令和 6年 3月 定例会(第1回) 令和6年第1回
宮代町議会定例会 第12日議事日程(第6号) 令和6年3月11日(月)午前10時00分開議 開議 議事日程の報告日程第1
会議録署名議員の指名について日程第2 一般質問 4番 福澤和美君 3番 丸山妙子君 2番 丸藤栄一君 閉議出席議員(14名) 1番 佐藤将行君 2番 丸藤栄一君 3番 丸山妙子君 4番 福澤和美君 5番 野原洋子君 6番 金子正志君 7番 小島あけみ君 8番 泉 伸一郎君 9番 鈴木次男君 10番 合川泰治君 11番 塚村香織君 12番 土渕保美君 13番 川野武志君 14番 田島正徳君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 新井康之君 副町長 渋谷龍弘君 教育長 中村敏明君 総務課長 福田拓也君
企画財政課長 菅原隆行君 住民課長 草野公浩君 税務課長 伊東高幹君 町民生活課長 吉永吉正君 環境資源課長 大場崇明君 福祉課長 鈴木淳史君
子育て支援課長 横内宏巳君
健康介護課長 井上正己君 産業観光課長 小川英一郎君
まちづくり建設課長 成田雅彦君 会計管理者兼会計室長
教育推進課長 田中啓之君 宮野輝彦君本会議に出席した事務局職員 議会事務局長 押田昭浩 書記 青木 豊 書記 金子尚子
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(田島正徳君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(田島正徳君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(田島正徳君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、1番、佐藤将行議員、2番、丸藤栄一議員を指名いたします。
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△一般質問
○議長(田島正徳君) 日程第2、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。
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△福澤和美君
○議長(田島正徳君) 通告第12号、
福澤和美議員。 〔4番 福澤和美君登壇〕
◆4番(福澤和美君) おはようございます。 議席番号4番、福澤和美でございます。 質問に先立ちまして、一言ごあいさつをさせていただきたいと思います。 この度、初めて議員として一般質問させていただきます。この場に立たせていただくに当たり、たくさんの方々に応援をいただきましたこと感謝申し上げます。そして、皆様のご期待に沿えるよう、行政のことをしっかりと勉強して精進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、通告書に沿って質問させていただきます。 質問1、
学校給食無償化についてでございます。 宮代町の学校給食においては、食育の促進のために世界の料理、全国の郷土料理、季節の行事食、また各家庭からレシピを募集した我が家の自慢料理、
リクエスト献立など、メニューに工夫をしていただき、子供たちが楽しんで給食をいただけるよう努めてくださりありがとうございます。 日本農業新聞の調べによると、令和4年度に
学校給食無償化を実施した自治体は、全国約1,600市区町村の約3割に当たります451自治体でございます。宮代町で実施する際、財源の確保が課題の一つと考えます。 そこで、以下の点についてお伺いいたします。 ①宮代町で
学校給食無償化を進めるためのこれまでの対策について。また、今後の考えについて
。 ②多子世帯への補助や半額の補助など、助成の考えはございますでしょうか。また、その際にどの程度費用がかかるのかお伺いいたします。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員の質問に対する答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(田中啓之君)
学校給食無償化についてお答えいたします。 まず、1点目の
学校給食無償化のためのこれまでの対策についてお答えいたします。 12月議会において答弁させていただいた内容と同様になりますが、少子化対策、子育て世帯への経済的負担の軽減、子供の貧困対策、食育推進等の観点から、学校給食費を無償化する自治体が全国で広がっており、
物価高騰対策として期限を区切った無償化を実施している自治体があることも承知しております。 現在、当町においては、学校給食法に基づき、食材費等の実費に相当する経費を保護者にご負担いただくことで良質な学校給食を提供することに努めているとともに、経済的な理由で就学費用の負担が困難なご家庭については、
就学援助制度において支援を行い、給食費を実質免除しております。 学校給食費の無償化は、子育て世帯の経済的負担の軽減に直結する
子育て支援策としてインパクトがある施策であることは承知しておりますが、当町において実施した場合、令和4年度決算額で約1億1,000万円の財政負担が毎年度発生することになり、その財源の確保が大きな課題となってくると認識しております。 一方で、国の動向として、昨年6月に閣議決定された
子育て未来戦略方針に基づき、給食無償化に向けた課題整理のための実態調査が進められており、今春以降にその結果を踏まえた具体的方策の検討に着手されるとの情報もありますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。 したがいまして、町単独での学校給食費の無償化につきましては、現段階において予定はございません。 なお、昨今の
物価高騰対策に対応するため、さきの12月議会において食材費を増額させていただく補正予算をご承認いただきましたが、令和6年度当初予算におきましても食材費高騰分として小学校で1食当たり25円、中学校で1食当たり30円、年額で約1,300万円を町の負担にて上乗せさせていただく予定でございます。 2点目の多子世帯への補助については、大まかな試算になりますが、例えば第3子以降を全額補助した場合には年間500万円程度、第2子を半額補助し、第3子以降を全額補助とした場合には年間約2,000万円程度の財政負担が見込まれます。 助成への考え方につきましては、1点目と同様の理由になりますが、経済的な理由で就学費用の負担が困難なご家庭には
就学援助制度において支援を行っていること、現時点においても食材費の高騰分を町の負担で補填、補助している状況にあること、そして補助に係る財政確保の課題等を鑑み、現段階においては多子世帯への補助は検討してございません。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) ご答弁ありがとうございました。 財政事情を理由に前向きなご答弁をいただけなかったこと、少し残念に思います。 ご承知のこととは思いますが、埼玉県下にあっては、既に小鹿野町、美里町、滑川町、神川町、東秩父村等で完全無償化が実施され、加えて、市では坂戸市が、そして所沢市も令和6年1月から3月は補正予算での前倒しで実施、令和6年度からは予算化されると聞いております。県下自治体でも子育て支援のための施策としてこうした広がりは徐々に強まってきております。 昨年6月の国の骨太の方針に給食無償化が見送られたこともございますが、全国の自治体で何らかの形での給食無償化の動きが国の財源を引き出す鍵になると考えます。 宮代町の財政が苦しいことはお聞きしております。ごみ問題に係る長期的な財政負担や公共施設の更新経費など、待ったなしでやってくることを考えれば、
学校給食無償化を一気に実施することは難しいことと思います。しかし、子育てしやすい町として子育て世代の移住促進にもつながることであり、宮代町のPRにもなると思いますので、段階的な支援からでもぜひ検討していただければと思います。 次の質問に移ります。 質問第2、病児・病後児保育の現状についてご質問させていただきます。 病児保育とは、病気の回復期に至らない急性期にある児童を預かる事業で、病後児保育とは、病気の回復期にあって集団の保育が困難な状態にある児童を預かる事業でございます。 み
やしろ保育園において、令和3年度よりこれまでの病後児保育事業に追加して
病児保育事業が開始されています。お子さんの具合が悪いとき、ご家族がご自宅で看病できることが理想の環境ではございますが、就労している保護者にとって
病児保育事業が追加されたことは、急な対応が必要な際に大変助かることだと思います。 利用者数は、コロナ禍に開始されたこともあり、感染予防対策として利用対象を外傷のみに制限していたこともあって令和3年度は33名、令和4年度は34名と想定数より少なかったとのことをお伺いしております。今後は、利用者数が増えることが予想されます。 そこで、より安心して利用できるように以下の点についてお伺いいたします。 ①近隣の自治体では病院と連携しているところが多いですが、宮代町ではどのようになっているのでしょうか。また、六花との関係は。 ②病児・病後児を預かる際に当面の病状の急変が予想されないことが利用条件の一つになっていますが、もし保育中の体調の変化で看護師が判断に迷う場合、どのように対応することになっているのかお伺いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(横内宏巳君) それでは、病児・病後児保育の現状につきましてお答え申し上げます。 まず、①の病院との連携状況と六花との関係についてでございますが、宮代町の病児・病後児保育事業を実施しておりますみ
やしろ保育園は医療機関ではございませんので、国の
病児保育事業実施要綱の規定に基づき、
協力医療機関として隣接しております
宮代福祉医療センター六花と協定を結んでおります。 これにより、病児・病後児保育利用中の児童の健康管理や病状の急変に対して、医療機関である六花と連携しての適切な対応が可能となっているものでございます。 次に、②の保育中の体調の変化で看護師が判断に迷う場合の対応についてでございますが、保育中に情報提供書に記載されている主な病状とは別の病状が見られたり熱が38.5度以上に上がったりなどの体調の変化があり、引き続きの保育が困難と思われます場合には、基本的には保護者に連絡し、お迎えをお願いすることになります。 また、保護者が迎えに来るまでの間に児童の病状が急変するなど現場の看護師では判断が難しくなった場合は、
協力医療機関である六花へ連絡し、応急処置等の指導及び助言を受けることや、状況によっては救急搬送を依頼するといった対応をすることになります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) ご答弁ありがとうございます。 病児・病後児保育利用中の児童の健康管理や病状の急変に対して、
協力医療機関である六花との連携しての適切な対応が可能ということで承知いたしました。 それでは、再質問させていただきます。 六花は、地域医療の充実を求める住民の声を受けて、地域住民が誰でも安心して生活ができ、医療を軸に介護、福祉、保育を連携して住民サービスが提供できること、地域の
民営医療機関の実施が困難な訪問医療、訪問介護、訪問看護、救急対応などが盛り込まれて、当時の宮代町長である榊原町長をはじめ、たくさんの皆様のご苦労の下、平成15年10月に公設、
宮代福祉医療センター六花として開設されたことをお伺いしております。 この医療、介護、福祉、保育を連携したサービスは、まさに病児・病後児保育での六花との連携と考えられます。 そこで、お伺いいたします。 保育中に六花の医師による回診等の連携はありますでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(横内宏巳君) それでは、保育中の六花との連携についてお答え申し上げます。 病児・病後児保育の場合は、基本的には保育中及び、また保育の前の段階から指導、助言を受けるということになっております。保育中におきましても何か確認しなくてはならない状況があれば、六花のほうにお尋ねするというような対応をさせていただいております。 また、通常の病児・病後児保育以外におきましても、六花の先生には例えば健康診断のときにおいでいただきまして、保育園の健康診断を実施していただくというような対応も行っていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) 日常的な六花の医師による回診はないですが、前後で受診をするということで了解、理解いたしました。 保育中の六花の医師による回診ですが、今後される予定はございませんでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(横内宏巳君) それでは、保育中の六花の医師による回診についてのお答えになります。 基本的には、やはり状況が、必要が生じた場合に六花とは連携をさせていただくということになっておりまして、日常的に回診をお願いするということは、今のところ予定はしておりません。 ただ、み
