宮代町議会 2009-12-01
12月01日-02号
平成21年 12月 定例会(第5回) 平成21年第5回
宮代町議会定例会 第6日
議事日程(第2号) 平成21年12月1日(火)午前10時00分開議 開議
議事日程の報告日程第1
会議録署名議員の指名について日程第2
一般質問 13番
唐沢捷一君 1番 小河原 正君 3番
赤塚綾夫君 6番 飯山直一君 2番 中野松夫君
閉議出席議員(14名) 1番 小河原 正君 2番 中野松夫君 3番
赤塚綾夫君 4番 宮原一夫君 5番 合川泰治君 6番 飯山直一君 7番
角野由紀子君 8番 関 弘秀君 9番 丸藤栄一君 10番 加藤幸雄君 11番 石井眞一君 12番
金子正志君 13番
唐沢捷一君 14番
榎本和男君欠席議員(なし)
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長
庄司博光君 副町長 矢嶋行雄君 教育長 桐川弘子君
会計管理者兼会計室長 岩崎克己君
総務政策課長 篠原敏雄君
町民生活課長 吉岡勇一郎君
健康福祉課長 折原正英君
産業建設課長 田沼繁雄君
教育推進課長 織原 弘君
上水道室長 森田宗助君本会議に出席した
事務局職員 議会事務局長 鈴木 博 書記 青木 豊 書記 根岸敏美
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(
榎本和男君) おはようございます。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△
議事日程の報告
○議長(
榎本和男君) 本日の
議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(
榎本和男君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、議長において、3番、
赤塚綾夫議員、4番、
宮原一夫議員を指名いたします。
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△
一般質問
○議長(
榎本和男君) 日程第2、
一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。
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△
唐沢捷一君
○議長(
榎本和男君) 通告第1号、
唐沢捷一議員。 〔13番
唐沢捷一君登壇〕
◆13番(
唐沢捷一君) 13番議員の唐沢でございます。おはようございます。
一般質問に入る前に一言申し上げたいと思います。 このたびの
町長選挙において、多くの町民の支持を受けて、宮代町第4代目の町長に就任いたしました
庄司博光新町長に、心からお祝いを申し上げたいと思います。今後は、宮代町民の3万3,000人の
リーダーとして夢と希望の持てる、そんな
まちづくりのために全力で取り組んでもらうことを心から期待を申し上げたいと思います。 さて、通告書に従いまして
一般質問に入らせていただきたいと思います。今回は2点ほど質問をさせていただいているわけでございます。 まず、第1問でございますけれども、庄司新町長の目指す
まちづくりについて質問をするわけでございます。 冒頭申し上げましたけれども、このたびの
町長選挙において、世代交代と町の改革を訴えながら厳しい選挙戦を勝ち抜いて、第4代目の宮代町の町長についたわけでございます。今、宮代町も、長引く景気低迷と
少子高齢化の中で町財政は年々減少し、加えて多くの難題と課題も抱えているわけでございます。この厳しい町を取り巻く環境の中で、これからの
まちづくりをどう進めていくのか、新町長の考えを示していただきたいと思います。 以下、具体的に何点か質問をするわけでございますけれども、まず、イとしまして、町長就任と同時に広報みやしろ11月号、また過日の臨時議会の中で
町政運営について5つの基本的な
重点施策を町民に示したわけでございます。これらの
施策実現に向けて今後どのようなアクションを展開していくのか、まずお伺いをしたいと思います。 2番目としまして、今回の選挙期間中、町民に多くの方針と政策を掲げていたと思いますけれども、これらの方針や政策をどのような形で町政に反映をしていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ハとしまして、前段に挙げたイとロの施策や公約の関係でございますけれども、来年度、平成22年度の新予算の中でどのように生かしていくのか、また、その
優先順位等も聞かせていただきたいと思います。 最後に、ニとしまして、宮代町の
周辺自治体、特に広域事業の一部
事務組合の市町との関係を今後どのように継続ないしは構築をしていくのか、お聞かせをいただきたいと思います。 以上4点でございますけれども、町長の答弁によっては再質問をしていきたいというふうに思っています。よろしくお願いいたします。
○議長(
榎本和男君)
唐沢捷一議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) おはようございます。 新町長の目指す
まちづくりについてということでご質問をいただいておりますが、イ、ロ、ハ、それぞれに関連がございますので、あわせてお答え申し上げます。 私は、さきの
町長選挙において、お金よりも知恵を使って町を浮揚、拡大ではなく進行、知恵を使う
アイデア町長、足を使う
外交町長、住民と行政が一体となって町を創造という4つの基本姿勢をとり、
セブンアップ作戦として7つの分野の事業を4年間の間に実施することを町民の皆様にお約束し、当選させていただきました。私は、町民の皆様が私に託していただいた思いや期待を重く受けとめ、今後の
町政運営を進めてまいるつもりでございます。
セブンアップ作戦で示した施策を具体的に実現に移していく、そのための所信については既にさきの議会において表明させていただいたところでありますが、私は限られた財源の中で町民の暮らしと安全を守り、宮代町を自律した元気な町にしていくためには、
右肩上がりの経済や人口を前提とした拡大ではなく、
行財政運営の
コンパクト化を進め、その上で質の高い、成熟した
まちづくりを実現していくことではないかと考えております。 個別の施策につきましては、財源、
施策実現に向けた関係機関との調整等、さまざまな要因を十分に検討し、優先度を決定していく必要があります。それぞれの実施時期につきましては個別に異なってきますが、いずれにしましても、4年間の中で実現を図っていくという点に関して揺るぎのないものでございます。 まず、平成22年度に何を実施するかについては、現在、予算編成に向けた作業を進めている最中でございます。現段階で明らかにすることはできませんが、今後、当初予算案において具体的に示させていただきたいと考えております。 次に、ニとして一部
事務組合の市や町との関係についてご質問をいただいております。現在、宮代町は
広域利根斎場組合、
久喜宮代衛生組合、
久喜地区消防組合の構成団体となっており、それぞれ住民生活に密着した業務を行っております。しかし、平成22年度には
市町村合併により、新久喜市、新加須市という大きな市が誕生し、宮代町がともに一部
事務組合を構成する自治体の数も減ってきます。こうしたことから、
構成自治体との連携を密にするとともに、首長同士による情報共有、
信頼関係を今まで以上に強めていく必要があると強く感じております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) ありがとうございました。 今、町長から答弁をいただきました。これより一問一答方式、
キャッチボール方式で順次質問をするわけでございます。時間の関係、1時間という持ち時間でございますから、なかなか十分な質疑ができないと思いますけれども、できる限り簡潔に、またストレートに質問をいたしますので、町長の答弁も誠実に、かつ明快にご答弁をいただきたいというふうに思っております。 まず最初でございますけれども、今回の
町長選挙の中で
庄司町長は、前町長の全面的なバックアップを受けて当選したというふうに思っております。まさに二人三脚での選挙戦を展開したわけでございますけれども、新町長は、今後、前町長の
まちづくりの理念や考え方をどのように継承していくのか、お聞かせをいただきたいと思います。 もし、いや、前町長と違うやり方をとるよ、軌道修正するよというものがありましたら、お聞かせ願いたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 前町長の理念を継続かというようなご質問かと理解してお答え申し上げます。 私は、無条件に前町政を肯定することも否定することもいたしません。よいものは引き継いでいきますが、社会情勢が大きく変化する中で、見直すものは見直すという考えでおります。 具体的に申し上げれば、「農」のある
まちづくりについては、前町政がというよりも、多くの町民の汗と努力と夢の結晶だと思っております。これは、宮代町にとって、引き続き
まちづくりの骨格となるものであると考えております。こういったものは、引き続き力を入れてまいりたいと思っております。 逆に、
少子化対策、産業振興に関しましては、今までよりも具体的な実効性のある事業の展開が必要であると考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) ありがとうございます。 前町長のいいところは引き継ぐ、しかし、そのうち
庄司カラーも出てくる、出していきたい、そんな答弁だというふうに理解をしているわけでございますけれども。 続きまして、
庄司町長、今回の
町長選挙の中で数々のすばらしい施策を町民に訴えてきたと思います。しかし、今回、新町長が先ほど申しましたけれども、広報みやしろ11月号の中で示されました、俗に言う施政方針という中身でございますけれども、今回出された5つの
重点施策の中には、49歳の若さをアピールした新鮮味なり、また独創的なものが若干欠けていたのかなと。多くの町民が、若さをアピールする、何とか新しい施策が出てくるのかなと、そんな期待感もあったと思いますけれども、残念ながら、この施策の中では明確に出てこなかった嫌いがあるんですけれども、先ほど申しました
庄司カラーが、出す、出てくる、形として示すことができるのはいつごろか、参考までにお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 先ほどの一度目の答弁でお話し申し上げましたとおり、当初の予算で数点、まずは示させていただきたいと考えております。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) ありがとうございます。 例えば具体的にはどういうものが出てくるのか、また、新町長は出したいのか、もしお聞かせ願えれば聞かせてもらいたいと思うんですけれども。具体的にどういうものなのか。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 私の気持ちの中では、これとこれは来年度やりたいと強く思っているものがございます。しかし、先ほど申し上げたとおり、今、財政も逼迫した中で何を優先するか
担当職員と検討中ですので、今回は答弁のほうを差し控えさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) まだたった1カ月半ですから、なかなか難しい面もあるのかなというふうに思いますけれども、やはり大きな期待を受けて新町長になったわけでございますし、特に49歳の若さをうたい文句と言っては申しわけないんですけれども、出てきた町長にしては、ちょっと期待がいまいちかなというふうな感じも率直に言ってするわけでございますけれども。 次に、町長は、選挙のときの
選挙公報、これでございますけれども、この中で幾つか挙げているわけでございますけれども、知恵を使った
アイデア町長になりたい、足を使う
外交町長を目指したい、そんなことをこの中で明言をしているわけでございますけれども、具体的にはどのような行動で示していくのか、さらに、新町長の真の
リーダー像はどういうものなのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ちなみに、アメリカ合衆国の第35代のジョン・F・ケネディがこんなことを言っていました。
リーダーとは、勇気と決断と雰囲気がなければだめだというふうに言っているわけでございますけれども、新町長、
庄司町長はどういう
リーダー像を持っているのか、ぜひひとつお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) まず、知恵を使う
アイデア町長、足を使う
外交町長というようなご質問かと思います。 まず、知恵を使う
アイデア町長としましては、このイメージでとらえていただきたいんですが、何かをやるとして、ただじゃぶじゃぶお金を使えば結果が出てくるというような考えではなく、今はこのお金がないときですから、できるだけお金を使わないで実効性のある政策を打っていくと。 例えば、私が
マニフェストに示してあります結婚相談みたいなことをやりたいと。
結婚祝い金を出したいという政策を掲げてあります。これは、現在調整中なのですが、私の考えとしましては、まずは現況としまして、多くの親御さんから、娘さん、息子さんの相手がいないと、だれかいたら紹介してくださらないかというお話をいただいています。何とかしてあげたいと、そういう運動の中で宮代町のよさを、子育てのしやすいよさも訴えていきたいと以前から考えておりました。 例えば、町民に対しては、法外な参加料ということではなくて、参加しやすい安価な価格でそういった仕組みをつくって、町外の方から今、通常の認められる程度の費用をちょうだいすると。その中で例えば、単なるお
見合いパーティーだとかそういうことではなくて、「農」のある
まちづくりを生かした
そば打ち体験を一緒にやるだとか、農作物をつくっていくとか、長期間にわたって何人かが触れ合って、瞬間では判断できない人もいますし、アピールのできない方もいると思うんです。そういったことを行政が取り組むということで、マスコミが取り上げてくださるんじゃないかと思うんです。そういう動きもします。 そういったことで、コマーシャルの費用も余りかけないで、宮代町でそういう取り組みをしていると、住みよい町だと、そういう中で訴えていきたいと思うんです。その結果、そういう流れで結婚できることになって、宮代町に定住していただけるということであれば、
結婚祝い金だとかを支給させていただいて、ぜひ定住を図っていくと。そうしますと、多少のお金はかかりますが、長い目で見ると住民税も入りますし、建物だとかを持つようになれば
固定資産税も入ります。確実に回収ができると思うんです。しかも、費用はこの参加費で賄えると思うんです。お金を使わないで最大の効果を生み出す方向で今、関係部署とも相談しています。一つ一つそのように知恵を絞って、何かできないか、商工会に対してもいろいろ提案はあります。そういった形で考えていきたいと思っております。 あと、足を使う
外交町長といいますと、例えば今までは担当部署の
担当職員が交渉に当たっていたことでも、難局なこととか何かありましたら、私がみずから行って交渉に当たるつもりです。せんだっても
産業建設課長と一緒に、東武鉄道のほうに駅前開発の件ではごあいさつに上がってまいりました。今月中には県知事のほうにもごあいさつに上がる予定です。そのように
フットワークをよくして、どこでも行って、誠意ということだと思うんです。相手に誠意を示していきたいと、そのように考えております。 それと、先ほどの新
リーダー像云々という例でご質問をいただきましたが、突然の質問で通告をいただいていなかったので戸惑うところがあるんですが、私は大局観に尽きると。これからこの変化の大きい時代に判断能力ですね、目先の自己の利益ではなくて、大局観を持って、この町がどうすればいいのか、そういう角度で臨んでいきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) いろいろと金がないときは頭を使い、金がないときは知恵を使いということで、今度の町長はできる限り知恵を使って頑張っていきたい、そんな思いを今、聞かせてもらいましたけれども、やはり私は、これから一番大切なのは外交だというふうに思っています。町長がこの庁舎の中で机に座っていては事は進まない。今、もういち早く東武のほうにも伺った、県の知事とも何とか会うような時間がとれた、そんなことの答弁が今あったわけでございますけれども、できる限り、特にそういう企業も、県もそうですけれども、近隣の首長さん、そういう人たちとぜひひとつ
信頼関係と申しますか、風通しをやはりよくしていってもらいたい。ともすれば、宮代町は近隣との外交が極めて下手だと、そんな声も聞くわけでございますので、ぜひともひとつ
フットワークをよくして、余り、いつも役場に来たら町長さん机に座っていたということではなくして、できるだけ外交に頑張ってもらいたいなというふうに思っているわけでございます。 そこで、次に移らせていただきたいと思いますけれども、先ほどから再三申し上げておりますけれども、新町長、今回の選挙を通して数々の政策を町民と約束してきたわけでございます。ここに私も参考資料として幾つか用意してあるんですけれども、本当に多くの約束をしたと思うんですけれども、この約束を、1期4年間でこの公約を達成できる自信があるのかどうか、ひとつお伺いをしたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) お答え申し上げます。
マニフェストにお示しさせていただいた施策についてですが、そのものによりますね。例えば今回の私の給与の減額条例だとかは、自分の気持ちで皆さんにご理解いただければ、すぐにできることですので、先日可決していただきました。ありがとうございます。 例えば西口のロータリーを開発したいということですと、4年間で完成するかというと、協力いただける相手のこともありますし、100%とは言い切れませんが、私の予測といいますか、あれは4年の間に皆さんの町民の目に見える形でお示しはできると思います。 そのほか、さらに長期と目される東口の開発、私の在任中には
都市計画決定までは何が何でもやりたいと考えております。 あとは、お金もかかることですから、その時々の国の政策もございます。いつでもスタートできる地点までは持っていけるのではないかと考えております。最大限努力してまいりますので、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) 確かに、この公約の中には長期的な面、中期的な面、短期的な面、いろいろとあるわけでございますけれども、今、長期的な面が挙げられると思うんですけれども、できる限り、1期4年間で町民に約束したこの公約は、ぜひともひとつ達成を願いたい、達成してもらいたい、そんな思いを伝えておきたいと思います。 町長も早いもので就任して1カ月半が過ぎたわけでございますけれども、この1カ月半の中で町長が感じたこと、特に町の課題が新たに、新発見等々があったのかどうかお聞かせを願いたいというふうに思っています。1カ月半の中で町長となっていろいろと町内のことで新発見があったのかどうか、あったらひとつお聞かせ願いたいというふうに思っています。特に町職員、これは町長の指示に従って動く部隊でございますけれども、この町職員の
ミッションはどのように伝えているのか、伝えてきたのか、あわせてひとつお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) まず、町長に就任して改めて気づいた課題ということでよろしいでしょうか。 改めて気づいたということではないのですが、もともと認識していることで、何とかしなくてはいけないと考えておるのは、まずは具体的に申し上げますと、ふれ
愛センターの問題は、皆さんご承知のとおり、何とかしなくてはならない最優先のものであるかなと思います。 それと、一番目の前にあって大変なことは、やはり
久喜宮代衛生組合、この問題が緊急かつ重い問題だと考えております。 それと、職員に対する
ミッションということですが、これは職員の理解力の高さに私は脱帽といいますか、今この瞬間では、私の
マニフェストを見てすべてを理解していただいている、そのように考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) 今、課題としてふれ
愛センターの関係、それから
久喜宮代衛生組合のお話がありましたけれども、衛生組合の関係は後でまたちょっと質問させてもらいますけれども、もう一点、この
選挙公報の中で庄司新町長は合併について語っていると思うんですけれども、合併については将来、もちろん時期的な関係もあるでしょうし、タイミングの関係もあるでしょうし、いろいろなものを含んでいるわけでございますけれども、将来、機運が高まったときは、住民の意思を伺いながら積極的に合併を推進していきたいと、そのように公報の中でうたっているわけでございますけれども、合併について町長の思いと申しますか、前町長が何回か町民に提示をした1市3町の合併というものもあるわけでございますけれども、また同時に隣の杉戸町との関係ももちろんあるでしょうけれども、合併についてどういうお考えがあるのか、基本的な考えをちょっとお聞かせ願えればありがたいなというふうに思っています。よろしくお願いいたします。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 合併に関する考え方ということでお伺いいただいたと思います。 この質問に対しましては、公報でお示しさせていただいたとおり、合併の機運が高まりましたら積極的に取り組んでいきたいと思います。やはり私も二度の合併の動きの中で、議員として一度かかわらせていただきました。非常に難しい問題です、大変です。やはり町を二分してしまうといいますか、これからどういう案が出るかわかりませんが、やはり慎重に臨まなくてはならないと思いますが、町民の皆様のご意見を伺いまして、一番おさまりのいいところ、皆様の意思がお示しするところに落ち着くのではないかと考えております。私は
