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  1. 木更津市議会 2015-06-01
    平成27年6月定例会(第2号) 本文


    取得元: 木更津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-10-05
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1      ◎開議の宣告 ◯議長(滝口敏夫君) 議場内の皆さん、おはようございます。ただいまの出席議員数は22名であります。法定数に達しておりますので、これより本日の本会議を開きます。  なお、遅刻の届け出がございましたので、ご報告申し上げます。住ノ江雄次議員、石井 勝議員、遅刻。以上であります。                                (午前10時00分)   ─────────────────────────────────────── 2      ◎議事日程の報告 ◯議長(滝口敏夫君) 本日の議事日程はお手元にお配りしたとおりでございます。   ─────────────────────────────────────── 3      ◎会議録署名議員の指名 ◯議長(滝口敏夫君) これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第80条の規定により、近藤 忍議員と鈴木秀子議員を指名いたします。   ─────────────────────────────────────── 4      ◎一般質問 ◯議長(滝口敏夫君) 次は、日程第2、一般質問を行います。  一般質問の方法は、通告順に従い、個人質問を行います。質問時間は、答弁を含め、60分以内とします。よろしくご協力のほどをお願い申し上げます。   ─────────────────────────────────────── 5           ◇永 原 利 浩 君 ◯議長(滝口敏夫君) 最初の質問者は永原利浩議員ですが、質問の中で資料を使用したいとの届け出がございましたので、これを許可いたしました。資料については、お手元に配布のとおりでございます。  それでは、永原利浩議員、質問席へどうぞ。永原議員。
    6 ◯5番(永原利浩君) 議場の皆様、おはようございます。会派羅針盤へ戻りました永原でございます。改選後初めての質問となりますので、思うことを冒頭述べさせていただきます。  今から35年ほど前、太田中学校の国語の授業で、当時の担任、村上淑子先生に、日本三大随筆の一つ、「徒然草」を習いました。「つれづれなるまゝに、日ぐらし硯に向かひて」と始まるその作品の中に、木登り名人の話が出てまいります。ある日、木登り名人が弟子を木に登らせます。弟子が高いところにいるときには何も言わず、軒先までおりてきたときに初めて弟子に言います。「気をつけなさい」。弟子は、「この高さなら飛びおりても大丈夫」と返しますが、名人いわく、「そこが大切です。危険な場所にいるときは誰でも注意をします。事故は安全な場所で気が緩んだときにこそ起こるものです」と答えたという作品でございます。作品に学び、慣れからくる失敗をしないよう、また4年前の初当選のときにお誓いした、どなたに対してもおごらず、誰にもこびず、思い描く議員活動を続けるという、初心を忘れることのないよう努めたいと思います。  さて、先の木更津市議会議員一般選挙は、28あった議席を24に削減した中で執行され、今ここに24名の議員がおります。当選の喜びよりも、その重責に改めて身が引き締まる思いをしているのは、私だけではないと思います。また、執行部におかれましては、24名の議員に負託をされた4万6,679名の市民の皆様が常にこの議場に一緒にいるのだということを、改めて心にとめいただき、木更津市民歌の3番にもございますよう、いざもろともに腕を組み、力を合わせてくださいますようお願いを申し上げて、質問を始めます。  本日の質問は、大綱1つ、市民に夢と安全と健康をです。  初めに、中項目1、市民の健康維持のためにの中でお尋ねをいたします。  市民の皆様が健康であることは、ご本人はもちろん、介護をするご家族の負担軽減や生活費に占める医療費の削減、さらには国民健康保険特別会計の健全化にさえ、少なからず寄与していくものと思います。極論で言えばわかりやすいかと思います。国保加入者が誰ひとりとして病院にかからなければ、一般会計からの繰入金に頼っている国保特別会計の病気すら、その症状を緩和することも可能です。本市の国保特別会計が、治癒に向かっているのか、それとも薬石の効なくに向かっているのかは、また別の機会に伺うといたしまして、病気の予防、すなわち市民が健康でいてくれるという特効薬の処方は、国保特別会計を本来あるべき姿に近づけることにもなると思っています。また、高い高いと言われている、私もそう感じていますが、国保税を下げていく、一つの方策にもつながるものと思います。そして、浮いた財源は、さらなる市民サービスの展開にも利用可能だろうと思うところです。そんな思惑も胸に秘めながらの質問となります。  第3回目の開催も決定した、ちばアクアラインマラソンですが、私も含め、第1回目の開催を契機に、平素から練習に励む市民ランナーの数は、明らかに多くなってきております。そして、残念なことに、練習を積んで応募をし、抽選に外れるランナーもございます。枠を超える応募がある以上、抽選が行われることは公平であり、結果、落選をする応募者がいても、これはいたし方ございません。しかし、何らかの理由で出走枠が残っていたとしたら、これは非常にもったいないことだと思います。前回は、1回目の抽選に外れたフルマラソン応募者を対象に、再抽選も行われました。  そこで、小項目1、ちばアクアラインマラソン再抽選方法についての中で質問をいたしますが、再抽選が行われた原因と再抽選の出場枠は何名分であったのか、ご答弁をお願いいたします。  続きまして、小項目2、潮浜公園等の外周整備についてですが、昨年6月議会において、ちばアクアラインマラソンのスタート地点ともなる潮浜公園の周回コース整備が実現できれば、健康都市を目指す本市や走る市民にとって大きな魅力になる旨の質問をいたしました。これに対しまして、同公園は県管理施設であるため、市民の声として県に伝えていく旨の答弁がされましたが、その後の経過についてお尋ねをいたします。  また、現在、同公園のシンボリックな遊具にトラロープが張られ、使用禁止となり、楽しみにしてやってくる子どもたちの表情もいささかさえないようでございます。コース整備以外で県に要望等を出されていれば、あわせてご答弁をお願いいたします。  続きまして、中項目の2、市民の安全確保のためにの中で質問をします。  火災発生時、消防本部の職員だけではなく、消防団の皆様も、昼夜を違わず出動をされています。本業の仕事に加えての活動や訓練は、時間的にも体力的にも大変厳しく、それでもなお消防団に所属をされている団員には頭が下がる思いでございます。そして、残念ながら今のご時世、消防団員の数が減る傾向にあると思います。その対応策として、政府における消防行政の所管官庁である総務省消防庁が、2005年1月26日、消防団員の活動環境の整備についてという通知の中で、減少している消防団員を100万人規模に回復させるため、特定の活動のみを担当する、機能別消防団員制度を設置するという施策を打ち出しました。  そこで、小項目1、機能別消防団の現状についての中で、現在、本市には機能別消防団の設置はまだないと思いますが、その確認と、参考までに消防団の基本団員の数の推移と将来の展望について、ご答弁をお願いいたします。  また、続く小項目の2、機能別消防団への機能追加についての中で質問をいたしますが、機能別消防団には、どのような機能を有するものが既に事例としてあるのか、また、新しい機能を追加する裁量は誰がお持ちであるのか、ご答弁をお願いいたします。  さて、ここまで、中項目1で体の健康に通じる問題、中項目2では安全に通じる質問をいたしました。最後に夢に通じる質問として、中項目3、市民に夢をの中で質問をいたします。  私は、人が活き活きと暮らしていくためには、心が健康的な状態にあることが重要だと考えています。では、心を健康的にするために何が必要なのか。それは目標や夢を持って生活することだろうと思います。また、一つの目標や夢を実現したときに感じる、達成感という良薬は苦くもございません。  そこで、小項目1、久留里線及び沿線の活性化についての中で、夢のような良薬として、久留里線を使った何か楽しいことはできないものかと思い、質問をいたします。言うまでもございませんが、本市、袖ケ浦市、君津市にまたがり走る久留里線ですが、どうもひところより元気がないように感じます。まず初めに裏付けとしまして、ピーク時の利用者数と最近の利用者数の推移をご答弁願います。  想像するに、かなり少なくなってきているのだろうと思うのですが、何か楽しいことを企画し、利用者数が伸び、さらには沿線の活性化につながるのであれば、何か楽しいことは、追い求めるのに値する立派な事業だろうと思います。そこで、何やら千葉県と千葉商科大学が主体で、久留里線を使ったわくわくしそうな取り組みを計画していると耳にいたしました。その概要を答弁でご紹介ください。  そして、1回目、最後の質問となりますが、小項目2、青少年相談員への支援について伺います。  質問の趣旨を先に申しますと、木更津市青少年相談員連絡協議会に拠出している補助金の上積みを願う内容です。夢をたくさん持つ青少年の健全育成のための組織の一つとして、千葉県で始まった青少年相談員制度です。私もその相談員を現在もしておりますし、議場にいらっしゃる市長も経験ありとお聞きしております。青少年相談員という言葉から、悩める青少年より相談を受け、人生の先輩として助言をするというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではございません。次代を担う子どもたちの人生の経験値を上げていく、そのためのアイデアに富んだ事業を、青少年相談員が展開をしているところでございます。しかし、今現在、小学校区によっては、事業費がやや足りず、理事や一部の青少年相談員は、子どもたちへの事業費にできるだけ予算を回すために、会議のお茶代等の一部においても自腹を切っている事例もございます。  こういった事実があることを述べた上で、質問をいたしますが、平成26年に真舟小学校が開校していますが、開校により、小学校区単位で活動する青少年相談員の事業費等にも多少の影響もあったろうと思います。まずは確認をしたいので、現在の小学校区の数と、真舟小学校区の青少年相談員の活動体制及び同協議会を支援するために年間いかほどの補助を行っていますでしょうか。  執行部におかれましては、簡便で的確なご答弁をお願いし、以上で1回目の質問を終わります。 7 ◯議長(滝口敏夫君) 執行部の答弁を求めます。鹿間教育部長。 8 ◯教育部長(鹿間和久君) 私からは、大綱1、市民に夢と安全と健康をのうち、中項目1、市民の健康維持のために、及び中項目3、市民に夢をのうち青少年相談員への支援について、ご答弁申し上げます。  初めに、中項目1の1点目、ちばアクアラインマラソンの再抽選方法についてでございますが、2014大会におきましては、フルマラソン1万3,000人、ハーフマラソン4,000人の募集をいたしましたところ、フルマラソンは2万4,695人、ハーフマラソンは1万9,986人の応募がありましたので、抽選が行われました。しかしながら、フルマラソンにおきましては、議員がおっしゃいましたように、再抽選が行われました。その理由でございますが、参加費を振り込まなかった方がおり、定員に余裕が生じたためと、ちばアクアラインマラソン実行委員会事務局より伺っております。また、再抽選の出場枠についてでございますが、大会における集客戦略等にも関連することであり、具体的には公表できないと、同事務局より伺っております。  次に、2点目の、潮浜公園等の外周整備についてでございますが、ちばアクアラインマラソン実行委員会事務局へ、周回コースについて整備していただけるよう、昨年6月市議会定例会後に申し入れをいたしました。また、コース整備以外では、都市整備部が平成26年9月に、潮浜公園遊具の補修等について、市長名をもって、千葉県木更津港湾事務所長宛て、要望書を提出いたしました。  続きまして、中項目3の2点目、青少年相談員への支援についてでございますが、現在の小学校区は、平成26年度に開校した真舟小学校を含めて19学区でございます。次に、真舟小学校の開校に伴う青少年相談員の活動体制につきましては、木更津市青少年相談員連絡協議会と協議を行い、地元の関係各区長に了承をいただき、平成27年度までの第18期の任期中は、請西小学校区の相談員に、木更津第二小学校区相談員のうちの真舟地区選出の相談員を加えた、8名体制で、請西小学校・真舟小学校合同の活動を行っていただくことになりました。木更津市青少年相談員連絡協議会の補助金につきましては、木更津市教育振興事業補助金として、平成26年度実績で、183万4,000円の補助金の交付を行ったところでございます。  私からは以上でございます。 9 ◯議長(滝口敏夫君) 次、篠田消防長。 10 ◯消防長(篠田清隆君) 私から、大綱1、中項目2、市民の安全確保のためについて、ご答弁申し上げます。  1点目、機能別消防団の現状についてでございますが、議員おっしゃいますように、現在、本市において機能別消防団は設置されておりません。平成24年に、消防団活性化対策のため、職員と団員で消防団条例の見直しについて協議した際、定数の見直しとともに、特定の任務に限り従事する機能別消防団の設置についても検討いたしましたが、基本団員の減少が懸念されるということから、設置には至りませんでした。しかしながら、少子高齢化の進展や被用者の増加など、社会情勢の変化により、本市の消防団員数は減少しており、昭和49年の814名がピークで、平成20年4月には588名、平成27年5月現在で552名と、減少の一途をたどっているのが現状でございます。このような中で、消防団の入団条件の緩和など、いろいろな策を講じてきたところでございますが、それでも消防団員の確保は年々困難になっており、同時に消防団員のサラリーマン化も確実に進んでいますので、基本ラインの増加は厳しい状況にあり、今後は機能別消防団員の積極的な採用が必要であると考えております。  次に、2点目、機能別消防団への機能の追加についてでございますが、機能別消防団員とは、能力や事情に応じて、特定の活動にのみ参加する消防団員のことであり、近年の人員不足の影響から、昼夜を限定した活動や、特定の災害種別にのみ活動し、消防団活動を補完する役割が期待されております。なお、通常の消防団員との区別を図るため、通常の消防団員は基本団員、機能別消防団員は機能別団員と言われております。機能別消防団員の例を挙げますと、日本郵政消防団員、女性消防団員、市役所消防団員、OB消防団員、学生消防団員などがございます。機能別消防団員の先進的な事例として、愛媛県松山市消防団では、日頃、地域への郵便配達の業務により、地域の状況にたけた郵便局員との連携を図り、郵便局員が消防団員を兼任する、郵政消防団員という部隊を創設しております。また、変わった事例といたしましては、宮崎県宮崎市の、大規模な水害や水難事故発生時の救助活動を専門に行う、水上バイク隊などがございます。これらの施策によって、消防団活動に多様な参加の機会と方法が拡大され、これまで獲得困難とされた若い世代の参加の機会を開くこととなりました。このように、どのような機能を特化させるのかの裁量は、各自治体に任されていると認識をいたしております。  私からは以上でございます。 11 ◯議長(滝口敏夫君) 次、渡辺企画部長。 12 ◯企画部長(渡辺知尚君) 私からは、大綱1、中項目3、市民に夢をについてお答えをいたします。  久留里線及び沿線の活性化についてでございますが、まず、久留里線の利用状況でございますが、JR千葉支社に問い合わせをいたしましたところ、久留里線は無人駅がある関係で、路線全体の利用者数は把握をしていないため、利用状況につきましては、1日1キロメートル当たりの平均利用者から算出をする、平均通過人員という指標を使っているということでございました。その平均通過人員の推移につきましては、平成元年頃の1日当たり約3,300人をピークに、利用が減少しており、平成25年度においては1,430人と、ピーク時の半分以下まで減っているとのことでございます。  続きまして、千葉県及び千葉商科大学の取り組みについてでございますが、千葉県では、鉄道を利用した首都圏からの誘客のためのPRを推進するため、9月から12月にかけて、久留里線の車両をラッピングし、沿線地域で開催されるイベントを活用して、観光客誘致と地域活性化を促進する取り組みを行う予定であると聞いております。また、千葉商科大学では、地域活性化、まちづくり、観光などについて学ぶ、人間社会学部の教育の一環といたしまして、久留里線沿線の魅力の発信、久留里線の利用者の増加を目的とした、久留里線プロジェクトを立ち上げ、地元高等学校と連携した取り組みを既に行っているところでございます。本地域におきましても、県民の日の取り組みといたしまして、6月14日に、「~『うまくたの路』と“名水の里”久留里を訪ねる~」と題した、君津地域ふるさと探検ツアーを企画し、馬来田駅から久留里駅間の体験乗車を行うなど、久留里線沿線の魅力発信に取り組んでいるところでございます。最近では、ローカル線や房総などを取り上げた旅番組が頻繁に放送されている状況もあり、今回の千葉県及び千葉商科大学の取り組みは、県内外に久留里線及び沿線地域をPRする、大変よい機会となると考えております。本市も沿線市である君津市、袖ケ浦市と連携を図りながら、これらの取り組みを支援していきたいと考えております。  私からは以上でございます。 13 ◯議長(滝口敏夫君) 答弁が終わりました。永原議員。 14 ◯5番(永原利浩君) 1回目のご答弁ありがとうございました。続きまして、2回目の一問一答に移らせていただきます。  まず、ちばアクアラインマラソン2016についてでございますが、1回目の大会では給水の内容やリタイアの選手を拾うバスの運行等で問題が生じました。2回目では、ハーフの設定も新たに加わり、作業量も大幅に増えましたでしょうに、問題の改善も含め、県や市の実行委員会もきっちり改善をなし遂げてございます。回を重ねるごとに、洗練されたすばらしい大会に育っていけばよいと思っております。  そこで、今回は、新たな改善点として、再抽選の方法について質問をいたします。  前大会では、2回の抽選を行ったにもかかわらず、参加費の振り込みがなされずに、再抽選後にも残っていた枠があるのではないかと思い、質問をいたしました。1回目の質問では、2回目の質問を展開していく上で基礎となる、再抽選の枠数をお尋ねしたわけですが、理由は払い込みがされない割合を想定したかったからでございます。しかし、県の事務局はその数字をお答えにならなかったようです。では、再度確認をいたしますが、1回目に当選したにもかかわらず、振り込みがなされず枠が余った。よって、フルマラソンに関しては再抽選を行った。これは合っていますでしょうか。 15 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 16 ◯教育部長(鹿間和久君) そのとおりでございます。 17 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 18 ◯5番(永原利浩君) では、再抽選においても、1回目と同様に、振り込みをしない方が一定の割合でいたと推察するのは自然だと思うのですが、いかがでしょう。 19 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 20 ◯教育部長(鹿間和久君) 先ほど1回目の答弁をしたとおり、具体的な数字は公表されておりませんが、議員が言われるように、2回目においても少なからずあったのではないかということは、推察できます。 21 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 22 ◯5番(永原利浩君) ところで、大会は昨年10月19日でしたが、1回目の抽選が発表されたのはいつで、再抽選結果が発表されたのはいつであったでございましょうか。 23 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 24 ◯教育部長(鹿間和久君) 1回目の抽選結果発表は5月20日であり、再抽選の結果発表は6月17日でございました。 25 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 26 ◯5番(永原利浩君) 約1ヶ月ほど遅れて再抽選結果が届いたわけです。ちなみに再抽選は誰を対象にして行ったんでしょうか。 27 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 28 ◯教育部長(鹿間和久君) インターネット申込者のうち、一次抽選で外れた全ての方を対象としたと、ちばアクアラインマラソン実行委員会事務局より伺っております。 29 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 30 ◯5番(永原利浩君) ということは、最初の発表があった5月20日に落選を知った応募者全員に、約1ヶ月後の6月17日、再抽選の結果、あなたは当選しましたよ、よって参加費を振り込んでくださいとなったわけでございます。もちろん再抽選で当選をしたことを喜び、早速参加費を振り込んだ方も多いのでしょうが、振り込みをしなかったではなく、できなかった方も多くいらっしゃったと思います。理由は、1回目に外れた瞬間より、他のレースに申し込んでいた方もいますでしょうし、遠方に住んでいるような方である場合なら、宿の手配や会場までの足が確保できなければ、再抽選に当たっても、振り込みをためらうのは当然だろうと思います。  以上のことから、次回の抽選方法について、3つの提案をしたいと思います。  1つは、1回目の抽選に関してです。既に2回の実績があるわけですから、当選をしても払い込みがなされない割合は、県は推察をできるはずでございます。よって、あらかじめ発表より多くの当選者を出すこと、これなどは、1回目のご答弁にもございましたが、まさに明かせない集客戦略となりましょうから、未公開・未発表で構わないと思います。  いま一つは、2回目の抽選に関してでございます。それでも出走枠が余りそうな場合には、近隣にお住まいの方を優先して再抽選を行う、これは遠方の方に比べて参加者のかじの取り回しが比較的楽であることから、参加率は高くなると思います。  そして、最後に一番、特に強く検討を願いたいのは、前回のように一様に再抽選を行うのではなく、再抽選を行う旨を通知し、希望する者の中より再抽選を行う。  以上3点を、次回の実行委員会に提案いただきたいのですが、できますでしょうか。 31 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 32 ◯教育部長(鹿間和久君) 当時のちばアクアラインマラソン実行委員会では、考え得るさまざまなことを想定して、前回のような手法でエントリー手続を行ったと、私どもは思っております。しかしながら、議員提案の件につきましては、市といたしましても、より多くの方が参加できる提案と思いますので、実行委員会へ伝えていきたいと考えております。 33 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 34 ◯5番(永原利浩君) ぜひよろしくお願いいたします。アクアラインマラソンに出場したくて、みんな一生懸命練習を重ねております。枠が残っていたとしたら、大変もったいなく思いますから、その辺の改善点も含めて、県の実行委員会の方に要望書、提案を上げていただきたいと思います。  続きまして、潮浜公園等の外周整備の中で質問をいたします。  潮浜公園は県施設であり、整備については明言が難しいことは理解できますが、アクアラインマラソンの出発地点でもあり、多くの市民の方も利用をされている公園です。周回コースの整備について、引き続き県に働きかけてください。これは要望でございます。ご答弁では、公園遊具の補修等についても、市長名で要望書を提出しているとのことですが、現在、遊具の一部が使用禁止となっているいきさつを、差し支えなければ教えてください。 35 ◯議長(滝口敏夫君) 住田都市整備部長。 36 ◯都市整備部長(住田厚志君) お尋ねの遊具は、木製の船の形をした大型複合遊具と思われますが、この遊具は、施設の一部に老朽化による破損が見られたことから、昨年、市から補修要望を行い、県において暫定的な補修を行っていただいたものでございます。使用禁止のいきさつでございますが、公園に遊びに来られたお子様が木製遊具で遊んでいる際に手をすりむいたとの申し出があり、点検をした結果、今後もそのおそれがあることから、現在は安全を考え使用禁止としていると県から聞いております。 37 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 38 ◯5番(永原利浩君) けがの程度にもよりますが、手をすりむいた、またはそのおそれがあるというレベルの理由で、遊具の使用を禁止するのはいかがなものかと思います。今日は火曜日ですが、一昨日、マラソン練習の合間にその遊具の木の部分を素手で触って確認をしてまいりましたが、一、二ヶ所確かにささくれだっている場所もありました。そこは子どもたちが余り手を触れることがないような場所でございました。そうであるからこそつるつるしていないんだろうなと思ったところです。昔、執行部の皆様も木登りをされたと思いますが、子どもたちがよく登る木は、手や足をかける場所、いつも座る場所など、つるつる光っていたものでございます。木は使うほどに手の脂で勝手にぴかぴかになっていくものだろうと、私は思います。また、どうやったら安全に遊べるのか、どうやったら安全であるはずの遊具でもけがをするのかを知る、よい機会でもあると思います。余りにもびくびくとした対応をする必要は、私はないと思います。木製遊具の方も、遊んでくれる子どもたちとの間にトラロープが張られ、ぽつんと広い広場に取り残され、寂しい思いをしているものと思います。  質問を本題に戻します。  潮浜公園の件は、遊具の使用再開も含め、県に引き続き具体的な要望書を上げてください。  ところで、本市には、総合公園である小櫃堰公園に外周道路がありますが、ここを再整備し、マラソン練習にも使えるようなコースにできないものか、お尋ねをいたします。 39 ◯議長(滝口敏夫君) 住田都市整備部長。 40 ◯都市整備部長(住田厚志君) ご質問の小櫃堰公園の外周道路は、もともと公園利用者の散策用の園路として、また管理車両が通行したりする管理用道路を兼ねて整備されたものです。マラソンの練習用にも使えるようなコースとして、広く市民の方々に開放するには、一般利用者の安全を確保するための注意標識、コースを走る方のための目安となる距離表示、夜間利用者のための照明灯の整備、クッション性のある特殊舗装などの整備が必要となります。これらの整備につきましては、外周道路の形状を考慮すると、最低でも延長約1キロメートル、幅員2メートルの規模の改修となり、多大な財源が必要となりますことから、現在の財政状況を考えますと、再整備は難しい状況でございます。ご理解のほど、よろしくお願いいたします。 41 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 42 ◯5番(永原利浩君) ありがとうございます。マラソンの練習コースの設置は、財政的に難しいというご答弁でございました。本当は、クッション性にすぐれた舗装が欲しいと思って、質問をしているわけですが、最近はマラソンシューズの進化もすばらしく、固い路面の上でもその衝撃を吸収できるようになっておりますので、今回はじっと我慢をいたします。  ところで、仕事が終わり、夜間にもジョギングや散歩をされている利用者もいらっしゃいますが、安全に利用できるよう、必要な箇所へ照明器具の設置、あるいは増設、距離表示などは行えないものか、もう一度お尋ねをいたします。 43 ◯議長(滝口敏夫君) 住田都市整備部長。 44 ◯都市整備部長(住田厚志君) 小櫃堰公園は、昭和63年3月の供用開始より28年が経過し、公園施設も老朽化が進んでおります。平成24年度に策定しました木更津市公園施設長寿命化計画により、段階的に改修を進めているところでございます。また、当公園では、昨今の健康志向もあり、軽いジョギングや散歩などの利用者が年々増大の傾向にあります。これらの方々の夜間利用時の安全確保や快適な利用のため、早期に照明灯の改修及び増設や距離表示について、改修にあわせて実施する方向で、関係部署と調整してまいりたいと考えております。 45 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 46 ◯5番(永原利浩君) 実施の方向ということですので、この件ではこれ以上だだをこねないようにいたします。  続きまして、消防本部へお尋ねいたします。  基本団員の減少を補完するために、また人的な補完だけではなく、消防団機能を細分化し、協力できる市民を補完していく。それが機能別消防団と理解いたしましたが、合っていますでしょうか。 47 ◯議長(滝口敏夫君) 篠田消防長。 48 ◯消防長(篠田清隆君) 議員おっしゃるとおりでございます。  以上でございます。 49 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 50 ◯5番(永原利浩君) 今一緒に聞けばよかったんですが、参考までに、現在、基本団員と言われる消防団員の中に、女性は何名ほどいらっしゃいますでしょうか。 51 ◯議長(滝口敏夫君) 篠田消防長。 52 ◯消防長(篠田清隆君) お答えいたします。  平成27年5月現在で、基本団員が552名おりまして、そのうち女性消防団員は3名でございます。  以上でございます。 53 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 54 ◯5番(永原利浩君) 基本団員として消防団の全ての活動に従事される女性が3名もいらっしゃるということは、これも頭が下がる思いでございます。  ところで、消防団活動の一部だけでも自分にできることがあれば、お手伝いをしたいと思っている女性はいるのではないか、そんなことから今回の質問となっております。
