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09月15日-一般質問-03号

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  1. 蓮田市議会 2020-09-15
    09月15日-一般質問-03号


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    令和 2年  9月 定例会          令和2年9月蓮田市議会定例会 第21日令和2年9月15日(火曜日) 議 事 日 程(第3号)   1 開  議 午前9時   2 市政に対する一般質問      15番  齋 藤 昌 司 議員      17番  石 川 誠 司 議員       1番  湯 谷 百合子 議員       2番  福 田 聖 次 議員       7番  関 根 香 織 議員       8番  山 田 慎太郎 議員   3 次会日程報告   4 散  会午前9時00分開議 出席議員(19名)   1番  湯  谷  百 合 子  議員     2番  福  田  聖  次  議員   3番  高  橋  健 一 郎  議員     4番  山  田  孝  夫  議員   5番  鈴  木  貴 美 子  議員     6番  近  藤  純  枝  議員   7番  関  根  香  織  議員     8番  山  田  慎 太 郎  議員   9番  北  角  嘉  幸  議員    10番  木 佐 木  照  男  議員  11番  秦     邦  雄  議員    12番  菊  池  義  人  議員  13番  勝  浦     敦  議員    14番  森     伊 久 磨  議員  15番  齋  藤  昌  司  議員    16番  中  野  政  廣  議員  17番  石  川  誠  司  議員    18番  栗  原     勇  議員  19番  榎  本  菜  保  議員 欠席議員(1名)  20番  船  橋  由 貴 子  議員 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  中  野  和  信  市     長    新  井     勉  副  市  長  西  山  通  夫  教  育  長    山  田  勝  利  総 合 政策部長  吉  澤  正  剛  総 務 部 長    山  口     亨  環 境 経済部長  猿  田  孝  二  健 康 福祉部長    長 谷 部  幸  一  健康福祉部参事  関  根  守  男  都 市 整備部長    細  井  満  浩  都市整備部参事  山  﨑     隆  上 下 水道部長    原     淳  司  会 計 室 長  毒  島  正  明  監 査 委 員    増  田  勝  弘  学 校 教育部長              事 務 局 長 兼              選挙管理委員会              事 務 局 長  新  井  宏  典  生 涯 学習部長    鈴  木  達  雄  消  防  長 事務局職員出席者  宮  野  俊  彦  事 務 局 長    遠  藤  忠  則  次     長  吉  田  孝  宏  副  主  幹    中  野  泰  孝  主     査 △開議の宣告                   (午前 9時00分) ○中野政廣議長 ただいまから、本日の会議を開きます。 △市政に対する一般質問 ○中野政廣議長 これより、市政に対する一般質問を行います。  一般質問発言者につきましては、あらかじめ一般質問通告一覧表として配布しておきましたから、ご了承願います。  暫時、休憩いたします。          休憩 午前 9時00分          再開 午前 9時01分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  それでは、発言順序に従い順次質問を許します。  15番 齋藤昌司議員          〔15番 齋藤昌司議員登壇〕 ◆15番(齋藤昌司議員) おはようございます。15番、齋藤昌司でございます。議長のお許しをいただきましたので、一般質問をさせていただきます。  その前に、今回のコロナ禍においては、全ての人々が何らかの影響を受けました。目に見えない敵との戦い、これは大変苦痛なものでございます。一日も早く収束することを願いたい、そのように思っております。  私は、今までいろいろなスポーツに対する経験等をしてきたわけですけれども、今の最高学年に当たる小学校6年生並びに中学3年生、高校3年生、そういった人たちは、最後のパフォーマンスを行う機会を失い、非常に残念な思いをしている。本人ももちろんそうでございますけれども、親御さんたちも非常に残念に思っている、そういう話をよく耳にいたします。そういった機会が失われるということは、非常に残念なことですが、コロナとはまた別の問題として、スポーツ施設、そういったものが充実していないために、そういったパフォーマンスを行う機会が失われる。そういったことが発生することは、非常に耐え難いことだと思っております。パフォーマンスを発揮することによって、仲間意識あるいは絆、また思い出がたくさんつくられる、そういったことで人生の一路になる、そのように思っております。そういった意味合いからも、今回の質問は、毎度私ではおなじみとなったのですが、体育館関係、運動施設関係についての質問をさせていただきたいと思います。今回は、なるべく単刀直入に質問させていただいて、時間をなるべく短めに終了したいなと、そのように思っています。  まず初めに、大項目1、市民体育館パルシー中長期保全計画についてお伺いします。  (1)、早期対策が必要な項目として、2024年度までにすべきこととしての答申がなされております。その中で雨漏りだとか中央制御盤の関係、外壁関係、電気設備等について指摘されておるのですが、特に今回は、当時と比較して状況が悪化していると思われることにつきまして、再度質問させていただきたい、そのように思っております。  まず、(ア)、雨漏りが激しくなってきているが大丈夫か。現状は、調査当時と比較すると、床にまで雨が落ちてきている状態、そのような状況が見受けられております。もちろん、雨の降る量あるいは風向きによりまして、発生するときとしないときが生じていると、そのような報告を受けています。私が知っている以前の台風、これは蓮田市ではない、隣の岩槻区なのですけれども、の小学校では、体育館に水が床にいっぱい来てしまったために床が盛り上がったと。その段差は何と30センチぐらい床が盛り上がってしまうのですね。波を打って。そのような状況というのを私は実際見てきております。非常に雨漏りに対して水の対策ということをしておかないと、床を全部なくす、大工事になって物すごく費用がかかると。そういったことの発生しないように早期のことを望んで再質問です。  次に、(イ)、水銀電球、今、体育館は水銀電球を使っておるのですけれども、その製造打ち切りということがなされるわけで、現在、今年というふうにお伺いしているのですけれども、LED化を急ぐ必要があるのではないのかということについて質問いたします。  (2)、昨年の一般質問でもさせていただいたのですけれども、修繕計画は10年の間で順次対応するとのことであるが、その進捗は実際にしているのかどうか。そのことについてご答弁願いたいと思います。  大項目2、市民体育館パルシーサブアリーナ建設についてです。  (1)、建設に係る業務委託の調査結果の内容をもう一度お願いいたします。  (2)、調査結果の内容に対する計画立案はしたのか。これはもう調査してから1年以上たっておるわけですから、そういった意味でも実際のところはどうなのかというところをお聞きしたい、そのように思っています。  それと(3)、駐車場については、どのように考えているか。サブアリーナが建設されますと、現在の予定地では駐車場の一部を使うと。要するに減少するわけです。そして、今までもそうなのですが、サブアリーナと、それとハストピアが両方同時に大規模な催しが行われると駐車場が不足ぎみになるという状況があるわけです。現在、予想される最大収容数としては、大体ハストピアで、収容人員の2人に1人が車で来たとすれば300台、それからパルシーのほうでいきますと約400台から500台、そういった収容台数が計算できるのですけれども、それに対応できるのかどうか。実際私がいろんなところの地区の大きな大会等に行きますと、この辺では最大規模の駐車場を持っている久喜の総合体育館の駐車場、これも野球場とサッカーとかがあるのですけれども、そのところと体育館が同時になりますと、駐車場が車が置けない。たまたまでございますが、隣に大きな遊戯施設がございまして、そちらのほうを利用しているというのが現状のようでございます。そういったことを考えると、蓮田のほうも多少心配になるのではないかなということでございます。  そういったことを考慮しながら答弁を願えればというふうに思っておりますので、1回目の質問を終わります。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長          〔新井宏典生涯学習部長登壇〕 ◎新井宏典生涯学習部長 おはようございます。齋藤昌司議員のご質問に順次お答えいたします。  まず初めに、大項目1、市民体育館パルシー中長期保全計画について順次お答えいたします。中項目(1)、早期対応の項目の進捗はのうち、(ア)、雨漏りが激しくなっているが大丈夫かについてお答えいたします。蓮田市総合市民体育館は、平成6年竣工以来、既に26年が経過しており、経年劣化による支障が多々出ております。そのうち、議員ご指摘のとおり、ゲリラ的な雷雨や台風などの際には、アリーナやトレーニングルームなどに雨漏りが発生しております。特にアリーナの雨漏りでは、床がぬれるとプレー中に足が滑って事故やけがの原因にもなりかねません。また、この雨漏りにより一部の大会や練習に支障を来すことがございました。そのため、市といたしましては、雨漏り対策を早急に行いたいと考えております。今年度、天井板などを交換するなどして簡易な修繕を実施しましたが、根本的な解決には至っておりません。一昨年度及び今年度6月に設計会社等に依頼して、目視などによる老朽箇所の確認を実施しましたが、その中では雨漏り箇所の特定は困難でした。結論としまして、屋根や外壁を全体的に修繕する必要があり、現在対応について検討しているところでございます。  次に、(イ)、水銀電球製造打ち切りによる影響が考えられ、LED化を急ぐ必要があると思うが検討したかについてですが、現在パルシーでは、アリーナやロビーでメタルハライドランプを使用しております。メタルハライドランプは、規制の対象外でございまして、2021年以降でも製造可能であり、購入は可能となってございます。しかしながら、現在は、省エネ化などからLEDが主体となっており、今後は、メタルハイドランプを取り扱う業者も少なくなることが予想されます。そのため、パルシーのLED化につきましては、中長期保全計画でも提言されており、大規模改修時に合わせて検討してまいりたいと考えております。  次に、中項目(2)、修繕等の計画は、10年間の中で順次対応するとのことであるが進捗状況はについてお答えいたします。教育委員会といたしましては、中長期保全計画を受けて10年間をめどに対策を進めることとしております。しかし、先ほど議員からのご質問にもありました雨漏りの対策については、最優先すべきものと考えております。そのため、雨漏りと同時期に行える修繕工事やそのほか優先すべき修繕等について検討しているところでございます。  続きまして、大項目2、市民体育館パルシーサブアリーナ建設について順次お答えいたします。初めに、(1)、建設に係る業務委託の調査結果の内容はについてお答えいたします。昨年度実施しました蓮田市総合市民体育館サブアリーナ増築工事基本調査につきましては、パルシー建設以後の建築基準法等の法律改正に伴い、既存部分を法律に適合した状態にするための調査及びサブアリーナ建設方法の提案を目的として実施いたしました。調査結果といたしましては、既存の体育館と一体の建物一体増築または同一敷地内での別棟増築と双方の形での建設が可能でございます。しかしながら、どちらも既存建築物の現行法適合改修などが必要になります。  次に、(2)、調査結果の内容に対する計画立案はしたかにつきましては、先ほどのご質問でもお答えしたとおりでございますけれども、パルシー中長期保全計画を受けて、10年間をめどに対策を進める予定でございます。パルシーの修繕と並行して、サブアリーナ建設計画も進めていかなければならないと考えております。これらのことを踏まえて、今後は可能な予算の範囲で、小・中学校の体育館などを参考に、庁内関係各課との検討会議やスポーツ団体等の方のご意見を交えながら、総合的に修繕計画、サブアリーナ建設工事の計画を検討してまいります。  次に、(3)、駐車場対策については、どのように考えているかにつきましてお答えいたします。現在、パルシー及びハストピアの駐車場は、臨時駐車場を合わせて、大型車6台、普通車約700台分ございます。サブアリーナ建設は、計画ではパルシーの東側を予定しております。確かに駐車台数が減ることになると考えておりますが、サブアリーナ建設による駐車場の減は、影響が少ないと考えております。  近隣の同程度の施設の駐車台数を確認したところ、久喜市、運動公園全体でございますけれども、660台、宮代町288台、幸手市261台ということで、蓮田市の駐車台数が他市町と比較して少ない状況ではございませんので、今後利用状況や必要性を鑑みて検討してまいりたいと考えております。ご理解賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 15番 齋藤昌司議員 ◆15番(齋藤昌司議員) それでは、再質問させていただきます。  まず初めに、雨漏りの関係でございますけれども、現在対応について検討しているということなのですけれども、検討していたらどんどん、雨漏りは待ってくれないということなのです。したがって、状況がだんだん悪化していくのではないかというふうに考えられるのですけれども、具体的なスケジュール、これを作成しているのかどうか。年次計画等でございますけれども、そういったことをご答弁願いたいと思います。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えします。  答弁の前に、先ほどの答弁の中で、「メタルハライドランプ」と申し上げるところを「メタルハイドランプ」と申し上げたところがございましたので、おわび申し上げますとともに、訂正をさせていただきます。  それでは、全体的な修繕のスケジュールというご質問かと思いますけれども、全体的な修繕の対応スケジュールにつきましては、中長期保全計画を受けまして、先ほども答弁したとおり、10年間をめどに対策を進めることとしております。しかしながら、雨漏りがひどくなっている状況では、安全かつ有効なパルシーの活用が難しい状況でございます。そのため、雨漏りの修繕を優先に考えておりますけれども、サブアリーナ建設を進める状況にもございますので、パルシーの修繕とサブアリーナ建設計画も並行して進めていかなければならないと考えております。修繕と建設を同時に行うこととした場合、大きな事業、大きな予算となりますので、検討を進めるには、まず庁内での調整が必要であるというふうに考えております。そして、案がまとまりましたら、再度庁内で最終決定を行うものと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 15番 齋藤昌司議員 ◆15番(齋藤昌司議員) 分かりました。両方を早期にやっていただくのが私の希望でございますので、よろしく検討願いたいと思います。  次に、LEDについては、了解いたしました。もう少し時間がありそうだということが分かりましたので、一安心ということでございます。  1つ付け加えさせていただきますけれども、小・中学校の体育館のランプは恐らくそれに該当していないと思いますので、早期取り替えをお願いしておきたい、そのように思っております。  次に、(2)のほうですが、答弁の中で優先すべき修繕等について検討しているということなのですが、優先すべきというのは具体的にはどんなことなのか。その辺のところをもう少し詳細を教えていただきたいというふうに思います。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  先ほどの答弁の中で、そのほか優先すべき修繕等はということで申し上げたところでございますが、これはどういったことかというふうなご質問かと思います。雨漏りの修繕のほかに優先すべきことにつきましては、現行の建築基準法では不適合になりました特定天井の落下防止対策が必要となります。そのほかといたしましては、先ほど議員さんのご質問にもございましたが、パルシーの機器類をコントロールしております中央監視盤、建設当時から一度も更新しておらず、耐用年数が過ぎております。そんなところで多々不具合が出ております。特に電灯のコントロールをする照明制御盤につきましては、経年によりましてメーカーの部品が調達できないため、修繕ができない状況にございます。現在は、コントロールするスイッチ盤を別に作製して応急的に対応している状況でございます。こういったことが、そのほか優先すべき修繕になろうかと思います。  以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 15番 齋藤昌司議員 ◆15番(齋藤昌司議員) 次に、続けて修繕計画とサブアリーナの関係についてお伺いしたいと思うのですけれども、こちらのほうの工事関係のスケジュール、先ほどの答弁の中で10年の間に全てを完結していくのだというようなお話だったと思うのですけれども、そういったことから考えると、年次計画等のことが答弁できるのであればお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長
    ◎新井宏典生涯学習部長 再度のご質問にお答えいたします。  パルシーの修繕計画、サブアリーナ建設工事のスケジュールというご質問かと思いますけれども、先ほどの答弁の繰り返しになりますが、サブアリーナを建設する場合は、パルシーの修繕と並行して進めていかなければならないと考えております。サブアリーナを優先的に建設しても、パルシー本体が老朽化で使えない状態では施設全体の本来の機能を果たすことができません。そういったこともございますので、サブアリーナの施設の内容を決めるに当たりましては、関係スポーツ団体の意見聴取を行いながら、またサブアリーナの建設の進め方については、まず事務局で案を作成し、庁内での検討を行いながら計画を取りまとめていきたいと考えております。案については、先ほどの答弁と同様、修繕と併せて庁内で最終決定を行うものと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 15番 齋藤昌司議員 ◆15番(齋藤昌司議員) それでは、教育長にお伺いします。  今の答弁の中で、サブアリーナ建設と修繕計画というのは一体的なのかなというふうに思うのですけれども、その進め方の順序として、サブアリーナを先に造る、修繕を先やる、同時に進行する。この3つがあるのだと思うのですけれども、教育長としては、そういったような関係のスケジュール調整、そういったことを庁内で、先ほども合意が必要だというふうな答弁がございました。庁内での調整業務等はどのように進めていくのか、教育長の所信をお伺いしたい、そのように思います。 ○中野政廣議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 齋藤昌司議員のサブアリーナ建設についての庁内での進め方についてというご質問だったと思っています。前回のご質問でも答弁申し上げましたが、スポーツ施設の整備につきましては、第5次総合振興計画にスポーツ施設整備事業と位置付けまして、生涯スポーツ環境の整備を図っているところでございます。特にパルシーにおきましては、部長申し上げたとおり、中長期保全計画を踏まえまして、諸設備、雨漏り修繕、照明修繕などに取り組む計画でありまして、予算を考えながら少しずつではありますが、進めているところでございます。  しかし、ご承知のように、コロナ感染症対応が重なりまして、様々な点から事業進捗が思ったとおりに進んでいないというのも事実でございます。サブアリーナの建設につきましては、昨年度策定しましたサブアリーナ増築工事基本調査による幾つかのプランを念頭に検討しております。パルシーの雨漏り修繕などの大規模改修を補完する可能性、これを探りながら実施することが望ましいというふうに考えております。その際には、予算を念頭に置きながら、庁内関係各課などとの意見交換を踏まえまして、施設の規模や内容面についての調整を図ってまいりたいというふうに考えております。これらの検討を可能な限り早い段階で行い、一定の方向性を明確にしたいというふうに考えております。  教育委員会としましては、学校のトイレや、先ほども議員ご指摘のように体育館の照明、その他の施設改修、あるいはGIGAスクール整備、保育施設や環境面における予算配分、これを十分に視野に入れまして、全体的な、総合的な視野に立って優先順位を考えながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。そのような状況をお酌み取りいただきまして、今後の最終的な決定時期等につきましては、目標年度をちょっと申し上げるのは難しい状況かなと思っておりますが、可能な限り早く進めたいというふうに考えておりますので、ご理解よろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○中野政廣議長 15番 齋藤昌司議員 ◆15番(齋藤昌司議員) ありがとうございました。状況を考えますということで、うまく逃げられてしまったなということですけれども、そこのところは、このコロナ禍でございますので、承知しております。ただ、それが収束に向かったり、あるいはその他状況が変化したときには、ぜひとも最優先でご検討していただいて、市民はもう三十数年、サブアリーナの建設を待っておるのです。そういったこともお含みおきいただいて、早期実現に向けて努力をしていただきたいというふうに思っております。  そして、最後に市長にお伺いしたいのですが、今の全体的な、私の質問の中、あるいは答弁の中で、大規模修繕あるいはサブアリーナ建設は、予算的には大事業だということでございますけれども、来年度にはどうにか詳細な設計のほうに移っていただいて、令和4年度ぐらいには着工が可能なようなことは考えたいのですが、市長としてはどのようにお考えか。具体的な年数等は難しいとは思いますけれども、答弁できる範囲でお話しいただければというふうに思っております。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 おはようございます。齋藤昌司議員のご質問の市民体育館サブアリーナの建設計画でございますが、基本的には先ほど新井部長、また西山教育長が答弁したとおりでございまして、教育委員会はもちろんでありますが、市全体の公共施設、大規模公共施設の事業としてもとても大事であると思っております。齋藤議員、体育協会の副会長でもあられますし、子どもたちのバレーボール等々の指導者でもございますので、利用状況は熟知されているお立場だと思いますが、我々も何とかこの事業を早期に完成に持っていきたいと思っております。当初は、パルシーの修繕計画と、それからサブアリーナは、文化会館の建設も見通しがまだなかったですから、別物というか単品同士で計画しておりましたが、おかげさまで文化会館が完成し、その前にありました私有地、また民間の方々の工事用の敷地二千数百平米が取得もできましたし、駐車場も一体となりましたので、おかげさまでその見通しがいいほうに今展開していると思っております。  サブアリーナの予定地につきましても、現在は舗装されておりますけれども、サブアリーナ建設を見込んで簡易舗装で暫定的な駐車場として位置付けておりますので、そういった面では、客観的な条件は整っている。後は市の財源的な裏づけと、それから他の事業、大型事業、おかげさまでいろいろな事業を今進めておりますが、この中の調整で、最終的には市が決断、こういう段階に至っていると思っております。特にアリーナ、パルシーのほうですけれども、例えばバレーボールとっても3面しかできませんし、いろいろスポーツをたしなまれる方々に言わせますと、4面ありますと、いろいろチーム編成とか、バレーボールだけでなくて、他の試合につきましても非常に利用勝手がいい。蓮田市は、もともとエアコンが入っている体育館でございまして、夏場でも非常に、年間を通して利用しやすいということでありまして、そのときには何とかサブアリーナがありますと4面取れて、あるいは決勝戦なんかはメガアリーナでやるときにもサブアリーナでウォームアップにも使える。あるいはアリーナ全体ではちょっと広過ぎる練習等々につきましては、サブアリーナがありますと、そこで練習の会場にも使えるということで、いろいろいいとこ尽くしの状況でございます。  そんなことを含めまして、話戻りますけれども、何とか早い時期にこの決断をさせていただきたいと思っております。基本調査でいろいろ課題も整理できておりまして、後は何とか早い時期にこの事業をもう一歩前に出るような予算措置、考えてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 暫時、休憩いたします。          休憩 午前 9時33分          再開 午前 9時35分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員          〔17番 石川誠司議員登壇〕 ◆17番(石川誠司議員) 皆さん、おはようございます。17番、はすだ政和会の石川でございます。中野政廣議長のお許しをいただきましたので、通告に従い、順次一般質問をしてまいります。  今年、令和2年1月の終わりぐらいから、明けても暮れてもこの新型コロナ感染症、日本全国の国民の皆様が苦しみ、悩まされながら必死に頑張って生活していたという記憶される年に、この令和2年がなると思います。蓮田市におかれましても、執行部皆さん、職員の皆様、蓮田市民、6万3,000の皆さんのために日々ご尽力していただいていることに心より感謝申し上げる次第でございます。一日でも早いワクチン、また特効薬の完成が望まれるところでございます。  さて、一般質問を続けてまいります。ここ数年、何人もの議員が、明日も高橋議員が私と同じように市道1472号線の築造のことに関して、一日でも早い開通を望み、またさらに道路築造だけではなく、バス路線の延伸ということで、地元の黒浜地区をはじめ、市内の人々は一日も早い道路の完成とバスの延伸を望んでいるところだと思います。  それでは、大項目1の市道1472号線の整備進捗状況とバス路線の延伸についてお伺いいたします。  (1)、現状はどうなっているのか。  (2)、足かけ3年、もう工事が続けられていると思いますが、なかなか開通に至らない課題というものは何でしょうか。  大項目2、蓮田市建築物耐震改修についてお伺いいたします。これは、実はコロナの感染症の問題がなければ、今年の3月の定例会に通告していた内容でございまして、3月の定例会の冒頭、開会のときに、中野市長が行政報告をされた中に、この蓮田市の建築物の耐震改修というお話がございましたので、この項目を取り上げさせていただいたところでございます。  (1)、概要は。  (2)、経緯は。  (3)、この耐震改修の課題は。  (4)、今後はどうなっていくのかについて質問いたします。  大項目3、警察署誘致についてお伺いいたします。これは、私がまだ1年生、2年生議員の頃からお伺いさせていただいておりまして、今は亡き山崎享一議長がこの問題を取り上げていらっしゃって、蓮田市は人口が少ないから、15万いないから警察署ができないのだではなくて、一つの政治問題、政治課題について何年かかってもいいから一歩ずつ質問を積み重ねなさい。私は1年生、2年生議員のときに、実際には1年生議員ですね、1年生議員のときに、そう教えていただきましたので、大変難しい問題ではあると思いますけれども、警察署の誘致についてお伺いしたいと思います。  この警察の問題も、9月の定例会、中野市長の行政報告の中に、週刊「AERA」の取り上げられました「コロナ時代の移住先ランキング」で、私たち蓮田市は、関東地区の15位にランキングされたとご報告がございました。その記事を読ませていただきまして、これは住宅情報サイト「SUUMO」の編集長さん、また移住情報誌「TURNS」のプロデューサーの方々が公的な統計を選んで8つの指標を基に、そのまちのランキングをしたと。