宮代町議会 2020-03-06
03月06日-05号
令和 2年 3月 定例会(第1回) 令和2年第1回
宮代町議会定例会 第5日議事日程(第5号) 令和2年3月6日(金)午前11時00分開議 開議 議事日程の報告日程第1
会議録署名議員の指名について日程第2 一般質問 3番 丸山妙子君 2番 丸藤栄一君 4番 浅倉孝郎君
閉議出席議員(14名) 1番 山下秋夫君 2番 丸藤栄一君 3番 丸山妙子君 4番 浅倉孝郎君 5番
金子正志君 6番 西村茂久君 7番 小河原 正君 8番 泉 伸一郎君 9番 角野由紀子君 10番 塚村香織君 11番 合川泰治君 12番 土渕保美君 13番 川野武志君 14番 田島正徳君欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 新井康之君 副町長 渋谷龍弘君 教育長 中村敏明君 総務課長 大橋洋巳君
企画財政課長 栗原 聡君 住民課長 高橋暁尋君 税務課長 門井義則君
町民生活課長 齋藤和浩君 福祉課長 吉永吉正君
子育て支援課長 小暮正代君
健康介護課長 小島 修君
産業観光課長 長堀康雄君
まちづくり建設課長 教育推進課長 大場崇明君 石塚孝信君
会計管理者兼会計室長 瀧口郁生君本会議に出席した
事務局職員 議会事務局長 佐藤賢治 書記 小林賢吉 書記 岡村恵美子
△開議 午前11時00分
△開議の宣告
○議長(田島正徳君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(田島正徳君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(田島正徳君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、1番、
山下秋夫議員、2番、丸藤栄一議員を指名いたします。
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△一般質問
○議長(田島正徳君) 日程第2、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。
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△丸山妙子君
○議長(田島正徳君) 通告第6号、
丸山妙子議員。 〔3番 丸山妙子君登壇〕
◆3番(丸山妙子君) おはようございます。 議席番号3番、丸山妙子でございます。 通告に従いまして、4点質問させていただきます。 1、町長の人権意識を問う。 「人権それは愛」、町の広報紙には人権意識の向上を目指し、毎回様々な内容を掲載している。今年1月には水島氏を講師に招いた人権推進の講習会が進修館であった。 私は、平成7年から25年間、町の人権の取組に参加したことがきっかけとなり、人権教育や人権問題に関心を持ち、女性の人権、子供の人権の研修を数多く学び、実践し、町での活動を県、国で実践発表してきた。人権講座の講師としても、長きにわたりずっと取り組み、今も活動している。 4年前に議員となり、見えてきたこの町の現状は、町の取組とは裏腹に、残念ながらこの町の人権意識は低いままだ。古い因習に縛られ、転入した若い世代が住みづらく、これでは定住促進や人口の増につながらないことを実感している。 町民の人権意識の向上は、町の発展につながるものと信じ、確実につながることを願い、一般質問も人権について取り上げてきた。そこで質問する。 (1)共に
まちづくりに力を注いだ現職議員には、必勝を祈り為書を送る。これは常識であり、礼儀であると思う。町長は、
町議会議員の選挙の際に、一部議員だけには出さなかった。このような行為は、町長から議員への
パワーハラスメントであり、いじめと受け取れる。 4年に一度の選挙で、新体制の議員14人が集まり、議会が1つとなる。町長や職員と一丸となり、4年間真剣に
まちづくりに取り組もうとする議員の気持ちを考えた上での行動であろうか。 多様な考えがあってこそ町の発展につながる。首長として一部を排除しようとしているとしか見えない行動を今後も続けるのか答弁を求める。 (2)1月の
人権推進担当者のための講座で、私は後ろの列に座ったが、右隣の女性は資料でスマホを隠してずっとラインをし、左隣の男性は小雑誌らしきものを最後まで見ていた。このような現状で、この町の人権意識や人権教育の推進は果たして進むのだろうか。町長、教育長に問う。 以上です。
○議長(田島正徳君)
丸山妙子議員の質問に対する答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) それでは、丸山議員のご質問にお答え申し上げます。 まず1点目でございますが、議会と町執行部は車の両輪であり、私はそれぞれの議員の皆様と
まちづくりという同じ目標に向かい、議会でご議論させていただいております。したがいまして、議員の皆様には常に礼節を持ち接しさせていただいております。 為書につきましては、基本的に出馬、出陣式等へのオファーを頂いた方々へお配りさせていただきましたので、特別に誰かを選択した、しなかったという思いではございませんので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 次に、2点目につきましてお答え申し上げます。 当町の人権施策につきましては、第4次総合計画の重点事業として位置づけ、住民が互いに人権を尊重し合い、真に豊かさが実感できる社会を実現するため、積極的に事業を展開しております。 具体的には、議員もご承知のとおり、埼葛郡市の12市町と連携しながら、行政職員に対する各種研修、教職員を対象とした
現地研修会や延べ10万人以上が参加する埼葛人権を考えるつどいを開催するとともに、
人権擁護委員活動の一環として、学校とも連携しながら、人権作文及び人権の花運動などを展開しております。 また、町のよろず
出前講座メニューにも「みんなで学ぼう身近な人権」を用意し、人権意識の高揚に努めているところでございます。 こうした事業を展開し、年代や性別や立場などが異なる方々が事業に参加や受講ができるよう努めております。 活動を通して様々な面で人権意識の高揚に努めているところでございますが、求められる取組にも、時代に応じて変化していくものであると考えており、町としては、
教育委員会と連携しつつ、人権尊重の町となるよう、引き続き各種施策、事業を推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(中村敏明君) 2点目につきましてお答え申し上げます。 先ほど町長からの答弁にもありましたように、人権施策につきましては、第4次総合計画の重点事業として位置づけ、住民が互いに人権を尊重し合い、真に豊かさが実感できる社会を実現するため、積極的に事業を展開しております。 様々な面で人権意識の高揚に努めているところでございますが、求められる取組も時代に応じて変化してくるものであると考えており、
教育委員会といたしましても、町と連携しつつ、人権尊重の町となるよう、引き続き各種施策、事業を推進してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 再質問させていただきます。 今回この質問を出させていただきましたのには、ここ、質問にも書きましたけれども、やっぱり人権が非常に大事ということと、言った本人、した本人は、別に人権に、いじめとかパワハラって思ってなくても、受ける側が感じたらいじめであり、パワハラであるというのが今、常識です。その点に関して、私は町長にこういう意識をきちんと持っていただきたいと思って、この質問を出しました。 町長として、首長として、全体3万4,000人の町をつくっていくときには、言い方はあれですけれども、排除と感じ取れる、受け取る側が。そのような行いをなさらないでほしい、そういうことを考えて、これを質問出しました。 再度、昨日、前段の議員からも、LGBTの町の取組、職員、町の講座、取組ございました。
皆さんご存じのように、様々な人権がございます。でも、基本的な、
基本的人権で、人を敬う、人と一緒に行動していく、気持ちよくやっていくことが大切だと思っています。 そこで、もう一度町長にご質問いたします。町長は、この中で、答弁の中で、基本的に出馬、出陣式等のオファーを頂いた方となっておりますが、これは私の取り方ですが、上から目線だと思うんですね。 共に頑張っていこうというときは、私も今まで為書をお願いしてはございません。でも、頂いておりますが、共に頑張ろう。県も国も町も共に頑張ろうという気持ちで為書を贈ってくださっていると思うんです。そこをやはり町長には皆さんとやっていこうという気持ちがあるのか。 今回は、オファーを頂いた方々にということなんですが、今後、議員、そして町民共々相手側がいじめとか、ちょっと嫌な気分になるようなことがないような対応をしてくださるのかご質問します。 あと、もう一点なんですが、2問目の質問で教育長にお伺いいたします。 私のこの書いた現実は、20年ほど前も……
○議長(田島正徳君) 丸山議員、一問一答で。
◆3番(丸山妙子君) じゃ、それでお願いします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 町民の皆様方をはじめ、議員の皆様方全てにおきまして、私のほうから誤解のないように、また人権的な差別をしているつもりは全くございませんので、誤解のないような行動を取りたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 誤解のないような行動ということなんですが、これはもう完全にいじめと取られる状況です。 でも、これは今、
コロナウイルスでも誹謗中傷とか、
東南アジア系の人たちが暴力に遭ったり、世界で動いております。学校の教育の中でのいじめもそうですけれども、面白がってやったり、排除するというのは、この国でも世界でもありますけれども、やっぱりその基本、私は新井町長には本当に中立であって、そしてこの町を思っている議員、そして町民みんなが新井町長とともにやっていけるように物を考え、今じゃなくて先も考えていただきたいんです。 それで、やっぱり人権を築いていただくということは、これは町長だけでなく、しっかり築いていただきたい。 私は、はっきり言ってこれはいじめとパワハラだと思っています。でも、これは知らなかった、そんなつもりじゃなかった、オフォーがあった議員だけに出したというご答弁ですので、それを受け止めます。 ただ、昔から教育の現場でよく言われていますが、一度私、言ったことございますが、親という字は、木の上に立って見る。目の前の子供を見るんじゃなくて、ちょっと距離を置いて子供の成長を見届けるということが大事だということをよく言われております。 町長は、やっぱり自分をする支持者とかではなく、3万4,000人のトップで、町長は37年間町のために一生懸命お仕事をしてくださいました。課長としての、職員としての37年間、今は首長とする町長として3万4,000人、そして町長はここの土地に生まれ育ち、この町のために尽力してくださいました。でも、私のようなほかから結婚なり就職なりして、何十年もここの土地に来ている者がたくさんございます。いろいろな意見を取り入れた
まちづくりに人権は大変大切なものです。 そして、ぜひ大きな視点で、町のトップとして
まちづくりをしてほしい。そして、大切なのは、人権問題が起こらないよう、社会をみんなでつくり出すことです。 私は、町長に再度お願いしたいのは、そんなつもりがなくても、やはり小さな綻び、こういうことがございますと、町民はついていけなくなります。どうぞ3万4,000を親という字のようによく見ていただいて、総合計画もマスタープランもこれからございます。一生懸命
まちづくりに取り組もうとする者に対して、分け隔てなく町のためにを第一に考えてやっていただきたいと思います。 このことに関しては、今、お願いしましたけれども、再度町長にご答弁いただきたいと思います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 大変有り難いご意見ということで、真摯に受け止めてまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) (2)のです。教育長にお伺いいたします。 先ほど申しましたけれども、この施策を一生懸命やっているんですけれども、人権教育に。現状として、私としては成果が出ているのかなというところが感じました。 このような講習会の一生懸命聞いている職員もたくさんいらっしゃいました。私のことを議員と知らないお二方だったと思うんです、両隣の方は。ただ、これで、例えば町に、自分の部署なり、学校なり帰ったときに、これがちゃんと伝わるのかなということがありましたけれども、こういう研修に来ている方たちの講習に来たときの、この方が
学校関係者かどうか分かりませんけれども、学校としては、こういう研修に行ったときは、どういう報告とかがあったりとか、生かしているんでしょうか、お答え願いたいと思います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 教育長。
◎教育長(中村敏明君) それでは、お答え申し上げます。 まず、私、人権教育という面では、
教育委員会は学校関係と、それから社会教育と両面を担っております。今、学校関係かどうかということでございましたけれども、この研修会には校長、教頭しか来ておりませんので、その方たちは
学校関係者ではないというふうに学校の威信を持ってまずお話をさせていただきたいと思います。 次に、そういった方々がいるということについては、私も非常に残念に思うところです。 ただ、それをどういうふうにしていくかということについては、私どもとしては、そこの研修の場に送っていただいているその団体の長であるとか、係の方にそういった状況をお話しして、今後それについて真剣に向き合うように、依頼というか、お願いをしていくということで対処していくということになると思います。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) いろいろな団体から来ていると思うんですけれども、私も20年前、PTAでよく人権にも行っていたときに、やはり日々の忙しい仕事の中で、ちょっと休憩できる時間ということで、結構居眠りをされている方がとても多かったんですね。 それで、20年前からしたら人権は非常に進んできております。ただ、やはりせっかく仕事として来たり、立場として来た人たちが来てくださった、それが生かせる、ただそこに座っているだけじゃなくて、それが持ち帰って生かせる環境というものをそれぞれつくっていただきたいと思います。 それで、もう一回お聞きいたしますが、庁舎内の職員も結構来ていらっしゃいましたけれども、職員の場合はどういう報告になっていくのかお聞きいたします。
○議長(田島正徳君) 暫時休憩します。
△休憩 午前11時19分
△再開 午前11時19分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。 答弁を求めます。 総務課長。
◎総務課長(大橋洋巳君) お答え申し上げます。 こういった研修につきましては、なるべく毎年様々な方に出ていただいて、要するに
自己研さんを積んでいただくということにしてございます。 ですので、特にこれを受けて、例えば1日研修とかであれば、復命という形で、書いて提出することになりますけれども、こういった形では、
自己研さんを積んでいただくということで、特にそういった形ではございませんけれども、そういう形で広くなるべく多くの職員に自ら学んでいただくというような形を取らせていただいています。 当然、その受けた内容を、いいものであれば、それを周りの職員に伝えていただくとか、そういったものはなるべくやっていただくような形をしてございます。 そういった形で、多くの職員の方に人権というものを学んでいただくというような機会とさせていただいております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 再度町長にお伺いいたします。 1年半後にまた町長選がございますが、出馬するかどうかはご本人の意思でございますが、またそういう立場になられたときには、分け隔てなく、受け取る側が嫌な思いをしないような対応、全候補者等にお配りするような形を取れるか、仮定ではございますが、お願いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 副町長。
