北本市議会 2017-03-13
03月13日-06号
平成29年 3月 定例会(第1回) 平成29年第1回
北本市議会定例会 第20日平成29年3月13日(月曜日) 議事日程(第6号) 1、開議 1、議事日程の報告 1、市政に対する一般質問 12番 松島修一議員 20番 横山 功議員 19番 加藤勝明議員 15番 工藤日出夫議員 17番 岸 昭二議員 1、延会出席議員(20名) 1番 渡邉良太議員 2番 北原正勝議員 3番 高橋伸治議員 4番 諏訪善一良議員 5番 湯沢美恵議員 6番 中村洋子議員 7番 今関公美議員 8番 日高英城議員 9番 大嶋達巳議員 10番 三宮幸雄議員 11番 保角美代議員 12番 松島修一議員 13番 滝瀬光一議員 14番 黒澤健一議員 15番 工藤日出夫議員 16番 金子眞理子議員 17番 岸 昭二議員 18番 島野和夫議員 19番 加藤勝明議員 20番 横山 功議員説明のため出席した者 現王園孝昭 市長 谷澤 暢 理事 荒井照男 企画財政部長 吉野 一 総務部長 長島良和 市民経済部長 関根孝明 福祉部長 古川由夏 健康推進部長 町田浩一 都市整備部長 森澤雅昭 都市整備部参与 松永正治 会計管理者 吉田伸吾
教育部長事務局職員出席者 原島敏一 局長 赤塚浩二 副参事 佐藤慎也 主査 山本真哉 主査
△開会 午前9時30分
△開議の宣告
○
三宮幸雄議長 おはようございます。 ただいまから、平成29年第1回
北本市議会定例会第20日の会議を開きます。
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△議事日程の報告
○
三宮幸雄議長 本日の議事日程につきましては、お手元に配付してある日程表のとおりでございますので、御了承願います。
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△市政に対する一般質問
○
三宮幸雄議長 日程第1、先週の金曜日に引き続き市政に対する一般質問を行います。 通告11番、松島修一議員の一般質問を許可いたします。 〔12番
松島修一議員登壇〕
◆12番(松島修一議員) おはようございます。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い一般質問をさせていただきます。 初めに震災から6年、今も約8万人が避難する福島で広がるのは、県内と県外、避難者とその他の県民、避難者同士という重層的な分断である。朝日新聞と福島放送が2月末に行った世論調査では、福島県民の3割は県民であることで差別されていると答えた云々。これは3月11日付けの朝日新聞朝刊に掲載された社説の一部でございます。一部避難地域の解除や、商店街の営業再開という少し明るいニュースもありますが、まだまだ復興は道半ばでございます。私たちは被災地の一日も早い復興を願うとともに、被災地の皆さんのこうした苦労を忘れてはならないと思います。 それでは早速一般質問に入らせていただきます。 以下の4件について、順次質問いたします。 件名1、本市の
公共施設マネジメントについて伺います。 本件につきましては、私は昨年6月議会一般質問でも取り上げました。このときには本年度中に固定資産台帳を整備し、総合管理計画を策定して基本的な取り組み方針等をまとめるとの答弁がございました。この3月で計画の策定あるいは台帳整備が済み、パブコメも実施しているとのことです。これにより、何が見えてきたのか全体像はどうなのか、あるいは今後どう取り組んでいくのか、伺います。 続いて、件名2、広域連携(上尾から鴻巣)での観光振興について、要旨1、荒川左岸地域の歴史、景観の資産を生かした地域振興について伺います。 これにつきましては、私は昨年12月議会一般質問でも取り上げました。本市単独の観光による地域振興もありますが、近隣の自治体が連携して取り組むことにより、さらに効果が上がるのではないかと考えたところです。県央道路開通により首都圏からの来客を大いに取り込むことが地域が元気になり、またそのチャンスが来たと感じています。企業誘致だけでなく、観光にも活用できないかと感じるところです。特に荒川左岸地域の歴史や自然の観光資源については先の12月一般質問でも取り上げました。上尾市でも丸山公園を初め、榎本牧場、桶川市では城山公園、泉福寺、三ツ木城、将来は陸軍飛行学校跡の活用、それから道の駅、鴻巣市では春のポピー畑、それから常勝寺等、これらを結べば市単独より誘因力が格段に増すのではないかと考えるところでございます。特に本市では高尾を中心に観光資源が集中しております。このような広域連携の取り組みは、今まであるのか、あるいは今後検討可能かについて伺います。 続いて、件名3、企業誘致について、要旨1、富士重工業・グリコの現状と今後の対応等について伺います。 富士重工業の本市市税への貢献は多大なものがあります。昨年富士重工業が撤退するとのニュースがあり、驚きました。その後、研究開発部門を自動車部門に統合するとのことであり、一部の部門はしばらく稼働するとのことでした。当該事業所の動向で、本市の市税収入が大幅に落ち込むことが、心配されるところでございます。まずは富士重工業について現状をどう把握しているのか、今後はどうなるのか、本市はどう働きかけをしているのか伺います。 件名4、本市の防災(力)について伺います。 本市の魅力はとの問いには、いろいろあると思いますが、一つは災害が少ない、大きな災害がないということだと思います。逆に万が一大きな災害が発生したときには、混乱が大きいのではないかと心配されます。先に本市の防災計画がホームページ上に掲載され、パブコメが実施されました。今般の防災計画見直しと策定は、どこをどう見直したのか、またその背景は何かを伺います。パブコメの結果はどうであったか意見等についても伺います。また、東日本大震災から6年を経過いたしました。本市において防災の観点から何が課題であったか、電気、水道等のインフラや交通関係において、自家発電装置を有する信号機を除き、市内ではほとんどが停電により信号が点かず、混乱したとの情報がありました。課題等について伺います。また、風水害を含め過去の災害の状況について伺います。 以上、1回目の質問でございます。 よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 松島議員の1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 吉野総務部長。
◎吉野一総務部長 それでは、皆さんおはようございます。 件名1につきまして、お答えを申し上げます。 計画がほぼでき上がりましたので、その概要についてお答え申し上げたいと思います。回答に当たりましては、三点、現状分析と課題の抽出と、その対応策ということでお答えしたいと思います。 北本市
公共施設等総合管理計画は、本市の最上位計画である第五次総合振興計画の実現のために各種個別計画と連携を図りながら公共施設等の総合的な管理を推進するための基本的な方針を示したものでございます。これらの作業を進める中で、北本市が保有する膨大な公共施設等の多くが老朽化し維持管理にかかる費用が今後の市の財政運営にとって大きな負担となることが、見えてきたとともに今後の市政運営における施設維持管理の方向性が明確化されてまいりました。これまでにまとめられました総合管理の概要を具体的に御説明申し上げます。 まず、本市のもつ公共施設は全体で91施設265棟総延べ床面積15万454平方メートルでございます。またインフラ施設では、道路は2,192路線169万5,105平方メートル、橋梁が98本2,145平方メートル、公共下水道環境は延長18万8,885メートル、公園施設は92か所39万3,504平方メートル等となってございます。このうち公共施設全てを維持した場合の向こう40年間の更新費用は、969億1,000万円でございます。これは1年あたりで、24億2,000万円の経費が必要となるという状況でございます。本市の過去5年間の投資的経費の年平均が16億6,000万円ということになりますので、1年あたり7億6,000万円の不足、40年間で304億1,000万円不足するという事態になります。このような現状分析がなされたところでございます。 次に、総務省の
更新費用試算ソフトを用いまして、今後40年間の改修及び更新に必要な費用を推計いたしますと、公共施設の延べ床面積を40年間で仮に50%削減したといたしますと、全体で703億9,000万円、1年あたり17億6,000万円と、そこまで縮減されますが、先ほどの16億6,000万円と比べましても年平均で1億円を上回る程度というふうになります。言いかえますと、仮に50%削減いたしましても毎年約1億円足りないという状況でございます。厳しいお話を申し上げましたが、このような財政上の課題がございました。したがいまして公共施設の延べ床面積を今後40年間で50%削減するということが、この計画の目標として位置づけをさせていただいたところでございます。 次にこれに対応するために公共施設の管理に関する実施方針といたしまして、点検診断、維持管理、修繕、更新、安全確保、耐震化、長寿命化、統廃合、体制構築、財源確保等8項目を実施方針といたしました。その上で再編の方法の例といたしまして複合化、多機能化、集約化、統廃合、公民連携、民営化、譲渡、転用、広域連携、長寿命化、計画修繕等11項目を検討実施する必要があるといたしました。いずれにいたしましても、これらの総合的な計画に基づきまして、今後平成32年度までに個別計画を策定していくということになると思います。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名2、要旨1につきまして、お答えを申し上げます。 観光の広域連携の取り組みにつきましては、平成26年度から27年度にかけて県の緊急雇用創出基金を活用し県央地域の
観光人材育成事業として伊奈町、北本市、桶川市、鴻巣市及び上尾市の4市1町が協同して実施した
観光誘客キャンペーンがございます。キャッチフレーズとロゴは、「ちょっと先へ、いこーか!」としたもので、「いこーか」とは各市の頭文字I、K、O、K、Aをもじったものでございます。この事業につきましては、上野東京ラインが開通することによりJR高崎線の東京駅乗り入れや、東海道線との直通運転が始まりアクセスの向上による観光分野におけるさらなる発展の可能性を有することから、市町村ごとにPRするのではなく、4市1町が持つそれぞれの観光資源を県央地域全体の資源としてPRするほうが効果的かつ効率的であるとして、広域連携により取り組んだ事業でございます。 具体的な取り組みとしましては、県央地域への誘客を目的として本事業で作成した埼玉県央地域広域おでかけ観光マップを上野駅、品川駅等における誘客キャンペーンで配付いたしました。マップは荒川左岸地域を限定としたものではございませんが、各市町の単独の紹介マップではなく、複数の市町をつないだモデルコースを提案した企画でございました。 また昨年度より吉見町と桜の
名所スタンプラリーを共催しております。互いの地域自慢の桜の名所をめぐってもらうような企画となっており、北本市では日本五大桜の、石戸蒲桜、
北本自然観察公園のエドヒガンザクラ、高尾さくら公園が
スタンプラリーポイントとなっております。吉見町では吉見百穴、さくら堤公園、八丁湖公園がポイントとなっているところでございます。本年は3月18日より4月9日の期間で開催を予定しているところでございます。 続きまして、件名3、要旨1について、お答え申し上げます。
富士重工業株式会社につきましては、昨年の報道にもありますように、今後の持続的成長の実現を目指し事業の中核である自動車産業のさらなる競争力の強化に向けて経営資源をより有効に活用するために、本年9月末日をもって、現在生産販売中の汎用エンジン・発電機等の産業機器事業を終了する方向性が打ち出されました。市としましては報道後に北本市商工会とともに、同社総務部門を訪問し本件に関して伺いましたところ、事業所の撤退という話ではなく、自動車部門強化のための人事異動は生じるものの、朝日地区にある同社は
アフターサービス部門として当面継続する方向との内容を伺っております。また従業員規模、事業所用地の活用方法等の詳細については本社より特段連絡を受けていないというものでございました。直近の情報によりますと、
富士重工業株式会社としての産業機器事業は本年9月末で終了となりますが、現在の顧客との関係から子会社を今の事業所内に別途立ち上げて、産業機器事業を当面の間、継続する方針となったと聞いております。子会社の従業員規模や
そのもの事業所用地の活用方法等の詳細については未定とのことでございます。また同社の一部汎用エンジンの技術資産と米国販売会社を
ヤマハ発動機株式会社に譲渡するという報道も出ておりますが、市内の同社に関しましては、ほとんど影響はないものと聞いております。今後につきましても商工会と連携し状況把握に努めるとともに、密に情報交換を図ってまいります。 続きまして、件名4につきましてお答え申し上げます。 現在改訂中の北本市防災計画につきましては、災害対策基本法の改正に伴う国の防災基本計画や埼玉県の地域防災計画の見直しによる上位計画との整合を図ることを目的としてるものでございます。大きな改正ポイントといたしましては、地震被害想定の見直しです。埼玉県の地震被害想定の見直しの結果、本市に最も大きな地震被害をもたらす
関東平野北西縁断層帯地震となりました。 次に、大きな被害をもたらす地震につきましては、東京湾北部地震を想定しております。
関東平野北西縁断層帯地震については、今後30年以内の地震発生確率が0から0.008%と極めて低く、これまで、この規模での地震発生の記録はありませんが、東京湾北部地震は茨城県南部地震と同様に首都直下型地震に位置づけられており、今後30年以内に南関東地域でマグニチュード7級の地震が発生する確率は、70%と高く本市にとっては県と同様に東京湾北部地震に備えることにより、相対的に被害程度の低い茨城県南部地震等に対しても対応可能と考えられることから、本市がまず備えるべき地震が東京湾北部地震と考えております。しかしながら東日本大震災の教訓を踏まえ、発生する頻度は極めて低くても発生すれば甚大な被害をもたらすあらゆる可能性を考慮した最大クラスの地震と考えられる
関東平野北西縁断層帯地震についても、東京湾北部地震に準じた備えは必要と考えられますので、本市では東京湾北部地震に対して必要とされる食糧等の備蓄や避難施設の整備等を最優先で行い、次に被害規模が最も大きいと考えられる
関東平野北西縁断層帯地震に対して食糧等の備蓄や避難施設等の必要な対策について順次段階的に整備するとともに、発生が予想される甚大な地震被害を少しでも減少させるための減災目標を設定し体系的、計画的に地震防災対策の推進を図っていく計画としております。 そのほか主な見直し項目は、避難情報等の伝達手段の多様化の整備、雪害の予防、被災者台帳の作成、火山噴火降灰対策、最悪事態への対応等の記述を新規追加しております。 次に、
パブリックコメントの結果について申し上げます。平成29年1月16日から2月15日の1か月間実施いたしました。この中で御意見はございませんでしたが、市政情報コーナーや窓口での閲覧のほか、ホームページ等に掲載しておりましたが、掲載いたしました資料が膨大ということもある関係から、なかなか御覧いただけなかったものと考えております。 次に東日本大震災時の本市の課題についてですが、特に防災の観点から申し上げますと、まず電気や水道等のインフラ関係につきましては庁舎の非常用電源の確保が課題となりました。当時は古い庁舎でありましたので、非常用電源も十分確保されておらず、当日の夜間は発電機を使用しての対応となりました。また、数日後に行われました計画停電時にも、十分な電気が確保できず、薄暗い庁舎での業務となりました。このことを受け、現在の新庁舎では最低でも3日間は電気が確保できる非常用電源設備が整備されております。 また、交通関係につきまして、高崎線の運行停止による帰宅困難者への対応が課題となりました。当時の防災計画では、帰宅困難者数の想定や、帰宅困難者にならないための啓発のみの記載となっておりましたので、受け入れ対応に苦慮したところでございます。現在では市と北本駅との間で帰宅困難者対応に関する覚書を結んでおりますので、帰宅困難者への対応については、一部改善された状況となっているところでございます。 次に、過去における風水害の状況についてでございますが、本市では関東平野の中央に位置し大宮台地の中でも、最も良好な高いところに位置してるため水害は受けにくい地域となっております。近年の水害といたしましては、平成11年8月の豪雨水害でございます。被害状況は床上浸水3戸、床下浸水3戸、車両被害が28台、農地被害が9.5ヘクタールでございました。また平成26年2月には大雪により市内各所で農業用ハウスやカーポート等の倒壊がみられたところでございました。 以上です。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) 1回目の答弁ありがとうございました。 それでは、これからそれぞれ再質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 件名1につきまして、1回目の答弁で全体像が見えてきました。先ほど吉野部長の答弁の中で、本市の過去5年間の投資的経費の年平均が16万6,000円と発言ありましたでしょうか。これは多分16億6,000万円の間違いだと思いますので、確認をさせていただきます。答弁の中で全体像とか課題がみえてきたわけですが、この現状を維持しようとすると長期にわたって膨大な財政負担が必要になるということがわかりました。そこで、人口とか財政の見通しからみたときの方向性、基本方針あるいは目標等について、いつまでにまとめるのかということについて伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 吉野総務部長。
◎吉野一総務部長 今議員御指摘のとおり先ほど私が過去5年間の投資的経費の平均を16万6,000円と申し上げましたが、16億6,000万円です。訂正いたします。 それでは、2回目につきまして、お答え申し上げます。 北本市の人口につきましては、御承知のとおり一貫して減少傾向を示しておりまして、20年後には現在の2割が減少し、3人に1人が高齢者と推計されているところでございます。財政の状況も市税収入が今後減少し、特に扶助費が増加する傾向にあり、公共施設等このまま維持更新していくことが困難な状況になることが見込まれております。したがいまして先ほど申し上げましたとおり、計画では40年間で50%削減を目標として掲げさせていただいたところでございます。今後は
公共施設等総合管理計画の基本方針あるいは方向性に基づきまして、個々の公共施設について適切な再配置等を含めた個別計画を平成29年度から平成32年度までに策定するという運びになってございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) ありがとうございました。方向性ということで再編が必要だということでございました。私は再編について、公共施設といいますと市の財産というイメージがあるのですが、それについては市の財産というよりも市民の財産だという視点が重要だと思います。再編の際の市民ニーズをどう把握していくか、あるいは市民にどう理解していただくのかについて伺います。
○
三宮幸雄議長 吉野総務部長。
◎吉野一総務部長 それでは、3回目の御質問につきまして、お答え申し上げます。 公共施設の再編計画の際、市民ニーズ、特に公共施設の利用状況を把握することが重要でございます。
公共施設等総合管理計画の中でも施設の利用状況につきましては調査をいたしました。まずその利用状況でございますが、直近3年間の利用状況をみますと、大まかに申し上げまして市民文化系施設につきましては全体的に増加傾向にございます。14施設中、11施設で利用者数が増加しているという状況でございます。最も増加しているのが、東部公民館、ついで南部集会所となってございます。反対に最も減少しているのが、
コミュニティセンター、ついで勤労福祉センターとなってございます。また社会教育系施設につきましては、地域にばらつきがございまして南部では増加、西部では低下というのが概算でございます。これらのことにつきましては、議員からお話がありましたように市民の皆様と問題意識を共有いたしまして市民の皆様の御理解をもとに進めることが重要であろうと考えてございます。したがいまして現在パブコメをやっておりますし、市民との説明会も今後行う予定ですが市民と協力、御理解の基に進めてまいりたいと考えてございます。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) それでは、市民が実際に活用する利用状況等は御説明いただいたのですが、公共施設全体の約6割が文教施設というか学校関係という施設になると思いますので、このウエートが高いわけですが、これらの施設についてどこがどう管理するについて伺います。
○
三宮幸雄議長 吉野総務部長。
◎吉野一総務部長 それでは、4回目の御質問にお答え申し上げます。 文教施設につきましては、御指摘のとおり、ほとんどを占めているわけでございます。文教施設をどうするかというのが最大の課題であろうかなと思ってございます。現在文教施設につきましては教育部で管理をいたしてございます。文教施設に限らず再編した公共施設の管理につきましては、基本的には従前と変わらずに、目的に沿った管理をしてまいりたいと考えてございますが、これの途中経過の中でPPPあるいはPFIといった公民連携による再編を行った場合には民間の管理運営に変更となるといった可能性もあるのかなと思っているところでございます。いずれにいたしましても、公共施設の再編計画につきましては、施設の所管部署とともに
総務部契約管財課が主体となって進めてまいりたいと考えてございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) 最終的には一元管理が必要と思いますので、そういうかたちでお願いしたいと思います。もう一回お尋ねいたします。 この再編の中で、資産の積極活用あるいは遊休資産の思い切った売却、そういったものもあるかと思いますが、それについて検討されているのかどうか伺います。
○
三宮幸雄議長 吉野総務部長。
◎吉野一総務部長 それでは、5回目の御質問に御回答申し上げます。 市内には市が所有し、何ら使用されていない土地がございます。あるいは三角の用地でほとんど利用価値のないような普通財産もございます。そういったものも検討させていただきまして、かなりの数があります。厳しい財政状況の中にありまして公共施設等の将来のあり方を定める
