富士見市議会 > 2023-02-28 >
02月28日-03号

  • "通学路安全点検"(/)
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  1. 富士見市議会 2023-02-28
    02月28日-03号


    取得元: 富士見市議会公式サイト
    最終取得日: 2024-09-10
    令和 5年  第1回 定例会           令和5年第1回定例会議事日程(第3号)                                   令和5年2月28日(火曜日)                                   午前9時30分 開議日程第 1 議案総括質疑     (一般会計当初予算議案)      議案第22号 令和5年度富士見市一般会計予算       質疑順       1 公明党   (持ち時間 40分)       2 21・未来クラブ   (持ち時間 60分)       3 日本共産党   (持ち時間 40分)延   会出席議員(21名)     1番   小  泉     陽         2番   田  中  栄  志     3番   佐  野  正  幸         4番   根  岸     操     5番   伊 勢 田  幸  正         6番   村  元     寛     7番   加  賀  奈 々 恵         8番   熊  谷     麗     9番   木  村  邦  憲        10番   宮  尾     玲    11番   尾  崎  孝  好        12番   斉  藤  隆  浩    13番   関  野  兼 太 郎        14番   篠  田     剛    15番   篠  原  通  裕        16番   山  下  淑  子    17番   深  瀬  優  子        18番   勝  山     祥    19番   今  成  優  太        20番   小  川     匠    21番   川  畑  勝  弘欠席議員(なし)欠  員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市   長   星  野  光  弘      副 市 長   浅  井  義  明  危機管理監   新  山     司      総 務 部長   古  屋  勝  敏  政 策 財務   水  口  知  詩      協 働 推進   古  寺  優  一  部   長                   部   長  市 民 部長   塩  野  英  樹      子ども未来   小 日 向  哲  也                          部   長  健 康 福祉   鈴  木  貴  久      経 済 環境   渋  川     久  部   長                   部   長  都 市 整備   落  合  慎  二      建 設 部長   森  田  善  廣  部   長  会計管理者   佐 々 木  恵  司      財 政 課長   久 保 田  智  子  兼会計室長  選 挙 管理   下  田  恭  裕      監 査 委員   岡  部     泉  委 員 会                   事 務 局長  書 記 長  教 育 長   山  口  武  士      教 育 部長   磯  谷  雅  之  学校統括監   小  林  正  剛            本会議に出席した事務局職員  局   長   近  藤     徹      次   長   吉  田  知  央  主   任   戸  谷     薫      主   任   幕  田  祐  二  主   任   伊  藤  沙 耶 子      専 門 員   大  熊  経  夫 △開議の宣告 ○議長(斉藤隆浩) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより令和5年第1回富士見市議会定例会第8日の会議を開きます。                                      (午前 9時30分) ○議長(斉藤隆浩) お手元に配付した議事日程(第3号)に従って議事を進めます。 △日程第1 議案総括質疑(一般会計当初予算議案)      議案第22号 令和5年度富士見市一般会計予算 ○議長(斉藤隆浩) 日程第1、議案総括質疑を行います。  初めに、議案第22号 令和5年度富士見市一般会計予算の総括質疑を行います。  議案第22号については、持ち時間制とし、通告順に、答弁時間を除き、会派等の持ち時間内において質疑を行います。  ここで、質疑順に会派等の持ち時間を申し上げます。1番、会派公明党、40分、2番、会派21・未来クラブ、60分、3番、会派日本共産党、40分、4番、無会派(日本維新の会)、10分、5番、会派草の根、50分、6番、無会派(立憲)、10分、以上のとおりです。  なお、総括質疑ですので、詳細な部分につきましては委員会審査に委ねられるようお願いし、富士見市議会として合理的で円滑な議会運営が図られますよう、議員の皆様のご理解、ご協力をお願い申し上げます。  また、一般会計当初予算に限り、1議員の質疑は3回以内において継続して行うものと申合せで規定しておりますので、ご了承願います。  初めに、会派公明党の質疑を受けます。  深瀬議員。 ◆17番(深瀬優子) おはようございます。これより、公明党からの当初予算に対する総括質疑を始めさせていただきます。私から7点質疑させていただきます。  1点目に、令和4年10月3日付で通知された令和5年度予算編成方針の冒頭で、ウクライナ情勢の長期化や円安の進行等の影響を受けた原油等材料価格の高騰が続いており、物価高騰による様々な影響にも留意しなければならない。また、新型コロナウイルス感染症は収束が視野に入ったとの見解があるものの、今後においても直面する様々な課題に対応できる施策に取り組んでいくことが必要であると示されております。今現在、市民にとってこの物価高騰と新型コロナウイルス感染症の影響による家計への負担は、大変に大きいものがあります。令和5年度におきまして、この物価高騰による影響から市民の暮らしを守るための施策につきまして、総括的にお伺いをいたします。  2点目に、同じく予算編成方針の中で、令和5年度予算の財源不足額は10億円程度になる見込みと示されております。この財源不足に対する対応についてお伺いいたします。  3点目に、同じく予算編成方針に、行財政改革の推進として安定的な自主財源の確保や市民協働、民間活力の導入などを推進するとあります。この方針にある自主財源の確保と市民協働と民間活力の導入の3つのそれぞれの取組につきまして、総括的にお伺いをいたします。  続きまして、4点目に、施政方針の4ページ目に、「今後の成長分野でもあるデジタル分野や、グリーン分野などにも果敢にチャレンジしていく」とあります。この中のグリーン分野に対する令和5年度における取組につきまして、お伺いいたします。  次に、5点目、同じく施政方針の13ページの(4)、土地利用、道路、治水、下水道として、「水谷柳瀬川ゾーンにつきましては、埼玉県による調節池の整備に合わせ、地域の発展と活性化につながる土地利用に向け、議論を進めてまいります」とあります。この水谷柳瀬川ゾーンの土地利用の令和5年度に取り組まれる内容につきまして、お伺いいたします。  6点目に、同じく施政方針の15ページ、(5)、環境、公園・緑、住環境として、「今年度取得した市民緑地「御庵」と、ご寄附いただいた古民家などを「大御庵の杜」として位置づけ、自然や文化に親しみ、憩い、交流できる空間の創出に向け、利活用の検討を進めてまいります」とあります。この大御庵の杜の整理に当たりまして、令和5年度に取り組まれる内容についてお伺いをいたします。  7点目に、教育行政方針の中からお伺いいたします。6ページにありますが、安全教育として、通学路合同安全点検の実施が示されています。この通学路合同安全点検の内容や進め方等につきまして、お伺いをいたします。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 答弁願います。  政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) おはようございます。本日もどうぞよろしくお願いいたします。それでは、何点かご質問をいただいておりますので、順次お答えしたいと思います。  まず1点目、物価高騰等に伴いまして、どのような施策をというようなご質問だというふうに理解してございます。物価高騰につきましては、ウクライナ情勢が今後どうなるかというようなところもございますが、確実に2月も伸びていますし、今後も伸びるというようなことが想定されていますので、それらを勘案して、特に光熱水費の部分、それから建設、あるいは建築修繕等につきましては物価資材等の高騰、あるいは入手ができないことなども想定しながら予算の編成を組んだところでございます。特に光熱水費につきましては、昨年度よりも多く見積もらせていただいてございますので、今後もその推移をよく見ながら、それらの過不足が生じないように財政運営を保っていきたいというふうに考えております。  それから、2点目になります財源不足の考え方ということで、当初の予算編成方針におきましては、約10億円を超える見込みをしてございました。実際につきましても、それに近い財源不足が生じてしまいました。それらにつきましては、財政調整基金等で調整をさせていただくことになりますが、実際の事業を遂行していく上で、もう一度それらの財源の新たなる精査ですとか、それからスケジュール感、そのようなものを見て、適正に財政調整基金の繰入れについては検討をしていきたいというふうに考えております。  それから、3点目、行財政改革の自主財源の確保という点につきましては、様々な観点から自主財源の確保というものは考えているところでございますが、特に根幹たる市税の税収に当たりましては、チャネルの増大ですとか、それから納付のしやすさ、そのようなことを加味しながら調整をさせていただく、さらには徴収担当のほうにつきましては、徴収率の向上というところにも努めさせていただいているというところでございます。  また、デジタルサイネージ、あるいはそのようなことで、例年になりますが、自動販売機の部分ですとか、新たなところではそのようなところだというふうに理解しておりますが、歳出におきましても節減ができるように我々も一生懸命努力して、この財政運営をしっかりと見守っていきたい、あるいは執行していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。それでは、グリーン分野に係る令和5年度の取組につきましてお答えいたします。  まず初めに、市民や事業者が取り組みます再生可能エネルギー機器次世代自動車の導入に対しましては、地球温暖化防止活動支援補助金の予算額を大幅に増額しまして、ゼロカーボンシティを目指してまいります。  また、現在可燃ごみとして焼却処分している家庭から排出される廃食用油を公共施設で回収し、リサイクルすることで二酸化炭素排出量の削減を図ってまいります。  また、公共施設への創エネ、省エネ設備の導入に当たりましては、南畑ふれあいプラザ、中央図書館及び鶴瀬西分館の照明をLED化してまいります。あわせまして、水谷小学校校舎増築事業では、ZEB化に向けた工事の施工を行ってまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) よろしくお願いいたします。土地利用の関係で、水谷柳瀬川ゾーンのご質問いただきました。  水谷柳瀬川ゾーンは、都市計画マスタープランにおいて産業施設誘導地として定めております。地権者組織であります水谷柳瀬川土地利用推進協議会と現在も行っておりますが、令和5年においても引き続き協議をしてまいりたいと考えております。また、埼玉県による調節池の整備を、水谷調節池を整備していただいております。その整備に合わせて周辺整備を進め、市民の方の憩いの場となるよう検討をしてまいりたいと考えております。内容といたしましては、調節池及び柳瀬川との一体利用の検討ですとか、調節池の周囲堤等の整備について検討してまいりたいと考えております。  続きまして、大御庵の杜の活用事業でございます。令和5年度の取組といたしましては、大きなところですと、まず今年度取得した緑地の樹木の維持管理というところです。また、その山林の調査も、今後の維持管理等のために樹木等の調査をしてまいります。また、緑地には生物がいるというところで、生物のモニタリング調査というところを行ってまいりたいと思います。そこについては、県の指針によりまして2シーズン程度、そういった生物を見るということになっておりますので、これについては継続費ということで、3か年にわたりまして調査をさせていただく取組をさせてもらいたいと思っております。  また、活用のところで、民間活力を生かしたいというところで、サウンディング型の市場調査を委託して、民間事業者の提案等をお聞きしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) おはようございます。よろしくお願いいたします。  議員より、通学路安全点検のご質問いただきましたので、ご回答させていただきます。基本的に、通学路は日々変化していると学校は認識しております。よって、定期的に学校は、通学路安全点検の教職員が回って確認を行っているということが行われております。また、子どもたちに下校指導をする際に、教職員が一緒に子どもたちと下校する際に、通学路、同様に危険地帯等を確認しながら点検等を行っております。さらに、立哨指導等で地域の方、学校応援団、あるいはスクールガードリーダー、様々な方にご協力いただいておりますので、地域の方からの気づいた点、あるいは何か気になった点等が学校のほうに情報が入り次第、その都度学校のほうとしては、危険箇所等の認知をした上で取り組んでいるところでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 深瀬議員。 ◆17番(深瀬優子) 一通りのご答弁ありがとうございました。それでは、順次2回目の再質疑させていただきます。  1点目の予算編成方針で、光熱費の伸び等を勘案した予算になっているとお伺いをいたしました。さらにもう一歩お聞きしたいのが、今現在市民の暮らしが、GDPも伸びは見られるという、そのような旨のご答弁もありましたが、市民への暮らしの影響にとって、市民の暮らしを守っていくための施策について、令和5年度に見込まれているものなど、また見込まれていなくても、今後の変化に対応していくためにどのように対応されていくか、改めて再度お伺いをしたいと思います。  2点目の財源不足に基金を活用していくとお伺いいたしましたが、この基金の繰入れについての方針を改めて確認させていただきたいと思います。  3点目に、行財政改革として、自主財源の確保についてご答弁いただきました。そこの方針の中にある市民協働と民間活力の導入、こちらにつきましても、それぞれ令和5年度にどのように取り組んでいかれるか、再度お伺いをさせていただきます。  4点目のグリーン分野に対して再質疑させていただきます。関連することといたしまして、今計画が進められている富士見上南畑産業団地の整備の中で、このグリーン分野について令和5年度に推進していかれることがございますでしょうか、お伺いをいたします。  あと、5点目の水谷柳瀬川ゾーンにつきましてご答弁いただきましたが、先ほどご答弁の中で、調節池周辺の整備を検討していかれるお話をいただきました。令和5年度にどの程度進んでいくものか、お伺いをいたします。  6点目の大御庵の杜の整備について再質疑させていただきます。市民への周知や説明についての取組について、改めてお伺いをしたいと思います。  最後の7点目の通学路合同安全点検でございますが、こちら通常取り組んでいただいている内容をご説明いただきましたが、令和5年度に新たに何か工夫されていくようなことがございましたら、お伺いをしたいと思います。  2回目、以上となります。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 再質問いただきました。  最初に、1点目としまして、市民の暮らしの影響についてどのようなことかということでございますが、予算を見回してみますと、直接的に市民の方々の暮らしに影響が出るというような、明確なところはお示しすることができないかなというふうに思っています。しかしながら、システムの更新ですとか、それから施設の整備ですとか、そういったところでは、将来的には市民の皆様に、福祉の増進に関わる提供ができる予算が組めているかなというふうに考えております。  それから、2点目といたしまして、財源不足の繰入れの方針についてということでございますが、こちらにつきましても、基本的には足りなかった分につきましては、先ほどの説明のとおり財政調整基金で調整するというのが財政調整基金の在り方でございますので、そこを原則的に考えております。しかしながら、その予算の執行時におきまして、その事業についてしっかりと予算的な精査をあらかじめしたものに、どう変化が加わっているのか、あるいは増えたのか減ったのか、同じなのかというようなところを再度精査させていただきまして、その分を見て財政調整基金の繰入れをするのかしないのかの判断についても、考えていきたいというふうに思っています。積算上、予算不足が生じまして、その分については財政調整基金で補填するという考え方には変わりございませんが、財政調整基金を繰り入れるに当たっては、しっかりと精査をしていきたいというふうに考えております。  それから、3点目の市民協働、民間活力の導入についてということでございます。今回新たに教育委員会のほうでWISC検査ということで、跡見学園女子大学との連携がございます。そのほかにも、以前から連携しております民間企業、それから大学関係というようなところと事業連携をしっかりしてございますので、その辺の取組を、これからもしっかりと推進していきたいというふうに考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長
    経済環境部長(渋川久) グリーン分野に係る産業団地の関係の令和5年度の取組でございますが、まずはこの産業団地の整備に当たりまして、昨年5月に県企業局に対しまして分譲募集に係る要望書を出してございます。この中で、市から県に出した要望の内容の一つに、カーボンニュートラルに向けた取組を推進ということで要望を出しておりますので、今後、分譲募集が始まりましてエントリー企業が決まった段階で、私どもとしましては直接企業のほうにカーボンニュートラルの取組を推進するよう要望してまいります。あわせまして、その進出企業が太陽光発電等を導入する場合には、市の地球温暖化防止活動支援補助金、こちらを使って支援もしてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 水谷柳瀬川の件で質問いただきました。  周辺整備のどこまで進むかということでございますが、県の調節池の完了に合わせて整備をしてまいりたいと考えておりますが、完了のほうはまだなので、来年1年度かけて、先ほど申した整備の内容について検討してまいりたいと考えております。  また、大御庵についてですが、市民周知、説明はということでございます。先ほど申したサウンディング調査の中で、地元の意見ですとか環境団体等の意見をお聞きするということで、ワークショップも予定しております。そういった中で、大御庵の周知等してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) 通学路の合同安全点検ですが、基本的に毎年行っておりますので、今年も保護者、関係者に協力いただくとともに、関係課とも連携を図りながら点検を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 深瀬議員。 ◆17番(深瀬優子) それでは、3回目再質疑させていただきます。  1点だけなのですけれども、市民の暮らしを守るための物価高騰からの施策についてご答弁いただきました。将来的には福祉分野にもつながりということで、令和5年度におきまして、今後も国からの交付金や給付金、いろいろ県からの補助金、市民の暮らしを守るために示されることがあるかと思います。そうしたときの補正予算に対する取組につきまして、令和5年度どのようにお考えか、当初予算の質疑と関連してお伺いをさせていただきたいと思います。  3回目、以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 令和5年度の交付金、あるいは補助金等を国や県から示された場合の取組ということでご質問いただきました。  その内容をしっかりと精査させていただきまして、必要なときに必要な支援ができる、あるいは市民に届けられる、そのようなスピード感を持って対応していきたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠原議員。 ◆15番(篠原通裕) 15番、篠原でございます。それでは、私から7点質疑をさせていただきます。  1点目、重層的支援体制整備移行準備事業予算参考資料2、重層的支援体制整備移行準備事業において、福祉分野において複雑化、複合化した多様な生活課題に対応する窓口と、多機関協働による包括的な支援体制等を進めるとありますが、窓口の概要を伺います。また、今後多機関連携のプロセスはどのように行うとお考えか、検討されているかを伺います。  2点目、自殺対策事業。これまでも、自殺対策計画についてPDCAサイクルにおいて進めていくと、前回の予算総括質疑の答弁でもありましたが、今年度を振り返り、どのようなことが討論されて本年度の予算計画に至ったかを伺います。  3点目、空家等対策事業。今年度、新規に財産管理人制度申立費用が記載されております。これは、所有者不明や相続人が所有権放棄した空き家等を裁判所が選任した財産管理人が財産の整理をし、国庫に帰属させる制度と認識しております。この制度を活用し、どのように対策を進めていくのかを伺います。  4点目、ホームページ運営事業CMSシステム改修委託料として1,463万円の予算が組まれております。CMSシステムは、ウェブサイトなどのコンテンツを作成、編集、管理するため、簡単にウェブサイトを作成、編集、また複数の人が同時にコンテンツを編集することができる便利なツールとなっていると認識しております。このシステムを使うことで、どのようなことが期待できるのか伺います。  5点目、居住関係公証事務事業申請書作成支援システムを導入することにより、期待される効果を伺います。  6点目としまして、施政方針の中から質問をいたします。施政方針8ページ、(1)、子ども・子育て支援、学校教育について、妊娠期から子育て期の家庭や、子どもたちへの切れ目のない支援拠点となる「子ども家庭総合支援拠点」を子ども未来応援センターに設置し、相談支援体制の強化をしていくとあります。今までも、支援拠点として子ども未来応援センターで対応してくださっていたのですが、今までとの大きな違いは何かを伺います。  7点目は、こちらも施政方針の17ページ、(8)、危機管理、総合行政について、「4年に1度の開催となる、総合防災訓練につきましては、体験型の要素を取り入れ、これまで防災訓練に参加したことがなかった方も、気軽に参加できる機会としてまいります」とあります。これ具体的にどのような内容なのかということをお伺いいたします。  1回目の質疑は以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) よろしくお願いいたします。  篠原議員ご質問の重層的支援体制整備移行準備事業の窓口の概要につきましてお答えさせていただきます。複雑化した生活課題や、制度のはざまになっている相談に対する窓口を福祉政策課に設置する予定でございます。また、基本的には各所属等の窓口で受けた相談のうち、複雑化した生活課題等があるものを福祉政策課の窓口につなげてもらい、関係部署、関係機関等と連携しながら対応することを考えております。  それから、多機関協働のプロセスにつきましては、ふだんから相談者に対する支援を連携して行うとともに、重層的支援体制整備事業における円滑な支援を実施するための情報共有や、協議等を行う支援会議や重層的支援会議を開催することで、多機関協働を図っていく予定でございます。  続きまして、ご質問の2点目の自殺対策計画につきましてお答えさせていただきます。令和4年度を振り返りまして、まず自殺対策の要といたしましては、自殺は誰でも起こり得ることで、ご自分や周囲の人の心の状態に目を向ける、気を配ることが大切であることの普及啓発と、相談先の周知であると考えております。そして、相談支援のネットワークづくりをすることも必要であると考えております。  まず、普及啓発の柱として取り組んでおりますこころの体温計とゲートキーパー養成講座でございますが、令和5年度はこの2つを強化してまいりたいと考えております。こころの体温計につきましては、現在のバージョンにさらにツーモード加えまして、それぞれの対象を広げて、そこで自己チェックを図っていただくような形を考えているところでございます。  それから、ゲートキーパー養成講座につきましては、昨年度よりも回数のほうを増やしまして、今年度からでもございますけれども、民生委員を対象にした講座を開始いたします。また、令和5年度の予定といたしましては、高校生向けに講座を開催することを予定しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。空家対策事業につきましてご質問いただきましたので、お答えいたします。  議員ご質問のとおり、令和5年度予算として管理不全な空き家の解消を目的といたしまして、財産管理人制度の活用について計上させていただいております。所有者が不明となっている空き家や、相続人が所有権放棄している空き家について、裁判所へ財産管理人を選任していただき、空き家問題の解決を図るべく申立てを行うものでございまして、一般的に弁護士が選任されまして、法的な見地から問題の解消を図っていく、そういった制度となっております。  建物の損傷や樹木の繁茂、草木の繁茂、管理不全な空き家の問題につきましては、防犯、防災上の観点からも、その対応が望まれております。本市におきましては、現在12戸の管理不全空き家を把握しておりますが、順次この制度の活用を図ることによりまして、問題の解消に努めていきたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 市ホームページのCMSシステム導入について答弁させていただきます。  現在のホームページにおきましてもCMSシステムを導入しており、各課において職員が簡単に各ページの作成や編集を行っているところでございます。現在のシステムは、平成31年1月にホームページのリニューアルという形で導入いたしまして、令和6年1月に長期継続契約の満了となります。このため、令和5年度予算におきましてCMSシステムを改修し、また新たな機能追加を行うということで、現在の市ホームページを一部リニューアルしたいと考えております。  具体的には、トップページやPRサイト、議会サイトのデザインやアイコンの配置変更等を行います。また、AIチャットボットを導入し、AIが24時間いつでも質問に答える機能や、各課がページを更新した際に、ツイッターやフェイスブックを通じて情報発信ができる機能を追加いたします。こうした改修を行うことで、一層誰にでも見やすく、利用しやすいホームページとなるよう取り組んでまいりたいと考えてございます。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長。 ◎市民部長(塩野英樹) よろしくお願いいたします。それでは、居住関係公証事務事業申請書作成支援システムについてご質問がございましたので、お答えいたします。  