令和 3年 3月 定例会 令和3年3月
蓮田市議会定例会 第22日令和3年3月10日(水曜日) 議 事 日 程(第5号) 1 開 議 午前9時 2 市政に対する一般質問 12番 菊 池 義 人 議員 1番 湯 谷 百合子 議員 15番 齋 藤 昌 司 議員 18番 栗 原 勇 議員 10番 木佐木 照 男 議員 3 次会日程報告 4 散 会午前9時01分開議 出席議員(20名) 1番 湯 谷 百 合 子 議員 2番 福 田 聖 次 議員 3番 高 橋 健 一 郎 議員 4番 山 田 孝 夫 議員 5番 鈴 木 貴 美 子 議員 6番 近 藤 純 枝 議員 7番 関 根 香 織 議員 8番 山 田 慎 太 郎 議員 9番 北 角 嘉 幸 議員 10番 木 佐 木 照 男 議員 11番 秦 邦 雄 議員 12番 菊 池 義 人 議員 13番 勝 浦 敦 議員 14番 森 伊 久 磨 議員 15番 齋 藤 昌 司 議員 16番 中 野 政 廣 議員 17番 石 川 誠 司 議員 18番 栗 原 勇 議員 19番 榎 本 菜 保 議員 20番 船 橋 由 貴 子 議員 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 中 野 和 信 市 長 新 井 勉 副 市 長 西 山 通 夫 教 育 長 山 田 勝 利 総 合 政策部長 吉 澤 正 剛 総 務 部 長 山 口 亨 環 境 経済部長 猿 田 孝 二 健 康 福祉部長 長 谷 部 幸 一
健康福祉部参事 関 根 守 男 都 市 整備部長 細 井 満 浩
都市整備部参事 増 田 吉 郎
都市整備部参事 飛 田 康 裕 蓮田駅西口行政 セ ン タ ー 長 山 崎 隆 上 下 水道部長 折 原 宏 道 会 計 管 理 者 毒 島 正 明 監 査 委 員 増 田 勝 弘 学 校 教育部長 事 務 局 長 兼
選挙管理委員会 事 務 局 長 新 井 宏 典 生 涯 学習部長 鈴 木 達 雄 消 防 長
事務局職員出席者 宮 野 俊 彦 事 務 局 長 遠 藤 忠 則 次 長 吉 田 孝 宏 副 主 幹 中 野 泰 孝 主 査
△開議の宣告 (午前 9時01分)
○鈴木貴美子副議長 ただいまから、本日の会議を開きます。
△市政に対する一般質問
○鈴木貴美子副議長 これより、市政に対する一般質問を続行いたします。 暫時、休憩いたします。 休憩 午前 9時01分 再開 午前 9時02分
○鈴木貴美子副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 発言順序に従い、順次質問を許します。 12番
菊池義人議員 〔12番
菊池義人議員登壇〕
◆12番(
菊池義人議員) おはようございます。12番、菊池義人です。まず、一般質問に入る前に、令和3年3月にてご退職される宮野事務局長並びに執行部の皆様に、長きにわたるご活躍、心から敬意とお祝いを申し上げます。今回退職される職員さんの多くは、私が市議会議員になった約6年前から多くの意見や提案をさせていただきました。また、それらに真剣に取り組んでいただいたことを今でもしっかりと覚えております。あわせて、西口再開発ビルが竣工し、
西口行政センターが開所するこの時期に定年退職される関根守男部長とのやり取りは、特に多かったとも感じております。定年退職される皆様のご退職後も、幸せ多き人生を歩まれることを心からお祈り申し上げます。 それでは、鈴木貴美子副議長の許可をいただきましたので、通告に従い質問をさせていただきます。 大項目1、
公共工事入札制度について。私は、昨年9月議会では、水道工事に関する入札制度、12月議会では、公共工事全般に関する入札制度について質問をしました。令和2年度の入札結果情報を自分なりに検証いたしましたが、やはり早急に改善すべき点があるとのことから、今回も質問をさせていただきます。 (1)、
最低制限価格設定への取組状況は。 (2)、1,000万円以下の工事への
最低制限価格の設定は検討しているか。 (3)、公共工事発注時期の平準化に向けた取り組みは。 次に、大項目2、黒浜緑地について。この黒浜緑地に関しても私は、平成29年12月議会、平成30年3月議会、令和元年12月議会に地域の方の声を受け、また私自身現地を見て、このままでは危険だと強く思い、何度も質問をさせていただきました。昨年の12月議会では、
高橋健一郎議員も質問をしました。その経緯も踏まえつつ、質問をさせていただきます。 (1)、令和2年度の管理状況及び課題は。 (2)、
ボーリング調査の結果は。 (3)、3号緑地の設計はどのようになっているか。 (4)、都市公園安全・
安心対策緊急総合支援事業の
補助金申請状況は。 (5)、今後の予定は。 また、黒浜緑地に関しましては、番号では分かりにくいと思いますので、議場配布資料として、藤ノ木地内の平面図を配布させていただきましたので、ご参考にしていただければ幸いです。 次に、大項目3、蓮田南地域の交通安全について。私は、いつも下蓮田地区という言葉を使用しておりますが、今回は
都市計画マスタープランで使用される蓮田南地域という言葉を使用させていただきます。また、市道番号だけでは分かりにくいので、議場配布資料もご参考にしてください。 (1)、市道959号線について。 (ア)、現状は。 (イ)、課題及び今後の予定は。 (2)、市道1001号線について。 (ア)、現状を把握しているか。 (イ)、今後の管理は。 (3)、市道1931号線について。 (ア)、湧き水対策の現状は。 (イ)、今後の予定は。 (4)、市道8号線(
前口山ノ内線)について。 (ア)、
県道蓮田鴻巣線との交差点についての市の認識は。 (イ)、今後の予定は。 この中項目(4)の(ア)については、質問の意味がちょっと分かりにくいと思いますので、あえて補足させていただきますと、JR線をくぐるアンダーパスのほうから来ると、よく大型の長いトラックなどが左折のウインカーを出した車両が右折レーンに止まっていたり、交差点より大回りするために10メートル以上手前で止まっていたりします。よく地域の方が巻き込まれそうになったというのを私も何回か目撃しました。そういった意味も含めてとなっております。また、地元では、伊奈町から蓮田駅に向かう
県道蓮田鴻巣線が
前口山ノ内線と交差する部分に、右折矢印信号を求める声があり、現在地域の方が検証しています。この辺りの事情を踏まえた認識についてお尋ねします。 (5)、
根ヶ谷戸公園周辺の安全について。市道53号線に信号もしくは横断歩道を設置してはどうか。 (6)、ゾーン30について。このゾーン30、歩行者の安全を守るためには大変有効な手段ではありますが、一方で、道路幅員を狭めて速度を規制するなど、車両の運転士さんなどには不都合もあります。私は、令和2年度予算で行われた南小学校周辺のゾーン30に関しては、予算も賛成し、今回も賛成の立場ですが、過去に行った西新宿地内や
中央小学校周辺などで行ったゾーン30、これらを含めて、今後安全性と利便性、そういったものをじっくりと検証をする必要があるという考えから、(ア)、今後の予定について質問をします。 以上で1回目の質問を終わります。各担当部長、答弁お願いいたします。
○鈴木貴美子副議長
山田総合政策部長 〔
山田勝利総合政策部長登壇〕
◎
山田勝利総合政策部長 おはようございます。
菊池義人議員のご質問、
公共工事入札制度について順次お答えをいたします。 まず、
最低制限価格設定の取組状況はについてでございますが、
最低制限価格については、現在、1,000万円を超える工事に適用し入札を行っております。また、蓮田市
建設工事最低制限価格制度実施要領に基づき、算定式による金額または予定価格の70%から90%の範囲内の金額を案件ごとに設定してございます。今後につきましては、落札率や工事の成績、実際に工事を担当した事業課の意見などを総合的に勘案し、
最低制限価格の設定について引き続き検討してまいります。 続きまして、1,000万円以下の工事への
最低制限価格の設定は検討しているかについてでございますが、
最低制限価格を設定していない1,000万円以下の工事について、落札率が低くなる傾向がございます。そのため、公共工事の品質確保の促進に関する法律の趣旨も踏まえ、
ダンピング受注を防ぐため、
最低制限価格を設定する工事の金額を引き下げる方向で検討しております。 続きまして、公共工事発注時期の平準化に向けた取り組みはについてでございますが、12月議会でもお答えしておりますが、年度内の早期発注や発注の平準化を考慮した執行計画の作成、
工事発注見通しの公表による執行管理などにより、発注や施工時期の平準化に取り組んでおります。 また、12月議会において議員からご提案のありました、ゼロ債務負担行為の検討状況について申し上げます。ゼロ債務負担行為については、現年度中に債務負担行為を設定し、発注事務を完了させることにより、新年度以降の速やかな着工を可能にするための一つの手段であると認識してございます。埼玉県をはじめ、県内でも複数の自治体がゼロ債務負担行為を活用しており、発注時期の平準化への取り組みといたしまして、大変有効であることも認識しております。 また、発注時期や施工時期の平準化について、ゼロ債務負担行為以外にも、現年度のうちに設計、積算までを完了させ、新年度以降速やかに発注事務を行う、積算の前倒しなどの手段もございます。例年4月に多くの工事を発注しておりますが、これも積算の前倒しによる結果と考えております。 ご提案のありましたゼロ債務負担行為も含めて、蓮田市にとってどのような方法が平準化を推進していくために効果的かを引き続き研究してまいります。ご理解賜りますようどうぞよろしくお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長
山口環境経済部長 〔山口
亨環境経済部長登壇〕
◎
山口亨環境経済部長 おはようございます。
菊池義人議員のご質問、大項目2、黒浜緑地について、令和2年度の管理状況及び課題はについてでございますが、黒浜緑地内の樹木は毎年少しずつ剪定と伐採を行っております。令和2年度は、道路への倒木の対応、民地に張り出した枝落とし、街路灯を覆っていた枝の除去のほか、直営での下草の刈り込みを実施しております。課題といたしましては、緑地全域にある長期間管理されていない多数の樹木が倒木等により、付近にお住まいの方々に被害を生じさせないことや安全を確保することが課題と考えております。 次に、
ボーリング調査の結果でございますが、令和元年11月に契約をいたしました令和元
年度黒浜緑地ボーリング調査委託において、設計、検討に必要な地質、土質基礎資料を得ることを目的といたしまして、11箇所で深さ15メートルから40メートルの
ボーリング調査を実施しております。その結果の安全率は、具体的な数値として1.681から2.709という数値になりまして、いずれも計画安全率でございます1.325から2.081を上回っており、現状では緑地の斜面は安定しているという結果が出ております。 次に、3号緑地の設計はどのようになっているかでございますが、
ボーリング調査の結果に基づきまして、コンクリート吹きつけによる法面の保護、勾配の急な箇所への切土処理、それらに伴う樹木の伐採に主眼を置いた設計としております。 次に、都市公園安全・
安心対策緊急総合支援事業の補助金の申請状況でございますが、令和3年度実施の防災・安全交付金の都市公園安全・
安心対策緊急総合支援事業として、今年の2月に埼玉県に対して本要望を提出したところでございます。 次に、今後の予定でございますが、埼玉県により事業が採択された後に工事に関する予算を議会に提案させていただきまして、ご議決いただきました後、3号緑地の整備工事に取りかかりたいと考えております。 次に、大項目3、(4)、(ア)、市道8号線(
前口山ノ内線)でございますけれども、と
県道蓮田鴻巣線との交差点への市の認識でございますが、ご指摘の交差点は、埼玉県道と都市計画道路が交差する地点として、交差点工事が完了している場所でございます。この交差点は、警察との協議の中で安全対策を検討し、歩行者等の交通弱者の安全を図るために、交差点に入る車の速度を控えさせたり、車の右左折時に歩行者を確認しやすくするように、交差点の構造をコンパクトなものにしたものでございます。 ご指摘の大型車両が市道8号線を北に向かって伊奈町方面に左折する際に、右折帯や対向車線との境界で、進路変更禁止の黄色いラインを無視して大回りで左折することは、交通規則に反した行為でございまして、大回りをせずに、十分に減速をして交差点を真っすぐ進入し、交差する横断歩道上の歩行者等や県道上に停止している車両に十分注意しながら左折をすることが構造上は可能であると認識しております。 また、県道を蓮田駅方面に向かい、市道8号線へ右折をする際の右折矢印信号についてでございますが、交差点の完成当時と現在では交通量にも差異が生じているとは思われますが、ご指摘のとおり、現在はこの右折矢印信号は設置されていない状況でございます。 今後予定につきましては、交通規則を守ろうとしない運転者の存在については、事実を確認した際には、岩槻警察署に対して情報提供を行っていきたいと考えております。 また、右折矢印信号の設置については、埼玉県公安委員会で設置及び管理を行っておりますので、地域の皆様からの声が具体化、統一化された時点で、管轄している岩槻警察署と相談をしてまいります。 次に、(5)、
根ヶ谷戸公園周辺の安全について、(ア)、市道53号線に信号もしくは横断歩道を設置してはどうかについてでございますが、
根ヶ谷戸公園周辺の安全対策としては、
根ヶ谷戸公園北側出入口正面の市道53号線に、蓮田2丁目から馬込3丁目にかけて横断歩道を設置してございます。また、信号機については、横断歩道の前後約500メートル以内それぞれに信号機が設置されております。横断歩道、信号機の新規設置をするには、次の横断歩道、信号機までの距離が短く、難しいのが実情でございます。 次に、(6)、(ア)、ゾーン30対策についての今後の予定でございますが、ゾーン30対策は、区域を定めて時速30キロの速度規制を実施するものでございます。これまで平成25年度に
蓮田中央小学校地区、平成27年、平成30年度に
黒浜西小学校地区、本年度に
蓮田南小学校地区で実施をし、市街化区域にある小学校周辺については、全てゾーン30対策を行っているところでございます。ゾーン30対策を実施したことによる効果については、ゾーン30対策を実施した地域で人身事故件数が対策前と比較しますと減少していると、岩槻警察署よりご回答をいただいてございます。 今後の指定につきましては、今のところ予定はございませんが、関係団体や関係機関と調整をしながら調査・研究をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長
細井都市整備部参事 〔
細井満浩都市整備部参事登壇〕
◎
細井満浩都市整備部参事 おはようございます。
菊池義人議員のご質問のうち、蓮田南地域の交通安全の向上について順次お答え申し上げます。 初めに、市道959号線の現状についてですが、市道959号線は蓮田市の南部に位置し、蓮田市と上尾市をつなぐ道路でございます。現状の舗装幅は3メートルほどで、
下蓮田踏切付近にはガードレールが設置されていることもあり、車両のすれ違いは困難な状況でございます。そのため、市では、令和元年度から令和2年度にかけて舗装の傷んでいる路肩部分を補修するとともに、令和元年度には車両のすれ違い場所を確保するための舗装工事を実施いたしました。 次に、課題及び今後の予定についてですが、令和元年9月定例会におきまして、「車両のすれ違いが厳しい状況ですので、道路を拡幅する方向で考えております」と答弁をさせていただきました。現在、用地測量と境界立会いまでは終わっておりますので、今後、線形説明会を開催し、線形を決定することになります。課題といたしましては、コロナ禍における線形説明会の開催が難しいことでございます。今後につきましては、ワクチン接種の状況などにもよりますが、コロナ対策を徹底し、できるだけ早く線形説明会が開催できるように準備を進めたいと考えております。 続きまして、市道1001号線についてお答えいたします。市道1001号線は、JR宇都宮線の大波踏切の北西部に位置する道路でございます。初めに、現状を把握しているかについてですが、議員からの通告を受けた後、現場を見させていただきました。ご指摘の道路は、市が管理する幅員1.8メートルの未舗装の道路で、JR宇都宮線の手前で行き止まりとなっておりました。また、道路に接する私有地には、4段積みのブロック塀が設置されておりました。 次に、今後の管理についてですが、当該道路は未舗装の道路でございますので、ほかの未舗装の道路と同様、予算の範囲内で砂利敷きや除草などの対応をさせていただくことになると考えております。 続きまして、市道1931号線についてお答えいたします。市道1931号線は、八幡溜地区にある
JR宇都宮線沿いの道路でございます。初めに、湧き水対策の現状についてですが、これまでに漏水調査や試掘などを行ってまいりましたが、原因の特定には至っていない状況でございます。まれに道路が乾いていることもありますが、地下水位の高い夏場に限らず、1年を通じて道路上に湧き水が出ていると認識しております。 次に、今後の予定でございますが、本議会におきまして、令和3年度蓮田市一般会計予算で湧き水対策の委託料をお願いしてございますので、ご可決をいただき、新年度早々には発注準備を進めたいと考えております。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長
関根都市整備部長 〔
関根守男都市整備部長登壇〕
◎
関根守男都市整備部長 おはようございます。
菊池義人議員のご質問のうち、蓮田南地域の交通安全の向上について、市道8号線(
前口山ノ内線)でございますが、今後の予定はについてご答弁いたします。
都市計画道路前口山ノ内線は、
一般県道東門前蓮田線と
主要地方道さいたま栗橋線をつなげる地域幹線道路として位置付けております。全体延長は約1,400メートルで、蓮田3丁目地内の
一般県道東門前蓮田線から末広2丁目までの約750メートルは、整備済みとなっております。未整備区間は、末広2丁目地内から
主要地方道さいたま栗橋線までの約650メートルとなっております。蓮田市西口地区の中心市街地を通る都市計画道路は、
前口山ノ内線のほかに蓮田駅西口通線があります。
都市計画道路蓮田駅西口通線は、
主要地方道さいたま栗橋線から蓮田駅西口を通り、御前橋地区へつなげる地域幹線道路として位置付けております。全体延長は約1,290メートルで、上1丁目地内の市道791号線から、末広地内の
前口山ノ内線までの約860メートルの区間につきましては、整備済みとなっております。未整備区間は、
主要地方道さいたま栗橋線から上1丁目地内の市道791号線までの約430メートルとなっております。平成31年3月に地権者の方を対象に事業説明会を行い、蓮田駅西口通線の整備の進め方などについてご説明させていただいております。