◎副町長(渋谷龍弘君) お答えを申し上げます。 次の町長選挙の仮定の話でございますが、町長のほうは、当然議員さんご存じかと思いますけれども、公務と政務がございまして、為書を贈るという行為につきましては、あるいは応援演説、こういったものにつきましては、まさに政務の分野でございまして、
重々ご存じかと思いますけれども、一般質問の場におきましては、公務ということで、町の政策ですとか行政運営が大切となってまいりますので、大変申し訳ないんですが、今のご質問につきましては、答弁のほうは控えさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 了解しました。 私も、人権、女性政策で初め何も分からず入って、ここ25年たちましたけれども、やはり
男女共同参画とかをやっていると、「丸山さん、そんなことやっていると、丸山さんらしくないよ」とか、いろいろ言われました。でも、これは本当基本的なことで、人権、人権と騒ぐんではなくて、やはり町民の皆さんが住みやすい、特に地域においては、やはり女性蔑視がひどいです。恫喝したり、どなったりすれば聞くんだという考えの方が、やはり高齢の方の男性の方にはいらっしゃったり、金融機関の窓口では、女性だけの時間帯は、かなり恫喝されるそうです。男性職員が戻ってくるとやめる。それもこの町内の現実だと私は聞いております。 どうぞ、町長はじめ皆さんの人権意識を本当に高めていただいて、議員共々ですけれども、よりよい町につくっていただきたいと思います。 1問目は以上で終わります。 2、災害など緊急時には町民第一で迅速な判断と対応を。
新型肺炎コロナウイルスへの対応について、町は2月17日月曜日朝の時点で、役場及び
社会福祉協議会の対応が全くなされていなかったと聞く。その後、指摘があり、その日のうちに町の
ホームページに注意喚起が掲載された。また、おひな祭りは中止との連絡が19日夜にあった。町民のために迅速な対応を切に望む。その後の対応を具体的に。 (2)昨年の台風19号、近隣市町は避難勧告を出し、住民への周知をした。町は避難勧告を出したが、防災無線では流さなかったと聞く。町民に情報が伝わらず、不安と町への不信感が渦巻いた。また、「パニックになるから避難勧告は出さなくてよい」との進言もあったと聞く。「栗橋の
スーパー堤防ができれば、宮代町は水がちょっと漏れるくらい、水害は来ないから心配しなくてよい」という関係者の声もあるようだが、この町の対応にますます不安が募る発言である。最終的な決定権は町長にある。町長の適切な判断と迅速な対応を望むが、どう考えるか。 以上です。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(小島修君) それでは、(1)の
新型コロナウイルスに関連する対応につきましてお答え申し上げます。 既に報道等を通じてご承知かと存じますが、感染の状況が変化することに合わせまして、対策につきましても日々変化している現状にあります。 このような状況の中で、本町における
新型コロナウイルスに関する対応策につきまして、時系列にしてご説明申し上げます。 本町における最初の取組といたしましては、1月24日に埼玉県において「
新型コロナウイルスに関する相談窓口の設置について」の報道発表がなされ、1月27日月曜日の課長会議におきまして、埼玉県が発表いたしました内容について情報共有を図り、同日、
役場庁舎出入口付近に
アルコール消毒液を配置したところでございます。 町民の皆様への周知といたしましては、1月29日水曜日に
町ホームページに「
新型コロナウイルスに関連した肺炎について」を掲載し、相談窓口の案内等を掲載したところでございます。 また、不特定多数の方の出入りや狭い空間での接触により感染のリスクが高まると考えられる事業の1つといたしまして、
宮代町議会議員選挙が控えておりましたことから、2月3日月曜日に
選挙管理委員会と調整し、各投票所に置く消毒液と補充液を確保し、期日前投票所並びに11の投票所に配置したところでございます。 さらに、庁舎1階のフロア等におきまして、確定申告の受付が始まることもございまして、5日水曜日に
町議会議員選挙終了後になりますが、投票所から回収いたしました消毒液を申告会場に設けられるよう、所管課と調整を行い、対応したところでございます。 この時点までは、個々の事務事業におきまして、消毒液の配置を進めておりましたが、消毒液の備蓄数量に限りがありますことから、出先機関も含めた公共施設全体でバランスよく配置できるよう、同月13日から全体調整に着手したところでございます。 18日火曜日には緊急の課長会議を開催し、
新型コロナウイルスに関する対策会議について、既定の宮代町
新型インフルエンザ対策検討委員会設置規程に準ずる会議として位置づけることを確認し、第1回
新型コロナウイルスに関する
対策検討委員会を開催したところでございます。 この
対策検討委員会におきまして、消毒液の廃止について全体調整を行うこと、関係課における補充液の管理の徹底について確認し、消毒液につきましては、翌19日水曜日に配置が完了したところでございます。 21日金曜日には、第2回、第3回
対策検討委員会を開催し、今後の
イベント等の開催予定のほか。
イベント等の中止、延期の判断基準につきまして、また開催する際の対応策について検討したところでございます。 同日、21日になりますが。4回目の
対策検討委員会では、
新型コロナウイルスに関連した町の方針を決定するに当たり、
新型インフルエンザ等対策本部と同等の
新型コロナウイルスに関する対策本部として位置づけることが適当であるとしまして、この時点から
対策本部会議として会議を開催することといたしました。 第1回
対策本部会議では、町主催、共催の
イベント等の中止、延期の決定について、屋内、屋外を問わず多数の人が参加し、密着する状況が見込まれるか、または感染した場合に
重症化リスクが高い高齢者や妊婦等の参加が多く見込まれるか、この2点を考慮し判断することとし、併せて
町ホームページへの掲載など対応するよう確認したところでございます。 第2回
対策本部会議では、
新型コロナウイルスの感染予防の観点から、各公共施設において、個人または団体が主催する
イベント等について、中止等した場合は、事前に徴収しました
施設使用料は返還する方針を確認しております。 27日木曜日に開催いたしました第3回
対策本部会議では、前日、安倍総理からの国民へのメッセージにおいて、スポーツ、
文化イベント等については、大規模は
感染リスクがあることを勘案して、今後2週間は中止、延期または規模縮小等の対応要請がありましたことから、本町の対応といたしまして、子供、高齢者が多く利用する施設はおおむね2週間、3月10日までの閉館開始を確認し、
ホームページ等で周知を図ったところでございます。 28日金曜日に開催いたしました第4回
対策本部会議では、安倍総理並びに文部科学省から発出されました小・中学校、高校、特別支援学校の臨時休校についての要請を勘案し、町内小・中学校の休校と学童保育所、公立保育園の開所について確認を行い、それぞれ該当する施設において対応策を講じたところでございます。 また、3月5日木曜日に開催いたしました第5回
対策本部会議では、全国的に感染症が拡大している状況を鑑み、本日6日金曜日から、町立図書館は予約図書の受け取りと図書の返還等を除く図書の閲覧等のサービスを16日月曜日まで中止させていただくほか、総合運動公園のトレーニング室及び郷土資料館2階休憩スペースを本日から31日火曜日までの間の利用を中止させていただくことを確認し、
町ホームページや対象となる施設に掲示するなどして周知を図ったところでございます。 現在、内閣官房や厚生労働省、埼玉県からの情報につきまして、メール等で庁内の関連する部署にそれぞれ届いている状況にありますが、常に最新の情報把握に努め、必要に応じて
新型コロナウイルスに関する対策本部を開催し、情報共有と適切な対策を迅速に講じることにより、町民の皆様の健康と安心・安全の確保に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) それでは、危機管理対応における私の心構えにつきましてお答え申し上げます。 危機管理におきましては、トップである私が全責任を負う覚悟を持って陣頭指揮に当たっております。その中でも、私自らが行うべき5つの重要事項がございます。 1つ目として、駆けつける。災害が発生もしくは発生するおそれがある場合には、一刻も早く役場へ駆けつます。 2つ目、体制をつくる。災害に応じ、対応できる体制に早急につくります。 3つ目、状況を把握する。被害状況の速やかな把握に努めます。 4つ目、目標、対策について判断する。目標や重要な対策等の意思決定は私自身が行います。 最後に5つ目、住民へ呼びかける。私自身が前面に出て、住民へ呼びかけ、説明を行います。 これらは、過去に被害実績のある自治体の首長による災害時にトップがなすべきこと協働策定会議において発せられたメッセージとともに、平成31年に消防庁が発行いたしました「市町村長による危機管理の要諦」に掲載されているものでございまして、私自身もこれらを肝に銘じ、行動しているところでございます。 今般の台風19号を振り返りますと、様々な課題が浮き彫りになったことも否めません。このたびの対応についても、反省すべきことは真摯に受け止め、今後の災害に備えてまいりたいと考えております。 災害対応につきましては、見逃しは絶対に許されません。空振りを恐れず、早め早めの適切な判断と行動を心がけてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 対応が細かく
ホームページもはじめ、見ました。私がこの一般質問で出したときには、まだほとんど出されてなくて、出させていただいたんですが、その後、本当に町の対応が日々やってくださっているのがよく分かります。ありがとうございます。 それで、この中で、答弁の中でお聞きしたいんですが、消毒液とかが本当足らなくなっている状況だと思うんですが、今の使い方でいきますと、どれくらいまで対応できるのか、あと確保できるのかお聞きします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(小島修君) 消毒液の備蓄の状況とのお尋ねということでお答え申し上げます。 現在、町内の公共施設や役場庁舎をはじめ、消毒液各所に置かせてもらっています。 置いているポンプにつきましては、500ミリリットルのポンプでございます。これを残量を確認しながら、近くの課に補充していただくということで、補充液も配付をしております。 残っている備蓄の補充液につきましては、3リットルの補充液が今現在、10本程度しか残っていないということでございまして、入り口等で消毒される方、人数等まちまちですので、どれぐらい持つかというのはなかなか見込むのが非常に難しいんですが、備蓄している消毒液があるうちは、補充等を繰り返して、皆さんの感染予防に役立てていただきたいというふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 備蓄の量がそんなにはないような気がするんですけれども、これは、例えば持っている課で、例えばなくなったら融通し合うということとか、ほか、いろいろなところあると思うんですね。
教育委員会関係とか、介護関係とかあると思うんですが、たくさん持っているところと少ないところございます。それで、今、図書館とかも利用できませんけれども、何かなくなったところの融通し合うということは、今後ありますか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(小島修君) お答えいたします。 消毒液につきましては、その部署に置いてある箇所によって減り具合が異なってまいりますので、議員ご指摘のとおり、融通をし合うということ、さらには在庫を管理している部署に在庫がなくなりましたら、備蓄のほうから補充液を配備するというような対応で進めていきたいと思っております。 ただ、備蓄につきましても、限界と言いますか、限りがありますので、備蓄のほうが底をついてきそうなときには、購入という考えもあるんですが、ご承知かと思いますけれども、マスクをはじめ、消毒液も販売店あるいは問屋さんのほうにもうないというような状況も伺っております。 そういった中で、できる限り手を広げて確保に努めてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) もう一点お聞きします。 初めの1月29日から結構、2月のたしか17日だと思うんですけれども、私ども地域サロンをやっていたんですけれども、地域の方からやっぱり
コロナウイルスの話がすごく出ていて、多分この日に町のほうに問合せして、まだあんまり動きがなかったんですが、コロナの話がニュースで出されてから結構日にちがたっていますが、その間は何か準備とかされていたんでしょうか。状況を見ていたということでしょうか。 その後の動きはすごく活発になったんですが、そこをお聞きいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
健康介護課長。
◎
健康介護課長(小島修君) お答え申し上げます。 国のほうから民間の団体さんが
イベント等を行う場合については、対策を講じる、あるいは規模縮小、さらには中止とか延期を検討するようなメッセージが発出されました。こういったことを踏まえまして、町のほうも、お問合せがあった団体さんにつきましては、十分慎重にご判断いただきたいと、現状をご説明しながらご判断いただいているという状況でございます。 これまでのそういった地域交流サロンだとかでは、数多く開催していただいたところでございますけれども、3月になりまして、各所で中止というようなお話を伺っているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 今後とも
コロナウイルスのほうは、サロンとかも中止のところ多くなっていると思いますが、4月に向けイベントも中止になっておりますが、迅速な対応を今後ともよろしくお願いいたします。 そして、2番目のほうの台風の件に関し、災害時の件なんですけれども、これ、この中に書いてあること、実際私が耳にした言葉だったので、やはりトップは町長の判断ということなんですが、結構町民の方は、自分の思いが、結構町長に言えば、町長判断ではなく、自分の意向が結構利くと思っている方がいらっしゃるようです。 それでこのような言葉が出てきているんだとは思うんですが、町長からの答弁で、すぐ駆けつける、このすごく分かりやすいご答弁いただいたんですが、住民も早く避難の方法を、例えば防災、ほとんどの方が
