君津市議会 > 2020-02-10 >
02月18日-01号

  • "中学校歴史教科書採択"(1/1)
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  1. 君津市議会 2020-02-10
    02月18日-01号


    取得元: 君津市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-31
    令和 2年  3月 定例会(第1回)君津市告示第10号 令和2年第1回君津市議会定例会を次のとおり招集する。  令和2年2月10日                             君津市長  石井宏子                   記 1 日時  令和2年2月18日 午前10時 2 場所  君津市議会議事堂            第1回定例会会期日程                               (会期31日間)日次月日曜区分開議時刻摘要第1日2月18日火本会議午前10時開会 諸般の報告 会期の決定 会議録署名議員の指名 市長の施政方針 議案の上程(提案理由説明・補足説明) 議案の一部採決(議案第1号~2号) 一部議案の質疑、委員会付託 (議案第13号~17号) 陳情の上程 発議案の上程(提案理由説明・質疑・委員会付託省略・討論・採決)休会本会議終了後総務常任委員会 議会全員協議会室総務常任委員会終了経済環境常任委員会 議会全員協議会室第2日19日水休会午前10時教育福祉常任委員会 議会全員協議会室 一般質問通告受付開始(午後1時から)第3日20日木休会 一般質問通告受付終了(正午まで)第4日21日金休会 議案調査のため第5日22日土休会  第6日23日日休会  第7日24日月休会  第8日25日火本会議午前10時会議録署名議員の指名 委員長報告、質疑、討論、採決 (議案第13号~17号)休会本会議終了後議会運営委員会 議会第1委員会室第9日26日水休会 議案調査のため第10日27日木休会 議案調査のため第11日28日金休会 議案調査のため第12日29日土休会  第13日3月1日日休会  第14日2日月本会議午前10時会議録署名議員の指名 一般質問第15日3日火本会議午前10時会議録署名議員の指名 一般質問第16日4日水本会議午前10時会議録署名議員の指名 一般質問 議案に対する質疑 予算審査特別委員会の設置 議案及び陳情の委員会付託第17日5日木休会午後2時総務常任委員会 議会全員協議会室第18日6日金休会午後2時経済環境常任委員会 議会全員協議会室第19日7日土休会  第20日8日日休会  第21日9日月休会午後2時教育福祉常任委員会 議会全員協議会室第22日10日火休会 議案調査のため第23日11日水休会午前10時予算審査特別委員会 議会全員協議会室第24日12日木休会午前10時予算審査特別委員会 議会全員協議会室第25日13日金休会午前10時予算審査特別委員会 議会全員協議会室第26日14日土休会  第27日15日日休会  第28日16日月休会 議案調査のため第29日17日火休会 議案調査のため第30日18日水休会 議案調査のため第31日19日木本会議午後2時会議録署名議員の指名 委員長報告、質疑、討論、採決
    閉会            令和2年第1回君津市議会             定例会会議録(第1号)1.招集年月日  令和2年2月18日1.招集の場所  君津市議会議事堂1.開会の日時  令和2年2月18日 午前10時00分1.出席議員  22名       1番   鴇田 剛君         2番   宇野晋平君       3番   鈴木高大君         4番   村上幸人君       5番   高橋健治君         6番   石上 塁君       7番   松本裕次郎君        8番   佐藤葉子君       9番   野上慎治君        10番   奈良輪政五君      11番   船田兼司君        12番   橋本礼子君      13番   下田剣吾君        14番   保坂好一君      15番   高橋 明君        16番   須永和良君      17番   加藤喜代美君       18番   三浦道雄君      19番   小倉靖幸君        20番   三浦 章君      21番   磯貝 清君        22番   小林喜久男君1.欠席議員  なし1.地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         石井宏子君   代表監査委員     鴇田源一君                      選挙管理委員会   農業委員会会長    石橋定雄君              増田金治君                      委員長   教育長        山口喜弘君   総務部長       小礒勇二君   企画政策部長     安部吉司君   財政部長       荒井淳一君   市民環境部長     長坂精一朗君  保健福祉部長     茂田達也君   経済部長       河野孝夫君   建設部長       大橋英男君   教育部長       加藤美代子君  消防長        高橋広一君   総務部次長              財政部次長              錦織 弘君              和田祐一君   (事)総務課長            (事)財政課長   会計管理者              横倉 芳君   (事)会計課長1.職務のため出席した者の職氏名   事務局長       小石川 洋   次長         粕谷一男   主任主事       佐々木耕平--------------------------------------- △開会及び開議      令和2年2月18日午前10時00分 ○議長(鴇田剛君) おはようございます。 ただいまの出席議員は22名でございます。よって、定足数に達しておりますので、これより令和2年第1回君津市議会定例会を開会し、本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議長の報告 ○議長(鴇田剛君) 日程に入るに先立ちまして、諸般の報告をいたします。 地方自治法第121条の規定により、議長の出席要求に対する出席者は、お手元に配信してございます。 次に、令和2年1月19日付で市原市大坪、齋藤公彦氏から、次期中学校歴史教科書採択に関する陳情の提出があり、写しをお手元に配信してございます。 次に、本職の出席会議の一覧をお手元に配信してございます。 以上で、諸般の報告を終わります。--------------------------------------- △議案受理の報告 ○議長(鴇田剛君) 次に、本日市長より議案の送付があり、これを受理いたしました。 また、議会運営委員長、高橋明君から発議案第1号 防災対策基本条例等調査特別委員会の設置についてが、会議規則第14条第2項の規定により提出されましたので、併せてご報告いたします。 なお、それぞれの議案につきましては、お手元に配信してございます。--------------------------------------- (参照)                              君総第14号                              令和2年2月18日 君津市議会議長 鴇田 剛様                             君津市長  石井宏子               議案の送付について 令和2年第1回君津市議会定例会に付議する議案について、別添のとおり送付します。                   記 議案第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 議案第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて 議案第3号 君津市行政組織条例の一部を改正する条例の制定について 議案第4号 議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第7号 君津市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について 議案第8号 君津市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について 議案第9号 君津市小櫃川流域に係る水道水源の水質の保全に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第10号 君津市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 議案第11号 君津市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について 議案第12号 君津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第13号 令和元年度君津市一般会計補正予算(第10号) 議案第14号 令和元年度君津市国民健康保険特別会計補正予算(第2号) 議案第15号 令和元年度君津市聖地公園事業特別会計補正予算(第1号) 議案第16号 令和元年度君津市介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第17号 令和元年度君津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案第18号 令和2年度君津市一般会計予算 議案第19号 令和2年度君津市国民健康保険特別会計予算 議案第20号 令和2年度君津市聖地公園事業特別会計予算 議案第21号 令和2年度君津市農業集落排水事業特別会計予算 議案第22号 令和2年度君津市介護保険特別会計予算 議案第23号 令和2年度君津市後期高齢者医療特別会計予算 報告第1号 専決処分の報告について 報告第2号 専決処分の報告について 報告第3号 専決処分の報告について 報告第4号 専決処分の報告について 報告第5号 専決処分の報告について--------------------------------------- △議事日程の決定 ○議長(鴇田剛君) 次に、本日の日程につきましては、会議規則第20条の規定により、議長において定め、お手元に配信してございます。