令和 2年 3月 定例会(第1回) 令和2年
吉見町議会定例会会議録(第1号)〇議事日程 第1号令和2年2月27日(木曜日) 午前9時開会 開会及び開議第1 会議録署名議員の指名第2 議会運営委員長報告第3 会期の決定第4 諸報告第5 町長施政方針第6 教育行政の重点施策について第7 町長提出議案の報告第8 町長提出議案の上程及び説明 散 会〇出席議員(14名) 1番 齊 藤 嘉 宏 君 2番 土 田 健 壽 君 3番 戸 谷 照 喜 君 4番 宮 﨑 雄 一 君 5番 秋 山 真 美 君 6番 尾 﨑 豊 君 7番 神 田 隆 君 8番 荻 野 勇 君 9番 岩 崎 勤 君 10番 安 孫 子 和 子 君 11番 杉 田 し の ぶ 君 12番 小 林 周 三 君 13番 内 野 正 美 君 14番 小 宮 榮 君〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町 長 宮 﨑 善 雄 君 副 町 長 菅 野 明 雄 君 教 育 長 大 澤 幸 正 君 総 務 課 長 中 島 浩 規 君 政 策 財政課長 小 林 啓 三 君 地 域 振興課長 小 川 輝 由 君 会 計 管 理 者 栗 林 一 之 君 税 務 会計課長 田 島 秀 之 君 福 祉 町民課長 関 口 哲 也 君 健 康 推進課長 大 澤 修 一 君 子育て支援課長 関 根 正 徳 君 農政環境課長兼 嶋 﨑 堅 良 君 農 業 委 員 会 事 務 局 長 農 政 環 境 課 小 川 幸 弘 君 主 幹 ま ち 整備課長 加 藤 佳 男 君 水 生 活 課 長 小 島 俊 保 君 教 育 総務課長 内 野 隆 君 生 涯 学習課長 安 野 健 司 君 〇職務のため出席した事務局職員 議 会 事務局長 長 田 茂 雄 君
△開会の宣告
○議長(宮﨑雄一君) 皆さん、おはようございます。議員各位におかれましては、ご健勝にて3月定例会にご出席いただきまして、ありがとうございます。 先ほど議員控室で議員各位で相談をいたしました結果、皆さん、ご存じのとおり新型コロナウイルスが世界中を蔓延しているということで、当議会といたしましても、その予防対策として、議場内でマスク着用したらどうかというふうに相談をしました結果、マスク着用しましょうということに決まりました。発言時はマスクを外すということでしたいと思いますので、執行部の皆さんもいかがでしょうか。 では、よろしいようですので、そのようにしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 これより令和2年3月第1回吉見町議会定例会を開会いたします。 出席議員は14名でございますので、定足数に達しております。よって、会議は成立いたします。 これより本日の会議を開きます。 (午前 9時05分)
○議長(宮﨑雄一君) ここで町長より発言を求められておりますので、これを許可いたします。 町長。 〔町長 宮﨑善雄君登壇〕
◎町長(宮﨑善雄君) おはようございます。議長のお許しをいただき、貴重な時間をいただきまして、新型コロナウイルスにつきまして、町の対応についてご報告をさせていただきます。 世界中で感染者が拡大をして、終息の糸口が見えない状況でもありますし、連日テレビ等でも報道がなされている状況でございます。町では、先週の2月21日、金曜日、対策会議を実施いたしました。この会議の中で、まずはしっかりとした情報を共有すること。そして、対策をしっかり講じていこうということで意思確認をさせていただきました。その中で、町の全職員においては、勤務、朝出勤をする前に検温をして、37度5分以上の熱がある場合には休むということを徹底しようということで確認をしたところでもございます。 その後、連休明けの2月25日に国の対策本部より基本方針が出され、特にこの一、二週間が、拡大をするのか、終息をするのかということが瀬戸際であるという基本方針が出されました。町では、昨日の26日、そして今日本日、またあしたと、全職員に正しい認識と対策について周知をする、業務をしながらなのですけれども、周知をすることとしてございます。 昨日、これも国からですけれども、イベント等の中止あるいは延期、規模の縮小の要請が来てございます。本町においても町で主催する行事、イベント等については、3月13日の金曜日まで、原則中止あるいは延期ということを決定させていただきました。 なお、小中学校の卒業式あるいはその後4月に予定をされております入学式につきましては、埼玉県の教育委員会から町の教育委員会宛てに通達も来ておりますので、今後、教育委員会、学校と協議をして、また今後の状況を見ながら決定、判断をしていきたいというふうに思っています。この一、二週間の情報等の収集をしっかりして、今後の行事等については判断をしていきたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
△会議録署名議員の指名
○議長(宮﨑雄一君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 10番、安孫子和子議員、11番、杉田しのぶ議員を指名いたします。
△議会運営委員長報告
○議長(宮﨑雄一君) 日程第2、議会運営委員長報告を行います。 2月20日に議会運営委員会を開いておりますので、内野正美委員長にその結果の報告をお願いいたします。 内野委員長。 〔議会運営委員長 内野正美君登壇〕
◆議会運営委員長(内野正美君) 皆さん、おはようございます。議長にお許しをいただきまして、議会運営委員会の結果の報告をさせていただきます。 去る2月20日、木曜日、午前9時30分から午後2時45分まで、4階、執行部控室において議会運営委員会を開催いたしました。議会運営委員会の開催につきまして、出席委員は、神田隆副委員長、岩崎勤委員、尾﨑豊委員、安孫子和子委員と私、内野正美の全員でございます。議会より、宮﨑議長、長田議会事務局長、そして執行部より、町長提出議案の説明として、中島総務課長を初め関係各課の担当課長の出席をいただき、議案第1号の専決処分、議案第2号及び議案第3号の条例改正、議案第4号の条例廃止、議案第5号から議案第8号までの条例改正、議案第9号の指定管理者の指定、議案第10号の請負変更契約の締結、議案第11号の町道路線の廃止、議案第12号から議案第19号までの令和元年度一般会計、特別会計等の補正予算、議案第20号から議案第27号までの令和2年度一般会計、特別会計等の予算、議案第28号の人事案件、合わせて28議案につきまして説明をいただいたところでございます。 議事日程、審議予定表の審議の結果につきましては、皆様のお手元に配付のとおりでございますが、朗読をもって報告とさせていただきます。 令和2年3月
吉見町議会定例会議事日程。 令和2年2月27日、午前9時開議。(第1日)、開会及び開議の宣告。日程第1、会議録署名議員の指名、10番、安孫子和子議員、11番、杉田しのぶ議員。日程第2、議会運営委員長報告、内野正美議員。日程第3、会期の決定、2月27日から3月19日まで22日間。日程第4、諸報告、議長報告、町長報告、教育長報告。2月4日、
比企広域市町村圏組合議会定例会、安孫子和子議員。2月6日、
埼玉中部資源循環組合議会定例会、小宮榮議員。2月19日、
埼玉中部環境保全組合議会定例会、岩崎勤議員、2月21日、
北本地区衛生組合議会定例会、秋山真美議員。日程第5、町長施政方針。日程第6、教育行政の重点施策について。日程第7、町長提出議案の報告。日程第8、町長提出議案の上程及び説明。 (第5日)、日程第1、一般質問、神田隆議員、齊藤嘉宏議員、土田健壽議員、小林周三議員、秋山真美議員。 (第6日)、日程第1、一般質問、荻野勇議員、安孫子和子議員、戸谷照喜議員、小宮榮議員、杉田しのぶ議員。 (第7日)、日程第1、議案第1号 専決処分の承認を求めることについて(令和元年度吉見町一般会計補正予算(第7号))。日程第2、議案第2号 吉見町印鑑条例の一部を改正する条例。日程第3、議案第3号 吉見町監査委員条例及び吉見町水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例。日程第4、議案第4号 吉見町巡回バス運行に関する条例を廃止する条例。日程第5、議案第5号 吉見町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。日程第6、議案第6号 吉見町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例。日程第7、議案第7号 吉見町こども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例。日程第8、議案第8号 吉見町ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例。日程第9、議案第9号 道の駅いちごの
里よしみの指定管理者の指定について。日程第10、議案第10号 請負変更契約の締結について。日程第11、議案第11号 町道路線の廃止について。日程第12、議案第12号 令和元年度吉見町一般会計補正予算(第8号)。日程第13、議案第13号 令和元年度吉見町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)。日程第14、議案第14号 令和元年度吉見町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)。日程第15、議案第15号 令和元年度吉見町
介護保険特別会計補正予算(第4号)。日程第16、議案第16号 令和元年度吉見町
下水道事業特別会計補正予算(第3号)。日程第17、議案第17号 令和元年度吉見町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)。日程第18、議案第18号 令和元年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)。日程第19、議案第19号 令和元年度吉見町水道事業会計補正予算(第4号)。 (第8日)、日程第1、議案第20号 令和2年度吉見町一般会計予算。日程第2、議案第21号 令和2年度吉見町
国民健康保険特別会計予算。日程第3、議案第22号 令和2年度吉見町
後期高齢者医療特別会計予算。日程第4、議案第23号 令和2年度吉見町介護保険特別会計予算。日程第5、議案第24号 令和2年度吉見町
下水道事業特別会計予算。日程第6、議案第25号 令和2年度吉見町
農業集落排水事業特別会計予算。日程第7、議案第26号 令和2年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計予算。日程第8、議案第27号 令和2年度吉見町水道事業会計予算。日程第9、常任委員会付託。 (第22日)、日程第1、常任委員長報告、
総務建設常任委員長報告、岩崎勤議員、
教育福祉常任委員長報告、尾﨑豊議員。日程第2、質疑、討論、採決。日程第3、議案第28号 副町長の選任同意について。 なお、審議予定表につきましては、お目通しをお願いいたします。 以上が議会運営委員会での審議内容でございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして、スムーズな議会が進みますようよろしくお願いいたします。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 ただいま議会運営委員長の報告にありましたとおり、日程につきましては、この順序に従いまして議事を進めてまいりたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(宮﨑雄一君) ご異議なしと認めます。 よって、この順序に従いまして議事を進めてまいります。
△会期の決定
○議長(宮﨑雄一君) 日程第3、会期の決定につきましては、2月27日から3月19日までの22日間といたします。
△諸報告
○議長(宮﨑雄一君) 日程第4、諸報告を行います。 最初に、12月定例会以降における議長報告を行います。 12月定例会以降の主な議長報告。令和2年3月定例会。 令和元年12月18日、比企郡
町村議会議長会正副議長合同意見交換会が滑川町で行われ、正副議長が参加をいたしました。 23日、議会だより編集特別委員会が執行部控室で行われました。 27日、吉見町役場「仕事納めの式」が3階大集会室で行われ、職員の皆さんに1年間の御礼の挨拶を述べさせていただきました。 年が明けまして令和2年1月6日、吉見町役場「仕事始めの式」が、同じく3階大集会室で行われ、今年も1年間、職員の皆様に町政発展のためにご尽力くださいますよう、議会を代表して挨拶を述べさせていただきました。 8日、議会だより編集特別委員会、4階執行部控室で行われました。 9日、令和2年県と市議会議長会・町村議会議長会との新年懇談会が埼玉県知事公館で行われ、大野知事より新年のご挨拶をいただき、懇談会が行われたところであります。 同じく9日、部落解放同盟埼玉県連2020年新年旗開き・研修会が熊谷市ホテルガーデンパレスで行われ、参加をさせていただきました。 同じく9日、比企郡町村議会議長会第3回議長会議及び正副議長新年会が滑川町で行われ、時間が重なったため、岩崎副議長に参加をしていただきました。 10日、令和元年度吉見中学校PTA・後援会合同新年会が町内きんせいで行われ、参加をし、新年の挨拶を申し上げました。 11日、令和2年
消防協会比企支部消防出初め式が東松山市立第一小学校グラウンドで盛大に行われました。 同じく11日、令和2年吉見消防団役員新年会顔合わせ会が東松山市内松音屋で行われ、議会を代表して新年の挨拶を申し述べました。 12日、令和2年吉見町成人式がフレサよしみで行われ、議員13名が参加し、議会を代表して祝辞を述べさせていただきました。 同じく12日、建設埼玉吉見支部新年会が町内桜美で行われ、挨拶を述べさせていただきました。 15日、議会だより編集特別委員会が執行部控室で行われました。 同じく15日、吉見町商工会「新春講演会・賀詞交歓会」がフレサよしみで行われ、議会を代表して新年の挨拶を申し上げました。 1月18日、令和2年吉見消防団OB会総会及び懇親会が東松山市内松音屋で行われ、参加をさせていただきました。 20日、令和元
年度町村議会議長視察研修会及び懇親会が三芳町役場で行われ、三富新田の落ち葉堆肥農法についての研修を受けたところであります。 24日、
比企広域市町村圏組合議会代表者会議が東松山市役所内で行われました。 同じく24日、教育委員会・学校管理職合同新年会が町内花彩で行われ、議会を代表して挨拶を述べさせていただきました。 27日、
埼玉中部資源循環組合議会運営委員会が吉見町福祉会館で行われ、参加をいたしました。 29日、令和元
年度市町村トップセミナーが、さいたま市ロイヤルパインズホテルで行われ、「政治・経済~これからの日本を展望する~」と題しまして、
ジャーナリスト長谷川幸洋氏より講演をいただいたところであります。 31日、吉見町
PTA連絡協議会懇親会が町内きんせいで行われ、参加し、挨拶を述べさせていただきました。 2月2日、第26回久保田賀美文化祭が久保田賀美集会所で行われ、参加をさせていただきました。 4日、令和2年第1回