ホームページとか見られない方が多くて、一人暮らしの方とか、不安を抱えたり、特に私もそうですけれども、川沿いの者は非常に危険を感じました。 そこで、近所の方が、もし水が出てくる。避難はできないけれども、2階に避難ができるなら、防災無線で流してくれたら、近所で1階から2階へ上がれないお年寄りがいたら動けたとか、そうやって駆けつけるということがすごくできたんじゃないかという声も聞いているんです。その点に関して、町長がここに1つ、駆けつける、2つ体制をつくる、3つ、状況を把握する、4つ、目標・対策について判断する、5つ、住民へ呼びかけるって、これがすごくいいことですが、これがイコール町民も同じ気持ちだと思うんですね、はい。 それで、今後は、しっかり様々な課題が浮き彫りになって、今後に生かすことができると考えていると答弁いただいております。今後は、しっかりとやっていただきたいと思いますので、この住民へ呼びかけるの、地域の住民へ呼びかける、駆けつけるということを早くする、住民が不安にならないように駆けつけるように、町長にお伺いいたします。今後、どのような対応をしていただけるのでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 早速ではございますが、各避難所に役場の職員の担当制をしきまして、必ずその職員が1番に駆けつけると。そこには、通常鍵が必要ですので、その鍵の管理も含めて、そういうふうな手配をさせていただいたところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) いち早く職員が、担当の職員が駆けつけ、鍵を開けるということですので、今後いろいろなことが当たり前のようにやってくる時代です。どうぞ町のほうは迅速な対応をお願いいたします。 次、3番に行きます。 学童保育所に指導員の要望をどれだけ反映したか。 令和元年9月議会において、現場の意見を取り入れてほしいとの意見からの要望に応え、床の素材に指導員の意見を踏まえた事例の答弁があった。トイレの数など、指導員の意見は重要である。その後、どこに、どれくらい、どのように反映され、児童や指導員が使いやすい構造や設計になったか問う。 以上です。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(小暮正代君) それでは、ふじ児童クラブの学童保育所新設に伴う指導員の意見の反映につきましてお答えを申し上げます。 現在、笠原小学校内に学童保育所、ふじ児童クラブの新設設備を進めておりますが、議員ご承知のとおり、建物につきましては、1階平屋建てとなっておりまして、当初、2階建てを想定していたものでありますが、指導員等の意見を踏まえ、安全面や利便性を考慮し、1階建てとさせていただいたところであります。 また、施設面におきまして、指導員から意見として挙げられていた児童が静養できるスペースや職員の専用スペース、収納スペースの確保につきましては、保健室及び指導員専用室を設けるとともに、収納スペースにつきましても、保育用品や備品等を収納するための倉庫を設置することとしたものであります。 そのほか、制作物や活動班等を表示するために活用する壁面につきましては、保育室の壁面をピンやフック等が使用可能な仕様にするとともに、保育室内を有効に活用できるよう、児童のロッカーを可動式にしたところであります。 学童保育所の照明や街灯につきましても、学童保育所の保育時間が放課後から17時までであることを踏まえ、保育室の明るさを確保するための照明等やお迎え等の敷地内の安全確保のための街灯を敷地内に設置することとしたものであります。 また、トイレにつきましては、設置可能な範囲でなるべく多くの数を確保するとともに、男子トイレ、女子トイレのほか、みんなのトイレとして多目的トイレを設置するとともに、年間を通して児童及び指導員が快適に過ごすことができるよう、24時間換気設備を設けています。 今後も、必要な備品や物品等を整備していくに当たりましても、指導員の皆様の意見等をお聴きしながら進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 〔発言する人あり〕
◎
子育て支援課長(小暮正代君) 申し訳ありません。先ほどの答弁の中に学童保育所の保育時間につきまして、放課後から17時までと私、何か申し上げてしまって、19時でございます。訂正させていただきます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) いろいろ指導員が意見が入っているようでございます。 このトイレ、みんなのトイレとか、街灯をどこにするとか、こういうもう設計図というか、平面図とかっていうのはもうできているのか。もうできていたら、きちんとしたものか。そういうものがあるのか。敷地のそういう街灯と位置とか全て。そういうものがもしあれば、議員に分けてほしいんですけれども、できておりますか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(小暮正代君) それでは、お答えを申し上げます。 4月からの入所に向けて、現在、建築を進めておりまして、もちろん平面図に基づいて、今、建築を進めているところでございますので、図面はございます。 その後、委員会のほうで出させていただきたいと存じます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員、一般質問での資料請求はできないことになっております。
◆3番(丸山妙子君) はい、分かりました。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 丸山でございます。 外の壁について、前、議員からも出ていましたけれども、色とかはあのままの予定の、ちょっと暗っぽい色だったんですけれども、変更とか何か、指導員さんからは違う色の要望とか、そういうものは出ませんでしたか。それとも、出て、変わったとかございますか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(小暮正代君) それでは、お答えを申し上げます。 特段、指導員から今の学童保育所の壁面についてのそういったご意見はなくて、逆に、いい色だねと言っていただける声は実は頂いているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 指導員からは壁面の色が良いという声も聞こえるということなので、今後はもう設計して造っていくわけですが、利用していくと、また使い勝手とかいろいろ出てくると思うんですが、その面でも、また指導員とか、大きな工事はできないですけれども、そういう意見も今後も、指定管理にはなってまいりますけれども、聞いてもらえるのでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
子育て支援課長。
◎
子育て支援課長(小暮正代君) それでは、お答えを申し上げます。 学童保育所につきましては、やはり中心となってその運営を担う指導員さんの力というのは非常に大きいというふうに感じております。もちろん今、議員がおっしゃっていただいたとおり、もちろん指定管理者制度にはなりますけれども、指導員の声を聴きながら、きちんと運営してまいりたいと存じます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 今後とも指導員の声を聞いていただいて、保育される子供たち、そして指導員、働きいい環境といい状況をつくっていただきたいと思います。 では、最後、4問目にまいります。 須賀下地域と杉戸町の武蔵堤間を流れる川に、人道橋の設置を。 先日、やはり地域の声をいろいろお聴きした中で、地域から要望が出たことがあるとのこの橋の設置について、進展はあるのか。 その中の90歳の方が、いつもウオーキングでぐるるまで行っているが、100歳まで元気に自分の足でぐるるまでとおっしゃっていました。そんな声を聞いて、地域の多くの住民が望んでいます。答弁お願いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(石塚孝信君) 4番の須賀下地域と武蔵堤団地の間に歩行者用の橋の設置をについてお答え申し上げます。 姥ケ谷落が大落古利根川に合流する須賀下地域と杉戸町の武蔵堤団地付近への歩行者用の橋の新設につきましては、新しい橋を設置することにより、杉戸町を経由することにはなりますが、遊歩道が河川に沿って連続し、今よりも一体的な活用が図れるものと考えております。 しかしながら、その上流部では備前堀川が、また下流部では東武鉄道日光線の鉄橋がありますので、それらによって分断されてしまい、連続性の確保という面では、課題が多い状況でございます。 仮にご質問の場所に橋を架ける場合には、県及び杉戸町との協議や調整に加え、周辺道路の整備も併せて実施する必要があるため、多額の費用を要するものと見込まれます。 また、武蔵堤団地にお住まいの方々にもご理解いただくとともに、杉戸町の住民の皆様の利便性の向上もございますので、杉戸町にも建設費について応分の負担をお願いすることになるものと考えております。 さらに、武蔵堤団地側には橋を架ける場所まで行く道路がないため、新たに用地買収や道路整備も必要となってまいります。 歩行者用の橋の整備につきましては、過去の例で申し上げますと、隼人堀川左岸の東姫宮2丁目に隣接する春日部市の飛び地と、その右岸に平成11年に架けた梅田人道橋は、約9,000万円かかっており、そのうち宮代町は50%を負担しております。 また、県の事業ではございますが、県道埼玉幸手線と和戸踏切との交差部分の立体化に併せ、地域住民の皆様方からの要望により、備前堀川に歩行者用の橋を造ることも検討されており、その費用もかなり高額になると伺っております。 いずれにしましても、整備に当たりましては、県及び杉戸町等とも十分協議し、合意形成を図っていく必要がございますので、早期に実現することは困難な状況にあると言わざるを得ません。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 結論は困難な状況ということなんですが、この武蔵堤団地に橋を架ける場所がなくって、私も散歩すると、あそこは非常に狭いところなんですが、あそこは道ではこの場所まで行く道路がないって、ここは道路としてじゃなく、ただの川の堤防、わきをただ歩いているだけって、皆さん歩いていますけれども、そういう状況で、町道にはなっていないんでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(石塚孝信君) お答え申し上げます。 杉戸町の武蔵堤団地側の遊歩道部分につきましては、途中で切れてしまっております。 また、遊歩道につきましては、河川の用地を占用という形にしていると思われます。 また、今、橋を架けるために必要な場所については、今、遊歩道的な、舗装等も全く行っておりませんので、町道の認定ということもされていないというふうに認識をしております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) じゃ、もう一点お聞きします。 河川用地になっていないということなんですけれども、あそこをきちっと遊歩道になって整備されているんですが、満願寺橋からの道路、やはりすごく狭くて、散歩していても車が危ないので、そこのところの道路の整備は大変お金がかかりますが、そういうのはまだ計画に、この町としては、町道になるんですけれども、整備の計画はないでしょうか、質問します。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(石塚孝信君) お答え申し上げます。 満願寺橋から大落古利根川の右岸を通って武蔵堤団地に向かう道路のお話だと思います。 確かに橋の箇所から2軒ほどお宅がありまして、その先も道路が狭いので、自動車はすり替えができない状況でございますし、舗装もかなり傷んでいるということは認識をしております。 ただし、優先順位等もございますので、順次整備はしていきたいとは考えておりますが、今すぐ早急にという状況にはないということでご理解をいただきたいと存じます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸山議員。
◆3番(丸山妙子君) 分かりました。 時間はかかると思いますので、地域の方の希望を聞き、願っていきたいと思います。 終わります。
○議長(田島正徳君) 以上で
丸山妙子議員の一般質問は終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後12時01分
△再開 午後1時00分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。
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△丸藤栄一君
○議長(田島正徳君) 引き続き一般質問を行います。 通告第8号、丸藤栄一議員。 〔2番 丸藤栄一君登壇〕
◆2番(丸藤栄一君) 議席2番議員の丸藤でございます。 通告順に従いまして4点について質問を行いますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、消防署中島出張所の存続をについてお尋ねします。 台風の巨大化や近い将来直下型大地震などが予想されている地域として、防災・減災対策の拠点となる消防署及び出張所の存在は重要であります。 また、同時に、高齢化が進む中で、救急出動・搬送体制の充実が強く求められています。 住民の生命、身体及び財産を守る責務を全うするため、消防力の充実強化を着実に図っていくことは必要であり、消防署中島出張所の統廃合計画は、それらに反するもので、到底認めるわけにはいきません。 そこでお尋ねします。 1点目は、消防署中島出張所の統廃合計画案について、1月26日に新若区と中須の2つの地域住民に対し2回目の説明会が行われましたが、どのような意見が出たのでしょうか。簡潔に報告をお願いいたします。 2点目は、新井町長は、これまで「時間をかけて理解を得られるよう説明していく」と述べてきましたが、地域住民に理解は得られたのでしょうか、お答えください。 3点目は、中島出張所の統廃合計画案については、住民の生命、身体及び財産を守るということで、周辺地域住民の皆さんはもちろんのこと、ほかの住民からも心配や不安の声が出ております。今後どのように説明されていくのでしょうか、お答えください。 4点目は、中島出張所の救急出動件数は過去5年間で2倍に増えています。今後の宮代町の人口動態を考えたとき、高齢化が進むことにより、救急搬送の需要がこれまで以上に増加することが想定される中、廃止ではなく、むしろ強化を図るべきではないでしょうか、お答えください。 5点目は、中島出張所を存続した場合と廃止した場合、宮代町の負担額はどのようになりますかお答えください。 以上です。
○議長(田島正徳君) 丸藤栄一議員の質問に対する答弁を求めます。
町民生活課長。
◎
