富士見市議会 > 2023-12-08 >
12月08日-03号

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  1. 富士見市議会 2023-12-08
    12月08日-03号


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    令和 5年  第4回 定例会令和5年第4回定例会議事日程(第3号)                                  令和5年12月8日(金曜日)                                  午前9時30分 開議日程第 1 市政一般質問      質問順       1 伊勢田 幸 正       2 尾 崎 孝 好       3 佐 野 正 幸       4 関 野 兼太郎散   会出席議員(21名)     1番   小  泉     陽         2番   田  中  栄  志     3番   佐  野  正  幸         4番   根  岸     操     5番   伊 勢 田  幸  正         6番   村  元     寛     7番   加  賀  奈 々 恵         8番   熊  谷     麗     9番   木  村  邦  憲        10番   宮  尾     玲    11番   尾  崎  孝  好        12番   斉  藤  隆  浩    13番   関  野  兼 太 郎        14番   篠  田     剛    15番   篠  原  通  裕        16番   山  下  淑  子    17番   深  瀬  優  子        18番   勝  山     祥    19番   今  成  優  太        20番   小  川     匠    21番   川  畑  勝  弘欠席議員(なし)欠  員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   星  野  光  弘      副 市 長   浅  井  義  明  危機管理監   古  寺  優  一      総 務 部長   古  屋  勝  敏  政 策 財務   水  口  知  詩      協 働 推進   新  山     司  部   長                   部   長  市 民 部長   塩  野  英  樹      子ども未来   小 日 向  哲  也                          部   長  健 康 福祉   鈴  木  貴  久      経 済 環境   渋  川     久  部   長                   部   長  都 市 整備   新  井  雅  彦      建 設 部長   森  田  善  廣  部   長  会計管理者   佐 々 木  恵  司      監 査 委員   岡  部     泉  兼会計室長                   事 務 局長  教 育 長   山  口  武  士      教 育 部長   磯  谷  雅  之  学校統括監   武  田  圭  介本会議に出席した事務局職員  局   長   近  藤     徹      次   長   野  本  和  宏  主   査   西  澤  康  美      主   任   戸  谷     薫  主   任   幕  田  祐  二      主   任   伊  藤  沙 耶 子 △開議の宣告 ○議長(田中栄志) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより令和5年第4回富士見市議会定例会第11日の会議を開きます。                                      (午前 9時31分) ○議長(田中栄志) お手元に配付した議事日程(第3号)に従って議事を進めます。 △日程第1 市政一般質問 ○議長(田中栄志) 日程第1、市政一般質問を行います。  市政一般質問の通告者は19人です。 ○議長(田中栄志) それでは、質問順1番、伊勢田幸正議員の質問を許します。  伊勢田幸正議員。               〔5番 伊勢田幸正登壇〕 ◆5番(伊勢田幸正) 5番、伊勢田でございます。改めまして、おはようございます。日本維新の会の伊勢田でございます。毎回委員会や議案説明会の席で、冒頭市長からいろいろとご報告やご挨拶をいただきますけれども、その中で触れられるかなと思っていたけれども、まだちょっと、私が聞いた限り触れられていない話題を1つ触れたいなと思います。  11月23日は、「いい富士見の日」でございますけれども、この日に「翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~」が公開されて、そしてそこでは富士見市のマスコットキャラクターのふわっぴーも銀幕デビューを果たしたという話題がございます。これは映画の公式サイトでも出ている話題でございますので、申し上げてもいいのかなと思ったところでございます。やっと富士見市にも、ちょっと「翔んで埼玉」にはちらっと出てくる場面もあったかなと認識しているので、こういったところから富士見市の盛り上がりにつながればいいなと思っているところです。これは、さらにどうでもいい話ですけれども、この映画は私もエキストラでちょっとお邪魔いたしまして、夫婦で。私の妻のほうは、ちらっと場面に出ておりました。私はちょっと分からなかったかなと思います。これも映画を見る際にご注目いただければなというポイントでございますが。 それでは、前置きはこれぐらいいたしまして、私の市政一般質問に入らせていただきます。まず、大きな1番は、18歳までの医療費の無償化についてという通告をさせていただきましたが、これについては議案総括質疑でも伺いましたので、取下げをさせていただきましたところでございます。 ですので、大きな2番から入ります。学校給食について。先日、長男の小学校の入学の説明会での体験から今回質問をさせていただきます。(1)、学校給食費の口座振替について伺います。まず①、口座振替の登録状況はと題して伺いますが、給食費は公会計化を受けて、口座振替となっておりますけれども、こちらの口座振替の登録状況や、また引き落としできなかった場合などは納付書での対応となりますけれども、この納付書などでの対応の現状を確認したいと思います。  ②、口座振替先の金融機関の拡大について伺います。現在、12の金融機関が口座引き落としが可能な金融機関と示されておりますけれども、大手都市銀行でも対象になっていない金融機関も見られます。対象となっている金融機関の拡大について、こちら市の見解を伺います。 ③、口座振替手続オンライン化について伺います。現在、この給食費の口座振替の手続は、金融機関の窓口まで行かなくてはなりません。説明会の席でも隣のお母さん方から、オンラインでできないのかなという保護者のつぶやきの声が聞こえてまいりました。これらの手続のオンライン化について、市のご見解を伺います。 (2)、学校給食の試食会について伺います。コロナ禍から日常を取り戻しつつありますが、一般の方にも1人からの参加が可能な、ある意味募集をした形での給食の試食会は、コロナ禍前に行われたセルビア給食の試食会が最後であったかなと認識しているところでございます。PTAなど一定の人数を集めた試食会は、現在も受け入れられていると思いますが、機会を見てセルビア給食など特色ある取組をする際には、こうした以前のような1人からでも参加が可能な試食会の開催を行ってはと考えますが、市のご見解を伺います。 (3)、学校給食の取組についてと題しまして伺います。一部の国からのホタテの禁輸措置を受けまして、北海道の森町や八雲町などが、学校給食用に国の基金などを活用しまして、地元のホタテを全国の自治体に無償提供するという取組が行われております。本市も森町のホタテ提供にエントリーいただいたという話を聞いておりますが、取組の現状を確認したいと思います。 続いて、現在、東日本大震災から12年余りがたちました。原発事故を受けて行われていた学校給食の放射性物質測定を廃止、休止している県内自治体も、私が簡単に調べた限りでは10を超えておりました。ちなみに富士見市の場合は、令和4年度には21万円超の費用を投じて検査を実施しています。農作物などは、そもそも市場に流通している時点で既に検査済みであるため、ある意味二重での検査となります。また、埼玉県に照会したところ、県立学校の対応を伺いましたが、希望する学校へ給食の検査を行ってまいりましたが、令和4年度は希望する学校がなかったことから検査は行っていない旨の回答をいただいたところでございます。改めて、県内自治体の動向をどのように市は把握されているのかを伺います。 また、以上の傾向を踏まえまして、本市も検査の見直しを判断、決断すべき時期に来たのではないかと考えますが、市の考えを伺います。 大きな3番、教科書について伺います。(1)、デジタル教科書について伺います。令和3年度から国が実施する学びの保障・充実のための学習者用デジタル教科書実証事業に市内の学校が参加し、その実証結果を基に、授業における活用法について研究していると令和3年第1回定例会の会議録に記載がございましたが、実証実験の結果の概要はどのようであったのかを伺いたいと思います。また、併せて本市でのデジタル教科書の導入の現状について伺うものでございます。 (2)、教科書展示会について伺います。文部科学省の検定を通過した教科書は、展示会で各地で市民に公開されますが、教科書展示会の意義、位置づけをまず確認したいと思います。現在、教科書の展示会は、昨今の例を見ると、こちらの地域では三芳町役場が会場になっております。期間は法令で14日間以上と定められているところでございますが、こちらですけれども、例えば2市1町を巡回するような形にしたり、ららぽーと富士見のような多くの方にお集まりいただける商業施設の一角を借りての実施などはできない でしょうか、見解を伺います。また、展示会で寄せられたアンケート、意見などはどのように活用されているのか、現状を伺います。 (3)、教科書の選定手続の情報発信について伺います。教科書選定のための会議は公開され、議事録もまた公開され、また資料等もウェブ公開されているところでございます。さらに、市民に分かりやすくするため、例えば手続の流れをポンチ絵などを使い、分かりやすくウェブ上でも説明するといった取組もあってもいいと思いますが、市の見解を伺います。 続いて、大きな4番、びん沼自然公園について伺います。(1)、令和5年9月以降の利用状況について伺います。①として、有料施設の利用者数はと題して伺います。今年の夏は、物すごい猛暑でもありまして、集客が苦戦をしていたと伺いますが、やっと涼しくなってまいりまして、といっても12月なのに非常に暖かいという微妙な気候でございますけれども、さておき、公園の利用者数も一定の取戻しが見られたかと思います。9月以降のパークゴルフバーベキューキャンプ場の利用者数を伺いたいと思います。 ②、指定管理者の収益はと題して伺います。指定管理者の収益としては、目標値に対してどのような状況か。9月議会に引き続き伺います。 ③、幼稚園、保育所、学校行事での利用はと題して伺います。幼稚園や保育所、学校行事での来訪はどの程度件数があるのか伺いたいと思います。 (2)、びん沼自然公園への移動手段の確保について伺います。びん沼自然公園の利用者を増やすためには、移動手段の確保が重要な課題でございます。また、駐車場が不足する中、その対策としても考えなければなりません。老人福祉センターのバスの利用について、過去の議会でも伺いましたが、その後の検討はどうか、現状を伺います。 (3)、駐車場の確保について伺います。11月5日の日曜日に開かれた「びんぬマルシェ」は、大変な人でにぎわっていましたが、駐車場がいっぱいになっていたのが課題でございました。当日は、第2運動公園の駐車場を借りられていたように伺いましたが、公園との距離なども課題がございました。SNS上の反応を見ても、びん沼自然公園に都内から来たけれども、なかなか駐車場に入れなかったと。これは11月23日の投稿でございましたけれども、こういった反響も拝見したところでございます。改めて、駐車場の増設の必要性について、市の見解を伺います。例えばかつてのガーデンビーチなどは、目の前の土地にシーズンのみ鉄板を敷いて対応していたのを覚えておりますけれども、こうした対応も検討できないか伺います。 (4)、パークゴルフの市民向けの普及啓発について伺います。パークゴルフというスポーツの普及啓発について、指定管理者における市民向けの取組の状況を伺うものです。 (5)、市外の方向けのびん沼自然公園の周知の取組について伺います。びん沼自然公園の周知について、指定管理者における市外の方向けの取組の現状を伺います。また、併せてパークゴルフ場バーベキュー場及びキャンプ場の利用者などの統計から、リニューアル後の市外利用者数の人数や割合などについて伺うものでございます。 大きな5番、富士見上南畑地区産業団地整備事業について伺います。(1)、最新の事業スケジュールはと題して伺います。事業スケジュールについては、議案等説明会でもお話があったところですが、埼玉県から示されている最新のスケジュールを改めて伺います。また、その内容について、ウェブ掲載など市民 への周知のお考えを確認するものでございます。 最後に、大きな6番、公共施設についてと題して伺います。(1)、使用料・利用料金について伺います。市内の交流センターコミュニティセンター、公民館、キラリふじみなどの公共施設の使用料、利用料金は、条例で規定されているところでございますが、他の自治体を見ていると、3年あるいは5年といった周期で定期的に見直し、検討する取組が行われている例もございます。本市でも定期的に見直す仕組みが必要と考えますが、市の見解を伺います。 (2)、市民向けについては料金を据え置き、企業等の利用については料金の見直しをと題して伺います。物価高を踏まえまして、市民の活動が停滞しないよう、市民向けの利用については、先ほど見直しの仕組みをとは申し上げましたものの、当面使用料の据え置きが望ましいと考えているところです。ただ一方、企業が営利目的で利用が可能なキラリふじみや、またピアザふじみについては、企業の利用や各種興行における使用料の見直しの余地があるのではと考えます。この点について市の見解を伺います。 (3)、屋上緑化について。先日、大阪に出張で行った際に、駅のホームから見えたところで、駅前の駐輪場の屋根が、屋上緑化されている取組を見てきたところでございます。これは偶然見たのですけれども、こうした取組が富士見市でもできないかなと思いまして質問するものですが、屋上緑化の取組は、先ほど申し上げましたとおり、駐輪場の屋根などでも今や行われております。本市の公共施設でもこうした環境施策の取組を行ってはと考えますが、見解を伺います。 最後に、(4)、防犯対策について伺います。各種施設には、市役所を含めてですけれども、不審者対策としてさすまたが配備されておりますが、こちらさすまたを取り扱うには、ある程度の体力や力や訓練が必要であります。最近の設備としては、正式名称は拘束網展開装置、商品名で言うと「ネットランチャー」という名前で知られておりますが、不審者に網をかけて動きを取れないようにするようにして、そこをさすまたなどで取り押さえるというものでございます。さすまたとともに不審者対策として配備に一考の余地があると考えます。まずは、子どもの防犯対策として、学校や放課後児童クラブに設置してはどうかと考えますが、見解を伺うものです。  以上で壇上からの質問を終わります。ご答弁のほどお願い申し上げます。 ○議長(田中栄志) 答弁をお願いします。  教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) おはようございます。よろしくお願いいたします。伊勢田議員ご質問の大きな2番、学校給食について3点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  初めに、(1)、学校給食費の口座振替についての①、口座振替の登録状況はにつきましては、令和5年11月現在において、99.3%の口座振替登録率となってございます。一方で、口座を開設していない方や口座振替ができなかった方の納入通知書での収納割合といたしましては、おおむね6%となっているのが現状でございます。  続きまして、②、口座振替先の金融機関の拡大につきましてお答えいたします。口座振替が可能な金融機関としましては、富士見市収納代理金融機関となりますが、その金融機関における口座振替手数料を考慮し、学校給食費の口座振替先を12行と決定しておりますことから、現状においては金融機関の拡大は難しいと考えております。  次に、③、口座振替手続オンライン化についての見解でございますが、学校給食費ウェブ口座振替受付サービスの導入につきましては、全庁的な取組の一つとして検討しているところでございます。  続きまして、(2)、学校給食の試食会についてお答えいたします。学校給食の試食会については、コロナ禍において中止してございましたが、本年度より団体申込みに限り再開しております。議員ご提案の一般の方が1人からでも参加が可能な学校給食の試食会につきましては、職員対応のほか、衛生管理や現在の学校給食センターの狭隘なスペースなどの課題もありますことから、実施は難しいと考えております。その代替の取組といたしまして、一般の方が給食の味を楽しめるよう、先般の富士見ふるさと祭りにおいて、学校給食で人気メニューとなっている揚げパンの販売を実施したところでございますので、ご理解賜りたいと存じます。 次に、(3)、学校給食の取組についてお答えいたします。議員ご案内のとおり、北海道森町による学校給食用のホタテを無償で提供する取組について、本市もエントリーをさせていただいており、令和6年3月の学校給食で森町のホタテが提供できるよう準備を進めているところでございます。 続きまして、学校給食の放射性物質の含有検査についてお答えいたします。平成23年3月11日に発生しました東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故をきっかけに、学校給食における安心安全を担保するため、本市でも放射性物質の含有検査を継続して実施しているところでございます。議員ご案内のとおり、当該検査の実施について、廃止や中止、縮小を検討している自治体があることは認識しております。本市としましても、近年は検体数を縮小しておりますけれども、今後近隣自治体の動向や意見交換などを踏まえ、検査の必要性について判断してまいりたいと考えております。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) おはようございます。よろしくお願いいたします。伊勢田議員ご質問の大きな3点目、教科書について3点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。  初めに、(1)、デジタル教科書についてでございますが、本市における実証結果につきましては、デジタル教科書を実際に活用した学校から、児童生徒が各自見やすい大きさにして教科書や資料を拡大し、活用できることや、文章、資料を書き写すことなく、容易に引用できることから、試行錯誤しながら考えを整理する時間の確保につながっている等の意見を報告として受けているところでございます。特に支援が必要な児童生徒におきましては、ポイントとなる部分を伝えやすい、書くことに困難さを感じていたが、まとめまで自分で取り組もうとする意欲が見られるようになったなどというご意見もございました。教職員にとりましても、掲示物の準備や印刷物が減ったという意見が多数あり、働き方改革につながっていく可能性を感じているところでございます。一方で、通常の教科書や資料は、机上に並べて見比べることができるなどのよさがあり、デジタル教科書との使い分けや効果的な活用法については、さらなる研究が必要であると考えております。  また、本市におけるデジタル教科書導入の現状についてでございますが、今年度、国が進める学習者用デジタル教科書実証事業におきまして、英語について市内全小学校の5年生から中学校3年生が、算数・数学については一部の学校が使用しており、各校で工夫をしながら活用しているところでございます。  次に、(2)、教科書展示会についてでございますが、教科書展示会は、教職員が教科書の調査研究の場として活用するとともに、保護者や地域の方々に採択前の様々な出版社の教科書を手に取っていただき、より広い視野から児童生徒が使用する教科書に対するご意見を聴取することを目的として設定しているところでございます。 教科書展示会場につきましては、採択前の教科書の確実な保管、来場者の把握、運搬や会場設営等を踏まえ、三芳町役場を会場として使用させていただいている経緯がございます。加えて、教科書展示会の会場に係る予算につきましても、県からの予算措置はなく、公的な施設での実施を前提としておりますので、現在のやり方で進めてまいりたいと考えております。 また、展示会で寄せられたアンケート、ご意見等につきましては、県へ報告するとともに、第10採択地区協議会の協議の中で、来場者から寄せられたご意見として情報提供させていただいております。  次に、(3)、教科書の選定手続の情報発信についてでございますが、教科書選定の方法につきましては、義務教育諸学校の教科用図書の無償措置に関する法律に定められており、その手順に基づき、選定手続を行っているところでございます。その仕組みにつきましては、文部科学省のホームページで確認することができます。教科書選定の手続は、公正かつ適正に行う必要があることから、どの採択地区でも同様に進めなければなりません。そのため、現時点では解釈等の違いにより疑義を生じさせないためにも、市独自で情報発信するのではなく、文部科学省のホームページをご案内してまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) おはようございます。よろしくお願いいたします。議員ご質問の大きな4点目、びん沼自然公園についての(1)、令和5年9月以降の利用状況についてご質問を3点いただいておりますので、順次お答えをいたします。  初めに、1点目、有料施設の利用者数はについてですが、びん沼自然公園の有料施設でありますパークゴルフ場バーベキュー場キャンプ場の3つの施設の利用者についてお答えいたします。パークゴルフ場でございますが、9月が681名、10月が1,904名、11月が2,171名でございます。バーベキュー場でございますが、9月が486名、10月が980名、11月が1,310名でございました。キャンプ場でございます。9月136名、10月254名、11月472名の利用となっており、議員ご案内のとおり、9月以降、暑さも和らぎ、過ごしやすい気候となったことから、各施設の利用者数も増加傾向ということでございました。  次に、2点目、指定管理者の収益についてでございますが、指定管理者が掲げます年間収入目標から見た達成度につきまして、11月末時点での数値を申し上げます。パークゴルフ場が約30%、バーベキュー場が約28%、キャンプ場が約90%、カフェにつきましては約54%でございました。  次に、3点目、幼稚園、保育所、学校行事での利用はの状況についてでございますが、9月以降の幼稚園、保育所、学校行事の利用申請件数につきましてお答えをいたします。9月が1件でございました。10月15件、11月が7件となっております。  以上でございます。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) おはようございます。よろしくお願いいたします。続きまして、(2)、びん沼自然公園への移動手段の確保についてお答えいたします。  老人福祉センターのバスの利用状況につきましては、毎週水曜日と土曜日の定期巡回便の4月から9月までの平均乗車率は45.3%、最高乗車率は71.8%でございました。また、水曜日と土曜日を除く各曜日は、老人クラブ連合会やコミュニティ大学の皆様の団体送迎も行っております。指定管理者と協議した結果、新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の老人福祉センターの利用者が今後増えていくことを考えますと、現状の運行で公園利用者の受入れは難しく、また運転手は送迎業務だけではなく、施設の維持管理業務も行っているため、さらに新たな運行ルートや運行回数を増加することも現状では難しいものと考えております。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) ご質問の大きな4点目の(3)から(5)まで、3つのご質問に順次お答えいたします。  初めに、(3)、駐車場の確保についてですが、議員ご指摘のとおり、先月の5日に開催いたしましたイベント「びんぬマルシェ」には、多くの皆様にご来場、ご来園をいただきまして、当日は周辺道路や公園駐車場が混み合った時間帯がございました。リニューアルオープン以降、このようなイベント開催時のほか、天気のよい週末などにつきまして、駐車場に入庫するための渋滞が生じるという状況になっておりますけれども、これらの状況は、イベント等が開催される特定した日、時間帯に限り生じていますことから、現時点におきましては、駐車場の増設を行う考えはございません。  