木更津市議会 2006-03-01
平成18年3月定例会(第7号) 本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 ◎開議の宣告
◯議長(大野俊幸君) 議場の皆さん、おはようございます。これより本日の会議を開きます。
(午前10時00分)
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2 ◎議事日程の報告
◯議長(大野俊幸君) ただいまの出席議員数は29名であります。法定数に達しておりますので、会議は成立いたしました。
なお、遅刻の届け出がありましたので報告します。石井 勝議員が遅刻。以上であります。
本日の日程を申し上げます。
日程第1、
会議録署名議員の指名
日程第2、議案等審議
平成18年度関係議案等
議案第12号ないし議案第32号並びに陳情第1号ないし陳情第5号
委員長報告・質疑・討論・採決
以上であります。
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3 ◎
会議録署名議員の指名
◯議長(大野俊幸君) これより日程に入ります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第80条の規定により、
鈴木日出男議員と
野田芳久議員を指名いたします。
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4 ◎議案第12号~議案第32号・陳情第1号~陳情第5号
委員長報告・質疑・討論・採決
◯議長(大野俊幸君) 次は、日程第2、議案等の審議に入ります。
議案第12号ないし議案第32号並びに陳情第1号ないし陳情第5号を一括して議題に供します。
ただいま議題に供されました案件につきましては、それぞれの
関係委員会に付託し、審査願い、その報告書は既に印刷物によりお手元に配付いたしましたが、その経過並びに結果について、
関係委員長から報告願います。
まず、
総務企画消防常任委員会委員長から報告願います。
平井委員長。
〔
総務企画消防常任委員会委員長 平井秀幸君登壇〕
5
◯総務企画消防常任委員会委員長(平井秀幸君) 皆さんおはようございます。
ただいまより、
総務企画消防常任委員会に付託されました議案7件及び陳情1件の審査結果について、ご報告申し上げます。
委員会は、去る6日に開催いたしました。議案の審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を願った後、また、陳情につきましては、陳情者から詳細な説明を願った後、慎重なる審査を行いました。
議案第19号 木更津市
国民保護協議会条例の制定につきましては、
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第40条第8項の規定に基づき、木更津市
国民保護協議会の組織及び運営に関し必要な事項を定めるため、新たに条例を制定しようとするものであり、賛成者多数をもって原案を可と認めました。
議案第20号 木更津市
国民保護対策本部及び木更津市
緊急対処事態対策本部条例の制定につきましては、
武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第31条及び第183条において準用する同法第31条の規定に基づき、木更津市
国民保護対策本部及び木更津市
緊急対処事態対策本部に関し、必要な事項を定めるため、新たに条例を制定しようとするものであり、賛成者多数をもって原案を可と認めました。
議案第23号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、
地方自治法第244条の2第3項に規定する指定管理者に、
木更津市営体育施設の管理を行わせること及び
障害者自立支援法第15条の規定による木更津市
障害程度区分認定等審査会の委員の報酬の額を定めるため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
議案第28号 千葉県
自治センターを組織する
地方公共団体の数の減少に関する協議につきましては、市町村の合併に伴い、千葉県
自治センターを組織する
地方公共団体の数を減少することについて、
地方自治法第290条の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
議案第29号 千葉県
自治センターの解散に関する協議につきましては、平成18年3月31日をもって千葉県
自治センターを解散することについて、
地方自治法第290条の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
議案第30号 千葉県
自治センターの解散に伴う財産処分に関する協議につきましては、千葉県
自治センターの解散に伴う財産処分を定めることについて、
地方自治法第290条の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
議案第31号 千葉県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、千葉県
市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び千葉県
市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議につきましては、市町村の合併並びに同月31日をもって千葉県
自治センターが解散されることに伴い、千葉県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、千葉県
市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び千葉県
市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約を制定することについて、
地方自治法第290条の規定により、議会の議決を得ようとするものであり、全会一致をもって原案を可といたしました。
陳情第2号 「
公共サービスの安易な民間開放を行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情につきましては、
公共サービスの安易な民間開放を行わず、充実を求める意見書」を国に提出するよう求めるものであります。
政府が推進している行政改革の取り組みは、簡素で効率的な政府を構築し、財政の立て直しを図るとともに、行財政運営を改善し、国民生活の向上を図ることを目的にしたものであります。また、政府は、行政改革の重要方針で、今後、小さくて効率的な政府への道筋を確かなものとするため、行政のスリム化、効率化を一層徹底することが必要であるとしており、
公共サービスの安易な民間開放を行おうとしているのではなく、また、そのような民間開放と一体で画一的な公務員の純減を実現しようとするものではないとしております。以上のことから、国においては、本市の行財政改革5か年プランの内容と基本理念が合致するものであり、本陳情とは見解を異にすることから、妥当性を欠くものと認め、賛成者はなく、不採択にすべきものと決定いたしました。
以上で
総務企画消防常任委員会の報告を終わります。
6 ◯議長(大野俊幸君) 次に、
経済環境常任委員会委員長から報告願います。
鈴木委員長。
〔
経済環境常任委員会委員長 鈴木日出男君登壇〕
7
◯経済環境常任委員会委員長(鈴木日出男君) 議場の皆さん、おはようございます。
経済環境常任委員会に付託されました議案2件について、去る6日、委員会を開催いたしましたので、その審査の経過と結果についてご報告いたします。
審査当日は、議案第22号を審査する前段で協議会を開催し、
潮浜スポーツセンターの今後について、執行部より説明を願い、さらには、現状把握のため現地調査を行い、それぞれ説明を聴取いたしました。
それではまず、議案第22号 木更津市
潮浜スポーツセンターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてでありますが、本案は、木更津市
潮浜スポーツセンターを廃止するためのこの条例を廃止するものでありまして、全会一致をもって原案を可と認めました。
続きまして、議案第27号 字の区域及び名称の変更についてでありますが、本案は、
沢田地区団体営土地改良事業を施行した結果、字の区域及び名称の変更をする必要が生じたため、議会の議決を得ようとするものであります。全会一致をもって原案を可と認めました。
以上をもちまして、
経済環境常任委員会の報告を終わります。
8 ◯議長(大野俊幸君) 次に、
教育市民福祉常任委員会委員長から報告願います。
岡田委員長。
〔
教育市民福祉常任委員会委員長 岡田壽彦君登壇〕
9
◯教育市民福祉常任委員会委員長(岡田壽彦君) 議場の皆さん、おはようございます。
それでは、3月3日に
教育市民福祉常任委員会に付託されました議案3件及び陳情4件の計7件の審査結果につきましてご報告申し上げます。
委員会は、去る7日に開催いたしました。審査に当たりましては、執行部並びに陳情者から詳細な説明を聴取した後、慎重な審査を行いました。
議案第21号 木更津市
障害程度区分認定等審査会の委員の定数等を定める条例の制定についてでありますが、本案は、
障害者自立支援法第15条の規定により、設置する木更津市
障害程度区分認定等審査会の委員の定数等を定めるため、新たに条例を制定しようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
次に、議案第24号 木更津市
重度心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
