宮代町議会 2023-09-06
09月06日-04号
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。 学校によって様々でございます。日によっても違いますし、それから、心配だということで水筒を持たせたりしておりますので、そういったものを入れますと、水筒もかなり重いですので、やはり4キロを超えてしまうというのは現実的にあります。 ただ、そういう水筒を除いたりしますと、宮代の場合では、1年生で2.8キロ、それから2年生では……、すみません、各学校によって少し差がありますが、3キロを中心に前後しているのが小学校の低学年、中学年です。高学年になりますと、それよりもちょっと重くなるというのが現状でございます。 中学生におきましては、これも非常に幅があるんですけれども、部活の準備の例えば着替えであるとか用具であるとかを持ってくる子になりますと、やっぱり10キロを超える子も確かにいらっしゃいます。 一方、そうではない
子供たちについては、6キロぐらいであったりとか7キロぐらいであったり、これも学年とかそれぞれの子供の様子によって違うというふうに報告を受けています。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。いずれにしても、やはり重い荷物を持っているということが、宮代町でもこのような現状だということが分かったことと思います、皆様も。 まず、1点目のほうなんですが、
ランドセルの使用に関しては指定をしているわけではないということで今回ご答弁いただいておりますが、やはりほとんどの児童が
ランドセルを使用している現状であると思います。また、
入学説明時に、これからこういったことを考慮して保護者へ丁寧に説明をしていくということだったんですけれども、本当にそれが重要なんではないかと思っています。 この
入学説明会は、いつ開催して、今後、この
ランドセルの選択制と荷物に関してどのように説明をされていくのか、もし今の現時点でお分かり、検討されていることがありましたらお伺いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。
ランドセルにつきましては、
入学説明会のときに
ランドセルでなくてはならないということは申し上げていないんですね。ただ、現状ですと、やはり祖父母の方が用意したりとか、好きな色の
ランドセルというのは、ひょっとするともう今頃から予約をしているというようなのが状況だと思います。 そうしますと、来年の1年生に対して
ランドセルは特にいいんですよということを、
ランドセルにしなさいということも言っていないんですけれども、
ランドセルじゃなくてもいいですよという告知もしていないんですね。 そういう意味では、議員がご心配していただけるように、ほとんどの子たちが
ランドセルを持ってくる。それから、今までの慣例としてそういう流れがあったので調査してみたところ、幾つかの学校では、持ち物の中に
ランドセルという表記がある学校もあるんですね。 ですから、そういったところはこれから改善していかなければいけない点だと思いますし、入学前の保護者の皆様にどうやってそれを告知するかというのは、これから一番いい方法はどんなのがいいかなという、保育園、幼稚園にお願いすることもあるかもしれませんし、ただ、多岐にわたっているんです、いろいろなところから入学していますので。そういうことを踏まえながら、
ホームページ等でお知らせをするのがいいのかとか、それはこれからの検討していく内容であるとは思います。 ただ、実際には、例えば体がすごく大きくなってきてきついのでとか、壊れてしまったのでということで、既にもう
ランドセルをしょわないで小学校に通学している子もいますので、とはいえ多くの方々が
ランドセルというイメージでいらっしゃると思いますので、
ランドセルについては、いずれかの方法でそれにこだわっていませんという告知をさせていただけるように検討していきたいと思います。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ご検討いただけるということで、毎年毎年そのあたりのことをはっきり選択しやすい発信ということを決めていかないと、また、いつから始めたら一番いいのかということにもなってしまいますので、早急に皆様でこちらに関してはご検討いただきたいと思います。 やはり
ランドセル自体がもう1.5キロぐらい、それだけでも重さがあったり、あとは購入時の費用がかなり高いので、保護者、ご家庭の負担ということもあると思います。そういったことも、宮代町では
ランドセルに指定しているわけではないとはいっても、学校ではそういう表記があったりというところで、今曖昧な現状であると思います。 そういう中で、社協さんのほうでも
ランドセルの購入時の費用負担というのも始まっております。そういうこともあって、やはり
ランドセルではないとみんなと同じではないというところで、無理して
ランドセルを買わなければいけないのかなど、保護者のほうもそれを負担に感じて、またそういう支援を受けなければという負担も感じてしまうことだと思いますので、やはり選択、まず
子供たちが自分でこの荷物を背負っていけるのかという、何が学校に行くのに使いやすいのかという、まず
子供たちが自分でそれを考えられたり、あとは保護者の方もそういうのを踏まえて一緒に購入したり、また、
先ほど教育長もおっしゃっておりましたが、体の大きさによって使えないとか、けがによってしょえないなど様々な状況もありますので、やはり
子供たちや保護者が選択しやすい環境をつくっていただくということが一番重要なのではないかと思います。 そこで、やはり
先ほど入学時に購入ということで、
ランドセルはすごく丈夫で6年間使えるという、そういったメリットもあるので、入学時にということなんだと思いますが、現在通っている児童への周知に関してはどのようにされるのかお伺いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。 学校、
教育委員会としましても、生徒も含めて、
児童生徒の健康を第一に考えるということが一義的なものです。ですから、
ランドセルが悪いわけでもないし、何がいいのかということは、学校とか
教育委員会がこれにしろという、そういう指定は、宮代町では今まで、中学校も含めて行ってきていないということでございます。 そういう意味では、これは申し訳ないですけれども、ご家庭で考えていただくこと。自分のお子さんの体力であるとか体型であるとか、それから頑張れる気持ちとかいろんなものがあると思いますけれども、そういったものを総合して、どういったものをしょっていくのがいいんだろうねということでぜひ考えていただければと思います。 在校生についても、もう既に
ランドセルを持っていて、6年間、恐らくみんな使えるんですよね。そういう意味で、じゃ、新しいかばんでいいよということで、経済的にもまた負担をおかけするということもどうかということも思います。 ただ、一番最初に申し上げたとおり、子供の安心・安全ということが一番でございますので、無理して
ランドセルをしょっていて体に異常を来しているというようなことであれば、それはもう替えていただいたほうがいいと思いますし、現在の在校生についても、
ランドセルにこだわることなく学校への通学は特に問題ないということは、改めて言う必要があれば、伝えるようにしたいと思います。 先ほど申し上げたとおり、もう既に
ランドセルをしょわないで来ている
子供たちがいるので、子供の間ではもう周知のことだというふうには思っておりますが、保護者の方がもしもそういう意識がないようであれば、そういったことも必要かというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) 在校生に関してもそのようにご説明する必要があればということで、ぜひ学校や
教育委員会としてはこういう考えだということをお伝えいただきたいと思います。 先ほどのご答弁でも、やはり心身への影響ということで、健康というところを一番に考えているということは、それはもちろんのことなんですけれども、やはり
ランドセルだけではなく、その中に入っている荷物ということを含めての、この荷物をしょって登下校するということでの心身への被害というか、そういった健康を害したということが把握をされておりましたら教えてください。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。 私どもがいただいている報告の中では、そういった重いものを持っているせいで、例えば昔ですと、中学生が斜めがけのかばんで片側に寄っているとか、手提げなのでこちら側に重さで側弯というか、背骨の曲がりがあるというようなことが報告されていたことはありますけれども、当町では、そういったものは私どもには一切入っていないというのが現状であります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) 当町では把握をされていないということなんですけれども、実際には、やはり荷物が重いということで腰を痛めたり、肩凝りから体調不良や、あと荷物が重くて登校にという、その負担というか、そういうことも
子供たちは感じているというところがあると思いますし、あと、またそれを
子供たちからの訴えで保護者の方から個別にご相談ということはあったかとは思うんですけれども、そういう個別への対応ということはしてくださっていると思うんですけれども、やはり負担を強いるということよりも、そういった状況があるということで、負担があることを前提にいろいろ考えていただいているとは思うんですけれども、次の2点目にも入るんですが、そういったことを踏まえて、通学時の荷物についてもう少し、今現時点でできているからではなく、つらい気持ちを抱えている
児童生徒もいるということを前提に考えていただきたいと思うところなんです。 こちらの先ほどの置き勉についてなんですが、この置き勉について、まず小学生のほうでは、国語と算数の教科書、ノート、ドリルは毎日の宿題があるということで持ち帰るということになっているということなんですけれども、こちらについて、例えば今、宿題というところで、宿題があるから荷物を毎日持ち帰らなければいけないというところで、宿題に関して、今、教職員の負担ということで、宿題のチェックなどもその一つであるということが話題に出てきていると思うんですが、当町の宿題に関する考え方というか、職員の方の負担だったり、こういう荷物になるということも踏まえて、どのように考えているのかお伺いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。 宿題という考え方ですけれども、宿題がなければ、じゃ、
子供たちは家庭でどういう生活を送るのかということがあると思います。ある意味では、深化や補充を補うために宿題を出しているわけです。これは
最低必要限度なところで先生方も考えて出していると思います。ですから、
子供たちには能力の差が実際にはありますので、たくさん時間がかかる子、すぐ終わっちゃう子もたくさんいると思います。 ただ、冒頭申し上げたとおり、学校で勉強したことをきちんと、昔も予習しろとか復習しろということが言われていましたけれども、そういった意味で、ある意味では、
子供たちが自主的にできる
子供たちであればいいですけれども、全員が全員自主的に自分は勉強しますとできるわけではないので、学校からそういったものを、
最低必要限度のものを出させていただいて、
子供たちの学習の習慣づけや補完に充てているという考え方です。 それはいわゆる
子供たちの学力をつけていくためであるとか、どうしても今の
学習指導要領で定められている内容を学校の授業の中で行うということは難しい状況にあるということはご理解いただけると思います。 そういう意味では、宿題について、出すことが先生方の負担だと言われれば、それは丸つけもするしノートも見るしということであれば、それは仕事があるわけですから、負担というふうに取られても仕方ありませんけれども、
子供たちのそういったものをきちんとしていくことが次の授業につながるという意味では、全く理解していない
子供たちがまた次の授業で学校の中で振り返って復習をしてというよりは、授業の中での負担は、実は宿題を出すことで減っていくという考え方ですよね。 そんなふうに思えば、果たして宿題の採点や丸つけをすることが負担でありますからという、その部分だけ見ればそういうことになりますけれども、トータルで
子供たちをどう育てていくかということを考えれば、決して負担だというふうな考え方にはならないというふうに私は考えています。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) 宿題に関しての当町の考え方、承知をいたしました。
子供たちの学校以外での学習ということで、やはり子供が自分、自らやろうとしないと意外と身につかないということもあったり、ただ、おっしゃるように必要性もあったり、保護者の希望でもあったりという、その辺、いろいろ考え方があると思いますので、当町の考え方はこういうことだということで分かりました。 最後に、今回の、各学校でも
子供たちの健康を一番考えて、置き勉についても、今後も考えて検討していかなければならないと、先ほどご答弁でもいただきましたが、具体的に、例えば置き勉をどのように改善というか、もう少し荷物を減らすことでできるのかというところがございましたらお伺いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。 今後の置き勉ということでございますが、平成30年9月6日付で
文部科学省のほうから
児童生徒の携行品に係る配慮についてという、ご存じかと思いますが、文書が出ておりまして、置き勉について十分配慮して行うようにということでございます。 先ほど申し上げましたとおり、学校といたしましては、
家庭学習において必要であるであろうというものについては持ち帰るということを基本にしているわけでございます。そういう意味では、今後、それをさらに細かに、これを持っていっていい、持っていかなくていいということはなかなか難しいということになると思います。 ただ、最終的には、子供が判断して、今日はこれやらなくちゃいけないからこれ持って帰ろうとかということは、何でもそうなんですけれども、自主的にできれば一番いいんですよ、全てのことが。ところが、やっぱり
発達段階からいって、自分ではなかなか判断し切れない、それから判断しようとしない、そういう
お子さんたちも
発達段階ではいるわけで、さまざまな公立の学校においては様々な段階の
子供たちがたくさんいるという状況でいくと、ある程度の基準というか、こうだよということを示してあげるということがすごく大事なんだと思います。 そういう中で、子供が自主的にもっとやれるようにするということは大切なことですので、先生方についても、これはいいじゃないかとか、これはということは再度学校側でも検討していってもらうという余地はあると思いますけれども、この段階で、じゃ、置き勉についてもっと物を減らしていこうとかいう状況にはちょっと難しいかなというふうに思っています。 もちろん議員がおっしゃるとおり、そういった
子供たちがいれば、それは考えなくてはいけないし、もしくは先ほど言いましたように、
子供たちは
一人ひとり体力差があるという、
成長段階においてそういうことが考えられます。それから、持病をお持ちの方であるとか、様々な状況が考えられれば、ご相談いただければ、それは荷物をこうしたらどうだというようなアイデアは幾らでも出せると思います。全てを統一してやるということは、学校ではそんなことは思っていませんので、個々に応じた指導ということは可能であるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) 個別に対応してくださるということで、それが一番その子に合ったことを許可というか、そういうご対応を、配慮をしていただけるということでいいと思います。 それで、例えば小学校、中学校でも実際に、先ほどの荷物の重さ、4キロだったり10キロ以上の荷物を毎日持って通うという体への負担というのは現実あるわけで、例えば、そこに先ほどの
ランドセルではなくてもいいよとか、あとは、学校としては宿題に関してもう少しいろんな考え方、選択ができる。あと、
子供たちが自ら考えられないということではなく、考えるような、そういった指導というか、そういったことから選択制にする。 あと、中学生は、荷物をしょわないで、例えば自転車でそこに置いて、そういう利用できるとか、そういったいろいろ考え方もあると思いますので、これは要望なので、そういったことも含めてぜひ今後もご検討いただければと思います。ありがとうございました。 2点目の質問に移ります。 2、当町のマスコットキャラクターの活用を。 現在、当町では、応援ヒーローキャラクターとして、
子供たちに人気のみやしろ戦隊ハナレンジャーと東武動物公園のマスコットキャラクター、トッピー君が紹介されています。現状の活用状況や新たなマスコットキャラクター制作について以下の質問をいたします。 ハナレンジャーやトッピー君のキャラクターの当町の捉え方及び主な活用状況を伺います。 2、当町のPRや
子供たちの郷土愛につながる取組として、町の特徴を押し出した新たなキャラクターを宮代町外交官でアーティストでもある國府田マリ子さんや片桐仁さんのご協力の下、
子供たちと制作ができないか伺います。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 まず初めに、①ハナレンジャーやトッピー君のキャラクターの当町の捉え方及び主な活用状況についてでございますが、ご承知のとおり、ハナレンジャーを宮代町応援ヒーローとして、トッピー君を宮代町応援キャラクターとして平成26年4月に任命させていただいております。 活用状況といたしましては、ハナレンジャーにつきましては町民まつりや産業祭などのイベントへの出演、トッピー君につきましては二十歳のつどいや桜市への参加などをいただいております。 町といたしましては、ハナレンジャーやトッピー君を活用し、商工会や東武動物公園との連携強化をしていくことで町のPRを担っていただき、地域の活性化につなげてまいりたいと考えております。 続きまして、②新たなキャラクターの制作についてお答え申し上げます。 宮代町外交官のお二人と
