館山市議会 2020-03-24
03月24日-05号
令和 2年 3月 定例会(第1回)1 令和2年3月24日(火曜日)午前10時1
館山市役所議場1
出席議員 18名 1番 佐 野 聖 一 2番 長谷川 秀 徳 3番 倉 田 孝 浩 4番 鈴 木 ひとみ 5番 室 厚 美 6番 石 井 敏 宏 7番 森 正 一 8番 瀬 能 孝 夫 9番 望 月 昇 10番 石 井 敬 之 11番 太 田 浩 12番 龍 﨑 滋 13番 石 井 信 重 14番 鈴 木 正 一 15番 秋 山 光 章 16番 榎 本 祐 三 17番 本 橋 亮 一 18番 鈴 木 順 子1
欠席議員 なし1
出席説明員 市 長 金 丸 謙 一 副 市 長 田 中 豊 総 合
政策部長 川 上 孝 総 務 部 長 山 口 浩 一 健 康
福祉部長 熊 井 成 和 経 済
観光部長 石 井 博 臣 建 設
環境部長 加 藤 浩 一 会 計 管 理 者 杉 田 和 義 教 育 委 員 会 出 山 裕 之 教 育 部 長 井 澤 浩 教 育 長1
出席事務局職員 事 務 局 長 石 井 修 書 記 鈴 木 一 也 書 記 和 田 敦 子 書 記 前 田 みなみ 書 記 秋 山 昭 書 記 大 澤 晴 伸1
議事日程(第5号) 令和2年3月24日午前10時開議 日程第1 議案第 3号 令和2
年度館山市
一般会計予算 議案第 4号 令和2
年度館山市
国民健康保険特別会計予算 議案第 5号 令和2
年度館山市
後期高齢者医療特別会計予算 議案第 6号 令和2
年度館山市
介護保険特別会計予算 議案第 7号 令和2
年度館山市
下水道事業会計予算 日程第2 議案第 8号 館山市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定 について 議案第 9号 非常勤の特別職の職員に係る報酬及び
費用弁償に関する条例の一部 を改正する条例の制定について 議案第10号 館山市
職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について 議案第11号 館山市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について 議案第12号 館山市神余地区に係る
公共的施設の
総合整備計画を変更することに ついて 議案第13号 館山市西岬(西)地区に係る
公共的施設の
総合整備計画を変更する ことについて 議案第14号 館山市
印鑑条例の一部を改正する条例の制定について 議案第15号 館山市
小規模埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関 する条例の一部を改正する条例の制定について 議案第16号 館山市
漁港管理条例の一部を改正する条例の制定について 議案第22号 館山市
定住自立圏形成協定の議決に関する条例の制定について 日程第3 議案第17号 令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第10号) 議案第18号 令和元
年度館山市
国民健康保険特別会計補正予算(第1号) 議案第19号 令和元
年度館山市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 議案第20号 令和元
年度館山市
介護保険特別会計補正予算(第3号) 議案第21号 令和元
年度館山市
下水道事業特別会計補正予算(第2号) 日程第4 議案第23号 令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第11号) 日程第5 議案第24号 館山市副市長の選任について 日程第6 発議案第1号
館山市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改 正する条例の制定について
△開議午前10時00分
○議長(
石井信重) 本
日の出席議員数18名、これより第1回
市議会定例会第5日目の会議を開きます。
△議案の配付
○議長(
石井信重) 市長から議案の送付がありましたので、これを受理し、既に各議員に配付してありますので、御了承願います。 本日の議事は、お手元に配付の日程表により行います。
△議案の上程
○議長(
石井信重) 日程第1、議案第3号から議案第7号まで、令和2年度各
会計予算を一括して議題といたします。
△
委員会付託の省略
○議長(
石井信重) お諮りいたします。 各議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井信重) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 通告がありますので、発言を許します。 5番室
厚美議員。御登壇願います。 (5番議員室
厚美登壇)
◆5番(室厚美) おはようございます。議案第3号令和2
年度館山市
一般会計予算について、反対の立場から討論いたします。 私は、館山市の一番の課題は、厳しい
財政状況を克服して将来に向けて持続可能な
市政運営を行うことだと考えておりまして、議員の第1期目のときから
予算審議のたびに警鐘を鳴らし続けてまいりました。昨年の台風15号で甚大な被害を被ったことから、市の
財政状況が一段と厳しさを増していることは間違いありません。当初
予算編成後の
財政調整基金は4.5億円に減少し、市債残高は211億円と大きく膨らむと見込まれています。こうした状況を踏まえて、令和2年度予算は、台風から復興を優先した編成ということだったので、私はてっきり
台風被害に回せるような、無駄な経費を一円でも削減していくものかと思っていましたけれども、そうではなくて、予算案を策定する手間もないほど大変な状況なので、
既存事業はほぼそのまま継続していくということのようでした。その結果、先送りされるのは
行財政改革への取組だけのように見えます。復興、
復旧作業で職員の負担が増していることは重々承知の上ですが、一番の課題である
行財政改革も同時に進めていかないと、負担を将来へ先送りするばかりで明るい未来は開けません。 市長は、
施政方針で館山市が館山市であり続けるために
市政運営に尽力すると述べられていましたが、これまでのやり方を思い切って変えていかなければ、館山市の将来の存続を保障できるとは残念ながら思えません。令和元年度に予定されていた
事業仕分も台風で中止となり、平成30年4月にまとめられた第3次
行財政改革の取組もおおむね2年は遅れると懸念しています。ただ、
事業仕分などの手間をかけなくても、
経費削減が可能に見える事業もありました。例えば国の
地方創生人材支援制度を活用して民間のスペシャリストを参与として迎えていますが、この制度は基本一、二年とされています。本来はその間に職員がノウハウを吸収して、自立を目指すべきものと言えます。国からの
財政支援もない中で、あえて今回2度目になる期間延長には反対です。額は大きくないとはいえ、年間30回程度の勤務で約90万円、1回当たり3万円もの報酬を支払うんです。今は一円でも無駄にしないぞという気概が感じられませんし、復興に注力するというのであれば、この分を
臨時職員の雇用に充てて、
復興業務を補完してもらうべきではないでしょうか。このほかにも
経費削減は既得権益を持つ人からの反対が必ずあるので、困難なことですが、そういうときこそ市長が先頭に立って、現在の
財政状況を丁寧に説明して市民の理解を得るという努力を続けていかなければ、いつまでたっても改革は進みません。 令和2年度予算には二中、三中、
統合中学校の
実施設計事業として1億3,700万円が計上されています。
全員協議会の場で、これは統合問題への賛否を問うものではないという説明がありましたが、これは詭弁もいいところです。統合に反対であれば、この
実施設計をやる意味がないので、賛成できるはずがない。そして、もしこの予算に賛成するなら、6月に予定されている
館山市立中学校設置条例にも賛成しなければつじつまが合わないことは明白です。反対できないところまで既成事実を積み上げて、最後の
条例改正で賛成せざるを得ないように追い込む。そのようなやり方で議会をコントロールするなんて議会も随分なめられたものです。こうしたやり方に誰も異を唱えなければ、また同じことが繰り返されるのは目に見えています。実際平成28年に
広域ごみ処理施設から脱退したときも、同じように議会で賛成せざるを得ない状況に事実を先行させました。これでは議会の存在意義はなく、執行部のやりたい放題です。 なぜこういうことが起こり続けるのか。それは、全て順序が狂っているからです。長期的な展望を持たずに目の前のことに場当たり的に対応し続けている。今はそれでよくても、いずれ市民にとって大きなマイナスになることは容易に想像がつきます。将来のことを考えると、無責任な
市政運営に憤りしかありません。僅か2年前、平成30年度の
予算委員会で私が全市を見渡した
学校再編が先ではないかと質問したときには、中学校の再編は考えていないと
教育部局が答弁したことを覚えていますか。そのたった1年後に、住民にも議会にも寝耳に水の状態で突然二中、三中の
統合方針が発表されるなんていまだに信じられません。私の主張は、これまでに何度もお伝えしていますが、
三中生徒の安全性が確保されない状態なら、すぐにでも三中校舎を閉鎖してほかの中学校に転入させる。今回の
新型コロナの一斉休校のように、命がかかる非常時にはふだんと異なる思考での判断も必要です。その上で、館山市全体で将来の生徒数を見据えて
中学校再編を皆で考える。そして、考え得る最良の場所に新しい中学校を造る。二中、三中だけの
統合校舎を今の場所に造ってしまっては、この先市内全体の生徒のことを考えた
学校再編、そして
まちづくりに関しても選択肢が大きく損なわれることになります。その時になって後悔しても後の祭り。私はたとえ1人でもこれを見逃すわけにはいきません。 館山市の
学校再編の
基本方針については、平成22年に定められた
基本方針の中で、中長期的、全市的な観点から
学校規模の適正化を図ると述べられていますし、また
文部科学省が平成27年1月に策定した
公立小学校・中学校の
適正規模・
適正配置等に関する手引の中で、小中学校の統合の可否の判断は行政が一方的に進めるものではなく、保護者や
地域住民と危機意識や課題認識、将来ビジョンを共有するプロセスが重要となりますと書かれております。大局観、そして
長期的ビジョンのない
市政運営、そして市民不在で方向性を決めてしまう
市政運営にはそろそろ終止符を打ちませんか。 以上、職員の皆さんが復興に寝食を忘れて取り組む姿勢には敬意を表しつつも、厳しい状況下にあっても、いや、厳しいからこそ
行財政改革を断行し、長期的な視野での
市政運営が必要と考え、令和2
年度館山市
一般会計予算に反対いたします。
○議長(
石井信重) 以上で5番室
厚美議員の討論を終わります。 次に、9番望月 昇議員。御登壇願います。 (9番
議員望月 昇登壇)
◆9番(望月昇) おはようございます。議案第3号令和2
年度館山市
一般会計予算に賛成の立場で討論を行います。
一般会計予算は、総額198億9,800万円と前年より金額で5億1,900万円、率にして2.7%増と過去最大の予算となっており、増加の主な要因としては、
災害復旧事業、新
給食センター整備事業、
幼児教育無償化などです。私は、壊れた道路や建物、インフラなどを元の状態に戻すのが復旧、その上で
市民生活や経済活動などを元の状態以上に戻すのが復興と捉えており、復旧と復興は、言葉の違いはありますが、一体であると考えております。新
年度予算案は、復旧、復興を最優先とした
限定予算とのことですが、
生活支援事業をはじめとする災害前からの
事務事業も含み提案されていることは、市民が災害前の状態を取り戻すことにつながるものであり、また例年に比べて政策的な事業は抑えられ、復興、復旧と、これから
災害対策に力を注いだ予算が見て取れ、評価できるものと考えます。 また、第三中学校については、
台風被害と耐震性の問題を含めて早急に
教育環境の改善に取りかからなければならない議題であり、いろいろな事情もあったとは思いますが、情報発信やオーソライズの過程には疑問があることは否めません。しかし、当初予算において
実施設計を計上して改善を目指すことは非常に重要なことで、現在補助採択は未確定ですが、今後特に
補助要望先である防衛省と協議調整しながら設計を完成させることは不可欠であり、以前に説明のあった
計画スケジュールが停滞することは、子供たちのことを考え、絶対に避けるべきだと考えます。 また、
船形バイパスについては、用地交渉の状況次第で予算に影響が出ることから、千葉県
地方土地開発公社を活用する説明がありましたが、
地域住民の熱い要望に沿った事業で、交通渋滞の緩和や交通安全の確保に加え、大雨による浸水対策や
災害発生時の
避難路確保など、住民の生活、財産を守る大変重要な事業であると考えます。 なお、
行財政運営では、これまでの行革により
財政調整基金を確保してきたため、
台風災害の復旧、
復興事業の
補正予算編成が可能となっています。当初予算についても
限定予算とはいえ、優先すべき予算を精査、計上した上で
財政調整基金の取崩し額を約6億円に抑え、
予算編成後も約4.5億円の
財政調整基金を確保しています。一方で、
台風災害により
