平成15年 3月 定例会(第2回) 平成15年第2回
宮代町議会定例会 第21日議事日程(第7号) 平成15年3月20日(木)午前10時00分開議 開議 議事日程の報告日程第1
会議録署名議員の指名について ●議案の委員長報告、委員長報告に対する質疑、討論、採決日程第2 議案第14号 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算について日程第3 議案第15号 平成15年度宮代町
老人保健特別会計予算について日程第4 議案第16号 平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算について日程第5 議案第17号 平成15年度宮代町
農業集落排水事業特別会計予算について日程第6 議案第18号 平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算について日程第7 議案第19号 平成15年度宮代町
水道事業会計予算について
閉議出席議員(22名) 1番 唐沢捷一君 2番 加納好子君 3番 林 恭護君 4番 高柳幸子君 5番 角野由紀子君 6番 小山 覚君 7番 木村竹男君 8番 榎本和男君 9番 大高誠治君 10番 野口正男君 11番 神田政夫君 12番 加藤幸雄君 13番 丸藤栄一君 14番 柴山恒夫君 15番 赤塚綾夫君 16番 高岡大純君 17番 木村晟一君 18番 野口秀雄君 19番 野口秀夫君 20番 小林新一君 21番 山下明二郎君 22番 横手康雄君欠席議員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町長 榊原一雄君 助役 柴崎勝巳君 収入役 島村孝一君 教育長 岡野義男君 参事兼
合併調査室長 技監 横田英男君 山野 均君 総務課長 折原正英君
総合政策課長 篠原敏雄君 税務課長 井上恵美君
町民サービス課長 斉藤文雄君 福祉課長 岩崎克己君
生活環境課長 中村 修君 健康課長 森田宗助君
介護保険課長 並木一美君
農政商工課長 田沼繁雄君 建設課長 鈴木 博君
都市計画課長 織原 弘君 会計室長 金子良一君 水道課長 福田政義君 教育次長 春山清一君
社会教育課長 青木秀雄君
総合運動公園所長 谷津国男君本会議に出席した事務局職員 事務局長 吉岡勇一郎 書記 熊倉 豊 書記 元井真知子
△開議 午前10時00分
△開議の宣告
○議長(横手康雄君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は21名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○議長(横手康雄君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付したとおりであります。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(横手康雄君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第120条の規定により、議長において18番、
野口秀雄議員、19番、
野口秀夫議員を指名いたします。
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△議案第14号の委員長報告、質疑討論、採決
○議長(横手康雄君) 日程第2、議案第14号 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について委員長の報告を求めます。
野口町民経済副委員長。 〔町民経済副委員長 野口秀夫君登壇〕
◆町民経済副委員長(野口秀夫君) おはようございます。 19番、野口です。 過日、本会議の中で
町民経済委員会に付託されました議案第14号 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算の審議につきまして報告申し上げます。 予算書の149ページをお開き願います。 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計の歳入歳出の総額は、それぞれ23億9,403万7,000円で、前年度と比較しまして2億3,859万7,000円の増額で、率にして11.1%の増となっております。 歳入でございますが、歳入の総額の37.6%を占める
国民健康保険税については、長引く不況の影響を受け、所得の伸びは期待できない状況であります。前年度より793万9,000円の減額、率にして0.9%減を見込んでおりますとのことです。 次ページの歳出につきましては、
保険給付費が15億3,576万9,000円で6.4%の増、
老人保健拠出金につきましては6億103万9,000円で、23.9%の増となっております。
保険給付費と
老人保健拠出金の歳入総額に占める割合は89.3%とのことです。また、職員から
保健事業関係につきましては、健康保持、疾病予防の観点から、平成14年度に引き続きまして、
総合健康指導事業、
コンピュータードックとして
生活指導事業の充実を図ってまいりますとともに、人間ドック、脳ドックの受診者に補助し、国保事業の円滑な運営に努めていきますとの説明がございました。 それでは、委員会での審議内容を報告いたします。 職員より説明をいただきまして、その後、委員から質疑を受けておりますので、款別に主な質疑を報告させていただきます。 予算書の151ページをお開きください。 第1
款国民健康保険税につきましては8億9,913万5,000円で、前年度と比較しまして793万9,000円の減額で、率にして0.9%の減となっております。 1目一般被
保険者国民健康保険税でございますが、7億2,296万6,000円で、前年度と比較しまして2,573万1,000円の減額でございます。現年度課税分で6億9,096万6,000円を見込みまして、前年度と比較して3.6%の減となっておりますとのことです。 2目退職被
保険者等国民健康保険税につきましては1億7,616万9,000円で、前年度と比較しまして1,779万2,000円の増額でございます。現年度課税分で1億7,556万9,000円を見込みまして、前年度と比較しまして11.3%の増となっておりますとのことでした。 委員から、徴収体制等についての質疑がありました。職員より、口座振替の推進、督促・催告書の発送、新年度については集合催告書の発送を予定しており、平成14年度においても
特別徴収対策を行い、収納率向上に努めていますとの答弁がありました。 また、委員から、応能・応益の割合についても質疑がありました。職員より、平成15年度の医療分に応能78%、応益22%、介護分の応能49%、応益51%で、平成14年度については、応能78.4%、応益21.6%、平成13年度については、応能76.9%、応益23.1%となっていますとの答弁がありました。 第2
款国庫支出金でございますが、7億4,381万3,000円で、前年度と比較しまして8,112万4,000円の増額、率にして12.2%の増でございます。 1目
事務費負担金につきましては、介護保険にかかわる経費の分で科目設定、2目
療養給付費等負担金につきましては7億1,294万8,000円で、7,822万9,000円の増額でございます。これは、一般被保険者の医療費と
老人保健拠出金及び介護納付金に対しまして、国が定率で負担するものでございます。前年度に比べて
療養給付費負担金等が増額になっておりますとのことでした。 第2項国庫補助金の
財政調整交付金につきましては3,086万3,000円でございます。前年度と比較して289万5,000円の増額、率にして10.4%の増となっております。 1節
普通調整交付金は、一般被
保険者療養給付事業及び
介護納付事業、2節
特別調整交付金につきましては、
医療費通知分と
総合健康指導事業分についての財源に充てていますとのことです。 152ページをお開き願います。 第3
款療養給付費等交付金につきましては2億6,629万8,000円で、前年度と比較しまして7.1%の増となっております。これは、
社会保険診療報酬支払基金により交付されているもので、医療費の増額が見込まれるため、交付金も増額となっておりますとのことであります。 次に、第4款県支出金の
国民健康保険事業補助金につきましては119万6,000円です。前年度と比較して119万円の減額になっております。保険事業費の中で
疾病予防事業及び
保健衛生普及事業分に対して交付されるものですとのことでした。 委員から、県補助金の減額についての質疑がありました。職員より、
地方単独事業影響分が県補助金のメニューからなくなったことが理由ですとの答弁がありました。 次に、第5
款共同事業交付金につきましては3,866万円で、前年度と比較して320万5,000円の増額、率にして9%の増となっております。 委員から、
共同事業交付金についての質疑がありました。職員より、高額な医療費による財政負担を緩和するために、各市町村がみずから支払った医療費の規模に応じて国保連合会に拠出金を出し合い、
高額医療費が発生した市町村に対し、国保連合会が一定の割合で交付するものですとの答弁がありました。 次に、第6款財政収入につきましては2,000円で、
国民健康保険支払基金及び
出産費基金利子です。 次に、第7款繰入金につきましては、第1項他会計繰入金及び第2項基金繰入金で3億6,398万9,000円、前年度と比較して1億4,900万7,000円の増額、率にして69.3%となっております。この増額の主なものは、その他
一般会計繰入金です。 1目
一般会計繰入金につきましては2億8,156万1,000円で、前年度と比較して1億5,226万5,000円の増額、率にして118%の増です。 1節
保険基盤安定繰入金として3,033万円、2節
職員給与費等繰入金として5,550万円、3節出産育児一時金繰入金として900万円、4節
財政安定化支援事業繰入金として1,001万7,000円、5節その他
一般会計繰入金として
制度外繰入金を前年度に引き続き繰り入れするもので、1億7,671万4,000円でございます。 委員から、
保険基盤安定繰入金の内訳についての質疑がありました。職員より、医療分の6割軽減において、均等割8,400円が1,697人、平等割9,600円が1,085世帯で、4割軽減5,600円が386人、平等割6,400円が145世帯であり、介護分においては6割軽減の均等割4,800円が464人、4割軽減の均等割3,200円が107人で前年度より433万3,000円増額となっていますとの答弁がありました。また、その他