子供たちとの協働での新たなキャラクターの制作につきましては、既にハナレンジャーとトッピー君という町が任命しているキャラクターがおり、それぞれご活躍いただいているところでございますので、新たなキャラクターを制作するのではなく、ハナレンジャーやトッピー君を引き続き活用させていただき、地域の活性化につなげてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。 現在、ハナレンジャーやトッピー君がキャラクターとなってくださっているということで、新しいキャラクターは創らないという今の町の考えということは承知をいたしました。 また、ハナレンジャーやトッピー君がもう少し宮代町の媒体で使われてもいいのかなということもありますので、今後もう少し積極的に使用させていただけるようご協力をいただきたいと思うのですが、私も議会だよりを制作しておりまして、毎回キャラクターを選んでいるところで、先日、榛東村へ視察に行かせていただいた際にも、やはり村のキャラクターというのが本当に活躍をしておりまして、また先日、広報委員の研修会もございまして、各自治体の議会だよりを拝見したところ、やはり町のキャラクターというのはどこにでもありまして、割と議会だよりにも登場して、難しい議会の内容をマスコットを通して分かりやすく伝えているということが本当に多くございました。 そこで、キャラクターは何でもいいかということではなく、やはりうちの町のキャラクターというところで、親しみもあると思いますので、それで、現在、ハナレンジャーやトッピー君はございますが、新しく町のキャラクターということで制作できないかということで今回ご質問をさせていただきました。 それで、当町では新しいキャラクターは現状では考えていないということなんですが、私が今回ご提案をさせていただいた中に、2番目にもありますが、マスコットキャラクターということが町のPRの一つでもあるということと、あと、もう一つ、PRをしてくださる宮代町の外交官の方の存在もございまして、外交官の方と
子供たちが一緒に創り上げるというところもPRの一つになるのではないかと考えたところです。 現状は、創らない、今の現状では創らないということなので、例えば外交官のお二人と
子供たちで一つの何かの作品を創り上げたりという事業ができないかとは思うんですが、今後のそのあたりのことをまず教えていただければと思います。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 外交官と一緒に何か新たなキャラクターを制作、
子供たちと一緒にできないかということでございますけれども、キャラクターの制作ということではなくて、今後予定しております外交官との活動なんですけれども、それを一つ紹介させていただきたいと思います。 10月11日の水曜日に百間中学校におきまして、五、六時間目の授業に当たります時間に中学校の生徒全体に、國府田マリ子さんにお越しいただいて声優体験の企画をしております。 こちらにつきましては、國府田さんの声優になるまでの道のりでありますだとか、それから新人声優の一日だとかというのを話をしていただいて、今、
子供たちの中には声優にかなり興味を持っている子もいらっしゃいますので、そういったことを将来の職業の一つとして参考にできるように、そういった講座を行う予定でございます。 その講座の中ではいろんなことを企画はしているんですけれども、
子供たちへのサプライズもありますので、ちょっと詳細までは伝えられませんが、そういった國府田さんを招いた声優体験講座というのを企画しております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。 國府田マリ子さんのほうからそのようなご提案というか、そういうことから始まったということで、そのサプライズは本当にいい企画だなと思いました。 外交官の方も宮代のPRというのはSNSでもしてくださっているのを私も拝見しておりまして、本当に心強い存在だと承知をしております。 片桐仁さんに関しても、昨年度、すてっぷ宮代で作品展などをしていただきまして、本当に大盛況だったと思います。そのときに宮代町の中学生の美術部の方と一緒にご交流があったということなんですが、今回も特定の学校という、國府田さんとの交流というのも特定のものになっておりますので、それはそれでとてもいいのですが、町として多くの
子供たちがそういったことを体験できる、触れ合えるという事業というものをぜひつくっていただきたいなと思うんですが、産業観光課として外交官の方とのそういった事業というのは、先ほどの百間中学のこと以外に、今後、そういったことを考えていくのか、もう一度お伺いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) お答え申し上げます。 今回の企画につきましては、國府田さんの出身中学ということもございまして百間中学校ということで考えておりますが、これにつきましては
子供たちの将来のために大変参考になると考えております。 そういうことからしましても、百間中学校だけでなく、ほかの学校での企画につきましても検討してまいりたいと思います。 また、片桐さんにつきましても、いろいろとこちらのほうでごあいさつに伺うスケジュールを組もうとはしていますが、ご本人はお忙しいようでして、なかなかお会いすることはできないんですが、町の広報紙等をお届けして、片桐さんの例えばブログとかで情報を発信していただけるようにお願いをしているところでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) 外交官のお二人はとてもお忙しいというのは、私もそのとおりだなとは思います。また、外交官のお二人のそういったお仕事なども私たち宮代町としても発信して、お互いのPRをしていくということがいいのではないかなと思います。 また、出身地ということもありますし、人気の方なので、本当に町内でもファンの方が多いんですね。なので、ぜひそういった機会をつくってくださる、町がつくってくださるということを本当に期待しております。 また、交流ということで、ぜひ
子供たちと交流していただきたいと私は考えているんですけれども、その理由としましては、ここにも書きましたとおり、
子供たちの郷土愛ということで、宮代町のことをより好きになるということもあるんですけれども、今、シビックプライドといいまして、出身、地元ではなく、例えば移住者のようにもともとそこに住んではいない人たちもその町のことに誇りを持っていこうという、そういった捉え方がございまして、郷土愛とシビックプライドの違いというのが、やはり郷土愛というのは、自分が郷土、生まれ育った地元に愛を感じるということなんですが、シビックプライドというのは、その地域のために能動的に自ら地域に貢献するという、そういうことも含まれるというところで、それが地元で育って、また地元に住み続けるということにもつながるということで、今とても注目をされております。 人口減少していく中で、少子高齢化でもございますが、
子供たちが宮代町から、将来、成人したときに転出しないということにもつながるというところが、この
子供たちが宮代町でそういった、例えば、今回は外交官であるこういうお仕事をされているお二人との交流ということで、それも一つなのかと思います。 お二人ともお仕事的にはアーティストでありまして、そういった芸術的なところというのは、本当に自由な、
子供たちにとっても自由な表現ができる場だと思いますので、ぜひそういった企画を考えていただきたいと私はとても強く思っております。 こういった活動が産業観光課だけではなく、先ほど定住促進という、シビックプライドを持つということで、私もその中の一人であります。移住してきて、この宮代町が好きで宮代のためにいろいろ貢献したいと思っている一人なんですが、そういうことで、こういった
子供たちの活動を通して保護者も活動する、そういうのを見て、いい町だなと思って移住をしてくださるという定住促進の視点もあるとは思うんですが、そういうことでお考えを今後いただけるかお伺いをいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 まず、外交官のお二人につきましては、現在、残念ながら町内にはお住まいではないんですけれども、町外にはいらっしゃいますが、宮代町のことをもっとPRしていただいて、それを見た町外の方が、ああ、こういう方がいるんだであるだとか、町のよさを感じていただいて、ぜひ宮代町にお越しいただければなというふうに考えております。 外交官の、片桐さんにつきましてはなかなかお会いはできませんけれども、國府田さんにつきましては年2回ほどお会いさせていただいております。そういったことから、いろいろ宮代町のPRにつきまして、改めてお願いをしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。 今でも宮代町は子育てしやすい町ということで、町外の方から本当にいいお言葉をいただいておりまして、若い方の移住者も宮代町に住みたいというお声も私も聞いております。ぜひそういった
子供たちを中心としたいろんな取組が今後、進んでいくことを要望いたしまして、2点目の質問は終わります。 続きまして、3点目です。循環型リサイクルで快適な環境整備を。 当町の雑草管理においては、現在、主にシルバー人材センターに委託をしておりますが、特に夏場の草刈りは重労働の上、スケジュールなどもご苦労されていることと思います。人にも環境にも優しい取組として、当町の燃やせるごみのリサイクル品である防草砂を積極的に活用できないでしょうか。 そこで、以下の質問をいたします。 1、防草砂の活用に当たり、先頃、試験的に用水路の一部について、メーカーよりサンプルをご提供いただき、施工いただきました。今後の展望について伺います。 2、公共施設や街区公園周辺、歩道などの今後の防草砂の活用も踏まえた雑草管理についてのお考えを伺います。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 初めに、①防草砂の活用について、今後の展望はとのご質問でございますが、今般、水路敷地におきまして試験施工いたしました防草砂につきましては、彩の国資源循環工場焼却灰リサイクル施設におきまして、家庭ごみ等を焼成処理してできた灰をリサイクルし、再生させた砂でございます。 この砂の特徴といたしましては、無機質かつ多孔質であり、植物が発芽、成長するために必要な栄養素や水分を吸収しづらい構造となっているため、防草の効果が期待されているものでございます。 活用事例をメーカーに確認いたしましたところ、国道の中央分離帯等に雑草抑制材として活用されていたり、道路の路盤材としても活用されているとのことでございました。 このたび、メーカーより防草砂のサンプルを10トン、約6.5立方メートル提供していただき、令和5年6月19日に試験的に施工いたしました。施工箇所につきましては、道佛1丁目地内の水路敷地で延長約10メートルと、宮代内に隣接する西粂原地内の水路敷地の延長約15メートルでございます。施工方法につきましては、10センチメートルほど表土をすき取り、すき取ったところに同じ厚さで10センチメートル程度の防草砂を敷きならしております。 現在の状況でございますが、施工から約3か月が経過しましたが、防草砂を敷きならした水路敷地にはほぼ雑草が生えていない状況となっております。 いずれにいたしましても、今回試験的に施工した箇所につきまして、継続して経過を観察し効果を確認した上で、今後の展開を検討してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 次に、②につきましてお答え申し上げます。 ②のご質問につきましては、公共施設や街区公園周辺、歩道など、管理している課が複数ありますので、一般的な雑草管理ということでお答え申し上げます。 公共施設や街区公園周辺、歩道の草刈りにつきましては、年に2回から3回程度実施しており、草刈り業務につきましては、施設の担当課におきまして、シルバー人材センターや町内業者などに発注し実施しているところでございます。毎年同じような時期に草刈りを実施しておりますが、天候の影響により草の繁茂の状況も変化いたしますので、担当などにおいて現場を適宜確認するとともに、地元の皆様からの情報提供などもいただき、適正な維持管理に努めているところでございます。 なお、ご質問にございます防草砂の活用につきましては、まずは現在実施しております水路敷地における試験施工の経過を観察し、各施設管理者にその効果や適している用途など、防草砂に関する情報を共有した上で、活用について検討する必要があるものと考えております。 いずれにいたしましても、公共施設などにおける雑草管理など各施設の適切な維持管理に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。 試験的に、先ほどご答弁にございました2か所について施工いただいているんですけれども、今現在も本当にそのまま、砂も飛ばず、草も生えず、本当に一角を施工いただいて、その隣はもう今1メートル弱の草が生えているような状況で、全く現状が変わっております。なので、地域の住民の方から、とってもいいねということで、早くこれをずっとこの水路のところに敷いてほしいというご要望も多数いただいているところです。 ただ、今ご答弁にもありましたようにまだ3か月ですので、もう少し様子を見るという必要もあるのかと思いますが、なるべく早くご対応をご検討いただきたいところです。ご検討いただく際に、やはりこの砂の費用であったり、工事費がかかってくることと思いまして、そこを比較検討する必要があると思います。 現状、今、主にシルバー人材センターに草刈りをお願いしているところだとは思いますが、今年の猛暑ということもありまして、猛暑の中にやはり草刈りをするということは本当に危険なことだと思いますので、そういうことも踏まえると、なるべく草刈りをしないで、草を抑制するという方向に今後向けていかなくてはいけないのかなと思っているところなんですが、まず1点目で、先ほど施工いただいた砂に関してはサンプルとしてご提供いただいたんですけれども、そのあたりの金額等というのはどのような、今、見積りを担当課ではされているのか。そのあたり分かる範囲でお願いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 今回、施工いたしました額を平米に換算して概算で出したものなんですけれども、今回の施工については先ほど申し上げましたとおり、材料につきましてはサンプルということで、材料費及び運搬費については無償でございました。 今回実施しました工事につきましては、平米当たり7,000円で実施をしております。これに、仮に今後この砂を買って、それから運搬費を合わせて計算した場合なんですけれども、これも施工条件等によって前後は当然ございますけれども、平米当たり1万円ということでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。 例えばこの平米当たりということで、草刈りをした場合という金額も、今、出るのでしょうか。お願いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) お答え申し上げます。 草刈りをした場合の費用でございますが、まずシルバー人材センターに委託した場合、平米当たり100円でございます。また、業者委託、業者に委託した場合ですけれども、人力の草刈りですと平米当たり161円、機械刈りですと平米当たり106円でございます。こちらにつきましては、いずれも集草処分費を含む値段ということでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 塚村議員。
◆9番(塚村香織君) ありがとうございます。 金額だけ見ると本当に違いがありますので、今後の導入というのも、この金額などを踏まえてご検討されることとは思います。 現状、地域の方から情報提供などあると、その都度対応していただいているということなんですけれども、実際のところ、町に問合せ、ご相談をしても、その後シルバー人材センターの中でのスケジュールなどもあると思うので、なかなかすぐには対応できなかったり、回数を増やすことというのは難しい現状で、常にやはり草が伸びている状況が長い月日あるという、そういうことも踏まえて、今後それで草刈りをしなくてはいけない場所というのも出てくると思いますので、草刈りでしか対応できない場所と、こういった砂を利用してできる場所というのを使い分けてということにしていただければと思います。 一番ここで重要なのが循環型というところで、私たちの宮代町で出したごみが最終処分にこういった形になって、また自分の町で使うという、そこも私たち自身の意識ということも含めて取り組むことが、今後のごみに対する意識、今後ごみを減らすとか自分のごみがどうなっているのかというところにもつながることと思います。そういうことも併せて全部含めた上でご検討いただき、早急なご対応をいただければと願っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 これで私の質問は終わりにいたします。ありがとうございました。
○議長(
合川泰治君) 以上で、塚村
香織議員の
一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午前11時00分
△再開 午前11時15分
○議長(
合川泰治君) 再開します。 引き続き
一般質問を行います。
---------------------------------------
△丸藤栄一君
○議長(
合川泰治君) 通告第6号、丸藤栄一議員。 〔5番 丸藤栄一君登壇〕