移住先ですから、東京都内や政令指定都市は含まれていないということを前もって申し上げます。その中で、「将来伸びる街」、「子育てのしやすい街」などの指標があり、8項目ですから、それぞれの指標が10点、合計が80点の中で、私たちの蓮田市は50点、関東地区で15位でした。「災害対応や行政サービスが期待できる街」という指標では、10点満点中9点の高得点でございました。これは、蓮田市が誇っていいことでございます。少し心配なのは、「治安のいい街」という指標の項目がありました。ここでは点数は申し上げませんが、もうちょっとこの「治安のいい街」というのが点数が上がっていてもよいのではないかと思った次第でございます。  それでは、大項目の3、警察署誘致についてお伺いいたします。  (1)、取組状況。  (2)、課題はでございます。  よろしくご答弁のほどお願い申し上げます。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長          〔関根守男都市整備部長登壇〕 ◎関根守男都市整備部長 おはようございます。石川誠司議員ご質問の市道1472号線の整備状況とバス路線延伸についてのうち、まず、バス路線の延伸についてご答弁申し上げます。  東埼玉病院敷地内の新設道路への路線バス延伸、拡充につきましては、平成28年7月21日に蓮田松韻高校から549名の署名とともに、バス路線の延伸、新たな道路整備、夜間照明の増設を求める要望書を頂いております。要望書にありますように、国立東埼玉病院バス停留所は、蓮田松韻高校の生徒にも多く利用されていますが、夜間などバス停までの道のりが心配されている状況でございます。  市では、これまでもバス事業者に対し、蓮田松韻高校までのバス路線沿線を要望しておりますが、バス事業者からは、東埼玉病院の敷地内を通る道路及びバス転回場の整備のめどが立った時点で具体的な協議を行いたいとのことでございました。これを受けまして、市では、東埼玉病院敷地内に新設道路、市道1472号線の整備を進めるとともに、黒浜公園・東埼玉病院周辺整備基本計画において、バス転回場の整備を計画しているところでございます。今後は、道路整備の進捗を見ながら、継続して蓮田松韻高校までの路線延伸について協議をしてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。  次に、蓮田市建築物耐震改修について順次お答えを申し上げます。まず、概要につきましてお答え申し上げます。蓮田市では、建築物の耐震改修の促進に関する法律の規定に基づき、平成22年3月に蓮田市建築物耐震改修促進計画を策定いたしました。この計画は、市内の既存建築物のうち、昭和56年5月31日以前の基準で建築された建築物の耐震改修を促進させることにより、地震災害から市民の生活、財産を守ることを目的としております。現在は、国が平成27年に策定した首都直下地震緊急対策基本計画にのっとり、平成28年3月に平成28年度から令和2年度までの5年間の蓮田市建築物耐震改修促進計画を策定し、市内の建築物の耐震化を推進しています。  この計画において、耐震化すべき建築物の対象でございますが、1つ目として住宅、2つ目として、多数の者が利用する一定規模以上の店舗や診療所などの特定建築物、3つ目として、市が所有する200平方メートル以上の市有建築物としています。目標年度、令和2年度でございますが、における耐震化の目標値といたしまして、住宅と特定建築物は95%、市有建築物は100%と定めています。  次に、経緯につきまして、耐震化の取組状況について順にお答え申し上げます。まず、1つ目の住宅のうち、旧耐震基準で建築された戸建て木造住宅の耐震改修を促進するため、市では平成22年度に耐震診断補助制度を、平成23年度に耐震改修補助制度を創設し、建物所有者の費用負担の軽減に取り組んでおります。この住宅の耐震化の取組状況でございますが、平成23年度から令和元年度までの9年間で、耐震診断補助が27件、耐震改修補助が19件となっております。  2つ目の店舗等の特定建築物につきましては、埼玉県が民間建築物耐震改修補助制度を設けて実施しており、県ホームページ等で周知を行っております。  3つ目の市有建築物で床面積が200平方メートル以上の旧耐震基準で建築された建築物につきましては、全88棟あり、そのうち耐震性のない40棟について、蓮田市耐震改修促進計画を策定する前の平成12年度から順次耐震工事などを進めてまいりました。平成30年度までに39棟が完了し、令和2年3月に完成いたしました市役所西棟のシルバー人材センター事務所等新築工事をもちまして、目標年度を1年前倒しで目標値100%達成することができました。  次に、課題につきましてお答え申し上げます。耐震化の対象建築物は、昭和56年5月31日以前の基準で建てられたものですので、現時点で建築後39年以上を経過した建築物となります。このようなことから、特に住宅のうち、戸建て木造住宅につきましては、新築への建て替えを選択される方が多く、耐震改修などの補助制度を利用される方が少ない状況にあります。  続きまして、今後につきましてお答え申し上げます。現在の蓮田市建築物耐震改修促進計画は、目標年度が令和2年度、これは国の計画期間と同じでございますが、までとしておりますので、国や県の次期計画や市の耐震化状況等を踏まえまして、本年度中に次期耐震改修促進計画を策定したいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 おはようございます。石川誠司議員のご質問、1、市道1472号線の整備進捗状況とバス路線延伸のうち、整備進捗状況についてお答えいたします。  初めに、現状でございますが、市道1472号線は、東埼玉病院の敷地内を通る延長約520メートルの新設道路として、平成30年度から工事に着手しております。昨年度までの2か年は、緊急車両やバス、一般外来への出入口より北側、約320メートルの整備を行いました。工事の内容といたしましては、歩道と車道の路盤整備、車道の基層部分の舗装、街渠側溝や雨水排水管、歩車道境界ブロックなどの構造物を施工いたしました。  次に、課題でございますが、前年度までの施工箇所は、車両が通らない箇所でしたが、今後の施工箇所につきましては、緊急車両やバスが通行する箇所になります。安全性の確保を優先し、緊急車両の妨げやバスの遅延などがないようにすることが課題と考えます。事業が円滑に進むようにしっかりと、東埼玉病院やバス会社と協議をし、進めてまいります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長          〔山田勝利総合政策部長登壇〕 ◎山田勝利総合政策部長 おはようございます。石川誠司議員のご質問、警察署誘致についてのうち、取組状況についてでございますが、警察署の誘致につきましては、第5次総合振興計画において重要な施策として位置付け、防犯体制の充実を図っているところでございます。蓮田市では、平成18年度から埼玉県市長会等を通じ、埼玉県に対し、警察署の誘致についてお願いしてまいりました。本年度も同様にお願いしているところでございます。  また、最近では、令和2年1月31日に、この警察署誘致の現状などを伺うため、埼玉県警察本部において情報交換を行いました。埼玉県警察本部の説明によりますと、警察署の新設については、県下における治安情勢や人口推移、交通網等のほか、個々の警察署の管内情勢等を勘案して総合的に検討するとのことでございました。引き続き、警察署の誘致について、県の動向を注視しながら、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。  次に、課題でございますが、先ほど取組状況の中で答弁したとおり、平成18年度から警察署の誘致をお願いしておりますが、なかなか進展が図られていないというのが現状でございます。課題といたしましては、警察官の定員については警察法において規定されており、埼玉県警察における人員の確保の問題がございます。また、県の考え方といたしまして、幾つかの行政区が関わる広域的な施策であることや、県内の治安情勢や人口推移、交通網等、様々な事柄が関わってくることなどが考えられます。  市といたしましても、高齢化が進む中、治安の安全拠点といたしまして、治安基盤の根幹をなす警察の設置がぜひとも必要であると考えておりますので、今後も引き続き粘り強く取り組んでまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) 3人の部長、ありがとうございました。1回目の答弁をいただきましたので、次からは一問一答ということでさせていただきます。  まず最初の大項目1の市道1472号線の整備の件とバス延伸です。先ほど関根部長、平成28年7月に549名の署名と。大きな学校関係者からの声があって、新しい道路の築造、またその後に残されておりますバス路線の延伸、冬場は特に、工事に当たりまして、やぶとかは切っていただきましたから、見晴らしがよくなったとはいえ、夜とか、冬、夕方は日が短いですから、高校の生徒さん、今のバス停まで、学校の正門からバス停まで五、六百メートル、もっとあるかしら、あそこの道を、照明も暗い中、歩いていくのはとても忍びない。一日でも早くこの問題を解決しなければ、平成28年ですから4年前にこの要望、また署名、貴重な署名まで頂きながら、一刻も早い完成が望まれるわけですけれども、先ほど関根部長、要望をいただいた中、バス路線の延伸と道路整備、私触れましたけれども、夜間照明の増設も要望の中に入っているということでありますが、これはこの4年間、どう対応されているのか、お聞かせください。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再度のご質問にお答えいたします。  街路灯についてのお尋ねでございますが、現状といたしましては、病院内についている、通路のところの街路灯がついている状況でございます。市道1472号線の街路灯につきましては、道路整備を進める中で設置をしております。現在、道路自体が整備中のため、道路を通ることはできませんが、整備が終了し、通行が可能になりましたら、街路灯を点灯する予定でございます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) この道路がちゃんと完成した暁に街灯ということでありますけれども、病院の敷地内の、今ある夜間照明というか街灯、それだけでは少し心もとないと思いますけれども、これは市の管轄ではないということで済ませていい問題ではないと思うのです。早く道路整備されまして、生徒さんたちの安全、バス停が、もっと学校側に停留所が来れば、長い距離を、私も子どもの頃、あそこ、歯医者さんに行くときに通った記憶もありますけれども、夜間とかとてもおっかない。それでも昔に比べれば、木とかは少なくなっていますけれども、とても歩きにくいところでございますので、一日も早い道路整備されまして、街灯もきちんと整備されるようにお願いいたします。  この大項目1の問題につきまして、中野市長のご見解を、どうしても黒浜地区の、せっかく道路をあそこまで、市民の人たちもあそこまで出来上がっておきながら、何で遅れているのだろうというのが率直な疑問のようでございまして、この道路整備とバス延伸、市長のご見解をお伺いいたします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 石川誠司議員のご質問の大きな1問目でございますが、1472号線、東埼玉病院の敷地の中を通過している道路でございますが、この事業については非常に意味があるといいますか、様々な効果がある事業だと思っておりまして、1つはやはり蓮田松韻高校の生徒さんたちの安全対策、また、お天気のいい日ばかりではありませんので、蓮田の駅から、あるいは白岡の駅から自転車通学というのももう時代ではございませんし、雨の日とか風の日とか雪の日とか、そういうときに高校のすぐ近くまでバス路線が完備するということは、市内唯一の県立高校でもございますし、いろいろな意味でとても効果のある事業だと思っております。これは、長きにわたりまして課題でございましたし、石川議員も何回かご質問いただいておりますが、最初のきっかけは、もう何回も申し上げておりますけれども、東埼玉病院の、厚生労働省の国有地でありましたが、ある方のご努力で、あの道路部分はそっくり全額ゼロ予算、厚生労働省の寄附といいますか、で確保できるという見通しがつきましたので、より一層この事業が促進されているところでございます。なかなか完成に至っていませんので、促進かと言われますが、一生懸命今取り組んでいるところでございます。  そもそもの計画といたしましては、ご質問の中にもありましたように、あの道路を整備して松韻高校の正門前、黒浜運動公園のケヤキが林立しているサッカー場の近く、あそこをバスの転回場に位置付けております。ただ、やはりそうしますと、特別支援学校が手前にありますし、松韻高校の校庭も少し協力していかなければなりませんし、加えて、ご承知のように財務省の国有財産の旧官舎跡地の、今、用地払い下げ交渉も進めておりますし、いろいろな意味であそこ全体の構想計画がありまして、その計画の中で松韻高校の正門前のバスの転回場を位置付ける計画でありますが、そうしますとなかなか、今申し上げましたように課題が、距離的にはそんなにないのですけれども、解決しなければならない課題あるいは他の計画と競合する部分がありますので、先般も新しい校長先生、4月から着任されまして、切実なご要望ということでお見えになりまして伺ったところであります。松韻高校の振興のために、あるいはあの周辺の住民の方々の利便のために、何とか一日でも早くこの工事を完遂あるいは暫定的にでも、途中、バスの転回場を設けていただいて、松韻高校の正門まででなくても、そのすぐ近くまででもバス路線の延伸をお願いしたい、そういう強い要望を受けました。当時の要望書、五百数十名の方々の保護者の方々は、当然高校ですので、蓮田市内の方だけではありません。近隣の市町村の保護者の方もいらっしゃいますし、その意味ではこの道路の効果というのでしょうか、それは非常に広域的な性格も持っておりますので、何とか一日も早い実現に向けて、またやむを得ない場合には暫定的に、松韻高校の生徒さんが利用しやすいような、そういう考案もしながら進めてまいりたいと思っております。  その間、これもやはり夜、子どもたちが部活や学習で遅くなりますと、痴漢が出るのが常習地なのですが、PTAの活動事業として、当時の小森会長なんかが独自に防犯灯をつけていただいたりして、いろいろ努力いただいているのですけれども、これからも、工事中とはいえども、その辺も少し考えながら工事を進めていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) 市長、どうもありがとうございました。まだ確定ではないにしても暫定的にバス停を、学校に近いところに設けて、本来は正門前の転回場ということでございますけれども、いろいろな、まだ暫定の考えでございますから、決まったわけではないでしょうけれども、そういう解決の方法も生徒さんたち、喜ばれると思いますので、小森PTA会長が防犯灯もつけてくださった。それに合わせて市も何らかの形でご協力してくだされば、生徒さんの安全対策にもなるということで、ぜひ進めていっていただきたい事業でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  大項目2、蓮田市の建築物耐震改修、先ほど、今度こそこれは関根部長ということで、耐震されていない市の40棟のうち39棟は改修し、今年の3月、昨年度でしたね、西棟も完成して、市は目標の100%達成して、それも1年繰り上げてですよね、1年早くこの計画をなされて整備したということでございますが、住宅と特定建築物、先ほど特定建築物は埼玉県の補助がいただけて整備するものだという答弁もいただきました。住宅のほうも1981年の前の建築基準に基づいた建物も、改修ではなくて建て替えが進んでいるので、数は少なくなっているということでございますけれども、これは周知というのはやっていると思いますけれども、どんな形で市民の方には周知されている事業なのでしょうか、ご説明をお願いします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えさせていただきます。  市は、どういった方法で市民に周知しているのかというようなご質問かと思いますけれども、蓮田市といたしましては、「広報はすだ」あるいは市のホームページなどを使いまして、市民の方に周知を図っているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) ありがとうございます。周知はされているということでございます。昨年あたり、少ないでしょうけれども、この補助制度を利用されたと。また、これはあれですか、県費ですか。国のほうの補助というのもいただけて事業が進んでいるのでしょうか。2つ併せてお聞きします。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。補助があるのかということも含めましてお答えさせていただきます。  まず、昨年度の補助の実績についてご答弁させていただきます。耐震診断補助、こちらについては金額が5万円でございますが、こちらについては補助件数は1件、また耐震改修補助、こちらについては30万円、こちらが1件になります。この財源でございますが、国費が2分の1、市費が2分の1ということでございます。国費につきましては、社会資本整備総合交付金として交付されたものを活用しているというような状況でございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) 関根部長、どうもありがとうございました。  続きまして、大項目3の警察署誘致について、山田部長にお伺いします。  先ほど、平成18年度から、これは大変難しい。市長会を通じて警察署、誘致について働きかけを県のほうに行っていただいているということでございます。先ほど答弁の中で、個々の警察署の管内情勢等を勘案すると。治安情勢、先ほど「AERA」の治安、点数は言いませんけれども、もっといいと思ったのです、私。蓮田はいいところだな、全然犯罪も少なくてと思ったら、公的な統計では、もっと高得点だと思ったのです。行政サービスとか9点だから、それに準ずるぐらいと思った。治安のいいところ、いいところではないという意味ではなくて、まだ伸びる余地がある、伸びしろがあると解釈すると、やっぱり6万3,000、ちょっとまちの規模が小さい、前にも市長にお聞きしたら、やっぱりまちの規模もそうだし、近隣に杉戸警察とか、もちろん私たちの岩槻警察もあって、なかなか状況としては難しいということであるのですけれども、先ほどの答弁で県下の情勢を見て、人口推移、交通網等も勘案して総合的に検討すると。夏場ですか、加倉交差点、岩槻の加倉のありますよね、インターチェンジ、すぐ近く、これは県の事業、さいたま市の事業なのですか、東武野田線をまたぐ跨線橋のところ、いつの間にか橋脚もできて、ちょうど122号をクランクして東側を片側1車線で蓮田のほうに向かっていく道路がちょうどクランクしないで、そのまま東北道の西側を真っすぐ貫通するように橋脚と橋桁はもう載っていますし、道路どのくらい進んでいるか分からないですけれども、この道路ができると交通の流れもきっと変わりますし、期待したい。日本全国人口が減っていますけれども、人の流れも変わって、蓮田がよいところだと、住みやすいところだと人口も増えるやもしれないですけれども、これは大項目3の警察誘致についての質問に対しまして、何ら影響があると思うのですけれども、こういう状況は把握されているでしょうか。山田部長、お願いします。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度の質問にお答えいたします。  さいたま市から蓮田市に向かってくる国道122号バイパスの件というふうに理解したのですけれども、一般国道122号、蓮田岩槻バイパスでございますけれども、整備の進捗状況についてでございますが、先ほど議員おっしゃったように、事業主体はさいたま市でございます。さいたま市のほうに確認したところによりますと、令和4年度の完成を目指して整備をしているというお話を伺っております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 17番 石川誠司議員 ◆17番(石川誠司議員) 最後に、中野市長にお伺いします。  大変難しい問題で、何回か私も1年生の頃から質問をさせていただいておりますけれども、昨年、県会議員選挙でも地元選出の山口京子県会議員、誕生しまして、この問題を継続的に、蓮田市と一緒に地元選出の県会議員とともに当たっていただきたいと思いますけれども、中野市長のご見解を最後お聞きしまして、質問を終わりにさせていただきます。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 石川誠司議員の大きな3問目、警察署の誘致についてでございます。既にいろいろ経緯、ご承知のとおりだと思います。ご質問の中にもありましたとおり、今はお亡くなりになってしまいましたけれども、山崎享一議長の時代にも一時積極的に動いたときでもありますが、基本的には、最初は私も平成18年にこの職をお預かりして、ずっと警察署の誘致、テーマなのですが、しかも公約なのですけれども、最初の頃は、いわゆる要望合戦等々で実現できるのかなとも思いましたが、いろいろ担当あるいは我々がお話聞いた範囲では、やっぱり警察というテーマは、明治政府設立以来、なかなかそういう地方の要望等々の問題ではないという。4号国道沿いには、今は蓮田のほうが人口が多くなっていて、蓮田より人口が少ない市がございますが、そこにも警察署が実際にありますけれども、そういうものの移転なんかはもっと、とてもそういう問題ではないのだというのが、何か歴史的にあるようでありまして、それならば新設ということで方針を切り替えて、今、活動をしているところでございます。  埼玉県の方針としては、あるいは埼玉県警察本部の方針としては、先ほど部長が答弁したとおりなのですが、そうはいいつつ、やはり川口のほうでも今、進められておりますし、大宮東警察署はオープンいたしましたし、やっぱり埼玉県、厳しい中でも、やっぱり警察関係も治安の維持とか交通事故等々の対策で、やっぱり課題にはなっているテーマだと思っています。今は市長会要望、県議会要望、国会要望にもこのテーマを挙げているのですけれども、そういった意味でなかなか最初の動きの緒には、今のところ就いていない状況であります。ただ、やはり間断なく、先ほども朝日新聞が発行しています「AERA」8月の週刊情報で、関東地方で、コロナ時代を迎えて住みよいまちの15位に蓮田は位置付けられておりますし、確かにそういう状況にあると思いますので、その状況を生かしたまちづくり、今後の、将来に向けてのまちづくりのためには、やっぱり取締まりとか、そういう部分でなくて、やっぱり警察署というのがあることによるシンボル性というのでしょうか、そういうものも、住民の心の問題とかいろいろありますので、やはり蓮田、お隣の白岡市あるいは伊奈町等々、あるいは久喜市になってしまいましたけれども、旧菖蒲町、この周辺にはそういうエリアとしてはないわけでありますので、その辺を視点に置きながら、これからの課題として一生懸命取り組んでまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。地元県議もお話伺いますと、今度県議会で質問していただけるということになりました。その辺の状況も見ながら、一朝一夕にはいかないテーマでありますけれども、引き続き継続して取り組みますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 暫時、休憩をいたします。          休憩 午前10時22分          再開 午前10時35分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員          〔1番 湯谷百合子議員登壇〕 ◆1番(湯谷百合子議員) おはようございます。1番、湯谷百合子です。通告に従いまして、3項目一般質問をさせていただきます。  まず、1項目め、「広報はすだ」の全戸配布について。私は、広報の全戸配布を求めて、今までもたびたび一般質問で取り上げてきました。6月議会の秦議員の質問に対する答弁の中で、全戸配布について、今まではあちこちに置いてありますから取りに行ってくださいという答弁だったのですが、今後、検討をいたしますという話が聞けましたので、大きく前進したと感じております。広報の全戸配布は、より迅速に取り組むべき重要課題と思っておりますので、今議会においても重ねて取り上げさせていただきました。蓮田市広報発行規則第5条には、「広報は、発行の都度1世帯につき1部、その他市長の必要と認める者に無償で配布する」とうたわれています。しかし、現状は、自治会活動交付金という形で、自治会の加入者のみに、自治会を通じて配布されていますが、自治会の未加入者には配布されません。自治会の加入者は、年々減少しており、今は全世帯の55%です。つまり、残りの45%の世帯の方は、若い方はネットで見ることができますが、それ以外の方、多くは高齢の方々でありますが、自分の足であちこちに置いてあるものを持ってこなくてはなりません。その結果、取り忘れが生じておりまして、月々の広報、また環境センターからのごみ出しのお知らせ、健康カレンダーなどの、当然知らされなければならない情報を手に入れることができない状況に置かれています。市民サービスが公平に行われていません。また、ごみ出しルールが地域で徹底していないので、困った状況が生じているとお聞きをしております。市は、規則にのっとり、1世帯に一部配布すべきであります。  そこで、(ア)としまして、来年度から全戸配布を開始してほしいと思っておりますが、時間的に来年度からはちょっと不可能であります。全戸配布をいつからスタートするのか、目標年度をしっかり持ってやっていただきたいと思っておりますので、目標年度についてどのように考えているか、お答えください。  (イ)としまして、配布の方法です。これは全国の地方自治体、様々に全戸配布をするために配布方法を工夫しております。6月議会の答弁でも、民間事業者、またシルバー人材センターも含めてポスティングという方法、また自治会を通じて、自治会に未加入の世帯、これも含めて配布をお願いする方法など、大きく2通りの配布の方法が部長から答弁されていたと思いますが、検討状況はいかがでしょうか。  (ウ)としまして、全戸配布に向けて大きな壁があるのか、ないのか、その辺の問題となっていることはあるかどうか、お聞きをいたします。  2項目め、敬老会について。(1)として、今年度の地域敬老会の中止についてお伺いをいたします。今年度は、ほとんどの市の行事がコロナということで中止になっています。敬老会もその一つです。  (ア)としまして、中止が決定した経緯を伺います。  (イ)としまして、集まってお祝いをするイベントは中止したとしても、高齢者にお祝いの気持ちを伝える手段としては、ほかのやり方もあるわけです。代替事業の検討は行ったかどうか、お聞きをいたします。  (2)、地域敬老会の見直しについて。平成29年度から、それまでの小学校区で行う敬老会から自治会を中心とした地域で行う敬老会に変わりました。市の敬老会に支出する予算も、それまでは対象者全員に商品券が配られていましたが、地域敬老会になってからは、参加した人だけに予算を使うやり方になりました。敬老会の参加者は、小学校区で行っていたときに比べ、地域敬老会になってからは年々増加をしているとお聞きしていますが、全体を率で見ますと、ほぼ30%台です。令和元年度では、蓮田地域が29.83%、黒浜地域が32.95%、平野地域が28.87%で、市全体の参加率は31.05%でした。ちなみに、平成30年度は31.74%でした。つまり、ほぼ75歳以上の方、70%の方は敬老会イベントに参加できずにいるのです。病気や足が悪くて会場に行けないなど様々な事情があると察します。一方で、敬老祝金制度というのがあり、節目の年には祝金が贈られますが、地域敬老会に参加できない方々についても、7割の方々についても市としてお祝いの気持ちを伝え、お祝いすべきではないかと私は考えます。  (ア)、敬老会の在り方について、見直しの予定はあるのか、お聞かせください。  (イ)としまして、見直しをするとした場合、これまでも敬老会の在り方についてアンケートを取ってきたと思いますが、敬老会の対象の方、また今、蓮田市に税金を納めてくださっている若い方など、広く市民からの意見を求めることをすべきと思いますが、いかがでしょうか。  3項目め、小中学校の給食費の徴収について伺います。小中学校の給食費は、給食費単独で集金されるのではなく、給食費とPTA会費、また学級教材費とともに学級集金という形で一括で集金されています。蓮田市では多くの学校で、集金日には保護者が集金業務を手伝うために当番制で、1年間の当番を決めて学校に行くというやり方が広く行われています。