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令和 元年12月定例会−12月05日-02号

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  1. 富津市議会 2019-12-05
    令和 元年12月定例会−12月05日-02号


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    最終取得日: 2022-12-23
    令和 元年12月定例会−12月05日-02号令和 元年12月定例会                 令和元年11月招集              富津市議会定例会会議録(第2号)                  議 事 日 程           令和元年12月5日(木) 午前9時30分開議 日程第1 一般質問      (個人質問) 〇本日の会議に付した事件 1.開  議 1.議長の報告 1.石井志郎君の個人質問 1.山田重雄君の個人質問 1.松原和江君の個人質問 1.藤川正美君の個人質問 1.高木一彦君の個人質問 1.散  会
    〇出席議員  1番 猪 瀬   浩 君   2番 諸 岡 賛 陛 君   3番 三 木 千 明 君  4番 高 木 一 彦 君   5番 千 倉 淳 子 君   6番 山 田 重 雄 君  7番 平 野 英 男 君   8番 渡 辺   務 君   9番 松 原 和 江 君  10番 岩 本   朗 君   11番 石 井 志 郎 君   12番 藤 川 正 美 君  13番 永 井 庄一郎 君   14番 平 野 明 彦 君   15番 鈴 木 幹 雄 君  16番 福 原 敏 夫 君 〇出席説明員  市長         高 橋 恭 市 君  副市長        小 泉 義 行 君  教育長        岡 根   茂 君  総務部長       白 石 久 雄 君  総務部参与      前 田 雅 章 君  市民部長       鶴 岡 正 義 君  健康福祉部長     島 津   太 君  建設経済部長     宮 崎 一 行 君  会計管理者      岩 名 生 麿 君  農業委員会事務局長  庄 司 優 人 君  選挙管理委員会事務局長監査委員事務局長  消防長        岩 崎   脩 君             相 澤 智 巳 君  教育部長       笹 生 忠 弘 君  総務部次長      秋 嶋 隼 人 君  総務課長       石 川 富 博 君 〇出席事務局職員  事務局長       大 塚 幸 男    主幹         大 川 美佐子  庶務係長       三 木 貴 好    副主査        平 野 智 裕           ────────────────────────                    開     議              令和元年12月5日 午前9時30分 開議 ○議長(平野明彦君) 皆さん、おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。           ────────────────────────                     議長の報告 ○議長(平野明彦君) 日程に入るに先立ち、私から報告をいたします。  本日、議場内の写真撮影の申し出があり、これを許可いたしましたので、御報告いたします。  以上で私からの報告を終わります。           ────────────────────────                  石井志郎君の個人質問 ○議長(平野明彦君) 日程第1、一般質問。  これより個人質問を行います。  富津市議会申合せ事項により、通告順に質問を許可します。  なお、質問時間は答弁を含めて60分以内となっておりますので、念のため申し添えます。  初めに、11番、石井志郎君の発言を許可します。11番、石井志郎君。                 〔11番 石井志郎君登壇〕 ◆11番(石井志郎君) 改めまして、おはようございます。議席番号11番、石井志郎です。  最初に、台風15号、19号及び21号で被災された皆様にお見舞い申し上げます。1日でも早い復旧・復興をお祈りいたします。また、復旧に御尽力いただいた大勢の災害ボランティアの皆様、災害寄附金、義援金をお寄せいただいた皆様にも御礼と感謝申し上げます。  それでは、令和元年12月議会一般質問を行います。  今回も表題として、富津市の現状と課題についてお聞きいたします。  1点目、令和元年台風15号、19号及び21号への対応と課題についてお聞きいたします。  ことしは、7月の長雨に続き、8月の猛暑、そして9月9日未明には台風15号が千葉県を直撃、房総半島、富津市にも強風が襲い、経験したことのない被害を与えました。災害から復旧中の10月には台風19号が来襲、同じコースをたどると予報され、大勢の方々が避難所に避難しました。続く台風21号では富津市への直接的な被害は少なかったと思いますが、千葉県内など甚大な被害が発生し、死者も多数出ました。  異常気象が続き、これからも大型台風が直撃する確率が高くなる中で、今回の台風での富津市の対応と課題についてお聞きいたします。  続いて2点目、公共施設の再配置推進計画についてお聞きいたします。  公共施設の再配置、令和2年3月31日には、統廃合により市内小中学校5校が閉校となり、跡地利用について、議会でもいろいろな質疑、提案が行われています。公共施設の再配置推進計画の進捗状況をお聞きいたします。  続いて3点目は、富津警察署と君津中央病院大佐和分院の建てかえに関する富津市の取り組みについてお聞きいたします。  以上3点を質問して、1回目の質問といたします。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 石井議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 石井志郎議員の御質問にお答えをいたします。  富津市の現状と課題のうち、令和元年台風15号、19号及び21号への対応と課題についての御質問にお答えいたします。  台風15号では、台風接近に備え、9月8日午後4時に職員第1配備、午後5時30分に自主避難所8カ所を開設、午後11時4分に職員第2配備、注意体制、9日午前7時5分に災害対策本部を設置しました。  早朝から屋根が破損したなどの通報が殺到したことから、被害が甚大と判断し、直ちにブルーシートや飲料水、非常食を配布し、また、大規模な停電が発生したことから、市役所本庁舎で携帯電話の充電サービスを実施しました。  その後は、物資の配布、充電サービスを継続するとともに、停電の長期化に伴い、市民の命を守ることを最優先の支援として、福祉施設等への電源車の手配、かずさ水道広域連合企業団や東京都、千葉県、自衛隊の応援による応急給水や入浴サービス、自衛隊や消防職員による被災した家屋へのブルーシート展張等を実施したところであります。  停電の長期化により支援情報の伝達が大変困難な状況であったため、広報車による広報、広報ふっつ災害臨時号の発行、戸別訪問等を行ったところです。  また、倒木や土砂崩れ等による道路の復旧、災害ごみの受け入れ、罹災・被災証明の申請受け付け、認定調査など、さまざまな対応をしてまいりました。  台風19号では、15号の経験を踏まえ、国・県への連絡員の要請や関係機関との連絡体制の確認、早目の避難情報の発令などを実施したところです。また、開設予定の避難所へ、事前に業務用発電機、飲料水、非常食など物資を配備したところであります。  台風21号では、同様に国・県へ連絡員の要請や関係機関との連絡体制の確認、また、早目の避難情報の発令などを実施したところであります。  近年経験したことのない今回のような大規模災害に対応するには、職員の初動体制、主体的な行動が重要であると再認識したところであります。また、長期の停電にも対応できる通信手段の確保が必要であることを痛感いたしました。  一方、地域での要支援者等の安否確認、情報収集が災害対応に大きな役割を果たしたと考えております。  次に、公共施設の再配置推進計画についての御質問にお答えいたします。  現在、市民説明会や意見募集等により市民の皆さんからいただいた御意見等を踏まえて、公共施設再配置推進計画の案を作成しているところであります。  今後、計画(案)についてのパブリックコメントを実施し、計画を決定していく予定です。  次に、富津警察署及び君津中央病院大佐和分院の建てかえに関する市の取り組みについての御質問にお答えいたします。  千葉県が平成29年11月に策定した千葉県県有建物長寿命化計画において、富津警察署は5年以内の建てかえ着手を目指す施設として位置づけられております。  現在、候補地の選定などを千葉県が進めており、市も必要な協力をしているところです。  君津中央病院大佐和分院の建てかえにつきましては、君津中央病院企業団において、平成28年1月に大佐和分院施設整備基本構想・基本計画が策定されております。  計画では、平成28年度から土地の選定に取りかかり、平成29年度末から基本設計、令和2年度から施工し、令和5年度に供用開始となっております。  しかしながら、平成28年度に行った本院の建物定期点検で、病院棟の外壁の剥離、浮き、ひび割れ等が確認され、来客に危険が及ぶことから、外壁改修工事を最優先に進め、今年度末に工事完了予定とのことであります。  この工事の後、本院の増改築及び大佐和分院の建てかえを行う予定となっておりますが、経営状況の変化等から、今後の見通しが立っていない状況であります。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) ありがとうございました。それでは、いろいろ時系列的にお聞きしていきたいと思います。  最初に、台風15号の避難所の開設と避難所の状況について、避難所の場所と数字というものは執行部より配付されておりますが、簡単に御説明いただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風15号に対する避難所開設につきましては、9月8日の午後5時30分に自主避難所8カ所を開設し、41名の方が避難しました。翌9日午後2時40分に天神山コミュニティセンターを除く7カ所を閉鎖し、10日の午後2時15分には全ての避難者が帰宅したことから、自主避難所を閉鎖いたしました。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 台風15号のときは避難所のほうに避難した方も少なく、大きな混乱はなかったというふうに把握しております。また、19号の件につきましては、また後ほど聞かさせていただきます。  それと、先ほど市長のほうからもお話ありましたけど、初動動作ということで、初動対応の重要性というようなお話がありました。台風15号の被害確認など初動対応をいかにしたかということをお聞きしたいと思います。  その中で、市内各地の区長さん方への台風被害などの情報収集が行われたのか。また、その後どのような対応をしたのかお聞かせいただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  台風15号の発災初動時は、通信網の遮断や倒木等により道路が通行できない地区がある状況の中で、区長への被害状況の確認が十分行えませんでした。  そのような反省を踏まえ、台風19号では、各地区の被害状況等を代表区長に集約していただき、災害対策本部へ報告していただくよう、台風接近の前日にお願いいたしました。  一連の台風被害に伴い、区長の皆さんからも貴重な御意見をいただきましたので、各地区の被害状況の収集方法等について改善してまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 千葉県の知事の答弁じゃないですけど、連絡とれなかったというようなことが実際にあったかもしれません。ただ、携帯電話、たしか中継所のバッテリーが切れるまでは携帯電話はつながっていたんではないかと思います。その辺は今後の課題として十分御検討いただければと思います。
     次に、各地に自主防災組織というのが立ち上げられております。私の佐貫でも自主防災組織に配備されていた備品を使って、災害のごみの収集とかをやらせていただきました。  そういう中で、自主防災組織台風災害対応と各組織への情報収集は行ったのか、これもお答えいただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  自主防災組織につきましては、先ほども、答弁ありましたが、台風15号の発災初動時は被害が甚大でありましたことから、自主防災組織、そして区長会と十分な連携を行えなかったところでございます。  このため、台風19号では、区長、民生委員に事前に連絡を行いまして、被害状況の集約、自主避難所の開設についての案内、避難に時間を要する方への訪問等を依頼したところでございます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 今後、自主防災組織も、台風の被災した、罹災した方々の対応も含めて、そういうことも今後課題として考えていただければと思います。  私、何人かの区長さんと台風災害について話す機会がありました。区長さんが、地区のことは区長が把握しているので、連絡があれば詳細を話せた。また、区長さんの中には、実際に9日の朝に区を回って被害確認を行っていた方もいたと聞いております。  区長会や自主防災組織との今後の対応が必要と思いますが、今お話ありましたが、今後の課題としてどのようなことを考えているか、もう一度改めて、研修会等を企画するのかどうかお答えいただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  現在、各区長さんや自主防災組織に今回の災害についてのアンケートを実施しております。この結果を踏まえまして、今後対応を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) よろしくお願いいたします。せっかく組織をつくって、機材をお配りしてあります。それの有効活用も含めまして、よろしくお願いしたいと思います。  次に、物資の配布、ブルーシートとか、いろいろな物が配られたというのが報告に上がっております。また、応急給水場所の状況について、特に今回の再配置推進計画施設での対応と問題点についてお聞きいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  物資の配布は、停電の影響が大きかった天羽地区を重点に、市民会館、竹岡コミュニティセンター金谷コミュニティセンター、峰上公民館で9月21日まで実施いたしました。  応急給水は、給水設備のある本庁、旧水道部、峰上公民館と給水車により、竹岡・金谷のコミュニティセンターを拠点として実施したところでございます。  運営上の問題点といたしましては、多くの支援物資が直接配布場所へ届き、その管理が困難となったこと、また、現場が混乱する中、関係者の調整が十分でなかったことなどでございます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 何カ所か私も見る機会がありました。初めての対応で、机上ではそのような対応訓練をしていたと思うんですが、非常に混乱していたり、物資が足らなかったり、いろんな混乱があったと思います。この経験が今後有効に反省して、次の計画が立てられればと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それで次に、市内に配置されている備蓄倉庫に、食料品とか、ブルーシートとか、飲料水というものが保管されていると思います。場所、備蓄品と台風15号での備蓄品の配布などについて、また、その備蓄品はどのように地区に配布されたのか、また、配布されなかったのかお答えいただきたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  備蓄倉庫は、消防防災センター総合防災備蓄倉庫富津連絡所付近にある富津地区備蓄倉庫中央公民館敷地内にある大佐和地区備蓄倉庫、消防天羽分署隣天羽地区備蓄倉庫、また、金谷小、元環南小及び元関豊小にコンテナを設置しており、合わせて7カ所となります。  4カ所の備蓄倉庫には、非常食、飲料水、毛布、紙おむつ、簡易トイレやブルーシートなどの物資のほか、発電機、投光器、チェーンソーなどの資機材を備蓄しています。3カ所のコンテナの備蓄倉庫には、基本的に非常食、飲料水、毛布、スコップ、かまどや固形燃料などを備蓄しております。  台風15号での備蓄品の配布は、消防防災センター、富津、大佐和、天羽地区の備蓄倉庫から公用車で1日2回拠点に運搬し、職員が配布したところでございます。  地区への配布につきましては、一部で自治会などの協力を得て配布したところでありまして、戸別訪問などした中で、既に配布されていたという報告も職員から上がっているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 4カ所と3カ所、場所によって備品が違うような気がしたと今お話があったんですが、その4カ所と3カ所というのはどこなんでしょう。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  4カ所につきましては、ただいま申し上げました消防防災センター、それと富津と大佐和と天羽、それぞれの備蓄倉庫でございます。3カ所のコンテナは、金谷小、元環南小、元関豊小に、それぞれ一般的コンテナというのを設置して倉庫としております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) ありがとうございました。特に今回、天羽地区の、また天羽、佐貫以南が被害が大きくて、特に湊から金谷にかけては停電の期間が長かったり、水が来なかった。そういう中で、備蓄倉庫の物が地区に配られないというようなお話が耳に入ってきました。  場所によっては、備蓄倉庫の物をそこの場所で配ったかもしれないんですけど、その辺は、あったかどうかわかりませんけど、ほかに回したとかということはあったんでしょうか。要するに、例えば環南小学校とか、関豊小学校ですか、その被害が激しかったところなんかでは、そこで使えたということでよろしいんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  今回、3カ所のコンテナについては、今回、そこから物資搬出はされてはおりません。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) そのための備蓄倉庫ですので、有効な活用をしていただきたいと思います。  次に、台風15号での地区集会場や青年館などの被害状況と市の対応はどのように行っているかお聞きしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  台風15号により、湊5区集会場、これは上町、犬吠、峰上3区、こちらは田原、山脇、峰上5区、寺尾、恩田、峰上6区、東大和田、こちらのほうの集会場等が全半壊したほか、多くの地区の集会場や公民館等が被災したことについては確認してございます。  今回被災した地区の集会場等の建てかえ費や修繕費の補助制度につきましては、早急に策定してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) よろしくお願いします。地区によっては、戸数も多かったりして、その修繕費が工面できる地区もあろうかと思います。また、地区によっては、なかなかその修繕費等の工面もできない地区もあろうかと思いますので、その辺はその地区の区長さんを初め、地区の方々と御協議いただきまして、できるだけ富津市が助成ができる部分がありましたらよろしくお願いしたいと思います。  次に、台風19号での避難所開設と状況について、避難所と避難者数というのは報告で確認済みなんですが、時系列で避難所開設と避難方法、また問題点について、どのようなことが今回の19号で見られたかということをお話いただけますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風19号では、10月12日の早朝に大雨警報の発表が見込まれたことから、早目の避難を促すため、11日の午後3時に自主避難所を開設しました。  家屋被害の状況等を勘案し、富津公民館など10カ所を開設しました。その後、12日の早朝から風雨が強まり、午前7時に警戒レベル3の避難準備、高齢者等避難開始を市内全域に発令しました。避難者がふえたため、富津中など6カ所を追加して開設しました。  問題点といたしましては、避難者が多くなったことから、追加して避難所を開設せざるを得なかったことがあります。  また、台風15号で指定避難所の窓ガラスが破損していたため、安全性の面から開設できないものがあり、今後の課題であると考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 今回、事前にお話した中に、竹岡小学校、金谷小学校などの学校名も入れてありました。今回、天羽東中、また佐貫中学校等、避難所として学校を使用しているところが廃校になった場合、また後ほど同じような質問しますけど、そういうものの対応というのは今検討しているんでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  閉校となる学校につきましては、当面は避難所として利用しますが、施設が譲渡、あるいは貸し出すこととなった場合には、引き続き利用できるよう協定を締結する、あるいは条件を付すなどして、確保に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 今回、台風15号は風台風、主に風で被害がありました。19号と21号は大した被害はありませんでしたが、湊川、また地区によっては土砂災害等の方々にも、たしか避難指示が出たような記憶しております。  そういう中で、竹岡地区の避難者を湊地区へ誘導していたというようなメールを確認したんですね。平成元年の大雨では、ちょうど竹岡と湊境付近の国道沿いの裏山が崩れ、国道127号が通行どめになりましたね。また、白狐のほうから湊に抜ける道路も、相川地区等含めて崖崩れ等があって通行どめになりました。  そういう中で、今回、竹岡地区の人たちが湊のほうへ避難するように言われた場合に、今後、竹岡小学校がなくなった場合に、それだけの収容する施設がなくなってしまうんですね。そういうときに、今のお話じゃないですけど、どうするかということが非常に大きな問題になろうと思います。その辺何か、後でまたちょっと聞きますけど、その辺はどのようにお考えでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  基本的には、できる限り民間の利用も含めて確保していきたいと考えております。長期的でございますと、体育館、そのまま永久に使用できるわけではございませんので、その辺はまた状況を見ながら方策を考えていきたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) そうですね、今後、民間に払い下げるのか、あるいは地区で利用するのか、その使用目的によって、その体育館が使えるか使えないかとかという、いろんな問題が出ようかと思います。  あと、富津市内には、もと東京都の区で運営していた健康学園などの施設が多数見られます。そういうところの施設を今後、地区のそういう避難所に使えるようなことも考えられると思いますので、ぜひまた御検討いただければと思います。  台風19号では、大勢の皆さんが避難所に避難しました。職員の対応は大変だったと思います。次の日の朝、何人もの方から電話がありました。コミセンのことで話がある。対応への苦情かと思っていたら、職員の皆さん大変でしたね。よくしてもらいましたと、感謝の言葉でした。職員の皆さんにも家があり、家庭がある中での対応、大変だったと思います。職員の皆さんに、この方々にかわり感謝申し上げます。  次に、市民会館、中央公民館、富津公民館での避難状況と対応について、また、ホール内椅子での長時間避難は、高齢者や障害のある方にはきついという声もありました。今後の課題と対応についてお聞きいたします。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  台風15号の避難所の開設につきましては、先ほど総務部長が御答弁申し上げたとおり、前日の15時から、中央公民館、富津公民館、市民会館を自主避難所として開設いたしました。  議員が御指摘のとおり、台風15号の被害状況を踏まえますと、各館ともにこれまでとは違って、多くの避難者が来訪されるとの予想が前もってできましたので、あらかじめホールを含め全館開放で避難所対応することといたしまして、貸し館を予定した方々につきましては、事前に調整を行ってお断りをしております。  避難状況でございますが、開設早々から避難する方が多くいらっしゃいました。その中で、特に高齢者や体の不自由な方については、できるだけ優先して和室を提供いたしました。  台風が到来しました翌12日土曜日は、午前中からさらに避難者がふえ続けました。このため、逐次適切に防災安全課と情報の共有をした中で、先ほど議員もおっしゃっておりましたが、市の南部地区については台風15号の被害状況が厳しかったというところも踏まえ、特に早目に収容能力を超えることが予想されました市民会館につきましては、迅速に近隣の小学校体育館を避難所として追加開放いたしました。  また、議員の御指摘のとおり、多くの避難者が来訪されたため、避難された方々には身体的な御負担があったことも承知しております。  ですが、今後も、このような台風等の災害時に多くの避難者が想定される状況におきましては、まずは少しでも多くの避難者を収容することが重要であるというふうな認識から、各館ともにホールの椅子を使用した受け入れを基本としたいというふうに考えております。  なお、先ほど申し上げましたとおり、引き続き可能な限り、高齢者などには配慮しつつ対応してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) たまたま今回の19号、21号のニュースを見ていたときなんですが、宮城県で浸水で亡くなった方に高齢者の人が多くて、ほとんど1階で溺死していたというようなのがありました。  富津市の場合には、それだけの水害が起きるところはないかもしれませんが、高齢者の方とか、体のぐあいがよくなかった方々が、自宅が心配なところ避難をした方が多いように聞いております。  また、私の近所で車椅子じゃないと動けない方がいらっしゃったんですが、その方の知り合いの方が、御夫婦で前日の早い時間に、佐貫のコミュニティセンターに避難させたというようなお話も聞いております。  いろいろな問題点が露見されたと思うんですが、全部がそれに対策することは難しいと思いますけど、今後、できるだけ避難がスムーズにできて、そこで安心安全な避難ができるように御検討いただければと思います。  次に、富津市の要支援者や要介護者の避難について、どのような対応が行われたか。福祉施設などの施設への避難は行われたかお聞きしたいと思います。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  要支援者や要介護者の避難については、区長会議や出前講座などで地域による支援をお願いしているところでございます。  今回の災害では、区長、自主防災組織など地域の皆さんに避難支援、安否確認、物資の配布などを実施いただいております。  今後は事前に、災害時に配慮が必要な方の避難場所を確保することも必要であると考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 障害もいろいろな障害があろうかと思います。一般的に言うと、要介護、それこそ3級、4級、5級の人は特に手助けがなければ避難もできないんじゃないかと思いますし、たまたま先ほどお話した宮城県の話では、障がい者施設、いろいろな知的だとか、いろいろな障害を持っている人の避難ということも言われておりました。何カ所も避難場所を移動させられたとか、そういう問題もありました。  そういう中で、福祉避難所というものが、要するに市によっては協定しているというんですか、その事業所とそういう協定をしているというようなことを聞いておりますが、富津市内に福祉避難所というのは何カ所ぐらい、そういう協定が結ばれているかお答えいただけますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  手元に資料ありません。後ほどお答えさせていただきます。
    ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) よろしくお願いします。福祉避難所もそうですし、先ほど、事前にこの質問するに当たって担当の方とお話したときに、包括支援センターの方とか、社会福祉協議会、また民生委員さんの方にお願いするようなお話もしていました。実際に佐貫でも民生委員の方が避難所にお連れしているのを見聞きしております。  そういう中で、幾ら自主避難所といっても、行政が何をするかということが一番の課題になるんじゃないかと思います。その辺のことについて、事前に出してありませんけど、何かお答えありますですか。健康福祉部長、いかがでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) 福祉避難所の関係については、各老人ホームや障がい者の入所施設との協定を結んでおります。  今回、高齢の方で家屋が被災して、居住が困難となった方に関しては、担当のケアマネジャーと連携して特別養護老人ホームの短期入所につなげると。それから、障がい者に関しては、やはり家屋が被災して、居住が困難となってしまったことから、中核地域生活支援センターの君津ふくしネットと連携して、障がい者の専用のグループホームに2人の方を入所させたと。  今後も、その協定先である各福祉施設と事前に受け入れ体制を整えていただけるように協議をしていきたいと思っております。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 先ほど災害時における福祉避難所の件についてお答えいたします。  現在、災害時における福祉避難所の設置につきましては、8法人23施設と協定を結んでおります。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 健常者でもなかなか避難できない中で、そういう障がいを持っている方をどうするかというのは、行政の責任で今後計画をつくるべきじゃないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  時間があれですね、最後に、消防本部の対応と課題についてお聞きいたします。ごめんなさい、その前に1つあれですね。今回の台風で避難所や物資配布所と利用されている施設が地域に譲渡、廃止された場合の避難計画等を今後どうするのか、その辺の考え方がありましたらお聞かせいただけますか。 ○議長(平野明彦君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  今回の台風で利用した施設が地域に譲渡がされた場合には、引き続き使用できるような協定を締結するなどして確保に努めたいと考えております。  また、民間施設を避難所として利用できるようお願いすることも検討してまいりたいと考えます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) その事は、また次の2点目の公共施設のほうでお聞きしたいと思います。  最後に、消防本部の対応と課題についてお聞きいたします。  15号、19号及び21号の災害支援、救助活動の状況について、出動件数や内容、他市への救援救助活動と他市からの救援活動などについて。  また、今回、消防団の救援出動が佐貫6分団でもあったと聞いております。消防団の救援出動があった内容についてお聞かせいただけますか。 ○議長(平野明彦君) 消防長、岩崎 脩君。 ◎消防長(岩崎脩君) お答えします。  台風15号に関する消防隊の出動は、9月9日の未明から13日までの間に55件あり、その内容は、住家の損壊、倒木の除去、安否確認等でありました。  このうち、消防署で対応できない住家の損壊、安否確認など、9件の対応を消防団に依頼しております。  同じく救急出動につきましては100件で、通常の3倍の出動があり、台風による負傷事案への出動は2件でした。  なお、他市への応援は33件、他市からの受援は8件です。  次に、台風19号では、10月12日から14日の間に、電線のスパークや倒木の除去等のため14件出動しました。  この台風に起因する救急出動はありませんでした。  次に、台風21号では、10月25日に床下浸水等、消防隊が3件出動しました。  この台風に起因する救急出動はありませんでした。  また、長生郡市消防本部からの要請により、ボートを装備した消防隊1隊5名を茂原市に派遣いたしました。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 今、たしか消防署員八十数名だったと覚えております。そういう中で、3班体制で非常に人が少ない中での大変なお仕事だったと思います。今後も、またこのような災害がいつ起きるかわかりませんので、それだけの準備をしていただければと思います。本当にお疲れさまでございました。  次に2点目、公共施設の再配置推進計画についてお聞きいたします。  コミュニティセンターなど、現在、要するに台風のほうで質問しましたが、大規模災害などの対応では、コミュニティセンターなどが非常に利用がされていたわけなんですが、今後、地区に移譲するんじゃなくて、このまま存続して行政が管理する必要があると思いますが、再配置推進計画の見直し、どのように考えているかお聞きいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  公共施設再配置推進計画(素案)の基本方針におきましては、避難所機能の確保にも配慮しながら再配置を行うこととしております。  案の作成に当たりましては、今回の災害における経験も踏まえまして、そういったことで見直し等もやっていく必要があるというふうに考えております。  素案では、コミュニティセンターなどにつきましては、地元区等への譲渡などを進めていくこととしており、地区等への譲渡を含め、地域の皆様と丁寧に協議し、あらゆる手法を検討してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎君。 ◆11番(石井志郎君) 大分、時間が足りなくなったんですけど、コミュニティセンター、地区に譲渡をするということですが、今の市内3カ所のコミュニティセンターですか、4カ所ですか。いろいろな要望事項、エアコンが壊れている、床が剥がれている、水回りが壊れているというのがあると思うんです。  そういうのを今、どういうような要望事項が上がっているのか。また、今回の台風で被災して修理代がかかったところがあると聞いておりますが、その辺の話を簡単にお願いいたします。 ○議長(平野明彦君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  まず、各コミュニティセンターのほうにつきましては、修繕の要望につきましては、指定管理者のほうに修繕箇所等の要望書ということでいただいておりまして、それぞれのところで必要と思われるような修理箇所が上がってきております。  具体的には、バリアフリー化とか、洋式トイレ、手すり設置とか、さまざまな要望、またフローリングの一部補修等の修繕等上がってきてございまして、このような要望が上がってきた中で優先順位を検討していく中で、随時対応はさせていただいております。  また、今回の台風におきまして、竹岡、飯野、天神山のほうで被害がございまして、例えば竹岡におきましては、和室のアルミフレーム等が損壊したというようなことがございます。  修繕費のほうにつきましては、それぞれ多いところ、少ないところございますが、できる限り早急に対応させていただいているところでございます。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎議員。 ◆11番(石井志郎君) 地区に譲渡した場合には、うちのほうの青年館もそうなんですが、その時点で修繕費、全部地区で持たないといけないんです。それだけの修繕費、要するにあれだけの大きなものを地区に譲渡して、それを地区で面倒を見ろというのは予算的にもなかなか難しい部分があろうかと思います。  今回の台風の避難所としての活用方法を考えれば、私はやはり行政で管理すべきじゃないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  統廃合の状況というのを聞く予定でしたんですが、ちょっと時間がありませんので、佐貫中学校の活用方法についてよろしくお願いします。  佐貫中学校、富津市の中央に位置する中学校です。武道場や体育館を利用した地域型スポーツクラブなどで利用され、近くには佐貫城などもあり、文化・スポーツ・学習の拠点として生涯学習センター、あるいは生涯学習地域交流センターとして活用することもよいと思いますがいかがでしょうか。  これ、ある区長さんからいただいたもので、これ執行部の方にもお渡ししてあります。地域の課題、佐貫中学校跡地の利用方法とかいろいろ書かれています。その中で、提案ということが書かれています。  生涯学習を中心としたコミュニティーの複合施設、生涯学習教育の機能、体育館、武道館、グラウンド、各種イベントの開催、教養講座開催、子育て支援の機能。2番目、文化財活用・保管の機能。市民から寄贈された地域の歴史・文化的なものを保管。飯野小学校に設置されている文化財の展示、富津公民館の文化財展示室のようなもの。市民の憩いの場の機能。食堂・カフェ・直売所・貸店舗・観光の機能。図書館の機能、これ、図書館の機能は、今ある佐貫中の蔵書・寄贈書等でやれないかということだそうです。ここに来れば、誰かに会える、話ができる。安いお金で飲食できる場を提供できないか。外へ出ることは、人々の健康増進につながる、そして観光客をふやし、地域経済の活性化に貢献できる場所に変えていけないかと思います。  地域の困り事を解決し、地域を活性化し、人々が充実した生活をできるよう支援していく地域の拠点施設にしていけないかと考えますというふうなお手紙もいただいております。考え方、いかがでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  佐貫中学校の跡地の利用につきましては、議員の御意見のとおり、富津市の中央に位置するという側面や、現に地域で活動していただいている団体等の状況も踏まえまして、文化・スポーツ・学習の拠点として何らかの活用をすることについても、検討の一つではないかと教育部としても考えられます。  また、先ほど地域の方から御提案をいただいた御意見につきましては、私ども教育部といたしましても課題として捉えているものと全く共通いたします。その内容につきましては、真摯に検討を重ねていかなければ、早急に結論を出さなきゃいないものとして捉えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎議員。 ◆11番(石井志郎君) 地域が、その地域にある施設、73年が経過した中学校がなくなるという中で、この施設を活用できないかということで提案書を書いていただきました。ぜひ、御検討いただければと思います。岡根教育長の地元の学校ですので、教育長にもぜひ御協力いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次に、3点目、時間がなくなりました。申しわけございません。  富津警察署、今、県とどのような話になっているか。簡単にお話していただけますでしょうか。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  富津警察署の建てかえにつきましては、現在、候補地の選定などについて、千葉県に対し協力を行ってきているところでございます。  今後のスケジュール等に関しましては、詳細は把握しておりませんが、千葉県と連携を密にして対応してまいりたいと考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎議員。 ◆11番(石井志郎君) やっぱり、佐貫以南、南部地域、人口は少ないですけど面積は広いです。やはり、警察署をどこに建てかえるか、できれば南部地区、場所を選んでいただいて県のほうに要望していただきまして、警察署の建てかえを富津市の南部地区に置いていただければと思います。  次に、中央病院の建てかえについてです。中央病院、市長のお話もありました。非常に今の状況ですと、建てかえは難しいというのは理解しております。  そういう中で、新聞に書かれておりました。厚生労働省から再編検討424病院が発表され、君津中央病院大佐和分院も名前が挙げられております。  地域医療の拠点として必要な病院と思うが、どのような考えがあるか。  また、厚労省では来年9月までに対応策を求めております。しかし、富津市1市の問題ではなく、構成している4市と協力して存続させなければいけない病院として、今後の対応について簡単にお答えいただければと思います。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  君津中央病院大佐和分院は、近接する病院が類似の医療機能を提供しているケースに該当いたしまして、その424の中に含まれております。  当該病院は、昭和21年に大佐和分院の前身である大貫連合病院として設置されて以来、地域の総合病院としての機能を果たしており、昨年度は外来患者4万2,056人、入院患者は延べ1万1,644人を受け入れ、地域医療の中核となっております。  また、君津保健医療圏における二次待機施設として、輪番による救急搬送の受け入れ先となっており、昨年度は救急搬送者1,256人を受け入れ、君津地域救急医療の一翼を担っております。  さらに、災害時には市内で3施設しかない一次救護施設として応急医療救護活動を行う拠点にも位置づけられております。  このように、本市はもとより君津保健医療圏の医療体制を維持する上でも必要不可欠な医療機関であると考えております。  また、君津中央病院大佐和分院は、多くの外来患者そして入院患者、救急搬送車を受け入れ、災害時には救護施設となるため、本市はもとより周辺地域にとって重要な役割を担っている医療機関であります。  今後も、県や君津中央病院企業団及び企業団構成市、君津・木更津医師会とともに、建てかえを含め、存続に向けた協議をしてまいります。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎議員。 ◆11番(石井志郎君) 今回、中央病院の件、新聞を見た方から「なくなっちゃうんだね」というふうなお言葉をいっぱいいただきました。いや、なくならないよ、大丈夫だよ、富津市なくすわけにいかないんだよというふうに説明しております。  ただ、やっぱり市民の方々にしてみれば建てかえより病院の存続を願っております。特に、建てかえするとか、どういうのをつくるんじゃなくて、まず存続させるということ一番で、これから行動していただければと思います。よろしくお願いいたします。  途中で、問題、早口でやりました。最後にまとめてみたいと思います。  今回は、台風被害への対応から、課題と問題点、公共施設再配置推進計画と地区公共施設の存続、富津警察署の建てかえと君津中央病院大佐和分院の存続と、質問・提案をさせていただきました。御答弁の中で、避難所施設について所管部の教育部とか市民部からの御答弁がありました。質問の仕方が悪かったかもしれませんが、縦割りですから仕方ないと思いますが、平時の施設管理と災害時の管理運営、施設利用について、よく御検討いただければと思います。  先日の全員協議会での、まち・ひと・しごと総合戦略についての説明もありました。市民の希望出生率1.83、転出抑制、若年層の10%、ファミリー層転入5年間で300人、2040年に人口3,000人の実現です。  今回の台風被災者で、家の再建を富津市内では諦め、君津など市外へ転出した方が知り合いで何人かいます。また、富津市に戻り、親元で子育てをしていた方が台風後に君津に住居を購入して移り住むとも聞いています。残念です。  台風のとき、ベイエフエムでの現場中継で話していた言葉です。「自助・共助・公助と言われているが、高齢者、特に後期高齢者の被災者ができる自助はせいぜい二、三日。共助も、高齢者しかいない地域ではせいぜい二、三日。公助は、財政不足とマンパワー不足で当てにできない。」と地域の人が話していました。  我が富津市もいかがでしょうか。市民の安心安全とは、子育てしやすい富津市とは。  最後に、市長にお伺いいたします。経験したことのない台風に襲われた富津市。必要最小限の安心安全な公共施設のあり方と、少子高齢化が進む富津市のまちづくりについて考えをお聞きして質問を終わります。 ○議長(平野明彦君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  公共施設の再配置につきましては、これまでも御説明をさせていただいてまいりましたけれども、次世代を見据えた中で、市民の皆様にとりまして身近な公共施設を今の富津市に合った形に変えていくことで、これからの富津市の基盤づくりを進めていこうとするものであると、このように考えております。  公共施設の再配置を進めることで、公共施設のサービスだけではなくて、市民の皆様からいただくニーズに沿うよう、防災対策はもちろんですけれども、子育て・高齢者支援など、さまざまなサービスを維持し、そして向上させていきたいと、そのように考えております。
     また、市の最重要課題であります年少人口の抑制に向けまして、引き続き住み続けたい、移住したいというふうに思っていただける、住民満足度の高い魅力的な富津市を目指してまいりたいとそのように考えております。 ○議長(平野明彦君) 11番、石井志郎議員。 ◆11番(石井志郎君) ありがとうございました。台風でわかったこと、いっぱいあります。公共施設、また地域の安心安全、いろんな課題があろうかと思います。ぜひ、富津市に住みたいという人がふえるようなまちづくりをしていただければと思います。よろしくお願いします。ありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で、石井議員の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午前10時40分といたします。                  午前10時29分 休憩           ────────────────────────                  午前10時40分 開議                  山田重雄君の個人質問 ○議長(平野明彦君) それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  6番、山田重雄君の発言を許可します。6番、山田重雄君。                 〔6番 山田重雄君登壇〕 ◆6番(山田重雄君) 改めまして、こんにちは。議席番号6番、保守の会、山田重雄でございます。本日は、一般質問という中で個人質問をさせていただきます。  さて、先般発生した台風15号につきましては、暴風雨により農業や漁業用の施設が被災したり、多くの家屋において屋根の損壊、道路、通信不通等大きな被害が発生しました。  また、台風19号については、近隣の市原市で竜巻により死者が出たり、大雨により北関東や東北地方においては堤防の決壊により多くの方々が犠牲になりました。  さらに、10月25日の大雨で拍車をかけ、関東・東北地方につきましては、近年まれに見る災害となりました。  今回の台風により被災された方々には、心からお見舞い申し上げるとともに、皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。  私は、被災直後から天羽地区を中心に被災状況を確認してまいりました。道路においては土砂崩落や倒木、電柱の倒壊により車両が通行できず、生活に支障をきたしたりしている状況や、屋根に損壊を受けた市民がみずから屋根に上りビニールシートを張る姿を見ました。時が経つにつれて屋根のビニールシートがはがれ、被害者の落胆した様子を目の当たりにし、被害の大きさを感じたところであります。  また、道路の被災により、車両の通行ができず病院に行けなかったり、通信の不調により連絡がとれないなど、間接的な被害も相当あったように感じております。  そのような中、今回、市として災害対策本部を立ち上げ、富津市地域防災計画に定める組織体制により避難誘導、生活弱者への対応、ライフラインの早期復旧等、あらゆるところで市長を中心に昼夜を問わず迅速な対応を目指し、市民の生活の早期回復のため活動していただいたと認識しております。  今回の台風につきましては、市にとりまして近年にないいろいろな方面への被害をもたらしました。  まずは、市全体の災害の状況と今後についてお伺いします。また、被災直後に要支援者の様子を伺いに行きましたが、市の人が来てくれたという話を聞きました。今回、要支援者においての市の対応と今後について、お伺いいたします。  次に、公共施設の再配置と廃校後の利活用について質問させていただきます。  公共施設の再配置につきましては、9月議会でも多くの議員から質問があったところです。その際に市民説明会や意見募集等により市民からいただいた意見を踏まえ再度検討していく旨の答弁がありましたが、その後、台風や大雨による災害により担当の職員も災害対応に追われ、公共施設再配置に係る事務も一時的に停滞していたのではないかと推測されます。しかしながら、公共施設の中で、特に来年3月末に閉校となる5校については対応を急がなくてはならないと思います。なぜなら、学校の統廃合については、富津市だけの話ではなく、全国で同じように進められており、多くの自治体が先を争うようにさまざまな活用方法を検討している中、企業等を誘致するには一刻も早い対応が求められると思います。  そこで、公共施設の再配置と廃校後の利活用について、現在の進捗状況をお伺いしまして1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(平野明彦君) 山田議員の質問に対する答弁を求めます。高橋恭市市長。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 山田重雄議員の御質問にお答えいたします。  初めに、災害と生活環境についてのうち、災害の現状と今後についての御質問にお答えいたします。  富津市では、9月から10月にかけて台風15号、台風19号、10月25日の大雨と連続して暴風や大雨による被害がありました。  中でも、台風15号につきましては、暴風、大雨、さらに停電、断水の長期化などにより、市民生活や農業、水産業、観光業などの多くの産業にも多大な被害をもたらしました。  議会の御協力をいただき総額46億7,000万円、3回の補正予算を編成し、全庁一丸となり、迅速な復旧・復興に取り組んでいるところであります。  今後も、被災された市民の皆様に寄り添いながら、一日も早く被災前の生活に戻れるよう復興を推進してまいります。  次に、要支援者の対応と今後についての御質問にお答えいたします。  今回のような大規模災害では公助には限界があることから、個人での自助、地域での共助が重要であります。このようなことから、自分ひとりでは災害時に避難が難しい高齢者の方や体の不自由な方に対し、隣近所が助け合って速やかに避難する仕組みづくりを行うことが大切です。  そこで、誰もが安心して暮らすことのできる地域をつくる避難行動要支援者制度を推進しているところであります。  今回の災害でも区長、自主防災組織など地域の皆さんによる支援を実施していただいておりますが、さらに万全を期すため、健康福祉部を中心に安否確認やニーズの把握等を県職員、関係機関、団体等の協力を得て実施したところであります。  次に、公共施設の再配置推進計画について、公共施設の再配置と廃校後の利活用についての御質問にお答えいたします。  令和元年度末で閉校となる小中学校の今後の利活用等の考え方を含めた富津市の公共施設の再配置について、現段階の市の考え方を取りまとめた富津市公共施設再配置推進計画の素案に係る説明会を6月に5カ所で開催し、あわせて意見募集等を行ったところであります。  現在、市民の皆さんからいただいた御意見等を踏まえて、公共施設再配置推進計画の案を作成しているところであります。  今後、計画案についてのパブリックコメントを実施し、計画を決定していく予定です。 ○議長(平野明彦君) 再質問に入ります。