比企広域市町村圏組合議会定例会が東松山市議会議場で行われました。 5日、令和元年度比企郡町村議会議員研修会がフレサよしみで行われ、「気候変動影響下における今後の治水対策と自治体の対応~荒川流域の水害特性を踏まえて~」と題しまして、
埼玉大学大学院理工学研究科教授、田中規夫氏より講演をいただいたところであります。 6日、令和2年第1回
埼玉中部資源循環組合議会定例会が吉見町議会議場で行われました。 同じく6日、宮城県宮城郡
七ヶ浜議会総務産業常任委員会の皆さんが当町を視察に訪れ、岩崎副議長に歓迎の挨拶を述べていただきました。 7日、町村長・
町村議会正副議長合同研修会が埼玉県県民健康センターで行われ、「不良長寿のすすめ」と題しまして、
順天堂大学医学部免疫学特任教授、奥村康氏より講演をいただいたところであります。 18日、東京都西多摩郡日の出町議会の皆さんが吉見町を研修に訪れてくださり、歓迎の挨拶を述べさせていただきました。 20日、議会運営委員会が執行部控室で行われました。 21日、埼玉県
町村議会議長会定期総会が埼玉県県民健康センターで行われ、参加をさせていただきました。 以上が12月定例会以降の主な議長報告であります。以上であります。 続いて、12月定例会以降の行政の主要事業について、町長より報告を求めます。 町長。 〔町長 宮﨑善雄君登壇〕
◎町長(宮﨑善雄君) 議員の皆様にはご健勝にてご出席をいただき、3月議会定例会が開催されますことに厚くお礼を申し上げます。 議長の命によりまして、令和元年12月議会定例会以降の主な事務事業について、各課の取組状況等を報告いたします。 初めに、総務課の所管する事務事業から申し上げます。 交通安全への取組でございますが、12月1日から14日まで、冬の交通事故防止運動が展開され、期間中の12月9日に道の駅交差点におきまして、
交通事故防止街頭キャンペーンを実施いたしました。東松山警察署、交通安全協会、交通指導員及び交通安全母の会の皆様のご協力をいただき、チラシなど配布し、ドライバーの方々に事故防止の呼びかけを行っております。 次に、防犯への取組でございますが、12月1日から1月3日まで、年末年始特別警戒活動が展開され、期間中の12月12日に町民会館におきまして、区長の皆様にご協力をいただき、高齢者を対象とした振り込め詐欺防止等の啓発活動を実施いたしました。 次に、消防の関係でございますが、12月27日から31日まで、
吉見消防団歳末特別警戒が実施されました。夜間の町内巡回パトロールの際に防火の呼びかけを行い、防火意識の啓発と火災の発生防止を図っております。 また、1月11日には、東松山市立松山第一小学校グラウンドにおきまして、
消防協会比企支部消防出初め式が開催され、観閲や分列行進などが行われ、団員の団結と士気の高揚が図られております。また、比企鳶組合のはしご乗り演技により、火の用心を呼びかけております。 次に、区長会の関係でございますが、1月31日に区長会議を開催し、新年度の区長を初め、各行政区における役員の選出等をお願いをいたしました。また、日頃の活動や町政推進への協力に対しましてお礼を申し上げました。 次に、2月15日に、町民会館におきまして「人権を考える町民のつどい」を開催いたしました。小中学生による人権作文の朗読と、作家で「テレジンを語りつぐ会」代表の野村路子氏による講演を行っていただきました。会場にお越しの皆様は、作文の朗読や講演に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。 次に、入札でございますが、2月13日に入札を執行し、
道路照明灯LED化修繕工事を2件発注いたしました。 続きまして、政策財政課の所管する事務事業について申し上げます。 かるたを通して郷土の歴史を知り、郷土に親しみと愛着を持ってもらうことを目的として、12月7日に役場3階コミュニティセンターにおきまして、「吉見郷土かるた大会」を開催いたしました。
コミュニティづくり事業の一環として行いましたこの大会では、中学生や武蔵丘短期大学の学生、合計20名がスタッフとして運営に携わり、小中学生合わせて32チーム、117名が熱戦を繰り広げました。 次に、新たな交通システムの関係でございますが、12月25日に吉見町
スムーズ行動プラン検討会の利用者分科会を開催し、デマンド型交通の本格運行に向けた事業見直しの素案を検討していただくとともに、今後の周知PRなどについてご意見をいただいております。 1月10日には、国、県、交通事業者等を交えた全体会議を開催し、本格運行に向けた事業(案)が承認されました。この承認に基づき、運行事業者が埼玉運輸支局に運行許可を申請しております。併せて、デマンド型交通の事業内容をPRするためのパンフレットを作成しております。 次に、男女共同参画事業でございますが、1月24日に
男女共同参画推進委員会を開催し、男女共同参画講演会の開催及び広報誌「ほほえみ」の発行について、ご意見をいただいております。 また、2月22日には、町民会館におきまして男女共同参画講演会を開催いたしました。講師に落語家の林家染二さんを迎え、落語を交えながら、「愉快!痛快!理解!男女共同参画社会って何?」と題した講演を行っていただきました。来場者の皆様からは、改めて男女共同参画の重要性を認識できたなどの感想をいただいております。 次に、総合振興計画の関係でございますが、1月28日から2月5日までのうち5日間、町内5会場におきまして、第六次吉見町総合振興計画策定に向けて、
まちづくりワークショップを開催いたしました。合計で64人の方が参加し、計画策定に当たっての町に対する「想い」を語るとともに、吉見町で「守りたいこと」、「育てたいこと」について自由にアイデアを出し合っていただきました。寄せられた意見やアイデアは、アンケートの結果などと合わせて、計画の理念、基本構想に生かしてまいります。 次に、協定の関係でございますが、2月25日に、株式会社西武ライオンズと連携協力に関する基本協定(フレンドリーシティ)を締結いたしました。今後、フレンドリーシティとして協働事業を実施してまいります。 次に、入札でございますが、12月24日に入札を執行し、吉見町役場特定建築物定期調査及び
建築設備等定期検査業務委託を発注いたしました。 続きまして、地域振興課の所管する事務事業について申し上げます。 百穴活性化事業でございますが、元日より、吉見百穴に来場された小学生以下の先着500名を対象に、よしみんグッズがもらえるひゃくあなからのお年賀を開催いたしました。 また、2月13日から19日までの期間には、吉見百穴来場者先着500名を対象に、いちご狩り券やよしみいちご関連商品などが当たる、2月19日にちなみまして、吉見百穴219DAYを開催いたしました。これらのイベントの開催により、町と百穴、そして特産品のPRに努めたところでございます。 次に、1月17日に、道の駅いちごの
里よしみにおきまして、テレビ埼玉「ご当地中継63」の生中継が行われました。この番組内の企画、ご当地大声選手権では暫定1位となるなど、関係団体、ボランティアの方々とともに町を広くPRいたしました。 次に、1月30日に、大和田地区の産業団地整備に関する説明会を大和田集会所で開催し、埼玉県企業局が実施している土地評価など、今後のスケジュールについて説明をいたしました。町のさらなる雇用の創出と安定的な自主財源の確保に向けて、早期の事業化につながるよう努力してまいります。 続きまして、福祉町民課の所管する事務事業について申し上げます。 民生委員・児童委員についてでございますが、3年の任期満了に伴い、昨年の12月1日付で新たな民生委員・児童委員が厚生労働大臣から委嘱されました。委嘱された46名の民生委員・児童委員の皆様には、12月12日に委嘱状を伝達し、各地域で福祉活動にご尽力いただくようお願いをいたしました。 次に、長寿のお祝いでございますが、11月から2月までの間に、めでたく100歳になられました地頭方の脇谷英橘様、本沢の石川トメ様、松崎の篠田はな様、八反田の高橋たけ様に、長寿のお祝いを申し上げました。なお、2月1日現在、町内には100歳以上の方が10名おいででございます。 続きまして、健康推進課の所管する事務事業について申し上げます。 11月2日から12月5日までのうち12日間、健康づくり事業団健診センターにおきまして、集団による乳がん検診を実施し、480人の方が受診をいたしました。 次に、吉見町高齢者福祉計画及び介護保険事業計画の関係でございますが、高齢者の生活実態やニーズ、介護者の実態等を把握することを目的として、2月4日から18日までの期間、町内にお住まいの65歳以上の高齢者を対象に介護予防・日常生活圏域ニーズ等調査を実施いたしました。今後、この調査結果を参考にし、計画の策定及び介護予防事業に取り組んでまいります。 次に、入札でございますが、12月10日に入札を執行し、吉見町高齢者福祉計画及び第8期介護保険事業計画策定業務委託を発注いたしました。 続きまして、子育て支援課の所管する事務事業について申し上げます。 12月14日に、よしみけやき保育所のホールにおきまして、お楽しみ会を開催いたしました。今年は、1部の低年齢児、2部の高年齢児に分かれ、子供たちはこの日のために練習してきた手遊びや遊戯、劇など、手作りの衣装を身にまとい、一生懸命に演技をしていました。参加された方からは、子供たちの頑張りに感動し、涙が止まりませんでした、2部制にしたことでゆっくり落ち着いて見ることができてよかったなどの感想をいただきました。 次に、2月2日には、よしみけやき保育所で、2月12日には子育て支援センターにおいて、子育て応援事業を開催いたしました。今年は、絵本専門士による絵本の読み聞かせ、フィットネスインストラクターによるエアロビクスを融合させたエアロブックスや、いろいろな形の木片や木の実などの身近な自然の材料を使った工作、劇団による人形劇の3事業を実施いたしました。 参加者からは、絵本の読み聞かせの合間に体を動かすエアロブックスは新鮮で、子供も飽きずに参加できて楽しかった。工作はたくさんの材料があり、親子で一緒に考えながら作ることができ、最後まで楽しめたなどの感想をいただき、それぞれの事業で親子の絆が深まるものとなりました。 続きまして、農政環境課の所管する事務事業について申し上げます。 12月17日に、比企いちご連絡協議会総会が開催されました。決算、予算及び事業計画等について審議がなされ、いずれも原案のとおり承認されました。 次に、入札でございますが、1月23日に入札を執行し、明秋地内ほかの農地農業用施設災害復旧事業、農地復旧工事を発注いたしました。 続きまして、まち整備課の所管する事務事業について申し上げます。 1月30日に、吉見町都市計画マスタープラン第1回策定委員会を開催し、吉見町都市計画マスタープランの策定に向けて、策定の方針や町の現況、課題等についてご意見をいただいております。 次に、入札でございますが、12月議会定例会以降、3回の入札を執行し、舗装修繕工事を2件、排水路改修工事、河川災害復旧工事をそれぞれ発注いたしました。 続きまして、水生活課所管の事務事業について申し上げます。 2月18日に水道事業審議会を開催いたしました。給水安全確保及び老朽施設更新基本計画策定に向けて、将来の水道事業経営環境の見通しなどを説明し、委員の皆様から貴重なご意見をいただいております。 次に、入札でございますが、上水道関係において、黒岩配水場PC配水池防水防食塗装更新工事実施設計業務委託を発注しております。 続きまして、教育委員会関係について申し上げます。 12月7日から24日まで、町民会館におきまして、青年団との共催によるイルミネーションフェスタ2019を開催し、約2万8,000人の方々が来場されました。21団体にご協力をいただき、恒例となりました点灯式では打ち上げ花火に始まり、週末にはロビーコンサートのほか、各種バザーが実施され、連日大いに盛り上がっておりました。 また、イルミネーションフェスタ開催期間中の12月21日には、15回目を迎えたフレサよしみクリスマスコンサートとして、岡田奏×田中卓也Joint Concertを開催いたしました。美しいピアノ演奏と迫力あるサクソフォンで奏でるメロディーに観客は魅了されていました。 次に、1月12日に、町民会館におきまして成人式を挙行いたしました。町議会議長並びに議員の皆様を初め多くのご来賓とともに、成人された182名の方々へお祝いと、今後のさらなる活躍への期待を申し上げました。また、式典後には祝賀パーティーが開催され、新成人の皆様は、恩師と友人との再会を喜び合うなど、楽しいひとときを過ごされておりました。 次に、1月16日に、小林慶哉選手の2018INAS世界ハーフマラソン選手権大会、横田大和選手の2019ビアスレ・トライアスレ、これは近代2種と3種、世界選手権大会の出場に対しまして、その栄誉をたたえ、吉見町スポーツ栄誉賞を贈りました。 次に、1月19日に、町民会館におきまして、新春文化講演を開催いたしました。講師にタレントのゴルゴ松本さんを迎え、「命の授業」と題した講演を行っていただきました。様々な言葉や漢字の成り立ち、歴史の話など、笑いを交えながら、命、言葉、人生の大切さを伝える内容に、観客は熱心に耳を傾けておりました。 次に、2月9日に、町民会館におきまして、開館15周年記念事業、北島兄弟ニューイヤーコンサートを開催いたしました。迫力あるバンドの生演奏と北島兄弟の歌声に女性ゲスト歌手2名が華を添え、観客からは、とてもすばらしいステージでしたなどの感想をいただきました。 次に、入札でございますが、1月30日に入札を執行し、町民会館スカイホール屋根ほか防水修繕工事、ふれあい広場西側外周植栽剪定業務委託をそれぞれ発注いたしました。 最後に、一部事務組合について申し上げます。 比企広域市町村圏組合でございますが、2月4日に、令和2年第1回
比企広域市町村圏組合議会定例会が招集されました。比企広域公平委員会委員の選任について、令和2年度比企広域市町村圏組合一般会計予算についてなど15議案が上程され、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり同意、可決をいただいております。 次に、埼玉中部資源循環組合でございますが、2月6日に令和2年第1回
埼玉中部資源循環組合議会定例会が行われました。埼玉中部資源循環組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定、埼玉中部資源循環組合財政調整基金条例及び埼玉中部資源循環組合施設整備基金条例を廃止する条例制定など4議案が上程され、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり可決をいただいております。 次に、埼玉中部環境保全組合でございますが、2月19日に令和2年第1回
埼玉中部環境保全組合議会定例会が行われました。専決処分の承認を求めることについて、埼玉中部環境保全組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例、令和2年度埼玉中部環境保全組合一般会計予算など6議案が上程され、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり承認、可決をいただいております。 次に、北本地区衛生組合でございますが、2月21日に令和2年第1回
