太田市議会 2024-03-15
令和 6年 3月定例会−03月15日-06号
令和 6年 3月定例会−03月15日-06号令和 6年 3月定例会
令和6年3月
太田市議会定例会会議録(第6日)
令和6年3月15日(金曜日)
〇出席議員 30名
1番 若 林 卓 実 2番 岩 瀬 僚
3番 山 水 めぐみ 4番 谷之木 勇 作
5番 青 木 雅 浩 6番 川 岸 靖 隆
7番 高 野 博 善 8番 仁 藤 すぐる
9番 清 水 梨 花 10番 神 谷 大 輔
11番 前 田 純 也 12番 八 長 孝 之
13番 木 村 浩 明 14番 渡 辺 謙一郎
15番 松 川 翼 16番 長 正 祐
17番 松 浦 武 志 18番 水 野 正 己
19番 尾 内 謙 一 20番 大 川 敬 道
21番 高 橋 え み 22番 星 野 一 広
23番 山 田 隆 史 24番 町 田 正 行
25番 白 石 さと子 26番 高 木 きよし
27番 高 田 靖 28番 矢 部 伸 幸
29番 久保田 俊 30番 大 川 陽 一
〇説明のため出席した者
市長 清 水 聖 義 副市長 木 村 正 一
教育長 恩 田 由 之 企画部長 高 橋 亮
総務部長 瀬 古 茂 雄
市民生活部長 大 谷 健
文化スポーツ部長 松 本 和 明
福祉こども部長 冨 岡 和 正
健康医療部長 大 澤 美和子
産業環境部長 井 上 恵美子
農政部長 金 澤 誠
都市政策部長 田 村 敏 哉
行政事業部長 阿 部 政 夫
会計管理者 青 木 繁 幸
消防長 竹 内 富 雄 教育部長 小 内 正
企画部副部長 清 水 純 一 総務部副部長 前 原 郁
企画部参事(
企画政策課長) 総務課長 齋 藤 尚 仁
矢 羽 賢 一
財政課長 大 橋 隆 雄
〇
事務局職員出席者
事務局長 関 根 進 副局長(
議会総務課長)
茂 木 浩 之
総務係長 佐 野 治 久
議会総務課長補佐(議事係長)
青 木 真 彦
係長代理 石 塚 克 也 主任 高 橋 洋 平
議 事 日 程(第6号)
令和6年3月15日午前9時30分開議
太田市議会議長 矢 部 伸 幸
第 1
議会改革推進特別委員会の
中間報告について
第 2
広域連携調査特別委員会の報告について
第 3 議案第 17号 太田市
事務分掌条例の一部改正につい─────────────────┐
て │
議案第 18号 太田市
技能労務職員の給与の種類及び │
基準を定める条例の制定について (総
企委審査報告)│
議案第 19号 太田市
消防団条例の一部改正について │
議案第 20号 太田市
手数料条例の一部改正について │
(
消防関係事務手数料)────────────────────────┘
第 4 議案第 21号 太田市
男女共同参画社会の形成及びジ─────────────────┐
ェンダー平等の推進に関する条例の制 │
定について │
議案第 23号 太田市ふれあい
センター条例の一部改 │
正について │
議案第 24号 太田市
行政センター条例の一部改正に (
市文委審査報告)│
ついて │
議案第 25号 太田市
体育施設条例の一部改正につい │
て │
議案第 26号 太田市特別職の職員で非常勤のものの │
報酬及び費用弁償に関する条例の一部 │
改正について(
学校衛生管理医)───────────────────┘
第 5 議案第 27号 太田市特定教育・保育施設及び特定地─────────────────┐
域型保育事業の運営に関する基準を定 │
める条例の一部改正について │
議案第 28号 太田市
指定地域密着型サービスの事業 │
の人員、設備及び運営に関する基準を │
定める条例の一部改正について │
議案第 29号 太田市
指定地域密着型介護予防サービ │
スの事業の人員、設備及び運営並びに │
指定地域密着型介護予防サービスに係 │
る介護予防のための効果的な支援の方 (
健福委審査報告)│
法に関する基準を定める条例の一部改 │
正について │
議案第 30号 太田市
指定居宅介護支援等の事業の人 │
員及び運営に関する基準を定める条例 │
の一部改正について │
議案第 31号 太田市
指定介護予防支援等の事業の人 │
員及び運営並びに
指定介護予防支援等 │
に係る介護予防のための効果的な支援 │
の方法に関する基準等を定める条例の │
一部改正について │
議案第 32号 太田市
介護保険条例の一部改正につい │
て─────────────────────────────────┘
第 6 議案第 33号 太田市特別職の職員で非常勤のものの─────────────────┐
報酬及び費用弁償に関する条例の一部 │
改正について(
農業委員会) │
議案第 34号 太田市
手数料条例の一部改正について │
(
建築関係事務手数料) │
議案第 35号 太田市建築物の
エネルギー消費性能の │
向上に関する
法律関係手数料条例の一 (都産
委審査報告)│
部改正について │
議案第 36号 太田市
空家等対策の推進に関する条例 │
の一部改正について │
議案第 37号 太田市
公共下水道事業設置条例の一部 │
改正について │
議案第 38号 太田市公園条例の一部改正について │
議案第 41号 市道路線の廃止及び認定について───────────────────┘
第 7 議案第 10号 令和6年度太田市
一般会計予算につい─────────────────┐
て │
議案第 11号 令和6年度太田市
国民健康保険特別会 │
計予算について │
議案第 12号 令和6年度太田市後期高齢者医療特別 │
会計予算について │
議案第 13号 令和6年度太田市八王子山
墓園特別会 (
予特委審査報告)│
計予算について │
議案第 14号 令和6年度太田市
介護保険特別会計予 │
算について │
議案第 15号 令和6年度太田市太陽光発電事業特別 │
会計予算について │
議案第 16号 令和6年度太田市
下水道事業等会計予 │
算について─────────────────────────────┘
第 8 請願第 7号
パンデミック条約締結及び
国際保健規
則改正に係る情報開示を求めることに
ついて──────────────────────(
健福委審査報告)
第 9 議会議案第1号
太田市議会議員の請負の状況の公表に
関する条例の制定について
第10 議会議案第2号
太田市議会会議規則の一部改正につい
て
第11 議会議案第3号
太田市議会委員会条例の一部改正につ
いて
第12 議案第 43号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設建設
事業
建築主体工事請負契約の変更につ
いて
議案第 44号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設等総
合駐車場整備工事請負契約締結につい
て
第13
特別委員会継続調査の件
第14 特定事件の閉会中継続調査の付託
本日の会議に付した事件
議事日程に同じ
◎ 開 議
午前9時30分開議
○議長(
矢部伸幸) これより本日の会議を開きます。
◎ 諸 般 報 告
○議長(
矢部伸幸) 議事に入る前に、事務局長より諸般の報告をさせます。
◎事務局長(関根進) ご報告申し上げます。
最初に、監査委員からの報告でございますが、今
定例会開会後、議長宛てに報告がございましたのは、
市民生活部、
文化スポーツ部及び、
議会事務局の
定期監査報告、工事監査結果報告、並びに1月分の
例月出納検査結果報告でございます。
以上のことにつきましては、その都度写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。
次に、
地方自治法第180条第1項の規定による専決処分でございますが、今
定例会開会後、議長宛てに報告がございましたのは、損害賠償の額の決定及び和解について、1件の報告が、和解について、2件の報告がございました。
以上のことにつきましては、写しを配付してございますので、ご了承いただきたいと思います。
以上でございます。
◎ 発 言 の 取 消 し
○議長(
矢部伸幸) この際、お諮りいたします。
町田正行議員から、2月27日の会議における発言について、発言取消申出書に記載の部分を取り消したい旨の申し出がありました。
この取消の申し出を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、
町田正行議員からの発言を取消の申し出を許可することに決定いたしました。
続いて、お諮りいたします。
清水市長から、2月27日の会議における発言について、発言取消申出書に記載の部分を取り消したい旨の申し出がありました。
この取消の申し出を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、清水市長からの発言の取消の申し出を許可することに決定いたしました。
本日の議事日程は、あらかじめお手元に配付申し上げたとおりであります。
その順序により会議を進めたいと思いますので、ご了承願います。
日程に入ります。
◎
議会改革推進特別委員会の報告について
○議長(
矢部伸幸) 日程第1、
議会改革推進特別委員会に付託中の継続調査の件について、会議規則第44条第2項の規定により、
中間報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。
高木きよし委員長。
◎
議会改革推進特別委員長(
高木きよし) ただいまより、
議会改革推進特別委員会の
中間報告を申し上げます。
令和5年3月定例会までの活動状況につきましては、既にご報告申し上げてありますので、その後の経過をご報告申し上げます。
令和5年4月23日執行の
太田市議会議員選挙の投票率は、過去最低の38.49%であり、県内においても最も低い結果となりました。市議会では、投票率の低迷や市民の政治離れといった現状を重く受け止めており、「市民の興味・関心を高めるための取組」及び「
投票率向上に向けた取組」が急務であると考え、今年度重点的に調査・研究を進めてまいりました。また、将来的な人口減少や議員の
なり手不足等の状況を鑑み、今後の議員報酬及び定数の在り方についても議論を深めてまいりましたので、主な活動内容についてご報告申し上げます。
初めに、「市民の興味・関心を高めるための取組」及び「
投票率向上に向けた取組」でございますが、今年度は政治離れや投票率の低下といった傾向が顕著であると考えられる若年層をターゲットとした取組に注力してまいりました。若者との交流事業といたしまして、10月4日には、
市立太田高等学校の生徒との
意見交換会を開催し、若者の政治離れの原因や
投票率向上に向けた取組について、
高校生たちと真剣な議論を交わすことができ、大変有意義な
意見交換会となりました。また、11月14日には、関東学園大学の学生との
意見交換会を開催し、有権者である大学生から、政治や選挙に対する率直な意見を聴くことができました。若者との交流を重ねる中で、市議会への興味・関心を高めるためには、SNSなど新たな
情報発信手法の活用も求められるが、最終的には市民との対面でのコミュニケーションが重要であることを再認識いたしました。また、
投票率向上に向けた取組は、一朝一夕で実を結ぶものではなく、今後も市議会が積極的に外へ出て行き、市民との意見交換を重ねるなど、地道な活動を継続していくことの重要性を確認いたしました。
続いて、「議員報酬及び定数の見直し」でございますが、今年度は、人口や予算規模の近い自治体における議員報酬及び定数に関するデータや、直近の
統一地方選挙において定数削減を実施している自治体への調査結果などを参考に、本市の現状と今後の在り方について、議員間での自由討議を中心に協議を進めてまいりました。議員定数については、現在の定数が適正であるとの意見がある一方で、将来的な人口減少や同一規模の自治体の状況を鑑みると、定数削減を検討する必要があるとの意見もあり、委員間でも見解が分かれるところでありました。また、議員報酬については、合併以降一度も見直しがされていない状況であり、昨今の物価高騰の影響や、
子育て世代や有識者など多様な人材の市議会への参画を促進する観点からも、定数に関する議論に併せて、検討の必要があるとの意見が多く上がりました。議員報酬及び定数の見直しにつきましては、慎重な議論が求められる課題であり、引き続き議会内での協議を重ねるとともに、見直しの実施に当たっては、市民の理解が不可欠であることから、次年度以降は市民意見の聴取に向けた取組を検討してまいりたいと考えます。なお、今年度の本
特別委員会における検討結果につきましては、「議員報酬及び定数に関する検討結果報告書」として取りまとめ、今後の市議会全体での議論に発展させていくために、3月4日に議長宛てに報告書を提出いたしました。
続いて、その他の取組でございますが、令和4年度に重点的に調査・研究を行いました、委員会等への
オンライン参加制度の実用化を図るために、1月18日に
オンライン委員会参集訓練を実施いたしました。地震発生を想定した訓練とし、各委員は自宅や
行政センターなど、本庁舎から離れた場所より、
オンライン会議システムにより参集いたしましたが、大きなトラブルもなく、委員会を開催することができました。今回の参集訓練の結果を踏まえ、議会の
危機管理体制の強化を図るために、来年度以降は各
常任委員会においても、年1回以上の
オンライン委員会参集訓練の実施を目標とする改革案を決定し、議長へ提出いたしました。
以上、令和5年度における
議会改革推進特別委員会の主な活動内容と検討結果についてご報告申し上げ、
中間報告とさせていただきます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの
中間報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で
中間報告を終わります。
◎
広域連携調査特別委員会の報告について
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第2、
広域連携調査特別委員会に付託中の事件について、報告を行いたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。
大川陽一委員長。
◎
広域連携調査特別委員長(大川陽一) ご指名によりまして、
広域連携調査特別委員長報告を申し上げます。
令和5年5月臨時会において本
特別委員会が設置されましたが、それ以降の活動状況と、本
特別委員会の活動について、総括的な報告を申し上げます。
初めに、昨年6月21日に開催した委員会につきましては、執行者からは、
広域連携の意義や求められる背景のこと、
地方自治法に規定する
広域連携の種類のこと、本市における
広域連携の取組状況のこと、他の
地方公共団体における
広域連携の事例のことなどについての報告を受け、委員からは、広域で取り組むメリットやデメリットのこと、新たな枠組みで広域的な連携をした場合の課題のこと、広域的な連携の可能性のある取組のことなどについて質疑、意見がありました。
続いて、7月21日に開催した委員会につきましては、委員のみの出席により、本
特別委員会の
調査研究事項について確認を行いました。「防災」「下水道」「医療」「公共交通」を
研究テーマとし、執行者からの資料提出や必要に応じて出席を求めながら、この4つの分野について優先的に調査・研究を進めることに決定いたしました。
続いて、9月8日に開催した委員会につきましては、委員のみの出席により、4つの分野に対して執行者から現状や課題、
