所沢市議会 > 2023-02-13 >
02月20日-01号

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  1. 所沢市議会 2023-02-13
    02月20日-01号


    取得元: 所沢市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-06
    令和 5年  3月 定例会(第1回)               ◯招集告示所沢市告示第45号 令和5年所沢市議会第1回定例会を次のとおり招集する。   令和5年2月13日                           所沢市長  藤本正人                    記 1 期日  令和5年2月20日 2 場所  所沢市議会議場     -------------------------               ◯応招・不応招議員令和5年第1回定例会 応招議員    1番  矢作いづみ議員      2番  天野 敦議員    4番  佐野允彦議員       5番  石原 昂議員    6番  城下師子議員       7番  小林澄子議員    8番  平井明美議員       9番  末吉美帆子議員   10番  長岡恵子議員      11番  大石健一議員   12番  入沢 豊議員      14番  植竹成年議員   15番  川辺浩直議員      16番  亀山恭子議員   17番  粕谷不二夫議員     18番  青木利幸議員   19番  島田一隆議員      20番  石本亮三議員   21番  荻野泰男議員      22番  杉田忠彦議員   23番  谷口雅典議員      24番  西沢一郎議員   25番  福原浩昭議員      26番  村上 浩議員   27番  中 毅志議員      28番  大舘隆行議員   29番  松本明信議員      30番  越阪部征衛議員   31番  浅野美恵子議員     32番  中村 太議員   33番  秋田 孝議員 不応招議員  なし  令和5年  第1回       埼玉県所沢市議会会議録第1号  定例会-----------------------------------議事日程(第1号)令和5年2月20日(月曜日) 午前9時0分 開会・開議・午後2時46分 散会    ◯議会運営委員長報告      議会運営委員長 末吉美帆子議員日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 会期の決定日程第3 議員提出議案第1号      提案理由の説明        9番 末吉美帆子議員      質疑      委員会付託省略の決定      討論      採決日程第4 常任委員長報告(特定事件)      総務経済常任委員長 亀山恭子議員      建設環境常任委員長 杉田忠彦議員      質疑日程第5 特別委員長報告      新所沢駅周辺まちづくり特別委員長 植竹成年議員      質疑日程第6 新所沢駅周辺まちづくり特別委員会の廃止の件日程第7 仮議長の選任を議長に委任する件    ◯諸報告    ◯請願報告    ◯市長提出議案の報告日程第8 議案第2号から議案第36号まで      市長施政方針及び提案理由の説明       藤本市長日程第9 議案第2号から議案第8号まで      議案の説明       鈴木経営企画部長       市川総務部長       冨田市民部長       前田福祉部長       町田こども未来部長       瀬能健康推進部長       並木環境クリーン部長       鈴木産業経済部長       埜澤街づくり計画部長       遠藤街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事       肥沼建設部長       井上危機管理監       千葉教育総務部長       当麻財務部長      質疑       10番 長岡恵子議員           町田こども未来部長           瀬能健康推進部長       20番 石本亮三議員           冨田市民部長           中村副市長      関係委員会付託     -------------------------本日の出席議員  31名   1番   矢作いづみ議員      2番   天野 敦議員   4番   佐野允彦議員       5番   石原 昂議員   6番   城下師子議員       7番   小林澄子議員   8番   平井明美議員       9番   末吉美帆子議員  10番   長岡恵子議員      11番   大石健一議員  12番   入沢 豊議員      14番   植竹成年議員  15番   川辺浩直議員      16番   亀山恭子議員  17番   粕谷不二夫議員     18番   青木利幸議員  19番   島田一隆議員      20番   石本亮三議員  21番   荻野泰男議員      22番   杉田忠彦議員  23番   谷口雅典議員      24番   西沢一郎議員  25番   福原浩昭議員      26番   村上 浩議員  27番   中 毅志議員      28番   大舘隆行議員  29番   松本明信議員      30番   越阪部征衛議員  31番   浅野美恵子議員     32番   中村 太議員  33番   秋田 孝議員欠席議員      なし地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長  藤本正人  市長           中村俊明  副市長  井上 典  危機管理監        鈴木哲也  経営企画部長  市川博章  総務部長         当麻靖男  財務部長  冨田一成  市民部長         前田広子  福祉部長  町田真治  こども未来部長      瀬能幸則  健康推進部長  並木和人  環境クリーン部長     鈴木明彦  産業経済部長  埜澤好美  街づくり計画部長     遠藤弘樹  街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事  肥沼宏至  建設部長         越智三奈子 会計管理者  平田 仁  上下水道事業管理者    磯  稔  上下水道局長  林  誠  市民医療センター事務部長 教育委員会  中島秀行  教育長          千葉裕之  教育総務部長  江原勝美  学校教育部長午前9時0分開会 出席議員    31名     1番    2番    4番    5番    6番    7番     8番    9番   10番   11番   12番   14番    15番   16番   17番   18番   19番   20番    21番   22番   23番   24番   25番   26番    27番   28番   29番   30番   31番   32番    33番 欠席議員     なし地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長       副市長      危機管理監    経営企画部長 総務部長     財務部長     市民部長     福祉部長 こども未来部長  健康推進部長   環境クリーン部長 産業経済部長 街づくり計画部長 街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事 建設部長     会計管理者    上下水道事業管理者 上下水道局長   市民医療センター事務部長 教育長      教育総務部長   学校教育部長 △開会と開議の宣告 ○大石健一議長 おはようございます。 出席議員数が定足数に達しておりますので、議会は成立しています。 これより、令和5年所沢市議会第1回定例会を開会します。 直ちに本日の会議を開きます。  -----------------------------議会運営委員長報告 ○大石健一議長 初めに、議会運営委員長の報告を求めます。 議会運営委員長 末吉美帆子議員     〔9番(末吉美帆子議員)登壇〕おはようございます。 ◆9番(末吉美帆子議員) 議会運営委員長報告を申し上げます。 初めに、令和5年第1回定例会の会期日程等の協議のため、2月13日に委員会を開催しましたので、その協議の結果について御報告申し上げます。 会議の冒頭、中村副市長から、今定例会に議案第2号から議案第36号までの35件を提出する旨の発言がありました。 この発言を受けて、会期日程等について協議した結果、会期は、本日2月20日から3月23日までの32日間とすることに決定いたしました。 続いて、議会運営に関する事項等の協議のため、1月は3日間、2月は2日間、通年会期制の導入に向けた議論のため、委員会を集中的に開催しましたので、その協議の結果について御報告いたします。 所沢市議会における通年会期制の導入に向けた協議につきましては、令和元年に通年会期制を導入することが議会運営委員会で全会一致で確認されたことにより、これまで議会運営委員長が各定例会において協議過程をその都度御報告申し上げてきたところではありますが、ここで改めて御説明いたします。 平成24年の地方自治法の一部改正により、会期を1年とすることができる通年会期制が規定され、議会において選択できることとされました。所沢市議会においても、平成24年より通年会期制導入の是非について議会運営委員会において議論してきました。その議論がなかなか煮詰まっていかない期間が長く続いていましたが、改選に伴う今期の始まりである令和元年に、通年会期制を導入することが全会一致で確認され、これまで約4年をかけて具体的な検討を行ってまいりました。 通年会期制の導入の理由、背景として、主に2つの点が挙げられます。 1つ目としては議会運営の効率化です。定例会の回数については、条例で年4回、規則で3月、6月、9月、12月に招集することが規定されていますが、議案の審議以外の議会活動や議員個人の活動などのスケジュールを立てていくことが難しいことが課題となっています。 2つ目としては審議の充実です。定例会の初日に、他の議案に先立って議決を求める、いわゆる先行審議の依頼が多いことや、定例会の最終日に新規事業の予算が提案されるなど、通常の審議スケジュールによらない提案が定例会で行われていることも課題となっていました。 1年を通して議会が活動能力を有する通年会期制導入による効果は、定例会の会期の画一的なスケジュールによる審議から、議案の内容、論点などにより、委員長報告や討論、採決の時期など、その審議日程を会期の延長などの議決を要することなく、議長の権限により柔軟に変更することが可能となることや、定例会議の審議スケジュールでは対応できない議案の提出がされる場合には、市長から会議の開催請求を受け臨時会議として対応することを前提としていることから、現在の追加議案が提出された場合でも会期内で審議を終わらせようとする潜在的な議員の意識が、会期にとらわれず、議案の内容に即した審議をすべきとする意識に変化することで、よりめり張りある審議の充実に資することが期待されます。 なお、1議案からでも、市長の積極的な臨時会議の開催請求を当然のこととして想定しているため、執行部側の事務の停滞を回避することも効果として考えられます。議会運営委員会で視察に行きました新潟県柏崎市議会でも、契約を案件とした臨時会が積極的に開催され、執行が早まったと伺ってきました。 また、定例会議の初日を定例日として条例で規定することや、定例会議の日程スケジュールを固定化することで、定例会議での議案提出に係る議案の作成など、事務のスケジュール管理が容易となることや、議案の審議以外の委員会審査や広聴広報活動など、市議会としての活動のスケジュールを早い時期から立てることが可能となり、議会運営の効率化を図ることが効果として期待されます。 なお、通年会期制の導入に当たっては、執行部の事務に支障を来すことがないように配慮することが求められていることから、議会運営の在り方の見直しを行い、9月定例会、12月定例会、そして今3月定例会においても試行的な取組を行っているところです。 所沢市議会の通年会期制については、1年を通して切れ目のない議会の活動能力を常時担保することで、災害や緊急の行政課題等に主体的かつ機動的に対応するとともに、めり張りのある審議とすることで、審議の充実と活性化を図ることを目的とし、また、審議スケジュールの見直しや最小限の出席要求など、議会運営の効率化や執行部の事務負担の軽減を図ることで、議員及び職員の働き方に十分配慮したものとなることを目指しています。 昨年の11月28日には、所沢市議会が考えている通年会期制の在り方の妥当性及び市民参加の観点から、通年会期制の導入プロセスの妥当性について、所沢市議会政策研究審議会に諮問を行い、委員から貴重な御意見をいただき、12月19日に審議会から答申をいただきました。 1月21日には、所沢市議会における通年会期制導入について広く意見を聞き、その参考とするため、議会運営委員会の審査として公聴会を開きました。公聴会では、反対、賛成として、お2人の公述人からの意見陳述と質疑を行い、貴重な御意見をいただきました。 令和4年12月26日から本年1月26日まではパブリックコメント手続を実施し、所沢市議会における通年会期制についての概要及び通年会期制導入に伴う改正例規及び逐条解説案について73件の貴重な御意見をいただきました。 パブリックコメントでは、通年会期制について市民への十分な説明が足りていないという御意見もあり、市民への説明の機会を設けることとし、通年会期制に関する議会報告会として、3月12日の日曜日にこどもと福祉の未来館で午前10時から開催することを確認しました。 次に、個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、地方公共団体は改正後の個人情報の保護に関する法律の適用を受けることとなりました。しかしながら、地方公共団体の議会についてはその適用外とされたことから、議会における個人情報の取扱い等を定めるため、所沢市議会の個人情報の保護に関する条例を議員提出議案として提出することを確認しました。 なお、条例案については、令和4年12月26日から令和5年1月26日までの間にパブリックコメント手続を実施しております。 次に、3月定例会についてです。 9月定例会及び12月定例会において、通年会期制をイメージした会期日程を試行した項目等について検証を行った結果、3月定例会においても通年会期制をイメージした会期日程を試行することを確認しました。 一般質問のヒアリングについては、原則として一般質問調査日の3日目までに終えるよう試行すること。また、本会議に係る出席要求については、市長、副市長、経営企画部長は常に出席を求め、それ以外の理事者については、12月定例会と同様に、議案を提出した所管の理事者及び一般質問の答弁予定者の出席を求めることを確認しています。 また、議会運営の効率化のための事前ヒアリングについては、執行部の御協力のもと、先日の15日と16日に既に実施しております。必要最小限の出席要求のため、通告書の様式の見直しを行いました。議案質疑、一般質問のいずれの通告書にも答弁者の欄を設け、誰に質疑・質問を行うのかを明確にすることを確認しました。また、議案質疑通告締切り後、速やかに通告書の提出者及び記載内容を事務局から執行部に連絡し、事務の効率化を併せて行うことも確認しております。 また、毎年3月定例会の前に確認している事項として、今回の3月定例会での試行に合わせたものとして、議案説明、議案質疑、一般質問、会議規則、申し合せ事項の取扱いについて確認しております。このうち、施政方針に対する質疑については、議案質疑において議案に関連する項目についてのみ行うことができることを確認しております。 最後に、会議の運営については、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、本会議においては、定足数に留意しつつ各会派において出席議員を調整すること、会派室において議員はインターネット中継を視聴すること、議案の採決は全議員で行うことを改めて確認しました。 以上で、議会運営委員長報告を終わります。  ----------------------------- △日程第1 △会議録署名議員の指名 ○大石健一議長 それでは、日程第1、会議録署名議員の指名を行います。 会議規則第86条の規定により、  6番 城下師子議員 22番 杉田忠彦議員 を指名します。  ----------------------------- △日程第2 △会期の決定 ○大石健一議長 次に、日程第2、会期の決定についてを議題とします。 今定例会の会期は、本日から3月23日までの32日間としたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。  ----------------------------- △日程第3 △議員提出議案第1号 ○大石健一議長 次に、日程第3、議員提出議案第1号を議題とします。 〔参照〕-議員提出議案-  ----------------------------- △提案理由の説明 ○大石健一議長 議案の朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。 9番 末吉美帆子議員     〔9番(末吉美帆子議員)登壇〕 ◆9番(末吉美帆子議員) 議員提出議案第1号「所沢市議会の個人情報の保護に関する条例制定について」御説明します。 個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴い、令和5年4月以降、地方公共団体は改正後の個人情報の保護に関する法律の規定の適用を受けることとなりますが、地方公共団体の議会についてはその適用外とされました。議会における個人情報の取扱い等の必要な事項を定めるため、本案を提案するものです。 以上で、提案理由の説明を終わります。  ----------------------------- △質疑