町民生活課長(齋藤和浩君) お答えを申し上げます。 最初に、2つの地域住民に説明会が行われましたが、どのような意見が出たのかにつきましてお答え申し上げます。 意見として、「今後の体制で新たな車両を配備することができるのなら、中島出張所を新しい体制にしてほしい」、「合理化の既定事実として説明している。住民に情報が伝わっていないのでは」、「救急で杉戸署から川があり、橋の通行が限られて心配である」、「再編することにより、今より迅速に対応できるのか」などの意見を頂きました。 次に、「時間をかけて理解を得られるよう説明していく」と述べてきましたが、理解は得られたのかにつきまして、地元説明会として、昨年11月24日と今年の1月26日に開催するとともに、地区連絡会において、2月1日に須賀地区と東武動物公園駅西口地区、2月5日に古利根地区、2月16日に姫宮地区の区長、自治会長に説明をしたところです。 また、3月号広報に掲載し、町民の方々に説明並び周知をさせていただいたところです。 いずれの会議においても、特段の意見はなく、ご理解をいただけたものと考えます。 地元説明会においても、中須地区においてはご理解をいただけました。新若地区においては、まだご理解をいただける段階には至っておりませんが、引き続きご理解をいただけるよう対応してまいります。 次に、周辺住民の心配や不安の声に今後どう説明していくのかに対しまして、前段で申し上げましたとおり、地元説明会を開催し、1回目に意見を頂き、2回目には頂いた意見を踏まえ対応策等を説明したところです。 町民の安心・安全のために、消防署の体制整備の強化、高機能指令センターの視察など実施し、説明でなく、実際の現場にも行っていただいたところです。 次に、高齢者の緊急搬送の需要が増加する中で、廃止でなく、むしろ強化を図るべきではないかにつきまして、これ以降の回答については、埼玉東部消防組合の聞き取りした内容でお答え申し上げます。 中島出張所に配置している救急車の救急出動件数につきましては、平成25年中の545件に対し平成30年中は1,103件と、5年で2倍になっているとのご指摘でしすが、平成25年中は中島出張所の管内及び宮代消防署管内となる宮代町内への出動は525件、96.3%です。一方、平成30年中の出動件数は、杉戸消防署をはじめとする他の消防署の管内への出動を含めた数字となっています。 これは、平成26年度に高機能消防指令センターが整備されたことに伴い、従来の災害が発生した地域を管轄する救急車が出動する方式から、災害が発生した地点の最も近くにいる救急車が出動する方式に変更となったことによるもので、中島出張所の救急車は中島出張所管内以外の地域への出動件数が大幅に増加している状況でございます。 実際に中島出張所の救急車が中島出張所管内で発生した救急事案に出動した件数は、平成25年中は394件に対し平成30年中は342件と、52件減少している状況でございます。 なお、埼玉東部消防組合の署所再編についての案では、昨今の救急搬送の状況に鑑み、救急隊を減らすことなく、18救急隊を維持することとしており、中島出張所の救急隊は杉戸消防署の救急隊と併せて2隊合同運用し、さらなる救急体制の強化を図る予定であります。 最後に、中島出張所を存続した場合と廃止した場合の町の負担額はどのようになるのかにつきまして、消防組合の負担金につきましては、広域化の直近前3年である平成21年から平成23年までの平均の消防費決算額を上回らないものとするということが規約に規定されております。 現在、協議が行われております中島出張所を含む消防署所の合理化については、同規模の消防本部と比較したときに、人員、施設、車両数のほか、財政規模についても平均を上回っていることにより、住民1人当たりの負担が大きくなっている実情を踏まえ、現在の消防力を維持または充実を図りながら、消防組合の組織規模、財政規模の適正化を図ることを目的としております。 合理化により、人件費や庁舎維持管理費、車両更新費用等が削減され、消防組合の財政規模が適正化されることにより、当町における消防組合への負担金も削減が見込まれるところでございます。 一方、同規約におきまして、広域化11年目以降の負担金の算出方法は、基準財政需要額割を基本として、改めて協議するものとされておりますので、今後の消防組合負担金につきましては、引き続き正副管理者会議におきまして検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) それでは、一問一答で再質問させていただきます。 まず、総括質疑でも言いましたように、気候変動で災害が巨大化する下、来る災害に備えて、台風19号をしっかり検証し、防災・減災対策を構築することは、町の今の最重要課題だと思います。 ところが、地域の防災力の要である消防署中島出張所が廃止されようとしております。このことについて、周辺地域住民のみならず、多くの町民の皆さんから心配や不安の声が上がっています。 この間、町議選もありましたので、私は多くの住民の皆さんから心配や不安の声をしっかりじかに伺ってきました。 そこで、町長に伺いますが、中島出張所が廃止されようとしていることについて、先ほども答弁がありましたけれども、どのようにじかに聞いていらっしゃいますかお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 中島出張所の統廃合につきましては、町民の方々にいろいろな思いをさせていることは事実だと思っています。実際に目の前にある救急車両、消防車両がなくなってしまうわけですので、その不安というのは大きなものだというふうに感じております。 実際耳に聞こえてくる質問でも、時間が今度かかるようになってしまうのではないかとか、先ほど言ったように、混雑しているときに大丈夫なのかというようなご質問を頂きますけれども、その辺につきましては、今までの救急体制をマイナスにするのではなくて、逆にプラスにして、杉戸署と宮代署を消防力のアップをしていくことを丁寧にご説明をさせていただいております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 今、町長から答弁いただきました。マイナスにするものではなく、プラスにしていくと答弁されましたが、私は町議選後の話です。いろいろ聞いてきましたが、二、三紹介したいと思います。 東武線から東エリアの方で、その男性は踏切に左右されず、必要だから設置したはずと怒っておりました。 それから、駅頭宣伝をしていたら、駆け寄ってきた男性は、これは後で聞いたんですが、中須の方ですが、高齢化が進む中、中島出張所が近くにあれば安心。 それから、ある女性は、救急出動件数が5年間で2倍に増えているのに、なぜ廃止ですか。 私もいろいろな方と話をお聞きしてまいりましたが、まだまだ中島出張所の廃止案のことについて知らない方は多いですよ。そういうふうにも言われます。 もう一方では、もう決まったことではないの、そういうふうにも言われます。 町長、こういった中で、まだまだ知らない方もいらっしゃいます。 それから、私は、先ほども答弁があったように、町の広報3月号を見ると、いいことしか書いてないですよ、一方的に。やはりそれも一応啓発ということでお知らせをするんでしょうけれども、一方通行だと思いますね。ですから、きちっといろいろな方と話を聞いたらどうでしょうか。 町長は、これまでも話は引き続き聞いていくという答弁をしていますが、そういった点で、そういった話合い、説明会はしていかれますかどうでしょうか伺います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 私のほうからは、私というより町のほうからは、各区長さんを通して、また区長会を通して説明会をさせていただいております。その中で、説明会の実施等も地区でやらせてくださいとお願いをして、要望のあった地域にお願いをしています。 また、それだけではなくて、私のほうが出向いて、その地域のいわゆる様々な懇親会、敬老会、いろいろなところで中島消防署のこれからの在り方についてご説明をさせていただいております。 ですので、今後改めて新たな地区をということは今のところ予定してございません。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 今、町長から、新たな地区については考えていないということなんですが、この中島出張所は、先ほどからも言っているように、命に関わる問題ですよね。廃止される、存続されるは大きな違いなんですよ。 それで、いろいろな機会で話すということはあっても、こういうことについて、きちっとやはり住民の理解を得て進むべきではないでしょうか。 そのためにも、やはり説明会、話合いというのは重要だと思いますが、そういった話合いは新たにはしない。それでいいんでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 様々な機会でいろいろな形でご報告をさせていただいております。また、ご案内をさせていただいていますが、各地区からも要望として上がってきていませんので、これ以上の手立てといいますか、広報でもご案内させていただきましたし、全町民の一応代表の方々にお話をさせていただいておりますので、特定の地域をこれから選出して説明会を開くということはないだろうということでご回答させていただきました。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 町長は要望が上がっていないというふうに言っておりますけれども、私どものアンケートでは、78.1%の方々がやはりこの今回の中島出張所の廃止案については反対だ、そういう意見が多いんです。約8割。 「どちらとも言えない」というのが14%ぐらいいました。それは分からない方もいらっしゃいますね。 ですから、圧倒的にきちっと話せば、やはり廃止は困るというのが大多数の声なんですよ。 ですから、要望が上がっていないからということでは、やはり私自身も納得できませんし、これを進めるには、何回も言っているように、町民の納得、合意が必要でしょう。それをしないで、やはり私は廃止というのは特にできないというふうに思います。 そのことを聞いても、繰り返すだけでしょうから、次に進みたいと思います。 中島出張所の救急出動は、この間、5年間で2倍に増えております、確かに。私は、宮代町内のエリアだけのことを聞いておりません。ですから、何か宮代町のエリアについても答弁ありましたけれども、私はやはり中島出張所は立派に役割を果たしていると思います。 住民の命を財産をちゃんと守っているじゃないですか。これでどうして中島出張所を廃止しなければいけないんですか。そういう声が多いんですよ。町長、答えてください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 先ほどから答弁させていただいていますとおり、中島出張所につきましては、廃止ではありません。規模を拡大しまして、統合していくという再編でございますので、決して中島出張所の役割が今駄目だということではなくて、十分に果たしているのを、さらに機能強化をして、杉戸署と宮代署で二台体制にしていくということでございますので、決してデメリットが大きいというふうには考えていないところでございます。 また、今後、これからも大きな災害等がございますが、あると思いますが、中島出張所で3人のマンパワーでカバーするのと、両2つの消防署に振り分けて、10何名、20名近いパワーで対応するのとの違い、この辺を十分説明してきたつもりでございます。 そういう意味では、中島出張所の3人のパワーと、もっと多くの体制で救急車、お互いの2台体制、そういうふうな形に持っていくほうが、町民にとっての安心・安全もより高まるだろうというふうに考えております。 また、出動件数につきましても、決して中島が役割が、今度千何件出ていますけれども、それは杉戸署、宮代署に振り分けても、十分に対応できる数、またさらにそれ以上出動できる体制というふうに考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 時間がありませんが、私は、町長は中島出張所が役割を果たしているということは認めていらっしゃいますけれども、3人体制にしたのは広域になってからですよね。それまでは5人体制で、消防車も救急車も同時に出られたんですから、こういうふうに広域にして、どんどん悪くなっているのが現実なんですよ。 そのことを言ってもあれなんですけれども、町長はやはり私らも何回も質問していますけれども、先ほども二、三人の町民の声を紹介しましたが、こういった声に町長は思いを寄せることはないんですか。もっと町民が言っていることに思いを、町長の思いを寄せてほしいんですよ。そういうことが全然ない。 もうまず今の埼玉東部広域消防署を合理化をしていきたい。そのためにどうしたらいいか、そういう面ばっかりしか答弁しませんよね。もっと住民の思いに寄り添った答弁をしてくださいよ。そういう気持ちは感じられません。 ですから、町民の中には、もうこれはもう統廃合決まったことではないんですかと言う方がいるんですよ。町長、どうなんですか、そういった点で。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 統廃合ありきというお言葉でございますが、統廃合のことよりも前に、宮代町の消防力のアップのためには、3人体制より、両町の消防署の体制をアップすることのほうが、私は宮代町民のためにとっても効果が大きいというふうに判断しております。 ですので、たくさんの声はございますが、その声がもし1対1でお話しする機会があれば、きちんとそういうことを今までも説明してきておりますし、3人体制で行く、本当にそれでいいんですかということを常に訴えてきていました。 ですので、今よりもいい消防力のアップにつきましては、絶対に間違いないというふうに思っております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 中島出張所の問題は、何回も言っているように、直接命に関わる問題です。消防の広域化で消防署や消防車や救急車の出動体制の充実と言いながら、一方で効率的な人員配置、財政の効率化が期待できるとずっと言ってきたじゃないですか。 私も、今の3人体制なんかいいと言っていませんよ。そういうふうにされたのは、こういう流れから来たじゃないですか。 ですから、町長、消防力アップと言いますけれども、命を助けることが大事なんですよ。あなたは宮代の町長ですから、まず宮代の町民を助ける。そのためにも、中島出張所を存続する。それぐらいのことを言っていいじゃないですか。 残念ながら、そういう立場に立っておりませんので、これ以上言いませんが、私は消防車や救急車の出動体制の充実、消防力アップと言うんであるならば、減らすのではなく、むしろ増やすべき、そういうふうに思います。ですから、中島出張所の存続をぜひお願いしたいと、そういうふうに思います。 では、続いて災害時に逃げ遅れゼロ、犠牲者ゼロの防災対策の構築をについてお尋ねします。 昨年10月に発生した台風19号で利根川の水位が急上昇し、町は全域に避難勧告(警戒レベル4)を発令しました。10か所に避難所を開設し、住民が深夜に避難するかつてないほどの緊迫した事態になりました。 ところが、そうした一方で、町は災害対策本部を設置しないばかりか、避難勧告を発令しながらも、町からの防災行政無線による情報がなかったという前代未聞の事態になったことも事実であります。 町の災害体制や避難情報の発令、要援護者の支援、河川・住宅の浸水対策など、多くの課題が浮き彫りになりました。 そこでお尋ねします。 1点目は、気候変動で災害が巨大化する下、来る災害に備えて、台風19号をどのように検証し、浮き彫りになった課題をどのように克服していくのでしょうか。お答えください。 2点目は、防災行政無線の問題では、情報が周知できるように戸別受信機を全世帯に設置していく考えはないでしょうか。お答えください。 3点目は、避難情報の指示は早めに出すべきではないでしょうか。お答えください。 4点目は、避難所は十分なのでしょうか。不足しているとすれば、どのくらい必要なのでしょうか。お答えください。 5点目は、特に高齢者、障がい者、子供、妊婦、傷病者、外国人など、災害時の要援護者には地域(町内会、自治会や自主防災会)との役割分担が必要ではないでしょうか。お答えください。 6点目は、宮代町でも豪雨災害に対応した防災講演会や研修会などを実施していくべきではないでしょうか。お答えください。 以上です。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
町民生活課長。
◎