◆5番(丸藤栄一君) 議席5番の丸藤でございます。 通告順に従いまして、3点について質問を行いますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、当町の第9期介護保険事業計画についてお尋ねいたします。 2024年度は、来年度は3年に一度の見直しで第9期になります。政府、厚労省は、昨年の秋から介護部会を開催し、介護保険制度の改定、後退の議論を行ってきましたが、今年4月の統一地方選挙後にも部会を開催し、秋の臨時国会に法案を提出しようとしております。 その大きな内容は、①利用料を2割、3割に引き上げていくこと。②ケアプランの有料化。③要介護1、2を自治体に丸投げする総合事業にすること。④多床室の室料負担、福祉用具を貸与から販売へ。⑤第2号被保険者現行40歳を30歳あるいは20歳に引下げ。利用者をはじめ、保険者にとっても大きな改悪となります。 政府は、全世代型社会保障を強調し、国の負担を増やさず、利用者、被保険者の負担増を計画していることは問題であります。 こうした政府の動向の中、当町の第9期介護保険事業計画はどのようになるのか。同時に、介護サービスの提供体制をどのようにつくっていくのか。町の対応について伺います。 1点目は、昨年度、厚労省の社会保障審議会は、2024年度の改定に向けて、要介護1、2の生活援助等サービスを市町村の総合事業に移行、ケアマネジメントに自己負担導入、基準額の引下げによる利用料2割、3割負担の対象者の拡大を打ち出しました。介護保険制度創設の原点に戻って、公的責任に基づく介護保険にするように、県・国に求めるべきではないでしょうか。お答えください。 2点目は、次期改定に向けて住民の負担軽減のために、第1号被保険者の介護保険料を引き下げる考えはないでしょうか。お答えください。 3点目は、非課税、低所得者、単身者への保険料免除など、大幅に軽減する減免制度の拡充を行うべきではないでしょうか。お答えください。 4点目は、利用料限度額の上限を超えた分については町独自に助成し、また、一昨年8月に改定された特定入所者介護サービス費補足給付について、負担が増えた利用者に対して実態を把握し、利用抑制にならないように対策を講じるべきではないでしょうか。お答えください。 5点目は、看護小規模多機能型居宅介護、小規模多機能型居宅介護、グループホームについて、食費と居住費の負担軽減など、利用希望者が経済的に利用困難とならない助成制度を設ける考えはないでしょうか。お答えください。 6点目は、地域の介護提供体制について、介護福祉士、ヘルパーなど介護福祉従事者の離職防止、確保と定着、増員が可能となるよう必要な対策や支援を行うべきではないでしょうか。お答えください。 7点目は、新型コロナウイルス感染によって経営が悪化した介護事業所へ、町として必要な対策を講じるべきではないでしょうか。お答えください。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 丸藤栄一議員の質問に対する答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) それでは、第9期の介護保険事業計画につきまして、順次答弁を申し上げます。 介護保険制度は、高齢化率をはじめとした人口動態や、社会環境の変化と社会のニーズに応じた仕組みとして運営するため3年ごとに見直しが行われ、これまでも制度の持続可能性や、制度を利用する方々の公平性などを勘案して見直しが行われてまいりました。 現在は、令和6年度を始まりとする第9期介護保険計画に向けた作業が進められており、その過程では、ご質問の厚生労働省社会保障審議会介護保険部会において、給付と負担の在り方をはじめとして、地域包括ケアシステムの構築や介護現場における人材確保など、様々な観点から議論が進められておりますので、これらを注視しながら順次時期計画の策定を進めてまいります。 その過程でですが、1点目、給付や負担割合の見直しです。 サービス利用料の2割負担の対象者拡大については、今年の末までに結論、3割負担の対象については、今後も引き続き検討を行うとされております。また、ケアプランの有料化や要介護1、2の軽度者向けの給付の見直しについては、令和9年以降の第10期の介護保険事業計画に向けて、引き続き検討課題となることが示されております。 したがいまして、引き続き国の発表や制度改正、こういったものの情報を集めながら、町の介護保険サービス利用者の実態、もちろん近隣自治体の動向も捉えて対応してまいりたいと考えております。 2点目、第9期の介護保険料です。 現行第8期の介護保険料の設定に当たっては、計画期間における人口動態と給付見込みを精査しつつ、介護保険給付費準備基金を最大限に活用しながら保険料を設定しておりまして、結果、基準額で100円の引上げとなっております。同様に、第9期計画におきましても、国から示される指針等に留意しまして、必要に応じて介護保険給付費準備基金を活用するなど、適正な介護保険料の設定に努めてまいりたいと思います。 3点目、減免制度の拡充です。 低所得者の介護保険料については、生活保護基準以下の収入で、何らかの事情で生活保護を受給できない方等を対象とした減額制度がございます。引き続き、公平・公正な介護保険料の賦課及び徴収に努めてまいります。 4点目、介護サービスを利用した場合の負担の軽減、利用抑制にならない対策とのお尋ねですが、介護サービスは生活に密接に関連しているため、一律の利用制限は適切ではないこと。また、同じ要介護度であっても利用者のニーズも多様であるため、居宅介護サービス及び地域密着型サービスについて、要介護度別に区分支給限度基準額を設定し、一定の制約を設けるとともに、その範囲内でサービスを選択いただく仕組みとされておりますので、ここに自治体独自の助成を加えるということについては、やはり慎重に検討する必要があると考えます。 特に、令和3年度の報酬改定におきましては、特定入所者介護サービス費は、高齢化が進む中で必要なサービスを必要な方に提供できるようにしつつ、負担の公平性と制度の持続可能性を高める観点から、一定以上の収入のある方に対して負担能力に応じた負担を求める見直しをされたものと理解をいたしております。 5点目、看護小規模多機能型居宅介護などにおける負担軽減及び利用助成ですが、現状、特定入所者介護サービス費の対象外となっておりますが、利用希望者の経済的理由が利用の妨げとならないよう、被保険者の声などを聞きながら、必要に応じ、国・県に働きかけてまいりたいと思います。 6点目、介護従事者の離職防止等の人員確保対策ですが、職員の定着支援などの事業を検討、実施してまいりたいと思います。 最後に7点目、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う事業者への支援です。 昨年度、町では、介護事業所の事業継続を支えるべく、抗原キットの配布や、電気・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金を活用した物価高騰対策緊急支援金の支給を行いました。 今後につきましても、国や県の補助金や融資制度などを活用し、また、町内の事業所に迅速に周知することで、介護支援事業所を応援してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) それでは、再質問させていただきます。 まず1点目は、要介護1、2の生活援助等サービスを市町村の総合事業に移行ということで、これについてはどのようになるんでしょうか、お尋ねします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) 先ほど答弁申し上げました中の、現在、要介護1、2とされているものが、要支援1、2と同じように総合事業に移行するというような考え方も、一度審議会の中では議論されておったわけですが、これについては引き続き議論が必要ということで、今回、第9期の見直しには反映されないというふうに伺っているところでございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) それでは、ちょっと順不同になりますが、まず6点目の問題で、先ほど職員の定着支援などの事業を検討、実施してまいります、そういうふうにお答えがございました。これについては、具体的にはどのように検討、実施していかれるのか、その点お尋ねいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) お答えいたします。 まず、介護現場というのは、確かに我々もふだんお付き合いをさせていただいて、非常に現場の職員の方の異動が多い、辞められる方も多い現場だということは、改めて認識をさせていただいているところでございます。 これにつきましては、広く埼玉県として様々な事業を展開しておりますので、こうした事業を的確に情報収集を行いまして、現場の皆様にお伝えをするということがまずは先決ではないかと思っています。具体的には、介護の人材確保といたしまして、未経験者などに対しまして職場体験研修ですとか、オンラインを活用した介護に対する入門的な研修、就職先とのマッチング、こういったものが行われているということです。 それから、離職介護福祉士等届出制度で運用される仕組みを活用した介護職員の復職支援、それから再就職する場合の準備金の貸与、それから他業種で働いていた介護未経験者や無資格者、無職等が所定の研修を修了し就職する場合の支援金の貸与、それから研修の受講料の補助、こういったものが県のほうでも用意されているところでございます。 あわせまして、私どもは日常、介護の現場の方とお話しする機会がございますので、こういった声にさらに耳を傾けながら、町独自でも支援できる仕組みがないか検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 今、課長からも町独自の支援について検討していきたいということですので、ぜひこの点についてもお願いしたいと思います。 それと、もう一点なんですが、この地域の介護提供体制について。これが特別養護老人ホームや小規模多機能施設などの施設や、在宅サービスの基盤整備も大事かと思います。そういった点ではどのようにしていかれるのか、その点についてもお尋ねいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) ご質問いただきました多機能型施設の基盤整備に対する町の支援というふうに理解いたしましたが、お答えしたいと思います。 現在、介護現場におきまして、高齢者問題につきましては、高齢化によって高齢者の数が非常に増えているということが一方で課題となっているんですが、さらにその先を見据えますと、高齢者の数はある程度のところでやはり減るんですね。むしろ深刻なのは、その下の生産年齢人口が減るという、つまり支える世代が減るという点かというふうに理解しております。 何でこの話をしたかといいますと、先ほどおっしゃった多機能型の居宅介護支援の事業所というのは、国が今進めている施策でございまして、これからはむしろ大きな介護施設よりも、こういった小規模で居宅を支えながら一定期間お預かりするような、そういった施設に国もかじを切っているところでございます。こうしたことから、そこにかじを切るためには、当然そのための誘導策という、国のほうでも検討されておりますので、こういったものを見据えながら、宮代町の現状を踏まえて、必要に応じた検討というのが現段階でできるお答えとなります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 分かりました。 それでは、7点目に関する再質問でございますけれども、新型コロナウイルス感染は、ご承知のようにまだ収束したわけではありません。 それで、町として必要な対策を講じるべきということで、先ほど抗原キットの配布、あるいは電気・ガス・食料品等の価格高騰重点支援地方交付金を活用した物価高騰対策緊急支援金の支給、これは昨年であります。やはり、引き続きこういうことは継続してやっていかなければいけないと思うんですが、その点についてはどのように支援なされていくのか。お願いをいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) 事業所支援についてお答え申し上げます。 今回、介護事業所ということでご質問をいただいておりますが、3年ほど遡ると新型コロナ、それから昨年ぐらいからは電気料をはじめとした物価の高騰ということで、国も県もまた町もですが、いろんな形でいろんな事業所に支援を行ってまいったところでございます。 それぞれ社会インフラを継続するためということで行ってきたわけですが、そういった中でも、やはり各事業所、それぞれ自助努力をされたりですとか、経営の形態を変えたり、あるいはそういったことも取られているようでございます。 ですから、いつまでも同じ支援ということが果たして適切かということは疑問でございますので、今後の状況、それから経営の状態を見ながらということがお答えとなるわけでございます。 その中で、可能な限り活用できる財源は活用して、地域のインフラを支えていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 私は、第一に町として財政支援を行っていかなければいけないと、それは前提としてあるわけなんですけれども、感染防止対策として、介護事業所へのマスクとか衛生材料、町でもやった抗原キットの配布、あるいはワクチンの接種については、また秋から始めますので、それについては心配ないと思いますけれども、あとは公費による定期的なPCR検査、こういったものは引き続き必要だと思いますが、その点についてはどうでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) お答えいたします。 PCR検査、それから抗原キットも含めて、事業所では定期的にこれまで行っていただくことで、極力感染を広げないということにつなげていただいたわけでございます。これまでの感染拡大期におきましては、国・県からも、そして町からも応援させていただくことで、少しでもその検査を細やかにできるようにということで努めてまいりました。 確かに、この検査というのは重要なワードではあるとは思っておりますが、永遠にやはり続けるということはできないわけでございますので、それは感染状況を踏まえながら対応させていただくというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 私は、従事者や入所、通所サービスなどの利用者へのこういった検査等については、永久にとは言っておりません。まだまだ新型コロナウイルス感染が、冒頭にも言いましたように収束されておりませんので、引き続きお願いしたいというふうに思います。 先ほども順不同と言いましたが、4点目についてでありますけれども、利用料の負担が増えますと利用控えが起きます。先ほど実態を把握してと申し上げましたが、利用料の負担が増えると、実際に利用抑制、利用控えが起きています。そうすると重症化を招きますので、利用控えを起こさないためにも、利用料などへの町独自の補助を考えていただきたい、こういう立場からお聞きしたんですが、その点どうでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) お答えをいたします。 先ほどの答弁と重なるんですが、介護保険というのは、あくまで保険制度でございます。支える方と利用される方があって、その収支の中で経営をさせていただくものでございます。だからこそ、国が法律によって3年ごとの見直しを義務づけており、向こう3年間、そしてさらにはその先を見据えた枠組みとして各種制度をつくって、最終的にはそれが保険料や利用料という形で現れてくるものでございます。 したがいまして、長期的な視点からこの制度を維持するという点においては、にわかに何でも助成というわけにはいかないというふうに考えております。一方で、それによって本来届くべきところに届かないということはあってはなりませんから、そこについてはもちろん検証はさせていただきますが、助成を前提とした検討ということは差し控えたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 時間がありませんので先に進みたいんですが、介護保険料の引下げをお願いしたいということなんですが、答弁でも介護保険給付費準備基金を最大限に活用して設定していきたいという答弁でありました。これは当然だと思うんですけれども、第8期の基金を活用して、負担軽減を図っていただきたいと思います。 この基金の残高は、現在どのようになっているんでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 暫時休憩します。
△休憩 午前11時40分
△再開 午前11時40分
○議長(
