春日部市議会 2020-12-03
令和 2年12月 3日総務委員会−12月03日-01号
この条例の改正の主なものは、
電気自動車用の
高速充電器、これまで50キロワットを超えるものは設置が認められていなかったものを200キロワットまで認め、その基準を定めるということだと思います。この条例の制定によって、設置基準が具体的にどうなるのか。20キロまでと20キロから50キロまで、50キロから200キロまでと、それぞれ数字が出ておりますけれども、その
キロワット数によってどうなっているのか、お願いします。
◎市川
消防本部参事[兼]予防課長
議案第97号「春日部市
火災予防条例の一部改正について」のご質疑について答弁申し上げます。
全出力20キロワット以下の
急速充電設備につきましては、春日部市
火災予防条例第11条の全出力20キロ以下の電源設備と同様に危険性が低いこと等から、規制及び届出から除いております。
次に、全出力20キロワットから50キロワットまでのものにつきましては、従前と同様に届出は要しませんが、今回の改定で火災予防上必要な措置の見直しを図ったものでございます。
次に、全出力50キロワットから200キロワットまでのものにつきましては、新たに届出を求めるとともに、50キロワット以下の規制と比較して、建築物から3メートル以上の離隔距離を保つなど、より厳しい制限を設けるものでございます。
以上です。
◆卯月 委員
これまでどおり20キロワット以下は特に規制はないということで、50キロ以上のものが届出がされるようになるということですけれども、これまではこういう規定がなかったので、届出がされていないのだろうと思いますけれども、実際市内にある
高速充電器の設置状況というのは把握できているのでしょうか、いないのでしょうか、お願いします。
◎市川
消防本部参事[兼]予防課長
春日部市内における
急速充電設備の設置状況についてでございますが、本市役所のほかに
大型商業施設等にも設置されているようでございますが、現在の
火災予防条例におきましては届出を求めておりませんので、消防本部としては把握していないところでございます。
以上です。
◆卯月 委員
そうしますと、今後は50キロから200キロまでについては届出が必要になりますから把握できるようになるということだと。分かりました。
それから、届出がなされたものに対して、実際に基準に合っているのかどうかというのの検査は行うのでしょうか。手数料条例の改正は今回出ていないので、手数料は取るというふうになっていないのですが、そういう検査なんかはどうにするのか、手数料なんかはどうなるのか、お願いします。
◎市川
消防本部参事[兼]予防課長
火災予防条例上の届けによる検査、それから現場確認等につきましては、
地方公共団体の手数料の基準に関する政令に定めておりませんので、従前どおり徴収しないものでございます。
以上です。
◆卯月 委員
届出に基づいて、手数料は取らないけれども、検査はすることはするのですか。その辺ちょっともう一度お願いします。
◎市川
消防本部参事[兼]予防課長
届出がありましたら、書類等を確認し、検査等は現場のほうに出向きまして確認等を行うものでございます。
以上です。
◆卯月 委員
分かりました。
今回は200キロワットまでのものということなのですが、将来的にそれを超えるようなものができたような場合、現状の法や条例の範囲の中で設置することは可能なのかどうなのか、お願いします。
◎市川
消防本部参事[兼]予防課長
現在、そして条例改正後に関しましても、全出力200キロワット以上のような大出力の
急速充電設備につきましては、
急速充電設備としてではなく、変電設備として規制がかかります。その規制内容でございますが、不特定の運転手自ら充電できない等の内容となります。
なお、上限を200キロワット未満とした理由でございますが、
自動車メーカーや
急速充電設備メーカーで構成されています協議会により、一般的な普通乗用車の規格、これは全長であったり幅であったり高さから、車載が可能なバッテリーのサイズは全出力150キロワットから200キロワット程度と協議され、その後国が
学識経験者や関係団体で構成されました国の検討部会により決定されたものによるものでございます。
以上です。
○水沼 委員長
そのほかよろしいですか。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で議案第97に対する質疑を終結いたします。
◇議案第98号の審査
○水沼 委員長
次に、議案第98号「
指定管理者の指定(春日部市
市民活動センター)について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