また、議員ご案内の旧ガーデンビーチのように空地を活用し、シーズンのみ鉄板などを敷いて臨時駐車場を設ける、設置するという考えにつきましては、ただいまご答弁申し上げましたとおり、公園周辺、混雑する時間、長期間続くものではない、また散発的な発生というふうな状況でございますから、これらの対応は困難な状況であるものと考えております。しかしながら、周辺道路の混雑は、近隣にお住まいの皆様などの交通の支障となっておりますことから、埼玉県が管理します河川敷の土地を臨時駐車場として活用することができるかどうかなど、引き続き指定管理者と協議をしてまいりたいというふうに考えてございます。  次に、(4)、パークゴルフの市民向けの普及啓発についてですが、これまで指定管理者においてパークゴルフ大会や無料体験会、パークゴルフの指導員によります講習会を開催するほか、ららぽーと富士見で開催されましたイベント「カラフルフェス」におきまして、パークゴルフ体験ブースなどを出展するなどしまして普及啓発に努めてまいりました。今後におきましても、引き続き指定管理者と連携し、普及啓発に努めてまいりたいと考えております。  次に、(5)、市外の方向けのびん沼自然公園の周知の取組についてですが、先ほどお答えしたイベントの開催に加え、SNSの活用や指定管理者が管理します市外の施設にも、びん沼自然公園のパンフレットを設置しまして周知に努めております。  また、このほかにも市内外にかかわらず、周知の取組といたしまして、びん沼自然公園の周知ポスターを冊子にいたしまして、市内3駅やららぽーと富士見、また公共施設などに12月1日から掲載を開始いたしました。  また、リニューアル後の市外利用者数の割合についてでございますが、11月末現在の数値を申し上げますと、パークゴルフ場につきましては利用者が6,525名、割合にしますと約56%、バーベキュー場は利用者数が3,296名、割合が約47%、キャンプ場は利用者数が871名で、割合としましては約49%となってございました。  続きまして、大きな5点目の富士見上南畑地区産業団地整備事業についての(1)、最新の事業スケジュールはについてお答えをいたします。初めに、埼玉県から示されている最新のスケジュールについてでございますが、県企業局に確認いたしましたところ、本年5月に実施いたしました工事説明会において提示した内容からの変更はないとの報告を受けております。現在は、10月31日に開発行為に係る協議が成立ということになりましたことから、工事用の道路をはじめとした造成工事に順次取りかかっている状況でございます。  次に、市民への周知の考えについてでございますが、県の企業局からは、必要に応じ、工事のお知らせなどの文書を近隣地域の皆様へ配布するというふうには伺っております。市といたしましても、より多くの市民の皆様への周知を図るために、議員ご提案のウェブ掲載につきましても、県との調整をした上で進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) よろしくお願いいたします。続きまして、伊勢田議員ご質問の大きな6点目、公共施設についての(1)、使用料・利用料金についてにお答えさせていただきます。 議員ご質問の全体で定期的に見直す仕組みにつきましては、使用料について具体的に見直しの年数を定めている他の自治体もございますが、課題といたしましては、一度見直しを行った後、様々な理由により年数どおりに取り組めていない状況があると伺っております。本市においては、富士見市健全な財政運営に関する条例の第10条、使用料等の見直しにおいて、使用料、手数料、負担金等に関し、受益及び負担の適正化を図るため、定期的にまたは必要に応じて総合的な見直しを行うものとしております。 また、富士見市第7次行財政改革大綱においても、自主財源の確保の主な取組として、これら公共施設の使用料の見直しを掲げており、受益者負担の公平性を確保する観点から、現在他自治体の公民館やコミュニティセンターにおける使用料の状況や施設の維持管理費等の実態把握を行っているところでございます。 今後におきましては、施設の維持管理費や利用状況などを把握した上で、使用料の適正な受益者負担の検証を行い、持続可能な行政運営に向けて自主財源の確保に努めてまいりたいと考えております。
    ○議長(田中栄志) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(新山司) よろしくお願いいたします。続きまして、伊勢田議員ご質問の大きな6点目の(2)、市民向けについては料金を据え置き、企業等の利用については料金の見直しをについてお答えいたします。 まず、市民文化会館キラリふじみについてでございますが、利用者が1,000円を超える入場料を徴収する場合は、その入場料金に応じて利用料を所定料金の1.2倍から2倍としてございます。また、商業宣伝行為等を主たる目的として利用する場合の利用料は、所定料金の5倍としているところでございます。このように、キラリふじみにおいては、現状でも入場料を徴収するイベントや営利目的で利用する際には、所定の利用料よりも高い利用料を徴収しているところであり、その割増し率は、近隣自治体の類似施設と同程度であることを確認していることから、現状ではキラリふじみの利用料を見直す考えはございませんので、 ご理解いただきますようお願い申し上げます。 続きまして、ピアザふじみについてでございますが、ピアザふじみは平成27年度の開設当初から、営利、宣伝またはこれに類する行為を目的として利用する場合は、所定金額の8倍でご利用いただいております。現在のピアザふじみの料金体系とピアザふじみを設置する際に参考とした近隣自治体の類似施設の料金体系等を比較しても同程度であることが確認できておりますことから、現時点で使用料を見直す考えはございませんが、今後は庁内全体の料金見直しを踏まえて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。 ○議長(田中栄志) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) おはようございます。ご質問の大きな6点目の(3)、屋上緑化につきましてお答えいたします。 屋上緑化につきましては、ヒートアイランド現象の緩和や建物内の温度を抑制できることから、地球温暖化対策として、近年新築建築物の屋上などに設置が広がっていることは認識しております。当市におきましても、第3次富士見市環境基本計画において、温室効果ガス吸収源対策の推進に係る取組の一つとして、建物の屋上緑化、壁面緑化を推進しますと明記しておりますことから、今後新築が予定される公共施設の検討に当たりましては、再生可能エネルギーの導入と併せ、屋上緑化につきましても検討項目の一つとして関係課に働きかけをしてまいりたいと考えております。 なお、既存の公共施設の屋上緑化につきましては、躯体の強度の問題のほか、防水や排水など維持管理上の問題もあることから、設置は難しいものと考えております。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) よろしくお願いします。議員ご質問の大きな6点目の(4)、防犯対策について、学校の防犯を所管する立場でお答えいたします。 市内の全小中特別支援学校におきましては、不審者対策として、さすまたを配備しております。現在の学校における防犯の考え方は、まず子どもの安全を確保するために不審者と一定の距離をつくること、そして警察等の助けが来るまでの時間をつくることとなっております。 議員ご案内の拘束網展開装置「ネットランチャー」につきましては、現時点では導入している学校はございませんが、不審者の動きを封じる用具であり、防犯対策として有効な道具の一つであると認識しております。一方で、繰り返し使用できないことや使用期限があること、効果的に使用するためには技術的な練習が必要となることなど課題もあることから、すぐに導入することは難しいと認識しております。 また、東入間警察署からの指導におきましても、身の安全を守る方策を推奨されているところですが、今後防犯対策の在り方につきましては、他自治体の取組等も参考に研究してまいりますので、ご理解賜りたく存じます。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) よろしくお願いいたします。続きまして、伊勢田議員ご質問の大きな6点目の(4)、防犯対策について、子ども未来部が所管いたします放課後児童クラブについてお答えいたします。 初めに、放課後児童クラブでは、放課後児童クラブ安全計画を策定し、安全な避難経路の確認訓練や不 審者対策訓練を実施しております。また、職員については、毎年警察のご協力をいただき、さすまたの使用方法などの不審者対応訓練を継続実施しております。この不審者対応訓練において、さすまたを使用する目的は、不審者を取り押さえることではなく、不審者を落ち着かせ、児童を安全に避難させる時間を確保するためのものと指導されております。 議員ご提案の拘束網展開装置「ネットランチャー」を設置することについてでございますが、当該装置は軽量で操作しやすい点や、不審者に接触しない点等のメリットもあり、不審者を取り押さえるためには有効な手段であると認識している一方、広い場所で使用することが推奨されておりますことから、放課後児童クラブで使用する場合、スペース的にもネットの放出、展開を妨げることが推測されるため、現状におきまして、放課後児童クラブに設置する考えはございませんが、今後も訓練の実施やマニュアルの更新を通して、児童や職員の安全確保に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。  伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 答弁いただきました。順次再質問のほうをさせていただきたいと思います。 まず、学校給食費の口座振替について伺いたいと思います。今のお話だと0.7%の方が納付書での対応で、そのうちの収納が6%という現状でございますけれども、残りの94%の方についてどういう対応が今、どこの部署がどういう対応をされているのかを確認しておきたいと思います。未収納の方という意味です。 ○議長(田中栄志) 暫時休憩します。                                      (午前10時12分) ○議長(田中栄志) 再開します。                                      (午前10時12分) ○議長(田中栄志) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 先ほどご答弁申し上げて、分かりづらい点があったかと思いますので。  まず、口座振替に登録できている方が、99.3%の方が口座振替に既に登録済みです。登録できていない方は、その逆になりますから0.7%というのは伊勢田議員もおっしゃったかなと思います。ご質問いただいているのは、口座振替でありながらも引き落としができない方、そういった方も納付書でお支払いになりますから、納付書の割合は現状どうかという質問をいただきましたので、実際には口座登録してあっても、残高不足で引けない方がいらっしゃいますので、納付書で対応している方は6%いると、そういったお答えをさせていただいたところでございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 数字のところを私も理解間違っておりましたので、確認ができたところでございます。 逆に、現状の確認で伺いますけれども、ある意味納付書をお送りしても対応できていないケースというのは、もしお手元に数字があれば、要は未収納になっている方の件数というのはどの程度あるのかを確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 申し訳ありません。そちらの数字は把握していないのですけれども、基本的には口座振替の方は、残高不足でご通知申し上げると、大体の方はすぐにお支払いをいただいているような状況ということはあるかと思いますけれども、納付書でお送りした人でお支払いいただいていない方というのが実際にはいらっしゃるというところで、今現在収納率が100%になっていないのは、そういったところの影響があるものと認識してございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 収納率の課題については、またの機会に細かく聞きたいと思います。 続いて、口座振替先の金融機関についてですけれども、手数料が課題となって12に絞られたということで、一部の都市銀行なんかは外れているケースがあるということでございますけれども、これは具体的にはどれぐらい高いのかというのが、もし数字が分かれば伺いたいと思います。 ○議長(田中栄志) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 今現在取引させていただいているところは1件10円でございますが、お示しいただいた、今回できない2行につきましては、1件100円という提示がございまして、均等が図れないというところで、そちらについては除いてございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) なるほど、事情がよく分かりました。これは確かに考えなければいけない。銀行もしっかり考えてもらわなければいけないなという感想を私も持ったところでございます。 それでは、続いて(3)の学校給食の取組のところで伺いたいと思います。近隣自治体の動向、廃止、縮小、中止の事例も把握されているということでございますけれども、私がざっと県内、インターネットで自治体のホームページで公表されているものを見たら10件は超えていたかなと思うわけなのですが、県内自治体の63の動向というのは、教育委員会のほうでは集計はされたのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 他市のほうで集計したものをこちらも把握してございまして、県内の63あるうちの61の市町村の回答の割合でいきますと、現在も実施していると回答したのは22件、過去に実施していたが、現在は実施していないと回答しているのが37件、従来から実施していないというのが2件ということで、本市としましても動向については確認をしてきて、大体ほとんどの団体が実施してきたというふうに認識をしてきたところなのですけれども、本当にこの近年において見直しをされた団体が増えてきたのだなというふうに感じております。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) この点については、やっぱりこういった今の教育部長のご答弁でも、結構多くの自治体が縮小あるいは廃止に踏み切っているのかなというところが確認できたかと思います。改めて教育委員の皆さんなどのご意見も踏まえて、ご検討いただければと思うのですけれども、通告していませんけれども、改めて教育長のお考えを伺えればと思います。 ○議長(田中栄志) 教育長。 ◎教育長(山口武士) ご指摘の点については、これまでも様々社会状況や近隣の状況、県内の状況を確認しながら進めてきたところでございます。本市も縮小してきたと先ほど部長の答弁にもありました。今後についても、周囲の状況を見ながら検討してまいりたいと考えております。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) よろしくお願いいたします。 それでは、続いて教科書についてのところに移りたいと思います。まず、デジタル教科書について答弁をいただきました。結構文部科学省のほうは、デジタル教科書については導入に積極的なのかなというのを新聞報道などを見ても拝見するのですが、来年度以降のスケジュールといいますか、そういったものはどうなのか、確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 今年度、検証というか使ってみた感想については集めていますので、それを踏まえ、全校の各小中学校に情報提供をしながら、またこれから確認をしていきたいと思っております。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) あと、現場の声として課題というものがもし寄せられているようだったら、どういったものがあるのかを確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 課題の一つとしては、アカウントで児童生徒の1台1台のパソコンとひもづけをしなければいけないというところにおいて、現在ICT支援員を活用して入れているところではございますが、やはりそこに手間がかかるところが課題としてこちらのほうには上がってきているところでございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) あと、こちらですけれども、学校で貸与されているタブレットのほうを、児童がある意味持ち帰って家庭学習とかに使うというケースもあるかと思いますけれども、保護者の反響については何か把握されているものがありましたらと思います。なければなしで。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) デジタル教科書を入れたタブレット、パソコンを持ち帰っての保護者の反応だということかと思いますけれども、教科書を使って復習をする等につきましては、今のところ学校によって課題の出し方がまちまちでございますので、教育委員会としては把握をしていないところでございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 続いて、教科書の展示会について伺いたいと思います。 現状、三芳町役場での開催を継続ということでございますが、私もこの教科書の展示会、今年の夏でいいのかな、季節としては。三芳町役場で開かれたところ、私も見てきたところですけれども、なかなか一般の方の来場というのは少なくて、やっぱり学校の先生がメインだったのかなと。展示会の教科書の採択についても、自治体によっては選定委員に地域の方の代表だとか有識者代表がいる例もあるわけなのですが、埼玉県の仕組みを見ると、そういう仕組みはないのかなと。そういった意味では、ここが地域の方や保護者の方の意見を聞く貴重な機会となるかと思うのですが、どの程度一般の方の、要は教員でない方の来場があるというのは把握等はあるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 把握はしているかと思いますけれども、申し訳ありません。今手元にございませんので、お答えが難しいです。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) あと、こちら現在は三芳町役場ということですけれども、これを例えば富士見市だったり、ふじみ野市役所だったりというところに持ってくることについての課題としては、どういったものがあるのかを確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 教科書の扱いは、本当に慎重に丁寧にしていかなければいけないということで、そのノウハウを引き継いでいくのが一つの課題かなというふうに思っております。また、三芳町役場で行っているというのが通例になっているので、そこを変えることによってまた地域、保護者の方々への認識を変えていくところについても一つの課題になるかなと思います。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) あと、教科書展示会の開催の周知というのは、たしか市の広報でも少し出ていたのかなと思うのですけれども、現状展示会のご案内というのはどのような形で行われているのかを最後に確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 基本、保護者のほうには、学校からお手紙で、また学校だより等で地域の方にご案内していると認識しております。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 教科書選定に当たって、地域の方の声が反映される取組も大事かと思いますので、引き続きこちら、私もこれ改めてまた今後質問してまいりたいと思いますが、引き続きご検討いただければと思います。 それでは、びん沼自然公園のところに移らせていただきたいと思います。壇上では、9月以降の幼稚園、保育所、学校の件数を伺いましたけれども、4月から8月にかけての件数のほうを確認したいと思います。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) 4月から8月までの幼稚園、保育園、学校行事での利用申請件数ということでのご質問にお答えいたします。 4月が3件、5月が1件、6月が2件、7月、8月はご利用がございませんでした。 以上です。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 現状の学校とか保育所に、びん沼自然公園の活用のご案内というのは、指定管理者のほうで行われているというイメージでよろしいですか。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) そういったホームページ等で周知しているというところです。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) あと、行事で利用された学校とか保育園や幼稚園から、もし感想というような、そういったフィードバックがあれば、把握されていれば伺いたいと思います。なければないで大丈夫です。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) すみません。私のほうでは今手元にないので分かりません。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 続いて、駐車場については、なかなか増設だとか臨時駐車場を設けるのは厳しいという答弁で、県の河川敷の活用が今可能性がある一番の方法なのかなと思うのですけれども、こちらの検討状況、要は県からどういったことが逆に課題として示されているとか、そういったお話があれば確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) 指定管理者のほうから、足場の状況があまりよくないのと、道路、交差点を横断するようなので、そこの安全確保について少し懸念があるというところで、その対策について、もう少し何か対応を考えなければいけないというふうな課題を持っているという状況でございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) あと、「びんぬマルシェ」のときは、第2運動公園の駐車場ということでご案内もされていたかと思うのですけれども、こちらについての課題といいますか、そういったものが何か指定管理者から上がっておりましたら確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) 第2運動公園のほうへ誘導しているということは実はしていません。少しお待ちくださいという中で、どうしても待ち切れない方がそちらに行ったというようなことだと思います。距離が遠いものですから、あまり指定管理者のほうから誘導するというような、積極的な誘導はしていないというような状況でございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 私も現場の指定管理者のスタッフの方の話を聞いても、やっぱり駐車場が課題だなということを認識されていましたので、そういった意味で、この問題、結構市外からもたくさんの方が来ていただいているということが先ほどの答弁でも確認できましたので、わざわざ都内だとか遠方から来ていただいたのに駐車場がなくて入れないだと大変もったいないことかと思います。この点については、なかなか増設は厳しいということでしたけれども、今可能性があるとしたら、県との調整かと思いますが、これ具体的にいつ頃までをめどにみたいな、そういった時期的な考えがあれば確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) 相手もあることですし、自主事業として行うというところもございますので、特にいついつまでということでの期限等は設けておりませんけれども、安全確認ができるような形で、指定管理者ができるというような状況をどうにかしてつくっていかなければならないというような課題を市としては持っているところです。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 続いて、収益面について伺いたいと思いますが、現状キッチンカーの誘致といった取組も指定管理者で積極的に行っていただいていると思いますが、こちらどのような仕組みで運用されているのか。また、出店料の仕組みと併せて伺いたいと思います。