北本地区衛生組合議会定例会が招集されました。専決処分の承認を求めることについて(北本地区衛生組合議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について)、令和2年度北本地区衛生組合歳入歳出予算など5議案が上程され、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり承認、可決をいただいております。 以上が12月議会定例会以降の報告となります。よろしくお願いいたします。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 以上で町長報告を終わります。 続いて、12月定例議会以降における主な教育行政について、教育長より報告を求めます。 教育長。 〔教育長 大澤幸正君登壇〕
◎教育長(大澤幸正君) おはようございます。議員各位におかれましては、日頃より町の教育行政の推進にご指導、ご理解、またお力添えをいただいておりますことに改めて御礼を申し上げます。 それでは、議長の命により、12月定例議会以降の教育長教育行政報告を申し上げます。 まず、教育委員会議に係る事項でございますが、12月23日、1月24日、2月18日の3回の定例教育委員会を開催いたしました。協議いただいた事項でございますが、報告書に記載をいたしました10項目でございます。いずれも慎重審議をいただき、承認、議決をいただいたところでございます。 また、情報提供、意見交換では、4つの項目について協議を行い、各委員から貴重なご意見を伺うことができました。今後、これらの意見を十分に取り入れ、吉見町における教育行政の一層の充実発展を図ってまいりたいと思っております。 続きまして、教育総務課に係る主な事務事業について報告を申し上げます。 1月22日及び28日の両日、学校あり方研究協議会を開催いたしました。学校の在り方、特に町内小学校の在り方について、西小学校及び東第二小学校の授業を参観するとともに、施設見学、管理職から児童数に係る現状と課題について意見聴取を行いました。また、今後の研究協議の基礎資料とするため、町内の保育所、幼稚園、小中学校の保護者対象に吉見町の学校教育に関する保護者アンケートの実施を今後予定いたしております。 1月31日、いじめ問題対策連絡協議会、いじめ問題調査審議会を開催いたしました。両会とも委員の委嘱と正副会長の選出を行い、いじめ問題の現状把握と今後の取組についてご協議をいただきました。 2月4日から7日にかけて、本年4月に各小学校に入学予定の97名の児童の保護者を対象に、新入学児保護者説明会を実施いたしました。各学校に指導主事が出向き、教育委員会が掲げております学びと絆を深める人づくりについて説明を行い、家庭教育と家庭学習の重要性についてご協力をお願いいたしました。 2月6日でございますが、昨年11月に実施いたしました学力向上のための教育先進地視察の報告会を町内小中学校全教員を対象に行いました。秋田県大仙市の探究型授業を中心に研修し、今後、全ての学校で教育実践の糸口となるよう指導をしてまいりたいと存じます。 続きまして、生涯学習課に係る主な事務事業について報告をいたします。 12月7日ですが、この4月に小学校に入学予定の児童に対し、七つの祝いを行いました。対象児童は年々減少傾向にございますが、非常に活気のある元気あふれるお祝いとなりました。 12月19日から21日までの3日間、公共ホール音楽活性化事業を実施いたしました。この事業は、財団法人地域創造の助成による事業で、ピアニスト、サクソフォン奏者を本町に派遣いただき、19日、20日の2日間は町内の小中学校で、いわゆる出前授業を最終日の21日にはフレサにおいてクリスマスコンサートを開催いただき、児童生徒を初め町民の方にも好評を博したものでございます。 1月17日でございますが、第14回吉見町図書館等複合施設建設検討委員会を開催し、複合施設の実施設計について慎重審議の後、ご承認をいただきました。今後は、利用に関わるソフト面の導入等についてご協議をいただく予定でございます。 1月25日、第34回彩の国21世紀郷土かるた大会を行い、小学生13チーム、48名による熱戦が繰り広げられました。優勝いたしました西小学校チームには、県大会の出場権が与えられております。 続きまして、児童生徒の活躍でございますが、お手元の資料の一覧のとおりでございます。文化面、特に書道コンクールなどで多くの児童生徒の活躍に目覚ましいものがございました。ぜひお目通しをくださるようお願いをいたします。 まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくりと言われております。明日の吉見町を担う児童生徒は貴重な人材でございます。今後とも学校教育の充実を図り、知、徳、体のバランスの取れた、生きる力のある児童生徒の育成に努めますとともに、一人一人の町民が自己実現を図れるよう生涯学習の充実にも努めてまいります。どうぞよろしくお願いをいたします。 以上、3月定例議会の教育長教育行政報告とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 以上で教育長報告を終わります。 続いて、2月4日、
比企広域市町村圏組合議会定例会が開かれておりますので、安孫子和子議員より、その結果の報告をお願いいたします。 安孫子議員。 〔10番 安孫子和子君登壇〕
◆10番(安孫子和子君) 皆さん、おはようございます。議長の命によりまして、令和2年第1回
比企広域市町村圏組合議会定例会の報告をさせていただきます。 去る2月4日午前10時から、東松山市議会議場におきまして第1回定例会が行われました。吉見町議会からは、宮﨑雄一議長と私、安孫子和子の2名が出席いたしました。吉見町の宮﨑善雄町長も副管理者として出席されました。 議長の開議宣告の後、議席の指定がなされ、組合議会議員の異動があり、新たに嵐山町から森一人議員と川口浩史議員、小川町から大戸久一議員と笠原規弘議員が就任され、自己紹介が行われました。 次に、会議録署名議員の指名がなされ、会期は2月4日1日限りと決定されました。 次に、指名推選により小川町の大戸久一議員が副議長に選出されました。 次に、総務常任委員会を開き、互選により総務常任委員会副委員長に嵐山町の森一人議員が選任されました。 次に、管理者より行政報告が行われましたので、その内容を報告いたします。 消防業務では、昨年12月に東松山消防署北分署の大規模改修が完了し、運用を開始しています。また、1月には小川消防署嵐山分署の化学消防ポンプ自動車及び東松山消防署松山北分署の高規格救急自動車を更新配備しました。 次に、斎場及び霊柩自動車事業では、東松山斎場の整備事業について、昨年9月18日より新たな待合棟の供用を開始しました。現在は火葬棟の建設を進めており、1月末の進捗率は34.7%で、年内には火葬棟の工事が完了する予定ですとの行政報告がありました。 次に、上程された議案について報告いたします。人事案件1件、請負契約締結の一部変更1件、条例の制定及び改正3件、比企広域公平委員会の規約変更1件、補正予算議案4件、当初予算議案5件の15議案です。 初めに、議案第1号は、公平委員会委員の選任についてです。現委員の馬場勝彦氏の任期が本年4月10日で満了のため、後任に飯野和男氏を選任したいとするものです。 議案第2号は、請負契約締結の一部変更についてで、平成30年8月10日議決第20号にて議決された東松山斎場建設工事の請負契約の締結について、一部変更するものです。変更前請負金額18億8,460万円に5,940万円増額し、変更後請負金額19億4,400万円とするものです。 議案第3号は、比企広域市町村圏組合会計年度任用職員の報酬等に関する条例制定についてで、会計年度任用職員の報酬、給与等に関する規定を整備するものです。 議案第4号は、比企広域市町村圏組合一般職職員の給与に関する条例及び比企広域市町村圏組合一般職の任期付職員の採用等に関する条例の一部を改正する条例制定についてで、地方公務員法の一部改正により、期末手当等の規定で引用する地方公務員法の規定を整理するとともに、人事院勧告及び埼玉県人事委員会勧告に鑑み、一般職職員の給料、勤勉及び住居手当の改定を実施するものです。 議案第5号は、比企広域市町村圏組合消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例制定についてで、成年被後見人等の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律により地方公務員法が改正されことを踏まえ、消防団員の欠格条項から成年被後見人及び被保佐人を削除しようとするものです。 議案第6号は、比企広域公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び同委員会の規約変更についてで、比企広域公平委員会を共同設置する地方公共団体から埼玉中部資源循環組合を脱退させるため、比企広域公平委員会共同設置規約の一部を変更するもので、令和2年4月1日から施行するものです。 議案第7号は、令和元年度比企広域市町村圏組合一般会計補正予算(第2号)について、今回の補正は総額に変更はありません。 議案第8号は、令和元年度比企広域市町村圏組合消防特別会計補正予算(第2号)について、今回の補正は、予算の総額に歳入歳出それぞれ672万3,000円を追加し、予算の総額を32億6,466万6,000円とするものです。 議案第9号は、令和元年度比企広域市町村圏組合斎場及び霊きゅう自動車事業特別会計補正予算(第2号)について、今回の補正は、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ2,326万5,000円減額し、歳入歳出予算の総額を8億1,610万9,000円とするものです。 議案第10号は、令和元年度比企広域市町村圏組合介護認定及び障害支援区分審査会特別会計補正予算(第2号)について、今回の補正は予算の総額に変更はありません。 議案第11号は、令和2年度比企広域市町村圏組合一般会計予算について、予算の総額を歳入歳出それぞれ7,300万円と定めたいとするもので、前年度比200万円の減額です。 議案第12号は、令和2年度比企広域市町村圏組合消防特別会計予算について、予算の総額を歳入歳出それぞれ31億5,600万円と定めたいとするもので、前年度比7,100万円の減額です。 議案第13号は、令和2年度比企広域市町村圏組合斎場及び霊きゅう自動車事業特別会計予算について、予算の総額に歳入歳出それぞれ14億1,200万円と定めたいとするもので、前年度比5億6,800万円の増額です。 議案第14号は、令和2年度比企広域市町村圏組合介護認定及び障害支援区分審査会特別会計予算について、予算の総額を歳入歳出それぞれ6,300万円と定めたいとするもので、前年度比100万円の減額です。 議案第15号は、令和2年度比企広域公平委員会特別会計予算について、予算の総額を歳入歳出それぞれ70万円と定めたいとするもので、前年度比10万円の増額です。 以上が上程された議案の報告です。 慎重審議の結果、いずれの議案も原案のとおり可決されました。 次に、東松山市の鈴木健一議員の一般質問が行われ、内容は、台風19号について、訓練の在り方について、震災時同時火災の場合の対応についてでした。 なお、資料につきましては議会事務局に置かれていますので、お目通しいただければと思います。 以上で令和2年第1回
比企広域市町村圏組合議会定例会の報告とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 続いて、2月6日、
埼玉中部資源循環組合議会定例会が開かれておりますので、小宮榮議員より、その結果の報告をお願いいたします。 小宮議員。 〔14番 小宮 榮君登壇〕
◆14番(小宮榮君) 皆さん、おはようございます。令和2年第1回
埼玉中部資源循環組合議会定例会結果報告。 去る2月6日、木曜日、午前10時から、吉見町議会議場において組合議会の定例会が開催されました。吉見町からは、宮﨑議長及び戸谷議員、私、小宮の3名が出席いたしました。なお、吉見町長は正管理者として出席されました。 令和2年第1回
埼玉中部資源循環組合議会定例会について、その概要を報告いたします。 出席議員は22名でした。 会議録署名議員は、東秩父村の田中秀雄議員と東松山市の米山真澄議員が指名されました。 次に、議会運営委員会の森委員長から日程等について報告がありました。今回の定例会の会期は、1日限りと決定いたしました。 管理者の行政報告では、7月から12月までの組合事務が報告され、8月26日に行われました正副管理者会議において解散の方向で今後協議をしていくと決定し、10月5日に行われた正副管理者会議では、令和2年3月31日に解散することを一つの案として事務を進める、残る事務は吉見町に承継するなどを協議したことと、11月9日からの会議では、解散事務に伴う諸議案について、12月の構成市町村議会に上程することを決定したことが報告されました。 構成市町村議会では、関連する全ての議案が可決され、現在、解散に向けた事務を進めているとの報告がありました。 管理者から提出されました議案は4件であります。 議案第1号は、埼玉中部資源循環組合一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定についてです。人事院勧告に鑑み、一般職職員の給与について改定したもので、給与条例の一部を改正するものであります。 議案第2号は、埼玉中部資源循環組合財政調整基金条例及び埼玉中部資源循環組合施設整備基金条例を廃止する条例制定についてでございます。埼玉中部資源循環組合が令和2年3月31日をもって解散するため基金を廃止する条例を制定するものです。 議案第3号は、比企広域公平委員会を共同設置する地方公共団体の数の減少及び同委員会の規約変更については、比企広域公平委員会を共同設置する地方公共団体から埼玉中部資源循環組合が脱退するとともに、比企広域公平委員会共同設置規約を変更することについて協議をしたいので議決を求めるものでございます。 議案第4号は、令和元年度埼玉中部資源循環組合一般会計補正予算(第2号)です。歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ2億1,433万円を追加し、歳入歳出の総額を歳入歳出それぞれ9億9,622万9,000円とするものでございます。 以上の経過を踏まえ採決したところ、全ての議案が原案のとおり議決されたことを報告いたします。 続いて、一般質問が1件ありました。 次に、議会運営委員会へ閉会中の継続審査として付託することが決定し、閉会となりました。 埼玉中部資源循環組合は令和2年3月31日をもって解散となるため、これが最後の定例会となります。 なお、関係書類につきましては議会事務局にございますので、後ほど御覧いただきたいと思います。 こういう地権者が賛成していて解散するというのは、全国でも初めてらしいということでございます。大変珍しい組合でございます。 以上をもちまして報告とさせていただきます。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 続いて、2月19日、