このものでございますが、タブレット端末やカードリーダー等を使用し、マイナンバーカードや運転免許証内のICチップ、または専用サイトを利用して事前に申請書の情報を入力したバーコードを読み取ることで、住民票、税務証明、また納税証明などの申請書に自動で申請者の氏名、住所、生年月日などが印字されるものでございます。  これについての導入効果でございますが、申請書の記入負担の軽減、また受付事務の負担軽減、マイナンバーカードの普及など、いろいろな効果を推測しているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) よろしくお願いいたします。子ども家庭総合支援拠点の関係でご質問のほういただきました。  子ども未来応援センターにつきましては、これまで子ども及び妊産婦並びにその家庭にとって身近な相談場所を整備ということで、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援を実施してございます。そこに、今度は例えば要支援児童、あるいは要保護児童、または特定妊婦とか、そういったことを対応するための職員体制をきちんとしいて、これまでの相談支援業務のほうをより充実させていくような形となるものでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) 富士見市総合防災訓練の内容ということでご質問をいただきました。  具体的な訓練項目は、来年度検討していくことというふうになりますが、基本的には予算説明で申し上げましたとおり、コロナ禍前の令和元年度と同等の水準で実施していきたいというふうに考えております。  参考までに、令和元年度の内容でございますけれども、一般的な地震体験車ですとか、あと大雨の体験車、それから自宅前に水流、水が来てしまったときのためのドアを開ける圧力の体験ですとか、あと子どもたちのための、消防士の服を着たなりきり体験ですとか、あと人気のあるところで自衛隊カレーの試食会ですとか、その辺のところを検討しておりますので、来年度の検討項目の中で組み込んでいきたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠原議員。 ◆15番(篠原通裕) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  1点目の重層的支援体制整備移行準備事業についてですけれども、先ほど情報共有会議の開催ということをおっしゃっていましたけれども、これは頻度はどのぐらいになるのか、お伺いいたします。  同じ項目で、重層的支援体制整備移行準備事業についてですが、市民に向けた周知についてですけれども、どのようにこういうような制度があるのだということを進めていくか、そのお考えをお伺いいたします。  続きまして、自殺対策事業についてですけれども、こころの体温計について対象者を広げるというふうにおっしゃったと認識しているのですが、どのような対象に、どのようにして広げていくかをお伺いします。  よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 再質問の重層的支援体制整備移行準備事業なのですけれども、まず情報共有の会議につきましては、具体的な関係者との集まりの、あまり負荷にならないように、月に1回とか2か月に1回とか、今後それは検討していきたいと考えております。まず、集まって情報共有は大切だと考えているのですけれども、ただ、顔の見える関係づくりの中で、あまり過度に負荷にならないような形は大切だと思っておりますので、その辺のところは進めていきたいと考えております。  それから、市民向けの周知につきましては、こちらにつきましては今後広報にどのように上げていくのか、またホームページにどのように、基本的に相談窓口というのは、例えば障がいだったり高齢者だったり、福祉政策課の生活保護の窓口であったり、生活サポートセンターとかいろいろあるのですけれども、そういったところにまずつないで、そういうところを周知していくのか、またその後こちらの各課の相談を受け付ける、いわゆるワンストップではございませんので、そういったところを旗振り役として、コーディネーターとして考えておりますので、そういったところをどうやって周知していくのかは、今後考えていきたいなとは考えております。  それから、2点目の自殺対策のこころの体温計の、こちらの対象につきましては、今全部で6つのモードがございますけれども、それ以外にDVモードと遺族モードの2つを加味して8つのモードにして、それぞれの対象で自分とか、家族とか、DVに遭われている方とか、遺族の心のケアとか、そういったところで自己チェックを図っていただければなと思っておりまして、対象を広げる予定でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) 16番、山下です。続きまして、令和5年度施政方針と教育行政方針を通して、議案第22号令和5年度富士見市一般会計予算に対しまして、10点質疑をさせていただきます。  1点目、施政方針の8ページ、(1)、子ども・子育て支援、学校教育の中から、公立保育所において1歳児クラスの受け入れの拡大を図り、待機児童の解消に取り組むとあります。具体的な検討内容と今後の計画をお伺いいたします。  2点目、同じく(1)、子ども・子育て支援、学校教育の中から、伴走型相談支援や出産・子育て応援給付金など、国が進めているこどもファーストの経済社会づくりについて、どのように検討されているのかをお伺いいたします。  3点目、同じく(1)、子ども・子育て支援、学校教育の中から、市内産科医療機関でのデイサービス型の産後ケア事業の開始について、今後の事業のスケジュールをお伺いいたします。  4点目、同じく(1)、子ども・子育て支援、学校教育の中から、STEM教育について、改めて課題研究校の具体的な成果についてお伺いいたします。  5点目、同じく(1)、子ども・子育て支援、学校教育の中から、小中一貫教育推進について、義務教育9年間を見通した系統性、継続性のあるカリキュラム作成の具体的な検討内容と計画をお伺いいたします。  6点目、同じく(1)、子ども・子育て支援、学校教育の中から、新たに跡見学園女子大学との連携について、具体的な内容についてお伺いいたします。  7点目、(3)、スポーツ、文化芸術・文化財、生涯学習、防犯・交通安全の12ページの図書館利用者の利便性向上について、マイナンバーカードを図書館カードとしても利用できるシステム導入や、スマートフォンなどの携帯端末を活用した図書館カードの電子化に関して、具体的な取組内容と今後の計画についてお伺いいたします。  8点目、16ページの(7)、シティプロモーションの中から、一貫した市のプロモーション活動を進めるため、チラシや、ポスターにおけるデザイン構成の統一化を図るとありますが、具体的に計画している内容をお伺いいたします。  9点目として、教育行政方針、6ページの大きな1番、学びあい、高めあい、夢と希望をはぐくむ教育の推進の3、自らの健康・安全を守る資質・能力と健やかな体の育成の中から、大学等と連携し、児童生徒の体力向上について、科学的・技能的な見地から研究するとあります。具体的な検討内容と計画をお伺いいたします。  最後に、10点目として、教育行政方針の7ページの4、地域の教育力を生かし教育効果を高める学校教育の推進の中から、特色ある学校づくりをさらに推進するため、学校運営支援者協議会のコミュニティ・スクールへの移行について検討するとありますが、その内容について伺います。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 何点かご質問をいただきましたので、順次お答えさせていただきたいと思います。  まず、1点目なのですけれども、公立保育所での1歳児の受入れ枠の拡大ということなのですが、こちらにつきましては、第5保育所におきましてゼロ歳児クラスを一旦受入れを止めまして、1歳児の受入れを増やすというような形を来年の4月に向けて、令和5年度中に準備したいというふうに考えてございます。  2点目なのですけれども、国のほうで進めます出産・子育て応援給付金、こちらのほうなのですけれども、進め方といたしましては、まず妊娠された際に妊娠届を頂きます。そのときに、まず必ず妊婦の方と面談をさせていただくと。その際に、今後のことについて不安なこと、何か心配なこと、そういったことを聞き取りをさせていただいて、そこがまずスタート地点になります。その後、妊娠の8か月頃にもまたアンケートとか、そういったものを取らせていただいて、出産間近に当たって何か心配なこと、不安なことをお聞きさせてもらう。実際その後、出産した後も、出産二、三か月後になると思うのですけれども、各ご訪問させていただいて、その際にお子さんの顔を拝見しながら、お母さんを含めたご家族の方のいろいろとご相談に乗って伴走型をする、これがまず一つの伴走型のスタイルでございます。その伴走型を進めつつ、妊娠のときの届出を頂いた後、アンケート等を出していただいて、そこでまず給付金5万円相当、それと出産した後についても面談、そしてアンケートを取らせていただいた後に、給付金の5万円相当を支給させていただくというような形で進めていきたいというふうに考えております。  続きまして、3点目なのですけれども、デイサービス型の産後ケア事業のほうの今後のスケジュールということなのですけれども、今回予算のほう議決をいただければ、医療機関のほうと最終調整を行って契約を行い、そこで実際の1日型、あるいは半日型、あと個別の時間型と、そういったそれぞれのメニューのデイサービス型の産後ケア事業のほうをスタートさせていただきたいと。また、それに合わせて周知のほうもしっかりしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いします。議員より何点か質問を受けておりますので、順次お答えします。  まず、1点目のSTEM教育でございますが、STEM教育は、理論的思考力や創造性、問題解決能力の向上を図る目的として研究を進めております。ふじみ野小学校の研究成果を基に、令和4年度は水谷東小学校、つるせ台小学校が研究に取り組み、児童が課題解決するためにこれまでに学習してきた知識を生かし、筋道を立て柔軟に考え、試行錯誤しながら課題解決に取り組む姿が見られました。令和5年度は、全ての小学校でSTEM教育を実施してまいります。既に研究された学校の成果をそれぞれの学校に生かし、能動的な学びがますます深まり学習する楽しみができた、分かったというような喜びを感じる教育を推進してまいりたいと考えております。  続きまして、小中一貫教育でございます。小中一貫教育の目的は、義務教育9年間を見通した系統性、継続性のある教育を図り、児童生徒の学力向上や不登校減少等をはじめ、中1ギャップの解消につなげること。また、小学校、中学校はより密接な関係を築き教育活動を充実させ、教職員の指導力向上を図ることを目的としております。これらの目的を達成するために、中学校区それぞれが創意工夫する教育計画を立案し、カリキュラム等の作成の準備を今進めて計画を進めているところでございます。  続きまして、跡見学園女子大学との連携でございます。跡見学園女子大学との連携は、大きく今回2点に考えております。まず1点目は、スチューデントサポーターの派遣についてでございます。児童心理について専門的知見に基づく指導、助言、支援を期待するものでございます。不登校傾向の児童が学校とつながりを持ち、安心して過ごせるように、別室での個別指導や教室等へ付き添うなど、児童に寄り添う支援を行ってまいりたいと考えております。  もう一つは、WISC検査の拡充でございます。これまでに、市教育相談室で専門の先生が検査を実施しておりましたが、検査を要望する保護者が多いため、検査機会の拡充を行うものでございます。児童生徒の特性を把握し、よりその児童生徒に合った支援、指導、教育形態の工夫改善に生かすための機会を増やして、保護者への自己負担を軽減するために行うものでございます。  続きまして、体力向上でございます。体力向上につきましては、本市の課題である敏捷性に視点を置き取り組んでおります。現在の取組といたしましては、授業研究や体育実技研修会、広報紙「いきいき体力」を配布し、家庭でできる運動の紹介等を行っているところでございます。今年度は、体育実技講習会では立教大学ラグビー部でご活躍されているヘッドコーチの中村先生を講師にお招きし、敏捷性とアジリティー、反応力について様々な運動や遊びを紹介していただき、授業に生かしております。今後も立教大学との連携を図り、敏捷性及び体力向上の研究に進んで取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、学校運営支援者協議会からコミュニティ・スクールへの移行についてでございます。本市の学校運営支援者協議会は、平成25年度より各学校が特色のある学校づくり、開かれた学校づくりに取り組むために、学校ごとに設置しております。学識経験者や地域住民、学校関係者等から学校運営に関するご意見をいただき、学校運営に生かしてまいりました。コミュニティ・スクールに関して、ほぼ同等の取組を本市は取り組んで行ってきましたが、県の教育振興基本計画より令和8年度までに、全学校でコミュニティ・スクールの導入を目指すというふうにうたわれていることもございまして、本市は学校運営支援者協議会からコミュニティ・スクールの移行について検討しているところでございます。  このコミュニティ・スクールに関しては、基本的に先ほど申し上げたように、地域と学校を結ぶ大事な組織体制になるかと思いますので、慎重かつ丁寧にコミュニティ・スクールの移行を考えて進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) よろしくお願いします。私のほうから、マイナンバーカードや携帯端末を図書館利用カードとして活用する内容についてということでお答え申し上げます。  こちらの取組につきましては、本市のDX推進計画に位置づけておりまして、図書館利用者の利便性の向上という観点で取り組むものでございます。1つは、マイナンバーカードに図書館利用カードをひもづけいたしまして、図書館利用カードがなくても、マイナンバーカードで図書館の利用、本の借入れができる、そういった取組でございます。  もう一つ、携帯端末、いわゆるスマートフォンのほうも、図書館のサイトに入っていただいてご自分のパスワードを入力していただけると、図書館利用カードにはバーコードがついているのですが、そのバーコードがスマートフォンに表示されるようになりますので、そちらのほうで図書館のほうが利用できるというふうにするものでございます。  いずれにしましても、両方とも周知を徹底いたしまして、利便性の向上を図っていきたいというふうに考えているものでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) ご質問の8点目、シティプロモーション、PRポスターの一括作成についてということでご質問いただきました。  この考え方でございますが、市役所内では様々な事業やPR活動に伴うポスターなどを作ってございますが、今回は対外的なプロモーションに資するポスターに限りまして、シティプロモーション課でノウハウを蓄積しているものですから、一括に発注することによってより統一的に作成し、市役所、あるいは富士見市のプロモーション効果を最大限発揮できる、そのようなポスターを作っていくという意図で、今回シティプロモーションに資するポスターについては、一括でシティプロモーションが受けて発注するという形をとらせていただいたところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) 答弁ありがとうございました。それでは、2回目の質疑をさせていただきます。  まず1点目として、先ほど待機児童の解消に取り組むところで、第5保育所のことがあったと思うのですけれども、先ほどゼロ歳児の受入れを一旦止めるということでおっしゃっていたかと思うのですが、令和5年度は、零歳児はほかの園で空きがあるというお考えでよろしかったかどうか、お伺いしたいと思います。  また同じく、そのほかの、1歳児以外の年齢のクラスに関して検討されたことをお伺いしたいと思います。  また、2点目ですが、伴走型相談支援について今後の計画を示していただきましたけれども、出産・子育て応援給付金の具体的な支給方法や、市民への周知スケジュールについてお伺いしたいと思います。  6点目の跡見学園女子大学の連携を教えていただきましたけれども、小学校へのスチューデントサポーター派遣の、いわゆる具体的な役割についてもお伺いしたいと思います。  以上、よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) では、再質問にお答えさせていただきたいと思います。  まず1点目、待機児童の関係でございます。第5保育所につきまして先ほどご答弁させていただきましたのは、令和5年度中での準備の取組ということで、令和5年度中に第5保育所のほうで1か所修繕をさせていただいて、ゼロ歳児室のほうで1歳児を受け入れられるような形を準備させてもらって、令和6年に向けるということで。ちなみに、このゼロ歳児室を対応して1歳児を受け入れる形としては、令和5年度、第3保育所でそういった形で既に取組をさせていただいて、第5保育所につきましてはその次のものということでございます。また、他の園での空きがあるのかと。令和5年度につきましては、まだ入所児童全て確定しているわけではございません。ただ、状況的にはゼロ歳児と1歳児を比べたときに、やはり1歳児のほうが申込みの数が多いというような状況でございます。  それと2点目、ご質問いたしました伴走型相談支援の関係なのですけれども、給付金の具体的な支給の内容ということなのですけれども、現時点では、まず現金での支給のほうを考えてございます。それと、市民の方にスケジュールということなのですけれども、こちらの議会のほうでご予算のほうお認めいただいた後、それぞれホームページのほうで周知をさせていただきたいというふうに考えてございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) 先ほどご答弁させていただきましたが、跡見学園女子大学のスチューデントサポーターの内容でございますが、不登校傾向の児童が学校とつながりを持ち、安心して過ごせるように、別室での個別指導や、あるいは教室等への付添いなど、児童に寄り添う支援を行っていくと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 山下議員。 ◆16番(山下淑子) ありがとうございます。それでは3点目、1点だけ確認させていただきます。  先ほどの伴走型相談支援の出産・子育て応援給付金のことに関してですけれども、この議会が採決通りましたら行うということでしたけれども、例えばもう既に妊娠されている方とか出産された方に対しては、どのような考えをされているのか、その1点だけ確認させていただきたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 応援給付金の関係なのですけれども、今回の給付金につきましては令和4年4月にご出産をされた方からも対象となります。ですので、令和5年度に入りまして早々に、まずは既に出産された方についての給付金の支給のほうの手続に入らせていただきたいと考えています。  また、妊娠されている方についても同様に、まずは先に手続のほうさせていただきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 休憩します。                                      (午前10時31分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午前10時45分) ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 14番、篠田です。公明党会派の最後として、私から富士見市ホームページに掲載されました令和5年度予算編成方針と、2月21日に公表された令和5年度施政方針などを参考に、9点質疑させていただきますので、よろしくお願いいたします。  1点目、令和4年10月3日付の各部局長宛ての令和5年度予算編成方針の2ページの中で、「新たな予算を要求するにあたっては、スクラップ・アンド・ビルドを徹底するなど、「限られた財源」の中で事業を推進する予算を編成すること」とありました。政策財務部とそれぞれの担当課の間の取組について伺います。  2点目、同じく令和5年度予算編成方針の4ページの中で、「予算編成にあたっては、「縦割り」にならないよう各部・課と横断的に連携した予算とすること」とありました。部、課と横断的に連携した予算に向けた取組について伺います。  3点目、同じく令和5年度予算編成方針の4ページの中で、歳入は、「先進自治体の取組みを参考にあらゆる収入増の可能性を検討した上で予算を見積もること」とありました。先進自治体の取組を参考にした収入増の取組について伺います。  4点目、同じく令和5年度予算編成方針の3ページの中で、「地域産業の活性化や持続可能な農業の実現、湧水などの富士見ブランドを活用した施策に取り組むこと」とありました。取組内容と、富士見ブランドのさらなる成長や発信について伺います。  5点目、先日、新庁舎整備事業に関して、集約化に伴う公共用地等の活用構想について説明がありました。富士見市公共施設個別施設計画第1期実行計画の修正の検討や、公表などの取組について伺います。  6点目、危機管理について伺います。災害などハード面の対策については、既に様々取組を検討されていると思いますが、突発的な事故や事件などの情報管理やメディア、マスコミ対応など、庁内でどのように役割分担などしているのか、取組について伺います。  7点目、事業別予算参考資料142ページ、保育所等入所児童委託事業や運営助成事業、149ページのみずほ学園運営事業に関連して伺います。認定こども園でのバス置き去り事件を受け、令和5年4月から幼稚園や保育所などの送迎バスを対象に、安全装置の設置が義務づけられたことに対しての対応や取組について伺います。  8点目、令和5年度施政方針の中で、「道路の安全性を確保するため、路面調査や橋梁の定期点検を行い、道路の舗装、修繕や、狭隘道路の改善を計画的に進めるなど、交通環境の充実を図ってまいります」とありました。路面調査などの取組について伺います。  最後に9点目、同じく施政方針の中で、「老朽化した排水機場やポンプの更新、増強を行うなど、地域の状況に応じた浸水対策を進め、台風や集中豪雨などによる被害の防止や軽減を図り、災害に強い安全な生活環境を構築してまいります」とありました。取組について伺いたいと思います。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) それでは、3点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。  まず、1点目の新たな予算を要求するに当たってのスクラップ・アンド・ビルドの徹底ということのご質問だと思います。今回予算を要求される段階に当たっての新たな予算要求というのはなかったものですから、この点はスクラップ・アンド・ビルドは考えていませんということでございます。しかしながら、行財政運営をしていくには、このスクラップ・アンド・ビルドというのは永遠の課題でございますので、それらを意識しながら、既存の予算であっても、漫然と予算の経費が膨らむというようなことではなくて、精査をしっかりとして予算編成を行ったところでございます。  それから2点目、予算編成に当たっての縦割りではなく、ちゃんと横連携した予算のということでご質問いただきました。今回につきましては、先ほど来お話に出ています重層的支援体制整備移行準備事業というようなところでは、健康福祉部、それから子ども未来部、教育委員会などということで横連携の事業を展開する予定でございます。  また、ご質問もいただきました市のPRポスターというようなところでは、政策財務部、総務部、協働推進部、あるいは経済環境部というようなところで横連携をしながら事業を推進していくというような予定でございます。  それから、先進自治体を参考にした収入増の取組というようなご質問でございます。収入増につきましては、常日頃所管の皆様にもご案内させていただいて、あらゆる特財を見つけていただくようお願いしているところでございます。今回につきましては、特段新たな特財というようなところはございませんが、今後も国からの補助、あるいは交付金、そのようなところにつきましてはアンテナを高くして、取り入れられるものを積極的に取り入れて財政運営をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) それでは、地域産業の活性化と持続可能な農業の実現に係る取組の内容についてお答えいたします。  初めに、令和5年度予算における地域産業の活性化に係る事業でございますが、1つは商店会組織のないふじみ野地域のにぎわいの創出を図るため、ふじみ野駅周辺で地域版ふじみマーケットの開催を計画している商業者グループに対しまして、新たな補助制度により支援をしてまいります。また、既存の富士見市商店街活性化推進事業補助金では、みずほ台駅開設の日にイベントを実施するみずほ台の日実行委員会に対しまして、新たに補助を行ってまいります。  次に、市の特産品である縄文海進及び梅恋花のさらなる販売促進を図るため、製造、販売に対する補助金を増額し支援を継続してまいります。  続きまして、持続可能な農業の実現に係る取組といたしましては、農業経営の改善と安定化を図るため、これまでの認定農業者向けの補助制度に加えまして、認定農業者の認定要件を満たさない意欲ある農業者に対し、農業用機械購入に係る新たな補助制度を創設してまいります。  また、環境と人に配慮した持続可能な都市農業を推進するため、有機肥料や堆肥の購入に対する新たな補助制度を創設してまいります。加えて、稲作に係る作業の省力化や労働時間の削減を図るため、水稲直まき栽培に対する新たな補助制度を創設してまいります。  以上、申し上げました新たな支援策の実施によりまして、地域のにぎわいの創出や、経営の改善を図ることで市内産業の成長を促すとともに、当該取組につきまして既存の市の広報ですとかホームページ以外にも、各種メディアに積極的に情報提供を行うことで、この富士見ブランドの取組を市内外に広く周知してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 続きまして、新庁舎への施設の集約化に伴う公共用地等の活用構想と、それから公共施設個別施設計画の関連性につきましてご答弁させていただきます。  まず、富士見市公共施設個別施設計画第1期実行計画について申し上げますと、計画期間は令和3年度から令和12年度までとなっております。策定後の検討状況等を反映させるため、令和7年度に中間見直しを行う予定でございます。見直し後、改めて当該計画の公表を予定しているところでございます。  議員ご指摘の新庁舎への施設の集約化に伴う公共用地等の活用構想に関して、各施設整備についてでございますけれども、現在策定作業を進めている新庁舎建設基本計画の内容を踏まえた上で、令和5年度以降、当該活用構想の方向性について検討を進めていき、その結果、施設整備を実施するとなった場合は、その施設の基本方針などを策定するタイミングに合わせて、実行計画のほうへの反映ということもあるものかというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。 ◎危機管理監(新山司) ご質問の6点目、危機管理事案に対する市の対応ということでご質問をいただきました。  突発的な事故ですとか事件の対応につきましては、事象が発生した場合に、まずは全庁に周知してございます危機事案想定リストに基づきまして、担当課が危機管理課に危機管理報告書を提出いたします。危機管理課では、事案の詳細を把握し、危機管理監とともに担当課と対応について協議を行います。