6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) それでは、順次再質問をさせていただきます。  今回の台風は、富津市においては暴風雨による被害が多かったと感じております。屋根の損壊はもとより、農業用ハウスや漁業施設においても甚大な被害があったことだと思います。富津市の基幹産業であります第1次産業における被害状況についてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  第1次産業の主な被害状況のうち、農業関係では、農業用ハウス、畜舎等の被害報告が11月21日現在で1,995件挙がっており、被害額は15億4,751万円、農地の被害報告は台風15号によるものが49件、台風19号によるものが22件、10月25日の大雨によるものが3件、被害額は1億9,480万円でありました。  次に、水産業関係では、ノリ乾燥場、漁具倉庫等の建物の被害報告が54棟、船舶の被害報告が60隻、被害額は7,817万円でありました。  また、台風19号では、関東全域の大雨により富津市でも大量の流木やごみが漁港や海岸、潮干狩り場に漂着し、新聞やテレビで報道されたところであります。被害額につきましては、9,080万円となります。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございました。  農業、漁業ともに相当な被害があったことが確認されました。第1次産業につきましては、価格の低迷や高齢化による労働力の低下等の問題も抱え、従事者が減少している状況の中、今回の被災によりさらに拍車がかかることと思います。そうならないように、ひとつ支援が必要であると考えますが、どのような支援をするのか。また、その支援の周知方法についてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  初めに、農業関係の主な支援といたしましては、被災した農業用ハウスのビニールやガラスなどの廃棄物を浅間山仮置き場において臨時受け入れを実施いたしました。  また、被害が甚大であった農業用ハウスや畜舎など農作物の生産・加工に必要な施設の修繕及び再建などを、強い農業・担い手づくり総合支援事業にて支援いたします。  なお、これらの支援策の周知方法につきましては、市ホームページ、広報ふっつ、JAきみつの広報紙、安全安心メール、広報無線などを活用し周知しております。  次に、農業者等から被害報告のあった農地、農業用水路等につきましては、現地を確認し、公共災害復旧事業等により復旧してまいります。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  次に、漁業関係の支援と周知方法について伺います。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  漁業関係の主な支援といたしましては、水産関連施設等復旧緊急対策事業を活用し、共同利用施設の修繕を支援してまいります。  また、富津市水産振興事業により、ノリの乾燥場、漁具倉庫、船舶等の修繕等を支援してまいります。  そのほかの被災漁業者への支援といたしましては、富津市漁業災害対策資金利子補給事業や債務保証料補助事業により、借入金に係る利子補給や資金借り入れ時の債務保証料の補助を実施いたします。  これらの支援策の周知方法につきましては、市ホームページ、広報ふっつとあわせ、各漁業協同組合から組合員に周知し、取りまとめを行っております。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  国として、離職者等の影響を考え、農業者や漁業者にとって手厚い支援をしていこうとしていることが伺えます。これらの支援につきましては、主に国や県の支援があるので要件に適合させることはもとより、完成後には検査が実施されることと思います。これから本格的に復旧を進めていく上で、国の支援を初めて受ける方もいると思いますので、わからないこともあろうかと思いますので、経営に支障がないように引き続き指導をお願いします。  次に、市管理のインフラの被害についてお伺いします。  インフラにつきましては、道路や電気、電話等の電子施設など産業や生活の基盤になる施設でありますが、とりわけ市民の日常生活や経済活動に欠かすことのできない市道について伺います。  まずは、道路被害の状況についてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  道路の被害につきましては、台風15号による被害は倒木による通行どめが97件と多く、土砂崩落等による施設被害が31件、倒壊家屋による通行どめが10件で、その他強風による道路標識やカーブミラーの転倒などが30件で、計168件の被害が発生いたしました。  台風19号では、倒木による通行どめは8件、土砂崩落等による施設被害が10件、倒壊家屋による通行どめが2件、その他陥没等が8件で、計28件の被害が発生いたしました。  10月25日の豪雨では、倒木による通行どめは1件でありましたが、土砂崩落等による施設被害が18件、その他水路閉塞による道路への越水が1件で、20件の被害が発生いたしました。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  その中で、今現在も通行ができない道路があると思いますが、また復旧の見通しについてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  現在、通行どめになっている路線は5路線ございます。5路線のうち、2路線は路肩決壊で公共土木災害復旧事業により対応を行っております。  残りの3路線については、土砂崩落及び倒木による通行どめであり、障害物の除去作業を順次行っており、12月中の復旧を目指しております。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございました。  今回の台風により、天羽地区においては多くの道路が通行どめになってしまいました。その中で、市民から市に要望や苦情が多く寄せられたと思いますが、当然、利用状況等によって優先順位を決めて復旧していくことになろうと思いますけども、そのあたりの考え方についてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  道路の復旧に当たりましては、孤立解消を最優先事項とし、周辺地域への影響や復旧作業の安全確保等を考慮し行っております。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  今回、多くの道路が被災した場合、当然全てをすぐに復旧することは困難だと思います。地域の方々に通常利用しているのでどの路線も重要であると思いますので、地域住民から情報をもらい、適正な対応をお願いいたします。  特に、天羽地区においては、中山間地帯が多くあります。地形上、山林と隣接していたり、路肩が急勾配である道路が多数存在しているわけでありますけども、今後もいつ被災してもおかしくない状況にあると私は思っております。  そのような中、未然に災害を防ぐことも必要だとありますので、それらの対策についてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。
     災害の防止につきましては、日常のパトロールの実施や道路施設の定期点検により優先順位を付し、計画的な修繕を実施し、予防措置を講じてまいります。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  道路パトロールにつきましては、通常の道路状況の把握が必要であると思いますので、区長さん等から毎年、修繕関係の要望が上がって来ていると思いますが、それらも参考にして、さらに長寿命化修繕計画を策定していると思いますので、各種インフラ修繕計画については施設の延命のため、計画するのであると認識しておりますが、今回の老朽化に伴い被災した箇所もあろうかと思いますので、計画に基づいて適切に実施していただきたいと思います。  次に、要支援者対応と今後についてということで質問させていただきます。  初めに、富津市では高齢者や障がい者などのいわゆる要支援者を地域で見守り支援を行っておりますが、台風15号における要援護者地域見守り事業の安否確認の実施状況についてお尋ねいたします。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  9月14日時点の要援護者地域見守り事業登録者650人を9月14日から16日の3日間、社会福祉課職員と千葉県健康福祉部職員により電話連絡、家庭訪問による安否確認及びニーズの把握を実施いたしました。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  要援護者地域見守り事業に登録されていない高齢者・障がい者の安否確認についての状況についてはどうでしたでしょうか。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  高齢者に対しては、要援護者地域見守り事業登録者の安否確認後、9月16日から20日までの5日間、特に長期間の停電が想定され健康状態が不安視された天羽地区の65歳以上の高齢者の方2,125人に電話連絡にて安否確認を行い、確認がとれなかった1,908人に対し、介護福祉課職員と東京電力社員により区長及び民生委員宅を訪問し把握状況を確認するとともに家庭訪問を実施し、全ての方の無事を確認することができました。  また、障がい者に対しましては、高齢者と同様に天羽地区の重度・最重度の障がい者85人を対象に9月16日から18日の3日間、福祉の窓口課職員及び一般相談支援事業を委託している相談支援センター天羽の職員と、県内5市の相談支援事業所などの職員により家庭訪問による安否確認及びニーズの把握を実施し、全ての方の無事を確認することができました。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  高齢者、障がい者の安否確認の状況についてはわかりました。乳幼児または妊婦等についてはどうだったのか、お伺いします。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  11月までに出産予定の妊婦29人及び1歳未満の乳児177人に加え、天羽地区の2歳未満児36人の計242人を対象に、健康づくり課保健師等が9月11日から安否確認を行い、あわせて紙おむつ、ミルクなどの物資が不足している家庭に配布をいたしました。  安否確認については、主に電話で行い、停電等の影響により確認できなかった方は家庭訪問により13日までに207人の無事を確認し、その後、里帰りなどで連絡がとれなかった方を含め、23日までに全ての方の無事を確認しております。  また、君津健康福祉センター、松戸市、柏市から医師、保健師を派遣していただき、健康づくり課保健師等専門職とともに停電が長期化した天羽地区及び大佐和地区の一部地域を対象に、9月15日から27日までの13日間、健康相談のため549世帯を家庭訪問し、健康状態の確認や体調管理のアドバイスを行いました。  さらに9月12日から10月11日までのうち16日間、富津市役所本庁舎を初め、富津公民館、中央公民館、市民会館、竹岡及び金谷コミュニティセンター、峰上地区公民館に臨時の健康相談窓口を開設し、避難者や物資の受け取りに訪れた方々の健康状態の確認や体調管理等に関するアドバイスを行いました。  そのほかにも熱中症や食中毒の予防啓発を行うとともに、災害により野菜が手に入りにくい状況下において、民間企業等から支援物資として提供いただきました野菜ジュースを配布しながらビタミン摂取の重要性を伝える等の活動を行いました。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  次に、台風15号は非常に強い風が吹きました。長時間停電等が発生して市役所としてもいろいろ対応に苦慮したと思いますが、具体的に台風15号の安否確認の反省点についてお伺いします。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  今回の台風15号では、停電の長期化や通信手段が途絶えるなど、今までに経験したことがない災害となったことから職員の配備直後は被害状況の確認や救援物資の配布を優先したため、人手を要する安否確認については早急な対応を図ることができなかったことなどが反省点であると考えております。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  次に、今回の台風15号、19号を経験しまして、いろんなことを新たに学んだと思いますが、今後の課題がありましたらお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。  今後は全庁体制による人員の確保、災害規模に応じた安否確認対象者の範囲、確認方法及び連携体制など迅速な対応が図れる体制整備が必要であると考えております。  また、日ごろから関係機関、団体との連絡体制の整備及び連携の強化を図ることも重要な課題であると認識していることから、順次調整をしてまいります。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  今回の災害において、県内外の関係機関からの人的・物的支援をいただいたことはわかりました。  また、電気通信等の復旧に御尽力をいただきましたことに感謝を申し上げまして、表題1の質問を終わらせていただきます。  次に、公共施設の再配置と廃校後の利活用について伺います。  今回、公共施設の再配置、特に令和2年3月末をもって閉校となる小中学校の閉校後の有効活用を中心に、今、質問をさせていただきたいと思います。  初めに、推進計画素案の説明会の中で、地域の意見や考え方を伺うためワークショップ等を開催していきたいとの説明がありましたが、どのようなものなのか教えていただきます。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  令和元年度末を持って閉校となります小中学校5校の閉校後の有効活用等につきまして、地域の皆様の御意見を伺うため、ワークショップを実施することといたしまして、現在、金谷小学校から準備を進めているところでございます。金谷小学校は敷地内に借地がなく、民間活力の導入も含め、有効活用等の可能性が高いと考えられますことから先行して取り組むこととしたものでございます。  ワークショップでは、さまざまな立場の人々が集まって、自由に意見を出し合い、互いの考えを尊重し合いながら意見や提案をまとめ上げていきます。今回は、地域にお住まいの方に御参加いただき、少人数のグループに分かれ、さまざまな御意見やアイデアをいただき、まとめ上げていく予定でございます。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  今後、いろいろな施設についてワークショップ等をやらなくてはならないと思いますので、区長さん等を通じて地域住民との調整もよろしくお願いいたします。  現在までに閉校後の有効活用について、民間の事業者等から相談、提案等などがありましたでしょうか、伺います。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現在、民間企業等から、閉校となる学校の利活用についての相談及び提案をさまざまな形でいただいております。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  詳細について答えるのは難しいと思いますので、どこの学校か答えられる範囲で結構ですので、ありましたらお答えいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  特に学校を特定しないお話もございますが、その学校の交通利便性に着目した御提案や農業関連事業を初めとし、さまざまな事業に係る御提案、御相談等が民間企業などからございます。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  まだ市に相談に行っていないケースも多くあると思いますので、アンテナを高くして相談しやすい体制で対応していただかなければならないと思いますのでよろしくお願いいたします。  閉校となる学校の中には、敷地内に借地があると聞いておりますが、その借地面積と借地料についてお伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。  閉校となる小中学校敷地の借地面積、借地料につきまして、平成31年3月の富津市公共施設白書に基づいて御説明をさせていただきます。  初めに、天神山小学校は借地面積1,339平米、11.7%、借地料は19万2,816円、竹岡小学校、借地8,226平米、全体の48.1%、借地料126万6,138円、佐貫中学校、借地面積7,052平米、全体の27.2%、借地料91万3,736円、天羽東中学校、借地面積8,861平米、全体の37.8%、借地料109万5,259円、金谷小学校につきましては借地はございません。  現在、この借地につきましては境界の確定作業をしつつ、相続関係の整理を行いながら、地権者とも直接面談し、御説明をしている最中でございます。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございました。  今後、閉校後の有効活用を進めていく上では、土地の所有者の意向も聞く必要があると考えています。それは、高齢社会になってその借地料等を生活の糧にしている方ももしかしたらいるかもわかりませんので、スムーズな形で進むよう、よろしくお願いいたします。  学校の体育館、運動場等を使用して地域のスポーツ団体が活動していると思いますが、閉校後はどうなりますか。お伺いいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  現在、学校の体育館・運動場等は、社会体育の振興、普及のため、学校教育に支障のない範囲で開放しているところでございます。  公共施設再配置推進計画の素案におきましては、閉校後の学校施設については有効活用を検討することとしておりますが、地域の意見を伺うことや民間活力の導入を図るための手続に時間を要するため、閉校後、直ちに有効活用を図ることは困難でございます。  このため、有効活用等が決まるまでの間、暫定的に現在と同様に使用できるよう検討しているところでございます。  また、これまでと異なり学校としての運営がされなくなることから、使用団体に一定の維持管理をお願いしたいと考えておるところでございます。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  使用している皆さんからは、4月からの活動はどうしてしまうのかという不安の声もありますので、大変安心いたしました。  今回の台風では、学校の体育館も避難所として開設していただきましたが、閉校後の対応はどのようになりますか。また、民間事業者に譲渡等をする場合、どのように考えていますか、お聞きいたします。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  閉校後、有効活用等が決まるまでの間は、避難所としての指定も継続することとなります。  また、民間事業者等への譲渡などに際しましては、協定の締結をお願いするなど、避難所機能の確保に配慮してまいると考えております。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) ありがとうございます。  地域の皆さんは、閉校後であっても避難所として使えなければ困る、そう思っていると思います。その点に関しては意見を反映していただくよう強く要望いたします。  最後に、閉校する学校について、全国に情報を発信していく必要があると思いますが、どのような方法があるのか教えていただきます。 ○議長(平野明彦君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。  閉校する学校につきまして、全国に情報を発信していく方法といたしましては、文部科学省の全国の廃校施設等の公募情報を網羅的に紹介する、みんなの廃校プロジェクトへの情報登録や、また千葉県が実施する企業と市町村のマッチング等を行う空き公共施設等活用フォーラムや空き公共施設等視察バスツアーの参加などがございます。  民間活力の導入による有効活用を目指す場合におきましては、これらの手法を積極的に活用するとともに、報道機関への情報提供やホームページによる広報を行いまして、閉校する学校の活用に関心を持つ民間企業等とのマッチングを目指してまいります。 ○議長(平野明彦君) 6番、山田重雄議員。 ◆6番(山田重雄君) どうもありがとうございます。  今後も、全国に閉校がふえてくる傾向にあると考えられます。施設も使用しなければどんどん傷んでいきます。他施設との引き合いにおいて、タイミングを逸してしまわないように迅速かつ臨機応変な対応をお願いいたします。
     今後、人口の減少が見込まれる中、これらの次世代を担う子供たちに負担が大きくならないよう、施設の集約化、有効活用等を進められ、保有総量の適正化を図っていただくよう重ねてお願いいたします。  これで一般質問を終わりますけども、時間がありますのでちょっと一言今回の台風、大変な被害がありまして、私なりに考えと経験がありましたのでちょっとしゃべらせていただきます。今からお話しすることは、私が思っていることであって市にどうこうという話ではございません。  10月25日の台風25号においては、千葉県を初め、他県でも大雨になり鴨川、君津市、その他の市でも大きな被害があったわけです。その中、君津市の亀山ダムが満水になり、緊急放流体制がテレビで放映されて、私もびっくりしたわけでありますけど、幸い富津市では大きな被害もなく済みましたが、天羽では関豊に戸面原ダムがあります。平成元年の台風で湊川流域では大変大きな水害を受けました。うわさで戸面原ダムが放流をしたと、そういううわさが流れたんです。そのとき私も湊にいまして、湊橋の上でずっと状況を見ていました。それは私が立候補してから湊橋の下に昔のボート小屋がありまして、そのボートがなくなって、その後カラオケが一時はやりましたね、そのときにそこを利用してカラオケをやっていたもので、ボート小屋も心配でずっと見ていたんです。そしたら川の水面がもう見てわかるようにどんどん上がってくるんです。30年ぐらい前ですから今のような土砂降りというのはなかったんです。それなのに一気にふえたということで、うわさもまんざらではなく本当かなというのがありましたが、そのことに対する一つのあることがあったのです。  その後、今から私が区長をやっていたときですから8年から9年前、あるとき湊川の海岸が濁ったんです。濁り水が上流からだっと来て、海面がかなり濁ったんです。それで、上総湊の海ではノリの養殖をやっておりましたので即、漁業組合のほうからおかしいんじゃないかということで戸面原ダムのほうに苦情を言ったんです。そしたら、流しましたと。それがこの前テレビでは台風の場合、満水になった場合は降っている量を流してもいいと、1時間前に流しますと情報を伝えれば流してもいいとテレビで言っていました。そのことを思い出して、それで結局、天羽土地改良区のほうから実は私のところにこういうわけで漁協に怒られちゃったと、それで何とかならないかと、そういう話をしまして、たまたま漁業組合長さんが私の姉のところと縁故関係になっておりまして、私つき合っていたものですから、こういうわけで申しわけないと頭を下げて伺ったところ、いいよ、山田さんの関係の話なら今後二度とこういうことをしないようにしてくれれば結構だと、そういう状況があったんです。  ですから、今回テレビの放映を見ていて、平成元年に流したこともまんざらうそじゃないかなと、私の思っていることはそうなんですけど、それで戸面原ダムは農業用水で使っておりますので、農業者は7月になりますと水を使わなくて田んぼの水を切って乾かすんです。ですから、8月になれば水を使う必要がないわけですけども、ですけども戸面原ダムは今、ヘラブナ釣り業者が使っておりますので、なるべく水をいっぱいにということでそういう考えもあると思いますけど、これから温暖化の影響で大雨が降るということで、夏を過ぎたらなるべく営業に差し支えない程度の水量にしていただいて、大雨が降ってもダムのほうに抱えてもらえるように、そんな考えも私は一つとして考えておりまして、今、天羽土地改良区の理事長は、私、一緒に区長をやった方ですのでちょっと個人的に話をして、こういうような考え方もあるけれどもどうかなと、個人的な話はしていこうと思いますけども、そういうことがありましたので、時間がありましたので話をさせていただきました。どうもありがとうございました。 ○議長(平野明彦君) 以上で、山田議員の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午後1時といたします。                  午前11時27分 休憩           ────────────────────────                  午後 1時00分 開議 ○副議長(岩本朗君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。  私から報告をいたします。議長は退席しましたので、地方自治法第160条第1項の規定により、私が議長の職務を行います。           ────────────────────────                  松原和江君の個人質問 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君の発言を許可します。9番、松原和江君。                 〔9番 松原和江君登壇〕 ◆9番(松原和江君) 皆さん、こんにちは。議席番号9番、日本共産党の松原和江です。  初めに、度重なる台風で被災された皆さんに心からお見舞いを申し上げます。そして、復旧・復興のために御尽力されている多くの皆さんに心から感謝を申し上げます。3カ月経ってもブルーシートをかけた家々がそのままでいまだに正常の生活に戻れていません。  表題1、富津市で住み続けるためのまちづくりについて、4つの質問をいたします。  