都市計画道路前口山ノ内線整備の今後の予定でございますが、まずは蓮田駅西口通線の整備を進めてまいりたいと考えております。
前口山ノ内線につきましては、蓮田駅西口通線の整備の見通しが立った後に、事業着手に向けた検討や調査を行ってまいりたいと考えております。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 12番
菊池義人議員
◆12番(
菊池義人議員) 各担当部長、答弁ありがとうございました。それでは、2回目の質問に入ります。 大項目1、
公共工事入札制度についてです。(1)、
最低制限価格設定への取組状況はについてですが、こちらは昨年の9月、そして12月議会での質問の後、あまり時間がたっていないということで、令和2年度の実績をしっかりと検証して、今後検討を進めていただきたいと思います。 (2)、の1,000万円以下の工事への
最低制限価格の設定は検討しているかについてですが、
最低制限価格を設定する工事の金額の引下げを検討する方向という形でございましたが、かなり前進したことは感じ取れます。しかし、可能な限り早期に実現するよう求めるとともに、あわせて
最低制限価格の設定する工事の金額を引き下げるのではなく、全ての建設工事で
最低制限価格を設定するよう検討することも含めて、しっかりと検討していただきたいと思います。 令和2年度に関しましては、あえて言いますと、土木工事では設計価格149万5,000円の工事を65万7,000円で落札したというものもありました。これは、落札率約44%です。ほかにも68%で落札した工事などもあります。業者さんごとにご事情があるでしょうから、これ以上は私は想定では話はしませんが、ぜひこの課題は早急に取り組むべきだと伝えておきます。 (3)番の公共工事発注時期の平準化に向けた取り組みについて、これは過去に私がゼロ債務負担行為の検討を提案していたこともあり、検討をしていただくとともに、平準化に向けてその他のことも考えていただいているという答弁ですので、了解をしました。引き続き、どのような形で1年を通して平準化して工事を出せるか、そういったものもしっかりと検討していただきたいと思います。 ここで、大項目1、
公共工事入札制度について、中野市長に質問をします。12月議会からの連続しての質問となりますが、この
公共工事入札制度、私は質問をするに当たって、特定の業者の利益や不利益にならないように配慮し質問をしてまいりました。蓮田市が行う入札制度、1つは適正な競争、そしてもう一つは、市民が安心して暮らせるようにしっかりとした品質、さらに昨日の質問でもいろいろやり取りがございましたが、私は地元業者の育成、これ皆さんに考えてほしいのは、蓮田市は災害があった場合、どこの事業者と協力して市内の安全に努めるのか、そういったこともしっかりと蓮田市全域で考えていただきたいと思います。そして、この入札制度を公平で公正なしっかりとした入札制度としていくために、一つ一つの取り組みを進めるべきだと思いますが、中野市長のお考えはどのような形でしょうか。
○鈴木貴美子副議長 中野市長
◎中野和信市長
菊池義人議員の最初の大きなご質問の
公共工事入札制度について、いろいろな事例を、また今までの議会活動の中の方針を踏まえてご質問いただきました。入札制度そのものについて、等々については、先ほど部長答弁したとおりであります。2点の面から申し上げますと、この公共工事の入札につきましては、ご質問の趣旨を踏まえて、より一層透明で公平で、しかもその益があるように、最少の経費で最大の効果を上げるというのが公共団体の宿命ですので、市税の使い方としてそういう基本方針がございます。 また、入札制度そのものを、
最低制限価格のお話もございましたが、1,000万円以上
最低制限価格を設けて、予定価格を設けて、その間に落札した業者さんが決まると、そういう制度でありますが、やはり現下の状況から、小さいっていいますか、額的に小さい身近な工事もたくさんございまして、その辺までまだ
最低制限価格の基準を設けていなくて、したがっていろいろ業者さんのご事情もあると思いますけれども、かなりの低額の入札で落札される、そういうこともありまして、一般の1,000万円以上に限らず、その趣旨は十分事務方としても考えておりますので、今後、早急にその方針を、全体的なバランスの中でどうあるべきか、そういう形で整えたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 また、もう一つは特に市内業者さんを中心に市内業者の育成という手もございます、商工行政の一環として。ただ、また繰り返しになりますけれども、入札の段階までは我々努力できるのですけれども、実際入札に入ったときは、市内業者さんといえども、やはり市外業者さんもいらっしゃいますので、公平な入札という機会は与えるようにいたしますが、その先の話はこれこそ競争になりますので、その段階ではもう頑張ってもらう、頑張ってもらいたいという、そういう考え方しかございません。 もう一つの点は、最後のほうにお話ありましたように、とは言いながら、やはり災害時、あるいは災害が予想されるときには、市内業者さんに頼らざるを得ない状況がございます。それは、蓮田市だけでなくて、白岡さんでも、さいたま市さんでも、みんなこの周辺が大きな災害になりますと一斉に来ますので、他の業者さんまではもう要請できない、そういう状態が考えられますので、やっぱり何だかんだいいましても、専門の市内業者さんに頼らざるを得ないわけでありまして、本当にそういう点では危機管理とか防災とか災害とか、実際の現場、あるいは要望を含めて日々のいろいろなご協力はいただかざるを得ない業界でございます。その辺については、事前に予防対策も、公害対策も、各場所を何か一朝有事の際、水が出たときは、こちらはこの業者さんへお願いしたい、そういう危機管理課のほうでもある程度設定しておるのですけれども、そういう現状を踏まえますと、やはり工事の入札というところとは若干それてしまうのですけれども、市内業者さんが頑張ってもらって会社経営が改善すれば、それこそ蓮田市にとってもいろいろな意味でもすばらしいことでありますので、そういった観点ではできるだけのことはいろいろ配慮しながら、これからも取り組んでまいりたいと思います。 ちょっと概念的なお話で、具体的なお話ではなくて申し訳ないのですけれども、ご質問の趣旨は十分理解しておりますので、今後もその対応をしてまいりますので、よろしくお願いします。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 12番
菊池義人議員
◆12番(
菊池義人議員) 市長、どうもありがとうございました。ただ、首長という立場では、なかなかちょっと答えにくい部分もあったと思いますが、市内事業者さんに向ける気持ちも分かりましたし、そして昨年の12月議会では、山田孝夫議員、そして森伊久磨議員、それぞれが自分の思いをぶつけて入札制度への気持ちを伝え、一般質問を行いました。そういったものも酌んで、やはり共通して取り組める点は、ぜひ執行部一丸となって取り組んでいただくように伝えます。 それでは、次に大項目2に入りますが、黒浜緑地についての状況はよく分かりました。みどり環境課の前をふだん通るたびに、つい公園の管理と黒浜緑地について聞いてしまいますが、黒浜緑地については、ボーリングの調査結果が出て、黒浜緑地周辺の方が安心して住めるように、一日でも早く進んでいけるようにお願いをいたします。 それでは、大項目2について、これも続けてですが、中野市長に質問させていただきますが、この黒浜緑地、令和3年度の予定については答弁で分かりました。令和4年度以降も2号緑地、4号緑地と速やかに整備し、周辺の方に安心して蓮田に住んでいただきたいと思いますが、今後この黒浜緑地にどのように取り組んでいくかを中野市長にお聞きいたします。
○鈴木貴美子副議長 中野市長
◎中野和信市長 続きまして、大きなテーマの2問目、黒浜緑地についてでございますが、これまた現状等々についてはご質問の中で、あるいは答弁の中でお話ししたとおりでございます。黒浜緑地、黒浜区画整理地内の南北に縦断する、ちょっと表現が好ましくないかもしれませんけれども、昔の台地側、それから下の田んぼ、畑だったところ、その段差の沿いに、法面に南北に大きなグリーンベルトとして、自然緑地が保存されているわけであります。以前、縄文時代から黒浜遺跡で有名な黒浜ですから、年によってはきっと大災害で多少崩れたりしたかとを思いますが、今までは上は畑、下は田んぼ、そういう状況でありますから、いろいろな面で災害等にも何とか対応できたのかなと思っております。ただ、現状は今度は区画整理で上と、上ってちょっと申し訳ないのですけれども、グリーンベルトの東側、グリーンベルトの西側、黒浜土地区画整理でございますが、いずれも住宅地ということでありまして、雨水の保全能力とか地盤の強度というのは、やっぱり市街化になりましたので、以前の自然状態のときの耐える力よりも、もっと人為的にこれからは対応していかなければならない、そう思っております。しかも、住宅地ということでありますので、その意味ではこのグリーンベルト事業を取り上げたときには、きっと今までの経緯をご存じの方々は、ちょっと理解に苦しむところがあったのかと思いますが、我々の基本的な方針はそういうことでありまして、将来未来永劫にわたってこのグリーンベルトを、黒浜緑地を保存しながら安全対策も講じる、そのためにはやはりお金はかかりますが、土壌調査、いろいろな事前調査をして、できるものは計画的にやっていく、そういう基本の考え方で着手したところでございます。菊池議員におかれましては、その辺がもう十分ご理解いただいているお立場ですけれども、市といたしましても、そういう形で今後も整備してまいりたいと思っております。 ただ、ご存じのようにお願いしました調査費等々でも、かなり多額の予算をお願いいたしました。実施いたしました。今後につきましては、これは我々内部の、財政当局含めた内部なのですが、やはり単独事業ではこの大事業、長期にわたる事業ですから、厳しいだろうということで、今その辺につきましても、内部でも担当課のほうで一生懸命研究しておりますし、また、地元の県会議員を通しまして、県のほうのいろいろな依存財源の指導といいますか、そういうことも今いろいろ検討しておりまして、何とか私どもといたしましても、これから永続的に取り組む事業ですので、財源の手当、これをしっかりと確保しながら、重要な事業として位置付けてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 以上です。
○鈴木貴美子副議長 12番
菊池義人議員
◆12番(
菊池義人議員) 市長、答弁ありがとうございました。この黒浜緑地、緑の保全と住民の安全、それと市の予算、そういった要因が多くあることは、過去の質問からも、市長、今回も答えてくれましたが、よく承知しております。ぜひその辺の調和を取りながら、引き続き、しっかりと進めていただくようお願いいたします。 それでは次に、大項目3、蓮田市南地域の交通安全についての再質問をいたします。(1)、市道959号線についての状況はよく分かりました。どうしてもこれは蓮田地区から上尾地区に抜ける抜け道として、また近くには葬儀場や瓦葺中学校、上尾の中学校があったりして、交通量が道路の幅員に対しては非常に多く感じます。そういった意味で、可能な限り早く線形説明会が開催できるよう、準備していただくよう求めます。 (2)の市道1001号線、これは昔、踏切があり多くの地元の方が利用していた道路です。私も子どものときには、よくその踏切を越えて遊びに行ったりもしておりました。現在は、市街化調整区域ということで、周囲はほとんどが畑です。昔は、陸田、陸の上の田んぼ等になっていましたが、今はほとんどが畑となっております。市街化調整区域に長期住居する親族のための自己用住宅、これ都市計画法の34条の12号でございますが、これの適用によって新しい住宅が増えてまいりました。地元では、今後、道路としての機能の確保を求めるとともに、消防車両の出入りや安全のための舗装を求める声も上がってきております。今後、ぜひこの辺りも含めて検討するように求めます。 そして、市道1001号線は、これは幅員が答弁では1.8メートルということで、2メートルない状態となっております。ところどころ直角で曲がるような部分、これは先ほど答弁でもありましたが、ブロックがあったり、そういった境界ギリギリにブロック等があることによって、軽トラックすら奥に行けなくなってしまって、自分の畑に近くまで車で入っていけない、そういった状況が発生することも今後予想されます。この辺りも含めて市として総合的に、道路課さんだけではなく、総合的にこういったことも今後出てくると思いますので、ほかも含めて検討していただきたいと思います。これについては、まだ今後いろいろと打合せを進めさせていただきたいと思いますが、次に(3)の市道1931号線、こちらの湧き水対策、今年度委託料を計上しているということですので、よろしくお願いします。やはり地元の方も一年中水が湧き出ていて、ぬるぬるして滑るような状態になってしまった。ちょこちょこ検査してくれたり、水の導線を確保してくれたりするけれども、なかなか改善されないというところで、ちょっともやもや感がありますので、この辺もぜひお願いいたします。 次に、(4)、市道8号線については、現在、地元でもいろいろな意見が出ているところです。ぜひ地元の声を尊重し、警察と連携できるようお願いいたします。また、市道8号線に関しては、
都市計画道路前口山ノ内線が完成した場合、御前橋2丁目と末広2丁目、こちらへ横断するのが難しくなってしまうのではないか、そういった声も聞かれます。例えば蓮田5丁目と4丁目というように、県道をまたいでの横断が非常に難しくなるのではという地元の懸念する声も上がっております。ぜひ道路が完成する前に、そういった市民の方の動線等も考慮した上での設計をお願いいたします。 (5)の
根ヶ谷戸公園周辺の安全についてですが、正直私もここは毎日のように通りますが、横断歩道が前後に、高いところと低いところにありまして、交通量は確かに増えたけれども、横断歩道の設置は正直難しいかなとは考えていました。しかしながら、現状公園の入り口に向かい、周辺では交通量と横断する方の量が非常に多く増えました。そういった事実もありますので、そういった方の安全も踏まえて、今後しっかりと検討していただきたいと思います。 令和2年度に関しましては、
根ヶ谷戸公園周辺では、慶福寺付近の市道3235号線には、地域の要望を受けて路面標示を書いていただいたり、のくぼ通りから入ってくる市道3245号線では、警察を通して止まれの標識の位置を反対側に移設するなど、いろいろ市としても取り組みしたのは、地元として確認もしております。引き続き、そういった対応をしていくように求めたいと思います。 次に、(6)、ゾーン30に関しては、数値で表すのは非常に難しい問題だと思いますが、ぜひ地域の方の安全などを考慮した上で、やはり利用者の声を確認した上で、さらに検討を進めていただければと思います。答弁では、市街化区域内のところは一段落ついたということでございますので、ここはしっかりと検証をする段階かなと思いますので、よろしくお願いいたします。 ここで、最後に市長に質問をしますが、今回は私の地元であり、比較的住宅が密集している蓮田南地域について、主に交通安全に主眼を置いて質問をしました。過去の質問より、市長がこの地域の事情に詳しいことは認識していますが、今後、この地域に対する安全への取り組みについての市長のお考えをお聞きして、私の質問は終わります。
○鈴木貴美子副議長 中野市長
◎中野和信市長
菊池義人議員のご質問の今度は身近な生活道路、あるいは幹線道路中心のご質問でございますが、菊池議員におかれましては、まさに私以上に地元の議員、地元蓮田市全体の議員ですけれども、地元出身の議員ということでいろんなことに明るくて、先ほどの我々もちょっと気がつかなかった、かなり知っているつもりですけれども、気がつかなかった1.8メートル、6尺道路の行き止まり道路なんかにつきましても、踏切のところまでは知っていましたけれども、その先がそのような形になっているというのはちょっと把握できてなくて大変申し訳なかったのですが、いずれにしましても、蓮田駅東口側につきましても、馬込下蓮田区画整理地内を中心にいろいろな幹線道路、また支線道路、また生活道路、それぞれ区画整理されておりますので、門前線から駅側は旧市街地ですけれども、かなり整備されたと思っております。おかげさまで特に人口急増の蓮田の中でも人口が急増している地域でありまして、多くの方々が蓮田に転入されて住居を求められておりまして、そういった意味では新しい方もかなり増えてきております。従来の方、いきさつを知っている方プラス新しい方、その方々はもう当然のごとく今の時点で安全対策なんかをいろいろご意見されてきますので、ある意味とてもそういう意見は大事だと思っておりますが、なかなか全体的に対応できない、そういう状況もございます。 しかしながら、話が飛びますけれども、全体的には区画整理地内でありまして、その条件の中で安全対策をより一層どう進めるか、そういう視点で取り組んでいる地区でございます。のくぼ通り、またあそこ歩道が途中まで出来上がっておりますけれども、さらに南側に向かって岩槻区境まで何とか歩道を整備したい、高木を撤去して歩道を有効に活用するような社会整備資本基本計画も計画しておりますし、また秦議員等からご質問いただいている、さらにその袖、のくぼ通りの袖道路、袖道路というのでしょうか、アクセス道路というのでしょうか、その辺につきましても、若干ですが、予算措置させていただいておりますし、いろいろな意味で、またご質問の点もかなりありますので、それらを踏まえて、より一層新しい方が交通事故等に、あるいは利用勝手が悪いようなことのないように、心して取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員 〔1番 湯谷百合子議員登壇〕
◆1番(湯谷百合子議員) おはようございます。1番、湯谷百合子です。通告に従いまして、1項目一般質問を行います。 1、蓮田市の子育て支援施設について伺います。蓮田市は、教育するなら蓮田市へ、また、子育てするなら蓮田市へをスローガンに施策を推進してきています。教育関連予算は、市の予算のほぼ1割を占めており、意気込みを知ることができます。そのような中、就学前の子育て中の保護者の皆さんが孤立しないように、子育て支援施設として、子育て支援センターが複数開設されています。小さいお子さんを連れていつでも自由に遊びに行くことができる。おもちゃがたくさんあり、イベントを開催したりと、保護者たちの強い支えになっています。公立の子育て支援センターのうち、保育園に開設、併設されているものが3箇所、民間保育園に併設されているものが2箇所、小学校の敷地の一部に開設されているものが1箇所、そのほかに児童センターの中、そしてパルシーの駐車場に単独に開設されているものとして、子育てひろばぽこがあります。そのぽこが3月いっぱいで閉所されるということでありますが、ぽこがなくなっては困るのですとか、ぽこがあったから子育てすることができましたという声が多く寄せられており、子育てひろばぽこが小さいお子さんを持つお母さんに対して果たしてきた役割は、大きかったのだなと驚いた次第です。 (1)としまして、子育てひろば「ぽこ」について伺います。 (ア)としまして、ぽこがどのようないきさつでパルシーの駐車場に誕生したのか、成り立ちについてお話ししてください。 (イ)としまして、ぽこ以外の子育て支援センターは、先ほども申しましたように、保育園や学校、また児童センターといったほかの施設に併設する形で設置されていますが、ぽこだけは単体の建物を利用しています。住宅地の中ではなくパルシーの駐車場の一部にあり、立地条件がとても特殊なものです。このような立地条件、またその特徴について、どのように考えていますか。 (ウ)としまして、利用状況について、令和元年度の様子をお聞かせください。 (エ)として、本年3月末で閉所するに至った経緯についてお聞きをいたします。 (2)、蓮田駅