その順序に従いまして会議を進めてまいりますので、ご了承願います。--------------------------------------- (参照) 議事日程(第1号) 2月18日(火)午前10時開会・開議 日程第1 会期の決定 日程第2 会議録署名議員の指名 日程第3 施政方針 日程第4 議案第1号及び議案第2号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第5 議案第13号ないし議案第17号(提案理由説明、質疑、委員会付託) 日程第6 議案第3号ないし議案第12号及び議案第18号ないし議案第23号並びに報告第1号ないし報告第5号(提案理由説明、補足説明) 日程第7 陳情第2号 日程第8 発議案第1号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) 日程第9 休会について--------------------------------------- △日程第1 会期の決定 ○議長(鴇田剛君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。 今期定例会の会期は、去る2月10日の議会運営委員会において、本日から3月19日までの31日間と決定いたしました。 お諮りいたします。 会期につきましては、議会運営委員会の決定のとおり、本日から3月19日までの31日間といたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認めます。 よって、今期定例会の会期は、本日から3月19日までの31日間と決定いたしました。 なお、会期中の会議日程はお手元に配信してございます。--------------------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(鴇田剛君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第80条の規定により、議長において8番、佐藤葉子君、9番、野上慎治君、10番、奈良輪政五君を指名いたします。--------------------------------------- △日程第3 施政方針 ○議長(鴇田剛君) 日程第3、令和2年第1回定例会でございますので、市長の施政方針を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 皆様、おはようございます。 本日は、令和2年第1回君津市議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様にはご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 本定例会に提案いたします議案は、令和2年度の各会計予算案6件を含む23議案と報告5件でございます。よろしくご審議をいただきますよう、お願いを申し上げます。 次に、令和2年度の施政方針を申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様のご理解、ご協力をいただきたいと存じます。 私が市長に就任してから1年3か月、いよいよ今年、新たな総合計画の策定に着手いたします。総合計画は、君津が目指すべき将来像を明確にし、それを実現するために何を誰がいつするのか、総合的にまとめるものですけれども、その目的はより豊かな市民生活の実現にほかなりません。 少子高齢・人口減少の中にあっても光輝く地方都市として、君津を持続可能なまちにするには、「君津に住みたい」「君津に住んでよかった」「これからも君津に住み続けたい」と思っていただけるまちづくり、すなわち「市民満足度」の高いまちにしていくことが重要です。答えは市民の中にあるのです。 そのため、計画策定の過程において、市民の声を聴き「市民とともにつくる君津の未来」と言える総合計画にしてまいります。 就任から今日まで、折あるごとに現場に出向きお話をしてきましたが、これからの君津のまちづくりをテーマに、市民の皆様と対話を始められることに、胸躍る思いでおります。 「現場に出向いた」と申し上げましたが、昨年を振り返ると、最も市民の方々の声を伺ったのは、災害に関するものでした。いや、現在もなお、被災された方々の声や、次の台風に対する不安の声をはじめ、台風15号の対応に対するご指摘やアドバイス、次の災害に備えた協力の申出など、現在進行形で様々な声を伺っております。 さて、昨年を振り返りますと、米中の対立、香港デモ、中東情勢の緊張の高まり、また、世界的気候変動により大規模自然災害の発生など、不安定で予測し難い出来事が次々と起こりました。 令和2年度の国内経済の見通しは、昨年12月の内閣府の発表によりますと、同月5日に閣議決定した「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」を円滑かつ着実に実施するなど、各種政策の効果も相まって、雇用、所得環境の改善が続き、経済の好循環が進展する中で、内需を中心とした景気回復が見込まれ、実質GDP成長率1.4%程度、名目GDP成長率は2.1%程度が見込まれるとされておりました。 しかしながら、2月17日に内閣府の発表した昨年10月から12月期のGDPの速報値においては、消費増税や大型台風の影響により、内需の柱である個人消費の落ち込みに加え、自動車や機械などの輸出低迷も続き、5四半期ぶりのマイナス成長となっております。 さらに、中国経済の減速や新型コロナウイルス感染拡大により、世界的な規模で経済活動の停滞を招いており、先行き不透明な状況にあります。 一方、本市に目を向けますと、経済の牽引役でもあります鉄鋼大手企業が、2月7日に組織の再編等について発表されましたが、その内容は一部の製鉄所の廃止を含むなど、大変厳しいものとなっております。今後の動向を注視するとともに、これまで以上に連携を強化していかなければなりません。 気候変動を実感した台風15号の到来により、君津のまちづくりの前提が大きく変わりました。降水量、風速、土砂崩れの危険など、これまでの防災計画では対応し切れない規模の災害が起こり得る状況となったのです。 言うまでもなく、市民の豊かな生活は、安全・安心の上に築かれます。台風15号、そして、その後の一連の災害は、まちづくりや災害時の対応など、君津の課題を浮き彫りにしました。 現在、復旧・復興に取り組んでおりますが、もとの君津に戻すのでは不十分なことは明らかです。現在の気象実態に適合した大規模災害に強い君津、新しい君津をつくらなければなりません。そのためにも総合計画を1年前倒しし、折しも市制施行50周年の令和3年度に策定をし、令和2年度からスタートする第2期君津市「まち・ひと・しごと創生」総合戦略、今後策定する国土強靭化地域計画と一体化させ、強い君津を築いてまいります。 私は、就任後から積極的にシティプロモーション及び情報発信に取り組むことにより、PR活動を強化してまいりました。その結果、就任前との比較で、ふるさと納税は6倍に増え、メディアに取り上げられる機会も増えております。 台風15号に続く災害は、君津の基幹産業である農業に28億2,000万円もの被害をもたらしました。また、観光においても、入り込み客数が前年対比で21万人減となるなど、市内経済に多大な影響を及ぼしました。 地域経済の立て直しという大きな課題を前に、ひるみ、機能停止している時間はありません。第3次まちづくり実施計画や第2期君津市「まち・ひと・しごと創生」総合戦略で計画的な振興を図りながらも、今できることから、どんどん実行する、発信する、推進する、そんな「勢い」が大事なのだと実感しております。 君津は、もっと元気になります。君津という土地、人、産業には、その力があるのです。それを確信しつつ、今年度を「この年があったから君津は災害に強いまちになった」「子育てしやすいまちになった」「安心して暮らせるまちになった」「元気に輝く地方都市になれた」、そんな意味のある年にする決意であります。 市政運営へのご理解・ご協力をよろしくお願いいたします。 それでは、次に、私の新年度に向けた市政運営の基本的な考えについて申し上げます。 市政運営の指針となるまちづくり実施計画については、平成25年度から令和4年度までの10年間に、まちづくり構想で定める将来都市像の実現に向け、各種施策に取り組むためのもので、昨年7月に総合計画の総仕上げとなる令和4年度までを計画期間として、第3次まちづくり実施計画を5つの基本目標と5つの重点施策を掲げ、策定したところであります。 本計画は、次期「まち・ひと・しごと創生」総合戦略、公共施設の再編に向けた個別施設計画の策定など、状況の変化により計画内容に大きく影響を及ぼすことが予想されるため、計画内容を毎年度見直すなど、弾力的に推進することとしております。 このような中、さきの台風15号などにより、本市は甚大な被害を受け、早期の復旧・復興や真に災害に強いまちづくりに取り組む必要に迫られました。このことから私は、本計画の重点施策に新たに「災害からの復旧・復興及び災害に強いまちづくり」を加え、最優先で取り組むことといたしました。 