それでは、議案第98号に対する質疑を求めます。
◆坂巻 委員
議案第98号「
指定管理者の指定について」質疑を行います。
まず、1点目ですが、本会議質疑で利用者が指定管理になってから6717人、約17%増加ということになるのですか。これは大変よかったと思うのですが、評価は高いことは分かるのですけれども、弊害はなかったということでしたが、利用者からの苦情とか要望とかはなかったのでしょうか。
次に、2点目として、4つの項目で選定したということでしたけれども、個人情報の項目が100点満点中4点というのは極めて低く設定されていると思うのですが、これはなぜなのか。
個人情報保護を軽視しているのではないかと思ってしまうのですが、いかがでしょうか。
3点目ですが、これも本会議質疑で、費用が直営と比べて18万円下がったということでしたけれども、5年間で18万円ということで、これくらいの削減だったら直営でもできるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
4点目ですけれども、こういった
市民活動センターを市直営で運営しているのは県内幾つあるのか。また、株式会社が指定管理で行っているところは幾つか。それから、
NPO法人などが指定管理を行っているのは幾つあるのか、お願いいたします。
◎柴山
市民参加推進課長
議案書25ページ、議案第98号「
指定管理者の指定について」のご質疑に答弁を申し上げます。
初めに、利用者からの要望等につきましては、施設利用に当たっての説明のそごや施設の利用方法などについてご意見をいただくことはございましたが、その都度市と
指定管理者で協議を行い、原因を追及、修正措置、また再発防止策を図り、
市民サービスの向上に努めております。また、年に4回程度開催しております
利用者会議においては、利用者とともに利用方法などについて一緒に考えながら検討を重ね、その結果を館内に掲示するなどの取組をしております。これにより、利用団体の皆様もご自身のご意見が反映されたり、またほかの方のご意見からなるほどと納得されるようなこともございまして、利用に当たってのストレスが長期にわたって蓄積されないよう工夫を重ねております。このような取組から、
利用者アンケートでの
接客対応部門での満足度は2年間平均して90%となっており、現状においても大きなトラブルとなって継続しているものはございません。
続きまして、
個人情報保護の評価についてでございます。
指定管理者制度運用指針に基づき、大きく4点の項目で審査項目として定められてございます。1点目で、住民の平等な利用の確保、2点目で事業内容などを審査する施設の効用を最大限に発揮するか、また管理経費の縮減、3点目で安定した経営基盤、4点目で個人情報の適切な取扱いの確保を審査してございます。必ず審査しなければいけない、その大きな1項目として個人情報の適正な取扱いを審査することと定めていることからも、市としての個人情報の厳正な取扱いを重要視しておりますし、またすべきものと認識しておるところでございます。
次に、直営でできないかという点につきましては、
指定管理者制度の導入は民間の能力を生かしつつ、
住民サービスの向上と経費の節減を図ることで、多様化する住民ニーズにより効果的、効率的に対応することを目的としております。今回の
株式会社コンベンションリンケージは、全国で幅広い業務実績を重ねるとともに、専門的な知識を有する
アドバイザーを配置し、市職員で対応し切れないような多様化、高度化するニーズにも対応し、
住民サービスの向上に大きく貢献するものと考えております。参考に、今現在やっております
コンベンションリンケージのほうで、コロナ下での
オンラインミーティングを促進するセミナーの実施ですとか、また
コンベンションリンケージの呼びかけによりまして市民団体が自分たちの活動紹介を自らが製作し、ユーチューブに上げていくという新たな取組に現在41の団体が挑戦し、今週末にオンラインを主体として開催されるぽぽ
らフェスティバルで発表する予定となっております。このような新たな社会課題である
コロナ対応に即時に対応できたのも、民間の能力を生かした一例ではないかというふうに考えております。
次に、県内の運営主体の状況についてでございます。県内には32の
市民活動センターがございまして、そのうち
指定管理者が運営している施設は8施設ございます。うち5施設が株式会社、2施設が
NPO法人、1施設が
社会福祉法人により運営をされております。
以上でございます。
◆坂巻 委員
それでは、2回目ですが、まず
