宮代町議会 > 2013-12-06 >
12月06日-04号

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  1. 宮代町議会 2013-12-06
    12月06日-04号


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    平成25年 12月 定例会(第6回)          平成25年第6回宮代町議会定例会 第9日議事日程(第4号)                平成25年12月6日(金)午前10時00分開議     開議     議事日程報告日程第1 会議録署名議員の指名について日程第2 一般質問       4番 金子正志君       1番 小河原 正君      13番 田島正徳君     閉議出席議員(14名)   1番   小河原 正君      2番   加納好子君   3番   飯山直一君       4番   金子正志君   5番   石井眞一君       6番   丸藤栄一君   7番   山下秋夫君       8番   角野由紀子君   9番   関 弘秀君      10番   合川泰治君  11番   島村 勉君      12番   伊草弘之君  13番   田島正徳君      14番   中野松夫欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  町長      榎本和男君   副町長     清水雅之君  教育長     吉羽秀男君   総務政策課長  折原正英君  町民生活課長  瀧口郁生君   福祉課長    齋藤和浩君  保険健康課長  岡村和男君   産業観光課長  新井康之君  まちづくり建設課長       教育推進課長  渡辺和夫君          田沼繁雄君  会計管理者   渋谷龍弘君本会議に出席した事務局職員  議会事務局長  吉岡勇一郎   書記      野口延寿  書記      根岸敏美 △開議 午前10時00分 △開議の宣告 ○議長(中野松夫君) ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。---------------------------------------議事日程の報告 ○議長(中野松夫君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。---------------------------------------会議録署名議員の指名 ○議長(中野松夫君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、会議規則第127条の規定により、議長において、8番、角野由紀子議員、9番、関弘秀議員を指名いたします。---------------------------------------一般質問 ○議長(中野松夫君) 日程第2、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。---------------------------------------金子正志君 ○議長(中野松夫君) 通告第11号、金子正志議員。     〔4番 金子正志君登壇〕 ◆4番(金子正志君) 議席番号4番、金子正志です。通告書に基づき質問させていただきます。 まず、1番、合併についての住民意識調査。 なぜこの質問をさせていただくかといいますと、10月6日に補欠選挙で当選させていただきまして、多くの方が私のもとを訪ねていただきまして、今度の町長は合併はどうなんだい、その質問が一番多かったんです。私は、今度の町長は合併を責任を持って進めるはずですと答えております。 では、質問させていただきます。 まず、合併についての住民意識調査について。平成24年6月議会に、合併についての住民意識調査を求める請願書が提出されました。当時、議員であった榎本和男町長は賛成の立場から討論いたしました。 1番、賛成討論の内容を説明してください。 2番、町長になった今でも考えは同じでしょうか。 ご答弁をお願いいたします。 ○議長(中野松夫君) 金子正志議員の質問に対する答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 まず、合併についての住民意識調査 ①賛成討論の内容、②町長になった今でも考えは同じかということですが、②町長になった今でも考えは同じかということで、賛成討論の内容を説明しということで、内容と考えは同じだということをまず最初にお答えしておきます。 私は、去る24年6月定例会において賛成討論をしております。その中で主なポイントといたしましては、合併の請願がありましたら、合併の請願については、まず住民が望み、そこから機運が盛り上がるのが本来の姿ではないかということから、町民の中から合併の意識調査を求める請願が出てきたわけであります。 そういう私の考えから、この請願は必要があるのではないか、住民の声を聞く、考えを聞く、そういうことからこの請願は出されておる、その請願の趣旨を生かしたいと思い賛成討論をいたしました。 そして、合併を望む意向が多いのか、あるいは苦しくとも単独の道を選ぶのか、意識調査はそれを知る、町民の声を聞く手段であるという観点で賛成討論をしたわけですが、その内容においては、私の賛成討論の中で、宮代町は、白岡町を除くと、首都圏、圏央道の内側ではわずかに残された5つの町の一つとなっております。 そういう中で、町民がこれらをどう感じ、町の将来をどう思っているのか私たち議員は知る必要があると思い、市と町の不平等感、近隣の市町の状況、これは先ほど言いましたように、南埼玉郡ですと宮代町が1つとなってしまった、隣の白岡町が市になってしまったということを言っております。 そして、依然厳しい財政状況の中、このような状況下、どうまちづくりを進めるのか、合併が究極の財政改革と言われる中、町長、議員がこの町の将来と合併にどう向き合うのか、それには町民の意向を把握することが何よりも肝要であるということで賛成討論をしたわけですが、その考えは今でも同じであります。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 金子議員。 ◆4番(金子正志君) 歯切れのいいご答弁ありがとうございます。 座る椅子が違うと発言内容が異なってしまう方もいますので、大変安心いたしました。公約は実現するという強い意志を示していただきまして、感謝いたします。また、町民の皆様も、今度の町長は合併に向かって動き出すということで安心されると思います。 再質問はありませんけれども、3月議会では、アンケートの告知をどのようにするのか、6月議会では、アンケートを実施するに当たって説明会を何カ所ぐらい開くのか、それを聞きたいと思います。 そして、9月議会では、説明会を開いたとしましたら、説明会ではどのような意見が出たのか、それを質問したいと思います。さらに12月議会では、多分アンケートは終わっていると思いますので、アンケートの集計結果から町の対応はどのようにするのか、それをお尋ねしたいと思います。 そして、平成26年度の終わり、3月議会では、合併協議会の設立をどのように考えているのか、それを質問したいと思っております。 ストーリーを描けばそのとおり進む、大変大事なことだと思います。今後もよろしくお願いいたします。 以上です。 2番目の住民意識調査の日程について。 榎本和男町長のパンフレットに、「私は誓います 3つの約束」と大きく書いてあります。合併についての住民意識調査を実施し、町民の意向を確認すると約束しています。来年度の予算に調査費を計上するお考えはありますか。ご答弁をお願いいたします。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 住民意識調査の日程というご質問ですが、まず私は、先ほども述べましたように、市町村合併行財政運営スケールメリットを生かすことができる最大の行財政改革であると認識しております。 これは先ほど述べたとおりでありますが、ただ、即合併というわけではありません。まずは町民の意向を聞くということで、意識調査の実施を行うということでございます。その結果を踏まえてその先はまた考えていくということで、昨日の答弁でも申したとおりであります。 昨日の答弁でもありましたが、今、来年度予算編成中でありまして、アンケートを実施するというのは私の公約でもありますし、実施はいたします。そして、そのアンケートの内容を議員の皆様にお示しし理解を得た上で、近隣首長、議長にもご理解をいただいた上で、町民2,000人規模の合併調査アンケートをできるだけ早い時期に実施したいというふうに答弁しておりますが、そのとおり変わっておりませんので、よろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 金子議員