これにより「災害からの早期の復旧・復興及び真に災害に強いまちづくりに取り組みます」「転入促進と転出抑制で人口減少に歯止めをかけます」「君津の水と緑を生かしたまちづくりを推進します」「子育て支援を充実させ、「君津で産んでよかった」と言われるまちを目指します」「教育環境を充実させ、幾つでも誰でも何度でも学びなおしを支援します」及び「老朽化が進む公共施設の質・量・財政負担の最適化を図ります」の6つを重点施策として掲げ、まちづくりに取り組んでまいります。 まず、1つ目として、災害からの早期の復旧・復興及び真に災害に強いまちづくりに取り組みます。 今回の災害では、観測史上最大となる暴風等により、住宅、農業施設、事業所などに大きな爪痕を残しました。まずは、被災された方々への支援を最優先に取り組んでまいります。 また、災害状況や災害対応を検証の上、教訓や課題を整理し、最新の国や県の計画との整合を考慮しながら、地域防災計画の見直しを図るとともに、地域が直面する大規模自然災害のリスク等を踏まえ、地域の強靭化を総合的かつ計画的に推進するため、国土強靭化地域計画を新たに策定してまいります。 併せて、災害対策本部設置運営訓練避難所開設訓練等の実施、災害に係る職員研修の充実などにより、職員の防災意識の向上を図り、全庁を挙げての、より強固な防災体制の構築を進めてまいります。 今回の災害の特徴として、倒木等により電柱や電線が損壊し、大規模停電が発生して、完全復旧までには15日間という長い時間を要しました。加えて、停電に伴う断水や通信障害などが発生し、市民生活や経済へ多大な影響を及ぼしました。 これらを教訓に、倒木等による交通の遮断、電柱や電線の損壊を未然に防止するため、森林環境譲与税を活用し、道路沿いの森林整備をするための調査を行ってまいります。 また、プラグインハイブリッド車や電気自動車、発電機、蓄電池の配備を進めるとともに、電動車両の製造業者等と災害時の支援協定の締結を進めることなどにより、停電時の電源確保の強化を図ってまいります。 加えて、応急給水活動を迅速かつ、きめ細やかに行うため、かずさ水道広域連合企業団との緊密な連携を図るとともに、市でも一定数の給水槽を確保し災害に備えます。 長引く停電に伴う断水により、飲料水や生活用水の確保が深刻な問題となり、自衛隊をはじめ、災害応援協定締結自治体などから給水車の派遣、また、多くの団体や個人から飲料水・食料品等の物資など、数多くの支援とともに、市内外から多数の災害ボランティアの方が応援に駆けつけていただきました。 また、衛生的で、かつプライバシーを確保できるトイレトレーラーが他県の自治体から3台も応援に来ていただき、市民の方から大変喜ばれました。 私は、これらのことに対しては、ただただ頭が下がる思いで、感謝するばかりでございます。 このように全国からたくさんの応援・支援をいただいたことを受け、本市もこのトイレトレーラーを、クラウドファンディングを活用して購入の上、災害時にはトイレ不足の解消を図るとともに、全国の被災地へ派遣することで、少しでもこのご恩に報い、自治体間の連携・協力のネットワークの拡充につなげてまいります。 なお、平常時には防災訓練等で市民の防災意識の高揚を図り、市主催のイベントなどにも臨時のトイレとして活用してまいります。 台風19号の際には、1,800人を超える多くの方が避難所に避難されました。その際の課題であった避難所の環境整備についても、バリアフリー化や要配慮者用トイレ等の資機材の配備のほか、災害備蓄品の購入も計画的に進めてまいります。併せて、避難所の一つである上総小櫃中学校屋内運動場の整備に当たり、太陽光発電設備の設置を含めた実施設計を行ってまいります。 災害時の重要な広報手段であります防災行政無線については、最終年度となるデジタル化工事を進めるとともに、中継局の電源対策を講じることにより、伝達力の維持・強化を図ります。さらに、避難所や福祉避難所等にデジタル用の戸別受信機の配備を進めてまいります。 東日本大震災において、自助・共助及び公助が連携することによって、大規模広域災害等の災害対策がうまく働くことが強く認識されました。今回の災害で、自助や共助の重要性を再認識された市民も多いと思います。これを好機と捉え、自主防災組織の設置を支援するとともに、全市一斉の市民参加型の防災訓練を実施し、防災意識の高揚を図ってまいります。 それと並行して、共助の気運をより醸成するため、居住地区の住民や事業者が共同して行う自発的な防災活動に係る計画、いわゆる「地区防災計画」の策定に向け、その手引きの作成やワークショップの開催等を行い、取り組みを始めるきっかけをつくってまいります。 昨年の災害において、大変大きな役割を果たした消防団につきましては、消防団運営交付金の交付を行うほか、活動用資器材を充実させ、消防団活動の充実強化を図るとともに、消防団応援の店事業を広く啓発し、処遇の改善と団員の加入促進に努めてまいります。 また、常備消防につきましては、職員の安全管理を徹底しつつ、複雑・多様化する災害における人命救助を的確に実施するための救助工作車を更新し、消防力の充実強化を図ってまいります。 2つ目として、転入促進と転出抑制で人口減少に歯止めをかけてまいります。 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、本市の人口は令和7年に約7万8,000人、令和27年に約5万9,000人、令和42年には約4万5,000人まで減少すると予測されております。人口はまちのにぎわいや活力を創出するための基盤となるものであり、特に生産年齢人口の流出が続くと、まちの活力や税収の低下、消費の減少を招き、今後のまちづくりに大きな影響を及ぼします。 このため転入促進と転出抑制により、人口減少に歯止めをかけられるよう、各種施策のより一層の充実を図るとともに、施策横断的な取り組みを推進してまいります。 定住を促進する上で、働く場、住居、通勤通学等の交通の利便性の確保は重要であります。 働く場の確保につきましては、都心からの良好なアクセス環境など、本市の魅力発信を積極的に行うこと、企業誘致条例に基づく奨励金の交付等により、新たな企業立地を推進し、市民の雇用促進に努めてまいります。 また、企業誘致条例の改正も視野に入れながら、地域の商工業振興の促進により地域の活性化を図るとともに、雇用の場確保のため産業施策推進体制の強化を図ってまいります。 さらに、君津版ハローワークにより、求職活動の利便性を向上させるほか、就労意欲はあるものの、就業に結びつかない方を支援するとともに、市内就業機会の拡大に努めてまいります。 空き家及び中古住宅を利活用し、市内の空き家を取得した方に対し、その費用の一部を補助する制度を創設するとともに、空き家バンク制度の充実を図ることで、空き家の利用を希望する方とのマッチングを強化してまいります。 交通利便性の向上に向けて、地域公共交通網形成計画に基づき、公共交通の利便性向上及び利用促進を図るとともに、交通空白地域の解消等を目的に、引き続き、コミュニティバス及びデマンドタクシーを運行し、併せて地域の実情に即した住民との協働による交通の構築につきまして、引き続き検討してまいります。 また、沿線市、千葉県、JR東日本千葉支社とともに、JR久留里線活性化協議会を立ち上げ、地域団体等とも連携しながら、久留里線の利便性向上と利用促進及び沿線地域の活性化に向け、取り組んでまいります。 バス路線につきましては、引き続き新規路線の開設に向け、事業者へ働きかけを行ってまいります。さらに、進学時に市外への転出者が多いことから、高速バスで通学する学生の定期券代を補助する制度を創設し、自宅から通学手段の選択肢を増やすことにより、進学時の転出を抑制し定住促進を図ります。 3つ目として、君津の水と緑を生かしたまちづくりを推進します。 本市は都心から僅か1時間という距離にありながら、水と緑に恵まれた豊かな自然が残るまちであります。四季折々に姿を変える亀山湖や、県内で唯一「平成の名水百選」に選ばれた久留里の名水、SNSで話題となった清水渓流広場など、豊かな水と自然は貴重な観光資源にもなっています。 緑豊かな山あいを水源とする小櫃川と小糸川流域には、優良な農地が広がっております。また、良質な水が豊富に湧き出ていることから、水生カラーの栽培は日本3大産地の一つに数えられています。 一方、地下水汚染などの環境問題が一部の地域で発生しているほか、産業廃棄物最終処分場などによる環境への影響も懸念されます。本市の豊かな水と自然は、将来にわたって保全しなければならない貴重な財産であります。そのため、環境基準や環境法令等の規制基準に適合しているか把握するための河川、湖沼、海域の水質調査や、臨海地域の工場、廃棄物最終処分場などの立入調査を行うとともに、廃棄物の不法投棄を防止するためのパトロールや監視カメラの設置などを継続的に行ってまいります。 そして、豊かな水と自然を活用した地域活性化を図るとともに、この君津の貴重な財産を後世に引き継いでまいります。 本市を訪れる観光客数は、観光バスの立ち寄りが増加していることなどから、年々増加しておりましたが、平成29年以降は減少傾向にあります。今後、観光客を増加させ、さらなる交流人口を獲得するためには、本市の魅力を効果的に伝えるための情報発信の強化や、おもてなし目線での環境整備などを進めていく必要があります。 「首都圏でありながら豊かな自然や歴史・文化を気軽に楽しめるまち」をブランドイメージとし、観光資源の保全・活用を図るとともに、グリーンツーリズムをはじめとした君津らしさを活かした観光振興を推進するなど、本市の観光資源を広くPRし、知名度アップ及び集客力向上を図ってまいります。 本市における地方創生の取組として、郡ダム湖面を水上スキー競技に活用することで、学生を中心としたスポーツ活動や地域住民との交流、交流人口、関係人口の増加による地域活性化の契機になるものと考えております。