三芳町議会 > 2016-08-30 >
08月30日-一般質問-03号

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  1. 三芳町議会 2016-08-30
    08月30日-一般質問-03号


    取得元: 三芳町議会公式サイト
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    平成28年  9月 定例会(第5回)             平成28年第5回三芳町議会定例会議 事 日 程 (第3号)                        平成28年8月30日(火曜日)午後1時30分開議日程第 1 一般質問        9番議員  井 田 和 宏 君        6番議員  小 松 伸 介 君        3番議員  鈴 木   淳 君        5番議員  細 田 三 恵 君       11番議員  吉 村 美津子 君出席議員(15名)     1番   久  保  健  二  君      2番   増  田  磨  美  君     3番   鈴  木     淳  君      5番   細  田  三  恵  君     6番   小  松  伸  介  君      7番   岩  城  桂  子  君     8番   安  澤     豊  君      9番   井  田  和  宏  君    10番   本  名     洋  君     11番   吉  村  美 津 子  君    12番   細  谷  三  男  君     13番   菊  地  浩  二  君    14番   内  藤  美 佐 子  君     15番   拔  井  尚  男  君    16番   山  口  正  史  君欠席議員(なし)                                              地方自治法第121条の規定に基づき出席を求めた者の職氏名  町   長   林     伊 佐 雄  君   副 町 長   西  村     朗  君  総合調整幹   大  庭  裕 二 郎  君   政 策 推進   百  富  由 美 香  君                          室   長  総 務 課長   駒  村     昇  君   財 務 課長   大  野  佐 知 夫  君  秘 書 広報   横  山  通  夫  君   自 治 安心   伊  東  正  男  君  室   長                   課   長  福 祉 課長   三  室  茂  浩  君   健 康 増進   金 井 塚  和  之  君                          課   長  こども支援   杉  山  加 栄 子  君   こ ど も   伊  藤  和  江  君  課   長                   支援課第二                          保 育 所長  こども支援   田  中  博  美  君   環 境 課長   早  川  和  男  君  課児童館長  兼学童保育  室   長  観 光 産業   佐 久 間  文  乃  君   都 市 計画   鈴  木  喜 久 次  君  課   長                   課   長  道 路 交通   田  中  美  徳  君   教育委員会   中  嶋  恭  子  君  課   長                   教 育 総務                          課   長  教育委員会   佐  藤  和  秀  君   教育委員会   伊 勢 亀  邦  雄  君  学校教育課                   生 涯 学習  参事兼学校                   課   長  教 育 課長                                              本会議に出席した事務局職員  事 務 局長   齊  藤  隆  男      事務局書記   小  林  忠  之  事務局書記   山  﨑  る り 子 △開議の宣告 ○副議長(岩城桂子君) 本日は議長より遅刻する旨の届け出が提出されておりますので、地方自治法第106条第1項の規定に基づき、私がその職務を代理します。よろしくお願いします。  ただいま出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。                                      (午後 1時30分) △議事日程の報告 ○副議長(岩城桂子君) 本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付のとおりであります。 △会議時間の延長 ○副議長(岩城桂子君) この際、お諮りいたします。  本日の会議は、夜間議会開催のため、あらかじめ会議時間を延長したいと思います。これにご異議ございませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○副議長(岩城桂子君) 異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は延長することに決定をいたしました。 △一般質問 ○副議長(岩城桂子君) 日程第1、一般質問を行います。  質問者は、一般質問席に登壇して発言してください。                                                       ◇ 井 田 和 宏 君 ○副議長(岩城桂子君) 9番議員、井田和宏君の一般質問を許可いたします。  井田和宏君。          〔9番 井田和宏君登壇〕 ◆9番(井田和宏君) 9番、三芳みらい、井田和宏でございます。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に基づいて一般質問を行います。傍聴の皆様方におかれましては、大変お忙しい中、まことにありがとうございます。  今回の一般質問でありますけれども、多世代交流と高齢者の活躍の場づくりについて、そして世界農業遺産、日本農業遺産と地域活性化についての2点について質問をさせていただきます。  まず、1点目の多世代交流と高齢者の活躍の場づくりについて質問をさせていただきます。三芳町においても高齢化率がだんだん上がってきているというふうに思っています。きのうのご答弁の中にも、今現在の高齢化率26.77%というご答弁もありました。徐々に高齢化率が上がってきていることは理解をしております。ただ、とはいっても、まだまだ元気な高齢者の方も多くいらっしゃいます。  長寿日本一である長野県でありますけれども、長野県が長寿日本一である理由は、野菜を多く摂取していることや塩分を控えるなど、食生活を改善しているほかに、高齢者の就業率が高いということが上げられます。男女とも全国トップであります。また、ボランティア活動などに多くの方が参加していることも、その理由の一つに上げられているようであります。高齢者に働く場があり、仕事についていることや、ボランティア活動をすることによって人と接し、体を動かし、生きがいになっていることが長寿日本一につながっていると言われています。三芳町においても高齢者の健康得増を図り、生きがいをつくり、活躍の場をつくっていかなければならないというふうに考えています。  まず、お聞きをしたいのは、高齢者の就業率であります。町内高齢者の就業率はどのようなものか、お聞かせをいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  直近の埼玉県で出された資料、これ平成22年10月1日になりますが、これによりますと、町内の就業率は22.5%というふうに発表されております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 平成22年で22.5%、長野県の場合、平成24年度の数字でありますけれども、男性が38.5%、女性が19.7%という数字になっております。それに比べると、幾分低いというふうなことを今感じさせていただきました。  次の質問ですけれども、高齢者の社会参加の機会と生きがいの充実を図るとともに、地域社会に貢献することを目的に設置をされているのが、入間東部シルバー人材センターであります。町からも平成28年度の当初予算では、68万6,900円が補助金として支出をされています。この入間東部シルバー人材センターが、高齢者の就労支援の一助になっているということは言うまでもありませんが、そこで、このシルバー人材センターの現状についてお聞かせをいただきたいと思います。  まずは、登録者人数についてお伺いをいたします。私は平成27年度の事業報告を見せていただきました。そうすると338人となっておりました。今現在の数字はどうなっているのか、ここ数年の傾向も含めてお聞かせをいただければと思います。お願いいたします。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  直近8月現在の登録者につきましては、三芳町だけに限っていいますと、342名ということになっております。最近の傾向、ちょっと手元に資料がないのですが、私の印象としてはふえ続けていると。月によって、そのとり方なのですけれども、やはり登録はしたけれども退会する方もいて、年度初めと年度終わりの数字というのは、割と差があるなという印象があるのですけれども、今現在の登録人数は342名ということになっております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) ふえ続けている、増加傾向であるということは好ましいことだというふうに思っています。  次に、仕事内容についてお伺いをいたします。どのような仕事が多いのか、また受注件数、受注金額なども含めてお聞かせをいただければと思います。いかがでしょうか。
    ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  仕事の内容につきましては、大きく分けますと、受託事業、これは請負というふうに言われているような事業です。これと派遣事業に分かれております。請負の中で多いのが、除草作業であるとか植木の剪定、広報の配布、公民館の管理運営、それからスーパーなどで、かごやカートの整理をしたり、ごみ出し、障子の張りかえ、こういったものを請け負ってやっていらっしゃると。  それから、あと最近ちょっとずつふえてきているのが、この派遣事業という形なのですけれども、これは食品加工、用務員、調理補助、品出し、こういったもので、発注者から指揮命令を受けてシルバーの会員さんが働くというような仕組みになっている事業でございます。手元のほうにシルバー人材センターの報告書があるのですけれども、公共からの請負、民間からの請負、合わせまして、受注額としては1億9,500万円ぐらいです、平成27年度に関しましては。請け負っているというような状況でございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) その傾向、受注件数や金額の傾向、ふえているのか減っているのか、改めてお伺いいたします。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  これもちょっと私のほうで以前から調べている内容、記憶でということになるのですけれども。若干平成27年度の決算においては、少し前年と比較すると落ちているとは思うのですが、これまではかなりやはり受注件数、それから請負の金額ともに伸び続けてきている。8%ぐらいですか、平成26年から27年の間は。確かそのように記憶しているのですけれども、それぐらい伸びておりますので、そういったことで言うと、比較的安定した請負の状況だというふうに認識しております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) このシルバー人材センターの自立ということも言われておりますので、ぜひ請負金額等、また派遣事業等、今後ますますふやしていっていただきたいというふうに思っています。  今年度から合併して、入間東部シルバー人材センターとなったわけですが、合併の効果についてお伺いをさせていただきます。事業計画を見せていただくと、合併による利点を最大限に生かし取り組みをすると書かれています。合併のメリットはどこにあるのか、そして合併をしたことによって、町内の高齢者にとって働きやすい環境が整ったのかどうか、その点についてお伺いをさせていただきます。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  いろいろな資料にも書かれているのですが、合併によってスケールメリット、規模が大きくなるということでの効果が期待できると。詳細についてはこれからいろいろと出てくるとは思うのですけれども、現段階で考えられるスケールメリットの部分でいいますと、大体3点ございます。  1つは、職員数がふえるということで、これまで三芳町のシルバーでは力の入れづらかった営業、いろいろな会社に向けて仕事を受注してくるというような営業の部分で、特化した部署を設置できるというようなことで、これをやることによって、派遣労働に力を入れることができて、多様な仕事が確保できるということになります。それから、あと国の補助金、シルバーというのは国の補助金と同額の市町村の補助金が補助金として入ってくるのですが、この国の補助金については、派遣労働の実績が反映されるということもありますので、派遣事業の強化というのは、補助金の確保で非常に有効かというふうに考えております。  2点目は、やはり大口の需要に対して人員を供給できると、これによって就業機会がふえるということが考えられます。  それから3点目は、営業経験の浅い職員が、合併を機にほかのシルバーで経験を積んだ方から指導を受けることができると。三芳町のシルバーのときには、3年目の30代の職員が営業で2名いたのですが、やはり経験が浅いということもあったので、合併によるところ、期待されるところは非常に多かったというようなことでございます。大体以上が今の段階でのメリットというふうに言えるかと思います。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 今ご答弁いただきましたけれども、スケールメリットを生かして、町内の高齢者にも働きやすい環境が整ってきているというお話だったというふうに思います。ぜひシルバー人材センターが受け皿となっていることは間違いありませんので、町内の高齢者にとって働きやすい環境をますますつくっていっていただきたいと思います。  先ほど長野県のお話をさせていただきましたけれども、仕事をすることによって生きがいを感じたり、またそれが健康長寿につながったりします。高齢者の豊富な経験や知識が生かされることになります。ただその前提として、地域経済の活性化や雇用の場がないといけないと思いますので、さまざまな課題があるというふうに思います。今後私は例えば農業の場であるとか、6次産業の場であるとか、または地方創生加速化交付金の事業の中で、そういった高齢者の力が必ず必要になる、そういった場が来るというふうに思っています。町としてはこの高齢者の就労支援の必要性をどのように感じているのか、改めてお伺いをさせていただきます。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  おっしゃるとおり、働くということは社会の中で何かしらの役割を担って、それを果たしていくと。働いている方にとってみると、やはり社会の中で役に立っている、必要とされているということが生きがいというものにつながっていく。このような観点から働くということを支援することは、高齢者の生きがいづくりの一つの支援策として有効と思われるため、就労支援の必要性は大きいかというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 今後の話になるのですが、今はシルバー人材センターが受け皿の一つとなっているということは、先ほども申し上げさせていただきました。なかなか高齢者の就労支援といっても難しいものがあると思いますが、今後この高齢者の就労支援をどう進めていくのか、考えていることがあればお聞かせをいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  高年齢者等の雇用の安定等に関する法律、この中では高齢者の就労についてさまざまな内容を定めております。ある部分では公共職業安定所等、こういった労働施策でいろいろな事業を展開していることがありますので、こういった内容につきましては、実施機関に対して必要に応じた協力をしていきたいというふうに思います。やはり町としてというか、福祉課の範囲になってしまうのですけれども、この法律に基づいて運営する入間東部シルバー人材センターに対しては、担当課として必要な支援、連携を行いながら、高齢者の就業機会の確保に協力していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 次に、高齢者のボランティア活動の現状についてお聞かせをいただきたいと思います。現状において多くの方々がボランティア活動に参加していただいているというふうに思っています。例えば協働のまちづくりネットワークもそうであります。それ以外にもたくさんの場面で高齢者の方の力が生かされているというふうに思っています。町内の高齢者ボランティアの内容は多岐にわたると思っているのですが、その傾向はどのようなものなのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  ボランティア活動への支援は、社会福祉法の中でも規定されていますが、当町においても社会福祉協議会が中心となって行っているというふうに考えております。この社会福祉協議会の方といろいろお話をする中で、ボランティアセンターというのが社協の中にはあるのですが、やはりそのボランティアの参加というのは、さまざまないろいろな部分にわたっているのですけれども、印象としては、やはり8割から9割ですか、これぐらいの方が高齢者というふうな状況になっているというような印象を受けるというふうにおっしゃっておりました。基本的に固定の活動日を設けて日中行っている活動では、特に高齢者が多いというようなこともあります。一方では、先ごろのその熊本地震であるとか、東日本大震災であるとか、こういったボランティアバスパックというような事業をやったときには、かなり若い方々が参加していただいているというような状況で、2つに、ちょっと内容によっては分かれるのかなという印象はございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) そうですね。社協のボランティアセンターを通じて高齢者の方がボランティア活動をしているというお話であったというふうに思いますが、私もまちづくりネットワーク等に参加をさせていただいておりますが、やはりその多くが高齢者の方たちであります。そして、今その中でも高齢化が進んでいるということを感じています。本当はもっと多くの方に参加をしていただきたいと思っているのですけれども、なかなかそういったボランティア活動が広がっていかない現状も感じています。この協働のまちづくりネットワークという存在すら知らないという方も多くいらっしゃいます。ボランティア活動をしたいと思っても、どうしたらいいのかわからない方も多くいるのかなということも感じています。この周知という部分が一つの課題だというふうにも感じていますが、担当課としては、この高齢者のボランティア活動の課題があるとすれば、どこにあるのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  既存のボランティアグループに参加する新規の加入者がやはり少ないというふうな印象を受けております。そういったことから加入促進とか、それから、あとはやはり活動場所の確保というのが課題になってくるかというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) ぜひそういったボランティアの輪を、またこれからも広げていっていただきたいというふうに思っています。例えば高齢者の方がまだまだ元気だからボランティア活動をしたいだとか、こんな特技があるから何かしてみたいと思ったときに、どこに行けばいいのかわからないといったこともあると思います。また、そういった窓口があるのか、ボランティアをしたい人への対応をどのように行っているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。 先ほど来議員さんからお話があるように、さまざまな場面で高齢者の活躍の場はあるかと思います。協働のまちづくりであるとか、ほかの事業であるとか。例えばそのボランティアということに限って申し上げますと、やはり先ほど申し上げた社協のボランティアセンター、こちらが一番有効かというふうに思っております。現在社協のボランティアセンターでは、希望者に対してボランティアコーディネーターが面談を通じて意向や適正を勘案して、既存のボランティア活動とのマッチング作業を行っているというふうに伺っております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 今社協のボランティアセンターがそういった窓口の役割を果たしているというお話でありました。多くの方にボランティア活動に参加していただくためにも、またボランティア活動をしたい人と、ボランティアを受け入れたい人をうまくマッチングするためにも、またボランティア活動に参加したい人、興味がある人、また特技、そういったことを登録をしておく人材バンク的なものがあったほうがいいのかなということも感じています。こういった人材バンクを創設してはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  今議員さんおっしゃったように、一つはボランティア活動を何かしたい、貢献したいという方に対しては、現在福祉活動をする団体、登録団体が29団体あるというふうに聞いているのですが、こういったところとのマッチング作業になるかと思います。それから、特技を生かしてというお話もございましたが、趣味・技術ボランティアというのがございまして、例えばフラダンスであるとか楽器の演奏であるとか、そういった趣味を生かしたボランティア活動の団体もございます。こういったものが、例えば高齢者の施設であるとか、障害者の施設からお呼びがかかったときに、ご自分の特技を生かして皆さんに喜んでいただくような内容を提供すると、こういったボランティア活動もございますので、かなり幅広い範囲でこのボランティアセンターが、人材バンク的な役割を果たしているのではないかなというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) そういった人材バンク的な機能も、今現在においてもあるということなので、ぜひそういったものを活用していただいて、高齢者の方がボランティア活動ができる環境を整えていっていただきたいというふうに思っています。  次の質問でありますけれども、高齢者ボランティアポイント制度というのを導入している自治体もあるようであります。これは自治体によって多少差があるようでありますけれども、高齢者ボランティアポイント制度とは、高齢者がボランティア会員として登録をし、介護施設等でボランティア活動を行うと、活動実績に応じてポイントを得られることができ、活動によってたまったポイントは、地域で使える商品券や品物がもらえたりする制度のことであります。こういった高齢者ボランティア制度の導入を検討してみてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  こういった仕組みづくりにつきましては、現在埼玉県が推進しております地域支え合いの仕組みづくり、こういった事業が補助金事業としてございます。現在町内でも1NPO法人がこの仕組みづくり事業に参加しているということでございます。概要としては、お手伝いが必要な方、これは利用会員といいますが、この制度で使用できるチケットをこの事務局、今回はNPO法人に当たりますが、ここで購入して、ボランティア会員からサービスを受けるというようなことになっております。このボランティア会員さんは受け取ったチケットを事務局で商品券に引きかえてもらって、登録店で商品券を使用しているというような状況になります。  会員登録とか仕事の調整、それからボランティアへの商品券の付与、使用できる環境整備等、この仕組みの運営をNPO法人が行っております。これは高齢者に特化した事業ではないのですけれども、こういった仕組みを誰でもが利用できるような形にしていくと、高齢者の方がますます活躍できる機会が多くなるのではないかなというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 次に質問させていただくのは、多世代交流について質問させていただきます。今注目をされているのは、ごちゃまぜのまちづくりと言われるものでありまして、高齢者、学生、障害を持った方が同じ敷地内に支え合って暮らす多世代交流コミュニティーをつくって、金沢の社会福祉法人の話は有名な例でありますけれども、高齢者は高齢者、障害を持った方は障害を持った方だけとかではなくて、全ての方がごちゃまぜになって暮らす多世代交流をすることで、それぞれの世代に効果があると言われています。このことはいろいろな制約があって難しい面もあると思いますが、町内の施設においてこういった多世代交流の場というのはあるのでしょうか、例えば学校、児童館、学童保育室などで、子供たちと高齢者が交流する場面であるとか、例えば子育て世代と高齢者が交流する場面であるとか、そういった場面を町内施設において意識してつくっているのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(百富由美香君) お答えいたします。  町内の施設の多世代交流の場といたしましては、社会教育施設や集会所がそうした多世代交流の中心的な場であると考えております。このほかにも町内施設においてさまざまな多世代交流が行われているところでございます。その状況といたしましては、町に3館ある公民館において、数十年にわたり高齢大学を中心にさまざまな多世代交流が行われており、今後においても地域、学校、高齢者、子供たちが連携し、誰もが気軽に利用できる地域の居場所として機能していく施設だと考えます。ほかに図書館は乳幼児から高齢者までの多世代が集い、学ぶ拠点でございますし、歴史民俗資料館の事業においても、多世代交流が行われていると聞いております。また、地域ごとの集会所では、区ごとに違いがございますが、お祭りや伝統行事など、地域のさまざまな行事において多世代交流が行われているものと考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) 町内の施設ということで、学校も大きな役割を果たしていると思いますので、学校の状況についてお答えしたいと思います。  町内の学校では、個に応じてきめ細かな学習支援や児童生徒の安心安全の確保、学校環境の整備等に保護者や地域の方々にご協力をいただく学校応援団を組織して、特色ある教育活動を展開しているところでございます。この学校応援団には、高齢者を含めて毎年600名を超える方々にご登録をいただいて協力をいただいているところでございます。活動の場面といたしましては、例えば小学校1、2年生の生活科の授業におきましては、高齢の方々に昔遊びを教えていただいて交流をしたり、小中学校の総合的な学習の時間には、三芳町の伝統芸能を地域の方々に教えていただくというような場面がございます。また、運動会、体育祭、音楽会、合唱祭、子ども祭りなどの学校行事には、児童生徒の祖父母や地域の高齢者を招待して参観いただいているような場面がございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 学童保育室長。 ◎こども支援課児童館長兼学童保育室長(田中博美君) お答えいたします。  児童館では、北永井児童館、藤久保、竹間沢の各児童館で、年に1回参加者希望の子供たちを募集しまして、老人施設や保健施設など、またはデイサービスの施設に訪問して、けん玉やこまや一輪車、またはいろいろな紙芝居など、子供たちの特技を見ていただいて、楽しんでいただいています。また、手遊びやゲームなど、お年寄りと触れ合う遊びなどをして、1時間ばかりですが、毎年交流を行っております。  また、竹間沢児童館のちくじまつりでは、毎年高齢大学の昔遊びコーナーを設置しまして、大勢の子供たちに喜ばれています。手づくりのパチンコみたいなもので、毎年大勢の子供たちにコーナーに参加してもらっています。そのほかにも各児童館では、特技を持ったボランティアの高齢者というか、大人の方たちを募集しまして、さまざまな事業に参加し、お手伝いをしていただいております。  また、学童保育室では、夏休み1日保育の時期に、福祉将棋・囲碁の会の方、約15名の方たちが各学童保育室を回っていただきまして、将棋・囲碁の手ほどきを、長い夏休みですので、子供たちが変化に富んだ楽しい夏休みになるようにお手伝いしていただいています。  また、地域の折り紙の得意な方や、あと読み聞かせの方なども来てもらいまして、学童保育室に来て楽しい時間を過ごさせていただいております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) ぜひそういった多世代交流の場面というものを今後もつくっていただきたいというふうに思います。子供や孫の役に立ったり、孫と一緒に暮らしたりすることは、きっと高齢者の生きがいになるというふうに思っています。祖父母の協力が得られることは、子育て世代にとってもきっといいはず、いいことだというふうに思っています。特殊合計出生率ベスト30の市の共通の理由が3つ上げられています。1つが、地域コミュニティーが充実していること。2つ目が、育児支援が受けられる親族等が近くにいること。3つ目が、地域が子供への関心が高いこと。特に何も特別な施策を行っているわけではなくて、この3つが共通している点だというふうに言われています。国も3世代住宅に補助金を出すようであります。自治体によっては独自に新たに3世代同居であるとか、近居、近くに住むことです。近くに住むことを始める子育て世代を対象に、住宅の新築、購入、リフォーム等を行った経費に対し補助を出しているところもあるようであります。  