指定管理者への要望とか苦情とか、苦情はあまりなかったようですけれども、要望は出てきているということでした。この要望も今後いろんな要望が出たときに、実現しようとしたときに、かかる費用の負担は基本的にどこが持つのか、お願いいたします。
それから、個人情報の管理は、個人情報を重要視しているということでありますけれども、今後も漏えいがないようにしっかりとやっていただくことを要望しておきます。
3点目なのですが、指定管理になって体制が、職員が大幅に増えたように思うのですが、直営だったときは5名だったと本会議質疑でありましたけれども、指定管理になって現在常勤が4人の
運営スタッフ7人、
アドバイザー2名と、合計13名ということになると思うのですけれども、これ職員大幅に増えていますが、先ほども言ったように、費用のほう、コストは18万円削減されたと。これは、職員の給料を下げてコストダウンしたのではないかと心配をしてしまうのですが、その辺はいかがでしょうか。
以上、2回目です。
◎柴山
市民参加推進課長
それでは、再度のご質疑に答弁申し上げます。
まず、市民の皆様からの要望への対応につきましては、その内容にもよりますが、施設の改修や修繕に係る費用では100万円未満につきましては
指定管理者で対応いただき、それ以上につきましては市が負担をするものとなってございます。このほか施設の事業運営に係る費用負担など、要望の内容により定めがないものにつきまして対応を要する場合は、
随時協定書等に基づきながら
指定管理者と市で協議を行って、支出をしている形となります。
続きまして、職員ニーズに関してでございます。今回提案されている13名につきましては、常勤1名を含む3人以上の体制を維持するために、交代で勤務しながら安定的に運営するための人数として提案されたものでございます。これは、
指定管理者のほうで雇用される職員の方々の多様な働き方の希望にも対応するものと考えてございます。職員の方々の労働条件につきましては、募集の際にも
労働関係法令を遵守することを明記してありますとともに、これから締結する協定書や月次報告、
四半期継続監視、また
年度継続監視などを通じて確認しながら、適正な取扱いを行うよう必要に応じて指導を行ってまいりたいと考えております。
以上でございます。
◆坂巻 委員
最後、1点だけ確認します。
先ほど職員の給料、待遇については労基法に基づいてということでしたけれども、
市民活動センターみたいに市民の活動をサポートする、そもそも利益を生まない施設でということは、この
指定管理者制度が
官製ワーキングプアの温床になっているとしか私は思えないのですが、市民が主役の市政を実現するためにも、指定管理をやめるという検討はなされなかったのでしょうか。
◎柴山
市民参加推進課長
指定管理者制度導入によります効果、また検討ということでございますが、その効果などにつきまして検討した結果、高い成果があることを確認いたしましたので、
市民活動センターでの
指定管理者制度の導入を引き続き行うこととさせていただきました。今後におきましても、市民が主役となって活躍いただくために、より高度な
住民サービスの提供を
指定管理者ともに目指してまいりたいと存じます。
以上でございます。
○水沼 委員長
そのほかよろしいですか。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で議案第98号に対する質疑を終結いたします。
◇議案第102号の審査
○水沼 委員長
次に、議案第102号「令和2年度春日部市
一般会計補正予算(第7号)、
総務委員会所管分について」を議題といたします。
本案については、執行部の説明を省略したいと思いますが、いかがでしょうか。
〔「異議なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
それでは、議案第102号に対する質疑を求めます。
◆卯月 委員
議案第102号「令和2年度春日部市
一般会計補正予算(第7号)」について質疑をいたします。
22ページ、23ページで、ふるさとかすかべ
応援寄附金、それから26ページ、27ページでふるさとかすかべ
応援寄附金推進事業というのが増になっております。寄附金が見込みよりも多くなったということだと思いますけれども、額としてはそれほど多くありませんが、率としては75%も増えています。この要因は何なのか、お願いします。
◎植竹
財務部参事[兼]財政課長[兼
土地開発公社]
議案第102号「令和2年度春日部市
一般会計補正予算(第7号)」のご質疑に答弁申し上げます。
予算書の22ページ、23ページ、ふるさとかすかべ
応援寄附金についてでございますが、これが今回増えている要因でございますが、