事案の内容により、市三役への報告や関係各機関との連携、さらには議員各位、報道、市民への報告という形になります。また、緊急性の高い事案につきましては、まずは市民の生命、財産を守るという行動を行い、その後対応の協議という形になります。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) それでは、7点目、送迎バス安全装置への対応、取組ということでご質問いただきましたので、お答えさせていただきます。  保育所等におきまして、令和5年4月から利用乳幼児の移動のために自動車を運行する場合、自動車にブザー、その他車内の利用乳幼児の見落としを防止する装置を備えることが義務づけられたことを受けまして、当該内容に係る国からの通知を市内保育施設に周知したところでございます。  なお、ブザー等の装置の設置に係る費用に対する国の補助制度がございますけれども、現時点におきまして国の補助金交付要綱が発出されておりませんので、今後におきましても国の補助制度に関する情報を収集し、適切に対応してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いします。篠田議員より2点ご質問いただいておりますので、順次お答えしたいと思います。  まず1点目、道路の安全性を確保するための路面調査についてご質問いただきました。路面調査につきましては、幹線道路や交通量の多い主要な路線の舗装の修繕に当たりまして、既設道路の舗装のひび割れですとかたわみ、こういったものの路面の状況を把握いたしまして、修繕箇所の整備の順位を決めるための調査になります。調査の方法といたしましては、専用の車両を走行させまして計測する、そういった方法でやっております。そして、整備の順位が決まった後につきましては、既設の舗装の構造の調査を行います。既存の道路の舗装の組成の確認、それから適正な工事の手法、こういったものの検討を行いまして、その後設計、工事という運びとなります。構造調査につきましては、試掘を行いまして現地の状況を計測している状況でございます。  続きまして、老朽化したポンプの更新等の浸水対策に関しましてご質問いただきました。来年度の浸水対策の主なものといたしましては、令和2年度より行っております排水機能の増強に向け取り組んでいる別所ポンプ場の増強工事、こちらが来年度の自家発電機の更新をもって完了する予定となっております。また、唐沢堀地区周辺の浸水対策といたしまして実施しております西みずほ台地区の既設の道路側溝の浸透トレンチ化、これにつきましては来年度も引き続き実施してまいりたいというふうに考えております。  そのほか、学校給食センターの西側になります貝塚第1排水機場の改修ですとか、びん沼にあります砂原樋管の改修、こういったものの浸水対策を進めまして、安全安心な生活環境の構築に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 篠田議員。 ◆14番(篠田剛) 1回目のご答弁ありがとうございます。そうしたら総括質疑なので、細かい点につきましてはまた委員会で、会派で手分けして聞いていきたいと思いますけれども、何点かお伺いしたいと思います。  先ほど富士見ブランドのさらなる成長や発信についての答弁の中で、縄文海進についての取組のお話がございました。さらなる縄文海進の本数を増やすような取組だと思うのですけれども、今まで縄文海進に地元の梅をつけて梅酒とか、そんな様々な取組もされてきたと思うのですが、今後そういったような、例えば炭酸を入れるとか、いろんな新たな種類といいますか、ブランドを開発するような取組も含めたことを検討されているのか、伺いたいと思います。  続きまして、子ども未来部のご答弁の中で、送迎バスの安全装置のお話がございました。これはまだ国のほうも、もしかしたらはっきりしていないかもしれませんが、私が気になるところは、民間事業者に対する補助といいますか、国の補助はあるかもしれませんが、みずほ学園とか行政が行っているバスに対する安全装置の国の考え方が、助成がある見込みがあるのかどうか、その辺の今の見解を教えていただければと思います。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) まず、縄文海進の販売に関しての令和5年度の新たな取組といたしましては、縄文海進の販売店による冷凍保管サービスの開始ですとか、あと縄文海進の取扱飲食店の認定、またファンづくりとして今までやっておりました青梅の収穫体験や酒造見学会の再開等々を来年行っていく予定でございます。  新たな派生商品といいますか、ほかの商品開発については相乗効果があるものと認識しておりますが、現段階で具体的な商品名、また商品開発は聞いてございませんが、今後5か年計画で、この縄文海進の売上げを拡大してまいりますので、その検討の中で、今ご提案いただいた内容につきましては販売店のほうにも伝えてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 送迎バスの安全措置の関係なのですけれども、ただいまご質問いただきましたみずほ学園のほうは対象になるかということで県のほうに確認させていただきましたところ、みずほ学園、児童発達支援事業所ということで、対象になるということで回答いただいております。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で、会派公明党の質疑を終わります。  暫時休憩いたします。                                      (午前11時03分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午前11時03分) ○議長(斉藤隆浩) 次に、会派21・未来クラブの質疑を受けます。  尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) 11番、尾崎です。これより、21・未来クラブの令和5年度当初予算の総括質疑を始めさせていただきたいと思います。  まず、私のほうからは、予算編成における基本的な考え方ということで、予算編成方針、あるいは施政方針、また教育行政方針を踏まえた中で、まずはお伺いをしたいと思っております。  施政方針におきまして市長から、先人から継承され、過去から現在につながったこの手にあるバトンを未来へつなげていくため、令和5年度は、持続可能なまちづくりの推進、安定した生活基盤づくりの着実な推進、飛躍による理想の未来の実現の3つの基本方針に基づき市政運営に取り組んでいくというふうに述べられました。そこで、令和5年度予算編成において、富士見市の未来を見据えた視点というものはどのように盛り込まれたのかというところをお伺いしたいと思います。  続きまして、教育長にお伺いしたいと思いますが、教育行政方針において、令和5年度は学びあい、高めあい、夢と希望をはぐくむ教育の推進、学びあう地域社会をめざす教育の推進という2つの柱に基づき、教育行政を推進していくというふうに述べられておりました。そこで、これまでの取組を引き継ぎつつ、夢に一歩一歩近づくための教育行政を推進していくために、予算編成においてはどのように反映されたのかということについてお伺いをしたいと思います。  続きまして、予算編成過程におきまして、当初の要求額から一次審査、また最終審査を経ていく中で、増減がなされた事業が見受けられます。この間どのような精査、議論がなされたのかということにつきましては、財政を担当する部長のほうから総括的な点でお伺いをしたいと思っております。  続きまして、財政健全化の視点からということで、令和5年度の予算編成に当たり、財政健全化の視点から期待される効果と、後年度の負担のバランスについて留意されたということがあれば、お伺いをしたいというふうに思います。また、市債の推移についての認識についてもお伺いをしたいと思います。  続きまして、予算編成方針の中で、投資的経費は大きく減額する見込みとされておりました。そうした中で、義務的経費と投資的経費のバランスについては、どのように留意されたのかというところについてもお伺いをしたいと思っております。  続きまして、公共施設マネジメントの視点からお伺いをしたいと思っております。安全な施設の提供と経営的視点の確保、また市民サービスの向上を達成して財政負担の軽減を図るというところが、やはり公共施設マネジメントの大切な目的だというふうには理解しておりますが、そうした中で、旧富士見ガーデンビーチ跡地活用の調査費などが計上されておりますけれども、こうした予算の計上に当たり、公共マネジメントを推進していく上で留意をされた点があれば、お伺いをしたいと思っております。  また、先ほど来も出ておりましたけれども、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の視点から、予算編成に際して留意した点がありましたら、お伺いをしたいというふうに思っております。  1回目は以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) それでは、21・未来クラブ、尾崎議員からご質問を頂戴いたしました。  令和5年度は、持続可能なまちづくりの推進、安定した生活基盤づくりの着実な推進、飛躍による理想の未来の実現の3つの基本方針、これに基づいた施策はということで質問いただきました。まさに大局的に、毎年そうなのですが、毎年予算編成におきましては忘れてはならない観点はたくさんありますが、やはり我々は、今ある富士見市市民の皆さんのためにしっかりと予算を編成する、このことが着実に、確実に将来の、我々で今持っている計画で言えば20年後の充実した未来をしっかりとつくるという意味に立ちましての方針ということでご理解をいただきたいと思います。  そうした考えを見据えました視点を盛り込んだ予算はということでございますが、まずやはり何といってもデジタル・トランスフォーメーションにつきましては喫緊の課題で、待ったというわけにはまいりません。しっかりこれを進めていくことが、喫緊の課題であるというふうに考えてございます。ご存じのとおり市民サービスの向上、行政運営の簡素化、効率化など、我々の社会にとりましてのデジタル化は必要不可欠でございますので、しっかり計画に沿って進めてまいりたいと考えております。  また、そこから生まれます、ただいまもご質問をいただきました書かない市役所の窓口でありますとか、図書館カードの電子化など、ご質問の中でご紹介をさせていただいた個別具体的な政策、施策も盛り込んだところでございます。  続きまして、グリーン分野でございますが、ゼロカーボンシティの宣言を4月10日にさせていただきました。持続可能なまちづくりの視点で、やはりSDGsの考えの中では、これもしっかりと我々として取り組んでまいりたいと考えております。これも既に答弁をさせていただいておりますが、再生可能エネルギー機器等の設置など、次世代自動車購入に対する補助などを入れてございます。  そして、富士見市民の皆様には大変ご理解をいただいて、ご努力をいただいておりますごみの排出でございますが、排出量が少ないということで、40市で県下1番でございます。この状況の中で、よく私申し上げておりますが、絞った雑巾をさらに絞っていただきたいというお願いを、これから我々行っていくわけでございます。そうした取組を、小さなことからこつこつということで、廃食用の油の拠点回収などを入れさせていただく。もう一つ、これは地の利を得た取組と我々考えております。三菱マテリアルのバイオガス発電所が、これはふじみ野市でございますが、2市1町で持ちます組合の敷地に、この拠点が出てまいりました。こことのコラボレーションをということで、実は生ごみをバイオガス発電に用いる場合には、言葉が適切かどうか分かりませんが、良質な生ごみが要ると、混ざり物のない生ごみが要るということでございまして、もう既に私どもは、給食の残りました残渣を三菱に納めさせていただいております。これをご家庭にまで拡大ができないかという取組を現在環境課で行っておりますし、これからも三菱マテリアルと連携して行っていきたいと考えております。  もう一つ大きなものでは、水谷小学校の増築校舎のZEB化でございます。これにつきましても、現在は段階的に皆様にご案内を申し上げるところではございませんが、しっかりこのZEB化を入れてまいりたいと考えております。  次に、福祉分野でございますが、これもやはり福祉の様々なサービス、またはセーフティネットからこぼれ落ちないように、誰一人取り残さないという考えを重層的支援体制の整備という考え方にのっとって、これを進めてまいりたいと思います。まずは、支援体制をしっかり構築すること、福祉政策課内をこの実動部隊として相談支援の窓口ということに位置づけさせていただいて、予算をお願いしたところでございます。  また、ひとり親家庭への支援などにつきましても同様の考え方に立ちまして、養育費に関わる公正証書等の作成費用の補助ということで、離婚を前提とした場合に、収入のある方、これをご主人と言っていいのでしょうか、からしっかりと養育費をいただくという約束事をもって、やはり離婚に臨まなければならないのだと思います。こうした状況が貧困への入り口になるということでありますので、ここもしっかり押さえていきたいということで、こうした費用を入れさせていただきました。  次に、未来へ向けてということで、STEM教育でございます。これにつきましては、市長部局で当時の市川部長、中島課長の下で、まず市長部局でスタートさせていただき、その後教育委員会と協力をし、ふじみ野小学校で北田校長の下、これを進めていただく中で、しっかりとしたカリキュラムまで編成をいただきました。それが本年3校へと広がり、いよいよ令和5年におきましては、11校全てでSTEM教育を実施するということになってまいりました。こうした教育をしっかりと子どもたちに提供して、情報活用能力、プログラミングの基礎的な能力や課題解決能力を持つ子どもたちを、教育を施してまいりたいと考えております。  すみません、長くなって。もう少しいいですか。それから、すみません、グリーン分野で一つ残してしまいました、私。大御庵の杜について最後にお話をして終わりたいと思います。大御庵の杜につきましては、これは地主の大変なご厚意によりまして、斜面林を購入するというお願いをさせていただく中でご家庭の中でご議論いただいて、古民家と、そして宅地まで、これをご寄附でということで、我々にとりましては大変な財産を頂戴をする、移管をする、市民のものになるということでございます。もう既にこの手続は終わりました。そして、これをしっかりとグリーン分野のGXはもとより、にぎわいをつくる場所、にぎわいといいましょうか、憩いの場所としての、また富士見市、鶴瀬村の現風景のような場所でもあります。横田家という歴史的な存在をお持ちのお宅でございますので、こうしたものを後世に残していく、また残すだけでなく、利活用させていただく場所というふうに位置づけさせていただきたいと考えているところでございます。こうした調査を今年度、または3年かけての調査ということでございます。先ほど答弁したとおりでございます。  このような形で、令和5年度の予算編成並びに予算案の中に3本の柱を持って入れさせていただきました。これ以外にもたくさんあるわけでございますが、しっかりと今ある私どもの責任として、未来に我々富士見市がこれからも発展的に継続のできるまちであるために、この予算を編成させていただきました。どうぞご理解をお願い申し上げます。 ○議長(斉藤隆浩) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 尾崎議員から、夢に一歩一歩近づくための教育行政を推進していくため、予算編成においてどのように反映されたのかご質問いただきましたので、お答えをさせていただきます。  令和5年度教育行政方針におきまして、子どもも大人も自分だけではなく、他者も大切にすることを基本とした上で、学校や社会など様々な場面を通して学び、学んでいく過程での新しい発見や出会いに喜びを感じ、この学ぶ喜びが子どもたちにとっては将来への夢と希望を育むこと、大人にとっては自己実現を図ることにつながることということを基本的な考え方としております。  夢を持ち、夢に近づくための学びの充実という観点から、主な事業を申し上げますと、学校教育の分野におきましては、ただいま市長のほうからも触れていただきましたけれども、まずもってSTEM教育の市内全小学校での実施でございます。3年にわたりまして、コロナ禍ではございましたけれども、パイロット校での実践的な研究、カリキュラムの開発を重ねてまいりました。このSTEM教育は、議会の場において尾崎議員からも、早期に全校で実施すべしということでご指摘をいただいてきたところでございますが、いよいよ令和5年度、市内全小学校において実施する運びとなっております。議会において予算が議決された後ということになりますけれども、全校で実施する計画で今進めております。この事業を定着させることによって、これまで以上に主体的、対話的で深い学びの実現や、情報活用能力や、プログラミング的思考、課題解決能力の育成を図ることができるものと考えております。  また、大学と連携した相談体制の強化、これも先ほどから話題に出ておりますけれども、主にはこの3年の間に不登校が増えたということに対して、喫緊の課題として取り組まなければならないというふうに考えておりますので、この相談体制を充実させることで、一人一人に寄り添う取組を進めてまいりたいというふうに考えております。  社会教育分野におきましては、学びをサポートする役割を担う図書館において電子書籍の充実や、マイナンバーカード等を図書館利用カードとして活用するほか、文化財の保存や史跡水子貝塚整備基本計画の策定等を通じて、かけがえのない市の文化財を後世に継承する取組、公民館における子育て学習支援事業の充実による新たなつながりづくり、交流を目指した取組を進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) それでは、何点かご質問いただいておりますので、順次お答えさせていただきたいと思います。  まず、予算編成の過程において、要求額から予算の増減がなされた事業が見受けられるが、どのような議論、精査がされたのかという点でございます。精査や議論の過程については、個別の事業によって異なりますので、一概にこうですという説明は厳しいかなというふうに考えております。例えば富士見市産業振興基金のことにつきましては、事業者支援のために基金を充当する補助メニューが増加することや、ポストコロナにおける経済活動の活性化に備えるため、積立金を前倒ししまして増額をしたとかというような議論はさせていただいております。また、ごみ収集事業につきましては、燃料価格の高騰による処理費用の増等によりまして、増額をするというような議論などをしてきたという過程はございます。  それから、2点目でございます。予算編成に当たりまして、財政健全化の視点から期待される効果はどうかというようなご質問だったと思います。本市では、健全な財政運営に関する条例を定めて財政運営を行ってございます。産業の活性化、その他の活力あるまちづくりの推進による自立的な税収基盤の整備及び市税等の適切な徴収に努めるものとしてございます。令和5年度の予算では、前年度に引き続きまして上南畑地区産業団地の周辺整備を行うほか、シティプロモーションにより本市の魅力を市内外にPRし、子育て世帯の転入者と定住者の増を図るなど、本市の将来の発展を見据えた事業を計上させていただきまして、自主財源の増加につなげてまいりたいというような考えでございます。また、歳出につきましては、予算要求前の各課へのヒアリングや予算要求額の査定によりまして経常的経費の縮減に努めたほか、政策的経費につきましても、事業内容や再確認をしまして予算積算の見直しなどを行うなど、後年度の負担の軽減を図ったというようなところが言えるかなというふうに考えております。  3点目としまして、市債の推移についての認識はということでございます。令和5年度の市債は、昨年度よりも減少したということでございますが、今後は公共施設の大規模修繕や新庁舎の建設事業等の予定もございますので、増加が見込まれるかなというふうに考えております。このため、市債においては後年度に交付税措置のある有利な起債を活用することは当然のことながら、効果的に積立金を活用するなど、計画的、効率的な財政運営により一層努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  続きまして、義務的経費と投資的経費のバランスについて留意したことはということでご質問いただきました。扶助費や公債費など、義務的経費は年々増加しているというところでございます。投資的経費に多くの予算を割くことが、なかなか難しくなってきているというのが現状かなというふうに考えております。このため、歳出の削減と歳入の確保を併せて実施するということで、後年度の交付税措置のある地方債を活用するなどしながら、義務的経費以外に措置できる予算の確保を努めていきたいというふうに考えております。  それから、DXの推進の視点ということで、予算編成に留意した点はということでございます。富士見市デジタル・トランスフォーメーション(DX)の推進計画に基づきまして、重点取組事項に取り組んでいくということで編成を基本的には考えてございます。デジタル技術などを活用して、市民生活の利便性を向上させる施策に積極的に取り組んでいきたいということで考えております。令和5年度の予算といたしましては、市民課の申請作成支援システムの導入、それから健康増進センターの集団がん検診の受診予約システムの導入、生涯学習課の図書館利用カードの電子化などを実施することとしてございます。また、職員の業務効率改善としましては、地方公共団体情報システムの標準化に関する法律に基づきまして、基幹系情報システムの標準化、共通化というところにも努めているところでございます。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) よろしくお願いいたします。  議員から、旧富士見ガーデンビーチ跡地活用の調査費の計上に当たり、公共施設マネジメントを推進していく上で留意した点はということでございますが、昨年議員の皆様に、富士見ガーデンビーチ跡地を活用したスポーツ施設整備の方向性について説明させていただきました。その際にも、公共施設マネジメントの視点から、既存施設を極力活用した施設とする旨の説明をさせていただいたところでございます。その後、令和4年度中にいろいろ検討を進めてまいりましたが、その結果、駐車場などにつきましては基本的にそのまま活用する方向性とさせていただいているところでございます。また、一方で管理棟ですとかロッカー棟などの施設につきましては、建築後約40年ということで老朽化も進んでおりますので、今後長寿命化や大規模改修に係る費用などを考えますと、プール槽ですとかスライダーなどとともに解体、更地にしたほうが、施設整備の制約が取り除かれて土地の有効利用が図れるものと考えておりますので、それによって市民にとってより利便性の高い施設の整備もできるのではないかと考えているところでございます。  なお、具体的な施設整備の内容の検討に当たりましては、令和5年度、基本計画の策定等に関する予算をお願いしているところでございますけれども、そういった中で市民懇談会ですとか市民説明会を開催しながら、市民の意見を反映させながら、併せてライフサイクルコストなどの視点も、観点も取り入れて、施設整備の内容について決定してまいりたいなというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 続きまして、関連いたしまして公共施設マネジメント全般について、令和5年度予算に対する内容について答弁させていただきます。  公共施設マネジメントにおいては、まずは施設の安全性をしっかり確保すること、また長寿命化等を行うことによって、将来における財政負担を軽減する、こういった様々な目的があろうかと思います。そうした中で、令和5年度予算計上におきましては、個別施設計画上では、主として施設の大規模改修工事、それから長寿命化工事が今後予定されているといったところから、各施設所管課で様々な検討を進めて、施設保全計画の策定を経て予算編成につながっているというところでございます。  少々ご紹介させていただきますと、改修工事として生涯学習施設、こちらは集会所の改修工事を予定しています。それから、学校教育施設として特別支援学校体育館の大規模改修工事などを予定しているといったところでございます。また、長寿命化改修に向けてということで、事前調査のため針ケ谷コミュニティセンターのコンクリートの健全性について調査をする、そういった予算を計上しているところでございます。また、安全な施設設備の管理といったところから、空調であったり変電設備などの更新、こういったものを予定しているといったところでございます。  また、先ほど協働推進部長からありました新規施設等の整備に当たっては、市民ニーズ等を踏まえた施設整備、それからライフサイクルコストを意識した施設整備が求められるといったところから、先ほど協働推進部長の答弁ありましたとおり市民懇談会の開催、市民説明会などを経て、その施設の整備に向けた検討が進められといったところになっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) それでは、2回目の質疑をさせていただきたいと思います。  施政方針の富士見市の未来を見据えた視点については、市長のほうからご答弁いただきました。再度お伺いしたいと思いますが、着実な今の取組を進めていくということは当然理解をさせていただいている中で、そこの飛躍というところの言葉がやはり印象に残っておりますが、その部分について、市長が予算編成に当たって込められた思いというのでしょうか、そういったものがあればご披露いただきたいなというふうに思います。  また、先ほどの予算編成過程の中のことを1点確認したいのですが、それぞれ各担当所管課のほうに、予算の要求限度額というのは設定されているかと思うのです。それを所管課で精査をされた後に、当然編成段階においては増額という結果にもなっていると。先ほど、るる精査をした結果だというふうにはご答弁いただいたのですが、単純に考えて、予算要求をする段階でもう精査は終わっているのだろうなと思った中で、さらに増額という何か別の要因があるケースもあるのかなと思うので、一概には言えないと思うのですが、その辺については改めて、財政担当の部長の認識といったものをお聞かせいただきたいなと思っております。  加えまして、様々な新規事業、あるいは拡充されている事業があるのですけれども、これは全般的な話としまして、新たに事業を行う、あるいは拡充するとかというときには、どのような視点で判断を、財政担当として大事にしているのかなというところをお聞かせいただきたいなと思います。  また、令和5年度予算計上に当たりまして、つるせ台小学校の芝生維持管理事業であるとかシティプロモーションに関わる各種事業など、継続事業があるかと思いますが、そうした継続事業に対する効果の検証というものは、どのように予算編成の段階において行われたのかという点についても確認をしたいなと思います。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 飛躍の部分についてということで、再質問を頂戴いたしました。  これは、もう私どもの命題でございます。今年ちょうど関東財務局の調査が私ども入りました。これは、10年とか8年とか、そういう長いスパンで入るそうですが、令和2年度の決算並びに様々な財政諸表等を提出し、1年ぐらいかかるのでしょうか、半年ぐらいかけて調査をしていただいて、その結果を年が明けて1月に関東財務局から課長おいでいただいて、報告をいただきました。富士見市の持つ財政の状況というものにつきましては、良好というご判断をいただきました。しかしながら、今後我々、新庁舎をはじめ大型の整備事業が数ございます。また、公共マネジメントでご指摘いただいたような箱物施設の長寿命化でありますとか、更新などが出てまいりますので、今後の長期的なスパンの中では、しっかりと財政についてはよく検討し、運営をしなさいというただし書もついてございました。