平成26年 12月 定例会(第4回) 平成26年
吉見町議会定例会会議録(第1号)〇議事日程 第1号平成26年12月2日(火曜日) 午前9時開会 開会及び開議第1 会議録署名議員の指名 第2
議会運営委員長報告 第3 会期の決定 第4 諸報告 第5 閉会中の所管事務調査報告 第6 町長提出議案の報告 第7 町長提出議案の上程及び説明 第8 請願第2号の上程、説明、質疑、討論、採決 散 会〇出席議員(14名) 1番 秋 山 真 美 君 2番 奥 村 栄 昭 君 3番 伊 与 田 隆 君 4番 宮 﨑 善 雄 君 5番 尾 﨑 豊 君 6番 神 田 隆 君 7番 荻 野 勇 君 8番 岩 崎 勤 君 9番 安 孫 子 和 子 君 10番 宮 﨑 雄 一 君 11番 杉 田 し の ぶ 君 12番 小 林 周 三 君 13番 内 野 正 美 君 14番 小 宮 榮 君〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 町 長 新 井 保 美 君 副 町 長 市 川 近 雄 君 教 育 長 久 保 田 幸 夫 君 総 務 課 長 栗 林 一 之 君 政 策 財政課長 藤 倉 聡 君 地 域 振興課長 齊 藤 信 一 君 会 計 管 理 者 小 川 福 美 君 税 務 会計課長 木 村 邦 彦 君 福 祉 町民課長 福 田 保 君 健 康 推進課長 小 川 幸 弘 君 子育て支援課長 小 林 啓 三 君 農政環境課長兼 舩 橋 義 明 君 農 業 委 員 会 事 務 局 長 農 政 環 境 課 原 勇 君 副 参 事 ま ち 整備課長 中 島 浩 規 君 水 生 活 課 長 金 子 俊 一 君 教 育 総務課長 大 野 猛 君 生 涯 学習課長 田 島 秀 之 君 〇職務のため出席した事務局職員 議 会 事務局長 森 田 武 彦 君
△開会の宣告
○議長(宮﨑善雄君) 皆さん、おはようございます。 師走に入り、日ごとに寒さが増しております。議員各位におかれましては、ご健勝にて12月定例会にご出席をいただきまして、まことにありがとうございます。 これより平成26年12月第4回吉見町議会定例会を開会いたします。 出席議員は14名でございますので、定足数に達しております。よって、会議は成立いたします。 これより本日の会議を開きます。 (午前 8時53分)
○議長(宮﨑善雄君) ここで暫時休憩といたします。 休憩 午前 8時54分 再開 午後 1時00分
○議長(宮﨑善雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
△会議録署名議員の指名
○議長(宮﨑善雄君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 8番、岩崎勤議員、9番、安孫子和子議員を指名いたします。
△
議会運営委員長報告
○議長(宮﨑善雄君) 日程第2、
議会運営委員長報告を行います。 11月18日に議会運営委員会を開いておりますので、内野正美委員長にその結果の報告をお願いいたします。 内野委員長。 〔議会運営委員長 内野正美君登壇〕
◆議会運営委員長(内野正美君) 皆さん、こんにちは。議長の命によりまして、議会運営委員会の結果の報告をさせていただきます。 去る11月18日、金曜日、午前9時30分から午前11時55分まで、4階、執行部控室において議会運営委員会を開催いたしました。出席委員は、小林周三副委員長、杉田しのぶ委員、安孫子和子委員、神田隆委員と、私、内野正美、全員でございます。議会より宮﨑議長、森田議会事務局長、そして執行部より町長提出議案の説明として栗林総務課長を初め関係各課の担当課長の出席をいただき、議案第71号から議案第80号の10議案を、各条例改正等及び平成26年度一般会計及び特別会計補正予算につきまして説明をいただいたところでございます。また、請願及び要望書についても審議をいたしました。 議事日程、審議予定表の審議につきましては、皆様のお手元に配付のとおりでございますので、朗読をもって報告とさせていただきます。 平成26年12月
吉見町議会定例会議事日程。 平成26年12月2日、午前9時開議。(第1日)、開会及び開議の宣告。日程第1、会議録署名議員の指名、8番、岩崎勤議員、9番、安孫子和子議員。日程第2、
議会運営委員長報告、内野正美議員。日程第3、会期の決定、12月2日から12月5日まで4日間。日程第4、諸報告、議長報告、町長報告、教育長報告、10月21日、
埼玉中部環境保全組合議会定例会、神田隆議員、11月12日、
北本地区衛生組合議会定例会、秋山真美議員。日程第5、閉会中の所管事務調査報告、10月28日・29日、
教育福祉常任委員会視察研修報告、安孫子和子議員、10月29日・30日、
総務建設常任委員会視察研修報告、小林周三議員。日程第6、町長提出議案の報告。日程第7、町長提出議案の上程及び説明。日程第8、請願第2号審議、討論、採決。 (第2日)、日程第1、一般質問、小宮榮議員、荻野勇議員、秋山真美議員。 (第3日)、日程第1、一般質問、尾﨑豊議員、岩崎勤議員、小林周三議員、安孫子和子議員、神田隆議員。 (第4日)、日程第1、一般質問、奥村栄昭議員、杉田しのぶ議員。日程第2、議案第71号
埼玉中部資源循環組合の設立について。日程第3、議案第72号 吉見町一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例。日程第4、議案第73号 吉見町長及び副町長の給与等に関する条例及び吉見町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例。日程第5、議案第74号 吉見町議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例。日程第6、議案第75号 動産の買入れについて。日程第7、議案第76号 平成26年度吉見町一般会計補正予算(第4号)。日程第8、議案第77号 平成26年度吉見町
下水道事業特別会計補正予算(第4号)。日程第9、議案第78号 平成26年度吉見町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)。日程第10、議案第79号 平成26年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)。日程第11、議案第80号 平成26年度吉見町
水道事業会計補正予算(第2号)。 平成26年12月(第4回)
吉見町議会定例会会期及び審議予定表。 1、会期日程、4日間。 2、審議予定。日次、月日、曜日、会議、審議内容。第1日、12月2日、火曜日、本会議。開会、会議録署名議員の指名、
議会運営委員長報告、会期の決定、諸報告(議長報告、町長報告、教育長報告、組合議会報告)、閉会中の所管事務調査報告、町長提出議案の報告、町長提出議案の上程及び説明、請願第2号審議、討論、採決。 第2日、12月3日、水曜日、休会。全員協議会。本会議。一般質問(小宮榮議員、荻野勇議員、秋山真美議員)。 第3日、12月4日、木曜日、本会議。一般質問(尾﨑豊議員、岩崎勤議員、小林周三議員、安孫子和子議員、神田隆議員)。 第4日、12月5日、金曜日、本会議。一般質問(奥村栄昭議員、杉田しのぶ議員)。議案審議(議案第71号~議案第80号)、討論、採決。閉会。 以上が議会運営委員会での審議内容でございます。ご審議のほどよろしくお願い申し上げまして、報告とさせていただきます。
○議長(宮﨑善雄君) ご苦労さまでした。 ただいま議会運営委員長の報告にありましたとおり、日程につきましては、この順序に従いまして議事を進めてまいりたいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(宮﨑善雄君) ご異議なしと認めます。 よって、この順序に従いまして議事を進めてまいります。
△会期の決定
○議長(宮﨑善雄君) 日程第3、会期の決定につきましては、12月2日から12月5日までの4日間といたします。
△諸報告
○議長(宮﨑善雄君) 日程第4、諸報告を行います。 最初に、9月定例議会以降における議長報告を行います。 平成26年9月13日、議員皆様方とご一緒に平成26年度吉見中学校体育祭に参加をさせていただいております。 15日、第64回吉見町敬老会がフレサよしみ大ホールで開催をされております。議員各位におかれましても、それぞれ午前、午後に分かれて参加をいただいたところでございます。 19日、議員政策研修会が埼玉県議会議事堂で開催をされ、東京大学・
政策研究大学院大学教授の家田仁様をお招きし、「防災面から見た国土と社会基盤」を演題にご講演をいただいたところでございます。 19日、埼玉県
町村議会議長会正副会長会議が県民健康センターで行われております。 26日、議会だより編集委員会が執行部控室にて行われております。 27日、平成26年度町内各小学校の運動会が開催をされ、議員各位にもそれぞれの地区の小学校に出席をいただいたところでございます。 28日、よしみ幼稚園運動会がふれあい
広場多目的グラウンドで行われまして、
教育福祉常任委員会の皆様と出席をさせていただいております。 同じく28日から29日、吉見町商工会会員研修会が群馬県渋川市で行われ、埼玉県
商工会連合会企業支援部長の荻原日出男氏から「商工会活動と商工会を取り巻く環境」を演題にご講演をいただいたところでございます。 10月1日、第13回
比企支部親善ゲートボール大会がふれあい
広場多目的グラウンドで行われ、歓迎のご挨拶を申し上げたところでございます。 4日、第33回
東松山警察署管内少年剣道大会が、本年は川島町の町民体育館で開催をされております。 翌5日、第58回吉見町民体育祭開催の予定でございましたが、雨天のため中止となっております。 7日、埼玉県町村会・町村議長会合同役員会が埼玉県の教育会館で行われております。 9日、議会だより編集委員会が執行部控室で行われております。 10月11日、よしみけやき保育所運動会がふれあい広場の多目的グラウンドで開催をされ、
教育福祉常任委員会の皆様方と出席をさせていただいております。 12日、オカリナ演奏会が、本年は風の杜にて開催をされまして、出席をいたしたところでございます。 16日、議会だより編集委員会が執行部控室にて行われております。 同じく16日、第20回
東松山警察署管内地域安全大会及び
東松山地区暴力排除推進大会が
東松山市民活動センターで開催をされ、荻野副議長に出席をいただいたところでございます。 同じく16日、平成26年度第31回
自衛消防総合訓練大会が
比企広域消防本部総合訓練場で開催をされております。吉見町役場からも女性の出場隊がありました。 同じく16日、埼玉新聞創刊70周年記念式典が
浦和ロイヤルパインズホテルにて開催をされ、出席をいたしております。 同じく16日、第24回吉見町
クラブ対抗ゴルフ大会表彰式が富貴ゴルフ倶楽部にて行われ、荻野副議長に出席をいただいところでございます。 17日、平成26年度埼玉県
町村議会議員研修会がフレサよしみ大ホールで行われ、
時事通信社解説委員の田﨑史郎氏をお招きし、「
時局展望」を演題にご講演をいただいたところでございます。議員各位にもご出席をいただいております。 18日、第14回
よしみコスモスまつり開会式が道の駅いちごの里よしみ及び北東側下細谷耕地地内で開催をされています。出席をいたしたところでございます。 翌19日、下細谷天神社の祭礼が行われ、「豊年秋祭り」が行われました。昨年新しくなりました下細谷の天神社にて行われたところでございます。 20日、千葉県
館山市議会建設経済委員会視察研修が吉見町に来ました。農業集落排水事業についての視察研修を行ったところでございます。 24日から25日、平成26年度吉見町区長会研修が栃木県の宇都宮で行われました。なお、ここで訂正をお願いしますけれども、「平成25年度」となっておりますが、「26年度」でお願いをいたします。 28日から29日、
教育福祉常任委員会研修視察が行われ、研修先といたしまして長野県山ノ内町役場、箕輪町役場で行われております。 そして、29日、30日は
総務建設常任委員会研修視察が行われ、長野県の
安曇野市社会福祉協議会、静岡県島田市役所にて行われております。後ほど安孫子委員長、そして小林委員長から報告がございます。 10月31日、第37回
日本スリーデーマーチウェルカムパーティーがホテル紫雲閣にて開催をされております。 11月1日、西が丘小学校開校20周年記念式典が行われ、ご挨拶を申し上げたところでございます。 同じく1日、滑川町町制施行30周年記念式典が滑川町総合体育館にて行われており、荻野副議長に出席をいただいたところです。 11月3日、第43回吉見町文化祭がフレサよしみで、同じく3日、平成26年度吉見まつり商工祭がふれあい広場で、及び第29回吉見音頭(踊)発表会がふれあい広場で行われたところでございます。 4日、埼玉県
町村議会議長会役員会が県民健康センターで行われております。 8日、埼玉県
西部地区グラウンドゴルフ大会がふれあい広場で行われ、歓迎のご挨拶をさせていただきました。 9日、羽黒神社奉祝祭が行われ、羽黒神社社殿及び境内にて行われました。大変すばらしいご社殿ができたところでございます。 同じく9日、東松山市市制施行60周年記念式典が
東松山市民文化センターで開催をされております。荻野副議長に出席をいただいたところでございます。 12日、第58回
町村議会議長全国大会が東京都のNHKホールにて行われております。 13日から14日、平成26年度吉見町
農業委員会県外研修が行われ、長野県野菜花き試験場、長野県農業試験場、ともに長野県の北塩尻市と長野県須坂市に行ってまいりました。 14日、八丁湖
ヒーリングナイト点灯式が行われました。ことしで2年目になりますけれども、多くの方がお越しになっていました。 16日、
吉見消防団消防特別点検が吉見分署にて開催をされ、議員各位にもご出席をいただいたところでございます。 11月17日、