広域連携の可能性などについての資料を提出していただき、これを基に調査・研究を行いました。委員からは、「防災」については、他の自治体等と協定を締結した経緯のこと、平常時の活動状況やこれまでの実績のこと、大規模災害を想定した取組のことなどについて、「下水道」については、隣接する自治体との連携のことなどについて、「医療」については、病床不足のこと、産科医及び小児科医の確保のこと、群馬県における医師の偏在のことなどについて、「公共交通」については、隣接する自治体の生活圏へ路線バスを接続させることなどについて意見がありました。
続いて、行政視察として11月1日、2日の両日、石川県金沢市及び富山県富山市の
広域連携の取組を視察し、それぞれの都市を核とした
連携中枢都市圏における
広域連携施策の実施状況などについて、調査、研究してまいりました。
続いて、12月6日に開催した委員会につきましては、「防災」分野について、執行者に出席いただき重点的に調査・研究を行いました。執行者からは、他の自治体等との協定締結のこと、活動状況や派遣実績のこと、今後の
広域連携の在り方のことなどについての報告を受け、委員からは、大規模災害が発生した際の国や県との連携のこと、
広域連携協定を締結した都市への支援体制のこと、
中越大震災ネットワークおぢやなど複数都市で情報共有や連携を行う枠組みのこと、
南海トラフ地震や
首都直下型地震を想定した大
規模災害発生時の対応のことなどについて質疑、意見がありました。
続いて、2月5日に開催した委員会につきましては、「下水道」分野について、執行者に出席いただき重点的に調査・研究を行いました。執行者からは、隣接する自治体との連携のことについての報告を受け、委員からは、足利市、伊勢崎市及びみどり市との連携に関する現状や課題のこと、将来的な人口減少に伴う有収水量の減少のこと、人口密度の低い地域での
下水道事業の今後の在り方のこと、大規模災害時における下水道管の復旧体制のことなどについて質疑、意見がありました。
また、本
特別委員会の今後のことについて、協議を行いました。
続いて、2月21日に開催した委員会につきましては、委員のみの出席により、本
特別委員会の
調査研究事項についての総括を行いました。
以上、令和5年5月臨時会から本日までの活動状況についてご報告申し上げました。
続きまして、本
特別委員会の活動について総括的な報告を申し上げます。
本
特別委員会は、「人口減少、高齢化等の人口構造の変化に伴う地域社会における持続可能性に関する様々な課題に対し、住民が安心して快適に生活していけるよう、安定的・継続的な
広域連携を図るための手法について、調査研究を行うこと」を目的として、令和5年5月臨時会において設置され、本日までに6回の委員会を開催し、一部事務組合等広域行政に関すること、市民活動に係る
広域連携に関すること、行政サービスに係る
広域連携に関すること、インフラ・施設等に係る
広域連携に関すること、防災・防犯に係る
広域連携に関することなどについて執行者より報告を受け、本市における
広域連携の在り方に関し、様々な調査、研究及び協議を行ってまいりました。
既に多くの市町村が人口減少と高齢化に直面しており、本市においても現在、緩やかに人口減少社会への移行が始まっておりますが、全国的には2040年頃に、人口減少や高齢化、インフラの老朽化など、様々な社会的課題が浮き彫りになると指摘されております。これらの課題に対処し、市民が持続可能で快適かつ安心な生活を送るためには、地方自治体がそれぞれの有する強みを生かし、資源や情報を共有するなど、市町村の枠を超えて連携し、役割分担を柔軟に見直す視点がより一層重要になってくると考えております。
現在、本市においては、ごみ処理や上水道、後期高齢者の医療保険事務など、広域的に処理することで効率化が図られる事務について、一部事務組合や広域連合といった広域行政の制度が活用されており、それぞれ大きな成果を挙げております。これらに加え、新たに斎場についての連携も始まっておりますが、将来にわたり必要な行政機能を維持するとともに、さらに効率的かつ効果的な行政運営を行うためには、ヒト・モノ・カネ・情報といった地域資源を最大限活用し、広域的な視点で行政サービスの提供や地域づくりを考えていく必要があると考えております。
この1年間、将来にわたり住民が安心して快適に生活していけるよう、より効果的で持続可能なまちづくりを進めるため、
広域連携による取組内容の深化を図るとともに、必要となる連携の相手方・方法等を検討し、市町村間の
広域連携や県による補完・支援などを適切に活用することなどについて、本市の施策の検証や他市の事例の研究等を行ってまいりました。今後も、本
特別委員会において調査研究してまいりました
広域連携に係る諸事業につきまして、引き続き、所管の
常任委員会における重点研究事業などにおいて、調査研究を行っていただきたいと考えております。
執行者におかれましては、様々な資料提供や委員会における誠意ある説明、答弁をいただき、この場をお借りして深く敬意を表するものであります。今後想定される人口構造の変化に伴い、様々な分野において課題が顕在化することが見込まれておりますが、本年1月には令和6年能登半島地震が発生し、広域かつ甚大な被害が発生しております。大規模災害は市町村や都道府県の区域を越えた広域課題であり、発生時には、社会経済活動の停滞を招きかねない大きなリスクとなります。こうしたリスクに備えるとともに、将来的に生じる地域資源の制約等に的確に対応できるよう、他の自治体と連携し、住民の生活機能の確保、地域の活性化や経済成長、持続可能な都市構造への転換などに向け、今後のさらなる努力をお願い申し上げる次第であります。
最後となりますが、ますます進む人口減少、高齢化問題という大きな課題に対し、今後の行政需要に戦略的に対応するため真摯に取り組んでこられた委員各位をはじめとする関係者の皆様に深く感謝申し上げまして、本
特別委員会の最終報告とさせていただきます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
お諮りいたします。
ただいまの委員長報告を承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。よって報告を承認することに決定いたしました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和6年3月4日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
総務企画委員長 木 村 浩 明
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第17号 │太田市
事務分掌条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第18号 │太田市
技能労務職員の給与の種類及び基準を定める条例の制定│ 原案可決 │
│ │について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第19号 │太田市
消防団条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第20号 │太田市
手数料条例の一部改正について(
消防関係事務手数料)│ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第3、議案第17号から第20号までの4議案を一括議題といたします。
4議案は、総務企画委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに木村浩明委員長から報告を求めます。
◎総務企画委員長(木村浩明) ご指名によりまして、総務企画委員長報告を申し上げます。
去る2月21日に本委員会に付託されました議案第17号から第20号までの4議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、3月4日に開催し、委員全員及び執行者の出席のもと、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第17号 太田市
事務分掌条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、柔軟で効率的な組織を構築するため、
市民生活部を
市民生活部と地域振興部に分ける組織改正を行うものであります。
委員からは、
市民生活部を細分化して地域振興部を新設するに至った経緯について質疑があり、このことについては、高齢化とともに多様化する社会の中で、地域の課題解決に向けて寄り添った対応をすべく14地区の
行政センターを拠点として、地区住民の生活向上を目指し、ふれあい相談の充実や地域コミュニティ、生涯学習等さらなる機能強化を図るためとのことでありました。
また、
行政センターは最も身近な現場で市民と接することから、地域の活性化に向けた期待に応えられる職員の配置について要望がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第18号 太田市
技能労務職員の給与の種類及び基準を定める条例の制定について、ご報告を申し上げます。
本案は、令和6年4月1日に
技能労務職員を新規採用することに伴い、地方公営企業法等の規定に基づき、新たに条例を制定するものであります。
委員からは、本条例の制定に伴う
技能労務職員の今後の採用計画について問う質疑があり、このことについては、来年度、35歳を年齢上限として1名の採用を予定しているが、近年、時代に即した多様な技能労務職の必要性を感じるところであり、継続性を念頭に置きながら検討を続けていきたいとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第19号 太田市
消防団条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、消防庁が定める「非常勤消防団員の報酬等の基準」を踏まえ、消防団員の処遇改善及び団員確保を図るため、所要の改正を行うものであります。
委員からは、消防団員への報酬の支給に係る改正内容について質疑があり、このことについては、活動実績に応じ四半期毎に分けて支給する年額報酬に加え、新たに災害等の出動や警戒、訓練といった災害等以外の活動に対する出動報酬を創設することとした。本改正は、従前、手当として一部を消防団へ支払っていた報酬等を全て個人に直接支給することで、地域のために頑張った消防団員の労に報いることが本旨であるとのことでありました。
また、報酬の支給に際し、必要となる活動実績の記録作成、確認方法等今後の運用を危惧する質疑があり、このことについては、事務の負担軽減を勘案しながら、複数人でチェックする等、客観性が図られるルールづくりを構築していきたいとのことでありました。
さらに、女性消防団員数の現状確認のこと、消防団活動の広報によるさらなる周知、消防団員のやりがいの確保のこと等、意見、要望がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第20号 太田市
手数料条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、
地方公共団体の手数料の標準に関する政令が改正されたことに伴い、特定屋外タンク貯蔵所の設置許可に係る手数料について、増額改定を行うものであります。
委員からは、本条例に該当する施設の有無及び今後の設置の可能性について質疑があり、このことについては、沿岸部における石油化学コンビナートでの設置を想定していることから、現在、本市消防本部管内での設置事例はなく、今後も設置の可能性は極めて低いとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました4議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
矢部伸幸) 議事の都合により、議案第17号から第20号までの4議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、18番水野正己議員。
◆18番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第18号に対する反対の理由を指摘して討論を行います。
本案は、新年度に新たに採用される
技能労務職員、つまり、現業職員の給料表を国家公務員に準じて新たに規定するものとされます。現在の
技能労務職員の給料は、現在の行政職員の給料表によって支給されていますが、本案で規定される新たな
技能労務職員の給料は、行政職員と比較すると、例えば係長代理では最高号給は6万300円低くなるとされます。また、手当については、
技能労務職員は管理職を想定していないため、管理職手当は規定せず、しかし、他の手当は行政職員と同額とされます。
なお、現在の
技能労務職員の給料は、現在の給料を保証するとされますが、本案は新年度から採用される
技能労務職員を今の
技能労務職員より低賃金で働かせるためのものとなります。さらに、かつての職員組合の市との協議、つまり、事実上の労使交渉によって、かつて規定されていた行政職員より低賃金となっていた
技能労務職員の給料表を廃止したという経緯も改めて指摘して、本案は一度は廃止した給料表を復活させるものであることも指摘して、反対討論を終わります。
○議長(
矢部伸幸) 次に、7番高野博善議員。
◆7番(高野博善) 創政クラブの高野博善でございます。議案第18号 太田市
技能労務職員の給与の種類及び基準を定める条例の制定について、本案を可決すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。
本案は、
技能労務職員における給与に関する種類及び基準を条例で定めるものでありますが、この条例につきましては、地方公務員法等関係法令により定めることになっています。
技能労務職員の給与に関して条例等を規定することは、全国的にも行われておりますが、本市においては平成16年度以降、
技能労務職員を採用せず、民間委託に重点を置いた施策を行っていたため規定しておりませんでした。
しかしながら、近年は市民からの道路行政における要望が増加するとともに、迅速な対応が求められており、民間委託では賄いきれない事案が増えています。一方で、本市の
技能労務職員での直営による災害時や緊急時の現場復旧は非常に迅速・優秀でありますが、高齢化が進むことにより職員数が減少し、直営班の維持が懸念されます。そこで、市民サービスのさらなる向上を目的として、来年度新たに
技能労務職員を採用することにより、本市においても
技能労務職員の給与に関して条例の制定を行うものでございます。
内容といたしましては、
技能労務職員の給料及び諸手当並びに会計年度任用職員に関して規定するものであり、地方公務員法等関係法令の趣旨にのっとり、明文化することにより正確な運用が行えることから、本条例案は適正なものと考えられます。
以上の理由から、本案を可決すべきものとした総務企画委員会の決定は、妥当であることを申し上げまして、議案第18号についての委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(矢部伸幸) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(矢部伸幸) これより採決いたします。