    ◆4番(金子正志君) 再質問いたします。 前段の議員の質問に町長は答えました。平成26年度のなるべく早い時期に調査を行いたいということでよろしいんでしょうか。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) 質問のとおりであります。 周りの首長、議長さんの理解を求めた上でということでありますが、私の公約でもありますので、内容を精査した上で議員の皆様にお諮りした上で、その後、近隣首長、議長のご理解を得た上で、できるだけ早い時期に機会を捉え調査を実施いたします。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 金子議員。 ◆4番(金子正志君) 了解です。 次に、3番、東口駅前進捗状況についてお尋ねいたします。 平成25年3月26日、東口駅前広場等都市計画決定告示がなされました。今年度に測量調査が終わり、来年度は補償、積算と順調に進んでいるようです。 昨日12月5日には協議会が開かれました。進捗状況をご説明いただきたいと思います。お願いいたします。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長田沼繁雄君) お答え申し上げます。 東武動物公園駅東口の進捗状況についてでございますが、本年3月の都市計画決定を受けまして、本年度は、駅前広場に係る地権者の方々を対象といたしまして用地測量を実施したところでございます。また、関係地権者の方々とは町担当者個別相談を実施いたしまして、残留や移転等の希望をお伺いしたところでございます。 昨日の協議会では、これらの結果を報告するとともに、商店街の活性化の検討を進めさせていただいたところでございます。 いずれにしましても、東武動物公園駅東口の整備は、地域住民の方々にご尽力いただきながら時間をかけて検討を進めてきた経緯がございます。また、この事業は、宮代町だけではなく、杉戸町、埼玉県とも歩調を合わせて着実に進めていく必要があると考えておりますので、早期事業化を目指して今後とも継続して検討、協議を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(中野松夫君) 金子議員。 ◆4番(金子正志君) 昨日の東口の協議会の資料は、今朝は議員の皆さんのポストに入っているんでしょうか。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長田沼繁雄君) お答え申し上げます。 入れさせていただきました。 ○議長(中野松夫君) 金子議員。 ◆4番(金子正志君) ありがとうございます。大変わかりやすい資料なので、ぜひ皆様にもごらんになっていただきたいと思います。 その中にあるんですけれども、動いてもよろしいでしょうか。 ○議長(中野松夫君) 資料を必要とするということですか。はい。 ◆4番(金子正志君) 失礼しました。 昨日の協議会の資料の中で、東武動物公園駅東口のイベントとして、1月24日から2月2日までの金・土・日、金・土・日、合計6日間、杉戸町、宮代町合同でイベントが開催されます。その主催者は埼玉県であります。宮代町の45店舗、杉戸町の41店舗が参加して盛大なイベントが行われるようです。県の主導でこのように杉戸町、宮代町共同でイベントが行われるということも一つの方向性だと思います。 今朝、私が自分の事務所で仕事をしていましたら、75歳くらいのおじいさんが通りまして、張り出してある東口の都市計画決定図を見て、「来年こういうふうにでき上がんのかい」と、すごくうれしそうに話しかけてきたんです。いえ、西口が終わって、平成28年度からなんですよと伝えたら、じゃ長生きして楽しみに待っているよということでしたので、任期は4年ありますので、ぜひともよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 以上で金子正志議員一般質問を終わります。 ここで休憩します。 △休憩 午前10時16分 △再開 午前10時35分 ○議長(中野松夫君) 再開します。 引き続き一般質問を行います。---------------------------------------小河原正君 ○議長(中野松夫君) 通告第12号、小河原正議員。     〔1番 小河原 正君登壇〕 ◆1番(小河原正君) 1番の小河原です。 前段に、二、三日前に歯を3本ぐらい抜いて発音が悪い部分があるかもしれないけれども、ひとつお許し願いたいと思います。両方歯がないんです。 それでは、わかりやすくできるだけゆっくり質問いたしますので、よろしくお願したいと思います。 まず1点目でありますが、新町長の財政改革生活優先政策についてでありますが、深刻な人口減少問題を目の前にしまして、小手先の政策の寄せ集めでは通用しないほど重要な減少問題を抱えていると新町長は認識していると思われます。 町長選挙の結果を見ますと、新町長は多くの課題に対処するため必要な改革を具対策として示せるか、そして町民の声にスピード感を持って即対応すると公約しているので注目をするところであります。 そこで、来年度予算に向けて早急に実行すべき課題について3点ほど伺いたいと思います。 多分、新しい町長が生まれると各議員さんが多くの町長に対する質問を出していると思いますので、私は公約に関係のない質問が多いと思いますが、お許し願いたいと思います。 1つとして、経費削減のための事業仕分け実施内容と、町長みずからの率先垂範内容にはどういうものがあるか。括弧しまして、行財政改革は議会も実施していることは新町長も一緒になって議論をした一人としてよく知っていると思いますので、それを含めて答弁願いたいと思います。 2つ目としまして、高齢者対策に力を入れ、日常生活生きがいのある、町政策が利用できる総合的な支援をお願いしたい。私がここまで述べれば、多分、今まで何回か高齢者に対しての支援をお願いしたことについての内容はわかると思いますので、明確な答弁をいただけると思います。 3つ目としまして、環境衛生対策として、公共下水道が整備されていない地区があるわけですが、それらについての改修をして悪臭の発生しないまちづくり、こういうものについてもどう考えているのか質問したいと思います。 答弁によって再質問をいたしますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 小河原正議員の質問に対する答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 まず、①についてお答えいたします。 平成26年度予算編成は現在進められている最中ですが、高齢化に伴う社会保障費の増、生産年齢人口の減少に伴う税収減等による厳しい財政状況は来年度以降も続くと見込まれることを念頭に、これまで以上の歳入増、歳出削減に向け、私自身、率先垂範し、全ての事務事業を前例にとらわれることなく総点検し、ケースによってはゼロベースから事業手法の変更、類似事業の廃止・削減を行うなど、限られた財源の中で予算の選択、集中を行うことを指示しています。 また、私自身の給与を2割カットする提案を今12月議会で上程させていただき、ご議決いただいたところです。 ②の高齢者対策ですが、町では第4次総合計画前期実行計画において、高齢者施策として、今までとは違う点で3つの事業に取り組んでいるところでございます。 まず1つ目といたしまして、介護予防健康づくり活動支援事業、2つ目といたしまして、地域交流サロン支援事業、3つ目として、地域敬老会支援事業がございます。以上、3つともこれからの超高齢社会を見据え、地域の絆づくりを意識した事業であり、地域コミュニティーづくりのきっかけとしても活用いただければ、顔見知りになることによって防犯や防災といった異なる局面でも効果が発揮されるのではないかと思っているところでございます。 また、福祉サービスに対するニーズも多様化してきており、地域住民によるボランティア活動も地域の福祉を支えるために必要となっています。生きがいづくりとしてボランティア活動に力を入れている高齢者の方も多いことから、ボランティア活動をしやすい環境整備などの研究・検討にも注力してまいりたいと存じます。私のマニフェストにあります高齢者、障がい者を孤立させない趣旨と合致していると思います。 さらに、町施設についてのご質問もいただいておりますが、宮代町は、来年度予算においても、高齢者を初めとする社会保障関連経費だけでも前年比増で約1億円近い予算が必要となる見込みです。 このような厳しい状況の中、宮代町の公共施設は他の町にない施設を多く有しています。今後、公共施設マネジメント計画に沿って、真に必要な施設の統廃合を含め整理・統合によりやりくりをしていきませんと、医療費を初めとする町民の命にかかわる事業にも影響が出かねないおそれがあります。ご理解をいただきたいと存じます。 ③の環境衛生対策として公共下水道が整備されていない地区の改修を実施して悪臭の発生しないまちづくりをにつきましてお答え申し上げます。 町では、平成22年10月に宮代町生活排水処理基本計画を定め、生活排水処理方法を定めております。 この計画では、現在、生活排水公共下水道で処理しております市街化区域及び桃山台地区のほか、和戸駅西側の一部及び姫宮駅西側の一部を公共下水道で処理、東粂原、西粂原の一部を農業集落排水施設で処理、その他の地域を浄化槽での処理により、生活排水を処理する区分となっております。 議員ご指摘の悪臭に関しましては、浄化槽での処理地域による浄化槽の不適正な維持管理、または単独浄化槽設置家庭台所排水などの雑排水から発生するものと推測されます。 このようなことから、町では適正な生活排水処理を進めるため、単独処理浄化槽から合併処理浄化槽への転換を促進するための補助金の交付、浄化槽適正管理を促すための広報・啓発を行っております。 今後におきましても、悪臭の発生しないまちづくりを目指し、さらなる広報・啓発を実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 私は、町長選挙のときに、本腰を入れ町政改革を行うことで当選させていただきました。率先して経費削減をし、時代の変化に柔軟に対処できるよう、その一つの取り組みとして、町の全ての事業の棚卸しをすることを明言いたしました。さらに必要な場合、事業仕分けも選択の一つと考えております。 限られた財源の中、成長する宮代町を実現するために、時には痛み、町民の皆様方のサービス低下を招くこともあるかもしれません。しかし、私は、町長としてしっかりと説明責任を果たし、町政運営のかじ取りを誤りなきよう全力で尽くしてまいります。 私の任期は4年です。任期中には、町長選挙でお約束した選挙公約は必ず実行いたします。その中で、今後、議員及び町民の皆様からのご意見及び過去の町の経緯も十分踏まえ、今後、今回ご指摘いただきましたことについて十分検討し、決断してまいります。 以上でございます。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) どうもありがとうございました。 再質問をさせていただきます。一つ一つやっていきたいと思います。 まず、①の率先垂範の内容について少し具体的に聞きたいと思います。 答弁では、今度の議会で20%の削減をしたと自慢をもって答弁しておりますけれども、このことは2005年の12月議会で、榊原町長のときに、給与減額の提案を義務的経費削減内部努力としてもうやっているんです。そのまねをしたことについて自慢をもって率先垂範と、これは私はちょっと考え方が間違いじゃないかなと思うんです。そのことをまず1点、どう思っているのか。右へ倣えを自慢しているようではだめだと思います。率先垂範というのは、違うことを私は聞いているわけです。あとは何もないんですか、まずそれを1点。