ふるさと納税サイトを増やす取組や、返礼品を充実させてきたことが要因の一つと見てございます。なお、本市からの返礼品といたしましては、46業者により107品目をそろえているものでございます。
また、令和2年度におきましては、現時点で本市のみならず、多くの市町村で前年より寄附金が増えている状況にございます。この一つの要因として考えることといたしましては、
新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、自宅にいる時間が増えていることも寄附の増加の要因の一つと見ております。
以上でございます。
◆卯月 委員
コロナの関係は、自宅にいる人が増えたと。そのほかにサイトを増やしたり、返礼品を充実させたりということで、市の充実の取組が成果を上げてきたのだなということで分かりました。この
制度そのものについては疑問があるところですけれども、ある制度を活用していくということは重要なことですので、引き続き取り組んでいただきたいと思います。
次に、26ページ、27ページ、防犯・
暴力対策事業で、交番の移設に伴って
防犯カメラを交換するということとなっておりますけれども、これまでは記録媒体が交番の中にあったわけです。それが、交番が移転することによって、これまで記録媒体があったのをカメラと一体となったものに替えるというふうに聞いています。そこで、これまでどおり交番に記録媒体を置く、そういう線を引っ張るのか、無線で飛ばすのか、いろいろな方法があると思いますけれども、そういうことは検討されなかったのかどうか、お願いします。
◎須田
市民生活部次長[兼]
交通防犯課長[兼]
消費生活センター所長
議案第102号、
一般会計補正予算(第2号)のご質問に答弁申し上げます。
現在の交番から
富士見町地下道までの線路際の道路につきましては、交番移転後に電線が地中化されることになります。また、移転先の周辺での電線が既に地中化されているところでございます。このことによりまして、新たに柱を立て、線を引くことは、地中化の意味がなくなります。また、
防犯カメラの配線も地中化する方法もありますが、先に交番が移転するため、配線を地中化するまでに何か月間からの工事期間中の録画ができない状態になるため、今回の方法である
スタンドアローンの方法といたしました。
◆卯月 委員
地中化の影響などによってできなかったということですけれども、これまで交番に記録媒体がありますと、もし仮にカメラが壊されたり、持ち去られたりしても、その映像はしっかりと残っているわけです。カメラと記録媒体が同じところにあると、もし壊されたり、持ち去られたりした場合、
記録そのものもなくなってしまうというおそれもあると思うのですが、そういうことに対しては大丈夫なのかどうかというのと、それから無線などで飛ばすことはできないのかと思いますけれども、本当に駄目なのかどうか、もう一度お願いします。
◎須田
市民生活部次長[兼]
交通防犯課長[兼]
消費生活センター所長
初めに、交番のほうで置いておいたほうがいいということで、防犯等で盗まれたときは大丈夫なのかということのご質問に答弁申し上げます。
現在
スタンドアローン型の
防犯カメラにつきましては、警察から画像の提供依頼があれば、すぐに現場に臨場して警察に画像を提供している方法を取っております。仮にカメラが壊されたり、持ち去られたりしても、記録媒体につきましてはカメラとは別に施錠設備のあるボックス内に保管されていることから、録画した記録媒体を盗むことは困難でございます。また、現在の
防犯カメラにつきましては、
スタンドアローン型が主流となっていることから、今後配置予定の
防犯カメラについても
スタンドアローン型で、かつ単独で録画できるタイプを設置する予定でございます。
次に、無線でできないかという点のご質問に答弁申し上げます。無線で行うことは技術的には可能でございます。この場合、電気料のほか、高額な
ネット回線利用料、約7台分ですと15万1200円ぐらいが発生いたします。また、東口はマンションなど高層ビルもございまして、通信に障害が出て、鮮明な画面の記録は難しく、保障できないということなので、
スタンドアローン型の
防犯カメラのほうを設置すると検討した結果でございます。
◆卯月 委員
記録媒体については、しっかりと鍵がかかっていて、盗まれたりしないということなので、分かりました。
同じページの交通安全施設設置管理事業で、道路反射鏡の修繕料が見込みより増えたというふうになっていますけれども、この修繕料が増になったのはどうしてなのか、お願いします。
◎須田
市民生活部次長[兼]
交通防犯課長[兼]
消費生活センター所長