最初に、議案第17号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第18号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(
矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第19号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第20号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和6年3月4日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
市民福祉委員長 八 長 孝 之
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第21号 │太田市
男女共同参画社会の形成及びジェンダー平等の推進に関│ 原案可決 │
│ │する条例の制定について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第23号 │太田市ふれあい
センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第24号 │太田市
行政センター条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第25号 │太田市
体育施設条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第26号 │太田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す│ 原案可決 │
│ │る条例の一部改正について(
学校衛生管理医) │ │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第4、議案第21号及び第23号から第26号までの5議案を一括議題といたします。
本案は、市民文教委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに八長孝之委員長から報告を求めます。
◎市民文教委員長(八長孝之) ご指名によりまして、市民文教委員長報告を申し上げます。
去る2月21日に本委員会に付託されました議案第21号及び第23号から第26号までの5議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は3月4日に開催し、委員全員及び執行者の出席のもと、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第21号 太田市
男女共同参画社会の形成及びジェンダー平等の推進に関する条例の制定についてご報告を申し上げます。
本案は、性別等による不平等がなく、全ての人が個人として尊重され、個性及び能力を発揮し、社会的責任を分かち合い、あらゆる分野における活動に参画できる社会を実現するため、条例の制定を行うものであります。
委員からは、本条例の制定理由についての質疑があり、このことについては、本市は平成20年3月に
男女共同参画社会基本法に基づき、太田市男女共同参画基本計画を策定し、5年ごとに見直しを重ね、各種施策の実施と進捗管理をしてきた。令和5年3月に第4次基本計画を策定した際に、この計画に
男女共同参画社会の推進とジェンダー平等の推進を位置づけたことを機に、より一層の推進を図り、性別等による不公平のない社会を実現するため、本条例を制定する運びとなったとのことでありました。
また、本条例施行後の
男女共同参画社会の形成及びジェンダー平等の推進方法についての質疑があり、このことについては、市民に正しい認識と理解を深めることが重要である。そのためにも、啓蒙、啓発を積極的に推進する必要があることから、広報紙やホームページ、チラシ、冊子等での情報発信に加え、講演会や研修会等を開催するなど、市民に広く周知していくとのことでありました。
さらに、群馬県内及び全国における条例の制定状況について、確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第23号 太田市ふれあい
センター条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、令和4年3月に廃止した浴場施設の休憩場所等として利用していた和室及び談話室を、学習文化活動の場として利用できるようにし、使用料の規定を追加するものであります。
委員からは、使用料の算定方法についての質疑があり、このことについては、既存施設や類似施設を基準に算定している。区分や定員が同じであっても、面積により他の施設と使用料が異なる場合があるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第24号 太田市
行政センター条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、令和4年3月に廃止した休泊
行政センター浴場施設を、サークル室とし、学習文化活動の場として利用できるように、使用料の規定を追加するものであります。
委員からは、施設の活用方法について確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第25号 太田市
体育施設条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、新田地区に建設中の「エアリススケートパーク太田」を加えるため、所要の改正を行うものであります。
委員からは、使用料を高校生以下とする場合の確認方法についての質疑があり、このことについては、施設利用者の入退場システムの導入を予定しており、システムへの登録申請時に身分証の提示を求め確認することを検討しているとのことでありました。
また、施設の危険性とこれに伴う施設利用者の保険加入についての質疑があり、このことについては、通常の施設に比べてリスクが高いことは承知している。一般的な賠償責任保険だけでなく、スポーツファシリティーズ保険といった利用者のけがなどを対象とした保険についても研究するなど、施設利用者全員が安心して施設を利用できるようにするとのことでありました。
さらに、施設の完成期日及び周知のこと、割引券や定期券など施設利用料の優遇措置の導入のことなどについて、質疑、確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第26号 太田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、
学校衛生管理医の報酬の額を定める別表について、文言の整備を行うため、所要の改正を行うものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました5議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
矢部伸幸) 議事の都合により、議案第21号及び第23号から第26号までの5議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、18番水野正己議員。
◆18番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第25号に対する反対の理由を指摘して討論を行います。
本案は、今年6月オープンとされるスケートパークの利用料を規定するためのものとされます。このスケートパークは、新田の複合施設に隣接する場所に建設中であり、総事業費は2.6億円とされますが、そもそもこれだけの費用を投じる施設の必要性が根本から問われることになります。確かにスケートボード人口の増加は否定できないものであり、かつては私の近所の子どもたちも、コンビニの駐車場や路地裏の道路でスケートボードをするという危険な状況も生まれていました。そうした経緯から、私もかつてスケートボード場の整備を求めたこともありましたが、私が求めたのは本案のような大規模なものではなく、子どもたちが歩いていける身近な公園の一角にスケートボード台を設置するというものでした。そして、そうやって整備されたスケートボード台の利用の状況を見守りながら、必要に応じて順次段階的にスケートボード場を整備していくことを求めてきました。
本案のように、市内に1か所、大規模なスケートボード場を造っても、子どもたちがどれだけ利用できるのかという問題も問われることになります。2.6億円の税金をかけて建設して、人件費を除いて年間400万円とされる維持費をかけてまで造らなければならない施設ではないこと、その費用は市民に襲いかかる物価高から市民を守るためにこそ優先的に使わなければならないことを改めて指摘して、反対討論を終わります。
○議長(
矢部伸幸) 次に、6番川岸靖隆議員。
◆6番(川岸靖隆) 創政クラブの川岸靖隆でございます。議案第25号 太田市
体育施設条例の一部改正について、本案を可決すべきものとした委員長報告に賛成の立場から討論させていただきます。
本案は、新しいスポーツの形態であるアーバンスポーツの普及振興及び地域のにぎわい創出に寄与するため、新田地区に建設中のスケートボードパークを「エアリススケートパーク太田」として本条例に新たに加えるため、条例の一部を改正しようとするものであります。
スケートボードをはじめとしたアーバンスポーツの「できる場」は、太田市内及びその近隣おいても極めて少ない状況であると思われます。東京2020オリンピックのスケートボード競技では、日本人選手の活躍により、金メダル3個など参加した国の中で最多のメダルを獲得しました。今年の夏に開催されるパリオリンピックでも、多くの日本人選手の活躍が期待されるところであります。本施設が整備されることにより、スケートボードをはじめとしたアーバンスポーツ競技の裾野が広がり、将来的には太田市からメダリストが誕生するかもしれません。
エアリススケートパーク太田が整備されることに伴う本条例の一部改正は、今後も多くの利用者が想定される体育施設において、誰もが安全安心に利用することができ、また、施設の適切な管理運営を行っていく観点からも、必要なものと考えます。
以上の理由から、本案を可決すべきものとした市民文教委員会の決定は妥当であることを申し上げまして、議案第25号についての委員長報告に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(矢部伸幸) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(矢部伸幸) これより採決いたします。
最初に、議案第21号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第23号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第24号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第25号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(
矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第26号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和6年3月5日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
健康福祉委員長 松 浦 武 志
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第27号 │太田市特定教育・保育施設及び特定地
域型保育事業の運営に関│ 原案可決 │
│ │する基準を定める条例の一部改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第28号 │太田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に│ 原案可決 │
│ │関する基準を定める条例の一部改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第29号 │太田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及│ 原案可決 │
│ │び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防│ │
│ │のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部│ │
│ │改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第30号 │太田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準│ 原案可決 │
│ │を定める条例の一部改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第31号 │太田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介│ 原案可決 │
│ │護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関│ │
│ │する基準等を定める条例の一部改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第32号 │太田市
介護保険条例の一部改正について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第5、議案第27号から第32号までの6議案を一括議題といたします。
6議案は、健康福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに松浦武志委員長から報告を求めます。
◎健康福祉委員長(松浦武志) ご指名によりまして、健康福祉委員長報告を申し上げます。
去る2月21日に本委員会に付託されました議案第27号から議案第32号の6議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は3月5日に開催し、委員全員及び執行者の出席のもと、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第27号 太田市特定教育・保育施設及び特定地
域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、特定教育・保育施設及び特定地
域型保育事業並びに特定子ども・子育て支援施設等の運営に関する基準の一部を改正する内閣府令及び、書面の保存等における情報通信の技術の利用に関する法律施行規則の一部を改正する命令が公布されたことに伴い、本条例で引用している条文について所要の改正を行うものであります。