一般会計繰入金の内訳についても質疑がありました。職員より、前年度までのベースとなるものに財源不足分としてさらに1億4,639万3,000円を繰り入れしていただくものですとの答弁がありました。 次に、第2項基金繰入金につきましては8,242万8,000円です。
国民健康保険支払基金取り崩し予定額全額を予算計上したとのことでございました。 委員から、
国民健康保険支払基金の残高についての質疑がありました。職員より、平成13年度末の残高は1億3,811万4,000円で、平成14年度中に5,568万6,000円を取り崩し、平成15年度に全額取り崩す予定ですとの答弁がありました。 次に、第8款繰越金につきましては8,000万1,000円を計上し、前年度と同額とのことです。 154ページをお開きください。 第9款諸収入につきましては94万3,000円を計上し、延滞金、預金利子、雑入分ですとのことでありました。 155ページにございます
連合会支出金につきましては、
介護保険制度の導入に伴う
保険税収納率低下等に対し、
収納対策給付金として国保連合会から交付されていたものですが、平成11年度から13年度までの実施期間とされているために、予算科目を廃止するものとのことでありました。 続きまして、歳出に移らせていただきます。 156ページをお開きください。 第1款総務費の一般管理費につきましては、職員5人分の人件費及び事務的経費とのことです。 続きまして、157ページでございますが、2目
連合会負担金67万6,000円を合わせますと、総務管理費は4,422万6,000円で、前年度と比較して441万円の減額、率にしまして9.1%の減でございます。 第2項徴税費につきましては1,050万8,000円で、前年度と比較しまして137万8,000円の増額でございます。事務的な経費の見直しによるものとのことです。 委員から、12節役務費について増額している理由についての質疑がありました。職員より、新年度について集合催告書の発送を予定していることから増額になりますとの答弁がありました。 第3項
運営協議会費につきましては73万円で、前年度と比較して1,000円の増額で、
国保運営協議会の運営に要する費用とのことです。 158ページをお開きください。 第4項趣旨普及費につきましては74万3,000円で、
国民健康保険制度の趣旨普及を図るために、納税通知書などを発送するときに同封する
パンフレット代とのことです。 次に、第2
款保険給付費のうち、第1項療養諸費につきましては13億7,591万7,000円で、前年度と比較して8,563万3,000円の増額で、率にして6.6%の増となっております。一般被保険者と退職被保険者等の医療給付費の過去3カ年の実績や伸び率を勘案し計上しておりますとのことでありました。一般被
保険者療養給付費で5.7%の増、退職被
保険者等療養給付費は9.7%の増となっておりますとのことでありました。また、一般被
保険者療養費と退職被
保険者等療養費につきましては、医療機関の窓口で一たん自己負担し、後日、国保の方から7割分が支給されますとのことです。 5目
審査支払手数料につきましては478万3,000円で、前年度と比較して60万7,000円の増額となっております。
診療報酬明細書の審査を委託している手数料とのことです。 第2項
高額医療費につきましては1億3,218万7,000円で、前年度と比較して576万円の増額であります。高額療養費につきましても、過去3カ年の実績や伸び率を勘案し計上しておりますとのことでした。 委員から、
高額医療費がかかる病名についての質疑がありました。職員より、循環器系、悪性新生物などが主なものですとの答弁がありました。 160ページをお開きください。 第3項移送費につきましては16万5,000円で、前年度と同額で計上、第4項
出産育児諸費、1目出産育児一時金につきましては1,350万円で、前年度と同額を計上しており、1件30万円で45件分を見込んでいるとのことでした。 第5項葬祭諸費、1目葬祭費は1,400万円で、前年度と比較して100万円の増額、1件当たり10万円で140件を見込んでいるとのことです。 委員から、葬祭費の積算方法についての質疑がありました。職員より、実績により計上していますとの答弁がありました。 次に、第3
款老人保健拠出金につきましては6億103万9,000円で、前年度と比較して1億1,602万8,000円の増額、率にしまして23.9%増となっております。この拠出金につきましては、国保の加入者で老人保健にかかわる医療費を拠出金で支払うものとのことでした。 次に、第4
款介護納付金につきましては、介護保険にかかわる第2号被保険者のうち、国保被保険者分について1億5,313万4,000円を計上するもので、前年度と比較して2,894万6,000円の増額、率にして23.3%の増となっております。 次に、第5
款共同事業拠出金につきましては2,089万9,000円で、前年度と比較して416万5,000円の増額、率にして24.9%の増となっております。 一般被保険者にかかわる
高額医療費の発生による保険者の財政運営の不安定を緩和するため、
高額医療費の共同事業を行い、この事業に要する費用に充てるため、埼玉県
国民健康保険団体連合会に対し拠出金を納付するものとのことです。 次に、第6
款保健事業費につきましては1,086万4,000円で、前年度と比較して12万円の増額となっております。 1目疾病予防費につきましては、前年度に引き続き、
総合保健指導事業の実施、人間ドック及び
脳ドック受診者への補助、また国保被保険者に対しましての基本検診、胃がん検診の予算を計上しておりますとのことでした。 委員から、基本健診、胃がん検診の対象者数についての質疑がありました。職員より、基本健診については8,200円で30人分、胃がん検診については4,283円で30人分ですとの答弁がありました。 162ページをお開きください。 2目
保健衛生普及費につきましては212万5,000円の計上、
健康優良家庭表彰、
医療費通知書等の経費について計上しておりますとのことでありました。 3目保養所費につきましては193万5,000円で、前年度と同額を計上しているとのことです。健康保持のため、町で保養所を指定しまして、被保険者が利用した場合に助成するものとのことです。 委員から、
国保指定保養所の利用状況について質疑がありました。職員より、過去3カ年分の利用状況等の説明がありました。 次に、第7
款基金積立金1,000円で、支払基金の運用利子を基金に積み立てているものとの説明がありました。 次に、第8款公債費につきましては、一時借入金の利子分を予算計上するものとのことです。 163ページにかけまして、第9款諸支出金につきましては100万9,000円で、前年度と同額を計上しているとのことです。 予備費につきましては1,500万円で、前年度と同額とのことです。 以上のような審議経過を踏まえ、
町民経済委員会に付託されました議案第14号 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算についての討論を行いました。 反対討論1名、賛成討論1名、続いて採決に入り、賛成多数により、付託されました案件は原案どおり可決されましたことをご報告させていただきます。 なお、各委員さんから補足がありましたらお願いいたします。 以上でございます。 ありがとうございました。
○議長(横手康雄君) これより副委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 加藤議員。
◆12番(加藤幸雄君) 12番議員の加藤です。 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第14号 2003年度、平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算について、本案に反対する討論を行います。 2003年度
国保特別会計予算の総額は、前年比11.1%増の23億9,403万7,000円であります。 その主な内容は、歳出で
保険給付費、
老人保健拠出金、介護納付金の増などであります。
保険給付費、
老人保健拠出金の増大は、医療費の伸びに合わせた計上でやむを得ない措置であります。介護納付金は、介護保険料を国保税と一括して徴収し、
社会保険診療報酬支払基金に納めるものでありますが、来年度の介護保険料を10.9%引き上げることによる増であります。町民の暮らしの厳しい状況を見れば、引き上げしないことが強く求められるところであります。 来年度の歳入で一般被
保険者国保税が今年度と比べ3.4%の減となります。これは、低迷する経済下での所得の減少を反映したものでありますが、もう一点、9月の
地方税法改正を受けた税条例の改正によって、譲渡所得が特別控除とされ、その分、課税額が少なくなったと説明されました。相続等にも関係するのではありましょうけれども、
譲渡所得特別控除は高所得者への優遇で、一般加入者には恩恵のないものであります。 それとは逆に、年金生活者の国保税が引き上げられます。昨年7月に政府・自公保与党が強行した健康保険法などの改悪で
年金特別控除が廃止されたことによるものであります。公的年金を受けている65歳以上の人には、基礎控除と
公的年金等控除に上乗せして
公的年金等特別控除があり、国保税算定から除外されていました。昨年の医療改悪でこの特別控除が来年度から廃止されることから、
保険税算定対象に組み込まれ、その分、負担額がふえることになりました。4月からは、年金の支給額削減、介護保険料の値上げもあり、何重もの負担増が年金生活者を直撃します。
一般会計繰入金でその他繰入金が約1億4,000万円増の1億7,671万円計上されております。説明では、12年度介護保険の導入で、老人医療費から介護保険へ移る額が見込みより少なく、老人医療費としての支出が多くなったこと、全体の医療費の伸びが予想をはるかに上回ったことなどにより、
支払基金全額を取り崩しても大幅な財源不足となることから、繰り入れの増額を決断したとのことであります。 私どもは、早くから国保財政安定と税額を払える額に抑えるために、このその他繰入金、いわゆる制度外の繰り入れを実施するよう求めてきたところ、5年前の税引き上げに合わせて、初めてこの繰り入れを行いました。来年度の大幅な増額は、財政安定の措置として評価するものであります。 国保は今、全国的に見ても重大な危機にあります。国保税を払えない世帯が昨年6月で