重度心身障害者に対する医療費の助成の対象要件を変更すること等のため、関係条文の整備をしようとするものであり、賛成者多数をもって、原案を可と認めました。
次に、議案第26号 木更津市立少年自然の
家キャンプ場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、木更津市立少年自然の
家キャンプ場について、直営管理をすること等のため、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
次に、陳情第1号 「
障害福祉サービスを利用する利用者の負担増に反対する陳情」でありますが、本陳情は、
障害福祉サービスの利用者に対する
定率負担導入に反対することを求める意見書を国に提出するよう求めるものであります。
障害福祉サービスに対する
定率負担導入は、多くの
福祉サービスを必要とする
重度障害者や
重複障害者及びその家族への経済的負担は重く、負担できない障害者は、
サービス利用の手控えが懸念され、障害者の自立と社会参加への道を阻むことにもなりかねないものであります。
以上のことから、本陳情は妥当なものと認め、全会一致をもって採択すべきものと決定いたしました。
次に、陳情第3号 「医療制度の改善を求める陳情書」でありますが、本陳情は、地方や利用者の負担増となるような医療改革を行わないことを求める意見書を国に提出するよう求めるものであります。しかしながら、国の今回の改正は、国民皆保険制度を堅持するために必要とされているもので、基本的な方向性や基本方針との整合性を図りながら、安定的で持続可能な制度とするための改正であります。
以上のことから、本陳情は妥当性を欠くものと認め、
賛成者少数をもって不採択とすべきものと決定いたしました。
次に、陳情第4号 「
国民健康保険制度の改善を求める陳情書」でありますが、本陳情は、
国民健康保険の国庫負担額及び
県単独補助金の増額及び
資格証明書発行義務の撤回等を求める意見書を国に提出するよう求めるものであります。しかしながら、国庫負担率の変更は、種々の制度の改正に伴うものであり、また、県補助金については、
補助対象事業がいずれも
国民健康保険の今日的な課題であり、施策誘導的な意義を有しているものであります。
国民健康保険被保険者証にかわる資格証明書の交付につきましては、特別な事情もなく、長期間、
国民健康保険税を納めていない場合に交付するもので、負担能力はありながら納めていない場合においても、
国民健康保険被保険者証を交付すると、制度の根幹にもかかわり、被保険者間に不公平感が生じることになります。
以上のことから、本陳情は妥当性を欠くものと認め、
賛成者少数をもって不採択と決定いたしました。
最後に、陳情第5号 「
介護保険制度の改善を求める陳情書」でありますが、本陳情は、介護保険における国の負担金等の引き上げと、
利用者負担軽減措置制度を創設するよう意見書を国に提出するよう求めるものであります。しかしながら、国の今回の改正は、低所得者に対し配慮がなされており、また、
介護サービス利用についても、制度の理念である自立に向けたよりきめ細かなものとなっております。
以上のことから、本陳情は妥当性を欠くものと認め、
賛成者少数をもって不採択にすべきものと決定いたしました。
以上で
教育市民福祉常任委員会の報告を終わります。
10 ◯議長(大野俊幸君) 次に、
土木都市水道常任委員会委員長からご報告願います。
住ノ江委員長。
〔
土木都市水道常任委員会委員長 住ノ江雄次君登壇〕
11
◯土木都市水道常任委員会委員長(住ノ江雄次君) 議場の皆様、おはようございます。
それでは、3月3日に
土木都市水道常任委員会に付託されました議案1件の審査結果についてご報告を申し上げます。
委員会は、去る7日に開催をいたしました。審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を聴取した後、慎重な審査を行いました。
議案第25号
木更津市営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、本案は、
土地区画整理法及び
公営住宅法施行令の一部改正に伴い、関係条文の整備をしようとするものであり、全会一致をもって原案を可と認めました。
以上で
土木都市水道常任委員会の報告を終わります。
12 ◯議長(大野俊幸君) 次に、
予算審査特別委員会委員長からご報告願います。
平井委員長。
〔
予算審査特別委員会委員長 平井秀幸君登壇〕
13
◯予算審査特別委員会委員長(平井秀幸君) 去る3日の本会議におきまして、
予算審査特別委員会に付託されました議案第12号ないし議案第18号及び議案第32号の8議案については、3月8日から10日までの3日間、午前10時から6階会議室において審査を行いましたので、その経過と結果についてご報告いたします。
本委員会では、
関係部課長等の出席のもと、各項目に対する質疑は細部にわたり、会議時間の延長を行うなど、慎重かつ熱心に審査いたしました。
また、君津郡
市中央病院組合負担金の審査に際し、参考人に出席していただき、意見を聴取し審査の参考にしたところでございます。
我が国の経済見通しは、
民間需要中心の緩やかな回復を続けておりますが、本格的な景気回復はまだまだ不透明な状況であります。本市においても、人件費の削減、
指定管理者制度の導入など行財政改革5か年プランを概ね適切に実施している一方、扶助費などの増額により、極めて厳しい財政運営を余儀なくされているところであります。
この状況下において、
土地開発公社の健全化対策、小学校校舎の耐震改築、排水路整備、道路整備など山積する課題に対し、重点的・効率的に配分された予算が計上されております。また、
国民健康保険特別会計予算ほか6つの
特別会計予算につきましては、市民が健康で快適に生活できることを目指した各施策が盛り込まれております。さらに、
水道事業会計予算については、経費節減に努めたことにより、収益的収入が支出を上回ることとなり、利益を生じる予算となっております。しかし、累積欠損金が予想されることから、早急に解消するため、さらなる経営努力をされ、限られた財源の効率的かつ適正な経営を望みます。
なお、審査の過程で、扶助費の支給について、認定に不公平はないかなど活発な質疑がありました。
また、審査に当たって、事務事業上どのような効果が見られるかなど、合計389件にわたり詳細なる質疑、答弁が行われ、33件の意見・要望が出されましたことを申し添えておきます。
以上、審査の結果、議案第12号、議案第15号及び議案第16号は賛成者多数で、議案第13号、議案第14号、議案第17号、議案第18号及び議案第32号については、全会一致をもって原案を可決するものと決定いたしました。
以上で
予算審査特別委員会委員長報告といたします。
14 ◯議長(大野俊幸君) 以上で
委員長報告は終わりました。
ただいま行われました各
委員長報告に対するご質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
15 ◯議長(大野俊幸君) 質疑がありませんので、各委員会に付託された案件について一括して討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。佐藤議員。
〔24番 佐藤多美男君登壇〕
16 ◯24番(佐藤多美男君) 議案第12号及び第15号、第19号、第20号、第22号並びに第24号の6議案について反対討論を、日本共産党を代表しまして申し上げます。
まず、議案第12号
一般会計予算について申し上げます。平成18年度
一般会計予算の収支の総額は、301億8,800万円であります。確かにこの総額の中には、住民要望にこたえるものはたくさんあることは承知しております。しかし、当初予算には、市長の政治姿勢があらわれているものであります。一般質問あるいは予算審査、また、日本共産党の予算要求に照らして明らかになったことの第1は、本市の財政悪化の原因となった今までの
大型プロジェクト関連事業の推進に反省を加えることなく、破綻しかかっている
業務核都市構想や金田、岩根の開発、さらに、
みなと木更津再生事業一直線といった開発優先の政治姿勢であります。
第2は、築地への
大型商業施設の誘致、そして、新たに進出してきた企業に対する奨励金の支出、さらに、
市街化調整区域の
大型商業施設の立地まで認めてやろうとする方針まで打ち出して、大企業や特定企業を優遇し、奉仕するものであります。
第3は、学校施設の耐震調査や
耐震補強工事が急がれているのに、
本市教育予算が少なく、
健康基本診査の負担増、
重度心身障害者に対する助成をカットするなど、開発を優先しながら、教育や福祉は後回し、特定大企業には甘いけれども、市民には冷たい予算の内容だと言わざるを得ません。よって、本予算案には反対であります。
次に、第15号
介護保険特別会計予算は、介護保険料の引き上げを含むものであります。1号被保険者は、今でさえ負担が大変なのに、これ以上の負担は納得できません。
議案第19号と20号はともに国民保護にかかわることから一括して申し上げます。
国民保護協議会や対策本部の設置は、
武力攻撃事態法における国民の保護のための措置に関する法律の規定に基づくものとしておりますけれども、その法律自体が国民の保護を言いながら、国の職員、すなわち自衛官の出席や参加を認めるなど、軍事を最優先とするものであり、市民、住民を守るどころか、戦争や危険に巻き込むものであります。危険管理とか備えあれば憂いなしということではなくて、とかく戦争を想定するのは、他国を刺激するだけであります。今、必要なことは、戦争を準備したり、仮想したりすることではなくて、徹底した話し合いによる平和外交であり、平和の施策であります。よって、この議案は適切を欠いており、賛成できません。
議案第22号
潮浜スポーツセンターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてであります。