     そこで、中項目2の本丸となるご提案ですが、消防団を広報する、広報に特化した女性だけの機能別消防団の設置は可能であるか、お尋ねします。ある程度の訓練を受けた広報担当の女性機能別消防団を設置し、消防団行事の中で整然と隊列を組み、統率のとれた行進を想像すると、消防団広報としての役割を十分担えると思います。また、そういった厳しい一面を披露した後に、会場にきている市民の皆様へ、女性ならではの爽やかな笑顔をお見せいただくことも、消防団への理解と今後の啓発につながっていくものと考えておりますが、いかがでございましょうか。 55 ◯議長(滝口敏夫君) 篠田消防長。 56 ◯消防長(篠田清隆君) お答えいたします。  議員ご指摘のとおりと、私どもも考えております。全国的に消防団員数が減少する一方で、女性消防団員数は年々増加しており、平成13年に1万776人だったものが、平成25年には2万785人となっております。また、千葉県内におきましても、女性消防団員数は、平成5年の102人から平成25年には約4.3倍の441人まで増えてございます。女性消防団員は地域の実情に応じて、消防団本部付けの採用とされたり、女性のみで組織する分団に所属したりと、活躍の形態はさまざまでございます。任務といたしましては、女性の持つソフトな面を活かして、住宅用火災警報器の普及促進やひとり暮らしの高齢者宅の訪問防火指導、住民に対する防災教育や応急手当の普及啓発等に活躍が期待されております。また、消火活動や後方支援、操法訓練にも参加している者もございます。消防団の組織の活性化や地域のニーズに応える方策として、女性消防団員を積極的に採用しようという動きが、全国的に広まっている現状を踏まえまして、今後、女性消防団の発足にさらなる努力を重ね、実現に向け、検討してまいりたいと存じます。  以上でございます。 57 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 58 ◯5番(永原利浩君) 消防団において、女性の活躍が既にかなりの速度で、全国的に見ても千葉県の中においても始まっているということは理解できました。木更津市もおくれをとることはできないのかなと思うところでございますが、半年後の12月議会で、本市における広報に特化した女性による機能別消防団設置の進捗をもう一度確認させていただきますので、消防長、よろしくお願いいたします。  最後に、中項目3、市民に夢をの中で質問をいたします。  小項目の順番を入れ替え、小項目2、青少年相談員への支援について、まず質問と要望をしたいと思います。  活動体制につきましては、請西小学校・真舟小学校合同の活動となっていることが理解できました。ところで、真舟小学校開校に伴う補助金の増額はありましたでしょうか。 59 ◯議長(滝口敏夫君) 答弁する前に永原議員に申し上げますけれども、通告順に一問一答をしてください。特例として許します。鹿間教育部長。 60 ◯教育部長(鹿間和久君) 木更津市青少年相談員連絡協議会への補助金につきましては、千葉県青少年相談員補助金の交付を受け、市単独補助金をあわせて交付しているものでございます。千葉県の補助金は、青少年相談員委嘱数に応じて算定されているものですが、今期中、第18期中は、真舟小学校開校に伴う本市青少年相談員委嘱数の増は行わないこととなりましたので、県補助金の増額はありませんでした。また、市の補助金も据え置きしたところでございます。 61 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 62 ◯5番(永原利浩君) 大変失礼いたしました。4年前僕が習ったときには小項目の中での入れ替え、順番を戻ることも含めて許されると理解していたんですが、僕の多分勘違いだったと思います。  続けさせていただきます。  では、来期、第19期の真舟小学校区の青少年相談員の定数と補助金の取り扱いはどのようにお考えになっているのか、教えてください。 63 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 64 ◯教育部長(鹿間和久君) 今後、第19期相談員の委嘱に向けて、各区長からの要望等をお聞きしながら、青少年相談員定数の検討を行っていきます。また、新たな真舟小学校区についても、青少年相談員定数の検討・協議を行い、必要な青少年相談員の委嘱を行うこととなりますので、この中で補助金についても検討していきます。 65 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 66 ◯5番(永原利浩君) 真舟小学校区の補助金見直しを検討するとのこと、もちろん増額だろうと思いますが、それはとても喜ばしいと思います。また、答弁の中で、青少年相談員へ県と市が補助を行っていることも理解できました。しかし、県補助金の算定は、相談員の数が根拠となっているようですし、事業内容については考慮されておりません。確かに公金を補助金として拠出するわけですから、県が相談員の数をもとに補助金の総額を算定することは、わかりやすいですし、不公平感もないように感じます。事業内容を査定し、それに見合った活動を補助金として拠出することは手間ではございますが、本来するべき合理的な考えだろうと思います。  なお、こちらの方から補足を言うのもおかしな話ですが、木更津市の補助に関しては、事業内容に見合った査定を行っているというお話も伺っております。来期以降、木更津市青少年相談員連絡協議会から、事業内容を付した予算の要望が上がってくると思われます。どうぞその際には、相談員活動の実態を理解いただき、さらなる支援をお願いしたいと思います。市長が言われる、まず自助、次いで互助、そして本団体には活動実績と実情を鑑みた上で、温かい公助を差し伸べるべき団体であり時期だろうと思いますが、いかがでございましょう。 67 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 68 ◯教育部長(鹿間和久君) 青少年相談員制度は、地域社会における青少年健全育成活動の推進を図る上で、大変重要なものであると認識しております。少子化や核家族化の進行、地域社会における人と人のつながりの希薄化など、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化しており、子どもたちが巻き込まれる痛ましい事件・事故も起こっております。これらを解決、対応するためにも、家庭、地域、学校、行政を初め、社会全体が力を合わせ、青少年健全育成に取り組んでいくことが重要だと思っております。ですから、引き続き、青少年相談員を委嘱し、次世代を担う青少年を健全に育むための推進役として、活動していただきたいと考えているところでございます。したがいまして、限られた財源の中、でき得る限りの支援を行ってまいりたいと考えております。 69 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 70 ◯5番(永原利浩君) ありがとうございます。ぜひ地域地域で暮らす子どもたちの健全育成のために、またそれを支援していく青少年相談員の支援もぜひぜひよろしくお願いいたします。  それでは、最後に、企画部に質問をいたします。  答弁にございましたが、久留里線プロジェクトというネーミングだけを聞いても、わくわくといたします。また、千葉県が行おうとしている車両ラッピング列車というものも、目につきそうで、話題性も一気に上がりそうでございます。  ところで、本年3月7日に、久留里線駅伝の試走を行いました。お手元に議会配布資料として裏表のものを配らせていただきましたが、略してくり伝と命名し、多くの市民ランナーの皆様がご協力くださいました。また、議場におられる渡辺市長や消防長、平野議員、さらには現在の2名の県議もランナーとしてご参加くださいましたし、かたくなに応援に徹してくださった近藤議員もいらっしゃいました。また、各種メディアでも大きく取り上げられ、大いに盛り上がりを見せました。この場をおかりして感謝申し上げます。  そこで、お尋ねですが、市が県と千葉商科大学の取り組みをバックアップする際に、このくり伝試走もコラボできるように働きかけていただきたいのですが、できますでしょうか。 71 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 72 ◯企画部長(渡辺知尚君) この3月に行われました取り組み、いわゆるくり伝でございますが、かつて久留里線沿線で開催をされていた駅伝大会の復活を目指し、本市の市民ランナーが久留里線14駅をたすきでつなぐ駅伝形式で、試走が行われたものと承知をしております。大変夢のある取り組みであると考えております。このくり伝の試走が今年も9月から12月の間に計画をされていると伺っておりますので、千葉県に対しまして、情報提供をしっかりとしてまいりたいと考えております。  以上です。 73 ◯議長(滝口敏夫君) 永原議員。 74 ◯5番(永原利浩君) ありがとうございます。ぜひ実現ができますように、県の方に、あるいは千葉商科大学の方に、働きかけをよろしくお願いいたします。  質問は以上でございます。久留里線プロジェクト開始まで時間は余りございませんので、「急いては事を仕損ずる」という言葉もございますので慎重に、しかし「鉄は熱いうちに打て」という言葉もございます。慎重かつ大胆に、難しい注文ですが、久留里線プロジェクトに限らず、どうぞ市長を初めとした執行部におかれましては、夢を感じる事業、特に企画部の手腕を問われるかと思いますが、木更津の船に乗ってよかったと感じる施策を、これからもよろしくお願い申し上げて、全ての質問を終わります。  ありがとうございました。 75 ◯議長(滝口敏夫君) ここで11時まで休憩をいたします。                                (午前10時50分)   ─────────────────────────────────────── 76 ◯議長(滝口敏夫君) 休憩を取り消し、本会議を再開いたします。                                (午前11時00分)   ─────────────────────────────────────── 77           ◇平 野 卓 義 君 ◯議長(滝口敏夫君) 次の質問者、平野卓義議員、質問席へどうぞ。 78 ◯13番(平野卓義君) 議場の皆さん、こんにちは。羅針盤の平野卓義でございます。3期目に入りました。よろしくお願いいたします。  私が議員として活動させていただきまして、この8年間で、木更津市は大きく変容してまいりました。人口が約9,000人増加し、アウトレットパーク木更津、イオンモール木更津が開業し、アクアラインマラソンも2回開催され、県外からも多数の人たちがこの木更津を訪れるようになりました。富士見通りの我が家の前でも、県外ナンバーの車を多数見かけるようになり、アウトレットパーク木更津からイオンモール木更津に向かう人が増加し、木更津市が目指しております観光客の回遊性が高まってきているのではないかと、個人的には考えております。また、34年ぶりとなる新設小学校が開校し、今、木更津市は全国で最も注目されている市と言っても過言ではないでしょう。渡辺市長が今後の大きなテーマとして持続を掲げられておりますが、この木更津市をさらに発展させ、持続させていくためには、木更津で生まれた子どもたちが、木更津で学び、就職し、家を構え、家庭を持ち、充実した人生を完結していけるようなまちづくりが必要になってまいります。市民が誇れる、プライドを持って生活できるまちづくりという視点から、今回は、大綱2点についてお伺いいたします。  大綱1点目は、スポーツイベントの積極的開催についてであります。  2012年、2014年と、2回のちばアクアラインマラソンを開催した成果として、経済効果としては、1回目は15億円、2回目は34億円の経済効果があったと報道されました。私の地元の木更津駅西口周辺でも、宿泊施設が満室になるなど、経済効果の大きさについては、肌で感じているところであります。あわせて行われました木更津バルも、毎回盛況で、富士見通りで行った夜灯なども大変好評でありました。実行委員会形式をとったことで、ボランティアによる協力者も増加し、さまざまなおもてなしのイベントを行うことができましたし、1回目の開催からランナーに大変好評になっております、小中学生による沿道応援などでも、ちばアクアラインマラソンは、全国的にも有名な大会になったのではないかと考えております。また、私自身も、完走するために数ヶ月前からトレーニングを始めたわけですが、ちばアクアラインマラソンに出場するために、ジョギングやランニングを始める人たちが増えており、健康増進の面でも今後成果があらわれてくるのではないかと、期待しているところでございます。2016年には、3回目の開催も決定し、ちばアクアラインマラソンの恒例化を訴え続けてきた私といたしましては、うれしい限りであります。森田知事の在任中は継続するのではないかという話も聞いておりますが、次の知事になったとしても、継続開催ができるよう、継続開催を期待する世論が全国的に盛り上がるような大会にしていきたいと考えております。ちばアクアラインマラソンの開催の効果を見てもわかるように、スポーツイベントの開催は、経済効果を中心とした市の活性化だけではなく、市民の健康増進にも効果があり、市民のプライドにもつながっていくことでもありますので、積極的に開催すべきであるという立場から、中項目2点について質問します。  中項目1点目は、第1回木更津トライアスロン大会についてであります。  小項目として、2点伺います。  1点目は、開催までの経緯についてであります。すばらしい取り組みであると、高く評価いたしますが、若干唐突に出てきた感がありますので、開催までの経緯、開催の目的、概要等も含めてお答えください。  2点目は、期待される成果についてです。木更津トライアスロン大会の開催により、どのような成果を期待しておられるのか、また恒例化していく考えはあるのか、お答えください。  中項目2点目は、新国立競技場の建設計画見直しが話題となっており、開催までに間に合うのかという心配の声も出ておりますが、東京オリンピック・パラリンピック誘致についてです。  今朝のNHKのニュースで、IOC理事会は、幕張メッセでレスリング、フェンシング、テコンドーの競技を開催するということを決定したということです。木更津市といたしましては、アクアラインを使えば、新国立競技場から車で四、五十分という地の利を活かし、世界から出場する国々のいわゆるキャンプ地を誘致するべきであると考えていますし、市民の皆様方からも同様のお話を多数伺っております。報道によりますと、千葉県、佐倉市、成田市、順天堂大学では、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ地誘致を見据え、世界陸上北京大会におけるアメリカ陸上チームの事前キャンプ地誘致を進めてきており、昨年10月のアメリカ陸上連盟関係者による視察の際、高い評価を得て、正式にアメリカチーム、総勢200名の事前キャンプ地として選定されたということです。東京オリンピック・パラリンピックは、世界陸上とは比較にならないほど大きな規模の大会になるわけですから、世界各国の事前キャンプ地が都内だけで賄えるはずもなく、申すまでもなく、千葉県内が対象になることは明らかであります。  そこで、小項目として、2点伺います。  1点目は、市としての基本姿勢についてです。先日、森田知事が、千葉県へのキャンプ地誘致のために、ドイツやオランダなどを訪れたという報道がありましたが、木更津市に誘致するのであれば、千葉県との連携を進め、市長によるトップセールスを行っていくなど、できるだけ早急にアプローチを開始するべきであると考えますが、いかがでしょうか。  2点目は、江川総合運動場の整備についてです。誘致するとなれば、必要不可欠なものが陸上競技場の整備であり、具体的な整備計画段階に入っていると聞いておりますが、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催までに間に合うのでしょうか。江川総合運動場の整備の進捗状況について、進入道路の整備も含めてお答えください。  大綱2点目は、木更津市民の健康増進についてです。  健康寿命の延伸の重要性については、平成26年9月議会でも質問させていただきましたが、今回、多くの市民の皆様の話を伺う中で、やはり多くの方々が老後の、特に健康面、経済面での不安を訴えられておりました。市といたしましては、平成18年度から、健康きさらづ21を策定し、市民の健康増進に向けて、計画的に取り組まれていることは理解しておりますが、健康きさらづ21によれば、心疾患、胃がん、腎不全の死亡率が県平均より高いというデータも出ているようであります。大切なことは、特定健診受診率を上げ、重症になる前に治療を行うことにより、重症患者を減らし、医療費負担を軽減し、その分の予算をさらに予防に向けていくことが、健康寿命の延伸につながり、ひいては市民の皆様の充実した老後につながっていくことになると考えます。老後の安心は、市長のテーマである持続できるまちづくり、また私が訴えてまいりました充実した人生の完結できるまちづくり、プライドの持てるまちづくりにとりましても、最も大切なことの一つであると考えます。  そこで、中項目2点伺います。  中項目1点目は、糖尿病の予防と対策についてです。  糖尿病は、主に長年の生活習慣の積み重ねにより発症する病であり、重症化すれば、さまざまな合併症を引き起こし、最終的には人工透析が必要になる、大変怖い病気であります。この糖尿病を予防していくためには、子どもの頃から生活習慣に注意をし、健康意識を高めていくことが大切なことであると考えます。先ほどのデータによれば、人工透析にかかる医療費は、1人当たり年額540万円ということであります。今まで視察で伺った自治体の中には、糖尿病に特化し、予防に取り組んでいる自治体もありました。  中でも印象に残っている自治体は、新潟県上越市であります。上越市では、市の健康課題を明確化し、目標を具体的に定め、事業実施量評価、つまり実施回数や参加人数による評価から、糖尿病の有病者や予備軍の数、要介護状態への移行率などで評価する結果評価へと移行し、人工透析患者数の減少や、要介護状態への移行率の改善に結びつけておられました。その結果、当然のことではありますが、医療費や介護サービス費等の伸び率が低下してきております。具体的には、通所から訪問へと事業をシフトすることにより、個別支援の強化など、さまざまな取り組みをされておりました。そして、高齢者筋力アップ教室や転倒予防教室、デイサービス等を中止し、ハイリスク者の訪問事業に切り替えた結果、1億円以上の経費削減につながり、高い改善率も実現できたという話は、今でも記憶に残っているところでございます。また、学校における小中学生への啓発活動の充実にも力を入れておりました。  木更津市といたしましても、ぜひ先進地域の実践を参考にされ、今までの発想を転換し、例えば、糖尿病に特化し、予防や重症化を防止する取り組みを推進すれば、その他の疾病の予防にもつながってくるのではないかと考えます。  木更津市では、平成25年度に、前年度より新規人工透析導入者が増えたということでありますが、そこで、糖尿病の予防に特化し、糖尿病について3点伺います。  1点目は、現在の市内の糖尿病患者の状況について、お伺いいたします。  2点目は、糖尿病の予防と対策について、具体的にどのような取り組みをされているのか伺います。  3点目は、小中学生の生活習慣病健診についてです。小学校4年生と中学校2年生で生活習慣病予防健診を行っていると伺っておりますが、検査結果から見えてくる課題と検査結果の活用方法について伺います。  中項目2点目は、市民の健康面の課題について伺います。  健康寿命の延伸のためには、重篤な病気を予防していくことが第一で、もし発症した場合でも、軽微なうちから治療に入り、継続治療していくことが大切であると考えます。先ほども触れましたが、木更津市では、心疾患、胃がん、腎不全による死亡率か高いということですが、2点伺います。  1点目は、いわゆる三大成人病と言われております、心疾患、がん、脳血管疾患について、木更津市民の状況を伺います。  2点目は、特定健診についてです。病気の予防には定期的な健康診断が大切であります。平成25年度の木更津市の特定健診受診率は39%で、県内の自治体では21位ということであります。年々受診率は向上しているようですが、若い世代の受診率が低く、特に男性の受診率は40歳から44歳が16.6%、45歳から49歳が18.1%、50歳代でも、50歳から54歳が19.6%、55歳から59歳が23.6%と、予想以上にかなり低い受診率になっているようです。この受診率をどのように捉えているのか、そして、受診率を高めるためにどのような取り組みをされているのか、具体的な取り組みについて伺います。  以上で1回目の質問を終わります。ご答弁よろしくお願いいたします。 79 ◯議長(滝口敏夫君) 答弁願います。渡辺市長。           〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 80 ◯市長(渡辺芳邦君) 議場の皆様、こんにちは。平野議員のご質問にご答弁を申し上げます。  私からは、大綱1、スポーツイベントの積極的開催について、お答えをいたします。  先ほど平野議員より、ちばアクアラインマラソンをきっかけにマラソンを始めた方が多いということをおっしゃっておりましたけれども、私も2度開催されたアクアラインマラソンに参加をさせていただいて、その後も健康増進のためランニングを継続しています。スポーツイベントが市民の皆さんのスポーツをするきっかけづくりになってくれることを期待しております。  それでは、中項目1、第1回木更津トライアスロン大会についての1点目、開催の経緯についてでございますが、2012、2014と2回開催されましたちばアクアラインマラソンの影響もあり、市民のスポーツイベントに対する関心も高まってきております。しかし、2015年の開催予定がないことから、本市としてちばアクアラインマラソンにかわるスポーツイベントの開催を模索してまいりました。さまざまな角度から検討を行い、水泳、自転車、ランニングの3種目を複合的に組み合わせた、マラソンとは違った魅力がある、環境適応型スポーツとして近年非常に注目されているトライアスロンに着目し、開催することといたしました。本市は、東京湾アクアラインを初め、道路網が整備充実されたことにより、首都圏はもとより、各方面からのアクセスが非常に便利となっており、オリンピック競技種目であるトライアスロン大会を開催することは、集客性に富んだイベントになると考えております。また、陸上自衛隊木更津駐屯地の全面的なご協力により、日常では立ち入ることができない広大な施設を使用し、特に滑走路を全面走破できるという、ほかに例を見ない、話題性のある大会でございます。