合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) 基金残高についてお答えいたします。 令和4年度末で3億4,998万5,715円、これが令和5年度、今年度末の現段階の見込みですが、3億81万8,167円が5年度末の見込み残高となります。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) ありがとうございます。 この次期改定に向けてなんですけれども、介護保険料、おおむねどのようになる状況でしょうか。答弁できる範囲でお願いしたいと思います。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(井上正己君) 9期保険料についてお答えいたします。 介護保険料ですが、先ほど答弁した点とも少し重なりますが、今後の給付見込み、多くは人口の動向ですね。対象となる高齢者の人口動向と、それから、どの程度保険料でもって給付を賄うのかという割合とかです。そういった基礎的な数値というのが全てもろもろになるのが12月に実はなるんだそうです。ちょっと遅いんですけれども、その上で決まってくるところになります。 ですから、今拙速に幾らとかというお話はもちろんできないんですけれども、印象として対象となる高齢者の数は増えておりますので、給付の見込みが減るということはないんだろうというふうに考えております。 それと、先ほどご質問もいただいておりますが、今回それに対して、サービス側で特段大きく落ち込むようなこともないのかなというのが、もう一点です。ということは、やはり全体的には伸びていかざるを得ないなというふうに考えておりますので、そういった点では、簡単に保険料を引き下げますということは、今この場で私の口から申し上げることはできないわけでございます。 ただ、できるだけ、やはりこの制度を維持するためにはお支払いいただけるように保険料を抑制するということは大事だと思っていますので、重なりますが、先ほど答弁申し上げた基金を最大限に活用することで抑制に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 私は、利用者の負担増にならないように介護保険財政における国庫負担の割合を年々減らされるわけですよね。ですから、この国庫負担の割合を大幅に引き上げるように国に要請していただきたいというふうに思います。そのことを国に要請していただきたいというふうに思います。そのことを言って、次に進めたいと思います。 次に、ごみ、し尿処理の進捗状況についてお尋ねします。 これまで、2027年度、令和9年度の久喜市新ごみ処理施設の稼働を前提として、ごみ処理及びし尿処理体制に向けた関係機関との協議調整が進められています。 そこで、6月議会以降、関係機関との協議調整はどこまで進められているのか伺います。 1点目は、2024年度、来年度の移管事務の詳細について、久喜宮代衛生組合や北本地区衛生組合、久喜市との最終調整はできたのでしょうか。お答えください。 2点目は、久喜市新ごみ処理施設整備の工事着手に必要な整備内容の詳細を定める実施設計は完成されたのでしょうか、お答えください。 3点目は、新ごみ処理施設整備費の費用負担について、6月議会では、久喜市と協議中で決まっていないとのことでしたが、費用負担はまだ明らかにできないのでしょうか、お答えください。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) ご質問について順次お答え申し上げます。 1点目、令和6年度におけるごみ処理、し尿処理における関係団体等との事務移管協議の最終調整の状況についてでございます。 事務移管の対象は、ごみとし尿の2つの業務でございます。 まず、ごみに関する業務につきましては、現在、久喜宮代衛生組合が実施している収集業務を令和6年度から町が行うこととなります。具体的には、各地区のごみ集積所から久喜宮代清掃センターなどの処理施設までの収集運搬でございます。 なお、処理施設搬入後の処理については、引き続き久喜宮代衛生組合が行います。 また、粗大ごみに関する業務は、収集運搬を含めた全ての処理を引き続き久喜宮代衛生組合が行います。 続いて、し尿に関する業務でございます。 ご案内のとおり宮代町は、令和6年度から北本地区衛生組合に加入いたします。処理の体制でございますが、町の管理の下、し尿は委託方式により、浄化槽汚泥は許可方式により収集、運搬を行い、北本地区衛生組合のクリーンセンターあさひにおいて処理いたします。 なお、他の構成市町との組合加入に向けた事前の協議調整は終了しております。 以上のとおり、各団体等との最終調整を進めており、ごみ、し尿いずれも実施体制の確定に向けて
地方自治法上の手続を行う段階となっております。その一環として、今般9月議会では、久喜宮代衛生組合及び北本地区衛生組合の規約変更等に関する議案をご審議いただきますので、よろしくお願いいたします。 2点目、久喜市の新ごみ処理施設の整備に関する実施設計の状況についてでございます。 当該実施設計につきましては、久喜市から9月中を目途に作業を終える予定と伺っておりますが、現時点ではまだ作業中とのことでございます。 3点目、新ごみ処理施設の整備費の当町の負担についてでございます。 こちらにつきましては、前段議員の答弁と重複いたしますが、現在の久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じる方向で協議を行っております。 また、当町が負担する範囲についても協議中でございます。引き続き平成28年12月に久喜市と締結をいたしました基本協定書に基づき、10月中旬を目途に合意を目指し、引き続き久喜市と連携して協議に取り組んでまいります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) それでは、再質問をさせていただきます。 2点目の関係で、実施設計は、完成についてはまだ作業中とのことであります。随分かかるなとというふうに思いますが、遅れている理由は何でしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 実施設計につきましては、6月頃に確認した際にも9月中の完成に向けて作業を行っているというふうに久喜市から伺っておりますので、遅れているという認識は宮代町としては持っておりませんが、ただ、工事着工が迫っている中で、実施設計については完成を目指して久喜市のほうで鋭意作業に取り組んでいると思いますので、これからも久喜市から情報をいただきながら、町として対応してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 分かりました。 今回のこの新ごみ処理施設整備費の費用負担なんですけれども、まだ10月中旬を目途に合意を目指すということでありますけれども、この点でお尋ねします。 建設に要する費用を案分し負担すると。これは新施設建設の第3条第2項で書かれております。もっと具体的にどのように費用を案分されるのか、その点お尋ねをしたいと思います。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 議員ご指摘のとおり基本協定書には、案分の方法については、新施設の概要及び総額が判明した際に改めて久喜市と宮代町で協議の上、別途協定書を取り交わすということで、建設に要する費用を案分して負担するというのが協定書の内容になってございます。 この内容についてまさに今協議をしているところでございまして、これについては、先ほどの答弁とも重複いたしますけれども、久喜宮代衛生組合の負担金の算出の割合に準じる形で負担割合を決めていくという方向性で、今、協議をしておりますけれども、まだ決まったものはございません。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) この基本協定書の中にもあるように、新施設の概要及び総額が判明した際に改めてということで、協議の上で別に協定書を取り交わすということで、この総額は判明した際にということなんですが、ある程度総額については想定されていると思うんですよね。その総額についてはどのようになるんでしょうか。それは多少の幅はあるにしても、ある程度の額というのはあると思うんですよね。その辺についてお尋ねします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 まず、久喜市のほうで確定しているものといたしましては、施設の整備費に関しましては276億円ということで、これは久喜市にございます菖蒲清掃センターの解体費用も含まれているものでございます。そのほかに、この施設に必要なインフラ施設分がございまして、こちらについては、今、併せて設計を行っている段階ですので、費用については明確になっているものではございません。 また、これに関連して地元の還元施設といたしまして余熱公園施設というものがございますけれども、こちらについても現在、今公告中だというふうに伺っておりますが、130億円の債務負担行為を設定しているというふうに聞いております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 今、久喜市と協議中、まさに協議中だと思います。新聞に処理施設の整備費、おおむね276億円というふうにおっしゃられました。これは菖蒲の解体費用も入っていますが、この協定書の中では菖蒲の解体費用は入りませんよね。確認です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 276億円のうち、菖蒲清掃センターの解体費用が12億円というふうに伺っておりますので、これについては久喜市のほうで負担するということになってございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 端的にお答えいただきたいんですが、この新ごみ処理施設、建設に要する費用の案分の負担、この額が久喜市とまだ話合いが続いているということでよろしいでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 久喜市と話合いが続いているのは、施設整備に関する費用負担の関係ですとか、あるいは施設の運営に関する費用負担の関係、それと施設を維持するための必要なインフラ整備に関する費用負担の関係、それと地元の還元施設となります余熱公園施設に関するものについても協議を行っております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) これまでの議論で、また、この新ごみ処理施設について、これはイメージ図ですけれども、何回も見ております。住民の方も見ていると思いますが、これは随分、住民の方も、声もそうなんですが、豪華なごみ処理施設だな、そういうふうな声が多いんですけれども、町としてはこれまで、このごみ処理施設については、これでいいということで合意しているわけでしょう。その点どうなんでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 久喜市の新ごみ処理施設の整備計画につきましては久喜市が策定したものでございまして、宮代町としては、その策定に当たって関与はしていないというものでございます。 ただ、宮代町の令和9年度からのごみ処理を考えていったときに、今、協議の対象となっているのが、今、計画にあるごみ処理施設でございますので、それを前提に協議を行っているということでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 町としては、先ほど答弁いただきました新ごみ処理施設の事業費について、276億円、これは想定内なんでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 ごみ処理施設の建設費について、事前に宮代町として想定したものはございません。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 町として想定はしていないとはいえ、これは久喜市さんがごみ処理施設整備についてはずっと調査、あるいはいろいろこれまでやってきたわけですよね。それで、ここに来て、建設に要する費用をどうするかといったところで、宮代町との費用を案分して負担していきたいということです。これは急に降って湧いたような、そういう話ではありませんよね。現に平成26年10月17日に、町のごみ処理を久喜市に委託する、そういった大きな方針が示されたわけですから、このごみ処理施設の費用については、どこで、どういうふうに、これだけではありませんという話でした。どういうふうに久喜市と話し合っているんでしょうか。 また、どこで一番大きな食い違いが、食い違いと言うと語弊があるんですけれども、差があるんでしょうか。その点についてもお尋ねします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 久喜市さんとは、先ほど申し上げましたとおり、ごみ処理施設本体ですとか運営費の関係ですとか、地元の還元施設あるいはインフラ施設などについて鋭意協議を行っているところでございます。 宮代町といたしましては、令和9年度からのごみ処理を着実に実施できるように、久喜市と基本協定に基づき協議を進めているわけでございます。 協議過程における協議の情報というのは、未確定なものも多くありまして、それをここがなかなか埋まらないんですよというようなことをお話しするというのは現時点では適当ではないというふうに考えておりますので、その点はご理解いただければと思います。 ただ、宮代町といたしましては、宮代町のごみを処理するために必要な費用については、これは確実に負担をしていかなきゃならないというふうに思っておりますし、また、地元の皆さんにいろいろなご苦労をおかけするという点も踏まえて協議を行っているというところでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) あまり時間がありませんので、はしょって聞くんですけれども、町民からの声はもっと宮代町の身の丈に合ったごみ処理施設というのもあるんじゃないか。もうこの施設については、平成26年に覚書を締結しています。28年12月に基本協定書を締結しております。もう6年以上たつわけですよ。 それで、ここへ来てこういう鉄骨鉄筋コンクリート造り、鉄骨造りということで地上6階、地下1階です。そういったごみ処理施設が、久喜市と一緒にやるとはいえ、こんなに大きな処理施設が必要なんだろうか、そういう声も住民から聞かれる、こういった声に対してどういうふうに答えるんでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 ごみ処理施設の豪華さという部分について、様々なご意見なり報道がなされているということについては、私としても承知はしているところでございます。それに、宮代町として、宮代町の町民の皆様からすると、どれだけのお金がかかるのだろうかということについて、ご心配をしていただいているというのも承知をしているところでございます。 一番重要なのは、お金の負担というところもありますので、負担できなければもう負担できないということになりますけれども、令和9年度からのごみ処理を町民の皆さんに不便なく行っていくというこの行政の責務をしっかり果たしていかなきゃいけないというところが重要だというふうに思っておりますので、そこの部分、皆様にご不便おかけしないように、しっかりと協議をしていくというのが今の考え方でございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) 最後の質問にしますが、一般家庭においても、家を造るときに、例えば老夫婦と若い夫婦で一緒に住もうと、家を建てるときに大部分は、親が、老夫婦が出すにしても、若夫婦だって当然どういう家になるか口を出すでしょう。それは当たり前ですよね。今回の基本協定書を見ると、調査及び計画策定、久喜市は久喜市の負担により、生活環境調査や施設整備基本計画など、新施設の建設に必要となる調査や計画策定の業務を行うと、宮代が全然入っていないんです。 用地取得の第2条でも、久喜市は久喜市の負担により新施設に必要となる用地の取得を行うと。この新ごみ処理施設を造るのに建設費に要する費用を案分して負担する宮代町の声は全然入らないんでしょう。一部では検討委員会も設置しているというふうに聞いておりますけれども、宮代としては新施設に対してどういう意見を出しているんでしょうか。最後にお答えください。町長からでも結構です、最後ですので。どういう意見を出しているんでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 今、議員がご指摘をいただいたとおり、基本協定書によりますと、調査及び計画策定については久喜市の負担により行うというふうになっておりまして、まさにこの新ごみ処理施設の事業については久喜市の事業であるということが前提になっております。 したがいまして、宮代町としては、この協定もそうですけれども、久喜市の事業に対して、宮代町として意見を表明する場というのがなかったというのが事実でございます。 したがいまして、今、協議を行っていく中で、宮代町としての考えをお伝えしているということでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸藤議員。
◆5番(丸藤栄一君) それにしても、久喜市は久喜市の負担によって、調査も計画策定もつくってきている。これに対して宮代町は何も、久喜の施設が勝手に造るんですから費用を出さないということであったら、それはそれでいいですけれども、建設に要する費用は案分してきちっと負担しなければいけないんですよ。そうしたら、負担すべき宮代町の意見も当然あって然るべきだと思います。これについては、住民は、あれ、おかしいんじゃないか、そういうふうに思いますので、ぜひお願いしたいと思います。 次に、気候危機打開に向けた取組についてお尋ねします。 国連のグテーレス事務総長が7月27日の記者会見で、地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が到来したと述べました。同日、世界気候機関などが、今年7月は観測史上最も暑い月になる見通しを発表したことを受けての警告です。 グテーレス氏は、異常気象が新たな日常になりつつあることも指摘しました。同時に、私たちはまだ最悪の事態を食い止めることができると強調し、各国に具体的行動を呼びかけました。気候危機打開に向けた取組の抜本的強化待ったなしであります。 時間がありませんので、先に進みます。 そこで、町としての気候危機打開に向けた取組について伺います。 1点目は、岸田政権は、石炭火力から決別し、省エネルギーの本格推進、再生可能エネルギーの普及拡大に政策を切り替えるよう、国に要請すべきではないでしょうか。お答えください。 2点目は、宮代町は環境資源課を設置し、今年の2月16日にゼロカーボンシティ宣言も実施した自治体であります。来年度の気候危機打開に向けた取組は何でしょうか、お答えください。 3点目は、電気自動車は温室効果ガスの排出量を削減できるとともに、外部給電機能を備えていれば、災害時に非常用電源にもなります。公用車を順次電動車に切り替えていくべきではないでしょうか。お答えください。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) ご質問について順次お答え申し上げます。 まず1点目、省エネルギーの本格推進、再生可能エネルギーの普及拡大の国の政策に対する町からの要請についてでございます。 令和3年10月に資源エネルギー庁がまとめた2030年度におけるエネルギー需給の見通しにおいて、2021年度の総発電電力量1兆328億キロワットアワーを、2030年度には9,340億キロワットアワーへと約10%削減する省エネ目標を定めております。 また、再生可能エネルギーの普及拡大に向けても、様々な発電方法をミックスして、電力供給するいわゆるエネルギーミックスの目標を定めております。具体的には、2021年度の再生可能エネルギー20%から、2030年度には36から38%程度に増加させる目標を掲げております。 ご案内のとおり、電力は社会インフラとして重要な役割を担っております。将来にわたり、国民生活、社会経済活動を安定的に展開し、発展させていくためには、環境負荷低減と安定した電力供給の両立が不可欠でございます。 当町といたしましては、まずは気候危機打開と社会経済活動を両立させるための国の目標と取組、進捗状況を注視してまいりたいと考えております。 続いて2点目、当町の気候危機に対する来年度の取組についてでございます。 まず、今年度におきまして、公共施設太陽光発電導入調査を国の補助を受けて実施しているところでございます。町内のほぼ全ての公共施設を対象に、太陽光発電設備の設置可能規模、導入及び運用手法の検討、コスト計算などを行っております。この結果を踏まえ、まずは地球温暖化対策実行計画事務事業編の見直しを行うこととしております。 そして、来年度は、公共施設への太陽光発電設備の導入を進めていきたいと考えております。 また、あわせて地球温暖化対策実行計画区域施策編の策定を進め、住民や事業者との連携協力の下、町全体での脱炭素化、気候危機への対応に取り組んでまいります。 続いて3点目、電気自動車の導入に対する町の対応についてでございます。 議員ご指摘のとおり、電気自動車は温室効果ガスの排出量を抑制するとともに、災害時には非常用電源としての活用が期待されております。今年度、町では公用車を2台電気自動車へ入れ替える予定となってございます。 今後につきましても、車両更新のタイミングに合わせ、積極的に電気自動車への切替えを進めてまいります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 以上で、丸藤栄一議員の
