• "道路インターチェンジ周辺"(1/1)
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  1. 千葉県議会 2022-06-15
    令和4年_県土整備常任委員会(第1号) 本文 2022.06.15


    取得元: 千葉県議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    7 議事の経過概要        ─────────────────────────────        開  会        午前10時3分開会 ◯委員長(斉藤 守君) ただいまから県土整備常任委員会を開会いたします。  会議に先立ち申し上げます。  朝日新聞千葉総局ほか15者から、本常任委員会取材のため録音したい旨の願い出があり、千葉県議会委員会傍聴規程第8条の規定により許可しましたので、御了承願います。  また、本委員会の運営について、新型コロナウイルス感染防止対策に引き続き御協力をお願いいたします。なお、傍聴については、一般席の定員を10名とさせていただきましたので、御了承願います。        ─────────────────────────────        会議録署名委員の指名 ◯委員長(斉藤 守君) それでは、まず初めに、千葉県議会委員会条例第24条第1項の規定により、会議録署名委員に宇野委員、高橋委員を指名いたします。        ─────────────────────────────        付託案件 ◯委員長(斉藤 守君) 本委員会に付託されました案件は議案2件であります。よろしく御審議願います。        ─────────────────────────────        人事紹介 ◯委員長(斉藤 守君) なお、審査に先立ち、さきの人事異動に伴う人事紹介を行います。
     初めに、私より異動のあった事務局の担当書記を紹介します。  石川書記。  勝村書記。  次に、併任書記を紹介します。  島田併任書記。  次に、県土整備部の人事異動について、県土整備部長から紹介をお願いします。  池口県土整備部長。     (池口県土整備部長から、県土整備政策課長青柳徹災害対策担当課長古谷野克己、技     術管理課長角田秀樹用地課長角田一洋道路計画課長西山昌克道路整備課長大塚生     一、河川環境課長前田尚志施設改修課長麻生宗明都市計画課長横土俊之、市街地整     備課長増田幸政下水道課長島田將士建築指導課長霞肇住宅課長松村賢一を委員に     紹介) ◯委員長(斉藤 守君) 以上で人事紹介を終わります。        ─────────────────────────────        議案の概要説明並びに諸般の報告 ◯委員長(斉藤 守君) 初めに、議案の審査を行います。  県土整備部長に議案の概要説明並びに諸般の報告を求めます。  なお、諸般の報告に対する質疑は付託案件の審査終了後に行いますので、御了承願います。  また、これからの説明及び答弁については、全て着席したままでお願いします。  池口県土整備部長。 ◯説明者(池口県土整備部長) 本日、御審議いただく議案は条例関係1件、その他1件、合わせて2議案でございます。  初めに、議案第3号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。これは、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部改正により、新築、増改築を行う場合に加え、良質な既存住宅を長期優良住宅として認定する制度が創設されたことに伴い、認定申請手数料等を新設するため、条例の一部を改正するものでございます。  次に、議案第7号契約の締結についてでございます。これは、習志野都市計画道路3・3・3号藤崎茜浜線における鉄道跨線橋の上部工事について、鉄道と近接することから、軌道等の鉄道施設に精通した東日本旅客鉄道株式会社に委託するものであり、契約の締結に当たり、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  続きまして、諸般の報告として4件御報告いたします。  初めに、銚子連絡道路、(仮称)押切・湊橋の新規事業化について申し上げます。  銚子連絡道路については、現在整備中の横芝光町から匝瑳市までの区間に続く匝瑳市から旭市までの13キロメートルの区間について、今年度より新たに事業化し、測量等を実施する予定です。また、市川市と東京都江戸川区を結ぶ(仮称)押切・湊橋についても、東京都との共同事業として今年度より事業化し、調査設計等を実施する予定です。引き続き早期整備に向け事業を推進してまいります。  次に、一宮川流域の治水事業について申し上げます。  一宮川流域については、昨年11月に知事と流域の市町村長から国に対し、本流域における治水対策の強化に関する要望を行ったところ、一宮川上流域や支川における河川整備について、国の補助制度である浸水対策重点地域緊急事業として、今年度、新規採択をいただくことができました。つきましては、これまで事業中であった一宮川中下流域に加え、今回事業化した上流域、支川も含め、流域全体で事業の推進に努めてまいります。  次に、千葉港千葉中央地区埠頭再編事業について申し上げます。  先月28日、知事に同行し、千葉港千葉中央地区複合一貫輸送ターミナル整備事業の着工式典に出席してまいりました。同事業は、令和2年度に国の直轄事業として新規採択いただいた埠頭再編の最初の施設整備となる出洲埠頭D岸壁の整備となります。国と共催した同式典には、国会議員の皆様、信田議長をはじめとする県議会議員の皆様、千葉市長、千葉市議会議員の皆様や港湾利用者の皆様などに御出席いただきました。埠頭再編は千葉港の物流機能を強化し、京葉臨海工業地帯の発展や県内企業の生産性向上につながる重要な施策となります。県といたしましては、引き続き国や地元市などと連携しながら、埠頭再編の早期実現に向けて取り組んでまいります。  最後に、県立都市公園への民間活力導入について申し上げます。  