公共施設等総合管理計画の策定に取り組んでまいりましたが、そういったものにつきましても積極的に活用あるいは遊休資産の売却等も検討していきたいと思っているところでございます。いずれにいたしましても、活用されていない土地、有効利用を図るということが重要でございますので、これも市民の皆様の要望あるいは公益上の活用方法そういったものを、まず第一に検討いたしますが、そういった利用がない場合には売却等や貸し付け等、積極的に検討してまいりたいと考えてございます。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) ありがとうございます。この再編については、先ほど申し上げましたように市民の財産という視点を大事にして、進めていただきたいと思いますが、
公共施設マネジメントの先進市であります倉敷市では、この問題について市民によく理解していただけるよう広報でその特集記事を掲載してありました。少し前のことでございますが、この内容が倉敷市公共施設白書ということで、漫画で市公共施設の課題ということで、わかりやすく解説してあります。現物を貰って来ましたので、見えるかどうかわかりませんがこんな格好で広報で取り上げて、そのほかに出前講座とかそういうものも取り組んで理解を進めていたということでございました。本市でも広報で昨年11月の特集の漫画で財政状況を伝えるマンということで話題になりわかりやすく好評でしたので、この問題につきましても同じような格好で、広報での漫画で解説いただければ、なおわかりやすいのかなと思っております。いずれにしても、今後再編に当たりましては住民のサービス低下にならないように工夫しながら取り組んでいただきたいということをお願いしまして、件名1については終わります。 続きまして、件名2に移らせていただきます。 件名2について、いろいろ私が想像した以上にいろんな取り組みを連携しながら進めているなということがわかりました。そこで、今度提案というかたちの質問になりますが、サイクリングロードを活用した広域連携はどうなのだろうということで伺います。 サイクリングロードは、上尾から鴻巣まで一部一旦公道に出るところもありますが、全体としては一本でつながっております。これをPRすることで、さらに4市に拠点もありますので、そういった拠点を使って、その拠点に無料とかあるいは有料の自転車を置いたらどうかと考えるところでございます。行動範囲も広がりますし集客力も上がるのではないかと思います。例えば本市で言えば、高尾の野外活動センターがいろいろ今度改修されて物販もできるようになるということでございますので、ここを拠点に情報発信とかあるいは自転車を貸し出しする拠点にするということでございます。私どもそれぞれ拠点が1か所以上ございまして、同様な取り組みができるのではないかなと思います。自転車は中古の再生品でも十分だと思います。そこにボランティアの方も大いに協力いただくことも重要だと思います。本市に観光資源が集中してると思いますので、ぜひ本市からリーダーシップを取って検討してほしいと思いますが、この提案につきまして見解を伺います。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答え申し上げます。 ただいまの御提案につきましては、サイクリングロードを生かして自転車を貸し出して利用するような事業はいかがかということかと思います。レンタサイクル事業につきましては、桜を見に来た来訪者が市内をめぐれるように3月下旬より観光協会において自転車の貸し出し実施を行う予定となっているところでございます。事業を行うことで市内のまちめぐりの活性化につながるものと考えているところでございます。 近隣市を交えてのレンタサイクル事業につきましては、荒川左岸地域のサイクリングロードを来訪者が行き来することで荒川左岸地域の活性化につながるものと考えるところでございます。確かに県央地域の荒川左岸地域には鴻巣市のポピー畑や北本市では自然観察公園、桶川市では桶川スポーツランド、上尾市では牧場等、魅力的な名所も数多くあるところでございます。 地域をめぐるレンタサイクル事業がどのように地域活性化につなげることができるか、あるいは来訪者のニーズ、あるいは事業の規模や運営方法、また自転車の保管や維持管理につきましても合わせて近隣市等含めて調査研究し検討できる場をつくっていきたいと考えてるところでございます。 県央管内の4市1町との連携につきましては、地域振興あるいは県民生活、産業、道路等の施策を推進するため埼玉県の県央地域振興センターが設置されておりまして、定期的に連絡及び協議等を行っているところでございます。 また任意団体ではございますが、同じ構成市により4市1町商工行政連絡協議会を設置しております。定期的に情報交換を行っておりますので、そういう場を利用させていただきまして、今後検討してまいりたいと考えているところでございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) いろいろ取り組みは、力を入れてやっていただいてるなという印象はあります。単独というか連携することによってさらに力が発揮できるのかなと思います。日本でも観光に力を入れる。埼玉県も観光だと、それから桶川、鴻巣も観光だということで、観光という文言がよく出てくるわけですが、本市においては取り組み方が若干違いますが、産業振興という観点からすれば同様かなと、私は理解しておりますので、ぜひそういったことで今後連携を図りながら観光を生かして地域活性とか、あるいは若者に移住してもらうとか、こういうことで取り組んでいただければありがたいと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。 以上で件名2については終わりたいと思います。続きまして、件名3につきまして再質問をさせていただきます。 先ほど富士重工業の動向につきましては、御説明いただきました。もう一つは大きな会社で関東グリコさんがございます。ここにつきましては、第2工場、第3工場の計画があるということで、前から伺っているわけなのですが、その後どうなっているのか、その情報がどう把握しているのかについて伺いたいと思います。29年度まで、固定資産税の減免処置というのがあると聞いておりますが、30年度から通常の納税が見込めて本市の財政への貢献が期待されるところであります。グリコの工場の増設がもしあれば雇用も含めて、そういった財政への貢献が大いにまたさらに期待されるとこでございますので、その観点からグリコについてのどういう状況なのか伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答えを申し上げます。 関東グリコ株式会社につきましては、かねてより新工場の増設の話が出てるところでございます。本市の進出の際には現在建設されている工場の他、第2、第3工場の増設を見据えた工場敷地設定をしているものと聞いてるところでございます。第2、第3工場の増設につきましては担当部署において具体的な相談を受けていないところではございますが、新工場の増設には使用する水の関係、排水の関係とかいろいろ課題が残っているというところでございます。関東グリコ株式会社では生産に当たりましては相当量の水を使用すると聞いております。浄水を使用する場合には水道料金が高額になってしまうことから地下水の使用等も検討しているというところでございます。ただ地下水につきましては埼玉県の取水制限等が課題となっておりまして、この課題が特例等で認められれば、すぐにでも動き出す準備はあるというお話もあるところでございます。 埼玉県の取水制限につきましては平成14年に制定されました埼玉県生活環境保全条例によりまして、地下水の過剰な汲み上げを規制するものでございます。主として地下水は雨水や河川水等が地下に浸透することにより補給されていますが、補給されている量以上に地下水を汲み上げると地盤沈下が起こってしまうということから、地下水の保全を目指して地下水の採取量の抑制を行っているところでございます。いずれにいたしましても、第2、第3工場の増設は市税の増収や地域住民の雇用の拡大等、自主財源の確保や地域経済の活性化につながりますので、関東グリコ株式会社と連絡を密にして具体的な相談等がありましたら関連部署と連携し取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 また税につきましては、先ほどお話が出ましたが、固定資産税については減免ということではなく奨励金というかたちで、進出以降5年間、29年度まで奨励金というかたちで関東グリコに市から支出をしているとこでございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) わかりました。減免ではなくて奨励金ということで、理解いたしました。いろいろ課題があるということでお話ございましたが、向こうから連絡がないということでございましたが、ぜひこちらの方からもいろいろ働きかけて、何が課題でどういう解決方法があるのか、こういったところも積極的にこちらからも働きかけていただきたいと考えております。 再質問になりますが、市内にほかにもA&Dとか優良な会社で大企業の事業所がございますし、当該事業所で、何かもっと広いとこに移転したいとかいう話もあるようですが、こうした市内の他の事業所動向等についても、どのように把握しているのか、あるいは情報がスムーズに入るようになっているのか、こちらから積極的にコンタクトを取っているのかどうか、これにつきましても再質問させていただきます。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答えを申し上げます。
富士重工業株式会社や関東グリコのみならず、市内には主要な事業所が数多くございます。動向につきましては、商工会とともに担当部署と連絡を密にとりまして情報の収集には努めているところでございます。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) ありがとうございます。ぜひそういうことで積極的に働きかけあるいは情報収集を継続してやっていただきたいと思います。待っているのではなくて、経営方針を決める本部に行って経営幹部からシークレットであると思いますが、いろんな情報を聞くとか、あるいは進出とか増設を促す等、積極的な働きかけをするつもりでございます。市長にはそういった力があるのだと思いますが、今度副市長が誕生します。今まで市長全ての仕事をやっておりましたので、なかなか難しかったと思いますが、ぜひそういうことの段階から市長の積極的な力強い取り組みを大いに期待したいと思っております。 件名3につきましては、以上で終わりたいと思います。 それでは、件名4の再質問に入らせていただきます。 本市の魅力を申し上げましたが、先般の震災を受けていろいろな取り組みをしているということが、わかりました。しかしながら本市の地域防災力が他市に比べて弱いのではないかという心配する声も市民からありました。何年か前の読売新聞に県内で防災力が下位であったという記事が載っていたそうです。 そこで公助、共助、あるいは自助における行政の役割と体制について伺います。夜間とか休日における災害対策の拠点までの参集ということを考えたときに、職員の居住地、本市かあるいは隣の市のエリアから自転車あるいは歩いて駆けつけるというエリアを考えたときに、その辺についてはどうなっているのかということでございます。 それから共助につきまして、自治会、町内会との地域防災組織の組織率、この組織率は上がったのかどうか、あるいは問題点が何なのか、啓発とか支援等の取り組みについては、予算の出納についても伺いたいと思います。 また自助につきまして啓発、支援等はどのような取り組みをしているのか伺います。 よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答えを申し上げます。 市では災害対策基本法に基づき、市民の生命や財産を災害から保護するため、自治体や関係機関との体制を確立し防災計画の作成や、災害予防、災害時の応急対策等を行う役割がございます。本市では災害時において災害対策本部体制が確立するまでの間、参集状況や災害状況により臨機応変な班編制により対応する緊急初動体制をつくっております。 特に休日や夜間等の勤務時間外には、市役所から半径9キロ以内に居住する職員を対象とした班を編制し、また避難所担当者については地区居住の職員を担当として当てているところでございます。 また共助につきましては、自主防災組織の設立をお願いしているところでございます。今年度は新たに3自治会で自主防災組織が設立したところでございます。今年2月1日現在では、設立自治会が57となっております。組織されている地域の世帯数と市内世帯数の割合で算出しております組織率につきましては、現在59.6%となっているところでございます。県が公表しております埼玉県内の組織率は平成28年4月1日現在で88.8%となっております。北本市はその時点での数字は58.2%でございました。63市町村のうち、下から6番目という状況となっております。いまだに、下位の状況にあることには変わりがないところでございます。市としましては、これまでも組織率の向上に向けて年度当初の区長依頼業務説明会や各自治会から依頼された組織化に向けた説明会、また防災出前講座等の機会を通じ、自治会長だけでなく、地区役員、住民の皆さんに自主防災組織の必要性について説明をしてきたところでございます。現状では自治会役員さんの負担増、あるいは高齢化、昼間の活動要員の不足、防災倉庫設置場所等の課題等が多く残っており、組織化が難しいという意見もございます。引き続き自主防災組織の設立補助や活動補助を維持し、必要性について啓発に努め組織率の向上を目指してまいりたいと考えているところでございます。 予算の関係につきましては、自主防災組織に対する活動補助につきましては平成28年度からは4,000円を増額し1組織に対して2万5,000円という補助をし、少し予算の確保に努めたところでございます。 また自助の啓発関係という御質疑かと思います。自助の啓発、支援につきましては現在の取り組みとしまして、出前講座において家具の転倒防止策や災害時のお役立ちグッズ、食糧備蓄等に関しての啓発を行っているところでございます。 今後も防災の基本である自助、自分の命は自分で守る、自分のことは自分で助ける、自分が助かれば共助につながるという、自助の重要性について啓発に努めてまいるところでございます。 また現在作成しております防災マップの中にも、災害に関する啓発事項を記載し全戸に配布する予定となっておるところでございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) それでは、再質問させていただきます。 今までのいろんな取り組みが継続して行われて、若干ですが地域防災組織率が上がったということでございました。 最後に3回目の質問ということでございますが、地域防災全体として課題、あるいは今後の取り組みについて再度伺いたいと思います。 よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答えを申し上げます。 地域防災関係の課題ということかと思いますが、地域防災の課題とか取り組みにつきましては、まずは自主防災組織の組織率の向上と大規模災害時の市の迅速かつ適切な対応が課題と考えてるところでございます。 今年度地域防災計画を改定いたしておりますので、この中に市や関係機関、市民、事業所等の役割も定めております。この計画に基づいた対応が図られるよう特に必要となる事項について周知徹底を図り、防災に努めてまいると考えてるところでございます。 また特に市の災害予防や応急対策等につきましては、各部署での役割の再確認と平常時からの準備、対策等を整え、災害時には全職員の総力をもって対応できるよう職員への防災教育にも力を注いでまいりたいと考えてるところでございます。
○
三宮幸雄議長 松島議員。
◆12番(松島修一議員) 御答弁ありがとうございました。平時からいろいろ想定して備えることが大事だと思います。地域防災力を高めるには行政だけでは限界があります。いろいろ課題はあると思いますが、自主防災組織率が上がるように今後とも継続的な取り組みをお願いいたしまして件名4については終わります。 以上で私の質問は終わらせていただきます。 大変ありがとうございました。
○
三宮幸雄議長 松島議員の一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 再開は午前10時45分といたします。
△休憩 午前10時23分
-----------------------------------
△再開 午前10時45分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて再開いたします。
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○
三宮幸雄議長 松島議員から発言の訂正を求められていますので、発言を許可します。
◆12番(松島修一議員) 先ほど私が一般質問の中で、一部適当でない発言がございましたので、訂正をさせていただきます。 仮定の話を私が、申し上げましたので適切ではないと判断いたしました。大変失礼しました。よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 続いて、通告12番、横山功議員の一般質問を許可いたします。 〔20番 横山 功議員登壇〕
◆20番(横山功議員) 議長より発言の許可をいただきましたので通告してあります6件について質問させていただきます。 その前に、一言言わせていただきたいと思います。3月11日、1万8,000人を超える死者、行方不明者を出した東日本大震災発生から6年となりました。いまだに12万人以上の方々が、避難生活を強いられています。一日でも早く復興できますように心から願っております。 それでは、質問に入らせていただきます。 件名1、平成30年度からの国民健康保険の制度改正についてお聞きいたします。 件名2、病児保育の現状について。前市長の保育事業の目玉事業としての成果は近隣市に先駆けて行われた事業ですが、現状はいかがですか。 件名3、文化センター外壁修理計画について。市民の方々から市庁舎と文化センターは、余りにも差があると、何とかしたほうがよいという声がありますが、いかがでしょうか。 件名4、太陽光発電の農地への設置のこれからについて。北本市議会から農業委員として私が出されておりますが、先日の委員会で北本市初めてと言われる農地での設置での案件が出されましたが、北本市のこれからの対応についてお聞きいたします。 件名5、西口駅前交差点への右折レーンの設置について。これも数年前この問題で一般質問をさせていただきました。答弁では検討するということでしたが、その後の検討の結果はどうだったのかお聞きいたします。 件名6、地域防犯推進委員の冬帽子の貸与について。寒い日の推進委員さんの皆様には大変御苦労いただいておりますが、冬の帽子があると助かるのですがという声を聞きますが、市の対応はいかがですか。 1回目の質問は終わります。 よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 横山議員の1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名1につきまして、お答え申し上げます。 国民健康保険は、他の医療保険制度と比較して被保険者の所得水準が低い、年齢構成が高く、医療水準が高い等の問題点があり多くの市町村において赤字運営の状況にあります。このような状況は、本市におきましても同様でございます。最終的な財政調整にあっては、その他一般会計繰入金を充てることで収支の均衡を保っている状況であり、不安定な運営を行っているのが現状でございます。 国保の財政状況を改善し安定した医療保険制度を維持していくため平成30年度には、国保制度改革が実施されます。改革後は国保の運営を都道府県単位にすることで、御財布を大きくして財政の安定化を図り県内各市町村に必要な保険給付費を交付していくという仕組みに変更されます。 また、県は県内市町村に交付する保険給付費の財源確保のため市町村から国保事業費納付金を徴収することになります。 一方、市といたしましては、この納付金の原資を確保するために保険税を賦課徴収することとなり、結果として納付金の額により保険税率、保険税額を改定して交付していくこととなります。 なお、県では納付金の算定に合わせて、納付金額の確保に必要となる標準税率を示すこととされております。よって市では提示された標準税率を参考に保険税率を定めることになります。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 関根福祉部長。
◎関根孝明福祉部長 件名2につきまして、お答え申し上げます。 病児保育事業は病児、または病気回復期のため集団生活が困難な時期に、保護者の就労や病気等のやむを得ない理由により家庭で保育ができない場合に、専用の保育室で一時的に保育をする事業でございます。対象の児童は満1歳から小学校3年生までの病児または病気の回復期のために集団生活が困難であり、やむを得ない理由により家庭で保育できない、病児保育士の利用が可能であると医師が認めた児童となってございます。本事業は平成26年10月から実施しており、実施に当たっては北里大学メディカルセンター病児保育室に委託しております。 平成26年度の実績といたしましては、10月から3月で登録者数が67人、延べ利用者人数では70人でございました。平成27年度は4月から3月で登録者が123人、延べ利用者数では177人でございました。平成28年度における北里大学メディカルセンター病児保育事業への委託費は、年間で1,304万7,258円となっております。この委託費につきましては利用者数に応じて変動するものではございません。本事業は就労形態の多様化や保護者の病気等のやむを得ない事情に対応するための制度でございます。子育てと就労の両立支援として今後も実施してまいりたいと考えておるところでございます。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 吉田教育部長。