    ○大石健一議長 次に、質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 質疑なしと認めます。  -----------------------------委員会付託省略の決定 ○大石健一議長 ここで、お諮りします。 本議案については、委員会付託を省略したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。  ----------------------------- △討論 ○大石健一議長 次に、討論を行います。 討論はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 討論なしと認めます。  ----------------------------- △採決 △議員提出議案第1号の可決 ○大石健一議長 これより、採決します。 議員提出議案第1号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。  ----------------------------- △日程第4 △常任委員長報告(特定事件) ○大石健一議長 次に、日程第4、特定事件に係る常任委員長報告を議題とします。 各常任委員長から、閉会中に行った特定事件の調査の報告を行いたい旨の申出がありましたので、これを許します。  -----------------------------総務経済常任委員長報告 ○大石健一議長 初めに、総務経済常任委員長 亀山恭子議員     〔16番(亀山恭子議員)登壇〕(拍手する人あり) ◆16番(亀山恭子議員) おはようございます。 総務経済常任委員長報告を申し上げます。 当委員会は、去る1月16日に委員会を開催し、特定事件「行政経営について」及び「農業・商業・工業について」のうち、所沢ブランド、シティプロモーションについての審査を行い、これまで行ってきた調査研究を踏まえ、提言をまとめましたので、以下、読み上げます。 所沢ブランドとシティプロモーションに係る提言。 令和5年1月16日、総務経済常任委員会。 総務経済常任委員会では、所沢ブランドとシティプロモーションを重点的に取り組むべきテーマとして位置づけ、これまで先進自治体への行政視察や議員間による自由討議を行ってきた。また、委員間の意見の醸成を図ることを目的に政策討論会を開催してきた。 所沢市の魅力、ブランドとは何か、どのような形で市内外へ発信し、いかに人を呼び込み、地域経済を活性化させるのかということに重点を置き、調査研究を行ってきた。 現在のコロナ禍において、物価の高騰や急激な円安は、国民生活だけでなく中小企業や小規模事業者などにも深刻な影響を及ぼしている。本市においても、感染症対策と経済活動の両立を図りながら地域経済の活性化を図っていくことは喫緊の課題である。第6次所沢市総合計画前期基本計画では、特に重点を置いて進める取組であるリーディングプロジェクトにおいても、所沢ブランドの推進とまちの活性化が位置づけられている。 当委員会では、本市のブランド力を向上させ、地域経済の活性化のための持続可能な施策の推進に向けて、これまでの調査研究を踏まえ、下記のとおり提言する。 記。 1、地域産品のブランド化を推進するため、消費者のニーズに応じた農産物の生産や6次産業化による特産品の開発により、農産物に新たな付加価値を生み出し、地域農産物の消費拡大、地産地消を図ること。 2、関係部署が横断的に企画及び政策立案できるよう、行政組織においてシティプロモーション政策室を創設すること。 3、職員意識の底上げを行うため、シティプロモーションに関する研修を実施すること。 4、地域内における経済循環の向上と地域課題の解決に貢献するため、地域通貨の導入について検討すること。 5、市民が参画できる環境や市外の協力者も参加する機会を創出し、地域間の連携を強化すること。 以上で、総務経済常任委員長報告を終わります。(拍手する人あり)  -----------------------------建設環境常任委員長報告 ○大石健一議長 次に、建設環境常任委員長 杉田忠彦議員     〔22番(杉田忠彦議員)登壇〕(拍手する人あり) ◆22番(杉田忠彦議員) 建設環境常任委員長報告を申し上げます。 当委員会は、去る2月8日、委員全員出席のもと、議会会議室において、特定事件「廃棄物の減量・資源の循環について」のうち、廃棄物の減量・資源の循環とごみ有料化についての委員会を開催しました。 当日は、開会の後、協議会を開き、正副委員長が示した廃棄物の減量・資源の循環とごみ有料化についての提言案を確認し、委員会として提言をまとめることに決しました。 以下、読み上げます。 廃棄物の減量・資源の循環とごみ有料化についての提言。 令和5年2月8日、建設環境常任委員会。 当委員会は、令和3年6月より廃棄物減量・資源の循環とごみ有料化についてをテーマとして取り組んできた。令和3年10月に所沢市廃棄物減量等推進審議会の会長を務めている東洋大学の山谷名誉教授を講師に招き、ごみ有料化についての議員研修会を開催した。 また、令和3年11月に東京都東久留米市、令和4年5月に静岡県浜松市、8月に福島県福島市と行政視察を実施し、調査研究を行ってきた。さらに、特定事件として執行部の取組について審査した。 これまでの調査研究を踏まえ、廃棄物の減量・資源の循環とごみ有料化については、委員会として下記のとおり提言する。 記。 1、市はさらなるごみ減量施策を推進すること。 2、市が示す市民1人当たり1日のごみ排出量の目標値を統一し明示すること。 3、ごみ排出量の目標値が達成されなければ、「ごみ有料化」を推進せざるを得ないことなど、ごみ減量に市民の協力が必要であることを広報等で周知すること。 以上。 以上で、建設環境常任委員長報告を終わります。(拍手する人あり)  ----------------------------- △質疑 ○大石健一議長 それでは、ただいまの各常任委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 質疑なしと認めます。  ----------------------------- △日程第5 △特別委員長報告 △新所沢駅周辺まちづくり特別委員長報告 ○大石健一議長 次に、日程第5、令和3年第2回定例会において設置されました新所沢駅周辺まちづくり特別委員会から、その調査が終了した旨の報告がありましたので、特別委員長報告の件を議題とし、その調査の経過と結果について委員長報告を求めます。 新所沢駅周辺まちづくり特別委員長 植竹成年議員     〔14番(植竹成年議員)登壇〕(拍手する人あり) ◆14番(植竹成年議員) 新所沢駅周辺まちづくり特別委員長報告を申し上げます。 当委員会は、去る10月27日、11月21日、2月2日に委員会を開催しましたので、その概要について簡潔に御報告申し上げます。 初めに、10月27日の委員会では、提言をまとめるため委員間による自由討議を行いました。自由討議では各委員より、専門部署の設置の必要性や地権者及びパルコ関係事業者との積極的な連携について、また、地域住民と行政との協働した取組、さらに、魅力ある新所沢駅周辺のまちづくりにおける事業の検討と、新たな指針及び将来像を示すことについて様々な意見が出され、活発な議論を行うことができました。 次に、11月21日の委員会では、新所沢パルコの営業終了に伴う新所沢駅周辺のまちづくりについてを議題とし、説明員として、市長、副市長、関係職員の出席を求め、審査を行いました。 委員会の冒頭、新所沢パルコ撤退後の新所沢駅周辺のまちづくりに関する署名要望書の提出を受けて、その後の市長の考えを伺ったところ、民間の領域と公の領域で手が出せない部分もあるとは思いますが、その中でできることをしっかりとやり、新所沢が文化的でおしゃれなまちであり続けるために、できることをやっていかなければと考えていますとの答弁がありました。 その後、各委員より質疑を求めたところ、撤退後の土地利用について、就労機会の確保や生活者の利便性を考慮した商業施設の誘致などに向けた市の取組についてとの質疑に対し、令和4年9月2日付けで、パルコ営業終了に伴う雇用対策等について、市長名により要望書を提出し、新所沢パルコの各テナント等を含めて従業員が約900名いるので、こういった従業員の方々の継続雇用や再就職等について特段の御配慮を求め、また、企業に対しての補助金や交付金がありますので、今後、商業施設、複合施設等を考える際、企業の誘致もしていただければ、その際は市もお手伝いをさせていただく旨を伝え、魅力ある施設の誘致の検討を併せてお願いした旨の答弁があり、さらに市長から、その後、株式会社パルコの方々が来られて対応した際には、基本的には高層マンションを建てるというようなお話だったので、所沢市として高層マンションは反対である、人を中心としたマチづくりという所沢市都市計画マスタープランからも外れるので、高層マンションで駅前を住宅街にするのではなく、基本的にはスーパーマーケット、プラスして文化的な施設などを入れてほしいと伝えた旨の答弁がありました。 パルコが撤退しても、実質的に実を取るような商業施設になってもらいたいと思うところで、高層マンションを避けられるような今後の取組について質疑を求めたところ、市長より、採算を取るという民間企業の立場を考えると、今のところ利益としては高層マンションというのは分かるところです。そうした中にあって、こちらとしても関わるべきところは関わっていきますし、まちづくり協議会の皆さんからも御意見をいただいていますし、このように特別委員会もできています。そうした中にあって、できる限りしていきたいとの答弁がありました。 以上で質疑を終結し、審査を終了しました。 また、1月29日には、議員間の共通認識を図るため、新所沢まちづくりセンターにおいて、「どうなる!?パルコ閉店による新所沢の未来は!」と題して政策討論会を開催し、107名の方に御来場いただきました。各議員の皆様には当日の会場運営など御協力いただき感謝申し上げます。ありがとうございました。 最後に、2月2日の委員会では、新所沢パルコの営業終了に伴う新所沢駅周辺のまちづくりについての審査を行い、これまで政策討論会も含め約2年間にわたり行ってきました調査研究を踏まえ、提言をまとめましたので、以下のとおり読み上げます。 令和5年2月2日、新所沢駅周辺まちづくり特別委員会。 新所沢パルコ撤退に伴い、魅力ある新所沢駅周辺のまちの将来像に向けた提言。 新所沢駅周辺まちづくり特別委員会は、新所沢パルコが令和6年2月29日をもって営業を終了することが発表されたことを受け、この営業終了によって影響が懸念される新所沢駅周辺の商業振興、都市計画、公共交通ネットワーク、公民連携について、藤本市長をはじめ、担当部局の職員を説明員として委員会を開催し、調査を行ってきた。 また、市街地再開発事業といった駅周辺のまちづくりについて、東京都豊島区並びに新潟県新潟市及び新潟県長岡市などへ、まちなかウォーカブル推進事業について、さいたま市大宮区へ行政視察を行い、他自治体が取り組む様々な事項に関しても調査研究を行ってきた。 さらに、東京藝術大学准教授、RFA主宰の藤村龍至氏や新所沢パルコの撤退に関する研究会委員を参考人として意見を求め、また、政策討論会を行ってきた中で、新所沢駅周辺の魅力あるまちづくりについて、市行政における地域住民と連携した協働による必要性や、新所沢駅東口も含め市民の多様性を尊重するなど、まちづくりの進め方に関し課題があると考え、本特別委員会は以下のことを求め、提言する。 記。 1、新所沢駅周辺のまちづくりにおいてプロジェクトチームの設置に努めること。 2、地域住民と連携した協働による取組を進めること。 3、地権者及びパルコ関係事業者と積極的に情報共有を図り現状を把握し、市民への情報発信に努めること。 4、まちづくりにおける個別事業の検討とともに予算の確保に努めること。 5、新所沢駅周辺のまちづくりに関する新たな指針及び新所沢駅周辺のまちの将来像を示すこと。 以上の提言をもって、当委員会における全ての審査を終結することに決しました。 以上で、新所沢駅周辺まちづくり特別委員長報告を終わります。(拍手する人あり)  ----------------------------- △質疑 ○大石健一議長 それでは、ただいまの新所沢駅周辺まちづくり特別委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。     〔「なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 質疑なしと認めます。  ----------------------------- △日程第6 △新所沢駅周辺まちづくり特別委員会の廃止の件 ○大石健一議長 次に、日程第6、新所沢駅周辺まちづくり特別委員会の廃止の件を議題とします。 お諮りします。 新所沢駅周辺まちづくり特別委員会から、先ほどの報告のとおり、その調査を終了した旨の報告がありましたので、この際、新所沢駅周辺まちづくり特別委員会を廃止したいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。  ----------------------------- △日程第7 △仮議長の選任を議長に委任する件 ○大石健一議長 次に、日程第7、仮議長の選任を議長に委任する件を議題とします。 地方自治法第106条第3項の規定により、この会期中における仮議長の選任を議長に委任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と言う人あり〕 ○大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決定しました。  ----------------------------- △諸報告 ○大石健一議長 次に、諸報告を行います。 市長から1件、監査委員から1件の報告がありましたので、その写しを配信しましたから、御了承願います。  ----------------------------- △請願の報告 ○大石健一議長 次に、請願の報告を行います。 請願で受理したものは、配信した文書表のとおり所管委員会に付託しましたので、報告します。 〔参照〕-請願文書表-  ----------------------------- △市長提出議案の報告 ○大石健一議長 次に、市長から議案の提出がありましたので、事務局長に報告させます。     〔事務局長朗読〕                              所文第128号                              令和5年2月20日  所沢市議会議長 大石健一様                             所沢市長 藤本正人      議案の提出について  令和5年所沢市議会第1回定例会に別紙のとおり議案を提出します。       令和5年所沢市議会第1回定例会議案件名表議案第2号 令和4年度所沢市一般会計補正予算(第9号)議案第3号 令和4年度所沢市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)議案第4号 令和4年度所沢市所沢都市計画事業狭山ケ丘土地区画整理特別会計補正予算(第3号)議案第5号 令和4年度所沢市所沢都市計画事業所沢駅西口土地区画整理特別会計補正予算(第2号)議案第6号 令和4年度所沢市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)議案第7号 令和4年度所沢市介護保険特別会計補正予算(第2号)議案第8号 令和4年度所沢市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)議案第9号 令和5年度所沢市一般会計予算議案第10号 令和5年度所沢市交通災害共済特別会計予算議案第11号 令和5年度所沢市所沢都市計画事業狭山ケ丘土地区画整理特別会計予算議案第12号 令和5年度所沢市所沢都市計画事業所沢駅西口土地区画整理特別会計予算議案第13号 令和5年度所沢市国民健康保険特別会計予算議案第14号 令和5年度所沢市介護保険特別会計予算議案第15号 令和5年度所沢市後期高齢者医療特別会計予算議案第16号 令和5年度所沢市水道事業会計予算議案第17号 令和5年度所沢市下水道事業会計予算議案第18号 令和5年度所沢市病院事業会計予算議案第19号 所沢市まち・ひと・しごと創生基金条例制定について議案第20号 所沢市脱炭素社会を実現するための条例制定について議案第21号 所沢市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例制定について議案第22号 所沢市災害対策本部条例の一部を改正する条例制定について議案第23号 所沢市非常勤の特別職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例制定について議案第24号 所沢市非常勤の特別職員の報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例制定について議案第25号 所沢市保育園等運営審議会条例等の一部を改正する条例制定について議案第26号 所沢市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について議案第27号 所沢市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について議案第28号 所沢市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例制定について議案第29号 所沢市立老人福祉センター設置及び管理条例の一部を改正する条例制定について議案第30号 所沢市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について議案第31号 所沢市斎場条例の一部を改正する条例制定について議案第32号 所沢市印鑑条例の一部を改正する条例制定について議案第33号 所沢市建築・開発関係手数料条例の一部を改正する条例制定について議案第34号 所沢市水道事業給水条例及び所沢市下水道条例の一部を改正する条例制定について議案第35号 所沢市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例を廃止する条例制定について議案第36号 所沢駅ふれあい通り線整備工事(その3)請負契約締結についての一部変更について  ----------------------------- △日程第8 △議案第2号から議案第36号まで ○大石健一議長 次に、日程第8、議案第2号から議案第36号までを一括議題とします。 〔参照〕-市長提出議案-  ----------------------------- △市長施政方針及び提案理由の説明 ○大石健一議長 議案の朗読を省略し、直ちに市長から施政方針及び提案理由の説明を求めます。 藤本市長     〔藤本正人 市長 登壇〕 ◎藤本市長 本日ここに、令和5年所沢市議会第1回定例会を招集申し上げましたところ、議員各位におかれましては、御健勝にて御参集賜り、新年度予算をはじめ市政における重要案件につき御審議いただきますこと、厚く御礼を申し上げます。 さて、市長3期目の就任後、3年と3か月が経過しました。この11年間、市長を志した原点たる東日本大震災から今日に至るまで、私たちは、原発事故、気候変動、そして新型コロナと様々な災厄を経験してまいりました。が、それは私たちへの警告=「人と人の絆」人は人とつながってこそ幸せなのだ、また、「自然との調和・共生」生き方を見直し、自然に対しもっと謙虚に共生していかねばならないのだ、そう覚悟して施策を進めてまいりました。 今回の予算編成においても、市としてこの課題に正面から向き合い、「人と人の絆」「自然との調和・共生」それらを包含する「人を中心にしたマチづくり」、そして、「脱炭素」ゼロカーボンを本気で達成すべく、熟考を重ね、予算編成に臨ませていただきました。 それでは、令和5年度当初予算をはじめ諸議案の審議をお願いするに当たり、市政運営に関する基本的な考え方と、予算並びに条例その他の議案について、その概要を申し述べ、議員各位並びに市民の皆様の御理解、御協力を賜りたいと存じます。 〔令和4年度の振り返り〕 さて、令和4年度を振り返りますと、未曾有の猛威を振るった新型コロナウイルス感染症の拡大に加え、ロシアのウクライナ侵攻に端を発した原油価格・物価高騰の波が押し寄せ、市民生活に大きな影響を及ぼしました。 まず、本市では、エネルギーや物価等の高騰を踏まえ、国の決定を受け、低所得の子育て世帯に児童1人当たり5万円の生活支援特別給付金を支給するとともに、住民税非課税世帯等に対しても、1世帯について5万円の緊急支援給付金を支給しているところです。現在もやっております。 また、市独自の支援としては、子どものいる家庭には、小中学校の学校給食費を9月分から12月分までの4か月間を無償とすると同時に、保育園、幼稚園児の給食費高騰が保護者の負担増にならないよう、対応をいたしました。 また、現在も0歳から18歳までの子育て家庭に対し、対象者1人当たり2万円分のデジタルギフト券を支給しているところです。 また、市内水道利用者に対し、9月、10月検針分の2か月分の水道基本料金を免除するとともに、生活保護世帯に対しては、おこめ券を配布して生活を支えてきました。 一方、事業者向けの支援としては、保育施設や放課後児童クラブ運営事業者に対し補助金を交付することで、安定した運営を継続できるよう支援してまいりました。 併せて、燃料・ガソリン代などの高騰に苦しむタクシー、バスなどの交通事業者、トラック輸送の貨物運送事業者、そして農業生産者に対しても支援金などを給付してまいりました。 一方、市民の活動という面では、様々なイベントが少しずつ再開された年でもありました。