まず第1は、台風15号、19号及び21号と3度の被害に見舞われて、市としてどのようなことを学んだのかを質問いたします。  2つ目は、被災者支援の実施状況について伺います。被災者支援には主にどのようなものがありますでしょうか。  3つ目は、公共施設再配置推進計画を早期に作成し、実施に向けて検討中のさなかに見舞われた3度の台風被災により、この計画の見直しをする必要があると考えますが、いかがでしょうか。  4つ目は、気象変動により、世界各地で生物の命が失われる災害が発生しております。市として温暖化の抑制対策はどのような計画があるか、伺います。  表題2、市長の政治姿勢として、オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備について質問いたします。  陸上自衛隊がアメリカから購入する17機のオスプレイが木更津駐屯地に暫定配備されれば、富津市も低空飛行訓練地域となり、離着陸訓練所になることが明らかになっております。そして、来年3月にアメリカに置いてあるオスプレイが木更津に暫定配備されようと緊迫した状況にあります。9月議会で、私は市として防衛省に富津市民にも説明を行うよう要請してほしいと質問いたしました。また8月26日には市民からも防衛省に説明会をするよう要請がありましたが、要請はしていただけたのでしょうか、伺って、第1回目の質問といたします。 ○副議長(岩本朗君) 松原議員の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 松原和江議員の御質問にお答えいたします。  富津市で住み続けるためのまちづくりのうち、台風被災で学んだことの御質問にお答えいたします。  今回の度重なる災害では、被害が甚大であったことから、行政による公助には限界があり、区長を初め地域の皆様に御協力をいただき、災害対応させていただきました。改めて地域の防災力、共助の必要性・重要性とともに共助の力を発揮するためには、みずからが助からなければならない、自分の命を守る自助の大切さを再認識したところです。  また、停電の長期化により携帯電話や固定電話が多くの地域で使用できなくなりました。防災行政無線についても、停電による影響で一部の地域で機能しなくなるなど、通信手段が途絶えてしまう状況が発生いたしました。情報伝達手段の確保の重要性も改めて痛感いたしました。  次に、被災者支援の実施の御質問にお答えいたします。  被災者支援には、生活再建に対する支援として、被災者生活再建支援金、千葉県災害見舞金を支給する制度や、災害ごみ処理手数料、保育料や市税等の減免、また納税の猶予などがあります。  さらに、被災した住宅に対する支援としては、応急的な修理を支援する制度や市内の賃貸住宅を利用した場合に家賃を補助する事業、また、家屋の解体費用にかかる補助制度など多様な支援メニューを用意し、被災された市民が一日も早く安全・安心な生活に戻れるよう支援してまいります。  次に、公共施設再配置推進計画の御質問にお答えいたします。  現在、市民説明会や意見募集等により、市民の皆さんからいただいた御意見等を踏まえて、公共施設再配置推進計画の案を作成しているところです。今後、計画案についてのパブリックコメントを実施し、計画を決定していく予定です。計画案の作成に当たっては、今回の災害における経験も踏まえていく必要があるものと考えております。  次に、気候変動の抑制対策の御質問にお答えいたします。  地球温暖化対策の推進に関する法律第21条第1項の規定に基づき、温室効果ガス排出量削減のための措置に関する計画として、本年4月に第1次富津市地球温暖化対策実行計画を策定いたしました。  この計画は、市の事務事業の実施に当たって、本計画に基づく温室効果ガス排出量の削減目標の実施に向けてさまざまな取り組みを行い、地球温暖化対策の推進を図ることを目的としております。  次に、市長の政治姿勢、オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備の御質問にお答えいたします。  オスプレイの配備を含む防衛施策につきましては、国が直接、国民の安全はもとより情報の提供や配備への理解を得る努力を含む全ての責任を担うものであると考えています。  また、防衛省からは、まずは木更津駐屯地が所在している木更津市の皆様に説明を尽くすことが重要と考えているとの回答を得ていることから、木更津市と防衛省の協議を注視し、富津市民の安全・安心を確保する見地から必要であると判断した場合には、防衛省に対して説明会の要請をすることも考えています。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは順次、再質問いたします。  まず、1番の台風19号、15号で学んだことで、先ほども市長は、情報が届かなかった防災無線のことをおっしゃられましたけども、その防災無線が聞こえない地域に対して、そしてこの、いつもは聞こえてるけど、こういう台風のあるときには窓を閉め切ってなかなか音声が聞こえない状況にあるわけですから、そういうとき、どういうふうな広報をしていくのか、具体的な方法があったらば言っていただきたいと思うんですけれども。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。防災行政無線につきましては、デジタル化に向け整備しているところでございますが、その構造上、台風のような強い風雨のときには家の中では聞こえにくい状況であります。そのため、安全安心メールの普及に努めているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 安心安全メールって言っても、メールを、要は持ってなければできないわけですよね。そして安心安全メールといったら、ダイヤル回すと同じことを言ってくるけど、停電になっちゃったらわからないわけでしょう。それから戸別受信機というのはとてもいいと思うんですけど、その戸別受信機を聞こえない世帯に広く配付するという計画はございますか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。戸別受信機につきましては、防災行政無線の難聴区域対策として貸し出しているものです。議員御提案の防災行政無線子局の範囲内での戸別受信機の貸し出しは現状のところ考えておりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) じゃあ、必要だったら貸し出してくれるということでよろしいんですね。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。あくまで、現状では、防災行政無線の難聴区域、届かない範囲ですね、その区域外の地域に貸し出しをしています。防災行政無線を費用の面で考えますと、市内全域全ての、例えば家が分散しているところにまでカバーするのは困難でございます。現状では、難聴地域以外の地域への貸し出しは、先ほどから申しているとおり予定しておりません。また、設置に対して費用もかかりますので、現状では考えておりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) でも、何らかの対策立てないと、このままだったら情報が伝わらないわけですよね。防災無線だって、例えば自動車で広報カーを走らせてくださるって言っても、市内、富津市は3台しか持ってらっしゃらないということなんで、とても伝達できないわけですよね。何らかのやっぱり方法を考えなきゃいけないと思うんですけども、仕方がないよという、それで済まされる問題ではないと思うんですが、ラジオなんてどうなんでしょうか、防災ラジオなんかは。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。現状では、まず現在、防災行政無線につきまして、今、アナログ波で運用しておりますが、これが使用できなくなりますので、現在、それをデジタル化に向けて改修しており、まずはこれを優先しております。御提案の防災ラジオにつきましては、単純にラジオを購入するとか、放送局、電波を出す施設も当然必要となりますので、費用の面もありますが、また今後、検討していくこともあると思います。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) じゃあ、次の質問。  今回、山中地区にはNTTドコモの携帯電話の中継アンテナがなくて、そこは道路が寸断されて、停電で固定電話が使えなくなり、行政からの安全安心メールも受信できなくなった、大変な思いをされたそうなんです。非常時は携帯電話が大切な通信手段ですので、市からNTTドコモに携帯電話の中継局の設置要請をしていただきたいという要請がありましたが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。携帯電話の基地局の配置につきましては、現状では把握しておりません。要請等ありましたら、また事業者に確認を行いまして、必要に応じて関係機関を通じて要望などを実施してまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひよろしくお願いいたします。  次に、避難所の問題点なんですけれども、今回の台風で、例えば先ほど、午前中もあったんですけど、佐貫のコミュニティーセンターでは、車椅子の人が避難してもトイレが使えなかった、市民会館では雨が、窓が雨戸がなくて、ガラスと障子だけで強い風が吹くと部屋の中に入れなくて、廊下に避難したって言うんですね。廊下は雨漏りする。2階の洋式トイレは1カ所だけで、1階の洋式トイレは鍵が故障していた。こんなような市民会館の状況が、天羽地区の市民の方から寄せられております。そしてもう1つは、介護4の人につき添って富津公民館に行ったんですけれども、床に寝かせたらトイレに行けなくなっちゃうんで、10時間も車椅子の上でもって避難してたって言うんです。やっと係の人が来て、個室に寝かせてくださったというお話を伺っております。  避難所とは言えないような状況が報告されてるんですけれども、もう避難してくださいと言われて、15号の台風のときには大変な思いをしたんで早目に年寄りの人たちは19号のときは避難したんです。でも、食べ物持って行きなさい、毛布持って行きなさい、年寄りはそんな、歩いてなんて行けないし、近所の人に頼んでいかなきゃいけないし、これからそんなことをするんだったらば、もうこの富津市には住んでられない。そのような声も聞かれてます。ほかの市ではバスを出したところもあったんで、富津市も考えてくださいというような声が寄せられております。  やっぱり避難所の問題では、国際赤十字が20年前に作成したスフィア基準というのを御存じだと思いますけど、紛争や災害の際での避難所の環境について、人間が人間らしく生きるための最低限の基準を定めております。例えば居住空間は1人当たりのスペースは最低3.5平方メートル、畳の約2畳、トイレは20人に1つの割合で設置し、男女別で使えること。女性のトイレは男性の3倍必要である。世帯ごとに十分に覆いのある生活空間を確保することなども定めております。このスフィア基準に従って、やはり例え1日や2日の避難所としても市民が安心して避難できるような避難所にしていただきたいと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。内閣府が定めている避難所運営ガイドラインにおいても、参考としてスフィア基準の記載があり、今後の避難所の質の向上を考える上で参考にすべき国際基準とされていることは認識しているところでございます。  避難所となる施設の整備に当たりましては、可能な限りスフィア基準を満たすことが避難所の質の向上につながるものと考えます。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) ぜひ、世界各国と比べて日本の避難所というのはあまりにもひど過ぎる、そういうようなことが世界各国から指摘されております。ですから、やはり毛布を持って来なさいとかって年寄りは言えないと思いますよ。先ほど午前中の石井議員の質問に対して、備蓄してあるとかっておっしゃってましたね、毛布が。せめて毛布ぐらい十分に備蓄してほしいと思います。  もう1つは、やっぱり年寄りの人が行くんですからね、もう床には座れないんですよ、座ったら立ち上がれないんです。ですから、やっぱり段ボールベッドとか、そういうのも備蓄してほしいと思います。  それから、食料とか炊飯設備とか、そのようなものをぜひ基準に従って少しでも、少しずつでも、やはり今回の災害を教訓として整えていただきたいんですけれども、よろしくお願いします。いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。避難所用の備蓄品につきましては、現在、毛布・食料・水のほか、釜戸や鍋等の炊飯器具も備蓄しております。段ボールベッドなどは、避難所生活における重要な役割となるものでございますが、その備蓄には保管スペースや湿気対策等の問題もあるため、流通備蓄で対応できるよう災害協定により対策をしているところであります。  今回の台風の対応につきましては、事前に台風が見込まれましたので、事前に早目の避難をしていただくことで、避難所として運営したもので、御理解願いたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 今回は緊急だということなんですけど、何があるかわからないわけなんで、やはりせっかく富津市は人口の割には土地が広いですよ、空きスペースだってあると思うんですよ。ぜひこのところの避難所の備蓄というのを普段の生活、やっぱり人間として生活できるような生活環境を整えていただきたいと思います。  もう1つ、今回の避難で問題になったのは健康弱者、例えば人工透析をしている人、介護認定、介護・要介護の人、そして在宅サービスの人、この人たちの支援がどうなっているのか、伺いたいと思うんですけれども、まず、このような人たちの、先ほど要支援者の皆さんが安否確認に行かれたという話をされたんですけど、こういう健康弱者の方の具体的な人数、どこに、誰が住んでらっしゃるか、どういう状況なのかということは把握してらっしゃいますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) 人数的な把握はしてございません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) じゃあ把握してないけれども、市としてはこういう健康弱者の人たちに対して支援対策というのはどのように考えているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。在宅酸素療法や人工透析が必要な方は、今回の災害のように停電が長期化すること等で自宅での療養や主治医の受診ができなくなることがあります。  そのような状況において、県や各医療機関では広域災害救急医療情報システム(EMIS)や日本透析医会災害時情報ネットワークにより、各医療機関の状況や受け入れ態勢などに広域的に情報共有や相互連携を図っております。  市では、災害時に県や医療機関、医師会等と連携し、各医療機関の状況等を把握し、情報提供するなどの支援を行ってまいります。  また、被災した高齢者や障がい者は、協定を結んだ福祉施設等に緊急的に受け入れていただくなどの対応を行いました。  今後は、さらに非常時における福祉施設の受け入れの拡大等について、連携強化の方策を協議し、調整を図ってまいりたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 国も2004年の7月の梅雨前線による豪雨とか、一連の台風における被害状況などを踏まえて2006年3月災害時要援護者の避難対策ガイドラインというのを出したんです、御存じだと思います。その元となった検討会の報告書には、人工呼吸器酸素供給装置を使用している在宅の難病患者等に対しては保健所、消防署、病院などと関係する機関と連携し、避難支援者とともに病院等への搬送などの避難計画を具体化しておく、こういうふうに書かれております、2006年の3月にできたんですね。  そして、これを受けて千葉市でも2010年に災害時要援護者支援計画を策定しております。国が示す全国で先進的な、積極的な取り組みをしている事例がありますけれども、まだあまり進んでおりません。それで、国は2018年3月、去年の3月にも災害時要援護者の避難支援ガイドラインを示しております。改めて要擁護者に対し具体的な支援計画を策定しておくことは必要であると強調しております。
     ぜひ富津市でも、先ほどお名前も、どういう人がこの対象になった透析患者なのか、在宅酸素なのか、要介護なのか、要は人数把握、要はお名前、把握してないということですね。お名前、把握してなかったらば、その人を助けることもできないわけで、この国はきちんと一人一人を把握して、その人には誰を援助につけるのか、そしたら誰を最後まで医療機関につなげていくのか、それをやっぱり市がきちんと計画を出しなさいということをここで言っているわけなんです。  ですから、このことでは、やはり市民団体の方からも要請が上がっていると思います。ですから、ぜひそれを実行していただきたいと思うんですが、進めていただきたいと思います。具体的には、今、把握してないとおっしゃるので、在宅酸素の人がどこに住んで、どういう状況なのかということをぜひ把握していただきたいと思いますが、いかがですか。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。人工透析患者に関しては、障がい者の手帳を持ってますので、大体それは把握ができます。  それから要支援者に対しては、高齢者、障がい者、両方とも手帳を持ってますし、また介護認定を受けてるとか、そういった方がいらっしゃいますので、そちらの方は把握はできると思います。  ただ、在宅酸素療法の関係についてはなかなか把握ができないので、またその辺の把握をどうしたらできるかということを検討していきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 市がこういう計画をつくりますよと、申し出てくださいとおっしゃれば、市民の方は申し出ると思いますね。だから、そういう計画をつくっていただいてアナウンスしていただきたいと思います。ぜひそれは実行していただきたいと思います。  それから、今回の災害で市の職員の方が大変な思いをされたと思います。職員が健康で、市民の生活を支えることを、市民としてはとても期待しておりますので、もう職員の方がぜひ、要は健康で頑張っていただきたい。それが市民の願いです。  それでは、今回のその災害のときに、もう本当に市の職員の方も、管理者の方もそうなんですけど、土曜、日曜、関係なく、夜遅くまで徹夜されていろんな支援に当たったと思うんですけれども、その方たちの健康状態が心配なんで質問させてください。  一般職の職員の方の時間外労働時間は、最高で何時間だったのか。平均で何時間だったのか、9月、10月、11月分を教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。管理職以外の職員の中で最も多くの時間外勤務を行った職員の時間数は、9月が200時間、10月が156時間、11月が129時間でありました。  また、時間外勤務を行った職員の平均は、9月が34時間、10月は34時間、11月が19時間でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それでは、管理職の方も毎日勤務され大変だと思いますが、時間外手当という制度がないので時間をカウントしてないと思うんですけども、どのような手当をされてますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。管理職手当の支給を受けている職員の勤務は、一般的にその立場や職務の性格上、業務をみずから管理できる地位にあることから、勤務時間数に応じて支給される時間外勤務手当、休日勤務手当は支給されないことになっております。  しかしながら、突発するさまざまな問題の処理に当たる管理職員の職務は、ことに週休日等における勤務のように正規の勤務時間の延長上にない勤務や、災害等への対処等のためにやむを得ず平日深夜に及ぶ長時間の勤務は、管理職手当でカバーされているとはいいがたいところもあり、これらの日に勤務を行った場合は、管理職員特別勤務手当が支給されます。  具体的には、週休日等に勤務した場合には、職務の級に応じて18,000円を超えない範囲で、週休日等以外の日の午前0時から午前5時までの間に勤務した場合は、職務の級に応じて6,000円を超えない範囲で管理職員特別勤務手当が支給されております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) まあお金の問題じゃなくて、健康の問題だと思うんですね。今、過労死の問題がクローズアップされて、やっぱりなぜそこで断らなかった、断れない状況にあるわけですよね。もう本当にこの200時間という時間を聞きまして、もうどうしたんだろうと思います、その人たち。  私も就業規則を見てみたんです。そしたら災害のときは別に上限が決められてないんですよね。そういう認識は間違いですか。災害のときは、大規模災害のときは別に何時間という就業規則の規則がないということで、青天井にやってもいいというようなふうに、条文は読めたんですけど、そのようなことで理解でよろしいんですか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。青天井というわけではございませんが、制限はございません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 例えば9月に200時間やって、同じ人がやったとは思えないですけど、同じ人がこんなことを繰り返したら過労死ですよね。  じゃあ、その方たちに市として、ケアをするのは市長の責任だと書いてあるんですね、就業規則に、そういうふうに読み取れるんですけど。どのような、そういう職員に対してはどのようなケアをしたんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。今回の台風災害の対応により時間外勤務の多かった職員には、民間企業の産業医に面接指導をしていただきました。  面接指導の対象者といたしましては、9月に時間外勤務が100時間を超えた職員と、疲労の蓄積が認められた管理職の職員にいたしました。  また、1回目の面接指導において、経過観察が必要な職員に関しては、2回目の面接指導を行う予定になっております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) その方たちは、今、お元気なんですか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 業務に従事しておりますが、面談の結果で産業医の判断により面談を2回目を行ってもらって、元気に仕事に取り組んでいます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 私も就業規則見たらば、代休とか、そういうのもすごく、私たち自分が働いてるときと比べて、普段でも80時間が限度でしょう。いや、すごいなと思って、やはりきちんと代休、休暇を与えるとか、やっと少し落ち着きましたので、そういう措置を取っていただきたいと思います。  これからまた違う部署、多分、これから建設の方たちの職場が忙しいと思うんですよね。住宅の支援に対する、どういうふうな支援をするかということで相談もいっぱい来ると思いますので、ぜひ全体の職員の一人一人の健康状態を見ながら管理していただきたいと思います。  それでは、次の質問に移りますけど、被災者支援の実施について伺います。  先ほどもいろいろとお話があったんですけど、被災した人に対する支援策、具体的に教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 健康福祉部長、島津 太君。 ◎健康福祉部長(島津太君) お答えいたします。被災した世帯に対する支援といたしましては、被災者生活再建支援金、千葉県災害見舞金、千葉県災害義援金の3つの制度があります。  初めに、被災者生活再建支援金は、基礎支援金として、全壊世帯及び解体世帯に対して100万円、大規模半壊世帯に対して50万円が支給されます。また、加算支援金は住宅の再建方法により支給されるもので、建設・購入の場合200万円、補修の場合100万円、貸借の場合50万円が支給されます。なお、単身世帯の場合は、この金額の4分の3の金額となります。  次に、千葉県災害見舞金は、全壊世帯に対し10万円が支給されるものです。  次に、千葉県災害義援金は、千葉県、日本赤十字社及び共同募金会で募集した義援金を被災者に配分するもので、全壊世帯に対し30万円、大規模半壊及び半壊世帯に対し15万円、床上浸水世帯に対し3万円、一部損壊世帯に対し1万円の配分額となっております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 次に、住宅に対する支援策についてお伺いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。台風15号等により被災した住宅に対する支援は、国や県の補助金等を活用した住宅の修理、応急仮設住宅の提供及び住宅再建等のための借入金に対する利子補給制度などがあります。  また、市独自の支援として半壊以上の被災者に対し、緊急的に市営住宅の提供を行いました。  さらに、半壊以上の被災世帯が市内の住宅を貸借する場合に、家賃の3分の2以内、月額最大7万円以内を補助する制度を創設いたしました。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 被災した家屋、全壊とか、大規模半壊とか、半壊とか、一部損壊とか、国とか県とかの支援があるんですけど、その支援だけではとても元に戻らないし、お金も借りたって返さなきゃいけないわけですよね。そういうところに対して、今の制度の上に市が何か上乗せして支援するという制度はあるんですか。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) 今、申し上げました国や県の補助制度、これについても市も負担をして財源、出させていただいております。  