◎吉田伸吾教育部長 件名3につきまして、お答え申し上げます。 文化センターは昭和59年4月に約22億円の費用をかけて建設し、開館したものでございます。開館当時は外壁が桜の花をイメージするピンク色の施設として話題にもなりましたが、33年の歳月が過ぎ、今は色が褪せて白っぽく見えております。特に隣に新築されました市庁舎と見比べますと外見の劣化が大変目立っているものでございます。担当課としては外壁劣化の問題について認識しておりまして、昨年の8月には市長への手紙でも同様の意見が寄せられております。しかしながら、現在文化センターの外壁改修の計画はございません。公共施設の改修につきましては、現在策定中の公共施設と総合管理計画と今後策定される施設ごとの個別計画の中で検討してまいりたいと存じます。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名4につきまして、お答え申し上げます。 営農型発電施設の設置につきましては、農地に支柱を立て営農を継続しながら上部空間に太陽光発電設備等の発電設備を設置する技術が開発されたこともあり、平成25年3月31日付けの国からの通知により農地法の農地転用許可の取り扱いが明確化され、農業振興地域の農業地地域での営農型発電設備の設置が可能となっております。 本市においても、営農型発電設備の事例が1件ございますが、営農型発電設備は農地における営農の継続を前提とするもので、下部の農地での農業生産が継続されるよう確保する必要があります。 また、周辺の営農に影響を与えないことも重要となっております。具体的には支柱の基礎部分については農地法に基づく一時転用許可が必要となり、営農の適切な継続が確実なこと、農作物の育成に適した日照量を保つための設計となっていること、支柱は効率的な農業機械等の利用が可能な高さ最低地上高2メートル以上の空間を確保していること、位置等は周辺農地の効率的利用に支障がないことなどの営農計画書や営農型発電設備の設計図などの書類を添付して転用許可申請することとされております。 また、年に一回、生産された農作物にかかる状況を農業委員会に報告することや3年後の再許可につきましても転用期間の営農状況を十分緩和し、総合的に判断することとなっております。 いずれにいたしましても、農地における営農の継続を前提として支柱基礎部分についての一時転用を許可するものとなっておりますので、事前に農業委員会へ御相談してくださるようお願いいたします。以上です。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、件名5につきましてお答え申し上げます。 北本駅西口から荒川方面に向かいます西中央通線と南北に走ります南小通りの交差点につきましては、北本駅西口駅前広場改修工事の際に実施いたしました交通量調査では、朝夕の時間帯において右折車両を原因としました大きな混雑は見受けられなかったようでございます。しかしながら、議員の御指摘のとおり、南小方面から来た車両が駅方面へ右折する際、路線バスのような大型車両であった場合は後続車両は交差点内の大型車両の横をすり抜けできないため、若干の滞留が生じているようでございます。 一方、高尾通方面からは路線バスが運行されてないこともございまして、右折車両による交通の影響はほとんど見受けられないようでございます。交差点に置きまして右折車両による渋滞緩衝につきましては、御提案のような右折レーンの設置が最も効果的であると考えているところでございます。右折レーンの設置につきましては、現在の車道幅員に対しまして右折車両が滞留できるだけの用地を新たに確保する必要がございます。加えまして、右折レーンが必要な南側だけではなく、交差点の北側にも同様の用地を確保し、平面上それぞれの車両が正対する必要があると考えております。 当該交差点周辺の現状を申し上げますと、交差点の北東の角と南西の角には道路に近接した建物などは見られないものの、南東及び北西部には道路際まで建物や構造物があることから、右折レーンを設置する用地を確保することが困難であると考えているところでございます。 また、当該交差点の近くには南北にそれぞれ別の交差点もございますとこから、右折レーンに必要な滞留長やすりつけ部等を設置した場合、それらの交差点をどのようにするか、適正な交通処理を併せて考えなくてはならないと考えております。 このようなことから、右折レーンの設置につきましては、技術的な課題に加え、用地確保や建物の移転費用等の課題も含めまして検討しなければならないと考えているところでございます。以上でございます。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名6につきましてお答え申し上げます。 地域防犯推進委員につきましては、鴻巣警察署長及び鴻巣地区防犯協会会長から委嘱を受け、地域の自主防犯活動団体のリーダーとして各種防犯活動に従事していただいております。 現在、北本市における地域防犯推進委員は約260名でございます。任期は2年となっており、平成28年度は委嘱替えの年度でもございました。このことからベスト、帽子、腕章なども約100セット配布いたしました。配布は毎年自治会長などから要望いただき対応しているところでございますが、予算額により購入品や購入数を調整しているところでございます。 さて、市内における刑法犯認知件数ですが、平成15年の1622件をピークに、昨年は469件まで減少したところでございます。警察や市だけでは市内の治安を守ることは難しくなってきております。地域の安全の確保には防犯パトロール等の住民の皆様の御協力が不可欠となっており、その結果犯罪も減少してるとの認識しているところでございます。 市といたしましても、パトロール用品の配布等できる限りの支援を行ってまいりたいと考えております。しかしながら、パトロール用品の購入の財源としております埼玉県の補助金が年々減少しており、埼玉県では補助金の廃止も検討しているということでございます。財政的には厳しい状況ではございますが、引き続き用品の配布等の支援に努めてまいりたいと考えているところでございます。以上です。
○
三宮幸雄議長 横山議員。
◆20番(横山功議員) 答弁どうもありがとうございました。2回目少し質問させていただきます。 件名1、1月29日読売新聞ですが、北本市の健康保険の状況が大きく報道されましたが、あれを見た市民から保険料がまた上がるのかという質問を大変いただきましたが、率直に言って上がるのでしょうか、どうなのでしょうか、それをお聞きいたします。 件名2、東保育所で実施している病後児保育士の実績はどうなのかお聞きいたします。 件名3、文化センター外壁改修計画ですが、今後策定されるという施設ごとの個別計画はどのようになっているのかお聞きいたします。 太陽光発電の農地への設置のこれからについてですが、ただ農地に設置するだけということではなく農業をやるわけですから、その設置されたところにつくる作物というか、営農する市で適当な推進する農作物があるのかどうか、お聞きいたします。 件名5、西口の駅前交差点ですが、何年か前にも今なら両脇に土地があるから大丈夫なのではないですかという質問をさせていただいたのですが、今のお話ですと建物の撤去まで考えるようなので大変かなとも思いますが、その点も考慮しながら移転とかではなく現状のままでできないかどうか検討していただければありがたいかなと思いますがいかがでしょうか。 件名6、地域の推進委員の皆様には大変な地域の見回り、そしてまた通学の見守り、大変な御苦労いただいておりますが、先ほどの答弁で平成15年に軽犯罪といいますか、1,622件もあったもの、これが一概に推進委員の皆さんのお力ではないと思いますが、3分の1に減少しているということですが、補助金がなくて大変だというお話もありますが、補助金なしでも市でそろえるべきだと思いますが、その点でいかがですか。また、セットでベストや帽子、腕章セットで1セット幾ら大体かかるのですか、お聞きいたします。2回目終わります。
○
三宮幸雄議長 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名1についての2回目の御質問にお答え申し上げます。 新聞に掲載されました支援制度の算定方法による保険税につきましては、昨年12月に県が第1回目として行った試算結果でございます。この試算結果によりますと、本市における1人当たりの保険税は7万4,385円から11万2,016円になり、増加率は50.6%となっております。 なお、今回の試算はあくまで第1回目の試算であり、また制度改正に向けて国が開発している納付金及び標準保険税率を算定するシステムのテストを兼ねたもので、県からは推計としては今後十分な精査が必要であるとの説明を受けているところでございます。 また、県では今後複数回にわたり試算を実施していくとのことでございます。このため、試算結果につきましては参考資料という位置づけでとらえているところでございますが、昨今の医療費の増加傾向を見ますと、保険制度を維持していくためには保険税を下げる要因は見当たらず、保険税の値上げもやむを得ないと考えております。以上です。
○
三宮幸雄議長 関根福祉部長。
◎関根孝明福祉部長 件名2、2回目の御質問につきまして、お答え申し上げます。 御質問の東保育所で実施しております病後児保育室は病気の回復期にある児童を預かる事業となっております。病気の急性期に当たる、いわゆる病気中の児童は対象となってございません。 平成26年度の実績につきましては、登録者数が171人、延べ利用者数147人となっております。平成27年度につきましては登録者が158人、延べ利用者数78人でございました。病児保育事業及び病後児保育事業は多様化します子育てと就労の両立を支援する事業でございます。子供が病気であっても仕事をどうしても休めないなどの緊急時のセーフティネット的な役割をもっております。そのため、ある程度の受け入れ人数を確保しておく必要があることから、両事業とも引き続き実施してまいりたいと考えておるところでございます。以上でございます。
○
三宮幸雄議長 吉田教育部長。
◎吉田伸吾教育部長 件名3、2回目の御質問につきましてお答え申し上げます。 個別計画は現在策定中の北本市
公共施設等総合管理計画に基づき施設ごとの管理方針を定める計画であり、平成32年までに策定するものでございます。文化センターにつきましては全地域的な施設でございますので、施設の性格が他の公民館施設等とは異なり、ホールや中央図書館、中央公民館を併設した複合施設となってございます。したがいまして、財源の確保を喚起し、施設の長寿命化を図りつつ個別計画の中では長期修繕計画を策定し維持修繕をしていくことになろうかと思われます。その中で外壁についての修繕についても検討してまいりたいと考えてございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名5について、お答え申し上げます。 営農型発電設備の下部において生産する農作物の制限はございません。営農型発電設備の設置は営農の適切な継続を前提とすることから、申請時に営農計画書や下部の農地への影響の見込み及びその根拠となる関連データや必要な知見を有するものの意見書等の添付が必要とされております。営農型発電設備の下部の農地で作付けしている作物の状況といたしましては、本市ではねぎを作付けすることとしております。 また、桶川市におきましては3件事例がございますが、作付作物につきましては玉竜、ブルーベリー、しゃがいも、里芋などをやられているということです。また、県内では榊を栽培しているという事例もございます。 いずれにいたしましても、営農型発電設備の下部の農地に対する営農計画等により営農が適切に継続できるかどうかを慎重に判断していく必要があることから、営農型発電設備の設置をする場合には、事前に農業委員会に御相談くださるようお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、2回目の御質問にお答えいたします。 横山議員の過去の御質問にも、今確保できる土地があるので建物は移転しないで検討してほしいという御質問がございました。先ほども申し上げましたように、この交差点につきましては2点ほど構造的にかなり難しいものがございまして、建物が道路際まできてる、また、構造物があるということ、あと、さらに南小通りをごらんいただきますと、交差点から南側に行ったところにすぐに交差点がございまして、また北側にもすぐに交差点がございます。このような交差点について右折ラインをつくるとなると、右折の滞留地とレーンがかぶってきますので、どうしてもそこら辺の交差点が基本的に左右に出られなく、片側にしか出られなくなるような形状になってしまうと思います。 しかしながら、議員側が検討しろということもございますので、平面等確認してできるだけ検討させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名6につきまして、お答え申し上げます。 地域防犯推進委員の皆様にお配りしているベスト、腕章、帽子の購入金額ということでございますが、100個以上の数量を複数の業者から見積もりを徴収した場合には約2割程度の値引きがございますので、実質の購入金額につきましては1,600円程度で購入しているところでございます。
○
三宮幸雄議長 横山議員。
◆20番(横山功議員) どうもありがとうございました。 答弁はいいのですが、たまたま先日、埼玉新聞を見ていましたら、件名4で太陽光発電ですが、パネル下育ちの榊初出荷というのがあったのですが、美里町の太陽光なのですが、これは太陽光の業者が農地を借りて太陽光を設置してその下の農地を借りて作物をつくるまたグループが借りてやるということなのですが、そういうのも北本あたりでも考えてもいいのかなと思いますが、いろいろ研究してやっていただければと思います。 それから、件名6、答弁はいいのですが、ぜひとも夏の帽子と冬の帽子くらい幾らと聞いたら大体500円くらいなのだそうです。260人そろえても10万ちょっとでできるのであって、ぜひともセットで2年に一遍ですか、あれする場合は夏帽冬帽セットで対応していただければありがたいと思いますが、要望にして私の質問を終わります。ありがとうございました。
○
三宮幸雄議長 横山議員の一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 再開は午後1時といたします。
△休憩 午前11時13分
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△再開 午後1時00分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて再開いたします。
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○
三宮幸雄議長 続いて、通告13番、加藤勝明議員の一般質問を許可いたします。加藤議員。 〔19番 加藤勝明議員登壇〕
◆19番(加藤勝明議員) 19番加藤勝明。 皆さんこんにちは。午後1番の一般質問でございます。大変今日は外は寒い日ですので、緊張しておりますが、一生懸命務めさせていただきます。なかなか春が近くなっても心は春にまだ遠いところにありますので、ぜひ今日の答弁は私にとって春が来たなと思わせていただければ幸いかと思っております。 それでは、先に通告してあります5件について、随時質問させていただきます。 件名1、東西北本駅前広場の管理及び整備についてお聞きいたします。北本市の玄関口として毎日多くの人々が利用している北本駅前広場について、タクシードライバーや利用する市民の人たちからの声を取り上げさせてもらいました。 要旨1、東口広場及びロータリーの混雑について、朝の出勤時間や雨の日に危険な状態が起きているとのことです。学生やサラリーマンを送迎する一般車両が割り込みやモラルに欠ける運転をし、いつ事故が起きても不思議ではない状態です。一刻も早く改善してほしいとのことですが、市としてはどんなお考えがございますか、お聞きいたします。 要旨2、西口ロータリーの照明についてお聞きいたします。以前にも金子議員より質問があったと記憶しておりますが、私からも質問させていただきます。 西口駅前交差点から駅西口を見ると、暗く感じると言われております。担当の人たちからは照度が適合されているからと返事が返ってきておりますが、何か改善策は取れないものか、お考えをお聞かせください。 件名2、防災ヘリ(ドクターヘリ)の発着についてお聞きいたします。 1月末にリリブ北本店の前の交差点において起きた自動車事故の際、埼玉県のドクターヘリが市の指定着陸地点である中丸小学校の緊急着陸地へおりたと聞いております。その際、物すごい強風と、また一部トタン板がはがれたと聞いておりますが、何か考えられることはないのかお聞きしたいと思います。 次に件名3、地元病院(北里メディカルセンター)への支援について、お伺いいたします。 本市において唯一の病院北里病院に対し、市は現在どのような支援を行っているのかお聞かせください。 件名4、パークゴルフ場の整備についてお聞きいたします。 この話の発端は中丸8丁目一般ごみ埋め立て跡地の整備計画の話の中からの関係でした。平成17年2月、中丸8丁目まちづくり協議会が発足し毎月定例会が行われる中、カインズの誘致の話も出てまいりました。その中で中丸8丁目一般ごみ埋め立て跡地の整備計画をどう進めていくかと、県の指導を受けながらの協議の結果、パークゴルフ場として整備するのが一番いい方法だろうとのことででき上がった話です。 ですから、平成26年10月の市の公共施設整備検討委員会の中で中丸8丁目のパークゴルフ場整備は決定したわけですが、その後27年4月の選挙において市長が変わり、政権が変わり事態が一変したわけです。どこにでもある話ですが、国の政権が変わりいつかは八ツ場ダムが中止になっていましたが、現在では元に戻って工事中であります。近々では東京の築地市場から豊洲市場への移転で問題が起きております。どこかへ落ちつくのかまだ見当がついておりません。そのような中、パークゴルフ場の整備についてお伺いしたいと思っております。 パークゴルフ場の整備については、パークゴルフ場協会の人たちからも強く要望を受けておりますので、私としては一時も早く整備をしてもらいたいものですが、高尾地区に整備するとしてもまだまだ先になります。多くの手続が必要だからです。お聞きするのは、今までに中丸8丁目への収支経費はどれほどかかっているのか、またパークゴルフ場に今後どのような整備をしていくのかお聞きしておきたいと思います。 次に件名5、ふれあい農園の進捗状況についてお伺いします。 先日一部の人たちから市民農園の中に件についてどのようになっているのかと尋ねられました。大変返答に困った自分がおりました。いかに勉強不足だったかなと自分を自問しております。市長より先日、その市民農園のイメージ図をいただきましたが、このような大事なことを先にお聞かせもらえないのか、相談してほしいとは言いませんが、考えを聞かせてほしいものです。 それではここに描かれているテーマ図があるのですが、皆さんにはこの図面がいっておりますか。私も市長にもらうまではこの図面を知らなかったのです。それで市民からこの言葉を聞かせていただきまして、そういうものがあったのかということで本当にびっくりしまして、市長のところに行って何かあるのかいと言ったらこういうものをいただきました。私は議員ですから、できれば先にいただいておきたかったなと。そういうことで市長はいいテーマをもっているのです。ですが順番が逆なのかなと。これ全くパークゴルフの問題も同じだったのかなと思っておりますので、決して悪いと言いません。私もぜひそういうものを進めてもらいたいのですが、何となく順番が逆にいってしまうので私らとしては賛同しかねてしまうということなので、もう一度その辺を確かめておきたいなと思っております。 以上、件名5件、出しました。ぜひ春の来る答弁をお願いしたいと思っております。 以上です。
○
三宮幸雄議長 加藤議員の第一回目の質問が終わりました。執行部の春の来る答弁をお願いします。 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、春が来るかちょっとわかりませんが、お答えさせていただきます。 件名1、要旨1についてお答え申し上げます。 御承知のように、北本駅東口の駅前広場は面積が約6,000平方メートルございまして、北本駅東口土地区画整理事業で整備されました。平成11年12月20日に一部供用開始いたしまして、平成14年に現在のような形となっているところでございます。現在の状況を申し上げますと、路線バスが5路線、バス会社といたしますと川越観光自動車株式会社、丸建自動車株式会社、ロイヤル観光株式会社、そのほかにワコーレロイヤルガーデン管理組合法人のバスが運行されているところでございます。 停留所といたしましては駅舎寄りに2か所、それぞれ川越観光、丸建自動車、そして中間の島には鴻巣市のコミュニティバスの停留所、そして中仙道側にワコーレのバスが停留所として使用してるところでございます。 また、タクシーにつきましては、熊通タクシー株式会社と長谷川タクシー有限会社2社が使用しているタクシープールがございます。駅前広場は鉄道利用と自動車利用、そして歩行者という異なる交通手段を結ぶという役割がございますことから、人や自動車の円滑な流れを確保するという点では最も重要なものの一つと考えているところでございます。 限られた範囲の中でバスやタクシーといった公共交通機関の利用につきましては、駅舎寄りに停留所等を配置し、一般の送迎利用の車両との交差を避けるため、各停留所やタクシー乗降所を白線で囲んだ上、バス・タクシーと路面表示をしているところでございます。 しかしながら、朝夕の通勤・通学時間帯はもとより、降雨時などは特に混雑していることは、議員の御指摘のとおりでございます。 また、東口の駅前広場は中仙道までの取りつけ道路の距離が短いことから、中仙道交差点の信号待ちによる滞留がすぐに広場内に影響してしまうという構造的な特性がございます。混雑解消を一層困難に要因の一つと考えるところでございます。 今後におきましては、市営駐車場におけるホテル建設の計画とも含めた駅前広場の利用状況等を含めながら、混雑解消に向け検討してまいりたいと考えております。 続きまして、件名2についてお答え申し上げます。 西口ロータリーの照明につきましては、平成21年度から平成24年度にかけまして実施された社会資本整備総合交付事業といたしまして、整備されたところでございます。西口の駅前広場の照明計画は、自動車や歩行者等の移動の安全性を確保する機能の照明施設と都市の特性でございます、景観形成等の演出を考慮した照明を目的に、環境に応じて適切に配置しているところでございます。 改修前の広場は車道や歩道を上から照らす照明器具であったのに対しまして、今回はシェルター等を利用し、安全に配慮して必要最小限の平均照度を確保しながら落ちついた雰囲気を演出することにも配慮しているところでございます。 過去の調査におきまして、駅前広場の照度はJIS照度規格の求める2ルクスを満たしているものの、部分的に暗いと感じられる箇所もございます。十万石前及び平井ビル前の側溝付近やタクシープール周辺の車道が1ルクスを下回っていたようでございます。この部分の暗さの解消につきましては、現在検討しているところでございますので、よろしくお願いします。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名2につきまして、お答え申し上げます。 防災ヘリコプターは埼玉県が今後懸念される大規模、複雑化する災害に迅速かつ的確に対応するため、平成3年1月に防災航空隊を発足させ、同年4月がら運用開始がなされております。現在、埼玉県危機管理防災部、埼玉県防災航空センターにて3機が運用・管理され、上空からの消火・救助・救急活動等のほか、県内外を問わず発生する災害に対し365日24時間体制で臨んでおり、災害が発生した市町村を管轄する消防からの要請での出動、さらには災害を知り得た時点での地域の消防活動を支援するため自主的に出動し、県民の安心・安全の確保に努めている状況です。 