一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後0時17分
△再開 午後1時15分
○議長(
合川泰治君) 再開します。 引き続き
一般質問を行います。
---------------------------------------
△小河原正君
○議長(
合川泰治君) 通告第7号、小河原正議員。 〔1番 小河原 正君登壇〕
◆1番(小河原正君) 1番、小河原です。よろしく、
一般質問をいたしますので、お願いいたします。 今回は、項目では2項目です。特に私が今回力を入れて質問したいのは、久喜市新ごみ処理施設について時間を余計かけて質問したいと思います。 まず1点目、久喜市新ごみ処理施設整備の経緯及び久喜市との締結している基本協定の内容について、多くの町民の方々から、今後の推移について、私も聞かれていますので再度質問をします。 覚書は、当事者の合意の証明のために作成する文書ですが、平成26年12月15日久喜市と締結したが、議会には報告されず、議決もされていません。その2年後、覚書に基づき、基本協定と新ごみ処理施設の建設及び施設維持管理について締結をしています。 特に問題になるのが、建設に要する費用276億7,432万8,000円を案分して負担すると言っているため、その内容は明らかにしてもらいたいと思います。 私は、この文書で宮代の常任監査の人も、町民の理解が得られるかいないかに留意して執行されてもらいたい、これはもう本当に基本理念だと思います。そのことを頭に入れてこれから申し上げることについて答弁を願いたいと思います。 ①久喜市のごみ処理施設基本計画検討委員会では、施設整備をするために必要な基本的な事項を検討しました。その内容は、整備する施設や施設の規模、配置計画、環境基準、事業方式が決定されました。この中には宮代町分のごみ処理分も入っています。しかし、この大事な内容の、宮代町は検討委員会の委員はおろかオブザーバーとしても参加していない。なぜ検討委員会に宮代町は入っていないのか、どうか。 ②久喜市の新ごみ処理施設の、斬新なデザインでジョギングコース、光る煙突、庭園など、本来ごみ処理とは関係のない費用が計上されています。こうしたごみ処理に必要のない付帯設備の経費まで宮代町が負担するのかどうか。この請負金額を入れると420億円以上の金額が提案されているようであります。 ③久喜市から宮代町1億1,900万円の負担をしてもらうと新聞記事に掲載されたことがありますが、一体幾ら負担するのか。それとも久喜市の言い値を受け入れるのかどうか。 ④久喜市の新処理施設は、ほかの自治体に比べ建設費は2倍くらい高い提案をしております。こうした高い建設に対してどう思っているのかどうか、明快に答えてもらいたい。 今回の久喜市の新処理施設の詳しい具体的な説明を久喜市から受けているのかどうか。これも明確に答えてもらいたい。 今後、久喜市の新処理施設に対し、どう住民の理解を得ていくのか、これも明確に答えてもらいたい。 ⑦新処理施設に対するごみの処理経費について。宮代町の負担額及び委託費は幾らになるのか。また、幾らぐらいを想定しているのか、明確に答えてもらいたい。 ⑧宮代町の負担額と委託料はどのように決めていくのか。プロセスを教えてほしい。 以上、8点ほどお聞きしたいと思います。これも先に言いましたように、常に住民の方が理解してもらえるのかを基本に答弁してもらいたいと思いますので、お願いしたいと思います。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 小河原正議員の質問に対する答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) ご質問について順次お答え申し上げます。 まず1点目、新ごみ処理施設の整備基本計画策定委員会において当町が参加していない理由についてでございます。 ご指摘の久喜市ごみ処理施設整備基本計画策定委員会は、令和元年9月に第1回会議を開催しております。委員は10人で、内訳は学識経験者が4人、公募による市民が3人、市内各種関係団体等から3人となっております。 令和3年2月までに14回の会議を開催し、新ごみ処理施設の整備基本計画の策定に向けた検討を行っております。 当町はこの検討委員会には参加しておりませんが、それは平成28年に締結した基本協定書におきまして、新ごみ処理施設は久喜市が整備するものとされており、それを踏まえ、施設の整備計画や設計についても久喜市の事業として実施しているからであると承知をしてございます。 2点目、久喜市の新ごみ処理施設整備等に対する町の負担についてでございます。 今般久喜市が整備する新ごみ処理施設は、屋上緑化や散策路等を整備する計画となっております。 一般的には、ごみ処理施設は、どちらかというとマイナスイメージを持たれる可能性がありますが、隣接して整備される余熱利用施設、公園との相乗効果によって、こうしたイメージを払拭するとともに、環境啓発の拠点として長く親しまれる場となることが期待されているものと認識をしてございます。 こうした機能を含んだ今般のごみ処理施設の整備について、当町としてどのように負担をしていくかについては、現在、久喜市と鋭意協議を進めているところでございます。 3点目、久喜市の令和5年度当初予算案に新ごみ処理施設整備に対する宮代町分の負担が計上された件についてでございます。 この件につきましては、事務処理上のミスである旨を久喜市から伺っております。最終的には予算計上はされておりませんし、現時点において久喜市と当町で決まったものはございませんので、よろしくお願いいたします。 4点目、今般の新ごみ処理施設の整備費に対する町の認識についてでございます。 新ごみ処理施設の整備は、整備基本計画に基づき、民間企業のノウハウを取り入れたプロセス、手法の下に、事業者の選定、契約手続が行われております。これにより適切かつ安定的なごみ処理が確保されるものと捉えております。 整備費については、ごみ処理施設の整備においては、取り扱うごみの種類や処理方法、周辺環境等への対応策など、地域特性をはじめとした施設ごとに特有の要素を考慮する必要がございます。そのため、他の施設との単純な比較によって、整備費が安い、高いというものが導かれるものではないと考えているところでございます。 5点目、新ごみ処理施設整備に関する久喜市からの情報提供、説明の状況でございます。 これにつきましては、適宜久喜市から情報提供を受けているものでございます。 また、これまで久喜市からいただいた新ごみ処理施設の情報につきましては、適宜、議会の皆様にもご報告を申し上げております。 6点目、新ごみ処理施設に対する町民の皆様の理解についてでございます。 ごみは、町民の皆様の日常生活において日々発生するものでございます。そして、町にはごみ処理を安定的に実施していく責任がございます。 そうした中、ご案内のとおり、現在の久喜宮代清掃センターの老朽化が進んでおり、施設の更新は待ったなしの状況となっております。町民の皆様の安心を確保し、安定的なごみ処理を続けていくため、久喜市が建設を進めている新ごみ処理施設において、事務の委託により当町のごみ処理を行うとの前提で、平成28年12月に久喜市と基本協定を締結し、今日まで協議検討を行っております。 町としても、新ごみ処理施設の意義、必要性などについて、町民の皆様にご理解いただくため、協議が調い次第、丁寧な情報提供、説明に取り組んでまいります。 7点目と8点目については関連いたしますので、一括してご答弁申し上げます。 新ごみ処理施設における当町のごみ処理経費の委託金などの負担についてでございます。 当町がごみ処理を委託する新ごみ処理施設の運営費の総額は、20年間で約145億円、1年間では約7億2,000万円程度となっております。先ほどの答弁で触れた施設整備と同様、現在の久喜宮代衛生組合の負担金算出の割合に準じる方向で協議を行っているところでございます。 今後は、合意に向けた協議が調い次第、負担割合に関する協定書を改めて結ぶこととなります。その状況については、新たにお知らせできる情報が整い次第改めてご説明申し上げます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原正議員。
◆1番(小河原正君) いろいろ答弁いただきまして、これで理解できるかどうか、私はなかなか難しいと思います。 まず、この協定書に基づいてという言葉を使うんですよね。協定書というのは、覚書を勝手に決めておいて何の報告もなし、それに基づいて協定をやっているわけだよね。ここ問題がないと思いませんか。宮代町の議会には、覚書は一切、協定した内容について一切報告がない。それを基づいてやっていますと堂々と言っていたよね。私に言わせりゃとんでもない話よ。一切議会には報告していないことやっているんだから。 じゃ、やったって言えば、日にちもはっきりしていますけれども、この日は協定書の報告、どういうふうにしたか知っていますか。県に勉強会に行ったんですよね。帰ってきて5時頃かな。その後、また問題があったので、本当の報告ちょこちょこっとやって、その翌日、協定結んでいるんだよね、宮代町は。そういうやり方でいいのかと言っているんですよ、私は。 議会の意見を聞いていないんですよ。それでいいんですか。覚書もしかり、協定書もしかり、それに基づいてもう決めていますと堂々と言い切っているんだよ、今。そういう議会ですか、宮代町は。これが通るようでしたら、何でも自由にできますよね、町長。何でも自由にできる。それでいいんですか、本当に。 私は、このごみの問題、覚書と協定書についてはちょっと右へ置いておくにしても、大変な金額を払うって、町の人はどうなんだって聞いているわけですよ、どういう決め方しているんですかと。ですから、私は1点1点、質問を出しているわけですよ。 ところが、内容については、都合が悪いと「協定書に基づいて」。私に言わせれば、議会に問題を投げかけているんじゃないんだ。議会が決めたということを言っているわけで、とんでもない話ですよ。議会は決めていないんですからね。あのときいた議会議員は誰と誰だか知っていますか。とんでもない話だよ、町長。 都合が悪いと、「議会には報告しています」って、それに基づいて協定書を結んでやっていますって、衛生組合に申請するんですよ。本当に私は、これが通るんだったら何でも好きに通るわと思いましたよ、宮代町議会は。それでいいんですか。もう一回それ聞かせてくださいよ。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 議会に対して覚書ですとか協定についての説明というのがほとんどなかったというようなご指摘かなというふうに思っております。覚書や協定書については議会の議決事項ではございませんので、状況が変化した際に、その都度ご説明を、過去させていただいているというふうに承知をしております。 まず、平成26年12月18日に締結いたしました覚書については、平成26年12月10日に覚書の骨子案ということで、議員の皆様にはご説明をさせていただいているという記録がございます。 また、平成28年12月13日に締結いたしました基本協定書については、平成28年12月12日に概要について議会の皆様にご説明をさせていただいたということになっておりますので、ご理解いただければと思います。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) その部分については再度質問します。 今の課長の答弁は、もう議会には報告しています。されていないことをしていますって、よく堂々と言えますね。うそも方便だよ。堂々とよく言えますね。だから、宮代町はどうでも好きなようなことできるなって、今言ったんですよ。そのことは忘れませんから。 宮代町は、このごみの、町民がどのぐらい金額を払うか分からない金額内容をまだはっきり説明もしていないし、それを覚書は法律に基づく内容だと言われているんですよ。違うんですか、これ。勝手に決めた内容ですか。 はっきり名前言うけれども、田中前市長、榎本宮代町長は勝手に決めたんですね、この内容を。議会には何にも報告していない。覚書というのは大事なものなんですよ。そしたら、今の答弁では報告する義務がないとか、よく言えたもんですよね。議会はそれで認められないと言っているんですよ。針を元へ戻してくださいとなります、元へ。それに基づいてで堂々と何でもやりたいことやっているんだ。それでいいんですか。 それがまた同じ答弁だと思いますから、私はこのことは一切、宮代町は法律に基づくような覚書まで、協定書まで適当にやってきたと言いますからね。それで、相当の金額を払う羽目になっていると思いますけれども、それだって話を聞くと、この間、代表者会議の協議状況が報告されましたけれども、これを見てみますと、みんな協議中、協議中。うまく逃げているよね。 じゃ、これもあれかと言いたいのは、協定書に基づいて適当に報告というか、決めませんということになるんだよね。前々から、だってこの覚書と協定書については、ちょっと右へ置くにしても、その問題を解決しないで、またえらい金額を決めるのに協議中、協議中で。本来なら町長は、6月議会に言ったでしょう。9月中には何とかはっきり説明しますって。 これを全部、一つ一つ、どうなんだって聞きたいけれども、じゃ、一つ一つ、私、言わせてもらいますけれども、1点目について、協定書を丸のみしているのかって聞きたいわけ。質問からいって、丸のみ。宮代町は丸のみだなと思いましたよ。 2点目、負担については協議中。本当は9月には発表すると言ったことあるよね、町長は。町民に十分理解を得るようにすると。一向に進んでいない。宮代町はなぜこんなに延びるのをどう考えているのか、再答弁をお願いしたいと思います。 4点目、地域特性をはじめとした施設ごとに特有の要素を考慮する必要がある。この内容について具体的に説明してください。 5点目、適宜久喜市からいろいろ情報提供を受けている。だったら、その情報提供の内容について細かく説明してくださいよ。こういう大事なことは、適当に逃げて説明されたんでは困るんですよ。今までの経過がいかに大事かというのも、その経過も一切逃げちゃう。協議中、協議中、都合悪いときはまた違う言葉使って。そういうことなんだ、宮代町は。みんな逃げちゃう。 6点目については、また2028年度の協定書を言っておりますけれども、私にすれば、これは何のための協定書だって。あんたたちの執行部と久喜の言いなりの協定書だよね。宮代町議会に一切聞いていない。ただ、報告ちょこちょこっとしてさ、どうにもならない時間にやってさ、そういう議会をやっては、町は、議会はよくならないんですよ。町民のためにならない。本当ですよ、町長。本当に町民のことを考えたら、今、答弁いただいたことじゃ納得できませんよ。もう一回それを答えてください。 大体まとめるとそこら辺、答えてもらいたいんですけれども、今までの経過を含めて。この間の代表者会議で、副町長は6回ほど話合いしていますでしょう、6回ほど。そういうことを言っていて何の報告もないの。経過措置を教えてくださいよ、そういう6回もやっているんだったら。 そういうの知らんぷりして、都合が悪いと知らんぷりして、そういう執行部なんだよ、今ね。都合悪い執行部だ。我々は明快にしてもらわなきゃ、議会なんだから、町民の代表なんだから。それを無にしたら、これはえらいことになりますよ。もう一回、理解できるように答えてくださいよ。同じようなこと言ったら、私はまた始まったと言いますからね。
○議長(
合川泰治君) 質問をまとめると……。まとめて、さっきのいろいろ言われていたんですけれども、一問一答ということで。
◆1番(小河原正君) ちょっと聞こえないんだけれども。
○議長(
合川泰治君) 質問に関して一問一答ということで、今言われた質問は一つまとめると……。
◆1番(小河原正君)
一般質問は自由でしょう。これ
一般質問だよ。
○議長(
合川泰治君)
一般質問です。
◆1番(小河原正君) 一問一答なんだよ、今度は、私からは。
○議長(
合川泰治君) 一問一答で、
一般質問、皆さん全員同じように……
◆1番(小河原正君) 幾つか言ったけれども、その幾つか言ったのを答えてくださいと言っているわけ。一問一答じゃないですよ、
一般質問は。
○議長(
合川泰治君) いつも一問一答で
一般質問は行っています。
◆1番(小河原正君) ちょっと、議運の委員長。
一般質問は一問一答方式になったの、いつから。自由でしょう、
一般質問は。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員、
一般質問は、再質問は、皆さん同じように一問一答でこれまでも行っておりますので。
◆1番(小河原正君) いや、
一般質問は自由でしょう。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員、最初は全部質問して、それを全部答えてもらうというところなんですけれども……
◆1番(小河原正君) いつから
一般質問は、ちょっと聞くけれども、いつから
一般質問は……。
○議長(
合川泰治君) 暫時休憩します。
△休憩 午後1時45分
△再開 午後1時49分
○議長(
合川泰治君) 再開します。