埼玉中部環境保全組合議会定例会が開かれておりますので、岩崎勤議員より、その結果の報告をお願いいたします。 岩崎議員。 〔9番 岩崎 勤君登壇〕
◆9番(岩崎勤君) おはようございます。議長の命によりまして、令和2年2月第1回
埼玉中部環境保全組合議会定例会の結果につきまして報告申し上げます。 2月19日午前9時から埼玉中部環境センター議場で開会しております。出席議員は、吉見町議会選出の尾﨑豊議員、神田隆議員、内野正美議員、私、岩崎勤を含む13名であります。執行部の出席者は、宮﨑管理者、原口副管理者、三宮副管理者、事務局が3名であります。 付議されました議案は、専決処分の承認を求めることについての2議案、埼玉中部環境保全組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例、埼玉中部環境保全組合職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等の一部を改正する条例、令和元年度埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第3号)、令和2年度埼玉中部環境保全組合一般会計予算の6議案であります。 最初に、管理者から事務の執行状況について報告がありましたので、その概要を申し上げます。平成31年4月から本年1月までの管内から搬入されたごみ量は、可燃ごみ3万563.58トン、粗大ごみ1,308.25トン、合計3万1,871.83トンであり、昨年度と比較いたしますと、可燃ごみ661.26トンの増、粗大ごみ199.96トンの増、合計では861.22トン、2.78%の増でありました。他団体からは、大里広域市町村圏組合から283.72トン、小川地区衛生組合から1,084.20トン、東松山市から130.97トンの可燃ごみを受託処理しております。 次に、灰の処分につきましては、3,729.14トン全量をセメント原料として処理委託しています。 次に、施設の運転管理については、良好な運転管理を継続しており、焼却炉等定期点検整備委託等の点検整備及び1号炉の灰押出装置修繕等を実施しているとのことであります。 次に、第2期大間処分場については、昨年11月に関東地方整備局大宮国道事務所が中心となり、処分場対策検討会立ち上げに向けて検討会が開催されており、今後、大間一般廃棄物最終処分場対策検討会が設立され、課題と対策について有識者による専門的見地から具体的な検討が開始される予定であるとのことであります。 また、平成30年9月6日付で提訴されました損害賠償請求事件に対する住民訴訟については、訴状の内容についての論点整理をするため、昨年1月から弁論準備が始まり、先月までに7回開催されております。8回目の弁論準備が3月9日に予定されているとのことであります。また、桶川市長から正副管理者宛てに令和2年度からの一般廃棄物の受入れについての依頼があり、今後、地域住民と協議していくとのことであります。 以上が管理者諸報告の概要であります。 次に、管理者提出議案の上程及び提案理由の説明が行われましたので、報告を申し上げます。 議案第1号及び議案第2号は、専決処分の承認を求めることについてであり、地方自治法第179条第1項の規定により昨年12月19日に専決処分したものであります。議案第1号 専決処分の承認を求めることについては、埼玉中部環境保全組合の議員及び特別職の期末手当の支給率を改正するため、関係する条例の整備をしたので、議会の承認を求めたいとするものであります。 次に、議案第2号 専決処分の承認を求めることについては、期末手当の率の改正及び人事院勧告に伴う職員人件費を補正するため、埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第2号)の専決処分をしたので、議会の承認を求めたいとするものであります。 次に、議案第3号 埼玉中部環境保全組合会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例については、会計年度任用職員制度が創設されることに伴い、勤務条件を規定するための条例を制定するものであります。 次に、議案第4号 埼玉中部環境保全組合職員の分限に関する手続及び効果に関する条例等の一部を改正する条例については、議案第3号の条例制定に伴い、関連する5本の組合条例の一部を改正する条例であります。 次に、議案第5号は、令和元年度埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第3号)についてであり、既定の歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ506万1,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ7億6,362万円とするものであります。歳入は、使用料及び手数料300万円の減額、財産収入1万円の増額、繰入金794万9,000円の減額、諸収入の受託事業収入1,600万円の増額であります。 歳出は、総務費、総務管理費、一般管理費5万円の増額、財政調整基金1万1,000円の増額、衛生費、清掃費、じんかい処理費500万円の増額であります。 次に、議案第6号は令和2年度埼玉中部環境保全組合一般会計予算についてであり、予算の総額は6億9,874万2,000円、前年度に対し3,971万7,000円、5.38%の減であります。歳入の主なものは、構成市町からの負担金4億8,000万円、地方交付税分担金73万円、使用料及び手数料1億4,500万円、繰入金5,255万9,000円、諸収入1,545万1,000円等であります。 歳出の主なものは、議会費662万9,000円、46万5,000円の増額、総務費4,412万円、49万4,000円の減額、衛生費6億4,299万3,000円、3,968万8,000円の減額であります。 以上が管理者提出議案であり、上程されました6議案は慎重審議の上、それぞれ原案のとおり承認、可決されました。 以上をもちまして、令和2年2月第1回
埼玉中部環境保全組合議会定例会の報告とさせていただきます。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 続いて、2月21日、
北本地区衛生組合議会定例会が開かれておりますので、秋山真美議員より、その結果の報告をお願いいたします。 秋山議員。 〔5番 秋山真美君登壇〕
◆5番(秋山真美君) 皆様、こんにちは。議長の命によりまして、令和2年第1回
北本地区衛生組合議会定例会の報告をさせていただきます。 令和2年第1回
北本地区衛生組合議会定例会は、2月21日、金曜日に、会期を1日と定め、開会されました。 吉見町議会からは、荻野勇議員、小林周三議員、私、秋山の3名が出席し、宮﨑善雄町長も副管理者として出席されております。 本議会前に全員協議会が行われ、9時10分から本会議場において本会議が開催されました。 管理者提出議案は5議案で、議案第1号から議案第3号については専決処分の承認を求めるものです。議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正について、管理者及び副管理者の給与等に関する条例の一部改正について、職員の給与に関する条例の一部改正についてとなっており、北本市の第4回市議会定例会で条例の一部改正が議決されたことを受け、北本市に倣い、12月17日に専決処分したことについて承認を求めるもので、それぞれ原案のとおり承認されました。 議案第4号 令和2年度北本地区衛生組合歳入歳出予算については、予算総額3億1,425万円とするものです。歳入全体の89.1%を占める分担金及び負担金は、構成市町からの負担金で、令和元年度と同額の2億8,000万円、吉見町の負担金は5,466万7,000円で、前年度と比較し241万1,000円、4.2%の減となっています。繰入金は、施設整備基金からの繰入金2,417万6,000円と財政調整基金繰入金1,000円を合わせた総額2,417万7,000円で、歳入全体の7.7%を占めています。繰越金は1,000万円で、歳入全体の3.2%を占めています。諸収入は、雑入等を計上し、歳入総額を3億1,425万円としたものです。 続いて、歳出では、議会費は702万6,000円で、歳出全体の2.2%を占めています。総務費は7,007万円で、歳出全体の22.3%を占めています。し尿処理費は、運転管理に必要な経常的な経費のほか、長期修理等計画に基づく修繕として遠心濃縮器Bオーバーホール等の費用や高圧受電設備工事に係る経費等を計上し、総額2億3,215万4,000円とし、歳出全体の73.9%を占めています。予備費は、これまでの実績を考慮し500万円を計上し、前年度と比較し500万円、50%の減とし、歳出総額を3億1,425万円としたもので、原案のとおり可決されました。 議案第5号 令和元年度度北本地区衛生組合歳入歳出補正予算(第2号)については、歳入歳出それぞれ3,248万円減額し、歳入歳出予算の総額を3億1,153万6,000円とするものです。歳入は施設整備基金繰入金3,248万円を減額補正するものです。歳出は、877万円を施設整備基金へ積み立てるものと、入札減による4,125万円を減額補正するもので、原案のとおり可決されました。 このほか行政報告及び処理状況について説明が行われました。視察2件の受入れについて、また台風19号に係る職員の県内自治体との相互支援状況などでは、東松山市からの派遣要請により災害廃棄物の受入れ業務のため、9日間、延べ9名の派遣が行われたとの報告がありました。 令和元年の搬入量については、全体で2万8,246.45キロリットルで、前年と比較して1,220.61キロリットル、4.5%の増量となっています。鴻巣市、北本市、久喜市が増量し、吉見町が減量で、吉見町は5,861.79キロリットルで、前年と比較して2.38キロリットルの減量、0.04%の減となっています。 以上で報告を終わります。 なお、お手元に資料を配付させていただいておりますが、その他の資料につきましては議会事務局に置いてございますので、お目通しいただければと思います。ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 以上で諸報告を終わります。 暫時休憩します。 休憩 午前10時31分 再開 午前10時50分
○議長(宮﨑雄一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
△町長施政方針
○議長(宮﨑雄一君) 日程第5、町長施政方針を行います。 町長。 〔町長 宮﨑善雄君登壇〕
◎町長(宮﨑善雄君) 令和2年度を迎えるにあたり、将来像である「笑顔でつながる 元気なまち よしみ」の実現に向けたまちづくりの要点を申し上げ、議員各位並びに町民の皆さまに、ご理解とご協力を賜りたいと存じます。 始めに、政策展開について申し上げます。令和2年度の基本的な考え方については、「ふるさとよしみ」を次代につなげるべく、これまで積み重ねてきた成果を土台に、「定住化の促進」「高齢化社会への対応」「教育環境の向上」「雇用機会の拡大」「まちの拠点の創出」「持続可能な農業の推進」「地域を守るコミュニティの醸成」の7項目のキーワードを継承し、キーワードごとに重点事業を設けて取り組んでまいります。 今年度、強い勢力で上陸した台風によって、危機に適切に対応し、迅速に行動に移すということがいかに大切であるか、今後への大きな教訓を得ました。命を守るためには何をどのように備えるか、こうした異常気象は、いつ起きてもおかしくないものと認識し、常に危機感を持って自ら考え、行動していかなければなりません。 今、私たちは、これからの吉見町を考える大切な時を迎えています。 異常気象や人口減少というこれまで経験したことがない、大きな変化に対して、まず「しっかりと取り組むべき課題は何か、将来の吉見町をどのように見据えていくのか」を明確にし、果敢に挑戦を続けるものにしてまいります。 令和2年度は、「第五次吉見町総合振興計画」の総仕上げの最終年として、また、令和3年度から10年間のまちづくりの羅針盤となる新たな総合振興計画をとりまとめていく、重要な年となります。 将来像である「笑顔でつながる 元気なまち よしみ」の実現と次のステージに向け、財務状況に注意を払いつつ、人口減少が進む中でも、町民生活に密着した子育てや自然災害への対応など防災対策等の強化、産業の振興に必要な予算を配分し、重点政策を一層推進するとともに、計画的に進めてきた大規模な継続事業のさらなる推進をめざします。 次に、財政運営についてですが、平成30年度決算における本町の財政の健全化を示す指標は、いずれも早期健全化基準を下回っています。現段階で、法律に基づいた財政健全化計画を作成し、早期に財政健全化の取組を行う必要はありません。 しかし、令和2年度は大型投資事業を予定しており、それに伴う地方債の発行が見込まれることから、今後、財政指標等を注視していく必要があります。 歳入歳出予算については、町税や地方交付税など一般財源の大幅な増が見込まれない状況でありますが、将来を見据えた財政運営に向け、予算編成にあたっては、3点の基本方針を掲げ、必要性、緊急性による事業の順位づけを行い、真に必要な事業に厳選して取り組むとともに、町民が「安全・安心」に暮らすための取組については、時機を逸することなく的確に対応し、補助金や交付金など特定財源を活用しつつ持続可能な財政運営に努めてまいります。 また、基金については、令和元年度末の財政調整基金残高見込みが12億2,382万2,000円で、財政指針で目安としている7億円をクリアしていることから、引き続き、円滑な予算の執行及び不測の事態への備えとして、一定額を確保するとともに、変化する行政需要に適切に対応してまいります。 次に、地方債についてですが、本町の令和元年度末の一般会計に係る地方債残高見込みは、53億3,414万5,000円で、このうち、臨時財政対策債等を除く建設事業債は、12億9,569万6,000円となり、減少傾向にあります。引き続き、地方債においては、後年度元利償還金に交付税措置のあるものや低利率の政府資金を計画的に有効活用してまいります。 次に、政策展開及び財政運営に関する基本的な考え方に基づき編成した令和2年度予算(案)についてですが、一般会計83億4,800万円(前年度比19.3%増)、特別会計(6会計)49億9,401万2,000円(前年度比4.8%増)、公営企業会計(水道事業)10億1,931万3,000円(前年度比4.7%増)、全会計総計では、143億6,132万5,000円(前年度比12.7%増)としました。 一般会計の歳入ですが、歳入の中心を占める町税収入は、法人町民税、固定資産税の減などにより、3.0%減の25億4,188万7,000円と見込みました。 地方交付税は、地方財政計画等を参考に5.3%増の11億9,000万円と見込みました。 また、町債につきましては、準用河川横見川改修事業債、図書館等複合施設建設事業債、臨時財政対策債などを借入れることにより、354.9%増の12億8,650万円を活用します。 次に、歳出では、人件費15億6,429万3,000円、扶助費10億73万8,000円、公債費5億9,964万1,000円、繰出金9億3,206万6,000円を計上しました。 