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) 率先垂範の中身ということですが、私自身の給与20%カットは、確かに議員おっしゃるとおり前からの踏襲であります。私自身、これをもって率先垂範と言う気ではありません。給与削減だけが経費削減という意識で捉えてはおりません。 まず、事業の見直し、そういったことを私みずから何点か指示しまして、これから予算の中でさらにゼロベースからの見直し、事業手法の変更、それから類似事業の廃止、場合によったら削減、そういうことを私みずから指示してやっていきたい、それが率先垂範の中身でありまして、給与削減だけをもって率先垂範ということではありません。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) 経費削減のための事業仕分けの内容も、今、若干述べたようでありますが、特に町長みずからの率先垂範についてはほかにもあるようにも含みがあったので、私は期待したいところであります。多くの前段者の質問を聞いておりましても、立候補したのは町を変えるためだと、リーダーがかわれば町が変わると、こういう姿勢だということを特に答弁ではしております。そのことを考えると、もう少し具体的なみずからの率先垂範が出てくるのかなと思うわけです。 ちなみに、議会では平成16年ごろ、横手委員長、榎本副委員長が中心になって議会改革委員会を開いて、議員の定数削減20から14、費用弁償を減らす、政務調査費はゼロにする、議長公用車も廃止に向けていくと、こういうことを今の町長は改革委員会の副委員長として提案しています。 そのことを考えれば、議会は多くの改革をしているんです。これも何のためかというと、合併が白紙になった。その合併が白紙になった内容は、最後は平成16年9月議会で、杉戸町との法定合併協議会の設置が1票差で反対になった。そのときは榎本町長は反対だった。そういう状況であって、議会も改革しなくてはならないと。 もう一つは、このときに庁舎の設計変更も出されているんです。このときは榎本副議長だったと思いますが、事務室の模様がえ、電気設備の変更が提案されております。このときにはこういう議論もしているんですよ。 昨日も前段者からも質問があったようですけれども、町長室はつくらない、議会室もつくらない。特に議長室もつくらない、こういうことをやっているわけです。それはやっぱり財政改革、町の財政が大変だということで、議会もそれに乗っかって、そのときの榎本副委員長も一緒になってやったわけです。 そういうことで、いろいろ改革をするのに、町長みずからの改革は自分の給料を減らすだけ、それでは私たちは納得できないんです。まして今度は町長室をつくった。町長室をつくれば電気代もかかる。いろいろ多くの金もかかってくる。そういう金のかかることをやっていて何が改革だと私は言いたいんです。 公用車だってそうです。町長が公用車を廃止すると言うなら、私は手をたたいて、大したものだと言おうと思った。公用車を使うとどのぐらい金がかかるんですか。ことしの決算だって、年間280回使っている。280回というのは、町長の出勤を考えるとほとんど毎日なんです。町長以外の課長や副町長も乗っているのは見ていますけれども、それも含んでいるのかもしれませんけれども、それも職員が60%か70%の時間を割いて運転をしているわけです。そういうこともやっている。 前の庄司町長は、4年前に、できるだけ使わないとここで答弁をしているんです。今度の町長はそういうことには一切触れない。財政が大変だということで、前段者の質問では12%削減をどうのというような答弁をしたようですけれども、これは大変なことなんです。12%というのは、年間一般予算を考えると約10億近い金を減らさないといけない、私の単純な計算でも。そういう大変な金を減らすのに、なぜ自分のことは考えないのか。 町長室だって、私は本当に残念だった。電気代はかかってくる。開かれた町政をしてくれるのかと思ったら、とんでもない。私は、立場変われば品変わるかと思って、いい方向に考えていたんですけれども、逆に密室政治の方向に進んでいる。そういう町長だとは私は思わなかった。がっかりした。私が特にここで今訴えたいのは、町長はもう少し自分の率先垂範をして改革をしてもらいたい。今、来年の予算の中でやっていくということですから、多分そういう無駄なことは取りやめてくると思います。町民に痛みをお願いするということばかりでは納得しません。やっぱり自分も新しくなって、これから公約のために一生懸命やるということ、そこは認めますけれども、自分がやっている無駄なことはちっとも言わない。それは私は納得できません。そのことについてどう思っているのか、もう一回答えてもらいたいと思います。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) 私自身の削減というようなご質問でございます。 まず、公用車につきましては、私は、出勤には自分の車を使用しております。そして、休日の近場の行事に行く場合でもできるだけ、例えばぐるるへ行く場合でも自分の車を使用して行っております。必要最小限の公用車の使用をと考えております。 そして、あとは私自身の何を削減するか。給料削減だけが行政改革、町の改革ではないと思います。私の給料を下げることにより、ほかの職員、その他にも場合によったら、町長が下がったんだからほかの職員も下げなくてはならない、そういう意識を持たれることがないように、今回は前例に倣い20%のカットは継続しておりますが、自分の給料を下げるだけが経費削減ではないと思っております。 そして、役場自体も、先ほど合併時の議会の対応を述べておられました。役場としましても、そのときに2005改革計画をつくり、それぞれ削減して今まで来ていると思っております。それをさらに、今回新たにゼロベースから事業等を見直し、さらに削減するものがないか、改革するものはないか、来年度予算において整理していく予定になっております。 あと、庁舎の問題ですが、合併時、合併する、そして合併しないということで、庁舎の設計も変更になったと思います。その中での町長室、その他、議会室の問題であったというふうに理解しておりますが、これからの行政運営をしていく上で、今ある町長室という形のほうがよりよく仕事ができるのではないか、逆にそれによってマイナスということが多く指摘される場合、具体的マイナス点があるような場合は改めることもまたやぶさかではないと考えておりますが、今現在、問題はないというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) ①については、来年の予算の中で思い切った改革をしていくというような答弁もありましたし、また町長みずからの率先垂範についても、今、場合によっては若干変えていくということで、町長室の問題は今答弁いただきました。 私は、一つ、特に財政が厳しいということですから、議会も今まで一生懸命財政問題については協力してきた、町長もそれ以上の協力をする必要があると私は思いますので、公用車についても、通勤まで自分の車でやっていくというなら思い切って廃止したほうがいい。 もう一つ、町長室をつくれば電気代もかかる、いろんな備品代もかかってくる、そういうことを考えれば、密室政治と思われないようにしたほうが得策だと私は思います。町民の方といつでも顔が合わせられる、そういうことが必要なんです。それが開かれた町政で、今度の町長は隠れた密室政治、私は、町長室を廃止しない限り、私が議員をやっている間はずっと見守っておりますので、そのことを述べて、①についてはとりあえず、今後も同じような質問が来年の3月、6月、9月、12月とずっと、あと2年間やる機会がありますので、私は続けてやる可能性がありますので、覚悟しておいてもらいたいと思います。 次に、②に移りたいと思います。 私が今質問して答弁いただいたことについては、それはわかっているんです。特に私は、高齢者がいろんな施設を利用するのにみんな使えなくなってきている。 特にふれ愛センターなんか、まさか風呂まで使えとは言いませんけれども、例えば楽しみなカラオケをやるとかそういうのもみんな廃止しちゃう。怒っていますよ。たしか前回も質問しましたけれども、そういうものはどんどん、金のかからない方法を考えながらカラオケを使ってもらうとか、ふれ愛センターがある限り、あの場所をどんどん利用してもらえるようにする、それが高齢者に対しての温かい政策だと思うんです。答弁を聞いているとそういうことに一切触れていませんので、私はそういうことを特に言いたいんです。 私も高齢者の一人です。だから高齢者の仲間がいっぱいいます。そういう人たちの話を聞いていると本当に、それは人口を増やすために、少子高齢化のためにいろいろ考えをやっていると言うけれども、高齢者のためは何にもやってくれない。医療費とか介護とかはやっている。これは認める。だけど、病気になったり、自分の生活が思うようにできなくなってきたからそうなるわけです。元気なうちに利用してもらう。それによって医療費もかからなくなるし、そういうことも考えたほうがいい、私はそう思うんです。 ですから、お金がかからない方法でどんどん利用できるように考えるべきだと思います。そのことをどう思っているか町長から聞かせてもらいたいと思います。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 高齢者の楽しみという質問かと思います。 まず、ふれ愛センターですが、ふれ愛センターとして児童館、高齢者のサロンがあるわけですが、利用者も徐々に少なくなっている。これはふれ愛センターの建物としての役割が終了したという認識ということで、公共施設マネジメント計画、第4次総合計画にも織り込まれているとは思っております。 そういう中で、これを維持するために年間4,000万円の維持費がかかっているわけです。そして他方、今は地域交流サロン、そういった方で、地域で高齢者が集まるのを支援している。あそこは町の中に1カ所です。今は逆に地域サロンというほうに力を入れて、地域で高齢者が集える場所というのを支援している。 そういう中で、4,000万の費用ということが今問題に上がっております。経費削減の中でどうするか。そういう中で、この建物については、耐震上も問題がないことからほかに使用できるのではないか。