修繕が増になった理由でございますが、令和元年度末に実施しました道路反射鏡清掃点検業務委託におきまして、165件中27件の破損箇所が確認されました。金額にして152万4000円分の修繕が必要となったこと。それと、10月末現在、58件の修繕を行いましたが、本年度行った修繕が角度調整のような軽微な修繕の場合は23件ありましたが、残りの35件につきましては比較的単価の高い鏡体の交換などが多かったことによるものでございます。
以上です。
◆古沢 委員
一般会計補正予算から1点、お聞きしたいと思います。先ほどの卯月委員とちょっと重なるかと思いますが、よろしくお願いします。
事業別概要書のほうの5ページ、17款寄附金、ふるさとかすかべ
応援寄附金、また今度歳出のほうで7ページの2款総務費、これは手数料です。この兼ね合いも含めまして、もう一度内容について詳しくお話をお願いします。
◎植竹
財務部参事[兼]財政課長[兼
土地開発公社]
ふるさとかすかべ
応援寄附金についてのこのたびの補正予算の概要について答弁申し上げます。
今回の補正予算につきましては、まずは歳入のふるさとかすかべ
応援寄附金につきまして、10月末時点で前年同時期に比べて約1250万円増の1946万2300円という状況にありますことから、補正後の予算額を1500万円増の3500万円としたものでございます。これに伴いまして、返礼品等の発生を見込むことから、歳出のふるさとかすかべ
応援寄附金推進事業につきましてもこれらの経費を見込み、694万4000円増の1789万2000円としたものでございます。
以上でございます。
◆古沢 委員
ありがとうございます。
コロナ禍で寄附金が基本的には増えているということで、いいことだと思いますが、昨年の数字でいうと、その収支がマイナス約2億円と聞いています。つまり春日部市の皆さんが自分のふるさとに寄附する額よりも2億円外に出ていってしまったというようなことで、これは結果的にやればやるほどマイナスになるという状況がある中で、職員さんたちもジレンマを抱えて、この事業をやっているのかなと思いますが、本年度末の収支の見込みと今後の対応、展望といいますか、これは国の制度なので、なかなかこれやめたからといって、今度は出ていくことだけになるので、やめるというわけにもいかないでしょうし、ただその辺の考えも含めてご説明をお願いします。
◎植竹
財務部参事[兼]財政課長[兼
土地開発公社]
まずは、本年度の収支見込みでございますけれども、歳入歳出予算の差引きでは1710万8000円のプラスとなる見込みでございます。一方で、前年の寄附金に伴う令和2年度の税額控除額につきましては約2億3941万円とされており、これによる市税減収分の75%程度につきましては地方交付税の算定基礎となる基準財政収入額に影響が及んだものといたしまして、交付税の算定上から補填となるものでございます。これらを勘案いたしますと、概算ではございますが、ふるさと納税分におきましては約4275万円のマイナスと見るものでございます。
また、今後のふるさと納税に対しての考え方でございますが、仮に本市においてふるさと納税を取りやめたといたしましても、本市以外への寄附による税額控除が依然として大きいこと、また全国の自治体でふるさと納税を取り組んでいることから、マイナスの影響額がより大きくなるというふうに考えてございます。したがいまして、今後におきましてもふるさと納税本来の趣旨に沿った制度といたしながら、春日部に訪れてもらい、春日部に触れてもらうことでよさを感じていただけるよう、地域の活性化、交流人口の増加が図れるよう、引き続き取り組んでまいりたいというふうに考えております。
以上でございます。
○水沼 委員長
ほかよろしいですか。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で議案第102号に対する質疑を終結いたします。
◎陳情の意見交換
○水沼 委員長
続いて、陳情の意見交換を行います。
お諮りいたします。
陳情第4号の意見交換について、傍聴の申出がありますが、許可することでよろしいでしょうか。
[「異議なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
それでは、傍聴を許可することにいたします。
事務局、傍聴人に連絡をしてください。
《傍聴人入室》
○水沼 委員長
それでは、再開いたします。
◇陳情第4号の意見交換
○水沼 委員長
陳情第4号「
地方たばこ税を活用した
分煙環境整備に関する陳情、
総務委員会所管分について」を議題といたします。
当陳情に対する各委員の意見を求めます。
◆卯月 委員
陳情第4号「
地方たばこ税を活用した
分煙環境整備に関する陳情」について意見を述べたいと思います。
