印西市議会 > 1996-09-10 >
09月10日-代表質問-01号

ツイート シェア
  1. 印西市議会 1996-09-10
    09月10日-代表質問-01号


    取得元: 印西市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-03-26
    平成 8年  第3回定例会( 9月定例会)       平成 8年第3回印西市議会定例会 議事日程(第1号)                                平成 8年9月10日午前10時開議日程第 1 会議録署名議員の指名日程第 2 会期の決定日程第 3 諸般の報告日程第 4 行政報告日程第 5 一般質問      17番 勝 田 敏 之      15番 松 本 多一郎      10番 松 本 隆 志出席議員(23人)   1番   板   橋       睦       2番   出   山   国   雄   3番   伊   藤   博   信       4番   小   川       誠   5番   神   山   栄   夫       6番   川   村   一   幸   7番   清   水       哲       8番   葉   山   雅   美   9番   別   所   安   信      10番   松   本   隆   志  11番   山   田   喜 代 子      12番   岩   崎   幸   雄  13番   田   口   伸   二      14番   廣   瀬   直   美  15番   松   本   多 一 郎      16番   小   沼   勇   次  17番   勝   田   敏   之      18番   加   藤   光   雄  19番   河   内       保      20番   山   﨑   山   洋  22番   板   倉   正   直      23番   桜   井   秀   雄  24番   鈴   木   貞   男欠席議員(なし)  地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名 市  長   海 老 原       栄     助  役   磯   貝   正   尚 収 入 役   稲   毛   忠   臣     総務課長   渡   辺   恒   明                          企画調整 財政課長   本   橋   孝   司            稲   葉   東   治                          課  長 税務課長   高   橋   忠   行     住民課長   中   嶋   喜   一 国保年金                     社会福祉                             大 久 保       晃            堀   江   義   男 課  長                     課  長 児童福祉                     生活環境          谷   平   ミ チ 子            細   谷   幹   雄 課  長                     課  長  健康管理        桜   井   弘   一     産業課長   佐   瀬   知   子  課  長                          都市整備 建設課長   斎   藤   節   男            森   田       訓                          課  長 下 水 道                     消防交通         岩   崎   利   雄            大   野       勇 課  長                     課  長  水道課長   塩   田   辰   之                   教 育 長   武   藤   喜   正     庶務課長   石   川   幸   男 学校教育                     社会教育        山   下       勉            佐   藤   純   夫 課  長                     課  長 保健体育        溝   井   正   男 課  長本会議に職務のため出席した者の職氏名 議  会                                                 石   塚       滿     主  査   半   田       實 事務局長                                          議事係長   大   越       忠     主  事   安   西   浩   紀 △開会の宣告 (午前10時) ○議長(鈴木貞男) おはようございます。 ただいまから、平成8年第3回印西市議会定例会を開会します。                    〇 △開議の宣告 ○議長(鈴木貞男) これから本日の会議を開きます。                    〇 △議事日程の報告 ○議長(鈴木貞男) 本日の議事日程についてはお手元に配りましたとおりです。ご了承願います。                    〇 △会議録署名議員の指名 ○議長(鈴木貞男) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定によって、2番出山国雄君、3番伊藤博信君を指名します。                    〇 △会期の決定 ○議長(鈴木貞男) 日程第2、会期決定の件を議題にします。 お諮りします。本定例会の会期は、本日から9月20日までの11日間にしたいと思います。ご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声多数〕 ○議長(鈴木貞男) 異議なしと認めます。 したがって、会期は本日から9月20日までの11日間に決定しました。                    〇 △諸般の報告 ○議長(鈴木貞男) 日程第3、諸般の報告を行います。 本日、市長から議案の送付があり、これを受理しましたので、ご報告いたします。 次に、監査委員から各会計の7月分に関する例月出納検査の結果の報告がありましたので、その写しをお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、議会活動については、一覧表にしてお手元に配りましたとおりです。ご了承願います。 次に、平成8年第2回定例会の会議録をお手元に配付しておきましたから、ご了承願います。 次に、今期定例会の説明員の出席要求を行ったところ、出席通知のありました者の職氏名の写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、本日までに受理した請願は、お手元に配りました請願書の写しのとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託しましたので、報告します。 次に、7月3日に受理した在日本大韓民国民団千葉成田支部支団長、辛基明氏から、定住外国人に対する地方参政権付与など、人権保障の確立のための意見書提出を求める陳情が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、7月8日に受理した千葉市中央区長洲1の10の8、社会保障推進千葉県協議会会長、上原五十四郎氏から、拙速な介護保険創設をせず、介護基盤整備への財政支援の意見書提出を求める陳情が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、7月16日に受理した印西市平和行進実行委員会代表、神沢俊一郎氏から申し入れ書が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、7月16日に受理した1996年核兵器廃絶国民平和大行進千葉県実行委員会から、1996年核兵器廃絶国民平和大行進を成功させるための要請が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 次に、9月2日に受理した在日本朝鮮人総連合会千葉県本部代表者、委員長徐昌武氏から、定住外国人の地方参政権に反対する陳情書が提出されておりますので、その写しをお手元に配付しておきましたので、ご了承願います。 これで諸般の報告を終わります。                    〇 △行政報告 ○議長(鈴木貞男) 日程第4、行政報告を行います。 市長から行政報告の申し出があります。これを許します。 市長。   〔市長、登壇〕 ◎市長(海老原栄) 皆さん、おはようございます。平成8年第3回定例会に当たりましては、議員の各位には大変ご多用のところご出席をいただきまして、厚く御礼を申し上げます。 また、平素から市政の進展、市民福祉の向上のために大変ご尽力をいただいておりますことを厚く御礼を申し上げます。 それでは、第2回臨時会以降の主なものについてご報告をさせていただきます。 8月13日、印西地区環境整備事業組合管理者、副管理者会議が開催され、空席となっておりました管理者に私が選任をされました。 8月22日、印旛利根川水防事務組合議会臨時会が開催され、副管理者に私が選任をされました。 9月1日、西の原地区において、第17回7都県市合同防災訓練千葉県会場訓練が実施されました。自衛隊、警察、東電等のライフライン機関消防関係機関日本赤十字社関係者など、約5,000人の方の参加により、大変盛大に挙行することができました。 9月4日、特別養護老人ホームみどり荘において、防災訓練が実施されました。消防機関、警察署など約1,000人の方々の参加により、挙行することができました。 以上が主な報告事項でございます。 今議会にご提案いたします案件は、承認が2件、条例3件、財産の取得が1件、認定が3件、補正予算1件、報告が1件、人事案件が5件、計16件でございます。それぞれご提案申し上げましたときにご説明をさせていただきますので、よろしくご審議くださいますようお願いを申し上げます。 ○議長(鈴木貞男) これで行政報告が終わりました。                    〇 △代表質問 ○議長(鈴木貞男) 日程第5、これから代表質問を行います。 なお、代表質問は各会派申し合わせの指定時間がございますので、議事進行にご協力をお願いします。 民主清風会の発言を許します。申し合わせ時間は2時間十分です。 17番、勝田敏之君。   〔17番、登壇〕
    ◆17番(勝田敏之) 民主清風会、勝田敏之、平成8年第3回定例会に当たり、会派・民主清風会を代表して質問を行います。 去る7月28日に初めて行われた印西市長選挙は、町時代から長期にわたり行政の舵取りを務めてこられた伊藤利明氏の病気、急逝のあとを受けたものであり、印西市の歴史にひとつの転機をもたらす大きな出来事であったと受けとめております。それだけに、当選なさった海老原新市長の双肩には、これからの印西市発展にかけられた大きな期待と責任とが、重くのしかかったものと考えられます。そこで市長選に関わる当面の諸問題、海老原市長の選挙公約、さらに、中長期を展望しての諸問題について質問いたします。 1.今回の市長選挙の結果について、次の諸点を伺います。  ① 投票率について。  ② 両候補の得票結果について。  ③ 一部マスコミの報道について。 2.海老原候補が掲げた選挙公約について 海老原候補が6万1千市民に公約した諸施策は「千葉ニュータウン開発の緩やかな継続」と「これまでの開発による市民生活の歪みの是正」という大きな項目に集約されると考えますが、個々の公約は極めて具体的で、しかも市民感情に沿うものが多かったと判断いたします。 しかしながら、印西市の財政状況は、まことに厳しいものがあり、公約実現に向けてのこれからの道のりは、決して平坦なものではないと考えます。「出来るものから、積極的に」といわれた言葉も考慮に入れながら、諸公約の実現について伺います。  ① 高校新設問題を含む教育行政全般について。  ② 大森、木下周辺の振興策について。ちょっと書き忘れましたので、後から小林周辺についてもご答弁を求めるかもしれません。  ③ 生活関連道路、北千葉道路、JR成田線、北総線等の対策を含む交通アクセス整備について。  ④ ふれあいバスの今後の展望について。  ⑤ コミュニティー施策の展開について。  ⑥ 福祉施策の充実について。  ⑦ 図書館施策を含む社会教育の充実について  ⑧ 情報公開について。 3.O‐157対策について 病原菌による被害は、このところやや沈静化しつつあるとはいえ学校給食などについてはまだまだ厳重な被害予防と警戒が必要とされているようです。 そこで、市当局におけるこれまでの対応と、第2学期が始まるに当って、当市給食センターが取った対策、及び今後の給食システムへの影響について伺います。 4.行政改革の推進について 地方自治体にとっても行政改革は恒常的な命題であり、特に人口急増に伴う行政膨張の著しい印西市にあっては、無駄の削減、効率アップの努力は欠かせないところです。そこで、行政改革に関わる次の点につきお伺いします。  ① 庁舎に関わる将来計画について。  ② 窓口における市民サービスの改善策について。  ③ 市民および職員の駐車場について。 5.超大型・道の駅計画について わが印西市は、千葉ニュータウン計画の進展とほぼ同じテンポで急成長してきましたが、現実面では、開発の後追いを主とする行政に終始してきたかの感を拭いさることができません。 印西市が、本当の意味で北総を代表する多機能自立都市となりうるためには、千葉ニュータウン計画の進展をひとつの好材料としつつも、将来へ向けての独自性豊かな、しかも現実性のある大規模まちおこしプランを練り上げ、推進しなければならないと考えます。 そこで、民主清風会が鋭意調査研究を進めている「超大型・道の駅」につきその構想の一端をここに開陳し、行政当局の考えを伺います。 「超大型・道の駅」は、いんざい基本計画に掲げられている「市内4極の連結ゾーン」構想に、外向きの「道の駅」的要素を加味し、さらに、これからの印西市が必要とする「広域コミュニティー・ゾーン」「市民生涯学習の殿堂」さらに「地場産業振興の拠点」「商業流通センター」「都市型ホテル」等を複合させた一大シンボル・ゾーン構想です。 東京 成田間に立地する印西市の特質を余すところなく生かして、しかも年々増加を続ける市民に、施設実現のステップが進むにつれて順次大きな夢をもってもらえる計画となっています。 超大型・道の駅につき、別に資料を提出いたしますので、検討のうえ、具体的なお考えをお答えください。 ○議長(鈴木貞男) 市長。   〔市長、登壇〕 ◎市長(海老原栄) それでは、民主清風会、勝田敏之議員の質問にお答えをいたします。 1の①、投票率について。投票率については、前回より1.65ポイント上回っただけですが、地区ごとの投票率を見ますと、ニュータウン地区は7.16ポイントの大幅な伸びとなっております。そして、既存地区では草深を除くと前回を下回っており、3.36ポイントの減となっております。決してよいとは思っておりません。残念であります。 ②の両候補の得票結果について。開票結果について厳粛に受けとめております。これを踏まえて、全力で市政運営に当たってまいります。 ③、一部マスコミの報道についてお答えをいたします。新旧対決とかお金の件とかいろいろな声もありましたが、私は公職選挙法に基づき、公正に戦いました。 次に、2の①、高校新設問題を含む教育行政全般についてということにお答えをいたします。高校新設問題についてお答えをいたします。高校新設については、前市長の時代からあらゆる機会をとらえて積極的に県に要望をしてきたところでございます。そこで、私としても、今後前市長と同様に、あらゆる機会を通じて積極的に働きかけていきたいと考えているところでございます。 2の②についてお答えをいたします。従来大森・木下地区は商業の中心として発展してまいりましたが、近年ニュータウン地区に大型店が整備され、新しい商業核が形成されつつあり、また住民意識調査によりますと、魅力ある商店街づくりについての要望が多くなっております。そこで、大森、木下周辺の振興につきましては、木下河岸、木下街道等の歴史的背景と利根川、弁天川等の水辺を生かしたレクリエーション的機能を持ちました商業地形成を図り、今後はさらに地域の特性を生かし、商店会、商工会、観光協会等関係機関と連携を深め、推進してまいりたいと考えております。なお、今回補正をお願いしております土地利用計画調査事業におきまして、大森、木下周辺の一体的なまちづくりを進める上で、消費者人口の拡大等も含め、土地利用可能区域及び道路、排水などの都市基盤の推進方策を図るための基礎調査を実施する予定でございます。 2の③についてお答えをいたします。交通アクセス整備は、市全体の活性化や市としての一体感の創出、広域圏の形成など、まちづくりにおいて重要な役割を持つものと認識をしております。交通アクセスの整備には、市道を中心とした市域に関するものと、広域にまたがる幹線道路等の整備に関するものがございますが、いずれも生活している市民の利便性に直結するものでございますので、積極的に取り組んでまいりたいと考えております。また、北千葉道路については、平成6年12月に地域高規格道路の候補路線として国の第11次道路整備5カ年計画に位置づけられましたが、今後は計画路線として格上げになるよう関係市町村とともに関係機関に要望していく考えでございます。 次に、JR成田線についてでございますが、平成6年12月、JR東日本から成田線輸送改善計画として、我孫子駅と東我孫子駅との間、木下駅と小林駅側から約1キロメートルの間の部分複線化の案が提示されたところでございます。今後は地元負担について、関係市町村との負担割合についての決定等の協議を重ねながら、早期実現を図っていきたいと考えております。 次に、北総線については、平成12年に印旛・松虫駅まで、住宅・都市整備公団が開業をする予定でございますが、印旛・松虫駅から成田空港間については、事業主体も決定していない状況でございます。今後も引き続き関係市町村とともに関係機関へ働きかけてまいりますので、よろしくご支援くださるようお願いをいたします。 市道の幹線道路の整備については、市において策定されておりますいんざい新基本構想都市マスタープラン及び第6次実施計画に基づいて整備していくことが、整備の基本と考えております。現在、国庫補助事業の認可を受けて、平岡地先で東京電機大学平岡グラウンド関連道路、松崎・草深地先で、松崎工業団地関連道路及び県費補助事業を受けて、武西地先で東京電機大学の西側の都市計画道路3・3・18号線に接続する00 114号線の道路改良事業を推進中で、引き続き整備促進を図ってまいりたいと考えております。また、今年度より予定しております事業は、県道市川・印西線の発作地先から、我孫子市布佐地先までの発作・布佐線の改良工事、県道船橋・印西線の船尾地先から、白井町谷田地先までの武西・谷田線の用地測量委託、県道市川・印西線の白幡地先から、白井町平塚地先までの石尊道路の調査測量委託及び県道柏・印西線の浦部地先から、白井町平塚地先までの浦部・平塚道路の調査設計委託を予定しております。 また、都市マスタープランにも計画されておりますが、松崎工業団地関連道路県道千葉ニュータウン南環状線で接続する印西牧の原圏内都市計画道路3・3・23号線を北側に延伸し、県道千葉・臼井・印西線に接続し、平岡自然公園の南側を経過し、小林地先の都市計画道路3・4・12号線に接続する道路の調査委託を予定しております。また、木下駅南口の都市計画道路3・4・8号線から印西中学校の東側を通り、古新田地先を通過して、県道千葉ニュータウン北環状線に結ばれる(仮称)コスモス通りについては、関係機関との整備の手法等について協議中でございます。今後ともこれら幹線道路の整備促進を図っていくとともに、その他、集落内の改善する市道の整備についても、町内会からの要望等を踏まえて積極的に整備促進を図ってまいりたいと考えております。 2の④について、ふれあいバスにつきましては、本年第2回定例会において補正予算の議決をいただき、現在2台で運行しているところでございます。利用状況でございますが、7月、8月の2カ月間で3,157人の利用で、1日当たり2台で約175人が利用しております。今後の展望でございますが、本年の7月のダイヤ改正後、利用状況や意向を把握するとともに、新規施設、福祉センター(完成)の開業に伴う停車位置の検討をしていきたいと考えております。また、長期的には必要に応じて路線の見直し、路線の開拓を進めながら、同時にバス会社の運行路線の拡大等を念頭に置きながら、このバスをいつまで続けるべきか、どこまで踏み込むべきかも、行政の立場から慎重に検討してまいりたいと考えております。 2の⑤についてお答えをいたします。コミュニティ施策を展開していく上では、市民の自主的なコミュニティ活動を支援していくことが行政の基本姿勢と考えております。従来から言ってきました自治会、町内会等の組織化などコミュニティ活動の推進を積極的に図り、その拠点となる地区集会所の整備にこたえてまいりたいと考えております。さらに、市民の生活の多様化、高度化に対応するため、コミュニティセンターの整備について、おおむね中学校区を基本としながら、その考え方を年度内にまとめ、財政状況を勘案しながら、新たな需要にこたえてまいりたいと考えております。 第2次基本計画にあっては、永治地区のコミュニティ施策の整備を予定しております。コミュニティ施策は、市民に最も身近で市政を実感していただける施策の一つとして、今後ともよく耳を傾け、先進事例などを研究して、より一層の充実を図ってまいりたいと考えております。 2の⑥についてお答えを申し上げます。高齢者介護施設は、特別養護老人ホーム老人デイサービスセンター等の直接介護を行う施設のほか、在宅介護支援センターのように間接的に介護支援を行う施設を含めて充実を図っていきたいと考えております。 また、障害者施設の充実につきましては、平成8年度、9年度で計画をしております障害者プランに基づき、地域の実情に応じた施設整備を進めていきたいと考えております。 2の⑦、図書館施策を含む社会教育の充実についてをお答えいたします。社会教育については、生涯学習の立場に立って考えると非常に重要です。公民館、図書館などハードはもちろんとして、ソフト面の充実が肝要と思われます。このような観点から、この充実を図ってまいる所存です。なお、七駅圏対応として公民館、図書館分館を含む複合施設を、五駅圏対応として図書館の設置をそれぞれ計画し、遅くとも前者は11年度初頭に、後者は12年度初頭にオープンができますよう、現在その準備の作業に着手しております。詳細につきましては、担当課長から答弁させますので、よろしくお願いを申し上げます。 2の⑧については、助役の方から答弁させます。 3のO‐157対策について、これも助役の方から答弁をいたします。 4の行政改革の推進についてをお答えいたします。庁舎にかかわる将来計画について。この庁舎は、昭和51年に6万4,000人対応の庁舎として建設をされました。現在では非常に手狭となっており、昨年プレハブの会議室及び倉庫の建設をさせていただきました。庁舎にかかわる将来計画については、行政の効率的推進、市民サービスの向上のための重要事項なので、将来に向け十分に検討する必要がある重要課題と考えます。今後都市マスタープラン、第2次基本計画などの各種計画を踏まえ、基礎的な調査から始めたいと思います。また、来年度庁内に職員による検討のための検討会を発足させ、総合的に検討する予定です。 4の②について。窓口における市民サービス改善策についてでございますが、現在住民課の窓口業務につきましては、住民票と印鑑証明を電算化により発行しております。外国人登録事務につきましては、本年11月1日から電算化の実施を予定しております。戸籍事務につきましても、電算処理の計画の方向で現在調査研究をいたしております。 また、当市においては、行政改革の推進を図るため、現在行政改革推進委員会で行政改革大綱のご審議をいただいておりますが、年内中に出る答申を十分踏まえまして、より一層の窓口サービスの改善を推進してまいりたいと考えております。 4の③の市民及び職員の駐車場についてお答えをいたします。現在庁舎内における一般市民用の駐車場、駐車可能台数は167台でございます。文化ホールとも共用しておりますので、事業等が重なりますと駐車できなくなるときもある現況でございます。 また、職員駐車場につきましては、現在建設中の福祉センターの隣、竹袋641番地の14の用地を市が借り受けまして、職員駐車場として活用しております。駐車可能台数は170台であり、現在158人の職員が利用しております。人口増加により、市民駐車場及び職員駐車場につきましては、近い将来現在のスペースでは対応が困難になると思われますので、長期的または総合的に検討してまいりたいと思います。 5の道の駅計画についてお答えをいたします。道の駅については、現在進めております第2次基本計画の中で、整備の方向性については特に考えておりませんが、地域振興の一つとして、この道の駅計画と関連性を持たせられないか、研究していきたいと考えております。したがいまして、次期基本構想の策定準備の際には、道の駅計画を取り込めないか検討していきたいと考えているところでございます。 ○議長(鈴木貞男) 助役。   〔助役、登壇〕 ◎助役(磯貝正尚) それでは、情報公開と3番のO‐157対策の市当局のこれまでの対応ということで、2点につきまして私から答弁させていただきます。 まず、情報公開でございますが、情報公開につきましては、自治法に規定しております住民自治を具体化する諸制度の運用を補完するものの一つとして考えております。同時に住民の行政への参加要求にもこたえるものであるというふうに考えているところでございます。こういうことから、私どもといたしましては、情報公開に当たっての前提条件となっている本市公文書の統一的管理方策及び保管スペースの確保を図るという観点から、平成7年度からファイリングシステムを導入いたしまして、公文書の分類整理、保管等の検索等の一連の整備を行っている最中でございます。この整備は、平成7年度を初年度としたわけでございますが、およそ平成11年度までかかるのではないかというふうに考えておりまして、ご理解いただきたいと思うわけでございます。