西口行政センター「プレックス・キッズ」について伺います。 (ア)としまして、利用者の駐車場無料時間について。プレックス・キッズは、子育て支援拠点として、子育てひろば、一時預かり保育室、子育て世代包括支援センター、ファミリー・サポート・センターが設置されます。駅前ですので、ベビーカーや徒歩での利用も多いかと思いますが、小さい子どもを連れた方、また複数の子どもを連れた方など、自動車利用も多々あるかと思います。行政センターの利用者は、民間が経営する駐車場を利用し、1時間は無料であると伺っておりますが、プレックス・キッズの利用者は、小さいお子様がいるということもあり、1時間で全ての用事が終わるとは限りません。1時間を超えますと200円の駐車場代金がかかります。プレックス・キッズを利用予定である保護者の方からも、駐車場の無料利用時間をせめて2時間にしてもらえないかという声が上がっています。このことは、昨日の近藤議員の質問に対する答弁で部長は、利用状況を見ながら検討したいという前向きの答弁であったかと思いますが、そのように考えてよろしいでしょうか。 (イ)としまして、ランチができる場所の確保について伺います。子育て支援センターでは、ぽこをはじめ他の支援センターでも、利用の皆様がお昼を食べたいという要望があったときは、要望に沿っていると聞いています。保護者が持参した離乳食を子どもに与えながら、支援員さんからいろんなアドバイスをもらったりしていて、とても心強かったという話も聞いています。プレックス・キッズでも利用者が持ってきた昼食を食べることができるかどうかをお聞きするところですが、これも昨日の近藤議員の質問の中で、部長の答弁は、コロナ禍では難しいですが、状況に応じて開設したいとの答弁がありましたので、私は了解いたしました。答弁は結構です。 以上、1回目の質問を終わります。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長 〔新井宏典生涯学習部長登壇〕
◎新井宏典生涯学習部長 おはようございます。湯谷百合子議員のご質問、子育て支援施設について順次お答えいたします。 初めに、(1)、子育てひろば「ぽこ」について、(ア)、成り立ちにつきましては、平成8年10月、第10回健康福祉まつりの開催に際し、障がい者の方にも使いやすく設計された施設である、人にやさしい家が東京セキスイ工業株式会社により仮設の施設として設置されました。その後、やさしさ・いきいき館設置を要望する有志の会の皆様から、市の福祉施設として有効利用できないかとの要望書が提出されました。これを受け、市は、東京セキスイ工業株式会社から施設を譲り受け、社会福祉活動団体等への貸出し施設として活用してまいりました。 その後、平成19年9月に、保育ボランティアの有志が人にやさしい家を借り、家庭で使わなくなったおもちゃやベビーベッドなどを持ち寄り、また、足りないおもちゃは手作りをするなどしながら、ボランティアにより週1回、午前10時から午後1時までの3時間、子育てひろばを始めたことがスタートでございます。 平成25年5月からは、市が臨時職員を雇用し、開所日数が週3日間、利用時間が1日3時間ということで事業を開始いたしました。また、社会福祉法に基づく第2種社会福祉事業開始届を県に提出し、公設公営の施設である子育てひろばぽこが正式にスタートいたしました。 平成26年4月からは、開所日数を週5日間に拡大し、さらに平成29年4月からは、運営をNPO法人ファイブピースに委託し、現在に至っております。 続きまして、(イ)、立地条件と特徴につきましてお答えいたします。子育てひろばぽこにつきましては、閏戸、平野地区の方が利用しやすい立地であり、家庭的な雰囲気で温かくスタッフがお迎えし、子育ての相談などを気軽にできる雰囲気であることが特徴でございます。 続きまして、(ウ)、利用状況につきましてお答えいたします。令和元年度の利用状況につきましては、子どもが1,786人、保護者が1,344人で、合計3,130人でございました。 続きまして、(エ)、本年3月末で閉所するに至った経緯につきましてお答えいたします。子育てひろばぽこにつきましては、先ほども申し上げましたとおり、運営をNPO法人ファイブピースに委託して実施してきたところですが、スタッフの多くは、蓮田市で子育てをし、保育ボランティアとして活動するなど、実績のある経験豊かな方ばかりでございます。こうしたノウハウを生かし、特色ある子育てひろばの運営を行ってきたところです。特に家庭訪問型子育て支援、いわゆるホームスタート事業もいち早く取り入れ、利用者から大変喜ばれております。ホームスタート事業につきましては、利用者の状況に応じ、保健師や相談員へつないでいくことが必要となります。また、子育てひろばやファミリー・サポート・センターへつないでいくことも重要となります。こうしたことから、
西口行政センター内のプレックス・キッズで事業を行うことで、常駐する保健師や相談員などと連携が図りやすくなること、また、子育てひろばやファミリー・サポート・センターも兼ね備えた複合施設である利点を生かし、より効果的に市民サービスを行うことができるものと考えております。 現在、子育てひろばの事業を行っている施設につきましては、公設の施設が6箇所あるほか、民間の施設も2箇所ございます。また、人員を確保することも難しいため、1箇所増設するのではなく、ぽこを閉所し
西口行政センター内のプレックス・キッズに新たに開設することとしたところでございます。 続きまして、(2)、蓮田駅
西口行政センタープレックス・キッズについて順次お答え申し上げます。蓮田駅
西口行政センタープレックス・キッズは、子育てひろば、一時預かり保育室、子育て世代包括支援センター、ファミリー・サポート・センターの4つの施設を兼ね備えた複合施設でございます。また、各種サービスの案内役として、子育てコンシェルジュを配置いたします。保育士などの資格を持った職員が子育てに関する相談や、保育園、幼稚園、子育て支援施設の利用に関する相談に対応し、必要に応じて関係機関や関係団体等を案内し、支援につなげていきます。 まず、(ア)、利用者の駐車場無料時間につきましては、1時間まで無料でございます。駅前という立地から駐車できる台数に限りがございますので、可能な限り公共交通機関でのご来場をお願いしたいと考えております。昨日、近藤議員の答弁の中で、今後検討していくということで申し上げているところでございます。 続きまして、(イ)、ランチができる場所の確保につきましては、昨日の近藤議員の答弁でご了解いただいたということでございますので、割愛させていただきたいと思います。 以上でございます。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 すみません。1箇所訂正をお願いしたいと思います。ぽこの成り立ちの答弁の中で、市が臨時職員を雇用し、正式に開始した時期でございますが、「平成23年5月から」と申し上げるべきところ、「平成25年5月から」と申し上げました。おわびいたしまして、訂正させていただきます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 再質問を行います。 ぽこは、セキスイさんから寄贈されました、人にやさしい家を使っているということが分かりました。本当に段差がなく、室内は広々としています。先ほどの答弁の中で、建築されてもう既に20年以上経過しているということなのですが、大切に使われてきたようでありまして、全く古さを感じさせません。また、ぽこ以外の子育て支援センターが児童福祉法第6条の2第6項に基づき、市の子育て施策として設置され、指導員は市の臨時職員として雇用が始まった、次々とできてきた時期があったのですが、一方で、このぽこだけは、前身が保育ボランティアの皆様が手弁当でおもちゃを持ち寄ったり手作りをして、最初週1回、有志で始めたということが分かりました。成り立ちがほかの支援センターとは少し違うのだなということです。子育て中のママたちが家庭教育学級等のイベントに参加している間、小さいお子さんを預かってみてくださっていたのが保育ボランティアの皆さんです。先ほど部長の答弁の中で、その皆様が今はNPO法人ファイブピースとして、子育て支援を行っているというわけであります。 (イ)に移りますが、立地条件もパルシーの駐車場の一角、トイレの向かい側なのですが、一軒家として建っておりますので、利用者の皆さんは、こんにちはと玄関から入っていくのです。先生方も家庭的な雰囲気で、先ほど部長もとても家庭的な雰囲気なところですとおっしゃっていましたが、利用者の皆さんにとっては、本当に実家に帰ったような感じではないかなと私も思っています。 そして、室内からは駐車場が丸見えですので、利用者さんが来たことは一目で分かり、利用者が子ども2人を連れて荷物がいっぱいあるといったときには、室内にいた先生がいち早く見つけて駐車場まで迎えに行く、また、雨のときは先生が傘持って子どもたちを迎えに行くということも、しょっちゅうあるとお聞きしています。 そして、先ほど閏戸、平野地区の方が多く利用されているということでありましたが、利用者さんを伺ったところ、いえいえ、駐車場がありますので、いろんなところからいらしていました。 部長は、ぽこに行かれたことがありますか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 ぽこに行ったことがあるかというご質問だと思いますけれども、何度となく行かせていただいております。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 部長もよくご存じだと思いますが、私がこの間訪問させていただいたとき、赤ちゃんがぐずってしばらく大泣きをされていました。一軒家ですので、周りを気にすることもなく、そのまま様子を見ていたわけですが、本当に一軒家ですので、大泣きをしても安心です。ぽこが持っているこの特徴は、私はほかの支援センターにはないもの、代え難いものではないかと考えます。複数の子育て支援センターがあるわけですが、お子さんの特徴ありますね、やっぱり。その特徴に応じて選ぶことができる、また先生方との相性もあります。ですから、できれば多様な施設の中から選べるということが重要ではないかと考えています。 このような観点から考えますと、先ほども言いましたように、ぽこは住宅地ではないところにある一軒家であります。ほかに類を見ない施設であります。これは、やはり価値があると考えていかがでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 確かに議員おっしゃるとおり、一軒家ということで大変本当雰囲気もいい施設であると私も感じているところでございますが、やはり先ほどの答弁で申し上げたとおり、あそこの施設については、NPO法人ファイブピースさんに委託をして実施しておりましたので、なかなかそのNPO法人ファイブピースさんに代わって施設を運営する方、今度は駅前の行政センターのほうで活躍されるというふうに聞いておりますので、なかなか代わりになる方もいらっしゃいません。また、先ほどの答弁で申し上げたとおり、市内に今8箇所子育て支援施設ございますので、今のところは子育て支援施設を増やさなくても、おおむね8箇所で賄えているような状況でございますので、1箇所閉所して新しく駅に開所するということで今回はさせていただいたところでございます。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) NPO法人さんが2箇所を運営するのが難しいし、代わりを見つけるのももっと難しいということのようでありました。先ほど(ウ)でぽこの利用状況をお伺いいたしましたが、ほかの子育て支援センターの利用状況はどれぐらいでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 ほかの子育て支援施設の利用状況ということで、令和元年度の状況を申し上げます。まず、中央保育園の子育て支援センターが2,470人、黒浜保育園子育て支援センターが2,688人、閏戸保育園子育て支援センターが4,840人、つどいの広場おひさまが3,389人、それから児童センター子育てひろばが4,062人というような状況でございます。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) どの子育て支援センターも本当に満遍なく皆様が利用してくださっていることがよく分かりました。 先ほど(エ)のところに移ります。閉所するに至った経緯でありますが、やはりとても特徴のあるいい子育てひろばぽこではありますが、十分足りているのではないかという市の判断で、ぽこを閉鎖して西口のプレックス・キッズの中に先生ともども移っていただくということでありました。 それで、昨日の近藤議員の質問の答弁の中で、1箇所閉鎖してしまうけれども、たしか出張の子育てひろばを開設することも考えているというようなお話でありましたが、それはどのような場所で行うのでしょうか。ひょっとしたらまだ決まっていないのかもしれませんが、決まっている範囲でお答えください。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 出張の子育てひろばの関係でございますが、具体的には決まっておりませんが、子育て支援施設がない場所、特に平野地区にはございませんので、農業者トレーニングセンターですとか、そういった施設も利用しながら開設できればというふうに考えております。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) とてもよい取り組みだと思います。ぜひ期待をいたします。 しかし、先ほどのお話からも人手がちょっと、2箇所するには人手が足りないというようなお話であったのですが、出張子育てひろばを開催するだけの人手、これは足りるのでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 出張の子育てひろばにつきましては、西口のプレックス・キッズを基点として行う予定でございまして、そこの子育てひろば、あと一時預かりにつきましては、民間委託をする予定でお願いしているところでございますので、現在、民間の委託会社とその辺については調整中でございます。市の直営ということではなく、委託で行う予定でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 閉所を決めたわけでありますが、利用者さんに対する説明会、閉所に向けての説明会等は開催されましたでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 閉所に向けての説明会というご質問かと思うのですけれども、説明会というような形では実施はしておりませんけれども、来る方にはその辺はスタッフからお伝えしているというふうに承知はしております。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) スタッフから伝えているという話、答弁でありました。スタッフの皆さんは、伝えている内容についてはご存じでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 大変申し訳ないのですけれども、どのような内容を伝えたかということは、ちょっと聞いておりません。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 直接聞かれていないということなのですが、利用者さんの、スタッフから、もう3月で終わるのですというようなことを聞かれたと思うのです。そのときの利用者さんの声、意見とか声は部長のほうに届いていますでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 閉所に関する市民からのご意見ということでございますけれども、全ては聞いておりませんけれども、やはり残念だというようなご意見があったということは聞いております。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 分かりました。 少し話がそれるかもしれませんが、私湯谷は、昨日も何でもかんでも反対をしているというふうに思われているようでありますが。 〔「そんなことないよ」と言う人あり〕
◆1番(湯谷百合子議員) そうですか。よかった。やみくもに反対をしているわけではありません。今回も、利用者も多く保育ボランティアが前身であった、全国そうなのですけれども、これこそ子育てひろばのモデルのような場所なのです。そこが閉所になる、その意図といいますか、気持ちというか、精神は、全ての子育て支援センターに行っているのは感じておりますが、そういうことであります。そして、また昨日の榎本議員の質問にありましたように、生活困窮者の小学生の方たちの学習支援を担っていたアスポート事業、ジュニア・アスポート事業がやはり突然廃止であるという報告もされました。また、黒浜南小学校区に設置されています、保護者が設立した学童があるのです。民間の学童があるのですが、ともだち学童です。これも今年一年で、来年は閉鎖ということが保護者に郵送の文書で届いたということであります。 この3つ、今回事業が中止になるわけですが、利用者に対する説明はなく、利用者に情報が伝わるのはやめますという事実だけなのです。全く利用者の声を聞くことなく進められています。これでは行政に対する信頼を得ることはできないのではないでしょうか。たとえ事業を途中でやめることになっても、私は利用者に対する丁寧な説明、これをすべきではないかと考えます。 だから、事業をやめることについて反対しているのではなくて、このやり方、これについて異議を唱えているという、こういう私の立場であります。ご理解いただきたいと思います。 そこで、中野市長にお伺いいたします。中野市長が就任以来進められてきております、埼玉一安全安心のまち、この施策の中に埼玉一市民と行政で協働のまちづくりというのがあります。これは、私が解釈しますのに、まちづくりを市民の皆様とともに進めるということ、市民の声や利用者の声をしっかり聞きますよということであると私は理解いたしますが、突然のぽこの閉所など、あと3つあります。それらの突然の閉所などは、市長のおっしゃっている協働のまちづくりとは真逆のやり方ではないでしょうか。事業の廃止を決定する際には、利用者に対し丁寧な説明をすべき、また利用者の声を聞くべきと思いますが、市長のご見解はいかがでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 中野市長