義務的経費全体としては、31億6,467万2,000円で、1億7,924万6,000円、6.0%の増となっております。「会計年度任用職員」が制度化されたことなどから、人件費が前年度と比較して大きく増加し、高齢者福祉や子育て支援のための扶助費も増加傾向にあります。 投資的経費につきましては、図書館等複合施設建設、東松山鴻巣線の4車線化事業、準用河川横見川改修工事、八丁湖公園護岸・フェンス改修工事など大型事業の実施により、12億5,187万6,000円、137.9%増の21億5,952万円となっております。 なお、国民健康保険事業をはじめとする6つの特別会計並びに公営企業会計である水道事業においては、財政の健全化を示す指標の算定において、連結決算の対象であることを十分に認識し、効率的・合理的な事業運営に努め、公営企業会計においても、効率的な経営により、それぞれの会計で目的達成に向け着実に事業を推進してまいります。 次に、重点事業についてですが、さらなる事業推進のため、7項目のキーワードに、それぞれ重点事業を設け、「まちの課題は何か、どこに力点を置くのか」ということを、より明確に示して、議員各位並びに町民の皆さまにお伝えしてまいります。 キーワードの1点目は、「定住化の促進」です。 人口減少は、わが国全体の課題であり、この課題に対して、本町では、人口減少の抑制に向け、引き続き、「子育て世代定住化促進奨励金」を軸に、若い世代を対象とした「新婚世帯移住定住促進奨励金」「こども医療費の18歳年度末までの助成拡充」などの事業を展開してまいります。子育て世代を応援することで、住んでよかったと感じていただき、子育てにやさしい町をめざします。 2点目は、「高齢化社会への対応」です。 令和2年1月1日時点の本町の高齢化率は、32.8%で、1年前と比較すると1.1ポイント上昇しています。高齢化が進行する中で、公共交通など移動手段の確保と環境づくりが課題です。年配の方が移動する手段の確保並びに町内の公共交通空白地域の解消に向けて、デマンド型交通の実験運行を行ってまいりました。実験運行や各種調査の結果を踏まえ、持続可能性と利便性を確保しながら本格運行を実施してまいります。 3点目は、「教育環境の向上」です。 町の未来を担う児童生徒の教育環境の向上や施設の整備が、課題となっています。基礎学力の向上と学習意欲の定着を目的として、日本漢字能力検定や実用英語技能検定に加え、比企地区学カテストを中学校の全学年に拡充して実施してまいります。 また、少子化に伴う学校の教育環境のあり方について、地域や保護者と連携しながら、引き続き、調査研究を行ってまいります。 施設については、図書館等複合施設の令和3年7月の供用開始に向けた建設工事を実施してまいります。 4点目は、「雇用機会の拡大」です。 雇用の創出は、町内での働く場を確保し、定住化を進めるためにも重要な課題です。企業進出が期待できる新たなエリアとして、大和田地区の整備を進めてまいります。大和田地区については、県企業局による産業系土地利用の調査を実施しており、引き続き、企業誘致による雇用機会の拡大に鋭意取り組んでまいります。 5点目は、「まちの拠点の創出」です。 町づくりアンケートでは、「町内に、日々の買い物に便利な商業施設がほしい」との回答が75項目中もっとも多く、核となるエリアの整備が課題となっています。産業交流拠点である道の駅の東側へ商業施設の整備をめざして、農地法や都市計画法など関係法令をクリアするため、引き続き、関係機関と協議を重ね、実現に向け一歩一歩進めてまいります。 6点目は、「持続可能な農業の推進」です。 本町の農業を取り巻く環境には、農業従事者の高齢化や担い手不足、遊休農地の増加などの課題があります。基幹産業である農業を元気にするため、企業と連携した新たな農業形態の確立をめざすとともに、本町の風土にあった農作物の普及に取り組むなど、希望のある農業を促進してまいります。 また、県営事業や農地中間管理事業を活用し、生産効率のよい農業基盤の整備や農地の集積を促進することにより新たな担い手の確保に努めてまいります。 7点目は、「地域を守るコミュニティの醸成」です。 防災・防犯に強いまちづくりには、地域のコミュニティ力が必要不可欠です。近年、近所やお隣同士のコミュニティの希薄化が課題となっておりますが、昨年の台風第19号の対応にあたり、改めて地域コミュニティの大切さを認識したところでございます。地域の防災力をさらに強化するため、「自助・共助」を土台とした、地域の実情に即した防災訓練等を実施し自主防災組織の活動を推進してまいります。 また、地域や町民同士の交流を深めるという観点から、多くの町民に参加いただいている、吉見まつり、町民体育祭を継続し実施してまいります。 以上が、重点事業として位置づける取組です。 次に、第五次吉見町総合振興計画の基本構想に掲げた4つの目標を達成するため、令和2年度に取り組む主な施策について、順次申し上げます。 第1の目標は、「魅力と活力に満ちた産業のあるまち」の創造です。 始めに、「魅力ある農業」への取組ですが、重点事業に掲げた担い手の確保については、家族承継にとどまらず、就農希望者への継承を含め鋭意取り組むとともに、農地中間管理事業を活用した農地の集積・集約化に取り組み、収益性の高いほ場づくりを進めてまいります。 また、農業基盤の整備につきましては、県営事業や補助事業を活用し、計画的に進めてまいります。県営事業では、引き続き、寺の前池の堤体改修工事が実施されるほか、大沼の堤体耐震補強や大串裏田地区のほ場整備に係る事業計画の策定が予定されております。 次に、「にぎわいを創る商業・観光」への取組ですが、重点事業に掲げた新たなまちの拠点の創出に鋭意取り組んでまいります。 多くの来訪者がある「道の駅いちごの
里よしみ」は、町の活性化には欠かすことのできない施設であります。来訪者の利便性向上や交流人口の増加に努めていくため一部駐車場を拡張し、さらなる施設の充実を図るとともに、国や大学など関係機関と連携し、魅力ある道の駅づくりを推進してまいります。 吉見百穴につきましては、公衆トイレのバリアフリー化や外国語に対応した案内看板、パンフレットを作成し、新規来場者及びリピーターの増加につなげてまいります。 また、観光事業につきましては、ホームページや各種パンフレット、SNSを効果的に活用し、町に存在する多くの観光資源を広くPRしてまいります。さらに、関係機関・団体と連携しながら、観光や特産品をテーマとしたイベントに積極的に参加し、町の魅力を紹介することで、町の活性化につなげてまいります。 商工業につきましては、引き続き、商工会と連携し、創業や経営安定化への支援及び就業支援の取組を進めるなど、町内商工業の振興に努めてまいります。 次に、「活力のある工業」への取組ですが、すでに操業がはじまりました「城南産業団地」では、新たに進出した企業による就業機会の拡大など、地域経済を支えています。重点事業に掲げた企業進出が期待できる新たなエリアの整備に鋭意取り組み、企業誘致を進めることで、さらなる雇用創出と安定的な自主財源の確保に努めてまいります。 第2の目標は、「緑と調和した安全・安心な生活空間のあるまち」の創造です。 始めに、「うるおいのある生活基盤」への取組ですが、町の土地利用の基本的な方向を示し、計画的なまちづくりの方針を定める「都市計画マスタープラン」を策定してまいります。 中央市街化区域につきましては、より良好な住宅地となるよう住環境整備に取り組んでまいります。特に、通行上及び防災上問題のある狭あい道路の改善につきましては、地域の皆さまの協力をいただきながら、国の交付金を活用するなどして進めるとともに、住宅建築を促すための道路整備に取り組んでまいります。 また、人々の憩いの場である公園では、地域に協力をいただきながら管理するとともに、遊具等の安全点検や繁茂した樹木を伐採するなど、安心して利用していただけるよう努めてまいります。 特に、さくら堤公園では、「川の国埼玉はつらつプロジェクト」の事業と連携し、駐車場や多目的トイレ整備を進めることにより、公園としての魅力の向上に努めてまいります。八丁湖公園では、より安全で安心して来園できるよう、施設長寿命化計画に基づき護岸とフェンスの改修を進めてまいります。 次に、「まちを支える道路・交通体系」への取組ですが、東松山鴻巣線は、県との連携を図りながら用地買収を進め、事業の進展に努めていくととともに、4車線化による横断箇所等、移動の制約に伴う迂回路の整備につきましては、意見交換会にて寄せられた要望等をもとに、計画を進めてまいります。 また、流川耕地のバイパス区間の4車線化と荒川右岸堤から鴻巣市へ至る区間の事業化につきましては、引き続き、「主要地方道東松山鴻巣線整備促進期成同盟会」を通じて関係機関に要望してまいります。 生活道路につきましては、区長から提出いただいた「土木工事要望申請書」に基づき、区長とともに要望箇所の確認や庁内の会議を実施し、緊急性や地域性を考慮しながら、さらに安全で利便性の高い道路環境を実現するため、舗装修繕や側溝整備などを推進してまいります。 横見川の整備につきましては、引き続き、維持管理の充実を図るとともに、緊急自然災害防止対策事業債を活用し、上流部の未改修区間の整備に努めてまいります。 橋りょうの維持管理につきましては、引き続き、定期点検を計画的に実施するとともに、橋梁長寿命化修繕計画を策定し、安全性の確保に努めてまいります。 また、交通政策につきましては、令和2年4月からデマンド型交通の本格運行を行ってまいります。 平成31年1月4日に実験運行を開始した日中デマンドに加え、4月1日から朝タデマンドの実験運行を行い、各種調査結果も踏まえて、本格運行に向けた事業内容の検討・協議を進めてまいりました。町外への通院に関して東松山方面、鴻巣・北本方面の隔日運行を見直すなど、将来の持続可能性を確保しながら利便性を向上させるとともに、今後、多くの方に利用してもらえるよう周知広報に努めてまいります。 次に、「快適な生活環境」への取組ですが、地方公務員法の改正により、令和2年4月1日以降「特別職非常勤職員」の、要件が厳格化されることから、衛生委員制度の見直しを図るとともに、集積所を管理する各行政区に対し、新たに補助制度を創設してまいります。これまでと同様、衛生委員を中心として集積所の維持管理、ごみの適正な分別及び美化運動が進められるよう、引き続き、町民の皆さまの協力をいただき、よりよい生活環境づくりに努めてまいります。 また、一部事務組合の埼玉中部資源循環組合については、解散に関する諸議案が、構成する9市町村議会で全て可決されております。今後、県に対する必要な手続きを行い、令和2年3月31日をもって解散となりますが、承継する事務等につきましては、町が行ってまいります。 なお、ごみの処理につきましては、町民の生活に直結するものであり、市町村の責務でありますので、今後、新たなごみ処理についての構想をまとめ、町民の皆さまにお示ししたいと考えております。 生活排水対策につきましては、引き続き、公共下水道事業、農業集落排水事業及び合併処理浄化槽事業の3事業による取組を進め、公共用水域の環境保全に努めてまいります。 公共下水道事業では、令和2年度中の供用開始に向け、日向山団地内の管路等施設整備を行ってまいります。 また、整備済区域の公共下水道への早期接続を促進してまいります。 農業集落排水事業では、引き続き、荒子地区の更新事業を着実に進めてまいります。その他、田甲地区の改修に向けた機能診断調査の実施及び処理施設ごとに最適整備構想の策定を進め、老朽化施設の更新の検討と効率的な維持管理に努めてまいります。 合併処理浄化槽事業では、浄化槽の適正な維持管理のための啓発活動に努めるとともに、公設浄化槽事業のさらなる普及を推進してまいります。 上水道事業につきましては、平成30年度に策定した「吉見町水道事業ビジョン」に基づき、配水管の耐震化と老朽設備の更新を進めてまいります。 また、水道事業経営の継続的な健全化をめざし、財政基盤の強化に努めてまいります。 次に、「支えあう安全・安心体制」への取組ですが、全ての行政区に設置された自主防災組織を中心に、自助・共助に、より力点を置いた防災訓練に取り組むことで、地域防災力の向上を図るとともに、東松山消防署吉見分署及び吉見消防団との連携を密にし、不測の事態、台風第19号の教訓及びアンケート結果を踏まえ、より迅速に対応できる防災体制の確立に努めてまいります。 また、各種ハザードマップの見直しとして、地震・土砂災害・洪水をひとつに合わせた新たなハザードマップの作成や周知を行うとともに、有事の際に迅速な対応ができるように町の防災拠点である役場庁舎に非常用電源を設置するための設計業務を実施してまいります。 さらに、災害時の被災者支援を円滑に行うため、埼玉県共同クラウド基盤を活用した「クラウド型被災者支援システム」を導入してまいります。 災害時要援護者への対応につきましては、災害時の避難行動などに支援を必要とする方々から申請していただいた「災害時要援護者登録」の情報を「地域支え合いマップシステム」で管理するとともに、引き続き、民生・児童委員、区長と連携し、災害時に必要となる要援護者情報の収集管理に努めてまいります。 交通安全及び防犯対策では、「安全・安心まちづくり推進会議」を中心に、総合的な交通安全・防犯対策を推進するとともに、令和2年度までに道路照明灯のLED化を完了してまいります。 また、区画線やカーブミラーなどの安全施設の整備・補修を進めつつ、高齢者を対象とした交通安全事業や児童への交通安全教室なども開催してまいります。 防犯パトロールの関係では、現在、町内の49団体、516人の方々が活動されており、犯罪発生率が年々減少するなど、大きな成果をあげていることから、今後も「防犯のまちづくり基本計画」の下、町民とともに安全な地域づくりに取り組んでまいります。 消費者対策につきましては、巧妙化する悪質商法や個人の消費生活に関するトラブルの解消を図るため、「東松山市消費生活センター」を窓口に相談事業を実施してまいります。 公共施設等の管理につきましては、建築後30年以上が経過し、老朽化している施設が多くあることから、各施設の全体の状況を把握し、長期的な視点により施設の長寿命化等を行うため、引き続き、国の「インフラ長寿命化基本計画」に基づき、「個別施設計画」の策定を進めてまいります。 第3の目標は、「健やかで笑顔あふれるぬくもりのあるまち」の創造です。 始めに、「笑顔あふれる地域福祉」への取組ですが、「地域福祉計画」に基づき、町民、地域が互いに支えあい、すべての町民が、安心して生活を送れる地域づくりをめざし、民生・児童委員などによる見守りや訪問活動、社会福祉協議会及び関係機関と連携した「ささえあいサービス事業」などに取り組んでまいります。 年金につきましては、制度が開始となりました産前産後期間の免除制度や年金生活者支援給付金制度の周知・啓発に、引き続き取り組むとともに、適正に年金が受給できるよう年金記録の情報提供や相談などの支援を続けてまいります。 次に、「健康づくりと地域医療」への取組ですが、急速な高齢化やライフスタイルの変化等に起因するがん・心疾患・脳血管疾患など、生活習慣病の増加が懸念される中、地域の特性を考慮した具体的な施策により、健康づくりを総合的かつ効果的に進めるために策定した「よしみ健康いきいきプラン」に基づき、子どもから高齢者まで、誰もが心身ともに健康で過ごすことができる環境づくりに努めてまいります。