県では、都市公園法の改正を受け、同法に基づく公募制度を活用し、公園の魅力や利便性の向上を目的とした民間活力の導入について検討を進めているところであり、本年4月には柏の葉公園において、園内の緑や水辺を生かした飲食施設等の整備に向け、事業者公募を開始しました。また、施設の老朽化などが課題となっている富津公園及び蓮沼海浜公園では、官民連携による再整備を推進するため、公園全体の将来イメージや方向性について検討を行い、整備等の基本的な考え方を策定してまいります。引き続き県立都市公園の魅力向上や利便性の向上に積極的に取り組んでまいります。  以上が提案いたしました議案の概要説明と諸般の報告でございます。議案の詳細につきましては担当課長から説明いたしますので、よろしく御審議くださいますようお願い申し上げます。        ─────────────────────────────        議案第3号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 初めに、議案第3号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  松村住宅課長。 ◯説明者(松村住宅課長) 住宅課でございます。議案第3号使用料及び手数料条例の一部を改正する条例の制定についてのうち、住宅課の所掌事務に関する部分について御説明いたします。  お手元の常任委員会資料をお開きいただきまして、1ページを御覧ください。これは、長期優良住宅の普及の促進に関する法律の一部改正により、新築、増改築を行う場合に加え、良質な既存住宅を長期優良住宅として認定する制度が創設されたことに伴い、認定申請手数料等を新設するため、条例の一部を改正しようとするものでございます。  改正内容ですが、一戸建て住宅の場合の手数料を1万2,000円とするほか、共同住宅等については住戸の数に応じて手数料を設定するなど、19項目の手数料を新設するものでございます。  施行期日は、改正法の施行期日に合わせ、令和4年10月1日としております。  なお、改正内容についての資料といたしまして、同じ常任委員会資料3ページから20ページに条例案の新旧対照表を添付させていただいております。  説明は以上でございます。よろしく御審議くださいますようお願いいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第3号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第3号は可決すべきものと決定しました。        ─────────────────────────────        議案第7号関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、議案第7号契約の締結についてを議題とします。  当局に説明を求めます。  大塚道路整備課長。 ◯説明者(大塚道路整備課長) 道路整備課長の大塚でございます。議案第7号契約の締結について御説明させていただきます。  お手元の常任委員会資料21ページを御覧ください。本議案は、習志野都市計画道路3・3・3号藤崎茜浜線における鉄道跨線橋の上部工事について、鉄道と近接することから、軌道等の鉄道施設に精通した東日本旅客鉄道株式会社に委託するものであり、契約の締結に当たり、千葉県県有財産及び議会の議決に付すべき契約に関する条例第2条の規定により、議会の議決を得ようとするものでございます。  内容につきましては、まず1点目の工事概要ですが、路線名は習志野都市計画道路3・3・3号藤崎茜浜線、工事箇所は習志野市鷺沼台2丁目から鷺沼2丁目、工事内容は跨線橋の桁の製作、運搬及び架設設備の設置でございます。  工事の内容につきましては、図面で御説明させていただきます。お手元の議案第7号のA3資料を御覧ください。  まず、上段の事業概要です。藤崎茜浜線は、習志野市街地における交通渋滞の緩和等を図るため、JR総武線と京成本線及び京成千葉線をまたぐ橋梁を含む約0.6キロメートルのバイパスを整備するものでございます。  次に、下段の平面図と断面図を御覧ください。今回の工事箇所は赤色で示した橋梁の上部工であり、橋長は159.7メートルです。今回の契約をしようとする内容は、この上部工の桁の製作、運搬、架設設備の設置を行う工事となります。  続きまして、資料の21ページにお戻りいただきまして、中段の下、2点目の契約の内容を御覧ください。  まず契約事項ですが、習志野都市計画道路3・3・3号藤崎茜浜線東日本旅客鉄道線及び京成電鉄線との交差部における跨線橋の工事等の施行に関する委託(上部工)。次に、契約の相手方は東日本旅客鉄道株式会社執行役員東京工事事務所長、谷口俊一。次に、契約金額は12億29万円。次に、工期は令和5年3月31日まで。  以上で説明を終わります。よろしく御審議くださるよう、よろしくお願いします。 ◯委員長(斉藤 守君) これより質疑を行います。質疑はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ないようですので、以上で質疑を終結します。  これより討論を行います。討論はありませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) ないようですので、以上で討論を終結します。  これより採決を行います。  議案第7号に賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) 挙手全員。よって、議案第7号は可決すべきものと決定しました。  以上で議案の審査を終了します。        ─────────────────────────────        国民生活を守り抜くための物価高騰対策を求める意見書(案)関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、意見書案が1件提出されておりますので、御協議を願います。  意見書の文案はお手元に配付してあります。  立憲民主・千葉民主の会から国民生活を守り抜くための物価高騰対策を求める意見書(案)が提出されておりますが、本意見書案は当委員会の所管に属する部分がありますので、所管部分について御協議を願います。