本市の防災ヘリの発着につきましては、これまでは該当はありませんが、本市の防災計画では北本中学校と北本スポーツセンターの2か所を飛行場場外離着場として位置づけております。 これに対しまして、救急医療用ヘリコプター、通称ドクターヘリにつきましては、埼玉県の保健医療部が救急患者の救命率の向上と後遺症の軽減を目的に、平成19年10月から運用を開始しております。運行自体は埼玉医科大学総合医療センターが行っており、県内の離着陸ポイントは平成28年4月現在で564箇所が選定されております。本市では北本中学校、北本スポーツセンター、中丸小学校の3か所が選定されているという状況になってございます。 このドクターヘリは医療機器等を装備したヘリコプターに医師及び看護師等が同乗し、消防機関等の要請により救急現場に向かい、患者に救命医療を行うことのできる救急専用ヘリコプターとなりますので、このドクターヘリの導入により医師等による速やかな救命医療の開始と合わせ、高度な医療機関への迅速な収容が可能となり、重症救急患者の救命率の向上が期待されているところでございます。 埼玉県央広域消防本部からの情報によりますと、近年は市内でも年に数回のドクターヘリの要請を行っておりますが、ドクターヘリが緊急地着陸する場合には消防本部からの救急支援要請に基づき、原則として消防車が離着陸ポイントに先回りし、グラウンドに散水し、砂ぼこりの発生を抑止するとともに周辺の居住者に対しドクターヘリの着陸及び離陸時には強風が発生するとともに砂などが舞い上がります。洗濯物などの飛ばされやすいものを室内にしまい、窓を閉めてくださいなどの広報を行いながら消防職員が安全管理を図っている状況です。 この離着陸場の整備につきましては、ヘリコプター陸着陸時の風圧は広範囲にわたるため、離着陸点のみの整備では防御がなく、グラウンド一帯にシートを張ることや舗装にすることはグラウンドとしての機能に支障を来すこととなりますので、整備については大変難しいものと考えております。防災ヘリやドクターヘリの離着陸場につきましては、災害時・緊急時での対応の場となっておりますので市民の皆様、特に離着陸場周辺の居住者の皆様におかれましては御理解いただけますようお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名3につきまして、お答え申し上げます。 北里大学メディカルセンターが北里研究所創立75周年記念事業として、平成元年に病床200床の北里研究所メディカルセンター病院として開設されました。現在では組織が北里大学の附属病院となり、名称が北里大学メディカルセンターに改められ、病床372床の総合病院となっております。 平成6年には北里看護専門学校が開設され、看護士の養成が始まり、平成25年には地域医療支援病院及び災害拠点病院にも指定され、上尾市から鴻巣市までの地域までをカバーする二次医療、救急医療を担う重要な病院として地域医療に貢献いただいております。 高齢社会が進み医療需要が増加し、またどうしても大病院を嗜好する傾向がある中で、受診者の集中により大病院が疲弊してしまうことを防ぎ、限られた医療資源を効率的に活用し、地域医療を維持していく必要があります。そのため、現在の考え方は病院と診療所を機能分担し、上尾市から鴻巣市までの二次医療圏全体を一つの医療機関として考えております。北里大学メディカルセンターは原則としてかかりつけ医などからの紹介が必要となる二次医療機関という性格上、風邪を引いたなどの軽い症状で気軽に受診する身近な医療機関というイメージではないこと。また、近年では上尾中央総合病院が建て替えられて大きくなったことなどと比較されると、市民の皆様からは身近ではない、元気がないようなイメージを持たれているのではないかと思われますが、ただ、今申し上げました二次医療圏の中で地域の診療所では治療等できない場合に手術などを含む高度な医療を実施する重要な役割を担っていただいております。 したがいまして、市といたしましては、北里大学メディカルセンターが二次医療機関としての役割をしっかり努めてただけることが、市民にとっての最も重要であり、安心につながると考えており、そのための支援をしていきたいと考えておりますし、北里大学メディカルセンターの役割を考えると、広域による支援が必要であると考えております。 北里大学の附属病院は北里大学メディカルセンター以外にも三つの総合病院等があり、北里大学メディカルセンターの経営・運営も北里大学の総合的な判断のもとなされているものと思われますので、市の支援がどれほど貢献できるか不確かなところがございますが、病院の規模が拡大・充実していくことは患者の受け皿が増え、広域のためにもなり、また、本市市民の誇りともなっていくことと考えますので地域医療支援病院の会議などを通じて病院と意見交換を続けていくとともに、北里大学メディカルセンターの情報をより市民に伝えていくよう努めてまいります。 続きまして、件名4について、お答え申し上げます。 中丸8丁目地内の一般廃棄物最終処分場跡地に関して平成27年までに支出した経費でございますが、平成23年の中丸8丁目地区最終処分場跡地利用検討業務委託に357万円、平成24年の中丸地区事業用地取得測量業務委託に180万6,000円、平成27年の中丸8丁目地区運動広場整備・設計業務委託に631万8,000円、平成27年の中丸8丁目地区整備事業土地鑑定評価委託に138万6,288円で、全てがパークゴルフ場整備に関する経費というわけではございませんが、合計約1,308万288円支出しております。 パークゴルフはクラブ一本でコースを回るルールが簡単なことから、子どもから御高齢の方まで誰もが気軽にプレーできるスポーツです。したがいまして、地域の交流や多世代の交流に活用いただけると期待しております。 また、1ラウンドプレーすると約2000歩歩くと言われておりますが、平均3000歩以上歩いた調査結果も出ていて、糖尿病等の予防・改善効果を有することが示唆されており、健康維持の効果も期待しているところでございます。 パークゴルフ場の整備につきましては、中丸8丁目最終処分場跡地の利活用のための事業案として検討されてきましたが、平成27年5月に市長がかわり、パークゴルフ場の整備と中丸8丁目の当該土地の活用は切り離して考える政策が転換されました。 そして野外活動センターや水辺プラザ、高尾桜公園等の屋外活動施設と一体的に利用ができること、一段の土地で安全にプレーができること、以前から荒川周辺が豊かな自然環境と身近なレクリエーション空間として位置づけられていること等から、高尾9丁目地内の当該敷地を新たな候補地といたしました。 また、当該敷地はパークゴルフに集中してプレーするにも、仲間や家族と談笑しながらレクリエーションとしてプレーするにも最も適した場所であると認識しております。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名5につきまして、お答え申し上げます。 農業ふれあいセンターにつきましては、地域経済の活性化と産業振興を図り、新たな産業構造の確立や土地型農業を創生するための生産者の顔が見える地産地消の拠点施設として安心・安全な農産物を提供し、消費者に好評を得ているところでございます。 御質疑いただきました状況につきましては、平成29年度にイベント等の拡充による地産地消の推進とともに、イベント開催による周辺道路の渋滞解消や近隣事業所への無断駐車解消などを目的として、農業ふれあいセンター東側に面積約3400平米、乗用車で約100台分の駐車場を整備をするための用地測量と設計を行うこととしたところでございます。 また、農業ふれあいセンターの東側にある農地を活用し、農業に触れ合う場を検討しております。現在検討しております事業といたしましては、農業・農産物の大切さを学び農業への関心を高めるため、農作物の苗の植えつけから収穫まで体験する体験農園を農協との連携のもと、農業団体の協力を得て開設したいと考えているところでございます。 今後も市内の農業団体や農協、商工会、観光協会などと連携し地産地消の推進、農業の活性化につながる事業に取り組んでまいりたいと考えているとこでございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) ありがとうございました。 件名1から随時2回目の質問をさせていただきます。 まず、東口広場及びロータリーの混雑についての2回目の質問をさせていただきます。 まず、タクシーと一般車両のレーンを分けることができないのかということです。入っていきますとあそこは一歩通行になっておりまして、慣れれば割とわかりやすいのですが、一般の車両が入っていきますとわかりづらい部分が東口はあります。せっかく区画整備事業が終わって便利になったわけなのが逆に不便を感じておりますし、私も時折駅を降りていろいろとあの辺を散策するのですが、危ない部分が大変あります。そしてまた真ん中の島と島の間にあります道路といいますか広場といいますか、本来道路なのですが、そこを近隣の子どもたちがローラースケート、これで遊んでいる姿を見ることがあります。こういったこともあるということで、近所の人たちは何とかならないのかということをよく言われるのですが、市はその辺を把握しているのでしょうか。それと先ほど言いましたようにタクシーと一般車両がわけてコースを入っていけるようにはできないものか、またバスもかなりのバスが入ってきておりますから、バスも分けてられないのか、とりあえずそれぞれの車両をわけてレーンに入れられないものかということをタクシーの運転手さん2名の方から聞かされたのですが、その辺は市はどのように考えておりますか。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、2回目の御質問にお答えします。 議員が御承知のように、現在の東口の駅前広場は、ペデストリアンデッキの設置を想定して計画されたものでございまして、これまで整備等の問題で現在の形として供用を開始してるところでございます。 抜本的なところはといろいろ考えますと、新たな用地の確保というのは敷地拡張ですが、そういうものにつきましては相当困難であることから、現在の形状のレイアウトの検証ということになります。レイアウトの変更にかわる整備等に対する費用対効果等も勘案しながら慎重に検討してまいりたいと考えます。 また、子どもたちがローラースケートで遊んでるとかにつきましては、以前も夜ローラースケートで遊んで騒音がということで、そういう苦情を受けたこともございます。 また、路面標示ということでございますが、当面の対策といたしまして、一例を申し上げますと、現在のバス停やタクシーの乗降場に表示してございます、白線の囲いの部分を何らかのカラーの表示等で明確にすることによりまして、一般車両との違いを明確にしまして、そうすることによって交差の緩和が少しはできるのかなということも考えております。今後、路面標示等で少し対策を考えさせていただきたいと思います。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) 大変ありがとうございます。 前向きに検討していただいているということがわかりましたが、三十数年前に計画されたペデストリアンデッキは全く今後は作らないという方向で進んでいるようなので、私はその計画が全く今では生きていないということになると、大変不便だなということを感じるわけです。 その中で近々ホテルの話が出ております。北本市の駐車場に使っております場所にホテルが計画されておりますが、ホテルの計画と一緒に駅前の広場の改修もできないものか検討されないのかその辺をお聞きしておきたいと思いますが、どうでしょうか。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 今東口の駐車場のところにホテルの計画があるということでございます。その計画と駅前広場の改修ということは駅を東口に降りますと少し歩道部分があるのですが、そこはJRの土地でございまして、当然JRとの協議も必要となってきますので今のところは今議員が言われたような広場の改修計画というのは今持ってございませんが、ホテルができることによってそこら辺の広場の利便性であったり、活用等も含めて今後検討させていただきたいと思います。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) ありがとうございます。 ぜひその辺は協議していただいて、先ほど部長はレイアウトがと言われましたが、それこそ、その前にきちんとレイアウトしたらいいのかと思いますのでよろしくお願いしたいなと思います。 要旨2の西口ロータリーの照明についてお聞きいたします。先ほどお答えいただきましたが、この広場の照明は確かに金子議員も再三質問されておりましたが、なかなか数字の上では照度はあるのです。ただ、現状を見てみると暗いなという感じがするのです。人間の錯覚というか、数字上でない部分が大変あると思うのです。それで駅前の明るさというのはまちのシンボル・象徴ですから、ぜひ輝く街を継承している市としては明るさが必要だと思うのですが、その辺の考えをしっかりと考えてもらいたいなと思いますし、市長にその辺の考えがあるかどうかお聞きしておきたいと思いますが、市長どのようにお考えでしょうか。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 ただ今の西口の照明の件でございますが、この件につきまして、私もずっとそれを懸念しておりました。 それで、庁内ではこれを何とか明るい方法を検討するようにという形でずっと検討を進めているところですが、特別にはどういう形が、昔みたいに照明を中央にとって広場でぱっと明るくする方法がいいのか、あるいは個別にするほうがいいのかということも検討しているところですので、もう少しお待ちいただければと思っております。 これにつきましてはいろんな方々から、今の下からの照明ですと、まぶしいとかいろんな苦情もいただいております。これも急いで何とか改善を考えていきたいと思いますので、御理解のほどお願いします。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) せっかくのまちをよくしようという意気込みはあっても、なかなか現実にその方向に向いていかないと、誰からも認められないなと思いますので、ぜひ一時も早く、特に駅前、市長の自宅から向かえば毎日見える場所ですから、駅が明るいなと実感させていただきたいなと思いますので、お考えをお願いしたいと思います。 それでは、件名2、防災ヘリ(ドクターヘリ)の発着について2回目の質問をさせていただきます。 先ほど、なかなか水を先に打ってそれは改善はできないという御答弁を部長がされましたが、私からの提案でぜひ舗装してもらいたいし、できれば芝を張っておいてもらいたいのです。患者がいつ来るかわからないからと言うが、防災ヘリでなくてドクターヘリが頻繁に発着するわけですが、これはもう年に何回か現実に使われているわけです。そういったときに、近隣の人たちに緊急で急に来たのだから仕方がないのだ、我慢してくださいというのは少し言葉が違うのではないかなと。いつでもそういった場所に、ここは指定された場所ですから、その場所はそういうヘリがいつ何時来るかわからないということで、常にその体制をつくっておかないといけないのかなと思うのです。 そのためには、それほど広い面積ではないと思うのですが、まずヘリが発着できるようなヘリポートをつくっておいて、そしてその周りを芝生かそういうものを張っておけば、近隣の住宅に迷惑をかけないと思うのです。砂ぼこりが物すごいのだそうです。先ほども言いましたが、トタンがはがれるほどの風圧がくるそうです。 ですから、そういったことは現実にその場にいない人ではわからないのです、実際が。ですから、私からすれば、ぜひその方向に検討していかなければいけないのかと思うのですが、その辺もう一度お答えいただければと思います。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答え申し上げます。 ドクターヘリの発着場につきましては、現在のところ北本中学校と北本スポーツセンター、それから中丸小学校を指定しているところでございます。学校の校庭とグラウンドということですので、舗装というのはちょっと難しいと思います。 また、芝張りということも早急な対策として行うことは難しいものと考えているところでございます。他の場所に移転させる場所があればよろしいのですが、なかなかヘリが離発着できる広いスペースの確保というのが難しいものかと思います。 また、屋上で利用できるところがないかとも思うのですが、そうしますと今度ストレッチャーといいましてタンカー式のものが乗れるような大きなエレベーターを用意した施設でないと屋上まで患者を運ぶことも難しくなってるところでございます。 そのようなことを考えますと、現在の水まき等の対策でしばらくの間、対策をとらせていただければと思います。その後、広い場所が確保できればそちらに位置変更するということになろうかと思います。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) ありがとうございます。 3回目の質疑をさせていただきます。いろいろと経費もかかりますし、確かにグラウンドを舗装するなり芝を張るというのは学校のグラウンドですからまた用途が違ってくるのかなと思いますが、例えば今の時代です、厚めのゴムのシートとかそういうものもあると思うのです。そういうものをいっとき展開できて、ヘリが発着するのにそれほど飛行場みたいな広い敷地を利用すると思いません。私からすれば、北里の屋上にだってヘリポートありますから、停まるのです。で、ヘリは真っすぐ直に上がったり降りたりもできると思っております。そういった意味では、もっともっと検討する余地があるのかなと思うのです。 ですから、場所が小学校の庭とか中学校の庭とかってそういう広いところを利用するのはもちろん必要だと思うのですが、飛行機みたいに滑走路が必要ではないわけですから、そこの件を例えばどれだけの面積かっていうのは私にはわかりませんが、どこのエアポートに行ってもヘリコプターの発着地に行っても、書いてある図面は小さいです。だから、あの何倍かを広げれば、発着できるのだろうと思うのですが、そういったことは、まだまだ検討されてはいないということなのだと思うのですが、ぜひ今後検討してもらうように、もう一度お願いしたいと思いますが。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答え申し上げます。 ドクターヘリの離発着につきましては、近隣の方に、大変な御迷惑をおかけしているところでございますので、埼玉県央広域消防本部と離発着場の調整と検討につきましては、調整をさせていただければと思います。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) ぜひよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、件名3の地元病院(北里メディカルセンター)への支援についてでございます。 先ほど部長から、すばらしい回答をいただいているかなと思って聞いておりました。ぜひ、近隣の市町村、上尾から県央広域、県央の近隣の市町村と手を組んで、北里を支援して、この地元の中核の病院ですから、大病院に育て上げて、大村さんもそれを期待して御挨拶されたことがありますが、ぜひ地域で育てていただきたいということで、関心をもっておられました。 私も、北里病院がますます大きくなって地域の医療のために貢献していただくことを切に願っております。そういった意味では、市長を中心に近隣の市町村に呼びかけて北里をとにかく大きくしていこうというまちの病院だけではなくて、地域の病院として育て上げようということをぜひ、心から思っていただければなと思いますので、近隣の市町村に呼びかける意思があるかどうかお聞きしたいと思います。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 北里大学への支援という形で、これについては私ももう以前からそれを考えて、そして近隣の市長さんとはいろいろこういった形で何とか、何か支援できる方法はないだろうかと。病院をお隣でもちょっと計画された経緯がございますが、そういった中でも、向こうではなくて少しでもこちらとなって一緒に、まあ県央の消防が一緒になってやっておりますので、いろいろなしょっちゅうそういう話し合いは一応行っておりますので、よろしくお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) 市長から答弁をいただきましたが、ぜひ近隣の市町村と手を一つにして進めてもらえればありがたいなと思っております。 それでは、次に件名4のパークゴルフ場の整備についてでございます。 先ほども長々と私のほうで質問させていただきましたが、この問題は一時も早く私はパークゴルフ場の整備をパークゴルフ協会の人たちも念頭から、もう何年も前からお願いされております。隣におります横山会長とも、一緒に前市長には要望書を出しております。整備していただきたいなと思っておりますが、ただ、私は場所が中丸から石戸いったからどうこうって皆さん周りが騒ぐのですが、私はどこに整備されても、パークゴルフ協会の人たちは、そんなに問題にしてることではないのだろうと、そういった意味では一時も早く整備をすることが先なのだろうと思うのですが、ただ、お金を2億も3億もかかるのですよと言われたときに、そんなにまでかけなきゃ今ならないのかということがふと浮きまして、できれば協会の人にもお願いをしたのですが、整地をして、表面にできれば全面的に芝生を張るぐらいの整備でどうだろうと。あとは、地域の人たち、またそこを利用する人たちと随時整備していくのがいいのではないかなと私は思うのですが、市長はそれを最初からもう何億円もかけてきちんとした正規のパークゴルフ場として整えたいというお考えなのでしょうか。どうでしょうか。お聞きしたいと思います。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 パークゴルフ場の件につきましては、本当に皆さん方にいろいろ御心配をおかけいたしまして、御迷惑をおかけいたしまして、まことに申しわけございません。 先ほどの部長の答弁でもございました通りに、中丸の8丁目につきましては、下の部分と上の部分というのを一緒にしないで、しっかりそこは下の部分については、今まで本当に地域の地権者の皆さん方には本当に北本市が一番大変な時代に、御協力をいただいて、そして今、北本市が存続している。そういった心情的なものは絶対に私は忘れはいたしませんし、この心情にのっとって、何としても地域の皆さん方の御希望にこたえてまいりたいとは思っております。 そのためには、そこで本当に作って、そしてまたそれが使えなくなるということになると、それはまた御不便をおかけしますので、一回そこは上の部分、下の部分をしっかり切り離して、そしてその下の部分について調査を行って、そうした上で、上のほうにつきましては、どういう使用方法があるかということを検討をしてまいりたいということでございます。 