委員からは、今回の条例改正により懸案される事項についての質疑があり、このことについては、今回の改正内容は政令指定都市、中核市及び都道府県に関する事務に係るものであり、一般市への影響は特にないとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第28号 太田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第29号 太田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第30号 太田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議案第31号 太田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部改正について、関連する内容を含むことから一括して、ご報告を申し上げます。
4議案は、その条例の基準となる省令が一部改正されたことに伴い、それぞれ所要の改正を行うものであります。本改正により、協力医療機関との連携体制の構築、介護現場の生産性向上、身体拘束等の適正化の推進、「書面掲示」規制の見直し、管理者の兼務範囲の明確化等を図るとのことであります。
委員からは、ケアマネジャーの配置が人員不足等により配置できない場合の対応についての質疑があり、このことについては、配置基準が満たされなければ、介護予防支援事業者としての指定は出せないとのことでありました。
また、現場の人材確保に向けた本市の今後の取組について質疑があり、このことについては、現時点で明確なものはないが、今後、ケアマネジャーの指導などが必要であるとのことでありました。
挙手により採決を行った結果、4議案とも賛成全員により原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第32号 太田市
介護保険条例の一部改正について、ご報告を申し上げます。
本案は、令和6年度から令和8年度までの第9期介護保険事業計画の策定における介護保険料額の改定と介護保険の第1号被保険者保険料の多段階化等に伴う介護保険法施行令の規定の見直しに対応するため、所要の改正を行うものであります。
委員からは、基準額の妥当性及び引下げの余地についての質疑があり、このことについては、介護報酬の改定や高齢者人口の増加に伴い、介護保険の給付費は増大する方向にある。今後懸念される急激な介護保険料の引き上げ等に対応するには、基金残高にある程度の余裕が必要であることから、今回は基準額を据え置くとのことでありました。
また、第9期計画最終年度の見込み基金残高について質疑があり、このことについては、約2.8億円の基金残が見込まれているとのことでありました。
さらに、基金の使い道やサービスの利用者の実態把握についての確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました6議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(矢部伸幸) 議事の都合により、議案第27号から第32号までの6議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(矢部伸幸) これより採決いたします。
最初に、議案第27号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第28号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第29号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第30号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第31号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定いたしました。
次に、議案第32号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和6年3月5日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
都市産業委員長 松 川 翼
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第33号 │太田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関す│ 原案可決 │
│ │る条例の一部改正について(
農業委員会) │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第34号 │太田市
手数料条例の一部改正について(
建築関係事務手数料)│ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第35号 │太田市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律関係手│ 原案可決 │
│ │数料条例の一部改正について │ │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第36号 │太田市
空家等対策の推進に関する条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第37号 │太田市
公共下水道事業設置条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第38号 │太田市公園条例の一部改正について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第41号 │市道路線の廃止及び認定について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第6、議案第33号から第38号まで、及び第41号の7議案を一括議題といたします。
7議案は、都市産業委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに松川翼委員長から報告を求めます。
◎都市産業委員長(松川翼) ご指名によりまして、都市産業委員長報告を申し上げます。
去る2月21日に本委員会に付託されました議案第33号から第38号まで及び第41号の7議案について、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は3月5日に開催し、委員全員及び執行者の出席のもと、審査を行いました。提案理由及び議案の内容につきましては、2月16日の本会議において説明を受けたとおりでありますが、今回の審査に当たり、再度、執行者より詳細な説明を受け、慎重に審査を行ったものであります。
初めに、議案第33号 太田市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、
農業委員会の農業委員及び農地利用最適化推進委員について、事業活動の増加及び社会情勢に鑑み、報酬額を改定するものであります。
委員からは、県内他自治体と比較した農業委員等の事業活動や報酬額の状況についての質疑があり、このことについては、本市は工業都市であることから農地転用における困難事案等が多く、伊勢崎市と比較して苦情対応の平均件数が過去4年間で100件ほど多くなっている。報酬額については高崎市、前橋市が突出して高額となっているが、本条例改正に伴い本市が県内3番目の報酬額になるとのことでありました。
また、平成29年から令和5年までの群馬県最低賃金の上昇率についての確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第34号 太田市
手数料条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、「脱炭素社会の実現に資するための建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」が公布されたことに伴い、新たに創設された建築物の認定に係る手数料について、所要の改正を行うものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第35号 太田市建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する
法律関係手数料条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、「脱炭素社会の実現に資するための建築物の
エネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律」が公布されたことに伴い、建築物
エネルギー消費性能に係る認定の区分等について、所要の改正を行うものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第36号 太田市
空家等対策の推進に関する条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、「
空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律」が公布されたことに伴い、市が空家等に必要最小限度の措置を講ずることができる場合を定めるほか、所要の改正を行うものであります。
委員からは、市が実施する空家等に関する施策及び必要最小限度の緊急安全措置の具体例についての質疑があり、このことについては、所有者に対し空家等の適切な管理を促す通知や解体の要望等を問うアンケートを実施しているほか、破裂した水道管や道路への倒木等について、地域の安全を確保するために緊急的に措置を講じているとのことでありました。
また、緊急安全措置に要した費用の請求相手についての質疑があり、このことについては、空家等の所有者のほか、当該空家等の相続権を有している者を想定しているとのことでありました。
さらに、市内における管理不全空家及び緊急安全措置が求められる空家等の状況についての確認がなされました。
挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第37号 太田市
公共下水道事業設置条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、太田市公共下水道の事業認可拡大及び事業計画期間の延伸を行ったことに伴い、所要の改正を行うものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第38号 太田市公園条例の一部改正についてご報告を申し上げます。
本案は、太田市道路占用料徴収条例に規定する占用料が改定されることに合わせ、公園の占用料についても同様の改定を行うものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第41号 市道路線の廃止及び認定についてご報告を申し上げます。
本案は、市道の10路線1,992メートルを廃止し、25路線2,176メートルを認定しようとするものであります。
委員からは特に質疑もなく、挙手により採決を行った結果、賛成全員により本案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました7議案につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論(終局)
○議長(矢部伸幸) 議事の都合により、議案第33号から第38号まで及び第41号の7議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(矢部伸幸) これより採決いたします。
最初に、議案第33号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第34号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第35号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第36号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第37号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第38号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第41号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
◎ 休 憩
午前10時49分休憩
○議長(
矢部伸幸) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午前11時10分再開
○議長(
矢部伸幸) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 委 員 長 報 告
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第109条の規定により報告します。
令和6年3月8日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
予算特別委員長 久保田 俊
記
┌───────┬────────────────────────────┬──────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第10号 │令和6年度太田市
一般会計予算について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第11号 │令和6年度太田市
国民健康保険特別会計予算について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第12号 │令和6年度太田市後期高齢者医療特別会計予算について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第13号 │令和6年度太田市八王子山
墓園特別会計予算について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第14号 │令和6年度太田市
介護保険特別会計予算について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第15号 │令和6年度太田市太陽光発電事業特別会計予算について │ 原案可決 │
├───────┼────────────────────────────┼──────┤
│議案第16号 │令和6年度太田市
下水道事業等会計予算について │ 原案可決 │
└───────┴────────────────────────────┴──────┘
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第7、議案第10号から第16号までの7議案を一括議題といたします。
7議案は、予算
特別委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに久保田俊委員長から報告を求めます。
◎予算特別委員長(久保田俊) ご指名によりまして、予算
特別委員会の委員長報告を申し上げます。
去る2月27日、本会議において付託されました議案第10号から第16号までの7議案、すなわち令和6年度太田市