     なお、本意見書案は2つ以上の委員会にわたりますので、協議結果は参考意見として議会運営委員会に報告することとなります。よろしくお願いします。  本意見書案について御意見がありましたら御発言願います。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) それでは、本趣旨の意見書案を発議すべきものとして議会運営委員会に報告することに賛成の委員は挙手を願います。     (賛成者挙手) ◯委員長(斉藤 守君) それでは、意見の一致が見られませんでしたので、その旨を議会運営委員会に参考意見として報告することといたします。        ─────────────────────────────        諸般の報告・その他の関係 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、諸般の報告・その他について御質問がありましたら発言を願います。  宇野委員。 ◯宇野 裕委員 御苦労さまでございます。質問させていただきたいと思います。道路問題に関連して何点かお伺いをしたいと思います。  まず、先ほどの部長の御挨拶の中にもありました銚子連絡道路についてお伺いをさせていただきたいと思います。銚子連絡道路は、これまでも申し上げてまいりましたが、圏央道に接続し、山武・東総地域の広域的な幹線道路ネットワークを形成するとともに、農林水産物の販路拡大や地域経済の活性化を図り、防災力を向上させる大変重要な道路であると認識をしているところであります。現在事業中の横芝光町から匝瑳市間については、令和5年度の開通に向けて鋭意工事を進めていただいていると思いますが、進捗状況について伺いたいと思います。  整備中区間の工事の進捗状況はどのようになっているでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 大塚道路整備課長。 ◯説明者(大塚道路整備課長) 道路整備課でございます。  銚子連絡道路の整備中区間である横芝光町から匝瑳市間についての工事の進捗状況でございますが、横芝光町では、JR総武本線を渡る跨線橋の上部工事の施工に向け、JRとの施工協定を締結したところであり、引き続き上部工事が実施される予定となっております。また、匝瑳市では、全線にわたり橋梁工事や道路改良工事などを展開しており、橋梁工事は(仮称)時曽根橋の上部工事が完成し、函渠工事は残る2基を今年度中に着手する予定であるなど、着実に整備を進めてるところでございます。引き続き令和5年度の供用に向け、事業を推進してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。大変心強い御答弁ありがとうございます。山武・東総地域のさらなる発展のためには、整備中区間に続く匝瑳市から旭市間についても早期に進める必要があり、私も本年1月に知事や地元市長とともに、国土交通大臣新規補助事業化について要望をさせていただきました。  先日、我が党の代表質問、また一般質問でも御答弁をいただいたところでありますが、今年度より匝瑳市から旭市間の13キロメートルが新規事業化され、地元といたしましても大変喜ばしいことであるというふうに受け止めているところであります。山武・東総地域の発展のためには、匝瑳市から旭市間についても地元の理解を得ながら、一日も早い銚子連絡道路の全線開通が必要であると考えているところであります。  そこでお伺いをいたします。匝瑳市から旭市間について、どのように取り組んでいくのか伺います。 ◯委員長(斉藤 守君) 大塚道路整備課長。 ◯説明者(大塚道路整備課長) 道路整備課でございます。  匝瑳市から旭市までの13キロメートル区間については、今年度より新規事業化したところでございます。今年度は全線にわたって地形測量などを実施する予定でございます。  また、早期の整備に当たっては、地元の皆様の御理解と御協力が不可欠であることから、測量の実施に先立ち地元説明会を開催し、皆様の御理解をいただきながら進めてまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。今年度は全線にわたって測量を実施していただけるとのことでありますが、整備中区間については──匝瑳市間ですね。用地取得について大変時間を要している状況も、これまで見られたところであります。早期の整備に向けては、何よりも地元の理解をいただきながら計画的に用地取得を進めていくことが最も欠かせない工程であると考えているところであります。  そこでお伺いをいたします。匝瑳市から旭市間について、用地取得に向けて今年度はどのように進めていくのか、お伺いをいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 大塚道路整備課長。 ◯説明者(大塚道路整備課長) 道路整備課でございます。  匝瑳市から旭市間については事業延長が13キロメートルと長いことから、効率的かつ計画的に用地取得を進める必要があります。このため、今年度は用地取得に先立ちまして、13キロメートルの全線にわたり権利者の調査を行い、権利者数の把握、それから共有地の有無などを整理してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。匝瑳市から旭市間については、延長が先ほども話ありましたように13キロメートルと、非常に長い区間でございます。早期の用地取得には多分相当数多くの地権者と集中的に交渉を進める必要があると思います。これは要望でございますけども、様々な視点から多くの用地交渉が行える体制の整備について検討をしていただきたいと思います。これは簡単に言うとマンパワーですね。相当の数の地権者を想定されますと、海匝土木事務所のスタッフだけでは大変負担が重くなるというふうに思います。チーム編成を多くするためには幅広の視点で人材確保をしていただきたいというふうに思います。早期の工事着手に向け、しっかりと取り組んでいただくことを強く要望させていただきたいと思います。  