吸わない人に対して迷惑とならない範囲で、喫煙をする権利も当然認められるべきだと思います。そのために、分煙環境の整備を行ってほしいという点は当然の要求で、理解できると思います。
しかし、たばこ税の活用については、現状では特定の目的に使うことはできないと聞いています。また、陳情では、たばこ税が年間1兆円を超える貴重な地方財源だとしていますが、たばこによる医療費の増加分は1兆5000億円という試算もあり、そうしたマイナス面も考慮する必要があると思います。したがって、国に対して制度化を求める点についても慎重に検討すべきだと思います。
以上です。
○水沼 委員長
そのほかございますか。
[「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で陳情第4号に対する意見交換を終結いたします。
陳情第4号の傍聴の方はお疲れさまでした。退室をお願いします。
《傍聴人退室》
○水沼 委員長
再開いたします。
◇陳情第5号の意見交換
○水沼 委員長
次に、陳情第5号「政府に
消費税減税を求める意見書提出に関する陳情」についてを議題といたします。
当陳情に対する各委員の意見を求めます。
◆坂巻 委員
陳情第5号「政府に
消費税減税を求める意見書提出に関する陳情」について意見を述べさせていただきます。
安倍晋三前政権が消費税の税率を8%から10%に引き上げてから1年が経過しました。今も日本経済の危機的な状況を招いた原因は、新型コロナウイルスの感染拡大だけでは説明できません。2019年10月の消費税率引上げは、安倍政権下での14年4月の5%から8%への引上げに引き続き2回目のものでした。日本経済は、8%への増税で長期にわたる不況が続き、10%増税を行えば取り返しがつかないとの警告が相次ぐ中、安倍政権は戦後最長の景気拡大が続いていると主張して、増税を強行しました。しかし、増税の1年も前の18年10月に景気拡大局面が終了していたことを政府は今年7月末、公式に認めました。増税が経済失政であったことは隠しようがありません。
消費税の10%増税後、国内総生産、GDPは昨年10月から12月期に大きく落ち込み、それ以降もGDPは落ち込み続けています。さらに、消費税増税で弱体化していた日本経済にコロナ禍が追い打ちをかけています。このコロナ禍の中、経済は休業者や失業者が増え、企業の倒産や廃業も相次ぐなど、いよいよ底なしの様相です。暮らしと経済を支えるためには、コロナ対策と並行した
消費税引下げなどの抜本的な経済対策が不可欠で、今こそ消費税5%への緊急減税が必要です。
この陳情は、コロナ禍の中で必死に生き抜こうとする市民の切実な願いと受け止め、意見とさせていただきます。
以上です。
○水沼 委員長
そのほかございませんか。
[「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で陳情第5号に対する意見交換を終結いたします。
◇陳情第6号の意見交換
○水沼 委員長
次に、陳情第6号「陳情(
市町村公的審議会等委員への
宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)
総務委員会所管分について」を議題といたします。
当陳情に対する各委員の意見を求めます。
◆卯月 委員
陳情第6号「陳情(
市町村公的審議会等委員への
宅地建物取引業者の登用に関する件外3件)」について意見を述べたいと思います。
固定資産評価審査委員等に宅地建物取引業協会会員の登用を求めておりますけれども、利害が絡むおそれがあると思います。
また、今回固定資産評価証明書、租税評価証明書の交付に関して、宅地建物取引証の提示によってそれが取得できるように求めておりますけれども、租税情報は個人情報の中でも特に厳しく保護されています。租税情報取得の簡素化で空き家の有効活用ができるようになるとしていますけれども、空き家対策は公的な立場から自治体として取り組むべきだと思います。所有者の意思に基づかずに民間が勝手に情報収集し、活用を図っていくようなことは認めるべきではないと思います。弁護士、司法書士と同様にと述べていますけれども、弁護士や司法書士が情報収集するに当たっては、訴訟に使用することに限定して認められているだけです。市の判断で租税情報を宅地建物取引時に提供するようなことはできないと思います。
以上です。
○水沼 委員長
そのほかよろしいですか。
[「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で陳情第6号に対する意見交換を終結いたします。
◎議案に対する討論、採決
○水沼 委員長
引き続き、当委員会に付託された議案4件について、順次討論を行い、採決をいたします。
◇議案第91号に対する討論、採決
○水沼 委員長
最初に、議案第91号「
