◆12番(原進一君) おはようございます。原進一です。早速質問に入らせていただきます。 第1点目の
環境基本計画作成に向けての
スケジュールと
市民参加形態についてでございます。 ご案内のように3月に
環境基本条例が制定をされました。この議会で提案して質問してきた立場から感慨深いものがございます。とりわけ
環境監査委員会という全国初の試みであります環境監査の概念を取り入れた
環境基本条例は、環境庁も含め全国的に注目をされるところでありますし、
環境監査そのものは埼玉県条例におきましては環境監査を行う企業を援助するという援助条項でありますけれども、久喜市の
環境基本条例では独立した機関として監査委員会を設けて、
環境チェックをするという二歩も三歩も前進した内容になっていると考えております。 しかし、この
環境監査委員会なり
環境基本条例を生かすも殺すも、そして絵にかいたもちにするのも、
環境基本計画作成に市民参加がどのぐらいかち取れるかということにかかっていると私は思っております。きれいな美辞麗句で並べた行政計画というものが、市民にとってみれば実生活とかけ離れた計画であり、実効性が伴わないというのは、この間の様々な計画の中で明らかになってきたことでございます。 そこで、幾点か質問するわけでありますが、当面行政は6月の広報で
スケジュールと
市民参加形態について大まかな広報をしました。しかし、あれを素直に読みますと、
環境基本計画作成に向けての
スケジュールと
市民参加形態は、よくても県が
環境基本計画をつくったときに取り扱った手法と同じである。悪く言えばそれ以下だと思うような要素がございます。 そこで、その広報の内容に沿って質問するわけでありますが、一点は、まず県では環境審議会と言われる審議会が公開されました。一般の県民の方に日時を知らせて参加者を募り、参加者全員に審議委員さんと同じような資料が配られて審議会が行われました。久喜市の行政は、環境審議会の中で将来検討するわけでありますけれども、県と同じような手法をおとりになりますか、いかがでしょうかお答え願いたいと思います。 2点目は、市民の意識調査でありますが、アンケートということも言われております。アンケートの問題になるのは、全世帯を対象にとるかピックアップかというのが一点であります。2点目は、いわゆるとり方の問題であります。郵送で済ませてしまうのか、調査員を派遣しての聞き取り調査にするのか。これが2点目の問題点であります。3点目は、設問がマル・バツ方式なのか、それとも
書き込み方式になるのか、これが問題になります。4点目は、実はこの設問をどなたが考えるのか。市民から選ばれた人たちが頭を絞って考えるのか、それも行政の担当者が机上で設問を考えるのか大きく違ってまいります。それらの点についてまずお答えを願いたいと思います。
スケジュールにつきましては、3年間でつくるということでありますけれども、3年間は長いとも短いとも言えます。表面上のつくり方であれば1年で十分でありますし、3年間は何ら意味もないわけでありますが、今言われたような基本から市民参加をつくり上げていくということであれば3年間は必要だと考えます。そういう意味でお答えを願いたいと思います。 2番目の
集落排水汚泥処理についての現状と今後についてであります。 現況は、440キロリットル年間に汚泥処理を船橋沖に海洋投棄をされております。しかし、ご案内のようにこの議会で私が指摘しましたように、集落排水の汚泥の処理の海洋投棄は平成9年を目途に禁止をされる。若干延びるかもしれませんけれども、少なくても近いうちに海洋投棄は禁止をされることになります。と申しますのは、東京湾などの閉鎖水域において栄養価が高い汚泥を投棄しておりますと、富栄養化などの海水汚染、海洋汚染の現状があるからであります。その意味で各県や各市町村とも集落排水の汚泥処理について苦慮しているところでありますし、近況では茨城県におきまして東海村の一部に独自の処理施設ができました。これは、集落排水の汚泥を薬剤を入れて脱水ケーキにして焼却処分、埋め立て処分するわけであります。 汚泥処理の方法について3通りございます。一つは単純な埋め立てでございます。二つ目は、先ほど申し上げました東海村のように脱水ケーキにして焼却灰を埋め立て処分。それで3点目は、有機物でございますから堆肥化して農地還元等を行うということでございます。
久喜宮代衛生組合におきましては、し尿処理の汚泥処理をこの4月から長野県の佐久市において堆肥化を行っております。久喜市の
集落排水汚泥処理について今後どのような処理形態に変更していくつもりなのか、その時期と内容についてお答え願いたいと思います。 3番目に、
事業系持ち込みごみの減量と分別強化についてでございます。 9年前からごみの問題はこの議会で質問し、そして一つ一つ取り組んでまいりました。資源ごみの集団回収、また資源ごみの分別、そしてプラスチックの分別と進んでまいりました。平成5年から比較をいたしますと一人当たりのごみの排出量は、平成5年が740グラム、平成6年が705グラム、そして平成7年が652グラムと、市民の協力の中でごみの減量化について徐々に進んでまいりました。しかし、私たちは仲間とともに5割減量というのを言っておりますし、管理者である市長も5割を言っている現状からすると、まだほど遠いわけであります。 ところで、この減ってきたごみでありますが、一向に減らない部分があります。これは事業系ごみであります。事業系ごみはこの間横ばいでありまして、市民の協力でどんどんごみが減っている一方、事業系のごみは一向に減らないというのが現状であります。それと、衛生組合の
コックピットをのぞいた方はすべてわかっていると思いますけれども、例の
持ち込みごみの中に大型の缶や大型のれんがや様々な不純物が
コックピットの中にあって、衛生組合で片づけております。つまり、家庭のごみは徹底的な分別が要求され、今度透明袋で出せなどということが要求をされ、それで市民が協力をしながらごみの量も質も改善をされてきました。しかし、
持ち込みごみや事業系ごみにつきましては、何のチェックも行われずに衛生組合の
コックピットの中に投げ込まれているというのが現状でございます。昨年、総務委員会が三重県の津市というところを視察をしました。そこにおきましては、
持ち込みごみ、事業系ごみがトラックの計量をする前に職員立ち会いで分別回収を行う。それを徹底的に行ったところ、ごみ質もごみの量も減ったというのを視察をしてまいりました。このことにつきましては提案を衛生組合にもしていたところでありますが、職員数が足りない等の問題等がありまして、いまだに実現をされておりません。 そこで、私はここで提案をいたすわけでありますけれども、少なくても市民にお願いをしている分別や減量の同じ次元のことを事業系ごみや
持ち込みごみに適用して、投入前の事前チェックを行うようお願いをしたいと思いますが、管理者である坂本市長いかがでしょうか、お願いを申し上げます。住民の分別が年々深まる中で事業系ごみ、
持ち込みごみが今のままでありますと、ごみの全体の減量にはつながっていかないと思いますので、その点よろしくお願いを申し上げます。 4点目、学校プールにおける
ゴーグル使用でございます。 実は2年前に腰洗槽という塩素を使った水槽の中止をお願いをして、2年前に廃止をされました。そのときの塩素の問題については延々としゃべりましたので、きょうは要点だけしゃべらせてもらっておしまいにいたしますけれども、2年前のときに腰洗槽、実は厚生省が十数年前にもう使わなくてもいいという指令を出しておりました。ところが、文部省が当時まだ浄化槽がついてない学校プールがあることを理由にして、学校長に判断を任せるということで指令を出さなかったわけであります。不勉強な各学校は、100PPMという猛毒の塩素の中にご丁寧に子供さんのやわ肌を20、30と数えて、終わらなければ出てはいけないという指導をしながら十数年つけっぱなしにいたしました。消費者連盟や関西の婦人方の行動を初めとしてNHK等で取り扱われ、広まってきたわけでありますが、それもやっと久喜市で2年前に廃止をされました。 そのとき私は、塩素の害として
学校プール本体においても目が危ないですよ、ゴーグルが必要ですよということを申し上げました。そのときの答弁は、プールの中で目をあける訓練の必要があるからゴーグルは使わないということでありました。2年たって、どうでしょうか。私は金曜日にお話に行ったところ全く同じような回答をいただきましたので、その後ちょっと調べてみました。いろんな学校で
ゴーグル使用がこの2年間広まってきております。いろんな地域でゴーグルが学校プールの中で非常に使われてきているという事実があります。久喜市の教育委員会はどのような見解を持ち、どのような調査をして、この2年間
ゴーグル使用について考えてきたのか、お答え願いたいと思います。 塩素の慢性病と言われる3つの病気があります。その一の中に、結膜炎という目の病気があります。結膜炎が夏起こるのは実はプールの水が単純に汚いだけではなくて、プールの中に本体における塩素が作用しているということは明らかであります。それと、2年前に学校プールの塩素消毒について、投入場所や投入時間のマニュアルをつくって指導するということを教育委員会は言いました。私、去年の夏、調査をしましたところ、複数の学校で子供さんが相変わらず泳ぎながら塩素をプールの中でさわっているのです。そして、もっと多くの学校で言えるのは、水着に着がえた子供が、学校の先生が塩素を投入するのを見ているのです。そんなことはあり得ないですね、あのマニュアルからいえば。早目に入れて溶けるのを待ってから子供を入れるというのが塩素の鉄則だということは承知をしていたわけです。塩素管理も徹底していません。なぜこういうことになるのか。 これは、学校だけを責めるわけではないのです。塩素の怖さということを熟知してないのです。塩素のいわゆる殺菌作用というのは、コレラ菌や大腸菌やペスト菌などを1PPMで秒単位で死滅させるくらい強いものなのです。その作用というのは細胞破壊をすることになって細菌を殺すのです。そのことが人間にとって言えば、目やのどや鼻などのやわ肌の粘膜に刺激を与え、または破壊をするという要素を持つのが塩素なのです。水道課の塩素の取り扱いマニュアルの中にはちゃんとそんなこと書いてあるのです。そういうものを熟知してないから平気で、人間洗濯機と言われるあの現象でありますが、学校のプールに塩素が投入されてお子さんが泳ぐことによって、手でさわることによってそれが溶けていく。こういう現象が2年たっても完全に改まらない。これが現状です。その中で目をあけさせるということ。そのために
ゴーグル使用は認めていないことがいまだに続いているわけであります。スイミングスクールでずっとゴーグルは小さなお子さんから使用されました。何も競泳のためだけではないのです。目の保護のためでもございます。もっと簡単なことを言います。家庭のお母さん方が、夏になると子供が赤い目をして学校から帰ってくるというのを経験しております。目をこすったためではないのです。塩素による目の充血なのです。この点を教育委員会はどうとらえるのか、お答えを願いたいと思います。 以上です。
○議長(木村茂二君) 原 進一議員の質問に対する答弁を求めます。
市民経済部長。 〔
市民経済部長 高山孝夫君登壇〕
◎
市民経済部長(高山孝夫君) お答え申し上げます。 初めに、
環境基本計画作成に向けての
スケジュールと
市民参加形態の関係でございますけれども、
環境基本計画につきましては、環境の保全と創造に関する施策を総合的かつ計画的に推進するための実施計画となるものでございまして、本年度から3年をかけまして市民の皆さんの参加をいただきながら、貴重なご意見を反映させて作成させていきたいというふうに考えております。 それで、本年度につきましては、環境の現況調査を実施をするとともに、市民の皆さんから環境の保全と創造に関する意見をアンケート等の幾つかの方法を用いまして伺いたいというふうに考えております。その準備を現在進めておるところでございます。また、平成9年度につきましては環境の現況調査結果や、市民の皆さんからいただいたご意見の中から環境の問題点や課題の抽出をしたいというふうに考えております。そして、目標年次となります平成10年度につきましては、これらの課題に対します方策案をまとめまして市民の皆さんのご意見を伺うとともに、環境審議会の意見を聞きまして最大限尊重し反映させまして、
環境基本計画を策定していきたいというふうに考えております。 また、市民参加の関係でございますけれども、アンケートの実施、さらには広報を活用いたしましてのご意見の提出をお願いするなど広く意見を伺えるよう、いろいろな方法によりまして実施をしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 それと、審議会の公開の関係でございますけれども、これにつきましてはこれから環境審議会を開催をしていくわけでございますけれども、その中で公開するかしないかにつきましてはお諮りをして対応することになっていくと思います。 それと、市民意識調査の関係でございますけれども、一応抽出による郵送で調査をしていきたいというふうに考えておるところでございます。それと、アンケートの設問の関係でございますけれども、これにつきましてはマル・バツと記入式の併用の形で考えておるところでございます。設問の関係につきましては、担当の方とコンサル、それと市に環境調整会議というものが設置をされるわけでございますけれども、そちらの方で案は検討していきたいというふうに考えております。 それと、
集落排水汚泥処理についての現状と今後の関係でございますけれども、現在のところ集落排水処理施設の関係につきましては、ご案内のとおり上新田・野佐原地区、それと清久第一地区、北青柳地区及び除堀地区が供用開始をしておりまして、今年度から新たに太田袋地区が供用開始したところでございます。ご質問の汚泥処分の現状ということでございますけれども、現在のところご質問者が言われておりますように、この処分に当たりましては
久喜宮代衛生組合に処分をお願いをしておるところでございます。 次に、今後の処分方法でございますけれども、処分の方法といたしましては処理施設により焼却処分とか農地還元による処分、その他幾つかの処分方法がありますけれども、今後につきましては
久喜宮代衛生組合に処分をお願いしていきたいというふうには考えておりますが、組合の処分方法に合わせて処分をお願いをしていければというふうに考えておるところでございます。また、今後の問題でございますけれども、
久喜宮代衛生組合におきまして組合のし尿処理施設の改築する必要が生じた場合におきましては、農業集落排水処理から排出されます汚泥の処分も可能な処理施設を考えていただけるよう協議をお願いしていきたいというふうに考えておるところでございます。 それと、事業・
持ち込みごみの減量と分別強化の関係でございますけれども、
久喜宮代衛生組合では一日当たり10キログラム以上のごみを排出する事業所を対象にごみを受け入れておるところでございますけれども、事業所によりましては衛生組合で許可した業者により持ち込まれる場合と、許可業者を通じず直接衛生組合に持参する場合の2通りがあるわけでございます。 そこで、衛生組合といたしましては、ごみの減量化に向けまして去る3月26日付で久喜宮代管内の151の事業所を対象といたしまして廃棄物処理状況の調査を実施いたしましたところ、43の事業所から回答がございまして、そのほとんどが2分類、12種分別がされているという状況がわかったようでございます。したがいまして、今後につきましてはこの151の事業所の中で特に多量のごみを排出している事業所を中心といたしまして、直接訪問をし過去の処分量を示した上で、現在の分別状況及び資源の有価物の処分先等の聞き取り調査を行いまして、ごみの減量と分別強化を推進していきたいということを考えておるということでございます。また、
久喜宮代衛生組合廃棄物減量等推進審議会の中におきましても、この問題につきまして審議をしていただく予定になっておるとのことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 原議員さんの4点目のご質問、学校プールにおけるゴーグルの使用についてのご質問にお答えいたします。 水泳指導の基本的な考え方でございますが、学習指導要領に準拠いたしました小・中学校指導書体育編に基づきまして指導いたしておるところでございます。指導書によりますと、水泳指導のねらいは水になれさせること、長く泳げるようにすること。また、水泳は命にかかわることから、安全や衛生の心得を確かにすることと要約することができます。水中で目をあけることは、水の恐ろしさを克服し、水になれる上から大変重要なことでありまして、学校における水泳指導の基本的内容といたしておるところでございます。また、県におきましてもゴーグルを使用しての水泳指導は行っておらないところでございます。 塩素の有害性につきましては、ご質問者がおっしゃいましたように皮膚に接触いたしますと炎症を起こしましたり、注入するとせきが出て呼吸困難になったりする毒性がございます。そういう中で、一昨年の質問を契機といたしまして、プールの水質管理につきましては学校環境衛生基準に基づきまして実施をしてまいったところでございます。今後も基準に従いまして実施をしてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。 なお、アレルギー等によりまして目の保護が必要な場合もございますので、その際には保護者や本人からの申し出によりましてゴーグルの使用を認めておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 原 進一議員の再質問をお受けいたします。 原 進一議員。 〔12番 原 進一君登壇〕