続いて、道路関連でありますけども、高速道路のインターチェンジ等を生かした産業の受け皿づくりについて、これもこれまで質問させていただいたテーマでございますけども、質問させていただきたいと思います。  第1点は、高速道路インターチェンジ周辺等における産業の受け皿づくりについて、現在の県の取組状況はどのようになっているでしょうか、お尋ねいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 横土都市計画課長。 ◯説明者(横土都市計画課長) 都市計画課でございます。  県では、市町村が進める産業の受け皿づくりに対して、都市計画課が窓口となり、開発計画の構想段階から部局横断的に支援することとしています。圏央道の全線開通や成田空港のさらなる機能強化などを見通して、周辺市町村から土地利用調整や企業誘致などの相談を受けており、産業用地としての可能性調査を実施する市町村も出ています。また、今後、産業の受け皿づくりを始めようとしている市町村に対しては順次訪問して、計画の具体化に向けた手順や候補地選定の考え方などについて説明を行っているところです。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。都市計画課ワンストップサービスというか、部局横断的にいろいろな問題が、この事業を進めるには乗り越えなきゃならない問題があるわけでございますけども、都市計画課が窓口になって、リーダーシップを取ってやっていただけるということを前回もお伺いしましたけども、ぜひそのスタンスを維持しながら、いろいろな面で市町村を支援していただきたいなというふうに思います。  2問目でありますが、関連して、私の地元の匝瑳市では、今年度、産業立地について調査を進めているところでありますが、県としてはどのように支援をしていくおつもりなのか、お伺いをいたします。 ◯委員長(斉藤 守君) 横土都市計画課長。 ◯説明者(横土都市計画課長) 都市計画課でございます。  匝瑳市では、現在、産業用地の候補地検討などに関わる業務について、公募型プロポーザルを実施しているところです。検討業務では、候補地の抽出調査に加え、商工労働部の補助金を活用し、土地利用計画案事業採算性の検討、民間開発事業者に対する意向調査などを行うこととしています。県としましては、引き続き匝瑳市の産業立地が進むよう、部局横断的にきめ細やかに支援してまいります。 ◯委員長(斉藤 守君) 宇野委員。 ◯宇野 裕委員 ありがとうございます。大変心強く、ありがたく感じたところでございます。匝瑳市の財政力だとか、いろいろな市の抱える問題、この問題ばかりではございませんので、ぜひ県の大きなお力を匝瑳市にきめ細かく御支援をしていただければなというふうに思います。ただいまの御答弁、大変心強く、細かい御答弁でございましたけども、この御答弁、匝瑳市民が聞いたら大変喜ぶんじゃないかなというふうに思っておりますので、私と市長も力を合わせて、匝瑳市の産業の受け皿づくりについて頑張ってまいりたいと思っておりますので、県当局におかれましては、引き続き御支援をいただきますよう重ねてお願いを申し上げまして、私からの質問を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いします。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  阿井委員。 ◯阿井伸也委員 新型コロナウイルスの沈静化による欧米での需要増、またロシアによるウクライナ侵攻、その制裁による原油価格等の高騰、エネルギー事情も含めて、そういうことから、現在、エネルギー及び鉄などの原材料の高騰が続いています。また、欧米におけるインフレ対策、これ、金融対策、金融の引締めということで急速な円安が進んでいる状況で、特に輸入の資材、また国内における原材料の高騰ということで、建築、また土木に関する資材の高騰というのが見られています。平均値で言えば1.5倍近いのではないかというマスコミの報道もありますけれども、そうなってくると、今後、当初予算で計上した事業の予算というものが不足をしてくる可能性が大いに憂慮されるわけでありまして、特に国庫補助事業、また県単事業。以前にもあったんですけれども、県単事業が削られて国庫補助事業に回されるという、要は県負担分について不足をするとか、そういう事態があると思うんですけども、これからの発注に当たっての考え方とこの資材の高騰について、どういうふうに県土整備部としては考えてるんでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 青柳県土整備政策課長。 ◯説明者(青柳県土整備政策課長) 県土整備政策課長の青柳です。  資材価格の高騰については、工事費の増額につながる重要な課題であるというふうに認識しております。建設業界などからも、資材高騰への対応についてという要望があることも承知しておりまして、現在、スライド条項等の周知というものは行っているところであります。  委員がおっしゃいました、国庫のほうに県単分を回してるというようなことも昔あったというようなことですけれども、予算の中で、例えば我々、入札をかければ若干差金が出たりとかというようなこともありますので、そういうようなところを上手に活用しながら、引き続き資材価格の動向ですとか、国の対応というものは注視していった中で、今後さらに資材価格の高騰が進むような場合については、必要に応じて国とか関係部局のほうに協議していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 スライド条項とかいう話ございました。スライド条項については、当然、発注済みの工事についてでありまして、私が聞いてるのは、今後の発注に当たって、明らかに資材の単価は上昇しています。簡単に言うと、例えば、じゃ、今年度、100メートル工事をしようと思っていた予算では実際に80メートルしかできなくなると。そういう事態が生じてくるのではないかという憂慮をしてるわけで、この辺について、例えば、じゃ、9月補正なりで、実際に県単費も補正ができるのかどうか。また、国の補正が見込めるのかどうか。その辺を伺いたいんですけども。 ◯委員長(斉藤 守君) 青柳県土整備政策課長。 ◯説明者(青柳県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  今後発注する工事につきましては、きめ細やかな工程管理というものを行いまして、各事業の性質に応じまして、優先度の高い工事などは計画的な発注に努めていくというふうに考えていきたいと思います。引き続きまして、先ほどとも重複するところもありますが、資材価格の動向ですとか建設業を含む公共事業への影響につきましては注視していくということと、やはり今後、さらに資材価格の高騰が進んだ場合には、やはり関係部局のほうとちゃんと、しっかりと協議をしてまいりたいというふうに考えております。 ◯委員長(斉藤 守君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 あまり答えになってないと思うんですけど、部長に聞きたいんだけど、こういうケースの場合、例えば国庫補助の積み上げ、要は事業費全体が上がれば補助率は決まってますから、そこに積み上げがあるわけじゃないですか。国交省の方ですから伺いますけど、そういう場合に、じゃ、補正とかで、その不足分、補ってくれるということはあるんですか、ないんですか。 ◯委員長(斉藤 守君) 池口県土整備部長
    ◯説明者(池口県土整備部長) すみません、今の段階で、国のほうでそういう動向があるかというところは、今のところ、そういった情報はちょっと来てないんですけども、言われますとおり、補助事業というのは一般的に国半分、県半分ということで事業をやってるものですから、確かに事業費全体として、全体的にうわっと上がっていくということになると、全てでまた県でこれを賄うのかというと、あまりにその影響がありますと、その辺、しわが寄るような部分は当然御指摘どおりあろうかと思います。  課長からも、動向があったらいろいろ注視していくという話もありますけども、ちょっと、そういった情報が現在あるわけじゃないですけども、またそういった現地の要望もいただいて、声もいただいておりますので、それも、あまりにもこういうことになってるみたいな話があったときには、やはり国にもこういった状況を説明していったりとか、それに対してどうしていくのか。多少似たような話になるかもしれませんけども、きっちり現地で起こってる事態を説明した上で、我々もその中で必要な対応というのを取っていかないと、言われますとおり、何か事業が全体的にすごいスピードダウンというのでは、やっぱりいろいろ計画的に進めている部分がちょっと難しいというところもありますので、まずは地域のこういった実情もちゃんと説明もしつつ、こういった対応ができるよみたいな話がまた国のほうであったときには、しっかりそこは我々の中でも共有して対応してまいりたいと思いますので、ちょっと今の段階では、何かそういうきっちり、何かこんなことがありそうですみたいな話はありませんけども、我々もその問題意識は持っておりますので、しっかり対応させていただきたいと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 阿井委員。 ◯阿井伸也委員 ありがとうございます。要するに国庫補助なり交付金が増える可能性は少ないだろうと。そうなってくると、当初予定していた、いわゆる予算規模は同じですので。ということは、事業規模が少なくなってくるということになると思うんですね。ぜひ様々な形で、国もそうですし、県も今回のいわゆる物価高騰対策ですね。飼料とか、様々な形で補助を始めていますので、ぜひ、2点ほどなんですけども、国へ、まずはその補助金、交付金のいわゆる不足の出る分についての要望。さらには、県としても、単費の補正における積み増しというものをして、当初予定していた、いわゆる事業費ではなくて事業量ですね。これをぜひ実行できるように考えていただきたい、また行動していただきたいということを要望して終わります。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 一宮川流域の治水事業について伺います。一宮川上流域の支川における河川整備については、私の一般質問に対する答弁や先ほどの池口部長からの諸般の報告でもありましたが、今年度から新規事業化され、いよいよ流域全体での浸水対策に着手されるところであります。  そこで伺います。一宮川上流域や支川に対する河川整備について、新規採択された浸水対策重点地域緊急事業はどのような内容なのかお聞きします。 ◯委員長(斉藤 守君) 松宮河川整備課長。 ◯説明者(松宮河川整備課長) 河川整備課でございます。  浸水対策重点地域緊急事業では、一宮川上流域及び豊田川、三途川において、洪水流下能力が不足している区間の河道改修や一宮川第三調節地の整備などを行う予定でございます。今回、新規事業化されました上流域や支川を含め、流域全体で令和11年度末の事業完了を目指してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 これまで事業中であった中下流域における河川整備について、一宮川改修事務所に大変な御尽力をいただいてるところですが、さらに上流域や支川も含め、工事や委託業務だけでなく、地元や関係機関との調整など業務量が膨大になる一方で、地域からは一日も早い事業完了が求められております。  そこで伺います。一宮川中流域で令和6年度末まで、流域全体で令和11年度末までに事業完了としているが、どのように事業推進を図っていくのかお聞きします。 ◯委員長(斉藤 守君) 松宮河川整備課長。 ◯説明者(松宮河川整備課長) 河川整備課でございます。  今年度から上流域や支川の担当といたしまして、一宮川改修事務所内に復興第三課、これを新設いたしまして執行体制の強化を図ったところでございます。さらに、現場に常駐させた民間建設コンサルタントと連携いたしまして、事業計画の立案ですとか工程管理などを効率的に行います事業促進PPPを本県事業で初めて導入いたしました。これらを行うことによりまして、流域全体で令和11年度末までの完成を目指し事業推進を図ってまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 地元の守り神の育成も考えながら、計画どおり完成するようにお願いをいたします。  