引き続き、水上スキー場としての適性や課題を検証するために実証実験を実施し、その結果を基に千葉県や地元住民、水上スキー関係団体等と協議を進めてまいります。 本市は、内陸部を中心に肥沃で優良な農地が広がりを見せ、稲作をはじめとする様々な農産物が生産されておりますが、農業従事者の高齢化などによる担い手不足や農地の保全が大きな課題となっております。 認定農業者の経営改善や規模拡大の支援はもとより、新規就農者の農業技術の習得、資金調達や農地の確保などの支援を行うほか、農地集積に取り組む地域において、話合いを基本とし、地域の実情に応じた農地の集積・集約化を図るなど、担い手の育成と収益性の高い農業を推進してまいります。 ほ場整備等に伴う農業用施設の老朽化が著しく、農業者負担が増加しております。農業者等が共同で行う農村集落の環境保全の向上活動及び土地改良施設の長寿命化のための補修・更新を行う組織を支援してまいります。 本市の有害鳥獣被害は依然として多大であり、農業者の生産意欲の低下や耕作放棄地発生の一因となり、捕獲従事者の高齢化や担い手不足も課題となっております。このため、鳥獣捕獲の新たな担い手を確保するための狩猟免許取得の支援や、侵入防止柵による被害防止対策に地域ぐるみで取り組むことで、農業者の営農意欲の向上を図ってまいります。 また、農産物のブランド化と市内外への普及促進に向け、新たな商品開発や販売体制の改善、特産品のPR等の支援を通じ、地域ブランド力や、その発信力の強化を図ります。 さらに、新たな品種も開発されたカラーやイチゴなどの生産拡大の施設整備、販売促進等の取り組みを支援するとともに、本市の特色となる新品目の導入や6次産業化にチャレンジする農業者を支援いたします。 本市の「ふるさときみつ応援寄附金」は、令和元年度6億円を超える見込みであり、前年度より大幅に増加しております。寄附をされた多くの市外の方々に対し、地元特産品等の返礼品を贈呈することにより、本市をPRするとともに、地域経済の活性化を図ってまいります。 4つ目として、子育て支援を充実させ、君津で産んでよかったと言われるまちを目指します。 全ての個人や団体が、君津の宝であり、日本の宝である子どもたちの成長に関わり、地域全体でつながり、子育てをする社会の構築に向けて取り組む必要があると考えております。就業・育児形態の多様化、幼児教育・保育の無償化の影響により、子育てと仕事を両立するための保育ニーズはさらに増大することから、妊娠・出産・子育てにおける切れ目のない支援を行い、誰もが安心して出産・子育てができる環境を整えてまいります。 将来にわたって良質な保育の提供を安定的に行うことは、若い世代や女性の定住を促す上で重要なことであります。令和2年度には、新たに民間による保育園3園と小規模保育園1園が開園することから、これらの園と連携を密にし、増大・多様化する保育ニーズに柔軟かつ迅速に応えてまいります。 また、喫緊の課題である保育園の老朽化対策及び待機児童のさらなる解消に向け、民間活力を積極的に導入した整備や、空き公共施設の有効活用・複合化など、より効果的な保育環境整備を進め、公立保育園と私立保育園のバランスを取り、それぞれの役割を最大限に活かした魅力ある保育園づくりに取り組んでまいります。 さらに、中学校3年生までを対象に医療費を助成し、子育て世代への経済的負担の軽減を図るとともに、第3子以上の出産に子だから祝金を支給するなど、子育て家庭への各種支援を引き続き行ってまいります。 核家族化が進展する中で、子育ての孤立感、負担感の解消に対する支援も必要であります。地域子育て支援拠点事業により、子育て家庭の交流促進や育児相談等を行うとともに、子育て世代包括支援センター「つみき」を通じて、保健師や助産師等が専門的見地からの相談・支援を行うことにより、妊娠期から子育て期にわたる母子保健や育児に関する悩みに対応するなど、切れ目のない支援体制の充実を図ってまいります。 また、病中または病気の回復期にある児童を専用施設で一時的に保育する病児・病後児保育や、産後に育児支援が得られない方、自身の体調や子育てに不安のある母子を対象に、産後ケアサービスを提供してまいります。 さらに、君津市子どもを守る地域ネットワークの会議の各種団体等の連携を強化しながら、児童虐待の早期発見、早期対応に努めるなど、DVに関する相談・支援体制を強化いたします。 学校においては、虐待に対し、日頃から児童、生徒の状況把握に努め、虐待を発見した場合や疑いのある場合は、関係機関と連携し、児童、生徒の安全を守ってまいります。 子育て世代が安心して働くためには、放課後の子どもの居場所づくりも不可欠です。放課後の子どもの居場所を確保するため、放課後児童クラブ運営に対する補助事業の充実により、居場所の確保に努めるとともに、生活困窮家庭等の子どもに対し、学習支援等を行ってまいります。 地域で安心して子育てできるまちは、同時に高齢者、障がい者も見守られながら、住み慣れた場所でいきいきと生活する仕組みが整えられるまちであります。共に君津に住み続けたいと思うまちを目指し、全ての人にとって暮らしやすい地域共生社会の実現に向けて取り組んでまいります。 5つ目として、教育環境を充実させ、いくつでも誰でも何度でも、学びなおしを支援します。 学校は、社会的自立の基礎、社会の形成者としての基本的な資質を養う場であり、児童、生徒が豊かな人生を送ることができるよう、活力ある魅力的な学校づくりを推進することが重要であります。急速な少子化に伴い、児童、生徒数の減少や学校の小規模化が進行しており、一人ひとりへのきめ細かな対応が可能となる一方、集団生活の中で多様な考えに触れ、認め合い、協力し合い、切磋琢磨することにより社会性や規範意識を育む機会が減っております。 このため、一定規模の児童、生徒数の確保など、「子どもたちにとって、よりよい教育環境」を目指し、活力のある魅力的な学校づくりを推進しております。学校の適正規模、適正配置及び時代の変化や地域の特性を見据えた新しいタイプの学校への転換などを視野に入れ、「地域とともにある学校づくり」の視点で学校再編を進めており、君津地区を対象とする学校再編第2次実施プログラムが、教育委員会において決定いたしました。 第1次実施プログラムも順調に進ちょくしており、令和2年度には清和小学校と上総小櫃中学校が、令和3年度には新しい小糸小学校と上総小学校が開校いたします。現在、着実にその準備を進めているところであります。 学校施設は、子どもたちが一日の大半を過ごす学習、生活等の場であるとともに、さきの災害時においても、地域住民の避難場所として大きな役割を果たしており、その安全性の確保は極めて重要であると考えております。 本市の学校施設の多くは、昭和40年代から50年代に建築されており、老朽化に伴う更新時期を迎えておりますが、単に老朽化対策を行うだけでなく、防災機能の強化という視点からも計画的に実施する必要があると考えております。 令和2年度は、上総小櫃中学校の老朽化した屋内運動場の更新に合わせて、太陽光発電設備の設置を計画するほか、周南中学校トイレの改修や施設の長寿命化及び非構造部材の耐震化を目的とした周西南中学校の屋内運動場の改修など、本市学校施設の個別施設計画に基づき、計画的な施設整備を行ってまいります。 私は、経済的理由により修学を諦めることは、非常に残念に思うところであります。誰もが安心して学べる機会をつくるため、奨学金貸付制度につきまして、引き続き、周知を行い、利用の促進を図ってまいります。 学校は、「魅力ある、分かる授業」づくりの実現を目指しております。児童、生徒の学習意欲と学力の向上、学習習慣の定着に向けた取組を進めるとともに、体験的な学習の推進と言語活動の充実を図り、「更なる生きる力」につながる確かな学力を身につけた「君津っ子」に育てるなど、新しい時代に必要となる資質、能力の育成に努めてまいります。そのための取組として、グローバル化に対応できる力を育むため、外国語活動や英語教育を推進する必要から、外国人英語指導助手を各学校へ配置いたします。 また、児童、生徒、一人ひとりの教育的ニーズに応じたきめ細やかな指導を行うため、生活体験指導員の配置を一層推進いたします。 いじめは児童、生徒の尊厳を奪い、心身の健全な成長及び人格に重大な影響を与え、生命や身体に重大な危険を生じさせます。そこで、子どもたちが安心して学校生活を送ることができる環境を整え、いじめの防止、虐待の早期発見、早期対応、長期欠席率の解消に向けた取組を継続することが重要であります。 本市においても、いじめ防止対策推進条例を制定し、市の責務や講じるべき施策を明らかにしました。この条例に基づき策定した、本市のいじめ防止基本方針を広く周知し、いじめの防止に向けた対策を総合的かつ効果的に推進してまいります。 生涯学習につきましては、公民館や図書館活用の推進、青少年健全育成支援などを通じ、市民一人ひとりが学び、活動できる環境づくりや、いきいきとした地域コミュニティづくりを図ってまいります。 図書館では、市民の「知の拠点」として、広い市域の中で誰でも必要な資料や情報を入手できるよう、中央図書館、分室及び移動図書館車によるサービスを行い、市民ニーズに応じた電子情報を含む多様な資料や情報を収集、保存、活用し、市民の自発的な課題解決の支援を図ってまいります。 文化の振興には、地域固有の個性豊かな伝統芸能や歴史的な文化遺産、豊かな自然を保存、活用し、次世代へ継承していく取組や、芸術文化活動の鑑賞、参加の機会の創出が重要であります。しかしながら、人口減少、高齢者化が進む中、文化財の所有者、管理団体による維持、補修が困難になっていることや、地域の伝統芸能の後継者不足が課題となっております。 そこで、後継者の育成活動等を支援し、また、地域住民と連携し、文化財や伝統芸能等の保存、活用を進めることで、地域の魅力を創出し、地域の交流を活性化するとともに、文化資源、観光資源として活用を推進してまいります。 また、令和2年度は君津市民文化ホール開館30周年の年です。