◎中野和信市長 湯谷百合子議員のご質問の子育て支援施策について、その中の3点お話がありました。ぽこの閉所、閉所というよりも行政センターへ今度は移行していくわけでありまして、何かその部分だけ強調されておりますけれども、そういう意味ではございませんので、発展的に拡大しているはずでありますし、実際に運営されている方々のご事情もありまして、こういうことになったわけであります。 それから、ともだち学童につきましても、当初有志で、黒浜南小学校学童保育所が今は2つオープンしていますけれども、当時は1つだけでとても間に合わないということで、利用者の保護者の方々が有志で真浄寺の幼稚園の一室を借りて独自で推進していたところであります。それを行政も途中から若干補助を出しながら運営してもらっているということでありまして、この辺につきましても、どちらかというと私は市の事情というよりも、真浄寺さんが幼稚園経営上のいろいろな関係で、前々からそろそろというお話は承っておりました。黒浜南小学校も学童保育所2つ目をオープンいたしましたので、その辺でともだち学童のほうも利用者が大分減ってきているということもありまして、しかし、幼稚園のほうは幼稚園のほうで、学童保育所、あるいは公立の保育所、一般の保育所、そちらとのやっぱり経営上の問題もありますので、黒浜幼稚園もこれから充実したいというお話もございまして、それが底流にはございます。なかなかこういう場でも申し上げにくいのですけれども、そういう事情でございます。利用者が減った、また保護者の方々の運営も厳しくなってきた、黒浜南小の学童保育所も2つ目が学校の中にできた、そういうこともありまして、こういう結果になったわけであります。 また、昨日の榎本議員のご質問を引用されておりますけれども、これはこれで国の補助事業を受けて埼玉県が推進して、モデル事業として、全部の市町村ではないのですけれども、蓮田も手を上げて取り組んだ事業でありまして、この辺につきましても国、県の事業ですから、通常我々が考える以上のやはり事業費が必要でありまして、その運営している事業も直営ではありませんで、業者委託ということでありますから、その辺の経費との兼ね合いを含めて、ここはもう一度見直そうということで、この事業そのものが中断する形になりますけれども、これからもう一つもみ直そうということでありまして、それぞれの事情がありまして、なかなかそれがどういう段階で利用者の方々に、3つの例ありましたけれども、お話しするのが適当なのかということでございます。結果として、ある程度の見通しがついた時点でこういう形でお話ししているということで、それは市民不在、利用者不在だというご質問かと思いますけれども、そういうことではありませんので、よろしくお願いします。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 様々な事情があることは理解しますが、利用者の皆様は、それはちょっと知る由もありません。そこのところを私は今回お伝えしているわけなのですが、できれば丁寧な説明の機会を設けていただいたらいかがかなと思いますが、そこのところについてもう一度市長に伺います。
○鈴木貴美子副議長 中野市長
◎中野和信市長 限られた時間ですけれども、よくお話し申し上げたいと思います。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) では、よろしくお願いをいたします。 最後に、プレックス・キッズの駐車場の無料時間延長でございますが、今の段階でどれぐらいの利用者がいて、経費がどれぐらいになるかと見積もることは難しいかと思いますが、その点、もし見積り等されていましたらお聞かせください。
○鈴木貴美子副議長 新井生涯学習部長
◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。 利用者が1時間を超えて利用した場合の予算の見積りということでございますけれども、例えばの話になってしまいますけれども、駐車場を2時間利用する方が仮に1日10人いらっしゃった場合、1時間当たりの超過が1台当たり200円かかりますので、10人で1日2,000円ぐらいかかるということになります。開所日数が木曜、祝日、年末年始は休みでございますので、祝日の関係で年間の日数が多少変わってきますが、おおむね300日程度運営したとした場合、年間60万円の予算が必要になるかというふうに想定をしております。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 1番 湯谷百合子議員
◆1番(湯谷百合子議員) 見積りありがとうございました。 財政厳しい折、それを捻出するのが大変かと思いますが、子育てに優しいまち蓮田、ぜひ実現に向けてお願いしたいと思います。 私の質問、以上で終わります。
○鈴木貴美子副議長 暫時、休憩いたします。 休憩 午前10時34分 再開 午前10時50分
○鈴木貴美子副議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行いたします。
○鈴木貴美子副議長 15番 齋藤昌司議員 〔15番 齋藤昌司議員登壇〕
◆15番(齋藤昌司議員) 15番、齋藤昌司でございます。鈴木貴美子副議長のご指名をいただきました。本日半日の議長のお役目、ご苦労さまでございます。それでは、早速ですが、質問に入らせていただきたい、そのように思っております。 大項目1、令和2年度埼玉県学力・学習状況調査についてお伺いしたいと思います。 (1)、埼玉県平均を全学年及び全教科で平均を上回っている。その原因と評価についてお伺いしたいと思います。令和2年7月11日に実施された埼玉県学力・学習状況調査において、小学4年生から中学3年生まで、国語、算数、数学、英語が行われたようでございます。その結果についての評価を見させていただくと、コメントとして、どの学年も良好で、伸び率も全ての学年で確実に伸びている。特に小5、小6、中3の国語と中3の英語の伸びが大きい。全学年、全教科の領域で県平均を上回っている。どの学年も無回答率が低く、粘り強く問題に取り組めているとの全体評価がされている。とてもすばらしいことだと思います。教育するなら蓮田市へという標語がありますが、まさに有言実行されているのではないかと思います。 そこでお伺いしたいのですが、蓮田市のレベルはなぜ高いのでしょう。1つは、生徒が優秀なのでしょうか。もう一つは、それを担っている教職員の方が優秀なのでしょうか。あるいは教育長をはじめとする教育委員会の方々のご努力がすばらしいのかどうか、その辺のところをお話しいただきたいというふうに思っています。 (2)、今後の目指すところについては、ぜひ教育長にご答弁を願いたいと思っております。聞くところによると、科目によっては埼玉県のトップクラスにある科目や学年があります。そういったようなことについても含めて、教育長に今後の教育の在り方について、ぜひ論じていただければというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 大項目2、通学路の安全対策についてお伺いしたいと思います。 今回は、(1)として、とても小さなことの項目ではございますが、PTA旗振りについてお伺いしたいと思います。これをあえてピックアップしたわけでございますが、皆さんがご存じのように、学校の規模によって大きな差が生じている。これは、何が差が生じているかというと、PTAの方々への負荷でございます。蓮田北小学校や平野小学校は、全学年1クラスしかございません。しかし、PTAの皆さんが担う面積の広さというのは非常に多いほうでございます。そういった面の面で見ると数も必要なのです。しかし、実際にはPTAの方、生徒の数が少ないところで兄弟がいると父兄は1人でございます。それから、家庭の事情によっては協力したくてもできない家庭の方もいらっしゃいます。そういったことを考えると、非常に負荷が発生しているというのが現状だと私は思っております。 大規模の学校によりますと、当番が回ってきても月に1回か二月に1回程度という当番があるそうでございますが、小さい学校では当番が毎週行ってしまう、このような状況が耳にするわけですけれども、これは父兄にとっては大変な負荷だと思いますが、そう思いませんか、皆さん。このままでよいのでしょうか。 そこでお伺いしたいのですが、(ア)、PTAの通学路旗振りについてどのように把握しているか。 (イ)、学校の規模によって負荷に差が生じているようだが、対策は講じていらっしゃるか。 (ウ)、過大な負荷が生じている学校に対し、旗振り要員等の手配はできないか。 (ウ)の件についてですけれども、毎朝、PTAの方や交通指導員の方、あるいは学校応援団の方が一緒に当番をやっていただいておりますけれども、十分とは言えません。そこで、ご提案でございます。旗振り専門の方を配置して、その負荷を少しでも軽減できるような措置は講じられないのでしょうか。月に1回程度の当番だったらば、それほど苦情は起きないで済むと思います。ぜひとも小規模小学校に対する補助制度、あるいは旗振り要員の手配、これを制度化していただきたい、そのように思っております。 それから、大項目、次に3番目に移ります。小学校体育館LED化についてですが、これは私は再三今までもお願いをしてきた項目の一つでございます。そこで、来年度の予算を見させていただくと、残念ながら、その予算が計上ができていないようでございましたので、その件についてお伺いしたいと思います。 (1)、令和3年度予算に計上できなかったことについてお伺いします。令和元年に蓮田南中、令和2年に蓮田北小がLED化されました。大変利用者にとってはありがたく、うれしく思っております。ほかの学校は照度が足りず、今現在、それでも活動を一生懸命しているわけでございますけれども、これは不公平が生じてしまっているのではないのかなというのがちょっと心配でございます。このままでいくと、あと何年たったらLED化できるのかすごく心配です。水銀灯の電球の製造については、2020年度で終了しているというふうに聞いております。そうすると、補給体制にも交換できるかどうかという問題が生じてくるわけです。白熱灯とかほかの電球に変わることは可能かもしれませんけれども、明るさだとかいろんな面で問題は出てくるのではないでしょうか。 そこで、この体育館のLEDに関しては、優先順位的には私は高いのではないかというふうに思っております。そこでお伺いいたします。 (ア)、予算できなかった理由。 (イ)、公平性は保たれていると感じているかどうか。 (ウ)、今後の計画についてお伺いしたいと思います。 以上、よろしくお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長 増田学校教育部長 〔増田勝弘学校教育部長登壇〕
◎増田勝弘学校教育部長 齋藤昌司議員からのご質問、大項目1、令和2年度埼玉県学力・学習状況調査についての(1)、埼玉県平均を全学年及び全教科で上回っているが、その原因と評価についてお答えいたします。 まず、蓮田市の令和2年度埼玉県学力・学習状況調査についてですが、本市は全体的に県の平均正答率を超えており、おおむね良好な結果でございました。参考までに10年前の数値を申し上げますと、県平均を大きく超えるわけではなく下回る教科もあり、県平均と同程度、あるいは一、二ポイント上回る教科もあるといった結果でございました。しかし、ここ5年間の調査結果を見ますと、ほとんどの項目で県平均を二、三ポイント近く、もしくはそれ以上に上回る結果となってきており、全学年、全教科でその傾向が見られております。また、内容や領域、問題等を詳細に比較した考察からも、県平均を10ポイント近く大きく上回るものも見られるようになっております。おおむね近年の本市児童生徒の学力は上昇傾向にあり、学習内容を確実に身につけていると捉えております。 このような学力の向上の要因の一つとしては、教員の日々の授業、学習指導の成果と捉えております。蓮田市教育委員会では、平成24年度よりアクティブラーニングによる授業改善を積み重ねてまいりました。具体的には教員が本時の狙いを明示し、その時間に何を学ぶかを明確にさせ、自ら課題を発見させ、1人でじっくり考える時間を十分に確保しながら、子どもたちが授業の終末に自分の言葉で振り返り、授業のまとめをノートに記述する時間を確保してまいりました。今後も、1時間の授業を通して自分が何を学んだかを再認識し、次の学びへとつなげていく積み重ねを大切にしながら、子どもたちの能動的な学びを実現し、学力向上においてさらに大きな成果を上げることができるよう取り組んでまいります。 教育委員会としては、算数数学学力向上推進委員会、国語学力向上推進委員会などを中心に、全国及び県の学力・学習状況調査の結果を分析し、蓮田市の児童生徒が苦手としているポイントを抽出し、学習内容の定着を図っております。また、現在も学習内容の定着は家庭学習でも行っております。学校での学習は、家庭学習とつながりが大きいことから、家庭の協力も継続してお願いしてまいりたいと考えております。 続きまして、(2)、今後の目指すところはについてですが、教育長の前にまず私のほうから述べさせていただきます。蓮田市教育委員会としては、埼玉県学力・学習状況調査の特質を生かし、学力の伸びと学校の取り組みの相関関係を分析するとともに、児童生徒一人ひとりのデータの推移を注目しながら、学力を大きく伸ばした教員の取り組みや学校の取り組みを市内に広めていきたいと考えております。子どもたちの学力向上を目指している自治体の情報も他の自治体の情報も収集し、さらに研究を深めてまいります。そして、それらを踏まえてさらなる手だてを検討し、主体的に学ぶ児童生徒を育成してまいりたいと考えております。 続いて、大項目2、通学路の安全対策について、(1)、PTAの旗振りについてお答えいたします。(ア)、PTAの通学路旗振りについて把握しているかについてでございますが、PTAなどによる交差点などにおいて児童生徒の横断時の安全確保のための活動、いわゆる旗当番については、主にPTAの活動の一環として、児童の安全な登校を見守るために市内の全小学校において実施されております。旗当番は、学校の実態にもよりますが、各校それぞれの該当箇所10箇所程度で、毎日活動している学校が多いのが現状でございます。また、PTAだけでなく、多くの学校で学校応援団、地域ボランティア、スクールガードリーダー、交通指導員の方々によって、学校の実情に応じた児童の登下校の見守りに支援をいただいております。また、学校の教員も定期的に学区の該当箇所に立ち、児童の登下校の安全指導を行っており、PTA、地域、教員が一体となって子どもたちの安全のために取り組んでおります。 (イ)、学校の規模によって負荷に差が生じているが、対策を講じているかについてでございますが、それぞれの学校において学校応援団、地域ボランティア、スクールガードリーダーへさらに協力を依頼したり、実施場所や当番の人数、回数などについてPTAで検討を行ったりしております。近隣の市町では、学校から遠い箇所では通る児童数が少なく、実施時間が短い傾向があり、逆に学校の付近では実施時間が長くなるという傾向があることから、中心地と遠方地で当番にかかる時間が均一化するように調整し、負担感を軽減することができたという事例もございます。教育委員会としましても、そのような事例を学校に情報提供しながら、PTAの負担感が軽減できるよう支援してまいります。 (ウ)、過大な負荷が生じている学校に対し、旗振り要員の手配はできないかについてでございますが、学校の児童数により当番回数に大きな差があることが現状でございます。議員がおっしゃったとおり、大規模な学校が月に1回程度順番が回ってくるのに対し、小規模な学校では毎週当番が回ってくることも少なくありません。共働きのご家庭にとって毎週の当番は大きな負担があり、PTAと学校にとっての課題となっております。PTAや学校が行っている負担軽減の取り組みとしましては、学校応援団や地域ボランティアへ協力を依頼したり、実施場所や当番の人数、回数などについてPTAで検討したりしております。学校応援団等を含む地域の協力が多く得られ、負担感なく旗当番を行われているという事例もございます。教育委員会としましては、市内の工夫した取り組みや近隣市町の実践例などの情報を集め、PTAにとって負担感が少なく、学校、地域の実態に応じた旗当番の実施方法について研究をしてまいります。また、何より、それぞれの学校の安全指導の中で、自分の身は自分で守ることができる児童生徒の育成を行ってまいります。 続いて、大項目3、小・中学校体育館LED化について順次お答え申し上げます。中項目(1)、令和3年度予算に計上できなかったことについて、(ア)、理由はでございますが、令和3年度において、LED化されていない全ての小・中学校体育館を対象としたLED化改修工事設計委託の実施を検討しておりましたが、老朽化に伴うトイレ改修や外壁、屋上防水改修などを含めた全体の施設整備計画の中で優先順位を勘案し、関係課とも協議をし、このような結果となりました。 次に、(イ)、公平性は保たれているかにつきましては、学校間における公平性の確保のため、体育館照明がLED化されていない小・中学校を対象として、定期的に照明設備の点灯状況確認を行い、点灯しなくなったランプを交換するなどの修繕を実施しております。教育委員会では、単年度ではなく一定の計画期間をもって、公平化という視点で考えていきたいと思っております。 次に、(ウ)、今後の計画はにつきましては、令和3年度当初予算において、黒浜西中学校体育館屋根、外壁及び照明LED化改修工事設計委託費を計上しており、令和4年度に改修工事の実施を予定しております。そのほかの小・中学校体育館LED化改修につきましては、校舎の外壁、屋上防水、トイレ改修などの老朽化対策を含めた学校全体の整備状況を見通しながら、関係課と連携し、計画されている改修工事を可能な限り早く進めていきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長 西山教育長 〔西山道夫教育長登壇〕