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) キッチンカーにつきましては、新たな憩いの場を創出するというようなことを目的に、指定管理者が自主事業としてキッチンカーの事業者を誘致しているということでございます。出店料金につきましては、びん沼自然公園の管理に関する基本協定に基づきまして、全て指定管理者の収益とするということで、指定管理者が料金設定をしています。ただし、富士見市の都市公園条例に定めている使用料1平米当たり50円というのがあるのですけれども、その料金を下回らないということを条件としているところでございます。 実績といたしましては、キッチンカー1台当たり1,500円を指定管理者のほうで徴収しているということもございます。これ自主事業で指定管理者が設定するものですから、先月、11月5日に行われた「びんぬマルシェ」につきましては、出店者、キッチンカーでも収益が多く見込まれるだろうということから、1台当たり3,000円ということで徴収したと。そのような実績がございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 市長に伺いたいと思います。 タウンミーティングでもびん沼自然公園の話題は市長からもご説明があったのかなと思いますが、市長の今後のびん沼自然公園の整備についてのお考えを確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 市長。 ◎市長(星野光弘) 伊勢田議員の再質問にお答えしたいと思います。  まず、びん沼自然公園でございますが、市民の皆様、そして議会の皆様方からも大変多くのご意見、提言を頂戴しております。真摯に受け止めさせていただき、所管部局、指定管理者と議論を重ね、改善すべき点などをしっかりと議論させていただいて前へ向けたいと考えております。事実、市長、副市長、関係部長をはじめとする営業会議みたいなものを、四半期に1回ずつ、四半期までいきませんかね、4か月に一遍ぐらい努めてございまして、今後も来年の3月以降、この数字が、現在報告を受けている数字はあまりいい数字ではございませんので、これを来年早々に、初春からゴールデンウイークに向けてのやはり大きな取組について議論をしたいと考えてございます。  また、いい点も様々ございまして、キャンプ場などは、想定以上のお客様がおいででございます。私もちょうどパークゴルフ大会の後、キャンプ場を歩いて、10組ほどのお客様に声をかけてまいりました。そうしましたら、半分ぐらいが市内、半分は市外の方、また大変いいところだという感想を全ての方から頂戴したということでもございます。魅力あるものをさらにスケールアップ、そしてブラッシュアップしたいと考えております。 それから、年が明けますと、シティマラソン、今回衣替えをしていただいて、シティマラソンのスタート・アンド・ゴールということで、びん沼自然公園をお選びいただきました。このことは、多くの参加者の皆さん、または応援をする家族や仲間の皆さんがおいでいただける絶好の機会と考えておりますので、こうした機会を今後の営業、来場に結びつけてまいりたいと考えております。 こうした形で、年間を通じた運営状況をしっかり分析をさせていただいて、我々自身も、我々というのは市の幹部としても、指定管理者とともに、このびん沼自然公園のさらなる発展と大勢のお客様が来園いただくよう努力をしてまいりたいと考えております。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) 答弁ありがとうございました。 最後に、1個だけ公共施設のところで伺いたいと思います。定期的な見直しを行っている自治体では、利用1件当たりの受益者負担の割合についての考えが整理されていますけれども、本市での考えはどうかを確認しておきたいと思います。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 受益者負担率から使用料を算出している自治体がございますけれども、こちらについては、施設使用に係る経費を算出して負担率を掛けているというところです。この経費の算出方法が各自治体によって人件費を入れるとか、施設改修費で、こういったところも様々であったりしますので、一概に受益者負担率を、この辺りが適当だというのがなかなか困難かなというふうに認識してございます。 ○議長(田中栄志) 伊勢田議員。 ◆5番(伊勢田幸正) できなかった質問は、また3月にやりたいと思っておりますので、終わらせていただきます。 ○議長(田中栄志) 以上で伊勢田幸正議員市政一般質問を終わります。  休憩します。                                      (午前10時32分) ○議長(田中栄志) 再開します。                                      (午前10時50分) ○議長(田中栄志) 次に、質問順2番、尾崎孝好議員の質問を許します。  尾崎孝好議員。               〔11番 尾崎孝好登壇〕 ◆11番(尾崎孝好) 11番、尾崎です。皆さん、こんにちは。ただいま議長よりお許しをいただきましたので、私の12月議会の市政一般質問を始めさせていただきたいと思います。今回は、大きく5点について通告をさせていただいておりますので、順次進めさせていただきます。 大きな1番、令和6年度予算編成について。(1)として、予算編成についての基本的な考え方はということで伺ってまいりたいと思います。先般、予算編成の基本方針が示されましたが、その中で令和6年度は物価高をはじめ今後の社会状況等の変化が想定される中での予算編成になる。また、今後の新庁舎整備等に多額の経費が必要となることから、将来を見据えた経費削減に取り組む必要があるとも書かれておりました。そうしたことを踏まえた中で、今いろんなご苦労をされながら予算編成を進められているというふうに思いますけれども、重点施策の推進と既存事業のスクラップ・アンド・ビルドなど、予算における、いわゆるアクセルとブレーキのバランスということについてはどのように考慮して、また加えて事務事業 の精査も含めながら予算編成が進められるのかという点について、ここではお伺いをしたいというふうに思います。 続きまして、大きな2番、人事管理についてであります。(1)といたしまして、人事配置の現状についての認識はということでお伺いをいたしますが、今富士見市では様々な事務事業が進められております。そうした中、現状の職員の配置の状況については、どのような認識を持っておられるのかというところをまずはお伺いしたいと思います。 続きまして、(2)、事務事業を踏まえた人事管理についての考え方はということでお伺いしたいと思います。よく事務事業の話をしますと、予算面からの削減等々の視点もあろうかと思いますが、あくまでも今回はそういった点ではなくて、現状の事務事業と人事配置のバランスも踏まえた人事管理ということについては、所管としてどのように考えられているのかという点からお伺いをするものでありますので、よろしくお願いをいたします。 続きまして、大きな3番、外部協定の締結について。(1)、協定の締結についての考え方はということであります。これまで様々な団体、企業等と外部協定を結ばれてきているかというふうに思います。そこで、改めてなのですけれども、締結までの過程や効果、狙いなど、協定の締結について総括的な考え方について、担当部長のほうからご答弁をいただきたいなというふうに思っております。 続きまして、(2)、検証についての考え方はということであります。外部協定締結による成果についての検証、この視点はどのように考えているかということについてお伺いをしたいと思います。 続きまして、(3)、環境の変化による協定内容の見直しはということであります。締結時から時間経過あるいは環境の変化等によって対応した見直しについてどのように考えているかということについて、ここではお伺いをしたいというふうに思います。 続きまして、大きな4番、富士見市水道事業経営戦略についてということであります。後ほど部長の答弁でもあるのかもしれませんが、少し概要だけご説明しますと、平成31年4月に策定をされ、計画年度が平成31年度から平成47年度にわたるものであります。内容といたしましては、水道事業の概要、将来の事業環境、経営の基本方針であるとか、また当市財政計画、経営戦略の検証、更新等に関する事項などが盛り込まれているものであります。 そうした中から、今回は、まず(1)といたしまして、水道事業経営戦略に基づく取組の現状はということでお伺いをしたいと思います。この中で、今後の検討予定の取組の概要というものが幾つか示されております。その中で、施設整備の廃止、統合、ダウンサイジングについてなのですけれども、水道施設及び設備について安定供給を維持しながらも、コストダウンを図れるか、効率性や経費の削減等を検討すると書かれておりますが、検討の状況についてはどうなのかという点をお伺いしたいと思います。 また、施設整備の合理化、スペックダウンについてということでありますが、配水管の更新時等に適切な口径となるよう検討するなど、需要に見合う適正な施設整備の合理化を図るとあるが、現状についてはどうなのかというところについてお伺いをしたいというふうに思っております。 続きまして、大きな5番、富士見市公共下水道事業経営戦略についてということであります。こちらにつきましては、令和3年3月に策定されたものでありまして、計画期間は令和3年から令和12年となっております。この策定趣旨の中では、将来にわたって安定的に下水道事業を継続していくためには、自らの 経営等について的確な現状把握を行った上で、事業の効率化、経営の健全化を推進することが必要であり、その取組として、経営戦略等を策定しますというふうに書かれておりました。盛り込まれている内容といたしましては、下水道事業の現況、将来の事業環境、経営の基本方針、また当市財政計画、経営戦略の検証、改定等に関する事項、加えて経費回収率の向上に向けたロードマップ等が書かれている内容となっております。 そこで、(1)といたしまして、公共下水道事業経営戦略に基づく取組の現状はということで、こちらも同じく今後の検討予定の取組の概要というものが示され、幾つか書かれておりますけれども、将来の更新事業の増加に備え、民間の資金、ノウハウを活用した事業手法について検討を進めるというふうに書かれておりますが、現状はどのようになっているのかという点についてお伺いしたいと思います。 以上、壇上での質問とさせていただきます。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 答弁をお願いします。  政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) よろしくお願いいたします。議員ご質問の大きな1点目、令和6年度予算編成についての(1)、予算編成についての基本的な考え方はについてお答えいたします。 令和6年度予算編成方針には、将来を見据えた経費節減に取り組むこと及び市民ニーズに応える施策や本市の発展につながる施策については、歩みを緩めることなく、着実に実施することが明記されており、これが議員ご指摘のアクセルとブレーキのバランスということだと認識しております。財源をいかにして確保していくか、またその限られた財源をいかに有効に活用していくかの視点は、予算編成を行う上で常に意識しているところでございます。令和6年度予算編成では、消耗品費のマイナス10%シーリングを実施いたしました。これは、既存事業のスクラップがなかなか難しい中での財源確保策の一つになるのと同時に、今後に備えたさらなる経費節減に対する職員の意識向上につなげることが目的でございます。 今後におきましても、経費節減を意識した財源確保策の実施などにより、無駄をなくし、その財源を市民ニーズに応える施策や本市の発展につながる施策に措置してまいりたいと考えております。令和6年度予算は、理想の未来の実現に向け、市民の歩みを支援する効果的な予算となるよう努めてまいります。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) よろしくお願いいたします。続きまして、議員ご質問の大きな2点目、人事管理についての(1)、人事配置の現状についての認識はについてお答えいたします。  本市職員の配置につきましては、限られた職員数と財源の中で、第6次基本構想・第1期基本計画に掲げた各種政策の着実な推進や様々な行政課題や多様化する市民ニーズに的確に対応していくため、職員個々の適性や意欲、経験等を人事ヒアリングや人事異動希望調書などにより把握するとともに、職員個々への人材育成を通じ、能力の向上、発揮をさせることで、効果的、効率的に業務を進められるよう配置をしているところでございます。 次に、(2)、事務事業を踏まえた人事管理についての考え方はについてお答えいたします。現在の人事管理の考え方につきましては、各所属のグループ、係単位を基本とし、定員及び人事ヒアリングを通じて、各所属における新規の事務事業や既存の事務事業における状況や業務量などを把握した上で、正規職員または会計年度任用職員を適正に配置することとしております。今後につきましても、適正な職員数を管理していくとともに、人材育成の推進や適性を踏まえた人事配置などにより、職員が能力を最大限発揮し、質の高い市民サービスを提供できるよう取り組んでまいります。
    ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 続きまして、大きな3点目、外部協定の締結についての(1)、協定締結についての考え方はについてお答えいたします。 本市では、多様化する市民ニーズに適切に対応していくため、地域活性化や地域課題の解決を目指すパートナーとして、大学や企業と包括協定を締結し、企業等のノウハウや知見などを活用しつつ、共同でまちづくりに取り組んでおります。協定締結までの過程については、各協定により様々ではございますが、双方の課題解決に対する思いが一致した上で、連携事業の実現性やそれらの取組が地域課題の解決につながるのか等を考慮して協定を締結してございます。 続きまして、(2)、検証についての考え方についてはにお答えいたします。協定の成果等の検証は必要なことと考えており、連携事業の結果や課題について定期的に報告や情報交換を行ってございます。そうした取組の中で課題を共有し、次年度以降の事業に生かすようにしております。 最後に、(3)、環境の変化による協定内容の見直しはについてお答えいたします。包括協定につきましては、協定内容が健康づくりや教育、産業振興など幅広い分野を包括的にカバーしていることから、環境の変化に対応できるものとなっており、現在のところ、協定内容の見直しを行う考えはございません。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。ご質問の大きな4点目の(1)、水道事業経営戦略に基づく取組の現状はについてお答えいたします。 水道事業については、現在施設の老朽化に伴う更新費用の増大、人口減少に伴う料金収入の減少により、経営状況が厳しさを増している中、サービスの提供を安定的に継続できるよう、中長期的な視点に立った経営を行い、徹底した効率化、健全化に取り組むことが必要となっております。水道事業経営戦略は、このような状況を鑑みて、将来にわたって安定した事業を継続できるよう策定された中長期的な基本計画であり、施設・設備投資の見通しである投資計画と、財源の見通しである財政計画を均衡させた投資・財源計画を構成要素とするものです。 以上を踏まえ、水道施設及び設備については、水道事業経営戦略に基づき、安定供給を維持しつつ、コストダウンを図るよう、管種の変更など経費の削減を行っております。また、配水管の更新等については、需要に見合った適正な施設設備となるよう配管ルートの見直しなど合理化に努めております。 続きまして、ご質問の大きな5点目、富士見市公共下水道事業経営戦略についての(1)、公共下水道事業経営戦略に基づく取組の現状はについてお答えいたします。富士見市公共下水道事業経営戦略につきましては、将来にわたって安定的に下水道事業を継続することができるよう、令和3年3月に、計画期間を令和3年から令和12年までとする計画を策定いたしました。公共下水道事業の経営環境につきましては、今後の人口減少に伴う下水道使用料収入の減少が見込まれることや、施設の老朽化などによる管渠の更新工事が必要となるなど、今以上に厳しい経営環境となることが見込まれており、民間企業との連携による業務の効率化などの取組が望まれております。 議員ご質問の公共下水道事業経営戦略に基づく民間資金、ノウハウを活用した事業手法についての検討状況でございますが、国から令和5年3月に官民連携の「下水道事業におけるPPP/PFI手法選択のためのガイドライン」が示されるなど、導入について積極的な動きがあり、当市といたしましても国や県で実施している研修に参加し、情報を収集するなど現在検討を進めているところでございます。 ○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。  尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ご答弁をいただきましたので、順次再質問をさせていただきたいと思います。  まず、予算編成についての部分なのですけれども、部長の答弁の中で、なかなかスクラップが難しいのだというようなお話がございました。より効率的な予算という考え方の中で、なくすことはできなくても、例えば目的がある程度共通的なものについては事業としてまとめていくとか、そういった視点での検討、議論というのは難しいものなのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 政策立案ですとか新たな事業等につきましては、ご承知のとおり、実施計画等において議論を重ねて、新たな制度設計をしていきます。その中で既存の事業、それから今ご提案ありましたような目的を達成したような事業、そのような事業と重なる部分はないのか、あるいはそれをスクラップして、今度の新しい事業にしたときに、それらも包含したような事業となるのかということを慎重に議論を重ねて、スクラップできるかできないかの判断はさせていただいているところでございますが、ご承知のとおり、一定程度その利益を享受していらっしゃる市民の方もいらっしゃるので、一度にすぱっと事業を切るということが我々としては悩ましいところだというところで考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 当然これまで事業を実施してきた背景もあるでしょうし、歴史もあるでしょうし、そういったものを一度にやめるとか、方向転換するというのはなかなか難しいのは重々承知をしているところでありますけれども、先ほどの、やはり歩みを止めないことと、しかしながら限られた財源、経費の中で回していくという考え方をするときに、やはりいかに効率よくということを考えると、例えば今あるAという事業を進めていくことにプラスアルファをすると、やめなくとも、例えばそちらにある意味リメイクするというか併合するというか、そういった形で本来の目的も達成できる可能性も、ものによってはなくはないのかなというふうに思うのですが、そういった考え方について部長はどうお考えになりますか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 現に行っている事業に対しての上乗せですとか横出し、そういうような意味だというふうに思いますが、議論の上では必ずそういう視点では議論を重ねているという状況でございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 部長のほうから多角的な視点で予算編成に当たっても議論を重ねられているというようなお話伺えたので、ぜひ引き続きお願いしたいと思います。  それでは、少し具体的な話をしていきたいと思います。予算編成方針の基本的な考え方の中で幾つか示されております。まず、これは毎年書かれていることで、行われていることかもしれませんが、部局を連携して、横断的な取組を進めるのだというのがうたわれているかと思いますが、これは現状どのように進められているかというところを確認をしたいなというふうに思います。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 毎年のことながら、部局の横的なつながり、もちろん部内の縦のつながりということも当然でございますが、そういうような連携につきましては、まずは部局長会議等で課題を整理し、情報を共有した上で進めていくということになっております。 一例を申し上げますと、新庁舎の整備等につきましては、総務部と建設部での調整の上、また公共施設予約システムの更新業務、そういうことにつきましては、教育部が中心となりまして、各公共施設の所管部局である協働推進部、それから健康福祉部で連携をして予算要求というものがございました。そのほかでは、上南畑地区の産業団地の整備に関しましては、都市整備部、建設部及び経済環境部が、また旧富士見ガーデンビーチ跡地の利用に関しましては、協働推進部と都市整備部がそれぞれ連携しながら進めているというような状況がございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 部局間をまたがるような事業については、しっかり連携を図りながら議論、検討が進められているというお話を伺えて安心したところでありますけれども、その中で、先ほどありました、例えば新庁舎の関係とか、テーマによって各担当間でやるときに、財政担当としてはどういった形で関わっているのが現状なのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 基本的には、その政策の内容あるいは意思決定、制度設計等につきましては、政策企画課が中心として絡んでおります。その内容をしっかりと財政課と共有いたしまして、それらの事業費についての精査、それから特別財源があるのかどうか、そういうようなことも含めまして政策企画課、それから財政課と共有、さらには所管課と共有をして情報を集めているというようなところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、担当所管課同士でも当然やり取りをしますし、そこにある意味違った視点で政策であったり財政であったり、例えばこういった考え方はできないのかとか、こういう予算のつくり方はできないのかとか、そういったことも精査をしながら、だんだん、だんだん形をつくり上げていくというような理解でよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) お見込みのとおりでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 先般示された実施計画も、伺うところによりますと、今年は少しやり方を変えたのだというところがあったと思います。それというのも、やはり今言われたようなプロセスも経ながら、より事業が決定されていく、予算に反映していくプロセスを、より明確化するというような意味合いがあるという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 政策形成の過程におけるプロセスをしっかりと見せるということと、それからどういう決定の仕方をしているのかというようなことを明確にするために、本年度実施計画の評価の仕方といいますか、提案の仕方を変えさせていただいていると。また、これには職員の政策形成能力の向上ということも意識をしてございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 予算編成、ただ数字を積み上げたり、あるいは政策を決めるというだけではなくて、そのプロセスを経て、いろんな議論をすることによって、場合によっては職員の皆さんの研修の場にもなるのだろうなというふうに、今お話伺っていて感じたところであります。 それでは、次のところに行きたいと思いますが、予算要求上の限度額の設定というところでしたか、そこに実施可能なのだけれども、ボーダー外とされた事業については、予算配分額以内で調整というような文言がありますが、そういった事業というのは現段階ではあるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 実施計画におきまして、実施可能だが、ボーダー外とされたのは6課8事業ということでございました。このうち4課の5事業につきましては、予算配分内額での調整の上、予算要求がございましたので、今査定を行っているところでございます。一つ、実施可能だが、ボーダー外という意味につきましては、制度設計は整っていますけれども、各所管の中で、この事業について改めてもう一度検討してみてくださいと。あるいは予算の中でできるのであれば、ほかのものをスクラップするなり、そういうようなことも検討してくださいというような意味も含めまして、実施は、制度設計は整っていますよ。ただし、その予算の範囲内でできるかどうかを再検討してくださいというような意味合いで各課に戻しています。