大里比企広域農道整備事業推進協議会先進地視察が長野県の上水内北部地区で行われております。長野県の地方事務所の方にご説明をいただき、県営農道整備事業について見学をしたところでございます。 18日、議会運営委員会が執行部控室にて行われております。先ほど内野委員長より報告があったとおりでございます。 18日、
北海道大空町議会総務厚生常任委員会視察研修がございました。目的につきましては、吉見町の
子育て定住化促進奨励金についてでございます。
総務建設常任委員長の小林委員長とともに参加をさせていただいております。 21日、平成26年度第2回議会広報研修会が県民健康センターにて行われております。吉見町議会だより第138号をクリニックいただいたところでございます。なお、このクリニックの中では、昨年もクリニックを受けたわけでございますけれども、昨年に比較すれば大変すばらしく広報は変わったという評価をいただきました。なお、ご指摘もございましたので、今後検討もしていくことも必要かと存じます。 同じく21日、平成26年度埼玉県福祉大会が埼玉会館大ホールにて開催をされ、出席をいたしております。 同じく21日、埼玉県
町村議会議長会臨時理事会が県民健康センターにて行われました。 22日、平成26年度吉見農業祭が
埼玉中央農業協同組合吉見センターにて開催をされ、
総務建設常任委員会小林委員長とともに出席をし、ご挨拶をさせていただいたところでございます。 24日、久喜市合併5周年記念式典が久喜総合文化会館で開催をされ、荻野副議長に出席をいただいたところでございます。 24日から27日、沖縄「埼玉の塔」慰霊祭が行われ、出席をさせていただいております。大変すばらしく、塔が新たにリニューアルをされ、そしてまた戦争の悲惨さも勉強になったところでございます。 27日、吉見町の戦没者追悼式がフレサよしみで行われ、議員各位にもご出席をいただき、荻野副議長に追悼の言葉を述べていただきました。 12月1日、冬の交通安全運動出発式・年末
特別警戒取締り出陣式が東松山市ピオニウォークで行われました。なお、昨日は雨天のため、ピオニウォークの中で開催をいたしました。 以上が議長報告でございます。 続いて、9月定例議会以降における行政の主要事業等につきまして、町長より報告を求めます。 町長。 〔町長 新井保美君登壇〕
◎町長(新井保美君) ことしも残すところ1カ月足らずとなり、冬の気配が濃くなってまいりました。議員の皆様にはご健勝にて出席をいただき、12月定例議会が開催されますことに厚く御礼申し上げます。 議長の命によりまして、平成26年9月定例議会以降の主な事務事業につき、各課の取り組み状況等を報告いたします。 初めに、総務課の所管する事務事業から申し上げます。まず、交通安全への取り組みでございますが、秋の全国交通安全運動が9月21日から30日までの10日間実施されました。町では9月25日に、道の駅入り口の下細谷交差点におきまして東松山警察署・交通安全協会・交通指導員及び交通安全母の会の皆様のご協力をいただき、秋の
交通事故防止街頭キャンペーンを行いました。 次に、10月24日、25日の両日、区長会研修会が開催されました。29名の区長さんが参加され、栃木県防災館や
陸上自衛隊宇都宮駐屯地を視察し、防災知識の習得に努めるとともに、区長相互の連携が深まるよう各行政区の運営等について情報交換を行いました。 次に、消防団の関係でございますが、10月26日に
比企広域消防本部総合訓練場におきまして、消防操法大会が開催されました。6市町の消防団11隊が出場し、訓練された実践的なポンプ車操法が行われました。本町からは3隊が出場し、日ごろの訓練の成果を発揮され、2位、3位、4位となり、上位入賞をおさめました。 また、11月16日には
吉見消防団消防特別点検を実施いたしました。消防団員77名が出動し、士気の高揚を図り、また細部にわたり点検を行い、火災に対する万全の対策を行っております。これから火災が心配される時期を迎えますので、火災予防の啓発とともに意識の高揚を図ってまいります。 次に、防災への取り組みでございますが、10月29日に
一般財団法人消防科学総合センターが実施する
市町村防災研修事業を活用し、職員防災研修を行いました。当日は職員30人が参加し、専門講師の指導のもと、震度6強を想定した図上訓練や初動体制のポイント等について研修し、災害対応力の向上に努めております。 次に、人権の関係でございますが、11月22日に町民会館におきまして比企郡市人権フェティバルが開催されました。「育てよう一人ひとりの人権意識~思いやりの心・かけがえのない命を大切に~」をテーマに、ジャーナリストの江川紹子さんの講演や、地域で活動されている団体の舞台発表、作品展示が行われ、人権意識の普及、高揚が図られました。 続きまして、政策財政課の所管する事務事業について申し上げます。10月10日に
行政改革推進委員会を開催いたしました。任期満了に伴い、10名の皆様に委嘱状を交付いたしますとともに、行政改革の取り組みによる平成25年度の財政効果額が3億2,581万円になったことなどを報告いたしました。なお、行政改革の取り組み状況につきましては、広報及びホームページに掲載し、町民の皆様にお知らせしてまいります。 次に、自衛消防の関係でございますが、10月16日に
比企広域消防本部総合訓練場におきまして、第31回
自衛消防総合訓練大会が開催され、管内の事業所などから37チームが参加いたしました。本町からは3チームが出場し、Aブロックでは
東洋製罐株式会社埼玉工場が優勝、女子の部では吉見町役場が3位という好成績をおさめております。 次に、11月3日にふれあい広場及び町民会館を会場に、合併60周年記念吉見まつりを開催いたしました。文化祭、商工祭、福祉まつり、健康まつり、米まつり、各種団体バザーなどが開催されましたが、吉見音頭(踊)発表会では、各団体が思い思いの衣装に身を包み、元気いっぱいに踊り、大きな触れ合いの輪ができました。当日は天候に恵まれ、町内外から例年に増して多くの方々の来場をいただき、「笑顔でつながる元気なまちよしみ」にふさわしい盛大な祭りとなりました。 続きまして、地域振興課の所管する事務事業について申し上げます。町のB級グルメの「あぶら味噌」の関係でございますが、10月11日に開催されましたこうのす花火大会を初め、10月18日、19日のよしみコスモスまつり、11月3日の吉見まつり、11月22、23日に羽生市で開催されました世界キャラクターさみっとに吉見町あぶら味噌研究会のほか取扱店などが出店し、町と「あぶら味噌」を広くPRしていただきました。 次に、特産品のPR事業への取り組みでございますが、11月2日に
さいたまスーパーアリーナで開催されました第4回さいたまTHE(地)スイーツフェアにおきまして、町の特産品スイーツと吉見総合運動公園のスムージーが販売され、「吉見いちご」のPRがなされております。 次に、観光PR事業への取り組みでございますが、11月14日、県民の日に第2回ひゃくあな祭を開催いたしました。近隣のご当地キャラクターを初め各種団体の協力をいただき、おはなし会、ミニ江ノ電乗車体験、青空市、バザー、観光PRなどが行われ、2,000人を超える来場者でにぎわい、町と吉見百穴の大きなPRとなりました。 また、11月14日から16日までの3日間、第2回八丁湖ヒーリングナイトが開催されました。ライトアップされた紅葉が八丁湖の水面に映え、多くの方に八丁湖と紅葉の美しさを再認識していただき、癒やしのひとときの提供がなされました。今回は農業団体の出店もあり、商業及び観光との連携が図られております。 次に、
西吉見南部土地区画整理事業の進捗状況でございますが、幹線道路の完成を初めとして、公共施設やインフラの整備も順調に推移しております。1街区では、株式会社ベルーナの操業開始に伴いまして、現在38人の町民の方が雇用されており、就業機会の拡大が図られ、事業の効果があらわれてきております。2街区では、物流施設賃貸業のプロロジスがプロロジスパーク吉見の建設に着手しております。また、3街区の1部につきましても、グローバル・ロジスティック・プロパティーズ株式会社が10月8日に起工式を行い、物流施設の建設に着手いたしました。残りの分譲区画につきましても、早期に土地利用が図られるよう企業誘致を進めてまいります。 続きまして、税務会計課の所管する事務事業について申し上げます。10月15日にプロポーザル方式の選考により、コールセンター業、入職促進・人材育成事業の業務委託契約を締結いたしました。雇用機会を創出しながら、町税滞納者に対する納税の呼びかけを行うもので、12月中旬から呼びかけの実施を予定しております。 続きまして、福祉町民課の所管する事務事業について申し上げます。社会福祉協議会との共催事業でございますが、9月15日に町民会館におきまして敬老会を開催いたしました。出席されました651人の皆様に長寿のお祝いを申し上げますとともに、ますますお元気でご活躍をいただき、よりよいまちづくりにご指導を賜りますようにお願いをいたしました。また、ことし喜寿を迎えられました207人、米寿を迎えられました92人の皆様には各地区の民生委員さんから、また白寿を迎えられました5人の方へは訪問をさせていただき、長寿のお祝いを申し上げました。 11月27日には、町民会館におきまして戦没者追悼式を開催いたしました。国家、国民のため、とうとい命をささげられました428柱のみたまに謹んで哀悼と慰霊の誠をささげますとともに、ご冥福をお祈り申し上げました。 次に、長寿のお祝いでございますが、めでたく100歳になられました八反田の新井セン様、久保田の栗林ミツ様、北下砂の野口スイ様の3名の方へ長寿のお祝いを申し上げました。11月末現在、町内には100歳を超えた方が4人おいででございます。 次に消費税率の引き上げに伴う低所得者への影響を緩和するための臨時的措置として、6月から行っておりました臨時福祉給付金の申請受付につきましては、11月28日をもって終了いたしました。合計で1,871件、2,829人分の申請がございました。 続きまして、健康推進課の所管する事務事業について申し上げます。11月3日に吉見まつりの一環として、○8(よいは)の会及び母子愛育会の協力のもと、ふれあい広場におきまして健康まつりを開催いたしました。当日は、194人の方が血圧や体組成計測定、そして埼玉健康づくり事業団によります体力測定を受けられるなど、日ごろの健康状態を確認され、健康への関心を高めていただきました。 次に、保健センターでの各種検診の実施状況でございますが、11月12日から14日まで及び21日の4日間、集団検診による乳がん検診を実施し、429人が受診されました。また、11月25日から27日まで及び30日の4日間、集団検診による胃がん検診を実施し、501人が受診されました。 続きまして、子育て支援課の所管する事務事業について申し上げます。10月11日にふれあい広場におきまして、よしみけやき保育所の運動会を開催いたしました。さわやかな秋晴れのもと、園児たちは家族が応援する中、元気よく走ったり遊戯をしたりしました。また、保護者からは、子供たちが遊戯や駆け足など真剣に取り組む姿が見られてとてもよかったなど、成長を喜ぶ感想をいただいております。 次に、よしみけやき保育所多目的室棟復旧工事でございますが、9月から内装と屋根を撤去し、10月にははりのかけかえと屋根の復旧、11月には天井板の舗装、電気設備及び内装の復旧工事を完了いたしました。12月に入り、現在は床フローリングの研磨と塗装工事を実施しており、工事は計画どおり進捗しております。 次に、消費税率の引き上げに伴う子育て世帯への影響を緩和するとともに、消費の下支えを図る観点から、臨時的な措置として6月から行っておりました子育て世帯臨時特例給付金の申請事務につきましては、11月28日をもって終了いたしました。合計で1,171件、児童数1,927人分の申請がございました。 続きまして、農政環境課の所管する事務事業について申し上げます。農業関係でございますが、10月18日、19日の両日、第14回よしみコスモスまつりを開催いたしました。当日は天候に恵まれ、下細谷耕地7ヘクタールに花盛りとなったコスモスの摘み取りや枝豆狩りに、町内外から大勢の方々のお越しをいただきました。また、会場と町民会館との間に無料シャトルバスを運行し、駐車場の混雑緩和に努めますとともに、内容の充実を図るなど、盛況のうちに終了することができました。 次に、11月3日に吉見まつりの一環として、ふれあい広場におきまして米まつりを開催いたしました。このイベントは、吉見産の米の消費拡大を目的としたもので、農業者団体の協力のもと、地元産米のPRのほか、農産物や加工品の販売などが行われました。 次に、11月17日に大里比企広域農道整備事業推進協議会の先進地視察研修を実施いたしました。会員の皆様と、東松山農林振興センターの職員を含めまして17名で、長野市で事業実施中であります「農道整備事業上水内北部地区」を視察いたしました。 次に、入札の関係でございますが、11月27日に町費単独土地改良事業として、飯島新田地内の農道整備工事の入札を執行いたしました。 次に、新ごみ処理施設についてでございますが、10月10日に東第二小学校体育館におきまして55名の方の参加をいただき、埼玉中部広域清掃協議会との共催により事業説明会を実施いたしました。新ごみ処理施設等整備事業の進捗状況についての説明と、「これからの地域づくりとごみ処理施設」と題しました講演によりまして、町民の方のごみ処理施設への理解が深められました。 次に、10月22日に構成8市町村長の出席のもと、埼玉中部広域清掃協議会が開催されました。当日は、「パブリックコメント及びごみ処理基本計画並びに新ごみ処理施設整備構想の修正(案)について」を含む3件の協議がなされ、慎重審議の結果、全て決定をいただいております。 次に、11月30日に荒川河川敷におきまして、埼玉県央域荒川クリーン協議会によります一斉清掃が実施されました。吉見町の担当区域では、協議会関係者を初め地元の皆様と吉見浄水場に関係する企業の方々の協力をいただき、不法投棄ごみなどの回収作業を行いました。 