そしてなおかつ、これは31年まで借地でありますので、こういうような事情の中でこの建物をどう生かすかという方向で今検討しております。 確かに高齢者が集えるということも必要でありますが、それについては各地域のサロン等で補えるのではないか。また、今回、敬老会を各地域でやりました。これもまた問題はある。やっぱり利用する方、やる方の意見も聞かなくてはなりませんが、そういう形で各地域で高齢者を支える、そういった形態に移行しつつある中で、経費削減の必要性ということで、これからふれ愛センターのほうは検討していきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) ちょっと私の質問が悪かったかもしれませんけれども、ふれ愛センターをなくせとかなくすなとかそういうことじゃなく、今、ふれ愛センターがあるうちは利用できるようにしたらどうだと言っているんです、そんなに金をかけないで。だったら、もうすぐふれ愛センターをなくしちゃうんですか。町長の今の答弁の中身は今までの流れと同じ答弁なんです。今、ふれ愛センターがあるんでしょう。なくなっちゃったんならまだ理解できます。そんなことを言うんなら、じゃすぐになくしちゃいなさいよ。あるうちは利用できるようにしたらどうですかと言っているんです。 時間がなくなってきましたので、今回はほかにもちょっと時間をかけたいものがありますので、これについては絶対に高齢者の利用ができるように強くお願いしておきます。やらなかったらまた3月議会にやります。 では3点目にいきます。 環境衛生対策なんですが、この答弁も中身はわかるんですけれども、私が質問したいのは、用排水路とかそういうところの悪臭がすごいところがあるんです。前々から頼んでもちっとも改修をやってくれない。それを言っているんです。何カ所かあるわけです、ひどいなというのが見ればわかるようなところが。それを何とかしてもらいたいということです。 すごいですよ。町長は今度、町の中を選挙で歩いたから見たかもしれないですけれども、私なんかは暇さえあればどこでも行きますから、見ていますので、何カ所かあります。議員さんだって知っている人がいるんです。そういうところを早く直してやってください。下手をすると伝染病か何かでも発生するような状況です。それでもいいんですか。 それは下水道ができたところはいいかもしれないけれども、ないところ、調整区域、そこの人たちはこう言っていますよ。下水道予算は町民1人当たり1万6,000円以上もかかっているんです。農排水だって町民1人当たり1,200円以上かかっているんです。町民1人当たりですよ。そういうのを知っているわけです。なぜやってくれないのか。下水道があるところはいいかもしれないけれども、ないところはもう何回要求しても、そばを通ったらまあひどいから。宮代町もこういうところがあるのかというのがありますからね。ちっとも直す気がない。 町長、それを絶対に直してもらいたい。それをイエスかノーか言ってもらいたい。これはもう予算とかそういう問題じゃないです。だから、ああいうのを見ると、新しい人は町の中に住みたくないですよ。これは金の問題じゃないです。それをどうするのか。何しろ新しい町長に全部聞きたい。 ○議長(中野松夫君) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時13分 △再開 午前11時15分 ○議長(中野松夫君) 再開します。 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 具体的にどのようにそれの対応をすべきかわからない点がありますので、担当に確認の上、できるだけ解消できるように善処したいと思っております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) 前向きの答弁だと確信いたします。榎本町長も私のこの質問を前の議会で聞いているはずですから、おおよそはわかっているはずです。担当課長も多分知っていると思います。そういうことを一回ここで述べておきたいと思います。知らないとは言わせません。まあひどくて、町長は直接足を運んで見たほうがいいですよ。そのことをお願いして、やってくれるという前向きの答弁ですので、来年は期待しております。来年の夏までには直したほうがいいと私は思います。そういうすごいところであります。それで、③は来年、改修が終わるまで見守っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、公職選挙法の問題にいきたいと思います。 この前の10月6日の町長選と町議選の関係なんですが、公職選挙法では有権者の登録抹消は、「当該市町村の区域内に住所を有しなくなつた日後4箇月を経過するに至つたとき」、また宮代町の選挙規則には公職選挙法の適用がない。 こういうことで、ある人が投票所に行ったそうであります。10月1日に住民票を移した人なんだそうであります。そうしたら、その有権者は拒否されたそうであります、投票はできませんと。これは公職選挙法からいうと違法ではないかと思われる。もしそれが違法だとしたら大問題とも思われます。 私は、宮代町選挙管理委員長の見解を聞きたいわけです。選挙管理委員長は見えていないようでありますので、その当時は庄司町長は立候補しているから、そのときの責任者は清水副町長だと思います。清水副町長の見解を伺いたいと思います。場合によってはこれは大きな問題になりますので、副町長の見解を、指導はどういうようにやったのか聞かせてもらいたい。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 副町長。 ◎副町長(清水雅之君) 小河原議員のご質問にお答えいたします。 まず初めに、選挙管理委員会は独立した機関でございますので、執行部が選挙について直接指揮をとるということはありませんので、まずそのことはご答弁申し上げておきたいと思います。 その上で、選挙管理委員会には書記がございまして、その書記につきましては当町職員が兼務しているということがありますので、ある意味でごっちゃになってしまうようなところもあるんですけれども、基本的には、町長選挙でございますので、町長にかわって副町長がその選挙に関して陣頭指揮をとるということはございません。そのことをご理解いただいた上で、私のほうでわかる範囲のことについてお答えさせていただきます。 まず、1点目の投票に関する質問でございますが、選挙管理委員会事務局の所管ということでございます。これは先ほど言いましたとおりでございますので、ご理解ください。 有権者の登録抹消、いわゆる選挙人名簿から抹消される要件として、議員ご指摘のとおり、公職選挙法第28条により、転出日から4カ月が経過したときに抹消されることとなっております。 しかしながら、選挙の投票において行使される選挙権につきましては、公職選挙法第9条第2項及び第43条により、宮代町から転出された方は、その時点で町の選挙の投票資格、つまり町の選挙の選挙権を失うことになります。また、昭和31年に発出されました行政実例によりましても、地方選挙におきましては、選挙区の区域外に転出した場合は転出以降はその区域における選挙についての投票ができないことになっております。 このように、公職選挙制度として転出後4カ月を経過しなければ選挙人名簿からは抹消されませんが、同様に選挙制度として、町の選挙においては投票ができなくなるというものです。 お尋ねの町長選挙及び町議補欠選挙につきましては、10月1日が告示日であり、翌2日から期日前投票ができることとなっておりましたが、告示日である10月1日に町外に転出された方につきましては、公職選挙法に基づき投票をお断りすることになっているとのことです。 このたびの町長選挙におきまして、投票を拒否された有権者がいらっしゃったとのことですが、そもそもその方は今回の町長選挙及び町議補欠選挙の有権者ではありませんし、その有権者でない方に投票させてしまうということのほうが違法でございまして、その数量によっては選挙無効につながる大問題となります。 したがいまして、説明した職員の対応は適切であったものと認識しております。と同時に、今後は、有権者が選挙権について誤った理解がないように周知するよう選挙管理委員会に働きかけてまいりたいと存じます。 なお、投票場入場券につきましては事前に作成し郵送しており、入場券郵送後、宮代町から転出により投票できなくなる方もいらっしゃるため、情報を保管する必要があることから、「この入場券が届いても宮代町から転出された方は投票できません」との表示をさせていただいておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。     〔「もう一つ質問を忘れましたので、②の」と言う人あり〕 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) ポスターの掲示板の設置場所は、ほとんど有権者が通らないところに設置されていると、これでいいのかと町民の方が言っております。そういうこともあって投票率も悪くなっているんじゃないかとの指摘もされております。これはどういうことなのか、今後そういうことを改めるのかどうかちょっと聞かせてもらいたいと思います。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 副町長。 ◎副町長(清水雅之君) では、小河原議員の2点目の質問についてもお答えをさせていただきます。 大変くどいようですけれども、これも選挙管理委員会の所管の事務ということで、それを前置きした上でお答えをさせていただきます。 2点目のポスター掲示の設置場所につきましては、ポスター掲示場は、宮代町の議会の議員及び長の選挙におけるポスター掲示場の設置に関する条例、また公職選挙法及び同法施行令により、町内11の各投票所、投票区ごとに7カ所または8カ所を設置させていただいております。また、その目的からできる限り公衆の目につく場所を選定しているところでございますが、選挙管理委員会におきましても大変苦慮しているということでございました。 引き続き適切な設置場所の選定に努めてまいるとのことでございますので、それをお聞きしてお答えさせていただきます。 以上でございます。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) わかりました。 ②については、ほとんど有権者が通らないところへ設置しないように私は努力したほうがいいと思います。ただ設置すればいいというものじゃないと思いますので、そのことを申し上げたいと思います。 ①について、答弁では公職選挙法の第9条第2項、第43条を説明されておりますけれども、私もそれを読んできたんですけれども、選挙法には宮代町から転出された方はと書いてないんですよね。これが一つ問題。 もう一つは、投票用紙を送っているんです。投票日時はいつからいつと記載されたのを送ってある。送られているんです。だから行きますよね。宮代町の選挙規則には適用がされていないようです、私もあの分厚いのを何回も読んだんですけれども。それも問題じゃないかと言っていますよ。どうなんですか。 ○議長(中野松夫君) 暫時休憩します。 △休憩 午前11時28分 △再開 午前11時28分 ○議長(中野松夫君) 再開いたします。 答弁を求めます。 総務政策課長。 ◎総務政策課長折原正英君) それでは、私が選挙管理委員会を所管する課ということで、私自身が選挙管理委員会の事務局ではございませんので、かわりまして、私どもで条文の解釈ということで述べさせていただきたいと思います。 ご質問の中では、まず1点目で、転出したこと等について、選挙権、選挙ができないということがどこに書いてあるのか、規定がないじゃないかというようなご指摘かと思います。 公職選挙法の第43条におきまして、「選挙の当日、選挙権を有しない者は、投票をすることができない。」ということがございます。そこで、地方選挙の場合は、コンメンタール、いわゆる逐条解説の中で、住所移転がなされたときは、その住所移転がなされたとき以降は投票できないという形で、公職選挙法の第43条のほうで逐条解説の中にそのような形になっております。 先ほど申し上げましたように、行政実例の中でもそのような形になっておりますので、投票した後に転出するということであればいいんでしょうけれども、投票する前に転出してしまった以上は、大変申しわけないですけれども、投票はできないという形になりますので、ご了解いただきたいと思います。 町の選挙規則にはそういったことの記載がないというようなご指摘でございますけれども、ご案内のとおり、日本の場合は法律、そして条例ということで、法律に明示されているものについては、法律による委任がある場合以外は条例では記載しないということになっていますので、基本的には、こういったことについては町のいろんな条例とかそういったものには記載しないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) 法律のことについては私より役場の方のほうが詳しいので、これ以上は論戦するつもりはありませんけれども、ただ、投票用紙を送られたということは、知らない人は投票できると思うんですね。そう思わないですか。事前に、あなたはこういう理由で投票できませんよともうわかっているんですから、1日に移動しているので、後からでもいいから連絡すべきだと思うんですけれどもね。投票所に行って、職員に、あなたはできませんとはねつけられたそうです。そういうやり方は今後は改めたほうがいいんじゃないかと思います。 そのことを申し上げて、時間がありませんので、選挙のことですから大事なことですから、ひとつ間違いのないようにお願いしたいと思います。 次に3点目、救急車搬送についてです。 救急車の出動要請があったときには救急救命士が添乗していなくていいのかどうか。 ②として、緊急を要すると思われた患者のため、家族は事前に医療機関と連絡をとって早急に搬送する約束をしておいたそうでありますが、救急車は何を思ったか出動しないんだと、それで医者に逆に救急車を呼べと電話口に出させて、何をやっているんだと医師に怒られたそうです。家族は後々でそのことを悔やんでおります。そのことを言えばどうなったかわかると思います。おくれてしまった。どう指導しているのか聞かせてもらいたいと思います。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町民生活課長。 ◎町民生活課長瀧口郁生君) 救急車搬送につきましてお答え申し上げます。 救急隊は、消防車を迅速に医療機関に搬送するため設置するものでございます。救急隊員になるためには、総務省令等で定める救急業務に関する講習の終了が義務づけられております。 本県では、埼玉県消防学校での救急科を修了し、各消防本部において救急業務に従事することになります。 一方、救急救命士は、傷病者の救命率の向上を図るため、医師の具体的な指示のもとで、呼吸の確保や心肺停止の防止のため、気管挿管やアドレナリンの投与など一定の医療行為が認められております。そのためには、救急救命士の国家試験に合格後、医師の指導による病院実習等をする必要がございます。 埼玉東部消防組合消防局では、現在108名の救急救命士がおり、救急隊18隊全てに配置されております。しかし、救急救命士は資格取得後も多くの研修を続ける必要があり、研修中には救急救命士が乗車していない場合もございます。 このため、埼玉東部消防組合消防局では、救急救命士の研修あるいは休暇等によっても全救急隊に救急救命士が配置できるよう、今後も計画的に救急救命士の養成に努めているところでございます。 次に、救急搬送についてでございますが、救急隊による傷病者の病院搬送につきましては、救急隊員による傷病者の状況確認、家族等の説明により病院設定を行っております。その際、傷病者の症状の程度や搬送の受け入れの可能性を考慮しながら病院選定を行い、受け入れについて救急医療機関に照会していくことになります。家族などから具体的に病院を選定される場合もございますが、救急隊は傷病者の救急度、重症度や病院までの搬送距離を考慮し、できるだけ家族の希望に沿えるよう努めているところでございます。 ご指摘の件では、緊急度が高い傷病者と判断したため、当組合管内で直近の救急告示二次病院に連絡したものでございますが、動揺している家族とのコミュニケーション不足も考えられますので、今後におきましては、傷病者家族とのさらなる意思の疎通がとれるよう救急隊員のスキルアップを図り、救急搬送の一層の迅速化に努めてまいりたいと埼玉東部消防組合消防局の救急課から伺っているところでございます。 以上でございます。 ○議長(中野松夫君) 小河原議員。 ◆1番(小河原正君) わかりました。これは課長にどうのこうのという責任があるわけじゃありませんので、消防署に責任がある問題だと思いますので。 救命士については、大分数はいるようですけれども、その日は乗っていなかったと。運が悪かったと言えばそうなんだよね。 もう一つは、着いてすぐ、何々病院に行ってください、もう話はついていますからと言ったそうです。それが動かないんだそうです。今、言いわけみたいな文章が載っていたようですけれども、20分も動かないと。それで、医者から、何をやっているんだ、消防車の運転手を呼べとどなられたそうです。そういう状況なんです。すぐ行ってくださいとちゃんと連絡したそうです。それでも動かないという救急車はあるんですか。 これはその家へ報告に私は行きますけれどももう残念がっています。悔やんでいました。医者にも言われたそうです、なぜあのときすぐ来てくれなかったと、そういう状況なんです。宮代町にも消防議員が2人いますよね。ぜひ消防議員の人にも強くそういうことを述べてもらいたいと思います。今でも家族は悔やんでも悔やんでも悔やみ切れないと言っています。そういう状況なんです。今言うと、何だか言いわけを書いてあるようですけれども、これは言いわけというのはうまいですから、大体が。そういう状況じゃなかったそうです。すぐ行ってくださいと何回も言ったそうです。それで動かないんだそうです。そういうのがありますかね。 町長、どう思いますか。町長も副管理者で行くんだね。副町長も何かの立場で出ていくんだね。言ってくださいよ。そういう状況だそうです。そんなんで、ここまで言えばその人がどうなったかわかるでしょう。早く来てくれればなと医者に言われたそうだ。すぐ来てともう準備していたそうなんです、病院に入れば手当てができるように。消防署はそういう指導をしているんですか。町長、副町長、ぜひ今度の会議に行ってその結果を聞いてきてください。後でもう一回これは質問するかもしれませんので。 時間が来たようでありますので、以上で終わりたいと思います。 ○議長(中野松夫君) 以上で小河原正議員一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。 △休憩 午前11時40分 △再開 午後1時00分 ○議長(中野松夫君) 再開します。 午前に引き続き一般質問を行います。---------------------------------------田島正徳君 ○議長(中野松夫君) 通告第13号、田島正徳議員。     〔13番 田島正徳君登壇〕 ◆13番(田島正徳君) 議席番号13番、田島正徳です。 一般質問通告書に従いまして次の事項について質問したいので、お願いいたします。 1、榎本新町長のこれから4年間の町政運営について。 10月の宮代町町長選挙においては、4年前の選挙よりも低い投票率でありました。これからの宮代町を牽引していくために、就任されました榎本新町長は、今までの長い議員活動を十分に生かし、これからは行政のリーダーとしてこの宮代町の町政運営を行っていただけると思います。その際、選挙後に住民の多くの方々からさまざまな問い合わせがありました。 まず1番目に言われたのが、経費をかけて町長室をつくるということが一番大切なのというふうなことでました。また、さまざまな意見も聞かれましたので、以下の5点をお伺いいたします。 まず1、公約にありました女性目線の副町長云々とは具体的にどういう政策なのでしょうか。教育委員、町職員の方の積極的な女性登用を考えているのでしょうか。具体的に説明をお願いいたします。 2、財政的に厳しい状態が続いている宮代町ですが、その中で問題山積みだと思われる宮代町です。具体的な税収アップの政策において、短期的、長期的にはどのような政策を考えているのでしょうか。 3、定住人口の増加策として、道仏土地区画整理事業のさらなる推進の具体的な方針、また和戸駅西口の開発(和戸駅ホームの屋根の延長を含め)をどのように進めるのでしょうか。それ以外に定住人口の増加策を考えておられると思いますので、具体的な数字でのプランをお伺いします。 