財政調整基金が大幅に目減りしていることは事実であり、今後は
公共施設の統廃合など思い切った
行財政改革を実行する必要があると考えています。 最後になりますが、新
給食センターは現在建設中。そして、第三中学校や
ごみ焼却場の大事業を控え、
台風災害による復旧、
復興対策も加わりましたので、待ったなしの
行財政改革を進める一方で、市民の安全、安心、
市民福祉や
行政サービスの向上に努めることを要望いたしまして、令和2
年度館山市
一般会計予算について
賛成討論といたします。
○議長(
石井信重) 以上で9番望月 昇議員の討論を終わります。 次に、18番
鈴木順子議員。御登壇願います。 (18番
議員鈴木順子登壇)
◆18番(
鈴木順子) こんにちは。私は、議案第3号令和2年度
一般会計予算について、反対の討論をいたします。 昨年の台風15号をはじめとする災害により、市内全域に大きな被害をもたらしました。市内は、復興というには程遠い状況にありますが、今後の館山市の財政には大きな影響を与えるものと想像をいたします。そういう状況の中
予算編成されたこと、大変な御苦労があったであろうと推察をいたします。しかしながら、私は何点かの指摘を申し上げ、反対の討論といたします。 まず、第1点目であります。民生費についてですが、
社会福祉に関わる災害時の
福祉避難場所設置についてであります。障害に応じた
避難場所の設置を求めるものであります。このたびの災害により、足がかりはつかめているのではと認識をしておりますので、今後の取組を強化されるよう指摘をいたしたいと思います。 次に、2点目であります。同じく民生費であります。
家庭児童相談体制強化事業でありますが、
子ども家庭支援員について、
児童虐待に関する
相談対応、調査、支援及び指導ほか、関係機関などと
連絡調整など専門的な機能を担うためのものであります。近年では
相談件数は大変多いと聞いております。虐待に関する対応は、複雑化してきていると認識しているところですが、このたび新たに支援員1名を配置されたことは評価をするところでありますが、対応者をさらに増やすことが必要であると指摘をいたしたいと思います。 次に、3点目であります。土木費中
船形バイパスについてであります。
船形バイパスについては、災害時の避難路であったり、道路のネットワークの整備についてとの説明がされ、予算化をされております。先般報道によりますと、
館山バイパスとの4車線化がされるとの報道がされました。
船形バイパスへと流入する福沢との県道の整備はどうなっているのでしょうか。
近隣住民が市を越えて日常の
生活用品、買い物に利用している町なかのお店へと入る
道路整備はどうなっているのでしょうか。
船形バイパスの最終地点での人の流入が今のままでよいのでしょうか。
防災対応のための道路であるということであるならば、台風15号時の
被害状況を考え、無電柱化をこの
船形バイパスに併設する対策を取らなくてよいのか、ただ通過するだけの道路であることでよいのか、指摘をするものです。ここは一度立ち止まり、計画の立て直しを求めます。
船形近隣住民の生活や観光で見える方々が
船形地域へ立ち寄るための
バイパス計画にするためを考えていただきたいと思います。このことから私は
船形バイパスは凍結を求めるものであります。 さらに、4点目であります。教育費であります。いわゆる二中、三中の統合に関する課題として指摘をいたします。突然の館山二中、館山三中の統合の提案をされてから約10か月になろうとしています。災害時の
緊急対応があった中ではありましたけれども、生徒や保護者、市民を交えた大混乱になったことは承知のとおりであります。その責任は重いものと受け止めていただきたいと思います。学校の統合については、時間をかけ決めていくべきことではないでしょうか。場所、校名が決まらぬまま、
設置条例が決定されない中、このたびの予算に
対象学校の移転に関わる費用が上程をされています。最初の出だしからまさに本末転倒であったと言わざるを得ません。大規模校となるわけでしょうから、
学校校舎建設だけにとどまらず、その
学校周辺整備についても考えなければなりません。ここに至るまでの間、私たちも十分な議論がされてこなかった、いなかったことも反省しつつ、執行部におかれましては急ぐことなく丁寧な取組をすべきではなかったのではないでしょうか。同じことが今後行われないよう強く訴え、指摘をいたします。 最後に一言申し上げます。この間の災害から多くの市民の皆さんから様々な声が寄せられました。お叱りや相談などありましたけれども、市民から寄せられた言葉として申し上げます。災害時に何回も市役所に来庁したけれども、度々の相談に丁寧に応じてくれ、大変ありがたかった。御自身も被災しているだろうに、嫌な顔一つせず応対してくれたことは、職員の皆さんの仕事ぶりに対し、ありがとうございましたと伝えてほしいとの声がありました。大変なときだからこそ、人と人との関わり、大切さを改めて感じたということを申し上げ、私の
反対討論といたします。
○議長(
石井信重) 以上で18番
鈴木順子議員の討論を終わります。 以上で通告者による討論を終わりますが、通告をしない議員で討論ありませんか。 6番
石井敏宏議員。御登壇願います。 (6番
議員石井敏宏登壇)
◆6番(
石井敏宏) では、通告していなかったんですけれども、議案第3号令和2
年度館山市
一般会計予算に賛成の立場で討論したいと思います。 実は過去8回当初予算が、私議決に参加してきて、平成25年度しか賛成したことなかったんです。だから、過去1回だけ賛成、7回反対してきたわけであります。その中で、ちょっと自分の
反対理由、今思うと違っていたなというところも正直言ってあるところです。それで、大体毎回毎回言いっ放しで私も
反対討論、
賛成討論もそうだったんですけれども、なるべく
議員同士の意見の、議員間の議論というのがこういった場でちょっとできればいいんじゃないかと、本当はもっとじっくり何往復もしてやりたいんですけれども、そういった趣旨でちょっと
反対理由、賛成の場合は基本的に提案に書いてあるんで、それでいいんですけれども、ちょっと
反対理由が幾つかあったんで、それについてどうなのかなと。基本的に自分これ、会議規則で2人以上いないとどういうふうに具体的に予算をしたらいいかという修正案とか組替え動議というのは出せないんで、自分のちょっとこれじゃ駄目だよねって思った予算、反対されることについてはそのとおりで、自分もそういった理由で過去は反対してきたんですけれども、実際どういうふうに具体的に、当初予算が不要だという人はいらっしゃらないはずなんで、具体的にどういうふうに変えるのかという、細かい電卓をたたくまではともかく、どういう在り方だったら自分は賛成するのかという形までは示さないといけないものじゃないかなと考えております。 それで、あと基本的な一つの論点が行革についてあったと思うんです。これはもちろんやったほうがいいです。ただ、自分も執行部のほうの
行革委員もやらせてもらっていまして、
行革委員会やりますか、やらなくていいですかと問合せがあったとき、自分はやらないでいいと、そういうふうに、そういう考えだったわけです。実際今現状だと行革やっているの、やっぱり改革というのは長い目で見るといいんですけれども、改革やっているときの予算は増える、予算というか、手間は増えるんです。今市役所にその余力があるのかなというと、ないと思うんです。それで、復興、これなるべく私やったほうがいいと思うんです。だから、基本的にもし
緊縮財政を施行するんだったら行革を重視すればいいと。
積極財政やるというんだったら復興の予算をもっと増やすべきだとか、あの予算を増やすべきだ、この予算増やすべきだという、自分はどっちに今価値観を置くかということを明確化した上で、それで行革も必要だよというのが筋だと思うんですけれども、私は今確かに
財政調整基金減っていて苦しい状況で、後でもしかしたら
積極財政なんて言っていて後悔する可能性あるんですけれども、今
積極財政というのをやっぱり中心で考えるべきなんじゃないかなと、そういう大きな方針の中で、その中で無駄や非効率を見直していくというのが大事なんじゃないかと考えております。 それで、あと三中問題なんですけれども、総論でこれ以外の選択肢ってないんじゃないかと。二中に移って、それであと一応私、執行部が議会に賛否を問わないから云々なんですけれども、それって別に議会で決議案でも出して、あるいは反対だ賛成だ、どういう意見があってもいいんですけれども、具体的にどうするんだということを本当は議会で私決議すべきじゃないかと。そういった話を12月議会でやってもらったんですけれども、なかなか意見が集約できなかったということで、これはこれで過去はしようがないんですけれども、若干自分、執行部に対して批判をするのは、議会で決めることを執行部に出してくださいというのって何か違うんじゃないか。もし総論で否決なり大きい方向転換があるんだったら、議会で決議案をこうやって出す、そういう動きをされるべきじゃないかと思います。具体的にどうすればいいのかというと、自分も正直言って二中、三中の統合っていまだにいいことだとは思っていません。だけれども、それ以外に具体的な現実的な選択肢って一度も聞いたことがない。あと、三中生は速やかに移すべきだというんですけれども、残りたい人もいらっしゃったわけで、実際に移れる人は自由に移れる案内をされているわけです。それで、移りたい方は移るわけなんですけれども、残りたい人を強制的に、私ももともとは全員二中のほうにもう移ったほうがいいんじゃないかと、この4月にはという考えを持っていましたが、やっぱり一定数、最初のアンケートでも3割、3人に1人ぐらいが残留を希望されていたんで、そうするとちょっとこれ強行、二中にすぐ全員移すというのは無理じゃないかなということで執行部の考えに総論で賛成であります。それと、これ三中、こういう状況なんで、基本的に急ぐべき案件だということです。と同時に丁寧さが求められるんですけれども、各論においては丁寧にやっていただきたいんですけれども、総論としてはやっぱりこの移転、統合でしっかりと進んでいってほしいということでございます。 あと、ちょっと細かい点になってくると、参与さんをどうするかということで、確かに職員の方がノウハウを吸収してやれればいいんでしょうけれども、実際それ今現時点でやれなかったんじゃないかなというところで、そうすると参与さんやめてもらうのというと、その仕事を職員はやれる余力あるのかなというと、やっぱり続けてもらうしかないんじゃないかと。現状、現実的な判断として、それが望ましいものであるかというのはちょっと何とも微妙なところなんですけれども、やっぱり私は参与さんがやっている仕事が不要だというんだったら反対というのも分かるんですけれども、めどがつくまで私はやっていただきたいと思います、職員がやれるようになるまで。確かにおっしゃるとおりだとは思うんです。 それと、あと民生費、確かに福祉避難所、家庭児童相談、これ充実してほしいと私も思います。同感でございます。ただ、でも増額していないから、この予算を否決というのもちょっと違うんじゃないかと。 あと、
船形バイパス、この凍結というのは私一理あると思うんです。ただ、これ自分の考えだと、7割まで買収をしていて今さら全部やらないというのもない。そうすると、やっぱりやるべきことはやっていかなきゃいけないんじゃないかな。ただ、多額の予算を投入するのは無理があるという中間的な今立ち位置なんですけれども、難しいんですけれども、ここら辺はちょっと今年度の繰越しは結構金額大きいですけれども、2億円ぐらいですか。今年度の予算は小さいんで、そんなに、ある程度のお金をかけるのもやむを得ないかなと思うところであります。 確かにちょっと見ていて、骨格予算という性質も、今回災害なんで、あって、6月でいろいろ必要があれば補正したいという話もちょこちょこと聞きました。それで、見ていてやっぱりちょっと詰めが甘いなと思うところは確かにあるわけですけれども、総論としては大きな無駄もないですし、なかなか本当はもっと
積極財政してほしいと、復旧、復興について、思うんですけれども、福祉もちゃんとやってほしいと思うんですけれども、そのお金どこからやるのと、今行革できるのかというと、ちょっと今無理じゃないか。やっぱりコロナの問題もありますんで、こんなに職員にちょっと無理を頼むのもいかんと思って、今回自分発言はあまり長くならないように、自分の意見をぶつけて見解を聞いて、それで違ったらまた後日考えておいてくださいというスタンスでやっていたんですけれども、基本的にまとめますと、確かにいろいろ見ていて、
反対討論された方も
賛成討論された方も御指摘のこと一理あると思いますが、総論として今回の予算は、現時点においてはやむを得ないと言っちゃ言い方はあれなんでしょうけれども、妥当なものであると私は考えて
賛成討論といたします。
○議長(
石井信重) 以上で6番
石井敏宏議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井信重) これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第3号令和2
年度館山市
一般会計予算について、起立により採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