町民生活課長(齋藤和浩君) お答え申し上げます。 最初に、どのように検証し、課題を克服するのかにつきまして、検証といたしまして、台風19号の通過後の10月15日付で事務連絡で全課を対象に反省点等の意見を集約いたしました。 そこで集約された意見につきましては、今後に生かすため、全職員にその結果をフィードバックし、共有するとともに、さらなる防災意識の向上に活用してまいりたいと考えております。 また、自主防災組織につきましても、台風19号における活動状況につきまして報告をしていただきました。 その結果、ある自主防災組織につきましては、台風が上陸する前日に町から自主避難所を開設住旨の連絡を受け、すぐに各班長に伝達を行ったとのことでございます。 さらに、台風が上陸した日の午前中に防災役員との話合いを設け、地区の集会所を一時避難所として開設することを決定し、地区内の避難行動要支援者宅を訪問し、情報を伝えたとのことでございます。 後に、この地区の組織の会長さんに話を伺ったところ、地域住民に安心感を与えられるよう、集会所の明かりを一晩中つけておくとともに、自力避難ができない方がいらっしゃった場合も、24時間体制で避難所へ送迎する予定でいたとの話を伺うことができました。 このように、模範となる組織の取組を自主防災組織連絡協議会などの場を通じ、皆様へ情報提供するとともに、今後につきましても、自主防災組織のさらなる助成に努めてまいりたいと考えております。 なお、課題の克服についてでございますが、いわゆる人・物・金に関する課題や避難者対応や情報伝達等のソフト面など、様々な課題があると考えておりますが、全てを一気に解決することは困難でございますので、課題ごとの優先度を検討し、順次対応してまいりたいと考えております。 次に、戸別受信機を全世帯に設置しにつきまして、当町におけます防災行政無線につきまして、平成28年度から平成29年度にかけデジタル化整備を実施させていただいたところでございます。 デジタル化整備に伴い、聞こえない、聞き取りづらいを解消するため、屋外拡声子局の仕様、性能を見直すとともに、2か所増設し、また伝達手段を補完するため、登録制メールやテレビ埼玉の地上デジタル放送などを利用し、文字情報として情報を皆様にお届けしているところでございます。 さらに、戸別受信機につきましても、避難所となる公共施設や学校、保育園などに計22基設置をしたところでございます。 ご質問の戸別受信機を全世帯に設置していく考えはについてでございますが、戸別受信機につきましては、天候に左右されず、屋内で防災行政無線の情報を得られるというメリットがある一方、1台当たりの価格が高価であることや、維持管理に相当のコストがかかるなどの課題もございます。 当町におきましては、デジタル化整備に伴い、新たに登録制メールやテレビのデータ放送を利用しておりますことから、現在のところ、戸別受信機の貸与につきましては予定しておりません。 しかしながら、今般の台風19号を振り返りますと、町民の皆様への情報伝達という点では、行き届かなかった点がございましたことも否めません。長期的対策としては、戸別受信機の導入につきましても視野に入れ、今後検討が必要ではないかと考えているところでございます。 今は、引き続き現在も活用しております防災行政無線をはじめ、登録制メール、テレビのデータ放送、防災行政無線の放送内容を確認するフリーダイヤル、防災
ホームページなど様々な手段を利用し、情報を迅速に町民の皆様に伝達したいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、避難情報の指示は早めに出すべきではにつきまして、台風19号が再接近する前から報道により注意を呼びかけていましたことから、町民の皆様から様々な問合せが多数ございました。 当町といたしましても、町民の皆様の不安を少しでも解消すべく準備をさせていただいたところでございまして、台風が再接近した12日土曜日の午前9時に自主避難所を開設したところでございます。 自主避難所につきましては、既に前日の時点で開設を決定していましたことから、開設に先駆け、町内全ての自主防災組織の会長に連絡を取り、避難が可能な状態になっている旨をお知らせいただきましたので、自主避難所開設と同時に自主避難された方もいらっしゃいました。 また、避難勧告につきましては、10月13日日曜日、午前1時頃の利根川氾濫危険情報のエリアメールを受け、すぐに地域防災計画に基づく避難所開設順位の第2段階までの施設で避難者を受け入れるべき準備を進め、受入れ準備が整ったところで、同日午前3時20分に避難勧告を発令いたしました。 このように、今般の台風対応により、初めて避難勧告を発令いたしましたが、発令するタイミングについては、様々ご意見があるものと考えております。 今後につきましては、今回の経験を生かし、迅速、正確に情報を把握した上で、的確な情報伝達を心がけてまいりたいと思います。 次に、避難所の数は十分なのか。不足していれば、どのぐらい必要なのかにつきまして、避難所全てが開設された場合の最大収容人数につきましては、地域防災計画第6編、資料編におきまして掲載させていただいておりますが、町内の全小・中学校7校、全公民館3館、県立学校2校、日本工業大学、進修館、総合運動公園、旧いきがい活動センターの16施設が避難所でございまして、収容人員の合計は9,120名でございます。 宮代町地域防災計画では、埼玉県地震被害想定調査を基に、茨城県南部地震が発生した際の災害想定により避難者数を想定しておりますが、それによりますと、茨城県南部においてマグニチュード7.3、震度6弱の地震が発生した場合の宮代町における地震発生1週間後の避難者数は780人と想定されております。 このように、想定ですと避難所は充足しているということになりますが、今回のような水害を想定した計算はされておりませんでしたので、今後検討していく必要があると考えております。 次に、災害時の高齢者や障がい者等の要援護者に対する支援体制につきましては、昨年度に策定いたしました避難行動要支援者支援制度に基づき支援を行うこととしており、本制度につきましては、国において災害対策基本法が改正され、より実効性のある避難支援が行われるよう制度の見直しが行われたものでございます。 制度の実施者である市町村が、その対象者を定め、対象となった介護保険の認定者や障がい者等の名簿の名寄せ作業を行い、名簿に掲載された方に対し、自主防災組織等の地域への名簿情報の提供をしてもよいか、その意向の確認を行います。そして、名簿情報の提供に同意していただいた方については、地域の自主防災組織等に名簿の提供を行い、自主防災組織において、災害発生時に備え、名簿掲載者の避難に係る個別避難支援計画を作成していただくものです。 本制度につきましては、昨年度末に意向確認を実施し、介護保険の認定者、障害者手帳の所持者など、本制度の対象となった方が1,213人おり、そのうち地域への情報提供に同意した方は555人でございました。 また、本年5月に行われました自主防災組織連絡協議会において、各自主防災組織に名簿を提供する旨を連絡し、名簿の提供を開始したところでございます。 また、個別避難支援計画については、提供した名簿情報を基に、自主防災組織において作成いただくものとしておりますが、実際に作成されている対象者については120人ほどとなっております。 本制度が機能するために、各地域、自主防災組織の理解、ご協力が不可欠となっております。去る11月10日には、和戸地区において制度説明会を開催させていただきました。 今後におきましても、制度の周知を行うとともに、地域のご理解を深められるよう、事業を進めてまいります。 最後に、豪雨災害に対応した防災講演会や研修などの実施につきまして、議員にもご案内し、ご承知と存じますが、平成30年9月1日の防災講演会におきまして、静岡大学防災総合センターの牛山教授をお招きし、「地域を知り、防災を考える」と題し、水害をテーマにした防災講演会を実施させていただいたところでございます。 また、先月には、町全職員を対象に水害に特化したHUG訓練を実施したところでございます。 今後につきましても、機会を捉え、水害を含む様々なテーマで講演や研修を企画してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) それでは、一問一答で質問させていただきます。 答弁が非常に懇切丁寧なんですけれども、長くて、再質問が非常に限られております。 1点は、この1点、2点併せてなんですけれども、今回の豪雨への対応を検証する中で、様々な課題も浮き彫りになりましたが、その1つに防災行政無線の問題であります。 豪雨の際は、その前に、やはりいろいろ様々な手段を利用し、情報を迅速に町民の皆様に伝達したいと、そういうふうな考えだというお答えなんですけれども、やはりいまだ高齢者や私たちも防災無線を聞いていて、やはり聞きづらい、そういうことが多々あります。 ですから、町で言っているような、こういった様々な手段を使うことができますが、お年寄りはそういうことはできません。そのことをまず言っておきたいと思います。 さらに、豪雨の際は、雨、風が強くて、防災行政無線が聞こえないので、情報が周知できない場合もあり得ます。それで、しっかり周知できるように、戸別受信機を全世帯に設置する中で周知できるようにするべきと考えます。 この件については、全く否定はしておりません。今後検討が必要だというふうに答弁しておりますけれども、やはりこういった高齢者の声や町民の声、それから実際豪雨の際のことを考えれば、これは戸別受信機を設置することは、もう必須じゃないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
町民生活課長。
◎
町民生活課長(齋藤和浩君) お答え申し上げます。 高齢者等への伝達手段ということで、今回の場合は、台風によります防災無線というものが非常に聞き取りづらかった、また聞こえないという意見等は実際のところございましたが、やはり今回の検証結果を踏まえ、やはりこれからしていかなきゃいけないということでまとめさせていただいております。 その1つは、やはりハザードマップの更新と。これも、かなりもう作成してから時間がたっておりますので、そのものをやっぱり早期的にやるものと、それから今後の中長期的と、ちょっと曖昧な表現で申し訳ございませんが、中長期的な検討する事項という中に、やはり戸別受信機であるとか、または防災ラジオ等の配備というものを、今後の検証した結果の今後の対応ということに入れさせていただいて、さらなる検討をしていきたいというふうに考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) それから、もう一つ大事なことがあります。昨年の台風19号で、防災無線で住民に知らせなかったという事態もありました。私は、やはり今回は想定外ということはあんまり使ってほしくないんですね。これは要望です。 利根川上流河川事務所と町長との間でホットラインで水位の情報を把握しておりました。しかし、深夜に想定の5倍のスピードで水位が上昇し、氾濫危険水位を超えるため、急遽避難指示を発令したということなんですけれども、やはりこのホットラインで正確に把握した上で、的確な情報伝達を心がけていきたいということですので、これは国へもきちっと、この辺については、やはり町民の命も関わっていますので、きちっと対応していただきたいと思います。その点、1点。 それから、時間がありませんので、また違う機会で聞きたいと思っております。 介護保険の認定者や障害者手帳の所持者など、実際1,213人いるんですね。先ほどの答弁だと、これに情報提供に同意した方は555人、そのうち実際に策定されている対象者は120人。そうすると、1,000人近くはいざというときに助かるんですか、これ。私は問題だと思います。 これは、今日明日にできるというふうにはもちろん思ってはいないんですけれども、そういう方向に仕向けていくことは、今、大事なことだと思うんですけれども、その辺について、簡単で結構ですから、どうですか、町長。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 丸藤議員おっしゃることは大変もっともなことであります。町といたしましても、町側からの提供ですと、やはり個人保護条例とかいろいろなことがございまして、なかなか一人一人のご判断をいただいてからじゃないと、名簿の提供とかできません。 そこで、実は自主防災組織などにご協力いただきまして、自主防災組織または地区のほうで、改めて班長を通じて各自治会組織でそういうふうな家族の状況または避難を要するときに手助けが必要な方々リストを作っていただきたいというふうに思っております。 それも始まった地域もございますので、その辺は自主防災組織のほうに町からの逆にお願いという形で、各地域で対応願ったほうが、より安全だろうなというふうに今は考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) よろしくお願いいたします。 では、続いて宮東地内の町道第17号線の修繕をについてお尋ねします。 町内でこんなにひどい状態の町道はほかに見当たりません。危険であり、即刻、すぐに修繕をすべきです。 そこで、1点目は、昼間でも危ないと感じる道路です。事故は起きていないでしょうか、お答えください。 2点目は、地域住民からも修繕の要望がありましたが、なぜ遅れているのでしょうか、お答えください。 以上です。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(石塚孝信君) 3番の町道第17号線の修繕について、順次お答え申し上げます。 まず、①の事故の発生状況についてでございますが、地域の方々から整備の要望等を頂いているため、私道がひどい箇所につきましてはポストコーンなどを配置し、注意喚起に努めているところでございまして、幸い事故等のお話は伺っておりません。 次に、②の修繕が遅れている理由についてでございますが、この道路は、経年劣化による舗装の傷みはありましたが、近年、大型車両が日々通行していることにより、舗装のひび割れやわだちが急にひどくなったところでございます。 これまでは職員が常温合材を詰めて補修したり、業者にお願いしてわだち等の補修を行ってきたところでございますが、日々ひどくなる状況となっております。 また、台風19号の際には、わだちがひどい区間で深い水たまりができるなど、地域住民の皆様にもご不便、ご迷惑をおかけすることとなっております。 このような中、昨年12月に国の令和元年度補正予算において、台風19号への対応に伴う投資的経費に対する補正予算債の措置に関する通知がありましたので、急遽企画財政課と協議し、令和元年度の3月補正予算として用地測量費、測量設計費及び工事費等の費用として、計4,700万円を計上したところでございます。 今回行う整備は、ひびやわだちのひどい県道春日部久喜線との接続部分から字宮東505番地先までの約290メートルの区間について、路床から再整備するものでございますが、期間的にも年度内の完成が難しいことから、令和2年度に繰り越すことを想定しております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) それでは、再質問させていただきます。 なぜこうした状況になっているかは、周辺住民はもちろんのこと、町も分かっているわけですよね。原因が分かっているわけですから、即刻改修工事を実施するしかないんですよ。 この問題については、私と前段の議員が質問しております。こういうふうに質問しないと、補正でというか、予算つけられないんですか。 先ほどの答弁だと、昨年の12月に国の令和元年度補正予算においてということで、債券ですよね。できると、そういう通知があったからって、その前からでしょう、これ、ひどい状態なのは。 私は、この大型車両が原因だとは思っていましたが、これはもうそれに尽きるんですけれども、もう大分前から分かっていたはずですよ。 とはいうものの、実際、前年度、今年度の補正予算でやるということなんですけれども、もう期間がありませんので、繰越しですよね。 それにしても、実施設計をし、改修工事までどれぐらいかかりますか。いつ頃を目途としていますか。それだけ答えてください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(石塚孝信君) お答え申し上げます。 17号線の整備につきましては、当初は令和2年度の予算として計上を予定しておりましたが、急遽令和元年度の補正予算とさせていただいたところでございます。 また、大型車両の通行によりまして、かなりの深いわだちができております。2週間前に1度、直近では行きまして、今朝ももう一度行ってまいりましたけれども、この2週間でもまたひどくなっているという状況です。 現実問題として、これから設計等を行いますので、工事に入れるのは秋以降になってしまいます。 ただし、現状を見れば、深いわだちができてしまっておりまして、歩行者の皆様、そして自転車の皆様も非常に危険であるということは十分認識しておりますので、本来であれば工事が予定されている箇所ですので、速やかな本工事ということではございますが、秋まで待っているわけにはいきませんので、暫定的にでも解消できるように、工事業者と今、調整をさせていただいております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) これはもう質問ではありませんけれども、これはもう指摘されてからやるのは恥ずかしいですよ。 まして、ここは子供たちが通りますよ。通学路でもあるんですよ。もう通学路というのは、もう何よりも優先してやらなければいけないですよね。ぜひお願いしたい。秋以降ということなんですが、なるべく早くお願いしたいと思います。 では、次に進みます。 続いて、道佛地内の交通通安全対策をについてお尋ねします。 道佛地内は、道佛土地区画整理事業とともに、一時的とはいえ、人口が増えました。比較的子供が多いところです。地域住民から、道路はよいが、交通安全の標識が少なく危険であるという声が上がっています。 そこで伺います。 1点目は、町はこうした声にどのように対応しているのでしょうか、お答えください。 2点目は、対応が遅れている理由は何でしょうか、お答えください。 以上です。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