合併賛成派です。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) 合併に対して基本的には町長は
合併推進派だというふうに私も理解をしているわけでございますけれども、町民の機運というのは、どういう機運でございましょうか。ある人が合併合併ということで署名を集めてどうのこうのというようなこともあるでしょうし、議会の中でそういう動きがもしあれば、それも機運というふうなことにもとれるでしょうけれども、できる限り慎重に臨みたいというふうなことも言っているわけでございますけれども、やはり合併は
リーダーなんですね。
リーダーシップを発揮するかしないかで、私は、ある程度レールが敷かれるのかなというふうに思っているわけでございます。過去の流れをずっと見ましても、
リーダーシップを発揮できるところは合併が成功した、そういうような感じもするわけでございますけれども、ぜひともこの合併問題については、
リーダーシップをぜひひとつ発揮してもらいたいし、そういう動きをどのような形でキャッチできるのか。例えばこの機運というのは、どういう機運を指しているのか、参考までにひとつお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 合併の機運とはどのような部分を指すかというご質問と受けとめましたが、現在、合併の機運は全く感じていないということです。確かに
唐沢議員の示された、議員が合併どうだと言い出したのも一つの機運でしょうし、署名運動だとかも一つの機運だと思います。それが全体に広まったかどうかというところは、全体というのは町民全員にそういう意識が浸透しているか、あとはこちらの町民だけではだめですね、その相手方の町・市の住民がどのように考えているか、そのような世論の盛り上がりを受けとめながら考えていくものかと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) 時間の関係もありますので、はしょっていろいろと質問をさせていただきたいと思いますけれども。 先ほど町長、いみじくも
久喜宮代衛生組合の話、これは当面する大きな課題だというふうな答弁があったわけでございますけれども、この一部
事務組合の中でやはり私も
久喜宮代衛生組合の関係は極めて重要なことだというふうに認識をしているわけでございます。 ごみ焼却炉問題は、極めて環境問題も含めて重要なことだというふうに思っておりますけれども、ご存じのとおり久喜市は来年の3月、1市3町で約16万の都市ということで、新久喜市が誕生すると言われているわけでございます。そこで浮上をしてきたのが、新久喜市には3つの炉が存在するということになるわけでございますので、その中から一元管理の問題等々が浮上もしてきているわけでございまして、これは宮代町にとって極めて重要な、大きな影響を及ぼすのではないかというふうに私は思っているわけでございます。 新町長は、もうご存じのとおり副管理者になるわけでございますので、ぜひともひとつ、町長の責任のもとに積極的な交渉を発揮してもらいたい。特にあれは昭和36年から約40年間、久喜市と宮代で長い間培ってきた
信頼関係を構築した、全国的にも環境問題先進の衛生組合であるというふうにも思っているわけでございます。この40年間培った
信頼関係、歴史やいろいろなものを十分踏まえてもらいたい。昭和36年にあれができたときに、久喜市と宮代1市1町でつくったわけでございますので、特に対等な立場でこの40年間歩んできたというふうに私は理解をしているわけでございますので、ぜひとも議会の構成につきましても、対等な立場、町としても1つの国と国とのそういう立場でぜひともひとつ指導力と申しますか、副管理者として対等な立場を堅持してもらいたい。そのお気持ちがあるかどうか、お聞かせ願いたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 衛生問題の対等関係を保ってくださいというようなお話かと受けとめました。もちろん1つの市と1つの町で今まで対等な関係で進めてまいりましたので、対等な関係でお願いはしてまいりたいと考えます。 しかし、現実、
久喜宮代衛生組合をどのような形で運営していくか、継続できるかということにつきましては、先ほど申し上げたとおり、大局観を持って臨んでまいりたいと考えております。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) 衛生組合は、先ほど言ったとおり極めて重要な問題であるわけでございます。特にあの衛生組合周辺の住民、宮代台の関係、沖野山の関係、あの周辺住民の皆さん方が長い間いろいろな面で負荷を背負ってきた。そういう状況の中で管理者の田中久喜市長との約束事も何点かあるというふうに認識をしているわけでございます。 これらを踏まえて、ぜひともひとつ宮代町のトップとして、人口が多い少ないじゃなくして、1つの町の代表として対等な立場で胸を張って、ぜひとも対等な立場でこれから交渉してもらいたいというふうに思っているわけでございます。 特にあの中では衛生議会という議会ももちろんありますけれども、その裏には3万3,000人の町民がいるわけでございますので、その3万3,000人の人たちを背負って、ぜひともひとつ対等な立場でこれから交渉してもらいたいなというふうに思っているわけでございます。これはこれにとどめておきたいというふうに思っております。ひとつよろしくお願いいたします。 時間の関係もございますので、幾つかまだまだ質問があるわけでございますけれども、最後になると思うんですけれども、やはり町長が町民に約束したと申しますか、広報みやしろの11月号の中で5つの
重点施策を挙げておりますけれども、この5つの
重点施策について気がついた点を何点か質問をさせていただきたいと思いますし、また確認もしていきたいなというふうに思っているわけでございます。 この中で5つの大きな
重点施策を挙げているわけでございますけれども、第1点として公共改革を徹底していきたいと。時代にそぐわない仕組みや制度を見直していきたい、こんなことをまず第1に挙げているわけでございますけれども、具体的にはどのようなものを想定しているのか。全部、5つ申し上げますので、よろしくお願いしたいと思います。 そして、第2番目に健康で安心・安全な町をつくっていきたい、これについては、行政運営を進める中でマニュアルをつくっていきたいということを言っておりますけれども、いつごろこれが作成できる予定なのか、お聞かせ願いたい。 そして、第3点目には、地域・家庭・学校が一体となって教育を推進するということを言っておりますけれども、具体的にどのような形態で臨んでいくのか、お聞かせ願いたい。 そして、第4点目に、魅力充実というふうなことの中で商業の活性化をうたっているわけでございますけれども、具体的に商工会なり商店会にどのような支援や施策を考えているのか。また、農業関係につきましては、新たな展開や方策を見出していきたい、そんなことをこの中で挙げているわけでございますけれども、具体的にどのような方策を考えているのか、お聞かせ願いたい。 そして、第5点目につきましては、にぎわい創出の中で県や企業に積極的に足を運ぶ、先ほど
外交町長に徹すると言っておりましたけれども、町の基盤整備を加速させたい、積極的に県や企業に働きかけて加速させたいということを言っておりますけれども、町長としてどのような行動をとっていくのか。特に先ほど私が言いましたけれども、近隣市町との
信頼関係も含めて、どう構築していくのか。 この5つの
重点施策をそれぞれお聞かせ願いたいというふうに思っております。よろしく。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 質問にお答え申し上げます。 まずは1点目です。 時代にそぐわない仕組み、制度、具体的に何を変えていくのかというようなことだと思うのですが、まずは職員の評価の制度を変えていきたいと考えています。今までは、成果主義ということで何年かやらせていただいたと思うのですが、やはり社会一般でも成果主義に対するマイナスの部分も聞こえてくるところでございますので、その辺を含めて評価制度のほうを考えてまいりたいと思っております。あとは、庁内での意思の疎通がもっと短時間で図られるような仕組みも今考えているところでございます。 次に、安心・安全のマニュアルのお話でしたよね。それは、もうここで完成しております。さらにこれを精査して、もし手直しが必要な場合は、随時手直しはする考えでおります。 あと、地域一体としての教育に関してです。これは、空き教室を利用しまして、イメージです、ふれ
愛センターで今、子供さんと大人が触れ合っているような、ああいったものがつくれないかと。 具体的には、区長会さんが4区あると思うのですが、そのような形でコミュニティ協議会をそういう形に分断して、さらにこの力、独自性を持たせたり、そういったものをこの学校を拠点に使えないかと。ただ、協議はしているところなんですが、子供以外の方が学校に来るということはやはり危険もありますので、その辺をどのように維持してクリアしていくかというようなことも考えております。 次は商業の活性化ですが、具体的にはもう間もなく開館します「みやしろ館」が、西口の駅のもとの定期券売り場に完成します。それを最大限に活用しまして、町のPRを観光客にしていきたいと考えております。 また、ここからは私の持論でありますが、商工会会長、役員さんにも申し上げているのが、商工会としても財源がないと、自主財源が必要だということを言われていますので、例えばチラシだとかいろいろなものを、安価な形で協働したチラシをつくったらどうかみたいな話は申し上げています。 それと、個人的には数人の、先日も商工会青年部の忘年会がございまして、その場で雑談程度のお話ですが、例えば日工大生をすごく大切にした取り組みができないかと。5,000人から学生さんがいらっしゃって、宮代では余りお金を使わないとよく聞いております。特に飲食店さんに当たりましては、私の目から見ますと繁盛している店は日工大さんをよく大事にしていて、日工大さん特別メニューとか大盛り無料とかやっていらっしゃるんですね。ですから、そういったことを商工会として、町全体として、これは日工大の学生さんに対する歓迎の意味もありますし、それがひいては同じお金を使うなら宮代というふうに浸透していただけるのではないかというようなことも考えております。 次は、農業の活性化の話ですが、私としましては、農協さんや新しい村の役員の皆様とお話をしまして、手間が比較的かからず、商品力があって付加価値の高い商品、そういったものを特産といいますか、例えば宮代はイチゴだみたいな形で、そういったものをみんなでつくっていって、それを都内に流通させると。農業を1つの産業の柱になるようにできないかと考えて、今相談しています。ただ、今までも既に試みているそうで、なかなか難しいと。やはり生産者の高齢化とか、そういった問題があるということなんです。 ですから、今、担当課と話していることは、ルーキー農業塾で目指していただけそうな方が何名かいらっしゃいます。その方の年収をどうにか上げる作戦がないかといったことを今考えているところでございます。 次の質問は、にぎわい創出ですね。やはり、先ほど申し上げましたお見合いの話だとか、商業の活性化、みやしろ館を利用した活性化、新しい村を使ったPR、あとはハード事業も絡んできますけれども、西口の駅前の開発だとか、すべてこれをミックスした形で宮代町をアピールしていき、先ほど申し上げたとおり、日工大生さんだとか、あとは東武動物公園に来たお客さんにどうやってお金を使っていただくか、そういったことを地道に考えて、活性に、にぎわい創出に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) 限られた時間の中でいろいろと聞きたいことも伝えたいこともたくさんあるわけでございますけれども、時間の関係もございますので、質問はこの程度にとどめていきたい。特に町長に対しての質問はとどめていきたい。恐らくこの後の登壇者の中でも町長にいろいろと質問があろうかと思いますけれども、その人たちに引き継いでいきたいというふうに思っております。また、私もまた次回の議会の中でいろいろと詰めるものもありますので、そのときにまた、再度質問をしていきたいというふうに思っているわけでございます。 町長と議会の関係につきましては、距離についてよく言われているのが、一歩は離れるということ。しかし、二歩は離れてはいけない、そう言われているわけでございます。ぜひとも今後とも住んでよかった宮代町、生活していてよかった宮代町、そんな町をぜひひとつつくるために、私も是々非々で対応していきたいというふうに思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 新町長におかれましては、冒頭申したとおり、3万3,000人のトップとして強い意志と決断を持って、夢と希望の持てる、そんな宮代町をつくっていただきたい、実現するためにさらなるご奮闘を心からご期待申し上げまして、町長に対しての質問は終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 時間の関係もございますので最後の質問になると思いますけれども、広報「みやしろ」について質問するわけでございます。 時間の関係がございますから、若干はしょって申し上げたいと思いますけれども、今さら言うまでもなく、町の広報紙は、町が行おうとしている施策や行政に関する情報、また地域社会に即した情報、町民に生活の利便等々をもたらす情報等をわかりやすく提供する。そして、それを定期的に発行するのが広報だというふうに私は認識をしているわけでございますけれども、そこで、広報みやしろについて何点か質問したいと思います。 現在発行している広報の紙面づくりは何歳ぐらいの人を対象に編集しているのか、お聞かせ願いたい。 そして、もう一つにつきましては、広報みやしろの現在の編集スタッフは何名で、どのような体制の中で取り組んでいるのか。 また、最終的にどなたが、どういう形でチェックをしているのか、お聞かせ願いたいと思います。よろしくお願いします。時間の関係がございますから、簡単にひとつ答弁をお願いします。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) それでは、お答えを申し上げます。 広報みやしろにつきましては、議員ご指摘のとおり、町政の現状や政策の内容を初め、住民生活の向上にかかわる事項など、町から伝えるべき情報と町民が必要としている情報の2つの情報を正確かつタイムリーにお伝えをするとともに、行政と町民の情報の共有化を図ることを目的といたしまして、毎月発行をしているものでございます。また、編集に当たりましては、行政からの一方的なお知らせではなく、町政に関心を持っていただくとともに、町政への参画を促し、市民参加の機運を高め、ひいては市民自治の確立を目指す一つのツールとしての役割も果たしているものでございます。 そこで、1点目の対象者でございますが、町からの情報でございますので、お子様から高齢者まで、すべての町民の方を対象とし、福祉、健康、子育て、年金、税金、教育、生涯学習、環境や産業、都市整備などあらゆる分野を網羅し、多種多様な情報提供に努めているところでございます。なお、幼いお子様向けの情報につきましては、保護者の方に読んでいただくことを前提に編集をしておるところでございます。 次に、編集スタッフの人数と体制についてでございますが、秘書広報室というグループにおきまして、広報みやしろの発行及び秘書業務を所管しております。編集作業につきましては、室長を除きまして、主査1名、主任2名の合計3名の職員で臨んでおりますが、この3名につきましては、秘書業務の一部も兼務をしてございます。 また、編集のプロセスについてでございますが、広報みやしろは、特集記事、行政情報、町民の情報、生活・生涯学習情報、月刊みやしろなどから構成をされております。このうち特集記事につきましては、広報担当者が町の政策を取材し編集をしており、行政情報や町民の情報、生涯学習情報につきましては、他のセクションの職員や町民の皆様、各種団体の皆様から情報を提供していただき、編集をしております。 また、月刊みやしろにつきましては、町で行われたイベントなどを広報担当あるいは広報サポーターが取材し、編集作業を行っておるところでございます。 最後に、最終的なチェック体制ということでございますけれども、担当でつくりましたものにつきましては、すべて各課に一度、原稿の段階で確認をしていただいております。さらに担当課長、それから副町長、町長というふうに順序立てて確認をしまして最終的な原稿を確定していくと、そういうことでございます。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員。
◆13番(
唐沢捷一君) あと5分ですか、5分ね。 では、再質問をさせていただきたいと思いますけれども、今、課長から答弁をいただきました。少ないスタッフで立派な広報をつくっているなというふうに思っておりますけれども、今まさに高齢化社会の中で活字が、特に10月号の広報が極めて評判が悪かったですね、小さい字で。高齢化社会の中で、もう少しやはり活字は大きくしてもらいたい。読みやすい、親しみやすい、わかりやすい、そんな広報にしてもらいたいという声があるわけでございますので、できる限り、今、宮代町の人口、年齢別の人口を課長はもうご存じだと思いますけども、50代、60代の人が一番多いわけでございまして、特に60代の人は6,100人ぐらいいると思うんですけれども、まさに60歳以上の高齢者が総人口の33%ぐらいになると思いますので、できる限り高齢者の方にわかりやすい広報づくりにひとつ努めてもらいたいなというふうに思っております。そんな工夫が今後考えられるのか、お聞かせ願いたいと思います。 それから、もう一つ、時間の関係がございますから、広報10月号の中で前町長が町民へのメッセージを掲載したと思うんですけれども、これはどのような経過があったのか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。 10月の
町長選挙の真っ盛り、それもまだやめていない町長が、いち早くメッセージを上げているわけでございます。そういう意味で一部町民から波紋が出ていたと思いますけれども、何か意図したところがあったのかどうか、ひとつお聞かせ願いたいと思います。
○議長(
榎本和男君)
唐沢議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) それでは、再質問にお答え申し上げます。 1点目の字が小さいということでございますけれども、議員さんもご存じかと思いますけれども、限られたページの中でかなりの情報を詰め込まざるを得ないというところがありまして、やむなくどうしても字が小さくなってしまう場合もございます。確かに小さい字というのは読みにくいのはそのとおりでございますので、その情報量という問題はあるのですが、できるだけ今後も高齢者の方にとりましても、読みやすいような、そうした工夫はしていきたいと思っております。 それから、10月号の関係で、前の町長のメッセージというのを10月号で載せさせていただきました。11月号では新しく町長になられた
庄司町長のメッセージを載せさせていただいたと。この時期的なことなんですが、これも前の町長とも相談をさせていただきました。確かに10月まで任期があったわけですから、その10月で実際に配られるのが10月の頭になりますので、時期的なものではあるんですけれども、一応10月で任期ということなので10月号で前の町長のメッセージを載せましょうと、11月では新しく町長になられた方のメッセージを載せましょうと、そういうことで掲載をさせていただいたと。特に他意はございません、そういうことでございます。
◆13番(
唐沢捷一君) ちょうど時間となりましたということなので、私の
一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
榎本和男君) 以上で
唐沢捷一議員の
一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午前11時00分
△再開 午前11時15分
○議長(
榎本和男君) 再開いたします。
---------------------------------------
△小河原正君
○議長(
榎本和男君) 通告第2号、小河原正議員。 〔1番 小河原 正君登壇〕
◆1番(小河原正君) 1番の小河原です。新政クラブの1番バッターとして
一般質問をいたします。 まず、
庄司町長、おくれましたが、4人で争われました宮代
町長選挙は、過去にない大激戦であったと思いますが、その中から抜け出て当選を勝ち得た
庄司町長、おめでとうございます。今日の厳しい財政難のときに町長として
リーダーシップを発揮し、宮代町の
まちづくりと町民の側に立った
町政運営をして、町民の方々の生活を豊かにし、希望の持てることを期待するところであります。 さて、宮代町もトップがかわり、新しい時代が始まりますが、
リーダーの意思のもとで期待が大きいほど必ず失望感が伴うこともありますので、そのようにならないことも期待いたします。 そこで、新町長の理念と決意を伺いまして、
町政運営の基にしていきたいと考えておりますので、次の件を質問いたします。 1点目は、
町長選挙の投票率の問題につきまして。 10月4日に投開票されました任期満了に伴う宮代
町長選挙では、過去最低の投票率、54.36%でありました。今回は4人の立候補者が争った割に、このような投票率になった関心の低さに結びついた原因がわかりません。今後に課題を残したままではますます低下の懸念が生じる心配があるので、なぜかの分析結果を行い、今後の対策を図るべきではないか、伺いたいと思います。 2つ目でありますが、キャッチフレーズについて。 国会では、総理大臣や総裁が「友愛」とか「絆」というキャッチフレーズを述べていますが、
庄司町長としてのキャッチフレーズは何という言葉か、そしてその理由を伺いたいと思います。 3つ目でありますが、前町長の継続かチェンジか。
町長選挙当選の喜びを表明したとき、「前町政のよい政策を引き継ぎながら」と語っているが、どのような内容を引き継いでいくのか、また、チェンジの政策があったら何があるか、どちらにしても具体的な説明を伺います。 次に、新町長の