市民フェスティバルには2日間で30万人、ところざわまつりは18万人、そして、第10回マンホールサミットin所沢では、サクラタウン開場以来最高の約1万4,000人に御来場いただき、コロナという長いトンネルの先に明るい光が差し込んできたような、そんな思いになったものです。 国際友好の道もコロナ禍ではありましたが、つなぐことができました。姉妹都市アメリカのディケイター市とは、高校生の交流はかないませんでしたが、姉妹都市締結55周年として、市を代表し、11月に副市長と所沢市国際友好委員会委員長が現地を訪問させていただきました。 また、イタリアのティエーネ市とは、航空、飛行機の縁でお声がけいただき、7月に市としてティエーネ市を訪問し、文化・芸術をはじめ様々な分野で継続的に交流していくことで合意をしてまいりました。 さらに、持続可能なマチづくりに対し、自らの五感をもって先進地に学ぶため、スペイン王国バルセロナ市に職員を派遣してもまいりました。 令和4年度は、このほかにも、社会情勢の変化に柔軟に対応しつつ、今まで以上に職員総動員で横断的に事業を進めてまいったつもりです。 まず、教育の分野では、学校・家庭・地域が一体となり、総がかりで学力向上の取組を推進していく「学び創造アクティブPLUS」学力向上推進事業を進め、また、4名のスクールカウンセラーを小中学校に派遣し、校内の教育相談体制の充実にも努めました。 学校給食センターの再整備に当たっては、既存建物の解体、設計、建設工事を進めました。また、学校トイレの改修では、校舎2系統目となる工事を小中学校で各1校行い、さらに、体育館のトイレの改修も新たに開始をし、小学校8校、中学校4校の工事が令和4年度内に完了することになりました。 また、中止されていた子ども写生大会を「アート・プレイ・デイ」と名づけてサクラタウン周辺で再開することができました。 子育ての分野では、1歳6か月児健診のときに絵本の読み聞かせを行い、絵本の引換チケットを配布して、地域の子育て支援施設に来てもらうことで、親子同士の交流につなげることができました。 また、保育需要の変化に対応するため、防衛医科大学校の保育施設を地域型保育事業所と認定すべく、手続を進めました。 そして、放課後児童クラブについては、第二上新井、北秋津、中富小、3児童クラブの令和5年度からの定員拡大に向け、小学校の教室などの施設改修を実施したところです。 環境の分野では、公共施設に太陽光発電設備をさらに導入するため、市内約20施設の現地調査を行い、導入計画及び調査報告書を作成しているところです。 また、二酸化炭素の排出を抑え、光熱費を削減するため、小学校8校、中学校4校の体育館と武道場の照明をLEDに換えることができました。 さらに、2050年カーボンゼロを自分ごととして捉え、実践に移し、それを市民全体に広めていくため、マチごとゼロカーボン市民会議を全5回にわたって開催することもできました。 また、生物多様性の保全につながる「30by30目標」に参加を表明したのでありますが、それらを含めた本市のこれまでの先導的な環境政策が高く評価され、4月には国会の衆議院環境委員会の参考人として、また、11月にはエジプト・アラブ共和国で開催された国連気候変動枠組条約第27回締約国会議(COP27)に世界首長誓約自治体の代表として、それぞれ本市の環境施策を世界に発信することもできました。これは市職員や市民の取組の結果であり、さらなる前進が地道に行われていけばと願うものです。 みどりの保全については、北秋津周辺保全配慮地区に位置づけられた貴重なみどりを保全するため、株式会社スタジオジブリの協力を得て、映画「となりのトトロ」の背景画5点の複製画を作成し、購入型クラウドファンディングにより、多くの方から御支援をいただきました。また、市街化区域にみどりを創りヒートアイランド現象も抑えていくため、「みどりのエコスポット」を北中地区に新たに設置いたしました。 次に、福祉の分野では、所沢市障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例を推進するため、障害への理解と文化活動の視点から、障害のある人もない人も、老若男女共に参加するワークショップを開催することができました。 所沢市あったかサポートセンターでは、所沢市社会福祉協議会をワンストップ窓口とすることで、生活困窮者の情報を集約し、より効率的に支援を展開しましたし、あったかサポート「りーち!」において、ひきこもりがちな方々の社会参加に向けた支援を実施することもできました。 また、高齢者福祉については、生活支援体制整備事業として、地域の困りごとを解決するため、移動スーパーによる買い物支援やベンチプロジェクトなどの取組を支援してまいりました。 自治の分野では、地域づくりに携わる団体の活動を、地域をデザインしていく活動と捉え直し、「地域デザイン交流会」と銘打って、その取組を支援いたしました。 また、令和4年4月に施行した所沢市マンション管理適正化推進条例に基づいて、管理状況届出制度による実態把握を行うとともに、管理状況がいま一歩と思われる要支援マンションに対しては、専門家による支援を始めたところでもあります。また、適正な管理を行っているマンションには、管理計画認定制度を運用し、見える化もいたしたところです。 次に、文化・ブランドの分野です。 まず、フランス航空教育団来日100周年記念イベントでつながった関係団体と再度連携をして、所沢飛行場とそれにまつわる歴史を伝える短編映画の作成を行いました。また、寿町の国の登録有形文化財「秋田家住宅」等について、その整備・活用を図るため、整備活用基本方針の策定を進めました。 農業の分野では、ドローンなどを活用したスマート農業などに取り組むさといも農業者に対し支援を始めるとともに、遊休農地対策としては、経営規模の拡大を望む農業者に対し、約2.7haの遊休農地を引き継ぐことができました。 続いて、行政の分野です。 マイナンバーカードを用いたオンライン手続では、子育て・介護分野の主要26手続での利用を令和4年度中に開始します。また、行政事務にAI音声テキスト化サービスを導入し、議事録作成などの事務効率化を進め、職員が「職員でなければ遂行できない業務」により一層注力できるようにしたほか、窓口における手続においても、コロナ禍でマスク着用など、高齢者などと窓口職員が互いに聞き取りづらい状況がありましたので、円滑なコミュニケーションを確保するため、音声をクリアにする対話支援システムを導入しました。 また、市役所本庁舎では、令和3年度から2か年かけ、市庁舎エレベーターの改修を行ったところでもあります。 一方、災害対策としては、令和元年東日本台風をはじめとする過去の災害の教訓を踏まえ、所沢市地域防災計画を改定したほか、消防団に対しては、団員の報酬改定を行うとともに、ポンプ車操法大会や消防出初式を3年ぶりに開催することができたほか、第7分団の詰所新設と消防ポンプ自動車の更新を行ったところです。 また、選挙については、7月10日に執行された参議院議員選挙において、投票所の感染症対策に取り組むとともに、混雑緩和を図るため、期日前投票所、これは生涯学習推進センター体育室を新たに設け、これを含む投票所(北所沢保育園)を増やして、投票所を拡充して執行いたしたところです。 上水道につきましては、老朽化した水道管の更新や浄水場施設の耐震補強工事の設計を実施したところですし、また、下水道についても、第4期市街化調整区域下水道整備事業を計画どおり行うとともに、下安松地区などでの雨天時浸入水対策を実施しているところです。 そのほか、水道通水85周年を記念して、西部浄水場を市民に開放し、配水池屋上からの市内観望と場内施設の自由見学を行ったところでもありました。 次に、健幸長寿の分野であります。 トコトコ健幸マイレージについては、この種の事業は無関心層への働きかけが最後は課題となるわけですが、他のイベントとのコラボレーションやインセンティブを付与するなど様々な工夫を凝らし、1万3,144人と1月末時点での参加者数は県内最多となりました。 また、産後ケア事業としては、ケアを必要とする母親の心と体の安定を図り、安心して過ごしてもらえるよう、宿泊型に加え、新たにデイサービス型の支援も拡充をいたしました。 また、新型コロナウイルスワクチン接種については、国の方針に基づいて、初回接種が終わった12歳以上の人に対し、オミクロン株対応ワクチン、これを3回目から5回目のワクチン接種を実施しているほか、5歳から11歳の小児、生後6か月から4歳の乳幼児の接種にも適切に対応をしてまいりました。 市民医療センターでは、新型コロナウイルス感染症の検査体制を充実させ、積極的に発熱患者の診療に当たるとともに、休日や夜間など他の医療機関が対応できない時間帯での小児初期救急医療を途切らすことなく行ってまいりました。 また、令和4年度から2か年かけ、再整備基本計画の策定を現在進めているところです。 そして、成長作戦、街づくりの分野でありますが、COOL JAPAN FOREST構想、ところざわサクラタウンの周辺道路の歩道を整備したほか、子ども向けのeスポーツ体験会を開催したり、ニコニコ動画によるイベントに参加するなど新たな文化推進に努めました。 また、所沢駅周辺では、日東地区まちづくり事業、ファルマン通り交差点第1期改良工事と無電柱化事業、そして、所沢駅西口のまちづくりに伴う各事業を計画に沿って進めることができました。また、三ケ島や柳瀬の土地利用転換推進事業についても、地区に応じた助言・支援を行ってきたところです。 そして、柳瀬川の清柳橋も、橋梁上部の工事を実施したところです。 最後に、人を中心にしたマチづくりです。 そのうち、ハード部門に関して言えば、ところバスの運行ルート、本数の見直しを行い、バス停にはベンチを設置し始めました。また、ところワゴンの三ケ島地区のルートの見直しを行うとともに、柳瀬地区における実証運行をこの3月には開始します。併せて、本市にとって望ましい地域公共交通の在り方を検討し、市民の意見も反映した所沢市地域公共交通計画を策定したところでもあります。 また、人が集まることで市(いち)がたち宿(しゅく)となり街になった。その本来性に立ち返ってみんなの場(パブリック空間)を創っていく試みとして、銀座中央広場と秋田家住宅におけるマーケットの展開など、社会実験「TOKOROZAWA STREET PLACE」を開催し、効果の検証も行いました。 昭和にできたタウンの課題を解決していく動きの第一弾、椿峰地区のまちづくりについては、地区計画策定に向けた基礎調査を実施するとともに、計画素案の合意形成を図るため、まちづくり協議会による説明会及びアンケート実施の支援を行いました。 さらに、歩きたくなるマチを目指し、市道5-1016号線、通称さくら通りの街路樹の植樹、歩道の整備、ベンチの設置を延長140mの区間で実施しており、市内各所においても合計80基のベンチを設置いたしました。 また、安心して歩くことができるよう、プロペ通りの客引き一掃に向け、市職員と警備員によるパトロール、警察、商店街、市職員によるパレードを実施して取り組みました。 また、音楽のあるまちづくりの一環としては、グランエミオ所沢のストリートピアノを継続し、まちなかコンサートや音まちコンサート、エキナカコンサートを全部で7回開催することができました。 以上が令和4年度の振り返りであります。 〔市政運営と予算編成の基本的な考え方〕 さて、それでは、令和5年度における市政運営の基本的な考え方と予算編成の基本的な考え方について述べさせていただきます。 これまでも繰り返し申し述べてまいりましたが、東日本大震災と原発事故、それが私の市長を志した原点であります。「動け! 所沢 紡ごう! 絆」を合言葉に、伝えていくべきは人と人の絆、自然との調和・共生であり、人間が生まれつき持っている人間力が発揮される社会である。また、今だけ、自分だけ、いや、所沢だけに走ることなく、未来(あす)を見つめ、今を動く。全ては未来の子供たちからの預かり物だと心して、善きふるさとを創り、継承していく。それが私たち大人の使命である。 そう信じて、一貫して市政に当たってまいりました。 このことに加え、令和5年度は、人を中心にしたマチづくり、マチを人に取り戻し、人間力を頼みにして、パブリックやコモンズを再生していくこと。そして、脱炭素に本気で取り組んでいくこと。この2つをしっかりと意識して、市職員皆と悩み、汗かき、市民の皆様と協働して市政を進めてまいります。 次に、予算編成の基本的な考え方を申し上げます。 日本経済は、物価やエネルギーの高騰を受け厳しい状況が続いており、先行きはいまだ不透明でありますが、コロナ禍からようやく抜け出して、景気は緩やかに持ち直しが続いております。 そこで、本市の令和5年度市税収入につきましても、個人、法人市民税を中心に増収を見込んだところです。しかし、社会保障経費や公共施設の老朽化に要する経費の増加に加え、物価高騰による様々な経費の増加から、これまでになく多額の財政調整基金を取り崩し、予算を編成いたしました。 令和5年度は、本市の二大テーマであります脱炭素、人を中心にしたマチづくりの推進に向けた予算配分に加え、本当に困っている人を助けるため、つまり福祉の中の福祉に係る事業にもしっかりと配分をいたしました。 また、物価高騰等の影響により様々な経費が増加する状況においても、市民サービスを安定的に供給することを基本とし、真に必要な行政サービス・事業にめり張りをつけ配分をいたしたところです。 以上を踏まえ、予算編成当初、各部局より要求があった事業費総額と見込んだ歳入の乖離約200億円を、涙をのんで一件査定方式により克服し、その結果、令和5年度当初予算の一般会計の総額としては、過去最高の1,148億3,000万円となりました。 物価高騰等の影響により、厳しい現在(いま)も市民生活を守り、市民が安心して生活できるよう、民生費、すなわち福祉費でありますが、そして教育費などに予算をしっかりと配分するとともに、脱炭素の実現、人を中心にしたマチづくりの推進など未来への投資となる事業への予算配分を行うことで、よきふるさと所沢の実現を着実に進めるものでございます。 名づけて、「現在(いま)、そして、未来(あす)の安心へとつなげる予算」といたしました。 〔令和5年度予算の概要〕 次に、令和5年度予算の概要を申し上げます。 一般会計では総額1,148億3,000万円となり、前年度比4.1%、45億円の増、また、特別会計、事業会計を加えた全会計の合計は2,071億8,501万円となり、前年度比3.5%、69億2,837万1,000円の増額となりました。 一般会計が増額した要因としては、民生費、すなわち福祉費の恒常的な増加に加え、所沢市立第2学校給食センターの建設に係る一時払い分が計上されたことや、小中学校のLED化工事の進捗に伴い、教育費が令和4年度に比べ約40億円増額となったこと、また、所沢駅西口の歩行者ネットワーク整備、つまり歩行者デッキの整備に伴う工事費が加わったことなどにより、土木費が約8億円増額となったことが挙げられます。 一方で減、減らす要因といたしましては、所沢駅ふれあい通り線に係る鉄道施設移設負担金が減ったことや、用地購入の減などが挙げられます。 また、歳入については、市税や各種交付金を社会情勢などに合わせ見積もるとともに、後年度の負担が過重とならないよう勘案しながら、市債や、すなわち借金ですね、市債や各基金からの繰入れなどにより対応することといたしました。 それでは、公約に掲げた6つの柱、それらを下支えする成長作戦、そして、これら全体を覆うテーマ「人を中心にしたマチづくり」に沿って、令和5年度の主な施策を御説明いたします。 1「教育・子ども」日本一、子どもを大切にするマチ 所沢 1つ目の柱は、「教育・子ども 日本一、子どもを大切にするマチ 所沢」であります。 まず、教育力の向上を図る学力向上推進事業「学び創造アクティブPLUS」につきましては、学校・家庭・地域が連携して、引き続き推進していくとともに、非認知能力を含めた主体的・対話的で深い学びの充実や英語能力の向上、各種教科等の特質に応じた言語活動についても研究を進めてまいります。 次に、複数の目で子供を見て、ゆとりをもって子供に対せるよう環境を整備していく人的支援、人を充てていく支援につきましては、これを堅持してまいります。具体的には、小中学校全47校に学習支援員を引き続き配置するほか、心のふれあい相談員、生徒指導・いじめ問題対策員、心理士など専門スタッフを置いて、市が独自に雇用する職員、総勢303名で子供たちと学校を厚く支援してまいります。 また、ICT機器を効果的に活用した、より質の高い授業を進めていくため、教育センターの中に教育デジタル推進室を新たに設置するとともに、引き続き、ICT支援員を配置してまいります。 また、新たな取組として、夏休み期間中には、小学校3年生から6年生を募って、地域の教育力を活用し、算数の学力向上を図り、学習意欲の向上及び中1ギャップ解消の一助とするため、トコろんのびのび塾を所沢市立教育センターなどで開催してまいります。 加えて、ふだんの日、平日の夜間には、生涯学習推進センターの学習室を開放し、スタッフ見守りのもと、トコろん自習室として地域の子供たちが活用できるよういたします。 一方、令和3年度に事業終了となった所沢市陸上競技選手権大会でありましたが、これについては所沢市陸上競技協会及び早稲田大学と連携し、市民参加型の新たなイベントとして復活、開催してまいります。 また、地域とともに歩む学校づくりをさらに推進するよう、学校・家庭・地域が学校教育目標のビジョンを共有し、総がかりで子供たちを育むことを目指し、段階的にコミュニティ・スクールを導入してまいります。令和5年度はモデル校4校で試行的に実施いたします。 さらに、中学校部活動の在り方について、生徒がスポーツ、文化芸術などに親しむ機会の確保及び教師の負担軽減を目的に、休日の部活動の在り方について検討してまいります。 老朽化が進む学校施設については、計画に基づき、上新井小学校、安松小学校及び林小学校の長寿命化改修に向け基本設計を実施します。また、令和4年度に設計を終えた南陵中学校については、森林環境基金を活用し木質化、木にしていく、その木質化を含む校舎内部改修工事を令和5年度には3、4階の部分、令和6年度には1、2階の部分と2か年かけて進めてまいります。 学校トイレにつきましては、校舎2系統目に当たる改修工事を小学校2校、富岡小と明峰小と向陽中学校で実施し、また、設計についても小中合わせて3校、南小・三ケ島小・小手指中学校で行ってまいります。 また、体育館のトイレにつきましても、小学校8校、これは所沢小学校はじめ、三ケ島・清進・北・若松・小手指・伸栄・若狭小の小学校8校と中学校4校、狭山ケ丘中・東中・美原中・柳瀬中の4校の改修工事を実施してまいるとともに、設計では小中合わせて12校、西富・中富・富岡・泉・美原・北秋津・上新井、宮前の小学校8校と安松・中央・富岡・山口中学校の4校ですが、これら小中合わせて12校の設計をしてまいります。 また、新学校給食センターは引き続き建設工事を進め、令和6年1月末の完成を目指します。 子育ての分野では、より拡充が求められている放課後児童クラブの対策として、利用希望の多いYMCAキッズクラブを2支援単位に拡大し、定員40人を増やすほか、小手指小学校での学校利用による1支援単位を増やす計画が、小学校改修が困難となったことから、民設民営により新たに1支援単位、定員40人を増やします。 また、市立保育園の給食調理については、富岡保育園と中新井保育園の2園において、新たに業務委託を開始します。 一方、令和4年度からこども相談センター、市役所の2階にあるこども相談センターに設置した「子ども家庭総合支援拠点」では、相談業務を懇切丁寧に行うとともに、児童虐待防止に一層注力してまいります。 また、こどもと福祉の未来館にあるこども支援センターにつきましては、子育て支援エリア(ルピナス)のひろば運営やところっこ子育てサポートの充実を図り、発達支援エリア(マーガレット)では、引き続き発達障害の早期発見・早期療育並びに保育園・幼稚園への巡回支援を充実してまいります。 また、全ての妊婦や子育て家庭が安心して出産・子育てできるよう、伴走型の相談支援をさらに充実させていくとともに、妊婦1人当たり5万円分の出産応援ギフト及び赤ちゃん1人当たり5万円分の子育て応援ギフトを支給してまいります。 