あるいは所管に戻しておりますので、その中で予算配分内で調整ができたというものが4課5事業があったということで、今精査を改めて財政課のほうでしているというところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、当初出した段階では、このぐらいあったものが、やり取りの中で少し精査をすることによって凝縮されて、絞られて、ブラッシュアップされながら形になったら、結果的には予算も何とか抑えられて、事業の当初の目的も達成されそうな形としてもう一回戻ってきましたよ、戻りそうだよという形になったという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 各所管で工夫をして、先ほど言いました、もしかしたらスクラップをしたのかもしれませんし、もしかしたら上乗せ、横出しをしたのかもしれませんし、それらを既定の予算の範囲内でできたということで、一定の事業評価を各所管でされたというふうに認識をしております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、今の部長のご答弁も伺って、なるほどなというふうに思うのですけれども、例えば1つの事業がなくなったとかという形にまではいかなくとも、今言ったようにいろいろな形で精査を繰り返すことによって、ある意味のスクラップ・アンド・ビルドが、毎年予算を編成する段階において実践をされていると、実証されているというふうに捉えてもいいということでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 各所管では、その事業について真摯に精査をして、継続するのか、やめるのか、上乗せするのか、あるいは縮小するのか、そういうようなことを検討しているというふうに認識しております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) やはりそういった積み重ねが、額としては大きくない部分もあるのかもしれませんが、そういったものが全体としては、結果的には最後大きな節減あるいは費用対効果のバランスの取れるものに進むのだろうなというふうに改めて認識をいたしました。 それでは、別の視点でお伺いいたしますが、実施計画に認定をされた事業において、今回の予算編成を進めていく中で、再度見直し等がなされたものというのはあるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 実施計画に認定された事業での見直しというお話でございます。実施計画を策定していただくのが春先、5月の終わりぐらいから所管ではずっと検討され、最終的に決定するのが9月の終わり頃ということになりますので、そのタイムラグの差がございます。その間に社会情勢や、あるいは制度が変わった、あるいは単価が変わった、そういうようなこともあるでしょうから、そういうところにつきましては今精査をさせていただいているということで、大きく、AがBになるとか、そういうことはないという認識であります。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) それでは、もう一つ別の視点でお伺いしますが、毎度毎度お話をしておりますが、行財政改革の推進の観点からも、新たな民間活力の導入ということが必要かなというふうに思いますが、今回の予算編成の段階に当たって、そういったものについて検討等されている例はあるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 新たな民間活力の導入というご質問でございます。旧富士見ガーデンビーチの跡地に整備を検討しています多目的屋外スポーツ施設につきましては、令和5年度に基本計画の策定と併せて民間活力導入可能性調査業務委託というのを実施しております。また、大御庵の杜につきましても、令和5年度からの2か年でサウンディング型の市場調査を実施してございます。どちらも調査結果次第とはなりますが、新たな民間活力の導入に向けて鋭意取り組んでいるというところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 今のご答弁ですと、まだ確定はしていないことなのかもしれませんが、今お示しいただいたガーデンビーチや大御庵の杜の活用については、令和6年度の予算の中では、新たな民間活力導入も含めて予算編成の中に入ってくる可能性があるという理解をしてよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 令和5年度から実施してございますので、引き続き、大御庵の杜につきましては2年間ということもございますので、その結果によっては令和6年度どうなのだという判断があるかと思います。また、これが当初予算に間に合うかどうかは不確定なところがございますが、それらの結果を見て必要であれば、またその辺はご提案させていただくということもあろうかと思っています。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 全体的な質問になりますけれども、民間活力の導入について、当然所管で様々な調査研究をする部分と、あるいは政策財務のほうで全体的に、もう少し包含した形でいろんな可能性を考えるとか、そういう視点というのは持ち合わせているものなのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 近年の行政におきましては、状況はやっぱり複雑化していることもございますし、高度化していることもございますし、多様化しているということもございます。それらを職員としてもスキルアップをしながら、政策形成等に努めているところではございますが、どうしても職員のスキルだけでは補えないところにつきましては、民間活力の導入ということを積極的に取り入れていく必要もあろうかなというふうに考えておりますので、日々職員は研さんしている状況ではございますが、それらで足りない部分については、今後も民間活力の導入ということについては意識をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ありがとうございました。 続いて、大きな2番の人事管理についてお伺いをしたいと思います。今、水口部長とやり取りをしたことも当然人事管理とある意味関連する部分もあろうかと思います。先ほど部長の答弁からも、現状も効果的に配置をされていると。また、業務量についても十分に把握をした中で人事配置もされているのだよというようなお答えだったかと思います。ということも踏まえながら、率直なところ、今職員の能力を最大限に生かすというのは当然やっぱり必要なことなのですけれども、全体的な業務のボリュームと、今の人事配置のバランスというのは、ある意味バランスが取れているという、抽象的な質問で申し訳ないのですけれども、認識としては改めてどうでしょうか。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 先ほどご答弁させていただきましたように、毎年の各課の業務状況、それは新規な事業が入ったり、また拡充の事業が入ったり、事業の見直しがあったりと様々でございます。こういった状況を把握しながら、定員管理、人事配置には努めているといったところで今取り組んでいるというところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、毎年確認等は行っているので、各課の抱えている人事配置面の課題等については、担当としては把握はしているという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 各事務事業が、これは各年度にも関わる、毎年ということになろうかと思いますけれども、様々な市民ニーズの変化だったり、それから法令等に基づいて事務執行をしなければいけない。こういったところでございます。こういったところで可能な範囲でヒアリング等をする中で進めているといったところではございますけれども、想定以上に市民ニーズが多くて、事業を図るのが困難な点がある、あるいは調整事項も多いといった声も正直あると思いますので、そういったところをしっかりこちらのほうも捉えて、事業等に支障がないように、どういうふうに適正に人事配置していくかというところは、今後一層こちらのほうも努力していかなければいけないのかなというふうに考えてございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 今ご答弁いただいたとおり、市民ニーズも多様化、高度化していく中で、それに応えていくということが求められる一方で、個々の事業を進めていく中においては、スクラップ・アンド・ビルドに近い形が進められていて、精査がされているのですけれども、ただ全体のボリューム感としては、どちらかというと年々増えたり、事業も、要は職員の皆さんがすべき事務的なことに加えて、いろんなシティセールス的な視点も含めた事業等も増えている中では、やはりどうしても職員の皆さんへのかかるものが多くなっているというふうに印象を持つのですけれども、その辺は、先ほど部長の答弁もありました、場所、部署によってはどうしてもそういう影響が出ているところもあるかもしれないというようなお話がありましたが、それもやはり、確認でもう一回伺いますが、現状の人事配置の中で当然課題も見えているという認識を持たれているということでよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) これはもう現在社会経済状況も高度化、複雑化しているといったところ、また一方で迅速な対応等も求められているということで、年度内に、当初人事配置しても、その後の年度の状況によって業務が想定以上にやっぱり多くなってしまったとかということも実際としてはございますので、こういった辺りもしっかり把握しつつ、対応していかなければならない、こういうふうに考えてございます。そういったところから、より各課の行っている業務などについて、しっかりとコミュニケーションを取りながらやっていかなければならないというふうに思っているところではございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 今のお話も踏まえて、毎年出されている富士見市の給与・定員管理等の情報の中で、職員数の状況が毎年更新をされておりますが、人口1万人当たりの職員数を類似団体との比較を見ますと、決して富士見市の数値というのは類似団体と比べると大きくない。逆に言うと、少ない職員の皆さんで市の事務事業を担っていただいているという形かというふうに捉えておりますが、その辺はそういう認識で間違いはないでしょうか。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) こういった調査において、やはり私ども数値は確認しております。そういった、例えば人口に対する職員の数というのは、平均よりも、職員数としては少ない職員数で対応しているというような認識はございます。一方、職員数については、近年でいきますと、平成25年度が570人、再任用の短時間も含めてという形になりますが、ということから現在の定員管理計画が630人ということで、近年のほうは職員数のほうは一方で増加もさせながら、この辺のバランスを検討しているといったところではございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 今の部長のご答弁でもあるとおり、市の担う事業の増大とともに職員体制を拡充しているというのは十分に理解をしているところであります。しかしながら、今言ったとおり、様々な事業がある中で、職員の人にしかできない事務事業もあり、場合によってはそれを外部に委託することで、本来やるべきところに注力できるというケースもあるとは思うのです。そういった意味での事務事業、先ほど予算面でという話を、政策財務部長と話をしましたが、今度は逆に人事管理の視点から見たときの事務事業の精査ということも改めて必要かなというふうに思いますが、その辺は改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 各事務事業については、やはり市民ニーズとか法令等に基づいて、限られた職員数と予算の中で、必要と判断された事業を今執行することで市民生活を支えているというふうに基本的には押さえております。そういった中で、それに対応する職員数、こういったものもしっかり適切に配置、人員を確保しながら進めていこうというのが一つございますし、一方で、こういったデジタル技術の革新とか、こういったところもございます。また、一部業務においては、民間の能力、民間委託をすることで、そちらは民間にお任せして、職員のほうは例えばコア業務だったり、企画立案業務に従事するといった考え方もあるかもしれません。こういった辺りをしっかり整理しながら人員配置等は考えていきたいというふうに考えてございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 今部長からご答弁いただいた内容をお伺いすると、そういった観点からも実施計画を拝見しますと、来年度の業務量調査業務委託を検討されているようでありますが、そういったことの課題解決に向けて、そういったものを予算に盛り込んでいくのだという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 今議員ご指摘のとおり、そういった考えの下、職員課、総務のほうとしても業務量調査を実施できればと今考えてございますけれども、そういった中で業務プロセスの見直しとかICTの活用、こういったことも含めながら業務改善がどうなのだろうということも検討していきたい。そういった中で、その業務量等、人員の可視化にも努めて、より適正な人員配置、定員、こういったものを検証していければというふうに考えているところではございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) なかなかすぐに解決できる課題ではないかもしれませんが、引き続きよろしくお願いしたいと思います。 それでは、大きな3点目の外部協定の締結についてお伺いしたいと思います。総括的な点についてご答弁をいただきました。それで、今年も幾つか新たに外部協定を結ばれているということがあろうかと思いますが、その中で、まず一つ具体的に、日本薬科大学との包括協定が今年の10月に結ばれております。この期待される効果について確認をしたいなと思います。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) ご質問の期待される効果でございますが、日本薬科大学は、薬学をはじめ健康や医療に関する資源のノウハウを生かした自治体との地域連携に積極的に取り組まれているところでございます。本市といたしましても、同大学の専門的知見を活用させていただきまして、高齢者の健康づくりや地域資源を活用した産業の振興など、幅広い分野での連携協力を進めていくことで、施策の充実につながるものというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 改めてですけれども、こちらというのは市側からアプローチをしたものなのか、それとも日本薬科大学のほうからオファーがあったものか、それはどちらの状況だったのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) この視点につきましては、市からといえば市からかもしれませんし、日本薬科大学の教授の方とのお話の中で、こういう連携ができないかということで、たまたまお会いするときに、富士見市としては、今度はこういう食育も含めてフードロス、SDGsの観点からも含めて、そういう取組を日本薬科大学がしていたものですから、そういうようなお話を含めて富士見市もいろんな形で連携できるのであれば、お力をお借りしたいというようなところでお話が進んでいき、お互いのウィン・ウィンがなるのかなというようなところで今回締結をさせていただいたというところです。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、内容の連携協力事項と示されているものを拝見しますと、先ほど答弁ありましたことも含めて多岐にわたっておりますので、包括協定ということで、入り口は政策財務のほうで担っていただいて、その担当課ごとに必要な協定の中の具現化を図っていくというような形になっていくということでよろしいのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 包括的な窓口は、どの協定につきましても政策のほうで担当するというふうに考えておりますが、個別具体的な案件ということであれば、直接その所管課と協議して進めるということもあろうかと思います。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、まだ10月に締結されたばかりですので、今後何か具体的にこれは進んでいきそうだとか、そういった可能性があるものは見えてはきているのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 1つとしましては、市内の企業のリクエストもございまして、埼玉県、それから日本薬科大学、それから女子栄養大学とのコラボで、フードロスに関する事業というのも手がけてきているということで、埼玉県からその企業は表彰されたということも伺っていますので、1つではそういうようなこともできたのかなというふうには思っています。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ぜひ様々な可能性、先ほどあったとおり民間の、あるいは大学の持てる知見をぜひ生かしていただきたいなと思います。 加えて、もう一つ、今年の7月に株式会社ロッテとの「高齢者の健康づくりに関する協定」が結ばれていると思います。これは具体的な協定ということで、所管がまた健康福祉部だと思うのですけれども、その効果についてどのように期待をされているかという点についてお伺いしたいなと思います。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご質問の期待される効果といたしましては、主に3つございまして、1つ目は、株式会社ロッテがこれまで培ってこられた健康づくりに関する知見や商品の魅力を活用し、オーラルフレイル予防に関する市民の関心を高めるということでございます。2つ目といたしましては、市単独では難しい市の口腔状態の調査研究を行い、得られた知見を共有し、今後より効果的な事業展開に役立てることでございます。3つ目といたしましては、市と市民の協働にさらに民間の活力を加えることで、介護予防と健康づくりにみんなが力を合わせて取り組むという機運の醸成を強化することでございます。今後も協定によって得られる効果を最大限に生かして、介護予防と健康づくりを引き続き推進してまいりたいと考えております。
    ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) こちらについて、今効果というのは伺いましたけれども、具体的に今進んでいるプロジェクトみたいなものがもしあるのであれば、教えいただきたいなと思うのですが。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 具体的に今年度進めている事業につきましては、先日、12月5日に株式会社ロッテの社員の派遣や物品の提供を通したオーラルフレイルの予防講座や健康まつりにおける普及啓発活動を既に行っておりまして、こちらにつきましては、今健康まつりと申し上げましたけれども、12月5日のほうにららぽーと富士見で、そういったフレイルに関するイベントを行いまして、そこに参画していただきまして、いろんな啓発を行ったというところでございます。 また、令和6年度に地域の介護予防実施グループによる協力の下、高齢者の口腔の健康に関する調査研究にも取り組む予定でございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 今のお話だと、口腔の健康調査については、モニタリングみたいな形で、ある程度グループなりを協力いただいて行うというような方向性ぐらいまでは見えているものなのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) なかなか大きなグループは難しいと思いますので、やはり様々な、例えばサークルとか、そういったところで調査していくものかと想定しておりますけれども、まだはっきりとそこまで絞り切れているかというと、なかなか今後も流動性もあるとは思いますので、しっかりとした効果がある程度の規模で得られるような形で進めたいと考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 株式会社ロッテと定期的にミーティングする機会を持ったりというような関係性にはなっているのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 株式会社ロッテとのつながりは、東京大学高齢社会総合研究機構のパートナー企業でございますので、そこに派遣された職員がおりましたので、そういったつながりもございますことから、定期的にいろんなイベントが想定される場合は、いろんな連絡調整とかご協力のほうを、連絡とか協力とか、そういったところを現時点では行っているところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ぜひ、引き続き民間の持てる力を市政のためにお出しいただくようによろしくお願いしたいと思います。 続きまして、(2)の検証についての考え方で、定期的に検証等は進めているのだよということがありましたが、これは考え方としては、事業が例えば終わったら確認するとかというような形で、それを担当課のほうでやっているという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 包括協定につきましては、政策のほうで一定程度取りまとめをさせていただきまして、年間に行った連携協定事業についてを評価させていただきまして、次年度にどのような取組をしていくかということで、また大学や企業側と連携をしていくというようなところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 逆に、市側の評価というのは分かりましたが、相手方としては検証というようなものはされている例はあるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 企業側あるいは大学側が検証しているというお話は、直接はお伺いしませんが、やり取りの中では、こういう点がよかった、こういう点にもう少し力を入れるべきだ。課題の整理ですとか、そういうご意見等もいただきますので、一定程度評価はされているのかなというふうに認識をしております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) せっかくの外部協定なので、より角度が高いものになっていけばという意味では、そういう双方にキャッチボールができているということが確認できてよかったかなと思います。 それでは、続きまして、4番の水道事業経営戦略についてお伺いしたいと思います。現状の取組についてご答弁をいただきました。先ほど話しした戦略の中で、委託料については、現在委託している業務効果を検証するとともに、新たに民間事業者に委託することが望ましい業務について検討するというふうに書かれておりましたが、その辺は今どのようになっているかということをお伺いしたいと思います。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 委託料につきましては、現在長期継続契約を締結しております委託業務のうち、主なものといたしましては、浄水場の運転設備維持管理業務委託、こちらと水道料金等徴収業務委託となっておりますけれども、委託における効果を検証するとともに、他市町村の先進事例、こういったものを調査いたしまして、富士見市にとって新たに民間事業者に委託することが望ましい業務、こういったものの検討を進めているところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) そうしますと、今現在行っている委託料について検証はしていただいて、研究もしているというところなのですが、今のご答弁ですと、まだ具体的にこういった部分について、さらに民間委託をしたほうがいいとかというところまで結論が出ているというところまでは進んでいないというような理解でよろしかったでしょうか。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) まだ正式には、こういったものを民間に委託したほうがいいだろうというのは決まっていない状況でございます。