4年度におきましては、末廣農場や市の特産品のスイカ、日本有数の生産量を誇るニンジンといった魅力をラッピングした高速バスの運行や、東京都内各地で観光PRを実施するなど、様々な機会を取りこぼすことなく活用し、末廣農場をはじめとした地域の魅力発信に努めております。 さらには、千葉県北総地域への旅行ツアーを手がけている旅行会社を中心に、私自身がトップセールスを行い、令和5年1月29日から2月26日まで末廣農場にもお立ち寄りいただけるバスツアーが計画されるなど、末廣農場が市の観光の拠点として徐々に認識されつつあります。 また、末廣農場でのイベントを通じて、来訪者と地域の皆様との交流の促進を図っているところですが、令和5年度には千葉県誕生150周年記念事業を末廣農場を会場に実施する計画もあり、市内外へ向けさらなるPRを行ってまいります。 これらの事業展開により、末廣農場が来訪者の目的地として定着することを目指し、さらには末廣農場が着地型観光の窓口となり、地域への観光へつないでいく拠点としての機能を発揮できるよう努めております。 あわせて、市民ニーズ及び利用者の御意見を踏まえ、指定管理者と連携を図りながら、物販施設やレストラン等への課題に対し随時改善を行い、末廣農場に求められる機能を今後さらに発揮し、観光、交流の拠点となるよう展開してまいります。 次に、本市の職員に対してのスキルアップに関する具体策についてでございますが、職員の知識、技能のさらなる向上を図るため、各分野における専門的な知識、技能を習得することを目的として、外部研修機関などに職員を派遣することや、全国市長会や千葉県などの他団体に職員を研修生として派遣し、派遣先で得た知識を帰庁後に職場に還元させるよう取り組んでまいります。 また、庁内研修の充実を図るため、新規採用職員研修やコーチング研修などのほか、各課等が行う庁内研修の実施を推進し、職員間での学び合いや意見交換などの機会を充実させることで、職員の職務遂行能力の向上を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(野並慶光君) 岡野耕平君。 ◆(岡野耕平君) 丁重な答弁をいただきました。富里市は成田空港とは切っても切れない関係と思います。成田国際空港株式会社は、新聞報道等によりますと、2020年代には第三滑走路より飛行機を飛ばす予定と聞きます。 本市は、成田空港周辺市町議会連絡協議会の事務局を預かっている立場でもあり、このたびの機能強化を取り入れたまちづくりを空港圏9市町と連携を強化して、遅れることなくタイムリーなまちづくりを目指していただけることを要望いたしまして、とみさと至誠会の代表質問を終わらせていただきます。 ○議長(野並慶光君) これで、とみさと至誠会の会派代表質問を終わります。 これで、会派代表質問を終わります。 2月17日にも一般質問を行います。2月17日は個人質問を行います。 本日はこれで一般質問を終わります。 この際、申し上げます。 本日の会議における発言につきましては、後刻会議録を調査し、字句等整理を要するものがあった場合には、議長において善処いたしますので、御了承願います。 お諮りします。 議案調査のため、明14日から16日までの3日間、休会したいと思います。御異議ありませんか。          (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(野並慶光君) 異議なしと認めます。 明14日から16日までの3日間、休会することに決定しました。 以上で本日の日程は全部終了しました。 2月17日は、午後1時から会議を開きます。 本日はこれで散会します。             …………………………………              午後2時35分 散会             …………………………………...