その諸表の中で、様々なバランスのグラフを頂戴いたしました。私ども、おかげさまで市民の皆様からいただく税収というものは大変高いものがありますし、伸びてきてございます。今回の補正もそうでございます。一方で、やはり法人の皆さんからいただく税というのが、これ分母が全国規模の調査でございますが、そこから見ても大変少のうございます。こうしたところが、やはり我々は課題であるというふうに思っております。これが、我々はこれから飛躍すること、それから継続的に繁栄するためには、やはり今取り組んでおります企業局の上南畑の産業団地、それから水谷柳瀬などをしっかりと具現化をしていくということが、まず必要だというふうに私は考えております。  それから、これをつないでいく、または市民の皆さんの利便性をより上げていくということで、道路の整備、都市計画道路、幹線道路の整備などがこれに当たります。これを、長い時間と、やはり大きなお金がかかりますので、しっかり着実に進めるということが必要だと考えております。そして、この大きな事業をしっかりと進めていくための、見えないといいましょうか、これを支えていく様々な仕事をやはり確実に行う必要があります。それが子育てであり、若いお父様、お母様の生活を支えていくことであり、また今回の令和4年度の市制施行50周年の事業で、富士見市が楽しい、面白い、富士見市に住んでよかったと言っていただく、感じていただく仕事をシティプロモーションが行っていくなど、学校教育を充実させていくなど、様々なこうした仕事を併せ持って、やはり富士見市に魅力を感じていただくこと、人口を増やすこと、また法人市民税をいただく、こうした仕掛けをしていくこと、こうしたものが飛躍できる、または継続的なまちづくり、継続的な発展をこれからも、富士見市頑張っていくためには必要な仕事と考えておりますので、継続の事業になっておりますが、こうしたものをやり続けると、完成まで頑張るということを私ここで申し上げたいと思います。このことが、ただいまのご質問の答弁ということでご理解いただきたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) それでは、ご質問いただいておりますので、順次お答えしたいと思います。  予算の枠組み、精査というようなところで再質問いただきました。考え方としましては、それぞれの各部に我々の財政規模、それから実績等を踏まえまして、青天井で要求されても困りますので、枠配分という形で一定の金額を、この中でということで考え方をお示ししてくださいという枠配分という形をとらせてもらっています。それによって上げていただいた予算編成について、どうしてもその時点、時点での考え方で金額も定めましたので、動いているときに、特に令和4年度、令和5年度につきましては、新型コロナウイルスや地政学的な物価上昇等もございますので、その時点、その時点で状況が変わってきています。その状況を踏まえ、あるいは担当の考える方向性を見極めて、その事業に必要な予算として適正なのかどうなのかを議論を重ねさせていただきまして、増減を決めているというような状況でございます。  それから、2点目の新規事業、拡充事業についての考え方ということでございますが、こちらにつきましては毎年度、実施計画というものをさせていただいていまして、事業の進捗や、あるいは新規の提案、継続事業というようなことで様々な議論を重ねてございます。その中で議論をした中に基づいて、予算編成のときに改めて実施計画時と金額が変わっていないか、あるいは減っていないかということも含めまして、あるいは制度が変わっていないかということも含めまして、改めて予算の中で精査をさせて、新規、拡充の予算計上をさせていただいているというところでございます。  それから、継続事業に関する考え方ということでございます。特につるせ台小学校の芝生の維持管理事業ということにつきましては、芝生の維持管理には相当な技術が必要だということがこの数年で分かりまして、単純に、はい、芝生を植えました、管理してくださいということでは、芝生の維持管理ができないということが分かりましたので、そこには専門的な技術を教えていただく、あるいは見せていただくというような時間が必要だということで、つるせ台小学校につきましては、数年間にわたりまして業者による指導等を受ける、あるいはしっかりとした芝づけをしていただくということを目的に継続をさせていただいているというようなところでございます。  また、シティプロモーションに係るところにつきましては、即効性があるシティプロモーションと、それからその効果が数年後に出てくる事業ということもございます。シティプロモーションにつきましては、第6次の基本構想・第1期基本計画に初めて位置づけて取り組んでございますので、数年お時間をいただいて経過を見る、あるいはその状況をしっかりと注視していくという時間が必要かということがございますので、継続事業として今回は整理をさせていただいているというところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 尾崎議員。 ◆11番(尾崎孝好) ありがとうございました。  それでは、3回目、最後に教育長にお伺いしたいのですが、先ほど夢に一歩一歩近づくためにというお言葉を改めて伺いましたけれども、こういった教育長の思いというものを、それぞれ当然各学校、先生方を通じて様々な形で伝わっていくのだろうというふうには思いますが、改めて教育長として、こういったご自身の考え方、富士見市の教育行政の考え方というものを、どういった形で子どもたち一人一人に、児童生徒に伝えていくような思いでいらっしゃるかというところを確認したいなと、お聞かせいただきたいなと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 子どもたち一人一人に私の思いをということでございますが、私が学校を回って直接子どもたちに語りたいという気持ちは多分にあるのですけれども、子どもの目の前には、学校に先生たちがいて、管理職、校長たちがいてということで、やっぱり子どもたちの心にしみ入るような話を身近にいる先生たちからしていただくのが、より効果的であるというふうに考えております。  そこで、私としたら定例でやっている校長会を通じて、その都度その都度トピックスとして今大事にしたいこと、それから今回でいきますと教育行政方針を示しましたので、この内容について校長会で重点事業を中心に丁寧に説明をさせていただいて、具現化につなげていきたいというふうに考えています。それを受けた校長が、それぞれの学校の学校運営方針、教育の計画に生かしていってもらって、そこから子どもたちに伝わっていくということで考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) 1番、小泉です。全部で6点質疑させていただきます。  まず、予算編成方針を踏まえて、4点の質疑をさせていただきます。1点目、市税等の納付に関して、納税者の納付チャネルを拡大することによるさらなる利便性向上及び収納率向上への効果についてどのように見込んでいるのか、考えを伺います。  2点目、ペーパーレスの観点から、冊子等の印刷部数の見直しを行うとともに、必要最低限の印刷部数となるよう改めて精査したことについて伺います。  3点目、物価高騰という経済動向において、電気料金、ガス料金の値上げが続いている現状からして、予算編成に際してどのような想定で算定したか、総括的に伺います。  4点目、令和6年9月に基幹系20業務のガバメントクラウドへの移行に向けて、令和5年度における達成目標をどのように設定しているのか伺います。  次に、施政方針を踏まえて、1点の質疑をさせていただきます。シティプロモーションとして、令和4年度に実施された55の市制施行50周年記念事業について、その効果を検証し、継続実施等の検討はなされたのか伺います。  そして、教育行政方針を踏まえて、1点の質疑をさせていただきます。学びあい、高めあい、夢と希望をはぐくむ教育の推進において、大学と連携ということが挙げられていますが、連携先の選定についてどのような方針で選定するのか、考えを伺います。  以上で1回目の質疑といたします。よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長。 ◎市民部長(塩野英樹) それでは、納付チャネルの拡大の効果についてご質問いただきましたので、ご答弁申し上げます。  これまで、徴収計画並びに収納率向上行動計画におきまして、納付環境の整備拡充を計画の一つに掲げ、インターネットバンキング、クレジット納付、または各種スマートフォン決済納付を導入し、時代に即した納付環境の整備拡充を着実に図ってきたところでございます。納付環境の整備の主な目的は、納税者の利便性の向上ではございますが、収納率に対しましても、この部分についても利便性の向上とともに上がっているところでございます。主に、現年分の納期内納付の促進につながっているものと考えております。また、納付環境に着手した以降、確実に収納率も向上している状況にございますことからも、今後もDXの推進等関連ツールの研究には、重ねて研究を行っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) それでは、何点かご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。  初めに、ペーパーレスの観点で精査したことについてということでご質問いただきました。ペーパーレス化に関しましては、富士見市ゼロカーボンシティの実現に向けた取組とDX推進への取組ということで認識してございます。各課のコピー用紙の購入の数量ですとか、計画等策定時に配付する冊子の印刷部数の減など、精査を行わせていただきました。また、紙ベースからの脱却や、事務改善に努めるということも念頭に置いて検討してきたところでございます。  続きまして、電気料金、ガス料金の値上げが続いているがということで、どのような対応、想定で算定をされたかというご質問につきましては、光熱費につきましては、各施設の令和4年度決算見込額に対しまして、電気料金は20%、ガス料金は40%の上昇率を見込んで算出をさせていただいております。上昇率は、本庁舎の令和4年度の決算見込額と単価上昇が見込まれる令和5年度予算額を比較しまして、積算をさせていただいたものでございます。令和5年度当初予算額は、総額がそれぞれ電気料金は2億5,841万1,000円、ガス料金は2億49万6,000円、合計で4億5,890万7,000円となりまして、前年度比2億1,650万6,000円の増額というふうになってございます。  続きまして、ガバメントクラウドに対しまして、令和5年度における移行の達成目標についてご質問いただきました。こちらにつきましては、ガバメントクラウドにつきましては令和7年度までの達成目標というところに向けまして、庁内連携の下、自治体情報システムの標準化、共通化事業を進めているところでございます。令和5年度の達成目標といたしましては、標準準拠システムへの移行、ガバメントクラウドの利用を目指し、事業者選定を行うことかなというふうに考えてございます。  続きまして、市制施行50周年記念事業の継続事業の検討はということでご質問をいただきました。市制施行50周年記念事業、55事業のうち特別事業というものがございます。特別事業は、この市制施行50周年に際しまして始める、あるいはこの機にやるというような限定的な事業ということで位置づけしてございます。それらの内容を精査し、継続するかどうかにつきましては、令和5年度の実施計画において事業効果、あるいは市民の反応、ニーズ、そのようなところを加味しまして、必要であれば後年度も続けていきますし、60年あるいは55年という、そういう節目のときに行う事業ということで位置づけるかもしれませんし、それは令和5年度の実施計画によって検討させていただくという位置づけで現状のところいます。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監
    学校統括監(小林正剛) よろしくお願いいたします。議員より、大学連携についての連携先、選定の方針についてご質問いただきましたので、ご回答させていただきます。  教育相談事業における大学連携、選定方針といたしましては、本市の近隣にある大学で教員や学生の交流がしやすいこと、心理研究や心理士養成において実績があること、大学の教職員の方で、県が主催する特別支援教育の研修会等で指導者として依頼されている先生がおられることを要因として考え、跡見学園女子大学にさせていただきました。  また、体力向上のラグビーは、こちらはたんぼラグビーをやっているということもあり、南畑地域の方からのご紹介をいただいて、立教大学のほうにご協力いただいたという経緯でございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) それでは、2回目の質疑をさせていただきます。  1点目の市税等ですが、もうかなり高い、99%を超える収納率ということでございますが、こういったチャネルを拡大することによって、むしろ収納に対するコストのほうが増額していくと思いますが、そのことに対してはどのようにお考えになっているのか伺います。  2点目ですが、ペーパーレスですが、単なる経費削減ではなく、その代替の手段をもってそれに充てていくというようなお考えでよろしいのか、再度伺います。  3点目、水道光熱費ですが、昨年に比べて2億円増という非常に大きい金額ですが、まだまだこの先にどのような経済動向になるか分かりませんが、また値上げがあった際には、どのような対応をすることを検討されているのか伺います。  4点目ですけれども、ガバメントクラウド、予算編成方針においては令和6年9月というような記載がございましたが、これは令和7年度に運用開始ということでよろしいのか。また時期的に、令和5年度で事業者選定のみで、その後の構築などに入らなくても時間的に間に合うのか、その辺再度伺います。  以上となります。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長。 ◎市民部長(塩野英樹) 納付チャネルに係るコストの関係でご質問だと思います。  本市といたしましては、納付チャネルに対しましては、近年口座振替、モバイルレジ、モバイルクレジット、またスマートフォン決済、e-Taxなど、多種にわたって納付の整備をしてきたところでございます。コストの面でいきますと、やはり市といたしましては口座振替、これは安価な部分もあります。また、安定的な納付が見込まれることから、この部分については推進をしているところでございます。ただ、やはり時代に即した納付ということでは、現在スマートフォン決済、この部分については非常に伸びております。平成30年からモバイルレジ、モバイルクレジットを導入させていただきまして、令和2年度にはLINE Pay、そして今年度、令和4年度にはPayPay、d払いなどを導入しております。特に今年度のPayPay、d払いといったところはシェアが大きいということで、非常に収納率も伸びているところでございますので、ここの部分のコストについては、やはり利便性の向上、またあと市民の方の納付の利便について考えていきたいと思いますので、このコストについては、このまま納付のほうは続けさせていただきたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 再質問いただきましたので、順次お答えいたします。  まず、1点目のペーパーレスについては、経費削減だけではないのかというご質問だと思いますが、基本的にはゼロカーボンシティに基づく考え方でございますので、経費削減ももちろんございますが、そういう環境に適応していくというようなところ、もっと言えば事務改善にもつながるというようなところを全て意識して、経費削減だけではないということでご理解賜ればと思います。  それから、光熱費2億円上がりましたけれども、今後どうするのかということでございますが、上がらないことを願いたいとは思いますが、この状況については先が不透明でございますので、そのときそのときに的確にしっかりと対応していきたいと。いずれにしましても、市民に不安を与えるようなことのないような対応をしていきたいというふうに考えてございます。  それから、4点目、ガバメントクラウドの時期ということでご質問いただいてございます。基本的にガバメントクラウド、国が考えているのは令和7年度ということでございます。しかし、市のほうのシステムのリース期限が切れるのがそれよりも早いので、取組が早くなっているということでご理解賜ればと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 小泉議員。 ◆1番(小泉陽) すみません。では、再度ガバメントクラウドですが、リース期限が短いということで、その準備に入る。業者選定だけであり、その辺の構築とかは必要ないということでよろしいのか、それだけ確認させてください。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 今使っているシステムのリースが令和6年9月で切れます。その後ガバメントクラウド開始までにどうするかというところは、新しいシステムをつなぐのか、それか今使っているものをそのまま延長するのかということなのですが、延長することが、どうやらシステム上できないというようなことですので、ここで予算を計上させてございますが、その構築に充てさせていただいて、ガバメントクラウドまでの間をそれでつなぐということで考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 休憩します。                                      (午前11時54分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午後 1時00分) ○議長(斉藤隆浩) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) 3番、佐野です。21・未来クラブ3番目として、8点お伺いをいたします。  最初の1点目につきましては、市長にお伺いいたします。星野市長が掲げていらっしゃいます「ふじみビジョン30+2nd Step」の後半に入った今当初予算におきまして、ビジョンがまだ未達、または取り組んではいるものの、よりてこ入れが必要と考える事業と、それらの事業に対してどう予算に反映されたのか、ビジョン達成に向けて取り組まれる姿勢についてお伺いいたします。  続きまして、2点目と3点目につきましては、教育長にお伺いをいたします。2点目、教育行政方針が示されましたが、昨日、山口教育長が再任をされましたので、改めてお伺いするものです。山口教育長が予算編成に当たりまして、教育委員会に関する事業において力を入れて提言された重点ポイントと、あと一方で市長部局におきましても、教育であるとか子育てに関するものがあろうかと思います。そうした横串の取組につきまして、山口教育長の考えというものが反映されたものがもしあれば、お聞かせください。  3点目、教育行政方針、これ6ページになりますけれども、におきまして、防災教育に当たり学校、地域が連携し、非常時には地域の一員として児童生徒が力を発揮できるようにしていくとございました。これを進めるに当たりましては、学校だけではなくて、防災対策、災害時の統制を担います危機管理課でありますとか、また町会やまちづくり協議会等との地域連携を行う、例えば協働推進部でありますとかの連携が必要になると思われます。こうした市長部局も含みます他部門とどのように連携を考え、取り組まれるのか、予算に反映されているのか、お伺いいたします。  4点目以降につきましては、各担当部長にお伺いいたします。4点目、新型コロナウイルスの影響によりまして、多くの地域活動が中止を余儀なくされ、地域の人と人とをつなぐ機会が著しく減ってしまいました。こうした状況を踏まえまして、市として地域の人と人をつなぐ機会、コミュニティづくりに当たって予算にどう反映したのか。町会やまちづくり協議会等への支援や、また市主催の地域づくりの取組の観点から、協働推進部長にお伺いいたします。そして、民生委員・児童委員、地域包括支援センター等の活動への支援や、市主催の福祉分野の取組の観点から、健康福祉部長にお伺いいたします。また、商店会等が行っている事業を通じての地域のつながりの観点から、経済環境部長にそれぞれお伺いいたします。  5点目、先ほど市長のご答弁の中からもありましたけれども、ごみの問題についてお伺いいたします。先ほど家庭からの油についての回収でありましたり、民間企業に協力いただいての再生エネルギーというところが触れられました。このごみの問題につきましては、大きくいきますと先ほどの家庭ごみもありますし、一方でやはり事業系のごみというところがございます。大きく分けますと、事業系のごみ、家庭系のごみというのがそれぞれどのように削減、または再生エネルギーとして取り組んでいかれるのか、こちら予算にどのように組み込まれたのか、お伺いいたします。  6点目、デマンドタクシーや市内循環バスなどの地域公共交通に関する市の全体の取組に当たりまして、令和5年度の予算において、地域公共交通会議等で出ました意見の内容も踏まえての予算をどのように反映されたのか、お伺いをいたします。  7点目、建物の耐震不足によりまして、一時閉鎖をしております西出張所の問題に当たりまして、対策を予算にどのように反映されたのか、お伺いいたします。  最後8点目、第3次富士見市子ども読書活動推進計画は、令和4年度、今年度で終わりまして、令和5年度から第4次の計画が実行されてまいります。この第3次計画を実行しました検証を踏まえて、第4次計画の初年度に当たりまして予算にどう反映されているのか、これ総括的にお伺いいたします。  以上、1回目の質疑です。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 佐野議員よりご質問いただきました、私が提言しております「ふじみビジョン30+2nd Step」、2期目の折り返しにもなりました。本予算を編成するに当たり、お示しするに当たり未達な事業はというご指摘でございます。私がお示しをさせていただきましたビジョンにつきましては、第6次基本構想並びに第1期基本計画とともに、おおむね順調に進んでいると考えてはいますが、やはり反省点もございます。その中で、幾つか申し上げたいと思います。  まずはSTEM教育について、これは先ほどの尾崎議員の質問でお答えしましたとおり、しっかりと進めるということで、私の1期目の公約からスタートしたものではございますが、今日までそれ相当のプロセスを踏んで、学校教育へ、11校へ今年からスタートと、お示ししたものが可決いただければ今年度からスタートできるというところまでやってまいりました。これには、やはり学校現場、または市長部局も、当初スタートから試行錯誤しながら今日まで来たということでもございまして、しっかりと予算認めていただきましたら、11の小学校、私も市長部局として支援をさせていただきたいと考えているところでございます。  次に、私のキャッチフレーズでいきますと「イキイキ」、高齢者の皆さんへの手当てということで、介護予防などにつきましても提言をさせていただく中で、フレイル事業を令和2年にキックオフしてスタートしようと準備をしてと、東京大学高齢社会総合研究機構に今佐藤君が出向しておりまして、この間訪問もしてまいりました。東京大学まで行ってまいりまして、飯島先生にはお会いできませんでしたが、ここはコロナ禍によって、スタートをしっかり切ったつもりではございますが、やはり外へ出ることなどがはばかられる状態の中では、フレイル事業がしっかりと展開できたかということにつきましては、まだまだだと思っております。今後も感染予防など施しながら、フレイル事業の取組をより一層頑張っていくということが、高齢者の皆さんへの介護予防につながっていくと思っております。  もう一つございます。この2期目になりましてからの、「ふじみビジョン30+2nd Step」になりましてからの公約で、環境分野へも緑と水のネットワークというようなことも入れさせていただく中で、新たに水と緑のネットワークの事業を、方針も立てスタートさせていただきましたが、ここで先ほどの答弁でも申し上げましたが、大御庵の杜の整備ということ、これはまずは斜面林を購入、そして地主からご厚意を持って家屋と土地、宅地もご寄附いただけるということになりました。総合的に横田家の大御庵の杜をどうするかということ、やはり大きな課題となりました。したがいまして、御庵下の水車小屋の整備など、遊歩道等の整備なども計画をしておりましたが、この大御庵の杜をどうするかということを、調査を踏まえた予算を入れさせていただきましたので、これを総合的に勘案し、計画をしっかり立てて進めていくということになりました。ですから、やはり進捗を、プロセスを大きく変更し、この水と緑のネットワークも、特に第1号で行いたいと思いました大御庵の杜の下の水路などは、全体的な検討を進めていかなければならないと考えております。したがいまして、当初よりも少し遅れるというようなことでございます。  ゼロカーボンにつきましても、昨年の4月10日に宣言をさせていただいて、着実に、確実に進めたいということでありますので、先ほど申し上げたとおり三菱マテリアル、またはご家庭の皆様に、市民の皆さんにご協力をいただくというようなことで頑張ってまいりたいと考えております。ですから、進捗をしっかりと進めていく、しかし、やはり市民の皆様のご理解、こうしたものをつくっていく、または大きなプロジェクトにもなるようなものにつきましては予算の手当てなど、これからも議論が必要だと考えております。ご期待をいただいているところでもございますので、しっかり頑張ってまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 佐野議員から、令和5年度の予算編成に当たり重点をということで答弁させていただきますが、まずは今市長からのお話にもありましたが、学校教育において、STEM教育小学校11校での取組ということが、主体的で対話的で深い学びの実現を目指す学習指導要領の柱、これの趣旨に合った教育であるということで準備を進めてまいりましたので、これがいよいよ全校でできるということが、1つ目大きな展開でございます。  次に、教育相談体制についても、先ほど来話題になっておりますが、残念ながらコロナ禍以降増え続けている不登校児童生徒については、情緒や発達に関する支援を必要とする児童生徒一人一人に寄り添った、より丁寧な対応が喫緊の課題であると、こういうふうに考えてまいりましたので、その課題解決を実現するべく跡見学園女子大学のお力をお借りして、発達検査、それに伴う専門的な知見を生かした教育相談体制の充実、またスクールカウンセラーの配置が限定的な小学校に、心理学を学ぶ学生をスチューデントサポーターとして派遣して、支援を必要とする児童に寄り添った対応を行っていきたいというふうに考えているところでございます。  さらには、予算上は、実施計画の中ではやや見えていないところもあるのですけれども、人件費として、相談員の相談に係る時間の増を庁内では認めていただいております。また、あすなろ、適応指導教室の指導員についても、増員に係る予算について認めていただいているところでございますので、この予算が実現いたしましたら、来年度はこれまでパイロット的にニーズ調査を含めて行ってきた出張相談や出張あすなろについても、さらに拡充をしてニーズに応じた対応ができていくものというふうに考えております。  学校環境の整備といたしましては、水谷小学校校舎の増築のほか体育館の空調設置工事、これは計画的なものでありますが、来年、再来年、令和5年度、令和6年度と継続してやってまいります。ふじみ野小学校のトイレの改修工事やエレベーターの更新工事などについても、計画的に実施いたします。また、いのちの授業や小中一貫教育、児童生徒の体力向上、学校給食の調理業務等の委託化、それから公会計化などにつきましても、大学や民間の力も活用して学校教育の充実に努めてまいりたいと考えております。  