続きまして、まち整備課の所管する事務事業について申し上げます。10月20日に都市計画審議会を開催いたしました。任期満了に伴い、19名の皆様に委嘱状を交付いたしますとともに、都市計画の概要についての説明を行いました。 次に、11月8日に吉見百穴周辺の市野川両岸におきまして、ふれあい市野川クリーンアップ作戦が開催されました。近隣にお住まいの皆様を初め、中学生、団体、企業などが参加され、河川敷を中心に清掃活動をしていただきました。 次に、入札の関係でございますが、9月定例議会以降3回の入札を執行いたしました。工事関係では、道路改良工事、舗装修繕工事、一般水路改修工事及び準用河川横見川改修工事を各1件、側溝整備工事を2件発注いたしました。そのほか側溝整備工事3件及び維持修繕工事1件につきましては、現在発注に向け準備を進めております。 続きまして、水生活課の所管する事務事業について申し上げます。入札の関係でございますが、9月定例議会以降2回の入札を執行いたしました。上水道関係では、2件の石綿管布設がえ工事のほか、八反田配水場場内配管工事を発注いたしました。また、下水道関係では2件の西部汚水枝線工事のほか、環境整備工事を発注いたしました。 続きまして、教育委員会関係について申し上げます。本年6月に着手いたしました吉見中学校校舎大規模改造工事が10月初旬に完了いたしました。校舎の耐久性を高めるとともに、普通教室を中心にエアコン設置や内装木質化を施工するなど、コストを抑えながら建てかえと同等の教育環境を確保することができました。 次に、町民会館の取り組みでございますが、11月2日から11月22日までの間、埼玉県芸術文化祭2014地域文化事業フレサよしみミュージック&フラワーフェスタを開催いたしました。フラワーフェスタでは、秋の草花の寄せ植えや「花」をテーマとした絵画や写真等約750点の作品を展示いたしました。また、よしみ菊友の会によります菊花展や、吉見町コミュニティ推進協議会によりますハンギングバスケットコンテストも同時に行われ、芝生広場を中心に色とりどりの草花で町民会館を彩りました。また、11月15日に開催のミュージックフェスタでは、吉見中学校吹奏楽部やフレサよしみウインドオーケストラを初め中学校、高校、一般から6団体、230名の出演をいただきました。開催期間中は大勢の方が来場され、花と音楽を楽しんでいただきました。 最後に、一部事務組合について申し上げます。埼玉中部環境保全組合でございますが、10月21日に平成26年第3回
埼玉中部環境保全組合議会定例会をお願いいたしました。「平成26年度一般会計補正予算(第1号)」と「平成25年度一般会計決算認定について」の2議案が上程され、慎重審議の結果、いずれも原案のとおり可決・認定をいただきました。 次に、北本地区衛生組合でございますが、11月12日に平成26年第3回
北本地区衛生組合議会定例会が招集されました。「平成26年度歳入歳出補正予算(第1号)」の1議案が上程され、慎重審議の結果、原案のとおり可決をいただいております。 ただいまご報告を申し上げましたように、9月定例議会以降は、コスモスまつりや吉見まつりを初め多くのイベントを実施してまいりました。いずれのイベントにつきましても、議員の皆様はもとより町民の皆様、関係する団体の皆様の深いご理解と温かいご協力によりまして、盛大に開催することができました。ご協力をいただきました皆様に心から感謝を申し上げますとともに、今後ともお力添えを賜りますようお願い申し上げて、報告とさせていただきます。
○議長(宮﨑善雄君) 以上で町長報告を終わります。 続いて、9月定例議会以降における主な教育行政について、教育長の報告を求めます。 教育長。 〔教育長 久保田幸夫君登壇〕
◎教育長(久保田幸夫君) 改めまして、こんにちは。議員各位におかれましては、日ごろより町の教育行政推進にお力添えをいただいておりますことに心より感謝を申し上げます。おかげさまをもちまして、教育における成果も着々と上がってきております。この場をおかりしまして、改めてお礼を申し上げます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、9月定例議会以降の教育長教育行政報告を申し上げます。 まず、教育委員会議に係る事項でございますが、9月25日、10月21日、11月18日の3回の定例教育委員会を開催いたしました。協議いただいた事項でございますが、報告書に記載いたしました5つの事項でございます。いずれも慎重審議をいただき、承認をいただいたところでございます。 また、3回の定例教育委員会の中で、町の教育行政の現状報告と今後の学校教育の充実に一層資する目的で、3項目の教育課題について情報提供を行い、慎重審議を行いました。各委員からは、それぞれについて貴重なご意見をいただくことができました。これらご意見につきましては、今後の町教育行政推進に生かし、町の教育のさらなる充実を目指してまいる所存でございます。 続きまして、教育総務課に係る事務事業について報告申し上げます。9月13日ですが、吉見中学校体育祭が開催されました。若い力が躍動した大変すばらしい体育祭でございました。議員各位にもご臨席を賜り、まことにありがとうございました。 同じく27日でございますが、町内6校の小学校で一斉に運動会が行われ、多くの保護者に子供たちの活躍を見ていただきました。 10月3日から28日にかけてでございますが、平成27年度4月、晴れて小学校に入学する児童を対象に就学時健康診断を実施いたしました。なお、来年度の新入学予定児童は、今のところ119名であります。 同じく25日でございますが、吉見中学校合唱祭が行われました。多くの保護者の皆様が見守る中、すばらしい合唱が体育館中に響き渡りました。 11月1日でございますが、平成7年4月に開校いたしました西が丘小学校で、多くの来賓、保護者参加の中で開校20周年式典が挙行されました。 7日でございますが、毎年実施をしております教員の県外研修派遣を行いました。今年度は、群馬県安中市立安中小学校で行われました理科の研究発表会へ8名を派遣をいたしました。成果を共有し、吉見の教育実践に生かす県外研修派遣報告会を2月に実施をする予定でございます。 18日から20日までの3日間、中学生社会体験チャレンジ事業を実施いたしました。167名の中学1年生が、町内50事業所に分かれ、貴重な体験を行うことができました。 23日でございますが、教育委員会、町、PTA連絡協議会、青少年を健全に育てる会の共催で、家庭教育講演会を行いました。今日インターネット、携帯電話、スマートフォンなど小中学生が犯罪に巻き込まれることが懸念をされております。まず、親に危機感を持ってもらうことを目的に開催をいたしました。当日は126名の保護者、教員が参加をいたしました。 25日でございますが、税の作文で優秀な成績をおさめた3名の中学生が表彰を受けました。うち1名は、埼玉県知事賞を受賞いたしました。なお、知事賞を受けた作品でございますけれども、報告書の最終ページに掲載をさせていただきましたので、ぜひともご一読くださるようお願いをいたします。 続きまして、生涯学習課に係る事務事業につきまして報告をいたします。9月28日ですが、結成5年目を迎えましたフレサよしみウインドオーケストラの定期演奏会が行われました。団員数も大幅に増加をいたしまして、当日は400名を超える来場者がありました。 10月4日でございますが、武蔵丘短期大学との連携で、子ども大学よしみを開校いたしました。今年度は17名の小学生が参加し、体験的な授業も含めまして4回の受講を予定しております。 12日でございますが、吉見町の体育、スポーツの振興に貢献し、その功績が顕著であった功労者5名、優秀選手個人32名、団体12団体に対しまして、体育協会長より表彰状と記念品が授与されました。 16日でございますが、平成27年1月11日、日曜日でございますけれども、この日に開催されます成人式の第1回実行委員会が開催されました。今年度の新成人は258名でございます。 19日でございますが、3年前の3月11日の震災で被害を受けました下細谷の天神社の社の修復が終了し、3年ぶりに獅子舞が奉納されました。 11月8日でございますが、西部地区のグラウンドゴルフ大会が721名の参加のもと、ふれあい広場で盛大に開催をされました。 22日でございますが、第12回比企郡市人権フェスティバルが開催されました。先ほどの町長報告のとおりでございます。 続きまして、児童生徒の活躍でございますが、行政報告書に記載をしたとおりでございます。児童生徒の活躍の度合いは、学校教育が充実しているかどうかの一つのバロメーターにもなってまいります。今回も多くの児童生徒の文化面、運動面での活躍がありました。ぜひともお目通しくださるようお願いをいたします。今後とも学力向上を初めとし、あらゆる面での活躍が随所に見られ、学校が一層活性化し、その責任が果たせるよう各学校を指導してまいる所存でございます。 議員各位におかれましては、学校教育のより一層の充実にご指導、ご支援、ご協力をくださいますようお願いを申し上げ、9月定例議会以降の教育長教育行政報告とさせていただきます。大変ありがとうございました。
○議長(宮﨑善雄君) 以上で教育長報告を終わります。 暫時休憩にいたします。 休憩 午後 1時58分 再開 午後 2時10分
○議長(宮﨑善雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 10月21日、
埼玉中部環境保全組合議会定例会が開かれておりますので、神田隆議員よりその結果の報告をお願いいたします。 神田議員。 〔6番 神田 隆君登壇〕
◆6番(神田隆君) 皆さん、こんにちは。議長の命によりまして、平成26年第3回(10月)埼玉中部環境保全組合定例議会の結果についてご報告申し上げます。 10月21日午前9時から埼玉中部環境センター議会会場で開催しております。出席議員は、当議会選出の荻野勇議員、杉田しのぶ議員、内野正美議員、私、神田隆を含む13名であります。執行部からの出席者は、新井管理者、原口副管理者、石津副管理者、事務局より3名であります。 最初に、管理者から事務の執行状況についてご報告がありましたので、その概要を申し上げます。 平成26年4月から9月末までの管内のごみ処理量は、可燃ごみと粗大ごみ合わせて1万9,185.47トンであり、昨年同期と比較して227.95トンの減であります。ほかに大里広域市町村圏組合から4,261.9トン、小川地区衛生組合から43.83トンの可燃ごみを受託しております。 次に、灰の処理は、合計2,569.9トンをセメント原料として処理委託をしております。また、排ガスのダイオキシン類の調査結果は、1号炉0.0016ナノグラム、2号炉0.00031ナノグラム、3号炉0.0011ナノグラムであり、それぞれの基準値5ナノグラムを大きく下回る良好な結果とのことであります。 次に、施設の運転管理及び維持管理業務は順調であるとのことであります。 以上が管理者報告の概要であります。 次に、一般質問につきましては、鴻巣市選出の潮田幸子議員1名であります。質問の主な内容は、第2期大間処分場の廃止についてであり、適切な答弁がなされました。 次に、管理者提出議案の上程及び提案理由の説明が行われましたので、ご報告申し上げます。 議案第5号は、平成26年度埼玉中部環境保全組合一般会計補正予算(第1号)についてであり、歳入歳出それぞれ1,826万4,000円を追加し、予算総額は7億5,632万9,000円であります。 議案第6号は、平成25年度埼玉中部環境保全組合一般会計決算認定についてであります。歳入総額7億5,876万7,574円、歳出総額7億3,550万2,889円、次年度繰越金は2,326万4,685円であります。 以上が管理者提出議案であり、上程されました2議案は、慎重審議の上、それぞれ原案のとおり可決、認定されました。 以上をもちまして平成26年第3回
埼玉中部環境保全組合議会定例会の報告とさせていただきます。 なお、11月5日、6日、7日、議会行政視察を実施しております。当議会選出の荻野勇議員、内野正美議員、私、神田隆3名が参加しております。1日目は、兵庫県西宮市の東部総合処理センター、2日目には兵庫県姫路市のエコパークあぼし、3日目は愛知県豊川市の清掃工場を視察してまいりました。各施設とも、ごみの処理方式や運営方法などについて研修を行い、大変有意義な実りのある研修であったことをご報告させていただきます。 なお、お手元に資料等が配付されておりますが、後ほどお目通しくださるようお願い申し上げます。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑善雄君) ご苦労さまでした。 続いて、11月12日、
北本地区衛生組合議会定例会が開かれておりますので、秋山真美議員よりその結果のご報告をお願いいたします。 秋山議員。 〔1番 秋山真美君登壇〕