町民生活課長。
◎
町民生活課長(齋藤和浩君) お答え申し上げます。 最初に、町の対応につきまして、道佛区画整理地内の交通安全対策は、道路供用開始時に埼玉県警と警察協議を実施いたしました。 その際、新たに設置される生活道路につきましては、規制をかけない方針とのことでございましたことから、ご質問にございます交通安全標識が少ないところでございます。 このように規制標識が設置されていないことから、安全確保のため、一部注意喚起看板を設置しているところでございます。 特に、都市計画道路宮代通り線と中島地内のヤンマーから来る通りとの交差点につきましては、事故が度々発生しておりますことから、平成27年度末に交差点付近にイメージハンプと停止誘導線を設置したところでございます。 また、平成29年3月17日付で一時停止の規制について要望書を提出し、ようやく一時停止の規制が施されたところでございます。 このように、警察との協議を経て完成した区画整理地内の道路でございますが、供用開始後におきまして、危険と思われる交差点などもかいま見えてきたところでございますので、町民の皆様からの情報や職員によるパトロールにより気づいた現場におきましては、速やかに現地確認の上、対応策を検討してまいりたいと思います。 次に、対応の遅れにつきまして、前段と重複いたしますが、標識等の設置が遅れている理由でございますが、平成25年度。区画整理地内の都市計画道路、宮代通り線供用開始前に警察協議を行い、その中で、宮代通り線の規制は、今のところ交通量が少ないことに加え、宮代通り線と交差する都市計画道路春日部久喜線と一体であることから、そちらの工事が完成した段階で、制限速度や中止禁止などの規制を設ける予定との警察の判断によるものでございます。 また、幹線道路以外の街区道路は、警察協議において、早期に規制をしてもらうようにお願いいたしましたが、新たに設置される生活道路は、規制をかけない方針とのことであるため、規制標識は設置されませんが、利用者の安全性を確保するため、看板を設置し、注意喚起を促しているところでございます。 いずれにしましても、規制や標識の設置は公安委員会の裁量となりますので、交通量が増えて危険であると思われる箇所は、引き続き警察に要望してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 以上でございます。
◆2番(丸藤栄一君) 議長、もう20秒です。質問はしません。
○議長(田島正徳君) 丸藤議員。
◆2番(丸藤栄一君) 先ほど冒頭の質問で言いましたように、ここは小さな子供が大変多くいらっしゃいます。特に、子を持つ親からすれば、切実な願いでもあります。必要な箇所への設置は即刻実施するよう警察にも強く言っていただきたいと思います。 ありがとうございました。
○議長(田島正徳君) 以上で丸藤栄一議員の一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後2時00分
△再開 午後2時15分
○議長(田島正徳君) 再開いたします。
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△浅倉孝郎君
○議長(田島正徳君) 引き続き一般質問を行います。 通告第9号、浅倉孝郎議員。 〔4番 浅倉孝郎君登壇〕
◆4番(浅倉孝郎君) 議席番号4番、浅倉孝郎です。 通告順に従いまして質問いたします。 私がこれから質問するのは、私の公約、そして私を応援してくださった町民の皆さん、子育て世代の要望、そして生まれ育ったふるさとへの恩返しをしたいという強い気持ちでするものであります。 1、小・中学校のトイレの改修について。 まず、小・中学校の保護者、子育て世代を代表して質問いたします。 私自身、小学校1年生、5年生、中学3年生に子供がいます。最初の質問である小・中学校のトイレの改修については、保護者の皆様方の強い要望を受けての質問となります。 小・中学校が学校で最も使うのは教室です。その次に使うのがトイレです。そのトイレに問題がある場合は、早急な対応が必要となります。 なお、これから質問するトイレの改修ですが、質問する私が小・中学校のトイレの現状を知らないというのはいけないと思い、事前に小学校4校、中学校3校に直接訪問し、独自の調査をして現状を把握してきておりますので、よろしくお願いいたします。 1つ目の質問は、トイレの便座です。 皆さんの自宅、またお孫さんの家のトイレは洋式ですか、それとも和式でしょうか。恐らくほとんどのご家庭は、ウォッシュレットがついている洋式のトイレではないでしょうか。しかし、学校では和式が中心です。自宅はウォシュレットつきの洋式トイレ、学校は和式のトイレ、ここに大きなギャップが生じます。 特に、小学生になったとき、初めて和式を使う生徒が多く、戸惑います。もちろん全て和式ということではなく、1つは洋式のトイレになっています。しかし、休み時間に洋式のトイレが使われていると、和式のトイレしかありません。中には和式に慣れない生徒もおり、そうした生徒は、学校のトイレに入りたくないと無理に我慢をしたり、中にはトイレが問題で学校に行きたくないという生徒もいると聞いております。トイレの便座が問題で不登校になったのでは、本末転倒になってしまいます。 また、小・中学校の体育館は避難所に指定されています。今後、大型台風の到来は首都直下地震など、避難所の使用頻度が増えることが予想されています。 特に、高齢化が進む中で、多くの高齢者の方が自主避難をすることも予想されます。体育館の便座は、多目的トイレの設置などで一部洋式化されていますが、まだ和式が中心です。昨年の台風19号で体育館に避難した高齢者の方から、足が不自由だと和式のトイレは使えないとの声も頂いています。 そこで質問です。 1、小・中学校のトイレの洋式化はどれくらい進んでいるのか、また、全て洋式化する計画はあるのか。 2、どれくらいの期間で洋式していくのかお答えください。 2つ目は、トイレの臭いについて質問します。 先ほど申したとおり、トイレは教室に次ぐ使用頻度の高い場所になります。通常は生徒が先生の指導を受け掃除を行っておりますが、尿石やタイルに染み込んだ尿、さらに配管などは生徒が掃除をできません。こうした掃除ができない箇所から臭いが発生します。そのまま放置すると、臭いがきつくなってしまい、特に夏場は臭いがさらにきつくなります。 臭いがきつくなると、トイレの入り口のドアの開け閉めやドアの隙間から臭いが廊下に漏れ出します。さらに、廊下から教室にも臭いが漏れてくることもあります。そうなると、生徒は臭いのために授業に集中できない、気持ちが悪くなる、鼻をつまんで授業を受けているなど、授業に大きな影響が出ています。 実際、私が調査をしに行った学校で、この時期なのに臭いがきつい学校がありました。 また、そうした臭いを消すために、芳香剤をきつくする学校もあります。すると、今度は芳香剤の臭いで気持ち悪くなるという悪循環が生じます。実際、芳香剤がきつい学校もありました。 そこで質問です。 1、トイレの臭いが問題になっている学校があることを把握しているのか。 2、どう解決し、どのくらいの期間で解消するのかお答えください。 3つ目は、小・中学校のトイレのドアについて質問します。 トイレのドアが老朽化している学校があります。実際に私は自分の目で見て確かめてきました。チちょうつがいがきしんでいたり、ドアの開け閉めがしにくかったり、鍵がかかりにくかったり、鍵そのものが壊れているという学校もありました。 また、ドアがベニヤの場合は、ベニヤが腐っていたり、破損している場合もありました。特に、男子トイレがドアの不具合が多くありました。一方で、改修し、非常にきれいなドアの学校もありました。 自宅のトイレでドアの不具合があった場合、すぐ直しますが、学校のトイレは後回しでいいということにはなりません。 そこで質問です。 1、小・中学校のトイレのドアの不具合や老朽化について把握しているのか。 2、どう解決し、どれくらいの期間で解消していくのかお答えください。
○議長(田島正徳君) 浅倉孝郎議員の質問に対する答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 初めに、1点目の小・中学校トイレの様式化についてお答え申し上げます。 文部科学省が平成28年11月に公表した公立小・中学校施設のトイレの状況調査によると、全国のトイレの洋便器数は全体の43.3%であり、和便器が56.7%という結果になっております。 本町の洋便器率は、小学校が32.7%、中学校が25.3%であり、全国平均を下回っている状況でございます。 議員ご指摘のとおり、洋便器化については、学校施設の環境改善に向けた課題の1つであると認識はしてございますが、現時点においては、町立小・中学校7校のトイレを全面改修するという計画策定までには至っていない状況でございます。 和便器から洋便器の改修の現状の取組としては、学校トイレの配管の破損等の状況に応じて、必要な改修を行う際に、個別に洋便器化を行っているのが現状でございます。 実際にトイレの全面改修を行うためには、特定財源の確保等、実施に向けた課題も多くございますが、今後も必要な情報収集に努めるとともに、学校施設の改善に向けた取組の1つとして、必要に応じた修繕、改修等を着実に実施することで、適正管理に努めてまいりたいと考えております。 次に、2点目の臭いの問題についてお答え申し上げます。 トイレの臭いについては、各学校現場において定期的に調査しており、支障があると判断した場合は、学校側が随時、便器尿石除去、水あか洗浄清掃等を行い、個別に対応しているところでございます。 町立の7校の小・中学校については、最も新しい学校施設でも既に38年程度が経過しております。経年劣化、老朽化が進んでおります。衛生面については、常にケアするよう努めておりますが、今後も学校と連携し、適正管理に努めてまいりたいと考えております。 次に、3点目の小・中学校のトイレのドアの老朽化についてお答え申し上げます。 小・中学校のトイレのドアについては、必要に応じて現場確認や学校側と情報交換し、状況を把握させていただいているところでございます。 ご指摘にございます老朽化したドアのトイレについては、今年度中に修繕を実施することとしております。 また、現状として、他のトイレのドアについては、緊急的に修繕すべきものはございません。 トイレのドアの修繕については、学校側で随時実施しているところでございますが、修繕に多額の費用を要するものについては、学校から連絡を受けた後に現場を確認の上、協議、調整の上、必要に応じて
教育委員会予算の範囲内で対応しているところでございます。 今後とも、学校と連携し、適正管理に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 私が答弁で求めているのは、何か他人事のような答弁ではなくて、毎日学校に通っている生徒や、それを支えている保護者を思って、これから答弁をお願いいたします。 トイレは教室の次に使用頻度が高い場所です。生徒はこれ、毎日使うところです。この認識はよろしいでしょうか。 そして、実際に困っている生徒が今、実在しているという認識もよろしいでしょうか。 待ったなしのことなんです。 答弁では必要な改修を行う際に、個別に洋式化していく。また、必要に応じて修繕改修を着実に行っていくということでしたが、早急に改善してほしいというのが私の願いであります。 そうでなければ、この先、児童が安心してトイレを使えないということになっています。一日も早く改善してほしいというふうに私は思っているのですが、いかがでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 議員ご指摘のとおり、学校施設の環境改善に向けた課題の1つであるという点は認識をしております。 ただ、補助金など、町の財源以外の獲得というのが必要であるというふうに考えておりますので、そうした調整とともに、町全体の予算との調整になりますので、その点についてはご理解いただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 お金がないからできないというのでは、今の非常に困っている今の生徒を見捨てるということにもなりませんので、早急に便座のほうの問題を解決してほしいと思っております。 次に、臭いの件ですけれども、子供は教室の次に使用頻度が高い場所であるのがトイレということは皆さんの認識でよろしいかと思うんですけれども、こちらもまた実際に困っている生徒が今、現実にいるということです。 回答としては、順次行っていくということなんですけれども、意外に先生方は臭いに慣れてしまいます。なので、私が訪問した際でも、全然臭いませんよねというふうに言うんですけれども、私からすれば、結構臭っているんだけれどもというようなトイレが結構ありました。 そこで、今現在、本当に今日もトイレの臭いが嫌だと、学校をどうしようかなという生徒がいる中で、やっぱり早急にこれは対応しなきゃいけないと思っております。 これが、この臭いの件に対しても、早急に対応していただきたいというのが私のお願いで、いかがでしょうかというふうにご質問いたします。 回答のほうは、毎日通っている子供たち、そして保護者のことを思って答弁していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 トイレの臭いの問題ということで、確かに毎日通っているお子さまですとか、それを保護者の皆様がご心配をしているというのは、真摯に受け止めたいというふうに思っております。 先ほどの答弁でも申し上げましたが、いろいろな施設というのは、もちろん新しければ、一番最新の状況でいられるということになりますけれども、町立小・中学校の場合については、老朽化が進んでおり、当然トイレについても、長い間使われてきているというものでございまして、日々の改善を適正管理を進めることによって図っていくというのが現状の取組でございますので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 一日も早くトイレの臭いの問題を解決し、生徒・児童が毎日快適にトイレを使えるよう、小・中学校の保護者を代表して、こちらは強く要望します。 それと、トイレのドアのほうなんですけれども、緊急にすべきものはございませんということでしたが、私が独自に調査した結果、鍵がそのものがないというドアがあったり、ベニヤがぼこぼこであったり、腐っているようなドアがありました。これは、こう答弁されると、全く小・中学校のトイレのドアのことを把握してないんじゃないか、もしくはおろそかにしているんじゃないかと思ってしまうんですが、きちんと小・中学校のトイレのドアを把握しているのかどうか伺います。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 学校のトイレのドアの老朽化の話で、鍵がないですとか、ベニヤがというようなお話を頂いたところでございます。 日々の学校施設の管理につきましては、学校側が配当された予算において行っているというのが現状でございまして、もちろんその配当予算の中で対応できないものについては、
教育委員会のほうにご相談をいただいて、
教育委員会の予算で現場の確認の上、対応させていただいているというのが現状でございます。 したがいまして、学校側から、当然我々も日々、トイレのドア以外にも、学校側から雨漏りですとか、あるいはスズメバチですとか、そういう連絡を頂いて、現場に行って、その際にほかの要望についても確認はいたしますけれども、基本的には学校の管理の中で行っていく中で、対応できないというものについて、