クリーンセンターの廃止によって、熱源の供給がなくなったことを理由に、
スポーツセンターを廃止しようというものですが、長年、市民が親しんできたおふろなどが利用できなくなるものであります。
クリーンセンターにしろ、まだ使用は可能であり、他の熱源を求めることも考えられます。あえて市民の楽しみを奪い、
住民サービスを後退させることには納得まいりません。
最後に、議案第24号 木更津市
重度心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定については、入院、食事代の助成を非課税者に限定するものであります。このことにより、対象者が今までの100人からたったの10人となり、900万円ほどの減額となるそうであります。あまりにもむごい措置であり、断じて賛成するわけにはまいりません。以上が反対理由であります。
17 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。三上議員。
〔28番 三上和俊君登壇〕
18 ◯28番(三上和俊君) 私は、議案第12号 平成18年度木更津市
一般会計予算ほか6つの
特別会計予算について、水越市長の政治姿勢を高く評価しつつ、賛成の立場で討論をさせていただきます。
初めに、3日間にわたり、
平井委員長をはじめとして、
予算審査特別委員会委員の皆様には、慎重かつ精力的に調査検討及びご審議いただきましたことに、深く敬意と感謝を申し上げます。
さて、景気の回復にもかかわらず、地方財政にあっては、三位一体改革による厳しい影響が予想される中、少子高齢化社会の到来や、市民の価値観の多様化を背景に、行財政需要はますます多岐にわたり、増大しております。また、分権新時代の都市間競争の中にあって、持続可能な財政構造を早期に確立し、自主自立の精神に基づく個性豊かなまちづくりを進めることが求められております。
こうした中、本市における平成18年度予算案を概観してみますと、市税収入が伸び悩む一方で、三位一体改革の厳しい影響を受ける中にあって、市民生活に直結する社会保障費や生活関連施設の維持補修費、環境対策費など、経常的な需要の増大に対応しながらも、財政調整基金の取り崩しを最小限にとどめたことは、行財政改革5か年プランをはじめとする各種取り組みの成果として大いに評価するものであります。
また、十分とは言いがたいまでも、住民の安全や教育の分野で、意欲的な新しい取り組みが見られます。さらに、地域行政経営という新たな視点に立ち、行政が、住民や企業と連携協調して、まちづくりを進めるという考え方に基づく各種の取り組みは、水越市長が示した新たな自治の方向性として賛同できるものであります。
しかしながら、大きな課題のひとつである小・中学校校舎の耐震対策などへの取り組みや、事業に着手しているとはいえ、決して十分と言えない状況であります。行財政の改革を進めていく上で、
土地開発公社の健全化のための買い戻し資金や各種繰出金等の優先により、投資的な経費を抑制することはやむを得ないことと考えるところでありますが、一刻も早く持続可能な財政構造を確立し、山積する課題への取り組みを本格化していただきたいと思います。
次に、議案第13号
国民健康保険特別会計ほか5つの
特別会計予算につきましては、それぞれの会計の目的を達成するための施策が最低限取り組まれているところと認めるところであります。ついては、この3月市議会の本会議や
予算審査特別委員会等で出されました要望や意見につきまして、今後の予算執行の中で十分反映されるよう、強く要望いたします。あわせて、財政健全化へ向けて一層の改革努力をお願いいたしまして、本予算案に賛成するものであります。
19 ◯議長(大野俊幸君) 次、反対者。
〔発言する者なし〕
20 ◯議長(大野俊幸君) 賛成者。平野議員。
〔13番 平野秀樹君登壇〕
21 ◯13番(平野秀樹君) 皆さん、おはようございます。私は、議案第32号 平成18年度木更津市
水道事業会計予算について、賛成の立場から討論いたします。
まず収益的収支予算の収入面では、負担金収入が増加したものの、企業などの大口需要者の節水志向による使用料の減少により、水道料金収入が大幅に減少し、前年度比7,834万2,000円の減収となっております。支出面では、委託料や減価償却費等の増加があるものの、修繕費や支払い利息等の減少により、全体では前年度予算額を1,476万5,000円下回っており、経費を抑制したことが伺えるものであり、企業努力の姿勢が見受けられ、評価できるものと思われます。
その結果、平成18年度収益的収支予算は、40億673万円の収入に対し、支出は38億1,872万5,000円であり、収入が支出を上回っており、黒字予算となっております。また、資本的収益予算の支出においては、前年度と比較して、869万7,000円の減額となっており、議案の参考書類に記載されているとおり、取水、浄水設備の更新、老朽管、石綿管の更新、鉛給水管更新事業などを見込んだものであり、財政健全化計画を考慮し、十分精査した予算内容となっているものと思われます。
なお、今後の事業運営に当たっては、料金改定により、収支が好転したものの、平成17年度末における累積欠損金が2億5,000万円となることから、引き続き、限られた財源の効率的かつ適正な運営の確保に努めるなどの経営努力を行い、累積欠損金を早期に解消するよう要望しまして、原案に賛成するものであります。
22 ◯議長(大野俊幸君) 次、反対者。
〔発言する者なし〕
23 ◯議長(大野俊幸君) 賛成者。山形議員。
〔23番 山形誠子さん登壇〕
24 ◯23番(山形誠子さん) 私は、陳情1号、2号、3号、4号、5号についての賛成討論を行います。
最初に、陳情第1号 「
障害福祉サービスを利用する利用者の負担増に反対する陳情」です。
障害者自立支援法は、一度は廃案になったものの、再度国会で通されてしまいました。同法は、来月から既に施行が決まっていますが、その内容は廃案前の法案とかわりがなく、新たなサービスの1割負担の導入は、ますます障害者とその家族の生活を困難にするものと考えます。私は、陳情者の言うとおり、同法では、ますます障害者の自立と社会参加を阻害することになると思いますので、定率負担の導入をやめるよう、国に働きかける必要があると考えますので、賛成です。
次に、陳情第2号 「
公共サービスの安易な民間開放を行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情です。政府が国会に提出している
公共サービス改革法案は、公務員削減と一体のものです。その内容は、国家公務員の5年間で5%以上純減、地方公務員の5年間で4.6%以上の純減を決めています。しかし、公務員削減を進める中での配置転換は大変厳しいものとなり、法案では、配置転換に努めると、努力義務となっており、雇用が守られる法的保証はありません。国、地方自治体が
公共サービスをどんどん民間に丸投げしていくことがどんな事態を招くかは、耐震強度偽装事件を見れば明らかです。建築確認という場に、安かろう悪かろうという利潤第一主義がはびこり、国民の命と安全が脅かされているではありませんか。同法案では、競争入札の対象として、ハローワーク業務や国民年金保険料の給付請求業務に加えて、戸籍謄本、住民票の写し、印鑑登録証明書など、市区町村の窓口業務も挙げています。住民のプライバシーを丸ごと民間企業に委ねてよいのでしょうか。以上の理由により、陳情者の願意は妥当なものだと考えますので、賛成です。
次に、陳情第3号 「医療制度の改善を求める陳情書」です。これまでも政府は、医療制度を何度も改悪してきました。昨年12月に政府が決定した医療制度改革大綱は、医療給付費を7兆円も抑制しようとするものであり、特に高齢者の負担増が中心です。新たに高齢者の保険料を年金から徴収することや、窓口払い1割負担を2割負担にする内容だけでなく、高齢者医療制度の創設により、若年者の負担も増やす内容なのに、企業の負担は増やしません。さらに、混合診療も検討されており、このような医療の改悪が強行されたら、お金のない病人は治療が受けられなくなることが予想されますので、陳情者の願意は当然のことと考えますので、賛成です。
次は、陳情第4号 「
国民健康保険制度の改善を求める陳情書」です。本市の
国民健康保険税額も1人平均8万円を超える額であり、74市町村のうち、11番目に高いため、払えない世帯が多くなっています。また、本市の国保会計の健全化のためにも、国庫負担をもとの45%に戻すことが重要だと考えます。国保税が払えない世帯に対する制裁措置である資格証明書の発行も、本市は毎年2,000件近くに上っており、市民の命と健康が守られていませんので、国に対し、資格証明書発行の義務づけを撤回するよう、意見書を提出すべきと考えますので、本陳情に賛成です。
最後に、陳情第5号
介護保険制度の改善を求める陳情書です。4月から施行される介護保険改定案は、さらに利用者の負担を拡大させ、一方、軽度者、要支援のすべてと要介護度1のほとんどの方がこれまでの介護保険サービスから除外される内容となっています。本来、高齢者の保険料は無料にすべきと考えますので、陳情者の言うとおり政府に対し、国庫負担割合を25%からもとの50%に戻すことと、新たに負担が増える居住費、食費の軽減策を求めることは当然の願いであると考えますので、本陳情に賛成します。
以上で、賛成討論を終わります。
25 ◯議長(大野俊幸君) 次、反対者。
〔発言する者なし〕
26 ◯議長(大野俊幸君) 賛成者。
〔発言する者なし〕
27 ◯議長(大野俊幸君) 討論終局と認め、採決いたします。
まず、議案第12号 平成18年度木更津市
一般会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
28 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第12号は原案どおり可決されました。
次に、議案第13号 平成18年度木更津市