石井信重) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、議案第4号から議案第7号までについて採決いたします。 各議案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、各議案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井信重) 日程第2、議案第8号から議案第16号まで及び議案第22号の各議案を一括して議題といたします。
△質疑応答
○議長(
石井信重) これより一般議案質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 通告がありますので、順次発言を許します。 5番室
厚美議員。御登壇願います。 (5番議員室
厚美登壇)
◆5番(室厚美) それでは、一般議案につきまして大きく2点質問させていただきます。 1点目、議案第9号非常勤の特別職の職員に係る報酬及び
費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。非常勤の特別職の職員である産業医の報酬額が月額4万円から6万円に上げられるという内容だと思うんですが、この産業医の具体的な業務内容についてお伺いいたします。 大きな2点目、議案第10号館山市
職員給与条例等の一部を改正する条例の制定についてです。これは、千葉県の人事委員会勧告に準じて市の職員の給与を引き上げるというものですが、小さな1点目、改正後の市長、副市長及び教育長の年間の給与及び手当の総額はそれぞれ合計で幾らになるか伺います。 小さな2点目、市長、副市長及び教育長の期末手当を引き上げるということですが、これをもし上げない場合に何か手続上の不都合が生じるのかをお伺いいたします。 以上2点通告します。答弁によりまして再質問させていただきます。
○議長(
石井信重) 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 室
厚美議員の質問にお答えいたします。 議案第9号に関する非常勤の特別職である産業医についてですが、労働安全衛生法に基づき、産業医の選任が義務づけられていることから、館山市では産業医を1名選任しています。具体的な業務内容については、毎月1回市役所に来庁していただき、職員の面接をはじめ、安全衛生委員会委員としての会議出席、職場巡視などをお願いしています。時間外勤務の多い職員やストレスを抱えた職員を対象とした面接指導や復職支援などを行い、職員の健康管理にお力添えいただいています。また、安全衛生委員会は2か月に1回程度市役所において開催しており、ストレスチェックや定期健康診断結果など、職場の安全衛生に関する情報や問題を関係者間で共有したり、検討したりする際に、産業医としての専門的見地から御助言を頂いています。さらに、職場巡視をする中で、作業環境や衛生状態のチェックをしていただき、必要な措置を講ずるための御指導を頂いています。 議案第10号に関しては、総務部長から答弁いたします。
○議長(
石井信重) 山口総務部長。
◎総務部長(山口浩一) 室
厚美議員に対する大きな第2、議案第10号に関する第1点目、給与改定後の市長等の年間の給料及び手当の総額についてですが、市長の給料額は981万6,000円、期末手当額は441万7,200円、給料と期末手当の合計で1,423万3,200円。副市長の給料額は834万円、期末手当額は375万3,000円、給料と期末手当の合計で1,209万3,000円。教育長の給料額は771万6,000円、期末手当額は347万2,200円、給料と期末手当の合計で1,118万8,200円であり、三役の総額としては給料額2,587万2,000円、期末手当額1,164万2,400円、給料と期末手当の合計で3,751万4,400円となります。 次に、第2点目、市長等の期末手当を上げない場合の手続上の不都合についてですが、期末手当の支給割合を上げない場合において、事務処理上の不都合が生じるものではありませんが、市長等特別職の期末手当の支給割合については、これまで一般職常勤職員との均衡を考慮し、同時期に改定を行ってきたことから、今回についてもこれまでと同様に対応したいと考えているところです。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) それでは、2点目の議案第10号のほうから再質問をさせていただきたいと思います。 市職員の一般職についての報酬、給与の決め方というのは、千葉県の人事委員会の勧告に準じてということをこれまでもなされてきていると思います。これに対して、特別職はそのように基準というのはあるんでしょうか。
○議長(
石井信重) 山口総務部長。
◎総務部長(山口浩一) 特別職の給与本体に関しましては、もう定額で条例で定めているもので、人勧に影響されるものでございませんので、その金額で。今回は手当に関しましての支給割合の変更ということでございますので、一般職と同じような形で率を変更していると、そういうことでございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 特別職の先ほどの答弁で、一般職常勤職員との均衡を考慮しってところがちょっと引っかかっておりまして、三役というのは役員的な位置にある者が一般職の方の均衡を考慮しというのはどうなのかなと思っています。通常の場合はいいんですけれども、今回台風15号からの復興、復旧ということで、令和2年度が復興元年というふうに位置づけている。そういう中で、僅かとはいえ期末手当を上げるということに抵抗感がないのかなと思いまして、その辺をちょっと市長の御意見をお聞きできればと思います。
○議長(
石井信重) 金丸市長。
◎市長(金丸謙一) 今までやはり一般職員とともに改正をしてきたという経過がございます。やっぱり公職者の給与水準をどうするかということに関しましては、今後のこともございますし、今回は私はそれなりに、ともにすることが妥当であると思います。議員おっしゃるように、今回はいろんな大きな災害があった。これは、災害があったということに関しては私も重々承知しておりますし、しかしながらその辺は
行財政改革というものをしっかり進めながら考えていきたいと、こう考えております。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 今後のことを考えてというのもちょっとよく分からないんですけれども、災害は別に市長の責任ではもちろんないんですけれども、こういった市民の状況があるときに僅かでも上げるということに関しては、ちょっと抵抗感があるなということでお聞きいたしました。 それでは、議案第9号のほうに移らせていただきます。月4万円から6万円に上げるということで、この金額の妥当性をどのように判断すればいいのかちょっと分かりかねるなと思ったんですが、例えば他市の状況とか、そのようなことで教えていただけますか。
○議長(
石井信重) 山口総務部長。
◎総務部長(山口浩一) 今回報酬額を上げるに当たりまして、やはり今議員が御指摘のとおり他市の状況とか、産業医に関しましては法令的には官庁だけじゃございませんので、民間での状況、そういったことも全て調べた上で適切な金額に変更しようという議案でございます。その中で、他市の例でございますが、よく比較する近隣市に関しましては、鴨川と南房総市さんに関しましては、市立病院を持っている関係で産業医もそこの病院の先生にお願いしている関係で、給与の中で支払われるということで聞いてございます。そうしますと、県内の類似市、そういったところで調べてみますと、元の報酬額は割と3万円というところが結構多うございました。ただし、やっていただく事業が本市ほど、大きく6つ、職場巡視、安全衛生委員会、高ストレス者面接、長時間労働者面接、職場復帰支援、健康診断事後指導と大きく6つの役割を頂いているんですが、それに関しては全部やっているところは非常に少のうございまして、また基本額は3万円でも面接1回につき1人当たり1万円とか、そういった別途支払いがございまして、年額としては本市の今回提案したものよりも高くなっているところがあろうかと思います。あわせて、民間で産業医さんを、50名以上の従業員を抱えているところはやはり義務づけられているところでございますが、職員と
臨時職員も含めて、本市の規模で大体700人程度の職員がいる民間ですと、大体13万円ぐらいが相場だというようなことも調べた中で、現状の4万円というのは非常に低水準であると。確かに1.5倍にすることに関しましては、先ほど来ある行革の面からも、一円でもということは理解できるんですが、今回先ほどから話になっている
台風被害等で職員のメンタル関係が非常に厳しい中で先生によって相当対応いただいている、そういった事実も含めまして、今回上げさせていただきたいということで上程させていただいたものでございます。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 分かりました。台風後、職員の業務内容、あるいは市民とのいろんなやり取りがあってストレス状況がかなり増えているんではないかと思うんですけれども、そのような状況はどうなっているかということと、本人が面接をしてくださる産業医がいるということでも言い出しにくいのかなと思ったりするんですが、その辺はいかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 山口総務部長。
◎総務部長(山口浩一) 本市の場合、総務課に保健師の職員がございまして、月1回職員の健康相談を行っております。その中でやっぱり周囲とか上司からちょっと心配な職員がいると。そういった職員には健康相談を受けてもらうような指導をしてもらいまして、まずはそこをいきなり先生に対応してくれということではなく、よく知っている職員がまず話を聞いた上でそういったことを、プロセスとしてそういった形で進めているところでございます。確かに今回の災害で、過去に議会でもお話ししたとおり月200時間を超えるような職員が、残業で、いたりして、現実的にやっぱりメンタルの不調者が増えていることは事実でございます。通年この三、四年、年間で大体6人ぐらいだったものが3月時点で今9人ほど把握しているところでございまして、休んでいる職員も出てきているところでございます。体の不調の職員は、適切な病院に行ってやはり治してもらうことが重要でございますが、メンタルの場合は非常にシビアな問題も抱えているところで、やはり休養が第一かなという中では、職員の数も限りがある中で、そういったことをカバーしながら現在業務を進めているところでございまして、産業医さんにかかりやすい環境づくりをまず総務課としては第一義に進めているところでございます。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 事前に担当の方、あるいは保健師さんともいろいろお話をお伺いしまして、ナイーブな問題だけにとても心配りをしながらというか、見ていただいているんだなと思っています。そういった担当している方々の今の状況といいますか、台風後の職員の状況などを見て、何かその担当の方が抱えているような、そういった悩みとかありますでしょうか。
○議長(
石井信重) 山口総務部長。
◎総務部長(山口浩一) 今回の
台風被害に関しましては、議員の皆さんからもいろいろ御意見を頂いて、私も全て読ませていただきましたが、これまでに本当になかったようなことでございまして、職員も通常業務に加えてこの業務が加わったということで全庁挙げて、足りない部分はほかの課の職員が応援に回ってという形でこの半年回してきたところでございまして、何とかうまく進んでいるんではないかと評価をしているところでございますが、それにはやはり職員の負担が多かったという、そういった反省点はあろうかと思います。やはり今回のコロナもそうですが、まずは危機管理に関しまして事前に平時から準備をしていく重要性というものは非常に痛感しておりまして、危機感を早く持って対応していく、そういったことが重要じゃないかなと。職員に関しましては、やはり元気そうに見えても、内面まではなかなか見えないところもございます。きめ細かく話を聞きながら、職場でもそういったことに気をつけて、人の財産がやはり一番大事かなというふうに思いますので、どんないい制度をつくっても、それを執行する職員がいなければうまく回っていかないんじゃないかなと。そういった中で、総務としてはそういったことに気を配って新年度も進めていきたいというふうに考えてございます。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) とても難しいというか、本当にナイーブな問題なので、今後皆さんもきめ細かい配慮をお願いして、終わりたいと思います。 以上です。
○議長(
石井信重) 以上で5番室
厚美議員の質疑を終わります。 次に、12番龍﨑 滋議員。御登壇願います。 (12番議員龍﨑 滋登壇)
◆12番(龍﨑滋) 通告いたしました一般議案について質問いたします。よろしくお願いいたします。 第1、議案第14号館山市
印鑑条例の一部を改正する条例の制定について、議案第15号館山市