マニフェストについてでありますが、町政は何を実現するかという基本的な問いに対する答えを明確に語ることこそ不可欠であると思います。大切なのは、この町をどんな形にするのかと自身の考えを示し、町民に対して約束したことが
マニフェストかと思います。特に新しい人には町民の目線が集まるので、言行不一致にならないためにも、
マニフェストの優先順位を明確に伺いたいと思います。 次に、他候補の
マニフェストについてでありますが、当選されなかった3人の
マニフェストも、今日の厳しい財政状況に合った有効な政策があったと考えますが、新町長は生かす考えがあるのかどうか伺いたい。 次に、行財政改革についてですが、新町長は、10月28日開催されました臨時議会の施政方針の中で、公共改革の徹底として役場の仕事の総点検をさらに進め、時代にそぐわない仕組みや制度を躊躇なく見直していくと述べています。深刻な財政難のため、税金の無駄遣いを削る心境は立派なものであります。そこで、町長みずから歳費20%削減以外で示す考えは何があるかどうか、明確に答えてもらいたいと思います。 宮代町株式会社とすれば、会社が赤字になり、借金が多く、先行き倒産の心配があったら、社長はまずどうするか、その立場になったらどうするか伺いたい。一言申し上げておきたいのは、税金を上げるならば、だれしも社長はできるということだけは忘れないでもらいたいと思います。 世代交代について伺います。 世代交代とは、一般的には年をとった者が退き、若い者にかわることと解釈されます。最近、若くないといけないというようなムードが日本全体を覆っています。かつては、経験不足を理由に若さが一律に退けられていましたが、今度は正反対に、年寄りは早々に引退しろという世論になっております。だが、他方では要注意、年寄り一律引退論も言われています。 そこで、町長は、
選挙公報に世代交代を大きな見出しで訴えています。もし、私が今質問したことと同じ考えであったら、宮代町例規集に記載されている各種委員会等のすべてに運用していく考えかどうか、具体的な説明を伺います。 以上、とりあえず質問いたしますが、私の答弁に対しては抽象的な答弁でなく、具体的に明快な答弁をしていただきたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 小河原正議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 町長の
町政運営についてということで7点ほどご質問をいただきましたので、順次お答え申し上げます。 まず初めに、
町長選挙の投票率についてでございますが、今回の
町長選挙につきましては、投票率が54.36%ということで、前回、平成17年の
町長選挙56.01%を1.65ポイントも下回り、過去最低であったと伺い、出馬いたしました私自身、正直なところ、残念に思っております。これは、若者を中心とする政治離れ、各候補者の争点の不明確さや知名度、支持者の減少のほか、徐々に改善をされてはおりますが、ポスター、ビラ、街頭演説、宣伝カー中心の選挙活動など、選挙制度に関する課題も挙げられております。 そのような中、期日前投票制度については、宮代町におきましても定着しつつあり、投票率の向上に効果を上げておりますことから、今後におきましては、さらに投票しやすい環境づくりに努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 2つ目に、新町長としてのキャッチフレーズについてお答え申し上げます。 選挙戦を通じて町民の皆様には、「宮代への愛、行動に誠」をキャッチフレーズとしてお伝えしてまいりました。宮代町の魅力を高めたい、今よりもっとよくしたい、そして
リーダーとして町民の皆様の暮らしと安全を守る、また私心なく行政運営を進めていく、そういった決意をキャッチフレーズにしたものでございます。 3番目に、前町政の継続かチェンジかというご質問をいただいております。 私は、無条件に前町政を肯定することも、否定することもいたしません。よいものは引き継いでいきますが、社会情勢が大きく変化する中、見直すものは見直すという考えでおります。 具体的に申し上げれば、「農」のある
まちづくりについては、前町政がというより、多くの市民の汗と努力と夢の結晶だと思っておりますので、これは宮代町にとって引き続き、
まちづくりの骨格となるものであると考えております。逆に、
少子化対策、産業振興に関しましては、今までよりも具体的な実効性のある事業の展開が必要であると考えているところでございます。 4番目に、
マニフェストに優先順位をという質問をいただいております。 前段の議員さんの答弁と重複しますが、個別の施策につきましては、優先度、財源、
施策実現に向けた関係機関との調整等、さまざまな要因を十分に検討して進めていく必要があり、それぞれの実施時期につきましては個別に異なってまいりますが、いずれにいたしましても、4年間の中で実現を図っていくという点に関しては揺るぎのないものでございます。今後4年間、それぞれの当初予算案において段階的に示していきたいと考えております。 5番目に、他の候補者の
マニフェストを生かす考えについてお答え申し上げます。 私自身、公約を掲げて他の3人の候補者と政策を競い合い、その上で有権者の判断をいただき、町長に就任させていただきました。まずは4年間で自分自身の
マニフェストを達成すること、そのことだけに力を注いでまいりたいと考えております。 6番目に、町長みずから歳費の削減以外で模範を示す考えは、一般企業に例えればどうするかという質問をいただいております。 私が町長に就任させていただいてから、まだ一月半と日が浅く、現段階におきましてご質問に対する具体的な方策をお示しすることが難しい状況でございます。そこで今後、公務を遂行していく中で公費の削減につながると気づいたところから順次取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 最後に、世代交代についてお答え申し上げます。 このたびの
町長選挙におきまして、私の1つのキャッチフレーズとして、若さをアピールするために世代交代という表現を使わせていただきました。これは、私自身がかねてより町の
リーダーとして、また人生の先輩として尊敬していた榊原前町長がご勇退されると知り、若輩ながら宮代町の発展と町民の皆様の生活を守り、元気で活力のある町をつくりたいと考え、立候補のキャッチフレーズとしたものでございます。 これまでの町政を否定するものではなく、よいものは素直に継承し、改善すべきは改めるというスタンスで、時代や社会情勢の変化に応じて、親から子へ、子から孫へとさまざまなことで引き継がれていくような、世の中の自然な流れに応じた気持ちから、あえて世代交代という表現を使わせていただいたもので、町の要職から高齢者等を排除しようとするものではございません。 なお、私の
マニフェストにも記載させていただきましたが、少子高齢社会に対応した
まちづくりを進めるためには、あらゆる世代からのお力添えが必要不可欠であると考えております。特に戦後、我が国の復興期に第一線で活躍され、苦労を重ねてこられた団塊世代の皆様を初めとするシルバー世代の皆様が、これまで長年にわたり培ってこられた経験やノウハウを今後の
まちづくりに生かしていただきたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) ありがとうございました。 まず、1点目から入りたいと思います。投票率の関係でありますが、確かに今説明があった部分もあるかもしれませんけれども、各候補者の争点が不明確だということは、
庄司町長本人もそうだったということでよろしいわけですね。不明確な
マニフェストだったと。 もう一点は、さらに投票しやすい環境づくりということは、どのようにしてやっていくのか、それをまず聞かせてもらいたいと思います。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 各候補者の
マニフェストが不明確だったと申し上げたのは、先ほどの国政選挙のように、政権交代というようにはっきりした、また前回の小泉旋風のときのような郵政解散みたいな、はっきりしたものではなかったと。それぞれにいいところを申し上げたと思うのですが、それぞれに現実的な、多様な訴えがあったので、受けとめる方は明瞭ではないのかなということでございます。 それと、投票しやすい環境づくり、こちらのほうを申し上げますと、やはり告知を、こういう選挙があると、次の選挙に向けた告知を重ねていくということと、期日前投票のそういう制度があるということを訴えていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 投票しやすい環境ということでは、今までも多くの議論をしてきたことがあると思います。投票所の数をふやせとか、いろいろなことをやったと思います。また、町の選挙管理委員会からの宣伝も、今回、車か何か回したかどうかは知りませんけれども、そういう宣伝もやっていなかったような気もするし、そういう点では、前よりもだんだん、選挙管理委員会が悪いのか、町の関係が悪いのか知りませんけれども、だんだんおざなりになっているような気もするんですよね。候補者が4人も出ているから、もうそれで宣伝されているのかというふうに思っているのかどうか知りませんけれども、そういう点、期日前投票そのものは国の制度としてやっていることでありますから当然のことだと思いますけれども、もう少し町としての対策というのが考えられなかったのかどうか。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) 再質問にお答え申し上げます。 今回確かに、いわゆる選挙管理委員会として広報車で投票を呼びかけるということはやっておりません。いわゆる防災行政無線での呼びかけをさせていただいたということでございます。 それがよかったのか悪かったのかというのは、また、いろいろとご判断はあるかと思いますけれども、議員さんおっしゃられたように、今回4人の候補者の方が町内くまなく選挙戦を戦われたということで、選挙があるということは十分に周知をされているというふうに理解をしておりますので、その上でこの投票率が前回より下がってしまったということは、原因がどこらにあるのかというのは非常に難しいんですが、ただ、例えばの話なんですけれども、期日前投票、宮代町では一応役場庁舎1カ所でやらせていただいていますが、場所によっては数カ所、市内の中に数カ所、そうした期日前投票ができる場所を設けてやられているというところもあるようでございます。ただ、それはそうした環境を整えるためのコストだとかがありますので、すぐにそうしたことが宮代町でできるかどうかというのは、ちょっとまた検討の余地がありますけれども、そうした方法がもしとれるのであれば、投票率を上げる一つの方策としてはあるのかなというふうに考えております。ですから、コスト面も含めまして、今後よく研究をしていきたいというふうに思います。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 今後の努力をひとつ期待します。 この件について、若者を中心とする政治離れ、これを町長はどういう分析をしているのか。若者というのは何歳までだかわかりませんけれども、どういう分析をしているのか、分析結果を教えてもらいたいと思います。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 明確な分析をしたわけではございませんが、通常世間で言われていることを言いますと、若者は何歳までかと申し上げると、私は個人的には40歳未満かなというように考えております。 近ごろ、インターネットだとかそういったものに画像や、ぱっと目に訴えるものに若者の注意は行っていると思うんです。ポスターとかビラとか、そういったものに目を通して中をゆっくり読むと、そういった行動は少ないのかなと、そのように考えております。 それで、インターネットを使った啓発をすればどうかというようなことも考えますが、インターネットはインターネット上の害も多く言われておりますので、なかなかその辺も国としても難しいのかなと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 宮代町では40歳以下の人が何か関心がないようなので、ひとつ町政に対してそういう人たちが目を向けるようなことをこれから、ふだんからやっていかないと、なお政治離れになるんじゃないかなと。立派な方が4人も出て、こういう低投票率だというようなことは、本当にがっかりするというか、なぜかなと私なんか今回も思ったんですけれども、その点は十分これからも研究して、投票率が上がるようにお願いしたいということです。 2つ目にいきます。 キャッチフレーズですが、ちょっと具体的に説明がないので、愛とかこういう問題について、もう少し具体的に私たち町の人がすぐわかるような内容で説明してもらいたいと思うんですけれども。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 私のキャッチフレーズに対するご質問と受けとめまして、まずは宮代への愛と、愛とはどういうことかと。 これは私の私見となりますが、日ごろから愛するということは、犬を愛している、このものを愛するということは、大切に思う気持ちだと思う気持ちだと私は受けとめております。宮代町に対して物理的なものに対しても、一番は人に対して、優しさを持って接していきたいということを端的に愛としました。 行動に誠とさせていただいたのは、議員時代の私の会報も「誠」という題でやらせていただきました。私心なく誠実に努めていきたいと、そういう趣旨でございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) ありがとうございました。わかりました。ひとつ今話されたことは忘れないで、
町政運営をしていっていただきたいと思います。 3番目に入ります。 答弁でおおよそ言っていることはわかったんですが、継続の問題の説明が中心のようでありますが、チェンジはなかったのかどうか。中にはこう変えたいというのが一つや二つないのかなと思って、少し答弁でもがっかりしたんですけれども。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 先ほど申し上げたとおり、例えば
少子化対策、産業振興に関しましては、今までよりも具体的な実効性のある事業の展開をしてまいります。チェンジ、何かを創造していくということには予算がつきまといます。その辺を詰めた上で、当初予算で示させていただきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) わかりました。 予算を伴わないものとか、ほとんど予算に関係のないものについては、これはよいと思ったらチェンジをするということで、今の答弁、理解してよろしいわけですね。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) ただいまの議員さんの質問に明確な理解ができていないのですが、予算のかからないものはすぐ変えるのかと、先ほども申し上げたとおり、例えば庁内の人事制度だとか、そういったものは変えてまいります。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) チェンジしますということで、なかなか言い切れない部分もあるのでしょうから、これについては、これから
町政運営していく中で、私は機会があればまた申し上げていきたいと思います。 次に、5番目に入ります。 他の候補者の
マニフェストの関係なんですが、自分自身の
マニフェストを達成することに力を注いでいきたいと。でも、選挙中、他の候補者の
マニフェストも相当いいものがあったかなと私は思っております。そういうことを考えれば、先ほど来説明があります、足を使ったり若さの行動力とかいろいろ話も出ているようですけれども、そういうことを考えれば、やはりほかの候補者のいいものは取り入れるのが、執行者の、また執行側の立場じゃないかなと思うんです。他の争った候補者の
マニフェストはしゃくだからとらないよなんて、こんなふうにも私はとれるわけです。そういう町長じゃ、ちょっとこれから大きな伸びる町長にならないんじゃないかなと、即いいものは取り入れると、そのぐらいの気持ちはないのかどうか、もう一回聞きたいと思います。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君)
マニフェストの実行についてのご質問と受けとめます。 前段の議員さんからも同じような質問をいただきまして、たくさん
マニフェストにお示ししたが、実行できるのかと、実行力が問われますという質問をちょうだいしました。まずは、私が掲げた
マニフェストは、何が何でも4年間で実行すると、そういう気持ちで取り組みます。 また、他の候補者がお示しされた部分も決して否定するものではなく、その時期が来て、タイミングが合うもので、財源的にも実行可能であれば検討の余地はあるものと考えます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) わかりました。 今の答弁を聞いて、実行できるものは実行していくと、こういうことを聞きましたので、ぜひ他の候補者の
マニフェストも十分検討してもらって、やはり
まちづくりの一環に取り入れてもらうことの約束だと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 次に、6番目の町長みずからの歳費の削減の問題ですけれども、答弁の中での内容では、およそわかるんですけれども、公費の削減につながる、気がついたところから順次、取り組んでいくと。気がついたところ、ここがちょっと気になるんですけれども、
庄司町長はずぶの素人じゃないわけですよね。全然議員生活もやっていないわけじゃないので、こういう答弁を聞きまして、私はちょっと残念だったんですけれども、やはり1年半なりの議員生活を送っていますので、ここで一つや二つ、削減になるものを明快に答えてくれるのかなと期待していたわけです。それが何もないというのは、本当にちょっとがっかりしたんですけれども、一つか二つ、これはやりますというのをここで出してもらえればなと思うんですけれども、何もないんですか。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 質問にお答え申し上げます。 この質問は町長みずからということですよね。 〔「はい」と言う人あり〕
◎町長(
庄司博光君) みずから切るものは何かと。現在のところ歳費の削減、明確にお答えできるのはそれしかないですね、今のところは。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 休憩いたします。
△休憩 午前11時47分
△再開 午前11時48分
○議長(
榎本和男君) 再開いたします。 町長。
◎町長(
庄司博光君) ただいま検討中なのですが、例えば町内の移動については極力公用車の利用を控えるだとか、
リーダーシップを発揮して、スピーディーな決断をすることによって会議の時間を短縮する、結局、時間外賃金の圧縮だとかは、今考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 前進した答弁をいただきまして、ありがとうございます。 私たちの考えている思惑と同じ部分もありますけれども、違う部分もまだありますので、後でここの場ではなくて、また機会があったら話をして、削減に私たちの考えもとっていただければと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 次に、世代交代の問題ですけれども、これは先ほど答弁したことでわかるんですけれども、本当に心からそう思っているのかどうか、もう一回聞きたいと思います。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) お答えします。 町の要職から高齢者を排除しようとするのかどうかというような再確認と受けとめました。今回議案でお願いしています同意事項ですが、教育委員の任命の件では、70歳を超えた方をお願いしております。昭和12年生まれの方をお願いしております。そういった意味からも、何しろいい人材は高齢の方がいらっしゃいますので、そういう方を多用せずには町の運営も難しいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) わかりました。そういうことで理解はいたします。何か議員さんももう世代交代しろと言っているようにも見えたので。それはひとつ私が思うだけであって、今の答弁でとりあえずわかりました。 7点ほど質問しましたけれども、町長の考え方はある程度理解をしましたが、私なりの次のことを申し上げておきたいと思います。 日本には多くの政党があります。私がちょっと調べた範囲では民主党とか国民新党、社民党、自民党、公明党、共産党、みんなの党、幸福党とか、こういう党があるようであります。私は、これらの党を批判や否定するものではありません。町長には、町民の皆様から期待される、喜ばれる、「ありがとう」という党をつくる気持ちになってもらいたいと思います。そのことについて、そう思うかどうか、ひとつ。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 小河原議員の質問をアドバイスと受けとめて、ありがたいアドバイスだと思っております。私は無所属ということで、多く、広く、皆さんの応援をお願いしました。よく肝に銘じて頑張ってまいります。ありがとうございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 以上で町長に対しての
町政運営についての質問は終わります。 次に、予算編成について伺います。 平成22年度予算編成に当たって、どのような点に留意して、独自色を出して編成していく考えがあるのか。先ほども申し上げましたけれども、町長は約1年半の議員生活をしているので、ずぶの素人ではないはずです。どのような独自色を出していくか伺いたいと思います。とりあえずよろしくお願いします。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 平成22年度の予算編成についてお答え申し上げます。 先ほどの答弁でもお答え申し上げたところでございますが、平成22年度の予算編成につきましては、編成作業を行っている最中でございますので、具体的な内容はまだ申し上げる段階にはございません。