社会教育につきましては、子育て世代をはじめ、幅広い世代の皆さんに公民館、資料館、図書館を活用していただき、この3年間希薄になった人と人とのつながりを取戻し、さらに深めてまいりたいと考えております。  市長部局における子育て、教育に係る事業との連携ということでございますが、私もこの点は大変重要だというふうに考えておりまして、放課後の健全育成、家庭、子育て支援については子ども未来部との連携、具体的には、先ほど申し上げた水谷小学校の校舎増築に合わせて放課後児童クラブも設置するということで環境の充実、それから文化スポーツの視点で協働推進部、様々な事業を展開していただいていて、例えば例を挙げると、キラリふじみのアウトリーチなども充実した内容になっておりますし、子ども大学についても、子どもスポーツ大学、子ども文化芸術大学というふうに実施していただいておりますので、大変重要な施策と考えております。  それから、健康福祉部とは来年度、重層的支援体制の整備に向けた準備ということで、私ここに大変大きな期待をしておりまして、教育委員会としては教育相談室になりますけれども、やはり支援を必要とするお子さん、不登校という現象は出ていますけれども、その背景にあるものはお子さん自身の課題なのか、家庭に何か課題を抱えていらっしゃるのか、それとも学校が解決すべきなのか、様々でございます。ここについては、福祉部門の支援、子育ても連携した支援が大変重要であるということで、ここは大きな事業というふうに考えております。  大きく2つ目の質問でございますけれども、おっしゃるとおり実践的で実感のこもった防災教育を展開することは、地域の防災訓練等に児童生徒が参加することは、大変効果的であるというふうに考えておりまして、危機管理課や協働推進部との連携が大変重要であるというふうに考えております。教育委員会としては、特に予算化してはいないのですけれども、例えば先日も水谷小学校で、水谷地域のまちづくり協議会が主催となった防災訓練が行われましたけれども、ここには危機管理課の職員、それから協働推進課の職員、学校からは校長や教員、市長も私もそこにお招きいただいて、出席させていただきましたけれども、こうした連携を既に進めております。今後は、水谷東地域でこれまでも実践していただいたように子どもたちが、特に中学生が防災訓練に参加していって、体験的に防災教育を地域で学ぶということを進めていきたいと、この間会長ともお話をさせていただいたところでございますので、こういった実践を重ねていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) よろしくお願いいたします。  地域の人と人をつなぐ機会、コミュニティづくりに当たり、予算にどう反映したかというご質問でございますけれども、議員ご案内のとおり新型コロナウイルスの影響によりまして、令和2年、令和3年と町会ですとか、まちづくり協議会のほうの活動の多くが実施できなくなってしまったという状況がございます。令和4年度に入りまして、若干その辺も少しずつではございますけれども、戻してきているという状況がある中で、令和5年度、特別にそういった予算ということは計上しておりませんけれども、町会活動、まちづくり協議会の活動という意味では、その地域の活動の拠点となる集会所ですとか、そういった公の施設の利用の制限というのが、やはり多少なりとも影響していたのかなというふうに思っております。  ここで、先日の新型コロナウイルス感染症対策本部会議で、3月13日から公の施設の人数制限も含めた利用制限については解除するということに決まりましたので、そういった意味では、今後そういった地域の活動もより活発化してくるのかなというふうに考えておりますので、今後活動再開に当たっての、町会ですとかまちづくり協議会のほうからいろいろご相談等あるようであれば、しっかりと支援を行ってまいりたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 佐野議員の大きな4番目の民生委員・児童委員等の市主催の福祉分野の取組の観点で予算の反映でございますが、コロナ前より現在に至りましても、例えば民生委員・児童委員のこちらの報酬関係、そういったところは予算計上しておりまして、そういったところで人と人のつながりを模索しながら、ただコロナ前の中では、その活動が制限があったということでございますので、令和5年度におきましても感染状況等を見ながら、もし感染がこのまま収束していくようでしたら、そういったところで今までできなかった、コロナ禍の間にできなかった積極的な訪問とか、そういった人と人のつながりのほうの推進につきましては、予算のほうは措置させていただいているところでございます。  また、社会福祉協議会につきましても運営費の補助金等で、ボランティア等の活性化につなげるような予算措置もさせていただいておりますので、そのような中で新型コロナウイルスの感染状況を同じように見ながら、感染が収束していくようでしたら、さらなる人と人のつながりを進めていくような形で考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 続きまして、商店街等が行っている事業を通じての地域のつながりに係る予算につきましてお答えいたします。  まず、令和5年度予算におきましての商業活性化に係る事業といたしましては、商店会組織のないふじみ野地域のにぎわいの創出を図るため、ふじみ野駅周辺で地域版ふじみマーケットの開催を計画している商業者グループに対して、新たな補助金を計上してございます。また、既存の富士見市商店街活性化推進事業補助金では、コロナ禍以前に実施していた商店会等が実施する各種イベントに係る補助金を全て計上してございます。そのほか、みずほ台駅開設の日に合わせたイベントを実施する実行委員会に対しまして、新たに補助金を計上してございます。このような商業活性化支援策によりまして、地域の人と人をつなぐ機会の回復と創出を図ってまいりたいと考えております。  続きまして、ごみのさらなる削減に向けた取組でございますが、まず事業系ごみにつきましては、こちらは廃棄物処理法に基づきまして、事業者自らの責任で適正処理することになっておりますので、特に市の予算には予算は計上してございません。  次に、家庭系ごみの削減につきましては、先ほど議員からお話ございましたが、家庭から排出される廃食用油のリサイクルに係る予算を計上してございます。  次に、家庭系生ごみのバイオガス化事業でございますが、この事業は官民連携による実証実験となりますが、令和5年度は実証実験のモデル地区となる地域の選定ですとか、地域説明会の開催などの取組となりますので、ゼロ予算事業となっております。なお、このモデル地区の選定や市民のご理解等を得られた暁には、令和6年度に国庫補助事業としてこの実証実験を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 地域公共交通の取組について、地域公共交通会議で出た意見の内容も踏まえての予算への反映ということでご質問いただきました。  富士見市地域公共交通会議において、市内循環バスを含む現状の市内公共交通を維持、継続する必要があるということが確認され、市内循環バス及びデマンドタクシーの運行補助金を予算計上しております。  なお、デマンドタクシーにつきましては、限られた財源の中で事業を維持、継続していくため、移動手段の確保が必要であろう方に提供するということが会議で確認されたことから、対象を70歳以上の方、要支援、要介護認定者、事業対象者、障がいのある方、妊婦、未就学児というような制度設計をし、予算を計上しております。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長。 ◎市民部長(塩野英樹) それでは、議員ご質問の建物の耐震化不足による一時閉鎖をしている西出張所問題に当たり、対策を予算にどう反映したかについてお答えいたします。  耐震改修に向けましては、現在も協議を継続しているところでございます。令和5年度の予算措置といたしましては、これまでどおり維持管理費用を中心とした予算計上をさせていただいております。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) よろしくお願いします。子ども読書活動推進計画からの予算の反映はということにつきましてお答え申し上げます。  子ども読書活動推進計画につきましては、議員ご案内のとおり第3次計画が令和4年度まで、本年度までとなっておりますことから、現在令和5年度からの第4次の計画の策定に向けて取組を進めているところでございます。  第4次富士見市子ども読書活動推進計画を踏まえた令和5年度当初予算への反映ということでございますが、様々な事業活動の費用につきましては、図書館、指定管理をしてございますので、その指定管理料という予算の中で、様々な事業活動の予算が入っているものというふうに認識してございます。その中に、新たな取組というようなものにつきましては、電子書籍を追加購入することですとか、新たな取組としてつるせ台小学校の芝生の上のおはなし会というものも、その指定管理料の中に含まれている費用というふうに認識しているところでございます。そのほか、新たな取組として予算化したものといたしましては、マイナンバーカードや携帯端末に図書館利用カード情報を持たせる機能を追加する費用を予算計上したところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 佐野議員。 ◆3番(佐野正幸) ご答弁いただきましてありがとうございました。2回目の質疑、何点か絞ってお伺いいたします。  先ほどの4点目、新型コロナウイルスの影響によって、地域の人と人とのつながる機会というのが減ったというところの中で、1点協働推進部長にお伺いしたいのですけれども、先ほどの答弁ですと、施設の利用制限を解除するということもあったのですが、市主催、市が主導として何か地域づくりを戻すというような取組がもしありましたらお聞かせください。  続きまして、先ほどの5点目、ごみの問題についてお伺いいたします。市長の先ほど答弁の中で、一部触れておりましたけれども、志木地区衛生組合等という答弁があったかと思います。この組合ですとか、または近隣の市町とは、このモデル事業を推進していくに当たりまして、どのように協議、調整をされてきていたのか。それをどのように、もしかすると令和5年に反映されるのかについてお聞かせください。  あとは、先ほど西出張所の点について答弁をいただきました。先ほど維持管理というふうに答弁がございましたけれども、これは今の閉鎖している状態なのか、それとも再開をすると多少例えば上がるとかというところを見越しての費用になっているのか、その点について確認をさせてください。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 協働推進部長。 ◎協働推進部長(古寺優一) 市主催の人と人とをつなぐ機会、コミュニティづくりといったところの取組についてということでございますけれども、自治基本条例に基づきまして、市といたしましては地域の取組というのは、基本的には地域の皆様が主体となって行うものというふうに認識しておりますので、町会ですとか、そういった地域の皆様が取り組んでいきたいという上で、いろいろ支障があったりご相談事があるようであれば、市としてもしっかりサポートしていきたいなというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 家庭系ごみのバイオガス化事業の関係でございますが、こちらは市と三菱マテリアルの官民連携による独自の事業でございますので、特に志木地区衛生組合、また構成市町との調整はしてございません。しかしながら、ここで私どもの実証実験がうまくいけば、今やはり家庭系のごみの中でも生ごみと、あと紙ごみ、この2つがまだ削減の余地がございますので、もし私どもの実証実験で効果が得られれば、これは志木地区衛生組合、また構成市町のほうに情報を提供して、このエリア地域でさらなるごみの削減が図られればよろしいかと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 市民部長。 ◎市民部長(塩野英樹) 予算措置した維持管理費の内容でございますが、この部分については現在市が区分所有していることから、マンション規約で定められた毎月の管理費や、修繕の際に必要な積立金を負担していること、また法で定められている維持管理に係る点検費用や、施設保安上の警備費用などが必要なため、予算計上させていただいているものでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) 13番、関野でございます。21・未来クラブ、ラスト前の質疑をさせていただきます。  まず最初に、施政方針を踏まえて市長にお伺いいたします。市長は施政方針で、関沢小学校の児童の言葉を引用して、成長と発展を求め、それをやり遂げ、成果を手にしても、忘れてはならない、失ってはならないものがあります。50年後の未来のために、残しておくべきものがあるという、最後の言葉にリーダーとしての責任と重大さを感じていると述べられています。令和5年度は、新型コロナウイルスの収束に向かうのでしょうか。市長任期も後半になります。私からは、50年という節目の年から、次の50年、次の100年目に歩み出す51年目の予算編成に当たり、改めて決意をお伺いいたします。  次に、教育行政方針を踏まえ、教育長にお伺いいたします。数々の方針が述べられていますが、山下議員からもありました、私からもコミュニティ・スクールについてお伺いいたします。教育行政方針では、地域の教育力を生かし、教育効果を高める学校教育の一つの推進として、学校運営支援者協議会のコミュニティ・スクールへの移行の検討について触れられています。私も地域立学校という視点から、平成16年より一般質問などで取り上げさせていただいております。先ほど山下議員への答弁で、コミュニティ・スクールと学校運営支援者協議会は同等であるとの答弁がございました。確かに文科省のホームページを見ますと、コミュニティ・スクール(学校運営支援者協議会)とあります。同等であれば、移行するという表現はなじまないのではないかというふうにも思ってしまうのですが、しかし、現実の運用に課題があるからでしょうか、コミュニティ・スクールへの移行が令和8年までとのことですが、県から指示されているということに現れているのでしょうか。夢に一歩一歩近づくための教育行政の推進の一つの手段と思料いたしますが、学校運営支援者協議会からコミュニティ・スクールへと、実質的な移行への今年度の取組についてお伺いいたします。  次に、予算編成方針等を踏まえて何点かお伺いいたします。新聞報道によりますと、42都道府県で地方税の増収が見込めるとございました。富士見市でも、納税義務者の増加等により大幅な市税の増額を見込んでいるとのことであります。こういった報道の中、市民は、市税をウェルビーイングな社会実現のために還元してほしいという期待もあるのではないでしょうか。理想の未来である、誰もが自分らしく充実した日々を送ることの実現という視点から、特色ある予算編成をされたのか、お伺いをいたします。  次に、入るを量りて出ずるを制すという言葉ではありませんが、歳出に関連し、国や県の補助金にどのように対応、活用して算出されたのか、お伺いしたいと思います。令和4年度の一般会計予算の補正10号でも6億円以上の国庫支出金が活用され、結果、各種積立金の予算編成がなし得たのではないでしょうか。令和5年度当初予算では、そういった視点からの予算編成はどの程度占めているのか、一般財源の軽減に及ぼした効果という視点からお伺いいたします。  最後に、副市長にお伺いしたいのですが、突然すみません。水谷調節池の関係の周辺施設整備の予算が計上されています。これは、県の事業である水谷調節池事業と、市として県と地域住民の要望をどのように結びつけるという、すべきだという視点もありますが、結びつけて、安全かつ地域にも喜ばれる整備を行っていこうと考えられているのか、お伺いいたします。  以上、1回目の質疑といたします。ご答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 関野議員よりご質問を頂戴いたしました。  施政方針で、「結びに」の部分で引用させていただきました、堀内君の作文を読ませていただく中での私の感想を踏まえて、決意とさせていただいたところでもございます。まず最初に、問われた部分につきましては、私たち過去の日本の歴史の中においても、特に戦後、高度成長期に様々な成長を進めていく中で、その中でひずみと言われるような、例えば公害であるとか交通戦争と言われる交通事故であるとか、こうしたものが成長とともに大きく負の部分として現れました。昨今は、こうしたものを乗り越えながら、環境、そうしたものにしっかりと取り組むこと、または人間性、こうしたものに目を向け多様性ある社会をつくっていくというようなことで、我々の環境も、社会も変容してまいりました。しかし、その中でやはり忘れてはならないもの、残しておくべきもの、こうしたものを私は堀内君の作文の中で、強く感じたところであります。堀内君は、空飛ぶ車に乗ってみたい、そのためには富士見市ではこうした政策、こうした事業をしておくことが将来につながるのではないかというビジョンを持ち、その対応策なども語っていただく。でも、その最後のところで、谷津幼稚園、鶴瀬駅東口の桜のトンネルをくぐりたいという最後の思い、こうしたものが、自分がおじいさんになったときにも桜が見れる、富士見市のいいところ、それは桜に象徴されていますが、桜そのものもそうですが、やはり富士見市がそうしたまちである、そうしたまちになっていてほしい、こういう思いだというふうに受け止めました。  私はこれから、今日もこの令和5年の予算をご説明、または質疑を受ける中で、しっかりとこの諸施策を進めていくということにコミットしてまいります。しかし、一方で政策を進める上で様々な交渉事や、様々な負の部分も、あってはならないと思いますが、そうしたものを生み出さないように、我々はこの成長に向かって配慮していくべきだろうと思っています。その中でも、やはり堀内君が桜で象徴した富士見市の持つ自然、こうしたものにつきましては緑の保全、また大御庵の杜に象徴されるこうした取組を今年度スタートさせること、そして農地の集積なども富士見市の特徴であると、田園の広がる我々のこの地域というものが、農業によって支えられるという部分があります。農業振興のために、しっかりと産業振興予算を据えたということも、この中の関わりでもあります。  そして、人と人のつながり、富士見市民は温かくいい人たちが多いと、こんなふうにこれからも思っていただけるように、やはり人と人のつながりが重要であります。その中でも、重層的支援体制の整備など、公が、または市民の皆さんはじめ、様々な機関と機関との連携によってこうした各種事業を行うことで、セーフティネットから漏れることがないように、これを支えていくという体制をつくること。もとより、水谷東地域の活動や防災に関する活動等も、やはり市民の皆さんとともにこれを守っていく、そしてまちをつくっていくということが重要だと思っております。残すべきものをしっかり残す、そして変えていくべきものは、先ほども尾崎議員からもご質問いただきましたとおり、我々の弱い部分につきましては、産業振興または産業団地の誘致など、また道路のネットワークなどの整備などを通じて、しっかりとしたまちづくりをするということだと考えております。もちろん安心安全の部分につきましても、危機管理監を置いて、危機管理課を令和3年度から置くことによって、危機管理、防災に対しましてもしっかりと、この目を持って対応していくという覚悟でもございます。  また、新庁舎の整備につきましても、これは私どもの今の代でしっかりと整備をすることが、もちろん堀内君たちが大きくなったときに同じこの庁舎を使っていただけると、そうしたバトンタッチができる夢も、庁舎によってつないでいけるかなと思っているところでございます。こうした変えていきたいもの、改革をしていきたいものを併せ持って、しっかりと進めていくことを今回の最後の結びの部分で表したところでもございます。  最後に、決意ということで最後に問われたところでございます。50年後、私、桜のトンネルくぐれませんが、しっかりと皆さんに、この富士見市を堀内君の世代にお渡しをするために、今責任ある私たちは600市職員とともに、この年であります令和5年度予算をしっかりと説明を果たし、そしてご可決いただきましたならば、政策実現に向けて努力をしてまいりたいと思います。それが私たち世代の役割と、このように思っています。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○議長(斉藤隆浩) 教育長。 ◎教育長(山口武士) 関野議員より、コミュニティ・スクールへの移行の検討についてご質問いただきましたので、ご答弁申し上げます。  議員ご案内のとおり、市内の学校ではこれまで10年ほどにわたり、富士見市版コミュニティ・スクールとして学校運営支援者協議会を設置し、地域ごとに学校を支援してくださっている多くの方々のお力をいただいて、学校運営にご意見をいただいたり、教育活動に直接支援をいただいたり、評価をしていただくことを通して、学校教育の充実に多大なご支援をいただいてまいりました。  令和5年度の教育行政方針において、コミュニティ・スクール移行について検討しますとした背景といたしましては、平成29年の地方教育行政の組織及び運営に関する法律の改正に伴って、それまで設置については各教育委員会の任意であったものが、協議会設置の努力義務を課すこととするとされ、埼玉県教育委員会でも目標を掲げて設置を進めているところでございます。現在、県内では導入率が約74%、市町村でいいますと56市町村で設置が済んでおります。  また、当初課題となっておりました、関野議員からも幾度となく一般質問等いただいて、その頃私は学校教育課長として答弁の原案をつくっている立場でおりましたけれども、その中でも課題の一つは、教職員の任用に関する意見を求めるということになっておりましたけれども、その後、文部科学省から出されているガイドライン等で、教育委員会の規則の中でこれを対象としないことができると緩和をされてきた経緯もございます。本市においては、積み重ねてきた学校運営支援者協議会を大きく変更する必要はないものと考えておりますが、一方で、いわゆるコミュニティ・スクールの移行によって、委員の皆さんは特別職非常勤の地方公務員となることから、職責がより明確となることや報酬の支払いが発生すること、校長が作成する学校運営の基本方針への承認と、一定の権限を持っていただくことになりますことから、協議会のステップアップにつながるものと考えております。これらの経緯を踏まえて検討することとしたものでございます。  今年度の取組でございますが、各学校の取組は、経緯の中で、例えば委員3人任命させていただいている人数に、やや開きがございます。数名のところから20名を超えるところまで、幅がございます。これは、適正な人数はどうあるべきなのかを早急に検討したり、それぞれが今抱えている課題はないかどうか確認をいたしまして、移行の必要性の判断をしてまいりたいと。意向が必要となりましたら、そこに向けて、また庁内で関係各課と調整が必要となってまいりますので、それに向けた準備をしてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 2点ほどご質問いただいておりますので、順次お答えさせていただきたいと思います。  まず、1点目でございます。市税の増税の部分、増税といいますか、増収の部分につきまして、どのように考えているかというようなご質問だというふうに理解しております。市税収入につきましては、ご存じのとおり令和4年度で6億円という数字が伸びました。それにつきましては、今回議案第16号でお伺いしております公共整備基金のほうに積ませていただくということで対応させてもらいました。同じ6億円ということで、令和5年度も6億円分ぐらいは多く見積もっているところでございます。そちらにつきましては、一般財源という性格のものでございますので、特段この事業に使いなさいですとか、あるいはこの分に充てなさいというような性質のものではございませんので、幅広い活用ができるかというふうに思っております。その中でも、市民の生活に関わる事業費等に充てていきたい、第6次基本構想・第1期基本計画の推進に役立つ事業等に充てていきたいというのが基本的な考え方でございます。それが結果、ウェルビーイングにつながっていければ、よろしいかというふうに考えております。  2点目、国、県の補助金を活用した一般財源の軽減といいますか、そういうことについてはどうかということでございます。令和5年度当初予算において新たに計上した国とか県の補助金等にいたしましては、水谷小学校校舎増築工事に係る公立学校施設整備費の負担金、これが約1億1,528万6,000円、それから出産・子育て応援事業に対する補助金として、国、県合わせまして1億3,500万7,000円ということで計上させていただいております。また、このほか保育所等施設整備事業に対する保育所等整備交付金につきまして、前年度比6,313万8,000円増となる1億6,367万4,000円を計上するなど、各事業におきまして国、県補助金の活用を有効的に図らせていただいているということでございます。これらによりまして、一般財源の縮減に努めさせていただいているというところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 副市長。 ◎副市長(浅井義明) 私に質問いただきましたので、水谷調節池の周辺整備の件についてお答えを申し上げます。  今年度この検討業務として、新規で検討業務委託を予算づけさせていただきました。その経緯というのは、まずは治水安全度を高めるために、県に対して河川整備計画上にのっている水谷調節池の早期着手ということで、これは環境とは全く関係なく、治水対策としてぜひここは優先的にやってもらいたいということで、市長を先頭に県に対して力強い要望を重ねてきたところ、事業が決定したという経緯がございます。これは、特に水谷東地域の治水安全度の向上に、どうしてもなくてはならないものということで決定をしました。決定をした後、私が知る限り、これほどのスピードで整備が進んでいる調節池はございません。1年で用地買収を全て終わらせ、もう既に工事にかかって、こんなに速いスピードで終わったところはないというふうに認識しております。これができますと、かなり治水安全度が高まります。  所期の目的はこれで達成するわけですけれども、さらに付加価値を高めるために、富士見市の財産であります水のきれいな環境、首都圏近郊にあって、これほど水のきれいな河川の流れるところは珍しいです。特に柳瀬川。ですので、柳瀬川に隣接した水のきれいな場所の環境をきっちり整備することで、将来的には水谷柳瀬川地区の土地利用のその周辺の土地の価値を上げるということも、この後の目的として考えたところです。それで、今年の新規予算に検討業務を上げさせていただきました。ぜひお認めをいただきたいというふうに思います。そうなりますと今度は、今もう既に朝霞県土整備事務所に対して依頼をして、堤防の上の舗装を終わっていると思います、池のところまで。池ができると、その舗装が水谷東地域までつながりますので、そうすると地域の人は、東武線の柳瀬川駅に非常に楽に通えるようになると。そういう利便性も高めるということで、地域全体の一つの起爆剤として調節池を捉えて周辺整備を今後やっていきたいというようなことで、地域の皆さんのご要望を聞きながら、ぜひ進めていきたいというふうに思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 関野議員。 ◆13番(関野兼太郎) ご答弁ありがとうございました。私も50年後には、当然でありますけれども、桜のトンネルをくぐることはできません。それはそれといたしまして、先ほど市長のご答弁を伺っていて、本当に残しておくべきことと、人と人のつながりというふうなお話とか、大切に思っていることを伺いました。