小規模埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例の一部を改正する条例の制定について。この議案第14号、議案第15号は国の成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴うものでありますので、一括で質問を行わせていただきます。4点ほどお伺いいたします。 内閣府の示す概要では、国の定める制度など180程度の法律において欠格条項を削除し、所要の手続規定を整備するとありますが、この2つの条例において個別審査規定はどのようになっているかお伺いいたします。 2番、館山市においてこの2つの条例以外に改正する条例はないのでしょうか。 3番、現在までにこの2つの条例において、成年被後見人等の不利益と思われるような事例があったのかをお伺いいたします。 4、館山市民で成年後見制度を活用している人はどの程度いるでしょうか。 答弁によりまして再質問させていただきます。お願いいたします。
○議長(
石井信重) 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 龍﨑 滋議員の質問にお答えいたします。 議案第14号及び第15号に関する第1点目、個別審査規定についてですが、館山市
印鑑条例については、総務省から技術的助言として扱い方が示されています。これによると、成年被後見人も法定代理人が同行し、本人の申請があるときは、意思能力を有する者として印鑑の登録を受け付けることができることとなりますので、今後はこの扱い方に沿って個別に対応していきます。また、館山市
小規模埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例については、この条例に基づく手続ができるのであれば問題はありませんので、特に個別審査規定は設けていません。 次に、第2点目、議案第14号及び第15号以外に改正する条例の有無についてですが、法律等の国の制度改正に基づく条例の改正は、これまでも国や千葉県からの通知等により、その制度の趣旨や改正内容を把握した上で行っています。今回の改正は、成年被後見人等を資格や業務などから一律に排除する欠格条項の規定を削除しようとするものであり、現在のところ館山市の条例に関係する改正情報はこのほかにはありません。 次に、第3点目、成年被後見人等の不利益と思われるような事例についてですが、両条例ともにこれまでの窓口の対応においては不利益と思われるような事例は見受けられません。 次に、第4点目、館山市民で成年後見制度を利用されている方の数についてですが、成年後見制度は大きく法定後見制度と任意後見制度の2つに分かれます。館山市で把握できる法定後見制度の利用者ですが、千葉家庭裁判所館山支部によると、令和元年10月31日現在98名であると伺っています。98名の内訳は、成年被後見人が84名、被保佐人が10名、被補助人が4名です。また、任意後見制度の利用者のうち、裁判所が選任する任意後見監督人がついている利用者は4名であると伺っています。 以上です。
○議長(
石井信重) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 答弁ありがとうございました。それでは、議案第14号、15号に関する再質問を行わせていただきます。 この議案については、国の方針に沿った
条例改正でありますが、この成年後見制度を活用している人が私の身近にもいるにもかかわらず、私自身の関心が薄かったというようなことから、この際質疑を通してちょっと認識を深めさせていただきたいと思っております。 1番の再質問でございますが、答弁の趣旨からしますと、個別審査規定を設けなくても、被後見人の権利を尊重しつつ、権利の乱用であるとか悪用につながることのない、安全性が確保されているということでよろしいでしょうか。
○議長(
石井信重) 熊井健康
福祉部長。
◎健康
福祉部長(熊井成和) 権利の乱用、悪用につながらないような信頼性があるかという、まず制度設計について申し上げれば、これは数年前から成年被後見人の権利ということがテーマになった判例が幾つか積み重ねられ、それがきっかけとなって今回の制度改正につながっている。なおかつこの制度改正に当たっては、国の各省庁の議論ですとか、もちろん国会でもしっかりと議論をされているような状況を伺っておりますので、制度設計そのものについては、これは信頼できるものと我々は理解をしております。ただ、御質問の趣旨は、制度がしっかりしているから、実際に成年被後見人の方が様々なトラブルに巻き込まれないかという、その御懸念だと思いますが、これはもちろん制度をしっかりと運用していく、制度の趣旨というものをしっかりと体現していくという意識が我々に必要だろうと思います。2年前、金丸市長が4期目の当選をされた際に、公約の一部を御説明する方針の中で、西郷南洲の遺訓について、何程制度方法を論ずるとも、その人にあらざれば行われ難しというような紹介をされておりましたが、まさにその精神にのっとって我々がしっかりと制度を運用していく。具体的には成年被後見人の方と関係者が窓口にいらっしゃったときにはしっかりとお話を伺い、不明な点があるときには国、県等にしっかりと確認をし、そういう体制で、ただただ制度があるからというだけではなく、しっかりと運用についても心配りをしたい。また、今回の御指摘によって、我々職員にもそういう徹底した意識を持つということでしっかりと伝えさせていただきたいと思います。本当にありがとうございます。
○議長(
石井信重) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 今制度とその運用、あるいはそれに関わる人たちの対応によって、やはり例えば事件であるとか事故であるとか、そのようなものを防いでいかなきゃならないというような部長のお言葉でございましたけれども、確かに様々な後見制度の中でそれを悪用といいますか、そのような事件が発生しているという事例もございますので、この点は本当に今後ともまた注意していかなきゃならない、制度の促進と推進とともに注意しなきゃいけない部分だというふうに感じます。 次に、もう一点質問させていただきますが、館山市の
小規模埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例でいえば、埋立ての申請において、これまで被後見人は一律申請ができなかったものが今後は申請が可能となるということでよろしいのでしょうか。また、この場合において、個別審査規定ではなく、被後見人及び後見人との意見交換や事情聴取等によって対応するということになるんでしょうか。
○議長(
石井信重) 加藤建設
環境部長。
◎建設
環境部長(加藤浩一) 今回の埋立て条例の改正で申しますと、被後見人も申請者となることができます。後見人との意見交換、事情聴取等による対応ということでございますけれども、埋立て条例におきましては人の審査、いわゆる意思能力があるかどうかということを審査することで埋立てが可能かどうかを判断するのではなく、あくまでも条例の手続が守られるかどうかで判断をいたします。被後見人でも条例を守れば埋立てはできますし、被後見人以外の方でも条例を守らなければ埋立てができないということでございます。 以上です。
○議長(
石井信重) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 手続が可能になったということで、その先にある申請内容、埋立て等に対する、その適正かはまた別の審査がそこに存在するということで問題なくこのことは対応できるということの御答弁だと思います。 次に、最後の質問になりますけれども、国が成年後見制度の改善を行い、制度の利用を進めるという中で、利用者の相談を受け、家庭裁判所や後見人との調整役を担うという中核機関の拡充の必要性が指摘されております。政府は、2017年に定めた成年後見の利用促進基本計画で、中核機関かそれに準ずる権利擁護センターを全1,741市区町村に設置するとしていますけれども、昨年10月時点では中核機関を整備した自治体は160、権利擁護センターは429とのことです。この支援機関の設置について、館山市においてその現状はどのようになっているかお伺いいたします。
○議長(
石井信重) 熊井健康
福祉部長。
◎健康
福祉部長(熊井成和) 御紹介いただいた中核機関、全国で160、去年の10月時点で。そのうちの1つが館山でございます。平成31年の4月に中核機関を設置しております。これは、若干特徴的なところがございまして、全国でその中核機関が設置が進んでいないのは、予算面の困難性と受託先の調整の困難性、これが2つございますが、この地域の場合には3市1町が協力をして、広域的な中核機関というものを設置してそれらの問題を解決した。聞くところによると、厚生労働省でも非常に広域的な中核機関の設置というものが珍しいというか、特徴的な取組であるとの御評価を頂いております。なお、設置以降これまでに、2月末までに106件の御相談を頂いて、それぞれ対応をさせていただいております。
○議長(
石井信重) 龍﨑議員。
◆12番(龍﨑滋) 権利擁護推進センターを鴨川市の
社会福祉協議会を中心として設置してあると。安房広域で利用促進を図るということになります。本日の地元紙には、朝刊ですけれども、南房総市が成年後見制度の推進へということで利用促進計画を策定との新聞記事が掲載されておりました。今後の地域共生社会の構築という枠組みの中で、高齢者福祉、障害者福祉など、また関係諸団体との連携の下に改めて今後の利用促進の取組をお願いしたいということで質問終わります。ありがとうございました。
○議長(
石井信重) 以上で12番龍﨑 滋議員の質疑を終わります。 以上で通告者による質疑を終わりますが、通告をしない議員で御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△
委員会付託の省略
○議長(
石井信重) お諮りいたします。 各議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井信重) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 討論ありませんか。 5番室
厚美議員。御登壇願います。 (5番議員室
厚美登壇)
◆5番(室厚美) 議案第10号館山市
職員給与条例等の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論します。 一般職の地方公務員は、労働基本権が制約されていまして、その代償措置として人事委員会勧告制度が設けられています。館山市の場合は、千葉県の人事委員会の勧告を受けて具体的な給与改定方針が決定される制度になっています。館山市では、これまでの
行財政改革で真っ先に市職員の給与削減に手をつけてきたこともありまして、今回一般職職員の給与を引き上げることに関して特に異論を唱えるものではございません。問題は、市長等特別職の期末手当です。この引上げ理由として、一般職の改定との均衡を考慮してとなっていますが、市長、副市長、教育長は一般企業でいう役員でありまして、この手当が一般職との均衡を考慮して決められるというのはちょっと違和感がございます。通常の時期であれば、それでも構わないと思うんですが、今台風15号の甚大な被害からまだ半年しかたっておりません。多くのブルーシートの屋根があり、令和2年を復興元年としている状況にある中で、市長はじめ三役が漫然と自らの手当を引き上げることに何も感じないのでしょうか。市長は
施政方針で、被災者の皆様の心に寄り添った支援ができるよう誠心誠意取り組んでまいりますと述べられましたが、とてもむなしく響きました。 以上、
反対理由を述べて私の討論を終わります。
○議長(
石井信重) 以上で5番室
厚美議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井信重) これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第8号、議案第9号、議案第11号から議案第16号まで及び議案第22号について採決いたします。 各議案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、各議案は原案どおり可決されました。 次に、議案第10号について採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
石井信重) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井信重) 日程第3、議案第17号から議案第21号までの各議案を一括して議題といたします。
△質疑応答
○議長(
石井信重) これより補正予算質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 発言の際はページをお示しくださるようお願いします。 通告がありますので、順次発言を許します。 5番室
厚美議員。御登壇願います。 (5番議員室
厚美登壇)
◆5番(室厚美) それでは、議案第17号令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第10号)について質問いたします。 大きく2点です。1点目、歳出第7款商工費、第1項商工費、第3目観光費、議案37ページ、説明資料16ページになります。観光振興基金積立金について、前澤友作氏からのふるさと納税20億円の使い道は、誰が、どのように、いつまでに決めるのかお伺いします。 大きな2点目、歳出第8款土木費、第5項都市計画費、第2目街路事業費、議案41ページで説明資料17ページになります。船形館山線