一般会計予算及び5つの特別会計予算並びに企業会計予算につきまして、3月6日から8日までの3日間にわたり、慎重に審査を行いましたので、審査における主な質疑、意見及び要望等、順次、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
初めに、一般会計の歳入につきましては、法人市民税の収納見込み率についての質疑があり、このことについては、過年度の収入実績における収納率を基に、物価高や資材高騰の影響等も加味しながら算出を行った。近年のDX推進による事業所の小規模化に伴う法人市民税均等割の課税状況の変化等も踏まえながら、より精度の高い予算編成に努めていきたいとのことでありました。
また、企業版ふるさと納税寄附金の受入れ状況についての質疑があり、このことについては、1社からの人材派遣型による人件費を計上している。本制度の活用により民間企業のノウハウを取り入れながら予算の有効活用が図れるほか、企業にとっても税負担を軽減しながら地域に貢献できるなど、双方にとって大きなメリットがあるため、積極的な周知に努めていきたいとのことでありました。
さらに、マイナンバーカードの交付状況及び更新手続のこと、駐車場使用料のこと、自主財源の確保に向けた法定外目的税の設定のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、教育費に係る歳入につきましては、史跡金山城跡ガイダンス施設の利用状況と今後の活用のこと、体育施設及び社会教育施設の使用料のこと、旧中島家住宅保存修理事業のことについて、質疑、意見、要望がなされました。
次に、歳出につきましてご報告申し上げます。
まず、2款総務費につきましては、合併20周年記念事業の構想についての質疑があり、このことについては、実行委員会が設置されたが、今後新たな組織を立ち上げ、メインの事業として一般市民、交流都市等の方々を含めた約3,000人による「第九」の合唱を行う予定である。さらに、ものづくりのまちとしての歴史や伝統を生かした催しを検討していくとのことでありました。
また、高齢者等交通弱者への買物支援の概要についての質疑があり、このことについては、各地区3名程度、有償ボランティアによる運転手を募り、利用者の自宅からスーパー等への送迎、買物の援助をすることで、地域課題の解消を図っていくとのことでありました。
さらに、EV車を活用した災害訓練実施のこと、ふるさと納税における体験型返礼品のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、3款民生費につきましては、保育園入園申込みの電子申請サービス導入による効果についての質疑があり、このことについては、今までは申請窓口の混雑が常態化していたが、分かりやすい電子申請のフォームデザインに加え、LINEによる情報発信をした結果、全体の75%の申請者に利用していただいた。市民サービスの向上に加え、職員の大幅な時間外勤務削減につながったとのことでありました。
また、児童虐待防止の支援と周知についての質疑があり、このことについては、面前DV等心理的虐待によるケースが多く、要保護児童対策地域協議会にて対応方針を決め、子育てそうだん課の職員や保健師が訪問するなど、見守りを行っているところである。支援が必要と感じたときは、児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」を利用して通報を行っていただけるよう、関係機関との連携や利用への周知を広く図っていくとのことでありました。
さらに、軟骨伝導聴覚補助イヤホンの導入のこと、子育て世帯ベーシックサービスの延長のこと、ファミリー・サポート・センターの利用料金の見直しのことなど多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、4款衛生費につきましては、がん検診の受診率向上に向けた取組についての質疑があり、このことについては、本市の受診率は全国平均を上回っているが、さらなる受診率向上に向けて、受診案内の工夫やプレゼント企画の実施など、普及・啓発に努めていきたいとのことでありました。
また、出産子育て応援給付金の現金支給についての質疑があり、このことについては、国からの推奨もありОTACОで支給しているが、国の動向や近隣他市の状況も見ながら、ケースに応じた支給の手法等を研究していきたいとのことでありました。
さらに、狂犬病予防注射の接種率向上のこと、帯状疱疹予防接種の申請状況のこと、ペーパーラボ導入のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、5款労働費につきましては、なでしこ未来塾の卒業生によるイベント等への出店についての質疑があり、このことについては、昨年の産業環境フェスティバルにおいて、なでしこ未来塾のブースを出店し販売を行った。今後も、合併20周年に合わせたイベントやおおたマルシェへの出店など、様々な機会をつくっていきたいとのことでありました。
次に、6款農林水産業費につきましては、野菜生産農家に対する補助と農産物知名度向上の取組についての質疑があり、このことについては、生産拡大に向けたパイプハウスの設置に対し、補助を行っている。農産物の知名度向上については、ふるさと納税での返礼品をはじめ、関係各課と連携し、全庁的にPRしていきたいとのことでありました。
また、農地の耕作者及び農地所有者に対して行った「私の農地アンケート」の結果と今後の活用についての質疑があり、このことについては、後継者のいない農家が増えている一方で、農地を貸すことに対しては消極的な意見が多かった。今後は、農地パトロールや基盤整備に関する情報としての利用や事業立案の基礎資料とするなど、本市の農業発展に向け、有効に活用していきたいとのことでありました。
さらに、有機野菜を生産する農家への支援のこと、ふれあい農園の護岸改修のこと、農業委員の報酬改定のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、7款商工費につきましては、デジタル地域通貨OTACOの普及率向上の取組についての質疑があり、このことについては、現行のチャージ額に応じたポイント付与のキャンペーンのほか、民間企業が実施するキャッシュレス決済時にポイントを付与するといった仕組みも考えていきたいとのことでありました。
また、太田市合併20周年の記念事業として、尾島ねぷたまつりの弘前市との協賛についての質疑があり、このことについては、尾島ねぷたまつりに友好都市である弘前市を招待し、一緒に祭りを盛り上げていきたいとのことでありました。
さらに、リフォーム支援・空き店舗対策に関すること、消費生活対策における啓発活動のことなど、質疑、意見、要望がなされました。
次に、8款土木費につきましては、市営住宅への入居促進に向けた取組についての質疑があり、このことについては、若年層の新婚夫婦を対象に、市営住宅の空き住戸を活用した入居促進事業を実施し、入居後のリフォームに対する補助金を支給している。事業対象となる市営住宅近辺では、樹木の巨木化や雑草の繁茂が目立つことから、今後は樹木剪定や防草シートの敷設等、周辺環境の整備に努めていくとのことでありました。
また、北部運動公園のリニューアルに向けた考え方についての質疑があり、このことについては、現在北広場において芝生を養生しており、公園のロケーションを生かしたアウトドアアクティビティ等、集客の目玉となるような活用方法が必要であると考えている。今後は関係部局との協議を重ね、合併20周年に合わせたイベント等についても検討を進めたいとのことでありました。
さらに、藪塚地域の土地利用のこと、太田東部幹線整備事業の進捗状況のこと、ふるさと納税制度を活用した空き家管理サービスの導入のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、9款消防費につきましては、消防車両の整備及び救急体制の充実強化についての質疑があり、このことについては、車両の老朽化による更新のほか、救急車を1台増車する。増加する救急の出動要請に対応するため、日勤の救急隊を新たに編成し、必要となる人員の配置も合わせて行うなど、組織全体で消防力を維持・強化していきたいとのことでありました。
また、消防団の現状と課題についての質疑があり、このことについては、消防団員は全国的に減少しているが、地域防災の中核をなす重要な役割を担っていることから、出動報酬を新たに創設するなど、処遇改善を図るとともに、制度内容を市民に広く周知し、団員確保につなげていきたいとのことでありました。
さらに、災害備蓄品の状況と活用方法のこと、自主防災組織による自助・共助の取組のこと、避難所運営への女性の参画のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、10款教育費につきましては、不登校の現状と今後の取組についての質疑があり、このことについては、太田市の不登校出現率は全国平均を下回っている。ここ数年増加傾向にあったが、先生が児童生徒に寄り添いながら、保護者と協力してきめ細かい支援を継続してきたことで、昨年度からほぼ横ばいで推移している。不登校となってしまった場合でも、ふれあい教室を経て学校へ復帰するケースも少なくないことから、多文化共生センターへの移転に合わせ、より一層児童生徒一人一人に寄り添った支援をしていくとのことでありました。
また、文化財の保存と活用についての質疑があり、このことについては、現在、国指定史跡である金山城跡の整備を優先して進めているが、他の文化財施設についても計画的に整備をしており、地域の宝として魅力ある形で後世に残すとともに、子どもたちや本市への来訪者に向けた効果的な発信方法を研究していくとのことでありました。
さらに、太田市運動公園でのイベント開催時における交通渋滞と通信障害の改善のこと、外国人児童生徒への日本語教育のこと、学校給食における事故防止及び非常時の対応のことなど、多くの質疑、意見、要望がなされました。
次に、特別会計につきましてご報告申し上げます。
初めに、介護保険特別会計につきましては、介護認定調査期間の短縮化への取組についての質疑があり、このことについては、今年度から調査員を1名増員し10名体制とすることで、期間短縮の効果が出始めたところである。課内研修を実施し、人材育成を図るなど、さらなる業務の効率化に努めていきたいとのことでありました。
また、本市の認知症患者の人数と事故等へ補償についての質疑があり、このことについては、実数の把握は困難だが、おおむね1万人程度と思われる。事故等への備えとして個人賠償責任保険の導入について、先進事例等を研究していきたいとのことでありました。
次に、太陽光発電事業特別会計につきましては、市内小学校に設置されている太陽光発電設備の想定される被害と修繕費の妥当性についての質疑があり、このことについては、主に落雷による被害を想定している。設置場所が多く、落雷による被害のリスクが高いことから、市内の他の発電所に比べ修繕費が高くなるとのことでありました。
また、除草業務に係る委託料の積算方法について、確認がなされました。
次に、
下水道事業等会計につきましては、本年6月より開始される下水道料金の改定内容と想定される効果についての質疑があり、このことについては、標準世帯においては年間3,600円程度の負担増を見込んでおり、経費回収率は約80%になると想定している。企業会計の原則である独立採算制による事業運営に向けた財政基盤の強化に向け、国の提示する適正単価まで段階的に料金を引き上げる予定であるとのことでありました。
また、下水道接続率の向上に向けた取組について、質疑、意見、確認がなされました。
次に、ただいま申し上げてまいりました多くの質疑、意見及び要望を踏まえての総括質疑についてご報告申し上げます。
初めに、本年元日に発生した能登半島地震を受けて、本市の災害対策についての質疑があり、このことについては、道路や水道などライフラインに甚大な被害が生じた場合、復旧に時間を要するなど、市民生活に著しい支障が生じてしまう。本市では、10年前から水道管の強靱化に取り組んでおり、引き続き市民の生命と財産を守るべく、国・県と連携し、災害に強いまちづくりを進めていきたいとのことでありました。
また、子ども・子育て支援の充実についての質疑があり、このことについては、少子化対策は国・県・市による連携、協力のもと、それぞれが応分の負担をし、対策を講じていく必要がある。今後の支援策として、親が安心して子どもを産み育て、子ども自身も将来に向かって羽ばたいていけるよう、給付型の奨学金制度を創設していきたいとのことでありました。
さらに、地域振興のこと、本市のPR戦略のこと、多文化共生のことなど、質疑、意見、要望がなされました。
挙手により採決を行った結果、議案第10号から第16号までの7議案について、それぞれ賛成全員により可決すべきものと決定されました。
なお、執行者に対しましては、本委員会において委員から多くの意見や要望、提案が出されましたが、審査内容を「第8次実施計画」の実行に積極的に生かしていただき、市長が施政方針で述べた「市民の笑顔があふれる環境づくりを行い、市民の幸福度と満足度を上げていくことに全力で取り組んでいく」との所信を貫き、市政運営を図っていただくよう強く要望するものであります。
以上、予算
特別委員会の審査内容について申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
矢部伸幸) 議事の都合により、議案第10号から第16号までの7議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、18番水野正己議員。
◆18番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第10号及び12号、すなわち、2024年度一般会計、後期高齢者医療特別会計の各予算における主要な問題点を指摘して、反対討論を行います。
最初に申し上げなければならないのは、太田市の新年度予算に大きな影響をもたらす政府の新年度予算案の問題です。
3月2日に衆議院本会議で、自民・公明によって可決された政府予算案は、第1に、憲法違反の長射程ミサイルの開発と大量取得、米軍再編経費など8兆円もの過去最大の軍事費を盛り込んだものです。雇用調整助成金の勘定から1,964億円も軍拡財源に回す一方で、被災地で苦しむ事業者への雇用調整助成金の日額上限はコロナ禍の半分程度、軍事費は民主党政権時に比べ3兆円増額となります。
第2には、企業・団体献金を背景に、大企業への減税や補助金は大盤振る舞いする一方、物価高騰に苦しむ国民への支援や賃上げは全く不十分な上、国民生活に追い打ちをかける負担増まで狙っているという問題です。1.1兆円もの医療・介護の公費負担の削減は、利用者への重い負担増とサービス削減をもたらすものとなります。
自民党の派閥ぐるみで国民を裏切る裏金づくりを何十年も行いながら、その真相究明にも後ろを向き、幕引きを図ろうとする岸田政権に暮らしと平和を踏みにじる予算を押し通す資格など全くないことを指摘しないわけにはいきません。
このような政府予算案のもとで、太田市として市民生活と中小業者、農業経営者の経営を応援するための予算が切実に求められていることを申し上げるものです。
そこで太田市の予算案ですが、一般会計では、まず最初に、子育て支援を前進・継続させながら、学校給食の1人目からの完全無料化や18歳までの医療費無料化で県内市町村を牽引し、今年度からは、県としての18歳までの医療費無料化まで実現させたことは大いに評価するものです。