加えて、この3月で中学校を卒業する世代の若者へ、1人当たり3,500円分のギフトカードを支給して、未来へ挑戦する若者を応援してまいります。 なお、いずれの支給についても、申請の際にLINEを活用することにより、新たな接点を確保し、子育て家庭や若者世代の現状把握や情報発信等に活用してまいります。 2「環境」エネルギーの自立、マチごとエコタウン 所沢 次に、2つ目の柱は、「環境 エネルギーの自立、マチごとエコタウン 所沢」であります。 まずは、令和4年度に開催したマチごとゼロカーボン市民会議、その結果を環境審議会の議論につなげ、基本計画に当たる所沢市マチごとエコタウン推進計画を改定してまいります。 さらに、脱炭素を市として永続的取り組んでいくため、所沢市脱炭素社会を実現するための条例を今定例会で提出しております。その上で、市・事業者・市民が脱炭素の必要性をしっかりと理解し、行動していけるよう、(仮称)マチごとゼロカーボン推進事業者連絡会を設置し、シンポジウムの開催などを通じ、各主体が一体となった脱炭素社会の実現に向けた取組を進めてまいります。 また、図書館事業といたしましても、急激に温暖化が進む南極・北極の環境に関する講演会を、子供から大人まで多くの市民を対象に開催してまいります。 そのほか、都市においてはヒートアイランド現象も課題です。また、ゲリラ豪雨の際には、内水氾濫も起きています。どうしたら緩和できるか、道路を焦点に専門家の手も借りて調査、研究を行ってまいります。 再生可能エネルギーの普及につきましては、これまで、スマートハウス化推進補助制度を使って、市民・事業者・自治会等の太陽光発電設備の設置費用の一部を助成してまいりました。令和5年度からは、初期費用負担なしで太陽光発電を設置する、いわゆるゼロ円太陽光を、事業者に補助金を出すことで、市民の負担を軽減し、普及してまいります。 なお、市内公共施設では、小手指公民館と明峰、三ケ島両小学校に太陽光発電設備を設置します。また、山口公民館、所沢小学校、市民武道館でも、屋根・屋上防水工事に合わせ太陽光発電設備を設置するため、その設計を進めます。 照明のLED化につきましては、小中学校の体育館及び武道場は全ての小中学校のLED化を令和5年度で完了させます。また、学校校舎内の照明につきましては、令和5年度から順次設計を進めてまいります。その他、照明をLEDに換える事業としては、保健センター、上下水道局庁舎、新所沢コミュニティセンター、狭山ケ丘コミュニティセンター、所沢図書館本館の屋内照明灯のLED化を、障害者施設のキャンパス、ゆきわり草、はばたき、所沢サン・アビリティーズの4施設、収集管理事務所、市民文化センターミューズ、市の斎場、市営自転車駐車場につきましては、敷地内にある外灯等のLED化を、さらに、道路照明灯につきましても、新所沢駅西口ロータリー、けやき並木通りのデザイン灯のLED化をそれぞれ進めてまいります。 また、電気自動車につきましては、令和5年度は公用車1台、そして、ところバスにも1台を導入してまいりますし、市内の福祉施設を対象にして、電気自動車を導入する際には費用の一部を補助してまいります。また、民間事業者と連携して電気自動車のシェアリングを開始してまいります。そうやって普及促進を図ってまいります。 このほかにも、児童館6つの館に外付けタイプの日よけを設置し、直射日光を避けるという単純にして基本的な方法で、室内温度の上昇やエアコン設定温度の抑制を図ってまいります。 次に、生物多様性、みどりの保全につきましては、これは所沢の財産であります。失ったらそれで終わり。子供たちにしっかりと継承してまいります。まずは、市街化調整区域に残された貴重な緑地、くぬぎ山特別緑地保全地区、上山口堀口天満天神社周辺里山保全地域、北野南二丁目里山保全地域、小手指ふるさとの緑の景観地内の緑地を公有地化して保全を進めてまいります。また、市街化区域におきましても、まちなかみどり保全制度やみどりのエコスポット事業を駆使して、まちなかのみどりの保全を図っていくほか、昨年、購入型クラウドファンディングで集めた支援金を一部活用し、北秋津周辺保全配慮地区に位置づけられた都市緑地を用地取得してまいります。 さらに、市が保全する緑地を活用し、カブトムシやクワガタ、タマムシ等が集まる落ち葉だめをつくったり、子供たちの日常に虫取りを復活させてまいります。また、ホタルやミヤコタナゴ、オオムラサキの生態などについても、引き続き調査等を進めてまいります。そうやって、所沢本来の自然の再生を目指します。 また、治水と生物多様性を両立することができるよう、自然河岸が崩れたときに、護岸の整備を行うのではなく周辺用地を多めに取得することで、自然河岸を後世に残し、みどり豊かな水辺を保全してまいります。 カルチャーパークにつきましては、豊かな自然を維持しつつ、その魅力を市民とともに高めていくため、これからのカルチャーパークを考える市民会議を開催してまいります。 そのほか、小手指ケ原公園につきましても、まずは、用地取得を進めてまいります。 そして、もったいないの心の実践、資源循環の分野では、「はじめます! 我が家のごみ減量」を宣言し、ごみ減量・資源化に取り組む御家庭に対し、宣言内容の一部を印刷した特別なごみ袋を配付して、身近な地域、御近所からごみ減量・資源化の輪を広げていきます。 また、マチごとプラスチックごみ削減を宣言した本市として、市内お弁当事業者等の使い捨てプラスチック容器を減らしていくため、何度も繰り返し使えるリユース食器など、環境に優しい容器を使う事業者に対し支援をしてまいります。 第2一般廃棄物最終処分場「やなせみどりの丘」につきましては、令和7年度の供用開始を目指し、本格的に建設工事に着手してまいります。また、その周辺整備として、463バイパスをくぐるアンダーパスの歩道拡幅に向けた測量、設計を実施するとともに、地区内の水があふれる場所がありますので、溢水箇所の雨水排水対策を検討してまいります。 一方、令和14年度以降、施設の更新時期を迎える西部クリーンセンター、これにつきましては、焼却から資源化へ、ごみ減量を一層進め、リサイクルを推進していくため、入間市と共同でその在り方を検討してまいります。 3「福祉・自治」人と人との絆を実感できるマチ 所沢 柱の3つ目は、「福祉・自治 人と人との絆を実感できるマチ 所沢」であります。 まずは、障害のある人が地域で安心して生活できるよう、親亡き後に備え、支援体制の充実を図ります。 障害者の入所施設につきましては、社会福祉法人藤の実会により新たに1施設が開所する運びとなりました。引き続き、社会福祉法人の入所施設整備計画、まだありますので、これに対し協力を行い、親亡き後の環境整備に尽力してまいります。 さて、本市は障害のある人もない人も共に生きる社会づくり条例を独自に制定し、共生社会の実現を目指してきた市であります。令和4年度に引き続き、誰もが参加できるワークショップを開催し、障害者の芸術参加と地域の理解浸透を図ってまいります。とともに、市の公式動画などについては、字幕や手話をつけるよう努め、環境を整えてまいります。 さらに、目の不自由な方々も安心して交差点を渡れるよう、歩行者信号の状態をスマートフォンに送信できる高度化PICSの導入について県警察に働きかけしてまいります。 また、市レベルでは全国初めて、そして、医療、福祉、保健の多職種からなるコミュニティメンタルヘルスチームによる支援としては、いまだ全国唯一の、精神障害者アウトリーチ支援につきましては、障害者本人と家族を丸ごと支援するメリデン版訪問家族支援という手法を新たに取り入れ、支援の充実を図ってまいります。 生活困窮者の自立支援といたしましては、引き続き、就労準備支援事業の実施や社会参加に向けた訪問型支援活動を継続してまいります。 また、成年後見制度のさらなる推進を図るため、昨年、中核機関として位置づけました所沢市成年後見センターを中心にして、地域連携ネットワークの構築を推進してまいります。 介護認定業務につきましては、タブレット端末を使用し、訪問先などで入力できるようにすること、また、オンライン審査会を増やすことで、より早く認定できるようしてまいります。 その他、第6次所沢市障害者支援計画、第9期所沢市高齢者福祉計画・介護保険事業計画におきましては、障害者や高齢者を取り巻く環境や社会・経済状況、対象者のニーズを的確に把握し、計画策定を進めていきます。 次に、自治についてでありますが、地域住民の自治会等への加入促進をするため、転入者への働きかけに取り組むとともに、所沢市自治連合会とも協働し、自治会等の活動のPRに引き続き取り組んでまいります。また、各地区の特性に応じた住民主体の地域づくりを促進するため、自治会・町内会や地域づくり協議会の活動、設立支援を継続してまいります。 新所沢東まちづくりセンターでは、バリアフリーの観点から、長年の懸案であったエレベーターを設置してまいります。 また、マンション管理の適正化については、令和4年度から開始したアドバイザー派遣制度、重点支援、管理計画認定制度を効果的に運用するとともに、よい事例をみんなで共有できるよう、重点支援成果を取りまとめ、市ホームページやセミナーなどで周知してまいります。 4「文化・ブランド」文化の風 薫るマチ 所沢 4つ目の柱は、「文化・ブランド 文化の風 薫るマチ 所沢」であります。 まずは、音楽のあるまちづくりの核となるイベント「空飛ぶ音楽祭」を所沢航空記念公園の緑豊かなロケーションをバックに、6年ぶりに開催してまいります。 また、貴重な資源や要素を備えた三ケ島地区において、文化芸術による愛着や誇りの醸成、地域活性化を図ることを目的として、施策を展開してまいります。まずは、武蔵野美術大学の力を借り、住民と美術家とのワークショップを開催し、座れるアート作品「アートベンチ」を制作してまいります。 また、国の登録有形文化財「秋田家住宅」等につきましては、令和6年、7年度で基本設計及び実施設計を行うその前の段階として、各種調査をしてまいります。 イタリアとの交流につきましては、交流が始まったティエーネ市からの訪問団を受け入れるほか、子供の絵や特産品による交流などを通して文化交流を深めていきます。また、7月に福岡で開催予定の世界水泳選手権、これがあるんですが、これのイタリア選手団の事前キャンプを受け入れ、サポートするとともに、子供たちとの交流、触れ合う機会を創出してまいります。 農業につきましては、脱プラスチック推進のための生分解性マルチフィルムや、土を元気にする緑肥などの購入に対し補助金を交付して、環境負荷に配慮した持続的な農業を推進してまいります。 このほか、所沢ブランド特産品では、さらなるPRと販路支援を重点的に進めることで、地域経済の活性化と所沢ブランドの創造を図ってまいります。 5「行政」超親切な市役所 所沢 柱の5つ目は、「行政 超親切な市役所 所沢」であります。 まずは、市の最上位計画である第6次所沢市総合計画・前期基本計画の計画期間が令和6年度をもって終了することから、令和7年度から令和10年度までの4年間を計画期間とする後期基本計画を2か年かけて策定してまいります。 加えて、未来の所沢を担う18歳から29歳までの若者から様々な意見を出し合ってもらい、市としてそれを聞くことで市政の可能性を探るとともに、市政への若者参加につなげていきます。 また、近年、企業のCSR(社会的貢献活動)が注目され、企業でも積極的に導入しようという動きがあります。その流れをよい意味で活用すべく、経営企画課内に公民連携推進室を設置してまいります。 また、歩いて暮らせるまち、市民活動が盛んなまちなど、様々な面で先進的な取組をしているアメリカ合衆国オレゴン州ポートランド市に職員を手挙げ方式で選考、派遣し、知見を高め、未来のまちづくりに生かしてまいります。 市庁舎につきましては、老朽化が進む設備の大規模な改修と、併せてトイレ改修を行うよう、令和5年度に設計してまいります。 デジタル社会の基盤となるマイナンバーカードにつきましては、まちづくりセンターや企業などに出向いて申請補助を行うほか、休日開庁日の時間延長や日曜日に臨時開庁も実施して、より円滑な交付に努めてまいります。また、図書利用券と連携できるようにして、図書館資料の貸出などにも使えるようにいたします。 また、令和5年4月1日に施行される個人情報保護法の改正に鑑み、新たな制度を遵守し、適正に運用してまいります。 市の情報発信につきましては、市民向けメール配信システムに加えLINEも活用し、より幅広い世代の市民に必要な情報を届けてまいります。 防災に関しましては、防災ガイド・避難所マップをスマートフォンでも見られるようにし、多言語化、いろんな言語で見られるようにしてまいります。そうやって、紙媒体の削減と外国籍市民にも確実に伝わるようにしていきます。また、その周知にも努めてまいります。 また、総合防災訓練では、今年度は新たに臨時災害FM放送局の開設準備訓練も実施してまいります。 消防団につきましては、借料を払って使用してきた第4分団詰所の用地に対し、ここで所有者から譲渡の意向が示されましたので、用地取得を進めます。 上下水道に関しましては、計画に基づき、老朽化した水道管の更新、浄水場の耐震化整備、更新、下水道管耐震化工事などを進めます。また、第4期市街化調整区域下水道整備事業では約9.6ha分の整備を、雨天時の浸入水対策では、引き続き管内カメラ調査や下水管布設工事を、そして、内水被害に対応するため新たに上新井地区内に雨水貯留施設を設置すべく、詳細設計を行ってまいります。 その他、中長期的な基本計画である下水道事業経営計画につきましては、令和7年度改定に向け策定準備を進めます。また、水道料金及び下水道使用料の支払いにクレジットカード決済を導入してまいります。 また、議会運営の合理化と効率化を推進するため、全員協議会室へマイクシステムを導入してまいります。 選挙につきましては、予定される4つの地方選挙に対し、それぞれ投票所のバリアフリー化や安全対策、感染症対策に取り組み、市民が安心して投票できる環境整備と投票率の向上に努めてまいります。 6「健幸長寿」思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢 そして、6つ目の柱、「健幸長寿 思わず歩きたくなるステキなマチ 所沢」であります。 男女ともに県内1位を目指す本市の健康寿命は、現在、男性が9位、女性が17位となっており、さらなる努力が必要です。特に「歩く」ことで健康づくりを進めるトコトコ健幸マイレージでは、累計参加申込者数1万4,000人と平均歩数8,000歩を目標として、より多くの方の参加を促してまいります。 母子保健につきましては、より身近な環境でデイサービス型の産後ケアを受けられるよう、新たに市内開設事業者に対して補助金を交付して市内の実施施設の拡充を目指してまいります。 保健事業と介護予防の一体的実施事業といたしましては、健康状態が不明だったり高血圧が未治療の後期高齢者に対し、イベントや家庭訪問を行います。そうすることで、フレイルや認知症の進行、社会的なつながりの低下を把握し、必要なサービスへとつなげてまいります。 また、生活習慣病を予防するため、国民健康保険の被保険者に対する特定保健指導、糖尿病性腎症重症化予防対策を医療機関と連携しながら、それぞれ充実させてまいります。 がん検診につきましては、子宮頸がんに対し、自宅で自分で検体採取できる自己検査キットを新たに導入し、子宮頸がん検診の啓発、勧奨を行うとともに、よりリスクの高い未受診者の早期発見・早期受診につなげてまいります。 子供の予防接種につきましては、これまでは標準接種年齢になる頃、その都度予診票を発送しておりましたが、今後は、就学前までに受ける必要のある接種の予診票を全て1冊にまとめ、冊子にして生後2か月頃に発送してまいります。そうやって、予防接種に関する情報や一連の流れを把握しやすくし、漏れなく予防接種を受けてもらえるよういたします。 市民医療センターにおきましては、再整備に係る基本計画を令和5年度中に策定します。また、いつ何どきでも子供がお医者さんに診てもらえるよう、本市が誇る小児初期救急医療体制の中核を担うとともに、もうすぐ団塊世代が後期高齢者となる2025年、医療と介護の連携、地域包括ケア病床の活用によって、高齢者の在宅生活を後方支援し、市民がより安心して暮らすことのできる医療提供体制を充実してまいります。 7「成長作戦」動き出した街づくりを成功させます! 以上、公約に掲げた6つの柱の具体的な事業の、その概要を述べさせていただきました。 所沢市は、お年寄りが安心して暮らし、子供たちが自然の中でたくましく育つ環境を保ちたい。20年、30年後も福祉を維持し、環境や教育を充実させたい。そのための下支えが、いわゆる成長作戦。第6次所沢市総合計画の将来都市像「絆・自然・文化 元気あふれるよきふるさと所沢」の「元気あふれる」に当たる部分がそれであります。 まず、所沢駅西口のまちづくりは、市の表玄関にふさわしいまちとなるよう、区画整理と再開発の一体施行で進めておりますが、令和5年度は、歩行者デッキの整備工事と駅前広場の検討を進め、行政道路からアンダーパスへと続く所沢駅ふれあい通り線の工事にも着手してまいります。また、令和6年秋には商業施設がオープンしますので、交通渋滞対策として、所沢駅西口入口交差点と元町交差点、この2か所の交差点を改良し、右折レーンを整備してまいります。 日東地区、日吉町・東町地区につきましては、市街地再開発事業に係る工事も完了しましたので、組合解散に向け助言や支援を行います。とともに、ファルマン通り交差点の改良と周辺の無電柱化を引き続き進めることで、人が憩い、出会う場としてのマチづくりを推進してまいります。 また、所沢市では3つの地区で働く場づくり、4つの地区で住む場づくりを進めております。 働く場づくりの3つの地区のうち、三ケ島工業団地周辺につきましては、早期の都市計画変更、事業計画策定及び組合設立認可を目指し手続を進めるとともに、積極的に企業誘致に取り組んでまいります。また併せて、大規模な建築物が周りの景観と調和するよう色彩などの配慮基準も盛り込むべく、所沢市景観計画も改定してまいります。 関越自動車道所沢インター周辺につきましては、発起人会が選定した区域検討パートナーなどの民間活力を生かし、将来を見据えた区域決定に向け、調整してまいります。 一方、住む場づくりとしての土地区画整理事業では、既に事業が進んでいる北秋津・上安松地区及び若松町地区については、周辺の自然環境と調和した住環境を形成するよう、引き続き、組合が実施する工事などへの助言・支援を行ってまいります。 加えて、下安松東地区につきましては、早期の都市計画変更、事業計画策定及び組合設立認可を目指し、手続を進めてまいります。 また、上安松・下安松西地区につきましては、既存緑地の保全や脱炭素のまちづくりに向け、地権者組織に対して事業計画策定の助言・支援などを行ってまいります。 一方、都市計画道路も進めております。 富岡の郊外マンションのほうから西へ向かって西武新宿線をまたぎ小手指のマミーマート、元の島忠のあったところへとつながっていく北野下富線につきましては、令和6年度中にその1工区と松葉道北岩岡線、これは花園のヨークフーズから北へ向かう道ですけれども、この松葉道北岩岡線と北野下富線の1工区をつなげて開通させる予定です。令和5年度は引き続き1工区の用地取得と道路工事を行います。さらに西武新宿線をまたぐところを4工区といいますが、その4工区の整備を進めるため、橋梁実施設計及び用地取得と仮設工事を実施してまいります。 また、三ケ島地区の上藤沢・林・宮寺間新設道路については、3工区について用地取得を進め、柳瀬地区の清柳橋改築事業では、新たな橋と県道所沢青梅線を結ぶ市道1-900号線の道路改良工事をともに進めてまいります。 また、県道所沢青梅線と市道4-5号線及び5-4号線が交差する狭山湖入口交差点につきましては、クランク状の交差点を改良するための用地取得を進めてまいります。 COOL JAPAN FOREST構想につきましては、所沢市観光情報・物産館YOT-TOKOのより効果的な活用や、今後見込まれるインバウンドへの対応、eスポーツの啓発推進、サクラタウンを中心とした文化の醸成を図るため、引き続き株式会社KADOKAWAをはじめ様々な団体と連携し、取り組んでまいります。