4、障がい者支援政策においての現状と、今後新たに取り組む政策をどのように考え推し進めていくのか。 5、中学校におけるエアコン導入計画はどのように進めていくのか。また、それに関連する学校再編計画との調整と現在の進捗状況についてお伺いします。 以上です。お願いします。 ○議長(中野松夫君) 田島正徳議員の質問に対する答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 ①の女性目線の副町長とは、各種事業実施に当たり女性感覚を生かした施策が必要という意味で、正確には「女性目線を生かす副町長」と表記しています。 男性も女性も、社会の対等な構成員として存在しております。みずからの意思により社会のあらゆる分野における活動に参画する機会が確保されなければなりません。政治的、経済的、社会的及び文化的利益を享受することができ、かつ、ともに責任を担うべき社会でなければなりません。 副町長は、リーダーである町長を補佐するだけでなく、町職員の取りまとめ役として指導、監督する大きな役割を担っていると思います。町政に取り組むに当たり、女性に優しい事業を施策として講じていく必要があると考えており、指導すべき立場にある副町長にあっては、女性が安心して安全に暮らせるまちづくりのためにも、女性の考えを各種事務事業やソフト事業のみならずハード事業にあっても反映することが必要であると考えております。 今回の12月議会において、女性目線を生かすという観点から、教育委員、公平委員について女性の登用議案を提出させていただきました。また、役場内においても、主査登用に女性職員に積極的に働きかけるなど、課長会議で指示をいたしました。 以上でございます。 ②の政策につきましてお答えいたします。 高齢化に伴う社会保障費の増、生産年齢人口の減少に伴う税収減等による厳しい財政状況が来年度以降も続くと見込まれることを念頭に、これまで以上の歳入増、歳出削減に向けて、全ての事務事業を前例にとらわれることなく総点検し、ケースによってはゼロベースから事業手法の変更、類似事業の廃止・削減を行うなど、限られた財源の中での予算の選択集中が今まで以上に求められております。 短期的には、当然、町税などの徴収率の向上、今回の12月議会における補正予算にもありますように、国・県を初めとした交付金、補助金、寄附金などの特定財源の確保であります。長期的には、道仏地区土地区画整理、東武動物公園駅周辺整備事業、和戸駅西口区画整理などによる税収増を図る必要があると考えます。 政策としても、定住促進、若い世代にどんどん宮代町に来てもらえるよう魅力あるまちづくりを進めるために、各種子育て施策の充実を初め、第4次総合計画前期実行計画を検証し着実に進めるとともに、私が町長選挙でお約束した公約の実現により、宮代に住んでよかったと思えるまちづくりのために全力投球いたします。 ③の定住人口の増加策についてお答えいたします。 町の人口の推移を見てみますと、平成16年から昨年までは年間100人程度の人口の減少が見られましたが、ことしに入り282人の増加となりました。これは、道仏土地区画整理地区への転入と他地区の民間の開発が進んでいることが大きな要因と考えております。 道仏土地区画整理事業につきましては、平成13年度に組合が設立してから12年目となりますが、24年度末での進捗状況は75%となっております。造成工事がほぼ完了したことにより、新規住宅の建設が急ピッチで進んでおります。一般住宅と共同住宅を合わせまして、現在、建築済みが69棟、建築中が42棟で、日に日に町並みが形成されつつあります。 これに伴いまして、地区内への転入者は10月末現在で261人となっております。転入者は若い世代がほとんどで、小さな子供を連れて散歩されている光景がよく見受けられます。 12月24日には、地区内を横断する都市計画道路宮代通り線が開通いたします。この道路は姫宮方面から杉戸方面へ抜ける幹線道路でありまして、沿道の土地利用による地区のさらなる発展が期待されるところでございます。 今後におきましては、さらに土地利用が進むよう組合員を対象に相談会などを開催し、組合を支援したいと考えております。 和戸駅西口の開発につきましては、土地区画整理を前提に駅の橋上化と駅前広場などを整備していきたいと考えております。 しかしながら、土地区画整理事業は権利者の土地の減歩を伴いますことから、権利者の同意と熱意がなければ事業は成り立ちません。ちなみに、道仏地区は組合設立までに11年かかっております。まずは地権者の同意率の向上に向け、地元と話し合いを重ねてまいりたいと考えております。 和戸駅ホームの屋根の延長については、前段の議員の回答と同じになりますことをご了承ください。 町では、東武鉄道に対しさまざまな機会を捉え要望しております。その中での東武鉄道の見解は、沿線各駅の老朽化対策あるいは鉄道利用者の安全確保、バリアフリー化が喫緊の課題であり、駅舎改善につきましてはその後に検討を行っていく方針とのことです。 今回のご質問に対する具体的な東武鉄道からの回答は、当面、現状設備で対応したいとの回答でした。しかし、町といたしましては早期の実現を東武鉄道へ要望しています。 具体的には、担当レベルではありますが、去る11月21日、久喜市、加須市、羽生市、宮代町の3市1町で構成される東武伊勢崎線輸送力増強推進協議会において東武鉄道本社へ伺い、安全性及び利便性の向上に向けた改善として要望を行っています。 さらに、さいたま市、春日部市、野田市、越谷市、杉戸町、宮代町で構成する東武伊勢崎線・野田線整備促進協議会において、12月下旬には副町長を埼玉県に派遣し当該事項に対し要望するとともに、2月中旬には同協議会で東武鉄道本社へ赴き、私みずからが、和戸駅のバリアフリー化とともに和戸駅ホームの屋根の延長につきまして強く要望を行う予定となっています。 今申し上げた以外に定住人口の増加策としては、宮代町の魅力を高める施策体系である第4次総合計画に掲げられた28の事業を検証しつつ実施するとともに、町長選挙で私が町民の皆様にお約束した選挙公約を確実に実行し、目標人口である3万5,000人に一人でも近づくよう努力いたします。 ④についてお答え申し上げます。 ご案内のとおり、障がい者を取り巻く制度改革が推進されており、近年では平成23年度に障害者基本法が改正され、全ての国民が障がいの有無にかかわらず尊重される共生社会の実現を目指すことなどが織り込まれるとともに、平成25年度に障害者自立支援法を障害者総合支援法とする法律が制定され、障がい者の定義へ難病患者が追加されるなど、障がいのある方への自立支援、社会参加に向け、施策が総合的に進められているところでございます。 当町では、「このまちでともに生きる あなたらしく 私らしく」を基本理念に掲げ、行政と住民が一体となって支援が必要な障がいのある人を支えるとともに、障がいのある人みずからが地域において自立した生活を営み、積極的に社会参加するための指針を定めた第4期障がい者基本計画・第3期障がい福祉計画「みやしろ健康福祉プラン」を策定しており、また第4次総合計画において、障がい者の雇用創出事業として障がい者の雇用の場の確保を計画に続け、各種障がい者施策を展開しているところでございます。 今後におきましては、障がい者への総合的な支援の度合いを総合的に示す障がい支援区分の改正などが予定されておりますので、動向の把握や適正な対応に努めてまいりたいと存じます。 また、現在策定されている第4期障がい者基本計画・第3期障がい福祉計画や第4次総合計画においては、障がい者の地域における自立と就労支援、社会参加の支援などの取り組みを継続・発展させながら、私が掲げました公約の一つでもあります福祉の充実に向け取り組んでまいりたいと存じます。 ⑤エアコン導入計画とのご質問にお答え申し上げます。 前段でも答弁させていただいたとおり、近年、地球温暖化の進行などを背景として、学習環境としてのエアコンの必要性は高まってきているものと考えております。 このような状況から、私は、子供たちの教育環境の充実並びに学力の向上対策、特に中学生はその後の進路に大きく影響する高校受験を控えているため、まず中学3年生の教室だけでも可能な限り早期に実現したいと考え、選挙公約においてエアコンの設置を掲げたところであります。 エアコンの導入計画とのご質問ですが、前段でも答弁させていただきましたとおり、現在の著しく厳しい財政状況を考慮し、エアコンの設置におきましても、維持管理費を含めた費用の抑制や設置効果をより高める手法などに配慮する必要がありますので、実施に向け、設置箇所や工法などの慎重な検討を進めております。このため、具体的な内容につきましては予算編成の中で整理していきたいと思います。 また、関連としてご質問いただきました小中学校再編計画は、本年6月から、宮代町立小中学校の適正配置及び通学区域の編成等に関する審議会において、近い将来を見据えた学校規模や学校数のあり方などについて審議が進められているところでございます。 町では、来年度、この審議会からの答申を得た後に具体的な再編計画の策定に移る運びとなっておりますが、学校施設の新設または更新設備においては、エアコンに限らずトイレなどの衛生設備、体育施設や視聴覚施設等の附帯設備など、あらゆる教育環境について付随して検討・整理されるものであり、新たな時代に対応した学校施設のあり方が求められているものと考えられます。 しかしながら、実際に施設が整備されるのはおおむね10年程度先と見込まれますことから、エアコンを初めその他の設備についてもその間の効果的なあり方について整理・検討し、最低限度必要な整備を行うべきと考えております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) 順次お答えありがとうございます。 まず、①のことに関してから再質問をさせていただきます。 今回の議案で、教育委員、公平委員の女性登用ということは大変評価できると思います。 自分が言っておりますのは、住民の方々の多くは、完全に榎本新町長は女性を副町長にするんかいという発言が多かったということです。女性目線というふうには書かれておりましたけれども、大半の方たちは、じゃ新町長になると女性を副町長に登用するんだという問い合わせが非常に多かったということです。 それに関しては、来年度、また新しい年度が始まっていきます。そうなった場合に、新しい人事体制として副町長を確実に女性にしていくのかどうかお伺いします。 あと、現在の職員の方たちにおいて室長級の女性登用率をお尋ねします。 