そして、今候補に上がっております荒川の河川敷につきましては、ここにつきましては今、工事費の話がございましたが、これは予算を組むのに、どこかの実践したところのものを参考にはじいた金額でございますので、私は個人的にはこんなに多く金がかかるとは思っておりません。ですから、後は今、整備につきましても今、加藤議員がおっしゃったように、財政的なものもございますから、そういったものを今後検討しながら、そして例えば第1期、第2期という形で使いながら、整備をできればと思って、まあ一遍にできれば財政的にそういった範囲内でできればいいのですが、もし、それが不可能であれば、使いながら今おっしゃられたような形で、整備をしていく、そういった方法も一つの方法であろうと考えておりますので、ぜひ御理解をお願いを申し上げます。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) ありがとうございます。 市長から御理解をと言われたのですが、実は私はごく最近になって、こういった図面もいただきました。そして、またこのスケジュール表もいただいたのですが、議会に正規に提出されたものではないですよね。 私は、こういうものが先ほども、ふれあい農園のこの課題を。 今、正規だって版は、身内から声がかかったのですが、私には初めてなのです。なぜか。それで、私は不信感を持ってずっといるのです。なぜ、こういうものが事前にお話がなかったのかなと、これはコピーでいただいたものです。仲間から。私には初めての書類でございます。 そういったことで、なぜそういうものがきちんとしたレベルでみんなに渡ってこないのかなと。その辺に、私から見れば、どうして避けて通るのかなと。もっと事前に話していただいて、相談していただければ、私たちもできるだけ市の方向に皆さんと一緒に市民のために進めていきたいなということは、これは基本的には私たちは個人ではありません。公人です。まちのために働けなきゃなりません。その思いは常にもっております。自分個人の考えをもったら大変なことが起きます。特に、市長になったら、市長さんは公人のただ1個の議員ではなかったのだと思います。個人の議員のときは、よく俺と意が合わないから、俺は加藤んち悪いがそれは反対だよっていうことを言われましたが、今は公人です。公人の中でも特に市長はもう一人の人です。まちの。市民全体の利益を考えて動いていると思います。 そしたら、どこに何をつくろうとか、大きな構想の中で、例えば北本の駅があり、新駅をつくろうと言ったときに、俺は嫌いだよっていうことは言えないのだと思うのです。それと同じだと思うのです。ですから、全体をとらえた、そういった中で動いていただきたい。私からは、強くそれを要望するのですが、こういった図面の中で、もう配られて、公的に配られて、じゃあここが候補地なのですかって聞きますと、そうでないと。まだ流動的だと。動くところもあると聞くのです。河川敷ですから、どこへつくるのですかって言うと、これはただの図面ですよというだけなのです。ですから、私からすると、それじゃあもっともっときちんとしたものを提出してほしいなと思うのですが、市長さん、どこにつくるのですか、本当は。 それを教えてください。市長の頭の中でここだっていうのが、思ってるところを教えていただければ、私たちもそこであったらみんなでいいのではないかなって。ここしかないのですって、先ほど答弁で部長は言ったのです。ここが絶対、最も適した場所があると言ったのです。この最も適した場所っていうのはここなのですか。それとも、ここでないところなのですか。橋の下とか、橋の前だとかっていう話も出てるのです。 民地だとか、そうでない国の土地だとかっていう方もいるのです。私にはどこなのだかわからない。ただ、図面ではここだと記されてるから、ここでいいのですか。それを、しっかりと教えていただければいいかなと思うのですが。どこなのですか。それをお聞きしたい。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 今のお話ですが、以前にもここで御答弁を申し上げておりますが、今回の一般質問でもいただいて、お話を申し上げてますが、部長の答弁のとおりに荒川の河川敷というものは、随分前からアーバン計画がありまして、これが上尾までの河川敷をどうやって使うかという、いろいろなものはございました。 そして、その中の一つがそのサイクリングロードでございましたが、それについては、もう整備を今されております。 そして、今、向こうには、再三申し上げて繰り返しで申しわけございませんが、高尾さくら公園があり、そしてそこに池があり、そして水辺プラザがあり、そして野外活動センターがある。本当にそういった自然豊かなところで、そしてここを全体を公園として、そしてここを訪れた方々がプレイを楽しみ、そしてその後、野外活動センターでお休みをいただく。そこで、お風呂を使ったり、あるいはそこで地域の皆さん方の例えば手づくりのそば、うどん、そういったものができるような形に持って行ければなという形で、今回、国の補助金も申請し、いただいてそこに整備をしていくわけです。 そこで、今御質問のその場所でございますが、水辺を整備しましたときに、あの道路がすごくきれいに広くなっております。そして、片っ方を民地でございますが、片っ方については、相当な今、農地の放棄地として柳が生えたり、竹が生えたりして、すごくその荒れた地域で、今の時期ですと、本当にたばこの火でもつくと、すぐ火事にでもなるような場所でもありますし、そして今はごみの捨て場にもなっているのです。 ですから、そういったところを活用して、こういった整備ができれば、あの一帯がきれいになり、そして皆さん方のレクリエーションの活用自体になると思っております。 ですから、そういった形で今検討をし、そちらを今進めようとしているところでございますので、御理解をお願いします。
○
三宮幸雄議長 民地ということでいいですか。 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) 時間も余りないので、私から申し上げますが、市長の言われているのは、水辺プラザの東側の荒れ地だと思います。 ただ、一般の人たちは、こういうもの持ってませんから、あの周辺の民地なのか公用地なのか、水辺プラザの要するにあの橋の南側なのかっていうと話まで出ているのです。 ですから、私はこういう図面が正式に配られて、私のところや手元に最初からあるのであれば、そしたらきちんとした回答ができるのですが、今まだまさにそこの辺を聞きたかった。 そうであれば、あのやぶになってるって市長、今言いましたが、やぶになってて確かに危険な場所であります。あそこを市長改善するには、相当の費用もかかると思うのです。整地していくにも。むしろ中丸よりかかっていくのかなと思いますが、そういったことで、ぜひ一日も早く整備してあげたいのはわかりますが、今度は手続上、大変時間がかかるなと思うのです。 ですから、そういったことをやっていく前に、とりあえず中丸のその8丁目も整備しといてやってください。二重のお金にはならないと思います。簡単な意味では整地をして、そのまま広場として遊んでいなさいと、皆さんが。そうすれば、我々が管理していきますよということでいいのだと思うのです。 市長、何もかも立派なものをつくり上げてしまおうとするから、なかなか前に出られない。私はそう思うのですが、市長、何かお答えありましたらぜひ中丸へも、きちんとした計画を立てて、一時も早く整備してあげるよということを、中丸の人たちにも再考という思いを言ってくださいましたので、ぜひそのお言葉をいただきたいなと思いますが、どうでしょうか。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 今度の予算につきましても、その中丸8丁目の地域につきましては、今回、一応安全て言いますか、そういった地域の下の部分を調査をさせていただくといった、そういった今、今回予算の中に調査費用を計上をさせていただいておりますので、それと同時に、それを進めながらもその上の部分について、大丈夫であるという形であれば、いろいろな形で使用について、いろいろな方法を今後考えてまいりたいと思います。 そのときにはまた皆さんとも御相談しながら、進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) 大変、市長も前向きの返答でございますので、信じておりますので、ぜひ一刻も早く進めていただければと思っております。 それでは、件名5にあります……。
○
三宮幸雄議長 加藤さん、ちょっと暫時休憩させて。 ふれあい農園の図面については、議会側、加藤さん以外は誰も承知していないので、この図面については、加藤さんのお手持ちのものでもいいのですが、執行部が持っているのであれば、すぐ全議員に配付していただきたいと思います。
◆19番(加藤勝明議員) 皆さんのところには回ってないですか。 よろしいですか、市長。皆さんに配って。
◎現王園孝昭市長 はい、じゃあお願いします。
○
三宮幸雄議長 暫時休憩いたします。
△休憩 午後1時58分
-----------------------------------
△再開 午後2時03分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて、再開いたします。
-----------------------------------
○
三宮幸雄議長 加藤議員。
◆19番(加藤勝明議員) 大変時間をいただきまして、ありがとうございます。 こういったものが、市長から市民には先に渡って、議員には正直、後からというのはちょっと逆ですよね。と思うのですが、ぜひ市長、パークゴルフ場も同じなのです。中丸の人たちは予算も提示され、図面も提示されて、それでいよいよ中丸にできるのかなと思ったら、ひっくり返ってしまったのですが、その後に市長から説明が全くないのです。いまだに。 ですから、中丸8丁目の人たちは、まだ議員を何か隠してるのではないかといつも言われるのですが、ぜひ、市長は地元の人たちに、できるだけ先にこうであるということを説明していただきたいのです。それで、皆さん、我慢してくださいとか、お金がないから整備が遅れますよとか、何か言ってほしいのです。説明も全くないまま、もうナシのつぶてになってしまうと、地元は不安だけが残っているので、私も地元の人たちにどうお答えしてあげていいかわからない部分があるので、そういった意味では、この大変いいテーマが出てます。 私もこれからぜひこういったものを、北、桜国屋の裏側ですが、今度駐車場が整備されますが、駐車場とともに、ぜひ整備するように、議員の皆さんのお力を発揮していただきまして、私が以前から提案しております福祉農園を、実現させていただきたくお願いしておりますので、市長からそのことについて答弁をお願いしたいなと思っております。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 ありがとうございます。 今、このイメージ図として出しましたこの件につきましては、今、桜国屋にはとバスが今年度入ってきましたが、その中に急遽補助金を申請するのに、これをこういったイメージで補助金の申請をしたところでございます。 そのハード面については、今年度いただけなかったのです。そのハード面じゃない部分について、今回、国の補助金がおりて、はとバスが入り、そしていろいろな呼びかけができたわけでございます。 今度第二次の募集について、今はこの補助金の申請をまたしておりまして、今度はこれをぜひともそういった金が私から言うと金がおちる仕掛けをつくるのだという形で、お客さんがそこまで来ている。そのお客さんをここまで呼んで、そしてそこで、やっていただくという形でやっておりますので、御理解のほどをお願い申し上げます。
○
三宮幸雄議長 加藤議員の一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 再開は午後2時25分といたします。
△休憩 午後2時06分
-----------------------------------
△再開 午後2時25分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて、再開いたします。
-----------------------------------
○
三宮幸雄議長 続いて、通告14番、工藤日出夫議員の一般質問を許可いたします。 工藤議員。 〔15番 工藤日出夫議員登壇〕
◆15番(工藤日出夫議員) 15番、工藤日出夫。 議長より発言の許可をいただきましたので、既に通告しました3件について質問をいたします。 先ほど、加藤議員の質問の中で、新しい農園の構想の資料をいただきました。正直、驚きました。何か、説明を聞いてるだけだと、大阪でいろいろと問題になっているようなところを、ダブって私はイメージをさせていただきました。 それでは、件名1でございます。 市長選挙から2年が過ぎようとしています。これまでも、市長の政策集や市政一新の会報、そしてチラシ、選挙公報について、議論されてきました。注目の女性副市長の登用は、今議会での副市長の議案が可決し、市長任期中はできないことになりました。 さて、第五次北本市総合振興計画基本構想・前期基本計画が、市長提案の原案が可決されました。策定された第五次の計画に、現王園たかあき政策集、市政一新の会報、選挙公報等で宣伝した公約がどのように位置づけられたのか、市長に伺います。 要旨1、学校給食費無料にします、中学校でございますが、中学校給食費無料にしますについて、伺います。 この事業が、計画のどこにも位置づけられていませんが、女性副市長の登用と同様に、任期中の実施は断念したということなのでしょうか。 要旨2、新駅問題に終止符を打つということについて伺います。 こちらは、基本構想・前期基本計画に新駅等を検討しますと位置づけています。市長のチラシには、住民投票の結果を尊重する。新駅を推進する議員は、何か利権を求めているのではないか。新駅推進を強烈に批判してきました。さて、基本構想、基本計画に検討しますと位置づけ、どう終止符を打つのか伺うものでございます。 要旨3、公正な監査委員制度の導入について伺います。 このことについても、計画のどこにも記述されていません。公正な監査委員制度とはどういう制度なのでしょうか。いつ、導入されるのでしょうか伺います。 続いて、件名2です。 昨年末の30日に、朝刊に「北本市財政課からのお知らせ」というチラシが折り込まれました。御記憶の方もいらっしゃるかもしれません。 要旨1として、市長は御覧になりましたか、伺うものでございます。 今月の広報きたもとで、財政伝えるマンは、全国広報コンクールに県の代表に選ばれたようです。まことに喜ばしいことでございます。財政担当者、広報担当者に感謝を申し上げます。 さて、私が質問した趣旨は、チラシの内容の前に、チラシの出所についてでございます。発行所、発行責任者、発行者の住所、電話番号との連絡がありません。市の財政課を名乗る怪文書ではないのかと、私は疑ったりもいたしました。多分、そういうことではないとは思いますが、市長、御覧になりましたでしょうか。それとも、御覧になりませんでしたか。一言そのどちらかを御答弁ください。見解は必要ありません。見たか見ないかだけで結構でございます。 件名3についてです。 先ほども申し上げましたが、第五次北本市総合振興計画前期計画で、若者人口の移住・定住促進を目指したリーディングプロジェクト。市長の任期は残り2年ですが、プロジェクトの推進のロードマップはどのようになっていますか、市長に伺います。 以上、1回目の質問です。よろしくお願いいたします。
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三宮幸雄議長 工藤議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 それでは、件名1、要旨1及び3につきましては、関連がございますので、一括してお答えを申し上げます。 第五次北本市総合振興計画前期基本計画の策定手順といたしましては、その過程におきまして、前期基本計画の施策基本事業、成果指標設定シートを作成するとともに、指標事業の設定を行っております。 各課において主な取り組みの設定を行うための統一的な基準といたしまして、平成28年度から32年度の間に実施が見込まれるもの、設定した意図を成果指標に与える影響や、貢献度が大きいもの、複数年にわたり多額の事業費を必要とし、終期設定があるもの。単年度事業で、多額の事業費を必要とするもの。制度改正等により、事業費が大きく変動するもの。その他、主要な事務事業と認められるもの。の6点のチェック項目を設けました。 それにより選定した事業をさらに、この5年間で特に注力する必要があるもの、北本市独自のもの、先進的な取り組み、新規の事務事業、多額の事業費が必要と見込まれるものの5点のチェック項目により、計画書本体に主な取り組みとして掲載するものとして選定しております。 庁内の策定委員会では、その内容を受けまして、基本計画における基本事業の取り組み内容の説明として、必要な取り組みを掲載するという考えを踏まえた上で、なるべく実施可能性の高い事業を掲載するべきとの判断のもと、計画案を取りまとめております。 政策集に掲げた取り組みにつきましては、内容を精査した上で、可能な限り総合振興計画に反映させていくものと考え、検討いたしましたが、学校給食費無料化については、現在の財政状況や今後の見通しを踏まえ、また公正な監査委員制度の導入については、監査委員会事務そのものが成果指標の設定にはなじまないこと等の判断により、具体的な取り組みとしての記載には至りませんでした。 件名の要旨2につきまして、お答え申し上げます。新駅に関しての議論におきましては、将来にわたって検討することさえも否定してきたというものではありませんが、前回の住民投票において、提案された内容や、その検討過程に関して、懸念を指摘してきたものであります。 北本市自治基本条例第24条第3項において、「市長及び市は住民投票の結果を尊重しなければならない」とされていることから、住民投票の結果の見直しにつながりかねないような取り組みについて、市民による十分な議論がないまま進められることに、反対をしてきたものでございます。 第五次北本市総合振興計画基本構想におきましては、計画の策定過程における議会代表者との協議や、
パブリックコメント等における御意見を最大限尊重し、交通交流拠点(駅等の可能性)についても検討するという方向性により、今後の市政を進めることとしたところであります。 この考え方といたしましては、平成37年度までの基本構想の計画期間において、幅広い市民の皆様より意見をいただきながら、社会情勢の変化を踏まえつつ、白紙の状態から検討を始めるというものでございます。 件名の2の要旨1につきまして、お答え申し上げます。 私が見ているかという御質問でございますが、当折り込みに関しましては、市長決裁のもとに行っておりますので、事前に確認を行っています。 御指摘のチラシや、広報きたもと11月号の概要版として作成したものでございますが、御承知のとおり広報きたもと11月号では、平成27年度北本市決算報告について、10ページにわたって特集してお知らせいたしました。この取り組みや、将来にわたって持続可能な行政運営を行っていくため、平成27年度の決算状況と併せて将来に向けた財政状況を予測について、多くの市民の皆さんに関心をもっていただけるよう、特に若い世代の皆さんにも伝わるよう、若手職員を登場させる等の工夫をして発行したものでございます。 また、予算編成状況、事務事業評価への意見募集記事も掲載することで、共感して下さった市民の皆さんから御意見をいただけるよう、市民の思いを形にできる内容としました。 結果として、日経新聞、時事通信、東京新聞、朝日新聞、ジェイコム、税務経理、月間広報など、多くのメディアに掲載され、市ホームページにおける発行後、1か月間の広報紙の閲覧数は約18万5,000件と通常のおよそ9倍となるなど、市内外に情報を発信することができました。 広報発行面での話となりますが、当特集を掲載した広報きたもと11月号は、北本市で初めて埼玉県広報コンクール市部門特選、区民写真部門1席を獲得し、多くの公共機関から問い合わせ、研修依頼等をいただいているところでございます。 なお、県の審査公表では、かたくてわかりにくい財政を、わかりやすく読まれるように伝えた工夫は、秀逸している。厳しい状況を率直に伝える姿勢も共感した。
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三宮幸雄議長 市長、聞かれたことにお答えください。 このチラシを、見たか、見ないかいうことで。
◎現王園孝昭市長 さっき、確認を行いましたって言いました。
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三宮幸雄議長 次、いってください。
◎現王園孝昭市長 件名3、要旨1につきまして、お答え申し上げます。 リーディングプロジェクトについては、プロジェクトにおいて、優先性のあるものを選定することや、目標や期限、取り組みの体制を明確にすることが望ましいとの考え方もございますが、最終的には、現在のとおり大まかな方針を示すものとして、取りまとめたところでございます。 なお、リーディングプロジェクトに掲げた取り組みにつきましては、前期基本計画の基本事業の再掲が主なものでございますので、計画期間の平成32年度までに、それぞれの成果指標の達成に向け継続して見直していくことで、本市の魅力を高めていくことができると考えております。 また、リーディングプロジェクトについては、北本市まち・ひと・しごと創生総合戦略と重なる取り組みも含まれており、それらについては、市民のほか、産業界、金融機関、大学等の各分野の委員より構成される北本市まち・ひと・しごと創生有識者会議において、進行を管理してまいります。 具体的には、合計特殊出生率、保育所の待機児童数、就労対策の利用者数等が該当し、総合振興計画により、1年早い平成31年度末までの計画期間において、検証と評価を繰り返しながら目的達成に向かって取り組んでまいります。 以上です。