こういったことを行うことによって、子育て世代が新たに三芳町に移り住んでくる可能性もあります。財政状況が厳しい中ではございますけれども、ぜひご検討いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(百富由美香君) お答えいたします。  議員お話のとおり、3世代同居や近居のメリットというのは、親子が近くに住んでいることによる子育て環境の向上及び高齢者が安心して生活できること、そしてそのことが少子化対策や住みやすさ、定住化にもつながる有効な施策であると考えております。これは第5次総合計画の基本目標である「安全安心で幸せに暮らせる町」の推進につながるものと考えるところでございます。しかしながら、町の厳しい財政状況などを考えますと、現時点におきまして、町独自に補助をする施策の創設というのは難しいと考えております。  現在、国は平成28年度の税制改正において、住宅の3世代同居改修工事等にかかる特例が創設され、所得税額の特別控除が受けられることとなっております。このため今後の国、県、近隣市の動向を注視しながら、3世代同居、近居の支援策について検討を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 国もそういった3世代同居に対する補助を出しているようでありますので、そういった情報も町民にぜひ流していただきたいというふうに思います。  この多世代交流と高齢者の活躍の場についての最後の質問となりますが、高齢者の方が健康増進を図り生きがいをつくっていくことというのは、やはり必要なことだというふうに考えています。これからのまちづくりにおいては、高齢者の方の力はますます必要になってくるというふうにも考えています。今後高齢者の活躍の場をどうつくっていくのか、町の考え方についてお聞かせをいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  これまで、高齢者にやさしいまちづくり懇談会でも、高齢者の活躍について議論が交わされてまいりました。現在高齢者が活躍、活動する場として、シルバー人材センターや各種ボランティア活動、老人クラブ、協働のまちづくりのネットワーク、こういったものがございます。こうした既存の取り組みへの支援を継続的に行うとともに、さらに新たなふれあいセンターにおいて、地域交流事業などを含むふれあいセンター事業を企画して、高齢者がサービスの受け手であると同時に、サービスの担い手、すなわち活躍や活動の場をつくっていくというような考えでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) ぜひ高齢者の方が活躍できる場をつくっていただきたいというふうに思います。  それでは、次の質問に移ります。世界農業遺産、日本農業遺産と地域活性化について質問をさせていただきます。  改めてこの質問をしようと思ったのは、地域の特徴を生かしたまちづくりを進めていく上で、今が絶好の機会であるというふうに思ったからでありまして、それは地方創生加速化交付金がもらえるようになったことや、スマートインターのフル化、あの事業化が決定したこと、または昨年の三芳町川越いも振興会が農林水産祭において、そのまちづくり部門において天皇杯を受賞したこともあり、地域活性化の気運が高まっていることを初め、そういった環境も整ってきているというふうに考えています。このチャンスを逃すことなく、地域の活性化を進めていただきたいというふうに思っています。  それには、まず地域資源に磨きをかけることだというふうにも考えています。その地域資源の一つが上富のケヤキ並木だというふうに考えています。訪れた人が安心して散策できることや、地域独特の景観を整えていくためにも、県道の歩道の整備は急務であるというふうに考えています。地方創生加速化交付金の中にも、地域魅力アップ事業の中にもそういったことが入っていたというふうに思います。早急にこの歩道の整備を進めていただきたいというふうに思っています。この質問については何回かさせていただいておりますが、現状についてお聞かせをいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  地域の活性化に向けて、より充実したインフラ整備は先行していく必要があると考えております。現在歩道の整備については、県道さいたま・ふじみ野・所沢線及び県道三芳・富士見線の改良をしており、改良次第順次その沿線の計画を立てていく予定であると、県のほうから伺っております。埼玉県に対しては、県内でも当町の優先度を高めて整備していただくよう、今後も引き続き要望していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) ぜひ一日でも早く整備ができるように、県に対して要望を引き続き続けていただきたいというふうに思います。  もう一つが、近世開拓史資料館予定地であります。駐車場の整備も地域活性化のためには一つの課題だというふうにも考えています。以前は有償での貸与というお話もありましたけれども、現状はどうなのか、引き続き県との交渉は続けているのか、現状についてお聞かせをいただきたいと思います。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 政策推進室長。 ◎政策推進室長(百富由美香君) お答えいたします。  近世開拓史資料館予定地の活用につきましては、現在埼玉県と協議を進めており、当町で有効に活用させていただく方向で調整が行われております。今お話がありましたように、使用目的につきましては、これまで要望の高かった駐車場などで利用させていただけたらと考えているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) この件についても、県との調整を図りながら、一歩でも前に進むようにご努力をいただきたいと思います。  次の質問でありますけれども、世界農業遺産と日本農業遺産が認定されることによるメリットについての質問でありますが、メリットについては、「農産物のブランド力が上がる」であるとか、「町に多くの人が訪れるようになる」であるとか、「農業者の誇りやる気につながる」といったことが上げられるというふうに思っています。  私は6月に韓国で行われた東アジア世界農業遺産学会に参加をさせていただきました。そのときの基調講演の中で言っていた「持続可能な開発」ということが、一つのキーワードになってくるというふうに思っています。伝統的な農法を守りながら都市近郊に近い三芳町が、今後持続可能な開発を主眼に置いたまちづくりを進めていくことが、町のブランド力にもつながるというふうに思っています。観光産業課長も一緒に韓国に行きましたけれども、そのときにどんなことを感じられたのか、世界農業遺産、日本農業遺産に認定されることによるメリットを、改めてどう感じたのかお伺いをさせていただきます。いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えいたします。  私も6月に東アジア農業遺産学会に行きまして、本当に自分の実になるというか、本当に行ってよかったなということをすごく感じました。今議員おっしゃいます持続可能な開発ということが、実はこの持続可能な開発目標というものが、去年ニューヨークで国連本部において、国連加盟国において目標というものを定めたのですが、それが世界農業遺産と大変リンクしているということをすごく学ぶことができました。先ほど議員さんおっしゃるとおり、メリットというのは大変多く感じていたところですが、国内だけではなく、本当に国際的な知名度が高まるということを再認識させていただきました。その中で観光振興や農業振興へ活用し、相互が連携することによって、新たな地域の農業の牽引が期待されるというふうに感じました。  以上でございます。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) そこで、改めてお聞きをさせていただきますが、この世界農業遺産と日本農業遺産、両方とも認定申請に向けて動いていくのかどうか、改めてお聞きかせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えいたします。  世界農業遺産と日本農業遺産のダブルエントリーとなります。世界農業遺産専門会議において、日本農業遺産への認定申請と世界農業遺産への認定申請の承認審査を同時に実施することとなると、農林水産省で発表しております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) ダブルエントリーということでありますけれども、2年前のときには、エリアが明確でなかったということが課題に上げられていましたが、この課題、今回はクリアしたと考えているのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  今議員おっしゃるとおり、前回の課題は、対象地域や農業者の範囲の整理が不十分ということでございました。三富新田世界農業遺産推進協議会といっておきながら三芳町だけということもありました。今回は川越市、所沢市、ふじみ野市、三芳町の3市1町において、平地林の育成と落ち葉堆肥を利用している実践農家を対象に伝統農法を認定しようとするものでありまして、課題はクリアできたというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 前回の課題はクリアできたというご答弁でありましたが、川越市、所沢市、ふじみ野市の理解は得られたというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  去年より広域にて世界農業遺産を目指すために協議を行ってきました。各市の農政課長さんとは密に連絡をとらせていただき、ご尽力をいただいたということで、7月に三富新田世界農業遺産推進協議会会長林町長より、参画依頼を正式に各市に行いました。そして、先日の8月24日臨時総会を行いまして、各首長さん及びJAいるま野にご参集をいただき、新しく「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会」として発足いたしました。各市にては地元農家への説明も行い、理解を得られたと認識しております。今後は広域にて連携して申請を目指していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 3市1町で進めていくということでありますが、その市によって考え方というのはさまざまだというふうに思いますが、打診をしていた狭山市が入らなかったということがあります。このことは申請に向けて問題はないという理解でよろしいのでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  申請に関しては全く問題ないと思います。不参加の理由に、狭山市も実践農家はいますが、持続性及び後継者がいないということで、正式に市長より不参加との回答をいただきました。アドバイスをいただいている国連大学でも、市が支援をしなければ、そういう表明がなければ特に問題ないということでしたので、問題ないというふうに考えます。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 世界農業遺産と日本農業遺産の認定基準というのが重なる部分が多いのですが、ただ日本農業遺産だけの独自の認定基準もあります。それは災害に対する回復力であったり、多様な主体の参加であったり、6次産業化といった独自の認定基準があります。こういたことをどう捉えているのか、三芳町地内で行われていることはその内容はよくわかるのですが、他市のことはよくわからないので、この認定基準、クリアできているものと考えているのかお聞かせをいただきたいと思います。  では、一つずつお伺いをさせていただきます。まず、災害に対する回復力についてお伺いをさせていただきます。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  自然災害に対する回復力は、もともとこの武蔵野台地というのは痩せた大地ということで、それは3市1町全く同じですので、そこに、水に乏しいというところに平地林や屋敷林を育成することで、地下水を養い、落ち葉堆肥を投入することで土壌を肥やして、厳しい環境に対応してきたというレジリエンスがあります。また、こちらのほうは都市農業の多面的側面からも、もともと地盤が固く、平たんな土地でありますので、災害に対しての回復力がある地域でございます。  以上でございます。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 次に、多様な主体の参加についてはいかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  平地林を保全するために、地域内各所にて市民参加の体験落ち葉掃きが実施されているところでございます。平成10年から議員が入っているグルーブだと思います「三富落ち葉野菜研究グループ」が、地元の農業後継者を中心に発足して、落ち葉掃きや収穫体験などを今も実施していただいているところでございます。また、平成14年には、先ほど言いました3市1町プラス狭山市で、5市町で農業者や地域住民、民間企業、地元農協などによる三富地域農業振興協議会も設立して、シンポジウムやイベントを実施しております。また、NPO法人「武蔵野の未来を創る会」では、武蔵野地域に対し展開する農地と平地林を一体化した循環型農法を支援するために広範囲な活動を行っております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 最後に、6次産業化についてお聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  こちらのほうはちょっと今ほかの地域を調べているところであります。ほかの所沢市等々もお茶などをやっておりますので、お茶やサツマイモは保存性が高いさまざまな加工品でありますので、多くの加工品ができているところであります。また、平地林の育成のために伐採した樹木を活用して、木工職人による三富材を生かした家具や雑貨などの商品も製造されているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) それでは、今後のスケジュールについてお伺いをさせていただきますが、今後のスケジュール、どうなっていくのでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  9月中旬までには埼玉県知事から推薦等をいただきまして、9月末までに申請書を農林水産省のほうに提出いたします。また、10月に書類による1次審査がありまして、11月から翌年1月までに現地調査、ヒアリングとか現地確認がございます。そして、翌年1月、2月にプレゼンテーションがありまして、2月から3月に2次審査で、国内選考並びに日本農業遺産認定地域の決定というスケジュールでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 世界農業遺産は、日本と中国が半数を占めている中で、今後日本の地域の認定を受けるのが難しいという見方もあるようであります。韓国に行ったときにも感じたのですが、これから認定を目指す地域の本気さもそのときに感じました。恐らく多くの地域が認定を目指してくると思いますし、激戦になるというふうに思っています。そして何より9月末日までに川越市、所沢市、ふじみ野市との調整を図りながら申請書類を提出をしなければならないという、非常に厳しい日程になると思いますが、そのことについて担当課はどう考えているのか、意気込み等をお聞かせいただければと思います。
    ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  そのとおり、毎日のように広域にて調整を行っているのが現状でございます。議会のほうも話を聞きたいなと思いつつ、なかなか入れない状況でもございます。しかしながら、やはりこの世界農業遺産というのは、本当に韓国に行って、とても都市近郊農業でこれだけの平地林や、これだけの伝統的農法をやっている方がまだ多くいらっしゃるということは、大変な価値と希少性があると思いますので、そこのところをぜひ皆さんにわかっていただくように、頑張っていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 次の質問でありますけれども、世界農業遺産、日本農業遺産の認定申請に向けても必要になるものですし、この伝統的農法の優位性を示す意味においても、科学的な根拠が必要だというふうに考えています。生物多様性調査や堆肥の土壌調査を行っていると思いますが、この辺に関して現状をお知らせいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  生物多様性調査については、都市農村共生・対流総合対策交付金100%の事業を活用いたしまして、昨年度から今年度の2年間、三芳町上富地区の平地林内における生物多様性調査を行っております。調査は公益財団法人埼玉県生態系保護協会に依頼しております。動植物の分布調査の中で、哺乳類の調査、鳥類の調査、昆虫類の調査、植物調査を季節ごとに行っております。  また、堆肥・土壌調査につきましては、昨年の冬に筑波大学より土壌調査をしたい旨がありまして、今現在三芳町の上富の農家に協力をしていただき、3カ所、落ち葉堆肥を投入した畑の土壌と全く投入していない畑の土壌1件を化学分析を行っているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) その結果というものは早急にわかるのかどうか、この認定申請に向けて間に合うのかどうか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) 生物多様性調査については、昨年からやっておりますので、ほぼまだワンクールというか、あるのですが、とりあえず申請書には入れられると思います。  堆肥の土壌調査につきましては、ちょっとまだ出ていない状況ですので、ヒアリングのときにもお話できますし、前にデータがあるものもございますので、そちらのほうを申請書に記入したいと思っております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 次の質問ですけれども、樹木の老木化が進んでいるため、萌芽更新を初めとする雑木林の再生を行う必要があるというふうに考えています。三富の雑木林というのは、人の手が入ることによって守られてきた人工林でありますので、木を切ることによって再生をされてきたものであります。全ての雑木林は無理だというふうにも思っていますが、一部でもいいからこの再生、雑木林の再生を含めた循環のモデルを改めてつくり、見せていくべきだなということを考えていますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  議員おっしゃるとおり、高齢化した樹木が、実は伐採しても萌芽更新しない状況に今あります。現在埼玉県の補助金、里山再生事業において、下草刈りなどもできなくなってしまった林を、地権者の意向により再生している状況でございます。平地林の樹木活用と若返りを図る必要がございます。前回世界農業遺産の申請を契機にアクションプランを作成しております。議員ご指摘のとおり、循環型農法の維持拡大のために取り組みを行っているところでございます。里山再生はお金もかかりますし、労力もいることでございます。多くのサポーターをふやして、この取り組みを広げていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) 先ほども持続可能な開発のことは触れましたけれども、今後は開発か保全の二者択一ではなくて、持続可能な開発という考え方が必要になってくると思います。これは先ほども言ったとおり、東アジア世界農業遺産学会に参加して感じたことであります。経済にとって、または社会にとって望ましい取り組みとは何なのか、また資源を活用し、次世代のためにバランスのとれた開発とは何なのか改めて考えるべきであり、そのためには都市と農村の連携やローカルな取り組みが必要であり、持続可能な開発目標を市町村レベルでも立てるべきだという話をそのときに聞いてきました。このことは観光産業課長ももちろん同じ話を聞いたというふうに思いますが、この持続可能な開発について町はどう考えているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  本当に議員と同様に東アジア世界農業遺産学会に参加しまして、持続可能な開発目標というものをすごく、その理念とかを痛感したところでございます。持続可能な開発とは、将来の世代の欲求を満たしつつ現在の世代の欲求も満足させるような開発だと思います。環境と開発は互いに反するものではなく、共存し得るものとして捉えております。世界農業遺産の申請は、この伝統的な農法を持続させることはもとより、観光振興や付加価値をつけ、ブランド化などをすることで進化させることで、地域活性化の一助となるというふうに町では考えます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) それでは、次の質問に移ります。先ほどもお話をしたとおり、町の活性化を進める上においては、今がチャンスだというふうに思っています。地方創生加速化交付金の活用、スマートインターのフル化、そして世界農業遺産及び日本農業遺産の認定申請に向けての取り組みが町の活性化に今後どうつながっていくのか、お聞かせをいただきたいと思いますが、それぞれがばらばらにやるのではなくて、連携しながら進めていくことが大切だというふうに思います。その中でその横串に持続可能な開発という考え方があって、それぞれの事業が今後組み立てられることが大切だと思っています。改めてお聞きかせをいただきますが、この地方創生加速化交付金、スマートインターのフル化、そして世界農業遺産、日本農業遺産認定申請に向けての取り組みを町の活性化にどうつなげていくのか、改めてお聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  第5次総合計画の重点プロジェクトに掲げているように、西の玄関口プロジェクトとして、産業、観光、交流等の出入り口にスマートインターチェンジを設定し、地域の活性化を図り、その中で世界農業遺産や日本農業遺産のツールを使って国内外に発信していくということでつながると思います。また、地域創生加速化交付金を活用し、農業センターを地域拠点施設としてリノベーションして、訪れる方たちにみよし野菜や加工品を使っていただき、また収穫体験や落ち葉体験などをしてもらい、文化や歴史を学んで語り合い、ファンを広げるとともに、平地林の環境整備などの仕組みづくりを、ボランティアの育成などに交付金のソフトの部分で活用して、町の活性化につなげたいということで、全てが連動しているところなのかなというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) それぞれ担当課が違うというふうに思うのです、庁舎内の連携というのはどうなっているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) お答えします。  政策推進室にまず音頭を取っていただきまして、プロジェクトチームを立ち上げたところでございます。プロジェクトチームには、もちろん観光産業課の職員やそれに関係する都市計画課、道路交通課、あるいはいろいろな関係の担当職員が入っております。もう既にプロジェクトチームから分科会をいたしまして、施設のリノベーションの関係、あるいは6次産業の関係等々に関しましては分科会が始まっているという状況でございますので、大丈夫です。  以上でございます。 ○副議長(岩城桂子君) 井田和宏君。 ◆9番(井田和宏君) そうですね。プロジェクトチームも立ち上がっているということなので、ぜひ連携をとりながら進めていただきたいと思います。  最後に、目指すべき将来像を示すべきではないかという質問をさせていただきます。もちろん町では第5次総合計画の中で目指すべき方向性を示していますし、上富地域拠点整備方針や人・農地プランを作成したりと、さまざまな場面で地域や農業の将来像を示しているというふうに思います。ただ、町や我々議員はわかっていることなのですが、若い農業後継者がこれをわかっているかというと疑問があります。若い農業後継者が農業に希望を持ち、チャレンジ精神が湧くような、もしくは農業で起業するような若者があらわれるような夢のある将来像を示すべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 観光産業課長。 ◎観光産業課長(佐久間文乃君) 議員おっしゃるとおりだと思います。320年続けてきたこの農法が進化しながら持続することを目指すべきだと思いますので、いろいろな場面でお話をさせていただきたいなというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 以上で、9番議員、井田和宏君の一般質問を終了いたします。  一般質問の途中ですが、休憩をいたします。                                      (午後 2時30分) ○副議長(岩城桂子君) 再開いたします。                                      (午後 2時50分)                                                       ◇ 小 松 伸 介 君 ○副議長(岩城桂子君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  6番議員、小松伸介君の一般質問を許可いたします。  小松伸介君。          〔6番 小松伸介君登壇〕 ◆6番(小松伸介君) 6番、公明党、小松伸介。議長の許可をいただきましたので、通告書に従い一般質問をさせていただきます。本日はお忙しい中傍聴にお越しいただき、大変にありがとうございます。  今回は3点について通告書に従い順次質問してまいりますので、よろしくお願いいたします。  まずは、このたびの台風により各地で甚大な被害が発生しております。当町においても道路冠水や床下浸水等々発生し、このたびの台風の規模の大きさを改めて実感したところでございます。また、今台風10号が東北に接近しておりますので、大変気になるところでもございます。被害に遭われた方々に心よりお見舞いを申し上げるとともに、大変な状況の中対応されました職員の方々に心より感謝を申し上げます。また、熊本地震や東日本大震災により被害に遭われた方々も、今なお不自由な避難生活を余儀なくされております。改めてお見舞いを申し上げます。一日も早い被災地の復旧復興をお祈りいたします。  それでは、まず1点目、ノーマライゼーションのまちづくりについて質問させていただきます。先日の内藤議員の一般質問でもありましたが、先月神奈川県相模原市で発生した障害者施設における痛ましい事件、19人ものとうとい命が奪われるという最悪の事態となってしまいました。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表します。こういった事件を再発させないためにも、当町で既に実施しているあいサポート運動をさらに進め、障害を持つ人と持たない人とが平等に生活する社会を実現させるこのノーマライゼーションのまちづくりに、より一層取り組んでいくことが重要と認識をいたしましたので、順次質問させていただきます。  1つ目、障害児支援、特別支援学級の状況について伺います。文部科学省のデータによりますと、平成26年5月1日現在の特別支援学級の在籍者数は18万7,100人、10年前の平成16年が9万851人とのことでありますので、全体の児童生徒数が減少している中、10年間でおよそ倍というふうな数字となっております。まずは当町の学校別の生徒数はどのような状況か伺います。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  町内小中学校で特別支援学級が設置されている学校は、三芳小学校、藤久保小学校、三芳中学校の3校でございます。学校別児童生徒数は、三芳小学校に4名、藤久保小学校に7名、三芳中学校に6名が在籍しております。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 次に、今ご答弁いただいた中で、学校区と異なる学校へ通学している生徒数の状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  三芳小学校には学校区外から通学している児童はおりません。藤久保小学校には、唐沢小学校区から2名、竹間沢小学校区から1名、合計3名が通学しております。三芳中学校には、東中学校区から1名、藤久保中学校区から2名、計3名が通学している状況でございます。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 藤小が7名のうち唐小から2人、竹間沢小学校から1名ということで、竹間沢小学校からすると、大分距離としてはあるのかなというふうに思います。  次に、教職員に対して特別支援教育にかかわる研修や講習会を実施されていると思いますけれども、実施状況についてはどのような状況でしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  まず、埼玉県教育委員会主催の特別支援教育研修会において、平成25年度より管理職対象、特別支援コーディネーター対象、学級担任対象とした、年間3回のコース別研修会を継続して実施しておるところでございまして、毎年各学校から参加しております。また、新たに特別支援学級や通級指導教室を担当する教員を対象とした新担当者研修会や担当者育成研修会にも参加しております。  また、三芳町では、富士見市やふじみ野市と共催の特別支援学級、通級指導教室担当者を対象とした研修会を学期ごとに実施しております。また、埼玉県立大学より特別支援教育アドバイザーを招聘いたしまして、各学校を訪問して、児童生徒の観察をもとにした具体的な支援の方法について担当教員と協議、研修しているところでございます。また、各学校では、校内研修のテーマに特別支援教育を基盤としたユニバーサルデザインや特別な支援が必要な児童生徒への支援についての研修を行っているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。