加えて、小中高一貫の私立学校、開智学園の令和6年4月の開校に向けた調整も進めてまいります。 一方、新所沢地区では、令和6年2月末で営業を終了すると表明している新所沢パルコの土地利用について、市民の声や知識経験者の知見をいただきながら、市は、そして地域は何ができるのか、地域住民、事業者との調整を図ってまいります。 そして、西所沢駅西口改札口の開設につきましては、鉄道事業者と一日も早く基本協定・基本設計協定を結んで、駅舎の基本設計を行うとともに、周辺の安全対策である主要地方道所沢武蔵村山立川線歩道整備のための用地交渉を行ってまいります。 このほか、地域経済の活性化やコミュニティの醸成など、様々な効果が期待できる地域通貨の導入について検討してまいります。 8「人を中心にしたマチづくり」 最後に、「人を中心にしたマチづくり」であります。 人を中心にしたマチづくりとは、人間中心という意味ではありません。そうではなくて、人間は自然の一部でしかないのだから自然を畏怖し、調和・共生を図り、また、人間が生来持っている人間力を信頼して、知恵や支え合いで乗り越え、コミュニティを大切に、社会みんなのものと言えるパブリックやコモンズ、すなわち社会的共通資本を大事にしながら、街を車から人に取り戻し、人に出会いの権利を保障していく、そんなものをイメージしております。 そのうち、ここではハード部門、街を車から人へ、公共交通を充実する面から申し上げます。 まず、道を人のものへ、より歩きやすく、歩きたくなるようにするため、「まち」×「みどり」のおさんぽコース事業として、道標やコース全体を示す観光案内板などの整備を行ってまいります。 また、水とみどりがつくるネットワークを構成する砂川堀につきましては、今後も自然の河岸と生物多様性に最大の配慮をしながら端を歩けるようにしていきますが、令和5年度は北野三丁目地内の210号橋から不動橋まで、延長約550mの測量をするとともに、誓詞橋までの植生調査を行ってまいります。 また、ベンチについては、今80基まで設置しましたので、あと120基、2年間で全部で200基の設置を目指し、自治会・町内会をはじめ、地域で活動する団体や企業の協力もいただきながら、ところバスやところワゴンのバス停を含めた市内各所にベンチを置いてまいります。 また、シェアサイクルにつきましても、現在75か所までステーションを増やしました。これをさらに増やし、より多くの方が利用しやすくするようしていきます。 また、これも2年目、小手指南の交差点から椿峰へ、市道5-1016号線、通称さくら通りの街路樹の植樹や歩道空間を整備して、安心して歩ける道へと変えていきます。 もちろん、公共交通も充実させます。三ケ島、柳瀬地区に続いて、令和5年度は5月以降、富岡地区でもところワゴンの実証運行を開始してまいります。また、ところバスにつきましても、柳瀬循環ルートの見直しや増便をいたします。さらに、令和4年度策定した所沢市地域公共交通計画を基に、ところバス・ところワゴンの充実を含め、各交通事業者が連携して取組を進めてまいります。 また、コンパクト・プラス・ネットワークを念頭に、市街化区域内における適正な土地利用を誘導するとともに、地域公共交通計画と連携を図り、立地適正化計画を策定してまいります。 さて、それにしても私は最近思うのであります。人口拡大、経済発展の高度成長期につくられた基準や物差しで、今の暮らし、今の街をはかり直し、つくり直すのは、少し無理があるのではないかと。 市としては、そこに住まう人々の声を聞きながら、新たな観点、新たな発想も取り入れ、まちの将来像をみんなで考え、つくっていかねばなりません。 昭和にできたタウン再生の取組の一環として、東京藝術大学藤村龍至准教授のアドバイスを受けながら地元のまちづくり協議会が進めている椿峰地区における地区計画づくりは、引き続き、これを推進して支援してまいります。 また、こぶし団地につきましては、今のよさを生かしながら建て替え等をスムーズに進めるために、また、旧町地区につきましては、居心地よく暮らしやすい街とするために、それぞれコミュニティを大切に、住民の意見を取り入れた未来のマチの在り方を専門家の知見を借りながら考えてまいります。 また、銀座通りにつきましては、「人々が歴史と自然を感じながら心地よく行き交い、出逢い、集える回廊」これが平成7年の市街地整備事業が始まったときの人々の思いでありました。それに少しでも近づけられるよう、各マンションの境にある民地境界ブロック塀を、所有者と協議した上、取り除いて、ゆったりと歩けるようにしていきます。 一方、にぎわいづくり、魅力ある街なか空間をつくろうとする潮流も新たな芽生えが見え、また、多様化してきていると思います。所沢駅周辺におきましては、グランドデザインの実現に向けたロードマップの策定や街づくりのプレーヤーの発掘及び育成を進めるとともに、引き続き社会実験の実施、効果の検証等を行ってまいります。加えて、商店街だけでなく、新たなプレーヤーによるにぎわいづくりの活動も市内各地で見られるようになってきました。併せて公共交通利用を促しながら、にぎわいの街づくりの新たな胎動にも支援をしてまいります。 そうやって「人を中心にしたマチづくり」これを進めてまいります。 以上、令和5年度の主な施策につきましてその概要を御説明いたしました。 〔その他の案件〕 次に、令和4年度3月補正予算の概要について、御説明いたします。 初めに、議案第2号「令和4年度所沢市一般会計補正予算(第9号)」につきましては、今、国による施策で話題となっています出産・子育て応援事業(経済的支援)及び(伴走型相談支援)、これらは繰越明許して実際には令和5年度の事業となるわけですが、これらの支援、また、光熱費高騰対策として、所沢市民文化センター光熱費等高騰対策支援事業、所沢市斎場光熱費等高騰対策支援事業、そのほか不足する事業費の追加、国・県などの補助金の確定に伴う返還金、執行不用額などの調整による減額に加え、地方交付税の追加交付などについて計上いたしました。 この結果、補正額は4,817万5,000円の減額となり、補正後の予算額は1,236億8,338万7,000円となるものです。 なお、補正予算の財源としては、国庫支出金、県支出金、繰入金及び市債などで調整しております。 また、予算第2条で継続費、第3条で繰越明許費、第4条で債務負担行為、第5条で地方債につきまして、それぞれ補正をお願いしております。 次に、議案第3号から議案第8号につきましては、それぞれの特別会計における国庫補助金等の決定や事業費の確定等に伴う補正を行うものです。 また、条例その他の議案については、まず、新規制定といたしまして、議案第19号「所沢市まち・ひと・しごと創生基金条例」及び議案第20号「所沢市脱炭素社会を実現するための条例」の2件を提案しております。 次に、一部改正といたしましては、「所沢市個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例」など、議案第21号から議案第34号までの14件を提案しております。 次に、条例廃止といたしましては、議案第35号「所沢市営土地改良事業の経費の賦課徴収に関する条例を廃止する条例」を提案しております。 続いて、その他の議案でありますが、議案第36号は「請負契約の変更」をお願いするものであります。 なお、提案理由等につきましては、それぞれ記載のとおりです。 以上、令和5年度における市政運営の基本方針と、提出いたしました諸議案につきまして、その概要を申し述べました。 東日本大震災と原発事故、そして、新型コロナを経験した私たちだからこそ、人間万能主義から少し離れて、自然との調和・共生へ、また、成長発展一辺倒から一歩下がって成熟へ、そして分断ではなく連帯、包摂、支え合いへ、ベクトルをしっかり定めて、「動け! 所沢 紡ごう! 絆!」確かな歩みで物事を進めてまいります。 そして、市民の皆様、議員各位、市職員と共に、「よきふるさと所沢」を未来の子供たちに継承するため、市民の新たな幸せ実現のため、力を尽くしてまいります。 議員各位におかれましては、提出いたしました各議案、慎重御審議の上、御議決賜りますようお願いを申し上げ、令和5年度の施政方針とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(拍手起こる)  ----------------------------- △休憩の宣告 ○大石健一議長 会議の途中ですが、ここで、暫時休憩します。午前10時51分休憩  -----------------------------午前11時5分再開 出席議員    22名     1番    4番    5番    6番    7番    9番    10番   11番   14番   15番   16番   18番    19番   20番   21番   23番   24番   27番    28番   30番   31番   32番 欠席議員     9名     2番    8番   12番   17番   22番   25番    26番   29番   33番地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長       副市長      危機管理監    経営企画部長 総務部長     財務部長     市民部長     福祉部長 こども未来部長  健康推進部長   環境クリーン部長 産業経済部長 街づくり計画部長 街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事 建設部長 教育長      教育総務部長   学校教育部長 △再開の宣告 ○大石健一議長 再開します。 休憩前に引き続き、会議を進めます。  ----------------------------- △日程第9 議案第2号から議案第8号まで △議案の説明 ○大石健一議長 それでは、日程第9、議案第2号から議案第8号までに対し、担当者の説明を求めます。 初めに、鈴木経営企画部長鈴木経営企画部長 それでは、経営企画部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 議案資料ナンバー1の44ページ、補助金等返還金の一覧表をお願いいたします。 1行目、経営企画課、市政計画事務費、過年度分新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金返還金600万5,000円でございますが、令和3年度実績報告に基づく精算により、概算払い受領額が実績額を上回ったことから、その差額を返還するものでございます。 続いて、同じく、議案資料ナンバー1の46ページ、減額補正の一覧表をお願いいたします。 上から2行目の企画総務課、国際交流費、ウクライナ避難民支援金1,163万2,000円の減でございますが、本市に避難したウクライナ避難民への支援金について、当初の見込みを下回ったため減額をお願いするものでございます。 上から3行目の広報課、広報事務費、印刷製本費450万円の減でございますが、広報紙の印刷製本の契約に差金が生じましたことから減額をお願いするものでございます。 次に、上から4行目、デジタル戦略課、情報化推進費、手数料6,800万円の減から9行目、インターネット閲覧システム使用料184万4,000円の減までの6件でございますが、これらは全て契約に差金が生じたことから減額をお願いするものでございます。 次に、49ページをお願いいたします。 上から11行目の議会事務局、議員費、費用弁償130万円の減でございますが、既に行いました視察等で執行残が生じましたことから減額をお願いするものでございます。 経営企画部所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、市川総務部長 ◎市川総務部長 それでは、総務部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 議案資料ナンバー1の46ページからの減額補正の一覧表を併せて御覧ください。 46ページの中ほど、10行目及び11行目の職員課、職員管理費でございますが、休業代替等会計年度任用職員の任用期間が当初の見込みを下回ったことから、その報酬及び期末手当について減額をお願いするものでございます。 次に、その下の職員厚生費でございますが、会計年度任用職員の社会保険料及び労働保険料について、保険料算出の基となります保険料率及び標準報酬月額の合計額が当初の見込みを下回ったことにより減額をお願いするものでございます。 次に、49ページをお願いいたします。 中ほどの12行目から19行目までの選挙管理委員会事務局、参議院議員選挙執行費でございますが、昨年7月に執行した参議院議員通常選挙の執行費が確定しましたので、それぞれの費用について減額をお願いするものでございます。 総務部所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、冨田市民部長 ◎冨田市民部長 それでは、市民部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 事業内容につきまして、議案資料ナンバー1の新規事業概要調書及び事業概要調書により御説明いたします。 議案資料の17ページを御参照ください。 所沢市民文化センター光熱費等高騰対策支援事業でございます。市民の文化芸術活動の重要な施設でございます所沢市民文化センターが原油価格や物価高騰による影響を大きく受けていることから、事業継続と経営維持を支援し、市民の文化活動等への影響を軽減することを目的に支援金を交付するため、2,422万7,000円の追加をお願いするものでございます。 続きまして、19ページをお願いいたします。 交通事故防止啓発用品購入事業(交通安全運動推進事業の一環)でございます。日本道路株式会社北関東支店埼玉営業所様及び一般社団法人埼玉県自動車整備振興会所沢支部様から、交通事故防止啓発に役立ててほしい旨の御寄附をいただきましたので、その御意向に沿いまして啓発品を購入するための費用をお願いするものでございます。 続きまして、30ページをお願いいたします。 所沢市斎場光熱費等高騰対策支援事業でございます。所沢市斎場は、市民生活にとって必要不可欠な施設でございますが、原油価格や物価高騰による影響を大きく受けております。本事業は、事業継続と経営維持を支援し、市民生活等への影響を軽減することを目的に支援金を交付するため、1,996万5,000円の追加をお願いするものでございます。 続きまして、議案資料ナンバー1の46ページ、減額補正の一覧表をお願いいたします。 このページの表の下から5行目の市民文化フェア実行委員会補助金250万円の減でございますが、新型コロナウイルス感染症の影響により中止となりましたことから、続きまして、その下の行、通信運搬費1,321万7,000円の減でございますが、戸籍住民基本台帳事務に伴う郵送件数が当初の見込みよりも少なかったことから、その下、西所沢駅西口開設事業費負担金4,913万5,000円の減でございますが、西所沢駅西口の開設に向けた基本設計等の業務には着手できなかったため、基本計画作成費用の負担金を除いた額につきまして、それぞれ減額をお願いするものでございます。 続きまして、予算書の9ページ、債務負担行為補正をお願いいたします。併せまして、議案資料ナンバー1の18ページを御参照ください。 令和5年第1回臨時会で御承認いただきました個人番号カード交付事業に係る人材派遣委託につきまして、4月以降も引き続き行っていきますことから債務負担行為の設定をお願いするものでございます。 なお、限度額につきましては、記載のとおりでございます。 続きまして、予算書の19ページをお願いいたします。 下段の表、17款県支出金、1目総務費県補助金、1節総務管理費補助金、02魅力ある地域づくり事業補助金100万円でございますが、本年1月に開催しました美術展「ところざわアートのミライ」につきまして、補助金の受入れが決定したものでございます。 次に、議案第3号をお願いいたします。 1ページを御覧ください。歳入歳出予算の総額にそれぞれ2,232万円を追加いたしまして、歳入歳出予算の総額を5,352万円とするものでございます。 歳出予算説明書の8ページをお願いいたします。 2款事業費、01共済見舞金、18節負担金補助及び交付金、41共済見舞金2,232万円の追加でございますが、後ほど御説明いたします歳入の共済会費収入及び繰越金との差額の調整として追加をお願いするものでございます。 次に、6ページの歳入をお願いいたします。 1款共済会費収入、1目共済会費収入、1節共済会費収入1,087万2,000円の減でございますが、加入者が当初の見込みを下回ることから減額をお願いするものでございます。 続きまして、下段の2款繰越金、1目繰越金、1節前年度繰越金3,319万2,000円でございますが、令和3年度の繰越しをここでお願いするものでございます。 市民部所管の議案の説明は、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、前田福祉部長 ◎前田福祉部長 それでは、福祉部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 議案資料ナンバー1の20ページをお願いいたします。 視覚障害者支援用品購入事業7,000円の追加でございますが、市外の団体から寄附金がございましたことから、駅ボランティア事業で使用する消耗品費をお願いするものでございます。 次に、21ページをお願いいたします。 障害福祉サービス事業8,000万円の追加でございますが、グループホームや福祉的就労の場を提供する就労継続支援などのサービスにつきまして、利用者が増加したことにより、予算額の不足が見込まれますことからお願いするものでございます。 なお、財源につきましては、国が2分の1、県が4分の1の負担となっております。 次に、44ページをお願いいたします。 福祉部所管の補助金等返還金でございます。2行目の生活福祉課の欄から9行目の障害福祉課の欄までに記載のとおりでございます。 次に、46ページをお願いいたします。 減額補正でございます。46ページの下から2行目の福祉総務課の欄から47ページの4行目の介護保険課の欄までに記載のとおりでございます。 続きまして、議案第7号をお願いいたします。 今回の介護保険特別会計の補正予算でございますが、歳出予算不用額の減額に伴いまして、歳入歳出予算の総額から655万2,000円を減額し、予算の総額を歳入歳出それぞれ283億2,299万6,000円とするものでございます。 歳出予算説明書の8ページをお願いいたします。併せまして、議案資料ナンバー1の51ページを御参照ください。 1款総務費、01介護認定審査会費におきまして655万2,000円の不用額が生じることに伴いまして減額をお願いし、予算書の6ページの歳入につきましても、歳出の減額補正に伴い、7款繰入金、1節事務費繰入金655万2,000円を併せて減額するものでございます。 福祉部所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、町田こども未来部長町田こども未来部長 それでは、こども未来部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 事業内容につきましては、議案資料の新規事業概要調書及び事業概要調書により御説明申し上げます。 それでは、議案資料ナンバー1の22ページを御参照ください。 出産・子育て応援事業(経済的支援)4億9,882万6,000円でございますが、全ての妊婦や子育て世帯が安心して子育てできるよう、妊娠期から出産・子育てまで一貫して身近で相談に応じる伴走型相談支援と経済的支援を一体的に実施するものでございまして、経済的支援として、令和4年4月から令和5年9月に妊娠の届出や出生の届出をされました妊婦・子育て世帯等に、出産応援ギフト、子育て応援ギフトを新たに支給するためお願いするものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄、また、財源につきましては歳入欄に記載のとおりでございます。 