そういたしまして、このシステムの完成によりまして、統一的な文書管理が確立されるということでございますので、ご質問の公開の対象とすべき公文書、または保護しなければならない公文書など、いわゆる情報公開について住民の皆様方、議会の皆様方のご理解とご協力をいただきながら慎重に検討を加えて実施したいというように考えております。 いずれにしましても、現在公文書の統一的な管理と保管スペースの確保を図るための事業をまず優先的に実施している最中でございまして、その結果を待ちまして情報公開条例の制定について対応していきたいというように考えております。 続きまして、O‐157対策についてお答えいたします。 なお、学校給食関係につきましては、担当課長から答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。 ことしの夏は、病原性大腸菌O‐157が全国的な規模で広がって、死者も出るということで、市民生活に大きな不安を抱かせたということは申すまでもないところでございます。当市におきましても、7月に1名の患者が発生したという報道が、また保健所からの通知もございました。その後この方は回復されたというふうに聞いておりまして、ほっと一安心というところでもございます。それ以外には、現在発生しているという情報は得ておりません。食中毒は予防対策をきちんと行えば、最小限に食いとめることが可能ということが言われております。このようなことから、当市におきましてもこれまでの対応等につきまして、以下お答えさせていただきたいと思います。 予防対策といたしましての中心としては、やはり一番大きなものはPRというようになろうかなと思っておりますが、この点につきましては、「食中毒予防のポイント」というチラシを、7月26日、町内会長のお手を煩わせまして全戸に配布させていただきました。「病原性大腸菌の予防対策」という印刷物をあわせてつくりまして、市内の公共機関に設置してございます。また、広報紙「いんざい」の8月号、9月号におきましても記事として掲載いたしまして、周知徹底を図ったところでございます。また、健康づくり推進協議会発行の機関誌「いんざい健康づくり」の中でも、「急性悪性大腸炎について」という記事を掲載しているところでございます。 以上のようなPRをいたしまして、市民の皆様方に少しでも不安を解消していただけるよう対応いたしたところでございます。その他、市役所内の各課の連絡を図るため、関係課長で構成いたしましたO‐157予防対策庁内連絡会議を発足させまして、関係機関、団対等への予防PRの推進も図ったところでございます。 また、8月6日には、これらにも対応するため、市内各医療機関、各種団対等の代表の方で組織いたしました印西市O‐157予防対策連絡会議を発足させていただきまして、市としての取り組みを協議したところでございます。今までの経緯を踏まえまして、今後も予防対策に力を注いでいくことと、今後の協力体制についての確認をいたしました。 このようにいろいろ行ってきたわけでございますが、いずれにしましても、市民の皆様方のご協力をいただきながら感染予防、あるいは2次感染の防止に努めてまいりたいというように考えておりますので、よろしくご協力のほどお願いするところでございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 社会教育課長。   〔社会教育課長、登壇〕 ◎社会教育課長(佐藤純夫) 2の⑦、図書館施策を含む社会教育の充実について、補足してお答えを申し上げます。 市長がお答えいたしましたように、近年その確立が提唱されております生涯学習体制の整備過程及びその運用において、社会教育の占める割合は大きなものであると認識しております。旧来から社会教育に対する認識の高かった当市域において、社会教育が飛躍的な発展を遂げますのは、中央公民館の開設と社会教育委員会議による「印西町社会教育の問題点と振興方策」と題される答申がなされた昭和53年度であったと考えております。答申には、各種のハード面の整備の必要性とともに、年齢層対応事業の設定や運営など、ソフト面の拡充が不可欠との問題提起がなされておりますが、お尋ねの図書館施策につきましても、教材センター、情報センターとしての図書館の設置と図書サービス網の確立は極めて重要であると、答申はその重要性を指摘しております。 それから、17年余り印西の社会教育は、この答申に沿って公民館事業を中心にソフト面の基盤拡充を図る一方、駅圏対応を基本として、公民館、図書館などの新たな教育施設の整備を継続しており、ごく近い将来現在のステップが完了し、次なるステップに向けての助走に入れるものと考えておりますが、さらなる飛躍を目指すために今年6月、社会教育委員会議に対し、生涯学習推進体制の整備に関する諮問を行わせていただきました。また、駅圏対応施設整備としては、先ほど市長からご説明させていただきましたような計画的な施設設置を進めるとともに、図書館については蔵書の効果的な拡充を図り、さらに十分なるレファレンスサービスなどが提供できるよう、今後とも専門職員の確保、研修に意を払ってまいる所存でございますので、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 保健体育課長。   〔保健体育課長、登壇〕 ◎保健体育課長(溝井正男) 3のO‐157対策についてのうち、第2学期が始まるに当たって学校給食センターがとった対応についてお答えいたします。 病原性大腸菌O‐157によります集団食中毒の予防対策につきましては、国や県の指導を受けながら、学校給食の安全の確保のために施設、設備面での一層の強化と衛生検査の面、献立の面、調理方法の面、食材料の検査、食材料納入の際の確認等について周知徹底を図ってきたところでございます。 今後の給食システムへの影響でございますが、給食施設の一層の整備、栄養価を考慮し、なおかつ安全な献立の作成等、今後も関係機関と連携をとりながら、食中毒予防を踏まえた体制で取り組みたいと考えております。 ○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。11時10分まで休憩します。    休憩  午前10時48分    再開  午前11時10分 ○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き代表質問を行います。 民主清風会、17番、勝田敏之君。 ◆17番(勝田敏之) 再質問いたします。 投票率についてでございますけれども、今回の投票率は前回の町長選挙より有権者数がふえたにもかかわらず、1.65ポイント上回ったということは、今回初めて市が選挙公報を発行したということも大変寄与しているのではないかと思います。 それともう一つ、ともかく印西市が北総の中核都市だと、この間の8月のダイヤモンド誌にありましたように、成長度ナンバーワンだというようなことで大変注目された結果が、やはり三大紙、四大紙いろんな形でマスコミに取り上げられた結果がこのように投票率が上がったのではないかなと思っております。これは印西市全体にとって大変結構なことだろうと思います。今後、選挙管理委員会がこういう問題についてもっと広報活動を十分すれば、もう少し投票率がアップするのではないかなと思いますので、選挙管理委員会の皆さんにおかれましても、十分検討をしていただくようによろしくお願いを申し上げます。 ②の両候補の得票結果でございますけれども、ただいま市長は厳粛に受けとめるというような話をしておりましたけれども、逆に厳粛ではなくて堂々としたらいいのではないかと思います。1万1,570票、58%の得票率があったわけでございますから、これからは前伊藤市政を継承しながら、新しい海老原ビジョンを持って印西市の発展と住民福祉の向上のために、どうぞ大いに努力してもらうようご期待申し上げる次第でございます。 ③番目の一部マスコミの報道についてでございますけれども、今回ともかく先ほど申し上げましたとおり、各市が印西市の市長選挙につきまして、大変ドキュメント風に細かくいろんなものを書いていただきました。その中で、大変興味を引く問題がございます。 印西新報さんが7月、8月、市長選挙の全容について大変詳しくいろいろ書いてございます。その中で、先ほど市長もお話あったとおり、お金の問題とかなんかについていろいろ書いてあります。私はこのように書くのは結構でございますけれども、例えば「印西市の市長さんは、億単位のお金を用意しなければならないのではないか」というような書き方で書いていくというのは、果たしていかがなものかなと思っております。詳しく言うのはいいことなのでしょうけれども、ちょっと読ませていただきますけれども、まず、市長候補はこうして決まるというふうなドキュメントがございました。 この中で、「記者が主流派候補のうわさの高いG氏を注目したが、何か自信を持った雰囲気になって見えてくる」とか、「G氏が市長候補に上がった理由については、H氏がわけあり顔で教えてくれたよ、土地を売っただよ、何億何千万用意したとよ、まさかそんなことがあるはずはないだろうと、こちらは半信半疑だった」と。「議会が終わったころ、今度は主流派候補はG氏ではなく助役になったといううわさが広がった」とか、いろいろ書いてございます。どうやらG氏が早いうちに国会議員の信任を取りつけてしまったことが、ある候補が動けなかった一因だとか、いろいろ書いてございます。その中で官僚や既成の政治家が市民とは関係のないところで選挙に出馬し、市民が事実上投票機械になっていると。これは前市長のコメントを評して書いてありますが、印西市もこんなふうに市民不在で市長が決まるだろうかということでも書いてあります。 一方では、最初に小さな集会が開かれ、自治会活動での知り合った数人の人がビールを飲みながら話し合ったと。「ニュータウンから候補者を立てたいね、だれがいいかしら」「それはいますよ、有名会社の幹部社員のSさん、大学の先生のMさんなど知識も教養もある人が多いけど、みんな仕事をやめられないからな」というように書いてあります。だれもが印西市を何とかしなければと思う気持ちは皆同じだというようなことも書いてありますが、一方でこういうように議会の方でいろんな形の中で、将来の印西市を心配しながら議員同士が話し合うとか、そういう形をして決めていくのが市民不在で、あるいはお酒を飲みながら話し合って決めていくのが何か民主主義みたいな書き方で、何か議会がやるやつは野合だとかというようなことでコメントも書いてあったりしております。 それから、8月の印西新報には、「海老原氏は伊藤市長の存命中からポスト伊藤をねらって地元選挙区の国会議員などの支持の取りつけを図り、市葬の日に出馬声明を行い、大量の物量宣伝を開始するなど常に選挙戦をリードした。特に新住民が選挙のかぎを握ると見て、告示後の前半戦はニュータウンの宣伝を強めてきたが、後半に入って在来地区の組織固めに力を注いだ。前回平成6年11月の町長選挙では、宣伝物は2種類にすぎなかったが、海老原陣営は4枚のチラシとリーフレット、決起大会、出陣式の案内に加えて、県会議員の後援会報、千葉タイムス、沿線ジャーナル、利根新報といったローカル政治新聞も総動員して相手陣営への攻撃に力を注ぐなど、過去の印西市の選挙戦にも見られなかった激しい紙爆弾攻撃を行い功を奏した」と書いてあります。 こういうように書いてありますけれども、「また一方では、新住民に市長までとられたくないという在来地区の危機感が、かつて対立したグループが呉越同舟となって同じ陣営を組んだ。こうした上層部の野合に納得できない人も多かったことが、在来地区の低投票率につながったようだ。しかし、在来地区とニュータウン地区の対決など住民は余り考えていなかったのではなかろうか」と。続きまして、「票は買うもの、数億の資金を持たねば市長選挙はできないとする旧来の選挙に対し、選挙民からカンパを集め、わずかの費用と住民の意思を信じ支持を訴えるという二つの対局な選挙は、勝敗のいかにかかわらず、印西市民の質を問い、明日の印西を占う選挙にもなった」と書いてあります。 私は、前伊藤市長のときからいろいろ市長、町長選等にかかわってまいりましたけれども、印西市において首長の選挙を買収で決めたというようなことは、私は一切ないのではないかと。恐らくここにいる議員の皆さんだって、印西市長選を初め首長選をお金で買ったというような話になると、大変迷惑な話であろうと思います。たまたまこういうことが、もし臆測で書かれるということは大変困るわけでございまして、市長といたしましてこういう書かれ方をして新しく市長になったというのは、いかにも市長はお金持ちであって、土地を売ったのだとかなんかという形の扱いをされると、まして印西市民、新しくおいでになった人たちはそういう報道をされると、選挙の判断に大変迷うのではないかと思うのです。 今お話あったとおり、私たちは印西は一つだと基本的にそう思って首長選挙をやってきたつもりでございますし、今回の選挙につきましても印西市の新しい市民の皆さん方から大変応援をいただきました。これからの印西市はどうあるべきかということは、皆さんそれぞれ真剣に考えてくださったわけだと思っております。そういう中で、やはりこうした偏見を持って書かれるということはいかがなものかなと思います。まして、また8月号には、もう平松さん亡くなって大変お気の毒なことをしましたけれども、平松さんの原稿自身にも「相手陣営の数億円には及びもつかないが、無償のボランティアに支えられて互角に戦うことができた」という話が載っておりますけれども、一貫して印西新報さんは何か調査不足ではないかなと思っております。まして社長さんが議員でもあるし、議会の内容についてはよくご存じだと思うし、ドキュメント風に書かれた人は、私は立候補しますと言っていないのに、あの人、この人と言われると、想像していろいろ言われた人にとってみれば大変迷惑ではないかなと思います。印西新報さんは、私は最初から見ておりまして、大変すばらしい地方紙だなと思っておりますけれども、何かこのごろ少し変なように曲がってきてはいませんかなと考えられますので、この辺について市長にちょっと感想をお聞かせいただきたいと思います。 次に、公約についてでございますけれども、高校問題を含む教育行政全般についてでございます。ただいま市長の答弁の中で、前伊藤市長も高校設置については大変努力してきた。それを継承してまた努力していくというお話がありましたけれども、高校新設というのは、地元で、今度新しく誕生した大野県議、また私の友人結構おりますので、いろんな人たちに高校誘致についてをお話ししても、印西市の実情はわかるけれども、大変厳しいなというお話が返ってくることは事実でございます。その中にあって、海老原市長は前市長と違ってどのような運動をして、これからの印西市に新しい高校を誘致するのか。例えば私立高校を誘致という方法も一案かなと思うし、あるいはまた、財政的にはこれは大変難しいかもしれませんけれども、市立高校なんていうのを企画するのも一つの方法かと思います。 いずれにいたしましても、高校問題というのは大変難しい問題であると同時に、両候補が公約に掲げるほど大変重要な施策であったと思います。私たちも海老原事務所でいろいろお手伝いに来てくださった方々にアンケートをいただきました。その中に、ほとんどの人たちから高校問題、そして医療問題、道路問題等、大変要望がございました。市長は、これからただいまのような高校問題について、どんなような方法で具体的に考えていくのかどうか、お尋ねをしていきたいと思います。 それから、2番目の大森、木下周辺の振興策でございますけれども、弁天川の水辺を生かしたレクリエーション的機能を持った商業地形成を図り、地域の特性を生かすというようなことも言ったと思いますけれども、これはどのようなことなのかどうか。担当課長で結構ですから、その辺のビジョンがあったらお聞かせ願いたいと思います。 それから、木下駅南口側の国道356沿いの沿線に、現在土地区画整理事業の組合が設立していると聞いておりますし、かなり高い地権者の同意を得て進めると聞いておりますけれども、この区画整理事業の問題点といいますか、これからの課題についてはどんなものがあるのかどうか、お話をお聞かせ願いたいと思います。 それから、もう一つ、先ほどつけ加えましたけれども、小林の商工会の皆さん方がことし集まって、産業まつりをぜひ小林の方にも誘致したいのだというようなことで、陳情書を上げたというような話も聞いておりますけれども、このような問題についてはどのように対処しているのかまだわかりませんけれども、もしわかったならばお聞かせをいただきたいと思います。 それから、③番目の生活関連道路、北千葉道路、JR成田線、北総線等の対策を含む交通アクセスの整備について、大変具体的に幹線道路についての整備計画等についてお話がございました。その中で、北千葉道路が地域高規格道路の候補路線として、国の第11次道路整備5カ年計画に位置づけられたと答弁があったと思いますけれども、高規格道路というのはどんな道路を指すのか、大変勉強不足ですのでお知らせを願いたいと思います。 それから、また答弁の中に平岡自然公園南側を通る、小林の都市計画道路について、調査委託の予定であるとの答弁がありました。現在平岡自然公園の用地買収も順調に進んでいると思いますので、この進捗状況に合わせて道路事情、住宅対策についても地元からいろんな問題が要望として出されております。この問題については、これから質疑がございます松本多一郎議員から詳しく質問あろうと思いますけれども、たまたま道路問題でございますので、この辺について詳しくお尋ねできればと思っております。小林都市計画道路から平岡自然公園を通って、そして草深、松崎に抜ける道路について、もうちょっと詳しくお尋ねできればと思っております。 それから、新しいことで、コスモスふれあい道路について、今関係機関と協議中であると、そういうような答弁があったかと思います。これは、今までになかった新しい事業計画になるのではないかなと思っておりますので、これはどういう計画なのかどうか。私たちが先ほど提案いたしました道の駅計画にも関連がありますので、具体的にどのようなことを指すのか、この辺についても詳しく具体的にお話があればと思っています。 こういう道路問題については、海老原市長がともかく前回の市長選挙のときに南北の道路が今1本しかない、将来何としてでも新しい人たちと既存の地域の交流を深めるには、道路網が最大の課題だというふうなことで、公約として挙げておりました。この辺についても具体的にひとつ抱負など、また計画についてはもっと具体的にお話を承ればありがたいと思っております。 ふれあいバスの問題でございますけれども、大変乗降客というか利用者がふえて、7月、8月で大体3,157人の利用があったという話でございます。1日175人、これはどういう人たちが乗ってたのかなというようなこと、もし詳しくわかりましたらお願いいたします。また、ふれあいバスを運行するに当たりまして、民間バスとかの定期バスとの関連性、あるいはまたこれから改正しながらいろいろ見直していきたいというお話がございましたけれども、いつごろの時期にどういうような停車時間とか、どういうような形の中で見直して関係機関と協議するのか、その辺についても、わかりましたらひとつお願いを申し上げたいと思います。 それから、コミュニティ施策の展開でございますけれども、コミュニティとそれから公民館の違いというのは、やっぱり役所が文部省と自治省との違いのあるくらい大分違うわけでございまして、たまたま本を見ておりましたら、公民館とコミュニティの違いと書いてありましたけれども、機能としては、公民館は住民の学習、文化活動の拠点であり、住民の学習権を保護する場と書いてあります。一方、コミュニティは、住民相互の対話、交流の場、さまざまなコミュニティ活動の場だと。また、目的も公民館は教育、学術及び文化に関する各種の事業を行い、もって住民の供用の向上、健康の増進、情操の純化を図り、生活文化の振興、社会福祉の増進に寄与するとあります。コミュニティセンターの方は、地域住民のふれあいと快適な地域環境を確保しながら、コミュニティの形成とコミュニティ活動の推進を図るとあります。運営方法が大きな違いだろうと思いますけれども、公民館の設置及び運営に関する基準によって、市が専任職員を配置するというのが公民館でありまして、コミュニティは地域住民による運営委員会が施設の運営に当たるという方法だそうでございます。もし間違っていたら訂正してください。 そういうような形だそうですけれども、これから印西のこういうコミュニティ施策をつくるときに、先ほど各中学校区ごとに1施設をつくっていく予定だというようなお話がございましたけれども、やはりそういうときに、地域住民の皆さんの自主管理方式をとるのかどうなのか、その辺についても少しお話を承りたいと思います。 次に、福祉政策の充実についてでございますけれども、ただいま福祉行政について次々といろんな提案がございましたけれども、福祉センターに続くいろんな施設は、どのような方法でこれからつくっていくのかどうか、またどんなものがあるのかどうか、そういう点についてもお話をお聞きしたいと思います。また、その中で一つ、小林に保育園が今ございません。公立保育園はございません。小林地区は今人口が7,700人を超えて、印西市の中の一つの駅圏を構成しているわけでございます。保育園の用地は2カ所あるわけでございますけれども、いまだもって一園も開園できていない状態であります。民間の施設はあるにいたしましても、民間の人は、現在聞くところによると1人しか来ていないというようなお話でございます。せっかく7,700人もいらっしゃる地域があれだけ発展していく中で、これからやはり公立の保育園もつくらなければならないのではないかと思うのですけれども、この辺について検討しているのかどうか、お話を承りたいと思います。 それから、先ほどお話ししましたけれども、選挙の期間中いろいろなアンケートをとった中に、一つ、在宅介護者が一生懸命両親を介護していく中で、一時的に冠婚葬祭だとか外出だとかするときに、そういう人たちを受け入れてくれるためのショートステイ施設、これについて住民の皆さんにどんな方法でPRをしているのかな。大変私自身もそのような経験ございますけれども、毎日毎日介護をしてくれるというのは大変なことでございます。ちょっと気分転換の旅行などにも行かせてあげたりなんかするのも一つの方法だろうと思いますけれども、そういうときにこういう方法もありますよ、こういう受け入れの形もありますよという話、そういうのを親切に教えてやる方法、そういう広報活動はどのようにしているのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 それから、次に、図書館施策を含む社会教育の充実についてでございますけれども、今図書館行政についてこれからも五駅圏、七駅圏に施設を展開していくというお話がございました。印西市、昨年から図書館もできましたし、予算的にも大変つぎ込んで本の充実が上がっております。例えば平成7年予算で、9,800万円以上のお金をつぎ込んで本を買っています。また、5万1,323冊、視聴覚資料で1,856点、その他新聞、雑誌等を含めて大変予算をつぎ込んで買っております。平成8年度も8,162万円以上のお金を出して買ってくださっておるわけでございます。本の充実に十分努めてはいるわけでございますけれども、住民の皆さん方にとっては、まだ十分な対応ができていないということがあるのではなかろうかと思います。 そういう中で、ただいまレファレンスサービスというお話がございましたけれども、近隣とのそういうようなレファレンスサービスは、どのような方法で住民の皆さんにお知らせしているのかどうか、この利用率等についてはどうなのかどうか、その辺についてもお話を承りたいと思います。 それから、これからは社会教育の重要性というのは、今答弁にもありましたとおり、生涯学習というのが大きなテーマでございますし、やはり学習するというのは難しいのではなくて、楽しく遊ぶのだというのが生涯学習だというお話を聞いております。ともかく高齢化社会を迎えて、それぞれの立場の皆さん方が老後を迎え、また楽しくそういう交流ができるという施設というのは大変いいのだなと思いますけれども、そういう方策、これからの考え方についてはどんなことがあるのかどうか、お尋ねをしたいと思います。 次に、情報公開についてでございますけれども、ただいま助役からご答弁いただきました。ともかく前段階としていろいろな資料を整えてからだという話でございます。すぐ情報公開とありますけれども、ただ一遍公開してしまいますと、プライバシーの保護や何かについてはいろんな問題もあろうかと思います。こういう問題については、どうかひとつ慎重に対処をしまして、憂いのないように、一遍知れてしまったら、あと取り返しつかないことになりますから、必要性も十分あろうと思いますが、その辺についての対応も十分検討をなしていただければと思っております。よろしくお願いを申し上げます。 それから、O‐157対策でございますけれども、たまたま当市でも1名の患者さんが発生したということでございましたけれども、大事に至らなくて大変よかったと思っております。また、印西市も早急にO‐157予防対策連絡会議を発足したとのことですが、今後も市内の医療機関の先生方や保健所の指導のもとに、市民へのPR活動や予防に万全を尽くしていただきたいと思います。 その中で給食については、食材とかその施設等にいろいろ気を使ってくださったそうでございますけれども、職員の衛生管理等については、どのような新しい施策を講じたのかどうか、その辺についてお伺いをしたいと思います。 4番の行政改革の推進についてでございます。庁舎にかかわる将来計画でございますけれども、ただいま答弁の中にこれから総合的に検討する予定であるという答弁がございました。この庁舎も6万数千人対応の庁舎だそうでございますけれども、私はやっぱりここで一応検討するのも一案ではないかなと思っております。例えばこれをどうするかについても、財政的に大変なお金がかかるのではないかと思います。その辺について、やはり基金等を積み立てるとか、何かアクションを起こしてもいいのかな、そう思っております。 それから、市民サービスの改善についてでございます。住民課の窓口に来まして、住民の皆さん方が住民票だとか印鑑証明をお願いするわけでございますが、職員の皆さん方は一生懸命対応してくださっておるわけでございますけれども、ただ住民の皆さん方が受付へ行きますと、そこに機械が並んでいると。何か冷たい感じがするというお話がございました。前にもいろいろ住民課の皆さん方にお話ししましたけれども、しかしながら、あのスペースではどうしようもないのだというようなお話も聞いております。もしでき得るならば、住民課の前あたりを少し増改築でもしまして、市民の皆さん方が初めて印西庁舎においでになって、そこでゆっくりくつろげるようなサロン風の待合室といいますか、そういうものをつくることもいい案の一つかなと思っております。