記念事業等を開催し、優れた多彩な芸術文化に接する機会を多くの市民に提供してまいります。 最後に、6つ目として、老朽化が進む公共施設の質・量・財政負担の最適化を図ります。 少子高齢化、人口減少の進展に伴う税収の伸び悩みや扶助費の増加は、財政の硬直化を招くなど、財政運営上、大きな課題であります。このような中、持続可能な行財政基盤を構築するため、事務事業の見直し、内部管理経費の縮減、受益者負担の適正化など、経営改革に取り組んでまいりました。その結果、平成24年度に98.2%であった経常収支比率が平成30年度は90.1%と改善いたしました。 しかしながら、本市の公共建築物の建築年度は昭和40年代に集中しており、今後、一斉に大規模改修や建て替えのときを迎え、多額の費用が見込まれるなど、財政の硬直化を防ぐ上で喫緊の課題であり、これにスピード感を持って取り組まなければなりません。 そこで、第2次君津市経営改革大綱においても、「ファシリティマネジメントの強力な推進」を掲げております。私は、ファシリティマネジメントの推進は、財政上の問題のみならず、安全・安心な公共施設等を将来世代に引き継ぐなど、今後のまちづくりを考える上で重要なことであると考えております。まちの拠点づくりを視野に入れた再配置、新たな価値を創造する施設の統廃合を進めなければなりません。 まずは、市民との対話等を通して、地域の実情や市民ニーズの変化を的確に捉え、複合化、統廃合などの集中的に取り組んでまいります。そのために「君津まちづくりプロジェクト」で得られる意見を参考として、公共施設の再配置に係る全体的な方針を定め、個別施設計画の策定を進めるとともに、公共施設の再配置を地区別に考えていくワークショップ形式の会議を開催し、公共施設再配置プランを策定してまいります。 また、昭和51年の完成以来、43年が経過している本庁舎は、災害対策本部設置場所としての耐震性能不足や設備の老朽化が課題となっているため、市民、外部有識者等の意見を踏まえて、整備方針の策定を進めてまいります。 今後も持続可能な行財政運営の確立を図るため、限りある経営資源を最大限に活用しながら、公共施設等の見直しを強力に推進し、公共施設の質・量・財政負担の最適化を図ってまいります。 以上、令和2年度の市政運営について、6つの重点施策の項目ごとに私の考えを申し述べさせていただきました。特に本市にとって喫緊の課題であります公共施設の質・量・財政負担の最適化を迅速に推進するとともに、安全・安心な市民生活を確保するため、令和元年9月、10月の一連の災害を教訓とした災害に強いまちをつくり、また、地域経済を活性化し、将来にわたり活気あふれるまちとしていくために、市役所の組織、機構を強化いたします。 また、第2次君津市経営改革大綱を策定し、「将来を見据えた行財政運営の確立、推進」「ファシリティマネジメントの強力な推進」及び「市民の視点に立った市政運営」の3つを方策と定め、不断の経営改革を強力に推進し、改革、計画、予算の連動を図り、本市の最上位計画である君津市総合計画の実効性を高めてまいります。 続きまして、予算案の概要について申し上げます。 令和2年度の国の予算は、消費税増収分を活用した社会保障の充実、総合経済対策の着実な実行、歳出改革の取り組みの継続により、経済再生と財政健全化の両立を実現する予算として編成されました。このように編成された一般会計の予算規模は102兆6,580億円、前年度比1.2%の増となっております。 地方財政計画における通常収支分については、地方団体が人づくり革命の実現や地方創生の推進、地域社会の維持、再生、防災、減災対策等に取り組みつつ、安定的に財政運営を行うことができるよう、地方交付税等の一般財源総額を確保し、歳入歳出規模は90兆7,400億円程度、前年度比1.3%増の見込みとなりました。 また、千葉県の一般会計予算規模は1兆8,194億8,500万円で、前年度比3.3%の増となっております。 本市の経済状況は、根幹となる市税収入において、鉄鋼関連企業の設備投資による固定資産税などで増加が見込まれるものの、国内外の情勢による動きや企業の合理化など、今後の鉄鋼関連企業の動向により大きな影響を受けることから、先行きは不透明な状況にあります。 歳出においては、令和元年台風15号をはじめとした一連の災害復旧などにより、多くの費用を要することとなり、加えて、少子高齢化に伴う扶助費の増加、道路、トンネルなど社会インフラの長寿命化対策など、今後も財政需要は増加する傾向にあることから、歳入歳出ともに様々な状況を注視しつつ、引き続き、健全な財政運営に努める必要があります。 こうした中、令和2年度一般会計予算は、一連の災害からの復旧、復興を切れ目なく行う一方で、この災害を教訓に真に災害に強いまちづくりを推進するため、第3次まちづくり実施計画に掲げる重点施策にこれを加え、着実に実行するための予算としました。 歳入については、固定資産税の増加を見込んだ市税のほか、ふるさときみつ応援寄附金の増加などにより財源を確保いたしました。 一日も早い被災者の生活再建のため、被災住宅への支援や損壊家屋の撤去など、令和元年度の補正予算を繰り越し、一体として早期の復旧、復興を目指します。 災害に強いまちづくりへの取組は、引き続き、デジタル防災行政無線施設の整備を進めるとともに、各避難所への戸別受信機の配備などにより、正確な災害情報の伝達に努め、地区防災計画の策定、災害時の電源確保のためのプラグインハイブリッド車、電気自動車の購入、また、クラウドファンディングを活用したトイレトレーラーの配備など、災害への対策強化を図ります。 転入促進と転出抑制の面では、中古住宅取得補助事業及び高速バス通学支援事業を新規事業として計上、就業への支援では、新たに君津版ハローワークを開設、子育て支援では中学3年生までの医療費の保険診療分の全額補助を継続、新たに開園する民間保育園に対しても、運営費の補助等を行うことで、待機児童の解消を図ります。 教育環境の整備では、統合に伴うスクールバスの運行などを行うほか、国の交付金などを積極的に活用するため、新たに統合する上総小学校の整備や周西南中学校屋内運動場の改修、周南中学校のトイレ改修については、令和元年度の補正予算において前倒しで計上し、令和2年度に繰り越して実施する予定です。 そのほか衛生センターの整備、橋梁の長寿命化など、市民生活に直結したインフラの整備を進めるなど、市民福祉の向上のため幅広い事業の展開を図ることから、平成30年度に次ぎ、市制施行以来、過去2番目の予算規模である316億1,000万円となりました。 また、特別会計については、予算規模174億円で前年度比2.6%の増となっておりますが、主に介護保険特別会計において、要介護認定者等が増加したことによるものです。 一般会計と特別会計を合わせた予算規模は490億1,000万円で、前年度比1.6%の増となり、一般会計における市民1人当たりの予算額は37万7,000円となります。 最後になりますが、被災後、君津高校書道部が贈ってくれた書には、力強い気迫に満ちた筆遣いで「絆ぐ」とありました。今年はオリンピック・パラリンピックイヤーです。君津ゆかりの選手の活躍も期待されていますし、君津にも聖火リレーがやってきます。オリンピックの聖火リレーが始まったのは、1936年に開催された第11回ベルリン大会からだそうです。以来、大会のたびにつながれてきたオリンピック・パラリンピックの精神が、この聖火に込められております。 さらに遡れば、1896年開催の第1回アテネ大会から第32回となる東京大会まで124年の間、スポーツを通した人間育成と世界平和という目的がつながれてきました。この精神が聖火リレーや競技に触れた市民の皆さん、特に次世代を担う子どもたちの心に残り、語る継がれる君津の歴史となることを願っております。 次世代につなぐものは、有形と無形のものがあります。無形のものはいつまでも世代を超えてつなぐことができます。それを昨年の被災時に、不自由な生活の中で互いに助け合う市民の姿に教えられました。この温かい君津の市民力こそ、未来への希望です。 被災経験を次の備えにつなぐのはもちろんですが、少子高齢化、人口減少、経済停滞などの状況にあるまちをいかに明日につなぐかは、日本の地方都市全てに問われる課題です。総合計画に市民の知恵を結集し、「希望に満ちた君津の未来」をともに描きつくってまいりましょう。 市議会をはじめ、関係機関のご理解と市民の皆様のご支援、ご協力を心からお願い申し上げまして、令和2年度の施政方針といたします。ありがとうございました。 ○議長(鴇田剛君) 以上で、市長の施政方針を終わります。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前10時56分--------------------------------------- △再開宣告 午前11時10分 ○議長(鴇田剛君) 再開いたします。--------------------------------------- △日程第4 議案第1号及び議案第2号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第4、議案第1号及び議案第2号を一括議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第1号及び議案第2号を一括して提案理由の説明を申し上げます。 本2議案は、人権擁護委員の推薦につき、意見を求めることについて、人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものでございます。 議案第1号は、令和2年6月30日をもって任期満了となります人権擁護委員の長嶋孝志氏を再度、人権擁護委員候補者として推薦しようとするものでございます。 長嶋氏は人格高潔にして識見豊かであり、平成26年7月1日に人権擁護委員に委嘱されて以来、人権全般にわたり、その豊富な知識と経験を活かし、地域住民のために熱心に活躍されており、本市の人権擁護委員として適任者であると考えます。 