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三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 一通り答弁いただきましたので、件名1の要旨1から、順次質問をさせていただきます。 今も、私からもお願いをいたしましたが、とにかく聞いてることだけに的確に答えていただきたい。必要な背景等について、必要なものはやむを得ないと思いますが、基本的に聞いてることに答えていただきたいと思います。 それでは、要旨1の学校給食を無料にいたしますということについてでございますが、今、計画に入れるための幾つかの条件を答弁していただきました。 一つは、28年から32年の間に実施が見込まれるもの、当然定期計画ですからそうなります。これが何で見込めなかったのかということでございます。 そして、設定した意図を成果指標に与える影響の貢献度が多いもの、多分、実施したら貢献度は抜群に大きいと私は思います。 複数年度にわたり、多額の費用を必要とし、周期設定があるものと、これはまあ、ひょっとすると同意をしてしまったら永久に続くかもしれないということで、ここは一つ該当するのかなと思いました。 そしてうちの5年間で特に注力の必要があるといったようなもので言ったら、北本市独自のものと言えば、ほぼ埼玉県内では滑川ぐらいしかやってませんから、北本市独自のものです。先進的な取り組みはまさに他市町村ではなかなか財政問題もあって踏み込めないというものですから、これに踏み込んだら先進的な取り組みになります。 一つは、多額な費用の必要が見込まれるものはやらないという、多分ここに該当しているのだと思いますが、市長、私は個人的にはこの事業がやらなかったということについては、よかったなと思っています。こんな無謀な事業に、今踏み込んでいったら、北本市の財政がどういう状況になるかというのは、この世界に3年か5年いたら、おおよそ予測がつきます。 しかしながら、市長は財政のプロをこれまでずっと自慢してきているのです。昨日、先日も大嶋議員が言ったように、市民はひょっとすると何か秘策があるのではないかと期待したというのは、私も全く同じような考えでございます。そういう意味で言えば、中学校の給食を無料にしますと言い切ったのです。市長、これで言い切ってるのです。検討しますとか、考えますとかって書いていないのです。その言い切ってしまったこのことについて、今最終的には、現在の財政状況や今後の見通しを踏まえますと、実現可能性が高くない。 このいつの時点で、どのような理由で、こういう判断を御自身がなされたのか、または担当職員が、これ市長無理ですよと言って仕方がないということで黙殺されたのが、まず一点伺います。
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三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 黙殺されたわけではございませんが、今、いろいろな状況がありました。というのは、財政状況をこのところ、国の結構、締めつけもいろいろございました。そうした中で、いろいろ今後、慎重に検討をしなければならないという判断をしたわけでございまして、先日の、もうお答えを申し上げましたが、この第五次北本市総合振興計画基本構想、ここの中には、今回うたってはございませんが、今この限られた財源の中での事業出資につきまして、いろいろ全額補助また一部を補助、あるいは例えば第三子以降の子どもさんの補助等を様々な方法につきまして、順次その財政状況の中で何かできるものがないかというのを、今検討をしているところでございます。 以上でございます。
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三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 断念をされたというか、黙認したわけではないのだということですが、少なくとも今議会にも、パークゴルフ場の整備に向かった事業決定をされて、およそ2億円、3億円そして今年度負担として2,000万から1,500万ぐらいの財源が必要になります。先ほど総務部長が、これからの公共マネジメントの中で、毎年約1億円ぐらいの財源が不足していくのではないか。そして、先ほど見せていただきました僕の私的な膨大なこの構想を実現するとしたら、財源はあるではないですか。判断の問題なのですよ、市長。少なくとも、市長が判断をするにあたって、この政策集に何て書いてあるか、御自身が書いたのですからおわかりでしょう。 中学校の給食は無料にします。財政状況をみて小学校の給食も無料にしますって書いているのです。財政状況をみて、やるかやらないかを判断するのは、小学校の給食費の無料であって、中学校の給食費を無料にするということではなかったではないですか。そこをもう一点、お尋ねいたしますが、御答弁ください。
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三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 工藤議員おっしゃるとおりに、今そこに書いてあるとおりに、そういう実証を考えた上で、いろいろ検討をしているところでございます。 今言いましたように、先ほどからもやりましたが、今、北本市の財政を考えたときに、自主財源をつくるために、どういう手法があるのかなと。その中で、今回、先ほどの加藤議員のところにもイメージ図を出していただきましたが、もらえる国の補助金をもらえるものについては、いろいろ工夫しながら手を挙げながら、そしていただいて、そして北本市にお金が落ちる仕組みを少しでも考えようと、そういった意味でそのイメージ図というものを出させていただいて、そしてその一部が、今回も国で認めていただいて、桜国屋を中心として、はとバスが導入をし、そしておそば屋さんにいたってはそういったお金が落ちるような形で今やっているところでございますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
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三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 桜国屋のその前の話は、それは全く別の話で、それだけの事業をやっていけるだけの余裕があるなら、学校の給食費をこう簡単に断念することはなかったのではないですかと聞いただけですから、別にそれは桜国屋の宣伝は必要ないと私は思います。 それと、少なくとも計画をやっていた特別委員会で、当時、今関議員がなぜ計画に入れないのですかって言うと、吉田教育部長がこんなふうに答えたのです。「この前期の5年間の中に組み込むことになりますと、経済状況等も考えてその上でということですので、この5年間の中からは省かせていただいたところでございます」っていう答弁しているのです。 そうしますと、市長、今の答弁で矛盾してません。何が検討するのですか。第一、総合振興計画に、計上されていない事業を、どうやって検討して予算化するのですか。また改正するのですか、基本計画を。市長が一番大事にしている自治基本条例第11条に書いてあるのでしょう。基本計画にないものは事業化できないって、しませんと。 そういう、大嶋議員にその同じような答弁をしたときにびっくりしました。あれほど自治基本条例を守らなきゃならないと先ほども言っていました。新駅のところで。そういう中で、今度そのことについてどうですかって言うと、いや実はそれは検討してまいりますって言うと、どっちが自治基本条例に入れることが重要なのか、それとも状況に応じてそれとは関係なく検討していくということが、市長の政治理念の中で、どちらを優先するのかお答えください。
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三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 基本計画っていうのは、基本的に言いますと基本計画ですから、そういった柱だてができればいいわけでございまして、そしてその中に細かい、その柱だての中で子育て支援を含めて、いろいろなものがございます。そういった中で、今後いいことを進めようとしているわけですから、その中で検討をさせていただくという形になりますので、御理解の程をお願いいたします。
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三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 市長、先ほど自分で先ほど答弁してるじゃないですか。なぜ計画に入れなかったのかって言ったら、「計画をつくっていく幾つかの条件があって、その条件をいろいろと勘案した中で、現在の財政状況や今後の見通しを踏まえますと、実現可能性が高くない」御自身が、実現可能性が高くないから計画に入れないということを決めてるものを、今度議員から言われたら、それは、それについては検討いたしますと言うのは、検討することは構わないが、確かできるところから始めますという答弁だったと思うのですよね。 ですから、そういうことじゃなくて、もっときちんとした一貫した姿勢でもって立ち向かっていかないと、この大変な財政状況だとは財政マンが伝えている状況の中で、北本市を安定的に発展させ運営していくということにおいては、あっちへふらり、こっちへふらりということでは、なかなか私は難しいのではないかと思います。もう、これは時間がありますので、これぐらいにしておきます。 要旨2でございます。 住民投票の結果を受けた新駅の問題でございます。先ほど平成37年のいわゆる構想の10年の中で、白紙の状態から検討をするのだと。そうしますと、残りの2年の任期、今29年度予算には何も入ってませんから30年、そして31年の残りの任期の予算で、この白紙の状態から何か具体的に検討なさるおつもりでございますか伺います。
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三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 この計画書の中には、駅等の可能性についてという形で、計画の中に入れさせていただきましたが、これにつきましては、先ほども申し上げましたとおりに、当初の私の提案をいたしましたときには、これはなかったわけですが、議員の代表者の皆さんあるいはその協議
パブリックコメント、いろいろな御意見をいただいた中で、こういったこの計画書の中に加えさせていただいたということでございますので、今後、これを地権者様を含めていろいろな形で今後調査を進めさせていただきたいと思います。 当然、そこに先ほども言いましたように、市民の皆さんの声も大切にしなければいけませんので、そういったものも今後そういった調査を含めてやっていかなければと思っているところでございます。
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三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 市長、ちょっと長くなりますが、よく聞いていただきたいのです。 選挙のときを思い出してください。わずか2年前ですから。少なくとも、あなたは選挙前も選挙後も当面、当分の間は住民投票の結果を尊重する。言いきっていました。違います。 そして、当時のあなたの選挙参謀だと思いますが、御高齢な元議員は、市内の公民館を回ってあなたに頼まれたかどうかはわかりませんが、御丁寧に私まで新駅推進派と言って、批判されました。 その集会に参加された近所の女性から、私は住民投票に反対したのに、裏切り者と言われてます。それぐらいの様々な状況の中で、あなたは、少なくとも、住民投票の結果を尊重し、そして新駅は終止符を打つと公約したのです。おわかりですか。 私は、住民投票後も住民投票のときにも反対しましたが、私は基本的には駅は賛成か反対かは正直わからないということを申し上げていました。それは、なぜかと。財源的にもできるのかできないかもわからない。状況がわからない。だから、できるのかできないかを住民投票の結果を踏まえて実現可能性の調査をすべきでないかという話をしただけです。 今、あなたは同じようなことをやろうとしてるようでございますが、それは、新駅推進派にあなたが変わったということですか。あれだけ選挙でもって大勢の人をある意味では批判し、あのチラシ、ありますでしょう。諏訪議員が何回も何回も出している。何て書いてます。新駅に要求する人が、何か戯言があるのですかと私も言われました。何かあるのですかって言われました。 そこまでの状況を示して、大勢の有権者の支持をあなたは集めたのです。 ところが、先ほどもありましたが、平成28年の総合計画特別委員会にして、議員の質疑に、「議会が新駅を入れるなら私は拒まない」と発言しました。私は委員長の席にいて、びっくりしました。これはひょっとしたら、議会に責任を転嫁したのかな。自分の判断を議会に委ねたのかなと私は思いました。 もし仮に、ここまでの選挙の状況の中で言えば、議会が新駅を建設するという修正案をしたら、私は再議に付すぐらいの覚悟がなければならないと思いますし、それでも議会が再議を否決しましたら、これは議会解散するぐらいの覚悟が必要だったのではないですか。それぐらいの責任を、市長は有権者にもっていたのではないかと私は見ています。 もう一度伺います。これだけの公約を掲げて、今こういう状況にある中で言えば、相当の覚悟をもって終止符を打つと言ったのではないかと思うのです。しかし、それが今、かなり後退をしていますが、そのことについて、もう一度伺います。
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三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 それにつきましては、先ほども申し上げましたが、当初の御提案に申し上げましては、こういった記述はございませんでした。 そして、確かに委員会の中でも、今おっしゃいましたような発言をし、ですから提案をしたわけですから、提案をした後は議会の皆さんの御決定になるわけですから、議員の皆さんがそれを変更されるのであれば、それは議会制民主主義として当たり前のことであって、それはそのことを私はお答えをしたわけでございます。 そして、今回の場合につきましても、この第五次総合振興計画基本構想につきまして、その後ずっと長い期間におきまして、これを皆さん方に御審議をいただき、そして、なかなか決定をいただけない状況でございましたので、ここで議員の皆さん方に窓口をつくっていただいて、そしてその中で、いろいろその問題点を出していただいて、そこでこの計画書を作成していただきたいという形でお話をし、そしてそのとおり議会としても窓口をつくっていただきまして、そしてその結果がこういった皆さんの合意がこのような形になられて、そしてこういった計画書が作成をされた。 その中で、私も、その議会の決定、そのときはまだ決定じゃございませんが、御相談を申し上げて、そして、このような形で最終結論というのでしょうか、そういった形でまとめさせてはいただいた。その中で、こういう採決は、これは議会で採決をして決定された計画書でございますので、私はそれを尊重し、そして今回、その後はその議会の決定を尊重しながら、どういう形で今後、進めてまいりますかという形を今、研究をし、そしてまた今後も、皆さん方にも御相談をしながらやっていかなければいけないし、その市民の皆さんにもそういったことをお知らせしながらやっていかなければいけないという形でございますので、御理解をいただきたいと思います。
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三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) それはね、議会が提案されたものを、そう判断したからということで、よしとしてということじゃないじゃないですか。だって、あなたが公約なのだよ。 そして、これ御覧になってます。これ、市長。何て答えてます。このアンケートに。まあ、お名前だけ見れば、結構市長に近い人たち330人だと思います。何て答えてるのですか。 自治基本条例については重く受けとめ尊重する。自治基本条例は住民投票については、この条例を尊重する。 そして、あなたの新駅建設に対する本気度を伺います。今の経済状況や、北本市の財政状況と、及び住民投票の結果を踏まえた上で、本気で新駅ができると考えますか。本気でできない。 本気でできない。現王園孝昭。サインをして、平成28年5月10日です。これ公文書でしょ。長も判子を押してますから。会議で。 そうしますと、今回、幾ら議会から言われた。議会との話し合いだ。
パブリックコメントがあった。と言っても、同様に選挙でもって約束した公約の重さを考えれば、少なくとも、この330人の人ぐらいでは、最低でも了解をとらなければ、私は同義に反していると思いますが、これ、了解をとられましたか。一言。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 その案件と調査はいただきました。 何か、私が、私にどうのこうのということですが、それは関係なく、市民の皆さんがアンケートを出されて、そして私のところにもきたわけですから、私としては、そのとおりに、当時としてはそういうお答えをしたわけです。 ですから、その後のこの経過のお話でございます。ですから、それをだから、ただ、これを問題にして、今度はこの第五次総振がなかなか決まらない。そうすると、仕事も何にもできなくなると、これは、それこそ市民の皆さんの生活にかかわってくるわけですから、そこは、議会の皆さんの御決定を尊重して、そして早く、その次のステップに進んで、元気な北本市をつくるためにどうするかって皆さんと一緒にやっていこうということでございますので、それはぜひ御理解をいただきたいと思っております。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 総振は大事です。総振は大事ですが、政治家として、そのポジションにつくに当たって、この新駅を先ほど申し上げたような公約にして、選挙を戦ってきたのではないのですか。余りにも、民主主義の大原則である選挙、そしてその選挙を選んでいく有権者にとって重要な公約、そのことについて、市長、軽んじていませんか。 あなたが出してしまったのです。この公約を。その責任をどうとるかということと、総合振興計画を可決させるかつくるかということとは、全く別次元の問題ですよ、これ。 じゃあもう一回聞きます。選挙の後が参謀が御高齢な元議員は、今回のこの総合振興計画にこういう形で入れるということについては、了承いたしましたか。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 同じよう御指摘されているのかわかりませんが、私としては、そこにそのアンケートにそのとおりお答えをしたということでございます。 ですから、後はだから、今言いましたように、ここで停滞しているよりも、早く前に進んで、市政を進み、そして市民の皆さんの生活区を守らなければいけないわけですから、それはぜひ御理解をいただきたいと思っております。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 議長、注意してやってください。 私の質問は何を言ってるかわからないって、あなたは選挙のときの状況について、全く自覚をもっていないのですか。あなたを熱烈に応援していた元議員さん、いらしたでしょう。新駅のことでもって、公民館を回って、その方を前に了解をいただきましたかって私は聞いてるのですよ。何のことかわかりませんなんて、そんな失礼な答弁ないでしょう。 議長、議長をもって、きちんと答弁させてください。
○
三宮幸雄議長 暫時休憩。 市長、お答えになりますか。 ただ、第五次総合振興計画は、出されたがうちは否決して、そして再提案されたものについて、また可決したということで、議会側がそれを修正案を出したとかということではないので、あらかじめ理解していただきたいと思います。 ただし、そのプロセスについては、おっしゃったとおりなので。それについては間違いないと思う。ただ、今回の質問については、どうしましょうか。 工藤さん、答えてもらったほうがよろしいですか。 お答えにならないという状況ですので、先に進んでいただけますか。
△休憩 午後3時08分
-----------------------------------
△再開 午後3時09分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて、再開します。
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○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 議長の御判断ですから、答弁ができないということについて、決して私はそれを了承したわけでも何でもない。 それでは、要旨3に移らせていただきます。 公正な監査委員制度を導入しますということを、政策集に載せています。 端的に聞きます。この公正な監査委員制度を導入しますというのは、実は誰かと約束になっていませんか。伺います。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 なっていません。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) もう一度、答えてください。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 なっていません。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 本当に市長、正直あきれてしまいました。 これは、市長選挙の一本化のときに、政策協定した中に入っていませんか。誰とやったのですか。昨年の6月議会で、黒澤議員が一般質問で質問しています。同じようなことを。 私は、2年間ずっと、いつやってくれるのかなと。いつ話があるのかなと待っていました。総合振興計画には載っていない。今度の新年度の事業計画にもない。もう二年過ぎましたから。そろそろこのことについてはきちんとしていただかなければならないのではないかと。政治家の信義です。これ。市長、お答えください。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 この監査委員制度につきましては、私は個人的にはずっと専門家の監査委員を2名ぐらい置いて、そしてその中でこの監査をしていただければすごく専門的にいいのではないかなという形でございました。 ですから、この本当に今回私も一緒にした。そして、今現在の監査委員の方といろいろなお話をさせていただきました。 そして、その中で今の監査委員さんは関東信越国税局の調査査察部におきまして長年にわたりまして御活躍された方でございまして、その経験を知見等会計財務の専門的な知識から監査を行っていただきました。ですから、そういった意味で財政処理の市の施策、事業につきましては本当に適切な指摘指導をいただいておりまして、その中でこの監査委員が自発的に地方公共団体の事務を監察することができる随時監査制度を活用し、今回新庁舎(仮称)こどもプラザの建設工事につきましてもこの契約手続等について監査を実施する等、現行の監査委員制度を十二分に発揮しながら大変御尽力を賜っていますので……。
○
三宮幸雄議長 市長。質問にお答えください。 暫時休憩いたします。
△休憩 午後3時14分
-----------------------------------