こんなことができるかどうかわかりませんけれども、白井町の庁舎は印西市の庁舎より新しいですから、あそこにいろんな人が来て、そこでお知り合いになった人たちがお茶を飲んだりなんかして、いろんなお話ができる。また住民票を取りに来たときに、ほかの用事もあったのだけれども忘れて帰ってしまった。でもそこで少しゆとりがあれば、ああ、あそこの課に寄ってきたかったのだなというか、少し余裕を持っていろんな話ができるし、そういうような住民サービスをしてあげることはいかがなものかなと思っています。これも検討しているかどうか、ひとつその辺についてもお尋ねをしたいと思います。 それから、庁舎の中の案内板、もうちょっと大きくしてあげたらいいのではないかなと思います。ちょっとまだ小さ過ぎるのではないかなと。よその市役所いろいろ回ってきますと、もっと案内システムは大きくなっているし、その辺については住民サービスが徹底しているのではないかなというように感じますので、その辺についてはお願いをいたしたいと思います。 それから、市民及び職員の駐車場の件でございます。近い将来、現在のスペースで対応するのは困難であるとの答弁がございました。まだ庁舎の周辺には緑がいっぱいあるし、未利用地の土地が大変あるわけでございますので、購入するというのは大変難しいかと思いますし、今までいろんなお話聞いているときに、地権者の皆さん方がいろんなことで購入できないそうでございますが、この庁舎内のスペースの周辺の土地を借りてでも駐車スペースを広げるという考えがあるかどうか、お話をお聞かせしていただきたいと思います。 また、福祉センターの近くに職員の皆さん方が駐車場をお借りしているそうでございますけれども、これからやはり夕方等になりますと、女子の職員の皆さん方がお帰りになるとき暗くなってくるわけでございますし、かなり遠くのところまで歩くわけでございますから、その辺も考慮に入れたらいかがかと思います。また福祉センターがオープンしたら、あれだけの広い場所は、ほかにもまたいろんな使い方ができるのではないかなと思いますので、その辺について周辺の土地を借りてでも駐車場対策をするのかどうか、その辺についてもお尋ねをしていきたいと思います。 それから、5番、超大型・道の駅計画でございますけれども、私たち民主清風会が、まだ短い期間でございまして十分な検討まではいっておりませんけれども、ここにまとめたものについて、一つ提案をしていきたいと思います。 先ほど市長にはお渡しいたしましたけれども、印西スーパー道の駅のコンセプションというようなことで、民主清風会がまとめたものでございます。印西市の発展をより穏やかに、より多機能なものにするために、ニュータウン開発の現況、市財政の推移を勘案して、ここに印西スーパー道の駅の構想を提案するものであります。道の駅は、建設省道路局の推進により、今や全国的に新しいまちおこしの基地と認められており、各地で新しい施設が建設、供用されております。関東地方では15カ所、千葉県では安房郡富浦町や2カ所が設置されており、当市に隣接する八千代市も検討を始めていると聞いております。21世紀までには、国では1,000カ所くらいを予定してるそうでございまして、千葉県でも20カ所を目標にしているそうでございます。 ここで継承するスーパーのコンセプトとは、単に道が流れるだけではなくて、たまりの発想にとどまらず、当市が持っている北総の中心的ロケーションとそれに伴う責任、さらに当市が抱えている発展途上の問題点、都市部と田園地域の融和、新都心に関する将来構想などの重要課題を消化するために、総合的コンセプションを持っていかなければならないと思っております。比較しますと、道の駅の一般的な要素として、一つは休息機能だとか情報交換機能、3として地域の連帯機能等もございます。しかし、スーパー道の駅の要素といたしましては、今の三つのほかに、連結ふれあいゾーン機能をつくったり、あるいは広域情報交流機能を持たせたらというようなことでございます。 そこで、連結ふれあいゾーンというのは、いんざい第2次基本計画との整合性を保ちつつ、また市内コミュニティ施策展開の基本策を視野に入れつつ、市総合施設建設とその事業展開を図るものであります。施設の案といたしまして、生涯学習の伝統的な大型施設に、東京、成田を視野に入れたコンベンションホールを組ませるとか、あるいは2番として、東京国際空港の緊急事態等を視野に入れた広域救急医療施設だとか、3番として成田空港へのシャトルバスターミナルと、短・中期の駐車スペースとか、4番目として利根川、手賀沼、印旛沼の水と緑のテーマパーク並びに印旛高の下の方にある貝層遺跡を加えた学術的な資料館等というようなことでありす。5番目に、ドライバー、スポーツマン、ハイカー等のためのショートステイホテルはどうなのかなと。6番目、ウオーキングトレール事業を導入して、歩く道の駅も兼ねるということでございます。それから、7番目として、木埜、印旛両村をも支え込んだ産業の物流センターをつくってはどうかというようなことでございます。 施設を活用したイベントとしての案といたしまして、全国道の駅サミットの提唱だとか、ウオーキングオリンピックだとか、広域生涯学習大会だとか、利根流域伝統芸能の集い等いろいろあろうかと思いますけれども、そんなものをこれから企画していったらどうなのかなと思います。 ロケーションとスーパー道の駅の実現への考え方といたしまして、ロケーションとして県道千葉・竜ケ崎線の新線部分、先ほどふれあい道路等もお話がございましたけれども、そういう道路に面しているところ、あるいは国道464の中央駅牧の原駅間あたりとか、あるいはまた国道356の印旛高校の近くのあたりだとか、そういうことも考えられるのではないかなと思います。 また、公的な補助金として、道の駅ウオーキングトレール等については建設省があるし、ネーチャー的なことについては環境庁の予算もあるとも聞いております。学習施設、資料館、医療施設等についても地方自治体事業としての補助適用が可能と考えられます。 建設計画ですけれども、10年程度の長期計画を設定して、必要に応じてこういうことについては、第三セクター事業もセットに入れたらどうなのかなと思っております。用地といたしましても、15ヘクタールくらいを予定したらどうかなというようなことでございます。試案的にキャッチフレーズとして、「ふれあい、とけ合い、結び合い」というようなキャッチフレーズはいかがなものかなと思っております。 こういうような私たちが提案した形でございますし、今回執行部のご協力によりまして、議員の我々にも調査研究費もいただきました。全国いろいろなところでこういう企画等もございますので、私たち民主清風会はこういう提案をする以上、十分勉強し、またいろんなところに陳情なり、またいろんな形をしながら提案していきたいと思いますので、執行部の皆さんにおかれましても、どうかひとついろいろな面で一緒に研究してくだされば大変ありがたいと思いますので、提案を含めここに再質問を終わらせます。よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 市長。 ◎市長(海老原栄) 勝田議員の質問にお答えをいたします。住民からいただいた貴重な票でございますので、十分にこたえるよう頑張ってまいりたいと思います。 先ほどのマスコミ等の報道についてということの第2の質問がありましたが、私は大変迷惑をしておるところでございます。これは何かと申しますと、この土地の関係でお金が入ったのだということ、選挙のために売ったように聞こえますけれども、そういうことは決してございません。一昨年ですか、代替地として県に提供をしたわけですけれども、その土地は対等交換と申しますか、売りました。取りかえましたので、金銭に関しましては一銭も余計にいただいておりませんし、土地としての交換だけでございます。ましてこの土地は父親の土地でございますので、私には関係はございません。うちの親が取りかえた土地でございまして、その土地は現在ございます。そういうことでございますので、金銭には全然関係がございません。そういうことでございますので、大変迷惑をしておるところでございます。 ○議長(鈴木貞男) 助役。 ◎助役(磯貝正尚) 私の方から数点申し上げたいと思います。 まず、高校の問題でございますが、どういうような具体的な進め方をするのかなということでございます。今までのいきさつもありますので、私からちょっとお答えさせていただきますが、いずれにしましても、先ほど市長がお答えしましたように、いろんな機会を通じまして、要するに粘り強くやっていかなければならない問題だろうというように高校問題については考えております。 先ほどの再質問の中で、私立高校とか市立高校とかいう提案みたいなものがありましたが、市立高校につきましては、例えば県内にも設置している市がございます。やはりそれぞれが苦労されているようなところもあろうかと思いますが、それなりの意義はあるのかなと思います。しかし、印西市のこの今の状況を見ましたときに、例えば建てる経費だとか、それからその後の維持管理費だとか、そういったことを考えますと、市立高校というのは今の印西市にはちょっといかがなものかなというようには考えているところでございます。いずれにしましても県立高校、あるいは私立高校なりの、やはりそういった視野を広げた形での誘致活動が非常に重要なものなのかなというように考えているところでございます。 それから、先ほど庁舎窓口のスペース等、市民駐車場、職員駐車場のところも含め再質問がございましたが、確かにこの庁舎は6万4,000人対応ということでございます。また、既に人口も6万400人に達しているという状況でございまして、先ほどの答弁にもありましたように、今年度プレハブでまた増築させていただいたところでございまして、手狭になっております。そういう面におきまして、やはり庁舎問題については十分対応していく問題かと思っております。 ただ、いずれにしましても、庁舎の問題は金のかかる話でございますので、例えば建設基金だというように理解しておりますが、こういったことは当然対応せざるを得ないのではないかなというように考えています。1億円、2億円でできるものなら簡単なものなのですけれども、これはそんな規模のものではないかなと思っていますので、いずれにしても、また議会にご相談申し上げることでございますが、庁舎建設基金等についてはお願いしたいなというような考え方でおります。 それから、窓口スペースの問題でございますが、確かに私も昨年1月に助役として赴任してまいりまして、あの当時は町だったのですが、やはりそのほかの市町村の入った感じ、市役所に来た感じから申しますと手狭かなと。果たしてお客さんはどういうようにして待つのかなというような感覚、感じは持った次第でございます。そういう意味におきまして、スペースの確保というのは意を用いなければならないということでございます。先ほど市長の答弁にもございましたように、職員による庁舎検討ということもありましたが、それとはまた別にその辺のことについて対応できないかどうか、市民のためのスペースの確保という意味では、また別に検討してみたいなというように考えているところでございます。 それから、市民・職員駐車場については、市民の方々にも職員にも、文化ホール、図書館などのお客さんもふえていますし、そういう意味では確かに大変な不便をおかけしているということであると思います。そういう意味では、やはりなるべく早期の段階で対応をする時期が来るのかなというように考えておりますので、先ほどのご提案については検討すべき事項かなというように考えておるところでございます。 それから、道の駅の件なのでございますが、非常に壮大なと申しますか、そういう意味では夢のある、またやり方次第によっては、まちづくりというのですか、要望にも関係する話というように考えております。先ほど市長の方から答弁しましたように、既に5カ年計画も入って、ことしは初年度でございますが、いずれにしましても2000年からの基本構想というのは、今後つくるための検討作業に入らなければいけませんので、そういう中でやはり検討していきたいというように思っております。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。1時まで休憩します。    休憩  午前11時57分    再開  午後1時 ○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き代表質問を行います。 答弁をお願いします。 産業課長。 ◎産業課長(佐瀬知于) 大森、木下地区の振興の件についてお答えいたします。 当該地区は、利根川水運で栄えました経緯があるわけでございます。この地区には現在も当時の面影を残します建築物等が点在し、また個性的な飲食店、名物、名産品等などの手づくりを主とします商店等があるわけでございます。また、弁天川や六軒川を初めとしまして、手賀沼落し等につきましては、ヘラブナ釣り等の名所としても知られております。これらを有機的に結びました観光的要素のある振興を観光協会、商工会、商店街等と研究し、その振興を図ってまいりたいと考えております。 次に、小林地区の振興でございますが、小林地区につきましては、牧の里団地等の入居進展によりまして、人口も増加してきている状況にあるわけですが、これに合わせまして駅南北の商業地形成が地元商店会の方々の努力によりまして整備され、商業機能は相当水準が高くなってきております。今後とも小林圏の中心としまして、生活利便を支える商業機能が充実されるよう、関係機関と振興を図ってまいりたいと思っております。 また、ご指摘のありました産業まつりの件でございますが、例年11月に開催しておるところでございます。先般9月5日、市産業まつり実行委員会が開催されまして、小林地区で開催されることに決定したわけでございますが、これは産業まつりの目的に合わせまして、小林地区の振興ということから今年度は当該地区に決定されたものでございます。なお、開催日は11月の16日に農産物共進会、17日に産業まつりを予定しております。なお、開催場所は小林駅北側のロータリー周辺を中心とする場所でございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(稲葉東治) 北千葉道路の地域高規格道路ということとはどういうことかというお尋ねでございますが、地域高規格道路は、例えば東関東自動車道、東京外郭環状道路、首都圏中央連絡自動車道等の、こちらの方は高規格幹線道路と呼んでおりますが、高規格幹線道路と一体となって地域構造を強化し、広域的な地域、都市構造の形成や地域間相互の交流促進、広域交通機関との効率的なネットワークの形成を図るための道路でございます。 続きまして、私の方からふれあいバスについてのお尋ねについてお答えさせていただきます。まず、どういう人たちが乗ったかということでございますが、7、8月の乗車人数を見ますると、西の原東街区公園前、中央駅前センター、印西市役所からの乗車人数が多いということがございます。そういうことから、温水センター、あるいは商業施設、あるいは印西市役所への利用者が多かったのではないかと推察されます。 次に、民間バスとの関係でございますが、それからいつごろの時期に見直すかというお尋ねでございますが、今後利用者の増加や道路整備の状況を踏まえながら、民間路線バスの新規路線として開設できる見込みのある状況が出てくれば、基本的に民間に任せていくべきではないかと考えているところでございます。 次に、コミュニティセンターの管理運営についてでございますが、基本的には自主管理運営方式をとっていきたいと考えておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 建設課長。 ◎建設課長(斎藤節男) 小林の都市計画道路3・4・12号線から平岡自然公園の南側を通り、印西牧の原駅圏の都市計画道路3・3・23号線に結ばれる道路計画についてでございますが、現在整備促進中の県道千葉・竜ケ崎線の船尾地先から松崎工業団地を通過いたしまして、県道千葉ニュータウン南環状線までの松崎工業団地関連道路が、南環状線で都市計画道路3・3・23号線に接続されますので、この道路をさらに北側の平岡自然公園の南側を通り、小林までの延伸計画でございます。県道千葉・竜ケ崎線の船尾地先から小林の都市計画道路3・4・12号線までの印西市を南北に縦断する道路計画でございます。引き続き、松崎工業団地関連道路の整備促進を図るとともに、都市計画道路3・3・23号線以北の調査を進めてまいりたいと考えております。 それと、(仮称)コスモス通りについてでございますが、都市マスタープランの中で計画されておりますふれあいゾーンの中を既存地域の木下駅圏の都市計画道路3・4・8号線と県道千葉ニュータウン北環状線を結ぶ道路計画でございます。一部ニュータウンの11住区の中を通りますので、現在新住事業者並びに県土木部と土地利用計画の変更及び整備の手法等について協議を進めているところでございます。 ○議長(鈴木貞男) 社会福祉課長。 ◎社会福祉課長(堀江義男) 福祉施設を今後どのようにつくっていくかというご質問でございますが、福祉施設については、現在(仮称)印西市福祉センターを平成7年度、8年度の2カ年の継続事業として建設しておるところでございます。また、20住区においても、老人福祉センター及び児童館等で複合した施設の整備も、9年度に建設する予定で現在進めております。今後も地域福祉の増進を図るため、必要に応じて施設整備に進めてまいりたいと考えております。 また、在宅介護の冠婚葬祭時におけるショートステイの利用とPRというようなご質問かと思いますが、ショートステイのPRについては、広報「いんざい」及びしおり等でPRをしておるところでございます。また、民生委員及び障害者の方々との打ち合わせのときにもご説明を申し上げまして、多くの方々に利用していただけるよう努力しておるところでございます。 ○議長(鈴木貞男) 児童福祉課長。 ◎児童福祉課長(谷平ミチ子) 小林地区の保育所の整備計画について申し上げます。 現在、印西市には公立6園、私立1園、合わせて7園、定員で申しますと730名、現在在園児は517名ということになっております。保育所の設置認可条件の一つに設置位置についてうたってありますが、保育所を設ける位置は、既設の保育所がその周囲のおおむね2キロメートルの地域内にないことということになっております。小林につきましては現在、定員が40名となっておりますが、1園ございます。小林保育園につきましては、毎年県の指導監査等によりまして、継続について確認されております。そして、私ども担当課といたしましても、施設責任者と話し合って今日に至っております。現在保育園在園児は2名おります。あとは公立保育園へ、10名ほどほかの園へ通っております。小林地区につきましては、幼稚園に通っているお子さんが多いように見受けられます。したがいまして、保育充足率から申しますと、小林については保育園は足りているということになってしまいます。今後も要保育児童数の把握に努めて、また私立保育園の状況を踏まえながら対応してまいりたいと考えております。 ○議長(鈴木貞男) 社会教育課長。 ◎社会教育課長(佐藤純夫) 図書館及び生涯学習についてお答えを申し上げます。 まず、生涯学習の方でございますが、今後の方向性というお話でございます。生涯学習につきましては、受講式学習、あるいはグループ式学習、そしてもう一つ大きいのが自学自習方式による学習というように分類することができると思っております。いずれにいたしましても、向学心を持って学んでいくこと、それ自体が喜びであり、ひいては楽しい学習を送っていただけるというように考えております。先ほど申し上げました3方式につきましても、今後ともいろんな面で支援をさせていただこうと思っております。 また、その上部というのでしょうか、一つ上のランクということで高等教育機関、特に市内に2大学校がございますので、そちらとの連携をとりまして専門的講座を開設していただいております。そういうものを含めまして、将来的には地域完結性を持った生涯学習体制づくりをしていきたいと考えております。先ほども図書館の件にも実はひっかかってくるわけでございますが、図書館というものは、やはりどれだけ多くの蔵書を持っているか、これはただタイトル数ということではなくて、どれだけの期間という、古さという面がございます。そこへまいりますと私どもの印西市の図書館については、ご承知のとおりまだ2年余を過ぎたところでございます。ですからそういう面では、他館とは比較しにくいわけでございます。現在は独習需要を充足させる方向と、さらには将来的に必要になろうと思う専門書の両面から、その充実に努めておるわけでございます。 先ほどレファレンスサービスについてのご質問がございましたが、実はそのレファレンスサービスというのは、リクエストサービスを含めましたところのものでございまして、特に自学自習をされる方々に対する調査研究のお手伝いをさせていただくというような内容が主力になっております。そういう面では、やはり担当いたします司書の資質の向上というのが非常に必要になってくるわけでございまして、現在とも図書館司書については自分で研修をしたり、いろんな施設へ行ったりということで、その知識の幅を広げるように努めておると思っております。今後ともそういう方向でやってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 保健体育課長。 ◎保健体育課長(溝井正男) 学校給食に係る職員の衛生管理についてお答えします。 学校給食に従事する職員には、正規の職員であります一般職員、それから栄養士、作業員、調理員、そのほかパート職員がおるわけでございますが、夏休み中の緊急対策といたしまして健康チェックを行いました。さらに、検便を行ったところでございます。健康チェックにつきましては日常点検として、さらに検便につきましては今後毎月2回というようなことで、衛生管理に努めていくこととしております。いずれにいたしましても、調理に当たりましては火を通し、材料や食器をよく洗うということが一番基本の原則でございますので、衛生管理に努めながら努力したいと思っております。 ○議長(鈴木貞男) 財政課長。 ◎財政課長(本橋孝司) 庁舎の改善策の中の一つといたしまして、案内板が見にくいので改善したらどうかというご質問につきましてお答えを申し上げます。 これにつきましては、今年4月に市制を迎えまして、まだ時期ははっきりしておりませんが、いずれ組織の見直し等が行われると思いますので、その際に一緒に対応してまいりたいと考えております。 ◆17番(勝田敏之) 答弁漏れで、木下南地域の区画整理の問題点について、ちょっとお答えがいただけていないと思いますので。 ○議長(鈴木貞男) 都市整備課長。 ◎都市整備課長(森田訓) 先ほど市長が答弁したとおりでございまして、その中に木下、竹袋の土地区画整理も含めての検討をしていくということでございます。 ○議長(鈴木貞男) 17番、勝田敏之君。 ◆17番(勝田敏之) 再々質問をさせていただきます。 まず、第1点の印西新報さんの扱った件でございましたけれども、市長は、ともかく土地はそういうことで自分の土地ではなくて、ただ代替地を買っただけだというお話がございました。そうしますと、こういう憶測で物事を書かれるのはやはり大変迷惑な話ではないかなと思っております。 いみじくも印西新報さんの創刊号が、ここ手元にございますけれども、その中でこういうことも書いてございます。「今回、創刊号発行に際して多くの町民の協力や助言をいただいたが、それでも編集氏の独断が多く、情報整理のあり方としては満足できるものではなかった。小さなことが大きく取り上げられ過ぎている、大きな出来事が無視されている、という批判も多かろう。男の視覚はあっても、女の目で見た話題が不足しているでしょう。それというのも、ことしの8月から住民に加わったばかりの編集氏の個人能力の限界がそうさせたのであって、今後は読者諸兄のご協力によりカバーしていきたい。情報の不足、不可実さ、評価の違いは本紙の目的とするところではない。それにしても活字は恐ろしい。意図せぬままに他人を傷つけることがあり、気づかぬままに誤解を与えていることもある。話し言葉だけならば、そう言ったつもりはないと言えるものですが、活字は常に訂正のきかない表現の世界でもある。利害の異なる相手からは憎まれるし、おしかりを受けるのが常だ。編集氏自身もそうした多くの体験を持っているからこそ、活字に携わる世界の人間としての自覚と責任を感じている。しかし、マスコミ人は間違ったときは訂正するのが勇気だと考えており、間違うことを恐れては何も書けないのは文筆人の恥でさえあると信じている。」というようなことで、ちゃんと立派に書いてございますので、もし間違っていることがあったならば、やはり訂正してもらうのもいかがなものかなと思っております。 また、いみじくもこの創刊号に当時の塚田議長が、ここにコメントを載せておりますけれども、「新聞というものは、公共性を欠く一方的な記事や論評では、もはや住民には容認されない。松本氏が私と初めてお会いしたとき、熱っぽく語ってくれたその意気を忘れず、ユニークさと政論を堂々と庶民の上に展開されるべきである」というようなコメントも載せてあります。いずれにいたしましても、地域コミュニティの印西新報さんは大変すばらしいコミュニティ紙だと私自身も思っておりますので、これからはどうかひとつ間違いのないように、もし間違ったならば訂正するくらいの勇気を持ってやっていただければ大変ありがたいかなと思っております。そういうことでございます。 それから、少し時間もありませんので、少し提案をまとめていきたいと思いますけれども、先ほど高校問題について、前市長と同じようにともかく鋭意努力していくというお話がございました。また、私学についてもこれからいろいろ誘致活動をしていくというようなお話がございました。ともかくいずれにいたしましても、大変難しい問題であろうと思います。 そこで、私は一つ提案を申し上げたいと思っておりますけれども、それは何かといいますと、今回の市長選挙に両候補とも先ほど申し上げましたとおり高校問題を取り上げております。しかしながら、現実的には大変難しいということは、恐らくここにいる皆さん方がよくご存じだろうと思います。そこで、次善の策として、印西市に1校しかない千葉県立印旛高等学校をニュータウンに移転したならばどうかなというような考えを提案したいわけでございます。千葉県立印旛高等学校、今定数が320でございます。しかしながら、そこで2次募集をしているということはさっき申し上げました。印西市に1校しかない学校が、印西市そのものが、また我々自身も地元の学校を育てないで、ともかくつぶすような方向に持っていっているということ。