◆1番(小河原正君) 先ほど答弁もらって、1つ、1点目、協定書は丸のみにしたのか、それを答弁願いたい。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 基本協定書の中では、調査及び計画策定に関することについては、久喜市は久喜市の負担により新施設の建設に必要となる調査や計画策定の業務を行うということになっておりますので、これに基づいて、久喜市が久喜市の事業として整備計画を策定したものであるというふうに承知をしております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) ちょっと時間、さっきの経過はどうなっていますか。あれ加算されるの。
○議長(
合川泰治君) さっきは暫時休憩で、その区間は切ってありますので。
◆1番(小河原正君) じゃ、安心してじっくりやります。 今、①についてね。1点目というんかな、1点目について、久喜市は協定書に基づいてやっていますって、それを質問している。なぜ宮代町はその協定書に加わらないのかと言っているんだよ。それがまだ理解できないんですよ。何で加わらないんですか。
○議長(
合川泰治君) それが質問ですね。 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 繰り返しの答弁になって大変恐縮ではございますけれども、新ごみ処理施設の計画策定については久喜市が行うということになっておりまして、それを踏まえて、久喜市が検討委員会を設置して検討したという経緯がございますので、宮代町としては加わっていないということでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 久喜市が進めていることだから宮代は話には入れないんだよと、そういうことなんだよね、簡単に言うと。でもね、大事なことを、その基本から始まったときからちゃんと中へ入って、久喜の中へ入って、何のために衛生組合にも市長とうちの町長がいるの。 また、そうだ、副町長も出ているんだよな。あと課長も出ているんだよね。3人も出ているんだからね。そういう話を、入れてくれよといくのが普通だよ。ないですか。宮代町のためなんだよ。ただ単に座って、久喜に言われっ放しかということだね。言われて、はい、はい。言葉は悪いけれども、何とか丸めて逃げ回ってきたというのと同じだね。 私は、この議会は宮代3万3,000人の代表なんだよ。あんたらは誰の代表なの。だから私は怒っているんだよ、本気で。何で、ちゃんとそういう協定書入っていかないんだって。言われっ放しだということじゃないの。そうだよね、町長。あの人のいい市長にががってやられて終わりか。確かにあの人ははっきり物言うよね。 それ以上言っても先が見えないので、これについては保留にしておきたいと思います。 じゃ、議長、3点目。
○議長(
合川泰治君) はい。
◆1番(小河原正君) 久喜市が、令和5年度当初予算に1億何千万の負担が計上されましたよね。それを久喜の市会議員は大したもんだ。そこ、おかしいんじゃないかと言われて取り下げたんだよね。宮代の執行部はおかしくなかったんですか。それを聞かせてもらいたい。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) 久喜市の令和5年度当初予算案の最初に宮代町の負担分が計上されたという件につきましては、新聞報道などによりまして承知をしているところでございますけれども、これについては事務処理上のミスでありまして、最終的には予算に計上されておりませんので、計上されていないというのが最終的な結論だというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 久喜の事務処理上の問題、それは人間だから、処理上の問題は、失敗はありますよね。分かります。でも、こういう大事な、1億9,000万だっけ。大事な金額は、何やっているんだって、一言文句言ったのかどうか。言われっ放しで、はははあって言っただけですか、やっぱり。質問です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 副町長。
◎副町長(
渋谷龍弘君) お答え申し上げます。 今のご質問は、久喜市のほうで当初予算に誤って予算計上されたことについて、町として久喜市のほうに抗議をしたかというふうな趣旨のご質問かと思うんですが、過去の
一般質問の際にもお答え申し上げておりますけれども、たしか2月6日であったかと思うんですが、その日の夕方にこの計上ミスが判明したらしく、その日の夕方に副市長から私のほうに連絡がございまして、計上ミスがあって大変申し訳なかったというふうな、そういった謝罪の連絡がありましたことから、特に抗議等は行っておりません。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 町長、副町長のところへ謝罪に来たと。それを聞いて、一応理解はしました。でも、そういう単純ミスを今後も起こされたら、宮代町は幾ら金出してもやむを得ないというようになってしまうと思いますよ。そういうことのないように、きちっと町の財政をよく考えてもらいたい。それについてはそれで終わります。 次、6点目ですね。これについては、老朽化の問題とかそういうのは分かります。しかし、また28年12月の協定書について持ち出している。これにどうしても私は納得できない。また協定書。問題があると協定書を使うんだよね。 誰が決めたんですか。宮代の議会で一回何かのときに言っていたよね。ある議員が、納得しているんだってよ、ある議員が。聞きたいでしょう、その議員さんの名前を。納得したこの協定書の内容を。誰が納得した原因なのか教えてもらいたい。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 まず、答弁の中に協定書というものが何度も出てくるというようなお話でございますけれども、なぜ今、久喜市と協議を進めているかということになりますと、この協定書があるから久喜市と協議を進めているわけでございまして、現在、協議を進める根拠がこの協定書にあるというふうに承知をしてございます。 また、先ほどの繰り返しになりますけれども、平成28年12月にこの協定に関するご報告を議会のほうに差し上げているということでございますので、ご理解をいただければと思います。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) また12月の決めた日も、協定書、報告もちゃんとしています。ちょっとその報告した議事録見せてください。議事録。簡単なんですよ、議事録見せてください。
○議長(
合川泰治君) 今は、資料請求等は
一般質問の中ではできませんので。
◆1番(小河原正君) 出せないということね。
○議長(
合川泰治君) 今は無理です。
◆1番(小河原正君) じゃ、いつ出すか教えてよ。これ、うっかり書いたらうそになるからね。
○議長(
合川泰治君) 暫時休憩します。
△休憩 午後2時01分
△再開 午後2時03分
○議長(
合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 議事録というものは、完全にテープ起こししたものはないんですけれども、メモならございますので、後で閲覧はできるというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) そこまで課長が、これでメモを出すというんだから、面白いメモが出ると思いますよ。こういうメモで議会は通るんだと、一言言っておきますよ。これ以上言うと、また課長をいじめることになるから。 私は町民のためを思っている、本当に。大変な金がかかる内容を言われっ放しで。久喜だって案分だとか相応の金額を出してもらうって言っているんですよ、市会議員は。これは余計な質問だから言わないけれども、言っているんですよ。そういう大事なことを、本当にいとも簡単に片づけられたんでは困る。宮代町の町民は、本当に幾ら税金出しても出し切れないよ。 東洋大学の大先生が、650億、宮代町は不足だとか、そんな記事も載ったことあるよね。そういう町が、金が幾らあっても足りないとき、そういうときにまた職員を増やす。考えられないことをやる。そういうことを平気で宮代町はやっている。 私は、このごみの問題、簡単にごみで済ませたくないですよ、大変な金がかかるんだから。それはいいですよ、ほかの議員がみんな金出してやれよと、それ言っているから。成金さんは金幾らでも出してやれって言っている。 はっきり言いますよ。それで済みますか。そういう問題じゃないんだからね。今回はメモも出してくれるというから期待して、じゃ、もう一回言わせてもらうことは、議長、いいですか。 この問題についてはいろいろいきさつが、私は言いたいこと言わせてもらいましたけれども、最終的には経過措置をいかに大事にするか、これをしてもらいたい。経過措置は大事ですよ。 副町長も6回も話し合っているって言うんだから、経過措置はあるわけなんです。そういう大事なことも、ただ協議中で終わり。それだけはやめてもらうことを言って、じゃこのごみの問題については、今回は取り下げます。またやりますけれども、今回はこれで終わります。
○議長(
合川泰治君) 終わりでいいですよね。
◆1番(小河原正君) あと時間、何分あるんですか。
○議長(
合川泰治君) あと14分あります。
◆1番(小河原正君) じゃ、ほかの質問できますね。 次の項目、1番目、町道12号線は姫宮から山崎までの事業が進んでいますが、いつ整備が終わるのか教えてもらいたい。 ②町道148号線は、中島交差点から国道4号までの県道蓮田杉戸線のバイパスとしての整備計画について、杉戸町は関係住民説明会が行われました。宮代町はどのぐらい進展しているのか教えてもらいたい。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(成田雅彦君) それでは、1点目の町道第12号線の整備についてお答えいたします。 町道第12号線は、整備延長1,039.2メール、幅員16メートルの道路でございます。 まず、工事につきましては用地買収が完了した箇所から整備を進めておりまして、564.3メートルの区間が完了し、進捗率は54.3%でございます。 また、用地買収につきましては、必要となる用地面積4,374.08平方メートルに対して3,746.64平方メートルの買収が完了しておりまして、進捗率は85.66%でございます。 残りの権利者には直接お会いすることが難しい方や相続が完了していない方がいらっしゃいますが、それぞれの状況に応じた提案を行い、買収が進むよう交渉している状況でございます。 このようなことから、整備完了時期につきましては明確にお答えできる状況ではございませんが、早期完成を目指し、引き続き用地交渉を行うとともに、地盤が安定した箇所から工事を進めていきたいと考えております。 次に、2点目の町道第148号線の整備についてお答えいたします。 町道第148号線は、都市計画道路新橋通り線として都市計画決定され、県道蓮田杉戸線のバイパス路線として位置づけられております。そして、東小学校前の危険な五差路の交通量を減少させる対策として、宮代町側につきましては、令和4年3月4日に埼玉県が国から事業認可を得ており、杉戸町側につきましては、宮代町側から1年遅れの令和5年3月29日付で事業認可を得まして、去る7月9日にすぎとピアにて事業説明会が開催されました。 事業の進捗状況等は杉戸県土整備事務所に確認しましたところ、令和4年度に古利根川に架かります橋梁の予備設計、電線共同溝詳細設計、建物物件調査、用地買収を行っておりまして、今年度は橋梁の詳細設計と地質調査を進めております。 また、用地買収につきましては、今年度は1件の契約が完了しまして、来年度の契約を予定している箇所の用地交渉を進めているとのことでございます。 現段階では、事業化されてから2年目でございますので、各種設計や用地買収を進めているため、現場での目に見えた進捗はございませんが、事業は着実に進んでおります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) どうもありがとうございました。 1点目の12号線、早く完成してもらいたいというのが、みんなあそこを通る人の考えのようですよね。相変わらず黒い袋が置いてあるね。泥が入っている。地盤沈下のために分かるけれども、少しでも残っていると、何かまだ異常な感じするんだよね。できれば早く、地権者の関係もあるけれども、町が所有にどんどん力を発揮して、早く完成してもらいたい。そのことをお願いしておきたいと思います。 2点目については、大分、杉戸のほうは話が進んでいるようですね。何といっても、あの148号線は橋ができないことには進まないと思います、私も。橋が大分、設計が進んでいると。また用地買収の話も進んでいるということですよね。 ぜひ、宮代も側面から応援して、あの道路を早く完成することによって、春日部久喜線の道路がちょっとまだ不評なところもあるので、その解決にもなると思いますので、ぜひそれを早く解決するようにお願いしたい。そのことを強く申し上げて、ほかのことで時間かけてしまったのでやめたいと思います。よろしくお願いします。 以上です。
○議長(
合川泰治君) 以上で小河原正議員の
一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後2時14分
△再開 午後2時30分
○議長(
合川泰治君) 再開します。 引き続き
一般質問を行います。
---------------------------------------
△
丸山妙子君
○議長(
合川泰治君) 通告第8号、
丸山妙子議員。 〔6番
丸山妙子君登壇〕
◆6番(
丸山妙子君) 議席番号6番、
丸山妙子でございます。 通告に従いまして、5点質問をさせていただきます。 1、町の条例は機能しているのか。 (1)条例を制定したことで表れた具体的な成果を町としてどのように確認しているのかお聞きします。また、条例の内容の見直しなどの確認はしているのでしょうか。 (2)施行日から相談者に対応できるよう各課連携が図れる仕組みはできているのか。本議会に犯罪被害者等支援条例が議案として提出される予定だが、犯罪はいつ起きるか分からない。すぐ対応できる仕組みはできているか。 (3)パートナーシップ・ファミリーシップ制度や犯罪被害者等支援条例の近隣市町との連携が住民にとって重要になってきます。連携の予定や考えはあるのかお聞きいたします。
○議長(
合川泰治君)
丸山妙子議員の質問に対する答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) 1点目、条例制定による成果の把握に関するご質問にお答えします。 地方公共団体が定める条例には、法令により条例で規定することとされているもののほか、行政や地域社会の目指す姿を明確にし、施策を実施することを定めるものがあります。 当町の条例の中には計画の策定を定めるものもあり、この場合、PDCA(企画、立案、実施、評価・改善)のサイクルにより政策評価を行っております。計画の策定のない施策であっても、各種申請の件数や実施状況を取りまとめ、公表しているものもあります。 町としましては、こうした計画の進捗状況や数値を把握しながら、条例の目指す地域社会の実現に向けて効果的な施策につなげてまいります。 また、条例の内容の見直しについてですが、条例の制定後、国における法令改正や社会情勢の変化、その他運用上の課題が生じることがあります。そうした場合、条例の規定が適切なものとなるよう、所管課において適時、改正を検討するものと認識しております。 2点目、犯罪被害者等支援における相談体制に関するご質問にお答えいたします。 平穏な日常生活を送っている誰もが突然犯罪に巻き込まれ、生活が一変してしまう可能性がある中で、市町村は身近な行政機関として寄り添った支援をすることが求められています。 当町でも、こうした犯罪被害者等が必要とする施策を総合的に推進するため、本議会において宮代町犯罪被害者等支援条例案を議案として提出しています。 市町村は各種保険、福祉制度の実施主体であり、当町では住民課、福祉課、子育て支援課、保健センターなど複数の部署が関与することが考えられます。 当町では、条例施行前から既に犯罪被害者等からの相談に応じる総合的対応窓口を人権推進室に設置しており、ここでは一時的な相談窓口となるとともに、関係各課の所管する支援制度の案内や申請補助など適切なコーディネートを行います。 今回の条例制定をきっかけに、これまで以上に被害者やご家族の心情に寄り添ったよりよい支援ができるよう運用を見直してまいります。 3点目、性的マイノリティー当事者のためのパートナーシップ制度や犯罪被害者等支援に関して、近隣市町との連携の可否に関するご質問にお答えいたします。 当町では、性的マイノリティーの方が抱える日常生活上の困難を解消するため、令和4年4月から宮代町パートナーシップ・ファミリーシップ届出制度の運用を開始していますが、こうしたパートナーシップ制度は自治体ごとに定められています。そのため、市町村を異にして転居した場合は当該制度の再申請が必要になることがあります。 こうした再申請による手続上の負担や心情的な負担を解消するため、制度を有する自治体間の連携として、転居後も継続して証明書を利用できる制度の相互利用を行っている自治体があります。 当町では現在、相互利用協定を結んでいる自治体はありませんが、より利用しやすい制度となるよう近隣市町と情報交換を行ってまいります。 次に、犯罪被害者等支援におけるほかの市町村との連携についてです。 支援における基本理念として、犯罪被害者等が再び平穏な生活を取り戻すまで、個々の事情に応じた切れ目のない支援を行うこととあります。被害を被ったことにより、やむを得ず転居する場合などは、情報の取扱いに関し、ご本人の同意を得た上で、ほかの市町村と情報を共有し、必要な支援を切れ目なく受けられるよう、支援の引継ぎ、橋渡しなどの連携を行うことが考えられます。 犯罪被害者支援に当たっては、市町村に限らず、都道府県、警察、民間支援団体など関係機関と適切な役割分担をしながら連携して支援に当たってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 再質問をさせていただきます。 いろいろよく考えていただいていると思います。 それで、条例なんですけれども、この町はたくさん条例があるようです。それで、この中で古いものもあるんですが、適宜改正しているということなんですが、この中で改正、ちょっと漏れている、担当部署が直していると思うんですが、そのあたりきちっとできているのか、ちょっと今回の質問で、そこもできているのか気になっていたので質問したんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 暫時休憩します。