道路整備事業について、この時期に2億円近い予算の減額により、今後の交付金に影響は出てこないのかお伺いいたします。 通告は以上です。答弁によりまして再質問させていただきます。
○議長(
石井信重) 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 室
厚美議員の質問にお答えいたします。 議案第17号に関する第1点目、観光振興基金積立金についてですが、20億円のふるさと納税寄附金を原資とする観光振興基金については、基金を活用して実施する具体的な事業を市が発案し、予算案として議会に諮り、議決を頂いて初めて使途が決定されることになります。寄附金の使途を決定する時期については、現在使途について検討中であり、いつまでに決めるという目途は立っていません。 次に、第2点目、船形館山線
道路整備事業に係る予算減額による今後の交付金への影響についてですが、内示を受けた交付金については、千葉県と協議を行った中で他市町村への配分の調整が図られました。交付金の内示率は、これまでも年度により大きく変動していますので、今後も交付金が希望どおり交付されるよう要望していきます。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) それでは、大きな1点目から再質問させていただきます。 御答弁で具体的な事業を市が発案しとございましたが、これは誰が責任者、どの部署が責任者になっておりますか。
○議長(
石井信重) 川上総合
政策部長。
◎総合
政策部長(川上孝) 部署としては現在総合政策部と、あと経済観光部で連携して対応しているところでございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 取りまとめの責任者というのはいらっしゃるんでしょうか。
○議長(
石井信重) 川上総合
政策部長。
◎総合
政策部長(川上孝) これは、市長が最終的な執行部としての案の決定をしていく、取りまとめをしていくという形になろうかと思います。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 取りまとめまでにどのように検討をされているんでしょうか。
○議長(
石井信重) 川上総合
政策部長。
◎総合
政策部長(川上孝) その検討の仕方も含めて検討しているというところでございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 検討するというのは、例えば何人で検討しているんでしょうか。検討に関わっていらっしゃる、検討する検討に関わっている方は何人いらっしゃるんでしょうか。
○議長(
石井信重) 川上総合
政策部長。
◎総合
政策部長(川上孝) 先ほど申しましたように総合政策部と、あと経済観光部、10名以上で対応しているところでございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 例えば1週間に1回会議をするとか打合せをするとか、そういう具体的な検討の仕方について教えてください。
○議長(
石井信重) 川上総合
政策部長。
◎総合
政策部長(川上孝) 使途の検討につきましては、これまで前澤氏との意見交換、それから庁内における検討を進めてきているわけでございますけれども、節目節目で、その都度検討しておるというところでございます。頻度としてどのくらいかというのはなかなか言いづらいんでございますけれども、月に数回行っております。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 例えばその検討チームみたいなものがないと誰が責任者かも、要はいろんな部署にまたがるということ、金額が大きいということで結局うやむやになっていつ決まるのかも分からない、めどもついていないということでなっているんではないかと思うんです。めどが立っていませんということでしたけれども、期限は決めないんですか。いつまでに検討する、検討を終わるとか、これまでに結論を出す期限を決めていないといつまでたっても決まらないと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 石井経済
観光部長。
◎経済
観光部長(石井博臣) 期限については今のところ設けてはおりませんが、引き続き前澤氏と意見交換等も重ねながら進めていきたいというふうに考えております。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 12月に発表になりまして既に3か月。決められない状況が続くということも館山市の評判を落とすことにもつながりかねない。せっかくもらったのに、何やっているんだということで、今情報も出てこないということで、そういうマイナスの影響も危惧しております。前澤さんとはこれまで3か月間、何度会われているんでしょうか。
○議長(
石井信重) 川上総合
政策部長。
◎総合
政策部長(川上孝) 前澤様、あと前澤さんを支えているサポートのチームとは非常に頻繁に打合せはさせていただいています。回数にすると、ちょっとはっきり今申し上げられませんけれども、延べ10回をまたぐような打合せの仕方はさせていただいています。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 前澤さんのもともとはお金とはいえ寄附金なので、市が決めることであって、アイデアを頂くというのはいいと思うんですけれども、何度も何度も会って、結局前澤さんが使いたいものに使うというのはちょっとおかしな話じゃないかなと思っています。市長として今まで選挙公約、あるいは総合計画があったりして、やりたいけれどもできなかった、この20億円があるから、ぜひこれをやりたいという、そういう案はございますか。
○議長(
石井信重) 金丸市長。
◎市長(金丸謙一) 私、前澤氏とこれまで8回ほど会っています。その中で、20億円の寄附金を頂いてから4回ほどお会いしています。その中で、やはり私としては前澤氏の意向も、館山市にとってこれから将来に生きる使い方してほしいという強い意向を持っていらっしゃいますし、館山市に対する思いが非常に強いんです。そういうものを含めて、やはり意向にある程度沿うような形でしていきたいなという気持ちもあってここまで来ているわけですけれども、なるべく早くチームのほうにも、今検討チームのほうにもいろいろお願いしていますけれども、なるべく早くその辺を見いだしてほしいということでしております。なかなか前澤氏も非常に国内、国外、いろいろ慌ただしく活動していらっしゃいますんで、なかなかコンタクトを取るのが難しいと。そういう中で、前澤氏を支えている十人衆とうちの職員が話合いを進めているという状況でございます。そういう中で、ちょっと時間はかかっておりますけれども、なるべく早くこの形をして、また議会の皆様の御承認賜るように努力してまいりたいと、こう思っている次第でございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) あまり意向に沿う、意向に沿うというと、やはりちょっと寄附金の趣旨と違ってくるような気がしています。それから、ちょっと話は変わりますが、ポテンシャルが館山市にあるということで、それを喜んでいらっしゃる方も多いんですけれども、ポテンシャルがあると言われているのは、そのポテンシャルを生かし切れていないということ、裏返せばそういうことになります。館山市立地とか、そういった自然環境は非常にいいんですけれども、それが生かし切れていないからポテンシャルがあると言われてしまうので、私はこれは恥ずべきことではないかと思っているんです。そして、実は何で決められないのかというのは、市の職員さんが決めるのはちょっと難しいんじゃないかなと思っているんです。市の職員さんが得意とすることは、例えば福祉の分担を決めるとか困っている人に手を差し伸べる、そういうことをずっとやってきまして、ですけれども、今回望まれているのはある意味投資的なことであって、経済活動にも関わる。つくったはいいけれども、維持費がかかって将来負担があるようなものはつくれない、そういうこともありますし、ということであれば、もし何かをつくるのであればその収益化をどうやっていくか、そのような民間の知恵も必要だということで前澤さんに頼っているんじゃないかなと私は思っています。このことが発表されて、私はすぐにブログ3回ぐらい書いたんですけれども、公募をしたらどうかということを書きました。公募というのは、全国から意見を募って、どういうものが館山にふさわしいかということを公募する。そうすると、いろんな方が館山市にそれだけでまず興味を持ってもらって、そして館山に何がいいのかということを考える、たくさんの人に考えてもらう。それが一つはまず知名度アップにもつながります。また、子供、若い人たちもお金があるならこういうことをしたい、そういう夢を語り合う場をつくって、そして公募自体も、公募して、そのプレゼン自体もオープンにして発表していく。ネットあるいはテレビ中継とか、そういったこともできれば、それだけでもまた知名度アップにつながるんじゃないか。そして、その場合一番大変なのは審査員を誰にするかということだと思うんですけれども、例えば審査員に前澤さんに入ってもらうとか、市長ももちろん入る。そして、例えばそのプレゼンを聞きに来た会場の方からも意見を募る。そんなことをやることで館山市のポテンシャルを生かす道をみんなで考える、そういう訓練にもなる。そして、市の職員さんもそこに応募して、食の
まちづくりをしたいという人は、それを担当者が手を挙げてそこに応募するとか、そういった形でやるのがいいんじゃないかということを思っているんですが、いかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 田中副市長。
◎副市長(田中豊) 御提案ありがとうございます。前澤さんとか、今御提案のあったいろんな方の声を聞くとか募集するとかというのも含めて検討していきたいと思います。御質問の前のほうにありましたけれども、決してその件を置き去りにしてはおりません。寄附がありまして、年末年始には私もいろんな地元民とかいろいろ会うと、
台風災害でちょっと気落ちしている方々については大きいプレゼントだねということで、ちょっと気持ちを少し上げたかなと思っています。それで、検討をしていく中で、体制につきましても新年度の中でその検討体制は整えていきたいと思うことが1つ。それと、たまたま新年度から基本計画の策定の年でございます。それらも含めまして進めていきたいと思いますので、今御意見の、御提案のありましたことにつきましては、貴重な御提案ということで参考にさせていただきます。ありがとうございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) ぜひよろしくお願いいたします。検討する方法を検討すると言っていましたけれども、例えばこういうチームをつくりましたとか、そういう発表だけでも、例えば3月、年度末までに本当はあるといいんじゃないかなと思っています。そして、私がお願いしたい一番は、将来の負のマイナスになるようなことだけは絶対に避けてほしいなと思っています。やればいいようなことはいっぱいあると思うんですけれども、維持費がかかるようなことを、そういうことでむしろマイナスになったといういろんな地方の箱物の事例もあります。全国が注目しているので、何で館山市と思われないで、むしろすごいなということを、せっかくの20億円ですけれども、それを何十倍にも活用できる、さっき言ったようにPRにも何度も何度も利用するとか、そういった発想で、柔軟な発想でやっていただきたいと思います。 もう一つ、ふるさと納税につきまして、私は何度も質問とか意見をこれまでもしてまいりました。一番大事なのは、今後のこともあります。前澤さんのことだけでもないんですけれども、納税してくださった方が自分のお金がどうやって使われたのかということが、満足度が高いほうがすごく今いいと思っていまして、いろんな基金をつくってくださっているんですけれども、例えば使うときに基金と一般財源をごちゃ混ぜにして、いろんなところであちこちで使うとか、そういうことになると、結局何に使われたのかというのがなかなか分かりにくいという状態になっていると思います。今回も20億円なら20億円を一旦観光資金に積み立てるのはいいんですけれども、別枠で基金をつくる、そういったことも考えていただきたいと思っています。いかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 田中副市長。