私もたまたま昨年度、集金日、お手伝いに伺いましたが、3人の保護者が当番で参加していました。しかし、今年度は、コロナウイルス感染症予防の観点で考えれば、教室内がさらに密になり、適切ではないのではないでしょうか。  (1)、新型コロナウイルス感染症予防の観点からの徴収方法について伺います。  (ア)としまして、1学期は、4月、5月は休校でありましたが、徴収はどのようになさいましたでしょうか。  (イ)としまして、2学期が始まりましたが、2学期以降の徴収方法はどのような形で行われるのでしょうか。  (ウ)としまして、現状、給食費は学校ごとに会計を行う私会計です。ですので、集金の方法も学校ごとに決められていると伺っています。しかしながら、今年度はコロナウイルス感染症予防の観点から考えて、教育委員会の指導はありましたでしょうか、お聞かせください。  (2)としまして、令和元年7月31日に文部科学省から、「学校給食費等の徴収に関する公会計化等の推進について」という通知が出されています。  (ア)としまして、蓮田市の給食費徴収の公会計化の進捗状況はいかがでしょうか。  以上、1回目の質問を終わります。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長          〔山田勝利総合政策部長登壇〕 ◎山田勝利総合政策部長 湯谷百合子議員のご質問、蓮田市広報発行規則にのっとり、1世帯に1部配布するための検討状況についてのうち、全戸配布の目標年度はについてでございますが、現在、広報配布は、自治会による配布のほか、公共施設や金融機関等への配置、ホームページやアプリによる配信を行っております。しかし、自治会による広報配布数の現状から、広報紙の全戸配布については課題と捉えております。これまで近隣市の事例を調査しておりますが、引き続き配布方法や仕組みについて調査検討してまいります。実施時期、目標年度につきましては、自治会による広報配布の状況等を勘案しながら検討してまいりたいと考えております。  次に、配布の方法はについてでございますが、広報の配布方法については、現在行っている自治会を通しての配布の方法のほかに、他自治体の状況を見ますと、ポスティングや新聞折り込みなどがございます。配布の方法につきましては、他の自治体の状況など広く情報収集に努め、検討してまいります。  次に、全戸配布に向け、問題となっていることはについてでございますが、広報の配布につきましては、自治会や連絡班など、多くの方々にご協力いただいて進めております。広報の全戸配布につきましては、様々な方法が考えられますので、これらを比較検討し、必要に応じて関係各課等との調整や協議を行いながら、よりよい方法を選択してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 おはようございます。大項目1、「広報はすだ」の全戸配布について、(1)、(イ)、配布の方法についてお答え申し上げます。  「広報はすだ」以外の配布物につきましては、自治会負担の軽減も踏まえまして、配布方法について検討を始めているところでございます。また、市や関係機関が発行する各種配布物については、配布する対象者を明確にするために、関係機関に確認をした上で配布方法の検討をしてまいります。  次に、(ウ)、全戸配布に向け、課題となっていることはについてでございますが、自治会に依頼している配布物につきましては、個別の印刷物の重量、それから種類が多いことが課題と考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 猿田健康福祉部長          〔猿田孝二健康福祉部長登壇〕 ◎猿田孝二健康福祉部長 湯谷百合子議員のご質問、敬老会について、今年度の地域敬老会の中止についてのうち、中止が決定した経緯はについてですが、当市では、平成29年度から各自治会が主催する地域敬老会に移行し、民生委員・児童委員や老人クラブなどの地域を支える方々の協力体制により、身近な親しい方々がお互いの長寿と健康を確かめ合うことのできる顔の見える敬老会として運営をしております。敬老会事業を円滑に運営するために、自治連合会、民生委員・児童委員協議会及び老人クラブ連合会の3団体の役職者13名で構成される蓮田市地域敬老会事業推進本部を設置し、事業全体の年度方針の決定等を行っております。  令和2年度は、4月24日に地域敬老会事業推進本部会議を開催し、地域敬老会の開催について協議を行いました。新型コロナウイルスによる感染が拡大している状況の中、事業対象者が75歳以上の高齢者であり、感染した場合には重篤化する可能性が高いこと。また、開催する場合には、5月頃から準備を始める必要があり、新型コロナウイルス感染症が蔓延している中で準備をしていくことは難しいことなどから、参加者及び運営関係者の健康と安全を守るということを第一に考え、中止の決定となりました。  次に、代替事業の検討は行ったかについてですが、4月24日の地域敬老会事業推進本部会議において、代わりに記念品をお渡しすることなどはどうかという代替案についての協議も行いました。しかしながら、地域敬老会は、長年にわたり、地域社会の発展のために尽力された高齢者の方への祝意と敬意を表す、大切な集いを開催することを方針としております。敬老会の実施の代わりに記念品を配布することは、協議を重ねてつくり上げてきた方針と異なる方向性であることから、代替事業は行わないという結論となりました。  続きまして、地域敬老会の見直しについてのうち、見直しの予定はあるかについてですが、平成29年度から現行の地域敬老会に移行し、5年間はこの形態で実施することと決定しております。今年度で4年目を迎えることから、今後の方針等について敬老会事業推進本部会議において検討を行う予定でございます。  次に、見直しの際、敬老会対象者を含め、広く市民から意見を求めることをすべきではについてですが、敬老会に関するアンケート調査につきましては、平成23年度に75歳以上の高齢者を対象として実施し、令和元年度には自治会長、連絡員を対象としてアンケートを実施いたしました。令和元年度の調査結果につきましては、敬老会事業推進本部会議において、今後の方針等に反映させることができるよう協議を行ってまいります。さらに、広く市民から意見を求める方法につきましても、敬老会事業推進本部会議の中で協議を行ってまいりたいと考えております。ご理解のほどお願いいたします。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長          〔増田勝弘学校教育部長登壇〕 ◎増田勝弘学校教育部長 おはようございます。湯谷百合子議員のご質問、大項目3、小中学校給食費の徴収について順次お答えいたします。  (1)、新型コロナウイルス感染症予防の観点からの徴収方法についてでございますが、(ア)、1学期の徴収方法についてですが、現在、蓮田市における学校給食費集金方法は、現金集金と口座振替による集金で行っており、現金集金が9校、口座振替が4校となっております。  続きまして、(イ)、2学期以降の徴収方法はについて申し上げます。小学校8校、中学校5校の13校が全校とも集金を行う予定で、1学期と同様の方法となっております。なお、現金集金を行っている学校において、今年度については新型コロナウイルス感染予防の観点から、保護者の対応は行わない学校もございます。  続きまして、(ウ)、教育委員会の指導はについてお答えいたします。4月の緊急事態宣言の発令、緊急事態措置の発出を受け、蓮田市立小中学校を5月6日まで休校とし、学校給食物資の発注取消しを行いました。その後、埼玉県より休校期間の延長要請を受け、5月31日まで休校を延長し、給食実施も延期となりました。5月分給食費については、その時点で夏季休業時に給食の追加実施を検討していたため、通常どおりの集金をお願いしました。なお、1学期においては、現金集金の9校中5校で、保護者の方に協力をいただいたところでございます。今後は、保護者のみならず、教員の負担を可能な限り軽減するため、スクールサポートスタッフの活用が可能かどうかなど検討してまいります。  続きまして、(2)、市の給食費徴収公会計化の進捗状況はにつきましてお答え申し上げます。文部科学省通知においては、学校給食費の会計処理で公会計が39.7%、私会計が60.3%という結果が示されております。また、埼玉県内の平成30年5月1日現在の状況においては、蓮田市を含む31市町村が私会計方式で実施しております。東部教育事務所管内の状況を見ますと、単独校調理場方式、いわゆる自校給食でございますが、そこで給食を実施している市町は、全て私会計方式でございます。今後、蓮田市においては、状況を把握し、調査・研究を進めていきたいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 再質問をさせていただきます。  広報配布についてでございますが、少し検討が始まったというふうに理解をしております。現状、蓮田市広報発行規則第5条には、広報は、発行の都度1世帯につき1部、その他市長の必要と認める者で無償で配布するとうたわれていること、この規則にきちんと守っているのかどうか。また、6月議会の秦議員の一般質問の中にもありましたが、弁護士会のほうから、行政の広報がポストまできちんと配布される方と配布されない方がある。これは人権侵害に当たるという提言が出されていたのでありますが、蓮田市はこの規則違反や人権侵害ということについてはどのように捉えているか、お聞かせください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  湯谷議員おっしゃるように、規則では1世帯に1部というようなことでございますので、それをいかに解消していくかというところで検討しているところでございます。  以上でございます。          〔「人権侵害」と言う人あり〕 ◎山田勝利総合政策部長 そういったご発言もございましたけれども、そういったことも踏まえて全戸配布を目指してまいりたいと思っております。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 部長のほうから全戸配布を目指して検討してまいりますという力強い答弁をいただきましたので、進んでいくものと理解しました。  その進め方なのですが、検討のスピードを上げて進めていただきたいと思います。上尾市が今年の4月からポスティングに切り替えてポスティングを始めたということでありますが、上尾市は準備期間にどのぐらいを要したのか。この辺の情報はありますでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 上尾市の準備期間の状況でございますけれども、1年半ほど時間を要したとお聞きしております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 1年半ということでありますので、蓮田市は、では1年を目指してといいますか、なるべく早くやっていただきたいと思います。  そのやり方については後で触れたいと思いますが、やはり地域の皆さんも、今年は自治会の加入者のみにしか配布ができない。別にできないわけではないとは思うのですが、やっていない。このような中で、やはり地域の方全てに広報を届けたいと自主的に自治会未加入者にも配布をしている自治会があったように私は聞いているのですが、行政のほうにはその情報は入っていますでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 自治会が、自治会未加入者に対しての配布の状況はどうかというご質問かと思いますけれども、自治会に依頼している配布物の数については、現在、自治会加入者数に予備を加えた形で広報等を配布させていただいております。その数につきましては、各自治会から申出いただいた部数を配布しておりまして、その部数の中には自治会未加入世帯への配布も含まれていると考えております。ただ、実際に配布している数については、把握はしておりません。実際に自治会加入世帯数と自治会への配布部数との差ですけれども、市全体で約600部でございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 600部の広報、またほかの配布物、自治会加入者の数を上回っているということが分かりました。地域ではやはり高齢者の方が多いので、届けたいと皆さん頑張ってくださっているのだということが分かった気がいたします。そして、配布の方法についてなのですが、行政のほうも調べてくださったように、新聞折り込みだとか、ポスティングだとか、いろいろ工夫をされているようでありますが、私は業者によるポスティングよりも地域の力をお借りする、つまり自治会の中、幾つかの自治会が既に行ってくださっているようでありますが、自治会の中の人が自治会未加入者も含めて広報等を配布するやり方、これで進めていくのがいいと考えます。その理由ですが、業者ではなく、近くに住んでおりますので、結構込み入っていると家が、木の中にぽつんと家があったりするのですが、そのような家のことも分かりますし、ポストもどこのうちはどこにポストがあるのか結構探すのですが、ポストの場所も分かります。  また、地域の方が高齢者の方等配布することによりまして安否確認、また見守り、さらに住民間のコミュニケーションの活性化、これらが強くなります。そして、地域のつながりが維持できる。このような利点が考えられるわけであります。私が住んでいる自治会では、未加入者の多くは、新しく越してきた方ではないのです。以前は自治会に加入していたのですが、病気や高齢化という理由で、やむなく退会した世帯がほとんどです。自治会を退会しても、月1回、広報をお届けすることで、声をかけたり、元気なお顔を見たりとコミュニケーション、地域コミュニティの維持につながります。  市が自治会と自治会未加入者の分も含めて、広報配布の委託契約を結んでいる。蓮田市の場合は、自治会交付金の中に一括して入っていますので、広報を配る委託料、それは込みになっていますので、具体的には分からないのですが、広報は配布契約、委託契約を結んでいる自治体が幾つかあります。その中の一つで、鶴ヶ島市のやり方をご紹介したいと思います。議場配布資料を作らせていただきました。御覧ください。①、②、③。①、②は、鶴ヶ島市のホームページより抜粋いたしました。「広報紙はこうやって配達しています」、「広報つるがしまは、個人や自治会と業務委託契約を取り交わして、配達業務を行っています。毎月1日発行の広報紙は、その月の1日までに各家庭に配布することになっています」ということであります。そして、②としまして、広報等配達員の登録、これを行っているそうであります。それで、直接電話をしてお聞きしたのでありますが、③、鶴ヶ島市広報の配達でございます。配達員の登録は、自治会という団体として登録することもできます。また、個人の登録もあるのだそうです。この個人の登録は、例えば自治会が自治会加入者しか、うちはもう配りませんとなった場合、行政はその地区の未加入者の配達を公募します。この地域の方、未加入の方がこれだけいらっしゃいます。どなたか配達してくださいませんかと公募をいたします。そのようなときに、個人の方が手を挙げて、年間の広報配布の業務委託契約を交わしているということでありました。そして、配達手数料なのですが、これも決まっておりまして、戸建てとマンションの集合ポストに分かれているそうであります。折り込みなしと折り込みありがありますが、折り込みなしというのは、広報だけだそうです。折り込みありが市議会だよりだとか衛生組合からのお知らせ、健康カレンダー、その他が含まれるそうであります。それぞれ金額が固定で決められております。そして、端数が出ていますので、端数はどうしておられるのですかとお聞きしましたところ、端数は切り捨てだそうです。これが鶴ヶ島市の例でありますが、このやり方で私の自治会を計算してみました。  うちの自治会は、今、130世帯ほどいるのですが、自治会加入者は80世帯です。自治会活動交付金を計算しますと14万4,200円になります。鶴ヶ島市は、この広報の委託業務とは別に自治会等補助金というのがありまして、自治会に対して1戸当たり1,000円の補助金を出しておられます。この自治会補助金と、鶴ヶ島市の補助金と広報配布の手数料、計算しました。自治会補助金は、1,000円掛ける80世帯ですので80です。それで、広報配布の手数料は34.5円で計算しましたが、34.5円掛ける130世帯掛ける12か月、これを合わせますと13万3,820円になります。そっくり鶴ヶ島市のやり方でなくていいと思うのですが、現行の自治会活動交付金と同じような金額の中で、全ての方、広報の全戸配布ができるのではないかと考えました。参考にしていただきたいと思うのですが、部長のお考えをお聞かせください。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 鶴ヶ島市の例を参考にというご質問かと思いますけれども、現在、自治会に対しましては、各種配布物を配布について依頼をしております。自治会の負担軽減を含め、配布方法については、ご提案をいただきました鶴ヶ島市の例を参考にさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 広報の全戸配布について市長にご質問いたします。  長年にわたって、私は広報の全戸配布を訴えてきたのでありますが、規則違反の状態が続いていたり、違反しないように行政も様々にやっておられたのですが、実態に即していない状況であるわけです。そしてまた、広報が届かないということが、弁護士会から言わせれば人権侵害に当たるのではないかということなのでありますが、このような指摘がされたこと等も踏まえて、今後解消に向けての市長のお考えをお聞かせください。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 湯谷百合子議員の最初の質問、「広報はすだ」全戸配布について、現状、また今、過渡期にあるのですが、その状況につきましては、両部長から答弁したとおりであります。また、地元のそれぞれの議会の例を踏まえてご質問でありますが、たまたま議員と私は同じ自治会で、自治会長もお互いに経験している立場ですけれども、それらを踏まえて、今、お聞きいたしました。広報全戸配布につきまして、これまたいろいろな考え方によって位置付けがございまして、最終的には自治会加入者が、今、残念ながら激減していますので、それが結局全戸配布の全戸に至らなくなってしまったという、そういう実情もございますが、したがって、それを何とか改善したいというのは基本的には同じでございます。この辺の捉え方が非常に、ご提案の中にありましたように、自治会未加入者の方々に、少し増刷して自治会長の判断で配ってもらっている。そういう自治会もございます。昨年までは自治員制度でしたから、市の非常勤特別職ですから、そういう義務的なものもあって、余計といいますか、より一層厳しい中でも努力していただいた、そういう経緯がございます。今年からは、今度は自治員制度が廃止になりましたので、公共的な任意団体である自治会という形でご協力いただいているのですが、理想的には自治会未加入者の方にも自治会長さんが配っていただいて、やっぱり地域の安心安全とか、安否確認とか、いろんな意味を含めて、最終的には自治会に入ってもらうとか、そういう形が理想なのですが、現実は、中にはですけれども、自治会長あるいは前の自治員制度がそれをやることによって、また自治会に加入されない方、そういうことであれば加入しなくても広報がもらえるのだということになると、非常に微妙な位置付けがございます。現実的には、その状態で今、推移してきてしまっている、そういう状況にあります。  いずれにしましても、「広報はすだ」の全戸配布、また先ほど環境経済部長が言ったように、広報だけでなくて、膨大な情報の伝達がございますので、議会だよりだとか警察だよりだとか、衛生組合だとか健康カレンダーだとか、様々な配布物がありますので、それらを含めてこれから早急に検討してまいりたいと思っております。恐らく、先ほどの例を挙げられた市におきましても、最終的に、人口急増の市ですけれども、いろいろやっぱり自治会加入者、あるいは伝達手段が薄れてきてしまった。そういうものを踏まえて、一つの手段として出たのではないかと思います。それがそっくり蓮田市の例に適用できるかどうか、これまた確約できないのですけれども、この問題、前向きに取り組みますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 敬老会の中止の経緯や、また代替の事業について検討は行ってくださったということを理解いたしました。代替事業は検討したけれども、蓮田市は顔の見えるイベントをやることを続けてきたので、行わないというふうに決定したということでありました。本年の中止はやむを得ないと理解しますが、今年度のように集まって地域敬老会のイベントを行えないことが起こってほしくはないのでありますが、また起こるかもしれません。このようなときに、中止だけでいいのかということです。ご高齢の方ですので、1年1年が勝負と申し上げたら失礼に当たると思いますが、来年やるから今年はありませんというのでは済まされない一面もあるのではないでしょうか。先ほども申し上げましたように、地域敬老会にしても、参加してくださっている方が30%台なのです。残りの7割の方が参加ができない。このような状況が続いているわけであります。  本庄市の例を述べさせていただきますが、本庄市もやっぱり同じように自治会を中心にイベントで敬老会のお祝いをしていたそうであります。しかし、今年度中止を決定するに当たって、急遽お祝いの品の贈呈に変更させていただきますとホームページに入っていました。事業変更をしたわけです。今後、中止があるかもしれないので、代替案、これを考えておく必要があるのではないかというか、考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 猿田健康福祉部長 ◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。  来年度に向けて事業の代替案を考えていただきたいということでございますが、来年度に向けまして、また改めて推進本部会議で検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) よろしくお願いいたします。  地域敬老会については、先ほどの答弁の中で、5年をめどに見直しをする予定であるということであります。そして、敬老会事業推進本部会議のメンバーでありますが、どちらかというと敬老会を開催して、もてなす側である自治会長や民生委員の方が中心です。招待される側の方が入っていないのではないかと思っています。また、今まで行ったアンケートは、高齢者対象で行った年もあったようでありますが、令和元年度のアンケートは、自治会長が対象でした。今後、見直しをするときには、令和元年度にアンケートを取ったばかりでありますが、関係者だけではなく、広く市民の方からも意見をいただいたらどうかと私は考えているわけです。そのアンケートの集め方も、紙ベースで集めるだけではなくて、ホームページのほうからアンケートを入れていただいたり、またSNSを使って広く、それこそ税金を納めてくださっている若い方、また高齢の方も意見のある方がいらっしゃると思いますので、広く意見を聞いたらどうかと思います。負担にならないやり方で意見を聞いたらどうかと提案しますが、部長、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 猿田健康福祉部長 ◎猿田孝二健康福祉部長 再度のご質問にお答えいたします。  1回目の答弁の中でも申し上げましたが、広く市民から意見を求める方法につきましては、敬老会事業推進本部会議の中で協議を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 推進本部でこれも考えていただけるということでありますので、よろしくお願いしたいと思います。  3項目めの小中学校給食費の徴収についてに移ります。現在、現金集金が9校で口座振替が4校、そして現金集金の中には、今までは親が学校に行っていましたが、今年度は何校かは答弁がなかったのですが、現金集金の学校の中で先生がやってくださっているということが分かりました。  そして、(ウ)なのですが、教育委員会は、感染予防、本当に一生懸命手を尽くしてくださっているのでありますが、この集金に関しては、教育委員会の指導あってもよかったのではないかと思いますが、私会計だからということかもしれませんが、教育委員会のほうから、感染予防のために親の集金やめましょうと、このような指導はなかったのでしょうか、お伺いいたします。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、集金の方法につきましては、各学校の実態に合わせて各校で決めていただいているところでございます。なお、現金集金の学校に対しましては、この集金に限らず、新型コロナウイルス感染予防の観点から、換気、マスクの着用、手指の消毒を実施するとともに、可能な限りのソーシャルディスタンスを確保して集金を実施するようにというふうには指導を行っているところでございます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 私のところには、集金の当番表が来ましたという、小学校も中学校も来ましたという不安の声をお聞きしているのでありますが、不安な方は、親の集金は強制的ではないと思いますので、不安な方については辞退されても構いませんよといいますか、柔軟な対応を取っていただきたいと思うのですが、その辺、学校のほうにご指導いただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  議員のおっしゃる理由等だけでなくて、様々な保護者の方の理由で集金当番というのでしょうか、それが実施というか、学校に行けないというようなご意見が学校にあったということは捉えております。その際には、各学校でPTAの役員等と相談をしていただきながら、あるいは交代するであるとか、あるいは順番を入れ替えるとか、繰り上げるとか、そういうような方法を取っているというふうに聞いております。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 今、コロナになりまして、私たちも買い物で現金を払うということが本当になくなりました。クレジットだったりペイペイであったり、現金を払うということはしなくても方法があるのです。そしてまた、コロナの働き方改革、コロナというか、社会全体の働き方も変わったわけです。行かなくてもいい。テレワークにしましょう。会議も顔を見合わせなくていいです。ズーム等のテレビ会議をしましょうと、このように様々に流れが動いている中で、なぜ蓮田市は、4校は口座振替を行っているということでありますが、例えば保育所、これの保育料の支払いは口座振替です。子どもが学童に入りました。学童の利用料の支払いも口座振替です。この辺の私会計と公会計の違いがあるかと思うのですが、学校のほうが現金集金にこだわっている理由は何でしょうか、お伺いします。 ○中野政廣議長 増田学校教育部長 ◎増田勝弘学校教育部長 再度のご質問にお答えいたします。  議員おっしゃるように、口座振替か現金集金かは、学校の実態を踏まえて各校で実施していただいているところでございますが、口座振替による集金の学校では、保護者の方々に口座の開設などの手続をしていただき、集金をしていただいている。その際、振替手数料については、保護者の方にご負担をいただいております。また、振替ができなかった児童生徒分については、教職員の方々が該当保護者と通知等でやり取りをしていただいて、集金管理をしていただいているという実態がございます。  また、現金集金を実施している学校の意見として、集金が滞る割合が口座振替よりも低い、あるいは長期間集金が滞ったことがあり、口座振替から現金集金にしたというようなご意見もございます。そういうような意見というか、実態等を踏まえて今の集金方法に各校は取っているというふうに捉えております。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 1番 湯谷百合子議員 ◆1番(湯谷百合子議員) 口座振替にすると未納の方が増えるという話は私も聞いたことがあるのですが、蓮田市が未納の方が少ないのは、今まで親が参加した現金集金、これがあったからだという話もよくお聞きしていました。しかし、未納が増えるということと、またコロナで社会情勢は変わったわけでありますので、現金集金しか方法がないのならいざしらず、様々な方法があるわけですので、検討を進めていっていただきたいと思います。  そして、最後の(2)に移ります。文部科学省のほうから公会計化が打ち出されております。埼玉県では、半分ということでありますが、公会計化をすることと口座振替、これはほぼ同時に考えられることができるのではないかと思いますが、教育長、お考えをお聞かせください。 ○中野政廣議長 西山教育長 ◎西山通夫教育長 湯谷百合子議員の口座振替と公会計化ということでのご質問だったというふうに捉えさせていただきます。口座振替と手集金の問題については、様々な問題があり、同時に公会計、私会計、これについても同じように様々な問題がございます。ご承知のとおりでございます。るる部長が説明してまいりました。  ここで、公会計化と私会計化について少し整理させていただいて、その後でご指摘のことについてちょっとお話をしたいなというふうに思っております。学校給食の公会計化につきましては、主に3つの観点から論じられています。先ほどの文科省の通知もそうでございます。1点目は、私会計でよいのか、公金であるから歳入として扱い、会計措置上及び法的な問題として議論すべきだという議論。2点目は、給食債権、要するに納めていただけない方に対しての給食債権の回収を容易にするべきという観点。実際に、この給食債権の回収に取り組んでいる市町村もあるということも聞いております。3つ目は、これは文科省の通知にもありました、教員の働き方改革改善という観点の3つから取り上げられています。  1点目の会計措置上、また法的な議論につきましては、地方自治法を踏まえて公会計にすべきという主張と、また逆に学校給食法上の解釈を根拠にしまして、公会計化、私会計化は、地方公共団体の裁量であるという主張とが、両方が相まっておったのでございますが、裁判事例が出まして、特別法優先の原理のうえで、後者の文科省の見解ですが、こちらが妥当とされて一応の決着を見ているという状況です。  2つ目の債権回収を容易にするという観点からの公会計化の目標ですけれども、どちらかというと保護者のモラル低下に対するハザードあるいは給食会計の透明化という狙いが強いものだというふうに考えております。ですので、いたずらに債権回収という目的で公会計化をすべきとは思っておりません。非常に深い問題であろうというふうに思っています。  3つ目の教師の働き方改革でございますが、これについては非常に大きな問題だろうというふうに思っています。手集金による教師の負担あるいは会計処理の負担、債権回収による督促事務、これを学校から取り除いて負担軽減を図ると、これは大事な観点であろうというふうに思っています。  それぞれに公会計化については、メリット、デメリットがあるところでございます。メリットとしましては、学校での徴収業務が軽減されるということとか、あるいは先ほどからお話しになっておりました保護者の集金、これがなくなるというところなどもメリットとしてあるかなと。当然金銭的事故が少ないなどもあるかと思います。  デメリットとか課題としては、部長申し上げました振替手数料、金融機関の扱い、この事務処理が柔軟にならなくなるという問題。それから、センター方式ではございませんので、学校現場で全体的な収支が把握しづらくなります。ですので、独自のメニューの計画、これが立てづらくなるかなということを予想しています。また、未納者への督促。この給食費未納問題は、言葉を返すと、考え方を変えますと、子どもの貧困や虐待のシグナルである可能性もあるわけでございます。そういう意味で、いたずらに我々行政のほうで預かることは、学校がこれを見落としがちになる可能性があります。子どもの顔が見えない我々では、明確にしづらい貧困家庭への無理な督促ということが非常にデメリットの一つかなと。これが非常に大きいデメリットの一つかなと考えています。  しかしながら、教育委員会としましては、実際おっしゃるように、給食費の徴収は学校現場では大きな負担要因であると。また、保護者にとっても負担要因であるというふうに承知しておりますので、現状を予測できるこれらの課題を十分に検討した上で、人的な措置について検討したいというふうに考えております。今回、スクールサポートスタッフを増やさせていただきたいという要望を上げておりますが、これらもその内容を吟味させていただいて、もし業務に入れることができれば、その一助になるのかなというふうに考えております。そのような方向性で、それぞれのメリット、デメリットを乗り越えていきたいというふうに思っておりますので、ご理解よろしくお願い申し上げます。  以上でございます。
    ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員          〔2番 福田聖次議員登壇〕 ◆2番(福田聖次議員) 皆様、こんにちは。2番、福田聖次でございます。これより一般質問を開始しますが、その前に、お手元に配布しました私の議場配布資料、訂正を申し上げます。  まず、1枚目の一般質問事項資料1のここの上のところです。「建設工事」となっていますが、これは「建築工事」の誤植でございます。内容にはあまり関係ないのですが。  あと、次がちょっと恥ずかしいのですが、表の左側です。「入学資格要件」とありますが、これは「入札資格要件」でございます。  それとあと、ついでに資料3です。中段のここのところ、「質問5」とありますけれども、これは消してください。完全に私が前に作った資料をそのまま持ってきたものですから、誤植がそのまま残っております。  では、気を取り直しまして、私の一般質問を開始させていただきます。まず、大項目1、蓮田市「新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設への対応方針」、これは令和2年5月21日に出されておりますが、これについて、中項目(1)、「避難所スペース及び新たな避難所の確保」との記述がありますが、確保の状況をお答えください。  (2)、十分な居住スペース及び社会的距離の、ソーシャルディスタンスですね、の確保との記載についてでございますが、(ア)、平成28年11月には、埼玉県と東日本段ボール工業組合が協定を締結しております。このことに関して、蓮田市との連携・供給体制の状況についてお答えください。  (イ)、草加市では、今年6月に独自に段ボールメーカーと協定を締結しておりますが、蓮田市の場合、昨年の台風19号で多くの避難者が発生しております。それから、コロナ禍、現状のコロナ禍においては、緊急性を要するということから、草加市のように段ボール業者等と協定を結び、段ボールベッドの調達体制を整えたり、あらかじめ備蓄といいますか、調達すべきではないでしょうか。また、「広報はすだ」8月号、「災害に備えて」の特集にもこの辺の記述が見当たりませんでしたので、市の見解をお示しください。  続きまして、(3)でございますが、本件と対と多分なると思います「避難所運営マニュアル」、これは平成27年の策定のままでございます。新型コロナ禍が反映されておりませんので、この台風シーズンに備え、早急な改定が必要と思われますが、その考えはあるか、お答えをお願いいたします。  続きまして、大項目2でございます。議案第68号について。  (1)、第4条に債務負担行為の追加があります。そのうちデータベースソフトウエア等借上料について、買上げではなく借り上げで調達することの利点をお答えください。  続いて、大項目3、入札についてでございます。  (1)、入札参加資格要件の設定理由について。  (ア)、これまで例えば黒浜中学校校舎長寿命化工事入札等において、入札参加資格要件の設定理由は非公開との答弁がありましたが、公開すると何が問題で、一体誰に不利益なのでしょうか、お答えください。  (イ)としまして、ここで資料1、2を横目で御覧ください。入札参加資格要件の設定において、談合がしにくいと思われるさいたま市を入れない理由は、市内業者の育成に配慮するとともに、工事施工能力や工事成績を総合的に勘案し、決定したとの答弁がありました。同じ答弁に、育成に配慮とは、市内業者の受注機会の確保との答弁でしたが、これを論理的に考えれば、黒浜中学校校舎長寿命化工事入札の電気工事においては、お手元の資料にありますようにさいたま市を含んでおりましたので、電気設備業者については育成に配慮しないということになるかと思います。なぜ市内の建設業者の育成に配慮するが、電気設備業者の育成には、市内の建築業者のですね、の育成に配慮するが、電気設備業者の育成には配慮しないのか、その理由をお答えください。  (2)としまして、一般競争入札における入札参加資格要件の選定理由が非公開であることについて。  (ア)、請負指名業者選定委員会の審議委員の構成は職員のみか、お答えください。  (イ)、入札参加資格要件の選定理由が非公開の理由は、率直な意見交換、中立性を確保するためとの答弁がございましたが、なぜ選定理由を公開すると率直な意見交換あるいは意思決定の中立性を確保できなくなるのか、お答えください。  (3)、蓮田市には、談合を疑う定量的指標はなく、定量的指標はないと言っているのですよ。新聞等の報道や通報などにより談合情報を把握した場合、要するに外から言われたらですね。対応方法が規定されているとの答弁があったことについて。  これについて、まず(ア)、いつからこのような内規を定めたのか具体的な時期をお答えください。  (イ)、なぜ蓮田市は、外から指摘されない限り談合を疑わないのか、その理由をお答えください。  (ウ)、談合情報を把握した場合の対応方法の規定という回答がございましたが、答弁ありましたが、どのような内容かお答えください。  最後、大項目4、消防救急デジタル無線談合に伴う損害賠償請求事件についてでございます。  (1)、裁判の経緯は全て情報開示されるでしょうか。  (2)、もしも情報開示できない情報があるとすれば、その理由は何でしょうか、お答えください。  以上、第1回目の質問を終わります。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長          〔山田勝利総合政策部長登壇〕 ◎山田勝利総合政策部長 福田聖次議員の「新型コロナウイルス等感染症を踏まえた避難所開設への対応方針」等についてのうち、「避難所スペース及び新たな避難所の確保」の状況についてでございますが、市では、避難所における、いわゆる密閉、密集、密接の3密を防ぐため、指定避難所以外の避難所の確保に努めております。現在、学校の教室や指定避難所以外の公共施設を利用することに加え、新たに市内で避難者の受入れが可能な規模の事業所5箇所や、災害協定締結機関1機関、また各自治会が所有、管理しております自治会館など35施設を避難先として活用させていただくことになっております。  次に、「十分な居住スペース及び社会的距離の確保」のうち、埼玉県と東日本段ボール工業組合との協定に伴う蓮田市との連携・供給体制の状況についてでございますが、埼玉県の協定は、災害時に埼玉県が指定する場所へ3日程度で段ボール簡易ベッドや間仕切り等を供給していただく内容とのことでございます。蓮田市が被災し、段ボール製品の供給が必要となった際には、県を通じて供給を依頼することとなります。  次に、段ボールベッドについてあらかじめ調達することや、市内や近隣の段ボール業者等と協定を締結し、調達体制を整えてはいかがかについてでございますが、現在、市では資機材として段ボール間仕切りを390区画分、段ボールベッドを150セット備蓄しており、コロナ禍で災害が発生した際には、避難所におけるプライバシーの確保や、感染症対策として設置するよう準備を整えております。  また、市内の段ボール業者との協定についてですが、平成31年3月、蓮田市大字井沼の清水工業団地内にございます株式会社ハセガワと段ボール製品の供給に関する協定を締結しておりまして、災害時には段ボールベッドなどの供給について要請できることとなっております。  次に、避難所運営マニュアルへの新型コロナ対応の反映についてでございますが、「令和元年東日本台風」と命名されました昨年の台風19号での経験を踏まえ、市では「自主避難所開設・運営マニュアル」を作成いたしました。さらに、今回の新型コロナ感染症対策といたしまして、「避難所における感染症対策マニュアル」も作成いたしましたので、併せて周知を図ってまいりたいと存じます。また、今年度、蓮田市地域防災計画の改定を予定しており、付随いたします避難所運営マニュアルについても見直しを行う予定ですので、感染症を踏まえたマニュアルとなるよう努めてまいります。  続きまして、入札について順次お答えいたします。入札参加資格要件の設定理由について、公開すると何が問題で誰に不利益かについてでございますが、競争入札は、入札参加業者間の価格競争でございます。それぞれの業者が落札者を目指しており、入札参加資格要件は、その入札に参加できるかどうかの重要な入札条件でございます。入札参加要件の設定に当たり、様々な内容を審議しております。例えば、事業者の経営状態、施工能力や工事成績などでございます。事業者にとっては、公開してほしくない内容も審議しております。これらの内容が公開された場合、指名業者選定委員会や審議委員に対する様々な働きかけにつながり、審議会における率直な意見の交換、意見の中立性が失われるおそれがございます。  以上の理由により、おのおのの入札における入札参加資格要件決定に至る審議内容につきましては、公開してございません。ご理解賜りますようお願い申し上げます。  続きまして、入札参加資格要件の設定理由について、なぜ市内の建設業者の育成には配慮するが、電気設備業者の育成には配慮しないのかについてでございますが、入札参加資格要件の設定につきましては、競争性の確保を前提とした市内業者の育成に配慮するとともに、工事施工能力や工事成績の状況など、総合的に勘案いたしまして、蓮田市工事請負指名業者選定委員会の審議により、案件ごとに適正に選定しているところでございます。建設業者には、様々な業種がございますが、工事の業種にかかわらず、競争性の確保を前提といたしました市内業者の育成、受注機会の確保に配慮しております。  また、一般競争入札における入札参加資格要件の一つである事業所の所在地については、一般競争入札に参加が可能な入札参加資格登録業者の数も考慮しながら審議しております。この登録業者の数は、工事の種別ごとに異なっているのが実情でございます。個々の入札における事業所の所在地、いわゆるエリアが同じであっても、工事の種別が異なれば、登録業者数が異なるわけでございます。ちなみに、工事の種別が電気工事業、格付がAランクの市内業者の登録数は、現在1社のみでございます。  続きまして、一般競争入札における入札参加資格要件の選定理由が非公開であることについて、審議委員の構成は職員のみかについてでございますが、蓮田市工事請負指名業者選定委員会は、職員のみで構成されております。  続きまして、一般競争入札における入札参加資格要件の設定理由が非公開であることについて、審議会の意思決定の中立性の確保についてでございますが、先ほど公開すると何が問題で誰に不利益かのご質問で答弁した理由により、外部の者からの圧力や干渉を受け、率直な意見の交換または意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがあること。特定の者に不利益を及ぼすおそれがあることなどの理由により、入札参加資格要件の設定理由は非公開としております。  続きまして、蓮田市には談合を疑う定量的指標はなく、談合情報を把握した場合には、対応方法が規定されているとの答弁があったことについて、いつからこのような内規を定めたのかについてでございますが、入札談合等の不正行為に関する情報への対応につきましては、蓮田市談合情報対応要領に規定がございます。この要領は、平成12年10月1日から施行しております。  続きまして、なぜ蓮田市は、外から指摘されない限り談合を疑わないのかについてでございますが、市役所は、地方公共団体でございます。法令等を遵守し、それらの規定に従い、業務を執行することが我々地方公務員の責務であると認識しております。談合行為は、法令を遵守していない不法行為でございます。この不法行為を調査する機関は、市役所ではなく、例えば公正取引委員会や警察であると認識しております。  続きまして、談合情報を把握した場合の対応方法の規定とはでございますが、入札談合等の不正行為に関する情報への対応につきましては、蓮田市談合情報対応要領に規定がございます。この要領の概要、大まかな流れでございますが、談合情報通報者への事実確認。続いて、談合情報の信憑性の判断。その後、信憑性があると判断された場合には、入札参加予定者への事情聴取を行います。これらの調査の結果に基づき、入札中止などの措置を取ります。以上がこの要領の概要、大まかな流れでございます。また、これらの関係資料については、その都度公正取引委員会へ送付するものと規定されております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 吉澤総務部長          〔吉澤正剛総務部長登壇〕 ◎吉澤正剛総務部長 福田聖次議員のご質問、議案第68号について、第4条債務負担行為の追加のうち、データベースソフトウェア等借上料について、買上げではなく借り上げで調達することの利点についてお答えいたします。  借り上げの場合、買い上げた場合と比較いたしまして差額はございますけれども、初期費用が抑えられます。また、借上料が借り上げ期間中一定ですので、単年度の負担が平準化できるものでございます。この度の調達は、市の単独事業で、全額一般財源となります。買い上げる場合は、全額が一度に必要となるものでございます。このことから、初期費用が抑えられ、単年度の負担が平準化できる借り上げとしたものでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 鈴木消防長          〔鈴木達雄消防長登壇〕 ◎鈴木達雄消防長 福田聖次議員の私に対する質問、大項目4、消防救急デジタル無線談合に伴う損害賠償請求事件について。(1)、裁判の経緯は全て情報開示されるのかについてお答え申し上げます。  裁判の経緯におきましては、今年6月議会の際にご説明させていただいておりますが、これから裁判が始まってまいります。裁判記録につきましては、裁判所に請求していただければ閲覧することができるものでございます。  次に、(2)、情報開示できない情報があるとすればその理由は何かについてお答えいたします。個人情報に関することや裁判に影響のあるものなどでございますが、今後、裁判中で出てきた場合、弁護士と相談してまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○中野政廣議長 暫時、休憩をいたします。          休憩 正  午          再開 午後 1時00分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) それでは、再質問を開始いたします。  大項目1の(2)、(イ)について再質問します。既に協定締結で段ボールベッドも150セット備蓄済みとの回答に安心いたしました。ちなみに質問の趣旨は、県からの供給は3日かかるということでございましたので、昨年の台風19号避難の際は、この段ボールベッドを使われたということでしょうか、よろしくお願いします。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  段ボールベッドを使ったかということでございますが、この段ボールベッド150セットにつきましては、令和2年3月12日に埼玉県より無償で受領したものでございます。昨年の台風19号では、市が備蓄しておりました段ボール間仕切りを活用させていただきました。  以上でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 昨年の段階ではなかったということですね。了解しました。あらかじめ今年は段ボールベッドあるわけですから、ぜひその準備をお願いするとしまして、続いて、1の(3)ですが、避難所運営マニュアル、この見直しでは、段ボールベッドだけではなく、間仕切りの使い方や、これに関して冒頭回答あった自治会館等35施設ですか、その具体的な連携も示される、こう期待してよろしいでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  避難所運営マニュアルにつきましては、避難所における感染症対策を踏まえた内容での改定を検討しております。したがいまして、段ボール間仕切りなどを活用することや、自治会館など、指定避難所以外の避難所を臨時的に開設することについても視野に入れ、作成したいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) よろしくお願いします。  では、続いて、大項目2、(1)でございますが、初期費用や単年度の支出を抑えることがメリットという回答をいただきましたけれども、大きく俯瞰したら、ずっと言い続けているように、リース会社に金利と手数料を上乗せされた金額を支払うことになるわけですから、これは無駄な出費であるというふうにはお考えにならないのでしょうか。 ○中野政廣議長 吉澤総務部長 ◎吉澤正剛総務部長 再度のご質問にお答えいたします。  調達を行う際には、買上げがよいのか、借り上げがよいのか、よく精査して対応してまいりたいと存じます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) よく今後は精査してお願いいたします。  それでは、大項目3の入札についてでございます。(1)の(ア)について、先ほどの答弁では、事業者が公開されたくない内容があるというご答弁をいただきましたけれども、これは具体的にどんなことなのでしょうか。私聞いていますのは、大前提として、例として挙げているものが、黒浜中学校校舎、お手元にお配りした資料にあるように、個別の氏名ではないのですよね。業者さんは地域を指定している。一方で、談合がしにくいと思われる業者数のすごく多いさいたま市を入れたり、入れなかったりしている。その理由を聞いているわけで、業者さんが公開されたくない内容というのは一体何なのかというのが想像もつかないのですが、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再質問にお答えいたします。  入札参加資格要件の設定理由が非公開であることについての質問でございますが、繰り返しの答弁になってしまいますが、先ほど申し上げました理由によりまして、外部の者からの圧力や干渉を受け、率直な意見の交換または意思決定の中立性が不当に損なわれるおそれがあること。また、それらの内容が公開された場合、特定の者にあらぬ風評被害を及ぼすおそれがあることなどの理由によりまして、入札参加資格要件の設定理由は非公開としてございます。ご理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) ただいまの答弁は、後のほうの質問に対する、先ほどの答弁でしたね。今聞いているのは、(1)、(ア)のことです。先ほどご答弁で、事業者が公開されたくない内容があるとおっしゃったので、それは何ですかと聞いているのです。お願いいたします。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度の質問にお答えいたします。  例えば、事業者の経営状態、施工能力や工事成績などでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 事業者の経営状態とか、そういうことだということですね。さっきも言いましたように、これ、個別の指名ではないでしょう、この資料にあるように。業者さん、蓮田市、白岡市、伊奈町、久喜市、建築工事がね。同じ電気工事が、それに加えてさいたま市になっている。それが議論の前提なのです。個別の話ししているわけではないのです。では、その経営状態というのは、なぜそれが言えないの、公開できないのですか。個別の、例えばA社、資産が幾ら幾らとか、借金がどうだとか、仮にそういうことが評価の条件にあったとしても、これ地域を選んでいるのですから、どの業者が幾らとかなんとかというのは、そんなことは分からないわけでしょう。それをなぜ公開できないのか、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  そういった借り入れだとか云々ということが、経営状態に反映されてまいりますので、そういったことがマイナス要因になってしまうというようなことで公開していないということでございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) そのマイナス要因というのは何ですか。だって、蓮田市が発注をするのに、発注したはいいけれども、その会社が倒産してしまったら困るわけですよね。だから、蓮田市の利益を守るためにそういう条件を設定しているわけでしょう。あなたの会社が幾らですとか、そういうことを公表しろと言っているわけではないです。なぜさいたま市を入れないのかとか、この地域、白岡市とか蓮田市とか、そこに限定しているのかということを聞いているわけであって、そこにそんな個別の条件なんか言う必要ないではないですか。だから、資産状況とかというのであれば、資産状況をこういう条件で、この地域を選びましたと言えばいいだけのことですよ。なぜそれが言えないのか、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたしますけれども、競争入札でございますので、入札参加業者間の価格競争でございます。そういったところで、様々な内容を審議しておりますので、そういったことが公開されることによって、業者に対して不利益が生じることもございますので、公開していないということでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 何度も言いますけれども、個別の業者さんの状況を公表しろなんて言っていないのです。この地域を設定するのにそういう評価項目があるのだったら、その評価項目を言えばいいだけのことなのに、なぜそれが公開できないのですかということを聞いているのです。お答え願います。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度の質問にお答えいたします。  指名業者選定委員会でございますが、審議における率直な意見の交換、意見の中立性が失われるおそれがございますし、いわゆるどのエリアを指名するかということについては、やはり控えさせていただいているということでございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 中立性を保つためというお話ありましたけれども、なぜ中立性を保つために公表できないのか、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 先ほどの答弁の繰り返しになってしまいますけれども、指名業者選定委員会の審議委員に対する様々な働きかけにつながるということで、審議会における率直な意見の交換、意見の中立性が失われるおそれがあるということも理由の一つでございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 指名委員会に対する圧力という、今、お話ありましたけれども、その指名委員会のメンバーを一々公表しろと私聞いていない、言っていないのです。指名委員会がありますということ。そこにほかの方が入っているかということを確認しましたら、職員だけだということですよね。そうしたら、職員のところはブラックボックスでいいではないですか。それは市の考えですから。そこに民間の人が入っていれば、市以外の考えもあるかもしれない。あくまでも市の考え。だから、誰がやっているか分からないのに、一体どうやって圧力が加わるというのでしょうか、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたしますが、指名業者選定委員会、審議委員に対する様々な働きかけということを答弁させていただいております。指名委員がどういった委員になっているかということも。          〔「それは聞いていないですよ。指名委員の中身なんか聞いて            ないんです」と言う人あり〕 ◎山田勝利総合政策部長 指名委員に直接そういった圧力がかかってくると。          〔「指名委員が誰か分からなかったら圧力かけようがないじゃ            ないですか。指名委員会で決定している内容を何で事後報            告できないのかってことを聞いている」と言う人あり〕 ◎山田勝利総合政策部長 ですから、先ほど答弁しているように、審議会で率直な意見の交換ですとか、意見の中立性が損なわれるということで公表していないということでございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) その指名委員会、ブラックボックスで構わないのですよ。そこで率直な意見交換したわけでしょう。率直な意見交換をした内容は、市のために率直な意見交換しているわけですよね。ろくでもないことを議論しているわけではないでしょう。