さらに新年度からは、保育園などを利用する子どものおむつを給付し、中学校卒業時の8万円の支給も継続し、幼稚園、保育園でも、小学校の給食費を上限にした給食費補助を継続することも、やはり大いに評価したいと思います。
また、今議会では、先ほどの予算委員長の報告にもあったように、給付型奨学金を40人から50人を対象に、できれば新年度から始めたいと市長が言及したことには、大きな期待を表明するものです。
そして新年度は、2022年10月から始まった高齢者への補聴器購入補助を継続し、非正規職員である会計年度任用職員の賃金は、昨年の人事院勧告を正面から受け止めて、昨年4月に遡って賃金を引き上げた上で、さらに新年度からは、正規職員同様に勤勉手当も支給することで、ボーナスは正規職員と同じ年4.5月とすることにも、やはり大きな賛同の意を表明するものです。
会計年度任用職員は、昨年4月に遡って手取りの月額で、例えば介護認定調査員が15.8万円に1万円のアップ、学校栄養士は16.9万円に9,000円アップ、消費生活相談員は18.3万円に4,000円アップとなりますが、これに新年度からの勤勉手当2.05月が加わることは、この地域の民間の非正規労働者の賃上げにも波及することが期待されます。今後は、手取り月額12.5万円にとどまっている事務補助の会計年度任用職員のさらなる賃上げを強く要望するものです。
公共交通では、新年度はおうかがい市バスの利用要件を大幅に緩和して、介護度や運転免許、クルマの有無、交通費補助を受けているかどうかにかかわらず、70歳以上の誰もが利用できるようになります。
おうかがい市バスは2台増やして9台となり、
行政センター単位で新たに買物支援も始まりますが、予約が殺到することで利用の希望を満たせないケースも考えられることから、民間タクシー業者との連携・共同を強めることで公共交通網全体を充実するための高齢者タクシー券の交付が求められることを指摘するものです。
そうした今後の課題を考えるなら、22.5億円から29億円まで増額された(仮称)太田西複合拠点公共施設や2.6億円のスケートパーク、2.1億円で購入した大雄建設の物産館に言及しないわけにはいきません。(仮称)太田西複合拠点公共施設の完成後も、新田の3つの
行政センターや藪塚本町の保健センターは存続とされます。そうであるならば、老朽化した新田の図書館や保健センターだけを建て替えるほうがはるかにコストを縮減できることを改めて強く指摘するものです。
こうした箱物や不要な財産取得に多額の税金を注ぎ込みながら、加速し続ける物価高から暮らしと営業、農業を守る予算がないとは言えないはずです。
しかも、太田市の財政調整基金は2022年度末で合併した19年前の2.7倍、132.6億円まで膨れ上がっています。この3月補正後では、残高は108億円とされますが、新年度予算では財政調整基金の取り崩しは36億円と、今年度当初予算の43億円から7億円の減となっています。この間の傾向から考えるならば、2023年度決算後は、さらに財政調整基金が膨れ上がることは想像に難くありません。
今後の太田市には、税金の使い道を、暮らしと営業、農業を守ることを最優先に切り換えて、たまり続けてきた市の貯金132.6億円の財政調整基金を市民のために還元することが切実に求められることを改めて重ねて強く指摘するものです。
国民健康保険特別会計では、2019年度からの1世帯平均8,000円、総額2.4億円の国民健康保険税の値上げは継続されますが、2022年度からの小学校入学前の子どもの均等割の2分の1軽減が継続されることから、反対はしないことを表明するものです。
後期高齢者医療特別会計では、新年度に保険料を値上げすることを指摘しないわけにはいきません。均等割は年4万9,100円に3,400円値上げ、所得割は10.07%に1.18%値上げ、限度額も年80万円に14万円値上げとされます。新年度は激変緩和で所得割は9.36%、限度額は73万円とされ、均等割の2割・5割軽減対象を拡大するものの、3万人に総額3億円、1人1万円の負担増となります。太田市として独自の減免など負担軽減が求められることを強調するものです。
介護保険特別会計では、新年度から3年間の介護保険料の基準額を据え置き、基準額より低い第1段階から第3段階までの保険料を若干ではあるものの引き下げ、保険料を今の12段階から15段階に増やして応能負担を強めることで、基準額より高い段階の人でも、保険料が下がる場合もあることを評価して反対しないことを表明するものです。
今後は、3年後の2026年度末に残高が2.8億円とされる基金や132.6億円の財政調整基金を活用して、基準額そのものを引き下げることを強く求めるものです。
以上、2024年度予算における一般会計、後期高齢者医療会計の各予算における主要な問題点を指摘して反対討論を終わります。
○議長(
矢部伸幸) 次に、4番谷之木勇作議員。
◆4番(谷之木勇作) 公明党の谷之木勇作でございます。議案第10号から第16号までの7議案、すなわち令和6年度太田市各会計予算につきまして、委員長報告に賛成の立場から討論をさせていただきます。
我が国の経済は、雇用・所得環境が改善するもとで、各種政策の効果もあって緩やかな回復が続くことが期待されますが、物価上昇、海外情勢、金融市場の変動等の影響に十分注意する必要があり、国民生活は物価高の影響が大きく、依然として厳しい状況にあります。
こうした中で、市長から提案された令和6年度予算は、一般会計が前年度比1.7%増、過去最大となる909億円、その他の会計と合計すると前年度比1.1%増の1,400億7,552万3,000円というものでありました。
それでは、一般会計を中心に、歳入歳出の内容を見てまいります。
まず歳入ですが、基幹税目である市税においては、コロナ禍からの経済正常化や円安による為替差益等の影響などにより、法人市民税において約27億円という大幅な増を見込んだほか、市街化区域の拡大等の成果により固定資産税でも増収を見込んだ結果、定額減税の影響による個人市民税の減収を見込んだにもかかわらず、全体では6.3%増の412億5,582万1,000円となりました。
また、投資的経費の財源として活用する市債については、65億4,150万円の計上で前年度比5%の減となっているものの、償還元金の減少も進んでいる結果、償還元金を超えない市債の発行という本市の基本方針の達成は、当初予算においては難しい状況となるようです。
第8次実施計画に基づき、本市の活力維持につながる各投資事業を着実に進める財源として必要であったという点は理解しましたので、将来世代への過度な負担にならないよう、今後とも適正な市債管理をお願いするところであります。
そして、結果的に不足する財源調整として本市の貯金とも言える財政調整基金からの繰入金は前年度比7億円の減額となる36億円となっております。今後も年度間の財源調整、あるいは災害時の復旧などに備えるため、一定規模の残高を確保しつつ、今、暮らしている市民への還元とのバランスを考慮しながら有効活用を図っていただくよう要望いたします。
一方、歳出ですが、第8次実施計画事業の着実な推進を図るなどの6つの基本的な予算編成方針に基づいて、様々な行政課題への積極的な取組を念頭に編成されているとのことであります。
まず、教育文化の向上では、引き続き外国人児童生徒への日本語指導助手や、不登校対策として教育相談員の配置によるきめ細やかな指導を図るほか、小学校照明器具のLED化や自校方式による給食施設整備など教育環境の改善と充実が図られています。また、スポーツ施設の照明改修に取り組むほか、新たに弓道場の建設に着手するなどスポーツ施設の環境改善が図られ、市民のスポーツ振興が推進されることに期待するところです。
福祉健康の増進では、学校給食費の完全無料化や子育て世帯ベーシックサービス事業に引き続き取り組むほか、新たに、保育園等利用児童おむつ給付事業を開始するなど、本市独自の子育て支援策のさらなる充実が図られている点は高く評価するものです。
さらには、重層的支援体制整備事業、救急医療対策事業など福祉の充実と市民の健康及び医療体制整備に取り組むとのことです。
生活環境の整備では、市道における区画線等の維持整備を重点的に取り組むほか、一般廃棄物選別施設の整備やペーパーラボの設置により、ごみ分別への意識向上や資源化の推進を図るとともに、防犯対策事業、空家対策事業などにより、安全安心なまちづくりに努めるとのことです。
産業経済の振興では、地域経済の活性化を図るため、商店リフォーム支援事業や空き店舗対策支援事業のほか、デジタル地域通貨(OTACO)事業により、キャッシュレス化と市内消費の拡大を進めていくとともに、農業振興では、引き続き、経営支援及び農地の集積・集約化や有害鳥獣対策の強化を進めるほか、新たに耕作放棄地への花の植栽を実施していくとのことです。
都市基盤の整備では、市民要望の多い道路や用排水路などの整備・維持補修の予算、さらには市民から人気の高い住宅リフォーム支援事業の予算をそれぞれ拡大して措置している点は高く評価するものです。
また、交通弱者対策として、買物困難地域高齢者支援事業を新たに開始するほか、公園の環境整備事業や市街地再開発事業、公営住宅集約促進事業などにも取り組むとのことです。
健全な行政運営の推進では、引き続き(仮称)太田西複合拠点公共施設の建設を進めていくほか、本庁舎や
行政センターの保全改修による施設の長寿命化や多文化共生センターおおたや南庁舎の改修による公共施設の再編及び有効活用に取り組むとのことです。
また、(仮称)太田西複合拠点公共施設の完成に当たっては、スケートパークとともに西地区のにぎわいの創出と交流人口の増加を大いに期待する一方で、効率的な管理運営によりランニングコストの縮減に努めていただくよう要望するとともに、既存公共施設の維持管理や更新の費用削減に向けて、さらなる施設の長寿命化と総量縮減に取り組んでいただくよう、強く要望いたします。
以上、一般会計の歳入歳出の内容を申し上げてまいりましたが、令和6年度太田市各会計予算は、市民が本市にプライドを持って暮らし、より一層自慢できるまちづくりに取り組んでいく内容となっております。
終わりになりますが、今定例会において議員から多くの意見、要望、提案が出されました。執行者におかれましては、今後の予算執行の中で、これらを的確に反映していただくことを強く要望して、令和6年度各会計予算に対する賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(矢部伸幸) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(矢部伸幸) これより採決いたします。
最初に、議案第10号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第11号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第12号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第13号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第14号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第15号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
次に、議案第16号を採決いたします。
本案に対する委員長の報告は、原案可決です。
本案を委員長報告のとおり決定することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(
矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は委員長報告のとおり決定されました。
◎ 委 員 長 報 告
請 願 審 査 報 告 書
本委員会に付託の請願を審査の結果、下記のとおり決定したから会議規則第143条の規定により報告します。
令和6年3月5日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
健康福祉委員長 松 浦 武 志
記
┌─────┬───────────┬──────────┬────┬────┬────┐
│ 受理番号 │ 件 名 │ 請願者の住所・氏名 │審査結果│ 意 見 │措 置│
├─────┼───────────┼──────────┼────┼────┼────┤
│請願第7号│
パンデミック条約締結及│群馬県太田市 │ 不採択 │願意の趣│ │
│ │び
国際保健規則改正に係│飯塚町1039-17 │ │旨に沿い│ │
│ │る情報開示を求めること│新井良雄 │ │かねる │ │
│ │について │ │ │ │ │
└─────┴───────────┴──────────┴────┴────┴────┘
<不採択の理由>
新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの教訓を踏まえ、WHOを中心として、各国でその対応を協議している。その協議内容はその都度公開され、だれでも閲覧できるようになっており、各協議は公平公正で透明性の高いものであると考えられる。また、会合中にテドロスWHO事務局長から、いわゆる「パンデミック条約」は、国家主権をWHOに対して譲渡するものではない旨の発言があったことが資料に記載されている。
このように、国やWHOは法令に則って協議を行い、条約や規則の改正に向けた準備を進めており、それらの条約・規則が国家主権を脅かすものではなく、本市として協議内容の情報開示等を求める必要はないものと考えられることから、本請願の趣旨は妥当とはいえないため。
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第8、請願第7号を議題といたします。
本件は健康福祉委員会に付託いたしたものであります。
審査報告書の朗読を省略し、直ちに松浦武志委員長から報告を求めます。
◎健康福祉委員長(松浦武志) ご指名によりまして、健康福祉委員会に付託されました請願第7号
パンデミック条約締結及び
国際保健規則改正に係る情報開示を求めることについて、審査の経過と結果をご報告申し上げます。
本委員会は、3月5日に委員7名及び執行者の出席のもとに委員会を開催し、請願を審査いたしました。
本請願につきましては、昨年12月定例会に付託され継続審査となったものであります。
執行者への確認において委員からは、パンデミック条約と
国際保健規則改正に関わる協議について、直近の動向についての質疑があり、このことについては、昨年11月、12月に、第7回政府間交渉会議が開催され、加盟国間で各条文に関する議論が行われた。会合中、テドロスWHO事務局長から、いわゆる「パンデミック条約」は、国家主権をWHOに対して譲渡するものではない旨の発言があったとのことでありました。
また、県内他市における同内容の請願等の提出状況のことについて確認がなされました。
本請願の取扱いにつきましては、新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの教訓を踏まえ、WHOを中心として、各国でその対応を協議している。その協議内容はその都度公開され、誰でも閲覧できるようになっており、各協議は公平公正で透明性の高いものであると考えられる。
また、国やWHOは法令にのっとって協議を行い、条約や規則の改正に向けた準備を進めており、それらの条約・規則が国家主権を脅かすものではないことから、本請願の趣旨は妥当とは言えないため、不採択とすべきとの意見がありました。