マニフェストに掲げた事項につきましては確実に実施し、独自色を出してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 答弁書はまだまだ随分長い文章になっているんですけれども、これは省略するわけですか。
○議長(
榎本和男君) 町長。
◎町長(
庄司博光君) 失礼いたしました。何通りもこれを勉強していて、古い原稿のほうを読み上げました。申しわけございません。 改めまして、平成22年度の予算編成についてお答え申し上げます。 ご案内のように、町の財政状況は大変厳しい状況にございまして、国の三位一体の改革に伴う地方交付税の削減や
少子高齢化の影響による町税の中長期的な減少などにより、町が自由に使うことのできる一般財源の見通しといたしましては、今後も減少傾向をたどるものと予測をしております。一方、社会保障関連経費である扶助費などの義務的経費は、年々ふえている状況でございまして、こうした経常経費の一般財源に占める割合は、今後ますます高くなってくるものと思われます。 このような状況の中で現在、平成22年度予算の編成に取り組んでいるところでございますが、平成22年度の予算編成、すなわち
まちづくりに当たっては、いま一度住民福祉の向上という地方自治の原点に立ち返り、住民一人一人が住みたい、住み続けたい、住んでよかったと思える町とするため、1、住民の暮らしと安全を守る、町民の笑顔をつくる。2、自律した元気な
まちづくり、魅力の向上とにぎわいの創出。3、行財政改革の徹底、見直す改革からつくる改革への3つの視点からすべての事業を再度検証の上、予算編成に取り組むよう指示をしております。 具体的な内容はまだ申し上げる段階にはございませんが、
マニフェストに掲げた事項につきましては確実に実施し、独自色を出してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) わかりました。 町長の
マニフェスト中心の予算になりそうなんですが、町民の要望もいっぱいありますよね。あと議会の要望もいろいろ出てくると思います。やはり権力者になると何でも予算に取り入れるんだなと。私たち町民の代表の声は何か入らないようにも聞こえるものですから、その点についてはどうなのか。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 広く町民のご意見をちょうだいしながら進めてまいります。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) 議会の関係は考えないということですね。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 町の議員さんは、宮代町民ではなくてはならないという資格があると認識しております。町民の皆様のご意見をちょうだいいたします。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) わかりました。議会の意見も取り入れることだということで解釈いたします。ひとつそういうことでよろしくお願いしたいと思います。 次に、学力テストについてお伺いいたします。 ことし4月に行われました全国学力テストについて、宮代町の小学6年、中学3年の正答率はどういう結果であったか。これは何か、小学校と中学校は算数と数学ということでちょっと、国語は同じですけれども、分かれているようですが、その正答率。そして、昨年と比較して差はどうであったか、また地域差の分析結果はどのような結果であったか、教えてもらいたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 教育長。
◎教育長(桐川弘子君) お答え申し上げます。 4月に実施されました全国学力学習状況調査でございますが、議員ご承知のように、小学校6年生と中学校3年生を対象に、平成19年度から続けて3年間の実施でございます。対象教科は国語、算数、数学ですが、内容は、いずれもA問題の基礎的、基本的な内容と、B問題の活用能力をはかる内容でございまして、あわせて質問紙による生活習慣や学習に対する意識、学習環境も実施しております。 さて、宮代町の今年度の全国学力学習状況調査の結果につきましては、既に広報みやしろ10月号でお知らせしたところでございますが、正答率という数値ではなく、状況を文章表現にいたしました。それは、宮代町の学力は数値で堂々と公表できる結果を出してはございますが、文部科学省が示している実施要領におきまして、都道府県教育委員会は地域内の市町村及び学校の状況について、個々の市町村名、学校名を明らかにした公表は行わないことを定めておりまして、そのことを踏まえて、町としても参加をしているからでございます。 しかも、各学校の結果の順位は、毎年必ずしも同じではないのですが、数字のみがひとり歩きをし、学校の序列化や過度の競争を生む原因となることが懸念されますし、そもそもの目的は、児童生徒一人一人の課題を明らかにして、指導に役立てることでございまして、結果を分析し、日々の教育に役立てることが求められているからでございます。しかしながら、町内中学校3校は、自校の結果を独自に全国、埼玉県の平均値とともに正答率を分析結果に合わせて公表をいたしておりまして、保護者の方々にご報告をしているところでございます。 昨年までの2年間の結果でございますが、小中学校ともに全国及び埼玉県の平均正答率を上回って、特に数学が大変高いレベルでございました。今年度の3中学校の国語、数学の平均値は、全国平均をはるかに上回っておりまして、全国2位の秋田県とほぼ同レベルでございまして、埼玉県におきましては、県立中学校を除くと1位の成績でございました。小学校は、全国平均、県平均とほぼ同程度でございますが、町内の各小学校の順位は、その年度によって異なり、固定しておりません。 したがいまして、地域性による学校間の格差は特に見られることはなく、年度によって異なりますが、中学校3学年の町全体の傾向は、全県のトップレベルであるということでございます。これは、小学校の基礎をしっかりと固める授業、それを基礎とした中学校の発展的な授業にあるということが言えるかと思いますが、まさに小中一貫教育の成果とも考えられるところでございます。 また、相関関係を調べてみますと、各学校に生活習慣や家庭学習等の学習習慣を身につけるために、校内一丸となって推進をしている校風がございまして、家庭や地域の協力を得て子供の生活を支えていることが、学力を着実に向上させる成果となっているのではないかと考えております。 さらに、町教育委員会では、学力向上推進事業といたしまして、学力向上検討委員会を開きまして、各学校の情報交換を行ったり、他校のよいところを学び合ったりして、学校間で高め合い、磨き合って、子供たちを伸ばすために日々努力しております。何より町非常勤講師の配置等の町の手厚い施策によりまして、少人数指導を実施するなど、子供たち一人一人に応じた教育の実現が可能となっていることも、宮代町の教育を高めている大きな要因となっていることを申しつけさせていただきます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) どうもありがとうございました。 宮代町はトップレベルだということで、大変喜ばしいことだと思います。その関係で、町の教育に対しての力の入れ方も成果の結果であるということも、今、説明の中でわかりました。 もう一つ聞きたいのは、各市町村によっては、この正答率を発表しているところもあるんですが、宮代は発表できないということですね。 それと、数字的に各学校がこうだというのは、ちょっと問題があるというのはわからなくもないのですが、やはり数字的にあらわしてもらわないと、なかなか理解できない部分もありますので、その数字的な正答率は出せないのかどうか。近隣でも出しているところがあるようでありますので。 もう一つは、学力向上検討委員会という内容について、もう少し具体的に説明をお願いしたいと思います。どういう内容、どこまで掘り下げて検討しているのか、それらについても教えてもらいたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員の質問に答弁願います。 教育長。
◎教育長(桐川弘子君) 小河原議員の再質問にお答え申し上げます。 まず、1点目の数値で公表できないかということでございますが、先ほど申し上げましたように、この学力学習状況調査は、文部科学省が示しております実施要領に基づきまして実施をしているということで、先ほど申し上げましたように、市町村、学校別の正答率といいますか、そういうのは公表しないという、そういう前提に立っているということで、それに沿った形で私どもは発表しているところでございます。 近隣のというお話がございましたが、埼玉県では大利根町が発表してございます。それ以外は公表してございません。大利根町でございますが、中学校は1校ということでございまして、小学校のみの発表だというふうに記憶してございます。 それから、もう一点の学力向上等検討委員会の内容でございますが、これは、年2回ほど実施をさせていただいております。学力検査の結果を発表した後に、11月6日に実は開催してございます。これは、各学校の校長、それから教務主任、主幹教諭も含めてでございますが、の参加のもとに、各学校の子供たちの現状と課題、それからどのように課題に向けて問題解決に当たっているか、取り組み状況について細かに発表をいただいてございます。 そういう中で学校によりましては、中学校等は学力検査の結果について数値で、先ほど県・国との平均値と比較しながら公表しているということを申し上げましたけれども、学力というのは、あの調査はごく一部でございまして、例えば体力問題もありますし、また心の問題といいますか、そういった状況、あるいは先ほども申し上げましたが、学習状況調査ということで、例えば質問内容が朝食を食べているかとか、自分にはよいところがあると思うか、あるいは読書は好きか、学校で友達と会うのは楽しいか、あるいは学校の規則を守っているか、また授業で自分の考えを発表する機会が与えられているか等々、検査等についても公表いたしまして、例えば課題となっている家の手伝い、あるいは近所の人に会ったときあいさつをするかとか、そういったところが若干低いところにつきましては、今後、家庭、保護者や地域と一体となって取り組んでいるということも、その中に入ってございます。 しかしながら、学力向上ということで、やはり中心となるのは各授業をどのように改善していくか、あるいは家庭学習の定着を図るために百間小学校、前原中学校では連携をとりまして、家庭学習の手引等もつくられて努力をしている等々ございます。非常にきめ細かな内容でございまして、ここに学力向上に係る学校課題解決プラン、これは7校の分でございます。このように大変各学校とも分析、それから日々の学習の中できめ細かな対応を考えながら実施しているということで、この全国学力学習状況調査の結果、これをまた実施することによりまして、各学校が大いに活性化し、さらに学力向上を目指しているということを申し上げることができるかと思います。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 小河原議員。
◆1番(小河原正君) どうもありがとうございました。これからもひとつ教育行政に力を入れてもらって、頑張ってもらいたいと思います。時間になりましたので、これで終わりたいと思います。ありがとうございました。
○議長(
榎本和男君) 以上で小河原正議員の
一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後12時12分
△再開 午後1時15分
○議長(
榎本和男君) 再開いたします。 午前中に引き続き、
一般質問を行います。
---------------------------------------
△
赤塚綾夫君
○議長(
榎本和男君) 通告第3号、
赤塚綾夫議員。 〔3番
赤塚綾夫君登壇〕
◆3番(
赤塚綾夫君) 議席3番の赤塚でございます。 質問通告書に従って順次お尋ねいたします。 私は、24年間議員活動をしてきました。その間、斎藤甲馬町長とは中途からでしたが、日下部町長と榊原町長は初めからご推薦いたしてきた立場から、反論することが少な目でした。長い間の経験から、最初が肝心だと思いました。庄司新町長の
リーダーシップに心から期待するがゆえに、厳しくもあり皮肉めいた質問かとも問われるようではありますが、どうか宮代町の進路を誤りなきよう、賢明なかじ取りをよろしくお願いいたします。 まずもって、見事なご当選おめでとうございます。あの熾烈な戦いの中、勝利した新町長、
庄司博光町長にお尋ねいたします。しかし、1時間以内でのQアンドAですから簡潔に質問いたしますが、言うべきことは言い、正すべきことは正すの信念で臨む考えですので、よろしくお願いいたします。
庄司町長が町民の皆さんや有権者の皆さんに訴えた数十枚のチラシが我が家にもポスティングされました。あの訴えは、あなたの
マニフェストととらえております。その中の8つの約束の中からお尋ねいたします。 1番目には、改革を超えた変革を進め、行政に元気と活力を与えますとありました。1番目の1、行政の透明性、効率性、利便性、市民参加を柱とした県内トップレベルの公共改革を行いますとありますが、公共改革プロジェクト2005でかなり改革されたと思っておりましたが、まだ不足なのか、何をどのような手法、手段でとり行うのか、ご説明いただきたく存じます。仮にも、今までは透明性に欠け、効率性が悪く、利便性が悪かったとでも考えられたのでしょうか。何をどう改革されるのかお尋ねいたします。 2、住民参加のもと、役場の仕事の総点検をし、徹底した公共改革を図りますとあります。住民が役場の仕事とは職員の仕事ぶりを総点検して、徹底した公共改革、つまり職員が多過ぎるとでもいうのでしょうか。それとも、公共改革プロジェクト2005でかなり改革されたものと信じておりましたが、さらに改革を進め、町民にさらなる負担をかけるおつもりでしょうか。11月30日の議案説明、議案第82号の財産の交換、つまり集会所なども含まれているのでしょうか、お尋ねいたします。 3、町長の給与を20%カットしますは大変よいこととは思いますが、ほかの町長候補者は給与を50%近くカットするようなチラシ、
庄司町長は退職金が50%をカットすると書かれておりましたが、他の候補者は退職後、全額寄附すると書いていたチラシが配布されていたような気がいたしました。それはともかく、副町長や教育長までも10%カットしますとありましたが、既にお二人も承知しているとのことでしたので、その質問は省きます。両人はいつごろまで就任されるのか、あえてお尋ねいたします。 4、町長の任期は3期までとする、多選自粛条例を制定しますと述べておりますが、勝手な言い分だと思いませんか。町長になるには有権者が決めるものであり、
庄司町長は3期まで続けられるという確信があって述べられておられるとしか思えません。自信のほどをお聞かせくださいませんか。多選自粛条例は不要です。後の候補者にとって不愉快な条例ですので、取り下げるべきです。 以上、あなたの
マニフェストの中の1番目の4つについて、まず初めにお尋ねいたします。 次は、与党民主党政権は、徹底した無駄を省くとして大騒ぎをしております。我が宮代町でも無駄な事業がありましたか、お尋ねいたします。あったとすれば、どんな事業が無駄だったのか、お教えください。 次は、8つの約束の2番目の1、こども医療費の無料化を中学卒業まで拡大しますとありますが、町民にとっては大変ありがたいことです。お約束です。心配なのは財源があるのでしょうか、お尋ねいたします。やりくりしてでも、ぜひとも実施してください。 前麻生政権が支給を決めた子育て応援特別手当を、長妻厚生労働大臣は停止する方針を決めました。実際の支給事務は市町村が担うため、他の市町村議会では手当支給に向けて補正予算を可決しているようですし、当町でも可決したようですが、後始末はどのようになさるのかお尋ねいたします。 この件は、今議会で執行停止のようですが、手続上かかった費用はどれくらいあったのか、かけた費用負担は町か国かお尋ねいたしますが、国の負担との答弁がありましたので、これも省いてください。 次は、お約束の5番目の1、2、3について、大賛成です。整備事業により町を元気にしますとあります。1、道仏地区土地区画整備事業の早期完成を目指します、2、東武動物公園駅西口・東口駅前広場の整備を進め、にぎわい創出を行います、3、町の骨格をなす県道春日部久喜線、宮代通り線など主要道路の整備を進めますと述べられております。財源が乏しい現時点です。大変なご苦労ですが、実現してほしいと思っております。これが実現されますれば、あなたがおっしゃるとおり町は元気になります。どうぞ3期でやめず、町民のため頑張ってほしいものです。であれば、多選自粛条例などは制定しなくてもよいのではないかと思います。いかがですか。 49歳、若さで宮代を元気にしますとか、宮代町に元気と優しさを、または若さと行動、柔軟・斬新な発想で実現しますとのキャッチフレーズはまことにすばらしいと感動しましたが、
マニフェストは公約であります。町民に対する契約とも言えます。町長4年間の就任中、実現できる事業とできない事業が当然あるかもしれませんが、どのような日程で行うのか、工程表を示してほしいと存じます。 大変厳しい財政難の今日ですが、どうぞ新町長の思いどおりの町が実現されますことを心よりお祈り申し上げ、質問を終わります。が、場合によっては再質問もありますので、そのときはよろしくお願いいたします。
○議長(
榎本和男君)
赤塚綾夫議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君)
マニフェストに掲げた項目の具体的な工程の質問をいただいておりますが、ちょうだいした質問の全体に係ることですので、それにつきまして、まず最初にお答え申し上げます。 前段の議員さんにもお答え申し上げたところでございますが、個別の施策につきましては、優先度、財源、
施策実現に向けた関係機関との調整等、さまざまな要因を十分に検討し、進めていく必要があり、それぞれの実施時期につきましては個別に異なってきますが、いずれにいたしましても、4年間の中で実現を図っていくという点に関しては、揺るぎのないものでございます。そのうち、平成22年度に何を実施するのかにつきましては、現在、予算編成に向けた作業を進めている最中でございますので、現段階で明らかにすることはできませんが、今後、当初予算案において具体的に示させていただきたいと考えております。 それでは、いただいたご質問に順次お答え申し上げます。 まず、公共改革の1点目と2点目につきましては、相互に関連がございますので、あわせてお答え申し上げます。ご承知のように、公共改革プログラム2005は、市民検討委員会における1年にわたる議論を経た後に、多様な主体による公共の運営という大きな将来像を描いた上で、行政においてプログラム化したものでございます。今後の行財政改革の道筋をつけたものであり、自助、共助、公助や受益と負担の公平確保といった考え方を明確にした上で、全86項目にもわたる歳入歳出の一体改革を行い、経常的に2億5,000万円ほどの経費効果を生み出すことができております。 しかし、全86項目の改革項目から構成されているプログラムのうち、特に都市計画税の導入、国民健康保険特別会計の健全化、人事組織関連の項目につきましては、未完了の措置となっております。このため、2008年を計画終了年度とした当初計画を2010年まで延長することとし、この間に達成を期すこととしています。また、既に改革が達成している項目につきましても、日常体制の中でさらなる見直しを進めていくことが必要であるのは、言うまでもないことです。 今後は、これと並行して的を絞った骨太の改革が必要であると考えております。具体的には、公共施設運営のあり方等を抜本的に見直す作業に力点を置いてまいります。宮代町の公共施設は、20年以上経過したものが多く、建設当時とは大きく社会情勢も、行政を取り巻く環境も変わってきています。20年前と同じ方法や考え方では、施設運営そのものだけでなく、町の財政をも大きく圧迫する要因となってきています。このため、公共施設の運営手法や施設そのもののあり方、あるいは役割の転換も視野に入れた改革を進め、経費の削減と同時に住民サービスを向上させていく。つまりは、今まで以上に内容を深め、充実させていく、そういった視点での見直しを進めてまいりたいと思います。専門家による議論や市民参加による意見もいただきながら、検討を進めていきたいと考えております。 次に、3点目の町長、副町長、教育長の給料の減額についてお答え申し上げます。 特別職の給与の減額に関しましては、私の
マニフェストに掲げた項目であり、今回の議会において議案としても提案させていただいております。昨年来、我が国ではサブプライムローン問題に端を発した世界規模での金融不安の余波を受け、長引く景気の低迷に追い打ちをかけられ、大幅な景気の後退と相まって、当町においても財政危機が加速している状況にあり、今後さらに行財政改革を進めていかなければならないと考えております。 そこで、歳出の削減と歳入の確保に全力を挙げて、財政危機を乗り越えなければならないと考えております。各事務事業の見直しも当然行いますが、まずもって町民の皆様に負担をおかけする前に、みずからの給与を減額し、その後にさらなる削減策と歳入確保策を検討、提案してまいりたいと考えておりますことから、早速12月から、私の任期満了日までの間、みずからの給与を20%削減することとし、副町長、教育長におきましても、両名の了解を得て、それぞれ10%ずつ減額することとしたものでございます。 次に、4点目の町長の任期につきましては、一般的には首長という職を余り長く続けると、さまざまな弊害を招くおそれがあると言われていること、また、前段の議員さんの答弁でも述べさせていただきましたように、私自身、世代交代は必要であり、それが自然であると考えておりますことから、あえて