教育委員会のほうで予算を確保させていただいて、その中で修繕をしているということで、それはもう現場を確認して優先順位をつけながらやっているというのが現状でございます。 したがいまして、トイレのドア1枚1枚を
教育委員会の職員が現場を回って毎日どうかというのは確認はしておりませんけれども、何かあれば、そうした連携を図りながら行っているというところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 今の答弁なんですけれども、基本的に学校側から町のほうに、例えばドアが壊れているから直してほしいというような要請があった場合ということですけれども、基本的に学校の先生はふだんから忙しくて、まさ予算も限られていることから、どうしても遠慮してしまいます。 なので、私からすれば、せめて1年に1回、たかだかですね、たかだかというわけではないんですけれども、小学校4校、中学校3校です。トイレの数もそんな多いわけではないので、1年に1回、町がきちんと定期点検をして、修繕するというような体制を組んでほしいと思っていますが、こちらはいかがでしょうか。 保護者と生徒の皆さんの思いを思って答弁していただければと思います。よろしくお願いします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(
大場崇明君) お答え申し上げます。 先ほどの答弁と重複する部分もあるんですけれども、学校現場に
教育委員会の事務局の職員が行ってないというわけではありません。様々な調整で
教育委員会の職員も学校施設の管理に責任を持っておりますので、当然お伺いをして、その中で、様々な修繕の必要ですとか、そういったものについては、いろいろ現場を一緒に見させていただいて、判断をさせていただいているというところでございますので、その点についてはご理解をいただきたいなと思います。 その上で、トイレの関係についてでございますけれども、当然今、議員がおっしゃられたことについては、もし学校のほうでいろいろな要望があれば、当然対応しますし、
教育委員会としても、今頂いたご意見というのを重く受け止めて、現場に、現場回りというか、そういったことを行いながら、状況については今後も把握してまいりたいと思いますので、ご理解をいただければと思います。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) それでは、町長に質問します。 小・中学校のトイレの改修は早急に対応してもらえるという認識でよろしいのでしょうか、答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 我々は学校全体を見て、中身を調整、中身といいますか、学校施設の管理をしているわけでございまして、各教室へのエアコンの設置、そして特別支援へのエアコンの設置、今年度は百間小学校をはじめ、屋上の全部防水塗装、雨漏りがひどいもんですから、そういうことを順番にやらせていただいております。決してトイレをないがしろにしているわけじゃございませんので、優先順位を含め、また今回、GIGAスクールというふうな形で、生徒のパソコン1人1台というのも急遽入ってきています。そいうことを考えますと、やはり優先順位を考えながら、きちんと対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 一日も早く、児童・生徒が毎日改定にトイレを使えるよう、小・中学校の保護者を代表して強く要望します。 それでは、次に移ります。 2、水道水のにごり水について。 水道水の濁り水について質問します。 2月12日、そして3月2日にも水道水の濁り水が発生しています。2月12日に発生した濁り水では、住民に防災無線による放送や防災メールで配信したということですが、
教育委員会として、小・中学校に対してどう対応したのか。また、今後同じようなことが起こった場合、どう対応していくのかお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
教育推進課長。
◎
教育推進課長(
大場崇明君) 2点目の水道水の濁り水対応についてお答え申し上げます。 まず、2月12日に発生した水道水の濁りにつきましては、
まちづくり建設課からの報告によりますと、西粂原にある第二浄水場において、午後1時頃から4時頃までの間で定期点検を実施。その際、電源設備を切って電気設備の点検を行ったことにより、配水管の水流や水圧が変化し、水道管の中に沈殿していた鉄さび等が攪拌されたためと聞いております。
教育委員会では、濁り水が発生した当日、
まちづくり建設課から濁り水発生により影響が生じる可能性があると考えられる町内の学校は、笠原小学校と百間中学校だと思われるとの一報を受けたところです。 そのため、
教育委員会では、笠原小学校、百間中学校と連絡を取り、各校長から保護者に対して、学校内の水道が使えないおそれがあるため、水筒を持参していただきたいとの旨のメールを送信させていただく措置を取ったところでございます。 今後も同様なことがあった際は、関係者との連絡を密にして、必要に応じて保護者に対して迅速に情報提供を実施してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問します。 濁り水の原因は、水道管の下にたまっていた鉄さびと言ったが、本当に鉄さびのみなのか。子供が万一飲んだ場合、もしくはアレルギーを持った子供が飲んだ場合に影響がないのかどうかお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
まちづくり建設課長。
◎
まちづくり建設課長(石塚孝信君) お答え申し上げます。 今回の水道水の濁り水の発生に伴いまして、多数の利用者の方にご迷惑をおかけしたことを改めておわび申し上げます。 水道水の濁りにつきましては、工事を行うことによりまして、断水や水流変化などが生じます。また、火災等が生じた場合にも、消火栓から大量の水を送り出すということで、通常の水の流れとは大きく変わってまいります。そのようなことから、水道管の中にたまってしまっている鉄さび等が上に舞い上がってしまって、各ご家庭で水道の蛇口を開けたときに、水圧と一緒に流れ出てくるということでございます。 今回の健康被害に関するご質問でございますが、赤水の原因は鉄分でございます。鉄分は、そもそも人間にとっても必要な成分ということはご承知いただいていると思います。 また、通常お飲みいただいている水道水にも鉄分やマグネシウム、ナトリウムなどの物質が微量ですけれども、含まれております。 一般的に言われているのは、鉄分を、今回のような濁り水でございますすけれども、鉄分を含んだ水道水を飲んだとしても、人間、人体の体への吸収率が低いので、すぐに排出されるということとなっておりますので、健康被害は心配ないということでご理解をいただきたいと思います。 ただし、大量に飲んでしまったという場合については、腹痛等が起こる場合もございますが、その点については、好んで飲む方もいらっしゃらないとは思いますので、大丈夫だと思っております。 また、洗濯をする場合については、これ、健康被害とは関係ございませんけれども、白い洗濯物については、色がついてしまって変色するということも考えられますので、その点については、十分ご留意をいただきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 水道水は安全だと日頃から生徒は思っておりますので、濁り水が発生したときは、速やかに適正な対応をお願いいたします。 次に、高齢者の交通について質問します。 この質問は、中島地区の高齢者の皆様方から強い要望を受けての質問になります。 中島地区も、例外でなく高齢化が進んでいます。免許を返納した、足が不自由になった、歩きづらくなったなどの高齢者が電車で病院に行きたい、買物に行きたい、友達に会いに行きたいといった場合、駅まで循環バスを利用します。東口から電車へ乗ろうとすると、最寄のバス停は百間2丁目になります。ここから駅までの距離が結構あり、高齢者の皆様方から、大変不自由だ、難儀しているという声があります。また、雨が降ったときはぬれてしまいます。 そこで質問です。 1、東口ロータリーに停留所を造れないのか。 2、造れない理由があるのか。造れるとしたら、いつ頃までに造ってくれるのかお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(栗原聡君) お答えを申し上げます。 東武動物公園東口を運行するルートは、東武動物公園駅東口地区からの要望に伴い、平成30年4月より運行ルートを追加したものです。 東武動物公園駅東口を運行させるに当たっては、バス停の設置場所については、関係機関、杉戸警察、県土整備事務所並びに町道路担当などとの協議を重ね、地域公共交通会議に諮り、現行のルートとなっています。 1点目の東武動物公園駅東口ロータリーに停留所を造れないかについてですが、現場の状況としては、東武動物公園駅東口ロータリーは狭く、バス停の設置が難しく、またロータリーに隣接する朝日バスの回転場所を利用できないか朝日バスに相談した経緯がありますが、バス2路線で使用していることや、循環バスのバス停を設置した場合、転回場所を利用者が横切ることになり、安全上問題が生じることなどから、バス停の設置が難しいとの結論になりました。 したがいまして、現状は変わっておらず、動物公園駅東口へのバス停設置は、現段階では実現が難しいことをご理解賜りますようお願い申し上げます。 2点目の解決までの期間はどのぐらいを見込んでいるかについてですが、現在、町としては、東武動物公園駅東口の整備を進めているところであり、整備計画が終了した際は、東武動物公園駅西口のように、ロータリーが広がることが想定され、その際は、ロータリー内に移設することも可能だと考えております。 進捗状況によって前後することもありますが、事業計画は令和5年までとなっているところです。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問します。 現段階では難しいということですが、難しいのを何とか解決する努力していくのが行政ではないでしょうか。こちらお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(栗原聡君) それでは、お答え申し上げます。 東口駅前までのバスということでのご質問で、先ほど言ったように、今、東口が整備を進めていて、ロータリーを造ると。ロータリーができれば、当然ながらバスが行くということができるんですが、東口の場合、今言ったように、密集しているというか、バスが入っていくには困難が生じるというのは先ほどお答えしたとおりです。 質問の趣旨が努力するのかという話、当然努力しているということで、今、東口の整備を進めているということになります。 また、ご利用いただいている皆さんが、逆に東武動物公園駅の利用という面で、東口、西口もありますけれども、今どんなふうにご苦労されているかなというのもあるんですけれども、西口ということでなく、東口ということをきっとご希望でということだと思いますので、それですと、町としても懸命に今、東口の整備をやっておりますので、町としての努力ということは、そういうことになってきますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問します。 それでは、百間2丁目の停留所から東口駅のエレベーターまで、高齢者の方が歩くとどれくらい時間がかかるのか、こちらをお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(栗原聡君) お答え申し上げます。 高齢者といっても様々等年齢の高齢者の方がいらっしゃると思いますけれども、15分、あるいはもしかしたら人によっては20分という時間もかかってしまうかなと思います。 そういった点で、ご不便をおかけしているというのはよく承知しているところでございます。 以上です。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 参考までに、私は昨日実際に自分の母親の歩く速度を参考に、どれくらい時間がかかるのか、実際に計ってきました。大体7分から10分ぐらいかかります。これは大変な長い距離になります。まして、雨が降っているとなると、こちらは、ましてバスを待つということも考えると、高齢者の方にとっては大変な難儀になるというふうに思いましたので、一日も早く停留所のほうを造っていただければなというふうに思っているところです。 また、整備計画終了後にロータリーを移設することが可能と考えるというふうに書いてあるんですけれども、必ず東口に停留所を設置するというふうにお答えしていただきたいのですが、町長、お願いいたします。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 東口にロータリーができた際には、当然バスの停留所を置くことは可能だというふうに考えておりますけれども、前日も議論されていますとおり、現状のバス、または新たなデマンドシステム等とか考えているさなかでございますので、完全にバス停ができるというお約束はできないと思います。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 新しくロータリー、P型でかなり大きなロータリーができるんですけれども、これ、約束できないというのは、どういうのかちょっと分からなかったんですけれども、もう一度お答えいただけませんでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 東口のロータリーの整備の中では、今度バスバースと言いまして、バスの止まる場所ができます。ですので、宮代の循環バスまたは杉戸町の循環バス、そしてまた、今、有料で行っております朝日自動車のバス等が止まるスペースがきちんとできます。 ただ、今、約束できるかというお話でございましたので、新たな町の循環バスに代わる都市交通を考えているさなかで町の循環バスの停留所を必ず造りますとはお約束できませんということでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問をいたします。 町長に質問しますけれども、じゃ中島地区の高齢者が一日も早く駅にアクセスしやすい交通手段を検討していただけるという認識でよろしいのでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。 町長。
◎町長(新井康之君) お答え申し上げます。 今、バス路線の停留所のない地区を含めて、宮代町民の皆さんが不自由なく移動できるような手段を構築してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 中島地区の高齢者の皆さんは、循環バスに大変期待をしております。一日も早く東口ロータリーにバス停を造っていただき、駅への利便性を高めていただきたいと強く要望いたします。 それでは、次に4、第5次総合計画について。 次に、第5次総合計画について質問します。 現在、日本全国の先進自治体で総合計画にSDGsを取り入れてきております。SDGsとは、サステナブルディベロップメントゴールズの略で、2015年9月に国連サミットで採択された2030年までの長期的な開発の目標指針として策定し、持続可能な開発のための2030年アジェンダの中核をなす持続可能な開発目標のことです。先進国を含む国際社会共通の開発目標です。 持続可能な世界を実現するための包括的な17の目標と細分化された169のターゲットから構成され、地球上の誰一人として取り残さない社会の実現を目指し、経済、社会、環境をめぐる広範囲な課題に対する総合的な取組が示されています。 17の目標とは、1、貧困をなくそう、2、飢餓をゼロに、3、すべての人に健康と福祉を、4、質の高い教育をみんなに、5、ジェンダー平等を実現しよう、6、安全な水とトイレを世界に、7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに、8、働きがいも経済も、9、産業と技術革新の基盤をつくろう、10、人や国の不平等をなくそう、11、住み続けられる