やしろ保育園、国納保育園、町立保育園両園におきましては、看護師が基本的には職員としておりますので、何か緊急的な対応の必要があれば、まず看護師が対応をさせていただいているというような状況になります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) ありがとうございました。 六花の小児科の休診日ですが、現在、木、金、日曜日の週休3日になっております。小児科の休診日のときの保育園との連携はどのようになりますでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(横内宏巳君) 六花の小児科医の休診日についての連携の関係でございます。小児科医が休診日におきましても、やはり基本的には協定に基づいて、小児科以外の先生にはなりますが、そちらの医師にアドレスをお願いしたりといったことはしているところでございます。
連携医療機関、
協力医療機関ということで提携を結んでおりますので、そのような対応になっております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) ありがとうございました。 休診日でもほかの科のお医者様に診ていただけるということで理解いたしました。 六花の小児科ですが、かかりつけ医として選ぶ際に週休3日ということで通いづらさを感じるのですが、平日の木、金休診の理由と、今後、診療日を増やす可能性があるかどうかをお伺いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) それでは、私から六花の小児科についてご答弁を申し上げたいと思います。 休診の理由ということでお尋ねでございますが、現在、医師の確保は大変難しい状況もございまして、確保できる曜日が現状の曜日ということになっているのが実情でございます。とはいいましても、子育て家庭にとりまして町内唯一の小児科ですから、皆様方の支えになれるよう何とか増やせるよう、それについては努力してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) 診療日を増やす努力をしていただけるとのこと、今後、期待しております。 こちらの質問は以上になります。 次の質問に移ります。 質問3、
ふるさと納税についてご質問させていただきます。
ふるさと納税制度は、自治体の活力を生み出すものとして期待されておりましたが、人気の返礼品がある自治体に寄附が集中したり、町民の方がほかの自治体へ寄附をされた際の税収減があり、現状は、宮代町にとっては税収の増加につながっていないように思われます。 宮代町は、2015年度の9,765件、1億1,766万円をピークに寄附が年々減少し、2022年度は1,526件、2,253万円となっております。たくさんの方に寄附を頂けるような工夫をされていますでしょうか。また、町の
ふるさと納税の現制度、税の在り方も含め、考えをお伺いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(菅原隆行君) お答え申し上げます。
ふるさと納税は、自分の故郷や応援したい自治体など好きな自治体を選んで寄附ができる制度でございます。自治体が取り組むまちづくりや復興支援など、様々な課題に対して寄附金の使い道を指定することができ、寄附のお礼として地域の特産品や宿泊券などを受け取ることもできます。また、手続をすることで寄附金のうち2,000円を超える部分について、所得税の還付と住民税の控除を受けることができる国が定めた仕組みとなっております。 当町におきましては、制度の趣旨に共感し、全国的にも早い平成20年から制度の活用を始めており、
ふるさと納税のブームに乗って順調に寄附額を増やしておりました。しかしながら、参入する自治体の急増や度重なる総務省の制度改正によって、有利な返礼品を持つ自治体に人気が集まり、徐々に寄附額が減少している状況でございます。 なお、ここ数年につきましては、返礼品の主力である宮代産のお米と巨峰が温暖化による異常気象によって必要数を用意できず、寄附のご意向はあるもののご希望の返礼品がないため、寄附をしていただけなかったケースが多く見受けられ、寄附額の減少に拍車をかけております。 ご質問いただきましたたくさんの方から寄附を頂ける工夫についてでございますが、PR活動につきましては、
ふるさとチョイスやさとふる、楽天など仲介サイトを有効活用するほか、
町ホームページや
町公式LINEでのご案内、年に2回、東武沿線地域を中心に2万4,000部のポスティングを行っている観光情報誌への掲載、東武動物公園の来園者に対する啓発品の配布などを行っております。 また、地域の魅力ある商品を返礼品として発掘することも重要であり、毎年町内の商業者や農家の方々と調整を行っており、最近ではピクルスのセットや
ドイツパンセットなど品目を増やしているところでございます。
ふるさと納税の本来の在り方は、寄附を通して町を応援してもらい、寄附金を活用して地域の課題解決につなげていくこと、また、魅力ある地域の返礼品を選んでもらうことで農業や商業の活性化につなげることでございます。しかしながら、現在の
ふるさと納税は、どの自治体の返礼品がお得かにフォーカスしたサイトやメディアが目立ち、まさに返礼品合戦となっております。 その点につきましては問題があると感じてはおりますが、他方で農業や商業の活性化につながる大きなチャンスであり、町にとっても歳入確保に欠かせない取組でございます。引き続き、
ふるさと納税の本来の趣旨を踏まえた上で新たな返礼品の開発とPRに努めてまいります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) 詳しくお答えいただきましてありがとうございました。 ここ数年の
ふるさと納税の減少の原因としまして、返礼品の主力である宮代産のお米と巨峰が温暖化による異常気象によって必要数を用意できなかったこと、寄附の意向があるものの希望の返礼品がないために寄附をしていただけなかったケースが多く見受けられたとのこと、承知いたしました。 また、地域のPRについては、地域の魅力ある商品を返礼品として発掘することも重要で、毎年町内の商業者や農家の方々と調節を行ってくださっているとのこと、今後もぜひ頑張っていただきたい、魅力ある商品を発掘していただきたいと思います。 質問させていただきます。毎年、総務省から全国の
ふるさと納税に関する資料が公表されるということですが、特産物は地域それぞれですので一概には言えないとは思うのですが、寄附金が増えた自治体の取組など確認や何か参考にされていたりしますでしょうか。お伺いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(菅原隆行君) お答えをいたします。 返礼品として人気があるのは、やはり肉ですとか魚というのが非常に人気がありまして、そのほかに、大きな工場を持っているような地域ですと工業製品、例えば家電製品ですとか、埼玉県では北本が一番寄附額が多いんですけれども、グリコの工場があったりとかしまして、そういったものがやはり返礼品としてすごく人気があるというところになっています。 町といたしましても、やはりお米等、ブドウにつきましては特産品でありますので、PR等は行っているんですけれども、先ほどやはりお話をさせていただきましたとおり、どうしても数に限りのあるものが多いということもありますので、町で今、できることとしては、やはり品目を増やすことかなというふうに考えておりますので、そういった形で取り組んでいきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) ありがとうございます。 品目を増やす努力をしていただけるとのこと、今後ともよろしくお願いいたします。 寄附をした際に自治体からお礼状が届いて、町ではどんな政策に使ってどんな結果を出しているのか、資料をつけている自治体があるとお伺いしております。宮代町ではどのようになっておりますでしょうか。お伺いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(菅原隆行君) お答え申し上げます。 お礼状、それから返礼品と合わせまして、町をPRする冊子ですとか、あるいはどういった事業に充当したですとか、そういった資料を合わせて入れさせていただくようにしております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
福澤和美議員。
◆4番(福澤和美君) ありがとうございます。 納税者の方に役に立ったと感じていただけることで、次の寄附につながっていくことと思います。今後とも引き続きよろしくお願いいたします。 少し時間が早いのですが、こちらで一般質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田島正徳君) 以上で
福澤和美議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午前10時34分
△再開 午前10時50分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。 引き続き一般質問を行います。
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△丸山妙子君
○議長(田島正徳君) 通告第13号、
丸山妙子議員。 〔3番 丸山妙子君登壇〕
◆3番(丸山妙子君) おはようございます。 議席番号3番、丸山妙子です。 通告に従いまして3点質問させていただきますが、その前に一言ごあいさつさせていただきます。 今回の選挙におきまして、5名の女性の議員が誕生いたしました。私が初当選しました2016年は4人、そして2020年は3人でございました。今回5人がいろいろな立場から、そして年齢も様々で、当選してこの議会で発言できるということは、この町にとってもとても大きな意義があると思います。 私は、5人の中で最年長でございます。女性議員をしっかりサポートしながら、皆さんが生き生きとこの議会で活動できるよう応援してまいりたいと思います。 では、質問に入らせていただきます。 1、町の選挙管理委員会は機能しているのか。 令和5年12月議会にクリーンな選挙を求める請願が提出されましたが、5対7で否決されました。住民の皆さんも議会だより等で知っています。この否決に関しては、宮代町は変わらないね、議会は大丈夫との声が近隣自治体議員や町民から聞こえてきています。 今回の町議会議員選挙では違反行為が目につき、クリーンな選挙とは程遠い選挙戦となったと感じております。長年、当町の選挙管理委員会の機能には疑問を感じていました。 そこで、1年半後の令和7年10月の町長選でクリーンな選挙を行うために、今回の町議選の実態と今後の対策及び体制についてお聞きいたします。 (1)今回の選挙で選挙管理委員会のミスが目立った。内容と原因の詳しい説明をお願いします。 (2)多数の候補者の選挙違反が目立ち過ぎました。選挙管理委員会への通報の詳細及び対応はどうされましたか。 (3)選挙違反について、候補者のみならず住民の意識を今後どう高めていくのかお聞きいたします。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員の質問に対する答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) 選挙管理委員会の選挙執行事務に関するご質問にお答えいたします。 1点目、令和6年2月4日執行の宮代町議会議員一般選挙における事務誤りについてです。 初めに、今回の町議会議員選挙におきまして二重投票が発生したことについて、改めてお詫び申し上げます。二重投票については、期日前投票を済ませていた選挙人が当日も投票所を訪れた際、職員が選挙人名簿の投票済みの表示を見落とし、誤って投票用紙を交付し、投票がなされたものです。 投票事務については、選挙の都度、事前に投票管理者及び庶務係を対象に2時間程度の説明会を開催し、その中で投票できる方、できない方など選挙人名簿の見方に関する注意事項を説明しております。また、投票日の前日には、各投票所で従事する職員全員の打合せを行い、投票の受付方法を周知、確認しているところです。 今回の二重投票の発生を踏まえ、投票事務に従事する職員へ重ねて注意喚起を行うとともに、選挙人名簿の表示を見落としにくい運用に改めるなどして再発防止に努めてまいりたいと考えております。 また、立候補予定者説明会において配布した公費負担関係書類に関し、差し替えが生じた件がございました。この原因としては、多くの書類を用意する必要がある中で職員の確認が不足していたものでございます。こちらについても、次回の選挙に向けた申し送り事項として取りまとめ、同じ誤りが起こることのないよう改善を図ってまいりたいと考えております。 2点目、町議会議員選挙における立候補者の選挙違反に関する通報についてです。 立候補者の選挙運動に関し、選挙違反ではないかと当選挙管理委員会に連絡をいただいた主な内容としては、選挙期間に新聞折り込みされたビラに証紙が貼られていない、街頭演説の際、選挙管理委員会が貸与した表記以外の文章と画を掲出している、