◆12番(原進一君) 2回目の質問ですので、具体的に進めてまいりたいと思います。 まず、
環境基本計画でございますが、心配したとおりにこのままですと絵にかいたもちになってしまいまして、水質浄化、河川浄化を初めとした大気汚染浄化と、いわゆる環境が進まないということになると思います。そこで、具体的にお聞かせ願いたいと思います。 まず、審議会の公開、非公開について審議会に諮るというのは本末転倒の考え方ではないかと思うのです。基本的には、行政が審議会を公開にするかしないかというのを県の場合諮ったわけではないです。基本的に公開にするという立場を踏まえて審議会に申し入れて、公開にしたわけであります。公開だけではなくて、ちゃんと資料を配ってやりました。市民参加の形態についてはいろいろありますけれども、埼玉県の環境条例をつくったときに県が特別いい
市民参加形態をやったわけではありませんけれども、唯一これだけが審議委員さんと県民が同じレベルで論議に参加できるということでの評価に値する行動だったのです。このことについても、実際に今検討していないわけです。 それでアンケートのとり方が、一部抽出で、なおかつ郵送でマル・バツで担当者がつくる。これで市民の意見を聞いたなんて言われては市民の方も迷惑するのではないでしょうか。ましてや環境というのは、ある面では非常に、人によって違います。新井さんは河川浄化ということでずっとお話をされておりましたし、大気の問題で言っている方もおりますね。地域の婦人方で合成洗剤の問題でずっと追放の運動をやられている方もいらっしゃいますし、いろんな形で関心を持っている方がいます。蛍を残そういうことで環境の問題にかかわっている方もいらっしゃいます。そういう意味では、単なるマル・バツ式や、担当者の、要するに行政の都合のいいアンケートではだめなのだと思うのです。アンケートの形態もざっくばらんに市民の中で話してもらったらいかがなのでしょう。そして、どういうアンケートをとっていくのか、とりわけ
書き込み方式でおやりになればいろんな内容が出てくるのだろうと思っています。そんな点はどうか、お答え願いたいと思います。 それと、審議委員さんも行政の都合のいい人を集めた審議委員では、今までに私、何回もこの議会で言いました。審議会は、間違うと行政の隠れみのになる。行政がやろうということを審議委員会から答申を受けたからやったのだと、そういう建前をつくるために審議会をつくるのだということをはっきり申し上げています。ずっと言っている。それで、猪股さんの質問で市政モニターをやっと公募方式という形で取り上げる。審議会はもっと難しいかもしれませんが、やっと久喜でも始まったのです。この場合は、環境という概念から半分ぐらいは公募方式を取り入れたらいかがですか。環境に関心ある市民の知恵や努力、力を借りたらいかがですか。行政だけでできるはずはないのです。その点についてお答え願いたいと思います。いずれもその点については、坂本市長の方からお答え願いたいと思います。 そういう形で市民参加を図っていかない限り、全国初の
環境監査委員会という概念が久喜市の実態の中で埋没をしていく。担当部長にお聞きしたいのですが、広報の中に
環境監査委員会の説明が書かれております。いつ、誰があのように決めたのですか。市民から
環境監査委員会に質問があったときに、それを調査するかしないか決めると書いてあるのです、あの広報には。
環境監査委員会というのは市民からの苦情や質問を全部取り上げるのです。取り上げて調査して、それがどうなのか結論を出して、場合によっては市に勧告したり助言をしたりするのです。調査するかしないか入り口でシャットアウトをする可能性もあるのだなんていう広報を出す担当者の頭、そんな構造で環境行政ができるわけがないのです。だれが環境監査でそんなことを言いましたか。どこにそんな環境監査のことが書いてありましたか。私はここで環境監査のことをずっと3年前から提案してまいりました。自動車業界のことも言いました。電気業界のことも言いました。自動車と電気には委員会ができています。アメリカのスーパーファンド法ということも言いました。そんなことを見ればわかることでしょう、そんなことは。そのように広報に堂々と書くような頭でアンケートをつくられたら、どのようなアンケートになるか見る前から明らかなのです。その点もお答えを願いたいと思います。 環境をよくしようとか少しでも守ろうとか、そういう気構えや努力が残念ながらあの広報の中に見えない。態度に見えない。予算の規模やいろんな制限がありますから、全部思ったとおりにはいかないのです。しかし、蛍を復元してみようとか、川に魚が泳ぐようにしてみようとか、街の中を流れる川で子供たちが遊べるようにしてみようとか、そういうような要素がどこからも出てこない環境条例なんていうのは、幾らきれいなことを書いても絵にかいたもちなのです。そのもちを行政の都合のいい審議委員さんがたたいてつくり上げたら、もちをこねて食べておしまいなのです。何にもならない。その点について、きついようですけれども、せっかくここまで来た
環境基本条例が全然進んでいない。そして広報の表現からも含めて理解をしてないと思いますので、お答えを願いたいと思います。 汚泥処理についてです。どうも口はばったいようで、
久喜宮代衛生組合にお願いして今後もやっていく。それは答えは決まっているではないですか。
久喜宮代衛生組合と同じやり方をやるとすれば、長野県の佐久市のAという企業で堆肥化を行っているのです。堆肥化をやるのです。それをいつやるかという問題だと思いますが、その点をお答え願いたいと思います。 そこで、ご注意をしますが、私はこの方式、残念ながらまだ検査をしておりません。ちょっと体調不十分だったために検査に行ってない。だから、いいか悪いか言えませんが、有機物を堆肥化するという方法というのは一般的にはベストの方法なのです。ただし、集落排水の汚泥の場合、問題になるのは合成洗剤の界面活性剤です。とりわけ、最近コンパクト洗剤というのが出ました。この洗剤の界面活性剤は今まで以上に毒性が強いということが消費者連盟などのテストで明らかになっております。この点について配慮しませんと、これでつくった堆肥は事実として農地還元しますと農地を荒らすもとになりますので、この点はご注意をしながら、堆肥化をするのであれば堆肥化をしていただきたいと思いますので、その点をお願いをいたします。
持ち込みごみの減量と分別強化については、端的に管理者である坂本市長にお答えを願いたいと思います。 ずっと事業系ごみにつきましてはいろんな方が衛生組合で質問をしたり、ここで質問しましたけれども、調査をするだとかいろんなことを言われます。一向に減ってこなかったのです。市民ごみの方はこの間、もう莫大に減ってきた。市民の努力です。せめて市民がやっている努力と同じことを事業者も、持ち込む人にもお願いをしようではありませんか。そのためには、先ほど言いましたようにきれいな調査をするとかお話をするとかそんなことではなしに、市民には、今度は透明袋でなくては持っていかないぐらいのことを言っているのでしょう。そうしたら、同じくらいのことを、汚いごみを持ってきたらちょっとお引き取り願って分別してから出してもらうという入り口チェックは、いろんな自治体でやられているのです。管理者である市長、いかがでしょうか。もうそれを取り組んでください。それを一か月ぐらいやって、あとは抽出的にやれば事業系ごみは必ず減ります。それだけ、でたらめに投入しているということなのです。その点は管理者からお答え願いたいと思います。このままでいきますと、市民の方から反逆食らいますよ。これはだめだ、あれはだめだと、環境のためだと言いながらご足労願っておいて、営利でやっているこっちは野放しで、きれいに調査をしています、アンケートをとってますぐらいの話でぼかせる時代はもう過ぎた。その点は平等に扱うと。事業者だけ特別厳しく扱う必要はないわけです。平等に扱うということで坂本管理者の方からお答え願いたいと思います。 教育委員会、2年前と同じ答弁でございまして、この2年間何の研究もされていないということが、ゴーグルの問題で明らかになりました。あなたたちは、
ゴーグル使用について指導要領まで持ち出す必要がどこにあるのかなという感じがいたします。県内も含め、具体的に言いますと茨城県の総和町へ、昨日ちょっと行ってまいりました。知り合いを連れて。学校プールの中で平気でゴーグルを使っているのです。そうしたら、そこは指導要領に違反しているのですか。 それと、目の害について知っているではないですか。塩素というものが鼻炎や結膜炎やそんなものを起こす要素を持っているのだというのは行政の文書にだって全部書いてあるんですよ。2年前と全然進まないで、塩素管理も今までのままで、その中で目をあいて目を赤くして帰った子供に対して、洗い方が不十分ですよなんていう指導をやっているようでは、子供の安全は守れないです。
ゴーグル使用を強制することはない。しかし、ゴーグルを使うのも自由ですよというのは当然やるべきことではないでしょうか。その指導要領の問題でどうしてもするのであれば、私は直接県の方にも指導要領の問題で団体として申し入れを行います。そんなばかな指導要領がまかり通っているのは多分埼玉県だけでしょう。全国的には
ゴーグル使用は増えてきているのですよ。実際そのことで何の差しさわりもないのだ。事実としてあるではないですか。2年間この問題について何も検討しないで、相変わらず指導要領だとか上が言っているからと。恥をかくもとですよ、そんなことを言っていると。 それと、水管理の問題について、塩素を子供がさわるとか目の前で投入してかき回させるというあのやり方、2年前に指摘してやめると言って、いまだに行われている。ことしの夏は絶対に行わないようにお願いします。場合によっては現地調査も行いますので。行わなくてもいろいろ話を聞きますからわかりますが、お願いをします。
ゴーグル使用については、アレルギーの場合なんて言っているのは、腰洗槽のときも最初そう言ったのです、1回目の質問のときは。アレルギーの場合については腰洗槽に入らなくもいいという指導をしますよ。2回目のときにやめていただいたのですが、是非
ゴーグル使用については目の保護のために使わせていただきたいと思います。もし使わせないということであれば、別の手段として行動を開始したいと思います。 以上です。
○議長(木村茂二君) 原 進一議員の再質問に対する答弁を求めます。
市民経済部長。 〔
市民経済部長 高山孝夫君登壇〕
◎
市民経済部長(高山孝夫君) お答え申し上げます。
市民参加形態の関係でございますけれども、この関係につきましては先ほどご答弁申し上げたとおりでございますけれども、そのほかに市内を幾つかの地区に分けまして座談会的なものを開催いたしまして、市民の皆さんから直接意見を伺うという方法も考えておるところでございます。そういうことから市民の意見は十分反映されるのではないかというふうに判断をしておるところでございます。 それと、審議会委員の公募の関係でございますけれども、他の自治体で聞いてみましたところ、まだ公募につきましては取り入れてないということでございますので、久喜市の場合も公募につきましては考えておらないところでございます。 それと、
環境監査委員会の関係で、内容を審議し調査を行うかどうか決定し通知しますということの関係でございますけれども、この内容によりましては当然担当課の方でも対応できる内容もございます。そういった形を含めましてこんな形で対応させていただきたいというふうに考えております。 それと、事業・
持ち込みごみの減量の関係でございますけれども、衛生組合にも確認いたしましたところ、業者から持ち込まれる廃棄物、特にパッカー車によって持ち込まれる廃棄物につきましては、その中身までが容易に確認することができないということから、分別されずに焼却炉に入れられているということも考えられるということでございます。そこで、この関係につきましては今後許可業者を対象に収集運搬の品目及び資源化状況に対する実態調査、これを行う予定だそうでございます。今後はこの調査の結果を見まして、分別収集されているものにつきましては決められた場所に置くよう業者に対しまして指導していきたいということでございます。 それと、集排の汚泥処理の関係でございますけれども、先ほどもご答弁申し上げましたけれども、今後につきましては衛生組合の処分方法に合わせまして、処分をお願いしていきたいというふうには考えておりますけれども、現在衛生組合ではこのし尿の処分につきましては、長野県の佐久市におきます堆肥化できる会社と委託契約を結び処分をしておるようでございます。久喜市といたしましても同じ方法がとれるかどうか、今後、衛生組合と協議をしながら調査検討をしていきたいというふうに考えております。できましたら、なるべく早い時期にこの形で対応していきたいというふうに考えております。よろしくお願いします。
○議長(木村茂二君) 続いて、教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 再質問にお答えいたします。 学校のプール指導でございますけれども、水泳の基礎をしっかりと身につけさせることが基本のねらいでございます。そのためには、通常のプールの管理の状態で特別のものを使わないでの訓練が基本となるわけでございます。これは久喜市だけではなく、近隣市町村も同様でございます。しかしながら、先ほどもお答え申し上げましたようにアレルギー等によりまして目の保護が必要な場合もございます。そういう場合には使用を認めておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 また、塩素の管理につきましてでございますが、これは基準に基づきまして管理をするよう徹底して指導をしてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 原 進一議員の再々質問をお受けいたします。 原 進一議員。 〔12番 原 進一君登壇〕
◆12番(原進一君) 例えばごみの問題については、管理者である市長もなかなか出てきてくれませんし、教育委員会については指導要領だということの繰り返ししか出てきません。そこで、3回目の質問ですから手短に申し上げたいと思います。
環境基本計画の作成、最後ですから市長にお答え願いたいと思うのですが、市民参加の形態について私と行政では大きく違いがございます。私は、基本的に市民参加というのは、市民の意見や知恵や力をかりながら一緒に行政が歩いていくというのが市民参加だと思っているのです。どうも行政の市民参加は、ここは行政の都合の範囲で入れてもいいなと思うところにちょっと入ってもらうと。まずいなと思うところはちょっと出ていってもらう。あくまで参加というのは形であって中身ではないというのが、どうも今ここで部長から答弁があった市民参加の形態なのです。 ただ、環境というものを行政の枠の中だけで囲い込もうと思うと大変な問題でございます。ごみの問題のときに私はずっと言い続けてきました。市民の知恵や力をかりなければごみの問題は進まないよ。あれを分けろ、これを分けろと行政が言ったって、市民が分けなければごみの減量につながらないよと言ってきました。ごみの問題では、どうにか市民の皆さんのご協力がよかったために結果として減ってきたのです。しかし、ごみだけでなくて環境、例えば川を保全をしようと思ったら、まず三面柵渠か二面柵渠か自然護岸か、いろんなぶつかり合いが出るのです。農業者やなんか。そのときに行政だけが三面柵渠をひっ転がして自然護岸にしようといったって、これはなかなかできないです。農業者の協力もなければ。熊谷市がムサシトミヨという自然護岸をたくさん対応しながら、環境にマッチした水の保全を図るということで努力をされております。久喜市も今後、さまざまな形で出てきておりますし、8日の本会議で私申し上げましたけれども、総合体育館ができたときに雨水の再利用システムを入れたと、最大限評価をいたしました。ところが、もう忘れて今度つくった体育館には全くそれが取り入れられてないのです。実は環境というのは、粘り強く市民の知恵や力や行動を頼りにして行政も歩まなければ、莫大な予算だけを投入しただけではできないものです。 そうしたら当然出てくるのは、審議会の半分ぐらいは、公募で市民の関心のある方が入って、行政の都合悪い人も入ってくるかもしれませんが、入ってもらおうではないか。また、審議会は公開をして、とりあえず市は正式にお願いするのでしょうけれども、審議委員さんと同じ資料を参加した人に配って認識を深めてもらおうではないか。当然こんな考え方が出てくるのです。もう3回目ですから坂本市長にお願いをしたいのは、その審議会の全部とは言いません。当然初めての試みで、半分で結構でございますが、最低半分を公募形式にするということについてどうお考えになるのか。それともう一つは、審議会の公開制であります。これは県でやられておりますから、この点についてお答えを願いたいと思います。 集落排水の汚泥処理については、大体わかりました。