◆1番(秋山真美君) 改めまして、皆様こんにちは。議長の命によりまして、平成26年11月12日に開催されました北本地区衛生組合の定例会について報告させていただきます。 当日は、吉見町議会から尾﨑豊議員、奥村栄昭議員、私、秋山の3名が出席しました。また、副管理者として新井町長も出席されております。 本議会に先立ち、全員協議会が開催され、本議会は午前9時半より議場にて開催されました。議長より議事日程の報告、会期は11月12日の1日限りと決定され、会議録署名議員の指名がなされました。 管理者提出議案は、議案第4号 平成26年度北本地区衛生組合歳入歳出補正予算(第1号)の1議案です。歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ3,270万3,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を3億3,701万1,000円とするもので、原案のとおり可決されました。 この補正の主な内容として、歳入については第5款繰越金は平成25年度歳入歳出決算額の確定により、前年度繰越金を3,028万1,000円増額するものです。第6款雑入は、東日本大震災の福島原発の影響による東京電力の賠償金が支払われたことに伴い、242万2,000円を増額するものです。 歳出については、第2款総務費、第1項総務管理費、第1目一般管理費の積立金は、補正予算収支の均衡を図るため2,210万3,000円を施設整備基金に積み立てるものです。第3款し尿処理費、第1項処理費、第1目処理費の委託料について、脱水汚泥等処分費を1,060万円増額するものです。 また、補正の第2条については、し尿処理施設運転維持管理業務について債務負担行為を追加するとともに、汚泥搬出運搬処分業務について限度額を変更するものです。 次に、管理者行政報告が行われ、し尿処理の状況については平成26年1月から9月までの搬入量は1万9,857.7キロリットルで、前年の同一時期と比較してマイナス498.96キロリットル、2.45%の減量とのことでした。久喜市が増量し、鴻巣市、北本市及び吉見町は減量で、吉見町は4,023.09キロリットルで、前年の同一時期と比較してマイナス236.55キロリットル、5.55%の減となりました。また、組合施設周辺住民の健康への影響や汚泥等の埋め立てや再利用等について安全を確保するため、敷地境界における大気中の放射線測定や汚泥等の放射性物質量の測定を定期的に行い、これまでに計測した数値とほぼ同様の値であり、基準値と比較しても低い値が計測されている旨の報告がありました。 次に、議会行政視察研修について、11月18日から19日に組合議員全員で行うことが決定されました。なお、脱水汚泥の減量化対策に取り組んでいる3施設、小川地区衛生組合池ノ入環境センター、香取広域市町村圏組合牧野し尿処理場、龍ケ崎地方衛生組合龍の郷・クリーンセンターの視察を、予定どおり11月18日から19日に行っております。 以上で報告を終わります。なお、定例会の資料をお手元に配付してございますので、後ほどお目通しいただければと思います。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑善雄君) ご苦労さまでした。 以上で諸報告を終わります。
△閉会中の所管事務調査報告
○議長(宮﨑善雄君) 日程第5、閉会中の所管事務調査報告を行います。 初めに、10月28日、29日、
教育福祉常任委員会視察研修が行われております。安孫子和子委員長よりその報告をお願いいたします。 安孫子委員長。 〔教育福祉常任委員長 安孫子和子君登壇〕
◆教育福祉常任委員長(安孫子和子君) 改めまして、皆様こんにちは。議長の命によりまして、
教育福祉常任委員会の視察研修報告をさせていただきます。 平成26年11月28日 吉見町議会議長 宮 﨑 善 雄 様
教育福祉常任委員会 委員長 安孫子 和 子
教育福祉常任委員会視察研修報告書
教育福祉常任委員会は、先進地の視察研修を実施したので、その概要について下記のとおり報告いたします。 記1 期 日 平成26年10月28日(火)・29日(水)2 視察場所 28日 長野県下高井郡山ノ内町 29日 長野県上伊那郡箕輪町3 目 的 1)山ノ内町における国民健康保険の医療費削減の取り組み等について 2)箕輪町の子ども育成事業の推進状況について4 参 加 者 委員長、安孫子和子、以下敬称は略させていただきますので、よろしくお願いいたします。副委員長、尾﨑豊、委員、小宮榮、委員、宮﨑善雄、委員、杉田しのぶ、委員、宮﨑雄一、委員、荻野勇。5 随 行 員 教育長、久保田幸夫、福祉町民課長、福田保、子育て支援課長、小林啓三。6 説 明 者 長野県山ノ内町 町長、竹節義孝、議長、児玉信治。 ちょっと休憩済みません。
○議長(宮﨑善雄君) 暫時休憩にします。 休憩 午後 2時25分 再開 午後 2時28分
○議長(宮﨑善雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
◆教育福祉常任委員長(安孫子和子君) 失礼しました。 議長、児玉信治、健康福祉課長、成澤満、健康づくり支援係長、涌井恵子、医療保険 係長、小林佳代子、健康づくり支援係主査、徳竹陽子。 長野県箕輪町 子ども未来課長、北條治美、子ども未来課施設整備担当課長、伊藤敦子。7 視察目的 国民健康保険は、国民皆保険制度の中核として市町村が保険者となり、国民の生活を支える重要な役割を担っています。 しかし、国民健康保険制度を取り巻く環境は、近年極めて流動的であり、その財政運営については、加速する高齢化や医療技術の高度化、生活習慣病の増加等に伴い医療費の増加が続いており、一方では少子高齢化の進行により、高齢者がふえ労働人口は減っていき、そのため保険税の収納率低下、滞納世帯の増加等により、国民健康保険の財政運営は大変厳しい運営状況となっています。 吉見町においても、1人当たりの医療費は年々上昇傾向であり、反面保険税収納率は若干上昇したものの、予算の調定ベースで見ると減少傾向となっています。このことから、医療費の削減を図ることを目的として、特定健診の受診率を向上させるため、各種の勧奨を行ってまいりましたが、平成25年度実績が35%であり、県の平均35.4%に近づいてはいるものの、最終目標である受診率60%と比較すると大きく乖離している現状であります。 今回、視察先の長野県山ノ内町では、「受けなければ損する特定健診」と題して受診勧奨し、受診率約60%の実績を達成しております。また、平成25年度実績の1人当たり医療費を見ても、吉見町の31万1,389円に対して、山ノ内町は28万6,898円と大きく下回っている状況となっております。 一方、本町の子育て支援事業については、吉見町次世代育成支援行動計画後期計画に基づき、よしみけやき保育所での多様な保育サービスの提供、子育て支援センター事業及びファミリーサポートセンター事業を実施するなど支援の充実に努めております。予想以上に少子化が進む今日、将来のまちづくりの主役となる子供たちがすくすく育つために、地域全体で子育てを応援し、安心して子供を産み育てられる環境づくりが望まれております。 そこで、本委員会では、特定健診及び特定保健指導の受診率向上のための勧奨方法及び医療費削減のための保健事業等に先進的な取り組みを行っている長野県山ノ内町を視察研修し、今後、吉見町の特定健診受診率向上と被保険者の健康づくり、ひいては医療費削減できる体制づくりの参考にするとともに、安心して子育てができる町をキャッチフレーズに展開している「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」の取り組みを吉見町の子育て支援事業の参考とするため、視察研修を実施いたしました。8 視察経過 初めに、長野県山ノ内町の視察経過について報告いたします。 山ノ内町は、長野県の北東部で、上信越高原国立公園の中心に位置しています。西は中野市と隣接し、東は志賀高原を挟んで群馬県と県境をなしています。四季折々の美しい自然に恵まれた志賀高原や北志賀高原と、湯量豊富な湯田中渋温泉郷を持ち、周りを山地に囲まれた盆地であり、集落は河岸段丘や扇状地状の緩やかな傾斜地に発達した町であります。 町の総面積は265.93平方キロメートルで、吉見町の総面積の約7倍の面積を有し、町域の約89%が森林原野で、そのうち7割余りが志賀高原で占める、人口1万3,500人ほどの町であります。 基幹産業は観光と農業で、観光地利用者数は年々減少傾向にあるものの、平成24年度実績では454万人余りであり、特に外国人旅行者数は増加している状況にあります。また、農業は気象条件や立地条件などの自然環境を生かし、果樹、キノコ類を中心に生産拡大及び品質の向上を図っているとのことでした。 初めに、山ノ内町の竹節義孝町長から、町の概要と、1998年に長野冬季オリンピック・パラリンピック・スペシャルオリンピックスの開催は輝かしい歴史となっていること。また、「健康福祉のまち」を宣言し、地域の中で安心した生活のできるまちづくりを進めていること等、町の概要とあわせて歓迎のご挨拶を頂戴いたしました。 続いて、児玉信治議会議長から、山ノ内町は観光と農業の町であり、観光は湯量豊富な温泉郷と、志賀高原等のスキーリゾート地として知られており、近年外国からの来訪者が多くなっている。また、農業では四季折々の果樹を生産し、特にリンゴは志賀高原ブランドとして日本一の価格を誇っている等の説明とあわせて歓迎のご挨拶を頂戴いたしました。 続いて、成澤健康福祉課長から、国民健康保険の保健事業概要について説明をいただきました。 山ノ内町は、昔からしょっぱい漬物を食べることから、脳卒中で亡くなる人が多かった。そのため「減塩運動」、「部屋を暖める運動」を推進するために、保健師と地域から選出された保健補導員及び食生活改善推進協議会で、各家庭から食生活の改善を図る活動を実施していることで、今の長野県の長寿日本一の礎を築いているとのことです。 特に、食生活改善推進協議会では、「私達の健康は私達の手で」をスローガンにして、家庭から食生活を変えることで、「寝たきりにならない」、「病気を予防して重病人のいない明るい家庭づくり」を進めています。その結果として、医療費及び介護費の削減につながっているとのことでした。 続いて、保健師の涌井係長から、健診等に関する事業への取り組みについて説明をいただきました。 事業に当たっての基本的な考え方として、脳血管疾患や虚血性心疾患、慢性人工透析は高額な医療費がかかるだけでなく、後遺障害や生活の質の低下を招き、介護にもつながっていきます。これらは予防できるものであり、高血圧や糖尿病等動脈硬化を進める生活習慣病の発症予防を図ることを基本としているとのことでした。そのために、健診や医療、介護データ等の分析を行い、町の健康課題及び保健指導対象者の明確化を図っており、現在は高血圧症対策が課題となっているとのことでした。 事業の推進体制については、特定健診やがん検診などの健診業務等は健康づくり支援係が担当し、国民健康保険業務は医療保険係が担当しておりますが、同じ部署で席を隣にしており、常にお互いの業務について情報交換し、連携をとりながら事業を推進しているとのことでした。 以上の概要説明を受けた後に、質疑に入りました。 まず、「年々健診の受診率が向上されていますが、山ノ内町として向上させるための対策、取り組みはどのようになされているのですか」の質問に対して、「取り組みにつきましては、①啓発活動として、地区から選出されている保健補導員の教育を行い、町の健康状況や課題を認識していただくとともに、食生活改善の体験をしていただき、その学んだことをもとに、地域で学習会を開催していただいています。また、特定健診や各種がん検診について、各地区説明会を開催し、そのほか地区内で集まりのある場に出向いて、健康診査の開催日程等について説明を行っています。②各種健診等申込書の配付及び回収の工夫として、町内全世帯を対象として、保健補導員が一軒一軒受診の声かけをしながら、健診等の申込書を配付及び回収を行っています。また、その際に案内チラシに地区ごとの受診率と、医療費等を掲載するなどの工夫をして、地区内の状況についても意識をしていただいています。③受けやすい受診環境の整備として、集団健診を中心に地域の状況に応じて午前中の健診、お昼ごろの健診、夕方の健診など時間帯を調整し、年間22回実施しており、それぞれ胃検診、大腸検診とのセット健診を実施しています。④丁寧な結果説明、保健指導で受診リピーターの確保として、受診していただいた方の7割が継続受診で、1割が新規、2割が不定期受診であるため、特に新規及び不定期受診者の方に継続的に受診していただけるよう働きかけています。また、受診結果については、地区に出向いて完全予約制で、1人30分程度の時間をかけて丁寧な説明と保健指導を行っています。⑤未受診者対策として、未受診者には個別にはがきや電話で勧奨し、さらに受診希望がない場合、家庭訪問を行い受診勧奨を行っています。さらに、前年度の結果で特定保健指導の対象者及び重症化予防対象者へは、保健師と栄養士が個別に勧奨を行っています」との説明がなされました。 さらに、「健診の受診結果について、地区に出向いて説明をしているとのことですが、その会場に来られない人の対応はどうしていますか」の質問に対して、「以前から結果説明会を実施しているため、多くの方は説明会に来ていただいています。会場に来られない方については、毎週月・水・金曜日に保健センターにおいて健康相談会を実施しておりますので、その際に結果説明を行っています」との説明がなされました。 次に、「健診の自己負担が吉見町より安いように思えますが、医療機関と契約しているそれぞれの健診の単価は幾らぐらいですか」との質問に対して、「健診単価につきましては、医療受診の自己負担額を目安に、健診料金もおおよそ2割から3割で設定しています。健診料は「先行投資である」との考えで負担をお願いしており、金額にかかわらず健康に関心を持ってもらうことが大切であると考えています」との説明がなされました。 次に、「健康診査については、19歳から健診の対象としていますが、受診者の年代別内訳はどのようになっていますか」の質問に対して、「特定健診の対象者は40歳からとなっておりますが、40歳からの健診では生活習慣病対策には遅いと考えており、若い年代から健康に関心を持ち、健康管理を行ってもらうため、19歳以上を健診対象者としています。しかし、受診実績では、19歳が2名程度、20代が40名程度、30代が120名程度で、受診者数は決して多くはありませんが、健康意識を持ってもらうことが大切であると考えています。各年代における受診率では、男性が65歳以上では50%以上でありますが、65歳以下の各年代では40%台にとどまっています。女性では、45歳以上の各年代でおおむね60%以上の受診率となっており、女性のほうが健康に関心が高いことがうかがえます。このことから、若い年代や男性の受診率向上が課題であると考えています」との説明がなされました。 次に、「農協組合員の自己負担金が少ないのは、どのような理由からですか」の質問に対して、「農協組合員の自己負担金が少ないのは、昭和の時代より、農協と町の共同で町民の健康管理を推進してきた経過があり、農協では組合員の健康管理の推進として、組合員とその家族に対して、健診料金を1人500円補助しているものです」との説明がなされました。 