△休憩 午後2時37分
△再開 午後2時38分
○議長(
合川泰治君) 再開します。 答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 条例の改正で漏れているところがあるのではないかというようなご質問ですけれども、国の法令改正などがあった場合は、町が委託しております例規改正の業務委託を行っている業者がございまして、そこから改正があった都度情報提供を受けまして、その資料を各課に共有するなどして、改正の必要性を各課において検討しているところでございます。最近、各課共通のところの改正としましては、成年年齢が20歳から18歳に引き下げられた点ですとか、あとは押印の廃止といったところですとか、こういった共通する部分については、総務課から改正の必要性について各課に照会するなどして統一を図っているところでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 国からのものは理解いたしました。そちらのほうは漏れがないと思うんですけれども、その条例の中で、宮代町きれいなまちづくり条例とか、これは平成18年6月12日、あと、宮代町空地環境保全条例は、これは昭和62年3月18日に制定されますが、このあたりはしっかりと町独自のものもあると思いますけれども、改正がされてきているのか伺います。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 町のほうで独自に行っている施策ですとか、議員が挙げていただいた環境美化に関する条例などについての見直しということですけれども、ちょっとこちらについても適宜、社会情勢の変化ですとか、あるいは運用を行っていく中で、何か課題が見つかったときにおいて、必要に応じて担当課において改正を行うというような運用としているところでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 条例に関しては、適宜しっかりやっていただいていることで、これからも条例ができていくと思いますので、引き続きしっかりやっていただきたいと思います。 2番の犯罪被害者等支援に関しては、議案にも出ておりますが、この寄り添った支援ということでしっかりした答弁をいただいております。 それで、例えば昨日も一日、京都のアニメのところの被害がたくさんだったということで、一日裁判員制度のニュースがたくさん流れました。本当あした何が起こるか分からないというときに、ちょっと具体的にこの町の、例えばそういう話が来ると、総合的対応窓口というのが今やっているということなんですが、人権室からどういうふうに動いていくのか、大まかでいいので動きを教えてください。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 人権推進室に総合的窓口ということで、犯罪被害者からの相談を受け付けておりまして、相談があった場合は、丁寧にお話をお伺いさせていただきまして、心情に寄り添ったような形でお話を伺った上で、町のほうで実施できる、例えば福祉制度ですとか医療制度ですとかということがある場合には、各関係課等内部のほうで情報連携をした上で、被害者のご負担にならないような形でつないで、できるだけ手続の負担がないような形で終えられるような運用を行うこととなります。町の内部で完結ができない場合には、埼玉県のほうで設置しております援助センターですとかそういったところとも、連絡の主体となりまして、直接連絡を取ってつなげていくというような運用になります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 次の3番のパートナーシップとも関係してくるんですけれども、地域の近隣市町との連携というものに関してです。春日部、越谷辺り、ちょっと大きく連携を取って、転居した際にも手続が簡単なようになっているんですが、そのあたりはとても当事者にとっては、負担がなくなることなんですが、そのあたりの答弁もいただいたんですけれども、積極的に関わる考えがあるのかお聞きします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) お答えいたします。 パートナーシップの相互利用の関係でございます。近隣ですと、議員ご案内のとおり、春日部市、草加市、越谷市、それからさいたま市の4市を加えた相互利用協定を行うということを承知しております。当町につきましては、近隣の市町と頻繁に情報交換をさせていただいておりまして、こういった連携の形が取れるかどうかというのを模索しているところでございます。その際には、どうしても自治体で定められている制度が異なるものですから、例えば届出制と申請制といった形ですね。そこをどういうふうにすり合わせするのかというちょっと課題をクリアしながら、各自治体と連携を図ってまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 できるだけ、やっぱり住民が理解できるので、連携できるようにしっかりと情報交換していただいているようですけれども、利用しやすいように、終始できるように、そして、当事者が便利なように取り組んでほしいと思います。 それで、犯罪被害者等支援に関しまして、杉戸町はまだ議会には提出されていませんが、杉戸警察管内で、例えば皆さんによく知らせるための連携というのとか必要だと思うんですが、広報は多分町のほう考えてくださっているとは思うんですが、そのあたりいかがでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) お答え申し上げます。 犯罪被害というのは、突然大きなショックでございまして、それを受けたときには、心や体に変調を来すというようなことが、これは全く異常なことではなくて、誰にでも起こり得ることでありまして、その心の傷の回復のためには、周囲の人の理解・共感ということが非常に大切だということが言われております。そのために、犯罪被害者の置かれている事情ですとか、そういった状況を考えていただいたり、思いをはせる機会を、きっかけをつくるということで、啓発活動もまた重要だというふうに認識はしております。 広報の方法としましては、町の広報紙、ホームページ、あるいはチラシ、ポスターの配布等も考えているところでございますけれども、同じ杉戸警察署管内の杉戸町との連携という形も一つちょっと検討していきたいなというふうに考えております。例えば、今検討しているところですと、犯罪被害者週間というのが11月の終わりに1週間程度ございまして、そういった期間に同じような広報紙の紙面を掲載したりですとか、一緒になって周知活動を行うですとかというのは考えられますので、杉戸町とも連携を取りまして検討してまいりたいと思っております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 しっかりと連携していただいて、上尾とか伊奈町とかもやはり知らせることが大事、被害者の方がやっぱり共感してもらう、理解してもらうということのために、やはり何か商業施設とかで、やっぱり広報ということですね。啓発のためにもやっていて、効果があるようですので、そのあたりもしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 じゃ、次、2番、再生エネルギーの活用の取組について質問いたします。 (1)公共施設の屋根や屋上の有効活用の考え方、進め方についてお聞きします。 (2)「営農型」太陽光発電の推進について伺います。 (3)新しい村の魅力アップの方針が決定しました。整備の中で土地の有効活用と環境の視点から、再生可能エネルギーの導入の考えがあるかお聞きいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) ご答弁申し上げます。 まず、1点目でございます。公共施設の屋根や屋上の有効活用についてでございます。 地球温暖化対策の主要な手法の一つである太陽光発電設備を公共施設の屋根を活用して進めることは、国が令和3年に示した脱炭素ロードマップでも触れられているとおり、市町村に期待されている対策の一つでございます。 前段議員の答弁と重複いたしますが、これにつきましては、当町では今年度、公共施設太陽光発電導入調査を国の補助を受けて実施しているところでございます。町内のほぼ全ての公共施設を対象に太陽光発電設備の設置可能規模、導入及び運用手法の検討、コスト計算などを行っております。この結果を踏まえて、地球温暖化対策実行計画(事務事業編)の見直しを行い、さらに来年度から順次公共施設への太陽光発電の導入を進めたいというふうに考えてございます。 環境資源課からは以上でございます。
○議長(
合川泰治君)
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、(2)「営農型」太陽光発電の推進につきましてお答え申し上げます。 営農型太陽光発電とは、農地に支柱を立て、上部空間に太陽光発電設備を設置し、太陽光を農業生産と発電とで共有する取組でございます。例えば、露地畑の上部2メートルほどの高さにソーラーパネルを設置し太陽光発電を行うとともに、パネル下ではトラクターによる耕運作業等を行い、野菜等の作物を栽培するものでございます。 これにより作物の販売収入に加え、ソーラーパネルにより発電した電力について売電による継続的な収入や発電電力の自家利用等による農業経営の改善が期待できる取組手法でございます。 営農型太陽光発電の全国的な導入状況につきましては、農林水産省農村振興局営農型太陽光発電設備設置状況詳細調査、令和2年度末現在でございますが、その調査結果についてによりますと、全国で営農型太陽光発電設備を設置するための農地転用許可実績は、令和2年、2020年度までに3,474件、872.7ヘクタールとなっており、ソーラーパネル下部の農地で生産されている農作物は、野菜や果樹、鑑賞用植物等様々な農作物が栽培されております。 なお、営農型太陽光発電設備の設置には、農地法に基づく一時転用の許可が必要でございまして、許可に当たりましては、ソーラーパネル下部の農地での営農の適切な継続が確実かどうかを確認いたします。具体的には、ソーラーパネル下部の農作物が生育に適した日照量を保つための設計であるか、ソーラーパネルの位置が効率的な農業機械等の利用が可能な高さ、最低地上高2メートルであるか等となります。 また、設備設置後につきましては、年1回の報告により、生産された農作物の品質に著しい劣化が生じていないか、荒廃農地を利用した場合には、遊休化していないなど適正かつ効率的に利用されているか等、農作物の生産等に支障がないかをチェックし、その結果、営農に著しい支障がある場合には、太陽光発電設備を撤去して農地に復元していただく必要がございます。 いずれにいたしましても、営農型太陽光発電につきまして、他自治体での導入実績やその後の適正管理がなされているかを研究し、営農型太陽光発電の推進につきまして検討してまいりたいと存じます。 次に、(3)新しい村の魅力アップの方針が決定した、整備の中で土地の有効利用と環境の視点から、再生可能エネルギーの導入の考えはにつきましてお答え申し上げます。 再生可能エネルギーにつきましては、太陽光や風力、地熱、バイオマスなどの種類がございますが、設備の規模や導入費用などを踏まえますと、太陽光が現実的な選択肢ではないかと思われます。 この太陽光発電につきましては、先ほどお答えしました農地を活用する営農型太陽光発電と施設の屋根等を利用する太陽光発電がございます。どちらも土地や施設を有効活用して発電できるというメリットがありますが、営農型太陽光発電につきましては、農地に基礎及び柱を立て、農地の上部に太陽光パネルを設置するという特殊な条件下での作物の栽培になりますので、生産する作物の選択や新たな条件下での栽培ノウハウの構築、重機や機械による作業への支障など、幾つかの課題を解決する必要があると考えております。 一方で、施設の屋根等を活用した太陽光発電につきましては比較的導入がしやすい発電形態であると考えられますが、太陽光パネルの寿命が20年から30年とされていますことから、新しい村の施設の更新時期を見据えて導入を検討する必要があると考えております。 いずれにいたしましても、新しい村魅力アッププランに基づき計画を進める際には、自然豊かな新しい村の景観を維持するとともに、再生可能エネルギーの導入についても併せて検討する必要があるものと認識しておりますので、ご理解賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山です。 再質問させていただきます。 再生エネルギーの活用の取組ということで、国の補助を受けて実施ということで、前段議員のときにも答弁していただきました。たくさんのところで導入があると思いますので、お願いしたいと思います。 それで、今いろんなところを見てみると、保育園の屋根とか道の駅とか太陽光発電を実施しておりますが、うちの町のところは全公共施設と書いてございますので、学校等の、ちょっと建ててから長いところもありますが、学校とかもしっかり考えているということでしょうか、お聞きします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
環境資源課長。
◎
環境資源課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 今調査を行っている途中でございますけれども、今調査を行っている対象施設が30施設、53建物でございます。その中には、小中学校全て含まれているというものでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 30施設、53建物ということで、しっかり調査をしていただいて、導入のほう進めていただきたいと思います。 それで、(2)の営農型についてなんですけれども、町内では営農型をやっているということは、私もちょっと存じ上げないんですけれども、ないということで、今後考えていくというか、そういうことでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) それでは、お答え申し上げます。 町内での実績でございますけれども、町内については営農型太陽光発電というのは、実績はございません。ちなみに近隣の市町でございますが、杉戸町、幸手市、久喜市、白岡市につきましては実績があるということを聞いております。 当町における営農型の太陽光発電につきましては、これら実績のある市町の状況等を確認しながら検討していく必要があるかなというふうには考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 私も営農型については、所沢市のブルーベリー、西武鉄道との一緒になってやっているところなんですが、ブルーベリーを下に置いて、草はロボットが全部取って24時間動くという形のところを見たんですが、加須市にも、田んぼ、お米作りに積極的に取り組んでいる方がいるという話は聞いています。 それで、営農型のいいところというのは、日陰になるので、果物とかが非常に採りやすいとか風通しもいいということで、全国的にも進めているようなので、ちょっと考えていただきたいと思います。 何か私の知っているのはその辺なんですが、杉戸とか幸手辺りはどういうものを作っているかご存じであったら、お願いいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) お答え申し上げます。 杉戸町、幸手市、久喜市、白岡市における営農型の実績があるということでお答えさせていただきましたが、何を作っているかまでは把握していないところでございます。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) (3)の新しい村の魅力アップの方針を挙げていたということで、再生可能エネルギーの導入についてお聞きしました。 それで、ご答弁いただきました。太陽光のパネルは20万とかがなってきてしまっているのと、やっぱりあとその処理も大変ということなんですが、私がちょっと議員仲間と視察に行った頃は、耕作遊休地ですね。新しい村のところにありますけれども、ああいうところにバイオマス、燃料にしてするというところを取り組んでいる企業がありまして、そこに行ったときに、種ができない、ススキを大きくしたものなんですが、ススキの大きくなった南米から出身のものなんですが、そういうものを植えてバイオマスにしていく。そうするとCO2も減ってこれからの電気もどんどん高くなっていく中でいいんではないかということをちょっと見ていまして、これはすごいことだなと思って、新しい村の入ってすぐ何も使っていない土地ありますよね、地主さんと、そういうところとか、あと、遊休耕作地が非常に多くて、それを持っている方からもちょっとお話聞いていると、実際体力的にもできないし困ったよというお話もあるので、そのあたりそういう導入とか何か考えていくとか、新しい村にレンゲを植えて耕して土を豊かにするとか、雑草だけのところをうまく活用するとかということは、町としては太陽光発電以外でどう考えていかれるのかお聞きします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(