△再開 午後3時14分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて、再開いたします。
-----------------------------------
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 厄介な市長です。これじゃ議論にはならない。はっきり言って。 議場は論戦の場です。質問に答えて、答えた質問にまたさらに私たちが質問しながら熟議を尽くしていく場所ではないですか。 聞かれたことをはぐらかしたって、そんなものがは答弁の技術でも何でもないです。 市長、きちんと答弁してください。450人か500人ぐらいの組織の長に立っているのでしょう。 よろしいですか。市長。先ほどのあなたの選挙を、本当に御高齢なのにもかかわらず自転車に乗って街じゅうを走り回って一生懸命頑張った人に、このことについて、特に新駅についてはいろんな人のところに行って、反対だ反対だと言ってたこの人にきちんと説明しましたかってさっき聞いているのです。それに答えない。そして、一本化の約束は忘れている。どういうことですか。これ。 私は、監査委員制度が悪いなんて言っていません。しかし、当時の監査委員の中にはややどうなのかなと思う人もいたような記憶もあります。しかし、ここでは公正な監査委員制度と言っていますから、ひょっとしたら外部監査制度でも導入するのかと。こういう話ではないですか。話としては。違います。 現在の地方自治法の法の整備の中で北本市ができることといったら、制度的にはそれぐらいしかありませんでしょうに。 今の監査委員がすばらしい人かぐらいは誰だってわかっています。 〔「やさしく聞いてあげて」の声あり〕
◆15番(工藤日出夫議員) 腹立つではないですか。だって。 もう一度伺います。 今後必要だと感じられたとして、政治判断でこの公正な監査委員制度についてはどのようにお考えになるか、もう一度お尋ねいたします。 手短に。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 今の議員の御指摘のとおりに外部監査委員制度もございますが、外部監査委員制度についてはものを指定してやる制度が中心ですから、先ほども言いましたように今やっていただいている監査委員はすぐれた方でございますので、自由にといいますか公正に本当にこちらにいろいろ言葉が悪いかもしれませんが、こちらの考えを余りしないで自由にいろんな感覚で見ていただきたいという形でおります。 ですから、その状況の中で必要があれば、先ほど言いましたように専門家の方をもう一人お手伝いをしていただいて、そして公正公平といいますか、そういった監査をできればと思っているわけです。 ですから、外部監査制度を否定するわけではございませんが、そこには外部監査委員制度自体がそういった個々の部分という形でそれを指定してやる。それよりももう少し広く市政全般を監査をしていただくというのが基本ですのでよろしくお願いします。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) それでは、件名1を要旨三件、学校給食、そして新駅に終止符を打つ。いわゆる監査委員制度というものについてお伺いをしてまいりました。 まとめて質問いたします。 ここまで答弁をいただきながら、これほど選挙の公約に対する自覚が希薄な人は私は初めてです。 市長の公約は議員の公約と違い、予算編成権等執行権を持っていますから、全部とは言いませんが重要な公約は実現可能なものでなければならないと私は考えています。 しかし、この間市長の出した公約は、実行に向けた人材、財源、制度の裏づけのないものが多々あります。女性副市長の登用の断念です。これは、全く人の当てのない空疎なものでした。議会が男性副市長に同意したからこの公約断念が正当化されたということでは私はないと思っています。中学校の給食費無料も財政事情、財源の裏づけのないまま、このようなものを出されてしまいました。まあ給食費無料は実行しないことが現在の市の財政上では大変いい判断なのかなと当然私は思っております。 しかし、これで公約の不履行が正当化されたわけではないと思います。住民投票の結果を尊重して新駅に終止符を打つについても、選挙であれだけ宣伝し、大勢の有権者の支持が得られた可能性が高いとしたら、まあ自分の思いで変節は許されないはずでございます。そして、一本化の約束の不実行はもう論外でございます。政策集で赤丸はすぐ実施しますと言いながら手つかずのものが多く、現王園孝昭の公約の実行性、実現性や論理性は、既に私は構造的に完全に破綻していると思っています。 現王園市長は、選挙の公約を軽く考えている印象がございます。議会の答弁を聞いても、市民と相談して決めるというのが、選挙で出した公約は選挙を通じて市民と相談した結果、あなたは当選したのです。市長就任2年。残りの任期も2年です。このままスラーっと約束不履行を続けますか。それとも、財政事情無視で実行いたしますか。どう対応いたしますか、簡潔にお答えください。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 先ほどの繰り返しで申しわけございませんが、財政状況を勘案しながら、そしていろいろ工夫を重ねながら今後進めてまいりたいと思っていますので、御理解をお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 私がこれから申し上げますことについては、この一月ほどもうずっと熟議熟議、逡巡に逡巡を重ねて、ある意味苦渋の判断をいたしました。当然これから申し上げることについては多くの人の非難を受けるかもしれませんが、それも十分認識しております。 しかしながら、重要な公約の断念。特に女性副市長の断念は、多くの女性有権者に失望を与えているはずでございます。私も、何人もの方から言われました。住民投票の結果を尊重し、新駅建設に終止符を打つとの公約の変節は、このことに期待して投票した人へのある意味背信行為です。一本化の約束不履行は、先ほども申し上げましたが政治家同士の信義の問題です。 市長は、成人式の祝辞でスキージャンプの高梨沙羅選手がオリンピックで敗れた後、一切言い訳しないで次に向かって進む勇気と潔さを成人者の前で褒め称えていました。その言葉をぜひ思い出してください。 重要な公約の一方的な断念は、政治家として断じてあってはなりません。これだけの公約を並べて、その実現性の裏づけが取れないということは、悪く考えれば初めからできないことを承知していた可能性が極めて大きいです。まさに背信行為そのものではないですか。それでは残っている2年の任期中、ずっとこの不実行の公約に縛られてしまいます。 先ほどの農業テーマパーク構想は、私が見る限りにおいては多額の費用が予想される。ということであるならば、一度市長の公約をきちんと精査して、そして実行できるという確認のとれるようなものを示して出直し選挙で真意を問い直し、再度その席に戻ってくるということが一番市政をダイナミックに改革していく道だと私は考えますが、市長いかがでございましょうか。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 今皆さん方に御議論いただいてこの計画書もでき上がり、そして今予算も御提案を申し上げているわけですので、ここでそういったことよりも、いかに早く前に進んで市民の皆さんと一緒になっていかにいいまちをつくっていくということに専念をしてまいりたいと思っていますので、ぜひ御理解を。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 総合振興計画はもう策定されましたから、今度は期待の副市長もまいりますし、活性化もされると市長自身が答弁されていますから、まあ極端に言えば50日ぐらいの空白はそう大きな影響は私はないと思います。 それよりも、これだけ大きな公約を掲げ選挙民の有権者の審判をいただきながら、その重要なものにこう次から次へと断念せざるを得ないという今の状況のことが、より御本人を私は痛めているのではないのかなと。それならば、ここは一旦決断して打って出て新しい信任をいただいて、今おっしゃったような北本市をダイナミックに改革していく先頭に立つべきではないですか。 まさに市政一新は必要なのです。それなのに、行政は継続ですなんて言ってしまっていますから、なかなかこれもまた整合性がとれない。国の機関事務のようなものが継続しなければならないでしょうが、自治事務はまさに大胆に改革していく必要があるからこそ前任者に挑戦し、前任者にかわって今その席にいるではないですか。 その人が、みずから掲げて旗印にした大きな公約が、一つ一つがこの任期の中で実行ができにくくなっている。しかも、財政の問題である、制度上の問題である、人的問題であるとするならば、明らかに公約の不作為です。それをこのまま持ち続けながら第五次総合振興計画が私は進むとは思わない。思い切って打って出てください。そして、新しい北本をダイナミックに改革していくために御決断いただけませんでしょうか。私は、やめろとは言っていませんから。やめろとはいってませんから、ぜひそこへ戻ってきていただきたい。新しいダイナミックな改革をする姿を思い切って見せていただきたいということを申し上げているのですけれど、いかがでございますか。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 工藤議員の御意見は御意見として、伺っておきます。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 市長、あなた議員時代に石津市長を不信任にせよという請願の紹介議員になったことがあるでしょう。もし、同じような請願が出てきたら、どうなさるのですか。その前に反転攻勢して打って出ていく勇気こそまさに高梨沙羅さんが示したのではないでしょうか。最後にもう一回伺います。
○
三宮幸雄議長 現王園市長。
◎現王園孝昭市長 再三で申し訳ございませんが、今一番大切な時期ですので、ここは市民のために全力で取り組んでまいりますので、ぜひ御理解をお願いします。
○
三宮幸雄議長 工藤議員。
◆15番(工藤日出夫議員) 大切な時期だから、やってください。
○
三宮幸雄議長 工藤議員の一般質問が終了いたしましたので、ここで暫時休憩いたします。 再開は午後3時50分といたします。
△休憩 午後3時30分
-----------------------------------
△再開 午後3時50分
○
三宮幸雄議長 休憩を解いて、再開いたします。
-----------------------------------
○
三宮幸雄議長 続いて、通告15番、岸昭二議員の一般質問を許可いたします。 岸議員。 〔17番 岸 昭二議員登壇〕
◆17番(岸昭二議員) 17番、岸 昭二。 議長より発言の許可をいただきましたので、通告にしたがって質問をさせていただきます。 件名1、少子高齢化社会に向けたまちづくり。 第五次総合振興計画では、人口減少の対応として二つのリーディングプロジェクトを掲げましたが、北本市の将来都市像を実現する上で重要な位置づけてあると思います。 また、この二つのリーディングプロジェクトでは、市民ニーズや社会の変化、国の地方創生方針等に柔軟に対応するため、適宜に見直しを行いながら横断的で機能性の高い政策として推進していて、柔軟性を持った判断で制作を推進していくとの記述もあります。人口減少に対応するため、若い世代に焦点が当たりがちですが、一方で高齢化社会も既に始まっております。現在住んでいる高齢者を含めた北本市民の満足度、幸福度の向上も同じく重要課題であり、ともに進めていかなければならないと考えます。 国では、街の中心部に施設を集約させるコンパクトシティの構想を打ち出し、コンパクトシティプラスネットワークとして、公共交通との連携を重視しながら進める立地適正化計画制度を創設しました。既に法律は成立しており、県内でも幾つかの市や町が取り組みを行っているところであります。 北本市は、既にもうコンパクトシティだと言われてはおりますが、本市でこの法律についての検討や国の発想や方向性に基づき、まちづくりを検討したことがあるのか。 また、他市事例等も含めて伺うものであります。 件名2、高齢者対策について。 この件では、市民要望にあったものから要旨1より3までの三点についてお伺いをするものであります。 要旨(1)利用者の多い施設のトイレ改修について。 文化センターのトイレが改修によりきれいになり、また、高齢者にやさしい洋式トイレ化で市民に好評であります。高齢者利用の多い施設の代表としては、東西にあるお風呂のある施設としての健康増進センターと野外活動センターがあります。 この施設に関して、施設の実態と洋式トイレの改善やきれいにしてほしい等、トイレ改修についての要望や計画があるのか伺います。 要旨(2)運転免許証自主返納者の対応について。 高齢者が関係する交通事故の報道を、最近頻繁に目にします。また、75歳以上のドライバーへの機能検査を強化する改正道路交通法が3月12日に施行されました。医師に認知症と認定された場合、免許取消、停止処分もあるということであります。自主返納者に対しての市の対応について、この件は以前より議会で何度か質問が出ておりましたが、交通事故の現状とともに伺うものであります。 要旨(3)家事の困りごとの対応について。 高齢者に対する家事援助のサービスについては、現在どこでどんなようなサービスが行われているのか、今後の高齢化時代への対応はできるのかについて伺うものであります。 件名3、自転車の安全な利用について。 要旨(1)4月施行の条例について。 私どもの生活に密着している自転車でありますが、北本市自転車の安全な利用に関する条例では、利用の安全性を確保することで市民が安全で安心して暮らすことのできる地域社会の実現に寄与することを目的としています。 12月議会で制定が決まり、4月1日からの施行でありますが、条例では市、市民、自転車利用者、事業者、関係団体の責務を定め、互いに連携・協力して事故の発生を未然に防止し、安全なまちの実現を目指すとしていますが、施行に向けての準備は進んでいるのか、伺うものであります。 要旨(2)自転車道整備について。 条例中第14条は、道路環境の整備として市は自転車の安全な利用の促進を図るため、歩行者及び車両が安全に通行できる道路環境の整備に努めるものとするとしています。 北本駅西口から北本中学校を通り、西側に延びていく西中央通線は、歩道と自転車道のレーンが分かれた模範の自転車道が設置されております。 このような歩道の整備は、ここだけで終わりなのでしょうか。自転車道の整備について伺います。 以上、1回目の質問とします。
○
三宮幸雄議長 岸議員の第1回目の質問が終わりました。 執行部の答弁を求めます。 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、件名1についてお答え申し上げます。 議員御承知のように本市の人口は平成17年をピークに、その後は減少が続いております。また、人口を三段階に分けました三階級別人口では、平成17年で65歳以上の老年人口が0から14歳の年少人口を上回るようになりました。今後もこの傾向が続き、さらなる少子化の進行が予想されているところでございます。 このため、このような社会状況の中で、高齢者でも出歩きやすく、健康で快適な生活を確保すること、財政面や経済面で持続可能な都市経営を可能とすること、さらには、災害に強いまちづくりの推進等が求められております。 このため、都市全体の構造を見直し、コンパクトなまちづくりとこれと連携した公共交通ネットワークを形成することが必要になってまいります。 このようなまちづくりを行うため、平成26年8月に都市再生特別措置法の一部を改正する法律により、立地適正化計画制度が創設されました。 この制度は、都市計画法を中心とした従来の土地利用の計画に加えまして、公共交通によるネットワークとの連携を重視しながら、住宅、病院福祉施設、商業施設等の立地を誘導するための制度でございます。立地適正化計画を策定する市町村には、国が積極的に税制の優遇措置や補助金等の支援の拡充を行うとされております。 この立地適正化計画では、都市計画法の市街化区域内に都市機能誘導区域と住居誘導区域を設定することとしております。都市機能誘導区域では、医療、福祉子育て支援、商業等の都市機能を誘導しようとする区域で、居住誘導区域の居住者に必要な日常生活のためのサービスを行います。 また、居住誘導区域では、まとまった住宅エリアを形成するために居住を誘導する区域でございます。徒歩、自転車や公共交通等のアクセス手段で、都市機能誘導区域内にある商業や医療・福祉等の日常生活サービスを利用しやすくすることを通して、居住を誘導するものでございます。 埼玉県内の市町での立地適正化計画の平成29年3月2日現在の取り組み状況でございますが、作成が終わり、平成29年2月1日から公表しておりますのが毛呂山町で、現在作成中が3市1町でございます。 本市につきましては、市全体がそれほど大きくないことや、市街地がコンパクトにまとまっていること。また、一部の地域において市街化区域を拡大することについての要望がある中、立地適正化計画のメリット、デメリットにつきまして慎重に見きわめを行い、立地適正化計画の作成につきましては今後検討していく必要があると考えております。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名2、要旨1につきましてお答え申し上げます。 入浴施設がある北本市の公共施設につきましては、健康増進センターと野外活動センターの2か所がございます。 健康増進センターは、高齢者等に対して各種の相談に応ずるとともに、健康の増進、教養の向上、生涯スポーツ及びレクリエーションのための便宜を総合的に供与し、健康で明るい生活を営めるよう設置しております。 また、野外活動センターは、野外活動や体験活動等を通して、市民の生涯学習及びレクリエーション活動の推進、並びに健康の増進に寄与するために設置しております。 次に、トイレの設置状況ですが、健康増進センターには、施設全体で小便器を11、和式トイレを6、洋式トイレを15設置しており、このうち身障者用トイレが2か所、保温便座が7ございます。 また、野外活動センターには、施設全体で小便器を6、和式トイレを10、洋式トイレを11設置しており、このうち多目的トイレが2か所、保温便座が5ございます。 なお、野外活動センターについては、屋外にございます和式トイレを平成29年度において洋式トイレに改修する予定です。 両施設ともに徐々にではございますが洋式トイレへの改修が進んでいるところです。 公共施設に目を向けますと、北本市の公共施設のインフラの多くは昭和40年代からの人口増加に合わせて整備されてきたもので、現在は老朽化が進み、今後一斉に建てかえや改修等の更新時期を迎えます。 また、公共施設に対する市民ニーズも時代とともに変化し、施設が持つべき機能も適切に変化していかなければなりません。今後、厳しい財政状況が予想される中、急速に老朽化する公共施設やインフラを計画的に管理していくため、現在市民の皆様の御意見を伺いながら
公共施設等総合管理計画の策定に向けて準備をしているところでございますが、議員御質問の利用しやすい改修等につきましては、公共施設のアセットマネジメントを実施する中で検討してまいりたいと思います。 以上です。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名2、要旨2につきましてお答え申し上げます。 まず、交通事故の状況について申し上げます。 平成28年中の北本市内の人身事故につきましては、207件発生し、死傷者は239名でした。 高齢者の関係する死傷者数は62名で、約26%を占めております。このうち四輪車運転中が13名、二輪車運転中が8名という状況でございます。 次に、運転免許証についてですが、平成28年末現在、市内の保有者数は4万4,841人で、平成28年中に運転免許証を返納された方が218人となっております。65歳以上の返納者の方が206人で、その大半を占めているところです。 運転免許証自主返納の対応につきましてでございますが、現段階では具体的な対策は講じていないところでございます。法改正等が予定されておりましたので、県内自治体の状況等の把握に努めていたところでございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名2、要旨3につきましてお答え申し上げます。 北本市社会福祉協議会では、援助が必要な在宅の高齢の方や障害のある方及び日常生活上の援助を必要とする御家庭の負担軽減を目的として、福祉に御理解と御関心を有する市民の協力による家事援助サービスを実施しております。 このサービスは、埼玉県が支援している高齢者等の日常生活の安心確保、元気な高齢者等の介護予防、地域経済の活性化という一石三鳥の効果が期待される地域支え合いの仕組みを取り入れ、北本市社会福祉協議会を運営母体として北本市商工会、北本市と協定を締結し、協力員の費用弁償を協賛店で利用できる商品券とすることで地域の活性化につなげるものです。 また、サービス内容は、食事の用意、日常的な掃除、整理整頓、買い物、医療機関等との連絡、通院の付き添い、洗濯、外出の付き添い等が挙げられます。 なお、北本市としては、一時間当たり100円のボランティアポイントを北本市社会福祉協議会へ補助金として支出しております。 次に、北本市シルバー人材センターでは、高齢者がいる一般家庭や単身高齢者、高齢者のみの世帯に対して、日常生活上のちょっと困ったをお手伝いする生活支援家事援助サービスを実施しております。 このサービスは、高齢者の生きがいの充実と健康維持のために、シルバー人材センターの就業会員が清掃、食事の支度、洗濯、布団干し、高齢者の話し相手、見守り等のサービスを提供するものです。 また、植木剪定、除草、大工仕事、障子張り、網戸張りかえ、刃物砥ぎ等の作業も実施しております。 なお、北本市としては、北本市シルバー人材センターに対し、事業運営支援のための補助金を支出しております。 高齢化の進展に伴い、ひとり暮らし高齢者や高齢者夫婦のみの世帯、介護が必要な高齢者や認知症高齢者の増加が推定されており、平成37年に向けた地域包括ケアシステムの構築においては、北本市の課題把握と社会資源の発掘、地域の関係者による対応策の検討等をプロセスとして、介護予防生活支援サービスを推進するため、現在生活支援コーディネーターの配置が完了し、協議体の設置に向けて調整を進めているところです。引き続き生活支援コーディネーターの配置と協議体の設置に向けて準備してまいりますが、今後生活支援コーディネーターを中心に地域課題やニーズを捉え、地域で暮らす高齢者を支援できるよう多様なサービスの構築を図りたいと思います。 以上です。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 件名3、要旨1につきましてお答え申し上げます。 北本市自転車の安全な利用に関する条例の基本理念は、市民等一人ひとりが自転車の安全利用に関する理解を深め、また、自転車が安全に利用できる環境の整備に努めること等により自転車が関係する事故を未然に防止し、安全で安心なまちの実現を目指すことでございます。 