次に、「山ノ内町独自で取り入れている血清クレアチニン・血清尿酸について、独自に検査を行っている効果はいかがですか」の質問に対して、「血清クレアチニン・血清尿酸は、動脈硬化を進める要因及び腎機能を見るための大事な検査であるため、特定健診が始まる前から健診項目に入れて実施してきました。平成20年度から始まった特定健診項目に入っておらず、メタボ診断基準にも入っていませんが、関係の深い項目に挙げられていますので、当町では引き続き健診項目に入れて実施しています。血清クレアチニン・年齢・性別により、e―GFR(糸球体ろ過量:腎臓の機能状況)がわかるため、CKD(慢性腎臓病)の早期発見につながっています。100人に1人が腎臓病と言われ、自覚症状がないため、クレアチニン検査や尿酸値検査をしないと発見できません。この検査をすることで、自分の腎臓の状態がわかるため、腎機能低下予防のための早期介入ができ、腎専門医への紹介や、主治医との連携により、管理栄養士による個別の食事指導等で、1人年間500万円から600万円かかると言われている高額な医療費が継続してかかる人工透析の予防につながっています。ちなみに、国保被保険者の糖尿病からの新規人工透析導入者は、平成22年度から一人も発生しておりません」との説明がなされました。 次に、「糖尿病対策として、食前野菜の普及事業に取り組んでいますが、どのような内容ですか」の質問に対して、「糖尿病は、血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンが深く関係しており、そのインスリンの出方が健康な日本人の食後と、欧米の糖尿病患者とが同様であるという生物学的な違いから、欧米化した食事をとり続けることにより発症のリスクが高くなっています。食事による血糖値の上昇を緩和し、インスリンの出方を調整するため、まず食事では野菜を5分から10分かけ、週5日3食以上食べて糖尿病にならないよう予防する内容です。この食前野菜の普及は、保健補導員や食生活改善推進協議会と協力して、5年前から講義とあわせて実際に食前野菜を体験してもらい、家庭での普及を図っています」との説明がなされました。 さらに、「保健補導員制度が非常に大きな成果を上げていると思いますが、保健補導員制度はどのような制度ですか」の質問に対して、「保健補導員制度は、地域住民の健康保持増進のために、家庭の健康管理者である女性が、健康に関する研修と技術を身につけ、家庭や地域に広げ、住民みずからが築いた健康な町となることを目標に、保健補導員制度は設置されました。現在は、長野県のほぼ全市町村に組織されており、各地域から選出されて構成している自主的な組織であり、2年間の任期で活動していただいています」との説明がなされました。 ほかにも活発な質疑がなされました。生活習慣病予防のため、みずからの健康状態を把握した上で、バランスのとれた食生活、適度な運動習慣を身につけ、「自分の健康は自分で守る」という意識を広め、各種の健康診査、健康相談、健康教室、訪問指導等の総合的、体系的な予防・保健活動を、行政と地域の保健補導員等が連携し、健診等に関する保健事業に取り組んでいる様子を視察させていただきました。 吉見町においても、各事業の一層の充実を図り、町民一人一人が健康の重要性を自覚して、健康づくりのための生活習慣改善の意識を広げるため、行政と地域社会が連携して取り組まなければならないということを改めて感じさせていただいた有意義な研修でした。 次に、長野県箕輪町の視察経過を報告いたします。 長野県のほぼ中央に位置する箕輪町は、面積86.12平方キロメートルで南アルプスと中央アルプスに抱かれ、町の中央平坦地を天竜川が貫流し、豊かな農耕地帯を形成しております。 箕輪町は、昭和30年1月に中箕輪町、東箕輪村及び箕輪村の3町村が合併して発足し、人口は増加の一途をたどり、平成9年10月には2万5,000人を超えました。近年、人口は微減傾向が続いておりますが、平成26年10月1日現在2万5,228人で、長野県内の町としては最も多い人口となっております。 また、先進開発型企業の進出が活発となり、産業分野の先端技術が集結し、ハイテクタウンヘと変貌しております。農業、商業及び工業の調和と住む人々が主役のまちづくりを基本に、夢とロマンあふれる未来型環境の整備を創造している町であります。 箕輪町子ども未来課、北條課長の司会・進行により、初めに町長並びに議長が所用のため本日対応できない旨のお話の後に、子ども未来課の伊藤施設整備担当課長から子育て支援事業の概要について説明をいただきました。 箕輪町では、子供の基礎的な体力、学力、生きる力の低下が危惧される中、町の将来を担う子供の育成を重要課題と位置づけ、特色ある事業として、平成15年度から「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業」を実施しています。 この事業は、健康で知力に富み、国際舞台で活躍できる子供を目指し、施策展開を「運動あそび」、「英語あそび・英語活動」、「読育」、「食育」の4つに据え、子供の発達年齢に応じて幼児から中学生まで一貫して取り組むものであり、最近では一人一人が培った生きる力の基礎力の上にさらなる可能性を伸ばすため、小中学校での学力向上の施策を積極的に取り入れています。 また、子育て支援の充実したまちづくりを推進するため、目指す姿として、子育ての不安が軽減し安心して子育てができる、保護者の経済的不安の軽減、仕事と子育ての両立支援・核家族世帯の支援の3点を掲げ、子育て支援の各種事業を展開しています。中でも子供の成長を記録できる子育てメモリーブックの配付や、町に手厚く配置されている保健師を中心にきめ細かに実施している乳幼児健診、個別相談及びペアレントトレーニング事業などは、興味を引く参考となる事業でありました。 保育園については、平成26年4月1日現在で9園ありましたが、8月に2園を統合し、新たに東みのわ保育園が開園しております。これは行財政改革の一環で、平成20年度の保育検討課題委員会答申を受けて、平成22年度に作成した保育所整備計画に基づき統合したものであります。なお、平成32年度末までには、7園に整備していくとのことであります。 以上の概要説明を受けた後に、質疑に入りました。 まず、「ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業を実施したことによる効果はありましたか。また、少子化対策につながっていますか」の質問に対して、「子ども育成事業を実施したことにより、運動あそびの効果として体力測定では、平成16年導入時年中さんの子供たちが小学校5年生になった全国体力測定結果において、総合評価で男女とも全国トップクラスの得点でした。保育園や小中学校でのけがの件数も減少しております。食育の分野では、箕輪中学校が第9回全国学校給食甲子園の甲信越・北陸ブロックで特選を受賞するなどの成果を上げております。しかしながら、事業効果として少子化対策につながっているのかは、他の要因も含めて総合的に判断していくものと考えております。なお、箕輪町の年間の子供の出生数は、ここ数年200人から210人ほどで推移しており、町の人口は余り減少していない状況です」との説明がなされました。 次に、「子育て支援の目指す姿、事業評価の検証はどのように行っていますか」の質問に対して、「目指す姿については、他市町村に対して、イコールorベターの子育て水準を堅持し、住民の満足度を向上させていきたいと考えております。事業評価の検証については、箕輪町総合振興計画の作成時や3年に1度の計画見直し時に住民満足度調査を実施しており、子育て支援に対する住民満足度は、平成21年度は48%、平成24年度は75%、最新の調査では約80%という結果になっております」との説明がなされました。 次に、「多くの子育てサークルが町内で活動されていますが、町としてどのような支援を行っていますか」の質問に対して、「会員20人未満の子育てサークルヘは年間2万5,000円、会員20人以上の場合は年間3万5,000円を地域子育て支援事業補助金として助成しております。また、子育て支援センターの職員が地域へ出向いてサークルの支援を行うほか、町長との懇談会を年1回開催しています」との説明がなされました。 次に、「子育て用品のリユース会を行っていますが、リユース会の内容とリユース会で残った用品についてはどのようにされていますか」の質問に対して、「家庭でリユースできる衣類やおもちゃなどを持ち寄ってもらい、町と地域子育て協議会の共催で、年2回実施しています。開催のお知らせは、町ホームページや新聞を活用して呼びかけるほか、子育て中の保護者に直接メール配信するなど工夫をしています、なお、リユース会で残った用品については、子育て支援センターに一定期間保管しておき、最終的に需要がなければ処分します」との説明がなされました。 次に、「子育てメモリーブックの導入の経緯について教えてください。また、配付された子育てメモリーブックが活用されているか調査をしていますか」の質問に対して、「子育てメモリーブックは、職員提案制度による提案を採用して導入したもので、表紙のデザインも一般公募により決定しました。これまで、子供が生まれた場合の記念品としてアルバムを配付しておりましたが、出生から中学生までの子供の成長の記録が記入でき、子育て支援の情報を1冊にまとめた子育てメモリーブックを作成して平成21年10月から配付しております。また、配付した子育てメモリーブックがどの程度活用されているかの調査は行っておりませんが、町の主催事業や地域で開催される子育て学級で活用していかなければならないと考えています」との説明がなされました。 次に、「ペアレントトレーニングを行う場合、保護者に対してどのように声かけをしていますか。また、転入してきた場合にも、定期的に機会を捉えていますか」の質問に対して、「ペアレントトレーニングの前段階として、健診時に保健師や発達支援専門員によるきめ細かな活動として子育ての悩みを聞くなど、保護者との信頼関係を築いています。また、転人者への対応としては、健診時に支援が必要と判断した場合には、必要に応じて定期的に家庭訪問を実施しています」との説明がなされました。 次に、「一時預かり事業を実施していますが、保護者のリフレッシュのために一時保育は利用できますか」の質問に対して、「箕輪町一時預かり事業実施要綱には、リフレッシュについての具体的な記載はありませんが、保護者の育児に伴う心理的及び肉体的疲労の軽減を図るためであれば、一時保育の利用は可能としています」との説明がなされました。 ほかにも活発な質疑がなされましたが、箕輪町が推進する子育て支援は、行政が保護者の立場に立ち、保護者の視線から、保護者が安心して子育てできる町を目指しています。出生時や転入時の事務手続の窓口一本化や子育てメモリーブックの配付はその一例であり、住んでいてよかった、住んでみたいまち箕輪の実現を推進しています。 また、子供への支援として、ひと味ちがう箕輪の子ども育成事業を展開し、生きる力が備わった強い箕輪っ子が健やかに成長しています。10年後、20年後も活力ある元気な町を実現していくために子育て支援は重要であり、地域全体で支援していかなければならないことを改めて感じさせられた大変有意義な研修でした。 結びに、今回の視察研修に当たり、ご多用の中、詳細かつ多岐にわたる説明をいただきました、長野県山ノ内町並びに長野県箕輪町の皆様に心からお礼を申し上げ、
教育福祉常任委員会視察研修の報告といたします。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑善雄君) ご苦労さまでした。 続きまして、10月29日、30日、総務建設常任委員会の視察研修が行われております。小林周三委員長よりその報告をお願いいたします。 小林委員長。 〔
総務建設常任委員長 小林周三君登壇〕
◆
総務建設常任委員長(小林周三君) 改めまして、皆様こんにちは。議長の命によりまして、総務建設常任委員会が行いました視察研修についてご報告申し上げます。 平成26年11月28日 吉見町議会議長 宮 﨑 善 雄 様 総務建設常任委員会 委員長 小 林 周 三
総務建設常任委員会視察研修報告書 総務建設常任委員会は、先進地の視察研修を実施したので、その概要について下記のとおり報告いたします。 記1 期 日 平成26年10月29日(水)・30日(木)2 視察場所 29日 長野県
安曇野市社会福祉協議会 30日 静岡県島田市建設部土木管理課3 目 的 1)安曇野市の地域交通事業における先進的な取り組み事例について 2)島田市建設部土木管理課すぐやる係の取り組み内容について4 参 加 者 委員長、小林周三、以下敬称は略させていただきます。副委員長、神田隆、委員、内 野正美、委員、岩崎勤、委員、伊与田隆、委員、奥村栄昭、委員、秋山真美。5 随 行 員 副町長、市川近雄、政策財政課長、藤倉聡、まち整備課長、中島浩規。6 説 明 者 長野県安曇野市政策部 政策経営課企画担当、矢淵寛明。 長野県