次に、新たな湾岸道路について質問します。我が党の代表質問にもあったとおり、圏央道や北千葉道路、広域的な幹線道路ネットワークの充実強化は、本県の将来の発展のためには必要不可欠でありますので、とりわけ湾岸地域においては人、物の流れが集中して広範囲にわたる慢性的な渋滞が発生しており、この解消が喫緊の課題となっております。本県の産業や経済の発展、観光振興、災害時における代替性、多重性の確保の観点からも、湾岸地域における規格の高い道路が必要と考えます。  そこで伺います。新たな湾岸道路の計画の具体化に向け、どのように取り組んでいくのか。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路計画課長。 ◯説明者(西山道路計画課長) 道路計画課長の西山でございます。  委員おっしゃるとおり、新たな湾岸道路は、湾岸地域における慢性的な交通渋滞、交通混雑を解消し、湾岸地域のさらなる活性化、そして防災力の強化というものはもとより、国際競争力の強化、そして首都圏の生産性の向上を図るために大変重要な道路というふうに認識しております。計画の具体化に向けては、国、県、そして沿線市が意見交換する場を設定いたしまして、国によるより具体的な検討が円滑に進むよう、引き続き沿線市等との調整も含めて、国に最大限協力してまいります。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 鶴岡委員。 ◯鶴岡宏祥委員 本県の将来のために、早期にさらなる努力をお願いして終わります。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。私からは1点お聞きしたいと思います。アクアラインの800円の継続についてであります。先ほど阿井委員のほうからもお話ありましたとおりにコロナ禍、そしてウクライナの状況等の中で、皆様方も報道で──昨日かおとといかな。子供の出生数が81万人になってしまったという報道があられたのは御存じだと思います。それは国が予想していた81万人台に乗っかる、八、九年早く到達してるという状況であります。これは本当に大変なことであるなというふうに考えますし、子育て支援というものをしなくてはならないのと同時に、この千葉に人を集めるということは本当に大変な時代になるなというふうに考えるわけであります。  その中において、このたび熊谷知事をはじめ県土整備部の皆さんの努力の下で、アクアラインの普通車800円が3年継続していただきました。本当にありがとうございました。これをいかに続けていくかということが、地域としては望むものであるわけでありますが、ちょっといろんな情報で懸念するのは、やはり、国のほうは少し金額等を動かしたがってるというようなお話さえも聞くわけでありますが、まずはアクアラインの、前にもお聞きしましたが、通行台数についてお聞きしたいんですが、1年ごとの通行台数がコロナ禍から戻ってきてるのかをお聞かせいただけたらなというふうに思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路計画課長。 ◯説明者(西山道路計画課長) 道路計画課の西山でございます。  アクアラインの通行料についての御質問ですけども、通行料金800円となった平成21年8月以降、年々増加してきておりまして、令和元年度は1日平均4万8,400台となりました。令和2年度でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響もございまして、1日平均4万4,100台となりました。令和3年度でございますが、こちらは料金引下げ前の平成20年度に比べ約2.3倍となります1日平均4万8,400台となりました。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。幾分か戻ってきてるということのようであります。片側2車線の高速道路というのは、坂道とか、いろんな渋滞に起因するものがなければ6万台まで通れるというふうに私も勉強してきた次第でありますので、まだうまく渋滞緩和すれば通ることができるのかなというふうに思ったりするわけでありますが、ちょっとこの頃、私、いつもラジオを聞いてるわけなんですが、土日の渋滞を放送するときに、首都高の横羽線から羽田まで下りの場合に渋滞がつながってしまっているという報道さえ聞きます。多分、国のほうもアクアラインの影響によって、そこまで首都高に影響まで及ぼしてしまうという観点から、やはり金額のほうがどうなのかというふうなことが少し出てくるのかなというふうに思ったりするわけでありますが、県として、この渋滞の状況というのを把握なさってるのかお聞かせください。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路計画課長。 ◯説明者(西山道路計画課長) 道路計画課の西山です。  委員おっしゃるとおり、渋滞状況ということでございますけども、アクアラインでは特に休日の夕方、川崎方面に向かう上り方面で交通が集中してるところでございまして、本線及び周辺の金田地区において交通渋滞が発生しております。NEXCOが発表している状況によりますと、ゴールデンウイークなんですけども、ゴールデンウイーク期間における10キロメートル以上の渋滞回数、こちら、令和3年度は8日間あったんですけども、8日間のうち6回、令和4年度は11日間のうち8回という状況でございました。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。渋滞が出てるということではあると思います。  それと同時に、今まで、ちょっと私の感覚ではあるんですが、平日なんですけども、平日の夕方の上りですね。上りが、今まで平日というのは混まなかったんですが、それも幾分か混み出してるというような状況があるかなというふうに考えたりしております。何しろ、この渋滞緩和というのは必要なわけでありますが、県として、周辺の渋滞の対策というのをどのように取り組んでいただいてるのかをお聞かせいただけたら。