春日部市民憲章の制定について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○水沼 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第97号に対する討論、採決
○水沼 委員長
次に、議案第97号「春日部市
火災予防条例の一部改正について」討論を求めます。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
討論がありませんので、討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手全員〕
○水沼 委員長
挙手全員であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第98号に対する討論、採決
○水沼 委員長
次に、議案第98号「
指定管理者の指定(春日部市
市民活動センター)について」討論を求めます。
◆坂巻 委員
議案第98号「
指定管理者の指定について」反対の立場から討論を行います。
この議案は、
市民活動センターの管理運営を東京都千代田区のイベント会社、
株式会社コンベンションリンケージに委託するものです。
市民活動センターは、市民が主役のまちづくりの拠点施設で、市民が自主的に行う非営利で公益的な活動の推進を図るとともに、市民の交流及び協働を促進することにより、市民主体のまちづくりの実現に寄与するために設置されたものです。非営利で公益的な活動を営利目的の株式会社が運営するというのは、全く道理に合いません。本来公的な責任で運営されなければならない施設ですし、仮に指定管理が認められても、
NPO法人など非営利で公益的な活動をしている団体でなければ、施設の設置目的に合いません。
公の施設を民間企業に委託する指定管理制度という手法は、公的な仕事に民間企業が参入するために、財界の要求によって持ち込まれたものです。民間企業の市場拡大の目的は利潤追求ですから、市民活動が利潤追求の対象になるということです。非営利な民間活動から利潤を生み出そうとすれば、人件費や経費の削減しかなく、
官製ワーキングプアの温床になってしまうことは明らかです。市民の自主活動から生まれるのは、市民が主役というかけがえのないものも市民が得るということです。その活動を支援するのは、公の責任です。
2018年に指定管理が導入され、イベント回数や利用者が増えるなど、
指定管理者の努力は認めますが、市直営でできない理由はありません。
市民活動センターの管理運営を丸投げすることは、公的責任の放棄と言わざるを得ません。
よって、この議案には反対いたします。
○水沼 委員長
ほかにございませんか。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
○水沼 委員長
挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
◇議案第102号に対する討論、採決
○水沼 委員長
次に、議案第102号「令和2年度春日部市
一般会計補正予算(第7号)、
総務委員会所管分について」討論を求めます。
◆卯月 委員
議案第102号、
一般会計補正予算(第7号)、
総務委員会所管分について、反対の立場から討論を行います。
この補正には、市職員の期末手当の減額補正が含まれております。この点が問題です。それ以外については全て賛成できる内容です。全国的に見ても少ない職員数で業務をこなし、コロナ対策など通常以上に困難な中で働いています。また、地域手当もさいたま市などと比べて大きな差があります。このような状況の下で、職員の期末手当を削減すべきではありません。この1点でこの補正に反対します。
○水沼 委員長
そのほかよろしいですか。
〔「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上で討論を終結し、採決をいたします。
本案に賛成の委員の挙手を求めます。
〔挙手多数〕
○水沼 委員長
挙手多数であります。
よって、本案は原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上で当委員会に付託された議案の審査は全て終了いたしました。
お諮りいたします。
ただいま議決した議案に関する委員会報告書の作成等については、委員長に一任願いたいと思います。これにご異議ありませんか。
[「異議なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
ご異議なしと認めます。
よって、委員会報告書の作成等については、委員長に一任していただくことに決しました。