しかし、他市町村とかの事例を参考に、例えばですが、給水装置に係る申請ですとか審査、また検査、こういったものなんかが民間に委託できないだろうか、そういったものを今後も研究していきたいというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) これは冒頭申しましたとおり、この経営戦略というのは、計画期間が非常に長い中で、今部長が検討いただいていることは非常によろしいかなというふうに思うのですが、一方で、時期を決めるものがいいものと悪いものとあるとは思いますけれども、ある程度方向性を示す期限といいますか、目標といいますか、そういったものを持つということについては、例えば民間委託ということについてはどうお考えでしょうか。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 民間委託の方向性を示す期限ということなのですが、現在の経営戦略につきましては、水道事業につきまして令和17年ということになっておりますが、当然その間におきますローリングでの点検、これを令和7年度に予定しております。そういったこともございますが、やはり少子高齢化ですとか、老朽管の更新、こういったものにいち早く対応していくためには、そういった民間の委託の検討、こういったものを早期に行いまして、そういった方向に移行できればというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ぜひよろしくお願いいたします。 続いて、修繕費についてもお伺いしたいのですが、計画的に高効率となる設備の導入を行い、経費の節減を図っていくのだというふうにここには書かれておりましたが、その現状についてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 修繕費につきましては、電気設備の修繕におきまして、LED等の導入において省エネ部品を利用するなど効率的な設備の導入を行いまして、経費の削減に努めているところでございます。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) それでは、続きまして、下水道経営戦略について再質問させていただきたいと思います。 こちらでも、先ほどの答弁の中では民間の手法の導入ということで検討されているというご答弁をいただきましたが、そうした中で、下水道施設の維持管理に当たって、包括的民間委託等の導入を検討し、維持管理費の低減を進めるとありますけれども、この状況について改めてお伺いしたいと思います。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) こちら先ほどの答弁とも重なる部分もございますが、包括的な民間委託の導入につきましては、研修への参加、こういったものを参考に取り入れていきたいというふうに考えております。令和5年に国のほうからも積極的に導入しろというふうな通達も来ておりますので、積極的に導入していきたいというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ありがとうございます。 そうしたら最後、経費回収率の向上に向けたロードマップも示されておりますが、経営戦略の年次点検、モニタリングの現状について、最後確認したいと思います。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 経費回収率の向上に向けたロードマップに示されております経営戦略の年次点検の現状ということなのですが、下水道事業の現状につきましては、経費回収率をはじめ経営の健全性につきまして良好なものとなっております。しかし、今後は下水道事業の経営の悪化、こういったものが想定されております。このため、令和7年度次期経営戦略の改定に合わせて検討してまいります。 ○議長(田中栄志) 以上で尾崎孝好議員の市政一般質問を終わります。  休憩します。                                      (午前11時50分) ○議長(田中栄志) 再開します。                                      (午後 1時01分) ○議長(田中栄志) 次に、質問順3番、佐野正幸議員の質問を許します。  佐野正幸議員。               〔3番 佐野正幸登壇〕 ◆3番(佐野正幸) 3番、佐野です。改めまして、皆様こんにちは。傍聴にお越しくださった皆様、ありがとうございます。また、インターネット中継を御覧いただいている皆様も本当にありがとうございます。 田中議長よりお許しをいただきましたので、通告後に市執行部の対応により進展した事項もありますが、通告に従い市政一般質問を始めさせていただきます。今回は、大きな項目として4点お伺いいたします。  大きな項目1、子育て環境の充実について。(1)、中3・高3受験時のインフルエンザワクチン接種に助成を。新型コロナウイルス以上に現在はインフルエンザの感染が拡大しています。市では、高齢者へのインフルエンザ予防接種に助成を行っていますが、県内も含めて子どもも対象に助成している自治体があります。一般的にインフルエンザワクチンは3,000円から5,000円ほどで接種できる病院が多いようですが、13歳未満の子どもは、インフルエンザワクチンを2回打つことが推奨されています。そのため、2回で6,000円から1万円ほどかかる場合がございます。公費負担を行っている県内の自治体を見ますと、無料もしくは1,000円から4,000円と負担の内容は様々なようです。本市でも検討し、将来的に実施していただきたいと考えますが、一方でそれには財政負担が大きいことも認識しております。  そこで、まずは中学3年生、高校3年生の受験時に限定してインフルエンザワクチンの接種に助成を行っている自治体がありますので、本市でも同様に助成する子どもの対象を限定した形で、インフルエンザの予防接種の助成をしていただきたいと考えますが、見解を伺います。  (2)、18歳(高校生世代)までの医療費無償化を。市政一般質問の通告後、医療費無償化に係る議案が市から提出されましたが、本件は私が議員になり初めて臨んだ一般質問のときからずっと取り上げてきましたことから、通告のまま、そのまま伺います。まず、平成29年6月議会においての市の答弁では、18歳まで拡大した場合の予算は約7,000万円とのことでした。現在の見込額を同等か伺います。  また、県が令和6年度から子どもの医療費の無償化に向けて動き出していますが、これにより本市が18歳(高校生世代)までの医療費無償化をするに当たっては、県からの補助金の見込額を伺います。  (3)、保育所の待機児童ゼロの実現に向けて。①、市の取組は。保育所の待機児童ゼロの実現に向けた市の取組状況として、まずは令和5年度における待機児童について伺います。また、現時点で見込まれる次年度の保育所入所希望者数と受入れ可能な定員数を年齢別にお伺いいたします。  ②、選考をより公平・効率的に。保護者からの声で、入園確率を上げるために、あえて人気が低い保育園を希望するといった、入園の裏技や深読みをするとお聞きします。深読み等をする必要がないような一例として、東京都多摩市では、マッチング理論と呼ばれるアルゴリズムを活用し、待機児童問題の解消に取り組んでいます。本市でもこのようなシステムを活用して、不公平感が生まれないような、また効率的な選考、調整をしていただきたいと考えますが、見解をお伺いいたします。  (4)、児童生徒への香害対策は。この「コウガイ」は、香りの害についてです。兵庫県宝塚市教育委員会では、市内の小中学生の香害による健康被害を把握するため、保護者を対象にアンケートを実施しました。その結果、人工的な香害によって体調不良を起こした児童生徒は、小学生で7%、中学生で9%と健康被害を受けている子どもがいることが分かりました。香害被害があることは知っていましたが、児童生徒においてもこれだけの数がいると聞き、驚きました。これは単純計算で1クラスに二、三人いるという計算になります。本市の学校における児童生徒の香害による健康への影響と香害対策はどのようになっているのかをお伺いいたします。  (5)、歩数に応じて学校に寄附できる事業で健康循環社会を。本市では、健康マイレージ事業を行っていますが、神奈川県川崎市では、市民の健康意識を高め、運動の成果を子どもたちに還元する仕組みで、健康と優しさが循環する健康循環社会の構築を目指し、市民らが歩数に応じて学校にポイントを付与できる取組「かわさきTEKTEK」を始めています。これは、専用アプリに登録し、1日2,000歩で5ポイント、5,000歩で10ポイント、8,000歩で20ポイントが付与され、100ポイントごとに自ら選んだ学校に寄附することができる仕組みです。市は、10ポイントを1円に換算し、協賛金などを原資として各学校に応援金を支給し、子どもたちに使途を決めてもらい、学校生活を充実させることができます。 現在行われている県の健康マイレージ事業は、来年、令和6年3月で終了し、次年度からは新たな健康増進事業に切り替えられる予定ですが、県の事業に市が上乗せするような形などへ、歩いた分を自分が選んだ学校に寄附できる仕組みを取り入れてはいかがかと考えますが、見解をお伺いいたします。  大きな項目2、安全安心について。(1)、交通安全の促進としてハンドサイン運動の推進を。埼玉県は、信号機のない横断歩道で歩行者のために一時停止する車の割合が低く、全国平均に程遠い、「車が止まってくれない埼玉」との報道があります。実感としても、一時停止する割合が低いと感じております。一方で、手を挙げるハンドサインをする歩行者もかなり少ないと感じます。県警では、車の一時停止への取締りを強化しており、市も「止まってくれてありがとう」といった看板を設置していただいています。運転者への啓発を行う一方で、歩行者に対しても交通安全の促進として、手を挙げる、横断旗を揚げるなど、ハンドサインをすることを広める啓発運動(ソフト面)についてと、看板等の掲示(ハード面)について見解をお伺いいたします。 (2)、埼玉県思いやり駐車場制度(パーキング・パーミット制度)との連携は。県では、障がい者や要介護認定者、妊産婦など歩行が困難な方のための駐車区画について、区画を必要とする方がこれまで以上に利用しやすくするため、埼玉県思いやり駐車場制度を令和5年11月1日から開始しました。本市では、早速公共施設において、当制度のポスターが貼られていますが、始まったばかりということもあり、市民には知られていない状況です。これは県の事業ではありますが、市民への周知と協力施設の開拓に当たって、市としても必要な推進事業と考えます。思いやり駐車場制度を県と市で連携し、行っていることや、窓口が市にあることなどの市としての周知、取組についてお伺いいたします。 大きな項目3、市の考え方・対応について。(1)、先進事例の調査研究だけでなく、本市が先進事例をつくることへの考えは。議会の一般質問などにおいて、先進事例を調査研究しますや他の自治体の動向を注視していきますとの答弁が非常に多く聞かれます。政策判断を行うために調査研究を行うことは当然必要なことではあると認識していますが、先進事例のない事業を実施する政策判断も必要であると考えます。この点について市長はどのようなお考えをお持ちなのか、お伺いいたします。 (2)、市に係る問題発生時の対応の改善を。市で問題が生じた際は、危機管理課や各担当部署から議員宛てに報告や情報をいただいています。しかし、報告、情報が遅い事例が見られ、新聞等の報道や関係する住民の方々から先にお話を聞くこともございます。例えば本年7月19日に、某学校でデータの紛失があった件では、議員宛てに報告メールが届いたのは7月26日17時25分、そして保護者説明会は同日26日の18時。これは決して興味本位で見に行くということではなく、また実際に行くかどうかは別としましても、問題が生じた状況の確認、対応をすることは、地域の代表たる議員としては必要です。保護者説明の30分前にメールをいただいても対応は難しいのが現状です。この件は、あくまで一例であり、当件の対応について説明を求めるものではありません。問題が生じたときには可及的速やかに報告、情報をきちんといただきたいと考えます。問題が生じた際、議員宛ての報告、情報はどのような基準で報告するかしないかを判断するのか。また、詳しい状況の把握、対応は各担当部署となりますが、発信はどこが行うのか。市の基準、ルールを伺います。 大きな項目4、市民要望について。(1)、危険なブロック塀への対応を。危険な状態のブロック塀を直すのに、市では撤去工事に係る費用の補助を行っています。しかし、撤去には自己負担もある上、新たに塀をつくる費用は全て自己負担となることから、危険なブロック塀を直すことの必要性は理解いただけても、なかなか直していただけない方は多いことが見受けられます。そうした中、いつブロック塀が倒れたり、一部が崩れ落ちてもおかしくない状態で、しかも車通りがかなり多い道路に面している大変危険な箇所というものがあります。実際、1年以上前から担当課に相談をし、担当課も動いてくださっていることは十分理解をしており、対応をありがたく思っております。しかし、結果として、依然として状況は変わっていないようなこともございます。私有地の危険なブロック塀は、その所有者が直すことは当然ではありますが、いつ事故につながってもおかしくない危険な箇所には早急な対応が必要です。再度ブロック塀を建てる費用の一部も補助するなどの対応も必要かと考えますが、見解をお伺いいたします。 (2)、びん沼自然公園への交通手段の充実を。先ほど伊勢田議員のほうからも質問がございましたが、市内循環バスは、1日に3便しかなく、民間路線バスはららぽーと富士見まで行って乗らなければなりません。特にお聞きしますのが、パークゴルフをされたい方から、周りは高齢者が多く、運転免許を返納した人が多いので、行きたいのだけれども、足がないのでなかなか行くことができないとの声が多く聞かれます。当公園への交通手段の工夫、充実に向け、市の今後の考えを伺います。 (3)、公園の高木の伐採を(むさし野緑地公園)。まずは、市内の公園の高木を伐採する目安、時期、公園の状況の確認方法についてお伺いいたします。 最後に、(4)、歩道の修繕を(鶴瀬西2―7)。当該箇所は、歩道が道路よりも高くなっていて安全であるため、特にシルバーカーやベビーカーを利用されている方が歩行しています。ブロック状の歩道に凸凹が生じていることから、浮いたブロックにシルバーカーやベビーカーが引っかかる状況です。これまで高齢者がブロックに足を引っかけて複数回転倒もしていることから、約半年前には修繕の依頼はしております。道路、歩道の修繕箇所は非常に多いことは理解しておりますが、転倒者が出ていることから早く対応をお願いしたく、可能か伺いますと通告をしたところ、ほんの数日前、修繕をしていただきましたので、答弁は修繕の完了報告となろうかと思いますが、ヒアリング要旨書報告後のことでもありますため、改めてお伺いいたします。 壇上からの質問は以上です。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 答弁願います。  健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご質問の大きな1点目の(1)、中3・高3受験時のインフルエンザワクチン接種に助成をにつきましてお答え申し上げます。 インフルエンザワクチンにつきましては、65歳以上の高齢者は、予防接種法の定期予防接種に位置づけられ、市で実施する予防接種となっております。予防接種法に定められている定期予防接種は、感染の蔓延を防ぎ、地域全体で疾病の重症化予防や死亡を減らす効果があることから、自治体で実施する予防接種となっております。現在、子どものインフルエンザワクチンにつきましては、個人の疾病予防としての効果はありますが、定期接種のように自治体で実施する予防接種の目的とは異なることから、予防接種法に位置づけられていない任意接種となっており、接種を希望する場合は、全額自己負担で接種をする予防接種でございます。 また、高校、大学の受験では、受験生のインフルエンザ等の罹患に対して配慮される場合が多いことや、最近では処方薬剤も充実してきていることから、市といたしましては、子どもを対象にしたインフルエンザワクチンの予防接種につきましては、中学3年生、高校3年生の受験時も含め、接種費用を助成する考えはございませんので、ご理解を賜りたいと存じます。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 続きまして、佐野議員ご質問の大きな1点目の(2)、18歳(高校生世代)までの医療費無償化をについてお答えいたします。 初めに、18歳まで無償化を拡大した場合の予算額についてでございますが、6,154万3,000円を見込んでおります。また、県からの補助額についてでございますが、県から示された資料によりますと、約2,800万円と見込んでおります。 なお、この県からの補助額につきましては、現在県は未就学児のみを補助の対象とし、当該児の医療に係る一部負担金の一部を補助しておりますが、令和6年4月以降、新たに入院は中学校3年生まで、通院は小学校3年生までに補助対象を拡大する予定であることを踏まえ、令和4年度補助実績を基に、補助の拡大の対象になる者に係る額として県が試算したものでございます。 続きまして、(3)、保育所の待機児童ゼロの実現に向けてについて2点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。初めに、①、市の取組はについてでございますが、本市の令和5年4月1日現在の待機児童数は18人でございます。また、現時点で見込まれる来年度の入所希望者数につきましては、11月に実施いたしました令和6年度4月入所申込みの一次受付を終了した時点で648人でございます。現在、書類確認及びシステムへの入力等を進めている最中であることから、年齢別の申込み状況については把握できておりません。 なお、令和5年度4月入所の最終的な市民の方の申込み数は、ゼロ歳児167人、1歳児325人、2歳児114人、3歳児129人、4歳児24人、5歳児24人、合計で783人でしたが、今回の一次受付の人数は、昨年と比較し、ほぼ同様の状況であることから、来年度の入所申込み数につきましても同程度になるものと考えているところでございます。 次に、来年度の受入れ可能な定員数でございますが、本年10月1日現在の見込みで申し上げますと、保育所、認定こども園、小規模保育施設全体で2,386人となっております。年齢別では、ゼロ歳児168人、1歳児413人、2歳児464人、3歳児452人、4歳児441人、5歳児448人でございます。 続きまして、②、選考をより公平・効率的にについてでございますが、議員ご案内の東京都多摩市にお伺いしたところ、株式会社サイバーエージェント及び東京大学マーケットデザインセンターとマッチング理論を活用した保育所の利用調整に関する実証実験を行い、これまで人気が低い保育園を希望するなどの戦略的な申込みを保護者がする必要はないよう、令和5年度の入所から、同点の場合、希望する保育所の順位が高い児童を優先とするルールを廃止し、より高い公平性を確保されたとのことでした。本市におきましても、令和6年度の入所申込みから、多摩市と同様、同点の場合、希望する保育所の順位が高い児童を優先とするルールを廃止しており、これまで以上に高い公平性を確保したところでございます。 なお、既にご案内のとおり、令和6年度から令和8年度までの実施計画におきまして、保育所入所に係るAIマッチングシステムの導入を計画しており、導入後はより効率的な入所の利用調整ができるものと考えているところでございます。今後におきましても、他自治体の先進事例も参考にしながら、公平性や効率性を確保できるよう取り組んでまいります。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) よろしくお願いいたします。続きまして、議員ご質問の大きな1点目の(4)、児童生徒への香害対策はについてお答えいたします。 本市におきましては、香料により気分が悪くなるなど、健康への影響がある児童生徒につきましては、毎年保護者に記入いただく健康調査票にて把握をしております。対象児童生徒への対応といたしましては、安全安心な学校生活を送ることができるよう、保護者と担任や養護教諭が密に連絡を取り合いながら、例えば個人専用の給食着を使用する、定期的に換気を行う等の個別の事情に応じた対応を行っているところでございます。 今後につきましても、年度当初に配付している保健調査票を活用し、香料の影響により気分が悪くなる、体調を崩す等の症状を含め、児童生徒の対応すべき症状を把握し、学校としてできることを家庭や本人と相談しながら対処してまいります。また、自分にとって快適な香りであっても、他人には不快に感じることもあることを校長会や学校教育だより「きんもくせい」等を通して、教職員や保護者に周知し、他者への配慮ができる環境づくりに努めてまいります。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 続きまして、議員ご質問の大きな1点目の(5)、歩数に応じて学校に寄附できる事業で健康循環社会をについてお答え申し上げます。 埼玉県では、現在行われております「埼玉県コバトン健康マイレージ」事業を今年度末で終了し、来年度からは、この健康マイレージ事業を引き継ぐ形でスマートフォンのアプリを活用した新しい健康増進事業「コバトンALKOOマイレージ」を開始いたします。本市でも、ALKOOマイレージに参加するため、県主催の勉強会に参加するなど準備を進めているところでございます。 議員ご案内のとおり、川崎市で行われております「かわさきTEKTEK」は、専用アプリを利用し、ためた歩数をポイント化して、そのポイントに応じた応援金を応援したい学校に寄附し、子どもたちの学校生活を充実させるために活用するといった取組でございます。市民の健康意識を高め、運動の成果を子どもたちに還元できる仕組みは、特に親世代に当たる働き盛り世代等の若い方々の参加を促すこともできるものと認識しております。 本市といたしましては、来年度から始まる「コバトンALKOOマイレージ」におきまして、引き続き参加者ご本人に対して、米やみそなどの市内特産品や市内加盟店で利用できるうさみん商品券等の商品を抽せんによって提供することにより、健康づくりと地域商業の活性化を組み合わせた内容に取り組むことを予定しておりますが、今後におきましても多くの方に参加していただけるよう、川崎市をはじめとした他自治体の事例を調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(田中栄志) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(新山司) よろしくお願いいたします。続きまして、佐野議員ご質問の大きな2点目、安全安心についての(1)、交通安全の促進としてハンドサイン運動の推進をについてお答えいたします。 議員ご案内のハンドサイン運動は、歩行者が信号機のない横断歩道を渡る場合に積極的に手を挙げて、運転者に意思表示を行い、減速して一時停止するよう求めるもので、埼玉県及び埼玉県警では、横断歩道上の交通事故防止策の一つとして推進しております。令和5年12月1日から14日までの間、冬の交通事故防止運動を実施しておりますが、今回の重点目標の一つに、横断歩道における歩行者優先の徹底がうたわれております。内容といたしましては、歩行者に対するハンドサイン運動の周知と、ドライバーに対する横断歩道手前での減速、横断歩行者がいる場合の一時停止の徹底を、去る12月1日に実施した2市1町の関係団体との合同による街頭活動や交通安全教室、協働推進課窓口でのチラシの配布などを通じて広報、啓発を行っております。今後も県及び県警、関係団体と協力、連携しながら交通安全の啓発に取り組んでまいりますので、ご理解をよろしくお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。続きまして、(1)、交通安全の促進としてハンドサイン運動の推進をに関する看板等の掲示(ハード面)についてお答えいたします。 議員ご案内の啓発看板の掲示についてでございますが、現在横断歩道における啓発の取組といたしましては、「止まってくれてありがとう」等の看板を設置し、運転者への啓発に努めているところでございます。議員ご質問の歩行者に対してのハンドサイン看板等の設置につきましては、今のところ考えてはおりませんが、ただいま協働推進部の答弁にありましたとおり、現在交通安全運動等を通してハンドサインの啓発に努めているところでありますので、今後の状況により関係部署と連携して取り組んでまいりたいと思います。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご質問の大きな2点目、安全安心についての(2)、埼玉県思いやり駐車場制度(パーキング・パーミット制度)との連携はについてお答えいたします。 議員ご案内の埼玉県思いやり駐車場制度は、埼玉県福祉のまちづくり条例に基づき、障がいのある方や要介護認定者、妊産婦など、歩行が困難と認められる方に利用証を交付し、公共施設や商業施設に設置されている車椅子使用者用駐車区画及び優先駐車区画の適正利用を推進する制度として、令和5年11月1日から埼玉県が導入し、本市を含め、県内63市町村が協力して取り組んでいるものでございます。 