国保加入世帯の18%、412万世帯に達し、深刻な空洞化が進行しております。所得が減る中で保険料は上がる。滞納者がふえるのは当然です。滞納がふえて財政が悪化すると、保険料がさらに引き上げられ、必死で頑張ってきた層も支払い不能に陥り、滞納世帯がじわじわ広がるという悪循環であります。当町においても、いただいた資料にその傾向が如実にあらわれております。高くて払えない国保税を払える額に引き下げること、そして天災、その他特別の事情に限られている減免制度を経済状態に応じて柔軟に適用し、滞納者の発生を防止することが今、緊急に求められております。 厚生労働省は2月3日、
全国老人医療担当国保主幹課長会議を招集し、国保の15年度の二大重点項目は、収納対策と
医療費適正化だとして、収納率が下がり続け、全国平均90.87%、市部の平均は初めて90%を割って89.85%となっている。このままいけば全国的に80%台に落ち込む危険な状況にある。そのため、資格証明書の有効活用などの工夫で
収納率引き上げの努力を求めております。このことは、資格証発行が目的ではない。被保険者と接触の機会を増大させるという担保に意味がある。接触の機会を生かして、実情をよくつかむことによって、安易な
保険証取り上げはしないとの、これまでの見解を逸脱して、資格証や短期保険証などのペナルティーを強化して、保険料徴収を進めよ、滞納者に対する処分をどんどんやるという、およそ
社会保障制度にそぐわないやり方を国保に持ち込むものであります。 当町においては、国・県の方針どおりではなく、国保加入者を守る立場で資格証、短期証発行は基本的にはやらない。慎重の上にも慎重を期すべきであることを強調して、本案に対する反対討論といたします。 以上です。
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 野口議員。
◆10番(野口正男君) 10番の野口です。 議案第14号 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算について、賛成の立場で討論いたします。 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算については、長引く不況と高齢化社会の続伸に伴い、歳入歳出予算の総額は、前年度対比金額にして2億3,859万7,000円の増額となり、ますますその厳しさを増している。いずれも前年対比で見ると、まず、歳入では
国民健康保険税2,573万円、
地方単独事業影響分補助金119万円、連合会補助金357万円の約3,049万円の減額となっている。 他方、歳出では、
保険給付費9,239万円、
老人保健拠出金1億1,602万円、介護納付金2,894万円の約2億3,736万円の増額となっている。 この歳入歳出予算のアンバランスを補てんするかのように、平成15年度歳入予算では、実数で
国民健康保険支払基金繰入金8,242万円、一般会計からの法定外繰入金1億7,671万円の約2億5,913万円の繰り入れを行い、ようやくバランスを保持している。ちなみに、税収面で税収強化と税の公平化を目指し、
特別徴収対策により臨宅徴収及び納税相談等を行い、努力はしているものの焼け石に水の状態である。 また、国保支払基金では、平成14年度末見込み残高の8,242万円の全額を平成15年度に投入するはめとなり、平成16年度の国保運営に苦慮するものと思われる。かつまた、一般会計からの法定外繰入金では、国保運営が特別会計で運用されている関係から、一般会計からの法定外繰入金は安易な繰り入れを厳に慎むべきであると思う。 こうした観点から、宮代町国保の健全運営に一抹の不安を抱くものではあるが、町民の健康を守る立場から諸状況を総合的に判断し、平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算は、適正かつ妥当なものと認め、私は本案に賛成するものであります。 以上です。
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する反対討論の発言を許します。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 次に、賛成討論の発言を許します。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) これをもって討論を終了いたします。 これより議案第14号 平成15年度宮代町
国民健康保険特別会計予算についての件を挙手により採決いたします。 本案に対する副委員長の報告は可決であります。 本案は副委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(横手康雄君) 挙手多数であります。 よって、本案は副委員長の報告のとおり可決されました。 ここで休憩いたします。
△休憩 午前10時46分
△再開 午前11時05分
○議長(横手康雄君) 再開します。 休憩前に引き続きまして、会議を行います。
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△議案第15号の委員長報告、質疑討論、採決
○議長(横手康雄君) 日程第3、議案第15号 平成15年度宮代町
老人保健特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について、野口副委員長の報告を求めます。 〔町民経済副委員長 野口秀夫君登壇〕
◆町民経済副委員長(野口秀夫君) 19番、野口です。 過日、本会議の中で
町民経済委員会に付託されました議案第15号 平成15年度宮代町
老人保健特別会計予算の審議につきまして、ご報告申し上げます。 177ページをお開き願います。 平成15年度宮代町老人保健特別会計の歳入歳出の総額は、それぞれ22億4,850万5,000円で、前年度と比較いたしまして3億484万8,000円の増額で、率にして15.7%の増となっております。 それでは、委員会での審議内容を報告いたします。 予算書の179ページをお開きください。 職員より説明をいただきまして、その後、委員から質疑を受けておりますので、款別に報告をさせていただきます。 第1款支払基金交付金につきましては15億6,428万6,000円で、前年度と比較して2億1,323万8,000円の増額、15.8%の増で、歳入総額に占める割合は69.6%とのことです。 1目医療費交付金につきましては15億5,544万9,000円で、前年度と比較しまして2億1,240万1,000円の増額、率にしまして15.8%の増でございます。支払基金交付金の老人保健医療費交付金につきましては、負担率10分の7となっております。算出基礎につきましては、歳出の182ページの第2款医療諸費のうち、1目医療給付費及び2目医療費支給費の額をもとに算出したものであるとのことでした。 2目
審査支払手数料交付金につきましては883万7,000円で、前年度と比較しまして83万7,000円の増額でございます。
審査支払手数料につきましては、支出額の全額が支払基金により交付されるとのことです。 次に、第2
款国庫支出金のうち、第1項国庫負担金、1目医療費国庫負担金につきましては4億4,441万4,000円で、前年度と比較しまして6,068万6,000円の増額、率にして15.8%の増となっております。負担率については10分の2であるとのことでした。 第2項国庫補助金、1目総務費補助金につきましては48万5,000円です。対象補助事業につきましては、老人保健パンフレットの作成及びレセプト点検にかかる事業の補助金で、老人
医療費適正化対策事業補助金でございます。補助率は2分の1となっております。国庫支出金の合計につきましては4億4,489万9,000円で、前年度と比較をしまして6,065万3,000円の増額、率にして15.8%の増で、歳入総額に占める割合は19.8%とのことです。 次に、第3款県支出金につきましては1億1,110万3,000円で、前年度と比較して1,517万1,000円の増額、率にして15.8%の増となっております。負担割合については10分の0.5となっております。県支出金の歳入総額に占める割合は4.9%とのことでありました。 次に、第4款繰入金につきましては1億2,791万1,000円で、前年度と比較して1,578万6,000円の増額、率にして14.1%の増でございます。歳入総額に占める割合は5.7%です。医療費繰入金と事務費等繰入金を一般会計から繰り入れするものとのことです。 180ページでございますが、第5款繰越金につきましては1,000円で、科目設定とのことです。 第6款諸収入のうち、第1項1目町預金利子も科目設定です。 第2項雑入、1目第三者納付金につきまして30万円で、前年度と同額を計上しておりますとのことです。 2目返納金、3目雑入につきましては、前年度同額となっております。 次に、181ページの歳出でございますが、第1款総務費につきましては759万5,000円で、前年度と比較して58万1,000円の増額であります。 182ページをお開きください。 第2款医療諸費につきましては22億3,090万8,000円で、前年度と比較して3億426万7,000円の増額、率にして15.8%の増で、歳出総額に占める割合は99.2%とのことでありました。 第1項医療諸費のうち、1目医療給付費につきましては、社会及び国保経営にかかる現物給付分でございまして、21億8,190万5,000円で、前年度と比較して3億350万5,000円の増額、率にして16.2%の増となっております。 2目医療費支給費につきましては、現金給付分でございますが、4,016万6,000円で、前年度と比較して7万5,000円の減額となっております。 3目
審査支払手数料につきましては、
診療報酬明細書、いわゆるレセプトの審査にかかる手数料で883万7,000円で、前年度と比較して83万7,000円の増額、率にして10.5%の増とのことでした。 委員から、2目医療費支給費、19節負担金、補助及び交付金のうち、
高額医療費の支払い方法等についての質疑がありました。職員より、自己負担限度額が所得区分等により異なり、該当者に対しては、すべての方に通知しているとの答弁がありました。 次に、第3款諸支出金につきましては、第1項償還金、第2項繰出金でそれぞれ1,000円で、前年度同額とのことです。 次に、第4款予備費につきましては1,000万円で、前年度と同額とのことです。 以上のような審議経過を踏まえ、
町民経済委員会に付託されました議案第15号 平成15年度宮代町
老人保健特別会計予算について、反対討論1名、続いて採決に入り、賛成多数により、付託されました案件は原案どおり可決されましたことをご報告させていただきます。 なお、各委員さんから補足がありましたらお願いします。 以上でございます。 ありがとうございます。