久喜宮代衛生組合と同じようなやり方をおやりになるのだろうと思っておりますし、また後ほど質問します。ただ、そのときに是非検討していただきたいのは、集落排水の汚泥はし尿と違いまして界面活性剤と言われる合成洗剤成分がありますので、これがネックになりますよと。この点の調査を事前に行っていただきたいということを要望をしておきます。 3点目、管理者である坂本市長にお答えいただかなければ困ります。やるのかやらないのか。要するに市民には透明袋でちゃんと分別しなければ持っていかない。シールまで張って置いておくのです。シールまで張って、これは分別してないから持っていかないよとステーションに置いてくるわけです。ところが持ち込み業者は、パッカー車でスムーズにぼーんと投げ込んでしまって、その投げ込んだ中身にこんなでっかい缶や配管やいろんなものがあるのです。衛生組合へ行ってみればわかるのです。クレーンで上げているのを見たり。そういう状況なのです。この状況でごみが減ってきたというのは、事業者や持ち込み業者が増やしたごみを市民が最大限努力して減らしたから減ってきた。本当はもっと減っているはずなのです。市民レベルではもっと減っているのです。ですから、それを指導するのは、入り口でパッカー車をあけさせて積みかえをやらせるしかないのです。これやっている自治体いっぱいあるのです。このことに取り組むか取り組まないか、この点をお答えを願いたいと思います。 先ほどから答弁が出てきているのは、衛生組合も事業系ごみ、
持ち込みごみについては2年も3年も前から言っていることと全く同じことを言っているのです。調査をします、検討します。結局数年間事業系ごみは減らなかった。市民の努力でごみ全体は減っているけれども、事業系は減らなかった。これが事実なのです。この点についてお答えを願いたいと思います。 4番目は、もうどうしようもないですね。塩素について全く2年間勉強もしなければ、ところで最後に、教育長にお聞きしますが、塩素1PPMで大腸菌は何秒で死滅しますか。そんなことは2年前の答弁書見れば書いてあるのです、私が言ったのだ。コレラ菌も含めて。それだけ細胞破壊が強い。それで、水泳選手が金髪だと言われるのです。赤っ毛だと。何で赤っ毛と言われるか知っていますか。プールに年中入っているから塩素で脱色されるのです。だからプールに年中入っている人は髪の毛が赤い方が多い。それと、ここにいる教育委員会、お孫さんがいたら、自分の孫が学校から帰ってきたときよく見た方がいいですよ。結構目を赤くして帰ってきてます。塩素のあれですから。 それともう一つは、
ゴーグル使用というのが一般化されてきているというのにもかかわらず、指導要領だけ前提にとらえて何も塩素の有効性や害も2年間研究しないで、管理もいいかげんな中につけ込んで目をあけろというのは、プール嫌いの子供が増えている原因の一つなのです。学校のプールだけは入りたくないという子供さんもいるのです、現実に。首かしげている。実態を知らないものね。知るはずはないよね。2年前にああいう塩素管理はやらないと明確に答弁、指導マニュアルをつくって指導しますと言ったのだもの。それが全然改まってないのです。それは知らないわけだよね、実態を。 目の管理のために
ゴーグル使用について強制する必要はございませんけれども、使いたい方は自由にお使いくださいということでの指導をお願いしたいと思いますが、いかがでしょうか。スイミングスクールなどに行っているお子さんはすべて持っておりますし、幼稚園のころから泳いでいる方は何の苦もなくゴーグルを使って泳いでおりますし、むしろその方が水に落っこったときによっぽど安全だと思いますが、いかがでしょうか。
ゴーグル使用についてお答え願いたいと思います。 以上です。
○議長(木村茂二君) 原 進一議員の再々質問に対する答弁を求めます。 市長。 〔市長 坂本友雄君登壇〕
◎市長(坂本友雄君) 原議員の
環境基本計画についての質問でございます。最後の質問でございますので、端的に答弁申し上げます。 公開の関係でございますけれども、せっかく作成をいたしました
環境基本条例でございます。ご案内のように環境の保全と創造が目的でございますので、市民参加、市民の意見を聞いて、これを反映しなければならないわけでございます。担当部長の方も、でき得る限り市民の意見を反映をするというふうにご答弁申し上げておるわけでございます。そのような関係で県の方も原則公開ということでございますので、私どももそのように考えて進めていきたいというふうに考えております。 なお、審議委員の公募の関係でございますけれども、やはりそのような方向で進めていきたいというふうに考えております。ご質問者がおっしゃっておるように審議会が行政の隠れみのというふうに言われておりますけれども、そういう考えは私どもは従来も持っておらないわけでございます。できるだけ審議会等におきましては審議会の尊重といいますか、あるいは市民の意見が代表されるような形で審議会にお諮りをし、意見を尊重してきておるわけでございますけれども、ご質問者がおっしゃっているようなことのないように、極力努力をしていきたいというふうに考えております。 実際問題といたしまして、いろいろ蛍とかあるいは河川の護岸の問題が出されました。大変難しい問題でございます。河川の護岸一つとりましても、農業者等におきますと三面護岸とか、いわゆる人手不足といいますか維持管理の面で希望いたしますし、また環境を守ろうという方にとりますと自然の形態で護岸を残してくれと、こういうので意見がなかなか分かれるわけでございますけれども、いずれにいたしましても、現在の環境をできるだけ保全をしようというのが
環境基本計画でございますし、市民の意見が反映されるような形で審議会もつくっていきたいというふうに考えております。 3番目の事業系のごみでございます。ご質問者がおっしゃっておりますように市民のご協力をいただきまして分別、減量化が進んでおるわけでございます。事業系につきましてもできるだけチェックをいたしまして、市民と同じような形でやれるようさらに強化をしていきたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、教育長。 〔教育長 橋本 昭君登壇〕
◎教育長(橋本昭君) 再々質問にお答えいたします。 塩素の害でありますが、このことにつきましては昨年も各学校の方にどのような塩素の持っている力といいますか、怖さというものについては指導もいたしたところであります。そのことについて全く改善されてないお話でありましたが、私どもの方ではそれぞれの学校がそれぞれのマニュアルをつくりながら改善に向けているということを申し上げたいと思います。このことにつきましては、0.4ミリグラムリットルということが最低という形で指示されておりますので、その点のことについてをきちっと守れるように、水質管理にかかわりましては学校環境衛生基準に基づくということにしてありますので、このことについての徹底をさらに進めてまいりたいと思います。 それから、ゴーグルの使用につきまして、何か指導要領に基づいて久喜ではゴーグルを使わせないというご理解というふうに伺いましたのですけれども、実は指導要領等にはゴーグルは一切触れておりません。このゴーグルを使用するかしないかということについても、県が特別に使用を義務づけるとか義務づけないとかということも触れておりません。恐らくゴーグルというのは、最近一般に多く使われますようになったのは、目の保護ということもありますけれども、そもそもゴーグルが多く使われるようになりましたことは、キックターンの技能が入ってきたことが大きな契機になっておりますのと、それから小さい子供さん、幼児が水に親しむといいますか、水を通しての健康教育をしようというのが普及してきたというようなことがこのゴーグルの一般化の一つの大きな動きだったと思うのであります。これが各学校に入ってまいりましたのですけれども、学校の方では一般のプールとは違いまして学校教育の中での基礎プールの教育があります。それは特別なものをした上で泳がせるということよりも、最も基礎になるものについてを通常の状態で行うというのが基本になりますので、そういう点ではゴーグルを教育委員会が特別に使えということを命じて使わせる性格のものではありません。ゴーグルの使用というのは目的と場に応じて使用するものだと理解しております。 今私どもの方で、子供たちの状況を見ますというと、子供たちはいろんな個人差がありますので、子供からの希望ということも出ておりますので、各学校ではそれほどうるさいことは言いませんで、このゴーグルの使用については柔軟な対応をしておりますので、現在使用している子供は大体一割ぐらいいるだろうと思います。その程度だと思いますし、同時にまたそういうような状態で使っていていいのだろうと思います。特別に全部の子供に使わせなくてはいけないというものでもありませんし、そんなことを考えてこれからも従来どおり進めたいと、こう思います。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 以上で原進一議員の質問を打ち切ります。 休憩をいたします。 休憩 午前10時19分 再開 午前10時41分
○議長(木村茂二君) 再開をいたします。
○議長(木村茂二君) 次に、川瀬議員の市政に対する質問をお受けいたします。 川瀬議員。 〔19番 川瀬剛三君登壇〕
◆19番(川瀬剛三君) 19番、川瀬でございます。通告順に従いまして順次質問させていただきます。 まず、下水道行政について。 まず最初に、市道7,171号線及び7,200号線についてでございます。地域住民から要望の強かった栗原地区の公共下水道の本管が昨年度終了し、今年度は枝管工事が行われておりますが、その進捗状況と今後の見通しについてお伺いをいたします。 次に、道路行政について。 市道7,171号線及び7,200号線、いわゆる12メーター道路の安全対策と改修工事についてお伺いいたします。あの道路はご存じのように栗原区画整理組合によって完成された道路であります。あの当時、昭和50年ぐらいだと思いますが、資金不足もあってか安全対策の方まで手が回らなかったのが実情ではなかったかと思われます。そのまま昭和52年ごろ市に移管され、今日に至っております。そこでお伺いをいたします。今行われている下水道工事が終わった後、舗装の改修及び車道と歩道の整備、景観上からも植樹等についてどのような考えでおるのか、見通しをお伺いいたします。 次に、栄水橋の大型車の通行どめについて。この地区は良好な住環境を維持するため、第1種住居専用地域に指定されていることは皆様ご存じのとおり、町工場も建設させられないというような通りを大型車が通行し、騒音、振動、ほこりをまき散らして通行することはいかがなものか。以前にも栗原地区自治会より大型車の通行どめについて要望が市に提出されているところでございます。私の記憶では、栄水橋は昭和37年3月に葛西用水路の改修によりできた橋で、幅3.6メートルのコンクリート製で、重量制限は14トンと聞いております。そのため10年後の昭和47年ごろに青葉団地の造成工事の際は、熊谷組ほかでは左側に仮橋をつくり通行していました。現在35年も経て老朽化が進んでいる今も、いろいろ事情があるとしても規制ができない理由、公安委員会及び市の考え方をお伺いをいたします。 以上です。
○議長(木村茂二君) 川瀬議員の質問に対する答弁を求めます。 建設部長。 〔建設部長 樋口純一君登壇〕
◎建設部長(樋口純一君) 川瀬議員さんの、まず下水道行政についてでございます。市道7,171号線及び7,200号線の枝管工事の見通しについてというご質問でございます。 まず、この路線の幹線につきましてはほぼ整備済みでございまして、平成8年度中には全線が終了いたす予定でございます。幹線につきましては、埋設が深いために受益者が直接接続ができないわけでございます。そこで、ご質問の下水道枝管、いわゆるサービス管の整備計画でございますけれども、道路幅員が広いため管渠を道路の両側に布設する計画で、延長1,250メートルほど予定しております。 次に、その整備状況と今後の予定でございますが、平成7年度末現在で延長245メートル整備済みでございまして、進捗率にいたしますと20%になっております。今年度の計画でございますけれども、市道7,200号線は両側全線が終了しております。市道7171号線につきましては栗原二丁目側が市道201号線との交差点付近から大村そば店南側の市道7,172号線との交差点付近までを、また栗原三丁目側はコスモ石油スタンド前の市道7,182号線交差点付近から一本南側の市道7,169号線との交差点までの区間を予定しているところでございます。今年度は延長にして約920メートルほど整備する計画でございまして、平成8年度末での進捗率を93%と見込んでおります。残りの部分につきましては、県道までの部分を含めまして平成9年度中に終了させる予定でございますので、ご了承いただきたいと思います。 次に、道路行政でございますが、ご質問の路線は栗原地内で県道幸手・久喜線から栄水橋の通りに交差いたします幅員12メートル、延長約750メートルの幹線的な道路でございます。現況は舗装済みで、両側に600ミリのU字溝が設置されておりまして、県道岩槻・幸手線方面に通ずる幹線的な道路であることから、近年は特に交通量が増大してきておるところでございます。このような状況を考慮いたしまして、歩行者や自転車等の通行の安全性を確保するために、今後計画といたしましては車道を7メートルとして、両側に2.5メートルの歩道を設置してまいりたいと考えておるところでございます。具体的には、今年度から下水道管の枝管の整備が完了したところから予算を見ながら順次整備を進めてまいりたいというように考えておるところでございます。 なお、植樹につきましては、先ほど申し上げましたように両側に600ミリのU字溝が布設されていることから、かなり植樹の幅員については制限をされてくるかと思いますけれども、状況を見ますと青葉団地あるいは青毛地区についてもあのような植樹もされておることから、樹種等をよく検討しながら可能な限り植樹についても実施してまいりたいというふうに考えておるところでございます。
○議長(木村茂二君) 続いて、
市民経済部長。 〔
市民経済部長 高山孝夫君登壇〕
◎
市民経済部長(高山孝夫君) お答え申し上げます。 栄水橋の大型車の交通止ということでございますけれども、交通規制の関係でございますので、久喜警察署の交通課に問い合わせましたところ、この場所につきましては2年前に大型車両の交通量調査を実施したようでございまして、調査時間につきましては朝の7時から夜の7時までの12時間行ったようでございます。その間、大型車につきましては5台の通行があったとのことでございました。この関係につきましては、再度この場所につきまして交通量調査を実施する考えがあるようでございます。市といたしましては、その調査の結果によりましてまた警察署の方に要望してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 川瀬議員の再質問をお受けいたします。 川瀬議員。 〔19番 川瀬剛三君登壇〕
◆19番(川瀬剛三君) 再質問させていただきます。 下水道関係の方は、ひとつよろしくお願いをいたしておきます。 道路の方でございますが、600ミリの側溝があるということで、植樹なんかも難しいということでございますが、なるべくやはり青毛からの延長線でございますので、栗原地区の方にも是非、どういうふうにやるかということは技術的なものもございますでしょうが、なるべく植樹もしていただいた方が景観上もよろしいというふうに思っておりますので、そこら辺も要望させていただいておきます。 次に、栄水橋の件でございますが、大型車の通行止についてということで、5台から大丈夫、10台だから危ないとかという問題ではなくて、あそこは37年にできてもう35年過ぎております。それで幅も3.6メートルというふうにごく狭いもので、大型車が通っているときには人も歩けないというのが現状でございます。あそこに立っていて大型車が通ったら、川の中へ落とされる。欄干が小さいのですから、川へ落とされるような状態です。中に脚があるわけではございませんので、渡してあるだけの橋で、川幅はあそこではそんなにありませんけれども、35年のあの橋が耐久できるものか。落ちてしまったときに、事故が起きたりなんかしたときにはどういうふうに対処するのか。あそこを落とされてしまうと栗原の方は通行が不能になってしまいます。だから、先ほどちょっと申しましたように、青葉団地の造成のときにはこっちから行って左側にわざわざあそこに仮橋をつくって、それで重量を乗せたものはそちらを通ると。空になった車を今の栄水橋を通していたというのが現状でございます。そこら辺でお伺いしますが、耐久力、持つのかどうかというのの調査をされての話かどうかということなのです。あれが大丈夫ですよという保証は恐らく市の方でも持てないのではないかと思うのです。私がお聞きするまでもなくそういう事故が起きてからということでは遅いので、そういう耐久力というのか何と言うのですかわからないですけれども、そこら辺を調査した上の話かということで、もう一回ひとつ答弁をお願いしたいと思います。
○議長(木村茂二君) 川瀬議員の再質問に対する答弁を求めます。 建設部長。 〔建設部長 樋口純一君登壇〕
◎建設部長(樋口純一君) 再質問にご答弁申し上げたいと思いますが、栄水橋の耐久性ということでございます。あれは先ほど川瀬議員さんからもお話がございましたように、36、7年ごろに架設された橋りょうでございます。その事業主体も葛西土地改良区ということで、資料等も今では紛失されておりまして、橋の構造等もよくわからないような状況でございます。ただ、今後の葛西用水の改良というものが三面護岸で上流から実施されてくるということは、今までのご答弁の中でもあったかと思います。そういう中で、将来は栄水橋についてもその改良に合わせましてかけかえを実施していくということでございます。ただ、その間につきましては、私の建設部の方でできるだけの調査はしてみたいというふうに考えております。
○議長(木村茂二君) 以上で川瀬議員の質問を打ち切ります。
○議長(木村茂二君) 次に、石川議員の市政に対する質問をお受けいたします。 石川議員。 〔7番 石川忠義君登壇〕