国民健康保険特別会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
29 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第13号は原案どおり可決されました。
次に、議案第14号 平成18年度木更津市老人保健
特別会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
30 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第14号は原案どおり可決されました。
次に、議案第15号 平成18年度木更津市
介護保険特別会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
31 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第15号は原案どおり可決されました。
次に、議案第16号 平成18年度木更津市公設地方卸売市場
特別会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
32 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第16号は原案どおり可決されました。
次に、議案第17号 平成18年度木更津市公共下水道事業
特別会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
33 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第17号は原案どおり可決されました。
次に、議案第18号 平成18年度木更津市駐車場事業
特別会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
34 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第18号は原案どおり可決されました。
次に、議案第19号 木更津市
国民保護協議会条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
35 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第19号は原案どおり可決されました。
次に、議案第20号 木更津市
国民保護対策本部及び木更津市
緊急対処事態対策本部条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
36 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第20号は原案どおり可決されました。
次に、議案第21号 木更津市
障害程度区分認定等審査会の委員の定数等を定める条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
37 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第21号は原案どおり可決されました。
次に、議案第22号 木更津市
潮浜スポーツセンターの設置及び管理に関する条例を廃止する条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
38 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第22号は原案どおり可決されました。
次に、議案第23号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
39 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第23号は原案どおり可決されました。
次に、議案第24号 木更津市
重度心身障害者医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
40 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第24号は原案どおり可決されました。
次に、議案第25号
木更津市営住宅設置管理条例の一部を改正する条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
41 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第25号は原案どおり可決されました。
次に、議案第26号 木更津市立少年自然の
家キャンプ場の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
42 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第26号は原案どおり可決されました。
次に、議案第27号 字の区域及び名称の変更についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
43 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第27号は原案どおり可決されました。
次に、議案第28号 千葉県
自治センターを組織する
地方公共団体の数の減少に関する協議についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
44 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第28号は原案どおり可決されました。
次に、議案第29号 千葉県
自治センターの解散に関する協議についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
45 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第29号は原案どおり可決されました。
次に、議案第30号 千葉県
自治センターの解散に伴う財産処分に関する協議についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
46 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第30号は原案どおり可決されました。
次に、議案第31号 千葉県
市町村総合事務組合を組織する
地方公共団体の数の減少、千葉県
市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び千葉県
市町村総合事務組合規約の一部を改正する規約の制定に関する協議についてを
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
47 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第31号は原案どおり可決されました。
次に、議案第32号 平成18年度木更津市
水道事業会計予算を
委員長報告どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
48 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第32号は原案どおり可決されました。
次に、陳情第1号 「
障害福祉サービスを利用する利用者の負担増に反対する陳情」についてを、
委員長報告どおり採択することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
49 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、陳情第1号は採択と決定いたしました。
次に、陳情第2号 「
公共サービスの安易な民間開放を行わず、充実を求める意見書」提出に関する陳情について、
委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
陳情第2号を採択することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
50 ◯議長(大野俊幸君) 起立少数であります。よって、陳情第2号は不採択と決定いたしました。
次に、陳情第3号 「医療制度の改善を求める陳情書」について、
委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
陳情第3号を採択することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
51 ◯議長(大野俊幸君) 起立少数であります。よって、陳情第3号は不採択と決定いたしました。
次に、陳情第4号 「
国民健康保険制度の改善を求める陳情書」について、
委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
陳情第4号を採択することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
52 ◯議長(大野俊幸君) 起立少数であります。よって、陳情第4号は不採択と決定いたしました。
次に、陳情第5号
介護保険制度の改善を求める陳情書について、
委員長報告は不採択でありますので、原案について採決いたします。
陳情第5号を採択することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
53 ◯議長(大野俊幸君) 起立少数であります。よって、陳情第5号は、不採択と決定いたしました。
以上で議案等の審議は終わりました。