安曇野市社会福祉協議会 常務理事兼事務局長、樋口眞。 静岡県島田市 建設部長、佐久間章次、土木管理課長、大村彰、土木管理課課長補佐、成岡新次、すぐやる係主任技師、小出乃、すぐやる係作業長、小澤準、議会事務局庶務係長、小澤英幸。7 視察目的 吉見町の公共交通事業(吉見町巡回バス事業)は、平成14年12月にスタートし、今年度で13年目を迎えています。この間、運行ルートの見直しを行うなどして、より多くの町民に利用していただけるよう取り組んでおり、利用者は増加傾向にあります。また、車両については運行開始から使用しているため、走行距離が110万キロメートルを超えております。 今後、高齢化が進み、いわゆる交通弱者が増加する中で、公共交通機関の一つである巡回バスのニーズがますます高まることが推察されることから、これに対応するため、車両の更新を視野に入れつつ、運行形態等について見直しを検討することにしています。 このような中、長野県安曇野市地域公共交通協議会が運営する通称「デマンド交通あづみん」が、平成21年地域公共交通活性化・再生優良団体国土交通大臣表彰を受賞され、先進事例として注目されていることから、本町の巡回バスのあり方を検討するに当たって、見聞を広めるため、研修を実施いたしました。 次に、吉見町の土木工事に関する要望につきましては、限られた予算の中、要望に対応し切れず、未着手の件数が増加しております。また、軽微な修繕の要望につきましても、相談件数の増加や内容の多様化などにより対応に苦慮している状況であります。 このような現状の中で、多様化する地域の要望に迅速かつ効率よく対応している島田市のすぐやる係を視察し、要望に対する取り組み方法などについて参考とするため、研修を実施いたしました。8 視察経過 初めに、安曇野市の概要について申し上げます。 安曇野市は長野県のほぼ中央で、松本盆地の北西に位置しています。市の西部には雄大な北アルプス連峰がそびえ立つ中部山岳国立公園があり、海抜3,000メートル級の象徴的な山々が連なっています。また、北アルプスを水源とする中房川、烏川などが合流する東部は、海抜500メートルから700メートルのおおむね平坦な複合扇状地となっており、この地域が「安曇野」と呼ばれております。 安曇野市は、平成17年10月に3町2村が合併して誕生した市であり、平成26年10月1日現在の人口は9万8,770人、面積は331.82平方キロメートル、また平成25年度一般会計歳入決算額は406億8,006万3,000円であります。 安曇野市の見どころは、雄大な北アルプスの山並みと、湧き水が育むワサビ田、豊かに広がる自然の風景です。また、工業が盛んで、安曇野市発足以来、製造品出荷額は長野県内第1位であり、農業も盛んで水稲が中心に営まれ、生ワサビなどが特産品であるとのことであります。 研修に当たり、
安曇野市社会福祉協議会常務理事兼事務局長の樋口眞さんから歓迎の挨拶をいただき、また私から本町の公共交通事業の取り組み状況と当研修の目的などを申し上げた後、「デマンド交通あづみん」の運営について説明を受けましたので、その概要について申し上げます。 初めに、平成20年にNHKの「クローズアップ現代」で放映された、安曇野市のデマンド交通についての放映内容を見せていただき、その後、説明に入りました。 安曇野市は、合併前に一部の路線を除いて民間路線バスが廃止されており、旧町村において独自の交通政策がとられておりました。この状態で合併しましたので、合併後の運用に当たっては地域間の連携がとれなかったり、利用者が減少するなどの実態があり、交通政策の面から、これらの交通体系を再構築し、新たな公共交通システムを確立することが課題となっていました。 このような中、平成18年7月に国土交通省の公共交通活性化総合プログラム事業を活用して、新たな公共交通システムの構築を目指した検討が開始されました。検討段階では、主に市民を対象としたアンケート調査や、地域ごとのワークショップを開催するなどして、住民の意向、要望を拾い出すとともに、運行している既存交通の利用状況の調査などを行った上で、地域団体や交通事業者等から成る検討会を設置し、協議を重ねました。 そのようなプロセスを経て、平成19年9月から「あづみん」の愛称で、デマンド方式による新たな公共交通事業を開始しています。ワゴン車14台の車両を使用してのデマンド方式による運行は、自宅近くに商店や病院、公共施設がなくても、自宅前の道路や歩道が十分整備されていなくても、車両が運行できる状況であれば、住民の足として利用することができることから、供用開始から多くの方に利用いただきました。 一方で、実施段階において課題なども生じたことから、運行開始後は、安曇野市地域公共交通協議会を設置する中で継続的に協議を行い、よりよい運行の実現に取り組んでおります。 次に、「あづみん」の具体的な運行形態ですが、迎えに行くエリア及び帰宅については、安曇野市の住宅のあるエリア全域でありますが、送り先は大きな病院や商業施設、各種公共施設等の多いエリアなど、市民が生活する上で頻繁に行き来する範囲に限定しており、どこにでも送るといったものではありません。 また、利用者は原則事前登録が必要であり、運行時間は8時から17時までです。受け付けは受付センターで行っており、1週間前から予約が可能で、当日も受け付けています。受け付けたものをオペレーターが1時間ごとに整理し、運行ルートを設定した上で、各車両へ通知し、運行しております。 利用料金は、大人が1乗車当たり300円、小学生及び障害のある方が100円、未就学児は無料となっており、利用頻度の高い方のために割引回数券を発行しております。利用者数ですが、平成20年度は8万5,501人であったものが、平成25年度には9万1,272人と増加傾向にあります。 次に、運行に係る年間収支を概数で申し上げますが、主な支出は運転手の賃金を含めた車両借り上げ費が7,800万円、受付担当などの賃金を含めた事務経費が2,000万円、これに対し利用料収入は2,700万円でありますので、不足額は7,100万円となっています。なお、不足額のうち1,700万円は運行事業者である4つのタクシー会社に国から補助金として交付されておりますので、市の負担額は残りの5,400万円となっています。 その他に、平成21年4月から運転免許証返納者に「あづみん」の利用回数券9,000円分を支給しておりますが、その取り組みが功を奏し、返納者数が大幅に伸びております。「あづみん」の運行が、高齢者の免許証返納促進にもつながっています。 以上のような説明を受け、質疑に入りました。 まず、「アンケート調査について」の質問に対し、「アンケート調査は、当時の公共交通の利用状況などで高齢者の利用が多いことが確認されたことから、そのニーズを的確に把握するため、65歳以上の方のいる世帯、約1万7,000世帯を対象に、郵送により実施しました。回答率は50.2%と約半数から回答をいただいています。この回答率から、高齢者の公共交通に対する関心の高さがうかがえました。また、アンケートでは、行きたいところへ行ける交通体系が欲しいという要望が多く、デマンド交通を採用する主要因となっています。また、各地域にワークショップも開き、市民の声を広く聴取しています」との説明がありました。 次に、「デマンド交通の実施に当たり、民間バス会社やタクシー会社との調整は」の質問に対し、「バス会社については、そのほとんどが路線バス事業から撤退していましたので、商域が重複するなどの課題はありませんでした。また、タクシー会社については、タクシー会社も連携協力しながら事業を展開していきたい旨の前向きな考えを示していただき、検討段階にはタクシー会社も加わり、協議を行っています。現在、車両の運転を市内の4つのタクシー会社に委託しています」との説明がありました。 次に、「乗降車範囲の設定について」の質問に対し、「「あづみん」は、迎えに行くエリアと帰宅については、山岳地帯などを除く、市内の住宅があるエリア全域を対象としていますが、目的地についてはアンケート調査などを参考にして、生活していく上で利用頻度の高い施設があるエリアに限定しています。これは、「あづみん」が、生活に密着した利用に主眼を置いているからです。限られた予算内で事業を展開するには、利用目的や役割をしっかりと位置づける中で、効率的に運行することが大切であると考えています」との説明がありました。 次に、「利用者の状況について」の質問に対し、「供用開始からデータ収集を行っていますが、平成25年度末時点での利用者累計は56万9,698人になっており、そのうち43万9,720人は60歳以上の方です。実に77.1%を占めており、いわゆる交通弱者と言われる方々です。「あづみん」は福祉バスではありませんが、結果として、その色彩が強い公共交通になっています。この傾向は、恐らく全国どこでも余り変わらないのではないかと思います。また、利用者の目的地を見ても、「あづみん」の利用場所ランキングベスト30では、病院が11カ所、福祉施設も11カ所、スーパーが5カ所、駅などの交通機関が3カ所となっています。役所などは上位30の中には入っていません。これは、役所に行く人の多くは交通弱者ではないからです」との説明がありました。 次に、「運行日の設定について」の質問に対して、「運行日は土日、祝祭日、年末年始を除く平日で、年間運行日数は平均224日です。利用が多い日は、月、金曜日、雨の日、冬季、年金受給日などです。また、病院の休診日、スーパーなどが混雑する休日、人出の多い年末年始などは利用が少なくなっています。効率性の観点から、利用の少ない日を運休日としています。また、イベントなどに合わせて運行してほしいとの要望がありますが、それは利用目的が違いますので、「あづみん」とは別に考えてほしいとお願いしております」との説明がありました。 次に、「利用時間の設定について」の質問に対し、「利用時間は8時から17時までとなっています。これも、以前の公共交通の実績や、「あづみん」のシステムを検討する段階でのアンケート調査、ワークショップなどの結果を踏まえて、利用頻度の高い時間帯を設定しています。なお、夜間運行についての要望もありますが、これは飲食を目的にした利用が多くなるため、対応しないことにしています」との説明がありました。 次に、「効率的な運転ルートを設定する方法について」の質問に対し、「受付センターでオペレーターが受け付けを行っています。「あづみん」は、地域別に1時間に1便を運行しますので、出発15分前まで受け付けをして、その後の15分間でオペレーターがルートを組み立て、NTTのシステムにより各車両へ通信します。インターネットにより連絡を受けた車両は、あらかじめ登録してあるお宅ヘルートに沿って巡回するといった方法です。ルートの設定には技術が必要ですが、「あづみん」ではこの作業を地区の状況を熟知した方にお願いをしています。現在は、全てが主婦の方です。常に運転手との情報交換を行い、効率的なルートが設定できるよう努めています。なお、このルート設定を自動で行うシステムがありますが、やはり現場を熟知した人の力が必要になります」との説明がありました。 次に、「安曇野市のデマンド交通以外の公共交通について」の質問に対し、「安曇野市ではデマンド交通のほかに、定時定路線とナイトラインという2つの公共交通があります。定時定路線の運行は、6時40分から「あづみん」の運行が始まる8時まで、電車のダイヤに合わせて運行時間を設定しており、主な利用目的は通勤、通学です。また、ナイトラインは17時20分から20時30分までで、予約制を採用しており、高校生の帰宅などに利用されています」との説明がありました。 次に、「利用者からの苦情について」の質問に対し、「利用者からの要望や苦情については、それが改善すべきことなのか、利用者のわがままなのかを安曇野市地域公共交通協議会で協議します。改善すべき事柄であると判断されたものは、可能な限り対応しています。利用者からの苦情には、運転の仕方が荒い、挨拶がない、スピードを出し過ぎる、座席に座らないうちに発進する、オペレーターの対応が悪いなどといった業務に直結した内容のものが寄せられます。こういったことは早急に改善していかないと利用者は減ってしまいます」との説明がありました。 次に、「なぜ社会福祉協議会が運営しているのか」の質問に対して、「利用者の多くが高齢者や障害のある方で、いわゆる交通弱者です。当協議会が運営することにより、こういった方々の立場に立った、よりよいサービスが展開でき、それがさらなる利用促進につながることが期待できるからです。また、「あづみん」の利用がさらに増加し、高齢者などの外出がふえることは、健康増進にもつながります。また、頻繁に利用している方については、予約時の会話から、また車内の様子などから、オペレーターや運転手が利用者の体調の変化に気づけば担当部署へ連絡できるなど、社会福祉協議会が所掌する事務のさまざまなところでメリットがあります」との説明がありました。 最後に、「公共交通事業を推進する上でのポイントについて」の質問に対して、「まずは、どのような運行形態にするかですが、これは地域によって条件は違いますが、利用者の大半はいわゆる交通弱者であるという点は共通しているのではないかと思います。それらの方々のニーズをしっかりと調査分析した上で、運行形態を構築していくことが大切であると思います。また、利用目的を明確にすることも大切です。「あづみん」は、イベントの際の人の輸送、観先客の移動手段などといったことには対応していません。決して万能ではないということです。そして、利用者からの苦情や要望をしっかりと受けとめるということです。善処すべきところは早急に対応することが利用促進につながります」との説明がありました。 以上、活発な質疑応答がなされ、安曇野市の地域交通公共事業について視察研修を終了いたしております。
○議長(宮﨑善雄君) 暫時休憩にいたします。 休憩 午後 3時23分 再開 午後 3時37分
○議長(宮﨑善雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。