選挙事務所の看板が規定数以上設置してある、朝8時前から駅前に立ってあいさつ運動しているなどがございました。 選挙管理委員会としては、必要に応じて現場確認を行い、候補者に注意を行ったほか、杉戸警察署へ通報し、情報提供を行ったところです。 3点目、選挙違反に関する住民への意識啓発についてです。 選挙違反には、ポスターの棄損、虚偽事項の公表といった候補者に対する妨害など、有権者も処罰の対象となるものがあります。公正な選挙を実施するためには、候補者の選挙運動の自由が確保されることが重要です。有権者自身が選挙違反をしないことに併せて、候補者が行う選挙運動について、何が許され、何が禁止されているかも知っていくことも大切です。 当町としましては、住民に対し、選挙の機会を捉えて広報紙やホームページ等を通して分かりやすく周知してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 3番、丸山妙子でございます。 再質問させていただきます。 二重投票に関しましては、原因も説明ございましたし、新聞報道にもありました。この二重投票に関しましては、本当に単純ミスという感じがするんですけれども、今回選挙で次点の方と10票差ということもございました。故意にではなかったと思うんですが、1票、2票の差で当落がやっぱり選挙というのは確定しますので、このあたりのミスというものをしっかりと改めていただきたいと思います。 それで、答弁いただきました中に選挙人名簿の表示を見落としにくい運用に改めるとありますけれども、再発防止に具体的にはどう改めていくのかお願いします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 二重投票の防止の対策としまして、選挙人名簿の表示、投票済みの表示を見落としにくい運用に改めるということなんですけれども、現在行っておりますのが選挙人名簿台帳を開いて、期日前投票の記号を確認して余白部分に受付の番号を付するというような運用を行っているんですけれども、なかなかそこの受付番号を押すところと期日前の投票済みの表示がなされている位置が離れている関係で見落としが発生しやすいのではないかという反省点がございます。ですので、その投票済みの表示があるところに番号を付するという運用の変更を考えているところです。 また、そもそも名簿のつくりがシステム上、出力できる帳票が決まっているんですけれども、その帳票の投票済みを表示する位置を変えられないかというところをシステム業者などと打合せを行いまして、防止に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 今、答弁によりますと、場所が離れているためのミスということなんですけれども、今までも同じ様式使っていたと思うんですが、今まではなかったということでしょうか。過去にもあったら教えてください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 二重投票については、今回の発生が初めてでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 理解しました。しっかりと、単純ミスが大きな1票となりますので、二度と起こさないように、そして故意ではないと思うんですけれども、やはり日々忙しい職員の仕事にまたあえてそこに選挙の仕事の手伝いも入ってくる、激務にもなってはいるんですけれども、できるだけ職員の負担も軽くするように、そして、やはり意図ではないというように、完全ミスというふうに、であるならばそこを変えるということはこれからもしっかりとやっていただきたいと思います。 そして、立候補予定者説明会で関係書類を配っていただいたんですが、私のほうからも書類がないということで問い合わせをさせていただきました。議会選挙においては書類が非常に多くて複雑です。初めて出場する人はとても分かりづらい、本当にたくさんの新しい人がどんどん、どんどん挑戦してほしいと私は思っているんですけれども、こういうときにちょっと職員の確認が不足していたということなんですが、私のうちでは夫が処理をしてくれているんですが、ほかの市町村のを見たり、いろいろ調べてやったりして、ついているものがないということを確認して結構時間もかかったんですね。 それで、改善を図るということなんですが、具体的にこちらもどうしていくのかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 立候補予定者説明会において配付した書類ですけれども、誤りの内容としましては、こちらの書類は前回の町議選ですとか、前回の町長選、町議選の補選に使用した書類を使い回してしまった関係で、例えば令和3年という表示があったりとか、そういったミスが非常に多くありました。こちらにつきましては、当然、書類の確認の徹底というのは行うんですけれども、次回行う際にはチェックリスト等を活用しながら、同じような誤りが起こることがないように改善を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山妙子君。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 今回、公費負担の分も増えたりして書類もたくさんあったと思いますが、今回を反省としていただいて、次回はしっかりと対応していただきたいと思います。よろしくお願いします。 2点目、選挙違反に関する通報についてでございます。 答弁いただきました4点ですね、選挙期間に新聞折り込みされたビラに証紙が貼られていない、街頭演説の際、選挙管理委員会が削除した表記以外の文章図面を掲出している、
選挙事務所の看板が一定数以上設置してある、朝8時前から駅前に立って選挙運動している、このようなことの中に、私が実際選挙カーにほとんど乗って、あと立会演説をかなりの数やりました。それで見たのが、ここには書いていないんですけれども、ビラをポスティングしている議員がいる、名前を伏せたまま戸別訪問を堂々としている、そんなことを何度かしっかり見て、あと、私の選挙カーでも、私の選挙の人たちには選挙違反がどんなものか話をしていたので、こういうことをしているよというのが結構耳に入ってきました。 ここにはないんですけれども、杉戸警察に通報し情報提供を行ったところですと、ここの先はどうなるのか、ただの情報提供で終わるのかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。こうした選挙違反につきましては、住民からの電話での通報であったりとかということで、選挙管理委員会についても把握することがあるんですけれども、そうした場合は、まずは選挙管理委員会の職員が現地に赴いてどういった状況かというところの証拠などを確認をさせていただきます。 基本的には、こうした選挙違反の取り締まりについては選挙管理委員会の権限では有しておりませんので、警察の対応になります。杉戸警察署にこうした事案があったということで情報提供させていただいて、警察のほうで必要に応じて捜査また警告を行った上で、候補者の取締りを行っているといった流れになります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山妙子君議員
◆3番(丸山妙子君) 3点目に関係してくるんですけれども、住民の意識啓発というのが非常に大切じゃないかと思います。選挙の終わった後に私は、家の前を散歩される方が結構多いのでお話等をしたときに、「丸山さんは何で選挙期間中にあいさつに来ないだ」とか「うちの前に何々議員があいさつに来た」といっぱい聞くんですね。それは選挙違反だから私は一切しませんという話をすると、そういうこと知らない、そんなこと誰も言わないと。それじゃ、選挙期間中、現職議員が来れば、忙しいさなか5日間の中で訪問してくれてありがたいから票に結びつけるとか、戸別訪問てもう半世紀も前から禁止されていることだと思うんですね。私、この町に来て選挙を見たときにびっくりしたことは、30人ぐらい、知らなくて戸別であいさつに回っていることがあるんてすね。私は、何でこの町はこうなんだろうと思って、自分が議員になって、支持者とかにもやれと言われますよね。でも、私は今回、そういう支持者は、申し訳ないけれども協力体制に入っていただくのはちょっとご遠慮いただいたりもしたんですけれども、これって町がしっかりと違反だよとしていかないと、投票は伸びないと思うんですけれども、住民に対してこれまで私は、選挙に関してこれは違反だよというのが具体的に広報とかに載ったのを見た記憶がないんですが、いかがでしょうか、そういう啓発してきましたか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 選挙違反につきましては、公職選挙法の第6条で、選挙が公明かつ適正に行われるように選挙管理委員会が選挙違反について選挙人に周知をさせるということが定められているところです。これまで具体的にどのような選挙違反があったかということではなくて、どういった行為が選挙違反に当たるのかどうか、そういった観点から住民への啓発というのも大事だというふうには認識しておりますので、今後、広報紙、ホームページ等で周知を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 答弁いただきました。 周知をしっかりしていくということで、私も、友人の議員たちも一緒に車に乗ってもらったりしたんですけれども、選挙期間中ピンポン押している光景を見て、この町って遅れているね、こんなこと平気でしているのって。やっぱり意識が低いということは指摘もされましたし、私はもう草の根でやる議員なので、一人ひとりお話しして、現職だったら365日、選挙期間中2月29日から2月28日までの4年間が議員としてあるんですが、その間に議員選挙もありますけれども、360日は動けます、そして会報も出せます。私が見ている限りに、やっぱり選挙で何やっても当選していいというわけではない、この町がちゃんとした人を選ぶ、そして新しい人を出すためには、しっかりと住民の意識を変えていくことが必要じゃないですか。 クリーンな明るい選挙なんですけれども、この状態でずっと投票率の高かったときから今まで投票している人ってほぼ同じだと思うんです。新しい方も入っているので若干増えているけれども、そうすると、結構支持者からあれやれ、これやれって、議員の意識がもちろん大事なんですけれども、そのあたりしっかりしないと、この町の将来って大丈夫かなと思うんですが、どうでしょうか。 私は、こども議会とかそういうものをしっかりやっていく、選挙人の意識も、主権者教育とかもしっかりやってもらいたいなというのが私の意見なんですね。そのあたりから考えると、今のやり方で大丈夫かなと。