なお、本大会につきましては、千葉県、千葉県教育委員会、千葉県体育協会からの後援を受けております。  次に、大会の概要でございますが、開催日は8月30日日曜日で、会場は陸上自衛隊木更津駐屯地で行い、競技種目はオリンピックディスタンスとスプリントディスタンスの2種目でございます。オリンピックディスタンスは、オリンピックと同じ距離で競うものであり、水泳、自転車、ランニングの競技距離合計は、51.5キロとなっております。また、スプリントディスタンスは、オリンピックディスタンスのちょうど半分の、合計25.75キロの競技種目となっております。各種目の募集人数は、オリンピックディスタンスが1,000人、スプリントディスタンスは500人で、募集期間は5月7日から8月30日までとなっております。  次に、2点目の、期待される成果についてでございますが、議員がおっしゃいますように、ちばアクアラインマラソンにおきましては、経済波及効果や健康増進に多くの成果をもたらしております。トライアスロン大会におきましても、多くのトライアスリートや観戦者に来訪していただき、ゴール付近に設置いたしますランナーサービステントにおいて、木更津の食等の魅力を広くPRいたします。また、トライアスリートを近くで見ることにより、スポーツが持つ魅力を味わい、地域のスポーツ振興をさらに加速させ、市民の健康増進に寄与できる大会となるように、準備を進めておりますので、多くの方にお越しいただきたいと思っております。恒例化につきましてのご質問でございますが、今大会の結果を検証し、考えてまいりたいと思います。  次に、中項目2、東京オリンピック・パラリンピック誘致についてのお答えをいたします。  初めに、市としての基本姿勢についてのキャンプ誘致に関するお尋ねでございますが、キャンプ誘致に向けた取り組みについては、昨年度より君津地域4市における広域連携に係る意見交換会の中で、協議を行っているところでございます。この中で、競技施設、宿泊施設など、1市単独で誘致を図っていくことは困難であるとの共通認識のもと、連携、機能分担し、取り組むこととし、まずは4市に所在する競技施設、宿泊施設、観光施設の情報を整理し、共有するとともに、千葉県に対して情報提供を行ったところでございます。また、今年4月には県庁を訪問し、誘致に向けた情報提供と連携について、協力を依頼してまいりました。  さらに、5月には、4市企画担当部長による意見交換会において、県の東京オリンピック・パラリンピック推進担当課長から、キャンプ誘致に向けた取り組み状況や今後の方針等について、説明を受けるとともに、意見交換を行い、キャンプ誘致に当たっての諸課題について、改めて認識したところでございます。県の説明によりますと、キャンプの誘致において、一過性の経済波及効果のみを目的とするのではなく、例えばオリンピック・パラリンピック開催後のまちづくりや国際交流など、誘致の目的を明確にする必要があると。また、キャンプ地決定に当たっては、初めに現地視察が行われ、双方の話し合いによって、キャンプ候補地となることから、まずは視察の誘致が重要であり、このため、各自治体が有するさまざまなネットワークを使い、各国のオリンピック・パラリンピック委員会または各競技団体ごとに働きかけを行っていく必要があること、さらに警備及び送迎バスなどの費用は、受け入れを行う自治体が負担する必要があることなど、説明を受けたところでございます。  現在は、これら諸課題について、関係機関と連携し、検討を進めているところでございますが、まずは公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が、各国のオリンピック・パラリンピック委員会に対して、事前キャンプ候補地を紹介するため作成する、事前トレーニング候補地ガイドに掲載すべく、検討を進めているところでございます。私といたしましては、本市が有する関係機関とのネットワークを活用しながら、キャンプ誘致に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  最後に、2点目、江川総合運動場整備について、お答えをいたします。  キャンプ誘致のためにも、江川総合運動場を整備し、活用していく取り組みも重要と考えております。北関東防衛局が行う面的整備や市が連動して運動場機能を付与する中で、議員がおっしゃる陸上競技場や進入路の完成を優先的にできるよう、関係機関との調整を図り、キャンプ誘致活動に支障がないよう取り組んでまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 81 ◯議長(滝口敏夫君) 次、高澤教育長。 82 ◯教育長(高澤茂夫君) 私からは、大綱2、木更津市民の健康増進についての中項目1、糖尿病の予防と対策についてのうち、小中学生の生活習慣病健診について、ご答弁を申し上げます。  議員ご指摘のとおり、生涯にわたって健康な生活を送るためには、子どもの頃から食事や運動、さらに睡眠など、生活習慣に注意することが重要でございます。特に小中学生の成長期に望ましい生活習慣が身についていないと、糖尿病などの生活習慣病の原因となるおそれがございます。そのため本市では、小学校4年生と中学校2年生について、生活習慣病を予防するための健診を実施しております。この健診では、事前の問診と血圧検査、血液検査を行い、身長や体重などの定期健診結果も利用することで、肥満度や脂質、糖尿病などを個別に判定するとともに、生活習慣病の状態を総合的に判定しております。  検査結果から見えてくる課題でございますが、小学校4年生と中学校2年生の検査結果を比較いたしますと、肥満度と脂質の判定で、生活指導や医学的管理などの改善が必要な割合は、小学校4年生に高い傾向が見られ、家族を含めた食生活の見直しや運動習慣の形成などが課題であると考えております。  次に、検査結果の活用方法でございますが、各学校では、児童・生徒の保護者へ検査結果を配布し、保護者からの個別相談に対応をするとともに、養護教諭による児童・生徒への個別の事後指導を実施するため、検査結果を活用しております。さらに、第2次健康きさらづ21の取り組みといたしまして、市民部健康推進課と連携し、平成25年度に八幡台小学校、平成26年度には木更津第二小学校で、生活習慣病予防健診の事後指導モデル事業を実施いたしました。この事業では、保健師による児童及び保護者への面談等、保護者を対象としたアンケート調査や、家庭における食生活改善指導など、児童期における生活習慣病予防に関する取り組みを展開いたしました。また、2年間のモデル事業の実施を受けまして、各学校における児童・生徒への健康指導を効果的に実施するため、養護教諭会による健康指導マニュアルを作成いたしました。そのマニュアルを各学校に配布し、市内全小中学校の健康指導の充実に向けて、今後、力を入れていきたいと考えております。  私からは以上でございます。 83 ◯議長(滝口敏夫君) 次、北原市民部長。 84 ◯市民部長(北原靖和君) 私から、大綱2、木更津市民の健康増進についての中項目1、糖尿病の予防と対策についてのうち、市民部所管の1点目、2点目についてお答えいたします。  まず1点目、糖尿病の状況についてでございますが、本市の状況につきましては、国民健康保険加入者や若年期健診の受診者のデータを用いるほかはなく、限定的なものになりますが、その点につきましては、ご了承いただきたいと存じます。全国の糖尿病の有病者数は、ここ10年間で1.3倍に増加しており、平成25年に国が実施いたしました、国民健康栄養調査によりますと、糖尿病の有病者の全国的な状況は、男性16.2%、女性9.2%となっております。本市におきまして、糖尿病による治療を受けている割合を見てみますと、平成25年度では、国民健康保険加入者1,000人当たりの計算で、38.9パーミルでございます。疾患としては、件数、診療費ともに多い疾患であり、医療費を増大させる要因の一つとなっていると考えられます。国保データベースで見ますと、本市では、糖尿病が原因での死亡者数が、同規模の市の平均や国・県と比較しても高い状況にございます。また、新規に透析を始められる方がここ数年毎年30名程度で推移しておりましたが、平成25年度には41名と増加し、その約4割が糖尿病が原因によるものとなっております。30歳代の若年期健診におきましては、肥満者が受診者の約4割、腹囲が基準値以上の者が6割となっており、糖尿病発症の危険性が高い方が増加してきております。国民健康保険加入者の特定健康診査の結果におきましても、腹囲に加え血糖値などが正常値を超えている方の割合が高くなっている実態がございます。  次に、2点目、糖尿病の予防と対策の現状についてでございますが、糖尿病は遺伝的要因に生活習慣による後天的要因が重なって発症いたしますことから、一人ひとりの生活習慣改善への取り組みが重要となってまいります。また、健診による早期発見を治療につなげることも必要となります。まず、乳幼児期から健康的でより良い生活習慣の獲得ができるよう、乳幼児健診や乳幼児教室、妊婦への面接などを通じ、これから親になる世代に向けて、家族ぐるみで取り組めるよう支援を行っております。学童期では、小学校との連携のもと、小児生活習慣病予防健診での事後指導に、養護教諭、栄養士、保健師が協力して、親子面接や親子活動の健康教育を始めております。働き盛り世代につきましては、30代を対象とした若年期健診について、受診機会や利便性を高め、受診率の向上を図るとともに、健診受診後の保健指導による生活習慣の改善を促進しております。また、国民健康保険の特定健康診査の受診者に対して、必要に応じて生活習慣の改善について個別相談を行ったり、継続支援のための家庭訪問を実施するなど、生活に寄り添ったきめ細やかな支援を実施するとともに、医療機関の受診勧奨や重症化予防のための保健指導を行っているところでございます。  次に、中項目2、市民の健康面の課題についてお答えいたします。  まず1点目、三大成人病の状況についてでございますが、死亡の状況について見てみますと、平成25年度千葉県保健衛生統計によります木更津市の死亡原因は、1位がん27.7%、2位心疾患12.3%、3位肺炎8.2%、4位脳血管疾患5.5%となっており、死亡原因のおよそ45%が三大成人病という状況でございます。また、国民健康保険加入者の医療の状況を見てみますと、平成25年5月の例でございますが、100万円以上の高額医療のうち、がん、心疾患、脳血管疾患の方がおよそ47%で、費用額の42%を占めておりました。心疾患と脳血管疾患は、血管の病気と言われておりまして、予防できる病気でございます。動脈硬化は30年かけて引き起こされるとも言われておりますので、妊娠期から壮年期までの各ライフステージにおいて、予防の視点での取り組みを一層強化してまいりたいと考えております。
     次に2点目、特定健診の状況について、まず40%の受診率をどのように捉えているかでございますが、特定健康診査につきましては、高齢者の医療に関する法律に基づきまして、40歳から74歳を対象に、平成20年度から実施しており、生活習慣病の早期発見などに大きな役割を果たしております。近年の受診率を申し上げますと、平成24年度は36.2%、平成25年度は39%、平成26年度は速報値で42.3%と推移しており、年々受診率が向上しているところでございます。特に昨年度は、未受診者対策として、休日に実施する集団健診日を増やすことや、受診率の低い地域に対しまして、夜間訪問を実施するなど、市民の健康増進に力を注いでまいりました。しかしながら、各年度の受診率はいずれも県の平均値を上回っているものの、第2期木更津市国民健康保険特定健診等実施計画書に定めております目標値には、達していない現状でございます。受診対象者に対しましては、引き続き特定健康診査の必要性を啓発し、さらなる受診率の向上に鋭意努力してまいりたいと考えております。  次に、受診率を高めるための具体的な取り組みでございますが、本市では、本年3月、特定健康診査や医療の情報を活用し、予防可能でかつ高額医療費へつながる疾病を絞り込み、より効果的な保健事業を展開することで、被保険者の健康増進を図り、もって医療費の伸びを抑える、データヘルス計画を策定したところでございます。本計画の中では、健康医療情報の分析結果に基づく健康課題として、特定健康診査の未受診者対策も重要な取り組みとして掲げております。特に40歳から50歳代男性の平成26年度の受診率は20%程度であり、市の受診率を大きく下回っていることから、新たに外部委託による電話などによる受診勧奨を強化することで、早期から生活習慣病の発症や重症化の予防に取り組んでまいるところでございます。  私からは以上でございます。 85 ◯議長(滝口敏夫君) 答弁は終わりました。平野議員。 86 ◯13番(平野卓義君) ご答弁ありがとうございました。それでは、一問一答に入らせていただきます。  まず、木更津トライアスロン大会について伺います。  参加者募集中と回答がありましたが、現在の募集状況はどうなっておりますでしょうか。 87 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 88 ◯教育部長(鹿間和久君) 6月7日現在の状況を申し上げます。  オリンピックディスタンス、男494人、女20人、計514人、スプリントディスタンス、男93人、女19人、合計112人、2種目合計で626人の応募がございました。  なお、先ほど市長の答弁で、トライアスロンの募集期間を5月7日から8月30日とご答弁いたしましたが、5月7日から8月3日ですので、ご訂正のほどをよろしくお願いいたします。 89 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 90 ◯13番(平野卓義君) それでは、コースはどのようになっているのか、お願いします。 91 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 92 ◯教育部長(鹿間和久君) コースについてですが、水泳は、陸上自衛隊木更津駐屯地に隣接する木更津港内港に設定されたコースを泳ぎます。自転車は、航空機の誘導路から滑走路を走った後、施設内の外周フェンス沿いの道路を走ります。最後のランニングは、滑走路を走った後、駐屯地内の広場にてゴールとなります。 93 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 94 ◯13番(平野卓義君) 千葉県内でほかにトライアスロン大会を開催しているところは、どこがあるでしょうか。 95 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 96 ◯教育部長(鹿間和久君) 平成27年度の状況を申し上げますと、幕張での大会が終了しております。今後、館山、手賀沼、九十九里、銚子の4大会が開催予定でございます。 97 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 98 ◯13番(平野卓義君) それでは、今の5大会のうち、木更津トライアスロン大会が参考にできる大会はありますでしょうか。 99 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 100 ◯教育部長(鹿間和久君) 今回が6回目となる館山わかしおトライアスロン大会が、コースの一部が木更津大会と同様に自衛隊基地となっていることから、参考になると考えております。この大会は、多くの選手が宿泊し、トライアスロンを通じた交流人口の拡大により、地域活性化が図られていると伺っております。競技種目は木更津大会よりも4種目多く、昨年は1,126人のエントリーがあり、スポーツを通じた観光を推進し、元気なまちを積極的に発信できているとも伺っております。 101 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 102 ◯13番(平野卓義君) では、館山の大会も含め、他の大会の応募状況はどうなっているのでしょうか、伺います。 103 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 104 ◯教育部長(鹿間和久君) 他の大会では、ジュニア部門やリレー部門などがございますが、木更津トライアスロン大会が行うオリンピックディスタンスとスプリントディスタンスの、平成27年度の応募状況についてお答えいたします。  既に終了している幕張大会につきましては、スプリントディスタンスのみ、450人募集のところ、350人の応募がございました。これから開催される館山につきましては、応募が締め切られておりますので、お答えいたします。オリンピックディスタンス、男子650人、女子100人募集のところ、男子が675人、女子が92人の応募があり、スプリントディスタンスは男子150人、女子50人募集のところ、男子が160人、女子が20人の応募がございました。なお、手賀沼、九十九里、銚子の3大会につきましては、現在募集中とのことでございます。 105 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 106 ◯13番(平野卓義君) ゴール付近に設置するランナーサービステントには、どのようなブースが出店されるのでしょうか。 107 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 108 ◯教育部長(鹿間和久君) ランナーサービステントでございますが、競技に参加するトライアスリート、それから観戦者に対しまして、おもてなしの心を込めました、木更津市の食等をPRするランナーサービステントの出店につきまして、現在、関係機関と調整を図っているところでございます。 109 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 110 ◯13番(平野卓義君) わかりました。今回の木更津の大会は、オリンピックディスタンスが1,000名、スプリントディスタンスが500名ということですので、県内の他の大会のどこよりも大規模な大会になるということです。館山では、地域の活性化に結びついているということですので、開催まで余り日数がありませんが、広報活動をさらに充実させて、盛大な大会とし、木更津の新しいイベントとして根づいていきますよう、よろしくお願いいたします。私もできる限りの応援をしてまいりたいと思います。  では、続いて、中項目2について再度確認させていただきます。  2020年までに江川総合運動場の整備を進め、オリンピック・パラリンピックのキャンプ誘致をしていく考えであると認識してよろしいでしょうか。 111 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 112 ◯企画部長(渡辺知尚君) 江川総合運動場整備の進捗状況等を見きわめながら、キャンプ誘致に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。  以上です。 113 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 114 ◯13番(平野卓義君) わかりました。  引き続き、大綱2について伺います。  本市におきまして、あくまでも国保のデータベースではありますが、糖尿病が、疾患としては件数、診療費ともに多い疾患であり、糖尿病が原因での死亡者数が同規模の市の平均や県・国と比較しても高い状況にあるということでした。糖尿病患者を減らしていくために、先ほど紹介させていただいた上越市のような、何らかの数値によって、結果目標が必要であると考えますが、いかがでしょうか。 115 ◯議長(滝口敏夫君) 北原市民部長。 116 ◯市民部長(北原靖和君) 国保データベースの分析から、糖尿病の発症の危険性が高い方が増加している状況でございますので、保健事業につきまして、具体的な成果目標を掲げ、目標の実現を図っていくことは、重要なことであると認識しております。新潟県上越市では、一定の成果を上げていると伺っております。本市におきましても、国民健康保険のデータヘルス計画におきましては、中期的、また短期的な目標を設定し、生活習慣病を原因とする疾病対策に取り組むこととしております。 117 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 118 ◯13番(平野卓義君) 新規透析導入患者の方の主な原因疾患の一つが糖尿病であり、ここ数年、30名程度で推移し、平成25年度では41名と増加傾向にあるようですから、例えば、新規透析導入患者の方の人数を半減させるなどという目標はいかがでしょうか。 119 ◯議長(滝口敏夫君) 北原市民部長。 120 ◯市民部長(北原靖和君) データヘルス計画におきましては、本市の健康や医療の状況を分析いたしました結果から、新規透析導入患者の減少、これが必要であるというふうに考えております。この問題解決のため、平成29年度を目標年度としまして、新規導入者の人数を30人未満とすることを、まず目標としております。一気に半減ということは大変難しいことであるというふうに考えますが、ひとりでも多くの方が人工透析とならないよう、糖尿病を初めとする生活習慣病の発症や重症化の予防に、取り組んでまいりたいと考えております。 121 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 122 ◯13番(平野卓義君) 糖尿病の予防対策として、特定健康診査受診者に対して、必要に応じて個別相談や家庭訪問を実施しているとのことですが、必要に応じてとは具体的にどのような場合なのでしょうか、お伺いします。 123 ◯議長(滝口敏夫君) 北原市民部長。 124 ◯市民部長(北原靖和君) 特定健康診査では、健診の結果により、メタボリック症候群の方に保健指導を実施いたします。これを特定保健指導と申しますが、メタボリック症候群に該当しない方は、この特定保健指導の対象となっておりません。しかし、メタボリック症候群に該当しない方に対しましても、疾病の重症化予防を図ることが重要となってきております。そこで、重度の高血圧の方、糖尿病の指標であるヘモグロビンA1cが異常値となっている方、腎機能が低下している方、LDLコレステロール、いわゆる悪玉コレステロールの値の高い方などに対しまして、保健指導を実施いたしております。 125 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 126 ◯13番(平野卓義君) 教育部にお伺いします。  次に、小中学生の生活習慣病健診についてですが、先ほどのご答弁で、中学校2年生では肥満度と脂質の判定で生活指導などが必要な生徒の割合が減り、肥満が改善されると理解しましたが、改善の主な理由をどのように分析しているのか、伺います。 127 ◯議長(滝口敏夫君) 鹿間教育部長。 128 ◯教育部長(鹿間和久君) 中学生になると部活が始まると、そういうことによって運動習慣が日常化し、さらには学校にいる時間も長くなるため、お菓子等の間食も減るのではないかと考えております。 129 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 130 ◯13番(平野卓義君) やはり子どもの頃から運動習慣は大切ということを理解いたしました。  次に、市民部のご答弁の中に、夜間訪問という言葉がございました。特定健診の受診勧奨として行っている夜間訪問とは、どのような形で実施しているのでしょうか。 131 ◯議長(滝口敏夫君) 北原市民部長。 132 ◯市民部長(北原靖和君) 平成26年度は、新たな取り組みといたしまして、健診データに基づきまして、対象者や地域を限定いたしました未受診者対策を、8月下旬から10月中旬の間で実施したところでございます。具体的に申し上げますと、受診率の低い40歳から50歳代男性のうち、過去5年間1度も健診を受けていない249人に対しまして、夜間訪問を実施し、受診勧奨をいたしました。実施体制といたしましては、保健師と男性管理職の2人1組の2班体制で行わせていただきました。 133 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 134 ◯13番(平野卓義君) 訪問指導は大変有効であると考えますが、間違いなく職員の肉体的・精神的な負担も大きいのではないかと考えます。上越市では、患者数を減らすことでやりがいを感じている保健師も増えてきているとのことですが、勤務条件等の整備も必要になってくると思いますので、ぜひ訪問指導の拡大に向けてご尽力いただきたいと思います。  次に、データヘルス計画について、概要をご説明願います。 135 ◯議長(滝口敏夫君) 北原市民部長。 136 ◯市民部長(北原靖和君) データヘルス計画でございますが、この計画は、先ほどご答弁いたしましたとおり、市町村が実施しております特定健康診査や医療の情報を活用して、高額な医療費へとつながる疾病などを絞り込み、さらには事業実施後の評価や改善を加え、より効果的な保健事業を実施することで、被保険者の健康増進を図り、もって医療費の縮減を図ろうとするものでございます。この計画の期間といたしましては、平成27年度から平成29年度までの3ヶ年間とするものでございます。今後の取り組みといたしまして、本市の健康課題を踏まえ、1点目として重症化予防保健指導、2点目といたしまして受診率向上対策、3点目といたしまして若年期健診と保健指導、4点目といたしまして生活習慣病発症予防のための取り組みを掲げており、健康寿命の延伸や医療費の適正化を目指すものでございます。 137 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 138 ◯13番(平野卓義君) わかりました。  では、特定健診の外部委託による受診勧奨とは、具体的にどのようなものなのでしょうか、お願いします。 139 ◯議長(滝口敏夫君) 北原市民部長。 140 ◯市民部長(北原靖和君) 外部委託の具体的な内容につきましては、未受診者全員に対する受診勧奨通知と、40歳から50歳代男性の未受診者に対する電話勧奨を基本とした、業務委託を予定しております。特に、電話勧奨は受診効果が期待できることから、保健師等の有資格者を雇用するとともに、在宅時間に合わせ、夜間・休日も実施する業者を選定することで、受診率向上を図ってまいりたいというふうに考えております。 141 ◯議長(滝口敏夫君) 平野議員。 142 ◯13番(平野卓義君) わかりました。  最後に要望させていただきます。  私は、充実した人生を完結できるまちづくりを提案しております。同様な意味だと思いますが、木更津市が、持続可能なまちを目指し、老後の充実、医療費削減等のため、市民の健康寿命の延伸に向けて動き始めていることは理解いたしました。ぜひ実施回数や参加人数による事業実施量評価ではなく、糖尿病の有病者や予備軍の数、要介護状態への移行率などで評価する、結果評価を重視し、成果を示していってほしいと思います。そのことが、さらに次への意欲にもつながっていくのではないでしょうか。また、市民の健康づくりのためには、病気の怖さ、健診や運動の日常化の必要性、効果、市の施策の評価等々、市民にわかりやすい広報活動も大切であると思います。  以上よろしくお願いいたします。  最後に、本日質問させていただきました木更津トライアスロン大会の成功、東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地誘致の前進、市民の健康づくり施策の充実を期待いたしまして、質問を終わります。  ありがとうございました。 143 ◯議長(滝口敏夫君) ここで午後1時10分まで休憩をいたします。                                (午前11時50分)   ───────────────────────────────────────           〔議長、副議長と交代〕 144 ◯副議長(白坂英義君) 議長席、交代いたしました。  休憩を取り消し、本会議を再開いたします。                                 (午後1時10分)   ─────────────────────────────────────── 145           ◇國 吉 俊 夫 君 ◯副議長(白坂英義君) 次の質問者は國吉俊夫議員ですが、質問の中でパネルを使用したいとの届け出がありましたので、これを許可いたしました。  それでは、國吉俊夫議員、質問席へお願いします。國吉議員。 146 ◯16番(國吉俊夫君) 議場の皆さん、こんにちは。16番議員、一新の会の國吉俊夫です。前置きは一切なしにして、すぐ質問に入らせていただきたいと思います。  私からは、本日、大綱1点目、産業振興について、大綱2点目、水辺の美観と活用についての、大綱2点について質問させていただきます。今日の大綱2点目の質問については、木更津にいて毎日生活して、気づいているようで気づいていないような事柄について、質問させていただきます。よろしくお願いいたします。  大綱1点目、産業振興について、中項目1点目、産業の10年間の推移について。  千葉県は、厳しい財政のもと、ちばしごと・雇用創出プランを策定、平成19年、中小企業の振興に関する条例を制定するなど、基礎的な条件整備に努めてきましたが、8年経過してもまだ末端の中小企業の景気は下降線をたどっております。千葉県も今後は地域性の強み、地域内外のネットワークを活かしながら、他県との競争力ある産業の強化と地域資源を活用した産業の活性化を、より戦略的に進めていこうとしております。木更津のまちを元気にするためには、産業の活性化が最大の要因となります。産業が発展しますと、そこに働く人たちが増え、当然、人口の増加となります。人口の増加になりますと、消費が伸びます。そこで、産業の数値の把握こそ、次に打つ手の施策の基礎となります。  それでは、本市の産業の状況をどのように把握しているでしょうか。  1点目、工業生産量と売り上げの推移について、2点目、商業の商店数と売り上げの推移について、3点目、農業従事者数と生産量の推移について、4点目、漁業従事者数と水揚げ量の推移についてを質問させていただきます。  中項目2点目、(仮称)木更津市産業・創業支援センターの概略について。  本市は、地元産業の振興のため、(仮称)木更津市産業・創業支援センターを立ち上げようとしております。私も経済人でありますので、今般の施策は大賛成でございます。しかし、今回の支援センター開設に向けての取り組みは、木更津商工会議所を窓口に、関係者多数が大変苦労していると思います。  そこで、質問させていただきます。