◎西山通夫教育長 おはようございます。齋藤昌司議員の今後どのような学力を身につけていってほしいと考えているかというご質問でございますが、蓮田市の学力が高い要因ということで部長のほうから答弁させていただきました。そのとおりなのでございますが、加えさせていただきますと、1点目には、まず蓮田市はもともと教育熱心な土地柄であったということが言えるのかなというふうに思っております。江戸中期の寺子屋の数というのは、近隣市町村と比較しても非常に多かったというのが事実でございます。 また、先ほど部長からも申し上げましたが、平成24年度時点で、今の学習指導要領が目指している主体的、対話的で深い学び、こういうふうに文科省は呼んでおりますが、私どもは既に平成24年度時点でアクティブラーニングという取り組みに主といたしまして、事業改善を図ってまいりました。 また、3つ目は、PTA活動、先ほどお話がありましたが、非常にこのPTA活動を中心に保護者の教育に対する理解、関心が高い、これが一つ大きい要因だろうと。 4つ目は、子育て部門が教育委員会の中にありまして、学校教育関係と就学前の子どもたちとの連携が取れる、それによって非認知的能力の育成を重視した教育活動が展開できる、こういう利点があるかなというふうに考えています。これらも一つの要因になっているというふうに考えているところでございます。 さて、大きな社会の変化が起こっております。また、急激な科学の進歩、これが続いております。今の子どもたちは、将来私たちの予測を超えた社会を生きていくことになる。これは、いろんなところで言われていることでございます。そのような社会では、現在身につけた知識、これは将来にわたって変わらないものという認識はちょっとできないのかなというふうに思っています。これからの社会に求められる力、これは例えば自己開発能力とか、あるいは課題に迫る思考力とか、あるいは人間関係調整能力、あるいはキャリアプランニング能力、これなどとともに粘り強く問題に立ち向かっていこうという精神力とか、レジリエンスと言われる混乱に対応できる精神的回復力、これなどがあるというふうに考えています。義務教育で身につけてほしい学力というのは、リベラルアーツの基礎としての知識と、今述べてきたような将来にわたって自分を生かす力を合わせたものであるというふうに考えています。いわゆる全国や埼玉県の学習状況調査のような学力調査で測れる学力は、それらのほんの一部であるというふうに考えております。教育委員会では、これらのことを本市の小・中学生に身につけてほしい、先ほど申し上げました様々の力があります。それらを加えて、それらのものをきちんと本市の小・中学生に身につけてほしいというふうに考えておりまして、教科学習の本当の意味での充実と実践的活動の促進、それからキャリア教育の推進、これを中心に据えて各学校にお願いを続けているところでございます。今後、このような学力を全部の子どもたちに身につけていただいて、将来蓮田のため、日本のために力を尽くせる人たちになってほしいなというふうに考えているところでございます。 以上でございます。よろしくお願いします。
○鈴木貴美子副議長 15番 齋藤昌司議員
◆15番(齋藤昌司議員) ありがとうございました。なかなか高尚な話で、私の体はどちらかというと、頭の中は筋肉質でつくってしまったものですから、なかなか理解には苦しむところがございますけれども、若き脳を刺激する、そういったことではすごくいいことだと思いますので、これからも頑張っていっていただきたい、そのように思っています。 それで、そのことに対して学力が高いこと、これを私はもっとアピールすべきだと思うのです、蓮田のために。これをぜひやっていただきたいなと思っています。シティセールス、これの一つで、標語の中にもありますけれども、教育するなら蓮田市の中に1つ言葉をつけ加えてもらって、教育、スポーツするなら蓮田市へと、これもぜひ一緒にやっていただければなというふうに思っています。これは、スポーツも埼玉県の中で部活動でトップクラスになっている競技が幾つもございます。そういった面では、これもアピールの要因だというふうに思っています。それで、子育てするなら蓮田市へということでたくさん来るかもしれないし、教育するなら蓮田市へということでたくさん来るかもしれませんので、その辺のところを一考していただければなというふうに思っています。 それでは、再質問をさせていただくわけですけれども、まず第1項目のほうの学力の件は、先ほどの答弁で結構でございます。もう少し教育委員会アピールしていただければ、もっとよかったのかなというふうに感想でございます。 それでは、まず旗振りの件なのでございますけれども、これは専門の人を用意していただけたらということで、その件に対しては触れた具体的な話がご回答としてはちょっと寂しかったなというふうに思っていますので、これを制度化して予算化していくようなことの検討というのをしていただけるものかどうか、それをお伺いしたいと思います。
○鈴木貴美子副議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 いわゆる旗振り当番の補助要員というのでしょうか、要員の確保するための制度化及び予算化についてのご質問かと思います。学校の実情に応じて、PTAに加えて各学校では各種ボランティアと協力して実施場所や回数を検討していただくとともに、議員がおっしゃった方法についても検討課題の一つであるというふうに捉えております。 よろしくお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長 15番 齋藤昌司議員
◆15番(齋藤昌司議員) それでは、よろしくご検討をお願いいたします。 次に、体育館のLEDのことなのですけれども、ただいまの答弁の中で、球切れになったものについては、点検等をしていくというような話だったのですけれども、今まで過去の実績を見ますと、どうも卒業式の3月に合わせて交換を年1回しかされていないというのが、これが事実なのです。そういったことではなく、今度はある程度の数、1つとは言いませんので、2つ、3つ切れてしまったら、早めに、あるいは頻度を上げて交換していただけるということで理解でよろしいでしょうか。
○鈴木貴美子副議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 体育館等のランプ交換の時期についてのご質問かと思います。ランプ交換するために足場を組まなければならない、そういう学校もございます。交換が必要な箇所が複数になった時点で交換するなど、その時期を3月に限らず対応に努めていきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長 15番 齋藤昌司議員
◆15番(齋藤昌司議員) ありがとうございます。 それでは、足場組むって大変費用かかるのを私も知っておりますけれども、ぜひ利用者の利便を考えて対応のほうをお願いしたいというふうに思っています。 それで、まだ9校LEDにしなければいけない学校があるわけですけれども、この学校の改善スケジュール、先ほどのお話になると、平成3年度は行われない、平成4年度に1校していくといったことになると、まだ10年もかかってしまうと、これでは幾ら何でも、誰が考えてもちょっと遅いのではないのかなと、それで見えるスケジュール化のお話を確約がいただけなくても結構でございますので、こういうふうにやりたいのだということでも結構ですから、一つ設計の予算なら設計の予算を令和4年度中にはつくり上げるのだとか、あるいは補正で組んでいくとか、そういうことを一生懸命やりますというようなことを、前向きなお返事をしていただければというふうに思って、再質問させていただきます。よろしくお願いします。
○鈴木貴美子副議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 体育館のLED化だけでなくて、先ほどの答弁と重複してしまいますけれども、老朽化対策を含めた学校全体の整備状況を見通しながら、また関係課と連携する必要もございますので、なかなか何年にやるという、ここでお話しすることは難しいのですけれども、課内では一応計画は持っておりますので、その計画を基に、緊急工事等もございます。関係課と連携をしながら早急にできるだけ早く、可能な限り早く進めていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長 15番 齋藤昌司議員
◆15番(齋藤昌司議員) 今の私の発言の中で、「令和」と言うべきところを「平成」のままにしておったのを訂正させてください。 それと、もう少し先が短いお話が欲しかったのですけれども、極力ご努力してもらうということで、私の質問をやめさせていただきます。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 18番 栗原勇議員 〔18番 栗原 勇議員登壇〕
◆18番(栗原勇議員) 18番、栗原勇です。通告に従い、2問行います。 冒頭、明日で2011年3月11日に起きた東日本大震災から10年になります。東京電力福島第一原子力発電所事故による避難者は、現在でも福島県の発表で3万6,000人以上と言われています。放射能被害は、今も続いています。使用済み核燃料の始末、汚染水の始末もできていません。復興という言葉で、原発事故をなかったことにしてはいけないと思っています。 それでは、質問に入ります。大項目の1、国民の権利としての生活保護利用を。生活保護は、働いているかどうかに関わりなく、生活に困ったとき、国民の誰もが憲法25条や生活保護法などに基づいて、権利として生活の保障を請求できる制度です。現在の生活保護法は、1946年に施行された旧生活保護法を全面改正する形で1950年に制定されました。これは生存権、つまり人間らしく生きる権利を保障しようとする世界的な運動の流れと民主主義と暮らしを守る国民の要求と運動の中で実現したものです。生活苦や貧困、病気は、個人の責任ではなく政府の低賃金政策や貧しい健康医療福祉政策、労働政策、経済政策などの社会的原因によるものです。生活保護法は、こうした社会的原因による生活苦から、国の責任で国民の生活を守ることを目的としてつくられました。安倍前首相は、生活保護利用について、ちゅうちょすることなく申請してほしいと述べ、菅首相も「生活保護は国民の権利です」と述べています。コロナ禍の影響で失業者、生活困難者が増え続ける中、最後のセーフティーネットである生活保護の役割が問われています。日本では、生活保護が必要な世帯の2割しか利用できていないもとで、田村厚生労働大臣が参議院予算委員会で、日本共産党の小池晃議員の質問に対し、「生活保護申請をためらわせる扶養照会は義務ではない」と明言しました。そこで質問します。 (1)、蓮田市における申請件数と保護支援決定件数を過去3か年の数をお示しください。 (2)、扶養照会のあり方について。生活保護の扶養照会というのは、生活保護を申請するときに援助ができるかどうかを福祉事務所が親族に問い合わせるものです。親族に知られるのを嫌がる人も多く、利用を阻む壁になっています。つくろい東京ファンドが年末年始、生活困窮者向けのアンケートを行いました。165人が答え、生活保護を利用していない人は128人、理由について34.4%が家族に知られるのが嫌だからと答えています。扶養照会は、どのように行われているのかご答弁ください。 大項目の2、新型コロナウイルス感染防止、収束に向けて。この件は、高橋議員、秦議員、関根議員と重なるところもありますが、ご容赦ください。菅首相は、3月5日夜の記者会見で、首都圏、4都県での緊急事態宣言の再延長に当たり、延長の理由として、リバウンドを防ぐと言及しました。3月末までに3万箇所の高齢者施設で検査を行い、市中感染探知のため、無症状者のモニタリング検査を大都市で実施するとしました。2月2日に緊急事態宣言延長を表明したとき菅首相は、これまでの対策を徹底というのみだったのに対し、5日の記者会見では、高齢者施設等での社会的検査の拡充や無症状者に焦点を当てた市中感染源発見のための検査を明確に位置付けました。会見に同席した政府対策本部分科会の尾身茂会長は、「解除すれば感染増加は必ず見られるので、本当のリバウンドにならないような防止策の体制強化をこの2週間でしっかりやる」と述べました。 5日改定の政府の基本的対処方針には、感染拡大の予兆や感染源を早期に探知するため、幅広いPCR、モニタリング検査を実施と新たに明記しました。政府は、1日1万件規模を目指し、無症状者に焦点を当てた検査を広げるとしています。そこで質問します。 (1)、PCR検査のうちの(ア)、高齢者施設職員の検査の実際。 (イ)、高齢者施設利用者の検査。 (ウ)、障がい者施設、保育園、学童、小中学校教職員の検査。 (エ)、プール検査の研究、唾液検査の研究。 (オ)、自宅療養者及び自宅内濃厚接触者の生活支援。 (2)、ワクチン接種について。ワクチン接種が日本でも始まりました。しかし、感染拡大を防ぐためには、医療、高齢者施設での定期的検査など、検査拡充、感染者の追跡、保護が重要であることに変わりはありません。今回のワクチンは、重症化を防ぐ効果は確認されていますが、感染を防ぐ効果や人に感染させない効果は確認されていません。ワクチンは、オールマイティーな手段ではなく、これまで持っていたカードに加わった新たなカードです。そのことを押さえた上で質問をします。 (ア)、集団接種のうち、予防体制、問診、接種後の観察、高齢者の移動、入院患者、介護施設入所者の接種、接種日及び1日当たりの接種予定数、マイナンバーカードの有無による不利益は。 (イ)、個別接種のうち、市の役割について。 以上、1回目の質問を終わります。
○鈴木貴美子副議長 猿田健康福祉部長 〔猿田孝二健康福祉部長登壇〕
◎猿田孝二健康福祉部長 栗原勇議員のご質問、国民の権利としての生活保護利用のうち、申請件数と保護決定件数についてですが、平成30年度は申請件数64件、保護決定件数51件、令和元年度は申請件数57件、保護決定件数56件、令和2年度は2月末時点で申請件数49件、保護決定件数38件でございます。 次に、扶養照会のあり方についてですが、昨年の9月定例会の答弁と同じ内容となりますが、生活保護法第4条第2項に基づいて、申請者の扶養義務者に対し照会を行っております。条文には「民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする」と規定されております。扶養義務者調査の対象者は、申請者の三親等内の親族ですが、その中で生活保護受給者、未成年者、おおむね70歳以上の高齢者、10年程度音信不通の親族等には、福祉事務所内で検討のうえ、扶養の可能性が期待できないものとして、調査を行わないこともできます。 なお、昨年の9月議会では、「20年以上音信不通の親族等には調査を行わないことができる」と答弁いたしましたが、令和3年3月1日から、10年程度音信不通に変更されております。 また、申請者がDV被害者である場合などには、調査を行わないなど、二次被害が生じることのないよう十分に配慮しております。ご理解のほどお願いいたします。
○鈴木貴美子副議長 長谷部
健康福祉部参事 〔長谷部幸一
健康福祉部参事登壇〕
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 栗原勇議員ご質問の新型コロナウイルス感染症防止、収束に向けてについて順次お答えいたします。 初めに、PCR検査については、検査時点における感染の有無を調べるものでございます。また、PCR検査は、高齢者施設など及びクラスターが発生している地域において幅広く一斉に実施することにより、新型コロナウイルス感染症の発生状況を早期に把握するための手段として有効でございます。 このような状況を踏まえまして、PCR検査のうち、高齢者施設職員の検査の実際についてですが、高齢者施設職員を対象としたPCR検査については、本年1月から2月上旬にかけて、感染者が多く確認されている県内の12市を対象に埼玉県が実施しております。そのときには、蓮田市は含まれておりませんでした。その後、緊急事態宣言の延長や国の基本的対処方針の変更を受け、対象地域を県内全域に広げ、2月下旬から集中的に検査が実施されております。なお、検査にかかる本人の費用負担はございません。 また、この検査は、特別養護老人ホームや有料老人ホームなど、県内の約1,500施設に勤務する約7万5,000人の介護職員の方などを対象とし、唾液によるPCR検査を実施し、3月中に完了する見込みとなっております。 次に、高齢者施設利用者の検査についてですが、高齢者入所施設利用者の検査につきましては、先ほど申し上げました埼玉県によるPCR検査と併せ、生活の場所が施設となる新規の入所者に対し実施されることになっております。なお、この検査は、高齢者入所施設におけるクラスターの発生を防止する観点から行うものでございます。それ以外の通所系サービスなどの利用者は、在宅生活者のため、一般の高齢者と同様の検査対象となります。 次に、障がい者施設、保育園、学童、小・中学校教職員の検査についてですが、障がい者施設につきましては、先ほど答弁させていただきました高齢者施設と同様に、埼玉県が主体となり、県内約400箇所の障がい者入所施設、グループホームの職員及び新規入所者を対象にPCR検査を実施すると伺っております。検査方法につきましては、唾液検体によるPCR検査キットの配送及び回収を専門業者へ委託して実施するとのことでございます。 保育園、学童、小・中学校教職員については、医師が必要と判断した方、濃厚接触者の方、さらにはクラスターの発生など、地域の感染状況を踏まえ、感染拡大を防止する必要がある場合を含めて、必要な行政検査が実施されております。このように国や県の基準に基づいてPCR検査は実施されており、引き続き、検査体制の拡充については、国や県の動向を注視してまいります。 次に、プール検査の研究、唾液検査の研究のうち、プール検査についてですが、医療機関、高齢者施設などにおいて、複数名の無症状者の検体を混合し、同時にPCR検査を実施するもので、多数の検体を同時に検査することにより、検査時間、費用が効率化されるメリットがございますが、陽性の混合検体が確認された場合は、陽性者の特定のために個別の検査の実施が必要となります。 厚生労働省は、令和3年1月22日に都道府県、保健所設置市、特別区に対して、事務連絡で医療機関、高齢者施設等における無症状者に対する検査方法についてを示し、医療機関や高齢者施設等において、幅広く検査を実施する場合の検査法として、この検体プール検査法を行政検査として新たに実施可能としております。 検体プール検査法の対象となる施設などの種別、対象者、対象地域、頻度などは、各都道府県などにおいて地域の実情に応じて定めることができ、また検査実績については、都道府県が取りまとめて、厚生労働省に報告することになっております。このように検査体制の整備につきましては、広域的な対応が必要なため、国や県が対応しており、市ではその動向について注視し、認識しているところでございます。 次に、唾液検査の研究につきましては、新型コロナウイルス感染症の診断における唾液の有用性について、発症から9日以内であれば、咽頭ぬぐい液と唾液において、良好な一致性が認められるとの研究結果が厚生労働省研究班より示されております。この結果を基に、症状発症から9日以内の方については、唾液によるPCR検査が可能とされております。 