これではやはり印西市にどんどん学校をつくってくれと言っても、なかなか難しいのではないかと思います。印旛高校の置かれている地理的条件、例えば成田線沿線にはともかく高等学校が連立しているようにある。そこへいくと、ニュータウンの方には人口が多い割には高等学校が余りない。本埜村が来年まちびらきをする。先いってまた印旛村もまちびらきをする。北総鉄道によってつながっていきますと、なおさら地元の北側にある印旛高校というのは過疎の学校になってしまうのではないかな、そう思っております。 また、いろんな課程の内容も、園芸科とか家政科とか、やはり地域の状況にマッチしないような問題があろうかと思っております。 ちなみに印旛高校にどのくらいの生徒がおいでになっているかということで見ますと、印西中学校が約100名、船穂中学校が36名、木刈中学校が9名、小林中学校が29名、原山中学校が17名、合計191人が印西市の出身の生徒であります。全体で約24.7%でありまして、次に多いのが千葉市の91人、次に八千代市の70人であります。今このように申し上げたとおり、ともかく各地域からこのように遠くから通学してくるわけでございまして、それぞれがやはり成田線等を利用してくるわけでございますから、やはり先ほど申し上げましたとおり印旛高校をニュータウンの高校予定地に移転したならば、地域の中学生が1,000人以上いるわけですから、もう少し皆さんの住民のニーズにあるような、交通費のかからないような、地域にそういう学校が出てくる。そうしてまた、受験競争が上がってくれば生徒の質の向上もなるだろうし、将来的には大変立派な学校になるのだと思います。 たまたま今印旛高等学校の卒業生は1万8,000人近くおりますし、西暦2001年には創立100周年を迎えるというようなことで、同窓会の方もこの記念事業をどのようにするかどうか、一生懸命努力してくださっております。その中で、100年のスローガンといたしまして、「百年の伝統、新たな飛躍」という大変すばらしいスローガンを持って100年記念事業をしているという状況でございますし、こういう事業とマッチしながら、印西市の唯一の高校として新しくニュータウンの方に移設すれば、やはりもっといろんな面で住民のためにもなるのではないかな。県の方のメンツも立つし、市長の公約であった高校設置についても、ともかく320人よりも500人とか600人とかの生徒数を募集すれば、新しく1校をつくったと同じような公約にもなるのではないかと思いますので、こういう方法も考えてはどうかなと思って提案するわけでございます。 しかしながら、高等学校を移転するということになりますと、そうでなくても木下地域の凋落といいますか、レベル低下といいますか、大変問題になろうと思います。そこで、今印旛高校には土地の面積が7万平方メートルもありますし、ともかく印西市の中で最も風光明媚なところでございますし、こういうところをアレンジしていろんな改善をすれば、すばらしい環境になって、それをまた地域、地元のために還元できるのではないかなと。例えば先ほど社会教育課長もお話ありましたように、これから生涯学習の重要性というのも理解されるわけでございますし、あの辺の地域に生涯学習大学校でも誘致するとか、あるいはまた先ほど私たちが提案申し上げました道の駅構想の中のニュータウンと356沿いを連携する中で、人の集まれるようなそういう形のビジョンを持ったら、やはり地元の人たちにも歓迎されるのではないかなと思っております。 いずれにいたしましても、これは提案でございますし、一朝一夕にできるものではございませんけれども、ただ現実的な問題としてできないものを幾ら追ってもできないわけでございますし、できるものから手をつけていくのが政治の原点だろうと思います。県の方にもお願いするし、ともかく印西自身としてもアクションを起こしていくことも一つの方法かなと思っておりますので、これについても提案を申し上げておきたいと思います。 それから、もう一つ、また重ねて提案になるわけでございますけれども、先ほど庁舎の周辺の駐車場についてお話がございました。将来的には足りなくなるというようなお話の中で考えていかなくてはならないなというお話がございました。そこで、私たちもこれからこの市域の活性化のために、やはり庁舎はこの近くにあったらいいのだなと思っておりますけれども、これから検討する中でいろんな問題が出てこようと思います。いずれにいたしましても、当面イベントを起こしたり、それからこの庁舎を利用するときに、今駐車スペースが足りない、そういう中で地元の人たちにいろいろお話を申し上げましたところ、たまたま隣に3,000坪くらいの土地を持った柴崎さんがいらっしゃいます。お話がありましたら、地域の活性化のためだったら貸してもいいよというようなご提言もいただきました。駐車スペースにすると、500台か600台入るそうでございます。そうしましたら、庁舎を中心としたイベント、先ほどは産業課長の方から小林に産業まつりを移転して、向こうで地域の活性化のためにやるのだというお話がございました。そうしましたら、交互に例えばこの辺の市域についても産業まつりといわず、いろんなイベントを組むとか何かをすることによって、いろんな活性化の問題にもつながるのではないかと思います。五、六百台の駐車場、そしてここ二、三百何十台か合わせれば、かなりのスペースの駐車場が確保できれば、この辺の地域の活性化につながるのではないかと思っております。 いろんな面で関連いたしますけれども、木下駅周辺のこの活性化の中で、先ほど土地区画整理の問題がございました。そのときに、これからいろんな問題で難しいというのは、排水対策だろうと思います。今まではともかく小規模な目先の計画を立ててきたからこそ、これから大きな排水計画に対しては大変難しい問題が出てきたわけでございます。ですから、私はこの区画整理は区画整理として考え、またもう少し分水嶺までを含めた大きな街区整理でも考えたらどうかと。ともかく細かい区画整理にすると、地権者の同意とかいろんな面も大変難しいかもしれませんけれども、街区整理をする。そうしますと、街区についてはかなり大幅な面積の道路網が必要だと思いますけれども、その道路については地域の地権者の皆さん方が提供していただくと。そのかわり、その道路に沿った中には上下水を完備させるとか、そういうことを踏まえながら大排水計画を立てれば、この辺の将来計画は大変進捗するのではないかなと思っております。一遍に開発するわけではありませんし、地権者の意向に沿って自然を残しながら、そしてまた農家をする人たちは、その街区の中でいろんな仕事をしていけばいいのかなと、夢と希望を持てるような形になるのではないかなと思っておりますので、その辺についてもひとつ提案をしていきたいと思います。 それから、先ほどコスモス通りについてのその新しい提案がございましたけれども、コスモス通りの幅員はどのくらいあるのかどうか、ひとつまたお尋ねをしておきたいと思います。 それから、私たちが先ほど提案しました道の駅構想でございますけれども、これもやはり土地利用がだんだん詰まってきますと、せっかく遠大なビジョンを掲げてもなかなか難しいと思いますので、ともかく早急にこれを検討していただけるような方策をとっていただきたいと思います。そうしませんと、どんどん、どんどんニュータウンの方のいろんな土地利用計画が詰まってきてしまうならば、これだけ大きいスペースをとるということは大変難しいのではないかなと思っております。その辺も含めながら、ひとつ早急にこれをいろんな形に詰めていっていただければと思います。幸いにたしまして、総合計画審議会の委員の先生の中には地元の優秀な先生もいらっしゃると聞いております。いずれにいたしましても、6万人もいらっしゃるこの大印西市でございますから、それぞれの市民の大英知を集めれば、すばらしい夢と希望のある印西市の核ができるのではないかなと思っておりますので、その辺についても早急にひとつ、基本計画の中にももう一度見直していただければなと思っております。 いずれにいたしましても、初めて長い時間でございましたので、いろいろと整わないところもございますけれども、その辺について二つ提案を申し上げました。前向きに考えていただければなと思っております。よろしくどうぞお願いをいたします。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 建設課長。 ◎建設課長(斎藤節男) コスモス通りの幅員についてでございますが、現時点では具体的な計画はございません。ただ、木下駅南口線の都市計画道路は20メートルでございます。それと、現在県印旛土木部事務所が事業主体で県企業庁に委託をして進めております千葉竜バイパスの幅員が18メートルというようなことでございますので、やはり18メートルぐらいの道路は必要ではないかと考えております。 以上です。 ○議長(鈴木貞男) 市長。 ◎市長(海老原栄) それでは、高校問題についてお答えをいたします。 ただいま勝田議員の方から細かい高校の関係についてのお話がございました。確かに印西市に住みながら外の高校へ通っている方が大部分でございまして、そのもとを考えますと、何か原因があるのではないかなというように思うわけでございます。 県立高校を新設することに関しましては、前市長からも何回も県に要望し、話しかけておるところでございますが、いい回答がなかなか得られないところでございます。これからも新設校については積極的に検討して働きかけていくつもりでございますが、ただいま勝田議員がおっしゃいました高校の移転等の考えも、また検討しなければならない時期が来るのかなということも思われますし、新設高校の問題もございますが、いずれにいたしましても市の住民の皆さん方に好かれるよい高校ができなかったならば、当然いろいろな形から市政において大きな影響を及ぼすのではないかとこう思いますので、検討する時期ももしかしたら来るのかなと、こういうような考えを持っております。 それと、駐車場についてのことですけれども、駐車場についてはこれは検討してみたいと思います。 それから、排水対策についても、同じくやっぱり検討しなければならない時期だなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(鈴木貞男) 引き続き代表質問を行います。 グループ未来の発言を許します。 申し合わせ時間は1時間50分です。 15番、松本多一郎君。   〔15番、登壇〕 ◆15番(松本多一郎) グループ未来の松本多一郎です。代表質問を行います。 グループ未来は基本理念として、印西市の未来のため、日本の未来のため、そして我々の住む地球の未来のために発言し、行動するグループであります。そのような観点から市政について発言をさせていただきます。 印西町の発展、印西市の誕生のために情熱と心血を注いで来られた伊藤利明市長が急逝され13年に渡って印西町の激動期に「ふれあいとうるおいのある多機能自立都市」を目標として、印西町の町政運営に当たり町の方向づけを示させたことに対して深く敬意を表するところであります。 しかしながら、印西市のまちづくりは、まだまだ発展の途上にあり、数々の諸問題が山積みしております。このような中で去る7月28日に行われました初の印西市長選挙に市民の審判を得て見事当選されました海老原栄新市長に心よりお祝い申し上げると共に、今後の印西市の市政運営のために過去の豊富な議会経験を生かされ印西市の未来のために御尽力いただくことを切に願うところであります。奇しくも、印西市新基本構想の第2次基本計画発足の年に市長に就任となり、第2次基本計画の諸施策推進に邁進されると共に新市長の新たな構想のもとでの施策も盛り込まれてゆくことと思うのであります。そこで当選後の初定例議会に当たり海老原新市長の市政運営について施政方針、抱負、選挙時の公約等について次の各点について質問をさせていただきます。 市長の施政方針と選挙公約について 1.行財政改革と住民サービスについて  ① 市役所機構の改善について。  ② 財政見通しと対策について。  ③ 住民サービスについての考えは。(市長相談室、出張所機能の充実、証明書類の発行自動化等について)  ④ インターネット、CATV等による情報提供について。 2.教育問題について  ① いじめ対策について。  ② 高校新設問題について。  ③ 通学区域改正について。  ④ 通学交通費対策について。  ⑤ 文書館、資料館等について。 3.厚生・福祉施策について  ① 高齢者介護施設、障害者施設計画について。  ② 平岡自然公園、墓地、火葬場、斎場への取組みについて。(現況、地元対策、還元施設等について)  ③ 福祉センターへの巡回バス開設について。  ④ 県立公園、運動公園の整備について。 4.交通網の整備について  ① 4極を結ぶ交通アクセスの具体化について。  ② 北総線、成田線の利便性の見直しについて。  ③ 都市計画道路および接合道路整備について。  ④ 市バス制度と路線バスの利便性確保について。 5.産業の育成について  ① 農業特別振興策とは。  ② 木下、小林駅周辺の商業特別振興策とは。  ③ 松崎工業団地への取組みについて。 6.コミュニティ施策について  コミュニティ施策建設計画は。 7.環境問題について  ゴミの減量化について。 8.都市基盤整備の地域格差の是正について  上下水道、道路環境、排水等について。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 市長。   〔市長、登壇〕 ◎市長(海老原栄) グループ未来の松本多一郎議員にお答えをいたします。 行政改革と住民サービスについてということで、1の①についてお答えをいたします。当市は人口増加率日本一の町時代を経て、この4月に市制を施行し、急増する行政需要を迅速かつ的確に処理及び対応するとともに、市民サービスの充実を図るため、平成9年4月から部制を教育委員部局を含めて5部程度を考えております。 1の②について、財政見通しと対策について。基本的には伊藤市政を継承しつつ、住民の要望を考慮に入れ、時代に合った市政を展開していきたいと考えております。本年2月に策定されました第2次基本計画の中での財政見通しは、歳入で市税等の一般財源が人口の増加及び企業の進出に支えられ、安定した伸びを示してくるものと見込んでおります。計画期間中の市税の総額は、約565億円を予定しております。歳出では、基本計画に盛り込まれた施策を実施していく所存でありますが、これに要する投資的経費の総額は約401億円を予定しております。その他の基盤整備等で借り入れた地方債の償還金や施設の維持管理費の増加が見込まれており、厳しい財政運営を強いられるものと思っております。これらを踏まえ、実施計画を策定しておりますが、各年度の予算編成時期には住民の要望、経済の動向を勘案しながら、事業の見直し、事業の繰り延べ等の方策も必要により取り入れさせていただき、健全財政を維持する観点から計画的財政運営を進めてまいりますので、よろしくご理解いただきたいと思います。 行政改革と住民サービスについて、1の③についてお答えをいたします。住民サービスについてでございますが、ご質問の市長相談室の設置についてでございますが、市長相談室を設置する考えは、今のところはございません。 次に、出張所機能の充実につきましては、これまでの業務内容のほかに、本年4月1日より税関係の証明書の発行、県税の収納業務を新たに取り扱うことによりまして、住民サービスの向上を図っております。また、証明書類の自動交付機の導入につきましては、近隣の自治体の動向を見ながら研究してまいりたいと考えております。 1の④、インターネットについてお答えをいたします。インターネットについては、行政としてホームページを開設しているところは、全国約3,300のうち約200でございますが、やはり問題としてはハード面よりソフト面、いわゆるホームページの内容と言われております。しかしながら、インターネットによる情報提供についても、今後行政として注目すべき一つの手段として認識しているところですので、先進地視察を実施し、研究を重ねながら検討をしていきたいと考えているところでございます。CATVについては、先駆的な千葉ニュータウン地域の動向を見きわめながら、行政側として利用できる方法はないか検討していきたいと考えております。 教育問題について、2の①については、学校教育課長の方から答弁をさせます。 ③、通学区域改正についてお答えをいたします。通学区域についてでございますが、今後市がある程度熟成の見通しが立った段階で、必要に応じ通学区域審議会を設置し、検討してまいりたいと考えております。 ②の高校新設問題についてでございますが、この問題については先ほど民主清風会の代表質問にお答えしたとおりでございまして、特に私としても積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございます。 2の④について、通学交通費対策についてお答えをいたします。通学交通費については、北総開発鉄道が平成7年4月から運賃値上げを実施しようとした際、通学定期代の割引を従来の50%から56%に引き上げ、金額が実質据え置きとなったことがありました。このことから印西市として、今後も値上げ申請された際には、実質値上げされないようお願いをしていきたいと考えております。そのためには、現在市として出資している額を上げるということも検討してよいのではないかと考えております。いずれにしましても、他の関係自治体とも相談しながらということになろうかと思います。 2の⑤については、社会教育課長からお答えをいたします。 3の①についてお答えをいたします。厚生・福祉施策について。民主清風会の勝田議員の質問にお答え申し上げましたとおり、今後も地域福祉の増進を図るため、必要に応じて施設整備及び福祉事業の増進に努めてまいりたいと考えております。 3の③についてお答えを申し上げます。福祉センターへの巡回バスの開設については現在考えておりませんが、平成9年度のふれあいバスの運行経路にも盛り込んでいただきまして、対応してまいりたいと考えております。 3の②についてお答えを申し上げます。平岡自然公園、墓地、火葬場等の3の②について、1について、用地買収状況については、事業主体であります印西地区環境整備事業組合が平成7年11月に買収単価の提示を行い、12月から用地交渉に入っておりますが、平成8年8月末現在の用地買収状況は約9.3ヘクタール、買収率にして約44%となっております。なお、還元施設用地については、収用等の課税の特例を受けるため、現在必要な事務を進めているところですが、収用等の課税の特例に先立ち、土地の買収希望の申し出があった一部地権者に対しては、公有地の拡大の推進に関する法律に基づき、用地を買収しております。 2について、地元対策については、町内会から提出された要望事項について関係機関で協議を進め、整理検討をしているところであります。市としては、できる限り積極的に対応したいと考えております。 3について申し上げます。施設の供用開始時期については、墓地、火葬場として、還元施設として、少年自然の家の3施設を建設予定ですが、平成10年度末に一部供用開始できるよう努めてまいります。 3の④については、都市整備課長から答弁をさせます。 4の①の交通網の整備について。4極を結ぶ交通アクセスについてをお答えいたします。この問題については、特に南北をどのように結ぶかが重要なことから、第2次基本計画でも連結軸の整備計画を考えております。その具体的事業としては、都市計画道路3・2・3で、通称32メートル道路の整備を促進し、都市計画道路3・3・23の延伸で、これは松崎工業団地から千葉ニュータウン牧の原駅を抜けて、(仮称)平岡自然公園方面を通り、小林方面に行くルートの道路整備でございます。また、主要地方道路千葉・竜ケ崎線は、現在市域の南北を貫く基幹道路となっており、朝夕の混雑はご承知のとおりでございますので、このことについては、第2次基本計画にあります(仮称)コスモス通りと調整を図りながら整備する方向で検討していきたいと考えているところでございます。 4の②の北総線、成田線の便利性についてお答えをいたします。北総線については、本年7月20日からダイヤ改正がなされ、印西牧の原駅の発着本数がふえ、便利性も向上したのではないかと考えております。さらに、北総線については住宅・都市整備公団鉄道が印旛・松虫駅まで整備され、最終的に成田空港まで整備されていければ、より便利が向上しますので、今後も引き続き関係市町村とともに早期完成に向けて努力していきたいと考えております。成田線については、平成6年12月にJR東日本から成田線輸送改善計画が提示され、複線化区間として我孫子駅と東我孫子駅の間、木下駅と小林駅の間の小林駅側から約1キロメートルの区画の部分複線化の案が出されました。これにより、便利性は我孫子駅と小林駅間で約10分間隔で運行できると言われております。今後は、地元負担分の関係市町村との負担割合をどのように決定していくのかなど協議を重ねながら早期実現に向けて努力をしていきたいと考えております。 4の③についてお答えをいたします。現在既存地域で都市計画道路関連で整備促進をしている道路でございますが、小林駅南口線の都市計画道路3・4・11号線で計画延長約470メートル、幅員18メートルで県道印西・印旛線のバイパス事業として、印旛土木事務所が事業主体となって整備促進を行っており、測量設計及び用地測量等については全線完了しております。平成7年度に1件の用地買収及び家屋移転補償が完了し、今年度も引き続き用地交渉を推進するとともに、家屋等の物件調査をあわせて行っているところでございます。同じく小林地先の都市計画道路3・4・12号線につきましても、県道印西・印旛線のバイパス事業として、小林新田、小林砂田地先から小林牧の里団地までの区間について、ことしの6月の供用を開始いたしました。今後は、民主清風会の代表質問でも触れましたが、当街都市計画道路を南側に延伸し、平岡自然公園、県道千葉・臼井・印西線を経過し、印西牧の原圏内都市計画道路3・3・23号線に連結をさせ、現在整備を進めております松崎工業団地関連道路に経由し、船尾地先の県道千葉・竜ケ崎線までの整備促進を図ってまいりたいと考えております。 松崎工業団地関連道路の進捗状況でございますが、現在までの用地買収率は43%で、平成9年度中に用地買収を完了させたいと考えており、平成9年度には一部の橋梁の下部工の工事に着手、平成13年度を目途に完了させたいと考えております。また、印西牧の原駅東側の都市計画道路3・3・24号線から本埜地先を通り、小林の牧の里団地内の幹線道路と連結する道路計画については、各方面から整備要望の高い路線であり、印西市並びに本埜村の両者においても重要な路線であるとの認識は一致しております。既に本埜村において平成5年度、6年度に小林大門下から県道千葉・臼井・印西線までの道路整備についての説明会を地元関係者に4回開催しております。しかしながら、まだ地元の了解は得られておりません。今後とも整備促進に向け、関係機関と協議をしてまいりたいと考えております。 4の④、印西市における路線バス、京成、東洋、阪東、決して便利のよい状況とは言えないのが実情と考えています。しかしながら、路線バス、事業者にとって現在置かれている状況(自家用車の普及と利用者の減少、採算性の問題、交通渋滞等)では、新規路線の開設及び既存路線の増減も非常に難しいと聞いています。このようなことから、市では公共施設間バスふれあい号の大幅な見直しを図り、本年7月から2台のバスで1日10便、火曜日と木曜日の運行を開始いたしました。路線バスと施設間バスのそれぞれが相互補完的な役割を果たした住民の方々の便利性向上につながるものと考えています。 5の①についてお答えをいたします。都市農業の振興を図るため、収益性の高い優良農地を引き続き保全するとともに、都市近郊地域の有利性を生かした施設園芸農業の推進をあわせ、都市住民との交流を図るため、市民農園または観光農園等の振興を図り、農業とふれあう場を提供し、都市住民の農業への理解を深めつつ地域の活性化を図り、安心して長期的に継続できる都市農業の振興を図りたいと考えております。 5の②についてお答えをいたします。木下、小林駅周辺は印西の中心商業地として形成されてまいりましたが、小規模な小売業者が多いため、どうしても購買力が市外に向けられておりました。今後は安らぎ、憩い、ふれあいに富み、楽しく快適に買い物ができる魅力ある商店街を形成していくための商業環境を整備し、また融資制度の充実を図り、商店街、組織団体を育成し、経営の近代化を推進し、地元購買力の向上に努めていく必要があると考えております。 5の③については企画調整課長から答弁をいたします。 6のコミュニティ施策についてお答えをいたします。同様のご質問にお答え申し上げましたとおりでございますが、市民が気軽に集まれる市民相互の交流が活発に行われる明るい地域社会を築いていくため、コミュニティ策は重要な課題であり、積極的な取り組みが必要であると認識しております。基本的には市民の自主的なコミュニティ活動を支援していくことが行政の基本姿勢と考えており、この柱となる施策はコミュニティ活動に対する支援とコミュニティ施設整備に対する支援であります。具体的には、新たな入居地域に対する自治会や町内会の組織化の推進や意識の啓発、自治会、町内会等のコミュニティ組織の育成や地区集会場の整備の補助を行ってまいりたいと考えております。さらに、市民の生活の多様化、高度化に対応するため中学校区をおおむねの基本とするコミュニティセンターの整備に関する考え方をまとめ、効率のよい施設配置ができるよう努めてまいりたいと考えております。 第2次基本計画期間にあっては、永治地区のコミュニティ施設の整備を予定しております。明るい地域社会が形成されるようコミュニティ施設の充実に努め、すべての地区がその特性を生かしたコミュニティを形成できるよう支援し、相互の交流が活発化するようバランスのとれた施策を展開していきたいと考えております。 7のごみの減量化については、生活環境課長から答弁をさせます。 8については企画調整課長から答弁をさせます。 ○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。2時30分まで休憩します。    休憩  午後2時4分    再開  午後2時30分 ○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き代表質問を行います。 答弁をお願いします。 市史編さん室長。   〔市史編さん室長、登壇〕 ◎市史編さん室長(渡辺恒明) 2の⑤の文書館、資料館等についてお答えいたします。 歴史の裏づけとなる文書類は大変貴重なものであると考えております。