     1点目、センターの役割と活用予測について。  2点目、センター事務所の内装のイメージについて。  3点目、金融機関等の連携について。  4点目、創業者への公的融資の優遇は検討されているのか。  中項目3点目、センターの予算等の詳細について。  支援事業は経費のかかるものです。かけるなとは言いませんが、確かな予算編成をもって、適切な支出を心がけていただきたいと思います。  そこでお伺いします。  1点目が、センターの予算内容について。  2点目、センターの人員構成と採用予定について。  3点目、給与等の見込み額について。  大綱2点目、水辺の美観と活用について。  中項目1点目、潮見緑地脇の横水路の係留ボートについて。  木更津市は、海、山に恵まれ、自然豊かな環境に包まれております。この特色を活かして、すばらしいまちづくりをしていただきたいと思います。これは過去に港湾地域に開店した郊外型飲食店の本店の出店担当者が、開店地の調査をしたときの話ですが、千葉市以南では、中心市街地から港までの距離が1キロ以内の市町村はどこにもないということです。こんなすばらしいまち、木更津しかありませんよと褒めておりました。地元の私たちは、木更津の持っているポテンシャルを引き出し、美しいまちづくりに取り組みましょう。特に港の美しさを、まち全体の雰囲気として表現していきたいと思います。日本全国を見ても、有名な観光地のほとんどが港を有しております。北は小樽市、函館市、青森市、横浜市、神戸市、大阪市、尾道市、長崎市、北九州市の門司港など数え切れませんが、たくさんの港町があります。旅行に行きますと、訪れたまちなみと港のすばらしいところが、旅の思い出に残ります。  市役所の大通りの上から南側を見ますと、眼下に潮見緑地の脇の横水路に多くの白いボートが係留されております。これを皆様方ご存じでしょうか。よく日頃目にしている光景だと思います。白いボートがたくさん並んでおります。すばらしい光景でございます。この光景、本当にきれいに見えます。しかし、この写真パネルではない、橋から北側を見ますと、一部のボートが乱雑に係留しております。せっかく整然と係留している風景を少し台無しにしてしまいます。もっと風景を崩さない係留をしてほしいと思いますと同時に、このボートが整然と係留している風景を、木更津市のまちなみ風景の売りにしたらよいではないかと、私は思います。  そこでお伺いします。  1番目、係留ボートの状況は把握しているのか。  2番目、長期違法係留ボートの取り締まりはあるのか。  3番目、景観にすぐれた係留場所の検討はどうなのか。  以上、大綱2点について質問をいたしました。当局の前向きなご答弁をよろしくお願いいたします。 147 ◯副議長(白坂英義君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。小河原経済部長。 148 ◯経済部長(小河原茂之君) 私から、大綱1、産業振興についてご答弁申し上げます。  中項目1、産業の直近10年間の推移について、まず工業生産量と売り上げの推移についてでございますが、毎年実施されております工業統計調査によりますと、製造品の数量についての項目はあるものの、単位が統一されていないことから、生産量としての集計値は公表されておりません。このため、市では、製造品出荷額を指標の一つとして重視しております。木更津市の製造業における製造品出荷額等につきまして申し上げますと、平成15年においては約5,027億8,200万円でございましたが、平成25年においては約4,029億3,700万円と、998億4,500万円、約20%の減少となっております。  次に、商業の商店数と売り上げの推移についてでございます。商店数と売り上げにつきましては、平成19年まで数年置きに商業統計調査が行われておりましたが、その後、全国全ての企業・事業所を対象とする、経済センサスが創設され、平成21年に基礎調査が、平成24年に活動調査が、それぞれ行われております。両調査の結果を単純に比較することは難しい部分もございますが、木更津市における卸売業及び小売業の商店数、事業所数を申し上げますと、平成14年の商業統計調査では、1,459事業所でございますが、平成24年経済センサスでは1,258事業所であり、201事業所、約14%の減少となっております。また、売り上げにつきましては、平成14年の商業統計調査では約2,831億6,600万円でございましたが、平成24年の経済センサスでは約2,629億200万円と、202億6,400万円、約7%の減少となっております。  次に、農業従事者と生産量の推移についてでございます。農業従事者数につきましては、木更津市農業協同組合に属する正組合員数は、平成16年度は5,172人でございましたが、平成26年度には4,669人と、503人、9.7%の減少となっております。次に、本市の代表的な作物の生産量の推移を、農協の取扱量から申し上げますと、米につきましては、平成16年度は3,600トン、平成26年度は3,320トンと、280トン、7.8%の減少、レタスにつきましては、平成16年度には338トン、平成26年度には275トンと、63トン、18.6%の減少、また梨につきましては、平成16年度は85トン、平成26年度は33トンと、52トン、61.2%の減少となっております。そして、ブルーベリーにつきましては、平成16年度は8.2トン、平成26年度は9トンと、0.8トン、9.8%の増加となっております。  次に、漁業従事者数と水揚げ量の推移についてでございます。漁業従事者数につきましては、市内6漁業協同組合に属する正組合員数は、平成16年度は1,387人でございましたが、平成26年度には727人と、660人、47.6%の減少となっております。水揚げ量につきましては、本市の主要な水産物の推移を見ますと、アサリにつきましては、平成16年度は3,177トンでございましたが、カイヤドリウミグモの影響により、平成20年度以降激減し、平成26年度は266トンと、2,911トン、91.6%減少しております。ハマグリにつきましては、平成18年度以降に漁業協同組合による水揚げが始まりまして、平成18年度に5トン、平成26年度には81トンと、8年間で76トン増加しております。ノリにつきましては、平成16年度には7,771万枚が共販所に出荷されましたが、ほぼ毎年減少が続き、平成26年度は2,264万枚と、5,507万枚、70.9%の減少となっております。最後に魚類でございますが、牛込漁港及び金田漁港の港勢調査によりますと、平成15年には160トンの水揚げがありましたが、平成25年には92トンと、68トン、42.5%の減少となっております。  次に、中項目2、(仮称)木更津市産業・創業支援センターの概略について、お答え申し上げます。  まず、センターの役割と活用予測についてでございます。中小企業者の健全な育成、あるいはさまざまな課題を抱える事業者への不断の支援による地域経済の活性化や、創業・起業を目指す方への個別支援を通じた、地元産業の育成を行うため、千葉県産業振興センターや地元金融機関などの関係機関との連携により、市内のあらゆる産業を支援し、地域経済活性化の拠点となるワンストップ窓口としての機能を担うことが、本市のセンターの役割であると認識しているところでございます。また、活用予測につきましては、中小企業相談所による経営改善普及事業を行っている木更津商工会議所及び富来田商工会では、平成26年度に合計1,294件の窓口指導を行っております。引き続き、会議所等へ相談をする事業者もあろうかと思いますが、センターに関しましては、新規事業を加味し、相談件数はもとより伴走型の相談機能の充実を含め、より多くの方に利用いただけるよう努めてまいります。  次に、センター事務所の内装イメージについてでございます。センターの事務所につきましては、木更津商工会議所の1階の一部を改装する方向で、現在準備を進めているところでございます。改装工事につきましては、フロアをパーティションで区切る建設工事と、電気配線の敷設などを行う電気工事を、必要最小限の工事として予定しております。  次に、金融機関等の連携についてでございます。センターはあらゆる産業のさまざまな相談に対応し、創業者へのきめ細かな支援を行うため、直接センターの業務に従事する限られた人員だけで、全てを完結させることはできません。そのため、センターの運営においては、金融機関を初めとして、千葉県産業振興センター、千葉県信用保証協会、木更津工業高等専門学校、商工会議所、商工会、あるいは弁護士、税理士など、さまざまな関係機関等からの協力が必要不可欠であり、連携を密にし、また情報を共有しながら、相談者に寄り添って、継続した支援を行うことにより、センターの役割を果たすことができるものと考えております。したがいまして、センターの核となるセンター長が決まりましたら、関係機関への協力依頼を順次行ってまいります。  次に、創業者への公的融資の優遇は検討されるのかにつきましては、今年度、センターの設置による創業支援策を充実させるため、市の制度である中小企業資金融資について、創業者専用枠を新たに設け、4月1日から既にその運用を開始しております。これにより、創業する際の事業資金の確保をより円滑に行うことができるものと考えております。また、今後は、センターにおける相談状況や既存事業者への融資とのバランスを見ながら、創業者に対する貸付金利や利子補給率の見直しを含め、ニーズの把握に努めてまいりたいと考えております。  次に、中項目3、センターの詳細予算等についてお答え申し上げます。  まず、センターの予算についてでございますが、平成26年12月に閣議決定された、緊急経済対策に伴う地方創生交付金を財源とするもので、国が平成26年度補正予算としたため、地方自治体においても、平成26年度内に予算措置をする必要がございました。本市におきましては、平成27年3月補正予算に計上し、明許繰越を行ったところでございます。予算につきましては、センター整備事業費として、事務所改装工事費及び備品購入費を計上し、またセンター管理運営費といたしまして、センター長を初めとする職員の報酬やホームページの開設・運営等に要する経費を含む、商工会議所への管理運営業務委託料などを計上しており、事業全体で2,637万円でございます。  次に、人員構成及び採用予定についてでございますが、センターの人員構成につきましては、現在のところ、センター長、副センター長及び事務職員、合わせて3名体制によりスタートする予定でございます。また、採用予定でございますが、センター長の役割は、センターの運営にとって最も重要であること、加えて創業支援に関する商工会議所のワーキンググループの議論に基づく提言を踏まえ、全産業に対する情報収集力、高いコンサルティング能力を備えるとともに、組織的な後ろ盾が求められることから、ベンチャー企業支援など、地元企業のコンサルティング業務なども行っている金融機関に、センターの中核を担う人材の支援をお願いし、現在、木更津市、木更津商工会議所及び当該金融機関の間で、調整をしているところでございます。  次に、給与等の見込み額についてでございます。センターの業務に従事する者の報酬につきましては、千葉県産業支援センターが運営する千葉県よろず支援拠点や、本市と同じく産業を支援する施設を新たに設置しようとしている他の地方自治体の人材募集状況などを参考に、妥当と思われる金額を予算に計上したところでございます。  私からは以上でございます。 149 ◯副議長(白坂英義君) 次の答弁者、渡辺企画部長。 150 ◯企画部長(渡辺知尚君) 私からは、大綱2、水辺の美観と活用について、中項目1、潮見緑地脇の横水路の係留ボートについて、お答えをいたします。  まず、係留ボートの状況は把握しているのかについてでございますが、千葉県では、3年ごとに係留ボートの実態調査を実施しております。直近の平成25年度に行われました調査の結果を申し上げますと、木更津警察署西側から国道16号新潮見橋までの潮見横水路へ係留されているボートは、278隻となっております。このうち169隻が、県から水域の占用が許可されている区域に係留され、残る109隻が許可区域外に不法に係留をされております。  次に、長期違法係留ボートの取り締まりはあるのかについてでございますが、潮見横水路は、木更津港港湾区域内にあり、水域を管理している千葉県では、不法係留しているプレジャーボートの所有者への警告として、係留禁止看板を設置するとともに、巡回パトロールを実施しているとのことでございます。また、県は、千葉県船舶の係留保管の適正化に関するマスタープランにおきまして、君津地区を含む東京湾区域について、放置プレジャーボート等対策連絡調整会議などを通じて、放置プレジャーボート対策を強化することとしております。市といたしましては、このマスタープランに基づきまして、不法係留ボート対策の強化を県に働きかけてまいりたいと考えております。  続きまして、景観にすぐれた係留場所の検討についてでございますが、現行の木更津港港湾計画におきましては、快適な港湾環境の創造に向け、市民等が交流する開放的な親水空間を創出するとともに、港湾の安全性の向上と海洋レジャーを推進するため、収容数190隻の潮浜船だまりや100隻の吾妻船だまりを整備することとしております。この整備によりまして、不法係留ボートを船だまりに移動させることで、安全性が確保されるとともに、景観にすぐれた空間が創出されるものと考えております。市といたしましては、港湾計画に基づく係留施設につきまして、県との協議を進め、整備を促進し、水辺の適正な活用と景観の向上を図ってまいります。  私からは以上でございます。 151 ◯副議長(白坂英義君) 答弁が終わりました。國吉議員。 152 ◯16番(國吉俊夫君) ご答弁ありがとうございます。  それでは、私から、大綱1点目から順次、一問一答、質問させていただきたいと思います。  先ほどのご答弁の中で、いろいろな数値が出てきましたけれども、ほとんどの産業がこの10年間でマイナスになっております。やはり産業の育成というものは大切なものだと思います。  質問ですけれども、答弁の中で、工業統計調査、商業統計調査と経済センサスという言葉がありましたが、統計調査と経済センサスはどこがどういうふうに違うんですか。ちょっと教えていただきたい。 153 ◯副議長(白坂英義君) 答弁を求めます。小河原経済部長。 154 ◯経済部長(小河原茂之君) 工業統計調査はいわゆる製造業、そして商業統計調査につきましては卸・小売業ということで、その産業分野ごとの実態を明らかにする調査として、これまで別々に行われおります。そして、経済センサスにつきましては、日本国内のあらゆる経済活動に関して、事業所数や従業者数など、これらを同一時点で網羅的に把握するため、平成21年度から導入され、調査を実施しております。建設業、金融業、不動産業、医療、福祉、サービス業など、全ての事業所・企業を対象として実施しているものでございます。  以上です。 155 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 156 ◯16番(國吉俊夫君) 私が見ても同じような数値が上がってきているように見えますけれども、国がやっていることですので、何らかの目的があって、経済センサスというのは、いろんな種類に分かれてきたと。  次に、平成24年の経済センサスでも、売り上げは約7%減少ということですが、当然、三井アウトレットパーク木更津とかイオンモール木更津の売り上げが計算される年度は、多分売り上げ増加となる見通しでしょうね。 157 ◯副議長(白坂英義君) 答弁を求めます。小河原経済部長。 158 ◯経済部長(小河原茂之君) 他の事業に大幅な減少等がなければ、売り上げ増につながっていくものというふうに見ております。  以上です。 159 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 160 ◯16番(國吉俊夫君) 多分、この三井アウトレットパーク木更津やイオンモール木更津が売り上げに入っていない数値だと、年度からすると入っていない数値だと思うんですけれども、ともかく最初にお話ししたように、産業の数値のアップということは、やはり大切なことだと思いますので。  中項目2点目の方に入ります。  木更津市産業・創業支援センターの内装工事なんですけれども、これはいつぐらい発注の予定ですか。 161 ◯副議長(白坂英義君) 答弁を求めます。小河原経済部長。 162 ◯経済部長(小河原茂之君) 事務所改装に伴う建設工事及び電気設備工事でございますけれども、これにつきましては、6月4日付けで既に発注いたしております。  以上です。 163 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 164 ◯16番(國吉俊夫君) それでは、この内装工事はいつ終わる予定ですか。 165 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 166 ◯経済部長(小河原茂之君) 工事期間につきましては、本年の7月15日限りとしております。  以上です。 167 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 168 ◯16番(國吉俊夫君) 早く工事が終わって、活動していっていただきたいと思います。  それで、かねてからちょっと心配があったんですけれども、この産業・創業支援センターの活動と商工会議所の中小企業相談所の業務とかが重なるということはないかなと思ったんですが、これはいかがでしょうか。 169 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 170 ◯経済部長(小河原茂之君) 商工会議所が運営する中小企業相談所と産業・創業支援センターは、事業者の意向により、相談内容に応じて相互に連携・補完しながら、相談者に寄り添った伴走型の支援を行っていくということで、重なるということではなくて、連携しながら取り組んでいくというものでございます。  以上です。 171 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 172 ◯16番(國吉俊夫君) 初めての取り組みですので、連携しながら、うまくやっていっていただきたいと思います。  融資に関してですけれども、既存事業者への融資とのバランスを見ながら、創業者に対する貸付金利や利息の補給率の適正な見直しに向けて、ニーズの把握に努めてまいりたいと。この言葉は、言っていただいていることはわかるんですけれども、創業者に対する金利とは、どのようにするかはっきり決まっていますか。 173 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 174 ◯経済部長(小河原茂之君) 創業者への金利あるいは利子補給率等につきましては、センター開所後、創業者からの相談内容、それから今年度から開始しました融資の活用状況、これらを見ながら判断していくものというふうに考えております。  以上です。 175 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 176 ◯16番(國吉俊夫君) 創業者、新しく事業を起こすということになりますと、やはりなかなか信用というものがないものですから、そこでやはりこの支援センターにリードをしていただいて、一緒にやっていただいて、金利等もやっぱり考えていってあげればと思います。これは既存の借り主もいますので、ちょっと難しい面もあると思うんですけれども、それをうまくやっていただきたいと思います。  それと、地方創生交付金は継続的な交付金ですか、どうなんですか。 177 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 178 ◯経済部長(小河原茂之君) 地方創生交付金につきましては、平成26年12月に閣議決定された緊急経済対策、これを速やかに着実に実施することを目的に、平成26年度補正予算で創設されたものでございまして、継続的なものではございません。  以上です。 179 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 180 ◯16番(國吉俊夫君) では、継続的ではないということになると、この産業・創業支援センターの今後ですけれども、やはり継続していくわけだと私は思うんですけれども、この場合、継続する経費等いろんなこと、この事業の来年度の構想というのはどう考えていますか。 181 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 182 ◯経済部長(小河原茂之君) 議員おっしゃるとおり、本事業につきましては、来年度以降も継続して行っていく予定でございます。したがいまして、財源につきましては、現時点では市の単独費を考えております。  以上です。 183 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 184 ◯16番(國吉俊夫君) ということは、来年度から市単体の予算でやっていくということでございますね。それでよろしいですか。もう一度確認します。 185 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 186 ◯経済部長(小河原茂之君) はい。現時点では新たな交付金等が見えませんので、あくまで市の単独費を予定しております。  以上です。 187 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 188 ◯16番(國吉俊夫君) それと、事業費2,637万円の費用項目別の割合をちょっと教えてください。 189 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 190 ◯経済部長(小河原茂之君) 費用項目別でございますけれども、まずセンター整備事業費といたしまして、事務所改装工事費、備品購入費合わせて663万4,000円を計上しております。これは事業費に対して25%でございます。また、センターの管理運営費といたしまして、委託料のほか、消耗品等の事務的諸経費、合わせて1,973万6,000円を計上しておりまして、事業費に対しては75%でございます。  以上です。