続いて、自宅療養者及び自宅内濃厚接触者の生活支援についてですが、自宅療養者につきましては、保健所が主体となり生活支援が実施されており、配送による食事の提供などを行うことが可能となっております。実施方法としましては、配食サービスを希望する自宅療養者に対し、保存可能なレトルト食品などをパッケージ化して配送しているということでございます。なお、自宅内濃厚接触者につきましては、配食サービスは実施されていないと伺っております。市といたしましては、今後も、感染症法や指針、通達などに基づき、保健所や医師会とさらなる連携を図り、感染対策に取り組んでまいります。 次に、ワクチン接種のうち、集団接種について順次お答えいたします。まず、予約体制についてですが、予約はLINE、ウェブ、電話での受付けが可能となります。接種券に記載された個人を識別する宛名番号と、接種する方の生年月日を利用して、本人またはご家族の方などに予約をしていただきます。 次に、問診についてですが、予診票につきましては、会場での混雑緩和のためにもご自宅での記入のうえ、お持ちいただきたいと思います。また、持病などをお持ちの方につきましては、事前にかかりつけ医で接種の可否についてお尋ねいただくよう記載されております。接種当日は、予診票を基に医師が問診をした上でワクチンの接種を受けることになります。 次に、接種後の観察についてでございますが、接種会場におきましては、接種後15分から30分程度の経過観察を行います。経過観察時にアナフィラキシーショックなどの副反応が起きた場合には、会場の医師、看護師において対応できる体制を整えております。また、後日生じた副反応につきましては、一般的な質問については市のコールセンターで、専門的なものや夜間緊急の場合には、県において3月1日から開設されております、24時間対応の専門の相談窓口において対応いたします。 次に、高齢者の移動についてですが、蓮田市総合市民体育館パルシーまでの交通手段といたしまして、蓮田駅東口から朝日バスが運行しております。朝日バスでは、パルシー、ハストピアでイベントなどが実施される際には、蓮田駅東口とパルシー、ハストピアを結ぶ直通のシャトルバスの運行も行われておりますので、シャトルバス運行の依頼につきましても検討してまいりたいと考えております。 次に、入院患者、介護施設入所者の接種についてですが、今回のワクチン接種につきましては、原則として住民票のある市町村で接種を受けることとなっておりますが、入院患者や介護施設の入所者など、やむを得ない事情がある場合には、住所地外の市町村での接種も認められております。全ての方がワクチンの接種が受けられるよう体制整備を進めてまいります。 次に、接種日及び1日当たりの接種予定件数についてですが、集団接種会場での接種は、当面は平日週2回、1日当たり500人程度を予定しております。集団接種は、医師、看護師の派遣を含め、業務委託での実施を予定しており、現在、契約締結に向けて最終調整を進めておりますが、土曜日、日曜日、祝日の医師、看護師の派遣は、現在難しいとの回答をいただいております。集団接種と個別接種を並行して進めることにより、全ての方の接種が可能になると考えておりますので、ご理解願います。 次に、マイナンバーカードの有無による不利益はについてですが、予防接種会場における本人確認書類として、マイナンバーカードをご提示いただくことも可能ですが、本人確認書類としては、運転免許証や健康保険証など、ほかの書類の提示も可能でございます。今回のワクチン接種においてマイナンバーカードの有無による不利益はございません。 次に、個別接種の市の役割についてですが、個別接種の実施につきましては、現在、市と各医療機関で調整を進めております。調整が整った医療機関から市のホームページなどでお知らせするとともに、順次個別接種を開始してまいりたいと考えております。なお、個別接種は、患者さんの状況を把握しているかかりつけ医での接種が多くなると想定されますが、かかりつけ以外の方の接種も可能となる予定でございます。 また、今回のワクチン接種の予約につきましては、集団接種、個別接種の区別なく、全て市の予約システムにより予約の受付けをいたします。これにより医療機関の事務負担軽減にもつながるものと考えております。 実施医療機関のご理解、ご協力をいただきながら、円滑な接種体制が確保できるよう努めてまいります。ご理解賜りますようお願いいたします。 以上でございます。
○鈴木貴美子副議長 暫時、休憩といたします。 休憩 午前11時51分 再開 午後 1時00分
○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 一般質問を続行いたします。 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) それでは、再質問をします。 大項目の1のうちの(1)、申請件数と保護決定件数をお聞きしました。3か年にわたってその数を合計しますと、申請数の合計が170、そのうちの決定が145ということで、保護決定に至らなかった主な理由はどのような理由でしょうか。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 保護決定に至らなかった理由といたしましては、資産、収入があることや、申請後に親族等へ相談したことに伴い、援助が受けられることになったためなどでございます。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) それでは、(2)の扶養照会の実務というのはどのようなことでしょうか、お尋ねします。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 扶養照会の実務につきましては、申請者本人から聴取を行い、さらに必要があるときは、戸籍謄本及び附票から住民票登録地を特定し、扶養義務者調査を行います。扶養義務者調査は、文書によって行いますが、扶養義務者が市内に居住する場合などは、できる限り訪問して調査を行っております。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 扶養照会の実務、分かりました。 ここ過去3年間にわたっての扶養照会の件数と、照会をした結果、援助が受けられ自立をした件数についてご答弁ください。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 扶養義務者の調査を行った件数は、平成30年度が295件、令和元年度が324件、令和2年度は2月末時点で244件となっております。扶養義務者調査の結果、親族の支援を受け自立した件数は、平成30年度から現在までで3件となっております。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 扶養照会のこの3年間、数、ご答弁いただきました。その数を合計しますと863です。そのうちの自立した件は3件ということで、863件中の3件、パーセントで言いますと0.35%、大体1,000件を調査した結果、3件ないし4の自立というふうなことで、極めて割合としては少ない。この担当者の方は、極めて大変な仕事だと思うのです。それをずっと扶養照会のために電話をしたり郵送手続きしたり、あるいは直接会って相談をしたり、大変な仕事をしながら進めてきている。そういう相談担当の方のエネルギーをもっとほかのことについて使っていったほうがよいのではないかというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 扶養義務者調査には、金銭的援助を求める以外に、離れていた親族関係を修復する目的などもございます。そのため生活保護制度に基づき、個別の事情を考慮しながら必要な調査を行ってまいりたいと考えております。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 先ほど申しましたように割合としては0.35%ということで、極めて割合としては少ない。しかし、直接会って相談をしたりしながら、個別の事情もつかんでというふうなことでございました。 さて、親族と連絡が取れたとしても、果たして国民生活の中で扶養できる余裕そのものがないのではないかと思うのです。労働者の平均賃金調べてみますと、年収大体450万円前後というのが平均年収です。そこから税金などを払う、そうすると自分の家族のことで精いっぱいだというのが大体国民の一般的な生活ではないか、そういう中でさらに扶養というのでは、そもそも扶養できる余裕がないのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 扶養義務者調査の結果、金銭的援助は難しいということであれば、精神的な援助をお願いするなど、個別の事情を考慮し、また申請者の自立をめざすために、扶養の可能性について検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 金銭的なつながりというよりも、精神的なつながりを求めているのだというふうなご答弁でした。例えば音信不通の場合、過去においては20年以上音信不通の場合を今年の3月1日から10年以上というふうに短縮をしました。それから、生活保護を受給している方に対する、また扶養についてはできないと、未成年にもできないと、それからおおむね70歳以上の方にもできないと、こういう期待ができないと、照会をして扶養が期待できないものとしてという方には、照会を行わないこともできるというふうにあります。また、申請者がDVの被害者である場合は、これは照会をしないと、かえって関係が悪化するからです。そういうようなDV被害者に対しては照会しない、関係が悪化するから。ほかにも親族にそうした照会をすることによって、かえって関係が悪化するというふうな例もあります。ですから、相談者が照会はできればやめてほしいというふうな声も聞かれます。そういう意味で、本人が同意をしなければ照会をやめるべきではないかというふうに思います。これについてはいかがでしょうか。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 先ほども申し上げましたが、扶養義務者調査につきましては、個別の事情を考慮し、扶養の可能性について検討し、必要な調査を行っております。また、扶養調査が完了していないなどの理由で、生活保護の決定が行われないということはございません。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 扶養照会が終わらないと決定できないわけではないということについては、大事なことなので、ぜひ続けてほしいと思います。 さて、冒頭申したように、生活保護は権利ですというこの考え方、この考え方を優先するという立場で、扶養照会については、保護は権利ですと、その権利を大事にするのだという立場から、やっぱり本人の同意がなければ照会を行わないというような、こうした運用をということではいかがでしょうか。
○中野政廣議長 猿田健康福祉部長
◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。 繰り返しになりますが、扶養義務者調査につきましては、個別の事情を考慮し、扶養の可能性について検討し、必要な調査を行っております。また、扶養調査が完了していないなどの理由で、生活保護の決定が行われないということはございません。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 市長にお尋ねをいたします。 この間、私の質問、あるいは答弁の中で、扶養照会について親族と連絡を取れても、やはり扶養できるそもそも余裕がないというのが国民大多数の生活実態ではないかなと思います。それから、また照会をしたために、かえって関係が悪化するというふうなことも聞きます。また、申請者がDV被害者である場合は、照会は絶対しないというふうなことも決められております。そういう意味で、運用として、本人が同意をしなければ照会は行わないこともできるということですから、そういうふうな運用ではいかがでしょうか。市長に答弁を求めます。
○中野政廣議長 中野市長
◎中野和信市長 栗原勇議員のご質問の大きな1点目、国民の権利としての生活保護利用について、具体的な、また実情に即したいろいろなご質問をいただきました。お立場でのご質問だと思います。また、うちのほうの部長が答弁したのは、市役所の立場の答弁でございます。その中で生活保護受給権というのは、最低生活を営む上での国民の権利であることは間違いないのですが、我々末端行政、実務をつかさどる者としては、やはり一つの基準がありますので、それにのっとって利用しているわけであります。栗原議員のお立場のご質問もやはり考えなければならない。実際に事務執行に当たっては、それらを慎重に考えながら、しかしながら、市のほうでも国の定められた基準にのっとって執行しなければならない、そういうことになります。その際、私も福祉事務所に、まだ昭和47年、市制施行と同時に蓮田市に福祉事務所が設置されましたが、その際実際ケースワーカーは担当しておりませんでしたが、給付金の庶務事務を担当しておりましたが、なかなか生活保護受給世帯になったときの社会復帰というのは大変厳しゅうございまして、当時も今でも変わらないと思いますが、私が在籍しているときに1件でした。社会復帰されました。そのときには、まだまだ市のほうも体制が未熟でありましたので、みんなでお祝いといいますか、生活保護から立ち直ったというか、立ち上がった、復帰した方のそういうことをやった記憶がございます。現下、その後今の社会情勢も混沌としておりますし、なかなか就職状況とか一般生活状況も、いい方はいいのですけれども、またそういう境遇に遭った方にとっては、逆に年々増して厳しい状況に置かれていると認識しております。その中の生活保護事業ですから、とても大事なのですけれども、やっぱりこの辺はご質問の趣旨は十分配慮しながら、実際事務執行に当たってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。 親戚照会等々、実際にはあるのですけれども、逆にそういうことによっていろいろ人間関係を悪くする、親戚関係を悪くするという事例もあるかもしれませんが、逆にご支援いただけるケースも出ているわけでありまして、その辺は意見が、考えがちょっと食い違いますけれども、十分配慮しながらこの生活保護事務を執行させていただきます。そういうことでご理解いただければと思います。どうぞよろしくお願いします。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 大項目の2のほうに行きます。新型コロナウイルス感染防止、収束に向けてのうちの(1)、PCR検査の中の(ア)、高齢者施設職員の検査の実際についてです。埼玉県では、高齢者施設の職員については、3月末までに全てPCR検査を行うようというふうな指針であります。実際どうなのかということで、ちょっとアンケートを私させていただきました。市内の高齢者施設、全部でなくて抽出なのですけれども、幾つかの返事が返ってきました。ちょっと結果をお話ししますと、今年に入ってからPCR検査について、1、施設の職員に対してPCR検査1回行ったというところが13のうちの3施設、それから現在行っていないが今後行う予定が6施設、現在行っていないし今後も行う予定はないというのが3施設、それから今度は入所者に対して、1回も、あるいは2回も行っていない、現在行っていないが今後行う予定が5施設、現在行っていないし今後も行う予定がないのが5施設です。 それから、通所系サービス利用者に聞きました。ここは、現在行っていないが今後行う予定が2施設、現在行っていないし今後も行う予定ないが3施設です。 こう見ると、3月末までにPCR検査、全ての高齢者施設で行うようにという県の方針、これが果たして末端まで通っているのかというふうな疑問を抱きます。返ってきたのが3月の初旬ですから、最近のことなのですけれども、しかし、先ほどアンケート結果をお話ししたように、現在行っていないし今後も行う予定がないというのが結構多いのです。これは施設の職員についても、あるいは入所者に対しても、現在行っていないし今後も行う予定がないというのがかなり多い、4割ぐらいでしょうか、というふうなことで、果たして県のそうした連絡が末端まで行っているのだろうかというふうな心配をするわけであります。そういう意味では、行っていないとすれば、何らかの形で伝える必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 埼玉県が対象施設へ検査希望を照会して、回答を取りまとめていると伺っております。私の今手元では、埼玉県福祉部高齢者福祉課から各施設サービス事業所管理者宛ての文書を見ておりますが、申込み方法として、埼玉県ホームページを御覧くださいというふうにも書かれておりますし、そのように認識しております。 以上です。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) それにしても連絡が行き届いていれば、現在行っていないが今後は行う予定だと、こういう回答だと思うのです。ところが、現在行っていないし今後も行う予定はないということは、やっぱり行き届いていないかと思うのです。そういう意味では、そうした実態をつかんで、今そうした施設でPCR検査を全面的に行うことが感染防止、収束に向けての重要な力ですから、これはやってほしいなというふうに思います。 続いて、大項目の(イ)については分かりました。自分としては、異論があるのですけれども、ちょっとここは分かりました。 (ウ)、障がい者施設、保育園、学童、小・中学校教職員の検査についてですが、これについては先ほど答弁の中で、障がい者施設の職員については、高齢者施設と同じようにPCR検査を行うというふうな理解でよかったでしょうか。一応確認としてお願いします。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 ご指摘のとおりでございまして、障がい者施設の職員に対して含まれているというふうに認識してございます。 以上です。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 障がい者施設の職員については、含まれるということで分かりました。 保育園、学童、小・中学校の教職員の検査については、対象外というふうなことでしたが、ここは大事だと思うのです。クラスターが発生した場合に、その感染の状況を調べて検査を行うというのでは遅いと思うのです。その前に調査をする。この新型コロナの場合は、感染をしていても症状はないというのが特徴です。自覚症状がないから出歩いてしまうというふうなことがあるので、やはりクラスターが起きる前から、そうしたPCR検査が今は特に大事だと思うのです。そういう意味で対象外とされた保育園、学童、小・中学校の教職員の検査について、市長、これは県ではそうした保育園、学童、小・中学校の教職員の検査は対象外ということですが、蓮田市として、ここにもクラスター発生以前からきちっと実際をつかむということで、PCR検査の対象と蓮田市の事業としてすべきだというふうに思いますが、いかがでしょうか。