◆7番(石川忠義君) 7番、石川、質問いたします。 市立図書館の時間延長について伺います。 3月議会の委員会、私の所属しています文教福祉委員会の中で、私は市立図書館の時間延長についての必要性と今後の方針を伺いました。それによりますと、当局ではそのような議題で担当で話し合うということを答弁いたしましたが、その後この会議はどのように進められ、あるいは進めていく予定か伺います。 当局でももちろんご承知だと思いますが、隣の県立図書館ではことしの4月1日より、4月から10月までの夏時間の間は、土・日以外は9時から20時までと利用時間を延長いたしました。夏季以外でも19時まで開館しております。市立と県立の図書館の利用時間のギャップは利用者への影響も大きく、私の友人や後輩は東口に主に住んでおりますが、9時から17時まで市立図書館を利用し、17時になると県立に移って勉強しているそうです。また、サラリーマンやOL、働く方々からも平日に17時に会社を終えて地元まで急いで帰っても市立図書館は閉まっている。土日にしか納税者の我々が使えないような施設だ。学生のためだけの施設ではないはずという声を聞きました。もちろん子供たちの図書室は安全上も17時までというのが妥当だと考えますが、それに合わせたのか、職員の就業時間に合わせたのか、社会人や学生も今の季節ではまだまだ明るいこの時期でさえ17時に閉館というのは、余りにも早い閉館時間と考えますが、伺います。 冒頭でも述べましたが、市立図書館の時間延長について、当局では会議の議題にし、検討するという考えを示されましたが、その後会議を開催していればその内容、今後の市立図書館の利用時間延長についての会議のタイム
スケジュール、それと当局の市立図書館利用時間延長についての考えを伺います。 続きまして、市職員の公務中の交通事故についてですが、昨年度約1年間議案書などを見まして、交通事故に関する専決処分をよく目にしました。もちろんその中には自分が起こしたものでなく、道路の陥没などが理由のものもありますが、それらを除いて公務中の交通事故として扱われたものは過去3年間、平成5年度から6年度、7年度と1年度に8件ずつ、24件発生しております。増えることはないにしろ1件も減っておりません。ちなみに担当者によれば、8件中2件ぐらいが相手に起こされた事故ということですが、それにしても過去3年間事故は減っておりません。当局ではこの状況をどうとらえ指導したのでしょうか。 私は、交通事故など誰も起こそうと思って起こす人はいないと考えますので、事故を発生させた人にペナルティーのようなものを科して指導したりしますと、職員の方々のやる気を低下させたり、必要上公務で自動車を運転するにも、かえって変に気を使って緊張して事故の原因にもなりかねないし、公務での自動車の使用を避けたいという気持ちにもなりかねないと考えますので、このような方法は適当でないと考えていますが、例えば職員が自動車などを使用する場合は担当課で常に使用者に対して注意を促したり、月曜の朝の市長の庁内放送で交通安全について常に話すだけでも、職場の交通事故撲滅の意識が高揚するものではないかと考えられます。折しも昨年の9月の久喜市議会では交通事故撲滅の宣言を行っています。市民の交通事故撲滅に関する意識の向上を図れるものだと考えますが、市当局では昨年度までの8件という事故の数をどう減らせるように努力するのか、伺います。 今まで交通事故の発生後どのような指導を行っていたか。過去3年間交通事故が減らなかったわけですが、この減らなかったことに関しどの点に注意すべきと考えているか。また、今後どのように職員の指導をすべきと考えているのか伺います。 最後に、久喜駅東口のエレベーター設置についてですが、私は昨年の6月議会において駅東口のエレベーター設置についてその必要性を訴え、設置について質問いたしましたが、そのときの答弁で、長期計画の中に位置づけていきたいということを考えているとありました。その結果、ことし障害者対策に関する長期計画の中で施策として、障害者が安全に快適に利用できるよう公共施設の整備を行うとともに、公共的建築物の指導を行うとし、現況では駅東口エレベーター設置の検討、計画目標として駅東口エレベーター設置の推進となっており、現況では検討、目標は設置の推進と矛盾した内容になっております。設置について現況は検討、今は調べて考えているという内容です。しかし、目標は設置の推進、エレベーターの設置を推し進めるということです。設置の推進という目標があるが、設置を検討という表現がされていますが、どういうことでしょうか。先ほど申し上げましたが、このように長期計画の中ではエレベーター設置に関して理解しづらい表現がされていますが、当局、久喜市としては駅東口のエレベーター設置を推進していると理解してもよろしいでしょうか、伺います。また、設置を推進する場合には何が必要で、設置の
スケジュールをどう考えているのか、伺います。 最後に、エレベーター設置に関して担当課ではどのような形でエレベーター設置に関する協議の場を持ってきたか。また、今後はどうなさるおつもりか伺います。 以上です。
○議長(木村茂二君) 石川議員の質問に対する答弁を求めます。 教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 石川議員さんの図書館の利用時間延長についてのご質問に一括でお答えをさせていただきます。 市立図書館の開館時間は、ご存じでありますように現在午前9時から午後5時までとなっておりますが、ご質問者がおっしゃいましたように3月議会の文教福祉委員会におきましても午後5時以降の開館時間の延長につきましてご質問がございましたので、これを踏まえまして市立図書館では、県内各市町村立図書館の開館時間やその対応につきまして調査を行っているところでございます。ちなみに調査を行いました16市1町の状況でございますが、何らかの形で午後5時以降も開館している市町は11市1町でございました。その内訳でございますが、9時開館で5時以降も開館している市町1市、9時30分開館で5時以降も開館している市町3市、10時開館で5時以降も開館している市町7市1町でございました。調査を行いました17市町では約71%が5時以降も開館をしていることになります。 今後、さらに残る県内市町村の状況を調査いたしまして、県全体を把握いたしました上で、9月を目途に教育委員会内部での調査を行いたいと考えておるところでございます。なお、内部の調査の後に、市長部局との調整を行ってまいりたいと考えております。開館時間につきましては、調査済みの県内各図書館の状況や利用者へのサービスの向上等を勘案いたしますと、5時以降も開館する時期に来ているのではないかと認識いたしておりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) お答えを申し上げます。 職員の公務中の交通事故の関係でございます。 まず、1点目の関係で事故後の指導の関係でございますが、職員によりまして交通事故が発生した場合におきましては、直ちに自動車運転事故報告書を所属長を通じまして提出させているわけでございます。それによりまして事故の状況を確認するとともに、事故内容の分析を行いまして、事故を起こした職員に対しまして今後交通事故を再発しないように注意を喚起をしているわけでございます。 また、2点目でございますが、事故が減らなかったことに対してどのような点を注意をすべきかということでございますが、何と申しましてもこの自動車を運転する職員個人の交通安全に対します自覚を促すと同時に、職場全体の交通安全に対します意識の高揚を図ることと、公務員としての立場の自覚を促すことも大変重要であるというふうに考えているわけでございます。したがいまして、個人を対象とした交通安全教育はもちろんでございますが、職場全体に対しまする啓発活動が大変必要であるというふうに考えているわけでございます。 続いて、3点目の今後の問題でございます。今後の職員の指導の関係でございますが、この交通安全教育につきましては、毎年、年末に久喜警察署から講師を招きまして、交通法規の研修を全職員を対象にして実施をしているわけでございます。そのときに、この研修の場で事故を起こしました家庭の大変な苦労等を撮った映画を見せているときもございます。このようなことで実施しているわけでございます。また、職員に対します交通安全の思想の普及を図るために、久喜地区安全運転管理者協会の主催によります交通事故防止のコンクールへ積極的に参加しているわけでございます。今後につきましては、引き続き交通安全教育等を実施するとともに、新たに庁内報を利用した広報活動等によりまして交通事故撲滅に向けて積極的に指導してまいりたいというふうに考えてございます。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 続いて、福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) 3番目の駅東口のエレベーター設置の関係でございますけれども、今回策定いたしました障害者の長期計画の中で、第3章中、障害者にやさしい環境づくりの中の障害者・児に配慮した公共施設の改善整備ということで、計画目標といたしまして位置づけがされたところでございます。したがいまして、市といたしましては東口エレベーター設置ということにつきましては、十分これらについては認識をしているところでございます。 それから、先ほど現況では検討ということになっているが、目標では推進という言葉になっているということでございますけれども、現在までは行動計画の中ではこれらのエレベーター設置の検討というふうなことで入ってございました。それをさらに一歩進めた形での今回の障害者長期計画におきましては、推進という言葉になったわけでございます。 次に、これからの
スケジュールということでございますけれども、現在までの協議経過につきましては、まず昨年6月議会の中でご質問いただきました際にお答え申し上げたとおりでございますが、東武鉄道との協議を実施したわけでございます。それからさらに、JRとの協議につきましては、まず平成7年3月14日でございましたけれども、電話にてJR東日本東京地域本社の方に電話いたしましてお話をしたわけでございます。その後、さらに平成7年の8月24日でございますけれども、今度、JRの方に直接参りまして、このときには企画調整課長、それから高齢障害課長ともども参りましてじかにお話をしてきたところでございます。その結果、駅構外につきましては東武と同様でございまして、あくまで地元負担ということでございます。そのようなことから、今後につきましては財源は地元負担ということでございますので、それらの関係をどのようにしていくか十分財政課の方と協議しながら、さらにまた国や県の補助金が導入できるかどうか、その辺も十分検討しながらいきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(木村茂二君) 石川議員の再質問をお受けいたします。 石川議員。 〔7番 石川忠義君登壇〕
◆7番(石川忠義君) まず、市立図書館ですが、教育委員会としても認識しているということで、内部調査をいつ終了し、会議を持っていく予定なのか具体的に示してほしいので、ここをお願いします。 それから、県立図書館、市立図書館、久喜の中に2つありますけれども、今のところ両館とも月曜日が休館ということで、せっかく2つあっても同時に休館で、利用者はどちらにも行けないということになりますので、できれば別の日に休館にできるようなことも併せて検討していただきたいと思います。羽生市や蓮田市なんかでも火曜日に休館ということでやっているそうなので、この辺も検討課題にしていただきたいと思います。 それから、交通事故に関してですが、自覚を促す、意識高揚、職場全体に対する対応ということですけれども、平成3年と4年に交通事故防止に関する市長の訓示ということで年に一回ずつ行っていますが、こういうことをどんどんやってもらって職員の交通事故撲滅に関する意識の高揚なんかを図っていただければと思いますが、この点についてどうお考えになるかお伺いいたします。 それから、エレベーターについてですが、設置について認識していると、推進という語句になったということですけれども、JR、東武側であくまでも地元負担ということを言っているということですが、これは昨年の6月の議会にも同じことを伺いました。昨年は地元負担ということで部長の方からは、早期実現を目指していただけるかという私の質問に対しまして、財政計画との絡みも出てまいりますので、財政当局の方と十分協議を重ねてまいりたいというふうに考えてございますという答弁をしておりますが、財政当局との協議はどうなったか、あるいはこれからどういうふうに進めていくのか、この点をお伺いいたします。地元負担ということ、昨年の時点でもうわかっていることですから、当然推進ということならば財政当局とも話し合いをしていると思いますので、その辺をお伺いします。 それから、企画調整課と高齢障害課での協議は具体的にどのように行われているのか、この点についてもお伺いいたします。 それから、久喜市としてエレベーター設置を推進ということになったとおっしゃいましたので、障害者施策に関する久喜市長期計画の中の現況で駅東口エレベーター設置の検討となっているこの検討という語句を、設置の検討ということではなくて、どんなふうに設置するか、手法を検討しているというふうに理解していいか、この点をお伺いいたします。
○議長(木村茂二君) 石川議員の再質問に対する答弁を求めます。 教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 再質問にお答えいたします。 調査の終了時期と、会議はいつごろ開くのかというご質問でございます。先ほどもお答えいたしましたように、9月を目途に調査を終了したいというふうに考えております。その結果の集計ができ次第検討してまいりたいというふうに考えております。 また、月曜日以外の休館ということの検討ということでございますが、現段階では月曜日休館でまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) 職員の交通事故防止の関係でございます。これにつきましては、できるだけ早い機会に市長に訓示の放送をやっていただきまして、今後は春、秋の交通安全の期間がございますが、その時点におきまして必ずその放送を市長からやっていただきまして、より徹底してまいりたいというふうに思ってございます。また、月に2回の部課長会議がございますが、それらにも諮りまして、課長職、管理職全体を通じまして各課に徹底してまいるようにいたします。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 続いて、福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) エレベーター設置の関係でございますけれども、まず財政当局とどのように協議をしたのかということでございますけれども、今回この障害者の長期計画が策定されたわけでございまして、これからこれらの中身についてそれぞれ関係課等々と協議をしていくわけでございますが、何といたしましても財源が一番の問題であります。ちょっと調べてみますと一基5,000万円から6,000万円ぐらいかかるということも言われております。そのようなことから、これから十分財政の方と協議をしなければならないということでございます。さらに、できれば先ほども申し上げましたけれども、補助金等が導入できる方法はないかなということも考え合わせながら、十分詰めてまいりたいというふうに考えてございます。 それから、企画調整課との話し合いということでございますけれども、企画調整課の場合は総体的な計画というふうなことからの見方でございまして、エレベーター、西口の場合は都市整備の関係で設置されたわけでございます。今回は、この障害者の長期計画の中で一応目標として掲げられておりますので、これはできるならばやはり障害者関係の方の事業というふうに受けとめていくべきかなと。その辺で企画調整課との方の調整を図ってきたということでございます。 それから、最後の現況の中で検討という意味でございますけれども、これは平成7年度までそういう形で検討ということで進んできたというふうにご理解いただきたいのですが。平成8年度からは新たに策定されました計画の中では、エレベーターの設置の推進というふうに変わっていったということでございます。
○議長(木村茂二君) 石川議員の再々質問をお受けいたします。 石川議員。 〔7番 石川忠義君登壇〕
◆7番(石川忠義君) 市立図書館についてですけれども、9月を目途に調査を終了し、検討ということをおっしゃいましたけれども、ずっと検討しているわけではないと思いますので、その検討の答えをいつ出すのか、これを伺いたいと思っていましたので、これをお願いいたします。 それから、休館については検討もしないということでしたが、なぜ検討もしないで月曜休館でやっていくのか、その意味を教えてください。 それから、エレベーターについてですが、昨年も同じことをおっしゃって、財政当局と協議をするとおっしゃっておきながら話し合いはしなかったということですが、なぜしなかったのか、その点をお伺いいたします。今年ももしかすると、ここでは財政と協議すると言っておきながらしないことも考えられますので、その辺念押しというか、どういうふうに協議していくのかお伺いいたします。