◎副市長(田中豊) ちょっと私が言うと、任期もあって信憑性がないのかもしれませんけれども、一所懸命答えています。御提案のことについては、やはりこれからどういう形でこういう貴重なお志、金額の多寡にかかわらず頂いたということをどういう形でできるか検討して進めていきたいと思います。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) ありがとうございます。ぜひ後輩の皆さんによく伝えていただいて、何十倍にもなるような使い道を考えていただきたいと思います。 それでは、2点目に参ります。12月議会のときに、今年度執行できなかった場合、今後の交付金の交付に影響が出てくるので、1億円の予算を減額しないでほかの工事に振り向けるという説明がございました。さらに、用地買収ができなかった場合どうするのかとお聞きしましたが、できるよう努力するの一点張りで結局12月当初と同じような状況になってきています。今回復興に全力を注ぐべきなので、用地買収が進まないなら一時中断も考えて、その分のお金を復興に振り向ければと提案いたしました。そして、国にはお返ししてということを言ったのが、結局やはり3月になったらそのとおりになってしまったんじゃないかなと思っています。今回国道127号の4車線化整備が先に早期着手できる見通しということが発表されまして、これによって
船形バイパスのほうはちょっと復興が終わるまで、またもう少し見直す必要もあるんではないかなと思っているんですが、いかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 加藤建設
環境部長。
◎建設
環境部長(加藤浩一) 国道127号の4車線化が決まったので、
船形バイパスは中断したらどうかという御質問でございます。国道127号の4車線化につきましては、こちらにつきましては内房地域の防災力強化の観点から整備がされるものでございます。
全員協議会でもお話ししましたけれども、富浦インターチェンジ以南の課題といたしまして、台風15号により電柱の倒壊による通行止めの道路が発生する一方、国道127号
館山バイパスは1車線通行不能となったんですけれども、4車線化されていたことで片側1車線としての緊急輸送路が確保されまして4車化の重要性が確認をされた。また、
館山バイパスの一部区間が未整備であることから、当該区間の課題解消が防災力強化の観点から必要であるということが確認をされました。また、富浦インター以南の地域防災力強化の必要性としましては、近年の大災害の教訓から回復力や復元力のある道路構造としまして原則4車線化が示されていること、内房の安房地域では国道127号が唯一の1次指定緊急輸送道路に指定されていること、緊急輸送港湾施設に位置づけられている館山港からの物資等の輸送のネットワークの形成が必要であること、内房の安房地域における災害拠点病院は安房地域医療センターのみであり、南房総地域や鋸南町など広域的に緊急輸送の必要があることが確認されまして、127号の4車線化が決まったところでございます。一方、
船形バイパスにつきましては、津波などの災害時の避難経路、幅員狭小による交通事故の危険性解消、雨水排水整備による冠水被害解消、観光客の海浜部への誘導などの観点から整備を進めるものでございます。したがいまして、127号の4車線化が進むことによりまして、
船形バイパスの整備が不要となるものではございません。 以上でございます。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 127号の4車線化が進むから中断しろと言っているわけではなくて、前から中断してはどうか、この台風のときにちょっと考え直してはどうかと言っておりました。そして、今御説明、いろんな目的が違うということではありましたけれども、
船形バイパスのほうは整備するときにはトップに観光振興というのがあったような気がしていまして、交通渋滞の緩和ということもございました。127号線の4車線化ができると、防災対策にせよ、混雑緩和ということももちろん結果的にはできるので、そういう意味で今後、
船形バイパス進捗もかなり遅れておりまして、今後計画を見直すという中でいろんな観点から見直す必要があるかなと思ってお話ししました。 それから、補正予算で1億9,000万円の減額になっていますが、その中で一般財源だけ3,300万円増えているんですが、これはどういう理由でしょうか。
○議長(
石井信重) 加藤建設
環境部長。
◎建設
環境部長(加藤浩一) 確かに減額をしておりますので、一般財源も減るのが普通だというふうに考えられるところでございますけれども、12月の補正予算につきましては土地購入、物件補償を工事、改良工事などに振り替えたところでございます。このときには財源の変更は行っておりませんので、今回の減額に合わせて財源の変更も行っているところでございます。主な理由といたしましては、工事の設計、積算におきましては内容を精査をしたところ、これは通常工事予算につきましては、全ていわゆる交付対象として積算をして計上してあるところなんですけれども、実際に積算をしますと交付金の対象とならないのり面などの工事というのが当然生じてきます。そういったところは一般財源に振り分けなければいけないということ。また、今回繰越し事業となるために設計変更による増額分を見込む必要があると思っております。その関係で一般財源が増えてしまう。このほかに工事監理委託であるとか物件等調査委託などの交付金の対象とならない事業が行われると、行うということでございます。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 最後のほうの行うということは、今まで計画していなかったものをこの補正予算で追加で行うものがあるということでしょうか。
○議長(
石井信重) 加藤建設
環境部長。
◎建設
環境部長(加藤浩一) あくまでも予算の中で行うものでございます。 以上です。
○議長(
石井信重) 室議員。
◆5番(室厚美) 12月議会のときに無理に、無理やりというか、減額してほかの工事に振り替えたときの費用として一般財源も今回増えることになったというお話をお聞きすると、やはり12月のときの補正予算のときに一部減額しないで、そのまま今回全額減額したほうが一般財源の負担が少なくて、その分復興に回せてよかったんじゃないかなと思いました。 以上で質問を終わります。
○議長(
石井信重) 以上で5番室
厚美議員の質疑を終わります。 次に、9番望月 昇議員。御登壇願います。 (9番
議員望月 昇登壇)
◆9番(望月昇) それでは、早速質問に入ります。議案第17号令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第10号)、第10款教育費、第6項保健体育費、第1目保健体育総務費、スポーツ振興基金積立金375万7,000円、議案書47ページ、説明資料20ページについて質問をさせていただきます。 令和2年度
施政方針で、東京オリンピック開会式に合わせ、スポーツ健康都市を宣言したいと考えており、恵まれたスポーツ環境を再認識してほしい、スポーツを通じた健康づくりに励んでほしい、スポーツする人を支え、応援してほしいの3つの願いを館山市のスポーツ文化として定着、継承し、市民の皆様がともに元気であり続けることを目指していきますと市長のほうからございました。令和2年3月1日に行われた東京マラソン車椅子の部で1時間21分52秒と大会記録を4分以上も更新し、昨年の世界選手権で3位に入り、東京パラリンピック陸上競技内定第1号となった館山市出身の鈴木朋樹氏を館山ふるさと大使として、スポーツ振興基金から応援、援助、支援していくお考えはあるかどうかお伺いいたします。 また、御答弁によりまして再質問をさせていただきます。
○議長(
石井信重) 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 望月 昇議員の質問にお答えいたします。 議案第17号に関するスポーツ振興基金積立金についてですが、館山市出身の鈴木朋樹選手が東京パラリンピック陸上競技に内定したことは、館山市の誇りとして大変うれしく思っています。スポーツ健康都市の宣言を目指す中で、鈴木選手の内定は大きな後押しになるものと考えています。このため、館山市として鈴木選手の館山ふるさと大使委嘱について、御本人の意思を確認しながら協議しています。加えて、鈴木選手はもとより、現在ふるさと大使を委嘱している現役アスリートの東京オリンピック出場に期待しながら、館山市として応援などの在り方を検討していきたいと考えています。なお、応援などについてスポーツ振興基金を充てることは考えていません。 以上です。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) それでは、再質問させていただきます。 スポーツ振興基金を充てる予定はないとのことですが、そもそもスポーツ振興基金とはどのようなものに充てられるものでしょうか。
○議長(
石井信重) 井澤教育部長。
◎教育部長(井澤浩) お答えします。 スポーツ振興基金については、基本的にはいわゆる市民のスポーツの振興に資するもの、寄与するものというものに充てるような趣旨としております。 以上です。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) 私は、平成世代の郷土のすばらしい努力のこの選手を、このお金をもって金銭面のサポートができればいいなと思っておりました。スポーツ振興基金とはそういう性質のお金に使われるものだと私は思っておりました。ちょっと考えが違っていたようです。なるほどその辺はよく分かりましたが、鈴木選手の意思を尊重した上でふるさと大使の委嘱に向けて御検討をお願いしたいと思っております。特にパラリンピックの選手の持つバックグラウンドや経験は、多くの人の共感を得ることができると思います。人間の持つ可能性を信じ、自分の壁をぶち破って前に進むチャレンジするスポーツマンだと思っておりますが、ふるさと大使委嘱に当たっては、館山市と良好な関係の構築が重要と考えておりますが、鈴木選手との接触はされてきたのでしょうか。
○議長(
石井信重) 井澤教育部長。
◎教育部長(井澤浩) お答えします。 鈴木朋樹選手とは2018年の9月15日号の「だん暖たてやま」の表紙として取り上げて、シリーズ市民という中で取り上げさせていただいております。また、同じ年に鴨川のほうにトレーニングに来られた際には、うちのほうのスポーツ課の職員が直接お会いして御挨拶などをさせていただいているところです。また、国際大会などで活躍をされた際に市長からメッセージをその都度送るなどを行ってきているところです。鈴木選手の活躍につきましては、以前から注目をしているところでございまして、機会を見てふるさと大使への打診をしていきたいというふうに考えていたところです。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) 最初の御答弁の中で、スポーツ健康都市宣言を行う上で後押しになることとお答えございました。この宣言の進捗状況を教えていただきたいのですが、今朝も全世界的に話題となっております東京オリンピック・パラリンピックの開催の延期等々がいろいろIOC、JOCにおいても取り沙汰されております。この館山市のスポーツ健康都市宣言というのは、最初のお話のとおりに東京オリンピックの開会式に合わせて行いたいという御提案ございましたが、その辺についてはいかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 井澤教育部長。
◎教育部長(井澤浩) 当初これを宣言をしようというときには、当然機会としてはオリンピックの開会式に合わせてということで考えておりましたけれども、今現在その開会についての協議がなされているところですので、正式に決定した段階で決めるべきことかなとは思っておりますけれども、当然これが延期等になった場合には7月24日という日がなくなりますので、その段階でいつ宣言すべきかを検討し、日程は決めていきたいなというふうに考えております。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) オリンピックありきの館山市のスポーツ健康都市宣言でないと思いますけれども、館山市民はやはり健康になっていただかなければならないということで、それとはまた別の動きもしてもいいのかなと私は思っているところでございますが、その辺は執行部の方のお考えもあるでしょうから、時期等はよろしく御考慮いただきたいと思います。 先ほど市長答弁の中で、ふるさと大使を委嘱している現役のアスリートの東京オリンピックにも出場にも注視というお言葉がございました。現在のふるさと大使を委嘱している現役のアスリートで東京オリンピックへの出場を目指している方はどんな方がいらっしゃるのでしょうか。
○議長(
石井信重) 井澤教育部長。
◎教育部長(井澤浩) 今館山ふるさと大使をお願いしている中では、トライアスロン競技の上田藍選手、細田ユウイチロウ選手、あとオープンウオータースイムのほうでは貴田裕美選手が東京オリンピックを目指して今鋭意努力しているというような状況でございます。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) 今の方々は、オリンピックを目指していらっしゃるということで、ただ鈴木選手に対してはもう内定していらっしゃるんですから、その辺を館山市としてはちょっと冷たいんじゃないかなと思いますけれども、市長いかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 金丸市長。