今後におきましても、健康寿命をさらに延ばすよう、特定健康診査をはじめ、新たに集団方式による子宮がん検診を加えて実施するなど各種がん検診の受診率向上に取り組み、生活習慣病等疾病の早期発見・早期治療につなげてまいります。 また、健(検)診後の保健指導では、健(検)診結果の説明会を開催するほか、保健指導を受けられなかった方を対象に、保健師等による個別訪問指導、慢性腎臓病や骨粗しょう症などを予防するための健康教室を開催し、生活習慣の改善、健康増進、疾病予防に積極的に取り組んでまいります。さらに、「埼玉県コバトン健康マイレージ事業」と連携した「よしみ健康づくりチャレンジポイント事業」を継続し、特典を付与する方式で健康に対し、あまり関心のない方なども取り込みながら、町民の自主的な健康づくりを促進してまいります。 救急医療につきましては、広域連携の下、比企管内市町村で行っている在宅当番医、病院群輪番制、小児初期救急医療など医療体制の充実に努めてまいります。 母子保健事業では、不妊治療や妊婦健診への助成、母子愛育会との連携による妊婦や乳児のいる家庭への声かけ訪問「こんにちは赤ちゃん事業」に取り組んでまいります。併せて、子どもの健やかな発育・発達を促し、病気を予防するための乳幼児健診の実施及び新たに定期予防接種に加わるロタウイルスの予防接種や抗体価が低い世代への風しんの追加的対策等の予防接種事業を実施し、妊娠期から出産・育児期まで子どもを安心して生み育てることができるよう支援してまいります。 また、両親学級を休日に開催し、父親が参加しやすい環境を整えることで父親の育児参加につなげてまいります。 むし歯予防事業につきましては、引き続きよい歯を保つ取組を幼児期からシニア世代に至るまで、町民全体で進めてまいります。 国民健康保険につきましては、都道府県が財政運営の責任主体となり、市町村とともに運営する「国民健康保険の広域化」の三年目を迎えます。引き続き、この国保制度改革に適切に対応しながら、国民皆保険制度を支える地域医療保険としての役割を果たしてまいります。 国民健康保険の保健事業につきましては、健康増進を図るために特定健康診査や人間ドック・脳ドック受診者補助事業を実施するとともに、集団健診において詳細な健診として眼底検査を導入し、健診体制の充実を図ってまいります。 また、医療費抑制の取組として、ジェネリック医薬品の利用啓発や人工透析移行を防止することを目的とした「糖尿病性腎症重症化予防対策事業」を実施してまいります。さらに、財源の確保と負担の公平性の観点から国民健康保険税の収納率の向上に向けた取組も強化してまいります。 次に、「健やかな子どもの育成」への取組ですが、令和2年度を初年度とする「第二期吉見町子ども・子育て支援事業計画」に基づき、次代を担う子どもを「安心して生み育てられる町」であり続けるため、さらなる子育て支援の充実に努めてまいります。 よしみけやき保育所では、一人ひとりの子どもの状況や家庭環境の実態を把握し、子どもと保護者が安心感と信頼感をもって保育所生活が送れるよう、きめ細やかな保育を実施してまいります。 併設している子育て支援センターでは、子育て世代の保護者が集い交流できる地域の身近な場所として、親子の絆がより深まる事業の実施と子育てに関する情報提供の充実を図ってまいります。 また、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を目的とする「子育て世代包括支援センター事業」では、配置された子育て相談員が保健センターの保健師と連携し、子育てに関する様々な課題を早期発見することにより、必要な子育て支援サービスの利用促進につなげ、子どもの健やかな成長と保護者の不安や悩みが軽減されるよう努めてまいります。 こども医療費につきましては、子育て家庭の経済的負担を軽減し、子どもの保健の向上と福祉の増進を図るため、これまで15歳までとしていた対象年齢を令和2年8月から入院・通院ともに18歳の年度末まで拡大してまいります。 ひとり親家庭等医療費につきましても、健康を維持し家庭の自立の一助となるよう、令和2年8月から窓口払いを一部廃止し、ひとり親家庭等の経済的な負担軽減に努めてまいります。 また、ふるさと納税を活用し、多くのお子さんが新たなステップへと踏み出す中学3年生を対象に、インフルエンザの発症及び重篤化の予防と経済的負担を軽減するため、インフルエンザ予防接種費用の助成を新たに行ってまいります。 次に、「高齢者の安心と生きがい」への取組ですが、介護保険事業では、令和2年度を最終年度とする「第7期吉見町高齢者福祉計画及び介護保険事業計画」に基づき、介護認定と介護給付の適正化に取り組んでまいります。今後も、高齢化率の上昇に伴い、介護保険の利用者及び介護保険給付費の増加が見込まれますので、これまでのサービス水準、保険給付費、保険料水準の変化を検証しつつ「第8期計画」の策定に取り組んでまいります。 認知症総合支援事業につきましては、認知症の早期発見・早期対応に資するため、70歳を対象とした「認知症予防検診」を継続して実施するほか、認知症の人やその家族が気軽に相談ができ、集える場所を増やすとともに、認知症による徘徊行動がみられるようになった場合でも安全を確保できるよう見守りシール交付事業を実施し、認知症ケアの向上を図ってまいります。 また、健康長寿をめざす介護予防や在宅生活を支えるための生活支援サービスの充実などに取り組んでまいります。さらに、介護が必要な状態になっても住み慣れた地域で安心して暮らし続けることができるよう比企地域全体で、医療と介護の連携事業に取り組み、医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」を確立してまいります。 また、介護保険制度に基づく各種サービス給付事業に加え、在宅での介護を支援するため、町独自の事業として、紙おむつ給付、配食サービス事業及び高齢者の介護相談等を実施してまいります。 高齢者福祉につきましては、高齢者が健康で安心して日々を過ごせるように、憩い・交流・健康増進を目的とした老人福祉センター「荒川荘」の運営や緊急通報システム設置事業、救急医療情報キット配布事業などに取り組んでまいります。 また、高齢者の就労の場である「シルバー人材センター」の運営や各地区のシニアクラブ活動を支援してまいります。 次に、「障がいのある人の安心と自立支援」への取組ですが、障がいのある方が自立した日常生活や社会生活を営むことができるよう、多様化するニーズに応じた必要な福祉サービスの提供を図るため、「第6期吉見町障害福祉計画」と「第2期吉見町障害児福祉計画」の策定を進めてまいります。 また、障がいのある方やその家族の経済的負担を軽減するために、重度心身障害者医療費や障害者手当などの支援事業を、引き続き実施してまいります。 第4の目標は、「豊かな心をもち一人ひとりに輝きのあるまち」の創造です。 始めに、「生きる力を育む学校教育」への取組ですが、子どもたちの確かな学力や、豊かな心と健やかな体の調和のとれた発達をめざし、質の高い学校教育を推進するとともに、基本理念を「学びと絆を深める人づくり」と定め、さまざまな事業を展開してまいります。 学力向上対策につきましては、教育講演会や教育先進地の視察研修を実施するなど、教師の指導力の向上を図るとともに、全児童に家庭学習の習慣を定着させることを目的に「いちご学習ノート」を配付するなど、新学習指導要領の実施を踏まえ、子どもたちの確かな学力の定着に努めてまいります。 進路指導では、中学3年生を対象として実施している比企地区学力テストを中学校全生徒へ拡大し、早い段階から進路に対する意識付けを図ってまいります。 また、日本漢字能力検定受検事業につきましては、小学2年生から中学3年生までの全員に「日本漢字能力検定」を受検する機会を設け、さらなる学習意欲の向上を図るとともに、言葉の意味や正しい使い方を理解させ、総合的な言語能力を身に付けた児童生徒を育成してまいります。 外国語教育では、引き続き、外国語指導助手(ALT)を小・中学校に配置してまいります。 また、小学校から中学校1年次までの学習成果を把握することを目的に、中学1年生を対象とした実用英語技能検定事業を実施してまいります。合格に向けた個々の学習を通して、英語の基礎を確実に身に付けさせ、生徒の英語への関心と学習意欲の向上をめざしてまいります。 特別支援教育の充実につきましては、学習面や生活面において、配慮が必要な児童生徒が在籍する学校に教育支援員を配置し、きめ細かな支援を行えるよう努めてまいります。 学校施設の整備・充実につきましては、子どもたちのICTを活用した学習環境を充実させるため、小・中学校への無線LAN(Wi―Fi)の導入に向けた取組を進めてまいります。 また、経年劣化した施設を、適宜、修繕し、安全で充実した学習環境の整備に取り組んでまいります。 幼児教育の充実につきましては、幼稚園から小学校への円滑な移行を図るため、教員相互の情報交換会を実施するとともに、保護者の経済的負担の軽減と幼稚園教育の振興を図るため、引き続き、入園料の一部を助成してまいります。 中学生海外研修派遣事業では、中学生が海外での生活体験を通じて、国際感覚を養うとともに、次世代の町を担う人材を育成することを目的に実施していることから、引き続き取り組んでまいります。 また、中学生社会体験チャレンジ事業では、生徒が職業体験活動を通じて、多くの人とふれあい、働くことの大変さや大切さを学ぶとともに、夢や目標をもって自分の将来を考えるよい機会になることから、引き続き取り組んでまいります。 「読書活動の推進」「あいさつ運動の推進」につきましては、ふるさとを愛し、社会生活の基本的ルールを身に付け実践できる心豊かな児童生徒の育成を学校、家庭、地域が一体となり進めてまいります。 今後の学校の教育環境のあり方につきましては、地域住民代表者や保護者、学校関係者などからなる協議会で、児童生徒がより良い環境の中で教育が受けられるよう、幅広い見地から調査研究を行ってまいります。 学校給食の米飯には、吉見町産の「彩のかがやき」を100%使用するとともに、副食の野菜類も吉見町産を使用するなど、地産地消を推進する中で安全でおいしい給食の提供に努めてまいります。 また、調理員が給食の時間に小学校を訪問し、地場産野菜の紹介や献立名の由来などを説明し、食に関する正しい知識や望ましい食習慣を呼びかけ、食育を推進してまいります。 次に、「生涯を通じた学習活動」への取組ですが、町民が心豊かで充実した生活を送ることができるよう、自主的な生涯学習活動を支援し、学習意欲や多様なニーズに対応した学級・講座の充実に努めてまいります。 生涯学習の機会の充実につきましては、お互いに支えあう社会を構築するため、ボランティア活動のきっかけづくりとして「ボランティア養成講座」を開催してまいります。 また、子どもたちに活動の場やふれあいの機会を提供するため、「放課後子ども教室」「親子自然観察会」「青空おもしろ教室」などを開催してまいります。 公民館事業につきましては、「文化祭」や「芸能発表会」など、地域に根ざした文化活動を発表する機会の提供に努めるとともに、「こどもまつり」や「七夕まつり」など、子どもから高齢者まで幅広い年齢層がふれあえる事業を実施してまいります。 図書館につきましては、ゆとりある読書空間の確保及び生涯を通じた学習活動ができる拠点施設となる図書館等複合施設の建設工事を令和3年7月の開館に向け実施してまいります。 また、幼いころから本に親しみ、成長とともに継続して読書ができる環境を整えるため、関係機関やボランティア団体等と連携し、町内小中学校及び各種施設への団体貸し出しをはじめ、幅広い年齢層を対象とした事業や講座等を開催してまいります。 人権問題への対応につきましては、町民を対象とした「人権を考える町民のつどい」を開催するなど、人権課題の解決に向けた人権意識のさらなる高揚に努めてまいります。 次に、「生涯スポーツとレクリエーション」への取組ですが、「町民みんなが、1(いち)スポーツを」をスローガンに、町民の健康・体力・交流の機会充実を図るため、総合型地域スポーツクラブ等と連携し誰もが気軽に参加できる各種スポーツ教室の開催や、各種大会の活性化に向けた支援に取り組んでまいります。 また、「町民体育祭」につきましては、スポーツによる健康づくりはもとより、町民相互の交流を通して地域コミュニティが醸成されるイベントであることから、引き続き、スポーツ協会、スポーツ推進委員協議会等と連携し、より多くの町民に参加していただけるよう努めてまいります。 次に、「学校・家庭・地域の連携」への取組ですが、家庭教育の重要性や親の役割について学ぶ「家庭教育講演会」などを開催し、子どもたちが健やかに成長できるよう家庭教育の充実に努めてまいります。 次に、「地域文化の振興と交流の促進」への取組ですが、町民会館を拠点に、時代の変化や町民ニーズに合った事業を進めるとともに、質の高い芸術文化に接する機会の提供と個性豊かな地域文化活動の支援に取り組んでまいります。 町民参加型事業につきましては、「フレサ若葉祭」「ミュージック&フラワーフェスタ」「イルミネーションフェスタ」といった事業を関係団体との連携により実施するとともに、自主事業では、より多くの町民が集えるよう事業を展開してまいります。引き続き、事業実施の際は、フレサよしみサポーター委員会に協力をいただきながら、取り組んでまいります。 文化財の保護・活用につきましては、国指定史跡「松山城跡」の整備方針や理念を取りまとめる「松山城跡整備基本構想」の策定に取り組むとともに、町内の貴重な文化財の保護・活用に努めてまいります。 また、埋蔵文化財センターでは、文化財ボランティアに協力をいただきながら、引き続き、「勾玉づくり」「埴輪づくり」などの体験学習事業に取り組んでまいります。 以上が、政策の大綱を基に実施する主な施策についての概要であります。 むすびでございますけれども、「令和」という新たな時代がスタートしました。 令和元年度を振り返りますと、「ラグビーワールドカップ」が開催され、日本代表が初のベスト8に進出し列島が熱狂に包まれました。 10月12日には、「台風第19号」が東日本を縦断し、町内においても避難指示、避難勧告が発令され、荒川本線の越水により床上浸水等の被害が発生しました。 改めて、町民の安全・安心、生命と財産を守る立場として、災害に強いまちづくりを進めることが重要であると痛感いたしました。 まちづくりにあたっては、「意識の醸成」が大切であると考えます。 行政区や企業をはじめ町内で活動する様々な地域団体との懇談を通していただいたご意見に、町民のサービスに直接携わる職員が寄り添いながら、連携・共同することで「意識の相乗効果」を図ってまいります。 重点事業並びに施策の推進にあたり、常に町民の立場に立った対応はもちろん、自分事として職務に取り組むよう「意識改革」に努めてまいります。 私は、このような「意識の醸成」によって、人と人がお互いに活気のあるまちづくりを共有していくことで大きな力を生み、町の将来を創造して行くものと確信しております。 まちづくりの主役は、町民です。私は、まちづくりのリーダーとして、責任と誇りを堅持しつつ、町民一人ひとりが「しあわせ」を実感できるまちづくりのために、全身全霊を傾注し、その任にあたる覚悟であります。 私たちが描く「ふるさとよしみ」を、物心ともに豊かで「小さくても輝く吉見町」「田舎でも誇れる吉見町」とするための施策を、これからも一歩一歩着実に進めてまいります。 令和2年度は、平和の祭典「東京オリンピック・パラリンピック」が開催されます。本町でも、パラリンピックの採火式を夏に行いスポーツの機運を高めてまいります。 町の魅力、町の賑わいを次代につなげていけるよう、町民の参画をいただきその町民の想いを受け止め、新たな総合振興計画を策定してまいります。 以上、令和2年度の町政に臨む私の所信及び町政の基本方針を申し上げました。町政をともに担っていただく議員各位並びに町民の皆さまに、なお、一層のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げ、令和2年度の施政方針といたします。 令和2年2月27日、吉見町長宮﨑善雄。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 以上で町長施政方針を終わります。 暫時休憩いたします。 休憩 午前11時45分 再開 午後 1時10分