それと、市独自の支援は先ほど申し上げました市営住宅の緊急の提供、それと応急仮設住宅を借りた場合の家賃の3分の2以内、月額最大7万円以内を補助する制度、これが市独自の制度でございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 国の災害の援助の中で、全壊の場合は最高300万円来ますよね。300万円、全壊で来ても300万円では家は建たないですよね。この300万円というのも日本全国でいろんな災害があって、前は150万円とか、その金額じゃあとても再建できないからと言って国に対してもっと支援金を上げてくれということでもって今、300万円に到達しているわけなんですけれども、今回、自分たちが被災してみて、とても元の生活には戻れない、国としてこの制度の見直しをしてほしい、そういうような要望を国に出していただけますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。千葉県の被害は甚大であったということから、周辺自治体とその辺を相談した中で、今後、考えてまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 現場の声が国を動かしますので、ぜひ下から声を上げてやってほしいと思います。  それからもう1つは、市が管理してない地域の集会所も被災いたしました。どこからも支援がありませんで、これは法的には、地域住民がお金を出し合って修繕しなければなりませんが、自分の家も被災してる、お金の工面もしないといけないのに、集会所まで回らない。市は何とか助けてほしいという声が寄せられております。支援制度がない被災した地域の集会所や青年館への支援はどのように考えているのか、お答えください。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。今回、一連の台風により多くの集会場や公民館等が被災したということにつきましては、確認をしてございますので、被災した地区集会場等の建てかえや修繕費を補助する制度については早急に策定してまいりたいというふうに考えてございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 本来ならばコミュニティセンターとか、そういう市が管理しているのは市が補修するわけですよね。でも、この地域の集会場というのは同じような役目を持っているわけですよ、市が管理してるのと。ですから、やっぱりきちんと、修繕し、復元するようなきちっとした援助をしていただきたいと思います。値切らないでください、お願いします。  それから、あと空き家の問題があるんですけど、空き家が被災しちゃった。本当に壊れそうで通る人も危ない、どうにかしてほしいという声があります。もう1つは、家主はわかっているんだけど、とても自分の家が被災しているのでそこまで回らない。でも何とかしなきゃいけないと思っているんだけど、どうにか助けてほしいという声も寄せられています。その空き家に対してどのように考えてらっしゃるか、教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。台風15号で被災した空き家については、市民の皆さんから66件の相談があり、所有者調査を完了した56件に対し適正管理を促すための指導を行い、現在のところ除却、補修等が確認できたものが8件、対応中との回答があったものが19件で、未回答の29件については今後適宜指導を継続してまいります。  また、所有者調査中の10件については所有者調査が完了次第、適正に管理する指導を行ってまいります。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 適正に指導するとは、具体的に、ここはあなたが持っているものですから、責任持ってやんなさいってことを指導してるんですか。具体的にどういうふうな指導をしてるんですか。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。まず、所有者の方にはこの危険空き家の状況・写真等、あと住宅地図、これらのものを添付しまして管理責任はあなたにございます、危険な状態にありますから、この空き家の修理をするなり、取り壊しをするなり、そういう対応をしてくださいというようなお願いの文書を送付してございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 要は壊すにも修理するにもお金がかかるわけでしょう。そういうときは、何かそのための貸し付け制度なんかあるんですか。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) いろいろなところを確認したわけではございませんが、除却のための貸し付け制度というのはちょっと聞いておりません。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) いや、これは大変な問題なんですよね。もう壊しちゃうと固定資産税が上がりますでしょう。おいとくと危ないから。でも、どこからも援助がない。困っちゃうわけですよね。何だかいい方法があったらいいですよね。  次に移ります。公共施設の再配置の推進計画について伺います。  今回の台風の被害で、公共施設、全ての公共施設がどんなに市民にとって大切かということが身に染みてわかりました。公共施設再配置推進計画素案の中では、一応、コミュニティセンターは地元が管理するとか、移譲するとか、いろいろな方法があるんですけど、峰上公民館は古いから壊してしまうということで述べられてますけれども、峰上公民館というのはあそこの地域でもって大切な公共施設だと思うんですよね。古いから壊してしまう。じゃあ、その代わりになるのはどこなのかということもきちんと示さないといけないと思うんです。峰上公民館の今後について、どのように計画されてますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。公共施設再配置推進計画(素案)の基本方針におきましては、地域における各施設の立地・利用状況を踏まえ、避難所機能の確保にも配慮しながら再配置を行うこととしております。  峰上公民館については、地域における避難所等の状況も踏まえ、施設の老朽化等の状況も考慮し、総合的に判断して、素案においては廃止することとしたものです。  今回の台風に関しましては、避難所として現状では、近隣に環小学校、天羽東中学校、峰上保育所がありますので、これらの施設で対応できるものと考えてございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 環小学校は峰上保育園が、天羽東中学校があるということなんですけど、天羽東中学校も4月でもって廃校になってしまって、先ほどもその廃校になって、その後の利用も避難所として利用できるように協定を結ぶんだというようなお話なんですけども、こちらの思惑がきちんと相手に伝わってくれればいいんですけど、それがこちらの思っているとおり行くかどうかわからないわけなんですよね。そういう点では、峰上公民館をどうするかということは、天羽東中学校の今後が決まらないと結論が出ないんじゃないかと思うんですけど、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。先ほどお答えしたとおり、現状では峰上公民館につきましては、廃止することとしているものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) じゃあ次、コミュニティセンターのことをお伺いしたいんですけれども、コミュニティセンターの管理は今回の台風の被害を受けて、やっぱりとても重要な施設だと思いますので、ぜひ引き続き市が管理していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) お答えいたします。公共施設再配置推進計画(素案)の基本方針におきましては、避難所機能の確保にも配慮しながら再配置を行うこととしております。市長からも御答弁申し上げたとおり、推進計画案の作成に当たりましては、今回の災害における経験も踏まえていく必要があるものと考えております。  素案では、コミュニティセンターなどについては地元区等への譲渡などを進めていくこととしており、地元区への譲渡を含め地域の皆様と丁寧に協議し、あらゆる手法を検討してまいりたいと考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 今回、コミュニティセンターも被災した、でも今は市が管理しているから市が修繕費を出す。ところが今度はあらゆる、要は、そこは市から離れていくわですよね。先ほどは今回の被災の状況、台風の状況も勘案して今後どうするか考えていくとおっしゃったんですけど、確実に市が引き続きやっていきますよという答えじゃないわけですよね。それも1つなんだけど、ほかの方法もあるという考えなんでしょう。それを地域の皆さんと丁寧に話し合って進めていきたいということをおっしゃっているわけだから、市はどうしてもそれはわかりますよ、残したいのはやまやまです、でもこういうわけで持続可能なまちづくりをするためには残せないんですということになって、そういうことを言ったらば、市民の人たちは、いや、それでも残してくれってどこまで言えるか。  だから、やっぱり市として今回の台風被害を受けて、どうしてもここのコミュニティセンターなどこういうものは残していく、市がちゃんと管理していくんだという考えをきちんと持っていただきたいと思うんですけど、それは今の段階では定まらないということなんですか。お話では台風のことを考えて、考えますと言っているから、一歩前進のような気がするんですけども、前進ではないと思います。
    ○副議長(岩本朗君) 総務部参与、前田雅章君。 ◎総務部参与(前田雅章君) 先ほどの答弁の中で、今回の災害も踏まえた上でということで私、申し上げました。  今回の災害によりまして、災害時における公共施設の重要性というのは改めて認識することとなったのでございます。素案におきましても避難所の確保には配慮することとしておりますが、実際の個別施設の再配置につきましては、当該地域における防災機能の確保にも問題がないかどうか検討した上で、基本的な方針を明確化していくということで考えております。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 次、では、市民会館、中央公民館、富津公民館の施設の充実の件で質問いたします。  この市民会館、中央公民館、富津公民館、古くなっていて大変なんですけど、ぜひとも残していただきたい施設なので、施設の充実、やはり高齢化社会に向けて先ほども何か市民の方からバリアフリーの要求があったとか、ありましたよね。ぜひ洋式トイレの増設をしていただきたい。それも今、富津公民館を見てみますと、和式のトイレをただ便器だけを洋式にした。あれでは年寄りは入れないんです。市民会館も同じです。和式のトイレのスペースで洋式のトイレをして、女性が用を足すことはできません。皆さんはわかると思うんですけれども。要は、頭がつっかえちゃうんです。ですから、きちんと洋式のトイレとしてのスペースを取った洋式トイレに、できればやっぱりウォシュレットをつけていただきたい。今の社会はそうです、ウォシュレットです。それをつけていただきたい。それは考えていただけますでしょうか。  もう1つ、富津公民館も、中央公民館も、市民会館も、階段で、エレベーターがありません。2階ですけれども、年寄りは上がれません。ああいう施設はいろんなサークルとか、生涯学習のために市民が利用してます。その利用しているのに年寄りの人たちがおります、年寄りと言っても年配の人がいて、今、女性がほとんどで、65、70過ぎると足が痛くなるんですよ。もう変形性関節症がない人というのは数えるほどだと思いますよ。そういう人たちが利用しやすくするためには、ぜひエレベーターをつけなくても、やっぱりリフトぐらいはつけていただきたいと思うんですけど、お考えはありますでしょうか、お願いします。 ○副議長(岩本朗君) 教育部長、笹生忠弘君。 ◎教育部長(笹生忠弘君) お答えいたします。各館のトイレが狭いというような声も伺っております。トイレの改修、あるいは洋式トイレの増設、また階段リフトの設置などにつきましては、相当額の費用がかかりますので、今現在、各館、空調を中心に大規模な工事をかけております。また今後の必要な改修工事の中で調整を図って検討をさせていただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) 先ほどもスフィア基準のことを話しましたけど、やっぱり人間が人間として暮らせるような場所、それもやっぱり市民会館、中央公民館、富津公民館も当たると思います。ですから、今の富津市の実情にあった施設にしていただきたいと思います。  次に、気象変動の抑制対策のことなんですけれども、これはもう皆さん、世界的に問題になってて、今、スペインのマドリードでコップ25が開かれております。もう恥ずかしいことに、初日から日本の化石賞が発表されました。化石賞というのは何なのかと言うと、気候変動に最悪の貢献をした国に与えられるということで、日本と、オーストラリアと、ブラジルに与えられました。日本はどうしてそれがなったのかと言うと、国連環境計画が報告書で、日本に二酸化炭素排出量が多い石炭火力発電所の新規建設をやめて、既存の発電所を廃止するよう促しているのに対して、梶山弘志経済産業相が石炭火力を選択肢として残すと述べたこと。これに対してもう、要は怒っちゃったんですね、世界各国が。それでグテレス国連事務局総長が対策の緊急性を訴えた翌日のその経済産業相の発言は、コップの交渉の中身を理解してないことだということで怒ったわけです。それで最悪の賞。  もう1つ、オーストラリアは国内の森林火災が国民を苦しめているときに、首相がクリケットをしてSNSに発信したこと、これが最悪のことなんですね。  もう1つ、ブラジルはアマゾンの森林破壊に対してこの化石賞が贈られた。  日本は国内でも石炭火力がたくさんあります。また22基もこれからつくろうとしております。横須賀にもできます。これでは地球の温暖化というのはとまりません。2015年採択のパリ協定では、皆さんも御存じのように、世界の平均気温上昇が産業革命の1850年から1900年に比べて1.5度に抑制する努力目標を設定しましたが、21世紀後半までに人間活動による温室効果ガス排出量を実質ゼロにする方向性を打ち出しました。しかし、現在の各国の削減目標では、21世紀に約3度の気温上昇が起こると予想され、専門家から2度を超えると後戻りできない温暖化の悪循環を引き起こし、回復不能になる危険が指摘されていますので、もう待ったなしなんですね。  9月の国連気象サミットでは、石炭火力の新設を進める日本に発言の機会はなかったわけです。安倍首相が6月に決めたパリ協定に基づく成長戦略としての長期戦略で、削減目標は欧州に比べて主要国で最低のレベルになってます。二酸化炭素を大量に出す石炭火力の進行中の計画は国内では22基にも及び、政府は海外の石炭火力の公的支援を進め、輸出を推進する方針。排出量で世界5位の責任を全く果たしておらず、世界から日本は批判の的になっております。  環境問題を解決するものは、まず発生源でとめること、これが基本です。石油や石炭等の化石燃料の使用を大幅に削減し、ゼロにすることなんです。  この富津市でも地域再生エネルギー活用の計画はどのように考えているのか、お伺いしたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) 市としての取り組みで回答させていただきます。  富津市では富津市住宅用省エネルギー設備等設置補助金交付要綱に基づきまして、太陽光発電システム、また家庭用の燃料電池システム、定置型リチウムイオン蓄電システムの設置者に対して補助金を交付しまして、こちらのほうで再生可能なエネルギーの活用促進を図っているところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 9番、松原和江君。 ◆9番(松原和江君) それだけなんですか。  やっぱり私、6月の議会で高木議員が、SDGs(エス・ディー・ジーズ)の質問をされましたよね。そのとき、市長は、ごみダイエット作戦やビーチクリーン活動などを上げて、今できることを一つ一つ積み重ねることによってSDGs(エス・ディー・ジーズ)、まさに持続可能な開発目標達成に富津市として努めてまいりますというお答えを最後にされました。  2015年の国連総会で、193カ国、国連に加盟している国が193カ国あるんですけど、全会一致で採択された2030年までに達成を目指す17の目標、いわゆるSDGs(エス・ディー・ジーズ)の目標のうち、2番の飢餓をゼロにすること、7番のエネルギーをみんなに、そしてクリーンにすること、13の気象変動に具体的な対策を与え始めること、要は先ほど市長さんが言ったごみダイエット作戦とか、クリーン作戦とかというのは、やっぱりこのSDGs(エス・ディー・ジーズ)の中に含まれる、飢餓をゼロにするということは、気象変動による災害の防止は貧困飢餓の解決につながってくる、このように述べてるわけです。あとはエネルギーをみんなに、そしてクリーンにということは、太陽光とか、風力とか、小水力など、再生可能エネルギーの普及を加速させることに含まれるわけですね。  こういうことがあるわけなんで、ぜひ富津市も非常事態宣言を行っていただきたい。今、全国で2つの都市しかやってないんですけれども、ぜひ富津市もこれを宣言して、日本で、世界で、やっぱり気象変動に歯止めをかけなければ災害は広がる、そのために命が亡くなり、大切な人らが亡くなっていく、大きな損失になると思いますが、この宣言をする考えはあるでしょうか、伺います。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) 気候非常事態宣言は、国内において長崎県の壱岐市と神奈川県の鎌倉市、この2自治体が表明していることは存じております。当市としては身近なところからやはり一歩ずつ施策を進めるというところが必要であるというふうに考えてございます。 ○副議長(岩本朗君) 以上で、松原議員の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。会議の再開を午後2時10分といたします。                  午後2時01分 休憩           ────────────────────────                  午後2時10分 開議                  藤川正美君の個人質問 ○副議長(岩本朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  12番、藤川正美君の発言を許可します。  12番、藤川正美君。                 〔12番 藤川正美君登壇〕 ◆12番(藤川正美君) 議席番号12番、公明党の藤川正美です。  私の趣味は、中学校のころから始めたサーフィンでした。御存じのように、海に波がなければ成り立たないスポーツです。波の発生源は低気圧、とりわけ台風です。この波と台風の関係を長い間体験的につかんできました。少し角度は違いますが、海水浴場などで恐れられている離岸流、サーファーはこれを見つけて、体力を消耗せずに沖に出ます。まさに体験でつかんだ自然界の仕組みです。台風15号は、サイズは小さかったので、9月8日の昼間はこれから台風がこちらに向かっているとは想像もできないようないい天気でした。しかし私は、予想進路から猛烈な風が吹くと感じ、自宅裏の古い家の雨戸はビスどめをして、さらに上から垂木で押さえ、補強を十分にしました。そして、風で飛びそうなものは重量ブロックで押さえ、細かなものは全て家の中に入れました。そして夜になるにしたがって、風がどんどん強くなってきました。深夜を過ぎたころにはまるでうなるような今までに体験したことのないような猛烈な暴風雨、早く通り過ぎてほしいと祈る思いでした。  夜が明けてから6時ごろ、市役所に向かう途中で、立木が折れたり、看板が飛ばされていて、今まで余り見たことのない惨状、それらをかわしながら市役所3階の防災安全課に行き、市全体の状況がわかるホワイトボードを見ました。そこには、暴風雨によると思われる倒木、それによる交通の不通箇所、コンテナの横転、屋根の飛散、市内2万戸の停電などが記されており、幸いなことに人命に及ぶ被害はなく、一安心しましたが、この後が大変でした。被災者は現場復旧が最優先、連絡の前にまず現場対応です。ですので、朝の6時時点では、富津市全体の被害状況が入っていなかったのです。これから日を追うごとに被害の大きさがわかってきます。  そこで今回の質問に移ります。テーマは、ことしの台風被害での富津市の防災・減災です。  質問項目が3つ、1つ目は富津市災害対策本部の運営結果、2つ目はボランティア活動の結果、3つ目は富津市復旧・復興本部の現況です。  これらの質問内容は机上で考えたものではなく、今回の被災体験をもとに抱いたものであることを申し添え、第1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 藤川正美君の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 藤川正美議員の御質問にお答えいたします。  ことしの台風被災での富津市の防災・減災のうち、富津市災害対策本部の運営結果の御質問にお答えいたします。  災害対策本部では、各担当部の応急対策の確認及び連携方策、今後の対応策、関係機関への協力要請、物資、人的支援の調整など、さまざまな事項について協議、検討をいたしました。  主な出席メンバーは、まず本部員であります私と副市長、教育長、消防団長、各部局長のほか、各部の連絡員、総括支援で派遣された埼玉県職員、経済産業省などの国の機関、自衛隊、千葉県、富津警察署、富津市災害ボランティアセンター、東京電力、NTTからの連絡員であります。  次に、ボランティア活動の結果の御質問にお答えいたします。  活動内容についてですが、一般作業としてニーズ調査、家庭災害ごみの片づけ・運搬、土砂の撤去、倒木伐採、災害救援物資配布活動などであります。特殊作業としてブルーシート展張による屋根仮設養生の活動もございました。  活動件数は、富津市災害ボランティアセンターが開設してから閉鎖する11月30日までの間に、一般作業として879件、特殊作業として621件、合計1,500件となります。  活動人員は個人で3,338人、団体が229団体1,862人、延べ人数といたしまして5,200人が活動していただきました。  次に、富津市復旧・復興本部の現況の御質問にお答えいたします。  富津市復旧・復興本部は、10月18日に台風被害からの復旧及び復興を適切かつ迅速に推進することを目的として設置したものであります。  組織の体制といたしましては、私が本部長となり、副本部長に副市長、教育長、本部員に総務部長、総務部参与、市民部長、健康福祉部長、建設経済部長、教育部長の9名で構成しています。  会議はこれまでに3回開催し、復旧の進捗状況、被害を受けた市民の皆様に対する支援メニューの検討などを行い、安全安心な生活が取り戻せるよう、全庁一丸となって、復旧・復興に取り組んでいます。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。  12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 御答弁ありがとうございます。私の質問の前に既に3名の方が今回の台風被害について質問されていますので、重複するところは削除させていただきますので御理解のほどよろしくお願いします。  それでは、再質問させていただきます。  まず初めに、この災害対策本部にさまざまな情報が入ってくると思うんですが、各地域の被災状況というものは、どのような伝達方法で対策本部に報告されていたのか、そこからお聞きしたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  各地の状況は、職員が得た情報あるいは、区長、市民から入手した情報が本部員である各担当部長を通じて、その都度、災害対策本部において報告され、情報を共有していました。  また、東京電力を初め、各関係機関の連絡員から状況の報告を受けました。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) そうしますと、最終的には各部長のほうから対策本部の会議の中で、発言があったという理解でよろしいんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 災害対策本部の会議の中で議題に上がったものについてはそのような傾向になっております。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) わかりました。実際にその職員が回って現場の声をそのまま届けて、その内容を部長が報告をしているということだったと思うんですけれども、当然、先ほどから質問あったように被災数日間はまだ携帯が使えていた状況ですから、報告が入ってきたと思うんですけども、それ以後は携帯使えなくなった時点で、それぞれの情報がどのような形で入ってきたのかというところに非常に私関心があったんですけれども、今回も今まで質問もありましたけども、防災行政無線が聞こえない、これは前から言われていました。特に雨が強くなったり強風のときはほとんど聞くことができません。それを補完するために、安全安心メールというのを導入されたと思うんですけども、残念なことにこの登録数がなかなか伸びなかったというのを私実感しています。そのスマートフォンになっても皆さん機能はすごいんですけれども、なかなか登録をしてもらえない、そういうことを感じていましたが、わかる範囲で結構なんですけども、台風15号の前の登録数、それと15、19、21と来ました。現在の登録数は幾つなのか、と同時に、このメール配信もいろいろ課題があると思うんですが、その辺の課題がありましたら、御説明いただければなと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  安全安心メールにつきましては、その中で情報が幾つか選択できますので、防災情報を登録している件数で答えさせていただきます。まず、8月末における登録者、利用者が7,793人です。それで、9月から10月に台風が襲来しましたので、10月末の利用者が9,418人です。差し引きしますとこの2カ月で1,625件ふえております。11月末では9,444人となっております。問題点につきましては、やはり議員御指摘のとおり、まず停電によって中継局が途中でバッテリーが上がりまして、機能しなくなりまして、一部で携帯が使用できなくなりました。