それをこれから入札することについて出せと言っているのではないのです。入札が終わったことに対して、それを公表するべきではないでしょうかと再三ずっと私、前の6月議会からずっと言い続けている内容ですよ。未来ではないのですよ、事後報告のことを言っているのですよ。一人ひとりの審議委員の名前を出せなんていうことも言っていないです。それはブラックボックスで構わない。活発な意見を交換したのだったら、その活発な意見の交換した内容を教えてくださいと言っているのに、教えられないとしたら、それは全然活発な意見ではないですよ。人に聞かれたら困るということではないですか。違いますか。市のために働いているのだから、市のために活発な意見を交わしたのであれば、その活発な交わした意見の内容を教えてくださいということです。なぜそれが公開できないのでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  それを公開したことによって、今後の入札の審議に影響が出てくる可能性があるということでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 例えば、どんなことが今後に影響があるのでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 先ほども答弁させていただきましたけれども、外部の者からの圧力や干渉を受けまして、率直な意見の交換または意思決定の中立が不当に損なわれるおそれがあるということでございます。  以上です。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) これ何回聞いても同じことを繰り返しになって、全然先へ進まないですよね。これ多分答える権限がないから、これ以上お聞きするのも無理なのかなという気がしてきました。市長にお聞きします。同じことを聞きます。なぜ地域を限定する指名、範囲ですよね、参加資格要件を決定するときに、どうして事後報告で、その内容を答えることができないのか、その理由をお聞かせください。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 福田聖次議員のご質問の入札について、その中で指名委員会等々での中身の、審議の中身ですね、についてなぜ公表できないのかということでありますが、これは蓮田市の方針でありますので、まず結果を申し上げますと、そういうことであります。地域を、個々の入札を聞いているのではないと、地域の設定の仕方をちょっと質問ありましたけれども、基本的には、よほどの専門的な工事でない限りは、できるだけこの周辺の工事業者、近隣の工事業者、いろいろな実績等々も経験上分かりますので、それらが参考になります。ただ、先ほど質問の中にもありましたけれども、電気工事等につきましては、級別で、先ほど蓮田市内には1社しかないという答弁ありましたけれども、その場合には競争性がもう保たれませんので、地域を拡大している、そういうことであります。一般建築工事あるいは土木工事等につきましては、できるだけこの近くで、もちろん能力なくてはだめでありますけれども、大きなくくりの前提としては、そういうことで審査していただいております。  また、事後公表とか、要件の、なぜ公表できないのかということでありますが、その工事で終わるものではありませんので、市の工事発注は。毎年毎年、また1年の中でもいっぱい工事発注しておりますので、それらの影響等も考えながら、審議の内容を公表できないということであれば、質問と意見が食い違って合いませんけれども、一応最終的には市の方針で決めておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 私は、だからその市の方針を聞いているのですが、どうも先に進まないのですよね。今、市長の答え、先ほどの答弁の中にもありましたけれども、同じことを答えておられましたよね。電気業者1社しかないということ。  では、お聞きしますけれども、この黒浜中学校の工事、長寿命化工事を例に取りますと、建設業者、電気業者Aランク、市内1社だということ。市内はそうかもしれませんね。では、建設業者はどれぐらいあるのでしょうか、Aランク。そのときに、この資料に書いてありますよね。建築工事、建設工事でもいいのですが、蓮田、白岡、伊奈、久喜ですね。この4市町のAランクの業者数は何社あるのでしょうか。電気工事のほう、こちらも同じように、この範囲だと何社あるのでしょうか、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 申し訳ございません。手元に資料がございませんので、答弁は控えさせていただきます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 公平な競争は1社ではできないとおっしゃるから、当然その数字は把握しているだろうと思ってお聞きしたのですが、では時間が無駄になりますので、時間がかかるようでしたら次行きます。  それで、分からないのは、要するにそんな隠すような話とも思えないのに、どうして意思決定をした、要するに我々蓮田市が意思決定をした評価基準、どういう項目で評価したのかということを言えないというのがすごく引っかかって、私一人だけではないと思いますよ。聞いていると、何か談合を容認しているのではないかなと思う人も大分いらっしゃるのではないかなという気がするのです。そんなことはないわけですね。だって、6月議会で市長にそれをお聞きしたら、断言しましたから。いや、そんなことはないと。私もそう思いたい。そうなってくると、これ危機管理の話ですよ。どうやったら談合とか、そういうことを行わせないようにするべきかというのが当然あるわけですが、さっきの答弁で驚いた、だから、それなのに蓮田市にはそういう談合とかを疑うような定量的な指標はありませんと。なぜかというと、そういう不法行為は警察のマターであると。こんな危機管理はないでしょう、幾ら何でも。びっくりしますよ。だって、別に談合を摘発して逮捕しろとか、司法権に踏み込んだことをやれと言っているわけではなくて、税金をきちんと使うためには、談合を排除しなければならない。そのための危機管理はどうなっているのだと、こういう観点でずっとお聞きしているわけでございます。  そういう意味では、不法行為は警察とかと、もうびっくりしてしまうのですが、そこで、もう一度念のためお聞きします。ずっと最初の質問に対して後の質問の回答が来て、ぐるぐる回っていて、前回の6月のときみたいに回っているのではないか、ああいう状況に陥っているので、ちょっとここで整理して、最後の(ウ)のところで、談合情報を把握した場合の対応方法の規定とはとあるのですが、それをもう一度聞きたいのですが、その前に、先ほどの不法行為は警察だというところの話で、それで、失礼しました。その質問の前に、その前に確認します。内規をつくったのが平成12年12月1日だというご答弁いただきました。  そうすると、ちょっと引っかかってくるのが、今、3の(3)をお聞きしているのですけれども、消防談合というのが、これは平成29年2月2日ですよね。公取から指摘を受けたのは。同じ頃、その1週間ちょっと後に道路談合で逮捕者が出ているわけですよね。だから、平成12年から十数年たって、こういう事態が起きていて、それで全然こういうものを、内規というのが、この内容は次の段階でもう一回お聞きしますけれども、そのままということですよね。危機管理上は一体どうなっているのかという疑問が湧くのですが、いかがでしょうか。これはあれですね、市長にお聞きします。もう職員の方に聞いても多分答えられないと思いますので、お願いします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 入札のテーマの中の談合情報あるいは談合の予防策等についてどう考えているのかということだと思いますが、先ほど実際に談合があった場合には、やはり公正取引委員会とか警察、県の範疇に入りますが、その前に談合の疑わしき状況等があった場合には、これも先ほど部長が答弁していますけれども、その談合情報の信憑性の調査等々、場合によってはヒアリング等々、それもやりますという答弁しているはずなのですけれども、そういう対応をするわけであります。それを容認しているとか、そういうことではありませんで、ただなかなか業者間のことになりますと、これは、この入札制度から少し外れていきますけれども、正直発注者側には手の届かない部分もありまして、業者間の関係とか、いろいろありまして、なかなか実際に事件が発生したとき、あるいは事案が発生したときの行動の仕方というのは難しゅうございます。ただ、いろいろな例を反省しながら、今後極力、極力というか絶対にそういうものがないような姿勢では臨みたいと思っております。いろいろご指摘いただきましたので、再度いろいろ検討させていただきますが、現在の状況は以上でございます。どうぞよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 事情聴取なり、そういうものを規定に従ってやるのだというご答弁をいただきました。ですけれども、その前提となるものが、市独自の判断ではないわけですよね。定量的な指標はないわけですから、再三申し上げているように、蓮田市は、極端なことを言えば100%の入札でも全然疑わないわけですね。この資料の2のところ、これは前の6月議会のときの内容ですけれども、そのときに行われたのを、予定価格480万円に対してぴったり480万円、これが怪しいとかと言っているわけではないですよ。例えば、こういうことがあったりするわけですよね。だから、どういう内容であろうと、そこは一切定量的には感知しないと。それでどうやって事情聴取とかをやるのですか。誰かがこれおかしいよと言ったらやる、こういうことでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  先ほど来答弁してございますが、談合情報の通報等がございましたらば、その事実を確認して、談合情報の信憑性の判断、その後、信憑性があると判断された場合には、入札参加者に事情聴取等々を行っていくということでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 通報があったら、その信憑性を確認するということでございましたが、その信憑性は、どうやって確認されるのでしょうか、お答えください。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 談合情報の通報者への事実確認、そういったものから談合情報の信憑性を判断するということでございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) すみません。今のはちょっとにわかに理解できなかったのですが、通報者の信用性で判断するということをおっしゃったのですか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 まずは、談合情報の通報者への事実確認を行うということでございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) ご答弁ありがとうございました。今、お答えいただいたようなことが、一連のことが、マニュアルというのか、内規ですか、に書かれている、こういうことですよね。よろしいでしょうか。であれば、その内規を見せていただきたいのですけれども、それも非公開になるのですか、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 先ほど申し上げていますように、蓮田市談合情報の対応要領というのがございますので、そちらであれば閲覧は可能だと思います。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 先ほどの市長の答弁でも、割と前向きに考えますよという印象を受けましたので、ぜひ、ではその方向で考えていただければと思います。そういうことを考えていただけるということは、ですから蓮田市は談合を容認しているわけではなくて、危機管理として、それを今後きっちりやっていくのだと。そういう強い意思を先ほど市長は述べられたと私は思っているのですけれども、中野市長、そういう解釈、受け取り方で間違いないでしょうか、よろしくお願いします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 繰り返しになりますけれども、またこの部分につきましては、ご専門の立場かと存じますが、我々行政、仕事発注側としましても、ある意味永遠の課題といいますか、業者さんと執行部、発注側と請負側、それは市民の公金を使う、そういう前提でございますので、極めて厳格に、厳粛に行わなければならないと思っております。  そういった中にあっても、残念ながら当市におきましても、いろいろ事案が発生している段階であります。これは、これからの、あってはならないのですけれども、そのためには、いろいろな方法を考えなければならないと思っています。提出した資料の中には、金額をもって談合ではないかという前提の資料を頂きましたけれども、金額だけでなくて、談合というといろいろな談合が想定できますので、金額を合わせる、あるいは受注の順位を合わせるとか、そんなこともよく巷間言われる事例でありますし、それらを想定しながら、こちらが発注側でできる限界というのは正直ございます。どこまで業界の中に入っていけるのか、工事発注に当たって。やっぱり我々は我々で一応国、県の単価表がありますので、その単価表、疑わしき、ちょっと心配な点については、全部単価表で再チェックして、過大な見積りがないか、あるいは過小な見積りがないか、それをやりながら最終的な決裁していますので、なかなかそういう部分の情報というのはお示しできませんので、大変疑わしく感じられるかもしれませんが、くくりといたしましては、こういうことのないように、入札談合あるいは事件、事故ないように、全力を挙げて取り組みますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) 力強い答弁、ありがとうございました。  念のためですが、先ほどからずっと論点になっていますこの内規ですよね。これは公開できますよという回答をいただきましたので、安心したのですが、ただそれは、先ほどの答弁でも平成12年12月1日につくられたもので、バージョンアップされていないわけですよね。繰り返しになりますけれども、この道路談合、平成29年2月頃、談合が発覚しているわけですから、当然そういった経験を踏まえて、その内規の在り方というものを見直しを図るべきであり、今の市長のご答弁の内容からすれば、これは当然この内容もきちんと見直して、厳格に我がまちは談合防止に取り組むのだという姿勢と受け止めましたが、そういう解釈でよろしいでしょうか。念のためお聞きします。もうイエスかノーかだけで結構です。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 そう受け止めていただいて結構でございます。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) ありがとうございます。では、その前提で、最後の大項目4の消防デジタル無線談合について、再質問をさせていただきます。  裁判経緯は全て情報開示されるか。それは出せるものがあって、出せないものもある。当たり前のことなのですが、なぜこういうことを聞いているかなのですけれども、先ほど市長は、価格だけではないと。談合の問題。そのとおりなのです。まさに消防談合というのは、価格だけではないですし、それから談合ということだけではないわけです。この談合があったということは明らかになっているわけです。  お手元にお配りした資料の資料3を見ていただきたいのですけれども、これは予定価格が2億2,348万7,000円、これは再三ご答弁いただいているように、先ほど中野市長からも答弁ありました。積算技術が上がったとか、いろいろな歩掛かり情報があって精度が高まってきて予測が可能だと。それは、そんなことないよと断定することもできませんし、ひょっとしたらそうかなという気はする、ないわけではない。しかし、この予定価格、通常は設計価格、要するに見積り価格ですよね。市が見積もった価格。言ってみれば定価ですか。予定価格、これは入札の上限価格。この予定価格というのは任意に設定しているわけです。何か係数があって計算式があって、こういう価格を設定しているわけではない。それが2億1,947万7,000円と、こういう数字なわけです。この消防談合で落札した価格が2億1,900万円、要するに端数を切ったぴたりの数字なわけです。分かりますか。つまり予定価格、設計価格ぴたりだったら、ひょっとしたら、先ほどのご答弁あるいは6月議会のご答弁にあるように、奇跡的にそれを言い当てることができる人がいるかもしれない。ですけれども、任意に設定した価格を、ほとんど端数切りした数字で言い当てる。それはもう超能力か、もう一つは情報漏えいがあったのではないか。  先ほど来、私は危機管理の話をしていますが、まさにこれです。危機管理上、これは情報漏えいを疑うのは当然ではないでしょうか。公取が言っているのはそういうことは言っていないのですよね。単に談合があったということだけですから、この論点はそちらに言っていないのですが、我がまち蓮田は、きちんと今後、談合に取り組んでいくのだという強い意思があるのであれば、ここのところに自らメスを入れていく必要があるのではないでしょうか。ですから、裁判記録は、先ほど問い合わせれば誰でも見られますと、それは最終的に全部確認していきたいと思っているのですが、そんなことをしなくても、蓮田市自身が自分たちで、この入札制度をきちんとやっていくのだという意思を強固に表すために、自らこの裁判の中で、相手が談合と認めているわけですから、あなたはどうしてこういう数字出したのですか。蓮田市に飛び火する可能性はありますけれども、そこをぜひ追及していただいて、その結果がどうであろうと直ちに開示していただきたい、そういう思いでおります。その点に対していかがでしょうか。つまり、こちらから積極的に自分の悪い点を明らかにするわけですから、勇気が要りますけれども、情報漏えいがあったのではないかということをこの裁判の中でできるだけ追及していただきたい。明らかにする努力をしていただきたいし、その結果が出てきたならば、速やかに情報公開していただきたい。そういう思いがありますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 鈴木消防長 ◎鈴木達雄消防長 福田議員の再質問にお答えいたします。  裁判終了後には、情報は提供してまいります。ですが、先ほど答弁したとおりでございまして、裁判の過程でありましたら、弁護士と相談しながら対応してまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員
    ◆2番(福田聖次議員) 今の答弁、ごく一般論でございます。私が聞いているのは、先ほどの大項目の3から流れてきて、危機管理の観点でお聞きしているわけでございます。ですから、繰り返しますよ。この消防談合というのは、どう考えたって、情報漏えいがあるのではないかと考えられるわけですから、そこを自らのことでありますけれども、襟を正す。この危機管理上、今後こういうことを発生を防ぐために、それをこの裁判上で自ら論点として取り上げていただきたい。そして、その結果を教えてくださいということを言っているのですが、消防長にこれを聞いても酷だというのが分かりましたので、これも中野市長、お答えください。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 福田聖次議員の入札関係の最後のご質問ですが、例の議決いただきまして、今、蓮田市が提起して裁判を起こした事案でございますが、その際、蓮田市の受注状況、落札状況が非常に疑いがあると。この辺についても事件の中で究明できないか、またその情報を開示できないかということだと思います。          〔「情報漏えい。一番は情報漏えい」と言う人あり〕 ◎中野和信市長 何とも言えません。一応こういう形で工事発注して落札しておりますので、蓮田市の入札状況に漏えいがあったかどうか、それはないと思っております。しかし、ご質問の中でいろいろありまして、これから裁判が始まりますので、まだ第1審、1回目の裁判で、お互いに確認し合う程度の裁判始まったのですが、その中でこういうご質問の点も、論点にはならないと思いますけれども、頭の中には入れながら、弁護士と相談してまいりたいと思っております。よろしくお願いします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) それを頭の中に入れていただくということですので、それはよしとするしかないと思うのですが、1点だけ、情報漏えいはないと思っているという、今、ご答弁ありましたけれども、何を根拠に情報漏えいがない。つまり、さっきも言いましたように、設計価格を当てている話ではないのですよ。それとは違う、任意に設定している予定価格にほぼ近い数字が出ているので、情報漏えいがあるのではないのかなと考えるのが普通だと思うのですが、でも市長は、それはないと。ないと思われる根拠を教えてください。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 一連の入札の結果を踏まえて、ないと思っております。ということであります。意見が食い違うと思いますけれども、そういうことであります。よろしくお願いします。 ○中野政廣議長 2番 福田聖次議員 ◆2番(福田聖次議員) この辺でやめますけれども、一連の入札結果を踏まえて、情報漏えいがないという、なぜそれをそういうふうに判断するのかということを私聞いているのですけれども、多分また同じ答えになるのですか。なるのであれば、もうこれでやめますけれども、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 先ほど答弁したとおりでございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員          〔7番 関根香織議員登壇〕 ◆7番(関根香織議員) こんにちは。7番、関根香織です。中野議長から発言の許可をいただきましたので、通告に従い順次一般質問を行います。  質問の前に、一言失礼いたします。令和2年度も折り返し地点に差しかかっておりますが、感染症への不安は、なおも続いており、自分や家族がいつ感染するか分からないといった不安の中、皆様が新しい生活様式を心がけ、ふだんどおりの生活を取り戻そうと苦慮されております。市としても、感染症対策を行いながらの事業実施という未曽有の状況が続いておりますが、市民の皆様の声を酌み取った対応が随所に見られているように感じます。このような情勢だからこそ、行政と議会が車の両輪となり、市政を着実に前に進めていくべきと考えます。引き続き、市民の皆様が市政に対して希望や期待を持っていただけるよう、私も共に努めてまいりたいと思います。  それでは、質問に移ります。今回私からは、感染症の影響により変化している社会情勢や市民の皆様のライフスタイルを踏まえ、公園や駅前の整備について伺います。  初めに、大項目1、利用者目線の公園整備と活用方法について。感染症の影響により、市民の皆様の文化活動やレジャーの機会は減少し、健康維持や気分転換のため、近所の公園を利用する方が多くなっているように感じており、ここ数か月の間、年齢、性別問わず、多くの方から公園の整備や活用方法についてご意見をいただきました。  この辺りを踏まえ、中項目1、既存公園の整備方針について。(ア)、公園のトイレ整備について。今議会において、以前からたびたびお願いしておりました小中学校のトイレ整備について、市として前向きに対応を進めていただきましたこと感謝申し上げます。しかし、公共施設のトイレについては、学校だけでなく公園のトイレについても、市民の方から犯罪被害を心配する声や衛生管理を求める声をお預かりしています。資料①の左側の写真を御覧ください。こちらは、堂山公園のトイレですが、人目につきにくい場所にある上、周囲を草木が生い茂り、使用することをためらう方もいらっしゃいます。ほかにも市内の公園のトイレを見ると、老朽化が進んでいる場所や照明がない場所がありますが、現状と今後の改修計画についてお答えください。  次に、(イ)、安全基準に適合した遊具の更新について。資料①の右側の写真を御覧ください。こちらは、堂山公園の滑り台です。御覧のとおり、危険性が高いため、子どもたちが遊べないようテープで遊具が封鎖されておりますが、現在、市内の遊具について、危険と判断されるものは、どの程度あるのでしょうか。市では、毎年、日本公園施設業協会が定める基準を基に、遊具の安全性調査を行い、安全性をAからDの4段階にランクづけされていると思いますが、基準を踏まえ、現状をお答えください。  次に、(ウ)、水遊びできる公園について。市内には、水遊びができる施設がありますが、いつ開放しているのか分からない。管理が行き届いていないと感じるなどの理由から、水遊びをする子どもの姿を見かけることは少なくなっています。さらに、今年は感染症の影響により、施設の利用が中止となったこともあり、ますます市内の水遊びスポットが衰退してしまうのではないかと心配にもなります。市として今後の活用についていかがお考えでしょうか。  次に、(エ)、元荒川河川敷公園の整備について。さくらまつりの会場にもなる元荒川河川敷公園は、散歩やスポーツなど、多くの方が利用する憩いの場となっており、今年のお盆休みの時期も市民の方でにぎわい、健康のために運動されている様子を目にしました。この河川敷公園でグラウンドゴルフを楽しむ方々からは、トイレがないため自宅まで戻っているや、ベンチがほとんどないため自転車に座って休んでいるとお聞きします。より気軽に利用できる多世代の憩いの場となるよう、トイレやベンチの増設も検討してはいかがでしょうか。  次に、中項目2、管理・活用の方法について。初めに、(ア)、Park―PFIの活用について。ここでは、整備や管理の新たな手法について伺います。資料②を御覧ください。都市公園法の改正により、飲食店、売店などの設置とその施設から生ずる収益を活用し、施設の整備などを一体的に行うものを公募により選定する公募設置管理制度、いわゆるPark―PFIが新たに設けられました。この制度のメリットは、公的資金の投入を最小限に抑え、公園利用者へのサービス向上が図られることであり、近年、この制度を活用する自治体が出てきていますが、蓮田市で制度活用に適している施設はどこだとお考えでしょうか。  次に、(イ)、プレーパークの開設について。プレーパークとは、既存の公園を利用して子どもが「やってみたい」と思うことをできる限り何でも実現できるような遊び場です。プレーワーカーの見守る中、木登り、穴掘り、泥遊びなど、自然の中でやりいたことを存分に楽しむことができ、子どもは自分の判断で遊びの限界に挑戦し、自分の世界を広げることができます。新しい生活様式に留意した形で、蓮田市の潤いある自然の中、子どもたちの「やってみたい」をかなえるプレーパークを開設してはいかがでしょうか。  次に、大項目2、魅力あふれる蓮田駅前整備について。初めに、中項目(1)、まちなかウォーカブル推進プログラムの活用について。今年度から国では、居心地よく歩きたくなるまちなかへというコンセプトで、まちなかウォーカブル推進プログラムという自治体の都市再生を後押しする新しい取組みが始まりました。最初に、このプログラムを活用した市の取組みについて伺います。  (ア)、社会資本整備総合交付金事業制度の変遷と今後の活用について。これまで市では、平成22年度に国が創設した社会資本整備総合交付金を有効に活用し、市内の整備を進めてまいりました。今年度、制度の再編により、新しい事業モデルが始まるわけですが、今後の市の活用方針について、制度の変遷や特徴を踏まえ、お聞かせください。  次に、(イ)、蓮田駅西口通線について。資料③の写真を御覧ください。西口では、プレックス蓮田が完成間近ですが、ビル周辺から先に延びる蓮田駅西口通線の整備は未完了であり、西口開発への期待が高まる中、市民の方からは、この道は最終的にどこにつながるのかといった駅前通りの整備を気にかける声をお預かりしております。まちなかウォーカブル推進事業における蓮田駅西口通線の整備の位置付けと今後の整備計画をお聞かせください。  次に、(ウ)、中央公民館駐車場の整備について。東口駅前には、店舗や医療機関などが集まり、郊外から車で来て用事を済ませたいという方や、駅まで車で来て電車で通勤したいという方もいらっしゃると思います。このような方が利用できる駐車場が整備されれば、駅周辺に暮らす方だけでなく、より多くの方の利便性が向上するとともに、ロータリーや周辺道路の路上駐車や付随する渋滞の解消にもつながると思います。まちなかウォーカブル推進事業では、中央公民館駐車場の整備を予定しておりますが、今後の整備予定と活用方針をお聞かせください。  