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路計画課長。 ◯説明者(西山道路計画課長) 道路計画課です。  アクアラインの渋滞対策といたしまして、東日本高速道路株式会社では、トンネル内の速度低下を防止するためのペースメーカーの設置や、渋滞時間帯を避けた利用を促すための渋滞予測の提供などを実施しております。また、国、県、そして地元市や商工団体から成るアクアライン周辺道路交通円滑化プロジェクトチームにおいて、ハード、ソフトを組み合わせた対策の検討を進めておりまして、対応可能なものから取り組んでおります。  県では、まずハードとしまして、周辺道路の対策として、主要地方道袖ケ浦中島木更津線の中野地先における交差点改良が今年の3月に完了したところでございまして、また、都市計画道路西内河根場線、中野畑沢線についても現在整備を進めてるところでございます。さらに、ソフト対策でございますけども、渋滞時間を避けた分散利用を図るための広報の強化などの対策も進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 高橋委員。 ◯高橋 浩委員 ありがとうございます。県として、やれることというのは確かに限りがあるとは思います。しかし、先ほどもお話ししましたとおりに、3年間継続をしていただいたわけでありますが、これがどこまで続けることができるのかというのが、やはり房総がどこまで人々に選んでいただけるかという試金石になってきてるんだと思っております。ぜひこの3年の間というのが基本的には大事ですので、何にしても、県としても、できるだけ頑張っていただいて、今度、圏央道も2024年度にはつながる予定にもなっておりますし、国道409号線の4車線化も含めて努力をお願いできたらありがたいなというふうに思います。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 西山道路計画課長。 ◯説明者(西山道路計画課長) ちょっと、先ほど答弁漏れと申しますか、トンネル内のペースメーカーと申し上げましたけども、正しくはペースメーカーのライトです。ちかちか、こういう光るやつです。すみません、申し訳ございません。失礼いたしました。訂正させていただきます。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありませんか。  秋林委員。 ◯秋林貴史委員 3項目お聞きをいたします。  1項目めですけれども、現在策定中の千葉県における建設従事者の安全及び健康の確保に関する計画に関連して2点お聞きをいたします。  1点目ですけれども、外国人労働者、一人親方は、労働災害を防ぐ視点、また発生した後のケアの視点からどのような課題があり、どのように対応しようと考えているのか。  2点目ですけれども、一人親方について、労災保険の特別加入制度への加入の積極的な促進を徹底するとありますが、保険料の支払い等は困難との声も聞きます。県としてどのように考えてるのか、教えていただきたいと思います。  以上、2点お願いします。 ◯委員長(斉藤 守君) 佐藤建設・不動産業課長。
    ◯説明者(佐藤建設・不動産業課長) 建設・不動産業課でございます。  まず、1問目の外国人労働者と一人親方のほうですが、雇用されている外国人労働者については、各種労働関係法令が適用されますので、労働災害が発生した際は労災保険による補償の対象となってまいります。また、事業主である一人親方については、労災保険の適用を受けるためには任意で特別加入する必要があることから、この特別加入を促進してまいります。  また、2問目の一人親方についてですが、まず県では千葉県建設工事適正化指導要綱、これによりまして、建設業者に対して法定福利費を必要経費として適正に確保するよう指導しているところでございます。また、この要綱では、下請業者が提出する見積書に法定福利費の内訳を明示させ、契約の際にこれを尊重するよう、元請業者に求めてるところでございます。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 外国人労働者ですけれども、今、日本では、ルールに基づいて頑張ってくれてる外国の方が大変増えてると思いますので、くれぐれもその方々に不利益が被らないようにフォローしていただきたいと思います。  一人親方の労災関係ですけれども、万が一、労災保険に入っていなくて災害に遭った場合は収入が途絶え、治療費とかがかかるということで、大変厳しい状況に追いやられると思います。この特別加入制度に入っていればいいんですけれども、心配なのは、保険料の支払い等が難しいということで、実態として入っていない人が多いんじゃないのかなというのが心配されます。ぜひとも一度、この加入の状況ですね。その実態を1回県として把握をしていただきたいと思います。その上で、もしその加入率が低ければ、その方々はリスクを抱えながら仕事をしてるということになりますので、そのリスクを軽減するためにも、加入率をアップさせるための施策ですね。県だけでは難しいかもしれませんけれども、国への協力も踏まえて、この加入率のアップについて取り組んでいただきたいと思います。  次に、2項目めですけれども、水害対策として、現在、危機管理型水位計や簡易型の監視カメラの設置を進めています。千葉県の防災ポータルサイト等で県民もリアルタイムでチェックすることができ、効果は大きいと思いますが、行政サイドとしてどのように活用し、災害被害の発生防止に生かしていくのか、お聞かせ願いたいと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 前田河川環境課長。 ◯説明者(前田河川環境課長) 河川環境課でございます。危機管理型水位計等の活用について御説明いたします。  令和元年度の洪水の際は、既存の水位計等で欠測が発生しておりますが、そのような事態が起こった場合にあっても、危機管理型水位計と河川の監視カメラの設置により、河川増水の状況を安全かつリアルタイムに確認できるようになっております。これにより、県は氾濫危険情報などの水位情報を市町村に確実に提供でき、市町村は避難指示等の発令を適切に判断できるようになったと考えております。