○議長(木村茂二君) 石川議員の再々質問に対する答弁を求めます。 教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 再々質問にお答えをいたします。 検討の期間ということでございますけれども、遅くても今年度いっぱいには検討をしたいというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 それから、月曜日休館、このことについての検討をしないということの理由ということでございますけれども、今、市立図書館、月曜日休館ということで定着をしてまいっております。また、ご質問者もご存じでありますようにほかの市町村立の図書館も月曜日休館が大変多いということの中で、現段階ではその辺のことを勘案いたしまして月曜日休館でまいりたいと、こういうことでございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) エレベーターの関係でございますけれども、財政の方となぜ協議しなかったかということでございますけれども、財政の方ともいろいろ話はしてございますけれども、先ほど来から申し上げておりますようにかなりの財源が必要になるわけでございます。それとあわせまして、総務部全体の方で、先ほど企画調整課というお話を申し上げましたが、やはりそちらの方では全体を見ての計画ということでございます。そういうことで、西口の現在あるエレベーターについては都市整備の方の関係の事業で実施したということです。 今回についてはいろいろ懇話会の中で十分議論がなされました。障害者の計画の中にエレベーター設置の推進ということを入れるべきだというふうなことで結論が出たわけでございます。そのようなことがございましたのでそういういろんな面から、角度からも財政は当然のことながら、企画調整課等とも話し合いを持ちまして、この計画書の方にも懇話会の意見を十分尊重した形での目標ということで制定されたわけでございます。したがいまして、これからはこの計画に向かいまして、できるだけ補助金が導入できるかどうか、その辺も考え合わせながら財政当局と十分協議をしていきたいということでございますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。
○議長(木村茂二君) 以上で石川議員の質問を打ち切ります。
○議長(木村茂二君) 次に、21番、戸ケ崎議員の市政に対する質問をお受けいたします。 21番、戸ケ崎議員。 〔21番 戸ケ崎 博君登壇〕
◆21番(戸ケ崎博君) 21番、戸ケ崎でございます。お時間をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず1点目ですが、水道指定工事店制度の見直しについて伺います。 厚生省は水道の指定工事店制度について、行政改革委員会の規制緩和の推進に関する意見等を踏まえ、必要な見直しを図る方針であると聞いています。その主な理由として、一つ、新規参入が抑制されていることが挙げられています。二つとして、広域的な経済活動が阻害されているとの理由であります。そこでお伺いしますが、昨年3月に参入制限的なこの制度の運用の改善を厚生省から各水道事業者に対して要請があったと新聞に報道されていますが、新規参入の抑制ということについてかなりの団体がこの5年間新規がなかったとの報道もありますが、その抑制ということについて久喜市における状況、どのように現在把握をされているのかお伺いをいたします。 現在までこの指定工事店制度の果たしてきた役割は、私は非常に大きいものがあると思っております。現在の指定工事店制度の役割についてどうお考えになっているのか、これも併せてお伺いをいたします。 次に、国の見直しの推進を図ることに対して、特に主任技術者制度が国家資格制度という改正が盛り込まれておりますが、当局として現在どのような対応または見通しを持っておられるのか、お伺いをいたします。この指定工事店制度も、いわゆる公共の福祉の増進に当たるわけでありますが、見直しについて基本となる市民へのサービスの増進を図らなければならないと考えます。この点についても当局の見解を併せてお伺いをいたします。お示しいただきたいと思います。 次に、二つ目ですが、青少年の健全育成について伺います。 その一つ目ですが、子供の健全育成のため、我が市としても子供憲章制定を考えてはどうか伺います。 子供の権利条約が発効されて、ちょうどこの5月で2年が経過しました。権利条約の趣旨が国民生活の中に浸透していかなければ、この条約の果たす効果は期待されないということであります。そこで、当市としては「広報くき」等での連載を初め、この権利条約の広報等、大変努力されてきた経緯があります。それは、久喜市が子供の健全育成に意欲的に取り組まれていることを示しているとも言えます。しかし、現在は当市においても核家族化、そして都市化の進展、情報のはんらん等の中、地域の養育力の低下が指摘をされています。ますます子供を取り巻く環境は厳しくなってきていると言えます。そのためには、21世紀を間近に、未来を担う子供たちが生き生きとはぐくまれる環境をつくり、地域全体で支援、そして取り組まれるよう、例えば21世紀伸び伸び子供憲章などとして制定してはどうか、お伺いします。特にこれからの時代は、子供の健全育成は地域全体で支援して推し進めていかなければならないと言われています。市、そして福祉関係、また教育関係者だけでなく、全市民にアピールできるものとしての憲章の制定を考えるべきと思いますが、いかがでしょうかお伺いします。 次に、子供フォーラムまたは子供議会の開催について伺います。子供議会につきましては以前にもお聞きをしたのですが、他市町では記念の年などに行っているので、それらを踏まえ十分調査研究していくとのことでありました。現在、子供議会の開催についてどのように検討されておりますか、お伺いします。もう既にご存じのように、近くの杉戸町あるいは隣の鷲宮町など、近くの自治体でも大変積極的に取り組まれております。ぜひ私は前向きなる取り組みをすべきと考えておりますが、お伺いします。 通告では、「また」としておりますが、子供フォーラム開催についても提案をさせていただきます。子供議会、また子供フォーラムもどちらも非常に重要な要素がございます。子供フォーラムを子供議会と並行して考えていただきたいと思います。久喜市としても社会教育等の中で体験や意見発表会の開催などしてきていると思います。子供フォーラム、いわゆる子供たちによる公開討論会であります。これは子供たちにとっては大人へ成長するための脱皮の場であるとも言えます。子供議会が大人との対話の場、子供フォーラムは子供同士の対話の場、成長の場であると考えます。久喜市としても青少年育成の一環として子供の育成、成長のできる環境づくり、対話の場づくりと言える子供フォーラムの開催をしていくべきと考えますが、いかがでしょうかお伺いをします。 最後の質問になりますが、車いす用、つまりリフト付ワゴン車の購入、貸し出し計画についてお伺いします。 市の発行されました障害者施策に関する長期計画の中に、障害者の社会参加の促進の施策として明記されていますが、つまり長期計画としての位置づけになっているのかと思いますが、リフト付ワゴン車の購入は是非早期に行っていただきたいと思います。本年、久喜市は総合福祉センターの建設が始まるわけですが、センターができればその利用、また活用のためにはリフト付の車は行動手段の大きな役割を果たすものであると言えます。センター建設という時期をとらえ、リフト付のワゴン車の購入、そして貸し出しを早急に実施していくべきと考えますが、いかがでしょうか、お伺いをいたします。
○議長(木村茂二君) 21番、戸ケ崎議員の質問に対する答弁を求めます。 水道部長。 〔水道部長 金子 敬君登壇〕
◎水道部長(金子敬君) 戸ケ崎議員さんの水道指定工事店の見直しの関係についてでございます。 質問といたしましては、厚生省は指定工事店の見直しを図ると聞いているが、当市の考え方と今後の対応というご質問にお答え申し上げます。 水道法の一部を改正する法案が今国会に提出されまして、現在国会の方で審議中でございます。その主な改正内容を申し上げます。一つには、水道事業者によります指定工事店制度という仕組みを残すことを基本にいたしまして、資格の統一性を図るために給水装置工事、主任技術者制度を設けまして、厚生大臣が資格試験を行い、一定の技術レベルを全国のレベルの技術水準に統一するために国家試験制度が設けられたわけでございます。二つ目には、給水装置工事、事業者の指定要件の明確化でありまして、主任技術者という人的要件や機械・器具等の指定基準を明確にいたしまして、各水道事業業者が同じ判断のもとに指定すると、そういうものでございます。三つ目でございますが、現在の指定工事店についても新制度に円滑に移行できるような経過措置を設けるという内容を中心に改正されたところでございます。なお、法律公布後一年以内に厚生省省令が施行される予定でございますので、当市といたしましてはこれらに準じまして対応してまいりたいというふうに考えてございます。 なお、現在の水道指定工事店の数でございますが、現在22店舗指定してございます。また、責任技術者につきましては31名が登録されている状況でございます。 以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(木村茂二君) 続いて、福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) 2点目の青少年健全育成のためにということで、子供憲章の制定をというご質問でございますけれども、子供が健やかに生まれ育つことは世界的な課題であります。このようなことから、児童の権利をめぐる国際的宣言がなされてまいりました。我が国におきましても、児童福祉法に見られる理念に加え、昭和26年に児童憲章が制定され、人格主体、社会的存在、健全な環境主体としての児童の調和的、全人的発達を保障することがうたわれております。さらに、最近では、先ほどご質問者がおっしゃっておりました平成6年に児童の権利条約が発効した経緯があるわけでございます。このようなことから、市独自でもって子供憲章等につきましての制定は考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 それから、子供フォーラムの開催ということでございますけれども、やはりこれにつきましても独自での開催ということは考えておりません。しかしながら、埼玉県におきましては彩の国子供フォーラムを毎年開催しております。今年度は県内の5会場で開催し、この中身といたしましては知事との意見交換会やクイズなどを実施しておるようでございます。青少年の健全育成を推進する経緯があるわけでございます。したがいまして、今後県の方からそのような意向が示された時点では、県と共催で開催していくことも考えております。 それから、3番目の車いす用ワゴン車の関係でございます。今回策定いたしました障害者の長期計画の施策といたしまして、社会参加の促進がございます。この中で計画目標といたしまして設定がされておりますので、計画目標に沿って今後進めていかなければならないものと考えておるところでございます。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 続いて、総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) お答えを申し上げます。 子供議会の関係でございますが、今までにおきましても何回かご質問をいただいているわけでございます。確かにこの子供議会を実施することによりまして、子供たちに行政の仕事とか市議会のこの仕組み等につきまして理解していただける機会でもあるわけでございます。また、広聴の面からも効果があるものというふうに私ども考えておるわけでございます。ただ、他市の状況を見ましても、実施に当たりましてはほとんどが記念すべき年とか何かの記念事業の一環として実施しているようでございます。私どもにおきましても、これらを踏まえまして実施につきましては記念事業等の一環として考えてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 21番、戸ケ崎議員の再質問をお受けいたします。 21番、戸ケ崎議員。 〔21番 戸ケ崎 博君登壇〕
◆21番(戸ケ崎博君) それでは、再質問をさせていただきます。 最初に、水道指定工事店制度についてですが、通告にお考えはということだけでしたので、ご理解できなかった点もあるかと思いますので改めてお聞きしますが、先ほどもお伺いしましたが、現在の制度についてどのようなお考えを持っているのか、それが1点でございます。 それから、先ほども私、今まで指定工事店の担ってきている役割というのは大変大きいものがあると申し上げましたが、そういう役割ということについてどういうお考えを持っているのか、併せてお伺いいたします。 それから、改正をされましたというお話でございました。ですから、どんどんこの指定工事店の制度についての見直しも進められると思いますが、先ほど主任技術者制度の国家資格制度という改正でありますが、そういうことになりますといわゆる広域的営業ということになるのかどうか。その場合市民へのアフターサービスの問題があると思いますが、アフターサービス等の低下につながらないのかどうか、その点の研究はされておりますでしょうか。まず、その点お伺いをいたします。また、これの見直しに対して新規参入が今まで以上に図られるということになると考えますが、その点についての見解も併せてお伺いをいたします。 それからまた、先ほども申し上げましたが、国家制度ということになればいわゆる広域的な要素、営業ということになると、例えば逆に災害時とかそういうとき、どういう対応が考えられるのか、その点もあわせてお伺いしたいと思います。 次に、子供憲章についてでございます。今のところ考えていないというご答弁でしたが、この子供憲章につきましては、先ほども私、地域全体で取り組んでいかなければならない時代ではないかということを申し上げました。この点につきましてもう一度認識を新たにされていただきたいと思うわけです。よく家庭は芸術品と言われ、それを鑑賞するのは子供だ。また、子供は親の心を実演する名優である、そういうふうにも言われております。この子供憲章という提案をさせていただきましたが、これは子供たちのためのものであるのは当然ですが、私たち地域の大人たちの憲章とも言うべきものであると私は思います。全国的には熊本市とか、この近辺でも東京の町田市とか子供憲章をそれぞれ独自の自治体でつくられて、街全体で子供の健全育成のために努力をされているのが現状でございます。全く考えていないというのは、もう一度認識を新たにされていただきたいなという感じでございますので、もう一度この点についてお伺いしたいと思います。 それから、子供議会とフォーラムの件ですが、子供フォーラムについては県内5会場で県との共催の場合であれば声を出していくということでございました。取り組み方としてはそれも最初の事業としてはいいのかなという感じがしますが、それでは余りにも参加も限られてくるだろうし人数も限られる。また、そこに参加する人も本当に微々たるものになってくるのではと思います。子供フォーラム等、対話の場づくりについても積極的に取り組みをされていただきたいと思います。 それから、子供議会ですが、記念のときに実施したいということで、これはもう2年前からお聞きしております。2年間記念の日がなかったのかどうかという気もしますが、記念の年というのをどのような想定をされているのか、お伺いをいたします。 それから、ワゴン車の購入、貸し出しについてお伺いします。実は鷲宮町、お隣の町でございますが、本年4月よりリフト付のワゴン車の貸し出しを始めたそうであります。名前が「ほほえみ号」ということでありました。この名前も町民から一般公募だったそうです。これは地域福祉ネットワークのモデル事業ということで補助金がありまして、約420万円のリフト付ワゴン車だそうですが、全額補助金で買えたということで聞いております。町で使う日以外を除いて貸し出しをしています。一日一回の利用料金は500円で、最高2泊3日まで借りることができるそうです。これが有料なのは、このワゴン車が8名まで乗れまして、そのうち車いす用が2台というか2名分ということ。無料ですと他の営業等にも影響があるのではないかということで、影響を及ぼさないために最低料金ということで、一回の料金が500円ということで貸し出しをしているそうです。借りる方は障害者の方、虚弱の高齢の方など利用されたい方は、まず登録をしておくことになっているようですが、通院や旅行あるいは買い物など、障害者の方々などには非常に便利に使われているようであります。まだ4月からということで利用状況についてはちょっと聞いてまいらなかったのですが、他市町の状況を踏まえて、計画に沿ってということでございましたが、是非早期に計画の実施をされるよう、これは強く要望しておきたいと思います。これは他市町の状況でございました。 私、最近、ひとり暮らしの高齢者の方の通院をボランティアの方と一緒になってしたことが何度もあるのですが、どうしても昼間、平日、女性の方がボランティア活動というのを行うのです。そうすると、車まで連れていったり病院からおろしたり、大変な労作業なのです。高齢者行動計画の中では障害者の方の社会参加ということで掲載されておりましたが、そういうときに車いすのリフト付があるといいねとしみじみ語っておられました。このことも是非頭に入れていただきたいと思います。そこで、最後になりますが、要望しますが、これひとつ補助事業としての計画ができないのか。これを一点お伺いをしておきたいと思います。そうすれば早期に実施できるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(木村茂二君) 21番、戸ケ崎議員の再質問に対する答弁を求めます。 水道部長。 〔水道部長 金子 敬君登壇〕