また、停電が市内全域で長期にわたりましたので、まず市民の方が持っている携帯が充電できないということで、この点についてやっぱり一番問題であると考えております。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 私個人的には、これがまだまだ普及しない最大の原因は登録方法だと思うんです。確かに、さまざまな資料を見ても、QRコードがあって、即登録しようと思えばできるようになっているんですけども、皆さんフィルターかかっているから、それ、スムーズにはできないんです。1回解除しないといけない。その辺のところ、ちょっと、わずかなんですけども面倒で、それがなかなか普及しない1つのネックになっているというのが私の個人的な印象なんです。ですから、これが電話機買ったところでお願いすればやってくれると思うんですけども、持っている方がいちいち行ってお願いするというのも、この手間がちょっとあるから、なかなか普及しない。実はこの災害中に会社の社長さんとたまたま仕事で会ってお話したら、その社長は登録していなかったですね。私と年そんなに変わらないんですけど、びっくりしたんですけれども、ですから、もっと皆さんにこれを普及したらいいなと思うんですが、その辺がちょっと残念なんですね。  それと、停電が長期化したときの対応策ということで今部長おっしゃったとおりなんですけども、幾ら携帯充電されていても、その携帯の基地局が停電のために機能しなくなってしまったと。これは電気通信事業者の問題で市に伺うことではないんですけれども、先ほど部長が言われたようにそういう状態になったときに、市としてはじゃあ情報収集というのはどのようにするんだということで、考えておりますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 今回、携帯電話と共に固定電話も通話できない状態が発生してしまいましたので、情報収集に当たりましては、物資の拠点などに職員を派遣した際に情報収集するとか、あと個別に訪問した際とか、職員が出てって、収集に当たったところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 一番やっぱり大変なときというのは、アナログが優先してくるという一つの好例だと思うんですけども、それと、先ほど来、やはり出ていますけども、その防災行政無線が聞こえない、また携帯のメール配信も受け取ることができないというときにやはり市民のほうから要望があったと思うんですけども、広報ふっつの災害臨時号というのが9月の16日から21日までの6日間、6回発行されたということを私、後日知ったんです。そのときには全くこういうものがあったというのは知らなかったんです。そこで、この発行に至った背景と、どれぐらい枚数印刷したのか、そしてその配布範囲はどの程度だったのか、ここをお聞きします。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えします。  台風15号により、市内では大規模停電が発生、長期化しまして、これに伴いまして先ほどからお話しているように防災行政無線、安全安心メールなど、主要な情報伝達手段に障害が発生しました。このため、新たな情報発信手段として、市や関係機関等が行っている支援について、広報ふっつ災害臨時号として、A4両面刷りで作成し、配布枚数は6回で、8,700枚発行いたしました。  配布先は、主に停電の復旧がおくれた天羽地区で、区長を通じての配布、支援物資の配布拠点での配布、車両による広報時の手渡し等で行いました。また、併せて公民館、市民会館にも張り出しまして、必要に応じ印刷し、配布するよう依頼したところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) この8,700枚というのは累計で8,700枚ということなんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  1回が1,450枚で6回ということでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) これは何時ごろ配布したんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  朝に印刷し、物資配布拠点に行った際、配布したものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。
    ◆12番(藤川正美君) 私、この6枚見たんです。A4の両面の。そうすると、当日のスケジュールしか書いていないんです。例えば受け取ったその日のことしか書いていない、例えばあした、あさってのことは、1つぐらいあったんですけども、ほとんどが当日の何時から何をします。当日の何を配布しますとか、そういうことで、あれを受け取った人が例えば午後の3時頃だったりすると、もう終わっている可能性がたくさんありました。ですから、これはすごくいいことだと思うんですけども、3月11日のときは避難所のところに地元の新聞社なんかは新聞を手分けなんかでもやったりして、出して、それがやっぱり続いていたというのがあるんですけども、決してこれは否定しないんですけども、もう少し工夫したほうがいいんではないかなというのが私の印象です。  被災3日後だったんですけども、実は私のところに東京の方から電話がありました。富津に親族がいるから、水と食料と乾電池をお願いしたいという内容だったんです。それとともに、その該当者の家の奥にもまだ3軒家があると。その人たちも困っているから、その人たちの分もお願いしたいということで、早速私そろえてばっと行ったんです。当事者の方の家は留守でいなくて、この奥にまだあるということだから、奥へとどんどん行ったんです。ほかの3軒分も用意していきましたから、1軒行ってそこで話したら、内容が違うんです。入ってきた情報と。その先にまた行ったら、そこはどなたもいなかったんです。せっかく品物を持って来たから、その奥2軒行ったんです。そうしたら状況が違うんですよ。ですから、多分私に連絡をくれた方は、また聞きだと思うんですけども、被害をちょっと膨らませて、大変だからということでそういうふうに私に伝えたかどうかははっきりわからないんですが、でも奥の3軒困っているからその人たちの分もお願いしますということで来たんですから、私も行くしかないと行ったんです。そういうことを通じて痛感したのは、正しい情報を早く知らなきゃいけないという基本中の基本なんですけども、そういうことを感じました。正しくないと余分なことをしてしまう。ほかにまだ困っている人いっぱいいるわけですから、むしろそっちに行かなきゃいけない、そういうことで、できるだけ正確な情報を多くの人が共有すべきだというのを痛感したんですけども、市として災害対策本部の中で集まった情報というのを全職員が共有するような場というのはあったんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  職員がパソコンで閲覧できるよう庁内情報システムの掲示板に、災害対策本部の会議録、市が実施している支援内容一覧などを掲載しまして、その日、どこで何を行っているかなど、市民からの問い合わせに対応できるように情報共有したところでございます。  また、先ほどの広報の臨時号でございますが、支援の内容につきましては、当時、例えば停電とか、断水の状況は毎日刻々と変わっておりまして、そうしますと、あすの支援の状況等事前に確実でない面がありまして、日々変化しておりますので、私も当時そのときやっぱり事前に出せればいいかなと思ったんですが、毎日変わってしまいますので、それでやむなく当日の支援の状況しか出さなかったのが実情でございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 広報紙の件は承知しました。  次の内容ですけれども、指定避難所、代表的なところで結構なんですけども、一番何かあると避難所の場合、大体10カ所ぐらいがぱっと出てきます。筆頭は富津公民館、そして最後のほうは関豊のふれあいシニア館、大体10件ぐらいがばっと出てきますけども、その指定避難所、今言った代表的なところで結構なんですけども、発電設備と備蓄品はこの代表的なところ全部そろっているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  指定避難所の発電設備につきましては、自家発電設備を有している施設はございません。指定避難所のうち、8カ所分の発電機を消防団で保管し、開設時に搬送することとしております。  また、保育所7カ所は各1台常備しております。その他、総合防災備蓄倉庫天羽地区備蓄倉庫に計30台を配備しております。  備蓄品につきましては、小中学校の体育館など一部の避難所に食料、水、毛布など配置してございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 今私が言った指定避難所、全部の収容人員、合計すると725名になるんですけども、収容人員の1人当たり、面積は何平米で算出しているのか教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  避難所の収容人員は、1人当たり4平方メートルで計算しております。これは居住スペースに加え、物資の集積等のスペースを含み算出したものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 2メーター掛ける2メーターだから、と思いますけども、あとトイレの現状ですけども、先ほど来いろいろ、松原議員のほうからもありましたけども、洋式と和式、パーセントからいうとどれくらい、この10カ所、どのくらいの割合になるんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  指定避難所のトイレの現状につきましては、把握している範囲でお答えさせていただきます。  コミュニティセンターは、5カ所で和式が12、洋式が6でございます。  老人憩の家、シニア館は、5カ所で和式が4、洋式が18でございます。なお、全ての施設で身障者用も備えております。  保育所は、避難所として指定していない金谷保育所を除く6カ所で和式が11、洋式が4でございます。なお、乳幼児のトイレは除いています。  小中学校体育館、武道場は、19カ所で和式が49、洋式が35でございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) わかりました。まだまだやっぱり和式のほうが多いということですね。避難場所が安全安心メールで入ってきます。必ず一番下に毛布と食べ物と書いてあるんです。私、あれいつも見るたびに、イメージするんです。お年寄り1人だった場合、もしちょっと雨が降っているときです。毛布どうやって持ってくるのかな、食べ物どうやって持っていくのかな、これすごいイメージすると厳しいものがあります。確かに、例えば備え付けの避難所に毛布があったとします。1回使うとこれクリーニングしなきゃいけないですよね。そうすると後々すごい大変だなというのがありますけれども、この毛布と食べ物持参というのは、これは考えなきゃいけないなと思います。想像力働かせないといけないです。お年寄りが毛布ですよ、持って、食べ物どうやって持っていくのかというの、ましてちょっと雨降っているときだったらアウトです。ですから、さまざまなことそうなんですけども、その状況を考えてどうなのかというのを考えてみると、これはちょっといかんなというのが私の個人的な印象なんです。あとちょっと時間がないので進めますけども、支援物資の受け入れと配布、これ、どんな方法でしていたのか、私、実は木更津の友達が、「藤川、友達が水持ってきてくれたから、届けてくれよ」と言われて、そのとき私は違うほうに約束があったので、どうしても直接持っていってくださいと頼んで、峰上の公民館へ持っていきました。次、また連絡が来て、自分の子どもがSNSで流したらうちにいっぱい水が来たと。届けたいんだけどもどこへ届けたらいいということで電話来たんですよ。たまたま私木更津に用事があったんで、じゃあその帰りすぐ寄るよってことで寄って車いっぱいに水を積んできました。ちょうど消防防災センターで、支援物を受け入れていたんです。ですから、私、そこに届けたんです。本当は、峰上に持っていってくださいと言われたんですけれども、でも、こちらでもいいかなと思って持っていったら、早速数と持ってきた人の名前とかを担当者がパソコンで打ち込んでいました。そういう打ち込んでいくと当然今までどういうものがどれぐらい来ているのかというのが把握できるわけですよ。把握できて、その品物がどこで幾つぐらい必要なんだということが当然対策本部のほうでも状況つかんでいると思うんですけども、入ってきたものと配分したもの、どういう仕組みでやっていたのか、そこをお聞きします。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  支援物資の受け入れにつきましては、水や食料は、市役所1階の大会議室で、ブルーシートや土のう袋は、市役所裏の現業棟で行っておりました。団体、企業等の皆様から救援物資の搬入量がふえたことから、水や食料などについては途中から消防防災センター車庫棟で受け入れることといたしました。  物資は、市役所本庁舎から配布拠点である市民会館、峰上公民館、竹岡コミュニティセンター金谷コミュニティセンターへ公用車で1日2回運びました。さらに、区長の要請に対し、ほかの施設への輸送も柔軟に対応したところであります。  また、拠点に物資を届けた際にニーズの確認を行い、配布する物資の内容に反映させたところでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 実は、私、神奈川の人から突然電話が来て、「藤川議員ですか」って言ったから「はいそうです」と言ったら、「富津市何やっているんだ」って言うんです。「どうしたんですか」と言ったら、個人からの物資、そんなものを出そうと思ったら、個人の方からは受けてないと言われたと。それと何がほしいんだと言ったら、わからないと言っているんです。危機管理がどうなっているんだと、お前の市にはないのかって、こう言われて、例えば相模原市とか、箱根町のほうは、自衛隊の経験者が危機管理にいて、しっかり対応してやっている町なんだよと、お前のところはどうなっているんだということを厳しく言われたんです。確かに言われてみるとそのとおりで、自分も答えるすべが何もなかったんですけども、先ほど来質問で出ている平成元年の湊川の洪水から30年たって、本当に大きな災害というのが富津市には幸いなことになかったんで、その辺の意識というのがちょっと薄らいでいたのかなということで、これは自分自身もすごく反省したんですけども、そこでちょっと関連してお聞きしたいのは、残っている支援物資というのがあると思うんですけども、それはどこにどのように今管理されているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。残った物資につきましては、現在、備蓄品として備蓄倉庫に保管しております。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 例えば水も消費期限というのがあると思うんですよ。そういうものも全部入力されていて、チェックされて、例えば近ければ防災訓練やったときにじゃあ参加者に配布するとか、例えば簡易トイレや何かもありますけども、あれも期限がたしか5年ぐらいで、その間に使わなければもう効果がないとか、ありますので、当然非常食もそうです。そういうものを全部管理がされているんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) 食料品とか水でいいますと消費期限が近づいたものはイベントなどでの配布や学校に配る等、行っております。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) わかりました。  あと、災害時協定を締結している企業とか、さまざまあると思うんですけども、現状とそれと今後の予定、ありましたらお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  富津市では、50の災害協定を締結しており、分野別に申し上げますと、地方公共団体との相互応援が6件、ライフライン・土木が5件、医療が4件、災害情報・調査が10件、物資が18件、施設利用が6件、安全確保が1件でございます。  今後も減災の観点から必要な団体との協定を推進してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) この項目最後の質問になるんですけども、災害の場合、2つのタイプあると思うんです。当然御存じだと思うんですけども、事前にある程度予測のつく台風とか、豪雨、これ、今、気象予報がすごく発達してきていますから、ある程度正確な予報ができる。もう一つが突然来る地震です。この対応が2つに分かれると思います。このためにやはりあらゆる準備をしておかないといけないということを感じているんです。私個人的に思うのは、今NHKでキャンペーンじゃないですけどやっています。直下型地震の、30年以内に70%の確率で首都直下型地震が起きるとされているわけです。あした来てもおかしくないわけです。そういう中で、災害協定ですけども、自治体同士、企業とかいろいろあると思うんですけども、私は、首都直下型考えると、たまたまなんですけども、荏原製作所さんというのがあります。あそこ羽田にあります、本社が。全国にやっぱり散らばっていて、交通網が遮断されたときに、私、海が使えると思っているんです。海上で。そういうことで、荏原さんなんかやっておいたほうがいいんではないかなというのが私の個人的な思いなんです。海上を通じてさまざまなものを行き来する手段とする。それで、あそこは国内いろんなところに事業所あります。袖ケ浦にも当然あります。ですから、袖ケ浦とも関係性あると思うんですけども、これだけの会社ですから、BCP、言われている事業継続計画なんてのも当然組まれていると思います。そういうものを共有することによってもお互いにすごくメリットがあるんではないかなというのが感想なんです。ぜひ、これまた荏原さんと会う機会、市長、ありましたら、お話してみたらどうかなというのが私の考えです。  ということで、質問の1項目めを終わります。  次のボランティア活動の結果ということで、お聞きしていきます。富津市社会福祉協議会は社会福祉法人ですので、行政組織でないので、ここで質問するのは適当ではないかなというのは十分承知の上でお聞きしたいんですけども、年間約2,700万円市からも補助金出しています。なおかつボランティア活動拠点も本庁舎の1階にありましたので、関係性も深いことから、あえてちょっとお聞きしたいんですけども、この社会福祉協議会の平常時における非常時の訓練というのはどのようにされていたのかちょっとお聞きします。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  富津市社会福祉協議会では、東日本大震災の2年後に、宮古市、相馬市、旭市などの被災地のボランティアセンターに訓練の一環として職員3名を研修に派遣しております。  また、千葉県社会福祉協議会の依頼を受け、熊本地震発災時に熊本県益城町へ職員1名を派遣し実務経験を得たところでございます。  さらに、東日本大震災以降につきましては、地震災害を想定した職員の招集訓練を3回ほど実施しております。  今回の台風被害を踏まえ、ボランティアセンター設立訓練の定期的な実施などを今後検討するというとのことでございます。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) ありがとうございます。私も社会福祉大会で場所は忘れてしまったんですが、社福の職員の方がやってきたのをプロジェクターで見せてくれて、こうやってきましたというのを見た覚えがあります。一生懸命やっているなと、ぜひ、富津に来たときにその経験を生かしてもらいたいと思ったんです。ところが、これも個人的な印象なんですけども、自分、AEDの機械の操作何度かやったんです。今、例えば市長が心臓とまったとして、AEDどこだって持ってきて、ばっとやってみろと言われたら、ちょっと躊躇しちゃうんですよ。そういうふうに条件反射ですぐ体が動くようにしておかないと災害時、これは対応できないんだというのが、私自身の個人的な印象なんです。ですから、今回の台風15号あったときに、なかなかやっぱりボランティアセンターの開設はすぐにはできなかったです。ですから、やっぱり何度もこれ訓練しないとなかなか対応できないというのも感じるんです。そこで、私もボランティア、いろいろ手伝ったんですけども、そこで初めて見たのがボランティアニーズ受付票というのがあったんです。私、全然知らなかったんです。このフォーマットは初めからあったんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  富津市災害ボランティアセンターを運営いたしました富津市社会福祉協議会が、千葉県社会福祉協議会のフォーマットを引用して作成いたしました。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) それとこのボランティアニーズ受付票はどのように各地域に配られたのか、そこをお聞きします。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  富津市社会福祉協議会では、災害ボランティアセンターの周知方法として、民生児童委員と各地区社会福祉協議会会長に周知を依頼し、富津市社会福祉協議会のフェイスブックの掲載や市と連携して防災行政無線の放送、安全安心メールの配信、市ホームページへの掲載を行いました。また、停電及び通信網遮断や倒木等により道路が通行できない状況が長期化したことから、広報ふっつ災害臨時号を各コミュニティセンターに掲示することといたしました。通信手段の途絶えた天神山地区の一部、峰上地区、豊岡地区、竹岡地区、金谷地区については、社会福祉士で構成する千葉県社会福祉士会の会員延べ173人が、健康福祉部職員と協力して個別訪問し災害ボランティアセンターの周知及びニーズの聞き取りの調査を行ったとのことでございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) ありがとうございます。私の知らないことがすごくいっぱいありました。私の知っていることというのは本当ごく一部ですので、そういうわからないところで懸命に現場の方が配布していたということがわかりました。  あと、このボランティアニーズ受付票を見て私感じたのは、やっぱりこれは現場の人の知恵が詰まった1枚の紙だなと思ったのが、受付票の下のほうに右側にトイレの有無という、この行があったんです。私これ大切な部分だなと思いました。例えば、季節にもよりますけども、野外で使用する場合、いろいろ活動していて、もよおしてきたときに、トイレがある、ないというのはすごく重要で、そのためにあそこにチェックの項目があったんです。ない場合どうするんだというと、男性は簡単ですけども、女性もボランティアで来ます。大変です。そういうときに、簡易トイレというのがあって、ポンチョみたいなのを着て、ぱっと座って、下にボックスがあって、そこにちょっと添加剤みたいなのがあって、そこにおしっこと大便の一緒にすると固まってなおかつにおいがなくなって燃えるごみで処分できるというのがあるんです。そういう簡易トイレが。それも今回の災害を通して初めて知ったんですけども、それを通じて思ったのは、自衛隊の人たちトイレどうしていたのかなというちょっと疑問なんですが、その辺わかりましたら教えてください。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  倒木被害が多かった志駒地区などへ災害対応に行った自衛隊員ですが、付近にトイレ施設がなかったこともあり、凝固剤を振りかけて使う簡易トイレを使用したということでございました。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) わかりました。じゃあ、同じ種類のトイレだということですね、多分、機能は。あともう一つお聞きする予定だったんですが、ちょっと時間がなくなってしまいましたので、用意していただいていて聞かなくて申しわけないですけれども、飛ばしますけども、1点だけ、私、ボランティアセンターの富津市内の状況聞く予定だったんですが、なぜそれ知りたかったかというと、やはりボランティアをする気持ちのある人が多ければ多いほどこれからほかで地域でまた災害があったときに、富津市から行く人がふえるであろうと、こういうふうに想像したからです。その現状というのを知りたかったんです。実は、ブルーシート張りの私ボランティアについていって、さまざま経験したんですけども、非常に印象に残ったことがあるんです。というのは、そのブルーシート張りに行きました。細い道だったんで、家の前にも駐車場なかったんで、道路上にトラックをとめたんです。そしたら、その近くの方が帰ってきました車で。2世帯の方。1世帯の方は、「駐車場に入らないから、申しわけないけども、トラック移動して」とこう言われました。作業中止してトラック移動しました。次、来た方トラックの後ろについたんです。作業しているなと思ったんで、バックして、迷惑にならないところに車とめたんです。そこから、荷物をいっぱい持って出てきたんですよ車から。私も申しわけないから、その荷物、1人で持てなかったんで、私も持ってその方の家まで持っていったんです。そういうふうに同じ現象でも、2人の方の対応の仕方が全く違っていました。災害時やっぱり、自分も好きなようにしたいと思うんですけども、そこを半分我慢して、配慮をするというんですか、そういう気持ちが災害時特に大事じゃないかなというのを感じました。ボランティアの精神というのは、そういうものがないとなかなかできない、その人たちをふやすことがいろんな面でこれから重要になってくるなということで、再度ちょっといろいろお聞きしたかったんですけども、言いたかったことはそういうことです。  最後の質問になりますけども、富津市の復旧・復興本部の現況ということで、先ほど市長から答弁いただきました。できたてのほやほやなんです。10月18日設置とありましたから。そういうことで今まで3回会議を開いたということなんですけども、ここで義援金のことについてお聞きする予定だったんですけども、先ほど松原議員の質問の中でもこの義援金のことが出てしまいましたので聞きません。  