公文書につきましても、将来的には歴史的な資料となることが秘められているものと考えております。ご質問の文書館につきましては、教育委員会において研究しております資料館、博物館との連携が必要となりますので、教育委員会と連携をとりながら研究してまいりたいと思っております。資料館等につきましては、社会教育課長より答弁させていただきます。 ○議長(鈴木貞男) 社会教育課長。   〔社会教育課長、登壇〕 ◎社会教育課長(佐藤純夫) 資料館等についてお答えを申し上げます。 この地域で生活を営んだ先人たちが残した文化遺産の調査、研究、収集、保存は、地域史の解明という観点からばかりではなく、生涯学習推進という面からも重要な課題であると考えております。以前から歴史民俗資料館に関する調査研究を行ってまいりましたが、市制の施行に当たり、近い将来人口十数万余の北総の中核都市となる印西市においては、人文系の歴史民俗資料のみではなく、自然科学系をも含んだ総合型博物館を設置することが理想であるとの認識に立ちまして、第2次基本計画において博物館の調査研究に取り組むことを記述させていただいております。博物館につきましては、博物館法等によりまして施設規模や必要とする専門職員数なども定められておりまして、それらの裏づけとなる財源の確保など課題も多々ございまして、その実現までにはかなりの歳月を要するものと認識しております。 これまでの視察からは、常設展示のみでは次第に利用が減少するため、企画展示や体験学習コーナーが常設されていることが必要であること。また、規模にもよるのでございますが、展示スペースの半分程度の保管庫、薫蒸室、調査室、修復室などの施設設置が不可欠であることも判明しております。そういう面から、当面は先進地の視察調査と並行して、現在収集されております埋蔵文化財資料、民俗資料などの文化遺産の調査研究、保管に当たるとともに、折に触れましてそれらを展示するなどして、市民の皆様の文化遺産に対する理解を求めつつ、博物館等の設置に向けましての調査研究を継続してまいりたいと考えておりますので、ご理解、ご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 学校教育課長。   〔学校教育課長、登壇〕 ◎学校教育課長(山下勉) 2、教育問題について、①のいじめ対策についてお答え申し上げます。 いじめ対策についてでございますが、今年1月に市内小・中学校に対し、いじめの実態調査を行いまして、その実態把握を行いました。また、7月にこの結果をもとにいたしまして、問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査を実施いたしました。この調査の内容でございますが、いじめの対象状況、いじめ発見の端緒、いじめの対応、学校におけるいじめの問題に対する対応等でございます。このようにさまざまな調査を行うことにより、児童生徒及び教師にいじめに対する意識を高め、いじめをなくすことやその解決の糸口を導き出すことに努力しております。 また、校内におきましては、研修会を開催いたしまして事例研究等を通して解決に努めるとともに、生徒指導会議、教育活動相談等も定期的に開催しております。さらに、いじめの撲滅については、家庭、地域との連携も重要なことと考えております。このことから、今年度地域ぐるみさわやかコミュニティ推進事業を展開し、全市域を対象とした活動と、指定校を核として地区で行う活動を取り組んでおります。現在までに講演会、映画会、ボランティア活動、キャンプ等を実施しております。いじめにつきましては、今後とも解消と撲滅に向けて取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 都市整備課長。   〔都市整備課長、登壇〕 ◎都市整備課長(森田訓) それでは、県立公園と運動公園についてお答えいたします。 県立印西総合公園の整備状況についてお答えいたします。県立印西総合公園は、昭和61年に総面積50ヘクタールで都市計画決定されて、管理主体は千葉県、平成元年度に千葉県議会の施行同意をいただいて、住宅・都市整備公団が事業主体となっております。平成7年2月に建設大臣の公園事業承認を得て、事業期間10カ年で整備をするということになっております。平成7年度には原山地区の隣接の植栽工事、8年度も引き続き植栽工事が予定されております。 それから、松山下公園については、昭和56年に都市計画決定され、現在事業計画面積14.1ヘクタールで、事業期間は昭和57年から平成9年までということで事業を進めております。平成7年度から野球場の建設に着手し、平成8年度完成予定で事業を進めております。 以上です。 ○議長(鈴木貞男) 企画調整課長。   〔企画調整課長、登壇〕 ◎企画調整課長(稲葉東治) 5の③の松崎工業団地への取り組みについてお答えいたします。 松崎工業団地は、土地区画整理方式により千葉県において施行することは皆様ご存じのとおりでございます。現在、区画整理事業の事業化に向けて、都市計画向上の手続としての市街化区域の編入、用途地域の指定、土地区画整理事業の決定作業を行っております。既に案の縦覧を5月中に2週間実施いたしましたが、意見書の提出はございませんでした。今後のスケジュールにつきましては、11月に印西市都市計画審議会、12月に千葉県都市計画地方審議会、そして平成9年1月に建設大臣の認可を得て、2月に決定告示の予定でございます。その後、松崎地区土地区画整理事業の事業認可作業に入り、3月に建設大臣の認可を得て事業化の運びとなる予定でございます。なお、事業期間は平成9年度から14年度までと予定しております。 次に、8の都市基盤整備の地域格差の是正についてお答えいたします。基本的には第2次基本計画で掲げているように整備していく所存でございます。上水道については、給水可能区域の加入率アップを目指すとともに、未給水区域の配水管網の整備を実施していくこととしております。 次に、下水道の汚水幹線の整備については、主に既成市街地の幹線である大森3号幹線の整備を推進するとともに、枝線についての整備も推進していきます。また、雨水排水については、木下、大森地区の市街地拡大に対応して、手賀4号雨水幹線の整備を推進していきたいと考えております。道路整備については、生活道路の整備として市道の新設、改良事業を推進するとともに、維持管理の充実に努めていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 生活環境課長。   〔生活環境課長、登壇〕 ◎生活環境課長(細谷幹雄) 7のごみの減量化についてお答えいたします。 当市のごみ排出量につきましては、人口増により年々増加をしておるのが現状でございます。これら排出されたごみについては、市が収集し、処分を5市町村で組織しております印西地区環境整備事業組合が行っているところでございますが、新たな焼却炉の建設やクリーンセンターで焼却した後の焼却灰や不燃物の処分をする最終処分場の整備を進めていかなければならない状況になっております。ごみの問題は、年々深刻化をしているわけでございますが、この問題を放置してしまいますと快適な住環境の整った都市を形成することもできませんし、ごみの処理費も増加の一途をたどってしまうということになってしまいます。これらを解消するためには、ごみ処理の主体であります行政が中心となりまして、焼却や埋め立てをするごみの量を減らしていくように施策を展開し、リサイクルをした循環型社会の構築を図る必要がございます。 現在市が取り組んでおりますごみの減量化の事業といたしましては、平成4年度よりそれまで可燃や不燃ごみとして処理してまいりました缶や瓶、紙、布をリサイクルできるよう資源として収集をしております。この事業につきましては、住民の皆様方の環境問題へのご理解が高いこともありまして、平成6年度で約2,300トン、平成7年度には2,900トンと着実に伸びてきております。また、もう一方の資源の収集方法であります子供会、PTA等の団体が実施をしております有価物の集団回収につきましても、報奨金を交付するなどして、安定した回収ができるように努めているところでございます。 また、生ごみにつきましては、家庭で堆肥化して利用していただこうという観点から、生ごみの堆肥化容器の購入者に対しまして補助をいたしております。 ごみの減量化についての啓発事業といたしましては、小・中学校を対象としましたポスター並びに標語コンクールの実施、また広くごみの減量化を呼びかけるごみ博覧会の開催なども行っております。今後ともこれらの事業を通しまして、ごみの減量化に努めてまいりたいと存じますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 15番、松本多一郎君。 ◆15番(松本多一郎) それでは、再質問をさせていただきます。重複する内容もあると思いますが、よろしくご答弁のほどをお願いします。 まず、行財政改革と住民サービスについてでございますが、国においても省庁の統廃合や国家公務員の削減、また規制緩和等の行政改革が常に政治の論点となっておりますが、なかなか思うようには進んでいない面もあります。 また、財政の改革にしても、国債発行残高が96年末には約241兆円に膨れ、先進国の中でも突出した数字となっており、財政の立て直しが急務と言われております。地方財政においても、大幅な財源不足を補うための地方債の発行などで、硬直化が進んでいると言われております。我が印西市においても、公債費負担比率が警戒ラインの15%以上を続けており、厳しい財政運営が続いている状況だと思います。 このような中で、人口増による市民サービス需要は増大の一途をたどっており、これにも十分対応していかなければなりません。市政の運営も厳しい局面が続くことと思われますが、次の各点について再質問させていただきます。 まず、①の市役所機構の改善の点についてですが、教育委員会を含め、5部制をしくというような答弁がございましたが、組織のスリム化を図りながらも増加する行政需要に対応していかなければならないという相反する事態があるわけでございます。選挙戦の中で述べられておりましたが、生涯学習に関する新しい課の設置、また現在の組織の中で部制をしくことに伴う課の見直しなども考えていられるのかどうか、その辺についてお伺いいたします。 次に、財政見通しと対策についてでありますが、ニュータウンに入居する人口が、長引く不況の影響等によりはかばかしくない状況の中で、第2次基本計画の人口予測にも疑問符がつくおそれもあるわけで、人口増による税収の伸びにも影響が心配されます。また、業務用地への企業進出にも積極的に取り組むことによって、税収のアップを図っていかなければならないのではないかと考えるわけです。その辺の見通しと財政健全化へのお考えがあれば、お伺いいたします。 ③の住民サービスについてでありますが、住民の生の声を聞く機会として、長らく町長と語る会という制度がありましたが、海老原新市長の基本ポリシーであります「みんなでつくるみんなの市政」という観点から、どのようなお考えをお持ちかお伺いいたします。 次に、出張所機能の充実ということについては、本庁、出張所とのOA化による情報交流、本庁業務の分散化等、今後住民要望が強まってくるのではないかと思います。ますます出張所の機能充実に向けての努力をお願いするものであります。 次に、証明書類の発行の自動化については、近隣市町村でも行われているところもございます。我孫子市でも行われておりますが、役所の閉庁時にも各種のサービスが受けられるという点、共稼ぎ世帯が多くなっている現在、利便性の高い設備になっているようです。市民のニーズを把握しながら、実現に向けての検討をお願いするところであります。 次に、④のインターネット、CATVによる情報の提供についてでありますが、先ほど答弁の中でもありましたように、全国でも200以上の自治体がインターネットにホームページを開設して、さまざまな情報を提供しておると聞いております。また、千葉県においても、本年5月末よりホームページを開設し、県の概要やプロジェクト情報、観光、特産品、イベントや暮らしの情報等を発信しているとのことです。また、先日、大相撲の小錦関も自分でホームページを開設したことが話題となっておりました。また、関宿町の町長が、やはり自分のホームページを開いて町民に町政のさまざまな情報を提供していると聞いております。 また、インターネットは情報の提供とともに、電子メールによるさまざまな意見や情報の収集もできると聞いております。先進自治体として印西市を世界のインターネットに発信し、地域はもちろん、世界と情報の交流ができるまちづくりもすばらしいものと考えるところであります。今後の具体的な取り組みについてお伺いいたします。 また、CATVについては、ニュータウン地区において整備されているようでありますが、既存地域への拡大についても研究されていかなければならないものと考えるところであります。将来的にどのようなお考えをお持ちかお伺いしておきます。 次に、2の教育問題についてでありますが、①のいじめ対策についてでありますが、いじめというものは、特定の児童に集中し、なかなか表面化しにくいという現実があるわけであります。表面化したときには、子供を窮地に追い込むということもあるわけです。子供の心の中にどのように入っていけるかどうか、先生も親もともに溶け込んでいかなければならない。なかなか難しいことですが、これが一番大切なことではないかと思います。そして、そのほかにも対処療法的な手段での各種の相談事業があると思います。学校や家庭、地域社会一体となった問題の解決のために協力し合うことが求められていると思うのであります。その辺のご見解をお伺いいたします。 ②の高校新設問題でありますが、先ほども大分議論のあったところでありますが、市長が選挙公約の中で重点的に取り組んでいくということであります。また、その実現には大きな課題があると思われます。印西地区においては、高校の通学区域には恵まれている面もあり、市内には1校ですが、周辺には数多くの県立、私立高校があり、選択肢も豊富であります。しかしながら、ニュータウン地域があり、生徒数も増加傾向が続いていくものと思われます。一方、全県的にいえば、生徒数は減少の方向であると言われており、成田線沿線の県立高校には、定員数にも満たない高校も何校かあります。全県的に見ても、定員に満たない高校があり、2次募集の高校も大分ふえているようであります。そのような中で、県立高校の新設がニュータウンにおける生徒数の増加を一つの原因として、将来的には必ず必要と思われますが、ただつくれ、つくれと言ってもなかなか県に対しての説得力がないのではないかと思われるのです。その辺先ほどからいろんな方策、積極的に取り組むというご意見でございますが、もう一度その辺の積極的な取り組み方についてお伺いいたします。 次に、③の通学区域改正問題ですが、これも非常に難しい問題があると思います。既存地域の歴史のある学校を存続させていくためには、一概に通学区域改正も難しいのではないかと思うのです。地元の要望、通学の安全性などを考慮に入れながら慎重に対処していただきたいと思うのであります。この辺のご見解もお伺いいたします。 ①の通学交通費対策でありますが、市長の基本政策の公約の中で、市外通学交通費に積極的に対応をすると言っているわけでありますが、非常にこれは誤解を招きやすい文言ではないかと思うのです。市外通学者に交通費の補助をするように受け取られかねないからではないかと思ったからであります。先ほど答弁ございましたが、実質的な交通費の負担減になることが大切でありますので、今後もニュータウン北総線に限らず、JR成田線バス通学生徒についても同様に考えていかれるのかどうかです。その辺のお考えをお聞きいたします。 次に、⑤の文書館、資料館等についてですが、文書館、先ほど資料館ではなくて博物館的に整備するというようなことで答弁ございましたが、これも市長公約の中でうたわれております。計画立案、また実現へ向けて、これはまた努力していただくしかないと、そのようなことだと思います。 次に、3、厚生・福祉施策についてであります。①の高齢者介護施設や障害者施設計画についてでありますが、高齢者保健福祉計画が平成6年に策定され、これに沿った施設整備が行われていくものと思いますが、民間施設の併用、併設も必要となってくることと思われますが、現在進行中のものがあれば、お伺いいたします。また、現在、将来とも大きな課題となると思われる在宅介護に対しての積極的な支援について、お伺いをしたいと思います。在宅寝たきり老人や在宅痴呆性老人を抱えた家庭は、大変な思いをしながら介護をしている状態ではないでしょうか。実情の調査とともに在宅介護支援センターの早期の設置に取り組んでほしいと考えるものでありますが、この辺の計画についてお考えをお伺いいたします。 ②の平岡自然公園、墓地、火葬場、斎場への取り組みについてでありますが、墓地、火葬場用地の買収は順調に進捗しているようでありますが、還元施設用地についてはまだ買収に入っていないとのことでありますが、いつごろの予定なのかお伺いしたいと思います。また、地元住民との協議事項の中でも、墓地、火葬場と還元施設について並行して事業を進めるということが記されているわけでございます。並行した事業展開についてのお考えをお伺いしたいと思います。 また、周辺3町内会で設置されている対策協議会からの各種要望事項についての対応についてお伺いいたします。要望事項の実現のために環境整備事業組合、企業庁、住・都公団、市が一体となって努力されることをお願いするものであります。また、従来からの負担割合について変更はないものと思いますが、ここで確認をしておきます。6月県議会において地元選出の大野県議も平岡自然公園について質問をしておりますが、企業庁としても関係機関との調整を進め、早期に事業の実現に向けて努力してまいりたいと企業庁長が答弁しているわけであります。ニュータウン関連事業として大事業でございますので、地元の理解、協力を得ながら事業の進展に積極的に取り組んでいただきたいと思うのであります。 次に、③、福祉センターへの巡回バス開設についてでありますが、当面ふれあいバスで対応すると答弁がございました。福祉センターのオープンにより、利用者の増大が予想されます。牛久市の総合福祉センターでは、2台のバスが福祉センター専用に運行されており、利用者をおおむね60歳以上の方と障害者、福祉関係団体に所属する人々を対象としていながら、常時80名から100名程度の利用者があると聞きました。また、現在のふれあいバスでは、車いす利用者や障害者等に対する配慮がなく、利用者に不便な点も予想されるのであります。利用状況を見ながら、よりよい方策の検討をお願いするところであります。 ④の県立公園、運動公園の整備についてでありますが、これについては後ほど他の議員からの質問もございますので、私の方からは先ほどの答弁で結構でございます。 次に、4の交通網の整備についてでありますが、①の4局を結ぶ交通アクセスの具体化についてでありますが、これは③の都市計画道路及び接合道路整備と関連がありますので、共通した問題として質問させていただきますが、現在、先ほどの答弁の中にもございましたが、船尾地先の朝夕の交通渋滞については、これの解消策として、県道船橋・印西線3・2・3号線の整備が待たれるわけでありますが、先ほど答弁にございましたが、これについてやはり積極的に取り組んでいただかなければならないものと思います。現在地主さんとどのような協議を行っているのか、その辺わかりましたらお伺いしたいと思います。 また、松崎工業団地関連道路の進捗についてはわかりました。 また、小林の牧の里からニュータウン牧の原駅への接合道路計画についてもご答弁がございました。 それと、一つ、これは要望でございますが、先ほどから答弁の中にもございますが、小林の南口方面より平岡自然公園を抜けて、牧の原方面への道路整備については計画段階であるという答弁がございましたが、これについても積極的な対応をお願いするものであります。 ②の北総線、成田線の利便性の見直しについてでありますが、北総線については何といっても成田までの延伸について事業計画が設定され、事業認可されることを望むものであります。関係自治体と一体となって実現への運動を展開していただきたいと思うのであります。また、そうすることが、その実現が千葉ニュータウン、印西市の発展に大きく影響を与えることが確実であります。JR成田線については、引き続き複線化に向けての努力をお願いするものでありますが、木下、小林両駅とも駅を橋上化することによって、南と北との接点ができ、活性化につながるのではないかと思うのであります。また、そこに地域コミュニティ等に関する施設を開設することによって、自治体からの橋上化への支援も考えられるのではないかと思うのであります。市として積極的な取り組みが必要かと思われますが、お考えをお伺いいたします。 次に、5の産業の育成についてでありますが、①の農業特別振興策についてですが、印西の地域特性を生かした振興策が必要でありますが、特産化施策、好評な農産物直売所の増設等による消費者との直結した農業の推進、後継者対策等についてお考えがあればお伺いいたします。 ②の木下、小林駅周辺の商業特別振興策についてでありますが、駅を中心にした活性化策については、先ほども申し上げましたが、橋上化による拠点としての整備も考えていかなければならないのではないかと思います。また、商店街のイベントへの積極的な助成も必要だと考えますが、お考えをお伺いいたします。 6のコミュニティ施策についてでありますが、コミュニティ施設建設については先ほど答弁がございましたように、大型コミュニティ施設については中学校区単位に設置するということでありますが、とりあえずは2次基本計画の中で盛られている永治のコミュニティ施設であると聞きました。今後の計画については、まだ白紙なのかどうかお伺いしておきます。 また、第2次基本計画の中に盛られている地区集会所の建設ということがありますが、青年館との整合性について伺っておきます。それと、青年館そのものが現在、地区のコミュニティの施設になっているわけでございますが、老朽化した青年館対策について、お考えがあればお伺いいたします。 7の環境問題についてでありますが、ごみの減量化についてでありますが、ごみ処理をめぐる環境は年々厳しい状況になっており、このままの状態で推移しますと、環境にも大きな影響を及ぼすことも考えられます。このような中で、市においても種々、数々のリサイクル事業を通して、ごみの減量化について取り組んでいるという点について理解できましたが、今後さらにどのように減量化の推進に努めていくのか、次の点について再質問させていただきます。 1点目に、隣接の我孫子市においては、現在人口10万人以上の都市の中でごみの資源化率が26.5%と、日本一と言われております。また、15年後には焼却灰を溶融し、スラグとしてリサイクルを図りながら、資源化率を45%に高めていく計画だと聞いております。焼却灰のスラグ化につきましては、ごみの処分をしているクリーンセンターでの施設整備等が必要なので、早急にはできないのではないかと思いますが、そこで、現在市の資源化率はどのぐらいなのか、また将来的にはどのぐらいまで高めていきたいのかについてお伺いをいたします。 また、2点目として、市では現在資源物収集を行っていますが、ペットボトルや空き缶などの再資源化を促す容器包装リサイクル法が、来春97年4月に施行されます。回収、再資源化が義務づけられるわけでありますが、ペットボトル空き瓶等の収集についてのお考えをお伺いいたします。 3点目として、生ごみの堆肥化容器の補助の対象はどのようになっているのか、お伺いします。 次に、4点目として、ごみの減量化を推進していくためには、ごみの排出者である住民のご理解やご協力がないとできません。そこで、現在実施している啓発活動以外に、今後どのように市民の皆様に啓発していくのか、以上についてお伺いをいたします。 都市基盤整備の地域格差の是正についてでありますが、ニュータウン地域においては計画的な都市づくりが行われており、上下水道は完備、道路環境整備についても新しいまちにふさわしい整備状況になっていると思われます。一方、旧市街地である木下、大森、小林などでは、大雨が降れば道路が冠水し、床下への浸水の心配をしなければならない地域もあります。 また、道路環境については、狭い市道、危険箇所なのにいつまでもつかない信号機、横断歩道の標識さえもなかなかつかないところもございます。ニュータウン地域においては、果たして必要かと思えるところでも信号機がついている現実、街路等についても全く同じことが言えると思います。これが地域格差ではないでしょうか。この是正のためにどのように対応されていくのか、お考えをお伺いいたします。 以上、再質問でございます。 ○議長(鈴木貞男) 市長。 ◎市長(海老原栄) 住民サービスについての考えはということで、先ほどお答えした2問目についての再質問にお答えをいたします。 市政ポストの充実、あるいはまた住民意識の意識調査ということで、住民の意見を取り入れてまいりたいと、こういうように考えております。 それから、高校の新設の問題でございますけれども、先ほどからこの高校問題についてはお答えをしておりますけれども、確かにこの印西市におきましては高校が1校、周辺の市町村にはいろいろと県立、私立を含めますと、人口の割には数が多うございます。印西市はなぜないのだということでございますが、印西市はニュータウンの計画の中には3校、4校と高校の用地もとってありますし、最初からそういう考えでおったろうと思うのですけれども、いつの間にか高校が消えました。それは県の施策によりまして、高校はもう現在のところは要らないということで許可が出ないということでございまして、県の方針としまして、現在のところは高校は新設をしないという方向でいっているようでございます。そうかといってこの印西市におきましては、人口はふえ児童もふえてまいります。高校生も外の学校を頼って出ていくと、通学におきましても交通費の問題も出てまいります。確かに負担が多くなります。そんな関係からいろんな問題が出てまいりますけれども、高校の問題につきましては、いろいろお話ししている中で現在でちょっと無理なような話も聞くわけですけれども、10万都市ということになりますと、どんなことがあっても学校が二つないといけない。県立ではなくてもこれは仕方ないわけですけれども、現在どうしても新設校ができないということになれば、私立も考えなければいけないと思います。現在ある学校も、先ほど勝田議員の方からもちょっとお話が出ておりました印旛高校の問題もありますが、いろいろのことを考え、総合して皆さんと相談しながら、これから高校問題については進めていきたいとこういうように考えております。 