そしてまた、町長の考えでは少なくともどれぐらいの比率がこの宮代町の役場の職員として妥当だと思っているんでしょうか。この女性の登用率ですね、室長以上ということで。 そして、答弁でおっしゃったように課長会議等で指示をしたということですが、その指示の具体的な内容をお尋ねします。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 どこから女性を副町長にするという声が出たかは存じませんが、私のマニフェストの中には「女性目線を生かす」というふうにはっきりうたってありまして、女性副町長とは一言も書いてありません。その後の選挙におきましても、女性を副町長にというふうにチラシ等にも書いてありませんし、そういった声も発してはおりません。ですから、どこでそういうふうになったのか私としてはちょっとわからないところであります。ですので、女性を副町長にするということについては考えておりません。 ただ、今、副町長は県のほうにお願いしております。そういう中で、場合によってはそういうこともあるのかなと。要するに、宮代町の副町長は私を補佐するとともに職員の取りまとめ役としても重要な位置であります。そして、各種施策を行うに当たっても県とのパイプ役として重要な方です。そういう方で、それが男性になるか女性になるかまでは私は県のほうにお願いしておりません。 ということで、その辺は、はっきり男性とも女性とも正式に要望はしておりませんので、わかりません。 そして、女性を室長にというような質問でありましたが、今までの職員の登用の引き続いた流れの中で、場合によってはそういったこともあり得るのかなと、これから検討していくところでございます。人事についてはそういうことです。 そして、女性の比率はどのぐらいが妥当かというようなご質問でしたが、確かに宮代町の女性の管理職は2.3%と低い状況であります。これはやはり大きくしていかなくてはいけない。 ただ、どういう比率が妥当かという点については、私は、まだそこまで正式な数字というものは持っておりません。2.3%と低い中で、やはり女性をもう少し広く登用し、女性の目線を生かした運営にしたいと。今、確かに課長は女性がいませんし、そういったことで管理職に女性を登用することも必要かなというふうには考えております。 ただ、管理職登用試験を受ける傾向が低い、その中でも特に女性は低いのではないかな、そういう中で、先日ご答弁しましたように、昇任選考制度を利用した形で女性の管理職をふやすということも必要ではないかというふうには考えております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) ありがとうございます。 多分、住民の女性の中には、今までの庄司町長から榎本新町長にかわるということに関しての期待があり、そして女性目線ということで、まして副町長という表現がされていましたので、女性にとってみると、やはりそれでは副町長は女性なのかなという期待を交えてそういう意見が多分出たんだと思います。 ただし、今までどおり県から派遣されて、その方が男性か女性かというのはわからないということで理解いたしました。 室長級の女性というのが必要だと思っているならば、例えばどういう部署に配置したいとか、そういう権限がやっぱり町長にはあります。特に今回の教育委員さんとか公平委員さんに関しても、そういう女性を登用しております。二.数%というのは、この庁舎内に206名いてそれの二.何%ですから本当に少ない登用です。そうなってくると、職員の女性自身のモチベーションも下がります。どうせ私たちはなれないとか、なれても室長とかそういうふうに決めつけてくる職員の方もいますので、ぜひともそういうモチベーションを下げないためにこれからこういう方針でやっていくということがありましたらお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 能力次第だと思います。能力、そしてやる気があれば、一般的に男性の職場と言われるようなハード部門においても女性に活躍していただいてもよろしいのではないか、部門にはこだわらずにその能力があれば生かしていきたい、そういうふうに思っております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) ありがとうございます。 それでは、ぜひこの2%台の壁を破っていただいて、少しでも女性を多く登用していただきたいと思います。 次に、2番目のことに関して再質問させていただきます。 宮代町を運営していく大きな力となっているのが職員の方だと思います。職員の方が200名以上いらっしゃって、その半数以上が宮代町の住民の方です。そして、その職員の方たちができるのがこの宮代町を牽引していくということだと思います。 その多くの宮代町在住の職員の方が、そういった部署にもとらわれずに自由な発想で、税収が落ち込んでいるというふうになっているところで、自分たちが住んでいる、また運営していく宮代町をよい方向に持っていくために、税収アップ策を各個人にレポート提出というようなことは考えていないのでしょうか。 民間会社でいいますと、売り上げをよくするために、いろんな社員、いろんな部署に、改善計画とかプランを練ってそれを吸い上げて、じゃこういうふうにしていこうというふうになっています。トップダウンという民間の会社もありますけれども、少なくともこの宮代町、そして行政を担っている職員の方たちから、税収アップをみんなで考えて少しでもそういう効果が出るようなレポート提出というようなことは考えていらっしゃらないのでしょうか。町長に伺います。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 税収アップの提案ということですが、税収アップにもいろいろなものがあります。先ほど言ったように、大きな事業としては区画整理事業、そういったことで定住人口をふやすことにより税収を上げる。短期的には徴収率をアップする。そういったそれぞれのいろんな方法について、徴収アップでしたらこういうふうにしたらいいとか、そういったアイデア、それから大きなまちづくりを対企画する事業についてはこのようにしたほうがいいとかという、さまざまなご意見があると思います。そういったものはどんどん取り入れるように検討していきたいと考えております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) この宮代町を支えていくのは、町長もそうですけれども、職員の方たちが行政の立場として引っ張っていくというのが地方自治体です。その地方自治体の職員の方たちが、こうすればいい、ああすればいいと思っていることはいっぱいあると思います。それをすくって引っ張り出してあげて、一つ一つ、それはそうだねというふうにどんどん採用して、それで結果的によくなれば個々のモチベーションが上がります。そういったことを身近なことでも結構ですからやっていっていただきたいと思います。 続きまして、3番の定住人口の増加策として道仏土地区画整理事業のご答弁をいただきましたけれども、まず、前町長のときに都市計画税が導入されました。そして、道仏土地区画整理事業における計画人口というのは、何回も答弁があるように2,600人です。しかし、10月末現在で261人というお答えです。計画では2,600人、でも今は261人です。 そういう結果を聞いているんではなくて、皆さん、じゃ町が出した2,600人という目標に対してどうやっていくのかということを聞きたいという方が非常に多いです。ましてや、保留地に関してはほぼ計画どおりにいっています。保留地以外の土地について人数、住居がふえなければ、この2,600人という計画は全然成り立たないと思います。 それでは、その保留地以外に関して、宮代町の定住人口を増加させるためにはどういったことを町長として考えているのか。また、こうやって5年後、10年後にはこの数に近づきますというような考えがあればお聞きしたいと思います。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 保留地以外に道仏地区をいかに活用するかというような意味のご質問かと思います。 そのために、私は、流れを変えるという意味で町長選に立候補したわけであります。ここに来る人は若い世代が主だと思っております。若い世代を呼び込むための施策が必要である。それには子育て支援、そういったことを充実させることが必要である。また、先ほどのご質問にもありましたが、エアコンを中学校に設置する。そういうことも、この近隣にはまだ少ないですから、子育てするなら、勉強させるなら宮代町がいいと、そういうようにほかの町との差別化を図りたい、それによって若い世代を宮代町に呼び込む、そういったことが道仏地区の活性化につながるというふうに思っておりますので、そういった施策を続けていきたいと思っております。それにより人口を確保し、せっかく道仏地区を区画整理したことが生かせると思っております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) そういった大きな意味でのフレーズも結構だと思うんです。実際にもう埋め立てというか整理地内の電柱が立ち、道路が整備され、下水道も整備され、保留地はもう売れました。だけれども、個々の地主の方たちが持っている土地に関していえば、勝手にアパートができたり、勝手に家をつくったり、その地主の方たちの方針で今やっております。 そうした場合、いろんな地主の方がいます。いっぱい土地を持っている地主の方、もしくは30坪しかない土地の方、そのために道仏土地区画整理事業組合というのがあります。そういういろんな地主の方たちの意見をまとめて、この土地を2,600人に増やすために、例えばの話で、町でJVを組んで町の企業で販売から建築まで全部やって、そういうふうに町がもう少し今までの地主さんと歩み寄って、こういうまちにしていきたいとか早く2,600人にしたいとかいうような予定はおありなのでしょうか。 ○議長(中野松夫君) 暫時休憩します。 △休憩 午後1時37分 △再開 午後1時38分 ○議長(中野松夫君) 再開します。 答弁を求めます。 まちづくり建設課長。 ◎まちづくり建設課長田沼繁雄君) お答え申し上げます。 