これは今年度の流れから、市制施行50周年記念事業をあと一つ残して終わっております。最終的な検証というのは、決算審査で行われるかもしれませんけれども、現時点でこの50年をさらに進めていくために、例えば市の活性化やPRに向けて、継続的に行っていくべきものと思われる記念事業等がございましたらご答弁願えればと、もちろんゼロ予算でもいいと思っておりますし、予算づけられているものがございましたらお願いいたします。  教育、コミュニティ・スクール、富士見市はそういった意味では、先進的にやってこられたということかもしれませんけれども、ただ文部科学省のサイトを見ますと、そればかりが全てではないかもしれませんけれども、課題があって、先ほど教育長のご答弁で、いわゆる教員の任命権とかについては与えなくてもいいという、任命をしたものを承認するというか、そういうものは与えなくてもいいという、一方でその課題の中に、例えば置くメリットが教育委員会や学校教育者に理解されていない、その点は理解されていると思いますが、一方で法律上の権限、今申し上げました。そういったものについて十分活用されていないことが、なかなかコミュニティ・スクールというものの深化につながっていないのではないかって、その辺を新年度においてどのように、そこまではまだ検討されていないのか、されるのか、されないのか、改めて確認をさせていただきたいと思います。  予算編成につきましては、本当にいろんな思いを込めて予算編成されていることに、真水で増収分がどこかに存在しているわけではありませんから、そうなることは承知しています。有効に使っていただくということで理解をしていきたいと思います。  水谷調節池につきましても、早くできたということについては地域として、また安全のために本当に感謝をするところでございますけれども、そういった整備について行っていくということでありますけれども、まず落合都市整備部長のほうからその辺について具体的な、この検討に向けてタイムスケジュール等ございましたらお願いいたします。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 市制施行50周年記念事業について質問いただきました。  間もなく3月になって、最後クラフトビアフェスタということでございます。55の事業を展開する、議会としてもここでコンサートをやっていただいた、56の事業を展開してきたわけでありますが、私、事業そのもののすばらしさも、とてもいいものたくさんございました。それを捉まえて、では来年もとか再来年とかということは、ここでは避けたいと思います。  何が申し上げたいかというと、これをつくり上げてきた市民の皆様、特に実行委員会をそれぞれつくっていただきました。または、若い市民の皆さんにお集まりをいただいて、ステークホルダーミーティングということで、まちを歩いていただく事業をつくっていただいたりということで、このプロセスが大変私はすばらしいものがあり、そこで培った人と人のつながりが、やっぱりここでできています。出会いができています。またやろうねとか、もう一回花火見たいねとか、花火やりたいって言っているのではないですよ、そういうお声をたくさん聞いています。こうしたことが化学反応を起こして、いわゆる市制施行50周年記念事業のレガシーとして、市民の皆さん、それも各世代の市民の皆さんが、あの事業を今度はこういうふうにしてやってみたらどうだろうかとか、今度は子どもたちだけではなくてこうしたらどうだろうかというようなことが生まれているというふうに私は感じています。また、そういうお声を事実聞いています。こうしたことが、次の51年目以降の富士見市の大きな人としての力、人材としての力や、そしてこれをまとめていく、これは役所にあると思いますが、まとめていく力、それを大きく発揮して外へ発信していくということが、さらに富士見市の価値を、また富士見町のすばらしさを外へ示していくことにつながるというふうに考えています。この市制施行50周年のレガシー、または2020東京オリンピック・パラリンピックのレガシーということでスポーツに関するレガシーと、こうした私たちは財産を得たのだと思っています。これも残すべきものだと考えています。  こうした状況をしっかりと我々見、そしてまた協議をし、新たな計画につくり変えていきたいとも思っています。具体的には、令和5年度の実施計画をもって、または先ほどおっしゃっていただきました議会の中でも、やはり決算の審査等も私は必要だと思っておりますので、こうした議論を踏まえて企画決定してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 教育長。 ◎教育長(山口武士) コミュニティ・スクールへの移行につきまして、再度ご質問をいただきました。  学校運営支援者協議会と、私どもではこの「支援者」をあえて入れてまいった経緯については議員もご案内だと思いますが、この学校運営支援者協議会を立ち上げる前に、学校応援団の組織がそれぞれの学校にありました。これを中心に、町会の方等も入っていただいて、学校運営支援者協議会を設置してきた経緯でございます。  当初は、学校応援団で呼ばれてきているのか、何か意見を求められているのか、協議会といっても何を発言すればいいのかがよく、混在していて、学校側へ私どもの説明不足があったとも思うのですけれども、そういった状況ありましたが、それについては改善はされてきているかなというふうには思っておりますけれども、この学校運営支援者協議会の大きな役割、先ほども申し上げましたように、学校の教育計画、学校運営に対してご意見をいただく、よりよくしていくにはどうしたらいいだろう、どんな課題があるかということでご意見いただく。それから、それを踏まえて直接的に関わっていただいていることで、より学校運営にご協力いただけるようになる。さらには学校評価を、外部評価を取り入れるように今なっていますので、この評価までしていただく。関わった方に、ご意見をいただいた方に評価までしていただくことが、よりその評価の確度が上がるということで、これについては進めてきたところでございます。しかしながら、議員からもお話ありましたように、学校応援団と近いものがあって、ここでの発言をどの程度どこまでというのがやや明確ではなかったという課題は、やっぱり改善していかなくてはいけないということもありますので、この点も慎重に、皆様方のご意見も踏まえながら確認をさせていただいて、この移行への必要性については判断してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 調節池の周辺整備の検討業務委託につきましては、来年度予算を認めていただければ、まず現場の把握、またビオトープ等整備の検討、また柳瀬川との一体性等の検討、最終的には概算工事費まで算出することとなっております。地元ですとか、環境団体の方とか、そういった方のご意見を聞きながら、そういった検討を進めてまいりたいと考えております。概算工事費のほうは年度内に上げて、いつでも工事ができるような準備を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) 2番、田中です。よろしくお願いいたします。それでは、21・未来クラブ、結びとして質疑させていただきます。  最初に、大きく2点お伺いさせていただきます。第6次基本構想・第1期基本計画の中間年度としまして、進捗状況などここまでどう評価し、事業進捗につなげる来年度予算としたのかというところをお伺いさせていただきます。  また、新型コロナウイルス感染症への社会状況や、それに関わる対応の変化に関しまして、予算編成で留意した点についてお伺いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) ご質問の1点目、第6次基本構想・第1期基本計画の評価、中間年度としてどう評価し、どう予算に反映させたのかというご質問でございます。  令和5年度は、ご承知のとおり第6次基本構想・第1期基本計画の中間年度ということで認識をしております。当然のことながら、令和3年度を始期とした第1期基本計画は、この3月をもって2年が経過をするということになります。初年度の検証では、順調にキックオフができたのか、社会情勢と不具合がないかなどを確認させていただいたところでございます。2年目の令和4年度につきましては、まさに今現状を整理し、評価をするところでございます。したがって、事業の見直しや事業の評価といった、いわゆる行政評価の部分につきましては、進捗状況の確認が主なものでございまして、所管課と政策企画課とにおいて共通認識を図って、令和5年度以降の取組について確認をし、その予算として今回計上させていただいているというところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 新型コロナウイルスへの対応の変化による予算編成で留意した点につきましては、まず一番大きなものは、やはりワクチン接種かなと思います。それから、陽性者に対しての支援だと思っております。  まず、陽性者への支援といたしましては、感染症等予防対策事業におきまして、予算の積算時点では新型コロナウイルスの感染の扱いがどうなるのか、今後自宅療養支援がどうなるのか不透明であったこともございまして、支援物資や郵送代の予算化はしておりませんが、パルスオキシメーターの自宅療養支援は続いておりますので、それに向けての会計年度任用職員の賃金は計上させていただいたところでございます。  また、新型コロナウイルスワクチン接種推進事業につきましては、予算積算時点では臨時接種が令和4年度で終了予定でございましたので、残務処理等の予算のみを要求させていただいたところでございます。報道等で、来年度のことも少し出ておりますが、国からの正式な通知が、まだ県を通じて来ておりませんので、それが来次第、どういった対象で何回だとか、そういったところをまた財政課と相談しながら、適切な対応を取ってまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 田中議員。 ◆2番(田中栄志) ありがとうございます。第1期の基本計画につきましては、各課等と進捗の確認をされていたということで、そこの部分でしっかり予算に反映されているのかなというふうに理解をいたしました。  そういたしましたら、続いての質疑ですけれども、ゼロカーボンシティの実現に向けた取組についてですけれども、先ほど来あります例えば水谷小学校のZEB化の話ですとか、家庭ごみの再生可能エネルギーへのというようなところもあるかと思いますけれども、全体的な考え方として、この予算にゼロカーボンシティの実現に向けた取組、どのように反映されているのか、伺えればと思います。  また、ふるさと納税関係ですけれども、ふるさと納税の確保につきまして事務費などの経費や、それでもその効果が得られるかといったような費用対効果の問題なども含めまして、ふるさと納税確保の考え方についてお伺いできればと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) まず、ゼロカーボンシティの実現に向けましては、これは行政だけでは到底なり得ないと。ここで、この宣言に向けてサブタイトルとしましては、市民・事業者・行政の協働による取組ということでキャッチタイトルつけてございます。  そのような中で、今議員ご紹介あったとおり、市民、事業者については地球温暖化防止活動支援補助金ですとか、あと家庭系ごみの廃食用油のリサイクル、このような形で支援してまいりたいと思っております。また、行政につきましては、ご紹介のあったZEB化ですとかLED化、このような形で、市民、事業者、行政がそれぞれ取り組めるような施策の支援策とか行政の取組を、それぞれに網羅したような形で予算編成はしてまいったつもりでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) ふるさと納税の確保の考え方ということでご質問いただきました。  ふるさと納税の経費につきましては、主にはサイト使用料、それからクレジット会社に支払う手数料というのが主なものでございますが、商品を購入する、それから発送する、そのような手数料、あるいは経費等もかかってございます。ふるさと納税の運用に当たりましては、毎年度総務省のほうに届出を出して、経費率としては全てを含めて50%ということでないと許可が得られないということでございますので、それらを勘案して運営をしているということでございます。もっと経費率が下げられればよろしいのでしょうが、昨今の運送料の高騰ですとか物価高騰のあおりを受けていますので、なかなか厳しいというのが実情でございますが、少なからずとも寄附の50%分は、市のほうにありがたく頂戴しているというところでご理解を賜りたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で、会派21・未来クラブの質疑を終わります。  休憩します。                                      (午後 2時07分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午後 2時20分) ○議長(斉藤隆浩) 次に、会派日本共産党の質疑を受けます。  木村議員。 ◆9番(木村邦憲) 9番、木村です。よろしくお願いいたします。来年度に対する総括質疑を行わせていただきます。  まず、教育行政についてお伺いいたします。35人学級についてですが、国の学級編制基準に基づいて令和5年度はどのように準備していくのか、具体的に何学年から開始するのかお聞きしたいと思います。その際、教員の確保はどのように行うかもお聞きしたいと思います。  次に、頂いた資料によりますと、教員不足、現在小学校7人、中学校1人、計8人ですが、今後どのように不足分を解消していくのか、お聞きしたいと思います。  次に、子育て施策についてお聞きします。来年度、新規保育施設入所者申請における2月3日現在の保留児童は157人と、昨年の127により30人増加している要因についてお聞きします。特にゼロ歳から3歳児が123人と大半を占めていますが、どのように対策を取っていくのかお伺いします。  あと、放課後児童クラブについてです。放課後児童クラブの大規模化が今深刻ですが、放課後児童クラブの来年度の申請者数は1,542人です。第2期富士見市子ども・子育て支援事業計画によりますと、市の見込数の1,487人より大きく差がある状況です。なぜこの見込みに差があるのか、分析をこの間どのように行ってきたのかお聞きします。また、そもそも現時点での定員数は1,246人というふうにお伺いしているのですが、この差の解消に向けて、どのように取組を行っていくのかお伺いします。  次に、2050年までに二酸化炭素排出量を実質ゼロにするゼロカーボンシティの実現をするために、二酸化炭素の吸収作用を持つ緑地保全にどう取り組むのかお聞きしたいと思います。  次に、水谷小学校が今ZEB化に取り組んでいますが、国の予算で新規、既存のビルのZEB化、この支援は環境省の建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業、これ2023年度は59億円計上されているのですが、これで補助するということなのですが、この補助を活用してさらにZEB化を進めるという、そういう検討はされているのか、お聞きしたいと思います。  あと、ソーラーシェアリングなのですが、農地に太陽光パネルを設置して、太陽光発電と農産物生産を同時に行うソーラーシェアリングについては、農林水産省の予算では、2021年度からみどりの食料システム戦略推進交付金、2023年度は当初予算で7億円計上されているのですが、その一部で補助をしているということなのですが、これについても、これを活用してソーラーシェアリングを推進していくという、そういう検討をされたのか、していくのか、お聞きしたいと思います。  あと、ゼロカーボンシティについては、市民の方に対しての普及啓発もとても大事だと思うのですが、それについての具体的な計画、これもお聞きしたいと思います。  次に、予防接種事業についてお聞きしたいと思います。子宮頸がんワクチンについて、2価と4価と、併せて9価のワクチンの定期接種が4月からスタートします。それについて2点お伺いします。令和4年度の補正予算では、子宮頸がんワクチンの接種が見込みよりも伸び悩み減額補正を組んでいますが、現在どのぐらいの設置率なのか。この伸び悩みの理由も、もし分析ができていたらお願いします。また、新年度予算の積算では、どのぐらいの接種率を目指して予算組みをしたのかもお聞きしたいと思います。  2点目として、今回ヒトパピローマウイルス感染症予防9価ワクチンの定期接種化に当たり、国からはどのような通達が来ているのか。また、国は体調に異変を感じた場合に備えて、受診できる医療機関や医療体制、相談体制の確保を自治体に求めるとしていますが、市内もしくは近隣で、副作用が出た場合に相談できる医療機関があるのかお伺いしたいと思います。  1回目の質問は以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いします。議員より2点ばかりご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。  まず35人学級でございますが、令和5年度は、小学校1年生から4年生までということになっております。  続きまして、教員の不足でございますが、令和5年度に関しましては、市内の全学校定数に充足して足りておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 何点かご質問いただきましたので、順次お答えをさせていただきたいと思います。  まず、令和5年4月に向けての入所の申込みの中で、保留児数、昨年に比べて多い要因ということなのですけれども、まず1点考えられるのは、谷津幼稚園、認定こども園に移行するということで、そちらのほうの申込みの数が、年齢的には特に3歳児の申込みが多かったのかなというところが要因の一つかなと。あとは、新型コロナウイルスの影響も減ってきたので、またお仕事をしたいという方もいらっしゃるのかなというふうには考えております。  また、そのうちゼロ歳、1歳の入れなかったお子さんの対策ということなのですけれども、1歳児につきましては、先ほど申し上げました公立保育所のほうの1歳児の定員枠を増やす、あとは先ほど申し上げました新しい認定こども園、谷津幼稚園移行ということで、そちらのほうでゼロ歳、1歳、2歳ということで新たに大きく入所枠が増えましたので、そういったもので対応していきたいと。それ以外につきましても、またさらに令和6年4月に向けて、令和5年度中に新しい保育施設整備も進めていくというような形で対応していきたいというふうに考えてございます。  続きまして、放課後児童クラブの関係でございます。今回4月の申込みの人数、もともとの子ども・子育て支援事業計画の中での見込数とかなり違うではないかと、どのような分析をしているのかということなのですけれども、こちらの計画につきましては令和2年度からスタートしていまして、実際作成をしたのは令和元年度、その前の平成30年度の頃にニーズ調査なども行っていますので、どうしてもその時点との若干の乖離は出てくるのかなというふうに思われるところでございます。  放課後児童クラブにつきまして、現在の定員と実際今度申込みの数、その差をどのように解消していくのかというところなのですけれども、まず議員もご案内のとおり、南畑放課後児童クラブにつきましては、ここで完成しております。令和5年4月からスタートということでオープンをいたします。また、水谷につきましても、水谷小学校の増築に合わせて第4クラブを整備する予定という形で、そのような形での対応を図ってまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 緑地保全の関係でご質問いただきました。  現在市では、市民緑地をはじめ土地所有者と借地契約を結んで市が管理、市民開放している緑地、広場につきましては、計画的に用地取得を進めているところでございます。来年度予算につきましても、諏訪の森を購入していく計画でおります。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 続きまして、公共施設のZEB化の国庫補助金の活用の関係でございますが、当市におきましてはゼロカーボンシティ宣言を踏まえまして、市が率先垂範して様々な再生可能エネルギーの導入、これを進めていこうということで、本年2月に市有建築物の脱炭素化基本方針、これを定めまして、今後公共施設への再生可能エネルギーの導入を進めてまいる計画でございます。そのような中で、当然ながら国では、先ほど議員ご紹介あった補助金を含めまして、幾つかメニューがございますので、今後ZEB化に当たりましては、国の補助金を最大限活用してまいりたいと考えております。  続きまして、農地のソーラーシェアリング、いわゆる営農型の太陽光発電でございますが、これについてはそれぞれメリット、デメリットがございます。当市としましては、今農業者の支援を最大限施策に盛り込んで、担い手の確保と農業経営の安定化を目指してございますので、当面はこの営農型太陽光発電ではなくて、農地を最大限利用していただいて、農業所得を上げるような支援策を続けてまいりたいと思っております。  それから、ゼロカーボンシティの普及啓発でございますが、これにつきましては令和5年度予算に、まず1つは市庁舎の正面にゼロカーボンシティ宣言の周知を図るための懸垂幕を設置いたします。それから、今各所管の窓口に市制施行50周年記念ののぼり旗がありますが、来年度はゼロカーボンシティの宣言に係る、こういう小さなのぼり旗を各窓口に設置するような予算を計上してございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 議員ご質問の予防接種につきまして、子宮頸がんワクチンの令和4年度の接種率が伸び悩んでいる理由につきましては、こちらは積極的な接種勧奨とキャッチアップの接種が始まりましたので、高い接種率を見込んで予算計上はしていたところなのですけれども、ただ、ヒトパピローマウイルス感染症予防9価ワクチンが令和5年度から始まるということで、その辺のところの接種控えもあるのかなとは思っております。それと、この子宮頸がんワクチンに対する心配というものも、やはり今まで積極的な勧奨を控えていたものですから、そういった影響もあるのかと考えております。  また、令和5年度のこちらの接種率につきましては、ヒトパピローマウイルス感染症予防9価ワクチンを単価といたしまして、接種率は10%を見込んでいるところでございます。また、従来ワクチンとヒトパピローマウイルス感染症予防9価ワクチンのどちらを選ぶか分かりませんので、ただ予算的には接種率が多少上がったとしても、そういったところの財源不足というか、予算の担保はできているものと考えております。  また、相談の体制、医療機関ですけれども、こちらにいたしましては、実際に接種のほうは主治医のほうで打たれると思いますので、県が指定しました医療機関のほうに、主治医のほうから何かあった場合はつないでいただけるものかと考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) では、2回目の質疑させていただきます。  それでは、先ほど教員についてはやって、定数を充足していくというご答弁だったのですが、その際に、やはり充足していく中で、きちんと配置をしていくということなので、それはいいかなと思うのですが、低学年をさらに進めて30人学級を実現するような、そういう計画は今回検討したのかということと、あと今度から4年生ということなのですが、前倒しして準備するという、そういう検討はされたのかということをお聞きしたいと思います。  あと、子育て施策についても、今回谷津幼稚園、3歳児ということなのですが、今回待機児童がたくさんいるという中で、その対応を具体的にどうしていくのか、再度お聞きしたいと思います。特に新たな保育士の配置を検討したのかということをお聞きしたいと思います。  さらに、第6次基本構想の分野1の基本政策では、保育所の待機児童を令和7年までにゼロにするという目標値が掲げられていますが、その目標値の関係で、新年度の待機児童解消についてどう進めていくのかというお考えをお聞きしたいと思います。  放課後児童クラブなのですが、令和元年度に計画したので差がありますということなのですが、国からは中間年度の見直しが指示されていると思うので、その中間での見直しとの関係で修正を行わなかったのかということと、あと南畑、水谷で対応を図っていきたいということなのですが、この対応なのですが、対応を図ったとしてもやはり数が大きいので、これで全て解消できるということではないと思うのですが、その増設によっても解消できなかった分をどうするのかということを、新年度どう検討しているのかお聞きしたいと思います。  あと、子宮頸がんワクチンについてなのですが、今回不安が大きいということもおっしゃっていたのですが、その点について接種率がそこで大きく伸び悩んでいるというのも要因の一つだと思うのですが、その点について新年度は、どうその不安を解消する、応えていくために取り組んでいくのか、お聞きしたいと思います。  あと、ヒトパピローマウイルス感染症予防9価ワクチンについても含めて市民に情報提供していく、これについてホームページも含めて情報提供していくというふうに検討はされているのか、お聞きしたいと思います。  2回目の質問は以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) 議員より学級編制についてご質問いただきましたので、ご回答申し上げます。  本市におきましては、県より示されている学級編制に基づいて学級の編制を組み立てておりますので、30人学級の検討は一切しておりません。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) 再質問にお答えさせていただきます。  まず、谷津幼稚園、3歳児のほうという話もありましたけれども、いずれにいたしましても、そういった待機児をどのような形で解消していくのかというお話だと思います。先ほど申し上げましたとおり、入所の申込みをしていただく方いらっしゃいます。私ども利用調整をして入れる方、当然入れなかった方、今回は保留児という形でまず1回目出させてもらって、その方々は待機児童ではございません。当然その保留児の中で、また二次の申込みと利用調整をさせていただく方もいらっしゃいます。結果として、先ほどお話出ましたとおり待機児童ゼロに向けての取組といたしましては、先ほどのご答弁の繰り返しになりますけれども、令和5年度新しい施設を造るように今もう準備進めています。また、公立保育所でのゼロ歳児を一旦止めて、1歳児を受け入れる枠を増やす、そういったことで待機児童解消に向けての取組をさせていただくところでございます。  新たな保育士を確保するのかというところなのですけれども、まず民間保育所につきましては民間園で、それぞれ必要な子どもたちの受入れのための保育士を確保していただいています。当然ながらこちらにご相談いただいた際には、例えばハローワークで行う保育所合同就職面接会のご案内ですとか、そういった私たちができる情報提供はさせていただいています。また、公立保育所におきましては、例えばららぽーと富士見の掲示板にも保育士募集の掲示をさせていただいています。当然市のホームページ、あるいは広報等でもさせていただいています。各保育施設にも掲示しておりまして、そういった形での確保策については取り組んでいるところでございます。  続きまして、放課後児童クラブの中間見直しの関係なのですけれども、今回恐らく令和4年度の数字との比較でお話をいただいている、あるいは令和5年度の比較でお話をいただいているかもしれないのですけれども、中間見直しにつきましては、もともとの計画数値、見込数とおおむね10%の乖離があった際には、そういった見直しのほうを取りなさいという形になっていますので、確かにもともとの計画数値よりも多いのですけれども、まだそこまではいっていないということで、今回は中間見直し、放課後児童クラブについては行ってはございません。  