続きまして、次の23ページを御参照ください。 障害児通所支援事業3,073万4,000円の追加でございますが、児童発達支援及び放課後等デイサービスの利用が増加したことにより、予算額の不足が見込まれることから増額をお願いするものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄、また、財源につきましては歳入欄に記載のとおりでございます。 続きまして、25ページを御参照ください。 放課後児童支援員等処遇改善事業204万6,000円の追加でございますが、児童館生活クラブの支援員等に対する処遇改善費におきまして、対象者数の増加により、予算額の不足が見込まれますことから増額をお願いするものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄、また、財源につきましては歳入欄に記載のとおりでございます。 続きまして、26ページを御参照ください。 民間保育園保育実施委託事業5,343万1,000円の追加でございますが、国が定める公定価格の人件費相当分の増額改定により、予算額の不足が見込まれますことから増額をお願いするものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄、また、財源につきましては歳入欄に記載のとおりでございます。 続きまして、27ページを御参照ください。 市外保育園保育実施委託事業402万1,000円の追加でございますが、利用児童の延べ人数の増加により、予算額の不足が見込まれますことから増額をお願いするものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄、また、財源につきましては歳入欄に記載のとおりでございます。 続きまして、28ページを御参照ください。 特定教育・保育施設等給付費負担金事業947万3,000円の追加でございますが、国が定める公定価格の人件費相当分の増額改定により、予算額の不足が見込まれますことから増額をお願いするものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄、また、財源につきましては歳入欄に記載のとおりでございます。 続きまして、補助金等返還金につきまして、まとめて御説明いたします。 議案資料ナンバー1の44ページをお願いいたします。 一覧表10行目こども支援課から22行目保育幼稚園課まで記載のとおりでございまして、いずれも実績額の確定により、それぞれ返還するものでございます。 続きまして、減額補正につきまして、まとめて御説明いたします。 議案資料ナンバー1の47ページをお願いいたします。 一覧表5行目こども支援課から14行目保育幼稚園課まで記載のとおりでございまして、いずれも今年度の執行状況に伴い、それぞれ減額するものでございます。 続きまして、一般会計補正予算書の7ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正でございます。 3款民生費、2項児童福祉費、出産・子育て応援事業(経済的支援)でございますが、先ほど御説明いたしました事業は年度内に終えることが難しいことから、翌年度に繰越しをお願いするものでございます。 続きまして、9ページをお願いいたします。併せまして、議案資料ナンバー1の25ページを御参照ください。 第4表債務負担行為補正、1追加、2行目の指定管理者に伴う施設管理委託料、ひばり児童館・つばめ児童館・さくら児童館、それから、3行目のこばと児童館・つばき児童館・すみれ児童館・わかば児童館、4行目のみどり児童館、以上の各市立児童館でございますが、生活クラブの支援員に対する処遇改善の経費につきまして、既に設定してあります債務負担行為限度額では不足が生じるため、債務負担行為の補正をお願いするものでございます。 次のページ下段の2変更、1行目、放課後児童健全育成事業委託料でございますが、併せまして、議案資料ナンバー1の24ページをお願いいたします。 放課後児童健全育成事業委託料(民設民営児童クラブ)でございますが、児童クラブの狭隘化や大規模化の解消に向けて、学校施設を活用した整備を小手指小学校区において計画しておりましたが、学校施設の利用が難しくなりました。このことにより、民設民営児童クラブを1支援単位増やすべく、既に設定しております債務負担行為の追加の補正をお願いするものでございます。 続きまして、2行目の指定管理者に伴う施設管理委託料(所沢市立児童クラブ31施設)につきまして、先ほど御説明しましたとおり、学校施設を活用した施設整備から民設民営児童クラブの整備に変更したため、債務負担行為の減額補正をお願いするものでございます。 なお、期間及び限度額につきましては、いずれも記載のとおりでございます。 こども未来部所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、瀬能健康推進部長瀬能健康推進部長 それでは、健康推進部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 予算の説明につきましては、資料に事業概要調書があるものはこれにより御説明申し上げます。 初めに、議案第2号をお願いいたします。 議案資料ナンバー1の29ページをお願いいたします。 後期高齢者健康診査実施事業147万4,000円でございますが、健康診査受診者の増加が見込まれるため、後期高齢者健康診査委託料の追加をお願いするものでございます。 次に、同じく、議案資料ナンバー1の31ページをお願いいたします。 がん検診事業2,000万円でございますが、受診者数が当初の見込みより多く、予算額の不足が見込まれますことから、がん検診委託料の追加をお願いするものでございます。 続きまして、33ページをお願いいたします。 出産・子育て応援事業(伴走型相談支援)2,641万6,000円でございますが、先ほどこども未来部長からも説明がありましたとおり、妊娠期から出産・子育てまで一貫した相談支援と経済的支援を一体的に行うものでございまして、伴走型相談支援では、妊娠届出時、妊娠8か月頃、出生後の各段階において、面談やアンケート等を通じて母子の状態を把握し、状況に応じて必要な支援につなげていくものでございます。本事業は令和5年度にかけて実施いたしますことから、令和4年4月から令和5年9月までの費用を令和4年度の補正予算で対応し、令和5年度に繰り越すものでございます。 なお、予算の内訳は右側下段の歳出欄に記載のとおりでございます。 次に、議案資料ナンバー1の44ページをお願いいたします。 健康推進部所管の補助金等返還金でございますが、下から2行目、健康管理課、各種予防接種費から45ページ、健康づくり支援課、母子保健事業費までの6項目で、事業費は記載のとおりでございます。いずれも実績が確定したことによる返還金でございます。 次に、議案資料ナンバー1の47ページをお願いいたします。 健康推進部所管の100万円以上の減額補正でございますが、中段の保健医療課、保健医療対策費から健康づくり支援課、健康指導費までの11項目でございまして、それぞれ記載の金額について減額をお願いするものでございます。 なお、このほかに100万円未満の減額といたしまして、国民健康保険特別会計へ繰出(保険基盤安定保険者支援分)50万円の減額、それから、健康まつり実行委員会交付金34万2,000円の減額がそれぞれございます。 次に、予算書の7ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正の2段目、出産・子育て応援事業(伴走型相談支援)でございますが、先ほど御説明いたしました事業費について、記載のとおり令和5年度へ繰越しをお願いするものでございます。 次に、予算書の9ページをお願いいたします。こちらは、併せまして、議案資料ナンバー1の32ページを御参照ください。 第4表債務負担行為補正の5段目、新型コロナウイルスワクチン集団接種会場警備業務委託料から新型コロナウイルスワクチン移送委託料までの3項目につきましては、現在、国で検討されている令和5年度以降の新型コロナウイルスワクチン接種を円滑に実施するため、それぞれお願いするものでございます。 なお、期間及び限度額につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。 議案第2号の説明は、以上でございます。 続きまして、議案第6号をお願いいたします。国民健康保険特別会計補正予算でございます。 歳入歳出予算の総額にそれぞれ9,699万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ325億6,677万1,000円とするものでございます。 それでは、議案資料ナンバー1の41ページをお願いいたします。 一般被保険者療養給付費245万円につきましては、当初の見込みより低所得者一部負担減免分が増加しており、予算に不足が見込まれるためお願いするものでございます。 続きまして、同じく、議案資料ナンバー1の42ページをお願いいたします。 傷病手当金支給事業192万円でございますが、傷病手当金の対象者が9月補正の見込みよりさらに増加していることからお願いするものでございます。 次に、歳出予算説明書の14ページをお願いいたします。 3款国民健康保険事業費納付金、上段の01一般被保険者医療給付費分納付金、下段の01一般被保険者後期高齢者支援金等分納付金及び15ページ、01介護納付金分納付金の財源変更につきましては、保険基盤安定繰入金及び財政安定化支援事業繰入金の額が確定したことに伴い、それぞれお願いするものでございます。 次に、歳出予算説明書の16ページをお願いいたします。 下段の01特定健康診査等事業費の財源変更につきましては、過年度分負担金の歳入が見込まれることからお願いするものでございます。 次に、議案資料に戻っていただきまして、議案資料ナンバー1の43ページをお願いいたします。 国民健康保険財政調整基金積立金42万1,000円でございますが、基金の運用による利子が生じることから、これを繰り入れるためお願いするものでございます。 次に、議案資料ナンバー1の45ページをお願いいたします。 国民健康保険特別会計の補助金等返還金、2項目で事業費は記載のとおりでございます。いずれも交付金の額が確定したことに伴いお願いするものでございます。 次に、議案資料ナンバー1の51ページをお願いいたします。 国民健康保険特別会計の減額補正につきましては、5段目、6段目に記載のとおりでございます。 続きまして、予算書の6ページ、歳入をお願いいたします。 上段の3款県支出金、1目保険給付費等交付金、2節保険給付費等交付金(特別交付金)2,626万5,000円の追加につきましては、県からの交付額の確定に伴いお願いするものでございます。 次に、中段の4款財産収入、1目利子及び配当金、1節利子及び配当金42万1,000円の追加につきましては、ただいま歳出で御説明いたしました国民健康保険財政調整基金の運用により利子が生じたためお願いするものでございます。 次に、下段の5款繰入金、1目一般会計繰入金、1節保険基盤安定繰入金(保険税軽減分)と7ページ上段、2節保険基盤安定繰入金(保険者支援分)から6節その他一般会計繰入金までの5項目の減額につきましては、それぞれ一般会計から国民健康保険特別会計への繰出額の減額に伴いお願いするものでございます。 次に、7ページの下段をお願いいたします。 5款繰入金、1目国民健康保険財政調整基金繰入金、1節国民健康保険財政調整基金繰入金5億4,748万4,000円につきましては、歳出における国民健康保険保険給付費等交付金(普通交付金)の返還金等の財源とするため繰り入れるものでございます。 議案第6号につきましては、以上でございます。 続きまして、議案第8号をお願いいたします。後期高齢者医療特別会計補正予算でございます。 歳入歳出予算の総額からそれぞれ5,320万8,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ55億9,241万3,000円とするものでございます。 それでは、歳出予算説明書の8ページをお願いいたします。 2款後期高齢者医療広域連合納付金、01後期高齢者医療広域連合納付金、18節負担金補助及び交付金、44保険基盤安定納付金5,320万8,000円の減につきましては、後期高齢者医療広域連合納付金の減額に伴いお願いするものでございます。 前に戻りまして、6ページ、歳入をお願いいたします。 3款繰入金、1目一般会計繰入金、1節保険基盤安定繰入金5,320万8,000円の減につきましては、先ほど御説明いたしました歳出の減額に伴いお願いするものでございます。 健康推進部所管の議案説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、並木環境クリーン部長並木環境クリーン部長 それでは、環境クリーン部所管の議案につきまして御説明させていただきます。 議案第2号をお願いいたします。 補正予算のうち、主なものにつきまして議案資料などにより御説明申し上げます。 初めに、歳出予算説明書の69ページをお願いいたします。 1行目、4款衛生費、04みどり推進費の財源変更でございますが、地方債の起債の変更に伴う財源変更でございます。 次に、議案資料ナンバー1の47ページをお願いいたします。 100万円以上の減額補正でございます。 下から3行目の資源循環推進課の一般廃棄物減量化方策支援業務委託料から次のページの7行目、収集管理事務所の自動車購入費まででございますが、いずれも契約差金が生じたことなどにより減額をお願いするものでございまして、金額につきましては、それぞれ議案資料に記載のとおりでございます。 次に、予算書の7ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正でございます。 3行目の公共施設太陽光発電導入調査事業でございますが、令和4年第3回定例会で財源変更をお認めいただいた本事業におきましては、契約した事業者との協議の結果、調査対象施設を15施設から20施設に増やしたことに伴い、年度内の完了が困難となりましたことから繰越明許をお願いするものでございます。 次に、その下の里山保全地域等指定整備事業でございますが、本年度購入を予定しておりました緑地のうち、くぬぎ山特別緑地保全地区内の1筆について、ホームレスが生活していることが判明し、生活保護の手続などから測量手続が遅延し、年度内の購入が困難となりましたことから繰越明許をお願いするものでございます。 次に、その下の北野一般廃棄物最終処分場浸出液処理施設整備事業でございますが、半導体不足の影響により、改修する機器の納入が遅延し、年度内の竣工が困難となりましたことから繰越明許をお願いするものでございます。 金額につきましては、いずれも記載のとおりでございます。 次に、10ページをお願いいたします。 第4表債務負担行為補正でございます。 1行目、東部クリーンセンター長期包括運営業務委託料及び2行目、西部クリーンセンター長期包括運営業務委託料でございますが、併せまして、議案資料ナンバー1の34ページ及び35ページを御参照ください。 平成30年度から開始いたしました長期包括運営事業につきましては、東部クリーンセンターは18年、また、西部クリーンセンターは14年と契約期間が長期にわたりますことから、物価変動に伴う契約金額の見直しを行うこととしております。令和5年度につきましては、薬剤費等の上昇に伴い、既契約額に対し、それぞれ記載のとおりの増額が見込まれますことから、追加の債務負担行為をお願いするものでございます。 環境クリーン部所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、鈴木産業経済部長鈴木産業経済部長 それでは、産業経済部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 歳出予算説明書の73ページをお願いいたします。 6款農林水産業費、02園芸特産物振興費でございますが、内閣府が所管しておりますデジタル田園都市国家構想推進交付金を充当するために、75万円の財源変更をお願いするものでございます。 次に、減額補正につきまして御説明いたします。 議案資料ナンバー1の48ページをお願いいたします。 減額補正一覧表の8行目、企業立地等奨励金164万8,000円の減及び次の行、都市型産業等育成補助金126万円の減でございますが、額の確定に伴い減額をお願いするものでございます。 続きまして、その次の行、清掃委託料240万円の減でございますが、所沢市観光情報・物産館の雨水貯留槽の清掃について、清掃が不要となりましたことから減額をお願いするものでございます。 続きまして、歳出予算説明書の74ページをお願いいたします。 7款商工費、04地域産業活性化基金積立金、24節積立金、31地域産業活性化基金積立2万円の追加でございますが、ふるさと応援寄附金のうち、地域産業の活性化に関する事業に関する分につきまして地域産業活性化基金に積み立てるものでございます。 なお、この結果、年度末における地域産業活性化基金の積立残高は約2億7,700万円となる見込みでございます。 産業経済部所管の議案説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、埜澤街づくり計画部長埜澤街づくり計画部長 それでは、街づくり計画部所管の議案につきまして御説明申し上げます。 初めに、議案第2号でございます。 事業内容につきましては、議案資料ナンバー1により御説明を申し上げます。 それでは、議案資料ナンバー1の48ページ、令和4年度3月補正予算、減額補正の表をお願いいたします。 中ほどの都市計画課、交通政策費、地域公共交通計画策定業務委託料232万3,000円の減でございますが、契約差金が生じたため減額をお願いするものでございます。 その下の市内循環バス運行事業補償料1,400万円の減でございますが、ところバスに使用している車種の生産が停止しており、車両の更新ができなかったことから、車両購入費に相当する運行補償料を減額するものでございます。 その下のところワゴン運行事業補償料989万9,000円の減でございますが、柳瀬地区のところワゴンについて、車両の生産が遅れたことにより、当初予定していた運行期間が短くなったことから運行補償料の減額をお願いするものでございます。 その下の市街地整備課、道路新設改良等工事費、除草作業委託料327万円から登記委託料150万円、用地購入費7,764万1,000円、物件移転等補償料1億6,150万円までの減でございますが、いずれも上藤沢・林・宮寺間新設道路に係る用地取得が調わなかったことから減額をお願いするものでございます。 その下の土地区画整理事務費、土地区画整理事業推進支援補助金705万9,000円の減でございますが、土地区画整理組合及び準備組合が行う補助対象事業の実施時期などを見直したため減額をお願いするものでございます。 その下の中心市街地整備費、測量委託料110万4,000円の減でございますが、契約差金が生じたものでございます。 次に、議案第2号に戻りまして、8ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費の補正でございます。 8款土木費、4項都市計画費、地域循環乗合ワゴン(ところワゴン)実証運行事業408万1,000円の繰越しでございますが、富岡地区ところワゴンの運行に使用する車両の納品時期を踏まえ、速やかな運行開始に向け、停留所の設置などに係る費用を翌年度に繰り越すものでございます。 次に、4項都市計画費、ファルマン通り交差点外無電柱化整備事業307万2,000円の繰越しでございますが、現在施工中のファルマン通り交差点周辺の無電柱化工事につきまして、年度内の工事完了が難しいことから繰越明許をお願いするものでございます。 その下の6項住宅費、市営住宅運営事業51万9,000円の繰越しでございます。現在、市営住宅の家賃滞納等の支払いを求める訴訟を提起しておりますが、年度内に裁判が終了しないため繰越明許をお願いするものでございます。 