ここで、午後1時10分まで休憩といたします。
(午前10時55分)
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54 ◯議長(大野俊幸君) 休憩を取り消し、会議を再開いたします。
(午後1時10分)
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55 ◎日程の追加
◯議長(大野俊幸君) 本日、市長より報告3件、及び監査委員から平成18年2月28日付例月出納検査の結果について1件の送付がありました。また、市長より追加議案2件、及び岡田壽彦議員外7名から発議案1件、前田清治議員外6名から発議案1件、滝口敏夫議員外10名から発議案1件、
野田芳久議員外9名から発議案1件がそれぞれ提出されました。また、各常任委員会及び議会運営委員会の委員長から閉会中の継続調査について申し出がありました。この際、これを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
56 ◯議長(大野俊幸君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
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57 ◎議事日程の追加
◯議長(大野俊幸君) これよりの日程を申し上げます。
日程第3、諸報告
日程第4、追加議案上程
議案第33号及び議案第34号 提案理由の説明
日程第5、追加議案の審議
議案第33号及び議案第34号 質疑・討論・採決
日程第6、発議案上程
発議案第1号ないし発議案第4号 提案理由の説明
日程第7、発議案審議
発議案第1号ないし発議案第4号 質疑・討論・採決
日程第8、各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査申し出について
以上であります。
───────────────────────────────────────
58 ◎諸報告
◯議長(大野俊幸君) それでは、日程第3、諸報告を行います。
市長から、3月17日付で専決処分の報告3件及び監査委員から2月28日付をもって例月出納検査の結果について送付がありました。お手元に配付いたしました印刷物により、ご了承願います。
───────────────────────────────────────
59 ◎議案第33号・議案第34号の上程
◯議長(大野俊幸君) 次は、日程第4、追加議案の上程を行います。
議案第33号及び議案第34号を一括して上程します。
議案は印刷物によりお手元に配付いたしましたので、朗読を省略いたします。
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60 ◎議案第33号・議案第34号の説明
◯議長(大野俊幸君) まず、市長から提案理由の説明を求めます。水越市長。
〔市長 水越勇雄君登壇〕
61 ◯市長(水越勇雄君) それでは、今3月市議会定例会に追加提案いたしました2議案につきまして、提案理由をご説明申し上げます。
議案その4の1ページをお開きください。
議案第33号 手数料条例の一部を改正する条例の制定についてにつきましては、船舶の燃料タンクに直接注油するための給油設備を備えた移動タンク貯蔵所の技術基準の改正に伴う
地方公共団体の手数料の標準に関する政令の一部改正に伴い、別表第4の中に定める危険物貯蔵所の設置の許可申請手数料のうち、航空機の燃料タンクに直接給油するための給油設備を備えた移動タンク貯蔵所に関する部分について、新たに船舶を追加しようとするものでございます。
なお、この条例は、平成18年4月1日から施行しようとするものでございます。
次に、2ページをお開きください。
議案第34号 木更津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、今回の改正は、介護保険法の改正及び平成18年度から平成20年度までを計画期間とする第3期の木更津市介護保険事業計画の策定に伴い、関係条文の整備をしようとするものでございます。まず第4条の改正につきましては、保険料率を改定しようとするものであり、現在の標準月額2,995円、標準年間保険料3万5,900円を平成18年度から平成20年度まで、標準月額3,750円、標準年間保険料4万5,000円に改定するものとともに、保険料の段階を現在の5段階から6段階にしようとするものでございます。
第5条第2項の改正につきましては、現在、納入通知を本人及び連帯納付義務者世帯主あてとしておりますが、内容がわかりづらいとのご意見があることから、これを本人あてに変更いたしまして、納付のわかりやすさを確保しようとするものであり、これに関連し、第7条及び第8条第1項の条文も整理しようとするものでございます。
第6条第3項及び第23条の改正につきましては、介護保険法施行令の一部改正に伴い、条文を整理しようとするものでございます。また、これに伴って、附則に第8条を追加し、地域包括支援センターを平成19年7月1日から設置しようとするものでございます。
3ページをごらんください。この条例は、平成18年4月1日から施行しようとするものでございます。
なお、附則第3条の規定につきましては、税制改正に伴い、平成18年度及び平成19年度における保険料の激変緩和措置を講じようとするものでございます。
その他詳細につきましては、別添の参考資料をごらんいただきたいと存じます。
以上が追加提案いたしました議案の概要でございます。十分ご審議をいただきまして、原案どおり可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
以上です。
62 ◯議長(大野俊幸君) 以上で説明は終わりました。
───────────────────────────────────────
63 ◎委員会付託省略
◯議長(大野俊幸君) お諮りいたします。議案第33号及び議案第34号は委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
64 ◯議長(大野俊幸君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
───────────────────────────────────────
65 ◎議案第33号の質疑・討論・採決
◯議長(大野俊幸君) 次に、日程第5、追加議案の審議を行います。
まず、議案第33号 手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題に供します。
ご質疑願います。佐藤議員。
66 ◯24番(佐藤多美男君) それでは、33号について質疑いたします。
2点ほどなんですが、別表を変えるということなんですけれども、別表が出ていないのでわかりにくいですけれども、例規集を見まして、開いてみました。それで、本市の手数料に危険物貯蔵所を設置する場合、許可申請を出す。そのための手数料が積載式移動タンク貯蔵所は3万9,000円、屋外の貯蔵所は1万3,000円というふうに規定されております。航空機のほかに、今度は、船舶が加わるということなんですけれども、それはなぜ加わるのか、政令の改定だからというふうなことなんでしょうけれども、今まで加わってなかった、この船舶がどのような事情で加わるようになったのか、これが1つ。
それから、もう1つは、本市の場合、これに該当するような事例というのはあり得るのか、その2点についてお答えをいただきたいと思います。
以上です。
67 ◯議長(大野俊幸君) ただいま行われました佐藤議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。石塚消防長。
68 ◯消防長(石塚 彰君) お答えをいたします。
まず、なぜこの本市がかかわっているかということでございますが、政令の改正ということで議員おっしゃいました、そのとおりでございます。事例はということになると、本市に1カ所、その施設がございますので、その改正に向けているというところでございます。
以上です。
69 ◯議長(大野俊幸君) 佐藤議員。
70 ◯24番(佐藤多美男君) 確認のためですが、本市で1カ所あるから該当することになると。許可申請する場合、貯蔵所及び移動タンクの貯蔵についてですね。そうすると、私、先ほど話しましたように、移動タンクですと、3万9,000円、それから、屋外の貯蔵所であれば、1万3,000円の手数料を申請時に支払わなければいけないということだと思うんですけれども、確認をしておきます。
71 ◯議長(大野俊幸君) ただいま行われました佐藤議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。石塚消防長。
72 ◯消防長(石塚 彰君) そのとおりでございます。3万9,000円でございます。
以上です。
73 ◯議長(大野俊幸君) ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
74 ◯議長(大野俊幸君) 質疑終局と認め、次に討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。
〔発言する者あり〕
75 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。
〔発言する者なし〕
76 ◯議長(大野俊幸君) 討論がありませんので、採決いたします。
まず、議案第33号 手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを原案どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
77 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、議案第33号は原案どおり可決されました。