◎水道部長(金子敬君) 今までの制度、今後の役割という第1点の質問でございます。現在の指定工事店制度につきましては、市内に事業所を置く業者で責任技術者がいるところを指定しているわけでございます。したがって、現在市内の指定工事店につきましては市内の事情をよく知っていると。そのようなことから、いろいろな意味で工事等スムーズにいっている状況がございます。 また、2点目の広域的に指定業者が参入された場合、市民のサービスの低下あるいは災害時の協力等が心配されるわけでございます。この関係につきましては、日水協という協議会がございまして、この中で各都道府県の代表理事がいるわけでございますけれども、厚生省の方々と懇談会を設けまして、この点について強い要望をしている状況でございます。従来ですと、市内の指定工事等につきましては、先ほど申し上げましたように地域性を有しているということで相当市にメリットがあったわけでございます。今度は広域的な参入となりますと、いわゆるアフターサービスの問題が大きな問題になってくるわけでございます。例えばこの資格を要する方につきましては、東京だとかあるいは極端な例を言いますと、もっと遠く離れている業者でも資格要件が整っていれば指定されるわけでございます。そういう場合、緊急の場合に対応が難しくなってくると、そういう関係が現実問題として出てくるのではないかということが想定されるわけでございます。 いずれにいたしましても、この法律が公布されまして2年の範囲内で省令等を制定して、2年後にこの法律が施行されるわけでございますが、その間に先ほど申し上げましたように省令等の中でいろいろ細かい点が出てくるわけでございますので、私どもといたしましてはその間に各協議会等ございますので、市内の現在指定している工事店の取り扱いの関係も含めて、今後検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(木村茂二君) 続いて、福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) 青少年の育成につきましての子供憲章の関係でございますけれども、広く青少年健全育成を考えるならば当然地域全体でこれらに取り組んでいかなければならないわけでございます。そんなようなことで、さきの議会等でも青少年健全育成の問題につきましていろいろ取り上げられた経緯があるわけでございます。そういったことで、市もそれらに取り組んできているわけでございます。そういった面も含めて、今後またさらに広報紙等で啓発をしていきたいというふうに考えてございますので、特に子供憲章については制定は考えておりません。 それから、フォーラムの関係でございますけれども、先ほど県との共催ということだと人的にも非常に少ないのではないかというお話もございました。確かに県で開催するこのフォーラムにつきましては、ことしは行田、栗橋、越谷、秩父、入間、この5会場で開催を予定されております。一会場につきましては大体人的に50名程度というふうなことも出ておるわけでございます。これはフォーラムです。それから、彩の国子供議会、これらが何か併せて実施されるようでございますが、これにつきましては出席者が92名程度というふうなことにもなっているわけでございます。こんなことから非常に市独自でやるのと違いまして確かに人的には絞られておりますけれども、最初のことでございます、できれば県からそういった呼びかけがあれば考えていきたいということでございますので、その点ご理解をいただきたいと思います。 それから、続いてリフト付ワゴン車の関係でございますけれども、補助事業として考えられないのかということですが、当然県の補助事業としてもあるわけでございます。しかし、一定枠がございますので、今後県等と十分話し合いを重ねていきたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどお願いしたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) 子供議会の関係でございます。記念の年をどのように考えているかということでございますが、他市の状況を見ましても新庁舎が落成したとか、市制何十周年というような市民の皆さんとお祝いするような年に各市がやっているようでございますので、私どももそのようなとらえ方をしてございます。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 21番、戸ケ崎議員の再々質問をお受けいたします。 21番、戸ケ崎議員。 〔21番 戸ケ崎 博君登壇〕
◆21番(戸ケ崎博君) 簡単に再々質問させていただきます。 水道工事店の指定のことにつきましては、これは大変重要な問題があると思いますので、2年間余裕があるからということではなくて、是非早期に力を注いでいただきたいことを強く要望させていただきます。 それから、順序不同になって申しわけございませんが、最後のリフト付のワゴン車ですが、先ほど私は総合福祉センターができる今の時期をとらえるべきだと。それにあわせて補助事業はないか。これは検討すれば、市の部長、課長さんが優秀な方がたくさんおるわけですから、できないわけはないと私は思います。是非これは早期に実施をしていただきたいことを強く要望させていただきます。 それから、子供議会についてですが、記念のとき、記念のときということで2年間待たされてきたわけですが、是非記念の年というのをつくっていただきたいのでございます。例えば今年は市制25周年になるのでしょうか、こういうときは記念の年になるのではないかと私は思いますが、是非実施をされていただきたいと思いますが、再度この点につきましてお伺いをいたします。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 21番、戸ケ崎議員の再々質問に対する答弁を求めます。 総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) お答えを申し上げます。 確かに今年は市制施行25周年になるわけでございますが、この25周年につきましては市民の皆さんとお祝いするという計画はございませんので、今後そのような節目の年を踏まえて考えてまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 以上で21番、戸ケ崎議員の質問を打ち切ります。 休憩をいたします。 休憩 午前11時59分 再開 午後1時2分
○議長(木村茂二君) 再開をいたします。
○議長(木村茂二君) 角田議員の市政に対する質問をお受けいたします。 角田議員。 〔22番 角田礼子君登壇〕
◆22番(角田礼子君) 22番、角田でございます。順次質問させていただきます。 まず1点目ですが、高齢者社会を迎えるためにということで、まず駅東側のエレベーターの設置についてお伺いいたします。この件は前者からも同様の質問がありましたので、その答弁を踏まえて質問させていただきます。 昨年、国の方で障害者の基本計画を出しました。その中に公共施設や駅等へのエレベーターの設置がうたわれております。その計画の中にうたわれておりますので、私はもう補助金が出るものだと思っておりましたが、市の方ではまだつかんでいないというようなご答弁がありました。早急に補助金関係、また関係各課と協議していく必要があるとのお答えが先ほど出ましたが、それを踏まえまして、来年度までに検討し結論を出すべきだと思いますが、その点いかがでしょうかお伺いいたします。 次に、病院通いをしていらっしゃる方、あるいは出かける用がたくさんおありの障害者の方のために、福祉タクシー券の配布枚数を検討していただきたいと思います。この件も先ほどの件と同様に、久喜市長期計画にその充実をうたっております。このことは、福祉タクシー券の交付を受けておられる方全員にという意味ではありません。交付を受けておられる方の中には全く使われない方もおられます。福祉タクシー券が現状で不足しておられる方を市の方でもつかんでおられるかと思いますが、毎週一回必ず病院に行かなければいけない方とか、また人工透析を受けていらっしゃる方々等に対する福祉タクシー券の配布枚数を増やさなければならないと思いますが、いがでしょうか、お伺いいたします。 3番目ですが、偕楽荘の改築についてお伺いいたします。 まず、現在の改築に向かっての状況をお知らせください。 2点目としまして、単独施設を考えるのではなく、複合施設をお考えになってはいかがかと思います。まだ土地がはっきり決まってない段階であると思いますが、せっかく建てるのですから、利用価値を高く建てることが大事だと思います。例えば西口側に早く欲しいと言われている児童館との複合施設を考えてはいかがでしょうか。お年寄りと子供たちの交流はいろいろな意味で非常に有効でありますので、是非お考えをいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 高齢者社会を迎えるための4点目ですが、年をとるに従いADL、いわゆる生活基本動作が低下してまいります。そういう中、子供さんが独立し、連れ合いが亡くなり、余儀なくひとり暮らしをしている高齢の方々が、だんだんに手助けがないと一人では生活の維持が厳しくなってしまい、このことはどなたも年をとるに従ってなっていくものなのですが、そういう方のついのすみかが現在はないと同じであります。養護老人ホームには入所できませんし、特別養護老人ホームにはまだ早い感じであります。そういった方が今後は増えてくると思われます。そのためにスウェーデン型ナーシングホームの建設を考えてはいかがかと質問いたします。 スウェーデン型ナーシングホームは、ついのすみかであり、日本のナーシングホームのようなリハビリ専門の中間施設、病院と家との通過点でもありません。看護婦さん、また准看護婦さんなどが24時間常駐していまして、医者も近くの病院からコンサルタント的に来るようになっており、個室が中心で最初から部屋についている家具はベッドだけで、あとは何を持ち込んでもその入る方の自由というふうになっております。このナーシングホームの大きな目的が、最後の最後まで死ぬまで生きがいのある生活を続けることができるようにしていくこと、最後まで人間として尊厳ある雰囲気を保つようにしていくこととスタッフの一人が話しておりました。是非このスウェーデン型ナーシングホームを建設すべきではないかと思います。お考えをお聞かせください。 大きな2番目といたしまして、少子化社会の久喜市の取り組みについてお伺いいたします。 高齢者社会と少子化社会は表裏一体でございます。久喜も現在は比較的若い街に入っておりますが、ベビーブームと言われた世代が65歳になるころ、あと15、6年もすれば一気に高齢者の街になると予想されます。そのときに、この街を支える人たちが今幼稚園に通っている子供から高校生、大学生が中心になると考えられます。そして、その幼稚園児、また小学生が減り続けていることが問題になっているのです。高齢者が増えても子供たちも増えていれば何ら問題になりません。しかし、現実は、高齢者が増え子供が減っております。国も県も市も高齢者に対する施策は、ゴールドプランを初め介護保険法の議論なども含め一生懸命取り組んでおりますが、少子化対策、いわゆるエンゼルプランとなりますとやっと計画ができ上がったところという現状でございます。高齢化対策と同時に手をつけなければならないはずなのですが、目に見える部分に先に手や目が行ってしまうので遅れている状況です。 この少子化対策の一つとして、まず幼稚園就園奨励費補助金についてお伺いいたします。幼稚園に子供さんを通わせている保護者は年代が比較的若く、共働きではなく収入が少ないのが一般的であります。就園奨励費補助金の額そのものの引き上げについてお伺いいたします。今年度から国基準が変わりますが、我が市もそれにあわせて引き上げるのかどうか。そして、国基準の対象外の方々に支給している年間8,000円の額の引き上げについてはどうなのか、まずお伺いいたします。 ロとして、国基準の対象外者に対してですが、市民税の所得課税額8万3,700円、今年から8万7,600円になりますが、この額以下だと年に5万4,100円が支給され、その額以上だと年8,000円になります。この差が4万6,100円になります。支給額5万4,100円と8,000円の間に何段階か設けてはどうか、お伺いいたします。 2番目といたしまして、保育園についてお伺いいたします。 まず、民間保育園に対し園舎改築や園庭整備等、乳幼児の保育のためのさまざまな整備に関し補助を考えてはどうかお伺いします。 次にのぞみ園の改築について伺います。 のぞみ園はプレハブ造りであります。通常、プレハブの建物というものは簡易な応急的なものであります。例えば、久喜市の大規模校舎改築の際に教室のかわりの建物として短期間学ぶために建てられた建物がプレハブでした。のぞみ園の改築を考える時期に来ていると思います。市当局の考えをお聞かせください。 次に男女参画型社会構築のために、まず審議会、委員会への女性の参画率についてお伺いいたします。 現在、女性を含む審議会、委員会の割合は、県が84.3%、国は84.5%、そして我が市は53.1%という状況です。この数字を、まずどう見られますでしょうか。半分も参加しているかと見ますか、まだ半分しか参加していないのかと見られますか。いかがでしょうか。そして、女性委員数の割合は、県が15.9%、国は14.1%、我が市は17%です。女性が参加している審議会、委員会の割合は国・県よりも少ないですが、女性委員数の割合は国・県よりも多いということは、女性が参画している審議会、委員会が偏っているというふうにも考えられますが、いかがでしょうか。国では女性委員数が15%に達するのを受けて、目標を30%に引き上げることが新聞に報道されました。我が市も市長のご答弁に当面の目標を、20%と決めておられます。現状を踏まえ、具体的に今後この2、3年の間に女性を含まない審議会、委員会の解消にどう取り組まれるのか。3月議会における市長答弁では、条例を見直しして取り組んでいく旨のご答弁がありましたが、お伺いいたします。 審議会、委員会で地方自治法180条の5で規定されている委員会は6あります。この中で女性が含まれている委員会は教育委員会のみです。これは市長を初め大勢の方のご理解のたまものと思います。残りの5委員会への対応についてお伺いいたします。地方自治法202条の3に規定されている委員会は3あります。女性が含まれていない委員会は防災会議です。これへの取り組みはいかがでしょうか。地方自治法138条の4と202条の3に規定されている委員会、審議会は23あります。この中で女性が含まれていない会は7あります。これへの取り組みはいかがでしょうか。審議会、委員会改選の際がチャンスかと思います。今申し上げました審議会、委員会へ女性が入れるチャンスがここ2、3年にあるのでしょうか、市のお考え、また取り組みをお伺いいたします。 ロとして、審議会、委員会の委員改選の際、公募制を取り入れてはいかがでしょうか、お伺いいたします。 次に、父親の育児参加を促すために、今の若いこれから父親になろうとする方は育児に参加するのは当たり前とお考えの方も大分多いと伺っておりますが、中には仕事の関係とか照れとか生き方などでなかなか育児への参加ができない父親もいると聞いております。子供は母親だけで育てるものではなく、父親、母親がかかわって円満に子供が育つと考えます。父親の積極的な育児への参加を促す意味で、妊娠したときに母親に母子手帳を手渡すと同時に、父親に父子手帳を手渡してはいかがでしょうか。福岡県の宗像市で取り組んでおりますが、大変に好評だそうです。いかがでしょうか、お伺いいたします。 また、母親学級へ父親も参加していければと思います。そのために両親学級へ名称変更を考えてはいかがでしょうか。日高市では母親学級とあわせて両親学級も開催しており、先ほど例に挙げました宗像市でも母親学級とは別に健康フェスタ、いわゆる久喜市で行っている健康まつりですが、そのときに両親学級を開催したそうです。また、名古屋市では共働き夫婦のために、出産してからも仕事と家事、育児の両立に夫の協力が不可欠と、パパ・ママ教室を開催し、定員25組のところ約70組の申し込みが殺到したそうでございます。父親も育児に参加していくためには事前に学習していく必要があると思います。その受け皿を用意すべきだと思いますが、いかがでしょうかお伺いいたします。 次に、教育現場で男女混合の名簿にしてはどうか伺います。この質問は2回目になりますが、小学生の女の子から言われました。なぜ名前を呼ぶ順番が男子が前で女子はいつも後なの。それからまた男の子からも、何でいつも男子が前なんだよとも言われました。この子供たちの素朴な疑問に教育委員会はどうお答えになりますでしょうか。 前回のご答弁では統計をとる関係などとございましたが、統計をとるのだとかは、これだけパソコンが発達し、小学校にもコンピュータを入れるほどの状況になっておりますので、クリアできると思います。男子を前にしなければならない理由がありましたらお示しください。お願いいたします。 最後の質問でございますが、県道上尾・久喜線のビックボーイと安楽亭の交差点の整備についてお伺いいたします。 建設課におかれましては、前谷・五領線や西停車場線など市内の幹線道路の整備に力を注ぎ、順調にその事業が進み、その力をいかんなく発揮しておられるところであり、非常にたのもしい限りでございます。また、幹線道路ばかりでなく、細街路の舗装にも手を尽くし始め、市民にとって非常に関心が高いところでございます。