    191 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 192 ◯16番(國吉俊夫君) 今のご答弁にありましたセンター管理運営費として、委託費のほか、消耗品等の事務経費合わせて1,973万6,000円、事業費の75%。この中に人件費があると思います。3名のセンター長、副センター長、事務員ですか、人件費がどのくらいなのか。人件費の予算も決めたわけですから、その内容と根拠を教えてください。 193 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 194 ◯経済部長(小河原茂之君) センター管理運営費のうち、委託料に含まれる人件費の予算の関係でございますけれども、3名の従事者の報酬を積算するに当たりましては、年額で、先ほど申し上げました他のケースを参考にしてということでございますけれども、センター長を年900万円、副センター長を年600万円、そして事務職員を年300万円というふうに設定をしております。初年度は、年度途中の開所を見ておりました関係で、予算としましては、センター長を11ヶ月分で825万円、副センター長を8ヶ月分で400万円、事務職員を8ヶ月分として200万円を想定して、予算に計上しております。  以上です。 195 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 196 ◯16番(國吉俊夫君) センター長が年間900万円、副センター長が年間600万円、事務職員が300万円、これは多いのか少ないのか、それは私には判断できませんけれども、産業の育成のために活躍していただければ、別に幾ら出しても当たり前のことだと思うので、市としてもこの産業支援センターの運営がやはりきちっと市民のために役立つということを見ていっていただきたいと思います。予算だけではなくて、やはりその予算が適切なる使われ方をしているかというものを、しっかりと見ていっていただければ、ありがたいと思います。  それでは、大綱2点目に移らせていただきます。  水辺の美観と活用についてですけれども、確認の意味ですが、適正な係留ボートの数が169、違法な係留ボートの数が109、全体の4割が違法な係留ボート数と認識してよろしいでしょうか。 197 ◯副議長(白坂英義君) 渡辺企画部長。 198 ◯企画部長(渡辺知尚君) 議員おっしゃるとおりでございます。 199 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 200 ◯16番(國吉俊夫君) 4割が違法ということであります。ちょっと多いように思います。  それでは、次に、長期違法係留ボートの取り締まりは、私はすべきだと思いますけれども、それよりも私が希望するのは、係留許可をする区域をもっと広げるべきではないかと思いますけれども、いかがでしょうか。 201 ◯副議長(白坂英義君) 渡辺企画部長。 202 ◯企画部長(渡辺知尚君) 現在、プレジャーボート等の収容施設が不足をしている状況にございます。議員おっしゃるように、この係留許可の区域を広げるということについては、効果的であると考えております。県におきましても、船舶の係留保管の適正化に関するマスタープランにおきましても、恒久的な係留保管施設が整備されるまでの間、暫定的な占用許可を与え、許可の相手方に簡易な施設を整備させる手法を積極的に活用するとしております。既に市内では2つの団体が占用許可を得ておりまして、暫定的な係留施設を整備しておりますことから、市といたしましては、この手法の積極的な活用を県に働きかけてまいりたいと考えております。  以上です。 203 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 204 ◯16番(國吉俊夫君) 今の暫定的な係留施設を設置する場合、どのような手続が必要ですか。 205 ◯副議長(白坂英義君) 渡辺企画部長。 206 ◯企画部長(渡辺知尚君) 暫定的な係留施設を設置しようとするものについては、県が策定をいたしました港湾区域内におけるプレジャーボート暫定係留施設設置に係る水域占用許可基準に基づきまして、知事へ許可申請をすることになります。この申請内容が周辺地域住民等の生活環境上、特段の問題がないこと、また安全管理体制を具備すること等、本許可基準に適合していることが認められ許可された場合に、暫定的な係留施設を設置することができるということになっております。  以上です。 207 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 208 ◯16番(國吉俊夫君) 先ほどの答弁の中で、木更津港湾計画に潮浜船だまりが位置づけられております。それはどこでどのような施設ですか。 209 ◯副議長(白坂英義君) 渡辺企画部長。 210 ◯企画部長(渡辺知尚君) 木更津港の港湾計画におきまして、小型桟橋を1基配置して、190隻のプレジャーボート等を収容するということになっております。なお、詳細につきましては、今後の港湾計画の進捗に応じて決定をするということになっております。  以上でございます。 211 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 212 ◯16番(國吉俊夫君) では、この木更津港湾計画に位置づけられた船だまりの整備がされると、プレジャーボートの収容台数は何隻になりますか。 213 ◯副議長(白坂英義君) 渡辺企画部長。 214 ◯企画部長(渡辺知尚君) 新規整備の施設と暫定施設を合計いたしますと、439隻のプレジャーボート等が収容可能になります。  以上です。 215 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 216 ◯16番(國吉俊夫君) その台数が確保できれば、当然、現在の係留ボートも全部入るような形になると思うので、今後ともその予備も十分確保されるように、木更津市から千葉県の方にぜひ発信していっていただきたいと思います。こんなすばらしいボートがあるということ、これは宝でございます。偶然というか何か、お金がかからないででき上がってきたものですから、これを活用するのも一つの手だと思いますので。  そこで、部を変えます。  木更津市の水辺の美観の活用と観光振興の一環として、これは考えられます。水辺の美観の活用は、木更津市観光振興計画の取り組むべき事業の6番目に、回遊性の向上にもプラスになるのではないかと、私は思います。今回の質問の答弁の担当部局とは違いますけれども、経済部ではどう思いますか。 217 ◯副議長(白坂英義君) 小河原経済部長。 218 ◯経済部長(小河原茂之君) 現在、木更津市観光振興計画に基づきまして、大型集客施設へのお客様が市内各地の飲食店、観光施設へ回遊いただけるよう、週末木更津計画事業を、振興計画としては推進をしております。議員おっしゃるように、水辺の景観、港や河川等を含めて、水辺につきましても、その景観を向上させて、観光客が立ち寄り、回遊性の向上にも寄与するような、観光スポットに磨き上げていきたいというふうに考えております。  以上です。 219 ◯副議長(白坂英義君) 國吉議員。 220 ◯16番(國吉俊夫君) ありがとうございます。そのようなご答弁をいただきまして助かります。観光客が立ち寄り、回遊性の向上に寄与する観光スポットを考えていただけるなら、ぜひともご協力を賜りたいと思います。今後、担当部局の活躍を議会でも見守っております。その都度、その都度、また質問させていただきます。今後とも、その際はひとつよろしくお願いします。  お願いを含めて、質問に答弁していただきました担当部局にお礼を申し上げまして、本日の質問を全て終わらせていただきます。どうもありがとうございました。 221 ◯副議長(白坂英義君) ここで2時10分まで休憩いたします。                                 (午後1時51分)   ─────────────────────────────────────── 222 ◯副議長(白坂英義君) 休憩を取り消し、本会議を再開いたします。                                 (午後2時10分)   ─────────────────────────────────────── 223           ◇田 中 紀 子 さん ◯副議長(白坂英義君) 次の質問者は田中紀子議員ですが、質問の中で資料及びパネルを使用したいとの届け出がありましたので、これを許可いたしました。資料につきましては、お手元に配布のとおりであります。  それでは、田中紀子議員、質問席へお願いいたします。田中議員。 224 ◯8番(田中紀子さん) 市民の代弁者、市民ネットワークの田中紀子です。市民の声からまちづくり。そこで今回は、選挙、学校給食、介護保険、市営霊園についてお聞きします。  まず1つ目、「選挙の投票率、下がったね」という市民の声を受けて、投票率低下の検証と「選挙へ行こう」の推進について。  1、啓発や投票参加への呼びかけについて、4点お聞きします。  1点目、年齢別投票者数の経緯について。  資料1の1のグラフをご覧ください。これは4月に行われた県議選と市議選の第6投票区の年齢別投票者数をあらわしたものです。この結果をどのように受けとめておられますか。  2点目、投票率の低下防止対策。  県議選で新たに行った、フェイスブックでの投票へのアピールの検証はしたのか、また市議選で行わなかった理由をご説明ください。  3点目、選挙公報について。  資料1の2のAをご覧ください。選挙公報を発行するまでのタイムチャートです。現在のタイムチャートでは、期日前投票は7)の告示日翌日から始まります。選挙公報の配布日は、期日前投票には間に合いません。期日前投票所には、配布前でも置けないのでしょうか。  4点目、掲示ポスターについて。  設置基準はありますが、新しい道路もできたり、また設置場所が近過ぎるところもあります。今後、検証の予定はありますか。  次に、ルールを守って明るい選挙について、2点お聞きします。  1点目、市民へのルールの周知について。  千葉市のホームページには、Q&Aが掲載されています。選挙運動や政治活動、寄附など、身近な疑問がわかりやすく書かれています。今回の選挙で市民からの問い合わせがありましたか。主なものを簡略にご説明ください。  2点目、候補者へルールの周知について。  選挙管理委員会としては、立候補予定者には説明会でルールの書いてある冊子を配っています。しかし、何度も市民から、これはどうなっているのと聞かれたので、私はそのたびに説明していました。候補者向けのルールは、候補者が知るだけではなく、同時に市民にも知らせる必要があると考えます。ご見解をお聞かせください。  3番目に、みんなが投票しやすい仕組みについて、3点お聞きします。  1点目、期日前投票制度について。  期日前投票は、富来田公民館と市役所の2ヶ所です。期日前投票をする場所の選定理由は、また富来田公民館でも市役所のどちらでも投票できないのはなぜか、ご説明ください。  2点目、投票所での障害者対応はについてです。  車椅子の人のための低い記載台が欲しいという市民の声がありました。現在、障害者対応の投票所はありますか。  次に、大きな項目2つ目は、学校給食のアレルギー対応は学校によって違うのという市民の声を受けて、教育環境における学校給食について聞きます。  資料2のAをご覧ください。市内の小中学校の学校給食は、給食センターや学校で調理しています。アレルギーは個々の子どもによって、また成長によっても対応が変わります。  そこで1、学校給食のアレルギー対応について、5点お聞きします。  1点目、市民ニーズと学校での現状はどのようでしょうか。  資料2のBの表をご覧ください。平成27年度のアレルギー対応を要望している児童・生徒数の現状もあわせてご説明ください。また、アレルギー対応の給食を望んでいても、対応できていない学校はあるのかも、あわせてお答えください。  2点目、アレルギー対応の給食の現状について。  学校給食センターの場合、自校式給食の場合、親子式給食の場合をお示しください。  3点目、子どもの成長に合わせた対応について。  子どもの成長により、除去品目やその量が少なくなる場合もありますが、定期的な相談などで、子どもに合った学校給食が提供されているのでしょうか。  4点目、小学校入学前の受け入れ対応準備について。  幼稚園や保育園でアレルギー対応をしてきた場合、小学校に入学しても、スムーズに継続されることが望まれます。現状は、入学前に受け入れ対応準備についてどのようにされていますか。  5点目、中学校入学前の受け入れ対応準備についても、同様にお答えください。  次に、学校給食費の支払い状況について、3点お聞きします。  1点目、学校給食課ができたメリットについて。  学校給食費の収納状況の現状と、学校給食課ができたメリットをお示しください。  2点目、アレルギー対応の場合の学校給食費はどのように対応されていますか。  3点目、長期欠席の場合はどのようにされていますか。  次、大きな項目3つ目、介護保険の新しい総合事業について。  今年度から、3ヶ年の第6期介護保険事業計画がスタートしました。  資料3をご覧ください。  その中にある新しい介護予防・日常生活支援総合事業について、2点お聞きします。  1点目、基本チェックリストの実施とありますが、ご説明ください。  2点目、訪問型サービスDについて、資料3のBをご覧ください。  訪問型サービスDは、移動支援、これは新たにできたものです。昨年9月議会でも質問いたしましたが、国の新地域支援構想に書かれていた、住民・市民が考えて育てつくる、移動サービスのことです。NPOライフサポート波岡は、高齢者の生活支援に生活バスの運営をして、今年で10年です。木更津市の介護保険事業計画では、訪問型サービスDは3ヶ年とも「検討」という2文字となっています。検討とはどのようなことを想定しているのか、ご説明ください。  大きな項目4つ目は、「市営霊園の一般墓地を、どうしても生きているうちに買いたいんだけど買えないのかな」という市民の声を受けて、市営霊園の整備と維持管理についてお聞きします。  1つ目、普通墓地や芝生墓地を一般墓地といいますが、この一般墓地の利用状況について、2点お聞きします。  1点目、一般墓地の現状と課題について。  資料4のAをご覧ください。木更津市の霊園は、昭和35年度に1,645区画あり、その後増設し、平成26年度末には4,431区画あります。
     資料4のBをご覧ください。ここ数年の一般墓地の利用状況をグラフにあらわしました。一般墓地の現状と課題についてご説明ください。  2点目、管理手数料の徴収状況について。  一般墓地の使用料は普通墓地の場合、1平方メートル当たり13万円となっています。これは使用する初めに一括で支払いますが、霊園の清掃や維持管理のための管理手数料は、毎年1平米当たり800円となります。墓地の使用権が消滅するのは、使用者が死亡したとき、また、使用者が住所不明となって10年を経過したときです。では、この管理手数料の徴収状況について、資料4のCをご覧ください。近年5年間の滞納者数、徴収率の推移、滞納原因について、また、平成26年度の滞納者を減らす対策について、ご説明ください。  次に、合葬式墓地の利用状況について、3点お聞きします。  1点目、第1次募集の結果をご説明ください。  2点目、今後の募集の予定をご説明ください。  3点目、維持管理の方向性についてご説明ください。  以上、1回目の質問を終わります。 225 ◯副議長(白坂英義君) 質問は終わりました。当局の答弁を求めます。高澤教育長。 226 ◯教育長(高澤茂夫君) 私からは、大綱2、教育環境における学校給食について、ご答弁を申し上げます。  まず、中項目1、学校給食のアレルギー対応につきまして、ご質問の1点目、市民ニーズと学校での現状はでございますが、食物アレルギーの対応方法は、アレルギー対応の基本ガイドラインにより、一部を弁当持参による対応、詳細な献立表による情報提供に基づく自己による対応、そして、完全弁当による給食を要しない対応と、3つの対応を行っております。このアレルギー対応を要望している児童・生徒でございますが、平成27年5月1日現在で一部を弁当持参による対応は、小学生が50人、中学生が8人、情報提供に基づく自己による対応は、小学生が44人、中学生が8人、完全弁当による給食を要しない対応は、小学生が5人、中学生が1人となっております。また、アレルギー対応の給食を望んでいても対応できていない学校はあるのかでございますが、平成26年9月に、全ての学校において共通で対応できるよう、アレルギー対応の基本ガイドラインを整備し、対応しているため、対応できていない学校はありません。  次に、ご質問の2点目、アレルギー対応の給食の現状でございますが、学校給食センターにおきましては、食物アレルギー除去食の調理は、アレルギー専用調理室で行っておりますが、これに対し、自校式給食と親子式給食である単独校につきましては、専用調理室がないため、調理作業工程において、作業動線が交差しないよう考慮し、安全を十分確保して実施をしております。除去食を調理する環境は異なりますが、アレルギー対応のガイドラインにのっとり、基本的な除去食対応について、差異がないように努めております。  次に、3点目、子どもの症状に合わせた対応でございますが、除去食による対応を行っている児童・生徒は、保護者、学校、栄養士による面談を毎年必ず行っております。また、個々の症状は年齢とともに変化していく可能性が高いことから、毎年度、医師による学校生活管理指導表を提出いただき、適切な対応を行っております。さらに、食物アレルギーの症状が軽快した場合や重篤になった場合等で、対応方法に変更が必要となった場合は、その都度面談を実施し、対応の変更を行っております。  次に、4点目、小学校入学前の受け入れ対応準備及び5点目、中学校入学前の受け入れ対応準備でございますが、新入学、転入等により除去食対応を希望する場合は、必ず保護者、学校、栄養士による面談を実施しております。また、医師の診断及び検査により食物アレルギーと診断され、学校生活管理指導表の提出を要件として、食物アレルギーの対応を行っております。  次に、中項目2、学校給食費の支払い状況につきまして、1点目、学校給食課ができたメリットのうち、まず学校給食費の収納状況でございますが、平成26年度末の見込みで、納付率は98.75%、滞納額が2,463万5,303円、滞納者は延べ856人でございます。  次に、学校給食課ができたメリットでございますが、昨年度までは、給食調理場と事務室が同一機関であり、これに伴う給食調理の業務管理に関連した事務があったことにより、事務的に大変煩雑でありました。また、給食費の管理システムが機能的に使いづらく、現年分の給食費の賦課徴収に追われ、滞納分に十分手が回らない状況でもございました。平成27年度から、部内で事務の精査を行い、市全体の学校給食の運営方針の策定、学校給食費の賦課徴収の強化、食物アレルギー対策の強化を図るために、教育部内に学校給食課を新設し、学校給食センターの業務を調理部門に特化いたしました。また、平成27年度及び28年度にかけて、給食費の賦課徴収システムを新たに導入することになり、今後、事務の改善を図り、徴収事務にさらに力を入れるよう考えております。  2点目の、アレルギー対応の学校給食費でございますが、食物アレルギー等により、喫食できない食品がある児童・生徒に対して、除去の内容により、給食費の減額を行っております。対象となる食材・食品は、牛乳とパンであり、この牛乳・パンの金額を給食費から減額しております。なお、おかずの除去につきましては、減額の対象としておりません。  3点目の、長期欠席児童や生徒の給食費でございますが、児童及び生徒が病気・事故等により土・日・祝日を除いて連続して5日以上欠食し、保護者から給食欠食届出書の提出があった場合には、給食費から減額をしております。また、年度途中で長欠による欠食の届け出があった場合や、欠食期間が2ヶ月以上の長期になる場合は、届出書を提出することにより、給食費を徴収休止としております。平成27年5月1日現在で、届出書の提出があり給食費の徴収を中止している児童・生徒は、小学生で7人、中学生で33人でございます。また、長期欠席児童・生徒が登校するようになった場合は、保護者から給食開始届出書の提出があれば、給食を再開しております。  私からは以上でございます。 227 ◯副議長(白坂英義君) 次の答弁者、緒形選挙管理委員会書記長。 228 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 私からは、大綱1、投票率低下の検証と「選挙に行こう」の推進の中項目1、啓発や投票参加への呼びかけについてお答えいたします。  1点目、年齢別投票者数の経緯について、4月に執行した千葉県議会議員選挙と木更津市議会議員選挙の結果をどのように受けとめているかとのご質問でございますが、全国的に若年層の低投票率は危惧されているところであり、最近ではSNSやインターネット等から、自分の関心のある情報のみしか入手しなく、政治に関心を持つ機会がさらに少なくなっていると思われます。また、選挙権年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法改正案は、今月4日、衆議院本会議にて全会一致で可決し、6月中旬にも成立する見通しとなりましたが、若年層の投票率向上に新たな効果的啓発手段を一層研究していかなければならないと考えております。  次に、2点目、投票率の低下防止対策について、県議選で新たに行ったフェイスブックのアピールの検証と市議選で行わなかった理由について、お答えいたします。県議選では、期日前投票直前になってから急遽行ったものでございますが、フェイスブックの動画の再生は1,610回でございました。また、市議選で行わなかった理由でございますが、県議選ではテスト的に行ったもので、今後はフェイスブックでの効果的なアピール方法を研究してまいりたいと思います。  次に、3点目、選挙公報について、配布日のご質問でございますが、公職選挙法第170条で、選挙公報は選挙日前2日までに配布するものとなっております。選挙日に投票する選挙人のためのものでございます。しかし、近年、期日前投票者が急増しておりますので、刷り上がり次第、期日前投票所に置くようにはしております。  次に、4点目、掲示ポスターについてでございます。各投票区に設置するポスター掲示場の配置につきましては、当該投票区における人口密度、地勢、交通等の事情を総合的に考慮して、合理的に配置することとされております。土地区画整理事業等の進捗により、区画や幹線道路の変更となった投票区、人口の増加している投票区については、優先して見直していく必要があると考えております。また、住宅地から離れていたり、設置場所が集中している等の申し出のあった場所につきましては、適宜見直しを図っております。  続きまして、中項目2、ルールを守って明るい選挙についてお答えいたします。  1点目、市民へのルールの周知についての質問でございますが、今回の選挙で市民から問い合わせのあった主なものといたしましては、選挙公報はいつ届くのか、期日前投票はいつからか、入場券はいつ届くのか、1人意思能力がないが、家族で決めた候補者がいるので、私に投票させてほしい、ポスターが民家の塀に貼られているがよいのかなど、件数は把握してございませんが、このような問い合わせがございました。  次に、2点目、候補者へルールの周知につきましては、次回、市の選挙が近づきましたら、市のホームページ及び広報きさらづ等に、候補者ができるものできないものを、簡略化して掲載するようにいたします。  次に、中項目3、みんなが投票しやすい仕組みについてお答えいたします。  まず、1点目、期日前投票制度についてのご質問でございますが、現行の期日前投票所の選定理由につきましては、昭和46年9月に富来田町と木更津市が合併した以後、富来田出張所と本庁の2ヶ所で不在者投票を行っていたと思われ、平成14年に富来田公民館が改築され、富来田出張所と公民館が同じ場所になり、平成15年12月に期日前投票制度になっても、そのまま引き継がれております。また、富来田公民館でも市役所のどちらでもできたらとのことですが、今回の県議選から、富来田公民館にシステムを導入したため、どちらでも投票可能になりましたが、テスト運用でしたので周知はいたしませんでした。トラブルもなく運用できましたので、次回選挙より、本市ホームページ、広報、入場券封筒等により、有権者に周知いたします。  次に、2点目、投票所での障害者対応はとのご質問でございますが、車椅子及び点字対応用として、39投票所中24投票所にて、長机を設置しております。  私からは以上でございます。 229 ◯副議長(白坂英義君) 次の答弁者、奥出福祉部長。 230 ◯福祉部長(奥出淳一君) 私から、大綱3、介護保険の新しい総合事業の中項目1、介護予防生活支援サービス事業について、お答えします。  まず、小項目1、基本チェックリストの実施についてでございますが、まず新しい総合事業は、利用者の多様なニーズに対して、介護予防や自立した生活の支援を目的として実施するものであり、対象者の心身の状況や置かれている環境などの状況に応じ、自らの選択に基づき提供されるものであります。新しい総合事業に移行した後は、議員お示しの資料3にもありますように、これまでの認定申請に加え、基本チェックリストによる判定が行われることとなります。この基本チェックリストは、これまで二次予防事業対象者の把握のために利用していたものを活用し、必ずしも認定を受けなくても、必要なサービスを利用できるよう、閉じこもり、認知機能の低下、鬱病の可能性など、本人の状況を確認する25の質問項目に回答するものであります。また、その結果を地域包括支援センターに送付し、地域包括支援センターにおいて、介護予防ケアマネジメントを開始する流れとなっております。このように、新しい総合事業に移行した後は、窓口での相談において、利用者の希望を踏まえて、自立支援に向けたケアプランの作成、サービスの利用につなげていきたいと考えております。  次に、小項目2、訪問型サービスDについてお答えいたします。  訪問型サービスDは、新しい総合事業に位置づけられたサービスの形態の一つで、要支援1・2とチェックリスト対象者への移動サービスの提供となります。本市の第6期介護保険事業計画では、議員ご指摘のとおり、訪問型サービスDは、計画期間中3ヶ年とも検討を続けることとなっておりますが、現段階では、ほかの介護予防サービスや生活支援サービスと一体的に行われる移動サービス、例えば、買い物、通院、外出時の支援や、送迎を伴わない通所型サービス利用のための、乗り合いの移動支援などを考えております。その上で、今後の課題は、訪問型サービスDの移動できる範囲をどこまでにするのかなどの基準、また福祉有償運送とのすみ分けやかかわる人材への研修などであり、その方向性やルールづくりの検討が必要と考えております。