道仏の土地利用に関しましては、議員が申されるとおりこれからの課題となってきておりまして、今でも道仏土地区画整理組合には埼玉県の土地開発公社が入っておりまして、その土地開発公社のほうからいろいろアイデア等をいただきながら地権者にもお話ししているところでありますが、今後も、その土地開発公社のノウハウを生かしながら、また地元の不動産屋等もあそこの区画には入り込んでおりますので、いろいろ皆さんの知恵を出し合いながら土地活用を考えていきたいと、このように思っております。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) せめて東京オリンピック前までには完売するような気持ちで何とかやっていただけないと、この2,600人という人数は埋まらないということを考えていただきたい。宮代町が主導でやったところですから、そのために市街化調整区域から市街地になったんだし。税収を上げるために開発しました、でも地主の人はなかなか売らないので何もできませんというのではなくて、町もかかわりがあるんですから、先頭に立って、こういうふうにして何とか土地を埋めていこうというようなことを町長にお願いしたいと思います。 次に、4番目の障がい者支援政策。 いろいろ宮代町は障がい者に優しい町です。ここまでいろんな計画を立ててやっている町というのも珍しいです。ただ、実際には税収も落ち込み、障がい者の数も以前よりふえ、そういった中で、今その障がい者のお母さん方、小中学生の年代のお母様方からは、今のひまわり作業所はもう定員いっぱいになってしまうから入れないんだよねという声を聞きます。面積割の人数ですから、それはもうどうにもなりません。 そうなった場合に、今、小中学校の子供たち、支援学校に通っている子供たちは行くところがなくなります。せめてその中の子たちの何割かでも、いろんな働ける場所または訓練する場所を何とか宮代町に提供してほしいんですけれども、定員枠というのがあります。ほかに何かそれにかわるような案もしくはひまわり作業所を拡大するとか、そういった案は考えておられるのでしょうか。お願いします。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 福祉課長。 ◎福祉課長齋藤和浩君) お答え申し上げます。 現在、ひまわり作業所におきましては定員いっぱいという状況になってございます。これにつきましては、議員さんご指摘のとおり、今後、障がい者は増えてくるという予想がついているところでございます。 なお、その受け入れ先ということで、今現在、計画にもございますように、一つには4次総合計画の中にもございます障がい者の雇用創出事業ということで、就労業務につける方々の行き先の場所、またそれに伴いまして作業所のその分の、要はあいた部分というんでしょうか、そういうところに補っていくというような状況にはなっていくかと思いますが、今後の推移を見ますと、それ以上にふえるというような予測もしているところでございます。 障がいの状況も重度化、また高齢化ということで、いろいろな問題が生じているのも事実でございます。その辺を含めまして、今後、検討していくということで考えております。 以上でございます。
    ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) 現状としてはなかなか難しいと思います。障がい者対策、高齢者対策、やはりこの世の中は弱者と呼ばれている人たちがだんだんふえてきております。そういった面で、宮代町はじゃどうしていくんだということを、こういった問題は町長のトップダウンでも結構ですから、こうやっていこうというようなことをぜひやっていただいて、この宮代町をよくしていっていただきたいと思います。 続いて、5番目に移ります。 答弁にありました中学3年生の教室のエアコン導入というのは全くナンセンスだと思います。 前回質問したときに、自分は、進学率をアップすることということに関して教育委員会の答弁では、「学力の向上はもとより、今後も個に応じたきめ細やかな指導を行い、一人一人の個性を大切にしつつ、全ての子供たちが生き生きと夢や希望を持って学び、生きる力を育む魅力ある学校づくりに取り組んでまいりたい」というふうに答えておるんです。 公約でエアコン導入を掲げました。それを、じゃ予算がないから中学校3年生と。小学校1年生から中学校3年生まで9学年あります。その中で一番体力的に丈夫な中学3年生につけるという発想自体が全くのナンセンスです。お金がないんだったら、図書室や音楽室、みんなが利用するところにつけるのが当たり前で、受験だから中学3年生と。小学生のお母さん方、お父さん方、今、子供が幼稚園、保育園に行っていらっしゃるお父さん方、お母さん方は、受験があるから3年生なのと。そんなことを考えているようでは親御さんの理解は得られないと思います。まず、教育は平等ですから、それに関して受験生だから3年生につけるなんていう発想よりも、予算がないんだからみんなが使う図書室だとかそういうところに入れていく。 なおかつ、3年生に入れました。残り8学年あります。毎年入れていって、8年ですか、そのころにはもう学校再編計画で、こことここの学校が再編になって、ここに建てますとかいろんなことがもうはっきりわかっている年です。そんな目的のないことではなくて、やっぱり町の予算もあるんですから、それだったら最初にみんなが利用するところにつけたほうがいいと自分は思うんですけれども、町長、それに関してはいかがでしょうか。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 町長。 ◎町長(榎本和男君) お答えいたします。 確かに、田島議員の考え方も一つの考え方であります。それがいいか悪いかは別といたしまして、私といたしましては中学3年生と。全部にエアコン導入ができればいいわけですが、その中でどこからつけるかという議論になると思います。 その場合は、田島議員の考えですと図書室、音楽室、全員が使うという形ですが、それはある意味、一日のうちでそのときだけ音楽室なり図書室は涼しいです。普通教室へ戻った場合は暑い中で勉強しなくてはなりません。逆に3年生の教室につけた場合は、図書室、音楽室に行った場合は一時的ですが、戻ればずっと長い時間、勉強ができます。どちらが効率がいいかという問題ではないかと思います。 そして、中学生でいいますれば、1年生、2年生もいずれ3年生になります。3年生は受験という大事な時期を控えており、できればよく勉強できる環境で精いっぱい自分が努力して、より望む学校に入っていただきたい。 東京都はエアコンがかなり入っていますが、その中のアンケートですと、授業態度が落ちついた、集中力が上がっていくというような報告がされ、エアコン導入はよかったというのがほとんどです。 近年、35度以上の年間日数は約30年で1.7倍になったと言われ、かなり暑い状況にあります。そして、各家庭にはエアコンが入っている。そういう中でどこからつけるかというようなことになりまして、私は、そういった中でこれから高校受験、この高校受験はある意味、人生における一つの大きな大切な場であると思っています。そこに全力投球していただきたいという思いで、まず中学3年生からというふうに考えたわけでございます。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) それでは逆に、今現在、この宮代町の小中学校のエアコンがある部屋というのはどこなんでしょうか。 ○議長(中野松夫君) 答弁を求めます。 教育推進課長。 ◎教育推進課長渡辺和夫君) 現在、小中学校の教室においてエアコンが導入されている部屋につきましてご説明いたします。 小学校におきましては、保健室、コンピューター教室、職員室、校長室、この4部屋が原則でございます。これ以外でついておりますのは、百間小学校の多目的室、これは視聴覚用の部屋でございますが、それと東小学校の音楽室でございます。基本的には今申し上げました4室が小学校の設備でございます。 それから、中学校につきましては、ただいま申し上げました4つの部屋に加えましてさわやか相談室についてございまして、5つの部屋に設置しているのが原則ございます。 あと、PTAの費用あるいは寄贈等で幾つかの部屋についている小中学校も若干ございます。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 田島議員。 ◆13番(田島正徳君) ありがとうございます。 これが宮代町の現状です。 ある市では、2年がかりでエアコンをつけました。それも小中学校の全学年です。だけれども、工期が2年かかったために、最初の年につくった小中学校のエアコンもその市内の小中学校に全部入った時点で稼働になりました。要は、それだけ子供たちにとって平等にやっていますよということなんです。 それを、高校受験だから中学3年生にと、それはわかります。だけれども、体力的に一番弱いのは、仮に町長の感覚で言いますと小学校1年生です。幼稚園、保育園はみんなエアコンがついています。その体力的に弱い子たちがいきなり小学校1年生になって、エアコンなしになります。その体力的に弱い子ではなく、一番丈夫な中学3年生、それも高校受験があるからというのではなく、もっと平等に、予算が限られていると思います。昨日も概算で予算が発表されました。 ですから、自分が言いたいのは、中学3年生ではなく、最初につけるのは全員が使うところ、もしくはそういった一番体が弱い子たちに対してやっていかないと、先ほども言いましたように、小学生のお母さん方からは、何で中学なのという不平不満が今出ています。 そういったことを考えて、中学校3年生、高校受験だからというようなことは、今までの宮代町は学校に優しい、子供たちに優しい、笠原小だってその典型じゃないですか。それをいきなり、高校受験がありますから中学3年生ですというふうなことはやらずに、先ほどからも繰り返しておりますけれども、限られた予算です。じゃ、みんなの使う部屋、調子が悪くなれば図書室に行けばいいし、そういった考えを持ってこの宮代町の子供たちを育ててあげたいと思います。 以上です。 ○議長(中野松夫君) 以上で田島正徳議員の一般質問を終わります。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(中野松夫君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 △散会 午後1時56分...