○議長(横手康雄君) これより副委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 加藤議員。
◆12番(加藤幸雄君) 12番議員の加藤です。 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第15号 2003年度、平成15年度宮代町
老人保健特別会計予算について、本案に反対する討論を行います。 老人医療制度は、導入から今日まで改悪に次ぐ改悪の連続であります。昨年10月からは1割自己負担が徹底され、一定以上の所得がある人は2割負担にはね上がりました。多くの診療所で実施されていた1回850円の定額負担は廃止されてしまいました。定額負担では、窓口での支払いは薬代も含めて1回850円でした。しかし、これが廃止されて、診察や検査にかかった医療費の1割負担に加え、薬代も別に1割負担が必要となり、大変な負担増になりました。1カ月ごとの自己負担限度額も引き上げられ、さらに外来では償還払いの仕組みが導入されて、一たん1割負担分の全額を支払った後、払い戻しを受ける手続も必要になりました。 厚生労働省は、改悪によってお年寄りの患者負担が全体で年間2,000億円ふえ、さらに患者負担引き上げによる受診抑制で年間2,400億円の医療費国庫負担を削減、計4,400億円の削減効果があるとしています。患者負担強化で受診を抑制し、重症化を招くことは必至であります。また、老健対象者が70歳から段階的に75歳にすることも既に決められております。70歳から74歳の高齢者が国保に戻ってきますから、国保財政の圧迫も必然であります。こうした内容に貫かれた老健特別会計には同意できませんので、反対であります。 以上です。
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) ほかに討論ありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第15号 平成15年度宮代町
老人保健特別会計予算についての件を挙手により採決いたします。 本案に対する副委員長の報告は可決であります。 本案は副委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(横手康雄君) 挙手多数であります。 よって、本案は副委員長の報告のとおり可決されました。
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△議案第16号の委員長報告、質疑討論、採決
○議長(横手康雄君) 日程第4、議案第16号 平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。 榎本建設土木委員長。 〔建設土木委員長 榎本和男君登壇〕
◆建設土木委員長(榎本和男君) 8番、榎本です。 建設土木委員会に付託されました議案第16号 平成15年度宮代町公共下水道特別会計予算の審議につきまして、ご報告いたします。 平成15年度の下水道事業の予算額は9億7,487万8,000円で、前年度比114万2,000円の増となっております。 それでは、予算書193ページをお開きください。 歳入第1款分担金及び負担金、第1項1目下水道事業負担金は3,953万2,000円の減で、整備面積の減による賦課対象面積の減によるものとのことです。 1節の受益者負担金は、14年度整備した面積の3分の1の額と13年度、3、4期分、12年度、5、6期分とのことです。 3節の公共下水道施設使用負担金は、春日部市の飛び地が宮代町の施設を利用していることによる負担金です。 第2款使用料及び手数料、第1項1目下水道使用料は、接続人口の増加により282万9,000円の増となっております。約225万4,700立方メートルの使用を見込んでいるとのことです。 第2項1目下水道手数料については、指定工事店登録の3年に1回の更新20件を見込んだとのことです。現在は76社が登録されており、3年間に新規6社があり、今回の更新では一、二社の廃業を見込んでいるとのことです。 第3
款国庫支出金、第1項1目下水道事業国庫補助金は、第一中継ポンプ場の整備に対する2分の1の補助金で、明許繰越工事の中で工事完了の可能性もあるとのことです。 第4款繰入金、第1項1目
一般会計繰入金は、前年度比2,610万円の増となっております。認可区域の整備が済み、特定財源の減によるとのことで、一般会計からの繰入金です。 第7款町債は、起債対象事業費の減により減額となっております。 195ページ、歳出第1款公共下水道費、第1項1目下水道総務費は、主に職員関係費であります。人件費の増及び27節公課費の消費税の納付の発生したことによる増により1,008万5,000円の増となっております。 11節需用費の食糧費は、三郷の処理場施設見学者に対するもので、印刷製本費は認可区域拡大申請に伴い、事業図の作成をするためのものです。 2目施設管理費は、主に中継ポンプ場などの維持管理費であります。前年度下水道台帳のデジタル化が終了したため、大幅な減となっております。 12節役務費の保守点検料は、クレーンの点検料とのことです。 15節工事請負費の取り付け管等修繕工事費は、宮代台地区の工事であります。施設修繕工事費は、第一中継ポンプ場の予備を含め、3基のうち1基をオーバーホールするための修繕費であります。 第2項下水道新設改良費は、前年度比1,831万円の減となっております。これは、整備認可区域の313ヘクタールのうち、河川沿いの整備のほかが完了したためとのことです。 13節委託料の測量設計委託料は、百間1、4丁目地内を行うものです。 15節工事請負費、枝線布設工事については、資料の公共下水道事業箇所図をご参照ください。 中継ポンプ場建設工事は、国庫補助事業で行うもので、ポンプ等の増設工事でありますが、明許繰越事業費内で完了することもあり得るとのことです。公共ます取付工事は40件分の計上であります。 19節負担金、補助及び交付金の支障水道管切回し工事負担金は、百間4丁目の工事に伴うものであります。 私道内共同排水設備設置事業は、6カ所分を計上しております。 水洗便所等改造資金融資あっせんに伴う利子補給補助金は、5件分を計上しております。 22節の家屋等補償費は、工事に関して影響のあったものに行うもので、過年度の実績から2件分を計上しております。 第2款流域下水道費、第1項1目施設管理費、19節の中川流域下水道建設負担金は1,016万8,000円の減額となっておりますが、中川流域下水道維持管理負担金が1,150万7,000円の増額となっており、前年度比133万9,000円の増となっております。 第3款公債費、第1項1目元金は、地方債の据え置き期間が過ぎ、償還金の増加に伴い4,435万1,000円の増額となっております。 2目利子は、借り入れのピークを過ぎたため2,157万2,000円の減額となっております。 第4款諸支出金は科目設定、第5款予備費は前年度同額であります。 以上のような審議経過を踏まえ、建設土木委員会に付託されました平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算について、討論、採決を行い、討論なしの採決の結果、全員賛成にて可決されました。 以上で報告を終わります。 なお、各委員から補足説明がありましたらよろしくお願いいたします。 以上です。 ありがとうございました。
○議長(横手康雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 柴山議員。
◆14番(柴山恒夫君) 議席14番議員の柴山でございます。 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第16号 2003年度、平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算について、反対の立場から討論を行います。 新年度の予算総額は9億7,487万円となり、前年度と比べ114万円、率で0.1%の増となりました。これは、現在の事業認可区域であります313ヘクタールの整備がほぼ完了したことによるものであります。そうした中で、新たに道仏地区と桃山台地区における事業許可区域の拡大を図るということについては評価するものであります。 しかし、予算案に反対する理由の第一は、高過ぎる受益者負担金の問題があるわけであります。この不況のもと、住民にとって重い負担となっていること。 第二は、財源の問題であります。事業費については、一般会計と町債で賄わなければならないわけでありますが、地方債は1億150万円を見込んでおり、前年度の地方債の残高は93億351万円と膨らんでいて、国からの補助金は、第一中継ポンプ場の増設工事にかかわる2,000万円のみであります。この地方債の返済に6億2,064万円が計上されておりますが、これは一般会計からの持ち出し分6億4,666万円に匹敵する額となっております。 以上のように、受益者負担金と町の負担が重く課せられている予算案となっている点を指摘し、本案に反対の討論といたします。 以上です。
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 高岡議員。
◆16番(高岡大純君) 16番、高岡です。 議案第16号 平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算について、賛成の立場で討論をいたします。 平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算については9億7,487万8,000円であり、平成14年度予算とほぼ同額であります。現在の事業認可区域の整備がほぼ完了し、管渠新設改良に伴う事業費等は減少しているようで、下水道債の償還金が大半を占めているとのことでございます。これは、過去、着実に下水道の整備を促進し、もって生活環境の改善と公共用水域の水質保全に寄与する町当局の積極的に取り組んだ成果として高く評価できるものであります。 今後においても、事業認可区域の拡大を図ると伺っており、本年度においては、桃山台地区のコミュニティプラントの調査を予定しているとのことでございます。言うまでもなく、公共下水道が果たす役割は大きく、各家庭からの生活排水を速やかに排除し、清潔で快適な生活環境が実現するとともに、河川、海等の公共用水域の水質が改善され、自然環境も保全されるわけでございます。また、近年では、潤いや安らぎを得る場として、親しみやすい水辺の要求や水への関心の高まり、安全な飲み水への要請、緊迫する渇水問題など、水を取り巻く社会状況は非常に複雑になっており、望ましい水循環、水環境の創出に向けて一層の下水道の積極的な取り組みが期待されております。 こうしたことから、今後におきましても、現在の下水道全体事業計画であります761ヘクタールの計画的な整備促進を願うものであります。 しかしながら、下水道の建設には莫大な費用がかかることも事実であります。そのため、既に整備済みの地域の方々から工事費の一部を負担していただく受益者負担金はやむを得なく、また、未整備地域の方々から見ても公平性が保たれるものであると考えられるものであります。 今後は、下水道事業における維持管理、経費回収に努めるとともに、投資的効果を最大に生かすべく、下水道処理区域における各世帯への接続についても、なお一層努力されるよう希望いたしまして、本案について賛成をするものであります。