今回質問に出しました上尾・久喜線は、市内のメイン道路であり交通量も非常に多く、人の行きかいの多い通りでございます。市民にとりましては県道か市道かは関係ありません。市内のメイン道路という認識であり、上尾・久喜線も前谷・五領線と同じという見方であります。この認識をご理解いただきまして質問に入らせていただきます。 西停車場線から自転車でこの交差点を通過する際、歩道がなく、ビッグボーイの前に少し植栽があり、その植栽と道路との間に側溝のふたがあります。そのふたと道路とに、わずかですが段差があり、自転車のタイヤがその段差に乗ってしまうことがあり非常に危険であります。交通両も多く、市民から苦情が寄せられております。市として早急に対応すべきではないでしょうか、お答えをお願いいたします。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 角田議員の質問に対する答弁を求めます。 福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) 角田議員さんのご質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。 まず、最初の東口エレベーター設置の関係でございますけれども、来年度までに結論を出すべきと考えるがどうかというご質問でございます。これにつきましては、財政の方と十分話し合いをしていかなければならないわけでございまして、ここで来年度中に結論が出るかどうかということは明言できませんので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、続いて福祉タクシー券の配布枚数の増ということでございます。統計から使用率を見てみますと、これは平成6年度の数字になりますけれども、交付に対しまして使用率は53.9%となっております。このような状況ではございますけれども、障害者の長期計画の施策といたしまして第3章の生活行動範囲の拡大促進の中で、福祉タクシー助成制度の充実が計画目標といたしまして位置づけられております。したがいまして、細部にわたりましては今後福祉団体等と協議しながら検討を進めていきたいというふうに考えております。 次に、偕楽荘の改築の関係でございます。現在の状況ということでございますけれども、偕楽荘につきましては新たな場所を求めていく方向で進めているところでございます。なお、近々のうちに関係地権者等の方とお話し合いを持つべく準備を進めているところでございます。 続いて、児童センターとの複合施設ということでございますけれども、市の総合的な福祉計画の中におきまして一施設としての機能を有する施設とするのではなくて、地域福祉サービスの拠点として、また在園者の心のケアを考慮した施設にしていきたいと考えております。この施設への児童センター併設は考えておりません。 それから、続いてスウェーデン型ナーシングホームの建設をというご質問でございます。現在の高齢者福祉制度の中では、虚弱や寝たきり高齢者に対する在宅福祉サービスとしてホームヘルパーの派遣、ショートステイ事業、デイサービス事業などが挙げられ、期限を限定して利用する施設としては老人保健施設があります。また、在宅以外の福祉事業では特別養護老人ホームの入所があり、本市におきましても多数の利用が見られておるところでございます。 これに対しまして、ご質問のスウェーデン型ナーシングホームは、医療行為を必要とする高齢者が入所する施設であるようであります。現在の日本の福祉制度の中では老人保健施設や老人病院に類するようなものと考えられるところでございます。一方、高齢者の介護という面からとらえてみますと、現在議論されております介護保険によるサービスの提供ということも大きな問題として挙げられております。この件につきましては、国においても各種の検討が進められておりますが、こうした制度の中へご質問者がおっしゃいますような福祉サービスが取り入れられる可能性も考えられるところでございます。このようなことから、ご質問の件につきましては、今後の福祉事業に対する貴重なご提言として承っておきたいと思います。 次に、少子化社会の久喜市の取り組みということでの保育園についてでございます。 まず、園庭、園舎改築あるいはまた園庭整備に補助をということでございますけれども、例年埼玉県から国庫補助金によります整備計画の照会がなされてきております。民間保育園に対しましての照会でございますが、これを受けまして民間保育園の方に市から照会をしております。今年度も平成9年度以降の整備予定につきまして照会がございましたので、民間保育園の方にさらに照会いたしましたところ希望はございませんでした。今後、国庫補助に該当するような保育所整備計画の場合は、市といたしましても指導、支援をしてまいりたいというふうに考えております。 次に、のぞみ園の改築の関係でございますけれども、のぞみ園はご承知のとおりすみれ保育園との併設でございまして、昭和43年の建築ですから既に27年を経過しておるところでございます。このような中で部分的には大分痛みが出てくる箇所もありまして、その都度補修、修繕を行い手当をしておるわけでございます。全体的には今すぐ建てかえという状況にはありませんが、将来的には築後年数の違いはあるにせよ、同様施設もほかにたくさんございますので、財政面等も考え合わせながら検討してまいらなければならないと考えておるところでございます。よろしくお願いします。
○議長(木村茂二君) 続いて、教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 角田議員さんのご質問にお答えいたします。 私立幼稚園就園奨励費補助金の額の引き上げにつきましては、毎年国の幼稚園就園奨励費補助金交付要綱の改正に準じまして、久喜市私立幼稚園就園奨励費補助金交付要綱を改正いたしまして補助額を決定しておるところでございます。本年度の補助額につきましては、現在改正要綱の手続きをしているところでございますが、ご質問者はよくご存じのようでございますけれども、前年度と比較いたしますと、1号の市民税が非課税となる世帯及び生活保護を受けている世帯は11万7,000円から11万8,500円に、2号の市民税の所得割額が非課税となる世帯は9万1,400円から9万2,600円に、3号の市民税の所得割課税の額が8万1,100円以下となる世帯は5万2,500円から5万3,100円に改正する予定でございます。国庫補助対象の各階層とも増額となりますので、ご理解をいただきたいと存じます。 次に、ロの段階を増やしてはどうかとのご質問でございます。市民税の所得割課税の区分につきましては、先ほど申し上げましたように国の要綱改正に準じて対応しているところでございます。市民税の所得割の課税額が3号を超える場合、国の基準ではこれは対象となりませんので、4号で市単独にて8,000円の補助をさせていただいております。金額につきましても、他市は5,000円から6,000円程度となっております。こういうこともございまして、階層を増やすことについて、また金額を増やすことについても考えておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。 続きまして、3点目の男女混合名簿に移行してはどうかとのご質問でございます。このことにつきましては、昨年の12月議会におきましてご質問をいただいておりますけれども、名簿には出席簿、身体測定簿、通学班名簿、清掃活動班名簿など、その目的に応じました様々な利用がなされております。しかし、いろいろな名簿を作成する上で原本として男女別名簿が一般的に使われておるところでございます。これは、ご質問者もおっしゃいましたけれども、諸統計が男女別で行われるのが一般的でありましたし、健康診断などは男女別に処理されているところでございます。全県を見ました場合、男女混合名簿を使用しているのはごく一部であると聞いております。本市におきましても、男女混合名簿に変更する考えは持っておりませんので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) お答えを申し上げます。 いろんな審議会、委員会の女性の参画率アップの関係でございます。この解消の関係でございますが、この選出につきまして設置の条例によりまして組織構成員が定められておりまして制約がございますが、制約の範囲内におきまして一人でも多くの女性の登用に配慮するように、今後とも各所属長に徹底してまいりたいというふうに考えてございます。 また、そのような中で細かいご質問がございましたですが、先ほどの女性を含む審議会の53.1%の関係でございます。半分と見るか低いかということでございますが、これらにつきましては、このデータは平成7年のデータでございますが、ただいま平成8年で見てみますと65.6%ということで大幅にアップしているわけでございますので、その辺ご理解いただければと思います。 また、20%の関係でございますが、この辺につきましては私どもいろいろと向上につきましては進めているわけでございますが、平成7年度では、先ほどもお話がございましたように17%でございますけれども、平成8年の7月1日現在では18.2%と1.2ポイント着実に増加をしているわけでございます。公募制の関係につきましては近隣町、またいろいろ同規模市等を調べましても公募制を実施している団体はないようでございます。いろんな角度から検討の結果、従来どおり条例の趣旨にのっとりまして一人でも多くの女性が委員として参画できますように、選出母体等にお願いしてまいりたいというふうに考えているわけでございます。 また、180条の6の関係でございますが、これは行政委員会の関係でございます。教育委員さんの中で、委員会の中で1名の方だけということでございますが、この辺の関係につきましては、今後もこの女性参画の向上のためにいろんな角度から向上に努めてまいりたいというふうに考えてございます。 また、防災会議の関係でございますが、このメンバーを見てみますと、各事務所といいましょうか、各所属所のトップの方が23名出ておいででございまして、そのような中で女性の責任者といいましょうかトップの方がおいでにならないということで、役職でお願いしておる関係でゼロということでございますので、なかなか難しい点があるかと思います。 それから、続きまして138条の関係でございます。各種審議会が全部で31、現在答申等が終わりまして休んでいる審議会、委員会がございますが、そのような中でゼロとなってございます委員会が5委員会ございますが、これらにつきましては市長の方針にのっとりましてゼロをなくすべく私ども考えてございますので、どうぞご理解をいただきたいと思います。 以上でございます。
○議長(木村茂二君) 続いて、
市民経済部長。 〔
市民経済部長 高山孝夫君登壇〕
◎
市民経済部長(高山孝夫君) 父子手帳の交付の関係でございますけれども、母子健康手帳につきましては妊娠届をした妊婦に交付され、母子の健康を守るため妊娠中の診察記録や保健指導、さらには子供さんの健康記録を記録するものでございますけれども、平成4年から市町村が母子健康手帳を交付することになったわけでございます。そこで、内容につきましても市町村独自で検討吟味、作成することができるようになったわけでございます。このため、現行の母子健康手帳は保護者の記録欄を多く設けてあるものを採用しております。そういったことから、母親のみでなく父親も記録に参画できるように配慮したものを使っておるわけでございます。さらに、「3、4か月児の健康診査時には2人で育てる初めての赤ちゃんQアンドA」などのパンフレットも配布をしておりますので、ご質問者の趣旨には十分こたえておるというふうに考えております。したがいまして、父子手帳の交付につきましては現時点では考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 次に、母親学級の名称を両親学級と変更してはということでございますけれども、当市では若い転入者が多く、妊婦の多くも転入者であることから、現在の母親学級では妊娠、出産の不安を支え合う仲間づくりといたしまして、母親同士のかかわりも大切にしておるところでございます。また、父親の育児参加の必要性も考慮いたしまして、母親学級につきましては今年度6回実施をいたしますけれども、一回は、4日間開催をいたしまして、最終日の4日目を両親学級として実施をすることになっております。そういったことから父親にも通知をしてございます。また、昭和63年からは赤ちゃんの保育、沐浴指導などを行い、育児参画へのきっかけづくりも配慮するなど、ご質問の趣旨にもこれは沿っておるというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、建設部長。 〔建設部長 樋口純一君登壇〕
◎建設部長(樋口純一君) 角田議員さんの最後の質問でございますが、県道上尾・久喜線のビッグボーイのところの交差点の整備についてでございます。ご質問のこの上尾・久喜線、ビッグボーイ付近の側溝ぶたと舗装面との段差についてでございますけれども、現場を確認しましたところ、ご指摘のとおり舗装面と段差も若干ありまして、また、ふたそのものが破損していたり、がたつきを生ずる箇所がございました。そこで、道路を管理する県杉戸土木事務所に早急に補修をしていただくように要望いたしましたところ、早速補修工事を実施していただきまして、既に補修工事が完了しておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 角田議員の再質問をお受けいたします。 角田議員。 〔22番 角田礼子君登壇〕
◆22番(角田礼子君) 再質問させていただきます。 順序が逆になりますが、今建設部長さんからご答弁いただきました県道上尾・久喜線のところですが、早速修理をしていただきまして、ありがとうございました。また、今後も道路行政には積極的に取り組んでいただきたいことを要望いたします。 まず、1点目の高齢者社会を迎えるためにということで、駅東側のエレベーターの設置についてなのですけれども、財政と十分話し合いをしていくということで、来年度までに検討し結論を出すことはできかねるみたいなご答弁をいただきました。これから話し合うという状況なのでしょうから難しいかなと思うのですけれども、この問題はたびたび議会でも取り上げられており、現場では本当に大変だということもご理解いただいております。実際に東側にお住まいの方、高齢者の方、また障害者の方が西側に用があったり、また西側の医者に出かけなければならないというときに、本当に最初に障害となるのがこの駅なのです。東側にエレベーターもありませんし。西側はエレベーターがありますので、西側におりるときは大丈夫なのだけれども、東側の階段を上る、また帰りにおりるということが非常に大変だと。特にお医者様に行かれる高齢者の方、そういう方々にとってこの階段というのが非常に大変なわけなので、財政がかかりますし大変だとは思いますけれども、ぜひ早急にこのエレベーターの設置を実現の方向に向けてよろしくお願いいたします。要望いたします。 あと、福祉タクシー券なのですけれども、部長さんの方から使用率53.9%というお答えありました。これは先ほど私も質問の中で申し上げましたが、このタクシー券を使われていらっしゃる方と全く使われていらっしゃらない方がいらっしゃるわけですよね。だから使用率が半分ぐらい、こういう数字になるかと思うのです。でも、使っていらっしゃる方の中には24枚のタクシー券では本当に足りない、そういう状況が現実にございます。週に一回必ず病院に行かなければならない、タクシーを利用しなければならない方が、どうしてもタクシー券2枚では足りないという状況です。そういう方にとってはこの使用率は何の意味もない数字でございます。団体の方と協議しながらというご答弁なのですけれども、この件もいろんな方から議会で取り上げられております。そのたびに同じようなご答弁になってしまうのが非常に残念な思いがしております。今回、この長期障害者施策に関する久喜市長期計画を出されておりますので、これを契機に本当に早く実現の方向に向けてよろしくお願いいたします。これも要望いたします。 あと、偕楽荘の改築の件なのですが、今の場所ではなくて新たな場所を求めていく方向というご答弁がありました。近々近隣の方との話し合いを持っていくお考えだということ。まだこれからの段階で、いろんなことが表立っては発表はできないかとは思うのですけれども、面積等もありますが、発表できる段階になって本当に早く発表はしていただきたいと思います。 複合施設の方ですが、デイサービスとの複合をお考えになっていらっしゃる。これは国の補助なんかも考えますと、そういう複合ではないとなかなか補助がつかないという事情もありますし、また一般市民にとってもそういう形でデイ・サービスセンターという複合という形は当たり前のことと受けとめております。デイ・サービスセンターをもちろんつけていただく。それと併せてもう一つ、児童館を複合にしてはどうかという考えなのです。お年寄りの方、例えば養護の方もそうですし、特養に入っている方もそうですが、子供さんがその施設を訪問されると非常に精神的な面が違ってくる。これは実例がございます。もし児童館と複合になりますと、子供たちがいつも出入りしている。そこに子供さんを連れてくるお母さんも、またお父さんもそこに出入りができる。どなたもが出入りができる、市民のみんなが出入りができる、そこに偕楽荘があるということは非常にオープンな施設になるかと思うのです。デイ・サービスセンターが複合になればいろんな方が出入りはできますけれども、子供さんの出入りということを考えますとこの児童館の複合施設は是非検討していただきたいのですが、偕楽荘に入所していらっしゃる高齢者の方々の精神的な面での触れ合いだとかそういうことを考えた上での複合についてはどうお考えになりますか。