議員ご指摘の、NPOライフサポート波岡が展開されている、地域における移動支援の活動は承知をしておりますので、市として考える訪問型サービスDにどのようにしたら取り込むことができるのか、ある程度の方向性を決めた上で、ほかの福祉有償運送事業者なども含み、聞き取り調査などを行っていくつもりでおります。  私からは以上でございます。 231 ◯副議長(白坂英義君) 次の答弁者、小山環境部長。 232 ◯環境部長(小山秀雄君) 私からは、大綱4、市営霊園の整備と維持管理についてご答弁申し上げます。  中項目1、一般墓地、普通墓地、芝生墓地の利用状況についてのうち、1点目の、一般墓地の現状と課題ということでございますが、市営霊園につきましては、昭和35年度に1,645区画を供用開始し、4度の増設を経た後、平成7年度に、市道を挟んだ東側に、市民ニーズに対応した、芝生墓地を含む1,607区画を整備し、現在、敷地面積約12万平方メートルの、本市で唯一の公営墓地でございます。平成26年度末現在、区画割り等による増加分もあわせ、総区画数は4,431区画となっております。霊園の状況といたしましては、既に4,320区画が使用許可区画となっており、残る区画は111区画となっております。  一般墓地の使用申請方法等についてでございますが、まず、既設部の区画については、焼骨を抱えている方に限り、随時使用許可申請を受け付けているところでございます。一方、市民ニーズの高い芝生墓地を有する増設部につきましては、空き区画がほとんどない状況であることから、現在、随時の受け付けはしておりません。なお、例年、わずかではございますが、墓地の返還がございますので、ある程度の区画数がまとまった段階で公募を実施しております。近年では、増設部をあわせ、平成22年度に33区画、25年度は22区画を、焼骨を所持されていない生前の使用申込者も対象として、公募を実施したところでございます。本年度につきましては、一般墓地の公募予定はございませんが、来年度以降、残区画数の状況等を踏まえ、検討してまいりたいと考えております。  次に、一般墓地の課題ということでございますが、これまでご説明してきましたとおり、残りの区画数が少ないということでございます。この課題に対しましては、平成19年度に策定した霊園増設整備基本構想を踏まえ、残区画の中で、市民ニーズに合致しない区画面積の大きい墓地の区画割りのほか、少子高齢化や核家族化等に伴う新たな墓地ニーズに対応した、合葬式墓地を整備し、墓地需要への対応に努めてきたところでございます。合葬式墓地の供用開始により、今後、一般墓地を返還される方も想定されますことから、その動向を踏まえながら、一般墓地のあり方を見きわめてまいりたいと考えております。また、許可済みの区画の中に、墓石のない区画が約750区画、全体の17%を占めている状況の中で、平成26年度には、19区画の返還がございました。このことから、今後はこれら区画の使用者に対しまして、返還の意向があるかどうかなど、照会していくことも必要ではないかと考えております。2点目の課題といたしましては、墓地継承者がいない無縁墓地化への対応でございます。これにつきましては、昨年度から墓石の有無や草等の繁茂など、墓地の管理状況の把握に努めるとともに、管理手数料の納付状況などから、無縁墓地化のおそれのある区画の見きわめに取り組んでいるところでございます。課題の3点目といたしましては、議員ご指摘のとおり、市営霊園の利用案内などの情報提供が不十分であるものと認識しております。そのため、昨年度から、ホームページ等の改善に取り組んでおりますが、本年8月を目途に、墓地の空き区画状況を初め、さらなる情報の充実を図り、わかりやすい霊園案内に努めてまいりたいと考えております。  次に、小項目2点目の、管理手数料の徴収状況でございますが、議員作成の資料のとおり、滞納者が年々増加している状況でございます。このため、平成26年度より、徴収対策の取り組みの強化として、5度にわたる文書催告のほか、徹底した電話催告及び休日戸別訪問などによる納付催告を進めております。また、年度当初に発送する納入通知書の返戻が約50通あり、このことが滞納原因の一つとなっておりますので、居所不明者の調査にも取り組んでいるところでございます。さらに、滞納者を把握するため、墓地の管理状況についても現地調査を行い、滞納整理を進めるための基礎データの把握に努めております。これらの取り組みにより、平成26年度は過年度分の滞納者を21名、現年度分滞納者を49名、それぞれ前年度より減少させることができました。また、徴収率は、現年度分で1.14ポイント、滞納繰越分で11.88ポイントの向上となり、10年以上にわたる悪化傾向に歯どめをかけることができました。今後も引き続き徴収対策の強化に努めてまいります。  続きまして、中項目2、合葬式墓地の利用状況についてご答弁申し上げます。  まず、1点目の、第1次募集の結果はというお尋ねでございますが、本年3月初旬に、焼骨所持者を対象として、事前申し込みの受け付けを実施いたしましたところ、1体用が44体、2体用が8体、合計48人、52体分のお申し込みがございました。審査の結果、42人、46体分を使用許可したところでございます。  次に、2点目の、今後の募集の予定はということでございますが、現在のところ、8月に事前の募集案内、9月には詳細な募集要項を、広報きさらづ、ホームページ等でご案内し、10月に公募を実施したいと考えております。詳細につきましては現在検討中でございますが、合葬式墓地は、死亡者数の推移とアンケート調査を踏まえた墓地需要から、年間75体の利用を見込んでおりますが、本年度は事前申し込み分の49体を含め、既に57体分の申し込みがありますことから、市営墓地返還者や生前予約等を踏まえまして、50体程度を募集したいと考えているところでございます。しかし、焼骨所持者につきましては、随時受け付けを行っておりますので、その状況も見ながら、検討してまいりたいと考えております。  続きまして、3点目の、維持管理の方向性についてでございますが、本年4月の合葬式墓地の供用開始に伴いまして、霊園の管理業務について、包括的民間業務委託を導入いたしましたので、仮設管理事務所に配置された委託先職員が、合葬式墓地の埋蔵の立ち会いなどの管理業務を実施しているところでございます。そこで、お尋ねの維持管理の方向性につきましては、現在行っております包括的業務委託の実施状況等を踏まえまして、平成30年度を目途に、指定管理者制度に移行し、さらなる市民サービスの向上、利用者の利便性の向上に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 233 ◯副議長(白坂英義君) 答弁が終わりました。田中議員。 234 ◯8番(田中紀子さん) では、再質問させていただきます。  まず、選挙のことです。フェイスブックで、選挙公報はアップできない理由があるのでしょうか。ホームページではできているんですが、教えてください。 235 ◯副議長(白坂英義君) 答弁を求めます。緒形選挙管理委員会書記長。 236 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 選挙公報をホームページにアップしたのも、今回が初の試みでございます。フェイスブックにリンクを貼ることは他市でも行っておりますので、可能と思われます。関係課と協議検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 237 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 238 ◯8番(田中紀子さん) では、お願いします。  では、次、選挙公報が間に合わない期間に期日前投票に来た市民は何人ほどおられますか。 239 ◯副議長(白坂英義君) 答弁を求めます。緒形選挙管理委員会書記長。 240 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 期日前投票が始まって2日目の午後から置きましたので、おおむね1,990人でございます。 241 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 242 ◯8番(田中紀子さん) では、暫定的に印刷の原盤となるそのPDFデータの選挙公報を、期日前投票会場に展示しておくことはできないのでしょうか。 243 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 244 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 次回からは、PDFデータが納品され次第印刷し、期日前投票所入り口に置くようにいたします。  以上です。 245 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 246 ◯8番(田中紀子さん) よろしくお願いします。  指定病院、老人ホームなどの指定施設での不在者投票は、市議選では334人いました。  では、お聞きします。この不在者投票は、告示日後、いつ行われるのでしょうか。 247 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 248 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) これは、病院の施設長が日にち等は決めます。ですから、病院の施設長の方から、いついつやるので投票用紙を送付してほしいというような依頼がございます。  以上でございます。 249 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 250 ◯8番(田中紀子さん) では、入院または施設などに入所されている方には、選挙公報は届くのでしょうか。 251 ◯副議長(白坂英義君) 答弁を求めます。緒形選挙管理委員会書記長。 252 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 病院側から要望があった場合は送付いたします。通常は記載台等に貼ってある氏名掲示等を送っております。  以上でございます。 253 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 254 ◯8番(田中紀子さん) 病院に選挙公報を届けましょうかと、選管の方から聞いているのでしょうか。 255 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 256 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 先ほども答弁いたしましたように、あくまでも病院からの要望があった場合のみ送っております。 257 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 258 ◯8番(田中紀子さん) 病院側からはそんな要望をしてもいいかどうかもわからないので、まず聞くこと、また私は要望があるなしにかかわらず、期日前投票同様に置くべきと考えます。  では、次に、新聞に折り込みされた選挙公報、オレンジの部分は立候補者のところのスペースなんですが、白い部分、余白がありました。この余白の活用は検討の余地があると考えますが、いかがでしょうか。 259 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 260 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 木更津市選挙公報の発行の手続に関する規定により、掲載原稿用紙の大きさは候補者数、印刷の都合等により定めるとなっておりますので、次回からは、候補者数等を勘案し、スペースに無駄が出ないように、掲載原稿の大きさを考え、余白ができてしまった場合は、活用を検討したいと思います。  以上でございます。 261 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 262 ◯8番(田中紀子さん) よその市では、高齢者が多くなってきたので、字を大きくしたりとか、工夫したりしているところもあります。この余白に選挙に関するQ&Aを書くことはできるのでしょうか。 263 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 264 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 今後検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 265 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 266 ◯8番(田中紀子さん) ポスター掲示のための地図がわかりにくいと、ポスターを貼った人たちから声が届いているんですが、改善を求めますが、いかがでしょうか。 267 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 268 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 私どもも常々思っていることでございまして、申しわけございません。広い投票区全体を縮尺しなければならないため、地図中変更のあった場合は、今でも切り貼りをして対応をしている状態でございます。他市の作成方法等を参考にし、改善してまいりたいと思います。  以上でございます。 269 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 270 ◯8番(田中紀子さん) あるところでは、3人の候補者のポスター貼りの方が「ないないないない」と言って探し回っていて、やっと見つけたというところもありましたので、ご検討をお願いします。  では、市役所が2ヶ所になったら、期日前投票所はどのように考えているのでしょうか。
    271 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 272 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 当面はイオンタウン木更津朝日及び富来田公民館の2ヶ所となります。アクア木更津は電車やバス通勤の会社員または学生にとっては非常に便利な場所だと思いますが、しかし、市役所が入るのが7階、8階とのことなので、セキュリティー面での運用方法、また期日前投票システム用のパソコンの増設費、選挙事務従事者等の確保の問題がございますので、今後検討してまいりたいと思います。  以上でございます。 273 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 274 ◯8番(田中紀子さん) 資料1の2のCをご覧ください。  茨城県神栖市で、投票率を上げるための啓発活動のプレリリースです。木更津市の市役所が7階とか8階でも、エレベーターのところまでレッドカーペットを敷いたり案内すれば、話題性もあり、可能と考えます。神栖市に、この選挙の投票率を上げるための活動をして投票率は上がったのか問い合わせてみましたところ、全ての期日前投票所の2割に相当する1,816人の有権者が、増設した期日前投票所で投票し、一定の効果があったと、また、投票率も茨城県内最下位を脱却できたということでした。この神栖市、移動の期日前投票所もやったりとか、とても工夫していました。ぜひ、やってやれないことはないと思いますので、参考にご検討ください。  次に、どの投票会場にも、車椅子対応、点字対応が必要と思いませんか。 275 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 276 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 今回の市議選では、車椅子の選挙人が来られた投票所は39ヶ所中20ヶ所、点字投票は2ヶ所でございました。可能な限り用意するようにいたします。  以上でございます。 277 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 278 ◯8番(田中紀子さん) お願いします。  若い世代の啓発に重点を置いた新たな展開もしなければなりません。  資料1の3をご覧ください。ここに平成22年度から平成25年度まで、いろいろ書いてあるんですが、これは総務省の未成年者及び若い有権者を対象とした啓発事業実態調査の報告書です。そこから抜粋しました。児童会長選挙、生徒会長選挙の支援で、投票箱などの貸し出しを行っている市町村が、平成25年度には52.2%もあります。木更津市ではどのようでしょうか。 279 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 280 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 昨年の11月には、市内11の中学校へ、投票箱50個、記載台84台を貸し出しております。 281 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 282 ◯8番(田中紀子さん) 市内そんなに貸し出していたんだなと思いました。市内の高校にも今後呼びかけてみてはと思います。  選挙事務への起用も年々増えているようにデータではありますが、主に高校生や大学生を起用しています。木更津市では、起用を検討したことはありますか。 283 ◯副議長(白坂英義君) 緒形選挙管理委員会書記長。 284 ◯選挙管理委員会書記長(緒形正美君) 千葉県内で、高校生、大学生を選挙事務に起用している団体が10団体ございましたので、それらの団体を参考にして、検討してまいりたいと思います。 285 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 286 ◯8番(田中紀子さん) ぜひ検討して、若い世代に関心を持っていただけたらと思います。18歳からの選挙となると、この表によると子ども議会も全国の市町村、平成25年度で13.5%が行っています。今後は議会や執行部、また選挙管理委員会と協力して、こういう手法も進めていった方がよいのではないかなと、私自身、今回、この質問を組み立てていく上で考えたところです。  選挙に関してはここまでといたします。  次に、学校給食のところでお聞きします。  まず、福祉部にお聞きしたいんですが、保育園でのアレルギー対応の子どもは何人いますか。 287 ◯副議長(白坂英義君) 奥出福祉部長。 288 ◯福祉部長(奥出淳一君) 公立保育園、直営7園、指定管理1園、合計8園でのアレルギー対応の子どもは17人、民間保育園7園でのアレルギー対応の子どもは41人おります。  以上です。 289 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 290 ◯8番(田中紀子さん) では、福祉部に。  その給食費は、公立の方で結構なんですが、どのようになっていますか。 291 ◯副議長(白坂英義君) 奥出福祉部長。 292 ◯福祉部長(奥出淳一君) 保育園の給食費は、児童福祉法に基づく保育所運営費国庫負担金で賄われておりますので、給食費としての徴収は行っておりません。  以上です。 293 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 294 ◯8番(田中紀子さん) では、アレルギー対応をしている子どもが、小学校に就学する前に、小学校への申し送りはどのようにされていますか、福祉部にお聞きします。 295 ◯副議長(白坂英義君) 奥出福祉部長。 296 ◯福祉部長(奥出淳一君) 国の保育所保育指針に基づきまして、保育園から就学する小学校に、保育所児童保育要録を提出することが義務化されており、本市では、毎年3月に提出しております。アレルギー対応が必要な場合は、その要録の中に記載がされますので、それをもって小学校側に申し送りをしており、不明点があった場合などは連絡を取り合うなどの対応を行っております。  以上です。 297 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 298 ◯8番(田中紀子さん) では、今度は教育部にお聞きします。  保育園から小学校へは3月に報告がされることがわかりました。就学時健康診断以外に、アレルギー対応が必要な子どもの保護者と今後の対応を話し合う機会はあるのでしょうか。 299 ◯副議長(白坂英義君) 鹿間教育部長。 300 ◯教育部長(鹿間和久君) 10月、11月頃に行われる就学時健康診断後から、翌年の1月までの間に、アレルギー対応が必要な子どもの保護者と、校長、教頭、養護教諭、栄養士との個人面談を実施しているところでございます。 301 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 302 ◯8番(田中紀子さん) わかりました。  では、今度は福祉部にお聞きします。  保育所に入園を希望する場合、子育て支援課に行きます。その際、提出する書類の一つに健康状態確認書があります。そこには食物アレルギーについての項目があります。子育て支援課には栄養士が配置されています。アレルギーを持つお子さんの場合、子育て支援課ではどのような対応をしますか。 303 ◯副議長(白坂英義君) 奥出福祉部長。 304 ◯福祉部長(奥出淳一君) 子育て支援課には、栄養士及び保育士を配置しておりまして、保育園に入園を希望する場合に、アレルギーについて保育園での配慮が必要な場合、面談を行いまして、保育園で行っていますアレルギーの対応方法について、説明を行っております。その中で、給食対応が可能な場合は、除去食での対応、アレルギーが重篤で給食が困難な場合はお弁当を持参していただくよう、説明をしております。さらに、入園が決まった際には、保育園において個別に保護者と園長、栄養士などで、今後の留意点や対応について、細かく協議を行っておりまして、アレルギー対策に万全を期しているところであります。  以上です。 305 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 306 ◯8番(田中紀子さん) わかりました。  では、子育て支援課と保育園の栄養士の連携というのは、どのようになっていますでしょうか。 307 ◯副議長(白坂英義君) 奥出福祉部長。 308 ◯福祉部長(奥出淳一君) 国の法律などの改正に伴う対応や、流行、感染など、近隣の情報や留意事項及び対応策等につきましては、子育て支援課と保育園の栄養士間で随時連絡を取り合っております。各関係機関との連携、外部からの伝達等の窓口は子育て支援課の栄養士とし、各保育園に配置された栄養士へ速やかに情報提供することができております。  以上です。 309 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 310 ◯8番(田中紀子さん) わかりました。  では、教育部にお聞きします。  子育て支援課の保育園の栄養士への連携がわかったので、今度は学校給食の場合の栄養士の配置状況はどのようになっていますか。 311 ◯副議長(白坂英義君) 鹿間教育部長。 312 ◯教育部長(鹿間和久君) 栄養士の配置状況でございますが、小中学校に県の職員が6名、市の職員が6名、給食センターには県の職員が2名、市の職員が1名、そして、学校給食課に市の職員が2名配置されているところでございます。 313 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 314 ◯8番(田中紀子さん) 県の職員と市の職員が混在しているということがわかりました。  では、今年度、学校給食課ができて、昨年度までは学校給食に関しては学校給食センターでした。栄養士の連携、学校との連携について、昨年度までと今年度、どう変わったのかご説明ください。 315 ◯副議長(白坂英義君) 鹿間教育部長。 316 ◯教育部長(鹿間和久君) 今年度、学校給食課が新設され、調理施設から独立したことにより、積極的に学校へ訪問できることとなり、施設、栄養管理、栄養指導等において、学校栄養士との連携がスムーズに行えるようになりました。 317 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 318 ◯8番(田中紀子さん) わかりました。  保育園の方では、栄養士が各園に配置されていて、子育て支援課にも栄養士がいて、それが健康福祉センターなどとも連携しやすいということで、高い評価を得ているので、小学校の方も連携をより密にして、進めていただけたらと思います。  教育部にお聞きします。  コンタミや皮膚に触れただけでもアレルギーの反応を起こすお子さんもおられます。学校給食をみんなと一緒に食べるということは、そういうアレルギーを起こさないように、担任の先生はもちろんのこと、子どもたちの協力も必要です。給食の時間になると特別な支援を必要とする児童・生徒と言えると、私は思います。教育環境における学校給食という視点から、特別な支援が必要な児童の学習・生活支援などに当たるスクール・サポート・ティーチャーが、担任の補助に入っている事例はありますでしょうか。 319 ◯副議長(白坂英義君) 鹿間教育部長。 320 ◯教育部長(鹿間和久君) 学校給食におけるアレルギー対応という視点だけでSSTが学級担任の補助に入ることは、現在のところございません。 321 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 322 ◯8番(田中紀子さん) では、今のところないということなんですが、現状では、担任の先生がそのお子さんの対応によってかなり苦労しているところもあると思いますので、またそういう場合は担任も子どもも負担が軽減されるような形で、おいしく給食が食べられるような環境を、私は求めます。  次に、学校給食を止めていた長期欠席児童が、また通学できる段階、そろそろ学校給食をみんなと食べられそうな時期に、いつでも待っていたよという学校の姿勢が求められます。学校給食を復活するために、保護者へのアプローチの必要性、いかがお考えでしょうか。先ほどの答弁では、要望があれば復活すると言っていたんですが、なかなか保護者としてはそのアプローチがないと、どうですかと聞かれないと難しいと思うんですが、そのところをお聞かせください。 323 ◯副議長(白坂英義君) 鹿間教育部長。 324 ◯教育部長(鹿間和久君) 長期欠席児童・生徒の学校給食の扱いは、保護者の要望によりさまざまでありますが、長期欠席児童・生徒につきましては、より繊細な対応が必要となりますので、学校と保護者との連携を密にし、せっかく登校できた日に給食が配食できないと、長期欠席児童・生徒が、学校給食が原因でさらなる長期欠席に陥ることのないよう、十分な配慮が必要であると考えております。 325 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 326 ◯8番(田中紀子さん) 学校給食の点、ぜひよろしくお願いいたします。いつでも待っていたよというような形で、学校に長期欠席児童が通えるようになったらいいなと思っています。  介護保険のことについては、移動支援について、福祉有償運送事業ではハードルが高く、広がりがないということから、訪問型サービスDがプランニングに上がってきたわけで、そのことを踏まえて検討していただければと思います。これは要望にとどめます。  次には、市営霊園。  平成26年度は、かなり滞納者を減らす対策をされていました。さて、年度当初に発送する納入通知書の戻りが約50通もあるということで、この滞納原因の居所がわからない、居所不明ということについてですが、墓地使用者が転出した際には、市民部の窓口で転出届を出します。その転出届が出されたことは、環境部にも連絡が入るのでしょうか。 327 ◯副議長(白坂英義君) 小山環境部長。 328 ◯環境部長(小山秀雄君) お答えいたします。  現在のところ、連絡が入るような仕組みにはなっておりません。そのため、使用者の方には、使用許可書を持参の上、住所等変更届を提出していただくこととなります。  なお、本年度から、納入通知書発送時に住所変更などの各種手続等のご案内を同封し、使用者の方へ周知を図っているところでございます。 329 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 330 ◯8番(田中紀子さん) わかりました。  では、市民部にお聞きします。  墓地を持っている市民にとっては、転出する際、市民課への転出届のほかに、環境部にも届けなくてはいけないことがわかりました。今後、市役所が分散します。今回の墓地の管理手数料のように、転出の際の手続の簡素化を整理し、転出のときに必要な手続がどの建物に行けばよいのか、一覧になっているものを用意するなど、転出者の負担軽減のためにも、ぜひご検討いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 331 ◯副議長(白坂英義君) 北原市民部長。 332 ◯市民部長(北原靖和君) 転出される方へのご案内の件でございますけれど、現在、国民健康保険、児童手当、上下水道、小中学校などの手続や担当部署を紹介いたしましたパンフレットを配布し、提出に当たって必要な情報を提供しておるところでございます。今回、仮庁舎へ移転するに当たりまして、議員ご指摘のとおり、墓地の管理手数料のように、転出届と同時に必要な手続、これを改めて点検いたしまして、市民の負担軽減につながるよう、配布資料の内容を検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 333 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 334 ◯8番(田中紀子さん) ぜひこれは9月までにやっていただけたらと思います。  では、次に、生前に一般墓地を購入したいという市民の声に対して、今後どのような対応をお考えでしょうか。