───────────────────────────────────────
78 ◎議案第34号の質疑・討論・採決
◯議長(大野俊幸君) 次に、議案第34号 木更津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを議題に供します。
ご質疑願います。山形議員。
79 ◯23番(山形誠子さん) 私は保険料につきまして、3点ほど質疑いたします。当初の改正案の保険料は、基準額が1カ月4,026円だったわけですが、それに比べて、276円減少した提案になっておりますが、これはなぜ減少したのか、理由について伺います。
2つ目は、平成17年度の介護保険会計の準備基金というものが2,000万円ほど、まだあったのではないかと思いますが、どうしてすべて取り崩さないものなのか、18年度に貯金に回すというふうにしてしまうのか、伺います。
3点目は、千葉県内の4月からの第3期の保険料の状況について、わかる範囲でお答えいただきたいと思います。特に近隣3市については、詳しくご説明いただきたいと思います。
以上です。
80 ◯議長(大野俊幸君) ただいま行われました山形議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。服部保健福祉部長。
81 ◯保健福祉部長(服部光洋君) 私から、山形議員の3点の質問にお答え申し上げます。
まず最初に、当初、素案で月額4,026円であったものが、今回の改正案では、3,750円ということになっておりますが、去る12月にお示しを申し上げました素案では、新たなサービス体系として創設された地域密着型サービスの提供、地域支援事業のほか、希望の高い介護老人福祉施設の整備や、在宅での介護を支援するのに有効と思われるサービスなどを見込み、サービス料を全体に高くいたしました。しかしながら、その事業計画をさらに精査いたしまして、今回ご提案申し上げる3,750円ということで、事業内容を圧縮したものでございます。
次に、基金の問題でございますが、現在の基金の現在高は、1億4,768万円ございます。このうち、基金取り崩し額は、平成19年9月補正で、9,500万円、そして、18年3月補正で、3,200万円、合計で1億2,700万円を予定しております。現時点の見込みといたしましては、1月期及び2月期の給付費が、当初見込みました月額4億円を下回ったことから、基金からの繰入額は1億1,000万円で足りるものと考えておりまして、基金現在高からの差額は3,668万円となり、第3期介護保険事業計画で見込んだ基金からの充当額である2,800万円は確保できるものと考えております。これを保険料に反映できるものと考えております。
次に、3点目でございますけれども、保険料の問題でございますが、まず、特に近隣3市ということでございますので、現在、近隣3市とも市議会定例会の開催中であり、この中で条例の一部改正を予定しておることから、金額は確定したものではない状態ではございますが、事務的に現在私どもが承知しておりますのは、袖ケ浦市は3,700円、君津市が3,984円、そして、富津市が3,480円となっております。
なお、県下、わかる範囲でというお話でございましたが、これは今現在わかる範囲の集計ですが、56市町村中、本市の3,750円は上から数えまして14番目ということになっておりまして、県の平均は3,500円程度と承知しております。
以上でございます。
82 ◯議長(大野俊幸君) 山形議員。
83 ◯23番(山形誠子さん) 介護保険準備基金のことなんですけれども、2,800万円を来年度の介護保険料の値上げ幅を抑えるために入れるということなんですけれども、まだ800万足らず残っているわけですね。それについてもやはり使って、値上げ幅を抑えるべきじゃないかと思いますけれども、それについてはいかがでしょうか。
それから、県内の介護保険料を見ましても、56市町村中14番目ということで、高いわけですよね。浦安市なんですけれども、ここは一般会計から毎年1億以上繰り入れして、値上げ幅を抑えるということまでやっているんですよね。私の考えとしましては、やはり介護保険が始まりまして、国の負担も減りましたし、市の負担も半分になったんですから、一般会計から繰り入れて、せめて、介護保険料の基準額ですが、値上げをしないと、据え置きをするというふうに努力をするべきと思いますが、いかがでしょうか。
以上です。
84 ◯議長(大野俊幸君) ただいま行われました山形議員の再質疑に対する当局の答弁を求めます。服部保健福祉部長。
85 ◯保健福祉部長(服部光洋君) 再質問にお答え申し上げます。
まず本市の3,750円、月額保険料は、14番目ということは高い方といえば高い方でございます。この要因につきましては、個々のサービスについて比較しなければならないと思いますが、本市では、今回新たに地域密着型サービスが創設されましたが、このサービスについて本市の取り組みを申し上げますと、夜間対応型訪問介護及び小規模介護老人福祉施設の整備などをすることとしておる理由もあると思っております。それと、浦安市さんのお話が出ました。確かに浦安市では、今回、一般会計から、私どもの承知している範囲では、18年度で1億6,000万円、一般会計から繰り入れをしたそうでございます。そうしますと、3年間で4億2,000万円ほど繰り入れると聞いております。これで再三、本会議や委員会でも、当局、私どもとしては、一般会計からの繰り入れはできない旨、お答え申し上げているわけですが、
介護保険制度は、介護を国民皆で支え合うものでありまして、保険料をお支払いいただいた方に対し、必要な給付を行うものでございます。これは国が
介護保険制度のスタート時に保険料の考え方を示したものでございます。従いまして、一般会計からの繰り入れによる保険料の単独減免につきましては、国としては、当初から適当ではないとの方針を示しておりまして、全国課長会議の席上でも幾度となくこのようなことの説明がございました。
市でもこれまでに、私どもといたしましても、一般会計からの繰り入れによる保険料の値下げについて議論したことも確かにございますが、国の考え方を踏まえて、適切ではないということで今日に至っております。なお、浦安市さんの場合、近隣市との、いわゆる保険料の均衡を保つために繰り入れたと聞いております。仮に繰り入れない場合、ちょっと細かいお話になりますが、4,533円となるのを、一般会計から繰り入れまして、それを3,780円に引き下げたと。これは近隣の市川市、船橋市などが3,700円台であることから、そういうような措置を講じたと伺っております。
なお、私どもといたしましては、今回は一般会計から繰り入れたことに対して、従来国はそういったことをした場合はペナルティ云々の話が当初はございました。それらについて、今後注意深く留意してまいりたいと考えております。
86 ◯議長(大野俊幸君) 山形議員。
87 ◯23番(山形誠子さん) 浦安市の場合、確かに繰り入れをしても値上げをするというのは私も聞いております。それでも高齢者の負担を下げようという努力をして、一般会計から繰り入れるということをしたわけですから、私は、本市でそれがなぜできないのかなというふうに思います。国からペナルティ云々の話もありましたけれども、現在、国からペナルティがあるわけではないですよね。それについて、どうなのか、伺います。
それから、もう一つ、もし一般会計から繰り入れして、この保険料を据え置くとしましたら、どのくらいの金額が必要でしょうか。
以上です。
88 ◯議長(大野俊幸君) ただいま行われました山形議員の再々質疑に対する当局の答弁を求めます。服部保健福祉部長。
89 ◯保健福祉部長(服部光洋君) ペナルティ云々のまず問題でございますが、国はそういうふうなことを言われたわけですが、それが実際になされるのかどうか、それを私どもは注視してまいりたいと。これを契機として、各市がそういった動きに出るのか、あるいは、国がペナルティを課して、それを勢い、そういった流れをとめるのか、ちょっとその辺を注視したいと考えております。
なお、2問目の、いくら一般会計から投入したらいいのかという話でございますが、そういった計算は、申しわけありませんが、してございません。
以上でございます。
90 ◯議長(大野俊幸君) ほかに。飯田議員。
91 ◯6番(飯田喜代子さん) 質疑させていただきます。早見表の第4段階のところがかなり膨らむようになるというふうに思いますが、第2段階、第3段階からかなりの人数がここのところに入ってきているのではないかというふうに思います。ここの第4段階が基準額ということになるわけですが、どのくらいの第2段階、第3段階の方たちがここに入ってきているのか、1点お伺いします。
92 ◯議長(大野俊幸君) ただいま行われました飯田議員の質疑に対する当局の答弁を求めます。服部保健福祉部長。
93 ◯保健福祉部長(服部光洋君) 第4段階及び第5段階から、そういった場合のお話でよろしいんでしょうか。それとも……。ちょっとすみません。質問の趣旨をもう一度、すみません、お願いできますか。
94 ◯議長(大野俊幸君) じゃ、飯田議員、もう一度お願いします。
95 ◯6番(飯田喜代子さん) すみません。第4段階の激変緩和措置という部分が3本ありますよね。これは多分第2段階、第3段階、現在、そういうところにいた人たちが第4段階のところに入ってきている、そちらの方に移動しているんだというふうに理解するんですが、そういうことでしょうか。もしそうであれば、どのくらいの人数が第2、第3段階から、現在の第2、第3から第4段階の方に移行するのかという、その点を質問させていただきます。
96 ◯議長(大野俊幸君) 服部保健福祉部長。
97 ◯保健福祉部長(服部光洋君) 大変失礼を申し上げました。激変緩和措置の対象者ということで申し上げます。今回の計画策定に際しまして、試算した推定数値で申し上げますと、第4段階では、第2段階からの上昇が、平成18年度が189人、平成19年度が198人で387人となっております。