本制度の運用における本市の取組といたしましては、埼玉県思いやり駐車場制度への協力に関する合意書及び本制度の実施要綱並びに業務マニュアルに基づき、利用証の交付や返却、本制度の周知、普及啓発及び駐車施設の適正利用の促進、利用証の交付状況を県へ報告することとなっております。また、周知につきましては、制度開始に合わせ、ポスター掲示やチラシの設置をはじめ、広報「富士見」、市ホームページ等で周知啓発に努めているところでございます。 ○議長(田中栄志) 市長。 ◎市長(星野光弘) それでは、佐野議員のご質問、大きな3点目の(1)番、先進事例の調査研究だけでなく、本市が先進事例をつくることへの考えはについてお答えをいたしたいと思います。 先進事例ということで、議会の中でもこの一般質問を通じて、各議員の皆様方から他の市町の様々な事業のご提案、ご提言をいただくところでございます。こうしたものを伺いながら、答弁の中で先進事例の研究というふうに表現をするわけだとは思います。それはご理解をいただきたいと思います。 ただ、私は、それは目的ではないというふうに考えております。先進事例をつくること、結果先進事例になることは、私は望むところではございますが、決して消極的ではなく、どちらかといえばそうしたものをしっかりと捉まえて、リードする自治体でありたいと。これは常に私自身も思っているところでございます。 そうした意味から、政策判断を行う上で、また議論を行う上で、先進事例であるかどうかにかかわらず、取組を通じて市民または市内の事業者の皆様の問題、課題をどうやったら解決できるのか、または満足度や幸福度などといった価値の提供ができるかが最も重要なことであるというふうに考えております。したがって、そのように日頃から職員に対し指示をさせていただき、議論をさせていただきたいと思います。結果、先進事例になるよう努力はさせていただきます。 ○議長(田中栄志) 危機管理監。 ◎危機管理監(古寺優一) 続きまして、議員ご質問の大きな3点目の(2)、市に係る問題発生時の対応の改善をについてお答えいたします。 問題が生じた際、議員宛ての報告・情報は、どのような基準で報告の判断をするのかとのご質問ですが、富士見市危機管理基本マニュアルに基づき、被害拡大など市民への影響等を総合的に勘案し、市長の了承を得て、市民や報道機関に情報提供を行っております。市民や報道機関に情報提供する際は、事前に議員の皆様へ情報提供を行うこととしております。 また、発信はどこが行うのかとのご質問ですが、議員の皆様への情報発信につきましては、議会事務局と協議の上、詳しい状況の把握・対応を行う主管部署が発信しております。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) ご質問の大きな4点目の(1)、危険なブロック塀への対応をについてお答えいたします。 危険なブロック塀の倒壊事故を未然に防止し、通行人等の安全の確保を図ることは大変重要なことと考えており、これまでにも危険なブロック塀の所有者に対して、通知や訪問を通じて改善を依頼しております。また、議員ご案内のとおり、危険なブロック塀を撤去する所有者を支援するため、撤去費用の一部を補助する制度を設け、改善依頼の際には、制度のご案内をしてご検討いただくよう努めているところでございます。 今回、再度ブロック塀を建てる費用の一部補助についてのご質問ですが、ブロック塀等撤去工事補助金は、倒壊の危険性があるブロック塀等を撤去することで通行人等の安全の確保を図ることを目的としておりますことから、再度ブロック塀を建てる費用を市が補助することまでの考えはございませんので、ご理解をお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) 議員ご質問の(2)、びん沼自然公園への交通手段の充実をについてお答えをいたします。 市内循環バスにつきましては、令和4年7月1日よりダイヤ改正を行いまして、びん沼自然公園にアクセスする老人センター線を1便増便させていただいた経緯がございます。また、民間バス路線につきましては、ららぽーと富士見で乗換えが必要とはなりますが、鶴瀬駅、ふじみ野駅、志木駅の3つの駅からの路線が乗り入れておりまして、ららぽーと富士見からびん沼自然公園付近まで1日10便の運行をしているほか、市内にはタクシー会社が6社運行しておりますことに加えまして、デマンドタクシーやシェアサイクルの利用が可能となっております。それぞれの方に合わせた交通手段により、市内からのアクセスが可能であるものと認識しております。利用できる交通手段について、今後より分かりやすいようなご案内に努めてまいりますので、ご理解賜りますようお願い申し上げます。 次に、(3)、公園の高木の伐採を(むさし野緑地公園)についてお答えをいたします。むさし野緑地公園のほか市内の公園につきましては、巡回パトロールによります定期的な目視点検によって、樹木あるいは公園施設等の状況確認をしております。 ご質問の公園の高木の伐採につきましては、樹木の枯れなどによる倒木の危険性や安全上必要な見通しの確保などに支障となっている樹木を判別いたしまして実施しているところでございます。伐採時期につきましては、おおむね8月頃の夏季と1月頃の冬季の年2期に分けて定期的に実施を、樹木剪定業務ということで行っておりますほか、市民の皆様からのご連絡によりまして、必要に応じて個別の対応も図っているところでございます。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) ご質問の大きな4点目、市民要望についての(4)、歩道の修繕を(鶴瀬西2―7)についてお答えいたします。 議員ご案内の歩道は、鶴瀬西2丁目のUR都市機構アルビス鶴瀬の北側にある市道第21号線となり、UR都市機構の開発によって平成10年に整備された歩道になります。本路線につきましては、整備から20年以上が経過しており、老朽化により歩道のブロックに段差が生じていることから、以前より部分的な修繕を行ってまいりました。 本件につきましては、議員より修繕要望をいただき、その後、現場調査を行い、修繕を予定しておりましたが、ほかにも多くの修繕要望が寄せられており、順次対応を図っていることから、本箇所の修繕に時間をいただくこととなってしまったところでございます。そして、現在は修繕が完了し、安全な歩行空間の確保に努めたところでございますが、今後につきましても、各要望に対して早期の対応が図れるよう取り組んでまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。  佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) それぞれご丁寧にご答弁いただきまして、ありがとうございました。では、順次再質問をさせていただきます。  まず、大きな項目1、子育て環境の充実の(1)、中3・高3受験時のインフルエンザワクチン接種に助成をについてお伺いいたします。答弁では、考えていないというような答弁でございましたが、結果、そうかもしれませんけれども、そもそも子どもに対するインフルエンザワクチン接種については、全く検討というものに、土台に上がってこなかったという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 一時期新型コロナウイルスの感染がひどかった令和2年度は、そういった対応を、医療の逼迫を避けるという特別な理由で行ったところでございますが、ただ先ほどご答弁させていただきました予防接種法の定期予防接種の考え方からすると、そこにはなかなかなじまないというところで、そういった検討のほうは具体的には行っていないところでございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 実際は、県内でも複数の自治体が補助しているところがあるわけです。仮にですけれども、子ども全体に係ると当然金額は張るのは分かっていますので、今回ご提案をさせていただきましたけれども、中3、高3という本当に限定した子を対象にということというのはいかがかと思うのですけれども、例えば限定した場合に、どのぐらい費用がかかるのかという試算はされたことはあるでしょうか。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) あくまでも考え方は、先ほどお示ししましたとおりですけれども、ただそれとは別に、予算的なものが実際にどのぐらいかかるのかということは、今回の質問を受けて、前回の令和2年度のコロナ禍のときのインフルエンザを補助したというところを参考にいたしますと、高齢者と同じ一部補助をした場合、自己負担を1,500円設けて、残りの分を負担すると大体200万円弱、また全額を補助すると300万円弱ぐらいになるのかなと。また、接種率によっても変わってくると思いますので、当時の接種率を参考にいたしますと、概算ですけれども、そういった形になると、考えております。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 確認ですが、1,500円の補助というところで200万円から300万円というところだったかと思います。改めてなのですけれども、全体に係ると費用が大きいのは十分承知しているので、ここの一部に限った、200万円から300万円というのが高いのかそうでないのかというところの判断は、財政のところにもあるかと思うのですけれども、ここの件について全く今後も考えないのか、それとも検討していただく余地があるのか、再度お伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 今まで定期接種に位置づけられたものをやはり優先的に接種すべきだと市は考えており、担当としても考えておりますので、その辺のところは答弁させていただいたとおり、この考え方になじまないところもございますので、そういったところは現時点では行う予定はございません。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 残念ながら、考えはないというところでございました。ただ、県内でも本当にかなりの数の自治体が費用の負担が始まっていますので、ぜひ検討していただくことを希望しながら、次の質問に移らせていただきます。  (2)、18歳(高校生世代)までの医療費無償をにつきましては、これまで委員会等でも審議されていますので、整理の部分だけ何点かだけ確認させていただきます。議案が通ればということになりますけれども、令和6年度からこれが実施されていくというところでございました。見込額等については、先ほどご答弁をいただきました。これが実現した場合、可決されて実施されるというふうになった場合なのですけれども、東入間、ふじみ野市、三芳町も富士見市と同様に進んでいるかと思いますけれども、こちらの無償化に向けた状況について再度確認させてください。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 議員ご案内のとおり、ふじみ野市、三芳町ともに本市と同様の対応であると伺っております。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) そうしましたときに、実際に利用された方、医療機関にかかられた方は、これまでと同様の支払い方法でいいという認識でよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 令和6年度以降、新たに対象になる方につきましても、現在と同様、窓口負担のない現物給付方式で準備を進める予定でございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 加えて確認ですけれども、本市民、富士見市民が2市1町、この東入間の医療機関を利用した場合の支払い方法について確認させていただきます。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) ただいま申し上げましたとおり、現物給付という形で対応させていただきたいと考えています。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) では続きまして、(3)の保育所の待機児童ゼロの実現に向けてというところでお伺いをしていきます。 11月に令和6年度、次年度の申込みは受付が終わりました。ちょうど終わって数週間ですから、集計ができていないというところも理解できます。さりながら、数は集計できていないのだけれども、令和5年度と同程度ではないかという見込みについてお伺いしました。民間の保育施設というのが、ここのところ非常に協力をしていただいて、新しくできるところ、または既存のところを人数を拡大するような協力をいただいているところではあるのですけれども、こういった受入れ数を増やすに当たってなのですが、市としてはどのような形で計画をしたり調整をされたりというふうに進めていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) まず、民間保育施設へのアプローチとしては、例年のことですけれども、やはり待機児童が発生してしまうというような状況を受けて、各施設の面積的なもの、あるいは受け入れるに当たっては、当然ながら保育士も必要ですので、そういった部分の確保、そういった部分を調整させていただいて、民間施設のほうで大丈夫だというようなところがあれば、そこでお願いをするというふうな形での、その年、毎年毎年の調整事項となっております。
    ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) としますと、毎年毎年、少なくとも既存の保育施設に関してはお願いというのでしょうか、調査というのでしょうか、はしていただいているという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 当然ながら、既に定員どおり、あるいは少し多めに受入れをしていただいている施設もございますので、そういった施設においては、そちらを引き続きお願いというところと、あと、先ほども申し上げましたとおり、施設的な、面積的にも余力のあるような場合についてはお願いするということで調整をさせていただいているところでございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 財政負担を考えると、市が直営でやる保育所ではなくて、民間の力を借りていくということ自体に私も賛同するところなのですが、一方で、市のほうでそれを取り組んでいくということを仮に考えていった場合なのですが、今、市では第一から第六保育所がございます。この中で老朽化が進んでいる、その中で場合によっては増築ないしは改築が必要ではないかと考えている保育所というのはあるものなのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) それぞれ公立保育所、やはり建設してから年数がたっているのは確かでございます。そういった中で、今現時点としては、それぞれ傷んでいるところがあれば、そういったところを修繕しながら活用していくという考えでおります。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 例えばですけれども、第一から第六ある上で、特にこの園というのは、本当に老朽化が進んでいて、本当に危険なところは直していただいていると思うのですけれども、正直かなり老朽化が厳しいというところも、はたから見るとあるわけなのですけれども、その辺の状況というのはいかがでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 当然ながら、外見的な部分につきましては、議員ご案内のとおり、やはり古い部分は致し方ない部分はあるかなと思います。ただし、当然子どもたちがその施設の中で安全に生活するために、各保育施設内ですとか、そういった部分についてはできるだけ、傷んでいるところがあれば修繕をして、子どもたちが快適に生活できるように対応しているところでございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) では、一歩踏み込みますと、第一から第六保育所ある中で、建て替えを予定しているようなところというのはあるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 現時点で、この部分をという明確に決まっているところはございません。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) そうすると、これは3年なのか5年なのか分かりませんけれども、ここ数年の間では、保育所の増築なのか改築なのかという予定はないという理解でよろしいのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) この数年の中での決まった計画はございません。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) これはもう難しいであろうということを承知した上での確認ですけれども、市として直営の保育所を増やすという考え方はないという理解でよろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 現時点におきまして、公立保育所を新たに増やすというような考え方はございません。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) としますと、民間に頼っていくということになろうかと思います。  これは確認なのですけれども、次の②の選考の部分なのですが、令和6年以降、マッチングのAIを活用していくということになりますので、基本的には事例として挙げさせていただきました多摩市と同様な形での対応をしていただけるという理解でよろしいでしょうか。改めての確認です。 ○議長(田中栄志) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) AIマッチングにつきましては、議員おっしゃるとおりでございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) では、次年度以降になりますけれども、期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。 では、(4)、児童生徒への香害、香りの害の対策についてお伺いいたします。先ほど答弁の中で、毎年健康調査票で把握をしているというところでございました。その内容も踏まえながら、給食着でありましたり、換気であったりという対策を講じていただいているということも分かりましたが、健康調査票で調査をされている中で、香害の影響を受けたという児童というのがどのぐらい数がいるのかということは把握されていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 市内で現在把握しているのは、1名でございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) すみません。もう一度よろしいでしょうか。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 市内で把握しているのは、1名でございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 1人ということのようです。これ私が調べた中でも、そんなに自治体で調査をしているところはないようなのですけれども、先ほどご紹介させていただきました宝塚市の教育委員会でいきますと、小学生で7%、中学生で9%という数字が出ているのです。当然富士見市と状況は違うところもあるのかもしれませんけれども、これほどまでにパーセンテージに違いがあるというのもすごく違和感があります。としたときに、先ほど健康調査票で把握しているということなのですけれども、質問項目として香害というもの自体が保護者が認識した上で回答しているのか。例えば宝塚市の場合は、人工的な香害によって体調不良を起こしたかどうかという質問項目を入れているのです。富士見市でもそういう形で調査をされているのか、調査の方法というのでしょうか、聞き方というのでしょうか、を確認させてください。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 教育委員会においては、そういう質問紙の項目をつくってお伺いしているものではございません。あくまでご家庭から要請があったものに対して対応をするというような形になっております。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) としますと、これは年に1回ということですので、早くても令和6年度以降ということになろうかと思いますけれども、これまでも議会では様々な方が香害について取り上げていらっしゃいますし、宝塚市、1市ではありますけれども、単純計算するとクラスに二、三人いるというような計算になるわけなのです。としたときに、健康調査票の中に香害によって体調不良を起こしたことがあるのかどうかという項目を足した上で調査していただく必要があるというか、していただきたいと考えるのですけれども、その辺ご見解いかがでしょうか。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) ほかにも項目にはないけれども、ご家庭がよく書いてくるものもございますので、そこだけ項目立てをして、保健調査票で調査する予定は現在のところはございません。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) としますと、ここの調査票の中では、今、香害ということで取り上げましたけれども、例えば様々なアレルギーであったりとかということもあったりします。保護者の方も漠然と聞かれるよりも、やはりそこのことについて聞かれたほうが答えやすいでしょうし、そもそも香害ということ自体知らない保護者もいらっしゃるわけだと思うのです。としたときに、保護者が、ああ、こういうこともあるのだな、うちの子ももしかしたらそうかもしれないというふうに思っていただくという周知にもつながるかと思うのですけれども、改めて調査票なのか、もしくはほかのことも含めて何かお子さんで心配なことはありませんかと投げかけてもいいのですけれども、お伝えをして、その状況を確認するということも必要ではないかと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 今、学校のほうでは、県の啓発ポスターを校内に掲示していたり、保護者会等で学校に保護者が来たときに目につくように、そのような対応だとか、あと保健だよりで香害について周知をしていたりという学校もございますので、学校での取組を聞くと、それで改めて香害についてお子様の様子について伝えてくるというところまでは至っていないというところでございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 一部の学校では保健だより等でということのようですので、ぜひこちらを全ての学校に入れていただけることを願いまして、次に移らせていただきます。 (5)、歩数に応じて学校に寄附できる事業で健康循環社会をについてお伺いいたします。県のほうで終わりますマイレージ事業につきましては、ほぼほぼ次年度も同じような形で、参加者への商品という形でやっていくという答弁をいただきましたが、まずスタートは、期間がありませんので、今までと同じようなやり方かと思うのですけれども、令和7年か令和8年か分かりませんが、後々にこういった考え方を入れていくということも有効ではないかと思うのですが、改めてご確認させてください。 ○議長(田中栄志) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 確かに結果的に、川崎市の行っている「かわさきTEKTEK」につきましては、若い方を取り込めるようなことも聞いておりますので、手法にかかわらず目的としては、いろんな方に参加していただきたいと考えておりますので、川崎市にかかわらず、そういった何かいろんな方に参加していただけるようなことが、また研究して取り組めればいいのかなと考えております。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 今回私が共感しましたのは、運動の成果、参加者自身ではなくて、次代の子どもたちに残していくということ、健康循環社会という言葉に私はすごく引かれたのです。この歩数ということだけではなくて、自分から頑張ったものを次世代の子たちに継いでいくというのでしょうか、そういった考え方というのは非常にいいのではないかと思うのですけれども、市長のこちらについての考え方、健康循環社会というものに対してのお考えをお聞かせいただければ幸いです。 ○議長(田中栄志) 市長。 ◎市長(星野光弘) 現在の私どものマイレージで、お米ですとか、たしかそうしたものを、抽せんなのですけれども、上位何名とかではなくて抽せんで商品を出してございます。