議案第2号は、同じく令和2年6月30日をもって任期満了となります人権擁護委員の齊藤ひさ惠氏の後任として、鈴木美幸氏を人権擁護委員候補者として推薦しようとするものでございます。 鈴木氏は、人格高潔にして識見豊かであり、長年にわたる教育行政に携わり、その豊富な知識や経験から広く社会の実情に通じ、人権に係る造詣も深く、本市の人権擁護委員として適任者であると考えます。 以上、議案第1号及び議案第2号を一括して提案理由の説明を申し上げました。 よろしくご審議いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております議案第1号及び議案第2号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第1号及び議案第2号については、人事案件でございますので、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、議案第1号及び議案第2号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 討論もないようでございますので、議案に対する討論は終結し、採決いたします。 議案第1号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。 議案第2号 人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについて、原案のとおり同意することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり同意することに決定いたしました。--------------------------------------- △日程第5 議案第13号ないし議案第17号(提案理由説明、質疑、委員会付託) ○議長(鴇田剛君) 日程第5、議案第13号ないし議案第17号を一括議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第13号から議案第17号までを一括して提案理由の説明を申し上げます。 議案第13号 令和元年度君津市一般会計補正予算(第10号)。 本議案は、国の交付金などを活用して前倒しで行う学校施設の整備費や道路改修費、また、令和元年台風15号などにより被災した損壊家屋の撤去費の増加などを計上したもので、歳入歳出それぞれ10億1,964万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を374億5,595万2,000円とするものでございます。 主な内容について申し上げますと、総務費につきましては、国土強靭化地域計画の策定や償却資産の修正申告に伴う還付金などにより1億1,978万2,000円を増額するものでございます。 民生費につきましては、被災住宅応急修理の申請件数の減が見込まれることなどから、6,705万9,000円を減額するものでございます。 衛生費につきましては、令和元年台風15号などにより被災した損壊家屋の撤去件数の増加が見込まれることなどから、3億9,871万6,000円を増額するものでございます。 農林水産業費につきましては、国庫事業を活用した農業の担い手に対する農業用機械導入の補助金などで595万8,000円を増額するものでございます。 商工費につきましては、国からの交付金により実施するプレミアム付商品券の事業費が当初の見込みより減となったことなどから、1億589万2,000円を減額するものでございます。 土木費につきましては、国の補正予算に伴う補助金を活用し、前倒しで道路整備を行うことなどから、8,107万9,000円を増額するものでございます。 教育費につきましては、国の交付金を活用し、前倒しで学校施設の整備を行うことなどから、5億1,476万円を増額するものでございます。 災害復旧費につきましては、道路の災害復旧費などで1億5,464万8,000円を増額するものでございます。 公債費につきましては、市債の借り入れ利率が確定したことなどにより、6,415万7,000円を減額するものでございます。 これらの財源につきましては、国庫支出金3億3,282万7,000円、基金からの繰入金2億2,355万7,000円、市債4億160万円などで措置するものでございます。 次に、第2表では、継続費について、小学校及び中学校の施設整備事業の追加、並びに橋梁長寿命化事業の変更を、第3表では、災害の影響などにより、必要部材の調達に時間を要することや、国の補正予算を活用した事業についての適正な工期の確保などのため、繰越明許費の設定を、第4表では、文化財保存整備事業補助金について、債務負担行為の設定を、第5表では、本補正予算の道路改良事業などについて、地方債の限度額を追加、変更するものでございます。 議案第14号 令和元年度君津市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)。 本議案は、事業勘定において保険給付費の増などにより、歳入歳出それぞれ1億2,320万4,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を88億5,947万2,000円とするものでございます。 議案第15号 君津市聖地公園事業特別会計補正予算(第1号)。 本議案は、歳入予算の補正を行うもので、墓地使用許可基数の減少が見込まれることから、一般会計からの繰入金を増額するものなどでございます。 議案第16号 令和元年度君津市介護保険特別会計補正予算(第3号)。 本議案は、地域支援事業費の増などにより、歳入歳出それぞれ306万3,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を70億4,539万9,000円とするものでございます。 議案第17号 令和元年度君津市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)。 本議案は、後期高齢者医療広域連合納付金の増などにより、歳入歳出それぞれ2,299万2,000円を増額し、歳入歳出予算の総額を11億2,299万2,000円とするものでございます。 以上、議案第13号から議案第17号までを一括して提案理由の説明を申し上げました。 よろしくご審議をいただきますようお願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長からの提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております議案第13号ないし議案第17号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結し、ただいま議題となっております議案第13号ないし議案第17号をお手元に配信してあります付託表のとおり、所管の常任委員会にそれぞれ審査の付託をいたします。 なお、議案第13号に関しまして、補正予算審査分類表を配信してありますので、ご了承ください。--------------------------------------- △日程第6 議案第3号ないし議案第12号及び議案第18号ないし議案第23号並びに報告第1号ないし報告第5号(提案理由説明、補足説明) ○議長(鴇田剛君) 日程第6、議案第3号ないし議案第12号及び議案第18号ないし議案第23号並びに報告第1号ないし報告第5号を一括議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 直ちに提案理由の説明を求めます。 石井市長。     (市長 石井宏子君登壇) ◎市長(石井宏子君) 議案第3号から議案第12号まで、及び議案第18号から議案第23号まで、並びに報告第1号から報告第5号までを一括して提案理由の説明を申し上げます。 議案第3号 君津市行政組織条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、喫緊の重要課題や新たな業務に適切かつ迅速に対応するため、総務部と企画政策部の業務内容を整理しようとするものでございます。 議案第4号 議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議案第5号 特別職の職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本2議案は、一般職の職員の期末勤勉手当の支給率の引き上げを踏まえ、議会議員及び特別職の職員で常勤の者の期末手当の支給率を引き上げようとするものでございます。 議案第6号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、地方公務員法の一部改正に伴い、会計年度任用職員への移行や業務実施体制の見直し等により廃止となる非常勤特別職を報酬及び費用弁償の支給対象から除こうとするものでございます。 議案第7号 君津市手数料徴収条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令の一部改正に伴い、建築物のエネルギー消費性能等に係る認定の申請について、簡易な評価方法を用いた場合の手数料を新たに規定しようとするものでございます。 議案第8号 君津市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に伴い、放課後児童支援員に係る経過措置の期間を延長しようとするものでございます。 議案第9号 君津市小櫃川流域に係る水道水源の水質の保全に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、肥料取締法の一部改正に伴い、規定の整理をしようとするものでございます。 