内容についていろいろご答弁いただきましたけれども、参加された方の声というか、そういったところはどのような状況でしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) 特別支援教育につきましては、児童生徒個々の状況や、それぞれの特別に配慮を要する支援の方法について異なりますので、その理解というのが非常に、専門的なものも含めまして難しいところがございます。1度、2度の研修ではなかなかそれが身につくものではないので、こういう研修を繰り返すことによって、児童生徒を理解、そして適切な支援の方法の研修が身についているということでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。  続きまして、各小中学校への特別支援学級の設置を検討してはという質問なのですけれども、通学の状況について先ほど伺わせていただきまして、地元学校区とは異なった学校へ通学している方は6名いらっしゃるということなのですけれども、先日障害のあるお子さんをお持ちの保護者の方と話す機会があったのですけれども、そのお子さんは学校区と異なる学校へ通学しているようで、学校が変わってしまうと友達も変わってしまうので、できれば各小中学校へ特別支援学級が設置されるとありがたいというふうなことをおっしゃておりました。親御さんの思いからすれば、当然のことというふうに思います。  この点につきましては、教室の確保や教職員の配置、予算の問題など、ハード面、ソフト面さまざま課題があろうというふうに思いますけれども、児童生徒の環境整備のために、少しでもふやすような検討はできないでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  個々の児童生徒の障害の特性に応じまして、その児童生徒に合った教育形態を提供すること、具体的には特別支援学校であったり、特別支援学級であったり、通級指導教室であったりという適切な教育形態を提供することが、まず大切ではないかと考えております。その中で特別支援学級の支援を必要とする児童生徒の人数がどのぐらいあるのか、その現状やさらに今後の見通し、どのぐらい通級といいますか、通学する児童生徒が見込まれるのかということも考慮しなければいけないと思いますので、その辺を把握しながら、現在必要な部分の設置について検討しているところでございます。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。また、先ほど学校区と異なる学校へ通われている方が6名ということなのですけれども、この通学の負担に対する保護者からの要望等、声等はあるのでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) やはり学校区と異なる学校に通学していただくということで、保護者の方に送り迎えをしていただかなければならない部分がございますので、その部分では多少ご苦労いただいているところがございまして、一部にはスクールバスなどはないのかとか、そういうところのご意見をいただいたこともございます。ただ、なかなか実施には至らなく、保護者の方にご協力をいただいているところでございます。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。各校へ特別支援学級を設置というのは、当然対象者数によっても必要か否かを判断していくことになると思いますので、難しい面もあろうかというふうにも思います。  そこで、次の質問に移らせていただきますけれども、東松山市では障害児介助員を派遣して、障害のある児童生徒への支援を行い、インクルーシブ教育を行っております。障害のある子供が障害のない子供と一緒に教育を受ける教育システム、インクルーシブ教育、文部科学省でも共生社会の形成に向けて、障害者の権利に関する条例に基づくインクルーシブ教育システムの理念が重要、同じ場でともに学ぶことを追求するとともに、個別の教育的ニーズのある児童生徒に対して、自立と社会参加を見据えて、その時点で教育的ニーズに最も的確に応える指導を提供できる多様な柔軟な仕組みを整備することが重要であるとしております。先ほど申し上げた保護者の方からもぜひ進めてほしいという要望もいただいております。進めるに当たってはさまざまな課題や心配等もあるとは思いますけれども、当町でも導入の検討をしてはいかがかと思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  障害のあるなしにかかわらず、全ての児童生徒が同じ環境の中で学び合うということは、豊かな人間性を養う上で大変重要なことだと考えます。お互いに認め合ったり、支え合いながら、生きるための手段を学ぶ機会にもなると考えております。現在町内の学校では通常学級と特別支援学級の児童生徒が、状況に応じて一緒に授業を受けたり、交流活動を行ったりしています。また、特別支援学校に通う児童生徒が、お住まいの学区の小中学校の児童生徒と交流をする支援籍学習も行っているところでございます。  東松山市が実施しているようなインクルーシブ教育を実施していくためには、さまざまな障害や程度に応じた支援が欠かせません。安心で安全な学校生活を送るためには、教員の専門性の向上はもちろんのこと、教員や支援員の増員、施設設備の充実、医療的な面からサポートをする看護師や介護士の配置、さらには自然災害など、緊急時の体制づくり等、実施していく上で多くの課題があることも認識しているところでございます。先進的に取り組んでいる市町村がございますので、そこから情報収集をいたしまして、成果と課題を慎重に分析しながら研究を進めてまいりたいと考えます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。今課長からのご答弁で、埼玉県の事業として行われている支援籍学習についてお話がありました。特別支援学校等に在籍する児童生徒が、必要な学習活動を行うために居住地の小中学校に籍を置く事業なのですけれども、差別や偏見等の心の障壁を取り除く効果や、地域とのつながりを広げる効果が期待されております。こういった埼玉県独自の事業なのですけれども、もう少しこの事業について、内容について、実施されている状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  インクルーシブ教育の一環といたしまして、特別支援学校に通っている児童生徒が、地元、要するにお住まいの学区の小中学校へ交流を図るというような事業でございまして、交流の仕方につきましては、授業への参加や学校行事の参加、あるいは子どもまつり等の活動に参加するというようなさまざまな形がございます。これにつきましては、保護者の方からの申し出を受けまして、特別支援学校と当町の小中学校と調整を図りまして、どういう形での交流が望ましいのか、どういう時間設定ができるのか等々、条件を検討した中で交流を行っているところでございます。  昨年度は、全ての方が該当するかということではなくて、あくまでご希望があった方ということの中で進めているところでございます。平成27年度は3名の方が交流を実施しておりまして、平成28年度は5名の方が交流を希望されている状況で、2学期、3学期に実際の交流活動の検討に入っていくところでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 平成27年度が3名、今年度は5名ということなのですけれども、こういった行う中で参加される方、保護者の方、教職員、受け入れる障害のない児童生徒からの声、こういったところについてはどのような声が上がっておりますでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) 交流を受け入れる側の三芳町の小中学校のクラスの児童生徒については、やはりお友達を知るということでは非常に大きな機会でありまして、この支援籍の交流を終えた後に、放課後、お友達の家を訪ねたり、町で出会ったときに声をかけたりということで、お互い仲間だというような意識が非常に大きくなっているというところでございます。また、実際の学校の活動の中でも、お互いを思いやる気持ち等々、随分芽生えてきているところではないかと考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。本当に非常にすばらしい取り組みだと思いますので、希望があればということなので、ぜひ周知のほうも改めて徹底していただければというふうにも思っております。  次に、放課後や日中の居場所づくりについて伺います。まずは、学童保育室での保育の状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 学童保育室長。 ◎こども支援課児童館長兼学童保育室長(田中博美君) 学童保育室放課後児童クラブですが、どこの学童保育室でも障害を持っている児童の受け入れを実施しております。今年度は1カ所の学童保育室に、4年生の支援学級に在籍している男児が1人入所しております。また、基準の支援員の数のほかに、1人プラスして加配をして対応しております。そのほかの学童保育室にも集団生活の適応が難しく、またそう感じられる児童が複数入室しているのが現状ですけれども、保護者や学校など関係機関と連絡をとり合い、共通認識を持ちながら、その子供一人一人に正しい理解を深めながら対応していくように努力しております。また、職員も研修などを行って、質の向上、対応をきちんとできるように努力している所存です。  また、職員とか支援員は、平成27年度作成の学童保育室放課後児童クラブ運営指針に基づいて、子供の最善の利益を保障して、放課後児童クラブが子供にとって安心して過ごせる場所となるように学童保育室を提供しているというところです。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。第4次三芳町障害者福祉計画の56ページに、専門性のある職員配置、障害児に対する加配、先ほど1名加配というお話がありましたけれども。施設整備の不十分さが課題というふうな記載がございます。こちらの問題、課題等に対して、対策はどのようにお考えなのか伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 学童保育室長。 ◎こども支援課児童館長兼学童保育室長(田中博美君) 臨時職員、正規職員で学童保育室基準に基づいて職員は配置しておりますが、そういう障害を持っているお子さんが入っている場合は、1人多く職員を配置しまして、対応が丁寧にできるように努力しております。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。しっかり対応していただきますよう、よろしくお願いいたします。  次に、放課後等デイサービスなど、日中支援の状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  児童福祉法に基づきます放課後等デイサービスにつきましては、現在9事業所ございまして、一部重複利用の方もいらっしゃるのですが、59名のお子様が利用されております。一方、障害者総合支援法に基づく地域生活支援事業の市町村事業である日中一時支援事業につきましては、現在8つの登録事業所があり、2名のお子さんが2つの事業所を利用しているという状況でございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。9事業所、8つの登録、2つの事業所といったお話がありましたけれども、聞いたところによると、事業所の数が少なく、十分なサービスが提供できていないといった声もあるのですけれども、その点についてはどのような状況なのでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) いろいろな声があると思うのですけれども、主にやはり事業所自体はあるのですけれども、事業所との相性とか、そのマッチングみたいなもの、それから、後にご質問されると思うのですけれども、医療的ケアの問題が大きいのかなというふうに感じております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。今ご答弁いただきまして、医療的ケアの、では、こちらのほうに移らせていただきますけれども、医療的ケアの必要な児童への支援状況についての状況を教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  喀痰吸引であるとか、気管切開、経管栄養、導尿、こういった医療的ケアが必要なお子さんが利用できるサービスというのが、医学的管理のもとに提供される必要があるために、常に医師の指導のもと、細心の注意を払って提供することになるかと思います。重度心身障害児へのサービスとしては、訪問入浴、それから日中一時支援事業、放課後等デイサービスなどがありますが、サービス提供を行っている事業所は限られており、障害児相談支援事業所の相談支援専門員や町福祉課ケースワーカーによる相談を通して、障害児支援利用計画を作成してサービスの提供の調整を行っております。  また、朝霞保健所管内で年2回、医療的ケアの必要なお子さんの親同士の交流会が開催されており、町の障害担当職員が出席しております。さらには、この会議をきっかけに、2市1町の医療的ケアが必要なお子さんを持つ親の会が、近隣大学の支援を受けて立ち上がり、この活動を町としては支援しているという、こういう状況でございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 医療的ケアの必要な児童への支援状況ということで、受け入れの施設のほうも大分限られてくるということで、近隣では所沢市に1つあるようなことも伺っておりますけれども、なかなか施設が足りないという状況も何とかクリアしていっていただきたいなというところは、お願いを込めてお話をさせていただきたいというふうに思います。  ことしの4月から障害者差別解消法が施行され、日常的に医療的ケアが必要な子供がふえている現状を受け、文部科学省は、これまで特別支援学校を対象としていた看護師の配置補助について、新たに公立の小中学校を加えました。国は地方自治体に対して3分の1の補助をいたします。当町においてもこうした部分の必要性が生じた場合は、これは学校教育課になると思いますけれども、ぜひ実施を検討していただければというふうに思っております。  次に、第4期三芳町障害者福祉計画の54ページには、出生から高校卒業まで一貫した方針で支援できる体制整備を自立支援協議会、障害者支援検討部会で検討していきますというふうな記載がございます。こうした切れ目のない継続した支援体制を望む声も多いと聞いておりますけれども、検討状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  現在、地域自立支援協議会の障害児支援検討部会において、障害児支援に関係するものが参加して支援体制の整備を行っております。年2回こうした検討事項を踏まえて、障害児とその家族のための情報交換会というイベントを継続的に実施しております。切れ目のない支援は保護者が望んでいる項目でございます。情報交換会のようなイベントの中で、先輩保護者が切れ目ない支援に関する事例発表を行い、この事例を保護者や関係者が共有しながら支援体制の整備を検討しております。  この結果、障害児部会において、育児のためのサポートブックが作成され、埼玉県が発行するサポート手帳とともに、活躍をしていただいております。また、町内には障害児の親の会「アップルパイ」があり、行政とともに親御さんへのサポートを行っているという状況でございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。  続きまして、施設や人材等の環境整備について伺いたいと思います。初めに居住系の施設について、利用状況としては、平成27年が14人というふうな記載がございましたけれども、施設が少ないといったふうな声があるとも聞いております。担当課として今後の対応についてのお考えを伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  国の障害者施策の方向性の中に、施設から地域へ、あるいは病院から地域へというような大きな方針がありまして、地方自治体は、地域移行や地域定着支援など、在宅福祉、在宅支援施策に力を注いでいるところです。このような中、親亡き後のお子さんの暮らしに不安を持つ保護者が多くいるため、居住系施設が少ないという声があるように考えております。国の方針や保護者の声を踏まえて、当町では障害者がこの地域で自立した生活が送れるよう支援をしています。主には地域生活支援のかなめとなる一般相談や、就労支援などの個別の状況に合わせた支援に力を入れております。並行して、地域生活に必要な住民の障害に関する理解や障害特性への配慮、「障害を知り、ともに生きる」をキャッチフレーズとしたあいサポート運動を展開し、障害の有無にかかわらず、暮らしやすい地域づくりを目指しております。また、地域自立支援協議会では、各種部会の中で検討された現状と課題から、社会資源の開発に努めていきたいと考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 今のところご答弁いただきましたけれども、実態として若い方がなかなか利用できないというような状況があるというふうに聞いておりますけれども、そういった声や、入りたくても入れないような状況、こういったことはあるのか、伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  障害者総合支援法に基づいて、各入所施設があると思うのですが、この入所施設に関しましては、埼玉県の独自の方式がございまして、年1回入所調整会議というのを埼玉県が主催して行っております。利用を希望する方はここへ登録することになるわけなのですが、現在身体障害者の方で登録している方はいらっしゃらない、知的障害の方に関しましては、5名の方が希望して入所をお待ちになっていると。ただこの中には短期入所、緊急的に必要な方がいるので、短期入所の施設で生活している方がいらっしゃったり、それから県外に入所して、県内の施設のあきを待っている方、こういった方がいるというような状況でございます。  以上です。
    ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。早いうちから施設へ入所をすることについて、心配される親御さんがいるかもしれませんけれども、個人的には親御さんがご存命されているうちに、若いうちからこういった施設へ入所するということは、親亡き後しっかりと自立していくためにも重要というふうに考えております。施設の確保に向けて担当課のより一層のご努力をお願いできればというふうにも思います。  次に、市街化調整区域へグループホームなど、居住系の障害者施設、支援施設が建てられるように規制緩和ができないかといった質問になりますけれども、神奈川県相模原市、大阪府堺市など、調べた中では幾つかの自治体で、市街化調整区域へも居住系の福祉施設が建設可能となっているようなことがありました。昨日もまた、以前にも何度か市街化調整区域での開発行為について議論がされておりますけれども、この点については町の考えはどのような状況か伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(鈴木喜久次君) お答えいたします。  市街化調整区域は、市街化を抑制すべき区域とされ、市街化調整区域で許可することができる開発行為は、都市計画法において限定されておりますが、国、都道府県、市町村が建築する公益上必要な建築物は開発許可が不要とされておりました。したがいまして、都市計画法制定当時は、社会福祉施設、医療施設、学校等については、公益上必要な施設として市街化調整区域で行う場合でも許可不要でありました。  これらの公共公益施設は、法制定当初は一般に住民等の利便に配慮して建設されるもの、無秩序な市街化の促進を引き起こさないものと想定されていたからでございます。しかしながら、モータリゼーションの進展に伴う生活権の広域化と、相対的に安価な地価である市街化調整区域に、社会福祉施設を含めた公共公益施設が、当初想定していた立地場所の範囲を超えて無秩序に立地をしたこと、都市機能の無秩序な拡散に歯どめをかけ、多くの人々にとって暮らしやすい、都市機能がコンパクトに集約した都市構造を実現することが重要であるということから、平成18年の法改正により、これら公共公益施設も許可が必要となったものでございます。  このことを受け、公共公益施設のうち市街化調整区域に居住する者の日常生活に必要なものについては、市街化調整区域内に立地ができる基準である法第34条第1号が改正されました。  議員さんご質問の公共公益施設のうち、社会福祉施設に限っていいますと、入所系施設では利用者が広範囲に及ぶ施設が多いことから、デイサービス施設、通所系社会福祉施設、地域密着型サービスを提供する施設、入所系は、主として開発区域周辺の住民が優先的に利用する特別養護老人ホームが、法第34条第1号に該当するとして許可ができるものでございます。  ご質問のグループホーム等につきましては、町が指定した業者が行う地域密着型サービスであり、当町の住民のみの利用に供する施設であれば、法第34条第1号の基準に該当するものとして許可ができます。判断の際には、開発の相談から福祉課と連携を密にとりながら行っている状況でございます。それ以外の施設につきましては、市街化調整区域は市街化を抑制すべき区域であるという都市計画法の趣旨から、市街化区域に立地すべきものと考えておりますので、社会福祉施設だけではなく、医療施設等も含めた公共公益施設全体の規制緩和は、現時点では考えておりません。  以上でございます。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。さまざまのハードルがあるというふうには感じましたけれども、可能ということでわかりました。  では、次の質問に移らせていただきます。障害のある人の福祉に関するさまざまな問題について行っている相談事業、指定特定相談支援事業がありますけれども、相談員が少ないというふうなことも聞いております。この点についてはいかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  障害者自立支援法の改正や障害者総合支援法の施行により、平成24年に相談支援に関する体制整備が整い、法律に基づく相談支援事業がスタートしました。本事業に従事する相談員には、都道府県の研修を受けた相談支援専門員の配置が必要になっております。相談員が少ないとのことですが、相談員の確保はどの事業所も苦労しているのが現状です。主な理由として3つほどあるかと思います。1つは、県が実施する研修の受講定員が限られているため、相談支援専門員が一気にふえないという事情がございます。2つ目は、相談支援員の報酬は、高度な技術を持つ相談支援専門員を雇用するには少なく、どの事業所も兼務での配置が多くなっています。3点目、相談支援専門員は、知識や経験などに裏づけられたケースワーク技術や社会資源を使いこなす技術、対象者のアセスメント技術など、高度な技術が求められるため、資格さえあればよいというものではない。町ではこの計画相談に至る前の一般相談支援事業を社会福祉法人に委託し、相談業務を障害担当部署とともに進め、きめ細かな対応を行い、技術を高めているところです。  今後、地域移行や地域定着支援を行う相談支援事業はますます重要になり、委託事業所への財政的、技術的支援や相談支援事業所との緊密なネットワークづくりと、相談技術の向上のための研修などの対策が必要と考えており、引き続き地域自立支援協議会の相談支援検討部会において、質の高い相談支援が提供できるよう検討を重ねてまいりたいと思っております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ぜひよろしくお願いいたします。  次に、基幹相談支援センターの検討について、第4期三芳町障害者福祉計画の46ページに、地域の相談支援事業者間の連絡調整や困難事例への対応支援など、相談支援に関する総合的な支援機能を有することが求められており、自立支援協議会の相談支援部会とも協議しながら、広域的な視点も含め、地域における相談支援の中核的な役割を担う基幹相談支援センターの設置を検討していきますというふうにありますけれども、この検討状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  新たな仕組みの中で相談支援事業がスタートしましたが、基幹型事業所の担い手には、先ほどから申し上げているとおり、かなり高度な技術が求められるかと思います。そういった事業所や相談支援専門員の育成が重要なので、現在は相談支援検討部会での検討や研修会などを実施して、関係者のレベルアップに力を注ぎ、基幹型を担える事業所の育成に努めているところでございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 次に、介護関係資格取得への補助についてでありますけれども、埼玉県では昨年度介護職員資格取得支援事業を行っていたようであります。その他全国的に見れば、東京都港区、兵庫県西脇市、山口県美祢市などで実施をされております。当町においてもホームヘルパー養成研修受講料の補助金がありましたが、現在はないと認識しております。介護関係の人材不足が叫ばれる中、人材確保のために実施すべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  この補助を行うことが、介護関係の従事者確保に資することが重要と思われますし、また政策的に資格取得を誘導する必要があるか、こういった検討も必要かと思います。障害者関係の事業所では、職員確保には苦労していますが、現状、福祉分野の事業では、事業指定の関係上、法に定める有資格者が配置されていれば、特定の業務を除いては資格がなくても業務に従事できます。人材確保のニーズや事業所の人材育成という視点で補助がどの程度有効か、また公費による補助を行う必要があるか否か、町の財政状況も勘案しつつ、調査研究が必要かと思われます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ぜひ前向きな検討をお願いいたします。  3つ目、自立して安心して暮らせるためにということで、親亡き後もしっかりと自立し、生活していくためには、就労支援は非常に重要な部分になります。そこで就労支援の状況について確認をさせていただきます。厚生労働省によりますと、民間企業で働く障害者は12年連続でふえ続け、平成27年6月時点で45万3,000人を超えております。本年4月からは改正障害者雇用促進法が施行され、事業主にはさまざまな対応が求められるようになりました。また、2018年4月からは、新たに精神障害者の雇用も企業に義務づけられるようになります。当町においては第4期三芳町障害者福祉計画の76ページに、福祉施設から一般就労への移行目標として、平成29年に11人という目標が掲げられておりますが、その目標を達成させる、あるいは継続的に一般就労者を増加させていくためにも、就労支援の充実が課題となってくると思います。当町の就労支援の状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  障害者の就労支援は、主に就労継続支援B型事業所で行われております。このほか雇用契約を締結するA型事業所、企業への就職を想定した支援やアセスメントを行う就労移行支援事業があります。これら訓練系事業のほかに、大きな役割を果たしているのが就労支援の相談に特化した町の委託事業である三芳町障害者就労支援センターです。現状はこの就労支援センターとB型事業を中心に支援を進めております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) わかりました。  最後に、就労支援体制の強化に向けて、福祉計画の57ページに、各事業所と連携強化、ネットワークづくり等もうたわれ、地域自立支援協議会の専門部会として就労支援部会の設置検討ということがありますけれども、この部会の検討状況はいかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  今年度、地域自立支援協議会にて、平成29年度に就労支援検討部会を設置することについて協議し、承認されたため、今後は相談支援検討部会にて、年度内に就労支援部会の方向性を定めることとなっております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 具体的に進めていただけるということで、また内容について確認をさせていただきたいと思います。  最後に、町長にこの件について全般にわたって町長のご見解を伺いたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 今回の議員さんに、過日の相模原の事件を受けて、ノーマライゼーションのまちづくりについてご質問をいただきましてありがとうございます。4月から障害者差別解消法が施行されました。また、町ではあいサポート運動も行っているところでもございます。一人一人が障害を個性、特性と捉えて、誰もが同じように人権を尊重される社会をしっかりとつくっていかなければいけないというふうに思っています。そういった中できょうはさまざまな課題に関してご提案や質問をいただきました。今回の提言をしっかりと今後の町政に生かしていきたいと思っております。ありがとうございます。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。障害のあるなしにかかわらず、誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、また親御さんも安心できるように、担当課には今後も引き続き一人一人に寄り添ったきめ細やかな支援をしていただきますようお願いを申し上げまして、次の質問に移らせていただきます。  続きまして、2点目、スズメバチ対策について伺います。この点につきましては2年前までしっかりと予算措置を行い、役場で駆除を行っておりましたが、財政的な理由と、土地、建物の所有者の責任下において駆除することが妥当として、平成27年度から廃止になったと記憶しております。今回は予算削減後の当町の状況等について随時質問をさせていただきます。  