小川英一郎君) お答え申し上げます。 こちらから笠原小学校の脇を通って新しい村に向かっていったときに、笠原沼落を渡ってすぐの右側のことだと思います。そちらについては、確かに、今、草が生い茂っている状況でございまして、こちらは新しい村もしくは地権者のほうで草刈りのほうをこれからして、農地としてきちんと維持管理をしていく形になります。 ご質問の冒頭ございました草については、パンパスグラスという草だとは思いますが、そちらについては詳しい情報を把握しておりませんので、今後いろいろとそちらついては研究させていただきたいと思います。 また、新しい村の空いているスペースへの例えばレンゲだとかの花というお話でございましたが、新しい村につきましては、整備当初につきましては、水路敷ののり面であるだとか、そういうところにシバザクラを植えていた経緯があるんですね。今でも空いているのり面とかはありますので、それがすぐできるかということは、はっきり申し上げられませんが、できることから一つずつやっていきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 今お答えいただきましたけれども、やっぱり新しい村ができたときは、私も結構行っていたんですが、とってもきれいだったんですね。やっぱりのり面のシバザクラとか、何か今はたくさん来場者いるのに、寂しい状況ですので、できることからやっていただきたいというのと、町は花の種銀行とか前やっていて、自分の持っている種と交換して、進修館のところにあったんですけれども、頂いてきてまくとか、何かそういう町民の種をいっぱい頂いて、花いっぱいにしてその土を肥やすという方法もあるかなと思いますので、いろいろ検討してみてください。よろしくお願いいたします。 では、3番の安心・安全の学校教育と子どもの人権について伺います。 (1)猛暑から酷暑へ、子どもの安心・安全を守るために、登下校を含めた部活動の安全対策についての考え方について伺います。 (2)今後の体育館のエアコン設置について伺います。 (3)多様性に対応した制服が選定できるようになることで、生徒手帳の見直しもされると思います。これを機に、子どもの権利条約を記載されてはいかがでしょうか。 (4)子どもの健康のために体育座りを見直した自治体が増加しているが、町はどう考えるかお聞きいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) それでは、お答えいたします。 まず、(1)のご質問、登下校を含めた部活動の熱中症対策についてお答え申し上げます。
教育委員会といたしましても、先般の山形県米沢市の痛ましい事故を受け、熱中症事故防止に向けた取組の重要性を認識しております。
教育委員会では、国や県からの指導の下、部活動等における熱中症事故防止について各校に周知をいたしました。内容といたしましては、主に次の6点でございます。 1点目、実施時期や部活動時間帯などの計画を立てるに当たっては、熱中症警戒アラートや暑さ指数、WBGTと呼ばれているものです。最高気温など示されている基準に基づいて判断するなど、生徒の安全確保を最優先とすること。 2点目、湿度や日差しの気象条件に注意を払い、休憩や水分補給を適切に行うなど予防策を講じること。 3点目です。活動場所に温度計や湿球・黒球温度計、WBGT測定器を設置するなど、活動中の気温や温度の変化を確実に把握し、予防に努めること。 4点目、活動を実施するに当たっては、気象状況に応じて活動時間や休憩頻度に配慮し、生徒が無理に参加することがないよう配慮すること。 5点目、顧問や指導員は、活動前、活動中、活動後の生徒の体調管理を確実に行うこと。 6点目です。室内等の活動では、温度のみでなく、その他の環境条件や
児童生徒の健康状態も考慮し、空調設備、換気や扇風機等の使用を行った上で、適宜水分を補給するよう指導すること。また、登下校や移動時についても小まめな水分補給や休憩を取るとともに、なるべく複数人で登下校や移動を行い、体調不良の場合は近くの大人に助けを求めること。活動終了後も生徒全員の健康観察と体調を確認し、対応することを留意事項として周知しております。 引き続き県や国の動向に留意するともに、学校と連携を図りながら部活動等における熱中症事故防止に努めてまいります。 次に、(2)の質問、体育館のエアコン設置についてお答えいたします。 体育館のエアコン設置につきましては、教育現場での熱中症対策と災害時の避難所機能の面からも両面で必要性が高まっていると感じております。ただし、設置費用及びランニングコストとともに多額の経費がかかることが見込まれていることが大きな課題となっております。 今後エアコンの導入については、国の補助金等の活用や導入のタイミングも含め、どのような対応が望ましいか、検討していく必要があると考えております。 続きまして、(3)のご質問にお答えします。 生徒手帳への子どもの権利条約の記載についてですが、さいたま市の中学校の事例を承知しており、
子供たちからの要望により、このような形になったと聞いております。 子どもの権利条約については、ご承知のとおり、世界196か国で受入れられ、日本でも1994年に批准されており、大切なものと認識しております。 生徒手帳への記載については、その中身に関することなので、各中学校、生徒会や
子供たちの考えを踏まえながら検討していきたいと思います。 最後に、(4)のご質問、体育座りの見直しについてお答え申し上げます。 体育座りによる子供への健康の影響があるという記事については承知しておりますが、現在
教育委員会では、体育座りへの制限や廃止については指示を出しておりません。各学校においては、体育座りに限らず
児童生徒が床や地面に直接腰を下ろして座る際には、地面等の状況や気温、湿度などの外的要因も考慮しながら、長時間同じ姿勢は取らないよう配慮して教育活動を行っております。 今後、体育座りについては体への負担が心配されておりますので、その扱いについて国や県の考え方等も参考にしながら調査検討してまいります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 再質問させていただきます。 (1)の猛暑から酷暑へということなんですが、ちょっと書き方が悪かったんですが、学校の登下校も含めたので、部活もそうなんですが、登下校についても重なる部分があるので、一緒に質問させていただきます。 答弁でいただいた中で、近くの大人に110番を求めるということなんですが、この暑さであまり歩いている人もいなかったりするんですね。前段議員からも出ているものもあるんですが、こども110番の活用というのが、私も以前やったことがあるんですが、学校から1年に1回お礼とか頂くこともあるんですが、こういう酷暑になってきて、子供が具合悪くなったり、ちょっとピンポン押すこともあるよみたいなのをお礼かたがたお願いみたいな、そんなのをされると子供も安心して助けを求めることができるので、そのあたりいかがでしょうか、お聞きします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) 子供の登下校の件ですけれども、大人の助けを得るということは大変重要なことでございまして、今議員からご提案いただいたような、もちろんこども110番の家に駆け込むということは、常日頃から
子供たちには言っているわけですけれども、改めて、今度は受け入れる側としてもそういうことがあるかもしれませんのでということについては、検討させていただいて対処したいというふうに思います。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 受け入れる側は覚悟ができるというか、こうやって来てくれるという、そういう気持ちにもなりますし、町として、
教育委員会として、町内の班回覧とか何かにこういうことがあったときは受入れをお願いしたいみたいなこともしていただけると、110番の家じゃない方も分かるので、そのあたりも一緒に検討していただけるといいと思います。 それで、答弁いただきましたこの6項目については、しっかり対応していただいていて、ありがとうございます。しっかり対応していても、暑くて倒れてしまう子供とか出てくることがありますので、やはりその体制をきちっと今まで以上によろしくお願いいたします。 (2)なんですが、今後の体育館のエアコン設置についてなんですが、これまでもたくさんの議員の方が要望を出してきました。それで、体育館は大きいし高さがあるということだったんですが、私もちょっとこの質問を出した後に視察に行ったところがございまして、そこは実証実験をやっていたんですが、体育館の空気を換える、質を変えるということで、10度ぐらい低くなるんですね。つくばみらい市の新しいまちづくりのところに大手の会社の研究所ができまして、そこで実証実験をやっているということで、何かそれは本当にまだ実証実験なんですが、エアコンのようにお金がかからない、それで、ちりとかごみが全部外に行く、非常にいいなと思って、こんな会社がありますよというのはちょっと町のほうにも、あまりに感動して伝えた部分はあるんですけれども、やっぱり早急に対応をしていくときに、エアコンにあの大きさはとても対処がなかなか難しいところではいろんな方法を考えていただきたいと思います。 それで、そこは実証実験なんですが、ちょっといろいろな面で町とかも視察に行ったりとか、ちょっと真剣に対応、いろいろほかのことも対応してもらいたいと思いますので、何かそういう視察に行くとか検討していただけるのか、お聞きいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) お答え申し上げます。 つくばみらい市の件は、情報をご提供いただきまして、ありがとうございます。 そういった情報をいろいろ私たちも捉えながら、例えば古い体育館でございますので、断熱材が入っていないとか、屋根は1枚のトタンみたいな感じであるとか、そういった宮代町の体育館が対応できるような状況のものとして捉えられるのかということも含めて研究はしていかなければいけないと思います。 そういった意味では、関係課とも協力して進めてまいれればいいなというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 この質問をした後に、8月末に偶然そこの予約が取れたので、ちょっと視察に行ってきて、ああ、こんなことができるのかと思って、今まで実証実験したところが築45年とか38年とか古いところでも対応ができるということがあったので、これはうちの町でも何か参考になるのかなと思ったので、それも含めましていろいろ検討していただきたいと思います。これは要望です。 保育園とか学童保育、コロナのときにちょっと伺うことができなかったので、この夏伺ったら、学童保育では、本当に朝7時半から夜7時までずっと室内にいるんですね。外にも遊びに行けない。もちろん体育館も使えないということで、何かそういうところがやはりしっかり子供に体を動かせる対応ができたらいいと思いますので、要望として早めにしっかりと対応していってもらいたいと思います。 あと、3番の制服の見直しで、子どもの権利条約で、学校とか子供さんの意見ということなんですが、もうそれはもちろん当然のことで、それこそそれが、子どもの権利条約で、今朝のニュースにもやっていましたけれども、
児童生徒の自殺が500人を超えたということをニュースでもやっておりました。 自分は子供だって権利があるんだということが分かる、虐待されて、やっぱり子供は小さいので言えない。でも自分にはこういう権利があるんだ、それで発言もできるんだ。権利を主張するんじゃなくて、こういう最低限の権利があって守られているんだよということをしっかりと子供に知らせてあげる手段って生徒手帳っていいかなと思ったんですね。これは小学生も同じなんですが、そんなものを校長会とか
教育委員会のほうでお話とかしていただければ、大事なものですので、取り組んでいる学校も結構全国ではあるんですね。だから、そのあたりしっかりと対応していただきたいと思います。 4つの原則があって、差別の禁止、差別しないこと、生命生存及び発達に対する権利、命を守られ成長できること。 3つ目が、子供の最善の利益、子供にとって最もよいこと。 4つは、子供の意見の尊重。意見をしっかり聞くということがありますので、そのあたりしっかりと伝えていってくれれば、響く方に響いていって、子供に伝わっていくこと、この町の
子供たちを守ることになりますので、お願いいたします。 体育座りのほうは、
教育委員会でも考えていらっしゃるようなので、これからしっかりと体に負担のないようにいろいろと考えていただきたいと思います。 次が、主権者教育の必要性です。 4番の主権者教育の必要性について質問いたします。 身近で遠い地方議会と言われ、住民の関心が薄い現状が見られます。 (1)主権者教育の取組の考えは。若い世代の投票率ほど低いです。18歳からの選挙権があり、中学校卒業後3年で投票できます。しかし、誰に投票してよいか分からず棄権するという傾向があるといいます。 (2)主権者教育の早期取組について。早急に必要と考えておりますが、町はどう考えているか、お聞きいたします。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(
中村敏明君) それでは、(1)の主権者教育の取組の考え、(2)の主権者教育の早期の取組に関しましては、学校教育の立場から一括してお答え申し上げます。 投票率の向上には、日頃から主権者意識の啓発の取組も重要であると認識をしております。 学校教育では、現在、小学校6年生の社会科で「我が国の政治の働き」の学習、中学校3年生の社会科で「私たちと政治」の学習の中で、政治や選挙について学んでおります。 また、特別活動の一環として、小学校では児童会活動、中学校では生徒会活動があり、全
児童生徒をもって組織し、自発的で自治的な活動を通して、学校生活の充実と向上を図っております。その活動の中で、中学校では、生徒会役員を決める選挙の際に、実際の選挙で使われる投票箱や記載台を使用した取組も行っております。 また、生徒総会が開かれ、学校生活における課題について話し合い、解決していくという活動も行っています。これらの教育活動を中心に、政治への関心を高めるとともに、自らが課題意識を持ち判断していける力が
子供たちにつくよう取り組んでまいります。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 再質問させていただきます。 主権者教育というのは、今、教育長からもお話がありましたけれども、国や社会の問題を自分の問題として捉えて、自ら考え、そして判断し、行動していく主権者を育成していくことなんですね。それで、どうしても教育というと、学校ということになってしまうんですけれども、学校のほうでは児童会、生徒会があって、しっかり答弁の中でもいただきましたけれども、投票箱とか記載台とかも用意して、しっかりと取り組んでいると。もうこれ自体が選挙なんですけれども、じゃ、一般の選挙になると多分別のものになってしまうと思うんですが、やっぱり主権者教育大事だよねということがありまして、千葉県の酒々井という町議会ですね、そこのところの広報紙なんですけれども、そこにこども議会をやったものが載っているんですけれども、以前この町でもこども議会やったんですが、その後子供が、通学路に防犯灯をつけてほしいとか、危ない箇所をこうしてほしいとか、子供目線のものがあったんですが、その後それはどう生かされたかといったときに、町は、住民、町民皆さんの声を聞いているので、こども議会から、そこから動いていく。そこからだけではないというお話をちょっといただいたんですが、この酒々井では、6年生が夏休み中に町の生活環境を調べて現状と課題を調査して改善するためのまちづくりプランをまとめ、9月に各学級でプランの発表があって、その後実際の選挙が行われるように記載台と投票箱を使用して、そこから模擬選挙をやって、その子たちが、そのものがこども議会に出されていくというんですね。 そうすると、
子供たちの目線のものが出てきていて、町議会だよりの最終ページには、15人の小中学生の意見が出ているんですが、本当に子供目線、将来この町を担っていくだろう子供の本当にすばらしいところが載っておりますので、何かそういう、
総務課長か町長にお聞きするんですけれども、やっぱりこども議会をやりましたということで終わるんじゃなくて、何か町をしっかりと育てた
子供たちが主権者教育を受けて、それでちゃんと町を担っていくというような形を何か形としてやったらいかがかなと思いますけれども、そのあたりどうでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。
総務課長。
◎
総務課長(福田拓也君) こども議会の開催についてお答え申し上げます。 こども議会につきましては、参加した
子供たちがその後また社会参加を考えるきっかけとなる大変貴重な体験ができる機会であったということは、認識をしているところです。 ただ、実際の実施に当たりましては多くの課題がございまして、各学校でのこども議員の選出ですとか、
一般質問や提言の用意ですとか、説明会やリハーサルや学校行事のスケジュールを避けながら、多くの準備をする必要がございまして、期間を要するということですとか、それに対応する職員の配置ですとか、学校の先生方の負担ということもちょっと考慮する必要がありまして、なかなか実施に至っていないところでございます。 こども議会において提案されたことを町としてどのように実施するかということは、なかなかその提案自体を直接取り入れるというのは難しい面もあるんですけれども、そういった声があったということをまた町民の方にも広く知ってもらいながら、また町政に生かせる部分は取り入れていけるものなのかなというふうには考えております。 以上でございます。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 丸山でございます。 やっぱり実施に当たってはすごく時間がかかって、前回にちょっと質問したときも同じような答弁をいただいているんですけれども、大変なことは分かっているんですが、こども議会をやるということをしてほしいということではなくて、やっぱり主権者教育として学校でしっかりやっているんであれば、それをうまく生かすというのが町の考え方だと思うので、大変なので、やりました、こども議会しました、こども憲章をつくりましたという形じゃないものをこれからちょっと考えていただきたいと思います。 町長にお聞きします。そのあたりどうでしょうか。
○議長(
合川泰治君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 こども議会の在り方については様々な意見があると思っています。ただ、子供がこういう選挙ですとか、政治というとまた大げさかもしれませんけれども、考える機会にはなるのだろうなというふうに思っていますけれども、ただ、学校にお願いをして、各学校からという形ではなくて、違う方法って、今、山形県なんかでもこども議会の
子供たちがどんどん大きくなって本当に自分たちで運営している、予算まで持っているようなこども議会もありますので、いろいろその辺は研究していく必要があろうかと思います。
○議長(
合川泰治君) 丸山議員。
◆6番(
丸山妙子君) 町長、よろしくお願いいたします。 次、5、放課後……