次に、第3段階からの上昇が平成18年度が189人、平成19年度が198人で、あわせて387人ということになります。第5段階では、第3段階からの上昇が平成18年度が1,047人、平成19年度が1,094人で、あわせて2,141人であります。第4段階からの上昇が平成18年度が746人、平成19年度が779人で、1,525人で、総数で4,440人になると見込んでおります。
以上でございます。
98 ◯議長(大野俊幸君) よろしいですか。ほかに。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
99 ◯議長(大野俊幸君) 質疑終局と認め、次に討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。山形議員。
〔23番 山形誠子さん登壇〕
100 ◯23番(山形誠子さん) 今回の介護保険条例の改定案は、当初提案された保険料額より値上げ幅が月額276円減少はしたものの、基本額はこれまでの月額2,995円に比べ、755円の値上げとなります。介護保険準備基金を一部取り崩して、値上げ幅を抑えたことは評価できますが、全額取り崩して、さらに値上げ幅を抑えるべきです。また、一般会計からの繰り入れも含めまして、私の計算だと、5,400万円あれば据え置くことができると考えます。また、浦安市では、平成18年度予算に一般会計から1億6,000万円繰り入れ、19年度、20年度も繰り入れを予定しており、保険料の値上げ幅を抑えるわけですから、本市でも一般会計から介護保険会計に繰り入れすれば、保険料は据え置くことができると考えます。また、
介護保険制度の創設により、国もそうですが、市の負担割合も半分に減ったのですから、高齢者の負担をこれ以上増やさない努力をもっと行い、せめて保険料は据え置くことを、考えを述べまして、反対といたします。
以上です。
101 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。
〔発言する者なし〕
102 ◯議長(大野俊幸君) 次、反対者。飯田議員。
103 ◯6番(飯田喜代子さん) 先ほど部長からの説明にもありましたように、大変多くの方たちが第4段階あるいは第5段階に上がってまいります。そういう意味で、ハードルが非常に低くなっているというか、第4段階のハードルが低くなって、より多くの人たちがこの基準額、4万5,000円というところに入ってくるわけです。介護保険の運営が大変だというのはよく理解できるんですが、例えば今、ケアマネジャーがその認定をするときに、家事サービス30分でいい、すむところを1時間というふうに判定をしているわけですね。そのことによる介護保険料の出費というのは、一人ひとりにすれば、大したことはありませんが、全体になれば、それが2倍、3倍になっていくわけですから、今、ケアマネジャーが事業所に所属をしているという大変大きな問題があります。ケアマネジャーが事業所に所属をしている限り、そういう認定の甘さというか、判定の甘さというのは、これからもずっと続いていくわけですし、そういう根本的なところをやはり見直していかない限り、介護保険料を毎回このように値上げをしていかざるを得なくなるというふうに思います。
そういうことで、抜本的な見直しというのは、この介護保険、今回の介護保険料を値上げをするというところとは矛盾するのではないかという意味で、反対をさせていただきます。
104 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。
〔発言する者なし〕
105 ◯議長(大野俊幸君) 反対者。
〔発言する者なし〕
106 ◯議長(大野俊幸君) 討論終局と認め、採決いたします。
議案第34号 木更津市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてを原案どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
107 ◯議長(大野俊幸君) 起立多数であります。よって、議案第34号は原案どおり可決されました。
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108 ◎発議案第1号~発議案第4号の上程
◯議長(大野俊幸君) 次は、日程第6、発議案の上程を行います。
発議案第1号ないし発議案第4号を上程いたします。
発議案は印刷物によりお手元に配付いたしましたので、朗読を省略いたします。
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109 ◎発議案第1号~発議案第4号の説明
◯議長(大野俊幸君) まず、発議案第1号について、岡田壽彦議員から提案理由の説明を求めます。岡田議員。
〔10番
岡田壽彦君登壇〕
110 ◯10番(岡田壽彦君) 発議案第1号、提案理由の説明をいたします。発議案第1号
障害福祉サービスを利用する利用者の負担の見直しを求める意見書についての提案理由を申し述べます。
これら発議案は、先ほど採択されました陳情第1号の願意に沿いまして、お手元に配付したとおりの意見書を
地方自治法第99条の規定により、関係機関へ提出しようとするものであります。
何とぞ議員各位の賛同を賜り、原案どおり可決賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
111 ◯議長(大野俊幸君) 次に、発議案第2号について、前田清治議員から提案理由の説明を求めます。前田議員。
〔27番 前田清治君登壇〕
112 ◯27番(前田清治君) それでは、私から、廃棄物処理施設建設の手続きに関する意見書について、提出者を代表いたしまして、説明いたします。
12月議会に続いてのものでありますが、本市の笹子地区には、現在、廃棄物処理場施設の建設、2カ所目が計画をされております。業者より、地区住民に対し、説明会を開催する旨の連絡がありましたものの、いまだに開催されず、住民は非常に不安な日々を送っております。千葉県の制度上、説明会を開催いたしたとしても、住民の意識表明の機会が必ずしも与えられるものと考えられませんし、住民と事業者の溝が埋まることなく、事業に着手されるおそれがあります。ついては、県知事に対し、廃棄物処理場施設の建設の許可の手続きについて、地元説明会開催や説明会の内容確認の規定などの諸手続きを早急に条例に盛り込むよう、県知事に対し、意見書を提出しようとするものであります。
何とぞ議員各位にご賛同を賜り、全会一致で可決賜りますようお願いを申し上げ、提案理由の説明といたします。
よろしくお願いをいたします。
113 ◯議長(大野俊幸君) 次に、発議案第3号について、滝口敏夫議員から提案理由の説明を求めます。滝口議員。
〔21番 滝口敏夫君登壇〕
114 ◯21番(滝口敏夫君) 発議案第3号 議会制度改革の早期実現に関する意見書について、提案理由のご説明をさせていただきます。
平成12年4月に地方分権一括法が施行により、中央集権型から地方分権型への転換に向けた改革が法の施行から6年が経過した現在においても、多くの面が指摘され、さらに、地方分権を進めるためには、制度及び運用の改革が強く求められております。また、住民自治に根差した地方分権を図る上で、議会の活性化は重要な課題になっております。この観点から、議会の組織、機能、運営等のあり方について、昨年6月に制度改革の意見書を国に提出したところであります。しかしながら、全国市議会議長会をはじめとする3議長会の要望がまだ十分反映されていない状況にあります。本格的な地方分権時代を迎え、住民自治の根幹をなす議会が、その期待される役割と責任を果たしていくためには、地方議会制度の改革が必要不可欠であります。
以上のことから、昨年6月に、12項目にわたる意見書を国に提出いたしましたが、今回、さらに強く、次の7項目、議会の招集権を議長に、
地方自治法第99条第2項の法定受託事務にかかわる制限の廃止、3、専決処分要件を見直すこと等、4、議会に附属機関の設置を可能にすること、5、議会の内部機関の設置を自由にすること、6、調査権、監視権を強化すること、7、
地方自治法第203条から議会の議員を除くなどの項目を政府及び国会等へ
地方自治法第99条の規定により、提出しようとするものであります。
どうぞ議員各位におかれましては、ご賛同を賜りますようお願いを申し上げまして、提案理由の説明といたします。
115 ◯議長(大野俊幸君) 次に、発議案第4号について、
野田芳久議員から提案理由の説明を求めます。野田議員。
〔17番 野田芳久君登壇〕
116 ◯17番(野田芳久君) 発議案第4号 運転免許センターの設置に関する意見書について、提出者を代表いたしまして、提案理由の説明をさせていただきます。
木更津市は、平成4年3月30日に、業務核都市に指定され、また、千葉県の新産業三角構想に位置づけされたかずさアカデミアパークがありますが、経済の長引く低迷により、民間企業の進出が皆無と言っていい状況であります。平成9年12月には、待望の東京湾アクアラインが開通、千葉県の新たな玄関口となり、また、圏央道館山道の建設も進み、南房総の真の玄関口になるときが来たと考えます。
そこで、平成9年に、千葉県に対し、運転免許センターの設置の要望をしてきた経緯がありますが、土地区画整理事業の解散により、棚上げされた状況になっていました。しかし、千葉県全体を見た場合、運転免許センターは、県の北部に2カ所ありますが、県の南部には設置されていない状況にあります。そこで、千葉県の将来、南房総の発展、利便性を踏まえるならば、運転免許センターは必要と考えられます。木更津市内には未利用地があり、この運転免許センター設置は可能と考え、本市議会は千葉県知事に対し、
地方自治法第99条の規定により意見書を提出しようとするものであります。