次に、債務負担行為の補正でございます。 議案第2号の10ページをお願いいたします。 議案資料ナンバー1の36ページの市内循環バス(ところバス)運行事業及び37ページの地域循環乗合ワゴン(ところワゴン)実証運行事業でございます。 ところバス・ところワゴンの運行につきましては、令和5年度の運行事業者との協定を年度内に締結する必要がございますので、債務負担行為をお願いするものでございます。 なお、限度額につきましては、それぞれ記載のとおりでございます。 続きまして、議案第4号の2ページから3ページをお願いいたします。 第1表継続費補正でございます。 本補正につきましては、議案としてお願いしております令和5年度特別会計の当初予算案が調いましたことに伴い、継続費の総額153億1,367万5,000円は変わらず、令和5年度以降の年割額を表のとおり変更するものでございます。 所管する議案の説明につきましては、以上でございます。  ----------------------------- △休憩の宣告 ○大石健一議長 上程議案に対する担当者の説明の途中ですが、ここで、暫時休憩します。午前11時52分休憩  -----------------------------午後1時0分再開 出席議員    23名     1番    2番    4番    5番    6番    7番     9番   10番   11番   12番   14番   15番    16番   17番   19番   22番   23番   25番    26番   29番   30番   32番   33番 欠席議員     8名     8番   18番   20番   21番   24番   27番    28番   31番地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長       副市長      危機管理監    経営企画部長 総務部長     財務部長     市民部長     福祉部長 こども未来部長  健康推進部長   環境クリーン部長 産業経済部長 街づくり計画部長 街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事 建設部長 教育長      教育総務部長   学校教育部長 △再開の宣告 ○大石健一議長 再開します。 休憩前に引き続き、会議を進めます。  ----------------------------- △議案の説明(続き) ○大石健一議長 上程議案に対する担当者の説明を続けます。 それでは、遠藤街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事遠藤街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事 それでは、所沢駅西口まちづくり担当所管の議案につきまして御説明申し上げます。 初めに、議案第2号でございます。 議案資料ナンバー1の48ページ、令和4年度3月補正予算減額補正の表をお願いいたします。 下から10行目、所沢駅西口区画整理事務所、所沢駅ふれあい通り線道路築造費、不動産鑑定料178万4,000円の減、その下、登記委託料255万9,000円の減でございますが、予定していた箇所の用地取得が調わなかったことから減額をお願いするものでございます。 次に、その下、所沢駅ふれあい通り線用地購入費279万3,000円の減でございますが、所沢市土地開発公社からの買戻しに伴う利息が確定したことにより減額をお願いするものでございます。 その下、所沢駅西口土地区画整理特別会計繰出金4,869万7,000円の減でございますが、工事内容の見直し等により全体事業費が減少したことに伴い、所沢駅西口土地区画整理特別会計への繰出金の減額をお願いするものでございます。 その下、中心市街地整備費、設計委託料1,153万円の減でございますが、歩行者デッキ等の設計において契約差金が生じましたことから減額をお願いするものでございます。 その下、歩行者ネットワーク整備工事5,920万円の減でございますが、デッキ工事の仕上げなど内容の見直しが必要になったことから、工事着手を令和5年度に変更することになり、減額をお願いするものでございます。 次に、議案第2号に戻りまして、6ページをお願いいたします。 第2表継続費補正でございます。 1廃止の所沢駅西口地区まちづくり事業でございますが、先ほど御説明いたしましたとおり、デッキ工事の内容見直しが必要となったことに伴い、令和4年度に工事費の支出がなくなりましたことから令和4年度、5年度の継続費を廃止させていただくものでございます。 続きまして、議案第5号について御説明申し上げます。 議案書の1ページをお願いいたします。 歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ4億8,879万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ10億4,497万4,000円とするものでございます。 続きまして、議案資料ナンバー1の51ページをお願いいたします。 令和4年度3月補正予算減額補正の表をお願いいたします。 所沢駅西口区画整理事務所、事業費、道路新設工事3億4,221万円の減、1つ飛びまして、物件移転補償料1億791万8,000円の減でございますが、国の補助金の内示額が要望額と比較して低かったため、事業内容を見直すことによりまして減額をお願いするものでございます。 1つ上の事業費、配水管等工事負担金3,146万6,000円の減でございますが、逓次繰越費により対応いたしましたことから減額をお願いするものでございます。 次に、利子、所沢駅西口土地区画整理事業債利子720万1,000円の減でございますが、事業債の利子が確定したことに伴い減額をお願いするものでございます。 続きまして、歳入でございます。 議案第5号に戻りまして、8ページをお願いいたします。 1款国庫支出金、1目国庫補助金、01社会資本整備総合交付金2億1,753万円の減でございますが、国の補助金の内示額が要望額と比較して低かったことから減額をお願いするものでございます。 次に、2款繰入金、1目一般会計繰入金4,869万7,000円の減、同じく、3款市債、1目所沢駅西口土地区画整理事業債2億940万円の減でございますが、事業内容の見直し等により全体事業費が減少したことに伴い減額をお願いするものでございます。 次に、9ページをお願いいたします。 4款事業収入、1目保留地処分金1,768万3,000円の減でございますが、事業計画上の保留地平均単価よりも低い価格の宅地を売却したことに伴いまして減額をお願いするものでございます。 その下、6款諸収入、1目雑入、01施行者管理地使用料451万5,000円の増でございますが、施行者管理地の使用料収入があったことに伴い増額をお願いするものでございます。 次に、4ページをお願いいたします。 第2表継続費補正でございます。 継続費の総額110億6,539万7,000円は変わらず、補正予算による歳入歳出の減額、さらに、議案としてお願いしております令和5年度特別会計当初予算案が調いましたことに伴い、年割額を表のとおり変更するものでございます。 所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、肥沼建設部長 ◎肥沼建設部長 それでは、建設部所管の議案につきまして、議案第2号をお願いいたします。 事業内容につきましては、議案資料の事業概要調書により御説明申し上げます。 議案資料ナンバー1の38ページを御参照ください。 飯能所沢線道路建設促進事業(県施行街路事業負担金)1,802万9,000円の追加でございますが、埼玉県が進める都市計画道路飯能所沢線におきまして、用地購入費などで不足が見込まれることから追加をお願いするものでございます。 次に、減額補正につきまして、議案資料ナンバー1の48ページと49ページを御参照ください。 48ページの下から4行目から49ページの1行目、道路建設課の道路新設改良等工事費につきましては、物件調査、登記の委託料及び用地、補償の契約でそれぞれ契約差金が生じたため。次に、49ページの2行目、橋りょう新設改良費につきましては、清柳橋改築事業の進捗状況により、電柱移設を令和5年度に先送りにしたため。次に、3行目、計画道路整備課の街路事業総務費につきましては、都市計画道路の用地交渉におきまして、契約相手から代替地の取得希望がなかったため。次に、4行目から9行目、北野下富線道路築造費につきましては、用地交渉が合意に至らず、用地取得、工事が履行できないため。次に、10行目、道路維持課の道路安全施設整備費につきましては、関係機関との協議により、市道2-1099号線、通称カルチャーパーク通りの自転車レーン設置工事を取りやめたため、それぞれ減額をお願いするものでございます。 次に、予算書の7ページをお願いいたします。 第3表繰越明許費補正でございます。 下段の8款土木費、2項道路橋りょう費、歩きたくなる街路樹づくり事業3,360万円でございますが、市道5-1016号線、通称さくら通りの道路改良工事におきまして、支障物の撤去、電柱移設に不測の日数を要するため。次に、県道所沢青梅線歩道整備事業976万8,000円でございますが、所沢青梅線の用地取得におきまして、契約締結したものの物件移転に不測の日数を要するため。次に、道路改良事業1,082万1,000円でございますが、市道1-139号線、市道2-1202号線の用地取得におきまして、年度内に契約締結は見込めるものの、物件移転に日数を要するため。 次に、8ページをお願いいたします。 3項河川費、河川・水路維持管理事業600万円でございますが、下新井地内外水路整備工事におきまして、隣接する畑を搬入路として借用させていただくに当たり、収穫時期に合わせ施工時期を調整したため。次に、砂川堀水辺保全・散策路整備事業2,200万円でございますが、砂川堀散策路整備工事(その2)におきまして、既設の土留めの老朽化が判明し、改修することとしたため。次に、その下、4項都市計画費、北野下富線道路築造事業9,756万6,000円でございますが、4工区の用地取得におきまして、年度内に契約締結は見込めるものの物件移転に日数を要するため。また、1工区の道路築造工事におきまして、電柱移設に不測の日数を要するため、それぞれ年度内に完了することが困難となりましたことから繰越明許をお願いするものでございます。 建設部所管の議案の説明につきましては、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、井上危機管理監 ◎井上危機管理監 それでは、危機管理室所管の議案につきまして御説明申し上げます。 議案第2号をお願いいたします。 事業内容は、議案資料の事業概要調書等で説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 初めに、議案資料ナンバー1の39ページをお願いいたします。 消防団員退職報償金支給事業でございますが、消防団員の退職者数が当初の見込みを上回ったことから、退職報償金の不足分83万5,000円について増額をお願いするものでございます。 なお、退職報償金につきましては、消防団員等公務災害補償等共済基金より、市の歳入としてその全額を受け入れ、条例に基づき支給するものでございます。 続きまして、同じく、議案資料ナンバー1の40ページをお願いいたします。 災害対策・指定避難場所整備事業でございます。 当該事業の1つである埼玉県・市町村被災者安心支援制度は、埼玉県・市町村被災者安心支援に関する基本協定に基づきまして、国の被災者生活再建支援法が適用されなかった地域で発生した自然災害の被災世帯に対し、法と同等の支援を行うために、埼玉県及び県内全ての市町村が世帯数に応じた負担金を拠出するものでございます。令和4年度は7月の大雨で被災したときがわ町の8世帯に対して1,112万5,000円を支給しましたことから、本市の負担分として15万5,000円の増額をお願いするものでございます。 続きまして、同じく、議案資料ナンバー1の46ページをお願いいたします。 減額補正一覧の1行目です。危機管理室の感染症予防費、消耗品費412万6,000円の減でございますが、新型コロナの自宅療養者に対する食料支援につきまして、令和4年9月に感染者の外出等に関する国の方針が見直されまして、年度途中に当該事業を終了したことから減額をお願いするものでございます。 危機管理室所管の議案の説明は、以上でございます。 ○大石健一議長 次に、千葉教育総務部長千葉教育総務部長 それでは、教育委員会所管の議案につきまして御説明いたします。 議案第2号をお願いいたします。 歳出予算説明書の83ページをお願いいたします。 下段の10款教育費、02小中学生文化スポーツ振興基金積立金、24節積立金、31小中学生文化スポーツ振興基金積立10万円の追加でございますが、井花惣次様、所沢米穀商組合様から合計10万円の御寄附をいただき、寄附者の御意向に沿いまして、所沢市小中学生文化スポーツ振興基金へ積み立てるものでございます。 次に、10節需用費の燃料費と光熱水費の増額につきまして御説明いたします。 まずは、84ページをお願いいたします。 上段の01小学校運営費、02燃料費189万4,000円、07光熱水費3,309万8,000円、85ページ下段の02中学校運営費、02燃料費136万3,000円、07光熱水費1,909万5,000円、87ページ下段の01公民館運営費、07光熱水費800万円、88ページ下段の02生涯学習推進センター費、07光熱水費159万6,000円、89ページ、上段の03体育施設運営費、02燃料費16万3,000円、07光熱水費454万6,000円、同じく、89ページ下段の04学校給食施設費、02燃料費751万1,000円、07光熱水費500万円をそれぞれ追加するものでございますが、いずれも原油価格の高騰などで燃料費と光熱水費に不足が生じることから予算の増額をお願いするものでございます。 このほか、教育委員会所管の補正予算でございますが、議案資料ナンバー1の49ページをお願いいたします。 下から10行目の教育委員会事務局総務費、会計年度任用職員社会保険料から次の50ページ、最終行の教育センター費、事業用備品費までの各事業費は、契約差金が生じたことなどから予算の減額をお願いするものでございます。 次に、予算書の8ページをお願いいたします。 前ページから続く第3表繰越明許費の補正でございます。 10款教育費、6項保健体育費、上新井小学校給食用リフト修繕事業127万3,000円でございますが、上新井小学校の給食用リフトの修繕につきまして、半導体不足の影響により修繕用部品が年度内に調達できないため繰越明許をお願いするものでございます。 教育委員会所管の議案の説明は、以上です。 ○大石健一議長 次に、当麻財務部長 ◎当麻財務部長 それでは、財務部所管の議案につきまして説明させていただきます。 議案第2号をお願いいたします。 歳出予算説明書の53ページをお願いいたします。 2款総務費、01財産維持管理費、07光熱水費500万円の追加でございますが、燃料費調整額等の高騰により、市庁舎の電気料及びガス代に不足が生じますことからお願いするものでございます。 その下の02自動車管理費、03自動車購入費265万6,000円の減でございますが、契約差金が生じたことから減額をお願いするものでございます。 その下の05ふるさと応援基金積立金524万2,000円の追加でございますが、ふるさと応援の御寄附をいただきましたので積み立てるものでございます。 その下の06森林環境基金積立金200万円の追加でございますが、森林環境譲与税の交付見込額の増加に伴い、同額を基金に積み立てるものでございます。 次に、56ページをお願いいたします。 上段の05諸費でございますが、上下水道局で実施いたしました水道料金の一部を免除する事業に係る水道事業会計への補助金につきまして、財源として新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を充当しておりましたが、全体的な調整の結果、その充当額を増額するために財源変更をお願いするものでございます。 なお、同交付金の充当状況につきましては、議案資料ナンバー1の52、53ページを御参照いただければと思います。 次に、下段の02資産税賦課事務費、59固定資産土地評価替基本調査委託料132万9,000円の減でございますが、契約差金が生じたことから減額をお願いするものでございます。 次に、90ページをお願いいたします。 12款公債費、01利子3,009万7,000円の減でございますが、令和3年度の起債につきまして、当初の見込みより低い利率で借入れを行うことができましたので、減額をお願いするものでございます。 前に戻りまして、14ページをお願いいたします。 2歳入でございますが、事業費の増減等に伴う歳入につきましては歳出の説明と重複いたしますので、それ以外の部分を中心に説明をさせていただきます。 上段の2款地方譲与税、1目森林環境譲与税200万円の追加でございますが、当初の積算よりも交付額の増加が見込まれますことからお願いするものでございます。 中段の11款地方特例交付金、1目新型コロナウイルス感染症対策地方税減収補填特別交付金260万7,000円でございますが、コロナ禍における中小事業者等の支援のための固定資産税の特例措置による減収分について、交付金により補填されるものでございます。 下段の12款地方交付税、01普通交付税6億8,283万9,000円の追加でございますが、国の補正予算に伴い追加交付されるものでございます。 次に、15ページをお願いいたします。 上段の15款使用料及び手数料、6目教育使用料、04市民体育館使用料2,300万円の減でございますが、市民体育館の利用者数が当初の見込みを下回ったことによる減額でございます。 次に、20ページをお願いいたします。 下段の19款寄附金、2目総務費寄附金、03ふるさと応援寄附金558万8,000円の追加でございますが、昨年の4月から12月までに頂いたふるさと応援寄附金でございます。 次に、21ページをお願いいたします。 中段の20款繰入金、1目財政調整基金繰入金5億7,563万2,000円の減でございますが、財源調整のためお願いするものでございます。その結果、本補正予算後の財政調整基金残高は約74億9,000万円となる見込みでございます。 そのほかの基金繰入金につきましては、事業費の確定などに伴う減額でございます。 次に、22ページをお願いいたします。 上段の22款諸収入、4目雑入、3節衛生雑入、06有価物売払収入3,212万円の追加でございますが、アルミ等の売払単価の上昇によるものでございます。 下段の23款市債、1目衛生債から4目教育債までにつきましては、それぞれの事業費の増額または減額に伴うものでございます。 前に戻りまして、11ページをお願いいたします。 第5表地方債補正でございます。 先ほど歳入の市債の中で御説明いたしましたとおり、起債対象事業費の追加や減額などに伴いお願いするものでございます。 なお、起債の目的、限度額等につきましては、表記のとおりでございます。 財務部所管の議案の説明は、以上でございます。 ○大石健一議長 以上で、担当者の説明は終わりました。  ----------------------------- △休憩の宣告 ○大石健一議長 ここで、暫時休憩します。午後1時27分休憩  -----------------------------午後2時25分再開 出席議員    22名     1番    2番    4番    5番    7番    8番     9番   10番   11番   12番   14番   16番    17番   20番   23番   25番   26番   28番    29番   30番   32番   33番 欠席議員     9名     6番   15番   18番   19番   21番   22番    24番   27番   31番地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長       副市長      危機管理監    経営企画部長 総務部長     財務部長     市民部長     福祉部長 こども未来部長  健康推進部長   環境クリーン部長 産業経済部長 街づくり計画部長 街づくり計画部所沢西口まちづくり担当理事 建設部長 教育長      教育総務部長   学校教育部長 △再開の宣告 ○大石健一議長 再開します。 休憩前に引き続き、会議を進めます。  ----------------------------- △質疑 ○大石健一議長 それでは、議案第2号から議案第8号までに対し、質疑を行います。 質疑は、抽せん順により、順次指名いたします。 初めに、10番 長岡恵子議員 ◆10番(長岡恵子議員) 私は、議案第2号「令和4年度所沢市一般会計補正予算(第9号)」について質疑いたします。 歳出予算説明書の63ページと70ページになります。 今回、質疑は出産・子育て応援事業の経済的支援と伴走型相談支援、両方ともお聞きいたします。議案資料は、議案資料ナンバー1の22ページと33ページになります。 質疑に参ります。 今回の出産・子育て応援事業、経済的支援、伴走型相談支援は関連がありますので一括で質疑いたします。こちらの事業の概要と対象者や対象期間についてお伺いいたします。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 町田こども未来部長