○議長(横手康雄君) ほかに討論ありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第16号 平成15年度宮代町
公共下水道事業特別会計予算についての件を挙手により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(横手康雄君) 挙手多数であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△議案第17号の委員長報告、質疑討論、採決
○議長(横手康雄君) 日程第5、議案第17号 平成15年度宮代町
農業集落排水事業特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について、委員長の報告を求めます。 榎本建設土木委員長。 〔建設土木委員長 榎本和男君登壇〕
◆建設土木委員長(榎本和男君) 8番、榎本です。 建設土木委員会に付託されました議案第17号 平成15年度宮代町
農業集落排水事業特別会計予算につきまして、審議のご報告をさせていただきます。 平成15年度の農業集落排水事業特別会計の予算額は2億6,728万3,000円で、8,232万8,000円の増となっております。 主な要因は、平成17年供用開始の排水処理施設の整備工事によるものです。平成10年に事業採択を受けてから、平成14年までに排水管延長は7,145.5メートルで、整備率は69.2%となります。普及率は285世帯のうち199世帯で69.8%であります。16年度までに7,442.6メーター、72.1%の整備費とし、御成街道の東側は整備済みとなります。17、18、19年度で御成街道西側を整備、19年度完成予定であります。 それでは、予算書217ページをお開きください。 歳入第1款県支出金、第1項1目農業集落排水事業補助金は6,885万円の増となっております。排水処理施設の建設による増となっております。 第2款繰入金、第1項1目
一般会計繰入金は、財源不足を一般会計から繰り入れるもので、全体事業費の増により1,277万8,000円の増となっております。繰越金、町預金利子、雑入はそれぞれ科目設定であります。 218ページ、第5款町債は事業費に充てるもので、全体事業量の増に伴い増額となっております。 219ページ、歳出に入ります。 第1款農業集落排水費、第1項1目農業集落排水総務費は、事務的経費であり、主に職員の人件費などであります。 220ページ、第2項農業集落排水事業費、1目農業集落排水新設改良費は、処理施設の建設を行うため8,139万9,000円の増となっております。15年度は下部工事と建屋工事を行い、16年度に機械設置の予定であります。下部工事面積は414平米、深さ5.8メーター、建屋は179平米であります。別添の平成15年度宮代町
農業集落排水事業特別会計予算書についての農業集落排水事業箇所図をご参照ください。 221ページ、第2款公債費、第1項1目元金は、償還がふえたため増額となっております。 2目利子、23節の償還金、利子及び割引料の一時借入金は、工事の前渡金を支払う際、現金の不足に対する一時的借り入れの際の利子分として2カ月分を計上したとのことです。 以上の審議経過を踏まえ、建設土木委員会に付託された平成15年度宮代町
農業集落排水事業特別会計予算について、討論、採決を行い、討論なしの採決の結果、全員賛成をもって可決されました。 以上で報告を終わります。 なお、各委員から補足説明がありましたらよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。
○議長(横手康雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) これをもって討論を終了いたします。 これより議案第17号 平成15年度宮代町
農業集落排水事業特別会計予算についての件を挙手により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔挙手全員〕
○議長(横手康雄君) 挙手全員であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。 ここで休憩します。
△休憩 午前11時42分
△再開 午後1時00分
○議長(横手康雄君) 再開します。 休憩前に引き続きまして、会議を行います。
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△議案第18号の委員長報告、質疑討論、採決
○議長(横手康雄君) 日程第6、議案第18号 平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算についての件を議題といたします。 本件について委員長の報告を求めます。 野口文教厚生委員長。 〔文教厚生委員長 野口秀雄君登壇〕
◆文教厚生委員長(野口秀雄君) 18番議員の野口でございます。 過日、本会議の中で文教厚生委員会に付託されました平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算について、審議の結果をご報告申し上げます。 平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算の歳入歳出の総額は、それぞれ10億7,429万8,000円となっており、前年度に比べ1億4,827万円、率にして16%の増となっています。 予算書239ページ、事業別概要書173ページ、まず、歳入より報告させていただきます。 まず、第1款介護保険料、1目第1号被保険者保険料の2億1,011万7,000円は、今回見直しが図られ、平成15年度から新しくなる介護保険事業計画に基づき算出された3カ年の標準給付費を基準に、65歳以上の方が負担する割合18%に、全国平均と本町の高齢者の所得水準並びに75歳以上の高齢者数、いわゆる後期高齢者数とその比較により補正いたしました割合を加えて算出をした額であります。前年度に比べ4,940万9,000円、率にして30.7%の増となっていますが、これらは介護保険法で定められた3年ごとの事業計画の見直しを行い、算定された事業費推計をもとに設定した保険料の上昇及び高齢者人口の増加によるものであり、年金から天引きされる特別徴収分を80%、普通徴収分を20%と見込んだものであります。 第2款支払基金交付金、1目介護給付交付金の3億1,633万3,000円は、前年度に比べ4,032万6,000円、率にして14.6%の増となっています。これらは、全国の40歳から64歳までの2号被保険者の保険料を財源としたものを平成15年度の予算の歳出における第2
款保険給付費の予算額である9億8,854万2,000円に政令で定められた負担率32%を乗じた額が
社会保険診療報酬支払基金から町に交付されるものであります。 第3
款国庫支出金の2億1,620万2,000円は、前年度に比べ3,216万9,000円、率にして17.5%の増となっています。 第1項国庫負担金、1目介護給付費負担金の1億9,770万8,000円は、前年度に比べ3,043万1,000円、率にして18.2%の増となっています。これらは、平成15年度
保険給付費の9億8,854万2,000円に介護保険法で定められた国の負担割合の20%を乗じた額が交付されるものであります。 予算書の239ページ、概要書では174ページの第2項国庫補助金につきましては1,849万4,000円、前年度に比べ173万8,000円、率にして10.4%の増となっています。 1目調整交付金の1,146万7,000円は、介護保険法で定められた国の負担率5%をもとに寝たきりや痴呆になりやすい75歳以上の後期高齢者が多い市町村や所得の低い高齢者が多い市町村の第1号被保険者の保険料格差を是正するため交付されるものであります。当町では、75歳以上の後期高齢者数が全国標準よりも少ない町であり、また、1号被保険者の所得水準が全国標準よりも高い町であることから、交付率1.16%を乗じた額となっております。 また、要介護認定事務に関する経費を対象にした2目事務費交付金の702万7,000円は、前年度に比べ122万7,000円、率にして21.2%の増となっております。 第4款県支出金の1億2,673万4,000円は、前年度に比べ2,064万3,000円、率にして19.5%の増となっています。 第1項県負担金、1目介護給付費負担金の1億2,356万8,000円は、前年度に比べ1,901万9,000円、率にして18.2%の増となっています。これは、平成14年度の
保険給付費9億8,854万2,000円に介護保険法で定められた県の負担割合の12.5%を乗じた額が交付されるものであります。 第2項県補助金の312万4,000円は、介護サービス適正実施指導事業補助金として介護相談員事業に対する補助金となっています。 予算書240ページ、概要書175ページ、第6款繰入金の総額である2億490万9,000円は、前年度に比べ572万8,000円、率にして2.9%の増となっています。 第1項
一般会計繰入金1億8,836万6,000円は、前年度に比べ1,130万5,000円、率にして6.4%の増となっています。これは、歳出予算における第2