今日いただきましたご質問で、事例として出していただきました寄附、商品金額相当をお金に換えてご寄附をいただくということも、私はそれを要らないからお金で西中学校へとか、つるせ台小学校へというような考えに変えていくことも、もともと私どもは歩いてほしいということですので、自分が歩いたことが地域に還元できるということになれば、これはまた違う意味で、ご指摘の意味で、意が通じる、また歩くことへのモチベーションにつながっていくということになろうかと思いますので、私自身は今日のご提案を聞いていて、そんなに造作もなく、考え方、仕組みを変えればいいということだと思いました。そんなふうに今は感じております。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) ありがとうございました。 では、時間も限られますので、危険なブロック塀についてお伺いしたいと思うのですけれども、確かに危険な箇所を通るので、ブロック塀を撤去するところだけ費用を持つ、それは分かるのですけれども、実際これを壊すだけの人ってなかなかいなくて、ブロック塀をもう一回建てるという方がほとんどだと思うのです。それを考えたときに、この補助金を、もう一回建てるときにもという考え方というのは一部必要ではないかと思うのですが、改めてお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 先ほど議員のご質問にもございましたが、基本的にはやはりその方、ご本人のものですので、責任のほうはやはりその所有者のほうにかかってまいります。今回この補助を設けたのは、通行人等の安全、こういったものを確保する、これが目的でございますので、再築につきましては難しいのかなというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) では、最後に1点、ちょっと飛びまして、公園の高木の伐採について最後お伺いします。 先ほどの答弁でいきますと、8月と1月、夏季と冬季、年に2回、大きなというのでしょうか、大々的に剪定をしていただいているというところのようです。今回括弧というふうに入れたのですけれども、むさし野緑地公園というのが、すぐそばが住宅なのです。道路幅もそんなにない。家の目の前に落ち葉が結構落ちる。それを住民の方々が拾ってくださっているという状況になります。ぜひこちらのほうは早い段階で剪定の対象としていただきたいと考えますけれども、お伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(新井雅彦) お答えいたします。 むさし野緑地公園につきましては、令和元年度に高木を中心とした伐採と、繁茂が激しい枝剪定を行っておりまして、倒木の防止ですとか落ち葉対策を実施したところでございます。また、本公園は、緑地公園として市街地の中の貴重な緑地空間を形成しておりますので、可能な限り緑を残す視点を踏まえて維持管理について、近隣にお住まいの皆様にご理解をいただくとともに、緑の保全と生活環境への配慮のバランスを取りながら、樹木剪定を行ってまいりたいと思っております。定期巡回ですとか、定期的な剪定業務がございますので、そういうときに点検もしておりますので、それ以外にまた何かございましたらということにはなりますが、今私どものほうでは、そういった報告は受けておりませんので、今は適正な管理ができているものではないかなというふうに認識しているところでございます。 ○議長(田中栄志) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 報告は受けていないということですけれども、私のほうは複数の住民から聞いているわけで、その方々は一生懸命掃いてくださっているのです。令和元年度に本当に丸坊主に近いぐらいに剪定されたこともありました。それは理解しているのですけれども、それから年月がたって大分伸びてきています。市の方で対応できる範囲とかでも構わないので、ぜひこちらのほう対応いただきたいと思います。 では、以上で今回の市政一般質問を終わらせていただきます。皆様、どうもありがとうございました。 ○議長(田中栄志) 以上で佐野正幸議員の市政一般質問を終わります。  休憩します。                                      (午後 2時01分) ○議長(田中栄志) 再開します。                                      (午後 2時20分) ○議長(田中栄志) 次に、質問順4番、関野兼太郎議員の質問を許します。  関野兼太郎議員。               〔13番 関野兼太郎登壇〕 ◆13番(関野兼太郎) 議長、関野です。皆さん、こんにちは。4番目ということで、皆さんお疲れかと思って、大きな声で返事をしてしまいました。今日は12月8日、いろいろな意味で忘れてはいけない大切な日だというふうに思っております。そういった日に一般質問をさせていただきます。まずもって傍聴にお越しの皆様、本当にありがとうございます。いつもお忙しい中、ありがとうございます。また、インターネットを御覧になっている方もいらっしゃるかと思いますが、ありがとうございます。  それでは、田中議長よりお許しをいただきましたので、これより私の12月議会の一般質問を始めさせていただきますので、執行部の皆さんもよろしくお願いいたします。本日は、大きく4点についてお伺いいたします。  まず1点目、公共施設マネジメントについて。(1)、富士見市公共施設個別施設計画第1期実行計画の進捗状況はについてでございます。計画書によりますと、市の公共施設等について、より効率的、効果的に利活用していく必要があることから、平成28年10月に富士見市公共施設等総合管理方針を策定し、そこに示した公共施設等の在り方や方向性を踏まえ、公共施設等の再編及び長寿命化を推進していく必要があるため、インフラ施設を除いた全ての公共施設、公共建築物について、個別施設ごとの状況に応じた維持管理、更新(建て替え)等に係る対策内容や実施時期等を示すことを目的に、富士見市公共施設個別施設計画を策定したとあります。そこで、その中の公共施設再編計画第1期計画において、再建、移転、在り方の検討等が示されておりますが、将来的にどういった検討が進められていくのか、お伺いいたします。  (2)、道路・橋梁・上下水道などインフラ施設の整備計画はについてお伺いいたします。富士見市公共施設個別施設計画の位置づけを見ますと、まず筆頭に国のインフラ長寿命化基本計画がございまして、それに基づいて富士見市公共施設等総合管理方針があり、さらに公共建築物を対象に、富士見市公共施設個別施設計画があります。この計画では、道路、橋梁、上下水道を除くとありますが、これらの施設の長寿命化の整備は欠くことのできない事業と考えます。公共建築物以外の整備計画の現状をお伺いいたします。  大きな2番、富士見市のシティセールスの取組についてでございます。富士見市シティプロモーション戦略には、「職員は、一つひとつの対応や取組の積み重ねが、市民の「満足度」や「共感」であるインナープロモーションにつながっていることを理解し、「選ばれるまち」を目指す一員として、これまで以上に自覚と責任を持ってセールスマンとして取り組んでいく必要があります」というふうにあります。平成26年12月にシティセールスという言葉で一般質問をさせていただきました。この言葉に基づく取組がシティプロモーション戦略につながると思い、この言葉を大きな表題といたしました。 (1)、富士見市シティプロモーション戦略全般について。①、どう評価しているのか。シティプロモーション戦略の冒頭に、令和4年(2022年)4月に市制50周年に当たり、新たなにぎわいの創出を目指し、富士見市でも今後迎える少子高齢化、人口減少社会の中、誰もが安心して暮らせる持続可能な基礎自治体を目指すことが必要として、令和3年4月よりスタートした第6次基本構想・第1期基本計画の基本政策に、富士見市では初めてシティプロモーションを位置づけたとあります。その戦略の第1期戦略期間の中間年の終盤を迎える時期に当たって、改めてこれまでの戦略の成果をどう評価しているのかお伺いいたします。 ②、第2期戦略立案の方向性は。富士見市シティプロモーション戦略によると、富士見市の人口は、令和7年をピークに減少に転ずるとあります。市制施行50年という節目を経て、今後さらなる富士見市の魅力を発信し、人口減少を食い止めていく必要性があります。第2期戦略立案の方向性についてお伺いいたします。 (2)、富士見市シティプロモーション戦略の考え方より。①、情報発信のさらなる充実に向けたパブリシティ政策の現状はについてお伺いいたします。富士見市シティプロモーション戦略の考え方として、「本市が有する地域資源を磨き、魅力を高め、その魅力を効果的に市内外に情報発信していくことで、市のイメージアップを図り、交流人口や関係人口の創出、移住・定住者の獲得、企業誘致など、将来にわたってまちの活力を維持していくための取組」とあります。このための効果的な情報発信として、パブリシティ、今はマーケティング・パブリック・リレーションズ、MPRという言い方が多いらしいのですけれども、パブリシティによる情報発信は、信頼の置ける情報となると考えます。本市のパブリシティ政策の現状についてお伺いいたします。 ②、まちの活力を維持していくための取組は。まちの魅力とともに活力の維持、にぎわいの創出は、交流人口や関係人口の創出、移住・定住者、先ほど申し上げましたもの、多くの効果があると考えます。まちの活力を一時的ではなく維持するため、どのようなシティプロモーション活動をしていくのか、お伺いいたします。 大きな3番、STEM教育について。(1)、市内小学校で相前後して始められていますが、教育課程における「確かな教育」への取組の成果は。これもシティプロモーションの一環なのかもしれませんけれども、市内小中学校では、総合的な学習の中にSTEM教育が取り入れ始められています。富士見市学校教育課のSTEM教育の展開についての中にある目的でございますが、情報活用能力、プログラミングの基礎能力、課題解決能力、それぞれについて教育課程においてどういった成果が上がっているのか、お伺いいたします。 (2)、防災教育にSTEM教育を活用できないか。国のSociety5.0で求められる力と教育の在り方として、2019年の教育再生実行会議の第11次提言で、幅広い分野で新しい価値を提供できる人材を養成することができるよう、初等中等教育課程においては、STEM教育等の各教科での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていくための教科横断的な教育を推進するため、「総合的な学習の時間」や「総合的な探究の時間」、「理数探究」等における問題発見・解決的な学習活動の充実を図るとあります。これは、小学校の教育課程ではなかなか実践は難しい点もあるかもしれませんが、STEM教育の目的にある課題解決能力を培うという視点で、例えば降水量情報を利用するなどした防災教育に結びついたSTEM教育を実践してみたらいかがかと提案しますが、見解を求めます。 大きな4番、富士見市総合防災訓練について。(1)、参加者の声などをどのように評価しているのか。今年は雨の中での訓練でしたが、それはそれとして成果があったのではないかというふうに思います。訓練参加者からの声を踏まえ、市として訓練をどう評価しているのかお伺いをいたします。 (2)、防災意識共有に向けた効果は。地域防災計画による大規模震災を想定した訓練でしたが、この訓練が防災意識共有にどういった効果が得られたと評価しているのか、お伺いいたします。  以上で壇上での1回目の質問を終えます。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(田中栄志) 答弁をお願いします。  総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) よろしくお願いいたします。議員ご質問の大きな1点目、公共施設マネジメントについての(1)、富士見市公共施設個別施設計画第1期実行計画の進捗状況はについてお答えさせていただきます。 富士見市公共施設個別施設計画第1期実行計画は、令和4年3月に策定し、改修の各年度のスケジュールや建て替え等の方向性を検討する時期などをお示しいたしました。改修のスケジュールは、施設の老朽化の状況を踏まえ、安全性を確保しつつ、改修の時期が分散するよう設定しており、加えて長く利用できる施設については、建物の長寿命化を図ることで費用の平準化を目指しているものでございます。現在、スケジュールに沿って適切な時期に改修が実施できるよう、具体的な検討や準備を行っているところでございます。 議員ご質問の施設の集約化や複合化といった再編の取組に関しましては、基本的に建て替えの時期を迎える施設ごとに周辺施設を含めた老朽化の状況や法令等の設置要件を考慮した上で、将来人口の推移、DXの進展などといった社会変動に伴う施設の需要なども勘案し、市民の皆様のご意見も伺いながら再編の方向性を検討していくこととなります。いずれにいたしましても、市民ニーズや社会情勢の変化に合わせた施設の機能と保有量の最適化を目指し、将来の費用負担の軽減を図ることで、今後必要となる老朽化対策等の費用を確保し、安全な施設を持続的に提供していけるよう努めてまいります。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。ご質問の大きな1点目、公共施設マネジメントについての(2)、道路・橋梁・上下水道などインフラ施設の整備計画はについてお答えいたします。 議員ご質問の公共建築物以外の個別施設計画の現状についてですが、市では道路、橋梁、上下水道などのインフラ施設を計画的、効率的に維持管理するため、各施設に対し個別施設計画を策定しております。まず、道路につきましては、効率的かつ効果的な維持管理のため、令和2年度に市内の幹線道路及び主要な生活道路約57キロメートルを対象にした舗装の個別施設計画を策定しており、調査結果を基に適切な修繕、補修を行うことで、維持管理費用の縮減を図っております。 また、橋梁につきましては、計画的、効率的な橋梁の維持管理の実現のため、5年に1度実施する橋梁定期点検の結果を基に、令和元年度に市内全ての橋梁108橋を対象にした橋梁長寿命化修繕計画を策定しており、予防保全型の管理を基本とし、損傷が大きくなる前に予防的な対策を行い、将来の架け替え回数を減らすことで維持管理費用の縮減を図っております。両計画ともに管理方針や修繕実施の判断基準を明確化し、市の財政状況等を踏まえ、順次計画を進めているところでございます。 次に、上水道施設につきましては、平成28年3月に厚生労働省の新水道ビジョンに示される「安全」、「強靱」、「持続」の観点を基本方針の軸とした富士見市水道ビジョン(改訂版)を平成28年度から20年間の計画として策定し、ライフラインである水道水の安全で安定的な供給や事業経営の健全化を目的とした方針として定めております。水道施設の整備計画につきましては、老朽管更新事業として、送水管などの水道管の更新を継続的に進めております。 また、浄水場などの機器の更新については、東大久保浄水場電気設備更新工事を平成28年度、平成29年度の2か年度で実施し、令和5年度は水谷浄水場ナンバー2配水ポンプ更新工事、東大久保浄水場県水直送管整備工事を実施してまいります。今後におきましても、水道ビジョンに基づき、水道施設の適正な管理に努めてまいります。 次に、下水道施設につきましては、平成30年度に公共下水道事業に係るポンプ施設及び管路施設を対象としたストックマネジメント全体計画を策定し、持続可能な下水道事業の実現を目的として、下水道施設を計画的かつ効率的に管理するための方針を定めております。ポンプ施設につきましては、令和元年に5か年の短期計画として、ストックマネジメント実施計画を策定し、令和3年度、令和4年度の2か年をかけて別所雨水ポンプ場の排水ポンプ2台の更新工事を実施し、現在は自家発電設備等の更新工事を実施している状況でございます。 また、管路施設につきましては、令和2年度に汚水の幹線管渠を対象に同様の計画を策定し、令和4年度より、管渠更生工事等を実施している状況でございます。今後におきましても、経営管理や執行体制の確保を行うとともに、ストックマネジメント実施計画の更新と計画的な施設の更新を実施し、公共下水道の持続性を高めつつ、サービスの向上を図ってまいります。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 続きまして、ご質問の大きな2点目、富士見市のシティセールスの取組について、富士見市シティプロモーション戦略に関するご質問をいただいておりますので、一括してお答えいたします。 初めに、(1)の①、シティプロモーション戦略をどう評価しているのかについてお答えいたします。令和3年度の第6次基本構想・第1期基本計画のスタートに合わせて組織改正を行い、専門部署としてシティプロモーション課を設置して取組を始め、今年度で3年目となります。富士見市シティプロモーション戦略では、主に市民に向けて行うインナープロモーションと、市外に向けて行うアウタープロモーションの2つの大きな取組があり、それぞれ計画期間の令和7年度までの目指す姿や、KPI指標を設定し、その達成度合いをはかっているところでございます。 インナープロモーションの取組では、富士見市に愛着を持っている人の割合や住み続けたいという人の割合を指標として、PR大使やふわっぴーを活用したイベント開催のほか、インスタグラムでの情報発信などの取組により、指標の数値も向上しているところでございます。 アウタープロモーションの取組では、市の認知度などを指標として、利便性の高い立地環境をPRする「富士見市W30パンフレット」による周知のほか、東武東上線への電車広告の掲出など、様々な手法による情報発信の取組により、認知度も向上傾向にあることを確認してございます。特に電車広告につきましては、毎年11月に実施することで、4月からの新生活に向けて富士見市へ転入するご家族が増加しているという効果の一因でもあると捉えております。そのような状況も総合的に勘案しますと、シティプロモーション戦略の評価としましては、おおむね順調に進捗しているものと考えております。 次に、(1)の②、第2期戦略立案の方向性はについてお答えいたします。先ほどの答弁のとおり、現在の戦略における取組が一定の成果を上げておりますので、これまでの取組をベースに、さらに効果的な取組を検討の上、第2期戦略に落とし込めるようにしてまいりたいと考えております。 続きまして、(2)の①、情報発信のさらなる充実に向けたパブリシティ政策の現状はについてお答えいたします。大手新聞社などが所属する記者クラブに対して、取り上げてもらいたい新たなトピックスを随時提供することと併せ、年4回議会開会前のタイミングで行われる定例記者会見にて情報提供を行っております。 昨年度を例に挙げますと、市制施行50周年記念事業に関する記事提供を数多く行い、主に新聞各社の紙面に掲載されましたが、中でも4月に実施いたしました市内3駅発車メロディー事業につきましては、全国的に著名なPR特別大使のももいろクローバーZの楽曲に変更したことで、新聞各社のほか、テレビ、ラジオ、ネットニュースを合わせて80件もの媒体に取り上げられたことから、絶大なパブリシティ効果があったものと認識しております。 最後に、(2)の②、まちの活力を維持していくための取組はについてお答えいたします。まちの活力を継続的に維持していくための取組は様々ございますが、主役である市民の皆様が富士見市に愛着を持って住んでいただくことが全ての基礎になるものと考えております。そのためには、行政による子育て支援や教育の充実など、誰もが住みやすいまちづくりを推進することで、市民の皆様の満足度が向上し、共感を呼び、愛着の醸成につながっていくものと考えております。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) よろしくお願いいたします。議員ご質問の大きな3点目、STEM教育について2点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。 初めに、(1)、市内小学校で相前後して始められているが、教育課程における「確かな教育」への取組の成果はにつきましてお答えいたします。令和2年度から取組をスタートしたふじみ野小学校においては、令和4年度の全国学力・学習状況調査において、プログラミングに係る4つの問題におきまして、県や全国よりも平均正答率が上回っており、その中の1問は、25ポイント以上の正答率の差がありました。 情報活用能力につきましては、令和5年度の県学力・学習状況調査の質問紙調査におきまして、データ活用に係る問題の正答率が、ふじみ野小学校に加え、令和4年度から取組をスタートした水谷東小学校も県平均を上回りました。 課題解決能力につきましては、同じく令和5年度の県学力・学習状況調査の質問紙調査におきまして、主体的・対話的で深い学びの実施率や学習方略という分野で、先行研究をしているふじみ野小学校、水谷東小学校、つるせ台小学校の3校の数値が市内平均より高い結果でございました。 これらの結果とSTEM教育との相関関係につきましては、中長期的に数値の変化を追っていくことで、より明らかにしていく必要があると考えておりますが、STEM教育に臨む子どもたちの目は真剣そのもので、自ら課題解決に向け、主体的に取り組む姿は、これからの社会を生き抜く上で必要な態度につながっていくと考えております。本年度より、小学校全校の取組になったことから、今後はより好事例を収集しつつ、子どもたちの未来につながる取組に発展させられるよう取り組んでまいります。 次に、(2)、防災教育にSTEM教育を活用できないかにつきましてお答えいたします。本市におきましては、埼玉大学の野村准教授の指導の下、STEM教育の研究を総合的な学習の時間を中心に行ってまいりました。議員ご案内のとおり、防災教育に結びついたSTEM教育につきましては、文部科学省の防災教育のねらいにあります的確な思考・判断に基づく適切な意思決定や行動選択とSTEM教育の目的にあるプログラミング的思考力が目指す資質・能力という点で合致いたします。既に小学校社会科では、学習指導要領に防災教育が位置づけられており、総合的な学習の時間では、市内3校が防災教育を既に実践しているところでございます。また、水谷東小学校では、人感センサーを利用し、災害に対応したものづくりに取り組んでいるほか、ふじみ野小学校では、「洪水を防ごう」という単元で、減災を目指した課題解決を進めております。 防災教育に結びつけたSTEM教育につきましては、様々な災害について自分事として捉え、課題を設定し、地域の降水量等の防災データや情報を活用しながら、質の高い問題解決を図るという点で、今後の参考になるものであると考えております。 ○議長(田中栄志) 危機管理監。 ◎危機管理監(古寺優一) 続きまして、議員ご質問の大きな4点目の(1)、参加者の声などをどのように評価しているのかについてお答えいたします。 富士見市総合防災訓練につきましては、市全体の防災力の向上を目的とし、本市と関係機関との連携を強化するための演習訓練と、防災についての市民の関心を高めるための体験型訓練の2つの訓練を柱として、本年10月15日に実施いたしました。当日は、あいにくの雨の中での実施となりましたが、町会をはじめ多くの方に参加をいただきました。 この際、訓練の評価や課題などについて聴取するため、訓練実施後に町会、埼玉県立富士見高等学校、市内中学校、障がい者の団体に対しましてアンケートを実施いたしました。参加者の声といたしましては、特に天候に関する意見が多く、「雨の中寒かった。」、「雨天でも楽しめる環境であってほしかった。」、「雨の影響もあり、演習訓練でのアナウンスが聞き取りづらかった。」など、改善を提案するご意見があった一方、「雨の中での災害対応を考えることができた。」、「雨での訓練実施はよい経験になった。」など、前向きなご意見もいただきました。天候に関する以外のご意見につきましても、中学生ボランティアは貴重な学びの場であった。災害時の市の対応が分かったなどのご意見を頂戴いたしました。 市といたしましては、訓練当日の参加者の様子や、いただきましたご意見から、参加者の防災意識が高まり、訓練目的を達成することができたものと考えております。一方で、雨の中での災害対応活動の注意点や訓練を運営する場合の課題についても改めて認識することができ、有意義な訓練であったと考えております。 続きまして、(2)、防災意識共有に向けた効果はについてお答えいたします。今回の訓練では、多くの方に体験型訓練を通じて得た防災についての気づきや知識などをご家庭や地域に持ち帰っていただくことで、災害に対する備えの充実を促すことができたものと考えております。また、消防をはじめ、関係機関や防災協定を締結している企業と連携した実動訓練により、災害対応時の相互理解を深め、防災意識の共有が図られました。 市といたしましては、総合防災訓練の実施を通じて、参加いただいた全ての方の防災意識の共有により、自助・共助・公助の力が高まり、本市の防災力向上に寄与できたものと考えております。 ○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。  関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) ご答弁ありがとうございました。順次再質問をさせていただきたいと思います。  