さらに、請願書に記載されている内容に一部事実と異なる情報が含まれていることから、不採択とすべきとの意見がありました。
挙手により採決を行った結果、挙手するものなく、不採択とすべきものと決定いたしました。
以上、本委員会に付託されました請願第7号につきまして、審査の経過と結果をご報告申し上げましたが、よろしくご審議の上、委員会の決定のとおりご賛同賜りますようお願い申し上げまして、委員長報告といたします。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの委員長報告に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 討 論
○議長(
矢部伸幸) これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、8番仁藤すぐる議員。
◆8番(仁藤すぐる) 参政党の仁藤すぐるです。請願第7号に賛成の立場で討論いたします。
パンデミック条約とは、パンデミックの予防、備え及び対応に関するWHOの新たな法的文書のことです。新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの教訓を踏まえ、WHOの権限強化を図るため、2021年のWHO総会で新条約の議論が開始され、今年5月の総会で、この妥結を目指して現在、各国政府間協議が進められています。また、WHOでは、
国際保健規則IHRの改定作業も進められており、IHRとは、WHO憲章に基づき、WHO加盟国に適用される保健規則のことです。条約とは異なり、改定版が採択されると、加盟国における国内手続がなくても発効してしまうおそれがあります。
既にWHOのウェブサイトには、パンデミック条約の草案及び修正案が掲載されており、以下の内容が含まれております。1つに、加盟国がWHOの勧告に従うこと及び法的拘束力を持つこと。2つに、WHOが国際的なワクチン配分計画を作成し、これに基づき、加盟国がワクチンの製造及び供給を行うこと。3つに、ワクチン等の健康製品の迅速な普及のため、先進国は途上国に対する経済的、技術的及び人的資源の提供等の援助義務が課せられること。現在までのWHOの協議内容は公開され、誰でも閲覧できるようになっており、また、WHOのテドロス事務局長から、パンデミック条約は国家主権をWHOに対して譲渡するものではない旨の発言があったとのことでした。
しかしながら、日本国政府は、このパンデミック条約について概略を提示したのみで、内容が妥当かどうかの国内での議論内容を開示しておらず、パンデミック時、またパンデミック後の国民生活に及ぼす影響について十分な議論が行われたとは言えません。パンデミック条約と
国際保健規則の大幅改定は国際的な約束であり、その名称が条約であるかどうかにかかわらず、国会で審議されるべきものです。これはパンデミックに対する考え方、対処方針が各国の事情によって異なるためです。
しかし、2024年2月27日、衆議院予算委員会において、立憲民主党の原口一博議員の質問に対し、川上陽子外相は、国会の承認を受けずに拘束を受け入れますという驚愕の回答をしました。公式な改正案も出てこない。審議内容の詳細も公開されない。日本政府がどう進めようとしているのかも分からない。ない、ない、ないの3ないの状況です。これは一見すると国政の問題のようですが、条約が制定されると、法律は条例を通じて私たちが住む本市の市民生活にも少なからず影響があります。条約や法律の内容を確認することは、関連する条例をつくったり、行政を運営していく中でも非常に重要なことと考えます。
しかし、このような重要な情報が開示されていない状況では、市民の代表である市議会議員の私たちもほとんど内容を把握できず、将来市民がこうむる不利益のリスクを評価できないままとなってしまいます。市民の皆さんの生活に影響があるものですから、まずは広く情報の周知、また分かりやすく国民に周知することが必要だと考えます。
以上の理由から、私はこの請願に賛成します。議員の皆様のご賛同を心よりお願いいたします。
以上で賛成討論を終わります。ありがとうございます。
○議長(
矢部伸幸) 次に、14番渡辺謙一郎議員。
◆14番(渡辺謙一郎) 太田クラブの渡辺謙一郎でございます。健康福祉委員会に付託されました請願第7号
パンデミック条約締結及び
国際保健規則改正に係る情報開示を求めることについてを採択することに反対の立場から討論させていただきます。
世界保健機関WHOは、疾病の国際的伝播を最大限防止することを目的とした
国際保健規則を定めております。また、各国の新型コロナウイルス感染症対応の教訓を踏まえ、WHOの強化を含めた世界の健康危機への対応力の構築・強化に関し、議論が行われ、現在の
国際保健規則の改正とパンデミックの予防、備え及び対応に関する新たな法的文書「パンデミック条約」の作成に向けた交渉が行われております。
パンデミック条約と
国際保健規則改正に関わる協議について、最新情報や各資料は外務省のホームページなどでその都度公開されており、誰でも閲覧できるようになっております。また、会合中に、テドロスWHO事務局長から、いわゆる「パンデミック条約」は、国家主権をWHOに対して譲渡するものではない旨の発言があったことが資料に記載されております。
このように、パンデミックによる甚大な被害を再び繰り返すことがないよう、国やWHOは法令にのっとって協議を行い、条約や規則の改正に向けた準備を進めております。各協議についての情報は随時公開され、さらにそれらの条約・規則が国家主権を脅かすものではないと明言されております。
以上の理由から、請願を不採択とすべきものとした健康福祉委員会の決定は妥当であり、請願第7号について、採択することに反対の討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(
矢部伸幸) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
矢部伸幸) これより採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、不採択です。
したがって、原案について採決いたします。
本件を原案のとおり採択することに、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 少 数)
○議長(
矢部伸幸) 賛成少数、よって本件は不採択と決定いたしました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第1号
太田市議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定について
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第9、議会議案第1号を議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。
高橋えみ議会運営委員長。
◎議会運営委員長(高橋えみ) ご指名によりまして、議会議案第1号
太田市議会議員の請負の状況の公表に関する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議案書1ページをご覧ください。
本案は、令和4年12月の
地方自治法の一部改正により、議員のなり手不足の解消を図るために、議員の請負に関する規制が緩和され、各会計年度において総額300万円までは議員個人による市との請負契約が可能となったことに伴いまして、請負状況の透明性を確保し、議会運営の公正及び事務執行の適正化を図る必要があることから、市議会議員の請負状況の公表に関する条例を定めようとするものでございます。
条例の要旨といたしましては、毎年6月1日から同月30日までの間に、前会計年度における市に対する請負状況について、議長へ報告を行うとともに、その内容を公表し、閲覧の請求があった場合には、報告書等の閲覧を可能とするものでございます。
なお、附則につきましては、この条例の施行日を公布の日とし、令和5年4月1日に始まる会計年度における請負から適用するものでございます。
以上、本案の提案理由をご説明いたしましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(矢部伸幸) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
矢部伸幸) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第2号
太田市議会会議規則の一部改正について
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第10、議会議案第2号を議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。
高橋えみ議会運営委員長。
◎議会運営委員長(高橋えみ) ご指名によりまして、議会議案第2号
太田市議会会議規則の一部改正について、提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議案書の3ページをご覧ください。
本案は、令和5年4月の
地方自治法の一部改正により、住民からの請願書の提出や国会に対する意見書の提出など、地方議会に係る手続のオンライン化が可能となることに伴い、
地方自治法に規定されている手続のほか、各市議会の会議規則により規定されている手続についても一括してオンライン化を可能とするために、標準市議会会議規則が改正されたことから、本市議会においても同様に諸手続のオンライン化を可能とするよう、所要の改正を行おうとするものでございます。
改正の要旨といたしましては、第9章の「補則」中に、各種手続のオンライン化に対応する通則的な規定を新設することで、規則内で規定されている手続全般のオンライン化が可能となるよう改正を行うとともに、長期にわたり会議規則の見直しが行われていなかったことから、現状の議会運営の実態に則した内容となるよう、規定の見直しや所要の文言の整理を行おうとするものでございます。
なお、附則といたしましては、施行期日を令和6年4月1日とするものでございます。
以上、本案の提案理由をご説明いたしましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(矢部伸幸) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
矢部伸幸) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議会議案第3号
太田市議会委員会条例の一部改正について
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第11、議会議案第3号を議題といたします。
朗読を省略し、直ちに提出者から提案理由の説明を求めます。
高橋えみ議会運営委員長。
◎議会運営委員長(高橋えみ) ご指名によりまして、議会議案第3号
太田市議会委員会条例の一部改正について、提案理由の説明を申し上げます。
お手元の議案書10ページをご覧ください。
本案は、令和6年4月1日からの組織機構の改編により新設される「地域振興部」の所管に関する事項について、市民文教委員会の所管事項に加えるとともに、地方議会に係る手続のオンライン化を図るために、標準市議会委員会条例が改正されたことに伴い、改正後の条例と同様の規定となるよう、所要の改正を行おうとするものでございます。
なお、附則といたしましては、施行期日を令和6年4月1日とするものでございます。
以上、本案の提案理由をご説明いたしましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますよう、お願い申し上げます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(矢部伸幸) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、本案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより討論に入ります。
討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
矢部伸幸) これより採決いたします。
本案を原案のとおり可決することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 全 員)
○議長(
矢部伸幸) 賛成全員、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎ 議 案 上 程
議案第 43号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設建設事業
建築主体工事請負契約の変更について
議案第 44号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設等総合駐車場整備工事請負契約締結について
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第12、議案第43号及び第44号の2議案を一括議題といたします。
朗読を省略し、直ちに執行者から提案理由の説明を求めます。
高橋企画部長。
◎企画部長(高橋亮) それでは、企画部が所管いたします議案第43号及び第44号の2議案について、提案理由のご説明を申し上げます。
初めに、議案第43号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設建設事業
建築主体工事請負契約の変更について、議案書の1ページをご覧ください。
本案は、令和4年12月6日、議案第108号により議決を経て、石川建設株式会社と請負契約を締結しました(仮称)
太田西複合拠点公共施設建設事業の建築主体工事につきまして、施設の実用性、安全性を考慮し、外壁建材の仕様及びユニット工事である造作家具、可動間仕切りの数量等を変更したいため、これらに係る費用について契約金額の増額変更を行うものでございます。
また、コロナ禍での労務効率の低下及び資材の品薄による鉄骨の納期に想定以上の期間を要したため、工期の変更を行うものでございます。変更前の契約金額13億2,979万円が変更後は1億8,667万円増の15億1,646万円となり、変更契約の締結に当たり、議会の議決をお願いするものでございます。
次に、議案第44号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設等総合駐車場整備工事請負契約締結について、議案書の3ページをご覧ください。
本案は、(仮称)
太田西複合拠点公共施設等総合駐車場整備工事について、契約金額1億6,500万円で株式会社石宝代表取締役石橋秀と契約を締結しようとするものでございます。
契約の方法は、条件付一般競争入札でございます。
なお、工事の概要、平面図等は添付のとおりでございます。
以上、企画部が所管いたします2議案について、提案理由のご説明を申し上げましたが、よろしくご審議の上、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
◎ 休 憩
午後0時17分休憩
○議長(矢部伸幸) この際、暫時休憩いたします。
◎ 再 開
午後0時17分再開