それから、平岡自然公園の墓地、斎場の問題ですけれども、これはニュータウン関係に関連している施設でございまして、地権者と地元の皆さんには大変迷惑をかけておる施設でございますので、県と企業庁、公団との取り交わしによって問題の取り交わしをしておりますことについては、これは確実に守っていただいて、できることならば一日も早く買収をしていただいて計画どおりにひとつやってもらうと。この還元施設につきましても、十分地元の皆さんと話し合いをいたしまして、どんなことがあってもひとつやってもらうという姿勢で臨んでまいりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。 ○議長(鈴木貞男) 助役。 ◎助役(磯貝正尚) それでは、私からはコミュニティの話を、これちょっと各課にまたがっている話でありまして、例えば先ほどの話にありました青年館については教育委員会と、それからコミュニティセンターについては企画調整課と、それから集会所については総務課と。今の市役所の中がそういうように3課に分かれているものですから、これが私から答弁する理由でございますが、一つはそういう一元性がないというのも問題点かなというようには認識しておるところでございます。先ほどの再質問にちょっとお答えいたしますと、今の1回目の質問の答弁にありましたように、コミュニティ方式につきましては、今のところ5カ年計画の中では永治だけでございまして、ほかには特に具体的にはないように承知しております。 また、そのほか集会所との関連で青年館というのがありますが、青年館というのは、昔県の青年館の建設補助事業がございまして、それによって随分各市町村ともおつくりになったというようになっております。ところが、その補助制度が廃止されたというようになっております。また、その後青年館が建ってから20年たったらほかの方に転用してもいいよというような何か通知も参ったように記憶しております。その集会所については、私どもとしてはこの7月から補助率を、従来は50%だったのですが、最低でも7割程度に上げました。これは世帯数によって、世帯数が少なくなれば95%までという補助の制度に改正しております。したがいまして、地元の了解がいただければ、その青年館を例えばその集会所の方に切りかえて建設を進めていくということでございます。ただ、いずれにしましても、この集会所につきましては地元の運営、地元の方のご意見を尊重しなければならないというように考えておるところでございます。 それから、コミュニティセンターと集会所との整合性の問題もあろうかと思いますが、要するにコミュニティセンターというのは公の施設として建設をしていきます。集会所というのは補助制度ということでございますので、地元の方がどういうように使うと勝手であろうということでございます。ただ、コミュニティセンターにつきましては、1回目の質問にありましたように、やはり自主管理運営組織というものをつくっていただいて、そこに公の施設ではありますが、管理運営委託していくということの方式はとりたいということでは考えております。ただ、これにつきましても、今永治地区の話もあるわけでございますから、今後できれば年度内にコミュニティセンターとか、こういったコミュニティ施策のあり方について、たしか前回の議会でも答弁申し上げたように思いますが、その考え方について、やはりきちんとまとめる必要があるということでございますので、その辺をちょっとまとめてまた対応してまいりたいというように考えておりますので、よろしくご理解のほどをお願いいたします。 ○議長(鈴木貞男) 傍聴席の方に申し上げます。私語は慎んでいただきたいと思います。 総務課長。 ◎総務課長(渡辺恒明) それでは、市役所の機構の改善の関係で、課の設置の関係がございました。来年4月から部制を採用させていただきたいと考えておるわけですが、その中ではあわせまして必要最小限の見直しは行って、数課程度はふやしたいというようには考えております。その中でふれあいという観点から新たな課を一つ含めて考えていきたいというようには思っております。 ○議長(鈴木貞男) 財政課長。 ◎財政課長(本橋孝司) それでは、財政関係につきましてお答えを申し上げます。 ご質問で第2次基本計画の中で人口予測、それから税収の伸びが計画どおりかどうかというご質問でございますが、人口につきましては若干下回るのではないかと考えております。 それから、税収につきましては、最近再試算いたしましたところ、逆に高額所得者といいますか、そういった傾向が多くなってまいりまして、税収そのものは若干計画を上回るのではないかと試算をいたしております。計画では約565億円を見込んでおるのですが、580億円ぐらい入ってくるのではないかと試算をいたしております。それから、歳出の関係でございますが、これにつきましては歳入が保証されれば、おおむね計画につきましては支障なく執行できるのではないかと考えております。 ただ、ここで一つ問題がございます。平成7年度の決算を踏まえまして、ご質問の中でもございましたように、公債費の比率が非常に今現在高い状態でございます。千葉県の市町村の中で1番でございます。ワーストワンといいますか、そういった状況でございます。したがいまして、このままでいきますと公債費の比率がどんどん、どんどん上がってまいりますので、当然従来どおりの地方債の借り入れが不可能な状況になってまいります。したがいまして、今後平成7年度につきましても繰上償還を4億8,000万円ほど実施をいたしておりますが、平成8年、平成9年、今後とも引き続いて繰上償還をしていきたいと考えております。金額にいたしまして、約5億円程度ぐらいずつ繰上償還をする必要があるのではないかと考えております。 それから、大変今バブル経済がはじけまして、今後の予測につきまして見通しが非常に難しい状況でございます。先ほど市長の方からお答え申し上げましたように、毎年度の予算の編成の時期につきましては、経済の動向、あるいは国、県の予算の編成方針等を勘案いたしまして、細心の注意を払いながら予算の編成をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。3時45分まで休憩します。    休憩  午後3時25分    再開  午後3時45分 ○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き代表質問を行います。 答弁をお願いします。 住民課長。 ◎住民課長(中嶋喜一) 出張所機能の充実についてでございますが、先ほど市長よりご説明がございましたとおり、これまでの業務内容のほかに税証明の発行、県税の徴収を扱ったことによりまして、ほとんど本庁の窓口業務と同様に取り扱われるようになり、充実が図られていると思います。また、戸籍事務の電算化も現在調査研究しているところでございます。電算化になりますと、発行の迅速化、お客様の待ち時間の短縮に努められ、より一層の窓口サービスの充実が図れると考えております。 自動交付機の導入につきましては、通常業務の時間延長も対応の一つとして考慮しながら、証明書の取り扱いの範囲、運用上の設置場所の確保等について検討しているところでございますが、時期につきましては、これらの検討事項を踏まえまして考えてまいりたいと思います。 ○議長(鈴木貞男) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(稲葉東治) 1の④、インターネットとCATVについてお答えいたします。 まず、インターネットについて具体的な取り組みをしたらどうかというお尋ねでございますが、行政としても情報提供としては注目すべき手段という認識はございます。こういうことで、今後は導入に当たりまして、利用者の動向、また印西市として発信する情報、こういうものがどういうものがよいのか、そういったことも含めまして研究していきたいと思っております。また、あわせて先進地の施策も実施し、研究をしていきたいと考えております。 CATVにつきましては、既存地域に難視聴対策として既に共同のテレビ受信施設を利用した再送信型の有線テレビジョン放送を利用している区域がございますが、周波数といった容量の改善等の問題もございます。今後はCATVの利用者のニーズや千葉ニュータウンのCATV事業の動向を見ながら、先駆的な千葉ニュータウン内ケーブルテレビ事業者とも協議を重ね研究をしていきたいと考えております。 2の④の通学交通費でございますが、先ほどの質問ではJRバス会社への支援はどう考えているかというお尋ねでございますが、JRにつきましては複線化を促進することによりまして、利便性の向上を図れるといった意味で、印西市としても積極的に支援していきたいと考えております。バス会社につきましては、やはり千葉ニュータウン事業の早期熟成を進めるため、新住事業者とも協力して早期に完成を図っていきたいと考えております。 続きまして、4の②の北総線についてでございますが、関係自治体と一体的に運動を促進できないかということでございますが、現在のところ成田新線鉄道促進期成同盟という団体をつくっておりまして、この構成自治体としては、成田市が会長でございますが、成田市、市川市、船橋市、松戸市、鎌ケ谷市、印西市、白井町、印旛村、本埜村で構成しておりまして、毎年陳情活動をしているところでございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 学校教育課長。 ◎学校教育課長(山下勉) それでは、いじめ問題について述べさせていただきます。 議員ご指摘のとおり、学校、家庭、地域社会の連携が大事であると教育委員会としても考えております。今後は、先ほど申し上げましたように地域ぐるみさわやかコミュニティ推進事業を展開、充実させていきまして、この一体化、協力について取り組んでまいりたいと考えております。 次に、通学区域改正につきましては、先ほど市長が答弁したとおりでございますが、市がある程度熟成の見通しが立った段階で必要に応じ、またその際には学校の実情を考え、慎重に検討してまいりたいと考えております。 ○議長(鈴木貞男) 社会福祉課長。 ◎社会福祉課長(堀江義男) 民間の施設で進行中の施設というようなことでございますが、現在デイサービスセンターの設置について、社会福祉法人と検討しておるところでございます。在宅介護支援センターの早期設置というご質問でございますが、これらの事業については今後十分検討してまいりたいと考えております。 それから、福祉センターの巡回バスの運行についてでございますが、先ほど市長から答弁ありましたとおり、ふれあいバスの利用をいただきまして実施をしてまいりたいと考えております。 ○議長(鈴木貞男) 生活環境課長。 ◎生活環境課長(細谷幹雄) 平岡自然公園につきまして、先ほど市長の方から基本的なことにつきましてはお話があったと思いますが、負担割合、それから還元施設用地の買収はいつごろかということにつきましてお答えをさせていただきます。 負担割合につきましては、開発者側の公団、企業庁、財政的には厳しいというようなことは聞いておりますけれども、その負担割合についてはこれまで変更はございません。 次に、還元施設用地はいつごろかということですが、結論から先に申し上げますと平成9年度からと。なぜかと申しますと、還元施設用地につきましては、県の事業認可がまだ得られていないということで、基本設計が決まらないと認可がかけられないということで、新年度からになろうかと思います。 次に、7の環境問題のごみ減量化につきまして、4点ほどご質問がございましたが、まず1点目の資源化率についてでございますが、印西市は現在23.5%でございます。この率を高めるということは、それだけごみの減量化につながるわけでございます。目標値、現在我孫子市と同等の26%ぐらいにしていきたいと考えております。それから、資源化率を高めるごみ処理の技術、施設等につきましては、環境整備事業組合と調査研究をしてまいりたいと存じます。 2点目のペットボトルについてでございますが、今後ごみの減量化を進めていくには、ご指摘のとおりペットボトルのリサイクル可能な資源物を収集していかなければならないと思いますので、これも新年度から品目の拡大ということでペットボトル、あるいは牛乳パック等について収集する方向で現在関係機関と協議をいたしているところでございます。 3点目の生ごみの堆肥化容器の補助につきましては、本年度4月に要綱を改正しまして、これまで対象外でありましたEM菌の容器に対しても補助ができるようにいたしました。8月末現在のEM容器の補助を受けました数としましては、40世帯76基でございます。 最後に、4点目の啓発についてでございますが、住民への啓発につきましては、これでいいということはありませんので、今後も継続をして広報等の利用もいたしまして、ごみの減量のPRをしていきたいと存じております。また、新たな観点としまして、こういった減量化の理解を深めていただくために、学習をする場の提供等についても関係機関と協議を図りながら取り入れていきたいと思います。 最後に、今後のごみ処理やリサイクルにつきましては、本年度から設置することになりました廃棄物減量等推進審議会の委員の方々のご意見を聞きながら、いろいろな施策について検討してまいりたいと存じます。 以上です。 ○議長(鈴木貞男) 建設課長。 ◎建設課長(斎藤節男) 4の交通網の整備についてのうち、県道船橋・印西線の整備の現状と今後の見通しについてでございますが、県道船橋・印西線につきましては、船尾地先で用地交渉が難航しておりまして、整備計画が大幅におくれております。船尾工区の用地の買収につきましての進捗率は89%であり、地権者5名、約5,000平方メートルの未買収地がございます。昨年の12月から住宅・都市整備公団も加わりまして、用地交渉体制を強化し、鋭意交渉を行っているところでございます。昨年の12月から8月までで、8回から16回の用地交渉を行っておりますが、契約までには至っておりません。八千代工区を含めまして、平成9年度末までには用地のめどをつけ、平成12年度末を目途に国道16号線から千葉ニュータウンまでを結ぶ計画で現在整備を進めているところでございます。今後とも新住事業者に目標年度に完了できるよう市といたしましても強く要請してまいりたいと考えております。 それと、8の地域格差の是正についてのうち、市道の整備について。市道の整備につきましては、民主清風会の代表質問でお答え申し上げましたとおり、1、2級の幹線市道につきましては実施計画に基づきまして整備を促進してまいりたいと考えております。また、集落内に介在いたします生活用道路につきましては、町内会、自治会からの要望及び道路パトロール等によりまして破損、老朽化等による危険箇所を把握し、整備に向けて調査検討を行い整備を進めているところでございます。今後ともさらに積極的に市道の整備促進に努めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(鈴木貞男) 産業課長。 ◎産業課長(佐瀬知于) 地域特産物の振興と農産物直売所、または後継者問題についてお答えします。 船穂スイカ、印西メロン、印西クリ、ナシなどの特産物を初めとしまして、野菜、果樹等の品質及び生産性の向上を図るため、省力化や施設化を引き続き進めるとともに、新たな技術への取り組みや環境に優しい農業等に取り組んでまいりますとともに、経営の体質強化を図ってまいりたいと考えております。 また、農産物の直売所につきましては、平成5年度に実施されました町民意識調査におきまして、「直売所があれば利用しますか」の質問に対しまして、90.2%の多くの市民の方が「利用する」と答えております。このような状況の中、平成6年11月に施設園芸農家を中心としまして、農産物直売組合が発足したわけでございます。現在、原山地先で営業を行っておりますが、直売の最大の特徴でございます新鮮で安く、かつ安全で品質のいい農産物の提供ということと、生産者と直接交流できるということが大変消費者の方に好評で、盛況の状況でございます。今年度は新店舗の建築も決まっているわけでございますが、現在所定の事務手続中で、これが終わり次第着工の予定となっております。 今後についてでございますが、さまざまな消費者ニーズを把握し、生産者団体とも十分協議しながら、消費者と生産者が直接結びつきました流通体制の整備を図ってまいりたいと考えております。 次に、農業後継者の育成ということにつきましては、農業委員会活動の一環として取り組んでおります配偶者対策、また西印旛農業協同組合中央支所、普及センター、市が中心となりまして、農業経営の改善をしております農業経営改善支援センター活動等を通しまして後継者の育成を図ってまいりたいと考えております。 次に、商店街の振興でございますが、商店街の振興につきましては、大型店と一味違う個性を商店街が持つということが商店街の魅力づくりの形成という点から重要なことではないかと考えるわけでございます。現在商店街のソフト事業として行われておりますものに販売促進事業がございますが、内容としましては共同売り出し、共同宣伝、サービス券、磁気カード等によりますポイントサービス、またイベント等が行われております。ご指摘のイベント活動につきましては、商店街活性化の点におきまして大きな効果が期待されるわけでございます。 市内各商店街におきましては、大型店には見られないような、それぞれに手づくりでも小回りを生かしました地域とのコミュニケーションが深められるようなふれあいのあるイベント活動を展開しているところでございます。引き続き商工会、商店街等と協議をしながら、さらに商店街活性化のため支援を図ってまいりたいと考えております。 なお、橋上駅の件につきましては、企画調整課長よりご答弁いたします。 ○議長(鈴木貞男) 企画調整課長。 ◎企画調整課長(稲葉東治) 小林駅、木下駅の橋上化についてお答え申し上げます。 成田線の部分複線化に合わせまして、今後関係機関とも協議しながら調査研究していきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 水道課長。 ◎水道課長(塩田辰之) 8番目の地域格差のない水道事業の整備計画の点につきましては、水道事業が置かれております自然的、社会的条件のもとで、年々増加する給水人口、給水量に対処し、安定した給水など基本計画に沿って進めていかなければならないと思っております。今後の計画といたしましては、給水区域の見直しになりますが、給水区域につきましては、千葉ニュータウンを挟み北と南に分断されております。既存市街地を中心とした区域を重点に整備をしてまいりましたが、今後は既存の指定された区域以外の区域、南部の区域につきましても受水量、地下水の確保とともに使用者の安定給水に努め、水源、霞ケ浦導水、八ツ場ダムの完成等の動向を見ながら地域格差のないよう給水区域の指定についても計画的に進めてまいりたいと思っております。 ○議長(鈴木貞男) 下水道課長。 ◎下水道課長(岩崎利雄) 同じく都市基盤整備の下水道の関係でございますが、下水道の汚水整備の計画といたしましては、下水道の全体計画区域内の認可区域を最優先に、格差のないよう地域の動向を勘案しながら順次認可区域を拡大いたしまして整備をしていく方針でございます。 それから、今後の具体的な整備予定でございますが、平成8年度から9年度で発作、亀成地区、平成10年度から12年度で小林、大森地区を予定しております。 それから、雨水排水の整備につきましては、木下周辺の開発に伴いまして排水量の増加が想定されますので、手賀4号雨水幹線の整備を事業認可を取得次第実施する予定でございます。 それから、その他の地域につきましては、実際の浸水箇所等があれば優先的に工事を実施したいと考えております。 ○議長(鈴木貞男) 15番、松本多一郎君。 申し合わせ時間あと5分ですので、簡潔にお願いします。 ◆15番(松本多一郎) 再々質問でございますが、いろいろとお聞きしまして、新市長の発足についていろんなお考えを聞いたわけでございます。 ふれあいとうるおいのある多機能自立都市の建設に向けて第2次基本計画もスタートし、市民ニーズに幅広くこたえていくために一層の努力をお願いするところであります。 北総の中核都市を目指す印西市は、周辺の市町村からも注目されております。先進都市になるために、さまざまな試みも必要であると思います。住んでいてよかったまちづくり、住み続けたいまちづくり、子供たちに誇れるまちづくりをしていかなければなりません。住民サービス、教育問題、福祉対策、交通問題、産業の育成、都市基盤の整備、環境問題、市長に課せられた課題はその双肩にかかっております。しかし、市長一人では解決できない課題ばかりであります。我々議会、執行部、市民の皆さんの協力も仰がなければなりません。全市民が一体となって、すばらしいまちづくりのために力を合わせていかなければなりません。その指揮者は市長です。市長就任初定例議会において、ますますのご尽力をお願いいたしまして、私の代表質問を終わります。 ○議長(鈴木貞男) 引き続き代表質問を行います。 まちづくり研究会の発言を許します。申し合わせ時間は1時間30分です。 10番、松本隆志君。 ◆10番(松本隆志) 議事進行について発言を求めます。 ○議長(鈴木貞男) 何でしょうか。 ◆10番(松本隆志) ですから、議事進行について発言をしていいですかと聞いているのです。発言をしていいですか。 ○議長(鈴木貞男) 代表質問を行います。 ◆10番(松本隆志) はい。だから、議事進行についての発言を求めます、その前に。 ○議長(鈴木貞男) 動議ですか。 ◆10番(松本隆志) 動議です。
    ○議長(鈴木貞男) はい。 ◆10番(松本隆志) 今、6分ですね。きょうの会議予定が5時ですが、私の持ち時間は1時間30分あります。きょうの会議の進行を議長はどのようにしようとしているのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(鈴木貞男) 予定どおり会議を行います。 まちづくり研究会の発言を許します。 ◆10番(松本隆志) 5時で打ち切るのかどうかということを聞いているのです。 ○議長(鈴木貞男) 状況を見て判断します。 ◆10番(松本隆志) それでは困ります。私は、1時間半の持ち時間を使って質問と答弁を受けてやりとりをするわけですから、それが途中で打ち切られるようなことでは困りますので、今はっきりしていただきたいと思いまして発言をしておるのです。先ほど休憩時間に議長に聞きましたところ、5時で打ち切ると言われましたので、私は改めて再確認の意味で質問しているのです。 ○議長(鈴木貞男) 延会の動議になりますか。 ◆10番(松本隆志) 延会の動議です。 ○議長(鈴木貞男) はい。 ◆10番(松本隆志) それで、ちょっと待ってください。きょうどうしても何が何でも5時で打ち切ろうというのが議運の方針なのかどうか、議会運営委員長のそういう方針なのかどうかを聞きたいのです。というのは、きょう時間が今予定どおり進行しているのです。それを何が何でも5時で打ち切ると、必ずきょうもあしたもだれかの発言の途中で打ち切らなければいけないのです。そういうようなやり方をするのかどうかということをお聞きしているのです。ですから、残りは1時間半しかないのですから、それは終わりまでやりますということを議長が確認してくだされば、私は代表質問に入りたいと思います。 ○議長(鈴木貞男) 私は、状況を見て判断したいというようにお答えしております。ですから、延会の動議なら諮れます。 ◆10番(松本隆志) 議長、それでは発言の途中で議長が打ち切った場合、それから延会かどうかの議論をするのですか。その点、そんなに難しいことではないから私聞いているのです。議事進行のことを最後までやりますよと言ってくだされば私はやりたいと。 ○議長(鈴木貞男) ですから、動議でも延会の場合に皆さんにお諮りしますから、それから状況を判断しながら対応したいと思います。 ◆10番(松本隆志) 議長、よくわからないです。今決められないことなのですか。要するにどんなに時間がたっても6時で終わるのです。先ほど事務局に聞きましたら、私の発言までが終わってくれたら、あしたからの会議がやりやすいのだがという発言もあったのですが、その点、なぜ議長はそこら辺のところをあいまいにされるのですか。   〔「議長、暫時休憩お願いします」と言う人あり〕 ○議長(鈴木貞男) ここで休憩します。4時25分まで休憩します。    休憩  午後4時10分    再開  午後4時28分 ○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き代表質問を行います。 まちづくり研究会の発言を許します。申し合わせ時間は1時間30分です。 10番、松本隆志君。   〔10番、登壇〕 ◆10番(松本隆志) 10番、松本隆志、まちづくり研究会を代表して質問を行います。 代表質問の冒頭に当たり、さきの選挙により当選いたしました海老原市長の就任に対し、心よりお祝い申し上げます。あわせて海老原市長とともに選挙戦を戦いながら、先月半ば急逝いたしました平松武彦氏に対し、哀悼の心を捧げたいと思います。 ところで、印西市はことし4月に市制を迎えたばかりですが、今や印西市は全国689都市の中で、最も成長率の高い都市として注目を浴びています。これは、週刊ダイヤモンド誌が毎年行っている調査で、ことしは8月に発表されたものですが、質問に入るに当たり、少しこの調査について最初に触れたいと思います。 印西市が成長率で全国一だというのは、人口が急激に伸びていることが最大の理由です。印西市はとりわけ生産年齢人口が伸びいてるところに特徴があります。生産年齢というのは満15歳から64歳のことで、その人口総数の伸び率が全国一なのです。もっとも、この調査は成長率だけを出すのが目的ではありません。「このまちに住みたい」と言える都市はどこかという立場から、暮らしやすさ、豊かさとともに成長度を合わせた三つの側面を27種類の指標を使って評価しているのです。暮らしやすさ、豊かさという表現は都市の熟成度、完成度を表現したものですが、成長度というのは将来性を示していますが、むしろ未完成の響きが感じられます。それだけに、印西市のように成長率が高いと言われた都市のほどんどが人口10万人未満の都市なのです。ですから、確かにこのデータから見ると暮らしやすさも豊かさも、そして成長度も三つともよいという都市はそう多くはないのは当然です。成長度ランキングが50位以内に入っている都市で、さらに暮らしやすさも豊かさの2項目とも平均よりよいという都市は、石川県の松戸市、滋賀県の守山市、宮城県の名取市、いずれも印西市と同様に6万人台のところであります。 印西市は成長度では全国一ですが、暮らしやすさは476位であり、豊かさでは686位、つまり後ろから4番目でした。