◎閉会中の特定事件について
○水沼 委員長
次に、「閉会中の特定事件について」を議題といたします。
事務局、資料の配付をお願いします。
《閉会中の特定事件、報告事項配付》
○水沼 委員長
閉会中の特定事件は、ただいまお手元に配付したとおりの内容でよろしいでしょうか。
〔「はい」と言う人あり〕
○水沼 委員長
それでは、閉会中の特定事件については、この旨、議長に報告しておきます。
◎その他
○水沼 委員長
次に、その他として報告事項があるようですので、順次報告願いします。
◎中島
総合政策部長
令和2年12月春日部市議会定例会
総務委員会へ、
総合政策部より報告をいたします。
項番の1、第2次春日部市
総合振興計画前期基本計画の進捗状況(令和元年度実績)について及び項番2、第2次春日部市
総合振興計画前期基本計画重点プロジェクトの進捗状況(令和元年度実績)について及び項番3、春日部市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の進捗状況(令和元年度実績)につきまして波多野政策課長より、また項番4、第2次春日部市
シティセールス戦略プランの改定の進捗状況について、
阿久津シティセールス広報課長より報告をいたします。
◎波多野
総合政策部次長[兼]政策課長
まず最初に、ナンバー1、第2次春日部市
総合振興計画前期基本計画の進捗状況(令和元年度実績)について報告いたします。
お手元の資料、インデックス1をお開き願います。第2次春日部市
総合振興計画前期基本計画の7つの基本目標における当該年度の成果指標の達成率ごとの施策数でございますが、達成率100%以上の評価Sが合計欄のとおり20施策、80%以上100%未満の評価Aが40施策、達成率60%以上80%未満の評価Bが2施策、達成率40%以上60%未満の評価Cが3施策、達成率40%未満の評価Dの施策はございませんでした。達成率80%以上となります評価Sと評価Aの合計では60施策となり、全体の9割を超え、おおむね順調に進捗していると考えております。
続きまして、ナンバー2、第2次春日部市
総合振興計画前期基本計画重点プロジェクトの進捗状況(令和元年度実績)について報告いたします。インデックス2をお開き願います。第2次春日部市
総合振興計画前期基本計画の3つの重点プロジェクトにおける当該年度の成果指標の達成率ごとの事業数でございますが、達成率100%以上の評価Sが56事業、80%以上100%未満の評価Aが46事業、達成率60%以上80%未満の評価Bが9事業、達成率40%以上60%未満の評価Cが5事業、達成率40%未満の評価Dが2事業でございました。達成率80%以上となります評価SとAの合計では102事業となり、全体の8割を超え、こちらもおおむね順調に進捗していると考えているところでございます。
続きまして、ナンバー3、春日部市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の進捗状況(令和元年度実績)について報告いたします。こちら、インデックス3をお開き願います。春日部市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略におけます成果指標の達成率ごとの成果指標数でございますが、達成率100%以上が19指標、80%以上100%未満が16指標、60%以上80%未満が5指標、40%以上60%未満が2指標、40%未満が1指標でございました。達成率80%以上となる指標の合計では、全43指標中35指標となり、8割を超え、こちらもおおむね順調に進捗しているものと考えているところでございます。
ただいま報告させていただきました3案件につきまして、進捗状況の詳細についてのそれぞれ資料を作成しておりますので、この委員会終了後に各会派に配付をさせていただきたいと考えております。
報告は以上でございます。
◎阿久津 シティセールス広報課長
ナンバー4、第2次春日部市
シティセールス戦略プランの改定の進捗状況についてご報告いたします。
本年9月定例会の
総務委員会において報告いたしました第2次
シティセールス戦略プランの改定の進捗状況でございますが、現在改定版の素案の取りまとめが完了したところでございます。今後のスケジュールにつきましては、本年12月中にシティセールス戦略会議におきまして素案を作成した上で、令和3年1月に市民意見提出手続を実施し、3月に同プランの改定を行う予定でございます。
以上でございます。
○水沼 委員長
ほかに何かございますか。
[「なし」と言う人あり〕
○水沼 委員長
以上をもちまして
総務委員会を閉会いたします。
閉会 10:51...