まずは、予算削減後のスズメバチの発生状況について、平成27年度と今年度に入ってからの状況を教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  スズメバチ等の蜂の巣の駆除事業は、平成26年度をもって事業終了となりました。27年度以降のスズメバチなどの発生件数につきましては集計をとっておりませんが、環境課への問い合わせについては、以前と同様、スズメバチの活動が活発になる7月から9月期にかけて多くあり、これまでの実績を踏まえますと、少なくとも年間70件程度はあると考えられます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。実績をとられていないということで、問い合わせには対応していただいているということなのですけれども、今ご答弁いただいた発生状況の内訳、民間所有地、公共施設、学校等、この発生場所の内訳はとられているのか、教えていただきたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  スズメバチ駆除事業が廃止となりました平成27年度以降の発生場所を内訳とするデータは、把握してございません。参考までに、スズメバチ駆除事業を実施しておりました平成26年度以前、5年間の発生場所の実績について申し上げます。環境課に駆除依頼のあった件数は、5年間の総数で416件、年平均約80件を上回ります。そのうち一般個人住宅や敷地内の発生件数が297件、約7割です。また、事業所の建物や敷地内発生が87件、2割程度です。そして学校や公共施設が32件、1割程度でございました。その駆除の対応といたしましては、町と委託契約を締結しておりました事業者により駆除した件数は225件、年平均に直しますと45件となっております。  その他の駆除、主にスズメバチの巣以外、おおむねアシナガバチなんかが含まれますが、そちらのほうの蜂の巣の駆除につきましては、巣の大きさ、あるいはその場所により判断いたしまして、蜂の巣を駆除する、それを得意とする職員がおりましたので、職員により対応いたしました。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。平成27年度からは統計をとられていないということで、その以前の状況を教えていただきましたけれども、27年度、28年度のその件数、問い合わせの状況については、職員の現場確認等は行われておりますでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  先ほど来申し上げましたとおり、平成26年度までは本事業を実施しておりました。27年度からは町ではスズメバチ等の巣の駆除事業は廃止いたしております。自己所有の建物や敷地内での蜂の巣の駆除の問い合わせにつきましては、駆除事業者の埼玉県の業界団体であります埼玉県ペストコントロール協会、そちらのほうの協会を紹介するなど対応しております。また、近隣の方からの通報につきましては、職員が現場を確認し、所有者の方への通知、あるいはその訪問により駆除を依頼するという対応をとってございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) わかりました。  次に、対応状況について伺いたいと思いますけれども、民地であれば所有者や管理者、公共施設等では職員による対応になろうかと思いますけれども、年間で70件ほど発生しているこういった件数について、どういう対応をされたかを伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  基本的には、昨年度からスズメバチ等の蜂の巣の駆除につきましては、一般の民間の所有の物件であれば、その所有者、あるいはその管理者、そして公共的な場所につきましては、費用は公共負担になりますけれども、こちらのほうで駆除事業者に連絡いたしまして、スズメバチ等の巣を駆除しているような状況でございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。対応状況について今確認をさせていただきましたけれども、全て対応済みと認識してよいのでしょうか。管理者が対応しなかった案件はあったのか伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) 管理者、要するに所有者が未対応、そのような案件もございました。一つの事例でございますが、近隣にお住まいの方から蜂の巣の駆除通報がございまして、職員が現場を確認、所有者が別の場所に住んでいたことから、通知のほうを発送させていただきました。しかし、対応していただけないというふうな案件もございました。このような場合、所有者のほうから環境課のほうに連絡していただければ、所有者の承諾を得た上で、費用につきましては所有者負担になりますが、業者への駆除依頼ができるものと考えてございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) やはり未対応のものもあったということで、まだあとの質問も聞かせていただきたいと思います。  今回なぜこの質問をさせていただいたのかというと、今月の初めなのですけれども、近所のお宅の玄関部分にスズメバチの巣が発見されまして、対応に困ったからであります。担当課にも相談をさせていただき、入居者へ何度か通知をしていただきましたけれども、入居者からの返答はなく、約半月の間放置されておりました。賃貸物件であったために、最終的には建物を所有している方にお願いをして、無事駆除することができたのですけれども、周辺は子供も多く、大変危険な状態でありました。  スズメバチの毒は、今さら説明するまでもありませんが、アナフィラキシーショックの危険性がありまして、町民の命にかかわる問題であります。全国的に見れば、例年20人前後の方が亡くなられており、当町でこうした事故が発生しないようにするためにも、やはりしっかりとした対策を講じるべきではないでしょうか。当町でこうした事故があったか、なかったか、状況について伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  現状におきましては、スズメバチによる事故の報告は受けてございません。しかし、職員が駆除したときに刺されたということは、報告はありました。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 次に、予算削減後の町民からの意見や要望等があったのか伺います。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  スズメバチ駆除の問い合わせがあった場合には、大変危険な作業であるため、駆除の専門業者への紹介をしてございます。駆除料金の問い合わせや町での対応についての要望もございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) やはり要望等があるということで、先ほども申し上げたとおり、これは町民の命にかかわる問題であります。先ほど職員さんが刺されたというお話もありましたけれとも、今後空き家が増加していくことも考えられますし、先ほど課長からお話のありました所有者が町外に住まわれている、管理者が町外に住まわれている可能性もあります。今までどおり所有者が所有者の責任で駆除してもらえるか、もらえる状況が続くかどうかもわかりません。町民の命と安全を守るためにもしっかりと予算措置した上で対応すべきではないでしょうか。  県内においても、川口市、蕨市、越谷市、越生町等では自治体による駆除を実施しており、また久喜市、鴻巣市では補助制度を設けております。当町では全ての蜂の駆除を以前行っておりましたけれども、他の自治体ではスズメバチに限定した上で駆除、あるいは補助を実施しているところもあります。他自治体の動向を研究した上で、改めてスズメバチ対策の予算を措置すべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  近隣市の状況でございますが、富士見市、ふじみ野市におきましては、三芳町と同様、駆除事業者の紹介というふうな対応でございます。また、新座市や志木市におきましては、市で業者委託してございます。そのほか防護服の無料貸し出しを実施している自治体も多いようでございます。スズメバチにつきましては攻撃性、毒性、そして威嚇性が高く、住民の皆様方に危険を及ぼすおそれもございます。スズメバチ駆除事業につきましては、町の発生状況、近隣市の対応状況を踏まえ、大変厳しい財政状況ではございますが、財政課のほうと調整をしていきたいと考えてございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 最後に、町長に伺いたいと思いますけれども、予算削減前の決算委員会の議事録を確認したところ、過去の件数については、平成24年が47件で決算額64万円、平成25年が46件で決算額72万円、平成26年が37件で決算額56万円となっておりますが、平成24年の47件のうちスズメバチの駆除件数は28件、残19件はスズメバチ以外の蜂に対する委託、それに対し平成25年は46件全てがスズメバチの駆除委託件数で、スズメバチ以外の蜂については職員による駆除を行っていたようであります。平成26年は37件のうちスズメバチ駆除委託が32件、残5件はスズメバチ以外の駆除であったようであります。その年の気候によってスズメバチが活発化することがありますので、件数が上下するものというふうに思いますけれども、例年70件から80件以上発生しているのが現状でございます。費用的な部分で申しますと、年間平均60万円ほどで、決して安い金額ではありませんけれども、町民の命にはかえられないというふうに考えております。今後所有者が対応していただけないことも想定した上で、再度検討が必要と思いますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 議員さんのご指摘のように、7月から9月にスズメバチが発生するということで、あとここのところテレビのチャンネルを回していても、スズメバチのニュースが非常に多いなということを強く感じていたところでございます。町民の命を守るという意味では、非常に厳しい財政状況の中で、近隣の自治体に合わせてきたわけですけれども、基本的には民間の場所に関しては民間の方にやっていただくという方針は崩すことは考えていないのですけれども、いろいろな事情がありますので、今後厳しい財政状況下ではありますけれども、財政とも検討していかなければいけないと、今きょうは感じたところでもございます。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ぜひ町民の命と安全のために何とぞよろしくお願いを申し上げます。  最後に、防災対策について伺います。6月定例会でも質問いたしました地中の空洞化対策について、前回はサンプル調査を実施してはどうかと質問させていただきました。その後、調査を実施していただいたようで、大変よかったというふうに思っているところでございますけれども、今回はこの調査結果がどのような状況であったのか伺いたいというふうに思います。 ○副議長(岩城桂子君) 都市計画課長。 ◎都市計画課長(鈴木喜久次君) 済みません。1問ご質問が飛んでしまったのですが、先ほど第1のノーマライゼーションのまちづくりについての中で、私が答弁しましたグループホーム等の立地についてですけれども、可能か可能でないかということで言えば、規制緩和が可能ということではなく、立地が条件つきで可能であるというふうにご理解いただければありがたいです。  以上でございます。 ○副議長(岩城桂子君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  議員さんの紹介により、平成28年6月3日に、総延長約4.5キロについてサンプル調査を実施しまして、4カ所の空洞化が報告されたところです。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 4.5キロで4カ所見つかったということなのですけれども、その4カ所の空洞箇所の位置とか詳細についてはいかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  まず、1つ目ですけれども、幹線4号線と幹線17号線交差点を少し北に行ったところになります。2つ目が、4号線と幹線21号線交差点を少し北へ行ったところになります。3つ目が、幹線21号線と幹線7号線交差点を少し西に向かったところにあります。最後に4つ目ですけれども、竹間沢の工業団地の中の竹間沢東公園の付近に1カ所という4つであります。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。調査延長4.5キロのうち空洞が4カ所見つかったということで、町内の道路延長120キロほどだったというふうに記憶しておりますけれども、30分の1のサンプルというふうな形になろうかと思います。2キロ当たりに2カ所あるというふうな計算になるのですけれども、以前確認した際に、東京都内で約1.4キロ当たりに1カ所、県内では4キロ当たりに1カ所というふうに聞いておりましたので、場所によって空洞が進んでいるところとそうでないところがあるというふうにも思いますけれども、当町の状況を見ると、県平均からするとちょっと空洞が多いのかなというようなふうに感じました。やはり定期的に確認して、修繕する必要があるというふうに感じております。ちなみに、その4カ所のうち、すぐにでも修繕を行わなければならないような箇所はあったのか伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  私のほうも現地を確認したところ、今すぐやらなくてはいけないというところはありませんでした。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) わかりました。では、今回見つかったこの4カ所の空洞なのですけれども、今後の対策についてお考えを伺いたいと思います。 ○副議長(岩城桂子君) 道路交通課長。 ◎道路交通課長(田中美徳君) お答えいたします。  対策の必要性について報告を受けておりますが、現地を確認したところ、表層の状態は、損傷もなく良好な状態になっております。緊急性はちょっと低いのかなというふうに考えております。今後につきましては、経過を観察していきたいと考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) 経過観察ということで、表面がきれいでも中が空洞化であると、陥没したときに一気に崩れてしまいますので、ぜひその辺も含めて今後検討していただきたいというふうに思いますので、ぜひ町民の命と安全、また事故が起こらないためにもよろしくお願いいたします。  最後に、この地中の空洞化対策を地域防災計画に盛り込んではといった質問になりますけれども、近年多発する道路陥没事故を受けて、定期的に調査を実施するとともに、地域防災計画に対策を盛り込んでいる自治体があります。東京都内が多いのが現状でありますけれども、新宿区、大田区、港区、また横浜市などでは、既に減災対策として記載をされているようであります。当町としても水道施設を整備して約40年が経過しており、今後ますます地中の空洞化のリスクが高まることが予想されます。今回行った調査は人間で言えば健康診断です。定期的に実施するためにも地域防災計画に盛り込んで、今後もしっかりと対応していくべきと考えますが、いかがでしょうか。 ○副議長(岩城桂子君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  地域防災計画の中でハード対策による減災という項目の中に、特に緊急輸送道路の耐震性の向上ですとか、老朽化した橋脚の補強等の対策を明記しているところでございます。また、地震災害に限らない項目としまして、別途道路災害対策計画の節を設けまして、ここでは空洞化という言葉こそ使っておりませんが、道路災害の予防策として、災害の発生する危険性の高い箇所を調査、点検、現状把握に努め、維持補修と長寿命化を図るよう定めているところでございます。  議員さんのお話の空洞化につきまして、ただいまの答弁もありましたが、道路管理者の経過観察の状況を踏まえまして、必要により、次回の計画見直しの際に反映を検討したいと考えております。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございます。本当に担当課同士で連携をして、しっかりと進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  最後に、町長へ全体を通してご答弁をいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします、今の件で。 ○副議長(岩城桂子君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 今回議員さんのご紹介によって、事業所によってのサンプル調査を行わせていただきました。4カ所空洞化が見つかったということで、大変懸念をしていたわけですけれども、担当課が見たところでは、表層面では余り心配ないのではないかということでした。ただ、今後やはりこれしっかりと経過を見ていって、再調査が必要であったら再調査をし、対策をしっかりと考えていきたいと思っております。今回、事業所を紹介していただきましてありがとうございました。  以上です。 ○副議長(岩城桂子君) 小松伸介君。 ◆6番(小松伸介君) ありがとうございました。ぜひ道路のインフラ対策というのは、災害時に重要なかなめとなりますので、ぜひこの辺はしっかりと進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今回は3点について質問させていただきました。いずれも三芳町にとって重要課題と認識しておりますので、善処していただきますようお願いをいたします。丁寧なご答弁をいただき、大変にありがとうございました。  以上で、6番、公明党、小松伸介の一般質問を終了とさせていだきます。ありがとうございました。 ○副議長(岩城桂子君) 以上で、6番議員、小松伸介君の一般質問を終了いたします。  一般質問の途中ですが、休憩します。                                      (午後 3時50分) ○議長(菊地浩二君) 再開いたします。                                      (午後 6時00分)                                                       ◇ 鈴 木   淳 君 ○議長(菊地浩二君) 山口議員より早退する旨の届け出がありましたので、ご報告いたします。  休憩前に引き続き一般質問を行います。  3番議員、鈴木淳君の一般質問を許可いたします。  鈴木淳君。          〔3番 鈴木 淳君登壇〕 ◆3番(鈴木淳君) 3番、鈴木淳です。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書のほうに基づいて質問をさせていただきます。  本日は、年に1回の夜間議会ということで、お仕事を済ませてからお越しいただいた方も多いかと思います。貴重な時間を使って傍聴にお越しいただきまして、本当にありがとうございます。  さて、先日の台風9号は日本各地に大きな傷跡を残しまして、ここ私たちの三芳町でも住居や店舗の浸水、また道路の冠水などが発生し、さらには町内を流れる砂川堀の護岸壁の崩壊など、さまざまな大きな被害がありました。また、本日今まさに東北地方に接近、もう上陸されたのですか、台風10号のほうが発生しておりまして、これも恐らく東北地方や北海道に、今までよりもさらに大きな被害を残していくのではないかと危惧されております。被害に遭われた皆様にお見舞いを申し上げるとともに、三芳町に関しましても、例えば砂川堀に関しましては仮復旧工事という形で行われておりました。先ほど私も見てきたところ、もう大きな土のうを積んで瓦れき等の撤去はしていたのですけれども、本復旧工事というのはまだまだ先になるかもしれないということです。今後いつまた台風が来て、また台風が来なくても大雨が降るかわかりませんので、一日も早く本復旧をお願いしたいと思っております。  さて、本日は皆様の記憶にもまだ新しいとは思いますけれども、近隣の朝霞市で平成26年3月に下校中の中学生が誘拐され、約2年たったことしの3月に無事発見されるという事件がありました。その間2年間、私も勤め先が志木市、朝霞市の近くであったため、警察からいろいろ会社のほうに聞きに来られたり、通行していると警察に話を聞かれたり、またその女の子を探していますというポスターを有志のほうでつくって車に張って、こちら三芳町とか富士見市、ふじみ野市の車でもよく張っている車がありました。本当に2年はたってしまいましたけれども、無事に発見されたということは本当に喜ばしいことなのですけれども、そもそもこのような事件が起きてしまったということは大変残念でなりません。  このような事件がここ三芳町でもいつ起こるかわかりません。この犯罪を未然に防ぐためにも、三芳町では埼玉県防犯のまちづくり推進条例に基づいて、平成26年5月1日から三芳町防犯のまちづくり推進条例というものが施行されました。その中でも幾つか書いてあるのですけれども、町の責務というところも定められております。ホームページから見たこの条例の逐次解説というところで、町の責務のところの犯罪の防止を目的とする環境の整備、その具体例として、青色防犯パトロール車の整備、点検及び講習会の開催、また青色防犯パトロールと地域防犯パトロールの連携、そういったものも上げられております。今回はその青色防犯パトロール隊、通称「町民青パト隊」について少し質問させていただきます。  これ主にご答弁いただく自治安心課の皆様には、本当に先日の大雨等で、またきょうの午前中等の雨で対応に追われて非常に忙しい中ではありましょうけれども、ご答弁のほうをお願いいたします。  まず、青パト隊の質問に入る前に、町が把握している町内の窃盗などの犯罪件数というのはどれくらいありますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  町内の窃盗犯などの犯罪件数というご質問ですけれども、最初に種別ごとに申し上げます。その後合計数で申し上げます。集計は全て警察のほうは年単位の集計、年度ではなくて年単位の集計ですので、ご承知おきいただければと思います。まず、路上での自転車を盗む自転車盗や車上狙いなどの窃盗につきましては、平成26年が127件、平成27年が167件となっております。また、家屋に侵入する、いわゆる侵入窃盗ですが、これは平成26年が29件、平成27年が18件、これらを全て総合計いたしまして、刑法犯全ての総合計となりますと、町内で平成26年が303件、平成27年が340件ということで、前年度比12.2%増という状況になっております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 先日、町が青パト隊の講習で配っていただいた資料があるのですけれども、こちらのほうでは、現在地域防犯推進員を中心とした自主防犯活動が行われ、町内の犯罪件数は減少傾向が続いておりましたが、平成28年は前年に比べ、自転車、オートバイ、車両部品の窃盗等の身近な犯罪が増加しておりますと記載されているのです。今聞いたところですと、減少傾向というよりも、平成27年から大分16%ぐらいふえているようなのですけれども、この平成28年度、まだ8月も終わっていませんから、28年度は、これはここに記載してあるように明らかにふえてきているということでよろしいのでしょうか。
    ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 申しわけございません。詳しいデータが今手元にないのですけれども、まだ傾向という形では申し上げにくいところがございます。月によって、やはりふえたり減ったりという状況、一進一退の状況が続いているというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 先ほど課長に聞いたところでも、平成26年が303件から平成27年は340件と、大分ふえてきてしまっておりますし、先日その青パト講習の際に警察の方がおっしゃったところだと、三芳町では1月から4月の間に99件あるということなので、先ほど、確かに月によって変動はありますけれども、決して減少傾向は続いていないのかなとも思われます。そういった意味で非常に、これ以上犯罪をふやさないために必要となってくる青パト隊なのですけれども、そちらのほうの質問に入らせていただきたいと思います。  まず、三芳町の青パト隊は、これ平成20年度、犯罪の抑止効果を高めるために、見せる防犯活動を継続的に実施して、犯罪者から嫌われる町の実現を目指すために結成されたものと私は捉えておりますけれども、現在もその目的に変わりはありませんか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  変わりないものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。  また、この青パト隊なのですけれども、当日パトロールする隊員の都合で、どうしてもお仕事が終わってからという方もいるので、夜間巡回になることもありますけれども、この青パト隊は小学校の下校の時間帯をメーンに巡回していると思うのです。児童を狙った犯罪というのは、もちろん登校時よりも下校時、そしてまた休日に多いそうなので、本年度に関しましては、町のほうから青パト隊のほうに、下校時間を中心により多く回ってほしいという依頼があったと聞いております。こうした児童の下校時間を中心に各小学校区を巡回するこの青色防犯パトロール隊の意義、効果について、実際に下校時間帯に回っているわけなので、町や学校の評価はどのようなものでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) では、学校のほうからお答えしたいと思います。  青色防犯パトロール隊の活動は、自動車の使用により広範囲のパトロールが可能であり、青色回転灯の点灯により人目に大変つきやすく、夜間でも目立つので、子供に対する犯罪被害の未然防止や児童生徒の非行防止に大変役立っているという評価を得ております。また、犯罪の抑止力につながり、安全安心なまちづくりに向けた地域の防犯活動に非常に有効であるというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 先ほど議員さんのほうからお話がありましたとおり、見せる防犯として巡回することで、この町は地域の防犯意識が高く、犯罪が起こしにくい町という印象を犯罪者に与えることができるというふうに考えております。また、青色の光は人の気持ちを穏やかにして、静める効果があるというふうな研究成果も聞いたところでございます。  一方で、みずからの町をみずからが守るという地域の当事者意識が高まるものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) そうですね。お二方のご意見と私も同じように考えております。この青パト隊なのですけれども、設立以来多くの町民が携わっていただいているものだと思っております。現在の隊員数というのは何名ほどいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  現在の町民青パト隊員数は163名でございます。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) もしおわかりでしたら、行政区ごとの人数等を教えていただければと思うのですが、いかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 申しわけございません。手元に資料がございませんので、お答えできません。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 現在163名ということですけれども、そうすると、これももし資料があればで構わないのですけれども、ここ数年の人数について教えていただけますか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  実は昨年度までは、脱退届が出ていないということで削除しないで、言葉は悪いのですけれども、名前だけの隊員さんが年々ふえていった状況がございました。今年度に入りまして、行政区とも協議させていただいて、名簿上200人ぐらいまでになったため、これをきちっと確認を、できる範囲で行政区とともにさせていただきまして、大幅に人数のほうを、名簿の整理をしたところでございます。今後適正な名簿管理を行っていくというふうにしていきたいというふうに考えております。  これ講習会の受講者の数ですけれども、平成27年で49人、平成28年は77人の方が受講していただいております。おおむね毎年受講者数については平均して50人程度で推移してきているものですから、人数の推移については、隊員の推移についても、基本的な実数についてはそれほど変化はないものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) ありがとうございます。この後の質問にもかかわってくるのですけれども、この青色防犯パトロール車を運転するには、パトロール隊に登録するほかに、警察署、ここでいうと東入間警察です。そこによる青色防犯パトロール講習を受講する必要があるとされております。逆にいうと、車両の運転をしない方は、これを受講する必要はないということになります。  先ほど現在の隊員数が163名といただきまして、平成27年の講習を受けた方が49名、ことし講習を受けた方が77名ということなので、合計して130名弱になるかと思うのですが、ということは、これ全員が定期講習、定期講習を受けなくて、隊員登録だけしているという方もいらっしゃるということでよろしいですか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  前回の講習から、議員さんお話のとおり、3年以内に講習を受けなければならないことになっております。町では発効手続などで空白期間が生じないように、2年ごとに講習を受けていただくように促しているところでございます。議員さんご指摘のように、講習を受けていない方でも、助手席に同乗して活動している隊員の方もいらっしゃいます。