もっと町は、しっかりと選挙ってこんなもんだよ、いい人出てきてほしい、町と二元代表制でやっていくのにこの町どうしようというのを、町が、選挙管理委員会がしっかりやっていくということがすごく大事なことだと思います。ちょっと長くしゃべりましたが、いかがですか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 選挙の啓発につきましては、投票率の向上はもちろんですけれども、公明・適正な選挙ということで、ルールにのっとった選挙運動が行われるように周知していくことも選挙管理委員会の役割だというふうに認識しております。 議員からもご指摘ございましたので、どういった選挙運動が許されて、また禁止されるのかということにつきまして住民への周知、広報を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 世間ではというか、国ではパーティー券で3,000万以下だったら意見を聞くこともないし、そういう世界だと、こんなちっぽけな訪問したとか、許可されたシールを貼ってないとか、貼ったものをポスティングしたということはそんなに問題じゃないかと思いますけれども、そのようなことをやって町政をただすと議会だよりで毎回やっていますけれども、ただせますか。そして、兄弟や親戚や、私は支持者に絶対違反させたくない、だからこれは違反、いかんと。 だから、新しい村でも立会いやりましたけれども、敷地内に一歩も入りません。知らない人が入ろうとしたら、入っちゃいけない、道路だけだよと徹底的にしました。でも、それをやったことによって、当選させていただいたときに手伝ってくれた支持者の方、晴れ晴れしているんですよ、やり切ったんですよ、皆さん違反しないで自分の応援した人が当選したって。やっぱり私は、その関わる人、そしてこの町はきれいなんだよという町にしてほしいんです。当選するためには何をやってもいいというわけじゃないし、4年前にも私は選挙妨害されました。でも、それは当たり前だとその関係者からも言われて、40年ぐらい前の選挙をいまだにやっているんですよ。 議員はね、本人の意思でやっている人もいるけれども、やらされている人が多分ほとんどだと思いますよ。1年前の町長選のときに、私の家に新井町長のシールが貼ったのがポスティングされていたんですよ、あれポスティングしちゃいけないと分かっていたので、はあと思ったけれども、初めてのことだし、ああ、支持者が入れちゃったんだなと4,000枚捉えましたけれども、でも、いけないものはいけない。徹底的にやっていくことによってこの町がよくなるんじゃないですか。そのあたりもう一回、町長のお考え。やはりこの町をよくするために、きれいな明るい選挙をして、まず意識を上げる、そしていい人材に出てきてもらってやっていく。いかがでしょうか。
○議長(田島正徳君) 暫時休憩します。
△休憩 午前11時14分
△再開 午前11時16分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 私、直接選挙管理委員会の所管ではありませんので、別の考え方として、自分も選挙人の1人としてクリーンな選挙でいくように心がけ、そしてまた、皆さんとも一緒に協議していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 町長の答弁いただきました。 町長も選ばれる人なので、管理委員会とは違うんですけれども、やはりこの町をよくしていくということ、そして間違った活動が当たり前として何十年も引き継がれているところは、しっかりと是正していかなければならないと思いますので、ちょっと意識を皆さんに変えていただきたいと思いまして、この質問を出しました。 以上です。 2番にいきます。公共施設の樹木などの管理はしっかりと対応を。 (1)公共施設が指定管理となってから樹木などの管理が以前と比べると不十分であると感じます。 総合運動公園では、樹木の手入れがされず伸び放題です。近隣の住民の屋根や雨どい等に松葉や枯れ葉がたまる等、ご存じのとおり担当課も知っていると思います、被害が出ています。 近隣の住民の方々の理解の上に公共施設の運営は成り立っている、これは担当の職員もおっしゃってくださっていて、私も同感でございます。 (1)総合運動公園の植栽管理について、今後の考え方と対策をお聞きします。 (2)はらっパークの指定管理の植栽の対応をお聞きいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(田中啓之君) 1点目の総合運動公園の植栽管理についてお答えいたします。 園内の植栽につきましては、施設利用者の心をいやし、潤いを与えたり、高木の樹木においては日陰をつくったり、また冬期を中心として土ぼこりの飛散を低減するという効果がある一方、落ち葉や病害虫の発生など周辺の住環境に影響を及ぼすことがあり、それらに配慮した上での管理が必要であると考えております。 植栽管理の現状につきましては、指定管理者からの委託によって、主に中低木の剪定は年間を通してシルバー人材センターが作業を行っており、高木については状況に応じて造園の専門業者に委託して実施をしております。 また、病害虫防除のための消毒は年に3回、専門業者が作業を行っております。 今般ご指摘をいただきました近隣住宅の屋根や雨どいへの松葉や枯れ葉の堆積につきましては、指定管理者においても状況を把握しており、これまでにも被害を受けております方からの連絡を受け、年に数回となりますが、指定管理者のスタッフにより除去作業を行わせていただいております。 また、住宅地沿いのフェンスにネットを張り、落ち葉の飛散を防止する対策も実施させていただいております。 このたびのご指摘を受け、改めて現場を確認させていただいたところ、住宅地沿いの松の木については10メートル近くの高木となっており、枝葉の広がりや混み合いも生じていることから、近隣住宅への影響も考慮した強めの剪定を行う必要があると判断し、指定管理者に指示をさせていただきました。 これによって、近隣住宅への松葉の飛散についてはある程度の低減を図ることができると見込んでおりますが、引き続き近隣の住環境にも配慮した植栽管理に努めてまいりますので、近隣住宅の皆様のご理解とご協力をいただければありがたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) 2点目のはらっパーク等指定管理施設の植栽の対応についてお答えいたします。 はらっパーク宮代でございますが、指定管理者である日本環境マネジメントが植栽の状況を見ながら剪定等の管理を実施しております。中低木につきましてはスタッフが剪定し、高木については専門の事業者が実施しております。 また、町内の他の指定管理施設も同様の植栽管理を行っております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 3番、丸山でございます。 再質問させていただきます。 (2)番のほうから質問いたします。 はらっパークなどの指定管理に関しましては、以前、かなり何年か前なんですが、駐車場の木がすごく大きいとかという指摘はあったんですが、最近しっかり管理はしていただいていると思いますが、高い木に関しては何年かに1回とか計画しながらやっているんでしょうか、お聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 はらっパーク宮代では、以前、台風ではないんですけれども、風が吹いたときに、その下がちょうど駐車場になっておりまして、枝が落ちて車を傷つけたということで問題になったことがございます。その事件があってから月1回定例会議というのを開いておりまして、現場を指定管理と一緒に確認をしながら、特にその駐車場周りとか、問題があった箇所、そういうところは職員も一緒に確認しているところでございます。 その剪定とかの作業の頻度というのは、年に何回とか、そういうものは決めておりません。状況を確認しながら、その都度行っている状況でございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 答弁いただきました。 職員も一緒に確認しているということなので、担当課はまちづくりがしっかりと把握しているということは分かりました。 それで、状況を見てなんですが、高木というのは結構大きくなってしまうと、かなり覆ってしまうんですが、このあたりは、今答弁では決めていないということなんですが、ある程度、何年に1回とか、何メーター超えたら切ろうとか、そういうところはないのか、もう一回お聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 ある程度育った高木でございますので、そんなに背丈は高くなるものではございません。枝がどんどん横に広がっていくというもので、その枝の状況を見ながら現場のほうで作業のほうを、いつやるかとか、そういうものを確認しているところでございまして、先ほども答弁いたしましたけれども、何年に一度とか、そういうものは決めていなくて、あくまでも現場の状況によってですね。 見上げれば落ちてきそうな枝とか、折れ曲がっているのとか確認できますので、そういうのがあれば即対処しているという状況でございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 質問で私ははらっパーク等と書いたので、ほかのところもしっかりやっていただいているということなんですが、私も、地域の児童公園とか管理をかなりしっかりやっていただいているなと思っておりますので、引き続き公園等の管理もよろしくお願いします。 1のほうの「ぐるる」のほうなんですが、議会活動報告とかを配りながら、以前、私そちらに住んでいた関係もありまして皆さんから声を聞いたときに、運動公園に接しているお宅から皆さんにこの松の葉の現状をお聞きしたんですね、この現状はもう以前から教育委員会も把握していたのか、指定管理のミズノのほうである程度把握したけれども、教育委員会に知らせてなかったのかをお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 「ぐるる」の松の木の関係につきましては、私のほうが直接、この松の木でこういった状況になっている、ご迷惑をおかけしているという情報はちょっと私の耳には入ってきていないんですけれども、日常的な管理の中で、先ほど申し上げましたとおり、飛散防止用のネットを張ったりとか、そういった対応をしているという報告は常に受けておりますので、申し訳ないんですが、担当レベルではそういった状況が発生しているということは間違いなく受けているというように認識しております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 先ほどのはらっパークとの関係もあるんですが、はらっパークのほうは担当の職員とかが一緒に行って確認とかしているんですが、「ぐるる」のほうは指定管理のほうに任せてしまっているのかお聞きしたいんですね。なぜかというと、私もあそこ散歩したりするんですが、指定管理の前は本当に植栽がとってもきれいだったんです、お金もかけていて。指定管理になってから、先ほどの答弁にありましたけれども木が幅が広がっちゃうというんですか、枝に葉がついてうっそうとしちゃって風も通らない、今の現状は松だけじゃないんですね。 今回質問させていただいて、松のほうは大きく剪定していただくようなんですが、植栽も本当に虫が出るんじゃないか思うぐらいかなり手入れしていない状況なので、そのあたり職員は、指定管理と一緒にはらっパークのように定期的に見ているのか、今後どうするのかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 「ぐるる」につきましても、毎月1回担当職員が「ぐるる」のほうに赴きまして、定例のモニタリングと称しました管理の状況報告を受ける打合せを実施しております。その際に外まで、常に植栽まで見ているかといいますと、なかなかそこまでは行き届いていないかと思いますけれども、課題になっている状況、植栽に限らずですけれども、施設管理上の課題等について情報共有をさせていただいて、必要に応じて指示をさせていただいていると。 指定管理者になる前よりも管理がちょっと行き届いていないんじゃないかというご指摘、これはこれで真摯に受け止めさせていただきたいと思いますけれども、木のほうも成長してきておりまして、葉っぱの広がり、枝葉の広がり、大きくなってきているといった状況があるのかなというのも感じております。年3回、高木も含めて消毒作業を樹木の専門業者が実施しております。こういったときに、なかなか毎年高木に手をつけるというのは、高所作業車が必要になったりとか、そういった課題もあるので難しいのかなと思っておりますけれども、消毒をやる際に専門業者にどのぐらいのタイミングで剪定を行ったらいいのかとか、そういったことについて密に状況確認をする等の対策をしていかなきゃいけないなと、そのように考えさせていただいております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 毎月1回打合せがあるということなんですけれども、高木のほうは、私としては、ある程度しっかりと何年かに1回、例えば3年に1回とか見ていただいて切ってもらわないと、消毒自体も、本当によく見ていただければ分かると思うんですが、うっそうとして消毒の代金もすごいかかりますよね。枝を減らせば、消毒だって中に入っていくけれども、入らないですよね。それが至るところの木なんです。あそこは本当にたくさんの利用者が。ミズノのプールやら体育館やらを使っている人とともに、あそこを散歩コース、健康維持でしっかり使っている人たちは、桜の木もきれいですし木を眺めるにもいい場所なんですね。そういういい場所がある事にやはり以前のように、かなりお金はかかるという話は聞いています、植栽に。だけど何年に1回とかやっていない状況を改善していただいて、これからは何年に1回とかやっていただけるのか、考えていくのかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(田中啓之君) お答えいたします。 先ほど