また、これまで直接的に河川水位が把握できなかった重要水防箇所や過去の浸水被害発生箇所などへの危機管理型水位計の増設を進めておりまして、氾濫危険度の的確な把握により、本県の河川監視体制の強化が図られるものと考えております。  以上でございます。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 確かに設置が終わりではなくて、設置したことによって被害が防げたり、小さくするということが大きな目的であると思いますので、せっかくの水位計、監視カメラですので、県としても積極的に活用していただければと思います。  最後の質問ですけれども、今、ウクライナ危機によりまして、ウクライナからの避難民の方が千葉県にも来てると思いますが、県営住宅の提供ということについて現状どうなってるのか、教えていただきたいと思います。 ◯委員長(斉藤 守君) 松村住宅課長。 ◯説明者(松村住宅課長) 住宅課でございます。  県営住宅の提供状況についてですが、市町村からの協力依頼に基づきまして、現時点で9世帯19人の方々に県営住宅を9戸提供しているところでございます。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 秋林委員。 ◯秋林貴史委員 既に入居されてるということで、住む場所の確保というのは非常によかったと思うんですけども、その方々は当然ながら仕事とか、学生であれば学校とか、教育とか、日々の暮らし、また言葉の問題と様々な課題があると思いますので、ぜひとも地元の市町村と協力し、また県庁の関係部署と協力し合いながら、その方々がしっかりと生活していけるように協力して支援をしていただければと思います。  以上で終わります。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。  大崎委員。 ◯大崎雄介委員 私からは端的にデジタル技術の活用について2問お聞きしたいと思います。会派の代表質問で水野委員から、まず、オープンデータの取組について質問させていただきましたけども、県土整備部ではどのようなオープンデータの取組事例があるんでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 青柳県土整備政策課長。 ◯説明者(青柳県土整備政策課長) 県土整備政策課でございます。  オープンデータというものは誰でも利用可能な公開されたデータということで、官民協働によって、地域課題の解決などに幅広く活用されるということが期待されるものであります。県のオープンデータサイトのほうでは、県土整備部内の9つの課が県土整備部の主要施策概要ですとか、あとは地価調査などの結果、ほかには県の住宅施策に係る基本資料、そういったデータを掲載しているところであります。今後も有効活用されるように、掲載可能なデータについては積極的に掲載していきたいというふうに考えています。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 ありがとうございます。県土整備部が持つ情報は災害対策であったりとか、先ほどの秋林委員からも河川の状況とか、県民の命に関わる重要な情報であったりとか、あと、さっき言った住宅関係、空き家とか、民間でもビジネスに活用したりとか、産業を応援するような情報もたくさんお持ちだと思いますので、引き続きメニューのより一層の充実を図るように要望したいと思います。  会派代表質問の中で、オープンデータにするに当たって課題は何かという中で、県のほうからは、業務自体のプロセス、業務自体をデジタル化することによって、それを進めることによって、そのままそれがオープンデータになるというような答弁もいただきました。県土整備部の業務プロセスのデジタル化については、総務部と音頭を取って鋭意進めてるとお聞きしております。  そこで、県土整備部が所管しているインフラ分野のデジタル化についてもお聞きしたいと思います。インフラ分野のDXの推進について、今後どのように取り組んでいくのでしょうか。 ◯委員長(斉藤 守君) 角田技術管理課長。 ◯説明者(角田技術管理課長) 技術管理課でございます。  県では、測量や施工管理の効率化を図るICT活用工事の普及のほか、今年度から新たに設計図面を3次元モデルで表現するBIM/CIMモデル、この導入や、道路の維持管理業務のほうに対して情報通信技術を取り入れてまいります。また、今後もこれらの取組の状況、そして国が進めてるICTの動向等も踏まえまして、県民の暮らしの安全性や利便性、そして建設業の生産性の向上などに不可欠でございますので、このインフラ分野のDX、推進してまいりたいと思っております。  以上です。 ◯委員長(斉藤 守君) 大崎委員。 ◯大崎雄介委員 ありがとうございます。民間では、大手ゼネコンを中心に建設現場の人手不足とかに対応して省人化だったりとかデジタル化による効率化等、どんどん進んでいるふうにお聞きしております。ぜひとも県におかれましても、県土整備部におかれましても、そちらにお力を注いでいただければなということを要望して終わります。 ◯委員長(斉藤 守君) 他にありますか。     (「なし」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) それでは、以上で諸般の報告・その他に対する質問を終結します。        ─────────────────────────────        委員長報告 ◯委員長(斉藤 守君) 次に、特に委員長報告すべき事項がありましたら御発言願います。     (「一任」と呼ぶ者あり) ◯委員長(斉藤 守君) 特に御発言がないようですので、委員長報告につきましては正副委員長に御一任願います。        ─────────────────────────────        閉  会 ◯委員長(斉藤 守君) 以上で県土整備常任委員会を閉会します。        午前11時4分閉会 Copyright (C) Chiba Prefecture Assembly Minutes, All rights reserved....