○中野政廣議長 中野市長
◎中野和信市長 栗原勇議員の大きな2問目の新型コロナウイルス感染症感染防止の中のPCR検査でありますが、現在、埼玉県で統一して行われているのは、先ほど来申し上げているとおり、埼玉県が中心になって埼玉県の負担で実施しているところであります。ご質問の趣旨は、今度市の保育園だとか学童だとか小・中学校の先生方、この辺の議論になりますと、市の職員でもそういう立場に近い職種もありますし、消防職員もおりますし、いろいろどこまでどういう形でという話になるのですが、そもそも論といたしまして、PCR検査は、申し上げましたが、検査でありまして、毎日毎日のその方のPCR検査が毎日やれば最高でありますし、間断を置いてその検査をやるのもそれなりに効果はあるかもしれませんが、やっぱりワクチンと違って防疫、感染が防げるということでありませんので、感染状況が事前に把握されるであろうという形の検査でありますし、その辺が蓮田市として単独事業でどこまでできるか、どういうことまでできるかという件については、まだちょっと断が下せないといいますか、考えが述べられませんので、ご理解賜りますようどうぞよろしくお願い申し上げます。結局は、PCR検査が徹底されて、しかも毎日になるか週何回かになるか、そういう制度でもできれば、多額の財源負担がかかると思いますし、実際にそれを実施する医療機関が蓮田の医療機関で、長谷部参事もどなたかの質問で答弁したかと思いますけれども、対応能力があるか、お医者さんのほうで。そういう課題もありますし、一束にやります、できませんということは、ちょっと申し上げられません。PCR検査についても、これからの国の動向で、オリンピック開催に向けて決断がなされたときには、場合によってはですけれども、ある程度限られた段階でPCR検査の拡大はなされるかもしれません。しかし、それはまだ私自身の推測でありまして、そこまで徹底しないと大きな国際大会は開けないと思いますので、今は私の予想ですけれども、そういう段階で対応をせざるを得ないのかなと思っております。趣旨は十分理解しておりますが、毎日毎日の検査対応の実施とその経過観察は、今の蓮田市の置かれている状況では大変厳しいかなと思っております。よろしくお願いします。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) PCR検査の方法として、これは厚生労働省も認めているのですけれども、検体プール検査といって、ある小集団の方のPCR検査をすると、その各小集団を調べながら、ある小集団の中でそういう陽性があれば、そこをまた個別にやるというふうなことで、費用としてはより安価にできるというふうなことも言われています。そういう意味では検体プール検査、ぜひ研究して、国が本来はやるべきことでしょうけれども、やはり対策を遅れますと、なかなか収束いかないというふうなことで、ぜひ検討をしてほしいなと思います。 次に、自宅療養者及び自宅内濃厚接触者の生活支援のところにまいります。自宅療養者、極めて不安だと思うのです。そういう中でパルスオキシメーター、酸素飽和濃度を調べる機械でしょうか、その貸与についてはされているのでしょうか、お尋ねします。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 自宅療養者への健康管理として、保健所職員が担当しておりますが、お尋ねのパルスオキシメーターについては、県が手配し、陽性者に配送していると伺っております。 以上です。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 今度は、自宅療養者に対しての生活支援、自宅療養者は外に出ることができません。したがって、食事とか、その他衛生を守るためのいろんな消耗品等々、どうしても必要ということで、県では配食サービスを希望者に、レトルト食品ですけれども、パッケージという形で配布しているということでした。これは、埼玉県の川島町ですけれども、ここではあくまでも本人の申出でありますけれども、1週間分の食料や水、マスクや消毒液の配布をしていると、蓮田市においても本人の申出というのを基本にしながら、完治するまでの間の食料や水、消毒液の配布というのは検討してはいかがでしょうか。災害、避難という立場からも、そうしたことができるのではないかと思いますが、これについてご答弁ください。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 やはり生活支援という観点に立てば、感染者、陽性者の方も濃厚接触者の方も同じであるとは考えております。生活支援につきましては、議員のおっしゃるとおり、防災の観点も必要かと思います。市の関係課と連携し、その必要性を判断するとともに、県や近隣市町の情報を注視しまして、調査・研究してまいりたいと思います。 以上です。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) いろいろ研究するというふうなことだったと思うのですが、これは時間を置かないで直ちにということが大事だと思うのです。今この時期に抑えるという意味では、先ほど言ったPCR検査についても、あるいは生活支援についても、今行うことが大事だということで、直ちにどう対応するかを検討してほしいと思います。 さて、次です。医療の問題で、例えば自宅で療養していても、緊急に容体が変わるということもあります。蓮田市においてもありました。そんなときに自宅療養者が保健所への緊急連絡なのか、あるいはすぐ救急車に対する要請なのかということで、非常にその辺がはっきりと決まっていないと不安だと思うのです。救急要請の場合の対応、保健所対応なのか、あるいは蓮田市の救急対応なのかについてご答弁ください。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 体調の変化、悪化、急変時の際の対応については、保健所職員の方からあらかじめ自宅療養者本人に伝えられているところでございます。状況に応じまして、基本的には医療機関への受診調整があって、また緊急性が高い場合には、当然救急車の要請になると伺っております。 以上です。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 基本的には保健所対応としながらも、緊急の場合は救急対応もあり得るということでした。しかし、よくあるのは、受け入れる病院を探すときになかなかないと、受入れ態勢が整っていないというふうなこともよくあるというふうに聞きます。 さて、この間、新型コロナウイルスによる感染対策や重症患者治療に、黒浜にある東埼玉病院の医療従事者の方は、献身的に働いてくださっているというふうに思い、感謝を申し上げるところです。この東埼玉病院を一昨年9月に厚生労働省は、再検証の対象として公表しました。それに対して蓮田市議会が昨年の3月議会において、独立行政法人国立病院機構・東埼玉病院の存続・拡充を求める意見書を提出をいたしました。極めて重要な大事な役割を果たしている東埼玉病院の存続、拡充について、市長の考えを求めます。
○中野政廣議長 栗原議員、今のあれは通告外なのですけれども、通告外。質問を変えてください。 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 自宅療養者の緊急対応の場合の不安に対する対応に関連するということで質問をしましたが、これについては通告外というふうなことで分かりました。 ちょっと一応付け加えておきますと、こうした再検証の件について厚生労働省は、今現在も、今後も再検証の対象とすることを撤回するということはありませんというふうなことを述べていることを紹介いたします。 さて、次はワクチン接種のほうに参ります。集団接種の件で、先ほど答弁の中でとても大事なことだなと思ったのは、希望者は全ての方が接種できるような様々な対応を考えていきたいというふうな基本的な姿勢が述べられました。大変大事なことだと思います。 そこで、予約体制について、予約については、市からのそうした発送で予約をするわけですけれども、優先接種ということで、医療関係者については優先接種がされてきています。救急隊員についても、仕事上の接触する場面が多いわけですから、救急隊員についての優先接種ということについてはいかがでしょうか。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 救急隊員の方、新型コロナウイルス感染症の疑いがある方と非常に接する機会が多くなると思っております。その場合は、医療従事者と同じ時期に接種することが可能となってございます。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) さて、予約をして接種をしました。接種の履歴は、どのようにされるのでしょうか。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 接種履歴の管理はどのようになるのかというお尋ねかと思います。接種履歴につきましては、接種者ご本人様に対しては、クーポン券と一体になっている接種済み証に接種日やワクチンのロット番号を記入する欄を作成しております。また、行政側のほうでは、回収させていただいた予診票を基にシステム上で管理してまいります。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 続いて、高齢者の移動のところに参ります。先ほど答弁の中で、基本的には集団接種はパルシーだと、そのパルシーまでの朝日バス、そしてシャトルバス運行依頼を検討していくというふうなことで了解をいたしました。と同時に、集団接種の場所を移動するという考えもしてはどうでしょうかということで、特に北のほうです。平野地域の農業者トレーニングセンター、ここは特に北のほうの方が接種するには都合がよいということで、農業者トレーニングセンターを集団接種の場所ということではいかがでしょうか。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 まず、集団接種会場につきましては、当初パルシーのほか、当然農業者トレーニングセンター及びコミュニティセンター、また保健センターなども検討をいたしました。ただ、密にならない広さが確保できること、それと接種後の経過観察に必要な滞留時間及び当然駐車場の確保できる台数等々も検討いたしました。また、接種会場としての設営とワクチンの配送、保管のどうしても都合つけなければいけない状況もございまして、農業者トレーニングセンターとかにつきましても、難しいものと考えてパルシーを選択いたしたところでございます。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 農業者トレーニングセンターは北の地域にあって、体育館、非常に広い部屋もあるということ、駐車場については確かに台数としては少ない。しかしながら、私数えてみたら大体38台止められる。近くの駐車場を少し借りれば何とかなるのではないかと、そして時間のほうを割り振りすれば何とかなるのではないかなというふうに思っていますので、再度の検討をお願いします。 さて、接種日及び1人当たりの接種予定数の件で、勤労者の方はなかなか日中は困難だと思うのです、働いていますから。そういう意味では、土日はできないということですけれども、時間をずらすなど、例えばずらして午後の7時までとか、そういう形にはできないでしょうか。
○中野政廣議長 長谷部
健康福祉部参事
◎長谷部幸一
健康福祉部参事 再度のご質問にお答えいたします。 現在、いろいろな最終調整中の段階ではございますが、確かにお仕事されている方、勤労者の方々に配慮しなければならないと考えております。集団接種の実施時間については、現在のところ、午前10時から午後7時までの実施を検討しているところでございます。 以上でございます。
○中野政廣議長 18番 栗原勇議員
◆18番(栗原勇議員) 午前10時から午後7時ということで了解しました。 それから、マイナンバーについてのあるなしによる不利益はないということも了解いたしました。 最後に、市長に求めます。希望する方全ての方が接種できるように、様々対応は考えていきたいということで、定額給付金、あのときはたしか99%、かなりがということで、ぜひ全ての方が接種できるような体制を求めますが、いかがでしょうか。
○中野政廣議長 中野市長
◎中野和信市長 新型コロナウイルス感染防止にるるいろいろご質問いただきまして、答弁したとおりです。最終的にはいよいよワクチン接種どうするかという段階に今至っております。おかげさまで市のほうも2月1日付で人事異動を行いまして、また専決でただいま本議会にお願いしてございますが、専決処分、着々と様々な課題をクリアしながら鋭意今進んでおるところであります。問題は、これは今さら申し上げるまでもないのですけれども、一番大事なこのワクチンの確保、これが課題でございまして、どういう形で65歳以上の市がやるべき高齢者、あるいは一般の方々へのその量の確保、それが見通しが今のところたっていなくて、医療従事者等々、あるいは関係者の方々への手配は埼玉県が行うわけでありますが、末端の一番大事な部分が、ワクチンの確保がちょっと見通せない状況でありますので、今、具体的なお話ができなくて大変申し訳ないのですが、蓮田市としての体制はほぼ整ってまいりました。 ご質問の最後の趣旨、定額給付金のときはほとんどの方が受給された。今回のこのワクチンは、やはり任意接種でありますので、希望される方、あるいは希望されない方は当然出てくるのではないかと思います。ただ、経験的に申し上げますと、新型コロナウイルスではないですけれども、一般のインフルエンザの昨年無料で実施いたしました市内のインフルエンザ接種の動向を見ますと、従来は5割弱ぐらいの受診者でしたが、やはりこのコロナ禍ということもありますし、市民の方々の健康意識はかなり高まっておりますので、あのときもインフルエンザのほうもかなりの数字の方が受けていただきました。今回は、これもまだ想像ですけれども、かなりの方がもうこの必要性は分かっておりますので、受けていただけるのかなと思っております。何とか一人でも多くの方々にこのワクチンを受けていただいて、免疫力を高めていただいて、蓮田市から市民の中からコロナウイルス感染症の患者さんが出ないような、そういう体制、行政としても総力を挙げて医師会と協力しながら取り組んでまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員 〔10番 木佐木照男議員登壇〕
◆10番(木佐木照男議員) 10番、木佐木照男です。中野政廣議長の許可をいただきましたので、一般質問いたします。今回は、私が一番最後で、いましばらく辛抱していただきたいと思います。今回の私の質問は2項目です。 大項目1、教育環境の充実について。 中項目(1)、小中一貫教育について。平野小・中学校が小中一貫校のモデル校として指定されてから数年経過しております。先般私も中学校にお伺いしまして、教頭、それから校長先生に状況をちょっといろいろお伺いしましたが、今日は教育委員会のほうの把握していらっしゃる状況をお聞きしたいと思います。以上、現状と成果についてお聞きいたします。 (ア)、現状は。 (イ)、成果は。 中項目(2)、小中学校の新型コロナウイルス対策について。新型コロナウイルス感染症の緊急事態宣言は、3月21日まで再延期されました。蓮田市内においても、感染者は拡大のリスクは継続している状況です。学校における新型コロナウイルス感染症対策も長期的な対応が必要で、現状の分析等から感染症が大きく広がるリスクを下げ、拡大防止のための工夫や努力を継続していく必要があるかと思います。そこでお聞きいたします。 (ア)、現状は。 (イ)、学校への影響は。 中項目(3)、小中学校の不登校児童・生徒について。全国的にも県内においても増加傾向にある不登校児童生徒は、多面な要因背景による結果として不登校状態になっていることで、一概に不登校児童生徒が悪いという偏見を持つことでなく、学校、家庭、社会が不登校児童生徒に寄り添い、共感的理解と受容の姿勢を持つことが必要とされます。そこでお聞きいたします。 (ア)、現状は。 (イ)、対策は。 中項目(4)、GIGAスクールについて。来年度まで1か月余り、それに合わせ文科省のGIGAスクール構想による各小・中学校への1人1台情報端末の整備が進んでおります。コロナ禍の影響を大きく受けた本年度、今後は、学びの充実につなげようとする姿勢、それに向けて機器を扱うスキルなどが求められそうです。そこでお聞きします。 (ア)、GIGA教育に当たり課題は。 (イ)、達成すべき目標は。 大項目2、農業用水路及び生活排水路についてお聞きします。 中項目(1)、維持管理、整備について質問いたします。その前に配布資料でございますが、12番、木佐木照男と書いておりますが、これを10番に訂正していただきたいと思います。おわび申します。 中項目(1)、維持管理、整備について。かつては田んぼの水利施設、生活排水路は、田んぼの耕作者や農家組合で管理されておりましたが、現在は農村地域の高齢化、離農者が増えて使われなくなり放置されている水路、また、農業集落排水事業の導入により使われていない排水路等に付近の住民より苦情が寄せられております。 その例として、配布資料の1でございますが、これは用水路に途中までガードレールがあって途中からないということで、最近事故が起きております。 それから、2番目は、汚泥のしゅんせつ依頼でございます。農業集落排水等が完備いたしまして、この水路があまり利用されていなくて水がたまり、また汚泥がたまって、風向きによっては非常に付近の住民の方が臭いに悩まされているという苦情でございます。 それから、3番目に農業用水路排水の現在全然使われていない箇所も結構ございます。そういうところは、草木が生えてしまって非常に虫が湧くと、また冬場は非常に草木が枯れてしまいますので、火災の危険性もあるという苦情があります。こういうふうに市内におきましては、かなり箇所が多いと思うのですけれども、なかなかそこまで徹底して整備できないと思いますが、できるだけこういう水路、それから面している住宅の多い箇所につきましては、積極的に整備していただきたいというふうに思います。 そこで、現状は、対策はについて。 以上、1回目の質問を終わります。 すみません。1箇所訂正をお願いいたします。中項目(4)でGIGAスクールについてと聞いておりますところで、(ア)の「ICT教育に当たり課題は」というふうに申さなくてはいけないところを「GIGA教育」というふうに申しました。「ICT教育」に訂正していただきたいと、お願いいたします。
○中野政廣議長 増田学校教育部長 〔増田勝弘学校教育部長登壇〕