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総務建設常任委員長(小林周三君) 次に、静岡県島田市のすぐやる係の取り組みについて視察してまいりましたので、報告申し上げます。 初めに、島田市の概要について申し上げます。 島田市は、静岡県のほぼ中央に位置し、南アルプスに源を発し、駿河湾に注ぐ大井川が市内を流れております。また、江戸時代は東海道の宿場町として栄えたまちで、文金高島田の発祥の地でもあります。 平成26年10月末の人口は10万1,038人、市の面積は315.9平方キロメートル、平成25年度一般会計歳入決算額は356億642万307円であります。 島田市は、2度にわたる合併により、日本一の茶どころ静岡県の中でも、島田茶、金谷茶、川根茶という有数のお茶の産地となっております。 初めに、島田市建設部長の佐久間章次さんから歓迎の挨拶をいただき、その後、私から本町の建設事業の取り組み状況と当研修の目的などを申し上げた後、大村土木管理課長より、すぐやる係の事業内容等について説明を受けましたので、その内容について報告申し上げます。 島田市も、市民の要望が非常に多様化してきており、対応に苦慮しておりました。そうした中、「市民の要望に迅速に対応し、安全で住みやすい生活環境づくり」を目指し、市民の立場に立ち、小規模な工事や維持修繕の要望に対して効率よく対応する組織として、平成14年4月に建設部土木管理課すぐやる係としてスタートし、平成18年4月にすぐやる課となり、今年4月の行政組織の再編により現組織となったとのことであります。 次に、すぐやる係の事業概要について説明を受けました。 年間予算額は、平均1億4,000万円程度であり、職員は、課長ほか受け付けや現場調査を担当する職員6名と現業作業を担当する職員14名の21名の体制とのことであります。 業務内容については、1件当たり100万円以下の工事を担当しており、ガードレール等の交通安全施設の設置や修繕、道路の舗装や側溝及び橋梁の修繕、河川のしゅんせつなどとのことであります。 次に、自治会や市民からの要望について内容の精査や調整、また災害時における通行確保のため、緊急的に倒木の除去などを行っているとのことであります。 自治会からの要望書につきましては、要望件数が増加しており、対応できない状況や、地元調整に必要以上の時間を要し苦慮していることから、効率よく事業費の有効活用を図ることができるよう、要望書の様式を新設改良の要望と維持修繕の要望の2種類に見直しました。新設改良の要望につきましては、各自治会5件までとし、土地所有者の承諾が必要としたことで、自治会で現場を確認し、精査して申請するという効果があったとのことであります。 また、要望書は、自治会で6月末までに申請の提出を終え、その後、現場調査を実施して、10月に自治会へ中間報告を行うとのことであります。また、3月には要望が完了か未完かを確認し、未完の場合は理由を報告するとのことであります。 緊急性のあるものや、軽度の補修や修繕の要望については、窓口や電話等で市民から直接受け付けており、内容を聞き、すぐやるカードに記載して、現場の状況を確認した上、緊急に修繕の必要がある場合は、現場作業班に依頼して対応しているとのことであります。 平成25年度の決算額は、1億2,566万円とのことであります。また、要望の受け付け処理状況につきましては、自治会要望を512件受け付け、うち448件が処理済みで、処理率は88%とのことであります。なお、末対応案件は、工事費が高額で予算措置が必要なものや、緊急性を要しないものが主な内容とのことであります。続いて、市民要望は、2,226件受け付けて2,196件処理しました。処理率は99%とのことであります。 課題につきましては、確かに行政事務の中で形が見えて効果があると思いますが、反面、住民がすぐやる係に言えば、何でもやってもらえるという依存心も大きくなっているのも現実であります。昔は、道路や水路の草刈りやしゅんせつなど、少しくらいであれば自分たちで行って、地域の財産として、地域で大切に守ってきました。当然、地元で対応可能な案件でありますので、行政サービスの最低ラインの理解浸透が課題となっているとのことであります。また、要望者は困っているので要望するわけですから、単純にできませんでは済まされないところもあり、できないということを明確に説明する説明能力が求められていると感じているとのことであります。 以上のような説明を受け、質疑に入りました。 まず、「すぐやる係の職員に技術者はおりますか」の質問に対して、「一般職のほか土木技術職がおり、土木関係を学んできた職員が設計、調査等を担当しております」との説明がありました。 次に、「すぐやる係でできないことの具体例と、その対応はどのようにしていますか」の質問に対し、「できないことは、結構いろいろありますが、例えば車にチャイルドシートを設置してもらいたいというような要望がありました。その場合は、購入したところへ問い合わせたらどうでしょうかとお断りをしました。できないことは、できませんと一線を引いて、例外はつくらないことにしております」との説明がありました。 次に、「すぐやるカードは、できないことも相談があった場合は記入するのですか」の質問に対し、「相談があったものについては、全てカードに記入します。対応できない場合は、理由を相手に説明し、理解していただき、その内容をカードに記入して完了としています」との説明がありました。 次に、「修理費が50万円未満のものは、1社見積もりとのことでありますが、業者の選定方法と業者の偏りはないですか」の質問に対して、「業者はランク分けされており、小さい工事でありますので、一番下のランクから見積りをとるように心がけております。また、合併した市でありますので、できるだけ地区内の業者を選定し、バランスをとるようにしておりますが、すぐやる係の工事は緊急性がありますので、早急に対応できる業者に依頼することもあります」との説明がありました。 次に、「すぐやる係の工事は100万円以下となっていますが、それを超える場合の対応はどうしていますか」の質問に対して、「要望の中には、100万円を超えるものもあります。その場合は、建設課へ要望を回しますが、建設課での対応が困難で緊急性がある工事につきましては、2年に分けて継続して行うこともあります。本来、すぐやる係は単年度で完了する工事を担当していますので、基本的には建設課で対応してもらうことにしております」との説明がありました。 次に、「現在、空き家が問題となっておりますが、不在地主の土地から木竹等が道路に張り出し、道路交通に支障を来す場合などの要望に対してどのように対応していますか」の質問に対して、「本来なら所有者が伐採すべきでありますが、道路通行に支障があり危険性のあるものは、自治会長に立ち会ってもらい、確認して伐採するようにしております。また、その後、所有者の追跡調査を行い、連絡先が判明したものは連絡をしております」との説明がありました。 次に、「業務の中に橋梁の補修がありますが、すぐやる係の行う補修とはどのようなものですか」の質問に対して、「島田市は山間部を抱えておりますので、木橋やつり橋が存在しています。木製部分の取りかえなどを行っており、一般道路の橋梁の補修はしておりません」との説明がありました。 次に、「市で建設機械を保有している。また、作業内容によっては建設機械のレンタルもあるとの説明がありましたが、運転は職員が行うのでしょうか」の質問に対して、「現場担当の職員が、建設機械は運転しております。機械によっては、資格を必要とするものもありますので、職員が講習を受け、資格を取っております」との説明がありました。 それを受けて、「人事異動の際は、どのように対応しておりますか」の質問に対し、「人事異動により、新たに現場担当の職員となった場合は、講習を受けて資格を取っております」との説明がありました。 次に、「草刈り等は、地元で対応可能な案件で、地域で対応していただきたいと説明がありました。当町では、既存住宅団地という地域があり、その自治会に草刈り機を2台ずつ貸与して草刈りに取り組んでいただいておりますが、島田市はどのように対応しておりますか」の質問に対して、「草刈りの要望はふえてきております。自治会で努力して対応していただくことがよいのだと考えておりますが、高齢でできないという話なども伺っております。草刈りは、現場担当の職員が行うものではないという考えもあり、今年度からシルバー人材センターに委託しております。今後は、地元のことは自分たちでやっていただくという考え方に基づき、強制ではありませんが、自治会で草刈りをやっていただけるという意思がある場合は、協定等を締結して多少なりとも補助金などを出し、頑張っていただくという考え方もあります」との説明がありました。 次に、「すぐやる係が、年間1億4,000万円程度の事業費で要望をかなえていると、市民からの苦情は減るのではないですか」との質問に対して、「すぐやる係は100万円以下の小さな工事が対象であり、道路、水路の新設や改良の要望も各自治会5件以内としているため、市民の中には新設道路や水路の改修をしてもらいたいというストレスはあると思います」との説明がありました。 次に、「すぐやる係の工事は、100万円以下とのことですが、その根拠は何かあるのでしょうか」の質問に対し、「限られた予算の中で、市民サービスにつながり、多くの件数をこなしていくという、すぐやる係の目的から離れない金額は幾らかということを検討した結果、100万円が妥当であるということになりました」との説明がありました。 次に、「地域が広いので、地域間の偏りはないでしょうか」の質問に対し、「それが一番の心配していることであります。調査、設計を行う4人の職員が地区を定めて対応しております。予算をある程度均等に4地区に割り振り、また担当者がその地域内を均等になるように対応しております。しかし、緊急性もありますので、その辺も考慮しております」との説明がありました。 以上、活発な質疑応答がなされた後に、現業詰所や市で保有している建設機械や資材の見学を行い、島田市すぐやる係の事業内容についての視察研修を終了いたしております。 結びに、本委員会の視察に当たり、ご多用の中にもかかわらず、多くの資料と丁寧なご説明をいただいた安曇野市政策部及び社会福祉協議会並びに島田市建設部の関係各位に心から感謝を申し上げ、
総務建設常任委員会視察研修報告とさせていただきます。 ご清聴ありがとうございました。
○議長(宮﨑善雄君) ご苦労さまでした。 以上で閉会中の所管事務調査報告を終了します。
△町長提出議案の報告
○議長(宮﨑善雄君) 日程第6、町長提出議案の報告を行います。 本定例会に町長から提出されました議案は、お手元に配付のとおりでありますので、ご了承願います。
△町長提出議案の上程及び説明
○議長(宮﨑善雄君) 日程第7、町長提出議案の上程及び説明を行います。 提出議案について町長より説明を求めます。 町長。 〔町長 新井保美君登壇〕
◎町長(新井保美君) 議長の命によりまして、本定例会提出議案の説明をさせていただきます。 議案第71号は、
埼玉中部資源循環組合の設立についてであります。平成27年4月1日から、東松山市、桶川市、滑川町、嵐山町、小川町、吉見町、ときがわ町及び東秩父村の可燃ごみ及び粗大ごみの処理施設の建設及び管理運営並びにこれに附帯する事務を共同処理するため、
埼玉中部資源循環組合を設立することについて協議したいので、地方自治法第290条の規定により、この案を提出するものであります。 議案第72号は、吉見町一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてであります。人事院勧告等に鑑み、職員の給与について改正したいため、この案を提出するものであります。 議案第73号は、吉見町長及び副町長の給与等に関する条例及び吉見町教育委員会教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。一般職職員の給与改定を踏まえ、町長、副町長及び教育長の期末手当の支給割合を改正したいため、この案を提出するものであります。 議案第74号は、吉見町議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例についてであります。議会の議員の期末手当の支給割合を改正したいため、この案を提出するものであります。 議案第75号は、動産の買入れについてであります。グループウェアシステムの更新に伴い、パソコン等を買い入れるため、この案を提出するものであります。 議案第76号は、平成26年度吉見町一般会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ3,963万円を追加し、予算の総額を75億7,971万1,000円にいたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、国庫支出金、国庫負担金、民生費国庫負担金1,367万円の主なものは、障害者自立支援給付費負担金1,057万2,000円で、当該負担金を充てる歳出予算の増額が見込まれることによるものであります。 国庫補助金、総務費国庫補助金1,536万円の主なものは、がんばる地域交付金1,437万9,000円で、既に予算計上している地方単独事業の一部と財源を組み替えるものであります。 県支出金、県負担金、民生費県負担金683万5,000円の主なものは、障害者自立支援給付費負担金528万6,000円で、当該負担金を充てる歳出予算の増額が見込まれることによるものであります。 県委託金、総務費県委託金224万9,000円の主なものは、個人県民税徴収取扱費210万5,000円で、確定見込みによるものであります。 次に、歳出について申し上げます。職員人件費の関係は、給与改定及び平成26年度中の退職者等に伴い126万2,000円の減額であります。 総務費、徴税費、賦課徴収費239万4,000円の主なものは、徴収嘱託員報酬147万4,000円で、実績を見込み増額をお願いするものであります。 民生費、社会福祉費、障害福祉費2,838万7,000円の主なものは、障害者自立支援給付費2,114万5,000円、障害児通所給付費494万5,000円で、実績を見込み増額するものであります。 農林水産業費、農業費、農地費1,030万円の主なものは、県費単独土地改良事業、排水路整備工事、中新井地内699万円と、町費単独土地改良事業、台山排水路管理用道路整備工事261万円をお願いするものであります。 教育費、教育総務費、教育振興費147万8,000円は、中学生の上位大会出場に伴う生徒選手派遣費であります。 小学校費、学校管理費259万3,000円減の主なものは、小学校校舎木質化及び空調設備設置に伴う設計委託料397万5,000円の減で、事業費の確定見込みによるものであります。 社会教育費、町民会館費227万円の主なものは、実績見込みにより町民会館の光熱水費236万円の増額をお願いするものであります。 保健体育費、保健体育総務費446万4,000円の主なものは、実績見込みにより体育施設の光熱水費130万円の増額と、町民体育館自動ドア改修工事260万円をお願いするものであります。 諸支出金、基金費、財政調整基金費1,399万3,000円の減は、財政調整基金への積み立てを減額したいとするものであります。 議案第77号は、平成26年度吉見町