何とぞ議員各位の賛同を賜り、原案どおり可決賜りますようにお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いします。
117 ◯議長(大野俊幸君) 以上で説明は終わりました。
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118 ◎委員会付託省略
◯議長(大野俊幸君) お諮りいたします。発議案第1号ないし発議案第4号は委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
119 ◯議長(大野俊幸君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
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120 ◎発議案第1号~発議案第4号の質疑・討論・採決
◯議長(大野俊幸君) 次に、日程第7、発議案の審議を行います。
まず、発議案第1号
障害福祉サービスを利用する利用者の負担の見直しを求める意見書についてを議題に供します。
お諮りいたします。本発議案は、午前中、全会一致をもって採択された陳情第1号に伴う案件でありますので、質疑、討論を省略し、直ちに採決いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
121 ◯議長(大野俊幸君) ご異議なしと認め、採決いたします。
発議案第1号
障害福祉サービスを利用する利用者の負担の見直しを求める意見書についてを原案どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
122 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、発議案第1号は原案どおり可決されました。
次に、発議案第2号 廃棄物処理施設建設の手続きに関する意見書についてを議題に供します。
ご質疑願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
123 ◯議長(大野俊幸君) 質疑がありませんので、次に、討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。
〔発言する者なし〕
124 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。
〔発言する者なし〕
125 ◯議長(大野俊幸君) 討論がありませんので、採決いたします。
発議案第2号 廃棄物処理施設建設の手続きに関する意見書についてを原案どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
126 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、発議案第2号は原案どおり可決されました。
次に、発議案第3号 議会制度改革の早期実現に関する意見書についてを議題に供します。
ご質疑願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
127 ◯議長(大野俊幸君) 質疑がありませんので、次に、討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。
〔発言する者なし〕
128 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。
〔発言する者なし〕
129 ◯議長(大野俊幸君) 討論がありませんので、採決いたします。
発議案第3号 議会制度改革の早期実現に関する意見書についてを原案どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
130 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、発議案第3号は原案どおり可決されました。
次に、発議案第4号 運転免許センターの設置に関する意見書についてを議題に供します。
ご質疑願います。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
131 ◯議長(大野俊幸君) 質疑がありませんので、次に、討論を行います。
まず、反対者の討論を求めます。
〔発言する者なし〕
132 ◯議長(大野俊幸君) 次、賛成者。
〔発言する者なし〕
133 ◯議長(大野俊幸君) 討論がありませんので、採決いたします。
発議案第4号 運転免許センターの設置に関する意見書についてを原案どおり可決することに賛成の方は、ご起立願います。
〔賛成者起立〕
134 ◯議長(大野俊幸君) 起立全員であります。よって、発議案第4号は原案どおり可決されました。
なお、ただいま可決されました発議案4件につきましては、議長においてしかるべく取り計らいたいと思いますので、ご了承ください。
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135 ◎各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査申し出について
◯議長(大野俊幸君) 次に、日程第8、各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査申し出についてを議題に供します。
お諮りいたします。各常任委員会及び議会運営委員会委員長からの申し出のとおり、平成18年度末までの閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
136 ◯議長(大野俊幸君) ご異議なしと認め、さよう決定いたします。
ここで、暫時休憩とし、直ちに議員全員協議会を開催いたします。
(午後1時56分)
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137 ◯議長(大野俊幸君) 休憩を取り消し、会議を再開いたします。
(午後2時02分)
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138 ◎市長あいさつ
◯議長(大野俊幸君) 以上をもちまして、今期定例会に付議された案件はすべて議了いたしました。
ここで閉会に当たり、市長よりあいさつがあります。水越市長。
〔市長 水越勇雄君登壇〕
139 ◯市長(水越勇雄君) 3月市議会定例会の閉会に当たりまして、一言御礼かたがたごあいさつを申し上げます。
今期定例会は、去る2月20日以来、26日間にわたり、議員の皆様方にはご熱心にご審議を賜りまして、提案いたしましたすべての議案について原案どおり可決・ご承認をいただきました。まことにありがとうございました。厚くお礼申し上げます。
さて、私の任期も間近に迫りまして、特に緊急案件のない限り、本日をもって、任期最後の議会となりました。ときの流れはまことに早いもので、平成14年3月に、前市長の任期途中での辞任を受けまして、国会議員を初め、市議会議員の多くの方々や、各種団体のご推薦をいただき、急遽、「元気な木更津」を取り戻すことを旗印に、木更津市長に立候補させていただきまして、幸運にも多くの市民から賛同を得ることができ、木更津市長に就任させていただきました。そして、はや4年が経過いたします。その間の市議会の皆様方のご協力に対しまして、改めて心からお礼を申し上げます。
今、任期を振り返ってみますと、バブル経済崩壊後の市政運営を受け、過去の負の遺産の解消に努めるとともに、市税収入の減少が続く限られた財源の中で、できる限り「元気な木更津」を取り戻すため、ハードからソフトへの市政の転換をテーマに開かれた市政の実現に向け、政策決定でのパブリックコメントの導入をはじめとして、審議会等の会議公開や、インターネットを活用した市長交際費の公開などを進めるとともに、学校支援ボランティアの推進や中学校給食の拡大など、教育環境の充実を図ってまいりました。また、高速バス路線の増便や金田高速バスターミナルの整備による交通利便性の向上など、さまざまな面から木更津の魅力を高めるべく、積極的に取り組んでまいりました。幸い、今ようやく「元気な木更津」の芽吹きを感じてきたところでございます。いろいろな困難な事情もありましたが、順調に諸課題への取り組みができましたことは、ひとえに議員各位、そして、市民の皆様の多大なご理解とご協力の賜物であると、心より深く感謝を申し上げる次第であります。
最後に、私は来る19日からの市長選挙に再び立候補し、市民の厳正なるご審判を仰ぐことといたしておりますが、どうぞ議員各位におかれましても、引き続き市政発展のためにご尽力を賜りますよう、お願い申し上げまして、御礼のごあいさつとさせていただきます。
どうもありがとうございました。
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140 ◎閉会の宣告
◯議長(大野俊幸君) 以上で平成18年3月木更津市議会定例会を閉会いたします。
長期間にわたりましてご苦労さまでございました。
(午後2時08分)
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◎本日の会議に付した事件
1.
会議録署名議員の指名
1.議案第12号~議案第32号・陳情第1号~陳情第5号
1.議事日程追加、議案第33号・議案第34号、発議案第1号~発議案第4号
1.各常任委員会及び議会運営委員会の閉会中の継続調査申し出
1.市長あいさつ
1.閉会
上記会議録を証するため下記署名いたします。
平成 年 月 日
議 長 大 野 俊 幸
署 名 議 員 鈴 木 日出男
署 名 議 員 野 田 芳 久
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