次に、(エ)、市内事業者への周知について。まちなかウォーカブル推進プログラムの事例を見ますと、民間事業者の店舗改修などにも利用することが可能となっています。感染症対策となる新しい生活様式に対応した店舗のリノベーションとして、飲食スペースをオープンスペース化することや、テイクアウトブースを設けるなど、市内事業者の方が補助金を活用しやすいような周知を行ってはいかがでしょうか。  次に、中項目2、蓮田駅東口黒浜線の交通渋滞について。天候の悪い日の朝晩、東口ロータリーには、送迎の車が多く、空いている駐車スペースがないために、旋回する車が見受けられ、またロータリーから緑町、黒浜方面へ続く蓮田駅東口黒浜線の交通渋滞が発生しております。東口ロータリーについては、内部や周辺道路の渋滞が発生しやすいという課題を感じますが、市はどのような対策を行いますでしょうか。  次に、中項目3、踏切周辺の整備について。蓮田駅の両側にある踏切と周辺道路の安全対策について伺います。質問の前に、1点訂正願います。「岩槻第一踏切」と表記しておりますが、正しくは「第一岩槻踏切」になります。失礼いたしました。  初めに、(ア)、第一岩槻踏切と県道蓮田鴻巣線について。資料④の写真を御覧ください。こちらは、白岡側に位置する第一岩槻踏切と県道蓮田鴻巣線ですが、踏切と県道東口側には歩道がなく、歩行者や自転車の通行が危険な状態です。昨年、私も踏切内で閉じ込められてしまった方を見かけ、声をかけた経験もあり、身をもって危険を感じ、早急な安全対策が必要であると感じましたが、改善見込みはいかがでしょうか。  次に、(イ)、旧菖蒲街道踏切と市道7号線について。資料⑤の写真を御覧ください。こちらは、東大宮側に位置する旧菖蒲街道踏切の西口側の市道7号線ですが、踏切から数メートルは歩道がありますが、坂の中腹くらいから歩道がなく、双方向の歩行者及び自転車と踏切に向かう車が混在して通過することにより、危険な状態となっております。こちらについても安全対策が必要であると感じますが、改善見込みはいかがでしょうか。  最後に、中項目4、将来的な西口駅前の展望について。初めに、(ア)、プレックス蓮田について。プレックス蓮田は、埼玉県の子育て応援マンション制度の認定を受ける施設であり、今後ビル内に民間保育所の建設も進む予定となっております。ぜひこのような利点をPRし、市内の若い世代や市外の子育て世帯の方が蓮田市に住みたいと感じるような定住化促進のシティセールスにつなげてほしいと考えますが、いかがでしょうか。  次に、(イ)、JRとの連携について。今後の駅前整備について、まちでの声や過去のアンケート結果を見ると、多くの市民の方が駅周辺の商店街の活性化、にぎわい促進を求めており、駅直結のスーパー、カフェ、書店などの誘致を望んでおります。また、西口再開発事業をより魅力的なものとするため、資料⑦の上2つの写真でお示しした、西口駅前連絡所の活用なども踏まえ、機能的な駅の整備をJRとともに検討してほしいと考えております。例えば、不満の声が多い西口トイレの改修や下り線が単式ホームであるという特徴を生かした下り線地上改札が設置されれば、狭い階段やエスカレーターを上り下りせず、西口駅前広場から入出場でき、ピーク時の混雑緩和策につながります。このような市民の方の利便性が向上するような協議をJRと進めてみてはいかがでしょうか。  以上で1回目の質問を終わります。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 大項目1、(1)、(ア)、公園のトイレ整備についてでございますが、公園のトイレにつきましては、公園利用者の皆様にとって公園施設の中でも重要度の高い施設と位置付けられていると考えております。市内47箇所の公園のうち、25箇所にトイレが設置されておりますけれども、設置後、改修された箇所はなく、全体的に老朽化が進んでいる状況でございます。また、多目的トイレがあるのは、根ヶ谷戸公園等10箇所で、室内照明がないトイレも、五反歩公園など14箇所にございます。  公園のトイレは、快適過ぎると、夜間に不審者が雨よけ等に利用するなど問題も生じるおそれがありますので、防犯対策も併せながら、公園トイレを明るく清潔にし、現在よりは快適に使用していただけるよう、必要な修繕や改良を進めていきたいと考えておりますが、予算が必要な事業でもございますので、優先順位も含めて検討してまいります。  次に、安全基準に適合した遊具の更新でございますが、みどり環境課では、一般社団法人日本公園施設業協会が定める遊具の安全に関する基準に基づき、毎年公園施設の点検調査業務を委託しており、その結果を基に施設改修を進めております。  令和元年度の結果でございますが、市内公園遊具全215基の中で、健全で修繕の必要がないA判定はゼロ基、部分的に異常があり、修繕が必要なB判定は53基、重要部位に部分的異常があり、修繕が必要なC判定が158基、主要部材等に異常があり、大規模修繕か撤去が必要なD判定が4基ございました。D判定のものについては、使用の禁止及び撤去を行っております。  次に、水遊びできる公園でございますが、市内で水遊びができる施設のある公園は、西城沼公園、根ヶ谷戸公園、堂山公園、綾瀬せせらぎ公園の4箇所でございます。西城沼公園は、水源に湧き水を利用しており、令和元年7月の点検で、湧き水から基準値以上の大腸菌が検出され、令和元年7月から閉鎖しております。現在、水道水を利用した施設に切り替えるための設計を行っており、来年度以降に改修工事を行いたいと考えております。根ヶ谷戸公園は、今年度も開放する予定でございましたが、新型コロナウイルス感染症対策が十分に実施できないと考え、残念ながら使用中止とさせていただきました。堂山公園につきましては、施設が平成26年に故障し、いまだ改修が終わっていない状況でございます。綾瀬せせらぎ公園については、水源が見沼代用水を利用しておりまして、水質浄化機能がないため、現在は水質に問題があるものとして使用を停止しております。  次に、元荒川河川敷公園についてですけれども、トイレについては、河川敷公園は元荒川の川の中という場所になるため、原則として上下水道の埋設や家屋の建築ができません。そのために現在は、仮設式のトイレが設置してございます。ベンチについては、可搬式、持ち運び可能なものであれば設置許可が出る可能性はございますが、「河川敷公園」という名前のとおり、川の中の場所でありますので、河川本来の目的である流水の正常な機能が維持されるようにすることが、より大切であると考えております。  次に、(2)、Park―PFIの活用でございますが、公園の公募設置管理制度、通称Park―PFIは、公園に民間企業が飲食店等を建て、その得た利益で公園を管理するということであり、そこに利益が出る十分な見込みが必要であると考えております。実際に導入されている事例におきましても、面積が大きく、駐車場も十分あり、平日を含めての集客性が必要、市内ではそのような条件を満たす公園は限られてくると思われます。考えられる場所としましては、西城沼公園や黒浜公園で、西城沼公園は昨年、今年と、夏季にクレープやかき氷を提供する移動販売車が数日営業をしております。また、釣りや散歩をする方など、平日も利用者がいることに加え、周辺が住宅地であるため、オープンカフェなどの利用者も見込める可能性はございます。  黒浜公園については、平日の利用者は少ないと思われますが、休日の利用者は、施設の規模から多いのではないかと予測されます。近くには、蓮田松韻高校や東埼玉病院など、公共施設や工場等があり、周辺には飲食店等も少なく、通過交通車両の利用も考えられます。どちらの公園についても、仮に実施しようとする場合については、公園管理を含めた一体型のPark―PFIの提案が適しているとは考えます。  次に、プレーパークの開設ですけれども、プレーパークとは、子どもたちの自由な発想で、子どもたち自身がつくり出す遊び場でございます。普通の公園とは違って、きちんと整備されていたり、特別な遊具があるわけではございませんが、親や地域の人たち、プレーリーダーが見守り、誰もが自由に遊ぶことができる遊び場でございます。  プレーパークについては、2016年時点の特定非営利活動法人日本冒険遊び場づくり協会の調査では、全国で約400箇所あるとされ、多くは地域の住民やNPO団体が自主的な市民活動として担っており、行政と様々な協力関係を築きながら運営しているようでございます。そのため、プレーパークの在り方からすると、行政が主体で動き、環境を整えるというものではなく、子どもたちのため、蓮田市にプレーパークを造りたいと願う方々が集まって活動を開始することが必要であり、行政はそのために必要な場所を既存の公園等を利用して提供するという方法が適していると考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長          〔関根守男都市整備部長登壇〕 ◎関根守男都市整備部長 関根香織議員のご質問、魅力あふれる蓮田駅前整備について順次お答え申し上げます。  まず、まちなかウォーカブル推進プログラムの活用のうち、社会資本整備総合交付金事業制度の変遷と今後の活用についてお答え申し上げます。最初に、社会資本整備総合交付金事業制度の変遷についてご説明申し上げます。地域の創意工夫を反映した総合的なまちづくりの交付金として、国土交通省が所管する社会資本整備総合交付金がございます。平成16年度に創設されたまちづくり交付金を統合する形で、議員お話しのとおり、平成22年度に創設された制度となります。この交付金は、地方公共団体向けの様々な補助金が一つの交付金に原則集約化されております。社会資本整備総合交付金は、地方公共団体にとっては自由度が高く、地域ごとに創意工夫を生かせる総合的な交付金というところが大きな特徴となっております。この交付金は、地方公共団体が作成した社会資本総合整備計画に基づき、目標を実現するための基幹的な社会資本整備事業のほか、関連する社会資本整備やソフト事業を総合的、一体的に支援するもので、国に採択された場合に交付されるものでございます。  市では、国の社会資本整備総合交付金制度を活用して、様々な事業を行ってまいりました。平成16年度から平成20年度までの蓮田市中心市街地地区第1期では、前口山ノ内線の整備などを行い、事業費は18億1,890万9,000円、国費は6億8,760万円でございました。  平成21年度から平成25年度までの蓮田市中心市街地地区第2期では、蓮田駅のエレベーターやエスカレーターなどの整備を行い、事業費は約5億1,735万9,000円、国費は2億660万円でございました。平成22年から平成26年までの蓮田サービスエリアスマートインターチェンジ周辺地区では、蓮田サービスエリアスマートインターチェンジ周辺の道路整備などを行い、事業費は約3億3,833万円、国費は1億3,159万5,000円でございました。平成26年から平成30年までの蓮田市閏戸貝塚周辺地区では、蓮田市総合文化会館ハストピアとその周辺道路の整備などを行い、事業費は約26億8,937万2,000円、国費は4億920万円でございました。  同じく平成26年から平成30年までの蓮田市中心市街地地区第3期では、交付率50%以内という財政的に大変有利な地方都市リノベーション事業が採択され、既存ストックや低未利用地を活用した蓮田見沼保育園、中央保育園、東保育園の整備などを行い、事業費は6億1,958万4,000円、国費は2億9,595万円でございました。  これまでの社会資本整備総合交付金、都市再生整備事業だけで17億3,094万5,000円の国費を国からいただいております。そして、現在、令和元年度から令和5年度までの5年間を計画期間とし、蓮田市中心市街地地区都市再生整備計画事業を進めております。この計画の中には、みどりの交流拠点や歩行系道路の高質化などの整備を位置付けております。交付対象事業費は5億1,800万円、交付限度額は2億720万円で、国費率は40%以内となっております。  また、今後の活用についてでございますが、国では今年度から都市再生整備計画事業の再編を行い、都市再生整備計画事業の拡充として、まちなかウォーカブル推進事業を創設しております。この事業は、都市再生整備計画事業等において、車中心から人中心の空間に転換するまちなかの歩ける範囲の区域において、街路、公園、広場等の既存ストックの修復、利活用を重点的、一体的に支援する事業となっております。事業が採択されますと、国費率は50%以内に拡充されるものでございます。  そこで、市では財源的な有利な事業であることから、蓮田市中心市街地地区都市再生整備計画事業に位置付けている全ての事業について、令和2年度以降に進める事業が従来の都市再生整備計画事業からまちなかウォーカブル推進事業へ移行できないか、昨年度中に国、県と協議を進め、今年度からまちなかウォーカブル推進事業へ移行したところでございます。その結果、交付金の交付限度が2億5,750万円と5,030万円の増額となりました。  次に、市内事業者への周知についてお答え申し上げます。まちなかウォーカブル推進事業では、民間事業者を支援対象に、沿道施設の1階部分を開放等に資する修景整備を支援する街なみ環境整備事業やリノベーションを支援する既存建造物活用事業などがメニューとして拡充されております。改正要綱が本年4月1日に施行となったことから、本年5月に蓮田市商工会に周知したところでございます。今後も継続的に蓮田市商工会などを通じて市内の事業者に周知してまいりたいと考えております。  次に、踏切周辺の整備のうち、第一岩槻踏切と県道蓮田鴻巣線についてお答え申し上げます。第一岩槻踏切は、JR宇都宮線蓮田駅北側で県道蓮田鴻巣線と交差する踏切で、歩道が整備されていない状況です。そのため、歩行者、自転車が混在して通行する状態となっております。第一岩槻踏切の改良事業については、道路管理者である埼玉県がJR東日本と協議を進めております。埼玉県からの情報として、杉戸県土整備事務所では、令和元年度に第一岩槻踏切の歩道整備工事に向け、踏切道改良検討業務委託を発注し、踏切改良に向け、様々な検討を行っていると伺っております。蓮田市といたしましても、第一岩槻踏切の安全対策につきましては、埼玉県と協力し、取り組んでまいりたいと考えております。  次に、現在蓮田市が埼玉県から委託を受け、実施している県道蓮田鴻巣線歩道整備事業についてお答えいたします。JR宇都宮線と交差する第一岩槻踏切から蓮田駅東口黒浜線までの約195メートルの区間に、両側約2.5メートルの歩道を整備するもので、事業主体は埼玉県でございます。平成30年4月2日、この歩道整備を推進するため、埼玉県と蓮田市との間で一般県道蓮田鴻巣線歩道整備事業の事務委託に関する基本協定書を締結し、用地取得までは蓮田市が受託することになりました。令和元年度より、埼玉県と蓮田市で締結した一般県道蓮田鴻巣線歩道整備事業の事務委託に関する基本協定に基づき、埼玉県と蓮田市との間で年度ごとに一般県道蓮田鴻巣線歩道整備事業委託契約書を締結しております。この委託は、県道蓮田鴻巣線歩道整備に必要な土地の取得及び物件の移転並びに登記に関する業務を蓮田市が受託するもので、事業費は全て埼玉県が負担いたします。これにより、蓮田市が関係権利者と用地交渉等用地取得に関する事務に着手し、令和元年度は関係権利者と交渉を重ねた結果、1画地の用地を取得することができました。令和2年5月1日には、埼玉県と蓮田市との間で、令和2年度一般県道蓮田鴻巣線歩道整備事業委託契約書を締結し、現在事業を進めているところでございます。今後も埼玉県と協力し、歩道の早期整備に向け、権利者の皆様と鋭意交渉を進めてまいりたいと考えております。  次に、将来的な西口駅前の展望、プレックス蓮田についてお答え申し上げます。蓮田駅西口再開発ビル「プレックス蓮田」につきましては、令和2年10月末の完成を目指し、現在内装工事等を行っているところです。また、蓮田駅西口行政センターにつきましては、11月中に特定建築者から引渡しを受けた後、机や椅子、キャビネットなどの備品類や電話、通信回線等の整備を進め、令和3年4月にオープンする予定でございます。  蓮田駅西口行政センターは、これまで蓮田駅西口連絡所で扱っていた行政窓口業務に加え、地域子育て支援拠点事業を行う子育てひろば、一時預かり事業を行う保育室、子育て援助活動支援事業を行うファミリーサポートセンター、利用者支援事業を行う子育て世代包括支援センターを1箇所に集約させた子育てサポートコーナーを設置し、子育てに関する多種多様なニーズに応えていく体制を整えた複合的な施設となる予定です。さらに、1階部分には、小規模保育事業を行う保育所も入る予定ですので、蓮田駅西口広場に面しているという好立地を生かし、これまでにない新しい子育てのスタイルを総合的に提供できるものと考えております。  こういった点を市として、市民だけでなく、市外の若い世代や子育て世代の方にも蓮田市に住みたい、住み続けたいと思っていただけるよう、広報広聴課と連携を図り、市公式ホームページ内の定住・子育て応援促進サイトを活用するなど、積極的にアピールし、子育てしやすい、住みやすいまちとして定住促進につなげてまいります。  蓮田駅西口行政センターは、ほかにもクッキングルームやオープンギャラリーなどの機能も備えています。これらについては、子育て世代の方だけでなく、幅広い年齢層の方々に利用していただけますし、やはり駅前であるという利点から、たくさんの人が集うにぎわいを創出する場所になるものと期待しております。さらに、蓮田駅西口駐輪場との間に緩やかなカーブを描きながら、緑を縫うように走るプロムナードを通して、人々の回遊性が高まることで、周辺のさらなる発展につながるものであると考えております。  このように、プレックス蓮田の核となる蓮田駅西口行政センターが、皆様にとって利便性の高い施設であり、また子育てをする上で魅力的な環境が駅前に存在するということをぜひとも多くの皆様に知っていただくために、今後、「広報はすだ」で特集するほか、ホームページを活用し、継続的にPRに努めてまいります。  次に、JRとの連携についてお答え申し上げます。市では、東日本旅客鉄道株式会社、いわゆるJR東日本に対して、蓮田駅のさらなる利便性の向上等につきまして、多種多様な要望をしております。また、JR東日本とは、様々な機会を利用して情報交換を行っております。JR東日本からは、近年は、地域との連携を強化して、駅周辺のにぎわいの創出、駅利用者の利便性の向上を図っていきたい旨の考えを伺っております。  蓮田駅西口には、間もなく蓮田駅西口再開発ビル「プレックス蓮田」が完成いたします。これに伴い、今ある駅西口連絡所の機能は、蓮田駅西口行政センター内に移転いたします。市では、JR東日本への要望の一つとして、駅西口連絡所が設置されている旧駅舎の空きスペースを利用して、下り線ホームから直接駅西口駅前広場に出入りできる簡易改札口が設置できないか検討をお願いしております。下り線ホームは、乗降客がホームから改札に向かう際、エスカレーター、階段、エレベーターが大変混雑しております。また、改札を出るまでに時間を要していることから、利用者の混雑解消、利便性の向上のため、設置できないか検討をお願いしているものです。  JR東日本からは、旧駅舎は建築されてからかなりの年数がたっていること、西口再開発ビルが令和2年中に完成することから、老朽化した旧駅舎をどうするのかや、JR東日本の所有の用地の利活用について勉強を始めていると伺っております。JR東日本とは情報の交換を密に行い、例えば駅直結の商業施設の整備や公衆トイレの整備についても、旧駅舎の建て替えが行われる場合には、検討していただくようお願いしてまいります。今後も、JR東日本と連携して、駅利用者の利便性の向上に向け努力してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。  以上でございます。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事          〔細井満浩都市整備部参事登壇〕 ◎細井満浩都市整備部参事 関根香織議員のご質問、2、魅力あふれる蓮田駅前整備のうち、(1)の(イ)、蓮田駅西口通線についてお答えいたします。  初めに、蓮田駅西口通線の概要について説明させていただきます。都市計画道路蓮田駅西口通線は、昭和38年に都市計画決定をしております。全体計画では、末広・御前橋地内の交差点から関山1丁目地内のさいたま栗橋線との交差点までの延長約1,290メートルを幅員16メートルで整備する計画となっております。既に末広・御前橋地内の交差点からマミーマート駐車場手前までは整備が完了しており、残り430メートルが未整備区間となっております。  ご質問のまちなかウォーカブル推進事業における蓮田駅西口通線の位置付けでございますが、蓮田駅西口通線は、まちなかウォーカブル推進事業の対象地区に含まれており、関連事業に位置付けられております。補助事業のメニューといたしましては、同じ社会資本整備総合交付金事業の中の街路事業で要望を考えております。現在、事業認可の取得に向けた準備を進めておりまして、事業期間7年を目標に進めてまいります。なお、来年度からは、対象となる物件の調査や用地買収に向けた交渉を進めてまいりたいと考えております。  次に、(2)、蓮田駅東口黒浜線の交通渋滞についてお答えいたします。蓮田駅東口駅前広場の整備に当たりましては、関係機関、関係諸団体、市民の皆様などで構成された蓮田駅東口駅前交通広場づくり懇話会を組織し、各方面からのご意見をいただいて、何度も検討を重ね整備した経緯がございます。現在の蓮田駅東口駅前広場は、路線バス及びタクシー優先の車両誘導を重点とする懇話会の意見を尊重するとともに、安全対策につきましても、埼玉県警察との協議を経て整備したものでございます。ただいま申し上げた経緯がございますので、駅前交通広場内の乗降場所等の配置につきましては、公共公益性が高く、大量輸送できるバス、タクシーなどの交通手段への乗り継ぎ等が確保できるよう配置されております。したがいまして、自家用車での駅への送り迎え等を優先するような、バスバースやタクシー乗降所、歩道部等の施設レイアウトを変更することは難しい状況でございます。また、施設のレイアウトを変更するには、地下埋設物や各種設備の移設等が伴いますので、大がかりな工事になります。多額の費用をかけてまで、施設のレイアウトを変更することは考えておりません。  なお、現在市では、市民の移動手段の一つとして、公共交通機関である路線バスを利用していただきたく、バス利用者の増加を目指しております。路線バス利用者が増えることで駅への送迎車両も減り、駅周辺での渋滞が緩和されるものと考えております。また、駅前広場内の停車帯を利用される皆様には、短時間での乗降を心がけていただき、買い物や人待ちをする場合は、駅周辺の駐車施設を利用していただきたいと考えております。あわせまして、警察に駐車車両の取締まり強化をお願いし、今より少しでも円滑な利用を目指してまいります。  次に、(3)、踏切周辺の整備のうち、(イ)、旧菖蒲街道踏切と市道7号線についてお答えいたします。旧菖蒲街道踏切は、中心市街地に位置し、市の東西を結ぶ重要な踏切となっております。従前の踏切は、幅員が3.8メートルと狭く、自動車は交互通行ができない状態であったため、交通渋滞が慢性化し、自転車や歩行者の通行も非常に危険な状態でありました。そのような状況を解消すべく、平成4年度から旧菖蒲街道踏切及び市道7号線の拡幅について、JR東日本と協議を重ね、平成6年度にJR東日本を含む関係地権者の皆様の協力を得て、現在の形態に拡幅整備されたものでございます。  改善の見込みについてのお尋ねでございますが、過去のJR東日本との協議を経まして、できる限りの幅員を確保したものでございますので、再度拡幅するのは、物理的な問題も含め非常に難しいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長          〔新井宏典生涯学習部長登壇〕 ◎新井宏典生涯学習部長 関根香織議員のご質問、魅力あふれる蓮田駅前整備のうち、まちなかウォーカブル推進プログラムの活用、中央公民館駐車場の整備についてお答えいたします。  まず、中央公民館の現状についてお答え申し上げます。中央公民館の駐車場は、敷地面積約2,004平方メートルの砂利敷きとなっており、区画はトラロープで区画割りしております。駐車可能台数は55台でございます。当事業は、第5次総合振興計画の健全・効果的な行財政運営において、民間活力の導入、中央公民館パーキングシステム導入・活用事業として位置付けられており、現在検討を進めているところでございます。また、社会資本整備総合交付金の事業計画にも含まれており、交付金の交付条件といたしましては、一般市民を対象とする有料駐車場整備が盛り込まれております。公民館といたしましては、資源の有効活用を考え、より多くの駐車台数のスペースを確保し、安心して使える駐車場としての整備を検討しております。  計画に先立ち、市内外の先進事例の調査を行いました。令和元年度には、新座市にございます「ふるさと新座館」をはじめとする埼玉県内6施設の駐車場、県外では我孫子市にございます生涯学習センター「アビスタ」の駐車場を視察いたしました。また、今年度は、公民館駐車場用地に越境している垣根等の物件補償を行うため、今議会に補正予算をお願いしているところでございます。  公民館駐車場の今後の整備予定として、設計業務と工事施工を予定しております。整備後の活用方針につきましては、交付金の交付の条件である一般市民を対象とする有料駐車場整備に基づき、有料化を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 暫時、休憩をいたします。          休憩 午後 2時37分          再開 午後 2時50分 ○中野政廣議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) ありがとうございました。それでは、再質問いたします。  まず、大項目1の中項目1、(ア)、公園のトイレ整備について伺います。予算の確保が一番の課題となりますが、市街地にある公園のトイレは、都市整備に関する国の財政補助も活用していただきたいと思います。例えば堂山公園は、先ほどご答弁いただいたまちなかウォーカブル推進事業の区域内にありますが、事業採択の可否について、都市整備部との連携を図ってみてはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 再度のご質問にお答え申し上げます。  現在、公園のトイレの改修計画はございませんので、改修すべきトイレを選定いたしまして、改修の方法や時期等について研究をさせていただきます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) ありがとうございます。担当部長からご答弁いただきましたが、市政を統括するお立場として、副市長に伺います。  第5次総合振興計画でも公園の効率的な改修と適切な維持管理を掲げています。これまでトイレの設置後に改修された箇所はないとのことですが、市の課題と捉え、古い場所から1箇所ずつでも整備を進めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 新井副市長 ◎新井勉副市長 公園の整備に関するお尋ねでございます。ご存じのとおり、今回9月補正でも公園の整備費、計上させていただき、お願いをしているところでございます。この中にも、今回西城沼公園のトイレの整備費につきましても計上させていただいているところでございます。  また、全体的な話になってしまうかもしれませんけれども、昨年度は同じ西城沼公園の木製のコンビネーション遊具の更新工事、そして、その前の年度になりますが、根ヶ谷戸公園の大型滑り台の設置等、公園に関係する予算等もつけさせていただいているところでもございます。ご質問の中にもございましたとおり、コロナウイルスの状況下にあっては、さらに公園の果たす役割は大きくなっていると感じてございます。  公園のトイレの関係でございますが、担当部長から答弁させていただいたとおり、設置から相当年数が経過しているトイレ、老朽化が進んでいるトイレが多くございます。公園を気持ちよく利用していただくためには、防犯対策も含めながら、トイレの計画的な改修計画を作成しながら計画的な改修が必要と思っております。ご質問の趣旨を踏まえまして、努力してまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) ぜひ、遊具だけでなく、トイレの整備のほうもよろしくお願いいたします。  次に、(イ)、安全な遊具の設置についてですが、令和元年度ベースでは、市内公園の全ての遊具の修繕が必要ということでした。遊具の劣化は、今に始まったわけではないと思うのですが、毎年遊具の改修にどの程度の予算を確保し、どのような計画で進めているのでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 遊具の改修というご質問でございますけれども、平成30年度実績では、新たに設置したものが8件、撤去したものが9件、費用としましては約800万円。