まちづくり建設課長のほうもあったんですけれども、高木についてある程度高さが一定のところまで達している、枝葉の広がりというのはありますけれども、個々の状況に応じてという感じになるのかなと思いますので、何年に一度ということで、ここで明言させていただくことは難しいのかなと思いますけれども、今回お勧めいただいたことを契機として、私自身も現場のほうに行って、ちょっと木の様子を詳しく見させていただきながら、問題がありそうな場所というのは指定管理者とも協議をして、適切な管理を図ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 しばらくやっていなかった分、全てが高木になっておりまして枝が増えていますので、これを機会に、一度には難しいですから少しずつ進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 では、3番にいきます。 今日、3月11日は東日本大震災から13年であります。ここ数日、テレビ、ラジオは震災についてたくさん報道されております。今朝もやっておりました。 あれから13年たちました。そして本年1月1日には能登半島の地震があり、今なお避難生活が続いております。水道も1か月以上過ぎてから出るようになった地区があると、この質問を出した時点でありました。でも、まだあるようです。 珠洲市では下水道は壊滅的な状況で、復興にはかなりの時間が必要です。一日も早くの復興を祈っております。 そして、避難所の運営についてです。トイレや水、女性の着替えや妊婦、子育て中の方や病気療養中の方、そして障害者の方の対応でたくさんの課題が今見えてきております。 当町でも迅速な対応を望みます。見解をお聞きいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 町では、避難所の開設運営についてマニュアルを作成し、職員による開設訓練を実施しております。今年度は、本年1月13日、職員58名による避難所開設訓練を前原中学校体育館及び川端公民館を会場に実施いたしました。 この訓練では、発災後、指定避難所が自動開設となる災害を想定し、休日、夜間など役場閉庁時に指定避難所の鍵を開ける担当となっている職員が、それぞれの担当施設の鍵の開け方を確認するとともに、避難所開設設営担当の職員とともに2つの会場への資機材搬入と設営の訓練を行いました。 避難所には健常者、障害者、高齢者、妊婦の方、子供連れの方、ペット同伴など様々な方が避難してくることを想定したほか、開設前の準備段階で避難者がやってくる場合の対応なども想定し、避難所設営を行いながら避難者の受入れを行う内容としました。 訓練実施後のアンケートでは、初めて参加した職員から、実際に災害が起こった場合、速やかに開設し運営できるか不安であるといった率直な意見も見られるなど、町職員として真剣に考えてもらうことができ、同時に多くの課題も見つけることができました。今後もこうした訓練を継続するとともに、自主防災組織の皆様と連携した訓練を検討してまいりたいと考えております。 また、能登半島地震の被災地支援として宮代町から職員を派遣しており、実際の避難所運営業務にも携わってまいりました。町職員が現場で見てきたこと、感じてきたことをぜひ宮代町の防災活動に生かして、災害時に備えてまいります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 再質問させていただきます。 職員の方、訓練等していただいて準備をしていただいていることが分かります。今回報道とかにもありますが、特に私は女性のことを今回出したんですが、やはり性被害に遭う方がいる、それはもう東日本のときもそう、熊本地震のときもそう、そして能登でもそうです。そういうところで女性の被害が増えないことを願うんですが、町は、防災に関して女性職員というのは結構人数を入れているのか。そして自治体によっては、担当の管理職も女性職員になっているところもありますけれども、6年度とか町の体制としては、細かくは言えないでしょうけれども、そういうところはそのようになっているかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 危機管理担当の職員の体制でございますが、私からは、現在の5年度の体制をお答えさせていただきます。 町民生活課課長、副課長がおりまして、その下で危機管理担当という部署がございます。こちらには職員が3名おりまして、担当主査の女性が1名おりまして、その下で男性の職員2名がおります。 以上が現時点での危機管理担当の体制でございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 今答弁いただいて、危機管理が3名のうち1人、主査が女性職員であるということをお聞きしました。そして男性が2名、何かあったときには役場職員皆さんで対応していただけると思いますが、やはり女性の意見がとても多く反映していかないと、これからの避難所の運営というのは非常に大変だと思うんですね。今お一人いらっしゃるということで、令和6年度は回答はいただけないんだとは思うんですが、その女性と、あと町民生活課、ほかの部署もありますけれども連携とか、意見とか、そういうところはどう反映されているのかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 危機管理担当の部署は、先ほどご答弁させていただいたとおりでございますが、町民生活課の中には交通安全・消防担当、それから地域振興担当がございまして、女性の職員も危機管理担当以外に3名おります。町民生活課の中での防災研修というものを今年度年2回行いまして、災害が発災したときの対応、それから避難所を運営するときの対応というのを職員全体の訓練とは別に町民生活課の中でイメージの訓練を行っておりまして、そういう機会を捉えて情報交換をさせていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 中で調整していただいていますけれども、横串の町の体制としまして人権推進室とか、子供を連れた妊婦の方とか、子供を連れた若い方とかを考えると、ほかとの連携というのはどうなっているかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 災害時の避難所の開設訓練を例に申し上げますと、今回58名の職員が参加させていただきましたが、実際に避難所を開設して設営する担当というのは町民生活課ではございませんで、福祉課、健康介護課、教育推進課といったところが主になって開設をさせていただくことになります。 今回の避難所開設訓練にもそういった課の皆さんに参加していただいて、実際に避難所を開設する際の段取り、課題などを共有させていただいたところでございます。終了後は、職員のアンケートも行いまして課題の抽出につなげさせていただいているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 今答弁いただいた中に、アンケートも取っているということなので、しっかりと生かしていただいて、いつ来るか分からない災害に対して訓練もやっていただいているんですが、訓練で終わらない、しっかり実践していけるように、今後も連携を図ってよろしくお願いします。 次、4点目にまいります。 久喜市に抜ける橋と砂利道の整備について、久喜市と連携して早期実現を。 久喜駅東口につながる商業施設の開業に向けて現在工事が進められています。中落堀川に架かる備中岐橋の整備に加え、道路整備が実現すれば、桃山台近隣の皆さんの買物や久喜市民の総合運動公園の利用者の皆さんにとっても非常に便利になります。地域住民の要望の声も大きいです。久喜市と話し合い、進める考えをお聞きいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) それでは、久喜市に抜ける橋と砂利道の整備についてお答え申し上げます。 都市計画道路備中岐橋通り線の久喜市方面への延伸は、地域住民の利便性の向上と和戸周辺の土地利用にも多大な効果が予想されることから、早期完成が望まれているところでございます。久喜市との境にある中落堀川に架かる橋梁工事につきましては、平成30年度から令和2年度までで6回の協議を久喜市と行っておりますが、現在、ネクスコ東日本による圏央道の建設に伴い、道路は完成しているものの、道路の下に調整池等を建設する工事が残っておりますことから、橋が架かる周辺の土地を令和6年度末まで久喜市がネクスコ東日本に貸し出しているため、協議は一時中断しております。 具体的なスケジュールや橋の負担割合は、今後の協議により決定していきます。 現在までの両市町の状況でございますが、本町側の都市計画道路備中岐橋通り線は、橋の手前から約110メートルまではアスファルト舗装を残すまで仕上がっております。これに接続する久喜市側の都市計画道路平沼和戸線は全線で75%の用地買収が完了し、橋梁については、久喜市が予備設計を実施しておりまして、概算工事費は約3億円と聞いております。 さらに、(仮称)久喜東インターチェンジ設置促進連絡協議会が3月13日に設立し、関係市町と共同し実現に向け要望活動を行ってまいります。この路線は久喜市とインターチェンジを結ぶ広域ネットワーク道路となりますことから、早期完成に向け、久喜市と連携してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 再質問させていただきます。 今現在、道路の下に調整池等を建設する工事が残っていると言うんですけれども、これはいつ頃までに終わる工事なんでしょうか。分かったら教えてください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 今現在、工事のほう実施しておりまして、もう少しで終わる予定と聞いております。ですので、6年度半ば頃には完成する見込みと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 6年度半ばに終わるということは、多分、契約というか、6年度末までネクスコ東日本に貸していると思うんですが、そこまでは工事ができない、動けないということなんでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 久喜市とネクスコ東日本の契約内容でございまして、それが6年度末ということでございます。実際、現場のほうはもっと早く終わるかと思いますが。 橋梁の工事に入りますには、先ほども申し上げましたが、3億円という概算工事費が出ておりますが、まだ予備設計の段階でございまして、これから詳細設計に入ります。その後、実施設計というものもまだございますので、工事の着手につきましては、その着手する前に本町のほうとその費用負担の割合とか、そういう基本協定を結ばなければなりませんので、6年度はそれに向けて久喜市と協議してまいりますので、工事につきましてはまだ数年先になるかと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 そうなりますと、数年先、何年か分からないと思いますけれども、そこはしっかりとできて、地域の人たちも運動公園や宮代に入ることもできるし、宮代の住民たちも買物や駅に行くのもとても便利になるということでしょうか、もう一回そこ確認です。よろしくお願いします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 久喜市との境の橋は住民が利用するための利便性の向上にもつながりますし、また和戸横町地区のこれからの土地利用にも大きく影響いたします。和戸横町地区の久喜寄りのほうでございますが、今、建設の協議のほうが出ておりまして、近々始まるものと聞いておりますので、それが始まると、幸手インターに向かう利便性も向上しますし、周辺の利便性が向上するということで、一刻も早く完成するように久喜市と協議を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 以上で