款保険給付費の伸びに伴う町の負担分12.5%の増加によるものであります。 第2項基金繰入金の1,654万3,000円は、前年度に比べ557万7,000円、率にして25.2%の減となっております。基金繰入金につきましては、介護保険財政は3年を1期として運営することになっており、平成15年度からの3年間、標準給付費総額から第1号被保険者の介護保険料を算出しております。しかし、前年度以前の介護保険料の余剰分を積み立てた基金を財源として活用し、3年間に割り振り、介護保険料の増額を必要最小限に抑えているものであります。 続きまして、歳出予算について報告いたします。 予算書242ページ、概要書176ページ、第1款総務費、第1項総務管理費の5,490万4,000円は、前年度に比べ804万円、率にして12.8%の減になっております。このうち1目一般管理費の5,073万8,000円は、前年度に比べ815万円、率にして13.8%の減となっています。これらは、介護保険課担当職員7人の人件費及び事務経費であり、減額の理由といたしましては、介護保険課担当職員の減によるものであります。 予算書243ページ、2目介護相談費416万6,000円は、介護相談員6人の報酬、費用弁償などであります。 次に、第2項徴収費、1目賦課徴収費の417万8,000円は、前年度に比べ48万9,000円、率にして13.3%の増となっています。増額の理由としては、高齢者人口の増加により、被保険者証、保険料納付書などの発行にかかる費用の増を見込んだものであります。 次に、予算書244ページ、3項介護認定審査会費1,219万2,000円は、前年度に比べ61万2,000円、率にして5.3%の増となっています。これらは、介護認定審査会委員18人分の報酬、費用弁償並びに主治医意見書の作成にかかる経費であります。 4項認定調査費として240万9,000円の主な内容といたしましては、要介護認定にかかる認定調査を原則として町の保健師が行っております。現在、産休等により保健師の人員が少なくなっていることから、有資格者をオフィスサポーターとして雇用するための経費であります。 5項趣旨普及費61万5,000円の主な内容は、平成15年度には介護保険料の改定や、65歳以上の第1号被保険者の被保険者証の更新が予定されていることから、制度の普及、啓発のためのパンフレット等の購入を予定しており、大幅な増額となったものであります。 続きまして、予算書245ページ、概要書178ページ、2
款保険給付費、1項介護サービス等の諸費の合計は9億6,709万1,000円で、前年度に比べ1億7,920万2,000円、率にして22.7%の増となっております。 主な内容といたしましては、要介護1から5までの認定を受けた方が、在宅における介護サービスや特別養護老人ホーム等の施設入所、入院等のサービスを利用した際や、福祉用具の購入及び在宅改修を行った際に支給する9割分の介護給付費並びにケアプラン作成に関する10割分の
保険給付費であります。 増額の理由といたしましては、今回、介護保険法に定められた3年ごとの介護保険事業計画の見直しを行い、平成15年度から5年間の高齢者人口の推移や介護保険サービス基盤の整備状況、利用者希望状況等を推計したところ、本町におきましても全国的な例に漏れず、急速に高齢化が進んでおり、
介護保険制度が開始となった平成12年4月に12.6%であった高齢化率も平成15年1月末時点では15.2%となっているとのことであります。これに伴いまして、要介護認定を受け、介護保険サービスを利用する方も増加しており、新しい事業計画につきましても在宅サービス、施設サービスともに利用が増加することを見込んでいるとのことであります。 在宅サービスにつきましては、宮代町を範囲とする事業者も増加し、サービス提供基盤も充実してきましたので、高齢者人口の増加を基本とした推計を行っているとの説明を受けたところであります。 次に、施設サービスでありますが、特に今回考慮した点は入所施設の増加であり、町内においても平成15年4月には特別養護老人ホームみどりの森が30床増床、15年秋には(仮称)福祉医療センターの開設により、老人保健施設が80床新設されます。また、近隣市町においても入所施設の増床、新設が予定されていますことから、施設入所者は大幅に増加するものと予想されております。 このように、今後は入所施設等のサービス提供基盤の充実が図られ、より介護保険を利用しやすくなると考えられますが、かかる費用につきましては大幅に増加していくことが予想されます。
保険給付費におきましては、事業計画に基づきまして算出しております年額の費用総額から利用者負担の1割及び食費負担分を差し引いた88.3%を計上したとの説明を受けたところであります。 なお、1目居宅サービス給付費から予算書246ページ、7目居宅介護サービス計画費の各予算額につきましては、平成14年度までの給付費実績を勘案し、各科目に割り振って計上されたものであります。 次に、予算書の247ページ、概要書の181ページ、2項支援サービス等諸費の1,453万2,000円は、前年度に比べ2,587万8,000円、金額にして約3分の1の予算計上となっております。 減の理由といたしましては、事業計画から算出された
保険給付費の合計額では増額となっておりますが、各項合計の割り振りについては、今までの実績を勘案し、配分割合を変更したとのことであります。支援サービス等諸費につきましては、前年までの配分割合により実績が下回ったため、平成15年度は減額となっておりますが、その分、介護サービスの諸費等、他の
保険給付費への配分割合が増加されているとの説明を受けたところであります。 予算の主な内容につきましては、要支援の認定を受けた方が在宅における介護サービスの利用や福祉用具の購入及び住宅改修を行った際に支給する9割分の介護給付費並びにケアプラン作成に関する10割分の
保険給付費であります。 次に、予算書249ページ、概要書では183ページ、3項その他諸費の247万1,000円は、前年度に比べ58万4,000円の減額となっております。主な内容につきましては、介護サービス提供事業者からの保険給付請求書に係る審査及び支払い事務につきまして、埼玉県
国民健康保険団体連合会に委託して行うものであります。 4項高額介護サービス等費の444万8,000円は、前年度に比べ59万円の減となっています。主な内容につきましては、介護サービス利用者の世帯における一月当たりの利用者負担額が一定の額を超えた額につきまして、後日、償還払いにより給付するものであります。 3項、4項ともに減額となっておりますが、今までの実績を勘案し、
保険給付費の中で配分割合を変更したことによるものとの説明を受けたところであります。 次に、第3款財政安定化基金拠出金、1項財政安定化基金拠出金の106万2,000円は、前年度に比べ251万2,000円の減となっております。財政安定化基金につきましては、3年置きといたします事業運営期間におきまして、介護保険財政における安定的な運営が行えるよう、県に設置されております財政安定化基金に国、県、町がそれぞれ3分の1ずつ負担し、積み立てるものであります。財政安定化基金の拠出金につきましては、事業運営期間における標準給付費の合計額の0.1%、各年度ごとに3分の1ずつ拠出することになっておりますので、拠出率が平成15年度から0.5%から0.1%に変更となったため、減額になったとの説明を受けました。 次に、第4
款基金積立金、1項基金積立金の1,000円は、前年度に比べ5,000円の減額となっておりますが、介護
保険給付費準備基金から発生する利子分を積み立てるものであります。財産運用における利子分を0.001%と見込んでおりますことから減額になったものであります。 続きまして、予算書の250ページ、概要書の184ページ、第5款公債費は一時借入金の利子といたしまして11万5,000円とし、前年度と同額が計上されております。これは、一時借入金として最高額5,000万円の借り入れを行った際に発生する利子分を見込んだものであります。 次に、第6款諸支出金、1項償還金及び還付加算金は、前年度と同額の20万1,000円となっております。内容といたしましては、第1号被保険者の介護保険料の賦課徴収を行っておりますが、前年度におきまして転出、もしくは死亡などにより当町の被保険者としての資格を喪失したため可能となった保険料を還付するものであります。 次に、第7款予備費の1,000万円は、前年度に比べ300万円、率にして42.8%の増となっています。
保険給付費の各費目において同一款内での既存の予算内での対応をしても、なお不足が生じる場合に、一時借り入れ、または次の定例会における補正までの緊急をやむを得ない対応として予備費を計上したとの説明を受けたところであります。 以上で、説明を終わります。 それから、委員からはいろいろと審議も要望もございました。
介護保険特別会計予算の審議は、
介護保険制度が導入され3年が経過し、事業計画の見直しやそれに伴う介護保険料の改定について審議が集中したところであります。宮代町の福祉への取り組みや介護保険施設の充実などについて、また、今回の介護保険料改定の積算根拠についても、担当職員から詳細な説明を受けたところであります。 委員からは、近年の高齢者の増加や介護保険施設の増加により、今後大幅な
保険給付費の増加は避けられないものと思われ、また、誇れる行政のもとで
介護保険制度を推進している宮代町にとっては、このたびの介護保険料の改定はやむを得ないのではないかとの声もあったところであります。 また一方では、介護給付が増加することにより、利用者の負担がふえてくるという制度上の矛盾の問題や庄和町や吉川市のように値下げを予定している市町もあり、住民には介護保険料の値上げ、値下げの根拠がわかりにくいなどの意見もあったところであります。 また、特別養護老人ホームみどりの森の30床の増床、(仮称)福祉医療センター、老人保健施設の80床が新設され、さらに宮代町の福祉施設が充実されますが、施設の充実ばかりでなく、介護相談事業や認定調査事業などの充実に努め、高齢者が安心して利用できる
介護保険制度となるよう、町も積極的に取り組んでいかれるよう要望があったところであります。 以上をもちまして、文教厚生委員会に付託されました平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算の審議は終了したところであります。 終了後の討論では、反対討論1名、賛成討論1名がありました。 採決の結果、賛成多数により原案どおり可決いたしましたことをここにご報告申し上げます。 また、委員の皆様から何か補足がありましたらよろしくお願い申し上げます。 以上でございます。
○議長(横手康雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑はありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 柴山議員。
◆14番(柴山恒夫君) 議席14番議員、柴山でございます。 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第18号 2003年度、平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算案について、反対の立場より討論を行います。