下水道事業特別会計補正予算(第4号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額から歳入歳出それぞれ1,974万2,000円を減額し、予算の総額を5億193万4,000円といたしたいとするものであります。 歳入の主なものを申し上げますと、国庫支出金、下水道事業費国庫補助金1,000万円の減は、交付額の確定見込みによるものであります。 繰入金、一般会計繰入金132万4,000円の減は、国庫補助金交付額の確定見込みに伴う一般会計繰入金の減額分150万円と、給与改定に伴う人件費等の増額分との差額を減額したいとするものであります。 町債、下水道事業債850万円の減は、国庫補助金交付額の確定見込みに伴う減額であります。 歳出につきましては、総務費、一般管理費25万8,000円は、給与改定に伴う人件費等の増額であります。 事業費、建設事業費2,000万円の減は、国庫補助交付額の確定見込みに伴い、湖畔団地地内の汚水枝線工事費を減額したいとするものであります。 議案第78号は、平成26年度吉見町
農業集落排水事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ22万9,000円を追加し、予算の総額を3億1,739万2,000円といたしたいとするものであります。 歳入につきましては、繰入金、一般会計繰入金22万9,000円は、給与改定に伴う人件費等の不足分を繰り入れるものであります。 歳出につきましては、総務費、一般管理費22万9,000円は、給与改定に伴う人件費等の増額によるものであります。 議案第79号は、平成26年度吉見町
公設浄化槽事業特別会計補正予算(第3号)についてであります。今回の補正につきましては、既定の予算額に歳入歳出それぞれ6万8,000円を追加し、予算の総額を2,000万7,000円といたしたいとするものであります。 歳入につきましては、繰入金、一般会計繰入金6万8,000円の増は、給与改定に伴う人件費等の不足分を繰り入れるものであります。 歳出につきましては、総務費、一般管理費6万8,000円は、給与改定に伴う人件費等の増額によるものであります。 議案第80号は、平成26年度吉見町
水道事業会計補正予算(第2号)についてであります。今回の補正につきましては、予算第3条の水道事業収益234万1,000円を増額し、6億6,202万3,000円とし、水道事業費用78万6,000円を増額し、6億3,470万8,000円といたしたいとするものであります。 また、予算第4条の資本的支出9万6,000円を増額し、6億3,450万9,000円といたしたいとするものです。 歳入につきましては、営業外収益234万1,000円の増は、新会計制度への移行に伴い、みなし償却制度の廃止により、補助金等で取得した資産の減価償却の方法が変更となっておりますことから、減価償却額に見合った額を長期前受金から戻入したいため、補正をお願いするものであります。 支出につきましては、水道事業費用、営業費用の78万6,000円は、給与改定に伴う人件費等の増額と、新会計制度への移行に伴う貸倒引当金繰入額によるものであります。 資本的支出の9万6,000円は、給与改定に伴う人件費等の増額によるものであります。 また、荒子地区で新たに見つかりました石綿管について、今年度布設がえ工事を実施するため、委託料から502万円を減額し、建設改良費へ組み替えをお願いしたいとするものであります。 以上、議案第71号から第80号まで、各提出議案につきまして、その概要を説明申し上げました。細部につきましては、それぞれ担当課長から説明いたさせますので、慎重ご審議の上、いずれの議案も原案どおりご承認くださいますようお願いを申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(宮﨑善雄君) 以上で町長の提案説明を終わります。
△請願第2号の上程、説明、質疑、討論、採決
○議長(宮﨑善雄君) 日程第8、請願第2号を議題といたします。 事務局長に件名を朗読いたさせます。 〔事務局長朗読〕
○議長(宮﨑善雄君) お諮りいたします。 請願第2号につきましては、会議規則第92条第2項の規定によって委員会の付託を省略したいと思いますが、ご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○議長(宮﨑善雄君) ご異議なしと認めます。 したがいまして、請願第2号につきましては、委員会の付託を省略することに決定いたしました。 ここで紹介議員より趣旨説明を求めます。 杉田議員。 〔11番 杉田しのぶ君登壇〕
◆11番(杉田しのぶ君) 改めまして、皆さん、こんにちは。議長の命によりまして、請願第2号 年金削減の中止に関する意見書の提出を求める請願について趣旨説明をさせていただきたいと思います。 皆様のお手元に配付をされております請願書をごらんいただきたいと思います。 請願書 2014年11月14日 吉見町議会議長 宮 﨑 善 雄 様 請願者 住所 吉見町大字田甲1939 全日本年金者組合埼玉県本部 吉見支部 支部長 福 田 稔 紹介議員 杉 田 しのぶ 年金削減の中止に関する意見書の提出を求める請願 貴議会の日頃のご精励に感謝しつつ、標記請願をお願いいたします。 昨年10月分からの年金は1%、今年4月分からは0.7%引き下げられました。 今後、さらに、マクロ経済スライドによる引き下げが行われ、10年で1割、25年で2割の引き下げと、長生きをするほど年金が引き下げられます。 4月からは消費税が増税されました。 年金は引き下げられ、増税や物価高で年金生活者の生活はますます貧困になっています。 年金を唯一の収入源としている高齢者の切実な声に耳を傾けていただき、この趣旨に賛同いただいて、下記の項目について地方自治法第99条に基づき、国と関係省庁にたいして意見書を提出していただきたく請願をいたします。請願項目 1.年金のさらなる削減を中止すること。 2.年金削減の仕組み「マクロ経済スライド」を廃止すること。 以上です。ご審議よろしくお願いいたします。
○議長(宮﨑善雄君) 説明が終わりましたので、これより質疑に入ります。 神田議員。
◆6番(神田隆君) ちょっとお聞きしたいのですけれども、マクロ経済スライドによる引き下げが行われ、10年で1割、25年で2割引き下げると、長生きするほど年金が引き下げられるとここで書かれておりますが、このマクロ経済スライドについて、詳細にご説明をお願いしたいと思います。
○議長(宮﨑善雄君) 杉田議員。
◆11番(杉田しのぶ君) マクロ経済スライドについて詳細な説明をということでご質問をいただきました。
○議長(宮﨑善雄君) ちょっと待ってくれる、ちょっと。済みません、続けてください。
◆11番(杉田しのぶ君) 平成16年の年金制度の見直しによって、インフレ時への対応としてマクロ経済スライドは導入されたものであります。内容につきましては……
○議長(宮﨑善雄君) 杉田議員に申し上げます。 ちょっと暫時休憩いたします。 休憩 午後 4時09分 再開 午後 4時11分
○議長(宮﨑善雄君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 議員各位に申し上げますけれども、マイクの調整がきかないため、発言につきましてはご登壇をしての発言といたしますので、よろしくお願いをいたします。 杉田議員、登壇をして神田議員の質問に対し答弁を求めます。 杉田議員。 〔11番 杉田しのぶ君登壇〕
◆11番(杉田しのぶ君) それでは、ただいまマクロ経済スライドについて詳細に伺いたいということでご質問をいただきました。 平成16年の年金制度の見直しによって、インフレ時への対応として、このマクロ経済スライドについては導入をされたものです。内容につきましては、現行のものについては物価の上昇があった場合のみ発動されることになっております。率については、現在においては高齢者の平均余命の伸び率を0.3%、現役人口の減少を0.6%、合わせて0.9%となっています。本来であれば、年金給付額に上乗せをされるはずの物価上昇率から、この0.9%を差し引いて支給をし、物価上昇分の年金の引き上げ分を抑えるというものです。 平成16年のこのマクロ経済スライド導入以降、デフレによりまして賃金、物価が上がらない経済状態であったため、これまで発動されずに来ております。しかし、今、国レベルで審議をされている内容は、デフレで景気が悪い状態であっても、マクロ経済スライドの0.9%分を発動して年金を引き下げることができるようにするというもので、年金引き下げに直結するものというふうに考えております。 以上です。
○議長(宮﨑善雄君) 神田議員、前でお願いします。申しわけないです。 〔6番 神田 隆君登壇〕
◆6番(神田隆君) ただいま提出者の杉田議員さんからもお話がありましたが、マクロ経済スライドの発動により、毎年0.9%削減されるようですが、今後の物価等の推移によってまた変わるようですが、今後どのように変わるかというのは、また私よくわかりづらいのですけれども、これ年ごとに0.9%とか0.8%という資料なんかも出ていますけれども、これどのように変わるか、わかる範囲で結構なのですけれども、教えていただけませんか。お聞きしたいと思います。
○議長(宮﨑善雄君) 杉田議員。 〔11番 杉田しのぶ君登壇〕
◆11番(杉田しのぶ君) マクロ経済スライドの数値についてなのですけれども、この数値は毎年見直しをされて、その都度、その年ごとに見直しをされて、1%を超えることもあり、また現役人口の減少率ですとか高齢者の平均余命の伸び率というものですので、見直しによって数値が変わるということも今後あります。 今後の動向ということなのですけれども、この4月に消費税が8%に増税されたことに伴いまして、消費者物価指数がバブル期以降23年ぶりの最大の上昇率になったということに伴いまして、平成27年度にはマクロ経済スライド導入後、初めてこれが発動されるという見込みになっております。例えば、年2%の物価上昇率があった場合、年金の給付額、現在0.9%というふうに申しましたけれども、このマクロ経済スライド分の0.9%を差し引いて1.1%年金が引き上がることになります。給付額自体はアップをしますけれども、物価自体は上がっておりますので、実質年金生活者の暮らしは厳しいものになります。 また、とりわけ減り方が大きいのが、基礎年金である国民年金です。年金額は、少ない人がより深刻な影響を受けることになります。厚生労働省が6月に発表いたしました年金財政検証では、一定の経済成長を見込んでも、現役世代の賃金に対する給付水準は、約30年かけて最大で約3割減るというふうに見込まれております。この結果、40年年金をかけて65歳から受給を開始した人の場合、現在では6万4,000円ほどの年金がもらえるわけですけれども、30年後には4万5,000円程度になるということで見込みが立てられております。 以上です。
○議長(宮﨑善雄君) 神田議員。 〔6番 神田 隆君登壇〕
◆6番(神田隆君) 私、今お話の中で、消費者物価等の値上がりによって、また年金制度も変わり、マクロ経済スライドの動向も変わるというお話の中で、消費税も現在8%になり、大変私もお年寄りなんかとか、国民年金の低所得者の方々なんかのお話を聞きますと、やっぱり大変生活が困難だというお話を聞きます。 その中で、この請願を提出する上で町民の声、杉田議員さんも多分聞いていると思います。その辺どのような声を聞いているか。私の聞くお年寄りのお話の中では、やっぱり医者代もかかる、医者へ行くのには交通費もかかる。それにまた消費税も上がり、ガソリン代等も値上がりする中で、今の生活が大変だというお話を聞きます。そのような中で、高齢者についてどのようなお話を聞いているのか、少し伺いたいと思います。
○議長(宮﨑善雄君) 杉田議員。 〔11番 杉田しのぶ君登壇〕
◆11番(杉田しのぶ君) それでは、年金受給者の声、どのようなものを聞いているかということでご質問をいただきました。 私が声として伺っておりますのは、先ほど神田議員さん言われたように、医者代ですとか交通費、ガソリン代も上がって大変だということを、私も声として伺っております。具体的には、夫婦2人で月10万円前後で暮らしているのに、年金通告をもらうたびに減額をされていてショックです。年をとり、病気にかかったり、病院に通院するために交通費もかかり大変ですというような声ですとか、消費税が8%になったり、電気や生活必需品も値上がりをし、本当に厳しいと。少ない年金で、夫婦で細々と暮らしてきたが、これ以上年金が削減されるのはやめてほしい。また、年金だけでは暮らしていけず、働けるだけ働いているが、働けなくなったときどう生活していいのかというような不安な声も寄せられております。これ以上の減額は耐えられないという悲痛な声を多く伺っております。 以上です。
○議長(宮﨑善雄君) ほかにございますか。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(宮﨑善雄君) 質疑を終結いたします。 これより討論を行います。 〔「なし」と言う人あり〕
○議長(宮﨑善雄君) 討論なしと認めます。 これより請願第2号 年金削減の中止に関する意見書の提出を求める請願について採決いたします。 請願第2号を採択することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔起立少数〕
○議長(宮﨑善雄君) 起立少数であります。 よって、不採択することに決定いたしました。
△散会の宣告
○議長(宮﨑善雄君) 本日はこれにて散会いたします。 (午後 4時23分)...