丸山妙子議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。 再開は1時といたします。
△休憩 午前11時50分
△再開 午後1時00分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。
---------------------------------------
△丸藤栄一君
○議長(田島正徳君) 引き続き一般質問を行います。 通告第14号、丸藤栄一議員。 〔2番 丸藤栄一君登壇〕
◆2番(丸藤栄一君) 議席2番の丸藤でございます。 それでは、通告順に従いまして3点について質問を行いますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、高い水道料金の引き下げをについてお尋ねします。 日本共産党宮代町委員会では、昨年12月から今年2月にかけて住民アンケートを実施しました。その中で、これからの町政で特に力を入れてほしいことは何ですかの設問に対し、水道・下水道料金の引下げという回答が多く寄せられました。 そこで、以下の点について伺います。 1点目は、宮代町の水道料金は埼玉県内ではどういう位置にありますか。 2点目は、宮代町の水道料金が他の自治体と比べて高い水準となっている理由はどのようなことが挙げられますか。 3点目は、町民から水道料金が高いと言われる理由は何ですか。 4点目は、水道料金を引き下げる考えはありませんか。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員の質問に対する答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) それでは、1点目の埼玉県内における宮代町の水道料金の順位についてお答えいたします。 埼玉県の水道(令和4年度版)によりますと、家庭用1か月当たり口径13ミリで10立方メートル使用した場合に55事業体中高いほうから5番目で、20立方メートル使用した場合に10番目でございます。 また、一般家庭で多く使われている口径20ミリでは、10立方メートルを使用した場合に15番目で、20立方メートル使用した場合には14番目でございます。 なお、厚生労働省の「今知りたい水道」では、口径13ミリで1か月20立方メートル使用した場合、全国の平均は約3,300円で、当町は3,003円でございますので、全国平均より1割ほど安くなっております。 次に、2点目の他の自治体と比べて高い水準となっている理由につきましては、他の自治体と比べ給水人口が少ないことと、水を多く使用することで料金単価が高くなる商業施設や産業施設が少ないことが考えられます。現在、和戸横町地区において新たな施設が予定されており、その施設の稼働による水道使用量の増加を期待しているところでございます。 次に、3点目の水道料金が高いと言われる理由につきましては、過去に比べ少子高齢化や一人暮らしの方が増え、1人当たりの使用水量が減り、基本水量以下の使用が増えたことから水道料金が高く感じられているものと考えられます。 次に、4点目の水道料金引下げの考えにつきましては、人件費、燃料費、資材費など物価高騰による費用が増加しているほか、埼玉県水道用水供給事業、いわゆる県水においても料金の改定について検討され、最終決定ではありませんが、令和7年4月からの改定であれば、1立方メートル当たり現在の61.78円のところ、20.1%増の74.21円、令和8年4月からの改定であれば、1立方当たり76.8%増の78.39円が示され、それらについて意見の交換を現在行っているところでございます。 そして、最終的には埼玉県企業局において改定案を決定していくものでございます。その上で、施設の老朽化に対する更新に合わせ、耐震化を図りながら健全な運営に努めなければならず、水道料金の引下げについては非常に難しいものと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) それでは、一問一答で再質問させていただきます。 まず、1点目の宮代町の水道料金は埼玉県内ではどういう位置にあるかに対する答弁でしたが、口径13ミリで10立方メートル使用した場合、高いほうから6番目ではないでしょうか。先ほど5番目ということでしたが、6番目だと思います。総じて宮代町の水道料金、答弁からいっても県内でもトップクラスの高さだと思います。 前回の水道料金の引上げはいつ行われましたか。確認なんですが。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 先ほどご指摘の水道料金の県内の順位については、高いほうから5番目という回答をさせていただきましたが、6番目というご指摘がございました。これについては後ほど確認させていただきます。 過去の水道使用料の改定につきましてちょっとお話しさせていただきますと、まず、平成7年に改定率43.7%と大幅な値上げを過去にさせていただいております。その後、平成9年に、逆に今度は4.5%引下げしております。こちらは県水の受水費が引き下げられたことによって引き下げておりますので、今後も、そういう状況であればいつでも引下げの改定はする予定でございます。 直近ですと平成22年6月1日になりますが、21.3%増の改定をさせていただいております。この時点では、平成20年度時点で6,500万円ほどの累積欠損額が発生しているということで21.3%となっております。 その後、平成26年と平成31年も改定をしておりますが、それは消費税率の改定による水道料金の改定になっております。ですので、直近ですと平成22年6月1日ということになります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 先ほども言いましたように、宮代町の水道料金、県平均よりも高いんですよ。口径別料金が13ミリの場合は10立方メートル使用時で1,167円、宮代町は1,463円、それから20立方メートル使った場合、県平均が2,546円、宮代町は3,003円です。このように高くなっています。 答弁では全国平均のことも指摘されましたが、県内では高いほうなんですね。以前は、宮代町の水道料金は非常に安かった、それは斎藤甲馬町長が空気と水はただに近いほうがいいということが根底にあったわけです。今の宮代町はそういう状況にいかないということなんでしょうけれども、やはり住民のことを考えれば、なるべく負担をかけない、それが行政の在り方だというふうに思います。 この水道料金、これまで何度も引き下げるよう私ども日本共産党は求めてまいりました。それから近々では、2022年(令和4年)12月議会では町民からも引下げの請願が出されました。この請願の内容なんですけれども、やはり食料品や光熱費などの値上げが続き、町民生活は困難を来しています。こうした中、命を支える水道は、現在、基本水量が1か月当たりで10立方メートルと設定されています。それに満たない世帯にとっては水道料金が負担となっています。よって、水道料金の負担軽減のため、下記の請願項目のとおり水道基本水量と料金を見直しするよう求めますということで、1か月当たりの基本水量を10立方メートルから使用水量にして基本料金を見直しすることというふうに請願が出ました。これはもう至極当然だと思うんですけれども、このあたりの町の認識はどうでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 議員ご指摘のとおり、他の事業体より料金が高いということは十分承知しております。利用者の方には大変ご負担をかけているということも認識しているところでございます。 日本共産党のチラシの「新宮代」が自宅のポストに入っていましたので拝見させていただきましたが、県で公表している令和3年度の口径13ミリ使用での水道料金の近隣と県平均との比較が掲載されておりました。近隣の全ての事業体が県平均を上回っているということが、このチラシでも読み取れます。 水道は口径別で料金が変わってきますし、使用量によっても変わってきます。これを従量料金制といいますが、その利用区分によっても、各事業体では単価が違ってきます。県で公表していますのは口径13ミリでして、現在口径20ミリを使用されている世帯がほとんどです。口径13ミリを使用している世帯は約3割ほどとなっております。 このチラシを見ますと、口径13ミリで1か月に20立方メートル使用時で近隣に比べると本町が一番高くなっていて、これは事実でございますが、久喜市と比較しますと、13ミリの口径で1か月20立方使用時以外は本町のほうが安い料金となっておりますし、20ミリの口径でも、一般家庭で使用する水量では本町のほうが安い料金となっております。白岡市と比較しましても、一般家庭で多く使われている口径20ミリでは、一般家庭で使用する水量で比べますと本町のほうが安くなっています。口径20ミリですと近隣の7事業体で比べますと、10立方メートルで高いほうから5番目で、20立方で4番目になりますので、あのチラシを見る限りでは住民に正しく伝わっていないように感じております。 ちなみに下水道使用料は、近隣では1か月10立方メートル使用時で3番目に安い料金になっております。 日本共産党が実施された町民アンケートは中間集計ということで、161人の方が回答されておりまして、そのほとんどの方が水道料金が高いと回答されているというのは、本当に重く受け止めるところでございます。 新水道ビジョンを平成30年3月に改定・策定しまして、策定に当たりまして町のほうで1,000人にアンケート調査を実施しております。そのうち回答をいただけたのは599人でございまして、料金について尋ねたところ、おおむね適正な料金と回答した人の割合は51%で、高いとか、どちらかというと高いと回答した人の理由としては、下水道使用料と一緒に払うからと回答した人の割合が42%と、一番多い結果となっております。 施設の更新については、できるだけ料金が上がらないよう、耐用年数を超えても使用に支障のない範囲で、可能な限り延命化を図った上で更新すべきとの回答が36.4%となっております。 町の水道事業に期待することとして、安全な水の供給が82%、続いて災害に強い水道への取組が38.4%、その次に断水のない安定的な水道水の供給が38.1%となっております。 もちろん現在とは状況が異なることは承知のことですが、これらの調査結果を総括しますと、取りあえず現行料金体制で施設の延命化を図り、災害に強い安全な水の供給を望んでいるということになり、この調査結果を基に新水道ビジョンを策定し、今の経営に至っているわけでございます。 物価高騰による影響を受けているのは我々企業会計も同じですので、大変厳しい経営となっております。