議案第10号 君津市印鑑条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の公布に伴い、印鑑の登録資格について、成年被後見人に係る規定を改めようとするものでございます。 議案第11号 君津市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、内みのわ運動公園内の水泳場を令和2年4月1日から閉園とするため、条例中の規定を削除しようとするものでございます。 議案第12号 君津市営住宅の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について。 本議案は、民法の一部を改正する法律の公布に伴い、住宅の明渡し請求に係る利息の利率を見直すとともに、入居の手続の際に保証人を不要とするほか、所要の規定の整理を行おうとするものでございます。 議案第18号から議案第23号までは、一般会計及び特別会計の令和2年度当初予算でございますが、施政方針で概要を申し上げましたので、説明を省略させていただきます。 報告第1号 専決処分の報告について。 本報告は、令和元年12月19日、君津市消防本部駐車場で発生した車両損傷事故に係るもので、本市所有の自動車が走行中、駐車していた相手方所有の普通乗用車に接触したものでございます。 報告第2号 専決処分の報告について。 本報告は、令和元年10月23日、君津市三直地先の市道で発生した車両損傷事故に係るもので、相手方所有の小型乗用車が走行中、舗装路面のくぼみに車輪を落とし、タイヤを破損したものでございます。 報告第3号 専決処分の報告について。 本報告は、令和元年11月25日、君津市人見地先の市道で発生した車両損傷事故に係るもので、相手方所有の普通乗用車が走行中、舗装路面のくぼみに車輪を落とし、エアサスペンションを破損したものでございます。 報告第4号 専決処分の報告について。 本報告は、令和元年8月4日、内みのわ運動公園市民プールで発生した事故に係るもので、相手方が市民プールで遊泳中、プール底面に生じた起伏個所に左足を強打し、負傷したものでございます。 報告第5号 専決処分の報告について。 本報告は、令和元年5月22日、大和田小学校の駐車場で発生した車両損傷事故に係るもので、除草作業中に刈払い機による飛び石が、相手方所有の軽乗用車に当たり、後部の窓ガラスが割れたものでございます。 その後、これらの事故につきましては、当事者との話し合いの結果、報告書のとおり和解し、地方自治法第180条第1項の規定により、君津市議会の議決により指定された市長の専決事項に基づいて専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告するものでございます。 以上、議案第3号から議案第12号まで、及び議案第18号から議案第23号まで、並びに報告第1号から報告第5号までを一括して提案理由の説明を申し上げました。 なお、各予算の詳細につきましては、財政部長から説明させますので、よろしくご審議をいただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で市長の提案理由の説明が終わりましたので、補足説明を求めます。 荒井財政部長。     (財政部長 荒井淳一君登壇) ◎財政部長(荒井淳一君) それでは、議案第18号から議案第23号までの各会計予算につきまして、補足説明をさせていただきます。 初めに、議案第18号 令和2年度君津市一般会計予算でございます。 お手元の一般会計予算書の22ページをお願いいたします。 歳入のうち、第1款市税の主な増減につきまして、説明させていただきます。 第1項市民税は54億3,827万4,000円で、台風被害による減収などを考慮し、対前年度比1億9,356万7,000円、3.4%の減を見込んでおります。 23ページをお願いします。 第2項固定資産税は105億8,327万2,000円で、土地と家屋で若干の増を見込むとともに、鉄鋼関連企業の設備投資による償却資産の増額などにより5億1,379万5,000円、5.1%の増を見込んでおります。 25ページをお願いします。 第4項市たばこ税は6億7,646万9,000円で、課税本数の減少により4,468万2,000円、6.2%の減と見込んでおります。 恐れ入りますが、19ページへお戻りください。 事項別明細書により、市税以外の増減の大きなものについて説明させていただきます。 まず、第6款法人事業税交付金は、法人事業税の一部を都道府県から市町村に交付する制度の創設によって、新たに8,800万円を計上しております。 第7款地方消費税交付金は、地方消費税率の引き上げなどによりまして、前年度比3億2,300万円、19.7%の増。 第12款地方交付税は災害関連の支出に係る特別交付税として2億2,000万円を見込んでおります。 第14款分担金及び負担金は、前年度比1億8,050万8,000円、27.7%の減で、幼児教育・保育の無償化により保育園保育料の保護者負担金が減額したことなどによるものでございます。 第16款国庫支出金は、保育所等整備交付金やトンネル長寿命化事業国庫補助金などの減により、前年度比2億9,980万円、6.5%の減。 第17款県支出金は、被災住宅修繕緊急支援事業費県補助金などにより、前年度比4億4,366万4,000円、23.4%の増を見込んでおります。 第19款寄附金は、ふるさときみつ応援寄附金につきまして、5億円を見込み、前年度比4億2,500万円の増でございます。 20ページをお開きください。 第20款繰入金は、財政調整基金からの繰入れを行わず、市民文化振興基金からの繰り入れのみとしたため、前年度比6億9,307万4,000円の減となっております。 第22款諸収入は、プレミアム付商品券事業の終了などにより、前年度比1億9,638万1,000円の減、第23款市債については、小櫃・上総地区中学校統合施設整備事業債の減などにより、前年度比6,810万円の減となっております。 続きまして、21ページをお願いします。 歳出の主な増減を申し上げます。 第2款総務費は、かずさ水道広域連合企業団への出資金の増などにより、前年度比2億7,219万6,000円、6.6%の増。第3款民生費は民間事業者への認可保育園整備費補助金の減などで、前年度比2億3,847万1,000円、2.2%の減。第4款衛生費は衛生センター整備事業などにより、前年度比6億5,602万6,000円、17.1%の増。第6款農林水産業費は6次産業化ネットワーク活動交付金などで、前年度比1億4,248万円、21.5%の増。第7款商工費はプレミアム付商品券事業の終了などにより、前年度比1億3,120万円、16.4%の減。第8款土木費は橋梁長寿命化事業の増などによりまして、前年度比2億9,076万1,000円、10.7%の増。第10款教育費は小櫃・上総地区中学校統合施設整備事業の減のほか、新たに統合します上総地区の小学校の整備や周西南中学校屋内運動場の整備、周南中学校のトイレ改修について、国の交付金を活用し、前倒しで令和元年度の補正予算に計上することなどから、前年度比4億4,926万円、10.9%の減となっております。第12款公債費につきましては、起債の償還元金の減などにより、前年度比2億679万円、11.3%の減となっております。 続きまして、12ページをお願いいたします。 第2表、継続費となります。 道路新設改良工事及び橋梁長寿命化事業につきまして、継続費を設定するものでございます。 13ページをお願いします。 第3表は債務負担行為に係るもので、(仮称)未来につなぐ総合計画策定事業、広域廃棄物処理事業、衛生センター整備事業、各小学校のスクールバス運行事業について、債務負担行為を設定するものでございます。 次に、14ページをお願いします。 第4表は地方債で、かずさ水道広域連合企業団出資事業をはじめとする28事業について、借り入れの限度額などを定めております。 続きまして、お手元の特別会計予算書により、各特別会計予算の説明をさせていただきます。 3ページをお願いいたします。 議案第19号 令和2年度君津市国民健康保険特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、事業勘定については87億4,600万円とするもので、前年度に対して1,700万円、0.2%の増。直営診療施設勘定については1億2,200万円とするもので、前年度に対して2,000万円、14.1%の減となっております。 15ページをお願いいたします。 まず、事業勘定の歳入ですが、被保険者数の減少などによりまして、第1款国民健康保険税は前年度比5,411万円、3.1%の減。第3款県支出金は前年度比4,859万3,000円、0.8%の増となっております。第6款繰入金は一般会計からの繰入金で、前年度比2,268万3,000円、3.4%の増となっております。 16ページをお願いいたします。 歳出ですが、第2款保険給付費は高額療養費の増などにより、前年度比3,739万円、0.6%の増となっております。 41ページをお願いいたします。 次に、直営診療施設勘定の歳入ですが、第1款診療収入は小櫃診療所の指定管理者制度による利用料金制の導入により、前年度比4,342万4,000円、49.3%の減。第3款繰入金は医療機器の購入などにより、前年度比2,391万8,000円、49%の増となっております。 42ページをお願いいたします。 歳出ですが、第2款医業費は歳入でも申し上げました小櫃診療所の指定管理者制度の導入に伴い、前年度比2,237万円、46.4%の減となっております。 61ページをお願いいたします。 議案第20号 令和2年度君津市聖地公園事業特別会計予算でございます。 第1条歳入歳出予算の総額は歳入歳出それぞれ6,300万円とするもので、前年度に対して400万円、6.8%の増となっております。 