ここに取り上げた都市比較の調査資料の意味は、印西市が成長度全国一だという耳ざわりのよい部分だけに満足するのではなく、暮らしやすさ、豊かさを伴っていない、いまだ未成熟ないびつな発展段階の都市であるという現状を語っているものとして理解すべきものだということです。実は、週刊ダイヤモンド誌の全689都市ランキング、「このまちに住みたい」について触れましたのは、このたびの印西市長選挙の争点の一つが、成長しつつある印西市をどのような都市に高めるのか、つまり市民、住民の立場から、このまちに住み続けたいと思える豊かで暮らしやすいまちをどのようにつくるのかという課題だったからです。 ことし4月に発表されたいんざい第2次基本計画は、5年後の平成13年3月の印西市の人口を2万3,700世帯、8万2,000人と想定しています。今よりもさらに3割以上の人口増加です。言いかえるならば、新しくこのまちに次々とやってくる印西市民は、皆このまちに住み続けたいと期待して住むのです。しかし、これまでの現実は、さまざまな面で印西市の現状が暮らしやすくないと感じている、この先もこのまちに住み続けてよいものかどうか不安を感じている。そういう新しい住民が多いという中での選挙だったのです。 そこで、第1に市長選挙の結果をどう受けとめたか。2、住民参加のまちづくりと市政運営のスタンスをどうするのか、3、選挙公約をどう実現するのかなど三つの課題の9項目について質問を申し上げます。 第1の課題は、二つの点について質問いたします。市長選挙の結果をどう受け止めたか。この点では、一つは1万1,570票という支持票を得られた海老原市長と、そしてまた一方で8,012票の批判票、そしてさらにそれよりも多い2万199人の選挙不参加有権者をどう考え、今後の市政運営に生かしていくのか。この点についての基本的な考え方をお聞きしたいと思います。 二つ目が、磯貝助役の任期はあと半年を残すのみだと聞いておりますが、来年度からの助役も千葉県からの協力を求めるのかどうか。最初から千葉県から助役を派遣していただいたという状況の中での印西市の誕生だったわけですが、当然のことながら新市長になられて、その女房役とも言える助役については、海老原市長は十分にお考えであろうと思います。千葉県から再び協力を求めるとしたら、この秋のうちに方針を固めていかなければいけないとも聞いております。この点、いかがなのでしょうか。また、来年度は大幅な機構改革が行われるとされていますが、千葉県からどの程度の人事協力を得ようとしているのでしょうか。 大きな二つ目の問題です。住民参加のまちづくりと市政運営のスタンスをどうするのかという問題であります。 さきの市長選挙の大きな二つ目の争点は、まちづくりに当たっての住民参加問題と市民と行政の関係をどうするのかという市政運営のスタンスにありました。平松陣営は、専ら「市民の手による開かれた市政づくり」を主張し、海老原陣営は、「みんなで創るみんなの市政」と言ってきました。これは、双方ともこれまでの市政運営のあり方に改善すべき部分があることを認めていたのだと思います。また、住民参加を実現する前提条件は、情報をどれだけ住民に広く開示するかという問題と、それを保障する制度がいかにつくられるのかの二つにあります。そして、審議会や協議会など諮問機関をいかに多くの声を反映するように選出していくかの問題があります。一部の人を各市の委員に多用したり、一部の人を際限なく長期にわたり登用したり、公平と思われない選出が行われていることが市民の不満の源になります。そこで、4点の質問を申し上げます。 一つは、海老原氏の「みんなで創るみんなの市政」と、平松陣営の「市民の手による開かれた市政」はどう違うとお考えだったのでしょうか。その点についての市長の見解をお聞きしたいと思います。 二つ目には、情報公開条例の制定についてどう考えているのでしょうか。これは、きょうの第1番手に出られました勝田議員の方から情報公開の質問がありました。答弁は助役からもありました。同じようなことを大きくは聞いているわけですが、先ほどの話の中では、情報公開条例についてどうするのかという答弁はございませんでした。ことしの3月の議会で私が一般質問をしましたときに、当時の湯原総務課長は、情報公開条例はファイリングシステムの整備の中で考えていくということと、情報公開条例を制定するときにはプライバシー保護条例と合わせて考えなければならないという答弁をしております。当時は、伊藤市長はおられない議会でありました。したがいまして、新しい市長になられました海老原市長から、市長の立場としてそれを実現する考えがあるのかどうか、その点について明確なご答弁をお聞きしたいと思います。 三つ目は、住民参加を保障する「条例」を制定する考えはないでしょうか。住民参加を実現するといっても、それを具体的に保障しなければ、なかなか実現に至りません。したがいまして、それを条例化する考えはないかどうか、その点についての見解をお聞きしたいと思います。 4番目には、審議委員の人事刷新と「公募」についてどう考えるかをお聞きしたいと思います。お隣の千葉県我孫子市が公募制度を既に実現しております。審議委員というのはどうしても行政による民間人の抱え込みという批判があるからであります。だから、公募制度を同時に併用しているというふうに我孫子市も言っております。埼玉県所沢市でも、審議委員の委員の年数制限、兼務の数の制限、公募制度などを要綱でうたっております。海老原市長はこの点についてどう考えるか、お聞きしたいと思います。 大きくは三つ目に、選挙公約をどうするかであります。海老原市長は、伊藤市政の「継承」を最大の柱にした公約を掲げてきましたが、その一方で、伊藤前市長もかつて述べなかった独自の「選挙公約」を掲げてきたように思います。海老原市長は、5期15年の行政実績を自慢にされてまいりました。それだけに、海老原市長の公約は素人の思いつきとは違って、十分に現実を踏まえた上での実現性の高い根拠のある政策であろうと期待しております。私は、たくさん出されました公約の中から、時間の制約もありますので、3項目についてのみ質問したいと思います。また、伊藤市政の「継承」と「公約」をどのように整合させていくのかも、次の各項目についてお伺いいたします。 一つは、交通政策であります。市内の各市街地間を結ぶ交通機関の不足は、印西市にとって重大な政治課題であります。それだけに、当市も先日からふれあいバスの増便に踏み切りました。しかし、ふれあいバスはあくまでも公共施設の利便性向上が目的の週2日間に限られたものであり、これだけでは市民の自由な毎日の生活行動を保障するものにはなりません。そうした中で海老原市長は、ふれあいバスの充実という表現ではなく、極めて大胆にも「市バス制度の検討」を公約に掲げました。この公約を掲げた方が市長に当選されたのですから、恐らく老人、子供を初め車を運転しない人には驚くほどうれしい期待の「公約」と受けとめられたものと思います。 市バスというのはだれが聞いても市が経営するバスのことだと思います。これは大変にありがたい話である一方、小さな都市が市バス経営を実現するには、最初から相当な資金負担が予想されます。それだけに、これは将来にわたって市の財政圧迫の原因にもなりかねないものです。選挙公約は、「あったらいいね」という夢を語り合うものではなく、「私を市長にしたら、これを実現してみせる」と約束するものです。5期15年の行政実績を誇られた海老原市長だからこそ、十分に研究した上で発表された公約だと思います。どの程度の可能性を考えて市バスを検討しようというのでしょうか。また、市バス経営を実施している、どこの自治体をモデルに印西市では検討するというのでしょうか。 二つ目は、福祉政策の問題であります。地域で子供たちの元気な声や走り回っている子供たちの姿が少なくなったと嘆く大人が多いにもかかわらず、中・高生がたむろしたり、ぶらぶらする姿を見つけると、うさん臭そうな目でかかわりを持ちたくないといった態度をとる大人も多くなっています。変化の激しい社会の中にあって、大人だけでなく子供たちもほっとする居場所を求めています。それは、居心地よく仲間とおしゃべりができたり、自己表現ができる場所なのです。 東京学芸大学の調査によると、学校が終えるとすぐ塾に行くという生徒以外は、うちで過ごすという子供が多いといいます。特に中学校では、真っすぐうちに帰る生徒は8割だそうです。高校生では真っすぐうちに帰るというのは3割程度で、残りは週に二、三日とか四、五日とか寄り道して帰ります。寄り道先はデパート、商店街、本屋など専門店が多く、公共施設は少ないといいます。公民館は3割しか利用していないと、この調査は語っています。図書館も35%から45%程度しか中・高生に利用されていないといっています。これは、もちろん印西市のことではありません。中・高生生徒が利用したい場所になっていないという公共施設の現状を語っています。小学生においては、中・高生よりも行動範囲が限られているので、児童公園が自由に使える精いっぱいの空間というのが実情です。 さて、印西市のニュータウンには、コミュニティセンターがことしの春に誕生しましたが、今そこには子供たちがあふれています。行くところのなかった子供たちにはありがたい空間となったのです。ところが、今度は同じ施設を利用する大人たちと共存するのが難しいという問題が発生しています。子供たちはルールを指導していかなければ、なかなか難しい問題があります。それをどう指導したらいいのか、地域の大人たちだけではできないという問題を抱えています。そうはいっても、子供たちにゆとりのある自由な時間と親密な仲間づくりの場が必要です。そして、その場の施設には専門指導員の配置が必要です。牧の原地区には、印西市で2館目の児童館の建設が計画されていますが、子供たちのニーズに合った子供たちがたむろする空間を、一部地域だけでなく全市的に考える時期に来ていると思います。 そうした子供たちの環境の中で、大切な一つとして放課後児童対策事業、学童保育の問題があります。印西市では、平成2年に木刈のびっこクラブが設立されてから、原山、木下、小倉台につくられ、ことしは西の原にオープンしました。そして、今議会でも高花の建設問題が補正予算の中で出てまいります。しかし、小林、大森などからも要望の声が上がっているそうですが、まだできていない学校区も半分以上あります。できにくい背景には、国の補助システムが20名以上という制限があるということと、印西市の運営方針が父母による自主運営委託のため保育料負担が高過ぎること。二つ目には、指導員の身分保障が難しいことなどがあるからです。共働きの父母の願いを実現させるためには、将来公立公営が何といっても必要だと思います。今、国では児童福祉法の改正作業が始まっていますが、学童保育が初めて法制化されようとしています。 さて、海老原市長の選挙公約の中には、幾つか掲げておられます福祉政策の中に「学童保育の充実」とあります。児童館・学童保育などの公共施設の「子供逹の環境」について、海老原市長はどのように考えているのでしょうか。そして、この場合の充実とは具体的に何を指すのでしょうか、ご答弁をいただきたいと思います。 また、「高齢者介護施設の充実」とありますが、老人保健施設ではなく、あえて「介護施設」という限られた定義をされた高齢者の施設とは、どのような施設を指して何をどのように充実するのでありましょうか。この点についてお伺いしたいと思います。そしてまた、「障害者施設の充実」とありますが、どのような「施設」を今印西市に充実させなければならないと考えているのでしょうか。 3番目に、学校教育の政策であります。高校の新設問題は、両陣営とも最重要の政策にしていたことです。海老原市長は、「高校新設への積極的対応」を掲げましたが、「積極的対応」というだけに、従来の取り組みは不十分であることを認めたものと思われます。その「積極的対応」とは、具体的にどのようなことを指すのでしょうか。また、どのように実現していこうというのでしょうか。この点については、前に質問された2人の方からの答弁もございます。ですから、今までわかり切っている千葉県が高校問題については凍結しているというところに、今まで新しいニュータウンの中に高校をつくることが難しかったということはよく承知しております。問題はこれを変えさせる対策、打開策はあるのかという問題と同時に、今までは印西市がそれに対して積極的に対応してきたかどうかというのが議会の討論だったと思います。具体的にどのように対応されるのか、その点について質問したいと思います。 また、「市外通学交通費等の積極的対応」とあります。これは、私、松本が平成7年6月議会で問題提起いたしました高校生の通学定期代への補助問題と同一の課題と思われます。海老原市長の「積極的対応」策とはどのようなものを指すのでしょうか。 この点について先ほど松本多一郎議員から、これはそういうように受け取られるのではないかというように逆に疑念の意見が出されました。私は、そのとおり素直に受け取ったわけであります。私は、決して補助問題をやれというように7年6月議会で発言しておりません。補助をしてほしいという父母たちの声があるが、それに対してどういうように対応しようとしているのかというように伊藤町長に見解をただしました。伊藤町長は、補助問題は難しいという答弁があったわけでありますが、それをご承知の上で、今回市長選挙に当たりまして市外通学交通費などの積極的対応という政策を掲げておられますので、これについて海老原市長の見解をお伺いしたいと思います。 以上であります。 ○議長(鈴木貞男) 市長。   〔市長、登壇〕 ◎市長(海老原栄) まちづくり研究会、松本隆志議員の質問にお答えを申し上げます。 1の市長選挙の結果をどう受けとめたかということの①についてお答えをいたします。投票率については、民主清風会の代表質問の答弁のとおり決してよいとは思っておりません。残念であります。両候補の開票結果についても民主清風会の代表質問の答弁のとおりで、厳粛に受けとめております。市民の方々の意見の反映の方法としましては、一つとしまして住民意識調査の充実、広報活動の充実、市政ポストの充実、まちづくり計画等への意見聴取の充実を研究していきたいと思います。 ②の県からの人事協力については、仕事の内容、業務の専門性、特殊性などを考慮して、協力を求めるかどうかを考えるつもりです。今のところ、どの程度千葉県から人事協力を得るか考えておりません。 2の①、「みんなで創るみんなの市政」とは、市民の声をよく聞き、職員の応援を求めて意見を十分尊重した市政運営をすることです。市民の声を聞く方法としましては、先ほど述べたとおりです。平松氏の「市民の手による開かれた市政」については、情報公開の条例、市民参加条例の制定、審議会委員の公募から成っているものだと思っております。 住民参加のまちづくりについては、②、③については助役の方から答弁をさせていただきます。 3の①についてお答えをいたします。どのような市バスの検討かとのお尋ねでございますが、ことしここで申し上げているのは市有バスの意味でございます。中でも既に運行しているふれあいバスの充実を図る意味での検討とご理解をいただきたいと思います。 次に、市バス経営のモデルをどの自治体に求めるかとのお尋ねですが、ご質問は公営企業としての市営バス、都営バスを想像されていると思われますが、さきに申し上げましたとおりでございますので、モデルは特にございません。印西市の実情に合ったふれあいバスの運行について検討してまいりたいと考えています。 3の②についてお答えを申し上げます。民主清風会の勝田議員の質問にお答え申し上げたとおりで、今後も地域福祉の増進を図るため必要に応じて施設整備及び福祉事業の増進に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願い申し上げます。3の②については、福祉課長から答弁をさせていただきます。 3の③の高校新設の積極的対応についてお答えをいたします。高校新設については、民主清風会、グループ未来の代表質問でお答えしたとおりでございまして、私としても前市長と同様に積極的に取り組んでいきたいと考えております。また、市外通学交通については、グループ未来の代表質問でお答えしたとおりでございますが、今後も値上げ申請される際には、実質値上げされないようお願いするため、市として増員について検討していきたいと考えているところでございます。                    〇 △会議時間の延長 ○議長(鈴木貞男) 本日の会議時間は、議事の都合によってあらかじめ延長いたします。                    〇 ○議長(鈴木貞男) 助役。   〔助役、登壇〕 ◎助役(磯貝正尚) それでは、私から住民参加のまちづくりと市政運営スタンスの②、③、④についてお答え申し上げたいと思います。 まず、情報公開条例につきましては、先ほど来から代表質問において同様な質問がございまして、そのとおりでございます。いずれにしましても、現在ファイリングシステムを導入して公文書の整備を行っている最中でございます。これを平成11年度に完了させるよう事業展開してございます。その上で情報公開条例、あるいはプライバシーの保護関係について整備していくということについては、3月議会の答弁と同様でございます。 次に、住民参加を保障する条例ということについての考えはどうかということについてお答え申し上げます。現行の地方自治制度における住民による各種の政治参加については、その参加方法がいろいろと制度的に定められておりまして、これらの制度を活用することによって、地方自治の民主的運営が行われているというように考えております。ご承知のとおりでございますが、例えば選挙だとか、直接請求制度だとか、議会の委員会における公聴会だとか、議会に対する制限だと、こういうような制度化された住民参加と言われるものがあろうかと思います。事実上の参加と言われる住民意識調査、まちづくり計画等への意見聴取など、これらは法律上の制度とはなっていないわけでございますが、いずれも住民の意向を本市の行財政の上に反映させ得るものと考えております。こういうように、あることからさらに住民参加を保障するというようなことの条例の制定というのは、なかなか大変に難しいのではないかというように考えております。 それから、④、これは審議会とか委員会の委員だろうと思いますが、人事刷新と公募についてどう考えるかということでございますが、審議会につきましては、これまでも議会でいろいろご議論があったところでございますが、その設置目的、審議内容によって適任の方々に委員としてお願いしているところでございます。円滑な審議、ある意味では積極的な活発な議論も行われているというように聞いておりますし、また承知しておりますので、現段階ではこれらの刷新と申しますか、そういう言葉が適切かどうかわかりませんが、そういう意味の刷新とか、あるいは公募については特に考えておらないところでございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 児童福祉課長。   〔児童福祉課長、登壇〕 ◎児童福祉課長(谷平ミチ子) ②の福祉政策、学童保育の充実について申し上げます。 近年都市化の進展、女性の就労者の増加、家庭機能の低下等、児童を取り巻く環境が大きく変わってきております。今日の地域社会は、児童にとって健全な環境とは決して言えず、むしろ児童の健やかな発達を損なうような要因もふえてきております。児童が家庭や地域において心身ともに健全にはぐくまれ、保護者が安心して働けるような環境づくりの推進が必要と考えられます。 児童の環境づくりの施設面については、保育所、児童館、児童遊園等の整備が挙げられますが、それとあわせて学童保育施設の整備があります。まず、児童館は、児童の健全な遊びを通して心身ともに健全にはぐくまれるよう事業を展開しているところでございます。現在、中央駅前児童館1館で対応しておりますが、先ほど松本議員からもお話ございましたけれども、来年4月オープン予定の(仮称)子供ふれあいセンター、また七駅圏複合施設内に予定されております児童館の整備等に努めてまいります。 次に、学童保育は、放課後帰宅しても保護者のいない小学校低学年児童を、一定時間組織的に生活指導を行い、健全育成と安全な確保に努めているところでございます。現時点では、自治体の事務として法令上の義務づけはなく、その処理は自治体の裁量にゆだねられております。現在学童保育所は、ことし8月にオープンいたしました西の原学童クラブを含め5カ所ございます。設置場所としましては、学校の敷地内に2カ所、それから公益施設用地に1カ所、子供の遊び場近接地に1カ所、それから街区公園近接地に1カ所でございます。さらに、今回補正予算をお願いしてございますが、高花にも小学校の1教室をお借りしまして、学童保育所として使用できるように進めております。今後さらに地域の児童の状況を的確にとらえ、児童の健全育成に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 10番、松本隆志君。 ◆10番(松本隆志) 再質問いたします。 質問したことについて、答弁漏れという表現があれば答弁漏れだらけなのですが、答弁しないというのも答弁の一つなのかなと思いながら、それを待っていてもしょうがないと思いまして、私は再質問いたします。 私は、なぜきょうこういう質問をするかといいますと、市長になられて海老原市長が今まで、自分は市長になってどういうような考え方で市政を運営していくのかという演説、先月行われました臨時議会でも、今回のきょうの議会でも冒頭にごあいさつ、あるいはそういう演説がなかったわけであります。もちろん伊藤市政を継承していくことについてはよくわかっていますが、具体的に、それでは選挙に出られたときのその政策はどういうように練られたのか。今私は印西市の政策について、きょうはどうこう言おうと思っていないわけです。要するに選挙のときは、ある意味ではただの人です。候補者としてこれから市政を自分が運営していくのだと、選挙民に向かって自分が選挙政策を掲げて、それを一般市民にアピールして、そうしてどう自分を審判してもらうかという判断をしたわけです。ですから、この政策というのは非常に重要な政策なわけです。私はこの幾つかだけを述べたのですが、この述べられた政策は必ずしも適切でないなと思う表現も幾つかあるわけです。この点について、海老原市長が市長になられてその選挙公約を、どのように責任を果たそうとしているのかということについての見識をお聞きしたかったわけです。ですから、本来は課長が追加の答弁をしていただく必要はなかったわけであります。私自身は、市長自身の見解をお聞きしたいというのが今回の趣旨であります。 そういう点からいいますと、まず最初に市長選挙の結果をどう受けとめたかという問題に関しては、やはり現実には、もちろん選挙というのはそれで合法的なのですが、四十数%という要するに過半数に満たない投票率であったというのは、決して海老原市長だけの責任では全然ありません。しかし、ここ何回かの選挙の中で大変低投票率である。これは国の政治自身もそうですが、印西市においても行政に対する市民への関心の持ち方、あるいは持たせ方といいますか、そういうものが非常に十分ではないと。政治不信というものを国の政治の場合は言われますが、市政に対してそれほど住民たち自身がまだ、みずから参加しようというようになっていないわけでありまして、それをどう候補者が喚起するかという課題だったと思うのです。しかし、残念ながら投票率は50%を、両陣営一生懸命頑張ったつもりでも、こういうように割ってしまったわけでありまして、過半数の人には投票していただけなかった。やはり今後行政をやっていく上でどう判断していったらいいのかというのは、だれが当選したとしても重要な問題だろうと思うのです。ですから、当選された海老原市長のお考えというものを聞きたかったわけであります。 海老原市長の有権者に対する得票率というのは30%を割っております。二十七、八%、同時に反対陣営で争った人も20%ようやくです。そういう実情だったわけです。もちろん公職選挙法の中では合法的に首長になれるわけですけれども、しかし、要するにみんなに本来は投票をしていただくことが、そうして市長に選ばれていくことが一番望ましいだろうと思うのですが、ある意味で不安もあろうと思うのです。ですから、そういうことをこれからの行政をやっていく上でどういうようにお考えであるかということを、私はこれからやっていくリーダーとしてご見解を聞きたかったわけであります。 もう一つは、助役の問題を聞きました。あるいは、来年の機構改革に当たって5部長ができるそうですが、そういうものに対する、要するに県の何らかの人事援助というものがあろうかと思いまして私はお聞きしたのですが、今のところ考えていないというお話だったですね。私はそういうように答弁なさるのかなと予測もしておりましたけれども、しかし、やはり普通でない、要するにこの時期に選挙が行われて、しかも今までの定義からしますと、磯貝助役がずっといてくれるならいいのですが、千葉県の人事ですから、どういう人をこれから補佐役として迎えていこうという考えがあるのか。固有名詞が挙がらなくとも、そういう考え方があるのではないのかな、その点をやはり海老原市長は示すべきではないのかというように私は思っているわけです。そうすると、我々も、ああ、助役はもうあとわずかでいなくなるのだな、だれが来るのだろうという不安感を持たずに、ある意味では済むわけでありますから。やはり見えない人というのは一番不安でありますから、そういう意味ではやはり市長が、こういうようにしていくつもりだよというお考えを示していただきたい。 それから、2番目の問題でありますが、先ほどのお話ですと、市民の声を聞いていくというのが、「みんなで創るみんなの市政」なのだと。平松陣営の方は、情報公開条例などを言っているけれどというふうにちょっと言われました。要するに、その辺に具体的にどうするのがみんなの声を聞くことなのかという裏づけを十分に示していないのが、海老原市長の「みんなで創るみんなの市政」であるという点で違うのかなと。よくその辺がわからなかったものですから、いや、そうではないのだよ、同じ考えなのだよと言うなら、その辺を教えていただきたい。 情報公開条例の問題でありますけれども、これは先ほど勝田議員に対する答弁の中で助役は最初に触れられていたのですが、情報公開には行政側が知らせていくという情報公開と、もう一つは、市民の側から、そういう言葉で表現しませんでしたが、知る権利という、要するに行政の過去のさまざまな資料を住民の求めに応じて回答していくという責務、その二つの側面を持っているのだと思うのです。問題は、ファイリングシステムはその後ろの方の知る権利という市民の立場からいうと、何がどこにきちっと整備されているかというのをしなければいけないという意味で、ファイリングシステムが平成7年度から平成11年度にかけて進行していますよということについてはわかりますから、それ以降だと思うのです。