あと、水谷、南畑、新しい第2放課後児童クラブ、あるいは第4放課後児童クラブつくっても、受け入れ切れない部分をどうやって解消するのかというお話だと思います。こちらにつきましては、これまでどおり学校の特別教室をお借りして、あるいは体育館をお借りしたりとかして、子どもたちの安全な遊びの場を提供していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 子宮頸がんワクチンの、こちらの新年度の不安の解消につきましては、先ほど申し上げました接種率に関しましては、不安もあるかもしれないですけれども、ヒトパピローマウイルス感染症予防9価ワクチンの来年度からということで伸び悩みというのもあるかと思います。また、ホームページのほうで、子宮頸がんワクチンにつきまして厚生労働省のホームページにリンクさせていただいていますので、そういったところで不安の解消とか、Q&Aなんかもありますので、解消が図れるかなと思っております。  それから、引き続き対象者につきましては、既にキャッチアップも含めまして郵送で、また小学校6年生には学校を通じて個別にお知らせさせていただいているところでございますので、そういったところで周知のほうは図っていって、不安の解消も併せて図りたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 木村議員。 ◆9番(木村邦憲) では、3回目の質疑させていただきます。  教員不足についてなのですが、今回不足分が充足できたということで、なかなか令和4年度は探しても見つからなかったという話もお聞きしているのですが、今回どのように充足したのか、お聞きしたいと思います。  また、放課後児童クラブなのですが、やはり児童数が多いというのもありますし、学童支援員が不足している中で、かなり大変さに拍車をかけているという話もお伺いしている中で、来年度学童支援の拡充についてはどのように検討を行ってきたのか、それについてもお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。  あと、谷津幼稚園なのですが、ゼロ歳児、1歳児、2歳児について何人ずつ枠が増えるのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) お答えいたします。  令和4年度に関しましては、学校の中で産休、育休等の代替教員を配置できないために欠員が生じておりました。年度途中ということで、教育委員会といたしましては県教育委員会、あるいは他市町の教育委員会等に照会をかけて配置ができるように努めましたが、なかなか代替教員がいなかったということでございます。令和5年度の当初に関しましては、令和4年度の3学期、この期に各学校長に、職員の学級数に応じた職員の定数が決まりますので、その辺を確認した上で教員の配置を、準備を進めてまいってきたということでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 子ども未来部長。 ◎子ども未来部長(小日向哲也) まず1点目、放課後児童クラブの支援員不足について、支援員の拡充のお話なのですけれども、こちらにつきましては社会福祉事業団のほうと調整のほう図っております。各クラブに何人の支援員が必要なのか、例えばあとは加配の児童がいる場合に加配の補助の職員が何人必要なのか、あるいは先ほどお話をさせていただいた特別教室、あるいは体育館に移動する際に何人の移動要員が必要なのか、その辺の人数につきましては事業団のほうと協議をきちんとさせていただいて、それに必要な予算のほうは計上させていただいています。また、事業団のほうで、そちらに基づいて恐らく募集のほうやっていただいているというふうに考えています。  それと、すみません。2点目のほうは、谷津幼稚園のほうのゼロ歳、1歳、2歳の定員の話で、定員のほうなのですけれども、ゼロ歳については3人、1歳については15人、2歳については18人でございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) 21番、川畑です。どうぞよろしくお願いします。まず初めにというか、施政方針を踏まえて伺いたいというふうに思います。まず、私からの質問は、全部で大きく10項目ありますので、お願いしたいと思います。  まず1つ、新型コロナウイルス対策について伺いたいと思います。第8波では医療崩壊、そして高齢者施設でのクラスターの多発、緊急、救急搬送の困難など、第7波で問題となったことがより深刻な形で繰り返され、多くの方も亡くなってしまいました。政府は、この反省もなく第5類に引き下げるということと併せて、感染対策や検査、治療への公的支援を後退させようとしています。しかし、市としては市民の命と健康を守る施策の強化、充実が引き続き求められると考えますが、新型コロナウイルス対策についてどのように取り組んでいくのか、伺いたいと思います。  次に、2つ目です。2022年を振り返る中で、物価高騰について触れられていました。この間、コロナ禍での問題や物価高騰で、市民の生活が逼迫してしまいました。そこで、国での協力金や地方創生交付金などの支援をしていただいたけれども、景気が戻るわけではなく、今まで以上、今までのひずみが押し寄せてきているのが実態であります。市内の物価高騰の影響について、市政及び市民生活、市内経済においてどのように影響していると認識をしているのか。また、各課窓口での対策、対応について、今後必要と考えられる対策、対応など、どのように考えているのか伺いたいと思います。  3つ目に、市長に伺いたいと思います。2023年10月から実施予定とされているインボイス制度は、免税業者だった中小零細業者や個人事業者など、事務的、経済的な多大な負担を受けることから、インボイス制度をやめてほしいとか、消費税を減税してほしい、こういった多くの声があります。所得を増やすなどの対策としても、新年度はぜひとも国に求めていく必要もあるかというふうに考えますが、その点についてどのように検討していくか伺いたいと思います。  4つ目です。健やかな体の育成の一助となる学校給食についてと施政方針で述べられています。新年度から民間委託となるということから、今まで働いてきた人たちの処遇はどのようになるのか。また、安全な給食との観点から、施設整備、また不備だった安全衛生管理についてどのように進めていくのか伺いたいと思います。  大きな点の2点目です。基金の考え方について伺いたいと思います。頂いた関係資料の資料9の各基金別運用先及び利率一覧のところで伺いたいと思います。全体的に基金が掲載されて、記載されているわけですが、新年度の事業の中でどのように反映をしているのか伺いたいと思います。  また、この間、新型コロナウイルス対策で地方創生交付金を活用しつつ、少し富士見市では財政調整基金を取り崩して独自の政策も行ってきました。一旦は取り崩したものの、最終的には元に戻っている状況でした。全国の自治体でも、財政調整基金が微減ということから、総務省が1月23日の事務連絡で、全国地方自治体に基金の適正な活用を促したと聞きました。そのことから、地方の基金は住民の福祉の増進を図るべきということから、例えば防災対策、中小企業や生活困窮家庭への支援など、どのように検討してきたのか伺いたいと思います。  次に、大きな3点目です。道路行政とまちづくりについて伺います。この間に多額の予算を計上し、そして道路の整備を進めてきましたが、地権者との協議や警察との協議などが調わず、予算を減額したり繰越しなどをしてきました。本来一定の合意ができてから予算措置を行うべきかというふうに思いますが、その点はどのような検討をしてきたのか、伺いたいと思います。  次に、多額の予算が執行することができないのであれば、その予算を暮らしや福祉の支援に回すことができたのではないかと思います。その点についても、市のこの間の反省を踏まえてどのように考えてきたのか、伺いたいと思います。  大きな点の4点目です。重層的支援体制整備移行準備事業について伺います。担当課でも、この間に野洲市の総合相談窓口を例に、担当課で野洲市の市長の講演を聞くなどして研究をし、富士見市として総合相談窓口の強化をすることについては、本当によかったものと考えます。そこで、市として市民生活がどうなのか、またどのように分析をしているのか伺いたいと思います。また、この事業をどのように進め、市民に広報していくのか伺いたいと思います。  大きな5点目です。住み続け宅なる改修費助成事業について伺います。この事業ができて、今年で11年目となります。当初は300万円の予算でスタートしたこの事業も、新年度は約1,200万円の予算となり、事業として定着をしてきたことは大変よかったと思います。そこで、この制度は地域経済の活性化となっていることから、市としてどのように評価、検証しているのかについて伺います。また、今回の予算を市として1,200万円と決めたわけですが、どのような観点で決めたのか伺いたいと思います。また、1度使った方は、もう10年たっています、最初の頃に使っていれば。再度使える考えや、耐震補強工事などに一緒に絡めて活用するなど検討してきたのか、伺いたいと思います。  大きな6点目です。水谷柳瀬川調節池周辺整備検討業務委託について伺います。先ほどもるる質問が出ているのですけれども、重なるかと思いますが、改めて確認の意味として伺いたいと思います。また、水谷柳瀬の土地利用推進事業も絡めて伺いたいと思います。水谷柳瀬川調節池の委託として777万円が計上されています。先ほどいろいろ伺いましたけれども、具体的な事業の内容、どのように進めていくのか伺いたいと思います。また、市が事務局として関わっている水谷柳瀬川土地利用推進協議会は、新年度どのような取組を行っていくのか、併せて伺いたいと思います。  大きな7番目です。公園緑地維持管理事業の大御庵の杜について伺います。大御庵の杜については、自然環境保全、生態系保護からも、しっかりと市民として守るということから、今回の予算でサウンディング型市場調査委託を進めるということの説明がありました。実際このサウンディング型市場調査は何を目的とする調査なのか、具体的に項目を伺いたいというふうに思います。また、この間の答弁の中で、市民の声はサウンディング調査の中でやるということの話がありましたが、このサウンディング調査についてはこの中に入っているものではなく、実際は行政と事業者との意見交換をするというのが具体的な中身かなというふうに思います。市としての役割は、市は市民としっかりと話を聞いて、その後に意見調整をしていくと、これがサウンディング型の調査かと思います。その点について、この認識が違うのかどうか、具体的に伺いたいというふうに思います。  次に、大きな8番目です。河川の環境整備についてです。河川の環境整備の観点から、この間に台風が来ていないということは本当にいいことかなと、よかったというふうに感じます。しかしながら、今回江川の護岸の崩落などが、いつ何があるか分からない状況となっています。今後、新年度どのように考えていくのか、伺いたいと思います。  次に、大きな9番目です。シティーゾーンについて、このBゾーンについては、この間にも質問させていただきましたけれども、埼玉県の用地が終わり、いよいよ造成工事が始まりますということでありました。2月16日に行われた説明会でも、県の基準は現在、降雨量や実態に合っていなく不安の声があることや、もっと市民や事業者、当事者の声を聞いてほしいとか、再度説明会を開いてほしいなど、多くの声がありました。こういった声の下、2023年、市としてどのようにこういった意見を踏まえて進めていくのか、伺いたいと思います。  次に、大きな10番です。職員について伺いたいと思います。この間のコロナ禍で、職員がいたことで市民の暮らしが前向きに進んできたということは、本当に感謝をしています。また、国からの業務の、マイナンバーの押しつけなどで仕事が増え、各所、部、課などで人が足りないという状況が見えています。現状から増やしていかないと厳しいのではないかということが、この間も言っていますが、その点について新年度どのように考えているのか、伺いたいと思います。  次に、会計年度任用職員について伺います。会計年度任用職員制度が運用開始から3年がたちました。この間は、公募によらない任用を行ってきました。これはこれで評価するものであります。職員の中では、総務省でも3年目の壁ということで、この3年を過ぎると公募によらないということが変わってしまうのではないかという不安が多く、会計年度任用職員の方からも聞きます。次はどうなのかという不安から、これまでどおり更新制度を設けないという考えで今後進めていくということでよいのか、その点について市の考えを伺いたいというふうに思います。  最後に、市職員の男女における賃金格差についてどのように考えるのか、伺いたいと思います。また、ジェンダー平等に基づく職場、労働環境づくりはどのように考えているのか、その点について伺いたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 危機管理監。
    ◎危機管理監(新山司) ご質問の施政方針から1点目でございます。  新型コロナウイルスの5類引下げに関して、市としてどのように取り組んでいくのかというご質問でございました。本部会議を統括しております私のほうから答弁させていただきます。新型コロナウイルスに対する類型でございますけれども、さきの報道発表によれば政府の方針として、令和5年5月8日からウイルスとしての類型を2類相当から5類へ変更するということが発表されております。  今後における本市の対応でございますけれども、これまでと同様に、国の方針を踏まえた埼玉県の方針が決まり次第、本市の新型コロナウイルス感染症対策本部会議にて検討してまいります。 ○議長(斉藤隆浩) 暫時休憩します。                                      (午後 3時01分) ○議長(斉藤隆浩) 再開します。                                      (午後 3時02分) ○議長(斉藤隆浩) 経済環境部長。 ◎経済環境部長(渋川久) 物価高騰対策の関係でございます。  まず、今年度につきましては、事業者の物価高騰対策につきましては、水道料金6か月分の免除等でやっております。今後につきましては、今のところ令和5年度の物価動向について、市としての予算については令和5年度予算に計上してございませんが、今後の物価動向を含めた経済状況を注視しながら、また国、県の対応、また今後事業者等にヒアリングをしてまいります。そのような中で、どのような支援が必要なのか、改めて判断してまいりたいと考えております。  それから、続きまして富士見市住宅改修工事費補助金の関係でございます。令和5年度予算につきましては、令和4年度に比べ59万3,000円増加させていただいておりますが、この増加要因につきましては、やはりコロナ禍により市民の方が長く住宅にいて、住環境の改善を考えるようになった方が増えたですとか、あとちょうど今住宅改修期を迎える住宅が市内に多くなっております。特にふじみ野地区のマンション等は、ちょうど今水回りの改修時期がありますので、増えてございます。また、今議員からお話ありました、この制度が本当に10数年たって定着して利用者が増えたことから、金額については増額させていただきました。  この効果検証につきましては、この事業によって、まず今厳しい経済状況の中、市内の建築事業者が受注機会が増加しているというのが1点。また、この住環境の改善におきまして皆さん定住化すると、改修してすぐ引っ越しませんので、定住化促進に一定の効果があったと。また、あと環境の面からいえば、建て替えではなくて改修ということで、地球環境への負荷の軽減が見込まれるということの効果検証をしてございます。  続きまして、2度目に使える方も、そろそろ対象にしたらどうかということでございますが、まずは年々初めての方が増えている状況でございますので、恐縮でございますが、当面はまだ初めての方の補助を続けてまいりたいと思っております。  あと、耐震補強工事の補助金との同時利用の関係でございますが、今回の住宅改修費補助金の住宅を見ていますと、ほとんど新耐震のものでございますので、セットで補助をするということは今考えてございませんが、庁内で窓口を一本化したらどうかというような話もございますので、引き続きこちらについては検討してまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 10月から始まりますインボイス制度についてということでご質問いただきました。  国の制度、政策でございますので、これに関して私のコメントございません。注視するということだというふうに考えてございます。  あわせて、ただ新しい制度でございますので、事業者の皆さんには戸惑い、またどのように対応したらいいのかということは、これは容易に想像できます。これにつきましては、産業経済課、または富士見市商工会とも連絡を取り合いながら、ご相談には応えられるように、また中小企業庁並びに経済産業省等でも支援制度などもあるように聞いてございます。全ては承知してございませんが、そのようにあるように聞いてございますので、こうしたものに結びつけられるよう準備はさせていただきたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 学校給食センターの関係で2点ご質問いただいておりますので、順次お答え申し上げます。  まず、1点目でございますが、学校給食センターの調理業務の委託化に伴っての現在の調理員、会計年度任用職員の継続雇用に当たっての処遇がどうかということでございます。そちらにつきましては、今の会計年度任用職員の年収ベースを下回らないような形での雇用となるということを確認してございます。  次に、2点目でございますが、学校給食センターの施設整備、それから設備等の改修についての考え方ということでございました。まず、施設の改修、設備については、まだ現学校給食センターを活用していく形でございますので、そちらについては計画的に安全に給食が提供できるように、改修のほうは考えていきたいというふうに思っております。令和5年度の予算につきましては、備品のほうで下処理室の3層シンクの設置、それからスタッキングカートの補充などの予算を計上しているところでございますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(斉藤隆浩) 建設部長。 ◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いします。まず、道路、まちづくりの観点から、富士見橋の関係だと思われますが、一定の合意を行うべきではないかというご質問だと思います。  本件につきましては、議員ご質問のとおり、やはり地域の方々との考え方、ここにまだお互いにそごがあるのかなというふうに考えております。したがいまして、令和5年度につきましてはそういったところを解消するために、お互いの合意形成、そういったところに努めてまいりたいというふうに考えております。  また、8点目の河川の環境整備でございます。水害にも関係することでございますが、こちら水害につきましては、市民の皆様の生命、財産を守るという非常に重要な事業というふうに認識しているところでございます。そのため、近年の頻発しております大雨に対応するためにも、施設の維持管理や新設等が重要となってまいりますので、今後におきましても関係機関等と協議し、計画的に進めてまいりたいというに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 基金の活用ということで、住民の福祉の増進のために使うというようなことの考え方はということでございます。  今回の令和5年度の予算につきましても、財源不足は13億円を超えてございます。それらにつきましては、財政調整基金でしっかりと住民福祉の増進のために充てたいというふうに考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 重層的支援体制整備移行準備事業につきましては、本市の状況といたしまして、やはり複雑化している相談のほうが増えてきております。これはほかの市でも、恐らく全国的にそういうことがあるのだろうと思っております。ですから、国におきましても重層的な支援体制整備が求められているところと思っております。  そういった中で、既存の窓口、例えば高齢者福祉課とか障がい福祉課とか福祉政策課とか、いろんな窓口がございます。その中で、それを横の連携をうまく図っていくような仕組みづくりと考えておりますので、広報の仕方につきましては、検討が必要なのかなと。窓口を一本化するのではなくて、それぞれの窓口で拾ってきたものを、複合的な課題があれば横につないでいくというような、コーディネーター役として福祉政策課は考えておりますので、そういったところを踏まえて、よい周知の仕方があればということで研究してまいりたいと考えております。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) 水谷柳瀬川の周辺整備と土地利用の関係でご質問いただきました。  周辺整備につきましては、県の調節池の整備に合わせた周辺整備を進めて、市民の方の憩いの場所とするというような検討をしていきたいと考えております。その中で、調節池内及び柳瀬川との一体利用の検討、また調節池の周辺堤の整備等を考えてまいります。  細かい内容といたしますと、現況調査をして、調節池の底面でビオトープ等の検討ができないかといったところ、また柳瀬川との一体整備というところを地元、また環境団体等、意見をお聞きしながら進めてまいりたいと考えております。  また、土地利用推進協議会との来年度の取組ということでございます。現在も、地権者組織であります協議会と、水谷柳瀬川ゾーンについての土地利用について協議をしているところでございます。引き続き、どういった手法で土地利用ができるかというところを協議してまいりたいと考えております。  続きまして、公園の関係の大御庵のサウンディング調査というところでご質問いただきました。今回行っていただくサウンディング型の市場調査の中に、地域の方とお話をするワークショップの支援という項目も含んでおります。まず、地域の方ですとか、環境の方ですとか、そういった方のご意見をお聞きしながら、その後の事業者等の関係で詰めてまいりたいと。まずは、ワークショップをやって地元の意見を聞いた上で、市場調査の条件の設定等を進めていくような感じで進めてまいりたいと思っております。  続きまして、Bゾーンについてでございます。埼玉県の企業局で行う産業団地整備は、調節池、治水に対してご心配のご意見もいただいているところではございますが、企業局の調節池の要領、県の条例によっているところではございますが、現状より水害のリスクが高まるものではなくて、県の条例に基づいて算定をしております。また、公園の底面を低くすることで雨水貯留等も確保しておりまして、また大雨等のときに区域外の水も流入させる対策も取っていることでございます。こういったことで、企業局による整備によって悪化はしないというところは、地域の方にもご理解いただきたいと思っております。  以上です。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) それでは、職員関係等につきましてご質問が何点かございましたので、順次答弁させていただきます。  まず、正規職員の定員の関係でございます。議員ご指摘のとおり市民ニーズの多様化、複雑化、また新たな行政課題が生じているといったところへ、職員のほうも行政として迅速かつ確実な対応を求められているといったことから、職員数としては令和4年度より、令和5年度の見込みですけれども、微減というふうにはなっているのですけれども、これについては、令和4年度は育児休業者が多かったといったところがございます。そちらが、令和5年度復帰するものもいるといったところで、令和4年度と令和5年度を比較すれば少し減るかなというところでございますが、全体的な傾向といたしますと、平成25年度が短時間勤務の再任用職員も含めて570人でありました。令和5年度の見込みが、1月現在の数字で恐縮ですけれども、624名ということで、50人以上増えているといったところでございます。  それで、こちらについては今後についても、正規職員、それから来年度から暫定再任用という形でなりますけれども、こういった職員などを適材適所に配置する、それから今後においてはICTの活用であるとか、業務内容によっては業務委託によって職員の負担を減らすとか、そういったものも引き続き研究、検討しながら、適正な定員管理のほうをしていきたいというふうに考えてございます。  それから、2点目、会計年度任用職員の関係で、いわゆる3年目の壁についてのご質問でございました。こちらは、議員ご指摘のとおり公募によらない任用というのは、原則的に2回を上限としているといったところでございます。それで、本市の扱いについてでございますけれども、まず本市においては名簿登録をして、会計年度任用職員を任用するといった制度を取っておりまして、この名簿については、随時名簿のほうを登録しているといったところになっており、この名簿登録者から選考を行って任用しているという仕組みを取っています。さらに、この名簿については3年ごとに更新といった形になっておりまして、令和4年度中に更新を行って、令和5年度から新しい名簿になるといったところになります。そういった形で、広く名簿登載に係る部分を公募といったような形で進めているところでございます。そのため、現在任用の方も含めて新たに名簿の登録をしていただいて、選考の結果、その所属における状況等も加味して、引き続き任用されることも当然あるものかというふうに考えているところでございます。  それから、男女の格差というお話でございます。まず、職務が同じであれば、基本的に男女における給与等の差は、賃金の差はないものでございます。それで一方で、例えば正規職員のほうでいけば、女性活躍というのがテーマであるかと思います。こちらについては、市職員の女性活躍推進プランというものを定めております。こちらに、例えばですけれども、管理職員の割合が目標の25%に対して、令和4年4月1日現在では18.5%ということで、目標を達成していないという状況でございます。目標達成には、幾つかの要素が必要かと思っています。人材の育成、それから女性が一層活躍できる制度、土壌をつくること、それから女性職員の意識の醸成、こういったものが必要かなと思っています。一朝一夕にはなかなか達成できないというところでございますけれども、来年度新たな研修メニューとして、こういった課題を克服するため、女性職員のキャリアアップ推進に向けた講習を今予定しているというところでございます。こういったものを踏まえまして、女性職員のキャリアアップの意識啓発を図っていきたいと思っております。  また、会計年度任用職員については、今回予算のほうにもお願いしておりますが、来年度から単価の改定、処遇改正を行うといったところも予定をしているといった形で、今人事制度関係については取り組んでいるといったところでございます。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) それでは、まず最初に新型コロナウイルス対策の関係について伺います。  国が5類にするというところの中での部長の説明があったかなと思うのですが、市としての施策はどうなのかという質問をしたのですが、例えば今後も可能性があるとすれば、抗体検査のキットの配布とか、医療機関への支援とか、高齢者の高齢者施設の支援とか、こういったところも含めて、今各機関もそういった要望がかなり多くてということから、新型コロナウイルス対策という観点では、行政でもやっぱり考えるべきかなというところでは、どのように議論をしてきたのか伺えればなというふうに思います。  次に、物価高騰の関係についてですが、今年の1月20日に総務省が、2022年12月に発表した全国消費者物価指数の生鮮食品を除いた総合指数で、前年同月比4.0%の増になったということで、41年ぶりの歴史的な物価高騰ということになりました。