マニフェストに記載したものでございます。 なお、就任後、約1カ月半が経過し、日を追うごとに改めて町長という職責の重さを実感する次第でございますが、現在は町民の皆様のご期待におこたえできるよう、与えられた4年という期間を全力で取り組んでいく覚悟でございますので、ご理解を賜りたいと存じます。 続いて、こども医療費につきましてお答え申し上げます。 現在、通院分につきましては、平成20年6月診療分から小学校卒業まで、入院分につきましては、平成19年6月診療分から中学校卒業までに無料化を拡大し、子育て家庭の経済的負担の軽減を図ってきているところでございます。この水準につきましては、県内でも高水準と認識しているところでございます。 議員さんお尋ねの通院分の中学校卒業までの無料化につきましては、今後の町財政見通しの状況、宮代町で既に実施しているさまざまな子育て支援策の中で優先すべき課題かどうか、今後持続可能な制度として実施可能かどうかという観点から、現在、鋭意検討しているところでございます。仮に実施となれば、来る3月定例議会におきまして条例の改正、当初予算審議等の中でご審議いただくことになります。私といたしましては、激しい選挙戦の中で打ち出した
マニフェストの重要な1項目であり、子育てに係る経済的支援の大きな柱となることから、ぜひとも実施したい政策であります。 なお、子育て応援手当、平成21年度版につきましては、9月定例議会にてご議決いただいていたにもかかわらず、国より急遽、執行停止との通知を受け、やむを得ず町においても執行停止とさせていただきました。なお、手続上かかった費用はなく、3月定例議会にて補正減の予定でおります。 続いて、道仏地区土地区画整理事業につきましてお答え申し上げます。 ご承知のとおり、道仏地区区画整理事業は、平成14年2月、県知事の組合設立認可によりスタートした事業でございます。組合では今年度、資金計画の見直しに合わせまして、平成24年度までとなっておりました施行期間を3年延伸し、27年度までとする事業計画の変更を予定しております。施行期間の延伸につきましては、組合設立後着手した事業費縮減のための設計図変更に時間を要したこと、仮換地指定に際し、関係権利者の意見調整に時間を要したことにより行うものでございます。 本事業は、平成18年4月、100%の仮換地指定を行い、本格的な工事に着手しておりますが、今後の工程につきまして簡単にご説明させていただきます。 19年2月には、地区の核となる商業施設の誘致を行い、今月オープンの運びとなっております。一方、20年9月に軟弱地盤対策工事に着手し、23年度完成を目標に工事を進めております。調整地につきましては、今年度と来年度の2カ年で実施し、24年度には踏切新設工事を行う予定でございます。この間、集合保留地につきましては23、24年度、その他の保留地につきましても、公共施設の整備が整い次第、順次売却する予定でございます。25年度にはすべての工事を完了し、26年度には換地計画を作成、27年度換地処分、登記、清算、組合解散の予定で事業が進められております。 施行期間につきましては、事業の進行状況によりましては再度延伸が必要となる場合もございますが、町といたしましても早期事業完了を目指し、平成19年度から工事完了を中心に協力いただいている埼玉県住宅供給公社とともに積極的に支援してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 次に、東武動物公園駅東西口の整備についてでございますが、まず、東口整備に関しましては、平成20年9月に地区住民の方々による
まちづくり協議会が発足いたしまして、埼玉県(杉戸県土整備事務所)と宮代町とともに、住民の視点から駅前広場を含む
まちづくりのプランを検討しているところでございます。また、現在までの検討内容について、弁天、桜木町にお住まいの方やテナントの方を対象に、
まちづくりに関するアンケートを実施しているところでございます。このアンケート結果を取りまとめ、年明けには地域住民の方々に公表し、今後の検討に役立てたいと考えております。 また、現在までの検討に要する予算につきましては、埼玉県(杉戸県土整備事務所)が予算措置していただいておりましたが、来年度は宮代町としても検討に要する予算を計上させていただきたいと考えております。 今後の事業の進め方といたしましては、平成22年度に事業区域や事業手法等を決定いたしまして、平成23年度には駅前広場等の
都市計画決定に向けた図書の作成等を行い、平成24年度以降の早い時期に
都市計画決定や事業認可を受けてまいりたいと考えております。 なお、東口の整備に関しましては県の支援が不可欠でございますので、今後も必要な支援をいただけるように、今月24日に杉戸町とともに上田知事に要望させていただく予定でございます。 続いて、西口整備に関しましては、現在、東武鉄道とUR都市機構とともに、事業手法等の検討を進めているところでございまして、年度内にはそれらを決定したいと考えております。その後は、平成22年度に駅前広場の
都市計画決定を行いまして、平成23年度には事業認可を受けて、できる限り早い段階で整備に着手したいと考えております。 また、東武鉄道が所有する既存の施設に関しましては、事業の進展に支障を及ぼさないよう、計画的に撤去等を進めていただくようにお願いしているところでございます。なお、先月17日には、私と
産業建設課長とともに東武鉄道の本社にお伺いしまして、東武動物公園駅東西口の整備の推進等について、私から直接お願いしたところでございます。 いずれにいたしましても、東武動物公園駅東西口の整備は、宮代町の将来を考える上で極めて重要な事業でございますので、議会議員の皆様方におかれましても、ご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 最後に、都市計画道路春日部久喜線及び宮代通り線につきましてお答え申し上げます。 まず、都市計画道路春日部久喜線につきましては、現在、和戸地区におきまして埼玉県施行によりまして整備を進めております。久喜市内からJRと東武鉄道を立体交差でまたぎ、都市計画道路備中儀岐橋通り線の先で、現道の県道春日部久喜線に接続するまでの区間となっております。本町内におきましては、継続中の一部用地補償箇所を除き、本年度で工事は完成する見込みでございます。来年度末には、事業区間全線供用開始となる予定でおります。 用地補償交渉につきましては鋭意努力しておりますが、未解決の場合は、沖野後交差点へ迂回するようなルートで暫定供用開始となります。 続いて、都市計画道路宮代通り線につきましては、平成20年度から補助採択を受けまして、用地買収も一部相続待ちの箇所を除き、完了しております。既に工事を発注しておりますが、本年度に姫宮落川にかける橋梁の道仏側の下部工と護岸工、さらには笠原沼落をボックスカルバートにする工事が完成します。平成22年度には、姫宮川の下部工と護岸工を実施します。平成23年度には、橋梁の上部工と道路構造物の排水工を実施しまして、平成24年度には舗装をかけて完成となります。これに合わせて、道仏土地区画整理地内の宮代通り線も完成し、新橋通り線までつながることにより、姫宮から中島方面へのアクセスが容易になります。 都市計画道路春日部久喜線の姫宮地区につきましては、山崎交差点から姫宮の交差点までの区間につきまして、平成20年度に道路予備設計が完了しておりまして、平成24年度に道路詳細設計を実施し、平成25年度に用地測量を行い、用地買収の面積を確定します。そして、平成26年度に補助採択を受けまして、5年計画で事業を実施し、平成30年度に完成する予定でございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) ありがとうございます。 再質問させていただきます。 公共改革2005の件なんですが、86項目のうち現在幾つか残ってしまっているんですよね。その中で都市計画税導入を検討するようなお話がありました。それから、すぐできるのは人事組織関連の項目だと思いますが、できると思うんですが、未完了になっております。なぜ未完了なのか、その辺をちょっとご説明いただきたいと思います。 それから、公共施設運営のあり方など見直す作業に力点を置いていますということなんですが、ここでいう公共施設というのは、しかも20年以上経過したところが多いということなんですが、これは各地域にある進修館等のことを言っているのかどうか。それ以外だとすれば、20年以上たった公共施設とはどこを指すのか教えてください。とりあえずそこまで、ひとつお願いします。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) それでは、再質問にお答え申し上げます。 1点目の人事組織関連項目、これが公共改革の中でまだ実施をされていないということで、その理由ということなんですけれども、これは、人事関連項目といいましても幾つかありまして、その組織のあり方ですとか、人事評価のあり方ですとか、幾つか複合して改革を進めるということにしているものですから、特に職員にとっては、人事評価という部分でかなり影響も大きい部分がございます。ということで、慎重に少しやらざるを得ないという部分もございましておくれが生じていると、そういうことでございます。 それから、公共施設の関係で20年以上経過したものが多いということで、例えばというお尋ねでございますけれども、20年以上経過したものとしましては、例えば保健センター、これがもう24年目になるかと思います。あと学校関係が結構多いんですよね。小中学校の校舎はもちろんですが、体育館ですとかプール、こういったものが20年以上経過したものが数多くございます。それから、今は消防組合の施設になっていますが、消防署も25年ほど経過をしております。進修館は29年ですかね。ということで、学校関係以外ですと保健センター、消防署、進修館、あと和戸公民館なんかも増改築はしておりますけれども、30年ぐらい経過をしていると。それから、水道関係では、第2浄水場なんかもかなり年数がいっています。そういった状況で、特に学校関係が非常に多いという特徴がございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 今、
総務政策課長から説明がありましたが、これだけ多いところがあるんですが、費用として、これ全部やるわけにいかないと思うんですが、特に22年度予算では、この中のどれをやりますか。学校が中心でしょうか。 それと、人事組織関連の項目については、これは一般の役についている人でなく、職員の公務員の人事組織のことを言うのか、一般の役員の方のことについても言っておられるのか、その辺をはっきりしてください。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) 再質問にお答え申し上げます。 人事組織の関係につきましては、いわゆる一般職の職員を対象とする改革項目でございます。 それから、公共施設の関係につきましては、例えば修繕関係をというお尋ねでよろしいんでしょうか。その22年度に実施するというのは。見直し…… 〔「まあ、修繕でしょうね。新築するわけにいかないでしょうから」と言う人あり〕
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) 修繕関係は、確かに経年劣化とともにどうしても出てくるものでございますけれども、とにかく数が多いですから、特にお金もかかりますんで、一遍にやることは到底無理になってきます。ということで、毎年度予算の中でも、各課から施設の修繕につきましては相当数の要求が上がってまいりますけれども、到底それをすべてやれませんことから、優先度の高いものから、あるいは安全上支障が出るような、利用される方に危険が及んではいけませんので、そうした観点から緊急性の高いもの、そういったもので優先度をつけまして、予算の範囲内で何とか対応させてもらっているという状況があります。ということで、工事要求はこれから先もずっと続きますし、また、年がたてばたつほど、やはりそうした修繕の状況も悪くなってきますし、安全上もやはり問題が出てきますから、これはやはりある程度計画的にやっていかざるを得ないという部分がございますので、学校関係でいえば例えば大規模改修という形でやらせてもらって、そこに特定財源を活用する中で、できるだけ町の一般財源の負担が少ない形でできるような、そういったことも考えていく必要がございますので、簡単に年次ごとに計画をつくるということは難しいかもしれませんが、ある程度、計画性を持って取り組んでいく必要があるというふうに考えております。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) わかりました。 次は3点目から質問しますが、町長、副町長、教育長は、この間の説明でわかったんですけれども、町長の3期目でやめる、そして多選自粛条例を制定しますとあるんですが、そうすると、今回の減額は4年分しかこの間の説明ではなかったんですが、2期目は廃止する予定なんですね。 それと、もう一つ、答えてくれなかったのは、副町長と教育長の就任年月はいつまでですかと質問したのに、それは答えていなかったと思うんです。 それから、首長という職は、余り長く続けるとさまざまな弊害を招くおそれがあると。だからということなんですが、宮代でもそういうことがあったのかどうか。自分がもしかしたら長くやると間違いの方向へ行ってしまうという心配の余りこういうことを述べられたのか、その点お願いしたいと思います。答弁よろしくお願いします。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) ただいまの質問の中から2点、私のほうから説明申し上げます。 給与の減額条例、今回は4年間だけ、2期目はどうするのかというご質問だと思いますが、今回負託を受けた任期は1期4年でございますので、その期間を公約どおり減額させていただきました。 あと、宮代で長期に首長を続けて、何か弊害があったのかというようなご質問かと思いますが、宮代でそういうことがあったとは確認しておりませんが、先ほど私が申し上げたのは、一般的には、首長という職を余り長く続けるとさまざまな弊害を招くおそれがあると言われていると、一般的なことを申し上げた次第でございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 副町長。
◎副町長(矢嶋行雄君) 赤塚議員の副町長と教育長の任期はということでございますけれども、私のほうは、一応来年の3月までということでなっております。教育長につきましては、24年の1月ということで、いずれも議会の承認のもとに、任期は以上述べたようなことになっております。よろしくお願いします。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 町長は、とりあえず4年だけは減額すると。2期目当選した場合には同じことをするのか、2期目はもうやらないというか、つまりこの前の説明ですと、特別職は生活給だという話があったから、1期4年で終わりにするのか、2期目はどうするのか、その辺を最後にお答えください。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 先ほど申し上げましたとおり、私が負託を受けた期間は1期4年でございまして、その期間で考えております。2期目という仮にのことには、現段階ではお答え申し上げることができません。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) わかりました。 続きまして、こども医療費について答えていただいたんですが、今までは全部、入院費について認めてきたんですが、中学校卒業までというのは、通院分のことをおっしゃっているんですか。 もう一つは、宮代町は窓口払いになっていますよね。よその市町村から回って宮代町に転居を持った人たちは、窓口払いじゃなくて何か委任払いみたいな感じですか、そういう手続で来ていたときに、宮代の病院にかかったら窓口払いだと。窓口払いだといろいろな書類を役場へとりにいって、役場へ提出しなければならないということで、通院だから大した金額じゃないからといって、請求しない人も随分いるらしいんです。どっちみち町が支払ってくれるんだから、初めから委任払いにできないのかどうか。昔、私も委任払いの話をしたんですが、かなり前の話ですから、ちょっとど忘れしてしまっていますので、そういう形をとれないのかどうか。これは福祉課長ですか、答弁は。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(折原正英君) お答え申し上げます。 通院費の拡大ということにつきましては、通院分を中学校卒業まで拡大というふうには理解しております。 あと、2番目の窓口払いですが、基本的に窓口で一銭も払うことなく病院にかかれればいいんですが、その分、医療機関が3割なりを立てかえなければいけないということで、町内の医療機関等についてもそうなんですが、なかなかその資金管理の面でお金を一時立てかえなければならないということで、その資金が入ってこないということになりますから、なかなかやはり協力していただくのに難しいところがあります。 また、第1はまず町の医師会、あと県の医師会というような関係機関との調整もありまして、この議会等でも答弁をさせていただいていますけれども、なかなか実現には至っていないということでありまして、県とか関係機関に要請はしているんですが、なかなか県自体が否定的な見解ということでございますので、難しいということでございまして、私どものほうでも県の三医療の担当課のほうに聞いても、窓口払い撤廃については、なかなか積極的にはできないというような形でございますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 窓口払いで弊害をこうむっているのは、患者の家族です。例えば今、インフルエンザがはやっていて、どうにもならないんだけれども、行きたくてもお金がなければ行けないというのが出てきていて、なかなか行けないんだという話なんです。昔、委任払い方式を採用するようにと言ってきたんですが、現時点では委任払いは採用されていなかったのかどうか、もう一度その点、お聞きしたいと思います。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(折原正英君) ご答弁申し上げます。 いわゆる委任払いという、私どもとしましては、2年前か3年前ですが、申請手続の簡素化ということで、一々領収書を出さなくても、医療機関に出していただければ、それを役場の職員がとりにいって、一々いわゆる領収書等を役場へ持ってこなくてもいいというような形での申請手続の簡素化ということをしております。その点について、町の医師会等のご理解、ご協力いただいて、今に至っているということでございます。 また、確かに3割負担なり1割負担なり自己負担金というのが発生するわけですが、なかなかその負担金等については各組合であるとか、医療保険等によって付加給付というのがありまして、その手続等がなかなか難しいというのもあります。また、この席で言っていいのかどうかわかりませんが、子育て応援手当、子ども手当ですか、年間31万2,000円という形が今度、再来年、来年はその半額でございますけれども、恐らく支給されるであろうということだとすれば、ある意味ではそういった子育ての支援における現金がある程度、そういう方々には行き渡るわけでございますので、そういった方法等を十分勘案しながら、今後窓口払いの撤廃ということについて、本当に必要なのかどうかも含めて、今後研究しなくてはいけないというふうに考えています。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 病院等々いろいろな問題があるでしょうが、患者の家族にとっては本当にこの問題、大変らしいんですって。窓口払いの場合、書類が必要となって役場へとりにくるのは、そういうのは土日やるんですか。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。
健康福祉課長。
◎
健康福祉課長(折原正英君) お答え申し上げます。 その申請手続等については、領収書等については役場で郵送も受け付けさせていただいておりますので、どうしても役場に来られないという事情があれば、そういう形をとらせていただいていますし、またまとめて、二、三カ月分をまとめて、その医療費の領収書等を役場に持ってきていただいてもいいですし、そのたびごとに来なければならないというものではありませんので、時効等の関係もございますけれども、そういった点も十分配慮させていただいて、対応させていただいているということでご理解いただきたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 今の問題で、中学生までの家族の方には特別な通知みたいなものは出しているんでしょうか。宮代町としては、窓口払いについてはこういう形でやっていますからと、全然知らない人もいるらしいんですよ。ですから、そういうことを、例えば先ほど広報みやしろでというような話もありましたが、本当に字が小さくて、私でさえ読むのがおっくうになってきました。ですから、そういう人がたくさんおりますので、そういう中学3年生までの家族には、こういう制度なんですよということを知らせる必要があるんじゃないか。例えば、郵便でもいいんですよとか、あるいは3カ月ぐらいまとめて申請していいんですとか、そういうのをやるべきじゃないかなと、それが親切じゃないかと思うし、それが行政の仕事じゃないかと、このように思います。それはぜひやるように努力してください。 それから、最後なんですが、8番目の最後にありました1、2、3については前向きに検討する、早目に進めていきたいという町長のお話でしたが、この3つが27年までかかるか、何年先までかかるか。これがある程度の予想ができたら、町長は1期でやめることもないし、だから、そういう意味では、あなたにかわって別の町長候補者が出たときに、条例化していたら3期以上やれなくなるので、あなたはそれでいいですけれども、条例化することはないんじゃないかと、このように思うんですが、いかがでしょうか。答弁をお願いします。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 今、私が考えていることは、