ですから条例化はそれをにらんでということになるのかもしれませんが、情報公開という行政側の前向きの姿勢というのは、要するに行政側の情報をもっと知らせたいと、知らせる努力をするという問題は条例がなくともできるのではないのかなと。それをどういうようにやっていこうとしているのかというのを、一つは示していただく必要があるのではないかと思います。 それから、住民参加条例については、大変難しいのではという助役からの答弁でございましたけれども、確かにこの例は全国的にも、私も調べましたが非常に例としては少ないです。これを条例というように踏み切れなくて、要綱というような段階でやっているところもあります。しかしながら、具体的に市民にこれからどのように住民参加というものを保障していくのかということをやはり示していく必要があるのではないかと。その示す前に、住民参加のシステムとはどういうものなのかというものを明確にする中で、それを約束することだと思うのです。今、そのシステムも十分明確にされていないということもあろうかと思うのです。住民参加のシステムというものは幾段階かいろんな方法があると思うのです。それを明確にしながら、どういうように制度化していくかというのを、私は条例という表現を使って質問しているわけです。ですから、その点は条例という表現ではなくても、その予備段階のことでも何らかの形で裏づけをはっきりしていく必要があるのではないか。でないと、市民というのはなかなかみんな住民参加という表現は今はやりですから。だれもがそういうときに言うけれども、具体的にどうするのだということを納得することはできないのではないかと。その点について私は再度お聞きしたいと思います。 それから、審議委員の人事刷新と公募については、今のところ考えていないというお話でありました。これは、私はできるだけ考えていただきたいと思うのです。なぜかといいますと、もちろん審議委員というのは、ある意味で市長の諮問機関であります。これは地方自治法などで制度化されているものがほとんどでありますけれども、市独自につくっていく場合もあろうかと思います。また、審議会と言わなくても協議会だとか、その他の名称で呼ばれているものもあります。前の議会で私が質問しましたときに、そういうもろもろが30ほどあります。その30ほどある機構を、ものによってはもっともっと拡大して、多くの市民を参加させていくということは可能なものが相当あると思うのです。法律の制限で何名というようになっている場合はなかなか難しいかと思うのですけれども、そうでないものも相当あると思います。例えば今回の行政改革という推進協議会がございます。これは重大な使命から見ますと、余りにも人数が少な過ぎたのではないのかなと私などは思っているわけです。 ですから、具体的にこういうものにも、本当はもっと制約がどこかからかけられているというわけではありませんから、もっとたくさんの市民を参加させていくということが、海老原市政が住民の皆さんによく理解されていくことなのではないのかなというように思いますし、市長一人が市の先を決めるのではなくて、やはり住民の声を聞いて、その中には相当な有識者がたくさんいます。ですから、そういう方々の声を聞いて市長の考え方を膨らませていくというために大切なことだと思うのです。決してこれは市民の声を聞いたよという言いわけのためにつくっているわけではないと思います。そういうところを海老原市長がどういうように方針を示すかということを、市長としてスタートするときですから、今回お聞きしているわけであります。 それから、選挙公約の問題でございますけれども、ご承知のとおり東京都知事になられた青島さんが、選挙前に約束した問題が、実際に知事になってみたらそれを実現するという決断ができなかった問題があります。その問題をめぐって、これは東京都という行政だけに、かなりマスコミでもたたかれました。現在そういう批判が相当あります。行政のここを変えよう、あそこを変えようと思っても、なかなか変えられない難しさもあろうと思うのですが、しかし、約束した問題はやっぱり約束であります。それは印西市の方針と違っていたというならば、これは自分の見識不足であったというならば、それは撤回すべきだと思うのです。だけれども、いや、これはこういう解釈ですというのはどうかなと思うところがあります。 それは、先ほどの市バスの問題です。先ほど市長は市有バスというような表現に変えられました。要するに多分市が持っているバスというように言ったのだろうと思います。そういうように書いたらよかったなというふうに思ったかもしれません。しかし、やはり市バスということで表現されて、それを検討すると言ったのは、選挙民はそう受け取ってないわけです。要するにふれあいバスのことですよというようにはとっていないわけです。それは無責任ではないかと。やはりそう訴えて、違う表現で期待をかけたならば、それはおかしいよと言わざるを得ないわけです。 この点は、この問題ばかりではありません。先ほど通学金に対する援助の問題、市外通学交通費などの積極的対応はそういうことではなくて、実質値上げされないように努力することだというように言いかえられました。これもちょっと違うのではないのかと。現に去年の春、3月の議会でこの請願は可決されたわけですよね、この議会で。そうして意見書が関係機関に送られたわけです。そういう問題に波及しているから、それほど重要な父兄たちの声があるということを知っておられるから、選挙政策に掲げたのだろうと思うのです。要するに受けのいいことをねらったのだろうかと。要するに実際にそうではないのだよということは、受けのよいことを表現したのだということになると思うのです。 今回の市長選挙は、今まで3回の市長選挙を見てまいったのですが、私は大変よかったなと思っているのです。それはなぜかというと、それなりに少しずつ政策論争になってきたなと。要するに政策を掲げて市民に訴えてきたと。決してそれが十分理解されたとは思わないけれども、しかし非常にいいことだと私は思っているわけです。だから、その政策というのは、やはり市民が読むことを条件にして出されたのだろうと思うのです。でなければ、そんなものは出さなかったと思うのです。ですから、私はその政策は責任を持っていただきたいと。海老原市長が、そうではないと、それは誤解であると言うならば、誤解であるのかどうかということについてもっと明確にすべきですし、そういう表現をしたのは間違いであったというならば、間違いであったと正すべきだと思います。それが、賢明なこれからの市長のあり方だと私は思います。その点を私は政策全般についてお聞きしたかったのです。要するに選挙政策というのは、これからも印西市は旧来と違って、どんどん、どんどんと情の問題だけではなくて、まちをどうつくるのかというように論争する時期に来ていると思うのです。そこのところで、一つは言ったことについて責任を持ってもらいたい。 それから、もう一つだけつけ加えます。高等学校の問題であります。この点について、先ほど勝田議員から、印旛高校を移転する案はどうですかと振り向けられました。これは不思議だなと私は思いながら、選挙を戦いながら実は平松陣営の中でもこの問題が議論になりました。移転をしようというのではないのです。移転をしようというのではないけれども、要するにニュータウンの中に高校建設予定地が三つもあると。しかしながら、印西市は我々が思うように本当に熱心に動いているなというようになかなか思えなかったという背景には何があるのだろうという議論をしたわけです。そういう中で、結局印旛高校卒業の方々がたくさんおられて、印旛高校という非常に深い関係を持っておられる。その方々としては、逆にニュータウンの高校が仮にできて、その学校が非常にレベルが上へいってしまったとなると、先ほども危惧されていましたけれども、印旛高校と格差が出てしまうという問題がもしあったらという心配があるのではないのかと。そうしたら、それをなくすためにはどうしたらいいのだという議論を我々いたしました。亡くなられたのですが、平松氏から提案があったのは、総合高校を幕張でつくっているではないかと。50億円をかけて千葉県は総合高校をつくっているのだと。だから高校建設費用がないわけではなくて、本当にそこにふさわしい学校ならば、リニューアルしてつくるということが考えられるのだと。だから、印西市に三つの候補地があるわけですから、そういう総合高校を県に要請して、高校をふやさないというならば印旛高校も含めて一体となった高校をつくるべきだと。それで、今まで印旛高校があった用地は、旧来から伝統がある農業後継者を養成してきた、そういう専門的な学部をさらに継続していくのも必要だろうという議論をしました。 また、ニュータウンの方には、例えば国際問題であるのか、あるいは芸術問題であるのか、いろんな専門家をつくったような学科が必要であろう。あるいは、進学を目指す普通科も必要であろうと。そういう総合高校というのを研究していくという案を示せば、印西市が一体になってこの高校問題に力を出せるのではないかという議論を実はしていたのです。ですから、勝田議員から先ほどそういう提案がありまして、ああ、おもしろいものだな、やっぱり真剣に議論してみたら何かの解決策があるかもしれないなと思いながら、私も聞いておりました。 ただ、こういう政策は各論はいろいろ検討手法があると思うのですが、それを検討しようという構えが問題だと思うのです。したがいまして、今から高校対策を数年がかりで印西市がやろうではないか。そのために、例えばもっと広範囲な人たちの意見も酌み入れながら検討委員会をつくろうではないか、そういうことに踏み切れないだろうかと。そうしたら、何だ、伊藤市長と同じことをやるというのではというような、その段階にとどまるのかというような言葉のあやでけんかをしなくても済むと。やっぱりみんな一体になって市民の要求するものにこたえていけるのではないかと。この点について私どももそんな議論をしたということも含めまして、海老原市長にその検討委員会を考える可能性はないかどうか。細かいことは私はこれ以上は申し上げませんけれども、その点についてお聞きしたいと思います。 ○議長(鈴木貞男) ここで休憩したいと思います。5時40分まで休憩します。    休憩  午後5時23分    再開  午後5時38分 ○議長(鈴木貞男) 再開します。 休憩前に引き続き代表質問を行います。 執行部、答弁をお願いします。 市長。 ◎市長(海老原栄) 先ほどの松本議員からのご質問で、市バスと通学運賃についてのご質問があったわけですけれども、この答えはもう勝田議員と松本議員に先ほどご答弁したとおりでございます。 高校についての検討委員会という話がございましたが、現在のところまだそこまでは考えてはおりません。 ○議長(鈴木貞男) 助役。 ◎助役(磯貝正尚) それでは、私の方から残りの点について答弁させていただきたいと思います。 1番目の投票率のアップというのは、前回の市長選挙に比べれば1.65ポイント上がっておりますので、例えば選挙公報の発行だとか、そういったことがある意味では効果があったのかなということでございます。この投票率が決して半分いっていないという、確かにそういう面はありまして、残念であるというように市長は答弁したというように思います。また、県下のいろんな地方自治体の選挙等を見ますと、20%台のところもありますし、30%台のところもあります。そういう意味では今後とも選挙管理委員会が中心となりまして、例えば選挙時の啓発だけではなくて、選挙以外の常時啓発というのもございますから、そういったことも考え合わせまして、やはり投票者の率を高めるという努力はしていかなくてはならぬものではないかなというように考えております。 それから、2点目の、私の任期が半年ということでございますけれども、そういうようには理解しておりません。私は、昨年4月に来てから皆さん方の同意をいただきまして助役に新任したわけですけれども、そういう取り決めというのは2年とかという話は聞いておりません。 いずれにしましても、県からの協力というのは先ほどの答弁のとおりでございますが、恐らく県の方とすれば協議にも入っておりませんし、まだまだこれから先の話であるというように思っておりますので、今のところ、私、県の職員でもあったわけですから、市長にどうするのだ、こうするのだと言われても答弁のしようがないのはもっともではないかというように考えるところでございます。 それから、大きな2項目目の情報公開の話でございますが、確かに知る権利という議論もあることはあるというように承知しております。ただ、ここで申しておきたいのは、市役所には、行政機関にはいろんな情報が入っておりますから、やはりプライバシーに関するものというのも、一方ではその尊重をしなければいけないというものもあると思いますので、その辺の兼ね合いというのが常に市役所にある情報というのは確かに膨大ではございます。私どもも広報紙だとかいろんなものを通じまして、情報としては提供をしているというつもりでございます。ですから、これをやはり情報公開条例という形で制定するとなれば、まず市役所にある情報というものの整理というものが非常に大事なことではないかなと。決して情報公開条例をやらないということではなくて、やはりそういった整理というのは第一義的に必要なことであろうかなということで、ファイリングシステムというのを導入して、その上で同時期になるか、それ以降になるかまだ検討中ではございますが、情報公開条例というのは対応していくという判断でございます。 それから、住民の参加を保障する条例と、そのシステムというお話がございますが、ちょっと議論がかみ合わないかもしれませんが、どのようなシステムなのかちょっと見当もつかないところでございます。ただ、私どもとしては市政ポストというのをやっておりますし、これはその実施要綱と申しますか、そういったものを定めながらやっていくつもりでございますし、やっぱり住民意識調査するにしてもその考え方をきちんと立ててやっているつもりでございます。また、その他それなりに必要に応じてそういった考え方もまとめて、市政ポストなりそういったものをやっているつもりでございますので、それを条例という形でどういうようにするのか、ちょっと見当のつかないところでございますし、なかなか難しいところもあるのではないかなということで、大変に難しいという先ほどの答弁をしたつもりでございます。 それから、審議会のあるいは協議会というような、確かに法律上設置を義務づけられているものもありますし、市長任意のものもありますが、それぞれその審議会ごとによって、やはり定数なり何人ぐらいにするかということで考えております。そのほかには専門的なものもあれば特殊性なものもありますし、それから学識経験の人もあります。それから、市民の方々の代表というのも中にはご参加いただいて自主的な審議をしていただこうということもありまして、そういった人数というようなものも考えておるところでございますので、ご理解いただきたいなというように思うところでございます。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 10番、松本隆志君。 ◆10番(松本隆志) 今のお答えになられた部分については、これから私が印西市の政策をどうするかという問題で、今後継続して議論をしていきたいと思っていますので、納得の不十分な部分とか納得のいかない部分がありましても、次回に譲っていきたいと思います。 つけ足したいのは、一つは先ほど学童保育の問題で、これは海老原市長からお答えでなくて課長からお答えがあったわけですが、私は、あえて学童保育の充実というふうに今の現状の中で挙げられたものですから、学童保育をどこを充実しようとしているのかな、どこか認識で一致するところがあるのかなというのがあったものですから、これをあえて絞り込んで出したわけなのです。ご承知のとおり厚生省のエンゼルプランでも子育て支援事業がやられておりまして、緊急保育対策など5カ年事業というのが、1995年から99年までの間に、今まで4,520カ所であった学童保育を全国9,000カ所にふやすという、そういう緊急5カ年計画事業が出ているくらいであります。この厚生省のエンゼルプランに沿って、県も千葉県こどもプランというのを立てております。 そういう中で、しかも今厚生省を中心に児童福祉法の改正という問題が着手されているわけです。そして今までこの学童保育については、法制化がなかった部分を法律の中に入れようという努力が今されております。そういうようになりますと、これから今までのようにまま子扱いではなくて、この問題が公然と行政の大切な事業として日の目を見ることになっていくわけです。 印西市は、もちろん結構頑張っている都市なわけです。学童保育に関しては、不十分ではあるけれども、もっと悪いところはたくさんあるわけですから、そういうところから比較しますと印西市はよくやっているとも言えるわけです。しかし、今日こういう方針の中で、しかも子供たちが大変多い都市であるという印西市の特徴を考えますと、やはり今この問題に対して先進的な都市であっていいのだというように私は考えているわけです。ですから言うのですが、今までの約4,500ある全国の学童保育、全国で約5割が公営なのです。公立公営なのです。いわゆる父兄による運営というのは3割くらいです。あとは社会福祉法人だとか、その他の団体による運営ということになっております。 お隣の我孫子市では、ことしの4月から公営化を実現いたしました。今まではこの問題は福祉課の関連の仕事というようになっていたのですが、もちろん福祉課は厚生省との関連であるのですが、我孫子市では教育委員会の社会教育課へ事務委託をしております。そうして、実際上この運営に当たっております。現在我孫子市では10施設ありまして、指導員を50人置くようにしております。その中には指導員も非常勤の特別職という扱いにしています。任期は2年ということで、再任は妨げないというやり方をとっていますが、1施設には常時2人が保障できるようにする。それと、これはどういうところに特徴があるかといいますと、指導員の待遇とその安定なのです。それを均一化しようということなのです。それともう一つは、父母の負担になります保育料も月額6,000円ということで決めております。 印西市の場合は、いわゆる民営ですから、建物については印西市が今つくっておりますけれども、そして補助金は出ておりますけれども、独自の運営なものですから、児童数によって例えば保育料は違います。一番安といころは、一番人数が多い原山の学童保育で7,800円ですが、木下、木刈、小倉台は月額1万円です。これは1年生から3年生までですが。西の原は非常にまだ人数が少ないということもありまして、1万2,000円です。なかなかこの負担に耐えられなくてイタチごっこなのです。高いと、入れたい人たちはいるのだけれども、安くなるのを待つみたいな形になって、なかなか問題が解決しないというようなやり方がありまして、父母の運営委員会も一苦労をしているわけです。ですから、こういう保育料の問題も一定程度安定させてあげたいという問題がありますし、もう一方、指導員の待遇は学童保育の施設によって違うわけです。そうしますと、あるところでは給料も日にちになっても払えないと、給料日になっても払えないなんていって非常に苦労して父兄たちがやっております。こういう問題を解決してあげたいと思うのです。公営という問題はそういうことなのです。今までのような学童保育ではなくて、これからはもっとそういう安定した学童保育に対する政策を持つべきだと思うのです。 建物についても、法制化されますと補助金問題が明確になるでしょうから、そういう点でも今までのようなプレハブづくりという不安定な状況も避けられるだろうと思うのです。この辺をひとつ考えていただきたいと。充実するならば、この充実を考えるべきではないのかなというように私は思っているから、海老原市長はそこまで考えておられるのかなというのを聞きたくて、私は聞いたわけなのです。 もう一つ、西の原の施設を見て気になったのですが、児童館は原地区に今建設する準備はしているわけです。ところが、西の原に学童保育をつくっているわけです。その間、はかってみますと大体2キロメートルあるのです。2キロメートルありますと、牧の原駅圏の子供たちはせっかく児童館ができたと、普通の子供たちは児童館に行くだろうと。学童保育の子供たちは、離れたところに学童保育施設がありますから、児童館の方にはなかなか行けない。今そういう問題もあります。児童館と学童保育はできるだけ、独立した組織なのだけれども、同時に施設については近くに対応するというのが全国的な流れになっています。その辺を今回は非常にばらばらな政策として出てきたと。ですから、この点は今後の問題をきちっと考えないと、学童保育の子供たちはみんな普通の子供たちと一緒に遊べないという問題もありますので、やはりこの点を将来の学童保育施設については考えるべきであろうと。 それから、20人集まらないと補助金が出ませんよというようになっているものですから、これは国の方針でやむを得ないのですけれども、そのために人数が集まらない。担当課に聞いてみましたら、大森でも声があったそうです。小林でもあったのですけれども、叫ぶ人が今余り出てこなくなったということで対応してないのだそうですけれども、そういうところも20人を1人の責任者が集めて準備をするまで大変なのです。ですから、これはやっぱり行政でもっとつくる計画をやれば、大森などももっと対応ができるのではないか。それから、小林などもできるのではないかと思います。もちろんいろんなところに要望はあると思いますが、一律に全部つくれとは言いません。だけれども、1小学校区に1学童保育というのは全国の考え方ですから、その辺を印西市でも考えるべきではないかと思います。この点について、これは市長でなくても結構です、担当課で今の範囲どの辺に鋭意努力されているのか若干触れていただきたいと思います。 それから、答弁がなかった高齢者介護施設の充実という問題について。私はあえて保健施設ではなく介護施設という限られた定義を使ったのは何ですかというように言ったのですが、介護はもちろん必要ですし、これからの最重要課題になると思うのです。もちろん高花の健康保健福祉センターの中にも介護に関する部分はありますけれども、機能はありますけれども、介護施設ではないと思うのです。ですから、介護専門の施設というのをつくろうとしているのかなと、そういうお考えを海老原市長は持って選挙に臨まれたのかなと。それは私はよくぴんと来ないと。 問題は、介護については非常に重要な課題であるけれども、そういうことより介護の問題では、施設ではなくて、ソフトの面でもっと充実しなければならない課題が相当あると思うのです。今社会福祉の方からやられていますさまざまなホームヘルプの事業があります。これは、資格審査や収入審査がかなり厳しいだろうと思うのです。だけれども、それに適しない人でも、やはり同じように介護を求めてらっしゃる方々がいる。それに対して、今住民参加のボランティアがホームヘルプをやっておられる部分がありますね。花みずきが14人の方々がいらして、11軒のうちに回っておられるわけです。こういうようなものもありますし、例えばもう一つは、生活クラブ生協を中心にしたところで、アイアイというボランティアも会をつくっておられます。 この介護問題というのは、ボランティアも含めましてやっておられるので、必ずしも行政だけが全部やらなくても、ボランティアの方々の団体にもう少し援助ができないのかと。今花みずきの方々に聞いてみますと、年間10万円程度の運営費の補助はあると。しかし、あとは有料、700円で自分たちで頑張っているという話なのです。こういうものに、もっと民間団体に対しても援助をしていくという方法が、今介護問題などではすぐにでもできる方策なのではないのかなというように私は思います。もう少しやれることからやっていくと。施設、施設ということは余り言い過ぎないと、本当に必要な施設をつくるべきだというように思いますので、その点について二つの点だけ申し上げます。 以上で、私の質問は終わります。 ○議長(鈴木貞男) 児童福祉課長。 ◎児童福祉課長(谷平ミチ子) 学童保育について申し上げます。 現在印西市では、施設につきましては市で建設しまして、運営の方を民間にゆだねるという方式をとっております。一つには財政面のこともございますし、また職員の定数管理の問題もございます。それから、指導員の確保等なかなか難しいものがございます。これらを勘案しまして、やはり地域住民の方々のご協力をいただかないとなかなか運営が難しいのではないか、そういう考えでおります。 それから、プレハブ対応ですけれども、一応仮設施設であるという考えでプレハブ対応してございます。 それからあと、3点目ですけれども、20人条件ということ。国の補助基準が20名ということでございまして、私ども財政的にもやはり補助金をいただいて運営していくのだという考えのもとで20名の条件を出しております。ただ、今現在2学童保育クラブにつきましては20名に達してはおりません。将来的に20名という考えでよろしいのではないかと、そういうように考えております。 それから、小学校区ごとに学童保育施設をということでございますが、先ほど申しましたように20名クリアしていれば整備はできると思うのですけれども、少人数ですとなかなか運営が難しいものがございます。やはり保護者の負担が大きくなっていくと思いますので、その点ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(鈴木貞男) 社会福祉課長。 ◎社会福祉課長(堀江義男) 介護施設というご質問でございますけれども、我々考えておりますのは、特別養護老人ホーム、あるいはまたデイサービス等が施設として考えられると思います。こういう施設は、印西市の場合には特別養護老人ホーム、みどり荘といいまして、約15年前に設置をいたしまして、市から助成をして今事業をしておるわけでございますけれども、この介護についてはこの施設のほかに本埜村の施設、あるいはまた白井町で今年度開設します菊花園とか、そういうところに助成をいたしまして、老人の方々が介護をしていただけるような施設を確保しておるわけでございます。それで、こういう施設をつくることによって、明るい社会の実現に向けて鋭意努力しているところでございますけれども、今後こういう施設についても十分床数を確保して市民の方々に十分利用していただけるよう努力してまいりたいと考えております。                    〇 △延会の宣告 ○議長(鈴木貞男) お諮りします。 本日の会議はこれで延会したいと思います。ご異議ありませんか。   〔「異議なし」の声多数〕 ○議長(鈴木貞男) 異議なしと認めます。 したがって、本日はこれで延会することに決定しました。 本日はこれで延会します。 ご苦労さまでした。   延会  午後6時2分...