今後、料金の改定に当たりましては、先ほども丸藤議員申しておりましたが、基本水量を使わない利用者が多くなってきておりますので、その辺を考慮して料金改定を行っていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 水道料金は、久喜とか白岡とかという課長の答弁もありましたが、県内では比較的に県東部はもう宮代も含めて高いほうなんですよ、55の県内の事業体の中で高いほうなんですよ。それは認めていると思いますが、どうも私どものチラシに対する反論をしたかったような答弁でしたが、実際高いんです。ですから請願も22年12月議会に出たわけですよ。私はこれは非常に大事なこと、請願は不採択となりましたけれども、皆さんこういうふうに思っているわけですよ。 先ほどの課長の答弁でも、物価高騰による費用が増加しております、これは個人でも同じですし、特に一人暮らしの方が増えて、1人当たりの使用水量が減っている。幾ら使っても使っても、節水しようにもしようがないんですよ。これ、皆さん見えませんけれども、使用水量料金等のお知らせということで、ある町民の方が使用水量ゼロ立方メートルでも水道料金は20ミリですよ、3,080円。当然使いますから下水道使用料も払わなくてはいけない、1,676円、合わせて4,756円です。これが2立方メートル使っても同じ。ですから基本料金が10立方メートルですから。これが一番矛盾しているわけですよ。ですから、ここを変えてほしいというのが請願者の願いだったんですね。 この水道料金の高過ぎる引き下げをということで言うと、逆に県水が上げられると、そういう予定を言って、逆に下げるどころか引上げというようなことも答弁しているんですけれども、この辺の矛盾はますます出てくると思うんですね。そういう意味では、どういうふうにその辺考えているのか。これは率直な町民の訴えなんですよ、その辺どういうふうに考えていますか。答弁願います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) お答えいたします。 基本水量の件でございますが、基本水量と基本料金ですね。基本料金には1か月に10立方メートルの基本水量を一律に付与しているところでございますが、これは公衆衛生の向上、生活環境の改善という観点から、全てのご利用者に対して最低限の生活用水として平等に確保するという思想に基づいたものでございます。県内を見ますと、基本水量ゼロ立方メートルと設定しているところは18事業体ございますが、ただし、ゼロだとしても10立方使うと宮代より高くなってくるという料金体系をとっているところもございます。 基本料金は、水を全くご使用にならない場合でも必要となる経費でございまして、水道メーターの検針や料金収納などによる経費に充てています。基本水量をゼロ立方とすると、経費節減のためにおふろに入る回数を減らすなど節水をして公衆衛生上好ましくない状況になることも考えられます。仮に基本水量をゼロ立方メートルとして基本料金を減額する場合には、その分どこかに負担していただかなければならなくなります。総収入を維持するためにも、もう基本水量を上回っている世帯、例えば子育て世帯とか、そちらのほうにご負担を求めなければならないことも考えられますので、基本水量の変更には慎重にならざるを得ないものと考えておりますが、今後その辺も含めて検討していきたいと考えております。 議員ご指摘は、水道水の使用量が少ないお年寄りなどの世帯のことを考えてのものと受け止めております。基本料金・基本水量の考え方は、今後の料金見直しの際の検討事項とさせていただきます。 あと1つ、宮代町の水道事業会計も物価高騰によるあおりを受けて、宮代だけでなく、ほかの事業体もそうなんですが、近々、料金改定を考えているという事業体がほとんどでございます。 お時間をおかりしまして、その財政状況を少しお話しさせていただきますと、水道事業会計の現金預金残高、令和4年度決算で11億7,000万円でしたが、令和5年度は予定ではありますが8億7,155万円、令和6年は8億6,000万円とどんどん、どんどん下がっておりまして、3年間で約3億5,000万円減少すると見込まれておりますので、安全で安心な水道水を供給するためにも施設の維持管理は必要ですし、今後も施設の更新も進めていかなければならないと。今回の石川県の災害もそうですが、ああいう災害にも備えた蓄えというのも必要でございますので、ご理解いただきたいと存じます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) これは、最後ですので町長に伺います。 今課長からも答弁がありました。特に一人暮らしのお年寄り、弱い立場の方ですよね、こういう方への負担はなるべくかけないようにしていただきたいと。その辺を答弁では考えているということなんですけれども、それともう一つ、いわば内部留保金、これ現在11億7,000万なんですけれども、これまでも老朽管を換えるとかいろいろ言ってきて、この内部留保金もなくなってしまうみたいな、そういうことでずっと来て、ずっとあるんですよ、何だかんだって言いながら。ですから、そのことはそんなに心配はしていなんですけれども、特に弱い立場の住民、お年寄り、そのあたりのことは町長どういうふうに考えているのか、最後お願いしたいと思います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 今まで課長のほうから答弁させていただいたように、県水の値上げであるとか、災害に強い老朽管の更新工事であるとか、これから費用のかかることたくさんございます。そういうことを含めまして新水道ビジョンのほうも見直しをかけていかなければいけないと思っていますので、新たな料金体系の在り方等を含め、しっかり審議会のほうに答申をして検討させていきたいと思っておりますので、今、最初の10立方、20立方の基本料金のことで話題になっておりますけれども、その辺ももう一度新たに検討できるように、しっかりと審議会にかけていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) では、高い水道料金の引き下げについては、くどいようですが、やはり一人暮らしのお年寄り、弱い立場の方たちの料金体系、負担軽減するようにぜひ努力していただきたいということで終わりたいと思います。 続きまして、高齢者の補聴器購入に助成制度をについてお尋ねいたします。 年とともに聞こえが悪くなるのは誰にも起こり得ることであり、特に若いときに仕事などで耳を酷使した人がなりやすいと言われております。ほとんどの人が内耳の神経細胞が減ってくる感音難聴で、言葉や音が聞こえづらくなる。10から20%の高齢者が補聴器を必要とする中程度。これは普通の会話が聞き取りにくい中程度以上の難聴者です。重度になる前に補聴器をつけることが必要であり、定期的な聴力検査が必要となります。 加齢などによる聴力低下により閉じこもりがちになると、身体機能が低下したり、認知症になる可能性が高くなると言われております。補聴器の使用を促進することで社会参加や地域活動の活性化を支援します。 そこで、以下について伺います。 1点目は、県内において補聴器購入補助を実施している自治体はどのようになっていますか。 2点目は、補聴器が必要になった人が購入しやすくできるように、当町でも補聴器の購入費用の一部を助成する考えはありませんか。 3点目は、町として聴力検査での早期発見、補聴器を使い続けるための支援を考えているのでしょうか、お答えください。 以上です。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) それでは、高齢者の補聴器助成につきまして順次ご答弁を申し上げます。 日常生活における聞こえにくさは、例えば外出時に危険を察知しにくい、災害時の警報が聞こえないなど、ときには命の危険に関わることもあります。また、人との会話が聞き取りにくいため対話がしづらくなり、自然と他人との接触を避けコミュニケーションが不足しがちになると、認知症のリスクも増えるという研究結果も報告されております。 この音が聞こえにくくなる難聴には様々な要因があると思いますが、老化により音を感じる部分が衰える加齢性難聴は、現在のところ治療法が確立されておらず、聞こえを改善する有効な対策は補聴器を用いて人との会話を聞きやすくすることです。 最近は、一人ひとりの要望に合わせて細やかな調整が可能なデジタル補聴器が主流のようですが、どうしても高額となる傾向のため、経済的な理由から購入が困難な方々を対象に助成を行う自治体もございまして、現在、埼玉県内では8つの自治体で補助の実施を確認いたしております。 その一方で、先駆けて補助を実施したものの、あまり効果を得られなかったとして制度を取りやめた自治体があるのも事実でございます。これら自治体に確認させていただいたところ、利用者が少なかった、外出など生活の変化につながらなかったとの理由でしたので、補聴器購入に対する助成制度については、引き続き他の自治体の動向や住民ニーズを見極める必要があると考えております。 なお、町が実施している健康診断としては、40歳以上を対象とした特定健診と75歳以上を対象とした健康診査がありますが、生活習慣病の早期発見と重症化の予防が主な目的であり、国の定める検査項目には聴力検査が入っていないため聴力検査の実施予定はございませんが、先ほど来答弁させていただいております加齢性難聴ですとか、補聴器についての啓発は併せて努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 高齢者の補聴器購入費に補助制度をということなんですけれども、誰もが補聴器を買えるようにしてほしい、そんな声が広がり、独自の助成を行う自治体がこの1年間で2倍近くに増えております。埼玉県内では8つの自治体ということなんですけれども、市では秩父市、鴻巣市、草加市、三郷市、越谷市、町では小鹿野町、滑川町、吉見町、皆野町、9つなんですね。それも1つ違いですが、ちょっと後でまたこの点については確認したいと思いますが、いずれにしても全国で高齢者などに補聴器助成を行う自治体は、2021年は36自治体、2024年1月で239になっているんですよ。 先ほど課長の答弁では、先駆けて補助を実施したものの、あまり効果を得られなかったと。どこのことを言っているのか分かりませんが、そういうふうに課長は言っておりますけれども、東京都では23区のうち19区で実現するんですよ。さらに、北区、世田谷区、中野区の3区が新年度での実施の意向を明らかにしております。台東区も準備を進めると。全部実現へと大きく前進しているんですよ。これが今の流れじゃないでしょうか。 私がそういう中で補聴器購入費に助成制度をと言うと、あまり効果を得られない自治体があるから。これは非常に少ないんじゃないんでしょうか。もっと率先してやるべきと思うんですけれども、その点いかがでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) お答えをいたします。 先ほど私が答弁の中で用いました先駆けて実施して廃止をした団体というのが、実は埼玉県内に2つの自治体がございまして、こちらの自治体に確認をさせていただいたのが答弁でございます。 そのうちの1つの市では、第6期の介護保険計画ですから平成27年からになると思うんですが、この補聴器の助成制度を導入いたしまして6年間、プラス1年延長の7年間実践をされて、令和3年度に制度を廃止しています。廃止した理由なんですが、利用者の方から声を募りまして、そのアンケートの中で、1つには補助がなくても購入した、あるいは他人に勧めたい事業とは感じない、外出の機会が増えるなどの生活に変化はない、こういった理由がございまして、最終的には廃止にかじを切ったというふうに聞いております。 また、この間の利用者なんですが、7年間で70人、つまり、1年間10人に該当するかと思います。この市の高齢者人口、70歳以上をベースに考えますと約2万人いらっしゃるんですね、2万人いらっしゃるうちの年10人ですから、大体年間0.05%という数字になります。したがいまして、これはその自治体の補助の仕方というのも当然あるわけですので、そこまでは確認のしようがありませんが、補聴器助成につきましては、ただ単に助成をするということだけではなくて、別の要因と併せて行うということも一つ考えられますし、事業自体のニーズについては今少し研究をする必要があるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 今、課長から、いま一つ考えていく必要があるということなんですけれども、私も冒頭質問していますように、やはり補聴器の使用を促進するということは、社会参加や地域活動の活性化を支援するんですよ。ですから、こうしたマイナス面の答弁もありますけれども、逆に住民からは、制度があったから購入できた、それと聞こえるようになり集まりにも行けるようになった、こういうふうに喜ばれているんですよ。ですから、そういう点でもぜひ検討していただきたいと思います。 時間がありませんので、もう1点だけお尋ねします。 これは聴力検査の早期発見、補聴器を使い続けるための支援を考えていただきたいという意味でお聞きしますが、加齢性難聴の実態を把握するため、早期発見のため聴力検査は重要な役割を持つと考えております。労働安全衛生法では検査項目に聴力検査が入っているため、職場での健診、保健組合の健診、人間ドックなどでは聴力検査が行われています。宮代町で行っている特定健診の項目に、これまでも加えないということなんですけれども、そういう意味でも加える必要があると思います。この点について町の見解をお尋ねします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 住民課長。