    町田こども未来部長 お答えいたします。 まず、伴走型相談支援、こちらのほうについてですが、妊娠届出時、妊娠8か月頃、さらに、出生届出後にアンケートや保健師・助産師による面談を実施しまして、全ての妊婦・子育て世帯への支援を行うというものでございます。 また、一体してのことになりますが、経済的支援ということで、伴走型相談支援を受けた妊婦や子育て世帯等に対して、出産応援ギフト、また、子育て応援ギフトといたしまして、それぞれ5万円分の電子マネーを支給するという事業を予定してございます。 それから、対象者、あと対象期間ということで御説明いたしますが、まず、伴走型相談支援、こちらは妊娠の届出をした妊婦、それから妊娠8か月頃の妊婦、あと出生の届出を行った子育て世帯、それから、経済的支援につきましては、伴走型相談支援の対象者で妊娠の届出及び出生の届出後に面談を行った方、こちらを対象とするものでございます。 それから、期間のほうですが、令和4年4月1日から令和5年9月30日までということで予定をしているところでございます。 以上でございます。 ○大石健一議長 10番 長岡恵子議員 ◆10番(長岡恵子議員) 所沢市は、こんにちは赤ちゃん訪問をされていると思いますが、今回の事業でどのようなことが追加されたのでしょうか。また、この事業は今後も継続されるのでしょうか。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 瀬能健康推進部長瀬能健康推進部長 お答えいたします。 現在、本市では妊娠届出時及び出生後に、専門職による面談やアンケートを行うとともに、子育て世代包括支援センターかるがもにおいて、随時、妊娠・出産・授乳・子育てに関する様々な相談を受けており、まさに妊婦や産婦に寄り添い、伴走して相談支援を実施しているところでございます。 今回、国の方針により示された伴走型相談支援では、妊娠8か月頃にアンケートの実施と希望者への面談の実施が示されておりますので、この部分が追加されるものということになります。 なお、本事業につきましては、国は継続して実施していく方針を示しておりますので、市としても同様に考えております。 以上でございます。 ○大石健一議長 10番 長岡恵子議員 ◆10番(長岡恵子議員) 令和4年度に出産した方に対して遡る形になりますが、この事業についてどのように対象者に御連絡されるのでしょうか。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 町田こども未来部長町田こども未来部長 お答えいたします。 令和4年度に妊娠届や出生届を提出された方には、申請案内等のお知らせを個別に郵送をする予定でございます。アンケートサイト及び申請サイト、QRコードつきの案内状を予定しているところでございます。 以上でございます。 ○大石健一議長 10番 長岡恵子議員 ◆10番(長岡恵子議員) 今回、妊娠8か月頃アンケートを取られるとありますが、どのような内容をお聞きになるのでしょうか。また、残念ながら流産された方に対して対応いただけるよう配慮されたフォーマットになるのでしょうか。こちらのアンケートはウェブで取るのでしょうか。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 瀬能健康推進部長瀬能健康推進部長 お答えいたします。 国が示しているアンケートのひな形では、妊婦健康診査の受診状況ですとか分娩予定施設、出産後にサポートをする方、また出産に向けての気持ち、面談の有無などとなっておりますので、本市でもこういった内容を参考にして作成をしてまいります。 併せて、残念ながら流産など悲しい経験をされてしまった方がいらっしゃる可能性もありますので、アンケートサイトの中にそのような方にも配慮したメッセージを入れることを検討しております。 なお、アンケートの実施方法につきましては、QRコードを読み込んでいただき、アンケートサイトから回答いただくことを想定し準備をしているところでございます。 以上でございます。 ○大石健一議長 10番 長岡恵子議員 ◆10番(長岡恵子議員) 妊娠8か月頃に取られたアンケートは、こちらは国で取りまとめて活用されるのか、それとも市で活用されるのでしょうか。今後の活用方法についてお伺いいたします。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 瀬能健康推進部長瀬能健康推進部長 お答えいたします。 妊娠期及び出産後に行う面談やアンケートは、出産や子育ての悩みや不安に思うことを把握して、その後の支援につなげることを目的としていることもあり、現在のところ、集計後のデータを国で取りまとめるといったことは示されておりません。 妊娠8か月頃のアンケートの回答につきましては、これまで行ってきた面談と同様に、個々の御家庭の状況を把握するために活用し、今後の一人一人に寄り添った支援に生かしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○大石健一議長 次に、20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) では、私は2項目です。 まず、最初に議案第3号です。令和4年度所沢市交通災害共済特別会計補正予算(第1号)、これを伺いたいと思います。 ちょうど今、各自治会に先月あたりからこの申込用紙が回ってて、いろいろ地元自治会を通して言われたものですから、確認させていただきたいと思います。 ここの項目全体一括です。まず、そもそも伺いたいんですが、所沢市交通災害共済はいつから始まったんでしょうか。市民部長、お願いします。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 所沢市交通災害共済事業は、昭和42年度より開始しております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 私が生まれる前の年ですから、もう半世紀以上の歴史があるということで、ちょっと驚いたんですけれども。確認ですけれども、ここ数年というとコロナの影響ということになると思いますので、10年前、5年前と比較した加入者の推移というのはどうなっているのか確認させていただきます。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 10年前、平成24年度の加入者数でございますが、6万3,895人、5年前、平成29年度の加入者数は5万2,190人でございます。直近の令和3年度の加入者数は4万39人となっております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 私も今回質疑するので、先日も新年度のやつは申し込んだんですけれども、確認させていただきたいのが、加入者の年齢構成はおおよそどのような比率なのか。年齢構成ですね。そして、加入者の年齢とか属性とか、例えば地域、行政区などですね、どのような傾向があるのかお示しください。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 加入者の年齢構成でございますが、令和3年度実績で割合を申し上げますと、20歳未満が約15.7%、20歳以上50歳未満が約18.7%、50歳以上65歳未満が約15.6%、65歳以上が約50%となっておりまして、65歳以上の加入者の割合が増加傾向でございます。 また、行政区ごとの地区人口における加入者数の割合を見ていきますと、三ケ島地区や富岡地区の加入率が高い傾向、一方で、新所沢地区や新所沢東地区は加入率が低い傾向にございまして、こちらの傾向は10年ほど変化はございません。 以上です。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 駅からちょっと遠い三ケ島とか、私が住んでいる富岡は加入率が高いというのは想像がつくわけですけれども、これ結局、自治会、町内会で取りまとめをかなりしているというのは、ここにいる、議場にいる議員は御存じだと思いますが、確認をさせていただきたいのは、自治会、町内会で取りまとめを行っていない自治会数の推移というのはどうなっているんでしょうか。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 自治会、町内会の取りまとめを行っていない自治会数につきましては、ここ3年を見ますと、令和元年度が44団体、令和2年度が50団体、令和3年度が60団体となっておりまして、年々増えております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) これ、要するに1通取りまとめを行うと1自治会に50円交付金が、お金が来るんですね。でも、現実は減っているわけですけれども、私も今年自治会の総務部長やって実務担当したので肌感覚で分かるんですが、伺いたいのは、自治会、町内会の実務を担当した方、要するに自治会長とか副会長じゃない方からのヒアリングなど、意見とかアンケートを聞く場を設けていらっしゃるのか。もし設けているとしたら、どのような意見が出ているのか。そこをお示しいただきたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 まちづくりセンターなどにおいて取りまとめていただいた申込書及び会費をお預かりする際に御意見をいただく機会はございますが、改めて実務を担当された方から御意見をお聞きする場は設けておりません。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) この項目、これは次で最後にしますけれども、ヒアリングではさんざんいろいろな事例をお示しして担当の方とお話させていただいたんですが、総じて私が今年自治会の役員をやってて気づくのが、ちょっと時代の変化に対応しきれていないんじゃないですかということを、この申込みのやり方とかを聞くんですけれども、令和4年度を含めて、時代の変化に応じた申込方法の改善などを検討されたのか。私は必要と考えているんですけれども、その辺というのは担当はどのような見解なのか伺いたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 申込方法の改善につきましては以前検討したところでございますが、費用対効果が得られないという結論に至りまして、これまでどおりの方法を続けさせていただいております。 なお、自治会、町内会の取りまとめによる加入者の割合は年々減少しておりますが、令和3年度実績におきまして64%の方、約3人に2人が自治会、町内会の取りまとめにより加入をしていただいております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) ある程度高齢者に向けての政策だということも分かりましたけれども、今後改善していただければと思います。 次の項目にいきます。 議案第2号です。令和4年度所沢市一般会計補正予算(第9号)の歳出予算説明書は55ページ、議案資料ナンバー1は17ページの所沢市民文化センター光熱費等高騰対策支援事業2,422万7,000円と、歳出予算説明書の69ページ、議案資料ナンバー1では30ページになります、所沢市斎場光熱費等高騰対策支援事業1,996万5,000円、これは一括で伺いたいと思います。市民部長、引き続きよろしくお願いします。 それぞれの光熱費等の高騰など、昨今の物価高ですからやむを得ない部分は十分認識しているわけですが、そもそもミューズにしても斎場にしても、光熱費等の高騰などに対する市の補填などについて、指定管理者ですけれども、これは指定管理者なので契約とは言わずに協定と言うらしいんですが、どのような協定になっているんでしょうか。協定では物価変動についてはどちらが負担することになっているのか、まずお示しください。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 本市の指定管理者施設のリスク分担表では、物価変動に伴う経費の増加については指定管理者側が負担することになっております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 今回、東部クリーンセンターの委託とは違って指定管理なんですね。それで協定ということなんですが、考えようによっては指定管理者というのは市の公の施設の管理運営を民間がしているということですから、仮にこれが直営だったら、この光熱費の物価高騰というのは市が100%負担せざるを得ないわけですが、今回は差額の80%を補填しています。80%と決めた理由などをお示しいただきたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 物価変動に伴う経費の増は指定管理者が負担するというリスク分担表の内容も踏まえつつ、ロシアとウクライナの紛争による燃料費高騰など、予測不可能の要素があるため、指定管理者にも一部負担を求めつつ支援を行うとしたものでございます。 割合につきましては、支援の検討する中で、検討当時は物価高騰の影響で御家庭も含め1割から3割程度負担が増えているという報道などもございましたことから、不足分の2割程度の負担を求めることはやむを得ないものと考えたものでございます。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 参考までに、他市で指定管理者に対して差額補填をしているケースもあるようですが、具体的な事例を幾つかお示しください。80%とか100%とか50%とかいろいろあるかもしれません。その辺お示しいただきたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 具体的な事例といたしましては、まず、文化施設では東京都小平市が9割程度、富士見市、川越市、東京都八王子市などが全額支援をしていると聞いております。一方、斎場ですが、熊谷市が全額支援をしているということでお聞きしております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 100%補填しているところは、先ほど言いましたけれども、多分市の施設だということが理由だろうなというのは私も想像するわけですが、次の質疑は、今回の光熱費については事業者側から相談があったのかどうかを、まず確認させていただきたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 ミューズの指定管理者である文化振興事業団と斎場の指定管理者である公共施設管理公社から相談がございました。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) 先ほど、要するに物価高騰で10%から30%ぐらい上がったからということはおっしゃっていましたけれども、今回の支援はどのようなプロセスで決まったんでしょうか。もう少し具体的に御説明いただきたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 冨田市民部長 ◎冨田市民部長 お答えいたします。 指定管理施設の事業継続の観点から、どこまで支援が必要か、光熱費、燃料費に関する庁内調査を行いまして、その後、関係各部と共有、検討した上で、ミューズと斎場の2施設に支援することが決定したものでございます。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番 石本亮三議員 ◆20番(石本亮三議員) では次、これで最後にしますけれども、最後は事務方トップの副市長にこれは伺いたいと思います。 今回の事業は、先ほども申し上げましたが、指定管理者制度がスタートしてから始まって以来初のことなんですね、こうした補填をするというのは。今後、この指定管理者とのリスク分担の私は前例になるかなと考えています。繰り返しになるんですが、東クリとか西クリ等の委託の場合は、あらかじめ物価変動が何%になったら幾ら上げるとかという、最初から約束をしているわけですから、この質疑を通して分かったとおり、物価変動については協定の段階では事業者側が負担するということになっているけれども、社会情勢で今回こういうふうな決断に至ったわけですが、ほかの施設の指定管理者から今回のような御相談が今後あるかもしれないわけです。まだまだ物価高は続きそうですから。 そこで伺いたいのは、他の指定管理者とのリスク分担の公平性など、ある程度やはりガイドラインのようなものがあったほうが私はいいのかなと思うんですけれども、その辺、今後、指定管理者のこの補填に関しての市の見解というのを事務方トップの副市長に伺って質疑を終えたいと思います。 ○大石健一議長 答弁を求めます。 中村副市長 ◎中村副市長 御答弁申し上げます。 先ほど市民部長のほうからも御答弁申し上げましたけれども、指定管理者制度の中では、光熱水費等については、物価高は指定管理者、事業者のほうが負担するということになっております。その辺の前提は多分通常時の場合はそうだろうということです。 今回分かりましたのは、やはりこういうロシアのウクライナ侵攻などによる、いわゆる地政学リスクというか、想定外の事象が起きた場合にどうするかということでございまして、今回はミューズと斎場という比較的光熱水費の高騰に大きな影響があった2つの指定管理者に対して支援を行ったところでございます。今後も想定外の物価高騰がある場合につきましては、議員御指摘のように何らかの公平性の観点から一つの基準みたいなものをこちらとしても持っている必要があるというふうには考えておりますので、今後、必要な対策については検討していきたいと思っております。 以上でございます。 ○大石健一議長 20番議員の質疑は終わりました。 以上で、質疑を終結いたします。  ----------------------------- △関係委員会付託 ○大石健一議長 それでは、ただいま議題としています議案第2号から議案第8号までについては、付託表のとおり所管委員会に付託します。 〔参照〕-議案付託表-  ----------------------------- △次会の日程報告 ○大石健一議長 以上をもって、本日の日程は終わりました。 明21日は委員会開催のため本会議を休み、来る22日午前9時より本会議を開きます。  ----------------------------- △散会の宣告 ○大石健一議長 本日は、これにて散会します。 お疲れさまでした。午後2時46分散会  -----------------------------...