令和元年度におきましては、新たに設置したものが4件、撤去が5件、費用は約3,600万円。令和2年度におきましては、今回提案しております9月補正予算を合わせまして、新たに設置する予定のものが33件、撤去が14件、予算総額は約2,800万円でございます。この実施している内容なのですけれども、毎年行っております公園施設点検調査の結果を基に、劣化判定、危険判定などから判断して、緊急性の高いものから順次実施しているものでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) ご対応お願いいたします。再度伺います。  平成31年度税制改正により、森林環境税及び森林環境譲与税が創設され、蓮田市ではこの制度を活用し、昨年度、西城沼公園の木製アスレチック遊具を整備しました。このような制度を活用することも視野に入れ、遊具の更新を進めていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 森林環境税の利用というご質問なのですけれども、令和2年度当初予算におきましては、地方譲与税の森林環境譲与税といたしまして、歳入予算514万4,000円が計上されております。歳出予算につきましては、2款総務費、森林環境整備基金に514万5,000円を積み立てることとされております。今後の基金の使途につきましては、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律の趣旨に基づきまして適切に対応していきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) よろしくお願いします。  次に、(ウ)、水遊びができる公園について。利用が可能である根ヶ谷戸公園について伺います。市では、清掃を業務委託していますが、現在どの程度の頻度で行われているのでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 清掃の頻度でございますけれども、水を抜いて行う清掃につきましては、1か月に1回、年間としては2回実施しております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 再度伺います。  例えば、公共施設のトイレのように、前回はいつ清掃が行われたのかが分かるような清掃チェック表のような看板を立てて、衛生管理状況の可視化、こちらを図ってはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 衛生管理チェック表の利用というご質問でございますけれども、公園につきましては、天候などの影響を大きく受けてしまいますので、一定の管理は行いますけれども、利用については利用者各個人の判断に委ねているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 魅力的な活用の視点から再度伺います。  例えば、施設の稼働開始日に合わせたイベントとして、じゃぶじゃぶ池開きのようなものを開催し、子どもたちが喜びそうな、はすぴぃを呼んでみたり、池にたくさんのスーパーボールを流して、自然の中でスーパーボールすくいをしたりと、毎年夏が待ち遠しくなるようなイベントを企画してほしいと思います。来年度も、もちろん感染症対策に留意する必要はあると思いますが、コロナ禍だからこそ、市内で安全に遊べるような取組みを企画してはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 公園でのイベントの開催というご質問でございますけれども、公園のイベントにつきましては、担当部署が現在行っております業務の優先順位としては低いものですから、今のところ考えておりません。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 蓮田市は、このようなソフト事業の展開に非常に課題があるように感じております。なかなか形になるものではありませんが、少ない費用で市民の方の満足度向上につながるものだと思いますので、ぜひご検討をお願いいたします。  次に、(エ)、元荒川河川敷公園の整備について。先ほどご答弁いただきましたが、私も杉戸県土整備事務所に確認しましたところ、確かに元荒川河川敷公園については、河川区域内となっておりました。しかし、公園敷地としての占用許可は県から下りていますので、ベンチの増設は維持管理の範囲内で行えるものと認識しています。利用者の方が望むベンチの設置、こちらは可能ではないでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 元荒川河川敷公園のベンチの設置というご質問でございますけれども、ベンチにつきましては、可搬式のものが現在置かれている状況でございます。それを基礎を含めたしっかりしたものに関しては、一定の許可をいただければ設置は可能かとは考えております。今後については、検討させていただきたいと思います。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 県のほうでもとても親切に対応してくださると思いますので、ぜひご検討をお願いいたします。  次に、中項目2、(ア)、Park―PFIの活用について。候補として、先ほど黒浜公園のお話がありましたが、黒浜公園・東埼玉病院周辺整備計画に基づき、計画されている新設公園での活用が最も適していると感じます。整備計画の進捗状況を踏まえ、市ではどのような構想をお持ちでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 黒浜公園に対するPark―PFIの導入というお話でございますけれども、現在の黒浜公園に関する整備の進捗状況につきましては、財務省が所有している用地の取得について、関東財務局と調整を行っているところでございます。今後につきましては、黒浜公園・東埼玉病院周辺整備計画の実現に向けまして準備を進めていく中で、様々な整備手法についても研究させていただきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 着実に整備計画を進めていただきますようお願いいたします。  次に、(イ)、プレーパークの開設について。近隣市町を見ますと、NPO法人を活用した講習会の実施やプレーワーカーの育成支援、さらには広報活動など、市としても行っています。市と市民の方で協働して実現を図るため、講習会の実施なども検討してはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 プレーパークにつきましては、実際の需要があるのかどうかというのがまだ明確でないため、業務の優先順位から、今のところは対応については考えておりません。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 私の元へは、開設を望む声もいただいておりますので、再度市長に所感を伺います。  プレーパークの開設については、10年以上前ですが、平成20年6月定例会において、中野市長からご答弁もいただいておりました。当時の議事録を見ますと、市長としましても、子どもたちが自由に遊べる空間の大切さをご認識されており、公園づくりの中で一つの目的を持っていろいろな体験をする場を設けることに取り組みたいとおっしゃっていました。今、子どもたちはコロナ禍において学校休校、スポーツ活動の制限など、取り巻く環境に閉塞感が生じていると思います。子どもたちの「やってみたい」をかなえるためのプレーパークの開設について、市長はいかがお考えでしょうか。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 関根香織議員の公園の関係のご質問で、その中でプレーパークの開設の考え方についてにお答え申し上げます。  10年前、平成20年6月議会で答弁させていただきました。当時は、山口京子市議会議員のご質問に対しましてお答えいたしました。そのときと、今はこのコロナ期の渦中の中で、若干条件が異なってきておりますが、考え方としては、非常にすばらしいといいますか、役所直営でなくて、実際に利用される方々がいろいろ創意工夫しながら公園を利用していただけるということで、なかなか行政ではできないことだと思っております。何とか、今、担当部長のほうでは、みどり環境課を含めて、今のところ具体的には考えておりませんということでありますが、ご提案は貴重なご提案として、また私も11年前答弁しておりますので、そのことをもう一度反省しながら、いろいろ考えさせていただきたいと思っております。  先ほど警察の関係でご答弁申し上げましたが、たまたまお昼休みにこういうご質問をいただいていますという話しましたら、県会議員のほうも、埼玉県のプレーパーク構想について、何か9月議会で質問されるということを聞きました。県はいろいろ大規模な公園、多種多様な目的の公園を持っていますので、実現するかもしれませんが、蓮田市の場合には、実施する場合には、本当に限られている公園だと思います。検討させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) ありがとうございます。ぜひ、コロナ禍における子どもたちへの施策としてよろしくお願いいたします。  次に、大項目2の駅前整備に移ります。中項目1、(ア)、交付金の活用について、ご説明ありがとうございました。昨年度、担当の方に制度変更に関する対応を伺ったところ、財政上、市にプラスとなるよう迅速に事業移行の調整をされておりました。結果として、ご答弁でもいただきましたが、事業費およそ5億円の10%に当たる約5,000万円の財政負担削減につながる大きな成果を上げてくださり、ご対応に感謝いたします。今後の活用について、市の計画を見ますと、図書館の向かいにある上町ふれあいの森の中の遊歩道や遊具の整備も検討されていました。しかし、ここは一部が市の土地ではなく、無償貸借契約を行っている個人の方の土地となっております。国の補助金を活用した事業については、財産処分の制限から、10年ほど現状を維持する必要があり、いつまで使えるか不透明な土地を整備することにもなりかねません。整備計画を策定された理由、こちらをお聞かせください。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えさせていただきます。  上町ふれあいの森の中では、無償賃貸契約を行っている土地部分について、市有地と一体的な景観を有している土地であるため、整備計画に位置付けたものでございます。近接する蓮田市図書館、蓮田中央小学校、蓮田幼稚園の利用者等の交流拠点として、ベンチや遊具、駐車場の整備を通じ、魅力ある市民緑地づくりを進めることで、そこにいたくなる、たまりたくなる空間づくりを行うことを目指し、整備を計画しております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 今後もこの土地を市で活用できるような見通しを立てていただいた上で、計画を進めていただきたいと思います。ただ、先ほどいただいた、たまりたくなるという空間づくりのコンセプトについては、非常によいと思いますので、せっかくならコロナ対策も兼ねて、向かいの図書館と連携し、気軽に本を借り、そしてふれあいの森のベンチでゆっくり読めるような動線をつくってはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  今後、詳細な設計を行う予定でございますので、ご指摘を踏まえ、図書館等の公共施設利用者の拡大に結びつくよう、また併せてふれあいの森などの緑の空間の利用増進が図れるような環境整備を検討してまいります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) よろしくお願いします。  次に、(ウ)、中央公民館駐車場の整備ですが、こちらはぜひ付加価値のある駐車場整備を検討していただきたいと思います。他市の状況を見ますと、カーポートソーラーを設置している自治体がありました。PPAモデル、いわゆる電力販売契約モデルの一つとして、公共施設へのカーポートソーラー無償設置プロジェクトという事業があり、太陽光発電を使い、災害時の非常用電源の確保や再生可能エネルギーの普及という利点を生かした取組みを行っています。中央公民館は、災害時の指定避難所ともなる施設ですので、このような一歩進んだ駐車場の整備を検討してはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 新井生涯学習部長 ◎新井宏典生涯学習部長 再度の質問にお答えいたします。  カーポートソーラー無償設置プロジェクトの活用というご提案かと思いますけれども、先ほど申し上げましたとおり、中央公民館の整備に関しましては、今後設計業務を行う予定でございます。駐車場の構造をどのようにするかなどについても、その設計の中で決定していくこととなりますけれども、カーポートソーラーの設置については、費用対効果のことも含めまして、またこの事業は社会資本整備総合交付金の交付対象となっていることから、他の補助金との併用が可能かどうか、そういったことも含めまして、今後検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) よろしくお願いいたします。  次に、(エ)、市内事業者への周知についてですが、まちなかウォーカブル推進プログラムの成果目標の一つとして、のくぼ通りのにぎわい創出を掲げておりますので、店舗を構える事業者の方との連携は必須だと思います。これについて商工会の意見などを聞く機会はありましたでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  本年5月に、まちなかウォーカブル推進事業の概要について、蓮田市商工会に周知を行ったところであります。その後、蓮田市商工会から具体的な案件についての相談はありませんが、今後も制度の見直しなどの国、県からの情報があった際には、交付金の活用法など、蓮田市商工会等を通じて情報の共有を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 次に、中項目2、蓮田駅東口黒浜線の交通渋滞についてですが、バス利用者の増加を目指しているということは理解しますが、現状、バスがロータリーに到着しているのに旋回できずに到着が遅れ、利用者の方が慌てて駅へ向かっている、そういった姿を見ますと、ロータリーに根本的な課題は残されていると思います。すぐに整備は難しくとも、今後の地下鉄7号線の延伸など、例えば駅を取り巻く環境が変わったときには検討も必要だと思いますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 再質問にお答えいたします。  東口のロータリーにつきましては、公共交通機関と歩行者をつなぐ交通結節点として整備されております。扱いとしましては、道路でございます。バスの旋回や到着時間に影響が出ているというお尋ねでございますが、だとすれば、ロータリー内に車で乗りつけ、停車している自家用車のマナーの問題と考えますので、現時点での整備は考えておりません。しかしながら、将来地下鉄7号線が蓮田駅に延伸されたならば、駅前広場も含めまして、蓮田駅周辺の大規模な改修が必要になるものと思われますので、その際は改修工事に合わせて広場内の利用形態についても見直しを検討すべきと考えます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 平成30年に市が行った駅利用者アンケートを見ますと、東口駅前広場に関するご意見の中で、バスの出発遅延や周辺道路への影響といった雨天時渋滞の改善を求める声が2番目に多く上がっていました。利用者のマナーももちろん大切ですが、再度課題を確認して、対策を検討するようお願いいたします。  次に、中項目3、(ア)、第一岩槻踏切と県道蓮田鴻巣線について。踏切の改良については、昨年6月、埼玉県議会の山口京子議員の一般質問の中で、踏切の設計を行っていくと、事業主体である県の答弁がありました。今後、プレックス蓮田の完成により、通行量がさらに増えるという見込みも伝えた上で、県やJRに対して早期着手へのアプローチを直近では行っていますでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  埼玉県は、第一岩槻踏切の踏切改良に向け、様々な検討を行っていますので、蓮田市といたしましては、機会を捉えて埼玉県に働きかけてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 県道蓮田鴻巣線について伺います。  用地取得などの事業費は、県が負担するということですが、こちら県から完成めどなどの期限は示されているのでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  用地を取得するためには、地元の方々のご協力なくしては事業は推進できません。埼玉県からは、特に期限の設定はいただいておりませんが、地権者のご理解が得られるよう交渉を続けてまいります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) よろしくお願いします。  次に、(イ)、旧菖蒲街道踏切と市道7号線について。答弁のとおり、さらなる拡幅は難しいと思いますが、資料⑤の中央の写真を再度見てもらいますと、道路とホームの間に厚さ10センチほどの塀と、さらにガードレールもあります。塀のみで安全性が確保されれば、ガードレール部分を歩道とすることも可能だと思いますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 ご指摘のガードレールでございますが、踏切拡幅に伴うJR東日本との協議におきまして、電車やホームの安全を確保する目的で設置したものでございます。当時は、かなり厳しい条件が提示されたと聞いておりますが、協議から約25年ぐらい経過しておりますので、JR東日本への相談につきましては検討したいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員
    ◆7番(関根香織議員) よろしくお願いします。  次に、資料⑥の写真を御覧ください。市道7号線の踏切を東口側へ上る歩道ですが、雑草が生い茂っている土地があり、非常にデッドスペースであると感じました。有効な活用や整備をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○中野政廣議長 細井都市整備部参事 ◎細井満浩都市整備部参事 令和元年12月定例会におきまして、秦邦雄議員からの一般質問で、市道51号線、のくぼ通りでございます。それと市道53号線の歩道整備について答弁させていただきました。その際、まずは市道51号線から着手して、歩道の植樹ますを撤去する方向で整備を進めると回答しておりまして、その予定で現在進めているところでございます。歩道整備とは若干、ご指摘の箇所については意味合いが異なりますけれども、この場所についても舗装整備を含めて活用方法について検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) よろしくお願いします。  次に、中項目4、(ア)、プレックス蓮田について。こちらぜひ魅力を最大限に生かし、子育てするなら蓮田市へというPR活動をしていただきたいと思います。PR活動と情報発信の観点から再度伺います。資料⑦の下2つの写真を御覧ください。こちらは、プレックス蓮田と駅西口駐輪場の間にあるプロムナードと呼ばれる歩行者専用通路です。こちらは、居住者のみでなく、市民の皆様が通行する場所となりますが、左側の写真の駅前からのアプローチ部分に屋外型デジタルサイネージ、いわゆる電子看板を設置し、市政の情報、イベントスケジュールなどを発信してはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度の質問にお答えいたします。  デジタルサイネージにつきましては、市政情報を効果的に発信する手段として有効であると考えております。蓮田駅西口行政センター内においては、デジタルサイネージなどを積極的に活用し、市政情報やイベントスケジュールなどをタイムリーに発信できるよう、現在検討しているところでございます。しかしながら、ご質問の屋外型デジタルサイネージに関しては、屋外への設置となると、景観上の観点や設置場所の同意に関する権利上の問題、電源の確保、配線工事などが必要となるなどの課題がございます。代わりというわけではございませんが、現在でも蓮田駅西口駅前広場には、2つの掲示板があり、主に再開発事業に関する情報を掲示しております。事業完了後は、この掲示板を有効に活用して、市政情報やイベント案内などを市民の方々へお伝えしたいと考えております。ご理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 最後に、(イ)、JRとの事業連携について。資料⑦の上の写真、こちらを再度御覧ください。駅連絡所跡地を活用した商業施設、公衆トイレ、そして地上改札の設置については、課題を一つ一つクリアにして実現してほしいと思いますが、JRとの協議の中で示されている課題や市が感じる課題は何かありますでしょうか。 ○中野政廣議長 関根都市整備部長 ◎関根守男都市整備部長 再度のご質問にお答えいたします。  1回目の答弁でお答えいたしましたとおり、JR東日本も旧駅舎の利活用につきましては、勉強を始めた段階と聞いております。蓮田市では、駅西口連絡所跡地の活用を含め、まずは地上改札口の設置ができないか、JR東日本へ検討をお願いしているところでございます。JR東日本からは、一般的には改札口は1箇所に集約するのが原則なので、職員の配置やコスト面などの課題があると伺っております。また、旧駅舎の建て替えが行われる場合には、公衆トイレの整備だけでなく、市内の特産品の販売店や観光案内所といったソフト事業についても併せて検討していただくようお願いしておりますし、今後も引き続きお願いしてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 7番 関根香織議員 ◆7番(関根香織議員) 駅舎の老朽化やホームの混雑といった問題もありますので、今こそ議論を加速させていただきますよう要望します。  最後に、市長に伺います。西口の地上改札設置についてですが、通勤、通学で駅を利用する方の中には、電車を降りた後、階段やエスカレーターの長い列に並びながら、地上の改札から出られたら便利なのにと感じる方もいらっしゃいます。以前、私が議席を預かる前の話ですが、市長と地上改札の設置について懇談したことを今でも覚えております。その際、駅を利用する市民の方の思いを踏まえ、車椅子やベビーカーを利用する方にも優しい駅を実現したいですねと、私も共に実現を目指していきたいと感じました。  今回質問した機能的で魅力あふれる駅前整備を実現するためには、市民の方の願いやアイデアを大切にし、それを一つ一つ実現していくことが重要だと考えますが、駅前連絡所を活用した商業施設や地上改札の設置について、市長はいかがお考えでしょうか。所感を伺いまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 関根香織議員の大きな2問目、魅力あふれる蓮田駅前整備につきまして、蓮田の将来を展望して、我々も今、内部で研究している部分、あるいは研究していなくて、今、ご質問をいただきながら気がついた点、非常にありがたく思っております。いよいよ、明治18年に鉄道ができてから、何回も申し上げますけれども、昭和47年市制施行して、駅橋上化して東口ができて、今回また35年ぶりにもう一度西口がリニューアルして、3回目の蓮田駅周辺が整います。この際、また次の世代に引き継ぐべく、将来を担いながら各種事業を推進しているところでございますが、たまたまそれぞれのテーマが、今、我々が内部で、これから取り組もうとしているもの、あるいは計画に位置付けようとしているものが多々ございました。まちなかウォーカブル推進プログラム、最初はまち交、まち交と言われていた、あの国交省の補助事業ですが、その後、社会資本整備総合交付金という形になりまして、今度はそれを、まちなかウォーカブル推進プログラム事業として位置付けました。  ちょっと質問から離れるかもしれませんが、お許し願いたいと思いますが、さらにこの計画を包含して、含めて、今、強力に内閣府が中心で、総理府一本化して進めているのが、国土強靱化地域計画でございます。国土強靱化地域計画。さらに社会資本整備総合交付金のうえに位置付きまして、この強靱化計画は、ハード事業だけでなくて、教育や防災や環境や様々な事業、各全部の省庁にわたる計画がございまして、これが今、国、県のほうから強力に、早く蓮田市も地域計画を立てなさいと言われておりまして、これから早急に役所の中、組織立て直して、コンサル料等々予算をいただいて、来年度いっぱいぐらいで、この国土強靱化地域計画、蓮田市の計画を樹立したいと思っていますが、その中でも、ご質問いただきました各項目、非常に関連がある事業でありますので、全部というわけにはいきませんけれども、東口等々につきましては、もう一度リニューアルというのは非常に、東口にしても、菖蒲街道踏切にしても、当時職員として全て関わっていた案件でありまして、その困難さをクリアしながら今の形が整っておりますので、なかなかそれを抜本的に、ガラガラポンというわけにはいかないのですが、でも将来の蓮田を考えますと、ご質問のテーマ全て非常にありがたいご質問だと思っております。  話はJRとの連携ですが、JRとの連携も14年前、この職をお預かりして、新宿本社、友達のつてで行きましたが、新宿本社は、地域の要望は応対しませんという、何回か申し上げたかもしれませんが、本社対応はいたしませんという、そういう大前提があるようでありますが、今の状態は、蓮田市の場合には、先般も本社へ行きましたけれども、担当部長、担当課長とみんなで行きましたが、もうざっくばらんなお話合いができる状況にございます。その中で、蓮田駅のリニューアル、JRとしてのリニューアルの話が、JRさんのほうから出てまいります。本社からも。また、大宮支社長さんからも、この話が出てまいります。したがって、非常にいいタイミングでありますので、再開発ビルが完成して、一応駅前広場、都市計画道路、全部完成して、いよいよ駅の、旧駅舎ですね、残された駅舎がJRとしても課題のようでありまして、また民間になりましたので、JRとしては。ここをJRとして何か再利用したい、そういう計画があるようであります。  したがって、その計画が蓮田市の計画とマッチすれば、また協働して何かの事業が実現できると思いますけれども、その中に下り線の平面改札の設置、先ほど部長答弁したように、一本化、お客様の改札は一本化したいというのが本音なのですけれども、やっぱりJRとしても高齢化時代を迎えて、やはり平場で出入りできるというのは、お客様にとってもサービスの向上になるという考えがありますので、この辺を一生懸命共に研究して、実現に向けて一歩を踏み出してまいりたいと思っております。  それぞれにわたりまして、いろいろな事業、ご指摘、ご質問いただきまして、ありがとうございました。積極的に取り組みますので、どうぞよろしくお願いします。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員          〔8番 山田慎太郎議員登壇〕 ◆8番(山田慎太郎議員) 8番、山田慎太郎です。それでは、中野議長に発言の許可をいただきましたので、順次一般質問をさせていただきます。  その前に、この長引く世界的な新型コロナウイルスの中、罹患された方々にお見舞い申し上げ、蓮田市民のために日々の業務に邁進されている職員の皆様、そしてエッセンシャルワーカーの皆様、本当に心から感謝の意を表します。  それでは、質問に移らせていただきます。私からは、今回、大きく3点ございます。この蓮田市でも感染者が出ている中で、最前線に立たれている救急隊員の皆様に、まずは感謝を表します。そして、救急隊員の皆様の最前線での安全も同時に確保しなければなりません。私、心から最前線の皆様には感謝の意を表し、そして安全な状態で勤務に臨んでいただきたいと心から思っております。  大項目1、蓮田市消防本部感染症対策に関して。  中項目1、救急隊員の新型コロナウイルス感染症に対する対策状況について。  (ア)、近隣市町村と県内の状況。  (イ)、コロナ禍における出動数の推移。  (ウ)、救急隊員の出動の際の感染症対策。  (エ)、コロナ禍の長期化を見据えた課題。  続きまして、大項目2に移らせていただきます。市内商工業者救済支援に関してでございます。蓮田市では、家賃保証などを含めたスピード感ある対応に感謝をいたします。市内業者も多くが新型コロナウイルスへの対策をしながら、新しい商業活動へ大きくシフトしています。