◎市長(金丸謙一) それも含めて御意見として伺っておきますけれども、今お話あった、お名前が出た細田選手等におきましては、かなり前から市のほうで合宿したり、いろいろして、いろんな市の行事にも積極的に参加、また協力いただいていますんで、そういうことでお話を申し上げました。鈴木選手に関しましてもこれからいろいろお話をしていきたいと思っております。 以上です。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) 一番は財源が、館山市の状態を見まして財源が気になるところだと思いますが、スポーツ振興基金からこういった目的で出すということはいかがでしょうか。
○議長(
石井信重) 井澤教育部長。
◎教育部長(井澤浩) 財源的なものを申し上げますと、来年度予算については今回積み立てた関係で大体379万円ほどスポーツ振興基金ということであるんですけれども、来年度予算の中でそのうち370万円ほどは他の事業に充てることが決まっておりますので、残りはちょっと少ないので、財源的な問題もあるという点もございます。 あと、1点ちょっと訂正です。先ほど私、細田選手のことをユウイチロウと言いましたが、雄一の間違いでした。訂正させていただきます。失礼いたしました。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) なるほどやはり厳しいですね。例えば鈴木選手をはじめとするパラ陸上チームの合宿を誘致するなどその盛り上がりのために、市民の健康の盛り上がり、そういうものも考えまして誘致することなどはいかがでしょうか。 また、鴨川で先ほど合宿をやったという御答弁ございました。確かに鴨川には400メートルトラック、陸上に大変最適なインフラが整っております。しかしながら、館山にもすばらしいフラワーラインなど、路上で車椅子マラソンなどにはとても適合したインフラがあると思います。そういう意味でフラワーラインなどをある時期、一定の時期通行止めをしてトレーニングなどをしていただく、そういう誘致は考えられないでしょうか。
○議長(
石井信重) 井澤教育部長。
◎教育部長(井澤浩) 館山市には、議員も御存じのとおり陸上競技場がございませんので、合宿等をする場合にはいわゆる公道、公の道等を使うことになろうと思います。ただ、実際にパラ陸上の関係のいわゆる合宿の形式だったり、どのような形で合宿をするのか。また、鈴木朋樹選手については今マラソンで内定を受けておりますけれども、トラック競技も今目指して頑張っているという話も聞いておりますので、それも兼ね合わせてパラの陸上の合宿がどういう形であるのか、またどういう形態でやるのか、その辺も調査しながら考えていきたいなと思っております。 以上です。
○議長(
石井信重) 望月議員。
◆9番(望月昇) ぜひまた御検討いただきたいと思っております。スポーツ健康都市宣言をする市、スポーツ観光を掲げる市としてアスリート応援する機運を盛り上げていっていただきたいと思っております。限られた財源ではありますが、知恵を絞って、またおもてなしの心を持って、名に恥じないスポーツ健康都市館山を願っております。また、ふるさと納税をしてくださった寄附の方々の思いをより組み入れ、スポーツ振興基金積立金の活用について今後も検討して、基金の設置目的である市民のスポーツ振興に寄与するための御協力をお願いしたいところです。 最後になりましたが、先ほど2018年9月15日号の「だん暖たてやま」の表紙、こういうものにも鈴木朋樹選手が取り上げられております。その中のコメントを、神戸小、房南中出身の鈴木朋樹選手のコメントをお話をさせていただきまして終わりにしたいと思います。そのまま読みます。ふるさと館山について、インタビュー記事です。小さい頃から車椅子生活だったけれども、健常者の友達と遊び、学校にも一緒に通った。この環境で育ててくれた両親と館山の皆さんに感謝しています。レースでよい結果を残すことで恩返ししたい、そういうことを話しておりました。目標について、2020年東京大会には必ず出場してメダルを狙います。その先の2024年パリ大会では金メダルを取りたいです。このように頑張っておられます。ぜひ皆さんでチーム館山となって応援をしていこうじゃありませんか。また、そのアシストよろしくお願いいたします。 以上で終わります。
○議長(
石井信重) 以上で9番望月 昇議員の質疑を終わります。 午前の会議はこれで休憩とし、午後1時再開いたします。 午後零時00分 休憩 午後1時00分 再開
○議長(
石井信重) 午後の
出席議員数18名。午前に引き続き会議を開きます。 6番
石井敏宏議員。御登壇願います。 (6番
議員石井敏宏登壇)
◆6番(
石井敏宏) では、議案第17号令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第10号)の質疑を行います。 1番、説明資料16ページ、観光振興基金積立金。その(1)番、前澤氏のふるさと納税の20億円に関して、指定は16事業あるうちの観光振興に関する事業とのことだが、市はほかの15事業に該当するものは使えないと考えるのか、あるいは観光に関係あることであれば幅広く使えると考えるのか。 (2)番、同じく20億円についてだが、前澤氏の了解と議会での議決があれば、観光振興基金から一般財源に移すなどして、観光振興に関する事業以外にも使用することは道義的、法的に可能なのか。 2番、説明資料17ページ、港湾施設整備事業。事業取りやめということだが、今後はもう事業は行われないということなのか、あるいは予算化する見込みはあるのか。 以上です。
○議長(
石井信重) 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一)
石井敏宏議員の質問にお答えいたします。 議案第17号に関する大きな第1、観光振興基金積立金についての第1点目、前澤友作さんからのふるさと納税20億円について、観光振興に関する事業以外の15の事業には使えないのかについてですが、観光振興以外の15の事業に該当する場合でも、観光振興に資すると判断できるときは幅広く活用できるものと考えています。 次に、第2点目、ふるさと納税20億円について、前澤さんの了解と議会での議決があれば、観光振興に関する事業以外に使用できるかについてですが、観光振興基金条例において基金の使途は観光振興に資する事業に限定されていることから、条例で定めたとおり、他の目的に使用することはできないと考えています。 次に、大きな第2、港湾施設整備事業についてですが、今年度港湾管理者である千葉県が国の交付金を活用し、事業を予定していた館山港耐震岸壁等の老朽化した港湾附帯設備の修繕、改良に係る工事費について、交付金の採択が受けられなかったため、事業実施を見送ったものです。社会資本でもある港湾施設の整備、維持、管理には多額な予算がかかるため、事業実施に当たり国からの交付金は必要不可欠であり、今回は残念ながら館山港の整備について採択を受けられませんでしたが、これをもって事業終了、あるいは予算化しないという性質のものではありません。なお、千葉県において令和2年度に予定している港湾施設整備事業についても国からの交付金採択を見込んだ計画となっています。 以上です。
◆6番(
石井敏宏) 終わります。ありがとうございました。
○議長(
石井信重) 以上で6番
石井敏宏議員の質疑を終わります。 以上で通告者による質疑を終わりますが、通告をしない議員で御質疑ありませんか。 18番
鈴木順子議員。御登壇願います。 (18番
議員鈴木順子登壇)
◆18番(
鈴木順子) 通告をしておりませんけれども、少し質問をしたいと思います。 議案の第17号でありますが、私は説明資料のほうで17ページになりますが、
船形バイパスの関連についてお伺いをいたしたいと思います。私が今から質問することに関しましては、ぜひ市長の考えもお聞かせ願いたいと思って、市長に答弁を求めるものです。
船形バイパスは、防災の一つの手段としてということをかねがねおっしゃっているところなんですが、先ほどの予算の討論の中でも申し上げましたけれども、やはり先般の災害の状況の中で大変
船形地域も被害を受けて、その中でこの道路ができるということであるならば、私は無電柱化を考えるべきではないかなというふうに思っている次第でありますが、ただ財政的に大変かなり多額の費用がかかるということは言われておるところなんですが、私が市長にぜひお聞きしたいのは、国に対してその
財政支援を求めていくということを行動を起こせないかどうかということをお聞かせ願えればというふうに思っています。市長がどうお考えになっているか、お聞かせを願いたいと思います。
○議長(
石井信重) 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 議員も御承知のとおり、今回の台風15号でも船形地区は大変な被害がございました。特に電柱が倒れて通行止めになったり、いろいろ被害ございました。今後も予想される台風、または水害、水害に関しまして船形地区は溢水が非常に多くて長年の懸案でございました。その懸案を何とか解消するという意味合いで
船形バイパスというもの。それから、あそこは非常に漁業のまちでございまして、道が狭く入り組んでおります。そういう中で、避難路というものはなかなかできていないという中で安心して避難できる、そういうものを主にして一番最初に考えたのが
船形バイパスという構想でございます。そのほかいろんな船形地区の振興になればとか観光振興、いろいろなことがありましたけれども、一番最初の
船形バイパスというものを考えるに当たってはそこが一番でございました。その点を今議員の御質問のように、いざ新しい道路を造るということになれば無電柱化、これはやはり考えていかなきゃいけないなという気持ちでおります。私も市町村長が集まった無電柱化の推進協議会というのございまして、そこの一員でもございます。そういう中でいろいろな方策をいろいろ検討してまいりました。何とか安くそういうものはできないかという中で、排水路の中を通すとかいろんな案がありますんで、今その検討中でございますが、できる限り財政上も考えて無電柱化、取り組んでまいりたいなと思っております。今後やはりこういうものに対しましては、やはり国のほうでいろいろ御支援いただかなきゃいけない部分、非常に多くございますので、これからもしっかりと国のほうに働きかけ、そして補助いただくような形の中で御理解いただきながらこれに取り組んでまいりたいと、こう思っている次第でございます。 以上です。
○議長(
石井信重)
鈴木順子議員。
◆18番(
鈴木順子) ありがとうございます。かねてから言われているように無電柱化についてはかなりの金額を要するということで、大変各自治体が個々にやるというのはなかなか難しいということは承知しておりますので、今の市長の答弁を聞いて、これからの市長の行動として、国に対しての支援のお願いというのはあらゆる機会を通じてお願いするというのを、時には御自身で足を運びながらお願いしていくということも必要ではなかろうかなということを思います。もう二度と同じような災害の状況はつくりたくないというのが皆さん思いを同じくすると思いますので、ぜひ今後の取組をお願いしたいというふうに思います。 終わります。
○議長(
石井信重) 以上で18番
鈴木順子議員の質疑を終わります。 他に通告をしない議員で御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△
委員会付託の省略
○議長(
石井信重) お諮りいたします。 各議案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井信重) これより討論を行います。 討論は一括して行います。 討論ありませんか。 18番
鈴木順子議員。御登壇願います。 (18番
議員鈴木順子登壇)
◆18番(
鈴木順子) 議案第17号令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第10号)について、反対の討論を行います。 先ほど市長から前向きなお考えを聞いたところでありますが、
船形バイパス整備事業について、説明によりますと用地交渉が難航したことによるものとのことでありますが、
船形バイパスの計画が表面化してから約二十数年たつわけです。当時議員であった私も地元出身の亡き忍足利彦議員と熱い議論をしたことを今でも覚えております。当時の計画路線には変更があり、その後現在の計画となっております。館富トンネルを含む約1キロメートル区間の残された4車線化がかなうことになります。しかしながら、富浦インターチェンジ以南の整備、
船形バイパスとつながる部分、福沢周辺の犬掛館山線、これは県道でありますが、の拡幅がされなければ
船形バイパスの供用開始となりにくいのではないでしょうか。問題の箇所は住家が多く、拡幅は困難ではなかろうかと考えるところであります。福沢交差点から
船形バイパス、館富トンネルまでの間の整備状況がどうなるのか、今後の状況によって
船形バイパスへと計画変更になりかねないことも思うところであります。私は、現在の状況下において、
船形バイパスの計画変更するためにも凍結を求める意見を申し上げ、反対の討論といたします。
○議長(
石井信重) 以上で18番
鈴木順子議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井信重) これより採決いたします。 採決は分割して行います。 まず、議案第17号について採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