マニフェストで皆さんにお示ししたことは、すべて実行したいと考えております。ただ、しかし、その3期云々ということに関しましては、まだ1期目で、もう3期を語るべきなのかというご批判もちょうだいしております。その辺も十分勘案しながら進めてまいりたいと思います。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 多選自粛条例はつくらなくてもいいんじゃないかと聞いたんです。何が何でもつくる理由はないんじゃないですか。 それから、最初に質問したときに、3期まで当選されるという自信があるかないかについても、答弁いただいておりません。町長就任するには、有権者が決めることであり、町長が決めることではないと私は思いますが、その点、最後に質問します。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 3期当選する自信があるかというご質問ですが、先ほどから申し上げているとおり、負託いただいたのは1期4年間でございます。1期4年間を誠心誠意務めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 赤塚議員。
◆3番(
赤塚綾夫君) 今回、町長は初めての町長答弁ということなので、私は、言うべきことは言います。それで、ただすべきことは絶対ただしていきたいというのが私の最後の議員生活2年半しかありませんが、そのような信念でやらせてもらいます。だから、半端な答弁は、逃げるような答弁はしないでほしいと、このように思います。聞かれたことはきちんと答弁してほしいと、このように思います。 以上を申し上げて終わりにします。どうもありがとうございました。
○議長(
榎本和男君) 以上で
赤塚綾夫議員の
一般質問を終わります。 休憩いたします。
△休憩 午後2時08分
△再開 午後2時25分
○議長(
榎本和男君) 再開いたします。
---------------------------------------
△飯山直一君
○議長(
榎本和男君) 通告第4号、飯山直一議員。 〔6番 飯山直一君登壇〕
◆6番(飯山直一君) 6番の飯山です。通告書に従いまして、2件ほど質問させていただきますので、よろしくご答弁のほどお願いいたします。 また、町長には今回、大変おめでとうございます。どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、初めに、第1番目、どのような宮代町を目指すのか、その将来の形についてお伺いいたします。 町長もご承知のとおり、宮代町の人口は、この10年間で約2,000人減少しております。厚生労働省人口問題研究機関の将来推計では、この先20年間で約7,500人からの減少に転ずると推計いたしております。さらに、町の活力の源である働く世代、いわゆる生産年齢世代人口は、2005年を100とすると、20年後には40にまで落ち込むと予測され、人口で約9,700人の減少となるとしております。また一方、白岡町、松伏町及び栗橋町は、人口減少はないと推計されており、このようなことを考えると、責任は重大であると私は考えております。 これは、財政面でどのようなことになるのか。平成20年度決算概要で推計いたしますと、町税額で推計しますと約10億円の税収の落ち込みとなります。また、毎年ふえ続けることは避けられない、一般会計からの社会福祉関係繰出金は、逆に約7億円を超えることが予測される状況にあります。 それでは、このような時代は突然来たのでしょうか。そうではないです。
少子高齢化は十数年前から指摘されていたことで、対応策のおくれからであると私は考えます。このままの
町政運営を継承・継続していくことは、縮小均衡の道をたどることになり、基金は取り崩し、二、三年でなくなると思われます。 ここで、宮代町におけるこの10年間の
まちづくりについて振り返ってみたいと思います。平成10年、「農」のある
まちづくり基本計画が策定され、同年、自治法に基づく総合振興計画策定に向け着手、2年半の検討の結果、13年に第3次宮代町総合計画、都市計画マスタープラン、中心市街地活性化基本計画が策定され、現在に至っております。また、都市計画法では、15年に各自治体の主体的土地利用に係る観点から、市街化調整区域における開発許可基準の条例化がなされ、住居系区域、第34条8の3、宅地分譲、産業系誘導区域、第34条8の4、企業誘致等の取り扱いがなされたところでありますが、当町では導入がなされませんでした。さらに、さきの合併では、13年に東部中央都市連絡協議会、田園都市づくり協議会を設置、翌年14年には合併に関する住民アンケートを実施、15年6月に法定協議会、1市3町の合併協議会を設置。新市建設計画等をつくりましたが、残念なことに16年の住民投票の結果、宮代町の反対多数により町は単独町政継続を表明。その後、新合併特例法に基づく合併も不調に終わりました。 以上のように、地域を取り巻く環境は目まぐるしく変わってきております。昔は、十年一昔という時代でしたが、今はIT情報化時代となり、ドッグイヤーとも言われ、3番の速さで進む時代であります。町長は、さきの選挙において、宮代の活力を引き出す3つの方針、8つの約束を公約されております。また、さきの臨時議会における施政方針で、自律した元気な町にしていくためには、
右肩上がりの経済や人口を前提とした拡大ではなく、
行財政運営の
コンパクト化を進め、その上で質の高い成熟した
まちづくりを実現していく必要があるとして、5項目の
重点施策を発表されましたが、漠然としておりまして、私にはこの町の将来の形が見えておりません。 以上の点を踏まえまして、次のとおりお伺いいたします。 第1に、町長が示している住みたい町、住み続けたい町、住んでよかった町の10年後の町の形について、具体的にお伺いいたします。 第2に、
周辺自治体との広域連携を進め、行政運営の効率化を図るとしておりますが、いつ、どこと何をどのように進められるのか、具体的にお伺いいたします。 以上が1問目の質問でございますので、よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。
○議長(
榎本和男君) 飯山直一議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) どのような宮代町を目指すのか、その将来の形についてというご質問をいただいておりますので、順次お答え申し上げます。 1点目の住みたい町、住み続けたい町、住んでよかったと思える町の10年後の町の形についてお答え申し上げます。 私は、そこに住む人の愛着は、そこに住む人がどれだけその町を好きになれるか、郷土愛を持てるかだと思っております。建物や道路、産業の振興、都市としてのにぎわいももちろん一つの要素であり、骨格となる道路の開通、定住人口の増、駅前のにぎわい等、10年後に目指す町の姿を示すことはできます。しかし、その底流には、日ごろの地域でのコミュニティ活動、共同作業、いざというときの助け合い、そういったものが基本にあり、そうした中での充実感こそが、住んでよかったと思える町の本質ではないかと考えております。 それは、ふだんのスポーツ活動であったり、趣味の活動であったり、隣近所の活動であったりとさまざまだと思います。また、福祉や教育などの場面で助けたり助けられたり、そういった日常のつながりが住みたい町、住み続けたい町につながるのだと考えております。どんなにビルが建ち並んで便利であっても、そういった人と人とのつながりがない、隣近所との会話もない町に住み続けたいと思う人はいないのではないかと思います。今、人と人とのつながりが薄れている中で多くの人が望んでいるのは、こうしたことなのではないかと考えています。 宮代町に限らず、どの自治体も人口の減少や高齢化、安心・安全神話の崩壊などに直面しています。高齢者が生き生きとさまざまな場面で活躍し、みんながいたわりの気持ちを持って助け合い、困難を持った人を助け、子供たちを地域全体で見守っていく、それが住んでよかったと思える町であり、こうしたことが自分たちの町を自分たちでよくしていこうというエネルギーにつながっていくのだと思います。行政にできることには限りがあり、すべてを行うことはできませんが、町民の皆さんの活動が広がっていけば、町をどんどんよくしていくことができます。分野によっては、行政と町民が一緒になって活動することで達成できる政策もあり、そうしたことが日常的になることが町としての一体感につながっていくのではないかと考えています。そのような町をつくっていくことが、私の目指すものであります。 次に、
周辺自治体との広域的な連携につきましてお答え申し上げます。 具体的に申し上げますと、平成24年10月から、広域的な新消防体制をスタートさせる予定で準備を進めているところでございます。また、平成22年度内をめどに、東武鉄道が進める東武動物公園駅のバリアフリー化を杉戸町とともに促進してまいりたいと考えております。 また、宮代町は、春日部市を中心とする東部中央年連絡協議会、久喜市を中心とする田園都市づくり協議会の構成団体となっておりますので、一部
事務組合以外に事務の共同処理等ができる可能性があり、そうした関係自治体との連携をさらに進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) ありがとうございました。それでは、一問一答で再質問をさせてください。 今、町長の答弁の中で、宮代町に限らず、どの自治体も人口の減少や高齢化、安心・安全神話の崩壊に直面していますと、こういうくだりがございました。それで、私も近隣のを調べてみました。そうしたら、こういう結果が出ております。これは2000年4月と2009年、直近の10月を比較した数字なんですが、まず春日部市からいきますと、増減の減少率が2.47、杉戸町0.554、白岡町、プラス5.532、あとほかにもありますが、大体近隣ではこんなようなところです。マイナスにはなっているんですが、この中で宮代町が一番突出して少なくなっていると、こういうことになっております。 そこで、よそはよその町の問題としまして、それでは、この宮代町の人口がなぜ10年間で約2,000人も減少したのか。これを町長はどのような分析をされていますか、答弁をお願いいたします。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) ただいまの質問にお答え申し上げます。 10年間でなぜ2,000人減少し、他の近隣の市町と比べて減少率が高いかというような正確な分析はしていませんので、私見によりますが、宮代町としては積極的な人口増加策はさして打っていなかったのではないのかなと推測しております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) そのとおりだと私も思います。ですから、先ほどナレーションの中ではちょっとそんなところを申し上げておったんですが。 そうしましたら、今後これを、町長の
マニフェストにもございますが、どんな格好で人口を、あるいはその他の施策で税金が上がるようなことをやっていくのか。ここの中で、この1つの要素であり、骨格となる道路の開通、定住人口の増、駅前のにぎわい等ということに10年後に目指す町の姿を示すことができますと、これを言っているんだと思うんですけれども、それを具体的に町長の
マニフェストに絡めて、前段の方からも出ていましたので、省いた点は省いても結構ですので、その辺お聞かせいただければありがたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) お答え申し上げます。 税金の増加策、私のお示しした
マニフェストにあわせてどういったことを考えているかというご質問と思います。 まず、私が進めていたわけでごはございませんが、町としてずっと取り組んでこられた道仏地区土地区画整理事業、こちらの早期の完成を目指しております。今月には大型スーパーも、12月4日開店予定です。建物ができますと、
固定資産税は見込めますね。また、町内の方がお勤めすれば、住民税も発生する可能性もあります。あそこの予定人口は2,000人を予定されているそうで、建物が建てば
固定資産税、住民税も考えております。その計画をできるだけおくらせないように、着実に進めていきたいと考えております。早期にやるためには、やはり予算も必要になりますので、その点も考えながら、今ある計画をおくらせないように精いっぱい最大限に努力してまいりたいと思います。 それと、
マニフェストに絡めてのお話になりますと、先ほども申し上げたとおり、駅前西口ロータリーの開発が大きなこととなっていると思います。こちらは力を入れてまいります。 それと、この町がいい町、住みよい町といっても、今までのPRが少なかったと思いますので、インターネットを通じたりいろいろな角度で、人間関係においても町の住みよさをアピールしていきたいと思います。そして、今ある観光資源を大切にして、流入人口をふやしていきます。まずは宮代町を認知していただいて、都会で高層ビルの中で働いている方、住んでいる方が、次はのんびりしたところがいいかなと思っていただけるように訴えていきたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) 今のお答えの中で、道仏地区の早期完成をおくらせないようにするということが出ました。この中でお伺いさせていただきます。 これは、公には27年度完成ということで今進んでいるようでございますが、ただ、土地は組合の所有なんですね、これは。そうしますと、その方々が手放すというか、売るということにならない限り、家は建ちません、人口もふえません、だと私は解釈しております。これは、ほかの地域でも10年、15年たっても塩漬けで100%なかなか宅地はできないという現状が結構あります。 それで、先ほどおくらせないように早期完成を目指すと、これは一応造成は完成しても、すぐには人口増加につながりません。このような中で、どういうふうに想定人口2,000人ですか、2,600人ですか、の増加を図るのか、お伺いしたいと思います。増加策、どういう手法、手順でやるのか、お願いいたします。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
産業建設課長。
◎
産業建設課長(田沼繁雄君) 質問にお答え申し上げます。 道仏の土地区画整理事業につきましては、議員ご質問のとおり、土地利用を図られなければ住宅等はできないというのは、そのとおりでございます。ただ、道仏につきましては、今現在、集合保留地を店舗に限って売買しておりまして、その後、処分を待っておりますのが大きな集合保留地がやはりあります。この集合保留地の処分を23年、24年に向けて処分していきたいなというふうには考えております。これをモデル的に模範的なものをつくりながら、組合員の皆さんにもPRを重ねていきたいと、そのように考えております。道仏につきましては、そのような形で進めてまいりたいというようなことで考えております。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) 田沼課長、この集合保留地というのはどういうものか、ちょっと説明していただけますか。これは集合というんだから、個人じゃなくて、何か単位でやるんだと思うんです。お願いします。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
産業建設課長。
◎
産業建設課長(田沼繁雄君) 集合保留地についてということですが、集合保留地といいますのは、大きな区画がございますね、あの道路で区切られた区画です。そこの中に分譲とかすれば何十区画という区画ができるわけですけれども、その全体の区画、まとめて保留地を処分するという、それを集合保留地と呼んでいます。そのほかに個別に小さい区画で保留地があるわけですけれども、先ほど申し上げたのは、集合保留地をモデル的な分譲地として皆さんにお知らせしながら、組合員の皆さんにも見ていただいて、利用を図っていただくというようなことを努めていきたいということです。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) そうしますと、その集合保留地、例えば今、予定ではその大きいところ、小さいところもあるんでしょう、今おっしゃっていたようなので。大きいところでは何平米ぐらいあって、それは幾つぐらいの、何坪の土地ということは想定されているんですか。それによってこの2,000だか2,600人の数字に入っていると思うんですけれども、そういうことを計画して。、その辺ちょっとわかれば教えてもらえますか。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
産業建設課長。
◎
産業建設課長(田沼繁雄君) お答え申し上げます。 今、何平米かというのは、ちょっと資料を持ってきておりませんのでお答えできないんですが、全体が集合保留地になっているわけではございませんで、この区画、絵で説明させていただけると一番よくわかるんですけれども、もし差し支えなければ、後で絵で説明させていただければありがたいというふうに思います。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) じゃお願いいたします。 今、いみじくも道仏地区のみ出ました。開発しているということで出ておりました。それで、関連でもうちょっと突っ込んだ質問をさせてください。 これは、私が今持っている資料は、2007年の11月に出した、ある団体がアンケートをとった資料なんですが、この中では、人口増の足かせは79%の市街化調整区域であるということをおっしゃっています。これは、先ほど
庄司町長も積極的にやってこなかったから、こういう人口が伸びなかったと、これはおっしゃっていただきました。 それで、この調査によりますと、3駅にもかかわらずと、一握りの地域に限定されているということで、人口密度になっては2,170人ということでございます。これは、とてもとても人口増はできないと思います。それで、この中で大方、83%の方が現状の改善を望んでいるという結果が出ております。この裏づけといいますか、これは男女182名の方の抽出によるアンケート調査でございまして、こういう一部のことでございましても、統計学的には大体尊重されていくということが、今まではデータ的には合っているというのが出ておると思います。 そこで、これを先ほど
庄司町長は、積極的にやってこなかったと。もちろん人口増というのが一番のあれなんですが、産業地というのは宮代はありませんので、そうすると、これからどのような施策で、いろいろ書いてありましたけれども、人口増を図るのか。私が今申し上げました、79%の市街化調整区域をどうやって手をつけていって、人口増に結びつけていただけるのか、お願いいたします。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) どのような形で人口増加策を図るかと。私が
マニフェストの中でお示ししたものは、早期に道仏地区の土地区画整理事業を完成させまして、予定人口2,000人を予定しており、3万5,000人の
まちづくりを目指したいというところを申し上げたところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) 町長、ほかの人でもいいんですけれども、答えるのは。 一応、今2,000人じゃあれなんですよね。これからなかなか厳しいです。それで、今、申し上げました79%の市街化調整区域は、このままずっとこれからいくんでしょうか、それともどうなさるつもりか、お伺いしたいと思います。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
産業建設課長。
◎
産業建設課長(田沼繁雄君) お答え申し上げます。 人口増政策ということでございますが、町長の
マニフェストにも人口増政策がございまして、町も今現在、基本構想、総合計画の見直しをする準備に取りかかっているところでございまして、先ほど道仏区画整理事業ということで1つの例を申し上げたところでございますが、単に人口増政策がいいのかどうかはわかりませんが、そのような形で総合計画を見直すのも1つであるというふうに思っております。 人口増政策をどのような形で進めていくのかということですが、道仏も1つでありますし、また、人口がふえるというのは魅力のある都市ということで、町そのものに魅力をつけ加えていかないと、人というのは集まってこないのだろうというようなことから、みだりに議員申される市街化調整区域が広がることによって人口がふえるということではなくて、市街化区域の中でも、まだまだ土地利用が図られていないところもございますし、この土地利用をどうするかということも1つであるというふうに思います。 また、市街化区域内の政策としてさまざまな政策を考えることも1つであろうかなというふうにも思いますし、このようなことを総合的に町民の皆さんと一緒に、議員の皆さんも一緒に考えていくのが総合計画であるというふうに思います。そのような中で議論して、人口増政策を考えていく必要があるというふうに思います。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) ありがとうございました。 そうしますと、あと道路なんですけれども、先ほどちょっと申し述べなかったんですが、このアンケートの中でも、積極的に進めたい施策としては、町を南北に貫く幹線道路の整備というのが結構、このある団体の調査ではトップで、28%ぐらいになっているんですね。それで、南北に貫く幹線道路といいますと、恐らく今の新橋通り線の杉戸町までの延長、あるいはもう一つは春日部方向、これは今の県道、下を通っていくか、あるいは私が常々申し上げている、真っすぐ、252の延長、これも当然あると思います。 それで、私は252の件は随分質問させていただきましたが、なかなか合併絡みでできなかったということでありまして、町長がトップセールスということで幸い言っていただきましたので、これを新橋通り線は杉戸との協議、あるいは252のほうは春日部市との協議が当然考えられると思います。これは町単独ではとてもできません。それで、これは都市計画道路にすれば、国あるいは県の助成金がもらえるんじゃないかと思います。そういうことを踏まえまして、どうお考えか、トップセールスの中でお伺いしたいと思います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