しかしながら、飲食店を含めたその他商工業を行っている市内業者の皆様は、コロナ以前に戻ることはなく、引き続き市内商工業者へのコロナ感染症の影響は、いまだ継続しています。  また、市内では、深刻な影響が出てくる、倒産のおそれもある、こういった本当の影響が出てくるのはこれからではないかという声も上がっています。  それでは、中項目1、新型コロナウイルス感染症に対する対策状況について。  (ア)、小規模事業者などの支援金の状況。  (イ)、市内事業者向け家賃保証。  (ウ)、市内事業者支援策。  (エ)、今後の支援策。  (オ)、相談窓口の開設についてです。  続きまして、令和2年度決算が間もなく完了により、予算編成の動きも開始しなければなりません。例年の予算編成に比べ、今回の予算編成は、コロナ禍の影響を加味しなければなりません。その中で、令和3年度の予算編成について質問いたします。  大項目3、令和3年度予算編成に関して。  (1)、コロナ禍を受けての現状。  (2)、予算編成に向けての予定。  (3)、予算編成に関しての課題。  (4)、財源確保の必要性となります。  以上、1回目の質問を終わらせていただきます。答弁よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 鈴木消防長          〔鈴木達雄消防長登壇〕 ◎鈴木達雄消防長 山田慎太郎議員の私に対する質問、大項目1、蓮田市消防本部感染症対策に関して、(1)、救急隊員の新型コロナウイルス感染症に対する対策状況について、(ア)、近隣市町村と県内の状況についてお答え申し上げます。  近隣及び県内消防本部が実施している新型コロナウイルス感染症の際に、救急隊員への感染症対策といたしまして、救急隊が現場へ向かう際に、ゴーグル、N95マスク、感染防護服上下、シューズカバー、ゴム手袋を着装し、できるだけ肌が露出しないよう感染防止対策を実施して出動しております。また、消防署に帰った後の車内消毒等につきましては、救急車内をアルコール、次亜塩素酸水、ナトリウムやオゾン消毒装置等を使用し、消毒を実施して、次の出動に備えているところでございます。また、新型コロナウイルス感染症の疑いのある場合の出動時も、先ほどお話しいたしました同等の装備を装着、対策を行い、出動しているところでございます。  次に、(イ)、コロナ禍における出動数の推移についてお答え申し上げます。新型コロナウイルス感染症が国内で初めて確認された令和2年1月から令和2年8月31日までの救急搬送出動件数を、前年の同時期と比較すると、毎月20件前後減少しており、8か月間の合計は270件減少となっております。特に緊急事態宣言が発令された令和2年4月の救急出動件数は、前年同時期より66件少なくなっております。令和2年7月は32件、8月は43件減少という推移となっております。  次に、(ウ)、救急隊員の出動の際の感染症対策についてお答え申し上げます。蓮田市消防本部では、救急隊員のコロナウイルス感染症対策といたしまして、ゴーグル、N95マスク、つなぎ型の感染防護服、シューズカバー、また、ゴム手袋については二重にし、さらに養生テープにより袖口、裾口の目張りを実施し、出動しております。  また、出動中の救急車内では、常に車内換気を実施しております。その他の対策として、夏場の出動におきましては、保冷剤が入れられる冷却ベスト及び首に巻く保冷タオルを着装、隊員の熱中症対策を図り、出動しているところでございます。  次に、救急搬送に使用した感染防護服の着脱、廃棄方法でございますが、感染防護服の着脱につきましては、着脱時の感染予防に十分注意し、感染防護服からの感染が職員に感染しないよう、統一した着脱方法の訓練を行い、徹底した感染予防を図っております。また、感染防護服等の廃棄処分につきましては、委託した専門業者へ依頼し、処分を行っているところでございます。  その他、感染症対策といたしまして、今年度、県内消防本部で初めての導入となりましたストレッチャー取付式簡易アイソレーター3台を購入いたしました。こちらの資器材の用途ですが、感染症の搬送患者からの飛沫感染防止対策を目的とするもので、救急隊員のさらなる感染症対策を図れる資器材となっております。また、今後、オゾンガス発生装置を購入予定であり、さらなる救急隊員の感染防止策の整備に努めてまいります。  次に、(エ)、コロナ禍の長期化を見据えた課題についてお答え申し上げます。新型コロナウイルス感染拡大が長期化しての課題ですが、万が一消防職員が感染した場合の対応、新型コロナウイルスで使用する救急資器材や消耗品等の在庫の確保や整備、また、今後発生し増加するであろうインフルエンザ患者との区別など、多くの課題が考えられます。これらの課題に対する対策として実施していることは、消防署のほうは、通常の2部体制から3部体制への変更を実施しているところです。さらに、消防課におきましては、サテライト勤務の実施を行っているところであります。感染症対策にも力を入れ、消防庁舎内をはじめ、出動後の救急車内等の徹底した消毒を実施しております。感染症対策で使用される資器材の管理も、不測の事態が起こっても対応できる体制の維持、物品の確保を行っているところであります。長期化となった場合も含め、消防力を低下させぬよう研究、対策を図ってまいります。  今後につきましても、感染が拡大する可能性のある新型コロナウイルス感染症の対策を徹底し、消防体制の維持に努め、消防職員一丸となり、市民の安全安心を守っていく所存でございます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長          〔山口 亨環境経済部長登壇〕 ◎山口亨環境経済部長 大項目2、(1)、小規模事業者等支援金の状況でございますけれども、令和2年9月11日現在、申請受付件数739件、交付決定件数689件でございます。また、不交付決定件数は20件でございます。  次に、市内事業者向け家賃保証でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により、売上高等が減少している個人事業主及び小規模事業者に対して、事業のために借りている土地または建物の賃料の支払いの負担軽減を図ることを目的といたしまして、小規模事業者等支援金の交付決定を受けた者の中で土地または家屋の賃貸契約書を締結し、その賃料を現に支払っている小規模事業者等に、1回に限り10万円を家賃支援金として交付するものが小規模事業者等家賃支援給付金でございます。  次に、市内事業者等支援策でございますが、新型コロナウイルス感染症関連では、現在蓮田市商工会に委託をして申請受付を行っております小規模事業者等支援金、今回補正予算としてお願いしております小規模事業者等家賃支援給付金がございます。また、新型コロナウイルス感染症関連ではございませんけれども、産業競争力強化法に規定されている特定創業支援等事業による支援を受けた者で、蓮田市内で起業し、1年未満、その他の要件はございますが、補助率が2分の1、上限額20万円を補助する起業家支援補助金がございます。  次に、今後の支援策でございますけれども、新型コロナウイルスの状況が今後どのように推移し、これに伴う小規模事業者等に対する影響はどうなるのか予測が大変難しいところでございます。そのため、国や県の動向や他の自治体の取組みを参考にするとともに、商工会からも随時情報提供をいただきながら、蓮田市としてできることを検討してまいりたいと考えております。  次に、相談窓口の開設などでございますけれども、新型コロナウイルス関連の相談については、市では特に行っておりませんが、市のホームページにおきまして、国や県の各種支援金、給付金の相談窓口のご案内を掲示してございます。また、蓮田市商工会におきましても、会員に限らず、経営相談などを受け付けております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長          〔山田勝利総合政策部長登壇〕 ◎山田勝利総合政策部長 山田慎太郎議員のご質問、令和3年度予算編成に関してのうち、まずコロナ禍を受けての現状でございますが、令和2年に入り、新型コロナウイルス感染症への対応が必要となってきましたが、この時点では新型コロナウイルス感染症対策を想定した予算措置はしておりませんでした。そのため、令和元年度末では、予算の流用や予備費充用により対応するとともに、令和2年度では、4回の一般会計補正予算を編成し、さらに9月定例会において5回目の補正予算を上程しているところでございます。  次に、予算編成に向けての予定でございますが、例年10月上旬に新年度の予算編成方針を定め、各部長等に通達いたします。各部などでは、予算編成方針に基づき、予算要求に関する書類を作成し、財政課に提出いたします。その後、ヒアリングなどを行いながら、市長査定を経て、2月上旬までに予算案を作成し、3月議会へ上程しております。令和3年度当初予算編成につきましても同様のスケジュールを予定しております。  続きまして、予算編成に関しての課題でございますが、まずはこの度のコロナ禍による影響が大きいと認識しております。歳入面では、企業収益の悪化や個人所得の減少などによる税収の減少が予想されます。また、歳出面では、新型コロナウイルスを想定した新しい生活様式への対応が求められ、それに伴う予算措置が考えられます。このような中ではありますが、令和3年度は、景気の動向や環境の変化に適切に対応し、第5次総合振興計画の推進を図るべく、予算編成を行っていきたいと考えております。  令和3年度の主な事業といたしましては、引き続き行う予定の黒浜中学校大規模改修事業や、国指定史跡黒浜貝塚整備推進事業、また、蓮田スマートインターチェンジのフルインター化に向けての整備や東埼玉病院周辺道路の整備を実施してまいります。さらに、間もなく完成予定の西口再開発ビル内に来年4月に開設いたします蓮田駅西口行政センターには、行政サービスコーナーのほか、子育てサポートコーナーや蓮田地域包括支援センターなどが入りますので、運営経費などが新たに必要になってまいります。そのほか、自然災害に備えた防災対策の強化、老朽化が進む公共施設の改修といった様々な課題にも取り組んでいく必要がございます。引き続き子育て、教育、基盤整備を中心とした事業を展開してまいります。  次に、財源確保の必要性でございますが、歳出面では、引き続き新型コロナウイルス感染症対策が想定されるほか、扶助費や災害対策など、歳出増加が考えられ、財源確保は課題であると認識しております。市税の減少が予想される中、補助金などの確保を図るため、国や県の動向について的確に把握しながら財源確保に努めてまいります。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) それでは、大項目1に関して再質問をさせていただきます。  再質問1、出動数の数の減少がございましたが、こちらは何か具体的な理由とかというのは既に分かっていますでしょうか。 ○中野政廣議長 鈴木消防長 ◎鈴木達雄消防長 再度のご質問にお答えいたします。  主に事故種別の中で、急病による出動の減少が多いことから、市民の皆様が病院での感染リスクを考慮し、自宅で静養した人の増加あるいは市民の皆様の衛生意識の向上などが背景にあるものではないかと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございます。私の想定ではというか、出動数が増えるのかなという認識でいましたので、分かりました。  続きまして、(エ)のコロナ禍の長期化を見据えた課題の中で、インフルエンザ患者との区別など多くの課題がある中で、これから1月、12月ぐらいになるとインフルエンザの感染者数とかも恐らくかなり増えてくるので、そこも今、現状想定されている対策など、教えていただきますでしょうか。 ○中野政廣議長 鈴木消防長 ◎鈴木達雄消防長 新型ウイルス感染症とインフルエンザ等、ほかの疾患と区別するために、まずは厚生労働省から示された新型コロナウイルス感染症の感染が疑われる患者の要件というのがございまして、それを基に、2週間以内に繁華街や密集した場所に行ったか等を加えた119番入電時の聴取事項をまとめたマニュアルを作成しておりまして、これに沿って対応を図っているところでございます。しかしながら、救急隊員が現場に着いてから、救急隊による観察や聴取によって、味覚障害等の新型コロナウイルスの感染症を疑う症状が判明することや、判明に伴う場合もあります。その際は、導入したアイソレーターや新型コロナウイルス感染症疑い受入れ病院等の助言をいただきながら対応を図っていくところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) お答えありがとうございます。非常に大事なところですので、隊員の皆様の安全面の部分では、引き続き考慮していただければと思います。  答弁の中で、体制の変更など、かなり今までと違った動きをしてくださっている中で、恐らく隊員の皆様にもかなり負荷がかかっていると私想定するのですが、そこら辺のところはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 鈴木消防長 ◎鈴木達雄消防長 再度のご質問にお答えいたします。  救急出動件数の減少ほか、火災や救急支援出動の出動についても減少傾向であります。また、新型コロナ感染症の影響で市民の皆様あるいは事業所等を対象とした救命講習や消防訓練も減少となっております。これらのことを踏まえ、隊員の負担等も考慮し、3班体制といたしております。隊員それぞれの役割等がございますが、負担は最小限に抑えられていると考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) お答えありがとうございました。私、かなり体力的なというか、精神的な部分を心配していたので、今の答弁をいただきまして安心しました。  最後に、物というか、緊急資器材は現状で不足だったりとか、何か今、これが必要なのだよとかと具体的にあれば教えていただけますでしょうか。 ○中野政廣議長 鈴木消防長 ◎鈴木達雄消防長 再度のご質問にお答えいたします。  感染防止資器材については、新型コロナウイルス感染症が発生した当初から不足が予想された感染防護服、医療用N95マスク、ゴーグル、消毒液等、単独消防での消防本部の最大のメリットであります市との連携によりまして、整備をしていただいてまいりました。今後も新型コロナウイルス感染症の拡大に備え、9月補正で医療用のN95マスク約1,000枚、感染防護衣上下1,000着、ゴーグル1,000個、またオゾンガス発生装置等の機材をそのために計上しているところでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございました。現状不足がないということで認識いたしましたので、引き続き連携を取りながら、不測の事態が想定されると思いますので、連携を取りながらしっかりとやっていければと思います。  続きまして、大項目2に関してでございます。小規模事業者等支援金の状況でございますが、令和2年9月11日現在、申請受付件数が先ほど739件とありましたが、今後予定数が超えてしまうことは想定されていますでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 申請件数が予定数を超えてしまうことはないかというご質問でございますけれども、現在実施しております小規模事業者等支援金は、受付を開始しました6月には、週に120件程度の申請がございました。8月ぐらいになってからは、週30件程度で推移しております。今回提案しております補正予算が可決された後には、申請期間を9月30日から2か月間延長して、併せて交付対象者の拡大も行う予定でございますけれども、これまでの推移から考えますと、既存の予算を超えることはないと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 答弁ありがとうございました。  続きまして、同様の内容になってくるのですが、不交付件数が先ほど20件というお話ありましたが、個々に理由は当然出てきてしまうと思うのですが、不交付の主立った理由がもし分かるようなら教えていただけますでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 不交付の主な理由でございますけれども、事業収入そのものがない方の申請、また売上高等が5%以上減少していない方の申請、また総収入の過半が営業等の事業収入でない方の申請などでございます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございます。お答えお聞きするに、恐らく必要とされている方にはかなり行き渡ったのかなと認識しております。  今回の支援金の給付実施に当たり、どこの市町村も言えることなのですが、かなりスピード感を持って対応した分、不明瞭な部分というか、分かりづらい部分がどうしても出てしまったというのは、これは私認識しております。大事なのは、同様の事案がというか、今後第2波が想定され、事業者給付金の第2弾として何か今後やらなければならないといった場合に、今回の経験を通して、次に何か生かせることがあれば、改善の部分ですね、あれば教えていただけますでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 今後について改善の余地があるかどうかに関してなのですけれども、6月から始めました小規模事業者等支援金につきまして、実際に申請を受け付けている中で様々な声をいただいております。また、今回議会のほうにもご提案しております補正予算等の中で、家賃支援等のお話もさせていただいているところでございます。実際に申請を受けるに当たりまして、受付方法に関して、今は郵送という形で単一の方法のみで受け付けておりますけれども、国や県については、電子的な受付方法等も取っている状況でございます。今後、また新たな支援策を検討しようとしたときには、今後はどういった支援がいいのか。現在は、どちらかというと包括的な支援ということで幅広くというところはございますけれども、今後については、ほかの自治体や国の情報を参考にしながら、ターゲットをある意味絞った形での支援策を検討していければよいかなとは考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございます。いろんなお声があったという中で、次回、万が一同様の給付金をつくるというか、実施する場合は、ぜひ改善もしながらやっていってくださればと思います。  続きまして、家賃保証に関してですが、今回、借主への保証がある中で、いわゆるオーナーさん、貸主の保証は、今後想定はされていますでしょうか。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 貸主への保証という件でございますけれども、現在貸主への支援につきましては、埼玉県がテナントの家賃を減額した県内不動産のオーナー等へ家賃支援金というものを交付しております。蓮田市内の不動産につきましては、蓮田市民が所有しているだけでなく、日本国外の個人や日本国外の企業が所有している事例もあると思われることから、市では、現在のところは、貸主の支援につきましては考えてはおりません。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございました。こちら大項目2に関しては、最後なのですが、商工会との連携は、必要不可欠と考えていますがと、前回の一般質問の際もお答えいただいた中で、今後また具体的な連携は、どう取っていくご予定でしょうか、お答えをお願いいたします。 ○中野政廣議長 山口環境経済部長 ◎山口亨環境経済部長 商工会との連携でございますけれども、現在行っております小規模事業者等支援金給付事業では、委託をしている関係で、蓮田市商工会と随時打合せを行い、円滑な事業運営を図っているところでございます。今後、家賃支援金事業を蓮田市において開始する場合につきましても、小規模事業者等支援金の運営を行っております商工会とは、細かいところまで連携をしながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ありがとうございました。今回のコロナ禍においても、商工会の役割というのは、すごく大きな役割でありましたので、また所属している人材もかなり優秀な方等、動ける方が多いので、ぜひ今後もしっかり市と連携を取っていければと思います。  続きまして、大項目3の予算編成に関してですが、現段階で言えることなのですが、支出の削減方法など、もし今現段階で考えられたものがあれば教えていただければと思います。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  支出の削減方法というご質問でございますが、支出の削減を図る方法といたしまして、一部の経費、例えば需用費を一律何%カットするとか、また上限額をあらかじめ設定するシーリングなど、歳出の抑制や削減する方法がございます。また、個別事業ごとの削減などについて検討する場合は、ヒアリングなどを通じまして、事業内容を精査し、実施の変更や縮小、または中止などと判断した場合、それにより支出予算額を削減するなどの方法も考えられます。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) ご答弁ありがとうございました。  支出の削減方法や、今後減らしていく中で、既に決算の執行率が出ているので、そこを参考にされてはどうかと思ったのですが、そちらはいかがでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 執行率を参考にしたらどうかというふうなご提案でございます。直近の決算数値や執行率は、当初予算編成の際の重要な指標の一つとして活用してまいりました。引き続き、令和3年度予算編成の際には、令和元年度の実績や執行率、さらには今年度の執行状況を見ながら編成作業をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 承知いたしました。ありがとうございました。  答弁の中で、税収減のというお話がありましたが、税収減の何か、今現状で対応策があれば教えていただけますでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 税収減の現状での対応策というご質問でございますが、来年度の予算編成では、税収以外での対応も重要になってくると考えております。対応策といたしましては、歳入面では、国、県の補助金などの積極的な確保、また財政調整基金など基金の活用、また市債の発行といった歳入の確保策がございます。一方で、歳出面では、支出の抑制や削減が考えられるかと思っております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 答弁ありがとうございました。  続きまして、新しい生活様式への対応というところで、支出が出てしまう中で、現状での想定があれば教えていただけますでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  新しい生活様式の対応はというご質問でございますが、新しい生活様式の対応では、いわゆる3密でございますが、それを回避する対応が必要となってくると思います。例えば、成人式の式典の回数を増やすですとか、予防接種について集団接種を行っているものを個別接種に変更する。また、各イベントや事業開催時、さらに避難所において対応が必要になってくると考えております。また、マスクや消毒液といった各種消耗品の購入や備蓄なども引き続き必要と考えております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 承知いたしました。ありがとうございます。  続きになってしまうのですが、新しい生活様式への対応というお話の中で、既に補正予算の中で備品だったり、いろいろ購入している中で、来年の予算編成の中で、またさらに備品だったりとかというところの部分というのは、実際に必要になってくる想定ではおりますでしょうか。 ○中野政廣議長 山田総合政策部長 ◎山田勝利総合政策部長 再度のご質問にお答えいたします。  感染症対策、新しい生活様式の対応につきましては、新型コロナウイルスの収束のめどがまだ立っていない状況でございますので、引き続き必要であると考えております。既に購入したものや、令和2年度中に購入する予定の物資もございますが、これまでの使用状況ですとか備蓄、在庫状況などを考慮しながら、来年度の予算編成に反映していきたいと思っております。  以上でございます。 ○中野政廣議長 8番 山田慎太郎議員 ◆8番(山田慎太郎議員) 必要なものをしっかりと備蓄もしていただきながら、市民の皆さんに負担にならないようにお願いいたします。  それでは、最後に市長にお尋ねさせていただければと思います。国や県の支出金の動向など、補助だったりとか給付金に関してですが、情報の把握など、具体的な流れだったり情報の取り方だったりとかというところを教えていただければと思います。  こちらで私の一般質問、再質問を終わりとさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○中野政廣議長 中野市長 ◎中野和信市長 山田慎太郎議員のご質問、3点いただきましたが、そのうち最後の3点目でございます。  新年度予算編成に向けてのいろいろ課題、ご質問でございました。我々執行部といたしましては、非常に時宜を得たご質問だと受け止めております。来年度の予算編成、蓮田市の行政運営も全て予算が基礎で、基本でありまして、これがどういう形で編成できるかというのが、来年1年間の総計予算が決まるわけであります。その意味で、今までと違うのが、やはり先ほど部長が答弁しておりますように、新型コロナ感染症対策、この状況がどういう形で、終息まではいかなくても、減少していくか、あるいは逆に、この度、一気に解除、解除という状況ではありませんし、またインフルエンザの冬場、感染季節でもありますので、このような状況を踏まえると予想がつきません。  ただ、一応予算編成方針はもう出さなければいけませんので、各課、この議会が終わった頃、一斉に出しまして、各課から例年にのっとった、またコロナ対策を組み入れながらの予算要求が出てまいります。その際、まだ半分予想なのですが、今、2回目の交付金が内示が出まして、9月議会で、今、お願いしているところでありまして、この部分の依存財源、交付金はまだ歳入には入れておりませんので、決まったら12月議会にまた入れさせていただいて、財政調整基金に上げたり、またインフルエンザやコロナの動向を見ながら歳出予算に組むか、そういう状況でありますが、まだまだ確定ではございませんけれども、第3次が、交付金ですね、交付金の第3次があるかなとも思っております。あるいは来年度に向けての国の地方財政計画が示されますけれども、その中で、このコロナ対策あるいは財政減収分の交付税対策、普通交付税を含めて、地方財政計画が示されてきますので、その中である程度、末端行政としては、財政的な総枠というのでしょうか、把握ができるのではないかと思っております。国や県と違って、不足分を国債や県債で発行して補填するという、そういうのは末端行政にはできませんので、事業を行う前に借金していますが、起債を起こしていますけれども、あれは事業を起こしたために借入れが許されているわけでありまして、単独の不足分の発行というのはできませんので、もう国の財源、また市の財源、これをいかに駆使するか、それがかかっているところであります。間もなく各課の予算要求を受けながら、また恐らく国の動向がこれから、先ほど来申し上げていますように、国の計画あるいは県の補助事業が示されてきますので、それらを加味しながら、蓮田市の事業推進に影響のないように、できるだけないような形で編成してまいりたいと思っております。  その中で、過去にはあったのですけれども、通年予算、1年間の通年予算は組みますが、前年度では、ある程度ここまで、あと状況を見ながら来年度ですね、中盤でここまで、まだ予算は議決いただいていても、執行はストップするとか、非常事態の場合にはそういう財政運営も講じなければならない事態が来るかもしれません。そういうことのないように、何とかコロナ対策がクリアできて、蓮田市の主な事業だけでも組み入れられて、オリンピックも開催できるような、そういう年になればと思っております。ちょうど来年、予算編成に向けてのスタート、間もなくスタートする時期でございますので、心して取り組みたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。 △次会日程報告 ○中野政廣議長 以上で、本日の日程は終了いたしました。  明16日は、午前9時から本会議を開き、市政に対する一般質問を続行いたします。 △散会の宣告 ○中野政廣議長 本日は、これにて散会いたします。          散会 午後 4時22分...