その点でお答えをいただきたいと思います。 あと、4点目のスウェーデン型ナーシングホームなのですが、このことは日本ではない施設なものですから、こちらで初めて提案した施設ですし、スウェーデンと日本とは全く違いますので、これをつくれというふうな話は非常に違ってしまう形になるかと思うのですけれども、検討していただきたいのは、年をとったときに虚弱老人というのですか、普通の生活がしにくくなっていく。そういう中でヘルパーさんが派遣されてきたり、24時間ヘルパーさんが回ってきたりする。それでもまだ足りないという状況の高齢者の方が増えてくるわけです。そういう方がどこに入るかというと、自立ができませんので養護老人ホームはまず受け付けないわけですよね。自立ができないからといって特別養護老人ホームに措置するかというと、特別養護老人ホームに入るにはまだしっかりしていらっしゃる。そういう方が今現実にどこに行くかというと、行き場がないわけです。ひとり暮らしだから家族はだれも見てくれる人がいないので、一人では暮らしてはいけないという方が実際に入る施設が今ないということで、今つくれではなくて、そういうお年寄りの方がこれからは増えていくだろう。その方をどこで受け入れていくのか。その方を見るのにヘルパーさんを増やしていくとか、そういうことはとてもとても難しくなりますので、そういう方が住む施設、ついのすみかを考えるべきではないかと思うわけです。そういう考え方についてもう一回ご答弁をいただきたいと思います。 あと、幼稚園の関係の就園奨励費補助金の関係なのですが、国基準が変わります。それにあわせて市の考え方も額を上げていくというご答弁をいただきましたが、それは国の方で基準に入っている方たちに対してそれぞれ額が引き上がっていくわけですけれども、基準対象外の方が今、年間8,000円支給されておりますけれども、これは丸々市が持っているお金なのですけれども、この額そのものの引き上げをいろんなお母さん方から言われるわけです。東京から越してこられた方は、年に8,000円しか返ってこないということを強く言われてしまうわけですが、久喜には久喜の事情があるからなんてこちらもお話しするのですけれども先ほど次長さんのご答弁で、県内の状況で大体5,000円、6,000円だというご答弁がありました。私も実際調べてみましたら、奨励金の額は久喜は42市中27番目なのです、8,000円というのは。多いところでは戸田の4万円から、3万8,000円だとか3万5,000円だとか、多いところもたくさんありますし、また少ないところは、やってないというところももちろんあります。ただ、お母さん方の要望も多いですし、国もこれだけ基準額を引き上げているということは、幼稚園に入れている保護者の方々の負担が大きいから国も考え直しているわけですので、国の考え直しているところから外れる方々、課税対象額も幾ら幾らまでときちっと決まってくるわけですよね。そこから少しでも多いと全く外れてしまって、5万幾らもらっている人と8,000円しかもらえない人。もらうという言い方は変ですけれども、支給されている方と支給されてない方というふうになると非常に差が大きくなりますので、その辺の差を縮めるというお考え、その8,000円という額そのものの引き上げをまずお考えいただきたいのです。久喜は42市中27番目でございますので、その辺再度お考えいただきたいと思うのですが、いかがでしょうか、お伺いいたします。 あと、のぞみ園の方なのですけれども、昭和54年に建設されて非常に傷みがあって、その都度補修したり修繕したりしてきて今現在あるということでのぞみ園に行きまして、中はとてもきれいに掃除もされていますし、子供さんたちも非常に元気に保育を受けておりました。入ってしまったらって変な言い方ですけれども、保育園に入っている分には園の中、また園庭とかいろんなことが利用できて、あそこはとてもいい場所だと思うのです。ただ、保育園そのものも古いですから、のぞみ園だけというわけにはいかないのでしょうけれども、のぞみ園は特に障害児を預かる施設ですので、そういったところからも真っ先に改築の手をつけていただきたいと思うわけです。さくら保育園なんかは一番古くて大変な時期に来ているかと思うのですけれども、あわせて、これから久喜市を支える子供たちを保育するという場をもっといい場所にしていただきたいと思うのです。将来的には検討していくというご答弁なのですけれども、もう少し積極的なご答弁をいただきたいと思うのです。久喜市の将来を担う子供たちを育てる場所としてふさわしい施設にしていただきたいと思うのですが、その辺再度ご答弁をお願いしたいと思うのです。 それからあと、審議会、委員会の件なのですけれども、部長さんの方から制約の範囲内で一人でも多くの女性が入れるように取り組んでいきたいというご答弁いただきました。本当にその姿勢で頑張っていただきたいと思います。 いろんな委員会がありまして、公募制に関係もしてきますが、公募制はやらないというご答弁だったのですけれども、先ほどの環境の関係での審議会では公募制を取り入れていくというふうなご答弁もありましたけれども、その辺の整合性はどうなるのでしょうか、お伺いいたします。いろんな会の代表に一人でも多くの女性に入っていただく。それでいろんな会に女性を出してくださいとお願いしていくということも必要かと思うのですけれども、そういう際に気をつけていただきたいのは、同じ方が選ばれてくるという可能性もあるわけです。例えば女性が入ったにしても、同じ方がいろんな委員会、審議会に入っているということでは市の活性にはつながりませんので、その辺はどう取り組まれるのかお伺いいたします。 あと、父親の育児参加を促すためにということで、今年度から4日目を両親学級としていくというお答えがありました。あと、父子手帳の方なのですけれども、父親も記録に参加できるようになっているというご答弁でしたけれども、宗像市の父子手帳は記録をするとかそういうのではなくて、父親としての心構えと申しますか、初めて子供さんを育てる方のためにみたいな、そういうのが出ている。母子手帳と全く違うのです。母子手帳はある程度記録をしていきますよね。父子手帳はそういうのとはまた意味合いが違うのです。その辺ご理解いただいて、今発行している母子手帳につながる形のやり方とかいろいろあるかと思うので、是非その辺は検討していただきたいことを要望いたします。 以上です。
○議長(木村茂二君) 角田議員の再質問に対する答弁を求めます。 福祉部長。 〔福祉部長 芝崎晴夫君登壇〕
◎福祉部長(芝崎晴夫君) まず初めに、偕楽荘についての複合施設ということでの児童センターについての質問ですけれども、お年寄りの施設と子供の施設、これが併設になるという事例も聞いておりますし、また、それなりにお年寄りに生きがいに新たなる面が出てくるようなことも聞いております。しかしながら、今回私どもで計画しておりますものにつきましては児童センターについては併設は考えておりませんので、ご理解いただきたいと思います。 それから、ナーシングホームの関係でございますけれども、現在日本でいずれの施設にも入れないお年寄りの施設ということのようでございます。これにつきましては、確かに今後そういったお年寄りが増えてくるのも事実かと思います。しかし、それらにつきましては、現在国の方でいろいろ検討されております公的介護保険制度の中に、これらも関連が出てくるのではないかなというふうに私どもで読んでいるわけでございますので、その辺を考えまして先ほど申し上げましたように貴重なご提言ということで承っておきたいと思うわけでございます。 それからあと、のぞみ園の改築でございますけれども、これにつきましても保育園も5園、のぞみ園が1園ということでそれぞれ施設があるわけでございます。しかしながら、既にご承知のとおり福祉部門としましては大型事業が現在目前に来ているわけでございまして、これらの事業を最優先というふうな形になるわけでございます。また、市全体で見てみますと大きな事業はそれなりに各種事業が実施されているわけでございます。担当といたしましては、できるだけいい施設ということは当然のことと考えておりますけれども、やはり市全体の財政を考えますとなかなかそう思うようにはいかないということでございますので、これらにつきましても先ほど申し上げましたように将来的には、ひとつこの辺の改築について進めていきたいということでご理解いただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、総務部長。 〔総務部長 早川清作君登壇〕
◎総務部長(早川清作君) お答えを申し上げます。 各種審議会の委員さんの中で、午前中の環境審議会の委員さんにつきましては公募制というような答弁がなされたわけでございますが、これとの整合性でございますが、ご存じのとおり私どもの方で今まで扱っておりますいろんな審議会があるわけでございますが、それらにつきましては従来から同様の形でやってございますので、環境審議会の委員さんにつきましては特別な審議会というふうに私どもとらえているわけでございます。 それから、いろいろな会に推薦といいますかお願いいたしますと、同じ方が幾つも推薦される可能性があるということでございますが、私どもそれらにつきまして十分承知してございます。行革懇談会の答申におきましても一人兼職三つまでというような答申もございますので、それらを踏まえましてお願いをしてまいる所存でございますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(木村茂二君) 続いて、教育次長。 〔教育次長 須鎌博文君登壇〕
◎教育次長(須鎌博文君) 再質問にお答えをいたします。 私立幼稚園就園奨励費補助金の国基準対象外の方の額の引き上げについてのご質問でございます。ご質問者もお調べになっておりますように、そのとおりでございまして、久喜市は42市中27番目ではございますけれども、近隣では先ほど申し上げましたような蓮田市あたりも5、6,000円というような状況でございます。これは平成5年に引き上げたところでございますけれども、財政事情も厳しいところでございますので、今年度につきましては8,000円のままでまいりたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(木村茂二君) 角田議員の再々質問をお受けいたします。 角田議員。 〔22番 角田礼子君登壇〕
◆22番(角田礼子君) 再々質問いたします。 審議会、委員会の件なのですけれども、環境の方の審議会は特別ということでありました。私も今ちょっと勘違いしていまして、地方自治法で規定されている審議会には環境の方は入らないという形なのですよね。だからパーセントとかそういうことはなくなってしまうわけですけれども、公募制云々ではなくて、こちらとしては、部長さんが最初にご答弁いただきましたように、一人でも多くの女性が市の決定機関にかかわっていけるような形をこれからもとっていただきたい。これは部長さんのその姿勢をそのままとり続けていただきたい。もっと積極的にやっていただきたいことを要望いたします。 それからあと、幼稚園の方の就園奨励費補助金なのですけれども、財政厳しい折と言われると何とも言えませんが、財政当局の方に是非お願いいたします。国の方では引き上げております。その引き上げに当たらない保護者の方たち、それもうんと給料がよくて当たらないわけではなくて、ぎりぎりの線で外れていく方たちに対して久喜でも年間8,000円という支給をしておりますけれども、その額もこれから是非引き上げの方向で検討をお願いしたい。これは財政当局の方にお願いいたします。 以上です。
○議長(木村茂二君) 以上で角田議員の質問を打ち切ります。
○議長(木村茂二君) 次に、柿沼議員の市政に対する質問をお受けいたします。 柿沼議員。 〔23番 柿沼孝男君登壇〕
◆23番(柿沼孝男君) 23番、柿沼でございます。通告に従い順次質問させていただきます。 1番目、高齢者対策について。 高齢者、特にひとり暮らし、また夫婦2人だけの場合、どちらかが亡くなり、そしてまた自分がぼけてしまったとき、またもし入院したら家にだれもいないなど、本人の健康と同時に財産の保全と管理の不安と心配がつきまといます。法的には民法で痴呆性高齢者の財産については、禁治産制度により家庭裁判所から選ばれた後見人が本人にかわって財産管理を行いますが、戸籍に記載されるなどから敬遠されがちであります。このため、法務大臣の諮問機関、法制審議会で禁治産制度の見直しを含めた検討が進められているのも事実であります。 市内では、7年度の社協、社会福祉協議会での事業報告では、相談事業のうち民生委員さんによる心配ごと相談の中で高齢者の財産に関する相談が寄せられておりますが、法律の専門家の意見では、豊田商事事件のように高齢者や障害者は常に悪徳商法にねらわれている。高齢化も進んでおり、国は欧米で広まっているような本人の希望を入れつつ、障害の程度や残財能力に応じて財産管理や身辺の世話、後見をする制度の実現を急ぐべきであると指摘しております。 このような状況の中で、東京都品川区の社協では、高齢者が元気のうちの契約しておけば、痴呆性になっても、いわゆるトラの子は生涯保全するというシステムが実現しております。このシステムは昨年10月から始まりました。定期性預貯金の通帳、証書や不動産の権利書、契約書、有価証券、実印などの財産を指定金融機関に保管する財産保全と預貯金の出し入れや公共料金、家賃、入院費などの支払いを代行する財務管理であります。契約できるのは社協での在宅福祉サービスの利用者で、財産管理の困難な65歳以上の高齢者か障害者、契約時に本人の意思が確認できることが条件であります。また、意思能力を失った後も、契約を続けるという特約をしておくと、一生このサービスが受けられるのがこのシステムの大きなポイントであります。開始以来の多くの問い合わせがあり、十数件の契約が現在進行しているとのことです。利用料金は年間2,000円、死亡した場合に契約は消滅。また、弁護士や医師等による審議会が相談、問い合わせの内容をチェックするようになっております。いろいろ法的な問題もあると思いますが、当市でも特にひとり暮らしの高齢者の財産の保全と管理サービスのためにこのようなシステムを推進すべきであると思いますが、いかがでしょうか。 2番目、市民による記念植樹についてお伺いいたします。この件につきましては、私は今までに2回質問をいたしました。総合運動公園を利用して記念植樹について研究していくとの答弁でありました。 当市でも、都市化に伴い緑の減少と同時にその重要性も高まっています。市の緑のマスタープランでは、緑化の重要性、また保全と育成についての指針と計画が発表されております。今までの苗木の配布、それから生け垣の奨励制度、保存樹木の拡大、また大木の総合運動公園の移植等、それからまた公共施設、街路樹等の植栽等がされてきましたが、樹木の保全と育成のために市民参加による記念植樹について、さらに具体的な検討をすべきと思いますが、いかがでしょうか。 その一つの方法として、記念オーナー制度があります。隣の宮代町では本年4月に商工会が中心になり、宮代リバーサイドグリーン96というまちおこしの企画の中で、桜の木のオーナを募集しての記念植樹が行われました。植栽式ではオーナーや家族ら100人以上が集まり、父の還暦記念、子供の入学記念、結婚記念等、それぞれの思いを込めて名前や願いごとを書き入れたプレートを木にかけ、約3メートルになったソメイヨシノ85本が中須、いわゆる新川用水でありますが、中須用水沿いに植えられました。そして、オーナーたちは2年間木の消毒、落ち葉さらいなどの世話をした後、町に寄贈するという制度であります。当市では、これからも公共施設、街路樹等の植栽の計画と実施がされるとき、そのうちの何割か、また何パーセントかに市民参加の協力による記念植樹、またオーナー制度を導入すべきと思いますが、いかがでしょうか。 3番目、遊歩道の整備促進について。 県事業であります水と緑のふれあいロードとしての合口第2期事業、騎西領中須用水、いわゆる新川用水の堤防敷の遊歩道が完備されました。市内の中心に近い新川用水の遊歩道でありますが、栗橋線から南中通りにかけて、また市役所通りから江面第一小に向けては一部未整備であります。特に第一小に向かっての未整備部分は、この事業としてはコースが新川用水沿いを離れているとのことです。ごく最近の市民アンケート調査が発表されましたが、その第1は遊歩道の整備であります。市内一周の遊歩道の促進の一環として市内の新川用水全線の遊歩道の整備を、また今までの管理は県でありますが、市として整備促進すべきと思いますが、いかがでしょうか。 4番目、交通安全対策について。 下早見地内市道6号線、蓮花院付近のカーブが大変に危険であります。また、住宅の塀が何回も壊されています。この場所は道幅が狭く、普通乗用車でもすれ違いがいっぱいの状態です。特に大型車とのすれ違いでは、蓮花院と集会所入り口の仏供田落にかかった橋の上での待機かカーブ場所から道幅の広いところまで2、30メートルバックしなければなりません。そのときに塀にぶつかるときが今までにも何回もありました。そのため、最近では塀の修理も住民の方はあきらめている状態であります。また、この狭い6号線を利用して都市ガスへの20キロリットルタンクローリーが定期的に進入してきます。この場合、最も危険な状態であるとの住民の声であります。道路の拡幅が最も安全な方法であることは言うまでもありませんが、大型車の規制、道路標識、都市ガスとの協議等、早急な対策が必要です。お答えいただきたいと思います。 以上です。