昨年中、市内での交通事故による死傷者数は239名でございましたが、このうち自転車の関係する事故で65名の方が負傷されております。 条例では、自転車に関係する事故を一件でも減らすため、市、市民、自転車利用者、事業者、交通関係団体、学校または家庭における責務を規定しており、各主体が責務を果たし、安全で安心なまちの実現をするため、その周知が必要でございます。 条例の可決をいただきましたので、市広報紙、市ホームページで条例内容等を掲載し、中学校、高校へのポスター掲示を実施いたしました。 また、4月に実施する交通安全運動、該当活動におけるチラシの配布、交通安全教室の実施等において周知を図る予定でございます。 いずれにいたしましても、この条例の施行を機に自転車の安全な利用についての市民等の意識を深め、さらには交通ルールやマナーを遵守する規範意識の醸成を図るよう努めてまいります。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、件名3、要旨2についてお答え申し上げます。 市民の皆様の自転車利用につきましては、生活の多様化とともに自転車の利用目的の幅も広くなり、単に買い物等の移動手段にとどまらず、環境志向や健康志向等と相まって余暇を楽しむことを目的に自転車を利用する方も多くなっているところでございます。 近年は自転車走行中に歩行者を巻き込む事故等も発生いたしまして、社会現象化したことも記憶に新しいところでございます。このようなことからも平成29年度より北本市自転車の安全な利用に関する条例が施行されるものでございます。 市では、自転車は車両であるという認識を利用者に持っていただくとともに、主要道路である西中央通線と中央通線の一部におきまして自転車道や自転車歩行者道の整備をしたところでございます。 駅西口交差点から西小交差点までは、安心・安全歩行及び自転車通行エリアとして平成22年度から平成24年度におきまして両側の歩道に自転車通行区分帯を表示したところでございます。 平成26年にはさらなる自転車通行区間の充実のため、西小交差点から県道鴻巣埼玉線までにおきましても車道及び歩道構造物にて分離した形で自転車道を整備したものでございます。 また、高崎線東側において整備中の中央通線につきましても、中山道の交差点からあずま通りの交差点までの間、両側の歩道に自転車通行区分帯を設置しているところでございます。 また、中央通線や西中央通線のような幹線道路以外のいわゆる生活道路におきましては、例えばゾーン30事業のように車両の速度制限を初め区画線の表示等によりまして、自転車及び歩行者等が安全、安心に通行できるよう道路環境の整備に努めてまいりました。今後におきましても、引き続き同様の事業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) 一通り説明いただきましたので、2回目以降の質問をさせていただきます。 件名1では、このタイトルには何も書いておりませんでしたが、国の方向性ということでコンパクトシティだとか大きく具体的には立地適正化法ですか。そういうことも言われておりますので、このことに関して北本市がどのように考えているのかなというところが今回の質問になったところでございますけれど、今の答弁では慎重に判断していかなくてはいけないということで、このことに関しては一部の首長からは切り捨てにつながりかねないという批判も根強くあり、二の足を踏んでいる自治体も多いということでそのような話も前には聞いておりましたので、私が今回質問したのは国の方向性に乗るのか乗らないのかと、そういうことから質問をしたというよりは、国の考えているこういう視点から北本のまちづくりを再チェックしてみれば、こういう点が改善できる、こういう点はという、そういう何て言いますか視点を変えて、こういう視点から見たらどのようになるのかなという、そういう視点からの今回は質問であります。 今言ったことで2回目の質問になりますが、新駅構想がなくなりましたですね。新駅ができれば二つの小さなコンパクトな絵が描けたわけですが、それがなくなった時点、じゃあ南部地域をこの今言った視点から見たらどのようになるのかなと。どのような計画をお持ちでしょうかということが2回目にお伺いいたします。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、2回目の御質問にお答え申し上げます。 二ツ家地域の圏央道と高崎線及び中山道が交差いたします地域のまちづくりにつきましては、第五次総合振興計画では商業業務ゾーンとして商業・業務地の集積、空き家店舗対策等も含めた交通交流拠点に位置づけられているところでございます。 今後は、少子高齢化に対応しました、人にやさしい、出歩きやすいまちづくりを行うとともに、中山道や南1号線、県道東松山桶川線でございますの沿道サービスや圏央道の利便性を生かした、まちづくりについて検討していきたいと考えております。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) 商業地域という位置づけで開発という答弁でございました。確かにそうです。店がたくさんできて繁華街になっておりますが、しかしよく考えてみますと、大きなマンションが二つもありまして人口密集地でもあり、そこには市民の生活があるわけです。当然若い人を入れていくという考えもありますが、住んでいる人はもう高齢化を迎えて、高齢化の足のない人もこれからは出てくるでしょうし、いろんな人口の密集地、生活をしている場所でもあるということで、次に3回目の質問なのですけれど、公共交通というものを考えたときに、南部の地域の公共交通、どのように考えていくのかなということが3回目の質問であるわけです。 コンパクトシティという視点で考えた場合、北本や市役所中心の当然そういう絵が描けるわけですが、現在その南の地域というのは一番遠いところにあるわけです。それとともに、南の人というのは北本駅や市役所の必要性と同じぐらい桶川駅の利用も多い地域だと思います。 特に高齢化時代の対応について考えてみると、例えば公共交通、当然駅も視野に入ってくると思いますが、駅が仮にできないとなれば、それに変わってバス等の交通。例えば桶川市と連携したそういう公共交通についての調査だとか研究だとか、そういう計画づくりも必要ではないのかなとコンパクトシティというところから考えると、このまま何もしないでというわけにはいかないのかなと思いますが、南部地域の公共交通についてはいかがでしょうか。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、3回目の御質問にお答えさせていただきます。 公共交通といいますか、まちづくり全般でお答えさせていただきます。 二ツ家地域につきましては、鉄道駅から離れているため高齢者等の交通弱者にとりましては交通手段の確保等が重要な課題となってくると思われます。 このため、地域住民の日常生活につきましても、徒歩、自転車、公共交通等を組み合わせ、最適な交通手段の利用を促す取り組みについても検討する必要があると認識しております。 特に南部地域におかれましては、生活圏の一部が桶川市となっていることからも、桶川駅等の公共施設等への公共交通の充実が必要になってくると思われます。現在も民間の循環バスやデマンドバス等がございますが、今後につきましても交通事業者等の関係者や関係部署、さらには近隣市との連携や協力を密にして公共交通の充実を図っていくことが必要であると考えています。 また、桶川市では東口の拡幅の計画がございますので、そのようなことになれば桶川市にバスの乗り入れ等も可能になってくるのかなと思いますので、今後も桶川市等の協力を得ながら調査、研究をさせてください。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) それでは、件名2に入ります。 件名2に関しましては、三点ほど具体的に私も市民相談を受けたことを、今回具体的なことが書いてありますが、質問させていただきました。 まず、最初の要旨1の利用者の多い施設のトイレ改修について。 これは、あえて二つの建物の名前を言いましたけれど、どちらかというと健康増進センターが高齢の方の利用が多いと思いますが、まさにこのセンターのトイレが汚いとか、もっと使い勝手よくしてくれという質問がありました。 答弁ではアセットマネジメントの対応でということで、確かにわかります。水回りですからお金もかかるわけですので、はい、わかりましたと言って、すぐ直せる問題ではないと思います。ただ言いたいのは、高齢化の時代がもうすぐそこに来ているわけですので、せめてこのいろんな建物がある中で年寄りが一番来るような建物というのがあるわけです。そこを優先的に年寄りのために、例えばトイレの洋式化だとかそういうことは優先度を上げて考えていただきたいと思います。 要旨1は以上です。 要旨2の自主返納者の対応についてでございます。 ここで2回目の質問をさせていただきますけれど、自主返納というのは運転手の自主性を尊重する制度であると思っております。そして、この自主性というのは守られなくてはいけないもので、やたら歳なのだから返納すればいいとむやみに助長させては私はいけないのだと考えているのです。こういう質問をしていますが、基本的にはそこがあります。だから、自主返納者に対して過ぎたサービスの付与というのは基本的には要らないと。逆にそれはしてはいけないのだと考えます。 しかし、本人の意思で返納を決意したわけです。返してしまえば不便な生活もある。できれば運転したい。でも、事故を起こしたら困るなって、社会のためにとは言いませんが、そういう一人にとっては重い決断です。そういう気持ちで行動した人に対し、今は何もしていないのです。何もしなくてもいいのかと。そこが今回の私の質問の基本的なことなのです。 それで、免許証は身分証明書としても使われております。あと、返納後不便になる場合もあると。あと、返納者の足の確保のために、例えばタクシー券の配布だとかということで、返納の行動に対して謝意という言葉がいいのかどうかわかりませんが、御苦労さまでしたという気持ちを表すものとして、そういうことはできないのかなと考えて、他市の実施事例も状況等も含めて2回目お聞きをいたします。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答え申し上げます。 運転免許証の身分証明書としての役割につきましては、運転免許証を自主返納した場合にはこれにかわるものとして公安委員会が運転経歴証明書を発行しております。申請は運転免許センターと鴻巣警察署を除く各警察署で行うことができます。交付手数料は1,000円で、返納した日から5年以内に返納者本人が申請することにより取得できることとなっております。 運転免許証を自主返納した高齢者に対しての謝意ということの御質疑がございましたが、埼玉県警察では平成20年9月からシルバーサポーター制度を設けております。この制度は、運転経歴証明書を高齢者運転免許証自主返納のロゴマークのあるタクシー会社、銀行、店舗等の協賛事業者に提示することにより、タクシー代金の割引や金融機関の金利の優遇、物品購入の割引等、様々な特典を受けることができます。この協賛事業所については、埼玉県警察のホームページに一覧が掲出されているところでございます。 また、他市の状況等についてですが、県内では幾つかの自治体で施策を講じているところがございます。具体的には、市営のコミュニティバスの割引やタクシー運賃の助成等がございます。その動向につきましてはまだ少ないような状況もございますので、市としましては財政状況等を総合的に勘案いたしまして、必要な施策について調査、研究をしてまいりたいと考えているところでございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) 今の答弁で、1,000円ぐらいの実費で運転経歴証明書の発行、これを受けられるということですね。ただではないのですね。1,000円かかるのですよね。私は、個人的にはこのぐらいのものでもいいと思うのです。金額にしたらです。だから、何千円とか1万円とかというのではなくても、仮にこれぐらいの本当に1,000円ぐらいのものであっても、ただ何もしないのではなくて、要するに自主で返納した、さっきも言いましたけれど、自主ではなくて病気になってしまえば免許証取られてしまうというか、そういう制度になっているわけですので、その中で自主的に返すわけですので、さっきも言いましたけれど、何もなしではなく返納の行動に対して、内容についてはまた検討していただいて、そのようにしていただければと思います。 次に、要旨3に行きます。 要旨3は、家事の困りごとの対応についてでございます。現在行われているのは、市社協とシルバー人材センターで様々な事業が行われているということでありますが、市民の皆様が知っているのでしょうか。そして、どの程度利用されているのかについて伺います。
○
三宮幸雄議長 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名2、要旨3につきまして、2回目の質問にお答え申し上げます。 北本市社会福祉協議会が実施している家事援助サービスにつきましては、平成23年度の派遣件数が1,491件、派遣時間数が1,832.5時間。平成24年度の派遣件数が1,586件、派遣時間数が1,852.5時間。平成25年度の派遣件数が1,842件、派遣時間数が2,122時間。平成26年度の派遣件数が1,519件、派遣時間数が1,837.5時間。平成27年度の派遣件数が1,212件、派遣時間数が1,523時間。平成28年度は平成29年2月末の派遣件数が926件、派遣時間が1,166時間となっております。 次に、北本市シルバー人材センターが実施している生活支援家事援助サービスの一般家庭の利用件数につきましては、平成26年10月から平成27年3月末が48件。平成27年度が155件。平成28年度が平成29年2月までの利用分として129件となっております。 北本市社会福祉協議会が実施している家事援助サービスは、平成25年度をピークに派遣件数、派遣時間数とも減少してきており、また、北本市シルバー人材センターが実施している生活支援家事援助サービスは、事業開始から間もない状況でございます。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) 要旨3につきましては、前回の議会でも私、地域包括ケアシステムの中で質問して答弁いただいた同じ内容になるわけですけれど、現在生活コーディネーターを中心に新しい形の中で進めていく準備をしているということで、前議会では答弁がありました。 今後のサービス提供について変わっていくわけですが、うまく市民の中に引き継いでいくというのが今現在は市社協とシルバー人材センターがやっていますけれど、それがそう移行していくわけです。そういう市民の周知も含めてうまく移行していくかどうかということについてはいかがでしょうか。
○
三宮幸雄議長 古川健康推進部長。
◎古川由夏健康推進部長 件名2、要旨3の3回目の質問に御回答いたします。 家事援助サービスと生活支援家事援助サービスにつきましては、チラシ等を作成し、市内関係機関や催事の際に配布等を行っておりますが、引き続き周知を図ってまいりたいと思います。 また、北本市の課題把握と社会資源の発掘、地域の関係者の対応策の検討等をプロセスとして、生活支援コーディネーターを中心に地域課題やニーズを捉え、担い手の養成等準備を進め、地域で暮らす高齢者を支援できるよう多様なサービスの構築を検討してまいりたいと思います。 以上です。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) それでは、件名3に移りたいと思います。 自転車の安全な利用についての質問でございますが、自転車の課題として指摘されていることとして、一時停止をしないだとか信号無視等、自転車は車両という意識のなさというのが指摘をされております。 また、交通ルールを守る意識の低さがあると。そして、自転車事故の過半数が出会い頭で発生しているというそういう報告もあります。 今回の条例に関しましては、当然のことですが広い視野から見た自転車交通の環境改善ということで全てのことが網羅されているわけですが、重点的に進めていこうとしている具体的な課題。それがあれば答弁をお願いいたします。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答え申し上げます。 自転車に関する事故の多くは、一時不停止や安全不確認等の原因で発生しているところでございます。 自転車利用者一人ひとりが、自転車は道路交通法に規定されている車両の一つであるということを認識し、乗車することが求められます。それには、子どものころからそういった意識を持つように教育をすることが肝要と考えているところでございます。 毎年春に市内の全小学校において、鴻巣警察署、鴻巣地区交通安全協会の協力をいただき交通安全教室を実施しておりますが、本条例が施行される来年度からは講話の中で危険な行為について実例を交え伝える等、交通ルールやマナーを遵守することの大切さにさらに重点を置き、交通安全意識が高まるよう努めてまいります。 また、中学校におきましては、北本市子どもたちの交通安全を守る会の主催でスケアード・ストレイト技法による交通安全教室を実施いたします。 スケアード・ストレイトは、スタントマンによる模擬事故を実際に見ることにより自転車の交通安全意識を啓発するもので、大変有意義なものであると認識しております。年に1校の開催ではございますが、来年度は東中学校で開催する予定でございます。 以上です。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) 条例のことについてお伺いしますが、条例の中で自転車損害保険等への加入という言葉が何か所か出てきます。自転車利用者は努めるとなっていますし、市は加入の促進、そして小売業者は加入の必要性の提供に努めると3か所ぐらい出てきます。努力規定ではありますが、かなり力が入っているなというふうな印象を持ちます。 前から自転車を買うと防犯のためのステッカーといいますか、それは強く言われてほとんどつけていますが、この保険等の加入について、当然時代の背景があってこのようになっているものだと思いますが、その辺についてはいかがでしょうか。
○
三宮幸雄議長 長島市民経済部長。
◎
長島良和市民経済部長 お答え申し上げます。 自転車損害保険等につきましては、一般的には個人賠償責任保険、傷害保険、TSマーク付帯保険に大きく分けられます。 個人賠償責任保険は、自己の相手方の身体、財産を。傷害保険は、自分の身体を。また、TSマーク付帯保険は事故の相手方の身体及び自分の身体を対象としております。 保険会社の取り扱う個人賠償責任保険と傷害保険につきましては、これを組み合わせて自転車保険として販売しているものが多く、補償額、補償期間とにより保険料は異なりますが、安いものでは1,000円台の商品もございます。 また、TSマーク付帯保険につきましては、自転車安全整備店で点検整備を実施することにより付帯される保険でございます。費用につきましては自転車販売店により異なりますが、年間1,000円程度となっているところでございます。 近年、自転車に関係する事故で高額な賠償が生じるケースも出ているところでございます。中には9,000万円を超えるような判例も出ているようでございます。このことから、本条例におきましても、自転車損害保険等の加入に努めるよう規定したものでございます。加入の促進につきましては、市広報紙やホームページにより本条例を周知することで努めてまいりますが、来月4月7日に北本駅周辺で実施する春の交通安全運動街頭活動において、加入促進のチラシを配布したいと考えているところでございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) それでは、自転車道の整備についてであります。 自転車道の整備が条例にきちんと載っていますので、一口にそうは言っても北本市内には下がガタガタしていて自転車では乗りづらいから危険なほうに行かざるを得なかったりとか、危険な道路がたくさんあると思いますが、そういう道路の整備、情報収集等も含めてどのように今後考えていくのかということはいかがでしょうか。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、2回目の再質問にお答えします。 道路課等で常にパトロールもしていまして、また、郵便局の職員さんとも協定を結びましたので、そういうことで市民が安心安全になるように、道路環境については今後もパトロール等を強化して努めていきたいと考えております。 以上でございます。
○
三宮幸雄議長 岸議員。
◆17番(岸昭二議員) 一つ、具体的な話をお伺いをいたします。 県道東松山桶川線なのですが、JRの下をくぐって二ツ家交差点に向かうところの自転車道。きれいに整備されて、自転車道が車道と並行して走っております。大変きれいな整備はできたのですが、スピードの出ている車両と並行して自転車が走っているわけで、あそこでも何人かの市民の皆様に、こんな自転車道、怖くてとてもではないけれど使えないと言われました。これは市の道路ではございませんが、ここら辺は何とか市民要望もありますのでうまい方法がないのかということと、こういうことをしっかりと伝えていただければと思いますが、その件についてはいかがでしょうか。
○
三宮幸雄議長 町田都市整備部長。
◎町田浩一都市整備部長 それでは、再質問にお答え申し上げます。 御質問の県道東松山桶川線につきましては、平成27年の10月に開通いたしました圏央道の両側を一歩通行にて整備されたところでございます。 この整備によりまして、現在は踏切の渋滞や中山道二ツ家交差点での右折渋滞等が大幅に解消されたところでございます。 この県道の整備にあわせまして、車道の左側に青色で塗られた自転車通行帯が設置されました。この自転車の走行につきましては自転車通行帯を御利用いただいているところでございますが、高崎線をアンダーにて抜ける構造となっておりまして、さらに車道と並走して通行することから、自転車での走行に不安を感じる方もいらっしゃるという議員の御指摘のとおりであると考えております。 その際は、県道を車道面より一段高いところに整備されております歩道もございますので、大変恐縮ですがそちらを利用していただくような形になってしまうのかなと考えております。 以上でございます。
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△延会の宣告
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三宮幸雄議長 岸議員の一般質問が終了いたしました。 以上で、本日の日程全部が終了いたしました。 岸議員の一般質問が終了いたしましたので、本日はこれにて延会といたします。 御苦労さまでした。
△延会 午後4時37分...