石井信重) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、議案第18号から議案第21号までについて採決いたします。 各議案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、各議案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井信重) 日程第4、議案第23号令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第11号)を議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井信重) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 議案第23号令和元
年度館山市
一般会計補正予算(第11号)ですが、歳入予算の補正として市債を5,200万円増額し、
財政調整基金繰入金を5,200万円減額しようとするもので、予算総額の変更はありません。 内容としては、
災害対策基本法に基づき総務大臣が指定した自治体が発行することができる歳入欠かん債について、令和2年3月13日付で館山市が対象団体として告示されたことから、地方債の追加をしようとするものです。また、大型バス購入事業及び消防施設整備事業において、千葉県が市町村に貸付けを行う千葉県振興資金貸付金を活用し、財源の確保を図るため、地方債の変更をしようとするものです。 以上、よろしく御審議のほどお願いします。
○議長(
石井信重) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井信重) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 発言の際はページをお示しくださるようお願いします。 御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△
委員会付託の省略
○議長(
石井信重) お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井信重) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井信重) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、本案は原案どおり可決されました。
△議案の上程
○議長(
石井信重) 日程第5、議案第24号館山市副市長の選任についてを議題といたします。
△提案理由の説明
○議長(
石井信重) 議案の説明を求めます。 金丸市長。 (市長金丸謙一登壇)
◎市長(金丸謙一) 議案第24号館山市副市長の選任について提案理由を説明します。 田中 豊副市長が本年3月31日の任期満了をもって退職しますので、その後任として鈴木雄二さんを適任と考え、選任することにつき、市議会の同意を得ようとするものです。御賛同くださるようお願いいたします。
○議長(
石井信重) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井信重) これより質疑を行います。 質疑時間は、答弁を含めて30分以内といたします。 御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△
委員会付託の省略
○議長(
石井信重) お諮りいたします。 本案については、委員会の付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、決定いたしました。
△討論
○議長(
石井信重) これより討論を行います。 討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井信重) これより採決いたします。 本案はこれに同意することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
石井信重) 御異議なしと認めます。よって、本案はこれに同意することに決しました。
△議案の上程
○議長(
石井信重) 日程第6、発議案第1号
館山市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてを議題といたします。
△議案の内容説明
○議長(
石井信重) 議案の説明を求めます。 議会運営委員会委員長石井敬之議員。御登壇願います。 (議会運営委員会委員長石井敬之登壇)
◎議会運営委員会委員長(石井敬之) ただいま議題となりました発議案第1号
館山市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由を申し上げます。 本案は、今年度の千葉県人事委員会勧告に準じた市長等及び一般職職員の給与改定に合わせて期末手当について改正しようとするものです。 満場の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明といたします。
○議長(
石井信重) 説明は終わりました。
△質疑応答
○議長(
石井信重) これより質疑を行います。 御質疑ありませんか。 御質疑なしと認めます。よって、質疑を終わります。
△
委員会付託の省略
○議長(
石井信重) 本案については、
館山市議会会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託いたしません。
△討論
○議長(
石井信重) これより討論を行います。 討論ありませんか。 5番室
厚美議員。御登壇願います。 (5番議員室
厚美登壇)
◆5番(室厚美) 発議案第1号
館山市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、反対の立場から討論いたします。 まず初めに、私は基本的には
議員報酬はむしろもっと高くてもいいと思っています。そのほうが優れた人材が集まりやすくなり、市民にとってプラスになるだろうと考えております。市民からは、
議員報酬が高過ぎる、下げろという声が多いのですが、報酬に見合うような評価されるほどの働きができていないということを反省すべきであって、
議員報酬を下げれば解決するどころかますます優秀な人材が挑戦しにくくなり、かえって安物買いの銭失いのように市民にとっての損失になることも想定されます。
議員報酬以上の働きをする議員を議会に送り込むことこそ税金の有効活用につながると考えています。したがいまして、今回の発議案についても通常であれば賛成するものであり、ずっと悩んでいたのですが、どうしてもあまりに時期が悪過ぎると感じています。未曽有の大災害と言われる台風15号からまだ半年、ブルーシート屋根がたくさんある復興元年と言われるときに、期末手当の改正により多少なりとも
議員報酬を上げるということに対してどうしても抵抗感を拭えません。せめてあと1年待つべきではないかと考えました。 ところで、財政上の問題から議員としてできることはないかと考えた場合、議員定数の削減も検討すべきと思い、議会で議論を始めるように提案をしております。 以上、現時点で千葉県人事委員会勧告に準じて議員の期末手当を改正するという内容の発議案第1号に対する
反対討論を終わります。
○議長(
石井信重) 以上で5番室
厚美議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。 6番
石井敏宏議員。御登壇願います。 (6番
議員石井敏宏登壇)
◆6番(
石井敏宏) 発議案第1号
館山市議会議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について、私も
反対討論をいたします。 同じ点もあれば見解が違うところもありまして、私の場合はあまりこの給与、
議員報酬あるいは期末手当、これ諸外国の状況を見ていると、高額報酬で少ない、例えば6人とか、そういうところでやっている、少数精鋭で高い給料というところでやっているのもあれば、ほぼボランティア、日当程度で大勢の議員でやっているところがあるということで、ある意味海外の傾向としては高くて少数精鋭か、あるいは安くてこういった大勢のボランティア的な議員かということになっているんですけれども、日本の地方議会見ていると、その法則当てはまるのかなというのがまず疑問があります。町村議会、これはもうちょっと私給料上げたほうが、給料も期末手当も上げたほうがいいと思うんですけれども、結構町村議会でも活躍されている議員さんも、活躍されている議会も多いと。一方、政令市や都道府県議会のほうはちょっと私も見識があまりないんですけれども、中核市までだとそんなに、中核市とか大きい市のほうが私どもよりも給料多いんですけれども、それほどそんなに差があるのかなというと、あまりないと感じております。ただ、これ数値化しづらいんで、ちょっと主観的な面はあります。 ちょっと具体的に
反対理由、9点ですが、述べていきます。1番、時期が悪いということです。
台風被害、消費増税、
新型コロナウイルスにより、市民にもキャッシュが尽きてしまうような人がいる状況において、期末手当を増額することは控えるべきなんじゃないかなと思います。 2番、千葉県人事委員会勧告は県の一般職が対象であり、市議会議員は対象でありません。また、これは県の一般職の実情を踏まえたものであり、館山市議会の実情を踏まえた勧告ではありません。 3番、館山市の職員の給与、期末手当と連動して増減をしているならば、今回の期末手当の増額にも合理性がありますが、議員の報酬、期末手当と毎回連動しているわけでありません。特に報酬面で連動せず、期末手当だけ連動しているのは不自然です。 4番、特別職報酬等審議会の審査対象になるのは月の給料、報酬のほうなんですが、今回のような期末手当は対象にならないというのが確かに全国的な解釈ではあります。しかしながら、期末手当も、報酬のほうが12か月、それで期末手当のほうももう5か月を年間だと超えてしまっているんで、それが対象にならないというのはどうもおかしいんじゃないかと。館山市特別職報酬等審議会条例を改正し、期末手当も審査対象にすべきものと考えます。議員が発議して議員が決めるというのはいいんですが、その間にやはり第三者的な第三者機関、そういった、あるいは何かしら市民意見が反映される場所を設定すべきものと、そういった考えで今意見を述べております。 5番、館山市内の民間のフルタイムの金額がちょっと出せなかったんですけれども、それと比較すると感覚的には現状でも議員は高給の部類に入ってしまうんじゃないかと思います。 6番、議員の出席日数、議会としての実績に市民の満足度はあまり高くないんじゃないかと、市民感情にそぐわないと思います。 7番、令和2年度の当初予算を見ても
財政調整基金の減り方が大きく財政は危機的であり、増額できる状況にはないと考えております。 8番、そもそも議員の報酬、期末手当の額についての算定の根拠は同規模他市との比較しか私は知らなくて、曖昧だと考えています。私が思うに議員の給料というのは、生活費と活動費とになると思います。活動費は本来政務活動費、なかなか使い勝手あまりよくないんですけれども、これで本来は理屈でいえば支給されるべきものだと思います。そして、生活費なんですけれども、こちらのほうはやはり若い人が専業でやることを、前提にしても、民間のフルタイムの平均、これが出せないからなかなか苦労してあるんですけれども、それと同額であるべきだと考えます。こうした算定の根拠が現在でもないというのが実情だと思います。 9番目、若い議員の成り手がなかなか少ないというのが全国的な現象であり、館山市議会においてもそうなんですが、なかなか20代、30代の議員がいらっしゃらないと。ただ、これ報酬上げるとなるかというと、その因果関係は証明されていないと。自分が考えると議員が、給料、報酬が、報酬上げてもなかなか今ベースに、大きい会社とか公務員とか、そういったところは終身雇用で、そういったところから仕事をなげうって市議選に挑戦するというのはなかなか困難じゃないか。やっぱり終身雇用制度の弊害じゃないかというのが私のこの若手議員が少ない原因だと考えております。そうすると、報酬を上げればやり手が増えるかというとそうじゃないと思います。 あと、ちょっと付言すると、
議員報酬と期末手当の在り方、議員定数の在り方とともに特別委員会を設置して慎重に審議すればいいんじゃないかと、そのように考えております。 以上をもちまして
反対討論といたします。
○議長(
石井信重) 以上で6番
石井敏宏議員の討論を終わります。 他に討論ありませんか。 討論なしと認めます。よって、討論を終わります。
△採決
○議長(
石井信重) これより採決いたします。 本案を原案どおり可決することに賛成の皆さんの起立を求めます。 (賛成者起立)
○議長(
石井信重) 起立多数であります。よって、本案は原案どおり可決されました。
△閉会午後1時35分
○議長(
石井信重) 以上で本定例会に付議されました案件は議了いたしました。 よって、これで第1回
市議会定例会を閉会いたします。 ◎本日の会議に付した事件1 議案第3号~議案第7号1 議案第8号~議案第16号、議案第22号1 議案第17号~議案第21号1 議案第23号1 議案第24号1 発議案第1号...