実は、こういうことがありました。一市民から電話があったんです。自宅脇の岩山の樹木が傾いて危ないと、何とかなりませんかということで、本当数日前、ありました。即現場に行きました。確かに自宅脇には岩の破片も落ちていて、樹木も傾いていて、非常に危険な状況でした。その方は、自分では伐採できないので、業者に頼むしかないと思っていたんですが、市に相談したら、そこは富津市地域森林計画の対象となっている民有林は、事前に伐採及び伐採後の造林の届書が必要であると言われたと。民有林なので、市や国は何もしてくれないのに、伐採するときは許可が必要なんておかしくありませんかって質問されちゃって、私も初めて聞く言葉なんで、全くわからなくて、今週は議会質問があるんで、ちょっとそれで頭がいっぱいで準備しなきゃいけないんで、申しわけないけども終わったら調べて伺いますということで帰ってきたんです。これも台風15号の被災の一例なんですけども、富津市南部の山間部の被害というのはすごい大変なんです。表から見ると、普通のお店だった。ところがそのお店を過ぎて裏に行くと、物すごい大木ががんがん倒れていたというのを見てきました。それこそボランティアニーズ調査票、それを書いて出したら、チェーンソーのすごい人が来てくれて、切ってくれたんです。そういうこともあったりして、なかなか表からは判断できないんですけども、すごい被害があります。それで、台風15号の被災後、9月28日に林野庁が富津の金谷地区と鹿野山地区に学識経験者による緊急調査が入りました。そしてその結果が10月の11日に林野庁のホームページで公表されました。調査概要の中の(2)調査結果を踏まえた今後の対策等の中で、道路や配電線等の被害を及ぼす可能性のある被害木については、優先度を考えつつ除去していくことが必要、また集落、道路等に近接した被害箇所での復旧に当たっては、森林整備のみならず、土砂流出、流木等による災害発生リスクを踏まえ、必要に応じて土どめ工、治山ダム等のハード対策を実施することが必要であるというふうにあります。これは、調査結果であり、施策ではありませんが、何とかさまざまな方法を探していただいて、この民有林の倒木処理をお願いしたいと思うんですけれども、担当部長いかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 建設経済部長、宮崎一行君。 ◎建設経済部長(宮崎一行君) お答えいたします。  議員おっしゃいましたように、台風15号の森林被害等の学識経験者による緊急調査、これが9月27日と28日にかけて行われまして、学識経験者5名がヘリコプターによる調査を行っております。その中で、今議員がおっしゃったようなことが調査結果として書かれております。これにつきましては、倒木によって、電線を巻き込んだりして、かなりの間停電も長引いたというような事実もございます。それらを受けた中で、今おっしゃられたように、施策が、今後、国、県等で考えられているものと思います。それらの今後の情報を注視した中で、情報収集に努めていく、このように考えております。 ○副議長(岩本朗君) 12番、藤川正美君。 ◆12番(藤川正美君) 実はきのう私林野庁に電話したんです。「補正のこととか、来年度予算の中でこれどうなんでしょうか」と聞いたら、「藤川さん、申しわけないんですけども、そういう具体的なことになると私はちょっと言えないので、千葉県庁の森林課に電話してください」と言われて、電話したらちょうどきのう県議会やっていたんです。3時までだめですよと言われたんで、じゃあ、4時に電話しますと言って、私、この原稿書いていて、すっかり4時に電話するの忘れて、けさ気がついたんです。ですから、電話してまだ聞いていないんですけども、何とか、本当にすごい状況なので、個人では対応できませんので、何とかこれからまたいろいろ調べていただいて、対応策というのを探っていただければなと思いますので、よろしくお願い申し上げまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○副議長(岩本朗君) 以上で、藤川正美君の質問を終わります。  会議の途中ですが、ここで休憩といたします。開議の再開を午後3時20分といたします。                  午後3時09分 休憩           ────────────────────────                  午後3時20分 開議                  高木一彦君の個人質問 ○副議長(岩本朗君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  4番、高木一彦君の発言を許可します。4番、高木一彦君。                 〔4番 高木一彦君登壇〕 ◆4番(高木一彦君) 改めまして、こんにちは。議席番号4番、市民の声の高木一彦でございます。本日は一般質問の中で御質問をさせていただきます。このたびの令和元年9月9日の台風15号から始まり、台風19号、10月25日低気圧による大雨における災害では、富津市だけでなく広範囲にわたり甚大な被害をもたらしました。このたびの災害で犠牲になられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災されました皆様が一日でも早く平穏な生活に戻れますようお祈り申し上げます。  さて、私は発災当日の朝から地元周辺の見回り、翌日には仕事の対応で館山、南房総、鋸南町、金谷を訪れ、被害の甚大さに驚愕いたしました。私は、即災害ボランティアセンターを立ち上げる必要性を感じ、富津市内で災害ボランティアセンターを立ち上げるためのサポートチームを私の所属しております全国災害ボランティア議員連盟千葉支部会長清水氏に打診いたしました。そして、全国でボラセン立ち上げの経験があります友人の早川氏を現場に迎え、3名でサポートスタッフを結成いたしました。  翌日の教育福祉常任委員会終了後、災害対策本部そして社会福祉協議会のほうに赴きまして災害ボランティアセンターの立ち上げを打診いたしましたが、経験もなく人手も足りないので今のところは立ち上げる考えはないということをおっしゃっておりました。
     翌12日、午前中にサポートメンバーを招いて再度ボラセンの必要性を説明し、社会福祉協議会のもと協議いたしましたがその場では結論が出ず、我々は金谷、鋸南町、その鋸南町の中でも被害の大きかった岩井袋という地区を視察。そして既にボランティアセンターを立ち上げる準備をし始めていた南房総市、館山市を訪れ現状を確認してまいりました。  翌13日、再度富津市災害対策本部を訪れ、近隣の現状及び木更津市、君津市もボラセンを立ち上げることを伝えまして、再び富津市社協を訪れたところ、ボラセンを正式に立ち上げることにしましたということをおっしゃっていただきました。  我々が行く前から、社会福祉協議会の中ではボラセンをどうするかというような協議がなされていたようですが、なかなか決断ができなかったということを後でお聞きいたしましたが、やはり立ち上げなければだめだということを社協の中で協議して決めていただいたということで、私は第1回目の会議からそのボラセンのサポートスタッフとして参加させていただきました。  当初ちゅうちょしていた感じではあったんですが、立ち上げを決めた後の社協職員の働きは本当にすばらしく、数々の困難にもめげず毎日がチャレンジと改善の連続でありましたが、日数を重ねるごとに応援の千葉県社会福祉協議会、そして関東ブロック、その他の支援団体との連携も深まる、来ていただいたボランティアの方々より、あちこち回ったが富津のボラセンが一番よかったとそのように言っていただけるようにまでなりました。  詳しい内容は再質問の中で織り交ぜてお話させていただきますが、そして今回忘れてはならないのが災害に対応した市職員の頑張りです。市長を初めとする災害対策本部を中心に、まさに全庁上げての災害対応は毎日が困難の連続だったにもかかわらず、いろいろ柔軟に対応していただいたことに本当に感謝をいたします。  特に防災安全課の皆様におかれましては、不眠不休で精神的にもぎりぎりの中での災害対応は本当に頭の下がる思いでした。まだまだ復興までは時間がかかりますので、通常業務となるのはその先のこととは思いますが、大分落着きを取り戻したと存じます。市の対応に関しまして、一部に批判の報道などもなされておりましたが、一部始終を見ていた私からしますとあの状況の中で本当によくやった、そんなふうにたたえたいと思っております。  さて、今回の一般質問ですが、他の議員からも台風災害に関する質問が多数なされますので、重複するところも多々あろうと思いますが、今後の提案につなげる形で進行させていただきたいと思います。  まずは表題1、自然災害に対する富津市の防災対策についてから、台風15号、19号、10月25日低気圧による大雨における災害対応についての富津市の今後の防災対策についてお聞きしまして、1回目の質問とさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。 ○副議長(岩本朗君) 高木一彦君の質問に対する答弁を求めます。市長、高橋恭市君。                 〔市長 高橋恭市君登壇〕 ◎市長(高橋恭市君) 高木一彦議員の御質問にお答えをいたします。  自然災害に対する富津市の防災対策についてのうち、台風15号、19号及び10月25日低気圧による大雨における災害対応についての御質問にお答えいたします。  台風15号では、台風接近に備え、9月8日午後4時に職員第1配備、午後5時30分に自主避難所8カ所を開設、午後11時4分に職員第2配備、注意体制、9日午前7時5分に災害対策本部を設置いたしました。  市民への支援として、ブルーシートや飲料水、非常食の配布、また大規模な停電が発生したことから市役所本庁舎で携帯電話の充電サービスを実施、その後には物資の配布、充電サービスを継続するとともに、停電の長期化に伴い福祉施設等への電源車の手配、応急給水や入浴サービス、自衛隊や消防職員による被災した家屋へのブルーシート展張等を実施したところであります。  停電の長期化により、支援情報の伝達が大変困難な状況であったため、広報車による広報、広報ふっつ災害臨時号の発行、個別訪問等を行ったところです。また、倒木や土砂崩れ等による道路の復旧、災害ごみの受け入れ、罹災・被災証明の申請受付、認定調査などさまざまな対応をしてまいりました。  台風19号では、15号の経験を踏まえ、国・県への連絡員の要請や関係機関との連絡体制の確認、早目の避難情報の発令などを実施、開設予定の避難所へ事前に業務用発電機を借り上げ、飲料水、非常食など物資を配備したところであります。  10月25日低気圧による大雨では、同様に国・県へ連絡員の要請や関係機関との連絡体制の確認、また早目の避難情報の発令などを実施したところであります。  次に、今後の防災対策についての御質問にお答えいたします。  今回の台風を経験し、長期の停電にも対応できる防災行政無線を初め情報伝達手段の確保、危険空き家への対応、街路樹の維持管理、避難所施設のガラスの飛散防止など、平常時から災害を踏まえた安全対策が必要であると痛感いたしております。  また、現行の地域防災計画どおりに対応できなかった部分があったため、今後検証し改善してまいりたいと考えております。  今回のような大規模災害では、自助、共助が大きな役割を果たすことを再認識いたしました。「自分の命は、自分で守る」「隣近所の助け合い」を合言葉に、引き続き自主防災組織の結成・育成を推進するとともに、市民の皆さんに防災に対する理解を一層深めていただき、災害に強いまちづくりを目指してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 再質問に入ります。4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 御答弁ありがとうございます。  ただいま市長より御答弁いただきましたけれども、さらに詳細を確認する目的で、私がボラセンをひと月半をほぼ休みなしで通っていたそのときに感じたことをリンクさせて再質問させていただきます。  災害ボランティアセンター、これからボラセンというふうに略して呼ばせていただきます。ボラセン立ち上げ当初、富津市は災害の支援地域から抜けており、県社協も当初は富津市には支援に入らないというふうに言われておりました。非常に困惑いたしまして、社協職員と一緒に協議した覚えがございます。  その要因の一つといたしまして、被害状況が県に伝わっておらず、支援の必要がないと判断されたというようなものをお聞きいたしました。鋸南町では、発災当初から各区長に担当地区の被害状況をまとめさせて、12日の時点では全域で大まかな被害棟数が把握できてる状態というふうにお聞きしてまいりました。  富津市では、どのような方法で被害状況を把握し、いつの時点で全域の被害状況を把握し県に報告を上げたのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風15号の家屋被害状況につきましては、翌日の10日から職員によるパトロールを行いました。その情報を集計し、9月15日に千葉県の防災システムで報告を行いました。その後も随時報告を行っています。  なお、千葉県から9月16日午前11時に発表された県内市町村の住家被害で、君津地域及び安房地域において報告のあった市町村は4市でございます。  内訳は、南房総市が一部損壊168件、床上浸水1件、袖ケ浦市が一部損壊17件、床上浸水1件、君津市が一部損壊553件、富津市が一部損壊1,124件でございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 御答弁ありがとうございます。  今9月16日時点で4市しか報告が上がっていなかったというふうに御答弁いただきましたが、そうですね、確かに16日時点だとそのぐらいだったのかもしれません。その後、17日から災害ボランティアセンターを開設したわけなんですけれども、その時点ではまだ県社協のほうからは富津市には支援が入らないという形になっておりました。  後で、富津市も大変な状況だということを社協を通じて県のほうに伝えたところ、最終的には県の社協のほうの支援も来ていただきまして、その他の支援団体も入ってくれるようなったんですが、なかなかその初動が遅かったのではというような報道なされたところもありまして、実際はどうだったのかなというところで今回聞かせていただきましたが、決して極端に遅いわけではなくちゃんと対応していただけていたということでありがとうございました。  さて、次に災害ボランティアに対する高速道路の無料措置なんですが、当初は県内と近隣の一部の高速までしか適用になっておらず、県外からのボランティアを迎えるための障害となっておりました。市としては、この適用範囲の拡大の要望は出していただいたんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  市としては拡大の要望は行っておりません。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 了解いたしました。市からはあがってないということだったんですが、周りの市町村もそうなんですが千葉市のほうで結構積極的に動いていただいたということで、県のほうも対応しネクスコのほうに対応をお願いをしたところ、迅速に高速道路の無償が全域に広がったということで、その辺は非常によかったと思っております。  では、続きまして、ちょっとブルーシートに関して次入ってたんですが、これが11番目と重複しますのでそちらのほうに回させていただきます。  続きまして、富津市と協定を結んでいるところに関してちょっと少しお話を聞かさせていただきます。  本年度からヤフーと協定を結んで、災害にかかわる情報発信ということをしておりましたが、そちらの実際の利用状況といいますか、登録数とかアクセス数とかは把握されておりますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  ヤフー株式会社とは、本年4月に災害にかかる情報発信に関する協定を締結いたしました。これはヤフー防災速報アプリをインストールし、地点登録、また位置情報を登録することで防災情報の通知や避難所の位置情報、開設状況を知ることができるものでございます。  事業者に確認したところ、富津市を地点登録しているユーザーは現在8,000人とのことですが、アクセス数の把握はしてないとのことでありました。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  8,000人が登録しているということですが、まだまだ認知も進んでないところでございますので、富津市の安心安全メールとともにこちらの情報も市民の皆様に拡散していただけるようにお願い申し上げます。  そして、災害時における相互応援に関する協定というものをいろいろの自治体と結んでるわけですが、東京都足立区、埼玉県北本市、山梨県甲州市、そしてあと県内の50市町村及び千葉県と結んでいます。今回、この協定の中でどのような応援をいただいたのかお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  東京都足立区、埼玉県北本市からは救援物資の提供、山梨県甲州市からは罹災現地認定調査に対する応援職員の派遣を、県内54市町村の中では、千葉市からはヘリコプターによる被害状況調査、船橋市、松戸市、柏市から応援職員の派遣支援を、千葉県からブルーシートの提供や応援職員の派遣を行っていただきました。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  いろいろ支援をいただいたようですが、私いろいろ地域を回っていて、フェリーを使ってパッカー車がかなりの台数この富津市に入ってましたけども、あれは富津市内の、支援なんかでしょうか、それともまたあれは、別だったのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  フェリーに乗っていた車両がどちらの自治体のものかわかりませんが、廃棄物の収集運搬で支援いただいたのは昭島市と厚木市でございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 済いません。通告しないでいきなり聞いてしまいまして済いませんでした。  こちらの協定というのは結んでいたんですか、それとも今回急遽応援に来ていただいたんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  今総務部長から答弁がございました。昭島市、厚木市、また町田市からもパッカー車の応援に来ていただいておりまして、協定というよりも自主的にいらっしゃった市というところもございます。また厚木市におきましては私どものほうの新富の仮置き場のほうにたまたま市議会議員の方が視察に来まして、そのときにお話しをしましたところ早速お手伝い出していただけるというようなことでございましたので、そういったところで協力をいただいたところでございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  その他にも多数の団体と協定を結んでおりますが、今回の災害で応援いただいた主な団体と支援内容についてお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  今回の災害で、協定により支援いただいた主な団体等と支援の内容は、富津市建設関連5団体連合会が道路等の復旧、千葉県土地家屋調査士会は罹災現地認定調査、千葉ドローン協会が被災地の現況調査、千葉県石油商業組合富津支部が燃料の優先供給、富津市環境清掃協同組合が災害ごみ新富仮置き場の運営などでございます。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  今、災害ごみの仮置き場の話も出ましたので、災害ごみの仮置き場についてお聞きしたいと思います。災害ボランティアを受け入れるに当たりまして、災害ごみの仮置き場は本当に必要不可欠なものでございまして、迅速に新富地先のほうに設けていただきまして本当にありがとうございました。  また、被害が大きかった天羽地区からは、遠いということもありまして地元区長会の方々の要望も受けまして、浅間山にも仮置き場を設置していただいたことにより、ボランティアの作業効率が大幅に上がりまして、その後仮置き場のほうが閉まってからは、環境センターのほうで受け入れを11月末まで継続し対応していただきまして本当にありがとうございました。そちらも設置の経緯と運用での問題点があったらお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 市民部長、鶴岡正義君。 ◎市民部長(鶴岡正義君) お答えいたします。  初めに、仮置き場設置の経緯につきましては、9月9日の被災状況から災害廃棄物が大量に発生することが予想されたため、環境センターでの受け入れは困難であると判断し、仮置き場の設置について検討いたしました。  仮置き場は、発災後早急に設ける必要があることから、市有地である新富の富津市クリーンセンター隣接地とし、受け入れ準備を着手し、9月13日から受け入れを開始いたしました。  また、天羽地区の被災状況から、市南部地域での仮置き場の設置について検討していたところ、天羽地区代表区長会から仮置き場増設の要望がございましたので、浅間山仮置き場の開設に向け9月19日から造成と受け入れ準備作業に着手し、9月24日に区長回覧、防災行政無線、安全安心メール等により市民の皆さんに周知を行い、9月26日から受け入れを開始したところでございます。  次に、仮置き場運用での問題点といたしましては、災害廃棄物の分別が徹底できなかったこと、また受け入れ条件の変更に伴う市民の皆さんへの周知方法などが考えられます。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  あれだけの本当に大量な災害ごみなので、本当に分別というのは大変なことだと思います。私も何回か災害ごみ置き場のほう行きましたけれども、本当に大変な思いしてやってくれるというのは私も目でも確認させていただきました。本当にありがとうございます。  さて、今回の台風では風雨による被害がほとんどではございましたが、床上浸水3件と床下浸水2件、私のほうで把握しております。水害に対する支援について、市のほうでは何かあるかお聞かせください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  住家の被害の程度につきましては、国で被害認定基準を定めております。床上浸水、床下浸水についても、住家の屋根、壁等の経済的被害の全体に占める割合に基づき、被害程度の認定を行います。一般的には、全壊、大規模半壊、半壊及び半壊に至らないの4区分で認定を行います。  被害認定基準により判定しますので、被災者支援の半壊、一部損壊などの認定により、該当する制度の支援を受けることができます。