産業建設課長。
◎
産業建設課長(田沼繁雄君) 道路のご質問でございますが、252号線、それから新橋通り線、これをどういうふうに進めていくのかというご質問だと思いますが、252号線につきましては、以前から飯山議員から何回もご質問いただきまして、努力させていただいているところでございますが、これは現在、
都市計画決定されていないところでございまして、春日部市を含めた合併のときにも協議に上がっている一つの路線でございまして、春日部市とはそれ以降、事あるごとに協議をさせていただいて、都市計画マスタープランの中には位置づけていただけるような、そのような形でお話ししているところでございます。その作業を今年度、それから来年度にかけて春日部市で行っている最中でございまして、それには位置づけていただけるのかなというふうに思っております。
都市計画決定すれば、事業も補助採択を受けて進められるのではないかということですが、宮代町の中には都市計画道路の本数も数多くございまして、その中で252号線につきましては、まずは春日部市のほうと協議をしながら、その両町が計画の中に位置づけ、それを計画決定にまで結びつける作業が必要となります。そのようなことから、春日部市の都市マスタープランを待った上で協議を進めていきたいというふうに思います。 それから、新橋通り線につきましては、さきの全員協議会の中でもご説明させていただきましたが、これは、既に
都市計画決定されている道路でございます。そのようなことから、杉戸町とも協議を重ね、お互いに県に新橋通り線のアンダーパスの延長として整備をいただけないかということで、歩調を合わせて要望しているところでございますが、県におきましては、なかなか財政も厳しい中、数多い路線もございます中、あれもこれもという形で採択はなかなかできないというような形で、なかなか今現在、行われている工事以上に延伸は進まないところでありますので、このたび両町長において直接知事に要望を申し入れたいということで考えております。そのような形で、新橋通り線につきましては進めてまいりたいというふうに考えております。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) ありがとうございました。 それで、春日部は来年度たしかつくる予定が入っているんですよね、振興計画が、マスタープランというのが。宮代もちょうど第3次総合計画の見直しが来年あたりからたしか始まるんですよね、だと思うんですよね。だから、ちょうどお互いにいいぐあいなので、ひとつトップセールスで頑張っていただいて、何とかうまい協議ができるものと期待しておりますので、よろしくお願いいたします。 次の質問、よろしいですか。議長、いいですか。 〔「はい」と言う人あり〕
◆6番(飯山直一君) 施政演説の中で、自律した元気な町にしていくということでなっておりますが、これで自律というのがいろいろと辞書を引きますと、この自律の字だと、「他から支配や助力を受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動することというふうになっているんですが、当町は交付税を随分いただいておるんですが、この間出してもらった財政推計21から26年度のを見させていただきますと、今後、えらく緊縮財政が強いられること、このままいけば、なってくるんですね。それで、ちょっとほかの前任者とダブるところもあるかと思いますが、今の町の財政面から見て、私は人口拡大なくしては、オーバーに言えば不交付団体にはなれないと、不交付団体はちょっとオーバーでしょうけれども、と思いますので、この辺を不交付団体程度にできるとお考えかどうか、お願いいたします。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) 再質問にお答えをいたします。 交付税の不交付団体というのは、要はそこの自前での税収が潤沢にある団体ということになります。そういうところはどういう税収が多いかといいますと、いわゆる個人町民税のほかに法人関係税ですね、これが非常に多いというのが特徴としてあります。 ですから、宮代町の場合は、そうした法人関係が非常に少ないという現状を踏まえますと、人口がふえただけでは不交付団体になるようなことは恐らくないだろうというふうに思われます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) それでは、(2)のほうの
周辺自治体との広域連合の関連について再質問させていただきます。 この中で、一部
事務組合以外に事務の共同処理等ができる可能性があり、そうした関係自治体との連携をさらに進めてまいりますということをうたっておりますが、これは、町長の
マニフェストにも出ているんですが、これは具体的に今、こんなのをやってみたいとか、やりたいとかというのはあるんでしょうか。なければないで結構なんですけれども。構想としてはこういうのがあるのかどうか。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) 再質問にお答え申し上げます。 この事務の共同処理等につきましては、例えば機関等の共同設置ということで、例えば市町村の委員会ですとか附属機関ですとか、そういったものを共同で設置するというのが1つあります。それから、事務の委託というのがありまして、例えば宮代のある事務をよその市町村に委託をしてやってもらうとか、そういったこともできるようになっています。 ということで、実際どんなものがあるのかとなるんですが、例えば機関等の共同設置ですと、一例を挙げますと、介護保険の認定審査会、こういったものを幾つかの市町村が共同で設置をしている。あるいは公平委員会、こういったものを幾つかの市町村が共同で設置をしたりとか、そういった事例が実際に行われていますので、今後、宮代町として例えば周辺の自治体とそうしたことができるのかどうかというのは、可能性としては十分考えられると思います。ただ、相手があることですので、宮代町だけがというわけにはいきませんが、そういう可能性は十分あるというふうに思います。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) ありがとうございました。ぜひ、広域というのは非常に経費の分担になりますので、進めていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 それで、1問目の質問の最後にちょっと町長にお伺いさせてもらいますが、国の役割、使命としては生命と財産を守ると、こういうことになっておりますね。町の町民に対して最低限すべき責任は何だと思われますか。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 国は生命と財産を守ると、地方自治体は何を守るかと、この抽象的な個人的な考えで全く重複してしまうのかと思うのですが、やはり安心・安全な生活が第一だと思います。2番目に福祉の向上、それに尽きると考えます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) ありがとうございました。 それでは、2問目の質問に移らせていただきます。 2番目として、
周辺自治体との職員相互派遣についてお伺いいたします。 行政の多様化、また専門性が増す中で、
周辺自治体とはお互いに補完し合う必要性が迫られていると思います。私が知っている限りでは、県と町の相互派遣ぐらいしか思い出せません。県と町での相互派遣の場合は、どちらかといえば町職員が県に行って勉強するとともに、副町長や、以前は総合政策課長、企画財政課長、改革推進室長、または技監など、宮代の職員にいないような人材を県から派遣してもらうものだったと理解しております。それは、県の職員の場合は、町では地方自治を勉強することになり、その人個人にとっては、その後の人事にも少なからず影響があるものと思われ、相互にメリットがないわけではなかったと思います。 これに対し、自治体同士の相互派遣をする場合は単に交流というだけで、適当にだれか行ってこいという程度のものでは長続きしないと思われます。ある程度の身分を持つ職員が特定の目的を持って派遣され、相手先の自治体においても戦力となるとともに、その自治体で何を学び習得するのかが必要かと思われます。それぞれの自治体の強みを学べる相互派遣が理想かと思っております。 仮に人事交流の延長線上に合併などの考えがあるのであれば、自治法第252条の17号、職員の派遣だけでなく、事務の合理化の効果もねらった自治法第252条の7、機関等の共同設置、第252条の14、事務の委託などの手法もあると思います。そこで、先ほどの広域連合もその一つだと解釈しておりますが、ここで町長は、先ほど申し上げましたが、公約で
周辺自治体との広域連合を進め、行政運営の効率を図るとしておりますので、次のとおりお伺いさせていただきます。
周辺自治体との職員相互派遣についてのお考えはありますでしょうか、お願いいたします。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) お答え申し上げます。 ご案内のとおり地方分権一括法の制定以後、県・市町村は、上下・主従の関係から対等・協力の関係へと改められ、地方分権を推進する観点から各市町村が抱える行政課題を解決するため、県との人事交流につきましては、市町村としてもその効果が期待できるところでございます。また、逆に県といたしましても、直接住民と接することにより現状を肌で感じるとともに、市町村の実情を理解することができるなど、相互にメリットがあると認識しております。 さらに、市町村間での人事交流については、歴史、風土、環境、組織、制度など違った環境の中で職務することにより、宮代町のよさを再発見する場として、また宮代町にないものや足りないものを学び、補うことができるという効果が期待できるものでございます。 しかしながら、現在、宮代町におきましては、行財政改革の一環といたしまして、職員数の削減、人件費の抑制に取り組んでいる最中であり、県との相互派遣につきましては、受け入れポストを用意しなければならない点や人件費の増加につながることもあり、なるべく県職員の人材に頼らず、現在在職する職員だけでの行政運営に努めてまいりたいと考えております。 また、市町村間の人事交流につきましては、現在、久喜市を中心とする合併を初め、どこの団体も大変厳しい
行財政運営を迫られており、この危機的状況を打破するためには、人事交流よりも近隣との広域的な取り組みや連携の強化を図ることが効果的であると考えておりますことから、今後におきましても、まずはこれらの取り組みを優先的に実施してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) それでは、再質問させてください。 この中で県職員の人材に頼らず、在職する職員だけの行政運営に努めてまいりたいと考えておりますという答弁でございます。ここで、矢嶋副町長がもう2年過ぎて、こういう考えのもとになりますと、今後はどうなってしまうんですか。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) ただいまの答弁は、一般職についてのお答えです。特別職のほうは、また別に検討してまいります。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) 了解しました。 それでは、最後にもう一点お伺いさせていただきます。 これも町長の公約の中で、役場内にミニコンビニを設置というふうに、来庁した方の便宜を図りたいということになっております。それで、町の職員はこれを考えますと、やはり市民へのサービス業と考えられなくもないと思います。もちろん町民にはサービスしていただくのは今までもやっていただいていますけれども、それ以上にということになりますと、やはり今後、民間の会社のノウハウを活用するということも非常に大切かと思いますので、今後、民間に研修制度と、今あるのかもしれませんけれども、ないとすればそういうお考えがあるかどうかお伺いしたいと思います。 以上です。だれでもいいです。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員の質問に答弁願います。
総務政策課長。
◎
総務政策課長(篠原敏雄君) 再質問にお答え申し上げます。 職員の研修につきましては、自前での研修とか近隣の市町村と合同での研修ですとか、県の研修ですとか、あるいは国レベルの研修とかいろいろな研修がございます。議員さんおっしゃられた民間企業での研修につきましても、ちょっとかなり前になるのですが、例えばイトーヨーカドーとか、そういったところに1週間なり2週間なり職員を派遣して、接客を通して学んでくると、そういった研修をやっていたこともございました。ただ、研修もいろいろあるものですから、また、余りたくさん体系づけても、少ない職員が年じゅう、研修で振り回されているといった状況もちょっと懸念されるものですから、ある程度絞り込んだ形で、短期間で効果的に成果を上げたいということで、今はちょっとやめております。そういった状況でございます。
○議長(
榎本和男君) 飯山議員。
◆6番(飯山直一君) 今の職員の方のサービス、親切心というのは、結構私もいいと思っていますので、これが長く続き、というか、反復訓練を行うことによって、さらに質の向上に努めていただければと思いまして、お願い申し上げまして私の質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(
榎本和男君) 以上で飯山直一議員の
一般質問を終わります。 ここで休憩いたします。
△休憩 午後3時18分
△再開 午後3時35分
○議長(
榎本和男君) 再開いたします。
---------------------------------------
△中野松夫君
○議長(
榎本和男君) 通告第5号、中野松夫議員。 〔2番 中野松夫君登壇〕
◆2番(中野松夫君) 議席番号2番、中野でございます。 それでは、通告順に従いまして質問させていただきますが、これまで
一般質問第1日目ということで、新町長に対する質問が多々、るるありましたんですが、私も第1問目は、宮代の
まちづくりについてということでもってお尋ねをいたします。 まず、1点目ですが、
まちづくりに必要なことは、住民が安心して快適に暮らせること、平穏な生活を実感できることにあると思っております。安心・安全、環境などは、今の
まちづくりのキーワードであるとも思います。自分たちのことは住民みずからの手で行うという精神も必要ですが、しかし、それを支援するために、町が何をなすべきかということもまた大事です。要は、住民が安心して快適に暮らせること、平穏な生活を実感できることにあると思います。 さきの10月臨時議会で町長の基本的な考え、
重点施策に、健康で安心して暮らせる、県内一の安心・安全な町を目指すとあります。これには、私も大いに賛同するものです。その中では、以下のようなことも述べております。危機対応マニュアルや計画の作成、日常の訓練、また
周辺自治体との広域的な連携、障がい者や高齢者へのサービスの充実、子育て、就学児童のいる家庭の支援などです。埼玉県内一安心・安全な町とはどのような町を考えているのか。また、それを実現していくための政策についても、さらに具体的な考えを伺います。 関連で、2点目としまして、その施策の中では、農業については地産地消をさらに推進する、また、農産物の政策や流通の新しい展開を図るとのことであります。ぜひこれらにつきましても、需要と供給のバランスをとりつつ、発展・拡大するよう推進することが必要ですが、宮代農業の大きな課題と考えられるのは、人口の動向以上に高齢化が進んでいることと、また、特に宮代の場合は、耕作の基本となる田畑の小規模な区画にあると考えます。 これら前提を踏まえ政策を進めることが必要であると考えますが、「農」ある
まちづくりのベースでもあり、これら地域性や町の特徴を生かした宮代農業のあるべき姿についてどのように考えるのか、お伺いいたします。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 中野松夫議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) お答え申し上げます。 第1点目の安心・安全な町についてでございますが、まずは私たちの暮らしを取り巻くさまざまな不安を和らげ、危険をできるだけ未然に防ぐということにあると思います。 具体的には、交通、防犯、防災の分野であります。交通の分野におきましては、幸い、宮代町は交通事故死亡ゼロの日が現在も続き、1,300日を超えている状況であります。これは、日々絶え間ない、関係者の皆様と町民の皆様の努力のたまものでありますが、町といたしましても、これまで行ってきたヒヤリマップ対策を継続して実施するとともに、新たに発生する交通状況の変化に迅速に対応してまいりたいと考えております。 防犯分野におきましては、これまた町民の皆様のご尽力により、大小合わせて17組織の自主防犯組織がございますが、本年度から実施しております自主防災組織
リーダー養成講座などにより、地域ごとでの防犯マップの作成の奨励、防犯組織の強化、新規設立に向けた支援等を継続実施するとともに、教育部局で実施しているスクールガードや杉戸管内防犯協議会等との連携も強化し、一層の防犯体制の強化を図ってまいります。 また、町民の皆様のご協力による一戸一灯運動の推進等、町と地域が連携して、地域の安心・安全度を向上させていく努力をしてまいりたいと存じます。 防災分野におきましては、近年、その発生が高まっておりますゲリラ豪雨対策として、必要な初動マニュアルの作成や発生予測に関する情報を今まで以上に入手し、迅速かつ的確な対応ができるようにしてまいりたいと思います。 また、地震対策といたしましては、昨年来から作成してきました職員用の目標管理型の防災対応マニュアルが完成しましたが、今後は、このマニュアルに基づいた各分野における必要な訓練の実施、資機材の段階的な整備等を行ってまいります。特に町民の皆様が関心のある要援護者対策や避難所対策などにつきましては、引き続き体制整備に努めてまいります。 さらに、自主防災組織の組織率も、町民の皆様のご協力により90%に迫るところまで来ておりますが、引き続き、未設置地区への組織設立の働きかけを行っていくとともに、防災訓練や研修会等の強化、防災
リーダーの養成、耐震補強や家具の固定化の推進などの強化を図ってまいります。 また、私は、限られた財源の中、知恵を絞り、職員とともに汗をかきながら、障がいのある方や高齢者も充実した生活が送れるよう、保健、福祉、医療の一体的サービスのさらなる充実に努めることは、安心・安全の町を目指す取り組みとして極めて重要であると考えております。 例えば、私の
マニフェストの中にありますように、こども医療費支給事業の対象者のさらなる拡大、若い男女の出会いの場の創設、シルバー人材センターの活用、六花の利用促進、危機管理の観点からの疾病予防対策の充実等、持ち前の若さと粘り強さで新しい発想のもと、町を少しでもよりよくするよう努力してまいりたいと考えております。そして、健康、安心をキーワードに県内一を目指して、粉骨砕身、全力投球してまいります。 続きまして、農業のあるべき姿につきましてお答え申し上げます。 まず、地産地消のさらなる推進と農産物の生産や流通の新しい展開でございますが、議員ご承知のように、当町では「農」のある
まちづくりの基本理念に基づきまして、他市町に先駆けてさまざまな施策を事業化し、展開してまいりました。その1つの大きな柱として、地域内自給の確立を目指し、いわゆる地産地消の推進に積極的に取り組んでまいりました。新しい村、森の市場「結」を拠点とした宮代産農産物の販売体制を確立し、多くの生産農家が参画するとともに、直売所向け野菜の生産や学校給食用野菜の供給が拡大されるなど、大きな成果を上げているところです。 また、農産物を原材料とした新たな農産加工に取り組む生産者がふえ、生産者みずからが農産物の生産から加工、販売に至るまで手がける、いわば農業の第6次産業化という新たな経営形態が生まれているところでございます。 次に、議員ご指摘にありますように、農業生産者の高齢化につきましては、町の人口動態同様、深刻な状況にあります。農業従事者の年齢でございますが、5年ごとに実施されております農林業センサスによりますと、直近の2005年では70歳以上の農業従事者が全体の50.4%を占め、2000年調査時、41.2%と比較しましても70歳以上の従事者が9.2ポイントもふえております。また、同様に耕作の基本となる田畑圃場の小規模区画でございますが、町内の農地は、古くは大正時代から昭和初期にかけての耕地整理や昭和30年代から50年代に実施された土地改良によって、10アール前後に整備された区画の圃場が大部分を占めております。そのため、ある程度まとまった形で農地を集積して利用する、いわゆる面的集積を図ることが難しくなっております。そのため、作業能率向上のための農作業の機械化や農業機械の大型化にあっては、地域によって圃場条件にさまざまな制約があるなど、当町農業における大きな課題となっております。 このような状況の中で、宮代農業のあるべき姿としては、新しい村を中心に地域の特性を生かした水稲を中心に、直売所を対象とした少量多品種の作付や販路の拡大のできるような品種の検討も含めまして、推進を図ってまいりたいと存じます。 また、高齢化問題や小規模区画につきましては、地域の担い手農家及び新しい村を中心とした農地の集積をさらに推進するとともに、新規就農者の育成や特定法人貸し付け事業による農地利用などを図るなど、安定した農業の構築を目指した施策に取り組んでまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) まず、県内一安心・安全な町というふうなことでございますが、答弁で述べている内容につきましては、どちらかといいますと施策というふうなことで、これは、今までこういうことをやってきておるし、これからもやっていくというふうな内容かなというふうに聞きました。例えば自主防犯組織であり、あるいは防災に対する対策でありというふうなことでございます。 私が伺いましたのは、県内一安心・安全な町、これを目指すというふうなことでございますので、まず目標、それは具体的にどんな町をイメージするのか。そのためには、これらの施策を進めていかなければいけないということだろうというふうに思います。今挙げていただきました施策は、例えば隣町、隣の市あたりでもやっている内容であります。同じことをやっていたのでは、県内一を目指すというふうなことにはなりません。ほかの町にない施策、それをやってこそ、初めて県内一の町になるんだろうというふうに思います。 そういう点で、今回新しく町長になられたわけで、町のトップとしてはまずビジョンをつくってもらいたい。県内一安心・安全な町はこんな町であるというふうなものを、ビジョンをつくって具体的な形でもって町民に示していただきたい、そのように感じます。 就任間もないというふうなこともありますが、今考えられているものがありましたらお示しをいただく、あるいはこれから十分に検討して示していただきたいというのが、私の質問並びに意見でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) 安心・安全の