隊員163人中30人が講習期限切れ、または新規登録でも未受講の方、合わせて30人いらっしゃいます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。では、まだ講習期限切れの方もいるということなのですね。その期限切れの方に対して、町のほうは受けてくださいねというような声かけをしたりしたことはあるのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  特に今回は名簿上の整理をしたいということがございましたので、どうされますかという、通知の中でもそのようにさせていただいたりして、あるいは区長さんを通じて、どうしますかという確認をしていただいたりという作業を行ってきたところでございます。返事がない方もいらっしゃいましたので、結果的にはこのような状況になっているということでございます。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) ちょっと済みません、今私のほうも頭がよく整理できていないのですけれども、先ほど30人の方が期限切れ、もしくは新規登録ということでしたけれども、期限切れの方で一切返信がない方というのは、この青パト隊から脱退されたという形になっているのでしょうか、それとも現在でも隊員登録はしてあるということでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  はっきりとした確認ができないということもございまして、区長さんのお話の中で、この人はもう退会というふうにしていただいて結構ですよという話をいただければ、名簿から削除したりいたしましたけれども、ちょっと何とも言えないという部分では、こういう人数の方が残ってしまったというふうにご理解いただければと思います。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。青パト隊、当然車で回るものですから、必ずしも青パト車の運転手が原因でなくとも、事故はあってもおかしくないものだと思うのですが、もし青パト隊の車両が事故を起こしてしまったときは、こちらのほうでも、町の加入している保険の補償の範囲内で対応しますという形で書いてあるのですけれども、基本的に受講していないと、もしくは定期的に受講していないと運転はしてはいけないということで、もし受講されていない方が運転してしまい、事故を起こした場合は、これ当然保険等は適用されないということになりますよね。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) その辺のところはちょっと確認してみないとわからないところがございますけれども、講習会の中では必ず受講者が運転するということで、講習を義務づけているものでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 必ず運転手はこのパトロール実施者証交付を受けている方でなくてはいけないというふうに定められておりますし、自動車免許と一緒といってはおかしな話ですけれども、青パト車に関しましては、やはり運転は許可制なものなので、ちょっとその許可はしっかりととってほしいと思うのです。当日回られる方で、必ずその人が運転して、この人はしっかり研修を受けておりますよといったような把握というのは、町のほうでできているのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) ちょっと質問の意図がわからないところがあって、申しわけないのですが、貸し出しをするときに、あるいは帰ってきたときに確認をしているというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。ちょっと今帰ってきたときに確認していると言っていたのですけれども、帰ってくる前に事故を起こしてしまったら、ちょっと遅いことなので、そちらのほうはぜひしっかりと町のほうでも、きょう運転する人はこの人で、この人はしっかり講習を受けているねというのを把握していただければと思います。  それで、先ほどもありまして、しばらく講習を受けていなかったり、各行政連絡区長のほうから、この人はもういいやといったようで、脱退される方もいらっしゃると思いますけれども、この脱退者数というのは何名ほどいらっしゃいますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 平成28年度の脱退者数につきましては、名簿整理に伴う削除も含めまして32名でございます。逆に新規加入者は28名いらっしゃいました。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。32名脱退の28名加入ですから、では、実際そんなに減っていないということでよろしいのですかね。  先ほど課長もおっしゃいましたけれども、以前この脱退者というのは、この青パト隊の隊長、これは行政連絡区長会の会長と定められておりますけれども、その隊長に脱退届を出して、その隊長経由で自治安心課へ提出するということになっておりました。それがやはりなかなか面倒で、その脱退届を提出していない方が多かったと思うのですけれども、課長がおっしゃったとおり、前回私が受けた講習では、この簡略化ということで、各行政連絡区長の職権代理や脱退者本人の提出も認められるということにしたそうですけれども、これは脱退者数は、では当然その分でふえたということですか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 今年度につきましては、ご指摘のとおりでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。この青パト隊というのは、基本的にボランティアでありますので、町民の協力がなくては成り立たない事業だと思うのです。定期的にすきのない犯罪者に本当に嫌がれるような運行をするためには、多くの町民の参加が望まれるわけですけれども、平成20年度からスタートしまして、ことしは平成28年度、9年弱ほどになるのですか、通算の隊員数というのは何名ほどになるでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  なかなかその実数というのは把握しづらいところがございます。受講者数で申し上げますと、平成20年から28年度までの9年間でおおむね430名になります。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。受講者数で430名ということで、2年に1回受けているということは、実質210名、220名くらいですか、わかりました。もっと多くの人に参加していただきたいと思いますけれども。  それでは、本年、この平成28年度の防犯パトロールの実施計画についてお聞きします。本年度は、昨年度まではこの予定表のほうでは、平日は基本的に毎日ですから、週に5日、1年間で、私がこの予定表を数えたところでは258日計画されておりましたけれども、本年度、平成28年度は平日に週二、三回の、数えたところ年間132日の予定となっておりますけれども、それでよろしいでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) ご指摘のとおりでございます。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 私が今回この青パト隊について質問した一番の自分で問題かなと思ったところが、ここにありまして、これ町は各行政連絡区の負担が平均化するようにパトロール日数を調整したということにしておりますけれども、青色防犯パトロール隊の本来の目的、見せる防犯活動、犯罪者から嫌われる町、このためにはパトロール日数をふやすことはあっても、減らすことはないのではないかなと思います。例えばお隣のふじみ野市などは、このパトロールカーを増大し、ふじみ野の本庁と大井の分所のほうにも置くようにして、巡回日数も少しずつふやしてきているようです。それなのに、例えば三芳町はパトロール日数を減らす。よからぬことを考えているやからが、あれっ、三芳町はパトロール、青い回転灯を回している車の巡回が減ったなと思うのだったら、三芳町は防犯意識が下がったと考えてしまうのではないのかなと危惧しています。  私の携帯のほうにも東入間警察から定期的に送信されてくる東入間警察犯罪情報というのもあるのですけれども、これ議員の皆さんと、職員の皆さんにも送られてきているとは思うのですけれども、やはり見ていると、ふじみ野市、富士見市と比べて、三芳町というのは犯罪件数は少ないと思うのです。当然人口差とか駅や繁華街といったものがないという環境の差もありますけれども、例えばこの青色防犯パトロール隊一つをとってみても、ふじみ野市では平成23年まではありませんでした。ここに来てやっと少しずつ日数もふやしてきているところです。富士見市では平成19年度からあったようですけれども、三芳町のように平日毎日といった形のパトロールはしていなかったようです。これだけが原因ではないと思いますが、三芳町の犯罪数が比較的少ないのは、この青パトの車両がしつこいくらいに巡回しているからと考えてもいいのではないかと思います。  富士見市では、青パト車両というのは3台あります、ふじみ野市は今計2台です、あるそうですけれども。三芳町も車をふやせというわけではありません。ただ、わざわざ減らす必要はないのではないかなと思って、今回この質問をさせていただきました。それについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  計画表を見ますと、議員さんご指摘のように、運行日数が減ったように見えるわけなのですが、計画日数が減っているということで、実際に運行実績を見ますと、ほぼ変わっていないということでございます。つまりこれまでの計画表が、ちょっと無理のある計画で計画されておりまして、実態がそれに、行政区の巡回していただくその実態が追いついていなかったという実情もございまして、もう一つは、一部の区に大分負担がかかっていて、ほとんど回っていただかない区もあったりしたものですから、その辺の負担をなるべく均一にして計画表をつくっていきたいなというところで、このような計画表になってきたということでございます。実際の回っていただいている日数は、実質上は毎日というふうに議員さんのご指摘でございましたが、毎日という運行は事実上はありませんでした。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 私も見た後の日報等を見ていると、結構あいているなと思っていたのですが、それは書き忘れかと信じておりました。これが毎日運行していなかったということになると、私の今回の質問も多少ずれが出てきてしまうのですけれども、今区ごとの負担をできるだけ平均化するとおっしゃっておりましたけれども、確かに区によって、そこの区の住民も違いますし、行政連絡区の加入率等も違うので、やはり回数は変わってくると思うのです。ではどうなのかなと思って、区ごとの数を見てみると、竹間沢が1区、そしてみよし台のほうが非常に多いのです。年間で14、15回組まれておりまして、ほかが大体10回を切るくらいで、そこまで人口どおりにはいっていないのかなと思うのですが、そこはどうお考えでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  全く均一化は今回はしておりません。やっていただける意欲を大事にしたいと思っておりましたので、多く回ってきていただいたところは、少しだけ負担を軽減をして、ちょっと少なかったところは少し多目に回っていただきたいなということで、計画表をつくっているということでございます。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。私なんかは逆に少しちょっと足りなかったところを何とかちょっとふやしてもらって、町民自身の自分からの防犯意識を啓発したほうがいいのではないかなと思ったので、今聞かせていただきました。いつも、この防犯パトロールというのは基本的に平日の運用になっておりますけれども、やはり犯罪というのは、先ほども言ったとおり下校時や休日に多いと思います。この青パト隊というのは、休日の運用というのはやはり難しいのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  休日の運用をぜひやっていただければなというふうに考えております。計画書の中でそういったことがないのは、これまでの実績がなかったということもございますけれども、行政区、青パト隊員の皆様にお願いしているのは、最小限の計画として町は出しているので、ぜひここに計画にない日にちも申請をしてもらって、回っていただければありがたいというお話を講習会ではしたということでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) 講習会でされたのですか、連合区長会でされたのですか、区長会で、そうですよね、わかりました。  なかなかそうはいっても、各区長もいろいろ区の方に頼むことも多いので、なかなか日数をふやして、土日とか言いづらいと思うので、ぜひ来年度から、例えば予定で、各区年に1回か2回は土日も回るようにといった形で組んでいただければと思います。  続きまして、その青パトの巡回コースなのですけれども、これ重点パトロールエリアでということで、各行政連絡区の児童が通う小学校の学区ですか、そういうことで定めておりますけれども、これについてですけれども、例えば藤久保5区や6区というのは、学区域が2つあるのです。必ずしも運転手を初めとした隊員が、その地区の道なりに詳しいというわけではないと思うのですけれども、今巡回ルートに関してはここら辺を回ってくださいということだけで、この道を回ってくださいみたいな、地図つきでも出されているのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  出します。地図つきでお願いをしているものではございませんけれども、基本的に自分自身の行政区については、地の利については皆さんよくご存じだということで考えておりますので、まずその日の当番行政区の自分のエリアを重点にしながら、町内全域についてもお願いをしているところでございます。特に不審者情報などが寄せられますと、その地区をきょうは回っていただけますかというような、タイムリーな対応もお願いをしているところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。そうですね。不審者情報等を町で把握した場合は、ぜひそういったところを重点的に回る、またそこから少しずつ範囲を広げて回るというのは非常に有効かと思います。  続きまして、過去のこの防犯パトロール中の事件、事故についてお聞きします。事務局である自治安心課のほうで把握している数と内容がわかりましたら教えてください。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 私結構長く担当しておりますけれども、その中では事件、事故については聞いたことがありません。なお、自損による青パトの若干の損傷、それは報告があったことがございますけれども、ちょっとこのご質問と違うと思いますので、ゼロというふうにお答えしたいと思います。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) きっと犯罪者の方も、この青色の光を見て逃げるようになっているので、ゼロであると思いたいと思います。ただし、この後今後も防犯パトロール中に事件や事故等を発見することがないとは限りませんので、その場合、発見した際の隊員への対処方法というのはどのように指導しておりますか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  これは間違いなく青パトの講習会の中でお話をしているところでございますけれども、青パト運行中に犯罪や不審者を発見した場合には、まず車外に出ないこと、それから追跡するなどの危険行為はしないこと、それから110番通報することをお伝えしているところでございます。あくまでも見せる防犯活動をお願いしているところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。確かにそうですね、ご高齢の隊員の方も多かったりしますし、かといって若ければ若い分、若気の至りということで、必要以上に犯行現場等に顔を出している。むしろ自分が巻き込まれてしまうこともあると思うので、そういった指導はすばらしいと思います。  それでは、この青パト隊ですけれども、今後の青パト隊についてお聞きします。何度も述べていることですけれども、青パト隊というのは町民の協力があってこそのものです。私も青パト隊の隊員であるのですけれども、この車両を運転したり、同乗してパトロールをしていると、自然と防犯に対する意識が高まって、これ不思議なもので、ふだんの自分の車を運転しているときも、自然に何となく周りを気にするようになりました。このように青パト隊には隊員自身の防犯意識を啓発する効果もあると思います。だからこそもっともっと隊員数がふえてくれればと願うわけですけれども、この隊員数増加について町のほうではどのようにお考えでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  先ほどもご答弁申し上げましたが、犯罪を起こしにくい町のムードづくりというのは、警察任せではなくて、地域の住民の皆さんが、犯罪を許さない当事者意識の広がりが最も有効だというふうに考えております。しかしながら、現在は14行政区の非常に限られた役員の皆様に負担がかかっているということもございまして、この隊員の参加層がもっと拡大して、少しでもその負担が軽減されれば、先ほど議員さんのご指摘のあった、逆に負担軽減とともに青パトの巡回回数もふえて、住民の安心感につながるのではないかというふうに考えております。  区の役員をやめられても隊員を継続していただいている方もいらっしゃいます。大変ありがたく思っております。青パトは各地域の防犯活動との相乗効果で生きてくると考えております。区の役員に限らず、防犯に関心の高い方など、町全体に広がりが今後できてくればというふうに願っているところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) この本当に見せる防犯というのは非常に有効だと思います。何度も述べておりますが、児童が犯罪に遭いやすい下校時の防犯対策、休日の防犯対策にもなると思いますが、先ほど学校側から青パトに対する考え、非常に助かっているという形でお聞きしましたけれども、今後青パト隊がもっとよりよいものになるために、むしろもう少しこうしてほしいとかといったような要望はありますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  現在子供たちの下校時刻を中心に巡回していただいているところでございますが、下校時刻だけではなくて、登校の時間帯、あるいは子供たちが地域に出ることになります放課後、あるいは習い事に出かけます夜間、また休日の巡回もあわせて重点的にやっていただけるとありがたいという要望がございます。また、このパトロールを通しまして、地域の状況や児童生徒の様子などで特に気になる点、注意すべき点がございましたらば、どんなことでも結構なのですけれども、学校教育課や学校のほうに細かく逐次お知らせいただけますと、指導にも生かせると考えます。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。今学校側からの要望も聞きましたし、その前に隊員数増加について聞いた際に、やはりもっと各行政連絡区だけではなく、もっと広げてもいいのではないかと自治安心課長にもおっしゃっていただきました。こういったように、青パト隊や各地域の防犯活動、これを連携させることによって、ますます防犯効果は高まりますし、子供たちの環境というのもよくなる、子供の問題というのも、いろいろ地域で把握しやすくなると思うのです。そのためにも、今やはり青パト隊というのは形としては、主体が各行政連絡区で、事務局として三芳町自治安心課で、三芳町町民青色防犯パトロール隊という形になっているかと思うのですけれども、これをもっと輪を広げ、行政連絡区に加入していない方はもちろん、PTAや子ども育成会、そういったところを初めとした各団体にも、これはむしろ町のほうから参加を呼びかけてみてはいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  それぞれの団体の目的、活動もあると思いますので、組織的な対応はもしかしたら難しいかもしれませんけれども、その団体の中にはこうした防犯活動に関心の高い方もいらっしゃると思いますし、またそういう団体のOBの方々の参加ということもあると思われますので、14行政区を割り振った運行計画に有志参加をどう組み込むかという課題もありますけれども、まずは運行計画を、先ほど申し上げましたとおり、青パトが残念ながら遊んでいる時間帯も生じている状況でございますので、青パト制度のことをまず子供関係を含めて、多くのまちづくり団体やPTAも含めてPRをしていく必要があるかもしれないなと感じているところでございます。参加層の拡大はまさに地域の防犯意識の拡大につながるため、これを検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) そうですね。ぜひ前向きな現実味のある検討をお願いいたしたいと思います。  それとあと、肝心な青色防犯パトロールに使う車両なのですが、現在使っている車両というのは、この設立以来ずっと使っている車両かと思われますけれども、この車両の耐用年数等はどうなっているでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  この車両の登録年度、初年度登録は平成19年でございます。町民青パト隊が発足したのが平成20年でございます。青パトといいましても、回転灯がついているだけで、通常の車両と何ら変わりはございませんので、一般的に税法上の償却で言えば6年、青色回転灯などの部品の保有期間などを考えれば、8年から10年程度という考え方もできるというふうに考えております。ただ庁用車など、現実的にはそれ以上使用している例が多いというふうに担当課から聞いております。  以上です。
    ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) わかりました。これ車両の耐用年数はもう既に過ぎてしまっているということで、それ以上使っている自治体も多いようなので、私が乗ったところも、まだあの車は全然走れそうなのですけれども、ぜひ今後もその耐用年数が過ぎて、さすがに車が使えなくなったからといって、次の車を用意しないということはないように、この青パト隊は継続していっていただきたいと思うのですが。  最後になりますけれども、これからのこの青色防犯パトロールについて、担当課のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  先ほど遊んでいる時間帯という、ちょっと言いにくい言葉を使ったのですけれども、現在町民青パト隊の運行がない午前中につきましては、回転灯を点灯させないという前提で、通常の庁用車として各課に貸し出して、特に町内の業務につきましては有効活用をしてもらっております。点灯させなくても、多くの人目に青パトが触れることで効果があるというふうに考えております。  今後は、先ほど議員さんからご提案のありました町民の参加者層の拡大も検討しつつ、一方で、庁舎内で貸し出しを希望する課の職員にも講習をぜひ受講してもらって、車両があいている時間には青パト運行を、回転灯をきちっと回転させながら、職員についても、町内の連絡業務を行ってもらうことも検討していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) ありがとうございます。本日私のほうは青色防犯パトロールということで、もう9年ほど続いている事業ですか、についてまとめて質問させていただきました。同じく、今後青色防犯パトロールについて町長のお考えを伺いたいのですけれども、よろしいですか。 ○議長(菊地浩二君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 青色防犯パトロールですけれども、安全安心な町をつくっていく上で非常に重要な役割を果たしていただいていると思っています。まずは、各行政区、そして参加をいただいている住民の皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。平成20年から9年間、この灯を消さないようにというふうに私も思っておりまして、今後どうするかという課題がありましたけれども、非常に町の財政が厳しいものですから、補助金であるとか助成制度で検討しておりまして、担当課のほうで宝くじの助成制度で青パトを申請しているということでございます。安全安心な町をつくっていく上で、これはしっかりと続けていきたいと思っています。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 鈴木淳君。 ◆3番(鈴木淳君) ありがとうございます。前向きなお答えもいただきまして、本当に安心いたしました。この青パト隊、私も何度か運転させていただいておりますけれども、本当にすばらしいものだと思います。また、不思議と運転していると、同乗者とも防犯について話すようになりますので、本当に防犯意識の啓発になると思います。きょうは学校教育課のほうからも、いろいろもっとこうしてもらえればといったようなアドバイスといいますか、ありましたので、今後各課連携して、ますますこの青色防犯パトロール隊が三芳町の防犯に役立つようにしていただきたいと思います。  本日は丁寧なご答弁ありがとうございました。以上で、3番、鈴木淳の一般質問を終了いたします。 ○議長(菊地浩二君) 以上で、3番議員、鈴木淳君の一般質問を終了いたします。  一般質問の途中ですが、休憩いたします。                                      (午後 6時43分) ○議長(菊地浩二君) 再開いたします。                                      (午後 7時00分)                                                       ◇ 細 田 三 恵 君 ○議長(菊地浩二君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  5番議員、細田三恵さんの一般質問を許可いたします。  細田三恵さん。          〔5番 細田三恵君登壇〕 ◆5番(細田三恵君) 5番、新芳会、細田三恵。ただいま議長の許可をいただきましたので、通告書に沿って質問をさせていただきます。  今回は、このような質問の機会をお与えいただき、まことにありがとうございます。本日は夜分にもかかわらず、夜間議会、傍聴にお越しくださり、まことにありがとうございます。  今回の質問は、三芳町の防犯のまちづくりの中の不審者対応についてと不法投棄について、そして、リオデジャネイロオリンピックでの日本のアスリートたちの活躍はすごいものがありました。表彰台では数々の勝利の日本の国旗を目にいたしましが、まさに日本を誇れたのではないでしょうか。そこで3つ目は、日本の誇りを取り戻すまちづくりと題しまして、国旗掲示について順を追って質問させていただきます。どうぞご答弁のほどよろしくお願いいたします。  まず初めに、不審者対応についてです。最近では全国的に不可解な事件、ニュースが飛び交っております。さて、そのような日々の中、三芳町におかれましては、幸いにしてそのようなことはないのですが、不審者が出没した情報は時たま耳に入ってくるように思います。保護者の方々からも心配の声をお聞きいたします。町ではもちろんのこと、防犯、防災全てにおかれまして対策を組まれていらっしゃることと思いますが、改めて確認をさせていただきたいと思います。  まず初めに、町の不審者情報発信件数、過去3年間の件数を教えていただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えしたいと思います。  警察などの信頼できる機関から犯罪情報は寄せられまして、近隣市であっても町民への影響が危惧される場合には、地域コミュニティーメールですとか、町のツイッターなどで注意喚起を配信いたしまして、また学校関係とも情報共有をしているところでございますが、不審者情報の発信につきましては、平成26年度1件、平成27年度3件、平成28年度の現在までで1件という状況でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) ただいま課長から答弁いただきましたが、私の把握している件数は、もう少しあるのではないかと思います。現に中学校、小学校から不審者のメールが入りますし、その日か翌日に同じ内容の配布物を子供たちは持って帰ってきます。なので、ことしに入ってからでも、もう少しの件数は、たしかあるのではないでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  これはあくまで先ほど申し上げましたように、警察などがこうした情報について地域のほうに知らせたほうがいいという明らかな内容、明確な内容として警察のほうから寄せられる情報でございますので、ある程度不確かなものについては、恐らく警察も町のほうには情報を流していないのだというふうに考えております。警察からあくまでも寄せられた情報で町は配信をいたしますので、それが先ほど申し上げた件数です。それ以外の情報についても当然あるのかなというふうには感じております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) ただ、町での配信は、東入間警察署、先ほどの件数は東入間警察署からのデータ等を町が発信されていると思いますけれども、また学校等というのは発信とかは、私の携帯に入ってくる発信はまた別個の発信元になっているのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  今自治安心課長が答弁をした東入間警察署等からの情報以外に、不審者の情報につきましては、子供たち、そして保護者を通して学校にも寄せられます。