◎住民課長(草野公浩君) お答え申し上げます。 まず、国民健康保険で行っております特定健診については、やはり検査項目が国の法律で決まっておりますので、特定健診のほうで実施するのはちょっと難しいかなと思っております。 また、後期高齢者医療の健康診査につきましては、法律では特に定めはないんですけれども、指針といたしまして、この項目をやっていただきたいというのがございまして、その可能性としては、その健康診査のほうに項目として設けることは可能でございます。 ただ、先ほど
健康介護課長も言っておりましたけれども、課題も多々ありますので、その辺のところを見極めて今後判断していきたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 今後の判断もあるんですけれども、私も義理の母が難聴になりました。やはり補聴器は、入れ歯と同じとは言いませんけれども、慣れるまでは大変なんですよ。だから、すぐ補聴器を使い続けるよりも、聞こえないとすぐ外しちゃうんですね。ですから、結構高い補聴器を買っても、なくすお年寄りが多いと思うんです。そういう点でも、補聴器を使い続けるための支援も大事かなと思いますので、その点についてもぜひ今後、ご検討をお願いしたいと思います。 それでは、続いて3点目、能登半島地震の教訓から当町の寒さ対策や備蓄などの再点検をについてお尋ねします。 2万2,000人以上が犠牲になった2011年の東日本大震災、本日11日、発生から13年となりました。元日に発生した能登半島地震から2か月たちましたが、2月22日現在、広域や2次避難を含め、いまだ1万2,300人が避難しております。今なお復興には程遠く、先の暮らしに不安を抱えております。 多くの避難者は体育館などで寝泊まりし、寒さに直面しました。能登半島の避難所では灯油が尽きたり、エアコンが壊れたりといった事態にもなっているとのことです。2011年の東日本大震災を経験した自治体の担当者や識者は、避難所運営訓練などの備えが重要と強調しております。 そこで、能登半島地震の教訓から、当町の寒さ対策や備蓄、持ち物を再点検することが求められていると思います。 1点目は、感染症対策の間仕切りと断熱材を使用した段ボールベットの備蓄はどのくらいありますか。 2点目は、災害用寝具、毛布を含めた物資は各避難所に十分備蓄されていますか。 3点目は、避難所への防寒資材や暖房器具、アルミブランケットなどの備蓄はどのようになっていますか。 以上です。よろしくお願いします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) それでは、お答え申し上げます。 初めに、(1)感染症対策の間仕切りと段ボールベッドの備蓄についてでございますが、間仕切りはパーテーションテントを町全体で195個備蓄しております。また段ボールベッドにつきましては、非常時に担架としても利用できる折り畳みベッドを採用しており、こちらは200個を備蓄しております。 次に、(2)各避難所の備蓄についてでございますが、毛布や非常用給水袋など備蓄品の種別や数量につきましては、地域防災計画のとおり確保してございます。しかしながら、今年1月13日に実施いたしました避難所開設訓練において資機材の管理や保管場所などについて改善課題が見つかっておりますことから、改めて備蓄品の個数、種類、さらに保管場所等について確認を行ってまいりたいと考えております。 次に、(3)避難所の防寒対策の備蓄についてでございますが、現在、防寒対策としまして町が確保しております資機材は、毛布1,140枚、畳1畳分の1畳カーペット670枚、カイロ1,920個、アルミブランケット400枚を確保しております。 なお、ストーブ等の暖房器具につきましては、災害用には用意してございませんが、避難所となります小中学校体育館等の冷暖房設備の整備につきまして必要な経費を令和6年度当初予算案に計上させていただきました。 ご議決いただき予算を確保することができましたら、寒さ、暑さから避難者を守れるよう冷暖房設備を整えてまいります。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 先ほど冒頭で、2011年の東日本大震災を経験した自治体の担当者や識者は、避難所運営訓練などの備えが重要と強調しました。避難所運営マニュアルの周知、それから避難所単位での訓練実施の呼びかけはどの団体にどのように行ってきたのでしょうか。まず、その点について伺います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 避難所運営マニュアルでございますが、これは
町ホームページの防災のページの中に掲載してございますので、どなたでも閲覧ができる状態になってございます。 それから、避難所の開設訓練でございますが、ここ2年間は町職員を対象とした訓練を行っております。3年前に行いました訓練では、自主防災組織の皆様にもお声がけをして参加をしていただいたことがございましたが、今後、今般の災害等を見ましても、やはり避難所を運営するに当たりましては地域住民の皆様、特に自主防災組織の皆様のお力を借りてという部分が大変大きな部分になると考えておりますので、今後は職員のみの訓練ではなく、避難所開設訓練にも自主防災組織の皆様に参加していただけるよう、組織の皆様と相談をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 分かりました。 段ボールベッドの備蓄の関係でありますけれども、1995年の神戸・淡路大震災での災害関連死者数は約5,000人、避難所生活の厳しさが原因の事例が多いと聞いております。2016年の熊本地震では災害関連死者数が直接死の4倍に上り、避難所環境の改善が求められております。能登半島地震では段ボールベッドが重要視されています。 先ほど、段ボールベッドについては200個備蓄しているということなんですけれども、簡易ベッドのほうはどうなっていますか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 先ほどご答弁させていただきました200個でございますが、こちらは段ボールではなくて、担架にも活用できる簡易ベッドの備蓄ということでございます。 町の備蓄の中には段ボールベッドというのはございませんで、全て簡易ベッドの形で200個となっております。 協定を結んでおります高齢者施設、県立の特別支援学校ごとに段ボールベッドのパーツを、協定先ということで提供させていただいておるところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) そうしますと数に限りがありますよね。でも、さらに想定外でもっと大きな被害時になった場合どうするかとか、しかも長期化した場合はどうするのか、そういう対応もあると思うんですけれども、どういうふうな対応をされるのか、その点お尋ねします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 寝具ということでは、さきにご答弁させていただきました毛布あるいは畳1畳分の1畳カーペットを敷いてということになりますが、防災の備蓄品につきましては、これで十分ということはございませんので、今後さらに備蓄品を研究してまいりまして、必要な備蓄品を足して増やしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) それはそれで当然必要なことだし、これでいいということはありませんので、それは引き続きお願いしたいと思います。 先ほど2点目の答弁の中に、資機材の管理や保管場所について改善課題が見つかっておりますことから改めて備蓄品の個数、種類、さらに保管場所等について確認を行ってまいりたいと。この改善課題というのはどういうことなんでしょうか。答弁願います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 今回の避難所開設訓練では、前原中学校と川端公民館という2か所で訓練を行いまして、それぞれに必要な資機材を保管場所から持っていきまして開設をするという訓練を行いました。その際に保管場所となります防災倉庫等でございますが、それぞれの防災倉庫で均等に数が配置されておるということが分かりまして、全てではないんですけれども。やはりこれは避難所の収容力、つまり、体育館と公民館では収容人数も違いますし、その収容力に沿った保管の方法、そういう適正な配置と適正な数量の見直しをしなければならないということが課題として分かってまいりました。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 分かりました。 今の課題というのも当然だと思うんですけれども、これは今まで一律に、同じように備蓄品等々置かれていたということなんですか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) 必ずしも一律ということではないんですが、100個単位で置いてあったりということで、収容人数に比例してということではないという置き方になってございました。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員。
◆2番(丸藤栄一君) 先ほどの答弁からも、新年度予算が議決したら、寒さ、暑さから避難者を守れるよう冷暖房設備を整えてまいりますという答弁がありました。もちろん昨年12月議会でも指摘しましたように、小中学校の体育館へのエアコンの設置もされるようになりましたし、私は、今回の能登半島地震の教訓からも、さらに暖房関係がきちっとされれば、それはそれで避難者が守られる。ハード面ですけれども、そういう点ではできると思うんです。まだそれでも整わないところがありますよね、その辺についてはどういうふうに改善される考えか、最後にお尋ねします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町民生活課長。
◎町民生活課長(吉永吉正君) お答え申し上げます。 やはり幾らマニュアルをつくっても、それで終わりということもございませんし、今後も訓練を継続して行ってまいりますので、その訓練を通じて実際に避難所でこういうレイアウトで、こういうものを持ち込んでという訓練になりますので、その中で一つずつ課題と反省点を集めて、対応を検討してまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 以上で丸藤栄一議員の一般質問を終わります。 〔「議長」と呼ぶ者あり〕
○議長(田島正徳君) 合川議員。
◆10番(合川泰治君) 10番の合川でございます。発言をお許しいただきましてありがとうございます。 前段の丸山議員さんの一般質問の中で、8時前のあいさつ運動が違反であるというお話があったんですけれども、これ何が違反なのかご説明をいただきたいんですけれども。
○議長(田島正徳君) 暫時休憩します。
△休憩 午後2時01分
△再開 午後2時09分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。
---------------------------------------
△発言の訂正