     以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございました。  これ、実際この被害状況というのは把握して実際この支援の手は差し伸べたいという感じなんでしょうか。ちょっとどこの資料見たか忘れたんですが、そちらのほうにはたしか床上だか床下が1件しか報告が上がってなかったようなんですが、市のほうではどんな把握していましたでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  当初1件でございました。その後確認いたしまして、千葉県に報告しております。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 対応していただいているということでありがとうございます。  続きまして避難所運営についてお聞きいたします。  こちらが重複するとこなんですけれども、市内全域で避難勧告が発令され、避難所が開設されましたが、運営に関しまして問題点何かありましたら率直にお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風19号では、避難者の増加に伴い避難所を合計16カ所開設いたしました。多くの市民が避難されたことから、避難所に十分なスペースがなく、不自由な思いをされた方もいたとお聞きしております。  また、開設した避難所で、台風15号のときにコミュニティセンター1カ所と台風19号のときに、体育館1カ所で窓ガラスの破損がありました。幸いにもけがをされた方はいませんでした。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) この避難所開設なんですけれども、こういう災害を想定したシミュレーションというのは実際に行われていたのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  避難所の開設につきましては、実践で多くの職員が体験しているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  実際に避難所、私は行かなかったんですけれども、行った方の話を聞くと市の職員の方が対応していただいたてことなんですが、やはりそこは後から追加して開設したたまたま小学校の体育館だったんですけど結局何もない中で、電気だけは何とかつけてくれたていうことだったんですが、結局何もなかったんでいてもしょうがないかなということで、結局風がやんだと同時にほぼ皆さん帰ってしまったという形で、まだまだ対応というのがなかなか職員の中だけだと難しいのかなというふうに感じております。  また後でその辺についてはお聞きしたいと思いますので、午前中の石井議員の質問の中で、福祉避難所の開設についてちょっとお話があったと思うんですが私たまたま資料持っていましたんで、8法人23施設と災害時における福祉避難所の設置運営に関する協定を平成29年11月24日に締結しましたということで、この協定の内容が大規模災害時、特別な配慮が必要となる高齢者、障がい者、乳幼児等、一般的な避難所での生活が困難となる可能性がある人が安心・安全に避難生活を送れるよう市が要請し、社会福祉法人が福祉避難所として避難者を受け入れますというふうに書いてあります。今回実際この受け入れというのはなされたんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  今回、先ほど申し上げました台風に対する対応でしたので事前にわかっておりましたので、まずは一時避難所ということで開設いたしました。これは、仮に地震などで長期になった場合は福祉避難所を開設してそちらに移動してもらうことも考えられますが、今回は一時的な避難ということで台風が過ぎましたので1日もしくは、2日間で閉鎖しましたので、今回福祉避難所は設置しておりません。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 設置しなかったということで、確かに台風はすぐに行ってしまったんですが、その後長期にわたり停電によってやはり非常に困った方が多かったとほかの議員からの質問の中でもありましたけれども、今後このような状況が起きたときにやはり検討の中の一つとして入れていただきたいと思いますので、福祉避難所、よそから来た人、他の自治体の議員とかいろんな方から富津市福祉避難所どうなってるていうことがよく聞かれたんです。結構注目されてる部分でございますので、今後のことも考えましていろいろ検討していただきたいと思いますのでお願いいたします。  さて、話また変わりまして、ブルーシートの展張についての質問なんですが、今回自衛隊員さんが非常に大勢入っていただきまして、ブルーシートの展張が本当に効率よく行われまして、恐らく県内最多の動員だったというふうにお聞きしております。本当にありがたかったと思ってますが、突然決まったようなんですがどんな経緯でこのブルーシート展張することになったかお聞きします。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風15号の災害発生直後の9月10日に千葉県知事が自衛隊への災害派遣要請を行い、富津市も甚大な被害を受けていたことから自衛隊の派遣を行っていただきました。  ブルーシート展張につきましては、屋根に被害を受け生活に支障を来たす市民が多数いたことから、13日の災害対策本部会議におきまして市長から自衛隊の連絡員に調整の依頼をいたしました。  その後、16日に千葉県からブルーシート補修作業における自衛隊派遣要請に係る調査があり、同日千葉県を通じ支援要請を行い、展張作業を行っていただいたところでございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) この自衛隊に関するブルーシート展張なんですが、16日に来ていただいておって、前日の夕方6時ごろですか連絡がありまして、自衛隊員はブルーシート張ったことないんで講習を行ってほしいと。  急遽手配しまして、たまたま鴨川市で活動している方々が雨で次の日の活動がないということだったので来ていただきまして、自衛隊員さん海上自衛隊だったんですね。ですから屋根になんか上がったことない人たちが、今回危険を冒してやっていただいたということで、本当に高いところに乗るのも怖かったんじゃないかなと思うんですが、その後海上自衛隊だけじゃなくて陸上自衛隊にも来ていただいて、本当に助かったというふうに私は感じております。  そして話は変わりますけれども、台風19号に備えてさまざまな準備をされたと思いますが、準備に当たりまして市長みずから率先して何か指示をしたというところ何かありますか、市長。 ○副議長(岩本朗君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  台風19号に備えては台風15号での経験も踏まえまして、国・県への連絡員の要請や関係機関との連絡体制の確認、地域の関係者へ要援護者に早目に避難を促していただくこと、命を守るための行動を情報発信に加えて、開設予定の避難所へ業務用発電機、飲料水、非常食などの物資の事前配備、避難所の変更、追加開設などを指示いたしました。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  15号の経験を踏まえまして、本当に迅速に対応していただいたと私も思っております。  さて、今回この一連の対応におきまして、各部署でいろいろ教訓収集や分析等をやってるかと思うんですが、その辺どのような形でやっているのか、もし検討をやってるんであればその辺をお聞かせいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  災害対応した職員や自主防災組織への教訓の収集を行いその分析を行うことは、いつ起こるかわからない災害対応のためとても有益であると認識しております。現在、区長さんや自主防災組織にアンケートを依頼しており、今後庁内でも今回の災害対応の検証を予定しております。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  ぜひ今回のこの災害において得た教訓を、次回にまた生かしていただきたいと思います。  それでは、もう一度お聞きします。台風19号及び10月25日低気圧による大雨の際、避難者数というのは何人だったんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風19号では1,658人、10月25日の低気圧による大雨では7人でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  確かに19号のときは最初の報道が、19号被害が大きくなるということで本当に多数の避難者が出たと思います。  続きまして、今回の台風対応の教訓として避難所関連の課題というものは何か、感じておりましたらその辺についてもお答えいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  台風19号への対応では、避難所である保育所が大人用の洋式トイレがなかったこと、ペットを連れて避難されてくる方への対応にふなれであったこと、避難者が多くなったことから追加して避難所を開設せざるを得なかったことがあります。  また、台風15号で指定避難所の窓ガラスが破損していたため、安全性の面から開設できないものがあり、今後の課題であると考えております。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  続きまして、今回の台風の対応教訓といたしまして、市民に対する情報伝達の観点から課題がありましたらそちらについてもお答えください。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  今回の災害では、長期にわたる停電の影響で防災行政無線の子局のバッテリー切れによる機能喪失が生じました。予備バッテリーの確保等も含め、長期化停電の対応が課題であると考えております。  また、安全安心メールが一部の地域で、携帯電話通信基地局のバッテリー切れにより利用できなくなりました。しかしながら、平時から防災行政無線が聞き取りにくいという声もいただいており、これを補い情報を正確に伝達できるという点では安全安心メールは有効であると考えます。  このようなことから、安全安心メールの登録促進を行っているところですが、普及が十分ではないことが課題であります。今後より多くの市民に登録していただけるよう、さまざまな機会を通じて広報啓発を図ってまいります。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 最後に、1回目の質問、最後の再質問なんですが、ことしのこの台風対応の教訓といたしまして、市の職員は災害と通常業務一緒にやってるわけじゃないですか。その際に課題と感じたことはないかお答え願いたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  通常業務の中の優先順位を考える必要があると思います。そして災害時の各部の所掌事務を職員個々が把握し、組織として災害に対応していくことが重要だと考えます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  これはちょっとほかの自治体の例なんですが、災害職員対応マニュアルというものをポケットに入るぐらいのサイズで作成しまして、それが各課によってその課の特性に合わせて作成したものを常にポケットに入ってると。  このような災害が発生したとき、職員がそのマニュアルにそって動くような体制をつくるということをお聞きしました。そのようなことも検討していただきまして、今後に生かしていただいたらと思います。  続きまして、富津市の今後の防災対策についての質問に移らせていただきます。  平成30年の6月議会から、私は災害に対する一般質問というのをやっておりました。今回この台風及び大雨の被害を受けてどう感じているか、再質問いたします。  まずは自主防災組織についての質問ですが、今回の台風被害において自主防災組織、こちらは機能したというふうに感じているのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  自主防災組織の活動状況につきまして、全て把握できてるわけではございませんが、要支援者の見守り活動、地域での避難所の開設、炊き出し、物資の配分などが行われております。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  何分まだこれからふやしていくというところで、まだ完全に体制ができるというわけではございませんけども、今後このような地域密着で活動しているこの防災組織が、各地域の避難所の運営等を担っていく、そのような体制づくりが好ましいというふうに感じているんですけども、それについてはどのような考えをもっていますでしょうか。
    ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  各避難所に設置しております避難所運営マニュアルの中では、避難所を利用する人の自主運営を基本とし、地域の役員や自主防災組織の長など避難所を利用する代表者や行政担当者、施設管理者などで構成する委員会を設置し、運営していただくこととしております。避難所の開設が長期にわたる場合には、このマニュアルに基づき避難所の運営体制を構築してまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  今いろいろ検討されてるということだったんですが、今後この自主防災組織ではどのような講習や訓練が必要と考えますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  各自主防災組織では、これまでも防災訓練や資機材等の点検の実施、出前講座による防災減災への知識の習得など、災害に備えた活動を行っております。今回の災害での体験を踏まえ、情報収集を含めたより実践的な講習、訓練の実施が必要であると考えます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  ぜひいろいろ検討していただいて訓練を実施していただきたいと思っております。  そして、先ほど答弁の中でも停電の問題が大きく上がりましたが、私が6月議会の一般質問の中で、防災行政無線について質問いたしました。そのとき、予備電源、もし電源喪失した場合に予備電源たしか3日間あるというような答弁をいただいたと思ったんですが、今回停電になったんですが実際問題点はありましたでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  長期にわたる停電の影響で、防災行政無線の子局のバッテリー切れによる機能喪失が生じ、バッテリー切れした防災行政無線の子局につきましては、緊急避難的に復電した地域の子局のバッテリーを運び、交換するなどの対応を行いました。今後は、予備バッテリーの確保等も含め停電の長期化への対応を検討してまいります。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 確かにこのような長期の停電というのは、本当に予期してなかったことだと思いますが、今後想定していろいろ考えていただきたいと思います。  続きまして、災害ボランティアについては以前答弁いただいたとおり、ボラセンの設置場所やボランティアニーズの情報提供などの支援ということで、市のほうと連携してやっていくということだったんで、私中で見ていましておおむねとれていたんではないかなというふうに考えておりました。  しかし、災害ボランティアの募集につきましては、答弁の中では第1段階は市内に対して、第2段階は県社協と協議して県内に、第3段階では県社協を通じ県外の社協に応援要請を段階的にするというふうにありましたが、今回のような広域での災害の場合市内全域が被災しているわけですから、ボランティアは市内だけでは集まらないそのような状況になってしまいます。  このような場合は、最初から県内外を問わず募集をするべきだと思うんですが、実際に市内限定、なぜ市内限定にしているのか、クレームの電話もありました。富津市の災害ボランティアセンターで初日から県外のボランティアも受け入れてたんです。  ただ、県社協のホームページでは市内限定というふうな状態にありました。その辺ももう訂正はされたんですが、ちょっとその辺が問題点となっておりましたので今後またこういう内容想定しまして、その辺の市とボラセンとの連携といいますか、考えていただきたいと思います。  ちょっと話がまた変わるんですけども、昨年度の6月議会で重機を使ったボランティア活動の話になりましたけども、市内事業者との協定につきまして、ボランティアでなく協定ですので最終的には市が負担することになるということで答弁いただきましたが、市内業者との協定によりまして素早い道路復旧がなされました。今回、自衛隊も導入しての道路復旧もございましたが、自衛隊とはこれは何か協定結んでいたのでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  自衛隊と災害に関する協定は締結しておりません。今回の災害での自衛隊による活動は、先ほど答弁したとおり災害派遣によるものでございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  重機ボランティアの話に戻りますが、協定を結んだ業者は公的な部分だけの復旧で、民地と倒木等は対応できなくなったというふうに思いますが、実際はこれどうだったんでしょうか。市民の中からこの倒木とか何とかしてくれよていう話に対して対応したんでしょうか。それとも対応はできなかったんでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  今回の災害で活動していただいた富津市建設関連5団体連合会との協定では、市の管理する道路、河川、その他の公共土木施設及び上水道施設並びに避難所等の機能の確保回復し、市民生活の安全とその確保を図ることを目的としていることから、市の管理する道路の復旧、避難所における業務用発電機の接続等に御協力いただいたところです。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  今回、民地の倒木に関しましては、遠方から重機を持ち込んだプロのボランティアの方々が非常に活躍していただきました。本当にボランティアの範疇を超えた大木の除去を行っていただきまして、倒木の多かった相川地区とかは本当に地元の区長さんたちとも連携いたしまして、みごとなチームワーク出しましてこのような案件も処理していただいておりました。  またそのような災害時にコーディネーターをやる組織といたしまして、私が昨年行った一般質問の中でもJVOADという組織、そして内閣府の方々も市役所のほうに二度ほどお見えになりまして様子を伺っておりました。そういうな形で、今回の対応以外というのも全国的に見ても非常に局地的に起こったということで、かなり注目されていることが伺えました。  ここからちょっと本題に入りたいと思います。6月の議会の質問でも、災害ボランティアセンターの立ち上げシミュレーションを市と連携して行ってほしいといった内容の質問をしていきましたが、このシミュレーションは一度経験したからよいというわけではなくて、継続して定期的に年1回はやるべきと考えております。ボラセンのシミュレーションと避難訓練、避難所運営訓練と総合的に行うことを検討していただきたいんですが、その辺はいかがでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  災害ボランティアセンターは、富津市社会福祉協議会が運営主体となりますので、立ち上げ訓練を実施する場合は市といたしましても協力してまいります。避難訓練、避難所運営訓練等総合的に行う訓練につきましては、その手法を含め検討してまいりたいと考えます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) それでは別の質問をします。シミュレーションのほうは検討していただきたいと思います。  この御質問で防災のスペシャリストの養成、育成について質問しているんですが、ここから昨年の12月議会での質問にちょっと移らせていただきたいと思います。地域防災計画について触れた後に、地区防災計画を地域住民とつくり上げることで、自助、共助に必要な地域のきずなが強くなるということを私のほうで申し上げていました。  ちょっと時間足りなくなってきたので、この辺は軽く飛ばさせていただきまして、この災害のスペシャリストの職員の重要性、そして12月議会のほうで私が御質問しました地域防災マネジャー制度を利用して、退職自衛官を危機管理担当としての採用を検討したほうがよいのではないかという質問させていただいたんですが、当時の答弁ではスペシャリスト職員については考えていない、地域災害マネジャー制度については慎重に検討するといった答弁でございました。  退職自衛官を防災危機管理の部署ら採用している地域は年々ふえておりまして、近隣でも木更津市、君津で採用されております。木更津、君津においては、危機管理アドバイザーといたしまして木更津市在住の国崎信江さんも採用しておりまして、近年防災にかなり力を入れているとのことでございます。なぜこの防災危機管理監が退職自衛官が必要かといいますと、やはりいかなる場合でも対応できるように訓練されているということでお聞きしております。  今現在、このかずさ4市の中では木更津、君津だけですが、南房総地区では館山市も採用しているところでございますので、ぜひとも地域マネジャー制度を利用いたしまして、うちが利用することによりましてこの採用に関する報酬とかを半分は国のほうで補助していただけるということで、検討していただきたいと思います。その辺についてちょっとお答えをいただきたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  災害に対し、経験豊かで専門知識を持った方からアドバイスいただける体制は有益であると考えます。市長の指示のもと、今回の一連の災害での経験を踏まえ、地域防災マネジャーの採用に向け準備を進めているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  ぜひとも採用していただきたいと思います。  続きまして、12月議会の質問の中ではLPガス災害バルクというものがありまして、LPガスを使った備蓄タンクを使って発電設備を備えることによって災害に備えて、実際に非常に有効ではないかというふうに感じていたんですが、まずその有効性について再度お聞きしたいと思います。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  LPガス災害バルクは災害に強いシステムであることは認識しております。公共施設への導入については、今後調査研究してまいります。  以上です。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  またその災害バルクのほうを推進しています千葉県LPガス協会より、市のほうにLPガスの発電機を寄附していたのに全く利用されなかったというお話をお聞きしたんですが、実際その利用状況というのは把握していますでしょうか。 ○副議長(岩本朗君) 総務部長、白石久雄君。 ◎総務部長(白石久雄君) お答えいたします。  平成25年に御寄附いただいたLPガス発電機は、市民会館に配置しております。通常、自主避難所を開設する際は、各避難所に地元消防団が発電機と投光器を搬入し停電に備えております。今回の避難所開設時にも同様に搬入を行い、これを使用していたためこの本発電機は使用いたしませんでした。  以上でございます。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) 使用されなかったということで、せっかくあるものですから利用されればいいのになというふうに感じてお答えいただいたんですが、本当せっかくあるもんですから有効な利用を検討していただければと思います。  そして、最後の質問になりますけれども、こちらは市長への問いかけという形になります。市長にお伺いして終わりにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  まずは、このたびの台風災害を経験して私の感じたことをお話させていただきます。重複するところがあると思いますがお聞き願いたいと思います。  災害ボランティアセンターのサポートスタッフとして、社協職員と一緒に活動して学ばせていただいたことがあります。それは地域福祉の視点で考え、被災者に向き合うことの重要性でございます。  どういうことかと申しますと、災害ボランティアセンターでは要支援者を中心に困りごとの相談を受け、現地調査をした後にボランティアを派遣していましたが、ニーズの現地調査を行い依頼者とお話をして聞いておりますと、日ごろから地域とのつながりがあり、お互いが助け合い体制、地域コミュニティーがしっかりできてその輪の中に入っている方と、うまくその中に入ることができていない方で支援の格差ができてしまっているというふうに感じていました。  避難するにしても、足が不自由で長距離の移動が困難な方は、地域の助け合いがなければ避難することもできません。電気もつかない暗い家の中で、雨漏りを避けながらの生活で精神的に疲弊しまして、実際パニック障害とかになっている方もいらっしゃいました。  地域の助け合いで倒木の処理や屋根のブルーシートかけもできている、それでも間に合わないからボランティアにお願いして地区の全ての困りごとに対応できた地域の方と、声を上げることもできずにずっと我慢してどうにもならなくなって、ようやくボランティアに来てもらったらできた方、また本当に今の時期になって、11月末のことだったんですが、2カ月以上我慢しまして雨漏りで畳が腐り、布団はかびだらけ、押し入れをあけたら空が見える、そんなような環境でまだ過ごしている方がいました。なぜこういう方をもっと早く救うこができなかったのかと私は考え、感じました。  被害が大きいとされた天羽地区は、先ほど答弁でもありましたけれども社会福祉士、地域包括の方々の協力で要支援者を対象に延べ、先ほどちょっと人数違ったんですが300人規模のローラー作戦を行いまして、1戸1戸訪問して聞き取り調査をしていたということでございます。  大佐和地区、富津地区に関しましては、区長さんや民生委員の方々の協力をいただき調査をしましたが、それでもまだまだ隠れたニーズがあります。富津市災害ボランティアセンターでは、9月17日から11月10日までの55日間、延べ5,653人のボランティアに来ていただきました。これは県内ダントツでトップの人数です。これにはブルーシート展張ボランティアの人数は含まれていません。恐らく含めると7,000人、8,000人の規模になると思います。  また11月11日から富津市ふれあいセンターに移行しまして、復興に向けて11月30日までボランティアを募集し、一般ニーズ一旦はゼロにはなったんですが、また新しいニーズが上がってきて、今2件新しいニーズの現地調査をしているところでございます。  12月からは富津市福祉協議会福祉相談窓口にて困りごとの相談を受け、必要に応じてボランティア募集する体制となっております。12月に入ってからは新たに2件のニーズが上がってきており、先ほど、重複して済みません。ブルーシートに関しては強い風でめくれた、飛んだという相談、今後は重りの土のう袋やビニールひも、ブルーシート自体も劣化により屋根の修理が終わらない限りエンドレスでボランティアを派遣しなければなりません。  ブルーシートだけでなく、雨漏りで漏れた室内のかびの除去も今後の大きな課題です。かびは健康被害をもたらします。そこで市長にお願いなんですが、復興復旧の支援室あるところでございますけれども、お隣の鴨川市では台風被害復興室というのを新たに設置いたしまして、まだ声を上げられないでいる方を探すために市民の声を集める活動をするということです。  また、市と社協、災害支援団体との連携を進め、誰も取り残さないそのような支援をしていくということでございます。富津市でもそのような取り組みはできないでしょうか。社協だけでは限界があります。市と支援団体、地域が連携して市民を支え、住民自身も要支援者も支え合える関係づくりを構築していただきたい、私はそう思っておりますので御検討お願いします。御答弁お願いします。 ○副議長(岩本朗君) 市長、高橋恭市君。 ◎市長(高橋恭市君) お答えいたします。  本市におきましては、被災当初からそれぞれの部局の取り組みを支援者全員が情報として共有することで、市役所一丸となって対策に当たってまいりました。その間多くの関係機関の皆さんのお力添えがあったことは言うまでもありません。  今後の取り組みに関しましても、区長さんや民生委員、社会福祉協議会などそれぞれの関係機関としっかりと連携しながら、被災された皆さんに寄り添う形できちんと復興に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○副議長(岩本朗君) 4番、高木一彦君。 ◆4番(高木一彦君) ありがとうございます。  ぜひいろいろ取り組んでいただきたいと思います。これにて私の質問は終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○副議長(岩本朗君) 以上で高木一彦君の質問を終わります。           ────────────────────────                    散     会 ○副議長(岩本朗君) 以上をもちまして本日の日程は全て終了いたしました。次の本会議は12月6日午前9時30分から会議を開きますので、念のため申し添えます。  本日はこれにて散会といたします。                  午後4時20分 散会...