介護保険制度がスタートして初めての介護保険料の改定が提案され、4月から実施されます。 現在の
介護保険制度は、介護給付がふえればふえるほど利用者の負担も増していくという制度上の矛盾があります。今でも大変な低所得者の介護保険料の負担は一層重くなります。65歳以上の第1号被保険者にとって、
介護保険制度の導入後、初めの半年間は経過措置として見よう、その後、保険料は半額徴収となり、1年後の2001年10月からは満額徴収になりました。宮代町民にとっては、この4月からは1人平均年間3,444円の値上げ提案という、まさに負担増の連続であります。 今回の町の決定では平均10.9%ですが、介護報酬の改定もあり、1割の利用料に大きな影響を受けることとなります。
介護保険制度になって、低所得者の介護サービスの利用率が低下しており、このまま介護保険料の値上げが行われれば、低所得者を中心に保険料の滞納や介護サービス利用の手控えに一層拍車がかかることになりかねません。 私ども日本共産党は、介護保険料の値上げは中止し、だれもが安心して利用できる制度と国が第一次的な責任を果たすべきと緊急要求をしております。 そして現在、介護保険への国の負担は給付費の25%とされていますが、このうち5%は後期高齢者の比率が高い自治体に重点的に配分される調整交付金で、宮代町では1.16%であります。全国町村会もこの調整交付金は25%の枠外にして、すべての自治体に最低でも25%が交付されるよう繰り返し要望しております。国の負担を5%引き上げれば約2,400億円の保険料の財源が確保され、全国で4月から保険料の値上げを中止することができます。当面、4月からの保険料の値上げをやめるために、国庫負担の割合を5%引き上げ30%とするよう国に求めるべきであります。 こうした今回の介護保険料の見直し、埼玉県では庄和町を初め、吉川市、岩槻市など12の自治体で引き下げられ、鷲宮町、久喜市、栗橋町など36の自治体で現状維持とのことであります。県内で平均値上げ率は5%であり、しかも今述べましたように、半数以上の自治体で値上げをしないことが明らかになっております。町でも一般会計からの繰り入れを行うなど、自治体の独自の努力でだれもが安心して介護サービスを受けられるよう、介護保険料の値上げの中止を求め、本案に反対討論といたします。 以上です。
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 小林議員。
◆20番(小林新一君) 議席20番の小林です。 議案第18号 平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算に賛成の立場で討論いたします。 我が国は今、急速に高齢化が進み、21世紀の半ばには3人に1人が65歳以上の高齢者になると言われております。このような状況に対応するため、高齢となっても地域で自立した生活が可能となるように
介護保険制度が開始となりましたが、その後3年が経過し、事業計画の見直し、またはそれに伴う介護保険料の改定、大切な時期を迎えております。本町におきましても全国的な例に漏れず、急速に高齢化が進んでおりますため、今後の大幅な
保険給付費の増加を見込み、介護保険料も上げなくてはならないとのことで、大変憂慮されるところでございますが、近年の高齢者の増加や介護保険施設の増加などを踏まえると、適切な使用推計に基づいた必要最低限の改定であると考えられます。あわせて、これまでに積み立てられた準備金を有効に活用し、介護保険料の上昇を最小限に抑えるとのことで、高齢者の負担をなるべく少なくしようという努力が認められるところでございます。 また、歳出予算編成におきましては、他市町村に先駆け実施している介護相談員や街角介護相談薬局などの活動をさらに充実させるとのことでございますので、介護保険サービスが必要となった方が漏れなく、十分にサービスを利用していただくことが可能となり、介護サービスの利用促進と質の向上を図ることを念頭に置いた期待できる予算編成となっております。 よって、議案第18号 平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算に賛成し、私の討論といたします。 以上でございます。
○議長(横手康雄君) ほかに討論ありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第18号 平成15年度宮代町
介護保険特別会計予算についての件を挙手により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(横手康雄君) 挙手多数であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△議案第19号の委員長報告、質疑討論、採決
○議長(横手康雄君) 日程第7、議案第19号 平成15年度宮代町
水道事業会計予算についての件を議題といたします。 本件について委員長の報告を求めます。 榎本建設土木委員長。 〔建設土木委員長 榎本和男君登壇〕
◆建設土木委員長(榎本和男君) 8番、榎本です。 建設土木委員会に付託されました議案第19号 平成15年度宮代町
水道事業会計予算の審議につきまして、ご報告申し上げます。 初めに、3ページをお開きください。 平成15年度の業務の予定量は、第2条で給水件数は1万2,874件、前年度比26件、0.2%の減、年間総給水量は424万8,000立方、前年度比32トン、0.7%の減、一日平均給水量は1万1,638立方としております。 15年度の主な建設改良事業は、配水管路などの整備拡張、老朽管更新及び第二浄水場の貯水池の防水工事などの改修工事とのことです。 予算規模として、第3条の収益的支出と4ページの第4条の資本的支出の合計額は9億9,796万3,000円で、前年度比8,732万1,000円、8%の減となっており、これは資本的支出における建設改良費の減によるもので、配水管布設替工事が大幅に減ったことによるものです。 第3条収益的収入及び支出について、26ページをお開きください。 平成15年度宮代町
水道事業会計予算実施計画明細書に基づきご報告いたします。 これは、15年度における事業の経営活動によるすべての収入と費用を計上するものです。収入について、第1款事業収益は7億2,749万円とし、前年度比1,912万2,000円の減となっております。主な理由として、給水収益及び分担金の減を見込んだことによります。 1項1目給水収益では、前年度比636万6,000円の減を見込んでおります。これは、老朽管更新事業などの推進により、有収率の向上が見込まれますが、東武動物公園や日本工業大学の大幅な節水意識の向上などにより、全体の給水単価を小さく見込んだことによります。 2目分担金、1節目的別分担金は、過去の実績をもとに貸家31件、建て売り35件を計上しております。前年度比25万2,000円減の470万9,000円を見込んでおります。 2節口径別分担金は、過去の実績をもとに計上し、前年度比36件の減、金額にして1,149万7,000円の減を見込んでおります。 3目その他営業収益では、2節手数料は、指定給水装置工事業者の指定手数料の今後も新たな申請が見込まれるため10件分を計上、給水工事の設計審査及び工事検査手数料もそれぞれ145件を見込んでおります。 3節雑収益につきましては、給配水管切回し工事負担金及び消火栓維持管理などの減が見込まれるため、前年度比150万1,000円減の2,351万3,000円を見込んでおります。 2項営業外収益は、預金利率の低下などが見込まれるため、前年度比1万円減の31万4,000円を見込んでおります。 2目1節消費税還付金は、建設改良費の大幅な減により消費税還付が見込まれないため、科目設定となっております。 次に、支出については、28ページをお開きください。 1款事業費用で7億8,793万8,000円を計上しております。前年度比129万3,000円の減を見込んだとのことです。主に総務費及び支払い利息の減などを見込んだことによるとのことです。 1項営業費用、1目原水及び浄水費では、前年度比331万8,000円の増となっております。主な内容は、人件費1名分、委託料、動力費、受水費などです。主な増減は、給水量などの減に伴う10節動力費の減、第一浄水場消毒設備更新時における安全性の高い次亜塩素酸ソーダに変更したことによる11節薬品費の増であります。 第二浄水場につきましては、既に更新済みであります。 12節受水費は、給水制限回避、地盤沈下対策の観点から前年と同量の日量7,500立方となっております。15年度は、県水は64.4%、地下水は35.6%とのことです。 2目配水費及び給水費は、前年度比112万9,000円の増となっております。主な増減として、配置替え等に伴う人件費の増と貯水槽内点検維持管理委託料の減に伴う5節委託料の減などであります。 7節の量水器修繕費は、8年以内に1回の検査を行うもので、約1,700個を予定とのことです。5社の見積もり合わせを行い、近隣市町の単価、過去の単価、他メーカーの単価も検討するとのことです。また、故障、修繕時の対応を考慮し、同一メーカーへ発注するようにしているとのことです。 8節路面復旧費は、本管や取出管の漏水についての工事の路面復旧とのことです。 3目総係費では、前年度費269万6,000円の減となっております。主に人件費、備消耗品費、委託料、負担金などであります。 3節報酬、上水道事業経営審議会委員報酬は、経営内容の審議を行うもので、委員12名を公募などにより選ぶとのことです。 14節賃借料は、料金システムの使用契約期間終了に伴い、合併などを考慮し再契約としたため、賃借料が10分の1となり、減となっております。 4目減価償却費においては、前年度分の建設改良事業に伴い182万1,000円の増となっております。 2項営業外費用は、前年度比420万8,000円の減となっております。 1目企業債に伴う支払い利息は、前年度借り入れを行わなかったことなどにより、大幅な減となっております。13年度が借り入れを行っていないため、今後は減っていくとのことです。 2目消費税は、建設改良事業の減などにより納付額の増が見込まれ、前年度比81万7,000円の増とのことです。 3項特別損失、2目1節過年度損益修正損については、不納欠損が見込まれるため35万1,000円を計上しております。 15年度予算ベースにおける供給単価及び給水原価はそれぞれ157円、202円となっており、逆ざやとなっております。補てん財源があり、対応しておりますが、今後については検討の必要があるとの説明を受けました。 以上で3条の収益的収入及び支出について報告を終わります。 次に、4条資本的収入及び支出についてご報告いたします。 34ページをお開きください。 