実際不審者の被害に遭った、あるいは不審者らしき人を見かけたというような情報もあります。そのような情報が寄せられますと、教育委員会では内容を精査いたしまして、必要に応じて各学校にメール等で通知を出したり、保護者の方にメールを一斉配信させていただいたり、また範囲が非常に狭い範囲のものであったり、緊急性がないものでありますが、注意喚起は必要だというようなものを学校が判断した場合は、学校内だけ、学校の保護者の方だけに関して学校から独自にメールを発信する、あるいは注意喚起の文章を配布するという場合はございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) やはり私のメールに入ってくるのは学校のほうから入ってくるということでした。緊急時でしょうけれども、余り重要性がないというところからでも、身近なものでありますし、発信が保護者に届いているということはすごい助かることだと思います。今後ともよろしくお願いいたします。  次の質問になりますが、三芳町地域コミュニティーメールの登録者数を教えていただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  地域コミュニティーメールは、防犯防災情報に限らず、地域情報の配信ツールとして広く活用できるものでございます。財務課とNPO法人との契約の状況によりますと、平成28年4月1日現在では3,729件です。これは契約上の学校単位、団体機関単位での数字ということで掌握している範囲でございますけれども、実際にはNPO法人への個人登録が三芳町外も含む広域登録となっておりますので、その中の町民の登録件数というのは不明なのですけれども、個人登録全体、要するにNPO法人のほうで登録している全件数を聞きましたところ、1万6,045件というふうに聞いております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 今の1万6、045件、その件数は東入間警察署管内、2市1町ということで広域ということですが、そのうちの三芳町では3,729で間違いないでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 捉え方が少し異なると思います。1万6,045件というのは総数でございます。契約件数については、ちょっと私ども契約の担当課ではないので、それ以上申し上げづらいところがございますけれども、学校単位、団体機関単位で契約上の件数を割り出しているということでございますので、それが3,729件、したがいまして、町民の個人登録についてはこの件数の中には入っておりません。先ほどの1万6,045件の中に入っております。この1万6,045件の中の町民の登録者数というのは、これは把握できません。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) NPOとしての契約ということでしょうか、では、私も含め多分職員の皆さん、議員の皆さんはメールが登録されて入ってくると思いますけれども、防犯無線、メールが入ってこない方に関して、次の質問に入るのですけれども、防犯無線を使用して知らせることはできるのですが、メールを登録されていない方たちもいらっしゃる中で、そういう方たちのお知らせというか、周知方法はどのような感じになっていらっしゃいますか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) お答えいたします。  平成28年2月に東入間警察署と区長会と町の3者で締結いたしました三芳町犯罪情報の住民提供等に関す協定によりますと、対象事案の凶悪性や連続性などを勘案した対応措置が定められているところでございます。防災無線や登録制メール、コミュニティーメール、あるいは学校を通じた連絡のほかに、青パトや広報車、消防車両による警戒広報、あるいは行政区、自治会を通じた注意喚起などが、これはあくまでも凶悪性の事案の種別によりますけれども、そうした注意喚起などが定められているところでございます。現在でも行政区長を通じて注意喚起をお願いすることはあります。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 先ほどの鈴木議員の一般質問の中にも、青パトをテーマにされた一般質問等ありましたので、こちらでも課長が答弁していただいたように、青パト、消防車など、さまざまなところでの周知を、使っての地域の防犯を見ていただいていると思っております。その中でスクールガード等の方々がされる仕事内容とか、防犯にかかわる内容とかはありませんでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  スクールガードの方にお願いしておりますのは、主に登下校時の交通安全を中心にやっていただいております。下校時以降になりますと、回っていただいているスクールガードの方もいらっしゃるのですけれども、どうしても登下校時が中心になるものですから、防犯の目的もございますけれども、比較的交通安全にシフトしているところが多いのではないかと考えております。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) スクールガードさんは交通安全のことに徹するということで、でもそのスクールガードさんの中にも保護者の方がいらっしゃいますので、メール等を登録されていらっしゃると思いますが、意識的に防犯というところも持っていただいているのではないでしょうかと思います。  次の質問に移ります。今後町ではどのような対策を講じることを考えていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 今後ということでよろしいですね。これまでの状況も含めまして今後のことについて答弁させていただきます。  3年ほど前に近隣市で起きた児童への切りつけ事件を受けまして、町では自治安心課と学校教育課、秘書広報室を核としまして、犯罪等緊急事案情報連絡体制を定めました。警察から、あるいはマスコミから、近隣の学校から、それぞれ情報を受けると、各課で共有いたしまして、分担して学校や児童施設、行政区等に注意や対策を促すこととしております。伝達方法もメールやツイッター、防災無線や地域パトロールなど、多様な方法を構築してきたところでございます。熊谷市の事件もございました。それを受けまして、その後締結された先ほどの3者協定におきましても、基本的にはそうした考え方は、その体制は生かされております。警察からの情報も近年頻繁に届くようになってきております。  県警では、このほかに埼玉県犯罪情報官というツイッターを配信しておりまして、不審者情報を中心に地区名まで明確にして情報提供をしておりますので、こうしたツールについても地域に紹介していきたいと考えております。  このように警察は犯罪情報の開示に近年積極的になってきたこともございまして、犯罪情報協定に基づく協議会の開催も可能ということになっております。町ではこの協定を有効に活用して今後の地域防犯につなげていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 今たくさんの伝達方法をお聞きさせていただきました。3者協定ですとかツイッターだとか、警察からも頻繁に届くということです。東京のある学校、自治体では、子供たちへアンケートをとり、どこでどのような危険に遭っているかを明らかにし、安心安全マップ、当町でも安心安全マップをつくっていただいておりますが、そういうものに不審者があらわれた場所を地図に落とし込んで、現にそういう場所も落とし込まれてはいますけれども、さらに子供たちのアンケートをとりまして、より詳しい地図、マップ落とし込み、それをPTAや子ども育成会、自治会等に呼びかけ、町ぐるみで危険箇所の点検活動を行うワークショップ形式を取り入れるなど、実際に現場の状況を見て回ると、死角になっているところがわかったりとか、意外な発見、対策につながることもあるとのことです。毎年同じ地図に落とし込んでいくことにより、去年も同じ時期に危険に遭っていることもわかったりだとか、先生方がかわられても、一目でわかるような地図をつくってはいかがでしょうか。地域ぐるみの防犯対策はとても必要だと思っております。そういう地図づくりという観点でいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 自治安心課長。 ◎自治安心課長(伊東正男君) 安全安心マップというお話が出ましたので、そちらのほうでとりあえず答弁させていただきますが、ご案内のとおり協働のまちづくりの一環としまして、まちづくりネットと私ども自治安心課のほうが中心となりまして、安全安心マップを作成し、これを更新してきたところでございます。更新する際は、学校を回って状況を直接メンバーの方がお伺いして、地域を踏査してマップを作成してきております。ところが交通安全については全く問題ないのですけれども、その不審者情報ですとか、犯罪情報をここに反映するとなりますと、マップは基本的には公開をされますので、警察のほうからの指導といたしまして、不審者がここは犯罪が起こしやすい場所というふうにわかってしまうということで、一定の警察からの指導もございましたので、その辺を配慮しながらつくっているものですから、完全な形での防犯情報についてはそこにあらわせないという実情がございますので、ご承知おきをいただければと思います。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 課長のおっしゃるとおりでございます。安全安心マップは、今使われているのは公開しているということですので、やはり不審者のほうにわかってしまうということで、それは公開はせずに、例えば学校内で管理をするだとか、先生方の引き継ぎ資料にしていただくとか、いかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) 学校では、つくっていただいた安心安全マップは、子供たちにもよく周知を図っているところであります。また、それぞれの学校の内部で地域の情報については、さまざまな情報をいただいたり、自分たちで収集したりしているところでございますので、それについて公開する、しないということは、また別に考えていかなければいけないのですけれども、学校としては十分把握しているところでございます。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 日ごろ子供たちの防犯のためにご尽力いただいていることは、本当に心から感謝しております。ありがとうございます。  続きまして、次の質問に移らせていただきます。保育所、幼稚園、小学校、中学校、施設での防犯対策について、毎年年に1度の避難訓練がありますように、防犯訓練もあると思いますが、子供たちの通う保育所、小中学校、または社会福祉施設での防犯訓練はどのような頻度、内容で行っていらっしゃるでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 保育所長。 ◎こども支援課第二保育所長(伊藤和江君) お答えします。  保育所では、年1回東入間警察署の指導をいただき、不審者対応の訓練と、職員、子供たちへの指導を行っています。内容としましては、警察署との事前の打ち合わせの上、不審者に扮した警察官が保育所に侵入しようとするものです。子供たちを安全に避難させることとあわせて、そのときの対応の仕方、職員の動き方などを実践の中から指導をいただいています。また、子供たちに向けたお話や大声での助けの求め方などの指導もいただいております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) 小中学校の防犯訓練について答弁させていただきます。  各学校では、学校で作成しました危機管理マニュアルの中に、不審者侵入時の対応について定めたものがございます。それに基づきまして年に一、二回程度防犯訓練を実施しております。全校挙げての訓練といたしましては、警察より指導者を招聘し、教職員が不審者を装ったりしながら、不審者が敷地内、校舎内、学級内に侵入した際、児童生徒を安全な場所に避難誘導すること、不審者を刺激しないように児童生徒から遠ざけること、また正確な情報の伝達共有を図り、教職員の体制を整えること、迅速に警察に連絡をすることなどを実際に体験することで、児童生徒及び教職員の防犯意識を高めているところでございます。また、全校には刺股を配布しておりますので、それを使った訓練も行っているところでございます。  学年ごとの訓練といたしましては、埼玉県警の指導班「あおぞら」というのがございます。それによる防犯教室を実施いたしまして、ロールプレイングを通して、具体的な身の守り方の訓練を行っております。また、小学校4年生の児童と保護者を対象に、大人からの暴力、不審者やストーカーからの身の守り方について、自分自身でできる防犯対策について学習するCAPプログラムなどを実施しているところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  社会福祉施設での防犯訓練は、各施設、確認をしたところ、現状行っておりません。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 保育園、または小中学校では、もう現に防犯訓練がされているということで、警察署の方の指導のもと、行っていらっしゃるということです。また施設に関しても、これから検討していただきたいと思っております。  今ご答弁いただきましたので、もう実際やられていると思いますが、次の質問で、教職員対象、または施設職員の防犯研修会の開催はありますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課参事兼学校教育課長(佐藤和秀君) お答えいたします。  埼玉県主催の管理職を対象とした管理職研修会、学校危機管理研修会において、生活安全に関する研修を深めております。一般教職員を対象とした研修会としましては、生徒指導の研修会の中で不審者等の防犯対策について研修をし、実践力を高めているところでございます。また、初任者研修や年次を経験してきました2年次、5年次等の研修の中にも防犯研修会が位置づけられておりまして、具体的な対策について研修を深めているところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 保育所長。 ◎こども支援課第二保育所長(伊藤和江君) 保育所では、先ほどの訓練の後に警察署の方から再度ご指導をいただきまして、そのことについて全職員で共有をいたしまして、誰でもが対応できるようにしております。刺股の使い方だとか、保育所は女性が多い職場なので、どうやったらいいかというような具体的な使い方だとかも指導をいただいております。それとあわせて、園だより等を通じまして、訓練のことを保護者の方にも知っていただくようにしております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えいたします。  現状のところ、確認したところ、研修会を開催しているところはございませんが、今後警察とタイアップして研修を行う施設もございますし、町のほうからも三芳町施設連絡協議会、障害者、高齢者で構成しておりますけれども。こうしたところに、やはり防犯に関する研修会の開催等をお願いしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) それぞれの保育所、各学校、施設等の取り組み、今後もどうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、「こども110番の家」設置の推進状況をお伺いいたしたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長(伊勢亀邦雄君) 「こども110番の家」の設置の推進状況につきましてお答えさせていただきます。  昨年度、この事業の協力者リストと状況把握をしたところ、50件程度の状況ということが判明いたしました。この状況を受けまして、まず本年度早々に各小中学校に事業の説明を行い、6月に各小中学校のPTAの会長さんの会議にお邪魔をして、協力依頼をさせていただきました。さらに、7月には区長会において、プリントの全戸配布の協力を依頼し、全戸配布を行ってまいりました。またその後協働のまちづくり、先ほども出ましたが、都市安全グループの安全安心マップ事業とも連携をさせていただきたいということで進めております。また、8月24日には三芳町商工会の協力を得まして、事業者向けへの依頼も進めさせていただいております。  この結果、本日ようやく100件を超えました。ご協力いただいているところについては、本当にありがたく考えております。新しいシール等につきましては、9月下旬をめどに配布を予定しております。今後も各学校、PTA、地域とも連携を図り、また議員各位にもご協力を仰ぎながら取り組んでまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 本日100件を超えたということで、本当にいろいろな小中学校、PTA、それから区長さんへの働きかけ、事業者向けの提携等、ありがとうございます。この三芳町子ども・子育て支援事業計画のほうの冊子の中に、緊急マニュアルを設置者に提供するとありますが、緊急マニュアルというのも一緒にお配りして説明をなされるということでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長(伊勢亀邦雄君) お答えします。  このご案内をしたところ、今議員さんおっしゃったように、マニュアルはどうなっていますかという質問がまいっております。私どもでは準備をしておりましたが、ここでマニュアルが完成しておりますので、申し込みの際に必要な方にはお渡ししているものと、それから今回お渡しするシールと一緒にそれを同封しまして、ご協力いただいている方々にお渡ししたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 数多く提携して協力していただくことによって、抑止力というところに、効果につながると思いますので、また多く提携をして協力していただく方々がどんどんふえるといいなと思います。そこで、私はマンションに住んでいるのですけれども、マンションの管理組合等の加入促進についてはどうお考えでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 生涯学習課長。 ◎教育委員会生涯学習課長(伊勢亀邦雄君) お答えします。  管理組合さん、特に大きなマンションですと、1階等に事務所があって、そういったところにもこれからお願いにお伺いして、ぜひ行きたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) ぜひ率先して私のほうからもお願いに、管理組合のほうに働きかけたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、防犯カメラ等設置状況を教えていただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 保育所長。 ◎こども支援課第二保育所長(伊藤和江君) 保育所におきましては、第二保育所で3カ所、第三保育所については4カ所の防犯カメラが設置されております。カメラだけではなくて、周りの状況に対して常に目を配りながら、子供たちの保育をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 教育総務課長。 ◎教育委員会教育総務課長(中嶋恭子君) 小学校、中学校についてお答えいたします。  現在は小中学校には防犯カメラは設置しておりませんが、各校では防災、防犯に対する危機管理対応マニュアルに基づきまして、児童生徒の安全確保に対する危機管理体制の充実を図っております。また、教職員のみならず、スクールガードリーダーの配置や学校安全ボランティアの活動、学校応援団との連携による登下校時の指導など、地域ぐるみで子供たちの見守りを行っているところであります。防犯対策として、学校の正門等は通常閉めておりますが、校内行事や来客等、学校には不特定多数の方が出入りいたします。不審者の侵入を察知することは難しい状況ではあります。  防犯カメラを設置することで、校内への不審者侵入や学校施設の器物破損などを未然に防ぐ、防止するなど、犯罪抑止や録画記録の確保などの効果が期待できるものと認識しているところですが、モニターの監視体制やプライバシーの保護、地域との連携、また財源確保など、数多くの課題が考えられますので、今後は他市町の状況も把握しつつ研究を重ねてまいりたいと思います。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 福祉課長。 ◎福祉課長(三室茂浩君) お答えします。  防犯上の観点から、大変申しわけないのですけれども、民間社会福祉施設の防犯体制をこの場でお答えすることは差し控えさせていただきたいと考えております。ただ、議員さんの質問の趣旨を踏まえまして、担当としても、防犯カメラに限らず、防犯への備えは利用者の安全を守る観点からも必要と思われますので、各施設の実情にあわせて整えていただくようにお願いしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 現状に対してはご答弁いただけませんでしたけれども、保育園等、3カ所、4カ所ございますし、この場で言ってよかったのかなとすごく反省しておりますが、公表になると思いますので。また、小中学校に関してもないというご答弁でしたが、防犯カメラを設置することは、もしものときの備えの観点から考えますと、とても画期的なものです。費用も高価なものですし、容易なことではないと私も考えますが、設置の方向でまた考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。小中学校へ、ご答弁願いたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 教育総務課長。 ◎教育委員会教育総務課長(中嶋恭子君) お答えいたします。  議員さんおっしゃるように、防犯カメラの設置は、犯罪が起こらないのが一番いいのですけれども、起こってしまった場合なども、今の事件、事故は防犯カメラが大変役に立って、事件解決につながっているのが現状でございます。小中学校にそういった設置が全部できればいいのですけれども、先ほどの答弁でもお話ししましたとおり、ちょっと財政の確保が難しいのと、またモニター監視体制、今の現状の職員体制ですと、ちょっときつい、無理な点が多いと思います。そちらのほうも研究しつつ、一つずつ解決の方向に考えて、設置の方向で考えていきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 私も財政のことは厳しいと存じ上げておりますので、将来的に前向きにということで、ありがとうございます。日ごろより本当に子供たち、そして地域住民の安心安全のためを第一に考えてご尽力いただき、皆様には本当に感謝しております。ありがとうございます。  続きまして、三芳町では次世代を担う子供、要介護を必要とされる方々へどのような見解を持っていらっしゃるでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) これは防犯に対してですか、質問の内容としては。          〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ○議長(菊地浩二君) では、防犯に対して。  こども支援課長。 ◎こども支援課長(杉山加栄子君) それでは、お答えいたします。  こども支援課の中には保育所を初めとして、みどり学園、学童保育室、児童館、支援センター等たくさんの施設があり、大勢の子供たちが利用しております。不審者対応につきましては、毎月行っております課所館長会議におきまして周知を図りまして、各施設ごとに違いはございますが、防犯カメラ、防犯灯など、施設の安全確認の実施をいたしました。子供の安全が確保できるよう、警察職員による訪問指導も計画しております。今後の不審者対応につきましては、今後は不審者対応マニュアルの作成を予定しております。  以上でございます。 ○議長(菊地浩二君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(金井塚和之君) お答えいたします。  防犯対策につきましては、要介護を必要とされる方々へは、防災対策とともに、大変重要な対策と認識しておりますので、町内にある三芳町福祉連絡協議会等に連携を図り、防犯対策については検討していきたいと考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。
    ◆5番(細田三恵君) ありがとうございます。今回の本当に神奈川県障害者施設等殺傷事件がありまして、不可解な事件ニュースが飛び交う中のことに、私も触れさせて思うところがありましたので、そして昨日内藤議員もお話しされて、一般質問でもありましたように、本日はまた小松議員も障害者の問題に対しても扱っておりました。全ての人々は魂を持つ一人の存在、私の好きな経文の中の言葉の中に、「他人に対して理解をし、自分に対しては反省せよ。自他は、これ別個にあらず、一体なり。ともに仏子の兄弟なり」という一節が私は大好きになっておりまして、仏に愛されている存在ですので、一人一人を、互いの個性を認め合って理解し合うことは本当に大事なことだと思っております。これまで町を支えてきてくださった方々に感謝し、次世代を担う子供たちへよい環境を整え、次の時代につないでいくのが私たちの役目だと思っております。  さて、今「よい環境を整え」と申しましたが、次の質問は、実際にきれいな美しい町、三芳町の環境を整えることで、不法投棄ゼロのまちづくりについてでございます。前回ふれあい座談会の際に住民の方から、何週間も冷蔵庫の不法投棄があります。そこは何カ月も放置状態でした。住民の方より、冷蔵庫は万が一中に入ると、中からは出られなく危険性がありますし、そちらは通学路にもなっていますということでした。結局町へ相談しましたところ、すぐに対応、撤去していただきました。その件に関しては、拔井議員からも担当課に連絡をしていただいたようです。担当課の迅速な対応に感謝いたします。当町ではごみゼロ運動、6月定例会では町をきれいにする条例等を制定し、町全体の意識を高めていることと思いますが、改めてお聞きしたいと思います。  まず初めに、町内での不法投棄の現状を教えていただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  不法投棄の町内の現状、まず不法投棄をされやすい場所について、雑木林の道路脇、あるいは農道、空き地を初め、人目につかない場所へのごみの不法投棄が後を絶ちません。そして、最近では、ただいまご紹介がありましたが、人通りのある住宅地内での不法投棄もごくあります。そして、不法投棄物につきましては、以前はタンスやソファーなどの大型家具やテレビなどの家電製品が多く投棄されておりました。最近では生活家庭ごみの投棄や弁当などの容器包装系のごみの投げ捨てがふえている現状がうかがえます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 実は先ほどの場所、撤去していただいたのですけれども、最近また、3週間前ぐらいに同じような冷蔵庫が不法投棄、捨てられているのがありまして、本当に繰り返すことも問題かなと思っております。今課長がおっしゃっていたように、いろいろなごみゼロだとか、つくっていくときに、生活ごみに変わってきているという話がありましたけれども、この問題を本当に重視して、これから対処していきたいと考えています。不法投棄のごみ処理にかかる年間の費用を教えていただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  不法投棄には、かかる費用として回収費用、そして処理費用がございます。まず、不法投棄物の回収にかかわる経費、過去3カ年の平均額では、年間約30万円程度の経費がかかっております。また、回収した家電や廃タイヤ、そして処理困難物等の処理費用については、こちらのほうも約年間30万円ほどかかっております。ですから、不法投棄、ごみ処理経費については年間60万円程度ですか、経費が発生しております。そして、ただいま紹介がありました全町的な取り組みとして、住民の皆様方のご協力をいただいておりますごみゼロ運動、こちらのほうにも約年間30万円ほどかかってございますので、全体の事業費に換算いたしますと、年間100万円程度の経費がかかっているような状況がうかがえます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) かなりの費用がかかっているのを聞いて私もびっくりしています。監視カメラ等の設置箇所を教えていただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) 不法投棄に係る監視カメラ、以前それに似たようなものは設置した経緯はございますが、現状町内に不法投棄を監視するような監視カメラの設置はございません。そして、悪質な不法投棄の絶えない場所に監視カメラを実際設置いたしまして、不法投棄の防止に努めている自治体も多くございます。不法投棄は悪質な犯罪です。不法投棄物を発見した場合には、場所や不法投棄物の情報を環境課のほうへ連絡していただくことにより、早期の対応が可能となりますので、住民の方々のご協力をお願いするところです。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 費用もかかりますし、住民の方々一人一人の心構えが必要になってくるのではないかと思います。そういう日ごろ困っていることを広報等に定期的に記載してはいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) お答えいたします。  今からちょうど四、五年前になりますが、平成24年度ごろ、不法投棄防止対策といたしまして、不法投棄防止リーフレットや不法投棄されやすい場所のマップを作成し、自治会への回覧、あるいはホームページへの掲載などを行ってきた経緯がございます。不法投棄防止の効果的な対策は、行政と住民の皆さんによる不法投棄を許さない、させないようなまちづくりと監視の目が必要であると考えてございます。  