67ページをお願いいたします。 歳入ですが、第1款事業収入は、墓地の販売基数の減少を見込み、前年度比524万4,000円、14.3%の減。第2款繰入金は事業収入の減少と事業費の増加分を補てんするため、前年度比1,047万8,000円、51%の増となっております。 次に、68ページをお願いいたします。 歳出ですが、第1款墓地公園事業費は施設の修繕費などによりまして、前年度比316万6,000円、16.3%の増となっております。 続きまして、77ページをお願いいたします。 議案第21号 令和2年度君津市農業集落排水事業特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ3,200万円とするもので、前年度比200万円、6.7%の増となっております。 83ページをお願いいたします。 歳入ですが、第2款繰入金は処理場の機器補修工事の増などにより、前年度比522万7,000円、23.6%の増となっております。 84ページをお願いします。 歳出となります。第1款農業集落排水事業費は、歳入で申し上げました処理場の機器補修工事の増などで、前年度比100万円、6.2%の増となっております。 93ページをお願いします。 議案第22号 令和2年度君津市介護保険特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ72億5,300万円とするもので、前年度に対して3億5,500万円、5.1%の増となっております。 101ページをお願いします。 歳入ですが、第1款保険料は低所得者に係ります保険料軽減割合の拡大に伴い、前年度比3,004万4,000円、1.8%の減。第4款支払基金交付金は、保険給付費の増などにより、前年度比9,134万4,000円、5.2%の増となっております。 102ページをお願いいたします。 歳出ですが、第2款保険給付費は介護サービス利用者数の増などによりまして、前年度比3億3,107万4,000円、5.2%の増となっております。 127ページをお願いいたします。 議案第23号 令和2年度君津市後期高齢者医療特別会計予算でございます。 第1条の歳入歳出予算の総額は、歳入歳出それぞれ11億8,400万円とするもので、前年度に対して8,400万円、7.6%の増となっております。 133ページをお願いします。 歳入ですが、第1款後期高齢者医療保険料は、被保険者数の増などにより、前年度比7,680万4,000円、9.9%の増となっております。 134ページをお願いいたします。 歳出となります。第2款後期高齢者医療広域連合納付金は、被保険者数の増などにより、前年度比8,146万2,000円、8.4%の増となっております。 以上で、各会計予算の補足説明を終わらせていただきます。 よろしくご審査いただきますよう、お願い申し上げます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で補足説明を終わります。--------------------------------------- △日程第7 陳情第2号 ○議長(鴇田剛君) 日程第7、陳情第2号を議題といたします。 ただいま議題となりました陳情につきましては、陳情文書表をお手元に配信してあります。 なお、陳情の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。--------------------------------------- △日程第8 発議案第1号(提案理由説明、質疑、委員会付託省略、討論、採決) ○議長(鴇田剛君) 日程第8、発議案第1号を議題といたします。 なお、議案の朗読につきましては省略いたしますので、ご了承願います。 発議案第1号の提出者であります議会運営委員長、高橋明君から提案理由の説明を求めます。 高橋明君。     (議会運営委員長 高橋 明君登壇) ◆議会運営委員長(高橋明君) 15番、高橋明でございます。 発議案第1号 防災対策基本条例等調査特別委員会の設置について、議会運営委員長の私から、提案理由の説明をさせていただきます。 昨年9月5日に発生した台風15号、10月の台風19号、10月25日豪雨は、本市にこれまで経験したことのない甚大な被害をもたらし、大きな爪痕を残しました。決して本市が災害対策を怠っていたわけではございませんが、現行の地域防災計画等では想定されていない、千葉県内でも最大瞬間風速50メートルを超えた猛烈な風や鉄塔の倒壊、倒木による長期間の停電は、市民生活に大きな影響を与えたものであります。これを教訓とし、次なる災害に備えるためには、今般の災害対応をつぶさに検証し、地域防災計画の見直しを行うことが急務であると考えます。 また、さきの台風災害に代表されるような地球規模の異常気象に起因する未曽有の災害、近い将来、高い確率で発生すると言われる大地震等大規模な災害に対し、いま一度市全体としての備えを確認する必要があると考えます。大規模災害時には行政自体が被災し、公助が十分機能しない事態も想定されることから、自助、共助等、公助以外の部分についても、改めて、その重要性を認識し、市民、事業者、行政、議会がそれぞれの役割、責務の認識、防災対策に関する基本理念を共有すること、そして、地域防災力の充実、強化を進めていくことが重要であり、その防災対策を総合的、計画的に推進するための条例について、調査研究を行う必要があると考えます。 以上のことから、防災対策に関し、議会全体で強力に推進するため、議会を代表し議事を統括する議長を除く議員21名を構成員とする特別委員会を設置しようとするものであります。 よろしくご審議賜り、全会一致をもちまして、可決いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(鴇田剛君) 以上で提案理由の説明が終わりましたので、ただいま議題となっております発議案第1号に対する質疑を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 質疑もないようでございますので、質疑を終結したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております発議案第1号については、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、発議案第1号については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 次に、討論を行います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) 討論もないようでございますので、議案に対する討論は終結し、採決いたします。 発議案第1号 防災対策基本条例等調査特別委員会の設置について、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。     (賛成者起立) ○議長(鴇田剛君) 起立全員。 よって、本案は原案のとおり可決いたしました。 ただいま設置されました防災対策基本条例等調査特別委員会の選任につきましては、委員会条例第7条第1項の規定により、議長において指名し、決定したいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、議長において、本職を除く全議員を指名いたします。 お諮りいたします。 ただいま指名いたしました、本職を除く議員を防災対策基本条例等調査特別委員に選任することにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認めます。 よって、ただいま指名いたしました本職を除く議員を防災対策基本条例等調査特別委員に選任することに決定いたしました。 お諮りいたします。 防災対策基本条例等調査特別委員は、閉会中、継続して調査活動を行い、委員会の目的達成まで存続することにしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、委員会の目的達成まで存続することに決定いたしました。 先ほど設置することが決定されました防災対策基本条例等調査特別委員は、休憩中に委員会を開催し、正副委員長の互選を行い、その結果についてご報告をお願いいたします。 ここで、議事の都合により暫時休憩をいたします。 △休憩宣告 午前11時57分--------------------------------------- △再開宣告 午後1時30分 ○議長(鴇田剛君) 再開いたします。 休憩中に防災対策基本条例等調査特別委員会が開催され、正副委員長の互選を行った結果、防災対策基本条例等調査特別委員会の委員長に保坂好一君、副委員長に野上慎治君が決定いたしましたので、ご報告いたします。--------------------------------------- △日程第9 休会について ○議長(鴇田剛君) 日程第9、休会についてを議題といたします。 お諮りいたします。 議案調査のため、2月19日から24日までの6日間を休会としたいと思いますが、これにご異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(鴇田剛君) ご異議ないものと認め、2月19日から24日までの6日間を休会とすることに決定いたしました。--------------------------------------- ○議長(鴇田剛君) 以上をもちまして、本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会いたします。 なお、2月25日の本会議は定刻より開きますので、ご参集願います。 本日はご苦労さまでございました。 △散会宣告 午後1時31分...