資本的収入及び支出について、1款資本的収入では、前年度比3,577万2,000円の減、率にして67.2%の減となっております。 第5次拡張事業の前期分が終了し、また、老朽管更新事業などに伴う配水管布設替工事も当初の6万7,000メーター、布設割合約53%が15年度末において残り4,963メーター、率にして約3.86%の見込みとなり、終了に近づいたことなどにより、今後は補てん財源の充当により整備を進めることが可能であることから、当年度も企業債の借り入れを行わないことにしたことによるそうです。 近隣市町の老朽管の更新状況について説明を受けております。 建設土木委員会審議成果資料をご参照ください。 1項工事負担金は、1目工事負担金が農業集落排水工事や下水道工事に伴う配水管布設替工事の減により、前年度比3,577万2,000円の減となっております。消火栓設置工事負担金は4基分であります。 2項補助金について、前年度同額を見込んだとのことです。 35ページをお開きください。 1款資本的支出では、前年度比8,602万8,000円の減、率にして29.1%の減となっております。主に建設改良費の減によるものです。 1項1目建設改良費においては、主に浄水場施設整備事業の減などにより、前年度比47.7%、9,521万1,000円の減となっているとのことです。老朽管更新事業、農業集落排水工事及び下水道工事に伴う配水管布設替工事として5,482万円、第二浄水場配水池改修工事など浄水場施設整備事業として4,938万5,000円を計上したとのことです。 なお、工事箇所区につきましては、別紙の水道工事予定箇所をごらんください。 2項企業債償還金、1目元利償還金は、過年度に借り入れした企業債の据え置き期間が過ぎ、新たに償還金が発生するため、前年度比438万円の増となっております。 3項1目固定資産購入費、1節機械及び装置の量水器購入費は、単価契約で在庫の状況を見て購入しているとのことで、13ミリ80個、20ミリ200個、25ミリ5個分として542万5,000円を計上しています。 以上で、第4条に係る収入及び支出を終わります。 4ページにお戻りください。 第4条にありますように、資本的収入額が資本的支出額に対し不足する額1億9,253万9,000円は、過年度分損益勘定留保資金1億8,731万9,000円及び当年度消費税資本的収支調整額522万円で補てんするとの説明がありました。 第5条、6条、7条は予算書記載のとおりであります。 第7条のたな卸資産は、緊急用の資材で、工事業者に現物支給されるもので、業者が持っていない大きな資材で毎年買い足ししているとのことです。 また、9ページからの平成15年度宮代町水道事業会計資金計画書、給与費明細書も記載のとおりであります。 17ページ、債務負担行為に関する調書について、水道施設情報管理システム賃借料は、15年度までのリース契約を結んでいるとのことです。 次に、18ページ、平成15年度宮代町水道事業予定貸借対照表ですが、これは当該年度の財政状況を示すものです。 資産の部では、固定資産合計と流動資産合計を合わせた資産合計は69億1,796万9,000円となっております。負債の部では、固定負債合計と流動負債合計を合わせた負債合計は1億6,534万8,000円、20ページにかけての資本の部では、自己資本合計と借り入れ合計を合わせた資本合計は31億4,629万6,000円となる予定とのことです。剰余金のうち、当年度未処理欠損金1億778万6,000円につきましては、22ページの平成14年度宮代町水道事業予定損益計算書下段の当年度純損失4,520万8,000円に、本予算にのせていませんが、平成15年度純損失見込額6,257万8,000円を加えた額とのことです。当年度の未処理欠損金は、利益積立金などにより処分する予定とのことです。 以上のような審議経過を踏まえ、建設土木委員会に付託されました平成15年度宮代町
水道事業会計予算について、討論、採決を行い、討論なし、採決の結果、全員賛成にて可決されました。 以上で報告を終わります。 なお、各委員から補足説明がありましたらよろしくお願い申し上げます。 以上です。 ありがとうございました。
○議長(横手康雄君) これより委員長の報告に対する質疑に入ります。 質疑ありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 質疑なしと認めます。 これをもって質疑を終了いたします。 これより討論に入ります。 まず、本案に対する反対討論の発言を許します。 加藤議員。
◆12番(加藤幸雄君) 12番議員の加藤でございます。 私は、
日本共産党議員団を代表して、議案第19号 2003年度、平成15年度宮代町
水道事業会計予算案について、反対討論を行います。 老朽管の更新が進み、15年度末には残る老朽管路は4,963メートル、3.86%の残存率となる見込みとのことであります。老朽管更新が進み、また、第一浄水場改修工事もほぼ完了したことから、今後の建設改良工事は15年度は前年に続き企業債借り入れをせず、留保資金で賄うとのことで、将来の支払い利息を抑制する措置として評価できるものと考えます。 しかし、以下に述べるように容認できない点、赤字を招かないため工夫すべき点があります。 まず、消費税転嫁の問題であります。 消費税は、所得の高い人にも低い人にも、買い物をすればひとしく課税されるため、所得の低い人ほど負担が重くなるという不公平税制であります。しかし、その消費税を生活に欠かせない上水道水に5%そのまま転嫁していることは、現下の不況から町民の暮らしを守る点からも到底容認できないものであります。 次に、収益的収支は、年度末6,044万円の赤字となる予定であります。 私どもは、これまでもこの帳簿上の赤字発生が水道料金値上げにつながることから、口径別分担金や目的別分担金のほか、工事負担金についても収益的収入へ入れて、会計の安定を図るよう提起してきたところであります。15年度は、前年と同様、口径別、目的別分担金については、収益的収入に入れておりますが、工事負担金はまだ資本的収入としております。この分も収益的収入とするべきであります。 ただし、当年度工事負担金は、農業集落排水工事や下水道工事に伴う排水管布設工事が大幅に減るために1,247万6,000円と、例年に比べて金額は小さくなり、収益的収支の予定赤字額6,044万8,000円を埋め合わせるだけの額にはなりません。それだからこそ、一般会計からの支援がより強く求められるところであります。 水道事業は、町民の暮らしに欠かせない安全な水を提供する重要な公共的役割を持ちますから、一般会計から支援するのは当然の措置であります。 ところが、国は公営企業に受益者負担を持ち込み、独立採算を殊さら強調して、一般会計から繰り入れしないよう指導して、当町でもその姿勢を続けているわけであります。これでは、いずれ水道料金の値上げとなることは必至であります。一般会計から繰り入れすることで、水道会計を支援することを強く求めるものであります。 最後に、減価償却費の問題であります。 予算案では、減価償却費が事業費用の31.9%を占めておりますが、この割合は年々増加をしております。減価償却費が事業費用を押し上げて、収益を圧迫し、見かけ上の損失を発生させるのであります。内部留保資金が十分にあるわけでありますから、減価償却費は減額計上の工夫があってしかるべきであります。 以上の理由から、水道会計予算案に反対であります。 以上です。
○議長(横手康雄君) 次に、本案に対する賛成討論の発言を許します。 高岡議員。
◆16番(高岡大純君) 16番、高岡です。 平成15年度宮代町
水道事業会計予算に対して、賛成の立場で討論をいたします。 平成15年度予算全体を見ますと、水道事業経営も社会情勢の変化による影響を大きく受けていることがうかがえます。特に、3条予算では、原水及び浄水費や総係費などの経費の削減に努めているにもかかわらず6,257万8,000円の純損失の発生を見込んでいますが、これは老朽管更新事業の推進や浄水場改修工事などの建設改良工事により発生する減価償却費の増、また、企業債による借入に伴い発生する支払い利息などによるもので、最も大きな理由としては、この数年間、景気低迷や節水意識の向上などの影響を受け、給水収益が減少となっており、当年度においても大幅な減少を見込んだことによるものであります。 しかし、水道事業は本来、安全で低廉、豊富な飲料水の供給など、公共の福祉を目的としており、量を売ることを目的としておりません。限りある資源の有効活用の観点からも、節水意識の向上などは歓迎すべきことであり、純損失の発生はやむを得ないことであると思われます。 これに対し、4条予算においては、工事負担金や国庫補助金などのほか、内部留保資金の活用により、企業債に頼らず事業を進め、第二浄水場の配水池改修工事などのほか、老朽管更新事業及び配水管整備事業合わせて約965メートルの配水管の整備を予定しております。特に、耐震性向上などを目的とした災害対策事業としての老朽管更新事業については、平成5年度の事業開始当初全体の約53%であった布設割合を当年度末においては、残り約5,068メートル、率にして約3.86%まで減少させる見込みとなっております。この驚異的な進捗率は、災害対策への強い姿勢のあらわれでもあります。さらに、窓口業務の合理化やマッピングシステムの活用など、住民へのサービス向上も引き続き進めていることがうかがまえす。 以上のように、平成15年度予算については、数々の経営努力をされていることがうかがえますが、さらなる工夫を重ねた事業の経営をされることを希望し、平成15年度宮代町
水道事業会計予算に対し、賛成するものであります。
○議長(横手康雄君) ほかに討論ありますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(横手康雄君) 討論なしと認めます。 これをもって討論を終了いたします。 これより議案第19号 平成15年度宮代町
水道事業会計予算についての件を挙手により採決いたします。 本案に対する委員長の報告は可決であります。 本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の挙手を求めます。 〔挙手多数〕
○議長(横手康雄君) 挙手多数であります。 よって、本案は委員長の報告のとおり可決されました。
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△散会の宣告
○議長(横手康雄君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。 本日はこれで散会いたします。 ご苦労さまでした。
△散会 午後2時00分...