    335 ◯副議長(白坂英義君) 小山環境部長。 336 ◯環境部長(小山秀雄君) 直近の平成25年度に実施いたしました公募の際に、20区画に対しまして、申込者が総数65名ございました。そのうち37名が焼骨を所持されていない、生前申込者でございました。そして、結果的に8名の方が使用許可を受けることになりました。このように、一般墓地に対する一定の需要、また生前申し込みの需要もございますことから、先ほどご答弁申し上げましたとおり、一般墓地の返還及び区画割り等による残区画数の状況を踏まえまして、来年度以降、焼骨を所持されていない、生前の申込者も対象とし、今後の実施に向けて検討してまいりたいと考えております。 337 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 338 ◯8番(田中紀子さん) では、合葬式墓地についてお聞きします。  こちらも生前に申し込みたいという声が届いています。合葬式墓地の納骨室に埋蔵された焼骨は、使用許可から20年を過ぎた後、地下の合葬室に焼骨が移され、埋蔵されます。この使用許可とは、納骨室に焼骨を埋蔵したときでしょうか。それとも、使用許可の手続を済ませたときからでしょうか、確認させてください。 339 ◯副議長(白坂英義君) 小山環境部長。 340 ◯環境部長(小山秀雄君) お答えします。  起算日につきましては、合葬式墓地の使用許可のあった日からとなります。そのため、生前予約により使用許可を受けられた方が、20年以上生存された場合には、納骨室内の納骨壇には一度も埋蔵されることなく、直接地下の合葬室に埋蔵されることになります。このことにつきましては、生前予約を希望される方に対しまして、周知を図っているところでございます。  以上でございます。 341 ◯副議長(白坂英義君) 田中議員。 342 ◯8番(田中紀子さん) 以上で私、今まで、市民の声からまちづくりと考えて、質問させていただきました。これは届いた市民に返すだけでなく、同じように考えている市民が多くいると思いますので、これをまた皆様に伝えて、より良いまちづくりにしていきたいと思います。  質問を終わります。 343 ◯副議長(白坂英義君) ここで3時30分まで休憩いたします。                                 (午後3時10分)   ───────────────────────────────────────           〔副議長、議長と交代〕 344 ◯議長(滝口敏夫君) 休憩を取り消し、本会議を再開いたします。                                 (午後3時30分)   ─────────────────────────────────────── 345           ◇佐 藤 多美男 君 ◯議長(滝口敏夫君) 次の質問者は佐藤多美男議員ですが、質問の中で資料及びパネルを使用したいとの届け出がございましたので、これを許可いたします。資料につきましては、お手元に配布のとおりでございます。  それでは、佐藤多美男議員、質問席へお願いします。 346 ◯23番(佐藤多美男君) 皆さん、こんにちは。本日の最後の質問者でございます。どうぞよろしくお願いします。通告順に従いまして、一般質問を行います。  私からの大綱第1は、オスプレイの木更津基地整備拠点化問題、第2は、湧水、湧き水であるいっせんぼくの保全問題について、第3は、公立保育園の民営化・統廃合について、以上、大綱3点であります。  まず、大綱の第1は、オスプレイの木更津基地整備拠点化問題についてであります。  今年は、戦後70年の年であります。世界と日本の平和はみんなの願いでもあります。我が木更津、郷土の平和問題として、毎回でありますけれども、オスプレイの木更津基地整備拠点化問題を取り上げたいと思います。よく墜落することから、「空飛ぶ棺桶」、こう呼ばれております新型輸送機オスプレイですが、先月5月18日、アメリカハワイ州オアフ島で、死者2人を含む死傷者が22人と、痛ましい事故が起きました。この墜落事故を起こした同型のオスプレイが、沖縄普天間基地に配備され、全国の基地で飛行訓練が行われ、どこでも「オスプレイ来るな・いらない」の反対運動が起きております。木更津の市議会議員選挙の中でも、日本国中どこの市町村でも反対しているのに、なぜ木更津の市長は反対しないんだ、このように市民から私に対しても、怒りの声も寄せられました。  そこでお尋ねいたします。  まず第1に、ハワイでの墜落事故について、市長は墜落事故をどう受けとめたのか、感想あるいは見解を求めます。そして、この墜落事故を受けて、政府防衛省に対して、市長はどのような対応を行ったのでしょうか、お答えいただきたいと思います。また、オスプレイの木更津基地整備拠点化によるテスト飛行などで、木更津で事故が起きる可能性は、これまた十分考えられることになったのではないでしょうか、見解を伺います。  2つ目には、オスプレイの配備・整備計画は、今国会で現在審議中の安全保障法制整備と言われる戦争法案、集団的自衛権行使とこの問題と一体ではないかと考えます。憲法の解釈を変えて、集団的自衛権を行使するために、戦争法案を安倍政権は押し通そうとしています。戦後日本の民主政治が根底から覆されようとしている今日、元自民党幹部の野中さん、古賀さん、加藤紘一さん、公明党の元副委員長の二見伸明さん、民主党の藤井裕久元幹事長、そうそうたる各党の元幹部が、我が党の発行する「しんぶん赤旗」に登場して、安倍政権のやり方に批判の声を上げております。世論調査でも、戦争法案である安全保障法制は、今国会会期中に成立反対の方が賛成を上回っています。安倍政権は、防衛予算の増額で約5兆円近くにも膨れ上がり、軍備増強と解釈改憲による集団的自衛権行使、すなわち海外での武力行使を可能にする、もっと言えば、アメリカの起こす戦争に自衛隊が参加できる道を開くものであります。この一連の動き、流れを見れば、陸上自衛隊のオスプレイ佐賀配備計画、また木更津基地へのオスプレイの整備拠点化計画は、戦争法案イコール集団的自衛権行使と一体であることは明らかではないでしょうか、市長の見解を伺います。  第3は、オスプレイ整備のための国際入札状況であります。入札や開札状況の公表について伺います。先月5月28日、私は千葉、神奈川、山梨、3県合同で、防衛省・外務省に対し、オスプレイ配備・整備・飛行訓練反対の国会要請を行ってまいりました。その場では、私の質問に対して、入札は終わっているけれども、審査中で公表できない旨の説明がありましたが、市としての状況をどう把握しているのか、ご説明願いたいと思います。  第4は、米空軍オスプレイの横田基地配備との関連についてであります。10機の横田基地配備、こういう計画が発表されました。以前から、米空軍オスプレイの横田基地配備については、取り沙汰されていたものです。計画が発表され、現実的なものとなってきました。米空軍オスプレイが横田基地に配備されるとなると、木更津でのオスプレイ整備機数が増加するということになるのではないでしょうか。見通しについてお答えをいただきたいと思います。  大綱第2は、湧水、湧き水である、いっせんぼく保全問題について伺います。  私は、防衛省交渉の前日、5月27日、鈴木議員や近隣住民の方たちと、いっせんぼくを見てまいりました。「いっせんぼくが危ない」、このような声を聞きつけ、何度か現地を見てきましたけれども、今回も驚きの連続でありました。いっせんぼく周辺の開発、これが業者によって明らかになりつつありますけれども、規模が何と100ヘクタール近くにも及ぶ広大なもの、100ヘクタールと言えば、100メートル・100メートルグラウンドが100個というふうな、広大なものです。太陽光発電パネルの配列は、この数は2,853台、横にずっと並べて一つずつ数えたのが2,853台、太陽光発電の総出力は32メガワット、これまた大規模なものであります。この開発計画では、いっせんぼくを西と南で挟む形で、太陽光発電パネルを配置するとしております。  私たちはまず、事業計画地内に所在する真里谷廃寺跡の発掘調査の様子を見ました。妙泉寺の西側の舌のような形をしている台地、舌状台地といいますけれども、そこに位置しておりますけれども、今まで真里谷廃寺は布目瓦などの存在から、8世紀、奈良時代に築造されたものらしいという、謎の寺でもありました。発掘調査によって、その全貌が明らかになるものと期待しております。瓦塚から出た軒瓦から判断すると、市原の上総国分寺と全く同じタイプのものだということであります。  皆さんに写真をお示ししてございますけれども、これが軒の丸瓦。布目瓦もあります。これも軒瓦でございます。これは上総国分寺と全く同じタイプ、同一でございます。これは上総国分寺との関係だけではなくて、いっせんぼくとも関係していると思うんです。いっせんぼくは、ボクボク出る、こういう命の源のような、そういう状況でありますので、宗教的な場所と、その近くに寺が配置されたということは、関連があるものとあります。一部では、法隆寺との関係もあるのではないかという、古代歴史のロマンを感じさせるものであります。  余り問題の間口を広げると時間が足りませんので、真里谷廃寺保存関係は別の機会に譲ることにしまして、いっせんぼく保全の環境問題に限っていきたいと思います。  さて、里山と水田地帯が広がる武田川沿いのコスモスロードからいっせんぼくに向かう、木道を歩いて行くと、ハンノ木湿原に入ります。そこにはツリフネソウ、それと同時にハンゲショウの群落がありました。このハンゲショウというのは、ご存じのように、間もなくこれから半分白くお化粧する、そういう山野草であります。水路の流れの中には、エビモ、セキショウモなどの水藻、カワニナやザリガニ、古代の生物の生き残りと言われるスナヤツメ、これも生息しておりました。ようやくいっせんぼくに到着しましたら、残念なことに、湧水の水量は、ドクドク流れてはいたものの、砂を巻き上げてのボクボク感はありませんでした。今年の3月に見たときには、確かにボクボクと湧き出ていたものが、どうしたことだろう、これではいっせんぼくとは言えないんじゃないかとがっかりしました。  これが最近の5月4日に私が撮影した、いっせんぼくの様子でございます。「ふるさとの泉いっせんぼく」、ボランティアの方たちの整備によりまして、標識も立てられております。まことに残念な状況でございました。ちょうどそこに居合わせましたチョウの写真家の方は、いっせんぼく周辺には絶滅危惧種など、希少種のチョウがたくさん生息している、とりわけハンノ木湿原の環境保全は大事だと、こう説明して、チョウの写真も見せていただきました。  そこで第1に、いっせんぼく保全について伺います。  いっせんぼく保全の担当部局、主管課は一体どこなんでしょう。物事の種類によって、窓口がいっぱいある、これでは市民もたらい回しになる、こういうおそれがあります。市民の問い合わせに統一した窓口が、私は必要だと思うんですけれども、いかがでしょうか。また、いっせんぼく保全の意義について、市はどのようにお考えなのか。私は、水源の涵養、観光資源、景観、それから生態系を守っていく、それぞれの観点があると思うんですけれども、お答え願いたいと思います。  第2は、周辺の開発事業について伺います。  今、いっせんぼくが危ない、そうした中で、周辺の開発事業が計画されております。先ほど若干申し述べましたけれども、市のつかんでいる、把握している、その内容を示していただきたいと思います。また、いっせんぼく保全への影響はないのかどうか、そして、ほかの事業など、この場所で今まで開発計画は何度もされてきて、消えてきたかと思います。無届け、あるいは不許可、こうしたことで荒されてきました。この経過をご説明いただきたいと思います。  第3は、環境アセスメントについてであります。  事業者は、環境アセスについて調査作業を行うと、こういうふうに区長には連絡してありますけれども、その状況についてご説明をいただきたいと思います。  第4は、千葉県林地開発条例に基づく林地開発手続についてであります。  私は、君津にある県の中部林業に出向いて、状況を調査に行きました。しかし、今は事前協議中ということで、詳しいことを聞き出すことはできませんでした。林地開発についての手続状況について、市としてどのような情報を得ているのか、開示をしていただきたいと思います。  最後の大綱第3は、公立保育園の民営化・統廃合についてであります。  3月市議会で、市は、公立保育園の施策に関して、民営化路線からもう一歩足を踏み込む答弁を、福祉部長が行いました。それは公立保育園の統廃合も視野に入れるということであります。つまり、統合され、廃園となる保育園も出てくる、それを検討するということになるのではないでしょうか。とりわけ、鎌足保育園は、平成18年の民営化計画の対象に挙げられ、一昨年25年の次世代育成審議会でも、民営化の対象として名前が挙げられました。今度は統廃合となれば、真っ先に狙われるのは鎌足保育園になるのではないか。市議会議員選挙の中でも、鎌足保育園をなくさないでほしい、こうした声が寄せられ、署名の取り組みも始まっております。民営化や統廃合を進める目的の第1に、新たな事業の展開のための財源確保、財源づくりのためにこうしたことをやると言うんです。うたっています。しかし、大事なことは、安上がりの保育かどうかではなくて、質的中身であることは、これは当然なことです。公立保育園の縮小は、子育て支援施策の充実や拡大に逆行するものではないでしょうか。財源を言うのであれば、開発予算を見直して、無駄を削っていくことではないでしょうか。公立保育園も私立保育園も、それぞれの特徴やよさを持っています。あえて民営化を進め、安易に民間任せにするのではなくて、共存すべきではないでしょうか。  私の基本的な考え方を述べた上で、順次質問してまいります。  第1は、公立保育園の民営化・統廃合問題について、保育園の施策方針の見直しをしたその理由、市内幼稚園の認定こども園移行状況をご説明いただきたいと思います。あわせて、民営化計画について、どこまで進んでいるのか、進捗状況をご報告ください。また、保育園の統廃合も視野に入れるといった、統廃合構想の発案をした理由とその根拠についてご説明をしてください。  第2は、新たな事業展開のための財源確保について伺います。新たな事業展開というのはどんなものなのか、また、それはどこまで進んでいるのか、その財源確保の見込みはついたのか。  以上お尋ねし、私からの第1回目の質問といたします。答弁よろしくお願い申し上げます。 347 ◯議長(滝口敏夫君) 執行部の答弁を求めます。渡辺市長。           〔市長 渡辺芳邦君登壇〕 348 ◯市長(渡辺芳邦君) それでは、佐藤議員のご質問にご答弁申し上げます。  私からは、大綱1、オスプレイ木更津基地整備拠点化問題について、お答えいたします。  初めに、中項目1、ハワイでの墜落事故について、墜落事故をどう受けとめたかでございますが、多くの死傷者が出た、大変痛ましい事故であると思っております。このような事故が再び発生することがないよう、事故原因の徹底的な究明が必要不可欠であると認識しております。そのため、市民の安全・安心を確保する観点から、去る5月26日、千葉県とともに、北関東防衛局を訪問し、事故原因等の情報提供や徹底した安全対策などについて、再度要請を行ったところでございます。  次に、木更津での事故の可能性はでございますが、事故が再び引き起こされないためにも、徹底した安全対策を講じるよう、国に申し入れを行ったところでございます。なお、政府としては、米側に対し、着陸失敗の原因等の関連情報を速やかに提供するとともに、普天間飛行場所属のMV-22オスプレイについて、引き続き安全面への最大限の配慮を申し入れたとのことであります。  次に、中項目2、集団的自衛権との関係についてお答えいたします。  オスプレイの配備・整備計画は、安倍政権の戦争法案イコール集団的自衛権行使と一体ではないかとのことですが、この整備計画は、中期防衛力整備計画に基づき、陸上自衛隊が導入を予定しているオスプレイ17機と普天間飛行場に既に配備されている米海兵隊のオスプレイ24機、計41機の定期機体整備の申し入れでありまして、集団的自衛権と直接関係するものではないと理解しております。また、集団的自衛権につきましては、国の専管事項でございまして、現在、国会の衆議院に設置されました、我が国及び国際社会の平和安全法制に関する特別委員会において審議が行われているところであります。  続きまして、中項目3、オスプレイ整備国際入札の入札・開札状況と公表についてのお尋ねでございますが、5月26日の訪問の際、改めて北関東防衛局に確認をいたしましたが、現時点において米軍から、米海兵隊MV-22オスプレイの機体整備に係る入札関係の新たな情報はないとのことで、今後、情報があり次第提供を行うとの解答でございました。  最後に、中項目4、米空軍オスプレイの横田基地配備との関係について、木更津基地でのオスプレイ整備機数の増加になるのではないかとのお尋ねでございますが、北関東防衛局に確認をいたしましたが、横田基地に配備が予定されている米空軍CV-22オスプレイについては、現時点において、何ら定期機体整備に関する情報はなく、防衛省として具体的なコメントを行う段階ではないとのことでございました。  私からは以上でございます。その他につきましては、関係部長から答弁いたします。 349 ◯議長(滝口敏夫君) 次、小河原経済部長。 350 ◯経済部長(小河原茂之君) 私からは、大綱2、湧水いっせんぼく保全問題の中項目1、いっせんぼく保全についてお答え申し上げます。  担当部課の所在についてでございますが、現状では、いっせんぼくにつきまして、いずれかの部署が取りまとめるという取り扱いはせず、所管事項に照らし、必要に応じて関係する部課が連携して対応していくものと考えております。  次に、いっせんぼく保全の意義についてでございますが、いっせんぼくから湧いた水は、ハンノ木湿原を経由して、武田川に注ぎ、農業用水として利用されております。また、武田川沿いからいっせんぼくに至る道は、富来田地区のボランティアの皆様の手によって、コスモスや菜の花など、季節の花が植えられるほか、木道が整備され、ハイキングを楽しめる散策路となっております。そのため、地元では、ここを含む真里谷城址までの散策コースを、自然と歴史を探訪できるうまくたの路として、市内外に広く案内をしているところでございます。このように、いっせんぼくにつきましては、水源としての機能を有するほか、景観的にもすぐれていることから、市でも観光資源として位置づけ、さらには環境面においても、保全に努めるべき資源として、認識しているところでございます。  次に、中項目2、周辺の開発事業についてお答えいたします。  まず、開発計画の面積など、規模、内容についてでございます。千葉県に提出された林地開発行為事前協議書を確認いたしましたところ、事業内容は、太陽光発電施設の設置で、事業区域は約93.5ヘクタール、また区域内における林地開発行為の対象となる森林面積は約81.6ヘクタールで、そのうち林地開発面積は約37.2ヘクタールとなっております。  次に、いっせんぼく保全への影響についてでございますが、林地開発に対する許可権者は千葉県となりますが、市に対して、開発計画への意見を求められる機会も今後ございますので、必要に応じ、そうした機会を捉え、影響が出ることがないよう、意見を申し述べてまいりたいと考えております。  次に、他事業など、今までの開発計画経過についてでございますが、いっせんぼく周辺での過去の開発計画について、千葉県に問い合わせを行い、また調査をいたしましたところ、林地開発計画といたしましては、今回の事業地の北側地区において、平成19年度に農場施設の建設として、約3.5ヘクタールの計画がございましたが、実施に至らず、平成20年度に取り下げられております。また、林地開発計画の事前協議の段階ではありますが、今回の事業地と同地区において、平成24年度に、太陽光発電施設の建設として、約5.4ヘクタールの計画がございましたが、事業計画の見直しにより、平成25年度に取り下げられております。一方、本市への伐採届につきましては、平成18年度に、今回の事業区域において、森林の伐採を行うとして、約11.9ヘクタールの届け出がございましたが、届け出内容と異なる伐採及び許可なく林地開発行為を行ったため、千葉県の指導により、森林復旧措置として、平成24年度に約2.4ヘクタールの植栽を実施しております。また、平成19年度に、同事業地区の測量及び文化財調査のため約0.3ヘクタール、平成26年度には、文化財再調査のため約0.3ヘクタールの伐採届が提出されております。さらにさかのぼりますと、昭和63年には、本市といたしまして、今回の計画区域に中核施設や公園などを配した富来田リゾートファーム基本構想の策定調査を実施しておりますが、景気の後退などにより、事業化には至っておりません。その後も構想レベルで申しますと、民間企業によるゴルフ場開発や太陽光発電施設の建設など、多くの事案が浮上いたしましたが、地権者を中心とする地元の皆様の環境破壊への懸念などを背景といたしまして、いずれも頓挫しております。  次に、中項目4、林地開発についてお答えいたします。  手続状況についてでございますが、事業者から千葉県に対して、千葉県林地開発行為等の適正化に関する条例に基づく林地開発行為事前協議書が提出されたところであり、現在は、林地開発行為の事前協議中である旨、千葉県から本市に通知があったところでございます。  私からは以上でございます。 351 ◯議長(滝口敏夫君) 小山環境部長。 352 ◯環境部長(小山秀雄君) 私からは、大綱2、中項目3の環境アセスメントについて、測定状況についてお答えいたします。  環境影響評価、いわゆる環境アセスメントにつきましては、環境影響評価法及び千葉県環境影響評価条例により、対象事業と規模が定められております。そして、それに該当する事業は、所定の手続に基づき、事業者において、事業を実施することによる環境への影響を調査、予測、評価することとされております。その手続といたしましては、3つの段階がございます。まず、主に文献資料や必要に応じた測定の実施により、現状の環境を把握するとともに、大まかな環境影響を予測し計画を確定するための計画段階、環境配慮書を作成する段階、そして現状を把握し予測評価する環境項目や予測手法等を選定する方法書を作成する段階、さらに環境への影響を予測評価する準備書を作成する段階がございますが、手続を進めるそれぞれの段階において、必要に応じた現地調査等が実施されるものと思われます。  なお、事業計画につきましては、現在までのところ、環境影響評価が義務づけられた事業が計画されているという情報には接しておりません。または条例に定める手続のほかに、住民への事業説明を実施する際の資料として、あるいは事業者が事業の影響を把握する必要があると判断した際には、事業者が任意で環境調査を実施する場合がございます。これにつきましては、公表、市への提出等の義務がないことなどから、現段階では、調査の実施も含め、確認できておりませんが、事業内容が明確になった段階で、適切に対応してまいりたいと考えております。  私からは以上でございます。 353 ◯議長(滝口敏夫君) 奥出福祉部長。 354 ◯福祉部長(奥出淳一君) 私からは、大綱3、公立保育園の民営化・統廃合についてお答えいたします。  