○議長(宮﨑雄一君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
△教育行政の重点施策について
○議長(宮﨑雄一君) 日程第6、教育行政の重点施策について、教育長より説明を求めます。 教育長。 〔教育長 大澤幸正君登壇〕
◎教育長(大澤幸正君) 令和2年第1回町議会定例会の開会に当たり、令和2年度吉見町教育行政の重点について申し上げます。 まず、「学びと絆を深める人づくり」を基本理念とした「個性を伸ばし生きる力を育む吉見の教育」でございますが、この実現を目指し、これまで様々な事業を推進してまいりました。 学校教育では、児童生徒を直接指導する「教師一人ひとりの指導力の向上」、児童生徒の自主的な家庭学習の習慣化を促し、学力の向上を図る「いちご学習ノート・稲穂学習ノート」の積極的活用、小学2年生から中学3年生まで全ての児童生徒に、自ら目標に向かって学ぶ意欲を喚起する「日本漢字能力検定」や中学1年生を対象とした「英語検定」の公費受検の実施、道徳の時間に学んだ道徳的価値を実践として生かす「体験的な学習の充実」、学舎にふさわしい「教育環境整備」など、積極的に取り組み、学校教育の質的向上を目指してまいりました。 これらの取組の成果として、児童生徒の学校生活も充実するとともに、学力・体力のほか、誇れる成果が随所で得られるようになってまいりました。このことは町民、保護者の期待と信頼に応える学校づくり、人づくりが着実に実を結んでいると認識いたしております。 生涯学習・生涯スポーツでは、「いつでも」「どこでも」「誰もが」学ぶ機会、学ぶ場、スポーツのできる環境づくりに努め、町民のニーズに積極的に応えてまいりました。今日では多くの町民が各種講座や文化的活動に意欲的に参加するとともに、スポーツやレクリエーションを通して、親睦と交流を深める中で、健康的で活力に満ちた生活を送っていただいております。 また、全ての町民の学びの拠点づくりとしての図書館等複合施設の建設に向けて、図書館等複合施設建設検討委員会を中心に事業を推進してまいりましたので、充実した施設を建設していきたいと考えております。 町の将来を見据え、学校教育、生涯学習、生涯スポーツを充実し、子供から大人まで全ての町民が意欲的に学び、活動し、心豊かで活力に満ちた充実した人生を送る、この実現こそ教育委員会に課せられた責務であると考えております。 令和2年度は、現行の「学びと絆を深める人づくり」の基本理念を掲げてから、来年度で11年目を迎えることとなります。学校教育では、小学校では令和2年度から、中学校では令和3年度から、それぞれ新学習指導要領の本格実施が始まります。とりわけ、今回の改訂のキーワードである「主体的・対話的で深い学び」が、今求められております。小学3年生から開始される外国語活動と、小学5年生から新たに教科化される外国語の充実、ICTを活用したプログラミング教育の開始など、社会のグローバル化や高度情報化社会に伴う社会の急激な変化に対応するために、学校教育に求められる新たな課題であることから、決意を新たに教育委員会の総力を結集して、基本理念の「学びと絆を深める人づくり」の実現を図ってまいります。 そこで、お手元に配付いたしましたとおり「令和2年度吉見町教育行政の重点」を定めたところでございます。まず、3つの実践目標でございますが、「いちご学習・稲穂学習の推進」、「読書活動の推進」、「あいさつ運動の推進」でございます。この3つの実践目標につきましては、「人づくり」の基盤となるものであり、極めて重要な取組であると考え、継続して、目標として掲げたところであります。この3つの実践目標については、引き続き、学校、家庭、地域の三者が一体となって取り組む体制づくりを進めてまいります。 最初に「いちご学習・稲穂学習の推進」でございますが、毎日の家庭学習の習慣が児童生徒一人一人に一層身につくとともに、保護者の理解も進み、自主的に家庭学習を行うことが定着してまいりました。 教育委員会としても最重点として掲げ、「学校教育推進員会」を設け、より一層定着を図る目的で、家庭学習の吉見スタイルの確立に向け、全保護者に対し「吉見版家庭学習の手引き」を配布し、その周知を図ってまいりました。誰に言われることなく、時間を決めて自主的に机に向かう、この姿勢こそが学びの習慣づくりでは大切なこととなります。学びが定着し、習慣になったときに、新学習指導要領の狙いでもある「主体的な学び」を子供たちが体得したと言えます。 次に「読書活動の推進」でございますが、読書は感性を磨き、言葉を学び、表現力、想像力を豊かにするとともに、心豊かな人生を送る最良の友とも言えます。 町立図書館では、幼児・児童向けの「おはなし会」や「ブックスタート」、「読み聞かせ」、一般向けでは「朗読講座」や「読み聞かせボランティア育成講座」、そのほかにも幼児、小学生、中学生を対象にした「ブックリスト」や「読書貯金通帳」の配布等を行い、町内広く読書活動の普及、推進に努めております。今後とも読書活動を積極的に推進し、幼児から高齢者まで、本に慣れ親しむ環境づくりに取り組んでまいります。 また、新図書館建設に伴うソフト面の充実については、建設検討委員会等で意向をお聞きし、親しまれる知識の森として、新図書館の事実上の管理運営の方法等を検討させていただいております。 続きまして「あいさつ運動の推進」でございますが、挨拶は「心と心の潤滑油」とも言われ、コミュニケーション形成の第一歩とも言えます。町民からも、「子供たちがよく挨拶をしてくれるので、元気が出る、うれしくなる」などの声も寄せられております。今後も学校、家庭、地域や関係機関・団体等と協力しながら、「自分から進んで気持ちよい挨拶ができる」児童生徒の育成と、明るい「あいさつのあふれる吉見町」を目指してまいります。 以上、教育行政の重点に掲げました、3つの実践目標について述べさせていただきました。 続きまして、教育行政の重点「確かな学力と自立する力の育成」「豊かな心と健やかな体の育成」「質の高い学校教育の推進」「家庭・地域の教育力の向上」「生涯学習とスポーツの推進」でございますが、基本理念の「学びと絆を深める人づくり」、完全実施が直前となりました「新学習指導要領の趣旨の実現」を目指す上で、欠くことのできないものであります。 それでは、教育行政の重点として掲げました5つ重点の中で、令和2年度、最重点として進めてまいります「児童・生徒の学力向上」「特別の教科道徳」「プログラミング教育」「小学校における外国語(英語)」「図書館等複合施設建設」以上5つの事項につき、ご説明を申し上げます。 まず、「児童・生徒の学力向上」についてでございますが、ご承知のように、学力向上で最も大切なことは、「教師の指導力の向上」、「保護者の理解と協力」であります。今日まで「教師の指導力の向上」を目指し、様々な施策を行ってまいりました。講師を招いた「教育講演会」、県外の教育先進地を訪問し、指導技術を学び、自らの授業力の向上を図る「県外先進地視察研修」のほか、「県外先進地視察報告会」、「校内授業研究会」、「校内研修会」、埼玉県教育委員会が主催する「年次研修会」や「教科指導法の研修会」等々、積極的に教員を派遣し、資質、指導技術の向上を目指してまいりました。 今後は、校長会、教頭会、各種研修会の折に学んだことを学校を挙げて実践する、このことが目的となるよう指導してまいります。校長の意識が変われば学校が変わります。教師の意識が変われば児童生徒が変わります。そのことが学級経営力の高いクラスにつながり、学力を伸ばしていきます。今後とも管理職を初めとし、教師一人一人の意識変革を目指し、児童生徒に「確かな学力が定着する」学校づくりとなるよう指導してまいります。 続いて、「保護者の理解と協力」でございますが、学校と保護者の関係は、車の両輪によく例えられます。中でも児童生徒の基本的な生活習慣の確立、規則正しい生活などは、その最たるものと考えております。 この家庭における基本的な生活習慣の確立、規則正しい生活は、「学力向上」と大いに関連しているという調査結果も出ております。非認知能力、すなわち、やる気や我慢強さ、挑戦する意欲など、人目にとどまりにくい能力は、こうしたべースが重要であります。 続いて、「特別の教科道徳」でございますが、社会状況の変化から、学校教育法施行規則が改正され、今後は互いにルールやマナーを学び、規範意識などを育むとともに、人としてよりよく生きること、自分はどのように生きるべきかなど、自らの生き方を育むことが重要であるという考えから、小学校では、平成30年4月から「特別の教科道徳」として教科化され、中学校では平成31年4月から教科化されています。 これらのことは、資料を読んで単に感想を出し合ったり、話し合ったりなど形式的な指導から脱却を図り、問題解決的な指導方法を積極的に取り入れ、事象を児童生徒に深く見詰めさせ、自分はどうすべきか、自分に何ができるか判断させた上で、実行する手だてを自ら考え、道徳的実践力が身につくような指導に転換することが重要となってまいります。まさしく、一人一人が議論する道徳が求められております。こうした視点で、県の研究校として吉見中学校が指定を受け、道徳的な判断力、心情、実践意欲と態度にあふれた本町児童生徒の育成について、今現在、研究を重ねているところでございます。 続いて、「プログラミング教育」でございますが、新学習指導要領では高度情報化の進展に伴い、情報教育の一層の充実を図ることを求めております。現代社会においては、情報や情報技術が果たしている役割は極めて大きなものがあり、今後、児童生徒が社会でたくましく生き抜いていくためにも、「情報活用能力」を身につけさせていくことは、極めて重要なこととなります。 さらに、各教科の中で意図的、計画的に指導することが一層求められており、その中で情報機器の基本的な操作とともに、小学校段階からの「プログラミング教育」が新たに付け加えられております。 今後、「プログラミング教育」の全面実施に向けて、教員を対象とした研修会の実施や、教員による指導方法の調査研究を進め、教師一人一人が「プログラミング教育」の趣旨を理解し、各学校における指導力の向上が図られるように努めるとともに、今後の国におけるGIGAスクール構想を注視しながら、さらなるICT環境の充実に努めてまいります。 続いて、「小学校における外国語(英語)」についてご説明いたします。 現在、社会の様々な面でグローバル化が進展し、異なる文化との共存に向けての国際協力が求められる時代になっていることから、現在の児童生徒が社会で活躍する時代には、今まで以上に外国語(英語)をツールとしたコミュニケーション能力を身につけることが大切になると想定されます。 このような状況を考えた場合、小学校の早い段階から外国語(英語)に触れさせる重要性が増しております。外国語の中でも「英語」は現在、国際共通語として最も中心的な役割を果たしていることから、この能力を身につけることは、今後、国際社会に生きる日本人を育成する意味で、極めて重要であると考えております。 新学習指導要領の改訂では、小学3年生から外国語(英語)を学ぶ時間が創設をされます。小学3年生、4年生においては週1時間の学習となり、小学5年生、6年生においては週2時間の外国語(英語)学習となります。 外国語(英語)では、外国人による外国語(英語)に触れさせることが極めて重要と言われております。町では、ネイティブスピーカーとして、外国語指導助手4名を配置いたしております。中学校には1名常駐、他の3名が小学校6校を受け持ち、指導を展開しております。外国語指導助手が入ることにより、ネイティブスピーカーの英語が直接耳から入り、学習に変化をもたらすとともに、学ぶ意欲を一層刺激する効果がございます。 今後も、新学習指導要領に盛り込まれた、小学校での外国語(英語)指導を一層充実し、次代を担う子供たちに国際的視野やコミュニケーション能力を一層育成するため、外国語(英語)教育の推進に取り組んでまいります。 そして、これら小学校からの外国語(英語)教育の成果を把握するとともに、学習を通して外国語(英語)の基礎を確実に身につけ、生徒の外国語(英語)への関心と学習意欲の向上を目的に、本年度より新たに実施しました英語検定の効果検証にも努めてまいります。 続きまして、「図書館等複合施設建設の推進」でございますが、現在の町立図書館は、昭和60年2月に鉄筋コンクリート2階建てで完成し、同年5月5日の開館以来、35年が経過いたしました。このような状況の中で、蔵書数の増加、施設の老朽化、バリアフリー化への対応等の問題が顕在化してまいりました。そのため、第5次総合振興計画後期基本計画を踏まえ、地方債を活用し、生涯を通じた学習機会や快適に生涯学習を行うことができる拠点施設として、中央公民館跡地に新たに図書館を中心とした複合施設の建設を進めているところでございます。 この事業を推進するため「吉見町図書館等複合施設建設検討委員会」を組織し、今日まで14回の検討を行ってまいりました。建設検討委員会の中で、建設に対する基本的な考え方、コンセプトを「学びの拠点」、「情報発信の拠点」、「交流の拠点」といたしました。今後は、その運営方法等を検討し、建設を進めていく予定でございます。 なお、この図書館等複合施設の開館は令和3年7月の予定でございます。長年の夢であった新たな図書館等複合施設が、町民にとってよりよい拠点となるよう、完成に向け引き続き努力をしてまいります。 以上、令和2年度吉見町教育委員会教育行政の重点の中で、特に力を入れていく5つの内容につきましてご説明いたしました。そのほか、教育総務課が所管し、重点として掲げております「町立学校あり方研究協議会」では、特に小学校教育の在り方に関わる研究を、各委員の皆様に現在進めていただいております。また、東第二小学校複式学級に係る町費負担教員の配置、私立幼稚園入園料補助事業の実施、自転車損害保険の加入の促進、学校給食センターの施設・設備の管理、食材の地産地消の推進など、適切に対応し、保護者、地域から信頼される学校づくりが進められるよう鋭意努力いたしたいと存じます。 また、生涯学習課が所管します地区公民館、町立図書館、町民会館(フレサよしみ)、埋蔵文化財センター、町民体育館などで実施する様々な事業につきましても「いつでも」、「どこでも」、「誰もが」自らを高め、心豊かで潤いのある生活が実感できるよう、積極的に取り組んでまいります。 今後とも、「町づくりは人づくり、人づくりは町づくり」であることを肝に銘じ、吉見町の将来を見据え、学校教育の充実、生涯学習・生涯スポーツの充実を常に念頭に置き、各種施策を着実に進めてまいる所存でございます。 議員各位におかれましても、教育委員会の施策に今後ともご理解、ご指導、ご協力いただきますよう衷心よりお願い申し上げ、令和2年度吉見町教育行政の重点についての説明を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 以上で教育行政の重点施策についてを終わります。