最初に、公共施設マネジメント計画についてでございます。本当にテーマが広いので、具体的にどうこうという形で質問したほうがよかったのかもしれませんけれども、富士見市の取組について理解できました。本当にいろいろな意味で費用のかかることでございますので、具体的に様々な長寿命化や修繕を、費用を平準化していくということで考えていらっしゃるということでありますけれども、その中の今後のそういった検討結果が今後の計画にどう具体的に生かされていくのか、お伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 具体的な例としては、まず長寿命化工事を今後着手したいと思っています。今議会で債務負担行為をお願いしておりますけれども、勝瀬中学校、それから水谷中学校、こちらについては将来的な生徒数の状況、それから施設の状況を考えまして、長寿命化工事をしようということで、まず来年度においては屋内運動場、体育館のほうの長寿命化工事に両校とも着手したいということで、毎年、より具体的な計画として施設保全計画、実施計画の一部になりますが、そちらに位置づけを行って取り組んでいるといったところでございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 学校の話が出てきました。公共施設個別施設計画における学校教育施設の小中学校について書かれています。これは児童生徒数が増加している地域と減少している地域があることから、教育環境などに影響を及ぼすとあります。規模、配置の方向性については、当面現在の規模、配置を維持するとありますが、一方で児童生徒数の減少が見込まれる前から再編を検討していくともあります。このことについて、公共施設マネジメントの視点からどう検討されていくのか、お伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 今、具体的に学校施設の関係がございました。そういったところでございましたら、その施設所管である教育委員会等と総務部の公共施設マネジメント課など、関係課のほうでそういったものを検討したりといったことになってこようかというふうに思います。いずれにしても、公共施設がその地域にどうあるべきかといったところを様々な視点で検討していく必要があるというふうに考えてございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 公共施設は、市全体で使うもの、また地域で利用するものというふうな形、また市外の人たちも利用する、その3つに大きく分かれているように思います。とりわけ小中学校の場合は、地域で使われていくものであります。この辺について教育委員会として、具体的に学区の、いろいろな意味で再編とか、将来の費用、建物の維持、そういった費用を考えたときに、具体的にどういった考えをお持ちなのか、伺えたらと思いますが。 ○議長(田中栄志) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 今の学区の再編ですとか、そういったことについても、教育委員会としても全く考えないというわけにはいかない状況になってきていると。今後の児童生徒数の状況を見ながら、しっかりそういったことは考えていかなければいけないというふうには思っております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 安易に再編とか、そういうことはぜひ考えないでいただきたいというふうに思っています。やはりそれぞれ地域の学校というのは、地域にとって大変な意味もあるというふうに思うところであります。そういう意味で、その後のシティプロモーションにも関係してきますけれども、まちのにぎわいを維持していくという意味で、そういった学校施設というのは大変大切なものであるというふうに思っているのですけれども、その辺、これから公共施設マネジメントとして、やはり現在を維持しながらどう活用していくかというふうに考えていただきたいというふうに思うのですけれども、その点について見解を求めます。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 学校施設に限らず、公共施設については地域施設的な、地域に根差した施設が多数ございます。こういったものについては、市民サービスを周辺地域にどう提供していくかということを考えていくことは非常に重要であると思います。一方で、併せて公共施設が将来においても持続可能かと、こういった視点、両面考える必要があろうかと思いますので、そういったものを両面を踏まえながらしっかりと検討していく必要があるというふうに考えてございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 先ほどのご答弁の中で、住民の意見も聞きながらというふうなお話がございましたので、そのように進めていただければと思います。  橋梁の、(2)の関係です。108の橋について調査しているということでございましたけれども、具体的に緊急にといいますか、修理といいますか、そういった計画の立っている橋というのはございますでしょうか。 ○議長(田中栄志) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) 緊急にすぐ直さなければいけない、そういった橋については、もう既に完了しておりまして、現段階では予防的な観点から取り組んでいるところでございます。
    ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 分かりました。よろしくお願いいたします。 次に、大きな2番、シティプロモーションの関係でございます。先ほどご答弁いただきまして、第1期計画で3年目だということで、承知しています。インナープロモーション、アウタープロモーションについて、それぞれ取り組んでいらっしゃるというふうに伺いました。実質的に転入関係の具体的な増加があるというふうなお話がございました。私も市外から来訪される人たちを増やすとともに、そういった方々に移住を強く、勧奨を強く前面に押し出したプロモーション活動を行ってみたらというふうに思うわけですけれども、見解をお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 最終的に定住をしていただくということは望ましいというふうに思っていますが、それまでに富士見市を知っていただくという観点では、交流人口あるいは関係人口をまず増やしていくということが先決だというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) W30のコマーシャルといいますか、電車で、たまたま電車に乗る機会があったので見まして、ああ、富士見市はW30なのだと。知らんぷりをして大きな声でしゃべってしまいました。たまたまそのそばにいた女性がそこを見ていただいて、注目してくれたのかなと。PR大使、自分でやっています。  それで、第1次戦略が進んでいるわけですけれども、例えばこんなことをこれから計画しているのだというのがございましたらお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 現在、戦略の中でお示ししているものにつきましては、内容全般にわたりまして計画的に取り組んでいるということで、まだ例えば手をつけていないですとか、これから始めるというようなところは今のところないかなというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 以前、当会派の尾崎議員がやっぱりシティプロモーションを質問しまして、実施効果の検証をということで質問されていました。そのときに、実施効果については、基本計画やシティプロモーション戦略に掲げる5年後の目指す姿としての数値目標や、個別の取組における手法であるKPIの達成度合いなども判断材料としながら検証を行い、必要に応じて取組内容の見直しを行っているものと考えていると。シティプロモーションについては、令和3年度に初めて基本計画に分野として位置づけ、実施計画としても新たな取組として進めているので、まずは令和5年度までの実施効果を検証の上、令和6年度の対応を判断するものと認識しているとの答弁がございました。こういったことを踏まえまして、2期の戦略について改めてお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 今のご紹介いただいたとおり、5年後の目指す姿というところを目標にいろいろKPI的なものも定めてこれまで取り組んできております。特に市に愛着を持っている人の割合というようなところですとか、戦略時は82.5%だったものが、今速報値といいますか、現状値になりますが、86.5%ということで、愛着を持っている割合が増えてきているということが言えるかなと思っています。  それから、5年後の目指す姿の一つとして、市外から訪れる人が増加するというようなことも挙げていまして、これはリーサスというインターネット上の数値から拾いますと、休日の滞在人口が、戦略策定時は8万5,643人というような数値を捉えていたわけですが、現状値では8万6,730人、これは令和4年度の数値となりますが、これも向上しているということで、いろんな取組、シティセールス、シティプロモーションの取組をしまして、そのような数値も上がってきている。まして人口も少しずつではありますが、伸びているということでは、令和7年度がマックスだと捉えていた人口を、その山を少しずつ先送りといいますか、未来に向かった山の移動ができているのかなというふうに思っているところでございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) いい意味での相乗効果がシティプロモーションの皆様の努力によって進んでいるのかなというふうに答弁を伺って感じました。我々一人一人がやはり、ある意味PR大使としていろいろなところで富士見市の魅力を訴えていく必要があるのかなというふうにも思いました。 そういった関係で、パブリシティ政策のほうに移りたいと思うのですけれども、かつて私が平成26、7年に質問させていただいたときに、プレスリリースしている、先ほどもご答弁いたしました。特に市制50周年のときには本当に多くのプレスリリースがあったということですけれども、当時はメディアの情報提供が71件あって、新聞に取り上げられたのは36件、およそ5割の記事が取り上げられたというようなご答弁をいただきました。今年は市制51年目ですけれども、現在もプレスリリースを様々されていますけれども、大体割合はそういった感じなのでしょうか。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) それでは、記事提供を所管している総務部のほうからお答えさせていただきます。 令和5年度の状況でお話しさせていただきますと、現状54件の記事のほうを様々提供させていただいているというところでございまして、そのうちに記事として、これ1件について1つ、1社でも記事になれば1つと数えた数え方になりますが、現状46.3%といった形になってございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 割合は変わらないけれども、それなりに取り上げられているという、割合が以前と同じぐらいなのかなと思いますけれども、当時の答弁で、記者との信頼関係、これも非常に大事だというふうに考えていると。ふだんからしっかり、悪い情報であっても説明責任を明確にした情報提供を行って、情報を小出ししないなど、そういった姿勢によって記者から信頼をされることによって、記者のほうで、市にとって有益な情報が取り上げてもらえるかなというふうに考えているというようなご答弁がありました。そういった姿勢への効果はどのように現れているのか、お伺いをできればと思います。 ○議長(田中栄志) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) こういった辺りはしっかり記事、様々なやはり記事があって、中にはそういった市にとって、いわゆる不祥事等、こういったものもあった場合も、こういったものも含めてしっかり記事のほうは提供させていただくということで、報道機関との、ある意味信頼関係というのは構築できているものというふうに考えてございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) ありがとうございます。本当に新聞に何らかの形で富士見市が出てくると、思わずじっくり読んで、それがいい記事だったらうれしいことですし、そういう記事がいっぱい載ることを期待して、次の質問といいますか、先ほどの富士見市をPRしていくという意味で、ユーチューブチャンネルがございます。これ私も登録してありますけれども、おおよそ1,240人台だと思っているのですけれども、これなかなか、見てみると、いろいろなお店が出てきたり、市外の人たちにとっては、富士見市を知るいいものでもあるのかなというふうに思います。飲食店も、こんなところに行ってみたいとか出てくると思いますので、この辺についてチャンネルの登録者数とか視聴を増やす方法、こういった取組についてどうされているのか、お伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) ユーチューブ、動画もそうですし、令和4年10月からはインスタグラムも始めさせていただきまして、視覚に訴えるシティプロモーションというのも始めたところでございます。この間、インスタグラムからいいますと、約1年が経過したところでございますが、他市との比較を見てみますと、順調に伸びているかなというふうに思っています。今も1,100強の方々のフォロワーをつけておりますので、約1年でこれだけの数字がつくというのは、近隣の市町を見ていても、いいスピードではないかなというふうに考えております。いかに興味を引く、あるいは刺激的といいますか、興味が湧くようなSNSの発信ができるかということが勝負かなと思っていますので、フォロワーの方たちも今中心が大体25歳から40歳後半ぐらいまでということですので、生産年齢人口に近い人たちがいっぱい見ていただいているのかなというふうに捉えますと、さらなる情報発信というのはしていく必要があろうかというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) いわゆるガラケーの時代からスマートフォンの時代になったということで、多機能な情報ツールとして使えますので、そういったものを利用されている方が年代に限らず増えているということを最大限利用して、富士見市の魅力を発信していっていただきたいと思います。  次に、視点が違ってしまうかもしれません。まちの活力を維持していくことについて、たまたまといいますか、新しい政策として、これは経済環境の関係になるのかもしれませんけれども、地域商工業イベントスタート支援事業はどこなのだろうというのがございます。これも目的は、事業者間の連携と活気とにぎわいのあるまちづくりを支援するためというふうに書いてございますけれども、これについて具体的にどういった、今まちの活力維持に向けた効果が上がっているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(田中栄志) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 今議員ご質問の支援制度につきましては、今年度から制度をつくりまして、まずふじみ野駅の西口のほうで地域の事業者がイベントを行って、にぎわいづくりをしたというような実績がございます。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) これは商工会もしっかり関わっていかなくてはいけないことだというふうに思っていますけれども、この辺についても承知しています。それがそうだったのですね。すみません。私の認識不足で。ふじみ野駅西口であったこと承知しています。11月23日のイベントもそういったにぎわいにつながっていくのかなというふうに思っています。しっかり意識を持って関わっていきたいと思います。 次に、STEM教育についてお伺いいたします。様々な効果が上がっているということをお伺いいたしました。水谷東小学校でも、通学路の危険の何かそういったことについての事業でも、STEMを使っているというふうなのがございました。こういった効果があるSTEM教育なのですけれども、小学校のみではなく中学校でも導入すべきだというふうに思うのですけれども、それに対してのご見解をお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 小学校のみでなく中学校での導入をというお話をいただいたところでございますけれども、本年度から市内小学校全校で取組をまずは始めさせていただいており、これを積み重ねる中で見えてくる成果と課題を整理し、いずれは中学校を含め、義務教育9年間を見通した取組に拡大できるといいなというふうなことを考えながら研究をしてまいりたいと思っております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 何となく少し後ろ向きなご答弁だったような感じがして、そういうふうに思っていらっしゃるのかもしれませんけれども、現実的に、このSTEM教育のいろいろ資料を読んだりしていますと、学年別に本当に様々なやり方といいますか、課題がある。低学年、特に1年生から6年生までの学年差を考えた場合を、全く同じことをしているわけではなくて、特に高学年になっていくと、様々な研究課題、水谷東小学校の情報を得たら、やはり5、6年生がとても統一試験で頑張ったというお話も伺いました。そういったこともあって、それはSTEM教育ばかりではないのかもしれない、先生方が努力されているのだとは思いますけれども、そういう中でやはり中学校、もう少し具体的に、中学校に導入していく目標といいますか、具体的なスケジュールといいますか、感がありましたら、再度ご答弁を願いたいと思います。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) なかなか明言できないところではございますけれども、中学校のほうでは技術というのが既にあって、その技術の学習を通してプログラミングも含め、STEMというのは今でもできる状況にはなっております。あとはノウハウと、こんなことができるのだという可能性を見せることだと思っておりますので、その実践を重ねて中学校のほうに、より積極的に取り組んでいけるように準備をしていきたいと思っております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 伺って、ではもうやりましょうよというふうに思わず思ってしまいました。ですから、技術家庭というか、技術、確かにありますよね。テクノロジーですからね。そういったところでできることをやっぱり少しずつ、ああ、これがSTEM教育なのだと後で、あくまでもSTEM教育は手段だと思いますから、目的ではありませんので、そういったことを利用しながら中学生のレベルの課題解決に向けた教育をしていただければというふうに思います。  また、最近はアートを加えたSTEAM教育という概念も出てきているようでありますけれども、これについて富士見市の取組、具体的なものがございましたらお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) STEAMの語源というか、STEMはS、T、E、M、そこのEとMの間にAを入れて、アートを入れてSTEAMということになっているかと承知しております。このことについては、今ご指導いただいている野村准教授ともいろいろとやり取りはしているところではございますが、本市で行っているSTEM教育の中には、既にものづくり、形やデザインも含めた、または発想、表現力、そういうものも高める観点も入った上で進めていると。呼び方はいろいろあるけれども、肝腎なのは取り組む中身であるので、それを踏まえた取組は既にやっている。そして、やっていこうというふうなことで話をしておりますので、STEAMの名称は変えませんけれども、その視点を入れた取組を今後も行っていきたいと思っております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 先ほど来、野村先生というお話が出てきます。本当にいろいろな意味でこれからの子どもたち、またいわゆる理系の技術者、そういった分野も育てていくとか、そういった意味でSTEM教育を使った教育をすることは意義あることだと思うのですけれども、例えば教える側の先生方の育成といいますか、そういった、特に働き方改革の中でなかなか先生が時間が取れないという中で、やはり先生方がこのSTEM教育に深く理解と指導力を持てるような状態をつくっていくということは、私、勝手に思っているのですけれども、課題かと思うのですが、その辺についてお伺いできればと思います。 ○議長(田中栄志) 学校統括監。 ◎学校統括監(武田圭介) 実際これを見るまでは、私も後ろ向きでした。ただ、実際現場で見ると、教員よりも子どものほうが食いついて、子どものほうが教員の上に行ってしまうというような状況なので、やってみると子どもが飛びつき、それを見た教員が面白いと感じ、これが進んでいくと。ただ、コントロールだとか、あと子どもをより高みにということでは、教員の育成は絶対必要かと思いますので、楽しんで子どもと先生が取り組んでいる間に、我々としては好事例を集めて、教員に対してこういう指導もあるというようなことを示していければと考えております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 全ての先生が前向きに取り組んでいただけるように期待したいと思います。  次に、大きな4番、(1)の関係で、今後の訓練に今回の市民の皆さんの声からどんなことが、生かすべき点がございましたらお伺いいたします。 ○議長(田中栄志) 危機管理監。 ◎危機管理監(古寺優一) 今後の訓練に生かしていきたい点ということでございますけれども、アンケートの結果から好評であったもの、例えば今回障がい者スペースというものを設けて、また手話通訳の方にも来ていただいて、その点についてアンケートでも非常に好評でございましたので、そういった好評であったものにつきましては、今後も引き続き訓練に取り込んでいきたいなというふうに考えております。また一方で、雨天であった関係で、急遽テントも7張りほど追加させていただいたのですけれども、なかなか至らない点もあったと思いますので、そういったことについては今後改善してまいりたいなというふうに考えております。  また一方で、今回訓練で新しくドローンですとか、防災アプリの紹介ですとか、あとVRの体験というのも入れさせてもらいました。そういった新しい防災の技術などについても、今後訓練を行う際には、4年後になりますけれども、取り組んでいきたいなというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 承知いたしました。  次に、(2)の関係なのですけれども、今度の日曜日、10日の日には水谷東4町会と志木市の柏町地域との合同防災訓練が行われます。今日傍聴に来ていらっしゃる方も全員参加されるというふうに思いますけれども、この間、ふと思ったのですけれども、発災時間がはっきりしていないわけですけれども、例えばそういうときに地域の防災訓練と本部を結ぶような、連絡調整するような、そういう訓練も必要なのかなというふうに思いました。あそこはあのままでいいのだけれども、肝腎なのは、各地域がどういう状態なのか、それに対して市がどうするのかという、そういった意味での合同防災訓練の在り方というのを私は必要なのかなというふうに思いますけれども、見解を求めます。 ○議長(田中栄志) 危機管理監。 ◎危機管理監(古寺優一) 他市の訓練の状況を見ましたら、今議員ご提案のようなやり方をしているところも確かにございました。今後どういった訓練がいいのかということについては、またいろいろ研究してまいりたいなというふうに考えております。 ○議長(田中栄志) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) ありがとうございました。まだ11秒残っておりますけれども、以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(田中栄志) 以上で関野兼太郎議員の市政一般質問を終わります。  暫時休憩します。                                      (午後 3時20分) ○議長(田中栄志) 再開します。                                      (午後 3時21分) △散会の宣告 ○議長(田中栄志) 以上で本日の日程は終了しました。  12月9日及び12月10日は、休日のため休会となります。 12月11日は、午前9時30分から本会議を開き、引き続き市政一般質問を行います。  本日は、これをもって散会とします。                                      (午後 3時21分)...