また、ことし6月議会でご審議をいただきました三芳町をきれいにする条例が、12月に施行されます。生活モラルの低下によるごみのポイ捨てや悪質な不法投棄が絶えない現状を踏まえ、広報紙やホームページに記事を掲載し、住民の皆様方への協力、呼びかけを積極的、継続的に取り組んでいきたいと考えてございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) ぜひ広報等の記載を再度試みてもいいかなと思います。どうぞよろしくお願いいたします。  私もよく朝、これは不法投棄ではないのですけれども、町を歩く中に、今町をきれいにする条例の話が出たように、本当に毎日歩く中、たばこのポイ捨てだとか、20本ぐらい拾うときなどあるので、本当に一人一人の町をきれいにする気持ちはいろいろ広報等で伝えていって、そういう機会も必要ですけれども、モラル的な一人一人の心もまた大事になってくると思いますので、それが広がってくるのもいいかなと思います。本当にいつか三芳町も、ごみ一つ落ちていないあの東京ディズニーランドのようなきれいな町になり、夢と感動を与えられるような三芳町を目指してはいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 環境課長。 ◎環境課長(早川和男君) 励ましのお言葉、ありがとうございます。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 夢と感動と言えば、先日のリオオリンピックですか、日本選手の活躍により、金12、銀8、銅21、合計41個、過去最高のメダル獲得数でした。日本人として誇らしく、それこそ未来の子供たちに夢と感動を与えたことと思います。  続きまして、国旗掲示についてです。リオオリンピックの閉会式、日本への引き継ぎプレゼンテーションはすばらしかったと思います。特に「君が代」と真っ赤に染まったトラックが収束していく様子は、とても印象的でした。今回国旗掲示について取り上げたのは、5年後の東京オリンピックに向けて、世界のリーダーとなるべく、日本人の誇りを持てる三芳町でも改めて根底から考えたいと思いました。三芳町でも小学校、中学校、卒業式や入学式でも国旗掲揚の場がございます。当町の施設等での国旗掲示は何カ所か、またイベント時での国旗掲揚は行っていらっしゃるでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 秘書広報室長。 ◎秘書広報室長(横山通夫君) お答えしたいと思います。  三芳町施設での国旗の掲揚塔がある施設でございますけれども、役場庁舎、藤久保公民館、運動公園のグラウンド、あと各小中学校にはございますので、11カ所になるかと思います。  イベント時の国旗掲揚はとのご質問でございますけれども、町民の日の表彰式ですとか、成人式などの町の行事におきまして、町旗とともに掲示をしているところでございます。また、学校行事においては、ただいま議員さんもご指摘ございましたけれども、入学式、卒業式、運動会、体育祭においては掲揚ポールに日の丸を掲揚しております。また、その中で入学式、卒業式においては、会場内のステージに掲示をしているところでございます。さらに、町民体育祭では、開会式におきまして、ボーイスカウトによる国旗掲揚がとり行われているところでございます。  以上でございます。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) さまざまなところで国旗掲示がなされていらっしゃるかなと思いました。また、私もボーイスカウトに子供が入っている時期があったので、町民体育祭では、その掲揚等をお手伝いをしたときがございました。国旗掲示だけが大事だとは思っておりません。実は今の大学生だとか青年だとか、学生たちの話を聞いたところ、これまでの学校の価値観や偏差値といった物差しではかられ、若者の中には、他人と比較され続け、親からも余り褒められた経験がないというのです。若い世代の方たちが劣等感の塊のように育っていることに、とても危機感を感じております。教育の現場でも愛国心がなくなるような教育をされてきているような気がします。  私は子供たちを日本が大好き、そして三芳町が大好きと言えるように育てることが、この国の、この三芳町の未来を輝かせると思っております。東京オリンピックは今後また5年後にありますが、その際、三芳町で、東京オリンピック開催に向けて国旗掲示の機会をふやしてはいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 秘書広報室長。 ◎秘書広報室長(横山通夫君) お答えしたいと思います。  国旗というものにつきましては、国際化の進展に伴いまして、日本人としての自覚を養って、日本を愛する心を育てるということにつきましては、重要なものだとは思っております。国旗の掲揚につきましては、役場庁舎におきましては、月曜日から金曜日まで及び祝日に揚げております。藤久保公民館では、雨天を除きまして毎日掲揚しているところでございます。また、国旗の掲示につきましては、町の主な行事におきましては掲示するように努めているところでございます。  東京オリンピックに向けましてふやしてはどうかというご提案でございますけれども、国並びに近隣市町村の動向を勘案しながら対処していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) また5年後のことに向けてのことですので、これからまた開催に向けての町での取り組み等、施策を考えていかれることだと思います。私もまたそれを考えていく人の一人としていたいと思います。  それで、私は議員にならせていただいて、いろいろな自治体の所管事務調査に他自治体をお伺いさせていただきますけれども、他の自治体では視察に行くときに議場を見せていただくのですけれども、その議場で国旗が掲示されているところが多いのに違いを感じて、なぜ三芳町では掲示されていないのかなと、一人で疑問を持っていることもあったので、オリンピックにつなげて今回の一般質問等をさせていただきました。これからはまたいろいろなところで、議員の中で考え、意見を出し合い、できる限りこの議場にも、三芳町の子供のためにも、誇りに思うためにも、国旗掲示がなされていくといいなと思う次第でございます。子供たちの未来を輝かせるためには、自尊心や日本への誇りを養うための教育が必要だと考えます。  最後になりますが、町長に見解を求めてもよろしいでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 日本の誇りを取り戻すまちづくりについてということなのですけれども、やはり今議員さんがお話をされたように、教育というのは非常に大事ではないかと思っています。歴史認識の問題、あるいはその戦後の占領されていた時間等がある中で、しっかりとした歴史認識を持つことは非常に大事だというふうに私は思っています。  その国旗の掲示に関してなのですけれども、当然あらゆる場面で、公式の場では国旗を掲揚すべきであるというふうに思っています。ただ、数多くあらゆるところに国旗を掲示すればいいという問題ではなくて、中身が非常に大事ではないかと思っています。例えば海外に行ったときに、その国の独立記念日であるとか、大事な日になると家々に国旗が掲げられています。そうした光景を見たとき、自分は大変美しい国だなと、その国を国民は本当に愛しているのだなというのを強く感じます。そういったことを考えますと、祝日がございます。国の成り立ち、あるいは国民にとって大事な日が祝日として定められているわけですけれども、そういった日に実は各家々で国旗を掲げて、日本の国の歴史を振り返り、そして日本に生まれてよかったと感謝し、そして日本を大切に思い、さらにはこの日本がさらに発展していく、日本だけではなくて世界が発展していく、そんなことを願うような国旗の掲揚が各家々に掲げられるようになると、非常にいいなというふうに思っています。  そういった光景を、恐らく外国の方が来られたときに、日本は美しい国だなというふうに私は思っていますので、国旗を掲揚することは大事なのですけれども、そういった一人一人の意識の改革が非常に重要であるというふうに私は思います。そういった意味で、町から国旗の掲揚をしてほしいとは言えませんので、ぜひ議員の皆さんがそんな活動をしていただけたら幸いでございます。 ○議長(菊地浩二君) 細田三恵さん。 ◆5番(細田三恵君) 町長のとてもすばらしいご意見を聞くことができまして、私も幸せでございます。もちろん本当に町に貢献していく私たち議員でありたいと思いますので、これからの活動にまた頑張ってまいりたいと思います。  これで、以上をもちまして私の、5番、細田三恵の一般質問を終了いたします。いつも支離滅裂な一般質問になってしまい、まだまだ勉強不足ですが、これからも一生懸命努めてまいりますので、町長初め課長の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。  どうもありがとうございました。 ○議長(菊地浩二君) 以上で、5番議員、細田三恵さんの一般質問を終了いたします。  一般質問の途中ですが、休憩いたします。                                      (午後 7時55分) ○議長(菊地浩二君) 再開いたします。                                      (午後 8時10分)                                                       ◇ 吉 村 美津子 君 ○議長(菊地浩二君) 休憩前に引き続き、一般質問を行います。  11番議員、吉村美津子さんの一般質問を許可いたします。  吉村美津子さん。          〔11番 吉村美津子君登壇〕 ◆11番(吉村美津子君) 11番、吉村美津子。通告書に沿って一般質問を行います。また、きょうは夜間議会の中、傍聴をいただきましてありがとうございます。  私は、スマートインターチェンジの大型車導入計画は中止すること、特別養護老人ホーム増設などの介護保険制度について、順次質問をしていきます。  2014年4月、消費税の税率が8%に引き上げられました。消費税導入時から社会保障の充実を名目としてきましたが、実際は社会保障の削減が次々と進められています。2013年8月からは生活保護基準の引き下げ、同年10月からは、老齢、障害者、遺族年金給付が1%引き下げられ、母子世帯などに支給される児童扶養手当や障害のある子供への手当、被曝者への健康手当など、2013年からの3年間で1.7%減額されています。日本の相対的貧困率は、厚生労働省が貧困率を計算し始めた1985年以来最悪になっています。中でも子供の貧困率は、子育て世代の非正規雇用の増大などの影響で、16.3%と過去最悪となっており、国連子どもの権利委員会から貧困率を減らすよう、勧告を受けている状態です。  このような状態だからこそ、町は住民の暮らしを守る社会保障の充実を重点施策とすべきではないでしょうか。税金投入の大きなスマートインターチェンジの車種拡大はやめることを求めて質問していきます。  平成25年度三芳町交通ビジョン策定業務及びスマートインターチェンジ計画調査業務報告書に、重点施策2に、スマートインターチェンジ整備事業の中で、生活道路の安全性として、一方通行や時速30キロに速度を規制する「ゾーン30」の設定など、歩車共存を図る安全対策を研究するとあります。どのような研究をされていくのかお伺いいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  平成25年度三芳町交通ビジョン策定業務及びスマートインターチェンジ計画調査業務を委託しまして、交通ビジョンの策定、スマートインターチェンジの実施計画策定に向けた調査を実施しました。平成26年度には、スマートインターチェンジフルインター化実施計画策定業務を委託し、実施計画書策定に至るまでのデータ整理、素案整理を行っております。  平成25年度に策定しました三芳町の交通ビジョンにつきましては、新たな交通基盤体制の変革期を迎え、交通施策、交通政策を進めるため、改めて社会情勢の変更を予測し、地域の特色に合わせた持続可能な交通体系の将来像を描くこと、また一時期の現状を整理し、交通状況を分析する中で、課題を捉え、その方策を示すことを目的に策定しております。その中の重点施策としまして、生活道路の安全性の研究ということで、これにつきましては歩道の整備、歩道の整備が難しい箇所について路面の表示、時速規制など、歩車共存の考えのもとで対策を検討するという方向性を示しているものでございます。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私は今言ったように、一方通行とか時速30キロのそういった設定など、町はどういった計画を立てて研究されていくのかというのをお尋ねしていますので、それに対しての回答だけしていただければと思います。具体的に研究をしていくべきだと思いますが、その辺についてお伺いいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  研究という考え方につきましては、特にこの中で方策は定められておりません。警察と安全対策の考え方を協議するとともに、国土交通省の歩車共存の事例等を参考に検討に取り組んでいるところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 実際には交通事故を削減するためには、こういったことは私は大事なことだと思います、一方通行、それから30キロゾーンということで。そういうことの大切なことはしないで違うことを進めていく、そういうふうなやり方ではなくて、こういったことこそ研究をして、計画を立てていっていただきたいと思います。  次に、スマートインターチェンジフル化整備事業の税収効果、徴税の効果は、1ヘクタール年3,300万円、または4,200万円としておりましたけれども、今も同じと捉えてよろしいのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  平成25年度の調査業務で試算しました、議員おっしゃるとおりの金額でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 再度になりますが、現在も同じ考えということでよろしいわけでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) 平成25年度のこの調査が、調査以降は試算という形で出しておりませんので、こちらの数字でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 報告書には、三芳スマートインターチェンジの維持管理更新費とあります。維持管理費はネクスコ東日本関東支社より提供された数値を用いたとありますが、情報公開資料では黒塗りとなっていましたのでお伺いします。ここに関して、町の支出額はあるのかどうかお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  スマートインターチェンジの維持管理更新費につきましては、町の負担はございません。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) このスマートインターチェンジ開設の初めは、住民からの要望でスマートインターチェンジを開設したわけではないのです。国のほうから川越と所沢の間の中間に開設してはどうかという、国のほうの働きかけがあって始まったものですけれども、実際にこの報告書の中では、喫緊の課題であったというふうに示されていますけれども、この辺についてはどのように受け取っているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  喫緊の課題ということでございますが、こちらにつきましては、報告書にございます喫緊の課題、これは三芳スマートインターチェンジの変更実施計画書における、3、フル化及び大型車対応を必要とする理由の中で、社会実験に取り組む際の要望理由を整理する中で、「喫緊の課題」という表記をしております。社会実験では恒久設置の決定を得るために、実験中においても利用が高かったことから、高速道路の利用が多く求められていることを喫緊の課題として示してきました。現在では年間180万台が利用する施設となっていることからも、大きな改善につながるものだったと考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 先ほど言いましたのは、この問題は住民がここをどうしても開設してほしいという、そういう要望からなっているものではありません。喫緊の課題といいますけれども、住民の声があってそのような形になってはおりません。報告書の同じページに、「まちづくり懇談会等にて」とあります。委託先業者が「懇話会」を「懇談会」と記したようで、間違えたようでありますけれども、このまちづくり懇話会での住民の意見をどのように受けとめているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  まちづくり懇談会、懇話会等にて収集した住民の意見はということでございますが、まちづくり懇話会では、セミトレーラーを除く大型車までの車種拡大について、図を用いて説明し、意見を求めてまいりました。車種拡大については、生活道路に大型車が流入してくるのではないかという不安の声や費用対効果を期待する声などいただきましたが、インターチェンジへのアクセス道路を示すなどで、セミトレーラーが通過不可となる12メートル以内という車種制限には理解を得られたものと考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 実際に平成25年、26年、27年、28年と、懇話会の中でこの問題に対して住民の意見もさまざまにあります。私は27年、28年を見ておりますけれども、その中ではご存じのように、この懇話会でも大型車が入ってくると、子供や高齢者はとても危険な思いをする、主要道路が渋滞する、三芳町に車が流れ込んでくる、通過道路になってしまう、緑の減少などを心配する、こういった意見もあります。こういった点についてはどのように捉えているのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  大型車の通行に不安を抱かれるという意見をいただくとともに、既に大型車が通行していることへの対策を求める声もあります。スマートインターチェンジを利用する車のルートを適切に誘導することで、道路環境が改善できるものと考えております。例えば、これまで所沢インターへの通過ルートを三芳インターチェンジに向け、それに応じた周辺の交差点改良を図り、走りやすく、そちらの道へ誘導することを図っていくことで実現したいと思っております。その他の安全対策等につきましても、関係する調整会議等を含めて検討しているところでございます。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私、この報告書の中にまちづくり懇話会等でどういった意見が書いてあるかということで、その書いてある言葉が、「収集した住民の意見が、セミトレーラーは除く大型車までの車種拡大の要望であった」、このように示されているのです。でもこれだけではないです。住民のほとんどの方も、先ほど言ったように、緑の減少や交通事故の心配、財政の投入の心配、さまざまなことを思っているのです。ところが報告書の中にはこれが記されているだけなのです。その辺について、実際に公平なところから見て、その辺の記し方というのは、住民の意見が反映されていない報告書だというふうにとれるのですけれども、その辺についてはどのようにお考えになりますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  平成25年の報告書の中で、まちづくり懇談会等にてという話でございますが、まちづくり懇談会やその他説明会、また三芳スマートインターチェンジフル化等促進会議等での意見や要望を踏まえて作成されているところでございます。フル化車種拡大の要望や大きな車両の通過における不安の声などを考慮し、セミトレーラーを除く大型車の車種拡大ということで理解しているところでございます。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) そこの促進会議の中は非公開で行われています。それもそもそも問題だと思うのです。住民に開かれたところでやらない、そして企業の、会社の方も入っている。そういったところが優先される。でも実際にたくさんの町民がいて、それで懇話会に出て、そういった意見を述べているわけです。そういうことを報告書に載せないというのは、余りにもひどいことではありませんか。実際の住民の意見というふうにあるのです。その意見が、「セミトレーラーは除く大型車までの車種拡大の要望であった」と、これだけです。こんなやり方で報告書を出されては、町民の意見を反映するような、そういったやり方でやってもらわないと困るのです。実際に、残念ながらそういった方向性が全く見えない。せっかく懇話会をやって、住民の意見を反映しているのですから、そういったことを上に上げていってもらいたいのです、国土交通省にきちっと。  次に移ります。そういったやり方では本当に、後で住民へ問うということも質問していきますので、今現状はこうだということで、残念ながら住民の意見が反映されたことが上に届いていない、それが今の実態なのですけれども、現在全体の事業費が総概算額は22億円となっております。この作成したときは20億円ちょっとですので、この独立行政法人、日本高速道路保有・債務返済機構、この言葉も多分議会では初めてなのかと思うのですけれども、これの9.6億円、または10.5億円のこの費用の内容、それから工事概要などについてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  高速道路敷地内における道路用地にかかわる用地費、工事費等が該当となり、独立法人日本高速道路保有・債務返済機構が負担する費用と概算額でございます。なお、最終的には、実施計画書では10.5億円という形になっております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 実際に、この用地購入をしていくと思うのですけれども、そういった用地購入費はどのくらいなのか、また道路整備はどのくらいなのか、それぞれの金額についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) 実施計画書におきます10.5億円の詳細につきまして、工事費が4.5億円、用地補償費が2.4億円、その他委託費等が2.9億円、消費税が0.6億円でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) この用地購入については、所有者は町内の方なのか、それとも町外なのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  現在測量中でございますので、確定はしておりませんが、町内の方も含まれると考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) この独立行政法人の日本高速道路保有・債務返済機構というのは、これ以外の今後の費用というのはもっとふえる予定になっているのかどうか、その辺についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  今申しました10.5億円につきましては、町が負担するものではございませんが、今後詳細な設計や用地補償費の積算により確定されていくものだと考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 次に、東日本高速道路株式会社は2.3億円、または2.5億円の概算予算になりますけれども、これのどういったところに支出していくのか、その内容についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  東日本高速道路株式会社が管理運営することになりますETCの料金設備等が該当するものでございます。東日本高速道路株式会社が負担する費用としての概算額ということで示しておりまして、なお実施計画書においては2.5億円となります。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 今後の費用については、この株式会社のほうの負担というのはふえていくと思われるか、それともそうではないのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  先ほどと同じになりますが、こちらの金額につきましても町が負担するものではございません。今後詳細な設計や用地補償費等の積算により確定されていくものでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 地方自治体、町の支出費用となってくると思いますけれども、8.7億円、または9億円の概算になっておりますけれども、まずその内訳についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  スマートインターチェンジの料金ゲートから外側の町道のアクセス道路の交差点改良、幹線14号線の歩道設置等における測量設計、用地費、工事費などが含まれておりまして、こちらは実施計画書におきましては9億円となっております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。
    ◆11番(吉村美津子君) 前の議会でも、町の負担は9億円を超えるということも想定できるというふうにお答えになっておりますけれども、その辺についてはどのように捉えているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  事業化が決定後、測量や設計、土地鑑定等、各種調査により今後明らかになってきますので、その際に費用が確定してくるものと考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 実際に、当初は本当にもっと低い金額で始まっていました。総額で13億円とか、そういうふうになっていたものが、今は22億円に膨らんで、町の負担分も大幅にふえております。今調整幹がおっしゃったように、これで済むのか、済まないのかというのは、まだこれからでないとわからないという、それが今の実態だと思います。  町長に改めてお伺いいたします。このスマートインターチェンジの車種拡大については、住民が危惧しているわけでありますけれども、どういった点を危惧しているか、再度ですけれども、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) まちづくり懇話会等で、ここ4年、5年、住民の皆さんに丁寧に説明をさせてまいりました。その中でやはり多かったのが安全面だと思います。それに関しましては、議員さんも心配をしていただいておりまして、さまざまな点で警察ともネクスコとも協議しながらしっかり進めていっておりまして、今大方、大勢の方が理解をしていただいているように認識はしております。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) それ以外にも緑の減少も言われています。それから、大型車が通ることによって、先ほども言ったように、通過道路になってしまい、道路破損の、それこそ修繕費が膨大にかかってしまうのではないかという心配、あとは大気への影響などもありますけれども、そういった実施計画書で、こういった住民が危惧しているそれらはどこに示されているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  まちづくり懇話会の中で、意見として上げられたものが、全て実施計画書にあるわけではございません。ただ、基本的にはデメリットではなく不安要素となり得るものとして、交通流動の変更に応じて部分的な交通量の増加が考えられるということで、それを解消する対策としまして、安全対策箇所や誘導計画を示されているというところでございます。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 本当に一部分の言葉として流動の増加がある、そういうふうに書いてあるからこそ住民は心配しているわけです、交通事故を。それで、歩道は確かに設置するところもありますけれども、その周辺だけなのです。でも、ほかの方々も町民アンケートでご存じのように、多くの方々が交通事故を心配して、そういった歩道計画のきちっとしたことが通れば安心ということでしていますけれども、それが実際には、北永井にしても違う部分で、近場にありながらそういった歩道計画は進んでいないです。ですから、町民が望んでいる開設と全然違うのです。ただ周辺だけの歩道計画ではなくて、もっと広い範囲で町民は望んでいるのです、安全対策を。残念ながらそういった報告書では住民の声が反映されていない、そういった危惧されていることが反映されていないことになっていると思います。  それから、次に行きます。(仮称)三芳バザール賑わい公園の構想について、これも当然税金投入があると思うのです。そういったところで、本当にこれが必要なのかどうかというのは、私は町民に問うていくべき問題だと思っていますけれども、ですから前に進めてしまうのではなくて、こういった公園が本当に必要なのかどうか、その辺を問うていくべきだと思いますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  スマートインターチェンジフル化により、東京方面から訪問者を獲得する可能性や、観光バスによる訪問アクセスが可能となるということで、賑わい公園構想が商業的要素を持つものであり、集客力、交通利便性が重要な要素となると考えているところでございます。また、スマートインターチェンジを活用した地域活性化として、地域への利益、雇用促進などにも期待されるということで考えております。これにつきましては、来年度、構想を形にしまして、それを固める中で今後説明していくという形になるというふうに考えております。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 構想を固めて、それでもって、それでやっていきますでは、順番が逆なのです。ある程度できてから、こういったことで進めますではないのです。税金がすごくかかる。