△町長提出議案の報告
○議長(宮﨑雄一君) 日程第7、町長提出議案の報告を行います。 本定例会に町長から提出されました議案は、お手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。
△町長提出議案の上程及び説明
○議長(宮﨑雄一君) 日程第8、町長提出議案の上程及び説明を行います。 提出議案について、町長より説明を求めます。 町長。 〔町長 宮﨑善雄君登壇〕
◎町長(宮﨑善雄君) 議長の命によりまして、本定例会提出議案の説明をさせていただきます。 議案第1号は、専決処分の承認を求めることについてであります。令和元年台風第19号の被害を受けた世帯に対し、災害援護資金の貸付けを行うため、早急に予算措置が必要となったことから、令和元年度吉見町一般会計補正予算(第7号)を専決処分させていただきましたので、承認を求めたいとするものであります。 議案第2号は、吉見町印鑑条例の一部を改正する条例についてであります。成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴い、国の印鑑登録証明事務処理要領の一部が改正されたことから、所要の規定の整備を行うため、この案を提出するものであります。 議案第3号は、吉見町監査委員条例及び吉見町水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。地方自治法の一部改正に伴う所要の規定の整備のため、この案を提出するものであります。 議案第4号は、吉見町巡回バス運行に関する条例を廃止する条例についてであります。デマンド型交通の本格運行開始に伴い、吉見町巡回バスを廃止するため、この案を提出するものであります。 議案第5号は、吉見町特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてであります。子ども・子育て支援法の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の規定の整備を行うため、この案を提出するものであります。 議案第6号は、吉見町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例についてであります。放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準の一部改正に鑑み、所要の規定の整備を行うため、この案を提出するものであります。 議案第7号は、吉見町こども医療費支給に関する条例の一部を改正する条例についてであります。こども医療費の支給対象年齢を引き上げ、子育て世代への経済的支援の充実を図ることのほか、その他所要の規定の整備のため、この案を提出するものであります。 議案第8号は、吉見町ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例についてであります。ひとり親家庭等医療費の窓口払いの一部廃止を実施するため、この案を提出するものであります。 議案第9号は、道の駅いちごの
里よしみの指定管理者の指定についてであります。吉見町道の駅いちごの
里よしみの設置及び管理に関する条例第2条の規定により、道の駅いちごの
里よしみの指定管理者を指定したいので、この案を提出するものであります。 議案第10号は、請負変更契約の締結についてであります。荒子地区クリーン施設改修工事の工事内容に変更の必要が生じたため、この案を提出するものであります。 議案第11号は、町道路線の廃止についてであります。公共用財産の用途廃止のため、この案を提出するものであります。 議案第12号は、令和元年度吉見町一般会計補正予算(第8号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額から歳入歳出それぞれ3億3,223万6,000円を減額し、予算の総額を70億3,112万4,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、国庫支出金、国庫負担金、民生費国庫負担金3,624万円の減で、主なものは障害者自立支援給付費負担金3,000万円で、実績見込みによるものであります。 県支出金、県委託金、土木費県委託金1億7,999万1,000円の減は、東松山鴻巣線委託金で、実績によるものであります。 諸収入、雑入、雑入2,715万3,000円の減で、主なものはプレミアム付商品券売払収入3,960万円で、実績見込みによるものであります。 次に、歳出について申し上げますと、人件費は総額155万1,000円の減で、給料等の精算に伴うものであります。 続いて、人件費以外の歳出について、主なものを申し上げます。総務費、総務管理費、プレミアム付商品券事業費5,425万9,000円の減で、主なものは商品券換金負担金4,950万円で、実績見込みによるものであります。 民生費、社会福祉費、障害福祉費6,000万円の減は、障害者自立支援給付費の実績見込みによるものであります。 土木費、道路橋梁費、道路新設改良費1億7,999万1,000円の減で、主なものは東松山鴻巣線道路用地購入費1億2,433万7,000円で、実績によるものであります。 教育費、幼稚園費、幼稚園費1,391万4,000円の減は、私立幼稚園就園奨励費補助金で、実績によるものであります。 諸支出金、基金費、財政調整基金費2,262万8,000円は、財政調整基金へ積立てを行うものであります。 議案第13号は、令和元年度吉見町
国民健康保険特別会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額から歳入歳出それぞれ93万円を減額し、予算の総額を22億6,713万6,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、繰入金145万1,000円の減は、他会計繰入金の確定見込みによるものであります。国庫支出金のうち43万6,000円は、国保給付システム改修費に係る国庫補助金であります。 次に、歳出の主なものを申し上げますと、基金積立金1,417万5,000円は、歳入に不足が見込まれることから、基金積立金の減額補正をいたしたいとするものであります。諸支出金1,259万円は、前年度の普通交付金の実績に伴う交付金の返還であります。 議案第14号は、令和元年度吉見町
後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額から歳入歳出それぞれ595万1,000円を減額し、予算の総額を1億9,083万6,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、後期高齢者医療保険料370万円は、保険料の確定見込みにより減額するものであります。 次に、歳出について申し上げますと、後期高齢者医療広域連合納付金595万1,000円は、確定見込みに伴う減額補正をいたしたいとするものであります。 議案第15号は、令和元年度吉見町
介護保険特別会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ56万1,000円を追加し、予算の総額を16億1,078万2,000円といたしたいとするものであります。 歳入について申し上げますと、国庫支出金37万4,000円は、介護保険システム改修に伴う補助金であります。 また、繰入金18万7,000円につきましては、介護保険システム改修に伴う町負担分を一般会計から繰り入れるものであります。 次に、歳出について申し上げますと、総務費56万1,000円は、介護保険システム改修に係る委託料であります。 次に、保険給付費2,100万円は、介護サービス等諸費、介護予防サービス等諸費並びに高額介護サービス等費内の科目において、それぞれ過不足が見込まれるため、所要の補正を行うものであります。 次に、基金積立金2,100万円の減は、介護保険給付費準備基金への積立予定額を減額し、不足が生じる保険給付費に組み替えたいとするものであります。 議案第16号は、令和元年度吉見町
下水道事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額から歳入歳出それぞれ2,278万4,000円を減額し、予算の総額を4億5,994万4,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、使用水量の増加を見込み、下水道使用料3,000万円を増額し、また事業費の確定見込みに伴い、一般会計繰入金3,600万円、下水道事業債1,680万円をそれぞれ減額したいとするものであります。 歳出の主なものを申し上げますと、総務費、一般管理費283万7,000円の増額は消費税及び地方消費税の確定等によるもの、事業費、建設事業費3,450万円の減額は、汚水枝線工事が主なもので、確定見込みによるものであります。 事業費、維持管理費233万円の増額は、各種業務委託料及び荒川右岸流域下水道維持管理負担金の確定見込みによるものであります。 公債費、元金は財源組替であり、諸支出金、下水道事業基金費600万円の増は下水道事業基金への積立金を増額したいとするものであります。 地方債の補正につきましては、1,680万円を減額し、限度額を3,520万円といたしたいとするものであります。なお、その他の起債の方法、利率、償還の方法については、変更ありません。 議案第17号は、令和元年度吉見町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額から歳入歳出それぞれ365万8,000円を減額し、予算の総額を4億6,724万2,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、事業費の確定見込みに伴い、農業集落排水事業基金繰入金366万円を減額したいとするものであります。 歳出の主なものを申し上げますと、事業費、維持管理費366万円の減額は、委託料の確定見込みによるものであります。 繰越明許費、事業費、農業集落排水事業費1,350万円は、荒子地区の管路改修事業について翌年度へ繰り越しして使用することができるように設定をお願いしたいとするものであります。 議案第18号は、令和元年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ9,000円を追加し、予算の総額を2,102万7,000円といたしたいとするものであります。これは、人件費等の確定見込みによるものであります。 議案第19号は、令和元年度吉見町水道事業会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正につきましては、予算、第3条の水道事業費用6万8,000円を増額し、6億7,584万1,000円といたしたいとするものであります。これは、人件費の確定見込みによるものであります。 議案第20号は、令和2年度吉見町一般会計予算についてであります。予算の編成方針等につきましては、先ほど施政方針で申し述べさせていただきましたので、以降予算の概要について申し上げます。 予算総額は83億4,800万円で、前年度と比較し19.3%、13億4,800万円の増額となっております。 歳入の主なものは、町税25億4,188万7,000円、県支出金12億1,170万円、町債12億8,650万円であります。 次に、歳出の主なものについて申し上げますと、総務費、デマンド型交通運行業務委託料2,930万円は、日中デマンド及び朝夕デマンドの本格運行を実施するものであります。 土木費、東松山鴻巣線物件補償料5億4,000万円は、東松山鴻巣線の4車線化に伴う物件補償を行うものです。 また、準用河川横見川改修工事8,343万5,000円は、山ノ下地内ほかの横見川の護岸整備を実施するものであります。 教育費、図書館等複合施設建設工事9億3,500万円は、図書館等複合施設の建設工事を実施するものです。 議案第21号は、令和2年度吉見町
国民健康保険特別会計予算についてであります。予算総額は22億6,100万円、前年度と比較し7.5%、1億5,800万円の増額となっております。 議案第22号は、令和2年度吉見町
後期高齢者医療特別会計予算についてであります。予算総額は2億160万円、前年度と比較し3.4%、670万円の増額となっております。 議案第23号は、令和2年度吉見町介護保険特別会計予算についてであります。予算総額は15億9,480万円、前年度と比較し4.9%、7,510万円の増額となっております。 議案第24号は、令和2年度吉見町
下水道事業特別会計予算についてであります。予算総額は5億707万円、前年度と比較し11%、5,017万円の増額となっております。 議案第25号は、令和2年度吉見町
農業集落排水事業特別会計予算についてであります。予算総額は4億697万5,000円、前年度と比較し13.6%、6,432万5,000円の減額となっております。 議案第26号は、令和2年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計予算についてであります。予算総額は2,256万7,000円、前年度と比較し10.6%、216万7,000円の増額となっております。 議案第27号は、令和2年度吉見町水道事業会計予算についてであります。業務予定量を給水戸数7,625戸、年間総配水量400万立方メートル、1日平均配水量1万959立方メートルと定め、事業を実施してまいります。 第3条、予算の収益的収支につきましては、水道事業収益7億986万4,000円、水道事業費用6億5,900万2,000円であります。 第4条、予算の資本的収支につきましては、資本的収入8,155万円、資本的支出3億6,031万1,000円であります。 議案第28号は、副町長の選任同意についてであります。 副町長、菅野明雄さんの任期が令和2年3月31日で満了となるため、この案を提出するものであります。 以上、議案第1号から第28号まで、各提出議案についてその概要を説明申し上げました。細部につきましては、それぞれ担当課長から説明いたさせますので、慎重ご審議の上、いずれも原案のとおりご承認くださいますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(宮﨑雄一君) ご苦労さまでした。 以上で町長の提案説明を終わります。
△散会の宣告
○議長(宮﨑雄一君) 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。 (午後 1時53分)...