まちづくりについてのビジョンというご質問ですが、なかなか難しく、これがビジョンですと今言い切れる材料が、このものがイメージとして浮かばないのですが、まずはこの自主防災組織、この90%に迫っている地区は、私が聞いている中では、このあたりでは少ないと聞いています。これを何とか100%に近づけていきたいと思います。 災害対応マニュアルなども、今回は地震の災害対応マニュアルを県内で一番最初に作成することができました。これを基本としまして、他の災害に対しましても対応できるものを考えてまいりたいと思います。 あとは、そのマニュアルに基づいた訓練、あと、資機材の段階的な整備を進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) 埼玉県内一安心・安全な町というふうな目標を掲げたわけでございますので、具体的な、こんな町だというものをこれからでも遅くはありませんから、ぜひ検討して提示していただけたらというふうに思います。 それを目指して、今答弁にありましたような内容をさらに推し進めていく必要があるというふうに思います。答弁の中でも保健、福祉、医療の一体的なサービスというふうなことを言われております。これのさらなる充実を図るというふうなことでございます。こういう関連した内容について、1つの物事をこれだけやればいいというふうなことではないと思いますので、複合的に政策を進めてもらいたいなという思いでございます。 次の農業のあるべき姿と、宮代町は首都圏40キロ圏に位置しておりまして、純農村というわけではなく、都市というふうなことでもなく、中間的な、典型的なベッドタウンというふうなことかというふうに思っています。そういう首都圏の中での、物理的に位置づけられた場所での農業というふうなことになります。課題は、大変難しい土地というふうなものがありますから、大変難しい事柄にもなります。 その中で、答弁で農業のあるべき姿として、新しい村を中心に地域の特性を生かして、水稲を中心にというふうに述べています。あるいは、直売所を対象とした少量多品種の作付、これは私も同感でございます。これはというのは、少量多品種、そんな農業かなと。ただ、水稲を中心にというのは、なかなか水田の維持というのがこれからかなり難しくなってくるのかなと思います。 1つお伺いしたいのは、新しい村を中心にこれからも農業振興を進めていくということかと思います。そのための新しい村だと思うんですが、新しい村を中心にということになりますと、ますます新しい村の負担というものがふえてまいります。新しい村に負担がふえれば、町の支援もそれなりに必要になってくるのかなという思いです。 それよりも、地域の担い手農家を育てる、これを中心に進めていくと、方策としては、私はこちらのほうがよりいいのかなという思いでおります。その点どういう形がいいのかは、これからも検討を進めていただきたいと思いますが、この新しい村中心にしていくということについて、考え方、よりどころといいましょうか、その辺のところをもう少し説明していただきたい。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 中野議員の質問に答弁願います。
産業建設課長。
◎
産業建設課長(田沼繁雄君) 再質問にお答え申し上げます。 農業のあるべき姿として、新しい村を中心に活性化を図っていくというようなご答弁についての再質問でございますが、議員申されるとおり、新しい村だけでは確かに負担が大きくなって、担い手が必要ではないかと。担い手を中心に進めるのはどうかというようなご提案もございましたが、そのとおりであるというふうに思います。 現在、新しい村を中心にさまざまな事業展開をし、担い手も育成しているところでございます。担い手を育成することによって、その担い手が新しい村と同様に宮代町の農業を担っていけるような状況になれば、そちらに移行していくことは可能であるというふうに考えております。 さらに、今現在取り組んでいるものとしましては、新しい村が常に中心にはなりますが、稲作研究会等、地元でも活躍されている方もございまして、そちらの方が徐々にではありますが、農地の集約化を図り、農業のできなくなってきた農家に対して支援しているような、そういう状況もあります。その辺のところを結びつけながら、今後の農業を進めていきたいというふうに思いますが、いずれにいたしましても、町では、新しい村は農業だけを推進するところではございませんが、主に農業が中心になってきますことから、新しい村を中心に、先ほど議員申された、担い手も1つ、農地の集約も1つ、それらを展開してまいりたいというふうに言われているところでございます。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) ぜひそういう考え方のもとに、なかなか地域の担い手を育成するということも大変なことですし、現実には難しいことではありますので、町としましても、新しい村と連携しながら積極的な対応をしていただきたいというふうに思います。 それから、2番目に移ります。 地域の防犯活動と児童生徒の登下校時の防犯についてということでございます。 最近、マスコミによる殺人事件などの犯罪報道が過剰と思えるほどに入り込んできております。それだけ特異な犯罪が多いということでもありますし、児童生徒や若い方が犯罪に巻き込まれるケースも多々発生しております。宮代町では、防犯の
まちづくり推進条例が平成18年に制定されまして、各地域でも、自治会などを中心に積極的に防犯活動に取り組んでもおります。地域の防犯力を高めていくためには、地域や学校、また事業所等が連携・協力していくことが必要不可欠であります。 通学時の防犯につきましては、過去に議会で質問がなされてもおりますが、年末ということもあり、確認も含めまして次の点についてお伺いいたします。 (1)といたしまして、自主的防犯活動に取り組んでいる自治会とその活動状況について伺います。スクールガードなどで活躍していただいている地区もありますが、自主防犯組織を立ち上げ、その後の地域における防犯活動についてはどのように把握しているか、また指導はどのようにしているかについて伺います。 (2)としまして、子ども110番の家を住民の方にお願いして設置しておりますが、活用の状況について伺います。ふだんの子ども110番の家と学校、行政との相互の連携はどのようにしているかについて伺います。 (3)として、防犯について生徒への学校内での取り組みについて伺います。 (4)番目に、特に冬期における学校、特に中学校でございますが、この部活動後の下校時間の状況と犯罪対策について伺います。また、通学路の防犯灯の整備、あるいはその確認などはなされているのかを伺います。 (5)としまして、小学校4校については、地域安全マップを作成しているとお聞きしますが、その危険箇所に対する対策、対応についてと、また中学校通学路の対応について伺います。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 中野議員の質問に答弁願います。 教育長。
◎教育長(桐川弘子君) それでは、2点目の防犯活動と児童生徒の登下校時の防犯についてお答え申し上げます。 まず最初に、自主的防犯活動に取り組んでいる自治会の活動状況とスクールガードの地域における防犯活動でございますが、当町では、自治会等の地域を主体とした自主防犯組織が16団体ございまして、主に小学生の登下校時の見守り活動を行っております。これは、平成17年度に連続して発生した小学生女児誘拐事件などの影響から始まっているもので、それ以外の地域における防犯活動といたしましては、犬の散歩とパトロールを一体化させたワンワンパトロールや、自転車のかごに防犯プレートをつけ買い物等を行う、ながらパトロールなどを実施しております。このパトロールの際には、町の補助金等も活用し、目立つ服装をそろえ、防犯活動を行っているという姿勢を積極的に対外的に発信することにより、犯罪抑止に役立てているものでございます。 また、防犯活動に対しての指導でございますが、個々の自主防犯組織の方からの相談に応じるとともに、今年度から新たに年4回にわたって自主防犯組織
リーダー養成講座を開催しているところでございます。この講座では、受講者の方に防犯に対する技能や知識を学習していただくとともに、地域防犯マップづくりの奨励をするなど、地域の防犯力の底上げを目指しているものでございます。そして、埼玉県警による携帯電話への地域で発生する犯罪情報の発信も行われておりますことから、積極的な情報収集もお願いしているところでございます。 スクールガードの地域における防犯活動につきましては、各小学校におけるスクールガードの活動として、学校で組織しております学校応援団のボランティア活動の1つとなっております。宮代町では、学校応援団として組織する前から「地域の子供の安全は地域で守る」を合言葉に、各地区長さんを中心に自発的に活動していただいておりましたが、現在、須賀小約200名、百間小・笠原小それぞれ100名、東小60名の方々が登録をして、登下校の子供たちの安全確保のため、子供たちに付き添いながら活動してくださっております。 なお、今年度の小学生への不審者情報は1件となっております。 次に、子ども110番の家の利用でございますが、特に非常時において避難をしたという事例はございません。各学校では、年度始めや月に1回行う一斉下校時に、通学路にある110番の家の確認とともに、お願いのあいさつをしております。また、教育委員会では、名簿作成や保険の加入について確認をさせていただいております。 次に、防犯についての各学校の取り組みでございますが、小学校では、全校が不審者に対する避難訓練を実施しているほか、小・中学校で、警察署の協力を得た防犯教室の開催、不審者情報を即時に知らせるメールの開設を行っております。 また、防犯標語やポスターの作成、朝会における全校指導など、日常的な指導を行っております。宮代町では、交通安全作文・標語・ポスター集の作成とともに防犯についても作成し、各学校に配布・掲示するなどして、その啓発にも努めております。 次に、冬季期間中の中学校における部活動後の下校時刻、下校指導でございますが、各中学校とも冬時刻を17時前後と決めて指導し、一斉に集団で下校しており、特別に指導を要する場合には、個別に家庭と連絡をとって安全確保に努めているところでございます。 また、通学路の防犯灯の整備につきましては、PTA等から設置要望がある場合には、他の防犯灯と同様に、毎年年度始めに区長を通じて申請をいただいております。そして、通学路の防犯灯の球切れ等の確認につきましては、特に通学路という区分での確認はしておりませんが、球切れを見つけた区長や付近の住民の方からの連絡、また月2回、安心・安全
担当職員が行う夜間パトロール等で球切れを見つけ、修繕しているところでございます。 最後に、地域安全マップについてでございますが、各学校で作成しております。活用は、学級活動等の時間を使って、授業の中で実際に自分の通学路の安全や危険箇所を確認しながら、自分の安全は自分で守れる生徒の育成をねらいとして、学習を積み重ねてきております。 各学校におきましては、一斉下校時や日常の下校時に危険場所に行って状況を把握したり、実際にその場に立って指導をしたりしております。特に改善や整備が必要な箇所につきましては、要望書を提出してもらい、各関係部署と連携して対応しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) 少し具体的なことになりますが、中学校のクラブ活動は17時前後ぐらいには帰るというふうなことのようです。今ごろですと、もう5時になるとかなり暗くなるということで、宮代町もちょっと一歩入りますと木が道路の両側に茂っていたり、あるいは田んぼの中を行かなければならないというふうな場所もあります。一斉下校ということで、集団下校しているというふうなことで心配な点はないかもしれませんが、1つは、防犯灯については要望に対して区長を通じて申請していると。手続上、そうなっているのかと思います。通学路上での暗がりはないのか、その辺のところの点検等はなされているのか、教育委員会として把握しているのかお伺いいたします。
○議長(
榎本和男君) 中野議員の質問に答弁願います。 教育長。
◎教育長(桐川弘子君) それでは、再質問についてお答え申し上げます。 通学路の点検につきましては、毎年1学期にPTAの特に役員の方を中心に、学校と連携をしながら通学路を点検して回りまして、要望書をまとめているところでございます。 そして、地域の危ないところということで、各学校で「いかのおすし」という言葉を子供たちに覚えさせまして、例えば知らない人にはついていかない、「いか」ですね。「の」は知らない人の誘いに乗らない、知らない人の車に乗らない。それから、おすしの「お」は、大きな声で叫ぶ、何かあったら大きな声で叫ぶ。「す」は、すぐ逃げる、安全な場所を走ってすぐ逃げるということです。そして、110番の家やお店、またとにかくだれかがいる場所に逃げましょう。「し」は、知らせるの「し」です。これは、すぐ近くの大人に知らせようと、こういうことで自分の身は自分で守るということをまず合言葉として、子供たちには確認しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) 標語をもとに指導されているということでございます。 もう一つ、地域安全マップというのがあるようでございます。地域の方々の協力でもってつくっているようですが、これをつくったから安全確保されているというわけではないと思いますが、これは小学校では何かつくっていると、4校で。通学路等もダブるかとは思うんですが、中学校の通学路についてはどのようにされているのか。その辺の対策はなされているのか、その辺についてお伺いをいたします。
○議長(
榎本和男君) 中野議員の質問に答弁願います。 教育長。
◎教育長(桐川弘子君) それでは、ただいまのご質問についてお答え申し上げます。 中学生は特に安全マップというのはいたしておりませんが、小学校6年間で子供たちがそういった危険場所についての感覚ですね、そういったものを磨いていくと。中学生は、先ほど申し上げましたように、学校で授業時間を使いまして、そういった授業等を通して子供たちに自覚をさせていくと。現実的には、小学校のように通学路を先生が一緒に歩いてということは、学期に一度ぐらいしているという話を聞いてございますが、特に念入りにここがということではやっておりませんが、中学生という年齢からしても、ここは自分たちできちんと対応していこうということでございます。 特にこの冬場の時刻、先ほどご説明申し上げましたけれども、4時45分の学校、それから5時の学校ということで、そういった下校時刻をしっかり決めまして、そういう中でできるだけ同じ方向へ行く子供たちは一緒に帰るということを徹底しているところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) 自分の身は自分で守るということが基本原則だろうとは思いますが、小学生はもちろんですけれども、中学生ということになりますと、男女含めて年ごろのというふうなことにもなります。お子さんをお持ちの親御さんは、遅くなりますと心配なところもあるかなというふうにも思います。その辺のところは町としましても、地域としましても、学校としても、十分に対策をとって対応していく必要があるということだろうというふうに思っております。 それでは、3番目に移ります。 3番目は、定住促進についてということでございます。 前段者の質問と重複するかと思いますが、宮代町の人口は、この10年間に約2,000人以上減少しております。全国で減少傾向にある人口を宮代町だけ増加させるのは極めて困難ではありますが、しかし、人口の減少は町の力、地域力の低下につながります。道仏地区区画整理地の工事完了はまだ6年も先の話であり、完了したからといってすぐ住宅が建っていくとは限りません。若い世代の定住促進は特に必要性があり、この課題に積極的に取り組まなければならないと思いますが、以下の点について見解を伺います。 (1)として、新しく結婚して宮代町に住めば、一定期間ということで期間を設けて特定の優遇をするなどの措置を設けることについて見解を伺います。 (2)として、これらの施策検討をする、定住を促すためのプロジェクトチームを設けることについて見解を伺います。また、この定住促進プロジェクトは、同時に内容としましては、
まちづくりについての検討が必要だとも考えております。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 中野議員の質問に答弁願います。 町長。
◎町長(
庄司博光君) お答え申し上げます。 ご案内のとおり、宮代町の人口は平成11年4月1日現在で3万4,883人、平成21年4月1日現在で3万3,153人となっており、この10年間で1,730人減少しております。しかも年齢構成から大まかに分析しますと、ゼロ歳から14歳の町民は約1,000人減少し、65歳以上の方は3,000人増加しております。このことが町の活性化指標を見る上で重要な数字と認識しております。特に、宮代町の未婚率は平成17年の国勢調査においても、男性、女性とも、おおむね20歳から44歳くらいまでにおいて、埼玉県値及び全国平均よりも高い数値を示しております。婚姻は個人の自由の問題ではありますが、昔と違い、男女の出会いは極めて限定的であると聞いております。また、私自身、ご子息、ご令嬢のお子様をお持ちの方から、何とか候補の方がいないかと問い合わせを受けているところでございます。 このようなことから、私の
マニフェストでは独身男女の出会いの機会づくり、結婚して宮代町に住めば
結婚祝い金を支給するなどの施策を掲げさせていただいたところでございます。具体的には、この
マニフェストをどのように制度設計していくか、現在検討しているところでございますが、例えば宮代町には東武動物公園、新しい村などの観光資源がたくさんあります。このような広域的な施設を生かしながら、PR活動をきめ細かに実施し、町が主体となり、可能なら委託事業とするなど、独身男女の出会いの場を設け、それが縁で結婚につながった場合には、結婚お祝い金を支給させていただくことも1つの案として考えております。そのことにより、宮代町の転入促進策につながればと夢をえがいております。この夢をどう実現に向けていくか、町のどの課が担当するのか、予算との絡みもあります。関係機関との調整もあります。具体的な工程などは今後検討してまいりますが、町の活性化の一つとして有効な施策と認識しております。 次に、プロジェクトチームの編成についてでございますが、人口減少、少子化につきましては、現在の宮代町が直面している最大の課題であり、部署や分野を越えた共通のテーマとなっております。現在、第4次総合計画策定のための作業に取り組んでいるところですが、当然ながら次期10年計画の主要テーマになることは間違いありませんので、検討に当たりましては、具体的にプロジェクトチームという形をとるかどうかは別として、すべての部署を挙げて行う必要があると考えているところでございます。 以上でございます。
○議長(
榎本和男君) 中野議員。
◆2番(中野松夫君) 答弁の中では、例えばの話でもって一時金的な案もあるということでございましたが、私は、そういうこともですが、一定期間、期間を設けて、何らかの優遇措置がいいのかなと、そんな思いが一つありました。 これらは、人口対策というふうな大きな課題ということになりますので、結論がすぐ出るとは限りませんが、答弁の中でも第4次総合計画、この策定の作業に取り組み始めているということでございます。その中でももちろん
まちづくり、あるいは人口というふうなテーマでもっての検討がなされるはずですが、この定住を促進する、あるいは人口を宮代だけふやすというのは非常に困難な難しい課題ですが、減らさない、適正な構成でもって維持していく、そういう少し消極的な話ではありますが、最低限は必要ではないかなというふうに思います。 すべての部署を挙げて全庁的に取り組む課題であるという答弁でしたが、全庁的ということで全員でもって考えるということは、責任が分散されて、だれも考えないよということにもなりかねません。ぜひこのテーマにつきましては、第4次総合計画の中かもしれませんが、プロジェクトチームなどを立ち上げて、どうしたら定住人口がふえるのか、そのための
まちづくりはいかにしていくべきかということの検討を進めていただきたいと、そのことを申し上げまして質問を終わります。 以上です。
○議長(
榎本和男君) 以上で中野松夫議員の
一般質問を終わります。
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△延会について
○議長(
榎本和男君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(
榎本和男君) 異議なしと認めます。 よって、本日はこれで延会することに決しました。
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△延会の宣告
○議長(
榎本和男君) 本日はこれで延会いたします。
△延会 午後4時25分...