◎増田勝弘学校教育部長 木佐木照男議員からのご質問、大項目1、教育環境の充実について、(1)、小中一貫教育について順次お答えいたします。 まず、(ア)、現状はについてですが、本市では平野小・中学校において、平成26年度から文部科学省の小中一貫に係る教育課程特例校の指定を受け、小中一貫教育を進めるため、特別の教育課程を編成し実施しております。平野小・中学校の特別の教育課程の編成につきましては、主に3つの特徴がございます。 1点目、総合的な学習の時間の一部を特設の教科、架け橋科に置き換えてございます。これは、小学校6年生と中学校1年生が一緒に学習する場を設定しているものでございます。 2点目、算数、数学科の学習内容編成でございます。小学校6学年の算数において、中学校第1学年で学習する正負の数を5時間移行して実施しております。 3点目、英語に慣れ親しむ学習でございます。小学校第1、第2学年においては、他校にはない英語活動を生活科の授業を置き換えて10時間設定しております。また、小学校第3、第4学年の外国語活動において、総合的な学習の時間から15時間置き換え、外国語活動の授業時数を標準授業時数より15時間増加しております。 いずれも、9年後のめざす生徒像を小・中学校で共有し、各教科における学びの系統表を作成し、これに基づく実践を積み重ねることで、小中一貫で児童生徒の育ちを多くの手だてにより催しております。 続きまして、(イ)、成果はについてですが、導入当初はいわゆる中1ギャップとされる中学校生活への不安の解消に一定の成果が得られました。児童が不安を感じることの多い数学科、英語科において、先行学習や中学校教員が加わった授業を行うこと、また架け橋科において、児童生徒が交流することを通して小・中学校の円滑な接続を実現しております。 平成26年度から継続してきた小中一貫教育で育った児童生徒たちに一定の成果が学力面でも表れてきているものと捉えております。今後は、こうした成果を児童生徒の自信につなげることで、さらなる学力の向上や豊かな心の醸成を図ってまいりたいと考えております。平野小・中学校の教育環境を生かした小中一貫教育をより一層充実、発展させることができるよう、今後も進めてまいります。 続きまして、(2)、小・中学校の新型コロナウイルス対策について、(ア)、現状はについてお答えいたします。現在、学校では、新型コロナウイルス感染拡大防止対策といたしまして、うがい、手洗いの徹底、マスクの着用、手指の消毒、エアコン使用時でも窓を開けての十分な換気に加え、多数の児童生徒が触れるドアノブや水道の蛇口などを職員による消毒など、基本的な対策を徹底しております。 また、トイレや手洗い場を使用する際、順番待ちで児童生徒が密集してしまうことを避けるために、使用方法を児童生徒へ指導することに加え、廊下にテープで目印をつけたり、掲示物で距離を保つように児童生徒に示したり、様々に工夫をし、感染対策を講じております。検温の実施につきましては、児童生徒だけでなく教職員への検温も行うとともに、学校への来客対応として、表面体温測定器を設置している学校もございます。 新型コロナウイルス感染症の陽性者が学校関係者に発生した場合には、学校が該当の児童生徒及び保護者から行動履歴を聞き取り、教育委員会と連携しながら学校医に休校措置期間を含めて相談しております。教育委員会では、学校からの報告内容を踏まえ、関係各課と連携しながら管轄保健所と休校措置期間を含めて相談し、対策本部会議の方針を基本として休校などの措置を講じております。また、該当校の消毒は、関係他課と連携しながら実施をしております。 (イ)の学校への影響について、県からの通知を受け、感染拡大防止の観点から、授業内容や学校行事などを一部自粛しながら教育活動を実施しております。また、中学校においては、2月12日付の県からの通知を受け、3月7日までは部活動を原則中止としておりました。学校行事につきましては、義務教育の一つの節目として、教育的意義が非常に大きいことから、現時点では、感染症対策を十分に講じるとともに、各校の実情に合わせて形態や内容を工夫し、実施をするようお願いしております。教育委員会といたしましては、引き続き、感染防止対策を徹底するよう各校に指示するとともに、確かな学力と生きる力を育成するための教育の推進を図ってまいります。 続きまして、(3)、小・中学校の不登校児童・生徒について、(ア)、現状はについてですが、初めに不登校の現状について申し上げます。蓮田市の小学生における不登校の割合ですが、平成29年度が0.23%、平成30年度が0.03%、令和元年度は0%でございます。中学生における不登校の割合ですが、平成29年度が1.44%、平成30年度が1.68%、令和元年度は2.41%でございました。 蓮田市の不登校児童生徒の割合は、全国及び県の割合と比べると、小学校・中学校ともに大きく下回っているところでございます。これは、学校の教職員、心のホット相談員、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど、教育相談に関わる方々の日々の取り組みの成果と捉えております。しかしながら、本市におきましても、国、県と同様、不登校の児童生徒、特に生徒がやや増加している傾向にあるのが現状でございます。 今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、長期にわたる臨時休校などもありましたので、児童生徒の心の状態が大変危惧されておりましたが、学校再開後の教職員などの尽力もあり、現在のところ、不登校児童生徒数に増加は見られておりません。子どもたちの心の中の学校に行きたい、みんなと共に学びたいという強い思いを大切にし、今後も不登校を増やさない取り組みを推進していく必要があると考えております。 続きまして、(イ)、対策はについてですが、不登校を未然に防ぐことや不登校になった生徒への支援は、教育委員会として喫緊の課題として捉えております。教育委員会としましては、これらの対策として、各学校の教育相談体制の強化を進めるところでございます。具体的には中学校へのスクールカウンセラーや心のホット相談員の配置でございます。令和元年度からは、加えて小学校担当のスクールカウンセラーも配置し、毎月1回小学校にもスクールカウンセラーを派遣できるようにしております。学校以外での居場所、相談体制の充実については、適応指導教室エコーの運営を行っており、かねてから教育委員会といたしましても力を入れて取り組んできているところでございます。これまでにエコーの中で人間関係調整力を高め、相談員の励ましで自信を深め、学校の相談室で登校できるようになったという児童生徒もおりました。蓮田市内における不登校児童生徒の増加は、教育委員会といたしましても、大変強い危機感を持っております。教育委員会といたしましては、今後も全ての子どもが笑顔で学校に通うことができる環境づくりに取り組んでまいりたいと考えております。 続きまして、(4)、GIGAスクールについての(ア)、ICT教育に当たり課題はについてお答えいたします。現在、GIGAスクール構想として、高速大容量の校内LAN整備及び1人1台タブレット端末の整備、充電保管庫の設置などのインフラ整備を進めております。来年度には、1人1台端末の運用が開始できる見込みでございます。先生方に対しては、マイクロソフト社など、本市のGIGAスクール構想に関連する導入メーカーなどから講師を招き、各学校で1人1台端末整備後、全教職員を対象に研修を実施する予定でございます。こうした研修を充実させていくことにより、各学校のICT教育の充実を図ってまいりたいと考えております。 続きまして、(イ)、達成すべき目標はについてですが、まず目的は、個別最適化の学習の推進でございます。ICTを効果的に活用した授業については、これまでも実践を積み重ね、研究を進めてきたところでございますが、今後は1人1台端末の環境を授業でどのように生かし、児童生徒に資質、能力を一層確実に育成することができるかが大切になってくるものと考えております。本市では、児童生徒の主体的な学習を実現するため、アクティブラーニングの実践を進めており、教育委員会としましては、本市の学校が取り組んでいるアクティブラーニングの学習課程にICTを効果的に取り入れることにより、より高い教育効果を上げることを目標としております。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長
山口環境経済部長 〔山口
亨環境経済部長登壇〕
◎
山口亨環境経済部長 木佐木照男議員のご質問、大項目2、(ア)、農業用水路の現状についてでございますが、農業用水路とは、水田へ水利施設としての農業用水を入れる用水路、水田から出た農業用水を受けるための農業用の排水路、この2つの機能を兼用した農業用用水兼排水路がございます。 木佐木議員が提出していただきましたこの写真の(1)、こちらについては、(1)の写真が農業用の排水路でございます。この写真を見ていただきますとお分かりになると思いますけれども、冬場の写真と思いますけれども、夏場についてはここに水が流れ込んで水が流れている状態でございます。冬場については、水田が耕作が行われておりませんので、枯れている状態でございます。また、(3)の写真につきましては、これは以前農業用の用水路であった場所でございます。現在は、この農業用用水路は機能がしておりませんので、現況のような写真になっている状態でございます。 こちらについて、現状における農業用水路の管理につきましては、堤塘を含む水路の草刈りや水路の泥上げ等につきましては、耕作者や用水組合、農家組合など、水路を利用する皆様に尽力をしていただいてございます。市は、水路の破損、水路脇の陥没など、施設の不具合対応や施設の更新、水田に面していない水路の除草等を行っております。また、最近の課題としては、農業従事者の高齢化や農地を所有する方が離農することによる、農業用排水路の管理も困難な状況になる状態になりまして、困っているとの相談を受けてございます。 次に、(イ)、対策でございますが、施設の維持管理につきましても、今後も水路利用者の方々の協力をいただきながら、現在と同様の役割分担を行っていきたいと考えております。その際に、地域で行う水路の除草、泥上げ等の共同作業につきましては、国の助成金でございます多面的機能支払交付金という制度がございますので、地域の皆様にこれらの制度を活用いただくように進めてまいります。大規模な水路施設整備につきましても、従来どおり地元からの要望や市としての整備の必要性のある箇所を勘案して整備を実施してまいります。 以上でございます。
○中野政廣議長
細井都市整備部参事 〔
細井満浩都市整備部参事登壇〕
◎
細井満浩都市整備部参事 木佐木照男議員のご質問のうち、農業用水路及び生活排水路についてお答え申し上げます。 道路課では、磯川水路など河川法の適用を受ける準用河川や生活雑排水の放流先となっている排水路を所管しております。ご質問の維持管理、整備についての現状でございますが、市では地域要望を中心にしゅんせつや除草などの維持管理、排水施設への蓋かけなどの整備を行っております。しかしながら、市内には無数の排水路がありますので、全ての排水路を公費で維持管理、整備することは難しいと考えております。 次に、対策についてですが、限られた予算でございますので、地域要望の多い排水路の清掃やしゅんせつ、補修、蓋かけ、また危険箇所への対応を中心に、地元自治会とも相談しながら取り組んでいきたいと考えております。 地域の皆様には、これまで同様ご協力をお願いできれば大変ありがたいと考えております。 以上でございます。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) ご答弁ありがとうございました。これから幾つか再質問いたします。 まず、小中一貫教育についてでございますが、架け橋科の内容についての説明をお願いいたします。
○中野政廣議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 架け橋科の中身、内容でございますが、小学校6年生において15時間、中学1年生が10時間の設定をしておりまして、具体的な中身については、小学生が中学校に行き授業を体験する、部活動を体験する、そしてそれを受けて質問をし、中学生がそれに答える、そして小学生はその活動を通して発表し、中学生はそれに対して感想やアドバイスをするというような内容でございます。この活動、単元を通しまして、子どもたちのコミュニケーション能力の育成を図るとともに、いわゆる中1ギャップを解消し、小・中学校の円滑な接続を狙いとしているところでございます。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) 次に、中1ギャップの緩和など生活指導上の成果について、どういうふうに取り組んでいらっしゃるかご答弁をお願いいたします。
○中野政廣議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 中1ギャップの緩和についてですが、小・中学校の円滑な接続により、中1ギャップに起因するような不登校は見られておりません。先輩、後輩の良好な関係をつくることで、新1年生の中学校生活に対する不安というものは軽減されており、中学校生活をスムーズに開始することができているものと捉えております。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) 学習上の成果はどうですか。
○中野政廣議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 学習上の成果についてですが、この小中一貫教育を導入当初、小学校1、2年生だった児童が今中学生になっております。今年度の埼玉県の学力・学習状況調査においては、特に英語で学力の向上がはっきりと現れているというふうに捉えております。具体的には市全体の平均正答率については、県平均を超えておりますが、さらにその中でも平野中学校の平均正答率は、学年によっては市内の学校の中でも上位となっているというところでございます。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) 教職員の意識改革はどうですか。小・中学校を行き来しての授業、それから教育内容の理解、合同の行事等についてのご答弁をお願いいたします。
○中野政廣議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 先ほど答弁させていただいたところと重複はいたしますが、中学校卒業時点での生徒像、めざす生徒像を小学校の教員、中学校の教員が共通理解をして学習指導や生徒指導を行っていると、行うことができるようになったというものが一番大きいものと捉えております。授業の行き来ですが、小学校第5、第6学年の外国語においては、中学校の英語科教員、ALT、小学校の学級担任の計3人によるティームティーチングを行っております。小学校第6学年の算数の最後の単元においては、中学校の数学担当教員が主となって進め、小学校の学級担任とのティームティーチングを行い、個別の支援を中心に、きめ細やかな指導を行っております。また、小学校の教職員が中学校での授業を参観することで、系統的な学びを意識した授業改善にもつながっているものと捉えております。 合同の行事についてですが、合同の避難訓練、小学校の運動会の準備に中学校教員と中学生が参加するなどの交流を通して、小中一貫で児童生徒を育てる意識を共有しているというふうに捉えております。この合同の行事については、今年度についてはコロナの影響で実施はできていないものもございます。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) 次に、小・中学校の新型コロナウイルス対策についてでございますが、コロナ禍が児童生徒の心に及ぼした影響というものはどういうことが挙げられておりますか。例えばむしゃくしゃするとか、いらいらするとか、かっとなるとか、精神的な面がどういう状況であるかということをご答弁お願いいたします。
○中野政廣議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。 コロナ禍で児童生徒の心に及ぼしたことということですが、教員の指導、それと各家庭のご理解ご協力によって、コロナを起因としたいじめの報告はございません。しかし、教育活動には制限があること、部活動の制限があることなどから、児童生徒はストレスを抱えているものと捉えております。引き続き、子どもたちの言動だけでなくて、表情も含めた様子を留意して見ていくよう、校長会、教頭会を通して各学校には指導していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) 次に、場面ごとの対策についてお伺いいたします。登下校のときとか、音楽の授業とか体育授業、それから昼食時などの対策についてのご答弁をお願いいたします。
○中野政廣議長 増田学校教育部長
◎増田勝弘学校教育部長 場面ごとの対策についてですが、まず毎朝の検温については、先ほどの答弁で申し上げましたように、児童生徒に加え教職員も必ず行っている。そこで発熱などの症状があるものについては、登校、出勤を控えるということを周知しております。登下校については、必要以上に会話をすることを自粛するよう指導しております。また、校門や児童生徒の玄関で密集状態にならないように、教員が立ち会っている学校もございます。具体的な教科のほうですと、音楽ですと合唱指導では、マスクの着用に加えてフェースシールドを着用したり、人と人との距離を取ったりして実施しております。合奏などでは、授業内でも手指の消毒、可能な楽器については消毒などを行っております。授業形態を工夫し、感染症対策を講じながら実施しております。体育についてですが、必要以上に人と人とが接触する場面や密集する場面を生じないよう、授業形態を工夫して実施しております。音楽、体育だけでなくて、感染状況に応じて学習する順番を年間で変更したり、授業形態を工夫して実施しております。児童生徒同士が話し合ったり教え合ったりする場面では、形態を工夫し、あるいは時間を短くしたりして実施している。自分で考えをまとめ、振り返る時間を多く確保し、主体的に学びに取り組めるよう学校等で工夫しております。 また、感染の状況によっては、先ほど申し上げました合唱であるとか、体育の密集がどうしても避けられない競技というのでしょうか、単元については、先ほどの繰り返しになりますが、年間の中で学習する順番を変更したりしております。 給食ですが、給食前には手指消毒を徹底すること、向かい合って食べないこと、必要以上に会話をしないことなどを指導して実施をしております。よろしくお願いいたします。
○中野政廣議長 10番 木佐木照男議員
◆10番(木佐木照男議員) 続きまして、再質問を続けさせていただきます。学校への影響はの中で、教育課程の見直しはどのように考えていらっしゃいますか。
○中野政廣議長 増田学校教育部長