まず、中項目1、公立保育園の民営化方針と統廃合問題の1点目、保育園施策方針の見直し理由でございますが、昨年度の9月議会及び3月議会でご答弁いたしましたとおり、国において、新しい子ども・子育て支援制度の具体的な内容が示されるなど、子育て支援強化について、その制度が大きく変わることとなり、民営化については、新制度による認定こども園などの動きや本市の将来を見据えた保育需要などを勘案し、適切な配置などの研究がさらに必要と判断し、引き続き検討することとしたものでございます。現在、民営化実施に向けた検討を行い、準備を進めております。  次に、市内幼稚園の認定保育園移行状況でございますが、先の3月議会でご答弁いたしましたとおり、既存の12の幼稚園から認定こども園への平成27年度に移行を希望する幼稚園はございませんでした。しかし、一方で、現在市内で学童保育などを展開している社会福祉法人から、昨年10月20日に、認定こども園設置に関する要望書が市長へ提出され、市内に開設を計画していると伺っております。国は、認定こども園への移行を推進する方向であり、財源の確保などの課題への対応が整えば、補助金の見直しなど、十分予測できる状況になることから、市内幼稚園の認定こども園への移行の動きが想定されますので、その動向を十分注視し、適切に対応してまいりたいと考えております。  次に、民営化計画についてでございますが、先ほど申し上げましたように、民営化につきましては、検討の基本的な状況に大きな変更があり、より慎重な対応が必要となりましたことから、平成25年度中に民営化計画の策定はせず、平成31年度民営化実施としたこととあわせて、再検討させていただくこととなり、現在、民営化実施に向け、その準備を進めているところでございます。  統廃合構想の発案理由とその根拠とのご質問でございますが、統廃合構想という大きなものではございませんで、3月議会での答弁の中の統廃合という言葉は、公立保育園運営費負担金の一般財源化による、市の財政状況への厳しい影響や、市内幼稚園の認定こども園への移行の動き、今後の保育需要の見直しなどを考慮すると、公立保育園の統廃合をも視野に入れた検討の必要も生じてくるであろうと述べたものでございます。  続きまして、中項目2、新たな事業展開のための財源確保の新たな事業展開はどこまで進んだかと、その財源確保の見込みはついたかでございますが、これまでの民営化に係る方針、考え方として、民営化は新たな事業を展開するための財源確保の方策として必要であるとしてまいりました。まだ民営化について検討をしている現在にあっては、この方針で言うところの財源確保はできておりません。したがいまして、大きく新事業の展開には至ってはおりませんが、多様化する保育ニーズに対応する必要がありますことから、新たな事業展開として、地域子育て支援センターの設置、放課後児童クラブの増設や、病後児保育事業、体調不良児保育事業の実施など、子育て支援施策を推進してきております。  私からは以上でございます。 355 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 356 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、順次一問一答に移ります。  最初に、大綱第1は、オスプレイの木更津基地整備拠点化問題でございます。  市長は、この事故に対して、大変痛ましい事故であるということで、5月26日、県と一緒に北関東防衛局に行かれまして、そして徹底した安全対策を要請してきたということなんですが、それはどういう形でなされたのか、口頭なのか、きちんとした文書でなされているのかどうか、まず伺います。 357 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 358 ◯企画部長(渡辺知尚君) 5月26日でございますけれども、北関東防衛局への要請につきましては、口頭で行ったところでございます。  以上です。 359 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 360 ◯23番(佐藤多美男君) これだけ重要で、墜落事故で2人が死亡している。そうした同じMV-22が木更津基地で整備拠点化になろうとしているときに、口頭でよいのかと思うんですけれども、そういうふうな認識ですか。口頭で足りるということですか。 361 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 362 ◯企画部長(渡辺知尚君) 18日にこの報道に接しまして、すぐに対応していくべきだということで、文書ということではなく、早急な対応ということで、口頭で実施をしたところでございます。  以上です。 363 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。
    364 ◯23番(佐藤多美男君) 早急な対応だから口頭だということですけれども、きちっとした、これは文書ですから、何時間かあればできることだと思うんですよ。18日に事故があって、26日でしょう。1週間近くあるわけですからね。やっぱり事の重大性を認識していないんじゃないかというふうに、私はちょっと思っちゃうんですね。  そこで、徹底した安全対策を要請したということなんですけれども、一つには、やはり事故原因が明らかになるまでは、国内に配備されているオスプレイは、飛行などを控えてほしい、さらには木更津に対して整備拠点化は、これは白紙撤回にしてほしいということを言うべきだったのではないでしょうか。そこまで踏み込めなかったんですか、お答えください。 365 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 366 ◯企画部長(渡辺知尚君) まず、市といたしましては、この事故に関しまして、しっかりと北関東防衛局に直接会って要請をすると、安全対策をお願いするという立場のもと、行ってきたところでございます。そういった中で、国の方も米側に対しまして、安全対策等々を含めたこの事故原因の究明を含めて、アメリカに確認をして、そして地元に丁寧に説明をするというようなことで、回答を得ているところでございます。  以上です。 367 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 368 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、ただ単に国の方針を承ったということだけだと思うんですね。そういうことで済ませては、やっぱり木更津市の市民が不安に思っていることを伝えるということにはならないんじゃないかというふうに思うんですね。  それで、私は、事故の心配、可能性についてお尋ねしたんですが、徹底した安全対策を要請するんだと。しかし、実際、危ないと言われるこのオスプレイがハワイで事故を起こした、死者も2人出た、こうした段階で、もちろん事故率が低ければ安全で、高ければ危ないと、単純に私は申し上げませんよ。ただ、そうした可能性は大きくなった。木更津でテスト飛行などをすれば、こういう墜落事故もあり得るという可能性は大きくなったというふうに思うんですけれども、その見解はいかがですか。 369 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 370 ◯企画部長(渡辺知尚君) 大変痛ましい事故だと感じているところでございますけれども、やはりこのためにも、この事故が再び引き起こされない、こういったために、事故原因の究明、そしてこの究明に基づく安全対策、こういったものを、市としては国に申し入れを行ったというところでございます。  以上です。 371 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 372 ◯23番(佐藤多美男君) それでは、木更津にオスプレイの配備はいいですよ、だけれども安全対策をきっちりやってほしいですよと、ただそんなことではないですか。そういうことが隠れていますよね、前提条件が。それではやっぱり市民の命、安全を守るような市の対応ではないと、私は思っているんですね。時間の関係がありますから、それ以上は言いませんけれども、ちょっとこのテスト飛行について、よく木更津基地で、整備基地だから、整備をするんだったらいいんじゃないかと、そういうふうに思いがちですけれども、私は、28日に国会に行って外務省と防衛省の職員が来て聞きました。どこでテスト飛行をやるんですか。場周経路を、これはここだけではありません。人里離れたところで、これも考えています、こういうふうに言っているんですよ。人里離れたところというのは、これは今、木更津飛行場で陸上自衛隊が訓練しているのは、国有林、県有林ですね。鹿野山、信太山、清和、それから鋸山、鴨川の内浦、こうしたところでやられているわけですね。そこにまで飛んでいってオスプレイが飛行訓練をするということになれば、当然、私たちの住んでいる市内の上空を飛ぶことになるんですよ。このことを言ったんです。このことは承知していますか。 373 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 374 ◯企画部長(渡辺知尚君) 人里離れたところというご質問でございますけれども、3月市議会でもご答弁をさせていただきましたけれども、ご質問のテスト飛行コースにつきましては、私どもにつきまして、海側経路を使用するということで、国から確認をさせていただいているところでございます。  以上です。 375 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 376 ◯23番(佐藤多美男君) それは違うんですね。木更津に来る、あるいは出ていく場合は場周経路、海側を使いましょうと。これはいいです。ただテスト飛行をどこでやるか。整備は必ずテスト飛行をしなければ、それがきちんと整備されたかどうかというのはわかりませんよね。だから、テスト飛行をしてみる。それには、こういうふうに言ったんですよ、人里離れたところでも行う予定ですと。これはもう一度確認してほしいんですよ。重大なことですよ。あの基地の上だけではない。海側だって漁師の方が漁業を営んでいる、こういう大事な場所でありますけれども、民家の上を飛ぶということになりますからね。これは確認してくれますか。 377 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 378 ◯企画部長(渡辺知尚君) 再度国に確認をしてまいります。  以上です。 379 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 380 ◯23番(佐藤多美男君) では、きちっと確認をしていただきたいと思います。  それから、国際入札ですけれども、この国際入札で日本の企業が受けるか、あるいは韓国の企業が受けるかで、木更津基地で整備されるかどうかというのは、これは決まってくるわけですね。入札は行われた。応募もしたし、行われようです。夏までは公表するというんですけれども、入札はいつ行われたというふうに、情報に接していますか。わかればお答えください。 381 ◯議長(滝口敏夫君) 渡辺企画部長。 382 ◯企画部長(渡辺知尚君) 入札の件でございますが、既にホームページでお知らせをしておりますように、1月27日に、米軍による入札が締め切られたと伺っております。落札企業が決定されるまでの間、相当の期間がかかるという見通しであるとのことでございます。現在、提案書の審査が行われているものと認識をしております。まだ決定という通知はございません。  以上です。 383 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 384 ◯23番(佐藤多美男君) まだ決まっているわけではないというんですが、大体もう日程からして、決まって、それについての審査が行われているというふうなことだと思うんですけれども、その辺は私も国会に行って防衛省に聞いてもはっきりはしません。曖昧です。早急な情報開示を求めたいと思います。そして、これほど重大な問題を、墜落事故を起こしたわけですから、木更津基地整備拠点化はせめても白紙撤回、こういうことで今後働きかけをしていただきたいと思います。  次に、大綱第2のいっせんぼくの問題に移ります。  このいっせんぼくについては、どの部署が取りまとめるわけでもないと。所管事項ごとに対応し、連携をしていきますということなんですが、窓口一本化でないと、総合的にこれに対する対策は打てないと思うんですよね。なぜ一本化できないのか。それぞれ部長会議もされているわけでしょう。各部長が、その取りまとめをするのは総務ですか、企画ですか。そこで、あるいはできなければ副市長、市長が決断をして、これは大事なものだから、ここを主管課にして、そして窓口を一本化する必要があるんじゃないか、そして、このいっせんぼくの保全について取り組みを強めようじゃないかと、こういうふうになると思うんですが、私は、どうもこの貴重な自然資産である、このいっせんぼくという認識が足りないと思うんですけれども、そういう一本化というのはできないんですかね。なぜできないんでしょうか。 385 ◯議長(滝口敏夫君) どなたが答弁しますか。小河原経済部長。 386 ◯経済部長(小河原茂之君) いっせんぼくに関しての窓口につきましては、先ほど申し上げたとおりでございまして、基本的に関係する部署が連携することで対応をしてまいりたいと思います。事が仮に大きくなるようであれば、いろんな関係会議等で提案していきたいと思いますけれども、基本的には、それぞれ所管事項に照らして対応していくというふうに考えております。  以上です。 387 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 388 ◯23番(佐藤多美男君) 経済部長がお答えになりましたけれども、経済部長がそう言う限りは、きちんと全体を把握して対処されてほしいと思うんですね。基本的なことをお尋ねしますけれども、現状との関係ですけれども、お尋ねするんですが、いっせんぼくという名前の由来、これはどこから来ていますか。私はビラに書いて、ホームページにも載っているかと思うんですけれども、お答えをいただきたいと思います。 389 ◯議長(滝口敏夫君) 小河原経済部長。 390 ◯経済部長(小河原茂之君) どこから由来ということにつきましては、はっきりしていないのではないかと、言い伝えというふうに認識しております。いっせんぼくにつきましては、委員おっしゃるとおり湧き水というんでしょうか、湧水だということだと思います。一千と言うからには、幾筋もボコボコ湧いていると。ボコボコというのは、幾筋も湧いてくるその音を擬音化した、その言葉だと思いますので、多くの湧水、湧いているのがあるというネーミングで、いつの時代か、そういう名前がついてきたというふうに認識しております。  以上です。 391 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 392 ◯23番(佐藤多美男君) 小河原部長のおっしゃるとおりなんですよ。定説はないといいますけれども、大体それが正解だというふうに思うんです。ただ、今の状況はどうですか。一千ぐらいボクボクしていますか。現状をお答えください。 393 ◯議長(滝口敏夫君) 小河原経済部長。 394 ◯経済部長(小河原茂之君) 議員の資料で、6月4日ですか、余り湧いていなかったようなお話を先ほどいただきましたけれども、私といいましょうか、経済部数名でこの6月5日ですか、次の日にやはり現地に行ってまいりまして、結構ボコボコやっておりまして、私も数年前行ったときにはいま一つかなというふうに思いまして、心配だったんですけれども、行ってみたら、まさにいっせんぼくという名にふさわしい湧き方をしておりましたので、これは日によってなり、時期によって出方が違うのではないかというふうに、いろんな方も言っていましたので、そのタイミングでいいときに行ったなというふうに思いますけれども、これは保全すべきいい資源だなというふうに、改めて認識したところでございます。  以上です。 395 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 396 ◯23番(佐藤多美男君) 私も最近は出が悪い、ボクボクしていない、昔は本当に一千ぐらいで、千と数えたのかどうかわかりませんけれども、今、ため池は湿地帯になっていますけれども、その辺からもあちこちからボクボク出ていたと。その頃に真里谷廃寺ができたと思うんですよね、奈良時代に。それとの関係があるんでしょうけれども、しかし今は本当に珍しいんですね、ボクボク出るのは。市の皆さんからもボクボクはしないよということで。ちょうど私は大雨の次の日でした。これは出ていませんでした。市の皆さんが行かれたのは、その翌々日ですよね。つまり、2日か3日以上しないと、そこにボクボク感が出てこないと。ということは、地下水脈が相当広範囲につながっているということのあかしだと思うんですね。ということであれば、そうしたところに、その周囲に開発計画ができたら、これは影響があるのは当然だというふうに思うんですけれども、そういう認識はおありか。全体の保全が必要だということだと思うんですけれども、いかがでしょうか。 397 ◯議長(滝口敏夫君) 小河原経済部長。 398 ◯経済部長(小河原茂之君) いっせんぼくの水が湧いている、その全体構造というのはなかなかわかりにくいところで、多くの山、そこに降った水が何日何ヶ月かけて湧いてくるんだろうという意味では、一定の範囲を保全すべきものというふうに、私も認識しております。今回の開発がそれに大きな影響を及ぼすかどうかは、まだその開発内容が事前協議ということで、内容について全容把握がまだできておりませんので、事前協議、それから本協議になるに当たりまして、全容を把握した上で、対応を考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 399 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 400 ◯23番(佐藤多美男君) ちょっと角度を変えますけれども、このいっせんぼくの水路、青道になるかと思うんですが、これは所有はどこですか。業者ですか。市ですか。 401 ◯議長(滝口敏夫君) 住田都市整備部長。 402 ◯都市整備部長(住田厚志君) いっせんぼく周辺の現地境界立ち会いをしておりませんので、現在のところ、いっせんぼくの正確な位置が不明でありますが、青道であれば、法定外公共物ということになりまして、平成12年度以降、国から市が譲与を受けておりまして、この付近の青道につきましても、譲与を受けております。この法定外公共物については、市内に多数存在するため、土地は市に譲与されますが、管理は地元の利用する方々にお願いしているというのが現状でございます。  以上でございます。 403 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 404 ◯23番(佐藤多美男君) これほど貴重な自然遺産ですよ、木更津の。子孫に残したい木更津の遺産は何かと言うと、盤洲の干潟もあるでしょう。その次ぐらいにいっせんぼくというのは、私は大事ではないかなというふうに思うんです。いっぱいほかにもあるでしょう。そうしたところを所有は市だけれども、管理はほかの人に任せましょう。これで観光資源になるんですかね。本当にいっせんぼくを守るというふうなことになっているんでしょうかね。ちなみに申し上げますと、いろんな努力があるわけですよ。ボランティアの方、小櫃堰の組合の方、それから環境保全会が、散策路の整備とか一生懸命やっているんですよ。本当に頭が下がるような状況で、木更津は管理は皆さんにお任せですよ。これはできないんじゃないですかね。行政的な支援、このいっせんぼくを守るという保全対策はないんですか、どうですか。 405 ◯議長(滝口敏夫君) 住田都市整備部長。 406 ◯都市整備部長(住田厚志君) 先ほどもご答弁したとおり、いっせんぼく周辺の現地境界立ち会いをしておりませんので、現在のところ、いっせんぼくの正確な位置が不明でありますが、青道であればという前提でありますが、そうしたことであれば、他の法定外公共物同様、やはり土地は市が持ちますが、管理については、地元の利用する方々にお願いするということになります。市といたしましては、この地元管理に必要な資材について、要望があれば、予算の範囲内で支給していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 407 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 408 ◯23番(佐藤多美男君) 環境破壊の懸念、これがあるので、今までいろんな事業が頓挫してきた。こういう経過、先ほどご説明がありましたよね。ここは特別保護しなければいけない場所だと思うんですよ。ところが、その周辺の開発が狙われていると。市の対応としても、何か水路が壊れた場合に資材支給しますよ、このぐらいの支援しかない。余りにもいっせんぼくの保全に対して、この対策が不足しているんじゃないかと思うんですね。窓口も一本化できない。これは本当に大変な事態でございますよ。それで、先ほど規模の大きさ、これはわかりました。93.5ヘクタール。森林面積は81.6ヘクタールある。そのうち林地開発は37.2ヘクタール。ですから、この森林が伐採されれば、いっせんぼくに影響を及ぼすということは、明らかだと思うんですね。  そこで、いきなり3番目の方まで飛んじゃいますけれども、環境アセスですね。であれば、先ほど小山部長からお答えがあったように、県の環境アセス条例には適用しない。ただ、事業者が任意で調査をするときがあるかもしれないというんですけれども、きちっとした法や条例に基づくのと同じような任意調査を、これはしてもらわなければ、本当に危ないと思うんですよね。影響があるのかないのかわからない。これは任意に事業者に対して調査をしなさいと、調査をしてもらえないか、これを求める気はないですか、どうですか。 409 ◯議長(滝口敏夫君) 小山環境部長。 410 ◯環境部長(小山秀雄君) 環境影響調査につきましては、アセスでなく調査につきましては、これはあくまでも任意でございますので、市の方から事業者に要請なりそういったことはちょっとできませんけれども、ただ、林地開発とかその辺、今後、許可申請等手続が進んでまいりますと、県の方から市に意見を求めてくるとか、そうなりますと当然、経済部の方からも、私どもの方には意見は求めてくるような機会があると思いますので、何分規模が大きいですから、そういうような機会を捉えまして、周辺環境にできるだけ影響を与えないようにしてもらいたいというような意見具申等からしていきたいと、こう思っております。 411 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 412 ◯23番(佐藤多美男君) 影響のないような計画にしてほしいというのが弱いんですね。環境影響のための調査はやってほしいと言えないんですか。教育委員会はやっているでしょう。あの真里谷廃寺ね。あそこは特別任意で調査事業をやってもらっている。そういうこともできるわけなんですよ。なぜこの観光の目玉、自然遺産で大事であるいっせんぼくが今危機に瀕しているというときに、そういうふうな環境アセス、任意の調査をしてほしいと言えないんですか。弱いんじゃないんですかね。本当に守る気があるんですか、お答えください。 413 ◯議長(滝口敏夫君) 小山環境部長。 414 ◯環境部長(小山秀雄君) 繰り返しで大変恐縮でございますが、やはり任意の調査でございますので、市の方から事業者にやってくださいと言うようなことはできないというふうに考えております。 415 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 416 ◯23番(佐藤多美男君) それはおかしいです。教育委員会の方ではやっているんですよ。真里谷廃寺、大事なものがあるかもしれないからということで、特別調査をお願いしてやってもらっている。木更津は本当にいっせんぼくを守る、そういう姿勢と気があるのかどうか、疑わしくなってしまいますよ。意見は申し述べてまいりたいというのであれば、意見を求められたら言えばいいんじゃないですか。事業内容が明らかになった段階で適切に対処して。適切な対処というのはそういうことなんですよ。部長、再考をお願いします。 417 ◯議長(滝口敏夫君) 小山環境部長。 418 ◯環境部長(小山秀雄君) やはり規模が93ヘクタールとか非常に大きな規模ですので、当然、事業者の方では、任意でありましても、やはりそういったようなことは当然考えられるのではないかとは思いますけれども、市の方から、その辺につきましては、お願いの域というか、その辺はできるかもわかりませんけれども、それを業者の方に要請するようなことは、ちょっと控えさせていただきたいと思います。 419 ◯議長(滝口敏夫君) 佐藤議員。 420 ◯23番(佐藤多美男君) 時間がありませんので、鎌足保育園をなくさないでください、このことだけ、保育所の問題は申し述べて、私の質問を終わります。  以上であります。   ─────────────────────────────────────── 421      ◎散会の宣告 ◯議長(滝口敏夫君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次会は、明10日午前10時から本会議を開きます。  本日はこれにて散会いたします。ご苦労さまでございました。                                 (午後4時31分)   ───────────────────────────────────────      ◎本日の会議に付した事件  1.会議録署名議員の指名  1.永原利浩君の一般質問及び当局の答弁  1.平野卓義君の一般質問及び当局の答弁  1.國吉俊夫君の一般質問及び当局の答弁  1.田中紀子さんの一般質問及び当局の答弁  1.佐藤多美男君の一般質問及び当局の答弁 上記会議録を証するため下記署名いたします。  平成  年  月  日      議     長   滝  口  敏  夫      副  議  長   白  坂  英  義
         署 名 議 員   近  藤     忍      署 名 議 員   鈴  木  秀  子 Copyright © Kisarazu City Assembly, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...