そこでこそ、新年度に市民生活への補助や、飲食店、小規模事業者への支援などを行うべきではないかなというふうに考えるわけですけれども、その点について市長に改めて伺えればなというふうに思います。  本当に市民が、今暮らしが大変、商売しているのが大変という中では、今どんどんひずみが押し寄せている、そこで再出発というところが、なかなかまだ上向きになっていないというのが現状なのです。そういったところで、今こそ市としての援助、支援が必要かなというところで、改めて伺いたいと思います。  また、インボイス制度の関係について、今年度から始まります。そういったところから市民は不安がいっぱいあるわけで、このインボイスの登録をするのがどうしたらいいのか分からないというところでの相談が、先ほど担当課と商工会のほうでやるというふうに話がありましたけれども、具体的にどう考えていらっしゃるのか、伺えればなというふうに思います。  また、次に学校給食センターの関係について伺いますけれども、学校給食センターについての備品の購入というのは分かりました。しかしながら、安全衛生の観点からも、もっと具体的に行っていく必要があるのかなということと、やっぱり計画的に、今すぐ新しいところをつくるということではないので、施設の整備も含めて計画をどのように考えているのか、伺いたいというふうに思います。  次に、基金の考え方についてなのですが、先ほども言いました総務省のほうが、事務連絡で全国の地方自治体に基金の適正化と、適正な活用ということが記載されていました。この点について、市としての考えはどのように考えているのか、伺えればなというふうに思います。  あとは、先ほど道路行政の関係について伺いましたけれども、この点についてはこの間の、昨日の補正の中でもありましたけれども、鶴瀬駅の問題、また道路ができなかったという問題も含めて、こういったところで前年度、令和4年度がお金を戻したということであると、市民生活に、そこの点については完全に事業を行うとするならばいいのですけれども、行わない、行うことができないのであれば、やはりそこでコロナ禍で市民が大変なときこそ、市民に対しての支援策もできるかなというふうに考えられるわけですけれども、その点については、最終的には担当のほうができなかったということだけに済まないかなというふうに思うわけですけれども、その点についても市長のほうに伺えればなというふうに思います。  あと、重層的支援体制整備移行準備事業について伺いますけれども、この点については、今まで総合窓口的な感じでやっていたかなというふうに感じはします。これまでも、連携していくよというふうに言っていました。どのようにこれができたことで、新しくどう変わるのか伺えればなというふうに思います。  あと、次にシティーゾーンの関係について伺いたいと思います。このシティーゾーンの関係については、部長からも先ほどありましたけれども、この間に5回の説明会があって、5回とも市民は同じような質問をずっとしているわけであって、しかしながら、それが説明がし切れていないというのが実態にあったかなというふうに思っています。そういったところも含めて、2023年度、市民の声の下に市はどう進めていくのかというのを具体的に説明願えればなと。この間の説明会の中でも、優しさがないというような話もしていました。本当にその点については、どのように考えているのか伺えればなというふうに思います。  あと、職員の問題についてですけれども、本当に事業、仕事が増えているというのは、各課、部も含めて私もいろいろ話しする中で伺えるかなというふうに思っています。最終的には624人ということになっていますが、本当に今現在も、この人口も増える中でなかなか困難な状況かなと。これは、今年度はこれでいくということであるのですが、この指針、さらにここを踏まえてやっぱり計画して考えていく必要があるかなということで、今後の話を伺えればと。また、技能労務職についても予算書の最後のほうに載っているのですが、前年度と比べれば減っているというところで、なかなか技能労務職が入ってきてくれないというのは、事実あるというふうに思うのですが、その点については一番重要な課題かなというふうに思っているわけですが、その点市としてどのように考えているのか、伺えればなというふうに思います。  次に、富士見市の教育行政方針について少し伺いたいと思います。この方針の中で、児童生徒一人一人にきめ細かな指導ということで書いてあります。そして、この間にGIGAスクール構想が始まって、こきから3年に向かっているわけですけれども、このGIGAスクールをやる中でパソコン1人1台を与えられている中で、なかなかついていけない子が多々いるかなという話を伺っています。そういった中で、この令和5年度についてはどのように進めていくのか伺えればなと。GIGAスクールが始まって慣れてきたところなので、どのように進めるかというのを伺えればなというふうに思います。  また、始まってから3年になる中で、タブレットとかがかなり故障しているとか、そういった実態も話を聞くわけですけれども、その点について、今後古くなってくると、さらに動かなくなったり固まったりするわけですけれども、そういった計画をどう考えているのか、令和5年度について伺えればなというふうに思います。  あと、先ほども話がありましたスチューデントサポーターの派遣というのが先ほどありました。跡見学園女子大学と連携しということであるのですが、この跡見学園女子大学の連携というのは、学生が来て一緒にサポートしていくのかというのが1点。  あともう一点は、その中で教育相談の今いる相談員との連携はどういうふうにしていくのか。また、スクールカウンセラーとか、あとは担任の先生とか、こういったところの連携が考えられるわけですけれども、その点についてどのように考えているのか伺いたいと思います。  そして、多様な児童への支援についてということですが、これはLGBTQの関係も含めて性の多様性、これを尊重していくというところで、本当にいい話だというふうに思います。具体的にどのように推進していくのか、伺いたいというふうに思います。  次に、不登校の児童生徒についての対応はどのように進めるのかということでも伺いたいと。先ほどアウトリーチ型で、あすなろの先生が来るということでもあるのですが、そこら辺具体的にどのように考えているか伺いたいと思います。  また、学校の単位の関係も出てくるかと思うのですが、今タブレットを使っている以上、これも授業の一環ということでその担保ができるのか、そういったことも含めて伺えればなというふうに思います。  2回目の質問、以上でお願いします。 ○議長(斉藤隆浩) 休憩します。                                      (午後 3時30分) ○議長(斉藤隆浩) 再開いたします。                                      (午後 3時45分) ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 新型コロナウイルス対策の市としての施策につきましては、先ほど田中議員のほうでお答えさせていただきました。まず、感染症等予防対策事業におきましては、パルスオキシメーター、これはまだ送ることが続いておりますので、そういった事務がまだ続くのかなと思っております。ただ、5類に変わったときには、その辺のところは分からないところでございますけれども、現時点ではそう捉えております。  また、ワクチン接種事業につきましては、令和4年度で終了予定ではございますが、ただ、正式な回数と対象者の継続が報道されておりまして、またその準備につきましても、県から文書はあるのですけれども、具体的な時期と人数とかがまだ明確ではございませんので、その辺のところが出ましたら、至急対応を取っていくような形で、市民の命と生活を守っていきたいなと考えているところでございます。  それから、重層的支援体制整備移行準備事業につきましてはどう変わるのかということで、先ほど篠原議員の答弁にもありましたとおり、まず福祉政策課に窓口を設置しまして、その窓口におきまして今までなかったコーディネーター役として、いわゆる仕切り役というか、そういった役割を持つことによりまして、複合的に絡み合っている様々な課題に対応する関係各課にお声をかけさせていただいて、集まって協議していくと、検討していくと、どういったサービスに結びつけて、その方が本当に救われていくのかというところを担当レベルではなくて、組織で対応するというところが大きな違いだと思っております。また、支援会議とか重層的支援会議という新たな名称で会議を行うことによって、今まではそういうものがなかったので、制度化されていなかったのですけれども、今度はそれが制度化されていくというところが大きな違いなのかなと考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 数点、再質問頂戴しております。  まずは、物価高騰についてのご質問でございました。私も同様に、やはりこういう状況下の中で、コロナ禍に続いて物価高騰ということで、国難とも言えるような状況であるということは私も承知をしておりますし、これに対して市ができることということをしっかり、これはやるべきものはやっていきたいと考えております。しかしながら、日本国中と、日本の国内全てで、市町村で考えられる事案でありますので、やはり私は、国、県等でいち早くこの政策には取りかかっていただく、これまでと同様、交付金等の手当をしていただきたいというふうに考えております。この場合にはしっかりと、これまでも新型コロナウイルスの対応で議論を早急にさせていただいて、速やかに交付金等の事業を我々立案をし、そして臨時会または定例会等でお願いをしているという実績がございますので、可及的速やかに行動を起こしてまいりたいと考えております。  また、この予算の中では、これまでも生活困窮者自立支援事業でありますとか、さらには子どもたちに対する支援でありますとか、母子保健事業等を通じてお母様方への支援でありますとか、またはタブレット等を使うためのWi―Fi等も、困難にあるご家庭には支援をするというような事業を入れてございますので、こうしたものでしっかりと救ってまいりたいと考えております。さらに、重層的支援の相談体制等もこれから動いてまいりますので、まだ十分とは言えないと思います。まずは、福祉政策課の体制整備からということでございますので、これは走りながらというようなことでは恐縮な表現ではございますが、しかし、要望、ニーズが高いわけでありますので、これにつきましてもしっかりと修正しながら重層的支援体制を整備していく、このことが冒頭の物価高騰対応、対策にもつながっていくと考えております。  それから、インボイスでございますが、インボイスにつきましては先ほどの最初の答弁で申し上げましたとおり、やはり新しい制度、戸惑いもあろうかと思います。税理士はじめ、それぞれ法人であれば、そうした形でご相談の相手もしっかり固まっていらっしゃると思いますが、やはり中小の皆様方には、地元の商工会並びに私ども産業経済課等へご相談をいただくということが一番近道かなと、このようにも思っております。したがいまして、同じ答弁でございますが、しっかり準備をさせていただきたいと思います。それから、相談的な業務についても、これまでの相談をする受付するということは、これまでもずっと新型コロナウイルス対策の中から動いてきておりますので、この事業を使ってインボイスについてもお答えできるような相談体制をつくってまいりたいと考えております。  それから、4番目、道路の関係の大型の整備事業に対する予算執行についての考え方を問われました。今回の補正予算並びに来年に向けてというこの当初予算等でお願いする、または減額、繰越しというようなことでお願いしている件数は多いということは、私も承知をいたしております。予算執行に当たっては、予算を積算し、見積り、そしてこれを予算として示したからには、その年度内で、期間内で仕上げるというのが鉄則であります。予算の考え方であります。これについては、おっしゃるとおりでございます。しかしながら、多岐にわたる調整事、とりわけ地権者の皆さんのご理解を得るというような事業につきましては、大変壁の高いものもあります。担当部、担当課も努力していることは間違いございません。この間も、予算の編成過程、それから私の前へ来ます市長査定等でも指摘をしながら、努力を促しているところでございます。これから新しい予算に向けてはしっかりと、この予算執行については頑張るというようなことで声もちゃんと聞いてございますので、私自身もそのようなつもりでこれからも頑張ってまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 教育部長。 ◎教育部長(磯谷雅之) 私のほうから2点、学校給食センターの関係とタブレットの関係についてお答え申し上げます。  まず、学校給食センターの施設の改修の計画についてというご質問につきましては、先ほどもお答えいたしましたけれども、必要な修繕、更新等につきましては、今後につきましても計画的に行っていくというふうに考えてございます。施設のほうにつきましては、本定例会で補正予算第10号にてポンプの改修についても計上させていただきました。今後も、そういった改修についてしっかり計画的に行っていきたいというふうに思っております。  次に、GIGAスクール構想に伴う1人1台端末、タブレットの故障対応でございますけれども、故障した場合、速やかに修繕に出してございますが、その修理に出している間につきましては、現在代替機を活用して授業に支障のないよう努めているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 政策財務部長。 ◎政策財務部長(水口知詩) 基金の適正活用につきまして、市の考え方はということで再質問いただきました。  地方創生臨時交付金で活用していた事業に対して、基金の活用をというような趣旨だということで理解して答弁させていただきます。今回のことにつきましては、扶助費や物件費、そういうのもしっかりと伸びているというところがございます。したがいまして、それらを勘案して総合的に、財政調整基金のほうで13億円を繰り入れているということになります。  今回、ちなみに地方創生臨時交付金がもし当たったとすれば、それなんかを充てることにもつながるのかなというふうに考えますが、今回につきましては、財政調整基金のほうでしっかりとその分は補填するということを考えておりますので、適正な活用としては満たされているものだというふうに認識をしているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) シティーゾーンの関係でご質問いただきました。  産業団地の整備につきましては、治水事業ではございません。また、先ほどの繰り返しになりますが、現状より悪くするものではございませんので、そういったことを今後また引き続き、丁寧にご説明をさせていただきたいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) それでは、職員の関係で2点ご質問いただきましたので、答弁させていただきます。  まず、職員定数についてでございますが、こちらについては、今後におきましても各所属長等とのヒアリング等を実施して、その業務の内容などをしっかり確認させていただく。また、令和5年度から定年延長がスタートするといったところでございます。こういったものをしっかり人事、定員管理をしながら、採用のほうも一般事務職、それから土木技術職などの専門職も含めて、適正な人員確保に努めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  それから、もう一点、技能労務職についてでございます。こちらについては、かなり前の通知になりますけれども、平成19年に総務省から技能労務職員の見直しについて通知がなされております。本市は、それを受けての対応として、技能労務職員の採用は行わないということで、この間その考えを踏襲してきているというところでございます。今後におきましても、技能労務職員の採用については予定はしておりません。 ○議長(斉藤隆浩) 学校統括監。 ◎学校統括監(小林正剛) よろしくお願いいたします。学校教育に関わることで何点かご質問いただいていますので、順次お答えします。  まず1点目、タブレットの活用についてでございますが、各学校がタブレットの活用、研究を進めてきている成果もあり、児童生徒が活発的に興味、関心を持ちながら活用している姿が多く見られております。また、子どもたち同士の中で教え合ったり、あるいはその活用の仕方、特にSTEM教育なんかを通してもそうですが、非常に子どもたちが協議しながら活用を進めていくというような姿も多く見られておりますので、引き続き学校教職員並びにICT支援員のご協力、ご支援をいただきながら、児童生徒が活用に対して不安、心配になることのないように、学校のほうとしては進めてまいりたいと考えております。  2点目でございます。スチューデントサポーターの件でございます。こちらは、跡見学園女子大学の児童心理、あるいは心理的なものを専門的に学習、学んでいる学生が小学校に行って、子どもたちの支援に当たります。その際に、学校にはスクールカウンセラーまたはスクールソーシャルワーカー、もちろん各学校には教育相談員並びに教育相談主任等もおられますので、学校は組織一体となって児童生徒それぞれに、子どもたちに寄り添った支援活動を行っていく計画を順次進めております。  続きまして、多様な児童の対応についてでございますが、学校では人権教育をはじめ、LGBTQなどの多様な性への理解を深める教育を進めるとともに、本市で取り組んでいるいのちの授業等を活用しまして、子どもたちに自他ともに尊重する教育に取り組んでおります。教職員においても、正しい認識の下指導ができるように、研修会等を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、不登校児童生徒の対応についてでございます。不登校児童生徒に関しましては、こちらはやはり本市の喫緊の課題と認識しております。各学校では家庭訪問や、あるいは個別支援、端末を使い学習支援を行うなど、家庭と連携を行っております。教育委員会といたしましては、適応指導教室あすなろでの指導、支援のほか、出張あすなろを行うなど、実施してまいりました。令和5年度につきましては、令和4年度の実施回数より増やして計画を進めていきたいと、準備を今進めているところでございます。また、市長部局、あるいはイムスふじみ総合病院、跡見学園女子大学の先ほど申し上げましたスチューデントサポーター等、並びに民間地域関係機関との連携を図り、子どもたちに寄り添った一人一人の支援を行ってまいりたいと考えております。  最後になります。タブレットを使った児童生徒の出席についてですが、こちらは児童生徒、それから保護者、学校が連携を取りながら、タブレットを使用した場合の出席等を確認するということを進めております。  以上でございます。 ○議長(斉藤隆浩) 川畑議員。 ◆21番(川畑勝弘) まず初めに、市長にまた改めて伺いたいと思います。  先ほど物価高騰の件で市長からは、地方創生の国、県が支援して、そこでやっていきたいというような話がありました。しかしながら、今の状況、この間に水道料金無料化にしたり、給食費とか、そういったことでは本当にありがたい話ではあるのですが、継続して、他自治体でも物価高騰対策として市費で行っているというのが、現にあちこちの自治体で行われていることから、ぜひ市長にも、今回の予算にはなくても今後考えるというところでは、検討していく必要があるのではないかなというふうに思うわけですけれども、例えば近隣でいうと、給食費を無償化にするというのが朝霞市だったかな、それとか、あと18歳までの入通院無料とか、そういったところもあります。そういったところも含めて、今後の考えも含めて伺えればなというふうに思います。  次に、先ほど予算執行の関係について、道路行政の関係について、しっかり市長のほうから答弁がありました。実際、今回なぜこれ言うかというと、もっと早く分かれば事前にいろんな手だても、お金が例えば2億円、3億円って戻します。そしたら、では違う事業にということも考えられるのではないかなというふうに思うわけで、今回3月議会でもこうやって出ているからには、最終的にはそこで決算で終えてしまうという流れになってしまうことから、もっと素早い対応をするという観点では、やっぱり考えていくこと、この2022年の反省を踏まえて、新年度の考え方を改めて伺えればなというふうに思います。  次に、重層的支援体制の関係について伺いますけれども、先ほども伺いました。最終的にはどこがというか、市民がどうしたら、本当に全く分からない中で市民が相談に来るわけですが、どこが実際窓口になって行うのか、具体的に伺えればなというふうに思います。  あと、大御庵の関係について伺います。先ほどサウンディング型市場調査ということでありました。市民には、ワークショップとして進めていくということであるのですが、まずは市としてどういう杜を維持したりしていくのかという方針、それについて伺えればなというふうに思います。  あと、シティーゾーンの関係についてです。先ほど治水事業ではないという話があったのは、これはどうかなと。市民の方は、やはり水害というところには本当に敏感になっているということから、この間の5回の説明会でもあったし、前回の説明でも多くの声があったわけで、そこについてしっかりと市民に説明をし、理解をしてもらうということが大事なのかなと。これは、前回やったことも踏まえれば、今年度、市民に対してしっかりと説明をしていく必要があるというふうに考えます。その点について、改めて伺いたいなというふうに思います。  あと、職員の問題についてですが、この間に職員が足りないということでもあるのですが、実際行政の運営に当たっては、様々な政策を考えることも必要だというふうに思います。コロナ禍が終わりそうなような状況もありますけれども、やはり職員の視察研修、じかに見てしっかりと研修を受けてくるというような流れも考えていく必要があるかなというふうに思うのですが、令和5年度の考えを伺います。 ○議長(斉藤隆浩) 市長。 ◎市長(星野光弘) 物価高騰対策について再々質問いただきましたが、やはり国としての対応、対策ということが私は重要だと思っております。一義的ではありません。一義的には私が一番責任者ですから、市民の皆さんの物価高騰対策を考えるのは私ですが、しかし、日本全国でのこうした状況でありますので、例えば市町村によって、力のあるなしで差があってはならないと、こう思います。したがいまして、新型コロナウイルスと同様、また今冒頭ご紹介いただいたとおり、水道料金や様々入れさせていただいたような方式で、国が交付金等の助成をもって取っていただく対策を、私は望んでいるところでございます。今ある、私どもが持ち得る様々な施策をフルに活用して、市民の皆さんをこうした状況からお救いをするということについては、しっかりやりたいと思っております。  それから、道路の予算執行等のご指摘でございますが、同じ答弁で恐縮でございますが、予算執行については令和5年度、しっかりと進めさせていただきたいと思います。また、なかなか事業が進まないと、まだ調整が整わないという場合には、ご指摘いただいたようなご判断も、期の途中でも必要かなということは、私もそのように考えております。いかに大きなお金をいただいているかという、この重さというものを担当部、担当課もしっかり捉まえておりますので、ご期待に添えるよう頑張ってまいりたいと思います。  それから、大御庵の杜につきましても私から答弁をさせていただきたいと思います。先ほどの施政方針で関野議員から問われましたとおり、大事な財産を、個人の方から私ども富士見市へ移管をさせていただく、頂戴したわけでございます。市民の財産でございます。これにつきましては、市民の皆さんのご意見をしっかり捉まえるということは必要な、重要な事項であるということは承知をいたしておりますし、そのように今準備をさせていただきます。また、この杜と、それから宅地、そして古民家につきましては、やはり憩いの場であり、すみません、抽象的な形容詞でしかまだ答えられませんが、そうした場所でございますので、これを生かして市民の皆さんに愛していただける場所にするべしと、このように考えているところでございます。内部でもこれから議論をさせていただく、調査を踏まえまして、市民の皆さんとの意見交換、議論をさせていただく場もしっかり設けさせていただいて、進めさせていただきたいと思います。 ○議長(斉藤隆浩) 健康福祉部長。 ◎健康福祉部長(鈴木貴久) 重層的支援体制整備事業の具体的な窓口ですけれども、仮にどこの窓口に行ったとしても、そこで市民の方が介護保険であったり、障害手帳の関係であったり、そういった部署に行ったときに、複合的な課題があるかないかということも窓口でお聞きしていただいて、行く行くはお聞きしていただいて、そこでもしかしたら、例えば高齢者世帯に引き籠もっている方がいらっしゃったと、そういったときに、今まではひきこもりとかの窓口もなかったということですので、そういったところを福祉政策課の今度の窓口のほうで引き受けて、もしかしたら話を聞いていく中で、それが貧困につながる家庭であるということが途中で判明しましたら、また生活サポートセンターとか生活保護もあるかもしれません。そういったところにつないでいくと。要は、1つの課で、1つの事象だけで完結させるのではなくて、複合的な課題を抱えていた場合に、それに関係するところを全て集めて、総合的にその課題を解決していくと、そういった形で設けておりますので、例えばそれが収税課であったり、人権・市民相談課であったり、いろんなところに相談があったときでも、少しでも何か複合的な課題を見つけられれば、みんなで寄り添った救いにつなげていくというところを考えておりますので、特に窓口はここと設けているわけではないのですけれども、もちろん福祉政策課に一番最初に来てもらってもそれはもちろんいいですし、そういったところを今考えているところでございます。 ○議長(斉藤隆浩) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(落合慎二) シティーゾーンの関係でございます。先ほどの答弁の繰り返しにはなりますが、この開発と治水事業というのは、分けてご理解いただきたいというふうに思っておりますので、そういったところについては丁寧にご説明をさせていただいて、ご理解を得たいと思っております。 ○議長(斉藤隆浩) 総務部長。 ◎総務部長(古屋勝敏) 職員の人材育成の関係で、研修制度の充実についてご質問いただきました。  議員ご指摘のとおり、先進地等の視察というのは重要かと思っております。現在の研修制度においても、庁舎内外において様々なメニューがあるということ、それから研修旅費を各課のほうで予算化されているケースもございます。また、近年ではZoom等を利用して、遠方の市町村の方と直接連絡を取って先進事例を学ぶといったケースもあろうかと思います。また、新庁舎整備に向けて、ワークスタイル改革を今業務委託とともに取り組んでおりますけれども、そこにおいてもワーキンググループに入っている職員、中堅、若手層が多いわけですけれども、そういった職員も、実際に今新庁舎が整備された自治体のほうにお邪魔しているケースもございます。こういった、実際に現場を見て、それを本市に生かしていくといったようなことは、今後においても進めてまいりたいというふうに考えてございます。 ○議長(斉藤隆浩) 以上で、会派日本共産党の質疑を終わります。 △延会の宣告 ○議長(斉藤隆浩) ここでお諮りいたします。  ただいま日程第1、議案総括質疑の途中ですが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。               「異議なし」の声 ○議長(斉藤隆浩) ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれにて延会することに決定いたしました。  明日は、引き続き残りの日程を行います。  本日は、これにて延会いたします。                                      (午後 4時12分)...