国にしたって、町にしたってみんな税金です。今実際にやっていかなくてはいけないのは、先ほども最初に言いましたけれども、消費税が8%になって、それで低所得者の人がどんどん、どんどんふえていって、今貯金のない人が、日本で3分の1が貯金のない人なのです。こういったところをどうやって救っていくかというのは、町であって、国の施策です。残念ながら国がそれを進めていかないから、町がそれをやっていかなくてはいけないのです。ですからこういうところに税金をかけていくことが、本当に町民がそれに大賛成だというのなら、私は賛成ですけれども、そういったことを図面を先にするのではなくて、町民に問うて、必要だと思えば進めていけばいいし、必要でなければやめるべきだと思うのです。今こういうところに私は税金をかけるときではないと思っております。しかし、町民に問うていくことが一番の政治のスタンスですから、やはり町民に問うということをまずやっていかなければいけないと思いますが、その辺について町長にお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 議員さんが心配されるように、住民の皆さんの福祉の増進は非常に大事だというふうに思っています。その社会保障費ですけれども、やはり税収がないとそうしたサービスはできませんので、税収を上げるためにも、スマートインターチェンジのフル化というのは大事であると思っています。  この三芳バザール賑わい公園構想ですけれども、これは第4次総合計画にもありました。そして、それを継承して第5次の中に入れさせていただいております。ご案内のように、この第5次総合計画に関しましては、2年間かけてまちづくり懇話会であるとか住民意識調査、多くの皆さんと意見を交換しながらできたものでありまして、町がつくったものではなくて、住民の皆さんがつくったものでございますので、それはご理解いただきたいと思います。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 町長は上富1区の住民との懇談のときに、この賑わいバザールのことについては、まだ進めるか、進めないか、全くどちらとも言えないというふうに発言をされていました。ところが今急にこういうふうにどんどん、どんどん進めることが出てきてしまっているのです。そういった第4次、第5次基本構想にはあるかもしれませんけれども、住民がそれに対してどういった意見を出してきているのか、多分にそれに対しての意見というのは出てきていないと思うのです、パブリックコメントをやった中でも。だからこそ住民に問うてやっていかないと、税金投入してやっていくわけですから、そういった住民に生かされる、それは町の考え方だけではなくて、住民に問うていくということがとても大切なのです。ぜひそういった立場でやって、後の説明ではなくて、その前にどうしたらいいのか、住民の税金ですので、そっちの立場を重視していただきたいと思います。  次に、「A町名なし交差点」と記されておりましたけれども、ここは共販センターのことでありますけれども、5,759万8,000円かけて工事をしていくというふうなことでありますけれども、まず舗装工事とはどのような工事となるのかお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  報告書にありますA町名なし交差点ということで、議員おっしゃるとおりJA共販センター前交差点でございますが、こちらの内容につきましては、交差点改良工事に伴い右折レーンの設置を行うものでございます。その舗装費及び標識設置費が計上されております。また道路用地拡幅に伴い、交差点隅切り部などの用地費が計上されております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 今用地取得というふうにありました。この辺の用地はどのような形の購入になるのか、あそこは会社もありますけれども、そういった会社の中の部分も必要なのか、それとも住宅の部分なのか、畑の部分なのか、その辺についてはどこの部分を指しているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  計画といたしましては、右折レーンができるということで、幹線3号線、全体的に広がってくる形になっております。ただ、詳細な設計、あと測量がまだ終わっておりませんので、具体的にどちら側ということについては、まだ控えさせていただきます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) そうすると、この用地費という金額ももう国土交通省には出してありますけれども、それは会社のほうのところを購入したことを考えてなのか、それとも畑の部分か、その辺の国土交通省へ提出したその金額という、用地費の金額というのはどこを指して提出しているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  今ちょっと手元に資料がないので、確実なことは言えないのですけれども、概算段階で積算した資料でございますので、どこということで想定はしていないというふうに思われます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) そうすると、概算ですから5,759万8,000円で出してありますけれども、これから調査とかいろいろして、どこが必要なのかということもありますから、この金額は動く可能性があるということで捉えてよろしいですか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) 今後変わる要素がある数字でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 次に、セントラル病院前の交差点についても同じようにお尋ねいたします。舗装工事の内容について、まずお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) セントラル病院前交差点の内容につきましてご説明いたします。  こちらにつきましては、交差点改良工事に伴い右折レーンの設置を同様に行うものでございます。その舗装費及び標識の設置費が計上されております。また、道路用地拡幅に伴う用地費が計上されております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) この用地費についても、あそこはお店があったり、会社があったり、それから雑木林ということになっておりますけれども、その辺についてはどこにかかわってくるのかについてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  先ほどと同様になりますが、概算段階でございまして、まだ詳細な設計をしておりませんので、想定でつくらせていただいているかと思われます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 次に、多福寺交差点でありますけれども、この補償費、家屋と示されておりますけれども、この補償費についてどのような補償となるのかお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  多福寺交差点の補償費につきましても、こちらの工事につきましては、交差点改良工事で右折レーン等をつくりまして道路が広がる工事になりますので、その隅切り部における物件の補償費ということで計上しております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) ここでも用地費、住宅地というふうに示されておりますけれども、このところにおいては何件が対象となるのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  現在用地測量をしているところでございますので、その測量が終わった段階で対象の用地の面積、細かい物件がどういうものになるのかが、詳細に決まってくるということになります。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) あそこの多福寺の交差点のところは、農家の方、それから会社の方、それから公園等あります。多分その3カ所の地点になるのかなと思うのですけれども、それでよいのか再度お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  多福寺交差点におきましても、右折レーンができることで、全体的に道路が広がるという形になりますので、影響は全体的に出るのかなというふうに思われますが、実際は用地測量しまして、そこで確定いたしますので、今の段階ではちょっとはっきりしたことは言えない状況でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) そうすると、交差点の角に会社がありますけれども、そこの会社を、もし全体的ということである部分の面積を購入していくとしたら、それに対して払っていくわけですけれども、そういったことも今回の試算の中には含まれているというふうに捉えてよろしいのでしょうか、その会社の部分についても含まれているというふうに捉えてよろしいでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  会社の部分ということでございますが、補償費という形で概算額で積んでいるところでございまして、具体的にどこの部分で、どの面積がかかってとか、そういうところまでは概算費をはじく段階では計算はしていないというふうに考えております。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) そうすると、これから測量とかしていきますから、おっしゃることはわかるのですけれども、国土交通省に提出したその実施計画書の中は、あくまでもおおむねの概算であって、そういったものでは、先ほど言ったように、畑を購入するのと宅地とかを購入するのでは全然金額が変わってきます。それでちょっとお尋ねしているのですけれども、そういったことを総合してというふうな、そういった金額ということでよろしいわけですね。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  概算事業費を出す際につきましては、全てがきっちりとできないものですから、部分的には想定で入れているところでございます。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 次に、上富69号線のつけかえのC三芳パーキングエリア接続交差点整備について6点ほど伺います。  まず、この舗装工事の内容について。6点、ちょっと1点ずつお伺いします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  上富69号線のつけかえC三芳パーキンキングエリア接続交差点整備の内訳ということでよろしいでしょうか。こちらにつきましては、フル化のインターチェンジができることによりまして、上富69号線のつけかえ工事などが該当しております。新たに整備する道路の舗装の工事、道路排水工事、既存の水路の撤去や設置、あとはガードレール等の撤去などが計上されているところでございます。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) それにも可変側溝新設というのもありますけれども、本来ならば、これにそれぞれの金額を示してほしいのです。私はそのために通告をしています。実際に上富69号線つけかえC三芳パーキングエリア接続交差点整備は7,919万6,000円の支出になるという、概算です、あくまでも。本来ならばそれを示していただきたいのですけれども、実際にこういった、あとは用地費もあります。これは田畑とありますけれども、これは何件分なのか、お尋ねいたします、 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  スマートインターの本体の69号線含めて、こちらは上り側になるのですが、まだ詳細な設計ができていないというところもございますが、3から5名程度になるかというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) トータルが7,919万6,000円というふうに概算しているわけでありますけれども、私はこの概算額を超えるのかなというふうに想定をしているのですが、その辺についてはどのようにお考えになりますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  まだ未確定な部分が多々ありますので、現在の段階ではわからない状況でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) こういったスマートインターチェンジのフル化と車種拡大をするために、今総合調整幹がおっしゃったように、上富69号線をつけかえるのです。今道路あるところをインターの出入り口にして、69号線を違う場所に新たにつくっていくのです。そのための工事が先ほどおっしゃったように既設水路撤去とか、排水溝をつけるとか、ガードレールの撤去とか、さまざまなことに使っていくのが7,919万6,000円なのです。こういったつけかえもしなければいけない、さまざまな工事費が発生していく、こういった多額な金額を支出していくと、これが本当に町民にとって有効なのか、私は全く逆だと思います。そういうところになぜ税金を使わなければいけないか、町民はこういうふうなつけかえまでは望んでいないです。ですから、町長はこの金額に対して使い方、7,919万6,000円について、これで終わるかどうかもわかりませんけれども、この使い方についてどのようにお考えになりますでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) スマートインターチェンジをフル化する中で、道路のつけかえ等は当然出てくることで、やむを得ないと思っています。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 町民の税金でやっているわけですから、先ほど言いましたように、逆に固定資産税が年額3,300万円、多くて4,200万円、そういったことで、それよりも道路がどんどん、どんどん、交通量がふえれば増加と先ほどありましたから、道路は傷みます。そちらのほうがはるかに大きくなってしまう。この歩道橋に東永久保1号橋の設置もあります。およその概算額をお尋ねしたいところと、それから今まで質問して間接費というのも計上されているのですけれども、各それぞれの間接費をお伺いしたいところなのですけれども、その費用についてぜひお答えしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  各個別の費用につきましては、事業費の積算のうち、工事価格等以外の単価、それらが影響する価格については、今後全て、推測されるおそれがありますので、公表を控えているところでございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) ですから、私は間接費の概算を答えていただければということですけれども、その点についてはもう一度お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  間接費を提示することによりまして、残る直接工事費等、用地費等などが推測されるおそれがありますので、間接費についても公表は控えさせていただきます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 今言ったように、歩道橋の東永久保1号橋に歩道を設置していきますので、概算額を国土交通省に出しておりますので、そういった点も提示をしてもらいたかったのですけれども。  次に、調整池の流末の切り回しに要する費用額というのがありますけれども、これについては町が負担する金額なのか、それとも町は負担がないというふうに捉えてよいのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  基本的には調整池はネクスコ施設のものでありますので、町の負担はなく、ネクスコが費用の負担を持ってやるものというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 町の負担額が国と同じように、機構ですけれども、大変多く、ましてこれから町の負担が私はふえるのではないかと、とても危惧をしているのですけれども、では、ここにおいてはネクスコに持ってもらうというような、そういうふうな強固な考えということでよろしいのか、再度お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) ネクスコさんに負担を求めていくということで進めてまいります。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) スマートインターチェンジ周辺と町が定めた範囲内であっても、多額な税金投入がされている。これからも投入されていきます。住民は交通安全面、緑の減少、対費用効果など、大変心配しているわけでありますけれども、この問題については住民の中でも賛否両論あると思うのです。私はやはり住民に判断をしていただく、また住民に周知をしていただくことでも、シンポジウムを開催して、両論の意見を住民に知ってもらうことは、私は大事なことだと思うので、シンポジウムを開催すべきだと考えますが、その点についてはいかがでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  事業化に至るまでは説明会、まちづくり懇話会での説明機会や意見公開の場を設けてきたというふうに考えております。今年度につきましても、まちづくり懇話会で地域に情報発信を行っているところであり、シンポジウムの開催は予定しておりません。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。
    ◆11番(吉村美津子君) 情報発信はどのようにされたのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) まちづくり懇話会において、スマートインターの事業の現状についてご説明させていただいております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) このような多額な税金投入をしていくということも、きちっと説明されているのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) スマートインターチェンジフル化、車種拡大につきましては、2万6,000人を超える署名をいただいて進めているところでございまして、早期に整備が図れるよう努めたいと思っているところですが、これまでと同様にインターチェンジの事業進捗について、地域の方々への情報発信は努めたいなというふうに考えております。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 確かに2万6,000の署名は集まっておりますけれども、その署名も多分会社の中の人、それから一軒一軒本当に訪ねて説明をして、そして回った署名なのかどうかというのも、内容も私はあるのかなと思います。反対に、署名反対の署名も提出されております。そういった行動があります。だからこそ住民に判断を求めていくことが大切なのです。実際に今からでもやめることはできるのです。途中でやめていくという、そういった勇気というのも私は必要だと思います。そのためにも本来ならばシンポジウムを開いてほしいのですけれども、国土交通省は、以前私はこのスマートインターチェンジの車種拡大のフル化について、何回も国土交通省の人と話はしております。そのときに国土交通省の方は、これは住民が決めることですと、国は押しつけませんというふうになっていたのです。ところが国土交通省から2年間町に職員が来て、町の職員になって、その間に連結許可をとりました。圧力はかけないで三芳町住民が決めることだと何回も言ってきているのです。そこを実際には、ですから住民が決めることなので、私はこの問題について続行すべきか、それともやめるべきか、住民に問うていく問題だと思いますが、その辺について町長に伺います。 ○議長(菊地浩二君) 町長。 ◎町長(林伊佐雄君) 大変ご心配をしていただいているなというふうには感じていますが、先ほどからお話をしているように、この4年間まちづくり懇話会や、さまざまな場所で住民の皆さんに説明をしてまいりました。その中で当然今議員さんがおっしゃられたように、緑の減少だとか、交通安全対策等々のご意見もありましたけれども、それに対しても具体的な対策論等もしながらご理解をいただいているというふうに感じておりますし、何よりもことしからスタートした第5次総合計画、これも住民の皆さんにつくっていただいたものでありまして、その中でもこのスマートインターチェンジフル化というのは大きな気運になっていますので、逆にやめる勇気ではなくて、議員さんには、理解する勇気を持ってほしいなと思っています。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 説明をするというのではだめなのです。説明ではなくて、住民がどう思うかという、住民の意見を聞いていくということが大事なのです。説明をしたら、そこにおいて住民はどういう意見なのか、住民の意見を聞いていけばいいのです、説明だけではなくて。そういった説明をしましたけれども、皆さんどう思いますかと。実際にそれが終わったのが、この懇話会で示したことではないですか、交通事故が心配とか、さまざまなことを心配されているから懇話会で意見を言ってきたわけでしょう、皆さん。そういった意見をもっともっと反映させながらやらないと、間違った方向に行くのです。  ですから、私は再度、この問題については両論あるわけですから、その両方の意見を住民に問うていって決めていくという、説明だけではだめなのです。逆にそれをどのように思うかということを聞いていくことが、本来の自治体のあり方だと思いますけれども。  時間がありますので、次に、用地交渉について伺います。用地取得については何名と話をしているのかお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  用地測量中の箇所もあり、今後変動が予想されるものでございますが、現時点での測量等の調査により、概算でありますが、約45名ぐらいになるのではというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 既に何名と話し合っているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  今後税務署との事前協議、これは公共事業の実施に伴い課税の特例制度を受けるためのものでございますが、これを行った後に交渉が始まることになります。なので、現時点においては交渉は行われておりません。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 交渉までは行かなくても、私が聞いているのは話し合いです、打診とか。そういった正式な交渉ではなくても、打診という形で話し合っている人はいると思いますが、その辺についての人数についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  打診という形では行っておりませんでして、測量に入るという際に、土地に立ち入ることについて地権者さんにお話しして、測量させていただいているところでございまして、この測量が今現在行われているという状況でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 現在行われているのは何名と行われているのか、お尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) 今手元で数字はちょっとわかりませんが、先ほど申し上げましたように、今後用地の交渉が行われるだろうと考えているのが、約45名、これは確定した数字ではございませんでして、まだ測量中なので数字は変わってまいります。  あと、このほかに測量につきましては、地権者だけでなく、その周りの方々にも土地の境界の確定ということで、現地で立ち会っていただいておりますので、実際に現地で測量のほうに協力していただいているのは、それよりも大分多い数になります。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) それでは、測量をお願いしているわけでありますけれども、測量を断られた人は何名になるのでしょうか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  現在のところ測量にご協力いただけていない方は2名となっております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 次に、平成29年度のスマート事業計画、内容とそれから概算の額で結構ですので、支出予定額についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えします。  基本的には用地交渉がメーンとなってくると思われます。用地交渉を終えた後に、その箇所から順次工事に入っていきたいというふうに考えておりますが、金額については現段階では未定でございます。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 実際にまだ測量を許可をしないという方が今2名いらっしゃるということで、そういった測量ができるかどうかもわからないうちに、測量したところから次々工事を始めてしまうのですか。それはそこの話し合いとか何らかの解決策ができて、その後やっていくべきことではないでしょうか、その辺についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  測量につきましては、引き続きお願いをいたしまして、それが解決した後に事業が進むものかというふうに考えております。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) ですから、今測量を許可した人のところから工事を始めていくというふうにおっしゃっていたので、実際にほかはまだ解決していないのに、何でそちらから工事をやってしまうのですか、全体像が見えてからやっていくべきではありませんか。 ○議長(菊地浩二君) 総合調整幹。 ◎総合調整幹(大庭裕二郎君) お答えいたします。  今平成29年度のお話をしたことにつきましては、用地交渉を終えた箇所からということでお話をさせていただきました。終わった箇所から随時工事を始めるといったことで考えております。測量につきましては、引き続き今年度解決できるように進めたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) ちょっと堂々めぐりになってしまいますから。実際に全部そこが大丈夫ですとなってから、工事は進めるべきだと思うのです。実際にそこがだめであったら、もうこの話はどのように持っていったらいいか、私は前に言いました、図面を変更するのですかと。そういうこともあり得ると思うのです。町長は地権者に対して圧力も強制もしないというふうにお答えになっていますので、やはりそこを大事にしないとだめなのです。町長の発言にあったように、地権者を大事にしながら、意向を聞きながら、そういったところが解決しない限り、前に進めていったら、実際にはお互いに困るのではないですか、そういう点では。ぜひその辺も考慮して、工事だけをどんどん、どんどん進めていってしまうような、そういったやり方をしないで、全体を把握して考えていっていただきたいと思います。  次に、介護保険に移ります。安倍自公政権は2014年の法改正で、要支援1、2と認定された人のホームヘルプやデイサービスを保険給付から外し、市町村の総合事業に移行するとしました。また、特養ホームの入所枠を要介護3以上に限定するとし、要介護1、2と認定された人は、原則として特養ホームに入れなくなり、介護難民となってしまいます。また、所得160万円以上、単身者は、年金収入280万円以上の人の利用料を1割負担から2割へ負担率を引き上げました。特別養護老人ホームの入所待ちの人は52万人とふえ続けております。町でも待機者は約80人以上となっておりますけれども、まず高齢者人口の推移についてお伺いいたします。 ○議長(菊地浩二君) 健康増進課長。 ◎健康増進課長(金井塚和之君) お答えいたします。  高齢者人口の推移ということで、第6期介護保険事業計画の資料に基づいて回答させていただきます。平成27年度高齢者人口につきましては1万62人、28年度につきましては1万281人、29年度につきましては1万485人、30年度につきましては1万566人、31年度につきましては1万624人となっております。  以上です。 ○議長(菊地浩二君) 吉村美津子さん。 ◆11番(吉村美津子君) 私は以前もこの特別養護老人ホームを建設したいということで質問をさせていただきました。そのときに町長は、町内の特別養護施設を希望しているという町内の意見でありましたけれども、それは誰でも町内につくってほしいということは、いいことだというふうな回答をされております。高齢者がふえていきますけれども、特別養護老人ホームの施設の意義というのは、家族の介護のために仕事をやめる介護辞職を減らすことになり、家族が就労できて、条件を整えて、それが税収増にもなりますし、若い世代の安定した就労の場を広げることにもなりますし、地元業者が仕事をふやしていくことになりますので、地域の貢献にもなります。  こういった社会保障にこそ税金を注ぎ込んで、多くの人たちに仕事の安定があり、そして町民の要望がかなえられる、こういった施設だと思いますけれども、町長はこの特別養護老人ホームについて、今後の考え方についてお尋ねいたします。 ○議長(菊地浩二君) 以上で、11番議員、吉村美津子さんの一般質問を終了いたします。 △散会の宣告 ○議長(菊地浩二君) 以上で本日の日程は全て終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  お疲れさまでした。                                      (午後 9時11分)...