○議長(
矢部伸幸) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◎ 質 疑(終局)
○議長(
矢部伸幸) これより質疑に入ります。
ただいまの説明に対し、ご質疑ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 別にご質疑もないようですから、以上で質疑を打ち切ります。
◎ 委員会付託の省略
○議長(
矢部伸幸) お諮りいたします。
2議案につきましては、会議規則第37条第3項の規定により委員会への付託を省略いたしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、2議案につきましては、委員会への付託を省略することに決定いたしました。
◎ 討 論
○議長(
矢部伸幸) 議事の都合により、議案第43号及び第44号の2議案についての討論は一括とし、採決は議案ごとといたします。
これより討論に入ります。
討論の通告がありますので、順次発言を許します。
最初に、18番水野正己議員。
◆18番(水野正己) 日本共産党の水野正己です。議案第43号及び第44号に対する反対の理由を指摘して討論を行います。
ただいまの提案理由の説明にもありましたが、まず、議案第43号は、(仮称)太田西複合拠点公共施設の建設工事費を1億8,667万円増額して15億1,646万円にするためのものとされます。その理由は、施設の実用性、安全性を考慮して、外壁建材の仕様変更やユニット工事となる造作、つまり、作りつけの家具や可動式の間仕切りの数量を変更するためとされます。
そして、議案第44号は、(仮称)太田西複合拠点公共施設と、そして、そこに隣接するスケートパークの両方の駐車場を建設するためのものとされます。新田の複合施設は、総事業費が29億円まで膨れ上がりましたが、当初計画では新田の図書館と3つの
行政センター、新田と藪塚本町の保健センターを統廃合するためのものとされていました。
しかし、完成後は新田の3つの
行政センターや藪塚本町の保健センターは当面ということでしょうが、存続とされます。私は、当初から地域住民に身近な
行政センターや保健センターを統廃合するために、多額の税金を投入すべきではないことを重ねて指摘してきましたが、今回の工事費の増額変更によって、老朽化した新田の図書館や保健センターだけを建て替えるほうがはるかにコストを縮減できることを改めて強く指摘するものです。
駐車場の整備、建設についても同様と言えます。29億円の(仮称)太田西複合拠点公共施設設と2.6億円のスケートパークの両方のための総合駐車場となりますが、そもそもその2つの施設の必要性が根本から問われることを、やはり改めて指摘しないわけにはいきません。税金の使い方として、今、優先しなければならないのは、こうした不要不急の箱物ではなく、加速し続ける物価高から暮らしと営業、農業を守る手だてであることは言うまでもありません。
以上、議案第43号、第44号における反対の理由を申し上げて、討論を終わります。
○議長(
矢部伸幸) 次に、7番高野博善議員。
◆7番(高野博善) 創政クラブの高野博善でございます。議案第43号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設建設事業
建築主体工事請負契約の変更について及び議案第44号 (仮称)
太田西複合拠点公共施設等総合駐車場整備工事請負契約締結について、原案に賛成の立場から討論させていただきます。
初めに、議案第43号でございますが、本案は、令和4年12月6日、議案第108号により議決を経て、石川建設株式会社と請負契約を締結しました(仮称)
太田西複合拠点公共施設建設事業の建築主体工事につきまして、当初の契約金額13億2,979万円から1億8,667万円増の15億1,646万円で請負契約の変更を行おうとするものであります。
工事の変更内容としましては、外壁建材の仕様を波型スレートから金属化粧板に変更するとともに、カウンター等の造作家具や可動間仕切りの数量を変更することにより、施設の実用性と安全性の向上を図るものであります。予算につきましては、去年9月定例会の補正予算にて増額計上されております。
また、コロナ禍における労務効率の低下や資材の品薄により鉄骨の納期に想定以上の期間を要したことから、適正な工期を確保するため、関連工事を含め3か月の工期延長を行い、令和6年10月31日までとするものであります。
なお、開館時期につきましては、当初の予定どおり、令和6年度内に開館するという計画に変更はないとのことであります。
続きまして、議案第44号でございますが、本案は(仮称)太田西複合拠点公共施設、エアリススケートパーク太田及び新田庁舎の駐車場の一体的な整備工事について、契約金額1億6,500万円で、株式会社石宝と契約を締結しようとするものであります。
駐車場台数は約200台を確保し、新しく生まれる2つの施設と既存施設を含めた周辺環境との調和を図るとともに、一体整備による工事コストの削減、利用者の利便性への配慮に努める計画であります。当該エリアは、西地区のにぎわい創出の拠点として地域住民からの期待も高く、本年6月にはスケートパークのオープンも控えておりますことから、円滑な事業着手が必要と考えます。
以上の理由から、議案第43号及び第44号を可決すべきものとする賛成討論とさせていただきます。
◎ 討 論 終 局
○議長(矢部伸幸) 以上で通告による討論は終わりました。
他に討論ありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 他に討論もないようですから、以上で討論を打ち切ります。
◎ 表 決
○議長(
矢部伸幸) これより採決いたします。
最初に、議案第43号を原案のとおり可決することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(
矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は原案のとおり可決されました。
次に、議案第44号を原案のとおり可決することについて、賛成、反対いずれかのボタンを押してください。
表決漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) 表決漏れなしと認め、確定いたします。
(賛 成 多 数)
○議長(
矢部伸幸) 賛成多数、よって本案は原案のとおり可決されました。
◎
特別委員会継続調査の件
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 書
本委員会は、調査中の事件について下記により閉会中もなお継続調査を要するものと決定したから、会議規則第110条の規定により申し出ます。
令和6年3月15日
太田市議会議長
矢 部 伸 幸 様
議会改革推進特別委員長 高 木 きよし
記
1 事 件 市政に市民の意見を反映させ、更なる議会の活性化を図り、市民に分かりやすい開かれた議会を実現するための手法について、調査研究を行うことについて
2 理 由 なお調査を要するため
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第13、
特別委員会継続調査の件を議題といたします。
議会改革推進特別委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
議会改革推進特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、
議会改革推進特別委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 特定事件の閉会中継続調査の付託
閉 会 中 継 続 調 査 申 出 一 覧 表
┌─────────┬───────────────────────────────────┐
│ 委 員 会 名 │ 件 名 │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│議会運営委員会 │1 議会の運営に関する事項について │
│ │2 議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項について │
│ │3 議長の諮問に関する事項について │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│総務企画委員会 │1 市行政の総合企画のことについて │
│ │2 行政改革の推進のことについて │
│ │3 行財政運営及び市有財産の管理のことについて │
│ │4 防災対策のことについて │
│ │5 市税の賦課等のことについて │
│ │6 市税の徴収及び公金滞納整理のことについて │
│ │7 消防・救急体制のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│市民文教委員会 │1 住民サービスの向上及び市民生活の支援・相談のことについて │
│ │2 公共交通体系のことについて │
│ │3 地域コミュニティ及び
行政センターのことについて │
│ │4 文化振興、生涯学習及び社会教育のことについて │
│ │5 スポーツ振興のことについて │
│ │6 学校における教育環境の整備等のことについて │
│ │7 青少年の健全育成のことについて │
│ │8 文化財の保全及び活用のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│健康福祉委員会 │1 社会福祉のことについて │
│ │2 保険事業、医療年金及び保健衛生のことについて │
├─────────┼───────────────────────────────────┤
│都市産業委員会 │1 商業・観光施策及び工業・労政施策のことについて │
│ │2 環境衛生及び清掃事業のことについて │
│ │3 農業施策のことについて │
│ │4 都市計画の策定及び区画整理等の基盤整備のことについて │
│ │5 道路、住宅の整備及び維持管理のことについて │
│ │6
下水道事業等のことについて │
│ │7 公園、緑地の整備及び維持管理のことについて │
│ │8 公有地の拡大及び取得のことについて │
└─────────┴───────────────────────────────────┘
○議長(
矢部伸幸) 次に、日程第14、特定事件の閉会中継続調査の付託を議題といたします。
議会運営委員長及び各常任委員長から、目下、委員会において調査中の事件につき、会議規則第110条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり閉会中の継続調査の申し出があります。
お諮りいたします。
各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(
矢部伸幸) ご異議なしと認めます。
よって、各委員長から申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定いたしました。
◎ 議 長 挨 拶
○議長(
矢部伸幸) 3月定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。
本定例会は、2月15日から本日までの30日間にわたり開催されました。この間、皆様には、令和6年度当初予算をはじめとする数多くの重要案件等について、熱心にご審議いただき、本日ここに無事閉会の運びとなった次第でございます。ここで議長といたしまして、本会議及び委員会における議員各位の多大なるご協力と執行者各位のご努力に対し、深く敬意を表するものでございます。
さて、今定例会におきましては、総括質疑をはじめ、予算あるいは条例等のご審議を通じ、議員各位から貴重な意見、提言が出されました。
執行者各位におかれましては、今定例会において成立を見た議案等の執行に際しては、議会における意見、要望等を十分に尊重され、今後の市政運営に反映いただきますとともに、より一層のご努力を期待するものであります。
議会といたしましても、太田市のさらなる発展に向け、今後とも一丸となって努力してまいる所存でございますので、よろしくお願い申し上げます。
結びに当たり、長年にわたり本市行政のためにご尽力いただき、この3月末をもって、一つの節目を迎える執行者の皆様のその輝かしいご功績に対し敬意を表しますとともに、これまでのご労苦に心から感謝申し上げます。今後とも、市政発展のため、ご協力いただけますようお願い申し上げます。
終わりに、議員及び執行者各位の今後ますますのご活躍とご健勝をご祈念申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。誠にありがとうございました。
◎ 市 長 挨 拶
○議長(
矢部伸幸) 続きまして、市長からご挨拶があります。
清水市長。
◎市長(清水聖義) 3月定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。
2月15日から長期間にわたりまして、慎重な審議の上、全ての議案に可決をいただきました。本当にありがとうございました。
今年は元旦に能登地方で大きな地震が発生し、心が痛む年明けとなりました。インフラ復旧の長期化が懸念され、今も約1万人の方が避難生活を続けております。被災地の一日も早い復興を願うとともに、激甚化、頻発化する災害に対し、我々としても防災力を高め、国、県、他の自治体との連携を密に図りながら、市民の命と財産を守っていきます。
熱心にご議論いただいた予算は、ご承知のとおり、過去最大規模になりました。将来を見据え、バランスの取れた編成ができたのは、市内企業それぞれのご努力、それから市街化編入、そしてまた企業誘致等を積極的に実施してきた成果によるものと確信しております。新年度は、スケートパークや(仮称)太田西複合拠点公共施設、まだ名前が決まっておりませんけれども、これが完成をしまして、また市の玄関口として太田駅南口周辺の再整備に着手し、新たなにぎわいの創出が期待されております。今後も健全な財政運営に努め、市域の均衡ある発展を目指し、まちの価値を高めてまいります。
一方、人口減少が叫ばれる中、出生数は8年連続過去最少を更新し、将来推計人口では働き手が激減するという厳しい将来像が示されました。国は、こども未来戦略として若い世代の所得向上に向けた取組等を掲げておりますけれども、本市としましても、いち早く子育てしやすい環境づくりに努めてきたところであります。引き続き、子どもを主役に子育て支援策の充実を図りながら、持続可能なまちづくりを進めてまいります。
いよいよ合併から20年を迎えます。当時と比べ、予算や預金残高は大幅に増え、市債残高も確実に減らすことができ、自慢のできるプライドを持てるまちに成長してきました。これからも皆さんの声を尊重し、予算
特別委員会でも申し上げましたが、サイズというのが非常に大事な時代を迎えると思っておりまして、これを広げる努力をしながら、市民の幸福度、満足度を一層上げてまいります。
議員の皆さんにおかれましては、健康にご留意され、本市の発展に向け、ますますご活躍されますことをご祈念申し上げ、閉会に当たってのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
◎ 閉 会
○議長(
矢部伸幸) 以上をもちまして今定例会の議事全てを終了いたしましたので、これをもって閉会いたします。
午後0時34分閉会...