まちづくりを、12、つくる責任 つかう責任、13、気候変動に具体的等対策を、14、海の豊かさを守ろう、15、陸の豊かさも知ろう、16、平和と公正をすべての人に、17、パートナーシップで目標を達成しようというふうになっております。 では、なぜ国際的な目標を市町村に総合計画に取り入れるのでしょうか。それは、今述べた17の目標と169のターゲットに示している多様な項目の追求が日本各地における諸問題の解決に貢献し、大きな成長と利益を生み出すチャンスの提供による地域経済の活性化、さらに持続可能な
まちづくりなど、地方創生を推進するからです。 すなわち、SDGsを取り入れることで、人々が安心して暮らせるような持続可能な
まちづくりと地域活性化を実現してくれます。 具体的には、人口減少と地域経済縮小の克服、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立を実現していきます。そして、誰一人取り残さない社会の実現を目指していきます。 例えば、自治体の具体的な目標と役割を紹介すると、1の貧困をなくそうでは、「あらゆる場所であらゆる形態貧困に終止符を打つ」が自治体の目標になります。 自治体行政は、貧困で生活に苦しむ人々を特定し、支援する上で最も適したポジションにいます。自治体において全ての市民に必要最低限の暮らしが確保できるよう、きめ細かな支援をすることができるといったことです。 こうしたSDGsを取り入れることで、自治体の役割が明確化し、総合計画に盛り込むことで、地域経済、地域の活性化などに大きく寄与していきます。 また、宮代町が抱えている課題や問題点も全て網羅しています。 そこで質問です。 現在、第5次総合計画を策定していますが、SDGsの考え方を取り入れているのか。 2、取り入れているならば、具体的にどう取り入れているのか。取り入れてないならば、今後取り入れていくのかお答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(栗原聡君) それでは、お答え申し上げます。 SDGsについては、今、浅倉議員さんのほうからお話があったご説明ということで、そのとおりでございます。 貧困、飢餓、保健、教育などの分野で、誰一人取り残さないというような多様性と包摂性のある社会の実現、それはまさに宮代町においても目標となるものであり、町の姿勢と変わるものではないというふうに考えております。 また、SDGsの目標である貧困をなくそう、飢餓をゼロに、全ての人に健康と福祉を、質の高い教育をみんなにといった内容は、深さ、深度こそ違いはありますが、既に町の多くの条例や計画の中で取組が推進されていると考えております。 このSDGsの推進に当たっては、普遍性、包摂性、参画性、統合性、透明性といった5つの考え方が示されていますけれども、その中でも、全てのステークホルダーが役割という視点は非常に重要だと思っております。 行政だけが動いても、目標の達成はできませんので、特に現行の第4次総合計画も次期第5次総合計画においてもそうですが、市民やNPO、民間企業、大学など、全てのステークホルダーの活躍を促すという視点を今検討中の中では取り入れているところです。 そうした点において、全ての行政分野がSDGsと無関係ではないと思います。様々な行政分野が縦糸とすると、計画推進のエンジンとなる全員参加の
まちづくりを推進する第5次総合計画は横糸になってくると思いますので、SDGsが持つ今日的な普遍性、それを尊重しながら、計画を策定していきたいというふうな考えでおりますし、今現在、それを進めているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 SDGsが持つ今日的な普遍性も尊重しながらということなんですけれども、これ、尊重しながらということは、取り入れないというふうに認識してよろしいのでしょうか、お答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(栗原聡君) それでは、お答え申し上げます。 SDGsについては、前段の浅倉議員さんの質問、それと前段の質問とも重複するところですが、今現在、地球全体を見渡した中で、人類としての普遍的な目標というふうに考えています。 当然宮代町についても、領域とすると、地球全体ということでなく、小さな町ということになりますけれども、SDGsで言っていることを基本的には同じ地球市民として、宮代町の中においても、当然考え方として入れていくということになってくるかと思います。 その発信点という点で、国連の中で150か国以上の賛同を得て、誰一人取り残されないというような考え、それは先進国と発展途上国という関係ではなく、様々な人種であるとか、貧富であるとか、そういった様々な面で誰一人取り残されないということ、先ほど申し上げましたけれども、そういった社会をつくっていくという考え方は、宮代町の中で計画を進めていく中の視点としては同様でございます。 ただ、SDGsがあるから総合計画をつくるのかというわけではございませんので、町は町として、町の考えとして、皆さんが幸せになるためにいろいろなことをやっているわけでございまして、その考え方は、当然SDGsの考え方と合致しますので、SDGsで言及していることについては、町として、こういうことは取り入れられるねというようなことはあると思うんですが、まずSDGsありきで、だから町の計画をつくると、イコールに近い結果的にはなるのかもしれませんけれども、そうではないということです。 現象とすると、SDGs、こういた部分は計画のこの分はここに当たるねといったものも出てくるかと思うんですが、地球全体から見るか、町から見るかという視点の違いなのかもしれませんけれども、結果的な普遍的なという部分では一致しているということで、SDGsでこういう考え方を取り入れているというようなことについて、言及するなり、ここの部分がというようなことが分かるような形で、決して宮代町は世界とつながってないわけじゃないんだというようなことをお示しできるような体裁にできるかなというふうには今、考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) 再質問いたします。 SDGsの17の目標や169のターゲットをひもづけていくことで、町がきちんと誰一人残さない施策をしますよ、また町の様々な課題にきちんと対応していきますよというこれ、担保になります。 横浜市、静岡市、尼崎市、北海道の下川町など多くの自治体でひもづけをした総合計画をつくっています。 第5次総合計画にSDGsの17の目標をひもづけて、きちんとマークをつけていただきたいと思っているのですが、こちらはいかがでしょうか。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
企画財政課長。
◎
企画財政課長(栗原聡君) お答え申し上げます。 SDGsの未来都市という、国の内閣府などがそういう形で進めているというのがあって、そういう自治体ではひもづけしている、あるいは総合計画と副産物と言うか、主産物と言うか、セットでつくる場合もあります。そういった形で認定未来都市ということになると、政策の推進等も国等の補助なども連動して動いてくるというところがありますので、恐らくそういった自治体については、そういった考えもあってのことかなというふうに思います。 当然、先ほど言ったように、宮代町の総合計画については、町が町としてどう考えるかというのを市民、それと議会の皆さん、行政、様々な皆さんの意見を集めて計画をつくっているので、だからこそ町の総合計画ということなんですが、SDGs、国連で151の国の皆さんがつくって決めたことと普遍的なものは同じですので、普遍的という意味では同じなので、当然ひもづけされるなと思います。 ただ、計画の体裁として、冊子の中でどう表現するかとか、そういったのはまた別次元の話にはなってくるかなと思います。 今、断言はできませんけれども、SDGsの中のこういう考え方が町でつくった計画、これに当たるねといったことは、示せるようにというふうには考えているところでございますので、どういう体裁になるかというのは、またあれですけれども、またそうしていきたいなというふうには考えておるところです。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) ぜひとも地域経済や地域の活性化、持続可能な
まちづくりのために、SDGsを取り入れた総合計画を強く要望いたします。 次の質問に移らさせていただきます。 5、経済活動について。 次の質問は、若手の商工業者の方からの強い要望になります。 地域経済の活性化の切り札として、最近地元に残るお金、地元から出ていくお金を見える化、可視化する「漏れバケツ理論」という経済手法を取り入れて、地域経済の活性化に取り組み、一定の成果を上げている自治体があります。また、積極的に取り入れている自治体も増えてきています。 「漏れバケツ理論」とは、地域のお金をバケツに例えます。皆さんが稼いだお金や税金がこのバケツに入っていきます。そして、住民サービスや福祉、教育など必要なお金がこのバケツから使われていきます。 ところが、このバケツには穴が開いていたとしたらどうでしょうか。穴が開いているということは、お金が地域以外に漏れ出しているということになります。この漏れた箇所を止める、もしくは絞ることで、お金をより多く地域で循環させて、地域経済を活性させていくというのが「漏れバケツ理論」になります。これ、イギリスで考え出されました。 地域内でお金を回すことができなければ、幾ら稼いでもお金は地域外へと行ってしまいます。家計と同様で、稼いだお金がどんどん外に出ていってしまったら、幾ら稼いでも地域ななかなか豊かになりません。 例えば、コンビニエンスストアなどのフランチャイズ方式のチェーン店は、本部にロイヤリティーと呼ばれるお金を支払う必要があります。チェーン店では、収入のうち13%程度しか地域に残らないと言われています。一方、個人商店は40から70%が地域に残るそうです。これは、1,000円のうち、約130円が地域に残るか、それとも400円から700円が残るかの違いです。 コスト効率だけを優先して仕入れや買物を続けていると、お金は地域から漏れ出し、地域の資源が失われていきます。 地域のお店や事業がなくなっていけば、地域外に頼らざるを得なくなってくるので、ますますお金は漏れ出してしまい、地域の力は失われていきます。 そこで、自治体の役割は重要です。自治体は暢達の地元比率を高めることで、地域全体に大きな影響を与えることができます。 また、地元にお金が残る仕組みをつくることで、市域内の人々のつながりを強める役割も果たします。 結果として、地域でお金が循環することで、地域経済活性化し、新たな産業や雇用を生み出すことができます。 そこで質問です。 宮代町でも「漏れバケツ理論」を今後取り入れていくのか。 2、町外に漏れ出しているお金は何かを把握しているのか。 3、地域内にお金を循環させるためにはどうしたらいいのか、お答えください。
○議長(田島正徳君) 答弁を求めます。
産業観光課長。
◎
産業観光課長(長堀康雄君) それでは、ただいまのご質問にお答え申し上げます。 まず、①のご質問でございますが、「漏れバケツ理論」とは、その言葉のとおり、バケツに幾ら水を入れても、穴が開いていては水がたまらないのと同じで、その地域に幾らお金が入ってきても、地域外でお金を消費していたのでは、その地域は豊かにならないという地域経済の循環システムについての理論と認識しております。 この理論で大切なことは、大きくは2つ視点があり、第1には、実際に地域に幾らお金が入ったか。地域に入ったお金は、地域から出ていく前に何回地域内で使われたかを知ること。 第2には、その上で、お金が地域外に出ていかないようにするため、漏れ穴を塞ぎ、地域内にお金が回るための小水路をつくることにあると言われております。 実際、こうした考え方の下に地域活性化に取り組んでいる市町村といたしましては、長野県天龍村、北海道下川町、福井県池田町などがございます。 町といたしましても、これまでも地域経済循環を意識した事業展開をしてきたつもりではございますが、今後の事業展開におきましては、改めて「漏れバケツ理論」も意識しまして、事業を進めていきたいと考えております。 次に、2点目のご質問にお答え申し上げます。 議員のご質問に的確にお答えできる町独自の調査は見当たりませんが、平成26年6月にまとめられました宮代町消費者動向調査から消費者動向の一端をうかがうことができるかと思われます。 この調査は、複数回答での調査となっておりまして、食料品と日用品につきましては、半数近くの方が、外食と衣料品につきましては、約8割の方が町外店舗を利用しているとの傾向であると調査結果が出されているところでございます。 最後に、3点目のご質問にお答え申し上げます。 冒頭で申し上げましたとおり、第1には、町内にお金が回る小水路をつくることが大切であると考えます。 小水路をつくるとは、町内での消費を高めるための対策ということになりますが、具体的に現在行っている対策といたしましては、メイドイン・宮代制度や、昨年度から実施している店舗・住宅リフォーム補助制度がその最たるものだと考えております。 また、店を知ってもらうという観点からは、「宮代iline!」、情報紙になりますが、や「和e輪e」の取組が代表的なものとして考えております。 そして、個店の魅力を高めたり、魅力ある商品開発のための統合型補助制度としても、本年度から商工業活性化事業補助金を整備させていただいたところでございます。 さらに、町内消費をチェーン化していくためには、商工会とも連携しまして、商工業者自身も町内の農家や、あるいは商工業者同士からの原材料を購入するなど、地域内消費を呼びかけていく必要があると考えております。 第2には、漏れ穴を塞ぐということでございますが、漏れ穴とは、宮代町内に現段階ではない商品の購買についてですが、これは町の規模からいたしましても、完全に塞ぐことは難しいと思われますことから、現段階で町内にない商品については、外からの企業誘致や起業家の誘致、支援対策が必要であると考えております。 そのため、これまでも起業家養成講座を実施してまいりましたが、来年度におきましては、さらに一歩進めまして、地域とのつながりを大事にしていくスモールビジネスを実施する方々を支援する月3万円ビジネス講座を開催し、地域内の経済循環を意識した取組を加速化していく予定でございます。 また、最後になりますが、地域経済を豊かにするという視点では、町内での消費の充実だけでは消費規模の限界もあると思われるため、地産外消の考え方や町外からの交流人口の増加による消費拡大という視点も重要であろうと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(田島正徳君) 浅倉議員。
◆4番(浅倉孝郎君) ぜひともこれから何が宮代町から漏れているのか、実際に詳細な調査をすることで、適切な対応、対処ができます。地域経済活性のための重要なポイントでもありますので、宮代町独自の調査を要望いたします。 ぜひとも「漏れバケツ理論」を積極的に取り入れ、地域でお金が循環する仕組みづくりを商工業者、さらに住民の皆さんと一緒につくっていただきたいということを要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
○議長(田島正徳君) 以上で浅倉孝郎議員の一般質問を終わります。
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△延会について
○議長(田島正徳君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(田島正徳君) よって、本日はこれで延会することに決しました。
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△延会の宣告
○議長(田島正徳君) 本日はこれで延会いたします。
△延会 午後3時15分...